約 883,779 件
https://w.atwiki.jp/momizi_party/pages/105.html
感情世界 デスゾーン 魔法世界 水鏡世界 ゲーム中に出てくる世界の説明 感情世界 世界の創造主:クラウス 世界を構成するエネルギー:感情 難易度:★☆☆☆☆ 無印ていみんぐ・ていみんぐ+の舞台になる場所。 クラウスの現人神、サモナ等の感情具現体、紅葉や言葉のウィンドゥルーツ、 そこにプレイヤーである人間と、害を成す魔物の計5種族が存在する世界。 他の世界に比べると比較的平和。 デスゾーン 世界の創造主:ロードオブナイトメア 世界を構成するエネルギー:憎悪・悪夢・混沌などの全ての負のエネルギー 難易度:★★★★★ ていみんぐ+で突発的に出現するエリアで、感情世界に居る敵の数倍の強さを誇る。 ロードオブナイトメアはその世界の支配者であり、全ての負を生み出す存在。 世界に負のエネルギーが存在する限り回復を続けるため、倒す事はできない。 しかし魔力は無限回復をするわけではないため、召喚を封じる事は可能。 サモナ・クラウス・秋風姉妹が感情世界を崩壊させないために敵の侵入は封じている物の、 一度開いたゲートはロードオブナイトメアを止める以外に閉じる道は無い。 そのため、プレイヤーはそのゲートを封じるために闘う事となる。 近年では負の増加により、ほぼ毎日開くようになったとされる。 また、サモナが守っていた古の墓標に封印されていたのはロードオブナイトメアであり、 ロードオブナイトメアを解き放った先代が再び封じたものの、それは仮初の封印でしかなかったようだ。 ちなみに古の墓標に封じた英雄4名もロードオブナイトメアの力を封印する人柱となっているが、 この人柱こそ感情世界にある直轄区の原型だったりする。 しかし現代の直轄区はロードオブナイトメアを封印するためでなく感情を封印するために使われているため、 ロードオブナイトメアを封印する力が弱まった事もデスゾーンの出現数に影響しているのだろう。 魔法世界 世界の創造主:レイヴンウィッチ 世界を構成するエネルギー:魔力 難易度:★★★☆☆ 武術が衰退しているが、 他の世界に比べて飛躍的に発展している魔法技術が特徴。 但しガイスト兵と呼ばれる魔界からの敵が横暴しているため、 世界の滅亡は近いと言われている。 水鏡世界 世界の創造主:拳聖 世界を構成するエネルギー:武力 難易度:★★★★☆ 魔法も無ければ剣も無い世界。 恐ろしく強い敵がいっぱい居る。 しかしこの世界の住民は天体の力を操り、 己の拳のみでその強大な敵を打ち倒す事のできる者が居るらしい。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/4181.html
「うらぁぁぁぁ!! タクアン死ねぃっ!!」 「なんで貴女が……ひでぶっ!」 「ヒャッハァ! キルスコアゲットォォォォォォォ!!」 異世界に脱出なんて温い。臍で茶を沸かすほど温いッ! 一人だけ護身をするなんて甘い。極上の料理に砂糖をぶっかけるほど甘いッッ!! さて澪死んだし、タクアンも死んだから、次はあの基●外をヤリに行こう! 決定! 決定! 大決定!! これでけいおん!のヒロインの座はこの私! 田井中律のものだ! クックックッ……!! ハッーハッハッハッハッハッハ!! 行くぞ、変態共! 全ては私のK―ON計画の成就させるために! 唱えろ!! オール、ハイル、律っちゃん!! 『オール、ハイル、律っちゃん!!』 うるせぇ!! 黙れクズ共!! 静かに出来ねぇのか!! コキャ!! コキャ!! っしゃーっ!! 勝ったッ!! 第三期完ッッ! 次の放送が楽しみだなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! そして、私は支給された核ミサイルに颯爽と乗り込んだのであった。 【一日目・8時00分/インド/天候・晴れ】 【田井中律@けいおん!】 【状態】発狂、情緒不安定、超ドーピング済み 【装備】「モリゾーを殺したのも私だ」と書かれた核ミサイル(フル改造済み) 【道具】支給品一式 【思考】基本:けいおん!のヒロインになるぜ、ヒャッハァ! 1:軽音部や友人達を優先的に殺すッ! それ以外はスルーするッ! 2:原作は投げ捨てるものだッッ!! 3:死に場所は選ばない、だって女の子だもんッッッ!!! 4:さぁ来いよ、雑兵共まとめて相手になってやるぜッッッッ!!!! 【琴吹紬@けいおん! 死亡】 死因:秘孔を突かれた 【真鍋和@けいおん! 死亡】 【平沢憂@けいおん! 死亡】 死因:豪快な首コキャ 【山中さわ子@けいおん! 死亡】 【鈴木純@けいおん! 死亡】 死因:核ミサイルのバーニアで焼死
https://w.atwiki.jp/swicelegend/pages/43.html
次元世界 概要 リアルスペースやハイパースペースとも異なる孤立した次元空間のこと。銀河では「アザースペース」と呼ばれている。世界と世界の間は次元の海と呼ばれ、次元航行装置を搭載した艦船で航行することが可能である。空間内には恒星やミッドチルダなどの居住可能な惑星も存在している。おそらく次元世界を史上初めて発見し、支配したのは銀河で無限帝国を築いていた古代種族、ラカタである。ラカタたちは銀河でしていたのと同様に、各次元世界に現住していた人間たちを隷属させたのだった。それと同時に、人間に技術を授けたりもしていた。やがて無限帝国が崩壊すると、ラカタの生き残りはアルハザードという世界を作り次元のはざまへと姿を消していった。その後次元世界を統一したのはベルカ王朝である。これはラカタから魔法などの叡智を授かった人間によって興された国だった。統治者は聖王と呼ばれ、繁栄を誇ったが内乱や技術の暴走によって滅亡したのだった。そしてベルカの滅亡後に設立されたのが時空管理局だった。管理局はベルカの教訓から質量兵器の廃止を掲げ、また、古代遺物ロストロギアの回収・管理をおこなった。管理局は次元世界を管理世界・管理外世界に分け、管理・統治をおこなっていた。 チルトレさんが聖白蓮=ヴァイス・ロートス・ゲーゼブレヒトを採用してるので、ここのでベルカ王朝はベルカ第一王朝の気がします -- てんぷら (2014-08-20 02 15 06) ああ、そういえば・・・その辺を加筆・編集して頂くと助かります -- Wolftange (2014-08-20 18 08 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/41803.html
【検索用 にしむせかい 登録タグ MAKIU VOCALOID に ねじ式 初音ミク 曲 曲な 檀上大空】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ねじ式 作曲:ねじ式 編曲:ねじ式 イラスト・動画:檀上大空 サウンドエンジニアリング:牧内シンジ(Twitter) 唄:初音ミク 曲紹介 泣き虫なのはお互い様なんだから 滲む世界を歩こう。 曲名:『滲む世界』(にじむせかい) ねじ式氏のVOCALOID曲84作目。 アバターライブ配信アプリ トピア 主催「トピア×ねじ式P×TEACの楽曲提供イベント」優勝者、鳳玲天々氏への提供曲。そのVOCALOID版。 歌詞 (dropboxより転載) 静寂に蝕まれてく世界で 君の夢を見たよ 今でも 手を繋いだ温もりだけが僕を 導いてくれるんだ 正解なんてない よどむ空に 君が灯した灯が見えるよ 間違いだっていいのさ すぐ隣で つまづいたり 転んでたり 君と一緒がいいんだよ 「明けない夜なんてない」と強がるよりも 暗闇をわかちあえる弱さでいい 月明かりの中 歩こう 灯りが消えた街を二人きりで 泣き虫なのはお互い様なんだから 滲む世界を歩こう 遠い世界を 嘆く夜に 変わり映えしない陽が昇るよ ありふれたっていいのさ すぐ隣で 微笑んだり ふざけあえる 君と一緒がいいんだよ 開けたいドアを開ける力よりも まわり道 わかちあえる優しさでいい 月明かりの中 歌おう 出会った頃の歌を口ずさめば あの日の僕ら 取り戻せると信じて 今日もそばにいるから 静寂に色をつけてこう 二人で 描き足した色はいつか 未来に 歩き出す道しるべになるから うつむかないでいて 月明かりの中 歩こう 灯りが消えた街を二人きりで 泣き虫なのはお互い様なんだから 滲む世界を歩こう コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/truthzestiria/pages/193.html
ミケル 基本設定 +原作設定 原作設定【TOZ】テイルズ オブ ゼスティリアの不満点・問題点まとめwikiの登場人物より引用 先代導師でミクリオの伯父。 ライラと共に各地を回り、カムランを開拓後、天遺見聞録を執筆する。 また、カムラン開拓はマオテラスを穢れから守るためであり、奉られていた場所から使われていなかったカノヌシの神殿に移動させた。 しかし、カムランを拓いた地が北の大国に向けて進軍するために丁度良い場所(国境)だったため、ハイランドとローランスに目をつけられる。 ローランスに守ってもらっていたが、ハイランドが攻めてきた際、当時の将軍であったヘルダルフはここで兵力を割くのは得策ではないと判断し、撤退してしまう。 カムランは落ち、炎の中でミケルはまだ赤ん坊のミクリオとマオテラスを使い、村を守らなかったヘルダルフに呪いをかけた。 切り開いた村が戦火に焼かれ、村人が殺されてしまったのは同情できるが、結論として災禍の顕主を生み出した張本人ということになる。 それに各地を旅して、村を拓く場所が国境であることを知らないなんてことがあるのだろうか。 村人を誰一人守れない、しまいには甥を生贄として呪うということは如何なものか。 また、ヘルダルフが村を守らなかったことを怒るのは理解できるが、呪うとすれば村人を虐殺し壊滅させたハイランドや ハイランド兵士を恨むものではないのだろうか。 プレイヤーからは彼の行動は行き当たりばったり・共感しにくい・災禍の顕主を生み出した元凶という評価を受けた。 中には「クズ」という評価をする人もいる。 +真ゼス設定 真ゼス設定
https://w.atwiki.jp/kontonsekai/pages/41.html
紀元前3000年前。 このとき、世界は誕生した。 何も無い世界から、ある生物が現れる。 それは、強大な力を持ち、その力で世界を創り上げた。 そして、そのあと、4000年の間、その生物は世界のどこかで休息を始める。 4000年経ち、その生物は、人間という地球に存在する生物に関心を持ち、 自ら人間となって、その生物は地球に降り立った。 名前は、「松崎剣人」―――――――――――――――――― そして西暦2011年。 魔法の存在する世界で、この札幌市は世界最大の都市になっていた。 魔法が存在する国は日本だけで、その中でも日本国軍がそこに置かれたからだ。 その国軍は、数年前、ある出来事によって壊滅状態に陥った。 しかし、戦場から生き残った少年少女達が、今の軍部まで立て直すことができた。 今の国軍の元帥は松崎剣人。 そう、世界を創り上げた、その人間は、今も生きている――――――――――――――――――
https://w.atwiki.jp/feif/pages/33.html
武器 剣・刀/槍・薙刀 / 斧・金棒/暗器・手裏剣 / 弓・和弓/魔道書・呪 / 道具 / アクセサリー システム 武器の性質 アイテム - 道具(杖・祓串、竜石・獣石他) 杖・祓串 使用可能兵種:修験者、巫女、白の血族、陰陽師、山伏、戦巫女、聖天馬武者、バトラー、メイド、 アドベンチャラー、ストラテジスト 名称 回数 ランク 射程 特殊効果など 入手方法(価格) ライブ 20 E 1 隣接する味方を回復させる。 暗夜道具屋Lv1(500) リライブ 15 D 1 隣接する味方を大きく回復させる。 暗夜道具屋Lv1(1000) リブロー 5 C 1-7 離れた味方を回復させる。 暗夜道具屋Lv2(3000) リカバー 5 B 1 隣接する味方を非常に大きく回復する。 暗夜道具屋Lv2(3000) リザーブ 2 A 1-7 周囲の味方全員を回復させる。 暗夜道具屋Lv3(5000)宝箱:透魔26章 ビフレスト 1 S 攻略中ステージで最後にロストした仲間を復活 宝箱:暗夜26章敵撃破:透魔26章 フリーズ 4 D 1-7 敵の移動力0、回避-20。 暗夜道具屋Lv1(1800) ウィークネス 4 C 1-7 敵の全能力-4。 暗夜道具屋Lv2(2500) ドロー 2 B 1-7 敵を自分の隣にワープさせる。 暗夜道具屋Lv2(4200) 花束の杖 3 D 1 味方のHP20回復/味方の幸運+4(章の間) お菓子の杖 5 E 1 味方のHP10回復、自分のHP5回復 マイキャッスルの拾得品 キノコの杖 5 E 1 味方のHP15回復 / 自分の魔防+2(章の間) マイキャッスルの拾得品 エリーゼの幼杖 1 C 1-5 味方のHP10回復 マイキャッスルの拾得品 リリスの星杖 1 B 1-5 周囲の味方全員のHP7回復 名称 回数 ランク 射程 特殊効果など 入手方法(価格) 春祭 20 E 1-2 少し離れた味方を回復させる。 白夜武器屋Lv1(500) 夏祭 15 D 1-2 少し離れた味方を大きく回復させる。 白夜武器屋Lv1(1000)敵撃破:白夜17章 秋祭 5 C 1-10 大きく離れた味方を回復させる。 白夜武器屋Lv2(3000)訪問:白夜13章宝箱:白夜19章 冬祭 5 B 1-2 少し離れた味方を非常に大きく回復させる。 白夜武器屋Lv2(3000) 大祭 2 A 1-10 周囲の味方全員を回復させる。 白夜武器屋Lv3(5000)宝箱:白夜25章 七難即滅 2 E 1-10 離れた味方を自分の隣にワープさせる。 白夜武器屋Lv1(3800)宝箱:白夜10章,暗夜9章,20章,透魔26章 神風招来 4 C 1-10 敵が魔法・杖を使えなくなる(1ターン)。※魔法武器も使用不可? 白夜武器屋Lv2(2400)宝箱:白夜16章,暗夜25章 禍事罪穢 3 B 1-10 敵の最大HPが半減(章の間)。 白夜武器屋Lv2(3000)宝箱:白夜19章 ちょうちん 5 E 1-3 味方のHP7回復 マイキャッスルの拾得品 団子串 3 D 1-2 味方のHP10回復/使うと自分のHP回復。 マイキャッスルの拾得品 笹飾り 3 C 1-2 味方のHP15回復/周囲2マスの味方の幸運+8。 マイキャッスルの拾得品 サクラの小祓串 10 E 1-2 味方のHP7回復 マイキャッスルの拾得品 アサマの捻れ祓串 1 B 1-2 味方のHP30回復 マイキャッスルの拾得品 石 装備可能兵種(竜石):ダークプリンス、ダークプリンセス、白の血族、ダークブラッド 装備可能兵種(獣石):妖狐、ガルー、九尾の狐、マーナガルム 名称 ランク 威力 命中 必殺 回避 射程 特殊効果など 入手方法(価格) 竜石 E 14 85 0 -10 1 魔法武器/追撃不可 道具屋Lv3(2000)クリア:共通5章 真竜石 C 25 75 0 -10 1 魔法武器/追撃不可/戦闘後能力減 敵撃破:白夜23章宝箱:暗夜20章戦闘実績3000 獣石 E 6 90 5 10 1 ガルー、妖狐専用 道具屋Lv3(2000) 守獣石 C 9 80 0 0 1 ガルー、妖狐専用 敵撃破:白夜15章 超獣石 B 12 90 5 10 1 ガルー、妖狐専用/戦闘後能力減 宝箱:透魔26章 回復・強化薬 名称 回数 特殊効果など 入手方法(価格) 傷薬 3 使うとHPが10回復する薬 道具屋Lv1(300) 調合薬 2 使うとHPが20回復する薬 道具屋Lv1(600) 特効薬 1 使うとHPが40回復する薬 道具屋Lv2(900)敵撃破:白夜17章 HPの薬 1 使うと最大HP+5(章の間) 道具屋Lv1(150) 力の薬 1 使うと力+2(章の間) 道具屋Lv1(150) 魔力の薬 1 使うと魔力+2(章の間) 道具屋Lv1(150) 技の薬 1 使うと技+2(章の間) 道具屋Lv1(150) 速さの薬 1 使うと速さ+2(章の間) 道具屋Lv1(150) 幸運の薬 1 使うと幸運+2(章の間) 道具屋Lv1(150) 守備の薬 1 使うと守備+2(章の間) 道具屋Lv1(150) 魔防の薬 1 使うと魔防+2(章の間) 道具屋Lv1(150) 絆の種 1 防陣時に使うと、相手と仲良くなれる マイキャッスルの拾得品 ハープ 1 使うと周囲2マスの味方の速さ+4(1ターン) マイキャッスルの拾得品 ほら貝 1 使うと周囲2マスの味方の守備+4(1ターン) マイキャッスルの拾得品 虹の秘薬 1 使うと幸運+4、他の全能力+2(章の間) マイキャッスルの拾得品 アクアの秘薬 1 隣接する味方のHPを10回復する薬 マイキャッスルの拾得品 グレイの創作菓子 1 HP10回復、力・技・速さ+2(章の間) マイキャッスルの拾得品 ギュンターの良薬 1 使うとHPが25回復する薬 マイキャッスルの拾得品 パラメータ増加 遭遇戦の敵が持っていることもある。 名称 回数 特殊効果など 入手方法(価格) 天使の衣 1 使うと最大HP+5 道具屋Lv3(10000) 力のしずく 1 使うと力+2 道具屋Lv3(10000)敵撃破:白夜18章 精霊の粉 1 使うと魔力+2 道具屋Lv3(10000) 秘伝の書 1 使うと技+2 道具屋Lv3(10000) はやての羽 1 使うと速さ+2 道具屋Lv3(10000) 女神の像 1 使うと幸運+4 道具屋Lv3(10000)訪問:共通4章宝箱:白夜16章 竜の盾 1 使うと防御+2 道具屋Lv3(10000) 魔よけ 1 使うと魔防+2 道具屋Lv3(10000) 術書 1 使うと武器レベルが上昇 道具屋Lv3(10000)宝箱:白夜16章 ブーツ 1 使うと移動力+1 DLCで別ルートを拓くDLC「報酬・アンナの贈り物2」 神竜草 1 使うと全能力+1 敵撃破:スズカゼ外伝白夜・暗夜・透魔の3ルートを拓く クラスチェンジ DLCに関しては限定配信&DLCを参照。 名称 回数 特殊効果など 入手方法(価格) マスタープルフ 1 レベル10以上の下級兵種が、上級兵種になれる 道具屋Lv1(2000)敵撃破:白夜17章 パラレルプルフ 1 自身の素質で、レベルそのままで別兵種になれる 道具屋Lv1(2000) マリッジプルフ 1 支援S相手により、レベルそのままで別兵種に 道具屋Lv1(2000) バディプルフ 1 支援A+相手により、レベルそのままで別兵種に 道具屋Lv1(2000) エターナルプルフ 1 レベル最大の時(下級以外)、+5レベル成長可 道具屋Lv3(12000) チャイルドプルフ 1 子供が下級兵種から上級兵種になれるパラレルプルフ使用後の兵種には使用不可 19章以降の外伝で子供が所持 魔戦士の巻物 1 魔戦士にクラスチェンジできる DLCで別ルートを拓くDLC「王族最強戦」報酬 黒天馬の翼 1 ダークファルコンにクラスチェンジできる 白夜・暗夜・透魔の3ルートを拓くDLC「王族最強戦」報酬 英雄王の紋章 1 スターロードにクラスチェンジできる/男性専用 DLC「覚醒との邂逅」報酬(初回)※NPCの全員生存が条件 聖痕の紋章 1 マスターロードにクラスチェンジできる/女性専用 邪痕の紋章 1 神軍師にクラスチェンジできる DLC「見えざる史実」報酬 神将の紋章 1 ヴァンガードにクラスチェンジできる/男性専用 DLC「神将の試練場」報酬 シューター砲台 1 シューターにクラスチェンジできる/男性専用 DLC「砲手の試練場」報酬 DLC「報酬・アンナの贈り物」※砲台か魔法陣をどちらか1つ 魔女の魔法陣 1 魔女にクラスチェンジできる/女性専用 DLC「魔女の試練場」報酬 スキルの書 名称 回数 特殊効果など 入手方法(価格) 剛剣の書 1 「剛剣」のスキルを習得できる 敵撃破:DLC「神将の試練場」 歴戦の勘の書 1 「歴戦の勘」習得(下級レベル10以上) 天空の書 1 「天空」習得(上級レベル5か特殊25以上) ワープの書 1 「ワープ」習得(上級レベル15か特殊35以上) 敵撃破:DLC「魔女の試練場」 エリートの書 1 「エリート」のスキルを習得できる DLC「報酬・アンナの贈り物2」 換金・鍵他 名称 回数 特殊効果など 入手方法(価格) 小判 - 小さな金の板、300Gで売れる リリスから食材のお礼に貰うスキル「左うちわ」で拾う 扉の鍵 1 隣接する扉を開くことができる※入手した章をクリアすると消滅する 敵撃破 宝の鍵 1 隣接する宝箱を開くことができる※入手した章をクリアすると消滅する 敵撃破 障害物 - 「設置」で隣のマスに配置できる※入手した章をクリアすると消滅する 特定のマップで拾得
https://w.atwiki.jp/quo_vadis/pages/443.html
【機動戦士ガンダムOO】【ロボ】【アニメ】【2008】【3】 公式 wiki ニコニコで検索 みんなでトランザムシステムのおさらいです。 真っ赤になって三倍の性能、でも角はありません。 一定時間、しかもオーバーフローすると性能低下って意味あるのだろうか。 限界時間が分からないけどいまいちな気もする。 まただ!またコーラ様は死んでないぞ! 一方黒人フラッグファイターは特攻していた。 ハワードの仇を討ちたいのは分かるが……。 よりによってヒロシに華を持たせなくてもいいだろうに。 ロックオンにいさーん! IYAAAAAAAAA 後半2クールあるのに、ソレスタルビーイング唯一の良心が。 曖昧な死に方だが、生きてました^^なんてことは無いだろうなあ。 生体反応とか便利なものがある世界ですし。 フェイトと絶望先生が可愛そうだよ……。 どうせヒロシ生きてるんだろうし。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bokuchu777/pages/176.html
苛烈な攻防の最中、ふと、エラーズがその顔色を変えた。 レン「どうした、何かを感じたようだが?」 エラーズ「ああ、いえ。しかし、俄かには信じ難いが……やはり、そうか」 一人で納得した様子のエラーズに、怪訝な顔をするレン。 エラーズ「どうやら、君たちの仲間の勝ちのようですね。こちらの仲間はどうやら、ファイバーを残して全員敗北したようです」 その言葉に美優の表情が明るくなる。だがレンはやはり腑に落ちない。仲間達がやられたというのに、この目の前の男の余裕は何だというのか。 レン「貴様……何を企んでいる?」 エラーズ「今更新しく何かを企んだりはしませんよ。ただ、そう。試合に負けて勝負に勝った、というところですか」 美優「どういう、意味ですか?」 とたん、不安げな顔をする美優。 エラーズ「ああ、そういえば、世界の礎の生成方法を言っていませんでしたね」 少し長くなりますよ、と前置きをして、エラーズは語りだした。 以前大翔が説明を受けていたように、世界は混沌の中に浮いている。つまり、世界は混沌の中で誕生と消滅を繰り返しているのだ。世界は混沌より生まれ混沌へ帰る。 つまり世界の元は混沌となり、逆接、世界は混沌の一部といえる。 世界を作るためには混沌が必要。だが混沌などどう足掻いても手に入らない。それならば、極力それに近いものを作ればよい。そう、例えば、幾つもの世界のエネルギーを――混沌の一部を一箇所に集めれば、それは限りなく混沌に近いものとなるのではないか。一部を大量に集めればそれは全体に近づく。そうして、この世界へと多数の世界のエネルギーを集めだしたのだ。 しかし、それだけでは世界は生まれない。ただ混沌があるからといって世界が生まれていては、あっという間に混沌の中は世界で埋め尽くされてしまう。きっかけが必要だった。火種といってもいい。集まったエネルギーを撹拌するような、そんなことが。 それが、学園のいたるところで行われた、戦いだった。戦いをすれば魔法を使う。魔法は世界のエネルギーを利用した力だ。その戦いが激しければ激しいほど、エネルギーはかき回される。それに巻き込まれるように、ユリアの世界以外のエネルギーも、撹拌される。 つまり、エラーズたちに必要だったのは、戦い。それも、激しく、なるべく長い戦い。 エラーズ「本当は、姫君の協力があればもっと事は簡単に進んでいたのですが……まあ、上での戦いの様子からして説得は失敗、ですね。当然ですけど。まあそれでもよかった。これで条件は揃った。これだけ世界のエネルギーが渦を巻いていれば、後は時間の問題でしょう」 窓の外を眺めながら、しみじみと語るエラーズ。強大な感知の力を持つ彼には、異世界のエネルギーが荒れ狂う様子が見えているのかもしれない。 美優「そんな……それじゃあ、ワタシ達のしてきたことは、無駄だったの……?」 レン「馬鹿な……そんな馬鹿な話があってたまるか!!」 鋼鉄の刃と硬化した腕が火花を散らす。 レン「たとえ……たとえそれで世界の礎とやらが生まれても、貴様らの好きにはさせん! そうだ、まだ終わってはいない!!」 靴の裏で蹴飛ばす。 エラーズ「どうあっても、この世界の滅びはもはや変わらない。世界の中に世界が在るという、その矛盾、存在の負荷。それによって、この世界は砕け散る。もはやどうしようもない」 美優「そんなの、まだ分かりません!!」 鋭く尖った鏡がエラーズに襲い掛かる。そのことごとくを叩き落とされる。レンのたたきつけた剣閃から三つの光の刃が走る。壁へ天井へと縦横に走る刃も、やはりその身を傷つけることは適わない。 レン「ちっ! これでは……!!」 エラーズ「もういいでしょう。おそらく私ではあなた達を倒すことはできないでしょう。ですが、あなた達も私を倒すことは、できません」 美優「それは、どうでしょうか」 美優のつぶやきに、レンが振り返る。何か策があるのか、と。エラーズの魔法の感知力は並外れている。おそらくどんなやり方でも奇襲さえ成功しないだろう。魔法であれば。 美優「レンさん……あの、剣から光る斬撃を放つ魔法。あれ、その剣以外にもかけられますか?」 レン「ああ、それは可能だが……それがどうした?」 美優はそれに言葉ではなく、行動で返した。美優の魔力が溢れ、一斉に鏡が現れる。 エラーズ「むっ!?」 十字の形をした……ただし、その一辺だけが長い、まるで剣の形をした鏡たちが、床に壁に剣に突き立っている。『鏡界回廊』改め、『鏡剣回廊』 その全てがレンの武器となり、美優の武器となる。レンはその鏡の剣を一振り手に取ると、 レン「ゆくぞ――『二剣六刃』!」 二本の剣が輝き、叩きつけられた剣からそれぞれ三本の刃が迸る!! 鏡の剣は折れたが、それでもまだ大量に武器はそこにある。 エラーズ「数で押し切るつもりか!?」 美優「ええ、そんなところです。レンさん」 美優に肯き返したレンは、鏡の剣を抜き、エラーズへと駆け出した。両手の剣を交差するようにエラーズに斬りかかる。どちらもがっちりと受け止められるが、鏡の剣は砕け散り――美優風を受けて、小さな刃となってエラーズに襲い掛かる! 驚き、退くエラーズ。レンはぐるりと回り、辺りにあった剣を砕いた。それらはやはり風に乗ってエラーズへと襲い掛かる。鏡の欠片をかわすエラーズに、今度は両手に二本ずつの剣を抱えたレンは、それら全てを叩きつける!! レン「『四剣八刃』!!」 迸る刃は廊下を縦横無尽に駆け巡り、鏡を砕きながらエラーズへと突き進む。刃はかわしきったが、砕かれた鏡たちが襲い掛かってくるその全てまでは避けきれない。 エラーズ「だが、この程度の攻撃では私は倒せませんよ!?」 そう、確かに鏡の先端は鋭くエラーズの体に襲い掛かるが、それでも小さな傷にしかならない。とてもではないが、ダメージと呼べるようなものではない。 だが、それでいい。これで攻撃の『準備』は整った―― 美優「レンさん、行きます!!」 レン「応!!」 美優の言葉に呼応し、廊下を風が駆け巡り、砕かれて廊下にばら撒かれたまま維持されていた『鏡界』の欠片が集められる。レンは剣を掲げ、その集められたかけら達に全力の魔力を注ぐ。 エラーズ「それは、まさか!?」 レン「ゆくぞエラーズ、単独軍隊と呼ばれる我が全身全霊を見るがいい!!」 鏡の一つ一つが眩く輝く。レンの魔力が――切断した対象に斬撃を走らせる『斬像』が込められる。あまりにも大量の『剣』の群体。 エラーズは顔を青ざめさせた。確かに彼は魔法を感知することができる。それによって、魔法使い相手にはほぼ勝利することが可能だ。だがしかし、それはあくまでも感知してその魔法を回避することが前提なのだ。防げなければ、回避できなければ、どうしようもない。 レンの剣が、振り下ろされた。 猛然と殺到する鏡の群に、エラーズは全力で力をみなぎらせ、全身を硬化させる。果たしてこれで、どれほどレンの『斬像』に耐え切れるかは彼にもまったくわからなかった。 次々に床に壁に鏡が突き立ち、それが一斉に光を放った。輝く刃が一斉に生まれ――一瞬で、消滅した。 エラーズ「…………え? がはっ!?」 レンの一撃。背後からの、必殺の一撃。それはエラーズの右胸を貫いていた。 エラーズ「これは、一体……?」 レン「私の『斬像』は確かに、斬ったものの表面に斬撃を走らせることができる。だがそれは、発生させる斬撃の量と反比例して距離が短くなるのだよ、残念な事に」 つまり、あれだけの大量の鏡に斬像を込めたところで、本来は刃すら発生しないのだ。それでもどうにか刃が生まれたのは、美優の鏡に魔法の増幅効果がかかっていたおかげだ。それで目くらましができた。 エラーズ「つまり……あなたの攻撃は……この、一撃、というわけですか」 レン「ああ、私の全身全霊のフェイントだ。私の全てを費やさせてもらった」 事実、レンの息は荒い。エラーズは苦笑すると、 レン「くあっ!?」 美優「レンさん!?」 レンを蹴飛ばし、その剣を引き抜いた。よろめき、壁に背を預け、ずるずると血の跡を引きながら座り込む。 レン「ふん……まったく、随分と、丈夫な事だな……」 エラーズ「まあ、そうでないと、生きていけない生き方でしたからね。私の負けです、行くといいでしょう。この世界でどういう結末を迎えるのか、あなた達のやりたいように、やってみるといい」 レンは立ち上がり、剣を回収して鞘に収める。 レン「当然だ」 言い捨てると、エラーズを振り向くことなく、歩き出す。美優の傍まで来ると、ひとつ礼をした。 レン「助かった、ミユ殿。あの作戦は見事だった」 美優「あ、はい。こちらこそレンさんがいたから……それで、レンさん、あの人……」 美優はエラーズが気にかかるようで、仕切りにそちらを気にしていたが、レンはぽんと頭を叩く。 レン「あのまま放っておけば死ぬだろうし、彼に死ぬつもりがなければ自力でどうにかするだろう。我々にできることは何もない」 美優「あの人は……それで、いいんでしょうか?」 レン「わからんさ。わからんが……それでも、我々に何かされるよりは、ずっといいだろう」 美優はもう一度エラーズを振り返った。廊下は暗く、ここからでは生きているのか死んでいるのかもよくわからない。 彼は、この世界に決定的な滅びをもちこんだ存在で、彼女にとっては紛う事なき敵だった。それは理解していてそうとしか彼女自身思えない。ただそれでも、美優は。 美優「せめて、未来を夢見てほしいなって、思います。辛くても悲しくても、それでも、あの人が生きていれば、悲しかった過去にいた人たちが存在したことの、証明になるから」 せめて悲しいことは少ないほうがいいな、と思った。 ファイバーは戦いに熟練していた。巧みにこちらの裏をかき、隙をついては圧倒的な力で押しつぶしにかかってくる。今まで戦った中でも抜きん出て厄介な相手だった。これに比べれば、まだポーキァのほうがやりやすかった。何しろ馬鹿だから正面から力でぶつかってくることしか知らない。 加えて、殺し合いは初めてとなれば、こちらの精神疲労も凄まじいものだった。 大翔「はぁ、はぁ……そったれ……!」 無様に仰向けに倒れ、両手を岩人形に押さえつけられ、みぞおちをファイバーに踏みつけられていた。容赦なく込められる力に、朝飯が逆流しそうだ。くそ、もったいないだろうが。今すぐ、そこからどけってんだよ! 睨みつけることしかできない俺を見下し、ファイバーは横へと視線を投げた。そこには確か、ユリアが倒れているはずだ。 ファイバー「……こんなものか、つまらんな」 何がつまらないだこのやろう、こっちは最初から少しも面白くないんだよ。だが本当にそう思っているんだろう、ファイバーの瞳にはまぎれもない落胆の色が見えた。は、何期待してたんだ、親父の息子だからもうちょっとやるかと思ってたか? ばーか。親父のことなんか何も分かってないくせに、何を勝ったつもりになってやがるんだか。 ファイバー「何が可笑しい、状況に絶望し、気が触れたか?」 大翔「あん? ああ、笑ってたのか。いや、ただ単にお前が滑稽だっただけだよ」 俺の言葉に眉をひそめるファイバー。俺が何を言ってるのか分かってないんだろう。別に理解しなくてもいいさ、この場においては重要な事じゃない。 ファイバー「まあいい、お前達の役目も終わりだ。もはや俺達の計画は為される」 大翔「……さっき言ってた話か、あとは時間の問題だとか何とか。けどまだ結果はでてない、どう転ぶかわかんないのが、世の中だぜ?」 ファイバー「そうだな、だからこそ、最後まで気を抜くわけにはいかん」 ぐ、あああああ!! ぎりぎりと力が込められる。お、重い……! 巨体の人間一人分に加えて、鎧の重さのせいで滅茶苦茶な重量だ! 内臓が、破裂してしまうかという妄想。いや、それはもうすぐ現実になる。 大翔「へ、へへ……ったくさぁ、親父も、厄介なもんを人にバトンしてくれたもんだよなぁ……」 ファイバー「何?」 くらくらする。視界は白だか赤だか黒だかが混濁したように、あるいは切り替わっているのか、とにかくぐちゃぐちゃだ。死ぬのか? ああ俺死ぬのかもなぁ? ――嫌だなあそれは。だってほら、親父が。俺が。……ユリアが。 大翔「自分が、人の夢を……綺麗だと思った願いを、守りたい、だなんて、願いを持ってるからって……」 基準。人が物を判断する基準には、社会的な基準と個人的な基準がある。譲れないものというのは、得てして個人的な基準によってはかられる。それは他人にうかがい知ることはできない。親父もそうだ。親父が何を基準に、守りたい願いを持つ人を判断していたのかは分からない。 ただいえることは、俺の願いも、ファイバーの願いも――母さんの願いも、全部、その中に入っていたんだろう。 そして、親父自身の願いも、だ。 だから親父は、あの日、ファイバーを倒さなかった。何も自分が死ななくてもいいだろとか思うが、そうでもしなければファイバーの願いは守れなかったのかもしれない。だから親父はあの日、俺を守って、俺の願いを守って、ユリアを守って、親父の願いを守って……あろう事か、敵であるはずのファイバーの願いまで守ったのだ。 姉を、殺したい。あるいは、助けたい。いや、解放したい? 救いたい? まあ表現はどうでもいい。つまりは、そういうことだというだけの話。 大翔「あんな目でさぁ、見やがって……あとは、任せる、だってさ。はは、まったくやってくれるぜ……」 だからきっと、この戦いは必然だった。俺がどの世界にいて、ファイバーがどの世界でこんなことをしでかそうとしていても、俺はこいつを止めに来たに違いない。 ああ、くそ。そうだな。何も聖人君子じゃなくてもいい、頭が悪い理由に変わりはない。俺はこいつを倒さないといけない。 親父は確かにファイバーの願いを守ると決めただろう。だからといって、その行いまでは受け入れられなかった。複雑な事だ。親父らしい。 だから、その全部を俺に託した。自分に覚悟できないことを、俺に任せた。 だったらやるしかないだろう。あの時何もできなかった俺をなかったことにできないなら、今度は正面から向かい合うしか。そのチャンスを、親父は俺に残してくれたんだから。 大翔「俺のやりたいようにやるってことは、たぶん、酷く難しいんだろうな。いつか絶対、躓くんだろうな。でも、その日までは――諦めない」 ぐっと全身に力を込める。そんな俺をあざ笑う。今のお前に何ができる。腕は封じられて特殊魔法は放てず、通常魔法を編む集中力さえも奪われたこの状態でなにができる、と。 できるに決まってんだろうが、あほう。 俺は可能な限り嫌味な笑みを浮かべてやった。 大翔「俺の魔法が手から出るなんて、いつそんな事俺が言った?」 ファイバー「ぬおっ!?」 両手を押さえつけていた岩人形を同時に貫き、ファイバーにも放つがそれはかわされ鎧の一部を抉り取るに終わった。だがこれで解放された。 ファイバー「そうか、あのとき魔法を暴走させた時は、動作など必要とはしていなかったか!」 大翔「ま、あれにはあれで狙いを確定しやすくする効果はあるんだけどな!」 追い討ちをかける。もはや隠す必要はない。モーションを経ずに畳み掛けるように次々に魔法を放つ。ファイバーは素早く動きながらも、その鎧は次々に削られていく。だがやはり、早撃ちでは直撃は狙えない。 だん! 音を立てて床を蹴り、ファイバーへ立ち向かう。鎧の多くはすでになく、これならば俺の攻撃も直接打ち込むことができる! 大翔「おおお!!」 ファイバー「はああ!!」 交差する拳と拳。俺はもぐりこむように、やつは覆いかぶさるように、互いに拳を打ち込む。速さでは俺が、一撃ではファイバーがそれぞれ勝る。ファイバーの膝が腹にめり込む。俺は胸の中央に、螺旋に捻った掌底を突き入れる。がつんと音がして、視界がぶれる。鼻の奥で鉄の臭いがした。右の耳が熱を持つ。右の側頭部を強打されたのだと気付いた時には、反撃に敵の顎を突き上げていた。がちん、手ごたえが返ってくる。ぎょろりと目をむき、叩きつけるように拳が振ってきた。それを受け流し、受け流しきれずに膝を突く。顔面に、膝がぶち込まれた。 意識は朦朧としながら、ひたすらに勝つためだけに動く。体が動く。意志がひたすらに、体を動かす。 それでも、どれだけ意志を保っても限界はやってくる。体力の、肉体の限界。 ふらりと足から力が抜け、後ろによろけてしまう。それを逃さず、ファイバーの太い腕が伸び、俺の首を締め上げ、背後のフェンスに押し付けられた。そのまま壊れそうなほどに歪むフェンス。 大翔「はぁ……はぁ……」 ファイバー「どうやら、お前の力も、ここまでのようだな」 ファイバーが指を鉤爪のように曲げる。その太い指先がどれほどの力を持っているのか、それを味わった俺は、それがもはやナイフに匹敵する凶器であると理解する。 ファイバー「やはり、あの男の息子か、久々に全力を出した。だか所詮、あの男が倒せなかったのにお前に俺が倒せるはずがなかったのだ」 へ。そうかい。 それじゃあ、最後までそうやって勘違いしたまま…… 大翔・ファイバー「「死ね」」 同時につぶやいた、瞬間。 ファイバー「かぁぁぁっ!?」 ファイバーの四肢を四本の光が貫いた。指先の力が抜け、俺はすぐさまファイバーの拘束を解く。倒れようとするその胸に肩を当て、地面を強く踏みしめ――ドンッ! 放たれた肘打ちは、ファイバーを吹き飛ばす。 その瞬間、限界を迎えた俺の体は、勝手に倒れ――優しく、受け止められた。 大翔「あぁ……さんきゅ、ユリア。危なかった」 ユリア「私こそ、あなたには助けられてばかりだから」 暖かで、柔らかくて……いい香り。すぐにでも眠ってしまいたい、ところだけど。あとちょっと、ひとふん張り。 俺はユリアに肩をあずけて、倒れるファイバーまで歩み寄った。ファイバーは意識はあったが、俺と同じような状態だった。俺は少しどうするか迷った後、魔法を放つ。 ファイバー「ぐっ!!」 ユリア「ヒロトっ!?」 大丈夫、ちょっと四肢の神経の伝達を遮っただけだから。こいつくらいの根性があれば、貫かれたくらいでおとなしくしてるなんて楽観はできなかった。まったく、意志が強すぎるのも問題だ。 大翔「俺達の、勝ちだな」 ファイバー「……だが、もはや世界の礎の発生は止められんぞ。この世界はいずれにせよ、終わる」 それが、最後の問題だった。果たしてこの世界の崩壊を止めるにはどうすればいいのか……そも、世界の礎の詳細が分からなければどうしようもないのだ。 大翔「ファイバー、その、世界の礎って一体なんなんだ?」 ファイバー「知らん」 あ、ちょっとぶち切れていいですか? ファイバー「なんといわれようと知らんものは知らんのだ。ただ、それが手に入れば新たな世界を創造できることは確かだ。ただ、それがどのようなものなのかまでは資料にはなかったのでな」 大翔「なんだよ、資料なんてあるのか? ていうか、他の資料を探せばいいじゃねえか、どこだよ、その資料」 ファイバー「姫君の王城の秘密書庫だが」 ユリア「えぇっ!? あ、あそこに忍び込んだんですか? いつの間に!?」 また随分と意外っつーかありえそうっつーか。ユリアも真剣にセキュリティについて考えてる場合じゃないって。 ファイバー「どちらにせよもはや資料を探している時間などないぞ。具合から見て、もはや生まれるのは――」 その言葉の途中、ぐらり、と足元が揺れた。 その奇妙な……しかし不穏な揺れに、俺とユリアは顔を見合わせた、その時。 ドンッ!!!! 突き上げるような揺れが起こり、学園を、いや、街全体を揺らしだした。あまりの揺れに立つこともできず、俺達は寄り添うようにその場に座り込んだ。戦いによってガタが来ていた部分は崩壊し、フェンスもメリメリと音を立てて落ちていった。 一体、どれほど揺れていたのか。長かったような短かったような時間だった。 顔を上げた俺達は、街の光景を見て愕然とした。どれほどの揺れだったというのか、いくつかの家はつぶれ、あちこちで先よりも酷い火事が起きていた。 今の揺れは、地震、だったのか。けどそれはおかしい。この世界は表の世界とは隔絶されているから、地震なんて起こるはずがないのに。 しかも揺れはまだ小さく続いている。それだけじゃない、どこか遠くからも、同じような音が聞こえてくる。 一体どうなってるんだ、この世界は!? ファイバー「合図だ……! くるぞ、世界の礎が!」 ファイバーの興奮したような言葉と共に、周りの空気が密度を増したような圧迫感が生まれる。その圧迫感の中心は、自然と感じられた。 三人の視線が、ゆっくりと一箇所に集まる。そこに、何かが集まっているのを感じる。そして―― ――リィインッ!! 耳をつんざく音と共に、エメラルドグリーンの光の塊が姿を現した。世界の礎というにはあまりにも小さく、その大きさの割には途方もない存在感を持って、そこに現れた。 これが――世界の、礎。世界を、生み出す元。 呆然と見やる俺達。それがまずかった。 ファイバー「おおおおおお!!」 大翔「んなっ!?」 ファイバーが、己の四肢に岩人形を突き刺して動かしていた。馬っ……鹿か、こいつ!? そこまでしてでも……叶えたい、願いなんだろう。 だが、それを黙って見過ごすわけには―― ざりっ。 砂を踏む音。 なぜかその音は、やたらと、耳に響いて聞こえた。 ノア「おや、ファイバー『君の魔法は、もう打ち止めだろう』」 ざわり、と空気が変わる。違和感だとかそういった生易しいものじゃない、これはもっと単純なもの。単純すぎて、すぐには理解が及ばないもの。 ファイバーがその言葉の通り、唐突に岩人形の動きを制御できなくなって、倒れた。 その人は。その、人は。呆然とする俺達の前に、ふらりといつもの調子で現れた。 乃愛、さん? え、いやちょっと、え? なんだ、これ。理解できない。理解が及ばない。理解が追いつかない。何かが明確に違うわけじゃない。何か明白な差があるわけじゃない。でも直感が、経験が、本能が、理性が、告げている。 この女は、乃愛さんじゃない。もっと何か俺の理解の及ばない、別の存在だ。 ファイバー「ノア……アメスタシア…………!!」 驚いたことに、ファイバーの声には間違いなく恐怖が宿っていた。 いや、何を驚くことがある? そんなの当然だ。だって俺が――慣れ親しんでいるはずの俺でさえこの目の前の人に恐怖を感じているのに。 ああそうだ、乃愛さんが現れる直前のあの空気。あれは、恐怖だ。世界が彼女に恐れ戦いたのだ。 ノア「ふぅん……これが、世界の礎か。もっと大仰なものかと思っていたのだが、まあこんなものか」 興味深そうに、あるいは興味なさそうに。彼女はじろじろと世界の礎を観察している。 そして、その手を世界の礎へと伸ばす。 大翔「乃愛さん!」 俺の呼びかけに、ぴくり、とその肩が動いた。ゆっくりと彼女が振り向く。 ああ……やっぱりだ。何度でも言うぞ。 あんた、誰だ。 ユリア「ノアさん……? あなた、本当に、ノアさん、ですか?」 ユリアも震えている。その手をしっかりと握り締める。俺が震えるわけにはいかない。 何がなんだか良く分からないが、とにかく、今の乃愛さんはやばい。たぶんファイバーたち全員をまとめたのなんかより、ずっと危険だ。 ノア「やあやあ、なんだか随分と怯えているな。まあ仕方のないことかもしれないな、何しろこちらの私は、君たちには見せたことがないからな」 大翔「こちらの私? どういう、事ですか?」 ノア「さっきファイバーが言っただろう『ノア・アメスタシア』と。つまりはそういうことだ。その『ノア』と君の知る『乃愛』は基本的に別の原理で動いている……というよりは、『ノア』の狂気的な部分を押さえ込んだのが『乃愛』というところかな」 それはつまり今の乃愛さんは『ノア』で、今までの乃愛さんが『乃愛』で……ああもう、わけが分からんぞ。 ユリア「ええと、つまり今のノアさんは――どういう原理で動いているんですか?」 ノア「ああ、いい質問だねそれは。満点をあげてもいい、それなら現状が良く理解できる。まあつまり、今の私を衝き動かしているのは――『この世界は過ちだ』という認識だ」 大翔「……どういう、ことですか?」 乃愛さんは……ノアは、うん、とひとつ肯いたあと、こんな風に言った。 ノア「だってほら、この世界には美玖さんと大洋さんがいないじゃないか」 何を仰いましたか、この方は。 唖然とした。ユリアも同じだ。ファイバーは……顔は見えないがたぶん同じだろう。なにしろ、この人の理屈はファイバーたちよりぶっ飛んでいる。なぜなら、その理由の中にはノアの感情も目的も何もないから。ただ、親父と母さんというファクターが存在しない、イコール過ち。そんな理論とも呼べない理論だけが存在する。 大翔「え、ちょ、ちょっと待って下さい。じゃあなんですか、親父と母さんがいればこの世界は正しいんですか?」 ノア「うん」 即答しやがったよ、この人。 大翔「え、なんで?」 ノア「は、なにが?」 聞き返しやがったよ、この人! 真顔で聞き返してきたよ! その瞬間悟った。ああだめだ、この人とは話が通じない。どれだけ言葉を交わしても会話にならない。すんでる世界が違う。 大翔「ええと……念のために聞きますけど。今、それを手に入れようとしてましたよね、それでどうするんですか?」 ノア「まあ実際に手に入れてみないとなんともいえないな。どこまでのことができるのか、それを確認しなくては理想を語るだけになる」 こういう語りは、乃愛さんのままなのに。 いまだに振動は鳴り止まない。ぐらぐらと足元は揺れている。それにあわせて、俺の思考も揺れいてる。 大翔「ひとつ、教えてください……あなたは、この世界を、どうするつもりですか?」 ノア「うん? まあ推測の段階だが、たぶん一度砕くことになるのかな」 ぎり、と奥歯をかみ締めて、残りのありったけの力を振り絞り地を蹴った。一動作でノアへと詰め寄り、握った拳をそのみぞおちに打ち―― ノア「よろしい、合格点だ」 ぐるんと視界が回転し、背中をしたたかに打ちつけた。気付けば、元の位置へと飛ばされていた。何がどうなった? ノア「悪くない動きだ。いや、むしろ大洋さんを髣髴とさせたよ。だが熟練が足りないな、私のほうが君よりも長い期間大洋さんに師事をしていたし実戦も多い。今のはその差が出たに過ぎない」 ユリア「あなたは……この世界を守るために、戦っていたのではないのですか!?」 ユリアの叫びに、ばつの悪い顔になるノア。 ノア「ああうん、まあねえ『乃愛』ならね、この場でもそう振舞うんだろうけどねぇ。タイミングが悪かった。まさか『ノア』の時にそんな話を聞いてしまったら、もう止まれるわけがないんだな、これが」 やれやれ、こういうのも私の悪い癖だなどとぼやきながら、世界の礎に手を伸ばす。まるで何かのついでのような、軽いしぐさで。 止める暇もなかった。礎は触れたその手に吸い込まれた。と同時に、世界を揺らしていた振動も止まった。 ノアはうんうんとなにやら一人で納得した様子だ。俺達はもはや言葉もなかったが、それでは終われない男がいた。 ファイバー「貴様あぁぁぁっ!!!!」 ノア「ああ、ファイバーか。まだ生きていたんだっけ、そういえば」 つと、その瞳が細まる。ぞっとした。その目は命を見るものじゃない、物を見る目だ。しかも敵意なんてさらさらない、ただ殺意のみの目。 ノア「なあ、ファイバー。君は――」 大翔「やめろ……」 何が起ころうとしているのか、漠然と理解した。彼女の魔法は知っている。俺は何度も経験している、何度もそれを使うところを見ている。 そしてそれを言っていたことも覚えている。最悪の『錯覚』の使い方。無数の条件が必要で、まず使うことはないといわれた、その力。 ――相手に、自分の死を『錯覚』させる。 ノア「『今日この日この場所で、死ぬんだったな』」 大翔「やめろおぉぉぉ!!!!」 目の前で、ファイバーがびくん、と痙攣した。同時に、ざり、と頭の中に何かが割り込んできたような音。耳の奥から耳の外へと逆流してきたような、生理的嫌悪感を伴う音。 ぞっとした。今のがなんなのか、乃愛さんの『錯覚』を受けた事のある俺はわかってしまった。今のは『錯覚』の対象となったときの感覚だ。だが先ほどのノアの魔法は俺達を対象にしていなかった。それでも、傍にいるというだけで影響を受けてしまった。 魔法の規模が、増大している。巨大に、強力になっている! 沙良「待ちや、ノア。あんた、なにしてん。なんであんたが、それ持っていきよるん」 満身創痍。まさしくその通りの姿で、沙良先生がましゅまろと共にそこに立っていた。いや、沙良先生だけじゃない。 美羽、美優、陽菜、レン、貴俊、エーデル。全員、そこにいる。誰もが信じられないといった顔で、ノアを見ている。話を、聞いていたのか……。 沙良「なあノア。あんたそれつこうて、なにするつもりなんや?」 ノア「――まあ隠しても仕方のない話だ。君たちには話しておこうか。まあ単純な話だ。この世界の一からやり直して、幸せな世界を作る」 全員が全員、呆気に取られた。そうするしかなかった。一からやり直す? 幸せな世界を作る? そんなことができるのかとも思ったが、そういう以上はできるのだろう。新たな世界を作るというのとは、また違うようだが……世界の礎。謎が多い。ともあれ、 大翔「やめてください。迷惑です」 ノア「迷惑? みんな幸せになれるのに、かい?」 大翔「ええ、とっても」 ノアは少し迷った様子をしたあと、急に目を細めて、こめかみに指をやる。頭痛を堪えているようなしぐさ。なんだ? 怪訝に思っていると、次に顔を上げたとき、その顔は……乃愛、さん? 乃愛「やれやれ、どうにも思考が暴走してしまうな、あちらだと。多重人格、というわけでもないのだがね」 大翔「乃愛、さん……? いや、これは一体どういう?」 乃愛「すまないが今はこれ以上話している余裕がない。どうにもこの世界の礎、私の中で随分と不安定に暴れまわってくれているようだ」 そういって、乃愛さんは苦笑するが、残念そうな表情を浮かべて、言った。 乃愛「すまないね。こうなってしまった以上、やはり私はヒロト君の期待にはこたえられない。結局ノアとしての私の望みは、乃愛としての私の望みとも重なるわけだ。だがまあ……そうだな、三日だ」 三日? 乃愛「三日後、私はここにいる。ここから、世界を作り変える。それが嫌なら八月三十一日、午後二十四時までに、ここへ来て私を討つといい。そうすれば、少なくとも世界の礎は私から解放される。まあそれはそれで問題なんだが、ね」 大翔「いやいや、いきなり何言ってんですか、乃愛さん!?」 乃愛「時間がないといっただろう? 少なくとも今は私はさっさとここを離れなくてはいけなくてね。後は自分で調べたまえ」 いや、調べるったって……あ。そうか。ユリアと顔を見合わせる。 ユリアの世界の王城の書庫。確かそこに、礎の資料があるとかなんとか。 乃愛「まあ、そういうことだ。こんな結果になってしまって君たちには悪いと思うが……まあ何だ、私の造る世界も、存外悪くはないと思うよ」 美羽「乃愛さん……」 乃愛「そう悲しい顔をするな、ミウ。なぁに、君の愛しのお兄さんが頑張ってくれるさ」 俺すか、俺なんすか。ていうか美羽も一人であせあせしながら人の頭をぽかぽか殴るんじゃない。結構限界近いんだよ。 乃愛さんはユリアを真剣な瞳で見つめる。ユリアも、それをまっすぐに見返した。 乃愛「姫、ヒロト君を頼むぞ。もうわかっているとは思うが、それの性格は」 ユリア「大丈夫です、ちゃんと、わかっています。それよりも、あなたは、やはり――」 乃愛「私のやることは変わらないよ。結局、私は美玖さんと大洋さんが死んだことを受け入れたくないのさ。まったく我が侭な話だがね。ノアとの違いはそこに理由をつけるか否か、ただそれだけだ」 肩をすくめて、かつかつと迷いのない足取りで歩いていく乃愛さん。するとその先に、何もない空間にぽっかりと光の扉が現れた。 その光を潜る直前、乃愛さんは首だけ振り返り、俺に向かっていった。 乃愛「ヒロト君。以前に私が言ったこと、忘れるんじゃないぞ」 その言葉を最後に、乃愛さんは忽然と屋上から姿を消した。それを見送った俺は……くらり、と体が揺らいだかと思うと。 あ、もうだめだ。 すう……と、意識が暗闇に吸い込まれた。体が温もりに包まれる。かろうじて瞳を開くと、どうやらユリアに抱きかかえられているようだ。こりゃいかんと思い体を起こそうとするが、無理だった。すでに肉体も精神も限界を超えている。 ユリア「無理しないで、ヒロト。ゆっくり、休んでていいから」 大翔「悪い、ユリア。実はもう、限界……」 がくり、と。今度こそ、完全に意識は途絶した。 起きたらかつてない面倒が待っている。だから今は、せめて、この心地よいぬくもりの中で――。
https://w.atwiki.jp/okarowa/pages/18.html
――――その日はずいぶんと平穏で、当たり障りない1日だった―――― 一体、何度の世界を繰り返しただろうか。 8月15日の炎天下を、いったいもう何度目にしただろうか。 やけに煩い蝉の声を、うんざりするほど聞いてきた。 繰り返した時間は何十年、しかし『彼』の世界はあの日から、まだ1日も進めてはいないのだ。 だからこれは、たったひとつの奇跡。 幾重にも絡まりあった世界線の中で、星屑の可能性よりなお小さいイレギュラーすぎる事態。 非力な少年は、その幼い身体を震わせることもせず、手の甲に刻まれた真紅の刻印を見た。 「……令呪……」 彼――ヒビヤはまだ小学生であるが、何にせよこと『死』の気配には下手な大人よりずっと敏感だ。 直感的に伝わってくる。この戦いは生易しいゲームにあらず、正真正銘の戦争であると。 爆撃機は飛ばないし、一国の命運を懸けた戦いでもない。 しかし、爆撃などよりずっと恐ろしい怪物どもが蠢く、れっきとした大戦争。 人にあらぬ存在を手駒として扱い、他のすべてを殺して殺して殺し尽くす、血塗られた戦い。 ヒビヤの手に刻まれている三画の紋様こそが、暴れ馬よりなお恐ろしい化け物の手綱なのだ。 これを考えなしに使っていれば、間違いなくヒビヤを待つのは敗北の運命だろう。 敗北者の末路は死。 願いを求めた代償はあまりに重く、そうなればヒビヤは二度と『彼女』に会うことはできない。 あの笑顔を、大好きだった彼女を―――もう、救ってあげることも出来なくなるのだ。 陽炎の日々、我が身を擲ってでも助けたいと願えた彼女を救えなくなる。 「それは、嫌だな」 あの子に会えなくなるのは嫌だ。 自分が負けてしまったら、彼女は今度こそ間違いなく、死ぬのだから。 8月15日の運命に喰われ、生きていた証だけが残る。 それ以外は消えてなくなる。ヒビヤの想いも、彼女が知ることなく終わる。 半ば恐怖にも近い感情で、ヒビヤはその可能性を徹底的に否定した。 「そろそろ時間だ……あの人たちが何をしてるのか分からないけど。まったく、薄情だな」 言葉ではそう言うが、餓鬼の我儘に付き合ってくれている彼らには頭が上がらない。 命を懸ける闘争に身を投じると打ち明けたとき、彼らは二つ返事で共に戦おうと言ってくれたのだ。 ひとつの秘策も講じてある。 まだサーヴァントが現界していないから、あくまで実行は今夜、になるのだが。 令呪の契約パスの分割。 負担魔力の抑えられている聖杯戦争だが、令呪を分散すれば、即ちマスターを増やせる。 敵からの狙いを反らし、たくさんの仲間で令呪を委託し合い、そうやって戦うのだ。 協力者は、陣営のマスターが勝てばたとえ死んでいても蘇生させられる。 捨て身の策を講じてくれたのは、あの天才ヒキニートだった。 時計の長針がそろそろ天辺を指す。 午前零時の鐘を引き金として、この小さく、しかしとても大きな戦争は幕を開ける。 深呼吸を何度か繰り返して、目の前にある魔方陣に右手を翳した。 ごーん、と拍子抜けするような時報が響いて、魔方陣が金色の目映いまでの閃光を放ち、煌めく。 尻餅をつきそうになるが、そんな弱味を見せてはマスターの名折れというもの。 混乱する思考を抑え、収束する魔力の奔流を目を細めながら茫然と見守る。 令呪が瞬き、魔術の心得のないヒビヤでさえも分かるほどの魔力が、彼の腕に集中する。 目も眩むような光に包まれて、数秒、あるいは数時間とも思える時間が流れた。 ヒビヤが恐る恐るその目を開くと、いつの間にか魔方陣の光は消え、魔力も平坦なものに戻っている。 そして―――彼女はそこにいた。 金髪のツインテールに、テレビでやっているアニメのようにファンシーなコスチューム。 まだ十分に美少女といえる年齢だろうに、しかし纏う雰囲気は決して未熟者のそれではない。 手にした戦斧を床につき、彼女はその端正な顔立ちでヒビヤを見た。 友人の少女が本命である彼にとっても、その美貌はやや刺激が強すぎる。 綺麗と言うよりはまだ可愛い、恵まれた容姿を持った少女は唱える。 契約の履行――主従契約の完了を告げる言葉を。 「私はフェイト・T・ハラオウン。セイバーのクラスを得て現界しました。問おう――きみが、私のマスターかな?」 機動六課が一人。 幼い頃から数奇な運命に惑わされ、それでも自分を見失うことのなかった魔導師。 セイバー・フェイト。 『陽炎の日々(カゲロウデイズ)』を繰り返した少年に、渡ったのは最強のクラスだった。 ◆ ◆ 金髪の魔導師が座っているのは、ずいぶんと小洒落たソファの上だった。 彼らの拠点である筈のこの一室において、フェイトは客人の位置にいる。 動物のカップで紅茶を飲む姿は、どうしてか彼女をより若々しく見せていた。 そして今、彼女の前にいるのはマスターであるヒビヤだけではない。 「なるほど……合理的だね。契約分担をすれば、確かに狙いは定まらない」 「光栄だ、剣士(セイバー)さん。俺たちみたいなけったいな連中にとっちゃあ最高の賛辞だよ」 家の中だというのにフードつきのパーカーを羽織り、首元からイヤホンを垂らした少女。 年齢はフェイトより年下だろうが、目付きの悪さと雰囲気が彼女の前でちっとも霞んでいない。 横にいるのはヒビヤで、更にその横でおちょくるように笑っている猫目の青年の姿もある。 パソコンの前に向き合って冬木市の地理情報確認に勤める青年、それを横から呆れたような、感嘆しているような目で見守る少女がいて、黙々と編み物をする者までいる始末。 正直、余所者のフェイトからすればとても秩序のある空間とはいえなかった。 「申し訳ないんだけど、ここがやけに自由なのは気にしないでくれないかい? ま、君ならすぐに慣れられると思うけどサ。こればっかりは僕らにもどうにもできないんだ」 猫目の青年――カノが、困惑を表情の端々に滲ませるフェイトに笑いかける。 彼らは、決してふざけているわけではない。 これから始まるのがどんな戦争かを把握して、その上で自分のすべきことを各々やっているのだ。 一人は外に偵察に出ているし、彼らの聖杯戦争はとっくに始まっていた。 メカクシ団。 募集人数無制限、服装も何も関係ない。 募集要項無条件、途中参加ももちろん歓迎。 合言葉だけは存在するが、それさえ挟めば自称二次オタ、コミュ障、ヒキニートだって参加できる。 ここは、そういう団体だ。そして、セイバー陣営の本拠地でもある。 団員人数は計八名。全陣営の中でも最大の協力者を保有するセイバー陣営にとって、メンバーの一人、如月シンタローの提案した契約分担は実に素晴らしい奇策だった。 サーヴァントがどんなに暴れたって、八分割の契約ならば魔力の消費は微々たるものになる。 サーヴァントであるフェイトも、納得の作戦だと思わざるを得なかった。 「ううん。こういうの、嫌いじゃないから」 「そうか。アンタ、なかなかいい人みたいだな」 パーカーの少女、名をキド。 メカクシ団のリーダーである彼女は、フェイトを見てにやり、と笑ってみせる。 その吊り目に不安や恐怖はまるでなく、あるのは底なしの自信だけだ。 ある意味では正規マスターのヒビヤ以上に勝利を確信しているのかもしれない。 そんな彼女らを見て、声には出さねどフェイト・T・ハラオウンは思った。 “どうやら、私も負けるわけにはいかないみたいだね”と―――――――。