約 1,617 件
https://w.atwiki.jp/kitayobi/pages/325.html
プロフィール 性別 漢 出身大学 慶應義塾 授業評価 わかりやすさ SSS おもしろさ A 授業スピード C 怒りっぽさ Z 可愛さ SSS+ 雑談 1コマ5分 添削課題が充実している。 結婚した水卜アナと同じゼミ仲間。 本当に分かりやすい。英語が苦手な人やさらに伸ばしたい人など、どんなタイプの生徒にも対応でき、ちゃんと授業受けて、添削課題をきちんとして、分からないところは質問にいけば必ず成績は上がる。 いい先生だが、なぜか好き嫌いが分かれる。 素晴らしいポイント ☆授業プリントが全教科の先生の中で1番充実している! 北予備のテキストに載っている長文は構造ごとに分かりやすく配置し、様々な要点、文脈のとり方を上手くまとめてくれている。 すごく丁寧にプリントを作成してくれているため、情報量がとても多いが一切無駄な情報は無く、読解をしていく上で大切なことをきちんと学ぶことができる。このプリントを全て集めたら長文用参考書のようなものとなる。また、文法プリント、精読用プリントも配られるが、私が特におすすめしているのがこの精読用プリントである。北予備生の知り合い全員がこの精読プリントのおかけで英語の成績が上がったと言っており、先生本人も合格者に1番感謝されるのはこの精読プリントだと言う。この精読プリントは毎週、約10問ほどで構成されており地方国立大〜東大レベルまで様々である(ダントツで難しい問題はポレポレからのことも多い) このプリントの回答は翌週に全文訳をつけた状態で配られ、その週の授業の始めに軽く構造解説をする。分からないところは質問に行くと丁寧に対応してくれる。プリントに載せている解説はあっさりしているが、先生に聞いたところ自分で間違えた理由をしっかりと考え訂正して欲しいから敢えて薄くしているとのことである。 (先生は問題集でも解説が薄めのものを選び、自分で間違いを考え、分からないところは質問にくるよう推奨している) ☆質問対応がものすごく丁寧! 授業やプリントの質問に行くと、こちらがどれだけ分からなくても分かるまできっちり教えてくれる。論理的に、かつユーモアを交えて対応してくれるため質問に行くことを恐れる人は誰もおらず、むしろ皆先生に質問しに行くことを楽しみにしている。質問対応は大人気。 特にすごいのはどんな問題集を持っていって分からないところを聞いても、秒で解き方、なぜその答案になるのかを事細かに丁寧に教えてくれるところである。そのため、問題集で分からない箇所があるならば積極的に質問に行くことをおすすめする。 ☆生徒に尽くしてくださる! 先生は私が在籍していた長崎校では火曜日、水曜日に滞在していたのだが、水曜日も長崎にいるために前日の火曜日には閉館近くまで北予備の講師室に残り、皆が提出したプリントを1枚1枚添削してくださる。本当にここが素晴らしく、必ず提出してから1週間以内に長崎校だけでも、プリントを提出している約100人以上の生徒のプリントを1つ1つ丁寧に添削してくださる。こんなにも生徒のために対応してくれる先生は他にはいない。 ちなみに先生のことを絶賛していた生徒の合格した大学は、一橋SDS、慶応商、阪大経済、阪大工、長大医、九大経済、神戸経営、九大農などである。もちろん、本人達の努力、他教科でも合格に繋がったことは間違いないが、先生の英語の指導があったからこそと言っている生徒も多い。 ぜひ皆も大西先生に質問をたくさんし、名前と顔を覚えてもらい、第1志望校に合格しよう。 出講表 2023年度 月曜日 東京校 火曜日 長崎校 水曜日 長崎校 木曜日 東京校 金曜日 〇〇校
https://w.atwiki.jp/oblivion-maniacs/pages/39.html
概要 外見のバリエーション 50音別一覧あ行/あ/い/う/え/お か行/か/き/く/け/こ さ行/さ/し/す/せ/そ た行/た/ち/つ/て/と な行/な/に/ぬ/ね/の は行/は/ひ/ふ/へ/ほ ま行/ま/み/む/め/も や行/や/ゆ/よ ら行/ら/り/る/れ/ろ わ行/わ/を/ん 数字 概要 ゲーム中には様々な書物が登場する。 内容は様々で、クエストのヒント、世界観の補足、読むとスキルがアップするスキル書物、ただの娯楽本、チラシ、メモなどなど多岐にわたり、その数は1,000種類を超えるとか!? 人によってはクエストそっちのけで書物蒐集に励み、本棚にレイアウトすることに血道をあげる人もいるだろう。 自分もその一人である。 外見のバリエーション 本(小) 単行本サイズの小さな本。シンプルなデザイン。 本(中) A4サイズくらいの本。ハードカバーから古びた本まで様々。 本(大) B4サイズくらいの本。デザインが豪華なものも多い。値段が高い本も多い。 メモ ポケットティッシュくらいの大きさの小さなメモ。 封書 封筒サイズに折ってあり、さらに封かんがしてある。見た目は一番手紙っぽい。 巻物(リボン) 筒状に丸めた紙を、緑色の細いリボンで結んだもの。 巻物(紐) 筒状に丸めた紙を、細い紐で数箇所結んだもの。 巻物(封かん) 筒状に丸めた紙を、封かんでとめたもの。 紙くず くしゃくしゃっと丸めた紙くず。 新聞 縦に2倍くらい長い、1枚もの。無料で貰える。 50音別一覧 あ行 あ アカヴィルの不思議/アンヴィル案内書 い イオニスの惨事 う え お 王者のアミュレット/大いなる旅/狼の女王第5巻 か行 か 買い物リスト/火中に舞う第2章/火中に舞う第3章 き 九大神教団の十戒 く 空中庭園/黒魔術裁判 け こ コロール案内書 さ行 さ ザレクの身代金 し シェイディンハル案内書/種族別の系統発生論 す スキングラード案内書/ストーンシンガー伝 せ 聖アレッシアの試練 そ た行 た 多兵科戦術/第三の扉 ち チラシ つ て 帝都案内書/天空からの魔法/天空の子供たち/デイドラ全書/デイドラの分類/デ・レルム・ディレニス と 東方地域について な行 な に ぬ ね の は行 は バレンジア女王伝第1巻/パルラ第2巻 ひ 秘術士ガレリオン ふ 不死の書/武具の手引き/ブラヴィル案内書/ブランウェンからの手紙/ブルーマ案内書 へ ほ ま行 ま み む め も や行 や ゆ よ ら行 ら り る れ レシピ/レヤウィン案内書/錬金術の基礎 ろ わ行 わ を ん 数字 2920薄明の月(2巻)/2920薪木の月(9巻)/2920降霜の月(10巻) 用語 autolink()
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6016.html
前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア 33,シェザールとロルカーン ノクターナルが話し終わって後、タムリエル生まれは衝撃を受けている。 「えーと、ねぇ、マスター。衝撃の展開らしいけど、何がどう凄いんだい?」 ハルケギニア生まれとして真っ当な意見のマチルダが言った。 フォックスは小さく、消え入りそうな声で答えた。 「つまり、俺たちが信じている神は、まったく神ではなかったと言うことだ」 これでほぼ全ての説明が終わるのだが、これだけだと二人の心情が把握出来ない。少々前に戻る。 驚きの声を鬱陶しそうに聞きながら、ノクターナルは言った。 『何故驚く?お前達を守るために末弟はアイレイドと戦い、 その後息子であるモーリアウスをお前達の下へ送ったではないか』 マーティンは何か考え事をしている。ルイズは全く着いていけない。 とりあえず、夜の女王に最大の疑問を聞いてみることにした。 「その…ノクターナル様。心臓取られても死なないの?」 『痛いが死なぬ。ロルカーンはその力をほとんど心臓に含ませていた故、 制約が課せられて後、自身の力でニルンには行けなくなったがな』 へぇ、痛いで済むんだ。でもそれならどうして…死んだ事になっているのかしら? いや、それ以前に… 「その、エイドラとデイドラは違うって」 『アヌイ=エルに似ているか、シシスに似ているかの違いのみだ。 全てシシスが創ったと言える。そう我は父より教わった』 お父さんってシシスよね。ならこれは間違っているかもしれない訳ね。 ルイズはそのように解釈した。タムリエル人はそう思わなかった。 「プリンス・ノクターナル。先ほどの神はもしやシェザールの事では?」 ロルカーンの名でタムリエルに知られる神は、 人の神として知られている。人を助けるという領分は、 シロディール地方ではシェザールと言われる神の仕事だった。 彼はアイレイドから人間を守っていたが、 ある時フラリと消え去ったと伝えられている。 専門家の研究では、他の地域の人間を助けに行ったのだろうとされているが、 結局帰ってくることはなく、後になって聖アレッシアがアイレイドを打ち倒し、 現在に至っている。何度か九大神に近い神として、 大々的に奉ろうという話が出ているが、何故か時の皇帝はそれに許可を出さず、 シェザールはシロディール地域のみで信仰を集める神となっている。 詳しくは『シェザールと神々』でも読むと分かりやすい。 『左様。それもまた末弟の名の一つなり』 ロルカーンなのにシェザール?どういう意味かしら。 ルイズは疑問をノクターナルにぶつけた。 『娘。お前の名は何だ?』 「ルイズです。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」 『ならばお前は「ルイズ」であり「フランソワーズ」であり「ブラン」であり、 「ヴァリエール」であるのだな?あまり使われぬ名もあろう』 確かに、ミス・ブランと呼ばれた事は今まで一度もない。 そういうことか。場所によって呼び名が変わるとかそういうのね。 なんとなくルイズは理解できた。神格の名前が、所によって変わることは良くあることだ。 「ですが、シェザールは途中で去りましたし、 モーリアウスを送ったのはカイネのはず。 かの神はキナレスと同一のはずですが…?」 九大神の司祭なら、アイレイドとの戦の際に現れた神の事は知っていて当然である。 説法の中に神の名前を含ませたりしないといけない。諳んじて言える程度には覚えていた。 モーリアウスというのは、聖アレッシアの伴侶となる半神の雄牛として知られる神格である。 彼は「カイネの息吹」の異名を持ち、今は自然や空等を司る神である「キナレス」 の下に位置する神として知られている。 『アカトシュに諫められたのだ。それでも行こうとした故、 竜神はムンダスへの門を閉じた。そして奴隷の女王はシェザールの崇拝を止め、 アカトシュを信仰するようになった』 マーティンは驚きで体を凍らせた。奴隷の女王とは、聖アレッシアを表す名の一つである。 ノクターナルは話を続ける。 『そして末弟は二神の嫁を持っていてな。一神はキナレス。 そしてもう一つの神はその侍女マーラ。そしてマーラはアカトシュの妻でもある』 ややこしくなってきたわね。 そうルイズは思いながら今聞いた話を整理する。 えーと、ロルカーンは世界を創造した事で心臓を抜き取られたけど、 実はまだ生きていて、古代エルフのアイレイド達と人間の争いの際に人間を助けたと。 で、アカトシュに怒られて行けなくされた代わりに、奥さんを通して息子を送った訳ね。 行けなくされた時に、デイドラも行くことが出来なくなった。 それを勘違いしたアレッシアは、アカトシュを奉るようになったのね。 いえ、勘違いさせたのかしら?あくどいわね。 マーティンの友達が言ってた事って、嘘もいいとこじゃない。 でも、なんてロルカーンは死んだ事になっているのかしら? 「な、確かにカイネはショール(シェザールの別名)の未亡人と聞いたことがありますが… しかし、ならば何故ロルカーンは死んだ事に?」 はぁ。とノクターナルはため息を付いた。 あまりに定命の者の頭が可哀想だと思って。 『考えてみよ。末弟が何故ニルンをエセリウスの近くではなく、 オブリビオンに近いムンダスに創ろうと思ったか。 何故エイドラはお前達に無関心かをな』 辺りに沈黙が漂う。ルイズは蚊帳の外過ぎて付いていけない。 「ええと、その、ノクターナル様。分からないので教えてもらえませんか?」 困りながら言ったルイズの言葉に、 意外にもノクターナルはニヤリと笑って答えた。 『ああ。分からぬ事、理解出来ぬ事は無理矢理考えても何も浮かばぬ。 ならば早々に聞けば良い。考えた上で分からぬ事は何の問題も無いからな。 その程度の頭すら持ち合わせておらぬのは、流石はインペリアルと言ったところか?』 インペリアルと称される、シロディール生まれの人間は「自称」文化人種である。 自分たちの文化を、彼らからしてみれば「野蛮」な文化と取り替え、 彼らからしてみれば「素晴らしい」文化にしてあげようと、 嫌なお節介とも言える同化政策を他国に強制してきた種族なのだ。 ちなみに、NOと言ったら戦争してでも教えてくれる。困った連中だ。 これを勘違いして、本気で文化人だと言う者がたまにいるが、 アレッシア・オッタスの案内書シリーズでも見ると良い。 あれが普通に売れる世界の中心にいる種族が、 本当に文化的かどうかをよく考えてみるべきだ。 個人的に、排他的と言ったほうがよく似合うと思われる。 通常なら分からない、とマーティンは答えられただろうが、 そこまで頭が回る状態ではない。 だから分からない。とすら言えなかった。 ノクターナルはひどい顔をしたタムリエル人を見て、 また語り始めた。 『つまりほとんどのエイドラは、あまり創造に関わってはおらぬということだ。特にアカトシュはな。 むしろあの竜は、アイレイドとの戦でニルンから人間を消そうとしていたぞ?しかし叶わなかった。 故にロルカーンをお前達の記憶から消し、彼の地から力を得られる様にしようと考えたのだ。 キナレスはどうにかしたかったようだが、アカトシュに敵うはずもないからな。従う他無い。』 マーティンとフォックスの顔色が変わった。 それは正に三神が偽りの神であった事を知った、モロウウインドの民の様に。 「…ノ、ノクターナル様?そ、それは一体…?」 いかにも動揺した声でフォックスは言った。 仮面越しではあるが、顔色が悪そうだ。 順を追ってノクターナルは説明をし始めた。 『始めに、我らの常闇の父シシスは、アヌイ=エルに体を作り替えてくれと頼まれた。 アヌイ=エルは秩序と不変を司る存在だが、体が朽ちかけていたのだ。 かの神は本来創造とは無縁であったからな。我が父に頼むほか無かった』 秩序と不変を司るということは、規則や法を守れという意味に取られがちであり、 実際、九大神の主神であるアカトシュもその様に戒めている。 しかしそれは、生ある者に合わせて最大限に譲歩した考え方である。 本当に秩序だった不変を望むなら、生命を創る時点で間違っている。 生き物は変化する存在なのだから、創らない事が正解だ。 さらに言えば、それら全てを無かった事にすると都合が良くなる。 もっとも、ニルンの創造に関わっていないのと、 あまりにも他の神々が関わり過ぎているので、 竜の神はそういった行いが出来ないだけなのだ。 自分にそれらの考え方を適応していない理由は、神も己には甘いということだ。 むしろ、ニルンの神々は大甘と言える。そして生ある者にとても厳しい。 特にエイドラはろくな報酬を与えず、英雄にお使いをさせる事で有名だ。 報酬だけを考えたら、デイドラの方がよっぽど気前が良い。 『Aka(竜)になりたいと言ったから、シシスはアヌイ=エルの体と混じり、 彼の存在の形を変えた。その時に生まれた莫大な力によって、最初の我らが生まれた。 この時、我らは皆同じ存在であり、名前も持っていなかった。 シシスに近い考え方を持つか、アヌイ=エルに近い考え方を持つかの違いはあったがな。 それが霊(et Ada)だ。これは我が父シシスより伝え聞いた。 そうであったかは覚えておらぬ。されど、 我も今はエイドラと言われる者達と、黒き闇で話をした事は覚えている。 デイドラとエイドラは兄弟姉妹であり、ロルカーンと呼ばれる者は我が末弟なのだ』 「霊…」 マーティンは信じられない顔でその言葉を聞いている。 マーティンはその存在を古いエイドラか何かを言っているのだろうと思っていた。 『さて、アヌイ=エルの形が変わりアカトシュとなったが、 何故か彼の存在はシシスに怒り狂った。そして二神は戦い合うのだ。 その時流れた血肉から星々が生まれた。この時マグナスやメファーラ、 それとお前達が知らぬいくつかの神達が、暇つぶしに我らに名を付け、 体を構築させた。あの存在達は我らと同格なのか、それとも父と同格なのか、 我にはあまり良く分からぬ』 さっきの四本腕の女が、そんなに凄い神様なのかねぇ? どうしたってボケ加減ではこいつと良い勝負しそうな気がするんだけど。 等と思いながらマチルダは、ノクターナルの話を分からないなりに聞く。 『それから我やマグナスは、血肉から生まれし星を並べて麗しき星座を創った。 ああ、我らの形はその時、今よりも遙かに巨大であった。 今もなろうと思えばなれぬ事はないが、 変わったところで特におもしろみもないからな』 愕然とした顔で、タムリエルの二人はそれを聞いている。 いくらデイドラに関わっているとは言えども、 二人とも心の中は九大神の色に染まっている。 シロディールで生まれたからには当然だ。故に信じたくない話だった。 エセリウスではネタバレすなっ!とタロスあたりが叫んでいる。 『時間はお前達が作りだした概念だが、時はそれよりずっと以前から流れている。 疲れて戦いを止めた不死の竜と蛇は、辺りを見回して我らを初めて認識した。 そしてシシスは自分に近き者を引き入れる『オブリビオン』の世界の、 海の部分だけを創った。今でも覚えている。汝らは純正なる我の子だと言われた事をな。 その後直ぐに我が父は消え去った故、我らは苦労したぞ?創造なぞしたことがなかったのだからな。 アカトシュは『エセリウス』の全てを創り、そこに自分に近しい者達を連れて行った』 「オブリビオンの海?」 ルイズが聞いた。ノクターナルは答える。 『オブリビオンはデイドラを統べし者達の領域以外は、 そのほとんどが海となっておる。海といえども普通の物ではない。 魂だけしか入ることを許されぬ海よ。故に肉体が欲しくば何処かのデイドラの主なり、 王子なり、もしくは誰の物でもない領域に身を寄せるしか術はない』 神様の世界なだけあってすごいのね色々と。 ルイズはそんな事を考えながら続きを聞いた。 『しばらく時が経った。アズラが星々は私の物だ、 とか抜かしたので何度かきつく灸を据えたな。 ある日の事だ。我らが時折来る父に言われて適当に創った領域に、 ロルカーンと名乗る者が現れた。エイドラを連れてな。 あれは最後のシシスの子と名乗った』 「そのエイドラとはまさか…」 マーティンがか細い声で言った。ノクターナルはふむ、と首をかしげてから言った。 『何がまさかかは知らぬが、マグナスとキナレス。そして後にアルドマーになる、 あまり力を持たぬエイドラ達だ。確か、それとトリマニックもいたな』 アルドマー?全てのエルフの祖だ。とノクターナルはルイズに答えた。 「え、エルフって神様なの?」 『不死の存在から定命の存在になりたがったのだ。我にはその理屈が未だ理解できぬ』 ルイズは思考する。 えーとえーと。エルフが神様なら、アイレイド達が人間をどうにかしようとしたことも、 ある意味正当性が…いえ、エルフになった神様達が関与した訳じゃないから、 それとこれとは別ね。もしかしてこの世界のエルフもエイドラだったのかしら? それがどうかを知るには、ジェームズの隣でとりあえず話を聞いているティファニアの、 指輪とオルゴールの作用によって使える様になった先住魔法を見れば良いが、 そこまでルイズの思考は及ばなかった。 「つまり、何ですかな。ノクターナル様」 グレイ・フォックスは震えながら言い始めた。 ティファニアとジェームズ。それにマチルダとタバサは、 どうしたら良いか分からずにじっとしている他無かった。 『何だ?』 「我らは、その、あなた様達に創られたと?」 『否。創ったのはマグナスとロルカーンだ。他に赤き人間を創った神もいたはずだ。 我らはいくらか力を提供し、星系の星の形を丸くした程度に過ぎぬ。 ウッドエルフのいくらかを、カジートに変えたのはアズラだがな。 そしてオルシマーを創ったのはトリマニックだ…他は覚えておらぬ。 まどろみの中で創造を見ていたからな。我は生ある者の創造には関わっておらぬのだ』 オルシマーとは、後にタムリエル世界でオークとなる種族であり、 トリマニックは、現在デイドラの主でマラキャスと呼ばれる存在である。 今はこの解釈だけで納得していただきたい。 マーティンは信じられない様子でノクターナルを見続けている。 そうか、これがあの時のダークエルフの気持ちか。 己の教義を全て否定されて、九大神教団に入ったエルフの気持ちか。 ノクターナルの言葉に、嘘偽りの気配は一切見えなかった。 マーティンは、不安げながらも覚悟を決めて言った。 「では、プリンス・ノクターナル。何故エイドラは、九大神は我らの神となっているのです?」 良い質問だ。とノクターナルは言って答えた。 『最初、ニルンを創っていたのはマグナスであり、ヴァーミルナはそれを手伝っていた。 ヴァーミルナが時折、マグナスと関連付けられて考えられるのはそれが理由だ。 ロルカーンは人間を創っていた。今のそれは色々と枝分かれが進んでいるな。 ところが、噂を聞きつけ神になりたがったエイドラが、大量に現れだしてな。 マグナスはそれに嫌気が差してどこかへ行った。ヴァーミルナを残してな。 ロルカーンは飽き性だったのか、もっと前に消え去っておったな。 しばらく経って、心臓を赤き山に投げ捨てたのはアカトシュだ。どこで奪って来たのかは知らぬ』 故に、とノクターナルは話を続ける。 『創り主がおらぬ世界だ。いくらでも話は造れよう。 そして奴らは、マグナスがおらぬ世界の定命の者達に、 我らこそが神と教えたのだ』 まぁ、そうよね。筋は通るわね。とルイズは思った。 誰かが創ったけれど、途中から嫌になって消えたわけで、 創りかけのそれをちゃんと創り終えて、 神様として崇めさせた。でも、アカトシュはあまり良く思っていなかったのよね? それなのにどうして創るのを許可したのかしら… 自分の子供達とも言えるエルフ達がそこに行ったから? 脳細胞を全て使いながら、ルイズは話を整理していく。 実際のところその通りだった。 親は子に厳しくしつつも、どこか甘くしてしまうものだ。 孫とかなら、もうどうしようもないくらい甘くなるのだろう。 けれど、最近のエルフはデイドラ信仰が主流である。 アカトシュ的に悲しい事ではないだろうか。 『ロルカーンも、エセリウスにいるのだろうが詳しくは知らん。 少なくとも、オブリビオンの何処にもおらぬ』 すぅと、マーティンは大きく息を吸い、吐いた。 顔がとても青くなっている。 「では、何故かの神々は我らに奇跡をお与えに?」 『あの程度で奇跡と言わせる為だ。本来もう少々力を使えば、 かの神達に治せぬ病など無い。ただの魔女ですら吸血病を治せるのだぞ? されど、お前達はつけあがるからな。そして面倒なのだ。 末弟が創りし世界の者達は脆弱であり、 何らかの神に頼らねば生きていけぬ。 もしデイドラの信仰が強くなればどうなるであろうか?』 デイドラって、あんまり良くない存在なのよね。 ルイズは、以前マーティンから聞いたデイドラについての事を思い出す。 自分たちにとって楽しい事をする為なら、人間やエルフとか、 それに獣人がどうなっても構わない連中… このノクターナルは違うみたいだけど、 楽しむ為に、親族にまで手を出したりするのかしら? ルイズの疑問に、ノクターナルの話が答えた。 『アカトシュをどうにかしようと思うデイドラが現れよう。 デイゴンなぞは特にそう思うであろうな。 殺せずとも、閉じこめる方法くらいはあるだろう。 我が父も喜んで協力するかもしれぬ。竜が嫌いなのだ。あのお方は。 それは困る故、お前達に嘘を教え、九大神を崇め奉らせているのだ。 面倒だが、そうせねばならぬ。仕方が無いから、 お前達に拝ませてやっているのだと言っていたぞ。 これだから人間から神になったタロスは困る』 マーティンは座っていた椅子から床に落ちる。 そのまま起きあがらず、両手で頭を掴みうなり声を上げた。 自身が信じていた物を、今全否定された。 決めた覚悟は、打ち砕かれた。 「マ、マーティン!?大丈夫?ちょっと、返事してよ!ね、ねぇったら!」 椅子から落ちたマーティンに驚いて、ルイズは彼に駆け寄った。 彼女からしてみれば、今までの話はただの物語である。 しかしマーティン達からしてみれば、 ずっと信じていた宗教を否定された瞬間だった。 フォックスは、どうにか正気でいる事が出来た。 それは、彼がそこまで神と関係のある生活をしていなかったからである。 自身の宗教を否定されたダメージは大きいが、まだしばらくすれば立ち直れる。 だが、マーティンは違う。若い頃からずっと神々に翻弄され続ける人生だったからだ。 彼を形成する物の中で、最も大きいのは宗教である。 だからこそ、こればかりは代えが利かない。 「何故、何故だと言うのか!何故街が襲われた時にアカトシュ神が助けてくれなかったのか! 私は信じたくない!だが、これは、これは…」 証拠がありすぎた。最後の最後まで、彼らが何の行動も起こさなかったのは事実である。 マーティンが命と引き替えに、召喚魔法を使ってようやくアカトシュの化身が現れた。 しかし、それにマーティンの魂が入り込んだのだ。アカトシュ自身は来ていない。 だが、殺したかったと?アイレイドに殺させたかったのが本意だと? それだけは、どうしても信じたくなかった。 『受け入れろとは言わぬが、あのタロスは前科持ちだな。 ネレヴァリンにどうしようもないコインを渡し、 あの赤き山に登らせた。そして英雄があの地に潜む者を倒した後何と言ったと思うか?』 ノクターナルはとても楽しそうに笑っていた。 デイドラは、基本的に人間の弱いところを痛ぶるのが好きな連中である。 ノクターナルは手荒な事は嫌いだが、人の弱っているところに追い打ちを掛けることは、 そこまで問題でもなかった。そして彼は彼女の信者ではない。 遠慮する必要性が無い。 『神の祝福があればこそ、赤き山の悪魔を倒せた!と九大神の司祭に言わせたのだ。 ネレヴァリンは怒り狂ってな。それから後、アズラのせいで英雄は妻を殺すハメになった。 ああ、赤き山の悪魔は元々ネレヴァリンの親友だ。もはや何もかもが嫌になったあの神殺しは、 タムリエルを去ったのだ。もし、エイドラがお前達を創りし神なら、 己で悪魔ダゴス・ウルをどうにかすると我は思うがな。普通は』 救いようの無い話に、ルイズは何とも言えない気持ちになった。 これが嘘かどうかは分からないけれど、もし、本当だとしたら、 ネレヴァリンって人はとても悲しい人だったのかしらね。 でも、どうして優しいって言われている神様が、 そんな事をさせたのかしら? しんみりした顔のルイズは、ノクターナルを見た。 目が合った。先ほどの話で出来た疑問を言った。 「アズラって優しいデイドラと聞いたのですけれども…」 『あれが!?笑い話だ。あれほど高慢な我が妹を優しいと!騙されれば騙した者を殺し! 誓いを破りし三人の見せしめとして、全てのチャイマーの肌と目の色を変えてダークエルフに仕立て上げ! 己の信者の人生100年を孤独に過ごさせ、狂うか強くなるかでシェオゴラスと賭をする女が優しいと! 誓いを破った三神達を、その誓いを立てさせた竹馬の友たるネレヴァルに殺させる女が優しいと!』 腹を抱えて思いっきり笑っている。 その様にルイズはゾッとした。確かにこの何かは人間ではない。 けれど、何となくのほほんとしている神様らしき何かだと思っていた。 今確かにそれ以外の、もっと恐ろしい何かだと理解出来た。 そして、おそらくそれこそがデイドラなのだと。 『まぁ、己の信者や分を弁えた者達にはそれなりにやっている様だがな。 されど、あれを優しいと言うか。あり得ぬな。やはり生ある者は理解出来ぬ』 アズラ。彼女は巷ではデイドラ王子の中でも話が分かると評判だが、 実際の所、定命の存在をとても軽んじて見ているからこそ、 仕方ないですねー、で?何か用ですか? また星ですか?欲しいんですか?ならこれでもやってきてくれませんか? そしたらあげますから。と、心の内では人を小馬鹿にした態度で、 しかし、それを表には出さずに尊大に振る舞うデイドラ王子である。 私のお陰であなた達は生きているのですよ?分かっていますか?オーラが常に漂っている。 そしてそれで悦に浸っている。いわゆる女王様気質という奴だ。 もちろん、それを馬鹿にしたり、疑問を持ったりした存在には容赦しない。 定命の種を超越した存在であり、自身を信奉する者達には神の責任として、 ちゃんと世話してやっている分信者も多いが、実社会でこんなのに会ったら、 間違いなく地雷である。正確に言うと核地雷だ。ブチ切れたルイズが可愛く見える程に。 古きダガーフォールの英雄は、アズラを呼び出した際にある依頼を受ける。 その依頼とは、 「私に対して無礼な事を言っている愚かな司祭がいるので、殺してきてくれませんか?」 アンアンが可愛く見えるわがままっ子である。神様なのだから言わせておけば良いだろうに。 ちなみにもし断ると 「違う!あなたはこの頼みをはいと言うのです!はい、美しきアズラ。 私は喜んで、あなたの象牙の指が音を鳴らすと共に司祭を殺すと言うのです! この不作法者!偏屈者!野蛮人!さて、私は女である事を忘れ、 何か後悔する事を言う前に行かねばなりません」 なんておっかない事を叫ぶ。さすがは狂気を司る神と賭け事をする仲なだけはある。 それなりに頭のネジが外れているらしい。象牙とは美しい白を表すのだが、 当時のアズラの肌の色は黒に近い褐色だ。色覚にまで異常があるようだ。 だが、こんな事をアズラ様の目の前で言ったらもうどうしようもない。 だって彼女は死者の国の管理人なのだから。 また、彼女は人を吸血鬼にする病である吸血病にかかってしまった人間を、 元に戻す方法を知っているはずである。にも関わらず、何故彼女はシロディールの英雄に、 吸血鬼となった信者を殺させたのだろうか? おそらく、治すのが面倒だったのだろう。死んだらこっちに来るのだから、 適当に相手をしてやれば良いと思っていたのではないだろうか。 ただロウソクを立てて、弔っている風に見せかけているのだろう。 その方が信者ウケも良いし。 ちなみに、ノクターナルを呼び出すと 「そなたは力を望むか?ならば我に痛みをもたらす者をどうにかしてくれぬか?」 と言われる。ある魔法使いを倒して欲しいらしいが断ると、 「考えるに、全てにおいて心無いな。我とお前は契約を交わさず、 がっかりした我は冷たい我が領域に帰る訳だ。 お前の魂はそこらの連中よりもよほど冷たいな。 もう少々他者を見習え」 と、軽く恨み節を吐いて消える。どちらが良いかは人それぞれだろう。 マリコルヌなら、もっと神様に罵られたいからアズラを選ぶに違いない。 基本的にデイドラの女性は美形である為、罵られがいがあるだろう。 一般的なデイドラのイメージと、その真実の間は乖離が激しいのだ。 一見優しい顔をした人間程、迂闊に信用してはならない様に。 「マ、マーティン…」 ルイズは嘆くマーティンを見た。ノクターナルはおもしろくなって来たので、 まだ何か言おうとしたがティファニアにダメです。と言われたので、 仕方なくそこまでで話を終えた。 「…あ、ああ。ルイズかい?すまない。取り乱してしまった」 息が乱れ、涙を流し、マーティンは咳き込んだ。ルイズが慌てて背中をさする。 「えーと、ねぇ、マスター。衝撃の展開らしいけど、何がどう凄いんだい?」 ハルケギニア人として真っ当な意見のマチルダが言った。 フォックスは小さく、消え入りそうな声で答えた。 「つまり、俺たちが信じている神は、まったく神ではなかったと言うことだ。 自分の信じている何かが否定されちまったってわけだ… 明日から改宗しないとなー…ブリミル?いや、いっその事ノクターナルにでも」 「落ち着いておくれよマスター!別に良いじゃないか。死んじまった訳でなし。 普通に拝むのも嫌だってのに、こんなのを心から信じたらそれこそヤバイって」 うつろな目でフォックスがブツブツ呟く。マチルダがどうにかしようと頑張っている。 ノクターナルが何か言おうとしたが、その前にハリセンで叩かれた。 マーティンは、床に座り込んで言った。 「はは。考えてみればおかしいと思ってはいたのだ。 だが、考えない様にしていた。神が私たちに試練を与えていると、 そう信じていたのだ。だからこそ、私は、私は…」 そう言ってむせび泣く。ルイズはどうすれば良いか分からなかった。 私も、ブリミルを否定されたらこうなるかしら…オモロ顔の人を信仰したいとも思わないわね。 ブリミル教は魔法至上主義である。神は魔法を通して世界に働きかけている。という考え方だ。 ルイズは魔法を使えなかった。故にあまり信じたいとも思っていない。 常識的な祈り等はするが、熱心に信じたいとはそれほど思わずに育ってきた。 最初から自身が『虚無』だと知っていれば、また話も違っただろうが。 マーティンは違う。何と言っても神の力を目の当たりにし、 その力で世界を救えたと思っていたからだ。 それを面倒だから自分たちがやらされていた。 さらに言えば消えて欲しかったが、それでデイドラと戦うのは嫌だから、 仕方なく力を貸し与えた等とはどうしても考えたくなかった。 しかし、あまりにも確証が有りすぎた。 マーティンはまだ泣いている。一応使い魔として私が呼び出したんだから、 どうにかマーティンを慰めないといけないわよね。 でも、どうすれば良いのかしら…? ルイズは、いつか自分がされた様に、マーティンに話しかけた。 「そ、その、ねぇマーティン。私、こういう時、何言ったら良いのかわかんないけど… 神様が神様でなくても、その、良いんじゃないかなって。ええとね、 何て言えば良いのかしら」 ふむ、と今まで静観していたジェームズがマーティンを見て遠くを見る目で言った。 「なぁ、お若いの。君の気持ちは私にはある程度分かる気がする。 互いに神に裏切られた者としてな。だが、私も君も生きている。 ならば、前へ行けるのではないか?そう考えて生きる事が、 人間に出来る唯一の事ではないだろうか?私は、そんな気がするよ」 ジェームズは自嘲気味に口をつり上げる。マーティンは涙ながらに彼を見た。 「弟が死に、私に託された願いは勝手に破られ、意気消沈している中レコンキスタが現れた。 連中は神の名を騙り、聖地を奪還すると息巻いた。そしてアルビオンは潰れ、私は今やただの人だ。 だが、それでも生きている。姪に諭されてな。それで良いのではないかと思う。 君の神は神では無かった。だが、それでも君は生きている。それで良いじゃあないか」 「そうだと思うには、時間が必要です…とりあえず今日は眠る事にします」 体から絞り出す様にマーティンは言った。そして立ち上がり、 明らかに肩を落として部屋から出ようとした時、 ドアの前に鏡が現れた。中から、美しい女と逝っちゃってる目をした少年と、 タマネギ頭の憎いアイツがやってきた。 「バイアズーラ!」 「…君は、確か私の友の」 曇王の神殿に友がやって来た時、何度か一緒に来ていたウッドエルフの青年だった。 アズラ信者である事は、その言動から良く分かっている。 『な…ノクターナル。何故お前がここにいる?』 『お前とは何だお前とは。我がどこにいようが構わぬであろうが。ヴァーミルナよ、そんな姿をしてどうした?』 「知リ合イ?」 今の発音は何だ?とヴァーミルナとタマネギ頭を除き、皆が男を見た。 サイトは、結局あの時から今までずっとヴァーミルナの領域にいた。 そんな訳でハッキリ言ってとってもマズイ訳で。 「き、君は…?」 マーティンが青ざめた顔で言った。さっきの衝撃はまだ回復していないが、 その青年の顔を見てさらに青くなった。明かに人の色、というより定命の存在の肌の色をしていない彼は、 本人としてはニッコリと笑ったつもりだった。周りからすれば、ゾンビの様な笑顔だった。 「お、おばけ…」 沈黙を貫いていたタバサが怖そうな声で呟いた。 さっきからの話はほぼ分かっていないが、 鏡から現れた目の前にいる人らしき何かが、人間で無いことだけは理解出来た。 「おバけジャなイヨ?ニん間だヨ?」 「化け物―!?」 皆が騒ぐ中、ノクターナルはふむ、とサイトの顔を見てから、ヴァーミルナの顔を見る。 ああ、なるほど。と彼女なりに理解した。 前ページ次ページジ・エルダースクロール外伝 ハルケギニア
https://w.atwiki.jp/mossoken/pages/49.html
定例勉強会を行いました。 発表者 市来さん 分野 太陽光発電 議事録 太陽光は地方分散型?一極集中型? 大型発電網もあって、分散もあったほうがいい。 発電所をつくると、慰謝料などの人的コストがかかるが、太陽光発電においてはそれがない。 原子力はリスクをマイノリティに押し付けている。 原子力を都市部に作れば、効率は良いが・・・。 SSBプロジェクト(サハラソーラーブリダー計画) 太陽光電池を砂漠に敷き詰める 砂漠は日射量が多い 日本の2倍程度 三洋などが計画 砂漠にはシリコンがたくさんある。 これで電池を作って輸出なんてのもありえるのか? 食料を取るか電池を取るかの世界。 砂漠でエネルギーも面白い。 中国で九大が風レンズの風力発電で電気をつくってポンプでくみ上げて 砂漠緑化プロジェクトをしている。 太陽光発電はパネルに影ができることで爆発的に効率が下がる 原子力発電所がある玄海町。 電気料金無料、医療福祉制度が充実している。一方で少子高齢化が急 激に進行している(安全性に疑問があるのだろうか?)。 風力の欠点。 夜の発電が多く、昼間は少ないので、需要変動に対応出来ない。 コストが安いのに進まないのは低周波がでるから住民への対応が多く、 結局は人的コストがかすむことがある。 また、日本は風が弱いので、発電量が少ない。 二酸化炭素排出削減可能な太陽光 火力800 太陽50 風力20 g/kwh 700g/kwhの削減可能 太陽光電池生産で雇用創出。 一方で、石油産業や既存自動車部品メーカーでは失業も? 太陽光産業が衰退産業の受け皿となればいいけど イニシアティブを考えないと、 衰退しかかっている自動車市場を衰退させる方向へ進めかねない 石油系の従業者は太陽電池へ 原子力発電所の近くで太陽光電池をつくる? ただ、イメージが悪くなったり、 原子力反対派によるデモもありえる。 現状の夜間電力を利用する、揚水発電にすると30%の損失 過剰エネルギーを位置エネルギーにするか太陽光に利用するのか 電源立地地域対策交付金 現在は原子力発電所や火力発電所の立地する地域で電源立地地域対 策交付金が支給されていて、年800億近くになるが、太陽光発電が普及 すれば、これの減額が可能なのかもしれない。 メリット co2排出量が小さい 電力需要が多い昼間に一番発電が可能 発電時に煙、音などがでず、社会環境において一番導入しやすい 事故の危険性がない。安心安全。爆発しない。 民間でやりやすい 電気事業連合会の独占を抑えられる。安定した電力市場を他の民間へ 解放できる。 個人で発電することで節電意識 雇用創出 分散型にすることで、送電ロスを軽減。故障時のリスク低減。 全部国産でできる。(シリコンは大きな電力がいる) シリコンリサイクルができると、eptが1切る可能性もある。 推進団体が多い(地熱の温泉団体みたいなのがない) 問題点 高コスト(最終的には下がるかもしれない) シリコンの供給量の不足(来年から緩和される?)、材料価格の高騰 メリットを一般人に伝えにくい
https://w.atwiki.jp/kanseiziyuku/pages/11.html
前回第1講 わが国教育崩壊の絵説き,教育の構造の要約 「ヒトとして生まれた赤ん坊を人間にまで育てることが教育の基本」だとする考えが「ヒトの教育」が主張し続けている理念である。この教育には人間として生きる力(感性)を目覚めさせる「A教育」と、生きる手段(知性)ための「B教育」とがある。「A教育」は古来、家庭・地域の「善き伝統」がこれを成し遂げてくれていた。「B教育」は明治以来、近代文明を創ることを目的として始められたもので、近代合理主義的「学校教育制度」で行われている。戦後の物質的風潮によって、それまで何とか持ちこたえてきた「善き伝統」の惰性は消失して「A教育」は止まり、見当違いの「ゆとり」の教育行政で「B教育」は混乱し、かくしてわが国の教育は崩壊に瀕している。この人類の危機から脱出するための智慧を「子どもの心の成長生理の仕組み」の理解に求めたい。 臥薪嘗胆・・人生の羅針盤 Y君の講演後の司会の言葉〔2009・1・21〕 司会 井口 Y君の赤裸々のこれまでの履歴を聞いて、私なりに満足しました。今の若者はダメだとは思えなくなりました。 Y君は中学でもしょっちゅう問題を起こして停学処分となり、ついに3年生で退学となりました。高校でも2回無期停学処分を受けています。学校側から言えば「手のつけられない問題児」でしょう。しかし、彼の中・高校生活をみると、普通の上級学校進学の期間としてではなくて「生きる力」の整備期間として学校生活が十分に生かされたということに、私は大きな感銘を覚えます。 その要因はお母さんと学校の先生にあります。Y君が問題を起こすたびにお母さんは学校に呼び出され、そこでお母さんは泣く。その習慣的ともなってしまった構図の中に、何とも言えない深い親子の愛情が感ぜられます。 中学のC先生だけが彼をかばってくれた。夜中の二時にステーキ屋に呼び出して「学校をやめるなよ」といって泣いてくれる。師弟関係の深い愛情が感ぜられます。あどけなく、すくすくと育てられた幼年期の感性は、中・高校という別の青年期環境にはいったとき、大きな戸惑いに遭遇します。本人にとって何故それが問題なのかさえわからない「問題行動」をして問題児のレッテルを貼られる。そういう思春期において「本来の生きる力」に目覚めさせてくれたのは、親子や、師弟関係における愛情の「感性の共振」だったのです。 「西国三十三ヶ所霊場まわり」にお母さんが連れて行ってくれたことの背景に、親子を支える「大きな見えない力」が感じられます。 彼は今、九大経済の三年生で、しかも在学中に公認会計士の試験を受けるといっています。彼のどこが問題児なのか。手のつけられなかった若者が大きな人格の大人に成長した例はいくつもあります。立派に成人されたY君に心から祝福を贈りたいと思います。
https://w.atwiki.jp/uoehrugby/pages/36.html
試合結果 第67回西日本医科学生総合体育大会 2015.8.8 産業医科大学 大阪大学 17 前半 17 0 後半 18 17 計 35 T G PG DG T G PG DG 2 2 1 0 1st 3 1 0 0 0 0 0 0 2nd 3 0 1 0 2014リーグ戦VS九州大学歯学部 2014.10.11 産業医科大学 九大歯 14 前半 14 0 後半 12 14 計 26 T G PG DG T G PG DG 2 2 0 0 1st 2 2 0 0 0 0 0 0 2nd 2 1 0 0 53回九州・山口体育大会 vs福岡大学医学部(2014.4.26) メンバー表 1福壽亮仁(医4年)副将 2上田剛(医4年)主将 3武田裕介(医5年) 4前田将(医2年) 5伊藤哲(医1年) 6大庭公裕(環マネ2年) 7倉留洋平(医4年) 8永井陽一郎(医6年) 9清水涼(環マネ2年) 10陣内貴弘(医2年) 11内藤東一郎(医6年) 12服部健人(医6年) 13小林貴大(医3年) 14木宮央暁(医2年) 15藤本茂樹(医5年) 16田中優大(医1年) ←14木宮央暁 後半25分交代 17浅田匠(医1年) 20後藤靖史(医2年) 21蒔田貴大(医2年) 22林俊介(医4年) 産業医科大学 福岡大学 5 前半 10 0 後半 12 5 計 22 T G PG DG T G PG DG 1 0 0 0 1st 2 0 0 0 0 0 0 0 2nd 2 1 0 0 vs久留米大学医学部(2013.10.19) メンバー表 1福壽亮仁(医3年)副将 2蒔田貴大(医1年) 3武田裕介(医4年) 4前田将(医1年) 5後藤靖史(医1年) 6大庭公裕(環マネ1年) 7上田剛(医3年)主将 8永井陽一郎(医5年) 9清水涼(環マネ1年) 10陣内貴弘(医1年) 11内藤東一郎(医5年) 12服部健人(医5年) 13木宮央暁(医1年) 14仲谷厚志(環マネ4年) 15小林貴大(医2年) 16今土耀平(看4年) 17藤本茂樹(医4年) 久留米大学 産業医科大学 26 前半 0 33 後半 0 59 計 0 T G PG DG T G PG DG 4 3 0 0 1st 0 0 0 0 5 4 0 0 2nd 0 0 0 0 2013年成績 【第52回九州山口医科学生体育大会】 初戦 5/3 vs琉球大学(沖縄県総合運動公園グラウンド) 結果 7-43 ● 九山トーナメント表 【第65回西日本医科学生総合体育大会】 初戦 8/3 vs久留米大学(名色総合グラウンド) 結果 0ー30● 西医体トーナメント表
https://w.atwiki.jp/team_ctf2/pages/18.html
ここを編集 後援申請許可 福岡市・福岡市教育委員会 (終了後領収書郵送) 福岡県合唱連盟 西日本新聞社 (終了後実施した形跡があるものを郵送) 朝日新聞社 NHK福岡放送局 (終了後実施報告書+実施された形跡のあるものを郵送) RKB毎日放送 TVQ九州放送 (終了後実施報告書) 必要書類:各申請先指定書類+概要(コンサート名・日時場所・企画元・目的・規約・予算案) これに前回の実施要項つけて 未連絡 (株)ヤマハミュージック九州 福岡ピアノ営業課 TNC テレビ西日本 FBS 福岡放送 広報 テレビ・ラジオ この辺は自ら電話かけて取材してもらうか、宣伝できるか頼み込む。 インターネット SEO対策… 合唱団 コーロ・ピエーノ (村山さん、もしくは代表) 福岡フロイデコール (団員。ついでに中島先生に高校にも宣伝してもらったら?) 福岡合唱協会 (電話で快くOKでます) 福岡室内合唱団 (団員で) 合唱団トニカ (稲永先生系列の他合唱団も) 久留米音響合唱団 (森時さん) スプリッツアー (OB) 合唱団うたうたい 九響合唱団 (団員で) エコー西高宮女性合唱団 (松本先生) 福岡日本フィル協会合唱団 (電話で快くOKでます) 西南シャントゥール (電話で快くOKでます) Two leaves (あわよくば大庭先生系列も) RKB女声合唱団(連絡先取得済み) クール・エトワール (工藤先生経由でいくつか…) 小森さん経由でいくつか… 木下さん経由でいくつか… 広報結果 ✩情報誌 ポス(5月号) 九大ウォーカー(4月号) ハーモニー →広告を掲載していただきました! ✩ホームページ パナムジカ クレモナ楽器店 Concert Square ふくおかWEB びびなび福岡 福岡教育大学合唱団 →同じく、広告を掲載していただきました! ✩訪問宣伝 RKB女声合唱団(宣伝&演奏) コーロ・ピエーノとスプリッツァー(合同練習におじゃまして、宣伝&演奏) 福岡合唱協会(宣伝) 福岡日本フィル協会合唱団(宣伝&演奏) フロイデ・コール(宣伝) トニカ(団員の方による宣伝) 福岡室内合唱団(団員の方による宣伝) コーロ・赤坂*赤坂公民館(宣伝) コール・ラ・ピチーナ*長尾公民館(宣伝) ✩各公民館へのビラ配布 →市役所へ申し込みました。 ✩テレビ NHK RKB →ともに、電話の後にFAXで連絡をとりましたが、応答がありませんでした。 ✩ラジオ LOVEFM →電話の後にFAXで連絡をとりましたが、応答がありませんでした。 ※FM福岡さんには、連絡しましたが、チャリティーコンサートの宣伝を取り扱っていないとお断りされました。 ✩新聞 →私の連絡忘れで、宣伝やコンサートの様子が掲載されませんでした。本当にすみませんでした。 以上です。 (aki) 来週までに広報引き継ぎやります。 -- tanaben (2012-02-07 23 50 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bonodream/pages/21.html
梵我(ボンオドリ)の愉快な仲間を紹介するよ Nikusu ろんだい 島村卯月が大好きな卯月プロデューサー 現地でライブなど行ってるらしく 相当ガチ勢である TNGC 色々な学術分野に興味があり、四大学連合で様々な分野を勉強している キラキラドキドキな大学生 むーん 月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月月 くらいね フリ素の人 たまに飲酒ゆかりとDBD『Dead by Daylight』などしてるゲーム実況してる なおさん 最近入った梵我の人 STU 大崎甘奈は俺のもんや! ホモでもある リヴ 声優 愛美にガチ勢な人 うま娘も好きらしい かわうそ よく二郎系ラーメンに行ってる大学生 本人曰く母親に太ったねと言われて今だに二郎を食べデブ活してる人 ホモアンチ ひま研 愛称(ひま研おじさん,社研) ろんだいや他のボンオドリにいじくられてTLを賑やかにする人 みんみん 東北大バンドリ研の創立者 遠藤ゆりか推し 百合厨 しまむら 東北工大バンドリ研の人 みんみんがいる東北大バンドリ研と合同で東北地方バンドリ研究会の交流会などしてるらしく、東北に梵我を広めた 技研(Hikawasayoteck) "おはようございます、大学を辞めたいのですが"と数々の名言を呟く事で有名になった日本1の大学生 酒やタバコに溺れてるので控えてくれよ NM 元九大花園研究会創立者 ボンオドリを広めてきたイエス・キリスト的な存在 今はバンドリに見向きもしなくなり、音ゲーに専念してる やしゃご おっぱい 人生絶望会 長岡 強く生きてくれ 神宮のおたえ ギャグセンスが高い京大生 加蓮キモヲタク ちんちんにお湯をこぼしたww ちゅん 豊田萌絵 こずえ 百合やママを探してる海外の大学院生 いなご VRの住人 VsjKexjBNFkbiZ6 ??????? そーいち 留年花音 めろ こうやん ボンオドリのDiscordサーバー作った人 センター試験の後にガルパーティの打ち上げに参加したやべー浪人生 存在が聖地 あかげい 音ゲ んがょぺ クソリプ魔 かいネコ さくゃん 女装コス 汐乃 DJ汐乃 MK ホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモホモ ✂--------------- キ リ ト リ ---------------✂ 梵我絡み(その他の界隈) ↓↓↓↓↓↓ シャロ 凍結2回目のTUS生 とりあえず可愛い めちゃくちゃうるさい 赤い彗星 美竹蘭研究会の創立者 小倉唯大好きな大学生 ゆーげん ジャンヌ・ダルク 神楽ひかり チャリできた 運転免許取りまくる、免許取得のプロ 大型二輪バイクが大好き 飲酒ゆかり スプラやDBDなどしてるツイキャスのゲーム実況者 しゃみ しゅみ衆の元帥的な存在 慶応ラ!研代表 けんみ 東工大ラ!研代表 文化祭でラブライブを踊った ああああああ 限界智絵里P 中屋シキ 現役美人JK cotΔ クソリプするなら微積分しろ! へんかめ 女装コスプレ旧帝医学生 さっとん 暴れるオタク ✂---------------ここからホモ仲間---------------✂ ひょこ Nikusu大好きな数学大好きな数学科の人 たちばな ひょことドライブ行く人
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1219.html
【元ネタ】史実 【CLASS】セイバー 【マスター】 【真名】ゴドフロワ・ド・ブイヨン 【性別】男性 【身長・体重】189cm・85kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力A 耐久A+ 敏捷C 魔力A 幸運C 宝具C 【クラス別スキル】 対魔力:EX ほぼ全ての魔術をキャンセル。 神霊級の魔術行使ですら、セイバーを傷つける事は難しい。 騎乗:C 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、 野獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 信仰の加護:A+++ 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。 加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。 あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。 ……高すぎるためか、セイバーは極めて愚鈍で短絡的な面がある。 聖墓の守護者:A 王の地位を投げ打ち、聖地の守護に徹したセイバー固有の特殊スキル。 自身と守護対象に向けられた対軍、対城攻撃によるダメージを8割軽減する。 また領土防衛の一環として守護騎士、陣地作成の効果も兼ね備える。 先駆け:C 先制攻撃を試みる場合、一時的に筋力をワンランク向上させる。 【宝具】 『十字聖剣(ソード・オブ・ロレーヌ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1 第1回十字軍の象徴であり、複十字を象ったセイバーの剣。 刀身から常に秘蹟による魔力放出が為され、異教徒や怪異に破格のダメージを与える。 真名解放によって担い手に特殊なカリスマを付加。 同盟の結成や集団行動において有利な補正が与えられるが、判定の結果は短期間しか持続しない。 『至高なりし聖杯剣(サング・ラール)』 ランク:EX 種別:秘蹟宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000 真なる聖杯の一端。史上最高と謳われる聖騎士に与えられた、剣の形をした権限。 聖言の魔術基盤を短時間だけ完全に独占、人智を超えた地上最大の秘蹟を行使する。 その魔力量は万能の願望機に匹敵するが、用途は騎士としての所業に限られる。 秘蹟の規模はサーヴァントが耐えられる域に無く、この宝具を発動すれば使用者は消滅する。 【解説】 第1回十字軍の指導者であり、九大英雄の一人。 1060年頃、ブローニュ伯ウスタシュ2世の次男として生まれた。 当時のローマ皇帝ハインリヒ4世に仕え、叙任権闘争に参加し、当時のローマ法王と敵対している。 法王ウルバヌス2世による十字軍の提唱では立場を変え、私財によって軍勢を集め、真っ先に参加を表明した。 いずれの戦いでも先鋒として立った例があり、叙任権闘争でも十字軍遠征でも真っ先に城壁に立った逸話が存在する。 エルサレムを陥落させた後は王となる事を拒み、聖墓守護者の地位を得た。 死後、後世では伝説化され、卓越した騎士として武勲詩の主役ともなった。その一方で、十字軍の虐殺に関連付けられる事もある。 とりあえず、史実半分、武勲詩半分。上限近くの実力はあるが、頭が悪いという感じに。
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/1543.html
インターセックス 題名:インターセックス 作者:帚木蓬生 発行:集英社 2008.8.10 初版 価格:¥1,900 帚木蓬生という人の経歴は面白い。大江健三郎と同じ東大仏文を出た後、生まれ故郷の福岡に戻り、九大医学部を卒業して精神科医になっている。 医学部卒の作家というのは最早珍しくもなんともないが、とりわけ精神科といえば、これまた北杜夫、加賀乙彦など小説の大家で知られる分野でもある。精神科のように人間の心の探求を行うという作業から、小説という表現の世界に至るルート・ファインディングはそう不自然ではないのかもしれない。 本書では、突然変異として扱われることの多い両性具有、いわゆる半陰陽の実情から、問題とされるべき点を浮き彫りにし、現在の医療や差別に対する社会モラルを問いつつ、対象者やその家族、に向けても、人間らしい心の持ち方、あり方を、といった本来ベーシックであるべき問題を、読者に問いかけてくる衝撃のストーリーである。 個々のカウンセリング模様を通して、改めて投げかけられる問題は、それぞれの断章を通して理解に繋がってゆき、知られざる影の部分に光を当てている。医学者としての立場と表現者たる作家としての立場を活用した、作者ならではの良心の一冊と言っていい。 医療ミステリーは、その性格上、広く大衆にとって情報小説といった側面が少なからずあるものだし、その中で理解を求めたがる作家の側の押しつけがましい感触のようなものを微妙に持っていることが多く、その使命感が作家の側に強ければ強いほど、抵抗感も生まれたりするものである。 その意味で、この作家のある種の作品などは、ぼくは、小説としてではなくルポルタージュとして正当に作ってもらった方が、いいような気がしたものだ。娯楽小説とルポとは区別してもらった方が親切であるように感じるし、それ以前にテーマの重さが小説としての興を殺いでしまうことも十分に感じ取れたからだ。 例えば、『アフリカの蹄』などは押し付けがましい小説として作家の善意ばかりが目立ち、読後感が悪く、読んだことを後悔さえした。解決方法はない開発途上国の医療に関してのみを語りたいならば、ルポという方法のほうがまだ身に入ってくると思う。残忍な感染小説を読まされても、感動はどこにもないのだ。 医療の情報小説的弱点を十分に予測した上で、娯楽小説に仕上げるという腕では、最近めきめき頭角を現し始めた海堂尊のような作家が、帚木サスペンスのような旧い実直派作家を脅かしている気がする。 帚木蓬生は、いわば生真面目すぎる作家なのだけれど、それで損をしている点も沢山あると思うのだけれど、本書は彼の医療ミステリとしては、まだいい方ではないのか。『閉鎖病棟』『臓器農場』といった彼の良かった面を久々に思い出した。 主人公のドクターに共鳴できる点、患者たち、脇役たちの個性が、それぞれに活き活きと描かれている点、つかみはよくないが、徐々にスリラーとしての体裁が整えられてゆく点、ショッキングなどんでん返しなどなど。盛り上げられるサスペンスと、呆気ない幕切れは相変わらすこの作家の不器用さを感じさせるほど惜しい。もう一歩娯楽小説の側に踏み出してくれれば、とは思うのだけれど。 (2009/01/18)