約 493,978 件
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1493.html
その夜、世界各地に散らばった私の仲間達が集結した… 一人はロシア… 一人はサウジアラビア… 一人はメキシコ… 一人はオーストリア… 一人は日本… 残りはこの地より… 『やっほ~ゲンコしてた!』 「紅牙、蒼牙、元気そうね…」 『そりゃね~兄さんのスケート裁き見たらそりゃもう~!』 「さーてーほっといて…」 『酷っ!』 「遅いよ…ま、各地で活躍してれば仕方がないけど…」 『申し訳ない…部下の不手際でこちらへ向かうのが遅くなりました…』 「で、煉牙…オシオキしちゃったって訳?」 『いえ、使えん部下は一から教え直してますよ……今頃は阿鼻叫喚でしょう』 「わーちょっと見てみたいかも…」 『相変わらずえげつね…』 「剛牙こそ…ハイウェイ完全制覇出来たの?」 『いや、それは終わって…今は危険地帯で爆走中だ…』 「あそう…」 『こっちも似たようなモンだぜ…毎日喧嘩座蓼で警察呼ぶなったっての…』 「雷牙もご苦労さん…」 『研究が一段落していた所で今回の件も興味が湧きますね…』 「影牙さん…」 『…長らく留守にし申し訳ない』 「鏡牙さん、修行はどうでした?」 『ええ…御陰で奥義をまた会得しましたよ…』 「じゃ、早速後でお披露目してもらおうかな~」 『兄さん、お帰りなさい』 「聖牙、元気だったか?」 『はい、子供達も会いたがっていましたよ』 「後で土産話でもしないとな…」 『義兄上殿、今は楓殿に見てもらっています…今回の件で全員収集命令が下りましたので』 「義母さんも風牙や孫達が遊びに来て良かったと話してたましたから」 『マスター、それで今回の仕事は?』 「月面遺跡の調査…それも面白い仕掛け付きでね…」 『ほぅ…』 「今は罪牙に先行してもらっている…」 『で、アイツらの手に負えなくなったって訳か?』 「うん、消去者との戦いで全てが終わった訳じゃないからね…」 『…悪い、言いすぎた』 「さてと…月に向かいましょうかね…ビリは後でプチ宴会費用全額払いね」 『『『『『『『『『『えええっ!!!!!?』』』』』』』』』 それから3時間後… 月面遺跡に到着した一行… 遺跡内部から出てくる巨大兵器や防衛レーザーを掻い潜り奥へと進む… 「さて、準備運動も出来た事だしさっさと行きますか…?」 『相変わらず酷い人ですね…』 「アンタにだけは言われたくないわよ…罪牙…」 『フフッ…』 「にしてもリーバードが居るなんて…ここでは出現期間が早かったのかしら…」 『マスターの話ではこの時代より3000年先の未来で開発されるレプリロイドでしたね…』 「ま、平行世界では出現の期間なんて様々だし…今更驚いても仕方がないわ…」 『それよりも…あの石碑の意味を解読出来たのでしょう?』 「まあね…ただX達に教える事は出来ない…」 『どういう事ですか…?』 「あれはこの世界の過去の出来事が記録されているのよ…それも地球で起こったとある事件のね…」 『ある事件とは…?』 「スペースルーラーズ…この遺跡を創った文明を滅ぼした破壊者達…そしてそれを封印していた絶対なる正義の存在デューオ…」 『…』 「それらが過去にこの星に降り立ち滅亡に追い込んだ…」 『我々が知らないのはおそらくまだ魔界に居た頃ですね…』 「おそらくは…」 『けどよ…結局、石碑には何て書いてあったんだ?』 「石碑の最後の一文にはある言葉だけ書かれて後は何も…」 『その言葉とは…?』 「過去は未来に未来から過去へ…蒼き騎士の歌声の導きがあらんことを…時の大河を遡り…我と共に悪意と立ち向かわん…時の果ての友よ…この言葉を聞き入れよ…さすれば扉は開かれん…」 その時、扉の奥より閃光が漏れだし重力とも解らないモノに全員が引き込まれる… 『ちょ、どうすんのこれ!』 「…このまま行く」 『一体、どういうことですか!?』 「呼んでいるんだ…デューオが…」 『呼んでいるって…』 「行こう!過去の世界へ!!」 皐月を先頭に扉の奥へと引きずり込まれていく… 「約束は守るよ…デューオ……」 =続=
https://w.atwiki.jp/rnext/pages/251.html
信じるモノ 放送が終わり、道路を駆ける一台のバイクが居た。 カブトエクステンダーに跨る葦原涼だった。 フルフェイスのヘルメットをかぶり赤と白のライダーグローブをはめている。 (あすか…) この眼で死を確認した命の恩人である女性。 その名が放送で告げられた。 更に本郷という2つの同じ名前…。 自分と拳を交えた男がどちらの本郷だったかはわからないが、彼もまた命を終えたということだろう。 あの戦いが死に至らしめたとは思えない。おそらくはその後で事が起こったのだろう。 (もしかすると四号か…) 仲間と共にあすかを殺した第四号、人類のために戦ったはずの者、それが実は戦闘狂だという事実を見出した。ならば本郷も四号の手にかかった可能性も考えられる。 未確認生命体第四号…見つけ次第問いただすか、この手で葬るか…。 今は唯、“一発殴りたい”という感情だけが渦巻いていた。 そうして悲しみの思いを胸にバイクを走らせる葦原。 すると前方に巨大な施設が見えてきた。 『動物園』と書かれた看板を眼にしながら静かにバイクを止める。 フルフェイスのヘルメットを脱ぎ、入り口から園全体を見渡す。 どうやら動物は一匹もおらず、何も捕らえていない檻だけが置かれていた。 と、その時入り口付近のベンチに座り込む1人の青年を見つけた。 気になった葦原はヘルメットをハンドルに預けエンジンを切ると、警戒の眼差しで青年へと歩み寄った。 ※※※ 「おい 大丈夫か?」 葦原は座ったまま俯く青年の肩に手を当てて声を掛けた。 しかし青年は気付かないのか、何かをうわ言の様に呟いている。 「海堂…なんで君が…」 生気を失ったような眼で俯いたまま呟く青年、木場勇治は絶望していた。 同じオルフェノクであり、友であった海堂が死んだ。 共に暮らし共に戦い続けてきた仲だった。 偶然にもオルフェノクになったとはいえその運命に流されずに生きていた。 彼は『正しく』生きていたはずだった。それなのに…死んだ。 正しく生きる者が死に、戦いに乗るような悪しき者が生き残っている。 唯の弱肉強食と言えばそれまでだが。それだけで言い切れないものも感じる。 正しいから死んだのか? 生き残った方は悪なのか? そらなら生き残っている自分は…。 (教えてくれ海堂…) 赤い化け物との戦いでファイズギアを預け戦闘を任せてきた。 あの時自分が残っていれば良かったのだろうか。 しかしあの時は、ああするのが最善だった。 まさかあの怪物にやられたのだろうか…だとすれば戦わせずに一緒に逃げれば良かった。 戦わせた事によって命を落としたのならば、彼の殺したのは自分だ。 やはり自分は…オルフェノクは悪なのか…。 そして木場の脳裏に2人の人間が思い浮かぶ。 桜井侑斗と香川という人物。 桜井侑斗は自分を「化物」と呼び罵った。それが彼の人間としての本心であったのだろう。 所詮は彼らにとっては化物という認識にしかない、人よりも下の存在と考えているのだろう。 そして香川。 彼は人間でありながら殺し合いに乗っていた。持っていたライフルに発砲した跡が残っていたのが証拠だ。それに桜井郁斗をも狙っていた。 それを防ぐために香川を追い払ったのに、桜井には罵られた。 なんとも言いがたい心情である。 今回の放送で香川の名が呼ばれなかったのは、幸か不幸かわからない。 言えるのは、海堂の名を呼ばれたのは不幸だと言うことだけだった。 ※ ※※ 「おい!!」 「え…?」 そこへ、葦原の大きな声が響いた。 考え込んでいて気がつかなかった木場もやっと顔を上げた。 「………知った名前が呼ばれたのか?」 葦原は木場の呟きと表情から、ある程度のことは察知した。 おそらく知り合いが死んだことに落胆しているのだろうと。 「…海堂…大事な仲間でした…」 一度は葦原を見た木場の瞳は、空ろな目をして再び地面へと視線を移した。 するとそれを見た葦原は少しだけ沈黙して、無言のまま木場の横へと腰掛けた。 「俺は葦原涼…あんたは?」 沈みきった表情の木場に問いかける葦原。 「木場…勇治…」 そうして木場は小さな声で名乗った。 「木場か…あんたは戦いに乗っているのか?」 「…そんなこと…!…俺は戦いを止めたいと思ってる!」 葦原の突然の問に声を荒げて反論する木場。 「…だったらなぜ、こんな所でいじけている?」 「いじけているわけじゃ…唯、わからなくなったんだ…人間を信じていいのか…」 その応えに葦原は一度大きく瞬きをするとスクッと立ち上がり、木場の正面へと回った。 「………俺を信用できると思うか?」 葦原は自分の顔が見えるように立って問いかける。 それに眉をしかめながら無言で見つめる木場。 「…人であれ、なんであれ完全に信用できる奴なんて居ない」 何かを思い返しながら葦原は言葉を続ける。 「俺も信じ続けて何度も失い、裏切られてきた…」 悲しみ暮れた瞳が木場に何かを訴えかけているようだった。 「…それなら何を信じれば…?誰を信じれば…」 「自分だ」 動揺したような声で言う木場に葦原は一言で返した。 「…自分?でもそれは人間を信じるのと同じじゃ……」 「…………そう、思うか?」 木場の言葉に静かに応えた葦原は、おもむろに手にはめたグローブを外し始めた。 そうして木場の眼前に素手を晒した。 ※ ※※ 「…それは?!」 木場は目を見開いて驚愕した。 目の前に見える葦原の手は奇妙にも『老化』していた。 何故このようなことになっているのかわかない。 それでもこの様な病気なんか、聞いたことも無い。 だとすれば彼も自分と同じような…。 「………俺はもう人でもない、唯の怪物だ」 そう言いながら葦原は再びグローブをはめる。 「それでも俺は自分を信じる。たとえどれだけ裏切られ、絶望し、地獄を見たって」 グローブをはめた拳が強く握り締められる。 木場はその言葉に心が揺れていた。 葦原涼…彼は「人では無い」ことを明かした。 それがどういう行為か、身を持ってわかっている。 オルフェノクという正体を明かせば普通の人ならば恐れ慄いていく。 化物、怪物と罵られ、さげずまれる。 元恋人であってもそれは同じことだった。 だが彼は、そんなことを恐れる様子も無く、手に残る「証拠」を見せた。 口ぶりからすれば、自分と同じような目にあって来たのかも知れない。 それを踏まえてなお正体を明かしたと言うのなら、自分が惨めに見える。 できる限りはオルフェノクの姿は見せようとはしなかった。 それが相手のためであり、自分のためだと考えていた。 敵対する者にはしかたないとしても、味方や事情を知らない者には脅威になるだけだ。 だが彼は、脅威を隠そうとはしない。むしろ誇りにしているようにも見える。 どういった経緯で、彼が人でなくなったかはわからない。 それでも自分と同じく、化物、怪物に「なってしまった者」だろう。 同じ境遇の者として、自分は酷く惨めだ。 人でなくなっても、彼は人以上に人の心を持っている。 それが羨ましく思え、惹かれた。 自分にそのような強い心を持てるだろうか? 香川や桜井……人間を信じられなくなっていた。 もし彼なら信じただろうか…。おそらく信じただろう。 その瞳が、握られた拳が物語っているようだった。 そして感じる…姿や性格、まるで正反対だが、心は海堂に通ずるものがある、と。 この葦原という男は信用できる…いや、それではいつもと同じ。 そうやってすぐに信用してしまうのが、自分の悪い癖なのかもしれない。 彼の言うとおり、完全に信用できるものなどいない。 だったら自分を信じる…『葦原は信用できる』という自分を信じる。 「葦原さん…俺も信じます…自分を…」 すると木場は葦原を見据えて呟いた。 そして次の瞬間、顔に不気味な黒い影を現した。 「……あんたもか」 葦原は、その影に別段驚きもせず、少しだけ鼻で笑った。 「…後悔するなよ」 影を潜めた木場に向かって、芦原の瞳は力強さを増す。 目の前の男、木場勇治、先程まで全てに失望したような目をしていた。 なのに今はもう真逆の表情を見せている。自分の言葉に励まされる事でもあったのだろうか。特に励ますような事を言ったつもりはなかった。ただ記憶を振り返り、質問に答えただけだ。 それが木場の瞳から失望を取り除く結果になったということだろう。 改めて見る木場の目は真っ直ぐ前を見据えて居る。 しかし、どこか真っ直ぐ過ぎる気も否めない。 「…けれど、あんたの行動が間違いだと感じたら、俺は容赦なくあんたを止める」 そして一言忠告のように言った。その真っ直ぐな瞳が逆に心配になったからだ。 戦いに乗っていないと言うのは真実だろう。実際、自分を襲ってはこない。 しかし自分を信じた結果だけが正しいとも限らない。その判別が木場にできるのか。 真っ直ぐな瞳の奥底が、揺らいでいるようにも見えた。 「……はい」 葦原の真剣な眼差しに凄みを感じて、少し言葉が詰まってしまう木場。 これは自分に釘を刺しているのだろうか…。木場はそう考えてしまう。 もし、自分が戦いに乗るようなことになったら止めるということだろう。 そんなことには絶対にならないと思いつつも、まだ心のどこかで人間を良くは思えないところがある。しかし人間が憎いのと、殺し合いに乗るのは話が別だ。 自分が人間なのか化物なのか、それは葦原にも課せられていることだろう。 しかし彼はそんなことを、物ともしていないように見える。 その心の強さが何なのかを知りたいのかもしれない…。 ※ ※※ 「…さて 俺はもう行くが あんたはどうする?」 葦原はカブトエクステンダーに跨り、ヘルメットを手に取って問いかけた。 「…俺も行きます…連れてってください…話をしたい人がいるんです」 木場は拳を強く握り締めて応えた。 桜井侑斗、香川、彼らにもう一度会って話し合いたい。 桜井はまだ化物と呼ぶだろうか、香川は妨害してきた自分をどう見るだろうか。 その結果はわからない。 結果によって自分さえ信じることが、できなくなってしまうかもしれない。 だがそれでも会って話し合いたい、それだけが強く心に浮かんだ。 葦原のような強き心を持って人間の真意を見極めたい。 しかしそれでも裏切られてしまった時は…。 今は答えを出せない。 その時、その場の、自分を信じるしかない。 「…いいけど俺も探している奴が居る、そっちを優先するぞ」 「構いません」 決意のこもった返事を聞いた葦原は、ヘルメットを木場へと投げ渡した。 それを両手で上手くキャッチした木場は、微笑みながら葦原の後部シートへと跨った。 「…四号…それから風見志郎ってのを知らないか?」 葦原はバイクのエンジンを掛けながら後部に座る木場へと尋ねる。 「よんごう?…いやどちらも聞いたこと無いです」 そう応えながらヘルメットを被る木場。 「……そうか、まぁ他にも聞きたいことがある。走りながら聞こう」 そう呟くと同時に葦原はハンドルを回し、カブトエクステンダーを発進させた。 情報交換する2人を乗せた赤いバイクは動物園を後にして島を南下していく。 2つのデイパックに潜むベルト達も唯静かにその時を待っていた…。 状態表 【葦原涼@仮面ライダーアギト】【1日目 日中】【現在地:E-6 動物園手前】[時間軸]:第27話死亡後[状態] 全身負傷(中)、疲労(大)、30分間変身不可(ギルス) 腕部に小程度の裂傷、変身の後遺症、仇を討てなかった自分への苛立ち[装備] フルフェイスのヘルメット、カブトエクステンダー@仮面ライダーカブト[道具] 支給品一式(二人分)、ホッパーゼクターのベルト、デルタギア[思考・状況]基本行動方針:殺し合いには加担しない。脱出方法を探る。1:立花を殺した白い怪物(風のエル)、あすかを殺した白いライダー(ファム)未確認生命体4号(クウガ)に怒り。必ず探し出して倒す。2:立花藤兵衛の最後の言葉どおり、風見の面倒を見る?3:自分に再び与えられた命で、救える者を救う。戦おうとする参加者には容赦しない。4:黒いライダー(カイザ)を探してみる。6:五代雄介の話を聞き、異なる時間軸から連れて来られた可能性を知る。 白い怪物(ダグバ、ジョーカー)を倒す。7:木場が間違いを犯した場合全力で止める。8:デルタギアを誰か、はっきりとこの殺し合いに反抗する者に託す。(今の所木場が有力※五代の話を聞き、時間軸のずれを知りました(あくまで五代の仮説としての認識です)。※剣崎一真の死、ダグバの存在、ジョーカーの存在などの情報を五代から得ました。※ホッパーゼクターが涼を認めました。(資格者にはすぐにでも成り得ます)また、デイバックの中に隠れています※カブトエクステンダーはキャストオフできないため武装のほとんどを使えません。 今の所、『カブトの資格者』のみがキャストオフできます。※五代(クウガ)は殺し合いに乗ったと勘違いしています。※勿論、デルタギア装着によるデモンズストレートによる凶暴化などは知りません。(デルタギアの使い方は知っています) 【木場勇治@仮面ライダー555】【1日目 現時刻:日中】【現在地:E-6・動物園手前】【時間軸】:39話・巧捜索前【状態】:全身に中程度の打撲。他人への不信感。全身に疲労大、背中等に軽い火傷。1時間半変身不可(ホースオルフェノク)【装備】:なし【道具】:基本支給品×1、Lサイズの写真(香川の発砲シーン)、サイガギア、トンファーエッジ【思考・状況】基本行動方針 ???1:香川と侑斗と話し合う。その上で人間の真意を見極める。2:葦原に憧れに近いものがある。3:死神博士、ゴルゴス、牙王、風のエル(名前は知らない)、東條を警戒。影山はできれば助けたい。4:事情を知らない者の前ではできるだけオルフェノク化を使いたくない。【備考】※香川から東條との確執を知り、侑斗から電王世界のおおまかな知識を得ました。(赤カードの影響で東條だけの情報が残っています。) また、第一回放送の内容も二人から知りました。※香川を赤カードの影響で危険人物として認識したままです。 ※自分を信じるが、自分さえも信じられなくなったらその時は…? 090 [[肯定/否定――my answer]] 投下順 092 [[鬼³]] 090 [[肯定/否定――my answer]] 時系列順 092 [[鬼³]] [[葦原涼]] [[木場勇治]]
https://w.atwiki.jp/orirobosrw/pages/26.html
名前:アルベルト・ベッケンバウアー 演者:◆OLze.DQMEw 性別:男 年齢:34歳 身長:183cm 体重:85kg 性格:超強気 精神コマンド:集中(1) ひらめき(1) 直撃(14) ド根性(30) 熱血(38) 気迫(43) エースボーナス:自分を含めた指揮範囲内のDC兵の気力上昇にプラス補正がかかる。 特殊技能: 天才 指揮LV2-? 援護攻撃LV1-? 底力LV2-? 見切り プロフィール: 元DC少佐。 DC崩壊後はDC残党の組織のひとつである『ジュワユーズ』をまとめ上げた。その功と経験や能力から実質的に将軍相当の権限を与えられているが、後方で安閑としているのを嫌い、自ら前線への出撃を好んでいる。 機体のパーソナルカラーは黒。常に機体の右腕に主兵装、左腕に格闘兵器を持たせて戦う戦闘スタイルをとる。 パイロットとしての腕は連邦軍時代に史上最高とも言われたほどで、依然衰えてはいない。 軍人として生きる為に生まれてきた男であり、自分が信じる正義の為に戦っている。 愛煙家。 関連 アイネイアス ジュワユーズ
https://w.atwiki.jp/sin_asuka/pages/13.html
キラ・ヤマト それでもっ!!僕には・・・守りたい世界があるんだ! 気持ちだけで・・・一体何が守れるって言うんだ! 人は、世界は・・・あなたの為にあるんじゃない! だからその命は君だ、彼じゃない!! 僕は・僕は・・・! 殺したくなんかないのにーーっ!! アスラン・ザラ キラ!! これがお前の信じる正義か キラ? カガリ・ユラ・アスハ だいたい、なんでお前、コーディネーターなんだよ? 生きるほうが戦いだ 殺されたから殺して、殺したから殺されて!それで本当に最後は平和になるのかよ!? シン・アスカ あんたって人はぁー!! なんて火力とパワーだよ! こいつはっ!? こんなことで…こんなことで俺はーーっ!! アンタって人はーーーっ!! アンタが悪いんだ…アンタが! アンタが裏切るからァ!! いつもそうやって……やれると、思うなぁー!! アンタは俺が討つんだ……今日、ここでッ!! ラウ・ル・クルーゼ 知らぬさ! 所詮人は己の知ることしか知らぬ!! これが人の夢、人の望み、人の業!!
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/22363.html
霊騎アザゼルC UC 光文明 (4) クリーチャー:アーク・セラフィム/イニシャルズ 3500 ■ブロッカー ■このクリーチャーが相手クリーチャーをブロックした時、自分のシールドを1枚選び確認する。確認したカードがD2フィールドだった場合、コストを支払わずに自分のバトルゾーンに置く。それ以外のカードは自分の手札に加える。 ■このクリーチャーが破壊された時、自分の山札の上からカードを3枚めくる。その中にS・トリガーがあれば、自分のシールドゾーンに裏向きのまま新しいシールドとして置く。それ以外のカードは自分の山札の一番下に置く。 作者:ギガドドン 収録弾 DMZX-01 「結成!ツルギ団」 フレーバーテキスト 白の世界にはかつてガムビエルと言う残忍かつ冷酷な天使がいた。彼女は己の信じる正義の為に多くの者を殺めてきたが、やがて彼女を恨む存在によって命を落としそうになった時、それは魔の力を手に入れ堕天使となった。そして今ガムビエルは禁断の力を手に入れ全てを破壊しようとしていた…。 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/8112.html
autolink() SG/W27-P04 カード名:信じる仲間 翼 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:7500 ソウル:1 特徴:《音楽》?・《武器》? 【永】前列の左の枠にこのカードがいるなら、このカードのパワーを+1000。 【起】[①]あなたは1枚引き、自分の手札を1枚選び、控え室に置く。 立花!雪音のカバーだ! レアリティ:PR illust.
https://w.atwiki.jp/thecircleofdaybreak/pages/329.html
※手違いによりこちらの元記事を上書きしてしまった為、上書き前の元記事をこちらに作成しています 政府広報 40201102 国民の皆さんお世話になっております。暁の円卓政府広報です。 本日発表されました藩王より暁の円卓国民に向けた声明をお伝えします。 政府広報 40201102暁の戦士(設定国民)の越前藩国派遣について 暁の戦士(設定国民)の越前藩国派遣について 現在、共和国諸藩国が貨幣の暴落により揺れていることは皆さんも知ってのことだろう。 だが、帝國においても不安な情勢は存在し、越前藩国の動乱もその一つである。 越前藩国、藩王より、国内の反乱鎮圧にわが国の戦士達の力を貸して欲しいとの要請があった。 これは名誉なことである。是非とも日ごろの研鑽の成果を発揮し越前藩国を救って欲しい。 また、眼前に、レムーリア及び、宇宙からの敵も控えている今、ここで帝國内の火種は消しておきたいと考える。 我こそはと思う者は、ただちに越前藩国に入り、支援を開始すること。 汝の信じる正義と慈悲が為されることを期待する。 2011年2月4日 藩王 白石裕
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/8110.html
autolink() SG/W27-P02 カード名:信じる仲間 響 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:2 コスト:2 トリガー:1 パワー:7500 ソウル:2 特徴:《音楽》? 【永】前列の中央の枠にこのカードがいるなら、このカードのパワーを+1000。 【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) 今日まで訓練してきた、あのコンビネーションがあれば レアリティ:PR illust.
https://w.atwiki.jp/heisei-rider/pages/257.html
信じる心 ◆LuuKRM2PEg 「照井竜が……死んだ?」 時計の針が六時を過ぎた頃、フィリップは愕然とした表情で呟く。 闇に包まれ始めた世界に突如として現れた、複数の飛行船。そこに備え付けられたモニターに映し出された、キングと名乗った少年が六時間もの間に二十人が死んだ事を告げた。 その中には、かつての敵であった園咲霧彦や井坂深紅朗。更には、風都を守る為に幾度となく力を合わせた照井竜までもが含まれていた。それが意味するのは彼らはもうこの世にいない事。 「どうして……どうしてなんだっ!」 今にも泣き出しそうな様子でフィリップは叫んだ。照井の死を許してしまっただけでなく、二十人もの犠牲者を出してしまう。 僕は能無しだ、愚か者だ。翔太郎や亜樹ちゃんがそばにいないと、何も出来ないような弱者だったのか。 自分を責めるような言葉が脳裏で次々と思い浮かんでしまい、フィリップは全身から力を失ってしまう。 「おっと、落ち着きたまえ」 しかしそんな彼が倒れる直前、海東大樹は両手で支えた。フィリップは反射的に振り向くと、彼はいつもの不敵な表情を浮かべていた。 「海東大樹……すまない」 「別に構わないさ。君が足手纏いになられちゃ、僕達だって困るしね」 そして、意図的にやってるような憎まれ口も変わらない。だが放送前とは違ってほんの少しだけ暗さが感じられる。 それは無理もなかった。放送の中には、彼の仲間である光夏海の名前だって呼ばれている。いくら海東でもそれは受け入れたくない筈なのに、それをおくびにも出していない。 ならば自分が彼の為に出来る事は、すぐに立ち上がる事だ。彼はお宝を守りながら、この戦いを徹底的に邪魔するつもりだと語っている。 今は、彼の足枷になるような事はあっていけない。そう思ったフィリップは、身体の力を取り戻させて立ち上がった。 「そうだ……辛いのはみんなだって同じだ。だから僕だけが甘ったれるなんて、許される訳がない」 「ちゃんと、分かってるじゃないか」 海東はフッ、としたり顔で笑った。フィリップはそれに心強さを感じながら、もう一人の同行者に振り向く。 視線の先にいる秋山蓮の顔は、先程とは何も変わらない無愛想な雰囲気を醸し出したままだった。しかし、同じ世界の人間である北岡修一の名前が呼ばれて、何処か表情を曇らせている。 仲間を失った事による純粋な悲しみか。真意は分からないが、彼の為にも自分は必死に戦わねばならない。 「……海東大樹、さっき秋山蓮が話していたクウガについて詳しく聞かせてくれないか?」 「ああ、恐らく蓮が言っていたのはライジングアルティメットの事だろう。かつて大ショッカーが持っていた地の石という物から発せられる波動によって、僕の知っているユウスケはそれに変えられた上に操り人形となってしまった」 「ライジングアルティメット……?」 「その戦闘力は仮面ライダーが数人でかかっても、まるで歯が立たなかったね。だから草加が負けたって、何ら不思議じゃないさ」 海東から告げられた事実に、フィリップは思わず戦慄する。 草加の戦いは、最初に襲われた時しか見ていない。しかしその動きには一切の無駄がなく、一流の戦士である事が感じられた。 考えたくはないが、もしもその力が自分達に向けられたら一巻の終わりかもしれない。もしも、ここに翔太郎がいてWに変身できて、ディエンドやナイトと力を合わせても五代を止められるかどうか。 いや、出来る出来ないの問題ではない。五代が暴走したのなら、何が何でも止めてみせる。翔太郎や亜樹ちゃんも、絶対にそうする筈だ。 「分かった……教えてくれてありがとう、海東大樹」 「別に構わないよ。とりあえず元に戻すには、誰かが持っている地の石を壊すしかないだろうね。まともに戦ったって返り討ちにあうだけだからさ」 「成る程……それも見つけなければならないか」 地の石という物がどんな代物かは判断できないが、とてつもなく悪質な代物であることは容易に判断できる。 心優しい五代雄介の人格を奪って殺し合いを強制させるなど、考えただけでも吐き気を促した。しかし怒りに身を任せて冷静さを失うなどあってはならない。 何としてでも、五代を元に戻す方法も考えなければならなかった。 「それと秋山蓮も、生きていてくれてありがとう」 「何?」 「君には感謝している。君が生きてくれていたおかげで、この異常事態を知ることが出来たのだから」 「そうか」 フィリップは純粋な気持ちで感謝を告げるが、蓮は素っ気無く答える。しかしそれでも、フィリップは蓮を信頼できる人物だと思い、心が少し軽くなった感じがした。 安易に他者を信頼しても、良くない事なのは分かっている。だが、こんな状況だからこそ誰かを信じなければ、命が無意味に奪われてしまう。 かつての自分ならば、下らない理想論だと切り捨てていた筈の思い。しかし、人は理想を追い求めていくからこそ生きていける。それを全て無くしてしまっては、本当の悪魔に堕ちてしまうだけだ。 この殺し合いに巻き込まれた者達を出来る限り救う為に、園田真理を殺した奴を始めとした危険人物を倒す。そして、大ショッカーに対抗する為の手段を探す事だ。 「さて、二人とも。これからどうするんだい? これ以上ここにいたって、どうしようもないと思うよ」 フィリップの心に希望が戻りつつある中、海東は口を開く。 「そうだな……やはり、すぐ近くにある警察署に向かおう。ああいった建物なら、誰かが来ているかもしれない」 「危険人物と出くわす可能性もあるが、それしか無いな」 「じゃあ、決定だね」 そして、蓮と海東はフィリップの提案に頷いた。彼ら三人はすぐそばにそびえ立つ警察署に目を向けて、移動を開始しようとする。 その瞬間、バイクのけたたましいエンジン音が響いてすぐに足を止めた。フィリップが振り向いた先には、黒い衣服を纏った男が銀色のバイクに跨っているのが見える。 「君は一体……何者だ」 「おっと、俺は戦うつもりはない……もっとも、君達が闘争を望んでいるならそれに答えてやるが」 高圧的に語る男の鋭い視線はこちらを見定めているようにも思えた。不要な戦いを仕掛けるつもりはないようだが、刃向かうならば容赦をするつもりもないだろう。 だからここは少しでも穏和に進ませる必要があった。もしも交渉の機会になるなら、幸いにもこちらには手札がある。 「そうか……僕達も無駄な戦いは望んでいない」 「それは幸いだ。こちらとしても無駄な戦いをしなくて済む」 「僕達はいまから警察署に向かうところだ……もしも話があるなら、そこで頼む」 「よかろう……俺としても、情報が必要だからな」 「秋山蓮も海東大樹も異存はないか?」 フィリップは仲間達に訪ねた。 「俺は構わない」 「僕としても、全然大丈夫さ」 「では決まりだな……さて、行こうか」 ◆ (五代を操った地の石……だとすると、五代が向かった先にいた何者かがクウガを知っていたのか?) 道を歩く途中、秋山蓮は思案する。 草加雅人と行動していた際、突然鳴り響いた銃声の元に五代が向かった末にライジングアルティメットとやらになった。恐らく何者かが話を盗み聞きして、五代を誘き寄せたのだろう。 だが今更考えた所で仕方がない。今は奴をどうするかが問題だ。もしもその力が再び自分に向けられたら、例えサバイブの力を取り戻したとしても勝てる見込みは薄い。 それほどまで、ライジングアルティメットは凄まじかった。 (仮に地の石とやらを奪えるとしても、そう易々と行くかどうか……) ここにいる全員でかかっても、まず操り主に辿り着く事すら不可能に近い。乃木の戦闘力がどれ程かは知らないが、一人が加わった所で太刀打ち出来る相手とは思えなかった。 (そして、もしも地の石を奪えたらあの力は俺の物になるのか……?) だが万が一の確立で、それが奪えたとしたら。奇跡でも起きない限り無理だろうが、絶対はない。 しかしもしも地の石がこの手に渡ったら、その後はどうするか? 地の石を破壊したら五代は元通りになってしまう。だがそのまま自分が持ち続けていれば、あの圧倒的な力を自分の思うがままにできる。 自分が生きる世界の優勝も夢ではない。 (……馬鹿馬鹿しい、奇跡に縋るなんて何を考えているんだ俺は) だが蓮は瞬時に奇跡を否定した。 あれだけの力を操る参加者がただの弱者ならいいが、もしも北岡のような頭の回る男だったらそう易々と奪わせない筈。加えてそいつが浅倉のような圧倒的戦闘力を持っていたら、返り討ちにあう危険性もあった。 何よりも、こんな手段を取っては自分達を出し抜こうとした姑息な草加雅人と同類に成り下がってしまう。他者の命を奪うことに躊躇いはないが、そうなるのは御免だ。 今はこの中に紛れ込んで今後の対策を立てる。それだけだった。 ◆ 新たに出会った乃木怜司を加えて、フィリップ達は『E-6』エリアの警察署に備え付けられたソファーに腰を下ろして情報交換をしている。 22時までに病院で向かう事になっている乃木の予定、落ち合う予定となっている金居というイレギュラー、突然変貌して襲いかかった五代雄介、鏡の中に潜んでいた蟹のミラーモンスター、フィリップが纏めた首輪に関する考案。 そして―― 「亜樹ちゃんが……殺し合いに乗っているだと!?」 「そこまでは言っていない。あくまでも可能性だ」 フィリップにとってかけがえのない存在である鳴海亜樹子が殺し合いに乗っている可能性があると、乃木は語った。聞くと彼女は東京タワーから拡声器を使って参加者を集めようとしたらしい。 この状況でそんな事をするなど自殺行為以外の何者でもない。しかしそれこそが彼女の目的で、本当は東京タワーに集まった参加者達を一網打尽にする可能性があった。 現に乃木が東京タワーに大ショッカーを打ち破る同志を集めるまで、待っているはずだった。しかし彼女とその同行者である霧島美穂はそれを無視している。 そして霧島美穂は死んだ。恐らく、殺し合いに乗った参加者の手にかかって。 「でも、それは君の憶測に過ぎないんじゃないかな?」 「そうだ……だが、どんな僅かな可能性でも憂慮しなければならないからな」 海東は小馬鹿にしたような態度を取るが、乃木は軽く流す。海東の態度はこの状況では不謹慎極まりなかったが、フィリップはそれに気を止めていない。 仮面ライダーとしての力を持たないが、風都を守るために戦っていた彼女が殺し合いに乗る。その可能性がフィリップにとってあまりにも受け入れがたい事実だった。 彼女が大ショッカーの言葉を信じるとは考えたくないが、有り得ない話ではない。もしも世界の消滅が本当だったとしたら、風都に生きるみんなもまたいなくなってしまう。彼女にとってそれは何よりも辛い筈だ。 加えて、照井竜の死を知ってしまったらどんな無茶な行動を取るか分からない。乃木の言うとおり、本当に殺し合いに乗る可能性だってあった。 (亜樹ちゃん……君は――) しかし、その先からフィリップの思考は続かない。突如、耳を劈くような轟音が外から響いて、警察署が大きく揺れた。 フィリップは反射的に立ち上がって窓から外を眺める。すると、この警察署から少し離れた位置でそびえ立つ東京タワーから大量の炎が吹き出し、崩れ落ちていくのが見えた。 「やはり、あそこには罠が仕掛けられていたとはな……」 乃木の冷たい言葉が耳に突き刺さり、思わずフィリップは拳を握り締める。乃木の言葉に怒りを感じてなのか、亜樹子の裏切りに対する絶望なのかは彼自身にも分からない。 「フィリップ、これで可能性は高くなった。何者かが東京タワーに罠を仕掛け、参加者を一網打尽にしようと企んでいたと……それが君の友人である可能性も0ではない」 「例えそうだとしても……僕は信じる! 東京タワーに爆弾を仕掛けたとしても、そうせざるを得ない理由がある筈なんだ!」 続けられる言葉を遮りながらフィリップは乃木に振り向く。 「彼女は今まで僕の生きる街を守るために何度も戦った! そんな彼女が、誰かを犠牲にしようとする筈がない!」 「成る程な……だが、もしも俺の言葉が真実だったとしたらどうする?」 「もしも君の言葉が真実だとしても、その時は絶対に亜樹ちゃんを止めてみせる!」 フィリップはそう大声で宣言した。 亜樹子が人殺しなんかする筈がないと信じている為。もしも乃木の言うように殺し合いに乗ったとしても、理由がある筈だった。だから彼女を捜して絶対に止めなければならない。 そして彼女を助けに行った葦原涼という男も救ってみせる。フィリップの思いに一切の揺らぎはなかった。 そんなフィリップの肩を叩きながら海東は前に出る。 「……だそうだよ、君はどうするんだい?」 「信じようとするなら好きにするが良い……君の行動に口出ししたところで仕方がない」 呆れたような溜息と共に呟く乃木の前に、今度は蓮が出てきた。 「それで、これからお前はどうするつもりだ。確か22時に金居という男と落ち合う事になっているようだが、もしそれまでに現れなかったらどうする」 「可能な限り待つつもりさ。まあ、あそこは禁止エリアとやらになってしまったから長居はできんが」 警察署を経由してから向かおうとしていた巨大な病院。それが配置されたエリアが大ショッカーの手によって23時から進入不可となっていた。 恐らく大ショッカーが殺し合いを打倒しようとする集団の結成を阻止するために、このような処置を施したのだろう。加えて病院には、数々の医療器具があって殺し合いを阻害する可能性もあった。 しかしもしかしたら、亜樹子もそこに向かっている可能性もある。彼女が上手く葦原涼と出会い、そこに避難しているとフィリップは信じたかった。 「とにかく、病院に向かおう……そこに行けば誰かと出会えるかもしれない」 ◆ (やれやれ、優れた頭脳を持つ割に甘いな……尤も、その方がこちらとしても助かるが) フィリップの宣言を聞いた乃木は心の中でそう呟く。 金居と別れてから参加者を探すためにホテルに向かったが、収穫はゼロ。気を取り直して警察署に向かうことを選ぶと、大ショッカーの放送が始まった。 そこで呼ばれたのは仮面ライダーガタックに選ばれた加賀美新を含めた二十人もの死者。すなわち、自分の生きる世界の生存率が減ったということになる。 だが、別段悲観することはない。仮に利用するにしても最終的には戦いに発展する以上、その手間が省けただけだ。 今の問題は首輪に関する考案を立てる程の頭脳を持つフィリップという存在。奴を何としてでも懐柔することだった。首輪を解体する事以外にも、大ショッカーの隙を付くのに役立つかもしれない。 尤も、反旗を翻すようなら擬態して知識を奪えばいいだけの話だが。 (今は精々頑張りたまえ……もしも有益になるならば、諸君らの命も延びるだろうからな) フィリップの仲間である鳴海亜樹子がまだ生きていた事を考えると、恐らく葦原涼に救われたのだろう。だがあの二人がこれからどうなろうともどうでもいい。 仮に再び自分の前に現れたとしても、フィリップを利用するためには目を瞑らざるを得ないだろう。自分を殺しにかかるのならば、容赦はしないが。 今は金居に加えて、急に変貌したという五代雄介の対策も立てる必要があった。ルールブックによるとこの男は仮面ライダークウガの変身能力を持つらしい。 その戦力は未知数だが、仮面ライダーカイザに変身する草加雅人を一方的に蹂躙する程と聞いた。負けるつもりはないが油断は出来ない。 彼の戦いの行く末は、未だに見えなかった。 【1日目 夜】 【E-6 警察署】 【共通事項】 ※この四人で情報交換をしました。 ※東京タワーが崩壊するのを見ました。 ※まずは病院に向かおうと考えています。 【フィリップ@仮面ライダーW】 【時間軸】原作第44話及び劇場版(A to Z)以降 【状態】健康、照井の死による悲しみ 【装備】無し 【道具】支給品一式×2、ファングメモリ@仮面ライダーW、バットショット@仮面ライダーW、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、ツッコミ用のスリッパ@仮面ライダーW、 エクストリームメモリ@仮面ライダーW、ダブルドライバー+ガイアメモリ(サイクロン)@仮面ライダーW、首輪(北岡)、首輪の考案について纏めたファイル、工具箱@現実 【思考・状況】 0:亜樹子が殺し合いに乗っているのなら何としてでも止める。 1:大ショッカーは信用しない。 2:友好的な人物と出会い、情報を集めたい。 3:草加雅人は信用しない方が良い。 4:真理を殺したのは白い化け物。 5:首輪の解除は、もっと情報と人数が揃ってから。 6:出来るなら亜樹子や蓮を信じたいが…… 【備考】 ※バットショットにアルビノジョーカーの鮮明な画像を保存しています。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 ※今のところは亜樹子を信じています。 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド、ライダーカード(サイガ、コーカサス) 【道具】支給品一式、不明支給品1~2(確認済み) 【思考・状況】 0:お宝を守る。 1:これから病院に向かう。 2:殺し合いに乗った奴の邪魔をする。 3:フィリップ、秋山蓮、乃木怜司と共に行動。 4:五代雄介の知り合いと合流。 5:知らない世界はまだあるようだ。 6:志村純一…… 7:蓮、草加、金居を警戒。五代に対しては……。 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】 【時間軸】第34話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、エターナルメモリ@仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ 【思考・状況】 0:これから病院に向かう。 1:自分の世界のために他世界の人間を倒す。 2:まずはこの集団に潜む。 3:協力できるなら、同じ世界の人間と協力したい。 4:同じ世界の人間を捜す(城戸優先)。浅倉とは会いたくない。 5:協力者と決着をつけるのは元の世界に帰ってから。 6:草加、クウガ、金居を警戒。 7:もしも地の石を手に入れたら……? 【備考】 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【乃木怜司@仮面ライダーカブト】 【時間軸】第44話 エリアZ進撃直前 【状態】健康 【装備】オートバジン+ファイズエッジ@仮面ライダー555 【道具】支給品一式、木製ガイアメモリ(疾風、切札)@仮面ライダーW、参加者の解説付きルールブック@現実 【思考・状況】 0:この三人を上手く利用し、病院に向かう。 1:大ショッカーを潰すために戦力を集める。使えない奴は、餌にする。 2:状況次第では、ZECTのマスクドライダー資格者も利用する。 3:最終的には大ショッカーの技術を奪い、自分の世界を支配する。 4:利用できる参加者と接触したら、金居を警戒するように伝える。最悪、金居を潰させる。 5:葦原涼と鳴海亜樹子の生死に関してはどうでもいい。 【備考】 ※カッシスワーム グラディウスの状態から参戦しました。 ※現在覚えている技は、ライダーキック(ガタック)、ライダースラッシュの二つです。 ※現時点では、解説付きルールブックを他人と共有する気はありません。 ※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【首輪の考案について纏めたファイルの内容】 ※首輪の内部構造、それに関する考案が書かれています。 ※首輪とこの殺し合いについて、以下の考案を立てました。 1:首輪には、自分の世界には無い未知の技術が使われている可能性がある。 2:無闇に解体しようとすれば、最悪自分の世界の住民が全滅される。 3:解体自体は可能だが、それには異世界の知識も必要。 4:大ショッカーは参加者の生きる世界を、一瞬で滅ぼせるほどの兵器を持っている。 ◆ D-5エリアに建っていた東京タワーの跡地。盛大な爆発の影響によって崩れ落ちたそこは大量の瓦礫と鉄屑、更には鏡の破片がが散らばっていた。 一つ一つは小さいが、物を写し出す本来の役割は未だに健在。その奥深くから咆吼が発せられていた。 仮面ライダーインペラーの契約モンスターであったゼールの名を持つ魔物達。彼らは爆発の衝撃で傷つきながらも生き延びていた。 鏡写しの世界であるミラーワールド。現実世界で東京タワーが破壊されたのならば、ミラーワールドに存在する東京タワーもまた瓦礫の山と化していた。 それを掻き分けながらゼール達は地上に現れ、大きく吼える。彼らの叫びは鏡の世界で響き渡った。 ※ゼール軍団は東京タワー爆発の影響によって負傷しています。(規模がどの程度なのかは後続の書き手さんにお任せします) 089 肩の荷は未だ降りず 投下順 091 献上 089 肩の荷は未だ降りず 時系列順 092 Sを受け入れて/地獄の兄妹 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ フィリップ 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ 海東大樹 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 073 落ちた偶像 ~kuuga vs χ~ 秋山蓮 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇) 072 愚者の祭典 涼の来訪に亜樹子の涙 (後編) 乃木怜司 101 Oの始まり/嗤う運命(前篇)
https://w.atwiki.jp/dqff1st/pages/587.html
…………。」 「何だとっ?」 「どうしたんだ?」 最悪だ……まさかこんなに簡単にサマンサと接触する破目になろうとは。 これでは『マゴット懐柔計画』が完全に潰れてしまうではないかッ! わしが後どれだけ生きられるかさっぱり判らんのだぞッ! その後のお前のガードはこの若僧に託すしか無いのだぞッ! だからこそあんな策を吹き込んだというのに……。 「何て言ってるんだ、おっさん?」 「あ~その、な、」 「……サマンサだな。」 「なっ……」 「おっさんが俺相手に口篭る事なんてそれしかねーだろ?」 ジャキッ 「…!!!」 「何のつもりだ?」 「こうでもしねーと教えてくれねーだろ?あいつ等は何処にいる?」 銃を渡すのがちと早過ぎたか…。 「……マゴット。」 「………」 「悪いなおっさん、俺が戻らなくてもエーコ達の事頼むぜ。」 「判った。」 ふん、誰がそんな真似をするか。 「じゃあな。」 「………。」 駆け出すジタン、追おうとするマゴット。 「行くな!」 「行くな!」 「………?」 「貴様は疲れている、授業も中途半端だ、そ」 「………!」 「別に問題は無い、ジタンはサマンサ達と戦って敗れている、銃があった所で勝敗が変化するとは思えん。」 これがわしの結論だ、早急に新しい仲間を探す必要があるが、新しい魂が手に入るだけ良しとしよう、銃は高い授業料ではあるが仕方があるまい。 「………!」 は?あの小僧を助ける? 「一寸待て、奴はサマンサを殺す気だぞ?」 「…………………」 「聞いていたのか。」 「……!」 「あ、あれはだな、その。」 「………………………」 「本気か?それはつまり、仲間を殺す事になるのだぞ?」 「…………」 「それは奴がそう言っているだけの話だ、証拠はまだ無い。」 「…………」 信じる、か。確かに相手を信じずに信頼関係を築こうなどと虫の良い話ではあるな。 いや違う、利害で絡め取るのがわしのやり方だった筈だ。 「ふむ、ならばとっとと小僧に追い着かねばならんな、その間に何か考えてみる事にしよう。」 ここでお前を失っては元も子も無い、とはいえわしは何を答えておるのだ?こんな場合は眠らせてでも阻止するのが常道だろ? 奇妙な違和感を抱いたまま、わしはマゴットと共に走りはじめた。 【ジタン 所持品:仕込み杖、盗賊のナイフ、ギザールの笛、グロック17 第一行動方針:サマンサとピサロの殺害 第二行動方針:仲間と合流 最終行動方針:ゲームから脱出】 【ハーゴン(あと二日で呪文使用不能、左手喪失) 所持品:グレネード複数 ムーン王女の首 グレーテの首 首輪×3 裁きの杖 第一行動方針:マゴットとジタンを止める 第二行動方針:授業 第三行動方針:魂と首輪を集める 最終行動方針:ゲームの破壊】 【マゴット(MP減少) 所持品:死神の鎌 第一行動方針:ジタンを助ける 第二行動方針:ハーゴンに呪法について習う 第三行動方針:仲間と合流 最終行動方針:ゲームから脱出】 【現在位置:神殿】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV ジタン NEXT→ ←PREV ハーゴン NEXT→ ←PREV マゴット NEXT→