約 1,890 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4860.html
38: ham ◆sneo5SWWRw :2017/08/09(水) 22 02 31 道口 洋子 出身:扶桑 所属:扶桑皇国陸軍 階級:少尉 身長:156cm 年齢:19歳(1944年末時) 誕生日:9月30日 使い魔:岩手犬 固有魔法:なし イメージモデル:大房養次郎(犬房由乃と同じ。戦後、名字を「樋口」に変える) 犬房由乃の従姉妹。 九曜の歴史改編で誕生した、本来なら生まれるはずがなかったウィッチ。 従姉妹の由乃が原作キャラ補正もあってか、航空ウィッチでスタートしたのと対象で、当人は陸戦ウィッチからスタートした。 これは、花形である航空ウィッチに比べ、陸戦ウィッチはどうしても地味な印象になりがちで、志願者が少なく、ウィッチの確保に苦労したことから、航空ウィッチの審査基準を厳しくし、人数制限を含めた規定条件未満を陸戦ウィッチに転用することで補う必要があり、彼女はこの審査において、ギリギリ不合格となったためである。 なお、由乃のほうはギリギリ合格であった。 このことに当人は悔しがったかと言えば、そうではなく、「人生なるようになる」という祖母の言葉から、陸戦ウィッチであっても、任務を全うしようと努力を続けた。 そんな彼女だが、扶桑海事変が発生し、幼年学校3年生として在学中だった彼女は、戦力不足を補うための第一次学徒動員の対象となり、出征。 陸戦ウィッチとして奮闘する。 やがて、航空ウィッチの急激な不足に伴い、陸戦ウィッチの不合格枠を対象として、再審査が行われ、彼女もこれにより晴れて航空ウィッチとなった。 速成教育のウィッチだったこともあり、最終決戦には参加せずとも、事変終了まで生き延びた実績は伊達でなく、優れた技量を持つ。 事変後、幼年学校に復学し、39年に本科学校で士官教育を受け、少尉に任官。 従姉妹の犬房中尉(早生まれなので、1学年早く卒業し、少尉で事変初期から参加したため昇進が早い)と共に欧州バルカン半島方面に派遣される。 1939年末から40年初めの頃、単機哨戒中に、ダギア上空で中型ネウロイと交戦し、消息不明になる。 読者諸兄ならば、お察しの通りだが、コンスタンティア・カンタクジノ邸に墜落して、無事保護されていた。 以後、最も長い撤退戦において、犬房由乃ではなく、彼女がミラージュウィッチーズとして参加し、奮戦を続けていることとなる。 1941年頃、バクー周辺に配属されていた犬房由乃大尉が、彼女と再会し、周辺部隊と連絡を付けたことにより、最も長い撤退戦は終了する。 以後は、従姉妹の犬房由乃と共に、505隊員として活躍することとなっていく。 性格は、犬房由乃と似ているが、それに悪戯好きな性格が加わっている。 この所為か、彼女と最も親しかった505隊員、コンスタンティア・カンタクジノが悪戯好きの性格に変貌を遂げてしまった。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1647.html
さて、今年のバレンタインも終わった 結論から言うと去年より多くの義理チョコをもらった 以上 なに? もっと詳しく教えろ? 分かったよ くれたのはハルヒ、朝比奈さん、長門、鶴屋さん、朝倉、喜緑さん、森さん、橘、九曜、ミヨキチ それぞれホワイトチョコで色んな事が書かれていた 順に 「超義理チョコ」「友愛」「贈呈」「本命?」「愛護」「萌え」「St.Valentine」「友チョコ」 「歳暮」「love」 朝比奈さんはまたハルヒに書かされたらしい 鶴屋さんや森さん、橘は彼女ららしい言葉だ ミヨキチはちょっと背伸びして英語を使いたかったんだろうな ……長門以外の宇宙人は何か勘違いしてるっぽいな 皆義理なんだろうがでっかいハート型の手作りで味もなかなかのものだったな 「僕にハート型は一つもなかったですがね ミヨキチさんに貰ってないのは当然としても…… 朝倉さん、喜緑さん、橘さん、九曜さんに至っては市販品でしたよ 貴方は一度男性諸君に袋叩きに遭った方がいいんじゃないでしょうか」 ん、何か言ったか古泉? 「いえ、何も そう言えば佐々木さんからは貰ってないのですか?」 あいつはそういう事あまり好きじゃないみたいだからな 「そうですか? 先日材料と道具を橘さんと一緒に買ったらしいですよ」 それは多分親御さんにだろ あいつが義理チョコ配る姿は想像できん 「分かりませんよ 彼女だって多感な女子高生です 誰か渡す相手ができたのかもしれませんよ」 ニヤケながら顔近づけるンじゃない! しかし佐々木がチョコを渡す男か…… それはそれで応援してやるべき……なんだろう……か? 「さて それは僕には何とも言えないですね では僕はここで」 皆と別れた後の帰り道、古泉に言われた事をずっと考えていた ぼんやり考え事していたせいか、隣に橘がいつからいたのか全く分からなかった 「佐々木さんと何かあったんですか?」 は? いきなり何言ってんだ? 何かあるどころかここ数日連絡すらないぞ 「え、嘘 昨日何もなかったんですか?」 佐々木の行動は常に把握してるんじゃないのか? ……どうかしたのか? 「さすがに家の中での様子や電話内容までは調べたりしないのです そこまではしたくないですもん ただ、昨日から佐々木さんの、というより佐々木さんの閉鎖空間の様子がおかしいのです いつもより暗くて、いるだけで悲しくなりそうで てっきり貴方と何かあったのかと」 なんでそうなる? で、佐々木に連絡は? 「今日は学校がお休みで家にいるのは確かなのですが、電話に出なくて」 そっか じゃあちょっと行ってみるかな お前も来るだろ? 「ええ でも私は外で待ってます お二人で話してください お願いします」 ? まあいいか そういやあいつの家に行くの初めてだな…… と言うわけでやってきた佐々木宅 早速呼び鈴を押す ……なんか緊張するな 「はい?」 よかった、佐々木だ ちょっと安心 よう、俺だ 「え? キョン? え? なんで? ……あ、ちょと待ってくれるかい」 おー、珍しく慌ててたな まあいきなりだったからな 「やあ、急にどうしたんだい? それよりよくここが分かったね ま、ここで話すのもなんだから上がるといい」 一気にまくし立てる佐々木 やはりなんか様子がおかしいな? 取り敢えずお言葉に甘えて上がらせてもらうか 通されたのは佐々木の部屋 何ともさっぱりとした部屋だな っていいのか? 「ん? 別に見られて困るものはないから構わないよ ああ、タンスの中は下着が入ってるからそこだけは勘弁して欲しいがね くっくっ」 ……了解した 気にはなるがそこは紳士な俺だ 我慢しようじゃないか 「ほう、それでも気にはなるようだね いや、年頃の男性らしくていいんじゃないか くっくっ ところでさっきも聞いたが急にどうしたんだい?」 ああ、橘から様子がおかしいと聞いてな 家の場所もあいつに聞いて来た 「ん~、そういうのが全部筒抜けになるのは分かってはいたが、やっぱり恥かしいもんだな で、その橘さんは?」 ああ、やっぱりそういうのを見てしまうのが気まずいんだろう 外で待ってるとさ 「ふむ、彼女らしいな まあ、隠しても仕方ない 原因はこれだろう」 出してきたのは赤のリボンが付いた白い箱 やっぱりアレだよな ただ少し潰れてる 「鞄に入れてたんだけど満員電車の中で押されてね こうなってしまったわけだ 予想以上にこれがショックでね……ん? どうしたんだい そんな顔して?」 い、いや、悪いがお前にそういう相手ができたのが意外でな そっか…… で、でもな、相手の男だって訳を言えば喜んで受け取ってくれるんじゃないのか? そう言うと佐々木はきょとんとしてそれからニヤリと笑った 「そうか、キョンがそう言うなら今から確かめてみるかな」 今から? あ、あ、行ってきたらいい じゃあおれはこれで…… 俺が立ち上がろうとすると佐々木が突然吹き出した。 なんだよ、一体? 「すまない、どうにも我慢できなかった。 いや、それでこそキョンだ。 まあ待ちたまえ。」 唖然としている俺に対して佐々木はにっこり微笑んで 「ハッピーバレンタイン、キョン。」 その白い箱を差し出した。 って、お、俺に!? 「うん、先ほどといい、なかなかいいリアクションだ。 うん、いいね。」 え、あ、さ、佐々木…… 「ちょっと落ち着きたまえキョン。 僕が友チョコを贈る事がそんなにおかしいことかい?」 あ? え? 友……チョコ? ああ、友チョコね。 そうか、そうだよな。 うん、そうだよなぁ。 「ふむ、察するにキョンはそれが所謂本命チョコだと思った訳かな? ん?」 くっ、その古泉みたいなニヤケ顔やめろ……やめてください。 「くっくっ、そこまで動揺するとはね。 やった甲斐があったというもんだ。 それにしても今年や去年もそれなりにもらったんだろう? いまさらそんなにあわてる事かい?」 いや、相手がお前だからなぁ、そりゃ驚くだろ。 閉鎖空間の事もあったからな。 「いくら親友とは言え、初めて男性相手に作った手作りチョコが割れてしまったんだ、僕だって多少は凹むさ。 まあ、我ながららしくないとは思うがね。」 やれやれ、なんか疲れちまったな。 佐々木よ、そろそろそのニヤケ顔やめないか。 「いや、本命と言って渡したらもっと面白い反応が見られたのかなって思ってさ。 くっくっ。」 お前な……もう帰るぞ、邪魔したな。 「おっと、怒ったかい? まあ待ちたまえ。 え、きゃあ!」 さて、読んでる方には何が起こったか分からないだろうから説明しておく。 二人とも立ち上がり俺が前に進もうとした時だ、何故か足をテーブルに引っ掛けて転んだわけだ。 で、その先には佐々木がいた。 つまり押し倒すような感じになったわけだ。 そして倒れこんだ先は佐々木のベット……すげぇベタなシチュエーションだろ? だが、それだけじゃなかった。 倒れた勢いで佐々木の口からほんの数ミリ横の頬に……キスしちまった。 はい、説明終了。 目を見開いて唖然とする佐々木。 ス、スマン、わざとじゃないんだ。 「え、ああ、別にキョンならいいよ。 え、や、そ、そういう訳じゃなくて……。」 今度は俺が唖然とする。 顔を赤くしながら恥らう佐々木。 正直言おう、すげぇ可愛い。 しかも体勢は顔が離れただけで倒れた時のまま。 クラッときた俺は佐々木の唇に吸い込まれていく。 「え?、キョン? あ……」 瞬時に悟ったのか佐々木は目を閉じる。 隊長、もう止まれません。 キョン、行きまーす! 佐々木の唇まで残り5センチ、3センチ、1センチ。 狙いはバッチリ、俺も目を閉じる。 多分残り数ミリだっただろう、急に電話が鳴りだして驚いた俺は一気に起き上がる。 誰からの着信かの確認もできないまま慌てて電話に出た俺に届いた声は 「よう、キョン、今暇か? だったら駅前まで来いよ。 いい感じの女の子が二人いるんだ。 あれはきっとナンパ待ちだ。 誘ったらきっと来るぞ。 どうする?」 ……谷口よ、明日遺書用意しておけ。 「え? なんだ? すっげぇ声が低いぞ。 一体何があ」ピ。 少し冷静になった俺は一気に恥かしさがこみ上げる。 俺は一体何をしようとしてた? ゆっくりと佐々木のほうへ目を向ける。 うわぁ、これ以上ないってくらいに真っ赤だ。 さ、佐々木よ、き、今日は帰るわ。 「え、あ、うん。 その方がいいわね。」 まだ動揺してるんだろう、女口調になってる事に気付かないでまだ顔を赤くしてる佐々木。 たまりません。 玄関を出た先まで見送ってくれる佐々木。 おい、まだ顔赤いぞ。 「そういうキョンこそ……じゃあまた今度ね。」 おう、またこん『『パシャ』』……ぱしゃ? 音のしたほうを見ると小悪魔が二人携帯をこっちに向けていた。 「えっと、写真添付、ハルニャン送信、と。 さて……」「こっちは長門さんに送信、と。 さて……」 「「真っ赤な顔して何してたのよ、ひどいよキョン君、あたしの気持ち知ってるくせに。」」 明らかに嘘泣きしながらハモッてる二人。 何してるんですか鶴屋さん。 朝倉もだ。 で、どさくさに紛れて何しやがりましたか? ってかそれ、らー○んさんのネタのパクリじゃねーか! 「さあ、ここはもうすぐ大変な事になるっさ、朝倉っち。 早く避難するにょろ!」 「ええ、早く逃げないとね、鶴屋さん。」 そう言いながら凄まじいスピードで逃げ出す二人。 うぉい! ちょっと待てぇい! 「じゃあ、キョンまた今度会おう……無事だったらね。」バタン、カチャ。 な! 佐々木、お前もか! あ、鍵かけやがった。 テメェ! 慌てる俺の背後から声が聞こえる 「さて、キョン。 ちょっといいかしら? ここじゃ何だからあっちで。」 「私にも説明を……」 あら、随分とお早いお着きで。 えーっと、あちらというと、あのマンションの建築現場の裏手の事かな? 「そうよ、あそこなら多少大きな声出しても迷惑にはならないから。」 「視覚・聴覚情報は遮断する。」 そうか、声と言うより悲鳴だろうな。 あと長門さん、俺にだけ聞こえる声で随分物騒な事言ってません? 「グズグズ言わずに早く来る!」 ハルヒと長門に襟を掴まれ、引きずられていく俺。 ああ、明日の太陽見れるかなぁ。 古泉「はぁ、逝ってきます。」 森「さて、私も暴れますかね。」 朝比奈「今日は知りません!」 鶴屋「おや? みくるもご機嫌斜め? ま、あたしも良くはないけどね。」 朝倉「情報爆発が欲しいってのもあるけど、なんかそれだけじゃないのよね。 なんだろ?」 九曜「私も――同様――何?」 喜緑「私もお二方と一緒ですね。 これが長門さんの感じたエラー?」 ミヨキチ「お兄さん大丈夫でしょうか?」 橘「優しいんですね。 でもたまにはこうでもされないとあたしもスッキリしないのです。」 妹「キョン君モテモテだね、シャミ。」 シャミ「うにゃあ」
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5740.html
本ページは、本Wiki企画にて2009年7月7日~よりニュース速報(VIP)内、涼宮ハルヒSS関連スレッドにて募集されたSSを公開するページです。 関連リンク ニュース速報(VIP)@2ch http //yutori.2ch.net/news4vip/ 涼宮ハルヒのSS in VIP雑談所 http //yy42.60.kg/haruhizatudan/ 涼宮ハルヒのSS in VIP雑談所(携帯) http //same.ula.cc/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/ 涼宮ハルヒのSS in VIP-支援サイト http //vipharuhi.me.land.to/ SS企画『七夕~夏』投下スレ・短編用 http //yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1246908957/ SS企画『七夕~夏』投下スレ・長編用 http //yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1246909029/ SS企画第5弾 作者別コメントページ http //yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1246908843/ 感想スレPart2 http //yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1230647516/ 人気投票はこちらで! 長編投票所 http //vote3.ziyu.net/html/kikaku5.html 短編投票所 http //vote3.ziyu.net/html/kikaku6.html 無制限コメントページ http //vote3.ziyu.net/html/kikaku7.html 投票期間は延長されて、7月23日(水曜日)~8月9日(日曜日)になりました! 【企画作品のあらすじはこちら!】 □長編作品のあらすじ一覧 □短編作品のあらすじ一覧 □各作品別のあらすじ トップに戻る 作品リスト 【長編】 ☆七夕プレリュード 作者コメント ・彼女が浴衣に着替えたら Ver.Obbligato ☆七夕の約束 作者コメント ☆後味の悪い話 (グロ・ホラー・鬱展開注意) ☆シナモンティー 作者コメント ☆笹の葉半額サマーバーゲン ☆Starry Sentimental Venus 作者コメント ☆愛しき、七夕の日に 作者コメント ・多元量子世界の夏 作者コメント 気にいったSSがあれば是非投票をお願いします! 投票ページはコチラ 一言コメントはコチラ 【短編】 ☆笹の葉アントラクト ☆七夕の日の女二人 作者コメント ☆餡蜜 作者コメント ☆はなびのよるに 作者コメント ・周防九曜の溜息 ☆ある夏祭りの一幕 ☆向日葵 作者コメント ☆summer FM 作者コメント ☆チェイサー! 作者コメント 気にいったSSがあれば是非投票をお願いします! 投票ページはコチラ 一言コメントはコチラ トップに戻る 画像は「2000ピクセル以上のフリー写真素材集」様よりお借りしました http //sozai-free.com/index.html ただいま企画ページ用画像募集中 画像は自分で描いた物か、著作権フリーの物でお願いします
https://w.atwiki.jp/karensenki/pages/182.html
冷泉 鈿女 (れいぜい うずめ) 神人類。枢都七大貴族「冷泉家」の当主。 高天原暗部の監理部隊に所属しており、その実力は極めて高い。 プロフィール 身長 171cm 体重 55kg 誕生日 出身地 肩書き 好物 「ねーねー、お腹すいたよぉ姫ちん…、あ、お菓子ちょうだい!」 「え、え、何それ?あたし全然わかんないよぉ…」 「え…と、3たす9は…11だっけ?あれ13だったっけ?あ、12かー」 「さてと…ご飯食べよう」 「私の事舐めてる?意外と"出来る子"なんだよ??」 人物 特徴・性格 目先の快楽に考え無しに飛び付くタイプで、頭を使うのが非常に苦手。簡単な計算も指を使わないと出来ない。感情を動作で表すタイプである。また女の子としての自覚に欠けており、羞恥心が非常に薄い。 桃色がかった薄紫の長髪を全体的に緩く巻いており、眼は蒼い。スタイルが非常に良く、眼鏡を掛けている。その妖艶な見た目は理知的で気難しそうだが、実際はそうでない。姫千代曰く「見た目と中身のギャップが凄い」。また聖曰く「大きな子供」。 幼少期も今も一族の者からは本当に当主でいいのかと心配されている。唯一、花開だけはその大きな資質に気付いており、「鈿女ちゃんは絶対に大丈夫ですよ!」と冷泉一族や他の貴族気を宥め説得した。 好きなことはご飯をいっぱい食べること。料理が上手な人が好きらしく、よく葵のところにご飯をねだりに行く。箸の持ち方が汚いのをよく叱られている。 人の名前の一部をとって「~ちん」と呼ぶ。のんびり屋である。とても子供っぽく、怒りやすい。危なっかしいためか基本的に一人で行動することを許されていない。 チョコレートが大好物であり、食べると全体的にパフォーマンスが上がる。 戦闘能力 戦闘におけるセンスは非常に高く、九曜にも引けを取らない。後述の能力と彼女の柔軟な発想力を生かした奇想天外な攻めは誰にも予測できるものではない。 春日曰く「普段はまるで駄目だが仕事では一番頼りになる」とのことであり、上長である董迦も「神器を持った鈿女を怒らせないほうがいい」と高い評価をしている。さらに、格闘技にも優れており、神力や神器が無くてもその戦闘力は並み居る神を凌駕する。 高い膂力を活かした拳撃、神器による攻撃、魔法、能力のどれをとっても最高級であり、七大貴族たる強さをまざまざと見せつけている。魔法は雷属性を主に得意としているが、どの属性でも強力である。 神力・神質・能力 水晶や鉱物を自在に操る事が出来る能力を持つ。加えて移動系の能力も持ち、ばらまいた水晶を経由して光速で移動できる。攻めはもちろん守りにも極めて優秀な能力である。彼女の生成した水晶は魔力や能力を遮断する効果がある。 神器 方天画戟「唯我独尊」 長大な柄と威圧的な刃を持つ戟。あらゆる能力を無視して攻撃する事が出来る為、能力使用で普段なら攻撃を受け付けないような者にでも容易に攻撃が通る。
https://w.atwiki.jp/kyokotan/pages/58.html
「はぁ……」 春もたけなわ、お日様が出てる時間もだいぶ長くなってきました。 とはいえ時刻はすでに6時過ぎ、夜の帳はゆるりと降り始めて薄暗い中ネオンに彩られた商店街をトボトボと歩きます。 今日は機関の定期集会の日で今はその帰り道。 思わず口を突いて出た大きな一息が充実した会合の余韻を覚ますものだったとしたらどれだけ幸せだったでしょう。 だけどそんなのはあたしの儚い願望。実態はただの溜息なのです。 佐々木さんのチカラと、あたしの素性をついにキョンさんに打ち明けたあの記念すべき日以来、ようやくスタートラインに立てたはずなのに事態にこれといった進展もなく、機関全体のテンションが落ち気味なのです。 これを打開する妙案もなく例によって今日もぐだぐだでした。 あたしが議長を務めたので余計にヘコみます。 送りの車があったけど思わず辞退しちゃいました。一人になって少し頭を冷やしてたかったから。 「ふぅ……」 さっきから定期的に湧き上がってくる溜息をまた一つ盛大に大気開放。 溜息を吐くほど幸せが逃げるなんて言うけれど、人間落ち込むことに身を任せたいときだってあるのです。 大きく息を吐いてストレスとか厭なことを吐き出してる気になれば少しは気分も晴れるもの。なによりも深呼吸にはリラックスの効果があるのです。 何気なく視線を漂わせると暖色にライトアップされたショーウィンドウが視界に入ってきました。 中に飾ってあるのはキレイ目なワンピース。あたしのお気に入りのブランドなのです。ついこの間も買い物をしたばかり――――、 思考を割り込んで数週間前の出来事がフラッシュバックしました。 それは概ね厭とか恥ずかしいとか、あわよくば無かったことにしたいそういった負の類のモノなんですけど、時おり甘いような、そしてラストは……、酸っぱいような妙な思い出なのです。 …………。 やだ、あたしったらボーっとしちゃいました。 しかしそれも仕方のないことなのです。あの『痛キモチイイ』ような不思議な感覚が鮮烈に焼きついて頭から離れないんですもの。 あのあと恐怖に慄きながら佐々木さんにオシオキとばかりに強制連行されて辿りついたのは、その……、町外れにあるカラオケボックスだったんですけど、普通に歌い始めるはずもなく執り行われたのは…………、延々たるくすぐりの刑。 くすぐりが拷問の一つってのは本当なんだってことをこの身に刻みつけるように実感してしまったのです。 マイクコードで手首縛って、おしぼりで目隠しして……、どうしてああも機転が利くんでしょうか。……変な趣味に目覚めてしまいそうなのです。 「はぁ……」 陶然と回顧に耽ったあたしの口から熱っぽい吐息を思わず漏れ出てしまいました。今までの溜息と明らかに一風趣の異なった息吹。 否が応にも身体が反応して熱く昂ぶります。 こそばゆい感覚を突き詰めるとそこにあるのは極度の緊張による痛み、でもそれすらも通り越してしまうと弛緩の境地に上り詰めてしまうのです。 そうなると普段無意識の内に押し込めているものが全部開放されちゃうような感覚に陥ってしまうの。 もちろんこんなの初めて知ったことですけど。今から思えばあれは知っちゃダメなコトだったような気がします。 佐々木さんのガラス細工のように繊細な指先は信じられないくらいに器用で、探知機でもついてるかのようにあたしの弱いところを次々に探し当てて、そこばかりをそれはもうねちっこく執拗に責め立てたのでした。……佐々木さん恐るべし、なのです。 あの日以来、その、とっても恥ずかしい話なんですけど、どうにもあの感覚が病み付きみたいに忘れられなくなっちゃって……、でも独りではどうしようもなくて、つい夜な夜なイケナイ遊びに耽――――、ってダメダメ、天下の往来でこれ以上考えるのはNG! 火照った頬を戒めるかのようにペチペチと叩いてなんとか気を取り直します。 違うっ、違うのっ、こんなはずじゃなかったのです。それに思考が脇道に逸れすぎっ! 色香で惑わせたキョンさんを舞台裏で操って佐々木さんを真の神様に祀り上げる悪女を目指したあたしはどこへ行ってしまったの? 一回挫けたからってそれで終わり? そんなヤワい精神構造で小悪魔が務まると思ってるの? 本当の小悪魔ってのは厚顔無恥でちょっとしくじってもぺロッと舌を出して帳消しにできるそれはもう無尽とも言える生命力を持った強い強い生き物なのです。 店先で年頃の女子がぎゅっと目を瞑ってひたすらぺちぺちとやり続ける姿は異様の他なんでもありません。 お店の人ごめんなさい、営業妨害じゃないのです。 手を止めるとじんじんと疼く頬に火が灯ったみたいに熱が帯びてきました、それに触発されたように本当に今まで立ち消えになっていたヤル気と自信が沸々と盛り返して来ました。 よしっ、気合は十分! とにかく! ヘコんでても良いことなんてないことはこの数週間でおなか一杯になるくらいに分かったのです。やっぱり自分で動き出さなきゃ何も始まらない。 失敗と失態は取り返せば良いの。 『求めよ、さらば与えられん』 なんて素晴らしい言葉があることでしょう。今のあたしにぴったりなフレーズなのです。 たった今からこれがあたしの座右の銘。 クリスチャンでもないのにお言葉だけ拝借するなんて調子良過ぎかな。でも、それは仕方ないことなのです。なんてったってあたしの唯一神は佐々木さんだから。 確かに前回の『傾国の美女作戦』は大失敗に終わりました。敗因はキョンさんのニブチンさを甘く見すぎていたことと、佐々木さんの監視を怠ったこと。 この対策さえすれば今度こそうまくいくはず。 ショーウィンドウの照明を背にあたしは胸の前でぐっと掌を握りこみます。 道行く人たちの半分が眉を顰めながら奇異の視線を向けて、残りの半分がいかにもわざとらしくそそくさと足早に通り過ぎていくけど、そんなことじゃこの決意表明は……、揺らぎません。揺るがないのよっ。 心意気も新たに作戦第二弾をぶち上げます。半分ヤケ気味に腫れた頬を膨らませながら。その名も、 『熱愛の猛進作戦』 乙女がどうとか、恥じらいがどうとかそういうの気にしてちゃあの超次元鈍感男の相手など到底できないということ。 演技も……演技も不要なのです! あの後、どうしても納得がいかなくて忌憚のない第三者の意見が欲しいあまりに『藤原』さんの前で披露したところ、 「学芸会レベルの茶番だな」 の一言でバッサリ斬り捨てられてしまったあたしの三文芝居なんか、ないほうがっ、いいのよ。 鼻先にツーンとこみ上げてくるものを、すんっ、と乱暴に鳴らして思わず目じりにうっすら浮かんだ雫を払うようにかぶりを振ります。 要は小細工なしの真っ向勝負! これでダメならさすがにあたしも諦めるのです。 そうっ、言うなればこれは意地。女の意地を賭けた勝負なのです。負けられない! 夜空を見上げれば眩いばかりの繁華街の電飾に負けじと皓々と輝くお月様。 月影を真正面から浴びながらあたしはリベンジを固く誓ったのでした。 ////////// 金曜日の午後7時10分前。 この前と同じく地域の中で最も栄えた繁華街でキョンさんと待ち合わせ。 例によってキョンさんのアポをとるのは至難の業で。艱難辛苦と紆余曲折を経てようやく会う約束を取り付けることができました。 約束の日時が週末の平日で中途半端な時間になってしまってるってところに、その痕跡が窺えるのです。 初めて目にする人がローマ字読みするとツッコミ風になってしまうファッションビルの入り口でキョンさんの姿を探しますが、まだ来てないみたいなのです。 スカートのポケットの中でメール着信音が鳴ったのでケータイを開いて確認。 『ターゲットS、学習塾にて数学の講義を受講中。不審な動きはなし』 ふふふ。同じ轍は踏まないのです。今回は佐々木さんの監視付き。部下から定時連絡を入れてもらうようにしました。 安堵して姿勢を正し直します。 ちなみに今日のあたしのお洋服ですけど前回と一緒。強いて言えばお星様のネイルアートを入れたくらいかな。お仕事があるのでネイルチップですけど。 誤解のないように説明しますけど、決して手を抜いたワケではありません。 キョンさんは女の子の服装の細かいところまでは興味は示さないタイプだから、過剰にドレスアップしても自己満足にしかならないというむしろ学習の成果なのです。……というのはあくまでも本音半分。残り半分は十代女子の厳しいお財布事情に由るものなのです。 その代わり! 今回はちゃーんと奥の手を用意してきました。 二つある尻尾を一つにまとめて一つに……、そうっ! ズバリ、ポニーテール! キョンさんの琴線に触れる超重要スタイルだっていう下調べは随分前からついていたんだけど、奥の手は常に取って残しておくもの。策士たる者の基本的な心得なのです。 でも今日は勝負の日なので惜しみなく投入。振り返ってショーウィンドウを姿見代わりにポニーの出来栄えを再確認。 結い位置はあごと耳の延長線のベストポジション。毛先までストレートにまとまった艶のあるサラサラの髪を肩越しに確認すると、力強くうなずきます。 イケる。これなら間違いなく一目でキョンさんのハートも直撃のはず。 自分の世界に入っていっちゃいそうになったけど、写り込む人影の中に小さく写るキョンさんの姿を見つけると、慌てて我を取り戻して振り返ります。 やっぱり出会い頭の第一印象は大切よね。 「こんばんは」 グラビアアイドルばりの極上の営業スマイルでキョンさんをお迎え。対するキョンさんはの倦怠感溢れんばかりの随分なおざりな態度で応えてくれました。 「お前も暇だね。バイトはどうした? オフならオフでもっとプライベートは有効に使えよ」 相変わらず手厳しいのです。 広義で言えばこれも仕事の一環です、という台詞を飲み込んで、 「学校の後で疲れてるところ呼び出しちゃってごめんなさい」 と、ペコリと頭を下げました。ポニーの尻尾がキョンさんに差し出されるような格好になります。 すぐに頭を上げてすかさずキョンさんの表情をチェック。 視界に入ってきたのは、口を半開きにしたままぎこちなく佇むキョンさん。それはまるで何かを言おうとした瞬間に待ったがかかったような、言うなればぶっきらぼうに「まったくだ」とでも返そうとしたときにカウンターパンチをもらったような、おかしな表情。 「んん? どうかしましたか?」 心の中でガッツポーズを作りながら、素知らぬ調子で問いかけます。 「い、いや。なんでもない」 んもうっ、そこで「髪型、変えたんだな」の一言があれば女の子も喜ぶのに、天邪鬼なんだから。 まぁ、いいのです。キョンさんの強硬な態度も崩せたしツカミはOK。 「じゃあ行きましょうか?」 一気に畳み掛けるようにあたしは素早くキョンさんの腕に飛びつくと、ギュッと身を寄せてリードします。 「おいっ、行くってどこへだ?」 「バイキング!」 ////////// 駅前の高層階、海を見渡せる夜景の素敵なホテルレストランの窓際の席に十代のカップルが一組。 一流ホテルというほどではないのである程度のラフさは許されるとしてもちょっと浮き気味であるのは否めないのです。 金曜の夜ということでお客の入りも良くて家族連れも多く、満席に近いくらいに混んでるので、なんとかその中に紛れ込めているのが救いですけど。 せめてキョンさんがもう少し気合入れてオシャレしてきてくれれば良かったんだけど、まぁ贅沢は言わないのが吉です。 このバイキングは期間限定で催されているもので、3000円で普段ご縁のないような料理が取り放題、食べ放題、飲み放題という庶民にとっては一大イベントなのです。そのため、みなさん実に気合が入ってるのです。その例外に漏れずキョンさんも。 キョンさんはあたしに借りを作るのが厭みたいなので、露骨に奢ることは控えて招待券を手配しました。誰かに譲ってもらったわけでもなくわざわざ機関の経費で購入して。 親戚から招待券をもらったけど、家族は都合がつかなくて行けないという設定を作ることでキョンさんをその気にさせることに成功しました。 優雅にホテルで夜景と夕食を楽しみながらでくつろいじゃったりしてますけど、ここに至るまでには聞くも涙の長い道のりがあったのです。 だけど、その労苦の甲斐あって育ち盛りの男子の食欲を煽るために企画したこの計画は結果的に成功でした。 現にキョンさんはさっきから大皿をいっぱいにして戻ってきては、舌鼓を打って非常にご機嫌なのです。 食べるのに夢中で料理の感想以外あたしとほとんど喋ってないのがそこはかとなく残念ですけど。 あたしですか? 正直な話少食なのでバイキングのメリットは無いの。あくまでもキョンさん優先。泣けてくるくらいの健気さなのです。 と、切なさを噛み締めるようにエビチリを一口食べたとき、キョンさんが向かいの席に戻ってきました。あ、今度はにぎり寿司なんだ。 「どうした? さっきからあんまり箸が進んでないように見えるんだが」 「そんなことないのです。ちゃんと食べてますから。お寿司美味しそうね」 「回ってない寿司なんて久しぶりだな」 嬉々としながらキョンさんはアナゴを頬張りました。 幸せそうな笑顔は見てて癒されるものがあるんだけど、あたしと二人でいるときその表情が見たいのです。 「適当に見繕ってきたんだが、自由に取ってくれ」 「あ、うん。ありがとう」 「さすがホテルのレストランだ。いくらでも箸が進むね。今日は偶然家族が出払ってて夕飯をどうしようか困ってたところだったんだ。ちょうどよかったぜ」 「そう言って喜んでもらえるとこっちも嬉しいのです」 「妹を連れてきてやりたいな。あいつを連れて来たら次から次へと目移りして目を回しそうだ」 そんな風に無邪気に話すキョンさんはなんだか普段より随分子供っぽくて、完全に毒気を抜かれてしまいました。 でも、レストランに来てから初めて会話が続いたような気がします。さすがにキョンさん食べるペースも落ちてきたし、お話するならこのタイミングかも。 「キョンさんって好き嫌いないんですか?」 「……ねぇな。特殊にカテゴライズされるもの以外だったら結構何でもいけるかもな」 「女の子の好き嫌いも?」 「ぶっ、っごほっ、ごほ、ごほっ」 慌てて口許を押さえてお寿司を噴出すの阻止して激しく咳き込むキョンさん。、 「あああっ、はい! お茶!」 渡した湯飲みをひったくると一気に流し込みます。 ちょっとした冗談なのにそんなに動揺しなくても。それとも、心当たりがあるっていう裏返しなのかな。 「っ――――、はぁっ! おまえなっ、俺を殺す気か?」 「ちゃんとお茶をパスして助けたじゃないですかぁ。そこまでびっくりする方がどうかしてるのです」 「いいや、全然関係の無い話をいきなり振ったお前が悪い」 反射的に言い返そうと息を呑んだあたしでしたが、キョンさんの酷い有様を目の当たりにして言葉を失ってしまいました。 あ~あ、ほっぺとお洋服にご飯粒いっぱいを貼り付けて……。 ハンカチを取り出すとあたしは席を立ちました。キョンさんは一体何をやらかす気だと言わんばかりに身構えます。もうっ、失礼ね。 「ちょっとじっとしててください。上着脱いで。シミになるといけないから、応急処置だけどやってあげる」 鳩が豆鉄砲を食らったように硬直したまま瞬きだけを繰り返すキョンさんの隙を突いてハンカチで顔についたご飯粒をパッパッと払って、背中から無理やりジャケットを脱がしにかかります。 お醤油のシミがついたところにハンカチのキレイな部分をそっと当てながらお冷の水をちょっとだけ垂らして馴染ませておいて、乾いた部分を当てて汚れを吸い出すことを繰り返すと、……よかった、だんだん薄くなってる。 この間キョンさんはテーブルの料理に手を伸ばすこともせずに黙ったまま見てるだけ。きっと今顔を上げたらバッチリ目が合っちゃうんだろうなぁ、なんて思うと勝手に照れてしまいました。 それをごまかす様にあたしは更に手元に意識を集中させます。 レストランで膝の上でせっせと染み抜きをする女子と、それを呆けたように見守る男子。 客観的に描写するとなんだか奇妙な光景ですけど、ジャケットを返したときのキョンさんの顔を目の当たりにしてそんなことは瑣末事のように吹き飛んでしまいました。 「ありがとうな」 穏やかに微笑みながら礼を言ったキョンさんの表情は、つい数分前まであたしが欲してやまなかったものだったから。 //////////// ちょっぴり幸せな気分に浸りながら、心行くまで食事を楽しんでレストランから出てくると時刻は午後8時20分。 花の金曜日ということもあって、繁華街はまだまだ宵の口とばかりに活気に満ち溢れていました。心なしか道行く人たちの足取りも軽いように思えるのです。 この後ですけど、洋画を見てさらに良い雰囲気になって、映画館の熱気を冷ますために公園に入ってベンチでさらにさらに良い雰囲気になって、その後は、い、いけるところまで! ってのがあたしの計画だったんだけど、レストランから出ると同時にその計画にいきなり黄信号が灯りました。 食事中は結構良い雰囲気だったにもかかわらず、それはそれ、これはこれと言わんばかりにキョンさんの態度は待ち合わせた直後の硬いものへと逆戻り。 キョンさん~、さっきの優しい顔はどこへ隠しちゃったんですか? 映画に誘うと家族が心配するから帰る、とかいい加減なことを言い出したので、さっき今日は家族が不在だって言ってたじゃないですか、と問い詰めてなんとか引き止めたのです。 けれど、このままじゃ本当に半ば義務的に映画を観るだけでスタッフロールと同時にさっさと帰ってしまいそうな雰囲気がありありね。 席を取ってキョンさんを残してホールのドアを閉めて廊下に出てくると、途方に暮れて大きく息をつきす。 辺りを見回すと映画館は大入りらしく飲み物を販売している売店の店先には列が出来ていました。 映画に誘ったのは暗闇でキョンさんの手をそっと握って女の子を意識させようってのが目的でしたけど、こんなテンションじゃ何を仕掛けても効果がないよね。 と、暗く一人ごちると、ずーんっと重く沈んでしまいそうになります。 ……アレを使うしかないのかな。 手提げのバッグから取り出したるはピンク色の小瓶。心なしか水よりは粘度が高いように緩やかに揺れる液体を眺めつつ逡巡します。 ああ、こうやって神妙にしてると誤解されちゃいますね。中身は危ないクスリとかでは断じてないのです。 持って来たのはお酒。アルコール度数の高い焼酎。 正直道具に頼るのは矜持に反する行為なのです。それだけに悩む。うぅ……、どうしよう。酔わせて手篭めにするなんて、姑息なナンパ師みたいなのです。少なくとも女の子がやることじゃないよね。 その時、スカートの中でケータイが震えました。お決まりの定時報告。 『ターゲットSに動きなし。依然講義を受講中』 という内容を確認してパタンと閉じます。 それが合図になったかどうか分からないけど、瞬間佐々木さんの存在を強く意識したことは間違いありません。 あたしが手をつけようとしてるのは禁断の恋愛。モタモタとしてる余裕などないのです。 そう、長期戦は色んな意味でダメ。次回はないものと思わないとっ。 顔を上げるといつの間にか売店の列は捌けてすぐに注文ができる状態。あたしは重い足を引きずるようにしてカウンターに向かいます。 「いらっしゃいませ」 鬼気迫る雰囲気が出てしまっていたためか、店員の男性の顔が一瞬引きつりました。 「グレープジュース2つ」 この言葉と同時に賽は投げられました。橘京子、プライドを削ってまで勝ちたい一世一代の大勝負の幕開けなのです。 //////////// 席に戻ると紙カップを両手に持つあたしをキョンさんが訝って迎えてくれました。 「あれ? トイレに行ったんじゃなかったのか? 飲み物はいらんと言っただろ」 「映画は2時間あるんですよ? 備えあれば憂いなしってやつです。もし、要らなかったらあたしが頂いちゃいます」 上っ面はいつもの調子の茶目っ気があってちょっとテンション高めのあたし、でもその薄皮一枚裏側はここからの展開に怯えまくりなのです。 今一つ釈然としない様子のキョンさんでしたけど、あたしが座るとともにブザーがなって開演となりました。 今から始まるのは前回もプログラムに組み込んでいたアクション映画。 シリーズ三作目らしいけど、白状すると前作をちゃんと観たことないのです。ではなぜこれを選んだかというと、途中にロマンティックというか、ちょっとえっちなシーンがあったりするから。 映画に触発されてキョンさんがあたしのことを意識したりすれ儲けもの。なんにせよ二人のテンションとムードを高めるのが目的なのです。 映画自体は前作を知らなくても十分楽しめる内容で、のっけから派手なアクションシーンが連発。緊迫する場面の連続で思わず引き込まれてしまいました。 それはキョンさんも同じらしくて、視線は正面を向いたまま集中しているみたい。 そのまましばし純粋に映画を楽しんで、オープニングから30分くらい経った頃、運命の瞬間は突如訪れたのでした。 やっぱり喉が渇いたのか、口寂しくなったのか、目の前にあるから単に反射的に取ってしまっただけなのかは分かりませんけど、とにかくキョンさんは何気ないごく自然な動作でジュースを取ってストローに口を付けたのでした。 コクコクと五回は喉が鳴ったかな。思いのほかたくさん飲んだのです。 フィ――――――ッシュ!!! と思わず心の中でガッツポーズ。 何か間違ってるような気もするけど、この際ニュアンスだけそれっぽければ何でもいいの。 言うまでもなくキョンさんが今のんだのは橘京子謹製のグレープチューハイ。 あまり焼酎を混ぜ過ぎるとバレるリスクが高くなるため、配合には最新の注意を払いましたけど、キョンさんは変な素振りを見せることなくカップを戻しました。 やったのです。こんな量で酔っ払うこと期待などできませんけど、お酒が入って少しでもノリが良くなれば御の字。とにかく第一関門はクリア。 そんな風に映画を無視して一人盛り上がるあたしなど全く構わずにその後キョンさんは映画の幕間のタイミングで何度もカップを取り上げたのでした。 カップは不透明だけれど、液体の影から察すると半分以上は飲んじゃったみたい。 これだけ飲めばちょっとは……、といそいそとキョンさんの横顔を窺ってみましたけど、両の眼はバッチリと開いたまま、顔色は分からないけど何の変化もみられません。 まぁ、こんなもんか。と落胆しかけた自分を納得させて、いい加減あたしも映画に視線を戻したのでした。 時間は過ぎて映画も佳境に差し掛かり、お待ちかねというか、あたし的に見所というか、んん……もうっ、どちらも微妙に意味合いが違うんですけど、とにかく件のシーンに差し掛かりました。 スクリーンの中で美形の白人俳優と女優がベッドの中で抱き合ってお互いを求め始めました。わわっ、激しいのです。 とはいえ、たかだかR‐15なので当然ながらお二人はシーツに包まっていてナニがドウなってるのかは分からないんだけど……、あの一枚の布の裏側では一体どんな攻防が繰り広げられているのか逆に想像が掻きたてられてしまいます。 俳優が一言『愛してる』と耳元で囁くと、そこからはひたすらキスシーン。 え、ええー? そんな、のっけからいきなり、し、舌を絡めて、うわ……、お、オトナのキッスの応酬なのです。 ゴ、ゴクリ……、と生唾飲み込んで思わず食い入るように見入ってしまう前に、一片の理性から待ったがかかりました。 バカ、ここで映画にのめり込んでどうするの? 我に返ってキョンさんの横顔を窺うと、キョンさんはべつだん興奮した様子も、慌てた様子も見せず普通にスクリーンに集中してるようでした。 平静を装ってるのか本当に平然としてるのかまでは分かりません。相変わらず読めないなぁ。 でもでも作戦は作戦。映画に誘ったのは今この瞬間のためといっても過言じゃないんだもの。やるしかないのです。 あたしは膝の上で掌を一度グッと握って覚悟を決めると、右手をゆっくりと上げて隣の席の肘掛の上にあるキョンさんの手に重ねました。 っ、着地成功……。喫茶店で閉鎖空間にご招待したとき以来の素肌のコンタクト。 ただ手が触れているだけの状態にも関わらず、あたしの心臓はどんちゃん騒ぎのビッグマーチ。脈が鼓膜の内側で聞こえるくらいです。 分厚くて節くれだっててとても男の子してるキョンさんの手の感触を堪能してしまいました。 あたしがこれだけドキドキしてるんだもの、キョンさんだって少しは意識してるはず……、チラと横目で窺うと――――、寸分の変化もみられないキョンさんの横顔。 ええ? なんでなんで? ま、まさか映画にのめりこんでて気づいてない、とか? ……ありえるのです、何せ相手は究極ニブチン朴念仁。この程度じゃ足りないってことね。 ここでスルーされるのは女としてのプライドが許さないのです。 うー、仕方ない。は、はしたないって思われるかもしれないけど……。 恥ずかしさに耐えながらおそるおそるあたしは重ねた手を握って、キョンさんの指の間に絡めます。いわゆる『恋人繋ぎ』の完成……。本当は掌同士で合わせるんだけど、密着度はさっきの比じゃないのです。 こんなステディな恋人みたいなことをやっちゃうなんて、ひょっとしたら大胆過ぎたかも……、などと思いながらもさすがに気づいただろうとフライングしたり顔を浮かべながら横を向くと、真正面からばっちり目が合っちゃいました。 お互い顔から火が出たように赤面する――――、はずなのに頬を赤らめたのはあたしだけ。 キョンさんは困ったように眉を下げながら、 「橘、手、手」 と、ぞんざいに顎で促しましたが、展開についていけないあたしが固まったままでいると、今度は焦れたように、 「手が重なってるんだよ。どけろ。お前夢中になりすぎだぞ」 そんな超絶勘違いの発言を、しれっと余裕たっぷりに言ってのけてくれたのでした。 唖然としたあたしは字面の如く開いた口が塞がりません。 こ、こんの男はぁ~~~~、性懲りもなくよくもそんなデリカシーのない言葉を……。 そこに怒りの波が遅れてやってきて、わなわなと身体が震え始めました。 温厚だと自他共に認めるあたしがこんな風になるなんて滅多にないのです。 大きく深呼吸して必死に抑えようとしたけれど、無理!!! 許せない! 女の子に恥をかかせるなんて最っ低!! 溢れた怒りを押し留めることができず、思い切りキョンさんの甲の肉をつねりました。 「イテッ」 間抜けな声が傍らからあがりました。天罰なのです。 つねられたトコをさすりながら不審な視線を送ってくる気配はしますけど、もちろん無視。 手を自分の膝の上に戻すと、スカートの裾がシワになっちゃうくらいに強く握り締めながら視線を前の席に座る人の後頭部に突き刺した状態で怒りを滾らせます。 しかしこの憤りは素直に収まらず、喉が乾いたあたしはひったくるようにカップを取って煽るように一気に飲み干しました。 飲んだときは味なんて意識する余裕なんてなかったけど、飲み干してから言い様のない味というか食感を覚えたのです。 熱い……。喉から食道までが疼くような感じ。さっきまで飲んでたジュースと比べて明らかな違和感があります。 吐息が喉に絡まるような妙な感覚、……アレ、これってお正月に飲むお屠蘇みたいな……って、えええっ!? 慌てて確認すると膝元のカップ置きにはしっかりと自分のジュースがあり、その横には空スペース。 なんてこと、よく見もせずに取ったのが仇となって間違えてキョンさんのジュースを飲んでしまったのです。 こ、これって間接……、じゃなくてっ! 変な味は確実に仕込んだお酒のせい。 まずいなぁ、あたしにはブランデー入りのババロアでベロンベロンになってしまった前科があるのです。 だ、大丈夫かな……。大丈夫、よね? 粗相をキョンさんに悟られぬようにカップをそっと戻して、映画なんかそっちのけで弱気な自分に言い聞かせながら身体の反応を窺います。 気が気でないまま時間は過ぎて、映画もいよいよラストシーンというところで身体からの応答がありました。 突きつけられたその応えは……、案の定、恐れていた事態。 身体が内側からポカポカと熱くなって、頭が痺れたようにジンジンしてきました。症状は時間とともに悪くなるばかりで、ありていに言えばとっても、ツライ……。 うぅぅ、まるで風邪を引いたように苦しいのです。 盛った毒に自爆するなんて、なんてドジ。ばかばか。間抜けな自分が厭になるのです。 回る視界にスクリーンの光は刺激が強すぎたので、目を閉じたまま夜店で取った金魚のように口をパクパク空けて喘いでいると、横から声が掛かりました。 「どうした? なんか辛そうだぞ」 薄目を開けるとスクリーンを遮って覗き込むキョンさんの顔。 そんなに目一杯身体を伸ばして心配してくれると……、ちょっと嬉しくなってしまうじゃないですか。 回らない頭でそんな馬鹿なことを考えていると、キョンさんはみるみる深刻な顔つきになりました。 「すごい汗じゃないか。お前、大丈夫か?」 「え、ええと……。ちょっと気分が、優れなくて。大したことはないんですけど」 自分で言っててなんて説得力のない台詞だろうと呆れたくらいですけど、こんなことでせっかくの逢引きがお開きになるのは勘弁なのです。 病気じゃないんだし、どんどんお酒も抜けていくはずなんだからこのままちょっと我慢していれば映画が終わる頃には……、 そんなことを思った矢先でした。急に身体が宙に浮くような感覚がすると、あたしはキョンさんに肩を貸されて席を立ってました。 「キョ、キョンさん?」 「外の空気吸ったほうがいい。出ようぜ」 あたしの前で初めて見せたキョンさんの自発的な姿。 普段は受身ばっかりなのに肝心なところではしっかりサポートしてくれるんだ……、こんな緩急をつけるのは反則なのです。こんなんだから、みんな惑わされちゃうんだなぁ。 そう思うと胸がシクシクと疼きました。ふふ、この症状はきっと酩酊とは無関係かな。 「ちょっと、すいません」とあたしを支えながら道をあけてくれるキョンさんの真剣な横顔を、ホールを出るまであたしはじっと見つめ続けていました。 館内の廊下に出るとひんやりとした空気が心地よく、思わず気が抜けてそのまま一気に力が抜けて膝から崩れそうになっちゃうところをキョンさんが抱きとめてくれました。 ああ、不可抗力ながらついにハグまで……、せっかく冷めかけていたのにまたぶり返してしまいます。 「おいおい、しっかりしろ。マジでやばいなら救急車呼ぶか?」 未成年飲酒で酔っ払って救急車なんて、みっともないにもほどがあると青ざめたあたしは、力を振り絞って断固拒否します。 「少し休めば大丈夫です。お手洗いまで連れてってくれますか?」 キョンさんはいささか釈然としない顔をしながらも了承してくれると、しゃがんで後方に手を広げた姿勢になりました。 「……えーっと?」 意図が分からず一瞬戸惑ったけど、茹だった脳みそを頑張って回してようやく何を促していることに気づくと、一拍置いて沸騰したように顔がヒートアップ。それこそボンッって音がしそうな勢いで。 え、ええ~~~? こんなところでおんぶですかぁ? 嬉しくて恥ずかしいような、どっちにしろせめて心の準備くらいさせて欲しいと身悶えていると、キョンさんはそんなあたしの心の機微など解さず、 「連れてってやるから早くしろ」 と急かします。 うぅ……、恥ずかしいけどしょうがないよね。うん、だって非常事態なんだもの。 そんな言い訳とは裏腹に身体は正直に滞りなく前に傾いて、キョンさんの背中に遠慮がちにもたれ掛かりました。 さすがに首に手を回すことはできず、肩に捕まります。 キョンさんの腕があたしの太ももの裏側に回ると準備は完成。 そこからなんの抵抗もないようにキョンさんはすっとごく自然に立ち上がりました。 重いと言われるのはやですけど、簡単に持ち上げられてしまうのはそれはそれでなんだか全体的にボリュームが足りてないみたいで悔しいなぁ。 なんて、乙女心と葛藤しながらもキョンさんの足取りは確かで着実に歩みは進みます。 飲んだ量からすればキョンさんのがずっと多いはずなのに、酔った素振りなんて微塵も感じられない確かな足取りに理不尽さを感じながらも、定期的な上下の振幅が気持ちよくていつまでもこうしていたい気分になりました。 息を吸うとキョンさんの使ってるシトラス系のシャンプーの香り。そして、その中に漂う仄かな男の人の匂い。 身体全体でキョンさんを感じて、余計に頭がクラクラとしてきました。 キョンさん、これは逆効果ですよ……。 お酒とキョンさんの両方に酔いしれて、気持ちよく、苦しくて、切なくて、ワケがわかんなくて、もう、前後不覚でどうにか、なっちゃいそうなの、です。 まるで手の隙間から一握の砂がサラサラと零れ落ちるように、言った矢先から言葉を忘れていくような蒙昧さのままそんな台詞を一人ごちた刹那、 『カチリ』 と、何かスイッチが入ったような音が脳裏に響き渡りました。 それは自分の中で勝手に作り上げた擬音なのかもしれないけど、この瞬間何かが切り替わったのは間違いないのです。 だって、なんかあたしとっても、変な、気分なんですもの。うふふ。 なんだかじっとしてるのが、もったいない気分。 んん……、もうっ、じれったいなぁ。 意味不明に逸る気を紛らわすように両手をキョンさんの肩に乗せるのを止めて、首に手を回して思い切り後ろから身体をあずけてみました。 当然の如くキョンさんはびっくりして慌てます。 「うおっ。なんだ!? こらっ、じっとしてろ!」 非難の中にも明らかな動揺が見えるのです。ふふ、もしかして変なこと考えちゃってます? 反応が面白くてよりいっそうぎゅっとして密着度を一層高めてあげちゃいました。 「さてさてここで問題です。あたしが今キョンさんの背中に押し付けてるのは何でしょう?」 「そんなもん知るかっ」 ……この台詞にはカチンときたのです。 分からないってことですか? いくら控え目だって言ってもこれだけやれば弾力くらいは伝わってるはずなのです。む~~~~~~。 このどうしようもない鈍感男をどうにかしてやりたくて強攻策に出ることにしました。 抱きつく腕を緩めて少し身を起こすと、ろうそくの日が消えるか消えないかの微妙な加減で、 ふーーっ と、耳元に優しく息を吹きかけてみました。 そうするとさすがに効果は覿面。 頭の先からつま先まで芯が通ったみたいにキョンさんは直立して身を震わせます。 うふっ、ゾゾゾ、という音が聞こえてきそうなくらい。 「なっ!? お前っ、さっきから何かおかしいぞ?」 色を成したキョンさんが背中越しにあたしの表情を覗き込んできましたが、その刹那キョンさんの顔が引きつりました。それはもう、見たくないものを見てしまったような、いわゆる「げっ」といった感じのとっても失礼な表情。 何よ? 確かにフワフワして不思議な気分だけど、そこまで変な顔してるつもりはないのです。 抗議の一言でも言ってやろうとしたとき、目の前で美味しそうな果実が実ってるのを発見しちゃいました。紅く染まったキョンさんの耳たぶ……。 うふふ、いただきまぁーす。あむっ。 「っ―――――!」 この攻撃、いえ口撃は見事にキョンさんの急所に的中したらしく、声にならないような悲鳴をあげてキョンさんはバランスを崩しました。 同時に宙に放り出されたあたしはそのまま上からキョンさんに覆いかぶさるような形でドサリと赤のカーペットの上に倒れこみます。 「イタタ……」 膝を強く打った痛みを合図に状況を把握しようと目を開けると、開眼一番に網膜に飛び込んできたのはキョンさんの顔がドアップ。 どうやらあたしがキョンさんを押し倒しているような体勢になっちゃってるみたいなのです。 吐息が届くような至近距離でお互い目を見開いたまま見つめ合うこと数秒。 キョンさんの顔は微妙に口もとが引きつってて、目じりの辺りが痙攣しててムードもへったくれもないですけど、そんなのはご愛嬌の範疇。細かいことを気にしてたらキリがありません。 だってこんなのは千載一隅の大チャンスなんですもの。 視線を少し落とせばそこにはさっきよりも格別に美味しそうな二房一組の瑞々しい果実。 えいっ、奇襲!!! んちゅっ! ――――、とうとう初キッス達成――――――――。 ああ……、これが夢見ていたキョンさんの唇の感触。温かくて重厚で、口付けているだけで安心できるようなそんな不思議な感覚がするのです。 んー、とキョンさんを味わうかのように強く押し付けます。 ほんのり漂うのはグレープとアルコールの怪しい香り。 心は充足しているはずなのに、身体は貪欲にもっと強い刺激を求めてあたしをいけない衝動へといざないます。 さっきの映画のシーンで観たディープキスを思い起こさせて、それを今すぐやれと。 こんな大胆な自分が信じられないという戸惑いは確かにあります。でも、それはどこか遠い別の場所からもう一人の自分が頑張って叫んでるんだけど、全然声が届いてないような希薄な意識で、自分にブレーキが掛からないまま本能の暴走は止まりません。 ちょうちょが花弁を貪るかのようにキョンさんの唇を割って舌を挿れようとしたそのとき、キョンさんの身体が魚のように飛び跳ねて、凄い勢いであたしを押しのけました。 「きゃん!」 と、腕力も質量もないあたしは簡単に吹き飛ばされて上半身を仰け反らせます。 「なっ、なっ、なんてことしやがるっ!?」 拒絶は反射的なものだったのか、怒りよりも混乱が上回っているような様子でキョンさんは気色ばみました。 驚くのは仕方ないとして、せっかくの乙女の口付けなのにそれをばっちいものみたいに拭うのはいただけないのです。キョンさんってば、ひどい。 「何って、キスですよ。キーッス!」 「お前と俺がそんなことをする理由がどこにある? つーか、お前気分が悪かったんじゃなかったのか?」 そう問われて初めて自覚したんだけど、館内で苦しんでいたのが嘘のように今は何ともありません。 身体が芯から熱くて、気持ちが昂ぶってどこか夢見心地なのを除いては。 「おい」 「……なんですか?」 「いい加減どいてくれ」 「やです」 今のあたしがどこか変だってことは自分でも承知してることですけど、さっきからのやりとりの中でキョンさんの様子も少しおかしいことに気づきました。 普段のあたしに対する強気でぶっきらぼうなキョンさんはすっかり鳴りを潜めて、なんだか受身でしどろもどろな感じ。 ここでなんだかピンと閃くモノがありました。 もしかしてキョンさん、相手が強引だと強く出られないタイプ? 視界はぐるんぐるんでおぼつかないくせにやたらと冴えてるなんてなんだか不思議。何はともあれここは押せ押せで行くしかないのです。 珍しくも優位な状況にあたしは楽しくて仕方なくて、ニンマリと笑ってしまいました。理性という歯止めが利かなくて、愉悦と欲望丸出しのイヤラシイ顔になっちゃってるに違いないです。 目の合ったキョンさんが小動物のようにギクリと瞠目して身体を強張らせたのがその証拠。 「ふふ、キョンさんかわいい……」 「アホなこと言ってる場合かっ。この体勢を何とかしろ! 人が来るぞ?」 キョンさんに指摘されて今の体勢を省みてびっくり。 殿方に跨って見下ろすこの体位は、その、女性が上の、アレなんですもの……、やだ、あたしったらこんなこと考えてばっかり……。 意識すると急激にフラチな衝動が込み上げてきて、じっとしてられなくてむず痒いような妙な感覚に囚われます。 「う、上でもぞもぞするなっ」 キョンさんは真っ赤に顔を染め上げて必死の抗議をします。うふっ、まるでリコピンたっぷりのトマトみたいなのです。 無意識のうちに腰とか足とかが動き出しちゃってたみたい……。やだ、はしたない。 でもどちらかと言えばそういう方面に疎いあたしは、次に何をして良いかが分からず、逸る身体を持て余してしまうのでした。 こんなことなら、もっと予習しとけばよかったのです。 イニシアチブを握りつつもこのあとどういう展開にもっていくべきなのか考えあぐねていると、下からちょっと苦しそうなキョンさんの声。 「誰かに見られたらどうするんだ? 何の悪ふざけか知らんが、悪いことは言わん、どいてくれ」 誰かに見られたら。 この言葉が鍵の様に混乱したあたしの思考に作用して、眩い光が降り注ぐような感覚に陥ります。それは一言で言えば不意に啓けてしまったってこと。 全てが分かって、そして繋がってしまいました。 あ~あ、キョンさん。墓穴、掘っちゃいましたね。 誰かに見られるのがまずいのなら、誰にも見られない場所に移動すればいいのよ。 そして、あたしはそういう所に移動できるチカラを持ってる、そうなればもう話は決まりよね? 「じゃあ、二人っきりになれるトコへ行きましょうか?」 あまりに都合の良い展開が嬉しくて楽しくて、薄く笑いながらキョンさんの手首を掴みます。後は目を瞑ってもらうだけ。そうするには――、 「んん……っ」 もう一度口付けるだけで事は足りました。 顔を近づけてキョンさんが怯んで目を閉じた一瞬の隙を縫って空間移動を敢行なのです。 キスしたまま五感が薄らぐようないつもの不思議な感覚がすると、そこは同じようで違う場所。 その証拠にさっきまで漏れ聞こえていた映画の音声や人の喧騒がなく、静寂に包まれています。 名残惜しくもゆっくりと唇を離して身を起こし、キョンさんの反応を窺いました。 キョンさんはしばらく目を白黒させてからビタリと静止するという実に分かりやすいリアクションを見せてくれました。 ふふっ、無音の違和感にキョンさんも気づいたみたいなのです。 「お前、まさかっ」 「はい。そのまさかなのです。これで心配は無用ね」 「……なんか悪いモンにでも当たったのか? この期に及んで驚くつもりもないが、まさか実は二重人格ですなんて言い出すんじゃないだろうな?」 「失礼ね。これは素直はあたしの欲求なのです。キョンさんのこともっとシリタイっていう……」 突如言いたい言葉が煙のように消え失せてしまいました。 あれっ、なんで? 戸惑う猶予も与えず間髪入れずに襲ってきたのは、ものすごい倦怠感。瞼が重くて、重くて仕方が、ない。 「おいっ、橘?」 「っはぃっ! ええ? ああ、と、とにかく、今夜は帰さないのです、分かり合えるまでじっくり、じっくり……、トコト、ン……」 が、がんばるのよあたし。こんなところでうつらうつらと船を漕いでる場合じゃないのです。 けれど、不本意ながらも意識はどんどん遠のいていくばかり。 ええ~、ちょっとぉ~! こんなのってないのです~~~!!! 恨み節も暖簾に腕押し、ぬかに釘、自分との戦いにも関わらず全く抗うことなど許されないまま、問答無用でブツリとワイヤーが切れたように瞼が強制シャットダウン。 一時はお酒で勢いがついて怪我の功名なんて思ったあたしが馬鹿だったのです、最後に待ってたのはやっぱり因果応報。 気を持たせるなんて神様も意地悪なのです、と不遜にも神相手に毒づいてハッと気づきます。 …………、佐々木さんならいかにも当然の天罰かぁ。 などと馬鹿なことを考えて自嘲気味に笑いながらあたしの意識は徐々に霧散していったのでした。 //////////// 意識を手繰るように覚醒して目を開けると、強烈な光線が飛び込んできて、反射的に手で遮ります。 うぅーん、眩しいっ! おかしいなぁ。部屋の電気を消し忘れてベッドに入った覚えはないのに。 寝起きにも関わらず、目覚めは抜群に良いみたいで珍しく頭はクリアに冴え渡ってるのです。ただ目だけが明るさに慣れないようなもどかしい感覚。 「橘! おいっ、しっかりしろ」 そこへ投げかけられたキョンさんの声? え? どうして眠ってたあたしの傍にキョンさんが? 瞬時にあらぬ想像が駆け巡って、あたしは飛び起きます。 ゴチン! 目を瞑ったまま急に動いたのが仇となり、額を何か柔らか硬いモノにぶつけて、視界にお星様が飛び散りました。 なに? なに? なんなのいったい!? せっかく踏ん張った腹筋も空しく上半身は重力に従って逆戻り。感じた落下の衝撃はいつも私が使ってる枕とは違うものでした。 んん? なんか後頭部にちょっと硬めの低反発素材のような柔らかい感触が……。って、それどころじゃない、痛いぃ。 あまりの痛さに両手で患部を押さえると、ついでとばかりに涙まで浮かんできました。 うぅ……、最悪の目覚めなのです。 「った~~~~~~いぃ!」 「ってぇ」 ようやく拓けた視界に待ってたのは、あたしと同じ格好で額を押さえながら痛みに耐えるキョンさんの顔。上からあたしを覗き込むような姿勢でしかもかなり距離が近い。 この体勢、頭に感じる人肌のような柔らかい感触、これって……、 キョンさんの膝枕――――――――!?? いくら察しの悪いあたしでもここまでヒントが出ればピンとくるのです。 流石に同じ過ちは繰り返さないように今度は横に身体を回転させて、文字通り転がるように離れると、不意に落下感襲われて反射的に頭だけは守ろうと下手くそながらも受身を取ります。 ドン と、尻餅をついて身体が止まったことを確認すると、そこはあたしの部屋でも、キョンさんの部屋でも、ましてはそういうホテルの一室でもなく、素っ気もない無骨な硬いアスファルトの上。 ワケも分からず取り乱したままに立ち上がると、目の前にはベンチに座って顔を歪ませながら額を押さえるキョンさんの姿。 明るいのはあたし達のいる水銀灯の下だけで辺りは真っ暗。今は夜? 聴覚が戻ってくると少し風が吹いていて、ザワザワと木の葉が擦れる音が聞こえてきました。 「――ッ、たた」 遅れて襲ってきたのは芯からズキンと響く頭痛。 さっきぶつけたのとは明らかに違う種類のもの。それが呼び水になって断片的な記憶が戻ってきました。 そうだ、キョンさんとデートしてて、バイキングで夕食を楽しんで、その後映画館へ行って……、焼酎入りのジュースを飲んじゃって、廊下でおんぶされながらキョンさんに絡んじゃって、今の頭痛はその名残! 芋づる式に記憶が呼び戻ってきたけど、ここでピタリと止まってしまいました。 それからあたし、どうしたんだろう……。 途切れたフィルムのように断絶があって、いくら頑張っても思い出せません。 「なんだ、随分と元気そうじゃないか」 「キョンさん、どうしてあたしこんなとこで……」 「覚えてないのか?」 「……はい」 額を赤くしたキョンさんは少し困ったように鼻の頭を掻きました。 どうしてそんな微妙な表情をするんですか? ま、まさかあたしとんでもない粗相をやらかしちゃったりしました? 「気分はもういいのか?」 言われて改めて自分の体調を省みました。それ自体がすでに何も変調がない証拠なのです。ぐるんぐるんに回っていた視界も、熱くて仕方なかった身体もすっかり元通り。 「……大丈夫みたい」 「そりゃよかった。大変だったんだぜ? いきなり落ちたからな。気絶したんじゃないかって思ったくらいだ」 お酒が回ってくだをまいてるうちに寝ちゃったってことかな? おそらくはそんなところだろうと思うけど、キョンさんには大変な迷惑をかけてしまったのです。 でも、なんだかんだ言ってちゃんと介抱してくれるなんて、やっぱり優しい。 それにしてもここまでどうやってあたしを運んだろう……。おんぶ? ま、まさかお姫様だっこってことはないよね? 膝枕の感触を思い出しながら妙な妄想を膨ませると舞い上がってしまいます。 「えー、その……、なんだ……」 キョンさんが少し照れて落ち着かない様子で切り出します。らしくない妙に歯切れの悪い調子で。 「急にお前のキャラがおかしくなったのはなぜだ? 頭の大切な部品が脱落したんじゃないかって疑っちまうくらいにぶっ飛んでたぞ」 どうやら酔っ払ってかなりみっともない姿をお見せしてしまったようなのです。 どんな状態だったのかは思い出せないけど、キョンさんの様子からしてとにかく完全にキャラが壊れちゃってたってことは間違いなさそうなのです。 うぅー、恥ずかしいなぁ。 まさかお酒に酔ってましたなんて正直に白状することはできず、けれど説明せずに変人のレッテルを貼られるのはもっと受け入れられず、結局あたしが用意した嘘の答えは、 「く、九曜さんに作ってもらったサプリメントが身体に合わなかったの、かなぁ?」 なんて酷い出来の嘘。無理のある設定が災いして自信が持って言い切れず、目が泳ぎまくって余計に嘘臭い雰囲気を増幅させてしまいました。最悪の悪循環なのです。 「九曜自作のサプリメントだと? サプリメントって栄養剤か何かか?」 コクリとうなずいてみたものの、いくらなんでもこれじゃあ信じる方が無理があると自己嫌悪に陥りそうになりました。 「……お前、口にするモンは選べって。あいつがまともなモンを作ると思うのか?」 ……あたしは首を振るしかありませんでした。ああっ、ごめんなさい九曜さん。 でもでも、助かったのです。ありがとう、九曜さん。 この窮地でキョンさんを納得させることができたのは、まさにあなただからこそ。 あなたの正体不明、意味不明のキャラクターにはいくら感謝の意を述べても足りないのです。 ひとまず一難去ってホッと息をつこうとしたところへ、まだ早いとばかりにキョンさんが「もう一つあるんだ」と口を開きました。 「アノ事なんだが……、無かったことにしないか? お前もクスリでワケが分からない状態だったと思うし不本意だろ?」 アノ事??? 意味不明な内容にあたしは戸惑います。 きっとやらかしてしまった中身に含まれている事なんだけど、今のあたしには知る由もないのです。 「あの、あたし、なにか失礼なことをやっちゃいました?」 おそるおそる訊いてみると、キョンさんは目をぱちくりと瞬かせた後、素の表情に戻ると小さく首を振ってみせました。 「いや、覚えてないならいいんだ。気にするな。俺も気にしないようにする」 「えぇ~? すごく気になるんですけどっ」 なんて、粘ってみてもキョンさんは教えてくれません。 このままじゃ夜、眠れそうにないのです。なんかあたし的にはすっごく嬉しかった事のような気がしてならないのです。ああっ、もどかしいっ。 「もう一人でも大丈夫だろ。解散だ。メシうまかったぜ。じゃあな」 地団駄を踏むあたしを気にかけず、キョンさんは一人矢継ぎ早に別れの台詞を言い放つと、さっさとベンチを立って行ってしまおうとします。 「ちょっ、キョンさん!」 慌てて追おうとしますが、キョンさんは半身に振り返って肩越しに、 「ポニー。なかなか似合ってたぜ」 と予想だにしないタイミングで大切な言葉をそれはもうぞんざいに投げつけてきたのでした。 虚を突かれたあたしは完全に機能停止。 ただ手を振って歩いていくキョンさんの背中を見送ることしかできませんでした。んもうっ、こんなの反則なのです。 …………なんだかすっごく消化不良な感じがすんですけどっ。 やりきれない気持ちを抑えるようにあたしはベンチの傍らでしばらく立ち尽くしました。 徐々に頭が冷えて来ると思い出したことが一つ。 そうだっ、定時連絡! あたしは慌てる手の上でケータイを躍らせてもたつきながらも、報告を確認します。前回の酸っぱい失敗がちょっとトラウマになっているのかも。 気を失っている間に一通の着信あり。 『ターゲットS経路Cで帰宅完了。自宅に入ったまま動きなし』 「ふうっ」 とりあえずブッキングの心配だけは拭い去ることができました。 そのままピッピッと操作してよくやってくれた部下にお礼と解散のメールを送ります。 送信完了っと。 さて、今回は何だか良かった事と悪かった事がごちゃまぜになったような変な結果に終わってしまいました。 少なくともレストランではちょっと良い雰囲気で、映画館は自爆の大失敗があったものの、さっきのキョンさんの表情からすれば壊滅的ではなかったような気がするのです。 ああ~、なんとか思い出せないかなぁ。何があったのか、何をやってしまったのかとても気になるのです。 記念になるくらいの金星を獲った! っていう感覚だけはうっすら残っているものの、その金星の中身がさっぱり思い出せません。これ以上無駄な記録はないのです。 脳みそを急かすように頭を小突いてみますけど、もちろんこんなことで思い出せたら最初から悩みません。 水銀灯のスポットを浴びて佇みながら記憶を浚ってみましたけど、程なくして諦めました。 ……帰りましょう。取りあえず後退はしてないはず。作戦の度に総計ではプラスの方向に向かってるのは間違いないのです。その進度は亀さんが三歩進んで二歩下がるような感じですけど。それでも明日に繋がるのなら贅沢は言わないのです。 さぁ、撤収――――。 踵を返そうとしたとき、突如身体を襲ってきた怖気にあたしは硬直しました。 背中を這ってゾワゾワと前に回りこんでくるような黒い威圧感。なぜか脳裏に浮かんできたのはまるで太い昆布がうねくっているようなそんなイメージ。 ……なに、これ? 振り返るなと本能が告げているけど、あたしの帰り道はこっちとばかりに身体が独断専攻で180度回転。 そこに待っていたのは、イメージそのままの地上で蠢く昆布の群生……、ってそうじゃなくて! 「く、く、九曜さん!?」 シンと静まり返った公園に素っ頓狂な声を響かせてしまいました。 なぜ九曜さんがここに……、瞬間背筋に冷たいモノが走りました。 ……そうでした。理由の察しはつくのです。……覚悟まではまだ、っできてないけど。 夜に九曜さんにお会いするのは……、初めてのような気がします。いえっ、初めてですっ。 だって、お顔はおろか全身もすっぽりと覆い隠してしまいそうな大ボリュームの艶やかな漆黒の髪の毛は、暗闇と完全に同化して顔面だけが中に浮いてるような感覚に陥るんですもの。 こんなきょうれ、いえっ、鮮烈な光景は一度見たら絶対に忘れないもの。 九曜さん、そういうのは夏にやりましょうよ、ね。懐中電灯なしでそれができるなんて、すばらしい特技なのです。 淡雪のように真っ白なお面を浮かび上がらせて、視線は虚空に彷徨わせたまま。一体どこを見てるか見当もつきません。あたしを見ていないのは確かだけど。 「――――、栄養剤を――――」 やや色彩に寂しい薄い唇がなんの前触れも無く開くと、感情の読み取れない完璧に平坦な音声が滑り出てきました。 出てきたその単語にあたしはビクリと身体を震わせます。 「――――、あなたに―――、栄養を…………あげる――――」 「いえっ、あのっ……、さっきのはですね。言葉のアヤというか、成り行き上致し方なかったというか、とにかくごめ、って、ひぃぃ!」 ビュム! 音を当てるとするならばそんな風切音。とにかく普通の人間には到底出せないような異音を伴って、九曜さんはカタパルト発進のように高速水平移動してあたしに急接近。 まるで能面が襲い掛かってくるような恐怖に駆られて、瞬間冷凍されたようにあたしの身体は固まります。 こ、これはっ、冗談抜きでトラウマになっちゃいますよぅ。九曜さぁん。 その隙を縫ってガッシとあたしの両腕を掴まれてしまいました。 二人で揺りかごを作るような形になるけど、揺りかごなんて平和でのどかな雰囲気など微塵もないのは言うまでもありません。 信じられないことに九曜さんはそのまま後ろに水平移動を敢行。あたしは引っ張られるままに前進するしかありません。 「――――、行こう――――」 「ええっ!? ちょっ、あのっ、待、…………ええっ? えええ~~~~?」 顔を付き合わせたまま、前代未聞のスタイルで強制連行されるあたし。 この展開と、体勢と、九曜さん。全てが信じられなくて混乱は留まることを知らずに膨れあがるばかり。 「――――、栄養――――、注入――――」 ちゅ、注入!? 栄養剤って普通飲むものですよねっ? あのっ、できればあたし服用する方でお願いしたいんですけど……。 そんな願いなど聞き入れられるはずもなく速度は順調に加速。程なくしてあたしは全力疾走を強いられていました。 「えーん。九曜さぁーん、ごーめーんーなーさい――――――――!」 行き先不明の変則二両列車は甲高い泣き言の汽笛を鳴らして闇を切り裂き、夜の公園を暴走します。止まることを知らず、短めの尻尾をたなびかせながら、どこまでも、どこまでも――――。 復讐は何も生み出さない。そんな言葉が胸に沁みます。厳密には復讐とリベンジは意味合いが違うんですけど、とにかく浸りたい気分がそんな感じなので些事は不問なのです。 プライドの復権を賭けて意気揚々と臨んだ作戦第二弾ですけど、性懲りも無く待ってた結末は前回の焼き直し。 悲惨な爆走の行く末に行き着いた終着駅で悪夢のような終焉を迎えたのでした。くすん。 ―完―
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4739.html
ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってなに? 涼宮ハルヒの作文 エチケット 世界が終わった夜 スパイゲーム 世界が始まる朝 後日談 クリスマスイブ、独り身の女二人 ハルヒ、初めての番号交換 パンジー藤原の優雅な休日 神への反逆 インターフェースのとある未来 平穏な冬の日 涼宮ハルヒの送別 ダーク・黒みくる 三人娘の結論 涼宮ハルヒの進路 光、残響、聖夜にて。 未来の初詣 長門有希の短編 流転する腕章 長門有希の書肆(しょし) before generation 失う前に 恋の編み物 涼宮ハルヒのぬいぐるみ ハルヒの反動 ……回目の2月14日 キョンだって思春期なんです St. Ballantine s Day 暖かい場所を求めて 「。」 涼宮ハルヒの霍乱? 「につき」 When she is 78. 長門有希の勝負 解釈問題 When he is 38. -What the Gran ma!- 爆発 涼宮ハルヒのあの日 「フライ、シンプル」 長門有希の春色 サムデイ・イン・ザ・スコール 猫マノイド・インターフェース曰く 朝比奈みくるの生活 キョンの懐事情 チェリーブロッサム・レイン キョン子な日々~団員との日常~ 日常・文芸部・七夕・太陽 周防九曜に捧ぐ唄 罰と愛情(鬱モノ注意) ダメ上司タマちゃん保守 涼宮ハルヒと佐々木の無題 二人の3月末日 五月の風 五月の風、ふたたび 和歌に思いを 少年は恋をしていた Any day in the rain. Live a life アンドロイドは赤く染まる アンドロイドは真夜中に歌う 寝ぐせ 一夜限りのlove song(阪中とキョン) 同じ夜(エンドレスエイト・天体観測の続き) 涼宮ハルヒの舞台裏 短編集 「オープンキャンパス」「三十路」 「秋雨」「春雨」 「蛍光灯」「メリークリスマス」 「メモ帳」 「大雨」 「死と生」「彼岸花」「ハンガー」「風車」「弥七」「花火か夏祭り」 「銀河鉄道の夜」「トトロ」「ハルキョンについて語る古泉」 「学校に行きたくない○○キョン」 「朝比奈みくるの秘密」 三枚目の短冊 雨上がりとコーヒー 思いつきのネタ ~その後~ ゆうぐれメランコリー ノクターン・ロマンス スカイブルーの恋愛写真
https://w.atwiki.jp/sengoku-taisen/pages/1238.html
亀甲に梅鉢 - 名無しさん 2016-04-08 18 07 27 R武田晴信で武田菱・赤、062SR真田昌幸で真田銭・赤の獲得を確認 - 名無しさん 2016-02-24 16 50 47 SR木村重成でも隅み立て四つ目・橙を取れる事を確認 - 名無しさん 2016-01-19 22 21 46 森鶴の丸・橙はSR毛利勝永で取れます - 名無しさん 2015-12-28 20 02 53 向かい蝶・橙はSR大谷吉継でも取れます - 名無しさん 2015-12-20 21 59 49 徳川80UC酒井忠勝で「剣片喰・緑」を確認 - 名無しさん 2015-12-11 23 52 42 豊臣UC 大野治房で「大文字・橙」の獲得を確認 - 名無しさん 2015-11-23 18 19 28 豊臣UC 青木一重で「富士山形・橙」の獲得を確認 - 名無しさん 2015-11-23 18 17 55 丸に違い矢 - 名無しさん 2015-11-12 21 40 42 徳川C土井利勝で六つ水車・緑で確認 - 名無しさん 2015-11-08 02 01 05 宴131 SR松平信綱で 三つ扇・緑を確認 - 名無しさん 2015-11-01 19 30 32 毛利のC佐野道可で三盛り左三つ巴・翠 確認 - 名無しさん 2015-10-26 18 52 34 佐野道可 下り藤に内の字・翠 でした。 - 名無しさん 2015-12-04 01 31 35 宴 清水景治で 下り藤に内の字・翠を確認 - 名無しさん 2015-10-26 18 47 37 新バーの情報求む! - 名無しさん 2015-10-06 20 30 50 上杉UC 上泉泰綱で「片喰・灰」の獲得を確認 - 名無しさん 2015-06-21 18 55 53 宴R 大須賀康高で「七曜・緑」の獲得を確認 - 名無しさん 2015-06-20 00 06 33 宴R・香川親和(長宗我部家)で「九曜巴・藤」の獲得を確認しました。 - 名無しさん 2015-01-27 17 53 10 宴R 宇都宮国綱で右三つ巴・黒の獲得を確認 - 名無しさん 2015-01-23 04 23 08 宴R 宇都宮国綱で右三つ巴・黒の獲得を確認 - 名無しさん 2015-01-23 04 22 14 宴SR 長尾景春で九曜巴・黒の獲得を確認 - 名無しさん 2015-01-23 03 48 23 あと、真田家は、小山田、幸村以外の熟練度上げましたが、真田銭以外の獲得はありませんでした。バージョン3.0としては真田家の家紋は2種類でおしまいですね。 - 名無しさん 2014-12-02 21 53 11 真田銭・紅、SR真田信幸で獲得しました。 - 名無しさん 2014-12-02 21 47 32 上杉84 SR前田慶次で梅鉢・灰を獲得。編集出来る方お願いします。 - 名無しさん 2014-11-17 21 56 43 豊臣・SR島左近で、「三つ柏・橙」獲得。ちなみに家紋の確認をした際に「島左近 等」となっていたので、他のカードによる獲得もある模様。 - 名無しさん 2014-11-17 17 21 30 すごく今更ですが、豊臣R堀秀政で「釘抜き・橙」獲得しました。 - 名無しさん 2014-11-08 20 34 35 他家の家紋の項目、「丸に細桔梗・黒」R太田資正とSR太田道灌がさ、別々になってます。 - 名無しさん 2014-11-03 11 02 04 本日確認したら、八本矢車・緑を獲得していました。現在、家紋入手設定の無い武将でLv.1以上なのが鵜飼・天海・半蔵の3武将なので、このいずれかによると思われるのですが、入手武将を確認された方情報をお願いします。 - 名無しさん 2014-10-23 22 34 41 徳川027服部半蔵で獲得しました。カード登録画面の家紋では「服部保長 等」、名義でした。徳川の服部家武将での獲得なのかと思います。 - 名無しさん 2014-10-24 16 26 05 家紋の編集をしてくれた方有り難うございます。後、浅井朝倉051 R京極高次で平四つ目・桃獲得。引き続き編集していただける様ならお願いします。 - 名無しさん 2014-10-15 21 57 47 真田007 UC真田昌親で真田銭・紅。編集出来る方お願いします。 - 名無しさん 2014-10-04 02 36 27 徳川055 UC高木清秀で高木鷹の羽・緑。徳川048 C伊奈忠次で二つ巴・緑獲得。毛利049 C熊谷元直で抱き寓生に鳩・翠獲得。編集出来る方お願いします。 - 名無しさん 2014-10-03 03 23 40 織田089 C木造長政で武田菱・青獲得。上杉079 C志駄義秀で竹に対い雀・灰獲得。上杉083 C藤田信吉で繋ぎ五つ目・灰獲得。毛利051 C宍戸元続で花州浜・翠獲得。豊臣054 UC明石全登で竹丸に桐・橙獲得。豊臣084 C平塚為広で亀甲の内梅鉢・橙獲得。豊臣092 UC前田利政で梅鉢・橙獲得。伊達042 UC石川昭光で対鶴・蒼獲得。長宗我部044 R津野親忠で丸に一の字・藤獲得。真田002 UC小山田茂誠で立ち沢瀉・紅獲得。編集出来る方お願いします。 - 名無しさん 2014-10-01 05 44 15 SR太田道灌で丸に細桔梗・黒の獲得確認。 - 名無しさん 2014-09-28 23 28 01 豊臣063 C織田有楽斎で織田瓜・橙獲得。豊臣066 R可児才蔵で丸に違い笹の葉・橙獲得。豊臣074 R小早川秀秋で中輪に違い鎌・橙獲得。徳川44 C青山忠成で青山銭・緑獲得。徳川69UC柳生石舟斎で柳生笠・緑を獲得。他家123西 C有馬晴信で有馬瓜・黒獲得。編集出来る方お願いします。 - 名無しさん 2014-09-28 07 10 18 織田090 C斉藤徳元で二波波・青 、北条52 板部岡江雪斎で丸に片喰・黄を獲得出来ました。編集出来る方お願いします。 - 名無しさん 2014-09-26 04 06 18 織田090 C斎藤徳元、「二頭波・青」の間違いでは? - 名無しさん 2014-10-23 22 20 46 豊臣044 C長束正家で花菱・橙を獲得確認。編集できる方お願いします。 - 名無しさん 2014-09-09 19 50 39 豊臣044 C長束正家で花菱・橙を獲得確認。編集できる方お願いします。 - 名無しさん 2014-09-09 19 50 30 豊臣044 C長束正家で花菱・橙を獲得確認。編集できる方お願いします。 - 名無しさん 2014-09-09 19 50 13 毛利037 UC益田元祥で九枚笹・翠を獲得確認。編集できる方お願いします。 - 名無しさん 2014-08-26 20 02 59 大道寺太郎で大道寺政繁と同じ揚羽蝶・黄取れました - 名無しさん 2014-07-24 23 25 30 自分で見つけた豊臣家の池田恒興と増田長盛を追加。ついでに下の2人の方の分も追加しました。ただ、なにぶん初めてなので間違いなどありましたら修正お願いします。 - 名無しさん 2014-07-16 00 38 39 他家121 R柳生宗厳で「柳生笠」・黒獲得 今川 52C冷泉為和で片喰・紫獲得 後、武田69 C小山田虎満で十六剣菊・赤獲得を確認。 編集出来る方お願いします。 - 名無しさん 2014-04-28 23 30 04 豊臣048 R山内一豊で山内土佐柏・橙の獲得確認 - 名無しさん 2014-04-22 19 54 03 北条家のタイトルが、文字と後ろの色が被って消えています。修正できる方お願いします - 名無しさん 2014-04-16 15 52 32 宴62 SR山名宗全で「糸輪二つ引き両・黒」を獲得出来ました。 - 名無しさん 2014-04-06 04 04 21 毛利046 R渡辺通で渡辺星・翠を取得出来ました。 - 名無しさん 2014-04-03 23 53 20 徳川013 C高力清長で向かい鳩・緑、長宗我部007 R香宗我部親泰で四つ割菱・藤を獲得確認。丸に二つ引き・藤は長宗我部004 R吉良親貞では獲得できませんでした。 - 名無しさん 2014-04-03 21 27 28 C本泉寺で西六条藤・鶯が出ました。 - 名無しさん 2014-04-03 18 05 49 上杉063 UC須田満親で鶴の丸・灰の獲得確認 - 名無しさん 2014-04-02 19 31 41 編集途中で間違えて送ってしまったので再度、他家西110 大祝鶴姫で折敷に三文字・黒 織田家86 山口教継で花菱・青が取れました。 - 名無しさん 2014-03-17 01 00 29 他家西110 大祝鶴姫で折敷に三文字・黒 織田家86 山口教継で花菱・青ga - 名無しさん 2014-03-17 00 56 27 他家西 洞仙院で二引両に左三つ巴・黒が取得できました。 - 名無しさん 2014-03-16 08 22 53 結び雁金・緑は平岩親吉で獲得できます。 - 名無しさん 2014-03-03 00 37 56 北条のR伊勢新九郎で「北条対い蝶・黄」を確認しました - 名無しさん 2014-02-26 00 43 26 右三つ巴・鶯、宴・土橋守重で確認しました。付け加えると本願寺のカラーは黄緑ではなく、鶯(うぐいす)です。 - 名無しさん 2013-12-23 10 50 43 じゃーウグイスに変えてください - 名無しさん 2013-12-31 18 42 08 どなたか土井清良の家紋知りませんか? 熟練度上がっても家紋もらえなかったので、誰かと一緒なのかな? - 名無しさん 2013-10-06 00 09 52 土居だった… - 名無しさん 2013-10-06 00 20 18 丸に笹竜胆・緑は石川数正でも可。丸に片喰・緑をSR酒井忠次で獲得。 - 名無しさん 2013-09-23 23 19 05 ここまで編集しました。 - 名無しさん 2013-08-19 14 49 34 UC結城秀康について、当方も熟練度1ですが結び雁金・緑は未獲得でしたので追加は見送りとしました。 結城秀康・板倉勝重・石川家成で 丸に笹竜胆・緑、九曜巴・緑、右三つ巴・緑のどれかを1つずつ獲得できているので、可能な方がおりましたら確認をお願いします。 - 名無しさん 2013-08-19 14 56 34 結城秀康・内藤正成・鳥居忠広で 右三つ巴・緑、下がり藤・緑、鳥居笹・緑を確認しているのでUC結城秀康は右三つ巴だと思われます - 名無しさん 2013-08-19 18 44 55 R長宗我部元親、R福留親政について、七つ方喰か六つ方喰かが既に報告されているのと逆になっていたので、一旦保留にしました。確認したら編集してみます。 - 名無しさん 2013-08-19 15 01 44 下で河野とかと一緒にR元親、R福留の報告をした物だが、多分元親のほうが七つで福留のほうが六つで合ってると思う。名前の似た二つの家紋を同時に習得したもんだからごっちゃになった、すまん - 名無しさん 2013-08-20 03 07 33 R福留で「六つ方喰」取得を確認。 - 名無しさん 2013-08-20 21 59 04 R鬼庭左月斎で重ね剣菱・蒼の獲得確認 - 名無しさん 2013-08-19 01 22 06 丸に右互い重鷹羽・黒をUC甲斐宗運、六つ片喰い・藤をR長宗我部元親、七つ片喰い・藤をR福留親政、折敷に三文字・藤をUC河野通直でそれぞれ習得確認しました - 名無しさん 2013-08-18 00 14 39 本多立ち葵・緑はUC本多重次でも可。 - 名無しさん 2013-08-01 01 55 02 R甘利虎泰でも花菱・赤は取れます。 - 名無しさん 2013-07-24 01 47 40 R浅井政元でも三つ盛り亀甲花菱・桃を修得可能なことを確認 - 名無しさん 2013-07-21 01 56 18 徳川家 徳川002 UC安藤直次 安藤藤・緑 徳川003 R井伊直政 丸に橘・緑 徳川011 UC奥平信昌 奥平団扇・緑 徳川018 SR榊原康政 榊原車・緑 徳川030 SR本多忠勝 本多立ち葵・緑 徳川032 R松平信康 徳川葵・緑 徳川033 UC結城秀康 結び雁金・緑 徳川034 C渡辺守綱 渡辺星・緑を確認しました。 - 名無しさん 2013-07-13 18 45 37 あ、SR尼子経久でも、「平四つ目・黒」取れるよ。 - 名無しさん 2013-06-25 01 14 37 ここまで編集しました。同レアリティでの同名武将の追加も必要かとは思いましたが今回はやめにしました。 - 名無しさん 2013-06-23 22 59 11 R豊臣40 後藤又兵衛:下がり藤・橙 R豊臣47 森長可:森鶴の丸・橙確認しました - 名無しさん 2013-06-22 17 39 38 Rm真壁 橘・黒 反映されるようになりました。家紋選択可能確認しました。 - 名無し 2013-06-22 01 31 43 C大西頼包 - 名無しさん 2013-06-20 23 42 43 途中送信してしまった。C大西頼包:変わり鳳凰の丸・藤 C佐竹親直:佐竹扇・藤 UC福留儀重:六つ片喰・藤 - 名無しさん 2013-06-20 23 45 35 R本山親茂:檜扇・藤 UC吉田貞重:三つ引き両・藤 UC吉良親実:丸に二つ引き・藤 - 名無しさん 2013-06-20 23 47 40 相馬盛胤で九曜・黒確認しました - 名無しさん 2013-06-20 03 51 50 最上義光で丸に太二つ引き・黒確認しました - 名無しさん 2013-06-19 18 19 53 R真壁の「橘・黒」2.1になったらちゃんと獲得できるように修正が入るね - 名無しさん 2013-06-13 18 42 11 本能寺明智 桔梗・青 確認 - 名無し 2013-06-10 15 17 37 是非長 織田瓜・青 確認 - 名無し 2013-06-10 15 15 55 風林火山継承 高坂 九曜・赤 確認 - 名無し 2013-06-10 15 14 39 UC大崎義直で丸に太二つ引き・蒼を獲得確認 - 名無しさん 2013-06-06 19 55 25 R森蘭丸で森鶴の丸・青を獲得 確認 - 名無しさん 2013-06-04 23 43 48 C芦名義広で九つ割三つ引き・黒 獲得確認 - 名無しさん 2013-05-21 10 26 57 UC石川高信 対鶴・黒を確認 - 名無しさん 2013-05-19 17 48 01 宴 吉見正頼で丸に二つ引き・翠獲得できることを確認 - 名無しさん 2013-05-14 21 38 45 C畠山義継で丸に太二つ引き・黒、SR蒲生氏郷で対鶴・橙を確認 - 名無しさん 2013-05-14 18 53 17 宴伊達正宗 竹に雀・蒼 確認 - 名無し 2013-05-12 22 40 51 必要こばん枚数とは? - 名無しさん 2013-03-20 00 12 55 SR伊達成実で竹に雀・蒼獲得確認 - 名無しさん 2013-03-03 23 35 30 SR片倉小十郎でも九曜・蒼が取れることを確認 - 名無しさん 2013-03-02 22 26 49 宴 戸沢盛安で石持ち地抜き九曜・黒が取れることを確認 - 名無しさん 2013-02-06 00 09 12 宴 渡辺 了 渡辺星・桃 - 名無しさん 2013-01-28 19 59 21 ここまでのコメント分追加+α …なんだけど、豊臣SR利家は「梅鉢」じゃなくて、ほんとに「五七桐」だったの?と疑問が浮上。当方未所持につき、お持ちの方確認を求む。 - 名無しさん 2013-01-24 18 22 02 すでに五七桐・橙を所持した状態で利家の熟練度を上げても梅鉢・橙を取得できていないので、おそらく間違いないかと - 名無しさん 2013-01-27 08 20 10 SR前田利家(豊臣家)で五七桐・橙を獲得したことを本日確認致しました。 - 名無しさん 2013-02-01 19 04 10 UC氏家定直でも左三つ巴・黒が取得可能なことを確認 - 名無しさん 2013-01-20 19 18 30 現状、本編獲得家紋リストには没データや未実装と思わしきものが含まれているので埋まりません - 名無しさん 2013-01-19 09 50 00 うむ。 .NETのカスタマイズ→家紋設定→本編獲得家紋リスト→???のページを開いた際、アドレスの下2桁が05なら未設定、00~12ならたぶん現verで取得可能な家紋と思われる。 - 名無しさん 2013-01-19 20 52 33 SR朝倉宗滴でも三つ盛木瓜・桃が修得可能なことを確認 - 名無しさん 2013-01-17 21 24 03 豊臣家・SR前田利家にて五七桐・橙が取れました。 - 名無しさん 2013-01-16 22 35 20 ここまで編集しました。R真壁の家紋も一応追加としました。 - 名無しさん 2013-01-13 23 32 13 真壁で獲得出来る橘・黒、本編獲得家紋リストに載りません(所持数には反映される)。また、.NETショップの橘が獲得済みの表記になりますが、実際には使用できません - 名無しさん 2013-01-10 09 57 24 蛇の目・橙は加藤嘉 - 名無しさん 2013-01-04 23 25 53 蛇の目・橙は加藤嘉明、丸に出十字久留子・黒は波多野秀治でも可 - 名無しさん 2013-01-04 23 27 30 リストに載っていますが、EX真田幸村では家紋取れなくないですか? - 名無しさん 2012-12-02 21 29 35 いや、幸村は例外的に取れるよ。ここで証明するのは無理だが俺は実際に幸村で真田銭・赤取ったし - 名無しさん 2012-12-02 21 33 46 武将旗の手に入れ方を教えてください…。シリアルとほかに方法はありませんか? - 名無しさん 2012-11-28 00 16 43 ver2.0以降から織田家を使ってないんだけど、いつの間にか三つ盛木瓜・青を獲得していました。(15XXまでの既存武将のどれかに新しく追加されてる?ver2.0までにはなかったことは確認済み) という現象の報告 - 名無しさん 2012-11-27 20 14 39 ググったら荒木村重の家紋が三つ盛木瓜らしいが、熟練度1以上なもので確認できず - 名無しさん 2012-11-29 23 23 49 荒木村重で三つ盛木瓜・青取れることを確認 - 名無しさん 2012-12-05 18 26 44 SR蒲生氏郷が対鶴・橙…だったはずなんだが、同じ日に複数人の豊臣系家紋ゲットしちまったもんでちょいと確証ががが - 名無しさん 2012-11-23 14 23 59 C平野長やすで丸に三つ鱗、右三つ巴は別所吉親でも獲得 - 名無しさん 2012-11-11 21 53 15 ここまで編集 + 波多野秀尚 を追加しました。 - 名無しさん 2012-11-20 21 55 50 ジェイソンことSR朝倉義景で三つ盛木瓜・桃, - 名無しさん 2012-10-27 20 39 37 途中送信orz 脇坂安治で輪違い・橙、R鬼庭綱元で重ね剣菱・蒼獲得。 …豊臣の色が「燈」ってあるけど「橙(だいだい)」の間違いだと思う。 - 名無しさん 2012-10-27 20 41 03 確認してきたけど確かに「燈」じゃなくて「橙」だった。完全な見間違いだすまないorz - 名無しさん 2012-10-28 02 46 37 ここまで編集 + 赤井直正を追加しました。 - 名無しさん 2012-10-27 19 49 27 三つ盛木瓜・桃はC朝倉景紀でも修得可能です - 名無しさん 2012-10-23 02 59 32 SR豊臣秀吉で五七桐・燈、UC加藤嘉明で蛇の目・燈、UC奥村永福で九枚笹・燈、C田中吉政で釘抜き・燈をそれぞれ確認 - 名無しさん 2012-10-23 00 49 14 UC宇喜多秀家で児の字・燈を確認 - 名無しさん 2012-10-21 01 08 46 SR北条綱成で北条鱗・黄 獲得できました - 名無しさん 2012-09-24 05 59 43 瀬田のSR信玄で武田菱・赤獲得。ほか、反映されていなかったものを追加 - 名無しさん 2012-07-04 21 05 07 UC来島熟練度1、C福原熟練度0 の状態では片喰・翠を取れないことを確認しました。獲得リスト修正願います - 名無しさん 2012-07-03 18 28 01 編集しました。 - 名無しさん 2012-07-03 23 43 35 SR立花道雪/抱き花杏葉 確認 - 名無しさん 2012-06-26 12 55 05 SR毛利元就でも毛利三ツ星・翠とれました。 - 名無しさん 2012-06-23 04 36 52 UC尼子誠久で平四つ目・黒を獲得。一覧にはないが、経久でもとれるはず… - 名無しさん 2012-06-19 00 33 35 毛利009 口羽通良、他042 甲斐宗運、他052 鍋島直茂 を追加。 - 名無しさん 2012-06-02 23 09 09 島津010 C鎌田政年 で、「丸に一つ引き・空」を獲得。編集可能な方、追加お願いします。 - 名無しさん 2012-05-27 01 13 23 ここまで編集+α。 - 名無しさん 2012-06-01 22 54 09 宍戸隆家 夕顔・翠 - 名無しさん 2012-05-26 14 19 08 自分も宍戸の熟練度1になっているのですが、獲得できていない家紋でした。可能でしたらご確認お願いします。 - 名無しさん 2012-05-26 16 33 39 失礼しました。 南条宗勝です。 - 名無しさん 2012-05-26 18 32 01 島津001 赤星統家 熟練度1になりましたが、リスト記載の「対鶴に若松・空」獲得できませんでした。赤星氏が「並び鷹羽」と考えれば、別な武将ではないでしょうか? - 名無しさん 2012-05-24 02 59 53 赤星が対鶴に若松と編集したものです。今日確認してきたら、肝付兼盛でした。同じ日に熟練度とったために勘違いしてしまった模様、申し訳ない - 名無しさん 2012-05-25 20 17 29 R巻姫でも「丸に立て三つ引き・黄」を獲得。成田氏親・長泰はどうだろう - 名無しさん 2012-05-21 20 11 55 成田長親で「丸に立て三つ引き・黄」を獲得。リスト追記しました。 - 名無しさん 2012-06-10 01 49 30 八咫烏・黄緑はC鈴木重泰でも取れます - 名無しさん 2012-05-15 23 22 41 ここまで編集+α。来島に関してはほんと苦し紛れの表現に… - 名無しさん 2012-05-19 02 33 04 編集乙。誰がうまいこと言えとwww - 名無しさん 2012-05-19 07 56 19 「平四つ目・黒」R尼子晴久でも取れました - 名無しさん 2012-05-14 22 56 02 UC来島通康で片喰・翠は取れないみたいです。当方UC来島の熟練度1ですが持っていないので…。(C福原は熟練度0) - 名無しさん 2012-05-11 14 40 41 上杉043 UC上条政繁 でも上杉笹・灰がとれました - 名無しさん 2012-04-21 11 16 00 ここ - 名無しさん 2012-05-04 14 40 08 ここまで編集 + 一部家紋を追加しました。 - 名無しさん 2012-05-04 14 41 04 毛利004 C桂元澄 二の字に三つ星・翠 が取れました - 名無しさん 2012-04-09 12 33 26 SR龍造寺隆信で十二日足・黒を確認 - 名無しさん 2012-04-07 21 35 09 他家 R陶晴賢でも 山口菱・黒 が取れました。 - 名無しさん 2012-04-03 20 54 15 毛利家 R安国寺恵瓊 武田菱・翠 が取れました - 名無しさん 2012-04-02 08 13 18 comに負けた - カイト 2012-03-30 18 53 23 それは家紋のところに書くことじゃない - 名無しさん 2012-03-30 18 57 08 SR小早川隆景で左三つ巴・翠です - 名無しさん 2012-03-13 18 58 38 毛018 UC志道広良で蛇の目・翠、毛008 SR吉川元春で九つ割り三つ引き・翠。 - 名無しさん 2012-03-09 10 59 00 ここまで編集 + 一部家紋を追加しました。 - 名無しさん 2012-03-10 18 47 29 一部追加・編集しました。 - 名無しさん 2012-03-08 20 09 31 UC大内義隆で山口菱・黒取れました - 名無しさん 2012-02-28 00 58 15 カード追加に伴い新勢力枠追加 + 一部家紋を追加しました。 - 名無しさん 2012-02-27 16 14 54 足利二つ引き・黒はR足利義昭でも取れました - 名無しさん 2012-01-23 16 12 16 今更ですがSS秋山信友では家紋取得できず。SSは無理なんですね - 名無しさん 2012-01-05 02 02 53 UC下間頼旦でも桔梗・黄緑取得できました。 - 名無しさん 2012-01-05 01 59 58 織田の梅鉢・青は慶次でも取れます - 名無しさん 2011-12-31 00 40 51 って言う情報 - 名無しさん 2011-12-31 00 47 25 ランキングとかでみるんですが、蝶の家紋、池田ぁの他に誰(or何処)で入手できるんですか? - 名無しさん 2011-12-11 01 22 36 池田備前蝶なら池田のみかと思います。 - 名無しさん 2011-12-11 13 35 37 うん、池田蝶は取りました。それ以外のがわからなくて - 名無しさん 2011-12-15 01 04 54 記載が中途だった.NET家紋を記載しました。蝶だと「唐花胡蝶」「桔梗胡蝶」「飛蝶」辺りではないでしょうか。 - 名無しさん 2011-12-15 03 13 13 UC新発田重家で三星・灰取得 - 名無しさん 2011-11-27 13 08 05 「八咫烏・鶯」→「八咫烏・黄緑」等、戦国.NETの表記に修正 + 一部家紋を追加しました。 - 名無しさん 2011-09-16 19 00 56 初めてです。本日R板垣信方で花菱・赤を取りました。馬場は持ってないので…。 - 名無しさん 2011-09-01 21 56 27 どうやって変更するんですか? - 明智光秀 2011-08-30 10 43 33 .net家紋は戦国大戦.netのページに表があるので、省略・誘導でいいんじゃない? - 名無しさん 2011-08-19 18 35 55 つまり大戦.NETに加入してない人はしろってことですね - 名無しさん 2011-08-27 11 11 01 「戦国大戦.net内のページ」じゃなくて、このwiki内の「戦国大戦.NET」のページでしょ - 名無しさん 2011-08-27 13 32 09 林さんの家紋は平井でも取れます。 - 名無しさん 2011-08-19 18 07 22 平井じゃないよ、平手だよ - 名無しさん 2011-08-19 18 14 07 デフォ設定の「丸に違い鷹の羽・黒」は便宜上他家として書いて良かったのですかな? - 名無しさん 2011-08-17 08 56 47 武将から獲得するものじゃないからその他にしといた - 名無しさん 2011-08-17 14 30 35 あれって本来は誰の家紋なんだ? - 名無しさん 2011-08-19 05 36 51 それは雑談ページでやれ、という話だがあえて答えると有名所では大谷吉継なんかそうだな。 - 名無しさん 2011-08-19 07 36 56 編集議論スレで要望があって自分でも欲しいと思ってたから作った。獲得家紋はカードリストからコピペしたものだから間違いとか抜けがあったらそっちの訂正も頼む。本編獲得で力尽きたから.NETはまた今度。 - 名無しさん 2011-08-17 04 42 14
https://w.atwiki.jp/zenjanrusaikyou/pages/201.html
【作品名】DEATH NOTE 【ジャンル】漫画 【名前】リューク 【属性】死神 【大きさ】常人より大きめ 【攻撃力】常人程度はあると思われる 【防御力】「デスノートに触った人間」以外は触れることができないので物理攻撃無効。 「デスノートに触った人間」からの攻撃は当たるが任意で触れさない事も可能 また、「デスノートに触った人間」から心臓をナイフで刺されたり打ち抜ぬかれても再生する 【素早さ】常人並。飛行可能 【特殊能力】死神の姿は常人には見えない。また、物のすり抜けが可能 死神界に行ける(方法不明) デスノート:このノートに名前を書かれた人間は死ぬ 書く人間の顔が頭に入っていないと効果はない。故に同姓同名の人物に一遍に効果は得られない 死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる(名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くとその通りになる) 死因を書くと更に6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる 呼び名や芸名等の本名ではないものは全て効力をもたない 生後780日に満たない人間にはデスノートの効果を得られない デスノートから切り取った1ページやその切れ端でも全てデスノートの特性が有効である 死神の目:相手を見ただけで名前と寿命がわかる(名無しキャラでも殺す為の名前が見える) 死神の目の効力の効力は顔を見てその人間である事が認識できればよい 【長所】物理攻撃しかない相手には負けない 【短所】死神は特定の人間に好意を持ちその人間の寿命を延ばす目的で他の人間を殺す事によって死ぬ 【戦法】ノートに名前を書く。効かない場合はそいつを掴んで上空に飛び、落下させる しかし後者はデスノート以外で死神が人を殺すと特級の罪になり苦しみを味わった後死ぬので無理かもしれない 3スレ目 695 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/04/25(土) 12 51 41 リューク 考察 ○~嵐山大三郎 デスノートでだいたい勝ち ×××九曜~ケルビム兵 広範囲攻撃負け ○○○○アヴ・カムゥ~愛染 理緒 デスノート勝ち ×プリーシア 広範囲攻撃負け △ブレイン級~刃蓮火 人外分け ×ORT 水晶渓谷負け ここから上は非物理の広範囲攻撃持ちが多いので無理 プリーシア>リューク>愛染 理緒 696 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/04/25(土) 13 40 05 695 嵐山と=のグレイヴは人外でわけだから グレイヴ=リューク>嵐山 だと思う 697 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/04/25(土) 13 56 46 696 グレイヴとは分けでも アヴ・カムゥ~愛染で4勝してるから、位置は変わらないんじゃないか? 698 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/04/25(土) 14 21 00 羽入が引き分けで飛行艇に負けるから5連敗だろ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5057.html
ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってなに? 涼宮ハルヒの作文 エチケット 世界が終わった夜 スパイゲーム 世界が始まる朝 後日談 クリスマスイブ、独り身の女二人 ハルヒ、初めての番号交換 パンジー藤原の優雅な休日 神への反逆 インターフェースのとある未来 平穏な冬の日 涼宮ハルヒの送別 ダーク・黒みくる 三人娘の結論 涼宮ハルヒの進路 光、残響、聖夜にて。 未来の初詣 長門有希の短編 流転する腕章 長門有希の書肆(しょし) before generation 失う前に 恋の編み物 涼宮ハルヒのぬいぐるみ ハルヒの反動 ……回目の2月14日 キョンだって思春期なんです St. Ballantine s Day 暖かい場所を求めて 「。」 涼宮ハルヒの霍乱? 「につき」 When she is 78. 長門有希の勝負 解釈問題 When he is 38. -What the Gran ma!- 爆発 涼宮ハルヒのあの日 「フライ、シンプル」 長門有希の春色 サムデイ・イン・ザ・スコール 猫マノイド・インターフェース曰く 朝比奈みくるの生活 キョンの懐事情 チェリーブロッサム・レイン キョン子な日々~団員との日常~ 日常・文芸部・七夕・太陽 周防九曜に捧ぐ唄 罰と愛情(鬱モノ注意) ダメ上司タマちゃん保守 涼宮ハルヒと佐々木の無題 二人の3月末日 五月の風 五月の風、ふたたび 和歌に思いを 少年は恋をしていた Any day in the rain. Live a life アンドロイドは赤く染まる アンドロイドは真夜中に歌う 寝ぐせ 一夜限りのlove song(阪中とキョン) 同じ夜(エンドレスエイト・天体観測の続き) 涼宮ハルヒの舞台裏 短編集 「オープンキャンパス」「三十路」 「秋雨」「春雨」 「蛍光灯」「メリークリスマス」 「メモ帳」 「大雨」 「死と生」「彼岸花」「ハンガー」「風車」「弥七」「花火か夏祭り」 「銀河鉄道の夜」「トトロ」「ハルキョンについて語る古泉」 「学校に行きたくない○○キョン」 「朝比奈みくるの秘密」 三枚目の短冊 雨上がりとコーヒー 思いつきのネタ ~その後~ ゆうぐれメランコリー ノクターン・ロマンス スカイブルーの恋愛写真
https://w.atwiki.jp/bukipedia/pages/145.html
重籐弓 ~ShigetouYumi~ 基本スペックと定義 全長 170~180cm 重量 0.2~0.3kg 地域 日本 年代 室町~江戸(1392~1868) 重籐とは、元々合成弓や四方竹弓に籐を滋(重)く巻くことを意味していたのだが、室町時代に入ると武家の所有する正式な弓と言う意味で定着する。 この巻き方は時代や流派によって異なり、最も知られているのが握りから上を36箇所、握りを9または7箇所巻き、下を8箇所巻くものである。 これは地の36禽、九曜、七曜、天の28宿を象るものである。 ただし前述したように、この巻き方は一例に過ぎない。 武家ごとの違いを出すためにこの巻き方は様々である。 上記CGのものは、東京国立博物館に展示してあるものを参考に作成したものである。 部位別の呼称 1 干(カン) 2 押付:アッパー・リブ(Upper Limb) 3 うらはず 4 ゆずか:グリップ(Grip) 5 手下:ロアー・リブ(Lower Limb) 6 もとはず 7 弦:ボウ・ストリングス(Bow Strings) 8 ノッキング・ポイント(Nocking Point) 時代背景 元々は合成弓や四方竹弓が湿気によって剥がれやすいため、「じゃあ籐を巻けばいいじゃない」ということで巻かれたのが始まり。 木と竹との反発と一体化させるため、かなりきつく巻いてある。 ちなみに籐以外でも、糸や樺の皮を巻いたりすることもあり、装飾的なデザインとして工夫されたものである。 巻き方や赤い籐、黒い籐、漆塗り等の違いで名称も微妙に変わる場合もある。 この籐巻きは、単に装飾的な意味ではなく、装飾と強化を兼ねた実用的なものなのである。 また現代の弓道においても、重籐弓は未だ現役で、非常に高価・高性能な弓として知られている。 一流の日本の弓道家たちも重籐弓を愛用している方は何名か存在していると言う。 使用用途 西洋の弓と違い、かなり下の部分に「ゆずか」がある為、弓の引き方が少々違う。 ただし、矢に関してかなり工夫がされているため、飛距離に関しては申し分ない。 まあ、「ロングボウ」ほど貫通力はないのだが。 また、西洋と日本の大きな違いとして、馬に乗って走ってる状態でも弓を射る、流鏑馬(やぶさめ)をすることである。 海外では「んなことしても当たらねーだろwww」ということで馬を走らせて弓を射ること自体考えにないものである。 そのせいか、流鏑馬を見る外国人の顔は大抵、( ゚д゚)ポカーン もしくは「なん・・・だと」である。 刀の使い方といい、海外と日本はかなり違いがあるので、海外旅行できている外人の方にとっては物珍しいものなのかも知れない。 2009年 7月20日更新 参考文献 文献 新紀元社 武器事典 市川定春 著 新紀元社 武器と防具 日本編 戸田藤成 著 ダイヤグラム・グループ 武器―歴史、形、用法、威力 田島優 北村孝一 著