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作品名 くとぅるふクロス 作者名 ◆69.0kY8lhQ 連載開始 選択形式で進めるスレIN型月板part12 508 あらすじ あらすじ。 本文 くとぅるふクロス 第1話 くとぅるふクロス 第2話 くとぅるふクロス 第3話 くとぅるふクロス 第4話 くとぅるふクロス 第5話 くとぅるふクロス 第6話 くとぅるふクロス 第7話 くとぅるふクロス 第8話 くとぅるふクロス 第9話 くとぅるふクロス 第10話 くとぅるふクロス 第11話 くとぅるふクロス 第12話 くとぅるふクロス 第13話 くとぅるふクロス 第14話 くとぅるふクロス 第15話? くとぅるふクロス 第16話? くとぅるふクロス 第17話? くとぅるふクロス 第18話? くとぅるふクロス 第19話? くとぅるふクロス 第20話? 備考 タイトル通り、クトゥルフ神話とのクロス デモンベインとのクロスではない コメントフォーム コメント すべてのコメントを見る
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降りしきる雨の中、あなたは佇んでいた… その瞳に何も映さず、ただそこにいた… その姿はあまりに危うげで、そして…美しかった。 私はあなたに声をかけた。なぜかはわからない… あなたが可哀想? 過去の罪を償うため? 違う。 でも私はそうすることで『何か』が始まるような気がした…… 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY-SIN In the Love- PHASE-2「見せかけの平和」 「…で、昼休みなわけだが…」 「アスカ、あんた誰に言ってるの?」 「お鍋ができましたよ~。今日はみそおでんです~」 「鍋じゃねぇ! それは鍋を使うかもしれないけど鍋料理じゃありませんよ、水越さん!?」 深緑の髪をした水越萌に突っ込むシン。シンに突っ込んだのは彼女の妹の眞子だ。 「おいしそうだからいいじゃない」 と由夢。現在麻沙以外の朝の登校メンバー+水越姉妹、美春、朝倉兄妹は校舎の屋上にいる。そして彼らの中央には巨大な鍋がみその匂いを振りまいている。 「「「いただきま~す」」」「ちょっ、まだ座ってないっ」 シンをおいてさっさと食べだす諸兄。 「はい弟くん、熱いから気をつけてね」 「音姉もさっきのに加わってたよな…」 そう言って音姫が差し出すお椀を手にする。 「シン、わたしがよそってあげます」 「いえ私が…」 「ここは譲れないっす!」 アイシア、ネリネ、リシアンサスが声を出す。 「…」 楓はキラキラした目でシンを見ていた。 「…」つコンニャク 「「「自分でとった!?」」」 「ヘタレだのぅ」 純一がため息をつく。 「そういえば、さくらはどうしてます? 迷惑かけてませんか?」 音夢が楓に聞く。 「いえ、こちらがお世話になってるぐらいですよ。ただ最近はミッドチルダでのお仕事が忙しいらしくて、あまり寝てないみたいなんです…」 「今度の日曜日ですよね。統合軍の新型のお披露目式」 美春はこう見えても天枷研究所というロボット研究所の責任者の娘である。その手の話題にはちょっと詳しい。 (統合軍の新型MSの発表。さくらが呼ばれてるってことはデバイスを搭載してるんだろうな…。今さら新型なんか作って何と戦うっていうんだ…) 「でもどんなMSなのか気になるわね。天枷は何か知らないの?」 ガンプラとか結構好きな眞子が尋ねる。しかし美春は首を横に振る。 「全然です。わたしも気になるんですけど…」 そんなとき突然屋上の扉がバーンッとド派出に開く。 「そんなときなのよ! わたしが屋上に現れたのはーー!」 オッドアイをした少女、真弓・タイムが現れた。 「「…」」 「なによこのしらけた空気は!? ビッグニュースよ!」 「どーせまた『ゆで卵は高速回転させると勝手に立つ』とか『互い違いにページを重ねた本は超力持ち』とかじゃないんですか?」 とアイシア。 「ふふん、今回はそんな豆知識じゃないわ。見よ! これが勝利の鍵だーーっ!!」 そう言い手を突き出す真弓。その手には何かの写真が握られている。 「これは?」 「今度の統合軍新型の写真よ!」 「「「ナ、ナンダッテーーーー(ry」」」 驚く一同。真弓は満足気だ。 「どう? どう? すごいでしょ!? ねっ、すごいでしょ!?」つ糸コンニャク 「顔が近い///! そして俺の器からおでんを食うな」 シンのお椀から次々とおでんを奪う真弓。この男コンニャク系ばかりとっていた。 「どうしたんですかこの写真? メチャクチャすごいですよ!?」 「なぜお前まで俺の前に来る///!?」 美春が詰め寄ってくる。確かに新型機の写真なんて普通は入手出来るものではない。しかもピンボケなどしておらずキレイに撮れている。 「いや~それがさー、今朝すっごいきょにゅ~でメガネかけたお姉さんに「シン・アスカ君にこれを見せてあげてくれないかい?」って言われてもらった」 「へぇ~、『きょにゅ~のお姉さん』ですか…」 「し、知らない! 俺はそんな人!」 由夢に睨まれる。 「なんかすっごい妖しいカンジだったわよ。魔女とかそんなの」 「…もしかして…」 「心当たりがあるんですか?」 「う~ん、でも顔とか覚えてないし…」 (そもそもあれは本当に現実だったのか? 見たことない場所だったし、『予定された結末』だの『今回は違う』だのワケのわからないこと言ってたし…) あの戦争の直後を思い出すシン。 「で、あんたこの写真見て何か思うところでもあるの?」 眞子が写真を見せる。真弓に渡した女性はシンに見せてほしいと言っていた。 「こいつは…」 「なんか悪者っぽいね」 音姫の言うとおりX型のカメラをしているあたり少々悪役面である。しかしシンが目を付けたのはそこではない。 (太陽炉…、もう実用段階なのか…。確かにこいつを積んだMSを量産すれば統合軍に歯向かう連中は消えるだろうな…。けどそれは…) 「ねぇねぇシン君、何かわかった?」 リシアンサスが聞く。 「…ああ、このMSが量産されれば世界はマジで平和になるかもしれないな」 「そんなにすごいMSなんですか?」 「新型の動力が使われてる。出力は核動力に及ばないけど現行機とは比べ物にならない運動性を発揮できる…ハズだ」 太陽炉―GNドライヴ―は特殊な粒子を発して稼働する。その粒子はステルス性及び推進性が高く、バーニアを必要としないため機体の軽量化が可能となる。また持久力も高く複数の武装を長時間運用したり、バーニアがいらないことを利用してドラグーンシステム以上の遠隔操作兵器も作成できると言われている。終戦間近にZAFTで設計に入っていた。 「よくわからんけどすごいんだな。っつーか何でお前そんなことわかるんだ?」 「いや、俺MSとか好きでさ。色々勉強したんだ」 シンは自身の過去を誰にも話していない(コーディネーターであることは話した)。なぜだか話す気にはならなかった。 (まだ皆のことを信頼できてないってことなのかな…) 居候までさせてもらいながら薄情だと自分でも思う。 「あ~、でも本物を見たいな~。せっかく近くで式典やるのに一般人は見られないなんて~っ」 発表会は初音島沖合にある第三軌道エレベーター建設地で行われる。エレベーターはまだ半分ほどしかできていないが…。この軌道エレベーター、正式名称アルテリアは魔力供給装置兼エネルギー供給施設としての役割を持っており、一基で日本全体のエネルギーを賄えると言われている。現在すでに二基が稼働している。このエレベーターのおかげで資源不足に苦しんでいた国は救われ、資源を争っての紛争も非常に少なくなった。ある意味統一政府のもっとも素晴らしい事業と言える。 「ぼやいたって仕方ないさ。さっさと教室に戻ろうぜ」 純一が「ごちそうさま」と言い立ち上がる。 「え…、俺ほとんど食べてない。っつーか真弓に食われた!」 鍋にはもう汁しか残っていない。 「シ~ン、かがみんがいぢめるよ~。ミソくさっ」 「人聞き悪いこと言ってんじゃない! ミソくさっ」 「やっぱり残り汁を飲んだのはマズかったか…」 教室にて隣のクラスの『青い小星』こと泉こなたとシンのクラスメイトで彼女の親友の柊かがみがシンに話しかける。 「いやこの際シンがミソくさかろーと腐ったにおいがしよーと構わない! かがみんに歴史の宿題見せてくれるよう頼んでっ。むしろ見せて」 歴史の担当は担任の紅薔薇先生、通称紅女史である。こなたのクラスも担当が同じで授業のある日も同じなため、大抵宿題がかぶっている。 「あのね~、毎回毎回『宿題見せて』じゃなくてたまには自分でやりなさいよ」 「いや~、たまってたアニメ消化してたら遅くなっちゃって…」 「あのね~」 イラッとくるかがみ。 「まぁいいじゃないか、柊」 「~~~っ」 「おお~、さっすがシン。話がわかる」 「宿題は見せないけどな」 「なんとっ!?」 「…あんたってさ…」 「?」 かがみが少し寂しそうに言う。 「困ってる人に手は伸ばすけど、それ以上は関わらない。人を傷つけない代わりに歩み寄ることもないってカンジよね」 「…そうかもな」 (俺は…誰かと関わっちゃダメなんだ。本来ならここにいることだって…) 掃除時間の教室。あの後こなたは結局かがみを落して宿題をゲットしていた。おそらくかがみの妹のつかさも使うのだろう。 「俺も優しい(甘い?)姉ちゃんがほしいよ…」 「生徒会長さんがいるじゃない」 「いや、音姉は細かい。具体的には俺が電話してると相手を、出かける時は誰と行くのか必ず聞いてくる。何かにつけて一緒に行動して粗探しするし…」 「それってキモ姉じゃね?」 「お前には話していない」 会話に割り込んできた男子生徒Aこと白石を切り捨てる。 「ふ…、そんなことを言っていいのか? 現在この学校の男女比は三対七。お前の数少ない男友達が登場しなくなるぞ?」 「『らき☆すた』はゲストの予定だ。なによりこれ以上登場人物を増やしたくない」 「邪険にあしらわれたか…」 掃除に戻るシン。後ろで「ならば君の視線を釘付けにするっ!」と言って白石が脱いでいる。シャツに『奥義』と赤字で書かれていたりするが無視。 「…」 ことりがシンを見つめる。 「な、なんだよ///」 「アスカ君って…」 「あ、ああ」 「いつも何かに苦しんでるような気がする」 「俺が…苦しんでる?」 ありえない。自分は大勢の人間を殺したのに平和な世界に生きている。力のない『敗者』であるのに『勝者』が作った世界を享受している。幸運だと感じこそすれ、苦しいなどとは思ったことはない。 「うん。本当はもっと仲良くなりたいのに『自分は仲良くなっちゃいけない』って強制されてるような、そんな感じがする」 「俺はそんなシリアスな人間じゃないよ」 自分は何も強制などされていない。身寄りひとつないのだ。ことりは続ける。 「アスカ君は大抵のことは独りで出来るけど、あなたの周りにはたくさんの人がいる。皆を少しは頼ってもいいんじゃないかな? きっとみんな力を貸してくれる。もちろん私だって…」 シンは戸惑う。いつもシンは力を使う、使われる側だった。「力を貸す」などと言われたのは初めてだ。二人は無言で見つめあう。すると入口から何かヒソヒソ聞こえることに気づく。そちらに目をやると、 「見てごらん、みっくん。あれが友達以上恋人未満って状態だよ」 「あのことりを二週間足らずで…。シン・アスカ、恐ろしい子っ」 何かいた。 「みっくん、ともちゃん」 彼女たちはみっくん、ともちゃんと言いことりの親友である(シンは本名を知らない)。学内では『ことり幕僚』『ことり参謀』という名で有名だ。二人はことりに近づいて、 「アスカ君。私たちの目が黒いうちはことりはやれないよ」 「アスカ君はただでさえ気が多いし…」 と言ってことりをガードする。 「え? いやそーいう話をしていたわけじゃ…」 シンは誤解を解こうとしてことりが最近失恋したと聞いたことを思い出す(相手は大層モテるヤツだったらしい)。さして日もたっていない内に男と親しげに会話をしていたら「尻軽」「移り気」などとことりが呼ばれてしまうかもしれない。 「ぅ…気をつけるよ」 素直に引き下がるシン。二人は、 「もうちょっとなんだけどね…」 「あなたならことりの傷を…」 小声でつぶやいた。 「悪い楓、アイシア。待たせたか?」 「いいえ、そんなことありませんよ」 下駄箱にてシンは楓、アイシアと合流する。二人も掃除当番だったが先にすんでいた。三人で買い物をして帰るのは学校が始まってからの日課である。 「今日は唐揚げだそうですよ、シン♪」 「わ~お、チョー楽しみ♪」 はしゃぐシンとアイシア。精神年齢が低い。 「ふふ、二人は兄妹みたいですね」 「ぅえっ!?」 「傍から見たらそうかもな」 (妹、か…) 楓の言葉にアイシアは残念そうな反応をする。 「い、いやでもわたしたち同い年ですし…」 「仲のいい兄妹みたいです」 「でm」 「仲がよくてウラヤマシイ…」 「…」 「どした?」 シンにはわからない女同士の攻防(戦力差は圧倒的だが)。 「なんでもありません。さ、行きましょう」 三人並んで歩きだす。その様は楓の言うとおり兄妹のようだった。 「ん?」 スーパーへの道すがら人の列を発見。 「なんだあれ?」 「クレープ屋ね」 「ヒィ!?」 突如真横から聞こえた声にビビるシン。気配を全く感じなかった。戦場なら死んでいる。 「あ、杏」 アイシアに呼ばれた白い髪の小柄な少女は手で挨拶する。プリムラと同じく表情の変化に乏しい彼女は雪村杏。三人のクラスメイトで問題児である。 「今日オープンしたおいしいって評判の店のチェーン店よ」 「むむ…」 「クレープ、ですか…」 甘いもの好きな楓とアイシアが反応する。 「俺待ってるから買ってきたら?」 「いいんですか?」 「別に急いでるわけでもないだろ。俺のも買ってきて」 実はクレープとかケーキが好きなシン。しかしあの女性だらけの列に突っ込む勇気はない。 「じゃあちょっと行ってきますね」 「シンは何がいいですか?」 「チョコバナナ以外ありえない」 「セオリー通りなんて、つまらない男」 楓、アイシア、杏の三人は行列に向かっていく。シンは近くのベンチに座る。 「あれだけ並んでると10分ぐらいかかりそうだな…」 空を見上げる。青空のいい天気だ。 (この空は、あいつらが守ったんだな…。そしてこれからも…)クイクイ 「?」 誰かに袖を引っ張られてそっちを見る。そこにはオッドアイをした4~5歳の少女、否、幼女が。嫌な予感しかしない。一応聞いてみる。 「どうしたのかな? お母さんは?」 長い金髪を横に揺らす幼女。 (やっぱり~~~) 迷子だ。この不安そうな目。全身からにじみ出る助けてオーラ。100%迷子。 (楓たちは!?) まだまだ後ろのほう。最前列のギャル共が何にするか話し合っているせいで前に進まないようだ。 (並んでる間に決めとけ~~~! アンタら一体なんなんだ~~っ!) 思っても口に出さない。これが社会生活。 「…」 「ぅ…」 潤んだ二色の瞳がシンを映す。昔は妹の相手をしていたがあれは『一緒に遊んでいた』のであって、基本シンは子供が苦手だ。大人は嫌いだ。 (どうしよう…。無視するわけにはいかない。けど何て話しかければ…) 幼女の目に涙が光る。 (や、やばい~~~。誰か~~~!) 万事休す。しかしそこに救いの女神が! 「あら、シンさん。どうされたのですか? 泣きそうですけど…」 「!?」 幼女の後ろに金髪碧眼の美人の見本のような女性が立っている。 「カレハさんっ!?」 彼女は亜沙のクラスメイトで親友カレハ。おっとりした美人さんである。そのカレハがシンと幼女を見比べて、 「まままぁ♪」 「なっ、光りだした!?」 突然キラキラしながらクネクネしだす。彼女はいささか妄想がたくましいのだ。 「シンさんったらいつの間に。金髪ですし学園長との?」 「やめて~~~~っ! 違います違います! 俺の子供じゃありません!!」 「そんなこと言ってぇ♪ 紅い目をした人なんてシンさんぐらいしかいないじゃありませんの♪」 アイシアとネリネの瞳も赤いっちゃ赤いが、シンとこの幼女のような真紅ではない。 「まままぁ♪」「違うんですーーっ!」 「…クスッ」 「?」 「あはは」 幼女が笑う。二人のやり取りが面白かったようだ。シンはホッとする。あのまま泣かれたらどうしようかと思った。カレハがしゃがんで話しかける。 「私はカレハ、こっちのお兄さんはシンさんといいます。あなたは?」「俺の子供じゃないって分かってたんじゃん!?」 「ヴィヴィオ」 「ヴィヴィオちゃんですか。お母様とはぐれてしまったの?」 うなずくヴィヴィオ。 「じゃ、あとはカレハさんにお任せします。俺人を待ってるので…」 ギュッと裾を掴まれる。ヴィヴィオから置いていかないでオーラが散布されていた。 「シンさんにも一緒にいてほしいみたいですわね」 「で、でもこの子の母親を探すんでしょ?」 「こういうときは動かずに待っている方がいいと思います。ここは人通りも多くて人目につきやすいですから」 「うう…」 再びベンチに座るシン。その膝の上にヴィヴィオが座る。カレハは二人の隣に座った。 「まぁ♪ すっかり仲良しですわね。やっぱり親k」 「違いますって…」 幼女特有の体温がシンに伝わる。何となく恥ずかしくなって赤くなってしまう。ヘタレにもほどがある。 「ヴィヴィオちゃん、お母様はどんな方なんですか? 着ている服とか…」 「う~んとね…」 特徴が分かればこちらからも相手を探せる。そうすれば、 (早くこの状態から開放される! ナイス、カレハさん!) 心の中でシンはガッツポーズ。 (人ごみってほど人は多くない。この中から特定人物を探すことなんて、元赤服の俺にとっては…容易!!) ヴィヴィオが言った人物を即座に探そうと目を軍時代のように鋭くする。そしてついにヴィヴィオが口を開く。 「めいおーとびんじょー」 「「は?」」 意味不明。 (何だ『めいおー』って! 君の母ちゃん次元連結システム積んでんのか!? 一つ目なのか!? 『びんじょー』は…『便乗』か? …そうかっ! シャツにでも文字が書いてあるんだ! 俺も運命って書いたシャツが寝巻き代わりだし) そうと分かれば話は早い。服に『冥王』だの『便乗』だのと特異な文字が書いてあればソッコー目に付く。シンはさっそく探そうとするが、 「お母様が二人も!? まぁ、どうしましょう…」 カレハは動揺している。 「そっちかよ!?」 思わずタメ口で突っ込むシン。カレハは真剣な顔で言う。 「重要なことです。どちらのお母様に渡すかでこの子の未来が変わってしまいますわ」 「そんなことないんじゃ…」 「いいえ! きっとこの子はどちらかのお母様から苛められて家出をしてきたのです。もしそのお母様に渡してしまったら…」 (どうしよう…。俺にはこの人を止められない) 楓たちを見る。今度は小学生三人が迷っていた。 (小学生が買い食いしてんじゃねぇーーっ! 家帰ってドラ○エやってろ!) FF派のシンは心の中で叫ぶ。カレハの力説は続いていて、ヴィヴィオはなぜか聞き入っている。 「はぁ」 ため息をついてシンは何となく通りを見る。するとシンと同年代と思しき一人の少女がキョロキョロしていた。長い栗色のワンサイドテールがせわしなく動く。 (まさか、な…) 文字シャツは着ておらず年頃の少女らしい服装だ。しいて言えば首から下がっている赤い玉のついたアクセサリーが目に付く。 「あ、なのはママ」 ヴィヴィオが声を出す。カレハの妄想は終わったらしい。 「ママって、あの方ですか?」 「うん♪」 カレハが確認するがどうやらあのワンテール少女が母親らしい。 (まあ、さくらだって俺より大分年上らしいし…) 世の中には色々な人間がいる、シンが初音島でもっとも痛感したことだ。 「あれはどちらのお母様なのですか?」 「めいおー」 「響きからするに怖い方かな?」 「う~ん、ですが『名桜』という言葉もありますし…」 「日本語詳しいっすね…」 「ママー」 ヴィヴィオは二人にかまわず母親を呼ぶ。ワンテールはこちらに気付き走って来る。が、 「…転んでしまいましたわ」 半ベソで立ち上がり小走りでやって来た。 「ヴィヴィオ…、大丈夫? 怖くなかった? もう、勝手にいなくなったら駄目でしょ」」 「ごめんなさい。でもママすごい楽しそうだったから。…ママ、痛くない?」 「結構痛い。でも平気だよ」 ひしと抱き合う二人。 「怖いお母様ではなさそうですね」 カレハが小声で耳打ち。 「あの、ありがとうございました。つい弾幕ゲーに夢中になっちゃって…」 なんて母親だ。現代の子育て環境はどうなっている。 「無事に会えて良かったですわ。ヴィヴィオちゃん、これからはお母様がゲームに夢中でも離れたらだめですよ」 「うん」 「あの、何かお礼を…」 「いいですよ。人を待ってる間のついででしたから」 シンは一応敬語を使う。見た目がこうでも中身は年上かもしれない。 「でもそれじゃ…。あっ、そうだ♪」 『めいおー』が何か閃く。 「わたし実はミッドチルダの管理局に勤めてて、何か困ったことがあったら連絡してください。強盗とか一瞬で殲滅できますから」 「!!」 「まあ、それは頼もしいですわ」 得意気に言う『めいおー』。ヴィヴィオもうんうんとうなずきカレハも合わせる。しかしシンにはひとつの感情が湧き上がる。 「わたしは高町なのは。こう見えても管理局じゃ有名だからこの名前を出してくれたら分かりますから」 「高町…なのは…」 「じゃあわたしたちはこれで。ほらヴィヴィオ、バイバイして」 「ばいばーい、シンパパ、カレハママ」 「まままぁ♪」 最後にとんでもないことを言うヴィヴィオ。カレハはまたキラキラしだす。 「管理局…高町なのは…『めいおー』=『白い悪魔』…ならあいつが……」 シンの脳裏に三年前の光景が浮かぶ。頭上を舞う蒼い翼のガンダムと赤いガンダム。そして三機のSMS。あとで知ったことだがあれには…。 「シン?」 「ぅおう!? ア、アイシア」 間近でアイシアに呼ばれて飛び上がる。三人はそれぞれクレープを持っている。 「か、買えたみたいだな…」 「はい♪ ちゃんとシンのも買ってきました」 アイシアがクレープを渡す。おいしそうだ。 「シン君?」 「どうした、楓?」 「ママとかパパって何ですか?」 楓が聞く。さっきのヴィヴィオの言葉を聞いていたらしい。 「ああ、あれは迷子になってた子が勝手に。ね、カレハさん?」 「私とシンさんが夫婦だなんて~。でも二人の特徴を合わせるとちょうどヴィヴィオちゃんみたいに。まままぁ♪」 聞いちゃいねぇ。楓はなおもシンに問う。 「一体何なんですか?」 「いやだからちょっと面倒見てたから…」 声が低い。目つきも怖い。 「どうして『パパ』『ママ』なんですか? オカシイデス…」 「サ、サア、何でだろうな。カレハさんが大人っぽいからかな…」 「どうして…? ドウシテ?」 目からハイライトが消える。口調がヤヴぁイ。 「ア、 アイシア、助けてくれ~」 「わ、わたしを巻き込まないでください!」 追いかけっこをしだす二人。楓はなにかブツブツ言っている。その様子を離れて見ていた杏は、 「ヤンデレ乙」 クレープを黙々と食べていた。 「ドクター、こちらの仕込みは完了です」 「うむ、ご苦労」 淡い光が照りだす部屋。二人の男女が言葉を交わす。 「彼らは、世界はどんな顔をするだろうね?」 「驚きこそすれ大して不安には思わないでしょう。彼らには世界最強の聖剣があるのですから」 モニターに『ストライクフリーダム』『インフィニットジャスティス』―二振りの聖剣―が映る。 「最強、か。私には理解できんよ。最強などというものは強者の夢想だというのに」 「そうでしょうか?」 「当然だ。最強、完璧、これらは『それ以上上がない』ということ。つまり進化・進歩を否定しているのと同義だ。ヒトとは常に前を、上を目指す。それをやめてしまえば獣と成り果ててしまうよ」 「だからドクターは今回の計画を?」 「オイオイ、それではまるで私が世界のために動くみたいじゃないか」 「失礼しました」 「私はね、ただ世界が信じる最強というものを壊してみたいのだよ。今や誰からも「当て馬」「かませ犬」「身の程知らず」と呼ばれる彼を使ってね」 モニターには一人の少年が。 「しかし彼は前大戦の傷もあり以前のようには戦えないと思いますが?」 「そこが不安材料なんだよ。あの時おとなしく心臓だけでなく右目と右腕も取り替えればよかったのに」 不安とは言うが男は楽しそうだ。そのとき女に通信が入る。 「…ドクター、例のモノが完成したそうです」 「くっくっく、そうか。さすがは代々優秀な魔法使いを輩出している家系の末裔だ。複雑なデバイスの組み上げもお手の物か」 男が立ち上がる。 「さあ、お楽しみはもうすぐだ。待っていたまえ、イオリア・シュヘンベルグ、そして…ヴェーダ」 「ただいま~」「ただいま帰りました」 「やっと家か…。今日は疲れた。精神肉体どっちも…」 あのあと楓はすぐ正気(?)に戻りスーパーで夕飯の材料を買った。杏は帰り道が別、カレハはアルバイトなのでクレープ屋の前で別れた。別れ際に杏が、 「ま、流血沙汰にならないようにね」 とシンに警告していったがシンには意味がわかっていない。 アイシアと楓は靴を脱いで家に上がる。シンも靴を脱ぎ上がろうとするが奥からプリムラが出てきて通せんぼされる。 「…言わなきゃ駄目か?」 「だめ」 悩むシン。楓とアイシアもプリムラの味方のようだ。 「ここは『私の家』ですから」 「早くしないとご飯が食べられません」 「…」 照れながら口を開く。 「ただいま…」 「「「お帰りなさい」」」 例え見せ掛けの平和でも、その中で今のシンには帰る場所があった。 ―相変わらずシン君は悩みだらけだねぇ。周りの娘たちも気付いているならもっと踏み込んでいけばいいのに。ま、彼女たちも色々と背負っているんだけどね。どこかのマッドサイエンティストは何か企んでいるし、因縁のエースオブエースとは会うし、キミがこれからどの道を選ぶのか楽しみにしているよ。ボクとしては…どの道も選ばないのが一番楽しめるけどね…―
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機動戦士ガンダムSEEDDESTINY-SIN In the Love- PHASE-11「狂気のG」 「なるほどなー。ソレビーメンバーが接触してきたんか」 管理局保有の小型輸送機の中でシンははやてにガルナハン云々について話した。 「でも、何でその人はアスカ君に? 知り合い?」 「…さあな」 さすがに「スカリエッティと知り合いです」とは言えず、適当な言い訳も浮かばないので言葉を濁す。 「まー有名人っちゃ有名人やし、向こうが知っとるのもおかしな事でもないか」 「……」 そう、シンは軍人やそれ関係の人間の間ではとても有名なのだ―極悪人として。 上官への反発 度重なる命令無視 銃殺刑ものの軍規違反 何より…最後までラクス・クラインの言葉を聞かず、デスティニープランという世界征服への加担 ―等の理由から軍人として、そしてヒトとして最低であるとの評を付けられている。 だが公式記録ではMIA扱い。さっき管理局の中を普通にうろついても誰も気に留めなかったのもそれが原因である。 「分からんこと考えてもしゃーないか。それよりも、や。紛争勃発前に着けたとして、それからどないするんや?」 「それは………アンタらの仕事だろ」 「ぅぐっ! そやな~、そうなんよな~。う~~~~ん…」 うなるはやて。そう、CBの先回りができてもそれだけでは何も解決しない。すでに紛争の火は点いているも同然。なにかの方法を以って紛争発生を阻止しなければならない。 ちなみに、今シンは「アンタ‘ら’」と言ったが機内に搭乗しているのはシンとはやてのみ。リィンⅡもいない。はやて曰く「独断で人が借りられるのはお偉いさんだけや」とのこと。 この輸送機もMSが乗る一番小さなサイズで、いわばガンペリー。あと、なぜかシンが操縦させられていたりする。 「う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん……」 ガルナハンまではまだかかる。 深夜の特別病棟、その一室。 ベッドに横たわりいくつもの管を繋がれた少女が眠っている。 そして、その脇に立つもう一人の少女。その手にはどんな文字とも違う異形の文字が記された分厚い本が。 「…」 ゴクリと唾を飲み、その手の本を見る。もう何度目か分からない行為。その度に、止めよう、引き返そう―そう思ったのだが、ここまで来てしまった。 (あの人が言った事が本当なら…) そんなことを思いながら少女はどこかで確信していた。あの魔女のような、この本を渡していった女の言った事は本当だと。 ベッドの少女を見る。全身包帯だらけ。よく見ると血がにじんでいる。 「あの赤い粒子は生物の構成情報に深刻な害を与える」―魔女の言葉が甦る。 「現代医学では治療は不可能だ。彼女ほどの重傷ならまず死ぬだろうねぇ。だけど―」 「コレの力を使えば…」 もう一度本を見る。表紙の文字も中身も一切読めない。当然使い方など分かるはずもない…のだが、分かるような気がしていた。 ここまでの道のりを思い出す。 襲撃から丸一日経っても慌ただしい病院。それは夜になっても同じだった。 その間を縫って特別病棟にたどり着いた。特別、といっても要はお金持ちや問題患者が入る場所である以外特に変わらない…のは普段だけのようだ。 少女は間近で銃を見るのは2度目だった。そう、武装した兵隊が警備をしていた。VIPを守るため、ではなく外部に特別病棟にいる患者の情報がもれないようするために。 なにせその兵士達は外ではなく中を見張っている様子だったのだ。また、病室から出てきたのも医者ではなく軍の偉い人のようだった。 見つかったらマズイ―そう想い少女が引き返そうとした矢先、目の前で兵士達は皆眠ってしまった。 異常な事態に戸惑うものの、今なら友人の様子を確かめられると思いこの病室まで来てしまった。 (そう、普通じゃなかった。あの人達は何か怪しい雰囲気だったし、何よりこれ見よがしに武器を持ってた) 全員が眠ってしまったことも謎ではある。が、おおよそ見当はついている。 (私をここまで来させるために…) ならばあの魔女の仕業であろう。自分にこの本―魔導書を使わせたいのはあからさまだったし。 (何が起きるかは分からない。もしかしたら取り返しのつかない事態になっちゃうかもしれない。でも…!) グッと本を掴む手に力を込め、体の前に掲げる。 「私は…真弓さんを助けたい。だから…っ!」 魔導書のページが勝手にめくれ、あるページでピタリと止まる。 カーテンは占められ、明かりといえば無機質な音を出す機器の画面だけ。だが、少女の赤い髪がさらに赤く、太陽のように見えた。 『む?』 『どうしたの?』 『いや、気のせいか?』 ガンペリー(仮)のキャノピー隅に置かれたアルはかすかな波動を感じた…ような気がした。 (魔導書がそうゴロゴロ転がっているはずもなかろう) 一方、格納スペースの一角。そこに置かれたビニールシートがモゾモゾと動く。その中からは二人分の声が。 「(ねぇティア、今さらだけどマズくないかな?)」 「(ホント今さらね…でも乗っちゃったもんはしょうがないでしょっ)」 「(でもさー)」 「(あーもー、うっさいスバル!)」 以前ことりの帽子を届けようとしたティアナとスバルである。 なぜこんな所に隠れているかと言うと、二人が夜の見回りをしていた際、はやてがコソコソと輸送機に向かっているのを発見。 下っ端ゆえはやてのようなエリートに声をかけづらいなと思っているうち、輸送機が発進態勢へ。これは見過ごせないと飛び乗った。 「(でも、あの人がシン・アスカだったなんて驚きだね。生きてたんだ……)」 ティアナ達が病院で会い、そして乗ってきた少年がシン・アスカというのが大問題。はやてはソレを知っていながら管理局へは報告していないようだ。 ティアナとしてはソッコー身柄を押さえて管理局へGoBackしたいが…… 「(大尉は何するつもりなのかな?)」 「(結構飛んでるし…間違いなく日本じゃないわね)」 シンとはやての目的も気になる。 病院で会った感じシンは噂ほどの悪人ではないのではと思う部分もあり、MSまで用意して何をするというのか、それを知りたいがため今もこうして隠れているのだ。 (こうなったら、最後まで見届けるしかないわね) 気合いを入れ眠気を吹き飛ばすティアナ。隣のスバルは、 「zzz…」 「寝てるし!?」 『ハァーイ、お元気?』 「あ?」 そろそろ日が昇ろうという時間、急に男のもとへクアットロの通信が入る。 『アラ、もう起きてるの。女でも引っかけてた?』 「ガラじゃねぇっての」 『じゃ興奮して眠れなかった? フフフ…まるで遠足前の小学生ね』 「あいにく俺は学校には行ってないんでな。ま、当たってるけどよ」 『根っからの戦争オタクってわけ』 「そんなところだ。で、何か用かよ?」 『亡霊のご登場よん』 「…早ぇな」 『こっちの情報漏れちゃってるから♪』 「まぁ、そっちの事情なんざどうでもいいさ。数は? 大勢連れて来てんだろうな?」 『単機に決まってるじゃない』 「へっ、上等じゃねぇか…一人で俺をやろうってのか!」 『彼はガルナハンに用があるだけだと思うけど?』 「どっちだっていいんだよ。俺は戦えればそれでよぉ」 そうして男―アリー・アル・サーシェスはパイロットスーツを掴み部屋の外へ。 「zzz…ヴァルケンハ…zzz…」 「ゲンリューケン」≡つ 「あたっ」☆ フェミニストではないシンの容赦ない一撃にはやては目を覚ます。 「睡眠不足は美容の大敵やのにぃ…」 「軽く4時間は寝てたぞ」 「寝顔に惚れた?」 「ヨダレと半目でドン引きだ」 「そうやったんか…知らんかった……」 自分の寝ている姿を知りショックなはやて。「誰も教えてくれんかった……」 「もうすぐガルナハンだ。操縦代われ」 「んー」 シンは席を立ち、魔導書×2を持って格納庫へ。 そこには元から積んであったMSとインパルスが。 「ここまで来てビビってるってのも情けない話だな」 一人ごち、コックピットへ。一瞬イビキのようなものが聞こえたが特に気にしない。 電源ON。各部が起動、その音が響く。そして機体状態のチェック。いつでも出撃できるようにしておく。 『どや、調子は?』 「問題ないな。あれだけ損傷してたのに元通りだ」 『流石ってとこか』 「あの人、誰だったんだ?」 『今度紹介したるわ。長い付き合いになると思うし』 その“付き合い”がロクでもないものだと知っているシンはウンザリする。そもそもはやての誘いに「YES」と答えた覚えもないが。 『お、何や光っとる。もう始まっとったか…っ』 「ちっ。何か手は思いついたのか?」 『一応な。ただ話ができんと…着陸ルートだけでも確保できれば』 「それはこっちで何とかする」 『よっしゃ! んじゃ、ハッチオープン』 ハッチが開く。その向こうは…戦場。 「…アル、エセル…行くぞ」 『うむ』 『イエス、マスター』 『進路クリア。行ったってや!』 「シン・アスカ、クライムインパルス、行きます!!」 MSだけでなく多くの歩兵が手に武器を持ち戦っている。 ガルナハンが自治権を持っているとは言っても軍からの影響がゼロなわけではない。それに業を煮やした住民が近隣の駐留部隊に攻撃をしかけたのだろう。 けしかけられこそしたのだろうが、その火種があったのは事実。 『かなりの規模ですね』 「まともに戦ってもしょうがない。領事館へのルート上の奴だけを倒すぞ」 『うむ。今回は我らも魔力に余裕がある。前回のようにエネルギーを気にする必要はないぞ』 「そうなのか? そういや今回は本のままなんだな」 『節約じゃ』 『節約です』 ガンペリー(仮)は一旦上昇。戦闘に巻き込まれたらアッサリ沈むためだ。 シンはそれを見送り、さぁ戦闘開始というところでレーダーに反応。 「これは…他とは違う…?」 そちらへ目を向ける。 「なっ、あれは…」 赤い―赤いボディ、赤い粒子を放つ……ガンダム。 『ハッハァッ! 待ちわびたぜぇ! ガンダムさんよぉ!!』 外部スピーカーで告げる男の声。赤いガンダム―ガンダムスローネは肩から大剣を抜きインパルスへ向ける。 「CBなのか!? いや、けど…」 CBの構成員はナンバーズ。全員女性だ。 『せいぜい楽しませろや、ガンダムゥゥ!!』 「!?」 猛烈なスピードで斬りかかってくるスローネ。インパルスは回避するが… 『甘ぇんだよっ!』 飛び込む勢いを利用して回し蹴り。インパルスは蹴り飛ばされる。 「ぐっ…考えてる場合じゃないか…!」 赤いガンダムについては一切が分からない。今、言えることは―敵であり、そのパイロットはナンバーズ以上の腕を持っているということ。 インパルスはビームライフルを連射。しかし掠めることもできない。 「ちぃっ」 『そんなもんかぁ!』 撃ち返すスローネ。赤いビームが何発もインパルスを掠める。 『弾速が速いですね。速射性に重きを置いているようです』 『近接タイプか』 あの剣を見た時から分かってましたとは口が裂けても言えないシン。元軍人なのでそういうところだけは鋭いのだ。 なので接近戦を避けているのだが、全然当たらない。 「性能差にはしたくないな!」 インパルスは急上昇。スローネの間合いの外へ。そしてそこから一気に加速。かつてのフォースインパルス並みの速度で間合いへ。 『見え見えなんだよ!』 最短最少の動きで大剣―GNバスターソードを振るスローネ。 「お前がな!」 『!?』 目前でバーニアの向きを変え沈み込むインパルス。サーシェスは一瞬だが完全にインパルスを見失う。 そしてインパルスはその一瞬で死角からビームサーベルで斬り上げる。 「でぇいっ!」 『うおっ!!』 だがその一閃はスローネのビームガンの先端を切り落とすにとどまる。 『へぇ、やるなぁ!』 「いちいち…うるさいんだよっ!」 わずかに身を引きバスターソードを払うスローネとサーベルで斬りおろすインパルス。2機の剣がぶつかり、激しいスパークを散らす。 『腕は一本じゃないんだぜぇ!!』 スローネは左手で肩のGNビームサーベルを抜き突く。 「知ってる!」 インパルスもシールドを畳み、右手で背中からもう一本のビームサーベルを抜き防御。 『足だってぇ』 「ついてるっ!!」 互いに右足で蹴り飛ばす。間合いが再び離れる。 前回より格段にマシに戦える。だが体がついてこれる時間には限りがあるようで、シンは肩で息をしている。 (強い…! くっそ…マズいな) 下ではどんどん戦火が広がっている。いつまでも時間をかけてはいられない。 「さぁて、こいつはどうも…」 サーシェスは舌舐めずりをする。 シン・アスカ―その筋では敗者として誰からも軽んじられているようだが、実際に対峙してみるとよく分かる。 (戦争が終わってから全くMSにゃ乗ってないって話だが、それでこれだけデキるとはな) クアットロの話を信じるなら機体性能は圧倒的にスローネが勝っている。しかし未だに撃墜どころか互角だ。 (格上相手と戦うのに慣れてやがる。おまけに戦いの中で体に染みついたモンがどんどん甦ってきてるってか) だがサーシェスはそれで怯むような男ではない。むしろ、 「面白ぇ…面白ぇじゃねぇかよぉお!!」 『いけよ、ファングゥッ!!』 スローネの大型スカートのスリット部から小型のミサイルのような物体が射出される。 それらは複雑な軌道を描きながらインパルスへとビームを発射。 「うわっ!? ドラグーンか!?」 この手の攻撃が苦手なシン。数発被弾する。 『来るぞ!』 アルの警告通りスローネがバスターソードを振りかぶっている。 「器用なやつだ!」 インパルスの右肩アーマーにキズが入る。 「VPS装甲もおかまいなしか…っ!」 右目の異常のため右側が死角となっているシンは即座に距離を取る。が、そこにはファングが先回り。 「~っ!」 『ウイングに被弾。これ以上受けると機動に支障が』 スローネ接近。態勢を立て直せない。 『そらぁっ!』 バスターソードで突き込んで来る。狙いはコックピット。 その先端が触れる瞬間…… (消えた!? バカなっ) 突然インパルスが消えた―少なくともサーシェスにはそう見えた。 刹那の間サーシェスは敵機を見失う。それは戦場においては致命的な隙を生んだ。 「ぐぉわぁ!!」 背後からの衝撃がコックピットを襲う。コンソールにはドライヴに被弾と表示。 即座に振り返るスローネ。そこには上半身と下半身がドッキング中のインパルスが。 「機体を分離させたのか……」 まさに奇策。傭兵をして長くなるが、このような戦法は初めてだった。 「ちぃっ、やってくれるぜ…!」 毒づくサーシェス。 「けどなぁ…!」 射出中のファングはまだ生きている。 「一発でやれねぇんじゃ不発も同じなんだよぉ!!」 再びファングによる攻撃。 しかしインパルスはさっきより慣れたのか2基、3基と落していく。が、構わない。 背後からしかけた最後の―6基目のファングも撃墜。それでいい。 「まだあんだよぉっ!」 スローネに対し背中を向けているインパルス。そこに新たに射出した2基のファングが迫る。 殺った―そう確信するサーシェス。 だが、そこに上空から無数のビームが降り注ぐ。2基のファングを撃ち落とし、スローネ本体も数カ所を撃ち抜かれる。 「なっ、んだと…」 上空のレーダー反応。それは、 「核動力反応!? どこのだ…?」 今どき核動力のMSなど例の2機しかいない。だがモニターに映る黒いMSは核動力反応を示している。 「ありゃあ、ガンダム、か…?」 逆光で分かりにくいが、いわゆる“ガンダム顔”をしている。と、 「うおっ」 黒いガンダムの背部から幾重ものビームが発射。今度は被弾することなくかわしきるスローネ。 (当てる気がなかったな。警告とでも言うつもりか) その上から目線が気に入らないサーシェス。しかし、ダメージを負った状態で2対1は分が悪い。 「ったくよぉ。水入りってことか」 顔をしかめる。 「もうちっと楽しみたかったが…まあいい。もう間に合いやしねぇよ」 機体を離脱させる。その間際、カメラに映るインパルスを見て、 「せいぜい生き残ってくれよ、ZAFTの亡霊」 『退いたの』 飛び去るスローネを見送り上空のMSへと目を向ける。 それはすでに姿がハッキリ確認できるほどまで接近してきていた。その形には覚えがある。忘れるにはあまりに近い記憶。 「レジェンド……レイ、なのか…?」 ありえないとは分かっていても、そう思ってしまう。 『マスター、通信です』 「向こうからか。いい予感はしないな」 「よろしいですね? では後はカガリさん、よろしくお願いします」 「ああ」 「待ってくれ!」 ガタンと音を鳴らしてアスランは椅子を立つ。その部屋―オーブ内の統合軍会議室―の一同はそちらを見やる。 「なぜそこまでしなくてはならない! そんな事をすれば世界中が混乱する!」 「けどアスラン、もう世界は争いに包まれようとしてる。ゆっくりしてる時間はないんだ」 キラの発言にアスランは耳を疑う。 「キラ…お前は世界のために何の罪もない人達に『死ね』と言うのか…?」 「違いますわ。真実を隠すというのならそれは…」 「だからって…!」 ラクスの言いたい事は分かる。現状をそのまま放っておくのはあまりに危険だ。世界中でわずか一日にして多数の争いが起きてしまっている。 だがそれでも、今軍がとろうとしている策は認められない。 「アスラン…僕達には“力”がある。“力”があるのに何もしないでいるのはとても卑怯なことだよ」 「くっ」 そうだ。今の彼らには個人のだけでなく“組織”という“力”がある。多くの人の平和への“想い”を背負っている。それだけのものがあれば大勢の人を救える。 ………少なくとキラ達はそう思っている。 「アスラン」 「カガリ…」 アスランの婚約者でありオーブ政府の代表であるカガリ・ユラ・アスハが声をかける。 「私達はデスティニープランを否定した。世界を導くのは、その私達の義務なんじゃないのか?」 「義務…か」 アスランは黙る。それを了承と判断したのか各々席を立ち退出していく。最後にカガリが振り返ったがアスランはそれに気付かない。 そしてアスランだけが部屋に取り残される。 「キラ、ラクス…お前達は……」 アスランは思う―あの2人は何か隠している。ただ単に話さなくていいと考えているだけなのかもしれない。 CBの件、彼らはあまり動揺していなかった…ように思う。CBを敵と認定するのもあまりにアッサリしていた。 人の上に立つ者としては正しいのかもしれない。だが熟慮しないのはどうかと思う。 (これだ…俺達に欠けているのは) キラ、ラクスそしてカガリ、おそらくは自分自身も。自分達はもう間違わないと、正しい道を選んでいると思うが故に即断即決している気がある。 アスランは背もたれにもたれる。そして思い出す、あの少年を。彼は足掻くことを厭わず、手を差し伸べるを避けず、最後まで何も切り捨てず裏切らず、戦い散っていった。 (シン…お前が生きていたらこの世界を、俺達をどう思う? この世界をどうする?) いや、と頭を振るアスラン。勢いよく立ち上がる。 「俺がやらないとな。オートマトンの使用は絶対にダメだ」 「…またアンタか」 『あら、連れないのね』 インパルスのモニターに映ったのは金髪の美少年…ではなく、暗い金色の髪をした美女―ドゥーエだった。 シンにとっては予想通りの相手である。こんな悪ふざけが好きそうだ。 「アンタはスカリエッティの仲間だろう。何のマネだ?」 『ふふふ…あなたに興味があるの』 思わせぶりな態度はいつものこと。「ふざけるな」と一蹴しようとしたところ、 『誰にでも唇を許すほど安い女ではないつもりだけど?』 「!!!」 真っ赤になって頬を触るシン。病院での出来事がリフレイン。 『くちびっ!?』 『……』 アルからは怒りを、エセルからは‘じとー’っとした視線(本だけど)を感じる。 弁解したいところだが、魔導書の声は持ち主(+α)にしか聞こえないのでできない。変な人と思われる(今更とか言うな)。 「お、お前のことなんて信用できるかっ!」 とりあえず声を荒げるシン。上のセリフは一応本心。 『あら嬉しい。あなたが‘お前’って呼ぶのはある程度親密な証なのよね』 「何をっ!?」 『声が裏返っとるぞ』 『…………』 アルの冷たい声とエセルの「っへぇ~↓」視線。 『ま、信用できないならそれでいいわ。この状況を1人で何とかできるのなら』 「うぐ…」 戦場を見れば地獄絵図もかくやという状況。双方消耗し泥沼化するのも時間の問題だろう。 そうなればCBとしてはしめたもの。作戦成功だ。 『マスター』 「(なんだ?)」 少しは機嫌が直ったのか、話かけてきたエセルにコソっと返すシン。 『彼女はCBメンバーとのことですが、今回は共闘するのが良いかと』 「(そう、だよな)」 『好きにすればよいっ!』 怒鳴るアル。白ロリは引き続き‘おかんむり’です。 『あら、お友達が来たようよ』 「お友達?」 レーダーが1体の機影を捉える。上から黒いMSが。 「フラッグ? …積んであったやつか。八神のやつ、輸送機はどうするんだ」 はやてが乗ってきたと踏むシン。だがモニターに映ったのは意外すぎる顔。 『いつまでフラフラ飛んでんのよ!』 「君は…!」 病院にことりの帽子を届けに来たオレンジツインテールの少女だ。 「え~っと…」 『覚えてないのにそれっぽい反応するな!』 「いやっ…覚えてるよっ? ただ名前が思い出せないだけで…ほら、芸能人とかでよくあるじゃん?」 『あー』 ドゥーエが同意。ちょっと意外。 『…ティアナ・ランスターよ。今度は覚えておきなさい、シン・アスカ』 「何で俺の名前を?」 彼女がガンペリー(仮)に忍び込んでいたとは知らないシン。 時間は少し遡る。 「う~っと…」 ガンペリー(仮)の格納庫。そこでティアナは壁に設置されていた小型モニターと格闘しているティアナ。 このモニター、本来は操縦席との通信時に用いる物なのだが、配線次第で外側のカメラと繋ぐこともできる。 現状がサッパリの2人。戦闘が始まったため少しでも情報を集めようとしての行動である。 「あっ、映った!」 「さっすがティア!」 小さい画面を顔をくっつけて覗く2人。スバルはツインテが突き刺さって痛いが我慢する。 「あ、あのガンダム」 インパルスとスローネの戦闘が遠目に映る。今のはインパルスを指してだ。 「あれにシン・アスカ乗っているのね」 (この間、初音島でも戦っていた。なぜ?) ティアナが考えている横で騒ぐスバル。 「わっわっ、スゴイよティア!」 「うっさい。見つかるでしょ」 「でもどっちもスゴイよ!」 「……た、確かに」 まだまだ新人の2人は2機の動きについていけない。何がどうスゴイかは言えないが、互いの一進一退の攻防に息を飲む。 さらにティアナは気付く。 「ねぇ、赤い方が性能高くない?」 機動性そのものは五分のようだが、運動性と武装には明らかに差がある。だがスバルは、 「え? でも互角だよ」 スバルの言うとおり、勝負は互角と言っていい。赤いガンダムは余裕があるようにも見えるが、性能差を含めれば些細な事だ。 しかし押されているのは事実。さらにシン達は急いでいるらしい。 何よりこれだけの戦場を単機で―例え2、3体僚機がいても―無理だ。 「…ティア。あたしさ…」 「あんた、フラッグ乗ったことないでしょ」 「そうだけど~」 なぜこんな事を言ったのかはティアナ自身も分からない。自分が行ったところで何も変わらないかもしれないし、行く理由も不鮮明だ。 だが、彼女は後になって思う―これで良かったと…シン・アスカを信じてみて良かったと。 「私が行く」 「え」 「シン・アスカをここで死なせるのは、違う気がする」 そうしてティアナはフラッグに乗り込む。スバルが手動でハッチを開く。 『うぉっ!? 何や!? 誰かおるんか!?』 驚いたはやての艦内放送が入る。だが今は説明している時間が惜しい。開いたハッチからの風に髪を煽られながら叫ぶ。 「スバル、後任せたわよ!」 グッと親指を立てそれに応えるスバル。 それを見て笑顔を浮かべたティアナはコックピットを閉じる。 「空戦なんて試験落ちて以来やってないけど…っ」 スラスターを開き、大空へ飛翔する。 「…アレに乗ってたのよ。細かいことは後! 今はやることがあるでしょ」 『そうだな』 苦笑を浮かべるシン。それを見たティアナはちょっとドキっとする。 それを悟られまいと話題転換。 「そっちのガンダムタイプは?」 『…まあ、知り合いだ』 「ならいいわ。で、どうするの?」 『知らないのかよ…。あそこに司令部みたいなのが見えるだろ? あそこに八神が行けるようにするんだ』 山岳地帯の奥にそれらしき建物がある。なるほど、クーデター側の指揮にはうってつけだ。 「分かったわ」 ティアナはざっと戦場を眺める。TVや資料以外でこれほどの戦いを見るのは初めてだ。 おまけにこれから空戦をやらなければならない。苦い思い出がよみがえる。 (やれるの、私に?) 今になって恐怖が顔を出す。嫌な緊張が体を覆う。周囲を見れば2体のガンダム。 シン・アスカは間違いなく戦い慣れている。本物の戦争の最前線で戦い続けていた。 もう一方のガンダムは深く考えないようにしているが、ZAFTの技術の粋を集めて造られたMS…に似ている。相応のパイロットが操縦しているのだろう。 そう考えると、自分がひどく場違いな気がしてくる。 そこでシンが口を開く。 『君は援護してくれればいい。俺が前に出る』 シンとしては何気なく発したセリフ。が、負けん気の強いティアナとしては年の近い男の子に気を使われたように思え、ムカっとする。 「ふざけないで。やれるわ!」 勢い任せで怒鳴る。そのおかげか、さっきまでのマイナス思考は霧散した。 (ここまで来て…ビビるな、ティアナ・ランスター!) グッとレバーを握る手に力を入れる。 モニターには「怒られちゃったよ……」と凹むシンが映っているが、ティアナの目には入らない。 ティアナはフラッグを前進させる。その後をインパルスがあわてて追い、最後にレジェンドは「やれやれ」と肩をすくめるだけの間を置いて後を追った。
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Part1 6 名前: なまえをいれてください 投稿日: 04/05/21 09 15 ID nO+5Lqhk サイレントボマー サイフォンフィルター シルエットミラージュ 可変装甲ガンバイク THE 戦車 ガンナーズヘブン スパイダーマン ちっぽけラルフの大冒険 ダイハードトリロジー ラクガキショータイム ぐっすんぱらだいす ベルトロガー9 メタルスラッグX キャプテンコマンドー Q Final ミスタードリラー、グレート XI[sai] プリズムランドストーリー アディのおくりもの プチカラット クーラクエスト 鈴木爆発 グンペイ グレイトヒッツ LSD フリートークスタジオ みちのく秘湯恋物語 VIRUS とんでもクライシス DEPTH グルーヴ地獄V RIVEN カートンくん トワイライトシンドローム(探索・究明)夕闇通り探検隊 学校であった怖い話S サーカディア プラネットライカ キャプテン・ラブ ノットトレジャーハンター 御神楽少女探偵団 クロス探偵物語 風雨来記 シルバー事件 エコーナイト ハッピーサルベージ どきどきポヤッチオ プリズマティカリゼーション ワンダートレック ストレイシープ ダブルキャスト Part2 21 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 04/08/24 17 55 ID YaanrQdb ボクサーズロード アストロノーカ カルネージハートシリーズ クロス探偵物語 全部既出だろうけど Part3 852 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 05/02/07 02 40 28 ID po2keFsx 面白いソフトジャンル別 ACT スパイロ・ザ・ドラゴン 羅刹の剣 ストライダー飛竜1&2 AVG クロス探偵物語 FTG ギルティ・ギア復刻版 サイキックフォース PZG カートンくん RCG 峠MAXG Formula one97 RPG 川のぬし釣り レブス SLG 信長の野望武将風雲録 ロードオブモンスターズ SPG 闘魂烈伝3 リベログランデ2 スマッシュコート2 STG マクロスVF-X2 TBL キャロムショット 854 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 05/02/07 03 02 00 ID ka9IoBEx 852 クロス探偵物語は漏れも好きだ。 剣の指差し動作にギクっとしたエロスメンは漏れだけでは無いハズ。 Part6 914 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/06/06(月) 14 30 30 ID g6tMa0GS AVGでお勧めって何があります? クロス探偵は面白かった。 Part7 299 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/06/23(木) 02 31 47 ID YXLeYGsU 有名すぎて、全然隠れてないけど、クロス探偵物語 中でも、ゆがんだ名門校と紺碧の記憶が好きです ラストのタランチュラも良かったけど、何度も遊ばないといけなかったのが めんどかったです。 300 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/06/23(木) 18 41 34 ID vOwXIxOg クロス探偵物語か…。 質よりも軽さ重視のグラフィックが逆にいい味出してるよな。 女性キャラが無駄に色っぽい。何度主人公に指さし注意くらったことか…。 それにしてもマッハシークを流用したPS2のドリフトチャンプはひどかったな。 302 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/06/23(木) 22 29 46 ID DumLCJC0 >主人公に指さし注意くらったことか…。 おまいは俺か、俺はおまいか… 307 名前: R ◆p1tVcxS07Q [sage] 投稿日: 2005/06/23(木) 23 35 09 ID 72YS/aVW 300 やれやれ、とんだコマッタさんですね・・ そんな貴方の事だから、どうせ扉の前で宝玉もないのに 「自前の玉(ゴールデンボール)を入れる」とか選択したでしょう? おまいは(略 625 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/07/18(月) 17 13 37 ID OGBvCO5t 【クロス探偵物語1】 3Dダンジョンを探索する「満月の夜に」以外はごく普通のADVゲーム。 パッケージの方に平均終了時間が書いてあるが、最終話「タランチュラ」だけ エンディングが複数あるので、実際のボリュームはもっとある。 作品の完成度が高いので、多くの人に薦めたい所だが、シティーハンター風の じゃれ合いが嫌いな人は拒絶反応を起こすと思う。 Part8 323 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/09/07(水) 10 18 12 ID QzrCPtO7 すべてがFになるって出来はどうなの?結構高値を維持してるから面白いのかな? プレイした事あったら感想希望、因みに原作はシラネ スレ違いだったらスマン 325 名前: 長文スマソ [sage] 投稿日: 2005/09/07(水) 18 44 10 ID iw5lhFF4 323 発売直後ぐらいに買ってやったな。 システム的な問題は感じなかった気がするけど ↓の点により俺的にはあまり…だったんでクリア後売ったよ。 推理系ゲームをやってる気があんまりしなかった。 一応考えたところもあったけどほとんど詰まらず最後までいったのでノベルの感じが強かったな。 メインのトリック( タイトルの意味)がすぐ判ってしまったからかもしれないけど。 大金持ちの箱入りお嬢様で世間知らずなところがあり常識(特に金銭感覚)のズレが激しく (しかもそれに気付いていない)かつ「私は頭がいい」「そんなのは分かって当たり前」的な言動を常にとるヒロインと、 同じように「この程度のトリックは分かってもらわないと」というような最後まで常に上から見下したような態度の犯人に 最初からムカツキまくってた記憶だけははっきり残ってる。w 犯人はともかくヒロインはズレた推理を得意げに振り回すくせにそれが違うとわかると 「やっぱりそうだったんだ」とか言ってコロッと自説を変えてしまうところが… というわけで、クリア後の達成感、爽快感はあんまりなかった。 あくまで俺的感想で高値なところをみると一般には面白いのかもね。 327 名前: 323 [sage] 投稿日: 2005/09/07(水) 21 24 12 ID QzrCPtO7 325 THX、何かイマイチっぽいねこれ買うなら神宮寺シリーズやクロス探偵買った方が 良さそうだな・・・ 329 名前: 325(また長文スマソ) [sage] 投稿日: 2005/09/08(木) 14 09 27 ID BvkQx3v1 326 儲が買い漁ってるのかも。 ミス板の原作者スレ、発売当初凄かったらしいし。 かなり後になって原作読んでみてほぼ原作通りだったけど ゲームでのヒロインと犯人のムカツキ度はかなり薄められていたことを知ったよ。w シリーズ物で続編小説出てるけど読む気しない。 327 推理物を求めるのならそっちの方がいいと思う。クロスはおすすめ。 328 此花1はやった。 ヌルいというか、クロス、神宮寺、あとPSじゃないけどミッシングパーツ(PS2,DC)とかみたいに 自分でいろいろ調べてじっくり考えて進めるっていうのとはちょっと違う感じかな。 一応考えて選択肢選んで進めていくんだけど、 正解の一本道から外れるといきなりバッドエンドってのが結構多い。 キャラデザ気に入ったり、キャラ間の掛け合い(ボイス付き)が気に入ればいいかも。 PS2あれば此花パック(PSで出た1とPS2で出た続編2,3の3本パック)が\2000であるよ。 THE推理は俺も気になってる。 続編2,3がPS2で出てて(3には1がオマケで入ってる)、これと同じ感じらしい(?) THE鑑識官(PS2)をやったら結構面白かったんで。 やった人いないかな。 828 名前: なまえをいれてください [age] 投稿日: 2005/11/02(水) 22 21 11 ID sA0+Zozn ダブルキャストは俺もおススメ。 PSアドベンチャーを3本選べといわれたら絶対入る (他はクロス探偵物語と街) 今なら1000円あればお釣りが来るし。 1プレイが短いのも良いね 895 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/11/05(土) 23 49 38 ID dExZFJJe クレイマンは1と2じゃジャンルが全然違うよね。 昔パソコンの1をやって面白かったから、PS版をすぐに買った。 謎解きだから一周しか楽しめないけど、俺はなぜか何周もした。 で、期待した2。 アクションゲームになってた。 俺は謎解きがしたいんだよ!と思って買わなかったけど、実は面白いゲームだったんだね。 でもやっぱり今は謎解きがやりたい。 で、なんかいいのありませんかね? そういうのはクレイマンとMYSTしか持ってません。 897 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/11/05(土) 23 56 17 ID mj29ftMd クロス探偵物語 はちょっと違うかw 904 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2005/11/06(日) 11 44 13 ID GcnCeAKb 896 RIVENってMYSTの次のやつでしたっけ? それならかなり難しいだろうなぁ。 土器王紀は前から気になってました。 安いから買ってみようかな。 897 それは人と会話したりして犯人を見つける、とかそんなのでしょうか? 900 全部聞いたことないっすね。うちの近くじゃ探すの難しいかも。 901 それなら近くのゲオに大量にありました。 謎解きじゃないならどんなのなんでしょうか? みなさんありがとうです。 Part9 678 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2006/01/21(土) 21 57 47 ID ChZ6CcOH クロス探偵物語は好きだゾ。 エロめの描写がされてたり、コミカルなやりとりがあったりと 重たい題材の事件を扱ってる中にも息抜き部分があるし、 そのバランス感覚は好きだった。 過去スレにも書いてあったけど、コミカル&エロな描写は シティハンターぽいノリかな。 3Dダンジョンで投げてしまった俺がいうのもあれだけど… Part10 638 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2006/04/24(月) 20 51 34 ID /kLrBgPY クロス探偵 前編 後編が見つからなかったので前編しかプレイしてないけど面白かった。 難易度は低いのでこれから推理ゲームに手を出してみようと思う方はお勧め。 第四話は微妙。 Part12 283 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/06(火) 23 30 55 ID V0iaIvO1 マルチEDで面白いゲームありませんか?できればマイナーなゲームがいいです。 286 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/07(水) 00 12 37 ID ccbLN8I7 ADVでおすすめ教えてください 288 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/07(水) 00 27 54 ID HVO2XNik 287 概ね同意だけど高2→将軍はどうかと思うw 283 ADVなら弟切草、最終電車、あかずの間、閉鎖病院、学校であった怖い話Sも オススメ。グロ耐性があるなら黒の十三も。 291 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/07(水) 05 10 11 ID KogpIslx 288 学校であった怖い話Sは探すのが難しいし、トワイライトシンドロームか夕闇通り探検隊の方がよくね? あと、ミザーナフォールズとクロス探偵物語、古いけどポリスノーツとか。 293 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/07(水) 11 21 04 ID HVO2XNik 291 あくまでも今から遊ぶってことを考えると、トワイライトは辛いかなって。 かなりもっさりしてるから。クロックタワー2あたりがギリかなぁ。 夕闇通りはマルチEDなの?俺やったこと無くて。。。つか売って無ぇorz クロスはマルチEDではなかったと思うけど、神ゲーだった。 ミザーナはマルチEDだったっけか。大分前だから忘れてしもうたw ADVは内容に触れるとネタバレしてしまいそうだからタイトル羅列ぐらいしか 出来ないな~。 先がちょっとでもわかってるADVほど悲しいものは無いからな。。 295 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/07(水) 16 13 27 ID wsKW+oWk 293 283と286に対するレスが混在してんじゃね?>マルチED 296 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/07(水) 19 30 06 ID KogpIslx おれは 286に対して書いた。紛らわしくてすまん。 303 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/02/07(水) 21 55 46 ID OMu9PS65 ノベルだったら、サスペンスタッチのかまいたちと、今でも人気の街。 ギャルゲーよりだが読み応えのある絵理りん最高、久遠の絆。(再臨詔の方がお得だが) オートセーブが邪魔な、夜想曲がその次あたりかな… コマンド式だと、神宮寺とクロス探偵、コナミから近未来物のスナッチャとポリスノーツ、 本編より出来がいいと思う、ときメモドラマシリーズ3つ。やるドラから油断すると痛い目合うダブルキャスト。 学園ホラーから、夕闇と飴玉ばあさん大好き学校S。トワイライトは中断セーブが出来ない点がかなりマイナス。 凶だしたら、その話の最初からやり直し。かと言って、バレしたら楽しさ半減ですし。 その他のホラー物だと、追われる緊張感のある、クロックタワー2と、走ると息切れ、ダークメサイア。 最後に、ぜひリメイクして欲しい、クーロンズゲート。この辺は、売らずに取っておこうと思ってるADVです。 481 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/03/05(月) 11 07 01 ID ASFJEh3o ADVならクロス探偵物語かっとけ。廉価の分割版なら安いはず。 483 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/03/05(月) 11 23 44 ID 7+8PNyJP 481 クロスもそのうちプレミアついたりレアったりしそうだなー。 廉価モノだから大丈夫!ってわけじゃなくなってきたもんな、最近(´・ω・`) 486 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/03/05(月) 14 45 27 ID uTlfExFI 最近クロス探偵物語やって、楽しかったんだけど おすすめない? Part13 4 名前: なまえをいれてください 投稿日: 2007/04/08(日) 23 16 10 ID nam0JACc バイオ、FF7、鉄拳、ときめも、エースコンバット、メタルギアソリッドと話題作は一通りやりましたが一番楽しめたものを一つだけあげろと言われれば迷わずクロス探偵物語を挙げます。 500 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/05/11(金) 20 54 01 ID dLnIgQ27 クロス探偵物語が面白すぎたんで 最近アドベンチャー系を集め始めたんだけどおすすめない? ちなみに御神楽少女探偵団、かまいたち、弟切草、ポリスノーツは持ってます 549 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/05/13(日) 04 26 49 ID e2l/AhdT メタルスラッグX 少し移植度が低いけど、ミニゲーム・コンバットスクール・イラスト等の家庭用オリジナル要素が豊富でかなりお勧め。 ガンパレードマーチ 世界観の設定に難有り。だがそれを差し引いても戦闘・ADVパート共に面白い ダブルキャスト やるどらの中ではこれが無難かと。 サンパと雪割は設定が厳しい。特に雪割の設定はきも過ぎかと。 クロス探偵物語 コマンド選択式じゃないので、自分で推理してるように酔える逸品。セリフ回し等も嫌味が無く好感が持てる。 アナザーメモリーズ 貴重なパステル画のADV。クロス以上に台詞回しに好感が持てた。いわゆるギャルゲーなんだが、このジャンル特有の極端な演出・設定ではないので、 ベタさや嫌味さ等がまったく無い。また世界観も創りこまれているので、全シナリオを通ると恋愛ものではなくスケールのデカイ話という事に気づく。 Part14 323 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/08/16(木) 15 01 06 ID rfolHjQB クロス探偵物語 718 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/09/27(木) 21 09 52 ID hojE/PRg 御神楽は情報集めするキャラと推理するキャラが別なのがネックだった その上、解決編ではただ眺めているだけ。 続編じゃそのあたり改善されてるらしいし 今のADVの状況を考えれば良作なのは確かだけれど。 719 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/09/27(木) 21 56 34 ID jAUAdGXE 御神楽の場合、どっちかって言うと PSの貧弱なRAMでハイレゾ、アニメしまくり、3人立ち絵キャラが表示されてしゃべりまくり しかもロード時間短いっていう点でびっくりこいた記憶が シナリオも良いよね、間違いなく推理ゲーの中では上位に位置するんじゃないか? 720 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/09/27(木) 22 00 38 ID 4ofaRC3/ 推理失敗したらその章の始めからってので萎えた 721 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/09/27(木) 22 08 16 ID 7CX3msv3 神宮寺とかクロスよりは断然面白いと思う 後者に至っては完結すらしねえし 725 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2007/09/28(金) 01 36 17 ID fCzGNReF 御神楽、クロス探偵、神宮寺はどれもハマったなぁ。 あとEVEゼロ&TFAとかパレットとかもかなり面白かった。 ジャンルずれるけどSNKのアテナのADVのヤツと、G線上のアリスだったっけか、 これらは面白くなかった。プレイヤーおいてけぼりすぎて萎えた。 同じおいてけぼりでもシルバー事件ぐらい突き放してくれれば逆に面白かったんだけど。 Part15 634 名前: なまえをいれてください 投稿日: 2008/01/12(土) 21 24 19 ID mZ/v4OAg 昔からADV好きなんだけど「クロス探偵物語」って面白いかな? 635 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/01/12(土) 21 28 01 ID HKREAmce 626 先にサントラ買ってゲーム買ったけどなかなかおもしろかったな 最近のは青いんだけどなんでだろか 634 おもしろいよ。オーソドックスだけど丁寧に作ってあって好感持てる 636 名前: なまえをいれてください 投稿日: 2008/01/12(土) 21 34 04 ID mZ/v4OAg 635 連休で暇だし前から気になってたタイトルなので中古で買ってみるよ どうもありがとう 637 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/01/12(土) 21 40 21 ID QNTQTYh2 636 きっとピチカートファイブのCDが欲しくなるぞw 638 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/01/12(土) 21 41 13 ID rN8cIwsy 634 確か廉価版の後編には、幻の「クロス探偵物語2」の予告動画も入ってるからみとけ ちなみに通常盤にはその予告編は入ってないけどドラマCDがついてる 644 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/01/13(日) 00 54 26 ID Utv5Iqr5 634 クリックの判定が厳しいがやる価値はあると思うよ。 Part16 98 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/03/26(水) 06 26 08 ID d3aOfEp1 デュープリズム(アクションRPG) ゲーム性・ルールの部分に新しさはない・・・ しかし!すべてにおいてレベルが高い。 カメラ割りが非常に良いのが目立つ。CG・音楽も良し。 野球でいうと、タイトルは獲得できないが、3割、HR30本、100打点の選手。 クロス探偵物語1 ~前編・後編~ 推理モノで最高 ウィザードリィ~DIMGUIL~ 天誅 良作。硬派。途中だるくなるところも。 夕闇通り探検隊 制作者がゲームとして完全に組み立てられなかった感じがするものの、その中で面白いなと思わせる部分がある。 362 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 23 43 18 ID SzIyqMxz 上で挙がってるときメモのドラシリみたいなアドベンチャーって ないもんかね~。 ポリスノーツやスナッチャー以外で。 363 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/30(金) 23 50 06 ID zdyko+fI 二択三択じゃなくてコマンドタイプがいいってことかい? そうすっと推理モノとかになるんじゃないのかね 364 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/31(土) 00 13 59 ID qX1snskR おお、レスサンクス。 選択肢を選ぶものでもコマンドタイプでもどっちでもいいんだけど、 ゲーム性よりもストーリー性の高いものがやってみたいな~と。 ドラシリってまさにそんな感じだったし。 やっぱこういうのはギャルゲーが多くなるんだろうか。 365 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/31(土) 00 18 29 ID 8VDFB8Xo クロス探偵物語とかは? 演出で引き込まれる部分が強かったって意味で ドラマシリーズに近いものを感じた 370 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/31(土) 10 59 43 ID 6Jvkbdba 365 ちょこっと調べてみたけど面白そうだね~。 今度探してみるよ。 サンクス! 376 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/31(土) 22 35 37 ID z3AExLNc 364 EVE zeroとEVE TFAもオススメ。ロストワンは…まぁ気が向いたら。 あとは神宮寺シリーズとか御神楽少女探偵団とかも良いよ。 推理物ばっかでスマンソン。 377 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/31(土) 23 13 48 ID CMxRLpkd 376 サンクス! 色々お薦めして貰ったんで箇条書きにしてみた。 クロス探偵物語 ダブルキャスト EVE zero EVE TFA ロストワン 神宮寺シリーズ 御神楽少女探偵団 結構色々あるんだな~。 お陰で今度ショップ巡りするのが楽しみだわ。 378 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/05/31(土) 23 31 45 ID kH/bmGkz クロスと御神楽は俺もオススメ 御神楽はギャル絵に加えて、尻切れトンボな上続編が非常に入手しづらい クロスも続編を意識したつくりだが、未だ続編製作の音沙汰なし という欠点があるが、ゲームは正統派でとても面白い 379 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/06/01(日) 02 25 34 ID sCP/h08H クロスはおれもオススメ ちょっと調べるのが厳しいけどな。 やりたくなってきた。またやろうかな。 529 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/06/29(日) 22 05 38 ID KqfXrVmZ PS2でも無問題で楽しめて、手に入りやすいPSのAVG教えてたも。 どマイナーだが、リング・オブ・サイアスとか楽しめてる俺w 542 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/07/02(水) 14 48 21 ID LKM6V9g4 533 539 541 レスありがとう。 かまいたちはPS2で3をやったとこですw 街はやってみたいけど、今では手に入りにくいみたいですね。 クーロンズゲート、シルバー事件、はちょい微妙ですがw ダラダラやれて、シナリオが大きく変化するのがやりたい。 情報ありがとう。探してみます。 543 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2008/07/02(水) 15 46 52 ID nov3Nokv 542 推理ものが好きならクロス探偵物語。SF好きならスナッチャーとポリスノーツ。ホラー好きならば、 トワイライトシンドローム、夕闇通り探検隊あたりが面白かったです。ADVって枠じゃないのかもしれないけど。 ダラダラやれるって点を重視するなら、ガンダム好きなら、Gundam0079 THE WAR FOR EARTH、ノットトレジャーハンター。 ロックマン好きならスーパーアドベンチャーロックマンがオススメかな。プレイ動画見ただけでもお腹一杯だけどね。 Part17 548 名前: なまえをいれてください [sage] 投稿日: 2009/01/21(水) 22 25 41 ID yt6IgX7u 前スレで教えて貰った「ダブルキャスト」と「クロス探偵物語」を やってみたけど、かなり面白かった。 特にダブルキャストのインパクトは凄いものがあった…
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・バギ系呪文 【バギ】?―【バギマ】?―【バギクロス】―【バギムーチョ】 概要 バギ系の上位呪文で、範囲内のモンスターに57〜87のダメージを与える呪文。 魔力の増加により129から159までダメージが増加する【旅芸人】の最大呪文。 しかし、消費MPが26も使用するにもかかわらず、消費MPが2の【なぎはらい】とダメージが大差ないこと、ほとんどの旅芸人の攻撃魔力ではなぎはらいよりも低いダメージしか出ないことからバギワロスと呼ばれる。 余談 一部、攻撃魔力を上昇させてバギクロスのダメージを増やそうとした芸人もいるが、250程度の攻撃魔力でダメージキャップに到達すること、そもそも本作の仕様上【魔力かくせい】などが使えない旅芸人では無駄にMPを消費するだけということがわかった。 なお、これは本呪文固有の問題ではなく、デイン系呪文を使える勇者が仮に実装されても魔力覚醒が出来ない限りギガデイン(笑)となるということである。魔力覚醒がバイシオン系統のように他人を強化できる特技であれば・・ Ver2.0 消費MPが約半分の14まで減少し、詠唱時間も短くなった。 これでとりあえずスーパースターなら迷宮でこれを連発するのも視野に入るか。 仲間モンスターの登場により魔力かくせいがつかえるねこまどうが転生しバギの心得を得た場合、 覚醒バギクロスがついに実現可能になった。 Ver2.1 消費MPが更に下がり12に減少。 他の属性の上位呪文も消費MPを少なくする調整がなされているが、範囲攻撃呪文の中ではバギクロスは最も低コストに設定されている。(マヒャド消費MP 21、イオナズン消費MP 23、ジバリーナ消費MP 16)
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2・26 投稿者:はにゅ 投稿日:2007/02/26(Mon) 20 45 今日はソフトラクロスDAY!! 今日もたくさんのプレイヤー、STFが来てくれました!!! 今日は試合が出来なかったため、ラインドリルリレーをして生徒の楽しさupをはかる。 そしたら先生の提案で、「パスミス回数」も数えることに。 そしたら子ども達は丁寧、かつ早くパスをするようになりました。 スピードでは男の子チームに勝てない女の子チームも、パスの正確さでは男の子チームより好成績だったり!! とても嬉しそうでした。 そして先生のすごさをあらためて感じた。 来年度もラクロスクラブに人気集まると思います。とのこと。 とっても嬉しい。 数年前、織田が駒場小学校に通ってた頃にはラクロスの名前すら知らなかったであろう小学生達が、今はラクロスを知っていてくれる。 すごい進歩だと思う。 また校長先生が「昨年は惜しくも途中で敗れてしまったのですよね…。」 小池先生も以前「駒沢とか近いところでしたらぜひ応援に伺いたいと思っています。」 と言って下さっていたのを思い出す。 やっぱりbluebulletsはたくさんの人に応援されていることをあらためて感じた。 あの子達、先生方のためにも頑張ろう。 日本一。 [103へのレス] Re 2・26 投稿者:中村(あ) 投稿日:2007/02/26(Mon) 21 04 僕が先週うけもった1班の仲間達は元気だったでしょうか。 また会いたいっす。 [103へのレス] Re 2・26 投稿者:23 投稿日:2007/02/27(Tue) 01 09 ソフラク今年もうないの? [103へのレス] Re 2・26 投稿者:だいご 投稿日:2007/02/27(Tue) 23 42 あきひでのこと覚えてたよー 「あの明るいやつはー?」「中村はー?」って言ってた 来週あるらしいよ 3月5日かな [103へのレス] Re 2・26 投稿者:はにゅ 投稿日:2007/02/27(Tue) 23 58 今年度は3月5日でおしまいです(><) でもまた4月から新しい4,5,6年生とクラブ活動しますよー!!!! [103へのレス] Re 2・26 投稿者:中村(あ) 投稿日:2007/03/01(Thu) 12 18 だいごさん まじっすか、名前まで覚えれくれてたとは! 月曜試験あるけどがんばって行きたいと思います。 back
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クロスロード1 セーブポイント 入手アイテム クロスロード1 話をききつつ、西に向かう セーブポイント なし 入手アイテム たべられるキノコ (東南のハコ) ナッツ (西側の地面) このみパン (北西のハコ) 攻略チャート
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【TOP】【←prev】【HuCARD】【next→】 ネクロスの要塞 タイトル ネクロスの要塞 機種 PCエンジン 型番 AK90001 ジャンル アクション 発売元 アスク講談社 発売日 1990-4-20 価格 6800円(税別) 駿河屋で購入 PCエンジン
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トリステイン魔法学院 タバサの部屋 虚無の曜日といわれる休日のその日、サイトと共に休暇を貰う事になったシンはタバサに部屋に呼び出されていた。 ちなみにシンの衣服は仕事中以外はパイロットスーツのままだったりする、その理由はそれ以外の着替えが存在していないからである。 「で、渡したいものって何なんだ?」 その呼び出された理由をシルフィードから聞いていたシンは回りくどいことはせず直球でタバサにたずねる。 タバサはそんなシンの態度に気分を害する様子も無く、タバサは一本の鞘に納まっているナイフをシンへと差し出す。 そんなタバサの態度にシンは「之が渡したいものなのか」と言う判断をするとそのナイフを受け取り、鞘から抜き出す。 そうするとどうした事だろうか、急にシンの体は金縛りにあったかのように動かなくなってしまったのだ。 「な……!? な、なんなんだ…よ、これ……は…!!」 シンはその『金縛り』を必死に解こうと体を動かそうとするも、体は言う事を聞いてくれない、声を出すのだけでも精一杯だ。 そんなシンの様子を見てタバサは杖をその手に持つと呪文の詠唱を開始し始めると、その体から稲妻が迸り始める。 タバサのその行動にシンは『殺される』覚悟を決めたかのように目を瞑り、その稲妻が自分の肉体を焼き尽くす瞬間を待った。 「ウギャァアアアアアアアア!!!!」 稲妻が襲い掛かり、凄まじい悲鳴がシンの口…からではなく、その手に持っていたナイフから飛び出る。 其れと同時に無傷のシンの手からナイフが転げ落ち、まるで糸が切れたかのようにシンもその場に座り込む。 そしてタバサは杖をもう一度確りと構えると呪文を詠唱し始め、再び稲妻がその転げ落ちているナイフへと襲い掛かる。 「ち、ちょっ!?ま、まってくれ、ライトニングクラウドは…わぎゃぁああああああああ!!」 其れと同時にナイフから再び激しい絶叫が飛び出し、シンはそんな光景を呆然と見ながらも、命が助かった事に安堵を覚えていた。 「で、一体何なんだ?その変なナイフは…」 さらにその後二回ライトニングクラウドを喰らい、まるで打ち揚げられた魚のようにピクピク震えているナイフを見ながらシンはそう問いかける。 「意思を持った魔剣、インテリジェンスナイフの地下水」 シンの問いに簡潔に答えるタバサ、そしてその答えから導き出された一つの仮定を、シンは再びタバサに尋ねる。 「…つまり、俺の体がさっき動かなくなったのはこのナイフのせいなんだな?」 その問いに頷いて答えるタバサ、そして其れを見たシンはおもむろに腰に備えていたナイフを抜刀すると地下水の刀身にカツカツとぶつける。 「なぁ、俺は一応元軍人で、流石にナイフに対するやり方なんか知らないけど、多少の拷問の仕方位は知ってるんだぜ?」 「ち、ちょっと待った!! 少し、少し刺さってる刺さってる!! わ、わかった、キチンと丁寧に答えるからもうやめてくれよ旦那!!」 流石に自分の体を勝手に束縛された事に腹立っているのだろう、シンは無表情のままのその言葉に地下水はおびえながらそう答える。 そしてタバサはそんな光景を軽く一瞥すると近くにあった本を手に取り読書に没頭していくのであった。 「じゃあ、何で俺の体を操ったりしたんだ?」 「旦那を試す為だよ、そこのお穣ちゃんに頼まれた事とはいえ、俺も裏ではちょっとは名の知れた傭兵メイジだったんだ。 スクウェアクラスのメイジだって操ってた事もあるこの俺がメイジでもない奴に使われるってのはちょっと癪だったんでね」 その地下水の言葉を聞きながら、シンはナイフを収め、地下水をその手に持ちながら近くの椅子に腰をかける。 「で、その試した結果っていうのはどうなんだ?」 「ギリギリ及第点かね、旦那の潜在魔力は平民の平均よりちょっと上程度、それだけなら失格もいい所だがちょっと気に入った点があったんでね。」 「気に入ったところ?」 「まずは俺の操作魔法を喰らって抵抗してた旦那の精神力の高さだ、初見であんだけ抵抗できる人間はかなり少ないからな。 後もう一つは旦那筋肉のつき方さ、そこらの馬鹿な傭兵みたいに無駄な筋肉はほとんどついてない、まるで野生の獣みたいな筋肉だったからな。 俺は『地下水』って名前が示すように静かに潜入してから相手を屠る方が得意なんだ、そういう場合旦那みたいな筋肉と精神的にタフな人間が一番向いている」 自分が『暗殺家業』に向いているといわれて少し眉をしかめたシンだったが、地下水はそのまま言葉をつむぎ続ける。 「ま、条件付でなら旦那の相棒になってもいいぜ、自分で言うのもなんだが、持ってりゃ魔法だって使える超お買い得物件だと思うぜ?この地下水様はな」 「…条件って何だ?」 『魔法を使える』という、確かに魅力的な誘いを目の前にしながらも、シンは慎重に条件を尋ねる。 そんなシンの態度に逆に好感を覚えながらも、あくまで其れを気取られないように押し隠しながら地下水は条件を語り始める。 「な~に、簡単な事さ、旦那の体を徹底的に『暗殺』用に鍛え上げて貰うだけさ、一日二時間位の訓練を毎日続けることでな。 魔力が少ない分は肉体を鍛え上げてカバーして貰わないと俺も困るんでね、どうだい、この条件を飲むかい?」 「………体を鍛え上げるだけだな?」 「そうさ、別に旦那に暗殺家業をやれって言う訳じゃない、鍛え方はこの地下水様が指南してやる、悪い条件じゃないだろ?」 普通の平民ならば戸惑う事無く食いつくほどの好条件を出されながらも、それでも確実に『譲れない一線』を確かめていくシン。 そしてそんなシンの態度を見てさらに好感を深めながらも、それ以上の譲歩をしようとはしない地下水。 しばらく睨むように地下水のその刀身を見つめていたシンだったが、やがて決心がついたのか口を開く。 「わかった、その条件を飲む、これからよろしく頼むな、地下水」 「あいよ、旦那が良く判んないだろうメイジとの戦い方も確り指南してやるさ、この取引を損したなんて思わせないほどに有能なところを見せてやるよ」 地下水のその言葉に苦笑したシンだったが、地下水を鞘に収めると自分のナイフの真上辺りに備えて、礼を言おうとタバサに近づこうとしたその時。 「タバサ!!今から出かけるわよ、急いで支度をして………あら、お邪魔だったかしら?」 この部屋の主であるタバサの無二の親友、キュルケがタバサの部屋に突然入り込んできたかと思ったら、シンとタバサの姿を見てそう呟いた。 「…は? って、あんたは何を誤解しているんだ~~~!!」 一瞬何を言っているんだ? と混乱しかけたシンだったが、『男と女が二人部屋の中』だったと言う認識にいたると顔を真っ赤にしながら否定をし始めた。 「って、そんなこと言っている場合じゃなかったわ!! お願いタバサ、力を貸して、貴方の使い魔じゃなきゃ追いつけないのよ!!」 そんなシンの否定をあっさりとスルーしながらキュルケはタバサに抱きつくとまるで泣きつくかのように懇願し始める。 そしてタバサはほんの少しだけ溜息をつくと本を閉じ、キュルケにその「理由」を尋ねるのであった。 キュルケの理由は一言で言えば簡単、「最近気になっているサイトをつれてルイズが街に行った、追いかけたいから力を貸して!!」と言うものだった。 何でもキュルケ曰く「あのどこか抜けて居るところがまた良いのよね~」という事らしいが、とりあえずシンにもタバサにもそんなことは関係ない。 しかし『親友』の頼みは断れないのかタバサはシルフィードを呼び出すと、シンを残して街へと向かおうとしたのだが。 「きゅいきゅい~(お兄様だけ一人ぼっちなのは可愛そうなのね)」 という、タバサを「御姉さま」と慕い、最近シンを「お兄様」として慕いだしたシルフィードがシンの上半身をパクっと甘噛み。 そんな光景にパニックを起こしかけているキュルケをスルーしているタバサの指示に従い其のまま街へと飛んでいったのであった。 トリステイン王都 なんとか無事―甘噛みされっぱなしのシン以外は―王都にたどり着いたタバサ御一行だったのだが、肝心のルイズとサイトは見失ってしまっていた。 その理由は一つ、長い間シルフィードの口内に入っていたシンが見事に気絶してしまっていたからだった。 その事からタバサはシルフィードに軽いオシオキを、そしてキュルケはパニックになりながらもシンの手当てをする事になった。 幸いシンは早期に気絶から復帰したが、キュルケがパニックから復活したときには完全に見失っていたのだ。 その事からどうした物かと頭を悩ませたキュルケだったが、シンが「武器屋ってあるのか?」と言う質問をしたことから。 とりあえず武器屋から順番に店を回って探していこうと言う結論になり、早速武器屋に向かったのだが、そこで偶然が重なる。 そう、ちょうど『サイト』が持つ武器を購入しに来たルイズ御一行と出会うことになったのだ。 「で、急にどういう風の吹き回しなのルイズ?」 「ギーシュに勝ったそこの使い魔程は求めないけど、多少は戦ってもらわなきゃ困るから武器を買いに来た、それだけよ」 サイトに思いっきり抱きついた後、キュルケは「何故武器屋に?」と尋ね、ルイズも其れに簡潔に答える。 そのルイズの答えに、『シン』よりも『サイト』が劣ると言う意見にサイトが一瞬反応したが、其れに気づいた人間は居なかった。 ルイズとキュルケは其のまま雑談―というよりもキュルケがからかいルイズが食いかかっている―しているし、タバサは本を読み始めている。 そしてシンはシンで武器を、特に銃器を集中してみて回っていたので気づけなかったのだ。 「……何か欲しい?」 武器を手にとっては戻しているシンにタバサは本を読んだままそう問いかける。 「いや… こいつの予備弾薬が手に入るかなと思ったんだけど… 無理そうだし、こっちの銃は整備の仕方も知らないしな…」 そう呟きながらシンは自分の腰のガンホルダーに備えているハンドガンに手を触れると、タバサは少し考えるそぶりを取り… 「……ナイフ、投擲用を10本位なら買っていい、これで足りるはず」 そうシンに声をかけると、エキュー金貨を20枚ほど手渡すと、再び本に没頭し始める。 弾薬の補充が難しいなら、比較的補充が容易なナイフを投擲武器にすることである程度カバーすればいい、ということである。 特にメイジは『杖』を用いての魔法攻撃がメインである為、詠唱妨害の意味合いで『刃物』が飛んでくるナイフ投げは地味に効果があるのだ。 本来そういう攻撃は盾として召還された筈の使い魔が防御するものだが、案外メイジ達は戦闘に使い魔を連れてこない時のほうが多かったりもする。 流石にシンはそこまではしらないのだが、タバサに「サンキュー」とだけ声をかけると即座に武器屋の親父にこの金額でナイフを購入したいと声をかける。 「投擲用ですか?そうですねぇ… 名工が鍛えた品なんで少々根を張るんで、一本でエキュー金貨一枚って所になりますが…」 「…これが、名工の鍛えた武器?」 「そうですぜ、一見普通のナイフですが固定化の魔法もかかってますんで生半可なナイフよりは頑丈ですよ」 明らかにゴマすりをしながらシンにナイフを売ってこようとするその態度に何か嫌な予感がしたシンは地下水を抜き出す。 「なぁ地下水、このナイフって本当にそれだけ価値があるのか?」 「は~はっはっは!! 旦那、馬鹿言っちゃいけねぇよ、こんな二束三文使ったら犬っころを殺す前にポキッと折れちまう」 ナイフから発せられた声とその内容に店主は顔面を蒼白にしていき、まったく違う方向から物音がして、そちらにサイトが向かっていく。 「…投擲用としても価値は無いって事か?」 「そうだね、旦那の腕力なら刺さるかもしれないけど、まともに芯もなさそうだし一回投げればそれでぽっきりだと思うぜ」 「なるほど、ね」 そういうとシンは笑顔で、しかし目が笑っていない威圧を与える笑顔で店主の方へと向きなおす。 「あのさ、俺は確かに投擲用っていったけど、流石に実戦に使えないようなナイフはいらないんだけど?」 「へ、へへへい!! い、今別のナイフを持ってきますんで少しお待ちください!!」 流石に修羅場を幾度も潜り抜けているシンの威圧は辛いのか、店主は脂汗をかきながら店の奥に向かい、新しいナイフを15本ほど持ってくる。 「こ、これは質はいいんですが平民の鍛冶師が作ったんでまともな買い手が出てない品でして、これなら15本でエキュー金貨三枚で十分です!!」 「…地下水?」 「ん~… 今度のは上等だね、投擲用どころか普通に使えるぜ、この鍛冶師の武器なら贔屓にしてもいいくらいだ」 新しく持ってきたナイフを見て、シンは念のためにと相談役の地下水に訊ね、地下水も太鼓判を押したことで店主の顔色が戻る。 そしてシンはナイフと其れを保持する為のホルダーを購入すると残ったお金をタバサに返し、早速ナイフホルダーを装着していく。 そんなシンを横目に、サイトは発見したインテリジェンスソード―デルフリンガーと名乗った―を買いたいとルイズに要求していた。 ルイズは見た目が錆びているその剣を購入することに難色を示したが、サイトに耳打ちされると納得した様子でその剣を購入した。 店主はその口が悪く、何かと客に喧嘩を売っていたデルフリンガーに手を焼いていたのかエキュー金貨50枚で其れを販売した。 その剣をサイトに売っている間、店主はシンの方をちらちら見ていたのでまだ怯えていたから安くしたと言う部分もあった。 ちなみにサイトがルイズに耳打ちした言葉とは… 「シンが喋るナイフを持っているなら、こっちは其れより上の喋る剣を持った方がいい」と言う言葉だった。 この言葉の奥に潜んでいる意味―サイトが明らかにシンに対し敵意を持っている―という事にルイズは気付けぬままデルフリンガーを購入した。 貴族とはいえ世間知らずでしかないルイズはサイトの言葉を「主人の立場を気遣って」のものと判断してしまったと言うことだ。 その後、シンはタバサに連れられ衣服屋で着替えを幾つか購入し、ルイズもタバサへの対抗心からかサイトに服を幾つか購入する。 どうやらゼロのルイズと呼ばれていた自分と学年最優秀生徒と謳われているタバサが同じように『平民』を使い魔にしたと言うことでプライドを保っていたのだが。 『ギーシュとの決闘』でシンがギーシュに勝利して見せたことを知り、『格の違い』を見せ付けられたと思い込んだらしく、タバサに対抗心を激しく燃やしていたようだ。 そのおかげでルイズのサイトへの待遇は『タバサのシンへの待遇』に負けてたまるかとどんどん改善されていったことは良かったのだが。 肝心のルイズが何かにつけてサイトに「あの使い魔くらい強かったら」とか「主人の顔に泥を塗るな」と、愚痴をぶつけていたのだ。 そして、それはタバサと張り合うかのように服等を購入している間も収まらず、キュルケがその状況を見て呆れるほどであった。 何かにつけて『シン』と比較されるサイトの瞳には暗い炎が宿り、段々とその勢いは増し続けていた…… そしてその日の晩、ルイズ達の人間関係を大きく揺り動かす原因となる事件がおきた。 メイジ専門の盗賊であり、自身も土のメイジである『土くれのフーケ』が魔法学院の宝物庫を強襲、『破壊の杖』と呼ばれる宝物を盗まれてしまったのだ。 そのフーケに対抗するべく、ちょうど現場へと駆けつけていたルイズ・サイト・キュルケ・タバサの四人とシルフィード・サラマンダーの二匹が奮戦するも。 フーケが操る30メイルにも及ぶゴーレムに打ち勝つことは出来ず、フーケの逃亡を許してしまう結果となったのであった。 ちなみにシンはその時地下水の指導の下鍛錬を行っており、その事件を知ったのは帰ってきたシルフィードの話を聞いた時であった。 強奪された破壊の杖、サイトの心の奥深くで燃え盛る暗い炎、様々な思惑と感情を混ぜ合わせながら物語は次の局面へと進んでいく。 今にもはちきれそうなほどに絞られた弓が射抜くのは光か、闇か…… 双月はただ、静かに彼らを照らし続けていた…… おまけのNGシーン 「で、渡したいものって何なんだ?」 その呼び出された理由をシルフィードから聞いていたシンは回りくどいことはせず直球でタバサにたずねる。 タバサはそんなシンの態度に気分を害する様子も無く、タバサは一本の鞘に納まっているナイフをシンへと差し出す。 そんなタバサの態度にシンは「之が渡したいものなのか」と言う判断をするとそのナイフを受け取り、鞘から抜き出す。 そうするとどうした事だろうか、急にシンの体は金縛りにあったかのように動かなくなってしまったのだ。 「な……!? な、なんなんだ…よ、これ……は…!!」 シンは必死に体を捩ると、僅かに、体がシンの意思に従い動きはじめる、その動きは段々と強いものになっていき… 「クソッ……!! このナイフ、こいつが原因で…!!」 シンは腕を大きく振り上げ、そのナイフを地面に投げつけるようにして手放す。 その事でシンを金縛りにしていた力が無くなったのか、シンは勢いあまってよろけ、何かにぶつかり倒れる。 「いつつ…… あのナイフは……」 シンはそこまで行った時点で現在の状況に気付いた、ぶつかった物とはタバサであり、そして今自分はタバサを押し倒して右手を胸に当てていると言う状況に。 しかもタバサはシンに押したおされているのに顔色一つ変えずシンの顔をじっと見つめている。 そんな不思議な雰囲気に呑まれ動くことを忘れたシンだったが、そんな状況のままずっとして居れば当然… 「タバサ!!いますぐでかけ……… WAWAWA、わっすっれっもの~」 タバサの親友であるキュルケが部屋に入ってきたが、何か忘れ物したらしく全力疾走で去っていった。 「………ハッ!? ご、誤解だ~~~!!」 たっぷり30秒ほどだった後、自分が激しく誤解されたと知ったシンはキュルケを追いかけたが、もはやとめることは出来なかった… そしてそれから二日後、タバサとシンがなぜか学院公式カップルとして完全に認知されてしまい。 ギーシュが「結婚式には呼んでくれよ」と空気を読まずに発言したことで『ブラックシエスタ』が光臨し、学院を混沌の災禍に叩き込んだと言う…… 一覧へ
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クロスオーバー 専用スレはこちら 概要・スレの趣旨 現在合作企画スレにて「スーパーサラスヴァティ大戦」なるオールスターゲームの制作が進行中です。凍結しました。 「俺も自慢のオリキャラを他のキャラと共演させてみたい!」「でも大規模な企画に参加するのは大変そう」 そんな人のために作られた場所。 気軽にキャラの設定を投げ合って、気軽にクロスオーバーさせましょう。 あなたが手軽だと思ったなら交流の方法はなんでもおk。 クロスオーバーの素材にしてもらうための「内輪感の強いネタ」なども大歓迎。 キャラ名や作品内の固有名詞を直接出して語り合えるスレです。 現在進行中の企画 TCG化企画を開催しています。 ルール案 ひとまずここをカード案の置き場とします。 カード案(自由欄) カード案(テトリス) カード案(朝日) カード案(床下)(デッドリンク) カード案 ( 巨人の人) カード案()(デッドリンク) ルール案・カード案(くろば)