約 1,900,009 件
https://w.atwiki.jp/sirenindex/pages/26.html
上条(これで、中にはほとんど屍人はいない。 しかも、屍人達は明るい空間に居続けた分、まだ暗闇に目が慣れてないはずだ……!) 上条は、周囲に十分気を配りながら、ホームセンターへと突入した。 内部は完全な暗闇。一歩間違えば、屍人と正面衝突すらしかねない。 だが、上条からすれば、屍人の位置は何となくだが察知できる。 上条とは違い、屍人達は、自分の気配を隠そうとはしない。足音も、呼吸の音も、まるで隠さずに、ただ歩いている。 襲われるという危機感を、感じていないからだろうか。 上条(まあどっちにせよ、余計な手間が省けるのはありがたいけど……おっと) 近くを羽根屍人が飛んでいることに気付き、身を屈める。 息を殺しながら、ホームセンターの奥へ、奥へと歩いていく。 上条(RPGの常識的に考えれば……頭脳屍人(ボスキャラ)の居場所は、ダンジョンの一番奥、ってか?) 奥へ、奥へ、微かな視界を頼りに、上条は進む。 そして、見つけた。 一目で分かる、異常なモノを、見つけた。 上条(……こ、れは……) 異常なまでに膨れ上がった頭部。 肉団子、と言って問題無いような、丸々とした、頭。 小柄な体躯――小学生のような――と、ほぼ同じくらいの大きさだ。 蠢く肉塊のようなグロテスクな風貌。ギョロリと周囲をねめつける目が、肉団子の中央に、一つだけあった。 上条は、その不気味(グロ)さに、軽い吐き気を覚える。 だが、立ち止っている暇は無い。 幸いにも、物陰の上条に気付いている様子は無い。 すぐさま飛び出して、手に持った物干し竿で叩き伏せれば良いだけだ。 上条(……悪い、今回だけは、我慢してくれ……!) 誰とも知れない異形に、上条は謝った。 この屍人が、子供のような体型をしているからか。 しかし、不思議と、今からこの屍人を殴り倒すというのに、子供を傷付ける、という罪悪感は無かった。 恐らくは、あまりにもグロテスクな頭部の所為だろう。 上条は、覚悟を決める。 ステイルを、御坂を、救う為にも。 上条(一、二の……) 物干し竿を握り締め、飛び出した。 上条(三ッ!!) 驚愕に歪んだ(らしい)肉団子。 逃げる間も与えず、上条は物干し竿を振り下ろす。 肉が、潰れる音。 上条「っ……!」 まだ、倒れていない。 もう一度、もう一度。何度も、何度も。 物干し竿を、肉団子に叩きつける。 上条「っ、っ、っ、っ!!」 やがて、肉団子の身体が、動かなくなった。 死んではいないだろう。否、死ぬことはないのだ。屍人は死なない。いずれ、蘇る。 ひとまず胸をなでおろしながら、上条はその場にへたり込んだ。 周囲の屍人達の気配が消えている。全て、活動を停止したのだろう。 上条「……ふぅ……これで、ステイル達も…… ………………?」 不意に、倒れた肉団子に、目が釘付けになった。 正確に言えば、肉団子の身体部分。肉団子の身体に着せられた衣服に。 上条「――――ちょっと、待て、よ」 どこかで、見た事のある服だ。 何度か、見た事のある服だ。 いや、と言うよりも、つい昨日、見た服ではないか? 昨日。夜遅くまで、『見ていた』服ではないか? 上条「やめ、ろ。やめろよ。やめて、くれ」 やたらと子供っぽい服。 ピンク色で、小学生が着るような、可愛らしい服。 その服の、ポケットから。 何かが、覗いていた。 アレは――――タバコの。 上条「あ、あああああああああああああ」 子供染みた体型。 子供染みた服装。 それに似合わぬ、ヘビースモーカー。 それは、誰だったか。 考えるまでも無い。思い出すまでも無い。 そんな人間は、この学園都市の中でも、たった一人しか、存在しない。 上条「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッ!!!!!!!!」 上条は、叫んだ。 また、同じように、喉から振り絞れるだけの音を振り絞り。 肉団子の――――月詠小萌の、変わり果てた屍体を、見つめながら。 終了条件1達成(ミッションコンプリート)
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/567.html
上条「お、きたきた」 神裂「お待たせして申し訳ありません」 禁書「大丈夫なんだよ」 上条「ステイルは今日来てないのか?」 神裂「ステイルは何やら術式の新しい可能性を発見したとかで南米へ行っています」 上条「南米?十字教とあんまり結びつかないな」 禁書「南米と行っても十字教t」 上条「まぁいいや。インデックス気をつけてな。神裂もインデックスのことよろしくな」 神裂「はい。では行きましょうか」 禁書「じゃあとーまはいい子にしてるんだよ~」 上条「こっちのセリフだっつーの!」 上条「さて久々にインデックスいないから一人を満喫しますかね~」 スフィンクス「ニャー」 上条「お前がいたな…。スマンスマンえさだぞー」 ピンポーン 上条「はーい」ガチャ 一方「よォ…」 上条「うお!なんだよお前」 一方「いや…ちィっと上がっていいかァ?」 上条「え~?…かまわねーけど、なんだいきなり」 一方「座って話すか、まぁこっちこいよ」 上条「いや上条さんちなんですけどここ」 上条「んで、なんの用だ?遊びにきたとかじゃねーんだろ?」 一方「あァ、三下オメー魔術とかメルヘン世界とつながりあったよな?」 上条「メルヘンは同意だし、関わったのは不本意だがあるな」 一方「今…まぁバイトみてーなもンなンだけどよ」 一方「学園都市の警備員みてーな仕事してンだが」 上条(こいつが治安維持ってなんか違和感ありまくりだなオイ) 一方「なンか火の巨人が所々で暴れてるらしいンだわ」 上条(イノケンティウス!?ステイルか?) 一方「上からの情報が全然降りてこねェのに対処しろっていわれちまってよ」 一方「ほンとは同僚のグラサン寄越すはずだったンだけど連絡がとれねーし、ストーカーとショタは拒否しやがるし」 一方「しかたなく俺がきたンだわ」 一方「ンで心あたりねェか?」 上条「ちと待ってくれ」 prrr prrr 上条「神裂でないな」 prrrr ガチャ 上条「ああインデックスか?」 上条「神裂はいないのか? ああ…ハハッ ちょっと代わってくれ」 上条「ああもしもし?聞きたいんだけどステイルは今どこにいるか分かるか?」 上条「そうか…んじゃインデックスにすまんが代わってくれ」 上条「インデックスか?聞きたいんだけど、火の巨人ってイノケンティウス以外にいるのか?」 上条「そうか、魔術師でイノケンティウスを扱える人間は多いのか? ああ、わかったありがとう」 ガチャ 上条「それ知り合いみたいだわ」 一方「アァ!?」 上条「専門家によると火の巨人は沢山いるんだけど、大規模な準備がいったり、消えたりできないものだったりとにかく不都合なもんが多いらしい」 上条「んで比較的扱いやすいのがあるんだけど、使い手が限られてるらしい」 上条「学園都市に関係してそうな術者は一人だけ、それが知り合いだ」 一方「そうかァ…知り合いじゃオメェも気になって仕方ねェよなァ。止める義務ってのがあンじゃねーのかァ?」 上条「えっ?なんでせうか?その邪悪な笑みは…。上条さんは鬼の居ぬ間に洗濯をしようとしてるのでして…」 一方「テメェの知り合いが暴れてンのに暢気なことほざいてンじゃねェ!!」 上条「ふ、不幸だあああああああああああああああああああああ!!!」 上条「んで具体的にどんな事件になってんだ?」 一方「おォ!乗り気じゃねェか三下。成功したら給料でるぞ」 上条「なに!?時給いくらだ!?」 一方「アァ?時給じゃねーよ。ガキの使いじゃねェンだ。成功報酬だァ」 上条「まぁなんにしろ懐の寂しい上条さんには嬉しいのですよ。がんばるぜ」 一方「成功報酬はこんくらいだァ」 上条「」 上条「怪しすぎる!!!!絶対警備員じゃないだろこれ!!そもそもお前の顔とその体格で警備員に採用されないし!!」 一方「ケンカ売ってンのか!!」 上条「あーあーあー騙されたおー」 一方「つかそンなに高くねェし。やるって言った以上失敗は許されねェ上に死ンだらもらえねェからな。危険手当込みだ」 上条「不幸だあああああああああああああああああああ!!」 上条(事件のあらましとして、火の巨人が暴れている目撃情報、被害者は大体がスキルアウト、絡んで返り討ちにあったものばかり 絡んだ対象から自分のことは誰にも喋るなといわれている、人間には軽い火傷で済んでるが建造物の延焼並びに焼失、火力は推定8.500度強、放火と器物破損、準テロ容疑などで捜査が行われている) 一方「ンで、そいつァつえーのか?」 上条「あー強いけどお前の反射でなんとかなるだろ」 一方「メルヘンの反射はできねェこともねーが演算がめンどくせェ。お前の能力で消せよ」 上条「いや8.500度とか触れないっての!3.000度でも熱いのに!第一位が演算頑張れよ!!」 一方「3.000度もスゲェけどよ、俺は失敗したら丸焼けになっちまうだろォが!」 上条「俺も熱波とかで死ぬわ!」 一方「右手だけ残るな!ギャハハ」 上条「笑えねえよ!!」 上条「んで結局俺が炎担当」 一方「俺が熱波担当」 上条「戦わずに済めばそれに越したことはないんだけどなー」 一方「そン時も報酬は変わらねェが、まぁ安心して突っ込めよ」 上条「戦うこと前提かよ!」 ズドン 上条「なんだ!?爆発?」 一方「いいねいいねェ。こっちだ三下」 上条「おう」 ダッダッダ ハァハァ 一方「ハァハァ ゲホッ!ちょっと三下クゥゥン?…テメェが足はえェのは分かったから休憩だァ」 上条「体力無さすぎだろお前」 一方「杖、ついて、早く、走れるかヴォケ!!」 上条「あぁすまん、今思い出したわそれ」 上条「お前と戦ったあの時の印象が強かったからな」 一方「うっせェ…ハァハァ」 ステイル「何をしているんだ君たち」 上条「ステイル!!」 一方「あァ?こいつかァ!?三下ァ!」 上条「気をつけろ一方通行、雰囲気が何か前と違う…」 ステイル「一方通行?学園都市第一位か!?」 一方「人ン街でオイタしてくれてるメルヘン魔術師がいるってンで捕まえにきたのよ」 上条「ステイルやっぱりお前なのか?騒ぎ起こしているのは」 ステイル「フーッ。統括理事会から許可は得たんだけどねェ。ちょっとやりすぎたかな」 上条「なんでこんなことしてるんだよ!?」 ステイル「実験だよ、ちょっとしたね」 一方「実験だァ?」 上条「耳いたいだろお前」 一方「るせェ!なんの実験だァ!?」 ステイル「ちょっとここ日本の裏側まで修行の旅に出ていてね、その成果のさ」 ステイル「他所でやるとイロイロと面倒だし、ここの統括理事会には多少貸しがあるんだ」 ステイル「まぁ…許可したほうもここまで派手になるのは予想外だったようだけどね」 一方「おもしれェじゃねーか…テメェの力試しでこの街を好きにするってンなら残念だがここまでだァ」 一方「俺がきたからにゃァ!こっから先は一方通行だァ!!尻尾巻いて引き返しやがれェ!!」 上条(あれ…今大事な何かを盗られた気がする) ステイル「それは僕とやりあうって事でいいんだね?」 一方「さっさと終わらせてやるから巨人だしやがれェ」 ステイル「顕現せよ」 上条(でた!! …でもこんなんだったか?何かおかしい) 一方「噂ほどじゃねェなァ…さっさと全力ださねェと死ンじまったらだせねェぞォ!!」 上条「一方通行まて!」 一方「オラァ!!」 一方(足場崩してビル倒壊の生き埋めENDだァ) 上条(損害でて請求こないだろうな…ビル二件いくらするんだよ) 一方「……終わっちまったかァ?」 ステイル「勝手に終わらせないでくれよ第一位」 一方「次で終わるけどなァ」 上条「待てって!一方通行!!」 一方「アァ?」 上条「おかしい… ステイル、お前なんでルーンを必要としてないんだ?」 ステイル「ん?」 上条「それだけじゃねぇ、イノケンティウス呼び出した時もっと詠唱時間があったはずだ」 ステイル「さすがだね幻想殺し。こちらの手の内を良くご存知だ」 上条「それに…その黒衣の下何がある?どう考えても着膨れしすぎだ」 ステイル「……」 ステイル「そこまで見抜くとはね…いいよ 全力でいこうか」 ステイル「Fortis931!!その意味は強者!!」 一方「やっと楽しめるのかァ?」 上条(931……クサイ……クスクス) ステイル「この服の下だけどね」 バサァ ステイル「新しい霊装さ…」 ステイル「あまりテレビなんて見るほうじゃないんだけどね、たまたま見た異国の祭りに強烈な印象を受けてね。天啓というものかもね」 ステイル「現地に飛んでこの霊装入手とその使い方を極めてきたのさ」 ステイル「ここからは本気だ。死んでくれるなよ能力者達!!」 カポ 世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ シャカシャカシャカシャカ それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり シャカシャカシャカシャカ それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり シャカシャカシャカシャカ その名は炎、その役は剣 シャカシャカ 顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ シャカシャカシャカ シャカカン ステイル「出でよ!イノケンティウス!!」 ゴヴァァ 一方「こりゃあ…」上条「こいつ…」 上一「「だっせええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 一方「おいぃ!?お前の知り合いはなンなンですかァwwwwwwww?」 上条「いやwwwwwwこんなやつじゃないんだけどwwwwwwwwwwww」 一方「サンバの衣装でかっこつけられてもなァwwww帽子でけェwwwwwwwwww」 上条「十字架のマラカスwwwwwwww厨ニかギャグかどっちだwwwwwwwwwwwwww」 ステイル「おかしいかい?ここまで必死な僕が…」 ステイル「僕はね、あの子を守る為の力があっても結果がない事にずっと不満だった」 ステイル「いつだってそれなりの実力を発揮してきたはずなんだ…」 一方「なんかwwwwwwww語りだしたぞwwwwwwwwwwww友達だろwwwwww止めろよwwwwwwwwww」 上条「あんなやつ知らなねーよwwwwwwwwwwwwwwwwww」 ステイル「そうだ君は知らないだろうね…力を発揮してお気ながら、なぜか上条当麻!」 ステイル「なぜか君の手柄になっている!」 ステイル「上条勢力という枠組みにいつの間にか組み込まれて…」 ステイル「僕は必死にやってきたんだ!自分を犠牲にして己の命を削ってもあの子の為に生き!あの子の為に殺し!あの子の為に死ぬ!!」 一方「お前のせいじゃねーかwwwwwwwwwwww」バシ 上条「いてえwwwwwwしらねってwwwwwwwwwwww俺も上条勢力とか変な言いがかりで御坂のストーカーに狙われてたしwwww被害者だwwww」 ステイル「君たちが僕の覚悟を笑うなら笑うがいい」 上条「いやおかしいのはその服だけどwwwwwwwwwwwwwwww」 一方「だめだあいつ、はやくなンとかしねェとwwwwwwwwwwwwwwww」 ステイル「いくぞ!! サンバ!サンバ!サンバ!イノケンサンバ!!」シャカシャカシャカシャカ 「「おどりだしたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」」 ステイル「笑っていられるのも今の内だ能力者! サンバ!サンバ!サンバDEイノケン!!」シャカシャカシャカシャカ ステイル「この霊装には炎と情熱の意味がある、そして舞踊をとりいれ意味合いを増幅させ、わが身にルーンを刻む」シャカシャカ ステイル「僕自身が血の流れる魔方陣として機能する。その魔女狩りの王の最大火力は12.000度だ!!」シャカシャカシャカ クイックイッカクカクッククイ 上条「腰の動きが激しくなったwwwwwwwwwwくるぞwwwwwwww」 一方「まてwwwwwwwwww演算できねェwwwwwwwwwwww」 上条「おい!wwwwwwww」 一方「ちょwwwwwwまてwwwwww一旦にげろwwwwwwww」 ステイル「逃がすか!」シャカシャカ 上条「踊りながらきたwwwwwwwwww」 一方「こええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 上条「つかあちぃwwwwwwww」 一方「さんしたwwwwwwwwシャツもえてンぞwwwwww袖ンとこwwwwwwwwww」 上条「ぶふwwwwwwww消してwwwwwwww消してwwwwwwww」 一方「おkwwww消えたwwwwwwwwww」 ステイル「生憎、統括理事会が暗に実験差し止めにきているんだ。あまり被害を出したくないんで移動は止めてくれるかな?」シャカシャカ 上条「よしwwwwwwクールダウンだ一方通行wwwwwwww」 一方「そうだなァwwwwwwシティボーイとしてクールに行くかァwwwwww」 上条「演算いけるか?wwwwww」 一方「アァ?wwww炎はちとまだだがwwww熱波は風で押し返すわwwwwww」 上条「おkwwwwいくぜww」 一方「おォwwww」 ステイル「この圧倒的な火力の前には無駄だよ」シャカシャカシャカ 一方「おるァ!!wwww」 上条「うおおおおww」 ブオッ 上条「おいwwwwww風で押すなしwwwwwwww」 一方「いやwwwwお前を取り巻くようにしてんだけど演算が上手くいかねェwwwwwwwwwwwwwwwwww」 上条「おいwwwwwwシティボーイwwwwクールダウンしろwwwwwwww」 一方「そォだったなァwwww」 パキィン 一方「おいwwww消えねェじゃねーかwwww幻想殺しwwwwww」 上条「やべwwwwwwこいつはルーン消さないとだめだったんだwwwwwwwwwwww」 一方「今言うなしwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 ステイル「つまり僕自身に辿りつかないとダメってことなのさ…」シャカシャカシャカシャカ 上条「やべえwwww一方通行助けてwwwwwwww」 一方「まてwwww考えがまとまらねェwwww」 ステイル「もう詰んでるよ君達」シャカシャカシャカ 一方「おらァアアアアァァァ!!」 ズゴゴゴオゴ ステイル「何!?」 一方「地面に飲まれちまえやァ!!wwww」 上条「おいいいいいいいいい!!」 ステイル「くっ!幻想殺しごとっ!!」 一方「三下ァ!捕まれェ!!風使って飛ぶぜ!wwwwww」 上条「おう!」 パキィン 一方「ごひvhcくjhfぅg;h;h」 上条「あ、すまん」 上条「あぶなかったなww」 一方「あぶねェどころじゃねェよクソ三下がァ」 上条「いや必死だったんでwwスマンww」 一方「笑い事じゃねェ!!」 ステイル「いやほんと笑えないよ」シャカシャカ 「「!!!」」 ステイル「まったくこんな大穴開けて…まぁ僕じゃないからいいんだけどね」シャカシャカ 一方「クソが、生きてやがったかァ」 一方「テメェがやったって言えば俺らはお咎めなしのハッピーエンドだァ」 上条「そこまで考えてたのかよ…」 一方「奇麗事だけじゃァ生きてけねェからなァ」 上条「まぁピンチになってクールダウンできた所で仕切りなおすか」 ステイル「まだやるのかい?僕はもう新しい力の性能が出せただけでも満足なんだけどね」シャカ 上条「ステイル、お前インデックスの為にこの力を手に入れたんだろ?」 ステイル「究極の目標はそうだね」 上条「じゃあさ、こんな関係ないところで力使ってんじゃねぇよ! お前は弱いものを虐げる為に修行したんじゃねぇだろ!インデックスを狙う危険から守る為だろうが!! その目標を忘れてこんな所で悦に入ってる腐った幻想をまだ振りかざすってんなら 俺 が そ の 幻 想 を ぶ ち 殺 す!!」 一方(決めやがったァ、さすがだぜ…ヒーローォ) ステイル「君が僕の話を半分くらいしか聞いてないのは分かったよ」シャカシャカシャカ 「「え?」」 ステイル「その言葉一つでなんでも収まると思うなぁ!!」シャカシャカシャカシャカシャカシャカ 「「ぎゃあああああああああああああああああああ」」 ステイル「まぁ十分君たちに通用した時点で実験は成功だ」 ステイル「禁書目録がイギリスにいるみたいだから僕は帰るよ」 ステイル「事後処理よろしく頼むよ、土御門」 土御門「気づいていたのか」 土御門「関わらないようにしてたのに面倒だにゃー」 炎と情熱の霊装の上に黒衣を纏い英国最強の魔術師ステイル=マグヌスは愛しいシスターの下へ向かった どや顔で新しい魔術を披露するも禁書目録にダサイからやめた方がいいかもと言われ、絶望を味わうのは翌日の話 後日 土御門「一方通行こないだの報酬だ」 一方「オォ、やけに厳重な包装だなァ」 土御門「統括理事長から直々の品だそうだ 上条当麻と二人で開けろとさ」 一方「へェ、一応認めてくれちゃァいンだなァ」 上条「おお!それが報酬か!」 一方「アァ、開けるぜェ」 ガサガサ 「「??」」 上条「メモリースティック?」 一方「ンだァ?音声かァ?再生すんぞ」 「危険な任務ご苦労だった一方通行…そして幻想殺し」 上条「おおなんか組織のボスっぽいなwwww」 「こちらとの契約があったのだが、正直予想を上回る被害でね。今回はその文字通り火消し役だったのだよ」 一方「ケッ!」 「任務は成功だ。そこで報酬の件なのだが」 上条(wwktk) 「目標と接触してから建造物の破壊が著しい」 「特に幹線道路に地の底まで届きそうな穴が一番の問題だ これは地球環境にも影響が予測される」 「よって報酬はそこの復元に当てさせてもらう」 「こちらも不手際を認め、それ以上の請求はしない」 一方「…ォィ」 「『テメェがやったって言えば俺らはお咎めなしのハッピーエンドだァ』」 「『そこまで考えてたのかよ…』」 「『奇麗事だけじゃァ生きてけねェからなァ」』」 「一方通行、誰が聞いてるか分からない。もうちょっと正しい道を歩むといい ではこれからの活躍に期待する」 一方「…………三下ァ ごめンなァ」 上条「不幸だああああああああああああああああああああああああああああああああああ」 END しまったスレタイ絡めるの忘れた…… 上条「じゃあさ、こんな関係ないところで力使ってんじゃねぇよ! お前は弱いものを虐げる為に修行したんじゃねぇだろ!インデックスを狙う危険から守る為だろうが!! 「愛してる」って言われたいんだろうが!大切にしたい奴を置き去りにして… そいつの為の目標を忘れて!こんな所で悦に入ってる腐った幻想をまだ振りかざすってんなら 俺 が そ の 幻 想 を ぶ ち 殺 す!!」 こう変換しといてください 無理やりすぎてすまぬ
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/58.html
上条「うーん…」土御門「? 何か悩みでもあるのかにゃー?カミやん?」上条「いや…ちょっと将来のことでな…」土御門「将来?」上条「あぁ………まぁ、うちの学校のことは土御門も知ってるだろ?」 土御門「いきなりどうしたんだにゃーカミやんらしくもないww」上条「ちょっとなww…とりあえずうちの学校ってどんなとこか、簡単でいいから答えてくれないか?」土御門「…そうだにゃー…まぁ成績がちょっとばかし悪い子たちが集まるようなとこだぜい」上条「はっきり言えば底辺の高校だよな」土御門「ど真ん中ストレートだぜい」 上条「でもそうだろ?」土御門「…」上条「いや、気を悪くしたらスマン」土御門「そんなことないぜいwwただカミやんにしてはなーんか後ろ向きというか」上条「そうか?」土御門「…いや、まぁたまにはそんなメランコリーなカミやんな話も聞こうじゃないか」上条「上条当麻の憂鬱」土御門「…………ふふww」 上条「話を戻していいか?」土御門「ん、じゃあそんなカミやんの憂鬱な話でも聞こうかにゃー」上条「いや、たぶんこの話はそんな憂鬱になるような話ではないぞ」土御門「ほほぅ」上条「このはなしは……そう、…いや、とりあえず話をすすめることにするよ」土御門「じゃあ俺はそのカミやんの話を聞く側に徹するぜい」上条「おお…忍びねぇな」土御門「…」上条「…え?」 上条「…今のそげぶね」土御門「構わんにゃー」上条「ぐっ……まぁ、うちの高校はさっきも言ったけど底辺だ」土御門「その中でもカミやんはトップクラスだけどにゃー」上条「人のこと言えねーだろ!!…でな?まぁ最初の方でも言ったけど」土御門「将来のこと」上条「そうそれ。で、俺らがいる学園都市は約8割が学生というだけあってたくさん学校、学び舎があるわけですよ」 土御門「うんうん」上条「……?あれ?俺今どこら辺まで話した?」土御門「学園都市にはたくさん学校があり、俺たちはその中でも底辺である。それについての将来」上条「あーあー…それそれ。あ、で、その学園都市の中には大学もあるわけであって」土御門「ああ…わかったわかった。カミやんが言いたいことは何となく理解できたぜい」上条「わかってくれたか!」土御門「つまりカミやんが言いたい将来のことって言うのはキャンパスライフのことだにゃー?」上条「そう!」 土御門「それで底辺高校の俺達でも大学に行けるのだろうかと、」上条「そう!」土御門「中でもトップ馬鹿のカミやんには希望があるのだろうか!!」上条「そぅてめぇ!!!!」ガタン土御門「まぁまぁwwwwww落ち着けにゃーwwwwww」上条「この野郎……いや、まぁたしかに俺達は馬鹿かもしれませんよ。俺達は。達は」土御門「(強調しすぎだにゃー)」 上条「しかし、今からでも遅くない。俺は本気で勉強をしていく」土御門「今更な感じもするけどにゃー」上条「そして大学生活…そう、キャンパスライフを満喫したいんですよ!」土御門「まぁカミやんが勉強するっていうなら俺も頑張ってみるぜい」上条「おお!同士よ!!」土御門「なんだかんだ言ってカミやんと一緒にいるのは飽きないからにゃー…で」上条「ん?で?」土御門「話はそれだけかにゃー?」上条「…」 土御門「それを伝えるためにこんな夜中に呼び出したのかにゃー?」上条「まぁまぁ話はまだ終わってないぜい。それにいいじゃないか。たまにはちょっとこのファミレスで夜通し話そうじゃありませんか」土御門「深夜の変なテンションだにゃー」上条「ちょうど窓側だしもしかしたら誰かが通るかもしれないし」土御門「そいつをまきこむって魂胆?」上条「なかなか通らないかもしれないけどな」土御門「まぁそれはそれで」 上条「とりあえずドリンクバーでも頼むか」ガタ土御門「一番迷惑な客のパターンだぜい」ガタ上条「…お前ww」土御門「どうしたぜよ?」上条「いやお前ww……その歳でwwwwww?」土御門「いやいやいや、学生がドリンクバーでいたずらするのも青春の一つだぜいww?」上条「たしかにwwwwww」 土御門「で、最初の議題は?」ガタ上条「いやいや、だからテーマは一つしかないんですよ」ガタ土御門「んんんー?」ゴクゴク上条「言っただろ、将来のことって」土御門「プハーッ…だからそれはカミやんがこれから勉強して素敵なキャンパスライフを過ごす、で終わったんじゃ?」上条「そこで終わりなわけがありますかね土御門さん」ゴクゴク土御門「んー…ちょっと俺には分からないぜよ」 上条「土御門は今の俺の現状を知ってるよな?」土御門「現状っていうのは…こっち側とか向こう側とかのことかい?」上条「それもある…?かな。まぁ答えは私生活とかのことだな」土御門「ふんふん」上条「知っての通り、現在大食いシスター+αとの2人暮らしなわけですよ」土御門「そうだにゃー」上条「たぶん俺が大学生になる頃にはインデックスは英国に帰国するでせう」土御門「ひどい話ぜよ」 上条「となると俺は」土御門「一人暮らしになるっtt…あぁ、わかったぜい」上条「わかってくれたか!」土御門「うちの学校は大学まであるわけではなく、大学に行くとなれば必然的にどこかの学区にあるとこに行く訳で」上条「そうそう!」土御門「現在の男子学生寮という縛られた環境ではなく」上条「うんうん」土御門「その大学から近い場所、もしくは駅から近い場所で自分の新たな住居を探すことになる。つまりカミやんが言いたいのは…」上条「一人暮らし!」 上条「といいたいのですが」土御門「?」上条「一人暮らし、というより住み込む場所の環境が重要なんですよ!!」土御門「…?カミやんが言いたいことがよくわからんぜよ。さっき言ってた駅から近いとかコンビニがあるとか…そんな事ではないってことかい?」上条「たしかにコンビニが近いっていうは重要かもしれない…しかし!!」ガタン土御門「うぉっととと…カミやんカミやん、熱弁過ぎるにゃー。落ち着いてこれを飲んで…ホラ」サッ上条「あ、あぁ…すまnブハァァァァァァ!!!???」ゴパァァァァ!!!!土御門「wwwwwwwwwwwwwwww」 上条「…」ボタボタボタ土御門「ま…まさかこんな簡単に引っ掛かるとはwwwwww」プヒプヒプヒ上条「ウホン…これが深夜じゃなく月曜の朝だったら…もう土御門はいないからな。良かったな」フキフキフキ土御門「す、すまんかったゃー…ww……ふぅ。それでそのカミやんが求める住み込む環境とはなんぜよ?」上条「こっからがやっと本題ですよ。…ズバリ」土御門「ズバリ」ゴクゴク上条「二階建アパートということなんです!!」ババーン土御門「………うん?」 上条「どうでせうか土御門さん!」土御門「むむむ…すまんカミやん、正直わからんにゃー」上条「…たしかに今の説明ではほんの1割程度しか話していませんからね」土御門「じゃあここからどんどん深くなっていくわけですにゃー?」上条「そういうわけなんですよ…ちょっと待てよ…」ガサゴソ土御門「?」上条「これを見てほしいわけですよ」パラ土御門「これは…さっきカミやんが言ってた二階建てアパートの外観図?」 上条「そうなんです!」土御門「…手描きでここまで綺麗に描けるのは才能だぜい」上条「この外観を体得するまでたくさんのチラシの裏を使ってきたからな」土御門「その努力を勉強に向けたほうがいいぜよ、カミやん」上条「グッ…まぁ見てわかるように一階に三部屋、二階に三部屋の計六部屋です」土御門「101、102、103、201、202、203…カミやんはとりあえずどこに住みたいのかにゃー?」上条「203一択で!!」 土御門「その理由は?」上条「…理由は2、3…いやそれ以上あるんだがそこから話していってもいいか?」土御門「…いいぜいカミやん、今日はとことん付き合うぜよ」上条「すまんな土御門。ウホン、まずな。このアパートには管理人がいてだな」土御門「そこはもちろん」上条「女性に決まってるだろ。誰が好き好んで野郎の管理人なんて選ぶんだよ」 土御門「それもそうだにゃー」上条「まぁ中には男性の管理人がいるかもしれないけど、これはあくまで上条さんの理想ですから」土御門「うんうん、じゃあ続けてくれい」 ---------------------------麦野「…なかなか寝付けないから歩いてみたけど」テクテク麦野「夜とはいえやっぱ夏ね…あちぃなぁ…」テクテク麦野「あー…」麦野「喉渇いてきた」 麦野「自販…はどこにもないわね」キョロキョロ麦野「コンビニでも行こうかしら?」テクテク麦野「ここから一番近くて……うーん……うん?」麦野「…ファミレスか」 ---------------------------上条「俺が大学から帰ってくるといつも管理人さんは掃き掃除をしているわけですよ」土御門「王道だけどそれがいいにゃー」上条「そしてこう言ってくれるんだ」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~サッサッサッ管理人『あ……おかえりなさい、上条当麻』ニコッ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 上条「……ってね」土御門「ん?」上条「いやー日頃から不幸の連続の上条さんとしてはこの管理人さんからの一言で一日の疲れも吹っ飛んでしまうわけですよ!」ニコニコ土御門「…カミやんカミやん」チョイチョイ上条「ん?なに?」土御門「その管理人さんのモデルってもしかして」上条「モデル?いやそこまで考えてないけど…そうだな、しいて言うなら…」土御門「ねーちん?」上条「あー、神裂か。…神裂……ありですね」 土御門「なるほどにゃー(この場にねーちんがいないのが残念だぜい)」上条「アイツのあのラフな格好に膝下ま来るような淡いピンクのエプロン」土御門「ジーンズに合わせた青でもいいと思うぜよ」上条「おお…うんうん…ほうきはもちろん竹ぼうきで…」土御門「なるほどなるほど(ねーちんの知らないところで好感度が上がってる…イケるぜねーちん!!)」上条「うん、管理人さんは神裂で決定だな」 --------------------------- 麦野「でもなぁ…」麦野「ファミレスを女一人で行くってどうよ」 麦野「絹旗………絹旗ねぇ…」ピ麦野『何なんですかこんな超夜中に…超眠たいから明日にしてください』麦野「……今のちょっと似てたわね」麦野「滝壺……」ピ麦野『…何?むぎの……うん…大丈夫…え?…そう…おやすみ…』麦野「ってなるわね…やめとこ。あの子はぐっすり寝てたし可哀想だわ」ピ麦野「…今のも似てたわね」フフ麦野「フレンダ…は……」麦野「止めておこ。ファミレスといっても夜だし、他のお客に迷惑かかるわ」麦野「ハァ…仕方ない。一人で行くか」スタスタスタ 上条「あ、管理人さんはもちろん101号室で」土御門「どんな理由でもちろんかは分からんがカミやんがそういうなら」上条「で、大学から帰ってきたおれはそのまま自分の部屋に行こうと階段まで行くんですが」土御門「が?」上条「ここで102号室の住人が出てくるんですよ」土御門「そこにはどんな人が住んでいるんだにゃー?」上条「女子高生!」グッ土御門「後輩枠ってことだにゃー」 上条「でもここの枠は女子高生って決まってるんだけど…」土御門「?」上条「特に誰って言うのいないんだよなー…」土御門「カミやんのことだから常盤台のあの子を考えていると思ったんだけど…違うのかにゃー?」上条「常盤台の…あぁ御坂か。ビリビリは俺の理想とする二階建てアパートにはあんまり似合わないんだよなぁ」土御門「あー…なんとなくわかるぜよ」上条「別にあいつのことが嫌いってわけじゃないぜ?ただ常盤台からこの木造アパートに…何か違和感があるんだよ」土御門「イメージがわきにくい、と」上条「そんな感じ。だからここのモデルは保留で」カキカキ 上条「101が管理人、102は女子高生」土御門「と来たら103は」上条「うーん………うーーーーん………」土御門「誰かに決めてもらえばいいにゃー」上条「誰かって…まぁいいか。ちょっと話しすぎたな…飲み物取り行ってくるわ」ガタ土御門「俺も行くぜい」ガタ ---------------------------ガチャウェイトレス「いらっしゃいませー。何名様ですか?」麦野「一人、禁煙で」ウェイトレス「かしこまりました。ではお席の方案内いたしますね」麦野「ん」麦野「(はぁ…こんな夜に一人でファミレス…寂しい女ね)」 土御門「カミやん。ちょっとトイレ行ってくるにゃー」上条「ん。じゃあ土御門の分作っといてやるよ。何にする?」土御門「野菜ジュースでいいぜよー」スタスタスタ…上条「野菜ジュースね…じゃあ俺は…ペプシにするか」ピガーーー…上条「っとと…入れすぎか……いくら不幸な上条さんでもつまずいてこけたりはしませんよ?」フラフラ ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ウェイトレス「ご注文は?」麦野「(…さすがに飲み物だけ頼む訳にはいかないわよね……とりあえずテキトーなもん食っておこ)…じゃあ」ウェイトレス「はい♪」 麦野「…じゃあ」ウェイトレス「はい」麦野「(なんかパフェを食べたい気分ね……ん?デラックス幕の内パフェのレベル5か…なかなかのボリュームね!………『団体客に大人気!!』…団体客ってことは少なくとも四人はいる訳ね。それを一人で食べようとする女…でも食べたい…でも女として…でも)…」ウェイトレス「…お客様?」麦野「やっぱり後でいいわ」ウェイトレス「かしこまりました。それではご注文がお決まりになりましたらそちらのボタンを押してくださいませ」スタスタ麦野「…食べたかったなぁ」ハァ上条「あれ?麦野さんじゃないですか」 麦野「え?…あら、上条君じゃない。こんばんわ」上条「こんばんわ、麦野さん」麦野「こんな夜中にどうしたの?…また誰かを助けていたのかしら?」クスクス上条「いやいや、流石の上条さんでも毎日そんなことは起きないですよ」麦野「そう。……それで?実際のところどうなの?」上条「そんな大した用事じゃないですよ?」麦野「ど・う・な・の・?」ニッコリ上条「友人と男の語らいでもして夜を明かそうかと思いまして」 麦野「……ハァ?」上条「男にはそうしたい日がたまにはあるんです」麦野「ヘェ…“男の語らい”ねぇ……」上条「…麦野さんはどうしてここに?」麦野「うん?…………まぁ…ね」シュン上条「?」麦野「……」ウツムキーン上条「……どうしたんでs(ハッ…こんな夜中に女性が一人ってことは…)」麦野「……」上条「(………そうだよな…麦野さん綺麗だし、付き合ってる男だっているはずだ)上条「(……別れ話でもしたんだろう…)」 上条「すいません…麦野さん…」麦野「どうして…上条君が謝るの?」上条「いや、俺…なんかデリカシーのないこと言っちゃって…」麦野「………」プルプル上条「…すいませんでした」ペコ麦野「……プッ」上条「…?」麦野「プッ……クククククククww」プスプス 上条「…へっ?」麦野「アーハッハッハッハッwwwwwwwwwwヒーッヒッヒッヒッwwwwwwwwwwwwwwそんな顔すんなよ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」バシバシ上条「痛っ痛い!(ビシャァ)ってあーーーー!!!冷たぁ!!!!」麦野「呼吸がwwwwwwwwwwwwwwww出来ねェwwwwwwwwwwwwwwww」ヒクヒクヒク上条「ふ、ふ…不幸dウェイトレス「お客様」上条「え?あ、はい?」ウェイトレス「申し訳ございません。他のお客様ご迷惑になりますので店内ではもう少しお静かにしていただけますか?」上条「す、すいません(何で俺だけ…)」麦野「wwwwwwwwww」ピクピク←顔突っ伏してる ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐土御門「お待たせカミやーん…ってあれ?」土御門「カミやんがいないぜよ…」土御門「……コップを置いた形跡もないし…」土御門「にゃー………」ムー土御門「…これは何か事件のにおいがするぜy…あれ?」土御門「なんだ、あそこにいたのかにゃー……ん?隣にいるのは誰にゃー?」土御門「…カミやんのことだからまた何かフラグを建ててきたんだぜい、さすが一級フラグ建築士」土御門「…仕方ないにゃー」ピンポーン ウェイトレス「はい!」土御門「お会計をおねがいするにゃー」ウェイトレス「(にゃー?)はい、それではこちらの紙をお持ちいただいて…」土御門「その紙はあそこにいるツンツンした髪の男に渡しておいてくれい」スタスタスタウェイトレス「え?…あ、はい。わかりました……ありがとうございましたー…」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐麦野「あー…笑わせてもらったわww涙出ちゃった」グイッ上条「…喜んでもらえてナニヨリデス」トボーン麦野「それより、ホラ。立ち話もなんだし、いい加減座ったら?」上条「えええ!?いやいやいやいや!!」ウェイトレス「あの…お客様」上条「あ、すいません…」 ウェイトレス「いえ…あの、先程あちらの席にいらしたお客様からなのですが」上条「あちらの?…あ、土御門!」麦野「ツチミカド?」上条「あ、さっき言ってた友人です。やっべー…すっかり忘れてた」ウェイトレス「お会計のレシートをお預かりしていますので…」サッ上条「…グ…まぁドリンクバーだけだからいいk……あれ?」ウェイトレス「最後にレジ近くにある商品を持って行かれたので」上条「………あの野郎!!」 麦野「…(つちみかど、ツチミカド…土御門)」上条「…麦野さん?」麦野「え?あ、あぁ。ううん。なんでもない。ホラ、いいから早く座りなさい」上条「うぇ?あ、えーと」麦野「…あぁ、言い方が悪かったね」上条「え?」麦野「上条、そんなに私を見下ろしながら話したい?」ニコ上条「あ、失礼しまーす」スタ 麦野「…」ニコ上条「あ、あの?麦野さん?」麦野「…」ニコ上条「ま、まだ何かあるのでせうか…?」麦野「…ハァ」上条「え?え?」麦野「えい」キンッバシュゥゥゥゥゥゥ!!!!!上条「どぅえええええ?なんで!!??何故ビームを!!!!????」麦野「言わなきゃ分かんないのかなー上条君は?」ポンポン上条「麦野さん!!お隣失礼します!!!!!」ザザザザザァァァ麦野「そんな土下座しながら来なくてもいいわよォww」 上条「ハァハァ…」ドキドキドキドキドキドキ麦野「…なぁにぃ?私の隣だから緊張してんのぉ?」上条「え?うそ?今までのやりとり覚えてないんですか!?」麦野「 さて…上条君をひと通りからかったところで」上条「その間!その間なんですか!?それとからかうってレベルではありませんでしt麦野「は?」たような気はしてないですよー?」麦野「アハハハwwホント上条君はおもしろいわねーww」 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐上条「それで。真剣な話、麦野さんはどうしてこんな時間に?」麦野「大した理由じゃないわ。ただ寝付けなかったからちょっと散歩して、喉かわいたから何か飲もうと思ったの。それで近くに自販機もコンビニもなく、あったのはファミレスっていうこと。わかった?」上条「…ホント大した理由じゃないですね」麦野「ねー」 上条「…あー、何か頼みますか?」麦野「だったら上条さ、この『デラックス幕の内パフェレベル5』っての頼んでよ」上条「こんなにデカイのをですか!?」麦野「なんか甘いのが食べたくなってね」上条「…」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~パクパクパク麦野『おいひー♪』もっきゅもっきゅもっきゅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 上条「…ありじゃないでせうか?」麦野「あり?何が?」 上条「というか」麦野「?」上条「麦野さんが自分で頼めばいいんじゃないですか?別にわざわざ俺が頼まなくてもいいのでは?」麦野「嫌よ」上条「え?即答ですか?」麦野「『この時間にこれを?なんて食い意地が張ってる女なんだ!』…なんて思われたくないじゃない」上条「…そ、そんなものですか?」麦野「変なとこにプライドがあるのよ、女は」ファサ上条「(それはどちらかというと男だと思うのですが…あ、すごく良い匂い)」 麦野「…今非常に失礼なことを考えなかった?」ギューッ上条「いひゃ!?なんへ!?なんへへへうは!!??」グィィィィィィ麦野「何でって…上条その幻想殺しがあるから私の原子崩し効かないじゃない?だからこうして上条の頬をつねってるわけ…わかった?」グイングイングイン上条「ひはひひひゃひれふ!!ほほひぎれまひゅ!!!!ごへんなはひふぎのはま!!!!」麦野「はい」パッ上条「いひゃ!……いってぇぇえ…グス」麦野「まったく…上条だからこれで済んだけど」上条「か、上条さん以外…なら…?」ヒリヒリ麦野「上条当 麻」上条「ひぃ!!」 麦野「まぁ冗談はさておき、何を頼もうかしら」上条「頬をつねられたのが冗談ですか!?」麦野「うっさい。とりあえずパフェと…ドリンクバーと……うーん」上条「…(怒られてしまいましたよ…)」麦野「それくらいにしときましょうかね…上条はなんか頼まないの?」上条「いやいや、貧乏学生の上条さんはドリンクバー一つで乗り切りますよww」麦野「じゃあ私のおごり。ほら、頼め」上条「えぇ!?マジですか!!??」麦野「お金のことなら別に気にしなくていいわよ。頼みなさい」上条「ほ、本当にいいのでせうか?」麦野「…上条は私のせっかくの好意を受け取らないと解釈するわよ?」上条「いや…その…」 麦野「…もしかして」上条「は、はい?」麦野「私に遠慮してる?」ズイ上条「う……」タジ麦野「私が女性で、払ってもらうのが恥ずかしいとか、そんなこと思ってない?」ジーッ上条「う…えっと………その……はい」ガクン麦野「…ふぅ」上条「すみません…」麦野「上条が謝る必要ないわよ。確かにそういう気持ちになるのかもしれないわね」 麦野「じゃあ、このグリルソーセージとミックスピザも食べようかな」上条「え?」麦野「多分全部は食べられないだろうけど」上条「じゃあt麦野「勿体ないな~ でもどうしても食べたいな~ 一緒にたべない?」上条「……はい」麦野「ん♪ よろしい」 ---------------------------------上条「~をお願いします」店員「かしこまりました。少々御待ちくださいませ」麦野「ありがと」上条「いえ……」麦野「それと今更だけど、いいの?」上条「何がですか?」麦野「男の語らい?だっけ」上条「あぁ、まあいつでもできるっちゃ出来ますし土御門とは家隣ですし」麦野「じゃ、男の語らいとは具体的に何の話しをしてたの?」キラーン 上条「それは…」麦野「それは?」上条「えーっとですね… あーまぁ、その店員「失礼します。先程あちらのお席でメモのようなのが残っていたんですが、お客様のものですか?」上条「忘れてた。そうです俺n麦野「……」ジー上条「同席してたヤツのです! いやー忘れっぽいな土御門のヤツ。友達なんで俺が渡しておきますね!」店員「はぁ、わかりました」上条「……」麦野「……」上条「い、いやー本当忘れっぽいヤツで」麦野「……そうみたいね。メモ?」上条「そ、そうなんですよ。課題の範囲とか時間割りとか……」タラー麦野「電話でよかったんじゃない?」上条「ち、ちょうど今さっき思い出したみたいで!」ダラダラ麦野「へーちょっと興味あるな。みせて」上条「いやーそんな体したもんじゃないですことですよ」 ダラダラダラダラ麦野「 だ せ 」上条「はい」 上条説明中麦野「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」上条「……だから見せたくなかったのに」麦野「あははっ、くっだらないわね~」上条「うぅ…」麦野「あはっ、ーっとゴメンゴメン笑いすぎたわ。でもーっぷ」上条「もう勘弁してください」 --------------------------------------麦野「男の子の妄想ね~ ま、いいわ。で!」上条「で?」麦野「その優しい、優しい幻想寮母のモデルの神裂さんはどんな人なの?」 上条「神裂は…… ----------------------------神裂「上条当麻あなたにあの子をーー」神裂「うっせえんだよド素人が!」神裂「私だって頑張ったんですよ、神裂「ーーッ!!」←全裸 ----------------------------------- >. /i /. 丶、 ,... ´ /. / | ハ / ! /. >  ̄ ̄/. /l/ >| / | iハ i / j/ハ /! < /. .イ / でうラ ヘ`} ト ∧ l /厶イ´. ∨ | \ー―一 ー‐ァ. { 厶イ ハ/ `ニ ノ. jノ. 八/. でうラヽ/. | \ /___ ∧ (|/ 〈 //. ー一 . j/! \ ̄ /. ハ ∧ \ / { / ̄ ̄\ / } 「 ̄ ∠ 八 . \ / } j\ /. / ∧ハ| 厶イ ーヘ ■´/ノ. \_/. /イ } ノイ /i ハ ■{ ∧丿 |/ | |\ , -‐■ 、 / x≦ハ| \ ー‐. / / ∨//| \ `7. .イ\ / ∨/j \ \ ; . .< ///\ / ∨′ \  ̄ /////⌒ヽ、 / >x .、 \ { /////////\上条「一生懸命なヤツです」麦野「鼻血鼻血」 上条「ちょっとトイレ行ってきます」麦野「え」上条「ち、違いますよ! 洗い行くだけです!」麦野「いや、備え付けので十分かなと思ったんだけど、……そうね鏡あるしトイレのほうがいいわね」上条「そうそうそうですよ!」麦野「まぁ其にしても、いくらなんでも慌て過ぎじゃない? どうしてかにゃ~ん」上条「さぁ、どうしてでせうね…… いってきます」麦野「いってらっしゃい♪」 ------------------------------------店員「以上でよろしかったですか?」上条「はい」店員「はい、ではごゆっくりどうぞ~」 つづく
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/409.html
――――― 学校 教室 ガラララララ 青髪「お~、カミやん~おはよ~さん~」 上条「お~、お前ら早いな」 土御門「おはようにゃ~」 上条「そう言えば聞いたか? 文化祭が後2週間で始まるんだってよ」 青髪「……」 土御門「……」 上条「あ、あれ? この空気は何ですか?」 青髪「何言ってるんや? カミやんここ学園都市なのに文化祭なんて無いやん」 上条「は?」 土御門「そうぜよ、カミやん。文化祭なんて元々ないぜよ」 上条「(結標さん?)そうだっけ?」 土御門「そうぜよ、大覇星祭でも色々大変なのに、これ以上苦労を背負うことはしないぜよ」 上条「そうなのか……」 青髪「でも文化祭があったら僕は文句は無いのにな~」 上条「文化祭か~」 土御門「どうしたにゃ~」 上条「文化祭と言えば……何だ?」 土御門「そりゃあ喫茶ぜよ」 青髪「僕もそれに同意!」 土御門「メイドが付いたら尚よしにゃ~」 上条「土御門、お前の妹メイドじゃねぇか! それ以上贅沢言うんじゃねぇ!」 土御門「分かって無いにゃ~、素人のやるメイドにも味があるぜよ」 青髪「カミやんの言うことにも賛成やけど、土御門の言う事もわかるわ~。慣れない感じが何とも言えないんや! 水とかこぼしちゃったり!」 上条「はっ! なるほど! 慣れない作業に戸惑うなんちゃってメイド! そこに付け込む悪質な客!」 土御門「あ、すみません」 青髪「おい、姉ちゃんどうしてくれるんだ?このズボン高かったんやで?」 土御門「い、今すぐお拭きします」 青髪「今拭いたって遅いんよ、ほらここ! シミになってるやん」 土御門「じゃ、じゃあ弁償します…幾らですか?」 青髪「10万や」 土御門「そ、そんな…そんなお金払えません」 青髪「いやいや~立派なもん持ってるやん」 土御門「え……そ、それはどう言う意味ですか?」 青髪「こういう意味や!」 土御門「あ~れ~」 上条「なんと打ち合わせ済み!?」 土御門「カミやんはどんなのやりたいんぜよ?」 上条「俺? う~ん、無難に露店かなぁ~」 青髪「露店か~」 上条「そうですよ、露店……焼きそばとかたこ焼きとか作りてぇな~」 土御門「気持ちは分かるぜよ」 青髪「まぁ文化祭があればの話なんやけどね」 キーンコーンカーンコーン 上条「そろそろ席に着くか」 土御門「じゃあまた後でにゃ~」 青髪「僕はこのまま立ってて小萌先生に怒られるんや!」 上条「……、勝手にしろ」 ガララララ 小萌「みなさ~ん、おはようございま~す」 皆「おはようございま~す」 小萌「早速ですが、一大ニュースがあるんですよ~」 上条「(青髪は無視ですか!?)」 小萌「学園都市文化祭の準備をしないといけない事なのです!!」 皆「!?」 吹寄「え? で、でも先生、文化祭って今までありませんでしたよね?」 小萌「はい、ですから今年から試験的にですよ~。なんでも中央のお偉いさんが決定したらしいですよ~」 土御門「カミやんの言ってた事本当だったぜよ(アレイスターの仕業かにゃ~?)」コソコソ 上条「だろ?」コソコソ 小萌「それで、このままタイムアウトも困るので、今日から文化祭まで準備のため授業は無し、と言う校長の命令がありましたのです!!」 上条「え? 本当ですか!?」 小萌「はい、本当なのですー!」 皆「「「「「お~!!」」」」」 青髪「よっしゃ! これで高校生としての憧れの行事を堪能できるんや!! 夕日が射す教室で二人っきりで作業する俺達! そこから始まるラヴストーリーや!」 土御門「泊まり込みでの作業も忘れちゃいかんぜよ」 上条「いや、問題ははこっからだ」 土御門「まぁ、せいぜい頑張るんだなカミやん」 小萌「はい、ということでまずはクラスの出し物を決めたいと思うのです、進行は吹寄ちゃんお願いしますね~」 吹寄「はい、じゃあ書記を……」 姫神「私がやります。」 吹寄「ありがとう」 吹寄「じゃあなにか、案がある人は挙手を……」 青髪「ハイハイ!!」 吹寄「どうぞ」 青髪「やはりここは、メイド喫茶がいいと思いまぁす!」 姫神「メイド喫茶。」カキカキ 吹寄「そう……まぁ無理だと思うけど……」 上条「即答!?」 吹寄「だって、ここにはメイド養成学校があるんでしょ? その学校がやるに決まってるじゃない」 青髪「で、でも素人がやるメイドにも味があるんや!」 吹寄「私がさっきの会話聞いてなかったと思うの?」 青髪「……」 上条「おい、聞かれてたぞ」コソコソ 土御門「俺はメイドだったから関係ないにゃ~」コソコソ 上条「いやいや、そういう問題じゃないだろ!?」コソコソ 吹寄「まぁ、候補には入れとくわ……じゃあ他に」 上条「はい」 吹寄「どうぞ」 上条「ここは露店なんていいんじゃないでしょうか?」 小萌「あ、言い忘れましたけど、これも大覇星祭みたいに点数がありますよ~」 吹寄「う~ん……却下」 青髪「カミやんも即答されてやんの」 上条「何で!? 僕は明確な説明を求めますよ!?」 吹寄「それ普通じゃない?」 上条「まぁそうだけどですね?」 吹寄「点数を取るなら、もっと珍しい出し物がいいじゃないかしら?」 姫神「露店。」カキカキ 吹寄「まぁ結局は多数決で決めるんだけどね」 土御門「は~い、は~い」 吹寄「どうぞ」 土御門「じゃあ、オーダーメイドカフェがいいぜよ」 上条「言ってる事違うじゃねぇか、メイドカフェじゃねぇのかよ」 青髪「裏切り者~!」 吹寄「オーダーメイドカフェ?」 土御門「そうそう、お客が全部決めれるシステムっていいと思うにゃ~」 吹寄「全部決める?」 土御門「そうそう、誰にどんな服でどんな接客して欲しいかを決めれるみたいな感じぜよ」 吹寄「なるほど……」 ざわ…ざわ… 土御門「男女楽しめるって感じかにゃ~」 青髪「これなら男女構わず楽しめるやん!」 上条「おい、お前も寝返るの早いな」 姫神「オーダーメイドカフェ。」カキカキ 吹寄「なるほど……、他に案がある人いる?」 皆「……」 吹寄「じゃあ、多数決で決定しましょう。まず……」 吹寄「それじゃあ、うちのクラスはオーダーメイドカフェに決定します」 パチパチパチパチ 吹寄「では、早速内容を詰めて行きましょう」 吹寄「それじゃあ……まずは服についてね」 小萌「それは私に任せて下さい、知り合いに頼んで色々みつくろって来るのですよー」 吹寄「小萌先生ありがとうございます」 吹寄「それじゃあ、服については先生に任せるとして、私達は内装を作って行きましょう」 皆「は~い」 吹寄「じゃあ……まずは……」 小萌「あ、土御門君と青髪君は先生の手伝いです~」 青髪「ハイハイハイ! 僕先生のためなら何でもやるで~!」 土御門「そう言う訳だカミやん」 上条「あぁ、小萌先生に迷惑かけんなよ?」 土御門「それは、青髪に言うべきぜよ」 青髪「ハハ、ダイジョウブ、ダイジョウブ~」 上条「本当かよ……」 小萌「と、言う訳ですよ~」 黄泉川「任せるじゃん」 青髪「じゃあ俺達は?」 小萌「荷物持ちです~」 土御門「まぁ、薄々感づいてたぜよ」 黄泉川「まぁ、あんた達見るからにでかいからじゃんよ」 青髪「でかくても、モテないんや!」 黄泉川「それはあんたに責任あるじゃん? てかあんた怖いじゃん」 小萌「まぁ確かに。身長が180ある上に青髪ピアスですもんねぇ~」 土御門「自業自得ぜよ」 青髪「お前には言われたく無いわっ! 金髪サングラスとかどこの外人かなんや!」 土御門「俺は義妹がいるから充分ぜよ」 青髪「あ~っ! 羨ましい! 俺にも義妹もしくはそれに準じる肉親が欲しい!」 黄泉川「(妹……ねぇ)そう言えば、知り合いに不登校的な奴が居るんだけど、そいつも仲間に入れてやってくんないじゃん?」 小萌「学校的には問題ですがOKですよ~、やっぱり人が多い方が盛り上がりますからね~」 青髪「で、その子は女の子なん?」 黄泉川「勿論じゃん」 青髪「ヤッホー! やっとボクにも出番がやって来ましたよ! 人見知りなその子の面倒を見る俺!そして始まるラヴストーリー!」 土御門「問おう、ラヴストーリーはお前の何ぜよ」 青髪「青春……かな……」 黄泉川「じゃあちょっと待ってて、電話して来るじゃん(何、こいつら……小萌のクラスが羨ましいじゃん)」 Prrrr,Prrrr 一方通行「あァ、何だよ」 黄泉川「あぁ、一方通行。暇じゃん?」 一方通行「何でそんな事言わねェといけねェンだよ」 黄泉川「じゃあ、今から言う所に来るじゃん」 一方通行「あァ? 何でだよ、それに今打ち止めが居るから無理だァ」 黄泉川「一緒でも問題無いじゃんよ」 一方通行「はァ?」 黄泉川「とにかく来るじゃん」 一方通行「チッ……で? どこに行けばいいンだよ」 黄泉川「第七学区の……」 Prrrr,Prrrr 黄泉川「もしもし」 芳川「久しぶりだね」 黄泉川「早速何だけどさ、なんか服持ってないじゃん?」 芳川「早速すぎるわね……で? 服ってどんなの?」 黄泉川「ん~、例えばメイド服とかそういう感じのじゃん」 芳川「私を何だと思ってるの? そんな服持ってる訳……」 黄泉川「どうしたじゃんよ?」 芳川「(確か……皆、研究費で妹達に着せる服を買い占めてた気が……)」 黄泉川「お~い」 芳川「(その後……没収して家に持ち帰ったわね……)あるかも知れないわ。どこに持って行けばいいの?」 黄泉川「学校に直接でいいじゃん」 芳川「わかったわ……それじゃあ一時間もあれば着くから」 黄泉川「待ってるじゃん」 黄泉川「って事だから、校門で待つとするじゃんよ」 小萌「わざわざありがとうですー」 黄泉川「いいってことじゃんよ」 小萌「そう言えば、黄泉川先生のクラスは何するんですか?」 黄泉川「……」 小萌「?」 黄泉川「歴史じゃん」 小萌「え?」 黄泉川「だから、歴史。学園都市の歴史とそれに伴う科学技術の進歩だってじゃん」 小萌「……」 土御門「マジかにゃ~」 青髪「うわ~マジな内容や~」 黄泉川「何じゃん!? その憐れみの目は! 私だってバカやりたいじゃん! 騒ぎたいじゃん! でも私のクラス真面目すぎるじゃんよ!」 黄泉川「しかも、皆真面目だから私居なくても成り立つじゃん……」 小萌「え、えっと」 青髪「ご愁傷様~」 土御門「励ましの言葉も見つかんないぜよ」 黄泉川「それ以上言うんじゃ無いじゃん!」 上条「買い出しって……なんで俺が……」 吹寄「役割分担なんだから文句言わないの! 他の人は食材の買い出しとか行ってるんだから」 上条「まぁそうだけど……で、俺達が買うのは?」 吹寄「色紙とか、工具とか、装飾を作成するための材料ね」 上条「また……、重そうな物ばかりだな……」 吹寄「ほら、文句言わずについて来る」 上条「へ~い、分かりましたよ~」 ――― デパート 上条「え~と、まずは色紙だな」 吹寄「へぇ~色紙にも色々種類があるのね」 上条「何だこれ……」 吹寄「え~と、見るだけでリラックスする色紙……」 上条「いやいや、そんなの別に色紙じゃなくても良いじゃん!? 何で色紙をチョイスしたのか聞きたい!」 吹寄「そうよね~、マッサージ器で十分よね」 上条「あれ? そう言えばあのヘンテコマッサージ器まだ使ってんのか? ……ってその拳を静かに! そして穏やかに下ろしてくだい!? ほ、ほら、し、深呼吸、深呼吸」 吹寄「な/// 何思い出してんのよ!///」カアァ 上条「開いてはいけない記憶の扉が開いちゃったようですよ!?」 吹寄「元はと言えばあんたが急に教室に入って来たから! ……、こうなったら思いっきり殴ったら記憶飛ばせるかしら」 上条「今何を口走りましたか!? その痛みしか生み出さない怒りを早く沈めて! これ以上記憶が飛ぶのは勘弁ですよ!?」 吹寄「これ以上って、大したことなんて覚えて無いでしょ!」 上条「いやいや、覚えてますとも! 再現しようと思えばあの大きさだって……ひっ!?」 吹寄「やっぱり、忘れさせないといけないようね」 上条「何物騒なこと呟いてるんですか!?」 上条「お、重い……」 吹寄「何か言った?」 上条「いえ、何にも言ってませんよ?」 吹寄「えーと、次は」 上条「まだあるんですか!?」 吹寄「何? 文句ある?」 上条「何もありません」 吹寄「色紙買って、ハサミ、カッター、のり、ボンド、板、工具も買った……」 上条「……、もう殆ど買ったんじゃないか?」 吹寄「……」 上条「……」 吹寄「そ、そうね、じゃあさっさと帰りましょう」 上条「あ……(あそこは……雲川先輩と行った所だな……)」 吹寄「何? なんか買い忘れた物でもあるの?」 上条「あぁ……」 吹寄「なら、早く行きましょう?」 上条「いいのか!?」 吹寄「あんたは私を何だと思ってるのよ!」 吹寄「(何ここ……キーホルダーに、小物……こんな所に何の用なの?)」 上条「(あった、あったこのキーホルダーだな)」 吹寄「(ウサギのキーホルダー!?)ね、ねぇ」 上条「ん? どうした?」 吹寄「そのキーホルダー自分で使うの?」 上条「んな訳無いですよ!? ウサギのキーホルダー付けてる知らない男が居たら流石の上条さんでも引きますよ? ちょっとお世話になった人にあげるだけです」 吹寄「ふ、ふ~ん(お世話になってる人は女みたいね……)」 上条「じゃあちょっと買って来るから待っててくれ」 吹寄「(これは……その人も味方に引き入れるべきね)」 吹寄「(あ、このキーホルダー可愛い……)」ジーッ 上条「なぁ」 吹寄「何かしら?」 上条「吹寄は何か欲しいのは無いのか?」 吹寄「な、なんで?」 上条「いや……そう言えば吹寄に迷惑かけて来たなぁ~ってしみじみ思ってさ……(それに、多分今日から文化祭まで迷惑掛けるよな~)」 吹寄「い、いいわよそんな」 上条「遠慮するなって」 吹寄「……」 上条「ほら」 吹寄「え……じゃあ……これで……///」 上条「了解、ちょっと買って来るから待っててくれ」タタタッ 吹寄「何よ……急にそんなこと言い出して……恥ずかしいじゃない///」 上条「ほら、後改めて言うけど、これからも委員長としてよろしくな?」 吹寄「あ、当り前じゃない! あんた達が嫌だって言ったって委員長の座は渡さないんだから!」 上条「安心しろ、嫌だなんて思った事は無いぞ? 多分クラス全員もな」 吹寄「(な、急にどうしたの/// )」 上条「ほら、皆待ってるから早く帰ろうぜ」 吹寄「え、えぇ///」 一方通行「ここか……」 打ち止め「ねぇ、急にどうしたの? ってミサカはミサカは聞いてみるよ!」 一方通行「分かんねェ……俺も黄泉川に急に呼ばれらだけだからなァ」 黄泉川「お、一方通行じゃん」 一方通行「おい、急に呼び出してなンも用」 打ち止め「久しぶり! ってミサカはミサカは抱きつくんだよ」 黄泉川「おぉ、いい子にしてたか?」ナデナデ 土御門「おう、一方通行」 一方通行「あァ? って土御門じゃねェかァ」 青髪「なぁなぁ、あの娘知り合いなん?」 土御門「あぁ、ちょっとした知り合いぜよ」 青髪「白い肌、白い髪、細い身体……これはボクの想像してた病弱な娘にそっくりや!」 一方通行「おィ、初対面の人に向かって病弱とは言うじァねェかァ!」 青髪「そして、それを補う乱暴な言葉使い! もう最高や!」 一方通行「おィ!」 土御門「言い忘れてたけど、あいつ男だにゃ~」 青髪「なんやって!?」 一方通行「あ、あァ……」 土御門「?」 青髪「そしてこっちの娘は!!」 打ち止め「え? ってミサカはミサカは怯えてみる」 青髪「ロリや! カミやんの居候よりロリや! 小萌先生よりロリやぁぁぁぁぁ!」 一方通行「おィ、打ち止めに手ェ出したら……」 青髪「おぉ……ロリを庇う病弱な娘も何も言えない感じがあるんや」 上条「あぁ、ライオンから子供を庇う草食動物を想像させるな(学園都市第一位だけど、草食動物なんてレベルじゃ無いけど)」 青髪「そうや! それだ! 流石カミやん!」 上条「ただいま、お前ら校門の前で何してるんだ?」 一方通行「(な、なんでここに三下が!?)」 打ち止め「久しぶり!! ってミサカはミサカは話しかけてみる」 上条「おぉ打ち止めか、久しぶりだな」ナデナデ 打ち止め「へへぇ///」 吹寄「あら、一歩通行さんじゃない」 一方通行「あァ、吹寄さン久しぶりですね」 上条「なんだ、知り合いなのか?」 吹寄「えぇ、ちょっとね」 一方通行「三下ァ、なンでお前がこンな所に居るンだァ?」 上条「何で……ってその台詞は上条さんの物ですよ? ここは俺の通ってる学校ですからね」 一方通行「……はァ? どう言う事だァ黄泉川ァ!」 黄泉川「あれ? 言って無かったじゃん? 今度の学園祭ここで参加する事になったんじゃんよ」 一歩通行「なン……だと……」 キキーッ 芳川「お~い」 黄泉川「お、やっと来たじゃん」 芳川「荷物が多くてね、ちょっと運ぶの手伝ってくれない?」 青髪「な、な、なんと! 白衣のお姉さん!?」 上条「あぁ、欲を言えば学校の保険医になって欲しい、さらに欲を言えば寮の管理人になって欲しい」 土御門「その気持ち分かるぜよ」 黄泉川「ほら、そこのバカ3人、バカ話して無いでさっさと運ぶ」 上条「俺は荷物があるからなぁ」 吹寄「私が荷物持って行くから大丈夫よ」 上条「そうか? なら頼むよ」 吹寄「えぇ」 青髪「なぁ、なんか委員長変じゃあらへん?」ヒソヒソ 土御門「あぁ、さっきの突っ込みもいつもは委員長の役目だにゃ~」ヒソヒソ 青髪「……」 土御門「……」 二人「「ついに要塞を落としたか」」 青髪「……ついに、あの対カミやんの鉄壁の要塞を攻め落としたんか……」 土御門「あぁ、委員長の反応が遅れるなんてそれしか考えられないぜよ」 上条「土御門~、青髪~さっさと運ぶぞ~」 青髪「あいよ~」 土御門「今行くぜよ」 吹寄「ほら、一方通行さんも」 一方通行「あ、あァ」 打ち止め「早く、早く~ってミサカはミサカは急かしてみるよ!」 一方通行「分かったって(学園祭かァ……初めて……だな……。緊張するンだけどォ……)」 上条「……(あいつ大丈夫か?)」 芳川「じゃあ、よろしくね」 上条「どれどれ……!? なんで一個だけ冷蔵庫が入りそうな段ボールな訳!?」 芳川「段ボールがそれしか無かったのよ」 土御門「残りは普通の大きさの段ボールぜよ……ここは冷静にジャンケンで決めるにゃ~」 上条「は!? おい土御門!? お前は俺のジャンケンの弱さを知っててそんな事を言うんでせうか!?」 青髪「嫌やな~、んな訳無いじゃん? ジャンケンこそがこの世で唯一公平な決め方なんよ」 上条「青髪!? いやいや、そんな事聞いたこと無いから!」 黄泉川「そんなに弱いんじゃん?」 青髪「そりゃもう、一発負けがデフォですよ」 黄泉川「へ~面白そうじゃん」 土御門「じゃ~んけ~ん、ポン」 青髪「やった~じゃあボクはこのダンボールー」 土御門「じゃあ俺はこれにするにゃ~」 上条「なぁ!? 反射的に出してしまった! ちょっ! 今のは無し! もう一回!!」 青髪「カミやん~後はよろしゅう~」 上条「あ、あいつら本当に行きやがった……」 芳川「見事に一発負け……」 黄泉川「奇麗に決まったじゃん」 上条「……、まぁもう見慣れてる結果ですけどね」 上条「はぁ……どうやって運ぶか……」 黄泉川「私が手伝うじゃんよ」 上条「いえいえ!? 先生に迷惑なんて掛けれませんよ!?」 黄泉川「先生だから頼るんじゃんよ、生徒は難しい事なんか考えなくてもいいじゃん」 芳川「遠慮しなくてもいいのよ? 彼女、一人でこれ運べるんだから」ニヤニヤ 黄泉川「何言ってんじゃん」 上条「?」 黄泉川「まぁほら、そっち持つじゃん」 上条「あ、はい」 上条「そう言えば先生達ってどういう知り合いなんですか?」 黄泉川「どういう知り合いって言われても困るじゃんよ」 芳川「まぁ昔馴染み、学生の頃から知り合いだったとしかねぇ」 上条「へぇ~」 芳川「懐かしいなぁ、あの頃は好きな人が出来たら報告し合う! なんて言ってたのに一回も報告無いしねー」 黄泉川「あんただって報告無いじゃんよ」 芳川「う、うるさいわね! 私は研究で忙しかったのよ!」 黄泉川「へぇ~どうだか……怪しいじゃん? 周りは男だらけの職場なのにそんな事言っても説得力無いじゃん」 芳川「あ、あんただって、屋上に呼び出した相手をOKじゃ無くてKOして帰って来たじゃない」 黄泉川「だ、だって屋上って言ったら決闘じゃん……相手相撲部部長だったし……」 上条「いやいや! そんな少年漫画今どき珍しいですよ!?」 芳川「それから、黄泉川伝説が語り継がれる事に」 黄泉川「そんな事言ったら、あんたは告白された事無いじゃん」 上条「え? ……てかそれって、今まで彼氏とか居なかったんですか?」 黄泉川「な、何じゃん? そのスーパーで売れ残った惣菜を見る目は!」 上条「どんな目ですか!? どんな目をしたらそんな具体的なヴィジョンが見れるんですか!?」 芳川「わ、私は研究者だからいいの! 理系の女だからいいの! それより未婚の余裕が無い女教師の方が迷惑よね?」 黄泉川「上条君?」 上条「いやいや!? そんな事全然思ってませんよ!? てか先生達美人なんだから心配しなくても大丈夫です!」 黄泉川「び、美人!?///」 芳川「か、上条君? 大人をからかうと大変な事になるわよ?」 上条「いえいえからかってなんて無いですよ!! 先生達に言い寄られたら誰だってそれこそKOです!」 芳川「へぇ~、じゃあ上条君も?」 上条「そりゃあもう一男子高校生としてはこれ以上ないイベントですよ!」 芳川「……」 黄泉川「……」 上条「(……って先生相手に何言ってんだ俺は!)いやいやそう言う事では無くていやそう言う訳ですけど何といいますか本心ですけど本心と知られると気まずいといいますか先生達が美人なのは事実でイベントを望んでるのも事実ですけど!?」 芳川「結局どうなの? 嬉しいの? 嬉しく無いの?」 上条「(いやいや、先生の前でそんな事言えるはず無いでしょ!?)」 黄泉川「」シュン 上条「勿論です! この上条さんが思っても無い事言う訳無いですか!」 黄泉川「え///」カァーッ 芳川「そ、そう///」カァーッ 上条「えぇ、だから大丈夫です、自信持って下さい」 芳川「そう(なら売れ残ったら責任取って貰おうかしら///)」 黄泉川「へぇ(何生徒のくせして生意気言ってんじゃん///)」 上条「(な、何ですか!? 先生達不機嫌ですよね!? 俺の責任なのか!? 俺みたいな若者が分かった様な口訊いたのが間違えだったのか!?)」 上条「あ、あの黄泉川先生?」 黄泉川「何じゃん(あぁぁぁぁ、意識し始めたら普通に返事できないじゃん///)」 上条「な、何でも無いです(お、怒ってらっしゃる!?)」 小萌「あ、上条ちゃん! 待ってましたよ~」 上条「あ、つ、着きましたね」 黄泉川「ええ(なぁぁぁ、何て言えば良いのか分からない///)」ツン 芳川「じゃあ(上条当麻ね……黄泉川に詳しく聞いてみようかしら)」 上条「あ、はい。ありがとうございました(お、怒ってますよね!? てか明らかに怒ってます! 黄泉川先生のフレンドリーが無くなってますよ!? あのフレンドリーは何処に!?)」 青髪「お~カミやん、来たか~」 土御門「早かったにゃ~」 上条「お陰で様で……はぁ……不幸だ……」 黄泉川「ちょっと話があるじゃん」コソコソ 芳川「偶然ね、私もよ」コソコソ
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/900.html
◆このページのタグ◆ 長編SS 元スレ上条「はぁ…」 上条「はぁ…」 2(現行) 1 2 3 4 5 6 7 8 9
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/417.html
上条「うーん……こう夜道を歩いてると口笛吹きたくなるんだよなー」 上条「俺だけか? でも、こう誰も居ない様な道を歩いてるとオープン・ザ・マインドされると言うか……」 上条「意味も無くバック振り回したくなるし」ブンブン 上条「ちょっと鼻歌歌っちゃったり」 上条「夜って何でも面白く感じるんだよな」 上条「深夜番組にB級映画とかB級ドラマとか多いのもそんな理由な気がするし」 上条「恐るべし夜!」 木山「君は夜独り言を呟きながら歩くのか?」 上条「うぉっ!?」 木山「やぁ、上条君、久しぶりだね」 風斬「お久しぶりです」 上条「木山先生と……風斬!! 久しぶりだな!」 木山「おや、知り合いだったか」 風斬「はい、大切な友達です」 木山「ふむ、何だか色々想像出来る答えだが追求は避けておこうか」 上条「別に想像も何も言葉の意味のままですって」 風斬「そ、そうですよ///」 木山「そうか、ならいいんだが……所で君は何でこんな所に居るんだい?」 上条「いや、帰り道ですよ。それにそれを言うなら2人こそどうして一緒に? てか面識ありました?」 風斬「話すと長いんですけど……」 木山「そうだね、もし良かったらこれから晩御飯を食べに行くんだけど、一緒にどうだい? そこで話そうと思うんだが」 上条「あー晩御飯食べちゃったんで、遠慮しておきます」 風斬「そうですか……久しぶりにお話しできると……思ったのに……ロシアで会えなかった分も……話したかったのに……」グスッ 上条「イヤイヤイヤ、いつでも会える……訳じゃないけど、誘ってくれれば食べようっていや俺が今度誘うから、だからって何で涙目なの!? あ、駄目、その粒流しちゃ駄目だからぁあああ」 木山「あぁ、風斬君を泣かせてしまったようだね」 上条「はい、行きます、行きますから風斬さん泣きやんでぇえええ!」 風斬「ほんと?」 上条「本当だから!」 木山「うん、話しがまとまった所で、行こうか」 上条「ふぅ……」 木山「あ、あと上条君」 上条「はい?」 木山「女の涙は武器らしいぞ」 上条「……はぁ?」 木山「なぁ風斬君?」 風斬「知りません♪」 ――― ファミレス 上条「AIM拡散力場の研究?」 風斬「はい、そうなんです」 木山「冥土返しに紹介されてね、それで会ったんだよ」 上条「へぇー……で、どんな研究してるんですか?」 木山「あぁ、私の研究の一つに、『能力者の脳波ネットワークの構築』があるのだが、それを応用して『風斬氷華』をネットワークとして固定する研究だね」 木山「詳しく話すと、そもそも『風斬氷華』は偶然にしろ必然にしろ、そこに出来た……ふむ、何と言えばいいのか……」 風斬「先生、大丈夫です」 木山「そうか、なら言葉は選ばないけどいいね? つまりそこに出来た『現象』だと解釈する事も出来るんだ」 上条「っ……」 風斬「大丈夫だから、気にしないで」 木山「『現象』が解明出来れば、その『現象』を再現できる事も可能なはずだ、そう例えば……人工的にプラズマを起こしたり、雨を降らしたりね」 木山「彼女の場合、『能力者が無自覚に発してしまう微弱な力のフィールド、AIMが人を形成した現象』だね」 木山「ならば、その微弱なフィールドをネットワークとして繋ぎ、彼女と言う『現象』を再現する研究なんだ」 上条「え……でも、こうして風斬は……」 木山「簡単に言ってしまえば、彼女をより強固な存在になる、と言う事だ。微弱なフィールドに方向性を与える事によってね」 上条「強固な存在……?」 木山「ホログラムのように見える彼女が、実体として見えるようになると言う事だ」 上条「!! それって!」 木山「あぁ、彼女が望みさえすれば普通の生活も送れるようになる、まぁ冥土返しはそう言った理由で私と彼女を会わせたのだろうけどね」 上条「風斬! 良かったな!」 風斬「はい、私も最初聞いた時は信じられませんでしたけど……本当みたいなんです」 木山「それに、君の右手で触っても問題無くなるな」 上条「本当ですか!? ……って、女の子にそうそう触らないですし嬉しいんだけど喜んでいいのか解らないんですけど!?」 風斬「///」 上条「そ、それで、いつ位に!」 木山「優秀な助手が2人入った事により、後少しと行った所だ」 上条「本当ですか!?」 木山「あぁ、特にある1人には常識が通用しなくてね」 上条「(新しいナース2人? 常識が通用しない……どこかで……)」 木山「数値を与えれば、それが出来てしまうんだ」 木山「まぁ、その数値を計算し設計図を作るのが私の分野なんだね」 木山「残りの問題は230万ものAIM拡散力場を計算するための超高性能コンピュータと」 木山「AIMにベクトルを与える方法だけなんだけどね、これが一番の問題なんだが……これも何とかなりそうなんだ」 上条「じゃあ―――!」 木山「あぁ、そこで君にお願いがあるんだ」 上条「何でも言って下さい! 俺に出来れば何でもします!」 木山「一方通行を明日、病院に連れて来てくれないか? 冥土返しは忙しいらしくて頼めるのは君だけなんだ」 上条「解りました、明日ですね!」 木山「頼むよ」 上条「待ってろよ風斬」 風斬「はい」 従業員「お待たせいたしましたハンバーグセットのお客様~」 木山「私だな」 従業員「ミラン風ドリアのお客様~」 風斬「はい」 従業員「ご注文は以上でよろしいですか?」 木山「あぁ」 従業員「それではごゆっくりどうぞー」 上条「ミラノじゃ無くてミランなんだな」 風斬「はい、そうですね」 木山「言語の違いなんだが、拘りかなんかなんだろうか?」 風斬「それではいただきます」 木山「いただきます」 風斬「ふーふー、はふっ」 木山「モグモグ」カチャカチャ 上条「」ゴクゴク 木山「ふむ……」ジーッ 上条「ん? 木山先生どうしたんですか?」 木山「いや……。そうだ上条君、ちょっと口を開けてくれるかな?」 上条「何でですか?」 木山「まぁ開けてくれればいいんだが」 上条「こうですか?」 木山「ふむ」ズイ 上条「ん!?」パクッ 風斬「あわわわわわわ」 木山「ん、結構」 上条「モグモグ、ゴクン」 木山「どうだい? ニンジンの味は」 上条「凄く……ニンジンです……で、何なんですか」 木山「まだまだあるから食べたまえ」 上条「だから何で……もしかして、ニンジン嫌いなんですか?」 木山「……、君は何を言っている?」 上条「ニンジン嫌いなんですか?」 木山「いや、これは君の分だからな、食べるのは悪いな、うん」 上条「じゃあ1個あげますから」 木山「いや、遠慮しておこう」 上条「遠慮なんてしなくていいですよ、あ、風斬、ポット取ってくれ」 風斬「あ、はい」 上条「ありがと」 木山「……、解った、1つ食べたら残りは君にあげよう」 上条「まぁニンジン貰っても嬉しく無いですけど」 木山「それでは」パク 風斬「あわわわわわわわ///」 上条「あ、先生水少ないですね、汲みますよ」ヒョイ 木山「!?」 木山「んんー」クイクイ 上条「え? あ、風斬、ついでに」 風斬「あ、ありがとうございます……じゃ無くてですね!」 上条「ん?」 風斬「か、か、か、間接キスじゃないですか!」 木山「んんんんんー」 上条「あ!? あ、いや、そんなつもりは、木山先生すみません! 気付きませんでした!」 木山「」グスッ ゴクン 木山「」グスン 風斬「ほら……先生……涙目です!」 上条「え! あ! いや、ホントすみません!!」 木山「君は、ワザとやっているのか?」グスッ 上条「ワザとなんてとんでもないです! すみませんホントに! 間接キスなんてホント考えてませんでした!」 木山「何を言っているんだ君は? まぁいい、なら何でもしてくれるかい?」 上条「はい、何でもします」 木山「よろしい」ヒョイ 上条「な、なんなんでせう、これは」 木山「ニンジンだが?」 風斬「え、あれ? え? ……え?」 上条「あのー……状況が読み込めないのですが」 木山「何故だい? 君は嫌いなものを食べるのが好きな被虐体質なのかい?」 上条「いや、そう言う訳じゃないですけど……え? ニンジン嫌いなんですか?」 木山「……、解っててやって無かったか、それも性質が悪いな」 上条「嫌いだって言えば無理しなくても良かったのに……」 木山「君は、大の大人がニンジン嫌いだと言ったらどう思う?」 上条「んー、特に何とも、あ、でも木山先生なら、可愛い所あるなーとか思いますよ」 木山「大人をからかうものでは無い、それに私なんかにそのような感情を持つ男性など居ないだろう」 上条「そんな事無いですって、涙目の先生可愛かったですって」 木山「な///」 風斬「もしかして先生ニンジンが嫌いで涙目になったんですか?」 木山「……、そうだ、文句あるかい?」 上条「別に無いですけど、泣く事無いじゃないですか」 木山「泣いてはいない」ムスー 風斬「あ! で、水で流しこもうとしたんですか」 木山「悪いかね?」 上条「あのジェスチャーはコップ貸せって意味だったんですか……・子供ですか?」 木山「子供とは失礼な……解ったのなら食べてくれ」ヒョイ 上条「いや、あの、何でそのフォークなんでせうか?」 木山「私の使ったフォークは嫌かね?」 上条「いや、嫌とかそういう問題では無くてどちらかと言えば嫌では無いと言うより嫌じゃないのですがむしろ好ましいとか何を言ってるのか解らないけど、そこにフォーク余ってますし、それ使います」 木山「嫌じゃ無いならいいだろう」ズイ 上条「いや、でも木山先生は嫌じゃ無いんですか?」 木山「嫌ならこのような事はやらないさ」 上条「え?」 木山「ほら」ズイ 上条「」 木山「」ズイ 上条「」パクッ 木山「ふふ、良く出来たな」 上条「」モグモグ 木山「残りはハンバーグを食べながらで良いかな?」 上条「いや、流石に自分のフォークで食べますって、なんかニンジンだけ食べてるって卑しく無いですか? 腹減ってるなら頼めよ人の貰ってんじゃねぇーよみたいな……」 木山「それなら、私が食べさせてあげよう」 上条「いや、それは……」 風斬「あ、あの……」 上条「ん?」 風斬「あ、あーん///」スッ 上条「」パクッ 風斬「///」 上条「!? つい無意識に!?」 ――― 食後 上条「へぇー風斬あのドラマ見たのか……クラスの女子もなんか言ってたなぁ……」 風斬「はい、病院で知り合った友達と一緒に見たんですよ」 上条「いいじゃんか、新しい友達。で、どんな人なんだ?」 木山「まるで、保護者みたいな質問だな」 上条「いやそんなんじゃ無くて、ただ単純に興味があるだけですって」 風斬「えーと、新しく入って来たナースの方なんですけど、色々教えてくれるんです、流行りのファッションとかドラマとか」 上条「女の子らしいと言うかなんと言うか……、でもその内昇天ペガサスMIX盛り!! とか言い出さないよな? な?」 風斬「言いませんって! 流石に私達も、これはあり得ませんって話しましたし。それにどれだけ偏見持ってるんですか」 上条「良かった……いや、風斬がそんな子になっちゃったらどうしようかと……風斬はそのまま黒髪の方が似合うぞ、うん、そのままの風斬で居てくれ」 風斬「///」 木山「所で、その昇天ペガサスMIX盛り? とは一体何なのかね?」 上条「知ら無くていいです」 木山「そうか」 風斬「えぇ、知らなくていいです」 上条「2人はこれからどうするんですか?」 木山「私はナースの子の家にお邪魔する予定だ。何でも恋愛の勉強の為に映画を見るらしい。私は断ったんだがな、押し切られてしまった」 上条「風斬もか?」 風斬「はい、なんでも超大作らしいです」 上条「ふーん……そのナースの子は彼氏のいない20前半と見た」 木山「それはどうしてだね?」 上条「偏見だけど、やってる事が悲しい寂しいと言うか、そう言うのって彼氏と居れば見ないんじゃないですか?」 木山「ふむ、成る程……」 風斬「あ……あはは……」 木山「では実際に会ってみればいいんじゃないか? 迎えに来てくれたし」 上条「(く、くれた? 過去形!?)へ、へぇ……でもこんな時間に? 大丈夫なんですか?」 木山「大丈夫だろう、だって」 麦野「レベル5なんだもん♪」 上条「……」 風斬「麦野さん……」 木山「麦野君、わざわざすまないね」 麦野「いえいえー、一緒に映画見る為なら何でも無いですよー」ニコ 木山「そうか。麦野君紹介しよう。こちらは」 上条「木山先生、ちょっと、ほんの少し、ほんの少しだけ待って下さい」 木山「どうかしたのか?」 上条「あ、え、そ、そうお花を摘みに行って来ます」 麦野「あれれーこの声はー聞いたことあるなー」 上条「オハナヲツミニイッテキマス(裏声」 麦野「へー彼氏のいない20代前半ねぇー」 上条「か、かか、そう! 案山子のいないの間違えだったような……」ダラ 風斬「そ、それは流石に無理があります……」 麦野「やってる事が悲しい……ねぇ……」 上条「げ、幻聴が聞こえるんでででですががが気のせいでせうか……」ダラダラ 木山「大丈夫だ幻聴じゃ無い。それについさっき裏声にしたじゃないか。おや? 汗を掻いているようだがそんなに熱いか?」 上条「ちょ……ちょっと……そ、その……えっと……なんというか首の後ろで原子が激しく運動している気がすると言うか何と言うか」ダラダラ 麦野「今晩は上条君♪私が摘んであげましょうか♪」ニコ 上条「こ、こんばんんは麦野さん、出来れば平和に1日をお、終えたいのですが、それを踏まえてき、聞いちゃいますと……な、何を摘むんでしょう……か?」ダラダラ 麦野「命♪」 上条「これで失礼しますうううううううううううううう」ガタッ 麦野「座れ」ガシッ 上条「いやああああああああああああああ」 木山「ほう、知り合いだったのか」 麦野「えぇ、ちょっとしたね、ね?」 上条「は、はい、そ、それはともかく麦野さん?」 麦野「何♪」 上条「な、なんで手を握ってるのでしょうか?」 麦野「逃げないように決まってるじゃない♪」 上条「」 風斬「そ、その話は置いといて、そろそろ行きますか?」 麦野「そうね、アイツも待ちくたびれてるだろうし」 上条「(アイツ?)ふぅ……それじゃあ俺はここで……」 垣根「遅ぇぞ麦野、2人呼んでくるのに何分かかってんだよ……って上条、お前も居たのか」 上条「垣根さんこんばんは、それでは僕はこれで」 垣根「上条いい所に居るな、今から映画見るから来いよ」 上条「いや遠慮させて貰います」 垣根「いいから、ちょっと耳貸せ」ガシッ 上条「ちょ、ちょっと胸当たってますって!」 垣根「胸なんて気にすんな、こんなのタダの脂肪だっつーの、てか脂肪で出来てるかも怪しいしな。で、話を戻すと来い」 上条「嫌です」 垣根「そう言うなよ、男1人で女3人と恋愛映画見るなんて嫌なんだよ」 上条「いや、垣根さん男じゃ無くなってるでしょ」 垣根「細かい事はいいんだよ、本音は麦野と映画見んのが嫌なんだよ」 上条「何で」 垣根「観終わった後にうるせーんだ、ああいう男はどうなの、女はどうなのグチグチグチと、それを聞かされる俺の身になってみろよ、もうあれだよ、あれ一種のヒステリーだよ」 上条「余計行きたくねーよ!!」 垣根「それを永遠飽きるまで聞かされるし、返事しなかったらビーム飛ばして来るし適当に返事しても飛ばして来るし、だから来いっつーの!」 上条「だから行きたく無いって言ってんだろ! それに明日学校だから無理です、帰ります」 垣根「それなら気にすんな、特性飲むと眠く無くなるドリンク作ってやるから」 上条「なんか危ないかほりがプンプンしてるんですが」 垣根「俺の能力だから大丈夫だ、副作用も何にも無ぇよ」 上条「そんなモン飲みたく無い! て事で帰ります、さようなら」 垣根「頼む、来てくれ!!」 上条「嫌です」 垣根「こんなに頼んでもか……」 上条「嫌です」 垣根「」グスン 上条「泣いても無理です」 垣根「無理か?」グスン 客1「おいおいにーちゃん、そんなベッピンさん泣かすなよー」 ヒソヒソヒソヒソ 上条「えぇぇぇぇ!? イヤイヤ、えぇぇぇぇ!?」 客2「付き合ってやれよー男だろー」 <ソウダソウダー ナニアイツナニサマー> 麦野「話は終わったようね、それじゃあ行くわよ、あ、あと垣根は後で私刑ね」 垣根「え」 木山「ふむ、上条君も来るのか……楽しみだ」 風斬「そうですね」 ゾロゾロ 垣根「ま、まぁ1つ不穏な言葉が聞こえたが……うん、女の涙は便利だな、麦野の言う通りだ」 上条「!? まさか風斬にも……」 風斬「あぁ、何か言ってたな、困ったら取り合えず泣けって」 上条「風斬いいいいいい、もうそんな子とは遊んじゃだめだああああああ」 垣根「はは、まぁ男同士寂しく映画見ようぜ」 上条「だから男じゃ無いだろ……不幸だ……」 つづく
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/566.html
始めての禁書 地の文ありのクソ文章だけど書いたから聖夜に書いたんで投下させてください 設定とか時系列とか口調とか頭にないのであしからず シナリオ02 「愛してる」と言えないままに 科学によって超能力という現象を実現させた街。学園都市 その異能なる力をすべて右手で打ち消す少年が今日も街を走る 上条「くっそ!補習が予定よりも2分20秒も伸びちまった!」 幻想殺しを持つ少年の計画ではこの2分20秒はあまりにも大きかった 上条「全力で走れば間に合うか!!」 目的地まで後1.5k、残りの時間は5分少々 生命力を燃焼させて少年は走る あらゆる不幸と穀潰しのシスターのせいで貧困にあえぐ少年は咆哮と共に点滅した交差点を渡る 上条「うおおおおおぉぉぉぉ!!タイムセエエエエエルウウウウ!!!」 不幸少年こと上条当麻の目的地であるスーパーの付近 上条に好意を抱く電撃姫が自動販売機前に立っていた この電撃姫の目的は一つ上条へアタックする為だ だがいかんせん素直になれない、本音と裏腹な事ばかりの言動な為 色恋的なアタックが攻撃的なアタックになってしまっている 美琴「今日こそは…デートの約束を!」 決意に満ちたその魂に一本の杭を打ち込み自分を奮い立たせる 美琴「あいつは今日この道を通る、数週間のリサーチの結果間違いないんだけど…」 ストーカーの枠に入る様な独り言をつぶやき、待てど未だにこない少年に美琴はイラ立ちを感じた 美琴「おっと…。素直素直素直」 目を閉じ自己暗示を掛けながら自らに理性を戻そうとする 上条「ハァハァ…もう少し」 上条のゴールは目前、疲れは見えるものの勢いは未だに衰えていない走り 視界の端にいつも絡んでくるビリビリ中学生を確認した 美琴の心中など知る由もない上条は絡まれまいとスピードを上げ 上条「おっすビリビリ中学生、急いでるからまた今度なー!」 左手を振りながら後方へ美琴を置いていく まったくの逆恨みになるのか、鈍すぎる上条が悪いのか 自分の決意をあっさりと空振りにさせた美琴は待たされたせいもあってイラ立ち、一気に帯電する 美琴「ちょっと待てやああああああああ!!」 迸る電撃の槍、いつもならば軽いショック程度には抑えてあるものの 苛立ちも相まって若干強く放ってしまった しかしこの先の未来はすでに美琴によって予測されていた 美琴(どうせ右手で打ち消すんでしょ!…でも足は止めてくれるわ) 美琴(話聞いてくれるかな?) 自分の思いを打ち明かすと決意した今日。どんな手を使っても美琴は上条と話たかったのだ それがちょっと非常識な手段でも 美琴の絶叫を耳にした時点で上条は確信していた。電撃がくる 上条(右手で消すか…) 上条(いや御坂も危険なもん撃たないだろ) 上条の結論は打ち消す為に足を止めるよりも走る事を選んだ 上条(ちょっとビリってくるの我慢するだけだ!) 右手を使うだろうと思った美琴、対して電撃を身に受けても走る事を選んだ上条 --------------------両者の思いが交差しなかった時、物語が始まる------------------- 放つ美琴…追う電撃…走る上条 電撃が上条に届いた瞬間 上条「ギッ!」 妙な奇声を上げ、上条が崩れ落ちた 美琴「なんで右手使わないのよ!バッカじゃないの!!」 美琴(なによなによ!!あたしに構えない様な大事な用事でもないでしょ!!) 単純に上条が自分を気にも止めてなかった現実に腹を立てる 美琴「この御坂美琴様をシカトした罰よ!いい気味だわ」 ハンっと鼻で笑い上条が文句を言ってくるのを待つが、一向にその気配がない 美琴「気絶してんの?だっらしな!」 美琴自身としては正当な苛立ちが呆れに変わり、上条を公園のベンチに横たわらせる 美琴(もう…ほんとバカなんだから) デートの約束をして一緒に買い物したりといった妄想も散ってしまった pipipipi 突如携帯がなる。黒子の名前がディスプレイに表示されている 美琴「もしもし?」 黒子「お姉様!今どこにいらっしゃいますの?」 美琴「今公園にいるんだけど、何かあったの?」 黒子「何かじゃありませんの、今日は寮の中庭掃除の日ですのよ?お忘れでしたの?」 美琴「あっ!」 黒子「やっぱりお忘れでしたのね。」 黒子「寮監様にはわたくしから遅れると申しておきますので、お早めにお戻りになってくださいまし」 美琴「恩に着るわ」 美琴「あっ!黒子」 黒子「…はい?」 美琴「公園に倒れてる人いるから、救助呼んでくれる?…いや気絶してるだけ。 うんお願いね」 黒子に事後処理を頼み急ぎ寮へと帰る 掃除に遅刻したものの、実際の働きでなんとか怒りを免れた美琴 それから一夜明け、通学路から初夏の快晴を見上げ一日の始まりとしては最高だと胸中で思う 御坂妹「お姉様とミサカは暢気に歩いているお姉様に声をかけます」 ふいに声を掛けられ振り返る 美琴「あら妹達じゃない、奇遇ね」 御坂妹「いえ、奇遇ではありませんとミサカは暗に探していた事をお姉さまに知らせます」 美琴「何かあったの?」 御坂妹「それに関して説明がありますのでご一緒に来てくれますか?とミサカは断られた場合は引きずってでも連れて行く覚悟で言います」 美琴「何よ?事情が全然つかめないn」 御坂妹「早くきてください!…っとミサカは…」 あまりにもおかしな妹の言動に美琴は眉を顰め追従する 行き先は名医のいる病院だった 一日の始まりとしては最高の天気だった…そう天気だけは最高だった 病院で名医に説明を受けた 結論から話されて耳を疑った 経過などを聞ききながら呼吸が乱れ心拍数が上がる 何?なんで?止めて!止めて!と何度頭で思ったことか 途中で気づいた認めたくない事実…原因を聞いた時は緊張と興奮で嘔吐してしまった 未消化の朝食が散らばる床を御坂妹が拭きあげるのが視界の端に映る 冥土返し「…少しは落ち着いたかい?」 冥土返し「僕も最善は尽くしたんだけどね。焼ききれて無くなった神経まで再生させるのは不可能だった」 冥土返し「手は全くないわけじゃないんだけど、それは色んな許可がないとできないことなんだ。あっても完治する保障もないんだね」 耳から入って耳から流れるとはこういうことなんだろうか…美琴は名医の言葉を聞きながら そんな事を考えていた アイツが下半身不随…自分の電撃が原因で…歩けない 突きつけられた事実は最悪の一日の始まりと言うには十分すぎた 冥土返し「彼に会っていくかい?」 美琴は躊躇う…自分のせいで歩けなくなってしまった だからまず謝罪することだ、そうしないと前に進めない 怒られても恨まれてもしかたがない 許されない事をした。まずそれを詫びよう 美琴「…はい」 決意と真逆の沈とした返事 冥土返しは静かな眼差しでふぅっと息を吐く 冥土返し「彼の病室は6階だから、そこからはナースに案内してもらうといいよ」 嘔吐物の処理をしてくれた御坂妹に軽い謝罪をいれ俯いたまま部屋を後にする 自分のクローン体、姉妹としてみている御坂妹、紆余曲折あり色々話しだした関係だが 目を合わせるのが怖かった どんな目で自分を見ているのか知るのが怖かった 6F病室前 上条と書かれたプレートの前に美琴が立っている 心臓が早鐘を打つ 軽い目眩も始まる 胃の中には何もないのにまた吐き気が襲う 美琴(怖い…) 美琴(でも…いかなきゃ!) ガシッと取っ手を掴み勢いよく扉を開ける 一歩…二歩…三歩… 病室のベッドの上の上条がこちらを見る 上条「ビリビリ…」 上条の顔を見たとたんに言い知れぬ不安、闇が頭に渦巻く 美琴(言わなきゃ…言わなきゃ!) 美琴「すみませんでした!」 腰を90°折り頭を下げる 美琴「こんな事になるなんて思いもしませんでした。申し訳ありません!!」 美琴「許してもらおうなんて思ってません、どんな形でも責任を取らせてください!」 自分で言ってて愚かさに涙が出てきた なんであんなバカな事をしてしまったのか 軽はずみなことでこんな… 頭を下げたまま上条の答えを待つ 上条「…あのさ」 上条は頭を下げたままの美琴に告げる 上条「そんなに自分を責めるなよ」 許しともとれる言葉だった 上条「確かにお前の電撃が原因かもしれない。でもそれは俺がお前の話を聞かなかったからだろ?」 美琴「っでも!!」 上条「聞け! …だからさ、なんていうのかな、俺だって防ごうと思えばできたんだがしなかった。わかるか?」 美琴「はい」 流れる涙が床に落ちるのを見ながら美琴は返事をする 上条「つまりお互いの不注意ってことだろ?」 美琴「でも上条さんだけそんな目にっ」 上条「つーかさ!なんなんですか?さっきからその敬語は!?新しいキャラ作りですか?」 上条「お前が不安なのは分かるし、悪いと思ってる気持ちも分かる!それでも気がすまないっ!自分だけが悪いと思ってるならその幻想をぶち[ピーーー]っ!!」 上条「…なんてな」 上条「顔上げてくれよ…」 美琴は言われたままに顔を上げる 目に飛び込んできた上条の顔は笑みを浮かべていた いつもの優しい笑み かつて自分や1万人もの妹達を救ってくれた優しいの男 上条「泣かせちまってごめんな」 美琴「ごめんなさい」 上条「もういいって、ヘアピン取れかけてるぞ」 上条の指摘でいつもの場所にあるヘアピンを探す 上条「ああ、落ちて引っかかった こっちきてみ」 覚束ない足取りで上条の下に近づき襟に引っかかったヘアピンを取ってもらう 上条「ほら」 美琴「あ…ありがと」 上条「そんな顔すんなよ、まだ怒ってる顔のがかわいいぜ?」 言われながら頭を撫でられ、また涙が溢れる 涙と一緒に自分の罪が一緒に流れる気がした さながら神に許しをもらった咎人の様な光景 許されざる自分の罪に対しても優しさをぶつける男 美琴は上条にしがみ付き声を上げて泣いた ごめんなさい、ごめんなさい と悪さをした子供が親に許しを求めるように しがみ付かれた本人はその純情さから躊躇いがちに体に腕を回し抱きしめる 幾多の幻想を打ち破ってきたその右手で美琴の頭を撫でながら繰り返す 上条「もういいんだ御坂、もういいんだ」 美琴の泣き声だけが病室に響いた 泣き止んだ美琴は病室を後にし、携帯を確認した 同室の後輩から着信が15件、メールが8件入っていた 時刻は昼を軽く回っていた 連絡は後にしようとポケットに入れ、前を向く 美琴(これからはずっとあいつについててあげよう。それくらいしかできないけど…) 美琴(…一生かけてでも絶対一緒にいてやる!) 新たな決意を胸に待合ロビーからエントランスへ歩く 「このアイスも一緒に欲しいんだよ」 聞き覚えのある声が売店から届く 禁書「とーまは来れないから私ががんばっておつかいするんだよ」 売店のおばちゃんと話している禁書目録だった 美琴(あのシスターも来てたのね…) おばちゃんに手を振り袋を提げてこちらへ来る 美琴「アンタもここに来てたのね」 白衣のシスターは声の主を確認すると、恐ろしく冷たい目に変わる 禁書「短髪はどうしてここにいるのかな」 美琴「どうしてって、アイツの見舞いよあたしのせいなんだs」 禁書「どの面下げてきてるのって意味なんだよ!?」 禁書の顔は全てを知っている顔だった 美琴「分かってるわ…自分が許されないことをしたのは」 美琴「でもこれからあいつをずっと支えようと思うの」 禁書「そうやってとーまの優しさに甘えるんだね」 禁書「とーまがどんな気持ちで許したのかも分からないくせに、甘えないで欲しいんだよ」 美琴「なによ…それ、 アイツは… だって……」 禁書「最初からとーまは短髪の為に許すつもりだったんだよ」 禁書「とーまはもう歩けないんだよ。普通は許せる事じゃないんだよ。自分だけ背負えばいいと思ってるんだよ」 美琴「なによ…それ」 お互いが通じ合ったと思ったつい先ほどの出来事から数分 自分の決意がこんなにも早く揺らぐとは思わなかった よく考えればそうだ 自分がアイツと同じ立場になればどうする?許せるか? 今はその自信はあるが、同じ状況になればどうだろうか 歩けない体にされて、その人間が目の前に来て陳腐な謝罪をする 許せないんじゃ……… 美琴は踵を返し、上条の病室へと走る 今日いくら涙を流したのだろう…未だに枯れず頬を伝う ------------私はまだ許されて無い------------- 御坂美琴がまだ寮を出て初夏の空気を味わう前 上条は目を覚ました 禁書「おはようとーま」 上条「ああ おはよう」 病院に運ばれ検診しそのまま手術を受けた上条 左腕に繋がる点滴が痛々しくも恨めしくもある 沈黙がしばらく続いた後、上条が口を開いた 上条「俺さ、御坂を許そうと思うんだ」 禁書「…とーまはそう言うと思ったんだよ」 禁書「でも私は許せないんだよ」 上条「なんでインデックスが怒るんだよ?」 禁書「とーまにこんな事してほったらかしにして…あんな奴ころs「インデックス!!」」 ビクっとして上条の顔を見る 上条「インデックスお前はシスターだろ?それから先を言っちゃいけません」 上条「お前が俺の為に怒ってくれてるのは嬉しい」 上条「でもな?インデックス。どこかで誰かが許さないと恨みってのは延々続いちまうんじゃないか?」 上条「そこに気づいたらお仕舞いにしないとこの先の人生までつまんないだろ?」 わかるか?と年下のシスターに説き伏せる 禁書「…わかるんだよ、神様も許すことを教えてるんだよ」 禁書「でもインデックスはまだ修行中だからそれができないんだよ」 禁書「とーまがどんなに短髪をかばってもインデックスは短髪が憎いんだよ」 禁書「ごめん…ね とーまぁ」 上条「泣くなよインデックス 上条さんはインデックスがそこまで考えてくれてたのが嬉しかったぞ」 上条(インデックス泣かせちまったな…) 病室の窓の外を見て赤髪黒衣の神父がいたら殴られてるだろうな等と物思いにふけるのだった 動かない足 そこにあるのは分かる 力がまったく入らないというより伝達されて無い 自分は歩けない体になってしまったんだなと実感させられる 禁書「インデックスはシスターとして一人の人間としてとーまのお世話を頑張るんだよ!」 上条「……………ああ」 涙をぬぐった禁書目録の決意に、消え入りそうな声で上条は返事をした 上条(………お世話か) 美琴が病室へたどり着きドアを開ける 美琴「あんた何してんの!?」 上条「っ!!見るな!!」 歩こうとしたのか、ベッドから落ちたのか上条が床に這いつくばった状態で叫ぶ 上条「くっそ!見るなよ!御坂!頼む見ないでくれええええ!」 二本の腕で必死に動こうとする、のたのたと床を這いずりまわりそれはまるで虫の様に… 美琴「ちょっと落ち着いて?」 上条「来るな!触らないでくれ!!」 上条「頼むからこんな俺を見ないでくれよ…」 顔を歪めて懇願する 上条が許せなかったのはこんな体になって無様な姿を晒す自分だった 当たり前の事もできず、こうして惨めにも床を這いずる姿 禁書「とーま!」 禁書「でていって!」 禁書「出ていってっていってるんだよ!?」 呆然として上条に視線を固定したままの美琴を病室から押し出すインデックス 体格差を物ともしない押し、抗おうともしない体 そのまま病室外に突き飛ばされ尻餅をつく バンっとドアを閉められる スカートを正し、上条の姿を脳内でリピートさせながらフラフラと帰途につく 常盤台女子寮の一室 ベッドに横たわりずっと再生され続ける上条の姿 美琴「あたし、どうしたらいいの…」 黒子「何がですの!?」 美琴「ああ…黒子」 美琴(そういえばずっとなんで休んだのかとかいろいろ聞かれてたっけか) 質問からずっと生返事ばかりで小一時間、黒子も諦めて最後に何かありがたい話を述べていたが記憶にない 黒子「やっと口を利いて下さって黒子は安心しましたの」 黒子「日頃お姉様の露払いとして献身しているt~~~~~~~~~~~~~~~~~」 美琴(心配させて悪かったな… はぁ~) 美琴「あのさ、昨日の件でさ」 いかに自分はお姉様に忠誠と愛を持ってるか語っているところを遮って語り始める 美琴「大変なことになってさ…」 美琴の語りと共に夜が更けていく、快晴だった昼間と変わり外は湿った風が吹いていた ---------------後悔は一度すれば二度としなくていいわけではない----------------- --------------------きっかけはいつも些細な事から始まる------------------------ 目に涙を溜め美琴の説明が終わる 黙って聞いていた黒子が口を開く 黒子「その様なことが…」 黒子「あの殿方もお気の毒に」 黒子「お姉様の今のお気持ちはあの殿方に何か力になりたいのでしょう?」 黒子「わたくしの気持ちとしてはいい気はしませんが」 黒子「先程から申しています様に、黒子はいつだって、何があっても美琴お姉様味方ですの」 黒子「今日はお休みになられて、明日また殿方のところへお見舞いとお詫びに行ってはいかがでしょう?殿方もいろいろあって気持ちに整理がつかないのではないでしょうか?」 黒子「なんでしたら黒子も一緒に参りますが?」 美琴「い…いいわよ。自分で行けるから!」 黒子「それでこそいつも前向きなお姉様ですの」 黒子「さぁ、もうお休みになりましょう」 美琴「そうね おやすみ」 黒子「おやすみなさいですの」 美琴「黒子ありがとね」 「はいですの」とお互いの信頼を確かめ合い眠りにつく 編者注:ssの最初で安価。1)起きて真っ先に病院へ行き上条に会いにいく 2)起きて学園都市第一位、一方通行を頼る 3)やはり現実が怖いので諦める 4)今から黒子を起こす。このssは2を選択したストーリーとなる。 翌朝歯を磨いている最中ふと思いついた 学園都市第一位、一方通行 自分の知る限り最高の頭脳と能力を持つ 絶望的な脳の損傷からも回復している経歴もある わだかまりが無いと言えば嘘だ、しかし拘っている場合でもない 昨日はあんなに晴れていたのに、天気は最悪の土砂降りだった 藁にでもすがる思いで打ち止めがいるマンションへ行く 靴下が濡れて気持ち悪い ピンポン 打ち止め「はーいってミサカはミサカは元気にどなたさま?」 美琴「久しぶりね」 打ち止め「お姉さま!?ってミカサはミサカはおどいてみる」 美琴「あのさいきなりで悪いんだけど一方通行いる?」 打ち止め「いるけどすごく機嫌が悪いからよした方がいいかもってミサカはミサカはお姉さまの行動を遮ってみる」 美琴「んーちょっと相談があるからさ、あがらしてもらうわ」 打ち止めの制止を聞かず部屋へはいる リビングのソファーで横になってバラエティを見ている白髪の男 TVの音量がちょっと耳障りなくらい大きい 打ち止めがダスキンモップで美琴の足跡を拭きあげる 美琴「TVの音でかいわね、耳悪くするわよ」 一方「あァン?」 一方「人ンちに勝手にあがりこンで何なンですかァ?」 後ろを一瞥してテレビに視線を戻す 美琴「相談があるの」 一方「どーせ三下のこったろ?クソガキが昨日から騒いでうるせェのなンの」 美琴「じゃあ話が早いわ解決策はないの?」 一方「なンか勘違いしてませンかァ?何で俺が三下助けなきャいけねェンだァ?」 美琴「他に頼る人間がいないのよ!お願いだから力を貸して!」 打ち止め「ミサカからもお願いってミサカはミサカはお姉さまの横で一緒に頼んでみたり」 一方「チッ!」 一方「甘い考えをぶっ壊して悪いがなァ、ご存知の通り俺ン能力はベクトル操作だァ」 一方「能力使用は触れてなきゃならねェ、無くした神経のバイパス役で24時間介護なンざ御免こうむらァ。それに人体をいじりまわすなァ冥土返しの方が上手だ」 一方「しかも三下の能力がある限り俺ら能力者にゃやるこたァねーよ」 一方「できることはせーぜー身の回りの世話とヒーローの心のケアくれーなもんだ 俺じゃできねェよ」 美琴「そうね…ありがと……」 一方「……今回はテメーの責任だァ。どう落とし前つけるか知らねェけどよォ」 一方「この件でこれ以上後悔すンじゃねーぞ」 一方「それだけだァ、テレビ見てェからさっさと消えろクソレールガン」 こちらを振り返らないまま第一位はテレビの音量をさらに少し上げた 美琴「ありがとね、一方通行」 打ち止めに見送られ玄関へ 一方「テレビがうっせェから聞こえねェよ」 リビングで一人つぶやく 一方(こんな時に腐ってるしかできねェで何が第一位だ!クソッタレ) 彼もまた自分の無力感に苛まれていた、超電磁砲に言った事は全て自分に言っていた様なものだった 一方(三下みてェに上手く説教できねェなァ、あいつァやっぱスゲェわ) 病室の前、決意を新たにドアに手を掛ける ここ数日何度決意を固めたか 美琴(随分と安い決意よね、でもこれで終わらせる!) ドアを開けて上条の元へ 美琴「おはよ、具合はどう?」 上条「御坂か?おはよう、変わりは無いよ」 「変わりはない」もこのケースだといい意味ではない 上条「昨日は悪かったな、取り乱して…ほんと恥ずかしいです」 美琴「ううん、アタシだってちょっとビックリしちゃってごめん。アンタの気持ち汲んでやれなくてさ」 上条「美琴センセーに分かってもらえて上条さんは嬉しいですよ」 美琴(ほのぼのとした気持ちになる、あぁやっぱりアタシはコイツ、上条当麻が好きなんだ) 美琴(今しかない!) 二日前の胸の内、そして今回のことに対して自分なりのケジメをつけるべく口を開いた -------------------しょせん人と人は他人同士、思いが重なるのは奇跡に等しい--------------- 美琴「私はあなたが好きです!!」 時が止まった もう止まれない!このまま走りぬける!! 恥ずかしさで俯きかちに話続ける 美琴「あれから黒子に相談して、ほらあの子って実はあんたの事よく思ってないのよね」 美琴「でもあの子だって今の状況分かってくれて応援してくれてさ」 美琴「すごい怒られるかと思ったけど理解してくれて嬉しかった!」 美琴「それにさっき一方通行にも相談したの」 美琴「打ち止めもアンタのこと心配してたわ」 美琴「んで一方通行なんだけどさ、残念だけどアイツでもどうしようもないみたいでさ…」 美琴「でも諦めないからアタシ!ずっとアンタと一緒にいて世話してあげるから」 プロポーズとも取れる内容に顔が赤くなる しかしこの勢いを止めるわけにはいかない 美琴「んで一方通行も『後悔だけはするな』って背中押してくれたの」 美琴「あの一方通行がよ?こっち見ないまま相変わらず捨てセリフみたいだったけど」 美琴「うれしかったわ」 美琴「それで応援してくれる人もいるんだって…、アタシはとんでもないことしたけど、アンタが心から許してくれてまた一緒に笑えるように頑張るから!!」 美琴「迷惑もいっぱい掛けたけど、それまで…ううんそれからもずっと一緒にいてあげるから!」 完璧にプロポーズの言葉だ 熱がドンドン上がり上条の顔が見れない 上条「言いたい事はそれだけかよ」 震えた上条の声を聞いて熱が急激に冷める 上条「白井や一方通行に相談しただ?俺はもういいって言わなかったか?」 上条「お前を許すからもうほっといてくれって意味だったけど、伝わらなかったみたいだな」 上条「悲劇のヒロインよろしく友達と相談して、勇気付けられて、思いを打ち明けてハッピーエンドってか?」 上条「ふざけんじゃねーぞ!!!!」 心のどこかにヒビが入る 足が振るえだした 上条「俺の気持ちはどうすんだよ!歩けないんだぞ!トイレもままならねぇ!一生このままだ!」 上条「それを無様に晒し上げて楽しいかよ?可哀想だから世話して『あげる』ってか!」 上条「御坂、お前のせいでこの様だ、7人しかいないLEVEL5だかしらねーけどよ、どこまで上から目線なんだよ!」 上条「知り合いに話題にされてる事実を知っただけでも、惨めな気持ちだ」 上条「御坂、もう俺に近づくな。顔も見たくねぇよ!!」 脳内砂嵐状態。何も考えられないが、上条の言葉だけはしっかりと受け止めてしまっている 上条「さっさとでていけ!!」 投げた携帯が御坂の額に当たる 血がでてきたが不思議と痛みはない 痛みを感じる心が折れてしまっているから --------------幻想殺しがまた一つ幻想を打ち砕いた時だった--------------- 禁書「とーま?元気ないけどなにかあったのかな?」 上条「…別に」 禁書「そう?インデックスはとーまにいっぱい迷惑を掛けたからお返しするんだよ。歩けなくても大丈夫!支えて『あげる』んだよ。」 えへんと胸を張る禁書目録 禁書「…とーま?」 上条「お前もかよインデックス」 禁書「え…?」 上条「お前も哀れんで惨めな俺に施していい気になってんのかよ?」 禁書「そんなことないんだよ!?ッッゥグッ!?」 上条「お前も俺を見下してっ!!」 首を絞める上条の手が強まる、ツメを立ててもがく幼いシスター 上条「なんでっ!なんで俺がこんな目に会わなきゃいけないんだよおおおおおおおおおおお!!!!!!」 上条心からの絶叫、涙を流しての絶叫 不幸不幸不幸我慢我慢我慢 今まで頑張ってこれた しかし年端もいかぬ若い人間、上条にはもう限界だった 指が首に食い込む、細い首が折れる?折れそう…折れる…手前 ブンっと腕を振り禁書をほうりやる 禁書「ゲヴォッ!ゲホッ!ォオッ!」 咽る禁書を涙が止まらない上条が言う 上条「すまないインデックスしばらく一人にしてくれ」 禁書「ッッ!ゲホッ!」 何も言わなかったのか言えなかったのか足早に出て行く 上条「………もうだめだ俺」 全てに耐えられない、周囲の視線にも、今の自分の環境にも、今禁書にしたことにも、誰かの優しさにも… 窓の外は大雨だった…雨粒が地面に吸い込まれるように落ちていく 窓を叩く雨音は親しい友人がノックをしてるようだった………… 数時間後 禁書は経緯を説明して首の容態を冥土返しに診てもらった 冥土返しは珍しく怒って上条に電話しようとしていたが禁書が大丈夫だからと収めた 首に痣が残ったので包帯は巻いてもらい病室へ戻る ドアを開けた瞬間ビュウッと風が吹き抜ける 外は大雨なのに窓を開けたのだろうか 車イスがベッドの脇に置いてあるが、上条の姿がない…… 翌日学園都市LEVEL5の順位変更が行われた 1位~6位までの発表を飛行船が空を悠然と漂い知らせていた シナリオ02 「愛してる」と言えないままに END
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/568.html
~とあるホストの頂点踏破~ ナンバーワン 上条「あー寒い」 土御門「かみやん俺指名入ったから店戻るぜい」 上条「まじかよ!ヘルプついていいか?」 土御門「枝いないからタダのヘルプになっちまうぜい?」 上条「それでもこんな寒空の下でキャッチよりましだっつの!」 土御門「なら戻るかにゃー」 不肖わたくし上条当麻は大学にも進学できず、学園都市の小さな歓楽街にてホスト業に勤しんでおります。 指名客はさっぱり、比較的女子に人気だった感もあったけども、土御門曰く単にモテ期だったのではないかとの事… なんつーか毎日がだりぃ… 上条「トイレ行ってから席つくわ」 土御門「ほいよ」 俺「上条さんがトイレいってる間に、あまり聞きなれない言葉を簡単に説明する 枝:担当のいるお客さんが連れてくる、指名ホストの居ないフリーのお客さん お客さんの前ではフリーというのが礼儀 幹:枝をつれてくる担当がすでにいるお客さん。あの子が幹だからといわれて、美紀さんとお客さんを呼ぶ新人が後を絶たない ラブボックス:ホスト同士が使う言葉、ラブラブな雰囲気のテーブルやテーブル配置で死角になる様なテーブルつまり人目につかない 本命彼女だったり、ホストがボトル交渉したい日など案内されたりする 枕:お客さんとセクロスして店に引っ張る営業方法、表向きは卑下される行為だが、誰もが通る道 コール:一気飲みのコール、もしくはボトルをいただいたときに店内で叫ぶ事、マイクパフォーマンス ヘルプ:メインの指名ホストを助ける者、担当ホストがいない間お客さんの相手をしたり、客数の多いテーブルに着いたりする 優秀なヘルプは担当がいなくてもボトルの交渉したり、担当のフォローまでこなす。NO.1がその立場にいるのはヘルプが居るからである 営業:普通の営業とはちょっと異なる。電話連絡などして店に誘ったりと…キャバに行かれる方はよくご存知だろう 先輩後輩などの上下関係は年齢による物では無く、店に入った順で決まる。先輩に口答えなどは許されません。絶対服従が鉄則」 セリフの後ろの( )は上条さんの心の声です 上条「ちわー、女Aちゃんご一緒いいですか?」 女A「おお、君はかみやん!どーぞー」(ノリよくて助かる) 土御門「お、かみやんにもビールいいかにゃ?」(土御門GJすぎ) 女A「おっけーです!」 上条「ああ、んじゃ俺行ってくるわ」 女A「かみやんダッシュぜよ!」 土御門「人の真似しないでくれにゃー」 「アハハハハハ」 浜面「お、上条さん戻ってたんっスか?」 上条「ああ、土御門のヘルプで戻ったわ」 浜面「土御門さん客一人じゃないっスか?」 上条「そーだけど」 浜面「俺、今指名被ってるんでヘルプ欲しいんっスけど」(先輩にヘルプ付けってか) 上条「誰かいねーの?つか俺ビールもらったばっかだし」 浜面「ああ、マジスカ。マネージャーには言ったんすけど」 上条「…後でよければいくわ」(だりぃ) 浜面「早めにお願いします」(相手できねーなら客よぶんじゃねーよ) 上条「15番で生2です」 マネージャー「おい上条」 上条「…はい?」(…なんだよ) マネ「お前ヒマだろ?浜面が指名被ってんだ。ヘルプ周りしてくれ」 上条「…でも、女Aさんとこで生貰いましたし。浜面には後で行くっていいました」 マネ「また土御門の席で気楽な仕事かよ、だから客増えねーんだ」(黙れクソが!) マネ「美琴ちゃんも今じゃ月一だろ、まともな仕事は月一回だけじゃねーか」(月一でもデカイんだよこっちのは) マネ「浜面はお前の後輩なのにヘルプガンガンついて、客も今のお前より多いだろ」 マネ「浜面の7番テーブルで3人のとこ枝が二人だからすぐいけよ?」 上条「はい…」 上条(なんだよ…!売上げは浜面より上なのにうるせーな、数多くても美琴一人に勝てねーじゃねーか) 上条「おまたせ」 土女A「「遅いにゃー」」 土御門「被るなぜよ」 女A「えへへ」 上条「すまん、上条さんなりに急いだんですけどね…」 土御門「んじゃ乾杯するぜよ」 女A「かんぱーい!ぜよ」 上条「いただきます!」 チン 上条「さっそくだけどちょい浜面のとこに行ってくるわ」 土御門「ん?いきなりだにゃ」 上条「あっちのクセ悪そうなとこに付けってさ。いきたくねー」 土御門「ああ同情するぜよ。まぁ浜面も頑張ってるからにゃー」 女A「生きて帰ってきてねぜよ、かみやん」 上条「がんばってきまーす」 上条「ちわーッス!ご一緒よろしいでしょうか!」(お、青ピいんのか) 青ピ「おお!かみやんきたでぇ!」 絹旗「どーぞどーぞ」 青ピ「んじゃモアイちゃんとむぎのんの間に座ってー」 フレ 麦上 こんな感じ 青■■絹 真ん中は姫神じゃありません 絹旗「モアイって超言わないでください!」 麦野「バカ面まだ?アタシの酒残していきやがって」 フレンダ「結局浜面はボトル2本目な訳よ」 青ピ「ほなボク飲んでいいやろか~?」 麦野「アンタは強いからおとこわりだなww」 青ピ「おとこわりとか嫌やわ~!でもおことわりも嫌や~!」 「アハハハハh」 上条(あーついてけねー このテンションなんだよ…) 青ピ「おお!?かみやんのグラスがまだないでぇ~?」(ナイス青ピ、飲んでテンション上げるか!) 上条「おおっと!?うっかりしてたわ、いただいていいですか!」 フレ「結局、麦野しだいな訳」 麦野「なんか面白いことやってよ」 上条「ええ!?まじでー?」(一番ウゼータイプだクソ!) 絹旗「なんか超嫌そうなんですけど」 上条「いやいやそんなことないですよ、ハハ」(黙ってろチビ) 席順ずれてるけど脳内補完頼む フレンダと麦野の間は 浜面がいたとこ 下のもずれそうだからそっちも脳内で頼む 上条「んじゃ… ミッキーマウス!!」 ● ●←灰皿 く(・д・)> 麦野「…つまんねぇ」 フレ「これはこれで…結局ないわ」 絹旗「超死んでください」 青ピ「毒舌!モアイちゃんそれはへこむわー」 上条(クッソ、無茶振りすんじゃねーよ) 絹旗「モアイって言わないでください超!」 麦野「絹旗ww超のつけどころがおかしいってww」 「アハハハハh」(かえりてー) 青ピ「ちょっとボクお客さんとこ行ってくるわ」(はぁ!?俺一人かよ!!) フレ「えー、結局青ピが居なくなったらつまんない訳よ」(はいはい、俺ですみませんね) 青ピ「んじゃフレンダちゃんからのご指名待っとるからね」(俺が指名すっからここに居てくれよ!!) 上条「まぁ…青ピ居なくなったけど盛り上がっていこうー!」(はぁ…) 麦野「浜面まだ帰ってこないの?」(うるせー!盛り上がれっつってんだよ!) フレ「結局、他に客がきてるみたいね。あっちの角の方のテーブルに行ってた」 絹旗「ここからは超死角ですね」 上条「ああラブボックスかな」 麦野「はぁ!?」(しまった!) 絹旗「なんなんですか?ラブボックスって超気になります!」(気にしないでいいから!) 上条「いや…お客さんがさ?死角にいるテーブルに…?」(やばいやばいやばい!) 絹旗「超目が泳いでるんですけど」(お前は黙ってろ!チビ!) 上条「いや…指名のお客さんがお互い視界に入らないように案内するんだよ」(いけるか!) 麦野「そりゃ分かるけど、なんでラブボックスなんだよ?」(無理か!!) 上条「え…?あー。喉が渇いてちょっと何か飲みたいなー」(逃げ切るぜ!) 麦野「ふざけんな!!」ガチャン! (失敗!!) 麦野「飲みてぇなら飲ましてやんよ!!オラ!」ドン 麦野「一気で飲めよ?」 上条「いや…これはちょっと」(ボトル丸々じゃねーか!死ぬわ) 黒服「上条さんお願いします」(いいタイミングだ!) 麦野「今アタシがこいつとしゃべってんだ」(壁としゃべってろクソ女) 上条「いやいや、ちょっとすぐ行ってすぐ帰ってきます!」(脱出!) 麦野「チッ!」(くわばらくわばら) 上条「はい」(マネージャーかよ) マネ「お客さん怒ってるけどなんだ?」 上条「いえ…なんでも」(あーだりー) マネ「おい、浜面呼んできて」(もうあのテーブルに固定しとけよ) 上条「なんか、浜面が遅いって言い出して機嫌悪いみたいなんですよ」 マネ「遅いと感じさせない為にヘルプが盛り上げるんだろうが」(頑張ってるっつーの) 浜面「はい?」 マネ「7番がなんか遅いって怒ってるみたいだから戻ってくれ」 「20番テーブルゥ、ヘネシーXOいただきましたァ!」「「「ありがとうございまーす」」」」 浜面「マジスカ?さっきまで機嫌よかったのに…」(なんでこっち見んだよザコ助) マネ「上条は25番テーブル行ってくれ」 上条「はい」(また浜面のヘルプか…) 上条「しつれーしまーす」(なんでジャージなんだよ。自分ち感覚か!) 滝壺「こんばんわ、どーぞ」(でもおとなしめでかわいいな) 上条「こんばんわー」 上条「上条って言いますよろしく、お名前は?」 滝壺「りこう、かみじょーはいくつ?」 上条「上条さんは25ですよ」(ああなんか癒されるわ) 滝壺「はまづらとあんまり変わらないね」 上条「そうそう、一杯貰っていい?」 滝壺「あ、ごめんね どーぞ」 上条「いただきまーす」 「1番テーブルさンからピンドンもらったンですけどー?」「「「うらやましー!!」」」 滝壺「ドンペリだって、すごいね」 上条「ああ、今のNO,1だな」(スゲーの分かってるから毎回コールすんなっつの) 滝壺「ドンペリ、いくら?」 上条「安いので5万で真ん中で15万、16万高いのは50万、今日はもっと高いのは無いです」 滝壺「そうなんだ…高いね」(安いので上条さんの10日分の日給ですよ) 上条「いれてみる?浜面も喜ぶよ」(浜面に恩売っとくか。ジャージだから期待できねーけど) 滝壺「うーん…せっかく初めてのボトルだから50万の方で」(ブーッ!!AA(ry ) 上条「50万の方!?いいの?」 滝壺「うん、はまづらが喜んでくれるなら」(うわーおいしい客だなオイ!!ラブボックス納得だ) 上条「りこうちゃんのあっちも初めてなのかな?ww」 滝壺「いや…それは、はまづらが…///」(かわいい顔して店の外じゃすでに浜面のボトル入れてますってか!?) 上条「まぁ持ってくるわ、浜面びっくりさせようぜ!」(そして俺に感謝するがよい) 滝壺「うん…」 上条「マネージャー25番でゴルドンお願いします」 マネージャー「はぁ?25番って浜面のとこだろ?」 上条「NO.1のコールに引っ張られたみたいで、ちょっと押したらおkでました」(称えるがよい) マネージャー「あー、まぁ俺はかまわねんだけど、浜面呼んで来い」(なんで呼ぶんだよ!) 上条「いえ、浜面をびっくりさせたくて入れるみたいなんで、それにあっちのテーブル大変そうですし」 マネージャー「うんー、とりあえず浜面だ。あけれる様に準備だけしとけ」(浜面浜面うるせーなクソ) 上条「…はい」 上条「お待たせ、準備してようか」 滝壺「うん、かみじょうはこれ飲むの、初めて?」 上条「いや、月一回は飲んでるかな」 滝壺「すごいね、かみじょうのお客さん?」 上条「うん、月一回しかこなくなったけどね」 滝壺「愛されてるんだね、その人に」 上条「ああ、そうかもね? 浜面遅いな、注いで待ってようか」 滝壺「うん」 ポン… 滝壺「いい音だね」 上条「そうだね」(ヘルプ席で空けると空しいもんだな) 上条「お、戻ってきたよ」 浜面「ちょっと!!開けてるし!!」 滝壺「今開けたばかりだよ、はまづら」(そうだあせるなザコ助) 浜面「いや、入れるなよこんなん、いくらすると思ってんだ!」(何言ってんだ?) 滝壺「50万だけど…。気に入らない?」 浜面「いやいやいやいや、50万あったら何ができるよ?考えようぜ?」 上条「おいおいせっかく入れてくれたのに、そりゃないだろ」(何考えてんだこいつ) 浜面「他人は黙っててくださいよ」 上条「あ?」 浜面「こいつ俺の彼女なんですわ、店くんのも俺の自腹で呼んでるんすよ」(………………え?) 浜面「滝壺ものせられんなよ」(おいおい俺が悪者かよ、ざっけんな!) 滝壺「これの分は私がだすから、はまづらは気にしないで」 滝壺「私がはまづらの、喜ぶ顔みたかったから」(そうだそうだ!その女が入れるっていったんだ) 浜面「っっ! はぁ~~~」 浜面「んじゃいいわ、上条さんちょっと外してもらえますかね?」(口の利き方なってねーなこいつ) 上条「いいけど? んじゃまたね」 マネ「おい」(なんだよ) 上条「はい?」 マネ「お前今日帰っていいぞ。んで明日ちょい早めに来い」 上条「え?」 マネ「7番のとこでお前チョンボしただろ、浜面キレてんぞ」(チクリくんだな、あいつ) マネ「んで今のゴルドンは浜面の女だろ」 上条「みたいっすね」(しらんかったし) マネ「ゴルドンは?」 上条「注いだけど…まだ飲んでないみたいっすね」 マネ「俺は準備だけっつっただろ!浜面待てっていったよな!?」(あーだりー) 上条「いや…」 マネ「もういい、帰れ。 明日早くこいよ!」 上条「…はい」 「なンでもないようなことがァ~ しあわせだァったとおもォ~うゥ~ なンでもないよるのォこォとォ~ 二度とはもどれないよォるゥ~」 上条「ただいま」 美琴「あら、おかえり。早いじゃない?」 上条「…美琴」ギュ 美琴「どうしたの?何かあった?」ナデナデ 上条「…別に」チュ (イライラがおさまらねぇ) 美琴「んっ…もうどうしたの? あ…、こら」 上条「しようぜ」モゾモゾ 美琴「もう、甘えんぼさんね」 上条「美琴…」 ・ ・ ・ 上条「…ふぅ」 美琴「…ハァ …ハァ」 上条「大丈夫か?」 美琴「…ぅん、ちょっと激しかったかも 起きれないょ」 上条「ハハッ、 ありがとな美琴」(なんか落ち着いたな 賢者モードってやつか) 美琴「うん? どういたしまして?」(こいつが一番落ち着くなやっぱ) 上条「今日いろいろあってさ… 明日ちょい早くでるわ」 美琴「同伴?」 上条「いや、ミーティングじゃねーかな?」 美琴「そう…頑張ってねダーリン?」 上条「頑張るよ、もう一回する?」 美琴「いやムリムリ!」 上条「しかし美琴さんの体は正直なのであった」クチュ 美琴「あんっ…ちょっ…もう… んっ…」 ・ ・ ・ ・ ・ 上条「おはようございます」(腰いてーな) マネ「おう、おせーぞ上条」(時間聞いてねーし) 浜面「…ザース」(まじこいつ俺を舐めてるな) 土御門「おはようにゃー」(こんだけしかきてねーって事は…ありがてー説教の始まりかよ) 上条「すみません」 マネ「お前の昨日の浜面のテーブルでのチョンボだがな」(あーかえりてー) マネ「経過は7番の3名は終始お前を呼べといってたが、浜面が納めて帰ってもらった、テーブル壊されたがな」(帰っててよかった…つか出禁にしろよ) マネ「25番のゴルドンの件、店は関知しない、浜面が払うそうだ」(だからなんだよ) マネ「新人の頃は鈍キャラで可愛がられてたが。お前、もう25だぞ気持ち切り替えなきゃタダの無神経なバカだ」(ひでーなおい) マネ「ちょっと気を回すだけで浜面も客に土下座する必要なかった」(痛客に土下座したのかよ、乙) マネ「ゴルドンも浜面待ちゃ、こいつが負担することもなかった。まぁ個人の意見だがな」(そういう事はあの女に言えよ、ちゃんと女の教育しとけバカ面) マネ「上条お前からなんかあるか?」(質問抽象的すぎなんだよ) 上条「まぁちょっと不注意だったのはあります、浜面悪かったな」 浜面「……」(なんか言えよボケ) マネ「幹部会での決定はこの際クビでもしかたないそうだ」 上条「え!?」(なんで俺がクビになんだよ!売上げそれなりにあげてんだぞ!!) マネ「まぁ聞け、しかしお前がやる気がある、これから性根入れ替えて頑張るってんなら続投だそうだ」(青春ドラマかよ) 上条「やる気もありますし、これからも頑張ります」(しか言えねーわな) マネ「まーそういうこった、お前らもいいか?」 浜面「納得できませんよ」(あ!?) 浜面「俺、上条さんより後に入って、追い抜く為に必死こいて頑張ってやってんスよ」(何言い出すんだこのバカ) 浜面「この人たぶん分かってないと思います」(…) 浜面「指名本数じゃ自信無くても、売上げじゃ自信あるでしょ」 浜面「俺と勝負してください!」(漫画読みすぎだろこいつ) 上条「いや俺ら常に勝負の世界だろ?、何が言いてーのかわからん」 浜面「今月俺に負けたら辞めてください!」 上条「はぁ!?浜面お前なめてんのか!?」 マネ「はまづらぁ!!お前がスタッフ辞めさせるとかどんな権限でしゃべってんだコラァ!!」 浜面「それくらいの覚悟で言ってます!」 土御門「まぁまぁ ちょっと落ち着くぜよ」 土御門「確かにかみやんの最近の仕事ぶりは甘えがあると思うにゃー」 土御門「でも、俺も幹部会でクビの意見に反対したし、チャンスを与えるべきだと思うぜよ」(さすが我が親友だ) 土御門「俺らはライバル同士だけど、同じ店でやってる仲間ぜよ」 土御門「浜面も今回50万直撃して怒るのもわかるが、その辺責任折半するなりして仲直りしないかにゃー?」(25万か美琴にいえば楽勝だな) 上条「俺はそれで構わないぜ」 浜面「納得できないッス」(!?) 浜面「俺は銭金の問題で言ってるんじゃないっスよ、上条さんがここで働いてる時点で俺の負けだと思ってます」 浜面「俺が負けたら俺は出て行きます。それくらいの覚悟で物言ってるつもりです」(こ…こいつ!!!) 土御門「俺がここまで言っても収まらないのか?」 浜面「はい」 上条「おもしれぇじゃねーか」 マネ「おい上条」 上条「幹部会でクビの話まででてんだ、俺の覚悟も見せてやんよ、浜面」 上条「お前が俺を気にいらねぇのは分かる、俺だって落ち度もあるさ。でもなぁそれでお前が俺に舐めた口きくってんなら話は別だ!! 俺に勝つ気でいるならおもしれぇ!!勝って追い出してみろよ!!でもなぁ、そう簡単にできるもんじゃねぇ 自分が主人公気取りで何でもできるって思ってんなら、 いいぜ俺が そ の 幻 想 を ぶ ち 殺 し て や る !!」 浜面「じゃあそういうことでお願いします」 マネ「まったく…解散だ」 ・ ・ ・ 土御門「かみやんのアレ久しぶりに聞いたぜよ」 上条「ああ、土御門も悪かったな。庇ってくれてさ。俺絶対負けねーから」 土御門「今のかみやん目が輝いてるにゃー。俺も青ピも締め日までフォローするぜよ」 上条「ああ、ありがとうな」 上条「ただいまー」(美琴は寝てるか) 上条(締め日まで後10日か、美琴は明日休みだから同伴だ、その後も仕事休ませてでも楽勝だな) 上条(俺の売上げが14.000、浜面が6.200.000か。まぁその内50万は俺のおかげだけどな) 上条(寝よう…かな 浜面くんさいなら~) 美琴「う…ん?お帰りぃ」 上条「ただいま」チュ 上条「美琴?」 美琴「うん…?」 上条「アイシテルぜ?」ギュ 美琴「エヘヘ」 残り10日 上条「ってことで店入る前になってだけど。残り10日、お願いします!」 美琴「うーん、仕事も今、手空いてきたけど 売上げであまり頼らない様に、店の外での時間を二人でもっと大事にって事じゃなかったっけ?」 上条「非常に耳が痛いです!ごめんなさい!」 美琴「まぁしゃーないわね、完全に休むのは無理だけど。仕事時間と睡眠削れば同伴ラストも無理じゃないわ」 上条「ありがとうございます!!」 上条(残り10日で6.186.000 楽勝だぜ) 上条「では電撃姫どうぞ」ガチャ 美琴「電撃は余計よバカ」 上条「いらっしゃいませー!!」 「「「いらっしゃいませー」」」 マネ「美琴ちゃんいらっしゃい、今日はガンガンいってね!」(俺に対する扱いの違いはなんだ) 美琴「なんかイロイロあったらしいから、締め日まで毎日くるわよ!」 マネ「美琴ちゃんフィーバーだなそりゃ!毎度あり!!」 土御門「おー嫁さん着たかにゃー ここは俺がご案内するぜよ」 美琴「まだ嫁じゃないわよ」 土御門「まだって事はそろそろかにゃー?」 美琴「うっさいわね、早く案内しなさいよ!」 土御門「おーおー こちらのラブラブシートへご案内するぜよ」 美琴「なんか広いわね、一人なんだけど」 土御門「話聞いたんだろ?かみやん一人じゃ酒飲みきれないにゃー ヘルプがガッツリくるから覚悟しとくぜよ」 美琴「返り討ちにしてあげるわよ!」 土御門「おーこわ。んじゃあとでにゃー」 上条「さて…何から飲むかね」 美琴「とりあえず狼煙あげましょうか ゴルドン5本持ってきて」 上条「ブフッ!マジデスカ美琴サン」 美琴「こうなったらとことんやるわよ、というかまず土御門を潰す!」 上条「んじゃコールで一気にいくわな」 美琴「おっけー」 ・ ・ ・ 『よいしょォ~い!野郎ども今日から10日間全員二日酔いらしィからなァ!オリジナr 美琴姫に感謝しやがれェ~!!』 『ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!今日はァ!姫様から王子にゴルドン!ゴルドン!一気に5本!!』 『まずはァ!誰に!飲ませたい!?3.2.1. 』 美琴「とうま!!」 『でーわでわでわァ!上条くンがでかいグラスで、行くぜェ!快感!絶頂!エクスタシーィィ!!カンパァ~~~イ!』 「「「かんぱーい!!」」」 上条「ングングングッ…ン」(炭酸キっつい!) 『ハイハイィ!ンじゃ残りがまだまだあるがァ、トドメは誰だァ!俺ァだめだぞ?』 美琴「逃げるな、NO.1! んじゃ土御門!!」 土御門「なんで俺なんだにゃー!?」 「「「アハハハハハハ」」」 『土御門ならコールいらねェな』 土御門「してくれよ!!テンション上げてくれにゃー」 『うるせェ、おら一気!一気!一気!一気!』 土御門「古いぜよ」 ・ ・ ・ 美琴「やっぱ楽しいわね~」 上条「あんまりホストにハマっちゃだめですよ」 美琴「お前がいうな!」 黒服「上条さんお願いします」 上条「ん?なんだ?」 美琴「…いってらっしゃい!」 上条「はい」 マネ「9番で指名だ、ダブル指名」 上条「え?はい」(誰だ?) ・ ・ 上条「おお!神裂に五和じゃねーか 久しぶりだなー」 神裂「ご無沙汰しております」 五和「おひさしぶりです!」サッ 上条「いや、おしぼり出すのは上条さんの仕事ですから」 神裂「一緒に来て別々に座るのもおかしいので、二人で指名してみました」 上条「一人すれば上条さんは来ますよ」 神裂「いえ、まぁいいじゃないですか。どーぞこちらへ」 上条「なぜか上条さんが接客されてるような構図ですけど」 五和「いいじゃないですか、久しぶりなんですから。女教皇様ちょっとずってもらえますか?角で座りにくいです」 神裂「それですと私が角になります。そっちにずれると楽なのでは?」 五上神 五和「それはずるいです!」 ■■ 上神 ※姫神ではない 上条「ああ、じゃあ上条さんが角にいけば解決ですね…」 五■■ 神裂「今日は土御門から連絡があって急ぎ駆けつけました。あなたには借りが大いにありますので」 上条「まじかようれしいぜ」(土御門…ありがとう) 青ピ「じゃじゃーん!キレイなお姉さん達がかみやん囲んどるでぇ~!これはご一緒して僕もあやかろ~」 上条「同じ日に入った青ピだ、高校からの付き合いなんだ」 五和「よろしくお願いしますね」 神裂「今日はお金の事は気になさらずなんでも頼んでください。教会から資金もでてますので」 上条「マジスカ」(激アツ!!) ・ ・ ・ ・ ・ 上条「ただいま~」 美琴「あ、お帰り~///」 上条「なんだ?酔ってるのか?」 土御門「ゲームに負けても挑んでくるから仕方なくだにゃー 俺全然飲めないぜよ」 上条「ああ土御門ありがとうな、神裂達呼んでくれて」 土御門「なーに、親友のクビが掛かってるなら安い仕事だにゃー」 上条(美琴とあっちのテーブルで今日は450万くらいだな…) 美琴「あーもう閉店だー///」 土御門「んじゃ俺はテーブルに戻るにゃー」 上条「ありがとな、土御門」 美琴「あいついいやつね色々アンタの心配してたし。青髪だっけ?あの人も」 上条「ああ、ずっと一緒にやってきた仲間だからな…」(浜面は今日30万くらいか、NO.1のテーブルに取り入ろうとしてたなクソが) 日は飛んで締め日まで後3日 浜面 8.640.500 上条 7.801.000 上条(あれからちょこちょこ土御門が営業してくれて追い上げたな) 上条(残り3日か、最終日にゴルドンラッシュで逆転もカッコいいな…フフ) 美琴「何考えてるの?」 上条「んー?別に」 美琴「ねぇねぇ、土御門は?」 上条「あいつはどっかテーブル持ってるんじゃないかな、一応NO.4だからな」 「あいたかったァー あいたかったァー あいたかったァー きみにィー イエス!」 「てめーの面見て歌チョイスしろNO.1!!」 美琴「ふーんそうなんだ」 「うるせェ!リクエストだァ!カラオケのジャマすんじゃねェ!NO.2にゃ常識はねーのかァ!」 「俺に常識は通用しねーよ!!」 「ミサカのリクエストなのに!ってミサカはミサカはNO.2に徹底抗議してみる!」 上条「ああ…」(なんか元気ねーな、まぁ俺の勝ちはほぼ確定だ) 「「「いらっしゃいませー!」」」 「おらバカ面きてやったぞ」 上条(ん?この声は) 麦野「とっとと案内しろよ」 上条「あいつだ、よりによって後ろのテーブルかよ… こないだ話した痛客だ」 美琴「あれって、元第4位じゃない?」 上条「はぁ?あれもLEVEL5かよ!?」 美琴「うん、原子崩しってやつだった」 上条(…ちょっとやばいか?) 上条「なぁ美琴、またゴルドンいいか?」 美琴「…うん、いいけど」 上条「ん?どうした?」 美琴「ううん…いい」(はっきりしないな、まぁいい) 「お飲み物はいかがいたしますか?」 麦野「店にあるだけのシャンパン持って来い」(!!!) 上条「おい!!!ちょっと待て!!」 麦野「あん?なによ」 上条「こっちもシャンパンいれるんだそういうのやめろよ」 麦野「はぁ?早いもの勝ちじゃねーの?チンタラしてるのが悪いんじゃない?なぁ?そうだろ?」 黒服「はい」 上条(クソ!!やられた!!!!、明日は日曜…店休日だ。月曜一日で勝負しなきゃならねぇ!!) 『ァーァー テステス なンかシャンパン全部買い占めた姫がいるらしいンですけどォ』 『それでもまだまだ飲み足りない!!王子浜面ァ!!今日は昇天するまで飲ンじゃってェ!!』 麦野「おい飲むのはバカ面じゃなくて、こいつだ」(??) 上条「え?なんで俺?」 麦野「お前、こないだ酒飲むっつって帰ってこなかっただろ。利息付けて飲ましてやんよ」(!?なんだと!!クソクソクソクソクソ!!) 『アイ!アイ!アイ!アイ!生贄指名の上条くン!テンション上げて、逝っちゃってェー!』(クソクソクソクソ!!誰か代打こいよ!) 麦野 パクパク 上条(ん?…なにか言ってる?) (ぶ・ち・こ・ろ・し・か・く・て・い・ね) ・ ・ ・ ・ ・ ・ 上条(クソ…動けネー) 土御門「かみやんよくやったにゃー、聞えるかにゃ?」 上条「ぁ”ー」(気分わりぃ) 土御門「意識はあるみたいだが、動けないぜよ」 美琴「どうなっちゃうんだろ…」(お前が頼りだ) 土御門「幸運なのか不運なのか明日は店が休みぜよ、この状態なら二日酔いだろうからゆっくり休めるにゃ」 美琴「え?店休みなの明日」(…しまった!!店休の事隠してたのが) 土御門「ん?日曜は店自体休みだにゃー」(やめろ土御門!!しゃべるな!!) 美琴「それっていつから?」(やばい!!休みなのに仕事っていって遊んでたのがバレル!) 上条「あ”ヴァー オェッ」(ちょいお下品だがこれでどうだ!) 美琴「わわ、大丈夫?」(やばいです、いろいろと) 土御門「ちょっと。 かみやん気分悪そうだからトイレ連れてってやってくれにゃー」(お前が連れてけ!!) 黒服「はい」(待て待て!!お前はお呼びでない!!) 上条「んむ”ーオヴぉッ」ビチャ 麦野「ギャハハ、きったねー。グロッキーだなこりゃ!」(クソクソ、黙れヤリマン!!) 「それで店休みってどういうこと?」(やめろおおおおおおおおおおおお!!) ・ ・ ・ 締め日まで後2日 店休日 上条(気分わりー、結局どうなったんだ… 土御門にメールしよう)ピッピ 上条(たぶん嘘ついてたのバレただろうなー) 上条「おーい美琴ー」(しゃべるのもきつい) 上条(…いないのか) 上条(…起きるか) ・ ・ 上条(仕事行ってきます、食事は適当に。帰ったら話があります。 んで5.000置いてるわけか) 上条(今まで飯絶対作ってたのにな…) 上条(メール帰ってきた)ピピ 昨日はお疲れ 店休のこと言ってなかったんだな、うっかりしゃべっちまった。 一応フォローは入れておいたから大丈夫だとは思うが…。ほんとスマン。 売上げは上条 8.601.000 浜面 18.460.000 現在NO.4 あの後嫁さんもボトル入れたんだが、ヘルプも後ろのテーブルにとられて空けれなかった。スマン。 上条(一千万も差があるじゃねーか…!) 上条(あの麦野とかいう女…ムカツクな) 上条(開店と同時にいって、ボトルもシャンパンも全部買占めすりゃいけるか…) 上条(つーか浜面もあの女がいたから、あんなこと言ったんだな…嵌められた) 上条(まぁいい最後に泣くのはあいつらだ) ガチャ 上条(帰ってきたか、今日は全力で機嫌とるか) 上条「美琴か?」 美琴「…うん ただいま」 上条「おかえり、美琴」 美琴「寝てたの?ごはんは?」 上条「さっき起きたんだけど、気分悪くて 飯は食ってないつか食えない」 美琴「……そう」 (昨日のこと気にしてるのか?) 上条「なんか…話あるんだろ?」 美琴「…うん あのさ」 美琴「店休とかはもう土御門から聞いてさ」 美琴「まぁあんたも事情あるんだろうし、あそこの客層考えたら心配させまいとするのは分かるんだけど」 美琴「嘘だけは止めてほしい」 上条「ああ、ごめん」 (しまった土御門はこいつになんて言ったんだ…) 上条(客層…心配…。都市上層部絡みか? 全部NO.1.2の派閥の仕事なんだけどな) 上条「まぁ色々あるんだ、仕事柄言いにくいこともあるからな」 上条「まぁ仕事お疲れ様、シャワー浴びてこいよ」 美琴「…うん」 上条(なんとかやりすごせたか、土御門にメールしとこ) ・ ・ ・ 上条「おお、温麺か。気が利くねぇ」 美琴「二日酔いでも食べられるでしょ」 上条「うんうん」 美琴「そうそう今日さ「美琴」」 上条「明日最終日なんだけどさ、浜面が昨日一千万くらい上げやがったんだ」 美琴「………」 上条「明日開店と同時に攻めるぜ!」 美琴「…ぅん」 上条「ん?どうした?」 美琴「あのさ…アタシって何なのかな…?っとか最近思っちゃって」 上条「何って?」 美琴「なんだろ…よくわかんないんだけど、ちょっとおかしいのかなアタシ」 上条「どうしたんだよ?言わなきゃわかんねーぞ」 美琴「あの…、なんて言うか。アタシって当麻のなに!?」 上条「何って何?抽象的でわかんねーよ。 彼女だろ?」 美琴「だよね!…彼女だよね…。分かってるんだけどさ…」 上条「何考えてるんだ? 疑問あるなら言えばいいだろ」 美琴「分からないのよ!!なんか最近モヤモヤしたのがあるけど、言葉とかにできないのよ!!」 上条「お前でわからない事、俺にわかるわけないだろ!」 美琴「そんな言い方ないでしょ!!アタシだって不安なんだから!!」ポロポロ 上条「美琴」ギュ 上条「何を不安に思うことがあんだ?お前は綺麗だし、俺の前じゃ可愛い。仕事だって成功している」 上条「しかも稀代の超能力者だ」 上条「そんなお前が不安なんていったら世界中に安心なんてねーぞ。 ちょっと疲れてるんだよ」 上条「泣くなよ、美琴」 上条「愛してる」 美琴「………わからなぃ、当麻がわからないよ…」 美琴「愛してるが軽く聞えるよぉ… うぅっ…」 --------何でも無いような事が幸せだったと思う 何でもない夜の事 二度とは戻れない夜------ 俺はなぜか、以前誰かが歌っていたこの曲のフレーズを思い出した ・ ・ ・ ・ 最終日 美琴「仕事行って来るわ…」 上条「おお、9時前には来てくれよ」 美琴「…うん」 美琴「ねぇ…当麻」 上条「うん?」 美琴「アタシの事愛してる?」 上条「ああ、愛してるよ」 美琴「……そう、ありがと」 バタン ・ ・ ドアが閉まる音になぜか言いようの無い不安に駆られる なんなんだクソ! 最終日 20 45 とあるホストクラブ前 上条(ちょっと早く来すぎたか) 上条(浜面も同伴だな、残念だが出勤したら俺が抜いてるわ) 上条(ボトル在庫も十二分だったしな) 上条(そろそろ着てもいいころだが…。 …きたか) 上条(ん?土御門と一緒?偶然かな) 上条「おお、間に合ったな」 土御門「時間にルーズはいかんぜよ」 美琴「………」 上条「どうした?」 土御門「あのなかみやん、今日は俺もこの同伴に絡ませてもらうにゃー」 上条「はぁ!?売上げ折半になるじゃねーか!!」 土御門「あー、なんていうか…そこんとこ中で話すぜよ」 上条「どういうことだ土御門!説明しろよ!!」 土御門「率直にいうぞかみやん、もうお前ここ辞めたほうがいいにゃー」 上条「はぁ!?意味わかんねーし!!俺の味方じゃねーのかよ!!」 土御門「味方だから!親友だから言わせてもらうぜよ!!」 上条「訳わかんねーよ!!」 土御門「落ち着こうか、…かみやん最近売上げの事ばっかり頭にあるんじゃないかにゃー?」 上条「そりゃ当然だ。メンツ掛かってるからな」 土御門「それで自分の女の気持ちにも気づいてやれないんだにゃー」 上条「お前が何かいったのか!?」 美琴「っ!」ビク 上条「何なんだ?昨日からおかしいぞお前」 土御門「昨日からじゃないぜよ?かみやん」 土御門「俺はヘルプについててその子の様子も、かみやんの言動もおかしいと思ってたぜよ」 土御門「店休の話があっただろ?実はあれ嘘なんだにゃ」 上条「何?」 土御門「かみやんにはフォロー入れたと言うから、それっぽく話合わせて聞いてみろってその子に言ったぜよ」 上条「は? 嵌めやがったのか!!」 土御門「聞け!!! かみやん言ったよな?性根入れ替えてやるって、甘えず、覚悟を決めるって」 土御門「あれから今日まで、かみやんはその子以外誰かに営業したのか?」 土御門「その子以外は全部俺の呼んだ客のはずだ!!」 土御門「女の前でする話じゃないが、ホストなら自分の女裏切って枕営業してでも引っ張ってくる」 土御門「土下座してでも機嫌をとる!それが覚悟だ!!」 土御門「何も変わってない、甘えた口だけ野郎のまんまだろ!!」 上条「………んでどういう話になるんだ…」 土御門「その子も思い悩んだんでたんだ、このままじゃいけないって」 土御門「なんでも自分で切り開いてきたかみやんが、自分のせいで牙が抜けたんじゃないかとな」 土御門「んで店休の話で、自分に対する気持ちにすら嘘があるんじゃないかと」 土御門「それで悪いがかみやんを試してみればいいって教えたんだ」 土御門「嘘を言わず、正直に話せば不問とし、ごまかせばその時また考えるとな」 土御門「騙したのは悪いと思う、しかしこのままじゃどう考えてもその子が不憫だ」 土御門「わかってくれ…かみやん」 上条「…美琴はどうしたいんだ?」 美琴「…………距離を置いて考えたい」 上条「……そうか」 上条「すまなかった…。いつからかわかんねーけど。なんか毒に侵されてたのかもしれないな俺」 上条「ほんといつからだろうな…。昔はあんなにあぶねー事にも必死になってたのに…」 上条「うん…間違いなく俺が悪いな」 上条「二人ともすまなかった!!」 上条「浜面にも謝るよ」 土御門「それがいいんだにゃー」 上条「美琴、悪かったな。悩ませちまって」 上条「俺がお前に甘えすぎてた。まぁそれだけ幸せだったからな」 美琴「当麻…今でもアタシの事好き?」 上条「ああ…愛してる」 土御門「一件落着だにゃー」 ・ ・ ・ その日は宴だった 売上げとかどうでもいい、安い酒だろうが高い酒だろうが飲めや歌えの大騒ぎだ 浜面は快く許してくれた 「毒が抜けましたね」だとよ生意気なやつめ だがその通りだなとすんなり受け止めれたのは浜面の言うとおりなんだろう あの元第四位とも酒を飲んだ ちゃんと話したらいいやつじゃないか カラオケでデュエットまでした。若いのに居酒屋って… 因みに浜面の彼女とは知り合いだったらしい マネージャーもいい目になったじゃねーかって仕事放って一緒に飲んだ 酒は誰か勝手に持ってくればいいと黒服も一緒に飲んで歌った NO.2が自分専用の冷蔵庫からツマミを持ってくる 何でも出てくるんだけど、どうなってんだ? 今日で引退になるが、見送りの華もない でもいいじゃねーか、楽しい酒を笑って飲める ああ…俺はこの夜を一生忘れないだろう 誰かの完全記憶能力なんかなくても絶対忘れない 初めて皆で笑って、泣いて飲んだ酒だ 絶対忘れてなるもんか いつか流れたカラオケがまた流れる ----なンでもないよォな夜がァ~ しあわせだァったとおもォうゥ~ ---- よく聞いたら悲しい歌じゃねーか!NO.1 まったく縁起でもねぇ ここまで読んでくれてありがとうございます かなり独特の世界観だったと思うので今更ですが解説いれます 【作中の俺設定】 とあるホストクラブ 学園都市直轄で経営されている店 要人接待等が目的で設立されたが、都市の性格上大人の娯楽が少ない為一般の客も多い 時代は適当です大体みんな18以上になってるくらい 暗部の抗争などは無かった完全パラレルのわがまま設定です LEVEL5達が元ってなってるのは、余り意味はないです それぞれ何かしらの職についてるってことが伝わればと思って マネージャーと黒服はオリキャラです 美琴の仕事は能力生かして電子機器の発明、調整 新金属の精製など多岐に渡って活動してます 特許などもあり、金は使い切れない状態です NO.1.2は作中セリフしかでないですが、第一位と二位です 争いもなくお互い五体満足で働いてます 学園都市直轄なのでそのまま使われっぱなしの状態 要人警護と接待の仕事も兼ねてるので売上げは群を抜いています アイテムは扱いが難しいので矛盾はあると思います 難しいというかSSで見てきた分とwiki見ながら書いたもんで、滝壺と滝壷どっちよ?とか…重ねて謝罪 数ヶ月後 夜の商売から足を洗った俺は土御門の紹介でビルのリフォーム会社に就職した アパートを借りて美琴とは別居中、生活費に悩む日々だが高校時代はもっと苦しかったから全然余裕だ 完全自活の為に援助も断った、美琴と対等な関係でいたい、あいつを安心させたい一念で頑張れる アウトドア作業がメインで不摂生な体には酷だが健康的で気持ちがいい 体を動かした仕事後の飯が旨い こんな小さな事で感動できるなんてしばらく忘れていた俺は、やはりどうかしてたのだろう 今日は元職場のビルの外壁を塗り替える見積もりにきた 土御門の依頼で俺指名で仕事を回してくれた 何から何まで親友に感謝だ 土御門「どうかにゃー?」 上条「おお、依頼ありがとな」 土御門「どの道どこかに頼むんだから、気にする必要ないぜよ」 上条「それでもまだ新人の上条さんに仕事がくるのはありがたいんですよ」 土御門「…そうか」 上条「なんだそのクーラーボックスは」 土御門「肉を新鮮なまま運ぶ為にゃー」 上条「ふーん」 ビルの屋上はフェンスも撤去されており、風が強い。 四つん這いになり屋上から地上まで目測する。 土御門「嫁さんとはどうかにゃー?」(65mか…? 50m以上っと)カキカキ 上条「んー?前よりは会えないけど、仕方ないわな」 上条「だけど今はお互い些細な事でも幸せ感じられるよ」 上条「…なぁ、屋上のフェンスは美琴の作った丈夫で長持ちの金属でいいか?伝手で安くするぜ」 土御門「お任せするぜよ」 上条「りょーかい」(フェンス張替えと外壁の塗装っと)カキカキ 土御門「すでに撤去したフェンスは外に置いてるから、回収もお願いしたいにゃー」 上条「へいへい」(フェンス回収と) 土御門「なぁかみやん」 上条「あん?」 土御門「すまんな」 ??が頭に浮かび、意図を確認する為に後ろを振り返る クーラーボックスを地面に置き、親友が肉包丁を振りかぶる ザシュ 上条「!!!!!!!!???????」 土御門「先にその右手いただくぜ」 体から離れて地に落ちる右手 吹き出る血液…理解ができない 上条「は?ああぁぁぁぁああああああああああ!!!???」 上条「なにすんだ!?」 土御門「かみやん、お前が邪魔なんだわ」 上条「な…なに?」 どくっどくっと脈打ち血を垂れ流す右腕を握り締め、問う 上条「なんで…お前、おい…」 土御門「疑問たっぷりで死ぬのは可哀想だ、一応十字教徒だからな。慈悲としてその疑問を取り払ってやろう」 土御門「原因は超電磁砲の能力によって起こされる経済効果だ」 土御門「本人の性格を鑑みると欲をかかず広く役立ててほしい、学園都市外にも最新の技術を提供しだすだろう」 土御門「粛清案もでたが、超電磁砲の進化の可能性やこれからの学園都市への恩恵を考慮するともったいない」 土御門「そこで都市に繋ぎ止める為に超電磁砲に杭を打ち込むことにした」 土御門「それがお前だ」 土御門「惚れた男がホストになり、慢性的に府抜けていけば放っておけないだろ」 土御門「都市に繋ぎ止め、ビジネスも好調だったが。問題がまた起きた」 土御門「今度はお互いに依存し始めた事だ」 土御門「超電磁砲は個人としての仕事は好調だが、新規開拓の足が止まった」 土御門「まぁ働かないでも一生遊んで暮らせるからな」 土御門「しかし、そこで足を止めてもらったら困る」 土御門「ではどうするか」 土御門「依存対象の杭を抜いてしまえばいい」 土御門「すでに惚れた男との思い出の都市、愛した男が作業中に行方不明になっても、幸せだった思い出に縋って生き」 土御門「新しい男が出来ればまた過去に縛られず歩き出すだろう」 土御門「腑抜けた生活が染み付いて、新しい仕事にも慣れず、仕事中無様に逃げ出した」 土御門「こういうシナリオだ」 土御門「超電磁砲の心のケアも心配しなくていい」 土御門「かみやん居なくなった後、俺の言葉が心に届く様に信頼は築いたからな」 土御門「俺が客を呼んで指名被らせたのも、超電磁砲に疑念を持たせる為だ」 土御門「それから浜面はかみやんの事、最初は尊敬してたんだぞ」 土御門「必死に追いつこうと頑張ったが、なぁなぁで過ごしている所に嫌気がさしてきた」 土御門「そこを俺がもっと見せ付けて、ちょっと煽ったらあの様だ。扱い易くて便利な男だよな」 土御門「さて…ネタバレはこんなもんかな」 土御門「失血死する前に、何か質問はあるか?」 上条「…色々聞きてぇが、一つだけ聞かせろよ」 上条「お前は最初から裏切るつもりで俺に近づいたのか?」 上条「友達とか親友ってのも嘘だったのか!!」 土御門「Fallere825」 土御門「俺の魔法名だ、意味は覚えているか?」 上条「…ハハ、背中刺す刃…だったか」 土御門「そういうことだ」 上条「…はぁ~。敵は学園都市全部かぁ… 今のこんな俺じゃ勝てないな」 土御門「ああ、諦めてくれ」 上条「美琴はどうなる」 土御門「超電磁砲はなにも変わらない。お前が居なくなり、研究と開発に忙しくなるだけだ」 上条「そうか……寂しいな」 上条「美琴の事頼むぜ」 土御門「任せろ。義妹同様この件も絶対裏切らないと誓う」 上条「そりゃ安心だ」 そろそろいいか?と裏切り者が幻想殺しを回収しクーラーボックスに入れ、蓋を閉める ああいいぜと右手を失った男が立ち上がり屋上の縁へ歩く 上条「でも全部が好きにさせねぇよ」 トン 土御門「なにをっ!!!!」 屋上の縁に立ち、土御門を見据えて後ろに飛ぶ 脱力し浮翌遊感が背中から沸きあがる 行方不明だって?そんな都合のいい事させるかよ 義理の妹級の誓いなら破らないし土御門は美琴をこれから守るだろう ああ美琴に会いたいな 愛した女の温もりを脳裏で再生し涙が出る 死ぬ前に泣くなんてホント情けないな俺 懺悔でもなんでもするからもう一度美琴に会いたい 俺も十分都合のいい人間だな、人の事言えねぇわ… ああ…でも美琴に会いたい、抱きしめたい、キスがしたい 笑っている美琴、怒っている美琴、泣いている美琴、照れている美琴、自分の横で寝ている美琴、寝起きの美琴 今までの美琴の顔が瞼を埋め尽くす 美琴…美琴…美琴… 上条「愛してる」 上条の喪失から数日後 土御門「かみやん、まだなんも連絡ないのかにゃー?」 美琴「…うん」 土御門「…そうか、なにかあったら連絡真っ先にほしいぜよ」 美琴「うん…ありがと」 ガチャ 土御門「かみやん…どこにいったんだ」 店のソファーに深く体を預けつぶやく あれから土御門がすぐに下を確認したところ、上条の遺体どころか何もなかった 屋上に散った血液は処理したので、自分と上条のやり取りは間違いなくあった しかしあの高さでは助からないはず、万一助かっても超電磁砲に連絡が必ずいくはず あの傷では病院に行かなければ助からないはず、しかしどこの病院にも該当患者は無し 超電磁砲の様子から嘘をついてる様には思えない 上条当麻が神隠しにあった、そんな根拠のない非現実的な報告だけが学園都市上層部に報告された 御坂美琴は冬の曇天の公園に居た 自分がまだ学生の頃、上条との思い出の場所だ 上条が失踪した後、仕事の合間を縫って思い出の場所を徘徊する毎日だった ここにいるとふっと目の前に上条が現れて 心配してた自分がバカらしくなるような笑顔で声を掛けてくる様な気がする 自分はそんな上条に怒って電撃を放ち、上条は右手でかき消して… 若い頃のやり取りに縋っている自分にふふっと微笑を浮かべる この公園で素直になれなかった事が多数だが、二人が結ばれたのもこの公園だった あの時の気持ちが蘇り胸が温かくなる反面、喪失感とせめぎ合い涙が溢れる 美琴(どこいっちゃったのよ…あのバカ) 何でも無いような日常の幸せを胸の中で反芻し 御坂美琴は今日も想いの人を待ち続ける… END
https://w.atwiki.jp/bk_ucp/pages/32.html
クロマ 事実と異なる事柄が多数記載されています。検証の上、修正か削除をお願いします。 黒騎士団古参の1人。憂派。 問う。バカとは誰が決めるのかと。 思う。自分である、と。 自身を低きに置き堕落するならば。 答えよう。私は天才であると。 そう。へんたいである。 ~出展「クロの書・クロマ編」より~ 概要 クロマ本人の評 黒騎士でも指折りの美少女。 戦争では戦神のごとく舞い、内政では鮮やかな手腕で国を富ませる。 彼女が剣を一薙ぎすれば一国が吹き飛ぶといわれるが、その破壊的な武力とは裏腹に普段は虫も殺せぬ可憐な乙女である。 それ以外のプレイヤー一般的な評 黒騎士でも屈指の変態。 属性は笑むなのできっとみんなに微笑をくれるだろう← まず初めに戦争、いや戦闘において記述させてもらおう。はっきり言うと彼は人とは違う力があるんだ。 そう、それは彼の能力というか体質というか、つまり彼にとってそれは普通であり異常であり過不荷なんだ。 たしか彼はそれのことを快感的被虐体質[マゾスティックエクスタシー]と名付けていたな。 興味があったら本人に尋ねてみるといい。 だいぶ掘り下げてしまったが次は内政について触れておこう。 聡明な君達は瞬時に理解できると思うんだが彼は内政においてもスペシャリストだ。 理解できない?簡単だよ。内政とはすなわち労働に起因するからだ。 彼の快楽的被虐体質[マゾスティックエクスタシー]を持ってすれば労働を奉仕に奉仕を悦楽に改変することなどいとも容易い訳だ。 つまりある意味…いや、やはりというべきか彼の存在は非常にチート的要素が強いわけだ。 長くなってしまったが百聞は一見にしかず、まずは本人をその目で接してもらうのが何よりだろう。 クロマの登場する作品 (2011年7月~2011年9月) 黒騎士系毒電波にて毎週土曜日26時30分から放送されていた。 クロマメ先生の作品 クロマメ先生 関連項目 クロマ投獄事件 クロの書 ユラ 鬼☆MAX天乱昇龍盛り ドM?? 鍵鎖先生の厳選漫画 クロマメ先生 文章:クロマと安心院さん
https://w.atwiki.jp/imasss/pages/696.html
春香「魁!!765プロ高校ですよ、765プロ高校!!」 執筆開始日時 2012/05/06 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1336307286/ 概要 第一話「不良上等」 【都立765プロ高校】 ――1年2組教室 前略、オフクロ様―― 晴れて私、天海春香は765プロ高校へ入学できました―― 一日も早く学校に慣れて健やかな学園生活を送りたいと思います ………………ですが…… 「ブッコロガシマスゥー!」「アラー?タバコハドコカシラー?」「ウッウー!!」 見慣れない人たちに囲まれていささかとまどっています… タグ ^天海春香 ^四条貴音 ^星井美希 ^メカ千早 ^クロス ^魁!!クロマティ高校 まとめサイト クロスSS図書館