約 1,890 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3559.html
第三話 ヒトメボレの行方 翌日早朝。 部屋を出ると広間の椅子に中河が座って居た。 「おお、キョンか」 「よう、中河。随分早起きだな」まだ6時前だ。 「目が覚めたからな」 まあ、そうだろう。8時起床だから目覚ましをかける必要は無い。 「昨日は楽しめたか?」 「当然だ。雪合戦なんて何年振りだろうな」 「そりゃ良かった」 中河の向かいの椅子に腰を下ろす。 「大半が知らない奴だっただろ。窮屈じゃないかと心配してた」これは割と本心からだ。 「そんな事はない。皆愉快な奴だったからな」 俺は奴等が愉快過ぎてたまに頭が痛くなってくるよ。 「しかし、ほぼ一年ぶりに電話が掛かってきたと思ったら、いきなり雪合戦しないか?とはな…」 ほう。まさかお前から一般常識についての会話に持ち込もうと言うのか。 「その一年前に自分がしたこと覚えているか?」電波な文章読み上げやがって。 「ん、ああ、まあ、な…」 そりゃ覚えているだろうな。忘れるとしたら情報操作だ。 「長門さんには本当に申し訳ない事をした」 そう思うか。実は俺たちは原因を判っているのだが。 「長門は別に怒ってはいないぞ」多分だが。 「そうか。…よかったよ」 どうやらこいつも普通に戻ったようだ。思念体にアクセスすることはもう無いのだろう。 「どうだった?久々に見た長門は。」 俺の何気無いこの質問に黙り込む中河。何だ、この間は? 「…中河?」 「……綺麗だったよ」 俺は一瞬、かなり焦った。 「去年見た時よりずっと綺麗だった」 中河にまた妙な能力が蘇ったのかと思って。 「オーラ、とか神々しさ、とかそんな物じゃなかった」 しかし、その疑いは次第に晴れていった。 「今日一日同じチームで戦ってみて判った」 今の中河の感情が、本当に中河の感情だろう。 「俺は…多分、長門さんの事が…好きだ」 自信なさそうに言う中河。間違いなく本気だ。 「去年の事もある、やはり自信が無いがな」 違う、あれはお前のせいじゃ無いんだ。 「去年の事はもう忘れろ。…あれは仕方ない事だ」誰だってそう言うだろう。 「仕方ない事じゃないだろう。あんな失礼な事をしたんだからな」 中河はそう言い切った。 「…俺は勉強を続けるよ。例の夢物語を実現するつもりだ」 この男は本当に大人物になる。そう保証出来るだけの何かがあった。 「さて、一旦部屋に戻るか。もう少し眠れそうだ」 そう言って立ち上がり、中河は部屋にむかう。 その後すぐにハルヒが登場した。 その後すぐにハルヒが登場した。 無言でさっきまで中河が座って居た席に座る。 「…聞いていたのか?」 尚も無言で首を縦に振る。 俺も黙り込む。見事な静止画の完成だ。 ややあって遂にハルヒが口を開く。 「…去年中河君の将来設計、笑い飛ばしちゃった」 そりゃあんな文章聞いたら誰だって笑う。 「有希に一方的に告白して、翌日一方的に振ったからもっと程度の低い男だと思ってた」 俺もだ。もう原因も聞いたので誤解も解けたが、こいつには説明する訳にはいかない。 「彼を見直したわ。決めた!SOS団準団員に認定する!」 ハルヒが高らかに宣言した。俺も異論は無い。まあ中河が喜ぶかは解らないが。 「せっかくだし、このまま今日の作戦を練る事にしましょう!」 賛成だ。今日は古泉に雪玉を飽きるほどくれてやるつもりだからな。 そのまま集合時間まで戦略について議論した。7時頃には長門に九曜、喜緑さんも起きて来たので、そこで議論を打ち切った。危ない危ない、喜緑さんは敵チームだ。 二日目、第一セット 「逃がすかぁ!」 大声を上げながら喜緑さんを追い詰めるハルヒと随伴する俺。 この隙に会長、鶴屋さん、多丸さんが俺たちを包囲し、俺とハルヒに一斉攻撃。ここまでは昨日と同じ。 だが、しかし! 「うっ!?」「んのわっ!!」──今のは会長と鶴屋さんの断末魔。さらに… 「くっ…!」──今のが多丸さん。更に更に… 「…っ、やられましたね…」──喜緑さんをも仕留めた。 ……説明しよう。 一斉攻撃と同時に会長を中河、鶴屋さんを長門がそれぞれ背後からの奇襲で倒し、敵から放たれた雪玉には俺が盾となりハルヒを守る。 多丸さんには後方部隊から谷口・朝比奈さんを差し向け、喜緑さんはハルヒが倒す。 被害は俺一人と会長たち四人。完璧な作戦だろ?ここまではな。 「有希っ!中河君っ!」 何と伏兵国木田により主力二名があっさり倒されたのだ。これは予想外。 残念ながら俺はここで退場だ。 (キョン退場につきまして、ハルヒ視点でお送りします) あたしは国木田を射程距離に捉えた。 「よくも有希達を…!」 かなり凄みを効かせたが、国木田は平然と、「ふふっ、後ろを見てみなよ」等と言ってのけた。その言葉に素直に振り返ると… 後ろには谷口を牽制する森さん、その向こうに、がら空きのフラッグに近付く古泉君が見えた。 「試合終了、だよ」 国木田がそう言った、が…甘い。甘過ぎるわ。 古泉くんに黒い影が近寄る。古泉くんが振り返り驚愕の表情。そして黒い影に雪玉を当てられた。 「九曜ちゃん!ナイス!」言いつつ目の前の国木田に突然の速球を投げる。玉は見事に命中して国木田も退場。 これで残りは森さん一人! あたしは未だ抵抗を続ける森さんに、全力で雪玉を投げ込んだ。そして… 新川さんのホイッスルが試合終了を告げる。ハルヒが森さんを討ち取った。谷口組の勝利である。 「よっしゃあ!」谷口が勝鬨をあげる。 ハルヒが満面の笑みを見せつつ戻って来た。 「よくやった!ハルヒ!」 「当然よ!次も勝つわよ!」 そう言って最高の、眩しい位の笑顔を見せた。 その後の戦いは勝ったり負けたりが続き、昼食の後の第三試合でようやく古泉に俺からの会心の一撃を与える事に成功した。 今回、せっかくの雪山で、降雪量も申し分無い。雪合戦以外にも楽しむ方法はある。ハルヒがそう言い出したのは午後の2時頃だ。 例えば俺が小学生の頃は鬼ごっこのような遊び、通称『雪鬼ごっこ』もした。それをハルヒに伝えるとハルヒは、 「なかなか面白そうね…よし、それ採用!」 と明るく言った。 ルールは想像に任せる。この雪玉鬼ごっこをやるに当たって鬼は増やしていく方針に決定。 範囲は雪合戦コート4面に宿泊棟2棟を含む半径100メートル位。 最初の鬼は谷口、古泉、新川さんからスタート。 携帯も圏外ではなく、長門に喜緑さん、九曜もいるんだ、妙な事は起こらないだろう。 鬼のカウントダウンは一桁に入り、しかし俺は鬼から5メートル位の距離の壁の後だ。 俺は、この種目のプロだ。 人間心理の裏をかくのさ、普通まずは辺りを見渡すだろう? そして最初に目につくのは、遠くを逃げる朝比奈さんだ。 当然そちらを追う、と見せかけて、実はそうでも無い。 何せ逃げている人数だけで12人、4方向に三人ずついる計算だ。出来るならまずは強者を確保したいだろう。 更に俺が今潜んでいるのは谷口の左斜め後、最も安全な筈の方角だ。何故かって? 奴がとても単純、更に古泉と新川さんは集団を重んじる性格だからさ。 多分あいつは何も考えずに前方へと進軍する。つまり新川さん、古泉らを引き連れどんどん俺から遠ざかって行く。 何?敢えてここから離れなかった理由? 恐らく鬼達は、楕円形の範囲の端まで行った後、左右どちらかに進む筈だ。そのまま引き返しはしない。 ならば最初はここに潜伏、徐々に鬼達の進路を追跡するのが最も安全だ。 おっと、鬼がカウントを終了したらしい。……ここからが博打だ。 俺の予測は適中した。 離れていく鬼達。安心して溜息を吐く。 「見事な作戦でしたね」 そうでしょう。俺から提案する位です、自信あるんですよ。 「本当に新川、古泉を出し抜けるなんて思いませんでした」 いや、あれは谷口を出し抜いただけです。新川さんに勝った訳じゃな…い…? 「森さん、いつから其処に?」危うく悲鳴挙げる所だった。 「あ、迷惑なら離れますけど…」 迷惑だなんてとんでもない。孤独による不安感も無くなりますし、正直助かりますよ…… と、ここで携帯にメールが来た。古泉から? 【今、国木田君を確保しました。】 森さんにも同様のメールが届いたらしい。ならば事実か。……不味い! 「森さん、ここを離れましょう!」当然小声だ。 「え?」 「国木田は俺の動きを読み切っている!きっとすぐに戻って来るはずです!」…多分、二手に別れてだ。 その時近付いてくる足音に気付いた。もう一刻の猶予も無いだろう。「多分逃げ切れます…一気に走り去りましょう」 俺の提案に森さんも賛同した。 壁の裏から鬼と反対側に走る。谷口と国木田が10メートル程離れた所をこちらに歩いて来ていた。 「キョンと森さんだっ!」谷口が叫ぶ。しかし既に追い付ける距離ではない。雪玉を投げても掠りもしない。 「……逃げ切りましたね」 「そのようですね…先程は本当に見事な判断でしたね」 「俺は鬼ごっこは昔から得意だったんです。国木田とは小学生の時から戦って来ましたし」 今は宿泊棟裏に潜伏中……と、ここで再びメール受信。 そんな…にわかには信じられないな。 「タイミングからすると、新川と古泉でしょう」 あぁ、それなら納得だ。古泉も運動出来るし新川さんはこういうゲームは相当強そうだし。 ──ザクッ、 突然の足音に驚いて振り返ると、そこにはハルヒと長門がいた。 「ハルヒに長門か、無事だったようだな」 「当たり前よ!」 「……無事」 新川さん達は恐らく反対方向へ向かっている。鬼が今こちらに来るとすれば谷口・国木田組だろう。 「国木田君の奇襲は驚異ですね」 俺もハルヒも長門も何度となくやられましたよ。 「リベンジのいいチャンスね!」 鬼に攻撃するなよ。許される勝ち方は逃げ切りだけだ。 「……来た」 第四話 ツルヤへ
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/2035.html
例えばの話。出会った時が少しずれていたなら、君と僕の間には、どんな物語があったのだろう。世界はひとつの選択で 無数の分岐点が生まれて来る。君と僕にも星の数よりも多い物語があるのかもしれないね。 少し違った世界、少し違った出会い、そこにある君と僕との物語。 想像してみるのも楽しいね。でも、君と別れる物語は勘弁してほしいね。 え、俺もそんな物語は嫌だって。嬉しい事を言ってくれるね。でも、それはこの世界の君だから言える言葉。他の世界の 君は……いや、僕もかな。 違う世界の僕らがどんな物語を紡いでいるのか、少し見てみようか。 ------------------------------------------------------------------------ 新しい学園生活も、二か月を過ぎてくると、新しい友人が出来たり、その繋がりからまた新しい友人関係を作り出して、 交友関係は広まっていく。そして場合によっては、それは一つの集団になってく。 光陽学園に通う私のクラスにも、そんな集団があり、その中心にいるのは、渦宮ハルヒ。東中より入学したと言う、まる で夏の太陽のように輝く美少女だ。 そして、彼女に寄り添うように、常に側にいる、いつもさわやかスマイルが特徴の古泉一樹。光陽学園一のハンサムで、 女子生徒のファンもかなりいる。 もう一人は周防九曜。涼宮さんとは対称的に、夜に輝く月を連想させる、あまりしゃべらない、漆黒の長い髪が特徴の美少女。 彼ら三人は、この学校の創立者の一族である先輩達とサ-クルを作って、色々とやっているらしい。 名前が奇妙な名前で、SOS団と言うらしいのだけど、「学生生活を多いに楽しむサ-クル」の略とか聞いている。いまいち 良く分からない。 おもにコンパが活動の中心だとも聞くけど、良くはわからない。正直にいえば、あまり関わりたくはないのだ。 実を言えば、涼宮さんの事は高校以前から知っている。小学生の時、彼女と一緒の学校だったのだ。そのころから彼女は輝い ていた。少し憧れを持っていた。 ただ、中学に入る前に私の両親は離婚して、名前も変わり、中学は別々になったので、彼女は私の事は記憶にも無いはずだ。 さっき、関わりたくはない、と言ったのは、彼女に関わりたくないと言う意味ではなく、SOS団のやっている事に関わりたく 無いと言う意味だ。 彼女は私にサ-クル活動に参加しないか、とよく誘いを掛ける。でも、私はその手の事が苦手なのだ。正直にいえば、異性とつき 会うのが苦手なのだ。
https://w.atwiki.jp/yaruovxv/pages/552.html
多忙のため、2010年12月21日を持って投下を凍結。 2011年2月1日に復帰。だが、投下速度は1ヶ月に1作品が限度っすな・・・。 とか言いつつ最近は2,3ヶ月に1度が珍しくなくなってしまう状況です。2011/07/31 安部農丸氏に【バグロス九曜】で分類されているぜ……。 ────────────────────────────────────────────────── 実は第8話:九曜さんたちの仕事も最終段階のようです 421から ────────────────────────────────────────────────── 第8話後編 757から ────────────────────────────────────────────────── 第9話:カイジさんは、引っ越していくご近所さんを見送るようです 46から ────────────────────────────────────────────────── 【Extra story Case 1/聖魂決闘者VS闇の精霊】 638から投下 897より修正 このうち 909以降を破棄。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1299065546/ の194から↑の再修正 ────────────────────────────────────────────────── 【Extra story Case 2/精霊使いVS古き良き炎族デッカー】 63から ────────────────────────────────────────────────── 【 Extra story Case 3/飛べない鳥と哂う精霊】 604から ────────────────────────────────────────────────── 【視えざる痛み/猛毒の風】 623から ────────────────────────────────────────────────── 頑張れカイジさん!天空竜の脅威! 166から303 ────────────────────────────────────────────────── 【視えざる痛み/売られた喧嘩は】 174から331 ────────────────────────────────────────────────── 【視えざる痛み/迫る影】 575から708 ────────────────────────────────────────────────── 頑張れカイジさん!ギガプラビート襲来! 188→350 ────────────────────────────────────────────────── とりあえず、個別ページ作るまでもないキャラの紹介でも。 鶴屋さん , -‐ r ─― 、 / / \ // ,=vシ== 、 ヽヽ ヽ // // ヽ ヽ ! l l 〃{ i{ {‐-、 ィ尢ハl i| | {仆 f ィ=ミ ィ≠ミ | | |ハムヘr;_j , jr;_リl |)l|! l `∧ r‐‐v li l l |l. ,' i ゝ、 ヽ ノ ィ'l l l ! / ,' l _} ‐匕!_ / ,'l l | /rt/ ィf< _ _ `/ /_j | l ノ |l/ ,' llニニ二ニ/ / >、| / / /. ├ ¬ー/ / // ヽ. / / / | ,/ /´,/ ヽ , イ / ∧ | fA./ //レ''´ \ 〃≠-、,.イ/ ∧ \,| / / ハ. \ 〈 { / / \__,jイ/ / / !`ヽ、 ≠、ヽ ヽ V / {  ̄i{}7 / イ i '´ / \ / //`个tト-イ/ / _/ i l/ 【鶴屋さん/設定:闇の決闘者/出典:涼宮ハルヒシリーズ】 基本データ 1.「ロンダーズファミリー」という組織に所属。 2.作中では【ライトニングトライコーン】を使用した。【シンクロバブーン】の予定だったのにどうしてこうなった。 3.この人、ハルヒシリーズの中では2番目に気に入ってます。 4.VSカイジ戦では【コアガジェオシリス】を使用。ほのぼのデュエルでした。 柏葉巴 / ヽ l ', ', / ∧ ', ', ! l l / i | ヽ lヽ ト、 ト、 l . l . l i i | i | i l X十|''ナT ノ .. | . | i i i ト、ヽ l |ハ } V |/二レ . . i . .| { .i ', Lレ-式 ! レ' 斗七示,イ i . . . .i . . . } ! i Y| V.示ミメ、 ヾじリ ノ i . . . / . . .N! ',ト、 ヽ ト! {イ弋り, " ・ !/ . . / . .. / Vヽヽ k ト、 ¨ . /! . . . / . . . / ! V!ゝゝ .ヽ. / | . . ./ ./i/ l . . . . .ト、 r フ | . .;イ / ! . . . | ヽ、 ,へ l ./ .|/ ', . .i . | (^ ' ヽ_,/ レ_|,ィ-、 ', . i . | 人 \ ヽ| / >、 ', . ト、! /、_ `ヽ } / / ̄ / 二ニ=、 V 〈 、  ̄ | /--// ヽ しヽ | / / / ', ( 人 ./ーー/ / } 【柏葉巴/設定:闇の決闘者/出典:Rozen Maiden】 基本データ 1.「ロンダーズファミリー」という組織に所属。 2.作中では【デッキ破壊】を使用した。 3.この笑顔のAAが「でも、それって根本的な解決に(ry」といっているようにしか見えなくなった。どうしよう。 橘京子 . ' ´  ̄ ` 、 / \. / \ `□ー 、 / ∧ □、 \. / / | ∧ '.ヽ ∧ / ハ. | ', ,r'j⌒ヽ! ∧ i. ∧ / i ,. +-、 |. ∧ ,厶';、│ | | ハ / | ヽ | N、 |ィf'でh,} ! j l. l '. //| ', .N \| ト、_ノハ/| ∧,′ ハ. |. /' l ∧ | ⌒ -' |/.ノ /| l |. ∨ `l '´ ⊂⊃ ,ノイfl,、 / .| | | ,⌒(ヽ. 、⊂⊃ ー---‐' `' /∨ | | | { Lフ人|> ..,___...、 h |∧ | ヽ_/ ヽ { __r/ /,.へ j/ ∨ |. / \_.. ' ´| |ノ く/ \ ∨ / \ / | | / / \ | / \ ' / 《∧》 ヽ / ー‐┬‐,─〈. |ll/ '、 '. ′ | / / {/ //\. ノ l.′ / .| 〈´ / / | i´ ∨ / 7 、__|__.ゝ-ヘ/ / ∧ l \ 【橘京子/設定:《水陸両用バグロス》の精霊/出典:涼宮ハルヒシリーズ】 基本データ 1.九曜が対裏ボス戦で使用した《水陸両用バグロス》の精霊。 2.橘の出番がこれっきりなのは寂しいので精霊にしてみたが、やはり空気。 3.【アンデッド族】でも使わせようかと思ってたが機会がない……。 谷口 _...,、ィ ..、、__ ヽ. / ´ ̄ ヽ \ `ヽ}.、、 / / \ } j! ! ム∠二ニ≧ヽ、 / ムイj 〈一≠≦イ/``//ヾ´"ヾハ ∨ | /´ 彡 { !{ } V〉 ノ/ イ ´ ̄ >〉、 ∠ ̄j′ }{ク`'′弋えヾ 弋ソ ' `ヾと ′ ヾヘ. ゝ ,′ j ヽ , --, / / l\ \  ̄ .イ ,.イ .l . . .l /ヽ,. ァ个 、. イ . . . l . . . .l/ 〉ヘ . .ヘヽ、、 、/ . . . 」二j '´イ / } } ヘ . . .\ ` .ー. .、、. /. . ./ノ -∠、ヽ'´\ノノj\!V. . .く、 . . . . . . ハ. ___」 . . .! . . . .|// ‐=ぃ.ヽ、 〈 .j l . . . . . .ゝ . .Y . . .i / . . . >ォ_,.ィ ´ / `¨ ∨ .! l . . . . ./ . . . .l . . . l __/ニ,.-1 | . . { __ノ . . . ヽ . . . . l, | | l . . . ./ . . . . . !. . . l / . . . .,.- ´ . . . ', ', . .ヾ .l . . . . . . . ヽ . . . l, | | .! . . /.i ̄ ̄!|. . . l ,/ . . / . . . . . . . . .ヽ ヽ -┘ . . . . . . . . . '.; . .l, .| |. .l . ./ . レ 个 イ!. . . l 【谷口/設定:ただの決闘者/出典:涼宮ハルヒシリーズ】 基本データ 1.「ロンダーズファミリー」という組織に所属。 2.作中ではライフ大量回復の後、黒薔薇でぶっぱしてグランエルを出す【グランエル∞】を使用。 3.アンティの結果グランエル∞(オリジナル)は失ったが、市販版も入れているので決闘には問題ない。 9a
https://w.atwiki.jp/barrett/pages/166.html
ミシカ 冬ガリ&海では「榎日」の名でウロウロしています。 そしてミミ&ネコとB4でもアカウント名が違うという…(笑) そろそろ参加領域も増えてきた感じかな? 領域進行中は中身に関してもブラフ張ってます(笑) ↑脱出経験なかった頃でも、「脱出した時は~」とかしたり顔で語ってたり。 何故か感想戦前後から出られなくなる事多し。 その分、感想戦に出れた時には飛ばしまくります。はい。 今まで思ったこと…… 一番の敵は疑心暗鬼と先入観。自分自身に振り回されるのが何より危険。 アンチはとにかく連携一番。 自分の意見を伝えるのに、言葉を惜しんじゃダメ。 ver.3は文字数との戦い。アンチも暗号もホントギリギリでした。 もっとネタ思案飛ばしたーい(笑) でも一番大切なのは……私もみんなも楽しいこと! これに尽きそう。 初心者さん、一緒に頑張りましょうー! 参加履歴 只今、一気に整理中。 各領域ページへのリンク張りは…うん、一旦諦めよう。そうしよう。 ver.2~ミミスマシ編~ 領域No 領域名 正体 運命 勝敗 コメント 94 サボテン兄弟 オペ 消滅 勝利 初参加! 初消滅… 106 青いパパイヤ オペ 粉砕 勝利 まさかのハイオペ体験 118 ママの大ひげ オペ 粉砕 勝利 初粉砕! でも色々喋れたので満足♪ 134 ピザ・メルトダウン オペ 粉砕 勝利 不吉な自分内ジンクス終了。あああ、感想戦…! 226 ママの大ひげ オペ 粉砕 勝利 まさかの同キャラ2度目ハイオペ! 321 中国紅娘 オペ 脱出 勝利 実はここが初脱出。珍しく推理が当たっていた…! 330 中国紅娘 オペ 脱出 勝利 ある意味異例の領域。脱出以降行方不明に…(汗) 380 コサックビート オペ 脱出 勝利 騙りに見事翻弄されて最白さんと脱出(笑) 400 サボテン兄弟 アンチ 粉砕 敗北 多弁領域でスマシ初アンチ! 楽しかった! 402 中国紅娘 オペ 脱出 勝利 400の勢いが冷めやらず参加。発信、頑張ったよ! ver.3~ネコタタキ編~ 領域No 領域名 正体 運命 勝敗 コメント 6 中国紅娘 アンチ 生存 勝利 仲間に助けられまくり 11 半月バニー城 暗号 生存 勝利 アワアワしつつ頑張りました 25 コサックビート アンチ ビンゴ消滅 敗北 初敗北、でも楽しかった! 144 中国紅娘 オペ 脱出 敗北 参加した中での最長領域。発信には気をつけよう! 284 ピザ・メルトダウン オペ 襲撃 勝利 初被襲撃! 裏から見るのもまた楽し♪ ver.4~B4編~ 領域No 領域名 正体 スキル 運命 勝敗 コメント 53 デスピナ01 オペ ヒヨドリ 切断 勝利 祝・初乗船! アンチ推理は… 60 フォボス01 オペ クイナ 放出 勝利 最後の01ナンバー、裏から見るのもやっぱり楽し♪ 64 アマルテア02 カリペン カワセミ 生存 敗北 絶好のカリペンタイムを活かしきれず…! こんなキャラやってました(ミミネコB4合同) 基本的にオジサンキャラが大好きです(係長・船長・エリック辺り)。 そして毎度妙なキャラ付けをしたがります。個性です。ポリシーです。 クロエ ツンデレならず、Sにもなれず。何よ、悔しくなんかないんだから。 ポヨン 可愛い系ハイテンション。お星様飛ばしまくりだったよ☆ シトロエン 複数回演じたキャラその1。しかしどちらも紳士には程遠かったよ ピエ四角 ナチュラルハイテンション。にぎやかしー! ハイホー! 係長 すんなり演じられた。ワシ、思い出はちゃーんとお持ち帰りしてるからなー。 メンタム船長 複数回演じたキャラその2。何故か私は2度ともハイオペだったな… ぶらさがり星人 非常に発信しやすかった。ファンキーを忘れるなよ、YOU達! ねずみ オール平仮名に挑戦。ねずみはいまでもがんばってるよ、ちゅっ! ぬらぬら 色んな意味でマイペース(笑)よう、俺だ。 エリック柏 怪しいオジサンを目指して…行き着いたのは偏食家であーる、の? 九曜 裏設定付き和み。可愛いと言ってもらえて、獏は嬉しかったのだ。 収束 いついつまでも三枚目。初暗号。かなり焦ったな。だが。良い思い出だ。 パティパティ すごい勢いでキャラ作りに失敗。ぱちー、途中から中身丸出しだったのー! 湯川コードウェイナ ぶら星人同様非常に喋り易かった。みんな、いい旅しろよな! グース店長 やはり三枚目。俺の鈍感さと誤字っぷりに乾杯! 霊感委員長K 初お目見えを良い事に好き勝手した。ふふ 懐かしい ですわ ね ひとこと 何かありましたらご自由にどうぞ。 わ、わ、慌てさせてごめんなさい。お世話になりました。ミミスマシ94でもご一緒していましたね。あと半月バニー城のリンク先が違っているようですよ。 -- パティパティ@半月バニー城 (2007-09-10 08 24 22) バニー城とパパイヤでご一緒してましたー。って、私それ両方アンチですね。凄い楽しく会話させてもらった覚えがあるのですが覚えてますか?また一緒に出来るといいですねー。 って、もう一つ6も一緒でしたか。こっちはアンチじゃなかったですが。リンク間違ってますよー。006にすると正しくいくと思います。 -- 浅葱...フェイ クロエ (2007-09-10 12 20 32) いえいえ、楽しみつつアワアワしてましたから問題なしです(笑)こちらこそお世話になりましたー。わあ、ミミスマシの方で一緒でしたか! あそこは正真正銘初参加の領域だったので思い出深いです…という割に消滅しちゃってますが。リンク先ご指摘ありがとうございますー、直しておきました! -- ミシカ (2007-09-12 23 54 16) わあ、パパイヤのお嬢さんでしたか。その節は遅くまでありがとうございました! 3度ご一緒して3度とも敵同士。なんて偶然でしょうか(笑)リンク先ご指摘ありがとうございますー、ver.3の方へ繋ぎなおしました! -- ミシカ (2007-09-12 23 59 49) こんばんは。あれ? ひょっとしてお母さん? まだ感想戦で盛り上がっているけれど、ひとまずご挨拶。 -- 店長 (2007-09-20 01 52 53) みゃっ!店長さんにゃ!店長さんにゃん!どこまでも店長好きですみません(笑)勝率めちゃくちゃ高いですね。うふふ、400で勝てて良かった。次は一緒にアンチや、も一度オペで勝利したいです! -- 星蘭@四喜 (2009-02-06 23 20 18) ミシカさんだったのか!えーとはさまれてみーんみーんでたろいもで金欠兎です。素敵なキャラ付けにいつも脱帽しております…そして白い!いつかまたよろしくお願いしますー -- しだ@手品兎とか (2009-02-07 09 31 16) ちゅいー!ぶらくーん!ちゅいっちゅい!にどめまちてでうれちかったでちゅ!いちゅもやさちくちてくれてありがとーでちゅ!またおあいできたらうれちーでちゅ!ちゅいっ! -- 小さいの,28415号 (2009-02-07 19 44 53) >店長さん お久しぶりです。そう、あの時のお母さんですわ。1年半越しのご挨拶、ごめんなさいね。またどこかで会えるのを楽しみにしています。 -- K (2009-02-07 22 27 22) >星蘭さん@四喜 四喜ー! もうあの領域から1年か、早いものだね…。いえいえ、記憶に残れて光栄です(笑)勝率は自分でも意外ですよー! 次は敵か味方か…またどこかで会えるのを楽しみにしております! -- もやす店長 (2009-02-07 22 32 39) >しださん はい、私でした! 挟んで目からビームでハイホーでヘイヘイです…何故か絡みに行っている事が多いですね(笑)脱帽なんてそんな勿体ない…! いつかまた、どこかでお会いできる事を! -- シトエ四角星人 (2009-02-07 22 43 01) >小さいの ヘイ、小さいの! 二度目ましてとは予想外だったぜ。味方同士が続いたから、次に会う時は敵同士だったりして…な? またどこかで会おうな、それまでいい夢見るんだぜ! -- ぶらさがり星人 (2009-02-07 22 50 30) 400の四角は君か!と言うわけで、スマシ330以降4度目まして 380は頼りないハイポエでごめん… 再開は、アンチでの同陣営を希望する! -- 402車、330一郎 (2009-02-10 21 07 45) お疲れさまなのであるよ。遠い遠い昔、一度お会いしていたようであるな。またどこかでお会いできると嬉しいのであるよ。同陣営であると心強いであるなあ。 -- BR53降下@ちびい (2009-07-06 23 01 20) >乗用車と一郎 同窓を代表してオレが挨拶。悪い、久方ぶりの挨拶になっちまったな…そんだけご近所さんしてたとは意外だったぜ。YOUとのアンチ同陣営、叶う日を楽しみにしとくからな! -- ぶらさがり星人 (2009-07-06 23 03 14) >降下ちゃん お疲れ様であーる。おおお、まさかあの時のあのコであったとは…驚いたぞい。お久しぶりじゃの! 今度は近々何処かで会えると良いのう…それまで暫しのお別れぞーい。 -- エリック柏 (2009-07-06 23 07 46) こんにちわ。フォボスではお世話になりました。だめっぽクイナじゃなかったですよー同陣営でしたら頼もしい存在だったのにと…。むしろクイナスキルを消滅させちゃってごめんなさい。あと、最後のハグ返しにグッときました。また、どこかで会いましょうね。 -- BR-60フェイ (2009-07-21 23 21 49) お疲れ様でした。スキル使う間も与えず、とっとと放出しちゃってごめんね。次こそは同陣営やりたいな。楽しみにしてるねー。 -- BR60九曜@ちびい (2009-07-21 23 49 37) >フェイ よっ、お疲れ! やー、クイナが一番手だったからよ…でもそう言って貰えるのは嬉しいぜ。サンキューな、でもって気にすんな!どこかで会うまで、いい旅続けるんだぜ。…つかまたクーラーの温度下げさせる気かよ! -- 湯川 (2009-07-29 21 36 21) >九曜 よっ、お疲れ! いや、あん時ゃオレも一番手で放出はされねぇだろってタカ括ってたからな…。おう、次は仲間に…とか言うと天邪鬼なパゴタ連中に邪魔されそうだけどよ。またどっかで会おうぜ! それまでいい旅しろよ! -- 湯川 (2009-07-29 21 41 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sengoku_muramasa/pages/2855.html
[天下兵法者]宮本武蔵 [春霞絢爛]毛利元就-桜花- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶/[慈愛驍将]最上義光-涼麗狐-サムネ.jpg)[慈愛驍将]最上義光-涼麗狐- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶/[終世無上]斎藤道三-二頭蝮-サムネ.jpg)[終生無上]斎藤道三-二頭蝮- [義鬼神]島左近-時雫- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶/[千年王国]大友宗麟-夢現-サムネ.jpg)[千年王国]大友宗麟-夢現- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶/sssasaki.jpg)[翔燕]佐々木小次郎-天嶺燕- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶/[智絶]黒田官兵衛-墨潜龍-icon.jpg)[智絶]黒田官兵衛-墨潜龍- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶/[相対慕]森蘭丸-紅蓮炎-icon.jpg)[相対慕]森蘭丸-紅蓮炎- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (カード 艶 SSレア/[純白杖]施薬院全宗-薬師蛇-サムネ.jpg)[純白杖]施薬院全宗-薬師蛇- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/服部半蔵-鬼涙龍-.jpg)服部半蔵-鬼涙龍- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[勇撃手]筧十蔵-砲殲華-.jpg)[勇撃手]筧十蔵-砲殲華- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[金春奏風]大久保長安-黄金柩-サムネ.jpg)[金春奏風]大久保長安-黄金柩- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[倒鼠双杉]北条早雲-天昇虎-サムネ.jpg)[倒鼠双杉]北条早雲-天昇虎- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[断頭台下]黒田長政-棘薔薇-サムネ.jpg)[断頭台下]黒田長政-棘薔薇- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[乱藤花]黒田官兵衛-連鎖獄-サムネ.jpg)[乱藤花]黒田官兵衛-連鎖獄- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[羅喉煌々]細川忠興-暁九曜-サムネ.jpg)[羅喉煌々]細川忠興-暁九曜- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/風魔小太郎-四神牙-サムネ.jpg)風魔小太郎-四神牙- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[黒田艶会]官兵衛と長政-涼風夜-サムネ.jpg)[黒田艶会]官兵衛と長政-涼風夜- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[豊徳一丸]初-絡絹糸s.jpg)[豊徳一丸]初-絡絹糸- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[黒衣網足]藤堂高虎-兎耳月-ssr-s.jpg)[黒衣網足]藤堂高虎-兎耳月- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[百足跳奔]伊達成実-出龍-サムネ.jpg)[百足跳奔]伊達成実-出龍- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/佐竹義重-月夜綿-サムネ.jpg)佐竹義重-月夜綿- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[蘭薫桂馥]太田道灌-坂東香-サムネ.jpg)[蘭薫桂馥]太田道灌-坂東香- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[優曇華花]榊原康政-逸眼亀-サムネ.jpg)[優曇華花]榊原康政-逸眼亀- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[大将才徳]島津義久-冬雷隼-サムネ.jpg)[大将才徳]島津義久-冬雷隼- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[三千夜蝶]宍戸梅軒-藍揚羽-サムネ.jpg)[三千夜蝶]宍戸梅軒-藍揚羽- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[蝮毒皿]斎藤道三-滴油波-サムネ.jpg)[蝮毒皿]斎藤道三-滴油波- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[月冬盛]細川藤孝-花紅葉-サムネ.jpg)[月冬盛]細川藤孝-花紅葉- #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (画像倉庫 艶SSR/[神医]曲直瀬道三-聖朱色-サムネ.jpg)[神医]曲直瀬道三-聖朱色-
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/6014.html
機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html □第五日目/夜・前編 マンション1F。エレベータホール ――ちーん にゃがと 「カサすげー」 にゃがと 「……たしかにあちゃくらりょうこが、そう評価するのも理解できる」 にゃがと 「こうまであっさり外に出られるとは」 にゃがと 「(キョロキョロ)」 にゃがと 「管理人もいない」 にゃがと 「……白い悪魔(訳注:例の白いネコ)もいない模様」 にゃがと 「……仲間を求めて、れっつご」(ボテ) にゃがと 「…………」(キョロキョロ) にゃがと 「転んだところは、誰にも見られていない。問題ない」(ムクリ……トテトテ) 本屋 みくる 「(料理本を立ち読み中)……うーん」(パラ) みくる 「今日はなに作ってあげようかなぁ」(パラ) みくる 「昨日はお肉だったし……とはいったものの、子供向けだとどんなのがいいんだろ」 みくる 「食材は古泉くんが用意してくれたとかいってたから、買い物はしなくていいんだろうけど」 みくる 「……なにが買ってあるのか、よくわからないと……困ったな」(諦めて本を置く) みくる 「どうしよ……ん?」 みくる 「わぁ。綺麗な絵本」 みくる 「……もし読んであげたら、長門さんたち喜んでくれるかな?」 みくる 「んー……」 みくる 「よし。何冊か、買っていこう」 みくる 「喜んでくれるかな……みんな」(ニコニコ) 七〇八号室 あちゃくら 「…………」(ソワソワ) ちみどり 「不安だらけですが、ここは彼女を信頼して待つしかないでしょう」 あちゃくら 「信頼……信頼ですか。あの状態のにゃがとさんを」 ちみどり 「仮にも統合思念体主流派の生み出した端末なのです。そこは信頼するべきでしょうね」 あちゃくら 「……本来ならそうなんですけどねぇ」 キョン 「……本来なら、なんだ?」 あちゃくら&ちみどり 「ぎく」 あちゃくら 「あ、あはは……起きたんですか、キョンくん」 ちみどり 「ずいぶん……お早いお目覚めで」 キョン 「なにいってるんだ。もうこんな時間じゃないか……六時か。我ながらよく寝たもんだな……」 あちゃくら 「(ヒソヒソ)……どうしましょう」 ちみどり 「(ヒソヒソ)……可能なかぎり、ごまかすのです。適当に」 あちゃくら 「(ヒソヒソ)……無駄な努力な気もするんですけど」 キョン 「なにをこそこそ話してるんだ? ……お。荷物届いてたのか」 あちゃくら 「え、ええ。そうなんですよ! ほら、お洋服まで!」 ちみどり (……たいして時間は……稼げないでしょうねー……) マンションの外 にゃがと 「暗くなってしまえば、この小さい体で活動するのは比較的容易」 にゃがと 「……人もあまりいない」(コソコソ) にゃがと 「……静観派端末でなくても、わたしがこの状態のまま外に出ているのは探知されているはず」 にゃがと 「向こうから来てくれるのが、もっともてっとり早いのだが」(コソコソ) 路地裏 「……まさか、その姿のまま外に出てくるとは思わなかった」 にゃがと 「…………(ピク)」 路地裏 「とりあえず、こちらへ。その姿のあなたと話していると、人目を引きすぎる」 にゃがと 「……わかった」(コソコソ) 路地裏 ???? 「……ずいぶんな強行策を選んだもの。接触を求めてこのように動く可能性は検討していたが」 にゃがと 「そちらがまったくといっていい程、支援してこないせい。 その理由も知りたいが、それ以前に現在の状況、その正確な情報がほしい」 暗闇から。光陽園学院の制服を着た女性 「今から、それを説明する」 にゃがと 「……あなたか」 思索派端末 「お久しぶり、というべきだろうか。それとも”この世界”では、はじめましてと?」 にゃがと 「どちらでもいい。あなたという存在が、そのままであるなら」 思索派端末 「なるほど。では、簡単な状況説明から。 問題のイントルーダの動きは、まったくといっていいほど捉えられていない。 周防九曜。彼女が物理的にこの世界と正確に同期していないためと考えられる」 にゃがと 「情報統合思念体の考える、彼女の最終的な目的は?」 思索派端末 「総体の方では、ほぼ断定している。統合思念体製インターフェイスのコア。それを確保したいのだと考えられている」 にゃがと 「やっぱり、そう」 思索派端末 「今回のあなたのその幼児化についても、そうせざるをえない、という状況に追い込んだのが彼女であることは、ほぼ間違いない。 あなたを構成する余分なものを、すべて廃棄しなければならない状況を仕組んだ」 にゃがと 「こちらの考えと一致している」 思索派端末 「その結果、今のあなた、朝倉涼子、喜緑江美里は、構成に必要な最低限度の部分。つまりコアしか残されていない。 ごくわずかな、入出力素子だけが残された状態で」 にゃがと 「それで?」 思索派端末 「広域帯宇宙存在。現在では、天蓋領域のその端末は、周防九曜の一体しか確認されていない。 その一体にせよ、人間の偽装という意味においては、我々インターフェイスの足元にも及ばないレベル。 不完全で、お粗末なものといっていい。それでも苦心の上に、ようやく作り出した、我々のまがいモノのような存在だ」 にゃがと 「…………」 思索派端末 「理解はしているだろう。あれはおそらく、あなたのデッドコピーというべきもの。 表層上、可能な限りあなたを模倣して作り出したのだろうが。その完成度は比較する以前の問題といえる」 にゃがと 「それは、薄々理解はしていた」 思索派端末 「名前からしてもそうだ。この球状列島にかつて存在していた長門国に対する周防国。 そして、地球の気象現象から選んだというあなたのパーソナルネームは、雪。 対する彼女の名前は九曜紋から採られた。これもまた、雪の結晶を意味している。 このように名前から推察するに、あなたに対抗して作られた、というよりは、相似体として生み出されたものなのだろう」 にゃがと 「……それで、わたしを?」 思索派端末 「そう。あなたを形作る上でどうしても足りないもの。もっとも根本的で、根源的で、彼らがまったく理解できない、中枢システム。 彼らはそれを、彼らにとって効率のいい形で得たいと考えている」 にゃがと 「彼らにとって、不要な部分をすべて取り除いた……今のこの状態……」 思索派端末 「そうだ。彼らが欲しているのは、我々情報端末群が永い時を経て、少しずつ獲得していった人類に対する知識。 または接触用のすべてのノウハウが集積された、コア部分にあると推定されている」 七〇八号室 キョン 「それで、黙って行かせたのか」 あちゃくら 「……ごめんなさい」 ちみどり 「キョンくんにこれ以上迷惑かけられないと思って……」 キョン 「迷惑とか……まぁ……ほんの少しは思ってはいたがな」 あちゃくら 「あう」 ちみどり 「……ぐすん」 キョン 「だが、こうなった以上、迷惑とかそんなこと考えてどうする。 あいつ、狙われてるんだろ? ひとりきりになんてなったら――」 あちゃくら 「そのこともあって、外に出たんですよ……」 キョン 「? どういうことだ」 ちみどり 「仲間に、直接救援を依頼しに行ったんです。にゃがとさんは……(はっ)」 キョン 「……喜緑さんまで」 ちみどり 「(うう……ついにわたしまで)……このように、幼児化はさらに進行中です。 このままでは回復どころが、どうなってしまうのかもわからないのです」 あちゃくら 「当初は、七日間待っていれば自然と修復されると思っていたのですけど……」 キョン 「……探しに行くぞ」 あちゃくら 「へ?」 キョン 「パーカーは……これか。よしふたりとも、ここに入るんだ」 ちみどり 「え、え?」(無理やりフードに放り込まれる) キョン 「とにかく、連れて帰る。おまえらの仲間と会ってるんだったら、それも連れて帰ればいいだろ」 あちゃくら 「い、いやそれは……わたしたち以外は、キョンくんたちに接触することは許可されていな――」 キョン 「なんでもいい。とにかく長門を連れ帰るんだ」 路地裏 思索派端末 「……と。これが、今回の件のおおよその概要」 にゃがと 「……大体、把握した。ほかに聞きたいのは、今、わたしの駐留拠点の防御が無効化されていることについて。 また、このように情報操作能力も使用できない状態では、彼女に対して防御も、排除も、なにもできない。どうしたらいい」 思索派端末 「実のところ、我々にもどうしようもできない」 にゃがと 「なぜ」 思索派端末 「もともと、天蓋領域端末の量子変換システムなどの基礎的情報操作能力は不明な部分が多い。 対抗措置はほとんどわかっていないのだ。ただ一機だけ、それらに対抗できた端末は存在していたのだが――」 にゃがと 「まさか」 思索派端末 「その通りのまさか。穏健派端末。つまり喜緑江美里が、その一機だった。 しかしながら、今回のこの一件であなた同様、無力化されてしまったため、我々の中で、周防九曜に対抗できる端末は現存していない」 にゃがと 「あなたでも?」 思索派端末 「無理。わたしの、そもそもの組成が古いこともある。あなたがたと比べて、設計思想が違うのだから。 新しく接触した――とはいえ、相当時間は経過しているが――あのような未知の存在を排除できる能力は与えられていない」 にゃがと 「……では、どうしたら」 思索派端末 「周防九曜に直接対抗することが叶わない以上、思念体総体は急ぎ、別の手段を策定した。 今夜ここで会えるとは思っていなかったが、それをあなたに伝えることにする。言葉で」 にゃがと 「…………」 マンションへの道 みくる 「ふんふーん♪」 みくる 「結局、三冊も買っちゃった」 みくる 「わたしも読んだことないからわからないけど、イラストも綺麗だし」 みくる 「読んで聞かせてあげよっと……?」 みくる 「……なんだろ。ネコ?」 みくる 「暗くてよくわからないけ……ど」 みくる 「……長門さん?」 にゃがと 「…………」(路地裏から出てくる) みくる 「どうしたんです! こんなところを出歩くなんて!」 にゃがと 「……朝比奈みくる」 みくる 「……どうしたの? ほんとにひとりなんですか?」 にゃがと 「だいじょうぶ。問題はない」 みくる 「顔色が……」 にゃがと 「……心配ない。それより、マンションまで連れて帰ってほしい」 みくる 「それはもちろん!」 にゃがと 「……助かる」 一方その頃、マンションを出たキョンたち キョン 「……で、アテはあるのか。長門の行き先の、アテは」 あちゃくら 「(フードの中から)さあ……」 ちみどり 「(フードの中から)行き当たりばったりというか……」 キョン 「……マジか、それ」 あちゃくら 「もともと、キョンくんや涼宮さんなんかに接触していい端末はすごく限られてるんですよ。 わたしもそのひとりだったわけですけど」 キョン 「なんで」 ちみどり 「……キョンくんはともかく、超能力者や未来人は、ありていにいって対抗勢力です。 あまり姿を見せたり、内情を観察されるのは得策ではないと考えられていたから」 キョン 「……俺は別に問題ないじゃないか。敵とか、そんなのは」 あちゃくら 「本気でいってます? どうしてわたしが、以前、キョンくんを亡き者にしようとしたかとか、その理由は説明したじゃないですか」 キョン 「……さあね。忘れた、そんなの」 あちゃくら 「……優しいんですねー」 ちみどり 「その時の急進派……というかあちゃくらさんという個体ですけど、その、キョンくん排除行動の最大の理由は、 キョンくんがいなくなることで、涼宮さんの反応を見る、というものだったはず」 キョン 「そう、だったかもな。だがそれが?」 あちゃくら 「にぶちんですね。つまり、それだけ、涼宮さんの中でキョンくんの占める位置が大きいってことなんですよ」 ちみどり 「あなたのこと、わたしたち”鍵”とか呼んでるんですよ? それくらい、重要度が大きいって認識なんです」 キョン 「……ほんとかよ」 あちゃくら 「これだから、いろいろ周りの人が大変なのです」 ちみどり 「……それくらい鈍いからこそ、今の状況でもなんとかなってる、ともいえるのかも」 キョン 「それだけ人のことをとやかくいって……」 キョン 「あれ……朝比奈さん?」 みくる 「キョンくん!」 キョン 「あ、ちょうど良かった。このへんで長門のやつ見ませんでしたか。迷い猫みたいにふらふら出て行っちまって……」 みくる 「……それでしたら」 にゃがと 「(みくるのかばんから)迷い猫とはずいぶんな言い方」 キョン 「長門!」 あちゃくら 「(フードの中から)にゃがとさん!」 ちみどり 「(フードの中から)よかった……!」 キョン 「……いっぺんに出てくるな。頭に覆いかぶさるな。前が見えん」 みくる 「みんな一緒だったんですか」 キョン 「ええ。こいつら残してくると、余計な心配が発生しそうだったんで」 あちゃくら 「ぶーぶー」 ちみどり 「心配性。今のうちからそんなだと将来ハゲますよ?」 キョン 「おまえらな……」 みくる 「えーと。その……長門さん、すぐそこの路地から出てきて……それで」 キョン 「まったく。心配かけやがって」 にゃがと 「すまない」 キョン 「……? なんだ? 元気がないな?」 みくる 「わたしが会ったときにもこんな感じで……」 キョン 「……?」 七〇八号室 キョン 「やれやれ……無事に帰れたか」 みくる 「うわー……すごい荷物」 あちゃくら 「へへー。食べるものもたっぷり用意してあるですよ」 ちみどり 「今夜もお願いしていいんでしょうか」 みくる 「もちろんです! そのつもりで来たんですから」 あちゃくら 「きゃーっ!」(大歓喜) にゃがと 「…………」 キョン 「で? その、仲間とやらには会えたのか」 にゃがと 「……一応は」 あちゃくら 「え、ほんとに?」 ちみどり 「どの派閥の端末とです?」 にゃがと 「思索派端末と」 あちゃくら 「おお。保守系ですね」 ちみどり 「なにか、支援策の提示が?」 にゃがと 「……それは」 みくる 「……? なんの話してるんでしょう?」 キョン 「あ、ちょっと事情がめんどくさそうなので、そのへんはあとで聞きましょう。 ……たぶん、一緒になって聞いても理解できん話だと思いますよ」 みくる 「……長門さんの様子が変」 キョン 「まぁ……言われてみれば」 みくる 「だいじょうぶかな……」 どこかの雑居ビルの中で―― 森 「古泉くん?」 古泉 「遅くまでご苦労さまです……森さんひとりですか。座っても?」 森 「どうぞ。たいして美味しくないけど、コーヒー飲む?」 古泉 「それは、どうも。いただきます」 森 「はい」 古泉 「ありがとうございます。それと……今日の件もふくめて」 森 「いいのよ。仕事だから。それよりも」 古泉 「……? なにか?」 森 「今日、中河くんもいろいろあったようよ」 古泉 「あれですか。今日の話に出てきた「別のTFEI端末からの接触」の件」 森 「そう。それが少しややこしい話になりそうでね……」 古泉 「――というと」 森 「中河くんが接触したのは、彼女たちがいうところの革新派に所属する端末みたい。ずいぶん先鋭的な考えの派閥のようね」 古泉 「考え……? すると、なにか、向こうから提案でもあったのですか」 森 「その内容について、今、上の方で検討中なんだけど」 古泉 「どのような内容なんです?」 森 「それが……」 森 「……今の、あの状態の長門有希たちを、我々『機関』が、鹵獲する手助けをしたい、というのよ」 ―第五日目/夜・後編につづく― http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/6015.html
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3237.html
これは、芳佳が九曜さんの孫と認識している設定です 今日は私の誕生日です! 501の皆さんもお祝いしていただけましたが、世界中からのお婆ちゃんの弟子からのプレゼントも戴いています! なんでも、お世話になった師匠のお孫さんだからだとかです。 えーと・・・・マルセイユさんのは、サイン入りプロマイド写真と立派な乳牛です こないだ、みっちゃんがマルセイユさんの写真が欲しいと話していたのを覚えてくたんですね そして、牛は飼って美味しい牛乳を飲んでくれとのことです ゲーリングさんは、ゲーリングさん特製のベーコンとウィンナーみたいです。 このベーコンはとっても美味しくて、バルクホルンさんが作ったものよりも凄く美味しいんです。 ルチアナさんは、すっごく可愛い服を贈ってくれました 裁縫がとても上手で、将来は服屋開きたいんだとか ドミニカさんは・・・・すごくゴテゴテとした拳銃くれました なんでも、大きいのはいいことだとか ウィルマさんは、リーネちゃんのお姉さんで私に凄く可愛がってくれます! 私にお姉さんがいたらあんな感じかなあ・・・・ プレゼントは紅茶で「リーネちゃんによろしくね」というメッセージが添えていました。 マイルズさんはキビキビとしたバルクホルンさんみたいな人で 体を鍛える器具をいただきました。 菅野さんは私と同じ海軍さんの人で毎日が激戦という戦場にいます 菅野さんは自分で書いたという小説をいただきました。 この本とっても凄く面白いんです! 佐藤さんは陸軍の人で「で、あります!」が凄く面白いです。言いませんけど 実家から昆布とカツオブシが大量に送られて、ぜひ和食作りに役立ってください!とのことです。 リリーシャさんは、私と同じ医術を専門にしていて、あちこちで治療をしているみたいです。 その治療体験を纏めた本を戴きました。この本は凄く参考になります。多くの人を救って見せます!! ところで、本と一緒に送られた、この缶詰は何でしょうか?ぼこぼこに膨れていますけど イリスさんとアイネスさんはイリスさんの故郷であるアンドラの防衛戦に就いています。 ブリタニアに近いので是非、来てね!というメッセージをネウロイの残骸の上に二人が立つ写真と共に送られてきました サラさんは・・・・・・凄く・・・・・何だろう・・・・不思議な人?コメントに困ります。 そして、プレゼントは・・・・・・・・・もの凄く大きなトーテムポールです。 どこに飾ったらいいんでしょう? こうして、私の誕生日は楽しく過ごせました!
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5807.html
どうして気づかなかったのだろうか。どうして気づいてやることができなかったのだろうか。誰よりも、誰よりも二人の傍にいると思っていたのに。誰よりも二人のことを理解していると自負していたのに。 なのに、どうしていまのいままで気づくことができなかったのだろうか。 立ち止り、焦点の定まらない目で宙を見つめる俺に、周囲の視線が集中する。誰も声をかけてくる者はいなかった。この事件の謎を解く重大な事態に遭遇していることが誰の目にも明らかだったからだ。皆は静かに俺の動向に注目していた。 そんな周囲の状況が気にならないくらい、俺は後悔と自責の念で一杯だった。ようやく開くことのできた重い重い記憶の扉の向こうにあったものは、想像を遥かに超えたとても償いきれないほどの、原罪ともいうべき罪であった。 告白しなければならない、真実を。たとえ、それがどれほど残酷なものであろうとも。隠し通せるものではない。もうすぐすべての真実が、そのベールを脱ぎ棄てて、白日のもとに晒されようとしているのだから。 だから、せめて今、自分の口から真実を告げるのだ。それが、償いきれないほどの罪を犯してしまった事へのせめてもの贖罪。 意を決し、ゆっくりと背後を振り返る。そんな俺の一挙手一投足を、周囲は固唾を呑んで見守っていた。長い長い永遠とも思われる刹那の時間。かつて経験したことがないくらいの心音の高鳴りに気づく。やがて、視界の中に少女の姿が現れた。 「な、ど、どうしたの? キョン」 少女は戸惑いと不安の入り混じった表情で、それでもひきつったような笑顔見せ、一歩後ずさりしながらようやく言葉を紡いだ。 今ならば、はっきりと思い出すことができる。あの日、決意を秘めた瞳で部屋から出ていくハルヒの顔を。ぼんやりと靄に覆われていたはずのハルヒの顔が、まるで目の前にあるかのように、鮮明な映像として頭に思い浮かぶ。 そして、谷口といっしょに映っていた少女。引き込まれそうになるあの魅力的な瞳を見て、どうして気づくことができなかったのだろうか。いまから思い返せば、ワザと目を背けていたとしか思えない。 いま、目の前で追いかけている謎の女性、彼女の顔が部屋から出て行くハルヒの顔と、谷口の傍にいた少女の顔と重なったのだ。つまり、俺たちが追いかけていた謎の女性とは『涼宮ハルヒ』だったのだ。 では、『涼宮ハルヒ』が追いかけている、俺たちがハルヒだと思い込んでいる少女はいったい誰? 振り向いた俺の目の前にいるのは……いったい……誰? 視界の中にいる少女の姿を確認する。ショートのボブカット、小柄な身体、薄い胸……彼女のことを、俺は誰よりも理解していたはずではないのか? なのに、なのになぜ古泉よりも早く真実にたどり着くことができなかったのか。 大きく息を吸い込んで、おそるおそるゆっくりと小さく静かな声で、彼女の名前を告げた。 「長……門……?」 「え!?」 長門はひきつった笑顔をさらにひきつらせて、何が起こっているのかわからないといった表情で俺を凝視する。 「ははっ、あ、あんたなに言ってんのよ? なんであたしが有希に見えるわけ? 冗談は……」 少し震えた声で、精一杯強がりを言っているその姿が、さらに俺の心を掻き毟る。おそらく、長門は自分自身を本心から涼宮ハルヒだと信じて疑わないのだろう。だが、周囲の反応は違った。 「まさか……」 呆気にとられた表情で長門を見つめる佐々木。目を見開き、口をポカンと開けて、初めて見せる驚愕の表情で長門を凝視する藤原。皆一様に、九曜すらも、長門を見つめて驚きの表情で絶句していた。 「しまった……」 しばらく沈黙が漂った後、小さな声で新川さんがつぶやいた。 「そうだ、確かこの日を境に情報統合思念体が消えていたはずだ。我々はそのことをもっと疑問に思うべきだった。いやむしろ、そのことを疑問にすら思わなかった時点で、我々も含めたここにいる全員が情報操作をされていた可能性が高い」 珍しく感情を表に出し悔しがる新川さん、一方で森さんはあくまで冷静を装いながら状況を分析する。 「詳細は分からないけど、どうやら事件の背後には情報統合思念体がいると考えて間違いなさそうね」 「危ないところだったな。このまま僕たちが文芸部室に突入していれば、全滅していただろう。おそらくあそこにいるのは……」 「ちょっと待って! みんな何を言ってるの?」 森さんや新川さん、藤原の話を制止し、長門は、目の前で起こっていることが信じられないといった様子で、周囲を見回す。だが、誰一人として彼女の言葉に耳を傾けない。ただ、新川さんと森さん、藤原の哀れと疑いの入り混じった視線に晒されただけだった。 「でも、いったい誰が情報操作を?」 呆気にとられた表情で長門を見つめたまま、佐々木が、誰に尋ねるでもなく、疑問を呈する。 「情報統合思念体よ。我々はまんまと出し抜かれていたってわけね」 「いや、それはおかしいよ! だって……」 「コラー!! あんたたち、あたしの有希に何をするつもりよ!!」 佐々木と森さんの会話を強制的に終わらせるように、廊下の遥か向こうからハルヒの怒声が聞こえてきた。その怒声は、まるで厳正な裁判官の判決のように、長門の中にあった微かな期待に冷徹に鉄槌を下し、木端微塵に打ち砕いた。 声のした方向を見て、愕然とする長門。後悔と自分を責める言葉は後から後から浮かんでくるのに、こんなときに長門にかける慰めの言葉が一言も思い浮かばす、自分の無力感と不甲斐なさに途方に暮れる。 「早く! こっちへ来い」 藤原がみんなに手招きをする。佐々木達が藤原の先導に従うように移動する。だが、長門はうつむいて何か独り言をつぶやきながらその場に立ち尽くしていた。彼女の肩に手を回すようにして言葉をかける。 「行こう。いまはすべてを見届けるのが先だ。たとえそれがどんなに辛い真実でも」 俺にこんな言葉をかける資格があったのかどうかはわからない。何よりこれが長門への言葉だったのか、それとも自分自身へ言い聞かせたものだったのかすらも…… 長門はショックから覚めやらない様子で、それでも小さく首肯し無言のまま俺に従った。 俺たちは佐々木の後を追うように近くの教室の中に入る。教室の中では九曜が、長門が情報操作をする時と同じように、高速で何かをつぶやいていた。突然、周囲に数体の人の形をした光が現れたかと思うと、それはすぐによく知った人物の姿に変わった。 「いま、九曜周防が文芸部室の中の様子をここに再現した。この後で何が起こったのか、見届けることにしよう」 藤原が提案し、新川さん、森さん、佐々木がうなづく。藤原と佐々木がこちらの様子を窺い、俺も三人に続いて力強くうなずいた。 文芸部室の中の様子は、長門が魂の抜けたような表情で部屋の中央に置かれた椅子に座り、その背後には喜緑江美里と朝倉涼子が立っていた。そして長門を挟んだ向かい側にハルヒが怒りを露わにしながら対峙していた。 「ようこそ、涼宮さん」 「いますぐ有希を開放しなさい! 言うことを聞かないと、力ずくで聞かせるわよ!!」 「ふっふっふっ、威勢がいいのね」 いまにも飛びかからんとするハルヒを、喜緑江美里は普段と変わらない余裕の表情で眺めていた。 「罠にかかったとも知らずに……」 朝倉がボソッとつぶやく。罠……とは、いったい……? 「あなたは自分の意思でここに来たと思ってるかもしれないけど、わたし達にとってこれは想定済みよ。むしろ、わたし達は長門さんではなくあなたに用事があったの」 「用事って何よ! 用があるなら正々堂々とあたしの前に現れればいいじゃない」 あくまで冷静沈着な態度を崩さず、喜緑江美里はハルヒに自分の描いた計略を説明し始めた。 「わたし達はもうこの惑星を去ることにしたの。これはあなたもよく知っている彼女との話し合いの中で決定したわ」 「彼女って誰よ?」 「ふっふっふっ、そうねぇ~、朝比奈みくるって言ったらどうします?」 敵意を持って問い質すハルヒの質問に、小悪魔的な笑みを浮かべて、喜緑江美里は冗談っぽく朝比奈さんの名前を出した。驚愕する。まさか、本当に朝比奈さんがこの事件の黒幕なのだろうか? 告白されたあの日の情景が脳裏をかすめる。 チラリと森さんに視線を向けると、彼女は、あくまで見た目は冷静さを保ちながらも、彼女らの言葉を一言一句聞き逃すまいという鬼気迫る雰囲気を醸し出し、事のなりゆきを見守っていた。 「でも、わたし達はこの惑星を去るにあたって一つの条件をつけたの。いつか、わたし達の進化のカギとなるであろうあなたを連れて行くと。彼女は快く承諾してくれたわ。むしろそれは、自分の望みでもあるとまで言っていたわよ」 「それは嘘ね。仮にみくるちゃんが犯人だとしても、みくるちゃんはそんなことは言わないわ。たとえあたしのことが嫌いだったとしても、キョンのことであたしが邪魔だと思ったとしてもね」 即座に喜緑江美里の言葉を否定するハルヒの姿を見て、ハルヒが朝比奈さんに対して全幅の信頼を抱いているのがよくわかった。その揺るぎない信念は、まるで一瞬でも喜緑江美里の言葉を信じた俺を責め立てているようにすら感じられた。 「…………」 ハルヒと喜緑江美里が無言で火花を散らす中、朝倉が横から口をはさむ。 「とにかく、あなたはこの惑星の住人に見捨てられたってことなのよ。有希は最後まであなたを連れて行くことに反対してたけどね」 朝倉は椅子に座ってぐったりと呆けている長門を一瞥する。それにつられてハルヒも視線をチラリと長門に移した。 「だから、いまはちょっと静かにしてもらってるのよ!!」 隙ができたと見たのだろうか。言い終わるのと同時に朝倉がハルヒに飛びかかる。 「おとなしくわたし達に従いなさい!!」 ハルヒは見事な体さばきで攻撃をかわすと、飛びかかってきた力を利用して、朝倉を背後へと投げ飛ばした。 「ふん、この程度であたしに言うことを聞かそうなんて、百万年早いわ」 手をパンパンと払い、背後の朝倉を一瞥してから、再びハルヒは喜緑江美里を睨みつける。ふたりのやりとりを見ていた喜緑江美里が呆れたようにため息をつく。 「涼子、力ずくで向かって行っても勝てるわけないじゃない。だからあなたはバックアップにしかなれないのよ」 笑顔まま喜緑江美里は懐から刃物を取り出して長門の喉元に突きつけた。 「しばらくの間、おとなしくしてくれますか」 あくまでお願い口調ではあるが、その凄惨な微笑からは相手に有無を言わせぬ凄みが滲み出ていた。その微笑みに圧倒されたわけではないのだろうが、人質を取られてはハルヒも手が出しようがない。 朝倉が立ち上がり、服の埃をはたいてから、悔しさで歯を食いしばりいまにも飛びかかろうとしているハルヒの背後に近づくと、ハルヒを羽交い絞めにした。 「確保したわよ。江美里」 「上々ね。計算通りだわ」 喜緑江美里は「ふっふっふっ」と不敵な笑いを浮かべながらハルヒに問いかける。 「涼宮さん、あなたはここに来る前から、わたし達のことも、そしてこの計画を画策した犯人のことも、なんとなく感づいていたはずよ。勘のいいあなたならね。 なのに、どうして彼女に会いに行くことなく、ここに来たのかしら? 彼女とはそれほど仲が良かったわけではないでしょ? 彼女をかばう理由がないはずなのに……」 「ふんっ、あんたにとやかく言われる筋合いはないわ!」 朝倉涼子に羽交い絞めにされながらも強がるハルヒに、喜緑江美里は観察するような視線を向けた後、 「どうやら、あなたのその辺の行動に、わたし達の進化のカギが隠されているような気がするわ」 ひとりで納得したかのように結論を導き出す。 彼女……か、喜緑江美里は黒幕のことを彼女と呼び、ハルヒもそれ自体は否定していない。犯人は女か? もしそうなら、いったい誰だ? 「あんたが何を知りたいのかわからないけど、こんなことをされて協力するわけないでしょ! たとえどんな拷問を受けようが絶っ対に協力なんかしないからね!!」 ハルヒの言葉を聞いて、喜緑江美里は古泉のように両手を広げるポーズで首を横に振った。 「おやおや、何か誤解してるんじゃないですか? わたし達は別にあなたをどうこうしようとしているわけではないわ。明日から、今日と変わらない日常を送ってもらうだけよ。ただし、思念体の中に創った、こことそっくりの世界でね。 そこには当然、あなたの大好きなキョンくんもいるわよ。わたしたちはそこでのあなたの日常を観察するだけ。たまに、あなたの私生活に干渉して反応を観察することもあるかもしれませんけどね」 「そのほうがわたし達にとっても都合がいいのよ。他勢力からの干渉を受けないからね」 「だから涼宮さんは明日からも普通に暮らしていただいてかまいませんわ。今日のことは記憶から消去しておきますから」 「そんなこと! 許すわけないじゃない!!」 猛り狂い朝倉に羽交い絞めにされながら必死にもがくハルヒを、あくまで冷静沈着に観察する喜緑江美里。まさか、いまも本物のハルヒは情報統合思念体にさらわれたままなのか? それで、ハルヒの代わりとして長門がここにいるのだとしたら…… 長門に視線を向けると、長門は目の前で起こっている事態にショックを受けている様子で、ふと目が合い、俺が見ていることに気づくと、明らかに動揺を隠せない様子で顔を背けた。 「では、思念体内部へ帰還するわ」 喜緑江美里がスッと片腕をまっすぐ上に上げる。その指先に黒い球体のようなものが現れ、それは瞬時に大きくなり校舎の敷地全体を包み込んだ。その瞬間、喜緑江美里の表情から平静さが消え失せる。 「涼子! この校舎内に誰かいるわ」 「まさか……情報操作は完璧なはず……」 喜緑江美里と朝倉涼子がこちらの方を向く。壁越しに見られているような恐怖感がこみ上げてきた。 「やばい、僕達の存在がばれたぞ!」 「ここは撤退するべきですな」 「待って! もうちょっとだけ」 「そうよ、何としても真実を突きとめなくちゃ」 男性陣と女性陣の間で意見が割れた。恐怖と焦りと不安とを抱きながらも、そのやりとりを横目に見ながら、ハッと気づき、咄嗟に俺は長門の傍に寄り添う。 「大丈夫か?」 長門は答えることなく無言でうつむいていた。ただ、俺の手をぎゅっと握りしめて。 文芸部室では、一瞬動揺した朝倉の羽交い絞めを振りほどいたハルヒが、喜緑江美里に強烈な体当たりを仕掛ける。不意をつかれた喜緑江美里はハルヒの体当たりをまともにくらい、三メートルほど吹っ飛ばされて尻もちをついた。 「この役立たずがぁ!!」 「ご、ごめんなさい」 立ち上がりながら、喜緑江美里は戸惑う朝倉涼子を鬼のような形相で叱責する。その後、元の冷静沈着を装いハルヒに優しく言葉をかけた。 「涼宮さん、無駄な事は止めなさい。この校舎はもう空中に浮いているのよ。逃げる術はないわ。なにより、いくらあなたでも、有希を守りながら二対一では勝てっこないわよ」 「そんなこと、やってみないとわからないわ」 言い終わるのと同時に、喜緑江美里がハルヒの背後に瞬間移動する。だが、ハルヒはそれにすばやく反応して背後を振り向き、喜緑江美里と組み合った。 「涼子! 有希を」 「させないわ!!」 ハルヒは懐から銃のようなものを取り出すと、喜緑江美里の身体に密着させて引き金を引き、そのまま椅子に座らされている長門に近づこうとしていた朝倉にとび蹴りをくらわせた。 「大丈夫、有希」 長門に近寄るハルヒ。長門の反応は無い。喜緑江美里がよろよろとよろけて膝をつき、驚愕の表情でハルヒの持っている銃のようなものを指さす。 「あ、あ、なんで……あなたが……それを……」 「これはみくるちゃんがくれたのよ」 「どうして朝比奈みくるがそんなものを持ってるの」 同じく驚愕の表情でハルヒを見つめる朝倉。だんだんと喜緑江美里の表情が鬼の形相に変わっていく。 「あの女!! 裏切りやがったな!」 文芸部室からここまで届きそうなぐらいの雄叫びをあげる喜緑江美里。その様子を見ていた藤原が大きな声で告げた。 「ヤバい! 爆発する!! ここら辺一帯が崩壊するぞ!!」 「なんだって!!」 みんなの視線が藤原に集中する。本能的に次に何をすべきかを皆が悟った。全員が瞬時に藤原の周囲に集合すると、藤原が時間移動を行い、すぐさま例の無重力状態でぐるぐる回る感覚が襲ってきた。 目を開けると、すぐそこに真っ暗な深淵の闇があった。本能的な恐怖を感じて、思わず目を閉じる。後で知ったことだが、その時見たのは時空間の断層で、落ちれば決して戻ってくることのできない領域だったとのことだ。 すぐに、頭の中に直接映像が流れ込んできた。 いつか夢で見た建物の残骸の中、大きなコンクリートの破片に足を挟まれて仰向けになったハルヒ。その傍らで長門が泣いていた。周囲は暗く、しとしとと雨が静かに降っていた。 「ごめんなさい、ごめんなさい」 必死で謝り続ける長門に、ハルヒは優しく手を差し伸べる。 「いいのよ有希、これはあたしが勝手にやったことだから。あんたは何も悪くないわ」 「でも、わたしを助けるために……わたしを助けなければ助かっていたのに……」 寄りすがり泣きじゃくる長門を、仰向けのままそっと抱きしめ、優しく微笑むハルヒ。 「なに言ってるのよ、団員が困った時に助けるのは団長の務めよ。有希が大丈夫だったんだから、あたしは嬉しいわ。あたしのことは心配しないで、大丈夫だから」 ハルヒの身体にはいくつも鉄筋やコンクリートの破片が突き刺さり、とても大丈夫には見えなかった。声も弱々しく、いまにも消えて無くなりそうな感じがした。痛々しくて目をそらしたくとも、映像が頭の中に直接流れ込むためそれもできない。 長門は必死で周辺を見回す。しかし、喜緑江美里と朝倉涼子の情報操作が効いているのか、まったく人の姿が見当たらない。だんだんと呼吸が乱れて行くハルヒの様子を見て、長門の表情に焦燥感が滲み出てくる。 しばらくして、ハルヒは長門の方を見ず、仰向けで空を見上げたまま絞るように声を出す。息も絶え絶えに苦しそうに話しかけるハルヒは、生きていることすら奇跡だと思えるくらいだ。 「ごめん有希、あたし……もしかしたらもうダメかもしれない。有希の顔が……見えないよ」 みるみる長門の表情が絶望の色に染まっていく。 「ダメ! ダメ! そんな!! か、彼が! 待ってる。だから!!」 必死で訴える長門、ハルヒが弱々しく声のする方向に差し伸べた腕を、すがりつくように抱きしめる。長門にもハルヒにも、もうどうしようもないということが分かっていた。雨は音もなく、しとしとと降り続いていた。 「有希、お願いがあるの」 驚いた顔でハルヒを見る長門。 「な、なに?」 「あ、あたしの代わりに、キョンの傍に……いてあげて。アイツ、ああ見えてけっこう寂しがり屋だから……あ、あたしが帰らなかったら、いつまでも……あの下宿で待ち続けるかもしれない……だから……」 「そんな……」 長門は息を呑みハルヒの顔を見つめる。ハルヒはもはや長門の方を見ることなく、ただ空を見上げている。おそらく、もう目が見えないのだろう。 「できない! そんなことできないわ! 彼を裏切ることになる。それに、彼はなによりもあなたの、涼宮ハルヒの帰りを待ちわびているのに」 「お願い……お願いよ、有希。あたしの……最期の……」 ハルヒの頬を涙が伝った。長門は躊躇する。誰の目から見てもハルヒの命の灯はもう長くは持ちそうにない。唇を噛みしめ、迷った挙句に、 「わ、わかったわ」 絞り出すような小さな声で、長門は了承した。 「ありが……とう」 お礼と同時にハルヒは微笑み、長門が握りしめていたハルヒの腕から力が抜ける。ハルヒが死んだことを理解し、その場に泣き崩れる長門。 いつのまにか、自分の頬にも涙が伝っているのがわかった。これが、これが真実なのか! 深い絶望と悲しみ、どうしようもない自分の無力感がないまぜになった感情が胸に渦巻く。 同時に無重力状態が消え、気がつくと、俺は薄暗い瓦礫の山の中にたたずんでいた。周囲には黒い靄のようなものが漂っていた。夢の中の風景。しかも周囲に漂う得体の知れない不気味な雰囲気。なにより……この夢の結末は確か………… 「思い出した、すべて思い出した……」 背後で声がしたため、振り返ると、長門がさっき見た情景と同じ絶望に打ちひしがれた様子でわなわなと身体を震わせていた。 「わたしは……涼宮ハルヒを……」 「長門……」 「来ないで!!」 差し伸べようとした手を払いのける長門。目に涙を浮かべた顔を見せて、長門は震えた声で言葉を紡ぐ。 「わたしが、わたしが涼宮ハルヒを殺したのよ。わたしさえいなければ、涼宮ハルヒは助かったのに……彼女はその能力をウイルスを打ち込まれ消滅する思念体を消し去らないために使ってしまった。わたしを消滅させないために」 長門の発する言葉の一つ一つが、長門自身を責め立て傷つけているように思えた。まるで、わざとそうしなければ、自我を保っていられないかのように。 「長……」 「わた、わたしには、あなたの、あなたの傍にいる資格がないわ。だって、だって、わたしは涼宮ハルヒを殺して! あなたを裏切ったのだから!!」 抑えていた感情が堰をきったように溢れだし、それでも気丈に立ったまま俺を見つめ、涙を必死でこらえる長門。かける言葉が見つからなかった。情けないことに、俺自身も真実を見せつけられて頭の中の整理が追いついていない状態だったからだ。 「そういうことは後でしてくれないか」 頭の上から声がした。見上げると、瓦礫の山の上に藤原が立っていた。その横には佐々木や九曜、新川さん、森さんがいた。 「そんな言い方はないだろ! キミは……」 「来るぞ、真打ちの登場だ。僕達を、一年前の時間平面へと導いた」 感情を露わにする佐々木の言葉を遮って、藤原が視線をあらぬ方向へと向ける。周囲を漂っていた黒い靄が段々と一ヶ所に集まってくる。まさか…… 黒い靄は人の形を形成し、やがてそれは見覚えのある女性の姿になった。まさか……、まさか…… 「ハルヒ!?」 思わず叫ばずにはいられなかった。まさか、この事件の真犯人がハルヒ自身だっただなんて。長門も目を丸くして目の前のハルヒを凝視する。 「キョン……」 恨めしそうな視線を向けてくるハルヒ。驚きのあまり身動きが取れない。飛びかかってくるハルヒの右手には軍用のサバイバルナイフが。 『死ぬ』 そう覚悟した瞬間、上から飛んできたコンクリートの大きな破片がハルヒの頭部に直撃した。目の前で横側にもんどりうって転げるハルヒ。 「何やってるんだ!! そのまま殺されるつもりか!」 藤原が俺たちを一喝する。 「涼宮さん!?」 佐々木が驚愕の表情でハルヒを見ていた。さすがに一般人の佐々木にはショックだったのだろう。新川さんと森さんが瓦礫の山から飛び降りてきた。 「下がってください! 戦闘は我々の守備範囲です!」 一瞬ためらったが、俺は傍にいた長門の手をつかむと、そのままハルヒのいるのと反対方向へと走り出した。数十メートル走り、角を曲がる直前に後ろを振り返ると、ちょうどハルヒと新川さんが闘っていた。 森さんはなぜかその傍でうずくまっている。やられたのか? ハルヒが手をそっと上にあげると、新川さんの身体が宙に浮き、ハルヒが手を下げるのと同時に新川さんの身体は地面にたたきつけられた。 「なんだありゃ」 思わず声に出してしまった。とても敵いっこない。まるでレベルの違う相手を敵にしているみたいだ。新川さんに向けられていた視線がこちらを向く。七十メートルほど離れているはずなのに、はっきりと目が合ったことが分かった。 瞬間、瞬く間にハルヒの姿が大きくなり、一呼吸もしないうちにすぐ横にハルヒの姿があった。おおきくナイフを振り上げるハルヒ。息を呑む。俺の背後からレーザー光線のようなものが飛んできて、ハルヒの身体を貫いた。 「早く逃げろ!」 振り向くと、藤原が光線銃のようなものを構えて立っていた。長門が心配そうにこちらを見ている。必死に俺は長門の方へと駆けだした。長門の下にたどり着き、手を握ろうとした瞬間、飛んできた何かの下敷きになって、俺はその場に倒れこんだ。 飛んできたのは藤原の身体だった。ぐったりしていて、どうやら気絶しているようだ。なんとか藤原の下から這い出て、後ろを振り返ると、ハルヒが一歩一歩こちらに近づいて来ているのがわかった。もう、すぐそこまで来ている。 「どうして逃げるの? キョン。いつまでも、あたしといっしょにいてくれるって言ったじゃない。なのに、なのに……」 悲しげなハルヒの声を聞くと、罪悪感が胸にこみ上げる。逃げようとする気力すら失われてしまう。 「どうしてあんた! 有希の傍にいるのよ!!」 ハルヒが雄叫びをあげた瞬間、空から落ちてきた無数の光の槍が、ハルヒの身体を貫いてその場に串刺しにした。ハルヒの向こう側に佐々木と九曜の姿が。 「キョン! キミの懐にある銃を使うんだ!! それで涼宮さんを撃て!」 懐だと! あわてて懐を探すと、ハルヒが喜緑江美里を撃ちぬいた銃のようなものが出てきた。いつの間に、こんなものが懐に。 銃を握り、ハルヒの方に視線をやると、ちょうどハルヒを貫いていた光の槍が粉々に崩壊するところだった。ハルヒは振り向きざまに拳を突き出すと、辺りから青白い無数の光の矢が飛んでいき、咄嗟に佐々木をかばった九曜の身体に突き刺さる。 「九曜さん!」 「大――丈夫――……」 九曜はその場に片膝をついた。その様子を見てから、ハルヒはゆっくりとこちらを振り向く。俺は両手で銃を構え、銃口をハルヒに向けた。 「来るな! ハルヒ」 「それで……あたしを撃つの? 永遠に共にいようと誓ったあたしを、死ぬ時はいっしょだとまで言ってくれたのに……、あたしの事が嫌いになったの?」 目を見開いてこちらを睨みつけるハルヒ。その瞳からは涙が溢れている。だんだんとこちらに近づいてくるハルヒに銃口を向けて、グリップをギュッと力強く握りしめるが、引き金が引けない。 撃たなければ殺される。目の前にいるのはハルヒの亡霊、ハルヒではない。 頭ではわかっていても、実際に面と向かって対峙すると、とても撃つことができない。ハルヒと過ごした想い出の日々が、その時のハルヒの顔が、笑顔が次々に思い浮かんでくる。ダメだ! 俺にはハルヒを撃つことはできない。 ハルヒはすぐ目の前まで来ると、左手で銃身を握り、狙いを自分自身からそらして、右手で大きくナイフを振り上げる。 「これで、いつまでもいっしょだよね、キョン」 優しい声で、ハルヒが声をかけてくれた。なぜか安堵が胸にこみ上げる。仕方がない。ハルヒに殺されるのなら本望だ。そう思った瞬間、背後から長門が飛び込んできて、ハルヒにタックルをくらわした。 「彼女の死を汚すな! 朝倉涼子!!」 長門がいままで見たこともないような迫力で叫んだ。ふたりはもみ合ったままその場に倒れこむ。それよりもいま何と言った? 朝倉涼子……だと? 起きあがったハルヒの顔を見て思わず息を呑んだ。ハルヒの顔の半分が崩れ落ち、中から朝倉涼子の顔が覗いていたのだ。こんなことに気がつかなかったとは…… 「よくも!!」 朝倉涼子の右腕が鋭利な刃物に変化し、長門の身体を貫いた。ずるずるっとその場に崩れ落ちる長門。 「朝倉! 貴様!!」 もう一度、銃口を構える。そんな俺を見て、朝倉は不敵な笑みを浮かべた。 「いいの? キョンくん。わたしは涼宮ハルヒにとり憑いているのよ。わたしを撃てば、この世界に残された涼宮ハルヒの最後の残留思念も消える。それでも……わたしを撃てる?」 引き金を引こうとした俺の指を、朝倉涼子の呪文のような言葉が止める。ニヤリと笑い、一歩近づこうとした朝倉の足に、長門がしがみつく。 「あなたになら、あなたにならわかるはず、涼宮ハルヒが何を考えているか、何を願っているか」 「うるさい!」 息も絶え絶えに必死で叫ぶ長門を、朝倉は虫を踏み潰すように蹴りを入れる。ミシっと骨の潰れるような嫌な音がした。ハルヒが何を考えているか、何を願っているか…… 気づく。残された半分のハルヒの顔は泣いていた。それは悔しいから、俺たちが恨めしいから泣いていたのではない。ハルヒが泣いていた理由は………… 大きく息を吸い込み、もう一度力強くグリップを握りしめる。 「スマン、ハルヒ」 パン あっけない空気の抜けるような音がして、銃口から発射された弾は朝倉涼子の眉間を貫いた。 「ぎゃああああぁぁぁぁ…………」 こちらからはハルヒの表情を窺うことはできなかったが、驚愕の表情をした朝倉涼子は、無念そうにこちらを睨みつけてから、膝から崩れ落ちるようにその場に倒れ伏して、そのまま光の粒子となって姿を消した。 一瞬、脱力してその場に銃を落とした後、 「長門!」 長門のもとへと駆け寄る。倒れていた長門の華奢な身体を持ち上げて抱きあげると、べとっと手に嫌な感触がした。手を見ると血で真っ赤に染まっている。あらためて長門を見ると、腹のあたりがべたべたの血まみれ状態でとても助かりそうにない。 絶望感がこみ上げる。ハルヒの最期に立ち会った長門と同じ感情が俺の中にわき上がってきた。 「な、なが、長門……」 絶望する俺に、長門は小さく首を横に振った。 「あなたのせいじゃない。もう一度ウイルスを撃ちこんで情報統合思念体が消滅すれば、どのみちわたしは消える運命。あなたが気にすることではない」 優しい眼差しで俺を見つめ、淡々と話す長門。だが、そんな風には割り切れない。俺が……俺にもっと勇気があれば…… 「ごめんなさい…………」 「え!?」 突然、長門が謝罪の言葉を口にする。一筋の涙が長門の頬を伝った。 「わたしは……わたしはうすうす感づいていた。真実に。自分が……涼宮ハルヒでないことはわからなくても、あなたのくれるこの温もりが、自分のものではないということに……わたしは気づいていた」 「…………」 「この温もりは借り物、いまのあなたとの関係は偽り、いつかあなたがこの真実に気づき、わたしの下から去っていくことが怖かった。だから、わたしは必要以上にあなたを縛りつけ、あなたの行動を制約した。 この温もりの真の所有者である誰かがあなたを奪っていかないように、あなたが真実に気づいてわたしの下から去っていかないように……結果的にわたしはあなたを騙した。あの日から今日まで、ずっとあなたを騙し続けてきた」 長門の魂の叫びのような告白。俺の傍で涼宮ハルヒを演じていた時間、ずっと長門は悩み、苦しみ続けてきたのだ。なのに、どうして気づいてやれなかったのか。自分の無力さが、不甲斐なさが恨めしくなる。 「ごめんなさい……ごめんなさい……」 長門はしがみつくように俺の服をつかみ、何度も何度も謝罪の言葉を口にした。目からは涙が溢れだす。 「謝ることはない。俺は……お前といっしょに過ごした日を後悔はしてないぞ。一時たりとも、窮屈だと思ったことも、逃げ出したいと思ったこともない。お前がいてくれて、傍に寄り添ってくれて、本当によかったと思ってる」 この言葉は、俺の本心だ。たとえハルヒを演じていたのだとしても、ずっと傍で俺を支えてくれていたのはお前なのだから。ハルヒ以上とはいかなくても、俺はお前のことが好きだった。 俺の言葉を聞いて、長門は声をあげて泣きだした。こんな風に感情を露わにして泣く長門の姿は初めて見た。 「わたしは最悪だ。最悪の女だ」 「え!? 長門?」 「涼宮ハルヒはわたしを助けるために犠牲になった。最期はコンクリートの瓦礫の下で、あなたに見守られることもなく、独り寂しく死んでいった。なのに、わたしはいま、あなたの胸の中で、温もりの中で最期を迎えようとしている。 そして、わたしは最期にあなたに抱かれていることを……嬉しく思っている。涼宮ハルヒに後ろめたいと思いながらも、申し訳ないと思いながらも、この感情を抑えることができないでいる。 最期に、消えゆく間際に、涼宮ハルヒを演じるわたしにではなく、わたし自身に、あなたが好きと言ってくれたことが、なによりも嬉しい。涼宮ハルヒに対する優越感を、命の恩人を超えた喜びを、抑えることができない。わたしは最低だ」 「…………」 「あなたに抱かれる喜び、あなたと別れる悲しみ、あなたに嫌われる恐怖、涼宮ハルヒへの憧れ、嫉妬、優越感、後ろめたさ……さまざまな感情がわたしの中に渦巻いていて、制御することができない。 きっと、これが……わたしの、思念体の追い求めた答えだったんだわ。消えゆく最期の最期に、わたしは答えを見つけることができた。自律進化の答えを。あなたと涼宮ハルヒのおかげで…………」 「長門…………」 涙がこぼれ、長門の顔に落ちる。赤い血で染まった顔に。このまま別れてしまうのか。言いたいことがたくさんあるはずなのに、あまりにもありすぎて咄嗟に言葉が浮かんでこない。 「涼宮ハルヒに会えてよかった。あなたに会えてよかった。あなたを……好きになって……よかった」 「な、待て! 長門!!」 「さようなら」 「長門ー!!!」 最期に優しい微笑みを残して、長門は光の粒子となって腕の中からこぼれおちるように姿を消した。 同時に、背後から強烈な光が差し込む。周囲の漆黒の闇を振り払うように、閉鎖空間が解除され、俺たちは元の世界に戻ってきた。ちょうど日出の時刻に重なって。 そのまま俺はその場に跪いて呆けていた。もう涙すら出なかった。大声を上げて泣くことができれば、どんなに楽だっただろうか。だが、さっきまで流していたはずの涙が出てこなくなるくらいのショックと絶望が胸に渦巻いていたのだ。 どれくらいの時間、地面とにらめっこをしていただろうか。陽がもう十分に昇った頃、俺はようやく顔を上げて立ちあがった。ふと前を見ると、そこには一体の白骨死体。頭には錆びて黒ずんだ見覚えのあるカチューシャ。 まるで、絶望した俺を見守ってくれているかのように、それはそこにあった。 「ハルヒ…………」 呼びかける、当然返事はなった。周囲には北高の残骸とおぼしき瓦礫の山。そして、おそらく何時間も無言のまま俺を見守ってくれていた佐々木、藤原、九曜、新川さん、森さん。 彼らに声をかけようとした時、一陣の風が辺りを吹き抜けた。その瞬間、確かに聞こえたのだ。空耳ではない。長門有希の演じるハルヒでも、朝倉涼子にとり憑かれたハルヒでもなく、正真正銘の涼宮ハルヒの声が。 「ありがとう、さようなら、キョン」と ~エピローグへ~
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3800.html
107 :ナハト:2016/06/05(日) 16 31 31 あれから数日が経った。 バルクホルンが腹部に受けた傷は快癒することができた。 そして、今は・・・・・ グオオオオオオーーーーン!! 501基地の上空で二人のウィッチが飛びまわり、二種類のエンジン音が響き渡る 二人はそれぞれ、水平状態、上昇、急降下などと様々な機動を取って競い合っていた。 やがて、一人がもう一人よりも前に飛び越すと、二人はストライカーユニットの出力を絞る 「いやあ、Fw190Hは凄いなあ。私もテストをしていたから、凄さは知っていたが、私の固有魔法に追いつけるなんて」 「ふっ、当然だ。カールスラントは世界一なんだからな」 「半分は宮藤博士や私のおかげなんだけどなー。感謝しろよ。うりうりー」 「こら!シャーリー私にくっつくんじゃない!!無駄に大きなものを押し付けるな!!」 「なんだよー、恥ずかしがらんでも、いいじゃないかよー」 「どさくさまぎれに私の胸をもむなー!!」 二人はじゃれあっていた。 なお、Fw190Hの技術はノイエ・カールスラントのFw社に伝わり、開発中だったTa152Hの開発に役立ったのは言うまでもないだろう。 また、スピットファイアもウルトラ・マリン社に伝わり、本格的な高高度機を開発する契機になったとか 宮藤博士たちの研究はこのような形で役立っていくのだった・・・・ そんな二人をプーっと見る少女がいた それは、芳佳であった。 「よ・・・芳佳ちゃん?どうして膨れてるの?」 「リーネちゃん・・・ずるいよう」 「ふええええーーーーいきなりどうしたの?」 芳佳は恨みがましくリーネを見て 「私、未だにバルクホルンさんから新人さん呼ばりなんですよー 前に名前呼んでくれたらもしかして、と思ったらまた新人に逆戻りなんだよー それに対してリーネちゃんはリーネって呼ぶしー。ずるいよう」 「そんなこと言われても・・・私はお願いしただけですよ・・・・ もしかしたら、前みたいに一緒に出撃したら認めてくれるかもしれませんよ?」 「だといいんだけどねー」 そのままボーっと空を眺めていると、後ろからヘッドロック掛けられる 「いヨウ、何シテンダ?こんなところデ?」 「あ、エイラさん。出張お帰りなさい」 「ただいまーダナ。モウ、なんだよー定期的報告トカサー。紙でイイじゃんかよー」 「あはははは・・・・エイラさんは報告とか苦手ですもんね」 「ダヨナー。隊長職ナンて私にとっては柄じゃナイノニサー」 二人が空を眺める。空は二人の少女が未だにじゃれあっていた 「・・・なあ、ここで何をボーっとしてタンダ?ナニか悩みあるのカ?」 「あ・・・うん、たいしたことないんだけど・・・バルクホルンさんはどうして私を名前で呼んでくれないんだろう?と思いまして」 「あー・・・あのツンツン未だに新人呼びナンダヨナー。まあ、新人なのは同意ダケドサ」 「えー!!エイラさんも新人さん呼びするんですかー!?」 「オウヨ。新人はお茶イレテコーイ」 「意地悪しないで下さいよー」 とポカポカ叩く芳佳にケタケタ笑うエイラに蚊帳の外に置かれたリーネは光のない目で見ていたとか・・・・ その日の夜 「それじゃー!!第一回バルクホルンの秘密を探ろーだよ!!」 「あはは・・・・いいのかなあ。こんなことで」 部屋に芳佳・エイラ・シャーリー・ルッキーニが集まっていた。 これは、あの後、ルッキーニちゃんがやってきて、名前呼びするにはどうしたらいいんだろう? と相談し合った時に何故か、バルクホルンの弱みを握って名前を呼ばせようという事になった。 なお、その際に秘密を知る手段としてコックリさんをやることになったのだが・・・・ ルッキーニちゃんがこの紙面白くなーいと言い、勝手にアルファベットやYes、Noに書きかえてしまった それでも、やろうという話になった。 なお、リーネちゃんはコックリさんの詳細を聞いた瞬間、姿が見えなくなりました 「それじゃーヤルゾー」 10円玉を紙の上に置いて私達四人で人差し指を10円玉に刺して、コックリさんを呼び寄せることに成功しました 108 :ナハト:2016/06/05(日) 16 32 01 「何か質問ありますか?」 「それじゃあ、私が質問しようか。私の最速記録は音速に突破できたか?」 その質問にYesと動いた 「やりい!あ、そうだ。人類で初めて音速突破できた人は誰だ?私か?」 再度の質問に硬貨はNoと動いて、Charles Elwood "Chuck" Yeagerと動いた。 「なんだよー。私じゃないのかー」 「まあまあ、シャーリーさんはウィッチとしては初めてですよ。きっと」 「それじゃーあたしが質問するねー!!あのね、あのね」 その後ルッキーニちゃんは自分が生まれた場所とか好きな食べ物などを質問するのであった 勿論ことどく当たったのだが、みんなほっこりとするのだった 「コックリさんすごーい!!全部当たったー!!」 「今度、好きな食べ物を作ってあげますから楽しみにしてねー」 「はーい!!」 「ソレじゃあ・・・・本題に入ろうカ」 エイラの言葉に皆ゴクッと唾をのむ いよいよ、バルクホルンの秘密(弱み)を握るんだ。 緊張するなとは無理な話だろう 「よーし・・・前から気になってたんだが、バルクホルンは・・・・・」 シャーリーの質問に周りも耳を傾け・・・ 「本当はゴリラだった」 この質問にみなズルっとこけそうになる 勿論、コックリさんはNoと動かす 「シャーリーさん・・・・それは流石にないですよう」 「いやあ、あの怪力をみてるとさー本当はそうなんじゃないかな?って思ってさ」 「じゃあさー、私のことどう思ってるのー?」 ルッキーニちゃんの質問に子供と答えた 「まあ、ルッキーニちゃんはまだ子供ですからねえ」 「おーそれ気になるなあ。私はどうだよ?」 「G・A・S・A・T・U・ガサツダッテヨー。私はドウナンダー?」 その質問にMEGITSUNEと指す 「女狐ー?確かに狐を使い魔にするケドヨー、なんか恨まれることシタカー?」 「さあ?エイラさんはいつも優しいですよねー?」 シャーリーはこの無自覚姉妹に突っ込み入れたい衝動に駆られていたがグッと我慢して 「じゃあさ、宮藤の聞いてみるか。コックリさんコックリさん。堅物は宮藤の事嫌っているのか?」 その質問にNoっと動く 「良かったなあ!嫌ってるわけじゃないぞ!!」 「良かったー・・・それじゃあ、何で新人呼び何でしょうねえ?」 「それも聞いてみるかーコックリさんコックリさん何でですか?」 ススーッと動く。MIZYUKUMONO 「未熟者だからかー・・・・本当は嫌いなんじゃ?」 「ソンナことないだろー?芳佳の事どうオモッテンダ?」 コインは動くIMOUTOと 「妹かー・・・まあ年下ですけどね」 「だけど、ヘンだよ。ルッキーニも年下じゃないか?」 「待って!まだ続きがあるよ」 ONEETYNTOYOBASETAI MIMITABETAI HARHARHARHAR WAKIPEROPERO PANTUKUNKAKUNKA IMOUTOSAIKOOOOO 「「「「 」」」」 「・・・・なあ、ナンだこれ?」 「・・・・見ての通りじゃないかなあ?」 「ねえー、パンツクンカクンカってなにー?」 「ルッキーニちゃん!覚えちゃいけません!!」 「・・・・これでも名前呼んで欲しいのか?」 「えーっと・・・・遠慮します」 「秘密をシル目的ダッタとはイエ知りタクナカッタヨ・・・・」 一同はバルクホルンの変態さにどん引きであった・・・・ このままお開きになりそうな雰囲気だったが エイラがふと有ることを思いつく 176 :ナハト:2016/06/06(月) 20 17 05 109を書き直してみた。 批評は出してから聞く。 「コックリさん、何でも知ってるんダロ?じゃあ、九曜葛葉のコト教えてくれヨ」 その質問にYesと動く 「じゃあさ、オバサマが九曜と名乗る前はナンだよー?」 10円玉は暫く動かなかったがやがて動き出した KANZAKI HIROYUKI と 「カンザキヒロユキ?男の名前ですね?」 「昔は違っていたかもしれないなー」 「ホウホウ、そんな名前ダッタのかー。それじゃあ他には」 他にも好きな食べ物や物、今度の誕生日プレゼントは何がいいか? などなどと聞いていく 「へー。おばあちゃんってこんなの欲しいがってるんですかー」 「・・・・なあ、何で扶桑の超有名人である九曜葛葉の事をおばあちゃんと呼んだり、オバサマって呼んでるんだ? 物凄く失礼じゃないかあ?」 「えっと・・・それは・・・」 「ソレは秘密ナンダナ。・・・・あっそうだ、これは聞いておかないと コックリさんコックリさん、オバサマはもう自殺は考えてないノカ?」 それはほんのちょっとした。好奇心からだった まず、10円玉はYesと動く その結果を見て、ホッと息を吐くエイラと芳佳 「良かった。それじゃあ、あのことを後悔しているか?」 エイラとしては自殺を考えたこと、もしくは遠いご先祖様を捨てたことを後悔している のか?というつもりで尋ねたのだが、別の文字が綴られる SYOUGOUSAKUSEN 「ショウゴウサクセン?なんだそりゃあ?」 「それどういう物なんですかあ?」 皆の質問にコックリさんは答えない 「?コックリさん?」 芳佳が重ね質問すると、バチッと音がする 「痛っ!」 「いたーい」 みな一様に指をさする 音がしたかと思うと、指先から静電気を喰らったかのような痛みを感じて 思わず指を外してしまったのだ 「指をはずしちゃ駄目ですよ!!早くつけて「オイ!見ろよ!!これ!」 エイラが指さす方向には10円玉が猛高速で動き回っていた ZINSHI TEKDAMEINI HUSHITTEHA TUNNONOIWOOKO AMYESIKANOHAKAI ZINRIYADA DAIGRUNA YesAERPAHEDA IEJAD EIJAD EHASD KUNISINIGAMI SHINEIKIRO 「な・・・ナンナンダヨ・・・・・これは・・・」 エイラは茫然と呟く他なかった もはや文字として判別不可能なほど猛回転しまくったあげくに やがて、真ん中で止まる あまりな衝撃的な光景に皆が呆然としていると閉じたはずの扉が開く 入ってきたのはバルクホルンだ 「お前たち何をしている。もう就寝の時間だ。部屋をこんなに暗くして、窓も開けっ放しではないか」 そういって、コックリさんを招くために開いておいた窓を閉じる 「あっ!ダメです!!閉じては 芳佳がそれに気づいて叫ぼうとした瞬間、10円玉が激しい閃光を放ち 視界が真っ白く塗りつぶされる・・・・ 110 :ナハト:2016/06/05(日) 16 33 03 終わり コックリさんはまだまだ続きます。 さあ、どうなるでしょう?
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5272.html
48: 影響を受ける人 :2018/02/20(火) 22 25 09 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。というか、ほぼメアリー・スー状態です。 オリジナル設定、個人的解釈が入っています。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第百二十六話 ―大人達は責任を取る①― その日。扶桑皇国の歴史に残る大事件が起きた。 穏やかで知られる天皇陛下が、なんと激怒されたというのだ。 その怒り様は凄まじく。待機していた護衛巫女たちが、身を乗り出そうとした天皇陛下を抑える事態にまでなったという。 手には刀が握られていたというのだから、その怒りの度合いは深い。 しかし、“何に”対して怒声をあげられたのかだけは定かではなかった。 わかっている事は、この時より海軍が人事異動や高官の退職等が多数発生し、一時期的に海軍と言う組織が機能不全に落ちいっている事。 堀井大将が投獄された事。堀井派が解散・・・解体された事も含めて。 堀井大将に関して弁護するならば、彼は派閥の者達が起こしたボイコットに関して全く知らなかったという。 天皇陛下が怒り狂う理由を事前に知った彼は、そのまま気絶して高熱を出して寝込んでしまった。 その間に、間違った気を利かせた派閥の者達が御前会議に出席する。 派閥の者達が何を言ったかは秘匿されており、まったく表沙汰にはならないので想像で補うしかない。 そして何故か気落ちしていた天皇陛下が無理をして同席していた場で、不敬な発言をしたらしい。 それが、天皇陛下が激怒した原因とされている。 ともかく、扶桑皇国海軍はこの事態を重く受け止め。再編成に没頭する事となった。 ――夢幻会:秘密会議室―― 「皆さん。一応ではありますが、お疲れ様でした。」 「「「「「お疲れ様~」」」」」 辻正信が音頭をとってコップを掲げると、疲れ切った面子も同じ様にコップを掲げて応じた。 疲れている面子は主に海軍。陸軍組・外交組・内政組といった面々が同情の眼差しで見つめている。 何しろ堀井派が残した問題解決に、現在進行形で対処しているからだ。 ちなみに場所は某所にあるレストラン。別々の場所に集まったかの様に見せて、個々に集合した。 そして彼等の目の前には、畜産関係の夢幻会メンバーが育てた牛肉のステーキが並んでいる。 「労いとは言え、なんだか申し訳ないな。」 「喰わねば動けん。とりあえず食べよう。」 (これらがただ単に、自分が食べたいから生み出したとは・・・ 前世でもそうだったというし、複雑だ。) 面々がフォークとナイフで肉を切り分けていく横で、山本五十六も肉を切りつつも前世では知らなかった事実に溜息を吐く。 その溜息を聞いた隣の南雲忠一が、心配そうに大丈夫か聞いてきた。 「大丈夫だ。問題は・・・問題は有るが、取りあえず今の溜息は違う。」 「そうですか? なら、いいのですが。」 「ああ。それはそうと貴様。よくも逃げてくれたな。」 「・・・・・・さて、何のことやら。」 ソッポを向きつつ冷や汗を垂らしている海上保安庁のお偉いさんに対し、海軍で最も偉くなりそうな男が睨み付ける。 「とぼけるな。そんなに前世での対応が嫌だったのか?」 「そりゃそうですよ。自分は海軍なのか、海上保安庁の人間になってしまったのか。ごちゃ混ぜになってしまいましたからね。」 「双方に話を付けられるのが貴様だけだったからなぁ。」(お、この肉上手いな。) 「そりゃ、頼られるのは嬉しかったです。ですが、晩年になっても頼られるのはちょっと・・・」(フィレステーキ旨い!) 「交代要員を育て無かったのが悪い。」(これでまだ未完成というのだからな。生きている内にまた食べられるか?) 「育てましたよ。ただ、バランス意識が出来ない人物が多かっただけです。」(やわらか~) そんな他愛ない会話をしていると、サーロインを食べていた近衛文麿が立ち上がり、手を叩いて視線を集めた。 「そのまま食べながら聞いてくれ。扶桑海事変は大きな原作剥離になり、対処療法で何とかした。 これは、別ルートでやってきた彼等・・・戦後組と呼ぼうか。彼等の危機意識によるものが大きいと判断している。 前世よりそのまま移動してきた者達には無い気迫がある。 気が抜けているというわけではないが、それでも打ち込む姿勢に違いがある事には間違いない。 彼等に負けないよう。より一層の奮闘を期待する。」 一気に言い、一同を見回す。 食べながらでも良いとは言ったが、誰も彼もが手を止めてこちらを真剣な眼差しで見ていた。 49: 影響を受ける人 :2018/02/20(火) 22 26 00 「原作剥離については、嶋田君が300年かけて行った改革等が影響していると、我々夢幻会上層部は判断している。 以前にも辻君が言ったように、「原作は参考書」程度に考えた方が良い。 欧州に関してもその影響力は小さくは無い。おおむね間違ってはいないはずだ。 この世界特有の指揮官型ネウロイの登場は、皆の記憶に新しいだろう。 彼等の登場によりカールスラント。ガリア両国の状態は原作よりも悪化すると見込まれている。 よって。遣欧艦隊の派遣は以前の会議の時決まったように、変更は無い。変えるのは編成だ。」 そう言いつつ視線を海軍側に向ける。視線を向けられた人物が起立し、資料を手に取った。 説明するのは山本五十六ではない。同じ所属の別の人物だ。 「編成ですが、以前は対空戦艦に改装した四隻。【伊勢】【日向】のAグループ。【山代】【若狭】のBグループ。 ウィッチ専用航空母艦1隻と通常空母1隻。それに護衛戦力を含めた戦力を送る予定でした。 しかし【伊勢】【若狭】の二隻が損失という状況になってしまいました。 その為、生き残った高速戦艦2隻をあてようという意見が有ります。大西洋において護衛戦力は必要不可欠ですから。 太平洋に関しては高速戦艦の活躍の場が少ないという判断もあり、抜いても問題ないと判断しています。」 「生き残った二隻を投入するのか・・・大丈夫なのか?」 陸軍の誰かが心配そうに問いかける。 「流石に1年以内に修理は出来なと思われます。【日向】【山代】のAグループ。【金剛】【霧島】のBグループに分け、Bグループは後発で出発させます。 修理のついでに、対空戦闘能力の強化を図ります。それで何とかなるかと。」 「さらなる打撃戦力を欲してきた場合はどうする?」 「重巡洋艦部隊を派遣します。幸か不幸か、遊撃艦隊だった【古鷹】【加古】【青葉】【衣笠】の四隻全てに加え、【雲仙】型が無事ですので。ですが、【雲仙】型は、扶桑から離す事は無いでしょう。」 「そうか。粛清等があったが、建造計画はそのまま実行か?」 「それについてですが、」チラリと山本五十六の方を見ると頷いた。「変更が入りました。」 「まず堀井派が極秘裏に進めていた【大和】型戦艦建造計画ですが、【大和】型戦艦3隻で打ち止め。 【日向】【山代】【金剛】型戦艦の代替え艦として、【伊吹】型戦艦を4隻建造となります。 当初【伊吹】型は3隻建造でしたが撃沈した艦艇が有った為、もう一隻建造してみようと」辻に視線を送りつつ「交渉しています。」 50: 影響を受ける人 :2018/02/20(火) 22 26 46 御茶を少し飲んで渇いた喉を潤し、報告を続ける。 「もっとも、【大和】型の建造は比較的ゆっくりと建造を進め、【伊吹】型の方を急ぐ予定です。 航空母艦に関してですが、将来においてジェット機を運用する事考え、予定通り【大鳳】型の建造計画を押し進めます。 こちらも長期計画ですので、それほど急いでいません。代わりに艦上戦闘機の開発を急いでいます。 対艦仕様と言える現行の駆逐艦の建造は、現在起工している分を除いて建造停止。 我々が設計した【秋月】型対空駆逐艦に切り替えていきます。もちろん対空兵装に改装していきます。」 聞いていた夢幻会メンバーであったが、杉山元が何かに疑問を抱いたのか手を挙げた。 「いいかな?」 「なんでしょうか。」 「被害からどの程度回復した。現状扶桑海を守る戦力は確保できているのか?」 最もな質問だ。この場にいる全員が知っておきたい疑問でもある。 「・・・現在大きいドッグは損傷が軽微だった戦艦に占領され、中小のドッグを全て使用して駆逐艦の修理を急いでいます。 どうも果敢に防空戦闘をする艦艇を嫌ったのか、駆逐艦の被害は多く、現状順番待ちです。 扶桑海の防衛に関してですが、比較的損傷の少ない【紀伊】【長門】を骨幹とした打撃艦隊を編成。これを第一艦隊とします。 戦艦二隻。第七戦隊の重巡四隻。そして第一水雷戦隊。以上が第一艦隊です 機動艦隊は交代で整備に入る予定ですが、被害を出した【赤城】が修理中ですので、第一機動艦隊が整備待機中です。」 「想像しかできないが・・・ 修理する計画が大変ではないか?」 「現場はてんてこ舞いになっています。帰宅時間が削られて・・・」 牟田口廉也が同情の眼差しで頭を抱える海軍一同を見る。 戦闘に参加した艦艇、その殆どが損傷を受けるという事態は想定していなかった。 九曜葛葉も尽力して港の整備は行っていたが焼け石に水。まったく数が足りていない。 常にドッグ待ちの艦艇が港に溢れ、訓練しようにもできないという笑えない状況。 更に戦艦が被害を受けて沈没したという事実は、世界に衝撃を与えた。 特に最新鋭と言えた【紀伊】型戦艦の沈没はショッキングな事件となって世界を駆け巡ったという。 少なからず、各国の建造計画に影響を及ぼしたのは間違いない。 51: 影響を受ける人 :2018/02/20(火) 22 27 22 「航空戦力の確保も大変だ。これからさらに手強くなるのに・・・」 「まったくだ。海軍のお蔭で脱出できたパイロットの救助は有りたかったが、それでも少なくない人員を失った。」 「ウィッチもな。精鋭部隊を揃えた【翔鳳】【瑞鳳】だが、それぞれ2人と3人も戦死している。」 「学兵の被害はどうだ?」 「負傷者は出たが、学兵の戦死者はいない。それが唯一の救いだな。」 「そう言えば・・・原作キャラが担ぎ込まれたと聞いたんだが。」 「お前、さっき聞いていなかったのか。ここはアニメや漫画の世界じゃない、現実なんだ。原作キャラだろうが負傷する。」 「魔力欠乏症や、魔導酷使病の発症も問題だぞ。回復までにどれだけかかるか・・・」 「嶋田さんがその辺を整えてくれているが、後遺症に悩まされる女性が増えるのは間違いない。」 「いかにウィッチが多いとは言っても、新兵じゃ話にならん。」 「これからは派遣した戦力が戻ってきますから、そこから・・・」 「そんなのは当たり前だ! それよりも彼女達が持てる武器の向上をだな・・・!!」 「陸軍の通常兵器は依然述べたのと変わらんが、陸戦ウィッチも増やしたい。そう思わんかね牟田口君。」 「この世界に来てからハッチャケてませんか、山下さん。」 なんだかんだで始まった大騒ぎを尻目に、山本五十六は完食して優雅に御茶を飲む。 その隣では「海保にも予算まわして欲しいな。」とか、「うち等もパイロット救助に動いたんだけどなぁ。」と言う南雲が寂しそうに一同を見回していた 「一応この世界では蛮行する輩はおらんから。無理ではないか?」 「ですよね~・・・ はぁ。」 「だからこの世界でも海軍はいればよかったのだ。そうすれば苦労もしまい。」 「そうかもしれませんけど・・・ 御馳走様でした。」 「そういえば・・・ 嶋田については聞いているか?」 「一応は・・・」 二人はこの場にいない功労者を思う。 別働隊の侵攻。この報告に対して夢幻会はもちろん、大本営も大混乱したという。 何しろあれほどの戦力が二つもあった等とは、まったく考えられなかったからだ。 しかも。片方の一体はどう聞いても現状の戦力で倒せるかどうかという怪物。 それを仕留めた九曜葛葉に対して、夢幻会の感謝はどれほどのものになるのか。 だが同時に、一個人が持つには逸脱した戦闘力を危惧するメンバーも出ている。 こればかりはどうしようもない。説明に来た分体に如何こうしても意味が無い。 以外に冷たい反応を示す分体に夢幻会は戸惑ったが、「辻正信を元にしていますので」と言うと一同納得。 約一名が反論したのだが、誰からも無視された。 それはともかく。それほどの力の持ち主でも負傷し、現在休眠に入っているという。 見舞いに行きたいと言ってみたが、あっさり首を振って断りを入れられた。 場所さえ教えてもらえればと言うと、こちらも駄目。 何でも昔、まだ今ほど信用されていない時期があり。九曜を快く思わない人物達が暗殺しようとした事があったそうだ。 その計画は有る事が切掛けで中止・・・と、いうか。破壊されてしまった。 「防衛本能と言える存在が、関係者すべて皆殺しにしたから。か・・・」 「眉唾物ですよね。」 「事実は小説より奇なりとは言うがな。」 実際、彼女が動いたという記録は無い。 しかし口伝で残っているし、都内某所には彼女を祭る神社も一応ある。 【黒毛九狐(こくうきゅうこ)】 禍神として扱われ、制裁・裁判官・弾劾者などと言われる。 完全に表の九曜とは反対の属性扱いであり、その神社の数も少ない。 恐ろしい祟り神であり、地域によっては「黒い狐がお仕置きに来るぞ。」という脅し文句まである。 微笑ましく思えそうだが、彼女はそんな生易しいものではない。 彼女は存在する。実在しているのだ。彼女の実態を知るのは数日後の事である。 以上です。 黒曜の殺戮シーンを外しました。夢幻会のシーンのみに絞って有ります。 前の物とは似たり寄ったりなので、感想は不要です。