約 42,369 件
https://w.atwiki.jp/fateprivate/pages/58.html
クラス:アサシン 名前:佐々木小次郎 属性:中立・悪・人・男性 容姿:風流な雰囲気の剣士。 ステータス 【レベル】40 【使用ポイント】220 【筋力】B(40) 【耐久】E(10) 【敏捷】A+(60) 【魔力】E(10) 【幸運】A(50) 【宝具】-(0) 【運命点】6 【戦闘中運命点使用可能回数】3 クラススキル 【名前】気配遮断 【タイミング】セットアップフェイズ 【効果】サブのステータス加算を取り除く。1/シナリオ スキル スキル1 【名前】心眼(偽) 【タイミング】バトルフェイズ 【効果】戦力の劣位を1つ得る度に勝率を10%獲得。 【ポイント】10 スキル2 【名前】透化 【タイミング】常時 【効果】デバフを無効にする。 【ポイント】10 スキル3 【名前】宗和の心得 【タイミング】ランダムフェイズ 【効果】ランダムで選択されるステータスを、自身が選択したステータスを加えて振り直す。2/シナリオ、1/戦闘。 【ポイント】20 宝具 【名前】燕返し 【種別】対人魔剣 【タイミング】バトルフェイズ 【回数】1 【効果】戦力の劣位全てを引き分けに変更する。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1852.html
”創空座標sk-zP457、、、、定外因子発生を確認、、、、修正項目、、17に伴い、定外因子を融合封鎖 実行、、確認、、引き続き、、、、続行、、、情報固定、、、、” 北高のクラブ活動については、学生規約にてその活動期間を、4月30日から翌年の4月29日までと定めて ある。これは何を意味するかと言えば、予算措置に関して前年度の活動実績を査定し、なおかつ新入部員の数 に応じて各クラブに予算を配布するための根拠を確保しているわけだ。毎年4月後半に生徒会と各クラブの部 長が集まり、会議を開きその場において、予算配分が決定される。ちなみに、この予算には予備費なるものが 存在し、配分後に各クラブ活動に伴う実績(運動部で言えば、全国大会出場など)に応じて追加措置が取られる。 この会議に、文芸部部長・長門優希が出席し、部員増が認められたのか、前年度よりは増加した(といっても 雀の涙だが)予算を獲得してきた。これで、正式に文芸部の新年度の活動が公的にスタ-トすることになったのだが、、 「え、長門が生徒会室に呼ばれた?」 「うん、昼休みに、放課後生徒会室に来るように言われた、て。何で呼ばれたかはまだわかんないけど。」 放課後、俺と佐々木は部室に行こうとしていたが、朝倉が俺たちを呼び止めた。 「何があったんだ?」 生徒会との予算配分の会議は昨日終了している。提出書類に不備などはなかったはずだが。 首をかしげていると、教室に長門がやってきた。 「長門さん、生徒会の話て何だったの?」 「それが、部員の数についてなんだけど、、、」そう言いながら、長門は俺の方を見る。 「キョン君が、新しいクラブの設立メンバ-に名前が記載されている、て。それはどういうことか説明して欲しい、て 言われたの。どちらに正式に所属しているのか、立場を明らかにするように、て。」 何だと?俺が新しいクラブの設立メンバー?どういうことだ?聞きたいのは俺の方だ。 先の学生規約において、各クラブの部員たちは、二重所属は認められてはいない。どちらかに所属を固定する必要が ある。活動においてはどちらに参加しても構わないが、正式な部員としては扱われない。また、提出書類は本人直筆の 入部届け(サインと印鑑付き)を添えて出すことが義務付けられる(文芸部に入部するとき、佐々木が勝手に書いた物は 俺が後で新しく書いた)。また、予算措置施行後、部員の退部が多い時には予算は減額される。これは、(佐々木に言わ せると)厳格公正な予算運営を行うためのものらしい。 「俺は文芸部以外に入部届けも設立届けも出していないぞ。」 「キョンがそんな物を出していない事は私が保障するわ。」 「私もそう言ったんだけど、生徒会には出ているらしいの。昨日の予算会議の後提出されたみたい。」 そうなると、その新クラブに予算は支給される可能性は低いが、文芸部に影響が出る可能性はゼロではない。 「一体誰が―」 勝手に俺の名前を使ったんだ、と続けようとした時だった。 「あ、いた!キョン!」 教室中に響くような大声で、俺のあだ名を呼ぶ声に俺達が入口に視線を向けると、そこに立っていたのは 先日、文芸部に見学に来て、その時と同じような輝く笑顔をうかべている涼宮ハルヒだった。 クラス中の視線を集めていたが、それを全く気にすることなく、どこかのお姫様かというくらい堂々とした態度 で一年5組の教室内に入り込み、涼宮は真っ直ぐ俺達の方へやってきた。 「?」 いきなり涼宮は俺の手首を掴み、俺を立ち上がらせると、一気に駆け出した。すごい馬鹿力だ。 「キョン!」 後方で悲鳴にも似た佐々木の声が聞こえる。涼宮はすごい速さで走るので、俺も気を抜くとそのまま転んでしまい そうだった。暴走して止まらない、まるでじゃじゃ馬だ。 ようやく止まったのは、部室棟の我が文芸部の近く、物置と化している鍵のかかった空き部室の前だった。いつの 間にかこんなところまで来ていたのか。こいつ、陸上部に入ったほうが良さそうだ。て、余計なツッコミは後回しだ。 「おい、涼宮。一体何のつもりだ?」 答える代わりに、涼宮は一枚の書面を俺に突きつける。 「私に協力しなさい!」 涼宮が俺に突きつけたのは、新クラブ設立の届け出用紙だった。そこには、発起人として涼宮の名前と俺の本名が 記載されていた。何故俺の本名を知っている?あだ名しかこいつは聞いていないはずだが。 「キョン。アンタとなら、絶対に私が思うような楽しいクラブを作れる。是非協力して欲しいわ。確信したのよ、 アンタのあの言葉で。アンタは私のクラブに必要不可欠な人材なのよ。」 佐々木にも似たようなことを言われたような気がするが。そういえば、あいつも文芸部の入部希望に俺の名前を先に 書いていたな。案外似たところがあるのかもしれないな。だが、ちょっと待て。 「涼宮。まず、少し落ち着け。話を整理させてもらう。お前は新クラブを設立することを思いついた。文芸部に見学 しに来た時にだ。そのきっかけは俺との会話で、てことでいいな?」 「そうよ、そのとおりよ。」 「なるほど。そして、お前は新クラブの設立申請書を生徒会に出した。お前と俺の名前を添えてな。ここまでは理解した 。だけどな、涼宮。俺はお前とクラブを設立することを話し合ったことはないし、承諾した記憶もない。おまけに俺は文芸 部の正規所属部員だ。二重所属は認められていないんだ。」 「だったら、文芸部をやめて、私のクラブに来ればいい。それで問題解決よ!」 前言撤回。佐々木よ、こんな女と一緒にして悪かった。俺は佐々木に心の中で詫びを入れると、深くため息をついた。 こいつ、頭大丈夫か?いうことが無茶苦茶だ。何で俺がこいつの新クラブのために親友のいる文芸部を抜ける必要がある。 思わず、怒鳴りたいところであったが、女を怒鳴るのは好きではない。ここは俺も落ち着こう。 一息ついて、俺はゆっくりと話し始めた。 「なあ、涼宮。お前の行動力には感心しているよ。思いついてすぐにクラブを設立しようとする意気込みは、俺もすごいと 思う。大したことのない俺を買ってくれるのは嬉しい―」 「でしょう!だから私と―」 「待てよ、まだ話している途中だ。だけど、俺は文芸部員だ。お前と同じように俺を何故か評価してくれる親友が一緒にや ろうと誘ってくれて、新しい部長と部員達と一緒にやることを決めたんだ。廃部寸前だったんだが、みんなで立て直す、て決 めてこれから始めるところなんだ。俺は親友の力になってやりたい。部員達の手助けをしたい。そう決めているんだ。」 涼宮は黙って俺の話に耳を傾けている。 「お前が作る新クラブは面白いものになるのかもしれない。だけど、今言えることは、俺はお前の力にはなれない。俺がやるべき ことはもう決まっているんだ。」 ふと気づくと、俺達の側に、佐々木と長門と朝倉、それと見知らぬさわやかスマイルを浮かべたハンサム野郎が立っていた。 「涼宮。俺の名前は消しておいてくれ。文芸部の部長が、説明を求められているんでね。このままだと、 文芸部の活動に支障が出るんだ。」 涼宮は欲しがっていたおもちゃを買ってもらえなかった子供のように、膨れづらをしている。 「涼宮さん。彼の言うとおりです。あなたの気持ちは分かりますが、彼は文芸部を抜けられるつもりは 全くありませんよ。このままでは彼や文芸部に迷惑をかけるだけです。」 爽やかハンサム野郎はよくわかっているようだ。しかし、何もんだ、こいつは? 「すいません。僕は古泉一樹といいます。涼宮さんと同じ1年9組で、涼宮さんとは友人です。」 いささか問題の有る奴に、まともな友人がいることはいいことだ。涼宮、そいつを大事にしといたほうが いいぞ。 「、、、わかったわよ。古泉くんがそう言うなら仕方ないわね。」 まだ完全には納得していないような表情ではあるが、涼宮はそう言うと申請書を折りたたむ。 「だけど、キョン。文芸部に飽きたら、いつでも私のところに来なさい。面白いことを考えとくから。」 、、、お前、人の話ちゃんと聞いていたか? 古泉に促され、涼宮はこの場を離れた。全くもって、やれやれだ。俺はため息をつく。 「キョン、大丈夫かい?」 佐々木が心配そうな顔で俺を覗き込む。涼宮の馬鹿力で引っ張られたので、少し腕にしびれが残っているが じきに取れるよ。それにしても済まなかった。心配かけて。長門、朝倉。迷惑かけたな。 「気にしなくていいよ、キョン君。それにしても、涼宮さんて、噂には聞いていたけど、かなり変わっている わね。」 朝倉、お前、涼宮のこと何か知っているのか? 「うん、一年9組に中学時代の同級生がいるんだけど、とにかく突拍子もない行動をするらしいの。思ったことを すぐ行動に移さないと気が済まないらしいのよ。そして、あんまりクラスの人と話さないし、友達も少ないんだって。 でも、さっきの古泉君とはよく話しているらしいの。何か中学校からの友人らしいわ。」 そういうところは俺と佐々木の関係と一緒だな。 「でも、キョン君。えらく涼宮さんに気に入られたようね。」 冗談じゃない。気に入られたにしても、あんなふうに振り回されるのはごめん被る。古泉だったか?涼宮の友人を やっているというだけで、俺はお前を尊敬する。 「とりあえず、部活を始めようか。」 「そうね。問題も解決しそうだし、私は明日生徒会室へ行って説明してくるね。」 「長門、俺も一緒に行って俺から説明するよ」 そう言いながら、皆部室に入る。 「それにしても、キョン。君の言葉は嬉しかったな。君が僕や文芸部のために力をかしてくれると、はっきり言って くれたことが。」 当たり前さ。俺達は親友だぜ、そうだろう、佐々木。 「うん、そうだね。」 その時の佐々木の表情は、俺の記憶の中に永久保存しておきたいほど魅力的な笑顔だった。 後日、涼宮が新クラブの設立申請書を提出し、申請者として涼宮と古泉の名前が並んでいたことを俺は聞いた。最初 からそうしろ、と俺は言いたかったが。そしてどうやってか知らないが、なんとか部員をかき集めたらしい。朝倉の話 では、書道部から二年生を二人引き抜いたらしいが、よく入ってくれたな。 そして、俺にとって少し頭の痛いことがあった。涼宮が新しく作ったクラブの部室―その場所は、文化棟の空き教室 、すなわち我が文芸部のご近所であるということだ。
https://w.atwiki.jp/zeroproject3/pages/131.html
佐々木詩音 基本情報 プロフィール 活動の記録準備期間 本戦期間 【ZERO Project】第1回『バーチャルタレント』転生支援プロジェクト 名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめなど 基本情報 名称:詩音 呼び:詩音くん、詩音 SHOWROOM リンク:https //www.showroom-live.com/room/profile?room_id=246098 Twitterアカウント:https //twitter.com/0pro_sasaki プロフィール 地声がルフィやきり丸等で有名な女性声優、田中真弓さんに似ており、中々のイケメンボイス。 一人称は俺で、関西出身のためたまに関西弁が出てくる。 びっくりする程文字を読むのが苦手で、漢字の読み間違いが激しいので難しい事は書かないようにしよう!(戒め) 特技はモノマネであり、特に男性キャラをやる女性声優(緒方恵美さん等)のモノマネが得意。 過去のオーディション時からの付き合いで、現在Vtuber活動中の獅子姫ろみおの限界オタク。よくヨダレまみれにする。 配信を表すとすれば 「楽しい!面白い!かっこいい!かわいい!汚い!」 活動の記録 アルバイト等が中々忙しく配信時間は基本的に夜 準備期間 本戦期間 【ZERO Project】第1回『バーチャルタレント』転生支援プロジェクト 7/24 順調にポイントを伸ばしていくなか11 30頃累計ポイントから減算を受け3万Ptを紛失 メンタルに深いダメージを負い運営に問い合わせする。 応援してくれるリスナーと応援隊のおかげでなんとかポイントが持ち直すも「次10万消えたらワタシはツイートすらできなくなる」旨を公言、皆に感謝を告げ勇気100%を熱唱し枠を閉じた。 7/25 が、翌日更に6000Ptを消失 その日の内に返答もあり持ち前のジュルが原因ではなかったと大喜び、Pt紛失をネタとして笑いとばせるほどに回復した 7/26 2000Pt紛失 この痛ましい事件は確認されているだけでも当ルームのみならず他複数の参加者にも起こっている 7/29 災難に遭うも見事30万Pt達成 名言集 「気円斬!」 「ちゅっちゅぺろぺろ」 「ジュル音がダメって言われたら私はどうすればいいんだ」 ファンのブログやnote、togetterまとめなど
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/832.html
「メリークリスマス、佐々木」 「キ、キョン?」 玄関を開けると、キョンが立っていた。 「き、今日は、どうしたんだねキョン?」 「急に会いたくなったから、と言ったらどうする?折角のクリスマスだしな。キャラを壊し過ぎというツッコミは却下だ」 無論凄く嬉しい。けど。『僕』はそれを認めてはいけないのだ。 受験勉強に勤しんでいた2年前の今頃、(主にキョンをサボらせない為)散々口を酸っぱくして説いたから。 「僕がクリスマス否定派だということはキミも重々承知であると期待していたのだが」 「ああちゃんと覚えてるぜ。キリスト教徒でもないのにクリスマスを祝うなんて馬鹿げている、 子供にあげるプレゼントを買ってもらいたいおもちゃ業界の陰謀に過ぎない、だったか? ついでに赤服サンタはコカ・コーラ社の、 バレンタインは製菓業界、ゴールデンウィークは映画業界の陰謀だったっけな」 「その通り。キリスト教圏でのクリスマスの本来の過ごし方は、 次の年まで家族と共にゆったりと休暇をとってスキンシップを図るというものだ、 クリスマスは恋人と共に不純な夜を過ごす日本の若者、もとい、バカ者なんて、キリスト教への冒涜以外の何物でもない」 もちろん強がりであることに疑い無い。だが中学の頃から築き上げて来た『僕』のキャラクターが彼と共に逝くのを許さないのだ。 「そうだったな。だったら、家族なら良いわけだ。ほれ佐々木、俺から、いや俺を含む家族全員からのプレゼントだ」 そう言ってキョンは一枚の書類を取り出した。 「!…キョン、まさかこの紙は…」 「一週間くらい前に役所から貰ってきたんだ。もうお前の両親の了承はとってあるし、 ウチのお袋なんてお前が娘になってくれれば嬉しい事この上ないなんて言ってた」 キョンが一呼吸をおいて畏まる。 「佐々木さん、一筆サインをお願いします。それを役所に提出して、どうか年末年始を俺の家族として一緒に過ごしてください」 え、でもキョンはまだ17歳だから結婚は出来ないはずだし……まさか世界を改変しちゃったのか私!? 翌日、両家揃って書類を提出した。年齢制限に弾かれることもなく、滞りなく手続きは終わった。 「これでキョン、キミと正式に家族になれたんだね」 「ああ。これから宜しくな、佐々木。いや、もう佐々木じゃなかったんだな」 「そうだよ。僕、いや私はもう佐々木ではない。今後私を呼ぶ時は」 「では改めて、これから宜しく『姉さん』!」 「えええー!?」 ごめん、折っちまったよ 終われ!
https://w.atwiki.jp/marowiki001/pages/2233.html
目次 【時事】ニュース佐々木小次郎 Sasaki kojiro RSS佐々木小次郎 Sasaki kojiro 口コミ佐々木小次郎 Sasaki kojiro 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース 佐々木小次郎 小栗旬 20歳で痛感した藤原竜也との差 「全然レベルが違う。毎日命を削ってお芝居してる」 - goo.ne.jp 怪童・中西太が見たマジックの正体/三原脩氏編5 - goo.ne.jp 神田伯山、新春連続読み『寛永宮本武蔵伝』完全通し公演が2022年1月開催 一般抽選販売発表 - http //spice.eplus.jp/ 斬新アート 横尾忠則の現況は? 県美で個展開幕 - 朝日新聞デジタル アニメ『終末のワルキューレ』10話。究極の技をも寄せ付けないポセイドンの力 - 電撃オンライン 舞台『終末のワルキューレ』アダム役・大平峻也、衣装イジリに照れ「寒いなと」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 舞台「終末のワルキューレ」開幕にブリュンヒルデ役の飯窪春菜「熱い熱い戦いを観て」(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 東野圭吾×高橋知伽江×深沢桂子×藤田俊太郎 出演 村井良大、spi、三浦透子、中村嶺亜&佐々木大光&今野大輝(7 MEN 侍)『ミュージカル「手紙」2022』、3月上演 (2021年11月26日) - エキサイトニュース 『獅子の如く』イベント“巫覡試練”で佐々木小次郎の専属守護霊が登場! その効果は? - 電撃オンライン 女性の仇討ち 白描で - 読売新聞 ゲーム周辺機器メーカー アンサー×アニメ『終末のワルキューレ』 ゲームアクセサリー4アイテムが11月16日に予約販売開始 - Newsweekjapan 沢城みゆきのアニメ出演作品・キャラクターまとめ【2021年版】 - アニメ!アニメ!Anime Anime 【1975 エンタメプレイバック】「秘密戦隊ゴレンジャー」 小牧リサの健康的なホットパンツ姿 採用の条件は「脚出しOK」 - ZAKZAK 【ベテラン記者コラム(215)】愛車は〝痛車〟?!井上尚弥と激闘のドネアは親日家 - サンケイスポーツ なぜ「セフィロス」はライバルキャラとして圧倒的人気を誇るのか?『FFVII』異彩を放ち続ける“片翼の天使”の魅力(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース わたしのふるさと便:言わせて!県民あるある 福井県 なぜ「ボルガ」ライス人気 - 毎日新聞 実は武蔵と小次郎は闘っていなかった!? 猪木と斎藤の「決闘」から34年後の「巌流島」の今(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “ランナーよ、いざ勝負!”「第9回 巌流島リレーマラソン」を11月21日(日)に開催します! - PR TIMES 大平峻也、アダムと共に人としても成長へ 「終末のワルキューレ」は“攻め”の姿勢で(2.5ジゲン!!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <天海祐希>背後に佐々木小次郎が見える!? 小日向文世&田中哲司が明かす男前な素顔 今夜の「A-Studio+」(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース SAO:「プログレッシブ」「エターナルズ」コラボ “アスナ”戸松遥と“セルシ”恒松あゆみがナレーションの映像も - MANTANWEB 聖闘士星矢:リュムナデスカーサが聖闘士聖衣神話EX 鱗衣を外してサラマンダーのオブジェに - MANTANWEB 神代表と人類代表が対峙、舞台「終末のワルキューレ」メインビジュアル解禁 - 2.5ジゲン!! 舞台「終末のワルキューレ」飯窪春菜&田上真里奈を中心としたメインビジュアル(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 藤原竜也、溝端淳平、鈴木杏出演 蜷川幸雄追悼公演 舞台『ムサシ』期間限定配信決定 - http //spice.eplus.jp/ 秋アニメ『終末のワルキューレ』より、第3話「必殺技」のあらすじ&先行場面カットが公開! 副音声にて関智一さん×田所陽向さんのオーディオコメンタリーが放送! - アニメイトタイムズ アニメ『終末のワルキューレ』のアクリルチャームが発売!ガシャポンの闘技場に強豪たちが入場ッッ!!!! - 電撃ホビーウェブ 【モンスト】8周年でモーセが獣神化!? 超絶強化でぶっ壊れ性能に…?【読者のみんなとガチ獣神化予想】 - AppBank.net アニメ『終末のワルキューレ』1話。神vs人類の最終闘争が始まる! - 電撃オンライン 「終末のワルキューレ」飯窪春菜主演で舞台化 アニメ版TV放送ではキャスト副音声コメンタリー実施(映画.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【モンスト】みんながフラパで獣神化して欲しいキャラランキングはコチラ!【フラパ2021アンケート結果 獣神化編】 - AppBank.net こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ 提携公演 「終末のワルキューレ」〜The STAGE of Ragnarok〜【10回目】 - アニメハック アニメ「終末のワルキューレ」新キービジュ到着、今冬に飯窪春菜主演で原作を舞台化(コミックナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「終末のワルキューレ」+特別オリジナル ミニアニメ カートゥーン ネットワーク限定放送 ~10/3(日)から本編とともに毎週放送~ - PR TIMES 「鬼のように遅刻したらごめん」と謝る友人 続く展開に、10万人が爆笑 (2021年8月30日) - エキサイトニュース 【古都の名水散策 第14回】戦国の世、朝倉氏が栄華を極めた越前一乗谷に名水「瓜割清水」を訪ねる | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 【公演レポート】蜷川幸雄七回忌追悼公演「ムサシ」スタート、吉田鋼太郎「更に強く、深く、繊細に」(コメントあり) - ステージナタリー 吉田鋼太郎演出舞台「ムサシ」が開幕 武蔵演じる藤原竜也「コロナ禍の大変な状況でも一丸となって」 - 東スポWeb アニメ『終末のワルキューレ』、第2期制作!10月より第1期のTV放送が決定 - マイナビニュース Netflix - 料金プラン3つを解説! Huluなど他サービスとの違いも徹底比較 - マイナビニュース 『終末のワルキューレ』佐々木小次郎vsポセイドンタイマンPV解禁! - アニメージュプラス ヴァンゆん:美男美女YouTuberが2度目のドラマ出演 「ハコヅメ」で浴衣姿のカップル役 - MANTANWEB 内藤剛志:「京都に本籍移した」と告白 「科捜研の女 -劇場版-」“最強の敵”佐々木蔵之介に「あいつは京都を捨てた男」 - MANTANWEB 白と黒のコントラストで見る者を圧倒する『墨絵師御歌頭の世界 ~戦国ノ剣戟~』in 銀座三越 - PR TIMES 徳川家康や宮本武蔵なら金メダルが取れる? 運動神経がすごい武将ら6選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 演出&出演の吉田鋼太郎が語る、名作中の名作『ムサシ』の魅力とは - http //spice.eplus.jp/ 三四郎・小宮、『終末のワルキューレ』の面白さを熱弁「細かいことは言わない約束ね」(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『終末のワルキューレ』でも絶妙なバランスを表現 ブリュンヒルデ役・沢城みゆきの手腕(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「戦国炎舞 -KIZNA-」,“Google Play版 8周年記念キャンペーン”を実施 - 4Gamer.net 蜷川幸雄の代表作に豪華キャストが再集結!『ムサシ』上演決定。カンフェティにてチケット発売! - PR TIMES 「歳を重ねた自分だからこそできる表現に挑みたい」 | Confetti - カンフェティ 【モンスト】フラパ獣神化予想|攻略チームが勝手に大予想! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App アニメ『終末のワルキューレ』本編映像が見られるPV公開 - 電撃オンライン 【FGO】佐々木小次郎のスキル強化! 弱体解除とQ耐性ダウンで継戦と味方火力の一助に - AppBank.net 平城京遷都の日。トヨタからランドクルーザー・プラドがデビュー!【今日は何の日?4月13日】 | clicccar.com - clicccar.com(クリッカー) 一番好きな“バトル”アニメは? 3位「鬼滅の刃」、2位「銀魂」、1位は…【#決闘の日】 - アニメ!アニメ!Anime Anime 【AnimeJapanレポート】「終末のワルキューレ」は“声のバトル”にも注目、沢城みゆきが先輩の演技に熱くなる - ナタリー 蜷川幸雄七回忌追悼公演「ムサシ」藤原竜也ら続投、演出は吉田鋼太郎(コメントあり) - ナタリー 「終末のワルキューレ」に斉藤壮馬、櫻井孝宏、松岡禎丞ら12人の出演が決定 第1弾キービジュアル公開 - 映画.com TVアニメ『終末のワルキューレ』第1弾キービジュアル、追加キャラクター&斉藤壮馬、櫻井孝宏らキャスト、EDテーマアーティストを解禁! (2021年3月15日) - エキサイトニュース 終末のワルキューレ:斉藤壮馬がアダム、櫻井孝宏がポセイドンに アニメ追加キャストに山路和弘、諏訪部順一、速水奨、鈴木達央、松岡禎丞も - MANTANWEB 巌流島のタヌキ コロナで船出せずエサが…(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 松島庄汰が佐々木小次郎を、佐伯大地が宮本武蔵を熱演!舞台「秘剣つばめ返し」東京公演が上演中!歌やダンスも見どころの公演ショット16点をUP - スマートボーイズ 神田伯山の新春連続読み「寛永宮本武蔵伝」開催延期に(コメントあり) - ナタリー 丸尾丸一郎版“巌流島の戦い”、OFFICE SHIKA PRODUCE『秘剣つばめ返し』全貌が明らかに - http //spice.eplus.jp/ 「乙女剣武蔵」二代目宮本武蔵と佐々木小次郎、因縁の決着編が開幕!初代宮本武蔵など新剣豪も登場|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 神田伯山が“佐々木小次郎を討つ旅”へ、襲名後初の連続読みは「寛永宮本武蔵伝」(コメントあり) - ナタリー 「決闘の日」を知ってる人は5人に1人。誰と誰の決闘?それはいつ?などトリビア紹介| - @DIME 【モンスト】実はめちゃくちゃ強い!!「佐々木小次郎 獣神化」みんなの反応まとめ - AppBank.net 【モンスト】獣神化ランキング最新版! 佐々木小次郎(ささきこじろう)の順位に要注目! - AppBank.net 【モンスト攻略】佐々木小次郎(獣神化)の評価と適正クエスト考察/真・アマテラス戦(超究極)でさらに活躍! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App 『モンスト』獣神化情報まとめ。真田幸村、佐々木小次郎、ウリエルが3日連続で解禁に - 電撃オンライン 【モンスト】パンドラ(獣神化)、ウリエル(獣神化・改)、真田幸村(獣神化・改)、佐々木小次郎(獣神化)が実装! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App 4月13日は決闘の日!宮本武蔵と佐々木小次郎の運命は?巌流島なんて存在しない?決闘の日ついて徹底調査!! - PR TIMES 伊藤健太郎が佐々木小次郎役で見せる「負ける美学」とは 舞台『巌流島』インタビュー - http //spice.eplus.jp/ 横浜流星vs伊藤健太郎、世紀の対決! 『巌流島』ビジュアル解禁 - クランクイン! 横浜流星が宮本武蔵、伊藤健太郎が佐々木小次郎を演じる 舞台『巌流島』のメインビジュアルが公開 - http //spice.eplus.jp/ 横浜流星の宮本武蔵 VS 伊藤健太郎の佐々木小次郎!舞台『巌流島』7月31日から東京・仙台など8都市で上演 - エントレ 演劇動画ニュース 横浜流星の眼光鋭い宮本武蔵が躍動するメインビジュアルが解禁!共演は佐々木小次郎役・伊藤健太郎<巌流島> - ザテレビジョン 横浜流星:「巌流島」宮本武蔵のビジュアル解禁! “佐々木小次郎”伊藤健太郎と背中合わせで… - MANTANWEB 実は生きていた!?巌流島の決闘で宮本武蔵に敗れた佐々木小次郎のその後 (2019年12月17日) - エキサイトニュース 「巌流島」上演決定!初共演の横浜流星・伊藤健太郎が武蔵と小次郎に(コメントあり) - ナタリー 横浜流星×伊藤健太郎、宮本武蔵と佐々木小次郎に 舞台「巌流島」2020年夏上演 - cinemacafe.net 横浜流星が宮本武蔵役で主演、伊藤健太郎が佐々木小次郎役で初共演! 舞台『巌流島』上演が決定 - http //spice.eplus.jp/ 【FGO】佐々木小次郎の霊基再臨&スキルLv上げ素材、ステータスまとめ - AppBank 宮本武蔵は”強い男”ではなかった? 佐々木小次郎は”美少年”ではなかった? - 文春オンライン マツケン、佐々木小次郎役をPR「武蔵には斬られていません」 - iza(イザ!) 松平健、佐々木小次郎役に自信「今までのイメージと違う」 - スポーツ報知 武蔵と小次郎、剣豪伝説の嘘・ホント (2019年3月30日) - エキサイトニュース 映画「武蔵-むさし-」予告篇公開、佐々木小次郎役の松平健の燕返しや、武蔵のアクションシーン! – CINEMATOPICS - CINEMA TOPICS ONLINE 「戦極姫MOBILE」,SSR武将の風魔小太郎と佐々木小次郎が登場 - 4Gamer.net 『FGO』佐々木小次郎は「燕返し」を強化! タマモキャットはスキルに“弱体無効付与”などを追加 - インサイド | おすすめゲーム情報・攻略 【FGO】佐々木小次郎の宝具が超強化! 新効果のQカード性能アップ倍率を検証 - AppBank 宮本武蔵の巌流島の決闘、最後は集団リンチに終わった? - NEWSポストセブン 佐々木小次郎と宮本武蔵の一騎打ちが垂涎モノだった件について。舞台「龍よ、狼と踊れ~Dragon,Dance with Wolves~」~草莽の死士~,ゲネプロ公演をレポート - 4Gamer.net 松平健が佐々木小次郎役!武蔵描く新作映画で - シネマトゥデイ 宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘アニメで北九州市をPR! YouTubeで『KITAKYUSHU PRIDE 十番勝負』(全10話)を公開 - アニメイトタイムズ 宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘アニメで北九州市をPR!YouTubeで『KITAKYUSHUPRIDE十番勝負』(全10話)を公開 - @Press 佐々木小次郎も修行!一乗滝で空手の寒稽古|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 巌流島佐々木小次郎の最後 武蔵の弟子とどめを刺した? - J-CASTニュース Sasaki kojiro gnewプラグインエラー「Sasaki kojiro」は見つからないか、接続エラーです。 RSS 佐々木小次郎 小栗旬 20歳で痛感した藤原竜也との差 「全然レベルが違う。毎日命を削ってお芝居してる」 - goo.ne.jp 怪童・中西太が見たマジックの正体/三原脩氏編5 - goo.ne.jp 神田伯山、新春連続読み『寛永宮本武蔵伝』完全通し公演が2022年1月開催 一般抽選販売発表 - http //spice.eplus.jp/ 斬新アート 横尾忠則の現況は? 県美で個展開幕 - 朝日新聞デジタル アニメ『終末のワルキューレ』10話。究極の技をも寄せ付けないポセイドンの力 - 電撃オンライン 舞台『終末のワルキューレ』アダム役・大平峻也、衣装イジリに照れ「寒いなと」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 舞台「終末のワルキューレ」開幕にブリュンヒルデ役の飯窪春菜「熱い熱い戦いを観て」(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 東野圭吾×高橋知伽江×深沢桂子×藤田俊太郎 出演 村井良大、spi、三浦透子、中村嶺亜&佐々木大光&今野大輝(7 MEN 侍)『ミュージカル「手紙」2022』、3月上演 (2021年11月26日) - エキサイトニュース 『獅子の如く』イベント“巫覡試練”で佐々木小次郎の専属守護霊が登場! その効果は? - 電撃オンライン 女性の仇討ち 白描で - 読売新聞 ゲーム周辺機器メーカー アンサー×アニメ『終末のワルキューレ』 ゲームアクセサリー4アイテムが11月16日に予約販売開始 - Newsweekjapan 沢城みゆきのアニメ出演作品・キャラクターまとめ【2021年版】 - アニメ!アニメ!Anime Anime 【1975 エンタメプレイバック】「秘密戦隊ゴレンジャー」 小牧リサの健康的なホットパンツ姿 採用の条件は「脚出しOK」 - ZAKZAK 【ベテラン記者コラム(215)】愛車は〝痛車〟?!井上尚弥と激闘のドネアは親日家 - サンケイスポーツ なぜ「セフィロス」はライバルキャラとして圧倒的人気を誇るのか?『FFVII』異彩を放ち続ける“片翼の天使”の魅力(インサイド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース わたしのふるさと便:言わせて!県民あるある 福井県 なぜ「ボルガ」ライス人気 - 毎日新聞 実は武蔵と小次郎は闘っていなかった!? 猪木と斎藤の「決闘」から34年後の「巌流島」の今(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “ランナーよ、いざ勝負!”「第9回 巌流島リレーマラソン」を11月21日(日)に開催します! - PR TIMES 大平峻也、アダムと共に人としても成長へ 「終末のワルキューレ」は“攻め”の姿勢で(2.5ジゲン!!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース <天海祐希>背後に佐々木小次郎が見える!? 小日向文世&田中哲司が明かす男前な素顔 今夜の「A-Studio+」(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース SAO:「プログレッシブ」「エターナルズ」コラボ “アスナ”戸松遥と“セルシ”恒松あゆみがナレーションの映像も - MANTANWEB 聖闘士星矢:リュムナデスカーサが聖闘士聖衣神話EX 鱗衣を外してサラマンダーのオブジェに - MANTANWEB 神代表と人類代表が対峙、舞台「終末のワルキューレ」メインビジュアル解禁 - 2.5ジゲン!! 舞台「終末のワルキューレ」飯窪春菜&田上真里奈を中心としたメインビジュアル(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 藤原竜也、溝端淳平、鈴木杏出演 蜷川幸雄追悼公演 舞台『ムサシ』期間限定配信決定 - http //spice.eplus.jp/ 秋アニメ『終末のワルキューレ』より、第3話「必殺技」のあらすじ&先行場面カットが公開! 副音声にて関智一さん×田所陽向さんのオーディオコメンタリーが放送! - アニメイトタイムズ アニメ『終末のワルキューレ』のアクリルチャームが発売!ガシャポンの闘技場に強豪たちが入場ッッ!!!! - 電撃ホビーウェブ 【モンスト】8周年でモーセが獣神化!? 超絶強化でぶっ壊れ性能に…?【読者のみんなとガチ獣神化予想】 - AppBank.net アニメ『終末のワルキューレ』1話。神vs人類の最終闘争が始まる! - 電撃オンライン 「終末のワルキューレ」飯窪春菜主演で舞台化 アニメ版TV放送ではキャスト副音声コメンタリー実施(映画.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【モンスト】みんながフラパで獣神化して欲しいキャラランキングはコチラ!【フラパ2021アンケート結果 獣神化編】 - AppBank.net こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ 提携公演 「終末のワルキューレ」〜The STAGE of Ragnarok〜【10回目】 - アニメハック アニメ「終末のワルキューレ」新キービジュ到着、今冬に飯窪春菜主演で原作を舞台化(コミックナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「終末のワルキューレ」+特別オリジナル ミニアニメ カートゥーン ネットワーク限定放送 ~10/3(日)から本編とともに毎週放送~ - PR TIMES 「鬼のように遅刻したらごめん」と謝る友人 続く展開に、10万人が爆笑 (2021年8月30日) - エキサイトニュース 【古都の名水散策 第14回】戦国の世、朝倉氏が栄華を極めた越前一乗谷に名水「瓜割清水」を訪ねる | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 【公演レポート】蜷川幸雄七回忌追悼公演「ムサシ」スタート、吉田鋼太郎「更に強く、深く、繊細に」(コメントあり) - ステージナタリー 吉田鋼太郎演出舞台「ムサシ」が開幕 武蔵演じる藤原竜也「コロナ禍の大変な状況でも一丸となって」 - 東スポWeb アニメ『終末のワルキューレ』、第2期制作!10月より第1期のTV放送が決定 - マイナビニュース Netflix - 料金プラン3つを解説! Huluなど他サービスとの違いも徹底比較 - マイナビニュース 『終末のワルキューレ』佐々木小次郎vsポセイドンタイマンPV解禁! - アニメージュプラス ヴァンゆん:美男美女YouTuberが2度目のドラマ出演 「ハコヅメ」で浴衣姿のカップル役 - MANTANWEB 内藤剛志:「京都に本籍移した」と告白 「科捜研の女 -劇場版-」“最強の敵”佐々木蔵之介に「あいつは京都を捨てた男」 - MANTANWEB 白と黒のコントラストで見る者を圧倒する『墨絵師御歌頭の世界 ~戦国ノ剣戟~』in 銀座三越 - PR TIMES 徳川家康や宮本武蔵なら金メダルが取れる? 運動神経がすごい武将ら6選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 演出&出演の吉田鋼太郎が語る、名作中の名作『ムサシ』の魅力とは - http //spice.eplus.jp/ 三四郎・小宮、『終末のワルキューレ』の面白さを熱弁「細かいことは言わない約束ね」(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『終末のワルキューレ』でも絶妙なバランスを表現 ブリュンヒルデ役・沢城みゆきの手腕(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「戦国炎舞 -KIZNA-」,“Google Play版 8周年記念キャンペーン”を実施 - 4Gamer.net 蜷川幸雄の代表作に豪華キャストが再集結!『ムサシ』上演決定。カンフェティにてチケット発売! - PR TIMES 「歳を重ねた自分だからこそできる表現に挑みたい」 | Confetti - カンフェティ 【モンスト】フラパ獣神化予想|攻略チームが勝手に大予想! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App アニメ『終末のワルキューレ』本編映像が見られるPV公開 - 電撃オンライン 【FGO】佐々木小次郎のスキル強化! 弱体解除とQ耐性ダウンで継戦と味方火力の一助に - AppBank.net 平城京遷都の日。トヨタからランドクルーザー・プラドがデビュー!【今日は何の日?4月13日】 | clicccar.com - clicccar.com(クリッカー) 一番好きな“バトル”アニメは? 3位「鬼滅の刃」、2位「銀魂」、1位は…【#決闘の日】 - アニメ!アニメ!Anime Anime 【AnimeJapanレポート】「終末のワルキューレ」は“声のバトル”にも注目、沢城みゆきが先輩の演技に熱くなる - ナタリー 蜷川幸雄七回忌追悼公演「ムサシ」藤原竜也ら続投、演出は吉田鋼太郎(コメントあり) - ナタリー 「終末のワルキューレ」に斉藤壮馬、櫻井孝宏、松岡禎丞ら12人の出演が決定 第1弾キービジュアル公開 - 映画.com TVアニメ『終末のワルキューレ』第1弾キービジュアル、追加キャラクター&斉藤壮馬、櫻井孝宏らキャスト、EDテーマアーティストを解禁! (2021年3月15日) - エキサイトニュース 終末のワルキューレ:斉藤壮馬がアダム、櫻井孝宏がポセイドンに アニメ追加キャストに山路和弘、諏訪部順一、速水奨、鈴木達央、松岡禎丞も - MANTANWEB 巌流島のタヌキ コロナで船出せずエサが…(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 松島庄汰が佐々木小次郎を、佐伯大地が宮本武蔵を熱演!舞台「秘剣つばめ返し」東京公演が上演中!歌やダンスも見どころの公演ショット16点をUP - スマートボーイズ 神田伯山の新春連続読み「寛永宮本武蔵伝」開催延期に(コメントあり) - ナタリー 丸尾丸一郎版“巌流島の戦い”、OFFICE SHIKA PRODUCE『秘剣つばめ返し』全貌が明らかに - http //spice.eplus.jp/ 「乙女剣武蔵」二代目宮本武蔵と佐々木小次郎、因縁の決着編が開幕!初代宮本武蔵など新剣豪も登場|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 神田伯山が“佐々木小次郎を討つ旅”へ、襲名後初の連続読みは「寛永宮本武蔵伝」(コメントあり) - ナタリー 「決闘の日」を知ってる人は5人に1人。誰と誰の決闘?それはいつ?などトリビア紹介| - @DIME 【モンスト】実はめちゃくちゃ強い!!「佐々木小次郎 獣神化」みんなの反応まとめ - AppBank.net 【モンスト】獣神化ランキング最新版! 佐々木小次郎(ささきこじろう)の順位に要注目! - AppBank.net 【モンスト攻略】佐々木小次郎(獣神化)の評価と適正クエスト考察/真・アマテラス戦(超究極)でさらに活躍! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App 『モンスト』獣神化情報まとめ。真田幸村、佐々木小次郎、ウリエルが3日連続で解禁に - 電撃オンライン 【モンスト】パンドラ(獣神化)、ウリエル(獣神化・改)、真田幸村(獣神化・改)、佐々木小次郎(獣神化)が実装! | スマホゲーム情報ならファミ通App - ファミ通App 4月13日は決闘の日!宮本武蔵と佐々木小次郎の運命は?巌流島なんて存在しない?決闘の日ついて徹底調査!! - PR TIMES 伊藤健太郎が佐々木小次郎役で見せる「負ける美学」とは 舞台『巌流島』インタビュー - http //spice.eplus.jp/ 横浜流星vs伊藤健太郎、世紀の対決! 『巌流島』ビジュアル解禁 - クランクイン! 横浜流星が宮本武蔵、伊藤健太郎が佐々木小次郎を演じる 舞台『巌流島』のメインビジュアルが公開 - http //spice.eplus.jp/ 横浜流星の宮本武蔵 VS 伊藤健太郎の佐々木小次郎!舞台『巌流島』7月31日から東京・仙台など8都市で上演 - エントレ 演劇動画ニュース 横浜流星の眼光鋭い宮本武蔵が躍動するメインビジュアルが解禁!共演は佐々木小次郎役・伊藤健太郎<巌流島> - ザテレビジョン 横浜流星:「巌流島」宮本武蔵のビジュアル解禁! “佐々木小次郎”伊藤健太郎と背中合わせで… - MANTANWEB 実は生きていた!?巌流島の決闘で宮本武蔵に敗れた佐々木小次郎のその後 (2019年12月17日) - エキサイトニュース 「巌流島」上演決定!初共演の横浜流星・伊藤健太郎が武蔵と小次郎に(コメントあり) - ナタリー 横浜流星×伊藤健太郎、宮本武蔵と佐々木小次郎に 舞台「巌流島」2020年夏上演 - cinemacafe.net 横浜流星が宮本武蔵役で主演、伊藤健太郎が佐々木小次郎役で初共演! 舞台『巌流島』上演が決定 - http //spice.eplus.jp/ 【FGO】佐々木小次郎の霊基再臨&スキルLv上げ素材、ステータスまとめ - AppBank 宮本武蔵は”強い男”ではなかった? 佐々木小次郎は”美少年”ではなかった? - 文春オンライン マツケン、佐々木小次郎役をPR「武蔵には斬られていません」 - iza(イザ!) 松平健、佐々木小次郎役に自信「今までのイメージと違う」 - スポーツ報知 武蔵と小次郎、剣豪伝説の嘘・ホント (2019年3月30日) - エキサイトニュース 映画「武蔵-むさし-」予告篇公開、佐々木小次郎役の松平健の燕返しや、武蔵のアクションシーン! – CINEMATOPICS - CINEMA TOPICS ONLINE 「戦極姫MOBILE」,SSR武将の風魔小太郎と佐々木小次郎が登場 - 4Gamer.net 『FGO』佐々木小次郎は「燕返し」を強化! タマモキャットはスキルに“弱体無効付与”などを追加 - インサイド | おすすめゲーム情報・攻略 【FGO】佐々木小次郎の宝具が超強化! 新効果のQカード性能アップ倍率を検証 - AppBank 宮本武蔵の巌流島の決闘、最後は集団リンチに終わった? - NEWSポストセブン 佐々木小次郎と宮本武蔵の一騎打ちが垂涎モノだった件について。舞台「龍よ、狼と踊れ~Dragon,Dance with Wolves~」~草莽の死士~,ゲネプロ公演をレポート - 4Gamer.net 松平健が佐々木小次郎役!武蔵描く新作映画で - シネマトゥデイ 宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘アニメで北九州市をPR! YouTubeで『KITAKYUSHU PRIDE 十番勝負』(全10話)を公開 - アニメイトタイムズ 宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘アニメで北九州市をPR!YouTubeで『KITAKYUSHUPRIDE十番勝負』(全10話)を公開 - @Press 佐々木小次郎も修行!一乗滝で空手の寒稽古|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 巌流島佐々木小次郎の最後 武蔵の弟子とどめを刺した? - J-CASTニュース Sasaki kojiro #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 口コミ 佐々木小次郎 #bf Sasaki kojiro #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 ピクシブ百科事典 ★★ 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/百花繚乱 SAMURAI GIRLS ★★★★ 登場作品 ブライド 参考/進藤尚美 ★★★ キャスト タグ キャラクター 最終更新日時 2013-07-13 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/hayamiken32/pages/101.html
佐々木まき絵 麻帆良学園中等部2&3年A組16番 1989年3月7日生(巳年・魚座) O型 身長152cm 体重秘密 B72 W53 H75 好きな物: 新体操命。ネギ君。カワイイもの。 嫌いな物: ぬるぬるしたもの(納豆とか) 好きな色: パステルピンク 好きな場所: 世界樹の丘 好きな食べ物: いちご 搭乗機体:マッハプテラ/ゴウザウラー/キングゴウザウラー 新体操部所属。マッハプテラのパイロット。ゴウザウラー及びキングゴザウラーのメインパイロット。5歳の頃から新体操をやっている。いつも持ち歩いているリボンを使って、遠くの物をつかむことができる。料理は得意。お化粧は下手。弟がいる。亜子・裕奈・アキラと仲が良い。亜子と同室(662号室)。2年A組の「バカ五人衆(バカレンジャー)」の一人(バカピンク)全然活躍がない第1話の人気投票で、断トツになるほど第一印象が良い。 CV 堀江由衣
https://w.atwiki.jp/kensakukinshi_kamina/pages/307.html
佐々木孫悟空 日本のお笑いタレント、西遊記に出てくる孫悟空のような格好をして、虫を食べる人。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1898.html
涼宮さんと私は並んで歩いていたと思ったら走っていた。 公園を出る時、SOS団員の表情が不安げに見えたけど、何を心配しているのだろう。 団員達と話しているうちに、涼宮さんがキョンに興味以上の感情を抱いているのはわかった。好意と言い換えてもいいかも しれない。 SOS団の設立のきっかけをつくったのは、キョンだというのは古泉君の弁ではあるが、その古泉くんは涼宮さんに思いを寄せ ている。彼はどんな思いで私たちの話に加わり、どんな思いで聞いていたのだろう。 ”私にとって、なくてはならない存在。そばにいて欲しい、そばにいたい。そう思える人です” 「ねえ、佐々木さん。キョンから聞いたんだけど、昔、佐々木さんは恋愛を精神病だ、って言っていたそうね」 その言葉にわたしは頷く。昔、キョンに言った言葉の中で、今は消したい発言№1に入るけど。 「私も昔同じ事を言っていたわ。恋愛を毛嫌いしていた」 「何で毛嫌いしていたの?」 「中学時代、自分でいうのもなんだけど、結構もてていたの。よくつきあってくれ、て言われたわ」 彼女程の美人なら人目を引く。交際を申し込んでくる男子はたくさんいただろう。 「とりあえず、私も試しに付き合ってみたりしたんだけど……でも、ダメね。ろくな男はいなかった」 涼宮さんは首を軽く横に振りながらそう言った。 「行動がワンパターンすぎる。別人なのにやることは一緒。直ぐに飽きちゃって、告白聞くのも馬鹿馬鹿しくなって…… その内誰も来なくなって、まあホッとしたわけなんだけど」 誰も彼女の心を揺り動かすような男子がいなかったのだろう。 「で、私は思ったわけ。こんなつまらない事をなんでみんなやっているのかな、てね。考えた末に出した結論は『恋愛は 精神病』だった。正常な神経じゃやってられない、そう思った」 「でも、今思うと早すぎた結論だったわ。単にあたしが興味をひかれるような男にであっていなかっただけね」 そして、彼女は出会ったのだ。彼女の心を揺り動かす存在に。 「私もキョンに出会うまでは、そう考えていたわ。直ぐに考えを変えたわけじゃなくて、キョンと一緒の時間を過ごす様になって からだけど」 廻りくどいことは言わない。正々堂々と涼宮さんに私の考えを伝える。 「彼と一緒の時間を過ごすようになって、私も考え方が変わった。キョンは、周りの人には私のおかげで変わったなんて言われている ようだけど、私も彼に影響を受けた。お互いに影響しているのよ、私達は」 私は立ち止まり、涼宮さんの眼を真っ直ぐ見る。 「キョンは私にとって大切な存在。今までも、そしてこれからもね」 少しの間、私達はお互いに何も言わなかった。周囲の音がやけに大きく聞こえた。 「最初から駄目と決めつけると、みすみす手に入る物を見逃すこともあるわ」 沈黙を破ったのは涼宮さんだった。 「佐々木さん、キョンとあなたの間には強い信頼関係がある。それこそ、誰も入り込める隙が無いほどね」 信頼関係。私とキョンを結ぶ絆の一つ。 「皆はあなた達の間に入る事は不可能だ、て言うけれど、でも本当にそうかしら?」 涼宮さんの口元に浮かんだ笑い。体育祭の騎馬戦の時に浮かべていた、何か企んでそうなあの笑い顔。 「人の考えは、心は変わる物。キョンがあたしや佐々木さんの考えを変えたようにね」 「キョンの心も変わると?」 「あり得ない事じゃないわ。全て物事は変化する。永久不変なものなんてないのだから」 小学校最後の年、私の両親は離婚した。それまでの姓から、私は佐々木という名字に代わった。 私のとってそれよりも衝撃的だったのが、あれだけ仲が良かったと私が思っていた両親の姿は、一面でしか 無かった事、人の心が変わる事だった。 涼宮さんが言っている事は正しい。人の思いは、心は変わるのだ。 けれど、だ。 「そうね。涼宮さんの言うとおりなんでしょうね。人の心は変わりやすい。それは確かなんでしょうね、でも… …」 一息ついて私は言葉を続ける。 「変わりやすいからこそ、その思いを大切にしたいから、人は努力するのよ。その思いを守り、より強くする為に」 私の気持ち。守りたい、強めたい思い。キョンを思う心。 「涼宮さん、あなたはとても魅力的な人だわ。キョンの心を捕える事が出来るのかもしれない。けれど、あなたに渡すつもりはないわ」 キョンを、キョンの心を。 「宣戦布告とうけとっていいのかしら。でも、少し意外だったわ」 「何が?」 「佐々木さんがこんなに情熱的だったなんて。冷静で落ち着いた人だと思っていた」 私の中の”女”の部分。理性だけでは測れない感情の源。 「誰にでも意外な面はあるのよ。私にも、そしてあなたにも」 それから、私達は再び歩き出した。 直球勝負で、涼宮さんは来た。でも、その方がわかりやすい。私も受けて立つ。 彼女のキョンに対する思いと、私のキョンの対する思い。 どちらがキョンの届くのか。 「おもしろくなってきたわ」 涼宮さんはご機嫌だ。 「そうね。楽しくなりそうね」 私もくっくっくっと笑った。 ”感情なんてものは人類の自律進化への道を阻害する粗悪な遮蔽物としか思えない。特に恋愛感情なんて のは、一種の精神的な病だよ” 中学三年生の時のキョンとの会話。しかし、”真実”を知った今、”私”は重大な疑問を持つことになった。 自律進化の過程。統合思念体や、天蓋領域の存在が関心を持った、涼宮さんの力。”私”が”契約”によって 行使することになった”力”の鍵は、”感情”。 ”私”の考えは間違っていたことになる。 長門優希。涼宮さん、そして”私”と並ぶ自律進化の可能性の具現者。統合思念体により生み出されながら、 自らの意思と過程において進化し”長門優希”となった。 3人に共通するものは・・・・・・ ”鍵” その名称で、涼宮さんに関わった組織及び存在すべてに観察されていた存在。 「なんだ、佐々木達の方が先についていたのか」 キョンがSOS団の団員たちとともに集合場所へやってきた。 「何か面白いものはあったか?」 「ああ、あったよ。かなり興味深いものがね。涼宮さんと二人で見つけられたよ」 私も涼宮さんも笑っていた。 「そうなのか?こっちはあんまり・・・・・・いや、ひとつだけあったな」 キョンは何故か古泉くんを見た。古泉君の微笑みが若干強張っていた。 「それじゃ、またな」 キョンと私は涼宮さん以下SOS団の団員たちに手を振って別れた。 「行こうか。キョン」 私は彼の手を取って、歩き出した。 「しかし、SOS団は、毎回あんなことをやっているのかね。単に涼宮の思いつきに振り回されているだけの ような気がするが?」 「でも、僕にとってはなかなか有意義な時間だったよ。彼女とゆっくり話してみたいとは思っていたからね」 彼女の気持ちを知ることもできた。そして、私も彼女に気持ちを打ち明けた。 「まあ、お前がそう言うんだったら良かったんだろうが・・・・・・ところで、佐々木。話は変わるが、今日の夕食、 うちで食べていかないか?」 「母親は今日もいないから、君の家で一緒に食事させてもらえるのは嬉しいけど、でもいいのかい?夏休みの間、 散々君の家でご馳走になったから、しばらく遠慮しておいたほうがいいかな、と思っていたんだけど」 「うちの家族は佐々木が来てくれると喜ぶから、遠慮はいらないよ。佐々木のおかげで俺の成績も上がった、て 母親は喜んでいるし、妹はお前が相手してくれるから来るのを待っているしな」 キョンの家族。暖かく私を迎えてくれる、私が好きな居場所。 「それじゃ、お言葉に甘えて、お邪魔させてもらうよ」 「よし、わかった。ちょっと待ってろよ。今からうちに連絡するからな・・・・・・ん?」 「どうかしたのかい?」 「いや、メ-ルが来ていた。母親からだ。『佐々木さんの分は準備してあるから、一緒に食べてもらうように伝え なさい』・・・・・・よくわかっているな」 「さすが君の母上だよ」 私もキョンも声をたてて笑った。 ”涼宮さんが”私”に対してあのような行動に出るのはある種の規定事項だった。彼女の力が”鍵”に由来する以上、 当然といえば当然だ。 同時にある勢力がなぜ、あのような行動をとり、改変を行ったのもおぼろげながら分かりかけてきた。 とすると、その勢力が行動を起こすのは”あの日”しかない。 固定因子が発生する、最後の扉が開くあの日。 その日まで、私は意識を潜ませる。”私”は少し苦労するだろうけど、キョンとの絆を、彼への想いを強くして ほしい。
https://w.atwiki.jp/tmranking/pages/52.html
【表記】アサシン 【俗称】農民 【種族】サーヴァント 【備考】地形補正・山門 【切札】 【設定】 【ステータス】 筋力C 耐久E 敏捷A+ 魔力E 幸運A 宝具?? 【スキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 正式なアサシンのサーヴァントではないため、クラス別能力ではなく、彼自身が到達した武芸者の境地としての”気配遮断”を持つ。 これは、こそこそと隠れるための技ではなく、武芸者が己を虚しゅうして周囲に溶け込むという、精神的な技術である。 暗殺のために磨いた技ではないため、ハサンの持つ気配遮断には及ばない。 実のところ、気配を消した佐々木小次郎は、サーヴァントですら知覚することは難しい相手である。 所見で小次郎の存在に気がつくことは極めて困難だ。 しかし、彼の行動範囲が柳洞寺の山門付近に限定されているため、小次郎の存在を知っている者であれば、発見することは比較的容易なはずである。 とはいえ、小次郎自身の性格により、姿を晒し双方名乗りをあげての戦いとなることが多い。 そのため、この能力が本来の用途(隠密状態からの不意打ち)に使われることは少ないというのが実情だ。 (コンマテ) あと僅かで山門に至るという時に、その障害は現れた。 いかなる敵であろうと突破する、と決意した彼女でさえ、その“敵”には意表を突かれた。 颯爽(さっそう)と現れた男の姿はあまりにも敵意がなく、信じがたいほど隙がなかった。 (本編セイバー視点) コンマテのみに目を向け、気配遮断が鯖に察知されずに燕返しの間合いまで接敵出来る性能かつ 山門縛りがなければ不意打ち燕返しで瞬殺出来る、という意見があるが 本編順守なら名乗りを上げ、スレ前提なら平地の山門結界内に存在するので二次創作向きな話題 心眼(偽):A 視覚妨害による補正への耐性。 第6感、虫の報せとも言われる、天性の才能による危険予知である。 透化:B+ 明鏡止水。精神面への干渉を無効化する精神防御。 暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、 武芸者の無想の域としての気配遮断を行うことができる。 宗和の心得:B 同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。 攻撃が見切られなくなる。 “攻撃に目が慣れる”などという下手な剣筋は繰り出さない、という事か。 燕返し 対人魔剣。最大補足・1人。 相手を三つの円で同時に断ち切る絶技。 多重次元屈折現象と呼ばれる物の一つらしい。 ゲイボルクとは違った意味で、回避不可能の必殺剣である。 【Weapon】 物干し竿 剣豪・佐々木小次郎が携えていたという長刀。 物干し竿はあくまで名称にすぎず、刀の正式な銘は不明。 記録では長さ三尺余(一尺は30cm)とされるが、本編でアサシンが持つ物干し竿は 五尺余に及ぶ規格外の長刀で、その間合いは槍に近い。 人の域を逸脱した“秘剣”を操るアサシン以外、この長刀を満足に扱える剣士はいないだろう。 一回目 両者の間合いは三メートル弱。 一瞬で詰めようと踏み込むセイバーを前にして、アサシンは身構える。 それは。 この戦いが始まって以来、見せた事もない剣士の構え。 「秘剣―――――――」 セイバーが踏み込む。 もはや長刀は意味をなさない。 懐に入られた以上、その長さが仇になる。 だが。 「――――――燕返し」 二回目 その体が、一足で間合いを詰める。 セイバーを断ち切る距離、 あらゆる守りを許さぬ間合いから、牢獄の如き軌跡が繰り出される――――!「――――――――」 真っ当な「殺し合い」ならアーチャーが有利。 されどアサシンは他の鯖と異なる戦闘条件で闘う曲者です。 多くの鯖が攻性である反面、アサシンは防性。 柳洞寺という鯖殺しの地形とキャスターが作り上げた対魔術の防御結界は魔術・宝具を大幅に削減してしまう為、強力な宝具でなければ致命傷は与えられない。 となると、両者の戦いは剣技に寄る所が大きくなるのは明白。地形効果によって狙撃を封じられたアーチャーがやや不利か……? 【戦闘描写】 そうして頂上。 あと僅かで山門に至るという時に、その障害は現れた。 いかなる敵であろうと突破する、と決意した彼女でさえ、その“敵”には意表を突かれた。 さらり、という音さえする程の自然体。 颯爽(さっそう)と現れた男の姿はあまりにも敵意がなく、信じがたいほど隙がなかった。 奇怪さ、得体の知れなさでは前回のアーチャーを上回る者はいないだろう。 それに比べれば、目前のサーヴァントには恐れるべき箇所も、驚異を感じるほどの武装もない。 ……故に、それが異常だった。 目前の男からは何も感じない。 サーヴァントには違いないのだが、英霊特有の宝具も魔力も持ち得ない。 ならば倒すのは容易だ。 勝負が一撃で決するは道理。 だと言うのに、彼女の直感はこう告げていた。 ―――侮るな。 このサーヴァントには、自分を必殺する手段がある、と。 間合いがつめられない。 男の武器――――日本刀にしては長すぎる刀の間合いが掴めない事もあるが、それ以上にセイバーの位置はあまりに不利だ。 階段の下と上。 男との距離は約五メートル。 駆け上がり、踏み込む前に一度、あの長刀による洗礼を受けよう。 ……しかし、あの刀からは何も感じない。 受け流す事は容易の筈。 ならば臆さず踏み込むべきなのだが、不用意に近づく事は出来ないとセイバーは直感した。 セイバーは知るまい。 このサーヴァントこそ物干し竿と呼ばれる長刀を持ち、慶長の世に並ぶ者なしと噂され続けてきた剣士だと。 ―――否、知っていたところで何が変わろう。 出生も不明、実在したかどうかさえ不明瞭。 ただ人々の口端(くちはし)にのみ上(のぼ)り、希代の剣豪の好敵手として祭り上げられた剣士を知る者など、この世でおそらくただ一人。佐々木小次郎と呼ばれるモノを討ち果たした、史実に残らぬ宿敵のみであろう。 それを英雄と呼ぶ事など出来まい。 アサシンのサーヴァント―――佐々木小次郎というソレは、セイバーとはあまりにかけ離れた存在だ。 本来ならば英霊として扱われぬ剣士の実力なぞ、英霊であるサーヴァントたちの誰が知ろうか。 切っ先が交差する。 幾度にも振るわれる剣線、 幾重もの太刀筋。 弾け、火花を散らしあう剣と刀。 ―――数十合を越える立ち会いは、しかし、一向に両者の立場を変動させない。 上段に位置したアサシンは一歩も引く事なく、 石段を駆け上がろうとするセイバーは一歩も詰め寄る事が出来ず、徒に時間と気力を削っていた。 「は――――!」 数十回目となるセイバーの踏み込み。 五尺余もの長刀を苦もなく振るい、セイバーの進撃を防ぎきるアサシン。 いや、それは防ぎきる、などという生易しいものではない。 セイバーの剣戟が稲妻ならば、アサシンの長刀は疾風だった。 速さ、重さではセイバーに及ばないものの、しなやかな軌跡はセイバーの一撃を悉(ことごと)く受け流す。 そうして返される刃は速度を増し、突風となってセイバーの首に翻る。 ―――その一撃を紙一重で躱して踏み込むセイバーへ、躱した筈の長刀が間髪入れずに返ってくるのだ。 直線的なセイバーの剣筋に対し、アサシンの剣筋は曲線を描く。 アサシンの切っ先は優雅ではあるが、弧を描く為に最短距離ではない。 ならば直線であるセイバーの剣筋に間に合う筈がないというのに、その差を無(ゼロ)にするだけの何かがアサシンにはあった。 「くっ――――!」 踏み込む足が止まる。 切り返す長刀に剣が間に合わない。 避ける為には引くしかない、と咄嗟に後退する。 見惚れるほど美しいアサシンの剣筋は、同時に、見届ける事が困難なほどの速度だった。 その矛盾はアサシンの技量によるものなのか、頭上の敵に挑む己の不利な状況ゆえなのか。 確たる分析もつかないまま、追撃してくるアサシンの長刀を避け、首を突きに来る切っ先を剣で弾く。 「っ――――」 気が付けば、さらに数段後退している。 あれほどの長刀だ。 一度捌いてしまえば懐に入るのは容易いというのに、どうしてもそれができない。 卓越した敵の技量と、絶対的に不利な足場。 ここが平地であったのなら、あの長刀にこれほど苦戦する事もないであろう、とセイバーは唇を噛む。 「―――さすがにやりにくいな。視えない剣というものがこれほど厄介とは思わなんだ」 アサシンは不動である。 彼にとって、これは守りの戦いにすぎない。 後退するセイバーを無理に追撃する必要もなし、上に位置するという有利を捨てる筈がない。 「……ふむ。見れば刀を見る事さえ初めてであろう? 私の剣筋は邪道でな、並の者ならばまず一撃で首を落とす。それをここまで防ぐとは、嬉しいぞセイバー」 「加えて、打ち込みも素晴らしい。その小躯でこれほどの剣戟を行うからには、さぞ鍛え抜かれた全身であろう」 追撃する必要がない為か、アサシンは余裕げにセイバーを観察する。 力を失い、ゆらぐ切っ先。 それを隙と見て踏み込む事など出来ない。 あの男には構えなどないのだ。 いかなる体勢からでも刀を振るえないようでは、あれほどの長刀は扱えまい。 「どうした? これで終わりという訳ではあるまい。その不可視の剣、見かけ倒しではなかろうに」 「ふん、いつまでも減らず口を――――!」 激突する剣と刀。 「―――いよし、当たりだ……!」 ぎぃん、と何もない空中で止まる長刀。 アサシンは視えない剣を止めた刀をにやりと見つめ、そのまま剣を受け流し―――― セイバーは、首を払いに来る一閃を受けきった。「っ……!」 セイバーとて判っている。 今まで見慣れないアサシンの剣戟を防げたのは、偏にこの剣のおかげなのだと。 不可視の剣は攻め込むにも受けに回るにも、相手の感覚を狂わせる。 故にアサシンは深く追撃をしない。 セイバーの武器の長さが判らない以上、アサシンから攻め込むのは危険すぎる。 アサシンがセイバーを仕留めにかかる時があるとすれば、それは―――― 「ハッ…………!」 アサシンの額をうち砕きにかかるセイバー。 その一撃を、 アサシンはわずかに後退しただけで、完全に躱しきった。 「……よし、これで目測はついたな。刀身三尺余、幅は四寸といったところか。形状は……ふむ、セイバーの名の通り、典型的な西洋の剣だな」 涼しげに語るものの、それがどれほど卓絶した目利きなのか言うまでもない。 セイバーの一撃は、たとえ剣が見えていようと捉える事が困難な速さなのだ。 にも関わらず、視えない剣を防ぎきり、かつ全容すら把握するとは――― 「……信じられない。何の魔術も使わず、満足に打ち合ってもいないというのに私の剣を計ったのですか、貴方は」 「ほう、驚いたか? だがこんなものは大道芸であろうよ。邪剣使い故、このような技ばかり上手くなる」 「―――なるほど。私の一撃をまともに受けず、ただ払うだけが貴方の戦いだった。邪剣使いとは、その逃げ腰からきた俗称ですか」 「ハ―――いやいや、まともに打ち合わぬ無礼は許せ。 なにしろこの長刀だ、打ち合えば折れるは必定。おぬしとしては力勝負こそが基本なのだろうが、こちらはそうはいかぬ。その剣と組み合い、力を競い合う事はできん」 「―――――――」 「もとより、刀というものはそういうものだ。 西洋の剣は、その重さと力で物を叩き切る。 だが、我らの刀は速さと技で物を断ち斬るのだ。 戦いが噛み合わぬのは道理であろう?」 「まあしかし……これでは些か興がそがれる。 もうよい頃合だぞセイバー? いい加減、手の内を隠すのは止めにしろ」 「っ――――アサシン。私が貴方に手加減しているとでも」 「していないとでも言うのか? 何のつもりかは知らんが、剣を鞘に納めたまま戦とは舐められたものだ。私程度では、本気を出すまでもないという事か?」 「―――――――」 「ほう。それでも応じないという顔だな。 ―――よかろう、ならばここまでだ。おまえが出し惜しみをするのなら、先に我が秘剣をお見せしよう」 そう告げて。 長刀の剣士はゆらりと、セイバーの真横へと下りていった。 「な――――」 アサシンにとって、頭上の有利を放棄するという事は負けに等しい。 アサシンは確かに優れた剣士ではあるが、それはこの地形条件であったからこそ。 同じ足場で戦うのなら、セイバーは一撃でアサシンの長刀を弾き、そのまま首を刎ねる事さえ可能なのである。 それはアサシンとて承知の筈。 だというのに、何故―――― 「構えよ。でなければ死ぬぞ、セイバー」 さらりとしたその声に、セイバーの直感が反応した。 ――――それは事実だ。 アサシンが下りて来た事は、自分にとって有利な事などではない。 幾多の戦いを駆け抜けてきた直感が、自らの過ちを警告する。 「く――――!」 咄嗟に視えざる剣を構える。 躊躇している暇などない。 アサシンがその長刀を振るう前に、己が剣を打ち込めばいいだけの話――――! 「ふ――――」 両者の間合いは三メートル弱。 一瞬で詰めようと踏み込むセイバーを前にして、アサシンは身構える。 それは。 この戦いが始まって以来、見せた事もない剣士の構え。 「秘剣―――――――」 セイバーが踏み込む。 もはや長刀は意味をなさない。 懐に入られた以上、その長さが仇になる。 だが。 「――――――燕返し」 そんな常道など、この剣士の前にありはしなかった。 稲妻が落ちる。 セイバーの剣戟を上回る速度で、一直線に打ち落とされる魔の一撃―――! 「っ――――!」 だがその程度の一撃、防げないセイバーではない。 振り上げた剣を咄嗟に防御に回し、アサシン渾身の一撃を弾き返す……! 「もらった……!」 いかにアサシンと言えど、今の一撃を弾かれては立て直しに隙が生じる。 その秒にも満たぬ合間に、アサシンの腹を薙ぎ払おうとした瞬間。 「――――――――あ」 咄嗟に、直感だけに任せて、セイバーは石段を転がり落ちた。 逃げるように転がり落ちる。 受け身も何もない。 セイバーはただ必死に体を倒し、勢いを殺さず階段を転がり落ちた。 「く――――!」 落下を止め、体を起こすセイバー。 その視線の先には、悠然と佇む長刀の剣士だけがある。 「ほう。躱したか我が秘剣。さすがはセイバー、燕などとは格が違う」 「―――信じられない。今のは、まさか」 「なに、そう大した芸ではない。偶(たま)さか燕を斬ろうと思いつき、身に付いただけのものだからな」 長刀が僅かに上げられる。 先の一撃―――セイバーを戦慄させた魔剣の動きをなぞるように。 「見えるかセイバー。 燕はな、風を受けて刀を避ける。早かろうが遅かろうが関係はない。どのような刀であろうと、大気を震わさずには振れぬであろう? 連中はその震えを感じ取り、飛ぶ方向を変えるのだ。 故に、どのような一撃であれ燕を断つ事はできなかった。所詮刀など一本線にすぎぬ。縦横に空を行く燕を捕らえられぬは道理よな」 「ならば逃げ道を囲めばいいだけのこと。 一の太刀で燕を襲い、風を読んで避ける燕の逃げ道を続く二の太刀で取り囲む。 しかし連中は素早くてな。この長刀ではまず二の太刀が間に合わん。事を成したければ一息の内、ほぼ同時に行わなければならなかったが、そのような真似は人の業ではない。 叶う事などあるまいと承知したものだが――――」 「――――生憎と、他にやる事もなかったのでな。 一念鬼神に通じると言うが、気が付けばこの通りよ。 燕を断つという下らぬ思いつきは、複数の太刀筋で牢獄を作り上げる秘剣となった」 淡々とした語りに、セイバーは内心首を振る。 違う。 今の剣はそんな簡単なモノではない。 ほぼ同時? まさか。 二つの刃はまったくの同時だった。 アサシン―――佐々木小次郎の長刀は、あの瞬間のみ、確かに二本存在したのだ。 「……多重次元屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)……なんの魔術も使わず、ただ剣技だけで、宝具の域に達したサーヴァント――――」 驚嘆すべきはまさにそれだ。 今の一撃ではっきりと判った。 佐々木小次郎には、英霊が持つ“宝具”などない。 有るのはただ、神域に達した力量による魔剣のみ。 あろうことか―――この男は人の身でありながら、宝具で武装した英霊と互角なのだ―――! 「だが足場が悪かったな。燕返しの軌跡は本来三つ。もうわずかに広ければ、横の一撃も加えられたのだが」 「……そうでしょうね。そうでなければ片手落ちです。 全てが同時であるのなら、円の軌跡(二の太刀)はどうしても遅くなる。それを補うために、横方向への離脱を阻む払い(三の太刀)がある筈だ」 「いい飲み込みの早さだ。だからこそ我が秘剣を躱したか。 ―――く、素晴らしいぞセイバー……! このような俗世に呼び出された我が身を呪ったが、それも今宵まで。生前では叶わなかった立ち会い、己が秘剣を存分に振舞える殺し合いが出来るのならば、呼び出された甲斐があるというもの――――」 長刀を構え直し、石段を下るアサシン。 狙うはセイバーの首か。 今一度あの秘剣を躱す自信など、セイバーにはない。 ランサーのゲイボルク同様、アサシンの燕返しは出させてはいけないモノだ。 いや、必ず心臓を狙いにくる、という正体さえ知っていれば対応できるゲイボルクと違い、知っていてなお回避できないアサシンの秘剣は対応策がほとんどない。 あるとすれば、出させない事それ一点。 打ち勝つには、アサシンがあの秘剣を繰り出す前に最強の一撃を見舞うのみか―――― 「……なるほど。確かに、手加減など許される相手ではなかったようだ」 両手を下段に。 視えない剣を地に突きつけるように下げ、セイバーは歩み寄るアサシンを睨む。 「ほう……? そうか、ようやくその気になったかセイバー」 階段を下りる体を止め、今一度必殺の構えをとるアサシン。 それを凛と見据え、 「――――不満がないのはこちらも同じだ。 我が一撃、受けきれるかアサシンのサーヴァント……!」 セイバーは自らの枷を解いた。 大気が震える。 剣は彼女の意思に呼応するかのように、大量の風を吐き出した。 「ぬ――――!」 わずかに後退するアサシン。 それも当然、セイバーから放たれる風圧は尋常ではない。 アサシンばかりか、太く堅固な山門の木々さえも震え、軋んでいる。 それは、爆発に近い風の流れだった。 密閉されていた大気が解放され、四方に吹き荒ぶ。 人間の一人や二人などたやすく吹き飛ばす烈風は、セイバーの剣から放出されている。 それが彼女の剣の力。 風王結界とは、その名の通り風を封じた剣である。 圧縮された風を纏う剣は、光の屈折角度を変貌させ剣を透明に見せていた。 その風を解放すればこのような現象が起こる。 解き放たれた空気は逃げ場を求め、無秩序に周囲に発散する。 ―――その合間。 吹き荒ぶ風を自在に操る事が、彼女の剣にかけられた戒めの魔術である。 膨大な魔力を持つセイバーならば、おそらくは数分は結界を維持し得るだろう。 その証拠に、これだけの風を解放していながら、未だ彼女の剣は透明のままだった。 「……ふん。さながら台風と言ったところだが、しかし――――」 吹き荒ぶ風の勢いは収まらない。 セイバーの剣から放たれる風は、今まさにアサシンを飲み込もうと鎌首をもたげていた。 「―――この程度の筈がない。その奥にある物、見せてもらうぞセイバー……!」 目を潰す烈風の中、アサシンは間合いを詰める。 「――――――――」 セイバーの腕が動く。 前進を許さぬ強風の中、悠然と歩を進めるアサシンを迎撃しようと、風を巻いた剣が唸りをあげ―――― 「そこまでにしておけセイバー。その秘剣、盗み見ようとする輩がいる」 薄笑みをうかべながら着物の男は言った。 その視線は俺と同じ、木々の茂った山中に向けられている。 「このまま続ければ我らだけの勝負にはなるまい。 生き残った者に、そこに潜んだ恥知らずが襲いかかるか、それともおまえの秘剣を盗み見るだけが目的なのか。 ……どちらにせよ、あまり気乗りのする話ではないな」 男はつまらなげに言って階段を上り始める。 「――――待て……! 決着をつけないつもりか、アサシン……!」 「おまえがこの山門を越える、というのであらば決着はつけよう。何者であれ、この門をくぐる事は私が許さん。 だが―――生憎と私の役目はそれだけでな。 帰る、というのであらば止める気はない。まあ、そこに隠れている戯けは別だが。気に入らぬ相手であれば死んでも通さんし、生きても帰さん」 アサシン、と呼ばれた男はかつかつと石段を上がっていく。 「踊らされたなセイバー。だがもう一人の気配に気が付かなかった私も同じだ。あのままでおけば秘剣の全てを味わえたであろうが……よい所で邪魔が入った。そなたにとっては僥倖であったか」 「っ――――――――」 セイバーは無念そうに俯いている。 ……薄れていく殺気。 アサシンの言葉ではないが、セイバー自身、ここで戦う事の不利を感じているのだろう。 「そら、迎えも来ている。そこにいる小僧はおまえのマスターであろう。盗み見をする戯けが小僧に標的を変える前に立ち去るがいい」 そうしてアサシンの姿は消えた。 霊体になったのか、ともかく進まなければ手は出さないという意思表示か。 この場は既に五戦を耐え、その度に死闘が繰り広げられた事を。 柳洞寺に挑んだ数々のサーヴァント。 バーサーカー、ランサー、ライダー、セイバー、アーチャー。 その五者を悉く撃退した魔人があってこそ、山門は穏やかに闇を貪(むさぼ)れるのだ。 「―――待っていたぞ。よくぞ間に合ってくれた、セイバー」 流麗な声が響く。 五尺を超える長刀が月光を弾く。 山門に至る階段。 そこに、いる筈のない敵がいた。 「アサ、シン――――」 セイバーの声に色はない。 いる筈のない敵、いてはならない障害。 その二つのまさかが、彼女から冷静さを奪っていた。 「どうしたセイバー。私がいるのがそれほど不思議か。 私はここの門番だと、おまえは承知している筈なのだが」 楽しげに語る声は、あくまで涼(すず)やか。 サーヴァントにとって悪寒でしかない魔風を背にして、長刀の剣士は何一つ変わらなかった。 「……馬鹿な。何故ここにいるアサシン……! 貴方はキャスターが呼び出したサーヴァントだ。キャスターが消えた今、貴方が留まっている筈がない……!」 「通常のサーヴァントならばそうであろう。だが私はちと特殊でな。この身を縛っているのは人ではなくこの土地なのだ。 おまえたちがマスターと呼ぶ依り代。私にとっては、それがこの山門という事になる」 「な――――土地が、依り代だと……?」 「うむ。いかに魔術師と言えど、実体を持たぬサーヴァントにサーヴァントは維持できぬ。サーヴァントの依り代はこの時代のモノでなければならぬらしい。 女狐は私を呼びだし、依り代にこの土地を選んだ。 故に私はこの山門にのみ出現するサーヴァント。召喚者であるキャスターが滅びたところで、この山門がある限り消える事はない」 「―――もっとも、それも日雇いにすぎんがな。 女狐が私に与えた魔力はおよそ二十日分。その限度がいつか、おまえならば見て取れよう」 歌うように言って、剣士は右腕を掲げる。 雅な着物のなか。 白い腕は、ガラス細工のように透けていた。 「アサシン――――――貴方は」 「見ての通り、夜明けまで持たぬ身だ。 二十日の刻限などとうに過ぎている。ここまで持ち堪えた事こそ僥倖と言えよう」 「――――――――」 呆然と剣士を見上げる。 長刀から放たれるモノは、殺気でもなければ敵意でもない。 ただ、戦え、と。 勝利も敗北も介さぬ、意味のない殺し合いを求めていた。 「―――では。私と戦う為に残ったというのですか、アサシン」 「言わせるなセイバー。口にすれば、詰まらぬ言葉に成り下がる」 くつくつという笑い。 彼女とて剣士の思惑は理解できる。 だが、今はそれに付き合う時間はない。 急がなければ、ふたりはギルガメッシュとの戦いに間に合ってしまう。 いや、最悪―――自分が境内に到達する前に、二人はギルガメッシュと対決するだろう。 「そこを退けアサシン。貴方に門番を命じたキャスターは消えた。もはや門を守る意味などあるまい」 じり、と一歩踏み込んでセイバーは問う。 だが―――― 「―――否。もとより、私に戦う意味などない」 それ以上進めば始める、と。 長刀の切っ先をセイバーに向け、アサシンは言い捨てた。 「そう、戦う意味などない。私には初めから何もないからな。英霊としての誇りも、望むべき願いもない。 いや―――そもそも、私が呼び出された事自体が間違いなのだ。なにしろこの身は、佐々木小次郎などではな(・・・・・・・・・・・)い(・)」 「――――!?」 セイバーの混乱はここに極まったと言っていい。 佐々木小次郎。 それはこのサーヴァントの真名の筈。 しかしアサシンは自らの口で、自らを偽物と告げたのだ。 「そう驚く事でもあるまい。 佐々木小次郎というモノはな、もともと正体のない架空の剣士なのだ。 実在したとされるが、記された記録はあまりに不鮮明。 ある剣豪の仇役として都合がよい“過去”を捏造された、人々の記録だけで剣豪とされた人物だ」 「確かに佐々木小次郎という男はいただろう。物干し竿と呼ばれる長刀を持つ武芸者もいた筈だ。 ――――だが、それらは一個人の物ではない。 佐々木小次郎という剣士は、引き立て役としてのみ作られた架空の武芸者であった筈だ」 「架空の、英霊――――ですが、貴方は」 「そう、佐々木小次郎だ。佐々木小次郎という殻(カラ)、それを被るに最も適した剣士が私というだけの話だ。 私に名などない。読み書きなど知らぬし、名前を持つほど余裕のある人間ではなかった」 「私はただ、記録にある佐々木小次郎の秘剣を披露出来る、という一点で呼び出された亡霊だ。 偽りのサーヴァントであるこの身は長くは保たぬ。故に、キャスターも使い捨てとして扱った」 「そら、意味など初めから無いだろう? たとえここで偉業を成したところで、報酬は全て“佐々木小次郎”に与えられる。私には何も返ってこない。無である私にとって、あらゆる事は無意味だ。 この身は自分すら定かではない。佐々木小次郎という役柄を演じるだけの、名の無い使い捨ての剣士にすぎぬ」 長刀が揺れる。 架空の物語によって作り上げられた架空の剣士は、その役柄を貫き通さんと立ちはだかる。 「―――だが。 その私にも唯一意味があるとすれば、それは今だ。 無名のままで死んでいった“私”に、もし、望みがあったとしたら」 きっと。 無名の剣士では立ち会う事も許されなかった、上等すぎる剣士との対決を、死の際でさえ夢見たのではなかったか。 「――――アサシン」 ……そうして、彼女は剣を構えた。 この敵を説き伏せる事など出来ない。 初めから死を賭している剣士に応えられるのは、ただ剣を合わせる事のみ。 「では始めよう。 なに、もとより花と散るこの身。その最期をそなたで迎えられるのであらば、これ以上の幕はあるまい――――!」 長刀が奔(はし)る。 セイバーの剣が、月光の如き一撃を受け流す。 「くっ――――!」 翻る長刀。 この男に力を使っては、山頂で待つギルガメッシュには太刀打ちできない。 だが力を温存する余裕などない。 否―――全力で戦ってとしても、果たして勝利し得るかどうか。 長刀は一撃毎に鋭利さを増していく。 架空の剣士。 宝具を持たぬまま、英霊と互角以上に戦う剣豪。 その決着を、彼女はここで付けねばならない―――― 二メートル近い長物を自在に繰るアサシンに、セイバーは未だ踏み込めずにいた。 「くっ……!」 躱しきれず後退する。 両者の距離は一向に縮まらない。 セイバーとアサシンの間合いの差は一メートル。 その、たった数歩分の石段を駆け上がる事さえ、セイバーには出来なかった。 「――――――――っ」 唇を噛む。 このような小競り合いを続けている暇はない。 もとより力で勝る相手だ。 魔力と剣の威力を盾にすれば押し切れない相手ではない。 一撃だけ。 一撃だけ受ける事を前提にすれば、容易く組み伏せられる。 腕でも足でもいい。 多少の傷に怯まなければ二撃目はない。 甘んじて一撃を受けた瞬間、彼女はアサシンに踏み込み、敵を両断する自信がある。 だが。 その一撃が確実に首を刎ねる物だとしたら、力押しなど出来よう筈がない。 目前のサーヴァントの一撃とはそういう一撃だ。 牽制などなく、常に命を奪いにくる。 それを防ぐ手段は後退しかありえない。 横に回り込めぬ地形の不利と、敵の技量が彼女の前進を許さぬ為に。 故に踏み込めない。 彼女は生きて境内に辿り着かねばならないのだ。 こうしている合間にも、二人はギルガメッシュと対峙している。 彼女の到着が遅れれば、どちらかが死んでいるかもしれない。 いや、最悪――――既に、二人は。 「くっ――――ああああ…………!」 駆けた。 胸に沸いた不吉な想像を払拭するように、声を振り絞って駆け上がる。 衝突する二つの軌跡。 「む」 鬼気迫る突進に何を思ったのか、アサシンは己を討ちに来るセイバーの体ではなく、振り下ろされる剣に刀を振り当てた。 「……ほう。流石はセイバーの剣。数回程度ならば耐えられると思ったが、一撃で曲がるとは……!」 火花がこぼれる。 打ち合った剣と刀は、鍔迫り合いながら、互いを押しのけようとする。 「受けた……? アサシンが、私の剣を……?」 アサシンの刀は脆い。 鉄さえ両断するという業物ではあるが、所詮は人の手による物。人ならざる業によって鍛えられた彼女の剣とは比べるべくもない。 正面から力のみで打ち合えば、確実に長刀は粉砕される。 それを知っているからこそアサシンは剣を受け流し、剣ではなく体を狙う事でセイバーを退かせていたのだ。 だが、アサシンは自ら受けた。 いかに鍛え上げられ、アサシン自身の“粘り”があったところで、刀ではセイバーの一撃を防げない。 セイバーの一撃を受け止めた長刀は芯が曲がっている。 その様では、もはや今までの鋭利さは保てまい。 “……勝てる? 無傷で、この男に勝てるのか……?” アサシンの長刀を押し返しながら自問する。 その迷いが、油断となった。 アサシンがセイバーの剣を受け止めた事には意味がある。 それが何の為なのか気付く前に、彼女はその位置に立たされていた。 「……!」 体の位置が、変わっている。 階段の上と下とに別れた二人の立ち位置が、今は平行。 セイバーは気が付かないうちに体を横にずらされ、真っ平らな足場に立たされている。 ……それは、前回の焼き直しだ。 お互いが水平になる立ち位置。 秘剣を振るうに適した足場。 そこでならば、アサシンは己が魔剣を披露できる。 ――――燕返し。 円を描く三つの刃は同時に標的を囲み、防ぐ事も躱す事も許さず、確実に敵を絶命させる。 「――――――――」 ぞくり、と。 彼女は、自らの首筋に走る悪寒に身震いした。 「アサシン、貴様……!」 セイバーの力が弱まる。 このまま押し倒す事はできる。 力で勝る彼女ならばアサシンを弾き跳ばし、トドメを刺しに走り寄るか、山門まで駆け上がる事もできる。 だが―――そのどちらも、結果は同じだ。 離れればアレ(・・)が来る。 突き飛ばした後、トドメを刺しに踏み込もうと、背中を見せて駆け上がろうと、あの魔剣を放たれればそれで終わる。 ならば押せない。 力を弱め、アサシンに合わせて睨み合うしか手段がない。 「―――よいのか、力を弱めて。これならば私の方からおまえを弾き飛ばせるが」 アサシンは満足げに、追い詰められたセイバーを見つめる。 そこに酷薄なものはない。 長刀の剣士はただ、窮地に立たされた相手の、起死回生を狙う瞳に見惚れていた。 「………っ。この為に自らの武器を傷つけたのか、アサシン……!」 「無論。埒(らち)があかぬのでな、勝負を付けに来た。 これならば以前のおまえに戻ろうと思ってな。果たし合いの最中に、後の事など考えるな」 「――――――――」 息を呑む。 彼女の心を見透かしたアサシンの言葉は、罵倒ではなく―――― 「……!?」 境内が燃えている。 響き合う剣の音と、砕け散る剣の音。 それは間違いなく、ギルガメッシュと衛宮士郎の戦いの音だった。 「ふむ。どうやら宴もたけなわというところだな。こんなところで門前払いを受けている場合ではないぞ、セイバー」 「アサシン――――!」 剣に力が入る。 目の前の障害を弾き飛ばそうと剣に魔力を籠める。 ……だが、出来ない。 その瞬間こそが彼女の終わりだ。 このまま間合いを離してしまえば、それこそアサシンの術中である。 「くっ――――」 不甲斐なさに歯を鳴らす。 彼女は剣に魔力を籠めたまま、為す術もなく剣を合わせる。 そこに、 「何を迷う。お互い、やるべき事は一つだろう」 透明な声で、剣士は告げていた。 「……アサシン?」 「もとより、我らは役割を果たす為だけに呼び出された。 私がこの門を守るように、おまえにも守る物がある。 ならば迷う隙などあるまい。 ―――それにな、セイバー。時間がないのは、おまえに限った話ではない」 「――――――――」 その言葉には、偽りなどなかった。 架空の役割のみを果たしてきた剣士の、最初で最後の本当の言葉。 願わくば、死力を尽した結果が見たい、と。 この時代に召喚され、この門を守り続けた報酬、唯一の望みを、目前の剣士は告げていた。 「――――失礼をした。確かに、お互い時間はない」 剣に籠めた魔力を放出する。 「ぬっ……!?」 容赦なく放たれた力は、アサシンの体を弾き飛ばす。 距離にして二メートル。 アサシンにとっては最高の間合いを前にして、セイバーは動かない。 山門に走る事も、弾かれたアサシンに駆け寄る事もない。 結界を解く。 自らの剣を露わにして、セイバーはアサシンと対峙した。 眼に迷いはない。 必要とあらば全ての力を使う。 全力を以って目前の敵をうち倒すと、その姿が語っていた。 「――――――――」 事ここに至って語るべき言葉などない。 架空の剣士はゆっくりと長刀を構え、 「――――――――いざ」 己が最強の剣技で、生涯最高の敵を迎え入れた。 「――――――――いざ」 そうして、剣士はその業物を構えた。 構えらしき物を持たぬアサシンの唯一の構え。 異なる円を描く刃を同時に放ち、敵を四散させる必殺剣。 それを彼女は体験している。 ……以前放たれた刃は、敵を囲む円と縦軸しかなかった。 だからこそ彼女は避け、こうして命を繋いでいる。 だが、真のソレは三つの軌跡を持つという。 円を描く線と頭上から股下までを断つ縦の線。……そして恐らくは、左右に逃げる敵を捉える横の線。 この三つが同時に放たれるのならば逃げ場などない。 間合いに入ったが最後、一つの軌跡を受けた瞬間に二つの軌跡が体を四散させる。 左右にも逃れられず、後退したところで長刀は苦もなく逃げる胴を薙ぐだろう。 ―――魔剣、燕返し。 サーヴァントすら凌駕する神域の技。 無名の剣士が、その存在全てを懸けて練り上げた究極の一が、ここにある。 長刀が揺れる。 その体が、一足で間合いを詰める。 セイバーを断ち切る距離、 あらゆる守りを許さぬ間合いから、牢獄の如き軌跡が繰り出される――――! セイバーは聖剣を使わない。 もとより、この間合いになった時点で宝具など使えない。 いかにセイバーの聖剣が速かろうと、アサシンの燕返しは、それを遙かに上回る。 聖剣に魔力を籠めた時点で彼女の首は跳んでいる。 故に、頼りとなるのは純粋な剣技のみ。 ――――円が走る。 二度目だというのにその鋭利さ、迅速さに感嘆し、絶望する。 このような一撃――――果たして、如何なる修練の果てに辿り着くのかと。 その時、彼女にあったものは戦慄だけだった。 防げるものではない。 この魔剣は、人の身で神仏に挑む修羅の業。 神ならぬ身では防ぐ事も返す事も許されまい。 息を呑む。 脳裏には砂粒ほどの微かな閃き。 それが何なのか、それが合っているのかなど考えない。 彼女は、ただ己が直感に全てを賭け、 全能力を以って、その“勝利”へと疾走した。 その姿を、架空の剣豪はどう取ったのか。 銀の鎧が、腕の隙間をすり抜けていく。 剣士の左腕下、腰と二の腕の間。 その、僅かばかりの隙間こそが、魔剣の死角だと彼女は見抜いたのか。 セイバーは身を丸め、三つの刃で鎧を削がれながらも、その一点のみを突破した。 彼女の予知――――卓越した直感があってこその妙技。 まだ見ぬ魔剣の完成形、不完全ながらも一度燕返しを体験したが故に、その完成図を予知し得た。 ―――だが、驚嘆すべきはそんな事ではない。 彼女を生かしたのはその決意。 瞬間に浮かんだ閃きを信じ、刹那の隙間に全ての能力を傾けた。 通れる筈のない隙間、僅かでも遅ければ輪切りにされるという恐れを振り払って地を駆けた。 故に。 真実その決意こそが、かの魔剣を破り去った『強さ』だった。 しかし、勝負はついていない。 燕返しを躱されたところで敵は真横、しかも剣士の抜刀を上回る速度での跳躍だ。 その体勢、容易に直せるものではない――――! 長刀が翻る。 返す刃は魔剣に至らぬまでも最速。 だが。 振り払われた一撃は、僅かに剣士を上回っていた。 「ぐ――――ぬ」 口元を締める。 堅く唇を閉ざし、倒れぬよう四肢に力を込める。 ―――剣士の足下には、金の髪をした騎士がいる。 その輝きを五臓六腑(ごぞうろっぷ)の流しものなどで汚すなど、剣士の流儀には存在しない。 セイバーに言葉はない。 はらり、と金の髪が石段に舞っていく。 ……首が付いている事が不思議だった。 ……手足が削がれていない事は奇跡だった。 ……あの僅かな隙間に身を投じた瞬間、体を四つに断ち切られたと実感した。 差があるとしたら、それだけの差だったのだ。 剣士の長刀。 それがたわんでいなかったのなら、彼の魔剣は生涯無敵であったろうに。 【能力概要】 【以上を踏まえた戦闘能力】
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1542.html
ep.03 二年前の少女 (side ???) 気がつくと、私はどこか見知らぬ公園のベンチに座っていた。 一体ここはどこだろう。今は何月何日の何時なんだろう。いや、それより大事なことを私は知らない。 自分の名前も、親や友人の名前も、住所も電話番号も何も思い出せない。 ただ、不思議なことに自分が高校二年生だという自覚だけはあった。 「私は誰なんだろう?」 声に出ていたようだ。変な人と思われたかも。実際、隣のベンチで赤ちゃんをあやしていた若い母親が、 驚いた様子でベビーカーに赤ちゃんを乗せ、そそくさと立ち去ったから。 その人の服装や周囲の様子から今は春、それも五月くらいのようだ。時刻は午後二時といったところか。 荷物は何も持っていない。女の子の嗜みとして持ち歩いているものは何も無いのだ。 万が一、生理が始まったりしても対応できないのは困る。 何か手がかりになるものはないかとポケットを探ったが、財布も携帯も持っていない。どうしよう。 こういう時に頼るのは警察だ。近くの駅にでも行けば交番くらいはありそうだ。喉の渇きを公園の水道で癒した私は、 最初に公園の案内板を探した。最寄り駅に行く道がわかるかもしれないからだ。 どうやらここは武蔵なんとか公園という公園らしい。武蔵といえば現在の東京都や埼玉県の旧国名だ。 してみると、ここは東京か埼玉のどこかだろう。 公園は二つの駅の中間にあるようで、公園の近くを見たことの無い私鉄の電車がかすめるように走っている。 結構な頻度で電車が来るので、東京都内ではないかと私は推測した。 公園の名前と同じ駅の方が近いだろうと思い、私は線路沿いの道を歩き出す。しばらく歩くと駅が見えた。 ただし、道は線路から外れ、ちょっと寂れた商店街に入って行く。 住居表示は東京都練馬区? 東京のどの辺りなのかは分かりかねる。 交番は商店街を出た駅前の広場の一角にあった。中を覗いたが警察官の姿はない。そう言えば、パトカーの サイレンの音がいくつも聞こえたので、事件か何かで出払っているのかもしれない。 仕方がないので交番の近くで待つことにした。中には不在時に連絡するための電話機が設置されているが、 電話でまともに話せるか何となく不安で人を待つことにしたのだ。 近くにベンチは見当たらないので、仕方なく駅前に設置されている柵に寄りかかって待つことにした。 結構人が歩いているが、老人、主婦らしい中年女性、小さな子供を連れた若い女性が多いから多分平日なのだろう。 バスも駅前の停留所に数分毎に来ては出て行く。それなりの駅のようだ。 ぼーっとしていると、不意に誰かに声をかけられた。最初は自分に向かって言われているのだと分からずにいたが、 その声の主は反応の無い私の目の前に回り込んで来た。学生風の若い男性だ。少女マンガならこういう時に声を かけてくるのは、とびきりのイケメンだったりするのだが、残念ながらそこそこのイケメンだった。 服装はあんまりセンスが良くないかも。 けれども、その顔とその声は、どこか懐かしいような気がした。 「おい、ササキだろ?」 その彼は、真剣なしかし驚愕の表情を浮かべつつ私に呼びかけている。 ササキ? それが私の名前だろうか。そんな名前だったかもしれない。 「どうしてお前がこんなところにいるんだ。いや、それより何よりお前は無事だったんだな?」 「あの……すみません、おっしゃる意味が分かりません。私はササキっていう名前なんですか? それに無事ってどういうことなんですか?」 目の前の彼が絶句する。しばし呆然としていたが、やがて静かな口調で私に言った。 「お前、記憶が無いのか?」 私が頷くと彼は頭痛をこらえるかのように額に手を当てた。 どうしてか分からないが、そのしかめ面が懐かしい気がする。 何故か、この人には何でも話していいように思えるのだ。 私の記憶とは呼べない脳内のどこかにこの人のイメージが残っているのかもしれない。 私は彼のアパートに行くことになった。警察よりも頼りになる知り合いがいると彼は言い、私は何故か その言葉を信じた。若い女性が一人暮らしの男性の部屋へノコノコついて行くのは通常は危険を 顧みない行為だが、何故か安心してついて行って良いと思えたのだ。 彼は自分のことをキョンと呼べと言った。一応本名を教えてくれたのだが、誰もがキョンと呼ぶのだそうだ。 関西出身で大学入学と同時に東京に出てきたので今度こそ本名で呼んでもらえると思ったのだが、一緒に 入学した友人のおかげでこちらでもキョンで定着してしまったのだと苦笑する。 その渾名もどこか懐かしい気がするが、思い出せない。 彼は私が何も持っていないことを知ると、電車で三駅ほど先にある大きなスーパーとテナントが入ったビルに 連れて行ってくれた。そこで当座の着替えを調達し、何軒かテナントを回ってシンプルなバッグや小物類も 買ってくれる。学生の彼の財布には決して優しくないと思うのだが、気にするなと言われたので大人しく従っておく。 それから先ほどの駅に戻り、彼のアパートに行く。途中、ドラッグストアで気になっていた女性関係のものを仕入れた。 そうそう大事なことを聞き忘れていた。 「あの、私なんかが泊まっていいんですか? キョンさんは彼女とかいないんですか?」 「残念ながら今はいないな。高校二年のときに生き別れた彼女はいたが、それ以来女性関係は無いんだ。 だからお前が泊まっても浮気だ何だと騒動になる心配はないさ」 『生き別れた』というのも妙な表現だが、何か心配する観点が違うように思う。彼女は余程のやきもち焼きで、 酷い目にでも遭ったのだろうか。それとも普通の顔をしているようで、実はとんでもない女たらしなのかもしれない。 安心できるように思えるのもそのせいだったりしたら私の貞操の危機だ。 彼のアパートはそんなに古くも新しくもなく、言わば何の変哲もないありふれた軽量鉄骨二階建てだった。 「ここが俺の部屋だが、ちょっと待ってくれ。さすがにお前がササキだという自己認識がないのに連れ込むのは 抵抗があるからな。人を呼ぶ」 彼は携帯を取り出すと、いずこかへ電話をかけ始めた。 「……あ、俺だ。ちょいと相談事があるんだが、今いいか?……ああ、そうだ……んーちょっと複雑な事情が あってだな……ああ、できればすぐにウチへ来て欲しいんだが……」 その時、不意に目の前のドアが中から開かれた。 「もう来てるわよ?」 「うわっ」「きゃっ」 二人揃って間抜けな声を上げてしまった。 開いた携帯を手に彼の部屋から現れたのは若い女性だった。彼と同年代のようだが、見ようによっては私と 変わらないようにも見える。化粧らしい化粧もしていないのに、女の私ですら思わず見とれてしまうほどの美人だ。 少し青みがかった長い黒髪は、前をアップ気味に、後ろはロング・ポニーテールにしている。色白の顔で目立つのは、 きりっとはっきりした眉と大きな目。鼻筋も顎のラインも無駄なくすっきりしていて、薄い唇には悪戯っぽい笑みを 浮かべている。服装は体のラインにフィットした無地のTシャツにジーンズというシンプルというか地味なものだが、 それさえも彼女の魅力を引き出しているようにしか見えない。明らかにスタイルが良く、特に胸元の二つの膨らみは、 はっきりと自己主張している。思わず、自分のささやかな胸と見比べてしまったほどに。 「お前、また勝手に入ったな」 「うふふ、情報操作は得意だもん。掃除でもしてあげようかと思ったんだけど、あなたの部屋はいつ来てもきれいね」 彼女はにっこりと魅力的な笑顔を見せてから、私に目を向けた。 「相談事というのは、こちらの彼女のことかしら?」 「ああ」 彼はバツの悪そうな表情を浮かべた。何だ、女性関係はないとか言っておきながら、ちゃんと彼女がいるじゃないか。 それもこんなに美人で聡明そうな彼女が。やっぱりこの人は女たらしで私は騙されているのではという疑念が湧く。 「立ち話も何だから入ったら?」 「何でお前にそんなことを言われなきゃならんのだ。ここは俺の部屋だろうが」 彼が不満気にボヤくと、彼女はうふふと笑い、ますます面白がっているような表情を浮かべた。 彼女の言うとおり、彼の部屋はこの年代の男性の部屋とは思えないほど綺麗に整頓されていた。 この部屋のたたずまいには何故か既視感がある。昔、こんな感じの部屋に来たことがあるような気がする。 彼女は冷たい麦茶を出してくれた。焦がした麦の香ばしい匂いが漂い、水出しではなく煮出したものだと分かる。 部屋の真ん中に置かれている小さな丸テーブルを囲むように三人で座った。 「ごめんなさい。最初に誤解を解いておかないといけないわね」 彼女はそう言って自己紹介をした。朝倉涼子さんというのが彼女の名前だ。彼の大学の同級生で昔からの 知り合いだと言う。 「まあ、いろいろあってな。二回も殺されかけたんだが」 「もう、それは言わないでよ」 殺されかけた? やっぱり浮気とか二股とかやらかして刺されたりしたんだろうか。 「ほら、また彼女が誤解してるわよ」 私は怪しい人を見るような目付きで彼を見ていたらしい。事実、怪しい人ではあるだろう。 「違うんだ。朝倉は俺の彼女じゃない。言ってみれば護衛だな」 「あら、わたしは彼女として扱ってもらっても全然問題ないわよ?」 朝倉さんはにこにこし、彼はどぎまぎする。 朝倉さんの笑顔はどこか幼い感じにも見え、女性の私から見ても魅力的だ。 彼はそれを振り払うように話題を変えた。 「あーこれから話すことは以前のお前なら理解出来たろうが、今は難しいと思う。もしかすると妙な電波を 受信しているように思えるかもしれないが、聞いてくれ。 まず、この朝倉は人間じゃないんだ。この宇宙には情報統合思念体という情報生命体が存在していて、 朝倉は連中が作った対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースなんだ」 おっしゃるとおり、妙な電波を受信しているとしか思えない内容だ。 「見た目は人間と全然変わらず、感情まで持っている極めて出来の良いアンドロイドみたいなものだ。 簡単に言うと宇宙人という奴だな。昔はお前の周辺にも似たような存在がいた。今はどうしているか分からん」 「……」 どこから突っ込んでいいか分からない。もしそうだとしたら私も極めて強力な電波を発信していたに違いない。 「うふふ、証拠を見てもらえば信用してもらえるかしら?」 朝倉さんは面白そうな笑顔を浮かべたまま、小さく口を動かした。すると、彼女の手の中に光の粒のようなものが 集まり、何も無かったはずの手の中に禍々しい形の大きなアーミーナイフが現れた。 手品にしても悪趣味だと言えるだろう。 「うわ、それだけは止めろって」 彼がうろたえている。何かトラウマがあるのだろうか。次の瞬間、朝倉さんの腕がするすると伸びたかと思うと、 彼の頬をナイフがかすめた。頬に一筋の傷ができ、傷口から血液が流れ出る。朝倉さんがまた小さく口を動かすと、 そのナイフがまたきらきらした光の粒になって消滅した。 私が呆気にとられていると、朝倉さんはゴムのように伸びた腕の先で彼の頬をそっとなぞる。 さっきまで血を流していた傷が消え、朝倉さんの腕も合わせて何事もなかったかのように元に戻っていた。 「どう? これで信用してもらえた? 言っとくけど手品じゃないわよ?」 「え、ええ……どうやら本当のようですね」 佐々木沙貴――それが私の名前らしい。語呂が良いが駄洒落のようにも聞こえる。 そのせいかどうかは分からないが、彼は私のことを姓だけで呼んでいる。 彼は名前以上のことは教えてくれなかった。私がどんな人間だったのか、彼とはどういう関係だったのか。 「今のお前にはまだ刺激が強すぎるかもしれん。追々話していくから焦らなくていいぞ」 彼にそう言われると何となく納得してしまう自分が不思議だ。 「そろそろ夕方ね。今日はどうするの?」 朝倉さんが話題を変えると、彼は少し考え込んだ。 「良かったら彼女をウチに泊めるけど? 佐々木さん、ここでキョン君と二人っていうのも、まだ抵抗があるでしょ?」 私はどう反応していいか分からない。彼はちらっと私を見てから朝倉さんに言った。 「そうだな……朝倉はそれでいいのか?」 朝倉さんは頷く。 「いいわよ。キョン君のことが分からないなら知らない男性と二人きりってことでしょ。それよりもまずは女同士の方が 安心できると思うわ」 私は内心驚いていた。宇宙人でもアンドロイドでもいいが、こんなに細やかに気が遣える彼女は人間とほとんど 変わらないと言ってもいいだろう。 朝倉さんの家は隣の駅の近くだが、彼のアパートからそう遠くないので、先ほどの公園を抜けて歩いて行けるそうだ。 先刻買い込んだ私の荷物は彼が持ってくれた。途中、少し遠回りしてスーパーで買い物をしていく。朝倉さんは 出来合いの惣菜などには目もくれず、野菜や肉や魚といった素材を買っていた。本格的に料理をするつもりなのだろう。 宇宙人も料理をするんだななどと私は的外れなことを考えていた。 朝倉さんの家は学生が一人暮らしするには贅沢すぎる賃貸マンションだった。先ほど披露してくれた情報操作と いうものを使って住人になっているが、家賃はちゃんと払っているそうだ。お金の出所を訊こうとして、彼女の能力を もってすれば余計なお世話だと気がついて止めた。 家庭的なメニューの夕飯をご馳走になった後、二人はさっきの話の続きを始めた。 昔の私、彼が言うところの何らかの理由でここへ飛ばされる前の私には、この世界の情報を一挙に書き換える 世界改変という能力があったのだそうだ。もう一人その能力を持った人、すなわち涼宮ハルヒさんという女性と彼を 巡って争いになり、結果として私はその時間から消滅したらしい。俄かには信じ難い話だが、本来の私は彼や 朝倉さんと同い年のはずなのだという。しかし、彼らは大学の一年生、私の自覚は高校二年生というずれがある。 その私がどうして今ここにいるのかは彼らにも分からなかった。 「最後の力を振り絞って佐々木さんは時間平面を越えて逃れたというのが合理的な説明だと思うわ」 「まあ、そんなところだろ。スズミヤが佐々木の情報を消去したため、その煽りを食って記憶は消えてしまったと いうわけか。しかし、それでも説明がつかないところがあるな。この世界では過去に遡って佐々木の情報は消えて いるんだ。実際、戸籍も住民票も家もご両親も消えているんだぜ。 それと、今ここにいることとは矛盾があるように思うぞ」 「因果律からは説明がつかないってことよね」 朝倉さんと彼は真剣な顔で議論している。私の知らない過去の事件。そして私がここにいる理由。 先に議論を放棄したのは朝倉さんだった。 「ふう、これ以上はわたし達だけでは無理ね。ここはやっぱりナガトさんの出番ね」 「そのようだな」 彼も頷いて、おもむろに携帯を手にする。 「……あー俺だ。久しぶりだな」 またしても彼は自分の名前を名乗らない。 「みんな元気にしているか?……そうか。ああ、ちょっと相談したいことがあってな……うん、そうだ…… 明日は必修の講義があるから夕方からなら構わん。朝倉のマンションでいいか?…… え? ああ、コイズミも来れるなら連れて来てくれるか。恐らくキカンの力も必要だからな。じゃあ、また明日な」 彼が電話を切ると、朝倉さんがにこりとして言った。 「明日の夕飯はカレーで決まり?」 彼は頷き、私に説明してくれた。 「今電話したのは朝倉の同僚、あーつまりは宇宙人だな。長門有希という奴だ。昔から世話になっていて、 何度も命を助けられた恩人だ。古泉ってのは俺の親友で、涼宮のために存在しているある組織、通称『機関』の メンバーだ。お前が現れたことで連中も何らかの対応を迫られるだろうから、事前に相談しておこうというわけだな」 私は、朝倉さんと彼の議論が始まってから軽く目眩を覚えていた。そこへさらなる意味不明な人達の話題が加わり、 頭の中がぐるぐるしている。 「すまんな、まだ記憶が戻っていないのにあれこれ変な話ばかりで疲れたろう」 「はい、ちょっと……きゃっ」 彼の手がいきなり私の頭を撫でたので、驚いた私は思わず小さく悲鳴を上げてしまった。 彼はバツの悪そうな顔で手を引っ込める。 「すまんすまん、つい昔のつもりでやっちまった」 彼は申しわけ無さそうな顔になる。 でも、実のところそれは嫌ではなかった。彼に撫でられた感触は、どこか安心できるものだったからだ。 「いえ、嫌と言うわけではないんです。驚いただけで……あの、質問していいですか?」 「ああ、遠慮なく何でも訊いてくれ」 「あなたと私はどういう関係だったんですか?」 「……」 彼の表情が硬くなり、絶句している。何かいけないことを訊いてしまったんだろうか。 彼はしばし沈黙し、遠くを見るような目になった。 「そうか、いろいろ説明していたが、肝心なことを言い忘れていたな」 彼は真っ直ぐに私を見た。その視線に思わずドキドキしてしまうのは何故だろう。 「お前と俺はつき合っていたんだ。それが二年前にお前が消え、恐らくは今ここにこうしている理由だ」 また私の頭の中で何かがぐるぐる回っているように思える。 私はこの人の彼女だった。なるほど、頭では納得できる話だ。 何故この人がこんなに親切なのか、何故この人が懐かしく思えるのか、何故この人だと安心できるのか、 何故この人には素直に話していいと思えるのか、そして時折抱く既視感……思い出したい。 でも、頭の中で肝心なところに空白がある。記憶を呼び戻そうとしても、私の傍にいるのは人の形をした空白だ。 繋いでいた手の先は白い影だ。聞こえたはずの声に音はない。頭痛がしてきた。思い出したいのに、どうして…… 「おい、大丈夫か?」 彼の声が聞こえ、私は顔を上げた。朝倉さんも心配そうに私を見ている。 私は突然ひどい不安に襲われた。そして、何もかもが怖くなった。助けて欲しかった。誰かに受け止めて欲しかった。 彼の慈しむような表情が見えたとき、私は思わず彼の胸に縋りついていた。 恐怖だったのか、淋しさだったのかは分からないが、ガタガタと自分の体が震えるのが分かる。 「無理するな。急がなくていい。ゆっくり思い出せばいいんだ」 彼は私を抱きしめ、ずっと頭を撫でてくれていた。そうしてもらうだけで安心できるような気がする。 昔の私、何もかも忘れてしまう前の私も、こうして彼の胸に抱かれていたことがあるのだろうか。 温かい感触と彼の匂いの中で、私はいつしか眠り込んでしまっていた。 (side kyon) 「あらあら、彼女眠っちゃったのね」 俺の腕の中で寝息をたてている佐々木を見て、朝倉が柔らかい笑みを見せる。 「疲れたんだろうな。精神的にも肉体的にも」 佐々木は二年前と変わっていない。いや、二年前の状態で飛ばされたんだろうから当然か。淡い色の髪も、 今は閉じられている大きな瞳も、儚げな横顔も、細い体も変わっていない。無くした記憶以外はそのままだ。 目覚めたら『やあ、キョン、会いたかったよ』などと懐かしい口調で言ってくれないかと期待してしまうほどにな。 佐々木をお姫様抱っこで寝室に連れて行く。相変わらず軽い。よくこんな体で満員電車に揺られて長距離通学 していたものだと思う。 朝倉が昼間買い込んだパジャマを着せてくれるというので、俺はありがたくお任せしてリビングに戻った。 朝倉が戻って来て俺の対面に座る。 「うふふ、佐々木さんて本当に可愛らしいわね。いくらあなたを誘惑してもなびかないわけだわ。ちょっと妬けちゃうな」 「あのなあ……」 朝倉は三月末に長門の申請で再構成されてからずっとこんな調子だ。俺に対して献身的に尽くしてくれるし、 あからさまな好意も向けてくる。正直悪い気はしないが、過去のこともあり、佐々木のこともあるから、ずっとこんな 関係のままだ。親友あるいは幼馴染の従姉妹という感じだろうか。 「なあ、朝倉、お前らインターフェースでも焼きもちなんかやくのか?」 「当然よ。長門さんの改変を思い出してみて。喜緑さんなんか大学でも会長にべったりで、他の女の子が近寄って 来ると、それはそれは怖いオーラを発しているそうよ」 「喜緑さんてヤンデレ属性だったのか。まあ、ああいう清楚な感じの人が怖いってのも定番か」 朝倉は同意の印なのか、うふふと笑ってからお茶を注いでくれる。 「佐々木の奴、口調が女言葉になってたのはペルソナが落ちているから仕方ないとして、一度も笑わなかったな」 「しょうがないんじゃない? 本人にしたらとても笑える状況じゃないでしょ」 「俺はあいつの笑顔が見たいし、何より笑い声が聞きたいんだよ。そしたら本物と確信できる」 朝倉が自分の湯飲みにお茶を注ぎながら怪訝な表情を浮かべた。 「まだ何か疑っているの?」 「いや、99パーセント本人に間違いないと思うんだが、最後の1パーセントってとこだ」 「そうかな。既に100パーセントなのに上乗せを期待しているようにしか見えないわよ」 朝倉は笑顔を浮かべたが、それは北高の一年五組で見せていたのと同じものだった。クラスメイトの大半は ころっと騙されていたが、今にして思えばあれはインターフェースの機能が作り出す笑顔だったと分かる。 あの頃は人間らしい感情が未発達だったがゆえに、そして今は人間らしい感情が発達してしまったがゆえに 見せている笑顔。 「どうしたの? そんなに見つめられたら恥ずかしいよ」 「ああ……すまんな、お前に辛い役目をさせてしまってるなと思って」 「いいのよ。気にしないで。わたしにとっては罰であると同時に役得でもあるんだから」 俺の東京行きが決まった時、長門に言われた。涼宮とは疎遠というか会えば挨拶する程度の関係になってはいたが、 宇宙的には相変わらず俺の鍵としての位置付けは変わっていないのだと。よって、俺を利用しようとする勢力が今も 存在しており、今後も何かとちょっかいをかけてくる可能性がある。なので、誰かが近くにいて俺を守る必要があるのだそうだ。 俺達が高校を卒業する頃の長門は、相変わらず涼宮の傍で観測を続けつつ、地球上のインターフェース達を統括する立場に 昇進していたので、その権限を駆使して俺が希望するインターフェースを周囲に置いてくれることになった。 提示されたリストには、喜緑さんを筆頭に、朝倉、それに顔と名前を知っているかつてのクラスメイトが何人か記載されていた。 え、あいつが?という名前もあったのだが、長門に釘を刺されているのでここでは公開できない。 ちょっと怖いものの一番安心できそうなのは喜緑さんだったが、同じ大学に行った元生徒会長とずっと恋仲なので引き離す のには気が引けた。元生徒会長はいまだに機関の外部協力者で、俺にとっては事情を知って話ができる数少ない一般人の 知り合いだ。わざわざ敵に回すような真似をすることもないだろう。それに会長とサシで対決して勝てる気は全く無いしな。 次点で選んだのが朝倉だった。情報統合思念体からの処分を保留されていたのだが、俺の近くにいること自体が処分の一環 だということだった。朝倉は暴走して俺を殺そうとしたのだが、あれは当時の操り主の意向であり、個体としては俺に単なる 興味を越えた感情を抱いていたのだと長門は言った。自分や朝比奈さんの経験からして、俺の傍に居続けることは朝倉に とって十分な処罰になるだろうと。あの時は長門の言葉の意味が良く分からなかったが、佐々木が現れた今になってみると 分かる気がする。 朝倉はお茶を一口含むと溜息をついた。 「確かに辛いわね。長門さんはこれを三年間、ううん、待機モードのときを含めると六年近く続けたんだから 相当辛かったと思うわ」 「一度暴走したけどな」 「長門さん、溜め込むタイプだからね。わたしみたいに好きなこと言えれば良かったんでしょうけど」 「それはそれで部室の雰囲気が気まずいことになってたかもしれんぞ」 「うふふ、そうかもね。あのね、キョン君、わたしさっき役得って言ったけど、実際今みたいに接していられるだけでも それなりに幸せなのよ。キョン君の中にはずっと佐々木さんがいたから、わたしにはちょっぴりしか好意を向けて もらえなかったけどね」 「すまんな、お前の気持ちは分かっているが……」 「それは気にしないで。わたしが一方的に好きなだけだから。でも、もし佐々木さんの記憶が戻ってキョン君とまた恋人 同士になったら、わたしの居場所はなくなっちゃうのかなって思ったりもするわ」 「いや、それはない。お前の気が済むまで近くにいてくれて構わないぞ」 「うん、ありがとう。嬉しいよ」 朝倉はまた明らかに作り笑いと分かる笑顔を浮かべたが、右目から流れ出た涙が頬を伝っていた。 「あれ? どうしてこんな……」 涙に気付いて手で顔を拭った朝倉は、悲しげな笑顔に変わる。 「ねえ、キョン君、嬉しい感情と悲しい感情が同時に発生するのはエラーなのかな?」 「あーよく分からんが、それはきっとお前がまた進化したってことだと思うぞ」 「うん、そうよね。きっと、そうだわ」 普段は人当たりは良いがクールでサバサバした性格の朝倉が泣き笑いしている姿は、インターフェースとしての 能力を抜きにして正直庇護欲をそそる。佐々木と再会することがなかったら、いずれ俺は朝倉に落ちていたかもしれん。 まあ佐々木が現れなければこのシーンにはならなかったわけで、因果関係としては違うような気もするがな。 「こんばんは。いい雰囲気のところ、お邪魔だったかしら?」 外から来て玄関のドアを開けないで玄関に立てる人間はこの世界にそう多くは存在しない。その数少ない特殊能力の 持ち主である朝比奈さん(大)が、いつもの白いブラウスと黒いミニスカートの女教師風の服装でリビングに入って来た。 朝倉は慌てて立ち上がり、一礼すると洗面所に駆け込んでいく。朝比奈さん(大)はその後姿を見やってから俺に 苦笑気味の笑顔を向けた。 「キョン君、相変わらずですね。朝倉さんも報われない女性の一人よねえ」 俺は無言で肩を竦めた。世間話をしに来たわけでないのは俺も学習済みだ。それに訊きたいこともある。 「彼女は?」 「もう寝てます。疲れてたみたいで」 「指示通り無事にピックアップできたようですね」 「はい、朝比奈さんが佐々木を連れてきてくれたんですよね」 「ええ、最初に彼女が出現したのが、キョン君が彼女の家があったと言っていた場所だったの」 「なるほど」 顔を洗った朝倉が戻って来て、お茶を入れようとしたが朝比奈さん(大)は首を振る。 「お構いなく。今日は佐々木さんの無事を確認しに来ただけで、すぐ帰りますから。長門さんと古泉君が揃った頃に またおうかがいしますね」 相変わらずの魅力的な笑顔を残して朝比奈さん(大)は時間移動に入り、目の前から消えた。 「さて、俺も帰るとするか」 湯飲みに残ったお茶を飲み干して俺は席を立つ。すると朝倉も立ち上がり、俺の腕をそっと掴むと上目遣いになる。 「キョン君、良かったら今日泊まっていってくれないかな。明日の講義は三限からでしょ?」 「お前と一緒だから無論そうだが、俺が泊まっていいのか? 女同士の方が安心できるとか言ってただろう」 朝倉は上目遣いの視線を逸らす。 「うん、でもさっきの話のとおりエラーが起きているから、佐々木さんと二人きりでいると暴走するかもしれないのよ」 『暴走』というキーワードが俺に効くのを朝倉は分かってて言っているのだろうが、それで翻意してしまうあたり俺も修行が 足りない。 「分かった分かった。しょうがない奴だな」 俺は昼間の服装のままリビングのソファーでごろ寝することにした。このソファーはソファーベッドとまではいかないが、 座る部分を展開するとマットレスのようになる便利なものだ。朝倉に頼めばもっと楽な服も用意してもらえるだろうが、 佐々木があらぬ誤解をしかねないので着替えないことにする。 だが、俺の配慮も無駄だったようだ。横になって眠ろうと目を閉じていると誰かが歩いて来る気配がし、目を開けたら Tシャツにハーフパンツという部屋着姿の朝倉が立っていたからだ。 「どうした? 眠れないのか?」 そう言ってから、インターフェースには愚問であることに気付く。 「眠れないわけじゃないわ。でも、ちょっと」 朝倉は俺の傍らに横たわると、俺の手を握った。 「ごめんね、今日がこういうことができる最後のチャンスだと思ったから」 何が最後か分からないが、一般的に見てマズいんじゃないか、この状況。佐々木に見られたら限りなくヤバい。 だが、切なげな表情で見つめる朝倉を俺は拒むことはできなかった。みんな俺をヘタレだと罵ってくれて構わないぞ。 「何もしなくていいよ。何も言ってくれなくていい。キョン君の背中だけ貸して」 言われるままに背を向けると、朝倉は背中に頭をくっつけてきた。 「こっち見ないでね。顔見られたくないから」 背後から伝わる朝倉の体温を感じながら、俺はいつしか眠りについていた。 44-99「―佐々木さんの消滅―」 44-99「―佐々木さんの消滅―ep.00 プロローグ」 44-101「―佐々木さんの消滅―ep.01 消失」 44-120「―佐々木さんの消滅―ep.02 訣別」 44-134「―佐々木さんの消滅―ep.03 二年前の少女」 44-157「―佐々木さんの消滅―ep.04 彼女の想い」 44-182「―佐々木さんの消滅―ep.05 特異点」 44-235「―佐々木さんの消滅―ep.06 二人だけの記憶」 .