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2014年 10月30日 11 46 851 MI4989 削除 <被害状況確認、先の砲撃により脚部が中破し移動ができません> <艦橋が不明ネクストの衝突により中破、長距離攻撃は困難です> <弦側に修復不可能な損傷を確認> <第四から第六甲板喪失、第一甲板大破、残っているのは第二と第三甲板です> <主砲に損傷はありません> 王小龍「迎撃態勢を取れ、少しでも近づけさせるな。工兵部隊は修理を急げ。……さて、わしも戦場に出るか」 いままでマザーウィルの指揮を取っていた彼は自分のネクストに乗り込み、陸戦隊(対コジマ防御を施した歩兵や装甲車両等で編成)を率いて動力部へ急行した。 彼もリンクスであるからか彼らが何をしようとするのか読めるようだ。 即座に動力部に繋がる全ての通路をノーマルAC部隊と陸戦隊で固め、戦闘工兵部隊に防御陣地や障害物の構築を命じる。 肝心の傭兵は外で遊撃にあたっているからである。 ~マザーウィルのどこか~ Plax「……」 パーシング「オラオラオラオラオラッ!!」素手でひたすらマザーウィルを解体してる パーシングの解体魂が目覚めたのか嬉々としてマザーウィルを資材に変えている彼を見たPlaxはちょっと呆れる。「結局、それが目当て」なのかと。 Plaxは仕方なくドーザーブレードを彼に渡してから離れて内部に突入した。 パーシング「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁッ!!」ドーザーブレードでひたすら解体 キルドーザー「どすこぉぉぉぉぉぉいっ!!」ドーザーブレードで(ry ガッ Plax「(´・ω・`)」翼がつっかえた 実はあまり畳めないしパージ出来ない翼がつっかえたので内部突入を断念するPlaxであった。 しょうがないので味方っぽく見える人達のHUDに自身の強力な索敵兵装によって反応の位置を示したマザーウィル内部のマップを表示させた。 ~マザーウィル内部のどこか~ ラプター「うわぁ……」動力部周辺にびっしりと配備された敵を見て ジム・クゥエル「………」同じく 2014年 11月06日 19 13 852 レヴィドラン 妹ドラン「周辺の砲台と・・・敵はかたずいた・・・味方も・・・マザーウィルに侵入してるけど・・・」 ふと上空に何かエネルギー反応を探知しN-WGIX/vのヘッドをその方向に向けると見事な青空に一つの光が見えていた・・・それは段々近づいていた・・・ そしてエネルギー反応も徐々に大きくなっていき――― 妹ドラン「ッ・・・!」 その質量の大きさに直感的に危機感を感じOBでマザーウィルから離脱した・・・その直後――― ドゴォォォオオオオン!!!! 妹ドラン「あぅっ・・・!」 光はマザーウィルに直撃し大爆発を起こした。 衝撃は予想以上に強くN-WGIX/vが3,4回回転した後やっとバランスを取り戻した・・・のは良かったが・・・ 妹ドラン「あぅあ・・・(;」 マザーウィルの一部が融解している状態だった。恐らくいずれ爆発する可能性もあった。 しかしアレは何だったのだろうか・・・感知しているコジマ粒子を見ながら考えていた・・・ 2014年 11月12日 20 23 853 zyabara ~マザーウィル内部~ ラプター「うおっ!?なんだ!」 ジム・クゥエル「…!」 ラプター「また砲撃されたのか…!糞ッ…味方が居るんだぞ?!…逃げた方が良くないかこれ?」 ジム・クゥエル「…」コクコク ラプターとジム・クゥエルはまた砲撃が来たらたまったものでは無いと、元来た道を引き帰すが途中で内部を警備していたACと遭遇してしまう。 UNAC「( ・ω・`)!」 ラプター「げっ!?」 ジム・クゥエル「…ッ!」 ジム・クゥエルが射撃で即座に怯ませた所をラプターが追撃する。 ラプター「どりゃああぁ!必殺ッバイドキィイック!!」 UNAC「( ・ω・`)ぐわああ!」 ラプター「よし逃げ…」 ラプターが元来た侵入口を見ると…きっちりと修復されていた…。 ラプター「だああぁああ!?なんでや!!修復スキル高杉やが!!」 ジム・クゥエル「…」(このUNAC、警備じゃなくて修復員だったんじゃ…?) ラプターがのたうち回っていると、不意にラプターの真下にぽっかり穴が空いて、ラプターがそのまま穴に落ちて行った。 ラプター「あー!もうやだああ…あッ!?…あぎゃあああ!!」スポッ ジム・クゥエル「…!!!!」 黒猫「こっちだ…焼鳥屋に繋げておいたぞ」 黒猫が穴から頭を出してそんな事を言う。 ジム・クゥエルもとりあえず穴に飛び込んで脱出を試みる。 ~マザーウィルのどこか~ Plax「…なんか熱くない?」 パーシング「オラオラオラ」 Plax「聞いてない( ・ω・`)」 <被害拡大、衛星砲撃により第三甲板から第二甲板融解…大破。これにより部隊の一部壊滅しました> 王小龍「弾道ミサイル発射、衛星を迎撃しろ」 マザーウィルから対大気圏用迎撃ミサイルが10発ほど射出された。 2014年 11月13日 01 17 854 クライド ~可動式衛星軌道掃射砲エーレンベルグ~ ハリ『ミサイル確認、数10』 メルツェル『やはりきたか、いけるな?』 真改『・・・』静かに頷く ネオニダス『これ程であれば容易いであろう』 ジュリアス『ま、早く片付けましょう』 エーレンベルグの周りに5機のネクストが佇んでおり、そう内の一機はアレサと呼ばれたプロトタイプネクストをハリが搭乗していた メルツェル『各機、迎撃開始!』 その言葉と同時にアレサがOBでミサイルに近付き、五連装カドリングを撃つと一気に六発を撃ち落とし残りの四発をアサルトアーマーで跡形も無く消滅させた メルツェル『さすがだな』 ハリ『このぐらいなら』 メルツェル『次は最大出力で発射する』 ~オリジナルマザー周辺~ クライド『あっちは心配ないか・・・で大丈夫か?』 妹ドラン『うん・・・なんとか』 クライド『だから言ったろ、待避しとけって・・・さてと二人共行けるな?』 オッツダルヴァ『容易いことだ』 ローディ『今のうちということか』 クライドの側に立っていたオッツダルヴァとローディがOBで王小龍に近付く 王小龍『チィ!』 他の奴等を戦わせて逃げようとしたが既に撃破されていたのか周りには一機も居なかった為、即座にOBで逃げようと背を向けた瞬間、背中のブースターが爆発を起こした 王小龍『なん・・・だと・・・』 オッツダルヴァ『忘れたのか?戦場では背を向けた者が負けることを』左腕のレーザーバズーカでブースター破壊 ローディ『そうゆうことだ、ここがお前の墓場になろう』QBで正面に周りこみ腕バズーカを零距離でコアに発射 王小龍『キ、キサマラァァァァ(ry』ボムッ 断末魔を上げながら機体が爆発を起こし、搭乗者を失った機体はマザーに墜ちていき甲板に鈍い音を響かせながら激突した オッツダルヴァ『こうも呆気ないとな』 ローディ『消化不良と言ったところか』 二機がクライドの近くに戻ると同時にメルツェルから通信が入り、エーレンベルグの発射準備が終了したことを聞いた クライド『オホン、衛星軌道掃射砲エーレンベルグ発射!!』 その言葉と同時に地平線から巨大な光が生まれその光は一瞬でこちらに近付き、そのままマザーを完全に呑み込んだ ・・・光が過ぎた後にはマザーの姿は残っておらず溶けた大地と莫大なコジマ粒子が残されていた クライド『うっし、任務完了、帰るか』 [INFO]衛星軌道掃射砲エーレンベルグでほぼ強制的にマザー消去、同時にオッツダルヴァとローディによって黒幕殺害 [INFO]ちゃちゃっと帰って任務終了ー 2014年 11月13日 06 58 855 ★しゃぽー☆ その後のミクセル勢 フレイン&グロンプ「「ごめん!」」 スランボ「別に気にするな、相手が強いのは分かっている」 ゾーチ「そうそう、相手はネクストだったからな」 ランク「なかなか手ごわかったみたい」 フーティ「今回依頼にあったマザーウィルはレプリカ的な感じだったとはね」 グラート「出番なかった・・・」 ウィズウズ「元気出せよ・・・」 2014年 11月13日 22 21 856 エアロ ORCAの最終兵器・エーレンベルク砲の掃射により、オリジナルマザーウィルは巨体を跡形もなく消し去られ、王小龍は今までの悪事のインガオホーにより、 オッツダルヴァとローディーの手で葬られた。 戦いは終わったのだ。 Sホーク「ふいー。これは任務完了かな?」 BH「ノーマル推定撃破数、軽く200は行くかな?ついでにラムダとB2kを撃破してやったぜ」 サーマウロスク「・・・なぜだ・・・なぜこの私が負けるのだぁあああ!」 オッツダルヴァ「貴様が言ったことだろう。貴様にはノーマルすら合わん。 せいぜい地べたに這いつくばっていることだな」 ローディー「上昇志向が過ぎたな、坊や。しばらくおとなしくしていることだ」 ダリオ「・・・覚えていろ・・・老兵が・・・」 有澤「変態技術者共、頭を冷やすんだな(ソルディオスランドクラブをぶち壊して一息」 トーラス主任「うるさい!貴様とて変態だろうが!ある意味!キーッ!」 ヴァオー「ハッハー!まぁだまだイケるぜぇえええええ!メルツェエエエエエル!」 メルツェル「単純バカが・・・もう終わっているぞ」 ヴァオー「ハッハー!キルドーザー!俺達気が合いそうだしお互いGA使いだ!組もうぜ!」 キルドーザー「のぉぞむところだぁ!よいしょおおおおお!」 【INFO】とりあえず、任務終了 AFE組はブレイゾンに、リンクス達はそれぞれの場所へ帰ります。 2014年 11月14日 00 06 857 レヴィドラン 妹ドラン「ん・・・そうだね・・・ほぇ?」 ふとモニターに何か小さいのが映っており 少し気になったのでズームすると――― 妹ドラン「コスプレ・・・?」 そうまさかのコスプレ少女であった。手には何やら棒のような物を持っており近くには何故かトーラス社の人たちがいたが何故かテンションがちょっとだけ低かった(といってもハイテンションとほとんど変わらずだが) その視線の先に向けるとそこには鉄屑になったソルディオス砲と強化型ランドクラブとセレン達がいた 妹ドラン「あっちも・・・終わった・・・のかな・・・?」 とりあえず一件落着だがふと通信が来たどうやらリリウムらしいとりあえず繋げてみる 妹ドラン「ん・・・どうか・・・した・・・?」 リリウム『えっと・・・私・・・どうしたいいでしょうか・・・王小龍は死亡した今・・・よく・・・分からないのです・・・』 どうやら今度どうすればいいか分からないらしい 妹ドランは少し考えた後リリウムにこういった 妹ドラン「んー・・・自分のやりたいように・・・やったら・・・?」 リリウム『自分の・・・やりたいように・・・ですか?』 妹ドラン「ん・・・そうだよ・・・好きなように生きて好きなように死ぬ・・・それが私達傭兵だから・・・ね・・・♪」 そっと微笑みN-WGIX/vの右腕を左右に動かしバイバイとモーションをした後コスプレ少女の所へ飛んで行った。 リリウム『好きなように好きなように死ぬ・・・ですか・・・ふふっ・・・』 ふとリリウムも微笑んでおり少しづつ離れていくN-WGIX/vを見て呟いた。 リリウム『またいつかお会いしましょう・・・優しき仔猫(妹ドラン)さん』 そう言ってセレン達の所へ向かって行った。 ~ゆりかがいる付近~ ゆりか「はわわっ・・・黒いのがこっちに来てる・・・?」 ゆりかはN-WGIX/vがこちらに飛んできているのにちょっとだけ驚いて思わず少し後ろに下がってしまうが、N-WGIX/vはそのすぐ目の前でゆっくりと降下していきそのまま着地し膝をついた。 ゆりかは興味津々にN-WGIX/vを見ているとふとコックピット部分が開きそこから妹ドランが出てきた。 妹ドラン「んー・・・やっぱりコスプレ・・・?」 ゆりか「コスプレじゃないです!魔法少女です~!(;」 とりあえずこの人も勘違いしているので慌てて訂正する、妹ドランは『ほへ~』と頷きながらN-WGIX/vの右手をゆりかの前に寄せる 妹ドラン「迷ってる・・・感じしたから・・・一緒に・・・行く・・・?」 ゆりか「はぇ?いいんですか?」 まさかの一言にゆりかは少し躊躇していたが、妹ドランはそっと微笑み――― 妹ドラン「ん♪いいよ・・・♪」 優しくそう言った・・・ ~~砂漠ある場所~~ そのころセレンとウィン・Dはリリウムが戻って来たのを視野で確認した。 セレン「戻って来たかで、どうするんだ?」 リリウム『私は・・・自分がやれる事をします・・・彼女は好きなように生きて好きなように死ぬとおっしゃっていましたから』 リリウムの様子を見てセレンは『ほぅ~・・・』っとやはりと言わんばかに納得していた。 セレンo0リリウムの雰囲気が変わったか・・・っふあの仔猫(妹ドラン)私の予想以上に甘いようだな・・・まぁ・・・ 空を見上げるとゆりかを乗せたN-WGIX/vがワープゲートを展開してそのまま入って行くのを見つめていた。 セレンo0そんな傭兵も悪くないな・・・「さて、帰還するぞ」 そしてセレン達は帰路へ向かうのであった・・・ 2014年 11月16日 03 30 858 zyabara ~IMD本社ビル、トレーニングルーム~ チャンプ「…何だ?テロリスト警報だと?」 ヴェイガン「…その様ですね…ッと…情報局から連絡が…」 サム「社長?!どこ行く気ですか?!」 チャンプ「テロリストをとっちめに行くに決まっているだろう!…IMDの傭兵も出動させろ!…会社からの支持で良いから」 ヴェイガン「…社長、お待ちを…。情報局、局長から直に通信が入っています」 チャンプ「…何だって?…分かった…出る」 局長《やあ…しばらくだな?チャンプ殿…》 通信画面に壮年、眼帯の男が映し出され…チャンプを見る。 チャンプ「…何かな?こんな時に…君が直接連絡してくるなんてのは良い予感がしないんだが?」 局長《…。ふふ…単刀直入に行こう…。今の攻撃…同時多発テロらしい》 チャンプ「…何?」 局長《テレビをつけて見たまえ…》 チャンプ「…頼む」 ヴェイガンはすかさずテレビに遠隔操作を行い、トレーニングルームの天上に画面を表示させた…。 すると、各地…各星系で多発的にテロリズムやクーデターが発生。特に物流の激しい区域を中心に被害が発生していた。 チャンプ「…これは…一体?」 局長《…混沌だよ。…全て混沌の仕込みさ》 チャンプ「…馬鹿な!…明らかに混沌の軍事的戦力を越えている!」 局長《…アークの力だろうな。…先月のクロムヘル公国の軍事蜂起…覚えているかな?》 チャンプ「…?…ああ…私も動向が気になって調べてはいたが…収束したと…」 局長《…していないさ。…あれは混沌に占領された》 チャンプ「…馬鹿な事を…!…無理だ、あの国全てを1日がかりで占領するなど…ましてや国民に抵抗されるだろう!」 局長《…【支配】のアークの力だと言ったら?》 チャンプ「…ッ!」 局長《本題に移ろう…今回混沌の目的はコズミックアークじゃない。…【憎悪】のアークだ》 チャンプ「…!まさかヴェルグ君狙いか?…馬鹿な大規模過ぎる!」 局長《…ククク。そこが落とし穴さ。…よもや、たった一つ事の為にこんな大規模な襲撃計画など普通は建てん》 チャンプ「…ッ!…なら私は惑星デゴに向かう!…ヴェイガン、細事は頼むよ」 ヴェイガン「…はっ」 局長《待ちたまえ…。》 チャンプ「…何だ?」 局長《…惑星デゴでは無い。…惑星ヘルヘイムに向かいたまえ》 チャンプ「…何?…我々の調査だとヴェルグ君は惑星デゴに…」 局長《…いや… 全て は惑星ヘルヘイムに 収束 する。…あの煉獄の様な惑星に… 全て な…》 チャンプ「…そこまで知っていながら…何故?!」 局長《…天使軍情報局に出し抜かれるのは癪だ…だから【ギリギリまで情報を秘匿】していた》 チャンプ「…君たちは…。…ヘルヘイム行きの船を出してくれ…今すぐにだ」 ヴェイガン「…社長。…怪し過ぎます…せめて私も」 チャンプ「…駄目だ。君は残って本社とブレイゾンの市民を守ってくれ。…サム君行こう」 サム「え…俺ですか?」 ~情報局、局長室~ 局長「…これで良いのだろう?…混沌の騎士よ?」 レギオン《無論だ…。〈全て〉はヘルヘイムに繋がる…〈全て〉…な》 局長「約束通り、混沌の情報の一部を提供して…我々の【恒久的な手柄】を提供して貰うぞ。…我々が身内を騙してまで協力したのだ…約束を違えたとなれば…」 レギオン《安心しろ公爵よ。…落ちぶれた君たち公爵家も再び栄華を極められる事は約束しよう…必ずな》 局長「…」 2014年 11月16日 17 14 859 ヴィア「まだこの戦いの終幕は降りていない。」 ヴィア「後は俺がけじめを着けなければならん」 コード確認、自爆まで後5分 2014年 11月17日 13 40 860 zyabara 作者「そこなご婦人よ、大丈夫であったか?」 更地になったオリジナルマザーウィルの砂塵から、作者と武蔵が姿を現した。 武蔵「死ぬかと思ったぞ…何だ味方ごと撃ちおって…。義も誇りも無い奴らだ…。ともかく助かったぞ骸骨怪人」 作者「うむ、無事なら良いのだ。さて行くぞ…残った敵を討ち、幕締めとしよう」 大和「…提督、何かおかしくないですか…?」 陸奥「…分裂したとか言ってたわね…戦士枠なんじゃないかしら…」 武蔵「むッ!おぬし等は…久しいな!よもや懐かしい顔ぶれが見れるとは思わなんだ」 陸奥「あらあら。…お久しぶりね武蔵ちゃん」 武蔵「ちゃん付けはよさんか…」 大和「私達いきなり連れて来られたけど…多分気にしては駄目なんですね…これ」 作者「…左様、我が力は無双の力よ」 陸奥「会話が噛み合ってないわ…」 大和「…あはは…やりづらいです…」 武蔵「敵は一人か…行くぞ!」 作者「応!」 ヴィア「生身の人間が…非力かつ愚か…後悔しながら死んで行け」 ヴィアはクイックブーストを駆使しながら接近し、作者達に肉薄した。 作者「必殺…存在ッ掴みッ!パンチ!!」 ヴィア「ぐおっ!?…ばっ…馬鹿なッ!?何が起きた?!」 作者がパンチの動作をすると…ヴィアのネクストが離れているにも関わらず、理不尽な力によって吹き飛ばされるのだった。 作者「ふん、三軸移動をしようが、三次元運動をしようが、空間転位しようが、無駄な事…我が力の前には幽霊であろうが虚ろな存在であろうが、想像で創造し、作り出し、観測し、固定して…殴りつけてくれる!」 大和「り…理不尽すぎる…」 陸奥「ドン引きだわ…」 ヴィア「…舐めるな…貴様如きがあぁ!!」 作者「必ッ殺!!無限空間瞬縮パアアァンチッ!!!!」 ヴィアに向け作者が、大きく振りかぶると…ヴィアがネクストごと文字どおり【消えて】しまった。 大和「何が起きたの?」 陸奥「突っ込むだけ無駄よ。大和」 武蔵「…構えて待っていたのだが…何が起きた」 作者「む、奴を宇宙外まで吹っ飛ばしたのだ。パンチで」 陸奥「…」 大和「意味がわかりませんね…」 武蔵「日本語で良いぞ。怪人」 作者「恐らく奴は無限加速により、質量加速…質量が無限化し重量崩壊をおこし…空間を越え平行次元の彼方に…」 陸奥「あ、もう良いわ。提督判ったからそれ以上言わなくて良いから」 大和「私達なんできたんですかね…」 作者「友情出演」 武蔵「意味がわからん」 ~どっかの平行次元~ 黒猫「…あー…あの力の使い方…筋肉馬鹿のファングと大体おんなじだな」 キャメリア「じゃあ…やっぱりあれが原点…ですかね…」 黒猫「認めたくは無いが…確証的ではあるな…認めたくは無いが…大事な事なので二回言った」 キャメリア「…うう」 黒猫「もっとも…原点の原点と言うべきか…アレとは直接の繋がるはあるまいよ」 キャメリア「…そうなんですか?」 黒猫「…多分」 キャメリア「」 INFO:ヴィアが平行次元に吹っ飛ばされました。 2014年 11月17日 21 51 861 zyabara ~煉獄惑星ヘルヘイム~ 地獄の如くマグマが吹き出る猛々しい火山の山々…。 その中腹にオディウムは一人で休眠していた。 ハルコタンでヴェルグに別れを告げた後【守護】のアークとしばらく安住の地を探していたのだが、所詮は【守護】と【憎悪】互いに波長が合わずそれぞれ別れ、別々の安住の地を探す事にしたのだった。 オディウム『フン…我ながららしくも無い…。大体…あやつと旅をすること事態、奇跡の様なものだ…』 オディウムは自分の言葉にはっとして、考えにふける。 オディウム『奇跡…か、俺がこんな言葉を口にするとはな…』 心なしか、オディウムの口振りは優しさを含んでいた。オディウムも少しヴェルグに影響されたのかもしれない。 オディウム『…少し…眠るか…』 ~惑星ヘルヘイム上空~ ヴェルグは大気圏を混沌に見つからないよう密かに降下すると、オディウムに危機を伝えるべく、必死にヘルヘイムの上空を駆けずり回っていた。 ヴェルグ・クゥエル『オディウム…何処にいるんだ…』 ヴェルグは山岳の中腹に降下し、混沌の視界に入らないよう荒々しい岩石群の中に降り立つと、神経を集中させ…【オディウム】との【繋がり】に神経を尖らせた…。 ヴェルグ・クゥエル(オディウム…何処に居る…) ヴェルグ・クゥエル(駄目だ…!繋がりが薄れている…。…いや…もっと深く…記憶の奥底まで…) ヴェルグはより深く神経を集中させ、記憶の奥底に潜む憎悪を思い出す… ヴェルグ・クゥエル『くッ!』 憎悪に飲み込まれそうになるが、かつて決めた心の有り様を思い出し必死に抵抗する。 ヴェルグ・クゥエル(繋がっ…た!) オディウム『!?…ッヴェルグ?…何故だ…何故俺を呼ぶ?』 ヴェルグ・クゥエル『オディウム!オディウムか?!』 オディウム『…何故来た…。帰れ…貴様とはもう別れを告げたはずだ…』 ヴェルグ・クゥエル『…お前が狙われている…』 オディウム『…何にだ?』 ヴェルグ・クゥエル『…混沌だ混沌の連中がお前を…』 オディウム『馬鹿にするな…混沌など俺の敵では無い…』 ヴェルグ・クゥエル『そうじゃ無い!…何か不味い気がするんだ…頼む…俺の言葉を信じてくれ』 オディウム『…』 オディウムはヴェルグの危機迫る訴えに少し考える。 仮にもヴェルグもアークの身である。…その予知スキルが当てずっぽうなものとは考えにくかった。 オディウム『…分かった…。…俺は一番険しく、高い山々の中腹に居る…そこに来い…詳しく話を聞かせろ』 ヴェルグ・クゥエル『…ああ…助かる!』 ヴェルグは中腹を目指し飛び立って行った…。 ~混沌軍旗艦カリギュラ~ 軍艦の広いブリッジに一人の筋骨隆々の男が仁王立ちして、煉獄惑星ヘルヘイムを睥睨していた。 …人間の姿を採ったワーザウィルだ。 ワーザウィルは少し何かを感じる様に肩を竦ませた。 そして、怪しく口の端を上げ…嗤う…。 ワーザウィル『見つけたぞ…【オディウム】』 2014年 11月18日 19 09 862 zyabara オディウム『…そうか…黒い猫…良く分からない存在だが…確かに常識ならざる者ではあるな』 ヴェルグ・クゥエル『…ああ』 オディウム『…その警告を信じるのであれば…俺も覚悟を決めねばならんかもしれん…』 ヴェルグ・クゥエル『馬鹿を言うな!…俺達は生き延びる…何があってもだ』 オディウム『ヴェルグ…現実はそううまくは行かない…お前がアインプフを守れなかった様に…な』 ヴェルグ・クゥエル『…ッ』 不意にヘルヘイムの大気が震え…空が明るく染めあがった。 ヴェルグ・クゥエル『…ッ!混沌軍か!』 オディウム『戦艦多数…こちらを目指しているな…居場所は割れていると言う事か…。…行くぞヴェルグ…構えろ!』 ヴェルグ・クゥエル『…ああ!…今一度共に戦わせて貰うぞ…オディウム!』 ヴェルグとオディウムは突入して来る艦隊を睨み付け…戦闘体制に入る。 艦隊総数5700…。 うち2700は戦艦。残りは巡洋艦だ。 ヴェルグ・クゥエル『流石に…多いか?』 オディウム『ふん…案外情けないなヴェルグ…この程度で根をあげるとはな』 ~旗艦カリギュラ~ ワーザウィル『…まずは小手調べといこうか…【オディウム】…さぁ…その熱き憎悪の血潮で俺を高ぶらせてくれ!…ああ…戦場の空気が闘志に火をつける様になァッ!』 INFO:煉獄惑星ヘルヘイムにて戦闘開始。序戦、対艦隊戦。 2014年 11月18日 22 00 863 zyabara 大量の戦艦や巡洋艦が地表に撃沈され旗艦カリギュラも大地に深く艦首から突き刺さっている…操兵達の死体が散乱し地表は死体の焼ける臭いが充満する…その燃え盛るマグマが噴き出す大地の中…【オディウム】が倒れ…うなだれている。…全身にはオディウム自身のビットが突き刺さり、反転したと思われる弾丸による傷が至るところにあった。ヴェルグも全身に深い傷を負い、膝を付き…眼前に憮然と立つ軍服の男を睨み付ける…。 ヴェルグ・クゥエル『グッ…この…化け物め…』 ワーザウィル『化け物?…グハハハハァッ!…違うな…貴様等アークの手段でしか無い兵器や武器の類いは、この俺…ワーザウィル【その物】であると言って良い…ゆえに!物事を解決する手段でしか無い貴様等アークやその他の雑種の【武器や兵器の殺傷物(俺の子孫等)】に俺の力を注ぎ…その本来【武】の有るべき姿…最も子孫等が果たすべき【破壊(責務)】を任わせるなど容易い事よ…それこそ…赤子の手を捻る様に容易くな…【憎悪】に【蒼穹】しかし今回の戦いぶりは見事であった…して…貴様等に見せてやろう…本当の【武】と言うものをな…』 そこまで言うとワーザウィルは全身に力を込める。 ワーザウィルの身体からオーラが漂い…大気が…否…空間そのものが振動し始めた。 ワーザウィル『ハァアア…』 オディウム『……ヴェルグ…逃げろ…お前だけでも離脱しろ…』 ヴェルグ・クゥエル『ふざけてる…のか…オディウムッ…』 ワーザウィル『…オォオッ!…出でよッ!…あらゆる次元を越え、最も猛々しく、堅牢で、屈強で、強く、ただただ頑強なる我に相応しい軍艦よォッ!!』 空間の振動が一際激しいなり惑星その物が悲鳴をあげ、溶岩が噴き出し、地殻が割れ、空に雷鳴が響く。 不意に空間が大きく…ただただ大きく裂けていき…裂け目から巨大な【何か】が現れた。 それは余りにも巨大で、ワーザウィルの遥かに頭上…上空30000m以上にあるにも関わらず空を覆いつくしている…。 ワーザウィル『カーッハッハッハッハッハッ!!!!良い、良いぞ!!実に良い!!…これぞ【我が闘争】に相応しい!!』 ワーザウィルは肩を大きく揺らしながら笑い、その【巨大構造物】の上に転移する。 ワーザウィル『まずは…祝砲といこう【次元制圧用要塞 ゲ・レ・・グラディオング】よ!!さぁ…放て…次元崩壊砲【ディメイション・ブレイク・ブラスター】ッ!!』 【巨大構造物】の円盤の様な構造の内側が大きく開き…空間が悲鳴を上げる。 やがて幾万の化け物の悲鳴の様な一際大きな爆音が鳴り響くと…構造物の前方の空間が歪み、空が裂け、星々を貫き、恒星やブラックホールまで薙ぎ消し…化け物の様な構造物の【悲鳴】は惑星ヘルヘイムから10億万光年離れた空間にてやっと収束した。 ワーザウィル『ダーハッハッハッ!!素ン晴らしいィ!!…これぞ【我が闘争】に相応し…』 と、そこで構造物から警報が鳴り響いた。 セキュリティシステム『ビーッビーッ…ザザ…不正アクセスを確認。当艦を計画から破棄…メモリーアクターの接続から遮断します』ブツッ ボンッ! そんな音と共に急に構造物は機関エネルギーを失い…地表に落下した。 ワーザウィル『なァ!?…何だとォ!!?』 地響きを立て、地殻を20kmくらい粉砕して構造物は地表に墜ちる。…何か特異な物質で出来ているらしく、傷一つつかなかった。 最も肝心のワーザウィルも甲板でずっこけただけでダメージらしい物は受けていなかったが。 ワーザウィル『己ェ…!…流石に訳の分からん次元から戦艦を【持ってくる】のは無理があったか…んブホッ!!?』 突如転移して来たヴェルグがワーザウィルの顔面を殴り付け…ワーザウィルは1kmくらい派手に甲板を転がって行った。 ヴェルグ・クゥエル『調子に乗りすぎたなワーザウィル…!』 ワーザウィルは立ち上がると、口を拭いながらヴェルグと対峙する。 ワーザウィル『拳か…良いぞ…少し興が削がれたが…貴様のその剥き出しの闘争本能…実に俺を昂ぶらせてくれる!』 ヴェルグ・クゥエル(…今のうちに修復しろ…オディウム!) オディウム(ふん…馬鹿…め…) ワーザウィル『仕切り直しといこう…拳の闘争…受けて立とう…この俺…』 ワーザウィル『ワー・ザ・ウィル【戦の意志】がなぁァッ!!!』 2014年 11月19日 01 22 864 MI4989 削除 ブロペニュ「あの、飛ばす先も考えてよ。何で男の殴り合いに介入させるような場所に飛ばすの。決闘だったら気まずいじゃん!」 オディウム『……飛ばされたのか』 ブロペニュ「(´・ω・`)うん」おとなしくお座り 2014年 11月19日 13 43 865 ヴェルグ『…ハッ、他者を狂わせ、操るゲス野郎に能力がどうこう言われたくない…』 オディウム『お前は…成程、『本物』か』 ヴェルグ『そう言う事だ…久しぶりだなオディウム。正直会いたくなかったけど』 オディウム『開口一番酷い言い種だな…まぁ仕方ないが』 ヤレヤレとオディウムが肩をすくめ、ヴェルグは周囲を見渡す。 周囲の景色がまるきり違うところから見て、ここはデゴではないのだろう… とりあえずヴェルグはニヴルヘイムを再召喚、索敵させ副砲で牽制をかける。 2014年 11月19日 14 19 866 zyabara 〜煉獄惑星ヘルヘイム〜 空が燃える惑星の中、アーク喰らいと【戦】と【憎悪】、ヴェルグ等が対峙している。 最初に行動を起こしたのはヘルシャフトだった。 ヘルシャフト『ケケッ…!』 ルミア「キャッ!?」 ヴェルグ『ッ…!!しまった!?ルミア!』 ルミアがヘルシャフトの腕から出た触手に絡め取られ羽交い締めにされる。 ヴェルグ『このッ!…ッ!!』 ヴェルグがヘルシャフトからルミアを取り戻そうとしたその時、横合いから拳が飛んできてヴェルグは回避行動を取る。 ワーザウィル『余所見をするな!!』 ヴェルグ『貴様ッ!!』 ルミア「ううっ!」 ルミアをヘルシャフトの触手が締め付け、ルミアが悲鳴をあげた。 ヴェルグ『貴様ら…!!』 ヘルシャフト「おっとぉ?…動くなよ?絞め殺すぞ」 ヘルシャフト「おい【蒼穹】聞いてみてぇことがある」 ヴェルグ『…』 ブロペニュ「…」 ヘルシャフト「お前は【正義の味方】か?」 ヴェルグ「…そんな風には考えていない…ただ悪は許さんし貴様のような外道を放置しておく訳にもいかない!」 ヘルシャフト「そぉかぁ…?じゃあ…てめぇは俺の敵だァ!!」 ヘルシャフトがルミアを押しつぶそうとしたその時。 ブロペニュが素早く動き、ヘルシャフトの腕ごと触手を切り落とし、ルミアを掴むと上空へと舞い上がる。 ヘルシャフト「ケケェッ!!」 ヘルシャフトがすぐさまに大型拳銃を召喚し、ブロペニュを撃とうとするがエルシーがヘルシャフトに発砲し、ヘルシャフトごと吹き飛ばす。 ヘルシャフトは胴体に風穴が空くがすぐさまに再生する。 ヴェルグはフェザービットを召喚し、追撃をかけようとするがビットの動きが阻害される。 ワーザウィル『む?…そうか貴様、強制支配に抵抗があるのか』 ヴェルグ『チッ…本体だけあって能力がより強力な訳か!』 オディウム『俺を忘れるなよ?』 オディウムが回し蹴りをワーザウィルに放ち、ワーザウィルは蹴りを片手で受け止める。拳と蹴りがギリギリと音を立てる。 ワーザウィル『クク良いぞ!俺をもっと楽しませろ!』 ワーザウィルもごついビットのような物を召喚し、自身の周りを飛翔させた。 ヴェルグとオディウム、ワーザウィルが睨み合い、ヘルシャフトとエルシーが対峙する。 ブロペニュはルミアを抱えて、地上に降り立つとルミアの安否を確認する。 ブロペニュ「大丈夫?」 ルミア「…っ…は…はい…下ろしてくれて大丈夫で…」 ざくり。 そんな音がしてブロペニュは自身の腹部を確認する。 ルミア「…え?」 ルミアの腕には肉塊の劔の様な物体が握りこまれており、ブロペニュの腹部にそれを深々と突き立てていた。 突き立てたルミアの腕は黒い霧に包まれていて、ルミアの腕がブロペニュの身体から剣を捻ってから抜き出す。 ブシュッと音を立てて、ブロペニュの腹部から血が吹き出す。 ブロペニュ「あれ?…あなたそんな力強かったっけ…?」 ブロペニュは崩れ落ちると、地面に力なく倒れる。 ブロペニュ「おか…しいな…こんな傷で…」 ルミア「ブロペニュ…さん?…なんで私…嘘…嘘」 ルミアは静かにブロペニュに歩み寄って行く…ルミアは瞳孔を見開いたままブツブツと言葉にならないことを呟きながらブロペニュまで歩み寄ると…ブロペニュの前に=座り込み…ゆっくりと剣を振り上げ、ルミアははっとして自身のうでを見上げる。 ルミア「何…これ…私なにしようと…してるの? 」 ルミアの腕が剣をブロペニュに振り下ろす…。 ルミア「いやあああァァァああああああ!!」 ヴェルグは悲鳴に振り返り、硬直する。 ヴェルグ『ブ…ロペニュ…?ルミア…何を…』 ヘルシャフト「キヒッ…!ヒャハッ…ヒャハハハハハハハッ!!」 ヘルシャフトが突如高笑いをし、ヴェルグに凶悪な笑みを見せる。 ヴェルグ『貴…様…貴様ァアアア!ルミアに何をしたァア!?』 ヘルシャフト「何だって?…再現だよ。俺の【始まり】の再現。…キヒッ!」 ルミア「…止まって!!止まれ!!止まれぇえええええ!!」 ルミアの腕はルミアの腕はルミア自身の静止を効かず、何度も何度も何度も剣を振り下ろし、ブロペニュの身体を刺突する。 振り下ろすたびにルミアの細い腕から考えられない力らしく、ブロペニュの身体が魚の様に跳ね、地面が砕ける。 ルミア「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれッ…どまれぇえええ!!ぅゔ!!」 ルミアは辛うじて動く、頭と口を動かすと自身の腕には噛り付く。 腕から血しぶきが出て、ルミアは苦悶に顔を歪めるが力を緩めることなくより深く歯を腕に食い込ませる。 ルミア「どまで…!!どまれ…どまれ!!」 腕は意に介さぬようにルミアの口から離れ…腕に齧り取られた後が付き、血飛沫が飛び散る。 ヘルシャフト「ギャハハッ!!流石に【元器】は馴染みの良さがチゲぇなぁ!!ヒャハハハハハハハッ!!」 ヴェルグ『やめろ…やめさせろ…やめさせろオオォオッ!!』 ルミア「いやだ…いや…もう誰も傷つけたくない…止まって…ッ」 ルミアが涙を流しながら、再び腕に噛みつこうと口を腕に近づけたその時、ルミアの頬にそっと手が置かれ、ルミアの動きが静止する。 ブロペニュ「もう良いから…ね?」 ルミア「…ブロペニュ…さ…ん」 一瞬止まった腕が震え出し…再び振り下ろさんと揺れる。 エルシー「…大丈夫でしょ?…私たちその程度じゃ死なないし…。ブロペニュ。…ブロペニュ?」 ブロペニュ「うん…大丈夫だよ?だから…ね…おとうさ…ん?」 ブロペニュはルミアの腕をそっと撫でると自分が誰なのかよくおもいだっせなくなる。 ブロペニュ(私…お父さんなんていたっけ?…なんか…思い出せないや…) ヘルシャフト「お父さん…か…ハッ…ヒャハッ…ヒャハハハハハハハッ!ヒャハッ!ヒャーハッハッ!!」 ブロペニュは何となく自分の魂に誰かの魂が混じっていくのを感じる。 そして…その記憶が流れ込んできて記憶にボヤがかかり始めた…。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ブロペニュは何処かの部屋からドアの開閉音を聞いて、玄関に駆け出していく。 「あーっ!!お父さんお帰りなさい!!今日は早かったね?」 「ただいま〜。今日は早引きだったんだぞ〜お土産も買ってきたからな」 目の前の軍服を着た温和な雰囲気を纏った男はブロペニュを両手で抱え上げると楽しそうに回った。 ブロペニュ(この人どこかで…) 「あら、貴方お帰りなさい。今日は早いのね」 ブロペニュ(あ、お母さん。…お母さん?…私お母さんなんて…いない) 「今日の研究の成果は良かったよ…このアークの研究が進めばプロトコスモスで確実な無人機の制御が可能になるはずなんだ。…すごいぞ。【ヘルシャフト】計画は」 「またその話?…あなたったら本当に仕事の事ばっかりなんだから。…うふ」 そこでまた記憶にボヤがかかり飛んでしまう。 「そんな…どうしてだ…!クーデターなんて大佐はなにを考えているんだ!!」 「お父さん大丈夫?」 〜〜〜〜〜〜〜 「グルるァ!!キエェア!!」 走る。走る。怪物みたいなひとがたくさん追いかけてくる。お父さんはどこ? 〜〜〜〜〜〜〜 「無理だ!!娘には手を出させんぞ!!」 「馬鹿を言うな!感染が広まるぞ!!その子はもう助からん!」 「ッ!!発症した!!糞!力が強いぞ!!」 「やめろ!!やめろォ!!」 〜〜〜〜〜〜〜 「自分で止めを刺してやれ…」 「…」 〜〜〜〜〜〜〜 「あああああああああっ!!止まれ!!止まれ!!止まってくれぇ!!」 何度も何度も何度もナイフが振り落とされる。 お父さんかなしそう。 「うん…大丈夫だよ?だから…ね…おとうさ…ん」 「あ…ああああああああああああああああああああああ!!!!」 〜〜〜〜〜〜〜〜 走る。走る。男は血塗れの死体を抱え、斧を光り輝く石にふりおろしたおろし…記憶が終わる。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ヘルシャフト「茶番は終わりだ…貴様も失え!!!失えッ!!ヒャハハハハハハハッ!!」 ヘルシャフトが片手を振り上げると、ルミアの喉元に剣が突き立てられる。 ヴェルグ『っよせ!!!こんな事になんの意味がある!?』 ヘルシャフト「救いたいか?…貴様の大事な者を?…じゃぁ…【オディウム】を【殺せ】。そしたら考えてやるよ?…おら!選べよ!救う方を選べよォッ!!!」 ヴェルグ『…ッ!?』 オディウム『…』 ワーザウィル『ほう…命の勘定か?面白い、貴様の選択を見せて見よ』 オディウム『…』(罠だ。よせ…こいつは何方も殺す。…俺にはわかる。こいつは憎悪の奴隷だ… ) オディウムはヴェルグに思念で語りかける。 ヴェルグ『ッ…』(ならどうすれば!!) 瞬間。 ヘルシャフトにビーム砲が飛来し、ワーザウィルのビットがリフレクシールドを展開し、ビーム砲を弾き飛ばす。 ワーザウィル『新手か?』 ヘルシャフト「チッ…」 チャンプ「…なるほど…状況は理解した」 ヘルシャフト「ヒュ〜。ヒーローの代表の登場かよ」 チャンプがヘルシャフトに二つ銃を向けたまま歩み寄ってきた。 そして、熟考するように目を少し閉じた後、目を開けると銃をゆっくりと動かした。 ワーザウィルの片腕が動き【戦の意思】を行使しようとするが、動きが止まる。 ワーザウィル『ほう?』 …チャンプはルミアとヘルシャフトに銃を向けていた。 ヴェルグ『なっ!?』 ヘルシャフト「…ッ!!!どう言うつもりだ!!?てめぇ!!」 チャンプ「選択の結果だよ…オディウムを弱らせて取り込む腹づもりだろう?これで状況を打開できる。…オディウムは危険だ。被害がより出る可能性を考慮すればこうなる」 ヘルシャフト「てんめえぇええええ!!!」 ヘルシャフトは銃を召喚するとチャンプに向けた。 すかさず、チャンプは射線からとうざかると、ヘルシャフトに向けて発砲する。 が銃弾が曲がりチャンプに直撃、腹部を貫通する。 チャンプ「何ッ!?ガハッ!!」 ワーザウィル『む?そうか貴様…』 その瞬間の隙を見逃さず、ヴェルグはビットでルミアの手から剣を弾き飛ばし 。そしてルミアとブロペニュの前に立ちエンチャントで【支配】の呪縛から解き放ち、吠えた。 ヴェルグ『ふざけるな…ふざけるなよッ…確かに失う事は悲しい、美しい物は脆いかもしれない…だが!!!俺はもう絶望などしない!貴様の絶望に他人を巻き込むな!!!俺たちはそんな弱さに負けたりしない!!!』 ヘルシャフト「チィイイイイッッ!糞がぁあああああ」 ヘルシャフトは大量の兵器を召喚しヴェルグと正面からぶつかる。 【info】長すぎワロタ、ブロペニュの魂癒合についてはヘルシャフトが妄執で娘の魂を縛り付けてるだけなんで、ヘルシャフト倒すと娘の魂は成仏してくれます。 2014年 11月19日 15 57 867 MI4989 削除 エルシー「それより止血しましょうよ」軽プラズマランチャー(電熱線モード)で焼く ブロペニュ「……っ!」じゅーっ ブロペニュ「そういえば私にお父さんなんていたっけ」 エルシー「生まれさせて直ぐに生体培地か動物の餌として出荷されてたあんたにそんな愛情のこもった親なんているの」 ブロペニュ「でもなんか居たような気がするのよね……誰かに妄想の種でも植えられたのかな……」 微妙に混じってるのか混じってないのか解らないがやっぱり似てるけど違う生き物のせいで微妙に混じらないようだ……。 ……と、ここでちょっと性格の悪いブロペニュはナイスっぽい考えが思い付く。 なんかヘルシャフトの娘さんっぽい振る舞いをすれば闇討ちができると。 ……しかし、記憶では自分を幼児の如く思いっきり抱き上げられていたし、成長した姿だとしてもこんなびっちな訳が無いだろう。 ~~~~ ブロペニュ(あ、またぼーっとして記憶の海ってパターンじゃん、めんどくさいな~) なんだか手馴れたような感覚だ。空は爆炎に覆われ、地上と海は燃え盛る。 永遠に昼が続きそうな世界だ。そして今自分は空を飛んでおり、 ――これよりいつも通り反体制勢力の弾圧という名目で目下の市民を虐殺するのだ。 ブロペニュ(帰ってくる度に整備のロボが悲しそうだったけど私は帰ってこれてご飯にありつけるのが嬉しかったなぁ) (え、それおかしいよ) 今日も任務。しかし、今回は一個方面軍を一晩で壊滅・降伏させた怪物達を相手に防衛しなければならない。 (いきなり飛んで……) ブロペニュ(あ……これ私が鹵獲された日じゃん) (え) ブロペニュは目前の長砲身砲と連装機関砲を持ったAH-64を仕留める為に突撃していく。 「落ちろ、シュヴェシィナもどきが」 急上昇急降下からのドロップキックを喰らってブロペニュは地面に叩き付けられた。 いや、ヘリコプターのドロップキックなんて訳がわからないよ。 (ナニコレ) ~~~~ ブロペニュ「いや、だから誰よあんた」 エルシー「さっきから自問自答繰り返して何してるの。二重人格ごっこでもしてるの」 ブロペニュ「二重人格ってかっこつけでやり過ぎると本当になるから勘弁願いたいよ」 エルシー「ちょっと痛いけど我慢してね」ゴリッギャリッ ブロペニュ&誰かの娘「え」 バゴンッ!! *エルシーは小さなデモンズソウル(ブロペニュ)を入手しました* 小さなデモンズソウル(ブロペニュ)「あの、あの」 エルシー「あ」 ブロペニュ(娘)「(´;ω;`)おとうさん……」 INFO:だが分離 小悪魔魂(ブロペニュ)「何で私を分離しちゃうの!」 エルシー「分離できちゃう方が分離しちゃう仕様なのよ!」 2014年 11月19日 16 28 868 ヴェルグ『お前がどんな人生を歩んだのかは知らん…どんな絶望があったのかも知らん…だがな…!』 ニヴルヘイムの上で拳を握り、ガッツポーズを決める。 そしてヴェルグはベルシャフトに向かい、こう言い切った。 ヴェルグ『お前のやろうとしている事はただの逃げだ!自身の悲しみと向き合おうともせず、ただ悲しみから逃げるために他者を痛め付けているだけだ!!』 ベルシャフト「んだと…テメェ!?」 ヴェルグ『黙れ!そして聞け!お前がどれだけの過ちを繰り返して来たのかは知らん…だがな!!』 そこまで言うとヴェルグは仮面を脱ぎ捨てる。 その瞬間ヴェルグの髪と瞳が透きとおるような蒼に変わり、力が爆発的に増大する。 ヴェルグ『俺が何より許せないのは自分自身の悲しみを八つ当たりでぶつける事でしか癒せないその弱さだ!』 ベルシャフト「ッ…!?」 ヴェルグ『憎いか…?俺が憎いか…!?ならば全て俺にぶつけてこい!この蒼穹のアーク、『ニィエーバ』が相手になる!』 知らず知らずの内にアークとしての名前を思い出し、ヴェルグは吼える。 凛とした蒼に包まれ、武器を構えて力強い目でベルシャフトを睨むその姿は…彼が嫌いな英雄そのものであった… 2014年 11月19日 18 43 869 zyabara ヘルシャフト「ヒャハッ…ヒャハハハハハハハ !!!」 ヘルシャフトはニェーバを睨みつけ、狂ったように嗤う。 ヘルシャフト「ああ…憎いね!憎いとも!英雄ッ!!何故だ!何故あの時救ってくれなかった!あの時あの場所で、救いに来てくれればリディアも俺の妻も、みんな救われた!なのに何故だ!何故間に合わないッ!!英雄など幻想だ!!消し去ってやる!!…消えろ!!消えろおぉおお!!」 ヘルシャフトからどす黒く紅いオーラが溢れ出て、あたり一面が轟音を立てて崩れる。 ブロペニュ(娘)「お父さん!!…お父さん!!」 ヘルシャフト「リ…リディア?…リディアなのか?」 ヘルシャフトは魂の波動を感じ取ったのか、ブロペニュを見るその顔は以前の温和な雰囲気を取り戻していた。 ヘルシャフト「リディア!リディア!!どんな身体でも良い!お前が生きてさえ、生きてさえくれれば!!!」 ヴェルグ『…ヘルシャフト…』 ブロペニュを抱きしめると満足そうな顔を浮かべ、オーラがが引いていく。 小悪魔ブロペニュ(あ、これいけないパターンだ身体返してー!!) ヘルシャフト「誰でも良い救ってくれ…この子の消えかかった魂を」 ヘルシャフトが何処にもいない神に縋る様に呟く…。 「ああ、救ってやる。総てをな」 レギオンがヘルシャフトの前に在らわれ、ブロペニュの身体を剣で袈裟斬りに斬り裂いた。 ヘルシャフト「あ…あああああああああああああああああああああああ!!!?リディア!リディアああああああ!!!」 ヘルシャフトが慟哭の叫びをあげる中、レギオンはゆっくりとニィエーバに振り向いた。 レギオン「フッ…足掻けと言ったはずだ【蒼穹】」 ヴェルグ『レギ…オン…レエギオオオオオオン貴様ァアアアア!!』 レギオン「さぁ足掻け!足掻け!無知で厚顔なアーク共!!」 レギオンは両腕で印を結ぶと、古代言語を唱える。 すると、鎖が這い出てきてヘルシャフトとオディウムを縛り上げる。 オディウム『しまっ!?…神縛の鎖かこれは!?』 ヘルシャフトにアークを与えていた時に何かを仕込んでいたらしく、ヘルシャフトのアークの力が暴走し、オディウムを丸呑みにする。 ヘルシャフト「おぎぃがるがおがあっるがあああああああ!!!」 オディウムを飲み干したヘルシャフトの力が暴走し、オーラが先ほどの比較にならないほど溢れ出て…ヘルシャフトのオーラだけで周囲が重力崩壊をおこし、ヘルシャフトは言葉にならない叫びをあげると瞬間的にヴェルグの眼前に転移、凄まじいパワーでヴェルグに拳を叩きつけた。また同時に同じ攻撃が全ての方向から叩きつけられる。因果律が歪み狂った攻撃を引き起こす。 ヴェルグ 『ヘルシャフト!!憎悪に飲まれているのか!?糞ッ!!』 ヴェルグとヘルシャフトが衝突するその横で、ワーザウィルはチャンプの首を締め上げる。 ワーザウィル『目覚めろ…【理想】。その様なちっぽけな自我など捨てて、我と闘うが良い!!』 チャンプ「ガッ…カハッ!!私が【理想】?…だと?…ぐっ!!」 腹部から血を流している、チャンプ首を締め上げ、凄まじい膂力でメキメキと音をさせる。 サム「てぇんめっぇえええええ!!社長を離しやがれええええ!!」 ワーザウィル 『邪魔だ!! 』 ワーザウィルは羽虫を払うが如くサムを片手で殴り飛ばす。 サム「ガハッ!!??」 チャンプの意識が遠おのいっていった。 …その奥底で別の何かが眼覚めながら…。 INFO:ヘルシャフトがキャラ取り扱いの間のスペックになりました 2014年 11月19日 21 57 870 MI4989 削除 ブロペニュの身体が斬り裂かれ、しばらくしたあと爆発すると、 エルシーのイベントリからブロペニュの魂が無くなっていた。 エルシー「あれって、身体の状態が基準なのね……」 ルミア「そもそもどうやってリンクしてるんですか……」 ~ブロペニュの格納庫~ 小悪魔ブロペニュ「あれ、あんたも?」 リディア(魂)「また死んだ……え」 どうやらブロペニュの魂と混じろうとしたせいでリディアも不滅になったようだ。 おのれ、魂を犯す細菌共め! 小悪魔ブロペニュ「あんたがお父さんに抱かれたのを見て私も親が居たのを思い出したわ」 リディア(魂)「あ、うん」 小悪魔ブロペニュ「忘れたかったけどね」 リディア(魂)「え」 Type2LB-M1「ありゃ、なんで二つもあるんだ? ま、いっか」 機械的に二人に新しい身体を与えられる。 ブロペニュ「勝手に私を産んで、たった3Ag(3000UC)の為に売り飛ばした。愛情なんて微塵も無い畜生共よ」 リディア「……」 ブロペニュ「こんな苦しみしかない地獄同然の世界なんかで私を産みやがって……いっそ産まないで欲しかったよ……」 リディア「あの」 ブロペニュ「あ、愚痴っちゃってごめんね。で、何?」 リディア「この格好恥ずかしいよ……」 ブロペニュ「 我 慢 し な さ い 」 Type2LB-M1「で、リスポンするの」 ブロペニュ「うん」 リディア「(´;ω;`)こんな格好をお父さんに見せたくないよぉっ!」 Type2LB-M1「シラネーヨ」 ~ヘルヘイム~ ブロペニュ「ほら、身体広げないとブレーキかからないよっ!」 リディア「せっかく生き返ったのにこれじゃ、いやああああああああっ!!」 2羽のブロペニュが殴り合いしてる所に降下している。 かたっぽなんだか凄く嫌そう……。 2014年 11月20日 13 01 871 ヴェルグ『たとえ全方向から来ようとも、速度が遅ければな!』 ヴェルグはバックラーでいなしたり紙一重で回避する事で大半を躱す。 速度に特化したアークであるニィエーバはその自慢の速度を十二分に発揮する為に察知能力や動体視力も非常に高い。 ただ流石に全てを躱すにはスペースが足りず、ヴェルグはたまらず後退。ニィエーバだけの力では不利と悟る。 ヴェルグ『…憎悪に狂った心は、力では救えない…だが』 そう呟くとヴェルグの衣装が切り替わっていく。 神官服は白銀の鎧に、大槍は両剣に、蒼のオーラは青白いオーラへ… ハルコタンの戦いで見せた、ハイブリットモードのヴェルグが変身を完了させゆっくりとヘルシャフトを見つめる。 ヴェルグ『エゴでもいい、偽善でもいい…その魂を、救ってみせよう!』 ヘルシャフト「ごあああああっ!!」 ヴェルグ『来いヘルシャフト!!お前の憎悪を、その奥にあるお前の願いを見せてみろ!!』 『蒼穹』と『救済』、2つの力を携えてヴェルグは暴走するヘルシャフトに斬りかかる。 だが、『救済』アークは、大きく力を失っていた… 救済に必要なものは救いを求める願い、神代から人間に利用されてきた救済のアークは力の大半を消耗してしまっているのだ。 故に本来の名前も、『本来の姿も』、まだ取り戻せていないのである。 ヴェルグ『ぐ…うぅ…!パワーで、押し負けてる…!』 両剣で攻撃をいなしつつ、ヴェルグは苦しそうに呻く。 持つアークの力の数に違いがある上救済は大きくパワーダウン…ヴェルグは苦しい戦いを強いられる事となった。 2014年 11月21日 08 41 872 zyabara ヘルシャフト「ぐるぁああああぁあ!!」 直接攻撃を避けられたヘルシャフトは、片手をワーザウィルが召喚した【巨大構造物】に向けると何かがヴェルグに砲撃する様に命じる様に動かした。 すると、【巨大構造物】から細かい発光がして、ヴェルグの周囲で強烈な爆風が起きる。 ヴェルグは回避起動を取るが、空間を直接制圧する様なその攻撃を避けきれず、ついに被弾してしまう。 ヴェルグ『がァっ!?』 その空間を削り取るがごとき爆風に晒されヴェルグはバランスを崩し落ちる。 ヘルシャフトが欠かさずソードビットを召喚しヴェルグに向け片手を振りおろし追撃をかけた…。 ヘルシャフトとヴェルグが激戦を続ける中、ワーザウィルはほぼ気を失ったチャンプを片手でぶら下げ、アークを呼び起こさんとしていた。 ワーザウィル『さぁ…目醒めろ…【理想】』 チャンプ「グッ…」 意識の奥底で声が聞こえる。 私の意識の奥底で誰かが目醒める。 誰だ…我の休眠を邪魔するのは…。 …お前は…誰だ? …そうか…貴様は仮の人格か…力の残滓… 呼ばれたならば答えねばなるまい。…貴様は消えろ。 私は、こんなところで終われない…私には遂げるべき…理想が… 下らぬ…失せろ。 そこでチャンプの意識は途絶えた。 ワーザウィル『む?…フハハ!目醒めるか!!』 チャンプの体が光り輝き周囲を明るく染め上げる。 光が収まるとそこには豪奢なマントを纏い、装飾が施された宝剣を携えた、さながら英雄の様な姿の者が居た。 『…我は【理想】のアーク、【イデア】。貴様か…我を喚んだのは?』 ワーザウィル『いかにも…貴様とは初見となるな。俺は【戦 】のアーク、【ワーザウィル】。今回貴殿と闘う為に貴殿を呼び起こさせて貰った』 イデア『ほう?』 ワーザウィル『貴殿とは純粋な力のぶつけ合いといこうではないか!…さぁ理想とやらの力見せて見よ』 イデア『…何かと思えば下らない…。戦うまでもない、貴様は我が力には無力だ…【戦】のアークワーザウィル』 ワーザウィル『何?』 イデア『理想の果てに堕ちろ…ー理想幻想ー 【イデア・パンタシア】』 ワーザウィルは何もかも破壊された空間に一人 立っている。 幾星霜の戦いの果て…ワーザウィルだけが一人残っている。戦争に次ぐ戦争。もはやワーザウィル以外に生き残っている者などいない。ただの一度も平和などなく、ただ生命が破壊本能のまま真に闘争を続ける理想の世界。それこそワーザウィルの理想。だが実際はどうだ?生命は有限だ。無限に戦い続けられるはずもない。…世界はそうゆう風に出来ている。 ワーザウィル『下らぬ…幻影なぞ、この俺に』 ワーザウィルは一人敵を作り戦いを始める。 孤独な戦争ごっこ。そう言ってもいい。 それは真の闘争か?否。所詮は夢…幻想だ。 そこには意味などない。戦いは手段であって目的ではない。戦い自体に意味など無いのだ。所詮力の優劣でしかない。そこをはき違えた孤独な概念の奴隷。…それが貴様だワーザウィル。 …貴様は無意味だ。 ワーザウィル『フ…フハハッ!!下らぬ!闘争こそ俺の存在理由!!…意味など無くて当然!!俺が戦いその物だからだ!!』 『そう、無意味だ。…貴様は無意味だ。自分自身をよく見て見るがいい』 ただ一人戦争を続けるワーザウィル。そこには誉れも名誉も熱意もない。意味のない戦いを続けるワーザウィル。その戦いに意味などない。 戦いに意味ななど無い。無意味だ。 貴様は無意味だ。ワーザウィル。 ワーザウィルの体が砕け、消えていく。 ワーザウィル『茶番は…その程度か?次はこちらから行かせてもらうぞ』 イデア『貴様自身をよく見ろと言った。聞いていなかったのか?』 ワーザウィル『何ィ?…な…馬鹿なぁ⁉︎』 ワーザウィルの腕にヒビが入り消えかけていた。 イデア『アークは概念その物だ。概念が意味を無くした時点でその概念など無いも同然。…消えろ。…貴様は無意味だ。』 ワーザウィルは震え、自身の腕を引きちぎり吠える。 ワーザウィル『己…オノレェエエエエエ!!…この屈辱忘れんぞォ!!覚えていろ理想!!』 そのまま、ワーザウィルは転移。敗走した。 イデア『逃げたか…』 イデアは空中で絡み合い火花を散らすヴェルグとヘルシャフトを見て呟く。 イデア『まだアークが居るのか…下らぬ。…消し去ってやる』 イデアは宝剣を振るい、その理想の果てを見せる。 イデア『消えろ…【理想幻想】』 ヘルシャフト達の動きが止まり、空中で静止する。 幻想に蝕まれ…理想の果てに堕ちる。 憎悪。…下らぬ。無意味だ。憎悪を果たしてどうなる?憎悪の連鎖を生むだけだ。…そこには意味など無い。…何故なら復讐すべきはその憎むべき事象を防げなかった己自身だからだ。…無意味だ。消えろ。 ヘルシャフトのソードビットが力を失い、落ちて行った。憎悪のオーラが弱まり、ヘルシャフトは力なく項垂れる。 蒼穹。これも下らん。空も宇宙も有限。貴様はその箱庭で羽を広げて自由になった気で居るだけの玩具だ。その翼はだれにあたえられた?そう…世界だ。世界から与えられた玩具で、世界を中を飛び回るだけの児戯。…それが貴様だ。…無意味だ。消えろ。 ヴェルグ『ガハッ!!』 ボロボロになったヴェルグのハイブリッド化が解除され、無防備な身体を晒す。 イデア『下らぬ…幾星霜の時を経てもアークどもは未だ己の無意味さに気がつかぬまま争い続けている。…ん?…こいつは』 イデアはヘルシャフトを見ると、首を傾げやがてとても不愉快そうに顔を歪めた。 イデア『何だ?これは…アークの力を無理矢理歪め縫いとめるとは…全くもって醜悪だ。…消えろ』 イデアが宝剣を振り上げ、ヘルシャフトを消し去ろうとする。 「それは困る」 イデア『この感覚…【剣聖の騎士】か』 レギオン「如何にも」 イデア『全くもって下らぬ。全てを救ってどうなる?…待って居るのは餓えと争い、滅びだ』 レギオン「仰るとおり…ですから総て救うのです」 イデア『何?…面白い。…貴様の理想…見せて見よ』 レギオン「ご随意に」 イデアはレギオンに手をかざし、少し経ってから肩を震わせた。 イデア『フ…フハハハハハハ!!何とも…何とも馬鹿げた理想だ!!…その身に余る、いや…身の程を知らぬ!!…良いぞ?笑わせてくれる。…その結末見させてもらう』 イデアはそう言って、虚空に身を溶かす様に消えていく。 イデア『精々足掻くことだな…剣聖』 レギオン「…御意に…」 レギオンはヴェルグ達が墜ちた【巨大構造物】の甲板に降り立つと、ヴェルグとヘルシャフトを神縛の鎖で拘束すると、虚空へと語りかける。 レギオン「キスリル殿、ご自由に」 黒い霧に包まれたキスリルが現れ、ヴェルグの前に立つと憎悪の笑みを見せる。 キスリル「ほぉ?こいつが私のグラトを殺した奴か?」 レギオン「左様ですな」 キスリルはヴェルグの首筋に大鎌をあててから、考えを巡らせる様に中を見る。 ヴェルグ『グッ…』 キスリル「折角だ…趣向を凝らそう」 キスリルは片手を引き寄せる様に動かすと、半ば放心状態で座り込んで居るルミアと、ヴェルグを救うべくタイミングを見計らっていたブロペニュとそれに追従していたリディアを強引で強力な力で引き寄せる。 ブロペニュ「きゃいん!!」 リディア「キャァっ!!」 リディアとブロペニュ達は頑強な甲板に叩きつけられ、血を流した。 キスリル「む?2匹同じのが居るぞ?…どちらも殺せば良いか」 レギオン「お待ちを、小奴らは不滅の魂を持っています…我々と同じく身体を壊したくらいでは死にませぬ」 キスリル「むう…どうにかできんのか?」 レギオン「迷走の呪詛を付加しておきましょう。…二度と体には戻れず現世を彷徨い輪廻にも入れない…即ち地獄です」 キスリル「ほほう?…それで良い。頼むぞレギオン」 レギオン「御意に」 レギオン「ゴニョゴニョ」 ブロペニュ・リディア「ヴォエッ!!?」(呪われた。後でヴェルグさんに直してもらってね!!) キスリル「折角だ…貴様の前で貴様の大事なペットを同じ様に殺してやろう…ククッ…名案だろう?」 キスリルはそう言ってルミアの首筋に大鎌を這わせる。 ヴェルグ『よせ…その子はグラトと呼ばれた子だぞ…』 キスリルはルミアを冷ややかな目で見て言った。 キスリル「私のグラトは無邪気で無慈悲に人を食い殺す可愛い奴だ。間違ってもこの様なチンケな虫ではない」 キスリルはそう言ってルミアをゴミを見る様な目線で見ると、大鎌を振り上げた。 ヴェルグ『よせ…やめろ!!』 「はい、そこまで 」 突如声が響き、レギオンとキスリルが空間から飛び出した岩石の砲弾に吹き飛ばされ火山の横っ腹に激突し、崩壊した火山とマグマの下敷きになる。 「コメットコメテオメテオトリプルメテオイレースウォーターウォタガウォタラエアロエアロガエアロラザンギ・ザンラ・ザンサ・ザンナ・ザンイル・ザンカーズクエイククエイガクエイラクラウダサンガーサンダガサンダーサンダラゾンデギ・ゾンデラ・ゾンデサ・ゾンデナ・ゾンデイル・ゾンデスタンストップスロウトルネドカッパーバイオバイオガバイオラファイアファイガファイラフォイエギ。フォイエラ・フォイエサ・フォイエナ・フォイエイル。フォイエフリーズブリザドブリザガブリザラバータギ・バータラ・バータサ・バータナ・バータイル・バータメルトンフレアーアルテマアポカリプス…ポーキー」 レギオン達のいる位置に吹雪やら洪水やら火災、高電圧、隕石、大爆発とかが起きて地形が変わる。 ヴェルグ達の前に金髪、蒼眼のモデル顔男が空中からゆっくりと降下してきて着陸する。…なんかメイド姿の女性も一緒だ。 ブロペニュ(なんだこのイケメン?) リディア(ふわぁ…) ヴェルグ『誰…だ…?』 男「ウィスコルフ・アルメルン・シーハイド…」 メイド「以下略の大魔法使いでございます。…ちなみに数兆年の大童貞でもあります」 ウィスコルフ「略すな!!どどど…童貞ちゃうわ!!」 ブロペニュ「すごい童貞…だから大魔法使いなんだ…童貞やばい」 ウィスコルフ「愛など粘膜が作り出す妄想に過ぎん」 メイド「可哀相にだからお城の研究室に閉じこもって…」 ヴェルグ『いや、だからなんだよお前ら』 ウィスコルフ「もしかして記憶に無い?」 ヴェルグ『… 』 ヴェルグ『あっ!!…神代の変人!』 ウィスコルフ「そういう認識かよ」 メイド「事実です」 ウィスコルフ「黙れ」 ヴェルグ『何しに来たんだ。…いや、さっきは助かった…これで奴らも…』 ウィスコルフ「ん?まだだぜ?」 ウィスコルフは頭をかきながら神縛の鎖を片手で引きちぎると火山の方向を見る。 火山は更地になっていたが、中央に人型の穴が空いていた。キスリルのAMやらが散乱していがレギオンの部位らしきものは見当たらない。 ヴェルグ『…まさか…』 そのまさかであった。 人型の穴から手が出てきてレギオンがやや不機嫌そうに立ち上がる。無傷で。 ヴェルグ『あいつも無効化スキル持ちか…』 ウィスコルフ「いや直撃してる。…あの対魔抗力くらいなら対策はあるからね。硬いんだあいつ」 ヴェルグ『硬過ぎだろ…人型の穴ってサイヤ人かあいつは…』 ウィスコルフ「あの甲冑の原型つくったのは俺だからなぁ…良い出来だろ?」 ヴェルグ『後悔した方が良いぞ…』 ウィスコルフ「まぁ…あいつは俺がやるから君達はそこの魔導人形(オートマトン)に傷やら直して貰っててくれ」 メイド「申し遅れました。大魔道士ウィスコルフ制作の魔導人形『ヴィオーラ』と申します」 そう言って紫髪赤眼のヴィオーラはお辞儀をした。 ウィスコルフ「さて…旧友に挨拶でもしてくるか…」 ウィスコルフは構造物から飛び降りるとレギオンのいる方向へと歩んで行った。 ブロペニュ「ヴェルグ…大丈夫?」 ヴェルグ『ダメージを受け過ぎた…蒼穹の力が減衰した今は修復は難しい…な』 ヴィオーラ「傷の手当てをします…お手を」 ヴェルグ『あ…ああ…』 ヘルシャフト『ゲホッ…ゲホゲホッ』 リディア「お父さん!!」 ヘルシャフトは大量の血液を吐き出す。 どうやら【理想幻影】は誕生のアークなどにも及んでいたらしく、ダメージを再生出来ていない様だ。 ヴィオーラ「!…申し訳ありません。こちらを優先させて頂きます」 ヴェルグ『…ああ、頼む』 レギオンは立ち上がると掛けられた幾つかのデバフを解除すると、周囲の確認をする。 レギオン「キスリル殿は…転移したか…無事では無い様だが…」 レギオンは手を周囲を見渡し、拳を強く握った。 レギオン「やってくれたな…魔道士」 前方から人影があらわれ首を振る。 ウィスコルフ「貴様は変わらないなぁ?…レオンハート?」 レギオン「数兆年分の…因縁ここで決着をつけるか?ウィスコルフ…! 」 ウィスコルフ「クフフ…」 大魔道と黒甲冑の騎士が対峙し…空気が震えた。 2014年 11月21日 13 26 873 MI4989 削除 エルシー「わーい、私すごい勢いでスルーされてるー(棒」 ブロペニュ「でも関わってもろくな事がないよ」 エルシー「で、あの二人は何してるの」 ブロペニュ「なんでも数兆年ぶんの因縁があるらしいよ」 エルシー「私達が居た世界にも居たよね、ほら、唐揚げレモンをめぐって4096万5521年前から断続的に戦闘を繰り返してる二人のマグネダルとか」 ブロペニュ「シュヴェシィナのチャームポイントは耳(アンテナ)なのかおっぱいなのか太腿なのかお尻なのか尾羽(ヒートシンク)なのかで4垓年間決闘を繰り返してた戦艦達とか居たね」 ヴェルグ『……あいつらの因縁もそんなふうな下らない理由だったら嫌だな』 ブロペニュ「そうね」 2014年 11月21日 14 54 874 ヴェルグ『…さて、そろそろ治るか』 ブロペニュ「あ、ヴェルグさんがまた眩しくなった」 ヴェルグ『相変わらず身も蓋もねーな…ま、ニィエーバは他人に決めつけられるのを強く嫌うからな…ダメージ回復が速かったんだろ』 ハイブリットモードが復活しブロペニュがちょっと眩しそうにしている。 ヴェルグはオーラを弱めて配慮し、帰る準備を始めていた。 彼からしたら【理想】の決めつけも、彼らの因縁とやらも、全てが下らないものだからだ。 ヴェルグ『確かに俺らは世界から生まれた…だが、そこに生きているものたちの心は自由なんだ』 ヴェルグ『俺らのように概念に縛られたアークとは違う。泣き、笑い、争い…それでも人々は自由に生きてきた』 ヴェルグ『ニィエーバはそれを空からずっと見続けてきた…だから言える、全ての事には可能性があると…だから、ニィエーバは人間に転生したんだ…人の可能性を見たくて』 ブロペニュ「ヴェルグが何か悟っちゃってる」 ヴェルグ『話の腰を折るな』(ゲンコツ ブロペニュ「ぎゃんっ!?」 ヴェルグ『全く…だから俺からしたら全てを勝手に決めつけてくるお前の方が無意味に思えるよ…【理想】』 ヴェルグ『お前の手口は分かった…もうお前のやり口は通用しない…俺はアークでもあるが、『人間』でもあるからな…』 ヴェルグ『…高過ぎる理想は己の身を滅ぼす…理想を抱いて溺死しろ、【理想】』 2014年 11月21日 20 46 875 MI4989 削除 ブロペニュ「理想とかどうでもいいから早く帰りたい」 エルシー「てか眠い……」うとうと ルミア「zzz....」 ヴェルグ『……そろそろ帰るか』 ブロペニュ「うん」 エルシー「もう寝てるし……」ルミアを抱き上げる 2014年 11月22日 02 51 876 zyabara 対峙する魔道士と騎士。 先に動いたのはウィスコルフだった。 片手に魔力を付加して殴りかかる。 ウィスコルフ「…お前は、今だに救う事に囚われたガキだ!」 レギオン「ほざけッ!」 レギオンはウィスコルフの突きを片手で受け止めると、勢い良く振り回し投げ飛ばそうとする。 レギオン「私は貴様の様に【あの結末】を見たからと言って、諦めもせん!人間に絶望したりもせん!」 ウィスコルフ「それで自分から悪役を買って出るわけか!笑わせる!!」 ウィスコルフは辰気を操作し、地に強引に足をつけると掴まれた腕から魔力を暴発させレギオンを吹き飛ばす。 吹き飛ばされたレギオンはケリュケイオンを体のいたるところから召喚すると、数本をウィスコルフに飛来させて、瞬歩でウィスコルフの眼前に転移して剣撃と同時に蹴り上げる。 レギオン「黙れ!今更のこのこと出てきおって…!永遠に現実から逃げてそのまま朽ちれば良いものを!!」 ウィスコルフは魔法弾を無数に召喚しケリュケイオンを迎撃すると、魔導壁を展開。レギオンの蹴りを呪詛で弾き返す。跳ね返る衝撃波で地面が数十m抉り飛ばさるが、レギオンはそれを物ともせず拳の突きを無数に放つ。超高速で放たれる突きで魔法壁を削っていく。 ウィスコルフ「逃げる?現実から逃げているのは貴様だろう?…何度でも言うぞ?…貴様は滅びと言う現実を受け止められずにどうしようもないことをどうかしようと考えている餓鬼だ!何時迄も世界の残酷さ、人間の凶暴性、それと同様に存在する理性、それらがあってこそ人間たり得ると理解しようともしない!子供のヒーローごっこなんだよ!貴様は!」 魔導壁が変形、超高エネルギーと化した魔法弾を吹き出させレギオンに浴びせかける。 レギオン「ふざけろ!…確かに世界は残酷だ。 だからと言って、それを受け入れ他者に行使する…ただの世界の奴隷になれと!?」 レギオンは分裂したケリュケイオンの刀身が盾となって防御をすると、炎剣の炎を拳に纏わせ、それをウィスコルフに放射する。 ウィスコルフ「驕るなよ?…人間も、動物も…いや、総ての存在は世界と言う一つの結果が生み出した流れの中の一瞬の輝きに過ぎん!その流れが終わるなら煌きも消えて当然だ!…それを認められないだけだ貴様は!」 ウィスコルフは魂まで焼き尽くすその炎を大量の魔力で後方に受け流すと、両腕に大量の魔力を宿し、レギオンに殴りかかる。 レギオン「童心の理性こそ人間が本来もっていた優しさだ!それを否定する貴様にはわかるまい!」 レギオンも両腕に炎を纏い、ウィスコルフを殴りつける。 ブロペニュ「…魔法使いなのに殴り合いするの…?」 ヴィオーラ「普通はしません」 ルミア「…」 ルミアはウィスコルフとレギオンの戦いをやや真剣な面持ちで見つめていた。 不意に、殴り合いをするレギオンの思考に声が割り込む。 『引け、レギオン。…ワーザウィルが敗走したえ影響で各地で占拠した地点が取り戻されつつある。…作戦はある程度成功している…引き時だ』 レギオン「ッ!!ケイオーガ様…しかし…」 『引くのだレギオン…これ以上の損耗は無用だ』 レギオン「クッ!!了解いたしました…然らばだ、魔道士」 レギオンは周囲を重力崩壊させ、空間を切り裂くとマントを翻し虚空へと消えて行った。 ウィスコルフ「おい、逃げるな!…チッ!」 ウィスコルフは空間の裂け目に魔法弾を撃ち込んでから悪態をついた。 ウィスコルフ「逃げやがって…これじゃ台無しだ」 ウィスコルフは地上に足をつけると不機嫌そうに、ヴェルグたちがいる場所に引き返した。 〜構造物甲板〜 ヴィオーラ「…ダメですね…彼は助かりません」 ヴェルグ「何故だ?…まだ息はある…諦めるには早い」 血反吐を吐きながら苦しむヘルシャフトを見てヴィオーラは、何故か諦める様に諭す。 ヴィオーラ「彼の体と魂は既に限界です。…彼が喰い取り込んだ人々の魂が生きることを許さない…見て下さい」 ヴェルグ「ッ!」 ヘルシャフトの身体から口が生え、ヘルシャフト自体の身体を貪り喰らい合う。 ヴェルグが救おうと手を翳すと、ヘルシャフトはその手を払いのけ言った。 ヘルシャフト「やめ…ろ…俺は罪を冒し過ぎた…彼らに食い殺されることが償いだ…それに…俺が生き延びれば再び混沌にこの器の機能所持させる事になる…それだけは駄目だ…だから…手を出すな…ぐほォ!!」 リディア「お父さん!!お父さん…もう一人は嫌だよ…行かないで…よ!」 ヘルシャフトはリディアの頭を撫でると、優しく言い聞かせる。 ヘルシャフト「ごめんな…リディア…結局俺はおまえに何もしてやれなかった…だから…これだけは最後に言わしてくれ…どんな事があっても…諦めるな…お前は強い子だ…愛して…いる」 そこまで言い切るとヘルシャフトは笑顔を見せて事切れ…ヘルシャフトの体が灰の様に崩れ落ちていく…。 リディア「お父さん!お父ぉさん!!……こんなのズルイよ…私には生きろって…言ったの…に」 リディアはそう言ってヘルシャフトの灰を抱きしめると、泣き崩れる。 そして握られた灰が輝き、リディアが手を開くと、淡い光が灰から3つ飛び立ち声が響いた。 『あなた方の戦いは見届けさせてもらいました…あなた方はそれぞれの信念の元、大事なものを守る為に一生懸命に戦っていたのですね…既に立派に親離れして…私の方がこれでは情けないですね…』 ヴェルグ『【誕生】…』 『この絡み合う魂は私が責任を持って紐解いて見せます。…輪廻の円環に乗れればやがてあなた方ともまた合間見えるでしょう…行きますよ?…【食欲】…ほら、あまり欲張ろうとしてはダメです……あなた方に感謝を…また会う日まで…【蒼穹】に【救済】』 そこまで誕生が言うと光は、空にゆっくりと登って行き…リディアが掴もうとして消えた。 そして両手で抱くと、祈る様に涙をながすのだった…。 しばらくしてウィスコルフが構造物に降り立つとヴェルグ達をみて少し驚いた顔で「まあだ帰ってなかったのかお前達」とか言ってからヴィオーラとともに背を向けて去ろうとし、ふと思い出した様にヴェルグに振り返り言った。 ウィスコルフ「気をつけろよ?アーク。…この先はもっと険しくなるだろう。…貴様自身も新しい力をつけた方が良い。…アークの力だけではない力をな」 ヴェルグ「わかっている。言われるまでもない」 ウィスコルフ「分かっているなら良いのさ。じゃあな」 ウィスコルフは手をひらひらと振ると、ヴェルグ達に背を向け去って行こうとした。 そこで考える様に目を閉じていたルミアが覚悟を決めるように頷くと、ウィスコルフに駆け寄りお辞儀をして言った。 ルミア「ウィスコルフさん!私を弟子にして下さい!!」 ウィスコルフ「は?」 ヴェルグ「…ルミア?」 ルミアはヴェルグに振り返り言った。 ルミア「私…このままじゃ今回みたいに兄さんのやブロペニュさんの足を引っ張ってしまうと思うんです…いえ…このままじゃダメなんです。…だから行かせて下さい!兄さん!」 ヴェルグ「…」 ルミアの表情は真剣そのもので必死にヴェルグに訴えかける。 2014年 11月23日 16 03 877 ヴェルグ『…行ってこい。お前が強くなりたいと思うなら、俺には止められんよ』 力が無いばかりに故郷を守れなかった経験があるヴェルグにはルミアを止める事は出来ない。 ヴェルグは通信機を生成し、投げて寄越した。 ヴェルグ『何かあったらソイツを使え。愚痴くらいなら、聞いてやるよ』 そう言うとヴェルグはルミアに背を向け、ワープゲートを作り出してそのまま通り抜けていった… 2014年 11月23日 16 47 878 zyabara ルミア「私…強くなって帰りますから!…兄さんの背中を守れるようになって帰りますから…だからそれまで待ってて下さい…」 ルミアはそう言ってはにかみ、ワープゲートを抜けるヴェルグの背中越しに聞こえてきた。 ヴェルグ『ああ…頑張れよ』 ヴェルグとブロペニュとリディア、エルシーがワープゲートに消えていく。 ブロペニュは少し振り返り手を振った。 ルミアも手を振り返し、はにかむ。 ウィスコルフ「ちょっと待って…何で勝手に進行してるの?…俺良いって言ってないよ!?」 ヴィオーラ「往生際が悪いですねマスター。…いくら童貞、引きこもりだからって女の子相手に緊張し過ぎですよ」 ウィスコルフ「何の話だよ!?…ああ…俺の魔術研究ライフが…」ガクッ ルミア「さぁ!行きましょう!師匠!」 ウィスコルフ「…もうどうでもいいや…今夜はグラタンなヴィオーラ」 ヴィオーラ「畏まりました。デザートはルミア様がお決めになって下さいませ」 ルミア「じゃあ…プディングで」 ヴィオーラ「了解致しましたわ」 ウィスコルフ「ちょっと待って?…俺はチェリーパイが食べたいんだけど?!」 ヴィオーラ「さ、こちらですわルミア様」 ウィスコルフ「聞いてる?俺の話聞いてる?」 ルミア「はーい。住んでるのお城なんですか?」 ヴィオーラ「左様でございますわ。少々大きいので案内役をお付けいたしますわ」 ルミア「わぁ…そんなに大きいんだ…」 ウィスコルフ「あああ!もうやだもおぉお!!」クネクネ ウィスコルフはすっかり意気投合しているメイドと弟子を背にのたうち回っていた…。 2014年 11月26日 00 08 879 MI4989 削除 ~惑星“寄せ集めは味方だけじゃないです”、森林地帯、製鉄場近くの鉄道駅~ 森の木からはもう葉っぱは落ちて、冬の風景を生み出している。 木の向う側にはいかにもな製鉄場と鉄道が顔を見せており、わかりやすい戦場であった。 森の細い道を縫って、歩兵小隊を乗せたトラックと装甲車がここまで走り抜けてきた。 分隊長が信号銃で予め離陸させていたシュヴェシィナ達に攻撃開始の合図を送ると即座に鉄道駅へロケット弾による空爆が始まる。 約50機のシュヴェシィナ達は一斉にロケット弾を放って、カチューシャロケットの如く爆撃していく。 一瞬で鉄道駅は火の海に包まれるがそれでも生き残った対空機関砲や重機関銃は襲撃してきたシュヴェシィナ達を次々と撃ち落して行き、敵側のシュヴェシィナも離陸し始めて空中戦が始まった。 これに乗じて80名程の歩兵小隊は鉄道駅へ侵攻、防衛に当たっている民兵と防御陣地を攻撃し始めた。 やがて敵のシュヴェシィナの中から3機ほどが機銃掃討によって侵攻した歩兵分隊を各個撃破しはじめる。 2014年 11月26日 00 18 880 zyabara サム「…まず路線押さえた方がよくねーか?」 分隊長「上にシュゥ゙ェシィナがいる…あれをどうにかせんと難しいな…あとどうやって押さえるつもりだ?」 サム「…爆薬とかあるか?…もしも車両が着たときに爆破してやりゃいいだろ?援護射撃してくりゃいける」 INFO:サムが線路に工作を提案 2014年 11月26日 00 47 881 MI4989 削除 分隊長「残念ながら工作用の爆薬はないが……手榴弾なら15個ある」 サム「無いよりはマシか……」 分隊長「どうする、行くか? 行くなら狙ってるシュヴェシィナくらいなら撃ち落してやれるぞ」G3A3を上に構える 2014年 11月26日 00 47 882 レヴィドラン ズガン!!! /ワギャー!?\ 突然の発射音におもわ思わず振り返るとスレッジ・ヘイルズがスクラム・ランチャーで次々と狙いを定めて敵シュヴェシィナをう撃ち落としていた スレッジ・ヘイルズ「一機撃墜・・・」 しかし・・・敵機の数がの少しばかり多いが問題ないか・・・ スレッジ・ヘイルズ「攻撃継続・・・」 2014年 11月26日 01 22 883 zyabara サム「ああ…行ける」 サムは手榴弾を受け取ると雷管をちょこっといじくり、ジャケットに突っ込むと走りだした。時速100kmくらいで。 分隊長「足早いな…あいつ」援護射撃しながら サム「だらぁああ!!」 サムはAKを乱射しながら突っ込むと物陰にスライディングして滑り込み、線路を射線に捉えている対空機関砲にRPGで制圧する。 歩兵「敵だ!敵が線路にッ…ガァッ!」 サムは歩兵を即座にヘッドショットして無力化するとなるべく姿勢を低くしながら線路に近づく。 サム「さてと…」 手榴弾に点火ワイヤーを差し込み、線路の前にたつと線路の下におもむろに手を突っ込む。 サム「…ここだな」 めぼしい場所に目をつけ手榴弾を埋めていく。 比較的バランスが崩れやすい場所に集中的に手榴弾を配置し、一ヶ所に付き三個、計5箇所に手榴弾を埋めると再び分隊の場所へと走る。 今度はワイヤーを切らないようなるべくゆっくり。 分隊長「早くしろ!」 途中でMG機関銃の猛攻に合うがサムは走りながらライフルを乱射して沈黙させる。 走りながらでも安定して撃てる補正システムを積んでるらしい。 何だかんだで戻ってきたサム。 分隊長「その補正システム便利だな…いくらだ?」 サム「200万」 分隊長「高けェ…」 2014年 11月26日 02 57 884 MI4989 削除 <ニュルン:対空砲はさっきので最後だったみたい> <カスターダ:これで空はちょっと飛びやすくなったけど……> <ニュルン:味方のシュヴェシィナはもう私達ふくめても10機しかいないよ> サム「敵のは?」 <ニュルン:敵も残り10機だけど増援の気配があるのよね> 装甲機関車「……なんじゃこりゃ、襲撃受けてんのか」 <ニュルン:あ、装甲列車、しかも高射砲……皆高度を下げて! 射線から逃げるのよ!> まだ制圧が終ってない頃に遠くに装甲列車が見えたらしく味方のシュヴェシィナ達が製鉄所の構造物に身を隠し始めた。 遠くから煙を噴き上げながら装甲列車が接近しており、アレとの戦闘はかなり厳しいものになるだろう。 目視できる距離から彼はこちらに高射砲による砲撃と機関砲による弾幕で制圧射撃をし始めた。 装甲機関車「出て来い! 建物ごと磨り潰してやる!」 サム「おい、何だアレ! バケモンじゃねえか!」 分隊長「とにかく隠れろ! この距離じゃ爆砕されるのがオチだ!」 周囲の建物を破壊されながらも分隊はとにかく逃げ続ける。 その途中で隠れさせようとしない民兵を撃ち殺しながらどうにか移動しつづけた。 2014年 11月26日 03 43 885 zyabara サム「チックショッ!」 サムは途中で近くに着弾した砲撃で吹っ飛び気味に転がるが、直ぐ様立ち上がり走りだす。 思わず支援砲撃を呼ぼうと無線機を見るが、生憎今はフリーになってしまったせいでIMDの支援は受けられない。 サム「くっそ!今さら後悔するなんて!やってらんねーよ!」 分隊長「右前方100mちょいに窪地があるぞ!」 サム「了解!」 分隊は駆け抜けて窪地に飛び込み、何とか砲撃を凌ぐが皮肉な事に窪地を回るように線路は続いており、時間稼ぎにしかならないだろう。 分隊長「何人残ってる!」隊員「半数近くやられた!まずいぞ!」 サム「チッ!…化け物め!」 サムは少し頭を出し、化け物車両の位置を確認する。 サム「お前がこっちに来いってんだ…吹っ飛ばしてやる!」 サムは位置座標を記録しておいた爆破位置に装甲機関車が来るのを待つ。 装甲機関車「馬鹿め!その先は俺に有利だ!」 装甲機関車が追撃をかけるべく速度を増し近づいてきた。 サム「今だッ!!」 装甲機関車が速度を乗せ、ブレーキで殺しきれない位置を狙い発破…軽い金属の砕ける音がして線路が歪む。 装甲機関車「チッ!小細工を!」 装甲機関車はブレーキをかけて停車しようとし、線路に火花が散り、煙をあげながら歪んだ線路に突っ込んだ。 先頭車両の数台が脱線、横転し、横転した勢いで砲塔の一個がすっぽ抜け吹っ飛んでいく。 サム「やったか!?」 分隊長「いや、未だだ…時間稼ぎにはなった、今のうちに体制を立て直すぞ!」 サム「マジかよ?…奴さん横転したぞ?」 分隊長「立ち上がるんだよ!急げ!」 サム「マジで化け物じゃねーか!糞ッ!」 2014年 11月26日 10 25 886 MI4989 削除 #自分で設定しておいてなんだけどバケモノ過ぎてワロタ 分隊長「あれは中身が蒸気機関車だから横転したら再起動までの時間は3分以上はあるな」 サム「そんな古臭い機構がたった3分で再起動かよ!」 <別動の歩兵分隊:敵兵器庫制圧完了しました> 分隊長「何がある」 <別動の歩兵分隊:ハンバー装甲車MkIVとSd.Kfz. 222です> 分隊長「それに乗り込め! お前らはあそこの事務所を攻撃、お前は俺に付いて来い! 装甲列車を仕留めに行くぞ!」 第三歩兵分隊「ダーッ!」 サム「え、ちょ足速っ!?」 分隊長「お前も足速いだろ!」 歩兵分隊は残り三個のようだ。 分隊長率いる歩兵分隊は80km/hで横転した装甲列車まで走って行き、隣にいた別の分隊は製鉄場の責任者を捕らえ、降伏させるべく事務所へ突撃していく。 スレッジ・ヘイルズとは先の制圧射撃ではぐれてしまったようだ。 <ドライジーネ(基本):こちら鉄道装甲部隊、被襲撃信号を受信、現場へ急行する> <ドライジーネ(榴弾砲):残り4分で目的地へ到着する。生き残っている守備隊はそのまま防衛を続けてくれ> <MVB-2:残り6分で作戦領域へ到着する。攻撃隊はしばし耐えてくれ> 分隊長「こちらにも増援が来るか」パンツァーファウスト3構え サム「何で俺らだけでバケモノを仕留めようと」RPG-7構え 分隊長「簡単だ、対戦車火器を持っていてこんだけ近くにいるのは俺らしかいないからだ」 すっぽ抜けた砲塔を付け直して起き上がって再起動している装甲機関車を見てサムは戦慄を覚える。 サムだって何度かあの手の勝手に動く兵器とは戦ったが、戦車なら戦車と常に強い味方が相手してくれていたのだ。 まともに対峙して初めて解る頑丈さと根性が彼に刻み付けられる。 分隊長「今なら奴はまだ動けない、今の内に機関車を叩け!」 機関車から撃たれる機関銃の弾幕をなんとか避けながらたった二人で対戦車火器を撃ち込み続ける。 2014年 11月26日 11 28 887 zyabara サムは遮蔽物と、地形を利用して機関銃の弾幕を避けつつRPGを撃ちこんでいく。 IMDに所属していた頃なら装甲服を装備できただろうが今のサムは生憎汎用機動型BDしか所持していない。 故にまともに被弾すれば死ぬ。その為なるべく被弾しないよう避けつつ攻撃をする必要があった。 今さらながらフリーの傭兵の厳しさを味わうこととなる。 サム「ッ!だらぁッ!」 何とか装甲機関車の側面に回り込み、RPGを装甲の薄い箇所に撃ちこむ。 装甲機関車「チッ…この状況は不利か」 線路に戻ろうとするルートは流石に敵の隊長格らしき人物が陣取り、妨害をしてきていた。 側面から撃ちこまれたダメージも無視できないものとなってきている。 砲撃で吹き飛ばしてやりたい所だが、相手の機動に砲塔旋回が追い付かず、戦車の様に超信地旋回も出来きず機関が停止している今では動き回る相手を捉えるのは無理だろう。 故に機関銃で弾幕を張るが、機関銃を狙って潰してくる相手の隊長格により攻撃手段が潰されていく。 装甲機関車の無力化も時間の問題かと思われた。 2014年 11月26日 12 19 888 MI4989 削除 INFO:画像のMVB-2はT-28砲塔だけど出てくるのはT-34砲塔です 装甲機関車「これまでか……」大破 もう、何発撃ち込んだのか分からない。 だがもう彼は動かない。それだけが分かればもうどうでもよかった。 装甲の隙間から煙を上げ、地面に熱い機械油を垂らしている鋼の屍となっていた。 もう死んだように動かないのだ。 <ニュルン:敵装甲列車沈黙を確認。離陸して航空支援を再開して!> サム「やっとか……」 分隊長「だが、こちらの砲弾はもう底を付いてる。そっちはどうだ」 サム「こっちももう無いぞ……」 ドライジーネ(基本型)「くそっ、貨物列車がやられたか! 歩兵分隊、奴らに止めを刺せ!」 ドライジーネ(榴弾砲)「逃がしはせん、追い詰めろ!」 装甲列車がやって来た方向から二種類のドライジーネが急行。 こちらから300mのところで停車すると合計24名の歩兵部隊を降車させて戦闘を開始した。 砲塔付がこちらに榴弾による砲撃をし始めた。 分隊長「数が多すぎる! 早く遮蔽物に身を隠せ!」 サム「また装甲車両かよぉっ! もう砲弾はねぇぞ!?」 MVB-2「今日は珍しく進路妨害を受けなかったぞ。そこの鉄道装甲部隊は俺が相手してやる」 反対側から戦艦の如く砲塔が複数乗っている味方の装甲車両がやってきて主砲をかなりの発射レートで撃ちまくる。 線路上はまたもや火の海である。 分隊長「今の内に駅舎へ向うぞ」 サム「おう」 砲声が轟く中で分隊は鉄道駅の駅舎をクリアリングし始めた。 2014年 11月26日 13 22 889 zyabara 駅構内では既に激しい銃撃戦が行われており、構内は所々銃痕でボロボロになり乱戦の様子となっていた。 その中で一際大きな爆風がおき、敵民兵が部屋ごとまとめて吹き飛ばされる。 スレッジ・ヘイルズの薬発ハンマーだ。 彼は既に駅構内にて敵の意識を引き付けており、重装甲で敵の弾幕を弾きつつ、スクラムランチャーで敵を沈黙させていく。 おかげでサムと分隊長はさして苦労する事無く駅構内に侵入を果たした。 分隊長「敵は駅構内奥に陣地を築き、徹底抗戦の構えだな…」 サム「みてぇだな…駅構内の事務所を中心に銃座が五つ、内3つはロケットランチャーを持った兵士が陣取ってる。味方のやられ方を見るかぎり…スナイパーもいるな」 分隊長「正面突破は無理か…おいデカブツ、お前のハンマーでまとめて吹っ飛ばせねぇか?」 スレッジ・ヘイルズ「…流石に…厳しい…敵…自分…警戒…」 分隊長「チッ…正攻法は無理か…からめ手が必要だな」 INFO:敵が駅構内に陣地を構築、徹底抗戦の構え 2014年 11月26日 14 49 890 MI4989 削除 サムは煙幕使えばいいんじゃないかと思ったが、構内に使用済みの発煙弾が転がっているのを見るにおそらく敵は煙幕下でも見えるのであろう。 また、スレッジヘイルズの機体の所々に対戦車ライフルで撃ち抜かれたような弾痕があり、おそらくより強力な武器を持っているのだろうか。 <分隊長:おい、ニュルン> <ニュルン:なぁに?> <分隊長:お前ちょっとこっちに来い> <ニュルン:はーい> なんて事を思っていると身の丈ほどのボルトアクション式の大砲を担いだシュヴェシィナと 重機関銃を担いで堅牢な鎧に身を包んだシュヴェシィナも来た。 そして分隊長に砲身が二つ付いている機関砲が渡される。 どう見ても力尽くで突破するようです。 分隊長「俺とカスターダを先頭にして突撃するぞ。いいな」 サム「結局力尽くかい!」 分隊長と装甲化シュヴェシィナを先頭に敵防御陣地の真正面から突撃をかける。 機関砲と重機関銃による弾幕の前に構築したバリケードは次々と吹き飛ばされ、時折大砲の榴弾でまとめてぶっ飛ばされる。 サムもRPKで加勢するが敵からの猛反撃と狙撃であまり自由に撃てない。 そして敵が全ての火器をもってこちらに向けたときに分隊長は無線で攻撃指令を発する。 するとこちらから見て横から3機のシュヴェシィナが急襲をかけてあっという間に制圧してしまった。 サム「結局からめ手なのかい!」 分隊長「ヤバそうに思わせるように陽動かけてから側面を突くのは割りと基本だぞ」 制圧された事務所に分隊長が入って行き、中にいる製鉄場の所長らしき女に降伏を結ばせている。 ついでにサムも入っていてその様子を見ていた。 ……急襲してきたシュヴェシィナ達を見てみるとロビーでスリスリしてきた子達である。 シュヴェシィナ(1)「終った?」チラッチラッ シュヴェシィナ(2)「終るよね?」チラッチラッ シュヴェシィナ(3)「……まだかな」チラッチラッ サム(ぶ、ブレねぇ……) INFO:鉄道駅制圧完了、終了処理に向います 2014年 11月26日 17 56 891 zyabara サム「お前等なぁ…」 シュゥ゙ェシィナ(1)「~♪」スリスリ シュゥ゙ェシィナ(2)「あたしとしよ?」スリスリ シュゥ゙ェシィナ(3)「…」スリスリ サムは帰投中のトラック内で三匹に擦り着かれていた…。 分隊長「よお、今回は助かったぜ」 サム「そこまで役に立ってなかった気がするが」 分隊長「装甲機関車の排除…お前が居なかったら厳しかったかもしれん。ま、今回は礼を言っておく。終わったら一杯やろう」 サム「了解…こいつらは?」 分隊長「どうせ着いてくる気にするな」 2014年 11月26日 18 58 892 レヴィドラン スレッジ・ヘイルズ「・・・」 何とか終わったか・・・しかし、まさか自身の装甲を貫く程の威力のライフル弾とは・・・もっとも、アリーナでのパイルバンカーに比べればマシだが・・・ スレッジ・ヘイルズ「・・・・(チラッ」 3羽のシュゥ゙ェシィナ執念深さには驚かさせる・・・性欲を持て余すというのはまさしくあの事だろうか・・・そういえば、はぐれてしまった際に偶然拾ってたのがあったな・・・ 何かを思い出したかのように懐から一枚の紫色の記録ディスクを取り出す。 見た感じ少し古いが解析すれば良い事だ・・・しかしスレッジ・ヘイルズは少し疑問に思った・・・ スレッジ・ヘイルズ「物質データ・・・所持データ・・・一致・・・ぜず・・・」 形状はディスクだが・・・物質が妙なものだ・・・今は・・・ゲイム物質と命名するか・・・ そう思いつつ紫色の記録ディスクを眺めるスレッジ・ヘイルズであった・・・ 2014年 11月26日 21 43 893 MI4989 削除 分隊長「しかし、やっぱり被害がどうにも抑えられんな」 サム「どれほど残ったんだ」 分隊長「80名居た歩兵は10名に、50機は居たシュヴェシィナは5機に減ったな」 サム「じゃあシュヴェシィナ達はこのトラックにいる分しかいないのか……」 しかし、分隊長の眼にはいつもの風景にしか見えておらず、外の冬景色のような冷たい感じが漂う。 サムは何となく彼らの世界において命が恐ろしく軽いのを察した。 不滅故に下手でも生き残れるせいで傭兵の質が低いことも。 同時に質が恐ろしく高いのもいるが……。 傭兵を乗せたトラックが回収地点に到着すると転送が始まった。 ~出撃前の待ち合わせロビー~ サム「えーっと返却義務があるんだよな」 分隊長「借りたらな」 レンタルした銃を射撃場の武器置き場に返却するサム。 分隊長「あとはもう好きな場所にいけるワープゲートから帰るだけだぞ」 サム「で、何所で酒飲もうか……」 分隊長「じゃあお前に任せるぞ」 ニュルン「あれ、寄り道するの?」 分隊長「まぁな」 ニュルン「じゃあ私は先に自宅に帰ってるね」 カスターダ「私はダスドでお散歩してよ」 シュヴェシィナ(1)「私とあそぼ」スリスリ シュヴェシィナ(2)「何所行くの?」スリスリ シュヴェシィナ(3)「……」スリスリ サム「ああ、こいつらも居るんだった……」 分隊長「ホテルを予約してそこに待機させるのがオススメ」 2014年 11月26日 22 31 894 zyabara サム「じゃあお前等ここで待ってろ…飲みに行ってくるから」 サムはパンフレットを取り出すとシュゥ゙ェシィナ達に渡す。 シュゥ゙ェシィナ(1)「逃げたりしない?」 サム「しないしない」 シュゥ゙ェシィナ(2)「忘れたりも」 サム「しねーから」 分隊長「で、どこで飲む」 サム「行き付けの店があるからそこで飲もう」 ~バー~ サム「しかし…ρ系の損耗率は極端に激しいな」 分隊長「ああ…質が悪い奴はすぐ死ぬ…ま、しょうがねぇな」 サム「…」 サムは少し空を見つめるとロックを呷る。 サム「…地元にゃ地元のやり方がある…文句は言わねぇよ…ただ、やはり数があんだけ減ると遣る瀬ないな…」 分隊長「そうか?…減る分多めに用意してるんだろ」 サム「いや…いつ自分が“減る側”に回るか解らねぇからな…傭兵やってりゃ覚悟はしてるがああも出撃前と後で違うと嫌でも意識する」 分隊長「ああ…そういう…」 サム「ま、死んだら元も子もねぇからな…少なくとも生き延びる為ならなんだってするさ…」 サムはそこまで言うと、追加のオーダーを出した。 2014年 11月26日 23 42 895 MI4989 削除 分隊長「俺もかつては“減る側”だったな……」しみじみ サム「そうだったのか」 分隊長「さっきの戦闘じゃ分からないかもしれんが今の俺は数え切れないほど死んで憶えて養ってきたものだぞ」 サム「じゃあ、あいつらもいずれはまともになるのか」 分隊長「そうだな……まともになれば……、いいな……」 分隊長はなんとも哀しみにくれた顔をしながらロックを呷っている。 サム「やっぱりいくら教えても憶えない奴がいるんだな……」 分隊長「ああ……あんまり成長しないもんだから故郷に帰しちまったのも居る……」 2014年 11月27日 00 15 896 zyabara サム「そうなると本当に悲惨だな…傭兵やってる連中なんてカタギじゃやってられないクズか不器用な奴ばっかだからなぁ」チビチビ 分隊長「…正直想像するとゾッとしなくもないな…カタギでうまくいかなかったら、道は一つ…略奪者か薄汚い浮浪者…それもダメなら…」グビ サム「…」 分隊長「…」 サム「ま、まあ俺達は新兵じゃあるまいし…」 分隊長「そ、そうだな」 サム「…」チラッ バーの前に居る浮浪者を見る 分隊長「悲惨だよな」 サム「…ああはなりたくない」 分隊長「暗い話はよそう…そういやお前前の傭兵会社辞めたのか?」 サム「ああ…色々あってな」 分隊長「フリーはキツいだろ?」 サム「そうだな…今まで受注やらを一括でやって貰えてた有り難みがよく解る」 分隊長「まぁ、慣れだよ慣れ」 サム「そう考えるとクロッカーとかは良くやってるって解るな…」 分隊長「前話してた腕利き賞金稼ぎか…Type11を複数撃墜してる凄腕とか…」 サム「記録上はな」 分隊長「記録上?」 サム「実際はひでぇぞ?…味方を騙して誘導させた後…味方ごと爆破とか…泥沼トラップにハメた後降伏するまで連絡もせず放置とかな」 分隊長「屑じゃねぇか…」 サム「ああ…だから俺はあいつとは仕事しない」 分隊長「…それが正確だな」 2014年 11月27日 15 24 897 MI4989 削除 分隊長「Type11で思い出したがエルシーって名乗ってるType11を知ってるか」 サム「あー、あのデカ乳のType11か。見た限りじゃ普通のType11だったが」 分隊長「ああ、ちゃんと成長したんだな……」 サム「……胸がか」 分隊長「胸もそうだが、あいつ臆病で典型的な人間不信だったからな。降伏勧告されても暴れ続ける奴だったんだよ」 サム「そう考えると随分まともになったな」 分隊長「さて、そろそろ俺は帰って寝るか」代金を置いて席を立つ サム「なぁ、そういやあんたの名前なんだ……?」 分隊長→アレックス「アレクサンダーだ。アレックスでいい」 サムは分隊長ことアレックスがバーから立ち去るのを見送ると自分も代金を置いてから席を立った。 そしてシュヴェシィナ達を待機させているホテルへ向う。 2014年 11月27日 16 11 898 zyabara サムはホテルの部屋に入るなり三匹のシュゥ゙ェシィナの襲撃を受ける。 サム「ぬおッ!!?」 シュゥ゙ェシィナ(1)「遅い!」スリスリ シュゥ゙ェシィナ(2)「逃げたかと思った」スリスリ シュゥ゙ェシィナ(3)「クンクン」 サム「嗅ぐな!」 サムは立ち上がると、とりあえずシャワー室に向かう。 サム「…付いてくるのか…?」 シュゥ゙ェシィナ(1)「ダメなの?」 シュゥ゙ェシィナ(2)「入ろ?」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…わくわく」 サム「…」 2014年 11月27日 16 49 899 MI4989 削除 サム「ベッドで構ってやるから……な?」 シュヴェシィナ(1,2,3)「はーい」 無駄だと察しつつ駄目だと言う。 が、意外にも付いてこない。 そのままシャワーを浴びて身体を洗ってからシャワー室を出て寝室に入った。 案の定、3羽のシュヴェシィナがベッドの上で全裸待機してる。 シュヴェシィナ(1)「誰からするの? 謎の番号的に私からかな」 シュヴェシィナ(2)「あたし、ちょっと(胸が)ちっちゃいけど気持ち良くできるよ」 シュヴェシィナ(3)「……早く」セクシーポーズを取ってる サム「ちょっとはお淑やかにしろよ……」 2014年 11月27日 17 20 900 zyabara サム「もう…番号順で良いよ…」 シュゥ゙ェシィナ(1)「やった」 シュゥ゙ェシィナ(2)「ぶーぶー」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…ガーン」 サムはとりあえず拘りとかはなかったので首筋から責めていく。 シュゥ゙ェシィナ(1)「…ん」 サム「…おい」 シュゥ゙ェシィナ(2)「ん?」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…」 …結局、三匹纏めて相手する事になった。 2014年 11月27日 17 51 901 MI4989 削除 ――翌朝、 裸のシュヴェシィナに囲まれながら朝を迎えたサム。 ぶっちゃけどれほどヤったのか覚えてない。 シュヴェシィナ(1)「……そこ……好き……」 シュヴェシィナ(3)「ふにゅぅ……」 心なしかすっきりしたような気がするが、 朝一番にやる事は――自分の上に乗っかっているシュヴェシィナ(2)をどかすことである。 シュヴェシィナ(2)「だめ、乱暴しないで……」 サム(……今の寝言だよな) どかそうと押したらそんな地味にヒヤッとする寝言を吐いた。 とりあえず上で寝ている彼女をゆっくりと降ろし、シュヴェシィナ達を起さないようにこっそりとシャワー室に向った。 2014年 11月27日 18 30 902 zyabara ザァアア サム「…」 サムはシャワーを浴びながら考え事をする。 さっきのシュゥ゙ェシィナの発言には彼女自身の過去に何かあったのだろう。 サムとて別段良い過去を持っている訳では無い。 小さい頃は、父親はアル中で帰ってくる度に暴力を振るわれたし、母親はそんな家庭を捨てて逃げてしまった。 サムは父親といる気もなかったので経歴不要の傭兵会社に入ったのだ。 人にはそれぞれ過去がある。 それは戦場で敵対した人間も味方も同じだろう。 彼女がどんな扱いを受けたかは知らないが、聞いたりするのは野暮だ。 ドライヤーで髪を乾かすと部屋に戻る。 ベッドの上でシュゥ゙ェシィナ達が何かペチャクチャと話している。 シュゥ゙ェシィナ(1)「あ、戻ってきた」 シュゥ゙ェシィナ(2)「ベッドだと性格違うのね…」 シュゥ゙ェシィナ(3)「ベッドヤクザ…」 サム「あ…?ベッドヤクザ…?何の話だ?」 2014年 11月27日 18 58 903 MI4989 削除 シュヴェシィナ(3)「あなたがえっちしてるときすっごく積極的だった……」 シュヴェシィナ(2)「まー、あれよ。えっち中とそれ以外じゃ性格違うねって話」 サム「……」 シュヴェシィナ(1)「あれ、もしかして覚えてない……?」 2014年 11月27日 22 16 904 zyabara サム「マジか自分では気がつかなかったorz」 シュゥ゙ェシィナ(1)「なんで落ち込んでるの?」 シュゥ゙ェシィナ(2)「色々あるのよ多分」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…大変ね」 サム「…とりあえず飯でも食いに行くか…」 2014年 11月27日 22 43 905 MI4989 削除 シュヴェシィナ(1)「ごはんくれるの?」 シュヴェシィナ(2)「やったー!」 サム「いや、ファミレスとかに外食しに行くだけだぞ」 シュヴェシィナ(3)「……それでも幸せなことなの(ボソッ」 サム「あ(察し」 サムは3羽のシュヴェシィナを連れてホテルを出るのであった。 サム(いや、これくらいでかなり喜ぶってドンだけ扱いアレだったんだよ……) 2014年 11月27日 23 21 906 zyabara サム「お前等肉と魚どっちが良い」 シュゥ゙ェシィナ(1)「お肉」 シュゥ゙ェシィナ(2)「お魚」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…どっちでも」 サム「割れたな…どっちも食えるとこにするか」 ~ファミレス~ サム「好きなの食っていいぞ」 シュゥ゙ェシィナ(1)「本当?…本当に?」 サム「ああ、良いって良いって…気にするな」 シュゥ゙ェシィナ(2)「これは?」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…これも美味しそう…」 サム「…」眺めてる 2014年 11月28日 00 22 907 MI4989 削除 サムとシュヴェシィナ達が料理を選び終えて注文し、料理が来るのを待つだけである。 サム「ところでお前ら名前何だ?」 そういえば彼女らの名前を聞いてなかったサムは当然の如く名前を聞いた。 シュヴェシィナ(1)「私は8800Ma-B44C1-c30231だよ」 シュヴェシィナ(2)「あたしは426Ju-AA285-c00222」 シュヴェシィナ(3)「F332SCB-11FFF-c48881です……」 サム「どうみても製造番号だよな」 シュヴェシィナ達「はい」 しかしどことなく量産型っぽい(長い)製造番号だったので兵器名とその後ろに振ってる謎の番号で済ませることにした……。 料理がテーブルに並べられると彼女達はさも美味しそうに料理を食べ始める。 2014年 11月28日 09 12 908 zyabara サムはとりあえずハンバーグとパンを頼んでそれを食べる。 サム「…知り合いから朝から脂っこいって良く突っ込みを入れられるんだが、そんなにおかしいか…?これ」 シュゥ゙ェシィナ(1)「良くわかんない」ステーキ シュゥ゙ェシィナ(2)「私達も似たような物食べてるし」フィッシュフライ シュゥ゙ェシィナ(3)「…モグモグ」グラタン サム「…そうだよな、追加注文していいからな」 シュゥ゙ェシィナ(1)「良いの?」 サム「ああ、食いたいだけ食え」 2014年 11月28日 13 01 909 MI4989 削除 シュヴェシィナ(1)「追加しちゃった♪」ハンバーグとフライドポテトとコーラ シュヴェシィナ(2)「貝のスープとかもあるんだね」クラムチャウダーとフィッシュ チップス シュヴェシィナ(3)「……♪」ミートスパゲティとフライドチキンとアップルパイ サム(もしかしてこいつらAV-15じゃね?) AV-15: ミサイルによる対地攻撃に重点を置いた、現代アメリカ軍の攻撃ヘリみたいな特徴を持つ量産型シュヴェシィナの一機種。 アメリカ系の対地・対戦車ミサイルを扱えるよ。やったね! 2014年 11月28日 18 02 910 zyabara サム「ま、調子乗って食い過ぎんなよ」アボカドサラダとステーキ、デザートにチョコ絡めバナナフライ追加 シュゥ゙ェシィナ(1)「あなたが一番食べてる…」 シュゥ゙ェシィナ(2)「…燃費悪いのかな」 シュゥ゙ェシィナ(3)「バナナフライ美味しそう…」 店員「見てて胃がもたれてきた…」 2014年 11月28日 22 57 911 MI4989 削除 シュヴェシィナ(2)「おなかいっぱい……」 シュヴェシィナ(3)「……♪」追加のチョコ絡めバナナフライ食べてる シュヴェシィナ(1)「ねー、これからどうする? もう一回ヤる?」 サム「お前の頭の中はそれしかないのか」 シュヴェシィナ(1)「うん」 サム「……」 ある意味見た目通りだと思ったサムでした。 2014年 11月28日 23 32 912 zyabara サム「予定も無いから良いけどよ?・・・どうせなら俺の家にくるか?」 シュヴェシィナ(1)「良いの?」 シュヴェシィナ(2)「下心があるんだ・・・」 シュヴェシィナ(1)「下心も何もないでしょ・・・どうせヤるんだし」 シュヴェシィナ(3)「・・・もぐもぐ」 サム「そう言う意味で言ったんじゃないがな・・・家では火を使うなよ?」 2014年 11月29日 01 00 913 MI4989 削除 とりあえず自宅までシュヴェシィナ達を連れて行く。 シュヴェシィナ(1)「♪」スリスリ サム「ちょっとは離れろ、歩き難いだろ」 シュヴェシィナ(2)「家に付いたらたっぷり可愛がってくれるみたいだから今ぐらいは我慢したら?」 シュヴェシィナ(3)「……びっち」 サム「人のこと言えないだろ……」 途中、なんか視線を感じたが多分気のせいだろう。 2014年 11月29日 02 11 914 zyabara ~サム宅~ 「ワンワン!!バウバウッ!」 シュヴェシィナ達が入ると何か片足義足のハスキーが飛び掛ってきた。 シュヴェシィナ(1)「わっ!・・・むっちゃ舐めてくる!!」 シュヴェシィナ(2)「犬飼ってるんだ」 サム「そら、ライナあっち行ってろ」 ライナ「バウッ!!」 サムが諭すとライナはハウスに戻って遊び始めた。 と思ったら、ボールをシュヴェシィナ(1)に押し付けてくる。・・・遊んでほしいらしい。 サム「適当に座ってくつろいでてくれ・・・飲み物入れてくる」 机の上には整備途中のショットガンがあり、ちょっと油くさい。 置くの部屋の扉に火気厳禁と書いてるあたりあそこが銃の保管庫なのだろう。 ライナ「クーンクーン・・・バウッ」べろべろ シュヴェシィナ(1)「うげふっ・・・」顔面舐められてる シュヴェシィナ(3)「すっごいもふもふしてる・・・」 2014年 11月29日 09 15 915 MI4989 削除 シュヴェシィナ(2)「かわいい」もふもふ ライナ「ハッハッハッ」ぺろぺろ シュヴェシィナ(2)「きゃっ」お腹舐められてる シュヴェシィナ(1)「犬なんて久々に見たよ……」顔を拭いてる シュヴェシィナ(3)「……」もふもふもふもふ 特に怖がることもなくライナと遊んでいるシュヴェシィナ達。 あっちでも犬はそういうものなんだろうか。 サム「お、なんだ犬は大丈夫なのか」 シュヴェシィナ(1)「うん」ベッドでくつろぐ 2014年 11月29日 11 00 916 zyabara サム「コーヒーで良いよな?」コトッ シュゥ゙ェシィナ(1)「うん」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…ありがと」 シュゥ゙ェシィナ(2)「…ズズッ」 サムはコーヒーを渡すとソファーに腰掛けテレビを見る。 サム「…ニュースか…」 サム宅に来るときにシュゥ゙ェシィナ達も何だか荒れ果てたブレイゾン市内を見たが、シュゥ゙ェシィナ達にとって内戦の光景など見慣れていたのでそれほど気にはしなかった。(サムは社長に付き合わされるなってからブレイゾンにも邸宅を構えていた) ニュース「…以上がブレイゾン市に置ける被害の全容であり、ブレイゾン市警備隊や軍は更に警戒を強めていくと共に入港も厳しく取り締まっていくとの事です」 サム「しかし、ずいぶん酷かったな…無関係の市民まで巻きぞいとは…首謀者は地獄に落ちるな」ズズッ シュゥ゙ェシィナ(1)「私たち余りそう言う平和とか善良な市民とかって良く分からないのよね」 シュゥ゙ェシィナ(2)「紛争なんて日常だし、平和的な日々の方が珍しいわよね」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…うん」 サム「…ま、そうだな…俺も傭兵だし平和とかは良く解らん、しいて言うなら休日の合間にこうしてコーヒーを飲みながらゆったりとする時に平和って奴を感じるくらいか」 シュゥ゙ェシィナ(2)「私たちゆったりとする時間すらないもの」 シュゥ゙ェシィナ(1)「そう言われてみればこうしているのはすごい不思議な感覚」 ライナ「ワンッ」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…」もふもふ サム「…まぁ…たまにだったら来ても良いぜ?」 シュゥ゙ェシィナ(1)「…その時は可愛がってくれる?」 シュゥ゙ェシィナ(2)「期待しちゃおうかな?」 シュゥ゙ェシィナ(3)「コクコク」 サム「結局そっちかい…ま、いいんだけどよ」 サムはそう言ってコーヒーを飲み干し、ソファーから立ち上がった。 シュゥ゙ェシィナ(1)「…する?」 サム「…カップ洗わせろ」 2014年 11月29日 11 49 917 MI4989 削除 サム「……」カップを洗ってる シュヴェシィナ(1)「えへへ、してくれるみたい」脱いでる シュヴェシィナ(2)「あ、ヤり終わったらあたしは帰るね」脱いでた シュヴェシィナ(3)「私も……」ベッドで全裸待機 サム「お前らな……」 2014年 11月29日 14 49 918 zyabara 数時間後 サムはベッドから立ち上がるとワイシャツを羽織る。 サム「…ふぅ…お前等気を付けて帰れよ?…最近物騒だからな」 シュゥ゙ェシィナ(1)「はーい」 シュゥ゙ェシィナ(2)「やっぱりベッドヤクザだったね」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…うん」 サム「うるせーよ」 シュゥ゙ェシィナ(1)「ん。何か仕事の依頼きちゃった」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…近くからだね」 シュゥ゙ェシィナ(2)「ちょうど帰るタイミング」 サム「そうか、ミスしないようにな」 シュゥ゙ェシィナ(2)「うん、じゃあまたね」 シュゥ゙ェシィナ(1)「ばいばい♪」 シュゥ゙ェシィナ(3)「…ばいばい」もふもふ ライナ「バウッ!」 シュゥ゙ェシィナ達はややあわただしくサムの家から出ていった。 サム「…さて、今日はビーフシチューでも作るかな」 ライナ「ワンワンッ!!」 2014年 12月29日 09 21 919 MI4989 削除 ~ρ13、γ27、シュヴェィリツィル平原東部、ブラックバーン要塞都市、ウィルキンスのお城、客間~ 現地時刻 12月24日20時45分 ブロペニュ「着いた!」ガコンッ ぴょんっ ヴェルグ「すげー便利だな、おい」ひょいっ パタンッ ドミニク「なんだ、来たのか」 ヴェルグは場所の確認のために周りを見渡してみる。 どうやらあの世界らしい。石造りの城の内装はどことなくアンティークな感じだが何もかも兵器サイズであり、さも巨人の国に来たようである。 ドミニク(IV号戦車)がただのラジコン戦車のようだ。 ヴェルグ「……でかくね?」 窓から外眺めるのにもいちいち飛ばなくてはならないのはどうにかならなかったのか。 なんとなくヴェルグはその位置にとんで城下町を見てみる。 やっぱり巨大なアンティークな城下町(夜景)であった。 そもそもここは途轍もなく巨大な惑星らしく、地平線が非常に遠い感じ。 ブロペニュ「ねぇ、お部屋とってある?」 ドミニク「なんだ、ヴェルグと性夜でも過ごすのか? あ、いつも性夜か」 ブロペニュ「ムスッ」 ドミニク「あそこの模型みたいな家だぞ」 ブロペニュ「はーい」 2014年 12月29日 17 47 920 ヴェルグ「…」 ブロペニュとドミニクの会話を横目に、ヴェルグは一人空を見上げていた。 …いや、正確には空を見ながら考え事をしていたようだ。 考えていたのは自身が居なくなった後の事。完全にアークとなってしまえばもう彼の心も残らないのかもしれない。 …そうなってしまえば、戦い続けてきたものが全て水の泡となってしまう。 ヴェルグ「…遺す物は、多い方が良いか」 そう言うとヴェルグはアークスシップにキャストパーツの発注をした。 ディバインKシリーズ、シェリフシリーズ、ネメジストシリーズの3つである。 そのパーツを使って素体を作り、自分の意志を継ぐ者を作る気のようだ 2014年 12月30日 01 53 921 MI4989 削除 発注をした所でヴェルグは部屋に入って寝た。 ブロペニュをたっぷりと可愛がりながら。 翌日 朝日が登り切って昼に差し掛かるところでパーティが始まった。 ウィルキンスのいつもの挨拶が終わり、殆どお食事会みたいなパーティだ。 そんな中ヴェルグは…… ヴェルグ(周りに居る女、みんなおっぱいおっぱいしてるな……) いつものヴェルグだった。何かちょっと不機嫌そうなブロペニュを気にせずに周囲を見渡している。 グロスタル「おや、結局この小さいシュヴェィリツィニャは来たのか」 ブロペニュ「うん」 ドミニク「ずいぶんと泣きじゃくってて来ないと思ったんだがな」 ブロペニュ「だって、ヴェルグがアークとかいうのに飲み込まれるとか言ってるんだもん……」 グロスタル(彼を見る限りでは最初からヴェルグなんて居ない気もするがな) ドミニク「しっかしまぁ、ヴェルグに死なれちまうとこっちが困るな。まーた“小鳥のブロペニュ”みたいにいたずらしまくる子になっちまうと……」 ヴェルグ「……どんだけひっどい性格だったんだよ」 ブロペニュ「やめて! 黒歴史を掘り返さないで!」 ドミニク「とりあえず構って欲しいからいたずらする感じだったな」 ヴェルグ「ひでぇ……」 ブロペニュ「(´;ω;`)ブワッ」 マルグレーテ「ドミニクのところに行くとだいたい彼女がお金とか武器とか盗ってわざと追っかけられてたわね」 2014年 12月30日 01 54 922 ヴェルグ「…oh…反応に困るな、それ…」 コッソリと同位体を工房に転移させ、ヴェルグは困り顔でブロペニュを見る。 ある意味赤ん坊みたいだが、なんか可愛く思えるのは毒されてるからだろうか? ヴェルグはとりあえずブロペニュの頭を撫でてやり、今までの生活を思い返す。 馬鹿をやったブロペニュにツッコミ入れたり、シュヴェシィナの宿命に涙したり、なんだかんだ言って楽しませて貰った。 それが全て眩しく思えるのは、やはり今までの穏やかな日々が大切なものに思えているからだろう。 ヴェルグ(…やっぱり、消えたくないよな…俺も、) 今までの人生を振り返り、ヴェルグは太陽を見上げた。 全てを眩しく照らし、多くのものに力を与える力の象徴… せめて、プリッツアに光をもたらす太陽になって消えたい…何も救えないままなのは、嫌だ。 ヴェルグ(…俺も、最後まで諦めない。俺の心が、ここにある限り) 自らの胸に拳を当て、ヴェルグは思う。 そのヴェルグの姿が、ブロペニュには妙に眩しく思えた。 2014年 12月30日 16 23 923 MI4989 削除 グロスタル「しっかし、相変わらず羊肉が多いな」マトンチョップを食いながら ウィルキンス「というか近くに羊牧場があるだけだ」マトンチョップ(ry ハバロフクス「ぶっちゃけ羊毛はおまけ」オードブル食ってる マルグレーテ「はぁ、コックがお休みしなければ楽しみに出来てたのに」チーズもぐもぐ ハバロフクス「まぁ俺はパーティをやる度に羊を捌いて仕込んでるんだが」 ロマノフ「というか今年のコックはどうしたんだ?」 ウィルキンス「“奥地に珍しいオリーブが生えてる”とか言ってバリスタンジャングルに潜ってな」 シューマッハ「いや、ジャングルにオリーブなんて生えてないだろう」 ミラニーニャ「うーん、バリスタンジャングルの奥地のオリーブっていうとオリーブドラブラインなんだけどオリーブが生えてるなんて聞いた事ないわね。カカオじゃないの?」 ウィルキンス「……今置き手紙を確認したら珍しいカカオだな」 ドミニク「というかどうやったらカカオからオリーブになるんだ」 ミラニーニャ「多分、オリーブドラブラインっていう要塞遺跡の先にカカオの栽培に適してる丘陵地帯があるからじゃないのかな」 マルグレーテ「どのみちまぎわらしいね」 ブロペニュ「……」ぎゅっ グロスタル「こいつの甘えん坊さは大して変ってないな」 ヴェルグ「そうだな……」ナデナデ Type15M(本職)「やぁ、また会ったね」 ヴェルグ「お前か……」 グロスタル「なんだ、打ん殴られてハンバーグ(ウェルダン)にされたのか」 ヴェルグ&Type15M(本職)「 何 故 知 っ て る 」 グロスタル「バリスタンに殴られてハンバーグ(ウェルダン)にされるのはテンプレだからな」 ヴェルグ「なんて嫌なテンプレなんだ!」 Type15M(本職)「というかテンプレになってたんだ」 ブロペニュ「というかあの時皆殴られなくて良かったね……」 なんか仮想演習でヴェルグ(ネモ搭乗時)をぶっ飛ばしたもふもふしてる奴がヴェルグのそばに来た。 でも毛が短いのでふわふわという感じもする。 2015年 01月01日 17 33 924 ヴェルグ「………」 もふもふもふもふもふ… Type15M(本職)「あの…」 ヴェルグ「あ、すまんつい…」 気が済むまでType15M(本職)をもふもふした後、ヴェルグは離れる。 そしてミートパスタをすすって、まわりを見渡した。 2015年 01月01日 23 57 925 MI4989 削除 周りを見てみるとにどっかの企業の重役らしき人や将校、戦車やAC達、あとは奥さん的立場であろうシュヴェシィナ・ツュヴェツィナ達や付き添いの衛兵達が世間話を交わしている。 ブロペニュ「そういえばあなたエリザさんと結構殴り合ってたけど」スモークサーモンもぐもぐ Type15M(本職)「うんうん」鶏の丸焼きぱくぱく ブロペニュ「成長したの?」 Type15M(本職)「あいつはほっといても成長する人だよ。好きにやらしときゃ勝手に強くなるんじゃないかな」 ブロペニュ「部隊の指揮やらしたらどうなるんだろう」 Type15M(本職)「さぁ……」 ヴェルグはブロペニュ達の話しを聞きながらなんとなく近くを歩いてたコンパニオンらしきシュヴェシィナにジンジャーエールを注いでもらい、それを飲んだ。 チャールトン「そういえばお前はあっちの世界の者共に中古兵器や資材を売り捌いたそうだな」 ドミニク「おかげで少しすっきりしたぞ」 グロスタル「で、工具と設備は?」 ドミニク「三人も将軍が来て工具と設備を買って行ったのは一人しか居なかったな……残り二人は工具すら買って行っていない。今頃“鉱石から精錬しても中古レベルになんねーぞ!?”って騒ぎだろうな……」 チャールトン「そこまではテンプレじゃろ。HAHAHA」 グロスタル「ああ、久々にちゃんと技術も買った奴がいるんだな……」 ドミニク「そいつは前にType2LBの軍用規格を買ってた奴だからノーカンな」 ウィルキンス「そういえば貴官は輸送艦を2隻率いていたが中身はなんだ?」 レオニダス「ああ、あれはな――」 2015年 01月03日 11 20 926 ヴェルグ「…世界が違うな…」 場違いとはこの事かと、ご飯を食べつつ周りを見渡すヴェルグ。 どうやら、微妙に居心地が悪いらしい… たまらず外に出て空を見上げ、気分を落ち着かせる …思えば、子供のころから空を見上げていたなとヴェルグは思わず苦笑いしてしまう。 もうすぐこの空そのものに成り果ててしまうのか、それとも燃え尽きるのか… ヴェルグ「………行かなきゃ。俺が人であった証を残す為に」 そう呟き、ヴェルグは帰り支度を始める。 あまり時間が残されていない彼にとって、これ以上の時間の浪費は避けたい所なんだろう。 人々の記憶に残らなくても良いが、プリッツアを取り戻さずにいるのはいささか無責任に思える。 だからこそヴェルグは支度を始めたのだ。それが、死に急ぐ事になるのを自覚しつつ… 2015年 01月03日 12 08 927 MI4989 削除 ヴェルグが帰り仕度を終える頃にはもうパーティも終っていたようだ。 ブロペニュと共にドミニクに乗り込み、ブロペニュの格納庫を経由してイェーガ将軍が居る海軍基地の宿舎へ帰った。 2015年 02月02日 20 34 928 zyabara ~演習予定宙域~ イェーガ「ふむ…ここか」 イェーガは一足先に演習予定宙域に足を運ぶと予定航路や演習の方針を決める段取りをすべくチェックをする。 下士官「…閣下。…やはりウラノスの巡洋艦が近くまで出張ってきてるようです」 イェーガ「ま、当然だろうな…そうでなくては困るしな」 イェーガは宙域を見て呟く。 イェーガ「さて…上手く行くといいが」 2015年 02月04日 12 10 929 クライド イェーガ「む?あれは・・・」 視界の先に逆円錐形の白い物体が見え、それは徐々に近付き姿が露になる イェーガ「これが・・・メルカバー・・・」 メルカバーの規模に驚きながら見ているとメルカバーから1つの光条が生まれ、それはカーブを描きながらイェーガに近付いていき、目の前で停止した。それはR-スーツてはあるがイェーガの所有のとは形状が違っていた クライド『イェーガ将軍、ロスト・エルサレム一同艦隊式に参加するがよいかな?』 2015年 02月04日 19 32 930 zyabara イェーガ「勿論、歓迎するよ。クライド君」 イェーガは通信席から快諾する。 イェーガ「まあ…早めに来てくれた事だし始まるまで一杯やらないかね?いい酒を数本買ってね。始まるまで飲もうかと思っていたんだ」 イェーガはそこまで言うと軽く笑った。 2015年 02月04日 19 57 931 クライド クライド「お、いいね。行かせて頂こうではないか、こちらもいい酒はあるからな」 イェーガ「ほう、期待してもよいかな?」 クライド「勿論」 イェーガ「では一杯しようか」 クライド「わかった、ハンガーに案内を頼む」 イェーガ「うむ、任せたまえ」 そうしてハンガーにクライドが乗るR-スーツのジェスタ突撃型が格納され、コックピットからクライドとアンジェラが出てくる クライド「さてと、飲むか」 アンジェラ「程々にしなさいよ?」 クライド「それはコッチの台詞だ、潰れるなよ?」 アンジェラ「ふんっ!今度は簡単には潰れ無いわよ?」 クライド「HAHAHA、その言葉に期待させてもらうとするかな?(笑」 アンジェラ「この~っ!馬鹿にして~っ!!」 2015年 02月04日 20 26 932 zyabara 艦内を案内され、クライド達が執務室に入るとイェーガが肉詰めの仕込みをしている所だった。 イェーガ「やぁ、もうすぐ出来るから出来るまで少し飲もうか」 アンジェラ「いい匂いね…クローブかしらこれ?」 イェーガ「ああ、ツマミだから内臓系のやつなんだが…まあちょいと癖があるかもしれんな」 そう言ってイェーガは酒棚からウイスキーを取り出し、割り氷をグラスに落し注ぐとクライドに渡す。 クライド「お、どうも」 クライドは受け取ると遠慮なくぐい飲みする。 ナッツ系の薫りのウイスキーは麦の深みと合いとても飲みやすい。 クライド「ん…いいなこれ」 イェーガ「そうだろう?…そのウイスキーはヒャッハクルド産でな…今はウラノスが接収してるお陰で貴重なんだ。…まぁ事が終わったら君にも贈ろう。…さてお嬢さんにはこれかな?」 そういってイェーガがアンジェラに渡したのはフルーツ系の薫りが芳醇な物だった。 アンジェラは薫りを味わい、少し口に含む。 アンジェラ「あ…凄い飲みやすい」 イェーガ「だろう?…ま今ツマミも出すから腰かけて待っててくれたえ」 机には既に氷に付けられた酒瓶と、数種のチーズやチョコレートがあり、ちょっとした飲み会の体になっていた。 2015年 02月04日 21 28 933 レヴィドラン ふとイェーガの艦隊の付近に妙なエネルギー反応が感知されある一点から光の渦が発生しそれが二つのワープホールとなりそこから出てきたのは プトレマイオスⅡ改とプトレマイオスⅢだった。 ~プトレマイオスⅡ改 ブリッジ~ シュトルラック「ついたようだな、ブレイヴォックイェーガ将軍殿の艦に通信つなげられるか?」 ブレイヴォック「それくらい容易ですよ暫くお待ちを」 そう言ってブレイヴォックがイェーガの艦隊に通信を繋げ始めた。ふとプトレマイオスⅢの方を見てみるとIMS用のカタパルトが開いておりそこから二つの光が飛んで行った。気になってズームしてみると、一つはIMSバンシィ・ノルンからしてレヴィだがもう片方はIMSユニコーンではあるが何か微妙に違ったガンダム特有のVが無かったのだ。 シュトルラックo0いやまさかな・・・ ~イェーガ艦隊付近~ レヴィ『たしかここ戦艦だったはず・・・というかベール姉さんまで来なくてもいいのに(;』 ベール「いいじゃないですか、それにIMSユニコーンで宇宙空間での移動になれませんと」 レヴィ『それはVRルームで出来るのに(;』 ベール「ですが実際の宇宙空間とは違いますわ、それにレヴィちゃん一人で行かせるのは不安ですし・・・」 レヴィ『まったく・・・ベール姉さんらしいね』 どうやらレヴィとベールは直接コンタクトを取るためイェーガの居る戦艦に向かって居るようだ。ちなみにベールは女神化状態でIMSを展開しているのだが素肌の部分にユニコーンが展開され元々女神化時にある部分はレヴィが改良したおかげかガンダリウム装甲並にに堅くなっているもっとも搭乗者に危険性のあるものと時だけ固くするらしい。 レヴィ『っと・・・この戦艦かな?こちら蒼の傭兵部隊隊長のレヴィドランです。こちらは艦隊式に参加します、構いませんか?』 2015年 02月04日 21 39 934 クライド クライド「では、俺からも・・・」 コートからワイングラスとボトルを取りだし、丁寧にコルクを抜く キュポッ コルクを抜いたワインをグラスに注ぎ、イェーガに渡す イェーガ「すまないね」 イェーガはワインの香りを味わいながら口に含むとブドウ本来の酸味と甘味が奥深く引き出されながらアルコールを感じさせず飲みやすい イェーガ「んむ、上手いな」 クライド「だろ?それは今じゃ滅んだ星(とこ)で約1000年前に作られた一品だ、ウラノスですら目に出来ない物だ。ちと種類は違うが同じ条件の物はあるから渡しておくな」 そう言ってスパークリングワインに白ワインに赤ワインを2本ずつ渡す イェーガ「よいのかな?」 アンジェラ「ん、ちなみにクライドが相手に酒を渡すのは相当信用してる証拠よ」既に顔が少し赤い イェーガ「成る程・・・」 2015年 02月04日 21 53 935 zyabara アンジェラ「このチョコレート美味しいわ!」パクバク クライド「食い過ぎて鼻血だすなよ…」 アンジェラ「う、うるさいわね!」 イェーガがワインを嗜みつつ、クライドと談笑していると、下士官がノックして入室する。 イェーガ「なんだ?」 下士官「閣下失礼します。…蒼の傭兵部隊がこちらに来ております。イェーガ閣下にご用件があると」 イェーガ「成る程…了解した…こちらに上がって貰え。迎えに行く」 下士官「はっ」 そう言ってイェーガは下士官にグラスを押し付け、出ていこうとする。 下士官「あの?…閣下?」 イェーガ「なに遠慮するな。もうすぐ肉詰めが出来る。准尉も飲んでいけ」 下士官「し、しかし…」 イェーガ「まあ一口飲め」 下士官「はっ…。…失礼します」 イェーガ「ツマミも食え」ひょい 下士官「あ…」 なあなあに引きずりこむイェーガ。下士官も諦めたらしく飲みはじめる。 イェーガはそこまですると執務室を後にした。 ~ハンガー~ レヴィ「…待ってろって言われたけど…どうするつもりなんだろう」 イェーガ「いや、待たせた」 イェーガはハンガーに来るとレヴィと握手をして、歓迎する。 イェーガ「良く来てくれた。歓迎するよ。レヴィドラン君」 レヴィ「ありがとうございます。…是非我々蒼の傭兵部隊にも艦隊式をお手伝いさせて頂きたい」 イェーガ「ああ、宜しく頼むよ…ところで、今クライド君も来ていてね…良かったら飲んでいかないか?」 2015年 02月04日 22 36 936 エアロ すでにブレイゾンを発進したFPSF全艦艇6万は当該宙域に到着、 一斉にワープアウトしてその威容を表す。 ダークグリーンとライトイエローの艦隊色は漆黒の宇宙でも際立つ。 旗艦ヨトゥンヘイムは一歩進み、GAIA旗艦リベレイションのとなりに艦首を並べ、 通信回線を開く。 アエリア「総監、全艦艇ワープアウト完了。リベレイションと通信をつなぎます」 レオニダス「イェーガ将軍、こちらレオニダス。FPSF全艦到着した。これより貴官の指揮下に入る」 イェーガ<おぉ、レオニダス殿も来られたか。ちょうどクライドくんとレヴィ君も参加しているところた。積もる話もある、こちらまで来てもらえないか> レオニダス「了解した。シャトルで向かう」 数分後、ヨトゥンヘイムからラムダ級シャトルが離陸し、リベレイションに着艦。 レオニダス、アガートラム、エピメテウス、パラミデュース、ルブランのメンバーでブリッジに向かう。 士官「レオニダス総監、ようこそリベレイションへ。ブリッジへどうぞ、イェーガ将軍がお待ちです」 レオニダス「ありがとう。」 ルブラン「いい船だな、単艦でも問題なさそうだ」 パラミ「見取り図とかほしいですね(ウキウキ」 2015年 02月04日 22 44 937 レヴィドラン レヴィ「クライドもいるのですか・・・っとでは喜んで飲みますよ・・・あ、そうだベールもどう?」 ベール「私もですか?ふふっではお言葉に甘えて♪あっ、申し遅れました私は蒼の傭兵部隊の一人でもありレヴィの姉のベールですわ」 ベールは女神化を解除しておりIMSは耳についているグリーンのクリスタル状のピアスの待機状態になっていた。 レヴィ「ああ、それと気休めではありますけどレアで尚且つ上質なフレーバードワインも何本か用意しておきました。」 イェーガ「ほほぅ・・・上質か期待しても良いのかな?」 レヴィ「まぁ気休めですけどね(;」 っと苦笑いしているとベールがむっとなってレヴィに抱き着きつつこう言った ベール「レヴィちゃん、そこは期待してもいいですよって言うべきですわよ?」 レヴィ「そうは言われても・・・期待に応えられるかどうか(;」 イェーガ「はははっ仲が良い姉弟だなっとああそうだ折角だから艦内も案内しよう」 イェーガは二人を案内しつつ執務室に向かうのであった。 レヴィ「ところでベール、女神グリーンハートの所は言ってなかったけどどうして?(小声」 ベール「私は最初は言おうとしましたけど流石にそれは目立つと思いまして、それにいきなりそういうのを言うのはダメですわ(小声」 レヴィ「は、はぁそっか(; (小声」 2015年 02月04日 23 31 938 zyabara イェーガ「やぁ皆さん良く来てくれた。…ちょうど肉詰めも出来た事だし飲んで行ってくれ」 レオニダス「ふむ、これは中々美味」 イェーガ「付け合わせにポテトも如何かな?」 ルブラン「申し訳ない、頂こう」 人数も増えてきて、ちょっとしたフルコースも出てきたり、イェーガが艦内にいる兵士や下士官も呼ぶ。 レヴィ「ウイスキーはあんまり嗜まないけど…これは良いね」 ベール「大人の味ですわ♪」 クライド「おーい…大丈夫かアンジェラ…」 アンジェラ「ふにゃ〜。…膝枕して〜…」 2015年 02月06日 00 14 939 レヴィドラン ~プトレマイオスⅢ・ハンガー~ その頃プトレマイオスⅢのハンガーではネプギアが様々な機体に興味津々だったのでトリンに案内させてもらっていた。 ネプギア「あの、この何かへんてこりんなのは何ですか?」 トリン「これ?To-605の改良型でタイプAのだよ。あっ良かったら起動するの見てみる?あれ無人機だし」 トリンは何とな~くそうネプギアに言うのはよかったのだが・・・ ネプギア「ホントですか!?(目がキラキラ」 トリンo0反応はええなおぃ・・・(;「え、ええ(; そこのTo-605A型起動させて!」 <このTo-605A型っすかー?了解っすー その声の後にネプギアとトリンの前にあったTo-605Aの起動音がなりネプギアがさらに目を光らせた(笑 そんな事関係なしにTo-605A型は目のようなモノアイを彼方此方に向けて前方を向くと二歩進んでネプギアとトリンの目の前で止まった。 ネプギア「凄い・・・ここの関節部分のパーツとか、この砲台とかも凄い!」 これもあれもとTo-605Aのパーツというパーツを見逃すことなく見ていたのだ(笑 トリンo0機械好きなのは聞いてたとは言え・・・ここまでとは(; 何て思っているトリンだったがふとネプギアがある方向を見たままだったのでつられて見てみるとそこには武御雷があった。 トリン「あれ気になる?」 ネプギア「えっ?あ・・・はい、あれもTo-605A型と同じ無人型なんですか?」 トリン「いや、あれはコックピットがあるからねってあの様子だと彩峰乗ってるね」 ネプギア「分かるんですか?」 トリン「まぁね、あれは起動時は目が光ってるからね近くで見る?」 ネプギア「はい!」 トリンはTo-605A型を元の場所に戻した後彩峰が乗る武御雷に近づいて行った。 ~武御雷コックピット~ 武御雷のコックピットには強化装備を纏った彩峰がいた。 彩峰「・・・・」 彩峰は瞳を閉じ操縦桿を握ったままじっとしていた。恐らく座禅っぽい事をしてるのか多少はあるであろう緊張をほぐすためなのだろう・・・ 彩峰o0とはいえ・・・ドラン(妹)も内心緊張してるのかな・・・でもあの子は色んな戦場を渡り歩いている・・・けど緊張してるかもね・・・ そう思っていると何か近づいてくる反応があり瞳を開いて確認すると、そこにはトリンとネプギアがいた。 彩峰o0あの子はたしか・・・ネプギアだった・・・かな?何か目が光ってるけど・・・(; 2015年 02月07日 00 31 940 MI4989 削除 ~演習予定宙域~ なにやら小さい次元震が現れるとシュヴェシィナ15機を騎乗させてイカの触腕を曳航してるクロカジキ5頭が出てきた。 傍から見たら実に雰囲気なぞ全く考慮しない光景である。 ブロペニュ「ねーねー」 ニュルン「何?」 ブロペニュ「さり気なく日を跨いじゃったけど狩猟ってこんなもんなの?」 ニュルン「普通は周を跨ぐもんよ。今回は個体に絞ってたから凄く早いけど」 菫「むにゃ……zzz」 白シュヴェシィナ3「zzz....」 水棲シュヴェシィナ「(この感じ――お食事会!)狩人さーん」 <イェーガ:やぁ、君か。どうしたんだい> 水棲シュヴェシィナ「お食事会みたいなのに参加していいかしら、夜の内に獲って来たイカもあるし」 2015年 02月07日 10 09 941 zyabara イェーガ「はは、ちょっとした酒杯のはずが随分と大事になったな」 クライド「あんたが大量に人呼んだからなぁ」 アンジェラ「うーんうーん」 水棲シュゥ゙ェシィナが謎のイカを持ち込み、ちょっとした騒ぎになる。 下士官「なんだこりゃ?!食えんのか?」 水棲シュゥ゙ェシィナ「美味しいわよ?一口どーぞ」 下士官「うむむ…」パクっ 下士官「ん…イケるな」パクパク レオニダス「ふむ…見た目を気にしなければ中々…」 レヴィ「これ…吸盤だよね?」巨大な丸い物体 ベール「お皿が見えませんわ…」 イェーガ「さて…もうそろそろ時間なはずだが…」 2015年 02月07日 21 58 942 クライド ゾロゾロと士官や兵士が配置に戻って行くなかでクライドは クライド「スマンがレヴィ、レオニダス総帥、イェーガ将軍、少し待って貰いたい」 レオニダス「どうした?」 クライド「今の内に戦力の確認と情報の共有をしておきたい」 イェーガ「『粗捜し』をしておくということか?」 クライド「それもあるが嫌な動き見えるからな」 レヴィ「混沌だね・・・」 クライド「ああ」 そうしてイェーガの執務室にクライド、アンジェラ、イェーガ、レヴィ、ベール、レオニダス、アガートラム、エピメテウス、パラミデュース、ルブランの一同が揃う クライド「さて、俺からいくが今回の艦隊式にはこの戦力で行かして頂く」 700㎞戦略母艦『メルカバー』×1 3㎞級戦艦『エクスカリバー』×135000 3㎞級人型可変式戦艦『ユグトラシル』×135000 8㎞級戦艦『エクスカリバーン』×85000 45㎞級戦艦『エクスコールブランド』×35000 25㎞級人型可変式戦艦『ユグトラシル二世』×35000 イェーガ「む?艦種が増えていないか?」 クライド「ああ、実はウラノスとの戦闘を見させて貰ってね、ハコブ級やカリバーン級に対抗する為に急遽作った」 イェーガ「ふむ、成る程な・・・」 クライド「それとこちらの諜報員が掴んだ情報にウラノスの最新鋭戦艦があってなそれのスペックだが・・・」 2015年 02月07日 22 35 943 クライド ゾロゾロと士官や兵士が配置に戻って行くなかでクライドは クライド「スマンがレヴィ、レオニダス総帥、イェーガ将軍、少し待って貰いたい」 レオニダス「どうした?」 クライド「今の内に戦力の確認と情報の共有をしておきたい」 イェーガ「『粗捜し』をしておくということか?」 クライド「それもあるが嫌な動き見えるからな」 レヴィ「混沌だね・・・」 クライド「ああ」 そうしてイェーガの執務室にクライド、アンジェラ、イェーガ、レヴィ、ベール、レオニダス、アガートラム、エピメテウス、パラミデュース、ルブランの一同が揃う クライド「さて、俺からいくが今回の艦隊式にはこの戦力で行かして頂く」 700㎞戦略母艦『メルカバー』×1 3㎞級戦艦『エクスカリバー』×15000 3㎞級人型可変式戦艦『ユグトラシル』×15000 8㎞級戦艦『エクスカリバーン』×8500 45㎞級戦艦『エクスコールブランド』×3500 25㎞級人型可変式戦艦『ユグトラシル二世』×3500 イェーガ「む?艦種が増えていないか?」 クライド「ああ、実はウラノスとの戦闘を見させて貰ってね、ハコブ級やカリバーン級に対抗する為に急遽作った」 イェーガ「ふむ、成る程な・・・」 クライド「それとこちらの諜報員が掴んだ情報にウラノスの最新鋭戦艦があってなそれのスペックだが・・・」 2015年 02月08日 16 35 944 MI4989 削除 ミッチャー級駆逐艦弟「兄者、演習は何時始まるんだ」 ミッチャー級駆逐艦兄「しらんがな」 イオー・ジマ級強襲揚陸艦「ここはなまもの兵器でもないのに身体でかい奴が多いな」 スタージョン級潜水艦「確かに」 INFO:ただの揚陸艦隊、ひっそりと展開 2015年 02月09日 23 23 945 レヴィドラン ~プトレマイオスⅢ・ブリッジ~ その頃天龍とクリスカはレヴィとベールが入った戦艦を眺めていた。 天龍「ん~・・・レヴィとベールは未だにってか」 クリスカ「そのようだな・・・まぁ、問題ないとは思うが・・・」 姉ドラン「珍しいわね・・・もしかして嫉妬?」 天龍「それはあり得ないってのレヴィの姉さん(; どちらかと言えばレヴィにまた姉が増えたってのが何だかんだで嬉しい感じな方かな、レヴィは何度か無茶してるし・・・」 クリスカ「そうだな・・・だがレヴィも傭兵だ、多少は承知の上とはいえ、やはり心配になってしまうのは仕方ない事だ・・・」 天龍「それにベールは見た感じレヴィの妹並に家族思いだしなぁ・・・確実にあれレヴィがもしもボロッボロになったら・・・泣くぞあれ(; まぁ俺もレヴィがそんな事になったら泣くかもしれないけど・・・」 クリスカ「私も同じかもしれないな・・・」 姉ドラン「あ、あれ・・・(;」 姉ドランが冗談で言ったのだが、どうやら嫉妬なんぞ塵すらなく逆にまた無茶とかしないか心配らしい(まぁ今回もしちゃうんですけどね(笑) )そしてベールがそんな事になって泣いてしまうのではないかと思ってさらに心配らしい 天龍「まぁ、いつでも出撃できるようにダブルオーの整備してくるか・・・あと新武装のテストもしないとなんじゃ、お先に」 そう言ってIMS区のハンガーで歩いて行った。 姉ドラン「やれやれ・・・レヴィもレヴィで大変ね」 ~プトレマイオスⅢ・通路~ 天龍「セブンズソードか・・・たしかに俺は近接とか得意だし・・・」 小型のビジフォンを展開し、ダブルオーガンダムの追加武装であるセブンズソードを確認している天龍だがそこに前の方にノワールがいた。 ノワール「あっ、天龍何見てるの?」 天龍「ん?ああ、ノワールかいや、俺のIMSダブルオーの追加武装のセブンズソードがどんなのか確認しながらハンガーに向かう最中だけど?」 ノワール「ふ~ん・・・ねぇそのセブンズソードってどんなの見せて?」 天龍「気になるのか?いいぜ、えっとセブンズソードは―――」 天龍はノワールに色々説明しつつ共にIMS用ハンガーへ向かって行ったのだった・・・ 2015年 02月11日 15 37 946 MI4989 削除 ~イオー・ジマ級、ブリッジ~ グロスタル「――で、俺が上陸部隊の指揮を執れと?」 マルグレーテ「だって中佐だし……」 イオー・ジマ級「我はただの揚陸艦だしな」 グロスタル「はぁ……」 ~格納庫~ エルシー「あれ、もしかして機甲兵力って」 BMP-T11「私達しか」 FV1218MkII「居ないのかしら……」 StuG11「いや、他にも居ると思うよ……」 D-20(1)「砲兵は居るぞ」 D-20(18)「俺ら18門で砲兵小隊だ」 エルシー「知らない人が見たら多分ギャグにしか見えないよ……」 テクニカル(16)「ロケット砲兵も忘れないでくれよ~」 FV1218MkII「――で、戦車は何所?」 マウス「呼んだ?」のそー BMP-T11「あ、居るのね」 StuG11「で、彼はヘリで輸送できるのかしら……」 マウス「出来ないから甲板から直接飛び降りて質量兵器を兼ねろだってさ」戦闘重量228t グロスタル「かく言う俺もそうだがな」戦闘重量38.6t エルシー「おじさん達重過ぎ……」戦闘重量1280kg アレックス「俺から見りゃお前も重い」戦闘重量330kg Type15M(本職)「確かに」戦闘重量35kg AH-1Z「暇だ!」 CH-53E「そういやRSって高さは俺より小さいのが多いんだな」 AH-1W「おめーはでか過ぎ」 UH-60「今回もシュヴェシィナの補給と修理なんだよなぁ」 CH-47A「頑張ろうぜ」 2015年 02月13日 01 56 947 zyabara イェーガ達が雑談していると、下士官が入室して来てイェーガに話し掛ける。 下士官「閣下。フリーダムガーデン以下第三艦隊ほか到着致しました。…何時でもはじめられます」 イェーガ「ふむ。了解した」 レオニダス「となりますと…」 イェーガ「ええ…始めましょう」 イェーガの発言に皆注視すると、それぞれの艦へと戻って行き、軽い酒宴は解散となる。 イェーガ「さて…どう出てくるか…ウラノス」 2015年 02月13日 03 07 948 MI4989 削除 揚陸艦隊の艦載機もといAV-15達やヘリコプター等も甲板に展開して演習に向けて待機し始めた。 マルグレーテ「あ」 AH-1Z「どうした」 マルグレーテ「演習って言っても何すんのか解んない……」 甲板上のヘリ達「ズコー(AA略」 UH-60「おいおい一応は指揮執ってんだからそれくらい把握しろよ……」 Ka-50「おーい、じいさん」 グロスタル「何だ、演習云々なら俺もさっぱり解らんぞ」 CH-53E「だ、ダメだ……うちの部隊いろいろとダメだ……」 Mi-28N「まー、地上戦専門だし……」 AH-1Z「でも俺ら制空戦闘も視野に入ってるからなぁ。どーすんだろ」 D-20(3)「演習中」 マウス「ずっと」 M151A2(5)「錘になってる」 10.5cm FlaK38(14)「俺らよりマシだろ」 UH-60「とりあえず野砲は黙れ」 M2重機関銃「うっせぇ、ローターぶち抜くぞ」 エルシー「はいはい、甲板に居ると危ないから畳んでしまわれていましょうね」 M2重機関銃「(´・ω・`)あっあっあっ」畳まれてる 2015年 02月13日 13 49 949 レヴィドラン ~プトレマイオスⅢIMS用ハンガーハッチ前~ 一方その頃レヴィ達は準備が終わり出撃しようとしていた。 無論UNACや特殊機動兵器そしてメタルギアと無人型IMSも出撃準備が整っていた。 そしてネプテューヌ達は既に女神化しておりIMSをいつでも展開できるようにしていた。 ネプギア「いよいよだねお姉ちゃん・・・」 ネプテューヌ「そうね・・・実際空は飛んでいる事はあったとはいえ流石に本当の宇宙となると緊張するわ」 ノワール「そう?VRルームで無重力での移動とか攻撃とか応用とかしたのよ、IMSが酸素を生成する以外問題ないはずよ?」 ユニ「たしかにそうだけどお姉ちゃんVRじゃなくて本物の戦場だよ。正直人を撃つなんて思うとやっぱ不安だし・・・」 まぁもっともな事だろうがそれでもやらねばならいと覚悟は決めているようだ。 ブラン「そういえばよ、レヴィは何処だ?アイツ曰く新装備とか言ってたけど」 ロム「あっちにいるよおねえちゃん」 妹のロムに言われそちらに振り向くとレヴィとベールがいたようだ、どうやら何か話してるらしい。 ラム「何か話してるみたいだけど・・・というかレヴィの武装ゴッツイわね(;」 ブラン「それもそうだけどよ・・・何か地味に甘い空気とか出てないかあれ?」 一同『そういえばたしかに微妙に出る(ます)(わね)(ます・・・)』 レヴィは既にIMSバンシィ・ノルンフルアーマーを展開していた。無論武装はユニコーンを応用している。そしてレヴィはプトレマイオスⅢとⅡ改に全体通信を繋げた。 レヴィ『さてと・・・隊長よりプトレマイオスⅢとプトレマイオスⅡ改の乗組員に告ぐこれより我々は演習宙域へ出撃する―――』 ~~~~~~ 彩峰o0いよいよ・・・か・・・・ 彩峰は操縦桿を強く握りしめ自身にある僅かな緊張を取り払うあの時のような守られるだけじゃない護る力も持っているのだ・・・だからこそ彩峰は願った。全員で無事に帰られるようにと・・・ ―この任務は何が起こるか分からない― ~~~~~~ 天龍「いよいよか、武装も安定してるし・・・よっと」 天龍はIMSダブルオーガンダムセブンズソードを纏いハッチ前まで歩き始めた。 天龍o0何があったって・・・・無事に帰るんだどんなに傷ついたって・・・生きて帰ってやる! ―もしかしたら大怪我する可能性だってありゆる― ~~~~~~ イーニャ「クリスカ・・・いらいそろそろ開始だね」 クリスカ「ああ・・・」 クリスカも操縦桿を強く握るが少し震えていた・・・もしまたレヴィが負傷してしまったら・・・と・・・ クリスカo0何を悪い方に考えているだ私は・・・皆がいるレヴィだけじゃないんだ。「イーニャ・・・怖くないか?」 イーニャ「ちょっとだけ・・・こわい・・・ドランやレヴィがぼろぼろになっちゃったら・・・私つらいから・・・でも護る力もあるから!生きてみんなでかえりたい!」 クリスカ「イーニャ・・・ああ、そうだな」 ―だがそれでもやり遂げなければならない― ~~~プトレマイオスⅡ改~~~ シュトルラック「いよいよだな・・・おい!UNACと特殊機動兵器の出撃準備は出来たか?」 ブレイヴォック「既にどちらも出撃準備完了いつでも出せます。」 シュトルラック「上出来だ・・・さぁって・・・!やるだけの事はやり尽くすぞお前ら!」 天使軍精鋭部隊&蒼の傭兵部隊『了解!』 ―この任務の成功が今後の変化を起こす事もあるから・・・― ~~~~~~ レヴィ『傭兵としてでもあるけど・・・一人の人とロボとして!諸君の健闘を期待する!そして全員無事に帰還しよう!・・・っと・・・さて、僕も出る準備をしますか・・・』 ベール「いよいよなのねレヴィちゃん」 レヴィ『うん・・・追加武装もあるし・・・出撃準備も整った。後は出るだけってね』 そう言ったあとレヴィはカタパルトへ歩こうとした時――― ベール「あ、ちょっと待ってレヴィちゃん一旦頭部だけ解除できる?」 レヴィ『っへ?ああ、ちょっと待ってね』 そう言って頭部が解除される何か付いているのか?そう思いつつ振り返る―― ベール「んっ・・・」 レヴィo0・・・ん?何か超顔が近いよベールといか口の中に何かってこれ舌だッー!? まさかの舌入れチューだったおまけに腕をレヴィに回しておりその場に居た一同の反応は――― ネプテューヌ達『ぶっー!?』 蒼の傭兵部隊整備班『あれまー・・・またか・・・』 妹ドラン「おー・・・ラブラブ?」 天龍「おいおい、まさかの俺とクリスカ含めて3人目かー・・・レヴィもレヴィで大変だな~」 ネプテューヌ達は思わずふき、整備班はやれやれと思い妹ドランはナニコレ?って思っており天龍に至ってはレヴィも大変だな~と軽く思っていたいやアンタ危機感なさすぎと言うか信頼しすぎだろ(; なーんて光景を見ている間にもベールは一旦レヴィの口から離れたと思ったら今度は抱きしめて耳元で――― ベール「無事に皆で帰ったらレヴィに言いたい事がありますわ・・・では出撃後合流しましょう」 レヴィ「・・・うん」 そう言った後再び頭部を展開しカタパルトへ歩く後ろでは何かギャーギャー騒いでるようだが、まぁ仲がいいと思うのであった。 カタパルトに足を接続すると後ろのゲートが閉じる一応空気が無くならないための仕組みだ。そして正面のハッチが開き宇宙が見えた・・・既に何機かUNACや機動兵器そして特殊機動兵器も出撃しており編成を組み始めていた。 レヴィ『カタパルト接続確認・・・大型ブースター安定よし・・・蒼の傭兵部隊レヴィドラン バンシィ・ノルンフルアーマー行きます!』 一気にブーストを噴かしそのまま演習宙域へ飛翔した。 といってもプトレマイオスⅢとⅡ改の周辺に一旦戻るのだが・・・ そこの貴方ラストで台無しやんとか思ったら負けおk? あと長すぎとか思ったら負けおk?
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とりあえずページだけ作った ケンカしないように好きに弄って 補足と提案 現在、度々のアップデートに伴い、勢力事の兵種ツリーや編成割合、AIなどが変わり続けており、 この内容にも微妙な齟齬がうまれつつあります。 また、Tier表記もツリー位置を表している場合と兵種ランクを表している場合とバラバラになっているので、 一度、単語の意味を統一したいと提案します 各国の設定バッタニアバッタニア文化の兵の特徴 スタルジアスタルジア文化の兵の特徴 ヴランディアヴランディア文化の兵の特徴 帝国帝国文化の兵の特徴 クーザイトクーザイト文化の兵の特徴 アセライアセライ文化の兵の特徴 お勧め編成例(Ver1.03) 各国の設定 バッタニア ※当初は「バタニア」と訳されていたが、製品版以降「バッタニア」表記となっている。 モチーフは主にブリトン系やガリア系のケルト人だが、ダキア人やトラキア人も混じっている。 もともとは纏まりの無い地方酋長の集まりだったが、帝国の脅威に備えるために上級王を擁立している。 現在の上級王はグルフェンドク家のカラドグ。養父であった柔和な先王ウゼラインと違い、戦を好む「バッタニア人らしい」性格。 先王の謎の失踪に関わっていると噂されているが、他でもない先王の弟であるダーンギル家のエルゲオンが支持者として親族の反対意見を抑え込んでいる。 (尤もエルゲオン自身にカラドグへの遺恨が無い訳ではなく、あくまでバッタニア全体が無政府状態になる事を危惧しての行動であるが) またカラドグ自身も他の有力諸侯達といくつも婚姻同盟を結ぶ等してバッタニア内での発言力を高めている。 根っからの蛮族気質な森の民であり、奇襲や包囲に持ち込んだ際の殲滅力に長ける。 「ネレッツェスの愚行」では、スタルジアと共に帝国軍と対峙。ペンドライク近郊の森に兵を伏し、帝国軍先鋒を待ち構えた。 この待ち伏せ自体は帝国側で参戦していたクーザイトの偵騎に発見・看破されてしまうが、 報告を受けた帝国総大将の皇帝ネレッツェスは、当時従軍していた軍人ガリオスの諫言も聞かず先鋒にペンドライクの森へ進軍を命じてしまう。 バッタニア軍は伏せていた弓兵で四方から矢を射掛け、帝国軍が足並みを崩したところにファルクス剣士を斬り込ませたことで 帝国軍先鋒は甚大な被害を出し、前線で戦っていたガリオス・アレニコスら帝国諸侯と共に命からがら撤退を余儀なくされた。 待ち伏せがこれ以上ないほど成功した事で気を良くしたのか、その後のバッタニア軍は戦利品の略奪に終始してしまい、 帝国軍の主力と死闘を繰り広げたスタルジアの援護を怠った為、(不運とはいえ)スタルジア王バディンスラヴが戦死する事態となった。 これにより後を継いだ若き公子ラガンヴァドから仇敵同然の恨みを買い、スタルジアとの関係にヒビが入ることとなる。 一方帝国側にとって起こるべくして起こったこの凄惨な敗戦は、 軍人ガリオスに「軍才無き者が軍を率いる事の愚かさ」を身を持って痛感させ、 ネレッツェスの後継アレニコスの死後、バッタニアに隣接する西帝国皇帝として自ら帝位に起つ契機となる。 バッタニア文化の兵の特徴 通常ツリーは全て歩兵と騎兵というかなり偏った特徴を持つ。 文化の特徴として防具は腕以外の防御力が高く、加えて歩兵の殆どが投擲を持っている為、野戦に強い。 ただし低Tier兵は全体的に装甲が薄く、数で押そうとすると被害もその分大きくなる。 T5の歩兵3種は、盾持ちかつパイク攻撃をもつオーススウォーン、ロンパイアによるリーチと攻撃力を誇る古参ファルクス兵、投擲に特化した野人。 特に古参ファルクス兵のロンパイアは突きこそできないものの並の騎兵の槍より長く高火力なため、足を止めてしまった騎兵に対してはトップクラスの攻撃性能を誇る。 基本的には野人が投擲で牽制し、オーススウォーンが攻撃を受け止め、古参ファルクス兵が殲滅する形になる。 騎兵は近接騎兵と騎乗散兵の二種類。装甲は薄めで弓兵に撃ち落とされがち。 またT4のバッタニア斥候は全騎兵中トップのリーチ(223)を誇る突撃槍を持っているが、T5になると馬術師はリーチ・ダメージと引き換えに突撃不可。 騎乗散兵はスタルジアと異なり槍すら持たせてもらえない。 一般兵科ツリーの偏りも相まり歩兵に次ぐ物量となるが、大半を森林地帯が占めるバッタニア領内の立地との相性も悪く、不遇な扱いを受けている。 貴族兵は弓兵バッタニアフィアン。 バッタニアで唯一雇用できる遠距離兵科で、長弓+矢筒2本と継続火力が高く、加えて両手剣による近接戦闘も下手な突撃歩兵より強烈。 敵からの攻撃をほぼ防御できない点を除けば、文句なしで弓兵トップの性能を誇る。 T2から一貫した武器構成で、T3の段階でT6両手剣を扱うため育成段階からその強さを実感できるだろう。 また貴族兵で唯一アップグレードに馬を使用せず、コストを抑えやすい点も序盤のアドバンテージとなる。 難点を挙げるとすれば、突撃兵故に騎兵とまともにぶつかると脆い事、 そして徴集可能地域が比較的密集しているせいか巡回NPC諸侯達の争奪戦になりやすく、上位Tierユニットの確保がやや難しい事くらいか。 後者については森賊からアップグレードも可能なのでさほど気にならないが。 NPCの戦闘スタイルは、貴族弓兵の強力な射撃や騎乗散兵による投擲や突撃で威嚇しつつ、多数の歩兵で文字通り押し潰す豪快な戦術を取る。 生半可な編成だと先行する騎兵への対処に手間取る間に歩兵の強襲を許してしまう事になるだろう。 一方で貴族騎兵を持たないため強力な純騎兵をそろえた相手には力負けしやすく、歩兵も散兵よりな面が強く、殴り合いはやや不得手。 またバッタニアの弓兵は貴族兵のみゆえ強力なれど人数が揃わない為、弓兵同士の射撃戦は頭数で押し切られる事も。 そのためこの2点で優位に立つヴランディア・クーザイト・帝国との相性が悪い。 一方、似た特徴を持ちながら弓兵の性能差があるスタルジア相手では有利に戦える。 敗戦明けは歩兵中心で足が遅く、かつそれらも紙装甲と散々。 弓兵・騎兵も数を調えられない為、比較的装備が良い賊でしかなくなる。だから200年後滅亡してるのか・・? 低Tierであれ少しでも貴族弓兵を揃え、歩兵の生存率を高めていく事が早期復帰へのカギ。 バッタニアと戦う場合は、敵の弓兵を封じることと歩兵戦列をいかに分散させるかがポイント。 敵弓兵の数が多い場合は盾の壁で耐えつつ敵歩兵との距離が離れたタイミングで騎兵を横から突撃させたい。 投擲動作に入った歩兵は足が遅くなることを利用して、とにかく歩兵と接触しないように距離を保ちつつ弓兵で削っていくのがお勧め。 逆にバッタニア側で戦う場合は、貴族弓兵の数をいかに有効に運用するかが勝利のカギ。 騎兵突撃で壊滅しないように歩兵の壁の後ろに置いたり、歩兵の盾の壁に矢が止められないように横に回らせたり、歩兵同士の殴り合いになった際に弓で援護or突撃兵として殴り合いに加勢の運用判断が求められる。 バッタニア騎兵は前述の通り戦闘力が心許ないので、帝国カタフラクトやヴランディア騎兵等を混成させて補いたい。 スタルジア デーン人をはじめとした北方人(ノース人)やスラブ系諸国とキエフルーシがモデル。 資源に富んだ森林地帯で交易を生業としていた商人が、さらに北方の蛮族や傭兵たちと婚姻を組み、武力を手に入れ、都市国家群として発展した。 ここ1世紀は帝国の拡大に対抗するために、軍事指揮官としての大公を擁立。しかし結束は弱く、ボヤール(諸侯)も独立の気風が強い。 現大公はグンダロヴィング家のラガンヴァド。独裁的な性格の大公で、軍事権の行使だけでなく諸侯への内政干渉も行っているので反発が多いが、 母方の親類である精鋭傭兵団スコルダーブロダの軍事力を後ろ盾に実力行使で諸侯を抑えている。 屈強な歩兵が軍隊の主力で、盾兵が堅牢なシールドウォールで前線を支えているところに、大斧を携えた突撃兵を投入する戦い方が象徴的。 「ネレッツェスの愚行」では先大公バディンスラヴ自らが麾下の歩兵を率い、野戦で皇帝ネレッツェス率いる帝国軍主力を打ち破る。 その後撤退した帝国軍が籠城した砦を攻め落としネレッツェスをも討ち取った。 しかし勝敗が決したところを残存帝国兵の不意討ちに遭い、パディンスラヴは頭蓋をメイスで打ち砕かれ戦死してしまう。 前線の指揮を引き継いだオレク老公が最大の戦利品である帝国軍軍旗をネレッツェスの遺体から拾い上げたところで、父の命に従い後方に待機していた公子ラガンヴァドが前線に駆けつけた。 新たな大公として軍旗を「亡き父の戦果」と奪い取ろうとするが、傍目からは戦闘に加わっていないラガンヴァドが戦果だけを横取りする形となったため、スタルジアの諸侯から反感を買う事に。 軍旗の持ち主であるオレク老公が苦言を呈すとラガンヴァドは彼を殴りつける暴挙に出るも、これに対しオレク老公は軍旗をバラバラに破壊してしまう。 怒りの頂点に達したラガンヴァドは後に現れたバッタニア上級王カラドグに対し、戦利品漁りにかまけて増援を怠ったせいで父が死んだと罵倒。 さらに報復とばかりにペンドライクの大戦の翌年にオレク老公の娘、ヴァーラを暗殺。 それ以来もラガンヴァドの憎悪は収まらず、その後のバッタニアとの関係とスタルジア国内に不安と不和の種を撒く結果となった。 スタルジア文化の兵の特徴 盾持ち歩兵は高性能なラウンドシールドを持っており他の防具の性能も最上級。 民兵ですら結構な硬さの盾を持っているため攻城戦でバッサバッサと切り倒してやろうと思ったら意外なほど粘られることも。 またこの盾で形成するシールドウォール陣形は、疎かになりがちな頭部もしっかり防護するため前方に対して隙が無い。 半端な数での騎兵突撃を行うとカバー範囲の広い盾の壁を全方位に向けられて攻めあぐねることも。 貴族兵も含めT2から盾を持ち始めるため、十字砲火さえ受けなければ接近戦に持ち込みやすい。 槍兵は非常に堅い一方で攻撃力は低く、斧兵は投擲斧2枠持ちで防御によりつつもバランスの取れた性能。 両手武器歩兵は防具がやや劣るものの、対歩兵に滅法強く弓兵の射線が通らない混戦では頼れる戦力。 一般騎兵の札付き略奪者は、バッタニア騎兵同様投擲による撹乱がメインの騎乗散兵。ただし馬鎧が薄いためすぐ落馬してフルボッコにされる。 弓兵はT3より分岐可能だが、弓も矢もT5になっても低品質のため、矢筒が2本にも関わらず継続火力まで低いという欠点を抱えている。 貴族兵は重歩兵ヴァリャーグ(T2~4)→純騎兵ドルジーナ(T5以降)。 歩兵時は同Tierの平民歩兵よりやや防具(特に頭部)やスキルが良くさらに投擲武器持ち。 純騎兵としてはバナーナイトとカタフラクトの中間的な存在で、(Ver1.1.3で弱体したものの)十分に硬く突撃攻撃可能。 さらに歩兵時代の巨大な丸盾と機動スキルを忘れておらず、T6では140とT5歩兵すら上回り、 徒歩の移動速度はジャワール(傭兵クラン)の下級兵、バッタニア・フィアン闘士に次ぐ俊足。 このため騎兵としての性能もさることながら下馬した状態でも猛威を振るい、特に攻城戦では存分に活躍してくれるだろう。 弱点は純騎兵としての馬の性能の低さと攻撃性能の低さ。 前者についてはなぜかT6になっても他国のT6兵と異なり貴族馬に乗っていないため、機動力はそこそこだが突撃時の衝突ダメージが低く、馬のHPも低め。 さらに馬鎧の装甲も薄く、T6闘士の時点でもカタフラクトやバナーナイトどころかT4帝国重騎兵よりも低い。(T4でT6馬鎧渡される重騎兵がぶっ壊れともいえるが) 歩兵としては重装とはいえ、カタフラクトと同じように運用していると落馬させられ損害が出る恐れがあり、過信は禁物。 後者については突撃槍の長さが171と短いことに加え、片手武器もT4以降ほとんど強化されておらずダメージが低いのはまだしもリーチが90未満。 そのため騎兵戦では相手に先手を取られやすく、一撃離脱を繰り返されるといくら装甲が固いといっても厳しくなってくる。 NPCの戦闘スタイルは騎兵が投擲しつつ突撃し、多数の歩兵が投擲をしながら殴り込むスタイル。弓兵は添えるだけ。 盾の壁が矢を受け止める音とともにこちらに接近してくる様はスタルジアの象徴といえる。 先述の貴族兵ドルジーナの数が多いと、速攻で仕掛けてくる投擲+騎馬突撃が非常に脅威。 また諸侯も貴族弓をもって真っ先に接近してくるが、こちらはプレイヤーにあっさり斬り捨てられがち。 これによりパーク効果・士気を減らすことができるため、ほかに弓騎兵がいなければ積極的に狙っていきたい。 盾壁により射撃を無力化し騎兵を絡めとれるヴランディア・帝国相手には善戦するものの、 弓騎兵の機動力で翻弄するクーザイト、歩兵・弓兵の攻撃力で劣るバッタニアには苦戦する。やっぱハスカールがいないとダメか 敗戦復帰明けは歩兵が多めな上、弓兵がT3からの為脆さが目立つ。 相手の構成次第だが、歩兵→騎兵に重きを置いて編成を立て直していきたい。遠距離兵は他国から集めた方が質的にベター。 スタルジアとの戦いでは歩兵は基本シールドウォール隊形でゆっくり進軍するため、 こちらが十分な弓兵を擁していれば、分隊して十字砲火を浴びせる事で簡単に崩壊する。 ただし騎兵の対処を怠るとドルジーナに串刺しにされることになるだろう。 逆にこちらがスタルジアとして戦う場合、いかに純粋な歩兵同士の戦闘に持っていくかという点がカギ。 弓兵は激突前に矢をすべて消耗させ、騎兵を絡めとって各個撃破する。 この場合、実は盾の壁よりも四角陣のほうがよかったりする。 それでも武器攻撃力が基本低いため、盾兵同士の乱戦ではメイス持ちに思わぬ痛手を被る。 両手斧兵をいかに温存し有効活用できるかが明暗を分け、プレイヤーのリアル戦術スキルが要求される。 ヴランディア フランス北部からイギリスやシチリアに勢力圏を拡大させたノルマン人がモデル。 始めは傭兵として帝国に雇用されていた諸軍閥が、帝国が雇用費の抵当に土地で支払ったのを機に大陸西部に住み着き、ついに帝国に反旗を翻す。 大軍閥のオスラク・アイアンアームは最終的に帝国を屈服させ、「帝国が攻められた時は帝国を助けること」を条件に帝国に王位を認めさせる。 オスラクは即位した際に部下の将校を伯爵や男爵に封じて、土地を与える代わりに必要な時は軍勢を持って王の元に集まる体制をつくり上げたが、 この施策は帝国が土地で傭兵料を支払った前例に似ていることには気づかなかったようだ。事実、ヴランディア王国の諸侯には結束がなく、 国王はしばしば大軍を率いた征服行よりも、反乱や簒奪者への対応や争い続ける諸侯の仲裁に明け暮れることとなる。 歴代王の中には税収や軍勢を提供する限りは諸侯に好き勝手させる者も多かったが、現国王のダートハートは不幸にも穏健派として生まれてしまった。 「ネレッツェスの愚行」では帝国より参戦の要請を受けるも古の盟約に従うことを諸侯が渋った為、 痺れを切らせた皇帝ネレッツェスが親書にてヴランディアを「卑怯で臆病な裏切り者の集まりだ」と罵倒。 これに激昂した諸侯に圧される形でダートハートもやむを得ず帝国に宣戦。諸侯を率い、後方から戦場を俯瞰しつつ伝令にて軍の統制を取った。 緒戦はヴランディア騎兵隊がアセライ軍を撃破し、更に増援のクーザイト弓騎兵をウンセリー率いるクロスボウ部隊で抑えこみ、主力氏族ケルギトの長ソルンを敗死させる等の活躍を見せる。 しかし功に逸った騎兵隊が命令を無視し、後退するアセライ軍を追撃し突出した事で戦局が一転。 アセライ軍の増援に掛けつけた帝国重騎兵がクロスボウ隊を急襲。クロスボウ隊は大損害を被り撤退を余儀なくされる。 突出した騎兵隊はこれに気付くも時既に遅く、後退中に遭遇した帝国騎兵隊との乱戦の最中、帝国の本陣が失陥し戦いは終結する。 インガルサーを中心とする騎兵隊を率いていた諸侯は、このまま進軍して帝国西部を切り取ることを進言したが、ダートハートはこれを退け帰国。 これを「男らしさ」の欠片もない行いだと罵倒する諸侯や妥当な行いだと納得する諸侯たちの争い、そして古の盟約を破った事実を前に、ダートハートは王の立場に心底嫌気がさしてしまう。 その場の戦闘には勝つも損害測りしれず実りもなく、徒に帝国という敵を増やし、またヴランディア諸侯の結束の脆さが改めて露呈されるという散々な結果に終わった。 ヴランディア文化の兵の特徴 種類の多い近接兵と低Tierからでも雇える騎兵、そしてクロスボウ兵が特徴の比較的万能な兵科ツリー。 ヴランディア最大の特徴の1つであるクロスボウ兵はT2から分岐可能と非常に速く、かつ同Tier帯のユニットの中では火力が既に高く、低級の民兵ですら脅威。 更にTierが上がるにつれ射程・精度も向上し、T5の狙撃兵ともなればその名にふさわしく、200m以上の距離から重装のカタフラクトを一撃で射抜くことも。 もう1つの特徴である騎兵は、投擲武器を持たないが強力なランスチャージが繰り出せる純騎兵。詳しくは下記。 T5歩兵は、盾持ちのヴランディア下士官、長槍持ちのパイク兵、振り攻撃可能な長柄武器を持つヴランディア・ヴォルジェの3種。 ヴランディア下士官は装甲が比較的充実しており、ヴランディア歩兵戦列の要。 パイク兵・ヴォルジェは長柄武器主力ゆえにリーチと攻撃力に優れている一方で攻撃速度が遅くなおかつ盾を持っていない上に装甲も控えめ。 騎兵に対してはリーチを活かしたカウンターができる分利があるものの、歩兵同士の乱戦になると振り負けたり押し切られたりしやすい。 なお先述の狙撃兵が巨大なパヴィーシールドと片手剣を装備しているので、下士官の数が心許ない場合は、 平時は弩兵としつつも、戦況に応じ射撃禁止命令を出して盾持ち歩兵として代用とするのも手(装甲面はさすがに下士官に及ばないが)。 貴族兵は純騎兵バナーナイト。一般兵ツリーの純騎兵の上位互換といったところ。 一般騎兵同様投擲武器を持たないが、T3の段階で高い突撃威力の軍馬に乗り突撃槍を装備しているため活躍させやすい。 更にT6になると片手220に全兵科中1位の長柄260という暴力的なスキル値となり、そこから繰り出すランスチャージは全勢力中最強。 敗戦復帰直後の盾を持たない歩兵が多い隊列や騎兵同士の真っ向勝負ではかなりの脅威となる。 反面装甲面で不安を抱えており、なんといっても肩当がT6でやっと布切れ1つ。以前より足回りは改善されたものの今度は胴・腕が低くなってしまった。 このため歩兵隊に突っ込んで立ち往生していると投擲や射撃によってあっさり倒されてしまう恐れがある。 貴族兵がこの有様なので一般兵ツリーの騎兵も悲惨で、他国の一つ下のTierの騎兵より胴・腕が脆いため雑に突っ込ませれば倒した数以上の損害を被ること必至。 また全体的に馬の速度が低く、数値だけで言えばアセライの乗用馬に貴族馬が劣る。そのため歩兵に対する一撃はあるが、全般的に離脱が苦手。 弓兵から狙われないようプレイヤーが敵騎兵を誘導する、損害覚悟で弓兵の側背面に素早く移動・突撃させる、歩兵と連携したり敵の後ろから突撃する等、工夫した戦術で火力を最大限に活かしたい。 NPCの戦闘スタイルとしてはまず騎兵が先行して歩兵に打撃を加え、そこにクロスボウ兵が強烈な射撃を背中に見舞ってくる。 歩兵戦に入る前に敵を崩す速攻スタイルといえ、特にバッタニア相手には快勝を収めることが多い。 また高火力の弩兵の数を揃える事ができれば、クーザイトの弓騎兵部隊相手でも優位に戦える。 一方その攻撃を受け止められてしまえば、装甲の薄い騎兵は深入りして壊滅的損害を被り、クロスボウ兵は弾切れに陥る。 また歩兵も上記のように下士官以外は微妙といったところで、歩兵の装甲が硬いスタルジアや帝国相手には苦戦することとなる。 敗戦明けは低Tierでも弩兵・騎兵はある程度徴集できるため比較的火力はあるものの、装甲の低さから乱戦に持ち込まれると弱い。 前述の通り歩兵の対歩兵能力が心許ないので、弩兵を増やして散開陣形での広範囲射撃、貴族騎兵を増員しての弓兵対策等、 防御より攻撃重視の編成の方が立ち直りが速いかもしれない。 プレイヤー的には採用段階から軍馬に乗っている騎兵が多いのもありがたい。 ヴランディアを相手にする場合、森の中や山岳地帯といった騎兵の足が止まりがちな地形で陣を展開し、少しでも騎兵突撃の衝撃を和らげることを心掛けたい。 また弩兵からの被害を抑えるためにも、騎兵や歩兵はシールドウォール陣形を張っておくといいだろう。 ボルト切れを起こした弩兵は片手剣歩兵と同然なので、弓兵や騎兵で煮るなり焼くなり調理できる。 逆に自分がヴランディア兵を率いる場合、できるだけ騎兵を敵騎兵・弓兵の殲滅に用いるようにするほか、 弩兵を効率的に運用するため二隊に分ける、適宜射撃中止しボルトを温存するといった工夫が必要となる。 他国からも採用する場合は軍団兵やファルクス兵といった強力な歩兵、 また弩兵の息切れが気になるならバッタニアや帝国等から即戦力になる弓兵を集めて継戦力を補いたい。 帝国 カルラディアを支配していた強大な帝国だったが、ゲーム開始時には先帝が崩御し国が三つに分裂したところからスタートする。 文化モデルはローマ帝国(元首制)。人名や鎧のデザインなどは中世以降の中世ローマ(東ローマいわゆるビザンツ)帝国的な要素も見受けられる。 帝国文化の兵の特徴 盾歩兵・両手武器歩兵・弓兵・弩兵・弓騎兵・純騎兵、と唯一ほぼ全ての兵科を単独文化で揃えられる万能ツリーを持つ。 厳密にはマルチヒット可能な斧兵と騎乗散兵が居ない。 特徴としては他国に比べ全体的に装甲が硬い事。 特に盾歩兵は頭・肩防具に優れ他国に比べ頭一つ抜けており、乱戦になると相当な粘り強さを見せてくれる。 F1+F2のシールドウォール隊形ともなると戦列を維持する頑強さはトップクラスである。 また両手長柄武器メナウリオンを持つメナウリアトンは、刺突の他素早い薙ぎ払い攻撃も可能な騎兵キラー装備な上に、この手の武器としては比較的振りが速めなため歩兵にも脅威となる。 一方で盾歩兵はT4まで槍を持たず、その槍も投げ槍でリーチが短いため射撃中止をしても対騎兵には苦戦する。 そのため装甲が硬いとはいえ歩兵戦列のダメージ蓄積が他国と比べると大きく、苦手勢力は無いものの騎兵主体編成の部隊相手ではジリ貧になりがち。 地形を利用して歩兵乱戦に持ち込む、多国籍部隊を組んで隙を無くす等、工夫で勝利を目指そう。 後述するように貴族兵を多数揃えた上で下馬させ歩兵運用するのも一つの手である。 弓兵は他国より先んじてT2から運用可能だが、T4までは矢筒が1本しか無く息切れが早い。 しかしアップグレードを重ねると矢筒が2本に増え、かつ歩兵並の装甲を持つようになる。 徴兵可能な地域が多く量産が圧倒的に容易なため、史実ローマの散兵(ウェリテス)的な感覚で歩兵と一緒に突撃させる運用ができる。 戦友の屍を越えて(但し矢は拾って)ゆけ。 弩兵はT4から分岐。ヴランディア弩兵と比べると、装甲面は若干上で火力面は若干下。 逆に言うと量産面以外はその程度の差で済むため、揃えれば十二分の活躍を期待できる(そもそもT4↑の弩兵という時点で質的問題はない)。 弓騎兵の大部隊を擁する対クーザイト戦が想定される地域では有効なカウンターと成り得るので、弩兵を揃えるならこちらを意識した方が良いかも。 弓騎兵ブケラリィは弓兵からT5より運用可能。 矢筒が2個あり他の弓騎兵に比べると若干装甲は硬いのが特徴。 但し長所と呼べるのはこの程度で、馬の機動力と馬鎧の装甲は低め、近接武器は片手剣のみ、など火力面ではいま一つな性能。 とはいえ基本は押さえており汎用性は高いので、装甲面が悲惨な傭兵ユニットよりは遥かに扱いやすい。 貴族兵は純騎兵カタフラクト(T2ヴィグラのみ盾槍歩兵)。 T3・T4と早めの段階で乗用馬・軍馬を要するが、徴集可能な村が多い為揃えるのは比較的容易。 主武器は他の純騎兵と異なり両手槍。対騎兵用パイクのためランスチャージができないという欠点を持つ。 反面リーチが非常に長いため、槍騎兵・長槍歩兵の攻撃範囲外から刺突を食らわせる事で火力の低さを補っている。 またT5以上になると、人馬共に多少の矢雨や近接攻撃も物ともしない高装甲となるのが最大の特徴。 歩兵の乱戦に絡め捕られると厳しいが、それでも全騎兵中攻守ともに最も安定した戦闘力を持つ。 またパイク属性故に徒歩時は槍衾が可能で、下馬させて騎馬突撃へのカウンター要員にするという運用もあり(残された馬たちも敵騎兵を絡めとるウマ衾となる)。 勿論先述の高装甲のお陰で対歩兵白兵戦においても優秀。 NPCの戦闘スタイルは弓騎兵が陽動としてこちらに数発矢を射かけては離脱し、 その間に騎兵で両脇を固めつつ多数の弓兵・弩兵で射撃戦を仕掛けながら歩兵が接近するスタイル。 …なのだが、諸侯の好みによってどの兵の比率が高くなるか一貫しない点が対策を難しくしている。 メナウリアトンに比率が寄れば歩兵や騎兵、宮殿近衛兵に寄れば歩兵、下士官弩兵に寄れば騎兵や弓騎兵、 そしてカタフラクトに寄れば全軍が壊滅的な被害を受ける。 事前に敵の構成を確認し、少しでも有利な場所で戦いに持ち込めるようにしたい。 最大の弱点は、内戦で村が焼かれると徴兵自体が進まずかつ新兵の割合が高くなりがちなこと。 特に騎兵はT2ヴィグラ歩兵からT3騎兵エクイテスへの成長が遅くまた軍馬も序盤でより多く消費する必要があるため、前線では騎兵補充の回転率が非常に悪い。 帝国兵で立て直すならば、T2から分岐できかつ連戦でも温存可能な弓兵から育てていくと良い。 騎兵はT5カタフラクトになり安定するまでは温存する事を意識したい。即戦力騎兵を求めるなら、ヴランディア・アセライの貴族兵を取り入れるのも手。 クーザイト 当初のverでの名称はフーザイトだったが、アップデートでクーザイトとなった。 大陸の東方に位置する、ハーンを中心とした騎馬民族国家。 文化モデルはハザール可汗国やアヴァール可汗国、タタール人やモンゴル帝国など。 ヴランディアと同じで前作(つまり未来)にて登場するケルギトが一氏族として登場する。 「ネレッツェスの愚行」では帝国に支援を求められ、十二支族の内ケルギトが中心となり出兵。 ペンドレイクの戦いにおいては、クーザイトの偵騎が森林地帯に潜むバッタニア軍の待ち伏せを看破し、帝国軍に報告している。 しかし皇帝ネレッツェスはこれを無視して攻撃を命令。その結果バッタニア弓兵とファルクス剣士の奇襲をまともに受け、多くの帝国兵が命を落とす事になる。 一方でヴランディア軍相手に苦戦するアセライ・帝国軍の支援をすべく自慢の弓騎兵を繰り出すが、 ウンセリー率いる高威力長射程のヴランディア弩兵の一斉射撃で射竦められ、更にインガルサー率いるヴランディア騎兵の突撃により大損害を出し敗走。 戦いが終わる頃にはケルギト族長ソルンをはじめ数多くの戦士を失い、何も得ることのない惨憺たる結果となった。 実はハーンであるモンチャグは当初から帝国の敗北を予見しており、にもかかわらず氏族たちの出兵を止めなかったのは、 有力氏族、特にその中でも強大であったケルギトの力を弱体化させる謀ではないかと、ソルンの妻で現ケルギトの家長メスイの証言等から推測されている。 実際、戦後ケルギトが他の氏族に吸収または征服される危機に晒される中、モンチャグは公然とケルギトを見捨てる姿勢を取っており、 結果極めて厳しい苦境に追い込まれたケルギトは、それでも女傑メスイの指導の下で必死に立て直しを図っている。 一方モンチャグ率いる氏族ウルクナイトは、他の氏族の力を自らの手を汚す事無く削ぐ事には成功したものの、 家柄の格式上ウルクナイトの台頭を快く思わない氏族や、草原の戦士らしからぬモンチャグの狡猾さを嫌悪する者も少なくなく、 彼らからはモンチャグに代わる英雄の到来を望む声が囁かれるなど、その支配基盤は決して盤石では無い模様。 クーザイト文化の兵の特徴 マップ上ではよく捕まえられるし、追いかけても追いつかないと、敵として出てくる分には嫌われているクーザイト。 (新兵からだと馬が必要だが)唯一T2から弓騎兵が運用可能で、貴族兵に至っては最初から弓騎兵という弓騎兵至上主義ツリー。 クーザイト圏内の村では弓騎兵が採用が容易で数を揃えやすいため、他国から見ればまさに「反則」の一言に尽きる。 当然軍団の半数以上が騎兵という他に類を見ない圧倒的な騎兵数を誇る。 一方で重装備の盾歩兵の他、(いずれもT3からの派生だが)騎馬突撃可能な槍騎兵に継続火力のある弓兵、 と他国と比べバリエーションは少ないものの、基本兵科をしっかり抑えてはいる。 特に目を見張るのは槍騎兵で、T4からちゃっかり貴族馬を頂きつつ、T5ではバナーナイトを超えるリーチの突撃槍を扱う。 弱点としては、歩兵は突撃兵科がおらずツリーの歩兵比率的に戦列がどうしても薄くなる。盾を装備している為安定こそしているが打点が低く打ち負けやすい。 さらに投擲槍1本をすぐに投げて失ってしまうため、万が一騎兵に接敵されればなすすべなく蹂躙される。 その為戦列破壊は純騎兵に頼る事になるが、低Tierの乗馬は歩兵でも騎手の頭が狙えるほど馬高が低いため、無闇に歩兵戦列に突っ込む事は即ち死。 高Tierになると馬高は改善されるものの、それでも突撃の威力は控えめな上に騎兵の足装甲は20未満と今度は足の弱さに引っ張られる。 その為突撃を盾歩兵やパイク兵の隊列に防がれたり、上り坂等で速度を殺されたりすると一転して窮地に陥ってしまう。 一方で主力の弓騎兵も一般兵科の近接武器は片手武器のみのため、近接騎兵に絡まれると厳しい。 また低Tierのうちは馬鎧が薄いため、簡単に落馬して取り残されてしまう。 貴族兵は先述の通りT2から弓騎兵。 T3カンクリまでは一般兵科の弓騎兵とほぼ同じ火力・装甲だが、T4トルグード以降にアップグレードすると、 全騎兵中唯一の薙刀系長柄武器グレイブを装備するようになり、近接攻撃性能が大幅に上げる。 最上位のT6ハン近衛兵になると、遠距離はバッタニア・フィアン闘士と同率1位の弓スキルからくる高火力高精度の騎射を放ち、 近距離ではヴランディア・バナーナイトや帝国精鋭カタフラクトに次ぐ長柄スキルでグレイブを振り抜き、騎兵も歩兵もバッサバッサと切り捨てる。 敵騎兵の陣容に斬り込み白兵戦に持ち込めば、グレイブによるリーチ差と威力が相まって圧倒的優位に立つことができ、殲滅も難しくない。 また、他の弓騎兵では恩恵が実感できないプレイヤーの強化パークの多くが、このユニットに限り攻撃面の恩恵を大いに得られる隠れた利点もある。 (例:弓225「弓騎兵」で弓スキル+30、投擲50「柔軟な戦士」で近接系スキル+15、騎乗125「ランサー」・225「止まらない勢力」で長柄武器速度ボーナス付与、等々) 欠点は、T5ケシグ以降は近接武器がこのグレイブのみになり、小回りが利く片手武器を持たなくなってしまうこと。 片手武器の代わりに矢筒が1本追加され射撃の継戦能力は向上するものの、さすがに近接攻撃はグレイブ一本で何でもござれとはいかず、 乱戦や室内戦闘では壁等に引っ掛かって思うように振れず盾歩兵や民兵に袋叩きにされ、野外では突撃してくる純騎兵にリーチ外から突かれる。 (一応グレイブも刺突は可能だが、盾を構えた純騎兵のランスチャージ、カタフラクトのリーチの長いパイク刺突にはどうしても負ける) そして足も露骨に装甲が薄く、一般弓騎兵より15も低い。 このゲームにおける弓騎兵のAIは部隊で行動すると、一部が歩兵隊列にある程度接近してしまうと勝手に斬り込もうと突っ込む傾向にあり、 歩兵に絡め捕られてしまうとハン近衛兵といえど足を狙われ想像以上に損害が出てしまう。 また、騎兵の最高速度ですれ違いざまに攻撃するF1+F3の突撃指示だと速度に長柄の振りが間に合っておらず、意外と攻撃が空振っていることも。 プレイヤーが部隊長になり戦闘時追従させる等、自ら指揮・運用して損害を抑えつつ高い攻撃性能を活かしたい。 NPCの戦闘スタイルは弓騎兵が敵陣営の周囲を周回しながら矢を放ち、混乱した戦線に騎兵が突撃。 歩兵戦列は安全圏から射撃戦を仕掛け、敵が崩壊したのを見計らってから突撃するスタイル。 敵が相当弱るまで歩兵は射撃に徹する上、相手の弓兵は多数の騎兵の迎撃に矢の消費を強いられるため、生半可な対応では為す術なく蹂躙されてしまう。 実際、自動戦闘ではないプレイヤー参加の通常戦闘の場合、難易度リアリスティックでも倍近い敵を粉砕する事も珍しくない。 歩兵主体で全体の機動力が低いバッタニア・スタルジアにとってはまさに天敵。 部隊の大半が騎乗ユニットで常に動きが流動的で、無闇に追うと損害が大きくなりがちなので、戦う際は工夫が必要。 自軍が歩兵中心なら隊列をある程度離しておくと混乱した弓騎兵が戦列に突っ込んだり足を止めたりするので、そこを逃さず叩く。 弓兵中心であれば射撃中止で相手を引き寄せてから一斉に射貫くと、空馬が生じる→機動力が鈍る→倒されやすくなる→さらに空馬が生じる…と壊滅的な損害を与えることが可能。 あるいは騎兵中心ならば、適当に歩兵を囮にしたところで突撃し接近戦に持ち込むとやりやすい。 騎兵を2部隊以上に分けていれば、1隊を弓騎兵の退路を断てる位置へ移動→突撃して挟撃させるとかなりの被害を与えられる。 ただし逃げる弓騎兵を追い過ぎると引き連れた騎兵が眼前の槍歩兵に絡め取られ被害が出やすいので早めに退く事。 プレイヤーが振り長柄持ちなら敵弓騎兵の隊列にお邪魔してTierの高そうな相手を叩き落としていくのもアリだろう。 厄介な騎兵を減らしてしまえば、後は歩兵をぶつけ弓兵で支援すれば自ずと勝利出来るだろう。 逆にこちらがクーザイトとして戦う場合、突撃が非常に強力な騎兵や低Tでも比較的火力が高い弩兵を多数擁するヴランディアは「ネレッツェスの愚行」で大敗している通りに脅威。 そして何よりも機動力を生かせない森林地帯・村といった地形は、騎乗ユニット主体のクーザイトにとって最大の敵。 敵軍が傾斜の激しい丘の上や山頂付近に布陣された場合は攻め込む騎兵の速度や突進力が殺され、 木が密集する森林の中に布陣されると方向転換もままならず、接近してくる敵歩兵にボコボコにされる。 更に橋や村等の横幅が狭くなりがちな地形では、先行して後退する弓騎兵の大部隊と前進する他部隊とが衝突して全体の身動きが取れなくなり、 大乱戦の中歩兵・弓兵に一方的に狩り取られてしまう事もしばしば。 共闘するにせよ対峙するにせよ、上記の地形が戦場となる場合は気を付けたい。 敗戦明けの復帰後は機動力と火力こそあるものの全体的に打たれ弱い。 弓騎兵を自ら指揮して敵戦力を削り、その上で歩兵をぶつけて損害を抑えつつ育成していくと良。 成長した歩兵は弓兵もしくは純騎兵に転化させていくと安定する。 なおこれが敵だと、騎兵の割合が最初から多い為にマップでの部隊移動速度が異常に高く、捕捉が非常に困難になる。 味方を複数部隊で包囲して各個撃破し、蜘蛛の子を散らすように素早く撤退する様は、プレイヤーにとってストレスとなること間違いない。 アセライ 南方の砂漠地帯を活動地域とする、スルタンとエミールによる支配地域。 文化モデルは中東アラビア文化圏全般。 帝国との関係性も考えると地中海南岸以南のアフリカ諸部族も参考にしていると思われる。 また設定によるとカルタゴやリビア人といった古代のアフリカ諸都市国家も関係しているようだ。 「ネレッツェスの愚行」では帝国より銀の支払を対価として参戦を要請されると、 アセライ部族バヌ・サルラン出身の若者ニムルが血気盛んな若者達を率いてスルタンのウンキッドに参戦を求め、ウンキッドはこれを許可。 緒戦でヴランディア騎兵に敗れるものの、増援にきた帝国騎兵隊と共に反攻し態勢を立て直す。しかしその間に帝国本陣が陥落した事で終戦となる。 結果敗戦国となったが、帝国皇帝の采配が愚かなだけでアセライの戦士は見事に戦ったと評価する者が多く、指揮官だったニムルは戦後一躍英雄となる。 しかし元々傲慢な性格だったニムルは戦後更に増長。遂にはバヌ・キルド族出身の未婚女性に手を出し、これが引き金となって部族間抗争が勃発。 その後バヌ・キルドの民が報復としてニムルを拉致・惨殺した事で対立は頂点に達するが、スルタン・ウンキッドの調停により辛うじて内戦は回避される。 表向きは平穏を取り戻したものの、バヌ・サルランとバヌ・キルドの関係は最悪のままで、他のアセライ部族間に不安の種を撒く事に。 また戦後帝国から参戦対価の銀が支払われず、ウンキッドも後に参戦を悔やむ程の損失を出したため、帝国との関係も冷え込む事となる。 アセライ文化の兵の特徴 各兵科ツリーがバランス良く、一人の兵士になんでも武装を持たせているのが特徴。帝国文化と同様、単一文化兵で固めたい人にはオススメ。 弓騎兵を含めほとんどの兵士が盾を装備しているため、遠距離防御力もそこそこ。 T4以降の盾歩兵は剣・盾・槍・投槍を装備しており、対騎兵は比較的強くまた遠近両用で使い勝手は良いが、斧やメイスを持たない分混戦での振り負けが多く対歩兵戦は苦手。 一方T2から盾歩兵を経てT3で斧兵に分岐。いきなりT5両手斧を振り回し殲滅力は高いものの、防御面は弱いため盾歩兵と混成しての運用が必須。 弓兵はTier3以降と遅いものの比較的良質な弓を装備し、更にT5では弓兵ユニットで唯一最高ランクの貫きの矢を2筒装備する。 一般兵科弓兵の中では最高の火力と継戦能力を持ち、数を揃えればバッタニア・フィアンにも十分対抗し得る。 貴族兵のアセライファリスは騎乗散兵。 即死級の投擲攻撃の他、トップクラスの騎馬機動力が生み出す騎馬突撃(T6のみ)を併せ持つ、高水準かつバランスの取れた性能。 ただし最初は敵軍周辺を旋回して投擲に終始し、投槍を投げ切るまで積極的に近接攻撃をしない為、 歩兵や弓兵等への攪乱に長けている反面、カタフラクトやバナーナイト等のような突撃による戦列破壊は期待しづらい。 またT4までは装甲が薄い事に加え、T6になっても盾のサイズが他の騎兵と比べかなり小さいため敵の射撃が通りやすく、 投槍の為に敵周辺で減速・旋回してウロウロする間にダメージを蓄積させ、純騎兵として機能する前に倒れてしまう事も割と多い。 致命的な欠点として投槍を持ち替えて歩兵戦列へ突撃することが思いのほか多く、まともな殲滅力も発揮しないまま勝手に倒されに行ってしまう。 通常兵科の重弓騎兵と混成する、もしくは射撃禁止の上で他の純騎兵と混成して運用すると比較的安定するかもしれない。 敵で登場すると周囲を引っ掻き回す様が厄介この上ない割に自軍での扱いが難しいという、非常にクセの強いユニット。 NPCの戦闘スタイルは、弓騎兵が散兵を仕掛けつつ他兵科が前進し、乱戦に入るとアセライファリスが投擲で撹乱しつつ突撃してくる。 想定戦場が砂漠や平野であること、馬の機動力が高いことから追いかけても逃げ、射掛けても避け、と対処は非常に困難。 歩兵は盾持ちを最初に繰り出し、その後殺傷力の高い斧兵を次々と投入してくる為、歩兵同士の戦いは射撃支援が無いと消耗戦を強いられる。 遠距離攻撃・盾役部隊の布陣を整え、まず弓騎兵やアセライファリスに惑わされずじっくりと迎撃し、 かつ歩兵戦列は斧兵が多いアセライ歩兵との接敵を極力避けつつ遠距離兵で削り取っていく、等、 プレイヤーの総合的な戦術の腕が求められる勢力で、特に開幕緒戦の精鋭部隊との戦いは対クーザイト以上に難易度が高い。 弱点として、帝国が即戦力型であるならアセライは大器晩成型。 アップグレードを重ねある程度尖ったスキル値構成になるT4までは全体的に装甲も火力も心許ない。 唯一の強みとしてT2から槍を装備している点が挙げられるが、マムルーク兵はまだしも部族民は片手武器の威力18、盾のサイズは極小と壊滅的。 また騎兵も足の速さ以外の取り柄がなく、スキル値が低いため打点が低い。 使い勝手が良くなるのは、強いて言えば高火力な弓兵、歩兵隊列の隠し玉となる斧兵に分岐可能となるT3以降。 盾歩兵や騎兵は装甲がある程度充実するT4以降と更に遅くなるので、まず弓兵を温存しつつ歩兵・騎兵の優先順で整備していくと安定する。 敗戦明けの復帰後は騎兵こそ若干多いが、前述の理由により他国と比較して戦闘力が低い。 こちらが相手する場合、斧兵の対処さえ気を付ければ被害もなく勝てるだろう。 一方プレイヤーが敗戦した場合、一度崩されると立て直しに時間を要するのが難点。 内地でT4の兵を採用できればぐっと楽になるが、アセライ兵科縛りで無いならば、後述の多国籍編成で復帰直後の脆さを補いつつ戦力(特に弓兵)を温存・育成する事も考慮したい。 お勧め編成例(Ver1.03) 帝国+ヴランディア+バッタニア 西方における一例。弓騎兵の欠如を徒歩遠隔の量と火力で補う。 ヴランディア弩兵とバッタニア貴族兵をそれぞれ両翼に展開して十字砲火で敵を削り、弱ったところで帝国歩兵とヴランディア騎士の突撃で粉砕するのが理想的。 騎兵への対応力を上げたいならバッタニアの一般ツリーからオースウォーンや古参ファルクス兵を入れると、新兵の人的リソースを効率的に使用できる。 なおクロスボウと弓とで隊を分ける際は、盾装備を条件設定すると比較的綺麗に分割できる。 ただし効果のある指揮官パークは異なるので、任命する隊長のスキル値とパークには注意。 帝国+クーザイト 東方における一例。 クーザイトから弓騎兵・弓兵を採用して殲滅力を確保し、帝国からは騎兵・歩兵を採用し耐久力を高める。領地の地理的にも近い効率的な組み合わせ。 敵にも騎兵の多い地域なのでクーザイトの平民からも槍兵を入れるか、そもそも歩兵を入れないという選択肢もある(精鋭カタフラクト+ハン近衛兵)。 但し後者は低Tier育成から始めるとなると、アップグレード用軍馬の供給量がネックとなる。T4以上の捕虜を確保しておく方が補充が利きやすい。 帝国+アセライ 南方における一例。 アセライの欠点である低~中級tierの弱さを早期から強い帝国で補う編成。帝国からは消耗しやすい歩兵や騎兵を、 アセライからは弓兵や弓騎兵を中心に採り入れると良いだろう。 東側(南帝国~アセライ)ならクーザイトの領域も近いので特に弓騎兵を取り入れたい。 西側(アセライ~ヴランディア)はヴランディア領に少々アクセスしづらいのが難点。 バッタニア+スタルジア 北方における一例。 防御に長けたスタルジアの盾壁で敵を受け止め、バタニアのファルクス兵と貴族弓兵の攻撃力で殲滅する。 想定されうる敵も歩兵強国が多い地域で歩兵の消耗が予想される。スタルジア兵の育成は可能な限り盾歩兵を採りたい。 周辺地域では山岳地帯や森といった騎兵にとってやりづらい地形が多く、対クーザイト以外ではそこまで必死にそろえる必要はない。 ある程度支配領域が広がってきた場合、騎兵は数をそろえやすいカタフラクト中心にするとよい。 近接主義編成(歩兵+騎兵) 殴り合いには数が物を言うため、遠隔兵を減らすことで近接での数的有利を取り、各個撃破する編成。 とにかく貴族騎兵をいっぱい揃え、おまけとして敵歩兵隊と殴り合いできる程度の歩兵隊をそろえる。 貴族騎兵は比較的多くの地域で採れ、歩兵は畑から取れるため地域の影響を受けにくい。 開戦したらすぐに敵弓騎兵と敵騎兵をこちらの騎兵の数の有利で始末し、そのまま敵弓兵のかく乱および敵歩兵隊の分断をしつつ歩兵隊をぶつけて殲滅する。 攻城戦ではしっかり介入しないといつまでもはしごを倒されて突破できない場合もあるが、一度突破さえしてしまえば近接兵の多さでスムーズに掃討が進む。 大量の騎兵に押しつぶされたり敵歩兵の津波に飲まれるといった事態にはなりにくいが、十字砲火などに比べると兵に犠牲が出がちなので注意。 遠隔主義編成(弓兵(&弓騎兵)+騎兵) 騎兵を対騎兵に対する減速装置&敵弓兵の的として運用する誉も減ったくれもない編成。 基本的には鶴翼に展開した弓兵がすべてを十字砲火で殲滅し、歩兵との接近戦を騎兵の陽動も駆使して全力で回避する。 弓兵は必ずしもフィアンである必要はなく、馬や採用時間に余裕があれば弓騎兵を組み込むとより機動防御のような動きができるため楽になる。 欠点として雑な指揮ではすぐ壊滅する点と、攻城戦での決め手に欠ける点が挙げられる。 さらにMountでもなければBladeでもない 全 兵 貴 族 兵 (フィアン(弓兵)、ドルジーナ・カタフラクト・バナーナイト(騎兵)、ハン近衛兵(弓騎兵)) 理論上は最強の編成。これで大軍を編成出来るようになればカルラディア統一も間近である。レザリッド教官もご満悦 更に絞り込むなら、フィアン闘士・精鋭カタフラクト・ハン近衛兵のみならなお強い。 アセライファリスは投擲禁止の上で純騎兵としての運用ならば一考の余地あり(そもそも騎乗散兵は戦果の割に死傷率が高いのが難点)。 基本的な運用としては騎兵で相手の攻撃を受け止め、ハン近衛兵で敵歩兵の注意を分散しフィアン闘士とともに矢の雨を浴びせる。 問題は補充の面倒さ。全て徴兵だけで数を揃えるのは現実的ではないので、被害を抑えるよう指揮するか、捕虜で予備をキープしておくか。 それても被害が出てジリ貧になってしまうならば、賊からの転向で軍馬を必要としないフィアン・バナーナイトに集中させたい。 特に弓兵・騎兵に特化した国に対しては苦戦を強いられる。 つまりフーザイトが天敵…? - 名無しさん (2022-01-04 02 38 42) 弓兵最強のフィアンが揃えばそうでもない、むしろ脆いフーザイトとかカモ。 エリート兵が初期配置されてる分か賊からのアプデくらいしか無かった頃の話だな - 名無しさん (2022-01-10 21 38 40) ハーン、ハン、カンとみんな呼び方に統一感無さ過ぎなんよ - 名無しさん (2022-11-18 00 35 24) 貴族兵の運用がほぼ言及されてないとか随分前のバージョン前提のままだったので、とりあえず1.7前提で。 - 名無しさん (2022-01-08 14 03 55) 最近復帰してウラシマ状態だったから助かる - 名無しさん (2022-01-17 20 22 31) 何度かカスタムマップとキャンペーンで確認したが、帝国の上位Tier歩兵、ピルムとか持ってくるけど投げなくなった。恐らくだが、1.7で陣形システムやらいろいろ変わったせいでAIの相性が悪くなった可能性。 - 名無しさん (2022-01-18 00 32 26) あとカタフラクトを筆頭に両手武器騎兵が結構な頻度で盾剣で戦うようになった?自分が前進コマンドで接敵してるからかもしれないけど・・・・ - 名無しさん (2022-01-24 09 33 49) 突撃だと突撃ぶき - 名無しさん (2022-01-24 22 16 37) 失礼、突撃武器優先になるらしいからな、なるほど上手い運用だ>前進で接敵 - 名無しさん (2022-01-24 22 18 24) ただ帝国以外だと死技になる。特にウランジアは肩当が最高Tにならないと持ってこないからカタログスペックよりも遥かに柔らかい状態で殴りあうからすぐ死ぬ。騎兵が集団で団子になって動かなくなるから、歩兵戦列が強靭じゃないと肝心な時に使えない。 - 名無しさん (2022-01-25 10 55 33) てかアセライがウランジアと互角に戦えるほど騎兵戦力が充実して怖い。例外なく飛び道具を騎士が持ってくるから、単純な突撃だとあしらわれるし、集団になると弓と投槍でハチの巣になる。そして数をウランジア並みに揃えてくる。そして実は上半身はウランジアより硬くて帝国並み。。。 - 名無しさん (2022-01-25 11 04 10) NPCとしては最強文化だと思う、フーザイト並みの物量の騎兵で足が速くて弓兵が翻弄されて、投げやりがあるので陣地工夫しても厳しい。弓騎兵はフーザイトほどではないけどそこそこいて足が速いのでやはり弓兵との打ち合いに強い…歩兵もかなり強くて弓兵が機能しないので両手武器の歩兵が大暴れしてこっちの歩兵が壊滅してる。各兵科の特性がかみ合いすぎててつらい。 - 名無しさん (2022-02-05 16 46 11) アセライ文化が - 名無しさん (2022-02-05 16 46 48) あとアセライは北への進攻経路が限られてて、一方からだとほぼ全戦力を1000人規模の1~2個大隊で向けてくるから地理的にもかなり厄介。ゲリラ戦で各個撃破して兵の質落としたり捕虜を逐一投獄して頭数減らしたりする戦術取らないとキツい。 - 名無しさん (2022-02-17 13 38 33) 全員処刑してアセライ滅亡するまでどれくらい掛かるかやってるけど50人ぐらい処刑してもまだ30人ほど残ってるから王国構成クラン員は約80人ってところ - 名無しさん (2022-02-17 21 02 38) シングルプレイのカスタムゲームで、文化毎の歩兵500vs500の突撃のぶつけ合いでどちらが勝つか検証してみたら「帝国の軍団兵」が一番強かったです。(北方重斧兵もバタニア貴族両手剣やどの両手武器兵も敵わんかった) - 名無しさん (2022-02-22 07 05 37) 他の状態で検証はしてないですが強い! - 名無しさん (2022-02-22 07 10 49) 装甲は最強だし、攻撃力も帝国メイスもってくるので対装甲能力も高い。欠点は対騎馬が乏しいぐらい。ピルムの位置づけが少々迷走してることと維持費を除けば、だが。 - 名無しさん (2022-02-24 11 33 02) 帝国兵のピルムは、F4キーで投擲指示出来るようになってほしい(初期状態だと投げない)。横隊組んだレギオン兵が一斉に投擲する光景がかっこよさそうなので、運が良ければ盾が連続して割れる音が聞こえるかもしれない(このゲームの盾って固すぎる?)。 - 名無しさん (2022-02-27 02 09 23) ここ、勢力のページと内容が被ってる部分があるので整理したさあります。ロア(ストーリー設定)とゲームシステム的な内容で分けるとか、いっそ「各国の特徴」に統合してあんまり動きのない「勢力」側をポータルページみたいにしちゃうとか。 - 名無しさん (2022-03-24 20 35 12) 勢力ページの記述は内容が薄いし、各国の特徴ページに統合か削除でも良いと思う。小勢力の記述を持ってくるぐらいかなぁ。 - 名無しさん (2022-03-24 23 45 53) あぁ、でも、小勢力の記述も貴族の項目に載ってる文章そのままだ。消していいんじゃないかなぁ… - 名無しさん (2022-03-25 01 14 15) カスタムバトルで何回も戦ってみたけど、プレイヤー側の方が同じ構成でも何故かほぼ優勢になる。 - 名無しさん (2022-05-14 03 05 28) 軍団兵100(プレイヤー)vsマルムーク宮殿衛兵100(AI)で5回やってみると、大体6 4ぐらいの死傷率で軍団兵が勝ち、軍団兵とマルムークをそっくりそのまま交換してまた5回戦わせてみると、今度はマルムークの方が6 4ぐらいの死傷率で勝つ。 - 名無しさん (2022-05-14 03 07 31) 場所は障害物がない平らな砂漠。ゲーム開始すぐにどの構成も突撃のみ指令して放置してる。 - 名無しさん (2022-05-14 03 09 03) 場所は障害物がない平らな砂漠。ゲーム開始すぐにどの構成も突撃のみ指令して放置してる。 - 名無しさん (2022-05-14 03 08 50) 隠れ優秀兵としてアセライ隊商護衛兵(ベテランじゃない方)は両手150とスタルジアの両手斧兵と同率2位のスキルから敵を薙ぎ払ってくれる、しかもTier4でちょっと安い 防具がありえないくらい貧弱だけど - 名無しさん (2022-06-08 23 10 04) 獣の皮はもう被らなくていいから両手槍突撃兵復活して欲しい - 名無しさん (2022-07-17 20 46 25) 最近の大きな変更。帝国=宮殿護衛兵が念願の矢束2本 スタルジア=歩兵の防具が全体的に強化 ヴランディア=平民騎兵がT3から - 名無しさん (2022-07-23 13 14 01) 最近歩兵は帝国よりヴァリャーグにするようになったな。スタルジア領西側だとかなり集まりやすい。攻城戦前にドルジーナや闘士にして歩兵としての戦闘力を大幅に上げて、占領後は常駐させてまたヴァリャーグ徴集、て感じ。 - 名無しさん (2022-08-26 17 10 53) 初心者の方へ - 名無しさん (2022-08-30 04 41 29) 初心者の方へ とりあえずバタニアフィアン闘士そろえてください。最強なので。 射線の前を歩兵や騎兵が遮らないようにしてあげてください。歩兵は精鋭メナウトリアンやアセライ斧兵など良手吹きぶん回す系が強つよつよです。が、盾を構えて相手の矢をガードするのも歩兵の仕事ということをお忘れなく。両手武器の歩兵ではシールドウォールできません。騎兵は貴族でそろえておけばどこでもいいと思いますが、精鋭カタクラフトが鬼固いです。弓騎兵はハーン近衛兵が極上ですが、確保しづらいので無理しなくても。弓騎兵を運用する場合は敵を弓と弓騎兵でサンドイッチして防御できないようにしてあげてください。勝手に突撃してきて全滅します。 - 名無しさん (2022-08-30 04 48 30) 盾兵使うなら歩兵は帝国よりスタルジアのがよくなったか? - 名無しさん (2022-09-01 21 11 22) 堅さではややスタが上回るが歩兵は消耗が激しい。なんで補充し易さ考えると帝国に軍配があがるかと。 - 名無しさん (2022-09-11 20 45 53) 1.8から始めたから村でハン近衛だけ集めまくって戦闘楽だけど、前は村で貴族兵雇用できなかったのかな? - 名無しさん (2022-09-10 15 51 35) 雇用できることはできたんだけど条件が限られててな(NPCのパワーが有力以上)。おかげでプレイヤー以外の諸侯は最初の精鋭を使い果たすと新兵ばかりだった - 名無しさん (2022-09-11 20 44 43) 山賊からの変換バナーナイトは何故か戦争馬を消費しないみたい。おかげで邪心と統率の山賊強制雇用 昇格が一段と強くてありがたい反面一択になりがちなのが難点か - 名無しさん (2023-01-06 18 00 48) 確か賊最終段階のハイウェイランナー?で消費してた筈>戦争馬 - 名無しさん (2023-01-06 20 24 28) 今のバージョンだと乗用馬になってたわ。確かにこれはお得 - 名無しさん (2023-01-18 23 08 39) 久しぶりに見たら何か全体的に文章が稚拙になってない?十字射撃って - 名無しさん (2023-02-23 01 45 32) 間違いが多い。ネレツェス帝はバッタニアの奇襲で戦死してない - 名無しさん (2023-02-23 01 46 29) 指摘された箇所は軽く直したけど、まだ気になる点があったら編集よろしく - 名無しさん (2023-02-24 21 00 27) 矢筒2本でもバタニアフィアンとそれ以外では矢の本数が全然違うのね。バタニアフィアンは合計64あるけどそれ以外の弓兵は40とか48とかしかないから継続戦闘力が全然違う - 名無しさん (2023-04-20 07 53 03) 今更だけど、バッタニアフィアン闘士ってクソ強いよな。遠距離戦は言わずもがな、近距離戦でも両手剣の破壊力と硬さで普通に強いし、おっしゃる通り継戦能力も高いと全方位に高性能。野戦の騎馬対策さえなんとかすれば、これ一本でいけるぐらいの万能兵だと思う。 - 名無しさん (2023-07-23 11 37 47) どころか、数が揃ってしまえば矢衾 両手剣で騎兵すら殴り飛ばす…… - 名無しさん (2023-11-29 09 16 33) 1.0.3からアプデして辞典見てみたけど、結構兵の装備変わってるんだね。ハン近衛はまぁ強すぎたし多少柔らかくなるのも納得だけどスタルジアの弱体化ひどくない?ドルジーナもだけど槍兵の長所がマジで盾だけになってるような - 名無しさん (2023-05-06 18 28 43) デイ・コルテインとデイ・アルロマンク氏族の"これに「ネレッツェスの愚行」での経緯も加わって両家は現在対立関係にある。"ってソースどこにあるのかな?人物名ファイルの中にカラティルドの家督相続への干渉の話はあったと思うけど - 名無しさん (2023-07-15 18 44 09) 帝国軍団兵やメナウリ兵ってピルム投げないよね?射撃指示しても全く投げないけどこれやっぱ仕様?教えてくださいアイラ様 - ピルム投げない帝国さん (2024-01-07 21 42 20) スタルジアとアセライは全体的には長細い地形をしていて似ているのだけど、よく見るとスタルジアのほうが行き止まりが多いわ雪と森で行軍速度落ちるわでとにかく移動が面倒。せめてヴォルノバポール周りの地形は何とかならんかったのか… - 名無しさん (2024-01-14 01 11 36) 名前
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/2287.html
ホブゴブリン Hobgoblins ゴブリン類の中でも、一般的にホブゴブリンは最も文明的な存在であると考えられている。しかし無慈悲で破壊を好み、苛烈なために、彼らは相互に利益を分かち合う社会を作り出したりはしない。文化と社会全てにおいて武力が優先されており、向かうところどこでも争いを引き起こす軍国主義のホブゴブリンほどに戦闘に専念する種族はほとんどいない。 ホブゴブリンは、他のゴブリン類が持たない知性と教養を備える。バグベアと比較すると肉体的に劣ってはいるが、集団行動を効率的に行えるかという観点で見ればその弱点を克服する。それぞれの部族が町や村を襲撃する小さな軍隊を持ち、より大きな軍勢になろう、大都市から略奪しようという意志が働けば大軍を作り出す。襲撃者として放浪する者達のほとんどは、最終的には大きな武力や秩序だった軍隊、強力な冒険者の一団に根絶されてしまう。しかしときに、ホブゴブリンの司令官が複数の部族から参加したホブゴブリン部隊で構成される厳格に統制された大軍という考えに到達し、高度な技術を持ち高い防衛力を備えた敵に対してさえ戦争を仕掛けることがある。 自分の軍隊による征服や侵略による戦争の拡大だけでなく、ホブゴブリンは他の種族や文化をより好戦的にし、戦争狂いの実践者にしようとする。個々のホブゴブリンがしばしば、自分達を受け入れてくれる国際的な都市に一住人として融和することも多い。多くの場合彼らは暴力沙汰を孕む仕事や役割に就き、血の渇きを満たす。地下の犯罪組織で脅し屋として活動したり、闘技場の血に濡れた砂の中で奮い立つ戦士となったり、軍事組織の傭兵として雇われたりする。珍しいことだが、ホブゴブリンは将軍や為政者の軍師となることさえある。このような雇い主は、ホブゴブリンが生まれながらに持つ冷酷さと子供の頃から受けてきた厳しい訓練が、戦場で独自の優位性を持つことに気付いている。このような場合、ホブゴブリンの助言者は主人を戦争に駆り立てる方向に導く。望む結果になるのであれば、彼は嘘を吐いたり詐術を弄したりすることもためらわない。 ホブゴブリンは一般に魔法、特に秘術魔法に(“エルフの魔法”と捉えるために)慎重に対処する。代わりに、彼らは錬金術を好む。ゴブリンが火に取り憑かれているのにも似て、ホブゴブリンは投擲武器に傾倒した、破壊的な錬金術を実践する。 一般のホブゴブリンは平均的な人間よりも数インチ背が低い。しかし背の高さが低いことを、彼らは生まれながらの腕力で補っている。ほとんどのホブゴブリンは灰色の肌をしている。それは日光で長期間晒された後の、暗くなった苔の緑色に似ている。彼らはしばしば戦いで倒し支配下に置いた他の人型生物の服や防具を、自分達の長い腕や短い腕に合うように調整して身につける。 ホブゴブリンは6ヶ月の妊娠期間の後に生まれる。ほとんどのホブゴブリンは同時に1人だけ子を産むが、双子もいないわけではない。ホブゴブリンの母親は数週間だけしか乳児を育てないことが多く、それから子供は無理矢理親から離され、同世代の子供達と一緒に託児所で育てられる。ホブゴブリンの子供は人間と比べてかなり早く成長する。6ヶ月ほど経てばたいていの場合歩くことができ、ゴブリン語を話し、自活することができる。若年期のホブゴブリンはほんの数歳から軍事訓練を始める。このような厳しい状況はたくましい戦士を育て、生き残れない子供達は強力で有効な軍隊を造り上げるのに必要な対価と見なされる。 ホブゴブリンはほとんど老齢に至ることはない。通常、その戦いに明け暮れる生活のために戦場で命を落とすことになる。戦争という経験を生き延びたものは中年に至ると現役勤務から退職し、ホブゴブリン軍内の指導者的な役割に就くか、将軍の政治的な助言者となる。その場合にも、老齢に至ることによる弱体化は避けられず、地位の低いホブゴブリンに気付かれることになる。気付いたものは年長者の役割を奪おうと試みる。このような簒奪行為は暴力によらないことが多いが、戦争分野から追い出されたホブゴブリンは数年の内に体調を崩し、身体のどこかが動かなくなる前に死んでしまう。 全てのホブゴブリンが持つ暴力と破壊を好むため、その社会は真の能力主義だ。しかしその価値を認められなかったものにとっては厳しく危険なものだ。年齢、性別、家系にかかわらず、全てのホブゴブリンはその武力によって、まさに尊敬と権力を手に入れる。ホブゴブリンは大望を持ち、戦って戦争を拡散するという圧倒的な衝動に駆られるが、厳密な軍隊職以外の役割を持つもの――武器鍛冶、料理人、使者、操舵手、厩舎員など――は、ちっぽけな仕事でさえも大きな軍隊を機能させる重要なものだ、と理解される。権力と影響力を得られる地位を得たホブゴブリンはその価値を証明し続けなければならず、わずかでも弱みを見せたが最後、後ろに控える次の人物によって食い物にされてしまう。総じて、軍隊とホブゴブリン社会は常に可能な限り最も強力で最も効果的であり続けるのだ。 種族として、ホブゴブリンは居住区を持続させ安定した文化を築く能力を持つ――彼らは自分達の要求を満たすためであれば、自分達より弱いものを抑圧する方が簡単で効果的だと信じているに過ぎない。ホブゴブリンは(他のゴブリン類も含めて)他の人型生物全てよりも自分達が優れていると考えている。彼らは他の種族を奴隷として扱う。このような奴隷は酷く扱われ、曲がり錆び付いた武器よりも価値のないものとして扱われる。捕らえられた敵の戦闘員がホブゴブリンの軍隊の一員として働かされることは非常に稀なことだ。ホブゴブリンは自分の種に対する忠誠心を尊ぶのである。征服した種族の中に自分達が作るものよりも有益なものを見出せば、ホブゴブリンは簡単に文化的な革新を起こす。既にそこにあるのに、なぜ新しいものを作るというのだろう? ホブゴブリンの完全なデータは Bestiary の該当する項目に掲載されている。 新ルール New Rules 以下の項では、ホブゴブリンが好むアーキタイプや装備、いくつかの特技を掲載している。 ホブゴブリンのアーキタイプ Hobgoblin Archetype 以下のアーキタイプは、破壊能力を最大化したいと思うホブゴブリンのアルケミストの中では一般的なものだ。 擲弾兵(アルケミスト) Grenadier 擲弾兵は、例え変異薬の影響を受けていない場合でさえも、戦いの真っただ中に身を置けるようにする能力を鍛える。彼らは武器攻撃と錬金術魔法を組み合わせる方法を学び、毒の技術を犠牲として錬金術爆弾や錬金術アイテムを武術と併用できるようになる。爆弾や錬金術を素早く扱う技術という特殊な効果は、副次効果として擲弾兵にポーションやエリクサー、変異薬を素早く飲み、悪影響を受けない能力も与える。擲弾兵は以下のクラス特徴を持つ。 軍用武器習熟/Martial Weapon Proficiency:1レベルの時点で、擲弾兵は軍用武器1つを選び、それに習熟する。この能力はポーション作成を置き換える。 錬金術武器(超常)/Alchemical Weapon:2レベルの時点で、擲弾兵は移動アクションにより、武器1つや矢弾1つに害を与える錬金術の液体や粉末(錬金術の火やくしゃみ粉など)1回分を注入することができるようになる。このアクションは錬金術アイテムを消費するが、その武器に効果を移す。錬金術アイテムはその武器で次に攻撃したクリーチャーに完全な効果をもたらすが、飛散、拡散、その他追加の目標に効果を及ぼすことはなく、特に飛散した飛散武器が持つ別の効果による利益も得られない。この追加ダメージはクリティカル・ヒットで増加しない。錬金術効果は武器に害を及ぼすことはなく、効果を与えられて1分が経過する間に攻撃が命中しないとその効果を失う。また、新しい錬金術アイテムを注入すると、この能力で以前に与えていた錬金術の液体や粉末による効果は失われる。6レベルの時点で、擲弾兵は錬金術武器能力を即行アクションで使用することができるようになる。15レベルの時点で、この能力はフリー・アクションで使用できるようになる。この能力は毒に対する抵抗を置き換える。 精密爆弾(変則)/Precise Bombs:2レベルの時点で、擲弾兵はボーナス発見として精密爆弾の発見を得る。この能力は毒の使用を置き換える。 指向性爆弾(超常)/Directed Blast:6レベルの時点で、擲弾兵は中心から半径20フィートではなく、20フィート円錐形に飛散するように爆弾を爆発させることができるようになる。この円錐形は擲弾兵を起点とし、使用者が選択する方向に拡散する。擲弾兵は円錐形内のマスにいるクリーチャー1体を爆弾の目標として指定する。そしてそのクリーチャーに対して攻撃ロールを行う。それ以外の円錐形内のマスにいるものは飛散ダメージを受ける。擲弾兵が爆散爆弾の発見を持ち、指向性爆弾を投擲したならば、飛散ダメージを与える円錐形は20フィートではなく30フィートとなる。この能力は即行毒と置き換える。 よろめき爆弾(超常)/Staggering Blast:10レベルの時点で、擲弾兵の爆弾は爆発するときに特に圧倒的なものとなる。擲弾兵が爆弾でクリティカル・ヒットを確定させた際、その爆弾が直接命中したクリーチャーは1d4+1ラウンドの間よろめき状態となる。頑健セーヴィング・スロー(DCは爆弾の飛散ダメージを避けるために行う反応セーヴのDCに等しい)に成功すれば、この持続時間は1ラウンドで済む。この能力の効果は霜爆弾のよろめき状態効果と累積するが、《よろめき化クリティカル》特技とは累積しない。爆弾がさらにクリティカル・ヒットすれば、それまでに持続している効果に持続時間を追加する。この能力は毒に対する完全耐性と置き換える。 ホブゴブリンの特技 Hobgoblin Feats ホブゴブリンの軍人は、影響力や策略、妨害工作などで戦争を広げようとする種族の一員でもある。彼らはしばしば以下の特技を修得する。 《気合の行軍》 Motivated March 何年もの間、奴隷や兵士をけしかけて持久力の限界を超えた強行軍をさせ続けてきたことで、君は卓越した監督官となった。 利益:陸路を移動する際、君と君のキャラクター・レベルの10倍までの仲間は、強行軍によって受ける非致傷ダメージを半分に減少させる。この特技の利益を受けたキャラクターは君の【魅力】修正値(最低1)毎に1時間の間、強行軍による疲労状態になる影響を遅らせることができる。この効果で疲労状態になることを遅延させたクリーチャーは、時間が経過すると疲労状態になる代わりに過労状態になる。 《軍隊魂》(戦闘、チームワーク) Spirit of the Corps 君は仲間の戦士に感銘を受ける。共に行う訓練とひたむきに行動することが、君に戦場での勝利を与えてくれるだろう。 利益:特定の種別のダイス・ロールに士気ボーナスを与える呪文や効果を受けている仲間(訳注:この特技を持つ仲間)が10フィート以内にいる限り、その効果時間の間、君はその種別のダイス・ロールに士気ボーナスを得ることができる。例えば、この特技を持つ仲間がヒロイズムの効果を得ているなら、この呪文の効果時間の間、セーヴィング・スロー、攻撃ロール、技能判定のいずれか1つに+2の士気ボーナスを得ることができる。君はこの特技を1ラウンドに1回だけ使用することができるが、呪文や効果毎に1回だけしか適用することはできない。 《ゴブリン類の指揮官》 Commander of Goblinkind 君は自分の指示にゴブリン類を従わせるために、冷酷さと悪意を用いる。 前提条件:【魅】13、ホブゴブリン。 利益:君は他のゴブリン類に対する〈知識:地域〉判定と【魅力】基準の技能判定に+5の技量ボーナスを得る。君が《統率力》特技を修得しているなら、(ゴブリン類)の副種別を持つ従者と腹心を得る際、君の統率力値は2高いものとして扱われる。 《司令官の家系》 Bred Commander 君は長く続く、非情な将軍や軍師の家系に属している。その結果、君の指揮下にある軍隊を敗走させるのは難しい。 前提条件:ホブゴブリン。 利益:Ultimate Campaignの4章に掲載された大規模戦闘ルールを用いて指揮官となったなら、軍隊の士気判定を行う際に君の【魅力】修正の代わりにクラス・レベルを加えてもよい。 《戦争志向》 Warmonger 君は助言する相手や敵対する相手に、戦を駆り立てることに熟達している。 前提条件:【魅】13、ホブゴブリン。 利益:君はクラス技能として〈交渉〉と〈はったり〉を得る。加えて、他のキャラクターに他のクリーチャーや集団に対して攻撃させたり戦争に向かわせたりするために行う〈交渉〉もしくは〈はったり〉判定に、+4の技量ボーナスを得る。 《連続挑戦》 Chain Challenge 君は敵を薙ぎ倒し、繰り返し勝利を喰らう。そして戦場に熱風を引き起こす。 前提条件:“挑戦”のクラスの特徴、キャラクター・レベル7。 利益:“挑戦”能力の目標が死亡状態あるいは気絶状態になったなら、君は割り込みアクションとして30フィート以内にいる目標1体に新しい“挑戦”を仕掛けることができる。このアクションは最初の“挑戦”の目標が倒れた時に即座に使用しなければならず、君がその時に割り込みアクションを使用できない場合に後で使用することはできない。この特技で新しい“挑戦”を仕掛けた場合、この“挑戦”は君の1日の“挑戦”の使用回数には数えられない。君は【魅力】ボーナス(最低1)に等しい回数まで、最初の“挑戦”の後に連続して“挑戦”をつなぐことができる。 ホブゴブリンの装備 Hobgoblin Equipment ホブゴブリンは戦いで役に立つ装備を使う事を好む。その中には、ホブゴブリンのアルケミストや工兵用に専門化された以下の装備品も含まれる。 信号ロケット Signal Rocket 市価 100GP;重量 3ポンド 君はこのロケットを使用して、遠くから軍隊に単純な音と視覚による信号を伝達することができる。大規模戦闘で使用すると、信号ロケットは指揮官に通常よりも高い成功度で戦略の記録を変更することができる。司令官が自分の軍隊の戦略の記録を1ステップより多く変更する際に信号ロケットを発射すると、指示を実行するための士気判定に+5の状況ボーナスを得る。このアイテムを作成するには、DC15の〈製作:錬金術〉判定に成功しなければならない。 熱情ジュース Fervor Juice 市価 50GP;重量 ― この嫌な味のする錬金術で作られた混合飲料は、飲んだものを短い時間凶暴にする。これは凶暴性共通モンスター能力として機能し、この液体を飲んでから1時間の間持続する。このアイテムを作成するには、DC20の〈製作:錬金術〉判定に成功しなければならない。 爆弾投擲具 Bombchucker 市価 12GP;重量 1ポンド この曲がった編みかごは片方の手に、手袋のように身につける。このかごは長さ2フィートほどで一定に曲がっており、使用すれば投擲飛散武器を信じられない速度で遥か遠くまで射出することができる。爆弾投擲具を使用すれば、あらゆる投擲飛散武器の射程単位は10フィート増加する。爆弾投擲具に装填するには片手が空いていなければならず、爆弾投擲具を身につけている手を他の目的に使用することはできない。爆弾投擲具を爆弾クラス特徴で作られた爆弾を準備したり投擲するために使用することはできない。 錬金術スリング・ブリット Alchemical Sling Bullet 市価 5GP;重量 1ポンド ホブゴブリンのアルケミストが同僚に身につけさせるこの球状のガラス瓶は、それぞれ錬金術飛散武器1回分を満たすことができる。これにより、それらをスリングの矢弾として使用することができる。命中すると錬金術スリング・ブリットは砕け、中の錬金術薬品が目標に効果を及ぼす。これは飛散武器のダメージのみを(もしあれば)与え、スリング・ブリットが命中したことで通常与えるダメージは適用されない。この攻撃は通常のスリング・ブリットとして行われ、目標の(接触ACではなく)通常のACを用い、スリングの射程を用いる。錬金術スリング・ブリットは目標に隣接するマスに飛散ダメージを与えない。目標に命中しない場合、錬金術スリング・ブリットと内容物は破壊され、他のマスに被害が及ぶことはない。 錬金術スリング・ブリットに内容物を満たすのは標準アクションであり、機会攻撃を誘発する。さらに錬金術アイテムを自分にかけないように、使用者はDC15の〈製作:錬金術〉か〈手先の早業〉判定に成功しなければならない。判定に失敗すると、飛散武器は使用者のマスではじけ、このアイテムが使用者に命中したかのように扱う(隣接したマスへの飛散効果も発生する)。 ホブゴブリンの例 Example Hobgoblins ホブゴブリンの監督官 Hobgoblin Overseers わずかな権限を与えられたこれらの下士官や戦場熱狂者は、12人未満の兵士に指令を出し、管理する。 ホブゴブリンの戦場熱狂者 CR2 Hobgoblin Battlefield Zealot XP 600 ホブゴブリン、2レベル・クレリック/1レベル・ファイター 秩序にして悪/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +2;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+2 防御 AC 16、接触12、立ちすくみ14(+1盾、+2【敏】、+3鎧) HP 25(3HD;2d8+1d10+6) 頑健 +7、反応 +2、意志 +5 攻撃 移動速度 30フィート 近接 バスタード・ソード=+4(1d10+2/19~20) 遠隔 ライト・クロスボウ=+4(1d8/19~20) 特殊攻撃 負のエネルギー放出3回/日(DC13、1d6) 領域の擬似呪文能力 (術者レベル2;精神集中+4) 5回/日―戦の激怒(+1)、筋力招来(+1) 準備済みのクレリック呪文 (術者レベル2;精神集中+4) 1レベル―キュア・ライト・ウーンズ、サンクチュアリ(DC13)、シールド・オヴ・フェイス、マジック・ウェポン(領) 0レベル(回数無制限)―ヴァーチュー、ガイダンス、ステイビライズ、ライト (領) 領域呪文;領域 戦、力 一般データ 【筋】14、【敏】14、【耐】15、【知】8、【判】15、【魅】10 基本攻撃 +2;CMB +4;CMD 16 特技 《エネルギー放出強化》、《強打》、《戦闘発動》 技能 〈隠密〉+5、〈呪文学〉+3、〈製作:錬金術〉+3、〈治療〉+10 言語 共通語、ゴブリン語 戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ、スクロール・オヴ・コーズ・フィアー(3)、ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(35チャージ)、錬金術師の火(4)、足留め袋(2);その他の装備 高品質のスタデッド・レザー、バックラー、バスタード・ソード、ライト・クロスボウとボルト20本、治療用具、銀製の邪印、呪文構成要素ポーチ、228GP 熱狂者は魔法を使って仲間を補助し、治療を行う。彼らは仲間を健康にして頑強さを保てば、より強力な軍隊になることを知っている。 ホブゴブリンの下士官 CR2 Hobgoblin Sergeant XP 600 ホブゴブリン、3レベル・ファイター 秩序にして悪/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +2;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+2 防御 AC 17、接触12、立ちすくみ15(+1盾、+2【敏】、+4鎧) HP 33(3d10+12) 頑健 +6、反応 +3、意志 +3([恐怖]に対して+1) 防御能力 武勇+1 攻撃 移動速度 30フィート 近接 高品質のロングソード=+6(1d8+2/19~20)またはフレイル=+5(1d8+2) 遠隔 高品質のロングボウ=+6(1d8/×3) 一般データ 【筋】15、【敏】14、【耐】16、【知】13、【判】10、【魅】8 基本攻撃 +3;CMB +5;CMD 17 特技 《気合の行軍》*、《強打》、《薙ぎ払い》、《鋼の意志》 技能 〈威圧〉+4、〈隠密〉+7、〈騎乗〉+7、〈知覚〉+2、〈登攀〉+7 言語 共通語、巨人語、ゴブリン語 その他の特殊能力 鎧修練1 戦闘用装備 ポーション・オヴ・ブルズ・ストレンクス、錬金術師の火(2)、まきびし、発煙棒;その他の装備 高品質のチェイン・シャツ、高品質の木製ライト・シールド、フレイル、高品質のロングボウとアロー20本、高品質のロングソード、187GP 下士官は多才な戦士だ。彼らは近接戦も遠隔戦もこなし、軍の一般兵を率いるほどに厳格でもある。 ホブゴブリンの指揮官 Hobgoblin Leaders 歴戦の戦士はホブゴブリン部隊の指揮官になる。部隊を鼓舞するものもいるが、ほとんどが鞭でせき立てる。 ホブゴブリンの副官 CR4 Hobgoblin Lieutenant XP 1,200 ホブゴブリン、5レベル・レンジャー 秩序にして悪/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +2;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+9 防御 AC 17、接触12、立ちすくみ15(+2【敏】、+5鎧) HP 47(5d10+15) 頑健 +8、反応 +7、意志 +3 攻撃 移動速度 20フィート 近接 高品質のシックル(×2)=+8(1d6+3) 遠隔 ロングボウ=+7(1d8/×3) 特殊攻撃 戦闘スタイル(“二刀流”)、得意な敵(エルフ+2、人間+4) 準備済みのレンジャー呪文 (術者レベル2;精神集中+3) 1レベル―リード・ブレーズ、ロングストライダー 一般データ 【筋】16、【敏】15、【耐】16、【知】10、【判】12、【魅】8 基本攻撃 +5;CMB +8;CMD 20 特技 《持久力》、《二重斬り》、《二刀流》、《武器熟練:シックル》、《迎え討ち》 技能 〈威圧〉+7、〈隠密〉+12、〈軽業〉+5(跳躍は+1)、〈水泳〉+9、〈生存〉+9、〈知覚〉+9、〈登攀〉+9 言語 共通語、ゴブリン語 その他の特殊能力 狩人の絆(動物の相棒)、追跡+2、得意な地形(多次元界+2)、野生動物との共感+4 戦闘用装備 オイル・オヴ・マジック・ウェポン(4)、ポーション・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ、錬金術師の火(2);その他の装備 +1ハイド・アーマー、ロングボウとアロー20本、高品質のシックル(2)、クローク・オヴ・レジスタンス+1、57GP ホブゴブリンの副官は部隊を率いるだけでなく、精鋭向けの隠密任務――特に偵察任務と妨害――に加わる。 ホブゴブリンの突撃隊長 CR6 Hobgoblin Forerunner XP 2,400 ホブゴブリン、7レベル・ファイター LE/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +2;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉-1 防御 AC 19、接触12、立ちすくみ17(+2【敏】、+7鎧) HP 71(7d10+28) 頑健 +8、反応 +5、意志 +4([恐怖]に対して+2) 防御能力 武勇+2 防御 移動速度 30フィート 近接 +1バスタード・ソード=+13/+8(1d10+5/19~20)またはスピア=+10/+5(1d8+4/×3) 遠隔 ショートボウ=+9/+4(1d6/×3) 特殊攻撃 武器修練(大剣+1) 一般データ 【筋】16、【敏】14、【耐】15、【知】10、【判】8、【魅】14 基本攻撃 +7;CMB +10;CMD 22 特技 《駆け抜け攻撃》、《騎射》、《騎乗戦闘》、《技能熟練:騎乗》、《追加HP》、《特殊武器習熟:バスタード・ソード》、《鋼の意志》、《武器熟練:バスタード・ソード》 技能 〈隠密〉+4、〈騎乗〉+13、〈動物使い〉+12 言語 共通語、ゴブリン語 その他の特殊能力 鎧修練2 戦闘用装備 ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ ;その他の装備 +1チェインメイル、+1バスタード・ソード、ショートボウとアロー20本、スピア、クローク・オヴ・レジスタンス+1、ヘヴィ・ホース(戦闘訓練済み)、軍用鞍、スケイル・メイル・バーディング、62GP ホブゴブリンの突撃隊長は騎乗戦の達人であり、反故ボブリン軍の先鋒となって突撃を率いる。彼らは時々イゾーヴを乗騎に用いる。 ホブゴブリンの爆撃手 Hobgoblin Bombardier 高い知性を持っていたり、破壊や火や実験に引かれたりするものは、しばしば軍隊で爆撃手の職に就く。 ホブゴブリンの爆撃手 CR7 Hobgoblin Bombardier XP 3,200 ホブゴブリン、8レベル・アルケミスト(擲弾兵)(Pathfinder RPG Advanced Player s Guide 26、116ページ参照) 秩序にして悪/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +4;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+16 防御 AC 18、接触14、立ちすくみ14(+4【敏】、+4鎧) HP 71(8d8+32) 頑健 +9、反応 +10、意志 +2 攻撃 移動速度 30フィート 近接 高品質のショート・ソード=+8/+3(1d6+1/19~20) 遠隔 爆弾=+12/+7(4d6+2[火炎]) 特殊攻撃 指向性爆弾、爆弾14回/日(4d6+2[火炎]、DC16)、錬金術武器(即行アクション) 準備しているアルケミストのエキス (術者レベル8) 3レベル―フライ、ヘイスト 2レベル―インヴィジビリティ、キャッツ・グレイス、バークスキン、フォールス・ライフ、レジスト・エナジー 1レベル―エクスペディシャス・リトリート、シールド、トゥルー・ストライク(2)、ボマーズ・アイ 戦術 戦闘中 爆撃手は敵に爆弾を投げ、敵が近くにまとまっている場合には指向性爆弾を使用する。余り命中しそうにない場合には、爆撃手は爆弾に不安定な促進剤を使用する。近接戦闘を行う状況になると、爆撃手は所持している錬金術アイテムのほとんどを錬金術武器能力に費やす。この状況になると、攻撃前に変異薬を飲む。 一般データ 【筋】12、【敏】18、【耐】16、【知】14、【判】10、【魅】8 基本攻撃 +6;CMB +7;CMD 21 特技 《近距離射撃》、《精密射撃》、《追加HP》、《万能投擲術》、《武器熟練:爆弾》 技能 〈呪文学〉+13、〈製作:錬金術〉+15、〈知覚〉+16、〈知識:工学〉+8、〈知識:自然〉+11、〈知識:神秘学〉+11、〈治療〉+7、〈魔法装置使用〉+6 言語 アクロ語、共通語、ゴブリン語、森語 その他の特殊能力 即行錬金術、代替種族特性、発見(振動爆弾[4d4+2[音波]加えて聴覚喪失状態]、速攻爆弾、精密爆弾[2区画]、煙爆弾、悪臭爆弾)、変異薬(+4/-2、+2外皮、80分)、錬金術(錬金術アイテム作成+8、ポーション鑑定) 戦闘用装備 ワンド・オヴ・キュア・ライト・ウーンズ(40チャージ)、強酸(3)、錬金術師の火(4)、発煙棒(2)、足留め袋(2)、不安定な促進剤(3);その他の装備 +2レザー・アーマー、爆弾投擲具*、高品質のショート・ソード、アイズ・オヴ・ジ・イーグル、30GP 特殊能力 代替種族特性(変則)/Alternate Racial Features 爆弾手は忍びの代わりに技術者種族特性を持つ。そのため、爆弾手は〈製作:錬金術〉と〈知識:工学〉に+2のボーナスを得る。彼はアルケミスト・レベルを得る際に適性クラス・オプションを選択しており、爆弾能力を1日に4回追加で使用することができる。 こうしたアルケミストたちは自らの種族の火への執着心を、松明やかがり火でなくより創造的で有効的な破壊の手段へと集中させる。松明やかがり火の代わりに、彼らは爆弾、変異薬、エキスの調合術に磨きをかける。肉体能力を強化する術を持ちはするが、多くの爆弾手は戦闘前に変異薬を飲むのを差し控える。別の面での能力を高めることになっても、弱点を強めることは戦術的な誤りであると考えているからだ。しかしそれが適切な状況になれば、彼らは精神面を諦めて知覚力と影響力を弱め、変異薬を飲んで肉体的な持久力と遠隔攻撃の精密さを高めることを選ぶ。 ホブゴブリンの戦闘神官 Hobgoblin Battle Priest 精神的な指導者にしてホブゴブリン軍団を鼓舞する力を持つ戦闘神官は、ホブゴブリンの戦争技術に組み込まれた存在だ。彼らは仲間の傷を癒やしたり病気を治したりはほとんど行わず、戦闘の準備において戦士に強力な効果を与えることに力を注ぐ。 ホブゴブリンの戦闘神官 CR8 Hobgoblin Battle Priest XP 4,800 ホブゴブリンのクレリック(訳注:9レベル) 秩序にして悪/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +0;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+3 防御 AC 18、接触10、立ちすくみ18(+8鎧) HP 71(9d8+27) 頑健 +9、反応 +4、意志 +10 攻撃 移動速度 20フィート 近接 +1モーニングスター=+9/+4(1d8+3) 遠隔 高品質のヘヴィ・クロスボウ=+7(1d10/19~20) 特殊攻撃 秩序の杖(4ラウンド、1回/日)、武器の達人(9ラウンド/日)、負のエネルギー放出6回/日(DC19、5d6) 領域の擬似呪文能力 (術者レベル9;精神集中+12) 6回/日―戦の激怒(+4)、秩序の手 準備済みのクレリック呪文 (術者レベル9;精神集中+12) 5レベル―フレイム・ストライク(領)(DC18)、ライチャス・マイト 4レベル―キュア・クリティカル・ウーンズ、ディヴァイン・パワー(領)、ブレッシング・オヴ・ファーヴァー 3レベル―キュア・シリアス・ウーンズ、ディスペル・マジック、ブラインドネス/デフネス(DC16)、プレイヤー、マジック・サークル・アゲンスト・ケイオス(領) 2レベル―エイド、サウンド・バースト(DC15)、スピリチュアル・ウェポン(領)、デス・ネル(DC15)、ベアズ・エンデュアランス、レッサー・レストレーション 1レベル―エントロピック・シールド、シールド・オヴ・フェイス、ブレス、マジック・ウェポン(領)、リムーヴ・フィアー(2) 0レベル(回数無制限)―ガイダンス、ステイビライズ、ディテクト・マジック、ブリード(DC13) (領) 領域呪文;領域 戦、秩序 戦術 戦闘中 戦闘神官はライチャス・マイトが自分を護り、仲間の希望になると信じて即座にこの呪文を発動する。それから仲間を強化するためにブレッシング・オヴ・ファーヴァーを発動する。その後、戦闘神官は敵に拮抗しようと行動を開始し、主に敵の司令官にブラインドネス/デフネスを発動することから始める。 一般データ 【筋】14、【敏】10、【耐】14、【知】10、【判】16、【魅】16 基本攻撃 +6;CMB +8;CMD 18 特技 《エネルギー放出強化》、《選択的エネルギー放出》、《戦闘発動》、《追加HP》、《鎧習熟:重装》 技能 〈隠密〉-2、〈呪文学〉+12、〈知識:宗教〉+12、〈治療〉+15 言語 共通語、ゴブリン語 戦闘用装備 ワンド・オヴ・キュア・モデレット・ウーンズ(10チャージ)、強酸(2)、錬金術師の火(2)、耐毒剤;その他の装備 +1スプリント・メイル、+1モーニングスター、高品質のヘヴィ・クロスボウとボルト20本、クローク・オヴ・レジスタンス+1、ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ+2、呪文構成要素ポーチ、邪印、24GP 戦闘神官が仲間に行う力、持久力、知覚力、移動速度の強化は、多くのホブゴブリン戦術の根幹である。こういったクレリックは司令官の信頼された助言者となることも多い。戦術的状況を最高のものとするために魔法の支援をどうするかを決める参考とするのだ。 全てのホブゴブリン同様、戦闘神官は戦闘状態で感情が高まり、襲撃の中心で仲間から注意が逸れることも多い――生き残り、目の前の敵を蹴散らすのは兵士の義務であり、戦闘神官は自力で勝利を掴めない程に弱い兵士の傷を手当するのは弱者への甘やかしだと見做している。傷を癒やす代わりに、戦闘神官は敵を衰弱させるために魔法を用い、戦神の怒りを逆らうものに解き放つ。 ホブゴブリンの規範 Hobgoblin Paragon ホブゴブリンは本質的に戦闘と衝突に惹きつけられるが、全てが主体性無く軍隊の階級社会に居場所を求めるわけではない。自分の肉体を完成させ、“一人の軍隊”や武術の頂点、技術や専門技術の聖堂となる方法を探すものもいる。このようなホブゴブリンは禁欲的で無慈悲であり、自分の能力に絶対的な自信を持つ。 ホブゴブリンの規範 CR10 Hobgoblin Paragon XP 9,600 ホブゴブリン、11レベル・モンク 秩序にして悪/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +8;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+2 防御 AC 22、接触20、立ちすくみ17(+1回避、+1反発、+2【判】、+4【敏】、+2モンク、+2鎧) HP 119(11d8+66) 頑健 +13、反応 +13、意志 +11;心術に対して+2 防御能力 身かわし強化;完全耐性 毒、病気 攻撃 移動速度 60フィート 近接 +1素手打撃=+14/+9(1d10+5)または+1素手打撃連打=+14/+14/+9/+9/+4(1d10+5) 遠隔 高品質のジャヴェリン=+13(1d6+4) 特殊攻撃 朦朧化打撃(11回/日、DC17)、連打 戦術 戦闘前 規範はポーション・オヴ・ブルズ・ストレンクス、ポーション・オヴ・ベアズ・エンデュアランス、熱情ジュースを飲む。 戦闘中 武術を観察し、敵よりも自分が優れていることを証明するため、規範は1対1の戦闘相対することのできるで挑みがいのある敵を探す。同等の能力を持つ敵が複数いた場合、規範は《一撃離脱》を使ってその間を駆け抜け、自分に興味を惹きつける。 基本データ ブルズ・ストレンクスとベアズ・エンデュアランスがない場合、規範のデータは以下の通り。HP 97;頑健 +11;近接 +1素手打撃=+14/+9(1d10+3)または+1連打=+14/+14/+9/+9/+4(1d10+3);遠隔 高品質のジャヴェリン=+13(1d6+2);【筋】14、【耐】 14;CMB +13;CMD 30。 一般データ 【筋】18、【敏】18、【耐】18、【知】10、【判】14、【魅】8 基本攻撃 +8;CMB +15;CMD 32 特技 《一撃離脱》、《イニシアチブ強化》、《回避》、《強行突破》、《渾身の一打》、《素手打撃強化》、《追加HP》、《武器熟練:素手打撃》、《武器の妙技》、《迎え討ち》、《朦朧化打撃》 技能 〈威圧〉+13、〈隠密〉+22、〈軽業〉+18(跳躍は+41)、〈脱出術〉+18 言語 共通語、ゴブリン語 その他の特殊能力 浮身50フィート、気蓄積(7点、冷たい鉄/秩序/魔法)、高速移動、戦技訓練、大跳躍、肉体の完成(11HP) 戦闘用装備 ポーション・オヴ・ベアズ・エンデュアランス、ポーション・オヴ・ブルズ・ストレンクス、ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ、錬金術師の火(2)、熱情ジュース*;その他の装備 高品質のジャヴェリン(3)、ブレイサーズ・オヴ・アーマー+2、クローク・オヴ・レジスタンス+2、リング・オヴ・プロテクション+1、アミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ、7GP ホブゴブリンの規範の多くは、大きい軍隊の中で門下生のホブゴブリンで組織される、専門化された一団に加わる。しかし彼らは厳格に統制された同族から離れ、本当の意味の友情を感じることもなく、一人で生活する。彼らの大多数は世界を旅し、武技を競うトーナメントに参加する。それは剣闘士が戦う武闘会から、海外の技術を学ぶ現世と隔絶した修道院まで行われる競技会まで様々だ。それ以外のものは軍事的な努力に邁進し、自分の技に最高の値段をつけるものに売り込むが、その契約が弱者や無価値な者を傷つけることを含んでいる限りの話だ。腐敗した商人や政治家の単独の護衛か、地下犯罪社会の高位の脅し屋かに拘わらず、高く金を払うものに喜んで仕えるホブゴブリンの規範は、自分が求めている雇用を見出すことに苦労しない。 ホブゴブリンの司令官 Hobgoblin Commander ホブゴブリン軍の司令官は世界中でも屈指の戦士であり、軍事戦術家である。 ホブゴブリンの司令官 CR12 Hobgoblin Commander XP 19,200 ホブゴブリン、13レベル・サムライ 秩序にして悪/中型サイズの人型生物(ゴブリン類) イニシアチブ +4;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+0 防御 AC 24、接触11、立ちすくみ24(+1外皮、+3盾、+1反発、+9鎧) HP 141(13d10+65) 頑健 +13、反応 +6、意志 +8 防御能力 一所懸命1回/日、決意7/日、上級決意 攻撃 移動速度 20フィート 近接 +1ショック・カタナ=+18/+13/+8(1d8+4/15~20、加えて1d6[雷撃])または高品質のナギナタ=+17/+12/+7(1d8+4/×4) 遠隔 高品質のコンポジット・ショートボウ=+14/+9/+4(1d6+3/×3) 特殊攻撃 高度な挑戦、挑戦(+13、DR4/―、5回/日)、旗印+3/+2 戦術 戦闘中 司令官は敵の指揮者に挑戦し、最初の目標が死ぬまでフレイミング・バースト・アローを馬上から射かける。それから《連続挑戦》を使って他の相手に挑戦を仕掛ける。 一般データ 【筋】16、【敏】10、【耐】16、【知】12、【判】10、【魅】15 基本攻撃 +13;CMB +16;CMD 27 特技 《イニシアチブ強化》、《騎射》、《騎乗戦闘》、《クリティカル強化:カタナ》、《渾身の一打》、《追加HP》、《鋼の意志》、《武器熟練:カタナ》、《連続挑戦》* 技能 〈威圧〉+18、〈隠密〉-3、〈騎乗〉+9、〈交渉〉+18、〈知識:歴史〉+17、〈動物使い〉+18 言語 共通語、ゴブリン語、地獄語 その他の特殊能力 ウォリアー騎士団(信義に悖らず3回/日、武士道)、乗騎(ホース)、武器専門化(カタナ)、馬上の射手 戦闘用装備 +1フレイミング・バースト・アロー(8)、ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ ;その他の装備 +2金属製ラメラー、+1鋼鉄製ヘヴィ・シールド、+1ショック・カタナ、高品質のコンポジット・ショートボウ(+3【筋】)とアロー10本、高品質のナギナタ、アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー+1、クローク・オヴ・レジスタンス+2、リング・オヴ・プロテクション+1、201GP 司令官の軍馬 CR― Commander s Warhorse ホースの動物の相棒 真なる中立/大型サイズの動物 イニシアチブ +3;感覚 鋭敏嗅覚、夜目;〈知覚〉+15 防御 AC 28、接触12、立ちすくみ25(+4鎧、+3【敏】、+12外皮、-1サイズ) HP 93(11d8+44) 頑健 +10、反応 +10、意志 +6 攻撃 移動速度 50フィート 近接 噛みつき=+13(1d4+6)、蹄(×2)=+8(1d6+3) 接敵面 10フィート;間合い 5フィート 一般データ 【筋】22、【敏】17、【耐】17、【知】2、【判】12、【魅】6 基本攻撃 +8;CMB +15;CMD 28(対足払い32) 特技 《強打》、《持久力》、《疾走》、《追加HP》、《鋼の意志》、《不屈の闘志》、《鎧習熟:軽装》 技能 〈知覚〉+15 その他の特殊能力 戦闘訓練、芸(「後に続け」、「来い」、「攻撃しろ」、「下がれ」、「調べろ」、「追跡しろ」、「取ってこい」、「番をしろ」、「働け」、「待て」、「守れ」) 装備 レザー・ラメラー・バーディング イゾーブ Yzobu この長い角を生やした牛顔の四足獣は、馬と毛の長いヤクを混ぜ合わせたように見える。 イゾーブ CR1 Yzobu XP 400 真なる中立/大型サイズの動物 イニシアチブ +1;感覚 鋭敏嗅覚、夜目;〈知覚〉+6 オーラ 悪臭(DC13、10ラウンド) 防御 AC 13、接触10、立ちすくみ12(+3外皮、-1サイズ、+1【敏】) HP 13(2d8+4) 頑健 +5、反応 +4、意志 +1 攻撃 移動速度 40フィート 近接 突き刺し=+3(1d8+3) 接敵面 10フィート;間合い 5フィート 特殊攻撃 蹂躙(1d6+3、DC13)、暴走 一般データ 【筋】14、【敏】13、【耐】14、【知】1、【判】12、【魅】5 基本攻撃 +1;CMB +4;CMD 15 特技 《武器熟練:突き刺し》 技能 〈知覚〉+6 生態 出現環境 寒冷/丘陵および平地 編成 単体、2体、または群れ(3~30) 宝物 なし 特殊能力 暴走(変則)/Stampede 暴走を持つ3体以上のクリーチャーが互いに隣接している状態で蹴散らし攻撃を行うと、暴走が発生する。暴走の間、このクリーチャーは自分のサイズかそれより小さい敵に対して蹴散らし攻撃を行うことができ、蹴散らしのセーヴDCは+2だけ増加する。 イゾーヴは寒冷地の丘や平野、山脈で見られる群れを作る草食動物だ。立ったときの地面からの高さは馬とほぼ同じ位だが、体格は馬よりも大きい。頭部は牛によく似ていて、分厚くわずかに曲がった角が、平らな額の両脇から生え出ており、それより小さな突起物が頭上から4つ突き出している。イゾーヴの毛は長くもじゃもじゃしていて、生息地の厳しい冬から守ってくれる。イゾーヴの身体から分泌される刺激物が皮に蓄積されるため、不慣れなものがこのクリーチャーは病気だと誤解するほどに強力な臭気を放つ。 この動物を乗騎や荷役獣として用いるホブゴブリンのように、イゾーヴ(この戦争を好む飼い主からは「戦闘ヤク」と呼ばれている)は複雑な社会集団の中で生活する。この巨大な群れは何千頭にも及ぶことがある。そのため、イゾーヴを放牧する開けた平野や丘を移動する際、牧場主や冒険者、入植者が彼らと出会って問題となることもある。群れ一つが一年間に10,000平方マイルの広さに広がることもあり、この範囲の草や小さな野菜は食べ尽くされてしまう。そして食べられなくなると彼らは暴れ、他のクリーチャー――人型生物も含む――を別の場所に追いやったり、同じ運命に飲まれたりするように仕向ける。 イゾーヴは極めて攻撃的で、群れの最も弱いものでさえ身を守るために断固として戦う。そのため彼らは扱いに難しい有害生物であり、戦争用に訓練するのも非常に難しい。ホブゴブリンは訓練方法に磨きをかけ、訓練したイゾーヴを一定数に保っている。彼らは獰猛さを保つため、野生のイゾーヴと数世代毎に交配させる。 イゾーブの動物の相棒 Yzobu Companions キャヴァリアー、ドルイド、ハンター、レンジャーは、イゾーヴを動物の相棒や乗騎として選択することができる。 開始時のデータ:サイズ 中型;移動速度 40フィート;AC +1外皮、攻撃 突き刺し(1d6);能力値 【筋】14、【敏】12、【耐】12、【知】2、【判】11、【魅】4;その他の特殊能力 鋭敏嗅覚、夜目。 7レベルでの成長:サイズ 大型;AC +3外皮;攻撃 突き刺し(1d8);能力値 【筋】+8、【敏】-2、【耐】+4;その他の特殊能力 暴走、“悪臭”、“蹂躙”。 遭遇 Encounters ホブゴブリンは組織的な社会を持ち、血の渇きを求め、戦争に対する無慈悲な強迫観念を持つため、挑み甲斐のある敵となる。 偵察隊(CR5) Scouting Party この低位の兵士で構成される小さな部隊は、軍隊が使う資源や敵の防備の弱いところ、有利な地形を探すため、より大きな部隊の前方を移動する。 ホブゴブリンの副官 CR4 Hobgoblin Lieutenant XP 1,200 HP 47 ホブゴブリン(2) CR1/2 Hobgoblins XP 各200 HP 各17 武装中隊(CR6) Army Company この部隊はホブゴブリンの軍隊を構成する単位だ。中隊が組み合わさって大隊となり、大隊から軍団が構成され、軍団が兵団を形作る。 ホブゴブリンの戦場熱狂者 CR2 Hobgoblin Battlefield Zealot XP 600 HP 25 ホブゴブリンの下士官 CR2 Hobgoblin Sergeant XP 600 HP 33 ホブゴブリン(6) CR1/2 Hobgoblins XP 各200 HP 各17 外交使節団(CR10) Diplomatic Envoy ホブゴブリンが外交を考慮に入れることはほとんどないが、それでも彼らは戦闘の前に敵へと交渉するために――あるいは戦争へとけしかけるために――小さな軍隊を送る。 ホブゴブリンの戦闘神官 CR8 Hobgoblin Battle Priest XP 4,800 HP 71 ホブゴブリンの突撃隊長 CR6 Hobgoblin Forerunner XP 2,400 HP 71 ホブゴブリンの下士官(4) CR2 Hobgoblin Sergeants XP 各600 HP 各33 精鋭攻撃部隊(CR11) Elite Strike Force 慎重に扱うべき指令に派遣されるホブゴブリン兵士の精鋭部隊は、独力で膠着状態になった衝突の流れを変えることができる。彼らは軍事的な精密さで名高く、暗殺や妨害、敵軍深部への潜入を成功に導く彼らの能力は、歩兵大隊1つと同程度に重要視されている。 ホブゴブリンの爆撃手 CR7 Hobgoblin Bombardier XP 3,200 HP 71 ホブゴブリンの突撃隊長(2) CR6 Hobgoblin Forerunners XP 各2,400 HP 各71 ホブゴブリンの副官(4) CR4 Hobgoblin Lieutenants XP 各1,200 HP 各47
https://w.atwiki.jp/senjounokizuna/pages/887.html
ここで話し合ってる中距離乗りの腕前は否定しないが人格だけは三流なのは間違いないな。 戦術板で中のみの話を長々と続けるわ、荒らすわでマジで邪魔!同じ支援カテの遠狙の話でもココまで荒れないのに・・・ 中だけ専用wiki作ってまとめて移住してくれないかな~ -- (名無しさん) 2008-09-24 22 37 09 http //www2.atchs.jp/shageki/ 中専用の掲示板作ってみました。w -- (名無しさん) 2008-09-24 23 33 04 狙だって新砂実装直後は「イラネ派」が暴れまわってたぞ。 -- (名無しさん) 2008-09-25 02 42 44 ↑1 で?新スナ実装直後?イラネ派? それがジャブ地上の今にどう関係してるかきっちり説明してもらおうか。 他にも名指しで叩いてたり中概論やってんのも邪魔だ。↑みたいなゴミが入るだろ。代わりに説明できんの?流れ作ったALL。 -- (名無しさん) 2008-09-25 07 52 15 WIKI内に糧専用の板って作れないの? それが有れば取敢えずおkだと思うぞ。 どんな機体にしろ【自分が使えない=イラネ】って言う輩は出るよ・・・ -- (名無しさん) 2008-09-25 10 32 42 ↑↑ お前みたいな奴が事態を悪化させてるのはわかるよ -- (名無しさん) 2008-09-26 02 59 55 ↑みたいに煽り文だけ書き捨ててく奴がいるからもう大量削除していいんじゃないか? 何もしないとTDになっても続けるぞこいつら。 -- (名無しさん) 2008-09-26 08 11 10 中いらね理由がいまだに分からん。 負けた時に中のせいにしてるだけじゃないの? 中でも500ポイント以上は取れるじゃん。 全然ダメじゃないでしょ。 近格でも全然ダメなやつ沢山いるよ ダメな近格が自分の成績を中のせいにしてるだけ。 確かに中は場所を選ぶけどね。 -- (レッツ&ゴー) 2008-11-05 20 12 10 >レッツ&ゴーさん >中いらね理由がいまだに分からん。 下士官のキミには理解しがたい問題のようですね。まだ気にしなくていいですよ 佐官になったら自然と解りますから。 -- (将官未経験大佐) 2008-11-05 20 19 11 ↑2 階級がわかんないけど、リザルト=活躍では無いな。500ポイント稼ぐだけなら中で味方にかぶせれば取れる。 -- (名無しさん) 2008-11-05 20 33 42 ↑3 中で500ポイント取って味方近格は全然ダメだった、と。 それがイラナイ子の典型。 -- (名無しさん) 2008-11-05 20 55 39 ↑4 ポイント房なのは分かった。奥行きの有るマップで何処で支援が必要か理解できるのが佐官以上で中距離乗る最低条件。 相手の近格が中距離狙って来たら、奥行き生かして後ろに下がるのか?自衛するのか?支援を続けるのか?味方の所為にして爆散して果てるのか? ポイント房は如何に? -- (名無しさん) 2008-11-06 08 54 36 ↑2>それがイラナイ子の典型。 どっちがイラナイ子ですか?ちゃんと説明してください。 レーダー範囲の狭い近格は、目の前しか見えないでしょうが 範囲の広い中は、別のところでちゃんと仕事してるんです。 (ダメな中もいるけどそれはどのカテゴリーも同じ) あなたの望む仕事をあなたの目のまでやってないでけ。 敵さんの中がウザイ時あるでしょ?それが中の仕事。 ↑4さん、下士官の~とありますが、将官戦でみんなサイサ乗ってるじゃないですか? この辺の説明をお願いします。 ↑有難う。最低条件が理解できれば乗っていいって事ですね。 ポイント取りに言ってるんじゃないんです。 支援、止め、援護をしてるとポイントがついてくるんです ちなみに私は中佐です。あなたの言う最低条件は理解しているつもりです。 ↑3スルーします。 -- (レッツ&ゴー) 2008-11-06 09 55 43 ↑ タイマンすら出来てしまうサイサと 援護無しじゃ逃げることもかなわない他中距離 つまりそういうこと、野良で自衛できないとかタンク以外許されんでしょ。 -- (名無しさん) 2008-11-06 10 11 26 >レッツ&ゴーさん 過去ログ読んでますか? ポイントとれるから中が必要みたいな言い方は荒れます。控えましょう。 それから、過去ログ読めば、状況によらず中はだめという人が少数派であることにも気付くでしょう。多くの人が44なら1機、66なら2機、88なら3機は中以遠が入っても良いという考えをもっていると思いますよ。 このような過去の議論の結果を踏まえて、新たな意見があるなら主張すればいいと思いますが、あなたみたいに中でもポイントとれるみたいな言い方は反感を買うだけでなく、議論も進展しません。気付いてください。 たとえば、44で2機の中がいても、こう戦えば勝てるとか具体的な策があるなら議論する価値があると思いますけど、無いなら過去の議論を蒸し返すだけですので退場下さい。 -- (名無しさん) 2008-11-06 10 57 44 だから「中以遠」とか言ってタンクと中狙を一緒にすんなw 44で中(サイサ除く)とか出されると勝てないから -- (名無しさん) 2008-11-06 11 28 28 ↑4 >どっちがイラナイ子ですか?ちゃんと説明してください。 説明しよう。中距離がイラナイ子なのではなく、勝つ為に自分が部隊の中で何をすれば良いか考えられないアナタがイラナイ子。 -- (名無しさん) 2008-11-06 11 33 18 >レッツ&ゴーさん 私への質問は皆さんがすでに言ってくれちゃてますので割愛します 中佐なんですね、中距離機体の基本的メリットだけは理解していらしゃるようですね。 では >近格でも全然ダメなやつ沢山いるよ >ダメな近格が自分の成績を中のせいにしてるだけ。 のコメントは自分自身が前衛機(特に格闘機)に乗ったときに、どのように感じたかを考えればおのずと解りそうなものです 中距離機体はポイントだけ見ていて下手をすると見方殺しに為っている場合があります。 ただし貴方の擁護をするとすれば、ここジャブ地上で中佐以下戦の場合一般的タンク編成より中狙過多編成の方が勝つことが出来たりします しかしその際は前衛機がポイント低いからといって活躍してないのではなく前で壁になってくれているから中以遠が好き放題打ち込むことができるのです。 その辺りの事をとらえ違いをしてはいけませんよ。 -- (将官未経験大佐) 2008-11-06 12 24 28 >レーダー範囲の狭い近格は、目の前しか見えないでしょうが 近距離乗りとしては、こんなことを発言する人とは組みたくないね。 前衛がどれだけ戦場全体のバランスに気を使ってるか知らないのかな?レーダー範囲なんか関係ないよ? 中距離不要に反論する前にもう少し前衛を勉強したら? -- (名無しさん) 2008-11-06 13 29 17 ↑4 ↑5のものですが、あなたは、44で後衛枠1枚に何を入れるかの次元まで勝手に掘り下げて話をしているのかも知れませんが、こっちは、中祖を遠と一緒にするか否かの次元では話していませんよ。 44で「前衛3タンク1」と「前衛3中祖どっちか1」とを比較すれば、前者の方が安定するでしょう。でも、44で「前衛4」と「前衛3中祖どっちか1」とでは、後者の方が安定しませんか?つまり、44では、中以遠(後衛)の枠が1枚ってことになるんですよ。その1枚の枠の中で優劣を付けるなら中祖よりも遠ということになりますが、脳内で話の次元を変えないで下さい。 あなたも44でサイサ1枚なら有りみたいに言ってますが、これに対して「サイサのミサAとミサBを一緒にするな!」と青筋立てられても困りますよね。 -- (名無しさん) 2008-11-06 14 18 33 >前衛×3中狙どちらか1 確かにオール前衛だと相手の出方次第では機能不全に陥る可能性がありますね。 4vs4における中狙遠枠1枚というのはよく分かります。オール前衛を例えるなら 素手での殴り合い、中塩素は殴り合いを優位にする為の武器ってとこですか。 変な例えですが 中=メリケンサック 狙=ナイフ 遠=釘付バット いつも中狙の話が出ると荒れる傾向にありますが、しかもサイサだけ別格 みたいな。他にも中は様々な機体があるので機体別に掘り下げた議論が出る と個人的には参考になるかなと思います。 -- (名無しさん) 2008-11-06 14 48 48 まぁまぁ、皆さん彼はまだ中佐なんだから。今の佐官は1年前の尉官程度のスキルと戦術意識しかないんですよ。尉官の言ってる事だと思えば、少しぐらいの粗相は大目に見てあげられるでしょ。 >レッツ&ゴーさん 「要る要らない」「使える使えない」を取得出来るポイントだけで判断すると、自分の事しか考えていないポイント厨と思われてしまいますよ。マッチしたメンバーの事も考えて機種選択が出来るよう、もっと戦術を勉強しましょう。 -- (名無しさん) 2008-11-06 14 49 42 皆さんすみません。もっと精進します。 -- (レッツ&ゴー) 2008-11-06 18 36 11 私は連れと出撃した時などに中距離を使うようにしてます。味方前衛機からのインカムでブーストを使わせて欲しい・ズゴックを狙って欲しいなどの指示を受けたり相手を追い込んで前衛に掃除してもらう等です。店内マッチング以外は中距離の意思が伝わりにくいので活躍は・・・。個人的な意見でスイマセン。 -- (残念中佐) 2008-11-06 22 03 15 中距離は、中央の高台のほうが狙いやすいんですか?。 -- (ナナシの上等兵) 2008-11-06 23 35 25 前が押し込んでくれて誘導のある武装装備の中距離ならアリだがジオンのスナに狙われないように!まあ間違いなく打たれると思うけどね(笑) -- (大将) 2008-11-07 02 12 10 階級次第ではあるけど、中距離機を選んでもいいと思いますよ。 今の昇格システムだと、尉官までに中80消化とか難しいと思いますし。 ただしwikiの中距離支援機体戦術は見ておく事。 あとは編成バランスだけは守りましょう。 余程の格下(スキル的に)でもなければ負けますから。 明後日のJG88なら、基本の近格×5、遠×1に残りの2枠ですね。 中狙要らなければ、近格にすると。 階級が上がるにつれて、勝てる編成バランスもわかってくると思います。 むしろ尉官だから〜って話よりも、最近の蛇・FAが1機でも出たら捨てゲーする大佐・将官のほうが問題なのですが… -- (ダムだらけの戦場はもう嫌) 2008-11-07 05 11 20 蛇&FA(他にもガンキャとかあるけど…)を入れて勝てる戦術があるなら頑張るよ? でも正直、相手がリアル尉官とかの格差ゲーじゃないと無理じゃね?捨てゲーになるのも仕方ねーよ。 -- (ダムだらけでも勝てればおk) 2008-11-07 11 05 06 勝ち目が薄そうな編成という理由で薄れてしまうような執着は 中途半端と言わざるを得ない。札が充分でないからと投げるのは 推奨できる行為ではない、たとえ割を食うことになっても自分に出来る 最善の仕事を(以下略) 以上、きれい(?)事でした。 >捨てゲー 編成段階で「ああ、こいつらガチで勝ちに行ってないな」と感じ、 せっかくだから普段使わないような機体を試してみようと思った。 という動機ならばいくぶん納得出来ませんか? 腕・階級やプレイ時間にかかわらず、試したいことや確認したいことは あるものだと思います。 自分と違うものや他人の失敗を許容出来る量が少ないときは、 自身が余裕を失っていることが多いです。(まぁ余裕大杉も考え物ですが) それがいいとか悪いとかでなく、一度息を入れてみるのも悪くないですよ。 >蛇・FA入りでの「勝てる」戦術 FAは少し前にいろいろ書かれてありましたが、よほど回数乗ってないと厳しそう だという印象を受けました。風当たり厳しい中、熟練の域まで使い込むのも 難しいのでしょう。今は確立されたものを実行する、ではなく試行錯誤する段階 なのかも知れません。 あの火力が有効に機能すれば・・・ロマンは感じます。 蛇はここではどうやって使うのでしょう?フルアンチ? 長くなりました。 いち前衛の意見としては前5あれば3は何でもいいです。 過半数が狙撃と支援機とかは勘弁して下さい。 -- (ぬるい人) 2008-11-07 13 00 49 とはいえFAの上方修正は凄いです。長射程高威力の砲撃とミサベイ、さらにかなり使い勝手の良くなったBR(少し劣化したG3のBRみたいな感じ)。 なかなか乗る機会には恵まれませんが良い機体になったと思いますよ。ただ劣悪な機動性は如何ともしがたいものですがね…でもかなり自衛力は上がってます。負けたら必ず自分が戦犯になるとの覚悟を持って乗って欲しい機体ですね!ちなみにヒマラヤでは良く乗りました。 -- (少将B) 2008-11-07 13 28 39 リアル尉官の格差ゲー〜で無くても、88、66なら、残りの編成次第で勝てる試合は多々ありますよ。 一概に蛇・FAが一機出たからって、必ず負ける訳では無いでしょう? 蛇・FAは空気or地雷になってるかもしれませんが。 ↑2の普段使わないような機体を試すってのはありだと思いますが、 タンク出してくれた人がいるのに、蛇出た瞬間に残りがダムシリーズ選びだすとか… そういう失礼な事だけは無いように! 今週は何回も遭遇しましたよ、蛇起因のダム系祭。 -- (ダムだらけの戦場はもう嫌) 2008-11-07 14 46 54 一番失礼なのは皆のやる気を削いだ蛇即決野郎じゃねーの? -- (名無しさん) 2008-11-07 14 52 52 ↑*2 待て待てお前も言ってることおかしいぞ。蛇が出たぐらいで諦めるなと言うなら、ダム系が大量に出ても諦めるなよ。そんなに無理ゲーとは思わないけどな。 蛇一機はOK、それに続くダムはダメ。結局個人の尺度は違えどお前さんも言ってることは同じだ。 -- (名無しさん) 2008-11-07 14 57 02 ↑ 連邦大佐でジオン大尉の者ですが、ジオンでやっている時の視点で言わせてもらえば、連邦側にダムが3機以上いればこっちが捨てゲーします。 むしろダム祭はジオンにとって脅威です。 -- (はぐれメタル??) 2008-11-07 16 19 58 ↑2 okとは言ってないと思うが… とりあえずなにが出ても諦めるなってことでしょ 敵タンクに2.3機群がるハイエナ近格よりかはまだまし -- (名無しさん) 2008-11-07 16 22 40 ↑(名無しさん) 2008-11-07 14 52 52 蛇が原因なのは百も承知ですよ。 即決であろうとなかろうと、編成が荒れる事は多いです。 ただ乗ってみたい人がいて、それを許容出来ない人が多過ぎるかなと。 タンクがいるなら尚更、全員暴挙にでる必要はないのでは? ↑(名無しさん) 2008-11-07 14 57 02 自分は編成が〜だからとかで諦める事はないですよ。 祭でなければ、普段どおりの機体選びです。 "一機まではOK"ではなく、"一機出たからといって"って事です。 しかし、"それに続くダムは〜"って、格近中の300↑を次々と即決して行くのはちょっとね… 無理ゲーでなくとも、ガチ試合でそんな編成は見た事ないのですが… ”じゃあ俺も〜”って皆がやっていたら、蛇・FAいたら毎回荒れてしまうし、 乗りたい人も使いこなせる人も、荒れるからって理由で乗れなくなるでしょ? 結論を言わせてもらうと、誰かが即決した事、即決でなくても中・蛇・FA出た事に、 過剰なまでに反応しないでほしいってことです。 少なくともWiki見てる方々にはね。 日曜出撃予定ですが、楽しいチーム戦が出来る事を祈ってます。 これ以上は荒れそうなので 後退する -- (ダムだらけの戦場はもう嫌) 2008-11-07 17 00 27 とりあえず、存在するのにはそれなりの理由があるんだから、不要論などは以後無しの方向で -- (名無しさん) 2008-11-07 20 43 52 戦術板はより勝率を上げるための戦術について議論をする場ではないのか? 珍機体で勝つ為の奇策は身内で考えてくれ。 主要機体未コンプや「勝ち<ポイント」の奴はここに書き込むのはまだ早い。 -- (名無しさん) 2008-11-07 23 15 26 ↑その通りですが、それだけではありません。 あらゆる「戦術を語る場」です。 当然ですが、貴方の言われる「珍機体」も考慮されます。 考えないのが最悪ですからね。 「未コンプでどう戦うか」「~動くべきか」も戦術ですよ。 -- (連ジ大中将) 2008-11-07 23 24 28 ↑ 要するに、ここは綺麗ごとを書く場でもあるわけね ガチバトルしたいor勝ちたい人にとって、「珍機体」なんて出されたらやる気下がるよ なぜって?相手が同格~上だったら苦戦が予想されるから。 砲撃はちゃんとできるのか。アンチ失敗してゲージ負けしないか。 こんな不安要素を抱えて、やっぱりだめでした。じゃストレスも溜まるでしょ >「未コンプでどう戦うか」「~動くべきか」も戦術ですよ。 これは各機体ごとの立ち回りであって、戦術と呼べるものなのか? だって、蛇はアンチで~とかどこどこから弾幕を張って~てな内容になるんだろうし。 そんなのは掲示板でやって下さい。と思うわけだが 将官戦のガチ対決ならば、変な機体で足引っ張られたら勝てないでしょ? 全員がきちんと機能し、お互いのゲージを狙った白熱したバトル。 俺が経験したこんな対戦では、変な機体など存在の余地はなかった 佐官以下の話だった場合。 佐官以下なんて、もう好きにすればいいと思うよ。 大佐に落ちて復帰までやったが、なんというかモラルなんて感じなかった。心底うんざりした 佐官以下は機体を消化するクラス、ALL将官の将官戦がガチ対戦をする場だと認識したよ -- (通りすがり中将) 2008-11-08 00 06 21 綺麗ごとで何が悪いのでしょう? やる気下げる方が、勝つためには余程迷惑ですね。 ランカークラスだと、その程度のことカンタンにひっくり返しますし、地雷ならガチもカンタンにひっくり返します。 珍機体だろうとそれを織り込んだ戦術を考える、それが真の将官の考えなのではないのですか? ガチ編成以外だからと萎えるのなら、それでも真面目に勝とうとしている人の迷惑です。 未コンプも追加機体、修正などがありますから、将官でも当然それを考える必要があります。 誰もがガチ編成以外だー駄目だーでプロガン、G3、ジム改等は考慮に入ってきたでしょうか? マップに関わる考え方なら、特定機体でもあり。 例えばフレランAがこうやれば使えるーってのもありです。 あと佐官でも流石にガチを考えに入れて欲しいところ。 将官交じりもありえますし、考えない大佐が多いと、結局将官の程度低下を招くことになります。 最近の促成栽培システムから機体消化が進んでいないことが多いのも理解してますので、カオスが多いのはやむを得ないところですけどね。 そしてここは将官専用掲示板ではありません。 まずそこに気づきましょう。 それが嫌ならSNSの特定コミュニティへどうぞ。 -- (連ジ大中将) 2008-11-08 01 25 09 ランカークラスとか言ってる時点でアンタも似たようなもの。 皆が皆そんなに金と時間があるんじゃなし。 やるから何は勝ちたい訳だが、安易に高コ出されるのは考えて欲しいって判んない? そりゃ金と時間腐るほど有れば直ぐにコンプ終わるだろうがな。 例えばフレランAがこうやれば使えるー ランカー級の話が下士官に通じるとでも? もう少し下見ろよ そしてここは将官専用掲示板ではありません ならアンタも『SNSの特定コミュニティへどうぞ』 -- (凸中将) 2008-11-08 01 57 33 流れぶった切りごめんなさいね。 少佐-中佐メインのマッチング、88。 格1近4元旦1新砂2の編成。(近多めなのは塩素多いからです) こうなったとき、タンクの初動は? ①護衛n枚で砲撃地点を目指す ②序盤は全員でアンチ ③その他 アンケートっぽくてごめんなさい。 ちなみに私は②です、前衛少なめなので各個撃破を嫌う感覚です。 押し込まれたら目の前の水路から進行、リスタは右側狙いとかで。 -- (ぬるい人) 2008-11-08 03 26 37 ↑ 自分がタンク乗ってると仮定して開幕アンチかな? 《戻れ》《後退する》 打って、右水場迄は行きます。 そこから敵タンクにロック出来るからタンクガン狙いで。出来るなら燃え弾が良いです。 ロックしながら拠点迄後退します。 砲撃ポイントは砂が狙いずらいのもあるので出来るならずっとタンク狙いで。 敵がガン寄せしてこないなら、出来るならキーパーしながらが良いかな? 特にここはビーム砲台が強いから、砂がちゃんとレーダー見ていれば逃げきれるマップですから。 敵が根負けして引いていったら砂が独壇場になりやすいので拠点落としに向かっても良いですね。 その場合は中央NLか、ロック引っ張って岩影から角度あげて射つのがベストです。 まぁ、ゲージ勝ってるなら無理しなくても良いのですが、その階級辺りなら多分前衛が突っ込んでいっちゃうかも(笑) ゲージがギリギリなら 《戻れ》《応援頼む》 打っても聞いてくれるかな? -- (小さい中将) 2008-11-08 09 31 50 ↑ダムだらけはもう嫌氏 だからお前も同じだろ。お前は蛇が1機出ただけなら許せる。だが続いてダムが何機か出たら許せない。結局他人の機体選択に許せない部分はあり、その尺度が違うだけだろ?自分だけが真人間だと思うな。 例えば続いてダムシリーズ出した人は、蛇が味方にいるという不利な状況を打破するべく、タンク入りのフルアンチを企画、水でも落ちない機動力を生かして回り込みまず一機先取り、とここまで考えていたかもしれない。それを無理ゲーと判断したのはお前の尺度だ。一番最初に諦めたのはお前だ。 -- (名無しさん) 2008-11-08 12 19 26 まあ、トンデモ編成で勝ちたいなら「自分が」大局をひっくり返すくらい強くないとな。 ランカーが云々なんて他人の褌で相撲をとるようではみっともない。 動画でもあげて蛇なりFAなりで有効な戦術を提示してみれば賛同者も現れるかもしれんよ。 -- (鈍足高コスト不要派) 2008-11-08 12 50 26 名もなき連ジ大中将は普段どんな戦いをしているのか見てみたいわw そもそも本当に将官なのか?www -- (名無しさん) 2008-11-08 12 56 20 明日はミノ粉有り? 無し? 携帯サイトとバンナムサイトで違うんですけど。 実績から見ると携帯サイトが間違いか? -- (名無しさん) 2008-11-08 21 54 55 >小さい中将さん なるほど。同じ序盤アンチでもやはり手順が練られていますね。 さすがです。参考にさせていただきます。 つい今日燃弾支給されたのでまずは使ってみます。 >その階級辺りなら多分前衛が~ ・・・言われるとそんな気がしますね。私も突っ込み癖があります。 ホームの少将殿曰く、タンクの<もどれ>に従わないヤツは準戦犯、 らしいので<もどれ>には気を付けてはいるつもりなのですが・・・ ご意見ありがとうございます。 -- (ぬるい人) 2008-11-09 02 18 44 ↑6(小さい中将氏) 燃弾と新砂の相性は最悪 燃えた敵に新砂が攻撃してもダウンしてしまいダメージが取れない 逆に新砂照射中に燃弾が当たるとダウンしてしまう フルアンチだから敵が固まりやすくお互い足を引っ張り合う状態になりかねないぞ 新砂2なら被せてもダメージの取れるMS弾の方が安定しないか? -- (中笑) 2008-11-09 02 49 21 流れ蛇の格闘するけど 結局、FAの件はどう収束したんだっけ? 拠点砲撃部隊の後ろから左右を睨むって運用で明日乗ってみるわ -- (消化ついでだけど) 2008-11-09 04 52 39 低階級だと回避技術がまだ未熟な為、「機動性<火力」でも通用するので、階級や編成次第ではFAを始めとする高火力支援機にも生きる道はあると思う。 だが、ある程度階級があがってくると回避技術も上がり、こちらを視認している敵に支援砲撃を当てる事は難しくなる。 さらに高機動機体が主流になってきているので、機動性に難のある機体(FA、蛇など)は敵に翻弄される事が多い。 この辺りの問題を解決出来ないと不毛な不要論を呼ぶだけだと思う。 -- (鈍足高コスト不要派) 2008-11-09 07 03 34 既に書いているが「ガチ編成以外だから、とやる気無くす方が余程迷惑」が本質。 役割、何が必要か、どこでなら編成を生かせるか、自分はどう動くか云々考える。 可能性は低いだろう。 しかし編成が何だろうが、勝とうとしない方が迷惑だ。 ランカークラスは、下手な鉄板より上のこともあるという例だが、どう斜め読みしたのだろう…… >ぬるい人氏 支援機大目の場合は、タンクはまずは様子見。基本的には全機でアンチ。 少ない前衛機を分けると支援機が敵近格に追い掛け回される、しかし割ける手がないなど、少ないが故のデメリットが出てくる。 比率で考えると解りやすいが、3対4より5対7の方が前衛機の負担少ない。 後は敵タンクと体力少ない敵機の退場を狙うべし。 あと武器。MS弾の方が良いかと。 燃え弾は対密集だと強いですが、中笑氏指摘の通りここで多い新砂N,装甲1との相性が悪く、中途半端なダメージでダウンさせてしまう。 この場合、敵機の撃破が「拠点落とされる以上のコストを支払わせる」「前衛の負担軽減=味方損害抑え&敵損害増大」という重要なポイントなので、ダメージ高いMS弾がよりよいかと思います。 -- (連ジ大中将) 2008-11-09 12 51 37 最近は先入観持っているヤツが多くて困るな ここでのFAは使える者が使えば神にも悪魔にもなれる ただ、今のこの板の状況で俺がFAの立ち回りや技術を提供しても脊髄反射な否定が待っているだけだろう ひとまずFAは支援機体ではないので勘違いするなよ 支援したいなら改乗りなさい これで本件を収束してはどうだろうか -- (中笑) 2008-11-09 13 04 27 相変わらずこのステージになると中距離の話題が上がってきますね。自分は編成見て中距離を選ぶようにしてます。一戦目ガチ編成、勝てれば二戦目壊れ編成でもいいと思いますけど。FAでも蛇でも乗って下さいって感じです。自分はそんな味方の状況での最善な立ち回りを勉強してます。捨てゲーにしたらお金勿体ないですよ。 -- (大佐と中将) 2008-11-09 15 08 38 連投すまない、今日はミノ粉100%ですよね?以前ジオン側でミノ粉散布下限定での奇策フル護衛戦術ってのを取り上げられていましたが、もしジオン側がその戦術を用いて来たらみなさんはどんな対応策を取りますか? -- (大佐と中将) 2008-11-09 15 26 05 フル護衛とか別に脅威じゃなくね? ただの乱戦になる予感。 -- (名無しさん) 2008-11-09 17 30 39 ↑2 ダムか爺を遊撃と水中の連絡要員として、複数機影やタンク発見に 応援頼む を打たせる ジオンの水中行軍戦術や全護衛戦術を潰せる割の良い戦術だ JG実装当時からあるぞ -- (中笑) 2008-11-09 17 54 25 ↑3 ミノ粉フル護衛が上がってたのはMTでしょ。 MTはビル群で開幕の戦力配分が見えない+タンクがアンチから見えない場所で砲撃できるからジオンであり得るんじゃないの。 ここだったら開幕、降下中に左右の配分が多少なりとも見える。 砂が開幕タンクに挨拶するのも容易。 加えて中笑氏の言うように、ダム1機水中遊撃に行けば枚数関係なく開幕から側面を叩ける。 ここでミノ全護衛されても問題ないんじゃないかと。 -- (一応少々) 2008-11-09 19 15 14 >連ジ大中将氏へ 珍機体出されたらやる気下がると書いただけで、編成崩すとは書いてないわけだが。 無論自分はベストを尽くすよ。でも結果がついてこなかったらストレス溜まるよね、と言いたかった 一戦目か二戦目か、そいつは地雷だったのかとか前提は省いちゃってるけどね。 初期装備ヘビやら中出す奴なんて、往々にして二戦連続で出すものだしね。一戦目地雷かまそうが、負けていようが。 こんな経験してる人でやる気出せる人いるのか? 最後に 簡単にひっくり返せるとか言ってる時点で、相手格下。 そんなん何出しても許されるっしょ。 考えもなく消化で乗られるのが迷惑だと俺は思うよ -- (名無しさん) 2008-11-09 19 41 27 ↑名前入れ忘れ失礼 -- (通りすがり中将) 2008-11-09 19 44 00 ジオンのスパイで、連邦少尉です。 やっぱり連邦は中出撃率低いような気がします。 ジオンだとドムやズゴック、ゲルキャけっこう出して 使いこなしている人いるけど、ジム頭やアクアジム使いこなしている 連邦あまり見ないです。 (さすがにザクキャ、ドムキャはありえないけど) 何故でしょう? 確かに中より砂の方が脅威に感じるけど、 ジャングルのバズやミサは気づきにくいので ある程度有効だと思うのですが・・・ 長文失礼 -- (通りすがりのジオン兵) 2008-11-09 21 21 06 >通りすがり中将氏 それは結局「人の問題」であって、機体やカテの問題ではない。 ひっくり返せるというのは、例えばFAの鬼使い手が味方にいたとする。 敵には同程度の別カテ機体の使い手がいたとする。 それを鉄板だからとFA出させないのが正解か?ということ。 鉄板に不足だからと自分がロクに使えない機体(特に格)を出されても、結果は付いて来ないだろう。 現実問題、ロクに使えてない奴が考え無しにロクに使えない機体を出して、案の定地雷することは多い訳ですが…… ただそれも他の人は結果で判断すべきであって、カテゴリや機体だけで判断できない。 考え無し、やる気無し、勝つ気無しなのが問題と見ている点では同じだと思いますが? ただし、鉄板編成は基準である。 即ち、崩す場合はそれと同等以上が求められる。出す人はこれを自覚しておかなければならないだろう。 -- (連ジ大中将) 2008-11-09 21 53 57 ↑4 同じ中将として気になったから言わせてもらう 問題は、超高コでジオンもFA落とせば簡単にひっくり返せる事ではないのか FA扱う人の中には戦況を連邦側へ簡単にひっくり返せるほどの人も確かにいる ただ超高コと言う事実は機体依存の物 どれだけ上手い人であってもこのリスクは背負っているよな ↑2 貴様はジオン板へ来い ありえないと思った理由を聞かせてみろ 俺がみっちり愛機ドムキャについて語ってやる それと質問だが、分かりやすく言えばマップが非対称だからだ -- (中笑) 2008-11-09 22 13 53 ↑3 現在の連邦の戦術上無理に中出す必要性と、 もし出すならサイサかFAって感じになってるせいかもしれませんね。 あぁ後ジム改のGMRやダム系の存在もあり無理に出す必要かるのかとも思います。 確かに今日やって来てゲルキャ・ズゴも居ましたが、其処までの脅威とは感じませんでした(対策が出来てきてるのもある) それよりジオンタンクに比べお座りになる連邦タンクの意識を変える必要が… -- (マッタリ中将) 2008-11-09 22 55 25 久しぶりに書き込みました。ジャブロー地上は中距離出しやすくていいですね。こういう開けたステージじゃないと中距離活躍しづらいですからね。残念なのが中距離アレルギーの方々が減らない事ですが。自分自身も中距離乗るのは久しぶりでしたが本日我が愛機ジムキャで出ました。88ミノ粉有でのステルス中距離強力ですね。ジオンタンク護衛燃やしまくってアンチの貢献してきました。レーダーが使えない有眼戦なら一方的に攻撃出来る射程距離の長い中距離は水を得た魚ですね。 -- (中距離を究めたい。) 2008-11-09 23 45 46 あっそれから上の方で連邦中距離出撃率少ないと仰った方がいましたがそんな事ないです。将官戦でもガチ編成にFAやサイサは当たり前の様に出してますよ。自分はジムキャですけどね。自分の尊敬するライトさん(名前出してすいません)に将官戦でも中距離使える事教わりましたし、自分ジオンでもザクキャ普通に出してますよ。 -- (中距離を究めたい。) 2008-11-10 00 09 56 ↑ 感想はもう如何でもいい。 そこまで言うなら各階級毎にも理解できるように立ち回りを書け。 後他人の実名出すな。 -- (名無しさん) 2008-11-10 00 45 57 ↑の名無しさん、貴方は中距離アレルギーの人でしょう?各階級の立ち回りの仕方ですか?大将から下士官までですか?。相手も千差万別ですから説明は難しいですね。 -- (中距離を究めたい。) 2008-11-10 01 19 48 正直中出す出さないより各機の立ち回りが問題ではないか? 本日中を試しに出した先頭で後方砂Ⅱのとこにステルスされてしまったが 応援呼ばない自衛できてないで、中の俺が対処した。 正直、ギャンと赤鬼とゴッグ来ていて倒せたのは運だね。 ジム頭ロケ乱仕様。 -- (名無しさん) 2008-11-10 01 22 58 中笑さんにお聞きしたいのですが、ここでのジムキャの立ち回りはどの様にすればいいですか?自信が無いわけではありませんが自分のスキルアップの為、参考にしたいので応答願います。 -- (中距離を究めたい。) 2008-11-10 02 12 28 ↑ 牽制されようが二戦連続でジムキャ出してくれた人がいたのだが。 まさか貴方ではないよな? ジムキャ推奨するのもいいが、悪い点もしっかり書いてほしい 様々な階級の人が見ているのだから。 ジムキャは結局火力不足のため、拠点割られることが多く感じたよ 自衛力は砲台もあわせてかなりのものだとは思いますが。 ↑4 感想云々には同意だが 実名っておま・・ライト氏ってのはここで使われてたコテだよ 知ったかすんなよ -- (名無しさん) 2008-11-10 05 37 56 ジムキャを持ち上げてる方がいるが、 実際どのような動きをしたら貴方の言うようになるか教えていただきたいものだ。 階級の事だして話し反らすならただの荒らしと変わらない。 何かあるとアレルギーとか言うのはただのごまかしだな -- (名無しさん) 2008-11-10 08 21 09 基本否定しないけど(サイサBなどはあり)中距離 うんぬんぬかしてる人は、バーストでやってください。 戦術=勝利への道です 野良で中距離いると勝率減ります。なので戦術以前の問題 今だに中距離戦術ださんでくれww -- (名将) 2008-11-10 08 57 16 ジムキャが良いっって言ってるんだからそれでいいじゃん 中距離を極めたいさんは中距離ではジムキャが一番活躍できるんでしょう。 -- (名無しさん) 2008-11-10 09 24 58 活躍=味方の勝利 って事にはなら無いと思うけど、中って戦況に合わせて行動を変える率が他機体より細かくシビアなんだよ。 それさえ解っていれば、鉄板編成や(固定した)やり方示せ、みたいな中を否定をする言い方は出無いと思うけれどね。 解ってないのは中距離アレルギーかただの中を使えないかのどっちか。 -- (名無しさん) 2008-11-10 11 02 10 中距離を究めたい。氏 悪いが俺もジムキャは無いと思う 射程が短いのと射角が取れなくて当てられない場面が多すぎる それに今は改があるからFAサイサ以外は全く乗っていないぞ -- (中笑) 2008-11-10 11 11 59 あれ、流れてる? タンクの選択肢について助言下さった方々、ありがとうございました。 燃弾を照射にかぶせるとダメージでないとありましたので、新砂がいたら照射 と交互に撃つ感じに気を付けてみます。MS弾もやってみます。 ありがとうございました。 -- (ぬるい人) 2008-11-10 13 44 04 ジムキャはもういらない子なんでしょうか?立ち回りは基本的にアンチ、武装はキャノンB、燃弾で味方アンチの援護が主な役割です。キャノンで相手に隙を作らせるとか燃弾で燃やすとかです。得に燃弾はダウン値低いので格との相性が以外といいんですよ。確かに火力不足は認めますが、相手にプレッシャーを与えるなら問題ないかと思います。 -- (中距離を究めたい。) 2008-11-10 14 08 41 ↑それならGMRでも十分できるが。 燃やすだけならタンク焼夷弾でもいいし。 まあ上手い使い方を模索するのはいい事だと思うから何かしら考えてみるか ・・・・・・思いつかん・・・・orz すまん誰か上手い人頼む。 -- (ヘタレ万年大佐) 2008-11-10 16 06 38 強いて言えば、B砲と燃弾で絶え間なく砲撃出来るところかと・・・ 被せもOKで、燃やせば味方アンチもやり安い。B砲も1発50ダメと なかなかの威力。機体コスト面からみても十分に出来る子と思います。 -- (名無しさん) 2008-11-10 18 55 57 >B砲と燃弾で絶え間なく砲撃出来るところかと・ ?リロード時間からするとA砲の方じゃない? >B砲も1発50ダメ ?4発じゃなくて1発でいいの? -- (名無しさん) 2008-11-10 19 08 09 今日ほんとバカなジオンの連中とやったゼ。ガウにとどまって敵拠点丸見え。タンクでスギェーポイントとったぜ。 -- (名無しさん) 2008-11-10 19 43 54 基本的にキャノンBは相手にブースト使わすのが目的で当てる事ではありません。牽制ですよ。A砲でもいいんですけどね。 -- (中距離を究めたい。) 2008-11-10 19 55 28 中距離を究めたい。氏 今のジムキャはワンマンコンボを使いこなしてこそだ ブースト使わせるのが目的ならGM頭ミサを乗ればと思ういいぞ そう言う訳で、このワンマンコンボをするのに赤ロックと一定の距離と射線の確保が必要 残念ながら高台の所為でこれらが成立しない場面が多い 強い弱いではなく、向き不向きとしてここでのジムキャは苦しいと思う 今の機体群で牽制を主眼に置くならジムキャより良い機体はいくらでもある -- (中笑) 2008-11-10 20 36 01
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プロシア連邦共和国空軍 Luftwaffe 軍旗 創設 1956年1月9日 上級組織 プロシア連邦国防省 職種 空軍 標語 常に備えよ Immer im Einsatz 司令部 空軍主席司令官 バルトロメウス・ハインツェ空軍大将 空軍副司令官 ヨッヘム・アウフレヒト空軍中将 空軍参謀長 クラウディア・ベッテンドルフ空軍少将 空軍審議官 ウーヴェ・イェーガー空軍准将 本部所在地 エレクトロシュタット プロシア連邦共和国空軍(独 Preußen Luftwaffe)は、プロシア連邦共和国の空軍である。組織の位置としては、プロシア連邦国防省連邦防衛軍における軍事機構分野(Militarische Organisationsbereiche)の軍隊(Streitkrafte)で軍備部門(Teilstreitkraft)にあたる。 概要 プロシア連邦五軍の一つ。現役兵総数42,000人、予備役15,300。以前までは「天空の艦隊」と呼ばれるほどの戦力を持ったが、現在では予算削減でその数を減らしており、防空を不安視する声も上がっている。 任務 戦力分類 プロシア連邦空軍は、それぞれ介入戦力、安定化戦力、支援戦力の三つの戦力分類に指定されて運用される。主な目的は能力構成単位ごと、つまり用途に応じた任意の規模で特定の機能を集成して、軍種を横断した統合運用を目指すためである。 連邦空軍はプロシア連邦軍の国外任務の全てに関与している。これは航空輸送部隊に用いられる輸送機やその飛行準備、連邦国防省職員と軍隊の輸送ほか、この能力を活かして友好国の避難民の救助に用いられる為である。このため実質的に対象警備部隊の全任務に派遣されている。 防空 プロシア領空の完全な制空権の確保は連邦空軍の不断の任務として挙げられる。運用司令部機関は隣接諸国および文民統制機関と協力して空域を監視する。不法行為や飛行中の航空機の異常事態について高等指揮機関でその処理方法を決定する。プロシア領空を北部(管制司令部はヴィットムント)、南部(管制司令部はノイブルク・アン・デア・ドナウ)の二つの空域に区分して24時間体制で要撃機はアラート任務に就いている。また、これらの航空機は緊急の航空支援で運用される事がある。 航空輸送 プロシア連邦空軍は西プロシアが国際連合に加盟する1973年以前から世界各地に輸送機を派遣してきた。1960年以降、連邦空軍の輸送機やヘリコプターを装備する部隊は10年毎の枠組みで人道的支援や災害派遣で世界各地に出動している。固定翼輸送機についても各種活動に出動している。 航空偵察 民間援助の一環として行方不明者の捜索活動に第51偵察航空団の一部が出動して捜索活動の支援に当たることがある。 組織 空軍幕僚司令部 在ボン 空軍航空作戦司令部 連合空軍司令部派遣団 航空能力後継派遣団 欧州航空輸送司令部派遣団 連盟即応管理降下司令部派遣団 同盟陸上監視隊派遣団 欧州条約共同体派遣団 陸海空連合派遣団 空軍支援グループ 空軍運用区域2 空軍運用区域3 空軍指揮本部 空軍指揮部隊 在ケルン 空軍航空及び宇宙医療センター 在ケルン 第31 ボーエルク 戦闘航空隊 在ノルウェニッヒ 第33攻撃航空隊 在ブッチェル 第51 イメルマン 攻撃航空隊 在シュレスヴィヒ 第71 リヒトフェン 戦闘航空隊 在ヴィットミュンハッフェン 第73 スタインホフ 戦闘航空隊 在ロストック-ラエージュ 第74戦闘航空隊 在ノイブルク 第61輸送航空団 在ランツベルク-レッヒ 第62輸送航空団 在ヴンストルフ 第63輸送航空団 在ホーン 第64ヘリコプター航空団 在ホルツドルフ 連邦国務大臣護衛航空団 空軍局 在ケルン 空軍訓練集団 在ケルン 空軍兵器システム集団 在ケルン 基地 ケルン・ボン空港(軍民共用、ノルトライン=ヴェストファーレン州ケルン・ボン) ロストック=ラーゲ空港(軍民共用、メクレンブルク=フォアポンメルン州ラーゲ) ノイブランデンブルク空港(軍民共用、メクレンブルク=フォアポンメルン州ノイブランデンブルク) ネルフェニッヒ航空基地(ノルトライン=ヴェストファーレン州ネルフェニッヒ) シュレースヴィヒ航空基地(シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州シュレースヴィヒ) ホーン航空基地(シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州レンツブルク) ヴィットムントハーフェン航空基地(ニーダーザクセン州ヴィットムント) ヴンストルフ航空基地(ニーダーザクセン州ヴンストルフ) イェファー航空基地(ニーダーザクセン州ショルテンス) ディープホルツ航空基地(ニーダーザクセン州ディープホルツ) ランツベルク・アム・レヒ航空基地(バイエルン州ペンツィング) エルディング航空基地(バイエルン州エルディング) ノイブルク・アン・デア・ドナウ航空基地(バイエルン州ノイブルク・アン・デア・ドナウ) ビューヒェル航空基地(ラインラント=プファルツ州ビューヒェル) ホルツドルフ航空基地(ザクセン=アンハルト州イェッセン) 装備 固定翼機 F-1ホーフヌング 制空戦闘機(退役) F-2ナハットシュワルヴェ 支援戦闘機(退役) F-3シュタイフェ・ブリーゼ 制空戦闘機(退役) F-4ヴュルガー 制空戦闘機(退役) F-5Cラオプフォーゲル 制空戦闘機(退役) F-6Cグライフ マルチロール機(運用中) F-7 マルク・イェーガー マルチロール機(運用中) XF-1ガイスト次世代戦闘機(試験中) A-1ヴィントホーゼ攻撃機(退役) A-3ドンナーシュラーク攻撃機(退役) A-4サクレーエ攻撃機(運用中) C-1ゾンネンアウフガング大型輸送機(退役) C-2アーベンロート小型輸送機(退役) C-3タンテユー中型輸送機(退役) C-4ヴィントフォンド小型輸送機(運用中) C-5トランザール大型輸送機(運用中) C-6タンテユーII小型輸送機(運用中) E-5早期警戒管制機(運用中) KC-6MRTT空中給油機(運用中) VC-1ケーニヒス・カイザーVIP輸送機(運用中) 回転翼機 CH-2ツェンタオア輸送ヘリ(退役) CH-3アインホルン輸送ヘリ(退役) CH-4リーゼ輸送ヘリ(運用中) UH-2ガイスト汎用ヘリ(退役) UH-4汎用ヘリ(運用中) HH-1ゲッティン戦闘捜索救難ヘリ(退役) HH-2ゲッティンII戦闘捜索救難ヘリ(運用中) VCH-1カイザーV.I.P輸送ヘリ(運用中) 車両 M618A1広域防空用地対空ミサイル車(運用中) 階級 日本語ドイツ語NATO階級符号 士官 空軍大将GeneralOF-9 空軍中将GeneralleutnantOF-8 空軍少将GeneralmajorOF-7 空軍准将BrigadegeneralOF-6 空軍大佐OberstOF-5 空軍中佐OberstleutnantOF-4 空軍少佐MajorOF-3 空軍上級大尉StabshauptmannOF-2 空軍大尉HauptmannOF-2 空軍中尉OberleutnantOF-1 空軍少尉LeutnantOF-1 准士官および下士官 空軍上級准尉OberstabsfeldwebelOR-9 空軍准尉StabsfeldwebelOR-8 空軍曹長(士官候補生)OberfähnrichOR-7 空軍曹長HauptfeldwebelOR-7 空軍一等軍曹OberfeldwebelOR-6 空軍一等軍曹(士官候補生)FähnrichOR-6 空軍二等軍曹FeldwebelOR-6 空軍三等軍曹StabsunteroffizierOR-5 空軍三等軍曹(士官候補生)FahnenjunkerOR-5 空軍伍長(軍曹候補生)Unteroffizier(Feldwebelanwärter)OR-5 空軍伍長UnteroffizierOR-5 兵卒 空軍先任兵長OberstabsgefreiterOR-4 空軍兵長StabsgefreiterOR-4 空軍先任上等兵HauptgefreiterOR-3 空軍上等兵ObergefreiterOR-3 空軍一等兵(士官候補生)Gefreiter(Offizieranwärter)OR-2 空軍一等兵(軍曹候補生)Gefreiter(Feldwebelanwärter)OR-2 空軍一等兵(伍長候補生)Gefreiter(Unteroffizieranwärter)OR-2 空軍一等兵GefreiterOR-2 空軍二等兵SoldatOR-1 補足 二等兵(Soldat)には次のような種類がある。 Flieger (Flg, S、航空兵) Kanonier (Kan, S、高射砲兵) 職域 地対空ミサイル部門 航空部門 施設警備部門 技術部門 補給部門 指揮統制部門
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1905年 9月5日 ポーツマス会議 エドワード・ヘンリー・ハイマンが桂太郎首相に日米共同経営(桂・ハリマン協定)を提案。小村寿太郎が反発、白紙化。 12月22日 『満州に関する条約』を結ぶ。 南満洲鉄道の吉林までの延伸 同鉄道を守備するための日本軍の常駐権 沿線鉱山の採掘権保障 同鉄道に併行する鉄道建設の禁止 安奉鉄道の使用権継続と両国共同事業化 営口・安東・奉天における日本人居留地の設置の許可 鴨緑江右岸の森林伐採合弁権獲得 これにより寛城子~旅順と安奉線(安東~奉天)を獲得。 山県有朋案-撫順炭鉱でまかなう。 児玉源太郎が台湾総督時代の右腕 後藤新平を推薦。 満州経営策梗概 「鉄道経営の仮面を装い、陰に百般の施設を実行するにあり」 1906年 1月 満州経営委員会 6月7日 「南満州鉄道株式会社に関する件」 9月10日 株式公募 倍率1077倍 後藤は総裁になり 11月26日 設立総会を迎える 1907年 「満鉄調査部」設置 8月1日 「大連ヤマトホテル」開業 12月19日 中村是公が2代目総裁になる 満鉄本線の複雑化。 朝鮮半島と直結 吉長線(吉林~長春) 「培養線」計画 1912年 12月18日 原敬内務大臣の差し金で第2代総裁中村是公、副総裁国沢新兵衛が更迭される。 12月19日 総裁に政友会系鉄道官僚・野村龍太郎、そして副総裁には政友会の幹部だった伊藤大八が就任。これ以来、満鉄幹部のポストは政党の利権の対象となり、社員と激しく対立することもしばしば生じた。 伊藤大八はそれまで行なわれていた理事の合議制を廃止し、総裁の権限強化を提案→犬塚信太郎が強硬に抵抗した。その結果、犬塚と野村、伊藤はいずれも株主総会で更迭された。 1913年 満蒙五鉄道協約 四平街~鄭家屯~洮南 開原~海龍 長春~ ~承徳 海龍~吉林 の敷設権獲得 1914年 撫順炭鉱、露天掘り始める。 出光商会「二号冬候車軸油」を無償で提供。事故を一掃する。1927年満鉄創立20周年のときに、感謝状と銀杯が贈られる。 1917年 7月1日 張勲復辟 1918年 本線(大連~長春)の標準軌化の改築が完了、それまで運行していた狭軌の列車は不要となり、日本本土に送り返されることになった。 関係者の車両への愛着は深く、周水子の駅で前代未聞の車両の送別会が行なわれた。担当理事の国沢は声涙共に下る送別の辞を述べた。 1919年 4月 原敬首相は理事長・国沢新兵衛を更迭し、社長に再び野村龍太郎を起用、副社長に政友会系鉄道官僚・中西清一を抜擢した。 中西は塔連炭坑と内田汽船を異常に高い値段で買収。 塔連炭坑は政友会の幹部・森恪が経営していた。内田汽船も政友会系の人物が経営していた。 炭坑や汽船を満鉄に売りつけた代金は政友会の選挙資金に充てられた(満鉄疑獄事件)。 野党・憲政会はこの問題を帝国議会で追及し、中西を背任罪で告訴した。また社員の中にも職を賭して抵抗したものがいた。興業部庶務課長であった山田潤二は野村社長と中西副社長に直言し、容れられないと職を辞し、検事に決定的証拠を提出した。中西は逮捕・起訴されるが、控訴審で無罪となる。 こうした度重なる政党の介入に対し、社員は団結し、1927年、社員会を結成する。 7月19日 「寛城子事件」 寛城子を通行中の満州鉄道長春駅駅夫船津藤太郎が中国兵に故なく頭部を殴打され昏倒させられた。 歩兵第53連隊住田米次郎中尉が下士官兵数名を従えて、中国軍混成第三旅第二団屯営に談判に赴き、 松岡大尉の到着をもって中国軍在陣の営長と談判を行っていたところ、 第二営の兵士の調査を依頼し、調査約束した、休憩のために営長が日本軍将校を天幕内に招き入れようとしたところ銃撃が始まった。 営長は銃撃を止めさせようとしたが日本軍の死傷者が続出これにより中国軍との間に戦闘が開始された。。 事件により日本側に陸軍将兵以下17名、警察官1名の戦死者、将兵17名、民間人1名の負傷者が出た。 1928年 6月4日 張作霖爆殺事件 7月~12月 中ソ紛争 1931年 9月18日 満州事変勃発 内田康哉総裁以下の満鉄首脳は事変の不拡大を望んでいたが、 理事の中でただ一人事変拡大派であった十河信二の周旋で内田総裁が関東軍司令官本庄繁中将と面談すると、 急進的な事変拡大派に転向し、満鉄は上から下まで事変に協力することになる。 1932年 3月1日 満州国建国 満鉄の監督官庁、在満洲国特命全権大使(関東軍司令官兼任)となるが、満鉄は事実上関東軍の支配下となる。 1934年 3月1日 帝政開始 11月1日 あじあ号運転開始 1935年 3月23日 北満鉄道、ソ連より買収。 1936年 7月7日 盧溝橋事件 満蒙開拓移民始まる 1937年 昭和製鉄所を「満州重工業開発」に譲渡。 1939年 満鉄調査部は拡充に伴う人員増強により、日本内地で活動の場を失った左翼からの転向者が多数就職していた。 5月14日 ノモハン事件 1940年 10月1日 国勢調査実施 1941年 4月13日 日ソ中立中立条約 1942年 9月 第一次満鉄調査部事件、 1945年 8月9日 ソ連、対日参戦 8月20日 ソ連軍司令官ミハイル・コワリョフ大将、新京駐屯軍司令官カルロフ少将が新京に到着。その事態を受け、山崎は全満鉄社員に以下のような布告を発する。その内容は概略次の通りである。 関東軍は天皇の意思を尊重し、全軍の戦闘行動を停止した。私も天皇陛下の意思を尊重して輸送の秩序を維持し、在満邦人と満洲の安寧保全に努力したい。 鉄道、生産施設の管理、社員の保護に関しては、私は全責任をもってソ連軍との交渉に当たる。各員は現職に止まり、輸送及生産機能の確保に努めてほしい。 社員とその家族の保護に関しては、現地防衛軍と日本人保護機関と協調して、万策を尽くす。 ソ連の進駐に当っては、天皇の意志を尊重し一切の軽挙を戒め、ソ連の希望にそうようにしてほしい。 大東亜戦争四年間の各員の献身奮闘と、日ソ戦争状態勃発後に於ける勇戦奮闘に対し、心から感謝の意を表すると共に皇軍戦没将士と殉職社員の霊を慰めてくれることを切望する。 この日夕刻、山崎は社員を本部屋上に集め、社歌斉唱の裡に最後の社旗降納を行なった。午後6時、関東軍山田司令官はソ連軍司令官コバリョフと会見し、停戦協定成立。この日、山崎もコバリョフに会見し、コバリョフより満鉄従業員はみな現職に止まれとの指示があった。これに対し、山崎はこれについての総裁としての要請事項をメモにして渡した。 同日23時、山崎は再びコバリョフと会見し、下記の約束をとりつけた。これにより、混乱した満洲に一定の秩序がもたらされた。 満鉄は元の体制のままでソ連軍に協力する。 ソ連側は満鉄社員とその家族の生命財産を保障する。 ソ連側は従業員に給与する。 8月27日 中華民国およびソビエト連邦両国の放送は「中ソ友好同盟条約」を発表した。この中には、南満州鉄道の後身たる「中国長春鉄路」の両国による30年間の共同経営が含まれていた。これは満鉄の解体を意味した。発効は12月3日の予定であった。 8月31日 満鉄大連本社で中国長春鉄路のソ連側接収委員一行と在大連箇所長団とが接収に関する会談を行い、合意が成立。 9月2日 満洲奥地に発生した大量の日本人難民を撫順炭鉱に収容する旨、撫順炭鉱に伝える。 9月12日 哈爾濱駐在交通人民委員部ジュラヴィヨフ少将から全満の鉄道の管理形態を示される。 9月22日 中国長春鉄路のソ連代表カルギン中将が長春に着任。中国長春鉄路理事会が長春におかれる。カルギンが副理事長に、ジュラヴィヨフが同管理局長に任命された。カルギン中将からこの日、山崎総裁に次の指示が出された。 本日午前11時以降、哈爾濱・旅順間の鉄道幹線は中ソの協定によりカルギンが管理する。 重要事項はカルギンの指揮を受けられたい。 これが、実質的な満鉄の終焉だった。山崎は43人の社員を各局に主席監察および補佐として送り込むとともに、治安の確保について強硬に要求した。この日、山崎は全社員に長文の訓示を出し、綱紀の粛正および道義の確立を説いた。 9月23日 ソ連交通関係者と満鉄の担当者との間で引継・引渡しを開始。 9月28日 満鉄新京本部の玄関の標札を除去。 満鉄は実質的に消滅したが、新しい管理者にはその手足となって鉄道を動かす人員が無く、施設を動かすためには元の満鉄社員を利用せざるを得なかった。ここに日本人留用、すなわち満鉄職員をただちに帰国させず現地に留め、鉄道運行の業務に従事させる必要が起こった。 山崎自身、1947年(昭和22年)まで留用される。元満鉄社員全員の留用が終わったのは1948年(昭和23年)6月であった。 大村卓一 暴行により獄死 抑留者 五万三千人 残留孤児二千七百
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420 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/03/21(月) 21 40 29 この作品はGATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりと憂鬱のクロスものです。 原作の平成日本とは繋がりません。 色々破茶けてます。 こんなの無いだろ、なオリ設定もあります。 笑い飛ばす程度に読んでください。 以上の事を留意してお読みください。 GATEネタ GATE 皇軍 彼の地にて、斯く戦えり 第7話 炎龍襲来 1945年12月1日昼 特地 コアンの森 エルフの村 「おやっさん!援護機の緊急出動要請!!」 「了解!アルヌス司令部、こちら臨編捜索第3中隊!援護機の緊急出動を要請します!!」 「各車備え付けの重火器の用意!急げ!!」 昨夜の宴から一夜明けたエルフの村は天国から一転パニック映画の様相に変化していた。 炎龍の襲撃である。 集落の外を見張っていたエルフからの報告で、集落中が騒然となり、各々が武器を取り出して守備に向かい出した。 移動準備中だった伊丹らは、この異様な事態からホドリューから事情を聞き出し、加勢することを決断し、戦闘準備に入っていた。 ホドリューらは止めたが、伊丹は見捨てるわけにはいけなかった。 たしかに自分達は余所者。 この村とは関係ないかもしれない。 しかし、だからと言って、目の前で危機に合っている人間、もといエルフを見捨てるなんて、さすがに出来なかった。 甘いとか、軍人としてとか、言われるだろうが、それが伊丹耀司であった。 現在、伊丹ら臨編捜索第3中隊と義勇兵から成る捜索小隊が保有する車両は、 六輪自動貨車(和製ZiS-151六輪全輪駆動トラックモドキ) 投光器搭載車仕様(ウーフー。大型の赤外線サーチライトを装備。赤外線フィルターを外して通常のサーチライトとしても使用できる):1輌(乗員:5名) 対空自走砲仕様(七〇口径40mm機関砲を1門装備):1輌(乗員:6名) 武装自動貨車仕様(ガントラック。12.7mmM2機関銃を4門装備):2輌(乗員:計12名) 装輪装甲兵車(和製BTR-152六輪全輪駆動装甲車モドキ) 指揮車仕様(荷台上部に屋根の骨組みのように大きなフレームアンテナを装備した通信強化型。12.7mm機関銃1門を装備。sd.kfz251/3を連想するとよい):1輌(乗員:5名) 野戦救急車仕様(武装無し。重傷者発生対策):1輌(乗員:5名) 砲戦車仕様(T19 105mm自走榴弾砲モドキ。搭載砲は師団砲兵用105mm榴弾砲1門):1輌(乗員:6名) 自走迫撃砲仕様(M21 81mm自走迫撃砲モドキ。搭載砲は81mm迫撃砲1門):1輌(乗員:6名) 四輪駆動車(和製SASジープ。12.7mmM2機関銃を1門、7.7mm連装機銃を1基2門装備):2輌(乗員:計6名) 九二式装輪装甲車(九二式軽戦車の装輪装甲車改造型(本編第7話参照)。20mm機関砲と7.7mm機関銃を1門ずつ装備):1輌(乗員:3名) 計11輌、54名+学者数名から成っていた。 結構な重火力と規模ではあるが、炎龍戦を想定した夢幻会の面々によって、これほどの戦力が与えられていた。 ちなみに、他の捜索隊も、遭遇することも考慮して同様の編成になっている。 伊丹は、野戦救急車と投光器搭載車に学者達を押し込みつつ、2輌に擬装をかけ、森の奥に避難させる。 2輌は戦闘に向いている車輛とは言い難いためである。 同じ森の中では危険な気もするが、隠れるところが多く、日本軍車輌は車体にも迷彩色で塗られているため、擬装もかければ、とりあえずは姿をくらませられるだろうという判断からだ。 伊丹ら日本兵や外人義勇兵の面々は残った車輌に乗り込み、戦闘態勢を整える。 「来たぞ!!」 かくて、異世界において皇軍の新しい伝統、怪獣退治が始まった。 421 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/03/21(月) 21 41 02 同じ頃 特地 アルヌスの丘 日本軍 特地派遣軍司令部 「付近の航空機は直ちに急行させろ!!」 「待機中の機体の発進を急がせろ!!」 「なんとしても目標を追い払うんだ!!」 第3捜索隊からの報告を受けた寺内寿一ら司令部首脳は、怒号を放ちながら、航空部隊の発進を急がせていた。 なにせ相手は炎龍なのだ。 とても出し惜しみをしているような相手ではない。 司令部からのスクランブル命令を受け、飛行場ではサイレンが鳴り響き、搭乗員たちが自らの愛機へと急いで駆け、整備員が発進準備の作業に追われている。 一方で、寺内は同じ夢幻会の転生者の参謀と相談していた。 「どうだろう?航空攻撃だけで大丈夫だと思うか?」 「難しいかもしれませんが、地上部隊はどうしても足が遅いので、戦闘に間に合わない可能性が高いです。なので、採れる支援手段はやはり航空攻撃しか・・・」 「そうか・・・」 「それに、まだ燃料と弾薬が充分ではありません。砲兵も帝国等との戦闘で撃ち過ぎていたのがまだ響いています」 「くそ!調子乗って撃ちまくるんじゃなかった・・・」 そう言って寺内は悔やんだ。 彼とて、夢幻会からの方針を受けているとはいえ、相手はあの炎龍なのだ。 出来ることならここで倒して後顧の憂いを取り除いてしまいたい、という気持ちがあった。 寺内は、夢幻会転生者組でも数少ない華族出身者で伯爵家当主という家格であるから、帝国との交渉においても身分的に充分ということで総司令官に抜擢されていた。 そんな彼であるが、最初期からのメンバーであるにも関わらず、夢幻会内では地味な存在であった。 同じく地味なメンバー同士ということで東條と傷をなめ合っていたが、最近は東條も常勝将軍として名を馳せる様になり、彼自身はこのまま地味な存在で終わるのかと落胆していた。 だが、そんな彼に転機が起きたのが、この特地派遣であった。 会合の席で総司令官任命の受けた時、彼はその場で人目を憚らず男泣きした。 ついに自分にも活躍の機会が来たのか、と。 日本の国益を1番に考える転生者達であったが、やはり自身の栄達や武功というのは気にするものであった。 そういう訳で派遣された彼は、門周辺での帝国軍と連合諸王国軍との戦闘で"張り切り過ぎて"しまった。 転生者であった日露戦争の英雄、乃木希典の影響を受け、大火力信奉者と化してしまった寺内の自重しない火力戦。 火力主義の権化として"つい編成して"しまい、バカスカと撃ちまくった砲兵師団。 機動戦を行って、ガンガン燃料を消費しまくった車輌と航空機。 自重を忘れた寺内の命令で、これでもかと戦闘能力を発揮した日本軍は、燃料と弾薬を一夜にしてそれまでの貯蓄の2/3以上を消費してしまったのである。 勿論、戦闘後にこのことを知った寺内は内心やり過ぎたことに焦ったわけであったが。 ともあれ、今の日本軍は炎竜戦を行うには、燃料と弾薬が充分とは言えなかった。 「ともかく、航空隊に期待するしかないでしょう」 「そうだな・・・」 滑走路からは、ターボプロップ化された烈風改や流星改、未だレシプロの飛燕などの単発機が次々と飛び立っていた。 422 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/03/21(月) 21 41 36 1945年12月1日昼 特地 コアンの森 エルフの村 「こんなところで空飛ぶゴ〇ラの相手をするとはな!倉田、走り続けろ!止まったらアウトだ!!」 「わかってますよ、おやっさん!!」 指揮車仕様の装輪装甲兵車で、桑原准尉は備え付けの12.7mm機関銃を撃ちながら運転手の倉田にそう叫ぶ。 今年で50歳になる桑原であるが、若干特撮オタの気があるのか、アドレナリン全開で興奮しているのか、反動の大きい12.7mmM2機関銃を難なく撃ち続けていた。 桑原は、40歳で一時定年となり、予備役に編入されていたが、太平洋戦争開戦に予備役から応集された叩き上げの古参兵である。 准尉、改称前は特務曹長と呼ばれるこの階級は、基本的に人事掛として下士官や兵の勤務評価を担当することから、「人事の特さん」等と渾名され、恐れられる存在である。 現役時代や予備役応集後も新兵教育に携わっていたことから、新兵から『おやっさん』と呼ばれて恐れられていた。 そんな桑原が引退間際の頃に導入された12.7mmM2機関銃は、肉挽き機等とも称されるほどの高い威力を持つ機関銃であった。 第3捜索隊の多くの車輌で搭載されているこの機関銃であるが、炎龍の厚い鱗には効果が無かった。 正に巨象に挑む蟻であった。 しかし、蟻の噛み付く攻撃も多く受ければ、象とて嫌に感じる。 炎龍もそうであった。 攻撃してくる捜索隊の車輌に向けて火炎を放とうとする。 指揮官に優先配備された二式突撃銃を助手席から撃つ伊丹は、炎竜の口が紅く光るのを見て、それを直感した。 「炎がくるぞ!回避だ!!」 荷台の通信員から受話器を受け取り、伊丹はそう命令を放つ。 炎龍がまるで火炎放射のごとく尾を引く炎を吹き放つが、周囲をちょこまかと走り回る車両を捕らえることはそう簡単には出来ない。 しかし、なまじ戦場が森ということもあり、火が巡るため、厄介であった。 さらにそれは、捜索隊と戦うエルフたちにもそれは脅威であった。 放たれた炎の余波で何人かのエルフが巻き込まれる。 炎龍から、炎から逃れようと多くのエルフが逃げ惑う。 「いかん!女の子が狙われているぞ!」 捜索中隊副官として、自走迫撃砲仕様の装輪装甲兵車に乗る鈴木敏通少尉がそう叫ぶ。 足元で逃げ惑うエルフの女の子、ユノを目聡く見つけた炎龍が、己が空腹を満たさんと牙にかけようとしている。 ホドリュー親子が、エルフたちが彼女を助けようと矢を放つが、効果が無い。 炎龍が口を開けたその時。 「これでも喰らってろ!!」 鈴木少尉らが乗る自走迫撃砲車輌に乗っていた義勇兵の1人、チャールズ・E・ケリー軍曹が"81mm迫撃砲弾"をぶん投げた。 投げられた迫撃砲弾は炎竜の口腔内上部に命中し、着発信管が作動して大きな爆発を起こす。 さらにケリー軍曹は、間髪入れず持っているM1ガーランドを炎龍の口腔内に向けて撃ちまくる。 炎竜の皮膚はモース硬度9に相当する硬さを持つ鱗で全身を覆っているが、内部である口腔内はそうはいかない。 迫撃砲弾と7.62mm弾(.30-06スプリングフィールド弾)のダブル攻撃を口腔内に受け、炎龍はたまらず口を閉じて、その場から上空に離れる。 423 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/03/21(月) 21 42 10 「隊長、迫撃砲弾って投げるものでしたっけ?」 「んなこと気にしてないで運転に集中しろ!! 鈴木、女の子を回収しろ!! 高射機関砲、逃がすな!撃ち落とせ!!」 ケリー軍曹の活躍ぶりに少し茫然とした倉田に、伊丹がそう言って喝を入れ、指示を出す。 伊丹の指示を受け、対空自走砲仕様の六輪自動貨車が載せている七〇口径40mm機関砲が射撃を開始する。 いくら分厚い鱗に覆われている炎龍でもこれなら、と射撃するが、現実はそうも上手くいかない。 「なんで40mmが効かねぇんだよ!!」 40mm機関砲の射撃を指揮する仁科哲也曹長がそう悪態をつく。 炎竜の鱗は強力で、40mm機関砲弾でも効果が薄かった。 「腹を狙え!!」 伊丹がそう指示する。 門周辺の戦闘で撃墜された竜の弱点を調べるために射撃試験をした際、 腹部の柔らかい部分ですら12.7mm弾の鉄甲弾でようやくという結果だった話を聞いたことを伊丹は思い出し、そう指示したのだ。 伊丹の指示を受け、40mm機関砲を腹部に指向させるが、炎龍は射撃を回避しようと動き回り始めた。 しかし、その動きもすぐに止まる。 突如として、炎龍の背中が爆発した。 「航空隊だ!!」 第3捜索隊からの支援要請を受けて駆け付けた九六式艦上戦闘機がロケット弾攻撃をかけたのだ。 さらに、救援要請を受けて付近にいた機やアルヌスから駆け付けた機が続々と集まり、炎龍に攻撃を加える。 この攻撃に堪らず、炎龍が地上に墜ち、釘付けとなる。 「今の内だ!エルフたちを回収して森から撤収するぞ!!」 伊丹はそう指示を出し、各車でエルフたちを回収する。 伊丹も自らが乗る指揮者型で、ホドリューから娘のテュカを受け取る。 「テュカ、君は先に逃げなさい!!」 「お父さん!?」 ホドリューの突然の言葉にテュカは嫌だと拒否する。 しかし現実は非常で、第3捜索隊の車輌全てを合わせてもエルフを全員載せることはできない。 現に伊丹とテュカが乗る装輪装甲兵車もぎゅうぎゅうであった。 「私は後から追う!いいから先に行きなさい!!」 「でも!!」 「いいから行くんだ!!」 ホドリューがそう言ったその時、炎龍が雄たけびを上げた。 そして、顔を伊丹達に向ける。 気付かれたようだ。 「伊丹殿!娘を頼む!それから、眼を狙ってくれ!眼をやられれば炎龍も堪らずに逃げ出すはずだ!!」 「解りました! 必ずまた会いましょう!倉田出せ!!」 「待って、お父さああぁぁぁん!!」 テュカの悲痛な叫びと共に装輪装甲兵車は走り出した。 テュカは、目の前で離れていくホドリューと彼に迫る炎龍を凝視した。 424 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/03/21(月) 21 42 45 伊丹はテュカと同じく離れていくホドリューを見ていたが、彼に感傷に浸っている暇は無かった。 同乗している富田から急いで受話器を受け取り、通信士に無線を繋がせる。 「上空の航空隊、こちら第3捜索隊!目標の目にロケット弾を撃ち込めますか?!」 伊丹は、ホドリューから言葉通り炎龍の眼を攻撃しようと航空隊に攻撃要請を出した。 だが、 『こちら上空援護機指揮官機。ロケット弾は残弾が少ない。それに頭をあちこちに振って狙いにくい。地上に釘つけにするので限界だ』 「くそ!!」 既に多くの航空機が集まって攻撃を加えているが、弾数にも限りがあった。 炎龍は自分を攻撃する上空の航空機や地上と忙しなく顔をあちらこちらへと向けており、長い首の先にある頭部の眼を狙うのは至難の業であった。 そこで伊丹は別の手段を採る事にした。 「105mm榴弾砲!奴の眼を狙って撃て!!」 伊丹は自分の部隊にいる105mm榴弾砲を装備した砲戦車仕様の装輪装甲兵車に攻撃を指示する。 指示を受け、砲戦車仕様装輪装甲兵車に乗る装填手の笹川隼人兵長が105mm砲弾を急いで装填し、砲手の勝本航伍長が照準を急いで指向させる。 しかし、炎龍は忙しなく顔を向けているため、なかなか照準が定まらない。 「ちっ!ちょこまかと・・・。おい東、揺らすな!!」 「舗装されてない上、森の中なんですら、仕方ないでしょっ!!」 勝本が操縦手の東大樹兵長にそう叫び、東が反論する。 無線越しで声を聞いた伊丹は機転を利かせる。 「上空援護機。ロケット弾で炎龍の動き、首を振るの止めさせてくれ!!」 『こちら上空援護機指揮官機。了解した!!』 伊丹からの要請を受け、上空の烈風改や流星改、飛燕が残っているロケット弾を浴びせる。 そして、炎龍が上空の機体に首を向けようとしたその時だった。 「今だ!!」 勝本がそう言って引き金を引き、105mm砲弾が発射された。 初速約500m/s、原作のパンツァーファウスト3に比べれば約2~3倍程速い初速で飛ぶそれは、狙い通り、炎龍の左眼に命中した。 炎龍の左眼は潰れ、命中箇所の周囲が大きく黒ずみ、痛々しく血が流れる。 これが決定打となった。 悲鳴。 炎龍は絶叫とも言える咆哮を上げ、空気を揺さぶった。 それは、その場に人間やエルフの動きを一瞬にでも止めるには充分であった。 何秒だろうか、その場に居る者にとっては何時間にも感じられたほどの時間が止まった感覚が生じた。 動きを止める日本軍。 それを見逃す炎龍ではなかった。 翼を広げ、よたよたとよろめくようにしながら、中空に飛び上がる炎龍。 そして、もうこんなところは嫌だ、とばかりに炎龍は全速力でその場から逃げだす。 日本兵も、義勇兵も、エルフも、ただそれを見送るしかなかった。 「っ!隊長!!」 「あ!全車集合! 損害を確認次第、コダ村に退避する!急げ!!」 富田に気付かされた伊丹はそう指示を出し、コアンの森から退避を始めた。 しかし、どの車輌にもホドリューは乗っていなかった。 425 :ham ◆sneo5SWWRw:2016/03/21(月) 21 43 21 以上です。 今回は、炎龍との戦闘inエルフの森をお送りしました。 いかがでしたでしょうか? 結構な車輌を投入しましたが、文中に出てきたのが4輌なのは、まあ、御愛嬌。 あと、怪獣退治は皇軍の新しい伝統です! 異論は認めない!! 後付けですが、寺内さんを火力信奉者にしました。 まぁ、本編でも第2話で名前だけだし、大活躍したいという気持ちは分からないわけでもない(笑) 桑原曹長の設定ですが、旧軍は下士官の現役定年設定が自衛隊より若かったので准尉に変更しました。 第2話の夜戦後編も同様にするため、修正を依頼を出しました。 たぶん、修正されているはず。 そして出したかった義勇兵の1人、「コマンドー・ケリー」ことチャールズ・E・ケリーです。 とんでもねぇ、待ってたんだ・・・ 史実でも弾薬集積所の戦闘で味方の撤退の殿として残り、その時にマジで迫撃砲弾を投げて敵を攻撃しました。 迫撃砲弾は投げるもの(違う)。 次に鈴木敏通少尉。 御存じの方はいるかもしれませんが、後の第15代陸上幕僚長です。 この当時は、陸軍士官学校第57期卒業生(1945年7月卒業)で、ホヤホヤの新任少尉です。 人格者であり今軍神との評判だったとか。 ホドリューさんとは、ここで別れることになりました。 大丈夫です。 生き残ってどこかで女の子を口説いているでしょう(マテ)。 あと、原作第3偵察隊から仁科、笹川、勝本、東が登場しました。 これで残るは戸津(アニメ2話で軽装甲機動車に乗っている眼鏡をかけている人)か。 今回はここまで。 更新も話の展開も亀ペースですが、なるべくエタらないようには頑張りたいです。 それでは、また次回に。 598: ham ◆sneo5SWWRw :2017/07/17(月) 13 52 09 度々すいませんが、修正のお願いをいたします。 拙作のGATEネタ、「GATE 皇軍 彼の地にて、斯く戦えり 第7話 炎龍襲来」 ttps //www18.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3401.html 作中の 「さらにケリー軍曹は、間髪入れず持っている日本軍の二式突撃銃と同じ6.5mm弾仕様に改造されたM1ガーランドを炎龍の口腔内に向けて撃ちまくる。」 という文を、 「さらにケリー軍曹は、間髪入れず持っているM1ガーランドを炎龍の口腔内に向けて撃ちまくる。」 に修正をお願いいたします。 重ね重ね申し訳ありません。 「迫撃砲弾と7.62mm弾(.30-06スプリングフィールド弾)のダブル攻撃を口腔内に受け、炎龍はたまらず口を閉じて、その場から上空に離れる。」 に修正をお願いいたします。 迫撃砲口径修正
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空の任期制隊員で、なおかつ「空が一番楽そう、空が一番かっこいいから」程度のビジョンで入った人間が一番放り込まれやすいのは、どんな職種なのでしょうか? 操縦士 と航空士の名称が出てきますが両者の違いはどこにあるのですか? 空自の戦技競技会の会場、日程っていつごろ決まるんですか?、空自Webサイトなどをチェックしてれば良いのでしょうか? 移動管制隊が行うのは「航空管制」であって「要撃管制」ではないですよね? 高射部隊で職種が消防って…なんでですか? 空自にも輸送があるようですがこれはヘリ等の操縦をするのですか? 航空自衛隊は小火器は一切装備しないのでしょうか。 空自隊員でも装甲車に乗れますか? 優秀な職種はなにー? 航空自衛隊のパイロットは米空軍のパイロットと比べて訓練飛行の時間が短いと聞きましたが、何分の一ぐらいなんでしょうか? 戦闘機など自分の好みに合わせてセッティング(整備)してもらえるのですか? 事故で墜落して亡くなられた自衛隊パイロットは靖国に行けるのですか? 空自はなぜAMRAAMを装備していないのでしょうか?NATOでも当然のように装備しているのに・・・・。 自衛隊では、F/Aー18戦闘機は配備されているのでしょうか。 航空自衛隊の基地防空兵器について教えて下さい。 航空自衛隊にテストパイロットっているんですか? 航空自衛隊の平時の任務ってどんなものがありますか? 旧軍では下士官のパイロットがいたようですが、現在の自衛隊にもいるのですか? 日本にトップガンみたいな組織はないんですか? 2000年3月に松島基地でT-2に搭乗していた三尉が死亡した事故について詳しく教えていただけませんか 空自の戦技競技会の会場、日程っていつごろ決まるんですか? 空自の空中給油機はやはり大陸への対地攻撃(”ディープ・ストライク”っていうのかな?)が前提ですよね? なぜ、空自をつくったんですか 航空自衛隊は米軍のワイルドウィーゼルに相当する部隊を持っているのでしょうか? Su-27は自衛隊も興味を持っていて購入も考えていたのになぜ実現しなかったんでしょうか。 航空自衛隊に高射群や救難団以外の地上戦闘部隊は存在するのでしょうか? 千歳で再発進訓練を見てきたんですが、手計測でエンジンストップからエンジンスタートまで大体7分でした。 航空祭にいったんですけどブルーインパルスの曲技の前に原チャリの改造車に乗って演技してた人たちは何者なんですか? 航空祭って事前に申し込みや応募が必要なのでしょうか? 福岡空港に近い場所にある、自衛隊の格納庫の後ろのほうに丘があって鉄塔が何本か立っています 小牧基地と名古屋空港(小牧空港)って同じ滑走路使ってるんですか? 岩国基地の戦闘機を見に行きたいのだけど、基地の周りからでも見えますか? 大雪の時、空自千歳基地は除雪が間に合わず戦闘機の発着が出来なくなるものでしょうか? 戦闘機を日本で運用するにあたって、最低でもどのくらいの最大航続距離が必要なのでしょうか 陸自のヘリが墜落したとき、その救助に黄色と白のカラーをしたヘリが救助活動していましたが 空自のパイロットより米軍の方が年間の訓練時間が多いから、米軍との共同訓練では連戦連敗? 領空侵犯機に対し警告を行う際、呼びかけは英語で行うのですか?その他の言語でのマニュアルもありますか? 日本の航空自衛隊のパイロットは年平均どのくらい飛行訓練を積んでるのでしょうか? 空自戦闘飛行隊一個の編成を教えてください. 戦闘機パイロットになれるまでの訓練時間を教えてください 自衛隊に女性戦闘機パイロットがいないのは法律にも関係があると聞きましたがどういった法律が関係しているのでしょうか? 空自の政府専用機の扉のよこで敬礼してるのは機長さん? 航空自衛隊(に相当する組織)は、警察予備隊発足当時から存在していたのですか? 空自ってパイロットはいつも乗ってる飛行機が固定されるものなんでしょうか? 航空自衛隊の陸上戦闘能力はどの程度の戦力でしょうか? 領空侵犯機が自衛隊機にミサイル発射してきた場合、自衛隊機はなんか許可みたいなのがないと反撃もできないんですか? 自衛隊機のスクランブルでは視認を前提にするため短距離ミサイルしか装備してないと聞きましたが本当ですか? 領空侵犯機にスクランブルをかける際は何機で、どのようなミサイルを装備して行くのでしょうか? 自衛隊と周辺諸国との戦力比のだけど、最新鋭の自衛隊機1機に旧式の敵戦闘機が10機以上で襲いかかってきたら、かなわないだろ? 自衛隊の航空ショーで戦闘機が飛行機雲を意識的に出すのはどんな仕組みでやっているのですか? 百里基地の滑走路は米軍艦載機の加重に耐えられるのですか? 有事の際に教導隊や教官等の技量の高いパイロットが駆り出されたりしますか? 航空自衛隊でT-4課程が不合格ならば、自衛隊をクビということでしょうか? 航空自衛隊の一個飛行隊の編成は? 最新鋭の戦闘機はなぜ岐阜基地に配備されるのですか? 空自の対地攻撃装備は340キロ普通爆弾(JM117,750lb爆弾)が最大の物とされていますが、何故1000lb、2000lb爆弾は装備しないのでしょうか? 旧軍のパイロットが自衛隊でパイロットになった例はあるのでしょうか 何故、航空自衛隊に旧日本陸海軍の軍用機が採用されなかったんですか? 防衛大綱で作戦機の定数が決められていますが、試験機、実験機、損耗予備機は作戦機定数の枠外になりますか? 雫石事件について教えて下さい 空の任期制隊員で、なおかつ「空が一番楽そう、空が一番かっこいいから」程度のビジョンで入った人間が一番放り込まれやすいのは、どんな職種なのでしょうか? 空自の新隊員で新隊員教育卒業後、一番多く配属される職種は航空機整備関係だと思います。 航空機整備でもさらにジェットエンジン・レーダー・機上無線・ 生命維持装置・落下傘・等の整備、機体の全般的な整備、修理 などなど細分化された専門職に就くので細かい配分先は毎期ごとに変わると思います。 後は地上レーダー整備員・地上無線整備員等の通信電子関係も多いと思います。 その他、多種多様な職が用意されております。 職種決定は第1に各職種からの求人数、次に適正、参考程度に本人の希望により決められます。 任期制空士から3曹に昇任出来るのは9~10%位かな。 (自衛隊板初質スレ14 856) 操縦士 と航空士の名称が出てきますが両者の違いはどこにあるのですか? 操縦士はそのまま、パイロットです。 航空士はパイロットではない航空機搭乗員です。空自の場合C-1の搭乗員とか、レスキューヘリの搭乗員とかかな? (自衛隊板「スレを立てる前にまずはここで質問を」スレ 436) 空自の戦技競技会の会場、日程っていつごろ決まるんですか?、空自Webサイトなどをチェックしてれば良いのでしょうか? 立ち読みコンバットマガジンの催しのコーナーで、情報収集は? 知っている方が現れるまで待つか、軍事板の方に聞いてみたら如何でしょう。 (自衛隊板初質スレ14 剣恒光 ◆YR1Hskt.M.) 移動管制隊が行うのは「航空管制」であって「要撃管制」ではないですよね? 移動管制隊についてはその通りだと思います。 また、航空管制と要撃管制は別物なので、航空管制官が転属しても要撃管制をすることは無いと思います。 (自衛隊板初質スレ15 203) 高射部隊で職種が消防って…なんでですか? その名の通り消防。 基地内の消防担当。 (自衛隊板初質スレ82 661) 空自にも輸送があるようですがこれはヘリ等の操縦をするのですか? 空自の場合、ヘリの操縦をするのはあくまでパイロットだよ。 クルーとしてパイロット以外の者が乗り込むことはあるはずだけど、輸送職種の人間がヘリを操縦することはない。 空自でも入隊後に取れる機会はあるのでしょうか? 基本的に無理。 陸自のヘリパイロットは現役の隊員の中から選抜してるようだけど、空自は基本的に パイロットは操縦要員として幹部になった防大か部外、又は飛行幹部(航空学生出身)に限られてて、 曹候や補士(今はまとめて曹候補生になってるけど)、一般の2士で入隊した隊員は基本的にパイロットにはなれない。 例外があるとすれば、入隊した後に改めて上位の採用区分を受けなおして合格した場合。 例えば一番下っ端の2士で入隊してもパイロットにはなれないけど、入隊後に次の採用試験を 受けなおして合格できればパイロットの可能性はなくはないはず。 1. 防大を受けなおして合格 → 入隊、運よく空自の操縦要員に決まる 2. 一般大卒向けの幹部候補生試験の飛行要員コースを受験、合格して採用される 3. 航空学生を受けなおして合格、採用される でも結局は回り道になるから、パイロットになりたいのなら最初から幹部を目指す方がいい。 また、防大や一般大出身幹部の場合は地上勤務も少なくないから、パイロットとしてずっと第一線で 活躍したいなら昇任は多少遅くなるけど航空学生を狙うのがおすすめ。 (自衛隊板初質スレ89 132) 航空自衛隊は小火器は一切装備しないのでしょうか。 持ってますよ。 私の情報は少し古いかもしれませんが、64式小銃や機関拳銃を持ってます。 (自衛隊板初質スレ108 879) 空自隊員でも装甲車に乗れますか? 軽装甲機動車なら空自は持っていますよ 基地警備の職域に進んでください (自衛隊板初質スレ110 予備海士長A ◆0J1td6g0Ec) 優秀な職種はなにー? 空自なら航空機整備関連とか航空機管制・航空機搭乗員 (パイロット以外にも航空機に乗り込む職種) 航空救難団のパラレスキュー隊員とかかなぁ。基本空自は技術職の集まり もちろんすべてではないけど (自衛隊板初質スレ111 81) 航空自衛隊のパイロットは米空軍のパイロットと比べて訓練飛行の時間が短いと聞きましたが、何分の一ぐらいなんでしょうか? 米軍は年間400時間以上 空自は240時間程度といわれている イスラエルは1000時間を越えるらしい(実戦も含めて) (くだらない質問はここに書け! 881) 戦闘機など自分の好みに合わせてセッティング(整備)してもらえるのですか? 自衛隊は試験機以外はそのパイロット専用機と言うのは無いです。 なので、専用にセッティングする事は無いのではないかと思います。 (くだらない質問はここに書け! 746) 事故で墜落して亡くなられた自衛隊パイロットは靖国に行けるのですか? 政教分離の原則があるので靖国神社に祀られるということはないです。 以前、遺族の意志を無視して、援護会の独断で勝手に靖国に祀っちゃって裁判になったこともあるので、 そういう特定の宗教がかった手配はあんまりしないですね。 (3 海の人) 空自はなぜAMRAAMを装備していないのでしょうか?NATOでも当然のように装備しているのに・・・・。 アメリカに売ってもらえないのか、国産にこだわっているのかどっちでしょう? AMRAAMは購入していたはずです。ただ、国産でという要求が強く正式に大量配備できない事情があります。 私はそーゆーのが大嫌いですが、それが現実にょ (7 525) 自衛隊では、F/Aー18戦闘機は配備されているのでしょうか。 アメリカ以外でF/A-18を配備しているのは、カナダ、オーストラリア、スペイン、スイス、 ちょっと意外なところでフィンランド、クウェート、もっと意外なところでマレーシア(F/A-18D、8機)までです。 日本、イスラエル、サウジアラビアといった、F-15装備国には配備されていません。 (7 system) 航空自衛隊の基地防空兵器について教えて下さい。 短SAMと20ミリバルカン砲があったはず。 携帯用SAMが配備されているか否かは判らない。 (11 名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2) 航空自衛隊にテストパイロットっているんですか? パイロットが居るのが飛行隊、整備員が居るのが整備隊だとすると 飛行隊は飛行幹部と候補生ぐらいしか居ないので候補生は事務雑用している 訓練の時は乗せてもらえるが少尉の機には乗らないだろう 下士官(候補生は除く)兵はあまり居ない、整備隊は上から下まで普通に居る (25 予備海士長) 航空自衛隊の平時の任務ってどんなものがありますか? 最近では、 災害派遣 国際平和協力業務 国際緊急援助活動 あたりの活動を強調してますね。 あと忘れちゃイカンのは、 救難活動 広報活動(体験搭乗・体験入隊・部隊見学etc…)といった地味な作業。 (44 名無し軍曹) 政府専用機(この間、北朝鮮から難癖付けられた)も空自の管轄。第701飛行隊(千歳基地)に属しているそうです。 スチュワーデスも航空自衛官だそうです。 http //fromto.cc/hosokawa/diary/2002/20020921-haneda/ (44 317) 旧軍では下士官のパイロットがいたようですが、現在の自衛隊にもいるのですか? 航空学生過程(高校卒)と言うのが下士官パイロットに相当します。 一般幹部候補生課程(一般大学卒、防衛大学校卒)が士官相当ですね。 (56 656) 日本にトップガンみたいな組織はないんですか? ないです。 ただ、飛行教導隊という、スゴ腕のパイロットを集めて各飛行隊相手に 訓練する部隊があります。いわゆるアグレッサー(仮想敵機)部隊です。 (60 710) 航空自衛隊にはTop Gunと同様な教育課程があり 「ファイターウェポン課程」と呼ばれている。 空自のファイター・ウェポン課程は 第301飛行隊の中で行われいて、 各部隊から選ばれたパイロットが新田原基地に赴き、 専任の教官により空戦スペシャリストへの講義や飛行訓練を受けている。 {(60 718) 2000年3月に松島基地でT-2に搭乗していた三尉が死亡した事故について詳しく教えていただけませんか 2000年3月に起きたT-2の事故は松島基地所属の機体の事故です。 T-2に単独で搭乗していた戦闘機操縦課程の学生が操縦していた機体が事故を起こしました。 パイロットの操作ミスが原因だといわれています。 (70 24) 2000年3月22日午後2時5分、訓練中だった松島基地第四航空団所属のT-2が、 宮城県女川町の山林に墜落し、1名が死亡したのが該当のものでは? (70 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 空自の戦技競技会の会場、日程っていつごろ決まるんですか? 戦競って一部マスメディア以外には非公開なんじゃなかったっけ? 陸サンの総火演のような一般公開はしていなかったと思うが。 (76 487) 雑誌は例年8月号に特集を組むはず 一般人への公開は行われていませんし、やるのはG空域だから基地に 張り付いていても何もわかりません… (76 535) 空自の空中給油機はやはり大陸への対地攻撃(”ディープ・ストライク”っていうのかな?)が前提ですよね? 基地に離発着するロスを減らす意味もある (77 912) 全然違います。訓練の効率化およびAWACSの滞空時間延長などのほうが 効果的です。 (77 913) 給油機一機あたり何機のF-15を対象にしてるんでしょう? たしか6機程度の機体を給油できるはず。 やはり大陸への対地攻撃(”ディープ・ストライク”っていうのかな?) 違います。説明をすると長く面倒なので省略しますが、憲法問題とは関係なしに、現在の航空自衛隊の 装備では敵国への対地攻撃は無理です。空中給油機を導入すれば良いという話ではありません。 大陸への攻撃を目的とするのであれば、それを目的に掲げてから実際に現実問題として攻撃可能な 装備を調えるようになるまではやくても10年程度はかかるでしょう。 (77 915) なぜ、空自をつくったんですか 陸自が海外に遠征しないんだったら戦前みたく海・陸でそれぞれ航空兵力を保有すればよかったのでは? その当時、自衛隊(と後に呼ばれることになる組織)がお手本にしていたアメリカ軍が3軍制を引いていたからでしょう。 第2次世界大戦後、多くの国で空軍が陸軍から独立して3軍制がすでに主流になっていましたので、その流れに従ったとも言えます。 (81 74) 航空自衛隊は米軍のワイルドウィーゼルに相当する部隊を持っているのでしょうか? 部隊どころかその種の機器すらない 今のところはアメリカ軍にまかせる (82 279) Su-27は自衛隊も興味を持っていて購入も考えていたのになぜ実現しなかったんでしょうか。 しょせん研究用で別に実戦配備するわけではないので そんなに興味を持っていたとは考えられませんが・・・ (88 323) 今まで西側の装備で揃えてきたのに、あえてまったく違う系統のSu-27を 導入するメリットはありません。 導入話もアグレッサー用に数機という程度で、実戦機として採用しようと したわけではないはずです。 今後もロシア機を実戦機として購入する ことはほぼありえないと思ってよいです。 (88 324) 米が圧力をかけるから (88 326) それもありますが、もっと大きな理由は、地上支援器材から何からすべて ロシア製を新たに購入しなければならず、パイロット&整備員も再教育し なければならないからです。 何しろイギリス製の機体を導入したときですら、現場ではかなりの混乱が 起きているのですから、設計思想からしてまるで異なっているロシア製を わざわざ購入するメリットはほとんどありません。 (88 331) 航空自衛隊に高射群や救難団以外の地上戦闘部隊は存在するのでしょうか? 救難団は戦闘部隊では無いと思われ 基地防空があります。 (92 509) まず、救難団は飛行部隊で、地上部隊ではありません。 地上「戦闘」部隊の定義がよく判りませんが、飛行機を持たない部隊と言う ことならば、各地のレーダーサイトや防空司令所を統括する、航空警戒管制 団もその範疇に含まれると思います。 短SAM、携SAM、VADSを装備する基地防空隊もありますね。 基地を敵の地上攻撃から守ると言うことでしたら、基地業務群の管理隊が、 これに当たることになっています。 (92 510) 千歳で再発進訓練を見てきたんですが、手計測でエンジンストップからエンジンスタートまで大体7分でした。 その間に燃料補給、AIM-9×2、AIM-7×2を装着。さらに若干の待機時間を含んでいました。 これは諸外国の平均と比べて速いのでしょうか? 諸外国に比べて速いのかどうかは知らんが、一応それは15分以内に完了すれば合格、と いうことになってるそうだ (94 249) 航空祭にいったんですけどブルーインパルスの曲技の前に原チャリの改造車に乗って演技してた人たちは何者なんですか? ブルーインパルスJr. 本家の整備員を中心とする、航空自衛隊員のグループ。 (99 600) 航空祭って事前に申し込みや応募が必要なのでしょうか? 申し込み、応募の類は不要です 付け加えますと妻、愛人、恋人、子供の類は連れて行かない方が良いと思いますよ (104 702) 福岡空港に近い場所にある、自衛隊の格納庫の後ろのほうに丘があって鉄塔が何本か立っています 自衛隊に関係があるものですか? 福岡空港に隣接して航空自衛隊春日基地の一部施設があります。 C-1,C-130,T-4,CH-47等頻繁に飛んできます。 (108 485) 小牧基地と名古屋空港(小牧空港)って同じ滑走路使ってるんですか? 名古屋空港/小牧基地に滑走路は1本しかないので、そうです。 (109 111) 岩国基地の戦闘機を見に行きたいのだけど、基地の周りからでも見えますか? 当然離着陸時には見える。 滑走路端の両側は川になっているが北側はほぼ滑走路端まで行ける。 (110 10) 大雪の時、空自千歳基地は除雪が間に合わず戦闘機の発着が出来なくなるものでしょうか? 勿論基地除雪隊があるし、除雪隊が突貫作業で滑走路の除雪を行う。 ただ、あまりに千歳の天候状況が酷い様なら、事前に天候の悪化が予報された時点で もっと南の基地に移動し、悪天候に備える、といったことが行われるだろう。 もっとも、除雪が追い付かないぐらいの悪天候では、 攻撃してくる敵も悪天候に阻まれて軍事行動が出来ないだろうけれど・・・。 ソビエトの戦闘機は滑走路が氷結したり多少の積雪があっても離着陸ができるように設計されている そうだが、大半の戦闘機は積雪した滑走路からの離発着は難しいだろう。 (113 508) 航空自衛隊千歳基地では、毎年冬季限定で、飛行場除雪隊、 道路除雪隊、人力除雪隊の3部隊、合計で約200人が編成されます。 これにはグレーダー車など約50台の除雪車両も装備されていますので、 積雪そのものに対して滑走路を確保するのはさほど困難ではないはずです。 (113 515) 戦闘機を日本で運用するにあたって、最低でもどのくらいの最大航続距離が必要なのでしょうか それは任務が迎撃に限るのか、侵攻まで含むのかによっても変わってきますから 一概には言えません。 これは他国でも同じですし、他国と言っても事情は色々あるので一概には言えないでしょう。 (117 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 陸自のヘリが墜落したとき、その救助に黄色と白のカラーをしたヘリが救助活動していましたが あのヘリはどこのへりなんでしょうか? 航空自衛隊 (118 287) 川崎V-107ね (118 流花星桜 ◆84BKJeWIJg287) ※現在は後継のUH-60Jが運用されている 空自のパイロットより米軍の方が年間の訓練時間が多いから、米軍との共同訓練では連戦連敗? 空自のパイロットの訓練時間は年間180時間、米空軍は200時間と言われてるが、 F-16やF-15Eは地上攻撃訓練、米海軍は夜間着艦訓練もやらなくちゃいかんし、 機種によっても違うので、平均訓練時間だけ単純に比較してもあんまり意味ないよ。 (121 20) 領空侵犯機に対し警告を行う際、呼びかけは英語で行うのですか?その他の言語でのマニュアルもありますか? 空自のスクランブルの際には、応答の呼びかけの際にアンチョコを見るそうです。 それには、カタカナで各国語の呼びかけが書かれています。 (眠い人 ◆gQikaJHtf2) そこには肝心な一点が抜けていつ昭和58年だったかから女性の音声テープに代わってる 軍事分野ではとかく資料の孫引きに終始しがちだから、日付のないもんは取扱注意だ (531 316) 以下、ロシア機に対して自衛隊機が無線で呼びかける場合の文言です。 こうしたカタカナで書かれた紙片を持って行き、発音なんぞ気にせず無線で呼びかけていました。 「トゥイ ツェペリー ブーゾニエ イポーニ。イージーズ ゾーナ、イポーニ」 「あなたは日本の領空を侵犯しているので、直ちに領空から退去しなさい」 と言う意味でした。 (531 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 日本の航空自衛隊のパイロットは年平均どのくらい飛行訓練を積んでるのでしょうか? 訓練を多く積んでるパイロットとそうでないのでは,実戦になったら大きな差が生まれるのでしょうか? 一応,最低ランクは年90時間(これだけ飛ばないと,免許を取り上げられる). 一線部隊のパイロットは,200時間前後といったあたり. 元々の素質が同じであれば,飛行時間の長短は,腕の善し悪しと正比例します. 空自戦闘飛行隊一個の編成を教えてください. 定数:18機(隊長機二機+四個小隊) 予備機:在場予備4機+損耗予備2機 定数:予備機=3:1 ちなみに,空自では「小隊」とは言わない. 空自用語では 2機編隊=エレメント 4機編隊=フライト 2機編隊の先行する方をエレメンタル・リーダー 4機編隊の先行する方をフライト・リーダー と呼び,フライト・リーダーは1等空尉. 飛行隊は飛行隊長(2等空佐)と飛行班長(3等空佐)に,AからDまでの4人のフライトリーダーが率いられる. そのための飛行隊の定数18. 戦闘機パイロットになれるまでの訓練時間を教えてください 1981年当時の航空自衛隊の練習機過程は, T-3で飛行時間70時間, T-1で85時間, T-33で100時間, T-2で140時間(戦技訓練含む). その後,実用機転換過程に移って,F-104Jでは,第5航空団第204飛行隊で20時間の訓練を受けるようになっていました. ちなみに,F-4EJなら第7航空団第301飛行隊で20~30時間の飛行訓練を受けます. F-1なら実戦部隊での訓練です. (眠い人 ◆gQikaJHtf2 in 軍事板) 自衛隊に女性戦闘機パイロットがいないのは法律にも関係があると聞きましたがどういった法律が関係しているのでしょうか? 法律があるから女性を戦闘機パイロットに出来ないんじゃない。 女性を戦闘機に乗せたいなどと誰も思っていないだけだろ。 (41 562) 空自の政府専用機の扉のよこで敬礼してるのは機長さん? 機長ではありません。たしか先任の空曹長だったと思います。 (65 838) 航空自衛隊(に相当する組織)は、警察予備隊発足当時から存在していたのですか? 航空自衛隊は昭和29年(1954年)発足で、警察予備隊よりかなり後になってからです。 空自の初期の人は黒江さんとか、源田さんとか、陸海軍ほぼ均等に割り振られていたようです。 (66 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 空自ってパイロットはいつも乗ってる飛行機が固定されるものなんでしょうか? 空自は詳しくないんでわからんですが、米軍なんかでは「固定されていません」 自衛隊でも決まってないと思いますよ。 また比率的には (飛)1 (パ)1.5から2 程度じゃなかったかな。 (80 899) 航空自衛隊の陸上戦闘能力はどの程度の戦力でしょうか? あんまり強くない。 具体的な編制や装備は秘密。 主力小銃は64式、場所によってはいまだにBARやトンプソンを使ってるところ もあるらしいので、それから類推してくれい。 (93 775) 領空侵犯機が自衛隊機にミサイル発射してきた場合、自衛隊機はなんか許可みたいなのがないと反撃もできないんですか? 自分に向かってAAMなどを撃ってきた場合は刑法の正当防衛の法理が当て嵌まると考えられ、反撃は合法。 だが核ASMを、例えば皇居に向けて発射したりしようとしてるのを阻止するのは命令がない限り違法。 この場合、命令した司令官は殺人罪に問われる可能性が残っている。 (初心者スレ478 322) 反撃の許可を与えることの出来る人はいません。 たとえ最高司令官である総理大臣でも、領侵機に対する攻撃許可は出せません。 しかし、なにも出来ないわけではないと思われます。 思われますと書いたのは、今だ裁判で争われたことがなく、判例がないためにはっきりとした見解が固まっていないということです。 領空侵犯に対する措置は、自衛隊法84条で次の通りに定められています。 (領空侵犯に対する措置) 第八十四条 防衛大臣は、外国の航空機が国際法規又は航空法 (昭和二十七年法律第二百三十一号)その他の法令の規定に違反してわが国の領域の上空に侵入したときは、自衛隊の部隊に対し、これを着陸させ、又はわが国の領域の上空から退去させるため必要な措置を講じさせることができる。 この84条では、領侵機に対する攻撃については書かれていないため、航空機に限らず自衛官一般に定められている権限、自衛隊法95条の武器等の防護のための武器の使用しか適用できる権限がありません。 (武器等の防護のための武器の使用) 第九十五条 自衛官は、自衛隊の武器、弾薬、火薬、船舶、航空機、車両、有線電気通信設備、無線設備又は液体燃料を職務上警護するに当たり、人又は武器、弾薬、火薬、船舶、航空機、車両、有線電気通信設備、無線設備若しくは液体燃料を防護するため必要であると認める相当の理由がある場合には、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で武器を使用することができる。ただし、刑法第三十六条 又は第三十七条 に該当する場合のほか、人に危害を与えてはならない。 というわけで、反撃するためには刑法36条(正当防衛)または37条(緊急避難)に該当する場合のみということになります。 (初心者スレ478 412) 自衛隊機のスクランブルでは視認を前提にするため短距離ミサイルしか装備してないと聞きましたが本当ですか? もし中距離ミサイルを積んで離陸したら殺人未遂になるのでしょうか? またアメリカやロシア、中国や朝鮮のスクランブル機の装備についても教えてください 1995年ごろからスパローも積んでいる (481 681) あくまで平時の国境侵犯に対するスクランブルなので、 たまたま無線や計器が故障したりして応答・針路変更不可な民間機とかだったりすると不味いしね。 有事になってる場合の対応とは別なので。 ま、別に殺人未遂にはならないかもしれないが、基地指令か隊指令(積むとして、彼らが中距離 ミサイルを積むよう指示しない限り積まないはず)が服務規程違反か何かに問われることはありそう。 (481 685) 米は一般に軽装備なことが多い AIM-120を2発のみとかね 北朝鮮や中国はソ連式に赤外線誘導型とレーダーホーミング型各一発が一般的 でも実例では体当たり戦術が主流みたいだな (481 687) 領空侵犯機にスクランブルをかける際は何機で、どのようなミサイルを装備して行くのでしょうか? 日本の場合、スクランブル機は「目視による確認」を義務付けられてるので 長射程のレーダー誘導対空ミサイルを搭載しない。 武装はガン(機関砲)と短距離赤外線誘導ミサイルのみ。 スクランブル発進はペア(2機)で行うのが基本(というか戦闘機は常に 最低2機のペアで行動する)で、スクランブル目標が1機以上の場合には もう1ペア(以上)上げる。 基本的には領空侵犯機よりも迎撃側の数が上回るように発進させる。 (347 588) だいたい、スクランブルはいくつかの基地からリレー式に複数の戦闘機が発進、警戒に当たる だいたいボギーの発見1回につき、6機から10機程度が空に上がることになる (347 600) 自衛隊と周辺諸国との戦力比のだけど、最新鋭の自衛隊機1機に旧式の敵戦闘機が10機以上で襲いかかってきたら、かなわないだろ? 実戦になったら、機体の多い方が有利なんでは? 問題ない。なにせ、「旧式戦闘機」には測距レーダーしか付いてない。先に見つけて 先に撃っちまえば自動的に勝てる。その次の「ベトナム戦争当時の新型機」レベルでも 探知距離に倍以上の開きがある上に「下が見えない」形式なので殆ど問題ない。一方的 に叩ける。 「電子装備を新型に付け替えた奴」は問題だが、その電子装備は外国から買う奴なの で、調達費用はコッチと大して違わない。数は揃ってない。 (367 333) それはない。 特に戦闘機の世界は世代による戦闘能力の差が顕著に現れる。 一世代も差があればキルレシオが数十対一になるなんてことはザラ。 その証拠にF-15対F-22のDACTではF-22がF-15に対し0・144というアホみたいな結果を残してる。 (367 334) 自衛隊の航空ショーで戦闘機が飛行機雲を意識的に出すのはどんな仕組みでやっているのですか? 編隊を組んで一斉に白い飛行機雲が出て一斉に止むのは不思議です あれは機械油を燃やしています。 排気ノズルに機械油を吹き込むパイプが付いていて、 それをパイロットが操作してON/OFFを切り替えてます。 スピンドル油というものを排気に混ぜてやる事によって発煙するです。 良く見ると排気ノズルのちょっと後ろにスピンドル油用のノズルが付いてます。 そういう機能が付いていない機体はミサイル型の発煙装置を搭載したりもします。 (364 405,406) 百里基地の滑走路は米軍艦載機の加重に耐えられるのですか? 共同訓練で、米艦載機が百里に降りた例は過去にいくつも つか、輸送機が降りられるなら、たいていの米艦載機は降りられるだろ 基地祭などにF-18とか飛んできて展示してるだろ。 (俺初質スレ430 98-99) 有事の際に教導隊や教官等の技量の高いパイロットが駆り出されたりしますか? 自衛隊に限って言えば、 教導隊は特殊な装備をしている訳でもなく、指揮も総隊なので 普通に駆り出されるでしょう。(作戦計画は秘なので、証拠はない) 教官については、十把一絡げに教官と言っても様々なので一概には言えないが、 基本的には、昔のように戦闘機を戦時増産で簡単に作れるという訳ではないため、 そもそも、教官を引っ張り出さなければならないような状況には成り得ない。 常時CAPを続けれなければならないという、 機体は失わないがマンパワーが不足するという事態にでもなれば、 実戦部隊からローテーションで教官に派遣された者を戻すことはありかも。 建前としては、空幕勤務のパイロットも有事の際には引っ張り出すことになっているので 年次飛行訓練を実施している。 (創作関連スレ41 数多久遠 ◆0rtxwIjHlI) 航空自衛隊でT-4課程が不合格ならば、自衛隊をクビということでしょうか? エリミネート、って言って、パイロットの養成過程で「不適格」とされると 空自の他の職種へ転属させられる。 そこで「パイロットになれなきゃ嫌です」というなら辞めることになる。 (345 712) 航空自衛隊の一個飛行隊の編成は? 違います。部隊の状況や任務に応じて18~24機前後とマチマチです。20機という明確な基準は存在していません。 飛行隊とは飛行中隊ですよね? 違います。英訳ではスコードロン(≒中隊)の語が当てられていますが、明確に「小隊」「中隊」という編成を持ってはいません。 最小単位である2機編隊(エレメント)を分隊、4機編隊(フライト)を小隊と強いて表現しているのかも知れませんが、 それらは固定された小隊長や列機からなる編成ではありません。従って 飛行中隊は2~4個小隊+隊長機、副隊長機でですか? 違います。 各個に固有の乗機を持っているわけではないので「隊長機」「副隊長機」という機体も存在しません。 米海軍では志気の向上などを目的にその様な機を置くこともありますが、扱いは他の機と同一です。 (337 825) 最新鋭の戦闘機はなぜ岐阜基地に配備されるのですか? 岐阜基地は大雑把に言えば新しい機種をテストするための基地、 新鋭機としてF-X(何になるかはワカランが)が配備されればまず岐阜でテストされるから。 飛行開発実験団でググると幸せになれますよ。 (327 354,355) 空自の対地攻撃装備は340キロ普通爆弾(JM117,750lb爆弾)が最大の物とされていますが、何故1000lb、2000lb爆弾は装備しないのでしょうか? 1000lb以上の爆弾は堅牢な建造物を破壊するためのものだからです。 航空自衛隊の通常爆弾は、主として敵の上陸戦力を叩くためのものですが、 敵上陸部隊が短時間で堅牢な建造物を構築するとは考えられません。 敵上陸戦力に対抗するには、2000lbを1発落とすより、500lbを4発バラバラに 落としたほうが効果的です。 (322 646) 旧軍のパイロットが自衛隊でパイロットになった例はあるのでしょうか 源田空将(苦笑を始め、飛行244戦隊の小林少佐、飛行64戦隊の黒江少佐など 多くの人が自衛隊のパイロットになっています。 初期の航空情報なんかでは、黒江少佐が自衛隊機と旧軍機の違いについて多くを語って いますし、1981年の航空情報別冊「練習機の世界」という本では、航空自衛隊と海上自衛隊 にいる旧軍パイロットがそれぞれの訓練シラバスについて語っている記事が掲載されています。 (321 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 何故、航空自衛隊に旧日本陸海軍の軍用機が採用されなかったんですか? 日本の民間航空が再開した年、1952年9月17日に初飛行したのが立飛R-52練習機です。 これは、立川飛行機が太平洋戦争中に生産していた九五式1型練習機を元に、未だ同社が保有していた「神風」2型空冷星形 エンジンを取り付け、下翼を取っ払ってパラソル単葉にしたもので、まるで赤とんぼそっくりな練習機だったりします。 製作期間僅か4ヶ月で作られた機体は、流石に自衛隊には採用されず、全日本学生航空連盟に所属し、学生の飛行訓練に 使用されました。 1954年8月には、同じく立川飛行機が、立飛R-53と言う機体を完成させました。 これまた、1941年に試作した立飛R-38改練習機を再生させたもので、これまた自衛隊には採用されず、航空大学の実習 教材として使用されています。 更に戦前、「空のシラミ」として有名なFrance製の機体の設計者が来日して、並列複座の同じような機体を、1954年10月に 立飛で製作しています。 ただ、操縦が難しく、日本で操縦できるのは、黒江保彦さんだけと言われていたりします。 ちなみに、川崎航空機が戦後初めて試作した国産連絡機KAT-1は、土井さんが設計主務をやっていた関係上、飛行特性は 飛燕に非常によく似ていたそうです。 これはT-34との競争試作に敗れた後、陸自の連絡機として使用されています。 (301 眠い人 ◆gQikaJHtf2) 防衛大綱で作戦機の定数が決められていますが、試験機、実験機、損耗予備機は作戦機定数の枠外になりますか? 違う。 作戦機定数は、純粋に戦闘任務に就く戦闘機と支援戦闘機だけの数の合計。 訓練飛行隊なども定数の枠外。 F-15J/DJ七個飛行隊140機 F-2A/B三個飛行隊60機 F-4EJ改三個飛行隊60機 (航空自衛隊の一個飛行隊は20機) の計260機。 (655 702) 雫石事件について教えて下さい 自動操縦で直線飛行していた全日空機の後方から空自F-86が衝突した (俺初質スレ30501 173)
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第14話 境目のオアシス 1482年 1月31日 ガルクレルフ 西海岸に配備されていたシホールアンル軍第3艦隊は、30日に急遽東海岸の回航命令を受けた。 途中トラブルがあったものの、艦隊は午後2時に、東海岸のガルクレルフに到着した。 「やっと到着したか。」 「ええ。」 戦艦レンベラードの艦橋で、2人の仕官が談話を交わしている。 第3艦隊司令官イル・ベックネ少将が言うと、艦長のロスグタ大佐が短く返答する。 ベックネ少将は、顔立ちは鋭く、痩せてはいるが、どこか獰猛な肉食獣を思わせるような風体だ。 「それにしても、オールクレイが抜けたのは少し痛かったな。本来なら、戦艦3隻を加えて、 アメリカの主力艦隊を迎え撃てると思ったのだが。」 「オールクレイは、機関の魔法石の調子がすぐれないようです。オールクレイは万が一のために、本国に戻って修理を受けるようです。」 「修理か・・・・・・・まあ、戦闘中にいきなり停止して、足を引っ張られたらかなわぬからな。 グジェンガー艦長の判断は一応、間違いっていないか。」 そう言いながら、ベックネ少将は、ガルクレルフの港を見てみた。 ガルクレルフの港は、今や北大陸から輸送されてきた物資で溢れ返っていた。 港には、うず高く積み上げられた木箱や布袋が幾重にも続き、それは2ゼルド離れた内陸でも同様である。 ガルクレルフを占領した時にはなかった、物資を保管する倉庫は60ほど建てられ、 満杯になれば1個軍が1ヶ月戦える両の物資が蓄えられる。 しかし、現状ではそれ以上の必要物資が、このガルクレルフに所狭しと溢れ返っている。 「木箱の町、と言ったほうが正しいのかね?」 ベックネ少将はニヤリを笑いながら、港のほうに顎をしゃくった。 「どこもかしこも木箱や布袋しか見えんのだが。」 「ここは元々、後方兵站基地として活用されていますからな。ここで本国からの物資を蓄えた後、 前線部隊に一定量の補給を行っているのでしょう。でも、本当ならこのガルクレルフに、 こんな過剰なまでに物資が蓄えられる事はなかったのですが。」 「この木箱の山を築いた原因は、あのアメリカ空母部隊にある。」 ベックネ少将は、こうなるように仕向けた下手人が分かっていた。 「そうです。本来なら、この補給物資は前線軍の後方に分散された簡易集積所に集められる予定でしたが、 どうしてか、アメリカ軍艦載機が簡易集積所ばかりを爆撃して、少なからぬ物資がオシャカになりました。」 「私も知っている。あの“挨拶回り”だな。アメリカと言う国は、どこを攻撃すれば、何がどうなるかしっかり分かっているな。」 ベックネ少将は感心したように呟いた。 「そのアメリカ艦隊は、いまやそう遠くない地域に艦隊の主力を貼り付けてきおった。」 「ヴィルフレイングですね?」 艦長の言葉に、ベックネ少将は頷く。 シホールアンル海軍の将兵にとって、もはやヴィルフレイングといえば即座にアメリカ艦隊という言葉を連想するまでになっている。 これまで、ヴィルフレイングといえば、一昔前の魔法事故で、大惨事を引き起こした悲劇の港町、あるいは呪われた町、というイメージが圧倒的に多かった。 これは、アメリカ艦隊がヴィルフレイングに現れるまで健在だった。 だが、第6艦隊やシホールアンル地上軍等を一気に叩きのめしたアメリカ空母部隊や、太平洋艦隊の主力が ヴィルフレイングに陣取るや、悲劇の町というイメージはたちどころに吹き飛び、シホールアンルの喉元に突きつけられた匕首、 という意識が将兵の頭に埋め込まれている。 その戦力たるや、これまで判明しただけで、戦艦8隻、空母4隻、巡洋艦、駆逐艦合計で40隻以上というとんでもない物である。 もしこれらが一気に押し掛けて来れば、主力戦艦6隻しか持たぬシホールアンル艦隊は甚大な損害を被る。 せめて、戦艦戦力だけでも優位を保たねば・・・・・・ 海軍上層部は第3艦隊を東海岸に派遣する事に決め、うち戦艦1隻が魔法石の調子が悪く、回航途中でリタイアしたが、 残りは北大陸南部のマルヒナス運河を通り、無事にガルクレルフに着いた。 これで、シホールアンル艦隊は戦艦8隻になり、とにもかくも、戦艦戦力はこれで互角になった。 「戦艦のみならず、竜母も東海岸に回せばよかったのですが」 話を聞いていた、参謀長のリギングラ准将が残念そうな表情で言ってきた。 「第24竜母機動艦隊も加えれば、母艦戦力は6対4の優位に立ち、まず相手側の空母を血祭りに挙げられる筈ですが。」 「それは出来んかもしれない。」 ベックネ少将はかぶりを振る。 「アメリカ空母部隊は、どこに出没して暴れ回るか分からん。28日だったかな、グレンキアの南端に左遷されたスパイが、 沖で訓練を行うアメリカ機動部隊を発見したそうだ。諸君らも、この報告を聞けば何か分かるだろう?」 彼はイタズラ小僧が浮かべるような表情で、周りを見回した。誰も直ぐには分からなかったようだ。 (これがヘルクレンスや、モルクンレルなら直ぐに理解できただろうな) 幕僚達が、ようやく分かったと言わんばかりの表情を浮かべた。 「つまり、アメリカ空母部隊は、西海岸に回り込んで、手薄の我が艦隊や北部戦線を襲う可能性がある、と言う事ですね?」 「その通りだ。これを恐れた西海岸区司令官が、第24竜母機動艦隊を手放さないのだ。 まあ、ここで西海岸区司令官の文句を言いたい者もおるかも知れぬが、彼の気持ちは分からんでもない。」 彼は艦橋の窓の外に手をかざした。 「この境目のアオシスから、カレアントの戦線までは、充分な数のワイバーンが配備されている。 だが、西海岸戦線では、軍の大半をカレアントに持っていかれているため、ヴェリンス共和国の残りの領土や、 ミスリアル王国に地上軍を押し込む事も、ワイバーンの大空襲も頻繁には加えられない。」 事実、シホールアンル軍の侵攻軍は、東海岸戦線偏った形になっており、西海岸戦線はヴェリンス残存軍の抵抗を思うように突破できないでいる。 ワイバーンの配備数も、東西の比率で表すと、3:1である。 「頼りになるのは海軍のワイバーン部隊や、主力艦隊だが、その一翼が抜けた今、アメリカの空母部隊が、分力でも攻め入ってきたらどうなると思う?」 アメリカ主力艦艇の性能は、今やシホールアンル海軍の全部隊に知られている。 アメリカ側の空母は特に侮りがたい性能である。 一番搭載数の少ないワスプ、レンジャー級でさえ、80機以上。 ヨークタウン級、レキシントン級の大型正規空母となれば搭載数は90~100と、一気に戦力が上がる。 もし、アメリカ空母部隊の分力、2隻を中心とする艦隊が西海岸に現れれば、 そして、それが不意を突いて、地上軍や艦隊に襲いかかれば、たちまち大混乱に陥る。 これに対抗可能なのは、モルクンレル部隊であろうが、モルクンレル部隊はワイバーン総数272騎に対し、 敵2隻がワスプ、レンジャー級であれば、160機程度で、モルクンレル部隊が優位だ。 しかし、その差も、敵の空母がレキシントン級、ヨークタウン級と来ればたやすく縮まってしまう。 増してや、敵の空母部隊が4隻全てを投入する可能性もある。 それを恐れる西海岸区司令官は、モルクンレル部隊を手放したくなかった。 「だから、敵が来た時には、この艦隊の戦力で戦うしかない。まあ要するにアレだ、無い物ねだりしても始まらぬという事だ。」 「なるほど。しかし、来年の中頃には、我々もホロウレイグ級竜母が複数登場します。 それに36騎搭載可能の高速小型竜母も、増産が決まり10隻が続々と作られます。この年で、アメリカ軍や 南大陸軍の反撃を上手く押さえ込めば、勝機は自ずとこちらに転がって来ますぞ。」 「そうだ!アメリカの戦艦如き、わがオールクレイ級の足元に及ばぬ!」 「むしろ、敵が来た時こそ好機です。それに、我々は陸軍のワイバーン部隊の援護を受けながら敵と向かい合う予定です。 もし、あの忌々しい高速空母部隊が来ても、ヘルクレンス部隊と陸のワイバーン部隊と協力すれば、奴らを海の藻屑に出来ぬこともありません。」 「ふむ、そうだな。」 ベックネ少将は、幕僚達が戦意を失っていない事に満足していた。 (これだ。敵が優勢なほど、戦意を掻き立てる。これこそが、我がシホールアンル海軍のいい事だ。 彼らのような戦意旺盛な部下がいれば、我々も負ける事はあるまい) 彼は、次第にアメリカ艦隊の決戦を望むようになって来た。 「出るなら出て来い、アメリカ軍。我々シホールアンル海軍の実力を見せてやる。」 1482年2月3日 バルランド王国ヴィルフレイング この日、戦艦コロラドの会議室で、本国からやって来たキンメル太平洋艦隊司令長官と幕僚2人を交えた作戦会議が行われた。 「であるからにして、この作戦は未だに進撃を続けようとするシホールアンル側の意図を挫くと共に、 南西太平洋軍がカレアント南部に進駐するまでの時間を捻出するのが目的である。」 言い終えたキンメル大将は周りを見回した。 面白そうだなと顔を緩めている者、少し危険すぎるのではないか?と顔を強張らせている者がいた。 そのうちの面白そうと思っている者、第16任務部隊司令官、ウィリアム・ハルゼー中将が口を開いた。 「なかなか面白い作戦だ!これなら、シホールアンル軍を大きく足止めできるぜ。」 彼はニヤリと笑みを浮かべた。 その一方で、顔を強張らせている者、第2任務部隊司令官、アイザック・キッド少将も口を開く。 「しかし長官、古来から言われるように、敵に当たる時は全力で、との言葉があるではありませんか。 分力で敵の肝心な所を叩き、混乱に陥れると共に心理的ダメージは計り知れない事になるでしょう。 しかし、失敗すれば貴重な高速空母や、旧式とは言え、まだ使い道のある戦艦を無為に失う可能性もあります。」 「ミスターキッド。確かに君の言う事は重々承知できる。」 キンメルが深く頷く。 「だが、この作戦は敵が未だに戦力を満足に補充し得ていない今だからこそ、出来る物だ。 戦力が整えば、強引に出来るかもしれないが、それはいつになると思う?」 「・・・・・・・・」 キッド少将は言葉に詰まった。 だが、内心ではこのような投機性の高い任務は賛成できぬという思いが強い。 「投機性が高いのはよく分かっている。だが、この作戦は今をおいてしか出来ない。」 キンメルはずいと、前のめりに姿勢を傾ける。 「機動作戦には、旧式戦艦には不向きです。司令官、せめて・・・・ワシントンは太平洋に回せぬのでしょうか?」 キッドは縋るような口調で言う。 「ペンシルヴァニアやアリゾナは21ノットしか出せない低速艦です。しかし、ワシントンなら、28ノットのスピードが出せ、 機動部隊にも随伴できます。そのワシントンを、回せませんか?」 「残念だが。ワシントンは大西洋から回せない。現状の戦力で作戦を行うしかない。」 キンメルはきっぱりと言い放った。 会議室に、重苦しい沈黙が流れた。 本来、機動作戦とは高速艦でやるものだが、わざわざ低速艦で行うのは、自殺行為に等しい。 だが、キンメルの言った作戦は、はっきり言って正攻法ではなく、奇策そのものである。 失敗すれば少なからぬ戦力を失ってしまう。 だが、新鋭艦の就役する43年まで余裕の無い太平洋艦隊は、駐留予定の南西太平洋軍や南大陸軍の作戦をやりやすくするために、 こうやって時間を敵から捻出するしかない。 「分かりました。」 キッドは決心した。 確かに、犠牲の大きくなりそうな作戦だが、これで成功すれば、厄介者呼ばわりされる旧式戦艦にも花を持たせられる。 「やりましょう。我が戦艦の14インチ砲で、敵地を綺麗さっぱり吹き飛ばしてやりましょう。」 「そうか。やってくれるのだな。」 「はい。」 キッド少将は、先ほどまで胸につかえていた不安が、嘘のように引いていった。 「第2任務部隊の上空援護は、我々が抜かりなく行う。だから貴官は思う存分やってくれ。」 ハルゼー中将も微笑みながら、キッド少将に語りかけた。 「よし。これで皆の腹も決まった事だろう。さて、これからは作戦を成功させために、色々問題点が出てきた。 これからはその問題点を解決させるために、細かいところを調整しよう。」 1482年2月6日 バルランド王国ヴィルフレイング 午前8時 ラウス・クレーゲル魔道師は、眠たそうな顔を張り付かせながら桟橋に向かった。 服装はいつものように黒いローブと、下はいつも変わった白のハイカラーである。 桟橋に辿り着くと、3隻の内火艇が係留されていた。 「エンタープライズ行きはどれっすか?」 彼は強面の下士官に尋ねた。その下士官はラウスを見ると、 「目の前の船ですよ。乗るんですか?」 と、内火艇のへりを棒でコンコン叩く。 「今から発進させようとしてたんですが。」 「じゃあ乗ります。」 そう言って、ラウスは内火艇に飛び乗った。 内火艇が発進しようとすると、後ろから慌てた声が聞こえてきた。 「おーい!ちょっと待ってくれ!」 下士官が振り返ると、1人の将校が走ってきた。 「あ、マクラスキー少佐。」 「すまんな、待たしちまって。」 「もうすぐで出るところでしたよ。昨日はたっぷり楽しめましたか?」 「辛うじて合格点と言う所かな。」 そう言って、マクラスキー少佐は笑いながら内火艇に飛び乗った。 彼が乗った事を確認した内火艇は桟橋から離れ、800メートル沖合いの空母エンタープライズに向かった。 「ん?おいあんた。」 ラウスは、そのままぼーっと船の左舷側を見つめていたが、唐突に横から声をかけられた。 「あんた魔道師だろ?」 「ああ、あなたは確か・・・・・・」 ラウスはしばらく考え込んでから、思い出す。 「ウェイド・マクラスキー少佐、でしたっけ?」 「そうだ。よく覚えててくれたな。」 ラウスは、レアルタ島沖海戦や北東沿岸爆撃の際に、何度か報告のため、艦橋に上がってきた彼を見ているから、自然に顔と名前を覚えていた。 「また今度もエンタープライズに乗るのかい?」 「ええ、そうですよ。なんか、本国からエンタープライズにずっと乗っとけと言われまして。」 「へぇ~、魔道師さんも大変だな。」 「ラウスです。ラウスで結構すよ。」 そう言いながら、彼は大欠伸をかいた。 「前にも思ったんだが、ラウスはよく眠たそうな顔をしてるよな。眠り病にでもかかってるのかい?」 「別に病気じゃないですよ。ただ、元々こういう体質なもので。」 そう言ってまたもや欠伸。 「それで、バルランドで有数の魔術師か。なあラウス、こういうような言葉を聞いた事ないか?」 「どのような言葉っすか?」 「時たま耳にするんだが、有能な奴は面白い一面を持っている、って奴さ。うちのブル親父を見て最初どう思った?」 「ブル親父とは、ハルゼー提督の事ですよね?」 「ああ、そうだ。」 マクラスキー少佐の質問に、ラウスは最初の出会いを思い出した。 最初、ハルゼーは彼らと会った時、かなり不機嫌そうに見えた。 いかつい顔つきは今にも怒鳴ってやろうか、と思うほど強張っており、口はへの字に曲げられていた。 いかにも感情型の闘将という雰囲気を出していた。 「怒り出したらおっかないおっさん、と言った感じでしたね。」 「君もそう思ったか。俺もだよ。」 マクラスキー少佐は自分に親指を指してそう言った。 「でもな、本来はかなりの努力家なんだよ。」 「知ってますよ。なんでも、空母の艦長になる時に、高齢にもかかわらず強引にパイロットの教育課程を受けて パイロットになったって、本人に聞かされました。」 「チッ、本人から聞かされたのか。あっと驚かせようと思ったんだが。でもな、あんなすぐに物事を決めそうな ブル親父でも、本当は人一倍努力する人なんだよ。」 「確かに、面白い一面ですよね。」 「ああ、全くだ。」 マクラスキー少佐は笑いながらそう言う。 「それは、君も一緒だよ。巷では優秀な魔道師、ラウス・クレーゲルも、本当は眠るのが唯一の楽しみな若者! と、俺の中ではそうなってる。」 「ええ~、勝手に決めないで下さいよぅ。」 ラウスは困った顔つきで、マクラスキー少佐に抗議した。 「でも、大体は合ってるだろう?」 「ま、まあ、確かに。」 「まっ、要するに俺が言いたいのは、有能な人間ほど、面白い一面を持っていると言う事だ。それだけかな。」 「ハハハハ、よく考えれば、確かに。」 ラウスはふと、スプルーアンス提督の事を思い出した。 あの巡洋艦部隊を束ねる男も、結構驚く一面を持っている。 気が付くと、目の前にはエンタープライズの巨大な艦体が迫っていた。 内火艇はエンタープライズの艦尾左舷側から近付くと、一度離れて半周し、内火艇の左舷側をエンタープライズの左舷が会談に、ゆっくりと接舷した。 マクラスキー少佐が先に降り、次にラウスが降り、階段を上がって行く。 「やっぱ、司令官と同じサイズのステーキは、私もとてもじゃないですが食べ切れません。」 ブローニング大佐が苦笑しながら言った。 「2、3日メシ抜きにすりゃあ誰だって食べれるよ。」 と、ハルゼー。 その時、艦橋に若い兵が入って来た。 「ラウス・クレーゲル魔道師がただいま着任いたしました。」 「おう、入れてくれ。」 ハルゼーは機嫌がよさそうに頷く。しばらくして、ラウスが入って来た。 「こんちわーす。」 「ようラウス君。たっぷり眠れたかね?」 「まあ、ぼちぼちと。」 ラウスは、眠たそうな顔に苦笑を浮かべながらそう答える。 「今度の作戦でもよろしく頼むぞ、“魔道参謀殿”。」 「ええ、微力を尽くしますよ。」 ラウスがやや、力の入った声音で言い、ハルゼーとブローニングの2人と、代わる代わる握手をした。 魔道参謀というのは、ハルゼーが勝手につけた名前だが、実質的にラウスの立場は、魔道参謀そのものである。 「今回は前回以上に厄介な仕事だが、連絡役の君にも色々期待している。お互い、今度の作戦成功を祈って頑張ろう。」 「これが成功すれば、シホールアンルの前進は完全にストップしますからね。自分としても、自然に気合が入りますよ。」 「成功すれば、ラウス君の眠る時間も飛躍的に増えるでしょうな。」 ブローニングの何気ない言葉に、3人は思わず笑ってしまった。 「とりあえず、出港までまだ時間があるから、前に使った部屋でゆっくり休むと言い。 これから眠る時間も少なくなるから、今のうちに寝溜めしたほうがいいぞ。」 「わかりました。では、お言葉に甘えるとします。」 2月8日 午後11時 ネバダ州ロスアラモス 南大陸側の特使達は、ラウスが南大陸に戻った後もアメリカ本土に留まっていた。 アメリカ政府の高官との協議や、各州の工場などを見学し、彼らはアメリカという国の真の姿を目の当たりにしている。 「アメリカからは、多くの事を学べるかもしれない。」 派遣特使団のリーダーであり、レイリー・グリンゲルはそう思っていた。 その旅路も2ヶ月以上続き、そろそろ南大陸に戻ろうと思ったある日彼とルィール、ヴェルプはとある場所に呼ばれた。 丸1日移動した後、彼らが連れ来られたのは、砂漠の峡谷の中にある何かの研究施設だった。 彼らは、別に用意された建物の個室に案内された。 個室には、太平洋艦隊司令部で見かけた顔、レイトン中佐と、始めてみる白髪の老人が座っていた。 「よく来てましたね。ささ、どうぞこちらへ。」 2人は訝しげな表情を浮かべながらも、ソファーの向かい側に座った。 「初めまして、私はアルベルト・アインシュタインと言う者です。」 白髪の人物は、にこやかな笑顔を浮かべながら自己紹介を行った。 2人もそれぞれ自己紹介を行って、話は始まった。 「遠いところからわざわざ有難うございます。このアインシュタイン博士とは初対面となりますが、アインシュタイン博士は理論物理学者です。」 「物理学者ですか・・・・・レイトン中佐、なぜ私とルィールをこのような辺境の地に呼んだのですか?」 「それは、君達が腕の立つ魔法使いだからです。」 レイトン中佐は即答した。 「君達が使っている魔法の中に、通信魔法という物があるのは既に知っていますが、この通信魔法は普通の人間には使えないのですよね?」 「ええ。短距離通信魔法は、平の魔道師でも使えますが、大陸間の長距離通信魔法となると、 約5年~6年程度の中堅、又はベテランの魔道師しか使えません。普通の人間に送っても、何ら感触はありません。」 「なるほど、魔法使い同士でやり取りできるコミニュケーションですか・・・・・いやはや、凄い物だ。」 唐突に、アインシュタイン博士が面白げな笑みを浮かべながら、言葉を発した。 「では、私達が使う交信装置の事は分かるかな?」 「ええ。電波、ですよね?」 「そうです。あなた方は本国と頻繁に魔法通信で連絡を取り合っているようですが、この魔法通信は、敵側の魔法通信も受信できるのですか?」 レイトン中佐が聞いてきた。 「いえ、受信はできないことは無いですが、受信できても解読できません。時折、頭の中で何かが通るような感触、 あなた方の主に使う電波放送で言えばノイズや雑音でしょうか、それと似たようなものを感じるのです。 魔法通信には、敵側に通信内容を解読されぬために、魔法の構成式に暗号のような妨害式を交えてから作り、 送り主に発信するのです。これは敵も同様であり、今の所、双方の魔法通信は解読できない状況になっています。」 「なるほど・・・・実はですね。今回お2人にここに来てもらったのは、あるプロジェクトに参加してもらいたいからです。」 「あるプロジェクト?」 アインシュタイン博士の言葉に、レイリーとルィールは首を捻った。 「ええ。それはですね、我々が使う無線機に魔法通信も傍受出来る様にしたいのです。」 「現在、我々情報部は、敵が使う魔法通信を全く知る事が出来ない状況にあります。そこで、南大陸では有数の魔道師である お2人に協力してもらいたいのです。」 2人は一瞬唖然となった。 「驚かれるのも無理はないでしょう。科学技術と魔法技術。この2つには接点などあまり無い様に見えますからね。 しかし、魔法は火を起こしたり、強力な力を発生させて物を吹き飛ばしたり等、様々なことができます。科学も、 ほとんど物の助けは借りますが、同じように火を起こしたり、強力な力を発生させたりできる。要は物を使うか、使わないかなのですよ。 それさえ無ければ、不思議な事に魔法と科学は似ているところが幾つもあります。 まあ、私はあなた方の世界の魔法を本格的に見た事がないので、お2人にはデタラメな事を言っている様に聞こえるでしょうが。」 そう言って、アインシュタイン博士は照れくさそうに頭を掻く。 「要するに、魔法と科学の接点は多い、と言う事ですね?」 レイニーは姿勢を前のめりにして言う。 「その通りです。」 「まあ、魔法と言っても、時たま手製の杖とかを使って発動する時もありますけど。」 ルィールが無表情のまま言う。 「でも、アインシュタイン博士の言う事は理解できました。」 「分かってくれましたか。」 アインシュタイン博士は、どこか安堵したような表情になった。 「どんな言葉が返ってくるかと心配していましたが、ふう良かった。」 「何を心配していたのです?」 ルィールは怪訝な表情で質問する。 「ええ、実はですね。さきほどの説明で、お2人からしたら間違っていると思う部分があるのではと思っていましたが。」 「いいえ、そんな事はありません!」 レイリーが慌ててかぶりをふった。 「むしろこちらが驚いたぐらいです。どうも博士は、年齢の割には柔軟な考えをお持ちのようですね。」 「いやいや、買い被らなくても。私なんぞ、年ばかり気にしている一介の老人ですよ。」 自嘲気味に言って、アインシュタイン博士は笑った。それにつられて3人も笑ってしまった。 「さて、場が和んできたところで話を戻しましょうか。」 レイトン中佐がそう言って、話は元の路線に戻った。 「我々としては、味方同志は勿論、敵シホールアンル軍の魔法通信を傍受でき、それを解読できる無線機を開発する事が目的です。 先の話でも出てきましたように、南大陸軍、シホールアンル、マオンド軍の魔法通信は盛んに発せられているといえ、内容は解読できません。 敵陣営が発する魔法通信の中に重大な通信文が入っているのは確実です。これまで、我々は航空偵察や味方潜水艦を使って 敵情の把握にあたりましたが、これではすぐに限界が生じます。」 レイトン中佐は、一度水を飲んでから再び言葉を続ける。 「この戦争では、情報を多く掴んだ方が戦争に勝つといっても過言ではありません。今のように、味方のみの通信を受け取って、 敵の情報は傍受して確認しない、では今後の作戦遂行に大きな支障を来たします。そこで、わがアメリカは、あなた方と協力して、 敵側の魔法通信を傍受、解読できる装置を開発しようと考えたのです。」 「・・・・・・・これは少々、いや、かなり難しいかもしれません。」 レイリーは表情を強張らせながらそう呟いた。 「魔法通信の構成式は、短距離用、長距離用では違いが生じます。それに、構成式に加える妨害波も一定のパターンはあるとは言え、様々です。 私としては、開発は相当難しいと思われます。ですが、」 一瞬、レイリーが吹っ切れたような表情になった。 「やる価値は充分にあります。それに、魔法通信を解読しようとしているのは、我々南大陸のみではありません。 シホールアンルやマオンドも魔法通信を解読する研究は盛んに行われています。もしこれを我々が開発したなら、敵に情報の面に関して 大きく差をつけることが出来ます。」 「私も、この研究開発は、今後の戦争において有意義なものになると思います。 それに、これは個人的見解ですが、これほど面白そうで、やり甲斐のある研究は初めてです。」 2人のエルフはやる気満々であった。元々、魔法研究が一番盛んなミスリアル人だ。 持ち前の探究心や好奇心が、この新たな無線機開発に参加するきっかけとなった。 「引き受けてくれるのですね?」 レイトン中佐が聞くと。 「「もちろんです!」」 2人は威勢のいい声で即答した。 それを聞いたアインシュタインも満足そうに頷く。 「これなら話が早いですね。今後も、お2人と詳細を協議して、近いうちにマンハッタン計画を実行に移しましょう。」 1481年2月10日 午前3時20分 バルランド王国ヴィルフレイング 未だに夜の開けきらぬこの日、一群の艦艇がゆっくりと、ヴィルフレイングを出港しつつあった。 出港しつつある船の1隻である第2任務部隊の旗艦、戦艦アリゾナ艦橋で、寮艦の出港風景を見守るアイザック・キッド少将は、内心寂しい思いをしていた。 「夜中に、なるべく音を立てずに出港とは。これではまるで、夜逃げみたいだな。」 「ですが、借金取りはおりませんから、安心できますぞ。」 艦長のフランクリン・ヴァルケンバーク大佐が冗談を言ってきた。 「借金取りとは物足りない。せめてギャングと言ってくれれば良いのだがな。」 「アル・カポネから逃げる被害者家族、とでもしましょうかな?」 「ハハハ、それは傑作だな。」 ヴァルケンバーグ艦長の言葉に艦橋要員からも失笑が漏れた。 「とは言っても、この作戦、失敗すればかなり危ないからな。」 「ノースカロライナ辺りに任せれば、もっと効率がいいでしょうに。」 「艦長、ノースカロライナのみだったら、1隻で敵地を艦砲射撃をしないといけない。 それに、今回は旧式戦艦だからこそ、このような任務に参加するべきなのだ。」 「心理作戦も兼ねていますからな。とは言っても、機動部隊で叩けば・・・・ いや、今じゃ機動部隊でも前のような戦果は挙げにくいですかな。」 「そうだろう。敵も2、3度奇襲を受けるような馬鹿ではないからな。最も、」 キッド少将は艦橋の左舷側を眺めた。 洋上は暗闇に包まれて見えないが、左舷側海域には、出港したTF16が艦隊の集合を行っている。 「こっちはワイバーンの妨害さえ受けなければ、任務を達成できる。F4Fがどれだけワイバーンを減らしてくれるか、 それによって作戦がやりやすいか、やりにくくなるかが決まる。」 キッド少将は深くため息をついた。 「とりあえず、この2隻の旧式戦艦でも、暴れる場所を用意してくれた事に感謝しておくか。」 「老いたりとは言え、アリゾナ、ペンシルヴァニアの14インチ砲24門は侮れないですからな。 いずれにしろ、ガルクレルフの兵站基地なぞ、綺麗さっぱり吹き飛ばして、シホールアンルの侵攻軍に休暇を与えてやりましょうか。」 「ああ、長い休暇を与えてやるか。」 キッド少将は頷いた。 出港しつつある第2任務部隊の後には、ニュートン少将の第15任務部隊が、間を置かず出港する手筈になっていた。
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アドルフ・ヒトラー伍長の戦歴を教えてください。 ヒトラーがロンメル死後、ロンメルが無実だと思い直したとかいう記録みたいなのは残っていますか? ヒトラーは国防軍司令官ではありますが、軍人の階級を自らに付しませんでした。これは何かこだわりがあるのでしょうか。 ヒトラーの言ってた、最も優秀であるという純粋ゲルマン民族とは? ユダヤ人「絶滅」に関する「総統命令」は一切存在していないというのはマジ? 絵描きだった頃のヒトラーは内面的な部分でどんなんだったのでしょうか? ドイツ第三帝国総統アドルフ・ヒトラーさんは占星術などオカルチックな物を好んだそうですが、 第二次世界大戦の際、ヒトラーがスイス銀行にある金(gold , money)を出そうとしても、出せなかったという話を聞いたのですが本当なのでしょうか 戦後ヒトラー総統の官邸や地下壕はどうなったんですか? ヒトラーがユダヤ人を迫害して優秀な学者や技術者がドイツから逃げ出したりしましたが、それで兵器開発に支障が出ることはなかったのでしょうか? ヒトラーは何で主力水上艦は不要だって思想持ったの? ヒトラーは兵器一つ一つにコメントしたと聞きましたがそれはどのようなモノだったのでしょうか? ヒトラーと電撃戦の関連は? ヒトラーは「日本の攻撃がなくてもアメリカとの開戦は時間の問題だった」と語ったというのは本当? ヒトラーは原稿とか無しで2時間くらい演説ができたっていうのは本当? ベルサイユ条約を破ったときに、軍事制裁されたらドイツは崩壊したはず ヒトラーは占星術などオカルチックな物を好んだそうですが、キリスト教徒ではなかったのでしょうか? ヒトラーの家族って戦後どうなったの? ヒトラーの戦略はどこで間違えたのでしょうか? ミュンヘン一揆のあと、首謀者のヒトラーはなんで重刑にもならず、さっさと釈放されたんですか? ヒトラーはソ連に勝ったら後の予定はどうするつもりだったのでしょうか? 国防軍は厳密にヒトラーの指揮下にあったのか。 ヒトラーは勲章を幾つ貰ったのですか? ヒトラーはなぜ四角いちょび髭を生やしていましたか? ヒトラーて「伍長勤務上等兵」てかかれてるけど伍長?上等兵??どっちなの? アドルフ・ヒトラー伍長の戦歴を教えてください。 1914年 オーストリア国籍のままドイツ帝国陸軍に志願、入隊。 第1バイエルン歩兵連隊に配属。 10月 第16予備歩兵連隊に配属、ベルギー/イーブルで英軍、ベルギー軍と戦闘。 砲撃で電話線が破断、伝令として塹壕を行き来する高危険度任務を遂行し、 12月第2級鉄十字章を受賞。 1916年10月 フランス/ソンムにて、砲撃を受け負傷。 1917年 3月 復帰。 1918年5月 連隊賞状を受賞(連隊賞状の詳細は不明) 6月 マルヌで、仏軍伝令兵4人を捕虜とする。 8月 第1級鉄十字章を受賞。通常は将校のみ受賞する。当時、階級は伍長(勤務上等兵) 10月 英軍の毒ガスにより一時失明、入院。 11月 有名なキール軍港の水兵反乱。 1919年 退院。バイエルン第2歩兵連隊へ転属、その後ミュンヘン第7師団に転属。 ……専門書のご購入をお勧めします。 (12 877) ヒトラーがロンメル死後、ロンメルが無実だと思い直したとかいう記録みたいなのは残っていますか? 当のヒトラーは、暗殺事件以降は体調が悪化の一途を辿り、おまけに侍医が怪しげな薬を乱用したせいか、 ロンメルはおろか国防軍の将軍(信じたのはシェルナー元帥位)を信用しなくなります。 45年3月以降はもう国防軍そのものが「裏切り者の集団だ」などどいった ことを口走る位に信用していなかったので、可能性は皆無だと思います。 (最後にはSSもヒトラーを見限った位ですから、尚更でしょう) (23 名無し四等陸士) ヒトラーは国防軍司令官ではありますが、軍人の階級を自らに付しませんでした。これは何かこだわりがあるのでしょうか。 ヒトラーは、第1次世界大戦に授章した鉄十字章しか身につけませんでした。 彼には、将軍や王侯貴族に対する反感があり、そのような部分にも一般大衆の受けが あったようです。 そこらへんのこだわりかと。 (60 93) むしろ、階級や徽章をつけない事でヒトラーは自らを神格化したのです。 つけていたのは党章とWW1の時の鉄十字章だけでした。 まわりの党幹部や軍人はさまざまな階級や徽章をヒトラーから貰う事によって よりヒトラーに近づけるのだ。という思想だったのです。つまり、ヒトラーの 立場は誰かが定義できたり徽章を与えたり出来るものではない。と言う考えなんですな。 (60 103) 村瀬興雄「ヒトラー」中公新書によると、ヒトラーの伍長昇任は 無かった様子。自衛隊みたいに退官時陸士が3曹になるような こともなかったんじゃないかな。 伍長勤務ではあるけれども。 (60 115) ヒトラーの言ってた、最も優秀であるという純粋ゲルマン民族とは? ゲルマン民族自体、古い時代に半農半猟生活を送っていた民族を漠然と言ってるだけ。 純粋なゲルマンって考え方自体が、破綻している。 (69 865) 西ゲルマン語族がゲルマン民族なら、イギリスも含まれるのですが・・・。 それ、ヒトラーの「英独両国民は民族的に近い」の理論的根拠 (69 867) まあ純粋のアーリア人種とは ヒトラーのように金髪で ゲッベルスのように背が高く ゲーリングのようにスマート という皮肉があるくらいですからね... (69 868) ナチスの提唱していたアーリア人自体、言語学上の概念を民族に 当てはめたナンセンスな概念です。 ナチスの思想の源流の一つとなった人類学者ハンス・ギュンターの説では 「金髪碧眼、長身、スマートな白人」の北方人種が最も優れており、 その純潔性を高めるべきだとしています。あえて言えば北ゲルマン語族でしょうか。 ヘルマン・グラーザーの「ヒトラーとナチス」(社会思想社)などがこの辺に詳しいので、 参考にされると良いと思います。 (69 870) ユダヤ人「絶滅」に関する「総統命令」は一切存在していないというのはマジ? ここでいちいち証拠を出すとキリがありませんが、よくある歴史修正主義者です。 「歴史修正主義者」等で検索して、参考文献をご覧になったほうが確実かと。 (80 65) 絵描きだった頃のヒトラーは内面的な部分でどんなんだったのでしょうか? 各種伝記や自伝を総合すれば画家時代のヒトラーはさして政治思想と呼べるものはもってない 国家社会主義思想自体もヒトラーの発明ではないわけだし、無思想で才能に乏しい芸術家志望の どこにでもいる青年だったのではないか? たしか画家時代のヒトラーに焦点を当てた評伝が家のどこかに埋もれているはずだが掘り出せず 検索してもそれらしいものはヒットしなかったので悪しからず (98 862) ドイツ第三帝国総統アドルフ・ヒトラーさんは占星術などオカルチックな物を好んだそうですが、 キリスト教徒ではなかったのでしょうか? ナチスはその初期の支持団体に北方アーリア(ゲルマン)人種の優越性を唱える オカルティックな団体であったトゥーレ協会というものがあった。 しかしヒトラーはナチスの創設期からの党員ではなく、いわれているほどオカルティズムに傾倒しているわけでもなかった。 ナチスの主導権を掌握したあとではむしろオカルト勢力の影響力を排除している。 キリスト教徒が圧倒的多数を占めるドイツで、キリスト教を否定する政治家が支持をえることは難しいのは当然だろう。 ヒトラーの演説においても、神の恩寵や自らの救世主的使命を強調するような発言が多く 決して公然とキリスト教を否定することはなかった。 ヒトラーはユダヤ教を母体とするキリスト教に好意を持っていなかったが、 同時にキリスト教的な使命感をもっていた。 ちなみにヒトラーは母親を非常に愛していたが、彼女がクリスマスの頃に病死したため この時期はしばしば憂鬱な感情に捉えられたという。 これが彼のキリスト教に対して好意を抱かなかった遠因ともいわれている。 オカルト的なものへの傾倒や反キリスト教的な性向は、 むしろ親衛隊国家指導者であったヒムラーの方が濃厚である。 彼は親衛隊への入隊者に対し教会からの離脱を強要したり、アーネンエルベ(ドイツ先祖遺産協会)という 古代ゲルマン民族の優越性を証明する組織を作った。 しかし、親衛隊への教会離脱はしばしば反発を招き、 ヒムラーのオカルト趣味はしばしばナチス指導層の間でも失笑の対象になっていたという。 総じて見れば、ヒトラーを含むナチスドイツはオカルト的な性向はあったとはいえ、 決してそれのみで動いていたわけではない。 ナチスドイツをオウムのようなオカルト(言い方を換えるとカルト的)団体=国家と見るのは 彼らを極端に卑小に、もしくは過大に見てしまうことになる。 (101 905) 第二次世界大戦の際、ヒトラーがスイス銀行にある金(gold , money)を出そうとしても、出せなかったという話を聞いたのですが本当なのでしょうか 嘘です。スイシ銀行はナチスの金を預かるヒトラーの銀行とまで言われていました。 (106 759) そりゃ「ゴルゴ13」の最後の間諜インセクトで出て来たセリフだろがよ。 スイス銀行が戦時中ナチスドイツに加担しユダヤ人の口座封鎖を行って その多くがネコババされたのは有名な話。 (106 760) 戦後、スイスの国際決済銀行は戦中の決済を明らかにしていますし、 スイス銀行はユダヤ人団体に対して賠償も行っています。 このことから分かるように、戦中戦後の対応は別に国際的に信頼を高めるようなものではありません。 スイス銀行の信頼は大戦よりはるか以前からあるものです。 (106 761) 一般的には相手を問わない口の堅さが信用につながったと言われています。 (106 762) 戦後ヒトラー総統の官邸や地下壕はどうなったんですか? 東ベルリン側にあった総統地下壕は長らく封鎖されて放置されていたが、ドイツ統一後埋め立てられ現状は何一つ残っていない。 記念として残すべきという意見もあったが、ネオナチの聖地になる可能性が高いということで破壊された。 (310 363) ヒトラーがユダヤ人を迫害して優秀な学者や技術者がドイツから逃げ出したりしましたが、それで兵器開発に支障が出ることはなかったのでしょうか? ドイツの原爆開発はその典型? ドイツが本格的に兵器を開発・生産した時期=ヒトラーが政権を取った時期 ですから兵器の開発・生産・研究に携わる人達の中にユダヤ人はいませんでした 勿論、迫害されたり亡命したユダヤ人の中にはその面で才能のある人もいたでしょうから、 影響が出ていたと言えば出ていたのかも知れません そういう人達が兵器の生産・開発・研究に携わっていれば史実以上に優れた兵器を大量に 生産していた可能性も無くは無い (309 259) ヒトラーは何で主力水上艦は不要だって思想持ったの? 主力水上艦が目に見える戦果をあげなくなったから。 バレンツ海海戦なんかが典型で、 その失敗後に水上部隊派のレーダーが首になって、大型水上艦の解体命令が出されてる。 ただ、その背景には、大型水上艦の喪失を恐れたヒトラーが、 大型水上艦の行動を抑制していたという事情もある。 対等な敵にあったら逃げろといわれてては、逃げ腰にもなるわな。 (547 580) ヒトラーは兵器一つ一つにコメントしたと聞きましたがそれはどのようなモノだったのでしょうか? 戦車はもっと大きく!装甲厚く強力な主砲を!電動モーター?ナイスじゃないか博士! ジェットエンジンは爆撃機に!戦闘機!?レプシロで十分だそんなもの! さっき見せてもらったA4いいね!ただちに兵器として採用し月産二千発を目指すように!これは他の兵器より優先する! ついでに高圧ポンプ砲も開発を急げ!カレーに並べてロンドン砲撃だ! やはり基本的に無茶苦茶で夢が先行したものだったんですね。どう転んでも画家は画家という事でしょうか いや、それが意外と的を射た判断も多かった。 特に戦車開発の前期とV2は電撃戦ドクトリンに並んでかなりの明断。 普通の国なら硬直した思考や人事のしがらみに埋もれて終わりだったろうものに 鋭く目をつけたのはヒトラーの英断だしそれを可能にしたのは独裁政治のフットワークの軽さ。 ただし、それらがデメリットを生んだ事例も当然あるというだけで。 (527 329,336) ヒトラーと電撃戦の関連は? 電撃戦という軍事教条は1940年の時点で存在していない。 その辺の事情は、レン・デイトンの『電撃戦』で基礎的な情報を仕入れてから、 カール=ハインツ・フリーザー『電撃戦という幻』を読めば、理解できる。 ヒトラーは装甲部隊、自動車化部隊の設立に理解を示したのは確かなのだけど、 それは政治宣伝効果という側面でしかみておらず、グデーリアンらの提唱する 自動車化部隊を用いた新しい戦争の形態に理解と賛意を示したからではないぞ。 グデーリアンら、自動車化推進の将校らが目指した、1940年の対仏戦以降の「電撃戦」は、 1939年時点では、まだ彼ら将校の思念の中にしかなく、 マンシュタインの鎌計画を得て、対仏戦が成功を収めたから、後付けで実体化されたに過ぎない。 (527 344) ヒトラーは「日本の攻撃がなくてもアメリカとの開戦は時間の問題だった」と語ったというのは本当? ヒトラーの発言のソースはマルティン・ボルマンがヒトラーの発言を 口述筆記した記録にある。 「日本の参戦は、ルーズヴェルトのために絶好の口実を与え、アメリカ軍を 我々に対して動員するきっかけを作ったとは言え、我々にとっては何らの不 利な結果も伴わなかった。しかしルーズヴェルトは、ユダヤ人にはっぱをか けられて、日本の参戦がなくても、国家社会主義を殲滅するための戦争を決 意していた。」 http //www.harashobo.co.jp/new/shinkan.cgi?mode=1 isbn=02246-9 同書の中で最終的にアメリカの参戦は避ける方法はなかったことと 日本の参戦はドイツにとって幸運だったことも述べられている。 (615 261) ヒトラーは米国の参戦が避けられないと判断してたわけね? しかし対米宣戦すれば100%敗北って火を見るより明らかだと思うんだけど、 開戦前から、アメリカからイギリスへの輸送船団の護衛をアメリカが、イギリスの領海ギリギリまで 行うようになり、ドイツに対して見つけ次第沈めると警告してた。 ドイツ側としては、WW1のこともあり、誤認での攻撃を避けるために攻撃禁止命令が出てたのだが、 そのせいで、撃沈の戦果が上がらず、海軍側から、ヒットラーに対して、撃沈許可の要請がひっきりなしに 上がってた状況なので、ドイツ側の忍耐も限界近かったという状況。 ヒットラーとしてもイギリスへの物資の搬入阻止がイギリスに勝つ条件なので、回避という選択肢はなかった。 ドイツ陸軍アメリカ駐在武官のベティカー中将が アメリカの戦力・戦争遂行能力について 極めて過小評価した報告書をあげていて ヒトラーはその報告書に非常に感心をもっていたといわれている。 100%敗北というのは、ようするに後知恵だな。 (615 324-329) ヒトラーは原稿とか無しで2時間くらい演説ができたっていうのは本当? その話が本当かどうか知らんが、戦後米陸軍情報部がヒトラーについて調査したことがある。 それによれば頭脳明晰判断能力優等、記憶力は信じがたいほど高かったそうだ。 実際独逸の将軍連が驚くほどの莫大な知識を持ち合わせていた。 それに映像を見る限り、原稿なしで演説している。 さらに精神状態は健康そのもの、異常は全くみられないという結果が出ている。 ヒトラーを狂人に仕立てた歴史家は余り信用しない方がいい。 (288 706) ベルサイユ条約を破ったときに、軍事制裁されたらドイツは崩壊したはず じゃ、逆に、なんでヒトラーはそういう状況下で再軍備宣言をしたんだろうかね? 賭けです。 ヒトラーは、イギリスやフランスが攻撃しないだろうと、賭けたのです。 それに勝ちました。 第二次世界大戦後、フランス軍に尋問されたドイツ軍のハインツ・グデーリアン将軍は、 「もし、1936年にフランス軍がラインラントに進軍すれば、我々は敗北し、ヒトラーは失脚していただろう。」と答えた。 またヒトラーもフランスが動かないという確信を持っていたわけではないと後年、以下のように述懐している。 「ラインラントへ兵を進めた後の48時間は私の人生で最も不安なときであった。 もし、フランス軍がラインラントに進軍してきたら、貧弱な軍備のドイツ軍部隊は、 反撃できずに、尻尾を巻いて逃げ出さなければいけなかった。」 下記を参照ください。 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E9%80%B2%E9%A7%90 (693 霞ヶ浦の住人 ◆1qAMMeUK0I*一部修正) ヒトラーは占星術などオカルチックな物を好んだそうですが、キリスト教徒ではなかったのでしょうか? ナチスはその初期の支持団体に北方アーリア(ゲルマン)人種の優越性を唱えるオカルティックな団体であったトゥーレ協会 というものがあった。 しかしヒトラーはナチスの創設期からの党員ではなく、いわれているほどオカルティズムに傾倒しているわけでもなかった。 ナチスの主導権を掌握したあとではむしろオカルト勢力の影響力を排除している。 キリスト教徒が圧倒的多数を占めるドイツで、キリスト教を否定する政治家が支持をえることは難しいのは当然だろう。 ヒトラーの演説においても、神の恩寵や自らの救世主的使命を強調するような発言が多く決して公然とキリスト教を否定することはなかった。 ヒトラーはユダヤ教を母体とするキリスト教に好意を持っていなかったが、同時にキリスト教的な使命感をもっていた。 ちなみにヒトラーは母親を非常に愛していたが、彼女がクリスマスの頃に病死したためこの時期はしばしば憂鬱な感情に捉えられたという。 これが彼のキリスト教に対して好意を抱かなかった遠因ともいわれている。 オカルト的なものへの傾倒や反キリスト教的な性向は、むしろ親衛隊国家指導者であったヒムラーの方が濃厚である。 彼は親衛隊への入隊者に対し教会からの離脱を強要したり、アーネンエルベ(ドイツ先祖遺産協会)という古代ゲルマン民族の優越性を証明する組織を作った。 しかし、親衛隊への教会離脱はしばしば反発を招き、ヒムラーのオカルト趣味はしばしばナチス指導層の間でも失笑の対象になっていたという。 総じて見れば、ヒトラーを含むナチスドイツはオカルト的な性向はあったとはいえ、決してそれのみで動いていたわけではない。 ナチスドイツをオウムのようなオカルト(言い方を換えるとカルト的)団体=国家と見るのは彼らを極端に卑小に、もしくは過大に見てしまうことになる (101 905) ヒトラーの家族って戦後どうなったの? ヒトラーの一族についてはこの本がくわしい 『アドルフ・ヒトラーの一族―独裁者の隠された血筋』 ヒトラーは独裁者には珍しく自分の家族や親族を優遇しなかった、というより政権掌握後は故意に自分から遠ざけようとした。 そのため西側の占領地域にいた者には非ナチ化裁判にかけられたものもいたが、罪に問われたものはなく戦後はひっそりと暮らしている。 ただ東側にいた者の中には、ほとんどヒトラーと面識がなかったにも関わらずソ連に連行され長期間拘留されたり死亡した者もいる。 イギリスに渡ったヒトラーの異母兄アロイスの息子ウィリアム・パトリックは米国に移住して戦時中米海軍に従軍し、 その子供は戦後名を変えてアメリカに住んでいる。 (278 945) ヒトラーの戦略はどこで間違えたのでしょうか? 略奪的な拡張主義政策が成功を収めていた、という点で言えば、 1938年のミュンヘン会談の結果に便乗し、チェコを併合、ソロバキアを保護国にした時点までは 彼の戦略は当たっていた、と言えるかもしれません。 ただ、一方で参謀本部筋が常に、世界大戦の危機に警鐘を鳴らし、 そうなったらドイツは必敗だと警告し続けていたことにも注目する必要はあるでしょう。 そして、その参謀本部の警鐘・警告が現実のものとなったのが、ポーランド戦のわけです。 当初、ヒトラーとその周辺は、ドイツ本土から東プロイセン間のポーランド領… いわゆる「ポーランド回廊」の割譲を迫ったわけですが、 ポーランドはその要求を飲む気はさらさらなく、さすがに英仏もこれ以上の妥協と宥和は不可能という態度に転じました。 ヒトラーにしてみれば、前年のミュンヘン会談の再現を狙ったこの要求。 結局、想定もしていなかった第2次世界大戦を引き起こすことになりました。 ポーランド戦および西方戦役の成功は、飽くまでも作戦上の勝利でしかありません。 西方戦役に勝利しても、英国は屈服させることはできず、手詰まり状態。 その後、バルカン戦役、そして対ソ戦へと流れていきますが、これらも、後知恵でみれば戦力の過剰展開でしかありません。 そもそもがヒトラーの膨張主義的な政策が根本から間違っていたと言えるかも知れませんが、 その膨張主義的な政策において決定的な誤りを犯したと言えるのは、やはり1939年ということになるでしょう。 (276 64) ミュンヘン一揆のあと、首謀者のヒトラーはなんで重刑にもならず、さっさと釈放されたんですか? あれって内乱罪とか反逆罪で、普通の国家なら死刑になってもおかしくないでしょ? Bavaria州では既に有名人でしたし、政界、財界、法曹界にも伝手が沢山おり、 各界から圧力を掛けられたので、裁判所は禁固五年に処し、なおかつ最高裁 で釈放命令が九ヶ月で出されています。 当時は共産党など左翼への嫌悪感が強く、社会でも右翼政治家の取るに足ら ない一揆などは大したこと無い犯罪と捉えたわけです。 しかも、ワイマール共和国自体かなり不安定な政府でしたからね。 (64 眠い人 ◆gQikaJHtf2) ヒトラーに利用されていたバイエルン総督、グスタフ・フォン・カールは裁判で 「すべてこいつが悪いんです」と事態の責任を全部ヒトラーのせいにした。 実際そのとおりなのだと思うが、カールの態度はあまりにも露骨に責任逃れな上 関係者に圧力を掛けたりして徹底的に不評を買い、かえって 「事態の黒幕はカールでありヒトラーは巻き込まれただけなのにヒトラーに全てを 押し付けて逃げようとしている」 という印象を強くし、相対的にヒトラーの評価が上がることになった。 結局「ヒトラーと国家社会主義労働党は偶発的事態に巻き込まれただけで、直接的 責任はない」ということになって大した罪にはならなかった。 (616 385) ヒトラーはソ連に勝ったら後の予定はどうするつもりだったのでしょうか? ウラル山脈の西側を併合し、ドイツ民族を移住させる予定だった。 ドイツ民族の生存圏(レーベンスラウム)の確率が独ソ戦の目的。 主要都市はアウトバーンで結び、都市の周囲と幹線道路沿いに農場を配置。 ここを予備役のSSに経営させ、スラブ人農民の叛乱の際は要塞とする。 スラブ人は知識階級を絶滅し余剰人口はウラルの東に追放、残りを高度な教育を禁止し農奴化する。 村の行き来を厳しく制限し、教会も村単位で分断して抵抗拠点とならないようにする。 勢力圏下の西欧諸国は傀儡国家化し、特にゲルマン民族系の国家はドイツ化を進める。 その上で大国アメリカと対峙し、その影響を排除する。 一部ヒムラーの構想も混じっているが、こんな感じの国家建設を夢想していたようだ。 (ヒムラーはヒムラーでブルゴーニュ(ブルグント)に純ゲルマンのSS自治国家を作ることも考えていたようだが) ドイツ本国と黒海沿岸を結ぶ巨大鉄道(確か通常の二倍くらいの超広軌)を建設し、ドイツ人労働者の保養地とするという構想もあった。 実際この大帝国ができたとしても、ここまで誇大妄想的なものになったかどうかはわからんが。 (148 753) 国防軍は厳密にヒトラーの指揮下にあったのか。 あった場合に、ヒトラーが「国防軍のせいで負けた」というのはちょっとおかしい気がする。 ヒトラーと国防軍の関係は時代と共に変化している。 とはいえ、あまりにも冒険的な対外政策を掲げ、軍事素人のヒトラーに対して、 国防軍の多くの将軍は冷ややかな態度を取り続けていた。 (もちろん、カイテルほか、ヒトラーと関係の良好な将軍も多数いたが) ヒトラーの総統という地位は、ドイツの大統領と首相を兼務しているわけで、 その上、1941年末には陸軍総司令官も兼任した。 その意味では、間違いなくヒトラーの指揮下に国防軍はあったわけだが、 潜在的にも、顕在的にも反目関係が絶えずあった。 特に東部戦線の負けが込み始めるに従い、ヒトラーの 前線指揮への介入はどんどん酷くなり、 後退して戦線の整理を望む将軍(特にマンシュタインが代表的)と 占領地の死守を望むヒトラーとの対立は覆うべくもないものとなる。 その過程において、しばしば、ヒトラーは前線の司令官たちへ 責任を転嫁するように、そんな台詞もはくようになった。 (245 105) ヒトラーは勲章を幾つ貰ったのですか? 第一次大戦の時のことなら 1914年12月 二級鉄十字章 1917年 9月 剣付三級戦功十字章 1918年 5月 傑出した勇敢さに対して連隊賞状 1918年 5月 戦傷者勲章 1918年 8月 一級鉄十字章 1918年 8月 三級服務勲章 ヒトラーは、伝令中に単身で四人のフランス兵を捕虜にした功績に対して与えられた一級鉄十字章を誇りとしていた。 総統となってからも、これだけは必ず総統の制服につけていた。 (183 709) ヒトラーはなぜ四角いちょび髭を生やしていましたか? ヒトラーはWW1の戦中はいわゆるカイゼル髭を生やしていました。 彼は敗戦後も軍の情報関係の仕事を続け、激増した新政党の調査を担当していました。 ある日、「ドイツ労働者党」(DAP)の集会に参加、調査をおこなっていたとき、 経済学者のゴットフリート・フェーダーの演説に立ち会いました。 彼は"ちょび髭"を生やしていたのですが、その小さな髭は、彼がしゃべるたびに 形を変えてまるで生き物のように動いているように見えたそうです。 それを見ていたヒトラーは、小さい髭のカッコよさにあこがれ、それまで生やしていた 大きな口髭を剃ってちょび髭にしました。 それ以来ちょび髭はヒトラーのトレードマークになったというわけです。 これを機に彼はDAPに入党して政治家への道を歩むのですが、これはまた別の話。 (191 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE) ヒトラーて「伍長勤務上等兵」てかかれてるけど伍長?上等兵??どっちなの? ヒトラーのWW1時の階級は"Gefreiter"です。 ゲフライターは米英では一応"Lance Corporal"に相当する階級とされています。 これをどう訳すかと言う話になりますが、実はけっこう面倒です。 これ、日本語への訳し方がモノによって伍長、兵長、上等兵とバラバラだったりします。 ドイツ陸軍では兵の階級は(1943年以降) Grenadier→Obergrenadier→Gefreiter→Obergefreiter→Stabsgefreiter となってまして、例えばこれを日本軍の階級に当てはめて 二等兵→一等兵→上等兵→伍長勤務上等兵→本部勤務上等兵 と訳すか、翻訳してその意味に近いように 擲弾兵→上級擲弾兵→伍長→上級伍長→本部伍長 と訳すか、"ゲフライター"の解釈によって違ったり。 伍長を下士官と解釈して"Unteroffizier"(下士官の最下級)を当てるか、 逆にウンターオフィツィーアを英語のSergeantと解釈してゲフライターには 伍長(もしくは伍長補)を当てるか…。 なんにせよ、下士官に近いベテランと言う解釈には違いありませんが。 (206 名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)