約 8,637 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2076.html
ドクター35 口裂け女 都市伝説の吹き溜まりとでも言うべきこの学校町には、多数の口裂け女が存在している バリエーションも地方差により豊富で、それでいて確固たるイメージがあるせいだろう そして、彼女達の多くは人を襲い傷付け時には死に至らしめ、やがて違う都市伝説と契約した人間と遭遇し――殺される そんな末路が予想される事を、別段疑問には思わなかった 周りは皆そうなのだから、そういうものだと思っていた 時折、他の都市伝説に襲われている人間に契約を持ち掛け、助けようとする同属もいた だが名の知れた、つまり攻撃手段も弱点も知れ渡った都市伝説の力など、たかが知れている そもそも、人間を圧倒する程度の身体能力を持っている程度では、様々な異能を使いこなす他の都市伝説に敵うはずもない この町では、所詮はやられ役でしかないのだ だが、それで生き方が変わる事も無い 薬で殺され、叩き潰されても、血を吸い種を残す蚊のように 人間を脅かし、傷付けて、恐怖と伝承を以って種を残すのが存在意義なのだから だからこそ、彼女はいつもと変わらぬ足取りで歩み 前を歩く男女二人に向かって声を掛ける 「ねえ、そこのお二人さん」 先に振り返ったのは男の方だった まだ若い大学生ぐらいの年齢の男は、マスクとロングコート姿の彼女の姿を見てすぐに警戒の色を浮かべる 「ドクター、返答をしないで下さい。すぐに倒します」 腰に下げていた布袋から、鎖で繋がれた棒状の武器を取り出す男 その節がすぐさま繋ぎ合わされ、一本の長い棍の形になる 戦い慣れている、そう理解できる反応と表情だった 「私、綺麗?」 諦めたわけではない 自棄になったわけではない そもそもそんな感情があるわけではない ただ役目を全うするために 己の存在意義のために 口避け女は、自らの伝説の常套句を告げ 返答をする事なく、微塵の容赦も見せずに攻撃を繰り出した男の一撃が 「待ちたまえ」 女の一言で、身体に触れる寸前で止まった 「女性に問われた以上は返答をせねばなるまい」 「何を言ってるんですかドクター、返答をするのは攻撃のスイッチを入れるようなものです。口裂け女の話ぐらい知っているでしょう?」 「知っているからこそ、ボクには常々言ってやりたい事があるのだ」 女はやや不機嫌そうにそう告げると、つかつかと口裂け女に歩み寄る 「綺麗か、そう聞かれればこう答えよう。綺麗だと」 その言葉に、口裂け女は確固たる反応を持ち合わせている 真っ直ぐに見詰めてくる女の視線に、マスクで隠していた頬が耳まで裂けた口を見せ付け 「これでも綺麗だって言うの?」 「勿論だ! 何故ならボクはこの世に存在するありとあらゆる女性を愛しているからだ! むしろあの世だろうが異次元だろうが女性は全て愛し慈しみ守るべき対象であるとここに宣言しよう!」 即答だった 余りにも素早い解答とアレな内容に、口裂け女の方が一瞬呆気に取られていた だが素顔を見せても綺麗だと答えたのなら、その返答への対応は既に決まっている 「そう……それなら、あなたも同じようにしてあげる!」 口裂け女の手に大振りな鎌と裁ち鋏が現れ、それを女の顔目掛けて振り下ろそうとした、その瞬間 「その傷跡も含めて、それが君の個性だ。全て同じになったらそれは標準であり何の価値も無くなるではないか」 「……は?」 「いやいや標準的な女性もそれはそれで良いものだが、傷跡の一つや二つはアクセントだとボクは思う。それを含めて君という個すべてを愛したいと心の底から思っているのだ」 ぽふ、と音を立てるほどに耳まで裂けた頬を染める口裂け女 「だが……この傷跡が嫌だというのなら、ボクが必ず治そうではないか。都市伝説という存在であるためにアイデンティティを消せないというのなら」 伸ばされた手が背中に回され、優しく、とても優しく抱き締められる 「君を人間にしてでも、必ずその傷跡を消してみせる」 口裂け女の手からは、既に物騒な刃物は消え失せていた 「ボクが君を愛する事にせよ、君を治す事にせよ……それはボクを信じてくれるかどうか、まずはそれからだ」 与えられた役目を果たしていただけの命に、選ぶべき道を示してくれた 外の世界への扉を開いてくれた、そんな気がして 「よろしく、お願いします」 胸が一杯で、それを言うのが精一杯だった そして、それを察するように、よくできましたと言わんばかりに頭を撫でられる 「ところで、その傷に触れてみてもいいかね? 痛みなどがあるなら遠慮しておくが」 「え、いいえ、特に痛みとかはな無いです。元からこういう形みたいなものですから」 「ふむ、それでは」 「へ、あ、ええっ!?」 そっと頬に添えられた手 そして傷跡に触れる唇と舌先の感触 「あ、そんなっ、はわっ、わ!?」 上擦った声が漏れる口裂け女 そんな状況を察して、男は視線を逸らし 「適当な頃合に迎えに来るよう、運転手に連絡をしておきます」 呆れたようにその場を立ち去る男と、軽く片手を振って見送る女 「さ……君の全てを見せて欲しい。いいだろう?」 「え、で、でもこんな道端で、あっ、んぅっ!」 口裂け女が都市伝説としての存在が故に、第三者をあまり寄せ付けないようにする人払いの力が自然と漏れ出していた それが幸運だったのか不運だったのかは、当事者の判断に任せるとして 迎えが現れる頃には既に都市伝説としての存在以前に、一人の女としてべったりと身を寄せている口裂け女の姿がそこにはあったのだった ――― 「彼女にミツキと名前を付けたのは君だったな」 「まあ日本生まれの存在ですし、日本名の方が似合うと思っただけです」 休憩時間に、口裂け女のミツキが淹れたお茶を啜りながら、のんびりと昔語りをするドクター バイトちゃんもまた、当時を思い出しながら適当に相槌を打つ 「ん、私はこの名前は気に入ってるよ。でもさ、遭遇した時は殺る気満々だったのにね」 「そっちだってそうだったじゃないですか」 顔を見合わせて苦笑を浮かべあうミツキとバイトちゃん 「むしろ、メアリーとの初顔合わせの時が一番大事だった気がします」 「あはは、あの頃は若かったわねー」 「まだ一年も経ってませんけどね」 誤魔化すように笑うメアリーと、冷静に突っ込むバイトちゃん 「浮気だの契約者を取られるだの、マジ泣きして大騒ぎだったじゃないですか」 「私も、ドクターに契約者がいるとは思ってなかったものねー」 のんびりと煎餅を齧りながら、思い出し笑いをするミツキ 「結局はドクターに説得されて二人とも落ち着いたみたいですけど。何を言われたんですか」 「それは……ねぇ?」 「ドクターの全力がどれぐらいか、思い知らされたというか」 真っ赤になって視線を逸らす、メアリーとミツキ 「まあ、なんとなく何があったかは想定してましたからその反応も納得ですが」 諦めたように溜息を吐くバイトちゃん その傍らで、煎餅を食みながらちょこんと座っているエニグマ姉妹 「ドクターは何処に行っても変わらないでありますな」 「女性の為なら命知らず過ぎます」 二人の言葉に、バイトちゃんは軽く溜息を吐く 「ついこないだも、ホルマリンプールやら亡者の血の池やらに飛び込んで、色々無茶をしでかしたばかりですし」 「ははは、それは君のせいだと理解した上での発言かね?」 「俺の為だとか言って無茶されるのが怖いって言ってるんですよ……というか鉄砲玉の護衛役を逆に庇ってどうするんですか。いつかあっさり死にますよ?」 「ボクは死なんよ、この世に女性がいる限りな」 「どこまで本気かわかりません。というかそれ人類が滅亡するまで死なないって事ですか」 「ボクは常に本気だとも。さて、そろそろ午後の診療受付を始めるぞ」 ドクターがぱんぱんと手を叩くと、それぞれがてきぱきと動きお茶の片付けをして診療所のあちこちに散っていく 一時の慌しい平和を楽しむために いつかまた訪れるトラブルに挑む英気を養うために 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
https://w.atwiki.jp/nanjitumtg/pages/260.html
エクステンデッド in 何実 使用セット 公式のエクステンデッドに準拠。使用セットの更新は、新エキスパンションの発売日から。 現在の使用可能カードセット 基本セット2011 基本セット2010 ローウィン=シャドウムーア・ブロックのカードセット アラーラの断片ブロックのカードセット ゼンディカー・ブロックのカードセット ミラディンの傷跡ブロックのカードセット 禁止カード なし 開催日時 毎週火曜 受付開始20 00 受付締め切り20 45 試合開始21 00 エクステンデッド大会結果 大会で優勝したデッキレシピなどが乗っています コメント(エクステンデッド大会への質問や意見はこちらにお願いします) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/seriale/pages/2951.html
12/07/15(日)13 38 43 No.8415458 ■ガーディアン・フロント■ グレッグ・オースティン 海兵隊のベテランパイロット、男性、46歳 日焼けした肌に天パーの黒髪と灰色の瞳のタレ目 左頬に斜めの傷跡を持つ 普段は陽気で酒好きなオヤジだが仕事になると顔が変わる 航空系BSやDDの操縦を得意とする空のエキスパート 特にハヤブサ搭乗時の子機を駆使したオールレンジ攻撃は芸術的なまでに鮮やか また超低空飛行で先住生物に近づきすれ違いざまに爆弾を投下するといった離れ業までこなす 関連事項 ⇒ハヤブサ
https://w.atwiki.jp/magiconline/pages/298.html
マジック:ザ・ギャザリング ミラディンの傷跡 ブースターBOX 日本語版/英語版(あみあみ楽天) Scars of Mirrodin The Quest for Karn(Amazon) 《鏡の精体/Mirror Entity》の能力備考 関連項目 外部リンク 《鏡の精体/Mirror Entity》の能力 初期手札:8(+1) 初期ライフ:18(-2) {X}:クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。選ばれたタイプのあなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時までX/Xになるとともに、すべてのクリーチャー・タイプを得る。 備考 ローウィン祭り・上位賞 関連項目 MOヴァンガード ローウィン祭り 外部リンク Lorwyn Release Events
https://w.atwiki.jp/magiconline/pages/318.html
マジック:ザ・ギャザリング ミラディンの傷跡 ブースターBOX 日本語版/英語版(あみあみ楽天) Scars of Mirrodin The Quest for Karn(Amazon) 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》の能力備考 関連項目 外部リンク 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》の能力 初期手札:7(±0) 初期ライフ:18(-2) クリーチャーがあなたのコントロール下で、カウンターが1つ乗った状態で場に出るたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とし、それにそのクリーチャーのパワーに等しいダメージを与えてもよい。 備考 シャドウムーア祭り・参加賞 関連項目 MOヴァンガード 外部リンク
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/11872.html
imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Barbed Battlegear.jpg) 「一目見れば、この世界の住人が完璧への鍛錬半ばであることがわかるだろう。あと彼らに必要なものは、栄光の言葉の囁き一つだけだ。」 ――隠れしウラブラスク "One need only look at the inhabitants of this world to see that they are forged halfway to perfection. All they need is a whisper of the Glorious Word." ――Urabrask the Hidden ミラディンの傷跡 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/girlgame/pages/673.html
遙かなる時空の中で3 シリーズ、遙かなる時空の中で 夢浮橋の攻略対象。 九郎に剣を教えた鬼の一族の末裔。 龍神の神子である主人公を守る八葉のひとり。地の玄武。 主人公にも剣の指南をするようになり、主人公から先生と呼ばれている。 口数は少ないが、主人公を静かに見守っている。 名前 リズヴァーン 年齢 34歳 身長 193cm 体重 誕生日 1月9日 血液型 B型 声優 石田彰 該当属性 無口、無表情、金髪、ウェーブ、マント、マスク、主人公の師匠 該当属性2(ネタバレ) 『抑制系、一途系、クール、再会系、傷跡(火傷)』
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/761.html
ココはとある、ふたりの黒いトレーナーの話である。そのトレーナーはチャンピオンであり、旅人であり、考古学者でもある。そのひとりの黒いトレーナーがシンオウでそして、もうひとりはシンオウの南の地方のトレーナーである。 とあるシティの海岸…… ???「…………傷跡は消えないか……」 ???「……そう簡単に消えないわよ。だって、傷が大きすぎるわ。クロナ……?」 クロナ、ここの地方のチャンピオンで出身は地方の一番の北側のド田舎。 クロナ「……それもそうだねぇ。自然の災害の傷跡は大きいすぎるな。シロナ?」 ふたりはかつて、災害で多くの物を失った場所に来ており、自分たちの価値観を改めて振り返ってみたようだ。 クロナ「シロナ、君はなぜチャンピオンになったんだ……?」 シロナ「それは、あなたと同じかもよ…?」 クロナ「……僕は強くなりたくって…そして、弱い自分が憎かった……でも!?」 シロナ「……………」 クロナ「結局、チャンピオンになっても僕の力は何の価値もなかった!!?」 シロナ「………」 クロナ「どんなにチャンピオンになっても!?どんなに強くなっても!!?」 シロナ「……」 クロナ「…僕は自然の力には勝てない……いや!全ての人間達全てそうだ!!」 シロナ「…」 クロナ「……なのに、僕達は人間はトレーナーはリーグ制覇だのチャンピオンだの世界で一番強いだとか無意味な目標を求める!!僕でさえ...?!」 シロナ「そうねぇ。人間は馬鹿だと思うわ…。でもね?」 クロナ「?」 シロナ「私たちが強くなって競い合う所を見て喜んだり、勇気を貰った人だっているわ!それだけの価値があるなら、それでいいじゃない…?」 クロナ「……フッ、君は幸せ者だなぁ~?」 シロナ「クロナ…?」 クロナ「だけど、君の言ってることは正論だよ。確かに僕達ことを悪く言う奴はいなかったよ。それどころか、救われた人もいるって願いたいものだよ。」 シロナ「いるわよ。私たちの姿を見て救われた人だって、人はそうやって励ましあったりして強くなるものですもの。」 クロナ「そうだねぇ。僕は少し、疲れてたようだ…?これからも頑張ってみるよ。」 シロナ「貴方なら出来るわ。」 クロナ「君もね…...」 二人は沈む夕日を見つめながら犠牲者の冥福を祈った。ふたりの黒いトレーナーはこれからも活躍するだろう。 そして、新たなる未来のために今日も明日も戦う全てのトレーナーに明るい未来を…… END
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/11917.html
imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 剃刀ヶ原が絡み森を押しとどめる場所では、密集した茂みが輝く草の三日月刀を構えている。 Where the Razor Fields beat back the Tangle, the crowded thicket yields to bright scimitars of grass. ミラディンの傷跡 進化と緊縮が出会うところで、原初の力がヒエラルキーの軛に対抗している。 Where evolution meets austerity, primal might bucks against the yoke of hierarchy. ファイレクシア:完全なる統一 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/30.html
このページはこちらに移転しました ほしゆしてもいいかい? 盾黄泉 作詞/91スレ412 作曲/94スレ553 ほんとうは忘れていた しずけさが包む街で ゆき達が悲鳴を挙げて しかばねが包む景色 てのひらに残ったのは もう溶けて消えた傷跡 いたみ感じた日々に いつか別れを選んだ僕は かたく目を閉じたままで いつか目覚めを待ちわびたまま 音源 ほしゆしてもいいかい? 盾黄泉(メロ) ほしゆしてもいいかい? 盾黄泉(オケ) ほしゆしてもいいかい? 盾黄泉(歌:鉄狼) (このページは旧wikiから転載されました)