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お休みだ 2007/1/21(日) 午前 0 21 昼前にユンは無事帰ってきました。 昨日の当直先は落ち着いていたらしく、ゆっくり睡眠も取れたそう。 でもさすがに寝るまではシンドかったそう…。 「ちょっと無茶をした…」と反省してました。 ユンが帰ってきたので子供たちも大喜びです。 昼食ができるまで、あれこれユンに話し掛けてはケタケタ笑ってます。 昼食後、子供たちは近くの図書館へ…私はユンとお買い物です。 近くの雑貨屋に行き、私はカトラリ-のセットを ユンは、お香3つと小物を入れるトレーを買いました。 そのままプラプラと気の向くまま散歩をしつつ、ウインドーショッピング こういう時間が持てることが、すごく嬉しかったです。 最後に食料品を買って帰宅。 ユンはビールを飲みながら、私の家事のお手伝いです。 調理中も2人でウダウダと、とりとめのない事を話したり 帰ってきた子供たちと遊んだりするこの風景が いつまでも続くといいなぁ…と思ったお休みでした。
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休みが来ると嬉しい人が大半なんじゃないだろうか、しかし休みになってみると案外暇だったりするもので 人にもよるが結局のところ寝ていたら終わってしまう、なんて事もあると思う しかし一緒に過ごす人が要れば一日はガラリと色を変えるんじゃないだろうか どれくらい違ってくるかというとファン○ルとフィンファン○ルぐらい違う まぁでも一緒に過ごす人にもよるのだろうな、その点ボクは恵まれていたんだろう 話しは変わるがこの世界に来てもうすぐ二週間、決して長いとは言い難いものなのだが、 中身が中身なだけにある種充実していたと言えないこともないのだが、やはり疲れたというのが本音だ それにしても、ボクの物語も中盤戦といったところだろうか? やはり人格というものは回りに影響されるもので自分でも多少は軟化したと思う 敬語が抜けたし、他には・・・まぁ、人間不信を克服したり? さて、長くなったが今回はとある休みの日のお話しだ、それにしても みんなをよく見ていると、それこそ本当の家族に見えてくるのだから不思議だ 願わくば、その『家族』の一員にボクも含まれていると嬉しいな ~とある日~ -9:30- 連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」の基地内部食堂では11人の ウィッチと呼ばれる少女と一人の少年がいた、そこに軍の重々しい雰囲気はなく 一般家庭の食卓と言っても問題はないだろう 僕「・・・休み?」 朝、朝食を終えた後に我らがストライクウィッチーズの隊長からその一言は告げられた ミーナ「はい、昨日確認されたネウロイは無事撃破する事ができました、二日続けてネウロイが来る事がないとは言えませんが 今のところ確認されたとの連絡もありません、だから今日は各員自由行動とします」 先日、ボクとシャーリー、宮藤、リーネ、それにルッキーニと共に出撃、 相手はラロス改だったのだが、予想外のスピードを誇る敵に苦戦しつつも撃破に成功した 銃器はあまりうまく使えないボクもあの力で協力する事が出来たのだからよしとしよう とにかくこのお話しはまた近いうちにしよう ルッキーニ「わぁ~い、やっすみー!」 シャーリー「久々にバイクの整備でもするかな」 バルクホルン「ふむ、休みか・・・」 エーリカ「何しよっかな~」 ミーナ「外出する人は届けをだしてくださいね」 もはやこの隊のお母さんという称号を差し上げたいぐらいの仕切りっぷりだった 前にはずみで「お母さん」と呼んだときの顔には戦慄したものだ いえ、決してお年を召しているということではないですよ!? 宮藤「リーネちゃん、どうする?」 リーネ「私・・・ローマの町に行きたいな」 シャーリー「なんだ?なら私が乗っけてって・・・」 宮藤「え、と・・・!」 リーネ「あはは・・・」 みんなが今日の予定を話している中ボクはどうしようかと悩んでいた 特別行くあてが在るわけではない、そもそも今までは休みの日なんか家でゴロゴロしてた からな、遊ばなかったわけではないんだが「本読んでるほうが楽しい」と言った時の 周りの表情ったらなかったな、今なら言える、ごめんなさい! 遊びの最中に遠回りにつまらんと宣言したようなものだからな っと、いかん、話しがそれたな、本題に戻ろう 僕「どうするかな・・・・・・」 サーニャ「あの・・・ボクさん」 そこで声を掛けてきたのはこの隊で一番中が良いと言っても過言ではないサーニャだった 僕「え、あ、どうしたの、サーニャ?」 エイラ「ボーっとしてたからダヨ」 続けてエイラが話しに入ってくる、彼女はサーニャといつも一緒に居る、親友か相棒と いったところだろうな、エイラはそれ以上を望んでいるとかそうじゃないとか 僕「んー、行きたい所も無いし、どうしようかと思ってさ」 サーニャ「そうですね・・・町に行くのはどうですか?」 エイラ「サーニャは夜間哨戒明けダロ、寝なきゃダメダゾ、今だって無理してんだからサ」 サーニャ「うん、でも今日はボクさんの朝食当番の日だったから・・・」 エイラ「ん、それってどういうことダ?」 サーニャ「な、なんでもない・・・!そ、それよりボクさんは町に行った事ないんですよ ね、行ってきたらどうですか?」 僕「う~ん、そうだな、行きたくなくはないけど、二人が居ないならなぁ・・・」 エイラ「ナニ言ってるんダ?」 僕「いや、どうせなら二人と一緒がいいな・・・って」 この世界で一番ボクの助けになってくれた二人、自然と仲良くなっていたし どうせなら二人に案内してもらいたかったのが、地元でもないだろうしな・・・ 本音だと友達と行きたいという素直な気持ちなのだが サーニャ「・・・ごめんなさい」 するとサーニャは申し訳ないといった顔をする、用心に越した事はないと夜間哨戒を 自ら名乗り出たサーニャだ、感謝こそすれど責めるなどありえない 僕「え、いや、違うってサーニャは悪くないよ!、ただサーニャと一緒だったらきっと 凄く楽しいだろうなって思っただけで・・・そうだ!今度二人で・・・」 サーニャ「・・・え?」 僕「あ・・・////」 サーニャ「そ、それは・・・/////」 勢いに任せて恥ずかしい事を口走ってしまった、 気まずい、いや気恥ずかしいが正解だろう エイラ「な、ナンダそれ、ど、どういう事ダ?」 僕「え、いや違うって、あ、いや、違わないけど、その二人でじゃなくて三人でだ、間違えたんだよ!」 エイラ「な、ナンダヨー!サーニャは私と・・・」 僕「・・・・」 エイラ「あ・・・/////」 僕「どうしたエイラ・・・私と?、なんだ?」 なんだかわからないが顔を赤くして「ウルサイ!」とお馴染みの片言で怒鳴るエイラを なだめていると背後から急に声を掛けられる エーリカ「おやおや、三角関係ってやつですね?」 僕「うおっ!?」 エイラ「ワッ!?」 背後にいたのは501のスーパーエースことエーリカ・ハルトマンだった 悪びれた様子もなく彼女は悪戯を思いついたような顔で話をする エーリカ「なんだよー、お化け見たみたいな声上げて~」 エイラ「ハルトマン中尉、いきなり出てくるのは反則なんダナ・・・」 エーリカ「ゴメンゴメン・・・そうだ、サーにゃん!」 サーニャ「はい、なんですかハルトマンさん」 エーリカ「罪作りな子だね、キミは~!」 サーニャ「?」 エーリカ「気付いてないの?エイラはねぇ、サーにゃんの事が・・・」 エイラ「ワーーーーーーーーーーー!?」 その絶叫はネウロイにも負けず劣らずのボリュームだった それにしてもエイラってわかりやすいんだよな エーリカ「ちょっと、押さないでよエイラ~」 エイラ「アッチ行ケーー!」 エイラがエーリカに煽られて赤面している最中にボクは思いついた事をサーニャに 相談する事にした 僕「・・・サーニャ、夕方には起きてこれる?」 サーニャ「え、はい、大丈夫ですよ、でもどうしてですか? さすがにその時間から外出は難しいと・・・」 僕「ううん、ピアノ、聴きたいなって思ったんだけど・・・だめかな?」 サーニャ「・・・!」 ピアノを弾いてくれる、それはあの夜の約束 サーニャ「はい、私のピアノなんかでよければ喜んで」 サーニャは恥ずかしそうに承諾してくれた 僕「うん、楽しみにしてるね」 素直に返事をするとエーリカを撃退したエイラが戻ってきた エイラ「サーニャー!」 サーニャ「どうしたの?エイラ」 エイラ「もう寝ないト!行くゾ!」 サーニャ「わっ・・・待って、エイラ!」 エイラはサーニャの手を引いて食堂を出て行こうとする エイラ「ウ~~~!」 エイラの視線が刺さってる・・・気がする、いや、気のせいなんかじゃない! サーニャ「あ、ボクさん、また・・・!」 約束を交わした少女はそう言い残して去っていく 僕「あ、うん待ってるね!」 聞こえたかな?などと考えていると唐突に声を掛けられる 坂本「なんだ青春か?」 僕「わっ!?」 坂本「はっはっは!どうした、お化けでも見たような声を上げて」 僕「・・・ここの人達は何故気配も無く近づいてくるんですか?」 怖いよ、全員取得してるのかこのスキル・・なんてあるわけないよな ミーナ「そう?」 僕「・・・・・」 どうやらデフォルトで持っているスキルらしい ~執務室~ ―12:30― その後、暇なのでと書類整理を手伝ったのだが、これが意外と大変だった家計簿を付けて いたのはボクだったし、学校での事務仕事を手伝うのも好きだったのだが なんといっても量が多いのだ 僕「・・・隊長って話で聞くよりずっと大変なんですね、毎日これを?」 ミーナ「そうね、毎日じゃないけどほとんどね・・・お蔭で撃墜数も199で止まったまま 肩もこるし、楽とは言えないわ」 僕「・・・これからも、言ってくれれば手伝いますね、いえ、手伝わせてください」 ミーナ「気持ちはありがたいけど、ご飯はほぼ毎日だし訓練だって楽じゃないでしょう 無理は禁物よ?」 僕「それはミーナさんもですよ」 ミーナ「あら、言われてしまったわね」 そうやって笑う姿はやっぱり普通の女性の顔だった 僕「・・・・よしっ、終わり!」 ミーナ「あら、お疲れ様、助かったわ」 そう言うミーナさんの前にはボクの片付けた書類の倍の高さもの書類がある、敵わないな 坂本「二人とも、どうだ?」 ペリーヌ「お仕事ははかどってますか?」 仕事を終えてすぐ坂本さんとペリーヌが入ってくる、二人の手にはお菓子と飲み物がある、 差し入れだろうか? 坂本さんはみんなの事をちゃんと把握している優い上官というイメージで隊の父 ペリーヌは坂本さんに付いてきたのだろう ミーナ「あら、美緒、調度終わったところよ、僕さんのお蔭ではかどっちゃったわ」 坂本「そうか、すまないな僕、今日は休みだというのに」 ボク「いいんです、家計簿とか付けてたお蔭で計算は得意ですし、好きでやってる事です からね・・・・ってなんですか?」 何故、そんな顔でこちらを見るのだ? ミーナ「ふふ、主婦みたいね」 坂本「いい嫁になるな!」 ペリーヌ「料理が上手なだけじゃなく家事全般万能だなんて、羨ましいですわ」 僕「あれ?嬉しくないよ、男だよ、嫁には行かないよ!?」 坂本「はっはっはっは!そうだ!今度の休みはここにいる四人で出掛けるか?」 ミーナ「あら、いいわね」 僕「話を聞いてください・・・・・あ、でもボクは約束が」 正確には約束などしていないわけで、二人と出掛けたいという願望だけなのだが 咄嗟に口に出てしまった ペリーヌ「エイラさんとサーニャさんとお出かけになるのでしょう?」 僕「え、ああ、聞いてたんだ」 ミーナ「あれだけ大声で話してればね」 僕「まだ約束はしてないんですけどね」 坂本「ふむ、なら仕方ないな、次の休みは三人だな、ミーナ、ペリーヌ」 ミーナ「ええ、そうね、頑張ってねボクさん」 僕「・・・・・了解であります」 ~花壇~ ―2:20― その後、二人の差し入れをたいらげてしばらく基地をうろうろしてたんだが 最近は悩み(人間不信)が吹っ切れてみんなと気楽にはなせるし、 そのお蔭で視野も広がったと言えよう、たとえば 僕「ペリーヌ?」 こんな風に何気ない風景の1コマに気付く事が出来る ペリーヌ「あら、僕さん?」 僕「なにやってるの?」 ペリーヌ「花壇の手入れをしていたところですわ」 僕「そっか、一人だと大変でしょ?何か手伝う事ないかな?」 ペリーヌ「残念ですけど、もう終わりですわ」 僕「・・・そりゃ残念」 もう少し早く気付けばよかったなと思っていたのだが ペリーネ「でも、お水をあげないといけませんし、その・・・汲んできてくださる?」 僕「え、うん、わかった!」 タタタタタ ペリーヌ「あんなに嬉しそうなお顔をなさらなくても・・・それに殿方なのにあの女の子のような顔、それに・・・」ゴニョゴニョ その後、何気ない会話をしたのだが、基本的にツンツンしてるけど良い人なんだなって 改めて実感した、それと何故か顔をちらちら見られたのは気のせいだと思うことにした ~ハンガー整備スペース~ ―5:30― その後、花壇でペリーヌと話した後ということだが食堂にて夕食の下準備をしていた 正確には別に作りたい物があったからなんだけどな、ついでに今日のご飯は肉じゃがだ 何故か大量にジャガイモがあるんだよな・・・なんでだろう? そんな事を考えているとシャーリーとルッキーニを発見した シャーリー「ん、僕じゃないか、どうしたんだ?」 僕「いや、特に用はないけど・・・今帰ったの?」 バイクをハンガーに止めるのもどうかと思うんだがな シャーリー「ああ、こいつの整備でな、やっぱり本格的に整備するとなると時間かかるしな、 それに町なら預けた後に町ん中回れるだろ?」 こいつ、というのはシャーリーが乗っているバイクの事だろう ルッキーニ「ローマは観光名所がいっぱいだからね!」 僕「そっか・・・楽しかった?」 シャーリー「ああ、楽しかったぞ・・・それより僕はずっと基地に居たのか?」 僕「え、そうだけど・・・それがどうかした?」 シャーリー「いや、気になっただけだよ」 ルッキーニ「ハルトマン中尉に頼んで一緒に車で行けばよかったのに~」 シャーリー「休みも頻繁にあるわけじゃないしな、でも基地だから休みを満喫できないって わけじゃないぞ、ルッキーニ」 ルッキーニ「?」 シャーリー「なぁ、僕、いい休みじゃなかったか?」 その顔は確かに何かを見透かしたような顔だった、確かに町に行けば楽しかっただろう でも、それだと得られなかった事もある、だから後悔はしていない ボクはシャーリーにこう答えるべきなのだろう 僕「・・・うん、いい休みだったよ」 シャーリー「・・・そうか、それはよかったな!」 ルッキーニ「えっと、よかったね!」 ルッキーニはシャーリーといつも一緒にいる、それにしても この二人は誰が見ても仲がいいと言うだろう、サーニャとエイラとはまた違う仲の良さ なんだと思う 僕「でもさ、いい休みってのは間違ってないけど、まだ休みって終わってないんよね」 そうなのだ、今の会話はどう考えても休みの日の終わりのセリフだ シャーリー「はははっ!それもそうだな、早まった~~!」 ルッキーニ「早まった~~~!」 そう言って笑い合う、しばらくたわいもない会話を続けた ルッキーニ「ねぇ~、今日のご飯は~?」 シャーリー「そうだな、今日の飯はなんだ?」 僕「ん、と、今日は――――――」 こんな時間がたまらなく愛しいと思った ~ミーティングルーム~ ―6:30― 僕「♪~~~~~」 シャーリー達と別れた後日はとっくに傾いて夕方だってのを思い出したボクは 大至急ピアノのあるミーティングルームに来たのだが、そこにサーニャの姿はなかった 晩御飯が7時だと言っていたから時間に余裕があるとは言いがたい しばらく一人で歌っていると勢い良く部屋に入ってくる人影が二つ サーニャ「ごめんなさい・・・!」ハァハァ エイラ「サーニャ、危ないから走るなっテ!」 僕「・・・どしたの?」 サーニャ「約束してたのに・・・遅れちゃったから・・・」 サーニャの呼吸が乱れているのはすぐにわかった、恐らく急いで来たのだろう 僕「いや、時間もアバウトにしか決めてなかったしね、ちゃんと来てくれただけで嬉しい だから謝らなくていいよ、サーニャ」 サーニャ「え、じゃあ・・・ありがとうございます」 僕「あれ、感謝されるいわれもないんだけどな」 サーニャ「ちゃんと待っていてくれたから・・・」 僕「・・・ああ!」 あの時最後に掛けた声はちゃんと聞こえていたらしい エイラ「気付いたらもうこんな時間でサ、急いで来たんだゾ」 僕「サーニャも疲れてたんだよ、朝も無理して起きてたんだし」 14歳で世界のために戦うなんて昔なら想像すら出来なかっただろう、そんな女の子が 疲れていないわけがない、ミーナさんだってまだ二十歳にもなってないんだからな 疲れが溜まっていても可笑しくはないだろう 僕「エイラは起きてもよさそうなもんだけどな」 エイラ「ナ、なんでもいいダロ!」 『サーニャの寝顔見てたらこんな時間だったなんて言えないんダナ・・・』 サーニャ「エイラもきっと疲れが溜まってたんですよ」 僕「・・・・なるほどね」 エイラ「ワーーーーーーー!?」 何故か知らないけど声を上げたエイラの拳がこめかみに迫るが簡単に喰らうわけにはいかないと 頭を横に避けるが拳は正確にボクを捉えていた ガスッ! 僕「痛いっ!?」 エイラ「人の心を読ムナーーーーー!」 僕「な、なんの話だよ?サーニャと話してただけだろ、てか殴るために魔法使うなよ!」 エイラ「へ?」 サーニャ「エイラも毎日の疲れが溜まってたんだんろうって・・・どうしたの?エイラ」 エイラ「え、あ、その、なんでもないんダナ!」 乙女心というものは最先端技術を用いても理解するのは無理かもしれないな それはそうと時計の針はそろそろ7時を指そうとしていた、肉じゃがの事は 帰ってきた宮藤とリーネに下準備をしておいた事は伝えてあるので問題はないはずだ 僕「そろそろ、ご飯の時間だね、食堂行く?」 サーニャ「・・・一曲だけ、いいですか?」 僕「へ?」 サーニャ「約束ですし、一曲だけ・・・だめですか?」 僕「あ、うん、聞きたいな、是非ともお願いします」 サーニャ「・・・はい!」 この嬉しそうな笑顔に何度救われただろうか? だからこそ思うのだ、何故こんな優しい子が戦わなければいけないのか、と エイラ「サーニャのピアノは凄いんダゾ!」 いつの間にやら復活したエイラはソファに座ってなにやら誇らしげだ 僕「それは楽しみだな」 サーニャ「え、と、じゃあ、始めますね」 そう言って静かに椅子に座るサーニャ、目を閉じているのは集中しているからなのだろう 姉さんもそうだったからな しばらくして曲が始まる ♪~~~♪~~~~~♪~~♪ 一つ一つ音が繋がる この部屋に、二人の観客に響いていく 幸せな気持ちになる 心が満たされる 見えなくても確かにそれはそこにある 友情とか愛情とかも音楽に似てるのかもしれない この音に言葉をのせるのは無粋だろうか? だとしても我慢は出来なかった 『ねえ・・・今夜君に逢えたら』 『光ひとつ下さい』 『大切にするよ』 『ずっとずっと いつまでも・・・』 『太陽が今 地平線へ消えてく』 『暗くなった空』 『寂しそう・・・大丈夫?』 『風が優しく』 『雲達を集めてる』 『ひとりじゃないからと』 『そっと囁いてるみたい・・・』 『どんな闇だって』 『どんな場所だって』 『そういつか輝いてくキラメキ』 『ねえ・・・今夜君に逢えたら』 『翔ばたいてゆくから』 『照れないでちゃんと』 『上手く笑えるかな・・・』 『ねえ・・・今夜君に逢えたら』 『光ひとつ下さい』 『大切にするよ』 『ずっとずっと』 『いつまでも・・・』 二つの音が響き渡って行く中、当然だが曲は終わりを迎える エイラ「・・・サーニャの歌ダナ」 僕「うん、教えてもらったんだ・・・あと、ごめんねサーニャ」 サーニャ「え、なんで謝るんですか?」 僕「いや、勝手に歌っちゃって、邪魔じゃなかった?」 サーニャ「邪魔なわけありません、楽しかったです、ありがとうございます、ボクさん」 僕「・・・うん、こちらこそありがとう、サーニャ」 音楽は人の心を結んでくれる、姉さんは知ってたんだな エイラ「じゃあ、そろそろご飯って・・・ワッ!?みんな、居たのカ?」 エイラが声を上げたのでそちらを見てみるとこの世界に来た最初の日の如くみんなが居た エーリカ「この隊は優秀な音楽家が三人もいるね!」 バルクホルン「そうだな」 ミーナ「あら、私も入ってるの?」 坂本「うむ、しかしお前の歌は何度聞いても不思議な気持ちになるな!」 僕「不思議な気持ち・・・ていうかみんな聞いてたんですか?」 シャーリー「ああ、バッチリだぜ!」 ルッキーニ「バッチリだぜ!」 宮藤「ご飯ですよーって呼びに行こうと思ったら」 リーネ「音楽が聞こえてきて、それで」 ペリーヌ「こっそり聴いていたという訳ですわ」 サーニャ「・・・恥ずかしい・・・////」 コッソリされると逆に恥ずかしいのは心情だな エーリカ「それはともかく・・・お腹すいたーーー!!」 ルッキーニ「すいたーーー!!」 坂本「はっはっはっは、同感だ!」 ミーナ「じゃあ、行きましょう」 みんなが小さな音楽会を終えて食堂に向かっていく サーニャと顔を見合わせる、名残惜しいのは同じらしい だがお腹のほうはペコペコだし、またゆっくり話す機会もあるだろう そう思いミーティングルームを出ようとしたのだが・・・ 僕「・・・つぅ!?」 一瞬だったが頭に痛みが走る サーニャ「ボクさん?」 エイラ「どうかしたノカ?」 二人が心配した表情を向けてくる 僕「・・・え、あ、大丈夫だよ」 そう答えて食堂に向かう その時のボクは全然考えてなかったんだよな、この痛みがなんなのか もらった光をずっと大切にしようと思ってたのに 「いただきま~す!」 「な、それは私の芋だ!」 「いいじゃん、いいじゃん!」 「美味しいね!」 「そうだね、芳佳ちゃん」 「おかわり~~!」 こんな何気ない時間を大切にして みんなと一緒にこの世界で戦っていこうと思ってたのに この愛しい毎日を忘れる事になるなんて考えてもみなかったんだよな ここまで読むのは今までの話に慣れていたら長く感じたことだろう、よく耐えてくれた 楽しい休みの日の物語、楽しんで頂けただろうか? さて、次は初めて固有魔法を使った後のお話とシャーリー達とラロス改を倒したお話しをしよう 続く 真実の歌 (二話) 君と奏でる歌 (目次) 誤字脱字、感想等をコメントしてくれると助かります
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休みが来ると嬉しい人が大半なんじゃないだろうか、しかし休みになってみると案外暇だったりするもので 人にもよるが結局のところ寝ていたら終わってしまう、なんて事もあると思う しかし一緒に過ごす人が要れば一日はガラリと色を変えるんじゃないだろうか どれくらい違ってくるかというとファン○ルとフィンファン○ルぐらい違う まぁでも一緒に過ごす人にもよるのだろうな、その点ボクは恵まれていたんだろう 話しは変わるがこの世界に来てもうすぐ二週間、決して長いとは言い難いものなのだが、 中身が中身なだけにある種充実していたと言えないこともないのだが、やはり疲れたというのが本音だ それにしても、ボクの物語も中盤戦といったところだろうか? やはり人格というものは回りに影響されるもので自分でも多少は軟化したと思う 敬語が抜けたし、他には・・・まぁ、人間不信を克服したり? さて、長くなったが今回はとある休みの日のお話しだ、それにしても みんなをよく見ていると、それこそ本当の家族に見えてくるのだから不思議だ 願わくば、その『家族』の一員にボクも含まれていると嬉しいな ~とある日~ -9:30- 連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」の基地内部食堂では11人の ウィッチと呼ばれる少女と一人の少年がいた、そこに軍の重々しい雰囲気はなく 一般家庭の食卓と言っても問題はないだろう 僕「・・・休み?」 朝、朝食を終えた後に我らがストライクウィッチーズの隊長からその一言は告げられた ミーナ「はい、昨日確認されたネウロイは無事撃破する事ができました、二日続けてネウロイが来る事がないとは言えませんが 今のところ確認されたとの連絡もありません、だから今日は各員自由行動とします」 先日、ボクとシャーリー、宮藤、リーネ、それにルッキーニと共に出撃、 相手はラロス改だったのだが、予想外のスピードを誇る敵に苦戦しつつも撃破に成功した 銃器はあまりうまく使えないボクもあの力で協力する事が出来たのだからよしとしよう とにかくこのお話しはまた近いうちにしよう ルッキーニ「わぁ~い、やっすみー!」 シャーリー「久々にバイクの整備でもするかな」 バルクホルン「ふむ、休みか・・・」 エーリカ「何しよっかな~」 ミーナ「外出する人は届けをだしてくださいね」 もはやこの隊のお母さんという称号を差し上げたいぐらいの仕切りっぷりだった 前にはずみで「お母さん」と呼んだときの顔には戦慄したものだ いえ、決してお年を召しているということではないですよ!? 宮藤「リーネちゃん、どうする?」 リーネ「私・・・ローマの町に行きたいな」 シャーリー「なんだ?なら私が乗っけてって・・・」 宮藤「え、と・・・!」 リーネ「あはは・・・」 みんなが今日の予定を話している中ボクはどうしようかと悩んでいた 特別行くあてが在るわけではない、そもそも今までは休みの日なんか家でゴロゴロしてた からな、遊ばなかったわけではないんだが「本読んでるほうが楽しい」と言った時の 周りの表情ったらなかったな、今なら言える、ごめんなさい! 遊びの最中に遠回りにつまらんと宣言したようなものだからな っと、いかん、話しがそれたな、本題に戻ろう 僕「どうするかな・・・・・・」 サーニャ「あの・・・ボクさん」 そこで声を掛けてきたのはこの隊で一番中が良いと言っても過言ではないサーニャだった 僕「え、あ、どうしたの、サーニャ?」 エイラ「ボーっとしてたからダヨ」 続けてエイラが話しに入ってくる、彼女はサーニャといつも一緒に居る、親友か相棒と いったところだろうな、エイラはそれ以上を望んでいるとかそうじゃないとか 僕「んー、行きたい所も無いし、どうしようかと思ってさ」 サーニャ「そうですね・・・町に行くのはどうですか?」 エイラ「サーニャは夜間哨戒明けダロ、寝なきゃダメダゾ、今だって無理してんだからサ」 サーニャ「うん、でも今日はボクさんの朝食当番の日だったから・・・」 エイラ「ん、それってどういうことダ?」 サーニャ「な、なんでもない・・・!そ、それよりボクさんは町に行った事ないんですよ ね、行ってきたらどうですか?」 僕「う~ん、そうだな、行きたくなくはないけど、二人が居ないならなぁ・・・」 エイラ「ナニ言ってるんダ?」 僕「いや、どうせなら二人と一緒がいいな・・・って」 この世界で一番ボクの助けになってくれた二人、自然と仲良くなっていたし どうせなら二人に案内してもらいたかったのが、地元でもないだろうしな・・・ 本音だと友達と行きたいという素直な気持ちなのだが サーニャ「・・・ごめんなさい」 するとサーニャは申し訳ないといった顔をする、用心に越した事はないと夜間哨戒を 自ら名乗り出たサーニャだ、感謝こそすれど責めるなどありえない 僕「え、いや、違うってサーニャは悪くないよ!、ただサーニャと一緒だったらきっと 凄く楽しいだろうなって思っただけで・・・そうだ!今度二人で・・・」 サーニャ「・・・え?」 僕「あ・・・////」 サーニャ「そ、それは・・・/////」 勢いに任せて恥ずかしい事を口走ってしまった、 気まずい、いや気恥ずかしいが正解だろう エイラ「な、ナンダそれ、ど、どういう事ダ?」 僕「え、いや違うって、あ、いや、違わないけど、その二人でじゃなくて三人でだ、間違えたんだよ!」 エイラ「な、ナンダヨー!サーニャは私と・・・」 僕「・・・・」 エイラ「あ・・・/////」 僕「どうしたエイラ・・・私と?、なんだ?」 なんだかわからないが顔を赤くして「ウルサイ!」とお馴染みの片言で怒鳴るエイラを なだめていると背後から急に声を掛けられる エーリカ「おやおや、三角関係ってやつですね?」 僕「うおっ!?」 エイラ「ワッ!?」 背後にいたのは501のスーパーエースことエーリカ・ハルトマンだった 悪びれた様子もなく彼女は悪戯を思いついたような顔で話をする エーリカ「なんだよー、お化け見たみたいな声上げて~」 エイラ「ハルトマン中尉、いきなり出てくるのは反則なんダナ・・・」 エーリカ「ゴメンゴメン・・・そうだ、サーにゃん!」 サーニャ「はい、なんですかハルトマンさん」 エーリカ「罪作りな子だね、キミは~!」 サーニャ「?」 エーリカ「気付いてないの?エイラはねぇ、サーにゃんの事が・・・」 エイラ「ワーーーーーーーーーーー!?」 その絶叫はネウロイにも負けず劣らずのボリュームだった それにしてもエイラってわかりやすいんだよな エーリカ「ちょっと、押さないでよエイラ~」 エイラ「アッチ行ケーー!」 エイラがエーリカに煽られて赤面している最中にボクは思いついた事をサーニャに 相談する事にした 僕「・・・サーニャ、夕方には起きてこれる?」 サーニャ「え、はい、大丈夫ですよ、でもどうしてですか? さすがにその時間から外出は難しいと・・・」 僕「ううん、ピアノ、聴きたいなって思ったんだけど・・・だめかな?」 サーニャ「・・・!」 ピアノを弾いてくれる、それはあの夜の約束 サーニャ「はい、私のピアノなんかでよければ喜んで」 サーニャは恥ずかしそうに承諾してくれた 僕「うん、楽しみにしてるね」 素直に返事をするとエーリカを撃退したエイラが戻ってきた エイラ「サーニャー!」 サーニャ「どうしたの?エイラ」 エイラ「もう寝ないト!行くゾ!」 サーニャ「わっ・・・待って、エイラ!」 エイラはサーニャの手を引いて食堂を出て行こうとする エイラ「ウ~~~!」 エイラの視線が刺さってる・・・気がする、いや、気のせいなんかじゃない! サーニャ「あ、ボクさん、また・・・!」 約束を交わした少女はそう言い残して去っていく 僕「あ、うん待ってるね!」 聞こえたかな?などと考えていると唐突に声を掛けられる 坂本「なんだ青春か?」 僕「わっ!?」 坂本「はっはっは!どうした、お化けでも見たような声を上げて」 僕「・・・ここの人達は何故気配も無く近づいてくるんですか?」 怖いよ、全員取得してるのかこのスキル・・なんてあるわけないよな ミーナ「そう?」 僕「・・・・・」 どうやらデフォルトで持っているスキルらしい ~執務室~ ―12:30― その後、暇なのでと書類整理を手伝ったのだが、これが意外と大変だった家計簿を付けて いたのはボクだったし、学校での事務仕事を手伝うのも好きだったのだが なんといっても量が多いのだ 僕「・・・隊長って話で聞くよりずっと大変なんですね、毎日これを?」 ミーナ「そうね、毎日じゃないけどほとんどね・・・お蔭で撃墜数も199で止まったまま 肩もこるし、楽とは言えないわ」 僕「・・・これからも、言ってくれれば手伝いますね、いえ、手伝わせてください」 ミーナ「気持ちはありがたいけど、ご飯はほぼ毎日だし訓練だって楽じゃないでしょう 無理は禁物よ?」 僕「それはミーナさんもですよ」 ミーナ「あら、言われてしまったわね」 そうやって笑う姿はやっぱり普通の女性の顔だった 僕「・・・・よしっ、終わり!」 ミーナ「あら、お疲れ様、助かったわ」 そう言うミーナさんの前にはボクの片付けた書類の倍の高さもの書類がある、敵わないな 坂本「二人とも、どうだ?」 ペリーヌ「お仕事ははかどってますか?」 仕事を終えてすぐ坂本さんとペリーヌが入ってくる、二人の手にはお菓子と飲み物がある、 差し入れだろうか? 坂本さんはみんなの事をちゃんと把握している優い上官というイメージで隊の父 ペリーヌは坂本さんに付いてきたのだろう ミーナ「あら、美緒、調度終わったところよ、僕さんのお蔭ではかどっちゃったわ」 坂本「そうか、すまないな僕、今日は休みだというのに」 ボク「いいんです、家計簿とか付けてたお蔭で計算は得意ですし、好きでやってる事です からね・・・・ってなんですか?」 何故、そんな顔でこちらを見るのだ? ミーナ「ふふ、主婦みたいね」 坂本「いい嫁になるな!」 ペリーヌ「料理が上手なだけじゃなく家事全般万能だなんて、羨ましいですわ」 僕「あれ?嬉しくないよ、男だよ、嫁には行かないよ!?」 坂本「はっはっはっは!そうだ!今度の休みはここにいる四人で出掛けるか?」 ミーナ「あら、いいわね」 僕「話を聞いてください・・・・・あ、でもボクは約束が」 正確には約束などしていないわけで、二人と出掛けたいという願望だけなのだが 咄嗟に口に出てしまった ペリーヌ「エイラさんとサーニャさんとお出かけになるのでしょう?」 僕「え、ああ、聞いてたんだ」 ミーナ「あれだけ大声で話してればね」 僕「まだ約束はしてないんですけどね」 坂本「ふむ、なら仕方ないな、次の休みは三人だな、ミーナ、ペリーヌ」 ミーナ「ええ、そうね、頑張ってねボクさん」 僕「・・・・・了解であります」 ~花壇~ ―2:20― その後、二人の差し入れをたいらげてしばらく基地をうろうろしてたんだが 最近は悩み(人間不信)が吹っ切れてみんなと気楽にはなせるし、 そのお蔭で視野も広がったと言えよう、たとえば 僕「ペリーヌ?」 こんな風に何気ない風景の1コマに気付く事が出来る ペリーヌ「あら、僕さん?」 僕「なにやってるの?」 ペリーヌ「花壇の手入れをしていたところですわ」 僕「そっか、一人だと大変でしょ?何か手伝う事ないかな?」 ペリーヌ「残念ですけど、もう終わりですわ」 僕「・・・そりゃ残念」 もう少し早く気付けばよかったなと思っていたのだが ペリーネ「でも、お水をあげないといけませんし、その・・・汲んできてくださる?」 僕「え、うん、わかった!」 タタタタタ ペリーヌ「あんなに嬉しそうなお顔をなさらなくても・・・それに殿方なのにあの女の子のような顔、それに・・・」ゴニョゴニョ その後、何気ない会話をしたのだが、基本的にツンツンしてるけど良い人なんだなって 改めて実感した、それと何故か顔をちらちら見られたのは気のせいだと思うことにした ~ハンガー整備スペース~ ―5:30― その後、花壇でペリーヌと話した後ということだが食堂にて夕食の下準備をしていた 正確には別に作りたい物があったからなんだけどな、ついでに今日のご飯は肉じゃがだ 何故か大量にジャガイモがあるんだよな・・・なんでだろう? そんな事を考えているとシャーリーとルッキーニを発見した シャーリー「ん、僕じゃないか、どうしたんだ?」 僕「いや、特に用はないけど・・・今帰ったの?」 バイクをハンガーに止めるのもどうかと思うんだがな シャーリー「ああ、こいつの整備でな、やっぱり本格的に整備するとなると時間かかるしな、 それに町なら預けた後に町ん中回れるだろ?」 こいつ、というのはシャーリーが乗っているバイクの事だろう ルッキーニ「ローマは観光名所がいっぱいだからね!」 僕「そっか・・・楽しかった?」 シャーリー「ああ、楽しかったぞ・・・それより僕はずっと基地に居たのか?」 僕「え、そうだけど・・・それがどうかした?」 シャーリー「いや、気になっただけだよ」 ルッキーニ「ハルトマン中尉に頼んで一緒に車で行けばよかったのに~」 シャーリー「休みも頻繁にあるわけじゃないしな、でも基地だから休みを満喫できないって わけじゃないぞ、ルッキーニ」 ルッキーニ「?」 シャーリー「なぁ、僕、いい休みじゃなかったか?」 その顔は確かに何かを見透かしたような顔だった、確かに町に行けば楽しかっただろう でも、それだと得られなかった事もある、だから後悔はしていない ボクはシャーリーにこう答えるべきなのだろう 僕「・・・うん、いい休みだったよ」 シャーリー「・・・そうか、それはよかったな!」 ルッキーニ「えっと、よかったね!」 ルッキーニはシャーリーといつも一緒にいる、それにしても この二人は誰が見ても仲がいいと言うだろう、サーニャとエイラとはまた違う仲の良さ なんだと思う 僕「でもさ、いい休みってのは間違ってないけど、まだ休みって終わってないんよね」 そうなのだ、今の会話はどう考えても休みの日の終わりのセリフだ シャーリー「はははっ!それもそうだな、早まった~~!」 ルッキーニ「早まった~~~!」 そう言って笑い合う、しばらくたわいもない会話を続けた ルッキーニ「ねぇ~、今日のご飯は~?」 シャーリー「そうだな、今日の飯はなんだ?」 僕「ん、と、今日は――――――」 こんな時間がたまらなく愛しいと思った ~ミーティングルーム~ ―6:30― 僕「♪~~~~~」 シャーリー達と別れた後日はとっくに傾いて夕方だってのを思い出したボクは 大至急ピアノのあるミーティングルームに来たのだが、そこにサーニャの姿はなかった 晩御飯が7時だと言っていたから時間に余裕があるとは言いがたい しばらく一人で歌っていると勢い良く部屋に入ってくる人影が二つ サーニャ「ごめんなさい・・・!」ハァハァ エイラ「サーニャ、危ないから走るなっテ!」 僕「・・・どしたの?」 サーニャ「約束してたのに・・・遅れちゃったから・・・」 サーニャの呼吸が乱れているのはすぐにわかった、恐らく急いで来たのだろう 僕「いや、時間もアバウトにしか決めてなかったしね、ちゃんと来てくれただけで嬉しい だから謝らなくていいよ、サーニャ」 サーニャ「え、じゃあ・・・ありがとうございます」 僕「あれ、感謝されるいわれもないんだけどな」 サーニャ「ちゃんと待っていてくれたから・・・」 僕「・・・ああ!」 あの時最後に掛けた声はちゃんと聞こえていたらしい エイラ「気付いたらもうこんな時間でサ、急いで来たんだゾ」 僕「サーニャも疲れてたんだよ、朝も無理して起きてたんだし」 14歳で世界のために戦うなんて昔なら想像すら出来なかっただろう、そんな女の子が 疲れていないわけがない、ミーナさんだってまだ二十歳にもなってないんだからな 疲れが溜まっていても可笑しくはないだろう 僕「エイラは起きてもよさそうなもんだけどな」 エイラ「ナ、なんでもいいダロ!」 『サーニャの寝顔見てたらこんな時間だったなんて言えないんダナ・・・』 サーニャ「エイラもきっと疲れが溜まってたんですよ」 僕「・・・・なるほどね」 エイラ「ワーーーーーーー!?」 何故か知らないけど声を上げたエイラの拳がこめかみに迫るが簡単に喰らうわけにはいかないと 頭を横に避けるが拳は正確にボクを捉えていた ガスッ! 僕「痛いっ!?」 エイラ「人の心を読ムナーーーーー!」 僕「な、なんの話だよ?サーニャと話してただけだろ、てか殴るために魔法使うなよ!」 エイラ「へ?」 サーニャ「エイラも毎日の疲れが溜まってたんだんろうって・・・どうしたの?エイラ」 エイラ「え、あ、その、なんでもないんダナ!」 乙女心というものは最先端技術を用いても理解するのは無理かもしれないな それはそうと時計の針はそろそろ7時を指そうとしていた、肉じゃがの事は 帰ってきた宮藤とリーネに下準備をしておいた事は伝えてあるので問題はないはずだ 僕「そろそろ、ご飯の時間だね、食堂行く?」 サーニャ「・・・一曲だけ、いいですか?」 僕「へ?」 サーニャ「約束ですし、一曲だけ・・・だめですか?」 僕「あ、うん、聞きたいな、是非ともお願いします」 サーニャ「・・・はい!」 この嬉しそうな笑顔に何度救われただろうか? だからこそ思うのだ、何故こんな優しい子が戦わなければいけないのか、と エイラ「サーニャのピアノは凄いんダゾ!」 いつの間にやら復活したエイラはソファに座ってなにやら誇らしげだ 僕「それは楽しみだな」 サーニャ「え、と、じゃあ、始めますね」 そう言って静かに椅子に座るサーニャ、目を閉じているのは集中しているからなのだろう 姉さんもそうだったからな しばらくして曲が始まる ♪~~~♪~~~~~♪~~♪ 一つ一つ音が繋がる この部屋に、二人の観客に響いていく 幸せな気持ちになる 心が満たされる 見えなくても確かにそれはそこにある 友情とか愛情とかも音楽に似てるのかもしれない この音に言葉をのせるのは無粋だろうか? だとしても我慢は出来なかった 『ねえ・・・今夜君に逢えたら』 『光ひとつ下さい』 『大切にするよ』 『ずっとずっと いつまでも・・・』 『太陽が今 地平線へ消えてく』 『暗くなった空』 『寂しそう・・・大丈夫?』 『風が優しく』 『雲達を集めてる』 『ひとりじゃないからと』 『そっと囁いてるみたい・・・』 『どんな闇だって』 『どんな場所だって』 『そういつか輝いてくキラメキ』 『ねえ・・・今夜君に逢えたら』 『翔ばたいてゆくから』 『照れないでちゃんと』 『上手く笑えるかな・・・』 『ねえ・・・今夜君に逢えたら』 『光ひとつ下さい』 『大切にするよ』 『ずっとずっと』 『いつまでも・・・』 二つの音が響き渡って行く中、当然だが曲は終わりを迎える エイラ「・・・サーニャの歌ダナ」 僕「うん、教えてもらったんだ・・・あと、ごめんねサーニャ」 サーニャ「え、なんで謝るんですか?」 僕「いや、勝手に歌っちゃって、邪魔じゃなかった?」 サーニャ「邪魔なわけありません、楽しかったです、ありがとうございます、ボクさん」 僕「・・・うん、こちらこそありがとう、サーニャ」 音楽は人の心を結んでくれる、姉さんは知ってたんだな エイラ「じゃあ、そろそろご飯って・・・ワッ!?みんな、居たのカ?」 エイラが声を上げたのでそちらを見てみるとこの世界に来た最初の日の如くみんなが居た エーリカ「この隊は優秀な音楽家が三人もいるね!」 バルクホルン「そうだな」 ミーナ「あら、私も入ってるの?」 坂本「うむ、しかしお前の歌は何度聞いても不思議な気持ちになるな!」 僕「不思議な気持ち・・・ていうかみんな聞いてたんですか?」 シャーリー「ああ、バッチリだぜ!」 ルッキーニ「バッチリだぜ!」 宮藤「ご飯ですよーって呼びに行こうと思ったら」 リーネ「音楽が聞こえてきて、それで」 ペリーヌ「こっそり聴いていたという訳ですわ」 サーニャ「・・・恥ずかしい・・・////」 コッソリされると逆に恥ずかしいのは心情だな エーリカ「それはともかく・・・お腹すいたーーー!!」 ルッキーニ「すいたーーー!!」 坂本「はっはっはっは、同感だ!」 ミーナ「じゃあ、行きましょう」 みんなが小さな音楽会を終えて食堂に向かっていく サーニャと顔を見合わせる、名残惜しいのは同じらしい だがお腹のほうはペコペコだし、またゆっくり話す機会もあるだろう そう思いミーティングルームを出ようとしたのだが・・・ 僕「・・・つぅ!?」 一瞬だったが頭に痛みが走る サーニャ「ボクさん?」 エイラ「どうかしたノカ?」 二人が心配した表情を向けてくる 僕「・・・え、あ、大丈夫だよ」 そう答えて食堂に向かう その時のボクは全然考えてなかったんだよな、この痛みがなんなのか もらった光をずっと大切にしようと思ってたのに 「いただきま~す!」 「な、それは私の芋だ!」 「いいじゃん、いいじゃん!」 「美味しいね!」 「そうだね、芳佳ちゃん」 「おかわり~~!」 こんな何気ない時間を大切にして みんなと一緒にこの世界で戦っていこうと思ってたのに この愛しい毎日を忘れる事になるなんて考えてもみなかったんだよな ここまで読むのは今までの話に慣れていたら長く感じたことだろう、よく耐えてくれた 楽しい休みの日の物語、楽しんで頂けただろうか? さて、次は初めて固有魔法を使った後のお話とシャーリー達とラロス改を倒したお話しをしよう 続く 真実の歌 (二話) 君と奏でる歌 (目次) 誤字脱字、感想等をコメントしてくれると助かります
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#weblog 今日はお仕事お休み♪♪ あの事務所にいなくて良いと思うと、 すごく嬉しい♪♪ 仕事の内容は好きなんだけどね~ 多分、今日も波乱は起きているんだ ろうなぁ・・・ 今日、出勤の子かわいそうに・・・ あなたに伝えて欲しい・・・
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目次 目次 テンプレ 備考 コメント テンプレ 休みだぜ 腕前 ★★★ 裏方度 ★★★ 財力 ★★★ 厨房度 ★★★ PCダメージ Class B キル数 Class B デッド数 普通 所属部隊名 幕末志士 勝ち馬属性 あり 戦闘スタイル 火皿 逸話 この人の逸話 総評 コメントをどうぞ 別キャラ - 本人への要望 - 本人より 本人からのメッセージはこちら 備考 コメント 名前 コメント
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伊織メール「お休みの日」 取得条件:高テンション お疲れっ、プロデューサー!伊織でーす♪ 今日は、執事の新堂がお休みだったの。おかげで、朝から大あわて。 車の準備が出来てないって、パパは怒るし、さんざんよ(煙) やっぱり、新堂って優秀なのねー。お休みのたびに、思うわ。 プロデューサーが休んだら、やっぱり優秀だなーって思うのかしら? ```あ、だからって、休んじゃダメよ! 優秀だろうが、そうじゃなかろうが、アンタは私の横にいるの! それが仕事なんだから!いいわね? それじゃあね! 伊織メール一覧に戻る トップページに戻る
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休みの日はまったりとしているときが多いですね。 あまり予定を入れたくはないんです。 だから、自分から誰かを誘うことはほとんどないですね。 一人で出かけたほうが気楽ですから。 自分の時間を大事にしたいという思いが強いのかも しれません。 人と合わせて行動するのが苦手なんですよね。 せっかくの休みの日は自分の気分のおもむくままに 過ごしていたいんです。 予定を入れていないと落ち着かないという人も いるようですけどね。 わたしは一人でいることが苦痛に感じません。 本を読んで過ごすのもいいですね。 何もしないというのいいんですけど。 ⇒ 楽天 ピーチローズ
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日曜日は固定で休みの旦那さんですが、あと1日の休みは不定期なので2連休の時は月に1~2回です。 サービス業なので、2連休以上は滅多に取れないのに、この間は急に3連休を取ることができました。 だけど、急だったので何も予定はたてられずで残念でした。 もっと早くわかってたら、1泊の温泉旅行とか行けたのになぁ。 でもせっかくだし、全力で遊ぼうと言う話になりました。 1日目は午前から公園にいきました。 普段のお休みと変わらないけど、息子にとっては公園が1番いい遊び場だと思ったので。 行った公園はいつもと違う少し遠い大きな公園です。 大きなトランポリンがあって跳ねるの大好きな息子にはぴったりの公園でした。 見ていてとても楽しそうでしたよ。 おかげさまでお昼寝もぐっすりでした。 2日目は、旦那の妹と一緒にショッピングモールの中にある子供の遊び場へ。 お金がかかるけど天気があまり良くなかったので室内にしました。 ここには大きなボールプールがあって息子はそこばっかりで遊んでました。 美味しいランチも食べられて満足でした。 3日目は、日中は買い物をして、夕方から旦那の実家へ行って夕飯をごちそうになりました。 みんなで食べるご飯は凄く美味しかったです。 3連休それなりに満喫できて良かったです。 この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます。 http //www.veg-juice-mania.com/
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あすはやすみ【登録タグ napi あ ぱみゅ 曲】 作詞:napi 作曲:napi 編曲:napi 唄:ぱみゅ 曲紹介 napi氏の投稿28曲目。 無駄に明るい曲です。(投稿者コメントより) あるあるソング。 歌詞 今日も調子出ない 怒られてばかりさ 本気出す気はない あしたから頑張るよ カレンダー見てたら 赤い文字が目に入る そうだ、明日は休みの日さ! 本気出せる唯一の日! 明日はどう過ごそう? 漫画見て寝ようか? 外に出る気はない 着てく服がないから 日付なら忘れた 曜日だけを覚えてる 季節なんか関係ない! 休みかどうかが大事さ! 嫌なこととか悲しいことも 全てリセット出来るよ! 夢の一日、魔法の言葉 明日は休みの日ですよ! 気がついたらサザエさんと ジャンケンして負けてました (動画内歌詞より転載) コメント 名前 コメント
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やはんおやすみ【登録タグ onshitu や 初音ミク 曲】 作詞:onshitu 作曲:onshitu 編曲:onshitu 唄:初音ミク 曲紹介 夜半の街はゆったりと 「今日はもうお休み」 onshitu氏の七作目。自身初の初音ミク使用曲。 絵 アリマタカシ 歌詞 (インストファイルより転載) 夜も深い まだ狩り足りない 世の目を 偲べよ やりたい? ただ傀儡したい 夜の目を 歩けよ 夜も深い まだ買い足りない この世は 乾くの 根も深いまだ枯れちゃいない 此処でもう明けてよ 私の目を塞いでる 私の手を縛ってる 私の血を伝ってく 夜半 地を這う迄 I wana see **** ゆったりと変わりだす 半夜の町街歩いて ああ哀しいわ そんなんじゃ暴れだす 夜の蛹の様で 「貴方らしいわ…」 こんなんじゃ曝け出す 間も趣向も無いね まあ!楽しいわ! ゆったりと終わりだす そんな帳の様で 夜の帳が落ちて コメント 名前 コメント