約 728,515 件
https://w.atwiki.jp/25438/pages/2475.html
7月の中旬までかかった寮の雨漏りの工事は無事に終わった。 今週中には出る予定だと言うから、最後の日の前日、澪の仮家である、ウィークリーマンションに泊まりに行った。 リバーサイド桜並木2号館の2階の角部屋。 新築らしく外装も内装も綺麗で澪はそこを気に入っているらしかった。 写真を撮る趣味とか 1人で冬の海に日帰り旅行に行っちゃうとことか。 そういうの好きな澪にとって確かに、ロフト付きの自分の家ってのはとても魅力的なのかもしれない。 サブカルっていうか 下町の細い路地裏の、通い慣れた個人経営の喫茶店みたいなやつ。 どこかへわざわざ行かなくても、自分の住む場所そのものが、 自分の世界観を守る砦みたいな役割を果たしてくれるものになってくれるんだから。 雨漏りは、澪にとってはタナからボタモチみたいなものだったのかもしれないなと思っていた。 だから、工事が終わったらすぐに引き払って寮に戻ってくるつもり、って聞いた時に少し意外だと思った。 その潔さってか、呆気無さ、執着の無さにむしろこっちが 「どうせあと少しで夏休みになるんだから、借りたままでもいいんじゃないか」 と提案したほどだ。 「私だったら、きっとそうすると思うけどなぁ。そこまで家賃だって高いってわけじゃないし」 そう言って生協で買った、紙パック入りのミルクティーにストローを突き刺して一口飲んだ。 その取って付けたような甘ったるさに舌がムギの煎れたアイスティーを欲する。 「うーん、でも......なぁ」 と澪は、食堂に設置されたコーヒーマシーンで作ったアイスのミルクカフェオレエスプレッソをかき混ぜて、なにやらモゴモゴと言う。 カラカラカラカラ、と氷がカップの中で回る涼しげな音とは対象的に、 澪の態度はなんだか暑苦しく見えた。 「でも、なんだよ?」 「......あそこには、律がいないから」 聞くんじゃなかったなぁ、と思ったけど、もう遅い。 なにも言ってないのに澪はさらに続ける。 律がいないからさみしい 「うーん、なら、さ、引っ越す前の日に泊まりに行くよ。そしたら、きっと、さみしくないだろ」 きっと、私は今「さみしい」の意味をすりかえた。 そういうつもりで澪がさみしいって言ったんじゃないってわかってる。 だから、目の前に座る澪は私の提案に 嬉しいんだか、嬉しくないんだか、よくわからない諦めにも似た笑みを浮かべた。 「......そうだな。泊まりに来てもらえたら、嬉しい」 目を伏せて、澪は聞き分けの良い子みたいにそう言った。 小さい頃の澪はこんな風な表情でママの言うことを守っていたのかな。 「じゃあ、詳しいことはまた後で。次授業あるからそろそろ行くな」 荷物と飲みかけの紙パックを持って席を立った。 食堂を出て、少し距離が開いてから一度だけ澪の方を振り返った。 さっきまでいた場所だから、すぐにその後ろ姿を見つけることができる。 友人との会話を楽しむ人たちに紛れて、ポツンと1人座る、澪。 クッキリと浮き出て まるで子どもの頃によく読んだ飛び出す絵本みたいだ とふと思った。 ------ 「当分......もう素麺はいいかも......」 「ふー、いっぱい食べたな」 「律が3袋も茹でるから」 「いやー、余らすのもなんだかなって思ってさ、寮でゆでてもみんなで食べるには少ないし」 「まぁ、そうだけどさ」 行儀悪く2人で床に寝っ転がった。 この満腹感、しばらくの間動きたくない。 澪も同じなのだろう。 部屋にあるのは、床に置かれた紙の皿が2枚、その上に割り箸2膳。 ソーメンの入っていたザルと水受けの紙皿。 私の買ってきたお茶とジュースのペットボトル。 紙コップ2個。 棚やら机やら服やら小物やら何から何までぜーーんぶスッキリと片付けられて、積み上がったダンボールに囲まれた部屋で澪とソーメンを食べた。 こうして積み上げられたダンボールに囲まれていると、なんだか本当にここは澪の砦だったんだなって思えてきた。 誰にも邪魔をされずに自分の好みと弱さをありのまま吐き出せる、そしてそれを守る、砦。 右側で寝そべっている澪の左手が顔の近くにあった。 なんとなく、左手の上に自分の右手を乗せてみた。 「......なにしてるんだよ」 「いや、なんとなく」 「なんとなくって......」 天井を仰いでいた澪が私の方に顔を向けてくる。 はは......頬が赤くなってる...... 部屋の中には、芳香剤だろうか。 夏みかんの香りがしていた。 とっても夏らしくて、いい香りだ。 こうして手を繋ぐことのマネゴトを自分からふっかけてみても、 私の手には震えはこない。 かなしいなーって思っていたら、 澪が左手をグーパーグーパーしてなにやら私の右手の感触を確かめている。 その手が少し震えてて、私は音がないその空間が少し嫌になって、 「音楽をかけてもいい?」 と澪に聞いた。 「いいよ」って澪が言い、 私は自分のiPodに入っている曲を流そうとしたけど、そうだった......澪のこの部屋、スピーカーもしまっちゃってるから音とばせないんだった、 と気づいて小さく舌打ちをした。 しかたなく、イヤフォンの右側を澪に無言で渡す。 ちょっと戸惑って澪の右手が空中で私の左手からイヤフォンをもらう。 澪がイヤフォンをしたかなんて確認しないで、 自分がイヤフォンを左耳につけたら、 iPodをランダム無限リピートにして、曲をスタートさせた。 1曲目は澪に勧められて、高2の夏に入れたものだった。 「あ......この曲、入れてくれたのか」 「うん、まぁ。最初は馴染めなかったけど、聞き続けてたら段々ハマっちゃってさ、スルメ曲」 ははっと笑ってそれっきり。 2人で聴き入った。 ------ もう夜中の1時くらいだろうか。 時計もしまっちゃってるから、イマイチ時間の感覚がつかめない。 頭の上にある窓から、月の光が部屋に差し込んでいた。 今日は満月らしくて、とても明るい。暖かみのある黄色だった。 左手でまだニギニギとしながら、なんてことのない話のように澪は聞いてきた。 「律はさ......」 「うん?」 「まだ、好きなのか?」 「なにが」 「梓のこと」 「......好きだよ」 「そっか」 「うん」 「澪は」 「うん」 「まだ、好きなのか」 「何が?」 「私のこと」 「好きだよ......」 「そっか」 「......大好き」 右手を包んでいた温かさがスッと消えた。 澪が身体を起こしていた。 澪と繋がっているイヤフォンがピーンと張って、張りすぎて、 右耳の中のイヤフォンが少し抜けて、音が小さくなった。 最近新しくしたイヤフォンは、コードからなにまで赤色で、 なんだか、運命の赤い糸みたいだな、って思った。 繋がれていたのはお互いの左薬指じゃなくて、耳だけど。 月から視線を移すと、澪が私を見ていた。 「律」 「なに?」 「どうしたら、律は私のことを好きになってくれるのかな」 「......澪」 「何」 「どうしたら梓は、私のこと、好きになってくれるのかな」 オウム返し。 澪は口をキュッと結んだ。 「わかんないよ......そんなこと」 「澪がわかんないなら、私だってわかんないよ」 それから澪が黙ったから、私も黙った。 iPodが空気も読まずに恋愛をテーマとした曲を流し始める。 その曲の中で女の子は片想いの相手と両思いになる。 素直に羨ましいと思った。 たしかこの曲も澪に勧められて入れた曲だったはずだ。 フッと月の光が遮られて、なにかと思ったら、澪が私の上に覆いかぶさっていた。 生ぬるいな、と思った。 ここは澪の部屋で、私は周りを澪のお気に入りが詰まったダンボールで囲まれている。 さらに、澪にまで覆いかぶさられちゃって。 澪の熱い息が鼻にかかって。 イヤフォン、取れないんだな...... もう観念するしかないのか、と澪の砦の中で弱気になった。 もし、イヤフォンが取れずにこのまま澪と繋がっているのなら 私はその時は、もう梓のことを諦めよう 自分に向けられている好意を受け入れよう 澪は今までを埋めるように生ぬるいそれを何回も繰り返す。 右についたイヤフォンと左についたイヤフォンの距離が短くなっていた。 「律は......初めてだった?」 「2回目」 「私も2回目」 そう言って、澪が笑った。 お互いに「誰と」だなんて聞かなかった。 澪が私の顔に垂れかかっている髪を耳にかけ そして、 「邪魔だな」 とつぶやいて、私の耳と澪の耳からイヤフォンを取っ払った。 子どもの頃、好きだった飛び出す絵本。 自分の方に飛び出して、浮き出てくるそれが面白くって夢中になって何度も何度も開けては閉じてを繰り返した。 「律、......ロフト行こうよ」 「ここでもいいじゃん」 「まだ掃除終わってないから汚いんだよ、ここ」 「上はキレイなのかよ」 「ロフトは......私のお気に入りの場所だから。そこがいいんだ」 私はきっと、面白がって遊びすぎた。 だから、飛び出したままもう元には戻らない。 case 5 澪→律『縁のない話』 終わり。 戻る
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/1645.html
│ステータス│入手方法|詳細情報|性能|性能比較│その他│コメント│ 夏の思い出 No.381 礼装名 夏の思い出 初期最大 Rare 4 LV 80 Cost 9 HP 100 タイプ 絆礼装 ATK 100 マリー・アントワネット〔キャスター〕装備時のみ、自身がフィールドにいる間、 - 味方全体のクリティカル威力をアップ 25% 詳細情報 イラストレーター --- キャラクター詳細 ……夏の思い出? ふふ、そうね。 素敵な思い出はたくさんあって、 どれか一つを選ぶのはとっても難しいのだけれど。 では、今日はプチ・トリアノンのお話をしましょうか。 ベルサイユの宮殿から少し離れた場所にあって、 わたしが一から造り直した離宮なの。 まるで本物の自然の風景みたいに造ったわ。 イギリス式庭園ね。 あなたの時代風に言うとどういうのかしら? 緑豊かで、水辺があって、岩山には洞窟だってあるの。 小さな神殿と…… ああ、それに、愛らしいスフィンクス像も置いて。 大好きな場所だったわ。 そう、夏に、ゆったりとしながら涼むのも好きだった。 妹やお友達と一緒にお喋りをするのも。 宮廷服を脱ぎ捨てて 流行のドレスを着て遊んだこともあったかしら。 日よけの帽子も被ったりして。 ああ、どうしましょう。それってまるで 今この瞬間、ひとときのバカンスにそっくりね─── 入手方法 マリー・アントワネット〔キャスター〕の絆レベル10達成報酬 要145.5万ポイント 性能 コメント 夏の思い出~♪ - 名無しさん 2017-04-20 21 58 02 学問もして、海もプールも高校野球応援も高校サッカー応援も行きました。充実した2018H30夏でした。 - ラーメンまん (2018-08-22 18 48 34) 名前 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/16176.html
5HY/W90-033 カード名:姉妹思い 中野 四葉 カテゴリ:キャラ 色:緑 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《五つ子》・《リボン》 【永】応援 このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+X。Xはそのキャラのレベル×500等しい。 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、自分の控え室の「欲しかったもの 中野 四葉」を1枚選び、思い出にしてよい。 【自】[手札のクライマックスを1枚控え室に置く]あなたのキャラのトリガーチェックでクライマックスがでた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札の上から2枚まで見て、カードを1枚まで選び、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。 U 一花「そんな薄着で出てきたからだよ……」 レアリティ:SR U 五等分の花嫁∬収録 ・関連カード カード名 レベル/コスト スペック 色 備考 欲しかったもの 中野 四葉 3/2 10500/2/1 緑
https://w.atwiki.jp/1stlove/pages/39.html
下校時に聞ける教会の伝説と噂話 教会の伝説(聞いたことがある) 教会の伝説(知っている話と違う) モデル 誕生日 期末テスト 体育祭 夏休み 文化祭(違うクラブ) 文化祭(同じクラブ) 文化祭(クラブ無所属) 文化祭(劇) 冬休み 春休み 修学旅行 卒業 教会の伝説(聞いたことがある) 守村「女の人が教会で待っていると彼女を愛する王子様が迎えに来る」 三原「そのままじゃつまらないから王子様とお姫様は世界中に春を届けに行くってことにしよう」 姫条「王子様をずっと待ってるお姫さんがおる」 鈴鹿「鳴らない鐘が鳴ったとき、再会した男女は結ばれる」 日比谷「教会にいるお姫様の事を迎えに王子様がやって来る」 氷室「あの教会は学園の創設者、つまり理事長の父が建てたらしい」 氷室「名の有るドイツのガラス職人が作ったステンドグラスがあるらしい」 天之橋「運命の恋人が現れるのを待ち続けるお姫様がいる」 須藤「学園の創設者が離れ離れになった恋人と再会した場所らしいの。その人の遺言で絶対壊しちゃいけないって決まっているの」 藤井「3日間蝋燭ともして会いたい人を思い続けると運命の再会ができる」 有沢「離れ離れになった恋人同士が再びめぐり合う場所」 紺野「好きな人と結ばれるようにと願ってから告白すると両思いになる」 ▲ 教会の伝説(知っている話と違う) 守村「花壇の花は神様の愛のおかげで他よりきれいに咲く」 守村「地下書庫に貴重な古文書がある」 三原「毎年12人の森の精が生まれる」 三原「吸血鬼を封印するために建てられた」 姫条「夜にパイプオルガンの音が聞こえてくる」 姫条「中にアンティークな家具と細工物がある」 鈴鹿「地下は宇宙船型シェルターになっている」 鈴鹿「華族の埋蔵金の秘密が眠っている」 日比谷「建てたときにお宝を埋めた」 日比谷「夜中に勝手にパイプオルガンが鳴るらしいんス」 氷室「地下にアンドロイド教師を作る巨大プラントがある」 氷室「理事長に噂の真相を訊ねるがわからず」 氷室「私は知らない。また、興味もない」 天之橋「お百度を踏むと理想の人に巡り合える」 天之橋「悩める者の前に女神様が現れる」 須藤「夜な夜などこからともなく王子様が現れる」 須藤「ギャリソンを忍び込ませてみようと思う」 藤井「夜中に扉が開く」 藤井「隠しトンネルが理事長室に繋がっている」 有沢「女の人が声をかけて来て後ろから羽交い締め」 有沢「巨大コンピューターで出来の悪い生徒をアンドロイド化」 紺野「朝、天使の歌声が聞こえてくる」 紺野「横切るとき口を塞いで通らなきゃダメ」 ▲ モデル 葉月「親戚が雑誌の編集をしていて、モデルの代役を頼まれた」 ▲ 誕生日 葉月「誕生日…誰の?」 守村「覚えててくれてありがとうございます!プレゼント?いえ、覚えててくれただけで…」 三原「キミもボクがこの世に生を受けた奇跡を感謝している一人なんだね?」 姫条「そう言うたら、そやな。自分でも忘れとったわ」 鈴鹿「またひとつ大人になるんだな。なんか嬉しいよな」 日比谷「先輩がジブンの誕生日を覚えててくれるなんて、光栄ッス!」 氷室「君は人の誕生日を覚えるのが得意なのか?私は得意だ。」 天之橋「君が素敵なレディに成長してくれること、かな……なんてね、ハハ」 須藤「」 藤井「」 有沢「」 紺野「」 ▲ 期末テスト 葉月「勉強、しっかりやれよ」 守村「ぼくは何もしていません。いつも通りです」 三原「ボクには関係ない。うん、関係ない」 姫条「めっちゃブルー入る。順番とか点数とかつけられるのちょっと苦手なんや」 鈴鹿「テストの話はやめてくれ」 日比谷「今から憂鬱ッス……」 氷室「準備は怠っていないだろうな?」 天之橋「教養もレディの必須条件」 須藤「ミズキは10人家庭教師つけてるから大丈夫…なんだから…」 藤井「パーッと遊びに行きたいよね!みんなカリカリしてさ」 有沢「出題範囲が広いからちょっとやっかいだった」 紺野「早く部活にでたいよぉ」 ▲ 体育祭 葉月「チャイムが鳴ってるのに授業が終わらないとソワソワする」 守村「みなさんの足を引っ張らないか心配で…」 三原「みんな自由に自分を表現したらいいのに」 姫条「かったるいなぁ…。けど体操着姿をジックリ眺めるチャンスが…。いいや、なんにも」 鈴鹿「自信はありまくりだぜ。ま、がんばろうぜ!」 日比谷「体育祭に向けて特訓を始めてるッス!」 氷室「……言っておくが、氷室学級に敗北はありえない」 天之橋「君の可愛い膝小僧に絆創膏なんて似合わないからね」 須藤「ミズキの華麗なステップをみんなに見せてあげるわ」 藤井「言っとくけど体育祭はアタシがもらったようなモンだから」 有沢「自由参加にならないのかしら…」 紺野「私って張り切りすぎちゃうから心配なの」 ▲ 夏休み 葉月「ヤボ用。隣の家の犬の散歩頼まれた」 守村「花の世話にかかりっきりになると思います」 三原「暑いじゃないか!ボクは汗をかくのはキライだ!」 姫条「ひとり暮らしの夏休みってけっこう寂しいもんやで。泊まりに来えへん?」 鈴鹿「部活の合宿が楽しみ。海にも行きたい」 日比谷「もっと大きな男になる予定」 氷室「2学期期末考査の準備」 天之橋「」 須藤「ニースの別荘にいくの」 藤井「解放される〜〜」 有沢「夏休みの予定、勉強のこと聞いてるんだけど。のんきね」 紺野「楽しみだけど、しばらく、みんなと会えなくなっちゃうね…」 ▲ 文化祭(違うクラブ) 守村「文化祭のために鉢植えの花やハーブを育てているんですよ」 三原「作品の準備で寝る間も惜しいよ」 鈴鹿「」 日比谷「ジブンはお祭り好きなんで今から血が騒ぐッス!」 氷室「(吹奏楽部は)まだ完全な調和には至らない…明日からまた特訓だ」 須藤「文化祭では屋敷からシェフを連れてきてちょっとしたビストロをやろうと思ったんだけど、先生がダメって!」 藤井「仕切り屋の奈津実ネーさん」 紺野「楽しみで落ち着かない。ワクワクする」 ▲ 文化祭(同じクラブ) 守村「丹精込めて育てたハーブを収穫しなければならないけど、健やかに育ったからきっとみなさんに喜んでもらえると思います」 三原「ボクの作品と同じ空間を飾るんだ。キミも良い作品が描けるといいね。」 鈴鹿「(女装したら?に対し)着ぐるみでも着てこい」 日比谷「」 氷室「君たちはいつになったら完全な調和を聞かせてくれるんだ?」 須藤「おじい様、おばあ様、お父様、お母様、大叔父様、大叔母様…」(Q:須藤さんの家族の人は文化祭に来るの?) 藤井「」 紺野「」 ▲ 文化祭(クラブ無所属) 葉月「おまえみたいなのがいるから、出来るんだろうな。ああいう面倒な行事。気楽なヤツ…」 姫条「他の学校の娘もいっぱい来るんやろうな~」 天之橋「」 有沢「行ってみたいのは園芸部かな…ハーブティーが…」 ▲ 文化祭(劇) 葉月「緊張するなら人がいないほうがいいんじゃないか?」 守村「劇、成功してくれるかな……」 三原「本当は美術部の準備で忙しいけど、ボクが舞台に立たないとみんながっかりするだろうから…」 姫条「ま、失敗せんようにがんばろか」 鈴鹿「まっ、学園生活最後の文化祭だもんな」 日比谷「成功するといいッスね!」 氷室「舞台の成功は生徒諸君と職員の連帯にかかっている」 天之橋「あれは毎年盛り上がるから今年もうまくいくといいね」 須藤「なんでミズキがヒロインじゃないの!?」 藤井「みんなで何かやるのって、スッゴイ楽しいよね!」 有沢「私も観に行くわ。がんばってね」 紺野「先生にお願いして誰かと代わってもらった方が…」 ▲ 冬休み 葉月「春モノの撮影。…ああ、寒い、ものすごく」 守村「父と過ごすと思います…」 三原「寒いじゃないか!ボクは寒いのはキライだ」 姫条「デートのお誘いだったら365日OKやでv」 鈴鹿「やっぱスキー三昧だな!」 日比谷「冬の厳しさは男の精神を鍛えるのにもってこいッスから」 氷室「3学期末考査の準備だ。春の嵐が吹き荒れる…」 天之橋「花椿がこの時期必ず風邪をひくんだ。」 須藤「年末年始はパーティ」 藤井「スノボ三昧だね」 有沢「勉強どうする?講習、一緒に受ける?」 紺野「初詣に好きな人といけたらいいよね…」 ▲ 春休み 葉月「知り合いの工房へ行く予定」 守村「花の種を植える。新緑の季節が待ちきれない」 三原「モチーフ集めに散策するよ」 姫条「もう新学年か。どうせまた、変わりばえのしないメンツやろうけどな」 鈴鹿「」 日比谷「宿題がない分気楽っス」 氷室「次の考査の準備。友人と小旅行を計画している」 天之橋「入学式の準備。春は花椿が必ず恋をするので、恋の相談役に…」 須藤「いつもと一緒。ドレスの仮縫いでしょ、…」 藤井「(『年中、休みでいたいとか?』に対して)それはダメ!学校行けなくなっちゃうじゃん」 有沢「特にないけど……植物園に行くくらい」 紺野「春休み終わったら、一学年あがっちゃうね」 ▲ 修学旅行 葉月「行き先…三択にしろよ」 守村「旅行は楽しみだけど、花たちが心配です」 三原「もう少しみんな、ボクの行動に合わせてくれても」 姫条「この歳になって、中学生の遠足レベルの場所にまた行かなアカンとは…」 鈴鹿「」 日比谷「ジブンはその頃レポート提出ッス…」 氷室「引率の事を考えると今から憂鬱だ…」 天之橋「青春の大切な一ページだ…うんと楽しんで素敵な思い出を作りなさい」 須藤「(『なんだか嬉しそうだね』に対して)ミズキが?まさか!どうして修学旅行ぐらいで!」 藤井「私服じゃいけないってどうしてよー!」 有沢「知らないところをブラブラするのは好き。気分転換になる」 紺野「イベントになると、どうしてカップルが増えるのかな。」 ▲ 卒業 葉月「どこか変わったと思うか?」 守村「楽しいことがたくさんありました」 三原「卒業までに描きあげたいテーマがあったんだけど」 姫条「いろんなヤツと出会えたこっちゃし、それだけでもよしとするか」 鈴鹿「学校のやつらとなかなか会えなくなっちまうのが寂しいよな」 日比谷「先輩が卒業しちゃったら寂しいッス…」 氷室「季節はもう春だな…きみには世話を焼かされた」 天之橋「きみももう卒業だね…出会ったのが昨日の事の様だ」 須藤「ミズキに会いに来たければ、来ていいんですからね」 藤井「なんか寂しい……。ね、一緒に留年してみない?」 有沢「(桜が)満開になる頃、皆それぞれ別の道を進んでいるのね……」 紺野「やっぱり、泣いちゃうと思う?卒業式……」 ▲
https://w.atwiki.jp/junchankawaii/pages/15.html
次の日! 憂「どんどん仲良くなってるねー」 梓「もう律先輩に猛アピールしてるじゃん」 純「だ、だって髪おろした律先輩、かっこいいんだもん!」 憂「ピン外したお姉ちゃんも中々」 梓「じゃあもう告白しちゃいなよ」 純「いつかはしたいけど、まだ早いかな」 梓「え?!」 純「え」 梓「……そんなに本気なの?」 純「もちろん!」 憂「私は純ちゃんの事応援してるよー」 梓「まぁ私も応援はするけどさ」 純「二人ともありがと!」 放課後! 律「今日も疲れたー……」 唯「ほげー……」 紬「あらあら♪」 梓「練習しましょうよ先輩方!」 澪「そうだぞ、しっかりしろ」 律「って言われてもやる気がでねーよー……」 唯「今日は帰ろうよー……」 紬「澪ちゃん、今日はもうやめましょうか?」 澪「……そうだな」 梓「そ、そんなー……」 澪「じゃあ律、帰るぞ」 律「ん、そうだな じゃあな、皆!」 帰り道! 澪「……」 律「み、澪しゃん?」 澪「何だ?」 律「何か怒ってらっしゃる……?」 澪「別に怒ってない」 律「でも凄く不機嫌だし」 澪「不機嫌じゃない!」 律「……どうしたんだ?」 澪「……」 律「澪……?」 澪「あの子だけじゃなくて……」 律「あの子?」 澪「最近律がずっと一緒に居る子!」 律「鈴木さんか」 澪「あの子だけじゃなくて、私の事も見ろよ……」 律「え?」 澪「最近、あの子の事しか見てないだろ」 律「ちょ、澪しゃん?」 澪「私の方が前から律の事が好きだったんだ……、なのに」 律「おい、澪」ユサユサ 澪「あの子が悪いんだ、あの子が……」 律「澪!」ユサユサ 澪「あっ……、ごめん……」 律「……落ち着いたか?」 澪「うん……」 律「じゃあ帰るか!」ニコッ 澪「うん」 律「早くしないと私が不審者に襲われるしな!」 澪「ふふっ、律を襲う奴なんて滅多に居ないよ」 律「な、何だとー?!」 澪「ごめんごめん」 律「このー」ポカポカ 澪「や、やめろー!」 律「やめませーん!」ポカポカ 澪「やめろって言ってるだろ!」ボカッ 律「いったぁ?! さっきのは痛かったわよ澪しゃん!」 澪「あはははは!」 律「笑い事じゃないー!」 律「じゃ、ここでお別れだな」 澪「あぁ」 律「また明日学校でな! じゃあなー」 澪「律!」 律「ん?」 澪「……す、すす、好きだ……」 律「あぁ、私も好きだよ(友達として、だよな?)」ニコッ 澪「え……?」 律「じゃあな、気をつけて帰れよ?」 澪「あ、うん」 澪「……これって、両思い、って事だよな……?」 澪「律も私の事好きでいてくれてたのか……」 澪「ふふっ」 澪「このまま付き合えたりするのかな」 澪「よし……、頑張ろう」 次の日! 梓「そう言えば純、今は律先輩に何て呼ばれてるの?」 純「えっと、山本さん」 憂「……誰?」 梓「律先輩、まだ名前覚えてくれないんだ……」 純「でもいつかは、髪おろした律先輩に『純…』って呼ばれたい!」 梓「あ、私は梓って呼ばれてるよ」 憂「私も憂ちゃんって呼ばれてる」 純「……別に悔しくなんてないもん」 梓「律先輩に抱きつかれたり」 憂「あ、私もゲームしたりしたよ」 純「や、やっぱり悔しいー!!」 梓「なら頑張らないと」 憂「応援してるよ、純ちゃん!」 純「よし、早速今日遊びに誘って……」 純「って事で、遊びましょう!」 律「そうだな、今日は確か部活も休みだったし……」 純「やったぁ!」 律「でも奢ったりはしないからな!」 純「分かってますよ、どこ行きます?」 律「そうだなー……、とりあえずゲーセン行くか」 純「良いですね!」 ゲーセン! 律「お、何か新しいゲームある」 純「おぉ、これは……シューティングですか?」 律「みたいだな、やってみるかー?」 純「はい、シューティングスターと呼ばれた私の力を見せてあげますよ!」 律「流星のりっちゃんと呼ばれた私の力見せてやる!」 純「……」 律「……」 純「えっと」 律「ツッコミが居ないとこんなにも空しいとは……」 純「と、とにかくやりましょう!」 純「おりゃ!」ババババ 律「食らえー!」バンッバンッバンッ 純「あ、あれ、当たらない」バンッバンッ 律「私に任せとけ!」バンッバンッバンッ 純「(あ、あれ、かっこよく見える……///)」 律「よし、クリア……」 純「あ、足引っ張ってごめんなさい……」 律「気にすんな」ニコッ 純「……///」 純「次何しますか?」 律「そうだなー……、プリクラ撮るか」 純「……」 律「あ、あれ……、嫌だったか?」 純「いえ! 撮ります、撮らせてください!」 律「じゃ、じゃあ行くか!」 純「はい!」 純「楽しかったですねー!」 律「そうだなー!」 純「えっと、律先輩」 律「んー?」 純「わ、私の事を名前で呼んでください!」 律「佐藤さんの下の名前って……、沌、だっけ?」 純「純です」 律「そう、それ!」 純「名前でも間違えるんですね……」 律「あはは、ごめんごめん」 純「で、呼んでくれますか?」 律「純さん」 純「純で」 律「純」 純「えへへ……///」 律「じゃあそろそろ帰るかー」 純「え、もうそんな時間なんですか?!」 律「あぁ、外も薄暗くなってきただろ」 純「そうですね……」 律「じゃあ気をつけて帰るんだぞー」 純「はい」 律「じゃあなー!」 純「今日はありがとうございましたー」ペコリ 次の日! 純「って事で、名前で呼んでもらえる事になったんだ!」 梓「へー、良かったじゃん」 憂「おめでとう、純ちゃん!」 純「えへへ、ありがとー」 梓「じゃあ次は抱きついてもらわないと」 純「え?」 梓「好きなら頑張らないと」ニヤニヤ 憂「そうだよ純ちゃん、私応援するよ!」 純「うー……(梓に遊ばれてるよ私……)」 梓「まぁ頑張ってね、純」ニヤニヤ 憂「純ちゃんファイト!」 純「抱きつく事決定なの?!」 純「という訳なんですけど……」 律「要するに私が抱きつけば良いのか?」 純「えっと……、はい……///」 律「んー、別にそれ位ならいいぞ?」 純「え?!」 律「女子同士だしな」 純「そ、そうですよね(やっぱりそれ位にしか思ってないよね……)」 律「じゃあ、するぞー?」 純「は、はい!」 律「えっと……」 純「……」 律「すまん、ちょっと待ってくれ……」 純「あ、はい」 律「……(いつもならノリで出来るはずなのに……、何でだ?!)」 純「……(やっぱり私とじゃ嫌なのかな?)」 律「……(覚悟決めろ田井中律!)」 純「……(私の儚い恋が幕を閉じました)」 律「……よし」 ギュッ 純「……え?」 律「えっと、これでどうだ?」 純「」 律「おーい」 純「はっ! ……あ、ありがとうございます///」 律「……」 純「……」 純律「(何でこんなに気まずい空気に……)」 律「あ、えっと、そうだな」 純「え、何がですか?」 律「……」 純律「あはは……」 純「あ、もうこんな時間だ!」 律「まだ4時だぞ?」 純「う……」 律「それにしても、何で急に黙り込んだんだ?」 純「えっと、それは……」 律「いや、言わなくても分かってるさ」 純「え?」 律「この私の可愛さに唖然としてたんだろ?」 純「それはないです」 律「バッサリだー!」ガーン 純「律先輩は可愛いというよりかっこいいですから!」 律「そ、そうか(冗談でも可愛いって言ってほしかった……)」 純「あ、そうだ!」 律「ん?」 純「今度抱きつく時は髪おろしてくれませんか……?」 律「そ、そんなにカチューシャは変か?!」ガーン 純「いえ、そんな事ないですよ!」 律「どうせ私は……」ブツブツ 純「ご、ごめんなさい律先輩!」 律「ははっ、冗談だよ、冗談」 純「だ、騙された……」 律「ごめんなー? 純をいじるの楽しくってさー、あはは!」 純「笑い事じゃないですー!」 律「ごめんごめん」ポンポン 純「うー……」 律「よし、そろそろ帰るかー」 純「そうですね……」 律「じゃ、気をつけてなー」 純「はい、さようなら!」 律「おう!」 次の日! 梓「え?! 本当にやったの?!」 憂「純ちゃんすごーい!」 純「えへへ、凄いでしょー」 梓「尊敬するよ……」 憂「これで後は告白だけだね!」 純「えぇ?! ま、まだ早いよ」 梓「頑張ってね、純」 憂「応援してるよ!」 純「うー……」 純「でもでも、振られたりしたら嫌だし……」 梓「純なら大丈夫だよ」 憂「純ちゃん可愛いし、大丈夫だと思うけどなー……」 純「そ、そうかな?」 梓「うん、絶対いけると思う」 憂「そうだよ!」 純「じゃあ頑張ってみようかな……」 梓「報告よろしくね(単純だなぁ……、純だけに)」 3 戻る
https://w.atwiki.jp/taiko-wiki/pages/170.html
夏の思い出 夏の思い出バージョン ジャンル 難易度 最大コンボ数 AC15.1.0 どうよう ★×6 197 AC16.1.0 キッズ
https://w.atwiki.jp/h17-kunitachi3200/pages/12.html
思い出画像アップページ 思い出の画像をアップしちゃいましょう。 ついでに、注意。1つのファイルにつき1MBまでらしいので、これ以上大きい場合は、圧縮または分割で。 画像のアップの仕方 まず、右上の「下から選択してください。」から「このページへのアップロード」を選択。 そんで、参照とかをやって、アップする。 その後、ページの下に、アップしたファイルの一覧が表示される。 そしたら、 # r e f (添付ファイル名) (スペースは入れないで記述してください) という風にこのページに記述する。 そうすればできるはず。まあ、アップだけしておいてくれれば、僕が表示させておきます。
https://w.atwiki.jp/sengokuita/pages/130.html
著:3スレ目 580殿 ~信玄の死に際~ (´∀` (彡信玄「…思い起こせば、父上とは色々な思い出があったのう」 (´∀` (彡晴信「父上、鬼鹿毛の手解きをしてくだされ!」 ___ /゚ω ゚; 信虎「とぅとぅ、本性を現したのぅ。晴信ぅ・・・」 (´∀` (彡晴信「父上、それがしに殿を任せてくだされ!」 ___ /゚ω ゚; 信虎「貴様は負け戦の上に功を欲するか! あぁ~、あぁ~、それでは晴信殿に任せよう」 (´∀` (彡晴信「父上、平賀源心は討ち取っておりますが、城には誰も入れておりません!」 ___ /゚ω ゚; 信虎「敵の援軍が取って返すを恐れたか! この臆病者がぁ!!」 (´∀` (彡晴信「父上、諏訪勢が討ち入っておったので手を出しませんでした!」 ___ /゚ω ゚; 信虎「うつけ!!」 (´∀` (彡信玄「…父上、いまもお慕い申し上げておりますぞ!」 武田信玄 ここに死す 581 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2007/03/20(火) 13 19 40 ID 10V/wozs 「…父上、いまもお慕い申し上げておりますぞ!」 ダウト!
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/15811.html
おもいえがくみち【登録タグ お アップルP 初音ミク 曲】 作詞:アップルP 作曲:アップルP 編曲:アップルP 唄:初音ミク ラップ:初音ミク・鏡音レン 曲紹介 アップルPの4作目。 ギター・ベースを自身で演奏している。イラストは 銀聖氏が描いたものを使用。 歌詞 避けて 遠ざけて 消えたあの道は まだ忘れられずに いつからか僕の耳は 受け入れることを拒んで 都合の悪い時だけ耳鳴りがしてた 思い出すと締め付けられる この心の鎖は いつになれば消え去ってくれるのかな 吐き出した言葉の中に どれだけの犠牲があるの? 例えば全てを投げ出したら どれだけの人が救えるの? この感情はきっと見えない 消せない 自我を蝕んでゆく 負の連鎖で目が回りそうで もうわからない 何も知らない そうやって逃げてばかりの人生に 何の意味があるのかな 生きている意味はあるのかな 次々生まれる被害妄想に もう知らないから現実逃避 僕はここで終わるんだろう 全て捨てて楽に… ここで終わっても何も変わらない あなたに期待してる人がいる 吐き出す場所はどこにでもあるから この歌に乗せて吐いちゃえば 楽しい 苦しい 可笑しい 悲しい 全ての感情詰め込んじゃって この歌を聞いて欲しいな 僕の思いを 逃げて泣きだして 泣いて逃げ出した あの道の先には? どこまでも続く青空みたいな この道の先には? コメント 共感!!レンとミクもいいですね♪ -- みみ (2011-05-10 22 04 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2786.html
ここにある分全部引き取りってことで成立だな。しかし何だ、最近の連中はなってないね。リセットもせずに神姫を捨てるなんてな。しかもご丁寧に自分のパーソナルデータだけはかき消して。おかげでここにいる奴らはマスターの顔も覚えてないくせに毎晩マスターマスターって泣きやがるんだぜ。そういうアプリも出回ってるし何ともやるせない世の中になったもんだ。ま、ペットと違って本当に生きてるわけじゃないし、あの事件以降売るにも色々面倒になったから持ってたくないって考える連中がいるのも分かるさ。そのおかげでこの仕事も成り立ってるんだしな。 -保護される野良神姫は2039年以降急増した。しかし現実にはその3倍以上の神姫が遺棄されていると考えられている 連続神姫ラジオ 浸食機械 17:届かぬ思い 「行くの?勝君、プルミエ」 清四郎が僕たちに声をかける。 <うん、僕の願いはみんなで無事に帰ることだから。もちろん楓も、清四郎も一緒に> 「やれやれ、初めて会ったときは泣き虫のちびっ子だったのに変われば変わるもんにぇー」 清四郎が苦笑しつつ頭をなでてくれる。僕はそれが無性にうれしくて思わずにやけてしまう。隣にあるプルミエの意識がむっとしているのを感じるが感情を抑えられない。不意に清四郎が僕たちをばっと抱きしめてきた。 「でもね、博愛主義もほどほどにしなさい。自分のことと、後楓のことを大事にして欲しい」 真剣な表情で僕たちを見る清四郎に僕もプルミエもドキリとした。 「あーし達は神姫で、あなたたちは人間なんだから」 そう言うといたずらっぽい笑みを浮かべてきびすを返した。 「さて、あーしは楓を慰めに行こうかしら。たぶん怒られるでしょうけどにぇ」 去っていく清四郎を見送ると僕も歩き出した。コウガのいるところはもうすぐそこだった。歩きながらいろいろなことを考える。なぜ自分はこんなにも神姫を助けたいのか、なぜこんなにも神姫と共にいる未来を望むのか。そして出会った人達について思い出す。付き合い方の違いこそあれ神姫様々な形で愛を注ぐ人達に思いをはせる。だからなぜ楓はあんなにも怒っていたのか・・・その答えはイメージできなかった。 次回:絶望の先に続く・戻る