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侍道2 機種:PS2,PSP 作曲者:朝倉紀行 開発元:アクワイア 発売元:スパイク 発売年:2003(PS2)、2009(PSP) 概要 侍道シリーズの第2作目。 時代背景は前作から遡り時は江戸時代末期、出島貿易で栄えている「天原」という街が舞台。 前作にあったフリーシナリオは健在でさらにプレイしやすくなっており、シリーズの中でも特に人気が高い。 音楽は引き続き朝倉紀行氏。前作と比べて曲数が増えた上に、さらに音楽のセンスに磨きがかかっている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 補足 順位 此岸 ―邂逅の地― オープニング 流転 往き往きて 天原全体マップ作曲:KENTARO! 天地の狭間 ―夢幻泡影― フィールド・昼間 天地の狭間 ―寂寞たる宵― フィールド・夜間 現想と幻想 天原奉行所 散じた義侠心 青門組 歓楽境 天風町 神代のなごり 天原祭り 争う情 通常戦闘 和めく仕草 さよに字を教えるイベント 深淵より来たりて 謀つ 妄執の音 幾ばくかの兆し 穏やかな煩悶 驚覚 想いのかけら 新たな絆 煩悶のあと 町外れ 露命の渦 ボス戦 無垢なる魂 さよ登場時イベント 望めど望まれず、遁るれど遁れず ラスボス戦 問いつづけたるもの 見出したるもの エピローグ 繋がりし魂、別れし魂 スタッフロール サウンドトラック 侍道2 オリジナル・サウンドトラック
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トップページ > ソフトウェア > 発売済みリスト > 侍道3 侍道3 公式サイト http //www.samurai3.jp/ 製品名 侍道3 発売日 2008年11月13日 価格 通常版:7,770円 ジャンル アクションアドベンチャー 発売元 スパイク 人数 1人 オンライン最大 メディア Blu-ray Disc 対象年齢 CERO D 17才以上対象 備考 Amazon.co.jp商品紹介より ●乱世で紡がれる幾通りもの物語 プレイヤーが思うままの侍の生き様を描き出す、アクションアドベンチャーシリーズが、ついに登場します。シリーズの大きな特徴であるプレイヤーの行動の自由度、シナリオの分岐の多さ、マルチエンディングはもちろん、新システム満載で登場です。 ●抜刀か、土下座か!?新搭載「いきなり沙汰システム」でゲームへの常時介入が可能 イベント中、通常パート、戦闘中など様々なシーンで抜刀や土下座ができる「いきなり沙汰」システムを搭載、プレイヤーのゲームへの常時介入を可能にしました。抜刀・土下座ともにワンボタンで発動が可能です。一つの抜刀や土下座が物語に様々な影響を及ぼすため、常にプレイヤー自身が自らの生きる道について考え、刀を抜くことに責任を持っていくことになります。 ●好みの武器での二刀流、無手(素手攻撃)の搭載、オリジナル武器の作成など、武器・戦闘新要素も満載 100種以上の武器、無手(素手での攻撃)、好みの刀での二刀流、みね打ち、オリジナル武器の作成など、ユーザーの要望に応える新要素も満載。 ●シリーズ最大のエンディング数 自分自身の「侍」を描き出せる渾身の作!前作以上のエンディング数、さらに、「いきなり沙汰」システムにより、エンディングまでのルートはプレイヤーごとに全く異なるものに。シリーズ最高のやり込み要素で、乱世における侍の生き様をリアルに体感できます。 攻略サイト 侍道3wiki:http //wikis.jp/samurai3/ 他にもありましたら追記をお願いします。(作りかけで更新停滞/終了しているサイトは除外) 簡易ゲーム評価(5点満点。) 選択肢 投票 5 (115) 4 (11) 3 (4) 2 (3) 1 (3) ゲームの感想を一言お願いします。 名前 コメント 人を斬るの楽しい -- ヨシオマン 物や人を探す仕事が多すぎです 忍道から退化してる気がします -- アイスティー top
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今日 - 合計 - 侍道2の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 11時35分56秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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登録日:2015/03/17 (火) 16 00 40 更新日:2024/04/28 Sun 13 31 09NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 PS3 アクワイア ゲーム スパイク バカゲー 侍 侍道 侍道4 日本刀 侍道4とはスパイク(現スパイク・チュンソフト)発売、アクワイア開発のPS3ゲームソフト。DLCを付属させた侍道4plusも発売されている。 現在はSteamで購入可能。日本語化も非常に簡単で、セールでは格安で購入できる。 PS3で頻発した処理落ちは起きなくなり、難易度緩和も施されている。 概要 侍道シリーズの4作目でありタイトル伝統の自由度の高さと、アクション性を引き継ぎながら新要素の盛り込みを多数行っている。 明治時代を舞台にした侍、江戸時代末期を舞台にした侍道2、戦国時代を舞台にした侍道3に続き今作は幕末の動乱に翻弄される港町『阿弥浜(あみはま)』が舞台になっている。 伝統の三大勢力も「外国」「攘夷」「幕府」となっており時代感満載。 マルチエンディング方式で全部で10のエンディングがある。刀などの武器の収集をはじめとしたやりこみ要素も非常に多い。 また歴代シリーズをオマージュした箇所が随所にあることも特徴である。 新システム 今作ではかなり意欲的に新要素を盛り込んでおり従来のシリーズとの相違点が非常に多い。 流派システム 従来との一番の相違点。 今までは「刀一本につき一種類のアクションコマンド」だったのが「流派目録を装備することでアクションコマンドを装備する」システムに変更された。 これによりお気に入りの刀で多くのアクションが行えるようになったほか、二刀流や無手のアクションも大幅に増加した。 逆に従来のユーザーからは刀に愛着がわき辛くなったなどの反対意見もある。 また、主人公が習得したアクションを好きに組み合わせることで「俺流」を作成可能。 高難易度は、ある程度俺流の使用を前提として調整された節がある。 「生きた証」 プレイヤーの前世の行い(前週プレイ)が阿弥浜での状況に影響を与える。イベントをこなさなければ開放されない施設が最初から開いていたり、前週プレイで死亡してしまった場合は、その場に献花されていたり持っていた武器やアイテムが阿弥浜の住民に持ち去られていたりする。前週プレイを無事にクリアした場合は、街中に前世の自分が歩いていたりする。 ちなみに献花されているお花は食用であり回復アイテムとして使用できる。 「また、つまらぬものを斬ってしまった」 通称つま斬りシステム。2や3の必殺システムに次ぐ殺陣アクション。戦闘中のアクションで溜まるつま斬りゲージを消費することで一定時間スーパーアーマー+敵のガード崩し+行動高速化+全攻撃キャンセル可能といたせり尽せりの無双状態になる。 終了後は斬った敵が一斉に血しぶきをあげ倒れる演出がなされて非常にかっこいい。 つま斬り中の攻撃力を異常なまでに高める方法もあり、それがないと最高難易度の最終なりわいは地獄と化す。 「夜這い」 バカゲーの極み。阿弥浜のロリ以外のほぼ全ての女性と一夜を共にできる。町でナンパして口説きが成功したら深夜にスニーキングミッション、成功すれば旅籠へ向かって一発丸。 初見だと爆笑必至だがトロフィーを狙うと苦行と化す。固有キャラにも可能。更に条件を満たすと男性にも可能。 「いま、斬りにゆきます」 オンライン辻斬り。オンライン対戦ではない。自分の分身が違うプレイヤーの阿弥浜に訪れ大暴れしてくる。自分の町に訪れた今斬りを倒すとその持っている刀がある程度弱体化して手に入る。 Steam版は対応しておらず、遊ぶことができない。 登場キャラクター 主人公 阿弥浜に流れ着いた流浪の侍。プレイヤー次第で、天使にも悪魔にもなれる。一人の少女のために命を懸けるもよし、信念のために魂を燃やすもよし、忠義のために生を全うするもよし、その生き様を自由に選択していこう。 外国勢力 日本との外交のために阿弥浜を訪れた外国人たち。「語学所」が開いていなければモブとは話ができない。爺婆が診察を受けている病院ですら無理。なんでや。 ローラ・リータ 声 安士百合野 メインヒロインその1。英国の令嬢で若くして日英の親善大使となった。略してロリータ。容姿はぎりぎりティーンで通じる身長で、着ている服も甘ロリ風。 プロローグで精子工場、もとい製糸工場を作り産業の発展を促そうと茂呂や三姉妹と会談をしている。その後攘夷志士に襲われかけた際助けてくれた侍に懐き日英の架け橋となってくれることを頼む。わりとちょろいが大丈夫なのだろうか。 まだ幼さが残るが、そのカリスマ性と手腕は本物。日本人に対しても差別意識なく接する。自分を襲い、あわよくば誘拐しようとする攘夷志士をも許し、仲良くなれる手段を探る天使。 更になんと夜這い可能。え?失敗した?治安を"良い"にして鍵だけ開けてセーブしてソフリセしたらもう一回入ってみろ。・・・このバグ絶対わざと残したろアクワイア。 つま斬り等の没ボイスがあり、プレイアブルになる予定があった模様。 ジェット・ジェンキンス 声 大川透 若い伯爵。英国副使であり、ローラの側近を勤める。通称J.J。退屈が大嫌いで、刺激と娯楽とエキサイティングを何より求める。左手は、賭けで負けた際に自ら切り落としたため義手になっている。 ギャンブルや戦闘が大好きで、主人公に人斬りが見たいと言い出し、実際に、夜の街道で殺到する辻斬り達を見て喜んだり、攘夷志士の襲撃を心配するローラに「そっちのほうが退屈しないから歓迎」と言い出したりと、性格はアレな人。 その怪しげな風貌と、言動から今作の黒幕的存在かと思わせといて、実は良い人。めちゃくちゃ良い人。ローラが疲労で倒れたときや、ショックを受けて気絶したときも、すぐさま助ける紳士。 ルートによっては、寿司の魅力に魅せられ職人に弟子入りする。作った寿司は見た目はアレだが、なかなかうまいとか。アイテムとしても使用でき、その際右下のテロップには「すごい味だ!」と出る。どんな味だよ。 メリンダ・デカメロン 声 田中敦子 海兵隊の隊長で、それとは別に直属の部隊「パツキン隊」も率いている、ド派手な金色の鎧に身を包んだ女騎士。この鎧は先祖代々受け継がれてきたもので、ご先祖様はこの鎧に七度命を救われたとか。 名前のネタっぷりもさることながら、今作は固有キャラが特定のタイミングでしか斬れなくなっているのにもかかわらず、なぜか彼女のみいつでも斬ることが可能。しかも、斬られてもローラもJ.Jも何も言わない。いなくてもルート進行に全く影響がないなど、空気同然の扱いをされる。挙句パッケージでも、主人公のバックに「外国」「幕府」「攘夷」と枠別に並んでいるのに、彼女のみぼっちで別枠にはぶられている。上から「攘夷」「幕府」「外国」「メリンダ」である。哀れ。 夜這い可能。条件が少々ややこしいため面倒。 新隊長 メリンダを斬ると、メリンダの後釜として新しく現れる。キャラ紹介文によると、わけもわからずいきなり新隊長に任命され役割を全うする自信はないが、それをおくびにも出さずがんばっているらしい。地味に固有流派持ち。 攘夷勢力 日本と外交を行う外国人を夷敵とみなし、過激派攘夷集団。確かな信念の元行動しており、たとえ日本人であろうと、文化を捨て去るものには牙を穿つ。 赤城 烈斗(あかぎ れっど) 声 小上裕通 攘夷志士「般若党」のリーダー。よく鉄砲で撃たれる。攘夷志士だが、本人はDQNネームという皮肉。見た目は脳筋だが、隊の采配や作戦の立案など行う意外と頭脳派な人。仲間を失い、士気が低下する隊を鼓舞したり、精神的にも隊の支柱となっている。日本の文化をこよなく愛し、文化を汚す外国人や開国派の役人を粛清しようとしている。 剣の腕も確かで、某野球の王様を意識した剣術は随一のパワーを誇る。ちなみに、出身地は阿弥浜ではないらしい。 小暮 迅雷(こぐれ じんらい) 声 細谷佳正 般若党の副リーダー。赤城の幼馴染で、信頼も厚い。隊内でも最強と謳われる剣士で、その神速の剣は鉄砲の弾丸すら弾く。その見た目と無口かつ根暗っぽい外見から、今作の裏切り忍者枠かと思ったら、そんなことはなかった。そんな見た目の割に、実は脳筋で赤城不在の際は指示のミスにより、たった1日で隊の運営資金を使い果たしてしまうほど。 日本を憂う心は本物だが、赤城の言葉を鵜呑みにしている節があり「考えるのは赤城。自分は赤城の剣だ」という意識を持っていた。ルートによっては、自らこれからの未来のためになることを模索、行動することになる。なぜか食事に関する会話が多く、シリアスな場面でも質問すれば朝ごはんを教えてくれたり、これからの食事の心配をしたりする。持っている流派は非常に強力な居合いで、初心者はお世話になった人も多いはず。 朱美(あけみ) 声 小島幸子 居酒屋「真実」を経営する若女将。一般人だが、隠れ攘夷派で攘夷志士の隠れ家や食事、情報の提供を行っている。店は赤城たちの宴会にも使われている。料金をつけにすることが多いため、経営が危ういのは秘密。 夜這い可能。条件が面倒で魚をひたすら釣りまくる必要があるため非常に時間がかかる。 本来であれば彼女のルートもあったが、残念ながら没データとなってしまっている。ルート用音声自体は残っており、内容が気になるなら調べてみよう。 幕府勢力 大老の鬼怒川をはじめとする勢力。一枚岩ではなく色々な思想の人間が混在している。 琴吹 光(ことぶき ひかる) 声 江川大輔 阿弥浜の代官。暑苦しい熱血漢で趣味は洞窟探検。妙に空回りするオーバーなアクション。そのモデルは藤岡弘、氏である。大工もできる。 忠義に熱く、誰よりも幕府と阿弥浜の平穏を目指している男。真っ直ぐすぎるため、疑問を持ちながらも鬼怒川には逆らえないでいる。茂呂とは親友である。 茂呂 茂(もろ しげる) 声 遠藤大輔 開国派の幕臣で、しかも運上所頭取というエリート。だが基本不真面目で、プロローグの会談でも居眠りしているところを三姉妹に小突かれている。戦闘になると逃げ出したり隠れたりするが、やる時はやる人でローラが襲われた際はしっかり戦う。素手で。強力な無手流派を所有しており、その拳は刀もへし折る。 不真面目な態度の裏では、この国の未来を誰よりも案じており、それもあって鬼怒川の野心に誰よりも早く気づく。幕臣でありながら、今の古い制度では未来はないと考えており幕府には否定的。 夢は語学所を開いて、少しでも諸外国に追いつくこと。 基本的に本気は出さないため、戦闘時は無手で戦うが、最終決戦ではなんと侍道シリーズ伝統武器"ハルユキ"を使って戦う。 実は既婚者。 鬼怒川 怨仙(きぬがわ おんせん) 声 納谷六朗 ラスボス。シリーズ史上、一番人間じゃないキャラ。殺しても殺しても死なないそのしぶとさは、J.Jですら神に祈るほど。 阿弥浜で熱を帯びる攘夷活動を沈静化するため、幕府からやってきた大老。最初こそ威厳を醸し出していたが、極悪非道極まる行いにより、住民からの評判はすこぶる悪い。新撰組のパチモンである魔鱗組や、隠密集団である暗闇脳天などを率いており、その軍事力は侮れない。彼に賛同し進むルートでは、日本は軍国化の道を進み破滅してゆく。 好きな料理は鍋だが「見る」のが好きなのも鍋な様子。美人の三人娘からは真の侍として尊敬されているが、とてもではないが「侍道」を持った人間には見えない。 カサゴを思い起こさせる衣装と、鋸のような魚の骨のような刀を使い、化け物じみた流派で戦う。闇の波動を放つ、毒霧攻撃などやりたい放題である。 まだら 声 ??? 暗闇脳天のくノ一。仮面をつけているためその正体は不明。不明ったら不明。 特定ルートで味方となる予定だったらしく、没ボイスで確認できる。 とぐろ 暗闇脳天の頭目。貴重な忍者二刀の流派を持っている。まだらの育ての親。ほとんど出てこないため、影が薄い。斬るタイミングが少ないため、忍者二刀の流派が欲しい場合には厄介。 身長が通常キャラの1.5倍ほどあり、主人公作成の際、主人公をとぐろの外見にして更に身長を高くすると、大きすぎるために攻撃判定がズレたり、一部の路地に入れなくなる。 万由(まゆ)声 沢城みゆき 鬼怒川の娘の拷問三姉妹の長女。沢城みゆき氏の演じ分けが光る。毎日馬油で手入れしている、美しい長髪とアイシャドーが特徴。大老の姫として生まれたためか、世間知らずでわがままなどS。非常に冷徹な性格で、弱者には容赦はしないが、自身がピンチになるとすぐ逃げる。三姉妹の中では長女であるためか、相応に落ち着いており、丁寧な口調と少し穏やかな語感でしゃべる。 もちろん拷問担当で、治安が"良い"状態で犯罪を犯し、捕まると「人間水車責め」の拷問を主人公に行う。 また拷問塔では、精神を屈服させた罪人、通称「人間豚」を率いており、完全に手なずけている。 戦闘時には美しい装飾が施された刀で、中段の構えをとる。他の姉妹2人と比べると見た目は地味だが、アクションの一部に、金玉を潰す技があるので注意。 ちなみに運動音痴で、100メートル走るのに20秒かかるらしい。 さらに、人間水車責めを三回以上耐えることで夜這い可能。エロい。超エロい。 千佳(ちか)声 沢城みゆき 拷問三姉妹の次女。治安が"悪い"状態で捕まることで「超石抱」の拷問を主人公に行う。非常に残忍で男勝りな性格をしている、ヤンキー系美女。人間豚が騒ぐと、怒鳴って黙らせることもある。 戦闘時には二刀流を用いた手数と火力で戦う武闘派で、三人姉妹の中では一番の使い手である。そのため、高難易度では鬼門の1人となる。 アップにした髪が特徴。長女、三女と違いホクロはない。 ちなみに男の趣味は強い男らしい。 超石砲を三回以上耐えることで夜這い可能。夜這い時にはちょっと口ごもって、初心で可愛い。 鉄棒の逆上がりができない。 百合(ゆり)声 沢城みゆき 「お鍋ですの」 三姉妹の三女。治安が"普通"の状態で捕まると「煉獄吊責」の拷問を行う。切りそろえた短髪と、泣きホクロが特徴。 戦闘時は、槍をポールダンスのように使い戦う。尻で突いたり挑発的に動いたり、それはもうエロいエロい。なぜか百合のみ、挨拶音声が「こんにちはあー!」と可愛い。 他姉妹と同じく残酷な性格で姉妹と共に拷問を楽しんでいる。 実は三姉妹の中では一番常識人で、優れた姉二人に追いつこうと背伸びして頑張るが、その度に同じ失敗をする、いわゆるどんくさい人(公式設定)。可愛い。箱入りなため、浮世離れした姉に比べるとまだまともな価値観を持っているらしい。 口調がおかしいことを指摘するとキレる。 煉獄吊責を三回以上耐えることで夜這い可能。見つけたときのセリフが異常に可愛い。姉にも負けないと自負をする姿も可愛い。ちょっと背伸びしてるところも可愛い。 そして処女。処女である。処女である。 その他 シリーズお馴染みのキャラクターや勢力に属してない人。DLCを導入することで、新撰組の近藤勇や土方歳三も出現する。 先生 声 山戸めぐみ シリーズファンお馴染みの謎の女剣士。阿弥浜の街道で、両親の仇を討った直後の様子。 その後は弟を探すためにひとまず阿弥浜で就職先を探す。イベントをこなすことで、主人公の経営する道場の先生に就任させることが可能。竹刀で並み居る道場破りを余裕で追い返す強豪っぷりは、まさに先生。 斬ることも可能で、落とす刀はレア刀ばかり。そのうち2本は流派のマスターに必要なため、今日もどこかの阿弥浜で死体になっていることだろう。ただし、凄まじい剣豪であり、逆に斬り捨てられることも。 好きなタイミングで斬れるが出会ってすぐの選択肢「よくも私の手下をやってくれましたね」は爆笑必至。 子供達にも好かれる良い人で、呉服屋の看板娘の仕事がなんだか心くすぐる。 従来のシリーズの先生との関連性は不明だが、衣装は初代のものとほとんど同様。 イベントをこなしていれば、最終なりわいでも救援に来てくれる。 条件を満たし、手合わせに勝つことで夜這い可能。可愛い。 堂島 軍二(どうじま ぐんじ) 声 伊丸岡篤 シリーズお馴染みの鍛冶屋。堂島フルスイングも健在。 夜這いデータに記載された年齢はなんと20歳。んなあほな。 初期は親友の墓の前でたそがれている。条件を満たすことで、師匠の後を継ぎ鍛冶屋に就職する。就職しない場合は、ストーリーで主人公と対峙する場面がある。 公式で初代の堂島と同一人物と明言されているため、逆算すると本作のおおよその年代設定がわかる。 非常に強力な流派と刀を持っているため、初心者が頼りにすることも多い。 怒りっぽいため、敵をぶつけてかわりに倒させるなんてプレイもできる。 鍛冶屋 鍛冶屋を営んでいる、筋骨隆々の老人。金を払わない客には拳で答える。 その肉体は飾りではなく、油断すると主人公もさっくり殺される。 引退を考えており、後継者である堂島の説得を主人公に頼む。 これらの設定がある事から、武器の強化値が堂島と比べるて低い。 余程期待していたのか、堂島が死亡すると悲しみに暮れて店を畳んでしまう。 セリフが独特で耳に残る。「形見にせい!」 さよ DLCを導入することで登場。侍道2に登場した少女が、成長した姿で登場。おにぎり屋の用心棒をしている。2の主人公に何があったのかは不明。 忍者構えで、まだらもとぐろも真っ青のアクションを行う。まじで2の主人公は何を教えてるんだ。 彼女のみが使える専用モーションあり。全ての流派を使いこなす主人公ですら真似できない。 夜這い可能。 ドナドナ DLCを導入することで登場。初代侍道のアフロ侍。一攫千金を目指して日本にやってきたが、うまくいかずたそがれている。阿弥浜で食い逃げを繰り返しており、対処の依頼が主人公に舞い込む。イベントをこなすことで侍に目覚める。侍に目覚める前からなぜか剣持っていることには突っ込んではいけない。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ウェスタン……ウェスタ……いや、いいか。 -- 名無しさん (2015-03-17 16 41 33) DLC導入で新撰組結成前の近藤勇と土方歳三が出る。 近藤さんはマジで自重してくれ。 -- 名無しさん (2015-03-17 20 42 45) 2が好きだったからさよがでたのはうれしかったDLCだけど。でも夜這いはする気にはなれなかったなー。 -- 名無しさん (2015-03-17 21 01 46) 個人的には良作の部類…だと思うんだけど処理落ちとフリーズだけは勘弁して欲しかった。plusで追加無かったのもマイナス。 -- 名無しさん (2015-05-16 02 24 50) ローラの夜這いはバグじゃなくて仕様じゃね?ローラの立場を考えれば影武者の一人くらいいても不思議じゃない。 -- 名無しさん (2015-05-16 18 30 50) ↑記事に書いてある通りの事をするとローラ自身(?)に夜這いが掛けれる -- 名無しさん (2015-09-07 14 10 33) ↑うん、知ってる。なんて言えばいいのかな手順通りにやらなかたっら影武者とって感じ? -- 名無しさん (2015-10-11 11 45 38) 処理落ちがなくなったり無抵抗な町人も斬れるようになったりと -- 名無しさん (2016-04-03 20 56 32) PC版が実質完全版みたいなもんだな。追加要素はないけどいろいろ調整されてる -- 名無しさん (2016-04-03 20 58 25) やっぱり先生は可愛かった -- 名無しさん (2016-08-20 17 09 19) いたせりつくせり×いたれりつくせり○ -- 名無しさん (2020-04-11 17 22 31) 名前 コメント
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侍道4 【さむらいどうよん】 ジャンル アクションアドベンチャー 対応機種 プレイステーション3Windowa 7以上 発売元 【PS3】スパイク【Win】Ghostlight 開発元 アクワイア 発売日 【PS3】2011年3月3日【Win】2015年7月23日 価格 【PS3】7,770円【Win】2,480円 レーティング CERO D(17才以上対象) 廉価版 PlayStation 3 the Best (4 Plus)2012年1月26日/4,179円(税込) 判定 なし 侍道シリーズ侍(完全版)(ポータブル) / 侍道2(決闘版)(ポータブル)サムライウエスタン 活劇侍道 / 侍道3(Plus) / 侍道4(Plus)侍道外伝 KATANAKAMI 概要 システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 アクワイアが開発し、スパイクからリリースしている『侍道』の続編。 プレイヤーの選択で町の未来が決まり、自身も英雄や辻切り、刀を求める侍とシナリオに自由度が高いのが特徴のシリーズとなっている。 舞台は黒船来航を迎えた幕末、阿弥浜。 イギリスから派遣された「外国」緊迫する街を守る「幕府」外国を忌み嫌う「攘夷」の3勢力がひしめき合っている。 時系列は第1作にあたる『侍』の少し前となっており、歴代キャラクターが複数登場。 システム また、つまらぬものを斬ってしまった 通称「つま斬り」(*1)。 敵を攻撃する、アイテムを使うことで貯まる専用ゲージを消費して発動する強化状態。 攻撃後のディレイが無くなり、激しい連撃が可能。連撃を行えば、ゲージが回復し続ける。 最後には、体力の尽きた敵は血を吹き倒れる。剣豪気分が味わえること間違いなし。 スーパーアーマーも付与されるため、強引に切り込むことが可能。 つま斬りと相性のいい流派なら、相手に絶え間ない攻撃を浴びせることもできる。 一方で、ゲージが尽きると膝を着く、流派の相性によってはつま斬り活かしきれない場合もある。 普通につま斬りを解除すると、納刀状態になってしまうが、R1ボタンを押しながら解除を行うことで、抜刀状態を維持したままつま斬りを終えられる。敵を倒しきれなかったときなどに役立つテクニックである。 どうしても倒せない敵が出てきた際に、切り札としても非常に有用。 ただし、無敵になる訳では無く、つま斬り中に死亡することもある。 活力、命 今作ではHPに当たる命、スタミナに当たる活力が設定されている。 活力の残量に応じて、キャラクターが静止すると命が自動回復、防御力も増す。 今作では命を回復するアイテムが少なく、活力での回復が必須となる。 これらの仕様は敵も同様となっているため、強敵との戦いでは活力を減らす事が重要。 活力を回復するには、アイテムか店での食事をする必要がある。 活力が完全に尽きた場合に、同心や岡っ引きに蹴られると捕縛されてしまう。 流派 今作では、刀だけではなく「流派」を切り替えることが可能。 攻撃性能が刀に依存していた従来作品と違い、流派目録によって攻撃手段が決定される。 これにより、どのような刀でも居合構えや忍者構えを行う事が可能となった。 この変更により、刀が折れてしまっても倒した敵の刀を奪って戦うといった戦法がしやすくなった。 集めた流派の技を組み合わせて「俺流」を作り上げ、自由な技を組み込む事ができる。 また、新たな武器として拳銃・ボルトアクションライフル・爪が追加。 銃火器は、刀と比べるとすぐに壊れ、流派もほぼ固定だが、遠距離からガードできない銃撃を行える。 主人公は初期時点では使えず、条件を満たすことで使えるようになる。 爪は素手に対応しており、攻撃力が上がる他、素手では不可能だった刃物のガードが可能。 オリジナル武器 前作に引き続き、自分だけのオリジナルの刀・槍を作成できる。 主要人物の刀など、好きな刀を組み合わせて、自分好みの刀作成が楽しめる。 今作では「刃」「鍔」「柄」の3つの部品が必須。 刀を限界まで強化する「鋳直し」も追加され、こちらでは鉄地金も要求される。 様々な面で改善がなされており、刀作成の幅を広げている。 素材に関しては直接持ち込まずとも、鍛冶屋から倉庫にアクセスできる。 メニューから刀を分解して「刃」「鍔」「柄」に変換可能。 最終的にはどの武器でも、鋳直しによって上限値まで鍛えられるようになっている。 新たに「魅力」が追加され、オリジナル刀に特殊効果を付与できる。 包丁や銃など、一部の武器は組み合わせ不可能である。 刀のパラメータの上限は攻撃力が500、耐久力が2000となっている。 生きた証 周回により、様々な恩恵が発生するシステム。 本作には「病院」「語学所」「カジノ」と3つの施設が用意されている。 語学所が存在すれば英語が話せる(*2)ようになり、病院があれば貴重な薬を購入できる。 これらの施設は、一度開放されると次の周回でもそのまま利用できる。 施設は特定のイベントで開放されるが、異なる勢力のイベントで閉鎖も可能となっている。 プレイヤーの意思に応じて、開放・閉鎖を自由にコントロールできる。 特定のエンディングを迎えると、次の週からプレイヤーの外見をしたNPCが配置される。 クリア時の外見・名前、装備していた流派で街を闊歩しており、戦う事が可能。 コピーされたNPCは強敵と変わらないステータスであり、倒すのは至難の業。 流派に応じた刀を装備しており、収集要素の手助けとなっている。 夜這い 女性と夜の約束をした後、文字通りの熱い一晩を過ごすミニゲーム。 建物にこっそり侵入、いきり立つ亀をレーダーに女性の布団を探す必要がある。 警備や住民に見つかると騒ぎになる為、背後からの当身で無力化していく。 女性を連れ出した後は、専用モーション戦闘であるたわむれを行い、布団に叩き込もう。 ある流派に入手すると男性にも夜這いが可能で、男性との夜這いもコンプリートには必須となっている。 メインキャラに対しても条件を満たせば夜の約束をすることができるためか、本作の女性キャラは全員年齢不詳となっている(*3)。 拷問 同心に補導される、もしくはストーリーのイベントで拷問が発生する。 大老の娘たち「鬼怒川三姉妹」が拷問官を担当し、耐えることで彼女たちの好感度も上昇する。 周りには調教された「人間豚」がおり、主人公の活躍に応じて歓声を上げる。 拷問で死ぬと当然ながらゲームオーバーになるため、なるべく避けたいイベント。繰り返すことに難易度が上昇、耐え抜くことは困難になっていく。 耐え抜くにはタイミング良くボタンを押す「忍耐」や、状況に応じた連打が必要になってくる。最後まで耐えたとしても、トドメの往復ビンタが待ち受けている。油断はできない。 治安が良い以上の場合、長女、万由による水車に縛り付けられた水攻めが発生する。 耐え抜くにはボタンを連打する事になるが、制限時間が長くひたすらに連打を要求される。 治安が普通の場合、三女、百合による三角木馬に跨り焼かれる拷問が発生する。耐え抜くにはボタンを連打し、木馬から離れる必要がある。また、何故か頭上に水風船があり、割るとその時点でクリアとなる。水攻めよりは連打要求も軽微。 治安が悪い以下の場合、次女、千佳による落石が発生する。 降ってくる石を左右に避けるという、上2人に比べて簡単な物。 特典解除 今作では侍点がポイント制になっており、消費して要素を解禁する。 解除には必要な条件があり、特定の流派での斬殺数等が求められる。 おなじみの武器箪笥はもちろん、アクセサリーに当たる装飾品の多くはここで手に入る。 評価点 イベントチャートの導入 イベントの進行具合や分岐先のイベントツリーが確認出来るようになり、エンディングのコンプリートがしやすくなった。 特に今作はボリュームも多く、サブイベントによる脱線も多発するため、本筋の思い出しにも役立つ。 失敗したイベントには赤線が引かれるなど、わかりやすくなっている。 地図上に主要人物や、なりわい(*4)の目標が表示されるようになった。 『3』で頻発した、何処に行けばわからない状況には陥りにくい。 ゲームオーバー時に「リトライ」が追加された。 「死」となっていた従来と異なり、その場でのコンティニューが可能。 コンティニューを選んだ場合、セーブポイントである写真家の元から再開される。 一定のタイミングでオートセーブも行われており、3までで頻繁した、セーブ忘れによる巻き戻りは緩和されている。 キャラクターの独自性が広がった。 外見のカスタマイズに体型や肌の色が導入された他、顔と髪型を別にカスタマイズできる。 装飾品やパーツの角度、サイズ倍率の細かい指定が出来るようになったためカスタマイズのバリエーションが広がった。服装も上半身と下半身で別々に指定可能。 体格の変更も可能で、巨人の如きキャラクターを作る事も可能。 主人公以外のNPCも同様であり、一部のなりわいや、道場破りイベントなどでは異様に濃い外見のNPCが登場する。 つま斬りや食事の際など、キャラクターごとに専用のボイスが用意されている。やたらと気合を入れてつま斬りをする町民や、酒を飲んで酔っ払うメインキャラなど、色々なキャラクターを作って遊ぶ楽しさがある。 過去作のキャラやBGM、ネタが登場しているのもファンには嬉しいポイントの1つ。 オープニング映像も、『2』に近しい構成となっている。 BGMも、過去作からのアレンジ楽曲になっている物が多い。 流派には過去作の侍の名が刻まれていたり、なりわいでは意外な人物が強敵として登場する。 DLCではスーツ姿のドナ、『2』から成長したおにぎり娘「さよ」が追加される。 賛否両論点 種類、流派の少ない銃器。 武器としては拳銃、ライフルともに2種類ずつしかない。 DLCを追加すれば拳銃が1つ追加されるが、種類が少ないのは否めない。 流派に関しても、拳銃は1種類、ライフルは2種類しか存在しない。 他の武器種と比べると寂しい物があり、戦い方もほぼ固定される。 ライフルに関しては発射後にコッキングが挟まり、連射技が無い為に拳銃の下位互換。 シリーズ初の試みである為、小規模になるのは仕方なくはあるが…。 死亡時に発生する武器流通システム。 本作では死亡した際、コンティニューをしないと、所持武器を紛失する。また、確率で武器の性能が向上する。 紛失した武器は、流通品を取り扱う「落とし物屋」で買い戻す。 もしくは、紛失した武器を持つ刀泥棒・槍泥棒を殺害して取り戻す必要がある。 強力な装備だと買い戻すにも高額になり、泥棒も強敵となってしまう。 複数回流通させると、確率で武器が消失する重いデメリットも発生する。 面倒な要素ではあるが、流通時に発生する強化内容には、凄まじい物が含まれている。 確率に振り回される事となる、玄人向けコンテンツ。もちろんリトライを選べば回避できる。 主人公のモデルについて 男性主人公は過去作同様「青年」「壮年」「若年」の3パターンがあるのに対し、女性主人公のモデルが存在しない。 そのため、女性の主人公を作る際は、どのルートにも出てくる主要キャラと同じ顔を使うかモブ顔丸出しの町民の顔を使うかしかない。 せっかくカスタマイズのバリエーションが広がったのに惜しい点である。 問題点 PS3では処理し切れないのか、フリーズや処理落ちが頻発する。 マップ上に処理するオブジェクトが多いと処理落ちが発生しやすい。 オープニングや剣術大会でも処理落ちが起き、動作がゆっくりとなる。 道場にジャンプしながら飛び込むと、フリーズする事がある。 本作は、複数の敵を同時に相手にする場面が過去作以上に多い。 このため、フリーズや処理落ちが頻発するようになってしまった。本作の評価を落としている最大の問題点といえる。 PS3にしてはグラフィックの質が低い。 Win版では大幅に改善されている。 BGMのかかる場所がまばら。特に町でもBGMが流れない。 パッチが配布されたが、最後まで修正はされなかった。 BGMファイルが正しく処理されていないのが原因で、スピーカーを調整すれば流れるようになる。 ただし、アクワイア側の落ち度であることは否めない。 刀の説明文が消滅。 前作までは個々の刀に解説があったが、今作ではなくなっている。 この解説も、また楽しみの1つであった為に、残念がる声も多い。 オリジナルの刀を作成できるようになったことによる弊害だと思われる。 流派に関する問題点。 流派は戦闘で経験値を貯めて段位を上げ、特定の段位に到達すると技が取得可能になる。 戦闘で使う分には問題ないのだが、複数の流派を極めるとなると、膨大な経験値を要求される。 オリジナル流派の作成、技全習得実績の壁となっている。 HPが低い状態でのみ習得できる技が、活力システムと根本から噛み合っていない。 少しでも活力が残っていると自然回復してしまう為、活力値0をキープして戦う必要がある。 さらに言えば、活力は防御力も担っており、条件を満たした上での戦闘は死と隣り合わせで、危険極まりない。 実用性の低い挑発技が各立派に存在するが、これらの習得が難しい。 ダウン状態でのみ使える、ダウン蹴りで敵を倒す必要があり、手間(*5)と時間がかかる。 挑発技に関しては、使わないなら無視できるが、これらも全習得実績に含まれている。 習得困難な技に関しては「技ノ書」(*6)のようなアイテムでも覚えられるが、こちらも入手困難。 拷問にマイナス要素が多い。 死亡する可能性を孕み、時間が強制的に進むにもかかわらず、金による釈放がないため、捕まったら確実に発生する。 時間が経過するのが主な問題で、イベントが潰れてしまう可能性も。 どの拷問でも連打が必須の為、好感度稼ぎもかなり苦労させられる。 拷問を耐え抜いたあとに浴びる、往復ビンタのQTEにも死亡判定が発生する。 Win版では、何故か往復ビンタのQTE表記が削除され、入力タイミングがわからない。 好感度が上がったことによる、セリフの変更がなくなった。 ただし好感度が下がっても、相手勢力からいきなり襲いかかられる事は無くなった。 町民などのモブの台詞も、過去作では好感度や時期で変化していたのだが、本作では全く変化が見られなくなってしまった。 台詞の種類も多くないため、ある程度プレイしたらなりわい目的以外で話しかけることはまず無くなる。 高難易度における問題 難易度の上昇に沿って、敵の攻撃力がどんどん上昇していく。 本作では刀の防御力が廃止されており、常に死の危険が付きまとう調整になっている。 食事などで防御力を一時的に上げることはできるが、長期戦や連戦になると途中で効果が切れてしまう。 高難易度帯では「剛体法(*7)」が無いと、一撃で「死」に至ることもしばしば。 最上位の「剛体法・極」を覚える流派は入手困難な物も多く、高難易度攻略の課題となっている。 槍、二刀流、忍者二刀は効果が低い「剛体法・中」しか習得できず、防御面に不安が残る。 主要人物の殺害や、辻斬りの自由が大幅に減っている。 侍シリーズお馴染みの主要人物殺害に制限がかかっており、反撃する相手以外は攻撃しても殺害ができなくなった。 ストーリーに関わる重要人物は、基本的に倒される前に撤退する。 ただ、過去作では主要人物を辻斬りなどで殺害するとエンディングへのルートが消滅してしまうことが多かったので、仕方ない点でもある。 メインキャラクター「メリンダ」が不遇。 冒頭でも戦う金色の女騎士で、外国勢力の猛者と言えるのだが、彼女の扱いはかなり雑。 彼女が所属する外国ルートでは、出番があるのは序盤程度。 終盤では声を発するシーンも激減、外国ルートのエンディングでは存在にすら触れられない。 彼女が死亡した場合、代役NPC「新隊長」がその責務を担う。 この都合で、ボイスを大幅に減らした可能性はある。 『侍道3』でも、同様に代役が立つキャラクターはいたが、こちらはボイスや出番がきちんと用意されていたので違和感がある。 イベントでの難所が複数存在する。 チュートリアルも兼ねた「阿弥浜港争乱」が多くの問題を抱えている。 行動によっては、メインキャラとの戦闘が複数回にわたって起きる。 この時点の主人公はアイテムを持っておらず、回復やドーピングはできない(*8)。 全員が強敵であり、撃退には苦労させられる。最終的には全員撤退し、戦利品も無い。 阿弥浜港争乱では死亡せず、場合によっては救済措置も兼ねた「簀巻き日和」に派生する。 1のイベントの再現であり、救済措置ではあるのだが…なんとここでも死亡する可能性がある。 ある人物に頼ると助かるが、その際に所持武器を全没収という重いデメリットが課せられる。 初見で通過すると、刀を没収されて身一つでやりくりする必要が出てくる。 + 終盤での難所、ストーリーのネタバレ注意 一番の鬼門となるのは、隠しルートの拷問三姉妹戦。 軽い戦闘の後、三姉妹の拷問を1回ずつ受け、武器とアイテムを全て没収され、素手で応戦する。 回復アイテムが無い(*9)ので、苦戦必須。 条件を満たすと応援が来るが、それまでは1人で全員を相手にする必要がある。 素手では刃を防げないため、相手の攻撃はガード不可となっているのも痛い。 ではどうするかというと、カウンター技で刃を折る、殺害後に刀を奪って使うこととなる。 攻撃力の低い素手で戦うには、活力を削って確実に倒したいが、三姉妹は活力回復アイテムを所持。 長女「万由」は体力回復アイテムを2回も使うため、なんとしても防ぐ必要がある。 ここで死亡した場合、セーブポイントまで戻され、再度拷問も含めてやり直す必要がある。 総じて、尋常ではない難易度となっており、リトライも苦労させられる。 総評 元よりシリーズそのものに賛否両論が出やすいゲームだが、前作よりもプレイして快適になった部分が増えファンとしては惜しいと評価する部分が多い。 落ち着いてアクション出来るようになるまでの道のりが遠く、そこを耐えられるかどうかがこの作品を評価するポイントになるだろう。 余談 前作ではPS3ユーザーによる買い支えがあったにもかかわらず360での完全版発売によるファンから批判が多かったことを省みてか、当作品ではPS3独占が発表された。 なお、4年後にはSteamでWin版が販売されている。こちらは30FPS固定でフリーズと処理落ちが改善されているため性能に最適化されていなかった可能性がある。 本作を代表する問題点であるフリーズや処理落ちの改善により、「言われているほど悪い作品では無かった」といった声も挙がるようになった。 「また、つまらぬものを斬ってしまった」はおそらく『ルパン三世』シリーズの石川五右衛門のセリフが由来と思われる。 しかし、あちらの五右衛門は(自分は無益な殺人は好まないが)剣術は本来は殺人のためのものと考えており敵を傷付けずに武器や装備だけを斬って無力化した時にのみ「つまらぬものを斬った」と言い、本気で殺傷のために剣を振るった時に言うことはない。 その後の展開 2012年1月26日に本作に3つの有料DLCを加えた廉価版『4 Plus』が発売された。 2015年7月23日にはWin版がSteamでリリースされた。日本から購入が出来ない状態になっていたが8月1日から購入できるようになった。 公式には日本語はサポートされていないが、日本語化は容易に可能。 ただし、テキストはPS3版のものをそのまま収録しているだけなのでボタンのアイコンがPS基準だったり、Win版の設定項目などテキストが元々存在しなかった個所は空白になったりと、多少の不具合がある。 Win版には、劇中のBGMやボイスファイルがwav形式で多数収録されている。 BGMがループしない不具合を直せる、没となったボイスを聞くことができる。
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【作品名】侍道4 【ジャンル】ゲーム 【先鋒】青年 【次鋒】壮年 【中堅】朱美 【副将】お婆ちゃん 【大将】お爺ちゃん 【先鋒~大将】 【攻撃力】M2リボルバー:無限に発射できるリボルバー 一撃で大砲の弾並みの威力、射程弾速は拳銃並み 阿修羅:1,5m程の刀 一撃で大砲の弾並みの威力 【防御力】大砲の弾の直撃に4発程耐えて戦闘続行可能 【素早さ】10m程先からのライフル弾二発を刀で弾き飛ばす奴と互角以上に斬り合いができる反応 移動速度は鍛えた成人男性並み 【先鋒】青年 【属性】侍、男性 【大きさ】青年男性並み 【次鋒】壮年 【属性】侍、男性 【大きさ】壮年男性並み 【中堅】朱美 【属性】侍、女性 【大きさ】成人女性並み 【副将】お婆ちゃん 【属性】侍、お婆ちゃん、女性 【大きさ】老婆並み 【大将】お爺ちゃん 【属性】侍、お爺ちゃん、男性 【大きさ】老人並み 参戦 vol.115 552
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侍道2 25-137~140・165~167・318~319・382~385、 26-80~81 137 :侍道2:2006/09/08(金)03 19 37ID v2NiPK9Y0 では、プロローグから、 原作に無い部分は、攻略本、公式サイト、小説、自己補完、勘違い・妄想、 のいずれかと思ってください。あと、サブイベントは省略します。 時は幕末。黒船の襲来にこの国が大きく揺れていた時代。 江戸から遠く離れたここ「天原」は、唯一南蛮との貿易が許され、豪華な町並みを誇っていた、 しかし、その見かけと裏腹に、任侠組織「青門組」と「天原奉行所」、 この二つの組織により内状は乱れつつあった。 青門組の変貌は、この町を率いていた青門組組長が崩御した事にある。 組長亡き後、実質のNO.2であった「高沼の半左衛門」の手により、 強きを挫き弱きを助ける青門組は、血に飢えた狂犬「陰沼京二郎」を初めとする、ならず者の集団となってしまった。 前組長の娘「天原のかすみ」の訴えもあるものの、依存性の高い麻薬「素魔」の密売など、 事実上、青門組は半左衛門の支配下となる。 また、天原の利益に目をつけた幕府が、この地を直轄地にしようと企み、 その口実を探そうとしている事を知った天原奉行「黒羽三河守義隆」は天原を守るため、 いかなる悪も逃さずと、その右腕「武藤郷四郎」に徹底的な取締りを行わせた。 しかし、これは逆に、人々を守る奉行所を常に監視の目を光らせる恐怖の象徴と変えてしまったのだ。 二つの組織は互いに小競り合いを繰り返し、それに巻き込まれ死亡する町民も後を絶たない。 しかし、青門組は奉行所に対抗出来るだけの力をいまだ蓄えておらず、 奉行所は青門組の資金源である素魔の製造元を突き止めるまでは大っぴらな手出しは出来ない。 互いに決め手を欠いたまま、被害ばかりが増すという膠着状態の中、 一人の侍が、ここ天原にやってきた。 138 :侍道2:2006/09/08(金)04 19 35ID v2NiPK9Y0 天原にやって来た名も無き侍は、空腹で倒れてる所を一人の幼い少女に救われた。 彼女にもらったおにぎりを食べながら、礼を言う侍。 少女は微笑を返し、侍に手を振って去っていった。 しかし、少女はその途中、この町でも札付きのチンピラ三兄弟にぶつかってしまう。 これ幸いとばかりに少女に絡み、少女の養い元である遊郭へ集りを始めようとする三人組み。 侍は黙って少女に近寄り、少女を背に庇う。 当然のごとく、三人は侍に標的を変え、襲いかかって来た。 しかし、修羅場をくぐった侍にとって、ごろつき等取るに足らない。 あっという間に叩きのめし、三人組みは負け犬の遠吠えを上げて逃げ出した。 助けられた事に、頭を下げる少女。 と、その時眼鏡をかけた女性が現れ、少女は満面の笑みで彼女に近づいていった。 彼女の名は千代。町外れで医者の手伝いをしているらしい。 そこで侍は、少女が口をきけず、天原のななしっ子と呼ばれている事と、 少女が、自分が下働きをしている遊郭「天風」に連れて行こうとしていることを知る。 侍に当てはない。少女の言うままに、町の中心にある遊郭へと侍は向かう。 遊郭「天風」で、先ほど助けた少女は、そこで雑事を仕切っている団八と言う男に侍の面倒をみて欲しいとせがむ。 そこに、遊郭NO・1である花魁、舞風が現れ、侍を助けて仕事を怠った少女と侍に厳しい言葉を放つ。 「ここ天原では、役立たずに生きる道は無い」。 しかし、それは誰より他人を大切に思う、それゆえの厳しい言葉。 結局、当面の住居と引き換えに用心棒を引き受けた侍に、団八は舞風の手伝いで町外れに行った少女の様子を見てきて欲しいと頼んだ。 町外れに行った侍は、そこの庵で先ほどの千代と、気難しそうな壮年の男、弦庵と出会う。 弦庵はここ天原で、損益を無視して人を助ける評判の高い名医であった。 しかし、それ故、人を殺す刀を持ち歩く侍を大層嫌い、侍に侮蔑の視線を向ける。 その時だった。急患の報が届き、弦庵は飛び出していく、千代も侍に留守番を頼みともに出て行った。 ところが、留守番中、少女が腹痛で苦しむ男を連れ、診療所に飛び込んできた。 男は苦しそうに悲鳴を上げるが、侍はどうする事も出来ず、少女も口が利けないため、症状を伝える事が出来ない。 しかし、その場は戻ってきた弦庵の手により収まる。 弦庵は、何も出来なかった侍をあざ笑いつつ、男を無視しなかった侍に少し感嘆した様であり、 色々と少女について話をしてくれる。 少女が文字でも覚えられれば、今の境遇も変わるのだが、と嘆く弦庵に、 「俺が文字を教えよう」と。侍は言った。 早速、少女に文字を教える許可を取るため、舞風に会った侍は、そこで痛烈な拒絶をされる。 舞風は侍を信用してはおらず、文字教えも暇つぶしのお遊びとしか見ていないのだ そこで、舞風は字を教えたいのならばあの子の時間を1000文で買え、と提案する。決して安い金額ではない。 侍は黙ったまま、遊郭を後にした。なんとしてでも、1000文を稼ぐ為に。 様々な依頼を受けつつ、1000文を稼いだ侍は、再び舞風に会い、少女の時間を買う。 少女は砂地が水を吸うが如く、みるみる字を覚えていき、 そして、侍に「さよ」と書かれた二文字の言葉を見せた。 とうとう少女は自分の名前を伝える事が出来たのだ。 侍のひざで甘える少女を見ながら、舞風は物陰で涙を流す。 字を覚えたさよは、弦庵の仕事も次々と覚え、難しい仕事も任されるようになっていった。 そんなある日、侍の下にさよは一枚の紙を持って訪れる。 「まつり いく」、侍はもちろん快く承諾した。 139 :侍道2~町人ルート:2006/09/08(金)04 21 28ID v2NiPK9Y0 そして、天原名物の夏祭りの日。途中で、チンピラ三兄弟がボッタクろうとするトラブルもあったものの、 概ね、二人は祭りを楽しんでいた。 しかし、その時、突然の悲鳴が祭りの賑わいをかき消す。 青門組がお忍びで祭り見物をしている黒羽奉行を暗殺しようと、凶行に及んだのだ。 手当たりしだい、皆殺しにしようとする青門組、 震えるさよを背に、侍は刀を抜いた。さよに決して凶刃を届かせぬ為に。 結局、青門組は奉行の暗殺に失敗し、その場から立ち去っていった。 礼を言う黒羽奉行と、その右腕の郷四郎に対し、侍はさよを連れて去っていく。 その背に向けて奉行は告げる。武士とは大儀を成し遂げる事のみに生きるものだと。 狂った祭りの一夜が明けて、侍は弦庵の庵が燃えていると聞く。 急ぎ駆けつけた侍が見たものは、郷四郎の手によって斬られる弦庵の姿だった。 郷四郎は、天原に仇為す者は斬ると言い残し、その場を去る。 弦庵はさよと侍に、自分が素魔に関わっていた事、 そして、いつかこうなることは分かっていたと残し逝った。 憔悴した侍達が遊郭に戻ると、またしても驚くべき事実が待っていた。 天原の富豪、紅屋角兵衛がさよの才能に眼をつけ、養子に欲しいと言い出したのだ。 願ってもない話に喜ぶ舞風、しかし、さよの顔は晴れない。何か言いたげに侍の手を握る。 その時、聞きなれた三馬鹿の声が外から聞こえてきた。しかも、その目的は驚いた事にさよの身柄であった。 蹴散らした三馬鹿から、遊郭の花魁の一人、奈美が、青門組の高沼の半左衛門と組んで さよを欲している事を知る。このままではさよの身があぶない。 さよを守るため、侍は単身、青門組へと殴りこむ。 血と、断末魔の叫びが止まぬ中、侍は半左衛門の部屋までたどり着いた。 極長の居合い刀を駆使する半左衛門に苦戦しながらも、 その動きを巧みに見切り、侍は半左衛門も打ち倒す。 そして、残った奈美から、ここ天原にはびこる麻薬、素魔は弦庵が作り出したものであり、 さよはその調合法を偶然に知ってしまった事を聞きだした。 悪い予感を覚えながら、遊郭に戻ると、舞風はさよが奉行所に連れて行かれたと告げる、 悪を許さじとする奉行所は、素魔の製造法ごと、さよを葬り去るつもりなのだ。 刀を備えなおし、遊郭から出て行こうとする侍を、慌てて団八と舞風は止める。 相手が悪すぎる。敵はやくざ組織では無く奉行所なのだと。 しかし、侍は、これから死戦に出向こうとは思えないほど穏やかな笑みを浮かべ、 ただ一言、言葉を残し、歩みだした。 140 :侍道2~町人ルート:2006/09/08(金)04 22 23ID v2NiPK9Y0 奉行所を固める岡引や同心を薙ぎ払い、 奥に奥にと向かう、侍の前に、郷四郎が現れる。 一人は大儀の為、一人は守るべき者のため、相容れぬ信念同士が今、ぶつかり合う。 その決着は、郷四郎の敗北によって着いた。 何故、ここまでしてあの子を守ろうとする、と問う郷四郎。 侍はさよと最初に出会った時を思い返し、言った。 おにぎりを一個もらったのだ、と。 郷四郎は、一瞬呆気にとられ、そして、高らかに笑い出した。 侍の信念が自らの信念を上回った、その理由を悟って。 そして、郷四郎はさよがまだ生きている事、 自分が心酔する御奉行の命であっても、さよの命を奪う事だけはどうしても出来なかったと。 大儀と感情の狭間で苦しまねばならぬ、侍の哀しみを言い残し、散る。 牢で俯いていたさよは、ふと物音を聞き、顔を上げた。 初めは現実とは思えなかった。しかし、自分が最も会いたかったその人物は、 鍵を開け、そして自分に向けて手を差し伸べてくれた。 さよは、言葉にならぬ声を上げ、侍にすがりつく。 そんなさよを、優しく受け入れ、侍はさよの頭をなで続けた。 奉行所を出ようとする侍に、黒羽奉行が声をかける。 自分は大義を曲げるつもりはない、素魔を消し去る為、何度でもさよを狙うだろうと、 大の為に小を切る、それが黒羽奉行の信念。 だが、侍はそれに従う気はない。侍にとって重要な事は、 絶対に曲げられない信念に殉じて、戦い続ける事だけ。 それこそが、侍の道なのだから。 奉行所で暴れた主人公は、天原から去る覚悟を決めた。 舞風は真実を知りながら、さよを今まで通り遊郭で養うと約束する、 そして、別れの日。しかし、侍との別れが辛いのだろう、そこにさよの姿は無かった。 遊郭の前で別れを惜しむ団八と舞風に背を向け、侍は歩き出した。 天原の入り口、出会いと別れの場となる、巨大な門の前で、侍は足を止める。 そこにはさよがいた。最初に会った時と、全く同じようにして。 そして、侍の前でさよは地面に何かを書いていく。 そこに書かれたのはさよの想い、そのものだった。 話す事もできず、文字も知らなかったさよ。 そのさよが侍に向けた眼差しを受けて、侍は、さよに手を差し伸べる。 そして、二人は共に手をつなぎ、天原から去っていった。 あたしも いく 地面に書かれた、さよの音無き言葉のみを残して、 165 :侍道2~青門組ルート:2006/09/09(土)22 12 09ID JPX7VQSF0 おにぎりをくれた少女を素っ気無く追い払い、侍はあても無く天原の中心部へ向かう。 その途中、道の真ん中で談笑していたチンピラ三人組が侍に目を留め、絡んできた。 邪魔だとばかりにあしらう侍に腹を立て、向かってくる三人。 だが、侍の剣技によって倒されると、途端にみっともなく命乞いを始めた。 しかし、侍は冷たくその頼みを拒絶する。蒼白となり、慌てて逃げようとする三人。 そこに痩身の女性がフラリと現れた。 彼女は、助けを求める三人に刀を突きつけて黙らせると、自らを陰沼京二郎と名乗る。 そして、侍の血を望む性と凍りつくような瞳が自分と同じだと、興味を示し、 ここ天原で最も血の匂いが濃い場所は青門組だと言い残して立ち去った。 言われるままに、青門組へやってきた侍は媚びへつらう三人組に屋敷内へと通される。 奥座敷に向かう途中、再び京二郎が現れ、ここ天原がいずれ地獄へ変わると予言する。 そして、その最後に侍との殺し合いを望む京二郎、 しかし、『今は』味方だと、この場では手を出さず外へ出て行く。 その後、侍は半左衛門と面会し、青門組が奉行所と抗争状態にあり、 厄介な一部を抑え込む為、縄張り争いを続けていると教えられる。 そして、その話ついでに先代の娘「かすみ」を連れて来るようにと依頼された。 早速、かすみの家がある町へときた侍は、三人組みが無理やりかすみを連れて行こうとしている場面に出くわす。 その強引なやり方に侍が文句をつけると、性懲りもせず三人組は襲い掛かってくる。 先程と同じように叩きのめして追っ払うと、かすみは感服した様子で侍に話しかけてきた。 しかし、侍が半左衛門の用心棒である事を知ると、途端に侍に敵意を向けるかすみ。 半左衛門に会う事は約束してくれるが、彼女との間に溝が出来てしまう。 青門組屋敷に侍が戻ると、そこでは半左衛門とかすみがもめていた。 麻薬の密売を始め、先代組長の喪中でありながら跡目のように振舞う半左衛門を責め、 周囲に同意を得ようとするかすみ。しかし、腐敗した組員達から返ってくるのは失笑と冷笑だった。 青門組の退廃を目の当たりにし、情けなさを禁じえないかすみは、通りかかった侍に八つ当たりし、青門組を後にする。 ここ青門組に、最早、彼女の居場所はどこにもないのだ。 青門組のうさん臭い依頼をこなす毎日を送る侍は、 そんなある日、特殊な依頼を扱うチンピラから、組に逆らう者の暗殺を依頼される。 用心棒の抵抗もあったものの、侍は問題なく依頼を遂行し、標的を殺害した。 その後現れた京二郎に、侍の剣は善悪無しの人殺しの剣だと評される。 彼女にとっての侍とは、戦い、殺し続ける事によって存在意義を獲得するもの。 そして、侍はまるでそれを象徴してるようだと、京二郎は禍々しく笑う。 166 :侍道2~青門組ルート:2006/09/09(土)22 14 11ID JPX7VQSF0 次に依頼されたのは、素魔の薬代の取立てだった。 相手は侍くずれで、禁断症状を起こし斬りかかって来るが、侍の敵ではない。 しかしその時、奉行所の同心が現れ、戦いを止めて相手を逃がしてしまう。 だが、その同心は半左衛門とつるむ悪徳同心だった。 ああいった輩は殺すより、もっと生かして搾り取れと侍を嘲笑う 名を問う侍に、同心は「保野暮右衛門」と名乗り、侍を見下して去っていった。 依頼を達成できず、仕方なしに他の町を歩く侍、 そこに、またしても三人組が町人に絡む姿が目に入った。 やがて、町人に暴行を加え始めた三人を、侍は制止する。 お約束のように向かってくる三馬鹿をいなし、町人を助ける侍。 その光景を見て、侍に話しかけてきた人物が一人いた。天原のかすみである。 力を求めるかすみは、侍に問う。今は武士など、こうしたやくざ組織しか必要とされない、 そんな侍は人の為に生きることは出来ないのか、と。 侍は答えられない。しかし、かすみは侍が完全な悪ではない、それだけでもよいと微笑んだ。 後日、今度は「お富」と言う女性の薬代を取立てるよう、依頼される侍、 しかし、その住居で侍が見たものは、禁断症状に苦しむお富を捨て身で励ますかすみの姿だった。 彼女は、かすみの母代わりであった人間であり、数少ないかすみの味方であったのだ。 侍の姿を見届けると、かすみは素魔を叩き返し、自分を信じてくれる人間を守りきれぬ、自らの無力を嘆く。 半左衛門とかすみ、双方の人格、目指すものを見てきた侍は、どちらにつくか思案する。 そして、天原名物、夏祭りの日。青門組に悪徳同心の保野が駆け込んできた。 保野の話では、奉行が一人で祭りに出かけたと言う。邪魔者を始末する千載一遇のチャンス。 侍は、京二郎と共に祭りが行われている天原神社へと向かう。 一足先に祭り会場に来た侍は、そこで屋台をしているかすみに出会う。 侍に名物の南蛮そばを奢り、かすみは昔話を始める。 人々の笑顔、亡き父との思い出、誰もが幸せに暮らせた天原。 しかし、今の天原にその思い出の片鱗は見えない。 天原は変わってしまった、その事をかすみは憂う。 その時、奉行を探していた京二郎がついにその姿を捕らえた。 奉行の死がもたらす、混沌と争乱、 地獄へと変わる天原の未来を想い描きつつ、京二郎は刀を抜き、斬りかかる。 そこに、この騒ぎを聞きつけた郷四郎もやってくる。 殺し合いという名の、血祭りが始まろうとしていた。 黒羽奉行は、老年ながら一撃必殺の突きを得意とする凄腕。 しかし、そこに弱点があった。突きのあまりの威力に、刀がついてこれないのだ。 侍はたくみに突きをさばき、奉行の刀を疲労させる。 刀の折れた武士など、敵ではない。奉行、そして郷四郎は無念の言葉を残して斬られた。 戦いの後、そこに残るのは巻き込まれて命を散らした、何の罪も無い人々の躯だった。 酷い、余りにも酷いその有様に、かすみはある決意をする。 そこに半左衛門がやってくる。もはや、天原に敵は無い、高笑いする半左衛門。 その時、かすみが半左衛門に斬りかかった。しかし、その一撃はかわされる。 外道と、半左衛門をののしるかすみに、半左衛門はある事実を語る。 先代組長の生温いやり方では組を大きくは出来ない。だから自分が先代を殺したのだと。 息を呑むかすみを半左衛門はあざ笑い、 そして、利用価値の無くなったかすみを殺す前に楽しもうと、その手を伸ばした。 167 :侍道2~かすみルート:2006/09/09(土)22 17 30ID JPX7VQSF0 その時、奉行亡き今、天原の主とも言える半左衛門に、侍は待ったをかけた。 自分にたてつく侍に、半左衛門は憤る、 しかし、最早侍一匹が吼えた所で、自分の立場は変わらない。そう思いなおすと、 馬鹿な侍をあざ笑いながら、半左衛門は屋敷へと引き返していく。 勝ち誇った半左衛門の後ろ姿に、かすみも悔しげにその場を後にした。 かすみの様子を見に言った侍は、部屋で泣いているかすみを見つける。 一番情けなかったのは、半左衛門が怖くて何もできず、 天原が変えられていくのを見ている事しか出来なかった自分自身だと 自らの情けなさと無力さに涙を流すかすみ。侍は、そんなかすみの力とならんとする。 しかし、この戦いはあまりに不利な戦いであり、勝てる見込みも無い。 かすみは侍を、巻き込む気は無いと冷たく突き放す。 だが、侍は帰らない。ただ、黙ってかすみに手を差し出す。 かすみは、それでも力を貸そうとする侍に、覚悟を決める。 守るための戦いを始める覚悟、そして、力を貸してくれる侍にふさわしい自分となる覚悟を。 深夜、かすみはただ一人侍の元へやってきた。 侍の前で着物を解き、背中を見せるかすみ。そこには彫られたばかりの刺青があった。 大切な者を守るために、かすみは女ではなく修羅として生きる事を決めたのだ。 最後に、自らの弱い女の部分を侍に貰って欲しいと、かすみは乞う。 戦いの前、侍と共に過ごしたその一夜が、かすみが女でいられた最後の時であった。 次の日、青門組では賑やかな騒ぎを嫌う京二郎を除いて、襲名式の前祝が行われていた。 保野や奈美と共に宴会を繰り広げ、我が世の春を謳歌する半左衛門。 そこに、突然悲鳴が聞こえ、かすみと侍が乱入してきた。 狼狽する半左衛門の前で、かすみは半左衛門の悪行を謳い上げ、刀を突きつける。 ついに、たった二人の、守るための戦いが始まったのだ。 並み居る雑魚を斬り倒し、残るは半左衛門ただ一人。 侍はもう手は出さない。これはかすみだけの戦いである。 かすみと半左衛門の戦いは、実力だけならば半左衛門のほうが上であった。 しかし、気迫においてかすみは半左衛門を上回り、素早い動きで着実に傷を負わせていく。 そして、とうとう、かすみは因縁深き戦いにケリをつけ半左衛門を討ち果たした。 残る組員達を一喝し、かすみは正式に跡目として名乗りを上げる。 戦いから一夜が明け、青門組では正式にかすみの襲名式が行われていた。 任侠道を貫き、組を立て直そうとするかすみを見ながら、侍は屋敷を後にする。 まだ、自分にはやる事が残っている。あの戦いで姿の見えなかった京二郎。 混乱と破滅を望む奴が、このまま大人しく引き下がるとは思えない。 天原をしらみつぶしに探す侍、しかし、組員も探しているにも関わらず、その姿は見当たらない。 そこで、ふと思い当たり、侍は青門組屋敷へと戻る。 屋敷の中庭で、侍は足を止めた。気配は消せても、長年染み付いた血の匂いだけは消せない。 侍の感をほめながら、京二郎は物陰から姿を現した。天原を、人の道で導こうとするかすみの破滅を望む京二郎。 誰も知らぬ、誰にも語られぬ、最後の戦いが始まる。 京二郎を倒し、かすみの様子を見に行く侍。そこで、かすみはしっかり、組長役を務めていた。 これで自分が、彼女の為にできる事はない。その時、ふと侍は思う。 このまま彼女と共に生き、天原を建て直していく道もあるのだ、と。 だが、侍は軽く笑ってその想像を払い、天原から旅立っていった。 侍は流れて生きる流浪人。平和な町に居場所は無く、 争いのある荒野を求めてさすらうのみ。そして、侍は流れていく。 また、当てもない旅が始まったのだ。 318 :侍道2~青門組ルート:2006/09/23(土)03 39 43 ID T3VwjNl90 166から分岐 近寄るんじゃない、と、手を伸ばす半左衛門から逃れようとするかすみ。 しかしその瞬間、侍が鳩尾に一撃を加え、かすみを昏倒させた。 侍のいる場所は青門組、そのトップである半左衛門こそ、侍の主なのだから。 これで全てが手に入った、月夜の天原神社に半左衛門の高笑いが響き渡る。 侍達は、青門組に戻り、襲名式の前祝を行っていた。 悪徳同心の保野や、性悪花魁の奈美とともに、宴を楽しむ半左衛門。 これからも働いてもらうと、侍に声をかけるが、侍は無言でその場を後にする。 そして侍がいなくなった途端、嫌悪感をあらわにする三人。力を持ちすぎる者は妬みの対象となる。 侍もそれは例外ではなく、半左衛門はそろそろ始末しようとしていたのだ。 一方、外に出た侍は京二郎と対面する。この町に強い敵はもういない。 殺し合う相手がいないのは退屈だろうと、陶酔する様に問いかける京二郎。 そして、最後に侍の為に面白い事を起こそうと、不気味な笑いと共に去っていった。 一夜が明け、侍は再び半左衛門に呼び出され、侍しか出来ない仕事と言うのを任される。 詳しい内容を伏せられ、訝しげに目的地へと向かう侍。 そこで待っていたものは、同心を連れた保野の姿だった。 319 :侍道2~青門組ルート:2006/09/23(土)03 40 50 ID T3VwjNl90 問いかける間もなく、奉行暗殺の真犯人として詰め寄られた侍は、半左衛門に嵌められたことに気付く。 怒り心頭に達した侍は、その場にいる者を切り捨て、保野に迫る。 追い詰められた保野は震え上がり、命乞いをし始めた。その中で、保野は大本の半左衛門の暗殺を促す。 真に始末するべきは半左衛門。侍はそう判断し、保野と手を組む。 そして、その夜更け、侍の棲家に京二郎が現れた。 すでに分かっていた事だが、半左衛門は自分以上の力と技を持つ侍を邪魔に思っていて、 始末しようと考えていたことを京二郎は告げる。そして、その執行人が自分である事も。 夜更けに響きわたる剣劇の音、一進一退の攻防が続く中、保野が飛び込んで来た。 楽しみを邪魔され憤る京二郎に、保野は侍を首魁とする新たな青門組の野望を語る。 血で血を洗う新たな戦のヴィジョンに京二郎は興味を示し、侍側につく。 一方、侍はかすみが屋敷から逃亡したと聞き、その行方を捜す。 道場の裏に隠れていたかすみは、侍は他のゴロツキとは違うと信じていた。 しかし、結局同じだったと、侍に斬りかかる。 侍はそんなかすみを無情に斬る。いまや、侍の眼は青門組の支配者となることだけに向いているのだから。 力のみが物を言う、弱肉強食の社会において、人の道を語るかすみの死は、必然であったのかもしれない。 そして、襲名式当日、半左衛門は自らを親分と呼ばせ、まさに、幸福の絶頂にあった。 そんな中、保野がさりげなく侍の事について切り出す。 半左衛門は侍は自分を裏切った為、見せしめに始末したと嘯いた。 それを聞き、堪え切れないといった感じで京二郎が笑い出した。 訝しがる半左衛門に、京二郎は確認するように問う。裏切り者には死、これが半左衛門のやり方かと。 半左衛門が肯定すると、京二郎はとても楽しそうに、言った。 ならば死ぬのは、あんたの方だ。 狼狽する半左衛門に、今度は保野が語りだす。 今日の襲名式は半左衛門のものじゃないと、そして、その人物を呼び寄せる。 現れた侍の姿に驚く半左衛門、そしてその侍に半左衛門の部下は一斉に挨拶する。 「もっとも力あるものが支配するべき」「裏切り者には死」 半左衛門の道理によれば、今、天原を支配するべきは侍。そういうことである。 保野、京二郎、部下達。全てに見捨てられた半左衛門は、認められるはずもなく、 半ば自棄になりながら、侍に斬りかかる。しかし、最早、半左衛門の命運は尽きていた。 半左衛門は返り討ちにあい、最後まで自分の死を認められぬまま逝った。 こうして、青門組を受け継いだ侍の、裏の覇者ならんとする新たな戦いが始まった。 争乱の時代、いかなる犠牲を払おうと、おのれの野望を達成しようとする者達こそが、 あるいは、最も純粋に「侍」としての道を歩んでいるのかもしれない。 争いのある場所以外に、侍の道はないのだから……。 382 :侍道2~奉行所ルート:2006/09/29(金) 02 10 52 ID E5le8Bh10 空腹で倒れていた侍は、お握りをくれた少女に軽く礼をいい天原の中心部へ向かう。 途中チンピラ三人組に絡まれ戦いになるも、時間を掛けた為か、騒ぎを聞いた同心達が駆けつけ、 怪しい者は捕らえよ、その奉行所の方針に従い侍を捕らえようとする。 抵抗する道もあったが、あえて侍は手を出さずお縄につく。 侍は牢に入れられるも、すぐに開放される。 解放したのは、オカマ言葉を使う風変わりな男だった。 男は厳しすぎる奉行の方針と、 青門組とお上によるお取り潰しの内患外憂に苦しみ、そうせざるを得ない今の天原の現状を憂い、 自分を中村宗助と名乗ると、腕の立ちそうな侍に手助けを求める。 早速、侍が奉行所へと向かうと、門前で九三郎と名乗る薬売りと出会う。 奉行所の恐ろしさをここぞと語る九三郎、そこに突然、同心の郷四郎が割り込んできた。 郷四郎は問答無用とばかりに刀を抜いて、九三郎と侍を捕らえようとする。 逃げる九三郎と迎え撃つ侍。しかし、そこに今度は宗助が割り込んできた。 宗助に諌められ、郷四郎は侍に警告を発し、いったんは引き下がる。 宗助は郷四郎は堅すぎるのが玉にキズだと苦笑しながら、 侍の強さを褒め、誘いを掛けて来た為、侍はいったん身を引く。 ともかく、宗助の計らいにより、侍は奉行所との繋がりを持つ事が出来たのであった。 383 :侍道2~奉行所ルート:2006/09/29(金) 02 12 11 ID E5le8Bh10 奉行所のハイリスク・ハイリターンな依頼をこなす、そんなある日、侍はチンピラ三人組に絡まれる町人の姿を発見する。 止めようと近づこうとしたその時、一人の同心が止めに入った。 三人組は同心を保野の旦那と呼び、あしらおうとするが、逆に保野に脅され賄賂を取られる。 そして保野は三人組を追っ払った後、今度は助けた町人から銭を受け取った。 さすがに見ていられず、侍は苦言を呈する。対して保野は権力を振りかざして侍を脅しつけた。 しかし、侍は怯まず、保野は力づくで押さえつけようと斬りかかる。 二人が斬りあう中、騒ぎを聞きつけた郷四郎達が駆けつけて来た。 あやうく、全ての責を押し付けられようかと言うその時、九三郎の機転により、侍は難を逃れる。 詳しく事情を問う郷四郎を、保野は適当にはぐらかし、更に追求しようとする郷四郎を尻目にその場を後にした。 そして、天原名物、夏祭りの日がやってきた。 祭り見物に来た侍は、そこで、奉行と郷四郎に出会う。 侍を敵視する郷四郎は警戒するも、敵意を見せない侍に奉行は心を許し、 例えどれ程の敵であっても、例えどれ程の犠牲が出ようとも、今の美しき天原を命を掛けて護ると、自らの心の内を明かした。 そして奉行は、侍にもその気持ちがあるなら、手を貸して欲しいと頼み、一人、祭りの雑踏に消えていった。 残された郷四郎は、最早消えゆく侍の身であった自分に、護るべき大儀を与えてくれた奉行が、 必ず誇りある侍の道を作ってくれる、その為に自分は生きていると語りだす、そして、侍にも自分達と同じ道を歩んで欲しいとも。 侍は奉行と郷四郎、二人の気持ちに感じ入り手を貸す事を約束する。 その時、突然の悲鳴が聞こえてきた。一早く危険を感じ取り、郷四郎と侍は奉行の元へと駆け出していく。 予想通り、その原因は青門組の奇襲だった。侍と郷四郎はすぐさま、奉行を護る為刀を抜き、迎え撃つ。 無事に敵を追いやり息をつく侍達。だが何故、奉行がお忍びで祭りに来ているのが分かったのか。 その答えは向こうからやってきた。詳しく現場を見ようと保野の姿が見えたからである。 奉行の無事な姿に保野は慌てた様子を見せるも、その場は何とか取り繕い、奉行以下三人は奉行所へと戻っていく。 その際、郷四郎は侍にそっと告げた、後で奉行所の詰め所に来て欲しいと。 詰め所での話は、予想通り保野のことについてだった。 奉行を亡き者にしようとする保野を始末しようと憤る郷四郎。しかし、それを宗助が止める。 保野は腐っても幕府のお目付け役、同心である郷四郎が斬れば、その責は全て奉行に向く。 悔しがる郷四郎に、だが、しかし、と、宗助は続ける。 もし、奉行所と無関係な者が保野を斬ったとしたら? 郷四郎は驚き、宗助、そして侍を見る。そんな二人に、宗助はただの独り言と笑いながら、 保野は料亭にいると、言い残して去っていった。 その夜、料亭へとやってきた侍は、見張りをしていた三人組を追い払い、一人乗り込んでいった。 部屋では外の騒ぎも知らず、性悪花魁奈美と保野が侍の始末と江戸への帰還を企んでいた。 しかし、その侍の襲来に二人は震え上がり、侍を買収しようとするが、侍は金に興味を示そうとしない。 追い詰められた保野が次に出した手札は青門組の麻薬・素魔の秘密についてだった。幕府も素魔については興味を示していたのだ。 そこに、突如、郷四郎が現れ素魔の秘密を聞き出そうとする。 素魔の製造元が分かれば、後は青門組を潰すだけでいい。 取引に乗った郷四郎に保野が語りだした事実は驚くべきものだった。 この町で貧富の差無く患者を診る、立派な医者の弦庵こそが素魔を作り出しており、 その元は、弦庵が栽培している花である。そして、慎重な調査が必要な為その事は自分達しか知らないと。 しかし、保野が利益を自分だけの者にしようとしていた事は、郷四郎にも分かっている。 だが、秘密を知っている者が保野と奈美だけなのは好都合だった。 殺意を漲らせ、郷四郎は保野と奈美は始末しようと襲い掛かる。 384 :侍道2~奉行所ルート:2006/09/29(金) 02 13 44 ID E5le8Bh10 戦い終わり、郷四郎は侍だけに汚れ仕事をさせようとした事を謝罪し、 そして、自らも奉行の為に陰となり、闇の仕事を受け持つ事を決意する。 その為に、まず、やらねばならない事があった。元凶の一つ、弦庵の処罰である。 夜が明けて、弦庵の庵にやってきた侍と郷四郎。あいにく留守であったが、 二人は裏門から続く道を見つけ、先に進んでいく。そこで見たものは、一面に咲き誇る素魔の花であった。 やはり、素魔の元凶は弦庵。郷四郎は弦庵の庵、そして、素魔畑に火を放つ。 遅れてやってきた弦庵は、大して驚いた風も見せず、燃え盛る素魔を眺める。 何故、優れた人間であり医者である弦庵が素魔を作り出したのか、問う郷四郎に、弦庵は逆に問い返す。 大勢の人間を救うものは一体何か。それは金である。と弦庵は続ける。貧しさ故に人は死ぬ。だからこそ、弦庵は金を求めた。 そんな弦庵に郷四郎は憤る。目の前の人間を救う為に、多くの人間を犠牲にするのかと。 弦庵のやり方は大儀を見失った愚者のやり方だと、郷四郎は弦庵を斬り倒す。 理想と現実の狭間で潰された弦庵。その姿に、郷四郎は自分は負けぬと、新たな決意を重ねる。 そして翌日、残す青門組を滅ぼさんと、奉行の命を受け、侍、郷四郎、宗助含む精鋭たちが青門組へと向かった。 保野と素魔を滅ぼした今、躊躇う必要はない。青門組と奉行所の因縁の戦いにケリをつけるときが来たのだ。 奥へと一人乗り込んだ侍は、京二郎、そして半左衛門を討ち果たす。 戦いに勝利し、侍が奉行所へと戻ると、喜び勇む郷四郎に呼びかけられる。 これで全てが終わり、天原は救われた。後は奉行と共に侍が誇り高く生きられる世界を共に作っていこうと。 これからのことを想い、二人は奉行の下へ報告に向かう。 しかし、そこで待っていたものは死に装束を着た奉行の姿だった。 驚く郷四郎に、奉行は今回の争乱の責任は全て自分にあると告げる。 確かに、天原から悪の芽は消え、幕府の介入も阻止した。しかし、その為に奉行は余りに血を流しすぎた。 だから、奉行は初めから決めていたのだ。全てを終わらせた後、その責を負って腹を切ると。 そう、あの祭りの日、「命を掛けて天原を守る」と言っていたように。 奉行が切腹した後、後を任された郷四郎は奉行の屍に縋り付き、 必ず天原を侍の誠によって治めてみせると、空に向かって吼えた。 奉行の意思は消えず、郷四郎へと受け継がれたのだ。 しかし、この時、時代を揺るがす一隻の黒船が日本へと向かっていた。 佐幕、勤皇、攘夷、動乱の時代が始まろうとする中、 この二人の侍が、如何にして生き、如何にして侍の道を貫いたか。 ……それは、また別の物語である。 385 :侍道2:2006/09/29(金) 02 19 14 ID E5le8Bh10 と言うわけで、一通りグッドエンド書き終えました。 侍道2はストーリーが面白いので、興味沸いたらやってみて下さい。 システムはバカゲー臭いとよく言われてますが…… 80 :侍道2~バッド・ノーマルエンド:2006/10/07(土) 07 37 05 ID bT+skqtV0 希望があったので、最後に書きます。 町人ルートBAD 『裏切り』 さよを助けに青門組へ乗り込んだ侍は、さよから手を引く代わりに、大金をくれてやると半左衛門に取引を持ちかけられる、 一生かかっても貯められない金の誘惑に侍は負け、金を受け取る。 この無様な姿に奈美も京二郎も冷めた眼を向けるが、侍は構わない。 そして、侍は使い切れない程の大金を手に、天原を後にした。 さよがどうなろうと最早自分の知った事ではない、侍は侍の道から外れたのだから。 『誰がために』 祭りでの青門組の来襲からさよを守るために、侍は必死で戦う。しかし、運命は皮肉だった。 侍のそばから離れなかったさよと侍の一瞬の隙が重なり、 さよは巻き添えに斬られてしまう。ただの捻りもない一撃、だがそれは幼いさよには致命傷に等しかった。 全てが終わった後、弦庵と千代がやってきた。さよの亡骸を見て、弦庵は怒る。 結局、侍など何も生み出さず、死を運んでくるだけだと。 そして、止める千代にも耳を貸さず、弦庵は、血に染まった手でこの子の供養はさせないと侍を追い払う。 侍は天を仰ぎ、黙ってその場を後にした。 その後、天原から遠く離れたある橋で休憩していた侍に、一人の少女が駆け寄ってきた。 少女は侍が腹を空かしているだろうと、お握りを一つ手渡す。 その姿に、侍の脳裏に自分を慕ってくれたさよの思い出が浮かび上がり、 侍は声を殺して、泣いた。 青門組ルートノーマル・かすみルートBAD 『下克上の常』 青門組ルートで保野を倒していると、京二郎が仲間にならず、侍が一人で攻め込む。 『頓死』 見事敵討ちを果たし、侍は新組長となったかすみを置いて天原を後にする。 しかし、それで終わりではなかった。生き残った京二郎が、青門組へと襲い掛かってきたのだ。 必死に抵抗するかすみと組員だったが、京二郎に斬られてしまう。 しかし、京二郎は出てくると思った侍がいつまでも現れず、苛立たしく侍を探すが、その姿はどこにも見えない。 血溜りの中で、京二郎は行方の分からぬ侍に向かい、憤りの叫びを上げる。 血が足りない、流す血が足りないッ! 侍はどこに行ったのかッ! 『画竜点睛を欠く』 かすみを助けた侍は京二郎を捜し歩く。しかし、それには時間をかけすぎた。 青門組の組員に京二郎の襲来を告げられ、急ぎ戻った侍の眼に映ったもの、 それは京二郎の刀に貫かれるかすみの姿だった。 侍は怒り狂い、京二郎を斬り倒して、かすみのそばに駆け寄るが、 その傷は深く、かすみは自らの弱さを謝罪し、息を引き取った。 そして、この時以来、侍が刀を持つ事は二度と無かったと言う。 81 :侍道2~バッド・ノーマルエンド:2006/10/07(土) 07 39 31 ID bT+skqtV0 奉行所ルートBAD 『本性』 保野の所に乗り込んだ侍、しかし、そこで穂野に金を渡され、侍は保野を見逃す。 しかし、保野と奈美はその不意をついて侍に襲い掛かってきた。 これを返り討ちにし、そして、料亭から出ようとしたその時、 今度は侍の身を案じて付いて来た郷四郎が現れた。 金に目を眩ませた侍を怒りの目で見据える郷四郎は、侍を裏切り者として処刑しようと向かってくる。 その郷四郎をも斬り伏せた侍に、郷四郎は告げる。 自分は侍と共に、この天原を守っていけると信じていたと…、 そして、息絶えた郷四郎に侍はいささか戸惑いを見せる。 だが、次の瞬間通りがかった人間にそれを見られ、すぐさま天原を脱出しようと、侍は逃げ出した。 その後の侍の行方は誰も知らない。 ノーマルエンド 『暗殺』 誰の勢力にも加わらず、のんびりと過ごす侍、 しかし祭り見物に出かけた日、青門組と奉行所の抗争に巻き込まれる。 自衛の為に、侍はその場にいた奉行、郷四郎、京二郎の三人を斬る。 そして次の日、この町の豪商、紅屋角兵衛に侍は呼び出される。 そこで、侍は腕を見込まれ、この町を乱す半左衛門の暗殺を依頼された。 紅屋角兵衛のお膳立てで一人になった半左衛門を暗殺した侍、 そこに、角兵衛が現れ、自分が政府の密偵であると告げる。 角兵衛は天原の内情を探るスパイだったのだ。 そして、角兵衛は侍の力を気に入り、仲間に誘う。 政府の力となるか、誰にも縛られぬまま生きるか、それは、侍の心しだいである。 (ちなみに町人ルートで半左衛門を倒していると、暗殺対象が奉行になります、他は同じ)
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登録日:2010/02/22(月) 01 36 12 更新日:2024/01/12 Fri 12 55 03NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 PS2 PSP ある意味マジンガーZ アクワイア オブギョー!!! ゲーム サムライガーZ スパイク ネタゲー バカゲー 侍フォーエバー 侍道 侍道2 外道 女湯に入れてもらえない女侍 機会仕掛けの紅屋 相変わらずの鬼畜っぷり 虚無僧無双 鬼畜ゲー(主人公が) 侍道2とは、株式会社スパイクが2003年10月9日にプレイステーション2用ソフトとして発売したゲームソフト。 2004年11月3日には、ローディング速度の改善、新たな刀、対戦モードの追加、おまけなどの要素が新たに加わった廉価版が発売された。 さらに2009年9月3日には新モードを追加したPSP版『侍道2ポータブル』が発売された。 概要 あらすじ ―登場人物―・侍 ■町人勢力・さよ ・舞風 ・団八 ・奈美・ファンバステン ・弦庵 ・千代 ・紅屋角兵衛 ・堂島 ■青門組勢力・高沼の半左衛門 ・陰沼京次郎 ・かすみ ・三馬鹿 ・どチンピラ ■奉行所勢力・黒羽三河守義隆 ・武藤郷四郎 ・中村宗助 ・保野暮右衛門 ・与力 ■その他・エンリケ ・おぼろ ・隠密 概要 プレイヤーは架空の出島・天原にやってきた侍となり、感情の赴くままに最大10日間の日々を過ごす。 前作よりもストーリーのボリュームは増えたものの、強制イベントが増えたせいで自由度は抑え気味。 しかしやっぱり前作同様、鬼畜な選択肢や行動は満載。 幼女や町民を助け正義に生きるも、奉行所と対立してヤクザの道に生きるも、町民・幼女・ヤクザ・役人を殺めまくり悪に生きるも自由なゲーム。 あらすじ 前作『侍』から遡ること20余年。幕末の世にて、異国との貿易によって栄えた地、「天原」。ひょんなことからこの地にやって来た侍は、長きに渡る空腹で倒れてしまう。 そんな時、一人の少女がおにぎりを差し出す所から、物語は始まる……。 ―登場人物― ・侍 主人公。外見はある程度設定できるが、PSPまでは外観を女性にしても女湯には入れない。 尚、PSPでも女の姿でも扱いは男。 やはりプレイヤーによっては神にも悪魔にもなる人物。 ■町人勢力 ・さよ 空腹で倒れた侍におにぎりを差し出した少女。 言葉や読み書きが不自由で意思疎通が取りにくいが、心優しい性格。物語当初は自分の名前すら言えずに「名なしっ子」と呼ばれていた。 彼女を何食わぬ顔で斬れてからが鬼畜への第一歩。 PSPでは成長した姿が拝める。 その後の主人公の身に何かあったようだ。 ちなみに侍道4にも出演。おにぎり屋の用心棒をしている。 相変わらずしゃべれないが、字幕が出る。 尚、PSP版は『2』をそのまま成長させたような姿なのに対して『4』は普通に大人になった姿と、それぞれにイメージが違う。 ・舞風 遊郭・天風で一番の花魁。お付きにしているさよに厳しく、辛く当たっているように見えるが、これも強く生きることを教え込むためであり、内心では誰よりも心配している。 実際、侍がさよに文字を教えた後はデレる。 メインビジュアルで目立つ等、一見するとヒロインに見えかねないが、実際には一部のイベントにしか登場せず、滅多に会うことも出来ないとぶっちゃけ地味。 ・団八 天風の用心棒。赤くて半裸で二刀流使いという個性の固まり。 見た目に反して気さくな人柄で、さよや舞風からも信頼されている。 天風の前で騒動を起こすものはヤクザでも同心でも主人公でも殺しに掛かってくる。 途中町民を巻き込んでもお構いなしというケルベロスも真っ青なお方。 実は子持ちであり、しかも、息子は前作の坪八であるとのこと。(髪型が違いすぎるが顔が一緒) ・奈美・ファンバステン 舞風と同じ遊郭の遊女。 外見からも解るとおり純粋な日本人ではないが、周りに漂うエロスな雰囲気から人気は高いらしい。 裏ではヤクザと繋がってると噂されている。 忍道にも名前だけ登場。 地味な舞風と違い愛用武器のインパクトから色濃く残る。 ちなみにCV:沢城みゆきで、前作のチェルシーとは真逆の悪女役となった。 ・弦庵 町はずれに暮らす医者。侍を毛嫌いしており、イベントで絡まずに初対面で話しかけた場合どの選択肢を選ぼうが蹴り飛ばされる。 しかし主人公の手で斬り捨てる事はできず、悔しい思いをしたプレイヤーも多いことだろう。 さよルートでは主人公を認めてくれる。 ……が、このルートでは衝撃の事実が明らかになるとともに……。 ・千代 弦庵の助手。侍が何度口説こうと頑として首を縦に振らない、今時珍しく身持ちの固い女性。 眼鏡で地味に装っているがナイスバディ。 彼女を斬ることもまた、鬼畜への一歩である。と言いたいところだが…。 大してシナリオには絡んでこない。 ・紅屋角兵衛 商人。キャラを殺しすぎたりフラグ未回収だったときに颯爽と表れてストーリーを終息させていくため、 機械仕掛けの天使(デウス・エクス・マキナ) の異名を持つ。 ・堂島 鍛冶屋。下の名前は不明。 刀を鍛えてくれるが、まともに強化してくれることは少なく、性能を下げるわ失敗して刀を折るわのナマクラぶり。 自分のダメっぷりを棚に上げて金をせびる姿が数多のプレイヤーの逆鱗に触れ、夜な夜な辻斬りに遭う不遇の人物。 PSP版では性能を下げたり刀を折ったりしなくなったが、相変わらず金は取る。 ■青門組勢力 ・高沼の半左衛門 先代組長亡きあと、青門組を乗っ取った男。冷酷で任侠には程遠く、民からは嫌われている。ぶっちゃけ小物臭い。 どのルートでもろくな目に合わないが、本人がろくでなしなので自業自得である。 ・陰沼京次郎 本作屈指の人気キャラ。 青門組の用心棒で、血と争いごとを何より好む残忍な性格。 しゃべりや見た目からも判るが、実は女である。隠す気あるのか、おい。 一応、美形であることから勘違いした町娘にファンが居たりするが。 ねっとりと気持ち悪くしゃべり、顔はSIRENにでも出てきそうな雰囲気だが、組内に結構隠れファンがいたりする。 侍の部屋に夜這いをかけてバトルを仕掛けてきたりする(性的な意味じゃなく)。 極度の女嫌いで、本名の「お京さん」で呼ぶとブチ切れる。 PSPでなんとゴスロリコスチューム追加 意外と巨乳である事が発覚した。 そして武士の挑戦状モード中村編でキャラ崩壊する。 愛用武器も中々人気があるらしい ・かすみ 先代組長の娘で、さよと並ぶヒロイン。極道の世界には入ってないが、義と任侠を重んじるところは父親譲り。 前作からの悲願であるセクロスは彼女によって日の目を見ることとなった。しかも和姦である。 PSPで学生服バージョン追加。 ……なんで? ・三馬鹿 一吉、仁平、三太の3人兄弟。 物語中は天原中を歩き周りショバ代回収に勤しむ下っ端。 愛用武器はかなり個性的。 何度戦っても中々殺せずじれったい。 見た目は全く同じで、しゃべり方や装備で見分ける他無い。 ・どチンピラ 青門組で仕事を紹介してくれる仲介役。 実は凄腕の暗殺者らしい。 ■奉行所勢力 ・黒羽三河守義隆 天原奉行。元は町民にも慕われる名奉行だったが、時代の変わり目を前に幕府による天原の御取り潰しの口実を与えぬという目的の為に強引な手段に出た結果、民も苦しめる圧政を敷いてしまっている。 名前だけは冒頭から出てくるが、実際に姿を見られるのは祭の夜の自身の暗殺計画の場面。 襲撃?知ったこっちゃねえよと言わんばかりに祭りに出かけたり大技を連発して(自分の)刀をへし折ったりする猪ジジイ。 切腹時の白装束バージョンがあるが、それがPSPのEDのスクリーンショットで凄い勢いでネタにされている。 飾り「天使の羽」を付けて度々現れる。 そして飛んでる。 ・武藤郷四郎 厳つい同心。筋骨隆々で兜を装備している。 質実剛健を絵に描いたような見た目で正義感が強く、黒羽からの信頼も厚いが、それゆえに暴走しやすく他の同心達も内心では戸惑っている黒羽の変節にも盲目的に付き従っている結果、奉行所側の狂犬とも呼べる立場に。 「御奉行ぉぉぉぉぉ!!!」 ・中村宗助 郷四郎の先輩同心。剣の達人ながらオカマ。黒羽の変節を憂いている等、本作ではまともな部類の人間と評価される一方で、いざとなれば侍に悪賊殺しの責を負わせようとしたりと、大義の為ならば腹黒くもなれる。 実は人斬りの本性があるとの裏設定も。 いつでも奉行所に居るので気が向いたときに斬りに行けるが、油断してると間違いなく地獄を見る。 全キャラクターの中で唯一固有のノックバックモーションとなっており、隙が若干少ない。 PSPの武士の挑戦状では郷四郎の貞操を守る為戦う。 ・保野暮右衛門 御目付け役。金に汚く、青門組との繋がりが疑われている。そのウザさと動きのキモさで斬ることになんら抵抗を感じさせない敵役の鑑。 小物な見た目通りの下衆な人物だが、主人公と手を組むルートでは混乱に乗じて奉行所の実権を完全に掌握したりと有能な部分も見られる。 ・与力 奉行所にて仕事を紹介してくれる仲介役。 一戦を退いたと言われるも腕は健在。 青門組の仕事で斬るのを頼まれることも。 兼貞という名の長刀を所持。 積極的に折ってくるので折る前に倒そう。 ■その他 ・エンリケ 天原に仕合う為にきた異人。 中村さんや京次郎さんを目当てに来たが主人公に眠る侍の血を眠らせない為に終盤条件を満たすと登場。 作中屈指の強さだが刀は折れやすい為ただのサンドバッグになる。 落とす武器はイプスカリバ。 ・おぼろ 軽装のナイスバディなくの一。 身軽な動きに似合わないタフさは堂島クラス。 隠密で物語終盤に主人公を家付近にて襲い掛かる。 愛用武器の格好良さは異常。 人によっては、プレイヤーの(二つの意味で)刀がやばくなる。 ・隠密 おぼろと同じ隠密。 同じく物語終盤にて条件を満たすと登場。 忍者刀を駆使したトリッキーな動きはうざい。 ガード不能な掴み攻撃で首をへし折りに来るので要注意。 ちなみにおぼろもコイツも背後から斬ってしまえば正体バレバレになります。 他にも、前作に出ていた栗吉がモブキャラとして登場したり、坪内八郎そっくりな子供が出たりしているので探してみると面白い。 [>こんなに見応えのある追記は初めてだ 助かった 見世物ではないぞ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] EDの数が多くて分岐も多彩だから意外と長く遊べたな。引っ張り出すか -- 名無しさん (2014-02-13 04 36 19) おにぎりを ひとつもらったのだ このセリフだけは何年経っても覚えてる -- 名無しさん (2019-06-08 01 21 21) バッドっぽいEDの中では武藤を裏切って斬り殺すやつが好きだった。偏差値クソ低くなるけど -- 名無しさん (2019-07-26 14 38 07) やった事ないが機械仕掛けの天使はこれで正しいのか?…普通は機械仕掛けの神だよな? -- 名無しさん (2019-08-26 22 55 34) ↑EDの画像を見てくれ、としか言いようがない -- 名無しさん (2019-09-01 17 48 28) 名前 コメント
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発売日 2009/02/26 価格 7770円 ジャンル アクションアドベンチャー 発売元 スパイク 人数 1人 オンライン人数 ― 対象年齢 CERO A 公式サイト http://www.samurai3.jp/ 攻略wiki 侍道3Wiki 関連記事
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侍道2 25-137~140・165~167・318~319・382~385、 26-80~81 137 :侍道2:2006/09/08(金)03 19 37ID v2NiPK9Y0 では、プロローグから、 原作に無い部分は、攻略本、公式サイト、小説、自己補完、勘違い・妄想、 のいずれかと思ってください。あと、サブイベントは省略します。 時は幕末。黒船の襲来にこの国が大きく揺れていた時代。 江戸から遠く離れたここ「天原」は、唯一南蛮との貿易が許され、豪華な町並みを誇っていた、 しかし、その見かけと裏腹に、任侠組織「青門組」と「天原奉行所」、 この二つの組織により内状は乱れつつあった。 青門組の変貌は、この町を率いていた青門組組長が崩御した事にある。 組長亡き後、実質のNO.2であった「高沼の半左衛門」の手により、 強きを挫き弱きを助ける青門組は、血に飢えた狂犬「陰沼京二郎」を初めとする、ならず者の集団となってしまった。 前組長の娘「天原のかすみ」の訴えもあるものの、依存性の高い麻薬「素魔」の密売など、 事実上、青門組は半左衛門の支配下となる。 また、天原の利益に目をつけた幕府が、この地を直轄地にしようと企み、 その口実を探そうとしている事を知った天原奉行「黒羽三河守義隆」は天原を守るため、 いかなる悪も逃さずと、その右腕「武藤郷四郎」に徹底的な取締りを行わせた。 しかし、これは逆に、人々を守る奉行所を常に監視の目を光らせる恐怖の象徴と変えてしまったのだ。 二つの組織は互いに小競り合いを繰り返し、それに巻き込まれ死亡する町民も後を絶たない。 しかし、青門組は奉行所に対抗出来るだけの力をいまだ蓄えておらず、 奉行所は青門組の資金源である素魔の製造元を突き止めるまでは大っぴらな手出しは出来ない。 互いに決め手を欠いたまま、被害ばかりが増すという膠着状態の中、 一人の侍が、ここ天原にやってきた。 138 :侍道2:2006/09/08(金)04 19 35ID v2NiPK9Y0 天原にやって来た名も無き侍は、空腹で倒れてる所を一人の幼い少女に救われた。 彼女にもらったおにぎりを食べながら、礼を言う侍。 少女は微笑を返し、侍に手を振って去っていった。 しかし、少女はその途中、この町でも札付きのチンピラ三兄弟にぶつかってしまう。 これ幸いとばかりに少女に絡み、少女の養い元である遊郭へ集りを始めようとする三人組み。 侍は黙って少女に近寄り、少女を背に庇う。 当然のごとく、三人は侍に標的を変え、襲いかかって来た。 しかし、修羅場をくぐった侍にとって、ごろつき等取るに足らない。 あっという間に叩きのめし、三人組みは負け犬の遠吠えを上げて逃げ出した。 助けられた事に、頭を下げる少女。 と、その時眼鏡をかけた女性が現れ、少女は満面の笑みで彼女に近づいていった。 彼女の名は千代。町外れで医者の手伝いをしているらしい。 そこで侍は、少女が口をきけず、天原のななしっ子と呼ばれている事と、 少女が、自分が下働きをしている遊郭「天風」に連れて行こうとしていることを知る。 侍に当てはない。少女の言うままに、町の中心にある遊郭へと侍は向かう。 遊郭「天風」で、先ほど助けた少女は、そこで雑事を仕切っている団八と言う男に侍の面倒をみて欲しいとせがむ。 そこに、遊郭NO・1である花魁、舞風が現れ、侍を助けて仕事を怠った少女と侍に厳しい言葉を放つ。 「ここ天原では、役立たずに生きる道は無い」。 しかし、それは誰より他人を大切に思う、それゆえの厳しい言葉。 結局、当面の住居と引き換えに用心棒を引き受けた侍に、団八は舞風の手伝いで町外れに行った少女の様子を見てきて欲しいと頼んだ。 町外れに行った侍は、そこの庵で先ほどの千代と、気難しそうな壮年の男、弦庵と出会う。 弦庵はここ天原で、損益を無視して人を助ける評判の高い名医であった。 しかし、それ故、人を殺す刀を持ち歩く侍を大層嫌い、侍に侮蔑の視線を向ける。 その時だった。急患の報が届き、弦庵は飛び出していく、千代も侍に留守番を頼みともに出て行った。 ところが、留守番中、少女が腹痛で苦しむ男を連れ、診療所に飛び込んできた。 男は苦しそうに悲鳴を上げるが、侍はどうする事も出来ず、少女も口が利けないため、症状を伝える事が出来ない。 しかし、その場は戻ってきた弦庵の手により収まる。 弦庵は、何も出来なかった侍をあざ笑いつつ、男を無視しなかった侍に少し感嘆した様であり、 色々と少女について話をしてくれる。 少女が文字でも覚えられれば、今の境遇も変わるのだが、と嘆く弦庵に、 「俺が文字を教えよう」と。侍は言った。 早速、少女に文字を教える許可を取るため、舞風に会った侍は、そこで痛烈な拒絶をされる。 舞風は侍を信用してはおらず、文字教えも暇つぶしのお遊びとしか見ていないのだ そこで、舞風は字を教えたいのならばあの子の時間を1000文で買え、と提案する。決して安い金額ではない。 侍は黙ったまま、遊郭を後にした。なんとしてでも、1000文を稼ぐ為に。 様々な依頼を受けつつ、1000文を稼いだ侍は、再び舞風に会い、少女の時間を買う。 少女は砂地が水を吸うが如く、みるみる字を覚えていき、 そして、侍に「さよ」と書かれた二文字の言葉を見せた。 とうとう少女は自分の名前を伝える事が出来たのだ。 侍のひざで甘える少女を見ながら、舞風は物陰で涙を流す。 字を覚えたさよは、弦庵の仕事も次々と覚え、難しい仕事も任されるようになっていった。 そんなある日、侍の下にさよは一枚の紙を持って訪れる。 「まつり いく」、侍はもちろん快く承諾した。 139 :侍道2~町人ルート:2006/09/08(金)04 21 28ID v2NiPK9Y0 そして、天原名物の夏祭りの日。途中で、チンピラ三兄弟がボッタクろうとするトラブルもあったものの、 概ね、二人は祭りを楽しんでいた。 しかし、その時、突然の悲鳴が祭りの賑わいをかき消す。 青門組がお忍びで祭り見物をしている黒羽奉行を暗殺しようと、凶行に及んだのだ。 手当たりしだい、皆殺しにしようとする青門組、 震えるさよを背に、侍は刀を抜いた。さよに決して凶刃を届かせぬ為に。 結局、青門組は奉行の暗殺に失敗し、その場から立ち去っていった。 礼を言う黒羽奉行と、その右腕の郷四郎に対し、侍はさよを連れて去っていく。 その背に向けて奉行は告げる。武士とは大儀を成し遂げる事のみに生きるものだと。 狂った祭りの一夜が明けて、侍は弦庵の庵が燃えていると聞く。 急ぎ駆けつけた侍が見たものは、郷四郎の手によって斬られる弦庵の姿だった。 郷四郎は、天原に仇為す者は斬ると言い残し、その場を去る。 弦庵はさよと侍に、自分が素魔に関わっていた事、 そして、いつかこうなることは分かっていたと残し逝った。 憔悴した侍達が遊郭に戻ると、またしても驚くべき事実が待っていた。 天原の富豪、紅屋角兵衛がさよの才能に眼をつけ、養子に欲しいと言い出したのだ。 願ってもない話に喜ぶ舞風、しかし、さよの顔は晴れない。何か言いたげに侍の手を握る。 その時、聞きなれた三馬鹿の声が外から聞こえてきた。しかも、その目的は驚いた事にさよの身柄であった。 蹴散らした三馬鹿から、遊郭の花魁の一人、奈美が、青門組の高沼の半左衛門と組んで さよを欲している事を知る。このままではさよの身があぶない。 さよを守るため、侍は単身、青門組へと殴りこむ。 血と、断末魔の叫びが止まぬ中、侍は半左衛門の部屋までたどり着いた。 極長の居合い刀を駆使する半左衛門に苦戦しながらも、 その動きを巧みに見切り、侍は半左衛門も打ち倒す。 そして、残った奈美から、ここ天原にはびこる麻薬、素魔は弦庵が作り出したものであり、 さよはその調合法を偶然に知ってしまった事を聞きだした。 悪い予感を覚えながら、遊郭に戻ると、舞風はさよが奉行所に連れて行かれたと告げる、 悪を許さじとする奉行所は、素魔の製造法ごと、さよを葬り去るつもりなのだ。 刀を備えなおし、遊郭から出て行こうとする侍を、慌てて団八と舞風は止める。 相手が悪すぎる。敵はやくざ組織では無く奉行所なのだと。 しかし、侍は、これから死戦に出向こうとは思えないほど穏やかな笑みを浮かべ、 ただ一言、言葉を残し、歩みだした。 140 :侍道2~町人ルート:2006/09/08(金)04 22 23ID v2NiPK9Y0 奉行所を固める岡引や同心を薙ぎ払い、 奥に奥にと向かう、侍の前に、郷四郎が現れる。 一人は大儀の為、一人は守るべき者のため、相容れぬ信念同士が今、ぶつかり合う。 その決着は、郷四郎の敗北によって着いた。 何故、ここまでしてあの子を守ろうとする、と問う郷四郎。 侍はさよと最初に出会った時を思い返し、言った。 おにぎりを一個もらったのだ、と。 郷四郎は、一瞬呆気にとられ、そして、高らかに笑い出した。 侍の信念が自らの信念を上回った、その理由を悟って。 そして、郷四郎はさよがまだ生きている事、 自分が心酔する御奉行の命であっても、さよの命を奪う事だけはどうしても出来なかったと。 大儀と感情の狭間で苦しまねばならぬ、侍の哀しみを言い残し、散る。 牢で俯いていたさよは、ふと物音を聞き、顔を上げた。 初めは現実とは思えなかった。しかし、自分が最も会いたかったその人物は、 鍵を開け、そして自分に向けて手を差し伸べてくれた。 さよは、言葉にならぬ声を上げ、侍にすがりつく。 そんなさよを、優しく受け入れ、侍はさよの頭をなで続けた。 奉行所を出ようとする侍に、黒羽奉行が声をかける。 自分は大義を曲げるつもりはない、素魔を消し去る為、何度でもさよを狙うだろうと、 大の為に小を切る、それが黒羽奉行の信念。 だが、侍はそれに従う気はない。侍にとって重要な事は、 絶対に曲げられない信念に殉じて、戦い続ける事だけ。 それこそが、侍の道なのだから。 奉行所で暴れた主人公は、天原から去る覚悟を決めた。 舞風は真実を知りながら、さよを今まで通り遊郭で養うと約束する、 そして、別れの日。しかし、侍との別れが辛いのだろう、そこにさよの姿は無かった。 遊郭の前で別れを惜しむ団八と舞風に背を向け、侍は歩き出した。 天原の入り口、出会いと別れの場となる、巨大な門の前で、侍は足を止める。 そこにはさよがいた。最初に会った時と、全く同じようにして。 そして、侍の前でさよは地面に何かを書いていく。 そこに書かれたのはさよの想い、そのものだった。 話す事もできず、文字も知らなかったさよ。 そのさよが侍に向けた眼差しを受けて、侍は、さよに手を差し伸べる。 そして、二人は共に手をつなぎ、天原から去っていった。 あたしも いく 地面に書かれた、さよの音無き言葉のみを残して、 165 :侍道2~青門組ルート:2006/09/09(土)22 12 09ID JPX7VQSF0 おにぎりをくれた少女を素っ気無く追い払い、侍はあても無く天原の中心部へ向かう。 その途中、道の真ん中で談笑していたチンピラ三人組が侍に目を留め、絡んできた。 邪魔だとばかりにあしらう侍に腹を立て、向かってくる三人。 だが、侍の剣技によって倒されると、途端にみっともなく命乞いを始めた。 しかし、侍は冷たくその頼みを拒絶する。蒼白となり、慌てて逃げようとする三人。 そこに痩身の女性がフラリと現れた。 彼女は、助けを求める三人に刀を突きつけて黙らせると、自らを陰沼京二郎と名乗る。 そして、侍の血を望む性と凍りつくような瞳が自分と同じだと、興味を示し、 ここ天原で最も血の匂いが濃い場所は青門組だと言い残して立ち去った。 言われるままに、青門組へやってきた侍は媚びへつらう三人組に屋敷内へと通される。 奥座敷に向かう途中、再び京二郎が現れ、ここ天原がいずれ地獄へ変わると予言する。 そして、その最後に侍との殺し合いを望む京二郎、 しかし、『今は』味方だと、この場では手を出さず外へ出て行く。 その後、侍は半左衛門と面会し、青門組が奉行所と抗争状態にあり、 厄介な一部を抑え込む為、縄張り争いを続けていると教えられる。 そして、その話ついでに先代の娘「かすみ」を連れて来るようにと依頼された。 早速、かすみの家がある町へときた侍は、三人組みが無理やりかすみを連れて行こうとしている場面に出くわす。 その強引なやり方に侍が文句をつけると、性懲りもせず三人組は襲い掛かってくる。 先程と同じように叩きのめして追っ払うと、かすみは感服した様子で侍に話しかけてきた。 しかし、侍が半左衛門の用心棒である事を知ると、途端に侍に敵意を向けるかすみ。 半左衛門に会う事は約束してくれるが、彼女との間に溝が出来てしまう。 青門組屋敷に侍が戻ると、そこでは半左衛門とかすみがもめていた。 麻薬の密売を始め、先代組長の喪中でありながら跡目のように振舞う半左衛門を責め、 周囲に同意を得ようとするかすみ。しかし、腐敗した組員達から返ってくるのは失笑と冷笑だった。 青門組の退廃を目の当たりにし、情けなさを禁じえないかすみは、通りかかった侍に八つ当たりし、青門組を後にする。 ここ青門組に、最早、彼女の居場所はどこにもないのだ。 青門組のうさん臭い依頼をこなす毎日を送る侍は、 そんなある日、特殊な依頼を扱うチンピラから、組に逆らう者の暗殺を依頼される。 用心棒の抵抗もあったものの、侍は問題なく依頼を遂行し、標的を殺害した。 その後現れた京二郎に、侍の剣は善悪無しの人殺しの剣だと評される。 彼女にとっての侍とは、戦い、殺し続ける事によって存在意義を獲得するもの。 そして、侍はまるでそれを象徴してるようだと、京二郎は禍々しく笑う。 166 :侍道2~青門組ルート:2006/09/09(土)22 14 11ID JPX7VQSF0 次に依頼されたのは、素魔の薬代の取立てだった。 相手は侍くずれで、禁断症状を起こし斬りかかって来るが、侍の敵ではない。 しかしその時、奉行所の同心が現れ、戦いを止めて相手を逃がしてしまう。 だが、その同心は半左衛門とつるむ悪徳同心だった。 ああいった輩は殺すより、もっと生かして搾り取れと侍を嘲笑う 名を問う侍に、同心は「保野暮右衛門」と名乗り、侍を見下して去っていった。 依頼を達成できず、仕方なしに他の町を歩く侍、 そこに、またしても三人組が町人に絡む姿が目に入った。 やがて、町人に暴行を加え始めた三人を、侍は制止する。 お約束のように向かってくる三馬鹿をいなし、町人を助ける侍。 その光景を見て、侍に話しかけてきた人物が一人いた。天原のかすみである。 力を求めるかすみは、侍に問う。今は武士など、こうしたやくざ組織しか必要とされない、 そんな侍は人の為に生きることは出来ないのか、と。 侍は答えられない。しかし、かすみは侍が完全な悪ではない、それだけでもよいと微笑んだ。 後日、今度は「お富」と言う女性の薬代を取立てるよう、依頼される侍、 しかし、その住居で侍が見たものは、禁断症状に苦しむお富を捨て身で励ますかすみの姿だった。 彼女は、かすみの母代わりであった人間であり、数少ないかすみの味方であったのだ。 侍の姿を見届けると、かすみは素魔を叩き返し、自分を信じてくれる人間を守りきれぬ、自らの無力を嘆く。 半左衛門とかすみ、双方の人格、目指すものを見てきた侍は、どちらにつくか思案する。 そして、天原名物、夏祭りの日。青門組に悪徳同心の保野が駆け込んできた。 保野の話では、奉行が一人で祭りに出かけたと言う。邪魔者を始末する千載一遇のチャンス。 侍は、京二郎と共に祭りが行われている天原神社へと向かう。 一足先に祭り会場に来た侍は、そこで屋台をしているかすみに出会う。 侍に名物の南蛮そばを奢り、かすみは昔話を始める。 人々の笑顔、亡き父との思い出、誰もが幸せに暮らせた天原。 しかし、今の天原にその思い出の片鱗は見えない。 天原は変わってしまった、その事をかすみは憂う。 その時、奉行を探していた京二郎がついにその姿を捕らえた。 奉行の死がもたらす、混沌と争乱、 地獄へと変わる天原の未来を想い描きつつ、京二郎は刀を抜き、斬りかかる。 そこに、この騒ぎを聞きつけた郷四郎もやってくる。 殺し合いという名の、血祭りが始まろうとしていた。 黒羽奉行は、老年ながら一撃必殺の突きを得意とする凄腕。 しかし、そこに弱点があった。突きのあまりの威力に、刀がついてこれないのだ。 侍はたくみに突きをさばき、奉行の刀を疲労させる。 刀の折れた武士など、敵ではない。奉行、そして郷四郎は無念の言葉を残して斬られた。 戦いの後、そこに残るのは巻き込まれて命を散らした、何の罪も無い人々の躯だった。 酷い、余りにも酷いその有様に、かすみはある決意をする。 そこに半左衛門がやってくる。もはや、天原に敵は無い、高笑いする半左衛門。 その時、かすみが半左衛門に斬りかかった。しかし、その一撃はかわされる。 外道と、半左衛門をののしるかすみに、半左衛門はある事実を語る。 先代組長の生温いやり方では組を大きくは出来ない。だから自分が先代を殺したのだと。 息を呑むかすみを半左衛門はあざ笑い、 そして、利用価値の無くなったかすみを殺す前に楽しもうと、その手を伸ばした。 167 :侍道2~かすみルート:2006/09/09(土)22 17 30ID JPX7VQSF0 その時、奉行亡き今、天原の主とも言える半左衛門に、侍は待ったをかけた。 自分にたてつく侍に、半左衛門は憤る、 しかし、最早侍一匹が吼えた所で、自分の立場は変わらない。そう思いなおすと、 馬鹿な侍をあざ笑いながら、半左衛門は屋敷へと引き返していく。 勝ち誇った半左衛門の後ろ姿に、かすみも悔しげにその場を後にした。 かすみの様子を見に言った侍は、部屋で泣いているかすみを見つける。 一番情けなかったのは、半左衛門が怖くて何もできず、 天原が変えられていくのを見ている事しか出来なかった自分自身だと 自らの情けなさと無力さに涙を流すかすみ。侍は、そんなかすみの力とならんとする。 しかし、この戦いはあまりに不利な戦いであり、勝てる見込みも無い。 かすみは侍を、巻き込む気は無いと冷たく突き放す。 だが、侍は帰らない。ただ、黙ってかすみに手を差し出す。 かすみは、それでも力を貸そうとする侍に、覚悟を決める。 守るための戦いを始める覚悟、そして、力を貸してくれる侍にふさわしい自分となる覚悟を。 深夜、かすみはただ一人侍の元へやってきた。 侍の前で着物を解き、背中を見せるかすみ。そこには彫られたばかりの刺青があった。 大切な者を守るために、かすみは女ではなく修羅として生きる事を決めたのだ。 最後に、自らの弱い女の部分を侍に貰って欲しいと、かすみは乞う。 戦いの前、侍と共に過ごしたその一夜が、かすみが女でいられた最後の時であった。 次の日、青門組では賑やかな騒ぎを嫌う京二郎を除いて、襲名式の前祝が行われていた。 保野や奈美と共に宴会を繰り広げ、我が世の春を謳歌する半左衛門。 そこに、突然悲鳴が聞こえ、かすみと侍が乱入してきた。 狼狽する半左衛門の前で、かすみは半左衛門の悪行を謳い上げ、刀を突きつける。 ついに、たった二人の、守るための戦いが始まったのだ。 並み居る雑魚を斬り倒し、残るは半左衛門ただ一人。 侍はもう手は出さない。これはかすみだけの戦いである。 かすみと半左衛門の戦いは、実力だけならば半左衛門のほうが上であった。 しかし、気迫においてかすみは半左衛門を上回り、素早い動きで着実に傷を負わせていく。 そして、とうとう、かすみは因縁深き戦いにケリをつけ半左衛門を討ち果たした。 残る組員達を一喝し、かすみは正式に跡目として名乗りを上げる。 戦いから一夜が明け、青門組では正式にかすみの襲名式が行われていた。 任侠道を貫き、組を立て直そうとするかすみを見ながら、侍は屋敷を後にする。 まだ、自分にはやる事が残っている。あの戦いで姿の見えなかった京二郎。 混乱と破滅を望む奴が、このまま大人しく引き下がるとは思えない。 天原をしらみつぶしに探す侍、しかし、組員も探しているにも関わらず、その姿は見当たらない。 そこで、ふと思い当たり、侍は青門組屋敷へと戻る。 屋敷の中庭で、侍は足を止めた。気配は消せても、長年染み付いた血の匂いだけは消せない。 侍の感をほめながら、京二郎は物陰から姿を現した。天原を、人の道で導こうとするかすみの破滅を望む京二郎。 誰も知らぬ、誰にも語られぬ、最後の戦いが始まる。 京二郎を倒し、かすみの様子を見に行く侍。そこで、かすみはしっかり、組長役を務めていた。 これで自分が、彼女の為にできる事はない。その時、ふと侍は思う。 このまま彼女と共に生き、天原を建て直していく道もあるのだ、と。 だが、侍は軽く笑ってその想像を払い、天原から旅立っていった。 侍は流れて生きる流浪人。平和な町に居場所は無く、 争いのある荒野を求めてさすらうのみ。そして、侍は流れていく。 また、当てもない旅が始まったのだ。 318 :侍道2~青門組ルート:2006/09/23(土)03 39 43 ID T3VwjNl90 166から分岐 近寄るんじゃない、と、手を伸ばす半左衛門から逃れようとするかすみ。 しかしその瞬間、侍が鳩尾に一撃を加え、かすみを昏倒させた。 侍のいる場所は青門組、そのトップである半左衛門こそ、侍の主なのだから。 これで全てが手に入った、月夜の天原神社に半左衛門の高笑いが響き渡る。 侍達は、青門組に戻り、襲名式の前祝を行っていた。 悪徳同心の保野や、性悪花魁の奈美とともに、宴を楽しむ半左衛門。 これからも働いてもらうと、侍に声をかけるが、侍は無言でその場を後にする。 そして侍がいなくなった途端、嫌悪感をあらわにする三人。力を持ちすぎる者は妬みの対象となる。 侍もそれは例外ではなく、半左衛門はそろそろ始末しようとしていたのだ。 一方、外に出た侍は京二郎と対面する。この町に強い敵はもういない。 殺し合う相手がいないのは退屈だろうと、陶酔する様に問いかける京二郎。 そして、最後に侍の為に面白い事を起こそうと、不気味な笑いと共に去っていった。 一夜が明け、侍は再び半左衛門に呼び出され、侍しか出来ない仕事と言うのを任される。 詳しい内容を伏せられ、訝しげに目的地へと向かう侍。 そこで待っていたものは、同心を連れた保野の姿だった。 319 :侍道2~青門組ルート:2006/09/23(土)03 40 50 ID T3VwjNl90 問いかける間もなく、奉行暗殺の真犯人として詰め寄られた侍は、半左衛門に嵌められたことに気付く。 怒り心頭に達した侍は、その場にいる者を切り捨て、保野に迫る。 追い詰められた保野は震え上がり、命乞いをし始めた。その中で、保野は大本の半左衛門の暗殺を促す。 真に始末するべきは半左衛門。侍はそう判断し、保野と手を組む。 そして、その夜更け、侍の棲家に京二郎が現れた。 すでに分かっていた事だが、半左衛門は自分以上の力と技を持つ侍を邪魔に思っていて、 始末しようと考えていたことを京二郎は告げる。そして、その執行人が自分である事も。 夜更けに響きわたる剣劇の音、一進一退の攻防が続く中、保野が飛び込んで来た。 楽しみを邪魔され憤る京二郎に、保野は侍を首魁とする新たな青門組の野望を語る。 血で血を洗う新たな戦のヴィジョンに京二郎は興味を示し、侍側につく。 一方、侍はかすみが屋敷から逃亡したと聞き、その行方を捜す。 道場の裏に隠れていたかすみは、侍は他のゴロツキとは違うと信じていた。 しかし、結局同じだったと、侍に斬りかかる。 侍はそんなかすみを無情に斬る。いまや、侍の眼は青門組の支配者となることだけに向いているのだから。 力のみが物を言う、弱肉強食の社会において、人の道を語るかすみの死は、必然であったのかもしれない。 そして、襲名式当日、半左衛門は自らを親分と呼ばせ、まさに、幸福の絶頂にあった。 そんな中、保野がさりげなく侍の事について切り出す。 半左衛門は侍は自分を裏切った為、見せしめに始末したと嘯いた。 それを聞き、堪え切れないといった感じで京二郎が笑い出した。 訝しがる半左衛門に、京二郎は確認するように問う。裏切り者には死、これが半左衛門のやり方かと。 半左衛門が肯定すると、京二郎はとても楽しそうに、言った。 ならば死ぬのは、あんたの方だ。 狼狽する半左衛門に、今度は保野が語りだす。 今日の襲名式は半左衛門のものじゃないと、そして、その人物を呼び寄せる。 現れた侍の姿に驚く半左衛門、そしてその侍に半左衛門の部下は一斉に挨拶する。 「もっとも力あるものが支配するべき」「裏切り者には死」 半左衛門の道理によれば、今、天原を支配するべきは侍。そういうことである。 保野、京二郎、部下達。全てに見捨てられた半左衛門は、認められるはずもなく、 半ば自棄になりながら、侍に斬りかかる。しかし、最早、半左衛門の命運は尽きていた。 半左衛門は返り討ちにあい、最後まで自分の死を認められぬまま逝った。 こうして、青門組を受け継いだ侍の、裏の覇者ならんとする新たな戦いが始まった。 争乱の時代、いかなる犠牲を払おうと、おのれの野望を達成しようとする者達こそが、 あるいは、最も純粋に「侍」としての道を歩んでいるのかもしれない。 争いのある場所以外に、侍の道はないのだから……。 382 :侍道2~奉行所ルート:2006/09/29(金) 02 10 52 ID E5le8Bh10 空腹で倒れていた侍は、お握りをくれた少女に軽く礼をいい天原の中心部へ向かう。 途中チンピラ三人組に絡まれ戦いになるも、時間を掛けた為か、騒ぎを聞いた同心達が駆けつけ、 怪しい者は捕らえよ、その奉行所の方針に従い侍を捕らえようとする。 抵抗する道もあったが、あえて侍は手を出さずお縄につく。 侍は牢に入れられるも、すぐに開放される。 解放したのは、オカマ言葉を使う風変わりな男だった。 男は厳しすぎる奉行の方針と、 青門組とお上によるお取り潰しの内患外憂に苦しみ、そうせざるを得ない今の天原の現状を憂い、 自分を中村宗助と名乗ると、腕の立ちそうな侍に手助けを求める。 早速、侍が奉行所へと向かうと、門前で九三郎と名乗る薬売りと出会う。 奉行所の恐ろしさをここぞと語る九三郎、そこに突然、同心の郷四郎が割り込んできた。 郷四郎は問答無用とばかりに刀を抜いて、九三郎と侍を捕らえようとする。 逃げる九三郎と迎え撃つ侍。しかし、そこに今度は宗助が割り込んできた。 宗助に諌められ、郷四郎は侍に警告を発し、いったんは引き下がる。 宗助は郷四郎は堅すぎるのが玉にキズだと苦笑しながら、 侍の強さを褒め、誘いを掛けて来た為、侍はいったん身を引く。 ともかく、宗助の計らいにより、侍は奉行所との繋がりを持つ事が出来たのであった。 383 :侍道2~奉行所ルート:2006/09/29(金) 02 12 11 ID E5le8Bh10 奉行所のハイリスク・ハイリターンな依頼をこなす、そんなある日、侍はチンピラ三人組に絡まれる町人の姿を発見する。 止めようと近づこうとしたその時、一人の同心が止めに入った。 三人組は同心を保野の旦那と呼び、あしらおうとするが、逆に保野に脅され賄賂を取られる。 そして保野は三人組を追っ払った後、今度は助けた町人から銭を受け取った。 さすがに見ていられず、侍は苦言を呈する。対して保野は権力を振りかざして侍を脅しつけた。 しかし、侍は怯まず、保野は力づくで押さえつけようと斬りかかる。 二人が斬りあう中、騒ぎを聞きつけた郷四郎達が駆けつけて来た。 あやうく、全ての責を押し付けられようかと言うその時、九三郎の機転により、侍は難を逃れる。 詳しく事情を問う郷四郎を、保野は適当にはぐらかし、更に追求しようとする郷四郎を尻目にその場を後にした。 そして、天原名物、夏祭りの日がやってきた。 祭り見物に来た侍は、そこで、奉行と郷四郎に出会う。 侍を敵視する郷四郎は警戒するも、敵意を見せない侍に奉行は心を許し、 例えどれ程の敵であっても、例えどれ程の犠牲が出ようとも、今の美しき天原を命を掛けて護ると、自らの心の内を明かした。 そして奉行は、侍にもその気持ちがあるなら、手を貸して欲しいと頼み、一人、祭りの雑踏に消えていった。 残された郷四郎は、最早消えゆく侍の身であった自分に、護るべき大儀を与えてくれた奉行が、 必ず誇りある侍の道を作ってくれる、その為に自分は生きていると語りだす、そして、侍にも自分達と同じ道を歩んで欲しいとも。 侍は奉行と郷四郎、二人の気持ちに感じ入り手を貸す事を約束する。 その時、突然の悲鳴が聞こえてきた。一早く危険を感じ取り、郷四郎と侍は奉行の元へと駆け出していく。 予想通り、その原因は青門組の奇襲だった。侍と郷四郎はすぐさま、奉行を護る為刀を抜き、迎え撃つ。 無事に敵を追いやり息をつく侍達。だが何故、奉行がお忍びで祭りに来ているのが分かったのか。 その答えは向こうからやってきた。詳しく現場を見ようと保野の姿が見えたからである。 奉行の無事な姿に保野は慌てた様子を見せるも、その場は何とか取り繕い、奉行以下三人は奉行所へと戻っていく。 その際、郷四郎は侍にそっと告げた、後で奉行所の詰め所に来て欲しいと。 詰め所での話は、予想通り保野のことについてだった。 奉行を亡き者にしようとする保野を始末しようと憤る郷四郎。しかし、それを宗助が止める。 保野は腐っても幕府のお目付け役、同心である郷四郎が斬れば、その責は全て奉行に向く。 悔しがる郷四郎に、だが、しかし、と、宗助は続ける。 もし、奉行所と無関係な者が保野を斬ったとしたら? 郷四郎は驚き、宗助、そして侍を見る。そんな二人に、宗助はただの独り言と笑いながら、 保野は料亭にいると、言い残して去っていった。 その夜、料亭へとやってきた侍は、見張りをしていた三人組を追い払い、一人乗り込んでいった。 部屋では外の騒ぎも知らず、性悪花魁奈美と保野が侍の始末と江戸への帰還を企んでいた。 しかし、その侍の襲来に二人は震え上がり、侍を買収しようとするが、侍は金に興味を示そうとしない。 追い詰められた保野が次に出した手札は青門組の麻薬・素魔の秘密についてだった。幕府も素魔については興味を示していたのだ。 そこに、突如、郷四郎が現れ素魔の秘密を聞き出そうとする。 素魔の製造元が分かれば、後は青門組を潰すだけでいい。 取引に乗った郷四郎に保野が語りだした事実は驚くべきものだった。 この町で貧富の差無く患者を診る、立派な医者の弦庵こそが素魔を作り出しており、 その元は、弦庵が栽培している花である。そして、慎重な調査が必要な為その事は自分達しか知らないと。 しかし、保野が利益を自分だけの者にしようとしていた事は、郷四郎にも分かっている。 だが、秘密を知っている者が保野と奈美だけなのは好都合だった。 殺意を漲らせ、郷四郎は保野と奈美は始末しようと襲い掛かる。 384 :侍道2~奉行所ルート:2006/09/29(金) 02 13 44 ID E5le8Bh10 戦い終わり、郷四郎は侍だけに汚れ仕事をさせようとした事を謝罪し、 そして、自らも奉行の為に陰となり、闇の仕事を受け持つ事を決意する。 その為に、まず、やらねばならない事があった。元凶の一つ、弦庵の処罰である。 夜が明けて、弦庵の庵にやってきた侍と郷四郎。あいにく留守であったが、 二人は裏門から続く道を見つけ、先に進んでいく。そこで見たものは、一面に咲き誇る素魔の花であった。 やはり、素魔の元凶は弦庵。郷四郎は弦庵の庵、そして、素魔畑に火を放つ。 遅れてやってきた弦庵は、大して驚いた風も見せず、燃え盛る素魔を眺める。 何故、優れた人間であり医者である弦庵が素魔を作り出したのか、問う郷四郎に、弦庵は逆に問い返す。 大勢の人間を救うものは一体何か。それは金である。と弦庵は続ける。貧しさ故に人は死ぬ。だからこそ、弦庵は金を求めた。 そんな弦庵に郷四郎は憤る。目の前の人間を救う為に、多くの人間を犠牲にするのかと。 弦庵のやり方は大儀を見失った愚者のやり方だと、郷四郎は弦庵を斬り倒す。 理想と現実の狭間で潰された弦庵。その姿に、郷四郎は自分は負けぬと、新たな決意を重ねる。 そして翌日、残す青門組を滅ぼさんと、奉行の命を受け、侍、郷四郎、宗助含む精鋭たちが青門組へと向かった。 保野と素魔を滅ぼした今、躊躇う必要はない。青門組と奉行所の因縁の戦いにケリをつけるときが来たのだ。 奥へと一人乗り込んだ侍は、京二郎、そして半左衛門を討ち果たす。 戦いに勝利し、侍が奉行所へと戻ると、喜び勇む郷四郎に呼びかけられる。 これで全てが終わり、天原は救われた。後は奉行と共に侍が誇り高く生きられる世界を共に作っていこうと。 これからのことを想い、二人は奉行の下へ報告に向かう。 しかし、そこで待っていたものは死に装束を着た奉行の姿だった。 驚く郷四郎に、奉行は今回の争乱の責任は全て自分にあると告げる。 確かに、天原から悪の芽は消え、幕府の介入も阻止した。しかし、その為に奉行は余りに血を流しすぎた。 だから、奉行は初めから決めていたのだ。全てを終わらせた後、その責を負って腹を切ると。 そう、あの祭りの日、「命を掛けて天原を守る」と言っていたように。 奉行が切腹した後、後を任された郷四郎は奉行の屍に縋り付き、 必ず天原を侍の誠によって治めてみせると、空に向かって吼えた。 奉行の意思は消えず、郷四郎へと受け継がれたのだ。 しかし、この時、時代を揺るがす一隻の黒船が日本へと向かっていた。 佐幕、勤皇、攘夷、動乱の時代が始まろうとする中、 この二人の侍が、如何にして生き、如何にして侍の道を貫いたか。 ……それは、また別の物語である。 385 :侍道2:2006/09/29(金) 02 19 14 ID E5le8Bh10 と言うわけで、一通りグッドエンド書き終えました。 侍道2はストーリーが面白いので、興味沸いたらやってみて下さい。 システムはバカゲー臭いとよく言われてますが…… 80 :侍道2~バッド・ノーマルエンド:2006/10/07(土) 07 37 05 ID bT+skqtV0 希望があったので、最後に書きます。 町人ルートBAD 『裏切り』 さよを助けに青門組へ乗り込んだ侍は、さよから手を引く代わりに、大金をくれてやると半左衛門に取引を持ちかけられる、 一生かかっても貯められない金の誘惑に侍は負け、金を受け取る。 この無様な姿に奈美も京二郎も冷めた眼を向けるが、侍は構わない。 そして、侍は使い切れない程の大金を手に、天原を後にした。 さよがどうなろうと最早自分の知った事ではない、侍は侍の道から外れたのだから。 『誰がために』 祭りでの青門組の来襲からさよを守るために、侍は必死で戦う。しかし、運命は皮肉だった。 侍のそばから離れなかったさよと侍の一瞬の隙が重なり、 さよは巻き添えに斬られてしまう。ただの捻りもない一撃、だがそれは幼いさよには致命傷に等しかった。 全てが終わった後、弦庵と千代がやってきた。さよの亡骸を見て、弦庵は怒る。 結局、侍など何も生み出さず、死を運んでくるだけだと。 そして、止める千代にも耳を貸さず、弦庵は、血に染まった手でこの子の供養はさせないと侍を追い払う。 侍は天を仰ぎ、黙ってその場を後にした。 その後、天原から遠く離れたある橋で休憩していた侍に、一人の少女が駆け寄ってきた。 少女は侍が腹を空かしているだろうと、お握りを一つ手渡す。 その姿に、侍の脳裏に自分を慕ってくれたさよの思い出が浮かび上がり、 侍は声を殺して、泣いた。 青門組ルートノーマル・かすみルートBAD 『下克上の常』 青門組ルートで保野を倒していると、京二郎が仲間にならず、侍が一人で攻め込む。 『頓死』 見事敵討ちを果たし、侍は新組長となったかすみを置いて天原を後にする。 しかし、それで終わりではなかった。生き残った京二郎が、青門組へと襲い掛かってきたのだ。 必死に抵抗するかすみと組員だったが、京二郎に斬られてしまう。 しかし、京二郎は出てくると思った侍がいつまでも現れず、苛立たしく侍を探すが、その姿はどこにも見えない。 血溜りの中で、京二郎は行方の分からぬ侍に向かい、憤りの叫びを上げる。 血が足りない、流す血が足りないッ! 侍はどこに行ったのかッ! 『画竜点睛を欠く』 かすみを助けた侍は京二郎を捜し歩く。しかし、それには時間をかけすぎた。 青門組の組員に京二郎の襲来を告げられ、急ぎ戻った侍の眼に映ったもの、 それは京二郎の刀に貫かれるかすみの姿だった。 侍は怒り狂い、京二郎を斬り倒して、かすみのそばに駆け寄るが、 その傷は深く、かすみは自らの弱さを謝罪し、息を引き取った。 そして、この時以来、侍が刀を持つ事は二度と無かったと言う。 81 :侍道2~バッド・ノーマルエンド:2006/10/07(土) 07 39 31 ID bT+skqtV0 奉行所ルートBAD 『本性』 保野の所に乗り込んだ侍、しかし、そこで穂野に金を渡され、侍は保野を見逃す。 しかし、保野と奈美はその不意をついて侍に襲い掛かってきた。 これを返り討ちにし、そして、料亭から出ようとしたその時、 今度は侍の身を案じて付いて来た郷四郎が現れた。 金に目を眩ませた侍を怒りの目で見据える郷四郎は、侍を裏切り者として処刑しようと向かってくる。 その郷四郎をも斬り伏せた侍に、郷四郎は告げる。 自分は侍と共に、この天原を守っていけると信じていたと…、 そして、息絶えた郷四郎に侍はいささか戸惑いを見せる。 だが、次の瞬間通りがかった人間にそれを見られ、すぐさま天原を脱出しようと、侍は逃げ出した。 その後の侍の行方は誰も知らない。 ノーマルエンド 『暗殺』 誰の勢力にも加わらず、のんびりと過ごす侍、 しかし祭り見物に出かけた日、青門組と奉行所の抗争に巻き込まれる。 自衛の為に、侍はその場にいた奉行、郷四郎、京二郎の三人を斬る。 そして次の日、この町の豪商、紅屋角兵衛に侍は呼び出される。 そこで、侍は腕を見込まれ、この町を乱す半左衛門の暗殺を依頼された。 紅屋角兵衛のお膳立てで一人になった半左衛門を暗殺した侍、 そこに、角兵衛が現れ、自分が政府の密偵であると告げる。 角兵衛は天原の内情を探るスパイだったのだ。 そして、角兵衛は侍の力を気に入り、仲間に誘う。 政府の力となるか、誰にも縛られぬまま生きるか、それは、侍の心しだいである。 (ちなみに町人ルートで半左衛門を倒していると、暗殺対象が奉行になります、他は同じ)