約 1,161 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/14251.html
登録日:2009/09/20 Sun 19 24 47 更新日:2024/08/31 Sat 11 06 13NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 1234五反田六本木!!…orz 2.5次元舞台 2003年 お前は青学の恥なんやで テニスの王子様 テニミュ ニコニコ全盛期 ニコニコ動画 バーミヤン ボールはないよ ←あっても糸付きもしくはスポンジボール ミュージカル 今田農地のカナダ☆レモン ←サントリーから好評発売中 愛すべきバカ達 敵も味方も変な奴 有機VS人参 柱大好き手塚部長 渡米!越前! 猫駆除 登竜門 空耳 腐女子ホイホイ 『ミュージカル テニスの王子様』は、言わずと知れたテニスの王子様を原作とするミュージカル。 略称は『テニミュ』。 + 目次 【概要】 【キャスト】青学のキャストについて テニミュ出演経験のある有名な役者 2チームに分かれるキャスト 【不祥事】 【各校のテーマ曲】 【ニコニコ動画でのブームと空耳】 【余談】 【概要】 漫画・アニメ・ゲームを原作とする、“2.5次元ミュージカル”に属する作品のひとつ。 原作のストーリーを忠実に再現した本編公演と、様々なキャラクターの共演や掛け合いを軸に歌とダンスを楽しむ『Dream Live』という、2種類の公演を行っている。 舞台上で実際にボールを打ち合うことはないが、スポットライトにより打球の軌道を表現している。 また、キャストにはテニス未経験者が多いため、サーブなどの基本的なテニスのフォームについて指導が入るとのこと。 原作のキャラクターには当然利き腕の設定があるため、役者によっては自身の利き腕とは逆の腕でラケットを振る必要がある場合も多い。 最初の公演は2003年。 当時、漫画やアニメを舞台化した前例はいくつかあったものの、 スポーツ物の少年漫画が原作 キャストが基本的に男性のみ という尖った条件のミュージカル作品は他にほとんど例がなかった。 そのため、最初に集められたスタッフ・キャスト達は全員がほぼ手探りの状態であったという。 原作漫画は元々女性人気の高い作品だったが、ターゲット層である原作ファンにとってミュージカルという媒体は馴染みがなかったこともあり、当初は会場の席が半分も埋まらないなど非常に苦戦していた。 しかし、公演を重ねる内に口コミにより人気が徐々に拡大。 後に会場を数千人のファンで埋めるほどの人気を博すようになり、現在では2.5次元舞台というジャンルそのものを牽引する人気シリーズとなっている。 2003年に始まった1stシーズンは2010年の全国大会・立海戦およびその後のDream Live 7thをもって終了。 その後もキャストや楽曲を一新しつつ、原作初期のストーリーから再開し、2ndシーズン(2011~2014年)、3rdシーズン(2015~2019年)が展開され、それぞれ完結した。 2020年には、原作のその後を描いた「新テニスの王子様」を原作とする「ミュージカル 新テニスの王子様」が開始。 さらに従来通りの「ミュージカル テニスの王子様」も2021年に4thシーズンが開始されている。 既に20年を越える歴史があり、親子2世代で楽しんでいるファンも存在する。 2.5次元ミュージカルの金字塔と称されることも。 【キャスト】 テニミュは若手俳優の登竜門としての役割を持ち、キャストの多くは10代~20代の若手である。 テニミュがデビュー作となる俳優も多く、その上ミュージカルは歌・芝居・ダンスと役者にいろいろな要素が求められるため、経験不足もあってキャストの演技力や歌唱力が微妙だったりダンスがぎこちなかったりすることも珍しくない。 とはいえ、公演を重ねる中で徐々に演技力や歌唱力が磨かれる場合もあり、「才能のある若い役者の成長を見届ける」という楽しみもある。 『経験豊富な役者による完成されたお芝居と歌唱』を期待するのではなく、『ダイヤの原石の共演と成長を楽しむミュージカル』と捉えておくとよいだろう。 技術的に拙い部分は多々あれど、歌・芝居・ダンスのいずれかにおいて確かな才能を感じさせる役者は確実に存在する。 加藤和樹や城田優、馬場徹、井上正大などは優れた歌唱力を発揮していたし、相葉弘樹、足立理、青柳塁斗、Takuya、中河内雅貴などはダンスに秀でていた。 基本的に愉快なメンバーが揃っているようで、 舞台上で必死に歌っているメンバーを尻目に、舞台袖で歌に変な合いの手を添える(*1) 私服の関係で「王子」とあだ名される ラケットを顎に乗せようと頑張る 楽屋で焼き肉をしようとしてスタッフに怒られる 好きな食べ物を「米」と答える 四字熟語を訊かれて「美少女戦士」と答える 自転車で高速に乗ろうとする 等々、良い意味で残念な人たちが目立つ。 DVDでは映像特典として練習風景や舞台裏の様子などが収録されており、出演者らの愉快な一面を見ることができる。 現在のドラマや映画、アニメ、舞台などで活躍する役者の中にも、テニミュ出演経験のある人は意外と多い。 ライダー・戦隊戦士等の特撮モノの出演者も、調べてみるとけっこうな頻度でテニミュ出演経験があったりする。 青学のキャストについて 主人公の属する青春学園のテニス部レギュラー陣のキャストは、数年間演じると役を卒業し、次の役者に一斉にバトンタッチする。 そのため、キャラクターの再現性や歌唱力などの質が落ちてきていると言われることもある。 しかし5代目青学のようにファンサービス面でお姉様方から高い評価を得ている例もあり、必ずしも再現度や歌唱力・演技力だけが評価に直結するわけではない。 また、前の役者から新しい役者へ小道具などを譲り渡すケース等もあり、若い世代へと代替わりする中で彼らの成長・卒業を見届け、脈々と歴史が紡がれていく様を見るのも、テニミュの楽しみの一つである。 どういうわけか、青学黄金(ゴールデン)ペア(大石秀一郎役・菊丸英二役)の片割れが音痴であることが多い。 黄金ペアが両方とも歌が上手いと「まさに黄金ペア」と称賛されるが、両方とも下手で「ある意味黄金ペア」になってしまうケースも。 黄金ペアが不安定な一方、青学1年生トリオ(堀尾聡史役・加藤勝郎役・水野カツオ役)は試合に出場しない賑やかし役であるにもかかわらず、なぜか3人揃って妙に歌が上手いことがある。 テニミュでは、大会の進行状況や青学レギュラー陣の様子を1年トリオが歌にのせて説明する場面が多いが、無駄に綺麗にハモったりするなど少ない出番の中で高い歌唱力をアピールしており、青学レギュラー陣顔負けの実力者が揃っている。 テニミュ出演経験のある有名な役者 長いため折り畳み。 1stシーズンのキャストに偏っているため、2nd以降のキャストについても追記ください。 + テニミュ出演経験のある有名な役者 城田優2代目・手塚国光役。 圧倒的な歌唱力と演技力で青学の部長・手塚を熱演。原作でも名勝負として知られる関東大会・氷帝戦での手塚vs跡部は、テニミュにおいても演者のレベルの高さから屈指の名試合として知られる。特に冬公演でのアカペラは圧巻。なお、この時の跡部役は後述の加藤和樹。 テニミュの縁で加藤和樹とは非常に仲がよく、SNS等でしばしばじゃれあっている。 2代目青学メンバーでは唯一のミュージカル経験者だったため、まさに手塚のごとくチームを牽引する役割を果たした。 ラジプリの置鮎といい手塚はどこまでも中の人に(いい意味で)恵まれないらしく、『Dream Live 3rd』で氷帝と繰り広げた“芸達者対決”はある意味見物。 加藤和樹初代・跡部景吾役。 氷帝学園の部長にして作中屈指の人気キャラクター・跡部様を好演。跡部本人が憑依しているかのような芝居で多くのメス猫どもファンを魅了した。 前述の通り、城田演じる手塚との試合はテニミュ屈指の名勝負。クライマックスとなるタイブレークにて、手塚の覚悟を受け止めた跡部のモノローグ(*2)が流れる場面があるが、夏公演では“あらかじめ録音した加藤の音声を流す”という演出になっており、加藤本人はこれが心残りだった。冬公演ではこのモノローグが録音でなく加藤自身の長台詞となり、より二人の死闘感が増すこととなった。 2代目青学の卒業時には舞台上で城田を抱き締め、「お前が手塚で良かった」との言葉を送り、城田を号泣させた。 ミュージカルはテニミュが初挑戦だったが、ここで舞台演技の面白さに目覚めたのか、テニミュ卒業後も多数の舞台に出演している。 斎藤工初代・忍足侑士役。 やたらセクシーな低音ボイスと持ち前のルックスの良さで氷帝の天才・忍足を見事に再現。高い人気を博す。 舞台裏では変態紳士愉快なお兄さんとして振る舞い、相方の向日岳人役・青柳塁斗(*3)を抱き締めて「好きだぁぁぁ!!」と叫ぶなど奇行におよんで周囲を楽しませていた。 2010年代に入ると役者としてブレイク。テニミュ経験者の役者としては1・2を争う人気俳優へと成長する。 遠藤雄弥2代目・越前リョーマ役。正確には、初代リョーマ役の柳浩太郎が交通事故により一時降板したため、遠藤が代役となった形。そのため、他の2代目青学キャストとはデビュー・引退のタイミングが異なる。 『Dream Live 1st』(2004年)で舞台に立ち、聖ルドルフ公演や山吹公演を経て『Dream Live 2nd』(2005年)まで出演した。 代役として舞台に立ったという経緯もあり、当初は越前リョーマという役に思い入れが持てなかったそうだが、大勢のファンが楽しむ姿を舞台から眺めている内に大切な役へと変わっていったと語った。 柳復帰後はリョーマ役を二人で兼任していた時期もある。柳共々、Dream Liveでは魔王・不二(相葉弘樹)にやたら喧嘩を売るリョーマを演じ、不二が「越前…^^」と笑顔で詰め寄り周囲が必死に止めるなど、柳・遠藤の二人で“生意気なルーキー”を体現した場面も。 歌唱力には若干の不安があったものの、卒業時(Dream Live 2nd)にテニミュの総合演出・振付を手掛ける上島雪夫が越前南次郎役として登場した際、遠藤の歌に「ちょっと上手くなってねぇ?」と称賛を送っている。 相葉弘樹2代目・不二周助役。3代目青学でも引き続き不二役を務めた。 青学のNo.2にして孤高の天才テニスプレイヤーという人気キャラクター・不二を見事に演じ、総合演出の上島雪夫からも「ハマリ役」と絶賛された。 関東大会・立海戦における不二vs切原は、長く不二を演じた相葉の集大成とも言える内容で、テニミュ名試合によく挙げられる。この試合は原作においても「作中で不二が初めて死力を尽くして戦った試合」として人気が高く、それもあって相葉自身も「不二役になった時から切原戦の不二を演じてみたいと思っていた」と語っている。 同期の2代目青学メンバーが氷帝公演を経て卒業が決まる中、3代目青学への続投が決まった相葉は念願の切原戦に挑むこととなり、切原役の大河元気の熱演も相まってテニミュ屈指の名試合へと昇華させた。 テニミュ卒業後は俳優・声優としてマルチに活躍。テニミュの縁もあり、新テニスの王子様のアニメ版にて入江奏多役を務めている。 宮野真守初代・石田鉄役。不動峰の波動球の人。 DEATH NOTEで主人公役に抜擢されブレイクした人気声優だが、そんな彼もテニミュ出演経験がある役者のひとり。出演していたのはブレイク前の時期であるため、配役も石田鉄というやや地味な役どころ。しかし存在感は抜群である。 高い歌唱力や明るい人柄はこの頃から健在で、特にDream Liveではそれらが大いに発揮されており、観客を沸かせている。 豊永利行初代・加藤勝郎役。青学1年トリオの一人。 上記の宮野と同じ人気声優。歌唱力にも定評がある。 初代・2代目青学においてカチロー役を担当し、堀尾役の石橋裕輔・カツオ役の堀田勝と共に『青学1年トリオは歌が上手い』という伝統を築いた。 テニミュ出演がきっかけで「アニメにも出たい!」と思うようになり、声優として本格的に活動を開始。アニメ版では六角中の1年生部長・葵剣太郎役に抜擢されている。 KENN初代・不二裕太役。 宮野や豊永と同じく人気声優。また、デビュー前から音楽活動にも熱心だった。 音楽系の通信制学校でボーカルを専攻しており、バンド活動をしていた経験もあるため歌唱力は抜群。 作中で“天才”と言われる兄・不二周助への複雑な感情を歌った裕太のソロ楽曲『俺は俺の名前で呼ばれたい』(通称:兄貴がなんだの歌)の無駄なカッコ良さは必聴。 上述の豊永とは年が近いこともありテニミュを通じて仲良くなり、自身の芝居を作っていく上で豊永の存在から大きな影響を受けたという。(*4) 和田正人初代・千石清純役。 テニミュで俳優デビュー。その後もドラマや映画で幅広く活躍。 山吹中のムードメーカー的な存在で、特にDream Liveでは会場を盛り上げ、大きな存在感を発揮していた。 瀬戸康史3代目・菊丸英二役。 人気俳優の彼もまた、デビューから間もない時期にテニミュに出演していた。 ダブルスの相方・大石秀一郎役の滝口幸広と共に、高い歌唱力を披露。テニミュ1stにおける青学黄金ペアは歌唱力や滑舌がとにかく不安定だが、3代目はまさに「黄金ペア」と呼ぶに相応しい輝きを放っていた。 やたらラケットをくるくる回したりと、自由奔放な菊丸らしい動き・キャラづくりを徹底している点も流石。 上述の大石役・滝口は2019年に心不全のため34歳の若さでこの世を去った。訃報を知らされた瀬戸はSNSで「タッキー…大石…」と呟き、かつての相棒を追悼した。 桐山漣初代・丸井ブン太役。 2006年にデビューした彼の舞台初出演作品はテニミュ。 テニミュ卒業後は『仮面ライダーW』にて菅田将暉とW主演を務め、ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』などを経てブレイクを果たす。 ちなみに作中でブン太は右利きだが、桐山自身は左利き。 志尊淳3代目・向日岳人役。テニミュ2ndにて担当。 戦隊シリーズ『烈車戦隊トッキュウジャー』で主演を務めブレイクした彼の俳優デビュー作は、テニミュ・向日役である。 2018年にテニミュ2ndの氷帝メンバーが再会した際の飲み会の様子をSNSに投稿し、「特別な兄貴達です。」と綴っている。 2チームに分かれるキャスト テニミュ1stにおいて、何故か四天宝寺のキャストはAとBの2チームが組まれ、それぞれ公演を行っていた。 四天宝寺ADQN個性派揃い。 一番しっかりしているのは最年少の木戸邑弥(遠山金太郎役)。 四天宝寺B地味比較的落ち着いている。 佐々木喜英(白石蔵ノ介役)は生粋の白石オタクであり、アニメイトで白石グッズを買ったり乙女ゲーの白石を本名で攻略するほど。アニメ白石の声優・細谷佳正のライブにもゲスト出演した。 【不祥事】 キャストの多くはイケメン揃いで女性からの人気は高いが、その反面スキャンダルや黒歴史も多い。 素行不良で降板したり、女性関係で芸能活動を自粛したり、事務所と揉めたり…といった不祥事がそこそこあり、それが原因でDVDの出荷が停止され絶版になってしまったこともある。(*5) 中には、体調不良で降板した数日後に某グループのオーディションを受けていた事が判明し、そのままボーカルになったりした例も。 【各校のテーマ曲】 青学の対戦相手となる各学校にはテーマソングが設定されている。 氷帝であればエレガントに、立海であれば王者らしく重厚に、沖縄出身の比嘉中は琉球音階を使ったり…と、いずれも各学校のイメージに合った楽曲で人気が高い。 主な楽曲は、 不動峰の「真剣勝負とはそういうこと」 聖ルドルフの「選ばれしエリート集団」 山吹の「我らが山吹」(*6) 氷帝の「氷のエンペラー」 六角の「コートで会おう!」 立海の「降臨する王者」「三連覇に死角なし」 比嘉の「南の島から来た刺客」「ダークホース」 四天宝寺の「勝ったモン勝ちや」 等々。2nd以降は新しいテーマソングが作られることもある。 「氷のエンペラー」は特に名曲として知られる。氷帝ファンなら一度聴いてみるとよいだろう。 この楽曲は、新テニスの王子様において跡部景吾の技名として逆輸入されたり、跡部と因縁のある高校生・入江奏多が「氷のエンペラー」の歌詞を一部引用したセリフを言ったりと、原作者も非常に気に入っていることがうかがえる。 なお、作詞の多くを三ツ矢雄二が担当しており、主に敵チーム側の歌詞に「潰す(叩き潰す)」「息の根止める」「跪く」等の物騒なワードが使われがち。テニスしろよ。 青学は特定のテーマソングを持たないが、そもそもの楽曲数が多く、全体的に前向きな歌詞が多い。 ちなみにテニミュの作曲を担当しているのは佐橋俊彦。 アニヲタ的には「機動戦士ガンダムSEED」「ウルトラマンガイア」「平成ライダーシリーズ(クウガ、アギト、響鬼、電王等)」の作曲家といえば伝わるか。 【ニコニコ動画でのブームと空耳】 このミュージカルの動画がニコニコ動画に投稿された際、演者の滑舌の悪さや当時の動画サイトの音質の悪さなどが重なり、いわゆる空耳コメントでブームとなった。 連日様々な空耳の歌詞・台詞がコメントされ、人気曲は数百万再生を記録するなど、初期のニコニコを代表するコンテンツとなっていた。 + 空耳で人気となった楽曲 ※※※ 注意事項 ※※※ アニヲタwikiに歌詞を掲載すると、著作権侵害によりページが凍結される恐れがあります。編集者の方は原則 歌詞を書かない方向で編集してください。 あいつこそがテニスの王子様おそらくテニミュで最も有名な楽曲。 越前リョーマvs日吉若の試合で流れる、氷帝公演のクライマックス。青学・氷帝はもちろん、応援に駆けつけた山吹など、非常に多くのキャラクターに台詞や歌のパートがあり、8分を越える長い楽曲ながら全編ほぼ空耳まみれという大作。 この楽曲のせいで日吉若の詳細なプロフィールを暗唱できてしまう人も多い。(*7) 夏公演と冬公演の2パターンが存在し、青学・氷帝以外の他校のメンツが若干異なる。 テニミュ2ndでも使用され、こちらは六角公演での「マイ・ベスト・テンション」を踏まえたアレンジがなされた。全体的な役者の滑舌の良さもあって、2nd版の空耳コメントは少なめ。 カナダ☆レモン正式な楽曲名は「ザ・レギュラー」。Dream Live 2ndで披露。 サビの空耳「カナダ☆レモン」を始め、「レモン=ハーフナー」を名乗る謎の独裁者(?)も登場する。 ニコニコ動画では、レモンをイメージした黄色の●が多数コメントされ、弾幕と化すのがお約束。 PS2で発売されたテニプリの名作ゲーム『テニスの王子様 最強チームを結成せよ!』にて、相手のコート一面にボールを撒き散らして行動を阻害する反則技トンデモ技『銀華散華』があるが、テニミュの空耳文化から転じて“カナダ☆レモン”と呼ばれることがある。相手のコートが黄色い●で埋め尽くされる様は、遠目に見ると確かにレモンっぽい。 有機vs人参 / 香川県モッコス正式な楽曲名は「勇気vs意地」および「輝け、もっと」。山吹公演の越前リョーマvs亜久津仁で流れる。 「天才的な才能を持つが素行不良」という設定の亜久津を演じた寿里は、亜久津のヤンキー感を出すためか低めの声を心がけており、ビジュアル含め亜久津らしい迫力はあるものの、台詞や歌の聞き取りにくさを招いてしまった感がある。亜久津の「誰に言ってんだ…ドタマかち割んぞ!!」という台詞が空耳から「パリに売ってんだ…ドタバタ☆ジャンゴ!!」というフランスの謎のブランド(?)になってしまう珍事も。 試合後に流れる「香川県モッコス(輝け、もっと)」では、謎の宇宙人・カノン星人が登場する。これも亜久津の台詞が元ネタ。亜久津を慕う1年生・壇太一に対し、「俺を目指してもその先にカノン星(可能性)はないぜ」(越前を指しながら)「カノン星は…あそこにあるかもな」と亜久津が諭す場面が発端。 その後、山吹中の歌パートが始まるが、山吹2年・室町十次の“色黒でグラサン”という出で立ちにどことなく宇宙人感があったためか、室町=カノン星人とされてしまった。 室町はカノン星の言語で話している(という設定)らしく、歌パートで彼が何を言っているのかは諸説ある。「こんにちは、地球の皆さん」というフレンドリーな字幕がつけられることもあれば、「地球人は皆殺しだ」という字幕がつけられ地球全土に宣戦布告がなされるときも。 たこやきライス / 大石の照り鶏正式な楽曲名は「ペテン師だぁ?何とでも言え」および「大石のテリトリー」。関東大会の立海公演で披露。 コートに入っていない外野も含め台詞の応酬が多く、非常に賑やかな楽曲。もちろん歌詞も台詞も空耳まみれ。 「大石のテリトリー」が流れ出すと「※大石のソロです!」「大石ソロ曲キターーーー!!」などの前振りコメントが多数の書き込まれるが、実際には大石はほぼ歌わない楽曲である。この曲は曲調が明るく前向きな歌詞で、完全に青学が勝つ雰囲気を作り出すのだが、曲の終わりに審判から無情にも「ゲームセット! Won by 立海!」と告げられてしまう。まさかの敗北に唖然とする青学黄金ペアの姿が印象的。 当初のネット文化に触れていた人にとっては「テニミュといえば空耳」という印象が根強く、空耳によるブームは結果的に本ミュージカルの認知度を高めることにもなった。 ただし、権利関係の問題でアップロードされた動画はしばしば削除されている。 とはいえ、空耳は「確かにそう聞こえる」レベルのものから、「正しい歌詞・台詞を聞き取れるが、無理やり空耳を当てはめた」という強引なものまでピンキリ。 本ミュージカルは経験不足の若い役者が多いため滑舌や歌唱力が怪しい点は多々あるものの、「テニミュは役者全員が音痴で滑舌が悪い」と思い込むのは勘違いも甚だしいので、もし当時のブームでそういう印象を持っているなら認識を改めておいたほうが良いだろう。 また、テニミュファンの中でも空耳文化を「これもテニミュの面白さ」と容認する者もいれば、「嘲笑的で不愉快」と否定的にとらえている者もいる。 テニミュ好き全員が空耳を好んでいるわけではないことは理解しておいたほうがよい。 例えば、「あいつこそがテニスの王子様」で主人公・越前リョーマを演じている柳浩太郎はニコニコ動画における音痴や空耳ネタの定番であるが、彼については交通事故の後遺症によるものというやむを得ない事情がある。 柳は元々、初代リョーマ役に抜擢されたものの、稽古の帰りに自動車と事故にあい、右半身麻痺・記憶障害・高次脳機能障害・声帯損傷などを患った。(そのため柳はリョーマ役を降板し、Kimeruや遠藤雄弥が代役を務めることとなった。) 事故後、1年のリハビリを終えて柳は再びテニミュの舞台に姿を見せるが、復帰後も高音が出せない、流暢に喋れないなどの状態にあった。 空耳で有名な「あいつこそがテニスの王子様」は、まさに復帰から間もない時期の舞台なのである。 空耳ミュージカルというコンテンツを個人で楽しむのは全く問題ないが、柳のような事情・背景や、テニミュを純粋に楽しんでいるファンの存在は是非知っておこう。 【余談】 六角中3年・佐伯虎次郎がファンから「無駄に男前」「無駄様」などと呼ばれるようになったのは、テニミュが発端である。関東大会・立海公演の幕間劇にて、戯れる六角メンバーら(*8)が描かれた際、佐伯役・伊礼彼方があまりにも男前であったため、六角部員らは「無駄に男前」と歌い、彼のイケメンぶりを讃えた。 そもそも佐伯というキャラ自体、原作でも無駄にイケメンであったため、このネタは後に原作にも逆輸入され原作者公認となった。原作のギャグ回「焼肉の王子様」にて学校対抗の焼き肉大食い大会が開催された際、司会を務めた忍足侑士による出場選手紹介にて「ホンマ無駄に男前やな佐伯虎次郎!!」と彼が紹介される場面がある。 テニミュの役者の中には、しばしば2次元(原作)からそのまま飛び出してきたようなそっくりさんが出てくることがある。有名どころで言えば初代・比嘉中の木手永四郎(演:Luke.C)や知念寛(演:林野憲志)の2名。Luke.Cによる木手は完成度があまりにも高く、原作者も絶賛した。 知念は「中3にして身長193cmの長身痩躯」という身体的特徴があるが、演じた林野の身長は知念と同じ193cmで、そして細身な体型だった。 比嘉中の登場は全国大会編からだが、テニミュにおいては、この二人だけ関東大会・立海公演から登場している。 初代比嘉中は他のメンバーの完成度も全体的に高かったため、テーマ曲「南の島から来た刺客」にちなんで、ファンから「2次元から来た刺客」と呼ばれた。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ♪ウゲェ、H膳!お前の焼くジェニファー オレ=タティーノ 着せ替えガール -- 名無しさん (2014-03-08 08 53 47) ちなみに不祥事の「他のグループのオーディション」の人は、現在一般的な認知度ではテニミュ出演者の倍以上あります。マジで。 -- 名無しさん (2015-01-17 22 11 37) ボーリングはミュージカル本編でやったからな -- 名無しさん (2015-11-02 22 50 14) なんだかんだ楽しめる。歌もダンスも安定してるし -- 名無しさん (2016-06-03 10 58 02) 確か、仮面ライダーバロンのキャストの人もここ出身だったような。あとゴーバスターズのエンターも。 -- 名無しさん (2020-09-01 14 36 15) 最新版ではなんと元レッドレーサー(50歳)も出るそうな。 -- 名無しさん (2020-12-14 17 22 27) 女性用でこういうのないよな。ライダーも女性枠少ないし。宝塚は完全別物だしな。いうて女性キャラメインで舞台映えするやつがセーラームーンくらいしか思いつかんのだが。 -- 名無しさん (2022-05-24 16 14 02) 姉がはまりにはまって本州から四国まで行ってたわ…あの行動力は感心する -- 名無しさん (2022-05-24 16 16 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/211.html
不完全燃焼、恋愛模様 「いて……」 汐屋から完全に見えない場所に来ると、千歳は大きなため息を吐きながらその場にへたり込んだ。 さっき頭を掻いた時に怪我の跡を引っ掻いてしまい、ヒリヒリする。 なんか知らんけど、泣きそうーーー 「何しとんねん、千歳」 「ーーーはあ。よりによって一番会いたくなかヤツに、なんで会いたくなか時に見つかるかね」 「はあ? どういう意味や」 「そのまんまの意味たい」 ジロリと睨むその先に、相変わらず綺麗な顔で白石が立っていた。 「さっき汐屋と話してたやないか。あれから何か聞けたんか?」 「……その役、お前に任せるたい。俺には無理やけん」 「何言うてんねん。お前が聞かんで俺が聞いてどないすんねん」 苛立ちを覚えた千歳はゆっくりと壁にもたれたまま立ち上がる。 「俺じゃあ出来んったい」 「あ、おい、千歳」 吐き捨てるように言って千歳は白石の横を通り抜けた。 さっきから逃げてばかりだ。 「何や、あいつ……何かあったんか」 あんな風に苛立つ千歳を見たのは初めてだ。 千歳の寂しそうな後ろ姿を見つめると、白石は辺りを見渡しはじめた。 そして千歳が消えたのと反対方向へ歩き出し、自身の教室の前の廊下で目的の人物の後ろ姿を見つけると肩を叩く。 「汐屋」 「え? あ、白石君」 こちらを振り向いたのは汐屋だった。 「ちょっとええ?」 「あ、うん。私も白石君に用があったから、丁度良かった」 「ほんならあっちで話そか?」 そう言って2人は歩き出した。 千歳は意気消沈のままとあるクラスに向かっていた。 そこは例のハンドタオルを貸してくれた女子のいるクラスだ。昨日買ったタオルを渡そうと思い、そこへ向かう途中で汐屋を見つけたのだ。 カサリとラッピングされた可愛らしい袋を握りしめ、肩を落とす。 別にプレゼントという訳ではないので店でも普通に自宅用として買って帰ったのだが、家で妹と母親にお揃いのタオルをあげた事から借りたタオルの話しになり、それなら綺麗にラッピングした方が喜ばれるからと、二人に勝手に可愛く飾られてしまった。 少し恥ずかしいとは思ったが、妹と母親が楽しそうにしているのを見て強く言えなかったのだ。 そんな優しさが千歳の良い所でもある。 が、おかげで随分と夢とロマンの詰まったラッピングに仕上がってしまった。 「あ、千歳君!」 教室の入り口から中をのぞいた瞬間、目当ての少女が駆け寄ってきた。 「ああ、丁度良かった。これ」 「えっ?」 「この前借りたタオル、血で駄目にしたけん代わりのヤツ」 「そんなん気にせんでええって言うたのに」 「そういう訳にはいかんやろ? ありがと、助かったばい」 「全然! あっ、怪我は大丈夫なん?」 「ああ、ちっと毛ば剃られたけんみっともなかけど、もう傷は塞がっとるよ」 「そうなん? 良かった~。皆心配しとったんよ」 「えらい派手にぶつかったけんね。それじゃ」 「あっ、ちょっと待って!」 「何?」 用事が済んだので自分の教室へ戻ろうと体を反転させた所で、少女が千歳の腕を掴んだ。 「あ、あの……」 恥ずかしそうに顔を赤くする少女。 もしやとは思ったが何も言わず、黙って千歳が首を傾げていると、少女の後ろに立っていた友人が少女の背中をつつく。 「麻美頑張り。勇気出すんや」 「大丈夫やって」 少女は友人達に急かされ、ぱっと千歳を見上げて言った。 「あ、あんな! 今日の放課後、部活が終わってからでええねんけど、ちょっと話ししたいねん!」 「うん」 「せやから、部活終わったら門の所で待っててくれる?」 「……別によかよ」 「ほんとにっ!?」 目を丸くさせる少女。 「ああ。話しがあるっちゃろ?」 「うんっ!」 「じゃあ」 「うん、またな!」 予想は的中した。 女の子が顔を赤くして話しがあるという場合、十中八九告白だ。 少女と別れて千歳は自分の教室へ戻る。 その途中、廊下を歩きながら先ほど汐屋と一緒にいた裏庭に目を向ける。 もうすぐ昼休みが終わる時間なので裏庭に人影はなかった。 すでにいない汐屋の輪郭を思い浮かべながら、ため息を吐く。 白石、か…… 手紙が引っかかっていた木の葉っぱが風で静かに揺れている。 汐屋の好きな人物を知った瞬間、千歳は勝てないと思った。 テニスの実力は五分かもしれないが、白石から自分へ汐屋の心を向けさせるほどの何かを、自分は持っていない。 顔では完全に負けているし、優しいとよく言われる千歳に負けず、白石も優しい。 女の子からの人気は自分もそこそこある方だとは思うが、積極的に女の子と交友を持とうとしない千歳の恋愛経験は無いに等しかった。それに女の子と遊ぶよりもテニスをしている方が楽しいし、別に彼女がいるヤツを羨ましいと思った事も無かった。 第一部活が忙しくて彼女を作っている暇など無い。 同じように部活をしている連中から聞かされる彼女の話しは、部活と私のどっちが大事なの。などという返答に困る質問をされてケンカになったというものばかり。 そんな面倒くさいことに時間を取られるくらいなら、やはりテニスに打ち込んだ方が遥かに有益だと思っていた。 だが、今回ばかりはさすがの千歳もヘコんでいる。 自分の好きな子は、自分の友達を好きなのだ。 しかも全く気付かなかった。 考えれば考えるほどマイナス思考が広がって、午後の授業を受けた記憶もないまま、気付けば部活の時間になっていた。 千歳は重たい体を引きずり、部室へと向かった。 続く… 次へ → 不完〜.11 ブラウザを閉じてお戻り下さいv 四天宝寺中トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4874.html
登録日:2012/02/13 Mon 22 41 55 更新日:2024/05/23 Thu 20 13 16 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2010年 DS KONAMI おい、テニヌしろよ ゲーム コナミ テニスの王子様 テニスの王子様 もっと学園祭の王子様~More Sweet Edition~ ニンテンドーDS モアプリ リメイク 乙女ゲーム 学園祭 テニスの王子様 もっと学園祭の王子様~More Sweet Edition~とは、2010年2月11日にKONAMIから発売されたDS用のソフト。 テニスの王子様の乙女ゲームである。 テニス要素はほんの少しあるもののテニヌ要素は皆無。 本作は過去にPS2ソフトとして発売された『テニスの王子様 学園祭の王子様』に追加キャラ・追加イベント等の要素を加えたリメイク版となっている。 このゲームは元々出荷数が少なかったのか現在新品を購入するのは中々の困難で、 発売から二年が経った今でもBOOK・OFFなどの中古ショップで買取り価格が高かったりネットオークションでも定価以上の値段で出品されていたりする。 ファンからの愛称は「モアプリ」。 ●あらすじ 関東大会で代表に選ばれた七校で合同学園祭を行うことになった。主人公は学園祭の運営委員のテニス部担当として選ばれる。 学園祭まで十日余り。 不安と楽しみでいっぱいな主人公にどんな出会いや事件が待っているのだろうか…。 ●ゲームの流れ ゲーム開始前に攻略したいキャラがいる学校を選び、そこで運営委員としてテニス部の手伝いをすることになる。 本編では朝・昼・夕と時間帯が分かれており、それぞれ会話出来る回数が決まっている。 その中で攻略したいキャラに話し掛けに行ったりキャラ同士の話を覗きに行ったりする。ただし一つの時間帯に一度しか同じキャラとは話せない。 基本はパートごとに攻略したいキャラに話し掛けに行っておけば攻略が可能。 しかし真田は特定の日と時間帯に他のキャラに話し掛けないとイベントが起こらず攻略が出来なかったりする。 攻略するだけなら非常に簡単だが、選択肢によってデート時のスチルが変わるキャラや好感度によってエンディングが2種類存在キャラがいるので、 全スチルを獲得するのは前情報無しだと結構時間がかかる。 ゲームの期間は8月22日から9月4日まで。 8月28日と8月31日は休日で、電話番号を教えていて且つキャラの好感度が高ければデートや宿題の手伝いをすることになる。 設定では全国大会前となっているが思いっきり矛盾している。しかし作中で何人かが 「矛盾してるけどこれは大人の事情。」と言っているので気にしないでおこう。 ●主人公 広瀬静(名前変更可) 中学2年生。 ゲーム開始前の選択で在籍している学校が変わる。責任感は強いがかなりの天然。 ●攻略対象キャラ 総勢38名のキャラが攻略出来る。 ただし幸村は立海のキャラを一人攻略した後に攻略出来る隠しキャラ。 しかも一旦ルートに入ってしまうと抜け出せないので、立海の誰かを攻略する時には注意が必要(まあ最初に幸村を気に掛けなければ問題無い)。 今回追加された四天宝寺の三人は青学・山吹・不動峰のサポーターということで点在している。 ■青春学園 越前リョーマ 手塚国光 大石秀一郎 不二周助 菊丸英二 河村隆 乾貞治 桃城武 海堂薫 遠山金太郎 ■不動峰中学校 橘桔平 神尾アキラ 伊武深司 千歳千里 ■聖ルドルフ学院 赤澤吉朗 観月はじめ 不二裕太 ■山吹中学校 亜久津仁 千石清純 壇太一 白石蔵ノ介 ■氷帝学園 跡部景吾 忍足侑士 向日岳人 鳳長太郎 宍戸亮 日吉若 芥川慈郎 ■六角中学校 天根ヒカル 佐伯虎次郎 黒羽春風 ■立海大附属中学校 切原赤也 真田弦一郎 柳蓮二 丸井ブン太 仁王雅治 柳生比呂士 幸村精市 尚、立ち絵もセリフもあるのにも拘わらず石田(弟)・柳沢・南・樺地・葵・樹・ジャッカルは何故か攻略出来ない。 また学園祭当日には背景に石田(兄)や滝などのキャラがいたりする。 (もちろん攻略は出来ない) あと謎のコスプレキャラもいる。背景キャラなのに頭の色や服装で結構目立ってる。 追記・修正はどの学校の運営委員になるか決めてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 少年漫画の乙女ーゲーって今考えても凄いよなあ・・・ -- 名無し (2013-12-13 03 15 28) 他者に話しかけなければ攻略できない真田・神尾がちょっとだけめんどくさいが基本的に話しかけさえすれば攻略できる難易度ですぐできるのがいい -- 名無しさん (2014-05-19 11 39 23) ↑初回が観月で失敗しまくった自分はいったい… -- 名無しさん (2014-09-08 02 17 58) ジャンプでこんなゲーム出しても許されるのはテニプリぐらいだろうな… -- 名無しさん (2014-09-10 11 32 44) ↑他作品でも一定の需要はあるだろうがテニプリだと説得力が違うw -- 名無しさん (2014-09-10 14 20 48) 山海といい、BOOK・OFFで見ても9000円で素で「はぁ!?」と言った -- 名無しさん (2014-09-18 22 04 34) キャラクターによっては断り文句に「宍戸さんが呼んでる」とか「亜久津先輩探さないと」とか誰かを引き合いに出してくるんだけど好感度でそれ言わなくなるから、なんだか略奪愛でもしている気分になる -- 名無しさん (2014-09-20 18 47 38) ↑「ライバルが男ってどんな乙女ゲーだよ」って思ったけどこれテニプリだったな…… -- 名無しさん (2014-10-15 19 22 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/treborsp/pages/115.html
包括団体名 名称 所在地 電話番号 本務 住職在 朱印 霊場等 二ツ名 真言宗豊山派 千手院 金剛般若寺 佐倉市井野152 043-487-2803 下総三十三ヶ所観音札所 時宗 光勝寺 佐倉市臼井1236-1 佐倉八十八ヶ所 日蓮宗 妙覚寺 佐倉市臼井台1201 043-487-8468 曹洞宗 宗徳寺 佐倉市臼井台1277-1 043-487-3174 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 実蔵院 佐倉市臼井台217 043-487-1190 日蓮宗 妙伝寺 佐倉市臼井台31 043-487-3032 真言宗豊山派 常楽寺 佐倉市臼井田77-1 浄土宗 龍澤山 立忠院 長源寺 佐倉市臼井田818-2 043-487-3940 真言宗豊山派 常楽寺 佐倉市臼井田877-1 佐倉八十八ヶ所 臨済宗妙心寺派 圓應寺 佐倉市臼井田966-1 043-487-3834 佐倉八十八ヶ所 単立・仏教系 亮誘山 真証寺 佐倉市王子台4-13-13 臨済宗妙心寺派 報恩寺 佐倉市下志津841 043-461-1408 真言宗豊山派 西光寺 佐倉市下勝田285 佐倉八十八ヶ所 時宗 海隣寺 佐倉市海隣寺町78 043-485-6043 臨済宗妙心寺派 圓通寺 佐倉市角来163 043-484-2759 黄檗宗 大雄寺 佐倉市角来429-2 真言宗豊山派 円輪寺 佐倉市寒風126 日蓮宗 長福寺 佐倉市岩富1849 043-498-1492 日蓮宗 蓮乗院 佐倉市岩富983 日蓮宗 教蔵寺 佐倉市岩富町400 043-498-1156 日蓮宗 福寿院 佐倉市岩富町422 真言宗豊山派 玉泉寺 佐倉市岩名642 曹洞宗 万福寺 佐倉市吉見510-1 043-487-4071 佐倉八十八ヶ所 曹洞宗 東福寺 佐倉市宮前3-14-2 043-484-1277 日蓮宗 正国寺 佐倉市宮内328 顕本法華宗 要行寺 佐倉市高岡379-4 真言宗豊山派 正光院 佐倉市高崎552-1 佐倉八十八ヶ所 真宗大谷派 了因寺支坊 佐倉市高崎707-1 043-485-7064 浄土宗 金剛山 願生院 西福寺 佐倉市坂戸1090 043-498-4630 天台宗 長福寺 佐倉市山王2-60-2 043-485-9333 曹洞宗 隆祥寺 佐倉市山崎461-3 043-485-3270 真言宗豊山派 密蔵院 佐倉市寺崎2960 043-484-1395 佐倉八十八ヶ所 曹洞宗 慈眼寺 佐倉市小篠塚565 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 西福寺 佐倉市小竹977-1 043-487-2042 真言宗豊山派 興隆寺 佐倉市小竹字向台699-1 043-487-1190 臨済宗妙心寺派 宝樹院 佐倉市上座1041 043-487-6505 真言宗豊山派 西福寺 佐倉市上志津1240 043-487-2803 日蓮宗 妙勝寺 佐倉市上勝田118 真言宗豊山派 円明院 佐倉市上別所175 佐倉八十八ヶ所 浄土宗 光明山 円城寺 佐倉市城672 佐倉八十八ヶ所 浄土宗 二尊山 東專院 教安寺 佐倉市新町140 043-484-1229 曹洞宗 嶺南寺 佐倉市新町74 043-485-1475 難 佐倉八十八ヶ所佐倉七福神 天台宗 甚大寺 佐倉市新町78-1 043-484-0003 可(2)・十一面観音・毘沙門天 佐倉七福神 臨済宗妙心寺派 宗円寺 佐倉市新町89 043-485-3625 難(書置有) 佐倉七福神 浄土真宗本願寺派 延覚寺 佐倉市新町96 真言宗豊山派 専栄寺 佐倉市生谷498-2 043-461-5210 佐倉八十八ヶ所 ぽっくり弁天 真言宗豊山派 正福寺 佐倉市青菅131-1 043-487-6866 浄土宗 本然山 稱念寺 佐倉市青菅98-1 043-487-0202 曹洞宗 養昌寺 佐倉市石川154 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 観照院 佐倉市石納547 臨済宗妙心寺派 雲祥寺 佐倉市先崎966-2 真言宗豊山派 新照寺 佐倉市太田1457-1 043-484-2316 佐倉八十八ヶ所 曹洞宗 東泉寺 佐倉市太田1751-1 043-484-2650 佐倉八十八ヶ所 真言宗智山派 住善寺 佐倉市大佐倉141 043-486-0431 真言宗智山派 寳珠院 佐倉市大佐倉143 043-485-6397 曹洞宗 勝胤寺 佐倉市大佐倉1467-1 043-484-2305 真言宗豊山派 西福寺 佐倉市大篠塚806 佐倉八十八ヶ所 真言宗智山派 自性院 佐倉市大蛇町18-1 佐倉八十八ヶ所 真言宗智山派 蓮藏院 佐倉市大蛇町387-1 真言宗豊山派 多宝院 佐倉市直弥172-1 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 宝金剛寺 佐倉市直弥38-1 043-498-2515 佐倉八十八ヶ所 曹洞宗 勝全寺 佐倉市鏑木町1147-1 043-484-2044 佐倉八十八ヶ所 日蓮宗 妙隆寺 佐倉市鏑木町188 043-484-0188 可(2) 佐倉七福神 曹洞宗 周徳院 佐倉市鏑木町625 043-486-0366 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 大聖院 佐倉市鏑木町661-2 043-484-1682 書置のみ(2)・大黒天・布袋尊 佐倉八十八ヶ所佐倉七福神 真宗大谷派 重願寺 佐倉市鏑木町964 043-487-3108 真言宗豊山派 宝寿院 佐倉市天辺175 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 正福寺 佐倉市土浮710 浄土真宗本願寺派 延覚寺 佐倉市内新町96 043-484-2980 日蓮宗 妙宣寺 佐倉市内田4 043-498-1198 真言宗豊山派 千蔵寺 佐倉市馬渡1442 真言宗豊山派 善養院 佐倉市馬渡889 043-498-0702 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 不動院 佐倉市八木216 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 東福院 佐倉市八木709 真言宗豊山派 正光寺 佐倉市畔田400-1 佐倉八十八ヶ所 日蓮宗 昌柏寺 佐倉市本町54 043-484-2444 日蓮宗 妙経寺 佐倉市弥勒町145-1 043-484-0625 浄土宗 玉寶山 清光院 松林寺 佐倉市弥勒町93-1 043-484-1395 難 佐倉七福神 曹洞宗 勝寿寺 佐倉市弥勒町95-1 043-484-2307 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 鏡宝寺 佐倉市六崎792 043-486-2900 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 普門院 佐倉市六崎871 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 玉蔵院 佐倉市神門532 043-489-3091 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 普門院 佐倉市羽鳥1044 043-484-2830 佐倉八十八ヶ所 臨済宗妙心寺派 浄光寺 佐倉市羽鳥1110 佐倉八十八ヶ所 真言宗豊山派 成福院 佐倉市飯重922 佐倉八十八ヶ所 真言宗智山派 慈眼寺 佐倉市飯田1746 043-485-1364 臨済宗妙心寺派 常安寺 佐倉市飯野186 043-485-5748 真言宗豊山派 東徳寺 佐倉市飯野691 日蓮宗 長国寺 佐倉市飯塚96-1 043-498-1667
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/209.html
不完全燃焼、恋愛模様 昼食の定食をがっつり食べてしばらくウインドーショッピングをした後、4人はテニスコートでテニスを楽しんだ。 やったことがないと言っていたが、運動神経の良い汐屋は少し教えただけでラリーが続くまでに上達した。 そして忍足はすっかり汐屋の事を気に入ったらしく、別れ際今度の大会の応援に来る約束を、半ば強制的に汐屋に取り付けていた。 忍足が帰り、帰る方向が同じ3人は帰りの道を歩いていた。 ふと白石が隣りを歩く千歳を見上げる。 「千歳」 「何ね?」 「汐屋、何か嫌な事があったんやないか?」 「そうやろうね」 「お前、話し聞いてやり」 「ーーー話してくれたら聞くたい」 「そんな消極的やから、お前自分の気持ちに気付いてもらえへんのやで?」 「……別にいいやろ。白石には関係なか」 言葉に詰まる千歳に、白石はふと少し先を歩く汐屋の足下に視線を落とした。 「汐屋って、危ない人やねん」 「は? 危ない?」 白石の言葉の意味が分からず、千歳は眉間にしわを寄せる。 「せや。なんちゅーか、言葉通りやなくて、ほっとけん。っちゅーたらええんやろか?」 「ああ……」 それならなんとなく千歳にも分かる。どこかしら壁を作っている汐屋は、本当の自分をさらけ出せずにいるのだ。 それ故に気付かぬうちに無理をしてしまって、時折その無理が出てしまう。だから危ないと白石は思ったのだろう。それが適切な表現かどうかは分からないが、危ういとも放っておけないとも少し違う。 やはり危ないが一番近いのかもしれない。 「前から思うとったけど、汐屋ってええ子やろ?」 「そうやね」 「そのええ子って、どこでバランス取ったらええんやろか。嫌な子って気付かんうちに我が儘言えるから、きっとバランス取る必要が無い思うねん。せやけど、ずっとええ子ってのは例えそれが地でも、たまには甘えたり我慢せんでやりたい事やって言いたい事言って、バランス取らなあかん思うねんーーーでも、汐屋はそれが恐ろしく下手な子や思う」 それは千歳にも分かっている。 どこかしら周囲の人間と壁を作っているのは、恐らく過去に何かあったからだろう。 しかし、汐屋の場合自分のコントロールがあまり上手に出来ないから、そうやって壁を作る事で人と密にかかわらないようにしてバランスを辛うじて保っているのだと思われた。 話し、してくれるやろうか? そう思った所で汐屋が振り返った。 「それじゃあ、私こっちだから。今日は楽しかった。千歳君、白石君、ありがとう。また明日」 「あ、汐屋待って」 「え?」 白石に呼び止められ、汐屋は立ち止まる。 「危ないから千歳が家まで送るて」 「え? いいよ、ここからそんなに遠くないし」 「あかん。最近物騒なんやで? こいつと一緒なら暴漢も襲ってこーへんし、な?」 「でも……」 「俺じゃ頼りなか?」 「そんなんじゃないよ、悪いなあって思ってさ」 「悪い事とかなかよ、俺が送りたいっちゃけん」 「ーーーありがと」 「じゃあ、俺はここで。またな」 「うん、さよなら、白石君」 「また明日」 手を振って爽やかに去る白石を見送り、汐屋と千歳は歩き出した。 「本当にごめんね。遠回りになるとに」 「さっきも言うたやろ? 俺が送りたかったっちゃけん、汐屋が気にすることなか」 「うん」 しばらく無言が続いた。 千歳は隣りを歩く汐屋の頭を見下ろしながら、どう切り出そうかと悩んでいた。 「ーーーさっき」 「えっ?」 ぼそりと話し出した汐屋に、千歳は一瞬ドキリとする。 「さっき、忍足君が言っとった、標準語と九州弁やけど」 「ああ、うん」 千歳は汐屋の言葉の次を待った。 「やっぱりおかしいやろか?」 「何が?」 「私の方言」 「は? 別に、俺は九州弁の方が好きやけん使いよるだけやし、それがおかしかとか思わんばってん……なんか言われたと? 白石が何かあったとかって聞きよった時、何もないって言ったけど、本当は何かあったっちゃない?」 優しく尋ねた。 汐屋はしばらく何も言わなかった。 やはり答えてはくれないのかと残念に思った時、汐屋が急に顔を上げた。 あまりに急だったので、千歳は反射的に足を止めてしまった。 「ど、どげんしたと?」 口がどもる。 「何もなかよ、ホントに。千歳君も白石君も気にしすぎたい。あ、うちここやけん」 そう言って足を止めた汐屋の後ろには小さなアパートがあった。 2階建ての、古めかしいこじんまりとしたアパート。お世辞にも綺麗とは言えない、色味の薄い寒々しい建物だ。 「じゃあ、また明日ね。今日は楽しかった」 「こっちこそ」 やはり教えてはくれなさそうだ。 小さく手を振って錆びた階段を上って行く汐屋の姿を見送りながら、千歳は溜め息をついた。 家の鍵を開けて中に入る前に汐屋は千歳を振り返り、もう一度笑顔で小さく手を振った。 それに答えるように千歳も軽く手を上げる。 パタリと静かに閉まったドアを確認すると、千歳は踵を返した。 あのドアの向こうで、汐屋は一体どんな事を考えているのだろう。 もう少し距離を縮めることは出来るのだろうか。 脇に抱えたハンドタオルの感触に、今日一日でたくさん見ることの出来た汐屋の表情を思い出した。 確かに楽しそうにはしていたが、もっと違う、心の奥からの笑顔が見たいと千歳は思った。 夕日を眩しそうにちらと見る。 無機質なビルや家を黒い影に変えるその赤い光に、言い様のない寂しさを感じた。 続く… 次へ → 不完〜.9 ブラウザを閉じてお戻り下さいv 四天宝寺中トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/orirowaz/pages/393.html
山折神社から東南東に離れた深山と人里の境界線。そこの木々が開けた場所に一軒のログハウスが存在していた。 木々の間から目を凝らすと猟師小屋が見えるその小屋は六紋兵衛のかつての住居であり、現在は八柳道場が保有する小屋――云わば別荘である。 およそ一年前、六紋が公民館の裏山に住居を移した事を機に八柳道場がその小屋を格安で買い取って現代風に改装した。 その別荘へ八柳道場最強の弟子を先頭に一行は移動し、次の行動に支障を出さないようにするため、彼らは休息を取ることになった。 ちなみに診療所裏には道場の修練場があり小屋と共に引っ越しされたため、かつての修練場は更地になっているのだが、それはまた別の話。 ◆ ホカホカと湯気を立てる鯖缶の炊き込みご飯が炊かれた土鍋。 食欲をそそるそれが中央に置かれているちゃぶ台を男女四人が囲む居間にて。 「おいしー!」 赤いリボンカチューシャの少女は歓声を上げた後、豊かな黒髪を揺らしながらガツガツと炊き込みご飯を頬張っている。 その隣に座る柔らかな微笑を浮かべた金髪の女性が幼子の頬に着いた米粒を取ってあげた。 「ほーら、そんなに慌てて食べないの。ほっぺたにお米付いているわよ」 「ありがとう!チャコおねえちゃん!」 パクリと米粒を茶子の人差し指ごとしゃぶりついた後、リンは再びスプーンを動かして小さな茶碗からご飯を口に運ぶ。 和やかな雰囲気の二人とは対照的に、黒髪の少年と金髪の小柄な少女は黙々と食事を続けていた。 「……お替りするけど、アニカもするか?」 「……half a refill」 「半分だな。分かった」 哉太はアニカから茶碗を受け取ると土鍋からオーダー通りに茶碗のちょうど半分だけ盛った後、自分の茶碗には特盛でよそった。 アニカは茶碗を受け取ると、箸を動かしてちびちびと小さな口にご飯を運ぶ。 そんな様子の彼女を心配そうに横目で見やり、自分も食事を続けようと再び箸を手に取ろうとすると、眼前には米粒が残った茶碗が二つ。 「哉くん、お替り。特盛ね」 「はいはい。リンちゃんは?」 「リンもとくもり!」 「食べきれるのか?」 「たべれるもーん」 「…………小盛にしとくな」 「いじわる~」とブー垂れるリンを無視し、二人から茶碗を受け取ってご飯をよそう。 二人に茶碗を渡した後、茶子に宥められているリンの恨めし気な視線を感じつつも席について食事を再開する。 「…………カナタ、大丈夫?」 「…………アニカこそ、大丈夫なのかよ」 泣き腫らして目が赤くなったアニカの元気のないか細い声。 赤く腫れあがった頬にガーゼを張り付けた哉太の落ち着いた静かな声。 窓から差し込む初夏の日差しに照らされる二人の表情は似ていたが、声色は正反対。 そんな二人へチラリと心配そうな視線を送る茶子と、二人の様子などお構いなしに茶子にじゃれつきながら食事を取るリン。 「アニカ、その……」 「What?」 「いや、何かあったのか?」 アニカと哉太。二人の間に流れる陰鬱な沈黙の中で先に声を発したのは哉太。 どんな言葉をかければいいのか分からず、口をついて出たのは傷をなぞってしまうかのような安直な言葉。 哉太は己の失言にすぐ気づいて謝ろうとするが、その前にアニカが口を開く。 「ああ、何で泣いたのかって?それは――――」 ◆ 『アニカちゃん、これ。裏庭でリンちゃんの身体を拭いてあげて』 ログハウスのドアを開けて荷物を置いた直後、茶子に渡された2Lのミネラルウォーター数本にタオルと粉石鹸、畳まれたブルーシートを持たされた。 茶子に駄々をこねるリンは赤い服や白い肌は殺した宇野和義の赤黒い血で染まり、鉄錆と香水が混じったような彼女独特の甘い体臭で酷い臭いを放っている。 シャワーを使おうにも水道が止まっているため水が流れず、かといってリンをそのまま放っておくわけにもいかない。 幸いにも別荘に水のストックがあったため、それを使ってアニカがリンの身体を綺麗にすることになった。 それならば、リンが一番懐いている茶子が拭いてあげればいいのではないのかと意見したが――。 『私は哉くんはお昼の準備をするからね。それに、他にもやらなきゃいけない仕事があるからお願い』 ――と言い、何とか宥めたリンを行水セットと預けて裏庭へと強制的に案内された。 アニカとしては危険人物である茶子と自分のパートナーである哉太を二人きりにさせたくなかったが、彼女の圧に弱っている精神では立ち向かえなかった。 仕方なく裏庭にブルーシートを敷き、その上でアニカは不貞腐れるリンと共に服を脱いで身体を洗うことになった。 「チャコおねえちゃんのほうがよかったなぁ……」 アニカがタオルを水で濡らして粉石鹼で泡立てている最中、ペタンと座り込んでいるリンが不満をぼやく。 「My Bad。私で我慢してね、リン」 「してるよぉ。リンはずうーっとがまんしてるー」 「…………My Bad」 アニカの口から零れたのは謝罪。つい先刻、聞き取りで茶子を問い詰めた時の強気な口調とは正反対の弱々しい声色。 その態度に更に気を悪くしたのか、血濡れの幼子は不平不満をぶつけられた探偵少女は宥めるようにもう一度謝罪する。 じめっとした森林特有の空気の中でアニカはリンの赤黒い汚れをごしごしと拭く。 両親に相当大事にされてきたのだろう。同性のアニカから見てもリンの肌は初雪のように白くきめ細やかで美しい。 だが、その美しさとは正反対にリンに決して拭えない穢れた烙印が刻まれてしまった。他ならぬアニカの、取り返しのつかないミスによって。 「………っ」 じわりと涙が浮かぶ。自分より幼い子供が禁忌を犯して歪み、それによって命を拾ったという事実。 崩されたプライドと否定された自分の正義が形となって溢れ出す。 「…………ぅ」 ポタリポタリと青い双眸から滴り落ちる小さな雫がブルーシートに水滴を作る。 天宝寺アニカはプライドが高く勝気な性格であるがそれ以前に思春期になったばかりの繊細な子供。 一時的とはいえ身の安全が確保されて心が小康に保たれたその時、意識しないように目を逸らしてきた傷を自覚する。 それが呼び水になって次々と思い出される生物災害発生後からの辛い記憶。 「リンはおこっているんだよ、アニカおねえちゃん。どうくつでチャコおねえちゃんをいじめたでしょ? チャコおねえちゃんがリンたちをひっぱってたすけてくれているんだから、ひどいことをいったらかわいそうだよ」 大空洞での出来事を相当根に持っているらしい。全身泡塗れになっているリンが怒りをぶつける。 リンにとって守り導いてくれた存在が虎尾茶子。アニカにも自身の手を取り、導いてくれた人達がいる。 それは八柳哉太であり、犬山はすみであり、烏宿ひなたであり、字蔵恵子であり、そして――― 「Ms.ショウコ………」 手が届かず、失ってしまった大切な仲間。たった数時間の間だけど自分達を導いてくれた女性。 数多の凶悪事件に関わって解決してきたアニカだが、彼女の身内が犠牲者になったことはない。 それどころが身内が理不尽な犠牲者になることはないと高を括っていた。 皆で生きて帰れる、と思っていた。 『悲しむな……とは言いません……。ですが、それでも……歩みを……止めないで……』 勝子の今際の言葉がリフレインされる。死に際の穏やかな笑みが浮かぶ。 手が止まり、ブルーシートの上にタオルが落ちる。疲労感と虚脱感が少女の心を覆っていたベールを引き剥がす。 改めて自覚する悲しみ、喪失感、空虚感……。あらゆる感情がごちゃまぜになり、形として、音として表面化する。 「……うぅ、うぅーーーーーーっ…………」 「ど、どうしようどうしよう……!」 目の前で蹲り、声を殺して泣いているアニカにリンは困惑していた。 大きな洞窟の広場でアニカが茶子へ酷い言いがかりをつけていじめたことに腹が立って怒りをぶつけたのだが、泣かせるつもりはなかった。 最早どうでも良くなったパパや調教師のおじさんに慰められることはあっても、年上の子供を慰めた経験などリンにはない。 アニカの身体を洗う手が止まる前も、止まった後もリンはアニカにリンは感情の赴くまま怒りをぶつけていた。 尤も文句の大半はアニカの耳をすり抜けていったが、その事実をリンは知る由もない。 (い、いいすぎたのかな?ひどいことたくさんいったから、アニカおねえちゃんないちゃったんだ……!) 泣かせた相手はリンを謀って「悪いこと」をしようとした大人達とは違う、愛しの王子様ほどではないが自分を慮ってくれたアリス。 宇野和義を殺した時には感じなかった罪悪感がリンの中で湧き上がる。 おたおたと誰かに助けを求めるように視線を彷徨わせながら立ち尽くす。 籠の中で大人達に「飼育」されるばかりだった愛玩少女は悩み、思案する。 (チャコおねえちゃんなら、どうするんだろう……?) 頭に思い浮かぶのはリンを守ってくれた王子様――虎尾茶子。 彼女ならどうしただろう。どうやって慰めてあげられるのだろう。 朝景礼治(パパ)ではなく、茶子にしてもらったことを振り返る。そうすると自ずと答えが出た。 「なかないで、アニカおねえちゃん。リンはおこってないよ。ひどいこといってごめんね」 しゃがみ込み、蹲るアニカの頭を小さな手で優しく撫でる。 陽光に照らされるさらさらとした綺麗な金髪を撫でる度に嗚咽が聞こえ、小さな背中が震える。 白南風が少女達の素肌を優しく撫で、黒と金の髪を揺らす。黒髪の少女は金髪の少女が悲しみを乗り越えるまでいつまでも頭を優しく撫で続けた。 ◆ 「――――Because the vans were blown into my eyes by the wind」 「そっか。目、きちんと洗ったか?」 「Yeah」 相当苦しい言い訳だったが、哉太は心情を慮って納得したフリをしてくれていた。 アニカは茶子の膝に座りフルーツポンチ――子供にだけ特別に出されたデザート――を食べるリンへと視線を向ける。 視線に気づくと上機嫌で茶子にじゃれついていたリンは大人しくなり、気まずそうに目を泳がせた。 無邪気にじゃれついていたリンが急に大人しくなったことに茶子は怪訝な表情を浮かべる。 「リンちゃん、どうしたの?」 「……なんでもない。アニカおねえちゃん、ひとくちあげるね」 「Thanks。そこまで気に病む必要ないわよ、リン」 ずいっとスプーンごとフルーツポンチの皿をアニカの前に差し出す。 アニカにも一応フルーツポンチが出されているのだが、断るとリンが落ち込むことは目に見えているので、好意に甘えて一口食べた。 「…………カナタこそ頬が腫れてるけど、大丈夫なの?」 隣りで缶ジュースを呷っている頬にガーゼを張り付けた助手へと問いかけた。 口内の傷にジュースが染みたらしく痛みに顔を歪めた後、ポリポリと困った表情を少年は浮かべた。 「ああ、これか?これは――――」 ◆ 二人の少女を裏庭へと追い出した後、哉太と茶子は昼食の準備を進めた。 電気とガスが止まっているため、キッチンから土鍋とカセットコンロを取り出して調理を始める。 土鍋を軽くミネラルウォーターで洗浄した後、無洗米を茶子が持っていた鯖味噌煮缶を調味料各種と共に水に浸し、火にかける。 電気が止まった冷蔵庫から四人分のぬるくなったジュースを取り出した後、二人は向かい合って座った。 「……………」 「……………」 姉弟子と弟弟子。八柳流の頂点二人の間に気まずい沈黙が流れる。 つい半日前までは顔を合わせれば互いに軽口を叩き合う仲であったのだが、彼らの師匠である「八柳藤次郎」の凶行により変わってしまった。 「ごめん、茶子姉」 「なんでキミが謝るのさ」 「…………爺ちゃんが、おじさんとおばさんを……」 「……悪いのはあの視野狭窄の老害だ。あたしの方こそ一年前、キミを守れなかった」 「…………あの事件には、茶子姉は関わってなかったんだな?」 「信じてもらえないかもしれないけど、あの時は寝耳に水だったよ……」 「そうなんだ……」 再びの沈黙。互いに懺悔しあったところで沈んだ空気が浮かび上がることはなかった。 藤次郎は山折村の鏖殺という歪んだ思想を掲げ、多くの人間を斬り捨てた。その中には哉太の家族は疎か茶子の家族や浅葱碧のたった一人の肉親も含まれている。 哉太が尊敬する祖父の凶行を止められたのかというと否。見通しの甘さ故に祖父へじめをつけさせることはできず、その結果が仲間の犠牲。 結局、哉太が大切に想っている姉弟子が愚行の尻拭いをする羽目になった。 その後に発覚したのは茶子が生物災害を引き起こした研究所の関係者だったこと。 育んできた強固な信頼にいとも容易く罅が入り、「信じている」という断言から「信じたい」という願望に変わってしまった。 「………………」 短時間の間に起きた数多の衝撃。両親を失い、友人が犠牲になり、多くの人間が殺された。対して、自分は何もできなかった。 不愛想に振る舞って強く見せかけてきた鍍金が剝がれると、そこから顔を出したのは自尊心が低く「金魚の糞」と蔑まれていた弱い自分。 勝手に溢れ出す暗い感情。心の奥底で渦巻く自責の念。使命感という燃料がほぼ空になった今、無理やり封じ込めてきたものが表面化する。 口を開いて言葉に出せば、そのまま飲み込まれてしまいそうだ。 「茶子姉」 「ん?」 「俺、どうすればよかったのかな?」 つい出てしまった後悔の言葉。「もしも」という呪いが心中を支配する。 床から進水するようにじわじわと自責と言う汚泥が精神を蝕み始める。 虚脱感が支配し、身体から力が抜ける。無力が己を苛む。 もうどうすればいいのか分からなかった。思考が負の坩堝にはまり、深く、深く―――。 「哉くん。顔、上げて」 怠慢な動作で俯いていた顔を上げる。 昏く淀んだ瞳で茶子の顔を見た瞬間、頬に強い衝撃が走った。 時間が経つにつれて弱っていく弟分を見ていられなかった。徹底的に打ちのめされた彼に寄り添い、慰めてあげたかった。 でも、それでは駄目だ。それでは哉太は自分の力で立ち上がることができなくなってしまう。 かつて哉太が自暴自棄になっていた時とは違う。あの時は傍に寄り添わなければ、愛しい彼が壊れてしまいそうだったのだ。 今はあの時とは違う。支えればそのまま寄りかかり、誰かの傀儡になってしまいそうな危うさが見えた。 哉太は強い子だということは茶子が一番理解している。だからこそ自分の足で立てるようになって欲しかった。 例え、彼が歩むその先で最後には自分と敵対する結果になるとしても。 別荘内に鈍い音が響く。殴り飛ばされた少年は強かに背中を打ちつけて小さな呻き声をあげる。 状況を掴めていない彼の胸倉を掴み、背後の壁へとその巨体を押し付ける。 「ぐ……ぁ……茶子姉?」 漸く状況が掴めたのか。底なし沼の様な濁った瞳で茶子の顔を見つめる。 握り締めた拳が震え、爪が食い込んだ掌から血が流れる。 きっと今、自分は美貌を台無しにするような酷い顔をしているのだろうと茶子は思った。 「こうやって断罪されれば満足か!?それとも慰められればキミは良かったのか!?」 「違……う………!」 息苦しそうな否定の呻きを上げる。それにお構いなしに言葉を続けた。 「だったら!今ここで何もせずに腑抜けることが正解か!?違うだろッ!!」 「ガッ……!」 ドンッと力任せに壁に身体を叩きつけた後に哉太の胸倉から手を離す。 圧迫されていた気道が確保され、床に手を付いて少年は咳き込む。 哉太が呼吸を整えたことを確認すると、すぐ傍に置いていた藤次郎の鈍らを鞘から抜いて、彼の眼前へと突きつける。 「顔を上げろ。そして自分が何をするべきか言いな」 大切な彼を睨みつけて殺気をぶつける。初夏とは思えぬ冷えた空間の中で、息を飲み込む音が鳴る。 「さっさと言えよ」 「俺は……」 淀んで生気のなかった瞳に徐々に光が灯る。覇気のなかった声に活力が戻り出す。 「言えッ!八柳哉太ッ!!」 「俺はッ!誰かを助けて事態を収束させるッ!!」 交差する鋭い視線。限界まで張り詰めた空気が漂う。狭い空間の中で鳴る音は壁掛け時計の時を刻む音とぐつぐつと煮える土鍋の音。 「―――なんだ、普通に言えたじゃん」 ふっと殺気を解いて鈍らを納刀する。哉太へと視線を向けると先程の陰りは薄まり、まだ双眸に迷いは残っているものの弱々しかった姿はもう見当たらない。 下手をすると心が折れかねない荒療治であったが、なんとか彼が立ち直ってくれてほっとする。 「茶子姉、俺……」 「そろそろ飯が炊ける時間だ。見てきてよ、哉くん」 「あ、ああ……」 気まずさと罪悪感を誤魔化すため、哉太に言葉を紡がせないように指示を出す。 哉太が土鍋の様子を見ている間にクローゼットに行き、男物と女物、子供用の衣服を取り出した、 「ちゃんと炊けてた。後は蒸らせば……茶子姉、その服は?」 「着替え。ブラウス破いたから外で着替えようと思って。ほい、哉くんもそのだっさい服から着替えて」 「ああ、分かった。というか何で子供用の服があるんだよ」 「来週バザーがあるんだよ。それでリサイクルできそうな古着を集めてこっちで保管してた」 「そっすか……」 矢継ぎ早に言葉を口にしていないと罪悪感で潰れそうになる。 これ以上彼と二人きりでいると謝罪の言葉が口をついて出てしまうだろう。 怨敵とは言え彼の肉親を嬲り殺し、彼を裏切り続けてきた自分に謝って許されるという自己満足を得る資格などない。 「それじゃ、着替えてくる。着替えるついでにちびっ子二人分のデザート適当に作っといて」 そう口に出した後、彼に背中を向けて裏口のドアへと足を進める。 「…………茶子姉」 「…………何?」 ドアノブを回す寸前、背後から聞こえる少年の声。 何事もないように装うため、普段と変わらない、何事もなかったかのような口調で返答する。 「ありがとう、お陰で目が覚めた」 ◆ 「――――炊き込みご飯作る途中で寝そうだったから自分で引っ叩いただけだよ」 「Ah, I see」 いやそれはおかしいでしょ。いくら力が強いからと言って口の中が切れるまで全力でセルフビンタできるの? そもそもアナタの異能はSelf reproductionでしょ。そこそこ時間が経っている筈なのにまだ全快してないのおかしいわよ。 ―――などという内心はさておいて、形だけの納得は示しておいた。 「……………」 デザートを食べながら、チラリとリンを膝の上に載せながら食事を続ける茶子に顔を向ける。 すぐにこちらの視線に気づくと、気まずそうに顔を逸らした。アニカではなく哉太から。 無言で茶子に圧をかけたつもりだが、当の茶子はアニカに対して特に器を止めてないように思えた。 「………哉くん、お替りよそってあげよっか。盛り方は?」 「特盛で」 お替りしようとする哉太に先んじて茶子がリンを膝から降ろしてしゃもじを取る。 茶子がご飯を持っている最中、リンは頬を膨らませて哉太を睨んでいた。 「なあ、アニカ」 「何?」 「俺、リンちゃんに嫌われることした?」 「…………Think for yourself」 何となく面白くなくて、そう返答した。 ◆ 「なるほどね、私の異能は『精神攻撃の無効化と反射』といったところかしら?」 膝ですやすやと寝息を立てるリンに気を配りながら茶子はアニカの推理を聞き、首肯して納得するそぶりを見せた。 昼食をとっている最中、茶子がリンの飲み物にこっそりと砕いた精神安定剤を混ぜて飲ませた結果だ。 食事が終わり、後片付けをしている途中でその効果は発揮され、茶子に眠いと訴え、甘えてきた。 要望に従い、茶子が膝枕をしてぐずるリンを宥めて眠らせた。 リンは未だ善悪の区別化つかない子供。彼女にとっては自分の保護者である虎尾茶子が良し悪しの基準。 茶子が白といえばリンにとっても白。その逆も然り。茶子と己に逆らうものは全て「悪い人」なのである。 その上、彼女の異能も自身に庇護欲を植え付ける魅了――否、洗脳に等しい強力なもの。 故に眠らせた。これから行われるのは会議。場合によっては茶子が不利になることもあるだろう。 その時、リンが暴走して何もかもがご破算にされてしまう可能性が高い。 幸いにも彼女は幼い子供であるため、「ご飯を食べたら眠くなっちゃった」と突然襲ってきた睡魔に何の疑問も持たずに眠ってくれた。 「確かにそれならリンちゃんが私に異様に懐いていた理由にもなるし、筋が通っている分納得もできるわ」 「Suspension bridge effecやimprint effectでアナタに懐いていたことも考えてたけど、不自然な点があったもの。 それは説明したから大丈夫よね?カナタ、確認のためにもう一度話してもらえるかしら?」 「ああ、確か俺達がうさぎちゃんの出した馬に乗って諒吾くんちに向かっていた時、正確には茶子姉に出会った直後だったよな。 茶子姉は暗い表情をしてたけど、リンちゃんはそんな茶子姉を安心させるように手を握っていた。あの時からそんなところまで見ていたのか?」 「Of course。コールドリーディングとホットリーディングは情報収集の基本よ。今回は仕草から推理を行うコールドリーディングだけどね」 ふんと鼻を鳴らして茶子を見やる。アニカの不遜な行動に茶子の片眉がほんの僅かに吊り上がる。 「他にもあったでしょ。カナタ、続きを話して」 「お、おう。リンちゃんと茶子姉が離れた時の表情の違いもあった。茶子姉は安堵した表情を浮かべてたけどリンちゃんは今にも泣きそうな顔してた。 アニカはそこにも違和感を感じていた。アニカ、これでいいんだよな?」 「Yeah、続けて」 「リンちゃんの異能を俺達が実際に受けてみて、確信に変わった。俺が異能を受けた時はメンタルが弱っていたこともあって解除に手間取っていた。 次に茶子姉が受けた時は違う。平然としていたどころか、むしろ逆にリンちゃんの方が今まで以上に茶子姉にべったりとくっついていた」 「That's right。それが決定打になったわ。それでMs.チャコの異能が『Mental attack reflex』だという結論に至ったの。 私が説明してる時は疑わしそうに見ていたから、カナタに説明してもらったの。どう?これで納得してもらえた?」 「…………ええ、『納得』したわ」 アニカと茶子の間の冷え切った空気は周囲に伝染し、哉太は初夏にも関わらず寒気を感じて身を縮こませた。 そんなことも露知らず、リンは茶子の膝で幸せそうな表情で涎を垂らして眠っていた。 「まあ、自分の手札を知れたことはプラスね。感謝するわ、アニカちゃん」 「You're welcome。前置きはここまでにしましょうか」 上面だけの感謝のやり取りが終わり、冷え切った空間はそのままで空気が張り詰める。 「それじゃあ話し合いを始めましょうか」 「Yeah。まずは情報交換ね」 ◆ 「そっちはあの『太った赤ちゃん』と六紋名人が言っていた『隻眼のヒグマ』との戦闘があった、と。犠牲者がゼロだったのは奇跡ね」 「Ms.チャコの方はトリガーハッピーのVice copに捕食した相手に擬態するWild Girl――アナタはクマカイといっていた子とMr.ウノと出会っていたのね」 「そ。あのクソ警官はザコだと油断して痛い目見たけど、クマカイは追い払ったわ。それとロリコン親父はリンちゃんを保護することを優先したわ」 情報交換はスムーズに行われた。共有された情報はVH発生から現在に至るまでの経緯全て。ただ、リンの素性についてだけ、茶子は言葉を濁した。 「銃キチ警官、やっぱりトチ狂ってたのか。あの豚野郎と同類じゃないか……」 「そうね。Cappy shotだとしてもInvisible bulletは脅威よ。それとクマカイの方も危険ね。Ms.チャコ、対策はある?」 「ええ。あの子は人間の姿をしていたけど本質は獣そのものよ。このVHで多少言葉を覚えていたとしても偽物か見分けるのは簡単よ。貴方達なら気づくでしょ? それから、私は貴方達の言った袴田邸に訪れた人達、特に月影夜帳と碓氷誠吾が気になるわ」 「あの二人がか?小田巻サンじゃなくって?」 互いに出会った正常感染者について話し合っている中、茶子から唐突に名前が出された二人。哉太と同様にアニカの頭にも疑問符が浮かぶ。 月影は薬剤師という医療関係者として自分達に真摯な対応をしてくれた。碓氷はリスクを承知で小田巻を庇った気高い理想家な教師だと認識している。 両者ともアニカと哉太は悪い感情を持っていない。むしろ好意的ですらあった。 「まさか、茶子姉―――」 「そんな訳ないでしょ。上っ面だけのクズなんてこっちから願い下げよ」 「…………その信用できないという根拠を聞かせてもらえる?」 勝手に青ざめて勝手にほっと息をつく哉太は放っておき、アニカは問題に切り込む。 探偵少女の問いに暫定危険人物は小馬鹿にするようにふっと鼻を鳴らす。 つい先程の意趣返しのような態度にアニカはむっとする。 「『まず自分を疑え』」 「何よそれ?」 「私の知り合いの言葉よ。出会った時点でお得意のコールドリーディングを使わなかったのかしら? 私の異能を推理したくらい有能なら、視線の動きや声の調子、他の僅かな動きでも彼らの人物像を掴めると思ったんだけど見込み違いだった? それとも、おねむだったから疑うことから始めるのを忘れてたの?」 「~~~~~ッ!」 神経を逆撫でするかのような言い分にアニカは声にできない唸り声を上げて茶子を恨めし気に睨む。 その様子に茶子は心から楽しそうに見返す。 居心地の悪い空気が更に悪化する。なんとか仲裁するために哉太は二人の間に入る。 「お、おい落ち着けよ二人とも。茶子姉はこんなちんちくりん相手に大人げないぞ。 アニカも茶子姉が性格悪いのは伝えたろ?こんなのの陰湿な嫌がらせに付き合ってたら―――」 刹那、ちゃぶ台に立てかけてあった箸置きからフォーク二本が飛び、哉太の頬を掠めた。 一本目はアニカの異能によるもの。哉太の頬のガーゼを剥がして背後の壁にぶつかり、地面に落ちる 二本目は茶子が投擲したもの。もう片方の掠めた頬に一本傷をつけた後に背後の木壁に突き刺さった。 「Why?」「あ"?」 「何でも……ない、です。ごめんなさい……」 仲裁はならず。気の強い女二人の一睨みに少年は身を縮ませた。 「とりあえず話を戻しましょうか。私から見た二人の人物像について話すわね」 「Got it」 「まず一人目は碓氷誠吾。彼はこれまで多くの女性と関係を持ってきたけど、どれも一年以内に破局しているわ。相手側からフラれる形でね」 「That's all?裏付けとしては薄いわ。それくらいのスキャンダルで――」 「浮気とか、彼自身に全て原因があるとしたら?」 その言葉で反論が止まる。修羅場から殺人事件に発展した事件はアニカも推理したことがある。 事件の内の何件かは相手の軽薄さによって殺人事件に発展したケースだった。 容疑者に問題がある場合は被害者に非を擦り付け、被害者に問題がある場合は聞き込みの最中で彼(または彼女)の爛れた話をよく聞いていた。 特に容疑者側に問題があるとする場合は、悪びれずに何食わぬ顔でアリバイを説明するパターンが多かった。 日常なら心底軽蔑するだけで済む話だが、現状ではそうはいかない。甘言で人の弱みにつけ込んで味方にする可能性が高い。 尤も、碓氷清吾が彼女の言う通りの人物像であるのならばの話だが。 「………なあ、茶子姉。なんでそこまで碓氷先生の事を知ってるんだ」 「ああ、それね。何か月か前に合コン(バイキング)で泥酔させた時にゲロと一緒に吐いてくれたのよ」 「…………お代は?」 「払うと思う?」 「…………だよな」 (うーわっ) アニカは内心で茶子の性格の悪さに軽蔑する。同時に茶子に感じるのは違和感。 茶子が碓氷と合コンに行って泥酔させたのは本当だろう。男たちに奢らせて悠々と自宅に帰ったことも確実。 彼女の語る碓氷の人物像にもそれなりの説得力がある。部分的には本当のことを喋っていたと感じる。 その上で言おう。彼女は嘘をついていた。 彼の悪い噂は袴田邸の面々――特にはすみからは聞いたことがない。 気喪杉禿夫のような吐き出す言葉も行動も最悪な存在ならば瞬く間に広まって然るべきだが、同じく新参者の彼の悪評は広まっていない。 茶子は未来人類発展研究所山折村支部の村の出入りを監視する職員。であるのならば就任した碓氷誠吾のことも調べていた筈だ。 茶子は碓氷の悪評を事前に知ってた故に現状で危険視していたという結論に辿り着いた。 「どうしたの?アニカちゃん」 「It's nothing。次はMr.ツキカゲが怪しいと思える根拠を話してもらえるかしら?」 「そうね。彼は総合診療所勤めで人付き合いが全くなくて何を考えているのか分からない人間……といったところかしら」 「全く根拠になってないじゃない」 「最後まで聞きなさい。それで、アニカちゃんは彼を観察して話を聞いたの?」 「………してなかったわ」 「でしょうね。お子様らしくおねむだったものね。スルーしてあげるわ」 茶子の呆れた声にアニカは羞恥と怒りを同時に感じ、顔を紅くして俯いた。 再び冷えた空気に触れた哉太は思わず腹を抑えた。リンは茶子の膝で幸せそうに寝息を立てている。 「二人とも、この村で三人の女性が殺された連続札殺人事件を知っているかしら?」 「………知らないわ。カナタは?」 「俺も初耳だ……」 「でしょうね。哉くんが上京した後の事件だもの。遺体の首には噛みついた傷跡――血を吸った跡があったから吸血鬼が引き起こした事件と言われているわ」 オカルトという風言風語なゴシップに怪訝な表情を浮かべ、茶子に鋭い視線を送る。 アニカにとって月影夜帳はパートナーの哉太を医療従事者として診てくれた大人。 協力者とはいえ目的が掴めない茶子よりかは何倍も信頼ができる。 「……Mr.ツキカゲはHealthcare workerとして事態収束に協力してくれたわ。 ゴシップだけで彼を有罪判定するのは冤罪ではないのかしら?」 「誰も彼が犯人だとは言ってないわよ。聞き取りをしていない以上、注意しろって言ってるの。 こんな異常事態だし素性のしれない人間が突然欲望を剥き出しにしてくる可能性もないわけじゃない。 医療関係者というレッテルやこれまでの善行が免罪符になるとは思わないことね」 「………………Got it」 感情では納得していないが、反論を飲み込んで押し黙る。 他ならぬ茶子が先入観によって重傷を負い、自分達も死にかけた。 月影を除く袴田邸にいた他の面々は信用も信頼もできる。それはアニカ自身が会話をして観察したからだ。 疲労を言い訳に月影と碓氷に対して観察をしていなかったアニカに非がある。そこを詰った茶子を責めるのはお門違いだ。 「だけど言い方ってものがあるんじゃない?」と茶子に対しての苛立ちと不満が溜まり続ける。 「じょ……情報交換はここまでだな。それじゃあ次は今後の――」 「Hang on!カナタ、まだ終わってないわ。まだMs.チャコに聞きたいことが残っているの!」 女同士の言葉の殴り合いが落ち着いたとみて次に進めようとする哉太にアニカは待ったをかける。 冷えた空気に晒され、げっそりとした哉太と薄笑いを浮かべていた茶子が怪訝な表情を浮かべてアニカを見た。 視線が集まったのを確認すると、床に置いたショルダーバッグから有磯邸から拝借した瓶詰を円卓上に置く。 卓上に置かれた『それ』を視認した瞬間、茶子は僅かに顔を強張らせた。 「これはなんだ?」 「…………Mr.ウノから逃げて隠れた家で見つけたスムージードリンクよ」 疑問を口にした哉太が改めて茶子の表情を伺うと彼女の違和感に気づく。 その正体を茶子に研いだ出す間にアニカが口を開いた。 「これはチャービルやサフランといった高級ハーブをブレンドしたスムージードリンク。 Millionaireの間では密かなブームになっている高い疲労回復効果のあるドリンクなの。 会員制のサイトでしか取り扱ってなくて実物を知るまで単なる噂としか私も思ってなかったわ」 「じゃあ、これは……」 「そう。たまたま転がり込んだ家がOrder sourceだとは思ってなかった。あったのは賞味期限が一年前のこれだけだったけどね。 発注書もあったけど持ってこれなかったのは私のミス。でもShipping addressに山折村の住所、それも怪しいところがあったから覚えておいたわ」 「…………例えば?」 「診療所の裏手、アサノ雑貨店、High school近くのPublic square裏手。個人発注者で言えばMr.コロシアイ、Mr.アサカゲ―――」 「――――分かった。いいよ、あたしの負けだ」 アサカゲという名前を出した瞬間、茶子は悍ましい程酷薄な笑みを一瞬浮かべ、すぐに感心したようなへにゃっとした笑顔を浮かべて軽く両手を上げた。 女言葉も同時に止めていたことから少し乱暴な口調が彼女の素なのだろう。 スムージードリンクについては思い切り嘘をついた。村に固執する彼女としては哉太にこれ以上、村を嫌いにならないで欲しかったのだろう。 茶子を慮ってではない。恩を売り、情報を少しでも引き出しやすくするためだ。 「茶子姉もこれ、飲んでいるのか?」 「飲むわけないじゃん、こんなクソまずそうなやつ」 このやりとりで少なくとも茶子はアニカに対する心象を改めたようだ。明らかに砕けた口調で哉太と会話をする。 話の内容察するに彼女は麻薬売買を知っていたが関わってはいない。歪みとやらの撲滅を狙っていた彼女は『これ』も秘密裏に潰すつもりだったに違いない。 リンに対する女口調は教育上、汚い言葉はよろしくないと茶子自身が判断したからと推察できる。 まあ、だからといってアニカ個人が茶子への心象を回復させたわけではないのだが。 「いいよ、アニカちゃん。どうせ方針を話し合う前に離すつもりだったし。教えてあげる」 茶子は立ち上がるが否やクローゼット近くまだ歩くと床下を開き、カチカチと金庫のダイヤルロックを回す音を鳴らす。 ガコンと鉄の重音の後に茶子はそこから何かを取り出す。金庫らしきものと床下の収納庫を閉じると戻り、ちゃぶ台の上に何かを置く。 「これは……カード、でいいのかしら?」 「うん。これは研究所職員に配布されているIDパス。あたしはバイトとは言え汚れ仕事をやっている業者だしレベル2のカードキー渡された」 「そりゃそっか。L1とL3は?」 「L1は何も知らない下っ端。L3は研究所に頭までどっぷりつかった連中用だ。誓約書を書いて個人情報の大半を渡せば日常生活に戻れるのはL2までだね」 平然と言い放つ。研究所に関わったら最後、生涯彼らに命を狙われるというリスクが付き纏う。 茶子はこのリスクを飲み込んで研究所と関わっていたのだろう。彼女自身が歪んでいるとはいえ、恐ろしい執念だと戦慄する。 「それで、このクソまずスムージーの発注先だったね。 まず浅野雑貨店はあたしら汚れ仕事専門のバイトの詰め所。情報持ってる店主はクソで品揃えもクソ。店主がどこほっつき歩いてるが分からない以上寄る価値なし。 診療所裏は第一研究所の緊急脱出口。メインで実験が行われたとするならばそこだ。あそこに侵入するには必ずIDパスが必要になる」 ごくりと息を呑む。事態収束の糸口を漸く掴んだ。 現在地からは相当離れているがカードキーが手に入った以上、すぐにでも向かうべき場所だ。 「―――広場裏が資材管理棟。管理事務所の隠し扉にL2パスで起動する地下行きのエレベーターがある。キミたちは資材管理棟の調査に行って欲しい」 虎尾茶子の依頼は諸悪の根源たる第一実験棟の調査ではなく、ここから近い資材管理棟の調査。 疑問を一瞬だけ感じたが、すぐに答えへと辿り着く。 「そこに、何かがあるんだな」 自分が答える前にパートナーの剣士が言葉にする。 茶子の答えは肯定。神妙な面持ちで首肯した。 「そう。第一実験棟に行けばヤマオリ・レポートなんて目じゃないほどの情報が山ほどあるだろう。 どのような手段にせよ、そこに向かって解決の糸口を探すのが一番手っ取り早い」 「でも、それだけじゃ駄目ってことね」 「…………どういうことだ?」 女王を殺すかウイルスへの対抗策を見つけるためには、全員で第一実験棟に向かった方がいい筈だ。 哉太の疑問に答えるためにアニカが口を開く。 「何でdestruction of evidenceのために特殊部隊が派遣されたと思う? 彼らが派遣されたことを私達が認知した以上、事態を収束させても正常感染者が皆殺しにされる可能性があるわ」 「思考停止して女王を殺せば解決すると思いこむなんざ愚の骨頂だ。研究所連中の裏をかかなきゃ未来は真っ暗」 最悪の可能性を口にして身が竦む思いがした。哉太も同様に顔を強張らせる。 「その鍵が資材管理棟にあるかも知れないってことだな?」 「うん。研究所連中にも方針に反感を持っている人間がいてね、そいつが管理されている部屋が資材管理棟にある」 「管理って……人間をモノ扱いなの?!」 「そ。情報を外に持ち出した以上、彼は裏切り者だ。知的財産泥棒による誘拐っていう情状酌量があったから生かされている。 あたしは彼の窓口だ。診療所までの送迎や必要物資の提供を行っていた。ま、研究所にもムカつくところがあったから敢えて見逃していた所もあったけどね」 しれっと研究所への反感を口に出す茶子。現状ならともかくそれ以前から嫌悪感を持っていた理由が分からない。 隣りの哉太を見ると妙に納得した顔をしていた。何故か何となく苛立ちを感じた。 「それで、彼の名前は?」 「彼の名前ね。それは―――」 ――――未名崎、錬。 ◆ 『必要になりそうな物、揃えておいたよ。後で確認してね』 『ああ』『All right』 『それと、お弁当作っておいたよ。長丁場になるから途中で食べな』 『Thanks。それでMs.チャコはこれからどうするの?』 『あたしは別にやることがある。リンちゃんを連れて袴田邸に行った後、寄り道をして最終的には診療所に向かうとする』 『なあ茶子姉。爺ちゃんに言ってた祭りの目的とか土着信仰とか気になってたんだが』 『ああ、それね。村ができたきっかけが碌でもないものでしたっていう与太話だよ。爺はそれで村が傾くとか思ってたらしい。 まったく、価値観がアップデートされてない老害ほど迷惑なもんはないよね』 『私からも最後に良い?』 『手短にね』 『――――青い髪の、ハルカっていう女性を知っているかしら?』 『アニカ、それは……!』 『―――残念だけど、知らないね』 ◆ 均され、舗装された林道を一台の自転車が疾走する。 操縦者は黒い髪の少年、八柳哉太。リアキャリアに乗る少女は天宝寺アニカ。 帽子が飛ばされないように異能で押さえながら、振り落とされないように必死で哉太にしがみつく。 棚引く長い金髪は追走する一条の光のよう。 「…………カナタ」 「舌噛むぞ。何だ?」 「Ms.チャコは、Ms.ハルカの事を知っている可能性が高いわ」 「…………そうか」 ハンドルを握る哉太の手に一層強く力が籠められる。 「カナタ、もしかするとMs.チャコは的になるかもしれない」 「…………その時は、俺が何としてでも止める」 翻弄されて揺蕩うばかりであった探偵と助手。 それでも激流に流されるばかりではない。苦悩に耐えて漸く歩き出す。 光明か、暗雲か。彼らの行きつく先は未だ知れず。 【B-7/森林地帯・林道/一日目・日中】 【八柳 哉太】 [状態]:異能理解済、左耳負傷(処置済み・再生中)、疲労(中)、精神疲労(中)、悲しみ(大)、喪失感(大)、マウンテンバイク乗車中 [道具]:脇差(異能による強化&怪異/異形特攻・中)、打刀(異能による強化&怪異/異形特攻・中)、双眼鏡、飲料水、リュックサック、マグライト、マウンテンバイク [方針] 基本.生存者を助けつつ、事態解決に動く 1.アニカを守る。 2.資材管理棟へ向かい、「未名崎錬」から情報を得る。 3.ゾンビ化した住民はできる限り殺したくない。 4.いざとなったら、自分が茶子姉を止める。 5.念のため、月影夜帳と碓氷誠吾にも警戒。 [備考] ※虎尾茶子と情報交換し、クマカイや薩摩圭介の情報を得ました。 ※虎尾茶子が未来人類発展研究所関係者であると確認しました。 ※リンの異能及びその対処法を把握しました。 ※広場裏の管理事務所が資材管理棟、山折総合診療所の地下が第一実験棟に通じていることを把握しました。 【天宝寺 アニカ】 [状態]:異能理解済、疲労(小)、精神疲労(小)、悲しみ(大)、虎尾茶子への疑念(大)、決意、マウンテンバイク乗車中(二人乗り) [道具]:殺虫スプレー、スタンガン、八柳哉太のスマートフォン、斜め掛けショルダーバッグ、スケートボード、ビニールロープ、金田一勝子の遺髪、ジッポライター、研究所IDパス(L2)、コンパス、飲料水、登山用ロープ、医療道具、マグライト、ラリラリドリンク、サンドイッチ [方針] 基本.このZombie panicを解決してみせるわ! 1.資材管理棟で情報をGetするわよ。 2.「Mr.ミナサキ」は無事かしら? 3.あの女(Ms.チャコ)の情報、癇に障るけどbeneficialなのは確かね。 4.やることが山積みだけど……やらなきゃ! 5.リンとMs.チャコには引き続き警戒よ。一応、Mr.ウスイとMr.ツキカゲにもね。 6.私のスマホはどこ? [備考] ※虎尾茶子と情報交換し、クマカイや薩摩圭介の情報を得ました。 ※虎尾茶子が未来人類発展研究所関係者であると確認しました。 ※リンの異能を理解したことにより、彼女の異能による影響を受けなくなりました。 ※広場裏の管理事務所が資材管理棟、山折総合診療所が第一実験棟に通じていることを把握しました。 ◆ 見る影もない程崩れ去った山折神社。そこに魔を払う宝剣――実際には鳥獣慰霊祭に使われる儀式用の件――が奉納されていた祭具殿の前に茶子は立っていた。 「…………」 宝剣が飾られていた背後の壁が別の木材で作られている。学生時代、茶子がはすみの家に来た時から違和感を感じていた。 指摘しようとしても、怪しまれると感じて追及するのを止めていた。 この異常事態がなければ誰もが厳かな雰囲気に吞まれてしまい、謎を暴くのを止めると思う。 恐らくこの違和感に気づいて暴く例外があるとすれば、探偵か、特殊部隊か、特務機関や諜報機関のエージェントくらいであろう。 腰から頑強な鈍らを抜いて、一閃。木製の壁は二つに分かれ、隠し通路を暴いた。 奥はつい数時間前に訪れたように仄かな明かりが漏れており、歪な神聖さを感じる。 半分になった壁を乗り越え、奥へと突き進む。 しばらく歩いた後、そこには小さな影一つ。 「……………即身仏か」 陰陽師と思われる式服を纏った小さな木乃伊。それに抱えられる小さな宝箱の様な箱。 崩れないように丁寧に箱を木乃伊から取り出す。 鍵穴らしき場所にピッキングツールを差し込んで動かす。想像以上に呆気なく箱が開いた。 中にあったのは、一冊の羊皮紙写本。十世紀以上時間が経過したとは思えない程整っていた。 何気なく、ペラペラと頁を捲り、流し読みをすると―――。 「――――ふ」 口角を吊り上げ、嗤う。 ◆ 「チャコおねえちゃーん!まってたよー!」 「おっと、ごめんね。待たせちゃった」 ハーフパンツ姿の少女――茶子の古着に着替えたリンが茶子の胸に飛びついた。 胸に頭をグリグリと押し付けて甘えるリンの頭をめい一杯撫でる。 哉太達と別れた後、眠るリンを背負って、山折神社まで戻ってきた。 祭具殿のカーテンを簡易的な毛布としてリンにかけた後、書き置きを残したのだ。 「アニカおねえちゃんとカナタおにいちゃんは?」 「二人は別のお仕事があるから別れたのよ」 「そっか。ねえチャコおねえちゃん」 「なあに?」 「リンのこと、たいせつ?」 「ええ、大切よ」 「そっか、カナタおにいちゃんたちよりも?」 「同じくらい大切よ」 「…………そっか」 取り留めのない会話をしながらリンを背負って駐車場へと足を進める。 倒れているスクーターの中から自分のもの――数日前に置きっぱなしにしていたもの――を見つけて起こす。 リンにヘルメットを被せて落ちないように補助ベルトを着ける。茶子もヘルメットを着けて、スクーターのエンジンを吹かす。 「リンちゃん。お話してあげよっか?」 「ききたーい!」 元気よく答えるリンに思わず笑みを零す。 この子は過去の写し鏡。名も知らぬ誰かに救われたという自分のIF。 リンは自分のようになって欲しくない。本心から茶子はそう思う。 これからの彼女には「ああ、そんな話もしてくれたっけ」という程度の思い出になるかも知れないけれど。 山折村の民話に羊皮紙写本に記された『降臨伝説』の真実を付け加えてアレンジした話を聞かせてあげよう。 「昔々、この村には名前がなくなって「巣くうもの」なってしまったお化けがおりました。 そのお化けは元々、村に昔から住んでいた巫女さんだったのです。巫女さんは天国に行けず、たくさんのお化けが集まって名前も忘れてしまいました」 「かわいそう……。ねえ、チャコおねえちゃん、そのみこさんのなまえはなあに?」 「その名前は――――― いのり。『隠山祈(いぬやまのいのり)』っていうの」 【A-4/山折神社・駐車場/一日目・日中】 【虎尾 茶子】 [状態]:異能理解済、精神疲労(小)、山折村への憎悪(極大)、朝景礼治への憎悪(絶大)、八柳哉太への罪悪感(大)、スクーター乗車中 [道具]:ナップザック、長ドス、木刀、マチェット、医療道具、腕時計、八柳藤次郎の刀、スタームルガーレッドホーク(5/6)、44マグナム弾(6/6)、包帯(異能による最大強化)、ガンホルスター、ピッキングツール、飲料水、アウトドアナイフ、羊紙皮写本、スクーター、ヘルメット、他にもあるかも? [方針] 基本.協力者を集め、事態を収束させ村を復興させる。 1.有用な人材以外は殺処分前提の措置を取る。 2.一先ず袴田邸に向かい、使える人員が残っていれば手駒にする。 3.寄り道をした後に山折総合診療所へ向かう。 4.八柳哉太と天宝寺アニカを資材管理棟へ派遣し、情報を集めさせる。 5.リンを保護・監視する。彼女の異能を利用することも考える。 6.未来人類発展研究所の関係者(特に浅野雅)には警戒。 7.朝景礼治は必ず殺す。最低でも死を確認する。 8.―――ごめん、哉くん。 [備考] ※未来人類発展研究所関係者です。 ※リンの異能及びその対処法を把握しました。 ※天宝寺アニカらと情報を交換し、袴田邸に滞在していた感染者達の名前と異能を把握しました。 ※羊皮紙写本から『降臨伝説』の真実及び『巣食うもの』の正体と真名が『隠山祈(いぬやまのいのり)』であることを知りました。 ※神社から何かを持ち出したのかもしれません。 【リン】 [状態]:異能理解済、健康、虎尾茶子への依存(極大)、スクーター乗車中(二人乗り)、 [道具]:メッセンジャーバッグ、化粧品多数、双眼鏡、缶ジュース、お菓子、虎尾茶子お下がりの服、子供用ヘルメット、補助ベルト、御守り、サンドイッチ [方針] 基本.チャコおねえちゃんのそばにいる。 1.ずっといっしょだよ、チャコおねえちゃん。 2.かぜがきもちいー! 3.チャコおねえちゃんのおはなしをきく。 4.うそつきおおかみさんなんてだいっきらい。 5.またあおうね、アニカおねえちゃん。 6.チャコおねえちゃんのいちばんはリンだからね、カナタおにいちゃん。 [備考] ※VHが発生していることを理解しました。 ※天宝寺アニカの指導により異能を使えるようになりました。 101.第二回定例会議 投下順で読む 103.研究所へ 時系列順で読む ヤマオリ・レポート 虎尾 茶子 巣食う影 リン 天宝寺 アニカ Z計画の全容及びそれに伴う世界の現状について 八柳 哉太
https://w.atwiki.jp/mainichi-matome/pages/6456.html
サンデー毎日 5月8日・15日合併号 関連ページ サンデー毎日 5月8日・15日合併号 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事186 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/ms/1301734893/419-420 2ページ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 東宝配給 全面カラー 8ページ ピーアークpresents幕張メッセどきどきフリーマーケット2011 全面カラー 12ページ 石油連盟(石油連盟会員会社:出光興産、コスモ石油、昭和シェル石油、JX日鉱日石エネルギー 極東石油工業株式会社 東燃ゼネラル石油株式会社 三井石油株式会社 東亜石油株式会社 昭和四日市石油株式会社 鹿島石油株式会社 太陽石油株式会社 富士石油株式会社 エクソンモービル有限会社 西部石油株式会社 会友:キグナス石油株式会社)全面PR 13ページ 石油連盟 全面PR 14ページ 石油連盟 全面PR 15ページ 石油連盟 全面PR 16ページ 星守る犬 東宝配給 全面カラー 20ページ 第一薬産株式会社 28ページ 毎日新聞社 全面PR 40ページ 毎日新聞社 45ページ 日本財団 47ページ セネファ株式会社(発売元) せんねん灸株式会社(製造販売元) 56ページ 第40回サンデー毎日学生書道コンクール 全面PR 57ページ 第40回サンデー毎日学生書道コンクール 全面PR 63ページ 第11回毎日新聞社インターネットによる高校生小論文コンテスト //mainichi.jp/sp/ronbun/ 4分の3PR 第16回「豊かで住みよい国づくり」フォトコンテスト cprahp.com/ 4分の1 75ページ 大阪桐蔭中学校高等学校 78ページ 山手学院中学校・高等学校 79ページ 帝京大学中学校・高等学校 80ページ 八王子学園八王子中学校八王子高等学校 108ページ ★三井住友銀行 三井住友フィナンシャルグループ 全面PR ★ 113ページ 第三文明社 116ページ IBC www.ibc-j.co.jp 全面PR 117ページ えこる目白店 www.e-eco.jp 全面PR 118ページ エスエスアイ富士菱 www.fssi.co.jp 全面PR 119ページ 中央パッケージング工業 www.c-p-k.co.jp 全面PR 129ページ 新潮社 136ページ チヨダ 靴 www.bio-fitter.jp、百年住宅西日本(山口市)、SANYO SHOKAI C.R.DPT、 (株)アンターク本舗、人形町 田酔 www.densui.net 全面PR 153ページ 毎日新聞社 全面カラー 154ページ 毎日検定バンク 全面カラー 156ページ 石亭 www.sekitei.co.jp 全面カラー 157ページ 石亭 www.sekitei.co.jp 全面カラー 158ページ 不動産創研株式会社 www.resort117.com 全面カラー 165ページ らでぃっしゅぼーや カラー 167ページ 興和株式会社 興和新薬株式会社 全面カラー 168ページ ONOFF onoff.globeride.co.jp 全面カラー 極東石油工業株式会社 千葉県市原市千種海岸1番地 http //kpi.co.jp/ 東燃ゼネラル石油株式会社 東京都港区港南一丁目8番15号 http //www.exxonmobil.com/Apps/Tonengeneral/index.html 三井石油株式会社 東京都千代田区内幸町1-3-1 幸ビル https //www.mogc.co.jp/ 東亜石油株式会社 神奈川県川崎市川崎区水江町3番1号 http //www.toaoil.co.jp/ 昭和四日市石油株式会社 三重県四日市市塩浜町1番地 http //www.showa-yokkaichi.co.jp/ 鹿島石油株式会社 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 http //www.kashima-oil.co.jp/ 太陽石油株式会社 東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル15F http //www.taiyooil.net/ 富士石油株式会社 東京都品川区東品川2-5-8 天王洲パークサイドビル http //www.foc.co.jp/ エクソンモービル有限会社 東京都港区港南一丁目8番15号 Wビル http //www.exxonmobil.com/Japan-Japanese/PA/default_main.aspx 西部石油株式会社 東京都千代田区神田美土代町7番地(神田第二中央ビル) http //www.seibuoil.co.jp/ キグナス石油株式会社 東京都中央区八重洲2-8-1 日東紡ビル7階 http //kygnus.jp/ 八王子学園八王子中学校 http //www.hachioji-js.com/top/index-javatest6A.html 三井住友フィナンシャルグループ 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 http //www.smfg.co.jp/ 株式会社 第三文明社 東京都新宿区新宿1-23-5 http //www.daisanbunmei.co.jp/ 株式会社IBC 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシア12F http //www.ibc-j.co.jp/ えこる(靴内環境歩行改善協同組合) 東京都北区中里1-6-7 http //e-ecol.jp/ エスエスアイ富士菱株式会社 山梨県甲府市南口町1番4号 http //www.fujibishi.com/(掲載されていたURL www.fssi.co.jp) 中央パッケージング工業株式会社 大阪府八尾市久宝園1丁目82番地の2 http //www.c-p-k.co.jp/ 百年住宅西日本株式会社 山口県山口市嘉川3471番地1 http //www.wpc100.co.jp/ 株式会社三陽商会(SANYO SHOKAI C.R.DPT) 東京都港区海岸一丁目2番20号汐留ビルディング(21階~24階) http //www.sanyo-shokai.co.jp/ 人形町 田酔 東京都中央区日本橋人形町1-7-6 HSビル2F http //www.densui.net/ 石亭 http //www.sekitei.co.jp/ あたみ石亭 静岡県熱海市和田町6-17 http //www.sekitei.co.jp/atami/ 桜岡茶寮 静岡県熱海市和田町6-17 http //www.sekitei.co.jp/sakura/ 鬼の栖 静岡県伊豆市修善寺1163 http //www.sekitei.co.jp/oni/ ゆがわら石亭 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上261 http //www.sekitei.co.jp/yugawara/ 不動産創研株式会社 東京都港区浜松町1-19-9 http //www.fudosansoken.co.jp/ ONOFF http //onoff.globeride.co.jp/ グローブライド株式会社(ONOFF) 東京都東久留米市前沢3-14-16 http //www.globeride.co.jp/ 関連ページ 2011年1月- 6月 毎日新聞に広告を出していた企業
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/1002.html
<no image...> プ「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」 冠&晶「え?あれ!?あれぇーーー!!??」 プ「ピングドラムを手に入れるのだ!!!」 (冠葉&晶馬、プリンセス・オブ・ザ・クリスタル/TVアニメ・第1話ほか) <リンク集> 位置づけとしては「教科書・参考書」。 輪るピングドラム(公式):http //penguindrum.jp 輪るピングドラム(MBS公式):http //www.mbs.jp/penguindrum Wikipedia輪るピングドラム <作品概要> <◆基本情報> 本ページの対象作品輪るピングドラム(TVアニメ) <◆主要人物> TVアニメ ※登場初期ベースの情報を記載。ネタバレを含む内容は、回想総集編参照。 メインメンバー高倉冠葉[たかくら かんば](声:木村昴):主人公1。高倉家三兄妹の長男。 高倉晶馬[たかくら しょうま](声:木村良平):主人公2。高倉家三兄妹の次男。 高倉陽毬[たかくら ひまり](声:荒川美穂):主人公3。高倉家三兄妹の末の妹。不治の難病に冒されている。プリンセス・オブ・ザ・クリスタル:陽毬が皇帝ペンギン帽を被った時に出現する、謎の別人格。 荻野目苹果[おぎのめ りんご](声:三宅麻理恵):(準・主人公4)。櫻花御苑女子高校の2年生。高倉三兄妹と深い交流を持つ。多蕗ラブ。 多蕗桂樹[たぶき けいじゅ](声:石田彰):高倉兄弟の担任。荻野目家と深い付き合いがある。 時籠ゆり[ときかご ゆり](声:能登麻美子):サンシャニー歌劇団の人気女優。多蕗の恋人。 夏芽真砂子[なつめ まさこ](声:堀江由衣):夏芽HDの現社長。冠葉に浅からぬ縁がある。 渡瀬眞悧[わたせ さねとし](声:小泉豊):陽毬の前に度々姿を現す、謎の多い人物。 ペンギンペンギン1号(声:木村昴):冠葉のペンギン。エロ大王。 ペンギン2号(声:木村良平):晶馬のペンギン。色気より食い気。 ペンギン3号(声:荒川美穂):陽毬のペンギン。家庭的。 エスメラルダ(声:堀江由衣):真砂子のペンギン。1号を追い回す。 その他(高倉家)高倉剣山[たかくら けんざん](声:子安武人):高倉三兄妹の父親。 高倉千江美[たかくら ちえみ](声:井上喜久子):高倉三兄妹の母親。 池部の叔父さん(声:田中秀幸):高倉三兄妹の叔父。 その他(夏芽家)夏芽マリオ(声:荒浪和沙):真砂子の弟。 夏芽左兵衛(声:坂巻亮祐):真砂子、マリオの祖父。夏芽HDの創業者。 連雀(声:中原麻衣):夏芽家の女性執事。 その他(荻野目家、多蕗家、時籠家)荻野目桃果[おぎのめ ももか](声:豊崎愛生):苹果の姉、11年前に他界。全ての鍵を握る人物。 荻野目聡[おぎのめ さとし](声:立木文彦):苹果の父親。 荻野目絵里子[おぎのめ えりこ](声:深見梨加):苹果の母親。 多蕗の母(声:久川綾):ピアニスト。才能のある子が大好き。 ゆりの父(声:内田直哉):天才彫刻家。美しいものが大好き。 その他(友人、同僚など)久宝阿佐美(声:早見沙織)、唯(声:松嵜麗)、千鶴(声:阿久津加菜):冠葉の元カノ。「髙倉冠葉恋愛被害者の会」会員。 山下洋介(声:坂巻亮祐):晶馬の級友。要所でいい働きをする。 伊空ヒバリ(声:渡部優衣)、歌田光莉(声:三宅麻理恵):陽毬の昔の友人。ピンク髪がヒバリ、青髪が光莉。 藤代万里(声:山村響)、柏木雪菜(声:生田善子):苹果の級友。万里がショート、雪菜がガングロ。 結城翼(声:朴璐美):ゆりの同僚。サンシャニー歌劇団の男役。 シラセ(声:岩崎愛)、ソウヤ(声:高城元気):眞悧につき従う少年2人組。 鷲塚(声:屋良有作):陽毬の担当医。 <◆使用楽曲> <TVアニメ>OPテーマ(1):ノルニル / やくしまるえつこメトロオーケストラ [1-14話] OPテーマ(2):少年よ我に帰れ / やくしまるえつこメトロオーケストラ [15話-23話] EDテーマ(前期1):DEAR FUTURE / coaltar of the deepers [1-9話・11-12話] EDテーマ(前期2):DEAR FUTURE feat.Yui Horie / 堀江由衣 [10話] EDテーマ(後期1):灰色の水曜日 / トリプルH [9話挿入歌・13話・15話・18話] EDテーマ(後期2):Bad News 黒い予感 / トリプルH [14話・17話] EDテーマ(後期3):イカレちまったぜ!! / トリプルH [16話] EDテーマ(後期4):HIDE and SEEK / トリプルH [19話] EDテーマ(後期5):Private Girl / トリプルH [20話] EDテーマ(後期6):魂こがして / トリプルH [21話] EDテーマ(後期7):朝のかげりの中で / トリプルH [22話] EDテーマ(後期8):HEROES~英雄たち / トリプルH [23話] 劇中歌・挿入歌ROCK OVER JAPAN / トリプルH [1話ほか] ダディーズ・シューズ / トリプルH [5話] Mの悲劇 / 時籠ゆり [7話ほか] <◆シナリオ> イベント時系列表輪るピングドラム 回想総集編ネタバレ注意。詳しくは後述。 第1部(※管理人による便宜上の分類)1st station 運命のベルが鳴る 2nd station 危険な生存戦略 3rd station そして華麗に私を食べて… 4th station 舞い落ちる姫君 5th station だから僕はそれをするのさ 6th station Mでつながる私とあなた 7th station タマホマレする女 8th station 君の恋が嘘でも僕は 9th station 氷の世界 10th station だって好きだから 11th station ようやく君は気がついたのさ 第2部(※管理人による便宜上の分類)12th station 僕たちを巡る輪 13th station 僕と君の罪と罰 14th station 嘘つき姫 15th station 世界を救う者 16th station 死なない男 17th station 許されざる者 18th station だから私のためにいてほしい 19th station 私の運命の人 20th station 選んでくれてありがとう 21st station 僕たちが選ぶ運命のドア 22nd station 美しい棺 23rd station 運命の至る場所 24th station 愛してる(Fin) <関連情報、その他雑感> <◆関連情報>輪るピングドラム 回想総集編本編で登場する回想(Flash back)を総ざらいしながら、物語の推移を時系列で確認。 管理人が作品の復習目的で作成したもの。本編の核心に触れるネタバレ情報を一切自重していないため注意。 <◆管理人一押しポイント> ◆TVアニメ ・一押しの見どころ 全篇の構成~1話毎に、薄皮を剥ぐように明らかになる真相 ・最もお気に入りのキャラクター (男)カンちゃん(女)荻野目苹果(番外)ペンギントリオ(→カルテット) <◆鑑賞記録> 2010年5月以降に鑑賞した分。◆TVアニメ(2012/1視聴完了)
https://w.atwiki.jp/nicosangokushi/pages/1002.html
[部分編集] 斎藤龍興豪商記~たつおきくンのあきンどにっき~解説 http //www.nicovideo.jp/watch/sm14397773 使用ゲーム 太閤立志伝V シナリオ・担当勢力 昇龍の章(1568年) 斎藤龍興 シナリオの設定 - 動画形態 紙芝居あり 登録武将 紙芝居のみ 史実武将の扱い 変態方面には過度のキャラブレイクなし 縛り なし 投稿時期 2011年5月8日~10月1日(完結、全24回) 投稿者名 じゃが マイリスト 斎藤龍興豪商記 関連タグ たつおきくンのあきンどにっき ニコニコ大百科 - 関連サイト なんと?! ら ニコ証 - 備考 前作→ ナントラ!氏真公はカリブの大統領 [部分編集] 簡単な解説 斎藤龍興で商人プレイという、ありそうでなかったところをついてみたらしき動画。 聞くところによれば、竹中半兵衛の憂鬱を視聴して感動したのが作成のきっかけだったとか。 [部分編集] ものがたり ある日突然、「織田を経済的に苦しめるために商人になれ」といわれた斎藤龍興。 なんだかんだあって堺の町の天王寺屋に奉公することになる。 果たして、龍興は天下一の商人になれるのか? そして日本の運命は? [部分編集] 主な登場人物紹介 (あまり歴史に詳しくない知り合いから、「史実での立場と動画内での立場を両方書いてくれるとありがたい」といわれたので 史実での立場についても言及しております、ご了承ください) 主人公と、その部下たち 斎藤龍興 +この動画の主人公。 史実では美濃(今の岐阜県)を追われた後、打倒信長に執念を燃やし、越前(今の福井県)で散ったのだが この動画では願証寺証恵からの密命で堺の町で天下一の豪商を目指すことに。 他の動画では暗愚だったり自由奔放だったり様々に描写されているからか、この動画でも割とフリーダムな行動を取っている。 己の力量を過大評価することなく、人の言うことに耳を傾け、よいと思ったことをすぐに実践する。 第13話で長浜支店の支配人に就任。第14話でくノ一と結婚。 第15話で、のれん分けによって独立し「星龍屋」を立ち上げる。 第18話で念願の海外渡航に成功。 淀屋常安 +龍興の最初の部下。 史実では大阪発展に大きく寄与した豪商。 この動画では下間頼廉の紹介で龍興の部下となる。 態度がツンデレっぽい。おつきのメイドは「真明寺凛」である。 西川仁右衛門 +龍興の二人目の部下。 史実では近江八幡で店を構え、今の「ふとんの西川」の祖となった人物。 この動画では道頓先生の教え子で、既に布団と蚊帳の行商で名をなしていたが更なる躍進を求めて業務提携という形で龍興の部下となる。 行商のエキスパート。おつきのメイドは「風冬しずね」である。 大久保長安 +龍興の三人目の部下。 史実では天下の総代官と呼ばれるも、死後に財産没収され一族郎党抹殺という悲惨な目にあった人物。 この動画では、ふとしたことから龍興と知り合い、友情を深めたことが縁で部下になる。 猿楽を得意とするのだが、本物のサルを使うためにどう見ても猿回しにしか見えない演芸を持ちネタとする。 おつきのメイドは「獅子王院姫」である。 増田長盛 +龍興の四人目の部下。 史実では五奉行のひとりとして豊臣家の財政を担っていたが、積極的な行動をしなかったことなどから改易、のちに自害を命じられる。 この動画では「聖徳太子に仕えていた忍者の末裔」という設定で登場。 屋敷にいながら全国各地の情報を手に入れられる情報網を作り上げるも、自らを「月の運勢」と称し、太陽の運勢を持つ者を待っていた。 その後、屋敷にやってきた龍興を「天に昇る龍」と考え、部下になる。 ゲーム内でも、宝物販売は苦手だが特産品調査は得意である。 なお、配下に忍者のユーニスがいる。 角倉了以 +龍興の五人目の部下。 史実では京都の水運発展に大きく寄与した豪商。 この動画では、名家の若き跡取りとして登場。優秀っぽいが若いために軽い言動もある。 メイドとしてハガル(白銀のソレイユの登場キャラ)が仕えている。 今川氏真 +龍興の六人目の部下。 史実では戦国大名としての今川家最後の当主。 この動画では、京で隠居しようとしていたところを龍興にスカウトされて部下になる。 非常にポジティブシンキングでチャレンジブルな性格。 朝比奈泰朝 +龍興の七人目の部下。 史実では衰退する今川家を支えた究極忠臣。 この動画では、北条からの残留希望を蹴って氏真についていくことを誓い 氏真が龍興によって商人の道を歩むことに決めたので、共に商人になることに。 ここでも生真面目な性格っぽい。 一条兼定 +龍興の八人目の部下。 史実では土佐一条家を支えようと奮戦したものの、長宗我部の前に敗れ去った人物。 残された長宗我部の資料に悪いことしか書かれてなかったため、暗愚の代名詞にされてしまっている人。 この動画では、キリシタンの洗礼を受けて信仰の道に生きようとしていたところを龍興にスカウトされる。 わりとポジティブシンキングでチャレンジブルな性格。おつきのメイドは琴乃宮雪。 15話では加賀絹と西陣織の交渉を任されていた。 土居宗珊 +龍興の九人目の部下。 史実では衰退する土佐一条家を支えた至高の忠臣。 この動画では、兼定が龍興によって商人の道を歩むことに決めたので、共に商人になることに。 第14話において、兼定の紹介でメイド「空・スピットファイア」を雇うことになる。 小田氏治 +龍興の十人目の部下。 史実では合戦で敗北して城を追われるも、不屈の闘志で死ぬ直前まで戦い抜いた人物。 この動画では、風のうわさで龍興のことを聞いて、このムーブメントに乗らない手はないと考えて半ば無理やり部下になる。 ものすごくポジティブシンキングでチャレンジブルな性格。 従者の名前はイリアス。 本因坊算砂 +龍興の十一人目の部下。 史実では囲碁の天才棋士。 この動画でも囲碁の天才として名が知れており、スポンサー契約というような形で龍興の部下となる。 囲碁に熱中すると他のことがおろそかになるため、メイドの「なぎさ」を雇っている。 播磨屋宗徳 +龍興の部下。 史実では土佐の豪商。よさこい節の「はりまや橋」は、彼がかけたもの。 この動画では、なぜか食品関係に情熱を燃やす男として登場。 星龍屋を日本一の料理店にすべく部下になった。 施薬院全宗 +龍興の部下。 史実では秀吉などに重宝された名医。 この動画では、生薬の生産のために業務提携する形で部下となる。 助手は櫻井詩乃。 [部分編集] 主人公を取り巻く人たち 納屋助左衛門 +納屋の若手のホープ。 史実ではルソン壺などを持ち帰るなどした豪商。太閤立志伝商人プレイのおすすめ主人公でもある。 この動画では堺に(文字通り)吹っ飛ばされてきた龍興の第一発見者。 なんか親近感がわいたらしく、意気投合し共に立身出世を誓い合う。 最近は龍興に負けじと仕事に励んでいるからか、家に行っても外出していることが多い。 14話でメイド「叢雲さくら」を雇っていることが判明。 そして15話で龍興の部下に。 津田宗及 +天王寺屋の大旦那。 史実では堺の町の豪商にして北野大茶会にも参加した茶人。 この動画では龍興の受け入れ先の上司として登場。番頭の仁右衛門(モブ商人)と共に、龍興へとアドバイスを行っている。 15話で、龍興にのれん分けを行った。 今井宗久 +納屋の大旦那。 史実では堺の豪商にして、信長にも重宝された茶人。 この動画では伊勢長島から吹っ飛ばされてきた龍興を介抱したり、龍興の天王寺屋への就職を斡旋したりしている。 今井宗薫 +納屋の若旦那。 史実では秀吉の御伽衆にもなった人物。 この動画では納屋の若旦那で、いわゆる気のいいボンボンとして登場。のんびりした性格らしい。 千宗易 +茶人。 史実では茶の湯の大家。 この動画では、龍興が天王寺屋に奉公することになったきっかけの人物。 そして、龍興が結婚するきっかけとなった集団見合いの場を設けた人物でもある。 古田重然 +宗易の弟子の武士。 史実では宗易亡き後の天下一茶人。マンガ「へうげもの」ではゲヒ殿の愛称で親しまれている。 この動画では、龍興のアルバイト(座の仕事)で借金を取り立てに行って以来の付き合い。宗易の代わりに龍興に茶を教えたことも。 副業で祝宴のマニュアルを書いているらしい。 安井道頓 +ドートン先生。 史実では大阪商人で、道頓堀を作りかけていたときに大坂の陣で戦死。その後、道頓堀は子孫の手によって完成した。 この動画では私塾を開いており、龍興の弁舌の師匠でもある。 「アホになれ」「人を笑顔にしろ」「高度に発達した弁舌は歌曲と区別がつかない」「歌曲に乗せて宣伝すれば無敵」など、独自の理論で龍興の弁舌技能をアップさせた。 十河存保 +十河城の城主。 史実では実質的な三好家の最後の当主。仙石の被害者の一人。 この動画では十河城でイギリス人メイドのシャーリー・メディスンを雇っており、一見したところではテンションの軽い人物に見える。 しかし、実はサトウキビの栽培研究を行っているという真面目な一面も持ち合わせている人物。 龍興の協力などにより、第12話でようやく商業生産に成功するも…長宗我部に攻められ三好家は滅亡してしまったが、とりあえず生きてはいる。 ちなみに、彼が登場する時のBGMはサザンオールスターズの『エロティカ・セブン』である。 いろいろ熟慮の上のチョイスらしい。 15話では淡路水軍に所属。兄である三好長治や部下の七条兼仲などと一緒に海賊ライフを送っている。 菅谷政貞 +小田家臣。ゲーム中には登場せず、紙芝居のみの登場。 史実では小田氏治に忠義を尽くした超絶忠臣。 この動画では龍興のうわさを聞き、関東から堺までやってくる根性の持ち主。 顔グラフィックが、なぜか『大悪司』の郷田真。 大宝寺義氏 +滅亡後、天王寺屋に。 史実では庄内地方の覇権をめぐり、最上家と激しい戦いを繰り広げた人物。 この動画では大宝寺家があっという間に滅亡してしまったあと、なぜかAIによって天王寺屋にスカウトされていた。 商人司争いのときに留守番を志願したり、龍興の手伝いで長浜に来るも新商品開発会議で存在を忘れられるなどコメディリリーフポジションだが 実際には主命をキチンとこなしている一面もある。悪屋形は伊達じゃない! [部分編集] その他の登場人物 ここでは、動画内に登場するアニメやゲームなど、別作品からの登場人物を紹介する。 いずれも武将としては登録されておらず、紙芝居での登場オンリーである。 山本悪司 堺・石山用心棒組合の幹部。 岳画殺 堺・石山用心棒組合の組合長。 五条勝 腕利きの用心棒。 白民華 明国からの商人が集う中華料理店の店主。 劉禅 明国商人。 黄皓 劉禅の秘書。 シャーリー・メディスン 十河存保おつきのメイド。 観月しおり&観月さおり 小田原の町の子供。 ユーニス 増田長盛の部下の忍者。 ハガル 角倉了以に仕えるメイド。 アンリ・P 西洋料理店の店主。 ジョン欠地王 南蛮商人。 風祭子猫 今川氏真の奥方、早川殿に仕える忍者。 琴乃宮雪 一条兼定に仕えるメイド。史実に基づいた配役と推定。 イリアス 小田氏治の従者。肖像画に描かれている猫がモチーフの配役と推定。 美景悠姫&美景紗那 出雲の阿国一座のダンサーの一人。 21話では悠姫が元ネタゲーム出典のギリギリなCGを披露。ちなみに紗那の方のCGはアウトなものばかりなので使えないようである。 リミ=セネカ&ロミ=セネカ 料理研究家と、そのマネージャー。リミが料理を開発し、ロミが採算をとれるか考えるらしい。 真明寺凛&風冬しずね&獅子王院姫&空・スピットファイア&叢雲さくら&なぎさ 第14話で雇われていることが判明したメイドたちである。どうなってるんだ、この日本。 ガロード・ラン&ティファ・アディール 若くて腕のいい鍛冶屋と、それを支える妻。 鷹守ハルカ&四方堂ナリカ&藤林すず 長盛の命令を受け、各地の忍びの里で龍興を鍛えた。 ホシノ・ルリ 淡路水軍の参謀。 櫻井詩乃 施薬院全宗の助手。龍興に怪しげなお茶を飲ませようとしていた。 愛沢ともみ 播磨屋宗徳が雇ったウェイトレス。 伊集院メイ 伊集院忠棟の親戚。学問に通じ、砲術にも手を出すというじゃじゃ馬。 ターニャ・リピンスキー 呂宋の町のガラス職人。なぜフィリピンにいるのかを考えてはいけない。 西野ゆみ&神崎ゆな 出雲の阿国一座の新人。龍興の商人司争いに巻き込まれ、日本各地を巡った。 藤堂楓 藤堂高虎の正室。仲はよいのだが…。 コメント欄 とりあえず必要最低限のことだけ記載しました。加筆修正などありましたら是非お願いします -- 動画製作者 (2011-05-20 21 24 17) サブタイトルは私が雰囲気で付けました。お見知りおきを -- 特産物の野望撮影協力コメ主 (2011-05-23 23 00 15) おお、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします -- 動画製作者 (2011-05-24 09 42 20) あのタグ付けたの太閤小池の人だと思ってたけど違ったのか… -- 名無しさん (2011-05-24 20 17 08) そろそろ龍興が本来の目的を忘れてそうな気がしてならない。 -- 名無しさん (2011-08-19 12 53 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55702.html
登録日:2024/02/05 Mon 10 35 00 更新日:2024/08/22 Thu 08 34 06 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 U-17W杯日本代表候補 そして俺は過去を凌駕する! インテリ インフレの被害者 ウォーターフォール サーブ&ボレーヤー テニスの王子様 テニス部 データ データテニス データマン ポーカーフェイス ミイラ 中学3年生 中学生 主人公の先輩 乾汁 乾貞治 何故かなかなか立たなかった項目 努力家 参謀 尻 愛すべきインテリ 愛すべき眼鏡 料理下手? 新テニスの王子様 柳蓮二 津田健次郎 海堂薫 濃すぎるキャラクター性 理屈じゃない‼ 理系 荒木宏文 青学(テニプリ) 青春学園 頭脳明晰 頭脳派 高速サーブ 理屈じゃない‼ 乾(いぬい) 貞治(さだはる)は 漫画『テニスの王子様』及び『新テニスの王子様』の登場人物。 CV:津田健次郎 実写映画:荒木宏文 【プロフィール】 在学校:青春学園中等部 クラス&出席番号:3年11組2番 誕生日:6月3日(双子座) 身長:185cm 体重:64kg 血液型:AB型 利き手:右利き 足のサイズ:28cm 視力:左右1.5(眼鏡着用時) 座右の銘:『知恵は万代の宝』 プレイスタイル:サーブ&ボレーヤー 家族構成:父(公務員)・母・猫 得意科目:物理 苦手科目:家庭科(特に料理) 委員会:学園祭実行委員 よく訪れる学校のスポット:第3資料室 【嗜好・特技】 趣味:特性野菜汁を作って部員に飲ませる・逆光・TRPG 好きな食べ物:乳酸菌飲料・パクチー 好きな色:黒 好きな映画:韓国映画 好きな本:ミステリー小説、ホラー小説 好きな音楽:何でも 好みのタイプ:可愛げのある人 行きたいデートスポット:工場見学 日課:データの整理・眼鏡のお手入れ 今一番欲しい物:ロータリーエバボレーター(回転式蒸発装置) おこづかい使用例:ノートや参考文献 苦手な物(事):占い・音ゲー・お土産選び テニス以外の特技:オセロ・将棋・チェス・囲碁・応急手当て 所有ノート:218冊+α 好きな記念日:5月30日(統計院設立) 行きたい旅行先:ホーチミンで珍しい香草を買いたい 大切な人へのプレゼント:特製乾汁……と言いたい所だが、腕時計かな 大会中の日課:海外代表選手の情報収集、仲良くなった老人と歓談 彼の嗜好でまず挙げるべき点は、特性野菜汁製作すなわち乾汁であろう。これに関しては詳細は項目を見て欲しいが、苦手科目が家庭科で料理が出来ないにもかかわらず、部員に半強制的に飲ませているのだから現実にいたらかなりハタ迷惑な奴である。 その他はデータマンらしい趣味だが、データを取るために女子更衣室を覗いて通報された過去がある模様。 【新テニでのパラメータ・スポーツテスト結果】 新テニスの王子様のパラメータ(5段階評価) パワー:3/5 スピード:2/5 テクニック:4/5 スタミナ:3/5 メンタル:2/5 (合計14) スポーツテスト結果 50m走 7秒05(8/9位) 握力 55㎏(4/9位) シャトルラン 100回(9/9位) 反復横跳び 53回(9/9位) 背筋 118㎏(7/9位) 上体そらし 64.5cm(4/9位) 長座体前屈 51.8cm(2/9位) 立ち幅跳び 225cm(7/9位) ハンドボール投げ 36.2m(4/9位) 持久走 4分55秒(8/9位) (青学レギュラー9人中) 数字を見る限り、青学レギュラーの中では身体能力に恵まれている方ではないが、体の柔軟性は高い模様。 また青学レギュラーの中では一番高身長で、それを生かしたサーブも得意。 【人物】 青学テニス部の3年生。部ではマネージャー&参謀的存在で、部員の練習メニューや乾汁を作り上げるのも彼の仕事。 いつも眼が透けない大きな眼鏡をかけており、彼の眼鏡を完全に外した状態の素顔が描かれている描写は未だに存在していないが、ただ関東大会の柳戦で目元は描かれており、眼鏡を外すとそれなりに整った顔立ちの模様。 立海大附属中の柳蓮二とは幼馴染で幼少期にダブルスを組んだ仲で、関東、全国大会共に対戦し1勝1敗とライバル関係でもある。 また部員の練習メニューを作り上げるだけなく、自身もかなりの努力家で、海堂薫の2倍以上のトレーニングをこなす等、自身のレベルアップにも余念がない。 そんなテニスに関しては真面目で見せ場もある彼だが、テニス以外だと、半ケツ披露したり、焼肉屋でチ●コを焼いたりするネタ要員になる事も。 【本編での活躍・プレイスタイル】 試合ではシングルス・ダブルスどちらもこなすが、海堂薫曰く、『紛れもないシングルスプレイヤー』らしい。 テニヌプレイヤーの多い青学レギュラーの中では比較的テニス寄りのプレイスタイルで、相手のテニスの情報を集め、それを元に、そこから動きを予測して対応するデータテニスが基本的なスタイル。 だがデータが通用しないいざという時(作中で描かれたのは関東大会決勝の柳戦のみだが)はデータと眼鏡を捨てる野生的なスタイルへと変貌する。 初期(リョーマ入学前)は手塚、不二に次ぐ青学のNo3の実力者だったのだが、新入生の越前リョーマと2年生の海堂薫に敗れ、レギュラーの座から陥落してしまう事に。それでも『ここ(青学)もまだまだ強くなるなと』と潔く負けを受け入れ、後輩の成長を喜ぶ器の大きさを見せた。 その為、地区予選と都大会では彼の出番はなく、本格的な出番は関東大会以降になる。それでもリョーマと海堂の二人に敗れてレギュラー落ちした事は本人の中でもかなり堪えたようで、猛特訓し、基礎体力や基礎技術の強化を徹底的に図るのであった。その甲斐もあり、関東大会前の校内ランキング戦では桃城武に完勝し見事レギュラーに復帰する。桃城に勝利後、部内最強である部長の手塚とも試合を行い、敗れこそしたものの途中まで互角に戦っていて他のレギュラーからも感心されていた。 関東大会以降は、青学は手塚、不二、リョーマとタレント揃いでシングルスの層が厚い為、海堂をダブルスに誘い、最初は急造コンビであったが徐々に息が合うようになり、海堂とのダブルスは青学に欠かせないダブルスになっていく。 手塚が関東大会1回戦の氷帝戦で負傷して離脱した為、関東大会はシングルスで出場する事もあり、中でも印象深いのはダブルスで連敗を喫し後がない状態のシングルス3で起死回生の1勝を捥ぎ取った立海大附属中の柳戦であろう(詳しくは後述。)。 全国大会での活躍は団体戦のメンバーとして4試合全てに出場しているが、出場した4試合は全てダブルスで、手塚が復帰して層が厚くなった為か、全国大会でのシングルス出場は叶わなかった。 新テニスの王子様では、U-17日本代表候補選抜合宿に参加し、脱落をかけたタイブレークでは聖ルドルフ学院の観月はじめと対戦する予定だったが、自分で作った乾汁を飲んで腹痛を起こしてトイレに籠る羽目になってしまった為、棄権し脱落。その後、崖の上での特訓を経て『革命軍』として2番コートに所属。 その後は1軍のNo.17の三津谷あくとと柳蓮ニの対戦を見学していたが、体力の限界で柳が試合続行不能になり、柳から試合を託され三津谷と対戦する。対戦の描写こそないが乾がNo.17のバッジを取得していた為、三津谷に勝利した模様。その後は柳を担いで中央コートに帰ってきたとき柳にNo.17のバッジを託していた。 最終的に自身はU-17中学生日本代表に選ばれる事は叶わなかったが、サポーターとして柳と共に同行してる。 【必殺技】 データテニス 対戦相手の行動を分析し、無駄のない試合を構成する戦術。乾曰く、『どんなにいいショットでも帰ってくる場所さえ分かれば打ち返せない球はない』らしい。初対決の場合、相手のマッチゲームまで分析することもある。 高速サーブ 青学一の長身を生かす事で繰り出される速いサーブ。その後、重りをつけたリストバンドを外すことで速度が格段に上がった『超高速サーブ』を披露。 ウォーターフォール 最速212km/mの超高速サーブ。速度は当時の大会新記録だったが、アニメ版のOVAでは氷帝学園の鳳長太郎のネオスカッドサーブにあっさり記録更新されてしまい、『短かったっスね、乾先輩の天下』とリョーマに突っ込まれていた。 【戦績】 シングルス 関東大会決勝立海大附属中戦 シングルス3:柳 7-6で勝ち〇(*1) ダブルス 関東大会1回戦氷帝学園戦 相方は海堂 ダブルス1:鳳&宍戸 3-6で負け● 関東大会準々決勝緑山中戦 相方は海堂 ダブルス2:高瀬&北村 6-1で勝ち〇 全国大会2回戦比嘉中戦 相方は海堂 ダブルス1:不知火&新垣 6-3で勝ち〇 全国大会準々決勝氷帝学園戦 相方は海堂 ダブルス2:向日&日吉 7-5で勝ち〇 全国大会準決勝四天宝寺中戦 相方は手塚 ダブルス1:千歳&財前 6-1で勝ち〇(*2) 全国大会決勝戦立海大附属中戦 相方は海堂 ダブルス2:柳&切原 棄権負け●(*3) (モブキャラは割愛する) 非モブキャラ成績 シングルス:1試合:1勝0敗 勝率100% ダブルス:6試合:4勝2敗 勝率66.6% 合計:7試合:5勝2敗 勝率71.4% 前述の通り、都大会以前はリョーマと海堂に敗れてレギュラー落ちしていた為、公式戦での出番はない。 本格的な出番は関東大会以降となるが、乾が作中一番輝いた場面として印象的なのは、やはり関東大会決勝戦のシングルス3でのかつてのダブルスパートナー兼幼馴染である柳蓮二戦であろう。 ダブルス2敗で迎えて、後がないシングルス3でデータが通用しない格上の柳相手にガムシャラにプレーし、『そして、俺は過去を凌駕する‼』と泥臭いテニスで柳に食らいつく姿は結構かっこよく印象に残ったファンも少なくなかったのではなかろうか? 死に物狂いでボールに食らいつき、試合はタイブレークまで突入していた際、普段はクールで無愛想なリョーマも乾の奮闘はしっかり感じとっていたのか、大声で『頑張れ‼乾先輩っ‼』と叫んだ姿はリョーマが熱い一面もしっかり持っている事を証明したシーンでもある。 タイブレークの死闘の末、シングルス3で乾は柳に勝利して青学は立海に一矢報いる事に成功する。 山吹中を下し関東ベスト4に進出した不動峰ですら、当たり前のようにストレート勝ちして赤子扱いする程の無双ぶりを見せた立海大附属中から、作中最初に白星を捥ぎ取ったのは実はこの乾なのである。 その後は、シングルス2の切原戦で不二、シングルス1の真田戦でリョーマが勝利した事で、青学は立海大にダブルスで連敗を喫するものの、シングルスでの怒涛の3タテの逆転で関東大会優勝を飾るのであった。 全国大会は前述の通り、4試合ともダブルスで出場し3試合は海堂と組む。 決勝戦では再び柳と今度はダブルスで戦うが、試合は切原にボコボコにされて棄権負けを余儀なくされてしまう結果になってしまうが、それ以外の全国大会で海堂と組んだ試合である比嘉中戦と氷帝戦は堅実に勝利している。 準決勝の四天宝寺戦は作中手塚が唯一ダブルスで出場した試合で、手塚のパートナーを任せられるが、試合内容は実質手塚VS千歳のシングルスだったので特にこれという活躍はなかった。 【ミュージカル俳優】 1stSeasonでは 青山草太(初代)、荒木宏文(2代目)、中山麻聖(3代目)、高橋優太(4代目)、新井裕介(5代目) 2ndSeasonでは 輝馬(6代目)、稲垣成弥(7代目) 3rdSeason以降は 田中涼星(8代目)、加藤将(9代目)、竹ノ内大輔(10代目)、塩田一期(11代目) が演じている。 【余談】 乾を演じた津田氏は2020年に放送された朝の連続テレビ小説『エール』において、字は違うが同じ読みである「犬井」という人物を演じている。 追記・修正は過去を凌駕する‼ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 焼き肉でチンコ焼いた漢 -- 名無しさん (2024-02-05 12 42 34) 最強チームを結成せよ!ではデータを捨てるが強化技なせいで試合開始早々にデータを捨てた挙句、試合終了まで叫び続けるゲーム中最もうるさい男と化す -- 名無しさん (2024-02-05 12 58 10) ↑家のPS2が寿命で読み込みダメになった時やったらBGM再生されずキャラボイスだけ再生されて乾の叫びが際立ってた -- 名無しさん (2024-02-06 10 27 15) 金田一少年の事件簿の薔薇十字館殺人事件の祭沢一心とプリキュアアラモードの宇佐美いちかの父、宇佐美源一郎。 -- 名無しさん (2024-06-11 17 39 47) 名前 コメント