約 1,900,009 件
https://w.atwiki.jp/rumballion/pages/50.html
ディプロマティコ(Diplomatico) 概要 製造:シーグラム社 産地:ベネズエラ 原料: 蒸留: 詳細 シーグラム社の「レア・ラム・オブ・ザ・カリビアン」を構成する一品で、ミレニアム記念として2000年にリリースされた。19 世紀、南カリブ海全域に秩序と平静さをもたらした伝説的な政治家に敬意を表して名付けられたラムで、南カリブ海全域の外交官と、他の高位の政治家のお気に入りとなってきた。25年以上の経験をもったマスター・ブレンダーによって作られている。 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 商品 ディプロマティコ レセルバ エクスクルーシバ 12年 (Diplomatico Reserva Exclusiva 12 Year Old) 概要 色 :ダーク 風味: 容量:750ml 度数:40度 甘さ: 価格:~5,000円 詳細 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ディプロマティコ レセルバ 6年 (Diplomatico Reserva 6 Year Old) 概要 色 :ダーク 風味: 容量:750ml 度数:40度 甘さ: 価格:~3,000円 詳細 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ディプロマティコ アネホ(Diplomatico Anejo) 概要 色 :ダーク 風味: 容量:750ml 度数:40度 甘さ: 価格:~3,000円 詳細 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る アフィリエイト このページを編集
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/406.html
上条「はぁ…」 土御門「どうした、カミやん?」 上条「そろそろ、彼女欲しいな~と思ってさ」 土御門「…」 青髪「…」 姫神「」ピクッ 吹寄「」ピク 上条「どうした?」 青髪「カミやん、本気で言ってるん?」 上条「本気も何も上条さんも男ですよ、彼女の一人や二人高校生の内に欲しい…、 ってその拳を今すぐ収めなさい!?」 青髪「友達じゃなきゃ絶対殴ってたわ~」 土御門「はぁ…これもカミやんクオリティーかにゃ~」 上条「そのカミやんクオリティーはともかく、お前らは欲しく無いのか?」 青髪「欲しいよ…てか欲しいわ!でも女の知り合いなんて先生と親や親戚しかいないんよ!」 上条「クラスメイトも居るだろ」 土御門「舞夏がいりゃ充分だぜい」 上条「シスコン野郎…」 土御門「それは褒め言葉と受け止めとくぜい」 青髪「てか、カミやんってどんな子がタイプなん?」 上条「…、そう言われると考えたこと無かったなぁ…」 土御門「まず知りあいの女の子を思い出すぜよ」 上条「(知り合いねぇ…)え~と…」 青髪「これからカミやんのソリティアが始まる予勘や」 上条「まぁ近くから言えば従妹だろ?」 土御門「あぁ」 上条「ビリビリに黒子、佐天、初春ちゃん」 青髪「常盤台グループや」 上条「御坂妹に、姫神、委員長、風斬、雲川先輩」 姫神「(忘れられて無い。)」 吹寄「(ま、まぁ委員長だし当然よね)」 土御門「妹と、クラスメイトだにゃ~」 上条「神裂、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネ、オルソラ、五和、対馬さんにもお世話になったなぁ…。キャーリサやヴィリアンも…まぁ知り合いか…」 青髪「誰?外人の名前もあるけど?金髪なん?パツキンなん!?」 土御門「言うなればカミやんの被害者たちにゃ~(イギリス組だぜい)」 青髪「あぁ…カミやんはグローバルやね…」 上条「まぁフロリスとかレッサー、ベイロープにランシス。サーシャ…ヴェントともまぁ知り合いか…」 土御門「あぁそうだにゃ~(クーデターの時とロシアの時にゃ~)」 青髪「あかん、数えるの面倒になってきたわ」 上条「後は…、グレーゾーンで一方通行ですね」 土御門「カミやん…本気か?」 青髪「誰?」 上条「いや、だってお前は名前知ってるのか?それとあの外見だぜ?それに殴った時柔らかかったし、もしかするかもですよ?」 土御門「あれ…?そう言われれば怪しく思えて来たぜよ?(本名聞いたこと無いぜよ)」 上条「え~と約20人?位か?」 青髪「これがカミやんか…(思い出しただけってことは、まだ埋もれてる子も何人もいるんやな~)」 土御門「おい、舞夏を入れないとはどういうつもりぜよ!女の子じゃないって言いたいのか!?」 上条「いや、舞夏は土御門の妹だしノーカンだろ」 土御門「それなら良いぜよ」 青髪「で、その中で一番タイプなのは誰なんや?」 上条「タイプねぇ…」 土御門「(これでカミやんの性癖がはっきりするぜよ)」ゴクリ 青髪「」ゴクリ 姫神「」ゴクリ 吹寄「」ゴクリ 上条「全員…か?」 土御門「ふざけんじゃねーぜよ!」バンッ 青髪「カミやん…俺は久しぶりにキレちまったよ」ギュッ 上条「だからその握り拳を解け!解きましょう!いや解いて下さい! 違うんだって、全員個性があって魅力的なんだって! それに皆俺のこと好きな訳無いだろ!?皆可愛いし美人なんだぞ!?」 青髪「まぁ確かに?」 土御門「青髪、騙されるんじゃないぜよ?こいつは一級フラグ建築士ぜよ?」 上条「何言ってんだよ!じゃあ俺が今まで何か甘い体験があったのを知ってるのか!? 土御門なら知ってるだろ!?無いだろ!?」 土御門「(まぁ確かに毎回、血塗れだからにゃ~、そう考えるのも仕方ないぜよ…鈍感なのは確かだけどにゃあ)」 青髪「まぁ、不幸が代名詞のカミやんやからな」 上条「だろ?てことで私上条当麻に良い考えがります」 青髪「ほう、それは?」 上条「…」 青髪「…」 土御門「…」 姫神「…」 吹寄「…」 上条「やっぱ何でもないです…(全員に告白なんてゲス条になるとこでしたよ)」 青髪「寸止めサイテーや」 土御門「寸止めサイテーだぜよ」 上条「まぁ今日の話は忘れてくれ、ちょっと血迷ったんだ…(間一髪だったな…あ~あ彼女なんて夢のまた夢か)」 土御門「あぁ分かったぜよ(一応ねーちん達に報告しておくぜよ、これは面白い展開になりそうだにゃ~)」 姫神「(いいことを聞いた。)」 吹寄「(これは、チャンスね)」 小萌「(これは皆の貞操の危機です。知らせないと…私の名前無かったな…)」 ――――ファミレス 小萌「と、言う訳ですので気をつけて下さい(上条ちゃん、こんな可愛い子たちを…)」 美琴「…」 御坂妹「…」 黒子「…」 初春「…」 佐天「…」 小萌「みなさ~ん?」 美琴「あ、あいつが彼女募集中ですって!?」 黒子「お、お姉さま!?(私のことも覚えていましたのね)」 御坂妹「(ミサカネットワーク接続…)」 初春「(上条さんかぁ///)」 佐天「(反応に困るね///)」 小萌「と、言う訳ですから気をつけて下さいね?じゃあ私は仕事があるので失礼します~」 カランコロン 美琴「ど、どうする?」 黒子「ど、どうする?と聞かれましても困りますわ」 佐天「それに、ここの5人もライバルですよねぇ~」 黒子「私も数に含まないで欲しいですわ」 初春「じゃあ違うんですか?」 黒子「そう言う訳じゃありませんけど…」 御坂妹「(上位個体に会話を送信、一方通行に伝えるように、とミサカは付け加えます)問題なのは彼が海外へ行ってしまうことだ、とミサカは不安を口にします」 初春「ライバルが多そうですね~、外人さんの名前までありましたよ?」 美琴「ちなみに、キャーリサって言う人はイギリスの第二王女よ…」 黒子「まさか…ですの…」 黒子「原始人がそんな事出来る訳無いじゃないですか…」 美琴「いえ、あいつはやるわよ。気付いたらイギリスのクーデターに巻き込まれてる男だからね。それに向こうには女王様もついてる…厄介ね…」 黒子「でも女王様が原始人の事を覚えてる可能性は無い筈ですわ…」 初春「黒子先輩の方が上条さんのこと知ってそうだから聞きますけど、言いきれるんですか?」 黒子「それは…(言いきれないのが悔しいですわ)」 美琴「これは、作戦を立てる必要がありそうね…最低条件はここ学園都市…いや、日本に留まらせることね」 ―――――― 一室 打ち止め「って、ミサカはミサカは会話を伝えてみる」 一方「三下ァ~、好き放題言いやがってェ~」 打ち止め「で、どうなの?ってミサカはミサカは興味を持ってみる」 一方「何がだァ」 打ち止め「男?女?ってミサカはミサカは2択を提示してみるんだよ」 一方「………」 打ち止め「あ、あれ?ミサカはミサカは驚いてみるんだよ」 ――――教室 放課後 吹寄「姫神さん?ちょっといいかしら?」 姫神「えぇ。今私も話しかけようと思った。」 吹寄「なら、用件は同じね?」 姫神「吹寄さんも?」 吹寄「わ、私は委員長としてあいつが他に人に迷惑を懸けるのが気に入らないだけよ」 姫神「そう…なら良かった。」 吹寄「え?」 姫神「なんでも。それより作戦を考えましょ。」 吹寄「そうね…でも…どうする?私達じゃあ…」 姫神「小萌先生が、さっき、どっか行ってたわ。多分常盤台グループに会いに行ったんだと思う。」 吹寄「なんで分かるの?」 姫神「ちょっと口にパフェついてたから。ファミレスかどっかに行ったのは事実。でも煙草の匂いはしなかったから。多分吸わなかったんだと思う。あの先生が吸わない理由は子供が近くに居たからと考えられる。」 吹寄「そうね、それで?」 姫神「まず小萌先生を通して。常盤台グル―プと接触を図るべきだと思う。」 吹寄「分かった、それで行きましょう」 ―――――ロンドン女子寮 土御門「ってことにゃ、今がチャンスぜよねーちん。早くしないと取られるぜよ(詳しくは言わないぜよ、“彼女募集してた”ってだけで面白いのが見れるにゃ)」 神裂「ななな、なにがチャンスですか!私には関係ありません」 皆「(女教皇様が焦ってらっしゃる…どんな内容なんだろう)」 土御門「まぁ、伝えたぜよ。んじゃ切るぜよ」 ガチャ アニェーゼ「五和、ちょっと内容聞いて来ちまうです」 五和「わ、私ですか?」 アニェーゼ「あなた達は昔からの仲聞、聞きやすいんじゃねえですか?」 神裂「全く…そんなこと言われても…どうしろと言うんですか(まさか!あのメイドセットの出番ですか!?いやいや、あれはもう封印したはず…)」 五和「か、神裂様…お電話ですか?」 神裂「今、終わった所です…はぁ…」 五和「(どうしたんでしょう…)あ、オルソラさん。神裂様が変なのですが」 オルソラ「変…と申されましても、私には分かる筈がありませんでございます」 五和「そうですよね…」 Prrrr,Prrrrr ルチア「もしもし、こちらイギリス清教ロンドン女子寮です。え?あっ!は、はいっ!?キャーリサ様!?こ、この度は」 皆「!!」 ルチア「はい、はい、神裂さんから電話内容を聞け?で作戦を立てろ?金に糸目はつけない?な、何の事だか…、聞けば分かる?分かりました。では失礼します」 ガチャ アンジェレネ「第二王女様から!?」 ルチア「はい…何でも今の電話の内容を聞いて、全員で作戦を立てろ、金に糸目はつけないそうです」 神裂「え!?(聞いていたのですか王女様!?)」 オルソラ「まぁまぁ…と言う事ですから早く話して欲しいでございます」 ジー 神裂「う…実は…」 ―――――ロシア 番外個体「って話らしい…。上条かぁ…」 サーシャ「…」 ヴェント「私も含まれてたか…」 サーシャ「第一の質問ですが共闘しますか?」 ガシッ 番外個体「私はミサカネットワークで、学園都市に居る姉妹達に共闘を求めてみる」 サーシャ「第二の解答ですが、分かりました。では私はイギリスの女子寮に行きます」 ヴェント「なら、全員で行きましょう」 サーシャ「第三の質問ですが、交渉が決裂したらどうしますか?」 ヴェント「元神の右席とロシア成教元「殲滅白書」所属のシスターがいるのよ?」 サーシャ「第四の解答ですが、了解しました」 ――――― 上条家 上条「はぁ…(彼女が欲しいって言ってもなぁ)」 トントントントン イン「トウマー晩御飯まだぁ~?お腹が減ったんだよ」 チンチンチンチンチン~ 上条「こら、お行儀が悪いから皿を叩かない。スフィンクスの相手でもしてなさい(こいつが居つ限り、お金に余裕はゼロ…はぁ無理な話かぁ…)」 ――――――― とある温泉の作戦立案 美琴「…、どうしてここなの?」 御坂妹「(番外個体からのメッセージを受信、ネットワークを利用し審議に入るとミサカはシリアスに言ってみます)」 黒子「お互いを信用するためには、裸のお付き合いをするのが一番ですわ(ヒャッホーお姉さまと、お・風・呂)」 初春「で、どうします?」 佐天「うんうん」 美琴「私達で考えたんだけど、第一の目標はここ日本に留まらせることだと思うの」 姫神「うん。それは私達も考えた。」 美琴「でも学園都市に居る以上、ここを出られる時点で殆どアウトだわ」 黒子「ですから、最悪日本、最良でここ学園都市を目標に頑張ろうと言う訳ですわ」 姫神「異議は無い。で具体的には?」 美琴「それは…これから決めましょう?」 初春「まずは、外国の人達よりも私達の方が好感度があればいいんですよね?」 吹寄「そうね、でも外国の人達ってスタイルが…」 皆「…」 初春「で、でも、上条さんどうして今まで彼女を作らなかったんでしょう?」 美琴「そりゃあ鈍感だからでしょ?」 佐天「そう?だって男の人って普通あんだけ一緒にいたら、少しは勘違いってしますよね?」 美琴「た、確かに…。知り合いなんか会うたびに笑顔で話しかけて来るわね…」 黒子「(あぁ、お坊ちゃんのことですわね)では女に興味がないことになります…わ?」 皆「!!」 美琴「じ、じゃあ一方通行が第一候補!?」 初春「お、落ち着いて下さい。彼女が欲しいって言ってたんですよね!? 姫神「そう。」 初春「彼女なんですから女なのは間違いないです」 美琴「そ、そうよね(焦ったぁー)」 吹寄「そ、そう言えば彼って居候がいたわよね?」 美琴「あ、あぁあの子ね」 吹寄「あの子が居る限り余裕が無いのかしら…ほら高校生で人一人養う訳だし…」 皆「!!」 美琴「つまりあいつを亡き者にすれば…(いつもお金がないって言ってるもんね…)」 黒子「お姉さま!?落ち着いて下さいな!?」 美琴「黒子、冗談よ?(これは最終手段…)」 初春「(冗談?まさか第一候補でしょ)」 黒子「(冗談に聞こえませんでしたわ) 佐天「(初春から黒いオーラが…)」 姫神「でも。あの子が居る限りここに留まることも考えられる。」 吹寄「そうね…なんだかんだで大切にしてる感じがするし…」 初春「でも、人数的にはこっちが不利ですよね?」 黒子「数の暴力には勝てませわ」 吹寄「それに居候の子、たしかイギリス人よね?彼女がイギリスに帰ったら…」 佐天「彼女について行くか、ここに残って青春を謳歌するか…」 黒子「そう言えば忘れてましたけど、そもそもまだ彼学生ですわよ?イギリスに行くなんてあり得ないですわ」 初春「白井さん聞いて無かったんですか?向こうには王女がいるんですよ?王女の力があれば…」 佐天「高校なんて余裕で編入、赤点の心配なし、大学だって…それにもしかしたら、イギリス王室の仲間入り…」 皆「…」 美琴「で、でもあいつは立場で人を選ぶような奴じゃないわ!…多分」 黒子「では、居候さんを確保しか確実な方法はありませんわね!スタイル勝負は危険すぎますわ!」 美琴「そうね。とりあえずは、明日からなるべく彼と居候に接触を図り好感度を上げて、未練を強く残させること。そして、今後彼に近付く外人女をマークすること。そしてなるべく仲間を増やすこと。まだ地の利はこっちにある内が勝負よ!」 皆「了解!!」 御坂妹「(結論として私達はお姉さま派に付く、とミサカは結論を出してみる)」 吹寄「でも仲間って…、出てきた中でそれらしいのは一方通行って人だけだよね?」 ―――――― ロンドン女子寮 オルソラ「あらあら、わざわざロシアからここまでお疲れ様でございます」 サーシャ「第一の解答、久しぶりです」 オルソラ「えぇ、久しぶりでございます」 ヴェント「雑談はいい、それより上条のことについて何か聞いてるか?」 オルソラ「えぇ、皆さん真剣に作戦を立ててますわ、私もその中の一人でございます」 サーシャ「第二の解答、今日はそのことについて話があって来ました」 オルソラ「そうですか。では、こちらへどうぞ」 番外個体「(この胸達…勝てるんじゃないか?)」 アニェーゼ「ヴェント!…どうしてあんたがここに居やがりますかね!?」 ヴェント「安心しな、別に争いに来た訳じゃないよ」 神裂「サーシャ、久しぶりですね」 サーシャ「第三の解答ですが、久しぶりです」 神裂「で、何の用でしょうか?」 サーシャ「第四の解答ですが、私達は番外個体の能力によって“上条当麻が彼女を募集している”という情報を手に入れました。そして私達は仲間を増やすべくここまで来ました」 神裂「(やはり…)理由は分かりました。ですが何故我々と協力を?」 ヴェント「学園都市は入出に大変なチェックが必要なのは、あんたも知ってるだろう?」 神裂「はい」 サーシャ「補足しますと、確かに我々は魔術でどうにか出来ます。ですが魔術でも絶対では無いのだから、見つかるかもしれません。それにあそこには奴が居ます」 神裂「アレイスターですか…」 サーシャ「第五の解答ですが、彼女が本気を出した場合どうなるか分かりません。そこで私達はある方法を思いつきました」 神裂「方法ですか?」 サーシャ「第六の解答ですが、上条当麻をこっちまで連れて来る方法です」 神裂「こっち…とは?」 サーシャ「第七の解答ですが、まだ決まってません。ですがロシアとイギリスは魔術師にとって大した距離ではありません」 ヴェント「それに、いざとなれば、私達がイギリスにお世話になる事も考えているよ」 神裂「なるほど…」 アニェーゼ「で、作戦は考えやがりましたか」 サーシャ「第八の解答ですが、まずは学園都市からこっちに連れて来るのを第一に考えるべきです」 ヴェント「そしたら、後は各個人の努力次第って訳さ」 五和「いざとなったら、王女様に法改正してもらって、一夫多妻制をとってもらうことも考慮に入れてですね」 神裂「(五和!?なんかアグレッシブですね!?)そうですね」 ルチア「(賛成するのですか!?)」 番外個体「王女様?」 神裂「私達も先程まで作戦会議をしてたんですが、それが第二王女キャーリサ様の指示だったんです」 ヴェント「イギリスも本気…てことだね」 五和「王女様は金に糸目はつけないとおっしゃっていました。多分本気かと…」 サーシャ「第九の解答ですが、では具体的な内容を話したいと思います」 神裂「具体的…どうやって、彼をこっちへ連れて来るか?ですね」 サーシャ「第十の解答ですが、肯定です。第十一の質問ですが、そこでまずは彼がどうしたらこっちに来るかを考えたいと思います。そこでまずは彼が向こうに居る理由を…五和さん答えて下さい」 五和「え!?そ…それは…彼は日本人で、学園都市の生徒だから…ですか?」 サーシャ「第十二の解答ですが、正解です。つまり彼は学生という枷に縛られて生きています」 神裂「えぇ」 サーシャ「補足しますと、しかしこれは第二王女の支援によってどうにでもなります。いざとなれば、彼に魔術払いなどの仕事を与えれば問題は無いです」 五和「ですけど、彼を危険な目に…それに彼がそのような条件を呑むとは思いません」 ヴェント「何考えてるのよ。ここにいる人が護衛に付けば余裕だし、それにこれは一例、まだ他の考えもあるわ。そうね…例えば長期交換留学とか」 神裂「なるほど…」 アンジェレネ「向こうの人達にも魅力では負けない人達ばかりですもんね」 サーシャ「そして、それ以外に私が思いつく限りの問題は二つあります」 神裂「それは?」 サーシャ「第十三の解答ですが、一つ目は言葉の問題です」 五和「言葉ですか…」 サーシャ「補足しますと、彼は一般的な高校生です。英語が有能と言う訳でもありません。ですが言葉は生活の上で大切な要素です。一人で買い物に行くのも一苦労します」 神裂「彼の体質上、魔術で誤魔化すのも無理…確かにこれは難しい問題ですね」 サーシャ「第十四の解答ですが、これは長期交換留学と言う目的なら、問題無い範囲です」 五和「(これは?)」 シェリー「で、二つ目は?」 サーシャ「第十五の解答ですが、これが一番の要因だと思われます」 五和「それは?」 サーシャ「第十六の解答ですが、Index-Librorum-Prohibitorum…通称インデックスの存在です」 皆「(彼女か!!)」 シェリー「(やっぱり殺しとくべきだったんじゃねぇか)」 サーシャ「補足しますと、彼は今までほとんど彼女を助ける為に動いて来ました。それが結果私達を救う結果になったにすぎない部分があります」 神裂「…」 サーシャ「おそらく、彼は少なくとも彼女と責任感か、それ以上の感情を持ってるのは確かです」 五和「だけど、彼女が彼と一緒に居るのは…」 サーシャ「第十七の解答ですが、彼の足枷のためです。言い換えれば彼が一緒に来るなら、インデックスを呼び戻しても何も問題がありません」 オルソラ「じゃあ整理しますでございます。大まかに①魅力…つまり女としては負けてはないはず、②お金などの諸事情は何も問題は無い、③問題なのは、インデックスさんの存在、 位でございます」 シェリー「同感だね」 アンジェレラ「存在って辛口ですね」 神裂「では、まずインデックスをイギリスへ戻すための行動、か、彼にイギリスへ来させたいと思わせるかどっちかですね」 サーシャ「第十八の解答ですが、これは同時進行で構わないはずです。彼が来れば彼女も来ると思われます」 五和「では、この二つを重点的に」 神裂「分かりました。私は王女様に連絡し、資金を集めてきます」 サーシャ「お願いします」 ??「その必要は無いし」 アニェーゼ「誰です!?」 キャーリサ「何?私の声も知らないし?」 皆「「「王女様!?」」」 神裂「ど、どうしてここに!?」 キャーリサ「進展具合を確かめにだし」 ??「お姉さん達もいるわよ~、全く人使い荒いんだからぁ。足がガクガクしてるわ~」 神裂「オリアナ!?」 レッサ―「上条当麻の拉致作戦会議!ってことで私達も来ました!!」 フロリス「また上条に会うために!」 ベイロープ「はぁ…(元気かなぁ)」 ランシス「(クーデター以来会ってないもんねぇ、レッサ―はロシアで一緒だったらしいけど…)」 番外個体「(ミサカネットワークからメッセージ受信。拒否する…か…。これは両サイドの全面戦争ね。私はどっちに見方すればいいのかなぁ)」 ――――― とあるビルの理事長 結標「ってことが起きてるって土御門が言ってたわ(小萌も言ってたんだけどね)」 アレイスター「ふむ、上条当麻争奪戦か…」 アレイスター「…(培養液プレイ悪く無いな)」 結標「(私も参加しようかしら…)」 アレイスター「はっ!!(彼ここに来れないじゃないか!あいつを呼ばなければ!)」 ――――― 上条家 風呂場 上条「どんだけ切りつめても、一食500円、一日1500円、一ヶ月で45000円…、これでも文句言われるレベルだからなぁ…奨学金が大体、35000円、仕送りが30000円の65000円…手元に残るの20000円だが、これからさらに光熱費や携帯代、寮費を引かれると…残るは2000円…これでデートなんて出来ないもんなぁ…」 禁書「とうま!夜中にうるさいんだよ!寝れないんだよ!(こんな所にポテトチップス…仕様がないな食べてあげるんだよ)」 上条「す、スマン…はぁ不幸だ…バイトでもしようかな…腹減ったなぁ…(あいつが居る限り無理な話か…)」 ――――― イギリス ロンドン女子寮 キャーリサ「で、まずは親睦を深める為にパーティーだし!」 アンジェレネ「パーティー…ですか?」 キャーリサ「えぇ、ヨーロッパ各国から最高級の食材を集めたし、後は料理よろしくー」 オルソラ「まぁ、最高級のお肉に野菜でございます」 サーシャ「第一の解答ですが、美味しそうです」 ルチア「(野菜生活…今日だけはおさらばです)」 アンジェレネ「あー!これってキャビアってやつですよね!?初めて見た!」 アニェーゼ「こ…これは…骨付き肉ですか!?子供のころは骨しか見たこと無い…感激で涙が出ちまうです!」 オルソラ「こんなに沢山…よく運べましたでございます」 オリアナ「お姉さん達が運ばされたのよ…いきなり城に呼び出して…」 キャーリサ「うるさいし、あんたはフィッシュアンドチップスでも食べてるし」 オリアナ「あぁ~、ごめんなさいごめんなさい~、流石王女さま!」 キャーリサ「まぁいいわ、まだあるんだからさっさと運んで来るし」 オリアナ「は~い、お姉さん足が立たなくなるまで動くわよ。ほら新たなる光の皆も働く!」 新たなる光「「「「は~い」」」」 オルソラ「じゃあ、五和さんどんどん料理して行きますでございます」 五和「えぇそうですね、こんな食材料理出来る事なんて、初めてなんで腕が鳴ります!」 神裂「私も手伝いましょう、後天草式から対馬を呼んできます」 ヴェント「本気だね…これは…」 シェリー「これは楽しそうね」 番外個体「(皆でご飯なんて…初めてだ…なんかテンションあがって来たぁあああ!)」 ――――― 焼き肉屋 美琴「じゃあ、これからの健闘を祈り、カンパーイ!!」 皆「「「「カンパーイ」」」とミサカは嬉しそうにグラスをぶつけてみます」 カーン ゴクゴクゴク、プハァー 黒子「はぁー、美味しいですわ」 初春「白井さんオヤジっぽいですね」 黒子「初春、いいですか?物にはそれに合った事があります」 姫神「スパゲッティは音を立てなくても。蕎麦やうどん。ラーメンは音を立てるのと同じ」 吹寄「確かに、蕎麦を音を立てないで食べるとか日本人としてどうかと思うもんね」 御坂妹「ふむふむ、とミサカはその情報をミサカネットワークに流します」 佐天「そろそろお肉焼けたかなぁ…」 美琴「まだよ、もうちょっと待ちなさい」 初春「でも御坂さん、門限大丈夫ですか?もうとっくに過ぎてますよ?」 美琴「大事の前の小事、問題は無いわ」 黒子「初春、それぐらい分かりなさいな」 御坂妹「あ、あそこに居るのは上位個体と一方通行とミサカは得意げに指で指摘します」ビシッ 美琴「…、あんたも来たの…」 一方「…、あァ…」 黒子「(あ、あれは伝説のロリお姉さま!?)」 初春「(わぁ、御坂さんとそっくり~)」 佐天「(いや…そっくりって言うか…本物?)」 打ち止め「何度も店の前をうるうるしながら、うろろろしてたら店員さんが中に入れてくれたんだよ!ってミサカはミサカはさっきの事をばらしてみる」 一方「お、お前ェ~、余計なこと言うんじァねェ!///」 美琴「まぁいいわ、話はそいつから聞いたんでしょ?」 一方「俺はぁ、あいつに外に出られると困るからなァ、いつか借りは返さないといけねェし…」 美琴「じゃあ、今回は仲間ね。期待してるわよ」 一方「あァ、学園都市最強の力見せてやるよォ」 佐天「(最強は今回関係無い気がする…)」 一方「後…前はすまねェ」ボソ 御坂妹&美琴「!!」 黒子「早く座りなさいな、そろそろ焼けますわよ」 一方「あァ(久しぶりに皆で食べる飯…か…心が暖ェな)」 打ち止め「(やっと素直になれたんだよってミサカはミサカは我が子のように喜んでみる)」 美琴「焼けて来たわね…じゃあ皆!手を合わせて!(謝るなんて…変わったわね…)」パンッ ―――― イギリス寮 神裂「はい、ではみなさん今日は日本式で…手を合わせて下さい」 パンッ ―――― 上条家 インデックス「早速食べるんだよ」 上条以外「「「「「「「「「「いただきまぁす!!!!!!!」」」」」」」」」」 上条「はぁ…腹減ったぁ…」 ――――― ロンドン女子寮 夜 キャーリサ「で…私が思うに、誰か日本に行くべきだと思うし」 神裂「そうですね…だとしたら私が適任でしょうか」 皆「!?」 五和「いや神裂様!?何でですか?」 神裂「だって私日本人ですし…、両人と一番古い付き合いですし」 ヴェント「あんた…それは宣戦布告かしら?」 オリアナ「お姉さんもそれは許さないわよ?」 対馬「(な…何か大変なことになってる!?)」 オルソラ「まぁまぁ、落ち着くでございます。ここはジャンケンで決めるでございます」 五和「ジャンケンですか…」 サーシャ「ジャンケン…」 キャーリサ「異議のある人は居るし?」 ルチア「あのぉ…」 キャーリサ「何かしら?」 ルチア「何人…決めるんでしょうか?」 キャーリサ「そうね…3人1組の2組かしら…インデックス勧誘組と上条勧誘組ね」 ルチア「6人…」 キャーリサ「他には居るし?」 皆「…」 キャーリサ「居ないし?じゃあ行くし!」 皆「「「「「「「「最初はグー、ジャンケン!!」」」」」」」」 ―――――― 学園都市 路上 上条「はぁ…目玉焼きはインデックスに獲られるし…朝ご飯は結局パン一枚…昼ご飯も菓子パン一個…男子高校生の胃袋は満足出来ませんよ…」フラフラ ドンッ 雲川「おっとすまない…って上条君だけど」 上条「あぁ…先輩。すみません」 雲川「だめだよ前見なきゃ…って顔色悪いけど?」 上条「大丈夫ですよ」フラフラ 雲川「大丈夫そうには無いけど?(また面白い事になってる予感がするけど)」 上条「あぁ…、心配してくれるのは先輩だけです…」グス 雲川「(あ、あれ?いつもと様子がおかしいんだけど!?)話しを聞いても良いかい?」 黒子「あれは上条当麻と…知らない女!?お姉さまを呼んで来なければ!」シュ 上条「あ、あのここってファミレスですよね?」 雲川「そうだね、私は好きだけどね。君は嫌いだった?」 上条「い、いやそう言う訳じゃ無くてデスネ、お金が無いと言いますか…」 雲川「別に奢って貰おうとか思ってないけどね」 上条「すみません、甲斐性が無くて…」 雲川「で、どうしたんだい?顔色悪くしながら歩いてたけど」 上条「でも、先輩には迷惑を懸ける訳には…」 雲川「その先輩なんだから話ぐらい聞くよ、まぁ解決できるかは分からないけど(さぁどんな理由か聞かしてもらうよ、また意味不明な事に巻き込まれたのか)」 上条「じゃあ、話だけでも…」 ・ ・ ・ 雲川「」グスッ 上条「せ、先輩!?何で泣いてるんでせうか!?気に障る事言いましたか!?」 雲川「(い、いくら不幸でも可哀相すぎる…高校生にもなって遊べないなんて。それも大食らいの寄生虫のせいだけど、彼の所為じゃ何だけど)」 上条「聞いてくれて有難うございます、何だかスッキリしました。じゃあこれで俺は…」 雲川「(け、健気すぎる!得体の知れない感情が湧きあがって来るんだけど!?)まぁ待ちたまえ。こっちから話を聞いたんだ、私も協力させてもらうよ」 上条「いや、先輩に迷惑を懸けるのは…」 雲川「いいから、気にしないで欲しいけど」 上条「はぁ」 雲川「で、まずは君の家の居候について考えようと思うんだけど」 上条「インデックスの事ですか…」 雲川「君はインデックス君の事をどう思ってるんだい?」 上条「インデックスの事を…」 雲川「あぁ…」 上条「…」 雲川「(多分、特別な感情を持ってるんだよ、君は。私はそう思うけど) 上条「別に…特には…」 雲川「えぇ!?と、特に?」 上条「まぁ…」 雲川「何にも!?」 上条「信頼してる…ってか相談に乗ってくれた先輩だから正直に言いますけど、特に何とも思ってないんですよ」 雲川「(私信頼されてるのか///意外なんだけど…なんだか照れるけど///)特に思ってないのに一緒に住んでるのかい…それはおかしいけど?」 上条「え~とですね、いつの間にか彼女と一緒に居て、その彼女の環境が可哀相だったから助けたりしてましたけど…」 雲川「なんとも思って無いと…(君の得体の知れない不幸も可哀相だけど…)」 上条「えぇ」 雲川「じゃあ…どうして置いているんだい?」 上条「彼女イギリスの人間なんですよ、近くに身寄りがある訳でも無いですし、 俺が追い出したら行く場所が無いんですよ…なんていうか…困った人は助けないとって思っちゃって…」 雲川「成る程…(結局君が優しいのが原因か。普通なら追い出すのは当然だけど)」 上条「まぁそう言う訳ですから…先輩は気にしないで下さい。俺の責任ですから」 雲川「いいや、そう言う訳にもいかない。分かった。私も協力しようじゃないか…力になれるか分からないけど」 上条「え?」 雲川「要は彼女をちゃんとイギリスに届ければいいんだよね?」 上条「えぇ、向こうには一応保護者的な人達が居るんで」 雲川「なら、簡単だけど」 上条「え?」 雲川「宅配便で送ればいいんだよ」 上条「何言ってんですか!?あんな大食らいで、働かなくて、女でも家事手伝いで誤魔化せない位何もしないけど、人ですよ!?」 雲川「(言い過ぎじゃ無いと思うけど)まぁ知り合いの知り合いにパイロットが居てね、頼めば大丈夫だけど」 上条「だけどこの年で人殺しには…」 雲川「君も知ってるだろ?学園都市の飛行機の速さを、せめて3時間あればあっという間にイギリスだけど」 上条「まぁ…(上条さんもイタリア行った時身体を張って知りましたよ)」 雲川「人は簡単に死にはしないよ。学園都市製の段ボールなら何とかなると思うし。まぁいつでもいい、決心したら連絡してくれ…っと赤外線いいかい?よく考えたら君の連絡先知らないんだけど」 上条「…俺、先輩のような優しい人と知り合いで良かったです」 雲川「(なっ、後輩のくせに生意気なんだけど///)あ、あぁ、それは良かった。じゃあ困ったことがあったらいつでも連絡してくれ」 上条「はい、今日は有難うございました」 雲川「あぁ、じゃあこれでお別れだね」 美琴「これは大変ね…」 黒子「えぇ、居候さんの株が大暴落、ストップ安を余裕で突き破りましたわ」 美琴「これはチャンスね、海外組は多分彼女を連れて帰ろうとして、彼を釣ろうとするはず」 黒子「その間に私達は彼に戦力を集中して彼を落としていく訳ですわね」 美琴「決まったら話が早いわ、全員に伝え次第動くわよ!」 雲川「じゃあ、何か食べて行くかい?(行ったか…。!!、いいこと思いついたんだけど!)」 上条「え?いや、お金が…」 雲川「大丈夫、これからアルバイトを手伝ってくれればいいんだけど」 上条「いやヒモになるのは男上条、何とか避けたい気持ちがありますよ?」 雲川「なに、労働に対する対価だよ、君はインデックス君と違って働くんだ、それに給料が前払いになったと思えば良いだけなんだけどなぁ」ニヤニヤ 上条「…、この木更津風ハンバーグを」 雲川「交渉成立だね(そんなハンバーグ初めて聞いたんだけど!?)」 上条「あぁ、旨かったぁあ!、先輩ごちそうさまです」 雲川「そんな叫ぶ事でもないけど、お粗末さま。まぁこれから働いてもらうけどね」 上条「で、アルバイトって何するんでせうか?」 雲川「あぁ、私について来るだけでいいけど」 上条「分かりました」 雲川「じゃああっち行くけど」 上条「どこにでもついて行きます!」 雲川「着いたけど」 上条「ここって…、デパートですよね」 雲川「そうだけど?」 上条「アルバイトって…?」 雲川「ちょっと買い物するから荷物持ちして欲しいんだけど」 上条「いえいえ!?そんなの頼まれればやりましたよ!?」 雲川「良いんだよそんな事は、それよりさっさと行くけど」 上条「あ…待って下さいよ、先輩!」 美琴「あんな所に!?目を離した隙に!!」バチバチ 黒子「落ち着いて下さいお姉様!?ここで出て行ったらKYの称号が授与されますわよ!」 佐天「それより、これからどうしますか?」 御坂妹「このまま追跡するべきとミサカは本音を暴露します」 初春「そうですね…、彼女も一応学園都市の人間みたいですし、見方次第では味方ですね」 打ち止め「デパートだぁデパートだぁとミサカはミサカは嬉しさを動作で表してみる」 一方通行「こらァこんな所でェ踊るんじャないィ、恥ずかしいでしョ」 佐天「(なんかお母さんみたいになってる…)」 美琴「これからは、隠密行動よ一言でも喋ったら…分かってるわね」バチバチ 皆「「「「(一番危ないのはあなた!)」」」とミサカは心の中で叫びます」 雲川「この服似合うかな?」 上条「それも似合いますけど、上条さんはこっちの方が似合うと思いますよ?」 雲川「ふむ…じゃあちょっと着て来てみるけど」 上条「あ、はい」 雲川「覗いちゃだめだけど」 上条「か、上条さんは紳士で有名なんですよ?そんなことするはず無いですよ!?」 雲川「はいはい」クスクス シャー 上条「顔だけ出してどうしたんですか?」 雲川「見せなきゃ…駄目だけど?」 上条「え?あ?い?無理には見たくないけど見たいかと言えばそれは当然見たいの一択でせう!?(俺は何を言ってんだ!?)」 雲川「」クスクス シャー 雲川「ど、どう…かな…?感想が欲しいんだけど(案外恥ずかしいんだけど///)」 上条「に、似合ってますよ///(可愛い!!あの先輩が照れてる!?)」 雲川「そうかな…、だとしたら嬉しいんだけど///」 雲川「このキーホルダーいいと思うんだけど」 上条「(う、ウサギ!?)先輩、案外可愛いもの好きなんですね」 雲川「案外ってどう意味か聞きたいんだけど」 上条「そのままの意味ですよ」 雲川「後輩のくせに言うんだけど」 上条「ハハハッ」 雲川「プリクラ撮ってみたいんだけど」 上条「撮ったこと無いんですか!?」 雲川「悪いかい?(遊ぶこと自体無いからなんだけど)」 上条「そんなこと無いですよ!?」 雲川「じゃあ、一緒に撮ろうか」 上条「え!?俺とですか!?」 雲川「何かい?それは一人で撮れって君は言うことだけど?」 上条「いえいえ、そんな事はありませんよ!?こちらこそふつつか者ですがよろしくお願いします!?」 雲川「じ、じゃあ入るんだけど」 雲川「…(距離感が難しいんだけど!ここは近付くべきなのか?離れ過ぎても余所余所しい、近すぎて彼に嫌がられても…)」 上条「…、先輩」 雲川「何なんなんだけど!?」 上条「(どうしたんだ??慌てて)ちょっと遠すぎませんか?もっと近付きましょうって」 雲川「な///(肩がくっついてるんだけど!?)」 上条「行きますよ」 雲川「///」 パシャッ 雲川「何かもう一回撮りなおしたいんだけど!」 上条「何言ってるんですか、撮りなおす必要のないぐらい、奇麗ですって」 雲川「え///」 上条「はい、出て来ましたよ先輩」 雲川「じ、じゃあ半分は君にあげるんだけどね」 上条「あ、ありがとうございます」 Prrrrr,Prrrrr 上条「先輩、携帯鳴ってますよ?」 雲川「あぁ(ご老体からか…仕事か…)」 雲川「(ここで解散なんだけど…)上条当麻、君に言っておきたい事があるけど。真剣に聞いてほしいけど」 上条「何ですか?(真剣に?)」 雲川「今日、私達が過ごした時間、それが“高校生の普通の過ごし方”という時間だけど」 上条「!!」 雲川「久しぶりかい?もし、今日君が楽しいと感じたらもう忘れないで欲しいんだけど」 上条「…(忘れてたな…、そう言えば最近青髪とも土御門とも遊んでなかったな…)」 雲川「君が決心すれば、いつでもこの時間を得る事が出来るんだけどね」 上条「…」 雲川「それを心に置いて、居候さんと決着をつけるべきだけど」 上条「(インデックス…)」 雲川「私は仕事が入ったから失礼するよ」 タタタタ 上条「先輩!?(この時間は…俺のために?)」 雲川「(彼にご飯食べさせるために嘘ついてみたけど、表の生活も悪く無いと思ったんだけど)」 雲川「(それに、私まで楽しんでしまったんだけど…上条当麻かぁ…)」 黒子「…」 美琴「…」 初春「…」 佐天「…」 御坂妹「…」 美琴「あの女…いい奴…だったね」 黒子「えぇ、そうですわね」 初春「これで居候さんの強制送還フラグが立ちましたよね」 佐天「後はそのフラグが折るかどうか…彼に懸ってるけどね」 御坂妹「結局は彼を攻め立てるという方針は変わらないです、とミサカは簡潔に纏めてみる」
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/415.html
吹寄「そろそろ下校時刻よ、片付け始めましょう」 土御門「おっと、じゃあちょっと先に帰るぜい」 青髪「おー、期待してるで」 上条「じゃあな」 吹寄「期待ってどう言う事よ」 上条「ナンデモアリマセンヨ?」ボウヨミ 青髪「ソヤネー」ボウヨミ 吹寄「怪しいわね……」 上条「じゃあ、また明日なー」 <ジャアネー カミヤンマタアシタナー> 上条「さて、帰るか……」 上条「あー、晩御飯は何に……って五和に相談しなきゃな」 Prrrr,Prrrr 神裂「はい、こちら上条ですが」 上条「神裂か?」 神裂「あぁ上条当麻ですか」 上条「……、五和に代わってくれないか」 神裂「はい、少し待って下さい」 <イツワー、カミジョウトウマカラデンワデス ハ、ハイ!!> 五和「も、もしもし」 上条「五和、今日の晩御飯ってどうなってる?」 五和「あ、今作ってる所です」 上条「あー作ってるか、じゃあ別に必要な材料とか無いな?」 五和「は、はい大丈夫です」 上条「そうか、ちなみに今日の晩御飯は?」 五和「今日はインデックスさんの要望によりカレーです」 上条「五和のカレーか、楽しみだな、じゃあ今から帰るから」 五和「は、はい! 待ってますね」 ガチャ 五和「ふぅ……」 神裂「何ですって?」 五和「晩御飯の相談です」 神裂「毎日彼が作って来ましたからね」 番外個体「それにしても、会話聞いてると夫婦みたいだね」 五和「そ、そんな事ないですよ///」 番外個体「……」 五和「ミサカちゃん、どうしました?」 番外個体「な、何でもないよ(五和と火織は料理が出来るし、フロリスは可愛い、シェリーやキャーリサには大人の魅力がある……ミサカはどうすればいいんだろう……)」 上条「んー、帰ると晩御飯が出来てるなんて信じられないなぁ」 上条「(帰って手伝……五和達の邪魔になるか? キッチン狭いからなぁ)」 上条「(それに今家帰っても心臓に悪いんだよなぁ……)」 上条「(あんな事されてたら、いつ理性のタガが外れるか……まぁあのメンバーなら返り討ちだな)」 上条「クッション代わりって言ってったし……クッションってそんなに病みつきになる物なのか?」 上条「クッション今度買うのも良いかもな、主に俺の身代わりとして」 上条「(しかし、柔らかいのも事実、いい匂いがするのも事実……抱きつかれるのもやぶさかでは……)」 上条「ん? あの茶髪ジャージと隣の女の子は……」 上条「おーい、浜づ……グハッ」 浜面「(ん? 今上条の声が……)」チラ 滝壺「はまづら、どうしたの?」 浜面「ん、いや何でも無い、じゃあファミレスにでも行くか」 滝壺「うん」 ―――― 路地裏 上条「ッ~~~!?」 絹旗「全く、超空気読めて無いですね」 フレンダ「結局、バレて無いみたいね」 上条「お前ら誰だ!?」 絹旗「あー説明するの超面倒です、フレンダ後は頼みます」 フレンダ「結局、私もメンドイ訳よ」 上条「人を路地裏までブッ飛ばしといて、それでメンドイとかお前らアホだろ」 絹旗「話しは後です、今は超全力で見つからないように追いかけますよ」 ―――― ビルの屋上 フレンダ「結局、2人で仲良く話してる訳ね」ジーッ 絹旗「超普通ですね」 上条「……」 フレンダ「結局、キスの一つ位見せつけて欲しい訳」 絹旗「全く浜面は超チキン野郎なんですから」 上条「……で、お前ら誰だよ」 絹旗「あ、まだ自己紹介まだでしたね。私は絹旗最愛、こっちの超金髪はフレンダです」 フレンダ「結局、あなたの名前も聞きたい訳よ」 上条「俺? 俺は上条当麻」 絹旗「上条ですね(超聞いた事のある名前です……確か浜面が……)」 上条「で、何してたんだ?」 絹旗「説明しますと、浜面と滝壺を超隠密で尾行してるんですよ」 上条「その一行の説明を面倒とか言ってたのかよ……」 フレンダ「結局、当麻はあの2人と知り合いな訳?」 上条「あぁ、まぁな……で何で尾行してるんだ?」 絹旗「それはあの2人がいつまで経っても超煮えきらないからですよ!!」 上条「2人……って浜面と滝壺か?」 絹旗「そうです! 2人が! 好き合ってる事は! 誰から! どう見ても! 超明らかなのに! 関係が! 進まないんです!!」ズイッ 上条「顔近い、離れろ」 フレンダ「結局、情報を集めてた訳よ」 上条「情報?」 フレンダ「結局さ、そう言う状況になるって事は何かしらの原因がある訳。それを私達で突き止めようとしてる訳」 上条「で、尾行してる訳ね……お前ら暇なんだな」 絹旗「超うるさいです」 上条「で? 原因は分かったのか? 絹旗「……」 フレンダ「……」 上条「おい?」 絹旗「……」 フレンダ「……」 上条「分かんなかったのかよ……」 絹旗「超うるさいです、2人とも超恋愛経験が無くて何が原因なのか分かんなかったとか、そういうのじゃ無いですからね!?」 上条「なんで疑問形なんだよ……って事は何か? 2人とも恋愛経験が無くて原因が分からないって事か?」 フレンダ「け、結局、同じ事2回も言わなくていい訳」 上条「へいへい」 絹旗「こうなったら上条の意見も超聞きたいですね」 上条「お、俺!?」 絹旗「そりゃー、見た所高校生ですし、恋愛経験の超1つや2つあるでしょ?」 上条「超1つや2つって何だよ……」 フレンダ「結局さ、ある訳?」 上条「残念……」絹旗「まぁ高校生にもなって1つや2つ無いなんて言わないでしょうけど」 上条「あ、あぁあるとも、それは苦くもあり甘酸っぱくもありそれでいてしょっぱい恋愛経験がね」 絹旗「では、あの2人を見て何が原因なのか超教えて欲しいです」 上条「そ、それはな」 絹旗「ふむふむ」 フレンダ「ワクワク」 上条「は、浜面の後一歩だ、浜面が滝壺に想いをぶちまければそれでグッドエンド……なんじゃないかな?」 絹旗「なるほど! つまりは浜面に後一歩踏み込んで貰えばいいんですね」 上条「(大した事言って無いんだが……)まぁそう言う事だ」 フレンダ「で、結局、後一歩踏み込ませるにはどうしたら良い訳?」 上条「そんなの決まってるだろ」 絹旗「超気になります」 上条「浜面が告白すればいいんだろ」キリッ 絹旗「……、いやいや超バカですか? 私はどうしたら浜面が滝壺に告白するか聞いたんですが」 上条「そ、それは……」 フレンダ「結局、役に立たない訳ね」 上条「い、いやいや、上条さんの会心の考えが思いつきましたよ、えぇそれはそれは会心のね」 絹旗「まぁ超期待してませんけど、聞かない事は無いですから早く言って下さい」 上条「それはですね……滝壺を取り戻せ! 立ち上がるんだ浜面!」 フレンダ「結局さ、もうちょっと分かりやすく説明して欲しい訳よ」 上条「用はあれだよ、滝壺を攫って助け出した所でプロポーズ! 的な感じでどうですか?」 絹旗「あぁ超良くある映画のパターンですね、恋人が攫われて助ける為に戦う主人公って事ですか」 フレンダ「結局、在り来たりなパターンな訳ね」 上条「恋愛経験も無いお子ちゃま達に言われとうございませんよ」 絹旗「まぁそれは良いとして、誰が攫うんですか?」 上条「マジでやるの!?」 絹旗「超当り前じゃないですか」 フレンダ「結局さ、やるとしても私達2人じゃ無理な訳よね」キラキラ 絹旗「超期待の目を向けますよ」キラキラ 上条「ぬぉッ!? そんな目をしても駄目です!! 嫌! そんな無垢な目で見つめないで! それに攫うとか犯罪だろ!?」 絹旗「バレ無ければ超問題無いです」 フレンダ「結局さ、証拠隠滅は私に任せる訳、結局すべて灰にすれば良い訳だから」 上条「だから聞いてた!? 人を拉致る事は犯罪なんです! 警備員でも風紀委員でも呼ばれてみろ、大変な事になるだろ!」 絹旗「そんなのは、超常套句があるじゃないですか」 上条「なんだよ、言ってみろ」 絹旗「『警察に連絡してみろ、こいつがどうなるか分かってるな』」 上条「いやいやそんな事言う奴に限って死んでるからね、死亡フラグ立てちゃってるからね!?」 絹旗「そんな嫌がるなら私達にも超考えがあります」 上条「な、何だよ」 絹旗「今ここで私達が『キャー』と叫んだらどうなるか……超頭が悪くても分かりますよね?」 フレンダ「結局さ、ビルの屋上で、男が女子学生2人を連れ込んでる訳よ」 上条「ッ!? お前ら何言ってんだ!? 冗談にも悪い冗談ってのがな」 絹旗「さぁどうします?」 フレンダ「結局さ、決断の時な訳」 上条「マジで……?」 絹旗「……」 フレンダ「……」 絹旗「……、冗談です。そんな事しませんよ」 上条「え?」 フレンダ「結局さ、無理強いは出来ない訳」 上条「……」 絹旗「超早くここから立ち去って下さい、2人の事は私達で何とかします」 上条「聞かせてくれないか?」 絹旗「……何をですか?」 上条「どうして、そこまでしてあの2人を付き合わせたいんだ?」 絹旗「そんなの超決まってますよ」 上条「……」 絹旗「戦争が終わって、全て片付いて、やっと2人が超幸せになる時が来たんです、『イマ』というこの時を得る為に、いままで滝壺が浜面の為にして来た事、浜面が滝壺の為にして来た事を超知ってます」 上条「……」 フレンダ「……」 絹旗「だからこそ、2人の友達として、友人として2人には超幸せになって欲しいんです」 上条「分かった、俺も手伝うよ、男には男にしか分からない事もあるしな」 絹旗「え?」 上条「それに、俺も浜面のやって来た事は少なからず知ってるしさ」 絹旗「それじゃあ……」 上条「あぁ、あの2人を幸せにしてやろうぜ」 フレンダ「結局さ、絹旗は最初っからそう言えば良かった訳」 絹旗「う、うるさいです/// あー今になって恥ずかしくなってきました///」 上条「じゃああの2人には幸せになって貰いますか」 絹旗「はい」 フレンダ「結局、これから作戦会議な訳よ」 上条「で、どうするか」 絹旗「まぁまずはどうして浜面が告白しないのか知るのが先ですね、超鈍感だとしてもあんだけの事があったら気付くはずなのに」 フレンダ「結局はさ、本人に聞かないと分からない訳よ」 上条「そうだな、じゃあ電話してみるか」 絹旗「あ、イヤホン付けますんで」 Prrrr,Prrrr 浜面「あ、ちょっとスマン、上条から電話だ」 滝壺「ん、早く戻って来てね、はまづら」 浜面「おう」 Pi 浜面「何だよ上条」 上条「浜面、いきなりで悪いんだが聞きたい事があるんだ」 浜面「ん? 何だ? ピッキングの仕方か?」 上条「チゲーよ、早速だけどさ、俺好きな子居るんだ」 浜面「おぉ、それはそれは、頑張れよ、で? 何聞きたいんだ?」 上条「でさ、浜面は何て告白した?」 浜面「な、何でそんな事俺に聞くんだよ」 上条「え? 浜面って滝壺と付き合ってんじゃないのか?」 浜面「……まだ」 上条「ん?」 浜面「まだ付き合って無いんだ……」 上条「あれそうなのか? そりゃまた何で、傍から見てると相思相愛のお似合いカップルだぞ?」 浜面「何でって……そりゃ……、そりゃ俺は滝壺の事が好きだし、滝壺が俺に良くしてくれてるのは知ってる、でもな?」 上条「あぁ」 浜面「もし、もし仮に振られたら……どうだ?」 上条「あー……立ち直れないわな……」 浜面「まぁ……そう言う事だ」 上条「告白する気はあるのか?」 浜面「そりゃな、好きだし、これからずっと大切にして行きたいけどな」 上条「……、そうか、何か悪かったな」 浜面「力になれなくてすまない」 上条「いや、そんな事無いよ、俺も何か悪かったな」 浜面「気にすんな、お前も頑張れよ」 上条「って事だとよ」 絹旗「超ワザとらしかったですが、それは置いといて……超ビビりですね」 フレンダ「結局さ、浜面はケツに火がつかなきゃ本気出さない訳よ」 上条「女の子がケツって言うなケツって」 絹旗「で、これからどうするんですか? 拉致の線が超濃くなってきましたけど」 上条「慌てるな、次は滝壺の意思を聞こう、絹旗」 絹旗「言われなくても分かってます」 滝壺「何の用だったの?」 浜面「あ、あぁ、何でも上条に好きな奴が出来たらしくてな、で、どう告白すればいいかって聞いてきやがった」 滝壺「かみじょうに好きな子……ついにかみじょうも心に決めたんだ。で、誰?」 浜面「あー、聞き忘れた」 滝壺「ふーん、まぁ血の雨が降らなければいいけど……はまづら、私に言う事は?」 浜面「ん? あぁ、遅くなってスマン」 滝壺「……」ジーッ 浜面「え? いや、な、何その目、そんなジト目で見ないで!? ち、違ったか?」 滝壺「はぁ……何でも無い、はまづらはいつまで経ってもはまづらなんだね」 浜面「何だよ、どう言う意味だよそれ」 滝壺「さぁ?」 Prrrrr,Prrrrr 浜面「お、電話鳴ってるぞ」 滝壺「うん、じゃちょっと席外すね」 浜面「おう」 滝壺「……はまづらのばか」ボソ Pi 滝壺「もしもし」 絹旗「あー滝壺?」 滝壺「きぬはた、どうしたの?」 絹旗「んとね、滝壺に超確認したい事があって」 滝壺「なに?」 絹旗「……、浜面のこと好き?」 滝壺「……え、それって」 絹旗「ん?」 滝壺「絹旗も……はまづらの事?」 絹旗「あーそれは超あり得ないです」 滝壺「本当?」 絹旗「えぇ、超あり得ないです」 滝壺「そう」 絹旗「で、どうなんですか?」 滝壺「うん……、絹旗だから言うけど……好きだよ、とっても」 絹旗「じゃあ、もし浜面に告白されたら?」 滝壺「……嬉しすぎて死んじゃうかも」 絹旗「分かりました、それじゃあ」 滝壺「用はそれだけ?」 絹旗「は、はい、急に超確かめたくなったんで」 滝壺「そう」 絹旗「それじゃあ」 滝壺「ばいばい、また遊ぼうね 絹旗「って事です」 上条「おうおう結局両想いじゃねぇかコノヤロー!! 羨ましいなぁおい」 フレンダ「結局さ、浜面が告白すればそれで終わりな訳ね」 絹旗「浜面をどうやって説得するかに超懸ってますね」 上条「(ん? そういえば……)なぁ」 絹旗「はい?」 上条「思ったんだけど、別に浜面が告白しなくてもいいんじゃないか? 滝壺からでも……」 絹旗「はぁ……これだから男は……」 上条「何だよ、これだから何だよ」 フレンダ「結局さ、女は告白されるのを望んでる訳」 絹旗「そうです、告白は男からってのは昭和から決まってるんです、映画でも超セオリーなんです!!」 上条「あぁ……そう?」 絹旗「そうなんです!」 上条「そこまで言うなら浜面をどうにかしなきゃなぁ……」 絹旗「うーん」 フレンダ「んー」 上条「……」 絹旗「んー」 フレンダ「うーん」 ぐ~♪ 上条「……」 フレンダ「……」 絹旗「……」 上条「俺じゃ無いから」 絹旗「……」 フレンダ「……」 絹旗「……」ニコッ フレンダ「結局さ、私じゃ無い訳」 絹旗「フレンダぁああああ!? 超口軽いですね! 2人黙ってればどっちか分からなかったのに!! 口軽いからあんな事になるのに!!」 フレンダ「結局さ、生きてるから気にしない訳よ」 絹旗「ッ~~」 上条「何だ? 腹減ってんのか?」 絹旗「な訳無いですよ! 超事故です、超」 ぐ~♪ 上条「まぁ何だ、カレー好きか?」 ――― 上条宅 絹旗「(どうして……)」 五和「あ、お皿取って下さい」 上条「あいよ」 神裂「ミサカちゃん、ドレッシングを向こうに持ってって下さい」 フレンダ「(こうなった訳……)」 番外個体「はーい」 フロリス「絹旗とフレンダはジュース何が良い? オレンジ、アップル、グレープの3種類あるけどさ」 絹旗「あ、じゃあアップルで」 フレンダ「オレンジで」 フロリス「はーい」 シェリー「インデックス、まだだ、つまみ食いすんなよ」 禁書「手伸ばしてただけなんだよ」 キャーリサ「インデックス、手伸ばす暇があったら皿にサラダ分けるの手伝うし」 禁書「わかったんだよ」 上条「それにしても、帰ったらテーブルが増えてるなんて……ビックリしたよ」 五和「お邪魔だったでしょうか……?」 上条「いや、元々あのテーブルを皆で囲むのもきつかったし、五和ナイスだ」 五和「はい!///」 上条「じゃあ、皆、カレーは行き渡ったか?」 絹旗「は、はい」 フロリス「問題無いよー」 上条「じゃあ、手を合わせて」 禁書「いただきますなんだよっ!」 ゴクン 上条「そういえば……」 神裂「はい? どうしました?」 上条「皆に相談があるんだが」 五和「何でしょうか?」 上条「皆ってやっぱ告白って男から派か?」 フロリス「この質問が意味する事は!」 五和「上条さんが!」 番外個体「誰かに!」 シェリー「告白を!」 キャーリサ「しよーとしている!」 神裂「って事ですか!?」 禁書「どうなの当麻!!」 上条「お前ら息ピッタリだな……違うぞ?」 絹旗「な!? 私達の事超信用して無かったんですね!」 上条「まぁ意見は人数多い方がいいだろ?」 神裂「ど、どう言う事でしょうか?」 上条「実はな? 俺の友達が……」 上条「かくかくしかじかって訳でさ」 フロリス「なんだ、当麻が告白するんじゃないんだ」 上条「んな訳ないだろ」 神裂「告白ですか……」 シェリー「わ、私はどっちでもいいけどな」 フロリス「んー私も」チラッ 上条「ん? 顔に何かついてるか?」 五和「わ、私もです!」チラッ 神裂「そ、そうですね」 番外個体「あーミサカはそういうの良く分かんないからなぁ」 キャーリサ「勿論、告白は男からだし」 フロリス「あーキャーリサ様とかって王女だし、こだわりありそうですよねー」 キャーリサ「う、うるさいし///」 絹旗「あ、あれ? 今超予想外の単語が聞こえて来やがりましたけど?」 上条「あれ? 知らなかったっけ? キャーリサはイギリス王室の第二王女だぞ?」 絹旗「……」 フレンダ「……」 キャーリサ「まぁ身分とか気にする事無いし」 絹旗「な、何で……王女様がここに?」 上条「お忍びで日本観光に来たんだが、ホテル代が無いらしくてな、家に泊まってるんだよ」 キャーリサ「後、キャーリサでいーし、フロリス達も様何て要らないからな」 フロリス「はーい」 番外個体「キャーリサって男から~とか言ってるからその年まで結婚出来て無いんだね☆」 神裂「あー」 五和「女教皇様!?」 神裂「はっ!? 無意識に……」 フロリス「無意識に肯定するとは……流石女教皇、王女にも屈しないその強さ」 神裂「そ、そういう訳では……」 シェリー「……」 キャーリサ「あーってなんだし! そもそも私は国の事でそれどころじゃ無かったし、そもそもヴィリアンの役目だったし!」 上条「お、落ち着けって、それにキャーリサだったら男は誰でも飛び付きますよ、慌てること無いって」 キャーリサ「じゃ、じゃー上条もか?///」 上条「俺!? 俺になんかには勿体ないですよ! それこそ、騎士団長みたいな長身イケメンとか、俺より良い人なんてそこら辺にゴロゴロしてますって」 フレンダ「結局はさ、当麻はキャーリサに告白されたら嬉しい訳?」 上条「そりゃそうだろ、こんな美人さんに告白されて嬉しく無い男なんて居ないし、居るならそいつはロリコンかホモの2択だぞ?」 キャーリサ「そ、そうか///」 絹旗「で、超話がずれてますけど、どうしたらいいでしょうか?」 番外個体「んー海兵隊に体験入隊するとか?」 上条「それは銃に名前つけて嫁とか言っちゃってもいいなら良いんじゃないか?」 五和「あーあの軍曹映画ですか」 上条「あれが反戦映画だって聞いた時は驚きましたよ」 番外個体「でもあれ、軍曹が死ぬとは思わなかったなぁ」 五和「えぇ、まさかの展開でしたよね」 上条「そうか? 俺は死亡フラグが所々見えてた気もしたけどなぁ」 神裂「話しがずれて来ましたね。そういうシチュエーションを作るのはどうですか?」 絹旗「シチュエーション?」 フロリス「2人っきりで夜景が奇麗なレストランとかね」 キャーリサ「それは良い案だし」 フレンダ「結局さ、あいつからは誘う事無い訳よ」 禁書「なら、映画のチケット余ったから2人で行って来いよ! 作戦が良いと思うんだよ」 全員「……」 禁書「な、何なのかなこの沈黙は? 間違ったこと言って無いんだよ! 10万8000冊の魔道書だけじゃ無いんだよ覚えてるのは!」 上条「ま、まさかインデックスが……色恋沙汰で正論を言うなんて」 番外個体「いや、それは当麻に言われたく無いと思うけど」 シェリー「でもそれだけじゃ告白するとは限らないだろ」 キャーリサ「決定的な1打が欲しーし」 番外個体「だったら彼女を拉致って助けに来てハッピーエンド☆ってのは?」 フレンダ「結局さ、それは当麻と同じ発想な訳」 番外個体「当麻と同じ発想ってこれって運命!」ダキッ フロリス「いや、そこ喜ぶ所違うし! てかズルイ!! 私も!」ダキッ 神裂「まだ食事中なんですから……」 上条「な!? なんで抱きついて来るんでせうか!? や、やめて! ふ、膨らみが当たって」アタフタ 禁書「とうまー!!」 上条「ふぅ……助かった……で? 結局は拉致しか方法無いのか?」 フレンダ「結局さ、このメンバーで結論が出ないのも問題な訳だけど」 番外個体「そうだよねー、アラウンド30が3人も居てねー」 神裂「3人って何ですか3人って!! 私はまだ18です!」 上条「分かってるから、分かってるからスプーンがちょっと変な風になってるから、神裂さんユリゲラーになってるから!」 シェリー「ミサカは私達に喧嘩売ってんのか?」 番外個体「そんな事無いよー、でも恋愛経験無いのは事実でしょ?」ニヤニヤ 絹旗「え? ミサカって……(似てると思ってたけど……)」 番外個体「あぁ、ミサカは超電磁砲の妹的存在だから」 絹旗「第3位の……(って事はあの時の……)」 番外個体「まぁ適当にミサカとでも呼んでくれたらいいよ」 絹旗「は、はい」 フレンダ「結局さ、どうする訳よ」 神裂「まだ食事中なんですから落ち着きなさい」 フロリス「はーい」 番外個体「ちぇっ」 上条「何が?」 フレンダ「それは滝壺と浜面の事に決まってる訳よ」 シェリー「もうインデックスの案じゃないか?」 フロリス「だよねー」 禁書「やったー! ねぇとうま?」 上条「ん?」 禁書「何かご褒美が欲しいんだよ!」 上条「インデックスさん、まだ上手く行ったかも分からんのに報酬を期待するのは多少ばかりおかしいかと存じ上げる所存です」 禁書「ぶぅー、ケチ!! さいあい! 上手く行ったら連絡欲しいんだよ!!」 絹旗「超分かりましたよ」 禁書「見ててねとうま、きっと上手く行くんだよ」 上条「分かった分かった」 フレンダ「結局さ、今日は相談に乗ってくれてありがとうな訳よ」 フロリス「気にしないでいいよ、いつでも相談に乗るからねー」 神裂「そうですね、私達に出来るならば手伝いますし」 シェリー「恋愛はろくなアドバイス出来る人居ないが、それでも良いならな」 キャーリサ「それは言うなし」 フロリス「あれ? そう言えばフレンダって金髪だけどどこ出身なの?」 フレンダ「私は~~~~」 ――― 上条宅@食後の雑談 上条「へー絹旗ってレベル4なんだな」 絹旗「えぇ」 上条「フレンダはボマーと」 フレンダ「結局はそうなんだけど、他に呼び方無い訳?」 番外個体「ボンバーマン、もといボンバーウーマン?」 上条「ボンバーマン……番外個体が何故そんな日本のネタに詳しいか知りたい」 番外個体「そこは企業秘密で」 フロリス「まぁマンには人の意味もあるし、細かい事は気にしないで良いんじゃないかな?」 神裂「私はビーダマンとの区別がつかなくて……」 上条「あー言われてみると」 キャーリサ「ボンバーマン? ビーダマン?」 上条「キャーリサは流石に知らないか、日本のゲームやアニメのキャラクターだな」 神裂「ボンバーマンが爆弾、ビーダマンはビー玉を使うんです」 シェリー「ボンバーとは、またすごいネーミングセンスだな」 五和「確かにそうかも知れませんね」 上条「まぁ普通に読んだらボンブとか読めるし仕方が無いんですよ!」 番外個体「当麻ってクライムをクライムブとか読みそうだよね」 上条「流石にそんな事は無い……であって欲しいです」 禁書「怪しいんだよ、いつか小萌に聞いてみるんだよ」 上条「それは止めて!! 読んだつもりは無いけどもし読んでたら恥ずかしい!!」 キャーリサ「まぁ日本語もややこしーと思うし、「は」と「わ」とか」 五和「確かに、「こんばんは」を正しく書けない人もいますしね」 シェリー「うちのトップの日本語もおかしいしな」 神裂「英語は普通に話せるんですけどね」 ――― イギリスのとある…… ローラ「くしゅん」 エリザード「なんだ? 風邪でもひいたのか?」 ローラ「誰か私の噂を申しつけなりけるよ」 エリリザード「良い噂では無さそうだな」 ローラ「改めて人から言われると悲しきけるのよ」 エリザード「そんなタマでも無いだろうに……それはそうとキャーリサが帰って来ないのだが、知らないか?」 ローラ「ついに鬼に恐れて家出しにけるよ!」 エリザード「嬉しそうだな? それに誰が鬼だ誰が」 ローラ「まぁ家出は100%有り得無き事よ。それで? 何で私に娘の行方を聞きけり?」 エリザード「『必要悪の教会の女子寮に行って来るし』って言って出て行ったらしいのよ」 ローラ「ふーん、じゃあステイルを向かわせけるのよ?」 エリザード「頼めるか?」 ローラ「えぇ、どうせあいつも暇しけるの」 ――― って事で女子寮 ステイル「全く……どうして僕が……」 カランコロン ステイル「誰か居ないのか?」 オルソラ「あらあらステイルさん、どうしたのでございますか?」 ステイル「あぁ、キャーリサ様を探しているんだが……来なかったか?」 オルソラ「あら? 聞いておりませんでございますか?」 ステイル「何をだい?」 オルソラ「キャーリサ様なら神裂さん達と一緒に日本へ行きましたでございます」 ステイル「なん……だと……、僕は神裂から一言も聞いて無いぞ!?」 オルソラ「それはそれは」 ステイル「他には!?」 オルソラ「ミサカちゃんに五和さん、シェリーさんにフロリスちゃんでございます」 ステイル「全然共通点が見えないが……何しに行ったんだ?」 オルソラ「それは……秘密でございます///」 ステイル「顔を赤くする必要がどこにある!」 オルソラ「まぁまぁ、そうでございます?///」 ステイル「くっ……調子が狂う。まぁいい、僕の用事はこれで済んだ」 オルソラ「ローラ様によろしくお伝えくださいでございます。それはそうと、お昼ご飯を食べて行きますでございます?」 ステイル「折角のお誘いだが遠慮しておこう、喫煙家にとって女子寮は肩身が狭い」 オルソラ「あら、そうでございますか?」 ステイル「あぁ、それでは失礼する」 カランコロン アンジェレネ「行きましたね」 オリアナ「一応マナーは守るようね」 ルチア「えぇ、それにしても今頃何をしているのでしょうか」 アニェーゼ「まぁ時差からして夕飯でも食べてますかね」 オリアナ「そうかしら? お姉さんは違うと思うなぁ」 アンジェレネ「へ? じゃあ何ですか?」 オリアナ「それはもう激しく腰を」 アニェーゼ「それ以上言わせねえです!」 オリアナ「あら、残念」 アンジェレネ「え? え? 何ですか!? 教えて下さいよ!」 ルチア「まだアンジェレネには早いです」 オリアナ「あら、そう言うルチアちゃんも顔赤いわよ?」ニヤニヤ ルチア「き、気のせいです///」カーッ ――― 天草式の…… 建宮「そろそろ二日目の夜を迎えるなのよな……」 牛深「五和は上手くやってるでしょうか……」 諫早「奥手だからなぁ……」 建宮「対馬から聞いた時はビックリしたのよな」 牛深「まぁ、遂に五和が本格的に動き始めた訳ですし」 諫早「我々もサポートしていくのですか?」 建宮「勿論なのよな。って事で我々も日本に……」 対馬「何バカなこと言ってるんですか、仕事があるでしょう仕事が」 牛深「ぬぅ……流石に元教皇代理が行くのは無理があるか……」 建宮「じゃあ対馬が直々に行くのよな、浦上も連れて」 対馬「は!?」 建宮「服を届けて欲しいのよな。どうせ五和の事だからいつも通りの服を着てるだろうのよな」 牛深「ま、まともな事言ってる……」 対馬「これをまともって……おかしいんじゃないの?」 建宮「足りない服や物資があったら言うのよな、服は俺達が厳選に厳選を重ねた素晴らしい物を支給するのよな」 対馬「いや、別に私は着無いですけどね」 建宮「五和に着せるのがお前の仕事なのよな」 対馬「はぁ……」 建宮「そうと決まれば早速服の第一陣を決めるのよな」 牛深「やはりメイド系で行きますか? それとも小悪魔系とか」 諫早「いやいや。案外着物のような物も良いかもしれん、うなじとかうなじとかうなじとか」 建宮「それじゃあ早速厳選作業に取りかかるのよな」 ――― 戻って ローラ「御苦労なりけるね」 Pi ローラ「日本に居るらしきけるよ」 エリザード「日本……またどうして?」 ローラ「そこまでは分からなきけるのよ。聖人も一緒らしいし大丈夫ではありけるけど」 エリザード「そうか、日本か」 ローラ「日本よ」 エリザード「幻想殺しの少年は元気にやっておるかな……」 ローラ「幻想殺しの少年……ねぇ……」ボーッ エリザード「ふーん」ニヤニヤ ――― 上条宅 上条「ってもうこんな時間かよ、お前ら時間大丈夫か?」 絹旗「10時ですか……超話し込んでしまいましたね」 フレンダ「結局さ、そろそろ帰る訳よ」 フロリス「えーこれから面白くなって来るのに~」 絹旗「私も超心残りですが、今日はこれで」 シェリー「気を付けて帰れよ」 上条「じゃあ家の近くまで送ってくか?」 絹旗「それはご心配なく、私達超強いですから」 上条「そう言われればそうか……」 番外個体「じゃあねー、作戦上手く言ったら教えてねー」 キャーリサ「気を付けて帰るし」 絹旗「それじゃあ」 フレンダ「お邪魔した訳よ」 バタン 上条「さぁ俺達も寝る準備するか」 五和「あ、もう後は湯を張るだけです」 上条「……、五和は本当にいい奥さんになるよ」 五和「は、はい///」 上条「」ファ~ア 神裂「眠いのですか?」 上条「ああ、考えてみれば寝て無いからなぁ……」 フレンダ「そう言えばそうね、私達は午前少し寝てたけど」 番外個体「少し横になったら?」 上条「そうさせて貰おうかな……」ドッコイショ 番外個体「膝使う?」 上条「あぁ、じゃあ失礼して……」 番外個体「はい」ポンポン 上条「」ストン 上条「てうわぁあああああああああ、俺は何やってんだ!?」ガバッ 神裂「もう睡魔に判断力を削られてますね」 フロリス「吸い込まれるような流れだったね」 五和「大丈夫ですか?」 上条「あーヤバいかも、目を瞑ると意識が無くなる気がする……」 禁書「今日はアドマチックの日なんだよ!」 シェリー「アドマチック?」 上条「あぁ、確か学園都市のベスト30を放送してくテレビ番組だな」 フロリス「へーそんなのがあるんだ」 神裂「今週は“学園都市不思議30”のようですね」 キャーリサ「外から見たら学園都市なんてそこら辺に不思議が転がってるし」 五和「確かにそうですね」 ナレ「ではそろそろ言ってみましょう、30位は!?」 『第30位、この夏だけで1億もの被害』 『30位、謎の落雷』 上条「あぁー(あいつか……てか1億て)」 シェリー「ん? 学園都市にも停電があるのか? そんなイメージは無いんだが」 キャーリサ「確かに、そういうライフラインの問題は無いと思ってたし」 五和「それ分かります」 フロリス「どうなの? 当麻。さっき『あぁー』とか言ってたけど」 上条「まぁ、何て言うか、技術的な問題じゃない」 番外個体「って事は自然災害って事?」 上条「まぁ自然災害って言えば自然災害だけど、じゃ無いと言えばじゃ無い気がする」 禁書「ふーん、まぁ私には被害が無いから分からないんだよ」 上条「だな……てかこれ不思議って言うのか?」 ――― 常盤台中学女子寮の一室 美琴「クシュン」 黒子「風邪ですの?」 美琴「大丈夫でしょ、それより」 黒子「はい?」 美琴「今日、アイツと会わなかったわね」 黒子「ですわね。と言っても今日は風紀委員の方が忙しくて暇が無かったのですの」 美琴「流石に外国人部隊が有利よね~」 黒子「やはり同じ屋根の下と言うのは大きなアドバンテージですの。このままだと先を越されてしまいますの」 美琴「さ、先って……」 黒子「それは言わずもがなでございますの」 美琴「はぁ……どうすれば良いのよ……」 黒子「やはり寮と言うのがネックですわね」 美琴「そうよね~……何か解決策があれば良いんだけど……」 ――― 『第27位 最強のレベル0達?』 『第27位 レベル5がレベル0に敗北?』 五和「お風呂出来ましたよ」 禁書「じゃあお先に失礼するんだよ」 上条「(あーこの時間かぁ……)じゃあ俺は少し出掛けて来るよ」 番外個体「ねー当麻」 上条「はい? なんでせうか?」 番外個体「別に気にしなくて良いのに」 上条「な、何がでしょうか?」 番外個体「お風呂の時外出しなくても良いのにって言ってるんだよ」 上条「いや、でも、色々マズイと言うか何と言うかマズイんですよ」 神裂「マズイ? 何がですか?」 上条「うっ……」 フロリス「当麻の家なんだから気にしなくて良いんだって、どっしり構えてなよ」 上条「でも……」 キャーリサ「そもそも、押しかけてるのが私達なのに当麻が遠慮する事無いし」 シェリー「いつも通りに居ればいいだろ」 上条「分かった……だけど嫌ならいつでも言ってくれよ?」 番外個体「多分一生言わないけどね」 上条「一生って一生居るつもりかよ」ハハハ 番外個体「あれ? 居て良いの?」 上条「居れるならいいぜ?」ハハ ――― 初春達の部屋 『第26位 これを見れたらその日はラッキー!?』 『第26位 謎のスカート捲り少女』 佐天「いや~どうする? 初春~いつの間にか私達も有名人だよ」 初春「どうする~って、何で佐天さんが居るんですか!? それに全部佐天さんの所為ですし!」 佐天「ははは~まぁ気にしない気にしない、文化祭の準備で~って言ったら許可貰っちゃった」 春上「文化祭ですか~楽しみです」 佐天「そうだ、春上さんも良ければ相談に乗ってよ」 春上「私でよければ」 初春「相談ですか?」 佐天「そう相談、まぁある所にリンゴが一つある訳」 春上「はい」 初春「はい」 佐天「そのリンゴは一つしか無くて、皆欲しがってます。でも一人では到底リンゴをゲット出来そうにありません」 佐天「だから、なんて言えば良いのかな~……そう! 仲間を作る事にしました」 春上「えっと……それだと……」 佐天「そう、ゲットした時にまた仲間割れが始まろうとしているのです!」 初春「大変ですね~」 佐天「初春と春上さんはどうする?」 春上「そうですねー……分けます」 佐天「あーやっぱり?」 初春「そうですね、私もそうします」 佐天「そうだよねー」 初春「で? それがどうしたんですか?」 佐天「ん? 何でも無いよ~ただちょっとね~」 春上「あ、次やりますよ」 佐天「お、何かな何かな~」 ――― 上条宅 『第26位 不老不死の研究成果!?』 『26位 謎に包まれたロリ教師』 番外個体「お風呂空いたよ~」 禁書「ねぇとうま、これって」 上条「……」 禁書「とうま?」 上条「Zzz~」 フロリス「寝てるね」 番外個体「じゃあとうまの隣は貰うねぇ~」ドサッ 禁書「あーっ!! ずるいんだよ!! 私だって一緒に寝た事無いのに!!」 五和「そ、それに彼はお風呂入ってませんし、起こした方が良いんじゃないですか?」 番外個体「正論どうも、でもそれでもいいのかな~」スリスリ 神裂「そ、それはどう言う意味でしょうか」 番外個体「インデックス、いつも彼は風呂場で寝てるんだよね?」 禁書「う、うん。そうなんだよ、いつもベッドにスペース空けてるのにいつまで経っても来ないんだよ!」 番外個体「多分これが一緒に寝れる数少ないチャンスだと思わない?」スリスリ シェリー「た、確かに……」 神裂「残るは後一枠……どうやって決めますか?」 五和「そ、そうですね」 キャーリサ「早く決めるし」 シェリー「一秒一秒が惜しいな」 フロリス「……、その前にそこのナイスバディーな4人はお風呂入って来なよ」 ――― 風呂@五和 ポチャン 五和「(一緒に寝るかも……なんて考えてませんでした///)」 五和「(ね、寝る時の格好はふ、普通で良いんですよね!? パジャマで良いんですよね!?)」 五和「(おしぼりは必要ですかね!? ……おしぼり……ハッ!?)」 五和「(おしぼりで体を拭いてあげるのも……///)」 五和「(い、いや駄目です!!)」 五和「(いや……でも……汗かいてるだろうし……)」 五和「///」 五和「(駄目です、駄目です!! そんな事したらハシタナイ女だと思われてしまいます!!)」バシャバシャ ――― 風呂@シェリー シェリー「ふぅ(日本の風呂も良い物だな……つい声を上げたくなる)」 シェリー「(そう言えば神裂が、『風呂に入る時声を上げるようになるとおっさんと見なされる』って言ってたな……)」 シェリー「(……、気を付けるか……)」 シェリー「上条当麻……か……」 シェリー「(こんな事を考えれる様になるなんて……)」 シェリー「平和……か……」 シェリー「(柄にもない事を考えたな……)」 シェリー「ふふ、さて当麻の隣を貰いに行くか」ザバーッ ――― 風呂@キャーリサ キャーリサ「(どどどどーすればいいし!///)」 キャーリサ「(いやいやまだ決まった訳じゃないけど決まった訳じゃないけど///)」 キャーリサ「(もし仮に仮に隣で寝る事になったら///)」 キャーリサ「(いや、当麻は寝てるしそんな事は無いはず///)」 キャーリサ「(そう、私はイギリス王国の第2王女! 気をしっかり持つし! 順序は大切だし!)」 キャーリサ「……」 キャーリサ「///」ブクブクブク ――― 風呂@神裂 神裂「(お風呂と言えば御使堕しを思い出します)」 神裂「……」 神裂「……」 神裂「///」 神裂「(うわあぁあああ、思い出したら恥ずかしくなってきました///)」 神裂「(あの時には、こうなるなんて思いもよりませんでしたし……)」 神裂「(天使にも少しは感謝してもいいんでしょうか)」 番外個体「あと1枠頑張ってね☆」 上条「Zzz~」 番外個体「失礼しまーす」スリスリ キャーリサ「あと1枠」 番外個体「(これが当麻の匂い///)」クン…… フロリス「どうやって決める?」 番外個体「///」クンクン 禁書「そこ私が使ってるベッドだから私で良いと思うんだよ」 番外個体「///」スーハー シェリー「寝て無いのに寝言とは……頭大丈夫か?」 フロリス「相変わらず毒舌だね」 番外個体「早く決めなよー」ニヤニヤスリスリ フロリス「はーい」ノ 神裂「はい」 フロリス「妥当にジャンケンだよね」 五和「ですよね」 禁書「ジャンケン……これはクラピカ先生に掛けるんだよ!!」 神裂「いや、あれって1対1専門ですよね?」 禁書「え!?」 シェリー「じゃあさっさと覚悟を決めろ」 キャーリサ「最初はグー!」 フロリス「ジャンケン!」 ポン 五和「では、電気消しますね」 フロリス「お休みー」 シェリー「お休み」 キャーリサ「お休みだし」 禁書「おやすみなんだよ」 五和「お休みなさい」 神裂「いい夢を」 番外個体「お休み~」 神裂「で、では、失礼して」 番外個体「いらっしゃい」スリスリ 神裂「せ、積極的ですね」 番外個体「積極的って……別に当麻寝てるし……ねぇ?」 神裂「……」 番外個体「♪~」フニャ~ 神裂「幸せそうですね」 番外個体「それは好きな人と寝れるんだもん♪」スリスリ 神裂「そ、そうですか」 番外個体「そうですかって、何? 火織は好きじゃないの?」ダキッ 神裂「すす好きでは無いと言うか好きと言うか何と言うか感謝していると言うか」 番外個体「素直じゃ無いな~」 神裂「ほ、ほっといて下さい!」 番外個体「まぁ人間1/3は寝て過ごすんだし、寝る時ぐらい素直になりなよ。そうじゃ無いといつまで経っても素直になれないよ?」 神裂「……」 番外個体「じゃ、お休み火織」 神裂「は、はいお休みなさい」 神裂「(素直に……ですか。土御門にも散々言われてきましたね)」 神裂「素直に……」ボソッ 神裂「///」ギュ
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/20.html
さ 彩雲国物語 サイカチ 真夏の昆虫格闘記 最強委員長 最強伝説 黒沢 最強!都立あおい坂高校野球部 サイコアーマー ゴーバリアン PSYCHO+ 最終兵器彼女 CYBERブルー CYBORGじいちゃんG サイボーグ009サイボーグ009 サイボーグ009 (その2) 最遊記 サイレント魔女☆リティ サウスパーク 曲芸家族 (サーカスファミリー) 魁!!男塾 魁!!クロマティ高校魁!!クロマティ高校 魁!!クロマティ高校 (ユニコード) ザ・キング・オブ・ファイターズ サクラ大戦 サクラテツ対話篇 さくらの唄 ザクロの実を暴いて SAKON(左近) -戦国風雲録- サザエさん 砂沙美☆魔法少女クラブ 3×3EYES THE3名様 ザ・シンプソンズ さすがの猿飛 サスケ ざ・ちぇんじ! サーティーガール サナギさん 砂漠の野球部 THEビッグオー The Five Star Stories サフィズムの舷窓 サブマリン707R サムライジ 侍ジャイアンツ SAMURAI DEEPER KYO SAMURAIMAN THE MOMOTAROH さよなら絶望先生さよなら絶望先生 さよなら絶望先生 (その2) サライ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち サラブレッドと呼ばないで サルでも描けるまんが教室 さるとびエッちゃん サルの子ペペ ザ・ワールド・イズ・マイン 斬 さんごくし 三国志 (横山光輝版) 三国志 (園田光慶版) 三国志漫画劉備くん 3.3.7ビョーシ!! SANTA! サンダーバード サンダーマスク SAND LAND 365歩のユウキ
https://w.atwiki.jp/fragmentsrowa/pages/18.html
前略、おふくろ様 私、神山は15日間にわたるあの聖杯戦争を無事生き残り、やっとクロマティ高校に帰ってくることができました。 こうやって思うと、あの戦いがまるで遠い昔のように感じられます。 「おい神山!お前2週間以上も行方不明になってたんだってな!どこに行ってたんだよ?」 林田君は行方不明になっていた理由を聞いてきますし、 「林田、無理に聞こうとすんなよ。きっといろいろあったんだろうしよぉ。」 前田君は僕を気遣ってくれますし、 「まあなんにせよ、無事に戻ってきてくれたなら万々歳だな」 北斗君は素直に喜んでくれましたし、 「ウホ」 「…」 相変わらずゴリラとフレディは何を考えているかよくわかりませんが、きっと喜んでくれてるのでしょう。 ただし、少し気になっていることがありまして… 「何であなたがここの生徒になっているんですか、キャスターさん」 「だってコーチと一緒にいたいんですよ、グリグリモグモグしてあげますから許してください」 そう、何故か私のサーヴァントであるキャスター、リンダさんがいつの間にかこのクロマティ高校の生徒になっていることです。 「しっかし神山も隅に置けねえよな、行方不明になっている間にこんな可愛い彼女作ってんだからよ」 「違いますよメカ沢君、この人は私の知り合いであって彼女ではありません」 メカ沢君がはやし立てますが全力で否定させていただきます。 とにかく、このことはクロマティ高校ではちょっとした騒ぎになっていました。 何せ一応共学ではあるものの、ほとんど女の子の姿が見えないこの学校にいきなり女の子が転校してきたわけですので、 騒ぎにならないわけがありませんでした。 そのせいで、私の周りがいつにもまして騒がしくなっていますが、もう慣れてきたのであまり追及はしません。 「しかしリンダって言ったな?どうやって神山と知り合ったのか教えてくれないか?」 「私とコーチが知り合ったのは確か…路地裏の「林田君、人のことを詮索するのはいけないことですよ」 「なんだよ神山~、俺たちに秘密を作るのかよ~」 「そういうわけではありません、あまり話したくない場所だからです。」 …騒がしいことに変わりはありませんが、今日も楽しく過ごしています。 【クロマティ高校/???】 【神山高志@魁!!クロマティ高校】 [令呪]:1画 [状態]健康 [装備]なし [道具] なし [所持金] 不明 [思考・状況] 基本行動方針:??? 1 やっと帰ってこれたなぁ… [備考] 【キャスター(リンダ)@ボクと魔王】 [状態] 健康 [装備] 制服 [道具] なし [思考・状況] 基本行動方針: 1. ずっとコーチ(神山高志)のそばにいます! [備考]
https://w.atwiki.jp/thesecretsociety/pages/258.html
●アロマティックなコーヒー(希望リストに追加できない) アイテム 入手場所 組み合わせるためのアイテム コレクション/報酬 アイリッシュコーヒー クエスト受注中に指定条件で調査する 模造皮革×8バクラム×8金箔×8羊皮紙×8 リストレットたいまつ×37500コイン マキアート クエスト受注中に指定条件で調査する ラテ クエスト受注中に指定条件で調査する カフェモカ クエスト受注中に指定条件で調査する カフェフラッペ クエスト受注中に指定条件で調査する
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/407.html
―――― 上条宅 上条「なぁインデックス」 インデックス「なぁに、とうま」 上条「イギリスは恋しく無いのか?」 インデックス「別に?だって向こうの事なんて覚えて無いもん」 上条「そうか…(やっぱりこいつは独りぼっちなのか…)」 上条「もしイギリスに帰れるとしたらどうする?」 インデックス「分かんない、多分ご飯が美味しい方に行くんだよ。それよりご飯マダー?」 上条「今作りますよ…(結局俺はこいつの家政婦だった訳か…まぁ分かってたけど…)」 上条「(どうするか…このままインデックスと暮らすか、彼女をイギリスに返すか。多分イギリス清教に言えば引き取ってくれるだろうし…今より贅沢な暮しを…)」 “雲川「今日、私達が過ごした時間、それが“高校生の普通の過ごし方”という時間だけど」” 上条「…、高校生の普通の過ごし方…か」 テレッテテテテ~♪ 上条「ん?メール?…父さんからか…」 Re 当麻へ 父さんだけど、元気にしてるか?飯はちゃんと食べてるか? まぁ私も大学生のころはインスタントばかりだったから言えないがな(笑) 今日、財布拾ったらお礼として一万円貰っちゃった。 これで母さんとデートしようと思ったが、やっぱ当麻にやるよ。 銀行に振り込んどいた。 私の金じゃないけど、気にせずこれで友達とでも遊んでくれ PS、また夏に旅行に行こうな 上条「父さん…ありがとう…っと」ポチポチ 上条「そうだな、折角だし久しぶりに土御門と青髪と遊びますか」 ―――――― ロンドン女子寮 神裂「はぁはぁ、これで何回目ですか…」 ルチア「百回以降数えてません」 サーシャ「第一の解答ですが、これで123回目です」 アンジェレネ「この人数だからあいこが続くのも珍しくはないけど…」 ルチア「これは多すぎです」 五和「もうクジでいいんじゃありませんか?」 神裂「そうですね…と言うより最初っからそれにすれば…」 キャーリサ「何?文句があるし?」 神裂「何でもありません」 ヴェント「で、クジってどんなクジなワケ?」 フロリス「私に良い考えがあるよ」 シェリー「それは?」 フロリス「ここに何故かトランプが一つ。順に引いて、この中からAとジョーカーを引いた6人が日本行きの切符を手に入れれるってどうかな」 アニェーゼ「もうそれで決めちまうです。さっさとしないと日本に着くのが、さらに遅れちまうです」 キャーリサ「ああ!もうめんどくさいし!」 オルソラ「流石にそろそろ決着をつけたい所でございます」 ―――――――― 次の日 学校 上条「土御門、青髪ピアス、今日遊びに行こうぜ」 土御門「カミやんからのお誘いって珍しいぜよ」 青髪「急にどうしたんや?」 上条「ふふふ、聞いて驚くなかれ、臨時収入が入ったんでございます」 土御門「カミやん…まさか…」 青髪「ついに…犯罪に…」 土御門「まぁ、ジャッジメントになんか聞かれたら、いつかやると思ってましたって答えとくにゃ~」 青髪「そしてボクはカミやんの知り合いの女の子達を慰め…そしてそのままゴールインが見えて来ましたよ!?これはチャンス!?」 土御門「いや、それは無いにゃ~(逆に奪還しかねないメンバーだぜよ…特にあのロンドン寮はやりかねないぜよ)」 上条「お前ら…俺をなんだと思ってやがりますか!?父さんが財布拾ったお礼を俺にくれたんだよ、これで遊べって」 青髪「カミやんの父さんはツイてるのに、カミやんは相変わらずやもんなぁ~」 土御門「まぁ、それならさっさと行くぜよ」 上条「そうだな、じゃあどこ行くか?」 土御門「まずはゲーセンでもいくにゃ~」 上条「おいおい、初めて見ましたよこのゲーム!?」 青髪「お、流石カミやん!目の付け所が違なぁ~!それはアイドル育成ゲーム、家庭用ゲーム機でも出てると言う人気作品や!」 上条「な…なんと…じゃあ自分好みのアイドルに!?」 青髪「そして歌って踊れる完璧なアイドルを目指すんや!」 上条「う、歌って踊るのか!流石学園都市!」 土御門「驚くのはまだ早いぜよ、そこまでは外での話しにゃ。学園都市の技術を結集したこれは、フォログラフで3Dになって踊るぜよ」 上条「な、なんと!?それはもう負け犬にとってのパラダイス!?もちろん下から覗けば!?」 青髪「それ以上言ったらアカン…あぁ、僕もこれにはまって暗黒面に落ちるとこだったんや…これは中毒性が高すぎるんや」 上条「なるほど…それは触らぬが吉らしいですね…」 土御門「それにあそこを見てみるぜよ」 上条「人目を気にせず荒ぶる踊りを披露する人が見えますよ!?」 青髪「あれが最終進化形や…ああなったらもう誰にも止められんのや」 上条「あぁ何と言う学園都市、暗黒面の入り口はすぐそこに在ったんですね」 土御門「無難に格闘ゲームでもやるぜよ」 上条「ふ、この無限コンボを食らうがいいでせう!」 青髪「残念ながら、バージョンアップと共に無理になったんや!」 上条「なんと!?じゃあこのキャラクターは…」 土御門「ただの時代遅れのキャラにゃ~」 上条「時間の流れをビンビン感じますよ!?しかし青髪ピアスのもただの萌えキャラだったはず!これでイーブンでせう」 青髪「ふふふ、ところがドッコイそのバージョンアップによって!」 上条「ま、まさか!?」 青髪「萌えと強さを併せ持った強キャラの仲間入りを果たしたんや!」 上条「時代の流れどころか、ジェネレーションギャップと言うやつを感じますよ!?」 青髪「覚悟するんやな」 上条「ギャー」 上条「ふぅ~楽しかったぁ~、二人とこんなに遊んだのは久しぶりだな~」 青髪「そうやなぁ~最近カミやん忙しそうやったもんなぁ~」 土御門「カミやんと久しぶりに遊べて良かったぜよ(カミやんはイタリア行ってイギリス行ってロシア行って…そりゃあ多忙だったぜよ…カミやんに申し訳ないにゃ~)」 上条「(1000円でこんな遊べるとは…されど1000円インデックスが居る限り…かぁ…)」 青髪「じゃあボクそろそろバイトやから」 土御門「あぁ、そんな時間か俺も用事があるぜよ」 上条「そうか、今日はここでお別れか」 青髪「あぁ、今日は楽しかった、またなぁ~」 土御門「じゃあな」 上条「また…か…(幸せはお金で買えかえないって言うけど、この楽しさは本物だよな…まぁそれもあいつらが居るからだけど)」 ―――― ロンドン寮 神裂「ては、行ってきます」 キャーリサ「(やっぱ王女の風格だし)」 番外個体「(電磁波でカードを詠んだのは秘密です、とミサカは勝ち誇ってみる」) 五和「(やった!このメンバーで勝てるとは思いませんでした。早くおしぼり用意しないと!)」 シェリー「学園都市か…久しぶりだよ」 フロリス「(皆には悪いけど、これも運ってことで)」 アニェーゼ「さっさと行って、上条を連れて来ちまうです」 ルチア「私達は祈ってますから」 オルソラ「良い報告を期待してるでございます」 レッサ―「いいなぁフロリス、次会った時、彼が居なかったら覚えといてね」 ベイロープ「はぁ…フロリス!信じてるからね!」 ランシス「…くすぐったぃ、…信じて待ってるから…はうぅ…」 アンジェレネ「待ってますから!」 キャーリサ「じゃあ空港に飛行機呼んであるから、さっさと行くし」 上条「まだ、時間はまだ5時を過ぎたとこ…今日はまだ遊んでいたいですよ…」 美琴「か、上条当麻!」 上条「ん?あぁビリビリか、今日はどうした?上条さんは今日は勝負なんてする気にはなれませんよ?」 美琴「今日は、ってそれじゃあいつも私が勝負ばっかり仕掛けてみるみたいじゃない!」 上条「違うとは言わせたくありませんよ?」 美琴「うっ…」 上条「ん?後ろに居るのは、御坂妹に黒子ちゃんに初春ちゃんに佐天ちゃんじゃないですか」 御坂妹「お久しぶりです、とミサカは喜びながら挨拶してみます」 黒子「お久しぶりですわ」 初春「お久しぶりです」 佐天「久しぶり~」 上条「学校の帰りか?」 初春「はい、それで皆で遊ぼうって話になって、行こうとしたら上条さんが居て」 上条「そうか、じゃあ楽しんでこいよ」 美琴「あんたも来なさいよ」 上条「へ?」 佐天「(はぁ…素直になれないなぁ)」 黒子「上条さん、暇ですか?」 上条「えぇ、上条さんはこのテンションをもっと味わいたくて、ぶらぶらしようとしてたとこです」 黒子「では、私達と一緒にどうですか?(お姉様は彼を攻撃しますから任せてられませんわ)」 美琴「(ナイス!!…だけど私が言いたかったなぁ~)」 初春「(白井さん積極的ですね~///)」 佐天「じゃあ行きましょうか」 上条「で、何するんだ?」 黒子「遊ぶことしか決めてませんわ」 初春「御坂さんどうします?」 美琴「そうね…、映画でも見ない?見たい映画があるのよ」 御坂妹「それは楽しみですとミサカは胸に期待を膨らせます」 佐天「それどんな映画なんですか?」 美琴「そ、それは見てからのお楽しみよ」 上条「おぉ、それは楽しみだ」 美琴「着いたわよ」 上条「(映画館なんて久しぶりだなぁ)へぇ…お?なんか割引制度あるぞ?」 皆「「「「(カップル割引!?)」」」」とミサカは心の中でビックリします」 上条「カップル割引かぁ…俺には無縁な話ですね」 美琴「(これはチャンス!)」 黒子「(これは一つの山ですね。彼の未練を残すと言う目線で見れば、誰でもいいはずです…が、個人としたら…)」 佐天「(これは…///)」 御坂妹「(こ、これは一つのチャンスでは!っと期待に胸をふくらませます)」 初春「上条さん、私とカップルのふりしませんか?///」 皆「!!」 上条「いいのか?俺なんかとカップルのふりなんて」 初春「はい。それに上条さんじゃないとイヤです!」 上条「な///!?そんなことを言われると恥ずかしいですよ!?///だけどそう言うのは好きな人に言うべきでせう」 美琴「(こ、これが初春クオリティー…正直舐めてたわ…あいつは相変わらずだけど)」 黒子「(なんか釈然としませんわ…)」 佐天「(流石初春…だけど勝負は終わって無いんだなぁ~、次の勝負は始まってるしね。それにしても彼は気付いて無いし…これは強敵だね)」 御坂妹「(はぁ…ミサカにもっと勇気があれば…とミサカは肩を下ろします)」 初春「(はぁやっぱ気付かないかぁ~)」 美琴「ま、まぁとにかく入りましょう」 上条「あ、あそこ席ちょうど6つ空いてるぞ」 美琴「(席!?忘れてた!まだチャンスが!)」 黒子「(能力を使用してもいいんでしょうか…いえ、ここは臆したら負けですわ!)」 佐天「(ここが勝負、どうやって隣をゲットするか)」 御坂妹「(これはチャンスが到来しました、とミサカは張り切ってみます)」 上条「まぁ初春ちゃんは俺の隣だな」 初春「そうですね」 美琴「な!?」 上条「チケットに書いてあるんだよ、注意書きが」 初春「はい、カップルらしい様子が見れない場合、退場処分とします。って」 佐天「あ…本当に書いてある」 上条「だから、せめて席は隣じゃないと怪しいよなぁ」 皆「…」 上条「あ…じゃあ俺が一番奥行きますよ?」 皆「え!?」 上条「な、なんで驚いてますか!?良く前の人を見てみなさい」 美琴「す、すごい髪型…」 黒子「女性ですの?」 初春「なんだからライオンみたい…」 御坂妹「ライオンという比喩にミサカは納得します」 佐天「あれだと前が見えないね…」 上条「そこで、座高が一番高い上条さんの出番ですよ、俺なら何とか見えるだろうし」 美琴「(変な所で気を使うのね…)そうね、じゃあ座りましょう」 上条「(こ…これは恋愛物!?なんか地雷臭が漂ってきますよ!?)」 美琴「(まぁいいわ、ここまできたら映画に集中しましょう)」 初春「(上条さんが隣に…緊張します///で、でもこの映画…恋愛物…ですよね?)」 佐天「(今日は初春の勝ち…か。でもこれで外国組には一歩リードしたよね)」 黒子「(それにしてもお姉様のセンスは良く分かりませんわ、しかしお姉様の選んだ物なら何でも受け止めますわ!)」 御坂妹「(こ、これはワクワクする映画です、とミサカは映画に集中します)」 チョンチョン 上条「(ん?隣から突かれてますよ?でもこっちは初春ちゃんじゃないよなぁ…)」 チラ フロリス「」ニコ フロリス「シーッ!映画館で大声出しちゃ駄目でしょ!」コソコソ 上条「なんでこんな所に居るんでせうか」コソコソ フロリス「日本観光にね、久しぶりに当麻の顔も見たかったし///」コソコソ 上条「そう言えばイギリス以来だもんなぁ…」コソコソ フロリス「そっ。後、前に居る人良く見てみて」コソコソ 上条「前の人って、あの金髪の個性的な髪形の人ですよね?ってあれ…」コソコソ フロリス「フフフ」コソコソ 上条「まさかシェリーさんですか?ですよね?でした?」コソコソ フロリス「なんで最後が疑問形なのよ、それに後ろを見てみて」コソコソ 上条「まさか!?今度は誰だ!?しかしもう驚きませんよ!それが私上条クオリティー!」コソコソ チ、チラ ガシッ フロリス「だから大声出そうとしない!」コソコソ 上条「冗談にもレベルがあるんですよ!?王女様はやりすぎの範囲です!ってことは他にも!?」コソコソ フロリス「さぁ、どうでしょう」ニヤニヤ ドーンッ! 上条「!?」 初春「!?」ギュッ フロリス「!?」ギュッ 上条「魔術師か!?」コソコソ キャーリサ「(映画の演出だし、いちいち可愛いやつだなぁこいつは。イギリスの時と大違いだし)」コソコソ 上条「(会話に集中してて見て無かったぁ~、ってこれ恋愛物じゃ?何で爆発音が!?)」 初春「(ビックリして上条さんの袖握っちゃったけど、このままで居たいなぁ///)」 フロリス「(不意打としても、まさか日本の映画に驚くとは…、だけどチャンス!このまま袖を握った状態を維持します///)」 ――――― 上条宅 禁書「はぁ…お腹減ったんだよ…とうま早く帰ってこないかな~」 ピンポーン 禁書「あ、帰って来たんだよ。さっさとご飯作って貰うんだよ」 ガチャ 禁書「お帰り~とう…ま」 五和「ど、どうも、お久しぶりです」 神裂「インデックス、元気にしてましたか?」 番外個体「初めてだね、まぁ見覚えがあると思うけど、とミサカは挨拶するよ」 禁書「五和に、火織に…妹?」 番外個体「そうね、まぁ妹で間違ってないよ、とミサカは補足するよ」 禁書「何しに来たの?またとうまを危険な目に合わせるのは許さないんだよ?」 五和「いえ、今回はただの観光目的です」 神裂「それで、近くまで来たもんですから彼に挨拶に来たんですが…」 禁書「とうまはまだ学校から帰ってきてないんだよ」 五和「(そろそろ会ってる頃ですか)そうですか…」 禁書「上がって待ってればいいんだよ、ついでにご飯を作ってくれる嬉しいんだけどな?」 五和「はい、そう言うと思って材料を買ってきました」 禁書「なんだか食いしん坊みたいに思われてる感じがすんごくするんだけど、今回はご飯に免じて許すんだよ」 火織「(流石扱いに慣れてますね)では早速作りましょうか」 番外個体「じゃあお言葉に甘えて上がらせてもらうよ、とミサカは確認をとるよ(これが…当麻の家…)」 ―――――― 映画館 上条「(こ…これはいわゆるR18なシーンというやつでせうか!?)」 フロリス「(な!日本の映画を舐めてたわ…まさかこんなシーンがあるなんて///)」ギュッ 初春「(し、心臓がバクバクいってます!袖を握ってる手のひらも熱く///)」ギュッ 上条「(うぉ!?気付いたら袖が握られてますよ!?い、意識したらヤバいです、何がヤバいか言えないですけどヤバいです!?)」 フロリス「(当麻、気付いてくれるかなぁ///)」 初春「(だ、駄目です。もうこれから上条さんの顔直視できません///)」 フロリス「(ここは、もうちょっと攻めてみます///)」コツン 上条「(な、ん、あ、な、な、ん、あ!フロリスの頭が肩に!?上条さんの理性のタガはもう限界突破しそうですよ!?)」 キャーリサ「(ふふ、これはどうかし)」ツゥー 上条「(く、首筋に指が這ってます!?こ、これは本格的にヤバいです!一回トイレに行かないと!?何を考えてるんだ俺!?トイレで何を!?)」ブルブル 上条「(って袖が掴まれてて、どこにも行けない!?)」 シェリー「(まだまだだよ。行きなさいゴーレム)」 ドンッ 上条「(うぉ!?いきなり肘掛が壊れましたよ!?)」ガクン フロリス「キャッ!」 初春「わ!」 上条「(お…おう、両側から柔らかい感触が…それに何だかいい匂いも…)」 フロリス「(もう少しこのまま///)」ギュッ 初春「(なにが起こったか分からないけど…上条さんの胸板///)」ギュッ 上条「うわっ!(ヤバい思わず声が!)」 プチ 災誤「お前らさっきからうるさいんだよ!!見ないならどっか行きやがれ!」 上条「そ、その聞き覚えのある声はゴリラ!?何でこんなとこに!?」 災誤「誰がゴリラだ!ん?その声は上条か!」 上条「やばっ!?ここは一旦引きますよ!?」 ダダダダダ 災誤「待て!って、ちっ、逃げ足だけは速いな…」 キャーリサ「ねえそこのお兄さん?」 災誤「!!な、なんでしょうか!?」 キャーリサ「いいとこだったのに…飛んで行くし!!」 災誤「ぐはっ!」 ドーーーーンッ! ――――― アンチスキル詰め所前 ピリピリピリピリピリピリピリピリ 上条「(な、なんですかこの空気は、息が詰まりそうですよ!?)」 美琴「あの、どちら様でございますか?(ついに来たわね外国人部隊!)」 上条「(あ、あのビリビリが敬語!?こ、これは雷が落ちるフラグでせうか!?)」 サーシャ「どちら様って言われても、初対面の人に名乗るほど有名な者じゃないです。(番外個体とそっくりだね、これが学園都市の力ですか)」 キャーリサ「まぁいいし、用があるのは当麻だけだし」 黒子「(直球ですわね…これは強敵になりますわよ…)」 御坂妹「(皆で見る映画も良いものです、と思ってたら思わぬ展開にミサカは驚きます)」 初春「(はぁ結局映画中ずっと握っちゃったぁ///なんだか胸がぽかぽかする。この暖かさも保温出来ないかなぁ)」 フロリス「(もう少し、もう少しだけあのままが良かったなぁ///)」 佐天「まぁ、落ち着いて下さい。貴方達は上条さんの知り合いですか?」 上条「(お、佐天ちゃん!佐天さん!いやっ、ここはMr.SATENさんですね!?ナイスフォローですよ!)」 シェリー「えぇ、イギリスの時にお世話になりまして。日本に来た挨拶がてら会いに来ました」 美琴「(やっぱり予想通りの展開ね)」 黒子「話は分かりましたわ。それで?これからの予定はどうするつもりですか?」 キャーリサ「これから、当麻の家に行くつもりだし」 皆「!!」 フロリス「(あ、あれ?そこまで聞いてませんよ!?)」 シェリー「(王女様は度胸も据わってますね。…まぁ、じゃないとクーデターなんて起こしませんけど)」 黒子「(な、何と!?これは早々のピンチですわ!)」 美琴「それはどう言うことですか?」ニコッ 上条「(ヒーッ、美琴さんが笑いましたよ!?これはヤバイ…)」 佐天「(これはもう収集がつかなそうだ…それに比べて初春は…)」 初春「(///)」 佐天「(まぁ初春には早すぎたのかな?顔真っ赤にして上の空だし…あんな初春も可愛いけどね)」 キャーリサ「どう言うことも、ホテル代なんて持ってきてないし、泊めてもらうしか無いでしょーよ」 上条「ブーッ!!」 皆「なっ!!」 上条「何を言ってるんでせうか!?」 キャーリサ「当り前だし、それともお前は私達に野宿をしろと言いたいのか?」 上条「い、いえそう言う訳では…(この人達襲っても逆に殺されるだけ…なんて正直な気持ちは言いませんよ?死亡フラグしか残りませんからね!学習しますよ上条さんは)」 黒子「(これが外人クオリティ―…臆せず進みますわ)」 美琴「(くっ…流石に連続で門限を破るのはマズイ…)では、当麻君?」 上条「はいっ!」 美琴「分かってるわね?」ニコッ 上条「はい!勿論この上条当麻、全身全霊を懸け彼女らをお守りします…?」 佐天「じゃあそろそろ遅いですし、帰りましょうか(今日は…ね)」 黒子「では、ここでお別れですね。御機嫌よう」 御坂妹「さようなら、とミサカは別れの挨拶をします(これは帰って作戦会議ですね、とミサカはやる気を出します)」 初春「か、か、上条さん」 上条「ん?」 初春「さ、さようなら///」 佐天「上条先輩、さようなら」 上条「おお、まだ7時だけど気をつけて帰れよ」 フロリス「それじゃあ、当麻の家にレッツゴ~」 ――――――――― 映画館前 結標「あら、こんなとこに財布…学生証が入ってるわね…上条当麻…」 土御門「おい、どうしたぜよ、さっさと仕事終わらせるにゃ~」 結標「そう言えば、あんた上条当麻の家知ってたわよね?」 土御門「あぁ、知ってるがどうしたぜよ?」 結標「ちょっと教えてよ」 ――――――― 上条宅前 上条「(つ、ついにここまで来てしまった…)あ、あの本当に家に来るんでせうか?」 シェリー「仕様が無いじゃないですか、王女様の命令ですから」 フロリス「そう言う訳だから、行こ!」 キャーリサ「(…、よく考えたら男の部屋なんて初めてだし…あれ?何?この胸の高鳴りは///)」 上条「(リビングで雑魚寝ならまぁ、3人は入る…よな…?)じゃあこっちです」 上条「(なんか家からいい匂いがしてきますよ?)」 上条「ただいま~」 禁書「お帰り、とうま」 上条「遅くなってごめんな。てかお前料理したのか?いい匂いが玄関までしてたぞ?」 五和「あ、お帰りなさい上条さん」 上条「五和!?」 神裂「久しぶりです」 番外個体「ロシア以来だね、ってミサカは気楽に挨拶してみるよ」 禁書「彼女達、ここに泊めて欲しいんだって、ってとうま?どうしたの?」 上条「どう言うことだぁーーー!!!」 ―――― リビング 上条「で、日本観光のついでに来たと」 神裂「そうです」 上条「で、本当はお金が無い訳では無く、不法侵入したからホテルを借りられないと」 キャーリサ「そう訳だし、よろしくね」 上条「いつまで居るんだ?」 フロリス「さぁ、それは決まって無いよ」 上条「言いたいことは分かりました、ではまず周りを見渡して下さい」 上条「ご覧の通り、この部屋はそれはそれは狭いでございます」 キャーリサ「そうだね」 上条「どこで寝るつもりですか?」 キャーリサ「皆で詰めれば何とかなるし」 上条「マジですか…」 シェリー「そう言えば当麻はどこで寝てるのですか?」 上条「え?風呂場ですが?」 フロリス「風呂場!?」 禁書「そうなんだよ、とうま、一緒に寝てくれないんだよ?」 キャーリサ「(成る程、イギリスの男より紳士だし…)」 上条「そう言う事だから、夜の風呂場には近付かない方が良いよ、てか近付かないで下さい(上条さんがいくら紳士でも理性が保つか分かりませんよ?)」 五和「じゃあご飯でも食べましょうか?」 上条「お、五和が作ってくれたのか?」 五和「いえ、3人で作りましたよ」 上条「(3人って事は1人作って無いのか…)おぉ、それは3人ともサンキューな」チラ 禁書「なに?とうま」 上条「いえいえ、何でもありませんよ?」 神裂「準備しますので少し待ってて下さい」 番外個体「じゃあ私も」 五和「いえ、ミサカちゃんはいいですよ。後は盛り付けるだけですから」 番外個体「分かった、じゃあ当麻、一緒にテレビ見よっ、ってミサカは誘ってみるよ」 フロリス「そうそう、日本のテレビ見てみたいなぁ」 上条「そうだな、日本観光に来たならテレビも見といて損は無いもんな」 番外個体「じゃあ当麻、ここにあぐらで座って、ってミサカはお願いしてみるよ」 上条「こうか?」 番外個体「ありがと、じゃあこっちは貰ったね~、ってミサカは高らかに宣言するよ」 上条「なっ!?どこに頭を乗せてますか!?」 番外個体「どこって、モモだよ、ってミサカは教えるよ」 フロリス「いいなぁ~じゃあこっちは私が貰うよっ!(映画館の続きだよ///)」 禁書「なっ!?何してるんだよ!?」 フロリス「何って?イギリスはクッションなったけどこっちは無いからクッション代わり~」 シェリー「じゃあ私はこっちかな」 上条「なっ!?後ろに座って何をするつもりでせうか!?」 シェリー「いいから、そのまま寄りかかって来て」 上条「そ…そんなことしたら、シェリーさんに…」 シェリー「いいから」グイ 上条「うわっ!」トン シェリー「(案外、体つきいいんだ…)それと、さんは要らないからね」ナデナテ 上条「(はぁ…落ち着くなぁ…。…じゃねぇよ!ヤバイヤバイこれは流石に!?)」 上条「(そ、それに柔らかいのがが当たってますよ!?こ、これは!!)」 キャーリサ「じゃあ私はここしか残って無いし」 上条「って、どこに入ってるんですか!」 キャーリサ「(はぁ…こうやって最後に甘えたのはいつぐらいだろ…なんだか落ち着くし…)いいから、まぁ座り心地は悪くないし」ストン 上条「(こ、ここが楽園ですか!?)」 禁書「じゃ、じゃあ私も!」 フロリス「残念、もう場所無いよ~」 禁書「ぶぅー」 五和「(上手くいったようですね)」ゴニョゴニョ 神裂「(えぇ、ミサカちゃんが上手くきっかけを作ってくれましたからね)」ゴニョゴニョ 五和「(後は、ご飯でインデックスちゃんのご機嫌を取れば終わりです)」ゴニョゴニョ 五和「(それにしても…)」ゴニョゴニョ 神裂「(なんですか?)」ゴニョゴニョ 五和「(両サイドの二人はともかく、キャーリサ様とシェリーの顔が幸せそうですね)」ゴニョゴニョ 神裂「(そうですね、二人とも色々ありましたから、ああいう甘えられる…心の拠り所が必要なんですかね)」ゴニョゴニョ 五和「(宗教は、なれてその宗教の人にしか心の拠り所になれませんが、彼は違いますね)」ゴニョゴニョ 神裂「(そうですね、それほど彼が救った人は大きかったんですね)」ゴニョゴニョ 五和「(もう少し、ゆっくり準備しましょうか)」ゴニョゴニョ 神裂「(そうですね、もうちょっと甘えさせてあげましょう)」ゴニョゴニョ
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/410.html
―――――― 教室 ざわざわざわざわ 男1「おーいそっち持って~」 女1「これでいい~?」 男1「OK、OK」 土御門「おぉ~い、一方通行~、この釘打ってくれにゃ~」 一方「あァン、なんで俺がァ」 土御門「お前の能力使えば一振りだにゃ~、匠になる勢いぜよ」 一方「そンな事の為にチョーカーの電池使ってたまるかァ」 青髪「なぁなぁ、打ち止めちゃん? お兄さんと遊園地行かへん?」 打ち止め「遊園地!? ってミサカはミサカはちょっと興味を持ってみるよ」 一方「オォイ、お前は打ち止めに何してんだァ」カチッ 上条「打ち止めが絡むとそのチョーカーのスイッチはフリーダムになるんですね」 青髪「ロリは世界の宝なんや! つまり皆の宝なんや! つまりボクの宝でもあるんや!」 一方通行「だからって打ち止めに手を出すとは良い度胸ォだなァ」 上条「そう言えば打ち止め」 打ち止め「なぁに? ってミサカはミサカは聞いてみるよ」 上条「遊園地行きたいのか?」 一方「……」ピタッ 青髪「……」ピタッ 土御門「一方通行の反応を見ても誘うカミやんはバカなのか勇者なのかわからんぜよ」 姫神「同感。」 打ち止め「うん! ってミサカはミサカは言ってみるよ!」 上条「そうか、なら今度皆で行くか?」 打ち止め「本当に!? ってミサカはミサカは確認を取ってみるよ?」 上条「あぁ本当だ、な? 一方通行いいだろ?」 一方「あ、あァ」 青髪「なんやて!?」 土御門「」 打ち止め「やったぁぁぁ! ってミサカはミサカは嬉しさのあまり抱きついてみるよ!」 上条「おいおい、そんなはしゃぐなって」 青髪「なんなんや! この反応の違いぃぃぃぃぃ! こんなの不公平や! そうや嘘なんやろ? なぁ土御門?」 土御門「現実を見るぜよ」 青髪「嘘やぁぁぁぁぁぁ!」 男2「青髪、今俺も同じ心境だ」 男3「しかもあんなパーフェクトロリに抱きつかれて、“おいおい、はしゃぐなって”だって?」 男4「俺なら今すぐトイレに直行だバカ野郎!!」 男5「しかも、皆って! 皆って何だよ……」 土御門「そりゃあ、居候のシスターとかじゃないかにゃ~?」 青髪「ロ、ロリ要素追加やと!?」 上条「お、お前らちょっとま」 吹寄「はいはい、そこまで。続きは今日の作業が終わったらね」 青髪「こうなったらさっさと今日の作業を終わらしてカミやんを問い詰めるんや!」 男共「「「「「了解!」」」」」 打ち止め「遊園地~遊園地~ってミサカはミサカは楽しみにするよ!」 男2「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉやるぞぉぉぉぉぉ」 男4「その意気だぁぁぁぁぁぁ」 上条「(何でそんな掛け声が必要なんだよ)姫神、のり取ってくれ」 姫神「はい。」 上条「サンキュー」 姫神「……」 上条「……」 上条「そこのハサミ取って」 吹寄「あぁ、これね」 上条「どうも」 吹寄「あんたが真面目にやるなんて珍しいわね」 上条「俺はどんな風に思われてるんだ」 吹寄「三バカの一角」 姫神「鈍感。」 吹寄「変態」 姫神「不幸。」 上条「予想外の返答の嵐!? 不幸以外は気のせいな気がするんですが!」 姫神「……」ヌリヌリ 吹寄「……」チョキチョキ 男3「ぬぉぉぉぉぉぉ待ってろ上条当麻!!」 青髪「そういやぁ一方通行、スカート穿いてみいへんか? 何か似合う気がしてどうしようも無いんやけど」 一方「お前は何をいきなり言い出すんだァ」 打ち止め「賛成! ってミサカはミサカは意思を表すよ!」 一方「打ち止めェ!?」 上条「なぁ」 姫神「何?」 上条「何で、こんなことしてるんだ?」 姫神「何でって。教室の飾り付けをつくるんでしょ。」 上条「そうだけど、そこは学園都市の加工技術使えばあっという間なんじゃないか? 全自動で出来そうな気がするんですけど」 姫神「さぁ。」 上条「さぁ……って」 吹寄「予算が無いのよ」 上条「予算?」 吹寄「えぇ、小萌先生が嘆いてたけど優秀な学校にほど予算が高く支給されるみたい」 上条「なるほど……弱肉強食か……」 姫神「何か。違う気がする。」 吹寄「でもいいじゃない、こういう作業も高校生っぽくて」 姫神「確かに。」 上条「まぁ……高校生っぽいよな~」 上条「高校生と言えば……二人とも彼氏とかやっぱ居るのか?」 吹寄「居ないけど? 何か問題が?」 上条「へぇ~居ないのか……姫神は?」 姫神「居ない。」 上条「寂しい高校生活だなぁ~」 吹寄「あんたはどうなのよ」 上条「居る訳無いだろ……まぁ俺に彼女が出来たら二人にも彼氏の一人や二人出来てますよ」 姫神「(誰の所為だと。思ってるの。)」 吹寄「(知らぬは本人だけ……ね)」 一方「止めてくれェ!」 女2「まぁまぁ、小萌先生の知り合いがこんなに持って来てくれたしね、いいじゃない」 女3「そうそう、奇麗な足してるし絶対似合うって!」 土御門「そうぜよ、似合うにゃ~」ニヤニヤ 一方「土御門ォ覚えてろォ!」 姫神「ねぇ。」 上条「ん?」 姫神「あなたなら。オーダーメイドカフェで。何をオーダーするの?」 上条「俺か?俺ならなぁ……」 姫神「うん。」 上条「土御門にバーテン服かなぁ~」 姫神「……」 吹寄「……」 上条「な、なんですか!? その目は!?」 姫神「別に。」 吹寄「別に」 上条「今のは聞かなかったことにして下さい」 上条「なら、お前らはどうすんだよ」 姫神「私なら。あなたに神主の格好をさせる。」 上条「何故に!?」 姫神「で。私は巫子服。」 上条「な!? 神社カフェでもやるつもりですか!?」 姫神「うん。それいいかも。」 吹寄「似合わないわね」 上条「似合わなくていいですよ!?」 姫神「私と二人で。やらない?」 上条「神社カフェ?」 姫神「うん。」 上条「二人っきりなら好きな人を誘うべきですよ~あ、そこの両面テープ取って」 吹寄「……」 姫神「……」 上条「吹寄は?」 吹寄「私なら、あんたにスーツでも着せようかしら」 上条「スーツ? 何で」 吹寄「別に……」 上条「さいですか」 吹寄「えぇ、気にしないで」 上条「……」 吹寄「……」 姫神「……」 上条「……」 吹寄「……に、似合いそうだから、何? 悪い?///」 上条「あ、あぁ……どうも?」 上条「腹減ったぁ……ってもう2時か」 吹寄「確かに、お昼食べて無いからね 姫神「そろそろおやつの時間。」 一方「お、おォい。お、お茶が入ったぞォ///」 上条「おぉ、お茶かありが……とぉぉぉぉ!? そ、それ、一方通行お前どんな格好してんだぁ!?」 男3「ミニスカメイド……だと……」 男4「薄いピンクの二―ソに黒いミニスカメイド服、そして杖を突きながら懸命にお盆を運ぶこの姿……」 男2「これが……萌え」 青髪「生涯に一片の悔いは無かったんや」 打ち止め「当日はもっと着せ替え出来るのにってミサカはミサカは呟いてみる」ニヤニヤ 青髪「そ、そうや! 本番はこれからや! なぁ土御門!」 土御門「ミュ、ミュー大陸への入り口はどこぜよ!?」アタフタ 上条「土御門がこんなに取り乱してる所初めて見たな……てか打ち止めは着替えないんだな」 打ち止め「今日は一方通行の日なんだよってミサカはミサカは説明してみるよ」 上条「? まぁそんなもんなのか」 上条「」ズズズッ 姫神「」ズズズッ 吹寄「」ズズズッ 上条「はぁ~疲れた体に浸みわたるな」 姫神「うん。」 吹寄「そうねぇ」 一方「鈴科」 上条「へ?」 鈴科「鈴科百合子」 上条「あ、あの?」 鈴科「名前」 上条「(鈴科百合子……百合子!? 一方通行って女だったのか!?)」 鈴科「それで」モジモジ 上条「は、はい」 鈴科「えっと」モジモジ 上条「はい」 鈴科「今日から私の事を名前で呼ンでくれ……ませんか?///」 男4「上条一度死ね]、頼むから一度でいいからホント」 上条「人間一回死んだら終わりですよ!?」 男3「ハゲ」 女3「甲斐性なし」 男2「実はホモ」 上条「ダァーッ!! お前ら適当な事言ってんじゃねぇ!」 鈴科「やっぱ、無理か?」シュン 上条「いやいや(一方通行がこんな落ち込んだ所なんて見た事ねぇぞ!?)あ、その、なんだ、よろしくな鈴科」 鈴科「!! あァ///」 男4「死ね、マジで一回死んでくれ」 男2「噂によると学園都市には地下組織があるらしいぞ」 男3「5万まで出す」 上条「だから、何物騒な事言ってんだよ」 鈴科「で、味はどうだ?」 上条「あぁ、美味しいぞ」 鈴科「そ、そうか///」 姫神「うん。丁度いい温度だし」 吹寄「えぇ」 鈴科「任せて、私に出来るのはこの位だから」 上条「あー……」 鈴科「気にするな、もうこの杖にも慣れた」 上条「そうか、本人がそう言うなら気にしないぞ?」 鈴科「逆に気を使われる方が面倒だァ」 上条「分かった、これからもよろしく鈴科」 鈴科「あァ」 上条「それにしてもお茶が美味いなぁ」ズズズッ 土御門「……まじかにゃ~? 毒とか入って無かったぜよ?」 鈴科「お前は私を何だと思ってんだァ?」 土御門「冗談ぜよ、俺にもお茶一杯」 青髪「ボクもボクも!」 男3「お、俺にも!」 男4「セコッ! 俺にも」 男2「じゃあ俺も!!」 鈴科「はいはい分かったから、ちょっと待ってろ」 姫神「私も手伝う。」 吹寄「あ、私も」 鈴科「ありがと、姫神、吹寄」 打ち止め「ミサカも!! ってミサカはミサカは意思を表明してみるよ」 鈴科「打ち止めもありがとなァ」 打ち止め「うん!」 上条「なぁなぁ土御門」コソコソ 土御門「何だ?」コソコソ 上条「一方通行……鈴科変わったよなぁ?」コソコソ 土御門「あぁ、百人が百人変わったって言うにゃ~」コソコソ 上条「何かあったのかなぁ……」コソコソ 土御門「さぁ……まぁ一つだけ言える事があるぜよ」コソコソ 上条「何だ?」コソコソ 鈴科「野郎共ォお茶入ったぞー」 青髪「鈴科ちゃぁぁぁぁぁん! ありがとうぅぅぅぅぅ!」 男3「うぉぉぉぉぉ! 鈴科さんが淹れてくれたお茶ぁぁぁぁ!」 男2「女の子が淹れてくれたお茶……あれ、なんか目から汗が……」 男4「泣くな兄弟……」 男5「お前もな……」 土御門「一方通行の時より、鈴科百合子としての方が幸せそうぜよ」チラッ 上条「あぁ、そうだな」 土御門「鈴科ぁ~~、お茶~~~」ジタバタ 鈴科「お前は……ほら」 土御門「鈴科タンありがと~」 鈴科「誰がタンだ」 上条「……、何だかんだで土御門も嬉しそうじゃねぇか」 上条「腹減ったぁ……流石にお茶だけじゃ足りないなぁ……」 土御門「にゃ~……何か食いに行くぜよ」 上条「そうだなぁ、それがいいか~、青髪ピアス~お前も行くだろ?」 青髪「あぁ、もちろんやん!」 姫神「私も行く。」 吹寄「そうね、私も行こうかしら……打ち止めちゃん達も一緒にどう?」 打ち止め「行く行く~ってミサカはミサカは賛成してみたり」 一方「それじゃァ私達も行くかァ」 土御門「じゃあガ○トでいいかにゃ~」 上条「あぁ、じゃあ行くか」 従業員1「では、こちらへどうぞ」 ゾロゾロ 上条「それにしても、良く空いてたなぁ……ここ人気のファミレスだろ? 待つの覚悟してたんですけど」 吹寄「もう昼時は過ぎたからね、それに午後のお茶の時間にもまだ早いし」 従業員1「こちらがメニューです、ご注文がお決まりになりましたら、そちらのボタンでお呼び下さい」 打ち止め「ハーイ! ってミサカはミサカは元気よく返事してみるよ」 ??「店員さん、追加注文いいかしら?」 従業員1「あ、はい!」 ??「えっと、まず秋の味覚パフェ、後コーヒーのお代わり下さい」 従業員1「少々お待ち下さい」 ??「お前頼みすぎじゃねぇか……パフェ何個目だよ、腹壊しても知らねーぞ」 ??「あら? そうかしら?」 ??「俺の奢りだからって遠慮って言葉忘れてんじゃねぇか?」 ??「忘れて無いわよ。それに俺、なんて言葉今のアンタには似合わないわよ」 ??「好きでこんな身体になった訳じゃねぇ……冥土返し覚えてろよ……」 ??「元はと言えばあんたが第1位に喧嘩吹っ掛けたのが悪いんじゃないの」 ??「……」 ??「それに、冷蔵庫に比べたらマシな方じゃない」 ??「お前も半身と右目無くしただろ」 ??「あら、全身無くした人に言われたく無いわね」 ??「俺は良いんですぅ、第1位にやられたから、お前はレベル0にやられたんだろ?」 ??「手加減してやったのよ」 ??「はいはい、そうですか」 ??「……」 ??「……」 ??「学園都市の技術に感謝だなぁ、今こうして飯食ってる時点で奇跡だからなぁ」 ??「そうね……あんたは大事な物を失ったけど」 ??「……」 ??「……」 ??「だぁぁぁぁぁ、それを言うんじゃねぇぇぇぇ! 俺の息子ぉぉぉぉぉどこ行きやがったぁぁぁぁぁぁぁ! 帰ってこいぃぃぃぃぃ!」 ??「ここでそんな事大声で叫ぶな、周りの人に迷惑でしょ」 ??「あ? こんな時間帯にファミレス来る奴なんて居ねぇ……よ」チラッ 上条「……何々どう言う事でせうか」コソコソ 青髪「……さぁ?」コソコソ 土御門「……鈴科の知り合いっぽいにゃ~」コソコソ 姫神「……」 吹寄「……」 打ち止め「……知り合い? ってミサカはミサカは聞いてみるよ」コソコソ 鈴科「……」 垣根「……」 麦野「はぁ、だから言ったのに……久しぶり~第1位、上条」 鈴科「どうしたんだ? ナース服なんて着て」 垣根「第1位! 何でこんな所に居やがるんだよ!?」 鈴科「そんなの私達の勝手でしょ」 垣根「……なんか丸くなってないか? てか変わってないか? XYがXX的に」 鈴科「元がXXだから、変わったんじゃ無くて戻ったんだ」 垣根「そ、そんなもんか?」 鈴科「えェ、そんなもんだ」 垣根「……」 鈴科「……で、なんでナース服なんだ?」 垣根「それは……」 麦野「冥土返しの趣味?」 垣根「言うんじゃねぇ……」 鈴科「だってお前男だろ?」 麦野「今は女よ、ねぇ?」 垣根「だからお前はぁぁぁぁぁ!」 上条「どういう事だよ?」 麦野「冷蔵庫から人間へコンバートされる時に付け忘れたみたいなの」 上条「冷蔵庫? てか何を……」 麦野「あれよ……あれ」 鈴科「?」 麦野「垣根、パス」 垣根「む、息子を……」 全員「……」 垣根「何だよこの空気! 俺のせいじゃねぇだろ!? 明らかに冥土返しのミスだろぉぉぉぉ!?」 鈴科「じゃあ、今は垣根君じゃ無くて垣根ちゃんなのか?」 垣根「そうですよ、えぇそうですよ!」 鈴科「で、第4位と一緒に何してんだよ」 麦野「バイトの休憩中よ、私たち冥土返しの所でバイトしてんの」 ピンポーン ゴチュウモンオキマリデショウカ ア、コレト コレ アトコレ……アトドリンクバーニンズウブン カシコマリマシター 上条「話を纏めると、垣根が冷蔵庫? から人に戻る為には条件があったと」 垣根「あぁ」 上条「それが、能力の“未元物質”を医療の役に立てる事」 垣根「あぁ」 青髪「そして用意された新しい身体! しかしそれには息子が付いていなかった!! ってことなん? つまり男の娘になってしまったん!?」 垣根「……、あぁ……“付け忘れた”らしい」 土御門「名医と人工の身体の助手……」 吹寄「なんかある漫画を思い出したわ」 姫神「偶然。私も……」 打ち止め「アッチョンブリケ! ってミサカはミサカは急に叫んでみるよ」 土御門「それが正しい選択だにゃ~」 上条「で、麦野さんは?」 麦野「私はついでよ」 上条「ついで?」 麦野「冥土返しが直してくれるって言ったからそれに甘えただけ」 上条「なるほど……」 麦野「あの姿のまんまだとホラーだったからね」 上条「確かに、学園都市に出る妖怪って言われても疑わない姿だったからなぁ」 麦野「酷い……上条、お前そんな風に思ってたんだ」シュン 上条「え? あ? 冗談ですよ、冗談!? あれ? だ、だからそんな落ち込まないで! そんな目向けないでぇぇぇ!」 麦野「冗談よ、冗談。今思うと私もあれは引くもの」 上条「まぁ、元に戻って良かった良かった」 従業員1「お待たせしましたー、ご注文の品は以上ですか?」 吹寄「えぇ、そうね」 従業員1「では、ごゆっくりー」 上条「あ、ちょっと待ってろ飲み物取って来る、希望は?」 土御門「オレも手伝うにゃ~」 青髪「ボクコーラ」 打ち止め「オレンジジュース!」 吹寄「ウーロン茶」 姫神「私もウーロン茶」 麦野「あ、私アイスコーヒー貰おうかしら」 鈴科「私も」 垣根「俺は紅茶で」 上条「了解」 上条「なぁ土御門」 土御門「何だ?」 上条「学園都市ってスゲーな」 土御門「あぁ」 上条「最初、麦野見た時流石に学園都市の技術でも治らねぇって思ったもん」 土御門「だにゃ~、もしかしたら瀕死なら余裕で生き返るレベルになってるにゃー」 上条「後で乾杯するか」 土御門「何に?」 上条「……2人の完治祝い?」 土御門「あぁ、それもいいにゃ~」 上条「あれ? 後何だっけ?」 土御門「紅茶ぜよ」 上条「ほら、皆に行きわたったか」 鈴科「あァ」 麦野「急にどうしたの改まって」 上条「土御門と話したんだけどな、ここで乾杯しようぜ」 吹寄「乾杯? 何に?」 土御門「いいからグラスを持つぜよ」 上条「それでは、2人の完治を祝って! 乾杯!!」 土御門「乾杯!! だにゃ~」 打ち止め「かんぱ~い!!」 吹寄「なるほど、乾杯」 姫神「たまには粋なことも。するんだね。乾杯。」 青髪「男の娘の誕生にかんぱぁぁぁぁぁぁぁい!」 麦野「乾杯!」 鈴科「ほら」 垣根「あぁ」 カーン 鈴科&垣根「乾杯」 青髪「それにしても……」 上条「ん? なんだよ真面目な顔して、付け合わせのパセリっぽいのならやるぞ?」 青髪「違うってー、カミやん」 上条「じゃあ何だよ」 青髪「垣根ちゃん胸大きくあらへん?」 全員「!!」 土御門「確かに……言われればそうだにゃ~」 吹寄「き、貴様! いきなり何を言い出す!」ビシッ 上条「吹寄さん落ち着いて!? フォークは人に向ける物では決してありませんよ! はい、そのフォークをこっちに渡して!」 鈴科「(胸かァ……)」ペタペタ 垣根「まぁ、冥土返しの好みに作られてるからなぁ、確かCらしいぜ」 姫神「C……」 上条「“付け忘れた”じゃ無くて絶対わざとだよな……」 麦野「この中じゃけっこう大きい方じゃないかしら」 垣根「少なくとも打ち止めと第1位には勝ってるな」ニヤリ 鈴科「あァ? 人工の癖に何言ってンだ?」ブチッ 上条「ヒィッ!? 鈴科さんの様子がおかしいですよ!? まるで昔を見ているようです!」コソコソ 土御門「そう言う時は心の中でB連打するぜよ」コソコソ 上条「ポケモンかよ……とか思いつつB連打する上条当麻であった」コソコソ 麦野「B? Aの間違えじゃない?」 鈴科「上条ォ?」ニコ 上条「ひぃぃぃぃぃぃ!? てか麦野さん!? 何でそこだけ聞いてんだ!」 麦野「あら、違ったかしら」ニヤニヤ 上条「全然違ぇよ! てかその笑み! 分かって言ってるだろ!?」 青髪「B以上じゃないと嫌だって言ってたで~」 上条「青髪!? お前ふざけんなよ!?」 吹寄「上条! 貴様は女の子に向かって!」ビシッ 上条「だから! フォークは人に向ける物じゃ無いって!!」 麦野「あら、スタイルのいいあなたが言っても嫌みにしか聞こえないわね~」ニヤニヤ 吹寄「なっ///」 姫神「確かに。吹寄は実はスタイルがいい」 吹寄「姫神さん!?」 姫神「私なんて普通……個性の無い、ただの普通……」 上条「ひ、姫神!? だ、大丈夫普通が一番だから! 少なくともこの中では一番まともですよっ!!」 打ち止め「遺伝子的にミサカには夢が無いって、ミサカはミサカは落ち込んでみたり」ペタペタ 麦野「打ち止めも気にしなくて大丈夫よ~」 打ち止め「何で? ってミサカはミサカは期待に胸を膨らませつつ聞いてみる」 麦野「そりゃあ、ロリもイケるからでしょ。ねぇ上条君?」ニヤニヤ 鈴科「オイ、どォ言う事だァ上条ォ」 上条「あんたは場を混沌とさせるしかやる事無いのかよ!?」 土御門「まぁまぁ、こう言う時は本人に聞くのが一番ぜよ」 シーン 上条「あ、あれ? なんで急に皆黙るんですか?」 麦野「で、どうなの?」 上条「な、何が」 麦野「胸よ胸、大きいの小さいの? それとも普通の?」ニヤニヤ 上条「いやいや、なんでそんな事……」 鈴科「答えよォかァ」カチ 姫神「」ジーッ 垣根「ほら、第1位に現実を教えてやれよ」バサッ 上条「ひぃぃぃ!? 後ろに羽が見えるのは気のせいでせうか!?」ガクガク 鈴科「脅迫とか無しだろォ」バサッ 上条「いやいや、鈴科さん!? 対抗しなくていいですからねっ!?」ブルブル 青髪「そろそろカミやんも年貢を納める時がやってきたんよ」ウンウン 土御門「第1位と第2位に囲まれちゃ無理ぜよ、諦めるにゃ~」ウンウン 麦野「ほら、男らしい所見せてよ」ニヤニヤ 垣根「さぁ」ズイ 鈴科「さァ」ズイ 上条「だ、誰か、誰かぁぁぁぁぁぁぁ」ガクガクブルブル 吹寄「はいはい、そこまでそこまで、全く……周りの人の迷惑でしょ」パンパン 垣根「チッ」 鈴科「はっ!? 私は一体……」 麦野「何? 無意識だったの?」 上条「吹寄! やっぱり吹寄! 流石吹寄ぇぇぇぇぇぇ」ガシッ 吹寄「ちょ、ちょっと手を離しなさい///」 土御門「カミやんちょっと涙目ぜよ」 青髪「よっぽど怖かったんやね~、まぁ自業自得やけど」 打ち止め「いい子いい子ってミサカはミサカは慰めてみるよ」ナデナデ 青髪「……やっぱ許されへんなぁ」 上条「顔が笑って無ぇぞ……」
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/416.html
――― 上条宅@4時 上条「」パチッ 上条「うわ……寝ちゃった……風呂入り忘れた……」 上条「今入ると迷惑に……って……」 上条「何で隣に神裂と番外個体が居るんでせうか?」 上条「俺が寝てる間に何があったんだよ……」 上条「って俺がベッドで寝てたからかぁ……」 上条「じゃあ今から移る……」 番外個体「すぅ~」ダキッ 神裂「」ギュ 上条「いやいや何で腕に抱きついてるんでせうか……ヒィ!?(って腕に柔らかい物が!?)」 上条「ちょっと失礼しますよ~」 番外個体「ヤダ、もう誰も居なくならないで」 上条「あの……起きてるんでせうか」 番外個体「……すぅ~」 上条「寝言か……」 上条「はぁ……朝までもつか? 俺」 ――― とある窓の無いビル 土御門「アレイスター」 アレイスター「なんだこんな夜遅くに」 土御門「実はかくかくしかじかで~」 アレイスター「成る程……と言う事は……徴兵権や金、場所、人員が欲しいと言う事だな?」 土御門「そう言う事だ、どうだ? 頼めるか?」 アレイスター「徴兵権、金は確保してやろう」 土御門「人員と場所は?」 アレイスター「学園都市だ学生のお前達でどうにかしろ」 土御門「了解した」 アレイスター「後、条件を2つ」 土御門「ん?」 アレイスター「1つ、人員はレベル0とレベル1で構成する事」 土御門「理由は」 アレイスター「子供達にもレベル0でもレベル1でも落胆する事は無い、出来ることなら幾らでもある、と言う事を教えるためにだ」 土御門「後1つは?」 アレイスター「絶対に成功させろ」 土御門「ふっ」 土御門「当り前だ」 ――― 上条宅 上条「(しかし……こう見ると……)」チラッ 上条「(番外個体も神裂も美人だよなぁ……)」 上条「(まぁ番外個体は御坂と変わらないんだが……御坂は電撃さえ飛ばして来なきゃモテるルックスしてるだろうに……いや? あれ? 俺にしか飛ばして無いっぽいし、モテてるんじゃないか?)」 上条「(神裂だって大和撫子! って感じで美人だし……こう寮の管理人さんにピッタリだよなぁ……てかイギリスでもモテモテだろ、理想の日本女性って感じだし)」 上条「(あーそう考えるとこうやって並んで寝れるのって奇跡なのか?)」 上条「(……、うん……今はこの幸せを謳歌しよう)」 上条「(……案外番外個体も胸あるんだな……)」 ――― 上条宅@5時 上条「(くっ……結局寝付けなかった……これも2人の所為だ……どうして女の子はこう柔らかいんだよ! いい匂いがするんだよ!)」 ゴソゴソ 上条「ん?」 五和「あ……起してしまいましたか」 上条「五和か、おはよう」 五和「お早うございます」 上条「早起きだな、って……まだ……朝の5時だぞ?」 五和「えぇ、ですが朝ごはんの準備を……」 上条「朝ごはんか……作るの手伝うぞ」 五和「いえいえ、そんな手を煩わすような事!」 上条「まぁあれだ、俺から見たらお客さんだからな、お客さんに何でもやらせるのはマズイだろ?」 五和「ですが……」 上条「いいからいいから、さっさと作ろうぜ」 五和「じゃ、じゃあお言葉に甘えて」 上条「おう、最初からそう言っておけ」 五和「あ、でも」 上条「ん?」 五和「シャワー浴びて来たらどうですか?」 上条「あ……じゃあサッと浴びて来るか……」 もぞもぞ 神裂「ん~朝ですか……」 上条「神裂おはよう」 五和「おはようございます」 神裂「おはようございます……って上条当麻///」 上条「声もう少し抑えようか」 神裂「はっ……失礼しました」 上条「後……」 神裂「は、はい! な、何でしょうか」 上条「シャワー浴びて来るからちょっと袖から指外して欲しいかなぁ……って思ってるんですが」 神裂「あわわわわわ///」カーァッ 上条「ははは、じゃあシャワー浴びて来るよ」 五和「はい、ではその間にメニュー決めておきますね」 上条「おう、よろしく」 番外個体「あ、あれー? 当麻は?」ウトウト 五和「おはようございます、シャワー浴びに行きましたよ」 タタタタ 五和「?」 神裂「どうしたんですか? ミサカが慌ててましたが」 五和「さぁどうしたんでしょうか?」 ――― 風呂@上条 シャーーーー 上条「ふぅ……朝からシャワーはサッパリするなー」ワシャワシャ 上条「いや、でも湯船でゆっくりも捨てがたいんだけどなぁ……今度から気を付けよう」 ガラララ 上条「は?」 番外個体「どこにも行かないで」ダキッ 上条「え? あ? え?」 番外個体「もう誰かが居なくなるのは嫌なの」 上条「あ、あの? 番外個体さん?」 シャーーーーーーーーーー 番外個体「……、え? あれ? 私どうしてここに?」 上条「あの……」 番外個体「きゃーーーーーーーー」 上条「うわああああああああああああああ!?」 ガララララ 神裂「どうしました!?」 五和「一体何が!?」 上条「あ」 神裂「あ」 五和「きゃああああああああああ」 ブン 上条「あべしッ!?」 番外個体「えへへ~何か寝ぼけてたみたい☆」 神裂「全くー人騒がせですね~」 五和「本当にすみません!!」 上条「いやいいよ、いいんだよ、上条さんにはこれがデフォなんだよ、少しの幸せを味わった俺への罰なんだよ」 神裂「で、どうしてあんな事を?」 番外個体「いやーちょっと夢見が悪くて……」 上条「ん? 寝言と関係あるのか?」 番外個体「あー……聞いてた?」 上条「あぁ、まぁな」 番外個体「そう……」 神裂「い、五和! 朝ごはんの仕込み始めましょうか」 五和「そ、そうですね」 上条「あ、じゃあ俺も……」 五和「上条さんはまだ駄目です」 上条「へ?」 五和「ミサカちゃんの話し聞いてあげて下さい」 番外個体「何かごめんね……」 上条「いや、寝ぼけてたなら仕方ねぇよ」 番外個体「うん……」 上条「で? どうしたんだ?」 番外個体「昨日さ……一生居るみたいな話したよね?」 上条「あぁ言ったな~」 番外個体「でさ、私達妹達ってさ、知ってると思うけど加速させて成長させたから普通の人より寿命が短いでしょ?」 上条「……」 番外個体「妹達が次々と死んで行く夢見てね……」 上条「で、“もう誰かが居なくなるのは嫌なの”か……」 番外個体「……」 上条「まぁ俺が言うのもなんだけど……」 上条「どっかの人は言った訳よ」 上条「“あなたが生まれてきた時、周りは笑って、あなたは泣いていたでしょう。あなたが死ぬ時は、周りは泣いて、あなたは笑って死になさい”……だっけかな?」 上条「まぁそりゃあ俺だって死ぬのは怖いし、出来れば死にたく無い。でもいつかは死ぬ時が来る」 上条「だったらさ、どうせ死ぬなら死ぬ時に笑って居られるようにしようぜ」 上条「そのためなら何でもするしな」ナデナデ 番外個体「……」 上条「だから、ほら今は泣いていいから、こっから出たら笑えよ? な?」 番外個体「う、うえぇぇええええぇぇえええん」 上条「俺に出来る事があれば何でもするから、な?」ポンポン 番外個体「絶対?」ヒック 上条「あぁ絶対だ」 番外個体「じゃあもうちょっとだけ……このままでいて///」 上条「お、おう」 ――― キッチン 上条「サッパリしたー、五和手伝うぞ」 五和「あ、じゃあ人数分卵とって貰えます?」 上条「あいよ」 神裂「ネギ切り終わりました」 上条「今日の朝ごはんは?」 五和「今日は和風にご飯とみそ汁と焼き鮭とお浸しですね」 上条「和風だなぁ」 神裂「えぇ」 五和「やっぱり、日本に来たら日本食を作らないといけない気がして」 上条「卵は何に?」 五和「茹でたまごでも作ろうと思いまして。余ったらサンドウィッチの具に出来ますし」 上条「なるほど」 五和「あ、上条さん」 上条「ん?」 五和「そ、その、お弁当作りますか?」 上条「いいのか!?」 五和「えぇ、私の手作りで良ければ」 上条「五和……」 五和「は、はい?」 上条「女の子の手作り弁当は男の夢なんだ……ありがとう、本当にありがとう」 五和「いえ/// 言ってくれればいつでも作りますよ///」 神裂「では、弁当も作りますか」 上条「神裂もありがとうな」 神裂「い、いえ、この位問題無いです///」 上条「じゃあ俺はみそ汁でも作るかな」 フロリス「ふぁ~あ、おはよー」 上条「お、起きたかーそろそろ朝ご飯だから皆起こしてくれ」 フロリス「はーい、キャーリサ、シェリー、インデックスーご飯だー」 シェリー「あぁ……もう朝か」 キャーリサ「んー、まだ眠いし」 フロリス「そんなだらし無くていいの? 当麻に見られてるよ?」 シェリー、キャーリサ「!!」 上条「はは、だらしない2人も新鮮でいいな」 キャーリサ「///」 シェリー「///」 上条「ってインデックスは……そろそろ起きるだろ」 フロリス「なんで分かるの?」 上条「まぁ見てろって」 禁書「んー」モゾモゾ 禁書「」ゴロン 禁書「んー、とうまーお腹すいたー」ノソノソ 上条「な?」 フロリス「便利な腹時計だね」 上条「だろ?」 上条「じゃあそろそろ学校行って来るよ」 五和「あ、これお弁当です」 上条「サンキュー、ありがとうな」 五和「い、いえ///」 上条「神裂もありがとうな」 神裂「感謝されるほどの事でもありませんよ」 キャーリサ「行ってらっしゃい」 シェリー「頑張ってこいよ」 フロリス「行ってらっしゃーい」 禁書「寄り道は駄目なんだよ!」 上条「お前は俺の母さんか! じゃあ行ってくる」 バタン ――― 上条@登校中 上条「そう言えば……あいつ等観光してんのかなぁ」 上条「なんか毎日飯作って貰ったりしてるし……」 上条「んー」 美琴「ちょっと」 上条「ん? ってなんだビリビリもとい御坂か、どうしたんだ?」 美琴「……、まぁいいわ。ちょっとアンタの学校まで案内してよ」 上条「何で?……その荷物と関係あるのか?」 御坂「そうそう、話すと長いんだけど」 上条「あ、じゃあいいや、学校は……」 御坂「聞きなさいよ!」 上条「へいへい」 御坂「実は…… ――― 常盤台寮食堂@朝食 寮監「少し話があるから聞いてくれ」 シーン 寮監「昨日学校から連絡が入り、2年は周囲の学校に宣伝しに行く事になった」 寮監「それで……」 シュ 黒子「全く……人使いの荒い事ですこと」 寮監「わざわざすまないな」 黒子「いえいえ、寮監の頼みであれば……で約束の程は」 寮監「あぁ分かっている」 寮監「このパンフレットを1人1校掲示板に貼らして貰って来い」 ・ ・ ・ って事なのよ」 上条「なるほど……で俺の学校に貼りたい訳ね」 美琴「そうそう。そう言う訳」 上条「なぁ」 美琴「何よ」 上条「別に俺の学校じゃ無くても良いんじゃないか? もっと近い所があっただろ」 美琴「い、良いじゃない別に。それに近場は人気高いし……」 上条「ふーん、それもそうか……じゃ行くか」 美琴「うん!」 美琴「ねぇ」 上条「んー?」 美琴「あの外国の知り合いとは最近どうなの?」 上条「どうなの? って……まぁ上手くやってるよ」 美琴「そう……」 上条「あぁ」 美琴「……」 上条「……」 美琴「ね、ねぇ」 上条「ん?」 美琴「お、お昼暇?」 上条「暇だけど? どうかしたか?」 美琴「そ、その一緒にお昼ご飯でもどうかなーって」 上条「あー俺今日弁当なんだわ、それでもいいなら良いけど……流石にファミレスで弁当食べる訳にもいかないぞ?」 美琴「弁当……」 上条「どうする? 別に俺は良いけど、御坂はどうすんだ?」 美琴「じゃあコンビニで何か買うわよ、じゃあ、昼にあの公園でね」 上条「分かった」 上条「(そう言えば番外個体と御坂ってそっくりだよなぁ)」 上条「(そりゃあ遺伝子レベルでそっくりなのは当たり前なんだが……)」 上条「……」 上条「(いやいや、隣で寝てたのは番外個体であって御坂では無いんだ、いやまぁ御坂だけど御坂じゃないんだよ)」 美琴「どうしたの~♪」 上条「い、いや、今日は機嫌良いなぁと思って」 美琴「何それ、それじゃあまるで私がいつもは機嫌悪いみたいじゃない」 上条「違うのか?」 美琴「違うに決まってるじゃないのよ」 上条「ふーん、なら前からの出会い頭に一発電撃はあれ何だよ」 美琴「あ、あれは……」 上条「ほら、やっぱ機嫌悪いんじゃねぇか」 美琴「な、何よ! そもそもアンタが私の事ビリビリ言うから悪いんじゃない!」 上条「お前だってアンタって言ってんだろ」 美琴「いや、それは……そうだけど」 上条「全く……そんな理由で殺されかけてたら命がいくつあっても足らねぇぞ」 美琴「じゃ、じゃあ」 上条「ん?」 美琴「な、名前で呼んでくれたらいいわよ、許してあげる」 上条「何を許すか知らないけど、いいのか? ほらお嬢様って“低俗な愚民の癖に私の名を呼ぶなんて……ひっ捕らえおろう!”みたいな」 美琴「誰よそれ……それに今まで散々言いたい事言って来て、今さらそんな事言う訳」 上条「それもそうか、じゃあ何て呼べばいいんだ? ……あれ? 今まで御坂って呼んでたよな俺」 美琴「い、いいのよ細かい事は! じゃ、じゃあ私の事は今日から美琴ね」 上条「あぁ、じゃあ俺の事は上条でも上条先輩でも上条君でも何でもいいぞ」 美琴「と、当麻……」 上条「ん?」 美琴「当麻がいい」 上条「別にいいけど……何か……恥ずかしいな」 美琴「な……///」 上条「なんで顔赤くするんでせうか……?」 美琴「///」 御坂妹「(何なんですかあの甘ったるい砂糖菓子の家の中の様な空間は! っとミサカは心の中で叫んでみます!)」 ―――MNW@学園都市部屋 「(って事でミサカはMNWを使って先ほどまでの会話ログを10032号は流してみます」 「(これは……中々距離が近づいたのではないかと10039号は分析してみます)」 「(ここで一つ提案がありますと10032号は発言してみます)」 「(ほう、それは興味深いと10039号は興味を持ってみます)」 「(公園に突撃レポートもといお昼ご飯をご一緒するのはどうですか? と10032号は提案します)」 「(それは良い案ですねと13577号は心から賛成します)」 「(ですがそれだとお姉様の迷惑になりませんか? と19296号は不安を口にします)」 「(ふふふ……甘いね)」 「(だ、誰ですか!? と10032号は在り来たりなリアクションを取ってみます)」 「(番外個体だよ~)」 「(あぁ番外個体ですかと13577号は落胆してみます)」 「(そんな事言っていいのかなぁ~)」 「(全く何ですか? と10039号はと一応聞いてあげる優しさを見せてみます)」 「(toumanokaori.zip このファイルの意味分かるかなぁ~)」 「(そ! それは!! と19090号はリアクションを取ってみます)」 「(反応ありがとー、そう当麻の香りを封入したzipファイルだよ~)」 「(なん……だと……と13577号は驚きのあまり声を失ってみます)」 「(ねぇねぇ欲しく無い? 欲しく無い?)」 「(望みは何ですか! と19090号は肝心な所を聞いてみます)」 「(ふふふ~それはね……)」 ――― とある学校の職員室 小萌「分かりましたー、では掲示板に勝手に貼っててくれて構いませんですー」 美琴「ありがとうございます」 上条「良かったなー……ってこんな時間か、じゃあ俺はこれで……」 小萌「上条ちゃん?」 上条「はい? なんでせうか?」 小萌「ホームルームに少し遅れても良いので、貼るの手伝ってあげて下さいね」 上条「いいんですか?」 小萌「担任の私が言ってるんだからいいんです」 美琴「あ、でも迷惑では……」 小萌「いいんですよー、今日も文化祭の準備で一日潰れますし」 上条「そう言う事なら、行くか美琴」 美琴「う、うん!(い、今美琴って///)」 ――――失礼しましたー 黄泉川「上条の奴、モテモテじゃん」 小萌「全くです、当の本人は気付いて無いみたいですけどね~」 黄泉川「鈍感過ぎるじゃん」 小萌「全くですー」 ――― とある掲示板前 上条「っと、これで最後か」 美琴「そ、その……ありがと」 上条「いいって事よ、俺が居なくても準備は勝手に進んでくしな」 美琴「そう言えば、と、当麻のクラスは何やるの?」 上条「あーっと何だっけ?」 美琴「え? 何? 自分のクラスの出し物も忘れてるの?」 上条「いや、ここ、喉まで来てるんだって」 雲川「オーダーメイドカフェだけど」 上条「おわ!? って先輩ですか……驚かさないで下さいよ」 雲川「ここは私の学年のフロアだけど」 上条「そう言えばそうでした」 美琴「あ、あの」 雲川「あぁ、超電磁砲か、初めましてかな?」 美琴「え、えぇ(何で私の事……)」 上条「この人は雲川先輩、まぁタチの悪い先輩だよ」 雲川「くくく、初対面の人にそんな紹介はちょっとおかしいと思うけど」 上条「はいはい、言うほど気にして無いでしょ」 雲川「ふ、確かだけど」 美琴「あ、始めまして、御坂美琴です」 雲川「あぁ、初めまして、噂はかねがね聞いてるけど」 美琴「噂?」 雲川「あぁ、噂を……そうそう幻想御手とかね」 美琴「!?」 上条「?? あ、そうそう先輩」 雲川「ん?」 上条「えっと、確かバッグに……っと、はい」 雲川「何だい、この皺くちゃな袋は……中に何か入ってるようだけど」 上条「まぁ開けてみて下さいよ」 雲川「こ、これは!」 上条「前デパート行った時欲しそうだったじゃないですか、日頃のお礼を込めてプレゼントです」 美琴「(な、な、何で当麻が!? てか何で気が利いてるのよ!?)」 雲川「……」 上条「あ、あれ? 迷惑でしたか?」 雲川「い、いや……そ、その……」 上条「?」 雲川「あ、ありがとう///」 上条「いえいえ、先輩には色々お世話になりましたし」 雲川「じゃ、じゃあ早速携帯に付けさせてもらうけど」 上条「どうぞどうぞ」 美琴「(あ、あれ? 当麻って普通こんな感じなの?)」 雲川「♪~~そうだ、ここで会ったも何かの縁、お昼一緒にどうかな? 嫌なら別にいいけど」 上条「すみません、お昼は美琴と一緒に公園で食べる約束したんですよ、それでも良いなら」 雲川「別にいいけど」 上条「美琴も良いか?」 美琴「あ、う、うん」 上条「じゃあお昼一緒に行きましょう」 雲川「それは助かるけど」 上条「じゃあ4限が終わったら校門前で」 美琴「じゃ、じゃあ貼り終わったし戻るね」 上条「おう、公園でなー」 美琴「(どうしてこうなるのよォォォおおおおおおおおおおおおお――ッ)」 ガララッ 上条「遅れて済みませ~ん」 女1「おはよー」 吹寄「おはよう」 姫神「おはよう。」 鈴科「よォ」 打ち止め「おはよう! ってミサカはミサカは元気に挨拶してみるよ」 上条「おう、おはよー」 男3「来やがったか……」 男4「あぁ今日は常盤台のお嬢様と登校だってよ……」 上条「何故に教室に着いた早々非難の眼差しを浴びなければいけないんでせうか」 男5「どの口が言うんだどの口が」 土御門「おーいカミやーん」 青髪「ちょっとちょっと」 土御門「とりあえず男子便所行くぜい」 上条「おい、作業はいいのかよ」 土御門「問題無いにゃー」 土御門「昨日の話しについてだにゃー」 上条「お! どうなった!?」 青髪「そうそうカミやんが来るまでーて言うて教えてくれなかったんや」 土御門「簡単に言うと、金と徴兵権は手に入れたにゃー」 上条「って事は」 青髪「金は無限に湧き出て来るって事なん?」 土御門「レベル4や5の奴を学園都市統括理事長の名の下集める事が出来るにゃー。それと金が無限に出て来るって言っても、ちゃんとこれに関係のある事にしか使えないぜい」 上条「おぉ……スゲーな」 土御門「で、俺達がやる事は1つあるぜい」 上条「やる事?」 青髪「なんやの? それ」 土御門「人員……まぁ雑用は俺達が集める事になったぜい」 上条「ふーん、てか雑用って何やるんだ?」 土御門「まぁ俺が今考えてるのは会場設置とかかにゃー」 青髪「成る程ー、って事は念動能力辺りの人を集めればいいんやね」 土御門「ところがどっこい、そうはいかんぜよ」 上条「?」 土御門「その雑用はレベル0と1が受け持つって条件になったにゃー」 上条「何でそんな条件なんだよ」 土御門「レベル0や1にもやれる事があるって事を証明するって事らしいぜい」 青髪「ふーん、まぁボクは逆効果だと思うんやけど」 上条「まぁな……でも何も出来ないって諦めちゃうよりは、出来る事があるって事を知るのもいいと思うけどな」 青髪「んー出来る事を知るってのは大切だと思うけどなー」 土御門「用は子供たちがどう感じるかは俺達次第だと思うぜよ」 上条「……責任重大だな」 土御門「俺達の仕事は影の仕事が多いからにゃー、吉と出る事はあっても凶が出る事は無いと思うぜい」 青髪「まぁ気を楽にってことやな」 上条「そうか……で?」 土御門「で?」 上条「俺達はレベル0と1の奴集めれば良いのか?」 土御門「そうだぜい」 青髪「ふーん、でもこのクラスでレベル0言うたら」 上条「姫神位か? 他の奴らは2はあるだろ」 土御門「って事だから誘って来て欲しいにゃー」 上条「分かった」 青髪「んーレベル0と1の知り合いなんておったかなぁ~」 土御門「あぁそうそう」 上条「なんだ?」 土御門「今日は第1回ミーティングだぜい、店も予約してあるからよろしくにゃー」 青髪「それは幾らなんでも見切り発車し過ぎちゃうの!?」 上条「店って……」 土御門「今日は焼き肉食べ放題だぜい、それに懇談って事で参加費はタダにゃー」 上条「なんと!?」 青髪「太っ腹すぎやろ!」 土御門「って事だからジャンジャン誘ってくれにゃー」 上条「レベル5の奴らは呼ぶのか?」 土御門「奴らはまだいいぜい」 青髪「そんなもんやの?」 土御門「そもそもあいつ等には俺らが首謀者って事を知らせないにゃー」 上条「それまた何で?」 土御門「そりゃー普通に考えて顔がバレたら命令しにくいぜい」 上条「いや、お前そう言うの関係無く命令するだろ」 青髪「まぁーでも、顔がバレて無い方が命令しやすいのは確かやねー」 上条「そんなもんか……」 土御門「って事で声掛けよろしくにゃー、場所はメールしとくぜい」 上条「分かった、じゃあさっさと教室戻るか」 青髪「せやな、連絡するのは休み時間の間でいいし」 吹寄「貴様ら何処行ってた! もう1限終わるぞ!」 青髪上条土御門「「「すみませんでしたー!」」」 上条「不幸だ……何が問題無いだ……」 上条「さて、レベル0と1の知り合いは……と」 上条「佐天さん、初春ちゃん、浜面か」 上条「他には……あーフレンダもそんな感じだっけ」 上条「風斬は……まぁ論外だな、だって天使だし」 上条「五和達にはこんな事に巻き込む事にもいかないし……」 上条「こんなもんかなぁ……」 土御門「頼むぜいエツァリ」 エツァリ「何でそんな事やらなきゃいけないんですか……」 土御門「惜しいにゃー超電磁砲の魔法服が直に見れるのになー」 エツァリ「分かりました、手伝いましょう」 土御門「代わり身早いにゃー、後知り合いのあの子達も呼んでくれにゃー」 エツァリ「何で」 Pi 土御門「次は……と」 青髪「レベル0の知り合い言われてもなぁー」 青髪「皆2いってるし」 青髪「んー……んー……」 Prrrr Prrrr 上条「もしもし佐天さん?」 佐天「あ、上条さん! お久しぶりです」 上条「久しぶりか?」 佐天「ははは、何かそう言ってみたくなったんですよねー」 上条「まぁ元気そうでなによりだよ」 佐天「先日会ったばかりですけどねー」 上条「い、意趣返し!?」 佐天「考え過ぎですよー、で何の用ですかー?」 上条「そうそう、今晩暇?」 佐天「(こ、今晩!? てもしかして/// デート?///)ひ、暇ですけど……な、なんですか?」 上条「ちょっと大切な話しがあるんだ」 佐天「///」ドキッ 上条「初春ちゃんと一緒にメールで送る場所に来てくれないか?」 佐天「う、初春と一緒にですか?」 上条「あぁ、あ、お金は要らないから」 佐天「はい、分かりました」 上条「あ、後」 佐天「はい?」 上条「知り合いのレベル0や1にも声掛けてくれると助かる、何人でもいいから呼んでくれていいから」 佐天「はい、分かりました」 上条「じゃ」 Pi 佐天「ちぇ……デートかと思ったのに……でも初春も一緒にって何の話なんだろう……」 Prrrr Prrrr 上条「浜面ーーー」 浜面「何だよこんな時間に」 上条「今晩暇か?」 浜面「まぁ暇だな」 上条「じゃあ今からメール送るからそこに来てくれ」 浜面「え? ちょ? え?」 上条「あ、後、この事フレンダにも伝えておいてくれ、後知り合いのレベル0や1にも声掛けてくれ」 浜面「え? だから何で」 上条「あ、そろそろ授業だから戻るわ」 Pi 浜面「はぁ……」 Prrrr Prrrr 浜面「もしもしフレンダか?」 上条「ふぅ……こんなもんだろ」 土御門「そっちも話し終わったかにゃー」 上条「あぁ、一応知り合いには声掛けた、まぁ知り合いの知り合いも来るしそこそこ来るだろ」 土御門「まー人数は多い方が良いぜい」 上条「それはそうと……先生達には頼まないのか?」 土御門「カミやん。ここは学園都市だぜい、学生がやるから意味があるにゃー」 上条「なるほど」 青髪「いやー参った参ったー」 上条「おう、青髪どうだった?」 青髪「どうも何もあらへんよー皆2いってて誰も誘えなかったわ」 土御門「役に立たないにゃー」 青髪「うるせー」 上条「て事は俺の知り合いと土御門の知り合いだけか」 青髪「なぁなぁ」 土御門「ん?」 青髪「その知り合いって男なんそれとも女の子なん?」 上条「まぁ女の子と男だな」 土御門「まぁ男だぜい……女の子も来るかもだにゃー」 青髪「おおぉーそれは今からワクワクするんやけど」 上条「お前は……」 青髪「まぁまぁ、ならボク達もさっさと作業始めようやないの」 上条「なぁ……」 土御門「ん?」 上条「エプロンっていいよな」 青髪「カミやんは何解りきってる事を言うてんの」 上条「いやいや、ほら、俺も前からいいなぁーとは思ってたけどさ、それって画面の中じゃん、理想じゃん、偶像じゃん、アイドルじゃん?」 土御門「ま、まさか―――ッ」 上条「あぁ、生で見た」 青髪「シネ」シュ 上条「危な!」パチン 青髪「なんなん、カミやん!? 生ってどう言う事なん!? 負け犬同盟はどうなったん!?」 上条「勝手に同盟作ってんじゃねぇーよ!」 土御門「まぁまぁ落ち着くぜよ」 青髪「どうせお前はロリならなんでもいいんやろ!」 土御門「にゃー問題あるかにゃー、生で見れない可哀相な子に言われても悔しくないにゃー」 青髪「うぉぉぉ、ボクは今日初めて怒りに身を任せてみるで!」 上条「ば、バカか!? 落ち着けって!」 青髪「落ち着いてたまるか! 何でボクだけこんな惨めなん!?」 土御門「にゃー、お前だってメイド服っぽい制服のパン屋に居候してんだからエプロンも見放題だにゃー」 青髪「君達は何にも分かっておらへんよ! 確かにエプロン、メイド服もどきは見放題! 見放題やけども!」 上条「だけど何だよ」 青髪「作ってるモンは売り物なんやぁああああああ! そこにボクへの愛は籠ってないんやぁぁぁあああッ!」 上条「愛……って……」 青髪「そうや、エプロンは確かにいいもんや、そこは認めるけどな? エプロンに込められる愛が大事なんや」 上条「どう言う事だってばよ……」 青髪「エプロンはな知っての通り料理を付ける時に着るもんや、だけどな? どうして料理をするのか? 金の為? 仕事だから? 生きる為?」 上条「それは……」 青髪「好きな人に手料理を食べて貰う、そんな気持ちで装備されたエプロンは輝きが違うんよ!」 上条「!!」 土御門「上条、この時電撃走る―――ッって感じにゃー」 上条「確かに……言われてみれば……愛の籠ったエプロン……なんて魅力的なエプロンなんだろう……」 土御門「舞夏のエプロンには愛が籠ってるから心配無いにゃー」 上条「それに比べ俺は……ただエプロンと言うアイテムに踊らされ、その本質を見抜けなかったただの愚者と言う事か……すまなかった青髪、俺は何も解っていなかったんだ……」 土御門&青髪「解ってねぇのはお前だ(ぜい)!!」ビシッ 上条「えっ!?」 上条「あぁー腹減ったな」 青髪「かれこれ3時間はぶっ通しでやってるやん」 土御門「だにゃーどうしてこうなったぜい」 吹寄「貴様らがサボるのがいけないんでしょうが! 1限からサボって!」 上条「まぁまぁ落ち着け吹寄、後5分もすれば4限が終わるんだ」 土御門「吹寄だけなら何とかなると思ってたぜい……」 青髪「鈴科ちゃんもいるやん、これはお手上げやなー」 鈴科「呼ンだかァ、三下共ォ」 上条「呼んでません、呼んでません」 青髪「まぁメイド服で怒られても何にも怖く無いで」 吹寄「まぁ……似合ってるからな……」 姫神「確かに。」 土御門「他のクラスからも男共が覗きに来てる位だぜい」 鈴科「あァ、メアド渡された時はどォしよォかと思ったぜェ」 上条「まぁ……大人しければ可愛いんだが……なぁ土御門」 土御門「何でそこで俺に同意を求めるにゃー!」 鈴科「か、可愛い///」 打ち止め「いやぁ……ちょっと失言があるかなぁってミサカはミサカは懸念してみたり」 姫神「大人しければ。ってとこ?」 打ち止め「あはははってミサカはミサカは笑って誤魔化してみたり」 吹寄「いや、誤魔化してって言っちゃってるでしょ」 鈴科「ほォー……」 青髪「実際どうなん? 能力使用時ってどんな感じなん? 今の様子からじゃ想像出来へんけど」 上条「どS」 土御門「肉食系になるって感じだぜい」 姫神「向こうは。向こうで。話しに花を咲かせてるし。」 青髪「どS肉食系!? いいやんいいやん。責めて貰いたいわー」 上条「まぁ……止めはしないけど……菊の花が良い? 百合の方がいいか?」 土御門「百合子だけに百合の花だにゃーお前の事は一生忘れ無いぜい」 上条「まぁガチでお星様になれるぞ、燃える意味で」 青髪「責められて萌えてお星様とか悪い所無いやん!」 上条「どんだけプラス思考なんだよ……」 鈴科「言いたい事はそれだけかァ?」ニコ 上条「あー、終わったな青髪」 土御門「終わったぜい」 青髪「え? ボク?」 鈴科「なァ、誰がどSだァ?」 上条「え!?」 鈴科「誰が肉食系だァ?」 土御門「!?」 上条「いやいや、ちょっと落ち着いて下さいって」 土御門「そうだにゃー! まずそこの変態ピアスをどうにかするべきだぜい!」 吹寄「確かに変態だったけど、ただ貴様等の発言纏めてただけだからな」 上条「そもそも! どこに怒る要素があったんだよ! どSのどこが悪かったんだよ!」 土御門「そうだそうだ! 肉食系のどこが悪いぜよ!」 吹寄「どSと言われ、肉食系と言われ嬉しい女の子が居ると思ってるのか貴様等は!!」 鈴科「そォ言う事だァ、覚悟しろォ。梅干しがいいかァ?アイアンクローがいいかァ?」 上条「土御門! どうにかしろよ! ベクトルアイアンクローとか[ピーーー]るぞ!」 土御門「何で俺に言うんだにゃー!」 キーンコーンカーンコーン 上条「じゃあ俺はお昼食べて来る」 鈴科「逃げるなァ」 土御門「俺もちょっと用事があるぜい」 吹寄「食べて来るってどこに!」 上条「公園だけど」 吹寄&土御門&青髪「!!」 土御門「止めとくんやカミやん!!」 青髪「無謀と勇気を履き違えたらアカン!」 吹寄「今なら間に合う! 戻れ!」 土御門「聞こえて無いにゃー……スキップしてるぜい……」 青髪「何か浮かれてる感じやったけど……公園で何かあるって事やね」 吹寄「気になるな……しかし……」 打ち止め「何をそんなに慌ててるの!? ってミサカはミサカは動揺してみる!」 鈴科「どうしたンだァ?」 吹寄「アイツは失念してるのよ……」 青髪「普段は学校から出れないんや……」 土御門「にゃー、あいつにバレなきゃ良いんだが……」 打ち止め「え? なんなのなんなの? ってミサカはミサカは湧き出る好奇心をぶつけてみたり!」 青髪&吹寄&土御門「「「災誤よ(や)(ぜい)!」」」 打ち止め「誰? 誰? ってミサカはミサカは聞いてみたり!」 青髪「こればかりは見た方が早いとしか言えないで」 鈴科「どうして慌ててんだァ? 昨日だってファミレス行ったじゃねェか」 吹寄「昨日は授業が終わってたから良いのよ、でも今回は……」 土御門「今日はまだ終わって無いぜい」 鈴科「あァー成る程なァ」 姫神「ねぇ。」 吹寄「何?」 姫神「私達は余裕で外に。出れるんじゃない?」 青髪「それや!」 土御門「カミやんの不幸体質なら絶対捕まるぜい」 姫神「その間に。私達は外に出る。」 吹寄「出て何するのよ」 土御門「そりゃー公園に行って先回りだぜい」 青髪「何であんなに浮かれてたか確かめる必要があるんや!」 鈴科「なァ、普通に“文化祭で使うモン買って来ますゥ”で良いんじァないかァ?」 土御門「……」 青髪「……」 吹寄「……」 姫神「……」 鈴科「え? え? 何か悪い事言ったかァ?」 青髪「つい災誤を出しぬけると思うて失念してたで……」 土御門「踊らされたにゃー……」 姫神「何か。ごめん。」 吹寄「悪く無いのよ」 打ち止め「外に出れるなら彼を追わ無いの? ってミサカはミサカは提案してみたり」 土御門「そうだにゃー、何であんな浮かれてたか知りたいぜい」 青髪「また女の子の匂いがするのは気のせいじゃ無いと思うでー」 吹寄「ま、まぁ私も付き合ってやらない事も無いわよ」 鈴科「私もだァ」 土御門「(気になるって言えば良いのに、素直になれないにゃー)」 姫神「じゃ。行こ。」 土御門「早くしないと見失うぜい」 上条「遅くなってすみません! ……待ちました?」 雲川「いいや、今来たところだけど」 上条「そうですか、じゃあ早速ですが行きましょうか」 雲川「そうだね……と言っても目的地は君しか知らないんだけど」 上条「はは、そうでした。じゃあ行きますか」 雲川「優しくエスコートして貰いたいけど」 上条「お嬢様、では私について来て下さいませ(キリッ」 雲川「……ぷっ」 上条「……笑いたければ笑えよ」 雲川「ははは、やっぱり合わない事はするもんじゃないけど」 上条「乗せられた俺がアホだった……」 雲川「落ち込むなって、こう言うのは空気が大切なんだけど、例えば高級レストランとかだけど」 上条「へいへい、上条さんはそんな空気を吸う事なんて無いですよ」 雲川「まぁまぁ、格好良かったけど」 上条「笑いをこらえた顔で言われてもなんとも思いませんよ」 雲川「まぁそんなに拗ねるなって、まぁ拗ねてる君も良いんだけど」 上条「はいはい、先輩の戯言は置いといてそろそろ行きますか」 雲川「ふふ」 土御門「アイツは……(雲川芹亜……貝積継敏のブレインか)」 青髪「雲川先輩やねーまさか先輩ともフラグ建ててるとはなー」 鈴科「また女かァ」 吹寄「ほら、さっさと後付けるわよ」 姫神「吹寄。ノリノリ。」 打ち止め「なんだか探偵みたいで面白い! ってミサカはミサカはテンションが上がってみたり」 雲川「ちょっとコンビニ寄っていいかな?」 上条「良いですよー」 ――― コンビニ 上条「何買うんですか?」 雲川「飲み物をね、君も何か買うかい? 奢るけど」 上条「あ、いや悪いですよ、前もファミレスで奢って貰っちゃったし」 雲川「あれは労働の対価だけど……まぁいいや、君はいつも何を飲むんだ?」 上条「んー拘りは無いですけど、午後ティーですかね」 雲川「へー、じゃあ私も午後ティーにするけど」 上条「あれ? 何で2本買うんでせうか?」 雲川「何本買っても良いと思うけど。飲み物は1本までって決まりがあったら別だけど」 上条「いやそんな事は……」 雲川「ふふ、後は弁当だけだけど」 上条「じゃあ行きましょうか」 雲川「あぁ、そうだね。超電磁砲を待たせるのも悪いけど」 上条「ですね」 青髪「いやーそう言えばボク弁当持って無かったんや」 吹寄「私はあるわよ」 姫神「私も」 土御門「無いぜい」 鈴科「無いなァ」 打ち止め「どうするの? ってミサカはミサカは聞いてみるよ」 吹寄「じゃあ二手に分かれましょ、弁当がある私と姫神さんはこのまま、弁当無い人はコンビニで買って、私がメールで場所送るから」 土御門「解ったにゃー」 青髪「ほな、さっさと行くかー」 鈴科「あァ」 打ち止め「出発進行ー!! ってミサカはミサカは先導してみるよ」 吹寄「じゃあ私達も」 姫神「うん。」 上条「着きました」 雲川「ここの公園か……」 上条「あれ? 知ってるんですか?」 雲川「あぁ自販機に因縁があるんだけどね」 上条「……呑まれました?」 雲川「……君もかい?」 上条「えぇ」 雲川「君は幾らだい? 私は120円だったけど」 上条「……2千です」 雲川「……君は本当に不幸なんだけど、私も呑まれた時は不幸と思ったが君に比べればマシな方なんだけど」 上条「慣れましたよ、えぇ」 雲川「ふふ、おや、あそこに居るのは超電磁砲なんだけど……隣に居るのは妹みたいだけど」 上条「……御坂妹?」 上条「待ったか?」 美琴「今来たばかりだから気にしないで良いわよ」 御坂妹「こんにちは、とミサカは上条当麻と隣に居る謎の美少女に挨拶をしてみます」 雲川「褒めても何も出ないけど、こんにちは」 上条「えーと、こいつは美琴の年の離れた双子の妹です」 雲川「よろしく、私は雲川芹亜だけど」 御坂妹「ミサカ名前はミサカ10032号です、とミサカは自己紹介してみます」 雲川「そうか、では私も御坂妹と呼んで良い?」 御坂妹「別に構いませんとミサカはその打診を受け入れます」 雲川「それは良かったけど」 上条「じゃあそこの芝生でいいですか?」 雲川「スカートが汚れるのは忍びないが、別にいいけど」 御坂妹「あ、こんな所にブルーシートがとミサカはブルーなタヌキ並みの都合の良さを披露します」 美琴「アンタ知ってたわね」 御坂妹「何のことですか? とミサカは尋ねてみます」 美琴「はぁ……何でも無いわよ……」 上条「何でそんなん持ち歩いてるんだよ」 御坂妹「乙女の秘密ですとミサカは内緒にしてみます」 上条「まぁいいか、じゃあ敷くから誰か端持ってくれ」 美琴「あ、じゃあ私が……」 御坂妹「いえ、お姉様の手を煩わせるにはいけませんとミサカは制止します」 美琴「いいのよ妹は何もしなくて」 御坂妹「いえいえ、ここはミサカがとミサカは手を上げます」 美琴「いやいや私が」 雲川「では私がやるけど」 美琴「……、どうぞどうぞなんて言わないわよ」 上条「おーい、敷いたから座れよー」 黒子「ごきげんよう」 美琴「ななな何でここに居るのよ!!」 黒子「あらあら、午前中そわそわして落ち着きの無かったお姉様でしたから不安になって追いかけてみましたの」 上条「美琴はいい後輩を持ったなぁ……いつもと様子が違うからって言って追いかけてくれる人なんて居ないぞ? 大切にしろよ~」 美琴「うっ……」 黒子「あら、そちらの方は……」 雲川「私は雲川芹亜、彼の先輩だけど」 黒子「初めまして、私は白井黒子と申します」 美琴「はぁ……2人きりの筈だったのに……」ボソッ 御坂妹「では、いただきますとミサカは音頭を取ってみます」 上条美琴雲川黒子「いただきます」 カポッ 上条「うぉぉぉぉぉ!」 美琴「凄……これ当麻が作ったの?」 上条「いえいえ、上条さんにそんな技術がある筈無いですよ」 雲川「と言う事は誰かの手作りになるけど」 上条「あぁ五和と神裂が作ってくれたんだが……すげぇなぁ……」 黒子「お姉様どうしますの? このままではあっという間に差を広げられてしまいますよ」コソコソ 美琴「う……どうしよう」コソコソ 御坂妹「このままではあっという間に差を広げられてしまいますとミサカは繰り返してみます」コソコソ 美琴「同じ事2回も言わなくていいわよ」コソコソ 上条「じゃあ唐揚げから……」パクッ 美琴「」ゴクリ 黒子「」ゴクリ 雲川「」ゴクリ 御坂妹「」ゴクリ 上条「……」パクッ 美琴「何か言いなさいよ!」 上条「」モグモグ 黒子「顔がニヤけてますの」 雲川「余程美味しいらしいけど」 御坂妹「ミサカも食べて良いですか? とミサカは確認を取ってみます」 上条「ほら、口開けろよ、この唐揚げを食わないのは馬鹿だからな」 美琴黒子雲川「!!」 御坂妹「で、では遠慮なくとミサカはアーンと口を開けてみます///」 上条「ほら」 御坂妹「///」パクッ 御坂妹「……」モグモグ 御坂妹「!?」 上条「どうだ?」 御坂妹「」フルフル 美琴「泣いてる……」 黒子「涙が出るほど美味しかったのですわね」 雲川「どんな美味しさか気になるんだけど」 上条「じゃあほら、お前らも食ってみろよ」 雲川「では遠慮せずに貰うけど……」パク 美琴「じゃ、じゃあ」パク 黒子「いただきますの」パク 雲川「旨い……これは絶品だけど……」 黒子「確かに食べる価値はありますわね」 美琴「これは……」 上条「だろ? 俺が同じ鶏肉で作ってもこうはならないよなー……次はどれ食べようかなー」 姫神「私も。食べてみたい」 吹寄「私達も一緒に良いか?」 上条「おぉ、姫神と吹寄か、いいか?」 黒子「えぇ、私は構いませんわ」 美琴「もう何人でも良いわよ……」 御坂妹「まぁまぁチャンスはまだあります、とミサカはお姉様を励まします」 雲川「おや、君は」 吹寄「こんにちは、雲川先輩」 雲川「こんにちは……そちらは……確か姫神さんだったけど」 姫神「どうして。私の名前を。」 上条「姫神先輩に目つけられるとは……可哀相に」 雲川「転校してきた時期が時期だからね、噂は聞いてるけど。それと君とは後でゆっくり話し合わないといけないようだけど」 上条「じょ、冗談ですって」 御坂妹「その割には冷や汗を掻いてますけど、とミサカは要らぬ事を言ってみます」 上条「いや、要らぬ事って解ってるなら言わなくても良いんですよ!?」 雲川「くく、冗談だけど。君と私の間に遠慮は要らないけど」 上条「そう言ってくれて嬉しいですよ」 雲川「ふふ、私も君の信頼には応えるけど」 上条「へーって事は先輩も俺の事信頼してくれてるんですか?」 雲川「ま、まぁ普通の人よりは、し、信頼してるけど///」 上条「へーそうなんですか……」 雲川「……、何だか反応が冷たいんだけど」 上条「そんな事無いですって、ただなんて返せばいいのか解んなくて……」ポリポリ 雲川「そうか/// ではそんな君にはこれをあげるけど」 上条「これってコンビニで買った奴じゃないですか?」 雲川「どう考えても2本は要らなかった様だし、あげるけど」 上条「いや、そんな悪いですよ」 雲川「いいから、年上からの好意は受け取るべきだけど」 上条「いやでも……」 雲川「ほら、いいから手を出すんだけど」 上条「……ありがとうございます」 御坂妹「入る余地がありませんとミサカは呟いてみます」コソコソ 美琴「こんな仲良いなんて……」コソコソ 黒子「強敵ですの……」コソコソ 姫神「これは。マズイ気がする。」コソコソ 吹寄「だけど……味方にすれば心強いわね……味方なら……」コソコソ 青髪「おーいカミやーん」 打ち止め「やっほー! ってミサカはミサカは再会の嬉しさのあまりダイブしてみたり」 上条「グヘッ」 土御門「あーロリに抱きつかれて羨ましいにゃーなー百合たん」 鈴科「誰が百合たンだァ、それに……」 土御門「今はカミやんに抱きつかれても嬉しいかにゃー」ニヤニヤ 鈴科「良かったなァ、少し前だったら独創性あふれるオブジェになってるよォ?」 土御門「ツンな百合たんもそれはそれで良いにゃー」 鈴科「チッ……」 上条「お前ら……全員コンビニ弁当かよ」 青髪「カミやんはボクに何を求めてるんや?」 上条「意外性?」 土御門「弁当だって解ってたら舞夏に頼んだぜい」 鈴科「そ、そォだァ、私も弁当だと知ってたら作って来たよォ」 打ち止め「えーってミサカはミサカは疑いの目を……ってイタイイタイ細い指が丁度こめかみに食い込んでるってミサカはミサカは実況してみたり!」 美琴「わ、私だって知ってたら作って来たわよ」 黒子「以下同文ですわ」 雲川「そうだな、言われれば作って来たのは確かだけど」 吹寄「そうね」 上条「へぇーじゃあこの中で一番料理が上手いのは誰なんだろうな」 土御門「あー爆弾投下しやがったにゃー」 美琴「じゃ、じゃあ私今度弁当作って来てあげるわよ」 上条「いやいや何でそうなるんですか!?」 雲川「じゃあ私が」 黒子「いえいえ、そこは私が」 吹寄「そこは、わ、私だって」 姫神「私の方が。」 鈴科「じゃ、じゃあ私もォ」 御坂妹「いやいや私がとミサカ10032号は天丼な気がしながら手を挙げてみます」 打ち止め「あ、面白そう! ってミサカはミサカは立候補してみたり」 上条「いやいや何で」土御門「話しは解ったぜい!」 鈴科「解ったってだからなンだよ」 土御門「ふふふ、君達が料理の腕を競いたいと言う事は解ったにゃー」 土御門「なら競っちゃえば良いぜい」 美琴「でもどうやって競うのよ」 土御門「「愛エプ」って知ってるかにゃー」 吹寄「愛のエプロンって言うあれ?」 土御門「それだぜい、って事でここに愛のエプロンin学園都市の開催を宣言するぜい!」 上条「いや、お前の一存で出来る筈……」 青髪「カミやん……彼はやると言ったらやる男や……今日思い知ったやろ……」 上条「いやいや、流石に出来る筈無いだろ……」 土御門「ちょっと席外すぜよ」 青髪「早く戻ってこうへんと弁当無くなるでー」 打ち止め「あー美味しそうな唐揚げー! ってミサカはミサカは弁当箱リサーチの結果を発表してみたり!」 上条「ほら、口あけて」 打ち止め「あーん」モグモグ 青髪「その箸売ってくれへん」 吹寄「アホかっ! 時と場合を考えろ!」 美琴「いやいや、それじゃあ隠れてって言ってるみたいじゃない」 黒子「ふふ、貴方とは話が合いそうですわね」 青髪「あら、黒子ちゃんもこっちの人で」 黒子「えぇ、とは言っても私は合法的に手に入れてますけど」 青髪「ボクだって法には反してないで」 上条「お前らそんな事してる時点で道徳的に問題ありだからな」 鈴科「どうだ? 旨いのか?」 打ち止め「この唐揚げは絶品かも! ってミサカはミサカは評価してみたり」 上条「だろ?」 御坂妹「別に貴方が作った訳じゃないでしょうと、ミサカ10032号はつっこんでみます」 上条「ぐ……まぁそこは気にしない方向で」 土御門「ただいまにゃー」 上条「お帰りー、何して来たんだよ」 土御門「理事会の知り合いに許可貰って来たぜい」 全員「!?」 土御門「って事で愛エプ開催決定にゃー!」パチパチパチ ――― そんな訳で食後 土御門「じゃあ追って連絡するにゃー」 上条「マジでやるのかよ!」 美琴「えぇ望む所よ!」 黒子「では、私達は学園祭の準備がありますので」 美琴「そうね」 黒子「では、これで」シュ 吹寄「空間移動って便利よね」 姫神「羨ましい?」 吹寄「さぁ? どうでしょう」 御坂妹「皆さんはこれからどうするんですか? とミサカ10032号は確認を取ってみます」 上条「どうすんだ?」 吹寄「学校に戻って作業の続きでしょう」 青髪「えーでもボクら、驚異的なスピードで割り振られた仕事終わらせてしもうたし」 土御門「そうにゃー、休み無しノンストップで稼働したぜい、もうクタクタだにゃー」 上条「まぁ俺達が悪いんだが、もうサボらないと決心させるには充分な仕打ちだったな」 姫神「どんまい。」 吹寄「他の人手伝うとか色々やる事あるでしょ」 鈴科「あァーでも、このまま入ったら怒られるのは確定だなァ」 打ち止め「何で? ってミサカはミサカは質問してみたり」 鈴科「だって“文化祭に必要な物買って来ますゥ”って良い訳携えて外出たのに買った物が無ければ疑われるだろォ」 青髪「見つからず戻るなんて芸当出来そうに無いでー。まぁ小萌せんせーに怒られるなら本望やけど」 土御門「災誤の可能性もあるにゃー」 青髪「……どうにかならへんの!? ゴリラの汗臭い締め技はもう勘弁や!」 土御門「仕方ないにゃー。俺が一肌脱ぐぜい」 鈴科「どォすんだァ?」 土御門「まぁ見てれば解るにゃー」 Prrrr,Prrrr 結標「……何か用?」 土御門「ちょっと仕事を頼みたいにゃー」 結標「やだ、面倒臭い」 土御門「人を運ぶ簡単なお仕事だぜい」 結標「仕事って事は報酬があるんでしょうね」 土御門「何が望みだぜい?」 結標「そうね、今日真夜中に起こしてアレイスターと話さなければいけなかった内容で良いわよ」 土御門「だから不機嫌なのかにゃー」 結標「交渉は決裂ね」 土御門「解ったにゃー、教える代わりに他言無用にゃー」 結標「安いと思いなさいよ、じゃあ今どこに居るの?」 結標「あははははは」 鈴科「笑うンじゃねェ」 結標「一方通行が……メイド服……」プププ 土御門「お楽しみの所悪いが早く頼むぜい」 結標「そうね、じゃあ学校のトイレまでテレポートさせるわ」 青髪「何でトイレなん?」 結標「あんた、もし教室に先生が居たらとか考えない訳?」 雲川「わざわざすまないね、お礼を言うけど」 結標「別にお礼なんて要らないわ、仕事だし」 上条「あ、あれ? 俺は?」 全員「……」 上条「まさか……」 結標「じゃあさっさと運んで行くわよ」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 御坂妹「まあまあとミサカは悲しみが映ってる背中を撫でてみます」 上条「御坂妹……お前だけだよ……心配してくれるのは……」 結標「全く、人使いの荒い奴ね」シュ 上条「結標?」 結標「土御門から伝言でこいつに『今日の事話してやって欲しいにゃー』だって」 上条「……もう一度言って」 結標「『今夜の事話してやって欲しいにゃー』?」 上条「もう一度」 結標「『今夜の事話してやって欲しいにゃー』」 御坂妹「にゃー……ふふふ」 結標「なっ/// 上条!///」 上条「いや、スマン。土御門と結標のにゃーの違いにビックリしてたんだ……いいな……」 御坂妹「私のにゃーはどうですか? とミサカは言ってみますにゃー///」 上条「あぁいいぞ、欲を言えば猫耳としっぽ付けてくれれば完璧だ」 結標「はぁ……男はそんな会話しかしないの?」 上条「だってこんな会話しないとやっていけないですよ、帰ったら怒られるのほぼ確定ですし」 御坂妹「大丈夫です、ミサカはそんな貴方を受け止めますとミサカは応援します」 上条「今日は御坂妹が輝いて見えるぞ……」 結標「大丈夫よ、買い出しのメモ貰って来し」 上条「成る程……で、結標学校は良いのか?」 結標「い、良いのよ、別に」 上条「あーもしかして……友達居ないのか?」 結標「そ、そんな訳無いじゃない! 何か問題でもある!?」 上条「問題でもある!? っていや別に居れば良いんだけどね」 結標「じゃ、じゃあさっさと買いに行きましょう」 上条「おう……ってメモ見せて」 御坂妹「あ、ミサカも手伝いますとミサカは立候補します」 上条「お、ありがとな」 結標「む……」 御坂妹「ふ……」 上条「じゃあ行くか……釘と両面テープ、ノリ、ボンド……板もか……軽いのから買っていくか」 結標「で? 今日話した事って何なの?」 上条「LEVEL4,5の奴ら集めて何か出し物やるぞって話だったっけかな」 結標「な……」 御坂妹「出し物……何をやるんですか? とミサカは疑問を投げかけてみます」 上条「それはまだ決まって無いんだけど、多分戦隊物になると思うぞ?」 結標「何でそんな事になったのよ!」 上条「ま、対象は幼稚園とかなんだけどな、LEVEL4とか5見て勉学へ励む切っ掛けにになれば良いんじゃないかって理由だよ」 結標「ふーん……、最もらしい理由はあるのね」 上条「それに結標ってショタコンなんだろ? 丁度いいんじゃない?」 結標「な……誰から聞いたのよ! っ1人しか居ないかあのシスコン軍曹!」 上条「違うのか?」 結標「違うわよ!」 御坂妹「へーとミサカはジト目で見てみます」 結標「違うって言ったら違うの!」 上条「解った解った」 結標「返事は1回!」 上条「解りましたー」 結標「伸ばさないの!」 上条「はい、あ、後この話は他のLEVEL4,5の奴らには内緒な?」 結標「はいはい、解ってるわ。土御門と約束したから大丈夫よ」 上条「御坂妹も内緒にな」 御坂妹「了解しましたが口止め料が欲しいですとミサカはお願いしてみます」 結標「あ、私も何か欲しいなぁー」 上条「え……そう言うのは土御門に頼んだ方が良いの買って貰えるぞ?」 結標「いよ別に、アイツから買って貰っても嬉しく無いし」 御坂妹「そうですね、まだ貴方から貰った方が黙ってる気になりますとミサカは結論付けます」 上条「嬉しいって……誰から買って貰っても同じだろ?」 御坂妹&結標「はぁ……」 上条「何ですかその息ピッタリの溜息は!? ……そうだな、じゃあ釘でいいか?」 結標「……、それは釘を体内に入れて欲しいって事?」 御坂妹「そうですね、ミサカも同じ事を思いました」 上条「嘘です冗談です」 結標「そうねー……」 御坂妹「その前に買い出しを済ませた方が良いんじゃないでしょうか? とミサカは問い掛けてみます」 上条「そうだな、じゃあ2人とも考えといてくれよ」 結標「覚悟しといてね」 上条「お手柔らかにお願いします」 ――― またデパート 上条「毎日来てる気がするこのデパート」 結標「そうなの?」 上条「あぁ3日連続だ……」 御坂妹「仕方ないですよとミサカはフォローします」 上条「まぁここに来れば大体揃うんだよなー、デパートに板とか普通売って無いのに」 結標「まぁこのデパートは企業がテスト販売に用いるデパートだし、仕方ないのよ」 上条「マジか」 結標「マジよ」 御坂妹「マジですとミサカは補足します」 上条「そうなのか……とりあえずは文具コーナーだな」 結標「消しゴムで消えるボールペンは知ってたけど消しゴムで消えるセロハンテープって……」 上条「凄いな、それ本当にセロハンなのか? てか意味あんのかよ」 御坂妹「そうですね……封筒を破かずに開けれると思えば……とミサカは苦しいフォローをしてみます」 上条「いや、もう封筒自体旧時代の遺産って言うか殆ど最近はメールだろ」 結標「でも能力開発の結果って紙で来るのよねー」 上条「ぐっ……結標は見るのが楽しみだろうけど俺にとっては死刑執行と同じ位の威力だぞ?」 結標「今は違うでしょ?」 上条「まぁな、慣れた? 違うな、ケジメを付けたのかな?」 御坂妹「その右手で何人もの幻想をぶち殺して来ましたからね、とミサカは言ってみます」 上条「何か他人から言われると恥ずかしいな……まぁやれる事をやってただけだ、右手の有無は関係ないと思うけどな」 結標「ふーん……」 上条「ここで買うのは……両面テープとノリか」 御坂妹「何個必要なんですか? とミサカは訪ねてみます」 上条「そうだなー5個ずつ買って行けばいいだろ」 上条「これで最後だな」 結標「案外早く終わったわね」 上条「3人だと捗るな……2人ともありがとう」 御坂妹「いえいえこれ位なんて事無いですとミサカは言ってみます」 上条「じゃあ学校戻るか」 結標「そうね、行きましょうか」 御坂妹「確かこっちですね、とミサカは先導してみます」 上条「来るの?」 結標「え? 駄目なの?」 上条「いやいや流石に……ねぇ?」 結標「学校前までならいいかしら?」 上条「そうだな……っと忘れないうちに、ちょっと電話してくる」 Prrrr,Prrrr フロリス「はい、こちら上条ランドですが」 上条「ランドって何だランドって!」 フロリス「ありゃ、当麻か。何か用?」 上条「あぁ、五和達に今日の晩御飯は要らないって言っといてくれないか?」 フロリス「何? 外食?」 上条「懇談会ってやつで相談する事とか色々ある見たいだし、帰るの遅くなると思う」 フロリス「りょうか―い、お土産よろしくね」 上条「覚えてたらな」 Pi 上条「じゃあ行くか」 結標「えぇ」 上条「……何か視線を感じるんですが、良く無い視線が」 結標「そうかしら?」 御坂妹「気のせいでは? とミサカは……」 不良E「おい兄ちゃん、良い身分やなー両サイドに女引き連れて」 上条「ほらほらほら!」 結標「荷物貸して?」 上条「お、おう」 結標「」シュ 不良E「なんのつも」ゴツン……ドサッ 上条「うわっ……板の角がモロに頭に入ったぞ……」 結標「大丈夫よ、きっと」 御坂妹「便利な能力ですねと、ミサカは褒めてみます」 結標「まぁね」 上条「あーそんな呑気な話してる暇ねーぞ」 不良D[あ? 何やってくれて?」ゴツン……ドサッ 不良F「ちょ」ゴツン……ドサッ 上条「容赦無いな……(最近絡まれる率が半端無い気がするんですが……)」 結標「こんなのに付き合ってる時間がもったいないわ」 上条「さいですか」 御坂妹「では気を取り直していきましょうか」 ――― 学校前 上条「やっと着いた……」 結標「案外早く着いたわね……」 御坂妹「そうですね、話してると短いものですとミサカは少し寂しがってみます」 上条「だなー楽しい時間は直ぐ過ぎるってこういう時に言うんだろうなー」 結標「ね、ねぇ」 上条「ん?」 結標「連絡先……教えてくれる? ほ、ほら口止め料の事について連絡したいし!」 上条「あぁ俺の連絡先なら幾らでも教えるぞ?」 御坂妹「良かったですねとミサカは称賛してみます」 結標「う、うるさいわね///」 上条「じゃあ赤外線俺から送るわ」 上条「不幸だ……」 土御門「下校時の校門前であんな事やってるのが悪いにゃー」 青髪「そうやでー自業自得やん」 上条「いやいや……だからって何で災誤まで追っかけて来るんだよ!」 土御門「ゴリラは浮いた噂聞かないからにゃー、見てて腹立つんだぜい」 青髪「ボクもあの年で浮いた噂なければカミやんの事殴ってたで」 上条「……」 土御門「まぁそろそろ約束の時間にゃー。さっさと行くぜい」 ――― 焼き肉屋前 上条「佐天さんと初春ちゃん、来てくれたんだ」 佐天「あ、上条さん! こんばんはー」 初春「こんばんはー、何の集まり何ですか?」 上条「それは後であそこの金髪サングラスが説明するよ……で、えっと後ろの子も知り合い?」 佐天「あ、はい、アケミに、マコちん、むーちゃんです」 むー「初めましてー上条さん! 涙子からは色々話しは聞いてます! 上条「話し?」 佐天「///」 マコ「初めまして」 アケミ「初めましてー」 上条「初めまして、よろしくね」 浜面「おい、上条」 上条「浜面も来てくれたのか」 浜面「あぁ……でこっちが」 服部「服部半蔵だ」 上条「初めまして」 浜面「LEVEL0と1の知り合いは多いんだがな、一応荒れないようにリーダー格の半蔵に声かけた」 服部「だから俺はリーダーじゃ無いだろ」 浜面「まぁ良いだろ、それに俺はもう戻る気無いしな」 上条「詳しい事は後で話しがあると思う」 ――― 懇談会@焼き肉屋 土御門「今回はお集まりいただきありがとうにゃー、今日の主催者の土御門元春だぜい」 土御門「まぁ何で呼ばれたか、とか色々不明な点があると思うぜい。ではカミやん、説明よろしくにゃー」 上条「俺!?」 青髪「ほら! カミやん」 上条「……ゴホン、皆、今日集まってくれてありがとう。土御門が言った通り何で呼ばれたか分からない人がほとんどだと思う……まぁ説明しなかった俺達が悪いんだけど」 上条「簡単に言うと、俺達に力を貸して欲しいんだ」 佐天「力……ですか?」 上条「あぁ、とある切っ掛けにより統括理事会の名の元に俺達がイベントをやる事になったんだけど」 上条「そのイベントってのが幼稚園生や小学生にLEVEL5や4の凄さを知って貰って、これからの能力開発の糧にして貰う為に能力ショーをやろうって話なんだ」 上条「で、その手伝いを俺達LEVEL0と1が引きうける事になったんだ」 浜面「つー事は何だ? 雑用を俺達に任せるって話なのか?」 上条「まぁそうなるけど勘違いしないで欲しい、もしLEVEL0や1になっても出来る事があるって事を知って貰う為なんだ。ただの雑用じゃ無いって事を知って欲しい」 土御門「カミやん説明ありがとうにゃー、聞いても分かるけど俺はこのイベントを通じて無能力者でもやれる事はあるって事を知って欲しいんだぜい」 土御門「質問はあるかにゃー?」 ステファニー「私を呼んだ理由は」 土御門「絹旗最愛も出る」 ステファニー「な……!?」 土御門「後は協力するなら話す」 ステファニー「ふん」 上条「?」 海原「あの話しは本当ですか?」 土御門「大丈夫だ、問題無いにゃー」 土御門「じゃあここに居る全員は手伝ってくれるって事でいいんだにゃー?」 アケミ「はい」 むー「勿論ですよ」 マコ「はい」 海原「えぇ」 浜面「服部はいいのか?」 服部「あぁ……1人のLEVEL0として手伝うさ」 佐天「初春ー」 初春「解ってますって、やりましょう」 ステファニー「……」 土御門「じゃあ手元のグラスを持ってくれにゃー」 土御門「乾杯!!」 「「「「「「「乾杯!」」」」」」 ステファニー「さぁ、詳しく教えて貰おうじゃない」 海原(エツァリ)「そうですね」 土御門「解ったから海原顔近いにゃー、あ、姉ちゃん、ハラミ、タン、牛ロース、それぞれ10人前ずつ」 ステファニー「で?」 土御門「まぁ俺達はレベル4や5の凄さを子供達に見せる為に集まったもんだぜい」 海原「まぁ、そう言えるかもしれませんね、どう上手く言おうと、雑用には変わりないですから」 土御門「でにゃー、子供たちが好きなのって何だと思うぜい?」 ステファニー「お……お菓子とか」 土御門「子供だにゃー」 ステファニー「な///」 海原「まぁ……貴方が言っていた事を踏まえると魔法少女……もといヒーローですか?」 土御門「そうだぜい、で……だ、お前らはヒーローショーって知ってるにゃー?」 ステファニー「あー、スーパーの屋上とかでやってるやつ?」 海原「外人なのに詳しいんですね」 ステファニー「何よ、知ってて悪いの?」 土御門「(お前も外国人だにゃー……)まーまー、そこは置いといて、で、そのヒーローショーに必要な者は知ってるにゃー」 海原「正義のヒーローには悪の秘密結社って所ですか」 土御門「そうにゃー、で、その悪の秘密結社役を……」 ステファニー「私達がやるのね」 海原「ショッカ―役ですか」 土御門「まぁ合法に一矢報いる事は出来るかも知れ無いぜい」 海原「僕は別として学園都市のトップ達に報いることなんて出来る筈ないでしょう、それに何で僕達がそんな事をやるんですか?」 土御門「大富豪で言うと俺達は3、4、精々5って所だにゃー、だけど向こうはK、1、2にゃー。でも俺達には対能力者のジョーカーが1枚あるんだぜい?」 ステファニー「ジョーカー?」 海原「幻想殺し……ですか」 土御門「御名答だにゃー」 ステファニー「幻想殺し……」 土御門「まぁ暗部に係わってたお前なら知ってると思うけど」 ステファニー「異能の力は全て打ち消す能力……」 土御門「まぁまだカミやんには言って無いからにゃー、カミやんが嫌って言えば出来ないけど説得出来れば対能力に関しては問題無いぜい」 ステファニー「説得……」 土御門「色攻め籠絡とかお薦めにゃー」 海原「また直接的に出て来ましたね」 土御門「まぁ、カミやんの事なら困ってる~って言えば助けてくれそうだにゃー」 海原「困ってる~であのメンツに挑むなんて……彼ならやりかねませんね」 土御門「? ステファニー?」 ステファニー「」 海原「フリーズしましたね」 土御門「初心だったにゃー」 浜面&青髪&上条「「「バニー!!」」」 浜面「良かったぁーやっと同士に出会えたぜ、あ、豚ロース、豚タン、ハラミ10人前ずつ」 上条「甘いな……こっからが本番なんだ」 青髪「あなたはどっち!? 赤!? 黒!? どっちがバニーでショー」 浜面「赤だろ」 上条「よかった、お前がそこで白とか言い出さずに」 青髪「白何て言い出したらあそこの金髪サングラスと同じだったで」 浜面「白……だと……」 青髪「あぁ、アイツロリコンやからなー」 浜面「白……」 上条「はま……づら……?」 浜面「ご免、白かも」 青髪「うわぁロリコン一丁入ったでー」 上条「まぁロリコンの気あり、とは前々から思ってたけどなー」 浜面「ろろろろロリコンじゃねぇし! 誰だよロリコン言ってんの!」 上条「お前自分の彼女見て言えよ! 重度とは言わずともあの体型ロリじゃねぇか!」 浜面「いやいやいやいや好きな人がたまたまロリなだけだから! ロリだから好きじゃないから! しかもまだ彼女じゃねぇよ!」 青髪「『まだ』ってなんや『まだ』って!」 上条「こいつ相思相愛な癖にビビって告白できない玉無しロリコン野郎なんだよ、察してやれよ」 浜面「玉無しロリコンとか勝手に名付けてんじゃねぇよ!」 青髪「うるさいでロリコン」 浜面「な……」 服部「まぁまぁ、お前ら落ち着け。他の人の迷惑になるぞ」 上条「こうなったら第三者の意見だ」 青髪「だな」 服部「……、浜面は重度のロリコンだ」 浜面「服部いいぃぃぃーッ!」 佐天「あ、このお肉美味しい!」 初春「ですねー、これがタダで食べれるなんて信じられないです」 むー「ねー」 佐天「うん?」 むー「上条さんのどこが良いの?」 佐天「」ゴホッゴホッ 初春「ひぇ!?」 アケミ「はいはいお水」 佐天「」ゴクゴクゴク マコ「いや、そんなビックリしなくても」 佐天「いきなりそんな話題振って来るのがおかしいでしょ!」 むー「でもさー見てると、普通の高校生って感じしない?」 マコ「だよね」 佐天「ふふふ、君達には解らないんだよ良さが」 むー「なにそれー? 初春も同じ?」 初春「ですねー、ギャップがいいんですよ」 佐天「そうそう、ギャップがねー」 アケミ「む、何その解ってますトーク」 マコ「ギャップかぁ」 佐天「まぁこの話は置いといて、食べようよ」 初春「そうですよ、あ、このお肉焼けてます」 むー「あ、逃げるな!」 青髪「言っておくとボク等はロリコンだから否定してるんちゃうで」 浜面「じゃあ何だよ今までのロリコン連呼は」 上条「あ、今のいいなロリコン連呼ロリコン連呼……何でも無いっけ」 青髪「問題は、ハマやんがロリに似合うバニーを選ぶ事に問題があったんや」 浜面「なん……だと……」 青髪「ボク等はロリコンを責めてるんやない、バニーを正当に評価しなかったロリコンを責めてるんや」 浜面「いやいや! 俺は元々白が……」 青髪「なら何で最初に白って言わなかったんや? 白が好きならなら最初っから言って当り前や」 浜面「くっ……」 上条「君の罪はロリコンだった事じゃ無い、ロリ基準で全て考えてしまう事だ……おいどう言う事だよ青髪」 青髪「まぁボクも途中で何言ってるか解んなくなったで」 浜面「何だそれ!」 上条「纏めると、ロリに合うバニーを選ぶんじゃ無くてバニー単体として選べって事だな……やっぱよく解んねー」 青髪「まぁいいや、さっさと肉食って行こうや」 上条「そうだな」 浜面「何ですか、罵られ損ですか」 上条「まぁ気にすんな」 青髪「ま、ボクもロリ好きやし」 浜面「お前ら……」 服部「ほら、そこの変態バニリズム共、さっさと食ってけ焦げるぞ」 上条「あ、服部さんありがとうございます、てか何ですかバニリズムって」 青髪「いっただっきまーす」 浜面「あ、テメ、それは俺がきっちり育ててた肉だぞ!」 青髪「偉い人は言いました、焼き肉は戦争やと」 上条「まーどうでもいいや、食おうぜ」 浜面「テメェら……お前らの肉がどうなっても知らねぇぞ!」 上条「あ、この肉もーらい」 浜面「あぁぁぁ! もういいぞ、先輩の実力教えてやろうじゃねぇか!」 服部「お前ら喧嘩すんなっての、食べ放題なんだから足りなかったら頼めばいいじゃねぇかよ」 青髪「そうやそうやー」 浜面「お姉さん! カルビ20人前!」 上条「いやいや1種類だけ頼みすぎじゃないでせうか!? 解った肉食ったのは謝るから! 考えなおして!」 青髪「今の無しで! このお任せコースを8人前で!」 フレンダ「遅れてごめんな訳よ」 姫神「こんばんは。」 上条「お、姫神とフレンダも来たか」 浜面「よ、バレて無いよな?」 フレンダ「結局さ、バレ無いように来たから遅れた訳」 上条「姫神もか?」 姫神「そ。吹寄感鋭いから。」 青髪「お、姫神ちゃんも来たんや、って隣の金髪娘は?」 浜面「あぁ、こいつはフレンダ」 フレンダ「結局さ、人の自己紹介の場をとるアホな訳よ」 浜面「ぐ……」 青髪「フレンダちゃんか、よろしゅう」 フレンダ「よろしく」 上条「じゃあ2人も何か肉とかどんどん頼んじゃえよ、飲み放題食い放題だし」 フレンダ「本当にいい訳?」 浜面「あぁ」 姫神「で、何で集まったの?」 上条「あーそう言えばまだ話して無かったな、まぁ食いながら話すよ」 フレンダ「話しは解った訳よ」 姫神「別に。私は手伝う。」 上条「ありがとう姫神、フレンダは?」 フレンダ「……、向こうに麦野はいる訳?」 浜面「……、多分な」 フレンダ「……」 青髪「ん? 何かあったんか?」 浜面「あー、何と言うか川を渡りかけた感じか?」 フレンダ「あれは完全に渡ったし、もうあんな思いは嫌な訳よ」 青髪「川?」 浜面「知らない方がいい、それに麦野はフレンダが生きてるって知らないしな」 上条「言って無いのかよ」 浜面「何て切り出せば良いのか解んなかったんだよ、墓の前でぼろ泣きだすし」 上条「あー実は生きてましたーてへへーなんて言ったら」 フレンダ「1/2に逆戻りしそうな訳よ」 浜面「それは無いって言ってるんだけどな」 上条「1回あったら、起こりうるって事か」 フレンダ「そう言う訳」 姫神「生きてる。……って。」 フレンダ「ご想像の通りな訳」 青髪「いやー川って三途の川ね、どうやったお花畑見えへんかった?」 上条「まぁでも仕事って言っても裏方とかだし、麦野さんと会う事無いだろ」 フレンダ「ホント……?」 上条「あぁ、俺が土御門に言っといてやるから」 フレンダ「なら……私も手伝う訳よ」 浜面「よし、この話はここまでだ、さっさとお前らも肉食え」 青髪「そうやね、明るい席で暗い話はナンセンスやで」 上条「そうだな、ほらフレンダ肉食え食え、俺のやるから」ヒョイヒョイ フレンダ「あ、ちょ、ちょって自分で取るから、そんな心気遣い必要無い訳よ!」 ステファニー「ねぇ」 上条「えーと……」 ステファニー「ステファニー=ゴージャスパレス、ステファニーでいいわ」 上条「ステファニーさん、何ですか?」 ステファニー「ステファニーでいいわ」 上条「ステファニーですか」 ステファニー「えぇ、よろしくね」 上条「こちらこそよろしくお願いします」 ステファニー「それでね、連絡先教えてくれるかな?」 上条「良いですよ」 むー「あ、次私にも教えて下さい!」 マコ「私も良いですか?」 アケミ「私も」 フレンダ「あ、結局私も聞きたい訳よ」 ―――― 青髪「なんやろねこの虚無感は」 浜面「そうだな、ぶっちゃけ羨ましいよな、あんな数の女の子にアドレス聞かれるなんて」 青髪「彼女持ちのハマやんがそんな事言うていいんか?」 浜面「彼女じゃねぇし! それに何だハマやんて」 青髪「ハマちゃんの方がええか?」 浜面「浜面でも仕上でもいいじゃんか」 青髪「じゃあ仕上で」 浜面「お、おう……、なんか自分で呼び方注文した感じで嫌だな」 青髪「そういや自分で~で呼んでーとか言うのってどうかと思うんやけど、あ、別に仕上の事言ってるのとちゃうで?」 浜面「まぁ俺もどうかと思うぜ」 青髪「あー、でも可愛い子なら許されるなー、例えば……そうやな、あのステファニーちゃんがステファンって呼んでって言ったらステファンって呼ぶし」 浜面「俺は外人がそう言うのは別に何とも無いかなー」 青髪「俺はボブライアン、長いからボブって呼んでくれ! って感じや」 浜面「ボブライアンって誰だよ、まぁそんな感じだけど」 青髪「まぁそこは置いといてファンキーなノリって言うの? ああ言う外人とかならいい気がするわ」 浜面「今の状況には?」 青髪「いい気はせんわな、するならどM野郎や」 浜面「はぁ……」 青髪「よし! じゃあボクは突撃して来ますわ」 浜面「おいおいマジかよ……あの上条サークルの中に入れんのかよ……空気読めって思われんぞ」 青髪「あーやっぱり」 浜面「止めとけ止めとけ、モテンズは肉食ってようぜ」 青髪「いや仕上げは彼女候補居るんだしちゃうやろ」ヒョイ 浜面「てめ、だから俺の肉取んじゃねぇよ!」 青髪「恨みはハラミで晴らす」キリッ 浜面「……」 青髪「……」 浜面「ププ……」 青髪「クッ……」 浜面「酷いwwwwww酷過ぎるwwwwww」 青髪「スマンwwwwwwwwwwww今のは酷過ぎやでwwwwwwwwww」 上条「あいつ等のは聞かないのか?」 むー「浜面先輩と青髪先輩は……2人髪染めてて怖いじゃいですか」 上条「良い奴らだぞ?」 アケミ「かも知れないですけど……なんか……」 マコ「怖いです」 ステファニー「あ、秋沙達も教えて貰えるかしら」 姫神「うん。」 むー「あ、私にも教えて下さい!」 アケミ「あ、ズルイ! フレンダさん教えて下さい!」 マコ「私達にも!」 フレンダ「解ったからそんな慌てなくてもいい訳、それに『さん』は要らない訳よ」 上条「(まぁ確かに、身長180もある金髪と青髪に中学の時話しかけれたかと言えば無理だな……)」 服部「ゴクゴクゴクゴク……ぷはぁ~」 土御門「半蔵良い飲みっぷりだにゃー」 海原「そうですね、じゃあ僕も頼みましょう」 土御門「お前は高校生って設定なんやから止めとけ」 海原「貴方も高校生じゃないですか」 土御門「自分の体だから問題ないぜい、そもそもお前の悪行が回り回って向こうに行くのは俺の良心が許さないにゃー」 海原「イヤイヤそんな事微塵も思って無いくせに言わないで下さいよ」 土御門「カイシンシタンダニャー」 海原「胡散臭いです」 土御門「てか本物は何処にいるぜい?」 海原「さぁ?」 服部「何の話か解らんが、高校生で飲むのは関心しない……が、俺も人の事言えたきりじゃないしな」 海原「それにアステカじゃ18で成人ですし、1、2年サバ読んでも問題無いですって」 土御門「にゃー何か酒の席でこんな事言ってるのが馬鹿馬鹿しくなって来たぜい、姉ちゃん、生……お前はどうする?」 海原「じゃあ僕はテキーラで」 服部「テキーラとか大丈夫か?」 海原「えぇアステカの方はテキーラが有名ですから」 服部「へぇーじゃあ俺も」 土御門「じゃあテキーラ3つで」 海原「へー大丈夫ですか? お2人さん」 土御門「にゃー舐めて貰っちゃ困るぜい」 服部「酒を飲んでも呑まれるなよ?」 マコ「ステファニーさんって学園都市出身だったんですか!?」 ステファニー「えぇ」 フレンダ「意外な訳よ」 アケミ「それで傭兵って……凄いですねー」 ステファニー「凄く無いわよ、やりたかったからやっただけだし」 むー「やりたかった……ですか」 ステファニー「そうよ、やりたいからやるって大事だと思うわ。それに貴方達若いんだし、好きな事をやるって大事だと思うわよ?」 佐天「好きな事……ですか……」 ステファニー「そう、好きな事」 姫神「すごい。」 初春「為になります……そう言えば」 ステファニー「何? 質問なら何でも答えるわ」 初春「ステファニーさん何歳ですか?」 ステファニー「」 佐天「あ、ステファニーさんグラス空です!!」ゴポポポ ステファニー「」ゴクゴクゴク むー「初春駄目でしょ!?」コソコソ 初春「えーだって気になるじゃないですかー」コソコソ アケミ「いや……まぁ気になるけど」コソコソ マコ「この話は終わり!」コソコソ 佐天「でも多分20前半位だよね」 むー「うん、スタイルも良いし」 アケミ「髪も奇麗だし」 マコ「普通に美人だと思うけどなー」 ステファニー「そ、そう?」 初春「そうですよ! で何歳ですか?」 佐天「初春ーーー!」 ――― そんなこんなで2時間後 上条「どうしてこうなった……」 姫神「どうして?」 海原「どうして……と言われましても……」 土御門「呑まれたにゃー」 フレンダ「浜面が馬鹿面な訳よ」 服部「」グダー 浜面「」グダー 青髪「あーあ、これもう皆アウトやねー」 上条「どうして……浜面まで……魔術師の仕業か」チラッ 海原「いやいや、何で僕見るんですか。2人が勝手に呑まれたです」 青髪「土御門は平気なんやね」 土御門「まぁ元々酒には強いし、肉体再生のお陰もあるかも知れ無いにゃー」 上条「便利だなその肉体再生ってのも」 土御門「この位の恩恵は欲しいぜい」 フレンダ「どうする訳?」 青髪「今日は解散やなー」 土御門「そうだな、じゃあ金払って来るからその2人どうにかするぜい」 上条「んーどうするか」 青髪「送るって言っても家解らんし……」 上条「フレンダなら解るんじゃないか?」 フレンダ「浜面の家なんか知らない訳よ」 上条「って事は滝壺、絹旗、麦野さん辺りに」 フレンダ「麦野は駄目、麦野は駄目」 上条「……、トラウマか」 姫神「トラウマ。だね」 フレンダ「本当に麦野だけは」ガクガク 上条「解った解った、それにこんな事の為に連絡しないって」 フレンダ「ホント?」 上条「あぁ」ポンポン フレンダ「良かった……」 ――― 女の子の視点 初春「羨ましいですね……」 佐天「うん」 むー「恋する乙女の目ね」 アケミ「ね」 マコ「あんな2人初めて見た」 むー「これが恋の力―――ッ!」 アケミ「気合入ってるね」 むー「だって初めてじゃ無い? このメンバーで恋の話題になるの」 マコ「言われてみれば……」 むー「でしょでしょ! なんかテンション上がるよね!」 アケミ「う、うん」ドキドキ マコ「私までドキドキしてきた」ドキドキ ――― 野郎の視点 海原「可愛いですね」 青髪「怖い夢を見て寝れないから一緒に寝てって感じでこう来る物があったで」 海原「まぁ殺されかけたらしいですし、仕方ないですよね」 青髪「麦野さんそんな人に見えへんかったけどなー」 海原「だからこそ怖いんですよ、きっと」 青髪「ギャップってやつや」 海原「それですね」 青髪「でもSって感じはしてたなー」 海原「Sですか、で何歳ぐらいなんですか?」 青髪「んー僕の見立てだと若くて高校3年……大学位いってそうやったな」 海原「18以上ですか……なんかどうでも良くなってきました」 青髪「重傷やね」 海原「それに僕には好きな人が居るんで」 青髪「成る程、警備員さーんこっちでーす」 海原「いや、勝手に犯罪者にしないで下さいよ」 青髪「スマンスマン、でも年下なんやろ?」 海原「……まぁ、そうですね」 青髪「何歳?」 海原「14~5でしょうか」 青髪「中学生かー微妙やなー、言う所の仮性ロリって所や」 海原「何ですか仮性ロリって」 青髪「ロリコンかどうか微妙な所を指す言葉やで」 海原「そんなもんですか?」 青髪「まぁボクが思うに、本当に好きなら何歳でも良い気がするんやけどね」 海原「僕には貴方が良く解りません」 佐天「どうするんですか?」 海原「こう言う時は……ホテルにぶち込んでおけば問題無いですね」 上条「ホテルかー……近くにあったっけ?」 海原「大丈夫です、僕と青髪さんで連れて行きますから」 青髪「ボク!?」 海原「半蔵さん背負える人貴方か土御門位でしょう」 青髪「あーまぁカミやんよりは適任かなぁ」 初春「あのー……」 上条「ん? どうした?」 アケミ「ステファニーさんが……」 ステファニー「なんなのよもーなんさいならもんくないのよー」 上条「悪酔い……」 フレンダ「顔真っ赤な訳よ」 姫神「なんでこんなになるまで。飲んだの?」 佐天「初春の所為だからね!」 初春「えー」 むー「えーじゃないって! 初春が年の話をするからその分お酒が多くなったんでしょ!」 初春「そうでしたっけ?」 マコ「そうでしたっけ? って」 アケミ「黒初春だ」 上条「んーあの2人と一緒にホテルにぶち込むのもアレだしなー」 青髪「他の物をぶち込まれそうや」 海原「そんな事言うから駄目なんですよ、ほら見て下さい、凄い目で見られてますよ、不潔……とか最低……とか思われてますって」 青髪「嘘嘘、今のは冗談やって!」 上条「こんな時どんな顔すればいいか解らないの」 初春「笑えばいいと思うよ」 佐天「苦笑いしか出来ませんけどね」 フレンダ「むしろ無視が安定だと思う訳よ」 姫神「無視は駄目。せめてノーリアクション。」 初春「何か実感籠ってますね」 姫神「」グスッ 上条「大丈夫、俺はお前を応援してる」 姫神「ありがと……・。」 上条「で、どうするか」 初春「んー……じゃあ私達の寮でいいならどうですか?」 上条「良いのか?」 初春「はい、ここから近いですし」 上条「じゃあお願いしていいかな」 初春「はい」 全員「ご馳走様でしたー」 土御門「にゃー、良いって事にゃーじゃあ連絡がその内行くからその時はよろしくだぜい」 海原「では、僕達はこっちで」 青髪「そうやな、じゃあなカミやん」 上条「じゃあなー」 土御門「お前らは金が無いとかどう言う事ぜい、領収書でも貰って来たなら払うって言うてるのに」 海原「まぁまぁ必要経費って事で」 青髪「そうやそうや」 土御門「貸し1だぜい」 海原「人の金なのに貸し1つとは汚い」 青髪「こんな大人にはなりたく無いで」 土御門「お前らうるさいぜい」 上条「じゃあ俺達も行くか、っと、ステファニーさん掴まって下さい」 ステファニー「なーんなのさーさんってーそんなとしはなれてないんらからー」ブンブン 上条「解ってますって」 佐天「ははは、じゃあこっちです」 初春「可愛いですねー」 アケミ「ねー、でも傭兵だったんですよね」 むー「人生何があるか解らないんだよ、うん」 マコ「いやいや、なんでそんな達観してるの」 むー「ほらね? 色々あったじゃない?」 マコ「……」 佐天「……」 アケミ「……」 上条「(な、なんでせうかこの沈黙は!?)」コソコソ フレンダ「(え、え、何この急な沈黙は、当麻何かした訳!?)」コソコソ 姫神「」ジーッ 上条「(何でも俺のせいにするなての! てか姫神ジト目やめて!)」コソコソ フレンダ「(結局さ、色々であんな目と言ったら1つしか無い訳よ!)」 上条「(なんだよ)」 姫神「(何?)」 フレンダ「(男な訳よ!)」キリッ 姫神上条「「(な、何だってー!!)」」 フレンダ「(中学生の悩みと言ったら男しかない訳よ!)」 上条「(……、お前恋愛経験ゼロとか言ってたくせに何知ったかしてんだ!)」 フレンダ「(細かい事はいい訳! それよりなんとかする訳よ!)」 姫神「(何とかする。)」 上条「(なんとかって何だよ!)」 フレンダ「(俺がいつでも相談に乗るぜ! とか言っておけばいい訳よ)」 上条「(そんな恥ずかしい事言える訳無いだろ!)」 姫神「(その言葉は。自分に帰って来るよ。色々と。)」 フレンダ「(へー、チキンな訳)」 上条「(うるせ!)」 ステファニー「なーにおちこんでんのよー」ダキッ アケミ「わ、わわわわ」 上条「(ナイスステファニー!)そうだそうだー、帰るまでが遠足だって習わなかったか?」 姫神「良く解らないけど。そうだー。」 むー「ですよね、何かすみません湿っぽくなっちゃって!」 マコ「行きましょ行きましょ!」 フレンダ「気にしなくていい訳よ」 上条「まぁお前は何も言えないな」 フレンダ「うるさい訳」ゲシッ 土御門「で、近くのホテルってどこだにゃー」 海原「こっちです……って人引きずって歩くのも疲れますね」 青髪「そうやなー、女の子ならいいんやけど、男はなー」 土御門「女の子なら背負ってムフフだぜい」 青髪「そうやなーそんなシチュがあれば良いんやけど」 土御門「で、胸無いにゃーとか言ってからかって楽しみたいにゃー」 海原「流石ロリコンの鏡」 青髪「まーそう言うのも良いけど普通に感触を楽しんでみたいんよ、何やろねあの魔翌力」 土御門「夢が詰まってるにゃー」 海原「あ、ここです」 土御門「ここって……」 青髪「確かにホテルやけど、いわゆる恋人同士が利用すると言う……」 土御門「ラヴホテルだにゃー」 青髪「ボクこんな所入るの初めてなんやけど、後なにその発音腹立つんやけど」 海原「良いじゃないですか近くて安いし、それとその発音腹が立ちます」 土御門「仕方ないかにゃー、それとそんなヴについて突っ込まれるとは思わなかったぜい」 青髪「疲れたー」ドサッ 海原「人は投げる物じゃないですよ」ドサ 土御門「お前もそう言いながら放り投げてるぜい」 海原「では早速」ゴソゴソ 土御門「海原……何やってるぜい」 海原「え? 見て解らないんですか?」 土御門「信じたく無いから聞いてるんだにゃー」 海原「2人のズボン下ろしてるんじゃないですか、言わせないで下さい恥ずかしい」 青髪「うわ……もしかして海原ってそっち系だったん?」 土御門「ちょっと近付かないでくれ」 海原「いやいや、ちょっと誤解ですって。まぁ想像して下さいよ、2人がこの状態で目を覚ました時を」 青髪「そらー、男2人でトランクス姿でラブホテルで」 土御門「しかも酔ってて何も覚えて無いにゃー」 海原「もし、自分がその立場ならどう思います?」 青髪「そりゃー」 土御門「信じられないにゃー」 海原「」ニヤ 青髪「」ニヤ 土御門「」ニヤ 青髪「手、握らせておくで」 土御門「足もちょっと絡ませるにゃー」 海原「うわー……」 土御門「にゃー……」 青髪「凄いで……、ちょっと写真撮ってこ」パシャ 土御門「じゃあ金置いて俺らは出るぜい」 海原「いや―楽しかったですね」 青髪「海原君の性格の悪さも解った所で解散やな」 海原「ユーモアあふれると言って下さいよ、あ、青髪さん連絡先教えて下さいよ」 青髪「おっと、そういやまだ聞いてなかったで」ピ 土御門「じゃあ俺はこれで失礼するにゃー」 海原「お休みなさい」 青髪「サヨナラーまた明日なー」 土御門「じゃあまた連絡するぜい」 青髪「来たで」 海原「それでは僕達も」 青髪「あぁ、また今度」 海原「お休みなさい」 青髪「おやすみー」 初春「ただいまー」 春上「お帰りなの」 佐天「こんばんわー」 アケミ「おじゃまします」 むー「同じくおじゃましまーす」 マコ「おじゃまします」 春上「皆さんいらっしゃいなの」 上条「ほら、着きましたよ」 ステファニー「なーにーろこについたのー」ブンブン 春上「上条さんお久しぶりなの」 上条「春上ちゃん久しぶり」 ステファニー「むしすんなー」グイグイ 上条「痛い痛い耳痛い痛いから」 ステファニー「ならおしえなさいよー」 初春「もし良かったら泊まって行きませんか? もう夜遅いですしふらふらですし」 ステファニー「らいじょうぶよーよっぱらってなんかいないんらからー」 むー「酔っ払いの酔って無いが一番危険だ! ってお父さん言ってたよ」 マコ「あ、うちのお父さんも言ってました」 アケミ「うちはお母さんだったなー」 上条「って訳ですから今日はここに泊めて貰って下さい」 ステファニー「よってないのにー」 上条「春上ちゃん一泊させてあげてくれないか、明日学校だと思うけどゴメンな」 春上「大丈夫なの」 上条「じゃあ後は頼んだ」 初春「はい、お疲れさまでした」 佐天「お疲れさまでしたー」 バタン むー「んー良く解らないや」 初春「何がですか?」 むー「ギャップって奴」 アケミ「うんうん」 マコ「だよね」 春上「ぎゃっぷなの?」 佐天「良いよ解ら無くて」 春上「もー。仲間外れは酷いなの!」 ステファニー「なーにはなしてるのよー」ダキ 春上「ひゃっ!?」 ステファニー「こんなすべすべなはだしてー」スベスベ 春上「ひゃぁ、くす、ぐったい、なの」 むー「いいぞいいぞーもっとやっちゃえー」 春上「た、助けてなのーーー!」 姫神「お帰り。」 上条「待たせてごめんな。じゃあ俺達も帰るか」 フレンダ「結局さここでお別れな訳よ」 上条「送るぞ?」 フレンダ「誰にいってる訳?」 上条「誰って……2人にだけど」 フレンダ「だから必要無い訳、当麻より強い訳だし秋沙の事送ってあげた方がいい訳」 姫神「私は。別に後で構わない。(その分長く居られるし)」 上条「すまないな姫神。てな訳だ、送らせて貰うぞ」 フレンダ「結局さ、勝手にすればいい訳」 上条「秋かぁ……」 姫神「秋だね。」 上条「そう言えば姫神って秋に沙で“あいさ”なんだよな」 姫神「良く覚えてたね。」 上条「まぁな」 フレンダ「秋と言えばなんな訳?」 上条「スポーツ、読書」 姫神「紅葉。」 上条「紅葉かー、紅葉狩りとかしてみたいよな」 フレンダ「結局さ、紅葉狩りってなんな訳?」 上条「いや……俺も良く知らんが花見の紅葉版だと思う、うん、多分」 姫神「それであってる。」 上条「良かった……、てな訳だ紅葉狩りやりたいよな」 フレンダ「紅葉狩り……ちょっと興味が出て来た訳よ」 上条「俺もやった記憶が無い気がするようなしないような? てかこの辺に紅葉狩りスポットなんてあったか?」 姫神「多分少しならあると思う」 上条「まぁ無くてもバーチャル技術で何とかなるか」 フレンダ「なんかそれは風情が無い訳よ」 上条「まぁここに風情を求めるのはおかしな話な気がするけどな」 姫神「うん。」 ――― フレンダ宅、前 フレンダ「あ、家ここだから」 上条「お、ここか、案外寮と近いな」 姫神「うん。そうだね」 フレンダ「送ってくれてありがとうな訳」 上条「お礼なんていいっていいって、帰り道だったしな」 フレンダ「じゃあおやすみ、今日は楽しかった訳よ」 上条「あぁお休み、また今度よろしくな」 姫神「お休み。」 ――― 女子寮前 姫神「送ってくれてありがと」 上条「おう、俺も一緒に帰れて俺も楽しいしな」 姫神「///」カーッ 上条「じゃあな」 姫神「ねぇ……。」 上条「ん?」 姫神「何でも無い。お休み。明日は遅刻しないでね。」 上条「あぁお休み、また明日な。言っておくと今日も遅刻じゃないからな」 姫神「ふふ。」 上条「じゃあお休み」
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/1995.html
クロマティ高校一年 竹之内 豊 16歳 現在クロマティ高校一学年を仕切る男… 喧嘩の実力、人望の厚さ どれをとっても右に出るものはなく、 三年生さえ一目置く存在となっている。 …だが、そんな彼にもたったひとつ弱点があった。 それは非常に乗り物酔いしやすい体質なのであった。 そんな彼は今―― 「この世の理はすなわち速さだと思いませんか、物事を速くなしとげればそのぶん時間が 有効に使えます、遅いことなら誰でも出来る、20年かければバカでも傑作小説が書ける! 有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家、週刊よりも日刊です、つまり速さこそ有能なのが、 文化の基本法則!そして俺の持論でさ-------ァ!」 ストレイト・クーガーのアルター能力『ラディカル・グッドスピード』によりド派手に改造された 機 関 車 ト ー マ ス に乗り山の手線内を走っていた。 「体調でも悪いのか?たけのみや」 「……。」 【08時30分/日本・東京】 【竹之内 豊@魁!!クロマティ高校】 【状態】乗り物酔い 【装備】 トーマス・クーガースペシャル 【道具】支給品一式 【思考】 1: 降ろしてくれ 【ストレイト・クーガー@スクライド】 【状態】健康 【装備】 トーマス・クーガースペシャル 【道具】支給品一式 【思考】 1:世界を縮める。 2:女性をエスコートしたい 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】 【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】 【ジノ・ヴァインベルグ@コードギアス 死亡確認】 【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】 死因:トーマスに轢かれる