約 728,507 件
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/506.html
おもいだす【登録タグ お デフォ子 曲 曲あ行 的確P】 作詞:的確P 作曲:的確P 編曲:的確P 唄:デフォ子 曲紹介 歌詞 大切なメロディー この歌を思い出す 慰める暖かく優しい言葉 聴きなれたこの唄も 形のないもの 手にはなくても心に残る 大切なメロディー いつか私も翼を 羽ばたかせ、高く羽ばたくだろう その時はこの唄を思い出し、また 歩けるように 嬉しい時にはこの唄を思い出す 明るくて前向きな言葉 たとえ形のないものだとしても 心に残る曲だから コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/eva35/pages/107.html
あれはとても寒い日でした。 「ニー!ニー!」 箱の中で寒さとひもじさに震えながらあてもなくなき続けた事。 それがシンにゃんのいちばん古い記憶です。 そんなシンにゃんを抱っこしておうちに連れ帰りあったかい寝床とネコ缶をくれたのはユイママでした。 おうちにはユイママにそっくりの女の子もいて、シンにゃんを歓迎してくれました。 しかし!シンにゃんを家族として受け入れる事を猛反対する約一名がいました。 父さんです。 「猫は悪さばかりするし薄情だ!」 「毛が抜けて服に付く!」 「まだ新築なのに!」 「しかも黒い猫なんて縁起が悪い!」 多数決で父さんの意見はアッサリ退けられましたが、父さんはシンにゃんを無視し続けました。 でもシンにゃんは父さんに興味ありませんでした。 寒さとひもじさから解放されて有頂天。 普段はずっとユイママにベッタリ甘え、レイたんとネコジャラシプレイなどして楽しい日々。 夜はユイママのお布団で一緒に寝ました。 父さんもユイママと寝たがりましたが、ユイママはシンにゃんが淋しがるからと言い、断りました。 シンにゃんは思いました! 両思いだと!!! おっきくなったらユイママのお婿さんになる!と。 でもそんな夢見る幸福な毎日は、すぐに終わりを告げました。 ある日ユイママは決意表明をしました。 「レイ!シンジ!ママはパパとの結婚記念日のプレゼントを買うためにパートに出るわ!」 「結婚記念日!?母さん!?|||||」 「頑張ってママ」 そうですユイママは既に父さんのお嫁さんだったのです。 しかもユイママがくれたシンジという名は、娘のレイたんが生まれた時、男の子だったら命名していた名前でもあることがわかりました。 つまり・・ユイママにとって、シンにゃんは男ではなく息子のポジション!!!! 「ふニャアアアアア!何でだよう!僕の事を息子だなんてヒドイにゃああ!!!!!!!(泣」 「あらまあシンジはまだ赤ちゃんね・・昼間ひとりぼっちになるのが淋しいのね?パパみたいな子・・」 泣き付くシンにゃんをヨシヨシするユイママ・・あくまで息子扱い。 シンにゃんは、父さんには勝てないと思いました。 「なんであんな奴がいいんだよう!ただのムサイ親父なのにー!!!!!!!(泣」 父さんがいい男なんじゃなく、ユイママが心から父さんを愛してるのです。 ユイママの心に、シンにゃんが「男」として付け入る隙はありませんでした。 「シンジは淋しがり屋さんね・・これからは昼間は外に出て、お友達をいっぱい作りなさい」 「ニャアアアアア・・・・(泣」 ユイママの心ははじめから父さんのものだった・・シンにゃんの初恋は終わりました。 ですが父さんはシンにゃんに冷たく当たるようになったのです。 「お前が来てからというもの、私の妻と娘の心は私から離れてしまった」 「それは間違いなく気のせいにゃ!糞野郎!!!!!###」 「何だその目は?畜生の分際で###」 ユイママを母として慕うようになっても、シンにゃんと父さんの仲は険悪なまま、数カ月の時が過ぎました。 そして今・・糞野郎はシンにゃんのお嫁さんを略奪しようとしています! 「あなた・・シンジには私からよく言っておきますから去勢の事はまだ・・」 「ああ・君に任せる」 相変わらず毛玉になってるシンにゃんは背後で何かイチャイチャする夫婦の気配を感じました。 糞野郎・・ユイママやレイたんの前では理解ある良き夫、良き父を演じる男。 父さんを送り出した後、ユイママはケージを開けました。 「こっちへいらっしゃいシンジ」 「・・・・」 「どんな理由があっても家族へ暴力を振るうなんて絶対にしてはいけない事よ」 「・・・・」 いつもユイママには素直なシンにゃんですが、この時はかたくなに毛玉になりました。 男には決して譲れないものがあります。ユイママにわかってもらえなくとも! 「お嫁さんも心配しているわ」 その時・向こうからカヲにゃんが走ってきました。 「ニャア!シンジ君!」 ずっとケージが開くのを待ってたカヲにゃんは急いでケージに飛び込みます。 「お嫁さんも、ご飯を食べずに待ってるのよ」 「シンジ君!ここ寒いからリビング行こう?カアサンがカリカリ用意してくれたよ!一緒に食べようよ」 「・・・」 さすがに悪い気がしてちょっち振り向いたら、耳にちゅっちゅしてくるカヲにゃん。 二匹共ユイママに抱き上げられました。 「さあ早くご飯食べちゃいなさい!片付かないから」 「「・・・・」」 二匹が朝ご飯を食べてる間にレイたんは学校へ出かけ、ユイママもパートへ出かけました。 「シンジ君・トウサンとカアサンはツガイだよね?」 「そうだよ」 「トウサンも大切にしないとカアサンが悲しむと思うよ」 「わかってる・・」 だから今迄はユイママとレイたんの為に我慢してきました。 でも糞野郎は今、シンにゃんのお嫁さんを奪おうとしてるのです! ユイママの時はシンにゃんの横恋慕だったし、何よりもユイママが愛してるのは糞野郎だったから泣いて身を引きました。 が今回は逆です! 横恋慕・・否!強奪は許しません! カヲにゃんも無防備過ぎます!!! 「にゃぎさ!父さんに近付くなって言ったろ?なんであんな奴の部屋へ行ったんだよ!!######」 「・・・・起こしに行ったんだ」 「あれを起こすのは母さんの役目だから君は何もしなくていいの!」 「でも僕も働かないと!」 「なんで!」 「だって僕はシンジ君の妻だから!!!!!!!111」 「!!!!!111」 妻!!! そうですカヲにゃんはじぶんの意志でシンにゃんを選んで、嫁入りしてくれました! カヲにゃんが愛してるのはシンにゃんです!!!!!!11 「わ・わかったよ///じゃあ・明日からはふたりでアヤナミを起こしに行こう」 「うん!」 「とにかくもう、父さんに近付いちゃだめだよ!」 「何で」 「何でも!!!!!111」 「???うん・シンジ君がそーゆーなら・・」 こんなにも言ってるのにカヲにゃん糞野郎の卑劣さをわかってない! 少しは警戒心を持ってほしいものです!!!野良だったくせに、どうしてこうも。 「!」 シンにゃんは、今朝ユイママが言ってた事を思い出しました! カヲにゃんは飼い猫だったのではと! 思えばカヲにゃんて飼い猫のシンにゃんよりも何にも出来ない子でした。 人間に全く警戒心を持たず、ゴミを漁る事も知らず、カラスに攻撃されても逃げる術すらわからないカヲにゃん。 枯れたつつじの木の根本で震えながら寝るカヲにゃんを、シンにゃんは遊び場にしてた空き家の軒下に住まわせました。 他の野良猫の縄張りは無視するし喧嘩を売られてもポカンとしてるしシンにゃんがいなかったらどうなっていたのでしょう。 突然この町にあらわれたカヲにゃんは不思議な野良猫でした。 そしていつか突然いなくなるような気もしました。 「にゃぎさって」 「ん?」 「何でもない」 この町に来る前はどこでどんな暮らしをしてたのでしょう。 過去の話は一切しないカヲにゃん。話したくないし聞かれたくないのかも。 シンにゃんのお嫁さんに迎えて今は飼い猫になったカヲにゃん。 でも突然いなくなってしまうのではという不安はシンにゃんの中で消えないのです。 窓際でひなたぼっこしながらフワフワのカーペットの上でじゃれあうシンにゃんとカヲにゃん。 シンにゃんは、ひっくりかえったカヲにゃんに飛びかかりました。 「にゃぎさー!」 「にゃー!シンジ君!」 カヲにゃんのお腹に顔をポフッとするシンにゃん。 ちっさいオッパイ発見。 子猫の本能で吸い付こうとハムハムしましたがちっさくて無理です。 かわりにペロペロ。 「くすぐったいヨー」 「にゃぎさ」 お腹をくっつけあって抱き合う2匹なのでした。 「明日は天気が良かったら外へ遊びに行こう」 「うん」 お友達にケコンの報告もしなくちゃいけません。 あたたかい陽気で抱き合ったまま眠る2匹。 シンにゃんとカヲにゃんは幸せの絶頂でした。 「母さんオカエリニャー!」 「ニャーン」 パートから帰って来たユイママをお迎えするシンにゃんとカヲにゃん。 「ふたりともお留守番ご苦労様」 2匹を抱っこするユイママです。 「母さん・・今朝はゴメンナサイ・・」 シンにゃんは謝ってみましたがユイママは今朝の事など気にしてない様子でした。 「レイが帰って来たら病院へ行きましょ」 「「エッ!?」」 まさか去勢ですか!? 緊張が走るシンにゃんとカヲにゃん。 「お嫁さんの健康診断しなくちゃね・ついでにシンジも」 「「にゃあ!?健康だから行く必要ないにゃ!!!」」 病院は恐い場所です。 シンにゃんとカヲにゃんは逃げようと暴れましたが笑顔のユイママに一つのキャリーバッグに入れられてしまいました。 「シ・シンジ君・・gkbr」 「だだだだいじょうぶ終わってしまえば別に何て事もないし!僕もついてるし!」 シンたまはじぶんにも言い聞かせました。 でも2匹はまだ知る由もありません。 病院には、健康診断以上の辛い試練がまっている事など・・・・
https://w.atwiki.jp/ddff_orique/pages/125.html
【登録タグ お】 【タイトル】 思い出話 【概要】歴代の主人公達が各々自分たちの世界での話をしているが… 【作者より】初めて作ったのであまり自信ないです。FFⅣ~Ⅹプレイ済推奨。戦闘は1回でぬるく、テキストが主です。多少間違いがあるかもです。 【コード】0000-1029-2120-0896 【作者名】ナオキ スレ感想 【初代スレ】 ミジンコの事…たまには思い出してあげて下さい 終始ほのぼのムードで良かったよ。 しかし相変わらず兄さんが苦手な俺…でも難易度自重してくれてて助かった( 579) スコールは突っ込み自重wそしてゼロムス乙w忘れてたwww ずっと同じBGMだと飽きがきたんで適度に変えるといいかもしれない あとオチのWOLの台詞が急だと感じた ストーリーは面白かったんで演出面を強化するといいものが出来ると思う( 621) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/19430.html
登録日:2011/03/09(水) 16 08 09 更新日:2024/07/23 Tue 13 59 37 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 Vガンダム なぜ殺したし ひなげしの旅のむこうに オデロ オデロさん オデロ・ヘンリーク カテジナ被害者の会 カテ公の被害者 ガンダム ガンダム登場人物項目 ガンブラスター スパロボ救済対象者 ニュータイプ説 リガ・ミリティア 中田雅之 兄貴 兄貴分 印象的な声 孤児 機動戦士Vガンダム 福山潤ではない 福島潤 黒富野 ウッソー!時間稼ぎはしてやってっからなーっ! 『機動戦士Vガンダム』に登場するもう一人の主人公。 声-中田雅之/福島潤(『SPIRITS』以降のGジェネレーションシリーズ、スパロボ30) 年齢は15歳。 子供達のリーダー格で、最初はウッソ・エヴィンと揉めあいながらもお互い徐々に信頼しあっていった。 二人の初めての邂逅は、ウッソの家にオデロ達が食料を盗みに入ったのが発端。 戦災孤児の一人で同じ孤児のウォレン、スージィと行動している所をリガ・ミリティアの爺さん達に拾われる。 リガ・ミリティアに参加してからは雑用をこなしたり銃器などを使ってザンスカール帝国と戦い生き残る。 宇宙に上がるウッソやマーベットの後にウォレンと共にこっそり付いて行くなど後先考えずに行動するが後にトマーシュ達と出会い自分も仲間の為に戦う事を決意する。 そしてトマーシュ達と共に行動していたエリシャに一目惚れするが見向きもされずに悶えていたが、後に戦いの中で両思いになり、エリシャにはクジラのペンダントを渡し、オデロは代わりに頬にキスをして貰った。 宇宙では主にトマーシュやウォレンと共に"魚の骨"でウッソ達を援護していた。 だがシュラク隊やオリファーなどの貴重なパイロットを失ってしまったリガ・ミリティアのMSパイロットになる事をトマーシュと共に決意しパイロットへとなった。 もともとオリファーに指導されていた事もありすぐに成長していきガンブラスターでウッソのV2ガンダムを援護した。 パイロットになってからも苦労は絶えず、ドッゴーラの一撃により気絶し宇宙を漂流した所を敵の学徒兵に捕らえらそうになるが、ウッソのとんでもない行動により助かる。 痙攣したオデロの口にウン…もといトイレパックを入れて舌を噛まないようにしたり、母を助けようとするウッソの援護をしていたところ、バイク隊の進路上にビームが当たってしまいバイクがウッソのほうに向かって吹っ飛んでしまい首チョンパの原因を作ってしまったりした。 そして最終決戦のエンジェル・ハイロゥ攻防戦で、ウッソの時間稼ぎをしようと、カテジナ・ルースの乗るゴトラタンと戦闘に入る。 『ウーイッグのお嬢さんは、嬢ちゃんをやってりゃいいんだー!』 その最中、カテジナが一瞬の隙を見せたことで攻撃するか戸惑っていたが、いきなりキレたカテジナからビームトンファーの攻撃を胴体に受け、さらに蹴り飛ばされて撃墜された。 爆発する直前の死の間際、 「あ…あれ?俺どうなっちまってんだおい…。母ちゃん…俺の事褒めてくれるのか?父ちゃん…ずっと俺の事嫌い…嫌いじゃなかった!?本当かよ…」 と亡き両親と会話していた。もしかしたら彼はニュータイプに覚醒していたのかもしれない。 またニュータイプ的な感応か、彼の死を感じ取ったエリシャは形見となったペンダントを握り締め、一人涙していた。 しかしよりによって最終回での退場だったので、カップリングを望んでいた視聴者からは割と賛否両論だった。 しかし死して尚残留思念として『ここをやったら、シャクティが吹っ飛ぶぞぉ!』とアドバイスを送り、シャクティ救出の立役者となった。 後期オープニング映像ではVのコア・ブースターに乗り笑顔を見せてくれる良いシーンがあるが、後の展開を知っていると切なくなるシーンでもある。 ちなみによく「時間稼ぎをしてやってっからなーっ!」と間違われるが、実際の台詞は「時間稼ぎはしてやってっからなーっ!」である。 漫画版 伝説の漫画版の彼は豪快な性格をしており、ウッソと共に必殺技を放ったりタンカーを投げ飛ばしたりとやりたい放題していたが、こちらでも死んでしまう。 だが死に方は本編よりカッコイイ。 「あばよ!ウッソ…オレはおまえのことをほんとうの弟のようにおもってたぜ…」 …が、戦死の際に女王マリアを巻き添えにしたため、その後のクロノクル大暴れの原因を作ってしまうことになった。 ただ、最終的にはウッソがクロノクルに勝利するきっかけを作ったのもオデロだった。 『ガンダムエース』2024年2月号からはオデロを主人公とするスピンオフ漫画「機動戦士Vガンダム外伝 オデロ・ヘンリークからの手紙」が連載されている。 ゲーム版 Gジェネレーションシリーズでは初代からSEEDまで中田雅之が演じており、『SPIRITS』からは福島潤が代役を務める。 能力値がトマーシュ同様平均的。さらに原作シナリオではマップにウッソやシュラク隊面々が多数存在しておりなかなか活躍の場が無い。 だがスピリッツではカテジナとの特殊台詞や死亡後にマップBGMが『ひなげしの旅のむこうに』に変わるなど演出にはガンガン関わってくる。 ゲームでは登場の恵まれないVガンダムの登場人物という事もあり、Gジェネレーションシリーズ以外ではなかなか参戦しない。 スーパーロボット大戦シリーズではファンネル系の武器に特殊台詞がある等なかなか優遇されている。 動きが止まった?項目の追記・修正するなら今だけど…! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 新スパロボではレベルアップでニュータイプに。本作ではニュータイプは4人しかいないので貴重である。フィンファンネルを使わせると武器名を叫ぶ。 -- 名無しさん (2014-03-25 21 09 46) リア充爆発した人 -- 名無しさん (2014-03-25 21 21 33) 最後の最後で死んでショックだった。結構好きなキャラだったのに -- 名無しさん (2014-04-02 21 05 27) Gレコのコックピットにトイレ機能が、Vの時代にはなかったのが悔やまれる。 -- 名無しさん (2014-10-22 22 20 23) オデロさんが死んでしまったショックでVガンを見なくなった -- 名無しさん (2014-10-22 22 37 48) ↑後一話なのに!? -- 名無しさん (2015-01-28 15 50 50) 最終回やぞ -- 名無しさん (2015-03-23 22 33 43) 「今のうちだけど」じゃねぇよと -- 名無しさん (2015-03-23 22 41 38) 最後の言葉から察するに、戦争前からすでに苦労していた様子・・・。 -- 名無しさん (2015-07-02 17 43 09) シャクティがあのタイミングで仕掛けたせいで死んじゃった人。 -- 名無しさん (2015-10-14 17 47 53) 本当エンジェルハイロウは罪作りだ。本来の使われ方でもシャクティの使われ方でも犠牲は出てる。戦闘を止めるために戦えなくする、というある意味後のラクス一派みたいな感じ。まぁシャクティがまだ幼くうまく扱えなかったのもあるだろうけど。 -- 名無しさん (2016-08-05 10 58 01) ほんと、トマーシュよくもまぁ生き残ったもんだ。次作主人公と中の人がおなじだけど -- 名無しさん (2016-11-01 15 35 22) 冒頭のセリフ、時間稼ぎ「を」じゃないかなぁ? ↑2 まぁ、最終話では、なんかシャクティもハイロウに振り回されてるっぽかったからなぁ -- 名無しさん (2021-09-15 18 07 57) 富野監督は戦闘を安易な成長物語にしたくないのでは?オデロの死は最初から決まってたのかも。カツの扱い方にも言えるけど… -- 名無しさん (2022-04-24 00 59 54) トマーシュはまさに東欧の指導者の名前だけど、オデロも東欧系の名前なんだよな。(オデロ・グロボニクってハンガリー出身のナチ高官がいる) -- 名無しさん (2022-08-11 21 04 39) ウッソ役の阪口大助さんが当初「主人公だからって安泰と思うな!不甲斐ない演技しか出来ないなら殺して降板も有りうるぞ!」と富野監督から発破をかけられてて、演技に手応えを感じてきた頃に「もうウッソ死んじゃったりしませんよね?」と尋ねたら「ウッソ『は』死なないよ」と答えながら富野監督の視線はオデロ役の中田さんの方に向いていたという……(ご存知の通りオデロの戦死は最終話なので降板のためではないけれども) -- 名無しさん (2023-12-02 15 14 21) オデロ好きだったな -- 名無しさん (2024-07-23 13 28 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/coolhot/pages/15.html
友人などに仕事の勉強の話をすると、なんで仕事の勉強をしてるの、なんていわれます。よくよく考えてみると、普通の人は興味がないことなのかもしれませんね。一般的には仕事の勉強なんかやってみようとは思わないでしょうから。どうしてと聞かれるとわからないのですが面白いからなんですよね。 いつもは家で仕事の勉強をしているのですが今日はたまには外出してみようと思って、駅前のファミレスで仕事の勉強をしていました。ここが意外と集中しやすいところで仕事の勉強をしていくにはけっこう穴場なんですね。外出することによってよいカロリー消費にもなるので健康面にも良い効果がありますね。頭の回転もよくなります。 それでは、残された作業をいくつか整理してしまおうと思います。少し体を動かすとすっきり眠れるようになります。身も心も万全にして明日も一日仕事の勉強に気合を入れていこうと思います。 [PR]退職 ガイド ボトックス 小顔 ボトックス シワ
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1620.html
1 ナズ「シンとお出かけか…集団とは言え彼とプライベートで出かけるのは初めてだな。ふふっ、これもデートと言うのかな?」 シン「ナズーリン。待たせちゃったかな?」 ナズ「いや、私も今来た所だ」 シン「そっか。それじゃ今日一緒に出かける面子を紹介するよ」 お燐「にゃーん。よろしくね、おいし…おねーさん」 橙 「橙だよ。今日はおいし…楽しい一日になりそうだね」 ナズ「」 シン「どうしたんだナズーリン?」 ナズ「ど、どうしたもこうしたもない! 何で彼女達なんだ!」 シン「あぁ! 実は二人だけじゃないんだ…あ、他の奴らも来たぜ」 ナズ「えっ」 お空「色々食べちゃう地獄烏のお空!」 文 「あやや、私も烏ですよ清く正しい射命丸です」 椛 「狼は雑食! 白狼天狗の犬走椛参上」 藍 「橙の保護者で狐も雑食なんですよ! 八雲藍です」 神奈子「自分の尻尾を食べちゃうくらい蛇は貪欲。八坂神奈子です」 芳香「お腹空いたー」 ナズ「いや無理。助けて、ちょ、これ無理だよ…」 シン「皆揃ったな。それじゃまず何処から行こうか」 全員「ご飯!!!!」 ナズ「」 シン「気絶しちゃったよ。やりすぎたかな」 2 シンが眼を覚ましたのは、日付をとうに超えた真夜中の頃。 寝苦しさからゆっくりと開かれた目蓋、ぼんやりとした視界に飛び込んできたのは、月明かりの差し込む自室。 そして何故か自分に乗りかかった白く薄い襦袢を纏った阿求の姿。 どうして阿求がここにいるのだろうか、最初これは夢なのだろうかとシンは考えた。 自分が寝ているこの部屋は稗田の屋敷の中にあり、自分は居候。 稗田の屋敷であるのだから、当主である阿求も当然ながらここで暮らしているし、阿求がこの部屋を訪れる事も多い。 だがそれは昼間か夕方が主で、夜に訪れる事が無い訳ではないが、この様な誰もが寝静まった頃にやってくる事など無い。 何より自分に乗りかかる事なども無い。 とは言え、今シンが感じている重みは本物である。 だからこそ彼は寝苦しさを覚え眼を覚ましたのだ。 あやふやで、ぼんやりと寝ぼけた思考のままでは状況を呑み込む事が満足に出来ない。 そうやって動く事が出来ないでいるシンのその唇を、阿求は自身の唇でもって塞いだ。 そのまま阿求は自分の舌をシンの、寝起き故にべたべたとするシンの口腔を遠慮する事無く進んでいく。 阿求の突然の行動にさらに混乱し、なすがままにされるだけであったが、やがて息苦しさを覚えると共に我を取り戻すと、上体を起こし両 両手で阿求の体を押し戻す。 そのまま阿求の華奢な両肩を掴み、これはどう言う事かと問いただす。 「気にしないでください」 「いや気にするだろっ、い、今のは…な、何なんだよっ」 「前戯と言うやつです」 「ぜ…ぜんぎ?」 「要は私を抱いてくださいという事です。言わせないでくださいよ恥ずかしい。あ、その気が無いなら黙って横になっていてください、その間に済ませます」 「だ、抱い…むぐっ?!」 阿求の言葉に対して理解の追いつかず混乱する。 混乱から手の力が緩んでしまったのをいい事に、阿求はシンを押し倒し再び唇を重ねるが、今度はすぐに我を取り戻したシンに押し返される。 もう押し倒されぬ様にと、シンは両手で阿求のその細い両手を掴み行動を封じる。 「阿求! おい、説明しろよ!」 「私が、御阿礼の子がどの様な存在か…知ってますよね?」 「そりゃ知ってるけど…それが」 「そういう事です」 三度シンを押し倒そうとするが、二人の体格差や男女の力の差はいかんともしがたく、阿求はシンの手を解く事は出来なかった。 「だから! 阿求っ、いい加減にしろ! 本気で怒るぞ!」 「嫌なんです…」 「えっ?」 その言葉と共に、阿求は手から力を抜き、目を伏せ唇をきゅっと結ぶ。 悲痛を帯びた表情、そこにいるのはシンも良く知る不敵でわがままないつもの阿求の姿では無い。 「御阿礼の子の生涯の流れは、何度転生しても変わる事はありませんでした。 記憶を引き継ぎ、縁起に記し、それが終わったなら後は死ぬのを待つだけ。 その間にある少しの時間の中で誰かと添い遂げ、子を成し後へと続ける…そういう一生を何度も繰り返してきました」 阿求が昔話の様に語るのは御阿礼の子の宿命。 先程までとは一変した彼女の様相に呑み込まれたシンは、ただ黙ってそれを聞くしか出来なった。 「ですが私が八代目御阿礼の子…阿弥の時、私はそうする事が出来ませんでした。 夫も無く、子も無く、私は親しい人を…愛する家族に看取られる事無く、一人で…一人で死にました。 幸いな事に、稗田の血が…途絶える事はありませんでした…でも悲しかった。 誰のぬくもりもない、一人で冷たく死ぬのは…怖かった、怖くて…嫌、もうあんなのは嫌…嫌なんです!」 淡々と語っていた阿求の声が段々と震え始める。 伏せられた顔の様相をシンはうかがう事は出来なかった。 だが月明かりの射す部屋の中で、光る雫が落ちるのはしっかりと見えた。 「私はあなたが好きです、大好きです。だから傍にいて欲しい、私が死ぬまでの間、ずっと隣にいて欲しい…私はあなたのぬくもりに包まれて死にたい! でもあなたは…空を見上げるあなたの眼は! 心はあなたが生まれた世界を見てる。 もしも夫婦になったとしても、あなたは帰れると分かればきっと私を置いて帰ってしまう…そんな気がするんです」 シンの手を振り払い、伏せていた顔を上げる。 そこにあったのは涙でくしゃくしゃになった、阿求がシンに初めて見せた泣き顔。 「ならせめて子をください…せめて好きな人の子に見取られて死なせてください。 そうすればきっと寂しくありません。あなたはその時が来たら心置きなく帰ってください…」 そう言って阿求は微笑んだ。 だが涙の通った後、震える声ではそれはただ痛々しすぎる笑みにしかならなかった。 押し黙っている間に溜まった、全てを吐き出すかの様なシンは阿求の名を呼ぶ。 びくりと震える阿求の華奢な両肩を再び、今度は阿求に少し痛みを感じさせるくらいの強さで掴む。 「お前の中の俺はどんだけ薄情なんだよ! 勝手に何決め付けてるんだよ」 少しばかり怒気をはらんだ表情と声色。 何せ阿求の中の自分が、シンの言うようにあまりに薄情だったからだ。 「でも私みたいなのと一緒になったら残されるのはあなたで、辛いのはあなたなんですよ?」 「残されるのは…そりゃ嫌だよ、あんなのはもう…嫌だよ。でもな、好きな…大切な人間を残していくのだって同じくらい嫌だ!」 シンの強張っていた表情は、先程の阿求のように段々と弱気な物へと変わり、少しばかり俯く。 だがそれらを振り払うように勢い良く顔を上げ、阿求と自分の眼差しを合わせる。 「お前が俺を欲しいって言うなら俺は受け入れる。俺は阿求の事が好きだ」 「うそを…誤魔化さないでください。本当だとしたら、ならどうしてそうだと言ってくれなかったんですか」 「黙ってたのはその…俺が阿求を好きでも、その…阿求に好かれてなかったら、振られたらって思ったら怖くて言えなかった」 頬を赤らめながらも、視線を反らしながらも、言葉に少しばかり詰まりながらもシンは自身の秘めた思い全てを吐き出す。 シンの告白に、阿求は少しの間目を丸くしていたが。 「…根性無し」 阿求のその辛らつな一言にぐぅの音もでないシンに阿求は追い討ちをかけるように続ける。 「と言うかですね、私はあなたに色々とアプローチを仕掛けたりしたんですけど、気付いてなかったりしますか?」 「…マジ?」 「何度かお風呂上りに薄着でここを訪ねたりしましたよね?」 少し間をおいて、シンは合点の言ったように声を上げる。 「普通、邪推の一つや二つしませんか? 年頃の娘がそんな無防備な格好で訪ねたりしてきたら」 「そ、それは…」 気まずそうな表情で阿求から顔ごと視線を反らす。 阿求はそれを、シンが自身の鈍感さを後ろめたく思っての行動だと認識した。 その裏にある真意には気付かなかった。 「…嫌われてるのかと思いましたよ」 「ごめん…」 「てっきり男色家なのだとも」 「いやそれは無い!」 「ふふっ冗談ですよ。でも安心しました、あなたの気持ちが分かって…」 阿求はシンの胸元へと、ゆっくりと体をあずける。 その行動に少しばかり驚くが、やがて阿求の髪をやさしく撫で始める。 阿求もシンの胸に体を摺り寄せる。 「両思いだったんですね」 「…ごめんな、本当に」 「いいんですよ…」 阿求を優しく抱きしめる。 儚く、そして愛しい少女の体を守るように優しく抱きしめる。 阿求も離さないでとの思いでシンの腕の中で時の止まったかのように動かない。 「それじゃ先程の続きをしましょうか?」 「ちょっ、うえっ!? あの…ぅう」 「ふふっ、冗談ですよ…今日はやめておきましょう。こう言う事は殿方から求めるのが神代の頃よりの慣わしですから」 「う…」 「ですが早めにお願いしますよ? そうですね、今日は一緒に眠らせてください。それくらいなら構わないでしょう?」 阿求はシンの胸元を離れて布団へと潜り込む。 シンも無言で布団へと入り、阿求をやさしく抱きしめる。 「離さないでください…約束、ちゃんと守ってくださいね」 「うん…その時まで一緒にいる」 「やぶったら承知しませんよ…」 二人はそのまま眠りに付いた。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7674.html
※ 澪視点 律「なあ澪…最近わたしのこと、避けてないか?」 律と話せなくなってから数日、律はわたしに問いかけた。 澪「いや…別に、そんなことないよ。」 律「そんなことあるだろ。わたしなんかしたか?」 何もしてない。ただ…律はもう、わたしのモノじゃないんだよ。 澪「気のせいだよ。」 苦し紛れに言った。すると律はわたしを睨みつけた。 律「おい、ちょっと話あるから昼休み部室来い。」 ※ 律視点 あの雑誌は、折り目もそのまま開かれることはなかった。 あんなに楽しかった日々が、嘘のようだ。 何でこうなった? やっぱり…澪に気持ちがバレた? 今までのこと全部、わたしが壊してしまったのか? 部室に呼びつけたはいいが、何から話していいのか。 もう・・・戻れないのか? 澪はまだ来ない。来ない気なのかな。 ※ 澪視点 ドアノブに手を掛けた。 ドアの向こうに律がいる。何話せばいいんだろう。 この数日、たった数日なのにとても長く感じた。 わたしたちが一緒に過ごした時間よりも、ずっと長く。 何で好きになっちゃったんだろう。 何で…律を応援してやれないんだろう。 わたしが律を思う以前に、律は親友だっていうのに。 でも、ダメなんだよ…律。 わたし、好きなんだよ。律のこと。 ドアを開けると、ソファに座る律がこちらを見る。 ※ 律視点 ドアがゆっくり開く。澪だ。 澪は、初めて見るような顔をしてた。 とっても悲しい目。ごめんな…そんな顔させて。 もう多くは望まない。うまく、気持ち消すから。 ただ、親友に戻ろう。 律「呼び出して悪かった。まあ、ここ座れよ。」 澪「…わたしも遅くなってごめん。待ったか?」 律「いや、大丈夫。それより、話なんだけどさ…」 澪「…何だ?」 ※ 澪視点 律「こっちが聞きたいよ。」 澪「わたしが律を…避けてたこと?」 律「そうだ。何で?わたし…なんか悪いことしたか?」 澪「してない。律は、悪くないよ。」 わたしの頬を涙が伝う。 涙は床に2滴、3滴と落ちて、小さなシミを作った。 律には好きな人がいること。 それに喜んで、笑ってあげなきゃいけないんだ。 そう思う度、涙は奥から奥から流れ出た。 ※ 律視点 律「じゃあ何で泣くんだよ… ごめん、謝るから、だから泣かないでくれよ…」 やめてくれ。もうそんな悲しい顔しないでくれ。 澪が笑ってくれたら、それでよかったんだ。 なのにわたしは、困らせて。今までを台無しにした。 律「わたしが…好きな人が居る、なんて言ったからだよな…?」 それが澪を、泣くほどまでに追い詰めたんだ。 澪は何も言わず、頷く。 やっぱり。澪は苦しんだんだ。 わたしが澪を好きなこと。その事実。 それが澪を、自ら遠ざけた。 ※ 澪視点 言葉を発そうとする。 でも声は出なかった。首を縦に振って、思いを告げる。 律「そっか、ごめんな。わたし…澪を泣かせるつもりなんてなかったんだ。」 何で律まで泣いてるんだ…? 律は悪くないよ。わたしがもっと、強くならなきゃいけないんだ。 今は一番近くに居たとしても、いつかは遠くから見守らなきゃ。 律「この前さ、唯に『りっちゃんに恋する乙女は似合わん』なんて言われちゃってさ… あいつひどいよなー!でも…その通りなんだ。」 律は涙を溜めて、ただ笑う。そんなことないよ。 「好きな人が居る」 その事実をわたしに告げた律は、あんなにいい顔をしてたんだから。 だからわたしは、こんなに泣いてしまったんだ。 澪「わたしにもさ、『澪ちゃんほど片思いが似合う女子は他に居ない』だって… 律も聞いただろ。失礼じゃないか?唯のやつ…憂ちゃんに叱ってもらわなきゃな…」 今、ちゃんと笑えた? もう律を困らせない、そんな笑顔だった? これでもう、終わりにしよう。 わたし、ちゃんと律を応援するよ。 もし律が好きな人と付き合えたら、「律をよろしく」ってちゃんと言うよ。 だから… ※ 律視点 澪「片思い、やめるよ。いくら似合ってても。」 澪はめいっぱい笑って言った。 そうか、澪も好きな人いるんだな。 でも…その言葉の意味はわからなかった。 律「?いや…何でやめんだよ、やめるのはわたしの、似合わない恋する乙女だ。」 わたしもめいっぱい笑った。 そこからだ、話が噛み合わなくなったのは。 ※ 澪視点 澪「え?何でやめんだよ。」 思わず律と同じセリフを発していた。 澪「律は頑張れよ、わたしが諦めるから。」 律「何でそうなるんだよ、大体何を?わたしが諦めれば済むことだろ?」 澪「律が諦めたら、わたしが泣いた意味ないだろ?」 律 「は?何?ごめん、何の話?」 ん?ちょっと話がわからなくなってきた…。 ※ 律視点 律「待て、話を整理しよう。」 どこからだ、話がこんがらがり出したのは…。 律「まずさ、何で澪はわたしを避け始めたんだ?」 澪「そりゃあ…律に好きな人がいるから…。」 律「泣かない。で、だからわたしを避けたんだろ?」 澪「そうだよ?今言ったぞ?」 律「じゃあ何で、わたしが諦めたら意味ないの?」 澪「だって…ここは身を引けば…。」 律「澪ひく?」 澪「違う、わたしが、『身』を引くんだ。」 律「何から澪は身を引くんだよ。」 澪「ごめん、今わたしの名前呼ぶとややこしい。」 律「秋山さん、何から身を引くんだ?」 澪「律からだろ?」 律「いや、わたしが身を引くんだよ、秋山さん。」 澪「えっ?」 律「えっ?」 ※ 澪視点 澪「あのさ…律の好きな人って…誰?」 律「もう言わせるなよ~。これだけ泣いたのに恥ずかしいだろ。」 澪「いいから言え!誰だ!わたしの知ってる奴か!?」 律「知ってるも何も…本人じゃん。」 澪「えっ?えっ?」 律「秋山澪だよ!わたしの好きな、でも身を引いた人。」 澪「はあああああ?」 律「何でキレんだよ今更。」 澪「違う、待って、頭おかしくなりそ…」 律「諦めさせて、そのくせまた言わせて、何故かキレて。相変わらずひどい女だな!」 澪「違う!違う!わたしも律が好きだよ!」 律「へっ?」 澪「えっ?」 律「えっ?」 ※ 律視点 「どういうこと…?」 二人で問題を整理した。 「澪はわたしが澪を好きだって気付いて、引いたんだよな?」 「違う、わたしは律に好きな人がいるって言われて…落ち込んだ。」 「だから避けた?」 「そう、思い出なんていらない、とか言っちゃった。」 「え?何それ?」 「いやこれは今考えてる歌詞で…」 「歌詞の話、後にしてくんね?」 「ごめん…。」 「で、話の続き。」 「好きな人がいる律を、独り占めしちゃいけないって思った。」 「ほう。」 「そう思うと、うまく話せなくて…なあ恥ずかしいよ。律は?」 「わたしは…澪に彼氏が居ないって聞いて…まだ独り占め出来るって思った。」 「ほう。」 「で、いつか彼氏が出来るまでに、いっぱい思い出作ろうと思って、誘った。」 「それって…」 「「うちら両思いってこと?」」 思わず重なる声。 相当大きな声だったから、誰かに聞かれたかも。 でもこの際…もうどうでもいい…。 ポジティブ過ぎるわたし。 ネガティブすぎる澪。 同じ思いでいた二人。なのに捉え方が違い過ぎて、無駄にいくつもすれ違いあってた。 そして無駄に疲れた。 とりあえず…何だ?どうすりゃいい? 「とりあえず、顔洗って教室戻ろうか。秋山さん、ひどい顔だぞ。」 「澪って…呼んでくれよ…。」 ※ 澪視点 唯とムギがこっちを見る。 二人とも赤い目して何してたの?と聞かれる。 説明する気力もない…いや、説明しちゃまずいだろ。 律が適当にごまかした。 アイツはそういうことが、昔からうまい。 そして他の二人は、基本的に「疑う」ということを知らない。 ※ 律視点 授業中、澪を見ると、珍しくウトウトしていた。 きっと泣いたことで、疲れて目がジンジンするんだろう。 「澪の分、ノートとっておくか…」 わたしは珍しく、ほぼ白に近いノートをめくり、せっせと黒板を写した。 そして、いつも通りの部活をした。 昼休み、わたしたちがたくさん泣いて、たくさん混乱して、気持ちを確かめ合った場所だ。 ちゃんと新曲の練習もしたのに、リズム隊はグダグダだった。 梓「律先輩も澪先輩も…どうしたんですか。」 梓、ごめん先輩お答え出来ません。 部活が終わり、澪と二人きりになった。 澪「すっかり、夕方だな。」 律「だな。今日は何かすぐ寝れそうだ…。」 澪「わたしも…。」 律「でも、嬉しかったよ。」 澪「それも、わたしも…。」 澪が腫らした目で、笑った。 律「ははっ、ひどい顔ですよ秋山さん。」 澪「うるさい。で、澪って呼んでくれ。」 律「はいはい、みーおーちゃん。」 澪「でさ…部のみんなには、話すのか?」 律「澪、やだろ?」 澪「あ…うん、出来れば黙ってたい。」 律「仕方ないか~。」 澪「ごめん…。」 律「でもその代わり…次の日曜、遊んで?二人きりで。」 澪「うん、楽しみにしてる。」 ※ 澪視点 大好きなこの時間。 オレンジ色の空、夕日に照らされる律。 澪「わたし、この時間好きなんだ。」 律「でも日が落ちるの早くなっちゃったな。もう時期暗くなる。」 澪「暗くなったらさ…見えないと思うんだ。 律「?うん。」 澪「手、繋いでもいいか…?」 律「もっちろん。」 家を通り過ぎて、わけもなく歩き続けた。 辺りが暗くなった途端、律が黙って手を差し伸べてくれた。 律が腕をブンブン振り回すから、何度か手が離れたしまった。 でもその度、次は離れないように強く、握りなおした。 約束の日曜。 律は折り目だらけの雑誌を片手に、 「次の約束、その次の約束…」とたくさん丸を付けた。 でも、約束なんていらないよ。 わたしたちには、必要ない。 新しく書いた歌詞も完成した。 いつも通り、律に見せた。 律「澪…『思い出なんていらないよ』ってあの時の…。」 澪「まあまあ、その後読んで。」 だって“今”強く、深く愛してるから 終わり。 戻る
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/52988.html
登録日:2023/01/07 (土) 00 49 47 更新日:2023/06/13 Tue 00 03 39 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ミレリア=Q=メルロマルク ミーハー メルロマルク メルロマルクの雌狐 井上喜久子 人妻 伝説好き 女王 意外とミーハー 有能 槍の勇者のやり直し 母親 盾の勇者の成り上がり 私はメルロマルク国女王、ミレリア=Q=メルロマルクです。助けに来るのが遅れて申し訳ありません 出典:盾の勇者の成り上がり、21話「尚文の凱旋」、キネマシトラス、盾の勇者の製作委員会、2019年1月9日~6月26日まで放送、©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会 ■概要 『ミレリア=Q=メルロマルク』とは『盾の勇者の成り上がり』の登場人物。 および外伝作品『槍の勇者のやり直し』『真・槍の勇者のやり直し』のサブキャラの一人。 CV:井上喜久子 四聖勇者が召喚されたメルロマルク国の女王。 勇者を召喚した際にはオルトクレイが王を名乗っていたが、メルロマルクは女王制のためオルトクレイはミレリア不在時の代理の王である。 家族構成は夫にオルトクレイ=メルロマルク32世、娘に長女・マルティ=S=メルロマルク、次女・メルティ=メルロマルクがいる。 なおマルティとメルティとの間に長男シゼルがいたが既に故人。 ちなみにミドルネームの『Q』は女王の証であり、後に女王を継承したメルティもミドルネームにQがついている。 性格はとても理知的で有能。 自国の政治は勿論、外交にも長けており他国からは『メルロマルクの雌狐』とまで呼ばれている。 とはいえ実は外交能力はオルトクレイに劣っており本来は夫の補佐をしていたようだが、 その夫が亜人への憎しみに捕らえられ落ちぶれてしまったため彼女が全てをやるようになったようだ。 また家族への情が厚く、オルトクレイが落ちぶれてもマルティがクズすぎても見放しきれていない。 さすがにこの二人は作中での所業が所業のため、勇者や国民への見せしめのために罰を与えねばならなかったが、それでも命だけは守ろうと手を回している。 ……それでも霊亀事件が起きた後に元康を裏切り、錬と樹を騙して利用することで四聖勇者全員を害した上、クーデターまで起こしたマルティは見捨てるしかなかったが。 その情のせいか影という暗部を使って家族の事を見張っているようで、マルティの初体験がいつなのか、メルティに初潮が来ているかどうか把握している。 夫のオルトクレイは他国出身だが移民し将兵となってシルトヴェルトとの戦争で活躍し、『英知の賢王』とまで呼ばれた英雄であり、 その功績でメルロマルクの貴族としては最高位である大公にまで出世し、婿入りの形でメルロマルクの王族となった。 女王は結婚前から英知の賢王のファンであり、互いに両思いになっているため夫婦生活に問題はなかった。 オルトクレイが愚王になってしまった事についても、獣人・亜人・シルトヴェルト・盾の勇者を憎む理由を知っており、 頭脳も曇るほど憎しみに歪んだ決定的な理由がシルトヴェルトとの和平会談で、 怪物化の毒を盛られた息子を救えず自らの手で討った事が原因と分かっているため、いずれ英知の賢王に戻る事を願って見放しきれないのだ。 また一方でマルティの事は怪しんでおり、愛は最低限のものしかない。 というのも上記の息子を殺したのはシルトヴェルトではなく、マルティではないのかと疑っているからだ。 証拠がないので怪しむだけだが、念のためマルティとメルティは離して教育している。 ■本編 伝承で伝えられている災害『災厄の波』が発生したため、四聖勇者を召喚する儀式を最初に何処の国がやるかを決る会議に出るためにフォーブレイに出向。 (基本的に召喚でやって来る勇者は一回につき一人なため(来ない事もある)。召喚の順番を決める必要があった) そこで決まった順番はフォーブレイが最初でメルロマルクは4番目。 ……しかしフォーブレイが召喚に失敗し、召喚に必要な聖遺物が偽物に入れ替わっている事が判明し、なおかつメルロマルクに勇者が召喚されたという報が入る。 メルロマルクが勇者を独占するために仕組んだ事として各国が戦争ムードになったため、交渉するために各国を渡り歩く必要があり、メルロマルクに帰れなくなる。 そんな状態でも迫害されている岩谷尚文を援助すべく、暗部を使って奴隷商を秘密裏に斡旋させていた。 そうして各国との間を調停している最中、オルトクレイからメルティに会いたいという連絡が来る。 これを三勇教の罠と見破ったミレリアは、こちらも罠を仕掛けるためにメルティに護衛を着けて派遣。 罠にかかった三勇教が四聖勇者を殺そうとしている現場を作り出すことによって、三勇教を邪教認定し、夫と長女の権威を剥奪、名前もクズとビッチに解明(ビッチは後にヴィッチに再度改名)した。 その後は尚文の援助をしつつ諸外国と波への対抗策を練っていたが、 四霊の麒麟を討伐しにフォーブレイに行った際に、タクトに攻撃され致命傷を受けてしまう。 最後は夫の腕の中で、彼が覚醒するように促しながら息を引き取った。 これによってクズは杖の勇者となり英知の賢王に復帰する。 女神との戦いでは協調性が無い転生者たちを統率させる為に、女神に復活させられて洗脳を施され、尚文たちの敵として登場する。 しかしクズとの戦いの最中で、杖の眷属器の力のせいか愛の力のせいか不明ながらも、女神の洗脳を打ち払う事に成功。結果的に蘇生した。 ■槍の勇者のやり直し 上記の通り四聖勇者召喚時はフォーブレイにおり、その後外交しているのでメルロマルクに戻ってくるのは各ループ中盤以降になる。 元康も盾の勇者迫害をどうにかできるのはミレリアだけと分かってはいるが、外交のために世界の何処にいるのか不明のため、早期合流が出来なかった。 シルトヴェルト編 シルトヴェルトとメルロマルクが戦争になりかけているという事を、フォーブレイにまでやって来たエクレールに伝えられる。 ミレリアは国に帰れないので、オルトクレイ率いるメルロマルク軍は賊軍であると宣言した映像水晶を持たせ、エクレールにメルロマルク軍の指揮権を与えた。 オルトクレイ(を名乗る偽物扱い)は生け捕りにするよう指示するが、ヴィッチ(赤豚)はやりすぎたとの事で見放され、元康によって爆☆殺された。 メルロマルク編 尚文たちが本編通りになぞっているため、本編と同じタイミングで登場。 しかしこのループでは尚文の善行をやり過ぎたため、クーデターが発生していた。 なので夫と娘と三勇教に罰を与えるだけでは騒動を治める事が出来なくなっていたため、メルティと尚文を婚約させることで尚文を王にさせようとする。 フォーブレイ編 このループでは四聖勇者が召喚直後からフォーブレイに向かうので、比較的に序盤に登場。 しかし元康が夫と娘と三勇教の教皇を殺していた事で、ヴィッチの亡霊がミレリアの親戚の女に憑依して暴走。結果的にメルロマルク国民の三分の一が死に果てた。 女王がピンチに陥ったその時、夫が娘から眷属器を剥奪することで離反、彼から杖の眷属器を託され杖の勇者に選ばれた。 また上記の悲劇を阻止するために、元康に召喚直後に夫を殺すのはやめてくれと懇願した。赤豚は元康が魂まで殺すということになった。 ゼルトブル編後編 このループでは元康が召喚直後のタイミングではミレリアがフォーブレイにいる事を知り、 さらに前回行った事でフォーブレイへポータルセーブしてすぐに転移できるようになっていたため、ヴィッチが虚言強姦魔事件を起こす前にメルロマルクに戻って来られた。 そして尚文の部屋の天井裏でヴィッチの企みの一部始終見たことで、カンカンに怒っている。 追記・修正は家族に罰を与えてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 美しい。 -- 名無しさん (2023-01-07 14 16 30) 合流するまで大変な目に遭ったのは事実だが、長女が極悪人、夫が逆恨みの復讐鬼、国教が世界の救世主を名指しで悪魔呼ばわりを何とか始末できなかったものか。まぁできたらできたで、タクトのお膝元に四聖が揃っちゃうんだが。 -- 名無しさん (2023-06-13 00 03 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11502.html
…何よ。 ちょっとかっこいいこと言っちゃって。 まあ、純みたいなやつにそんなことを言われてしまうほど、私は深刻そうにしていたのだろう。 でも、 梓「…ありがと」 純「はいはい、どういたしまして」 確実に、私は今この憎めない親友に救われたのだろう。 …純のくせに。 梓「純、明日からは私一人で作るよ」 今ならできる気がしていた。 私はきっとそんな歌詞づくりに才能があるほうじゃないし、そもそも歌自体上手いほうではない。 でも、そんな私でも。 梓「私の思いを、書いてみる」 こう、胸を張って言える。 純「そうね」 純は優しく笑った。 その顔を見て、より一層やる気が出てきた。 純「じゃそろそろ帰るね。しかし…」 梓「ん?」 純「気づいてないのか…いや、ならわざわざ言わなくても…」 梓「どうしたの?何かあるなら言ってよ」 私たち、親友じゃない。 純「そう…あのさ、梓」 梓「何よ」 純「あんた、マジで唯先輩のこと好きだったんだね」 梓「…え?」 え?え? 純「いや、この前は誰に向けた歌詞かなんて言わなかったのに、もうさっきから唯先輩唯先輩って…まあ薄々わかってはいたけど」 梓「………」 純「………梓?」 梓「ああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」 純「うわっ!?」 ヤバい!ヤバい!めっちゃ油断してた!全然気にせずペラペラしゃべっちゃったよ!! 馬鹿私!ホント馬鹿! 純「…梓」 梓「な、何か用かな?」 平静を取り繕う。 純「応援してるぞ☆」グッ 梓「うるさい!帰れ!今すぐ帰れ!」 無理でした。 純を帰し、一人枕に顔をうずめる。 考えるのは、唯先輩のこと。 梓「……」 私は、唯先輩のことは特別な存在というのは意識していた。 しかし、まさか… 梓「…唯先輩が、好き」 こっちが本当の気持ちだったとは。 この気持ちは、恋とは違うと思っていた。 そもそも女の子同士だし。 でも。 梓「好き」 こんなにすらすらと口から出てくるなんて。 気づいてしまった私の気持ちは、すごく恥ずかしかったけれど、なんだか暖かかった。 梓「…好き…」 決壊したように、私の口からは、唯先輩への気持ちが溢れた。 そして、そのまま眠りについた。 それからしばらくして、学園祭が行われた。 残念ながら私の歌は学園祭には間に合わず、披露されることはなかったが、唯先輩の作った曲「U&I」を筆頭にした私たちのライブは、大盛況の中幕を閉じた。 その日自宅に帰り、緊張や疲れ、そして興奮からかベッドに倒れ込んだ私は、すぐに眠りについた。 そこで、私は夢を見た。 そこは、見渡す限りの白銀の世界。 私の低い視点から見える世界に、遮るものは何もない。 でも、決して寒くはなかったし、寂しくもなかった。 夢だからなんて理由じゃない。 隣には、あの人がいたから。 手と手を繋ぎ、ただ歩く。 ただそれだけのことが、私には最高に幸せだった。 ふと、立ち止まる。 そして、向かいあう。 何か言わなきゃいけない、そんな思いに駆られるが、何を言っていいかわからない。 あの人は、ただ微笑む。 いくら考えても、いくら焦っても、言葉なんて出てこない。 こんなところでも、私の語彙力の無さがもどかしい。 辞書でも持っていればいいのに。 あの人は、ただ微笑む。 そして、 梓「――――!!」 私の言葉は、急に吹いてきた風と、舞い上がった雪にかき消され、 私は、目を覚ました。 それから。 名目上部活動を引退したにも関わらず、「受験勉強を」と言って、先輩たちは部室に来続けたので、変わらず軽音部は賑やかだった。 しかし、それでもやはり現役時に比べたら来る回数は格段に減り、私一人部室で練習する日が多くなった。 たまに憂や純、稀にさわ子先生が顔を出す時もあったが、基本的には私一人の日がほとんどだった。 梓「寂しいね、トンちゃん…」 思わずそんなことを口走るほど、私は寂しかった。 少なくとも、律先輩なんかが陰で見てるんじゃないか、なんてことは思わないほどに。 そんな時思うのは、やはり唯先輩のことだった。 彼女はちゃんと大学へ行けるのだろうか? 一人暮らしとかできるのか? そもそも卒業…はさすがに大丈夫か。 唯先輩のことばかり考えていた。 来る日も来る日も。 そして、それを歌にしていった。 そして。 梓「できた…」 とうとう私の曲「冬の日」は完成した。 我ながら今さら感が漂う。 作り始めたの、9月だし…今12月だよ? でも、せっかく出来たんだし、みんなに見てもらいたい。 この歌詞にメロディーを付けたら、どんな曲になるんだろうか。 …私の思いの結晶は、何を伝えるのだろうか。 ある日、先輩たちが集まった日を見計らって、「冬の日」を初披露した。 澪「おぉ…」 律「梓のくせに…なかなかいいもん作るなぁ」 紬「とても素敵よ~」 唯「すごーい!あずにゃん天才!」 よかった…私の歌は、なかなか好評らしい。 何よりも、一番見てもらいたかった人が喜んでいる。 それが嬉しかった。 律「もう披露する場はないけど、せっかくいい詞なんだ、ムギ!メロディー頼んだ!!」 紬「りょーかい!」 私の歌詞が曲になる。 なんだかドキドキするな… 澪「梓、せっかくだしこの曲は梓が歌うか?」 唯「お!いいねー、あずにゃんとうとうボーカルデビューだよ!」 な、なんですと!? これは予想外だった… 梓「わ、私はいいですよ…ギターだけでいっぱいいっぱいですし」 唯「えー、もったいないー」 唯先輩が口を尖らせる。 澪「じゃあどうするか…この歌詞の感じだと唯か…ムギも似合いそうだ」 律「私は!?」 澪「お前はなんか違う」 律「みおしゃんひどい…」 紬「まあまあ…とりあえず、梓ちゃんの意見を聞いてみましょうよ」 唯「そうだね!」 梓「え!?」 な、なんですと!?(二回目) 梓「わ、私は…」 みんながこっちを見ている。 なんか…すごく言いづらいけど…ここは譲れない。 梓「唯先輩に…歌ってほしいです」 私の唯先輩への思いを、唯先輩に歌ってもらう。 何だか本末転倒な感じもするが、これは作っている途中から決めていたことだった。 唯「私?いいの?あずにゃん」 梓「はい、ぜひ」 だって、私と同じ思いを歌ってもらうなんて。 なんか、両思いみたいな感じじゃないですか。 澪「決まりだな」 律「悪いなムギ、勉強も忙しいだろうに」 紬「大丈夫!唯ちゃん梓ちゃん、とびっきりの曲作るからね!!」 ムギ先輩…なんか妙に張り切ってる気が… まあいいか。 唯「あずにゃん、出来上がったら私も頑張って歌うからね!!」 梓「はい!お願いします!」 そして、出来たら。 歌詞に込められた、私の気持ちにも気づいてください。 そしてそれはついに出来上がった。 ムギ先輩の作った曲は、まさに私がイメージしていた、雪の降る町で恋人が歩いているような、素晴らしい曲だった。 梓「ムギ先輩!すごくいいです!」 律「さっすがムギ!」 紬「やだわぁ、梓ちゃんの歌詞のおかげよ~」 澪「どっちも素晴らしいさ、じゃなきゃこんないい曲はできないよ」 でも、本当に素晴らしい曲をつけてくれた。 自分の歌詞が、こんな歌になるなんて…感動するなぁ。 唯「よーし!さっそくみんな練習しよう!!」 律澪紬「おー!」 梓「おー…ってみなさん、勉強はいいんですか!?」 律「いいじゃんいいじゃん♪」 紬「せっかく曲ができたんだし~♪」 澪「まあ…せっかく…だからな」 澪先輩まで…まあ、でも… なんか、いいな。 唯「ほら、一緒にやろ、あずにゃん!」 梓「はい!!」 久しぶりに5人でやった演奏は、舞う雪のように、キラキラしていた。 その晩。 純に曲ができたことを伝えると、自分のことのように喜んでくれた。 なんだかんだでいいやつなんだよなぁ、純は。 梓「純のアドバイスのおかげだよ、ありがとね、純」 純「やめてよ、くすぐったい」 そんな話をしていると、 純「でも、梓はそれで満足したの?」 梓「え?」 そりゃそうだよ。 ちゃんと曲は完成したんだし。 純「そうじゃなくって…ちゃんと唯先輩に伝えなくていいの?あんたの気持ち」 梓「…」 それは… 純「梓が満足したならいいけどさ、私はちゃんと伝えるべきだと思うよ」 それはわかっている。わかっているけども。 梓「まだ、いい」 純「まだ?」 梓「うん、まだいいんだ」 梓「今は、この余韻に浸っていたいんだ。私の気持ちがこもった曲ができたことに。それを唯先輩に歌ってもらえることに」 梓「それに…今は、勉強で忙しいしね」 でも、いつか。 純「…そっか」 いつか、きっと。 梓「ちゃんと伝えるよ」 梓「ちゃんと、唯先輩に」 そうだ。 この曲は、まだ完成じゃない。 唯先輩が、全てわかった上で、歌ってくれなきゃ意味がない。 純「そうだね」 梓「あ、でも…」 純「ん?」 梓「なんて告白すれば…いいだろう」 純「あんたねぇ…」 受話器の向こうから、盛大なため息が聞こえる。 純「そんなことまで私に頼るなっつーの!」 梓「だ、だって…」 いいじゃない、こんなこと相談できるの、純くらいしかいないんだし。 純「まったく…そんなの簡単じゃない!言ったでしょ、不格好でいいのよ」 純「『好き』から始めなさいよ」 おしまい 戻る あとがき 終わりです。 梓が「冬の日」の作詞、という設定で書きました。 理由は、曲を聞いた瞬間なんか唯梓っぽいなーと思ったからです。以上。 ちゃんと唯梓が結ばれるとこまで書こうかとも思いましたが… 実は過去に書いたやつが続編みたいな感じになってるんでやめました。宣伝。 ゆい「あの…入部希望…なんですけど…」 梓「ふわふわ時間!」 読んでみていただけたら幸いです。宣伝。
https://w.atwiki.jp/genesis-ticket/pages/303.html
【用語名】 思い隠し 【読み方】 おもいかくし 【詳細】 怪異の一種。 俗に言う「記憶喪失」のこと。術式を使うことで記憶を復元させることが可能。