約 1,037 件
https://w.atwiki.jp/dngss5/pages/231.html
プロローグ(マーゴット) ~1~ 今から十数年前。 その日、世界地図からブラジャルは消滅した。 ブラジャーを愛し、世界中のブラジャー生産のシェア98%を占めていたその国は。 南米の地図からその名を消された。 浮遊国家エプシロン王国の存在が知られていなかったのには理由がある。 エプシロン王国に目をつけられた国が容易く滅ぼされるからだ。 故に各国はエプシロン王国の存在を恐れ隠した。 しかし当時のエプシロン王女の 「私だけにブラジャーを作りなさい」 という気まぐれな命令に背いた事によって。 ブラジャルはあっけなく消滅し。 世界にブラジャー恐慌が起きた事で世界の人々はエプシロン王国を再発見したのだ。 ~2~ 背が高い、格好良いと思った。 …ザザ…ブラジャル政府庁舎…消滅を… ザザ…ジャル陸軍…ケベス中将は… ザザ…エプシロン王国の降伏勧告…受諾…ザザ… ガシャ…。 長い脚が雑音を垂れ流すラジオを踏みつぶした。 「ハッ!ケベスの坊やもサ。もうちょっと根性があると思ったんだけどネ」 年齢を感じさせない背筋の伸びた姿勢で軍装の老婆、悪食の魔女は空を見上げる。 魔女は狼のタトゥーが彫られた手で壊れたラジオを拾い上げるとバリボリと噛み砕いた。 「ぷかぷかと偉そうに浮かんで居やがるじゃないカ」 廃墟と化した街の上空にはあの国が浮かんでいる。 魔女の猟犬達がへらへらと笑いながら主の周りに寄り集まってきた。 老人の様な若いような奇妙な兵士たち。 「どうします?マム」 部下の質問に対して壊れたラジオを飲み込み、殺した敵兵の腕をまるでチキンか何かのように掴んで喰らいつく。 その様もおぞましいというよりはどこか品があって美しい。 「てめえらも、随分と洋風な言い分になっちまったナ。前は姐さんとか大佐とか言ってたのにネ。まあ仕方ないサ。喰い足りなイ喰い足りなイ、まったくもって腹がへって仕方ないがネ。依頼人がいなくなっちまったんダ。大人しく引き上げるしかないだろウ?」 「ちがいねえ、うはははは」 魔女と猟犬が笑っている。 あれはこの国の味方ではなかったのか。 涙と呻き声が俺から流れ落ちていく。 「なんダ、生きてるのかイ?」 驚いたような声で魔女が俺を見下ろした。 俺の事をその辺の石ころとでも思っていたのか。 確かに街に転がる死体の数はあまりにも多かった。 そのうちの半分、つまりエプシロン軍の兵士の死体は。 魔女と猟犬が喰い散らかしたものだ。 そして魔女の猟犬も多く死んだ。 こいつらのおかげで少なくない住人が助かったのも事実だろう。 「何ダ何ダ、泣いてるってのかイ?」 俺は。 魔女の足を掴む。 「アハッ、汚らしい塵だと思ったけどネ。どうやら生き物みたいだヨ」 「ぎゃはは、ちがいねえや。塵なら動きやしねえ」 黒い影が俺を取り囲み無数の三日月のような口が汚い笑い声を垂れ流す。 「笑っておやりでないヨ。」 その中でも魔女の笑い声は綺麗だった。 「ババァ…あんたは、何なんだ」 「このガキ!マムに向かって!」 「しっ。黙りナ、坊やの声が聞こえないじゃないのサ」 魔女は人差し指を口に当て、猟犬ども黙らせた。 「私かイ?私達は怖イ怖イ人喰い鬼サ」 「あいつらを殺したのは、なんでだ」 「腹が減ってたからサ」 「この国に来たのはなんでだ」 「しばらく喰ってなかったからサ」 「あんたらは何を喰ってるんだ」 「言っただろウ?私達は人喰いなのサ、宴があれば出向キ、喰って死ヌ」 「なんでこの国に味方したんだ」 「人喰い鬼だって言ってもネ。わりと好き嫌いはあるんだヨ。悪食、悪食。好きな奴らとつるんデ、喰いでのある獲物を喰ウ。そういう意味じゃケベスの坊やは悪くなかったシ、あの空のやつらは不味くて最高だったネ」 魔女の口角が美しく吊り上がる。 「坊やはどうしたいんだイ?死にたいのなら喰ってやっても良いヨ」 俺は。 「犬でいい」 「アハッ」 「あいつらを喰い殺す牙が欲しい」 「アハハハハハハハ!」 「ぎゃはははははは!」 グイと魔女は俺を掴み上げた。 背が高い。 「私の周りじゃア、ヨボヨボの老犬どもが死んでいくだけだと思っていたけどネ」 「ぎゃはははは!確かに俺たちゃ老いぼれだ。死ぬに死ねない老犬だ!」 「アハハ、なんとも勇ましく可愛い子犬だこト」 「笑うなよ、俺は何でもする」 「ギャハハハ!子犬に何ができるんだ!俺たちは死ぬだけだぞ!喰って喰って死ぬだけだ!」 「それでもいい、死ぬまでに何かする」 魔女が片腕を上げると猟犬どもは規則正しく整列した。 「いいヨ、いいじゃないカ。鍛えてあげよウ。調教してあげよウ。私のすべてを叩き込んであげよウ」 「俺達の全てを教えてやる、老いぼれジジイ達の最後の楽しみだ」 魔女が歌い、犬が吠える。 「坊やが最後の人喰いサ、ただし、もうまともな物は食べられないヨ?」 「かまわない」 「可愛い子犬だネ」 魔女が俺の頭を優しく撫でた。 ~3~ 十数年後、現在。 南米エプシロン王国領ノーブラジャル自治共和国(旧ブラジャル共和国)。 ブラジャーを失った国の荒野を武装した兵士が進んでいく。 軍を指揮するのは大統領であるドス・ケベスその人だ。 しかし、指揮車両の上座に座っているのは大統領ではなかった。 あからさまな高級ブランドで身を固め、甲高い声で笑う男。 五賢臣死亡時の補欠候補の一人と目される日本の文部科学省下着部高級官僚ムナタカ。 「反乱と言っても小さな街です、反乱軍と呼ぶほどでもない。わざわざ軍を差し向けずとも良いのでは」 「ブラジャーの密造はねえ。ええ、いけませんとも。密造ブラジャーなどと。大統領自ら禁ブラ法を蔑ろにするわけですか?とても法治国家の元首の言葉とは思えませんがねえ」 「解りました。しかし日本の官僚は余程お暇な様ですな、反乱軍の鎮圧など視察する意味があるとは思えませんが」 ケベス大統領の流暢な日本語の嫌味もこの男には通じない。 ケベスは右目を覆う眼帯を触る。 「ほほ、これは余興ですからねえ。エプシロン王国の方々は娯楽を好まれる」 「戦いを娯楽などと」 「わざわざ大統領に軍を指揮させた意味、解らないわけではないでしょうねえ。ええ。もしかするとブラジャルの方々には阿吽の呼吸とか忖度などと言う事は難しかったですかねえ」 返すムナタカの嫌味をケベスは受け流した。 ドス・ケベスは旧ブラジャル共和国軍の軍人であり魔人だ。 今は傀儡政権の大統領の身ではあるが、かつてエプシロン王国との戦争では英雄と呼ばれ今も国民の人気が高い。 ケベスは僅かに歯を食いしばる。 エプシロン王国の第一王女、フェム=五十鈴=ヴェッシュ=エプシロンは魔人の戦いを好むという噂があった。 「悪趣味な…」 「何か言いましたかねえ?」 「いえ、なにも」 「フェム王女には日本人の血も流れておりますから。ええ、ええ。あの御方の希望を叶えることは国益にも叶うワケですな、最新の軍事技術もアッピールできる。うふ、素晴らしいじゃありませんか、エプシロン王国になら軍事技術を売り込んでも世界中から文句を言われることがないのでぇす。日本の技術の素晴らしさが、ええ!世界に!これはもちろん私の功績ですとも!ならばぁ、わばばばばばっ?」 ずずん、と車両が揺れムナタカが椅子から転がり落ちる。 「何事だ」 「わひゃあ、何なのですか。もっと安全運転をですねえ!」 「先鋒部隊が敵と接触したようです」 「そんな事で、ここまで衝撃が来るはずがないだろう」 「ああ、早く!早く私を起こしなさい!運転手は後で降格させなさい!」 喚くムナタカを後目にケベスは部下の報告を聞き送られてくるデータに目を通す。 「地雷に砲撃だと?ありえない、そんな武装を持つ相手ではないはずだ。しかもこの配置、このタイミング。バカな」 「先鋒部隊壊滅!」 「日本製の自慢の装甲車両はどうした!」 「数分持たず!超常戦闘能力と推測されます!第二部隊通信途絶!第三部隊より救援要請!」 「魔人かッ!」 ~4~ 「おい、なんだ貴様」 政府軍の車両から顔を出した兵士が怒鳴った。 あの顔はブラジャル人じゃない。 「邪魔だ、さっさと退け!轢き殺されたいのか?」 兵士は戦闘車両から生えた巨大なバトルアームを振り上げて俺を威嚇する。 「やってみろよ、轢き殺せるならな」 直後にいくつかの爆発が起き、数台の戦闘車両がひっくり返る。 地雷だ。 「な、なんだ」 「びびってるのかよ、その玩具は強いんじゃないのか?」 「なんだと、貴様。まさか貴様がこれをやったのか!」 遠くでも爆発音が聞こえてくる 「ナイスだ爺さんたち、良い遠吠えだぜ」 「反乱軍か!」 バトルアームの砲身がこちらを向くより早く俺は走る。 「違うな、俺は人喰い(マンイーター)さ」 軍刀の一閃がバトルアームごと戦闘車両を両断した。 「人喰い(マンイーター)おばあちゃん♪」 俺の口から歌が零れ落ちる。 周囲の茂みからにじり出る影のように。 地獄の猟犬どもが現れる。 「敵兵!敵兵!応戦しろ!」 生き残った雑魚が喚く声が聞こえる。 「人喰い(マンイーター)おばあちゃん」 歌に合わせて俺の体が歪む。 「戦争(ウォーゥ)戦争(ウォーゥ)戦争(ウォーゥ)戦争(ウォー)戦争(ウォー)戦争(ウォー)!」 俺の歌に誘われるように人喰い中隊が叫び牙を剥いて哀れな生き残りに襲い掛かった。 ~5~ 「俺のお婆ちゃんは明治生まれの人喰い(マンイーター)」 テクノ調のリズムに合わせて俺の体が変化する。 ババァの若いころの姿は大層な美人だったようだ。 まったく、女の体になった方が強いんだから俺の日々の鍛錬ってやつが虚しくなるぜ。 飛びくる砲弾を一刀両断する。 「奇襲!破壊工作!なんでもドンとこい!さ」 歌いながら猟犬ジジイ達と戦場を駆ける。 ジジイ達はこの十数年で随分と死んで数が減った。 ジジイ達は旧日本軍の非道な人体改造によって基本的に寿命がない。 実年齢は100を超える化け物ぞろいだが見た目は60~70の鍛え上げた爺さん達。 死に場所を戦場と定めた猟犬達。 俺の体が完全に若い女の姿に変わる。 戦場をジジイ達と駆け抜けるババァの姿の方がマジで格好良かったが。 若いころのババァは良い女だったのは間違いない。 爆発音。 伏兵に配置したジジイどもが橋を爆破したのだろう。 これで敵兵力は分断だ。 自分が女の姿になるのは複雑だが。 俺のイメージする最強ってのがジジイどもの昔話。 つまり若いころのババァの活躍なのだから仕方がない。 変身とか日本の魔法少女でもねえだろうが。 出るとこは出て引っ込むところは引っ込む。 変身前の俺と身長がほとんど変わらねえの以外は、いわゆる一般的な美人だろうさ。 前方に敵機動車両兵器、数3. 「要人暗殺! エネミー確殺!元気に ワン、ツー、スリー!(3キル!)」 歌いながら三機を撃破。 大した強さだ。 全てを叩き込むってのはこういう事かよ! あとは指揮官を落とせば。 「ッ?」 何人かの猟犬の気配が消えた。 死んだのは加藤の爺さん達か、あのジジイがやられる相手。 「魔人か…」 俺の前に、屈強な軍人が立っていた。 ~6~ 「女の姿をしているが」 ケベスは右目を覆う眼帯を外す。 「男だな、しかも若い」 「妙な目だな、オッサン」 ケベスの右目は青白く輝きを放つ。 「俺の『真実の魔眼(モザイクブレイカー)』は全ての欺瞞を見通す」 ドス・ケベスが中学生のころ。 こっそり手に入れたAVを見た時、絶望のあまり目覚めた魔人能力だ。 見たいものが隠されるという欺瞞。 この世のあらゆる欺瞞を見抜くその目は確かに戦士や指揮官向きの能力だ。 「ジジイはこれ以上こっちには動かせねえ、他にやることがあるからな」 「指揮官は君か、ならば君を倒せばすべては治められるな」 ガギィン! 俺が無言で繰り出した一撃はケベスのナイフで受け流される。 ドゥン! 流れるような動作で繰り出された銃撃を俺は避けた。 戦闘において攻撃にフェイントなどの動作を混ぜるのは当然の事だ。 それすらも欺瞞として予測するのが『真実の魔眼(モザイクブレイカー)』の力。 「肉体強化を伴う変身能力か、あの兵士達は幻影かとでも思ったが違うようだな」 「アンタも相当だな、オッサン。見ただけでそれがわかるのか」 「あの兵士達には見覚えがある。君は、あの悪食の魔女の関係者なのか」 ギィン、ガギィン。 ドン、ドゥン。 剣閃が火花を散らし、銃弾が舞う。 「かの魔女には礼を言いたいと思っている、君がその身内であるならば。ここは退いて欲しい」 「どうだかなあ」 ねっとりと軍刀の刀身を舐めて俺は曖昧な返事をする 「刃物を舐めるなど、まるで悪役の様だな。それに注目させて何か悪さをするという事でもないようだが」 「悪役ね、人喰い(マンイーター)ってのはさあ、そういうもんじゃねえの?」 遠くで爆発音が聞こえる。 ジジイ達が敵を追い詰めている。 「早くケリをつけなければ我が軍は壊滅だな」 「トラップ楽々 戦場蹂躙♪」 ケベスの呟きに俺は歌って返す。 刀を鞘に納め抜き放つ居合の一閃、この一撃が。 「甘いぞ!少年!」 ガギ! 俺の一撃をケベスはナイフで受ける。 だが。 パキィン! とケベスのナイフが砕け散った。 「なんだとッ!」 「得意のA(attack)B(break)C(critical)!」 ナイフを粉砕し斬り上げた一刀を返す。 上段から振り下ろす一閃でケベスの銃を叩き斬る。 「これでチェックメイトだな、オッサン」 刀を鼻先に突き付けた。 「なるほど、ただの変身ではないのか。その能力は」 「その変な目は伊達じゃねえんだな、ケベス大統領」 「コピーか。肉体能力だけではなく魔人能力までもコピーしたな。あの悪食の魔女の力を」 「それだけだ。俺がコピーできるのは、あの人の能力だけさ」 ~7~ 人喰い(マンイーター)の悪食の魔女。 歩峰鬼子の魔人能力『人喰い(マンイーター)』は。 どんなものでも食べる事ができる、悪食のサバイバル能力であると言われている。 だが。 実のところ彼女の魔人能力は唾液の変質であった。 通常、唾液に含まれるアミラーゼはでんぷん質を分解し、人のエネルギーとなる糖に変える立派な消化液だ。 もしも、宇宙から来たでんぷん生命体が居るとするなら。 人間は口から消化液を分泌する恐ろしいモンスターに見えるだろう。 魔女の魔人能力によって変質した唾液は。 自分自身以外のあらゆるものを分解し、砂糖に変える性質を持つ。 故に、魔女の骨から作り出された軍刀と魔女の髪を編み込み固めた鞘は唾液に浸蝕されなかったが。 受けたナイフは容易く砕け散ったのだ。 魔女の能力を含めてコピーする。 それが歩峰マーゴットの魔人能力『人喰い(マンイーター)』だった。 ~8~ キコキコ…。 車椅子に乗った老婆が壊滅した軍の中心にたどりつく。 「そういえば加藤は何をしているのかネ」 「加藤の爺さんは死んだよ、ババァ」 「ああ、そうだったそうだったネ。忘れっぽくていけなイ」 かつて魔女と呼ばれた女には足がない。 鋼鉄の義足でそれを補っている。 足の骨から削り出した軍刀を今は俺が持っている。 「そういえばお昼ご飯はどうしたのかネ」 「もう喰ったよ、ババァ」 「そうだったネ」 「ひ、ひぃぃぃ!くるな、命だけは!」 俺達の前で汚れてボロボロになった男が泣き喚いた。 「そういえば敵はどうしたんだっけネ」 「もう片付けたよ」 「そうだったそうだったネ」 「おいババァ!」 「なんだイ?」 「ボケたふりするんじゃねえよ!爺どもが死んじまったのにピンピンしやがって」 「ババァのお茶目くらいゆるしてほしいネ。まったく」 と言って鋼鉄の魔女は立ち上がった。 「ひい!」 泣き喚く男ムナタカがさらに怯えて悲鳴を上げる。 「さてコレを見てもらおうかな」 俺が指さすと尾藤の爺さんがタブレットPCをムナタカに向ける。 武藤の爺さんや佐藤の爺さんや、残り少なくなった人喰い中隊(マンイーター)の猟犬達がニヤニヤと笑っている。 「あれ?ええ、あれとは何でしょうか?いえ!動画配信ですね!ハイ!」 「懐かしい顔もうつってるネ。まだ小僧だと思ってたのに立派なジジイになってサ」 TVでは魔人の戦いが中継されている。 高齢の魔人も戦いに参加しているようだ。 「私は、もうああいうのは面倒だからサ、参加する気は無いんだけド」 「は、はい!」 「うちの孫が我儘でネ、あんた偉いんだろウ?」 「は、はいいいいいい!」 ムナタカは恐怖のあまり失禁しながら答える。 「可愛い孫の為に参加権を一つおくれでないかイ?」 「も、もちろんですとも!ええ!私の権限に懸けましても!ええ!」 「偉いわムナタカ。ケベス、そのように取り計らえるのかイ?」 「ああ、できるだろう。確実ではないが。この男の権限なら」 ケベス大統領が端末をムナタカに渡す。 ムナタカは端末を操作する。 「こ、これで。申請はOKです。ハイ!おそらくは!いえ必ず!」 「返事はいつになるのかナ、それを受け取るのハ?」 「申請が通れば返答は直接ですね、お孫様にですね。ええ!」 「偉イ偉イ。では返事を受け取るのにムナタカは必要ないのネ。ケベス」 「えッ?」 「ああ、そうだな不慮の事故だ。反乱軍との戦闘中に事故死したと報告しよう」 「ま、まって!いやだ!助けて!」 ケベスの冷徹な返答にムナタカは情けない悲鳴を上げた。 「マーゴット、可愛い孫。まったく若いころの私にそっくりネ。アハ」 少女のように笑い魔女が俺に声をかける そういう能力なんだから仕方ないだろう。 「喰らいなさいナ。最後の人喰い」 俺はペロリと不味そうな男を舐める。 傍から見れば美女のご褒美に見えるだろう。 「うひぃッ!?」 最後まで情けない悲鳴を上げてムナタカは砂糖菓子になって崩れ落ちた。 不味い!不味い!不味い!最悪の味だ! だが、最高だ。 クズがこの世から消えてなくなるのはな! ぼりぼりと砂糖菓子を喰う俺を魔女が見つめている。 「おい、子犬ちゃんよ、俺達のお守りは必要かあ?ぎゃはは」 ジジイ達が笑う。 要らねえよ、ジジイどもはババァの犬だからな。 「女の子はお砂糖で出来ているとかいうけれどネ。この世界なんてみんな砂糖菓子のようなモノなのサ」 「復讐するのも良イ、何か願いがあるなら叶えるのもいいサ」 「私の可愛い孫、可愛い子犬、立派な猟犬。最後の人喰い(マンイーター)」 ~マーゴットプロローグSS おしまい~
https://w.atwiki.jp/harukaze_lab/pages/332.html
湖のほとり 徳田秋声 【テキスト中に現れる記号について】 《》:ルビ (例)卒《いざ》 |:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号 (例)場|上《かみ》 [#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定 (例)[#地付き] /\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号) (例)よた/\ 或日融はその夏逗留してゐた妻の親類の家から、又た別の親類を訪問すべく、子供二人と第一の親類の主人の江沿につれられて、埃ぶかい湖畔の道を、よた/\自働車に揺られて行つた。融は自分の故郷の親類を訪ねるより、妻の故郷の親類を訪ねる方が、寧ろ気分が安易で親しみが多かつた。それは一つは利害の交渉や、直接な心持の触れ合ひがなかつたからでもあつたが、一つは又た妻が間へ入つて、気分の調節を計る、安全弁のやうな役目を勤めてゐたからでもあつた。 その親類は二軒とも江沿という苗字で、主人は従兄弟同士であつたが、余り仲の好い方ではなかつた。融は第一の江沿と余計親しくする機会が多かつたが、子供を一人ほしがつて、久しい前から妻にまで其の相談がそれとなく持込まれてゐることを知つてゐた。融は遣りたくもあつたが、遣りたくもなかつた。それは卒《いざ》となると選択に迷ふところからも来てゐるのであつた。まづ自分が後から連れて行つた二男がそれに該当してゐるやうに思へた。 融がその二男と一緒にそこへ着いた日より一週間ほど前から、妻は他の子供たちと逗留して、融の来るのを待つてゐたのであつた。いくらちやほやされて、賑やかに遊んでゐても、融がゐないと矢張り寂しかつた。子供をやるか遣らないか、そんな話も、主人同士で、今度は決めてほしいと思つて存た。融も事によつたら、この話に触れてもいゝと考へてゐた。 「O――町へも行つて下さいね。私二三日前に芳雄をつれてちよつと行つて来たんですよ。あすこでも貴方を待つてゐるんですよ。」妻は言ふのであつた。 第一の江沿は融たちが、O――町の江沿へ行くことを余り悦ばなかつた。そしてその日行くときに、自分で電話をかけて「これからちよつと先生をおつれ申さうと思ふが、都合はいゝかね」なぞと勿体をつけたものであつた。 家にゐると、湖畔の夏は涼しかつたが、外はやつぱり暑かつた。融は別に景勝の地が好きではなかつた。この辺の平凡な山の姿でも十分にこの山国の自然が味はへるのであつた。東京を出るときは、穂高へいかうとか、天龍峡を見ようとか思つてゐても、親類の家におちついて、朝夕の涼しい風に吹かれながら、煙突の多い町の一方に連なつてゐる蒼々した山の姿を見てゐると、もう其で自然を満喫したやうな気分になるのであつた。彼は時とすると、一停車場|上《かみ》にある賑やかな町まで、月の好い晩なぞ子供たちと湖の畔を自働車を駆つたり、江沿の催しで舟を湖上に泛べて、半日を塵の外に遊んだりした。 「余りかまはないやうに、そう言つてくれね。」融は妻に言つた。 「でも皆んな悦んでゐるんですよ。」妻はしんみりした顔をして、彼等の気分を話すのであつた。 勿論彼女自身も、融と一緒に親しい江沿の家なぞへ来てゐると、自分の親里へでも連れて来たやうな女らしい特別の感情に浸されて、不断と別の目で良人を見るのであつた。 死んだ後の今から考へると、それが一番新らしい思出でもあるとほり、その夏は殊にもさうであつた。健康が衰へてゐたせいだと思ふと、融は一層彼女の姿を悲しく思ひ出すのであつた。 O――町へ往く途中、自働車がパンクして、融は同伴者と共に、しばらく路傍の木蔭に休んでゐたが、直きに修繕が出来て、やがてO――の町端へ入つて来た。古駅らしい感じのする融たちが滞留してゐる町から見ると、こゝは製糸業の本場だけに、何となく気分が明るかつた。自働車はやがて少し高みにある江沿の病院の下へついた。 体のでつぷりした、輪廓が調つて、目鼻立の引締つた主人の居間で、融達は紫檀の卓のまはりに座を構へて、お茶を呑みながら暫らく話を交へた。主人は骨董好きであつた。そして大きい美事な壺などが、そこに飾られてあつた。書画帖が融の前に拡げられたりした。その中には有名な画家の色紙などが、沢山挿まれてあつたが、原敬の墓の文字を刻んだ、有名な土地の篆刻家の作品が、尤も融の目をひいた。酒仙のやうなその篆刻家と主人は殊にも懇意であつた。柱の聯を見ると、そこの小ぢんまりした牡丹の画に、妻の弟の題賛がしてあるのに目がついた……。 「その画は……」 「何にそれあ私の悪戯《いたづら》で。」主人が極悪さうに微笑した。 「可かつたな、悪口を言はうとしたとこだつた。」融は笑ひながら、 「ちよつと素人ばなれがしてゐますね。」 一と休みしてから、病院のなかを案内された。病院は養嗣子が院長であつたが、設備は比較的完全であつた。どの部屋にも、書画が沢山かけられてあつた。大抵新画であつた。 「これあちよつと好いな。」融が南画の一つの前に立止まると、 「好かつたらお持ちなすつて」と、江沿は言ふのであつた。 「いやあ」と、融はそこを離れた。 二室つゞきの二階の客間は、この辺のブルヂヨウアらしい骨董品や、書画で一杯であつた。 「私んとこは何んにもないで……たゞ此の光淋だけは私が京都から掘出して来たもので。」 融が床脇の棚のところの壁にかゝつた扇の地紙に、胡粉や緑青を堆く盛つた菊の画の前に立つたとき、主人は少し緊張した声で言ふのであつた。それから竹伝も一幅かゝつてゐた。 「これあ少し出来がわるいで、買ひ手があるから売らうと思ふ。」 「さうですね。売つた方がいゝかも知れませんね。」融は答へた。 やがて饗応がはじまる頃、親類の人が二人ばかり前後して、融が遊びに来たのを幸ひ、短冊や式紙をもつてやつて来た。 「これは皆んな内輪の人だで、二三枚どうぞ。」主人が言ふのであつた。 「書くのはいくらでも書きますが、字がまづいんで……。」 「字なんか何うでもいんで……。」 融はビールの酔をかりて、遠慮なくのたくつた。始めの一枚は手がわな/\顫へたが、しばらくすると平気で六七枚書きなぐることが出来た。 案内者の江沿は傍ではら/\してゐた。余り安つぽく書いてくれない方がいゝとでも思つてゐるらしかつた。 「先生の御都合で、同志が寄つて一つ会をやりたいと思ふが、何うですかね。これを機会に先生にお逢ひしたい連中が沢山あるで。」主人が言ひ出した。 「会もいゝが、先生は世間の商売人のやうに、席上揮毫なんざおやりにならないで、酒席で書かせるのは可けんぞ。」案内者の江沿が防禦線を張つた。 「そいつは制限するだね。」 「席上はいかん。書かないと言つても、つひ方々から突きつけるで。」 融は宴会なぞに出るのを、ちよつと臆劫に感じたが、快く承諾した。そして間もなく其処を引揚げた。 「今日はえらい並べたてたもんだ。」帰りの自働車で案内役の江沿か、赤い顔をしながら呟いてゐた。 融は会へ出ることが、一ツの義務観念のやうになつて、東京の宴会で開会の挨拶でも引受けさせられた時のやうに、その日の来るのが気がゝりであつた。 すると或日土地で書画屋のやうなことをやつてゐるらしい男が、その会の肝煎《きもいり》をすることになつたと見えて、式紙を二十枚ばかりもやつて来た。逢つてみると、その男は色《いろん》々な人を知つてゐた。画家や歌人や俳人などで土地へ来た人を待遇《もてな》した話をしたりしたが、融はさう気持が悪くなかつた。詰り席上では絶対に揮毫しないことにして、式紙を一枚づゝ当日来会者に配ることにしたといふのであつた。 融はさう行かうとも思はない山や水のことを尋ねたり、温泉地のことを聞いたりして、暫らくお相手をしてゐた。主人が扇子をぱち/\やりながら、そこへ遣《や》つて来た。女達を多勢置く商売なので、傭人も多かつたが、彼はその商売を止める止めると言ひながら、陽気なことが好きなので、やつぱり手放《てばな》しかねてゐた。「この商売ももうお終ひです。追々滅びて行くでせう。私んとこなんか、幸いに幾許かのものがあるからいゝやうなものゝ、さうでなかつたら遣つて行けません。」彼は言つてゐたが、若い女達に取捲かれて、三味線や鼓の音を聞いてゐないと、生きがいがないやうにでも思はれるらしかつた。教養のある彼のことなので、恋愛関係でこゝへ養子に来ても、その商売に初めは恥を感じてゐたのであつたが、馴れてくると、さうした夜の世界の歓楽境が、ちやうどアルコオルに中毒したものが、アルコオル気なしには生きてゐられないやうに、すつかり彼の生活になつてしまつた。そして一年々々それを続けて来た。融の子供か、他の親類の子供か、養嗣子ができれば、商売は人に譲つて、隣の町へ引移る予定で、家を建てる地所も用意してあつた。そこには湯がふつふつ湧いてゐて、温泉旅館にしようと思へば、さうするだけの面積もあるのであつた。 融は若し養嗣子の話でも出たら、自分の立場も明らかにしたいし、彼の生活内容も知りたいと思つた斌、江沿夫婦は表立つてはそれを口に出すことを躊躇してゐた。融も自分からそれを触れようとはしなかつた。そして一日一日を芝居を見たり、料理を食べに行つたりして、日を暮らした。江沿はさう云ふ客が、年がら年中家に寝泊りしてゐないと、寂しかつた。時とすると芸人を呼び寄せて、三月でも五月でも遊ばせておくのであつた。 「先生は酒は召上らず、田舎芸者をお見せしたところで初まらないし、御迷惑のことなんだから、まあ成るべく淡泊にやることさね。それにしても会場を何うして××屋にもつて行かなかつたらう。」 「それも交渉して見たんだが、誠に済《す》まないが、当日は親類に取込事があつて、休業だといふだね。でも△△屋も悪くねえだ。何処にしても先生のお口にあふ気遣はないで、反つて△△屋の方が、田舎風で好からうと思ひましてね。」肝煎をする男はそんな事を言つて、やがて帰つて行つた。 融はその夕方別にすることもないので、奥座敷の電燈の下で、せつせと式紙を書いた。彼は小さいをりから字を書くことは嫌ひではなかつたが、手筋は好くなかつた。書くことは書いても癖の多い自分の字を見返すのが厭であつた。少し練習すれば、いくらか垢ぬけかしさうに思へたが、それほどの興味もなかつた。 その日は小雨がふつてゐた。融は廻された自働車で、江沿と一緒に背広|打扮《いでたち》で会場へ出向いて行つた。会場は雪国のこの古駅にふさはしい素朴さに燻しのかゝつた料理屋であつた。融は只有《とあ》る小室へ案内されて、暫らくそこで休んでゐた。二三の人が挨拶に来て話をしかけた。彼は席上何んにもお弁《しやべ》りや揮毫は一切しないと極めてゐた。 二た間ぶつこぬきの広間へ案内されて、行つてみると、そここゝに幾人かの人が集まつてゐて、やがて夫々に席に就いた。融の右隣には酒仙で奇骨のある例の篆刻家が坐つた。左隣には土地の画家が夫婦で並んでゐた。彼は芸術家らしい立派な風采の持主であつたが、席へつくとき杖をついてやつて来た。会員が追々集まつて来た。みんなは名の知れた融が何んな男かを見ようとしてゐるらしかつたが、こんな事が又た彼等自身の懇親を結ぶ機会でもあり、酒や女を享楽するに適当な催しでもあつた。融はどこへ旅行しても、多勢の人に招待されたことは一度もなかつたので、何となく極りがわるかつたが、出来るだけ悪怯れない風を装つてゐた。 見渡したところ、彼等は皆な土地の智識階級であつた。そしてこんな場合、立つて何か一と理窟言はなければ気が済《す》まないやうな顔ばかりであつた。融も若し口が利けたら、立つて一言挨拶をして然るべきところだらうと思つたが、そんな機智は彼にはなかつた。 酒がまはるにつれて、席がやゝ乱れかけてゐた。融は猪口をもつてくる人達を、好い加減にあしらつてゐるうちに、目がちら/\して来た。三味線が融に遠慮でもするやうに、内輪に弾かれ、声の好い女が唄を謳つた。そしてそれから暫らくすると、男達に女が交つて、大きな輪になつて三味につれて伊那節を唄ひながら、素朴で優雅な踊りを踊りはじめた。 古駅にふさはしい情調がそこに流れた。融はそれを飽かず眺めた。彼は幼少のをり一二度田舎で見たことのある盆踊を思ひ出した。肩のいかつい、腕のごつ/\した髭男の踊るのが、一番風情が多かつた。 それが五六遍まはると、今度は木曾節がはじまつた。融は一層興味を覚えた。都会にはやる社交ダンスや家庭ダンスなぞには見られない原始的な面白味があつた。 融は自分が上座に構へてゐることが、却つて彼等の一夜の興趣を殺ぐことに気がついたので、やがて人々に挨拶して席を立つた。そして乗りものが来るまで、別室で茶を呑んでゐた。そこへ芸者が二三人やつて来た。 「先生、この連中に何か一つ。」例の世話人がやつて来た。そして大きな硯や筆が、女達によつて、そこへ運ばれた。 「これあ本職のつかふもんだ。今夜は筆がないから駄目だが、明日短冊をもつて僕のところへやつておいでなさい。書いてあげるから。」 融は馬鹿に声の好い芸者があつたので、妻に追分や義太夫でも聞かさうと思つて、わざとさう言つて、三四人の芸者に約束した。 「明日私がつれて行きます。」世話人が言つた。 翌日その女達の来たのは、四時頃であつた。その中には融の仲間の一人をよく知つてゐる女もあつた。 彼等は奥座敷の入口の方に固《かた》まつて硬くなつてゐた。世話人もそこへ来て坐つてゐた。少女たちによつて、酒や御料理が運ばれた。 融は江沿の細君に謀つて、祝儀を包んでもらつたりしてから、席に就いた。 「この人は声が好いんだよ。」融は肥つた越後女を一人指ざして妻に告げた。 妻は行儀よく坐つて、場馴れない風をしてゐた。そんな事も嫌いではなかつたし、二十年の前、融と一緒になつて五六年目に、これから先きの山の温泉へ、彼女の従兄につれられて来た頃には、酒も飲んだし、酒落の一つも言つた方であつたが、幼いをりから東京に育つてゐるとは言ひ条何と言つても彼女は山国タイプの堅い真面目な女であつた。 「さうですか、何か聴かせて戴きたいものですね。」妻は女に言つた。 「さあ何かやれ/\。どうせ先生は耳が肥えてゐらつしやるで、かう云ふ田舎芸者の唄の方が面白いだ。木曾節がお気に入るくらゐだで。」江沿は酒を飲みながら促した。 「何をやつたら可いんでせう。」 「何をつて、先づ得意の義太夫からやれ。」 「義太夫結構ですね。」融の妻が言つた。 女は列から離れて、奥座敷の口のところに坐つて、太棹の調子を合せはじめた。そして硬くなつて語りはじめた。筒が女にしては太い方であつたが、艶もあつた。彼女は真赤になつて語つた。 それが済むと、融は追分を註文した。 「この人は追分の本場なんだよ。」 「迚も好い声だ。」江沿も言つた。 追分の声調が慵るく流れた。 それから立つて踊る妓もあつた。清元をやる妓もあつた。終に江沿の抱えである二人の美しい妓が、浴衣姿のまゝ起ちあがつた。そして田舎風に活撥に踊つた。打扮が打扮なので、白脛が見えたりして、甚くぎくしやくしたものであつた。絨氈の埃を立てゝ、彼等は可哀さうなほど二人で踊りつゞけた。二人とも年が少かつた。 女たちが帰つてから、むつ/\してゐた江沿の隠し芸がはじまつた。彼はぐで/\に酔つてゐた。そして何時までもたつても止めなかつた。 それから三四日してから、融は妻と連れだつて、町はづれへ槻の食卓を買ひに行つたことがあつたが、夏の陽光を浴びながら、可なり遠いところにあつたその店を捜しあるいてゐた彼女の顔や姿が、何となく形の薄いものであつた。 融たちが、他の親類へは失敬して、そこを立つたのは、その翌日の夜であつた。 江沿と融のあひだには、汽車に乗るまでも、子供の話など、叺《おくび》にも出なかつた。 今年も夏が近くなつて来た。しかし融は妻の死んだ今、そこへ行く勇気はなささうに思へた。[#地付き](大正15[#「15」は縦中横]年5月「新潮」) 底本:「徳田秋聲全集第15巻」八木書店 1999(平成11)年3月18日初版発行 底本の親本:「新潮」 1926(大正15)年5月 初出:「新潮」 1926(大正15)年5月 入力:特定非営利活動法人はるかぜ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4885.html
前ページ次ページゼロな提督 どっかーん! 魔法学院では日常風景である大爆発。かつては、またゼロのルイズが魔法に失敗…と、 うんざりされていた。だが今は『虚無』の担い手による伝説の魔法と認識されている。 ただし、傍迷惑なのは今も昔も変わらない。そして今回は、とびっきりの迷惑だった。 外交問題級の。 「お、お待ち下さい!落ち着いて下さい!一体、一体何をそんなに激昂されるのですか!?」 制服姿のルイズからジリジリと後ずさってくるのは、神官だったらしい。 だったらしいというのは、かつては神々しい白の神官服だったものが、今は見る影もな く黒こげになってボロボロになったからだ。頭の球帽は吹っ飛んで、禿頭が無惨に晒され ている。 「もう一度…言ってみなさいよ…」 杖を手にしたルイズが、目をつり上げて神官へにじるよる。こめかみには血管がくっき りと浮き出ている。 その怒りを真正面から受けた神官は、無様に尻餅をついてしまった。 「も、もう一度、とは…何を、ですか?」 仁王立ちになったルイズはビシィッと杖を突きつける。 「あたしが、何ですってえ!?」 詰問された神官は、自分が先ほど口にした言葉の何がまずかったのか、考えてみた。真 剣に、細部まで慎重に考えた。しかし、やっぱり何がまずかったのか分からなかった。 「あの、ですから、『虚無』の担い手たる貴女を、聖なる巫女として、教皇聖下がロマリア へ」 「誰が…誰が、聖なる巫女よぉーっ!!」 どかかかかーんっっ!! 哀れな神官は、連続爆発に吹っ飛ばされた。 「覚えておきなさい…私は、ブリミルが、大ッ嫌いなのよ!」 そんな背教徒の言葉は、気絶した神官へは届いたかどうか分からない。 こらーっ!ルイズぅー! 本塔から、デルフリンガーを背負う黒服のヤンが大慌てで駆けてきて、アウストリの広 場ど真ん中で痙攣している神官を助け起こした。他の生徒や教員も大慌てで駆け寄り、治 療のため水の塔へ運んでいった。 ヤンは腰に手を当ててルイズの前に立つ。小さな主は、ぷぃっとそっぽを向いた。 「ルイズ、なんて事するんだよ…ロマリアや教会がどうこう以前に、この人は全然悪くな いじゃないか」 「ふんっだ!だーれがロマリアに行くもんですか!私はね、あの祈祷書を見るだけで、腹 の底から煮えくりかえるのよ!」 「おでれ~たなぁ…虚無を受け継ぐ奴がブリミル嫌いだなんてなぁ。ま、しゃーねぇけど な。ロマリア行ったって異端審問とか言って殺されるのは目に見えてるしよ」 デルフリンガーもほとほと呆れてる。遠目に囲む教員も生徒も、うんざりとしていた。 第29話 説得 ニイドの月、ティワズの週、虚無の曜日。 ゲルマニアへの禅譲交渉から、既に三ヶ月。夏休みも最後の週。トリステイン魔法学院 も、もうすぐ新学期に入る。新学期の準備に忙しい学院では、今日もコレ。困ったものだ と皆が頭を抱える。 元々ニューイの月は、トリステインでは今さら口にするのも憚られるが、アンリエッタ 姫とアルブレヒト三世の結婚式予定で魔法学院は休校の予定だった。それが姫のアルビオ ン亡命・突然の禅譲宣言・アルビオン艦隊襲来…もはや学校どころではない大混乱。 結局そのまま、なし崩しに夏休みへ突入。ニューイ、アンスール、ニイドの月と経て、 ようやく国内も外交も安定を見せ、学院も新学期と共に再開の運びとなった。 ―――結婚式で浮かれ気分のヴィンドボナに、いきなり現れた女王マリアンヌとヴァリ エール公爵一行。彼等から告げられるアンリエッタの逃亡報告と謝罪。そしてトリステイ ン貴族の総意を示す血判状が裏になされた五枚の巨大タペストリーを前に、いきなりの禅 譲の申し入れ。 無論、ルイズという切り札のカードは伏せたままだ。何故こんなに早く全貴族の意思統 一が為されたのか、という点は重要ではないし、要はトリステイン貴族の総意として禅譲 を受け入れる事が明らかであればいいということもある。 アルブレヒト三世と配下の人々は、怒るとか喜ぶとかいうレベルを超えていた。一体何 がどうなったら、そんな話になるのかと、マリアンヌと公爵へ大臣諸侯共々何度も何度も 聞き返していた。 どうにか話を聞き終えて得心したゲルマニアの人々なのだが、この申し出を果たしてど うしたものかと困り果て…というような暇もなく、今度はクルデンホルフ大公国から特使 一行が飛んできた。その特使は、何故か皇帝の前にいる女王と公爵に目を白黒させて絶句 した。 で、ヤンや公爵夫妻が予想したとおり特使は大公からの事件報告書を携えていた。加え てゲルマニア帰属及びトリステイン討伐軍参加申請書も。本来なら、この報告書を見て激 怒しなければいけなかったのだが、彼等にそんな気迫はもはや抜けていた。特使にしても 寝耳に水。討伐すべき本人が先に来て頭を下げて、自分たちと同じくゲルマニア帰属を申 し出ているのだから。 ゲルマニア政府の高官達は、完全に毒気も怒気も抜かれてしまった。 あまりに唐突な話に対応出来ぬ、しばし待たれよ…という訳で女王一行は貴賓室に案内 され、アルブレヒト三世以下大臣将軍達は額を付き合わせた。何か裏があるのでは、何か の策略か…と会議をしていたら、今度はラ・ロシェールからゲルマニア・トリステイン両 艦隊からの緊急報告。アルビオン艦隊を枢機卿の策により、見事撃退したというのだ。捕 虜も数千人にのぼるという。実際にはヤンの策だが、枢機卿の名で指令書は記されていた から。 この報告にゲルマニアの人々だけでなく女王も公爵も勇気づけられ、かつ交渉のアドバ ンテージを得た。驚天動地な情報が連続で降りかかるヴィンドボナは混乱、この事実を女 王達に秘匿する事が出来なかったのだ。おかげで交渉は、すっかり女王と公爵のペースで 進められた。 数日経って、本当にトリステインでは貴族の総意が得られている事、加えて公爵の三女 が虚無の使い手として名乗りを上げたという事実も伝わってくる。虚無の再臨についてゲ ルマニアの人々は公爵に問いただすが「禅譲の件には関係ない。それと、確たる答えを聞 く事は閣下の不利益となろう」と、言を左右にして答えなかった。 さて、困ったのはゲルマニアの人々。 姫が婚儀の最中に昔の男を慕って逃げた、アルビオンへ亡命した。これは確かにトリス テインの大失態であり、アルブレヒト三世個人への最大の侮辱。のみならずゲルマニアへ の国辱。 が、トリステインは真摯に謝罪し、禅譲すら申し出た。疾風のごとき早さで国内の意思 統一も済ませ、血判状まで持ってきた。もはや怒るどころか、手際の良さと潔さに賞賛の 声すら上がる。謝罪として申し分ないものであり、アルブレヒト三世の名誉も十分守られ た。 かくてトリステインに対して和解の意思が示された。争う以前に和解するという、珍妙 な決定だった。 トリステインと和解するのはいいのだが、彼等が一番困ったのは、本当に禅譲された場 合の事である。 血判状が示すのは、トリステインが盤石の一枚岩という事実。これがゲルマニア領内に 加えられると、明らかに既存の都市国家群を遙かに上回る国内最大勢力となる。つまり、 ゲルマニア領内のパワーバランスが崩れる。バランスを取るため有力貴族の処刑、人質と してマリアンヌ幽閉、『虚無』の担い手たるルイズの引き渡し要求等をすると、今度はトリ ステインが団結してゲルマニアに逆襲する事態を引き起こしかねない。ゲルマニアがトリ ステインを吸収したはずが、逆にゲルマニアの方がトリステインに乗っ取られる懸念が生 じてくる。 何より扱いに困るのは、ルイズである。真偽は未だ不明ながら、本当に虚無の系統だと したら、アルブレヒト三世にとって極めてまずいのだ。どう考えても、虚無の担い手の方 がカリスマが上だからだ。配下に加えようが、政略結婚しようが、ルイズが生きている限 り始祖ブリミルの威光を前に自分の存在は霞む。と言って排除しようとしたら、逆に自分 が消されかねない。いや、むしろルイズを担ぎ上げて自分を追い落とそうとする連中も現 れるだろう。 ついでに言うと、ルイズの容姿についての報告を受けた皇帝は一言呟いて頭を抱えた。 「…無理」の一言を。権勢欲の権化がごとき皇帝ではあったが、幸か不幸かルイズは趣味 から外れていた。 結局、公爵が暗に示したとおりルイズの件は棚上げ。皇帝は「卿等の心からの謝罪、既 に十分に予と臣民へ受け入れられた。ゆえに禅譲の必要はない。この上は過去の過ちに拘 泥することなく、共に新たなる時代を築こうぞ」と、跪き杖を差し出すマリアンヌへ手を 差し伸べた。もちろん皇帝の寛容さと、王家にも引けを取らぬ権威を世に知らしめるため でもある。 こうして、トリステインは独立を維持し続ける事も認められた。 かといって禅譲を申し出るまで譲歩したトリステインに全く無欲でいられる程、慎み深 く商才に乏しい人でもない。婚約破棄の責任も問わざるを得ない。対アルビオンへの共同 戦線は早急に必要。 マザリーニには全財産没収と宰相の地位剥奪、城からの追放。枢機卿の地位は教会内の ものなので、世俗の支配者たるゲルマニア王の権限は及ばず、教会も彼の地位には何も言 及しなかった。皇帝が彼を処刑しないのは、教会への配慮と今後の利用価値ゆえ、と目さ れている。 マリアンヌ個人の責は不問。損害賠償としての献上品と共に、定期的なヴィンドボナへ の来朝が決められた。 領土は、クルデンホルフ大公国が正式にゲルマニアへ帰属。これ以上の領土割譲を得る と、ゲルマニア国内でのトリステイン勢力が拡大しすぎ、旧来の都市国家群や商会が圧迫 される。既得権益を守りたい人々は「過ぎた欲は身を滅ぼす」と皇帝へ進言、これ以上の 領土要求はなかった。 軍事は、予定されていた軍事同盟より更に強固な連携体勢が構築された。有事の際にト リステイン軍はゲルマニア軍指揮下に入る、定期的なトリステイン領内での軍事演習、ト リスタニア近郊のゲルマニア軍駐屯、等である。もともとこの点が両国の主題なので、ゲ ルマニアは軍事に関しては様々な要求をしてきた。女王と公爵は、これはやむなしとして 受諾した。 その他、両国間の関税の撤廃や減免措置、人材交流等、色々な細かい議題はある。それ らに関しては後日、正式な交渉の場でゆっくり決めよう、ということになった。 これらの交渉が、本来結婚式に当てられるはずの期間を利用して一気に行われた。まさ に急転直下。両国の落としどころとしては、トリステイン・ゲルマニアにクルデンホルフ 大公国や都市国家群を全てまとめ、緩やかな連邦制へ再構築になるか…と巷で囁かれてい る。 三ヶ月後の現在も新体制構築に向け、交渉と構想が火花を散らしている事だろう――― 話は戻ってトリステイン魔法学院。 程なく、哀れな犠牲者となった神官は意識を取り戻した。 「デュレス司教、気付かれましたか!?」 と言ってベッド横で汗を拭きながら神官の身を案じているのは、オスマンだった。その 後ろでは、治療にあたっていたであろう水系メイジの生徒教師も不安げな顔で覗き込んで いる。 そんな彼等の顔を更に深刻な顔に変える言葉を、デュレス司教と呼ばれた神官は開口一 番口にした。 「し、司教たる私への殺意!始祖ブリミルへの呪詛!かのヴァリエール家の三女は疑う余 地無き邪教徒ですな! この件、教皇へ報告させて頂きます!いえ、私の権限で今すぐ異端しん・・・」 鼻息荒く異端審問を執り行うと叫ぼうとした司教だったが、途中で言葉が途切れた。窓 の外から、聞いた事のない甲高い音が響いてきたからだ。かつ、窓の外に異端審問の被告 人たるルイズがいたからだ。 窓の外ではルイズがデュレス司教へ向けて小さな舌を突き出している。 彼女の前では、やれやれと肩をすくめるヤンが操縦席に座っている。 甲高い音は彼女が乗る、白銀に輝くものから発している。 二人は、ちょっと土や草がついて汚れてはいるが、いまだ白銀に輝く細長い船らしき物 に乗っている。水の塔横に滞空しつつ、窓から司教へキャノピー越しの姿をのぞかせてい た。 「んじゃ、とりあえず家に帰るとしましょうか!」 後席からルイズの元気な、かつ詫びれない声が響いてくる。 「ふぁーい。…あぁ~あ、公爵に説明するのが大変だよ」 「ゴチャゴチャ言ってないで、さっさと行きなさい」 召喚ゲート専用複座式特殊小型艇『ドラート(Draht、針金・ワイヤーの意味)』の前席 に座るヤンが操縦桿とスロットルを操作し、『ドラート』を上昇させる。そして学院上空を 旋回した後、一気に飛び去っていった。 「…逃げてしまいましたな」 オスマンが空の彼方を眺めながら、ぼそっと呟いた。 対する司教は呆気に取られ、口をパクパクさせてから、ようやく言葉を発した。 「な、何ですかあれは…帆も何もないのに、風竜より早く飛んでいく船なんて…」 その言葉を聞いた学院の人々は、苦笑いを向け合ってしまう。 「あれがヤンの国の船なのです。当学院へ来られる時、草原に並んでいるのを見ませんで したかな?」 そう言ってオスマンは窓の外を指さす。 「み、見ました、が…何かは分かりませんでした。まさか、あれが船だったとは…」 デュレスも窓の外の草原を見る。 オスマンの示す先、学院外側の草原には、同じ形の機体がズラリと並んでいる。 ただ、それらには『ドラート』の様な操縦席がない。操縦席があるべき場所には、代わ りにコンテナが収められていた。草原の中に並ぶ全てがコンテナ運搬用小型艇だった。 「・・・というワケで、これから家に帰るわけなのよ」 後席で事情を話し終えると、狭いコクピットにキュルケの甘ったるい声が響いた。 《全く、無茶するわねぇ。こっちもヴァリエール家に向かってもらうわね》 「あら、そろそろ学院に戻らなくて良いの?」 《まだ一週間あるわ。それより例の調印式の準備で忙しいの。ヴァリエール領とツェ ルプストー領とをつなぐ街道の補修と拡張も終わってないし、領内の商会やら組合や らが、そっちの公爵との面会を求めて…とまぁ、そんなわけで私もまだまだ色々やら なきゃいけないの》 そんな話を二人が通信機越しにしていると、彼方の丘の上に城が見えてきた。 丘の上に立つ屋敷は、城という言葉の方が相応しい。トリステインの宮殿にも負けない ほどの大きさにも見える。高い城壁と深い堀に守られた敷地内には、いくつもの尖塔が起 立し、白銀の小型艇が数機並んでいる。この小型艇も操縦席のない、コンテナ輸送用の物 だった。 そして空の向こうからは、ヤンとルイズが乗る『ドラート』の同型機が飛んでくるのも 見える。 速度を落としてすれ違う『ドラート』のキャノピーが透明になる。中には前席で操縦す るフレデリカと後席で手を振るキュルケが見えた。 屋敷の横に着陸した二機からヤンとルイズとフレデリカと、大きくて形の良いヒップを シートから引っ張り出してキュルケが降り立った。 褐色赤毛は乗ってきた機体をペシペシ叩きながら目を輝かせる。 「いや~、やっぱり速いわねぇ。乗り心地も、狭いという以外は最高だし。我が家にも一 機欲しいわ」 その言葉にフレデリカは微笑みながらも申し訳なさそうに答えた。 「そういう訳には行きません。機体は手配出来ますけど、操縦出来るのは私と夫だけなん ですから」 「そこをなんとか!扱い方さえ教えてくれれば、あとは自分で操縦するから。お願いしま すわ!」 手を合わせ、頭を下げてお願いしてくるキュルケに、フレデリカは困った顔だ。 「そうは言われても…。操縦方法はともかく、モニターに表示される言語が読めないので は無理です」 「うぅ~、それじゃ、誰かお国から人を派遣して頂けないかしら?この『ドラート』専門 の御者として雇いますわよ」 「それこそ無理です。今のところ、故国から私以外の新たな人員派遣は不可能な状況です から」 キュルケは肩を落とし、あうぅ~と呻いた。 そんな女性二人へ向けて、こらー!早く来なさいよー。ちい姉さま待たせるんじゃない わよ!というルイズの声が飛んでくる。屋敷の入り口を見ると、門前に立つルイズとヤン を出迎える使用人達の間に、二人へ向けて笑顔で手を振るカトレアとシエスタの姿があっ た。 「ま、とにかく中で話しましょうか」 キュルケは気を取り直してルイズ達の方へ足を向けた。フレデリカもニッコリ笑って後 に続いた。 ―――現在の所、フレデリカ以外に人員派遣はなされていない。送られたのは全て無人 機だ。皇帝は護衛を送る予定だったが、ある事実を報告され中止せざるを得なくなった。 イゼルローン側も渋々納得した。ついでにビッテンフェルト上級大将も。 その事実とは『フレデリカがハルケギニア語を話した』という事である。 彼女は、ゲートを通過した瞬間にハルケゲニア語が話せるようになった。だからハルケ ギニアの人々と問題なく会話出来ている。もちろんゲートを通過していない人々はハルケ ギニア語が話せないので、通信機で帝国・同盟にいる人々と会話するには通訳が必要とな る。 この事実に気付いたステーションの人々は「うわぁ便利だなぁ、さすがファンタジー、 魔法って凄いなぁ」なんて子供番組を見る幼児のような反応はしなかった。驚愕し、戦慄 したのだ。 言語を話すというのは、耳で聞いた言葉を理解し、文章を作って発語するという事であ る。それは大脳の一部、弓状束という神経線維で接続された二つの部分、ブローカ野及び ウェルニッケ野という場所で処理される機能。ブローカ野では運動性言語野、つまり『話 す』機能を司る。ウェルニッケ野では音声言語の理解、つまり『聞く』という機能を司っ ている。 新しい音声言語を学ぶというのは、この二つの部位に新たな神経回路を作るという事。 この場合、それがゲートを通過した瞬間に、ハルケギニア語を流暢に話せるほど完璧に行 われた事になる。 つまり、ゲートには脳の神経回路をも操作する力がある。しかも一瞬で完璧に。 では操作されるのは、本当に言語野だけなのか? もし記憶や人格に関わる部分に書き換えが行われていたら…。 召喚ゲートは本来『使い魔』という名の奴隷を得るための物。ゆえに主への反逆を防止 する機能があって然るべき。そうでなければメイジ達が様々な生物を、本来は決して従順 でも大人しくもないサラマンダーのような幻獣達までも使い魔として従わせている事実を 説明出来ない。 いやそもそも、人間の命令なんか理解できる知能のない小さなカエルを使い魔にして使 役しているメイジがいる時点で明白なのだ。脳改造どころではない、もっと強力で底知れ ない何かが介在しているのは。『召喚』『契約』についてはヤンから説明されたが、だから といって『召喚ゲートを通るだけなら安全』だなどとは言えない。 結果、ラインハルトは『生物のゲート通過禁止』を打ち出し、イゼルローン側も同意し た。少なくともヤンとフレデリカの医学的データから、ゲート通過による生物への中長期 的影響を確認し、有害な効果は存在しないと判断出来るまで、召喚ゲートの使用は原則禁 止となった。 ヤンからの情報で、現在はヤンの身の安全は確保されている事が判明し、護衛としては フレデリカ一人で十分とも結論づけられた。ちなみにフレデリカはヤンと違い、白兵戦・ 射撃は身につけている。 また「戦力をハルケギニアへ過剰に送る事は、現地の貴重な文化風俗歴史を破壊する」 と強く進言、というより必死に懇願する『芸術家提督』メックリンガー上級大将の意見も 採用された。 こうして、今のところハルケギニアへ送られた人員はフレデリカのみ。武器弾薬も複座 式小型艇『ドラート』二機と、ライフル・拳銃とスペアのエネルギーパックなど小火器類 だけだ。中央広場やタルブでの戦闘から、これだけあれば護身用として十分すぎると判断 された。 他のコンテナに入れられていたのは武器以外のもの。二人の脳操作の影響を調べ健康管 理するための医療用機器、ハルケギニアの映像・生物データを採取・保存・送信するため の撮影・通信・実験用機材。その他日用品とか、衣服とか、機材を運用するためのメンテ ナンス機器に燃料など。 ちなみに夜になると、学院横に置いている機材や小型艇を勝手に持ち去って研究しよう とする謎の人影があったとかなかったとか。そしてその人のためにタルブから、砲撃やエ クスプロージョンで破壊された強襲降下艇や試作型『ドラート』を、わざわざ運んできた とか――― そして屋敷の一室では、カトレアが立派な天蓋付きベッドに寝ていた。ただ天蓋以外に も、各種機械類が取り付けられている。そこは簡易ながら医務室として機能していた。 彼女の手、腕、こめかみ等にはセンサーが貼り付けてある。そしてセンサーから採取さ れた生体データは、ベッド横の床頭台に置かれた端末に表示されている。それをフレデリ カが真剣な眼でみつめていた。 「ヤマムラ軍医、どうでしょうか?」 端末のモニターに現れたのは、白衣を着た壮年の男。彼は手元に表示されるデータを鋭 い目で睨みながら答えた。 《症状は安定しています。ですが、やはり対処療法だけでは根治できません。これま で送信してもらったデータからは遺伝性疾患が疑われるんですが、なにしろハルケギ ニア人のDNAデータが乏しく、プロテインデータバンクに無い蛋白もあって…。未 知のタンパク質は結晶構造解析から始めないと。立体構造が分からないと活性部位も 分からないのです。なので、SBDD (Structure Based Drug Design、タンパク質構造解 析に基づく新薬開発)等について、もうしばらく時間が欲しい、というのが医療班の 要望です》 ヤマムラ軍医少佐の同盟公用語はハルケギニア語に自動翻訳されていたが、ヤンの横の ルイズとキュルケとシエスタ、背中のデルフリンガーは、内容自体が分からず光の速さで 置いてかれた。 ヤンは軍医の生化学講義に分かりやすい結論を求める事にした。 「えっと、すいません。つまり今のところは研究中ということですね?これまで通り、安 全性の確かめられた点滴と、ハルケギニアの薬とかで症状を抑える、と」 聞かれた軍医は一瞬キョトンとして、慌てて咳払い。 《そ、そうです。つまりそう言う事です。失礼しました》 ちょっと恥ずかしげに頬を染める軍医に、カトレアはニッコリと微笑んだ。 「イツモ、アリガトウ。マタ、ヨロシク、オネガイシマス」 たどたどしい同盟公用語でのお礼の言葉と、春のように暖かく包み込むような笑顔。旧 同盟領出身の軍医は、ますます顔を赤くしてしまった。 ルイズが神官を吹っ飛ばしたのと同じニイドの月、ティワズの週、ユルの曜日。 アルビオン首都ロンディニウム。ハヴィランド宮殿。 十六本の円柱が天井を支える、白一色の荘厳な空間であるホワイトホール。ホール中心 にある巨大な一枚岩盤の円卓は、普段は神聖アルビオン共和国の閣僚や将軍達が集まり、 様々な会議を行っている。 「聖地奪還。確かに我等は聖下とは、始祖の悲願たる目的を共有しています」 上座に座る若者へ向け、豪奢なマントと王冠を身につけた男は静かに語りかける。 だが今は、広いホールに5人しかいない。 一人は神聖アルビオン共和国初代皇帝オリヴァー・クロムウェル。皇帝であるはずの彼 は、上座に座る人物に恭しく頭を垂れている。普段の高揚したような話し方も控え、落ち 着いた口調だ。 その皇帝に敬意を払われている、もう一人の人物。濃い紫色の神官服に、高い円筒状の 帽子は、彼がハルケギニア中の神官と寺院の最高権威…つまり、ロマリアの教皇である事 を示している。 教皇は若く、纏った神官服のカケラほどにも偉ぶった所は見えない。目元は優しく、鼻 筋は彫刻のように整っている。形の良い口には常に微笑みがたたえられていた。そして、 誰もが振り返るほどに美しい。元が一介の司教に過ぎなかい皇帝としては、また形式上ハ ルケギニアの各王より地位が高い教皇へは、敬意を払わないわけにはいかない。 二人の下座に控えるのは二人の男女、ウェールズとアンリエッタ。二人とも教皇と皇帝 の会見に際して口は開かず、僅かに顔を伏せ二人の話に聞き入っている。アンリエッタは 両腕に、肩まで届くほど長く白い、結婚式用のオーガンジーグローブのような手袋をはめ ていた。右手の義手を隠すために。 そして最後の一人、皇帝の秘書であるシェフィールドが皇帝の背後の壁に控えていた。 ローブで顔半分まですっぽり隠したまま、黙って控えている。 細い金糸のような神をさらさらと揺らして、ロマリア教皇は笑った。 「ヴィットーリオとお呼び下さい。私は堅苦しいばかりの行事を好みません。それが元で 本国の神官達には、いつも叱られておりますがね」 「恐れ多う御座います。三年前、聖下の即位式にも出席の叶わなかった片田舎の一司教で あった身としては、聖下の御名を軽々しく口にする事など」 皇帝は教皇へ深く頭を下げる。 ヴィットーリオ・セレヴァレこと聖エイジス三十二世の即位式は三年ほど前。ハルケギ ニアの各王は揃って参列する慣わしだったが、この時クロムウェルはアルビオンの地方管 区に務める一司教。もちろん参列できる身分ではなかった。 クロムウェルは感嘆を禁じ得ない。 『始祖の盾』と呼ばれた聖者の名を受け継ぐ、三十二代目教皇が二十歳を僅かに過ぎた ばかりの若者である事、とんでもない美青年であることは司教として知っていた。だが、 これ程とは思わなかった。 そもそも教皇が御召艦『聖マルコー』号にてアルビオンへ行幸する。その時点から全く の異例な事態だ。 始祖より授けられた王権を打ち倒して即位した皇帝は、始祖の権威へ唾吐く者と断罪さ れても不思議はない。それに、元々はアルビオンの一司教に過ぎない身分。王家の者では ない。皇帝がロマリアへ呼びつけられる事はあっても、逆に教皇がアルビオンへ足を運ぶ など、本来は有り得ない。第一、教皇御自ら、わざわざ他国へ赴くという事自体が滅多に ない。 故に皇帝は、自己の地位が教皇に承認されたという既成事実に喜ぶと共に『クロムウェ ルの皇帝即位承認』を取引材料とするほどに事態が切迫している事も思い至る。 「恐れながら、聖下にお尋ねしてもよろしいでしょうか?」 「なんなりと」 「此度の突然の御行幸の理由に御座います」 聖エイジス三十二世は、深いため息をつく。 「クロムウェル殿は、近々行われるであろうトリステインとゲルマニアの共同宣言、連邦 制への移行について、どう思われますか?」 その問に、皇帝は迂闊にも、露骨に渋い顔をしてしまった。下座で黙って聞いているア ンリエッタも顔を伏せてしまう。 巷で噂の、ゲルマニア=トリステイン連邦国家建国。 この報は各国高官の間でも噂され…というよりトリスタニアで行われる建国記念式典、 その調印式への招待状がロマリアに届いているのだから、もう公の事実。正式な宣言を待 つばかりの段階だ。 そして、この招待状…ロマリア・ガリアのみならず、アルビオン皇帝クロムウェルにま で届いていた。いまだ正式な国交すら無い状態にもかかわらず。 ―――かのアンリエッタ亡命事件以後、アルビオンも様々な変動があった。 確かにアンリエッタを手にした事は、極めて大きな政治的勝利である。だが同時にラ・ ロシェールへ奇襲をかけたアルビオン艦隊は敗北。捕虜数千人のために支払わされた身代 金も相当なものだ。 軍事的敗北、国庫への負担、そして増税から目を逸らすため、かつてヤンが脳内で語っ たお伽話的美談を大きく宣伝した。マザリーニ・アルブレヒト三世・ヴァリエール公爵を 悪役に仕立て上げる事で、とりあえず国民に対する権威失墜、皇帝への批判はかわし続け ている。 とはいえゲルマニアとトリステインの共倒れ、最低でも軍事同盟破棄は確実…だったの に、軍事のみ為らず政治・経済面に至るまで強固な関係を築き上げるという、真逆の結果 が生じてしまった。さすがにこんな、予想外にも程がある結果まで皇帝の責任を問う声は 小さい。だが、地上侵攻とハルケギニア統一が極めて困難になったのは間違いない事であ る。 いまだ公式発表はないが、トリステインに『虚無』の系統が降臨したという噂も広まっ ている。「地に平和を!」という神託を下し、レコン・キスタの聖地回復運動に対抗してい るというのだ。これでは他国の敬虔なブリミル教徒をレコン・キスタへ取り込むにも支障 が出る。 ワルドからの情報もあって(彼はアルビオンで領地と爵位を得て、確かな地位を築きつ つある)『虚無』の担い手ルイズ、その使い魔ヤンの事を皇帝は知っている。ゆえに、皇帝 は地上侵攻を躊躇わざるを得ない。政治的にはともかく、軍事的に勝てる見込みがほとん ど無いからだ。 そう、皇帝は知っている。 ヤンがレコン・キスタの目論見を尽く見破り裏をかく智将であると。 今や両国は一つとなり、アルビオンと並ぶ大国にならんとしていると。 皇帝への式典招待状はクロムウェルを謀殺する罠などでなく『レコン・キスタなど、も はや歯牙にもかけていない』という意味だと。 そして何より、教皇と皇帝にとって不都合な噂がトリステインを中心に広まり始めてい るということを――― 「全くもって、奴等の行為は赦しがたい事です。聖地奪還運動に対して堂々と異を唱える とは。 しかも、その理由が信じがたい!『聖地は既に無い。始祖の魔力が暴走し、千年前に消 失した。千年前から現在まで、エルフ達が暴走する虚無の力から世界を守り続けた』など と! かつて聖職にあった身としては、不信心までは赦せます。ですが始祖に弓引くがごとき 虚言は赦せません!しかも言うに事欠いて、あの暴虐なる悪鬼、エルフが世界を守ったな ど、世迷い言にも程がありましょう!」 聖職にあったくせに信仰心の欠片もない皇帝だったが、この時に示した怒気には多分に 演技以上のものが含まれていた。それほどまでに皇帝にとって、件の『理由』は非常識か つ自己の政治的宗教的立場に真っ向から対立するものだったから。 教皇も皇帝の言葉に強く頷いた。 「まったくもって、その通りです。しかも最も赦しがたいのは、この暴言を吐いたのが、 始祖の後継者を僭称するルイズという娘本人という事です。かの魔女は誰憚ることなく、 公言しているそうですよ。『私はブリミルが大嫌い』と」 「狂人の戯言です。聖下が御心を痛めるに及びますまい」 「その通り、完全に狂人の戯れ言です。始祖の系統『虚無』を受け継ぎ、始祖の後継者を 名乗りながら、始祖を嫌い始祖の悲願を否定するなど。明らかな自己矛盾に陥っているの です。 ところが、どういうわけか、その戯れ言が徐々に広まっているのですよ。トリステイン を中心に」 「信仰が地に堕ちた…という類の話ではありませんな。異教、いや邪教が広まっていると しか思えません。かの連邦設立という話の裏に、始祖の慈愛が満ちるハルケギニアを闇に 堕とそうとする、ルイズとかいう聖女を騙る魔女の悪しき意図が隠されているのは、間違 いありますまい」 教皇と皇帝はルイズを狂人・魔女と呼ぶ。その度にアンリエッタは青ざめ、失った右腕 の傷口辺りを押さえ、小刻みに震え出す。ウェールズはアンリエッタの肩に手を置いて抱 き寄せ、静かに慰める。 「どうか、されたのですか?」 教皇の問に答えたのはウェールズだった。 「私の婚約者は、かのルイズの使い魔である平民に、右腕を奪われたのです」 その言葉にアンリエッタは鞭に打たれたかの如く、ビクンと大きく震えた。伏せた顔を ウェールズの胸に埋め、頬を涙で濡らす。ウェールズはアンリエッタの背を優しくなで続 けた。 そんな二人の姿に、ヴィットーリオは顔を曇らせた。 「これは、配慮が至らず申し訳ありませんでした。どうか今は静かに休まれるがよろしい でしょう」 その言葉を受けて、ウェールズは教皇へ一礼し、アンリエッタを庇いながら退室した。 後に残るのは教皇と皇帝と秘書のみ。 教皇は秘書の方をチラリと見やり、皇帝に向き直った。 「失礼。ここからはクロムウェル殿と二人きりで話をしたいのですが」 その申し出に、皇帝は目を見開き、汗をかきながら秘書と皇帝の間でチラチラと視線を 往復させる。シェフィールドは一礼して、同じく部屋から退室した。 ホワイトホールに残るのは、すぐに穏やかな微笑みを取り戻した教皇と、なにやら落ち 着きのない皇帝の二人。 「さて、クロムウェル殿…折り入って伺いたい事があります」 「な、何でしょうか?」 「あなたの系統です」 何の前ふりもなく、何と言う事もないかのように、当たり前に尋ねられた皇帝。 だが彼の動揺ぶりは、全然当たり前のようには見えなかった。一瞬で顔一面に汗が流れ 落ちる。視線が宙を彷徨う。 それでも大きく息を吸い、やはり大きく息を吐き出して、たどたどしく答えた。 「や、はり・・・ご存じ、なのですね」 「ええ。あなたは『虚無』の系統などではありません。というより、魔法を使えぬ平民の 出でしたね」 やはり平然と答える若き教皇に、皇帝は再び大きく息を吐いた。 「そうですか…いや、当然と言えば当然ですな。全司教が属し、始祖への信仰を守るべき 教会。それを統べる教皇が、元司教である私の出自や『虚無』の系統を知らぬ訳がないの ですから、はい」 「無論です。死者を蘇らせるという魔法の正体…その指輪ですか?」 理知的な教皇の視線は、無様に汗で濡れた皇帝の指へ向いている。その指には、妖しく 深く水色に輝く石を嵌めた指輪があった。 皇帝は観念したように皇帝へ指輪を示した。 「そうなのです。これはアンドバリの指輪と言いまして、死体を蘇らせる力を持つのです よ。ですが、詳しい事は私にも分からないのです。なにしろ、魔法を使えない身なのです から」 「伝説のマジックアイテムですね。これでウェールズ皇太子を蘇らせたのですか。もしや 既にアンリエッタ姫も?」 「いえいえ、あの者達は死んでいませんよ。ちゃんと生きています。ただ、ウェールズ殿 だけは、少し『説得』をしただけですよ、はい。真の信仰に目覚めて頂くべく、始祖の教 えを説いたのです」 「なるほど、『説得』ですか。アンリエッタ姫も?」 「いえいえいえ、アンリエッタ姫は『説得』の必要はありませんでした。ただウェールズ 殿への愛があるだけです」 クロムウェルの言葉の意味に気付かぬ教皇ではない。その意味に気付いた上で、相も変 わらず涼やかな笑みを浮かべている。さらには元司教へトドメを刺すがごとき言葉まで続 けてくる。 「その指輪あなたに与えたのは、先ほどの秘書?」 この問に、クロムウェルは再び汗を噴きだした。それはYesと答えたのと同じ事。教 皇は満足げに、慈愛に満ちた微笑みと共に頷いた。 「やれやれ…まぁ、あんたみたいな三下じゃ相手にならないと思ったけどね」 ホールの扉から女の声がした。それは、不敵な笑みを浮かべるシェフィールド。 皇帝は椅子から立ち上がり、秘書を演じていた女へ口を開いた。 「お初にお目にかかります。真なる皇帝にして、レコン・キスタの盟主よ」 その呼びかけにシェフィールドはフードを外し、痩身だが美しい顔を露わにし、教皇の 前へ恭しく跪いて答えた。 「教皇聖下を謀るような真似をしたことを告白し、懺悔致します。私の名はシェフィール ド。ですが皇帝でも盟主でもなく、一人のブリミル教徒に過ぎません」 教皇は彼女の額を一瞥する。そして礼を示す女に、彼は罪を咎めるどころか、満面の笑 みと共に手を差し伸べた。 「ここに我等が出会えた事は、始祖のお導きなのでしょう。さぁ、今こそ同じ神を戴く兄 妹として語り合いましょう」 そういって皇帝は円卓への着席を促した。 着席してすぐ、シェフィールドはヴィットーリオへ尋ねた。 「それにしても、どうして指輪の事をご存じだったのですか?」 「いえ、知りませんでした」 皇帝は椅子から転げ落ちかけた。そんな様を皇帝は楽しげにクスクス笑いながら種明か しをする。 「ただ、死者を蘇らせる事から、生命を司る水の魔力を強く秘めた品を使用している、と 予想しました。例えば、死者に偽りの生命を与えるという水系統の伝説のマジックアイテ ム、アンドバリの指輪。 そして、魔法を使えぬ平民出のはずの司教がいきなり『虚無』を騙り、死者を蘇らせ、 皇帝の地位にまで上り詰めたという事実。 で、クロムウェル殿の指を見れば、明らかに高度な水の魔力を秘めた指輪をつけている わけです。もしやと思って、かまをかけてみたのですよ」 皇帝は楽しげに自らの推理を語る。聞かされているクロムウェルは恐縮して汗をハンカ チで拭きっぱなし。シェフィールドは不敵な笑みを保ちつつ、黙って教皇の話を聞き続け ている。 「さて、余興はここまでにしまして、本題に入りましょう」 教皇はコホンとわざとらしい咳払いをして、改めて二人に向き直った。 「聖地奪還というレコン・キスタの旗印、真ですか?」 秘書だった女は、微笑みと共に頭を垂れた。 「無論です。私はそのためにこの地へ来ました」 「それは、あなたの主の真意ですか?」 「その点は聖下ご自身が確かめられるのがよろしいかと」 平然と御意と答えたシェフィールドを見て、クロムウェルはクラリと体が揺れる。卒倒 しかけたようだ。 相変わらず微笑みを絶やさない教皇に対し、ようやく体勢を立て直した彼は必死に口を 開いた。 「し、せ、聖下!あ、あの、あなたの主って、どうして!あのお方の事まで!」 「いえ、どうしてと言われても…見たままですから」 そういってヴィットーリオは女性の額を指さす。そこには使い魔のルーンが描いてあっ た。 「ああ、見たままと言っても、これは『虚無』について知る者にしか分からない話です。 気にしないで下さい。 というわけで、貴女の主と直接にお話がしたいのですよ。急ぎ取り次いで頂けますか」 「分かりました。ガリア王都リュティス、『グラン・トロワ』にて我が主は聖下をお待ちし ています」 「グラン・トロワ?」 頭を垂れる女が放つ言葉に、初めてヴィットーリオは驚いた顔をした。 前ページ次ページゼロな提督
https://w.atwiki.jp/vtltv/pages/28.html
終盤はにネタバレまみれです。 攻略に有益な情報はほぼなく、どうでもいいことばかり書いてあります。 攻略の質問は製作者Twitterアカウント等で受け付けております。 闇色ビルディング放牧のビルコウモリ 変異のコウモリネオ 上座のボスコウモリ 日下のソラコウモリ 改良のカリコウモリ スポンジ湿原肉食のカミトカゲ 草食のナメトカゲ 逃避のフェイマウス 悪食のリクイウオ 漫遊のワタリウオ 移気のスキッパー 好熱のマイセトゾーン 頂鎖のヌシ あの世超特急悪食のフナクイウオ 遊楽のミリンコ 横領のネットティアラ 打鍵のヒトガタ 乞食のオーバン 奪船のアムフィビア 奪取のガンフィッシュ 不蝕のデュエリスト 潤舌のロクマイジタ 共生のギヴァ 共生のテイカ 搾取のエクスプロイタ 媚売のフラッタラ ストライプマウンテン迷彩のクロウラ 吸血のシマビル 威視のクマミオロシ 居候のサナダブロス 投下のニーキューバチ 救殺のカゲエビダケ 華王のブケットバード 縞縫のシャトルランナ 登竜のラガープ 無翼のネオジムバード 迷彩のイエロクロウラ 砂時計戦車のデザートコング 手招のヒューマリオン 不沈のライトエレファ 匍匐のスナノミトカゲ 先導のテッピトカゲ 陽炎のオアシス 妄幻のエッシャグラス 括付のペグバグ 鋼羅のボスクロウラ 封鎖のサイントード 進化のトカゲネオ 傘林色黒のヒヤケコウモリ 苦行のホネカワウマ 通魔のソラザメ チーズケイブ沈黙のケイブモルド 開花のレッドモルド 貯水のツボムシ 足掬のカモフラージャ 潜伏のスナコウモリ 無膜のアルニコバット 別種のコウモリアザー 怪物のポリプロイド 頂鎖のオォ 死角のケイブランナ アントライン輸入のオイコウモリ 砲座のバリスタ 清掃のゴミクイムシ 排撃のゴミハキムシ 自走のリビングゲート 改良のパトローラ 断絶のパトローレスト 警備のアーマーポリス 統制のポリスリーダ 怠惰のスリープポリス 英才のハイアーポリス 砲座のオートバリスタ 錯乱のキモリバヤシ 墓ヶ原蔑視のヒトミクダシ 闊歩のアルキアリヅカ 完食のキバミミズ 三役のクラブレオ 夜番のアカメガシラ 索敵のカリガシラ 司令のボスガシラ 強襲のレンガヒトカゲ 掠盗のパンクイトカゲ 酩酊のネムリトカゲ 滅裂空間寡占のモトジメトカゲ 脚喰のソラガメ 妄幻のエッシャシック ドリーム・メイト 怪獣のギガトン 最南大陸狂乱のバニーラビット 皮着のジャケットカゲ 永眠のトウジュウ 雪駄のソラミハタシ 霜華のスキーヤ 氷鱗のアオザメ 星霜のブルークロウラ 懐中のサナダシスト 急襲のカゼバチ 雪倉のビスタリオン 凍蒼のスノーランナ 凍空のアオコウモリ 細峡のラストコウモリ 種蒔のボンバシード 大足のサウゼストブル 猫糞のシクイザル 冬柄のスノーマウス 凍河のムゴン 人殺のレリック 戦刃のエクスプローラ 闘走のテロリスト アフター・イメージ 頂鎖のバイスタイ コインの裏の宇宙ジルチ・シード ブギー・マン ゴースト・テラー 源恐のスネークテラー 欧邪のドラゴン 央蛇のドラゴン 土塊のコアセルベート 欠欠のレビヤタン 欠欠のバハムート 無貌のバイラス 坩堝のアカシャ 嘲神のイコル 嘲魔のペトータル 夢現のユーエムエー 上位存在智脳のハヴデザイア/オモイカネ=オープナ 海威のコウラ/エーギル=シーテラー 瞰世のクリエータ/デミルゴス=ビューア クリエテド・ワン クリエテド・スイーパ クリエテド・ハンガ クリエテド・プレーヤ クリエテド・ソーマ 誘界/誘櫂のレヂアントアイ/カローン=コンダクタ 終点/再終のアップル/アヴァロン=エンド アップル・ウェポン アップル・ギフト アップル・アリュール アヴァロン・ウェポン 漂白のレディゴーン 漂白のワズマン 漂白のルスチャイルド フェイタル=ネメシス 漂白のサダルナジ リングリング・セント 紛物のスケアクロウ サダルナジ=ネヴァー ?=コズミックホラー ノクス=インコグニタ ノクス=ビルトーチス ノクス=サピエンチア ノクス=アリエーナ ノクス=オムネス ファイ・ナル 闇色ビルディング 放牧のビルコウモリ 食用のコウモリ。 人間以外に天敵がおらず、美味しい肉をブラブラさせながら悠々と飛んでいる。 しっかり火を通さないとおなかを壊すので気をつけよう。 変異のコウモリネオ 倍数体のビルコウモリ。 こう言う個体が一定頻度で発生する事により、コウモリの乱獲が防がれている。 筋肉質で、あんまり美味しくない。 上座のボスコウモリ 知能が高い半面、あまり動かず筋肉が未発達なビルコウモリ。 十体ぐらいの群れが形成されると、自然に一匹がボスコウモリになるらしい。 柔らかすぎるぐらいに柔らかいその肉は、食べる人によって好みが大きく分かれる。 日下のソラコウモリ 一日の半分は屋外で活動するビルコウモリ。 人間以外の天敵がいる外の環境にいたために、より活発な生態。 ビルコウモリよりも肉は硬いが、さっぱりとした風味を好む者もいる。 改良のカリコウモリ 人間に手懐けられた、ビルコウモリとは別の品種のコウモリ。 人の指示でビルコウモリを狩り、食べにくい部位を餌として与えられる。 闇色ビルディングでは、現実世界における犬と同じくらい愛されている。 スポンジ湿原 肉食のカミトカゲ 魚やネズミを主食とするトカゲ。 大して頭が良くないので、動いているものは何でも餌だと思って攻撃する。 共食いの頻度も多いが、お互いの尻尾を食べ合う内に腹が膨れて円満解決する。 草食のナメトカゲ 湿地帯のコケを主食とするトカゲ。 体が頑丈で天敵が少なく、地面を舐めながら無警戒に闊歩する。 カミトカゲと喧嘩する様子はちょっとした名物。 逃避のフェイマウス 天敵だらけのスポンジ湿原を必死で駆け回るネズミ。 あの手この手で逃げようとするが、その生還率はあまり高くない。 バタバタ走る様子は人気があり、キャラクターのモチーフになることも。 悪食のリクイウオ カミトカゲ以上に何でも食おうとする淡水魚のサメ。 間欠泉に乗って陸上にまで現れるので、サメ映画のそれに匹敵する脅威。 実は食べるとすごく美味しいが、食べられる人間の方が多い。 漫遊のワタリウオ 長時間の陸上生活を可能とした魚。 単に陸に打ち上げられても死なない程度ではなく、天敵を避けて敢えて陸に登る。 普段は木々の上でじっとしているが、間欠泉が命中すると落っこちてくる 移気のスキッパー 水上を歩行する四足を持つ魚。 安全な水たまりを求めて、アメンボのように行き来する。 間欠泉から肉食魚が飛んでくると、阿鼻叫喚の様相を見せる。 好熱のマイセトゾーン うねうねと動き回る好熱菌の群体。 あまりに大きくなり必要な栄養が増えたので、小動物を襲って熱で殺して食べる。 まるで脳があるかのように獲物を追って動くが、個々の菌の作用だけで形を変えている。 頂鎖のヌシ スポンジ湿原の食物連鎖の頂点、異様に巨大な魚。 ヌシにとっては、リクイウオも人間もひとしくおやつに過ぎない。 頂点捕食者の割に異様に多いので、よく獲物争いに負けて餓死した死体が転がっている。 あの世超特急 悪食のフナクイウオ 海に棲むサメ、海水に棲む事を除けばリクイウオに酷似している。 船を出せば必ずと言っていいほど船底を噛んでくるので、修理屋は大繁盛。 リクイウオとフナクイウオ、どちらが先に生まれたのかは永遠の謎。 遊楽のミリンコ 超大粒のミジンコ。 大きな魚やクジラを囲んで口吻で刺し殺す事で有名で、船に上がられると大変厄介。 更に巨大なメートルンコがいると言う噂話がある。 横領のネットティアラ 漁師の宿敵と呼ばれるエイ。 猟船の網を裂き魚を奪うばかりか、漁師そのものも獲物と見做している。 反面その体はどこを捌いても高級食材で、獲った時の利益も大きい。 打鍵のヒトガタ 高い知能を持つ魚類。 唯一道具を使える魚で、手のような部分は人間とほとんど変わらない器用さ。 人間と仲良くできそうに見えなくもないが、彼らに会話の能力は無い。 乞食のオーバン 可愛さによって捕食を回避する海棲哺乳類。 動物の幼体に近い形に擬態し、敵対心を抱かれにくくしている。 ちなみに人間にはよく釣られて食べられる。 奪船のアムフィビア 海に棲む大型両生類。 浮遊物の上で日光浴する習性があり、その為に船をよく襲う。 大陸沿岸の座礁船群には、とても大きな巣があるらしい。 奪取のガンフィッシュ 極めて頑強な外皮を持つウツボ。 その突進は船に損傷を与えるほどで、船乗りは彼らのいる海域には近寄らない。 ちなみに「ガン」は激突の擬音であり、銃の事ではない。 不蝕のデュエリスト ガンフィッシュよりも更に強靭な外骨格を持つカニ。 天敵が一切存在せず、クジラに丸呑みにされても腹を捌いて生還する。 基本的には温厚で、エサも微生物だけなので、刺激さえしなければほぼ無害。 潤舌のロクマイジタ 三つの発声器官を持ち、音で敵を騙す魚。 あらゆる空気や水の振動パターンを再現し、獲物や外敵の聴覚や触覚を支配する。 ぬめった体は捉えにくく、追い込んだと思ってもすぐにぬめって逃げて立て直す。 共生のギヴァ 知能の高いタコの一種。 共生相手のテイカを電気的刺激で誘導し、彼らの食べ残しをつまんでいく。 極稀に、テイカ以外の生物を指揮している個体がいるらしい。 共生のテイカ 知能もなにもない無脊椎動物。 別にギヴァがいなくても生きていけるが、獲物との遭遇率は2割程度まで落ちる。 その肉体は狩りの際に変化し、ギヴァがいなかとうと獲物を悠々と屠る。 搾取のエクスプロイタ 健康なテイカが狩りの際に変化した姿。 全身の細胞が強靭な繊維となり、陸上大型哺乳類に匹敵する打撃力を実現する。 カロリーの消耗が激しい形態で、このままだと一時間程度で餓死してしまう。 媚売のフラッタラ 空腹なテイカが狩りの際に変化した姿。 エクスプロイタ形態よりは消耗が低く、体がふにゃふにゃしている。 燃費の良さを活かし消耗戦を挑み、丸一日でも獲物にまとわりつく。 ストライプマウンテン 迷彩のクロウラ 植物に擬態して獲物に接近するムカデ。 人間以外の動物はあまり色を捉える能力が高くないので、クロウラに気づけない。 クロウラもクロウラで人と動物を区別しないので、バレてないつもりで忍び寄ってくる。 吸血のシマビル ストライプマウンテンの縞と縞の間に潜むヒル。 極めて柔軟な体を持ち、体をお好み焼きよりも薄く潰して隙間に潜る。 油断したまま層を跨ごうものならば、あっと言う間に失血死する事になるだろう。 威視のクマミオロシ 動物の「目の高さで体格を判断する」習性を利用する為に背伸びをするネコ。 背伸びをする為に強靭になった足や尻尾は、かなりのジャンプ力を見せる。 尻尾を切断し目線を低くすると大人しくなるので、そうやってペットにする者もいる。 居候のサナダブロス 無数の寄生虫が互いに寄生しあった群体。 一緒に住む宿主を求め、山道をうろついている。 人間が寄生されても死にはしないらしいが、進んで試す者もいない。 投下のニーキューバチ 物を持ち上げて落として攻撃する習性のある大型のアブ、ハチではない。 物を投げ尽くすとやる事がなくなって、そのまま帰っていってしまう。 巣の近くは投下用の石や倒木だらけで、ゴミ山のよう。 救殺のカゲエビダケ 強烈な幻覚作用を持つきのこ。 気が狂った動物に寄生し、気が狂うに任せて移動させ生息領域を伸ばす。 ハイエストやビッグベッドで取引される麻薬の材料になるらしい。 華王のブケットバード 華のごとく豪華な出で立ちの猛禽類。 その表皮は有毒で、山の吸血生物や寄生生物を寄せ付けない。 剥製は一年間干す事でようやく無害になり、美術品とともに取引される。 縞縫のシャトルランナ 縞状地層を横断して掘り進むモグラ。 硬い岩盤をも掘り貫き、生息領域を広げていく。 他の地中動物は彼らほど元気ではないので、獲物は主に地上の小動物。 登竜のラガープ ストライプマウンテンの川を高速で泳ぎ回るコイ。 突如飛び出して地上の動物を急襲し、じりじり追い詰めた末に引きずり込む。 ちなみにこの名前は、川辺のある女性の命名である。 無翼のネオジムバード 磁力によって浮遊する大型爬虫類。 最高で2mほどの高さまで浮遊でき、獲物の死角から襲撃できる。 磁力の強い地層の上にしかいないので、本来遭遇率は低い。 迷彩のイエロクロウラ 砂漠地帯に棲む、クロウラの近縁種。 より獲物との遭遇頻度が低い環境に生きているので、狩りの能力が高い。 人間からすればバレバレなのはクロウラと同様。 砂時計 戦車のデザートコング 砂漠を闊歩する世界最大級の霊長類。 獲物が乏しい環境でその巨体を維持する為、一日に十数回の狩りを行う。 人里に現れた際の大惨事の記録は星の数ほど。 手招のヒューマリオン 人間に擬態し、アリジゴクのように罠を張るヘビ。 小動物は追い立てて突き落とし、大型動物は招き寄せて引きずり込む。 人の腕のような箇所には神経が通っておらず、風に吹かれて不気味に揺らめく。 不沈のライトエレファ 流砂の上でも生活可能な世界最軽量のゾウ。 それなりに脳が大きく、大きな耳と鼻から得た情報をもとに小賢しく立ち回る。 千匹に一匹は大きな牙を持ち、同サイズの金塊に匹敵する値で取引される。 匍匐のスナノミトカゲ 日照の回避と奇襲の為に砂の中を這い進むトカゲ。 砂を舐める事で獲物が残した皮脂を感じ取り、遠くからも追ってくる。 獰猛すぎてすぐに場所がバレてしまうが、足が速いので問題にならない。 先導のテッピトカゲ スナノミトカゲと一種の共生関係にある別種のトカゲ。 スナノミトカゲの獲物を追い詰める能力をアテにし、その狩りを支援する。 テッピトカゲ自身も襲われるが、その頑丈な鱗は牙を受け付けない。 陽炎のオアシス 不安定な空間に生じた不安定な泡沫的存在。 形あるものに嫉妬でもしているのか、分裂しながら絡みついてくる。 生物でなければ物体でもないが、運動エネルギーを浴び続けると霧散する。 妄幻のエッシャグラス 不安定な空間に生じた別法則により成り立つ非細胞生命体。 不完全物質から成り、細胞を持たず、未知の仕組みで動力を得る。 脳は持たないが、全身の神経のような組織が自動的に最適な反射命令を送り出す。 括付のペグバグ 砂時計の環境に適応した虫。 浮遊地形の裏側を這い進み、突然襲いかかってくる。 肉体を持つ動物ながら、砂時計の外には近縁種含め一匹も存在しない。 鋼羅のボスクロウラ クロウラの中でも最大級の種。 隠れる事ができないので、金属の殻と狩爪で補っている。 極めて美味な肉を持つが、それを知る人間はいない。 封鎖のサイントード 看板に擬態して旅人を食らうカエル。 賢い人間を見ると、タネがバレるのを恐れ逃げていく。 かつては傘林にもいたらしいが、周辺住民にバレた事で誰も近づかなくなり絶滅した。 進化のトカゲネオ 砂時計の環境に適応したトカゲ。 通常空間では維持不能な物質と構造で構成された肉体を持つ。 砂時計では強敵だが、通常空間では数分で肉体が軋んで死ぬ。 傘林 色黒のヒヤケコウモリ 主に日中活動するコウモリ。 ビルコウモリの原種であり、家畜化されていない為にずっと獰猛。 肉は固くて美味しくない。 苦行のホネカワウマ 砂漠に生息している野生のウマ。 その俊足であらゆる天敵から逃げ果せる事ができる。 本来草食だが砂漠では滅多にありつけないので、旅人を殺して食料を奪おうとする。 通魔のソラザメ 砂漠の上空を舞うサメ。 比喩ではなく本当にサメの一種で、リクイウオやフナクイウオの近縁である。 水浴びを好むが、乾燥には強い。 チーズケイブ 沈黙のケイブモルド 洞窟に佇むきのこ。 爆弾のごとく胞子を撒き散らす事で知られている。 カゲエビダケの近縁だが、環境の違いか外観は似ていない。 開花のレッドモルド ケイブモルドから吹き荒れる胞子。 強烈な運動エネルギーと有害物質の奔流で、極めて危険な存在である。 壺に詰めて一晩置くと、毒素が飛んで芳醇な甘さの汁が残る。 貯水のツボムシ 陸上生活をするイソギンチャク。 有毒の触手は、結構な範囲にまで届く。 餓死したツボムシの殻は芸術家から需要がある。 足掬のカモフラージャ 洞窟を這い回る大型のクモ。 固定の巣を持たないが、徘徊ルートにいくつも糸の罠を張っている。 川になっている場所を除き、地底のあらゆる場所を移動できる。 潜伏のスナコウモリ 砂の中に潜って暮らすコウモリ。 ヒヤケコウモリに食べられないよう、いつもこそこそとしている。 その肉はビルコウモリとはまた違った美味しさだが、寄生虫が多く加工が手間。 無膜のアルニコバット ネオジムバードと近縁の、磁力で飛行する大型爬虫類。 地層と食料の違いから、ネオジムバードと異なる合金の磁石を体内に持つ。 飛行能力は、飛ぶ事自体より足音を立てない意義が大きい。 別種のコウモリアザー コウモリネオが更に変化を遂げて完全に別物となったコウモリ。 他のコウモリと食性が異なっており、殺した獲物の部位を仲良く分け合う。 肉に値段がつかないので、洞窟管理会員が我慢して食べている。 怪物のポリプロイド コウモリアザーが更に更に変異した超大型コウモリ。 その寿命は一ヶ月にも満たず、短期間の間にコウモリらの天敵を狩り続ける。 その遺骸はコウモリの巣に利用され、長い間その姿を保ち続ける。 頂鎖のオォ 洞窟と砂漠の頂点捕食者である大型キバミミズ。 通常種は地上の小動物を食べるが、オォは地上まで這い上がろうにも体が重過ぎた。 その肉は洞窟の新名物になると目されているが、未だ食卓に並んだ事はない。 死角のケイブランナ 洞窟の中を走り回るヒクイドリ。 チーズケイブでは最速の動物で、そのヒットアンドアウェイに適応できる獲物はいない。 飛行能力は持たないが、3m以上の高さまでの跳躍はコウモリをも捉えられる。 アントライン 輸入のオイコウモリ 闇色ビルディングのカリコウモリが対人攻撃用に調教されたもの。 理解できる命令は「襲え」と「戻れ」だけだが、それ以外は必要ない。 ハイエスト警官には従順だが、識別の為の香料を持たないと攻撃される。 砲座のバリスタ ハイエストの研究者が開発した射撃攻撃装置。 レバーを引くと自動で動作を始め、あらゆる鎧を貫通する矢を放つ。 他所の街への輸出は、麻薬よりも固く禁じられている。 清掃のゴミクイムシ アントラインに貯められたゴミを処理する為のナメクジ。 あらゆるゴミを体内で分解するが、その過程で猛毒を出す。 死亡する少し前までに、周辺の砂漠地帯に捨てられるさだめ。 排撃のゴミハキムシ 体内のゴミの量が許容量を超え、排出形態となったゴミクイムシ。 排出自体も遠距離に被害を与える上、生体濃縮された毒素は化学兵器クラス。 こうなるより前にゴミクイムシを処分するのが人間の清掃員の最も重要な仕事。 自走のリビングゲート アントラインをテロリストが歩き回るのを阻止する為のカメ。 好物の餌を与えない限り道を塞ぎ続け、場合によっては攻撃してくる。 その好物とは新鮮な野菜だが、ハイエストの市場にはまず出回らない。 改良のパトローラ 戦闘に特化した能力を持つカモフラージャと同種のクモ。 虫を調教すると言うのも不思議だが、ハイエストでは成功している。 アントラインの外壁には凹凸があり、パトローラの歩行と罠作りに大変適している。 断絶のパトローレスト パトローラが特集な薬剤によって異様に大きく成長したもの。 合成飼料に含まれる多量のカルシウムと鉄分は、罠糸をより鋭利なものとする。 知能が小型哺乳類に匹敵するほど高く、調教により洗練された攻撃手法を身につけている。 警備のアーマーポリス ハイエストの警官、だいたいは下民か中民。 それなりに戦闘訓練を受けているので、一般人よりは強い。 警告の威嚇射撃の後、躊躇なく致死性の高い攻撃を行う。 統制のポリスリーダ ハイエストの警官のリーダー、下民は滅多におらず、中民か上民がほとんど。 指揮者としての研修を受けており、テロリスト対策のいろはを把握している。 給料は下っ端よりはいいが、就業時間が増えていて辛そうだ。 怠惰のスリープポリス やる気のないハイエスト警官、堂々とサボるのは自堕落な下民か要領の良い上民だろう。 正直テロリストなんか気にせず寝ていたいが、バレるとあれなので嫌々襲ってくる。 やる気が無いので法定の威嚇射撃すらサボる。 英才のハイアーポリス 本名アルマス、酒と地位とあと酒が好きなエリート上民警官。 最新の機材を使いこなしながらも、自身の肉体と技を磨く事も怠らない。 仕事中も酒を飲みながら怒鳴り散らすので、部下からの評判は酷く悪い。 砲座のオートバリスタ バリスタを改良し、自動で照準指定と射撃を行うようにしたもの。 十六発まで装填可能、敵対者が死に絶えるまで撃ち続ける。 お高い部品が使われているので、一般警官には支給されていない。 錯乱のキモリバヤシ 癇癪をおこしたキモリバヤシ。 新兵器である銃を持っているが、練習不足な上に激昂しているので狙いが雑。 状態異常を使おうだとか考える余裕はない。 墓ヶ原 蔑視のヒトミクダシ 尾で立って人の視線より高くなった事で、すごく偉くなったと思っているネコ。 これ以上高くなる必要がないので、得意技だったジャンプをしようとしない。 やはり尻尾を断つと大人しくなり、甘えた声でにゃんと鳴く。 闊歩のアルキアリヅカ 外敵を避けつつ食料を探す為に動く蟻塚。 材料の植物を無数のアリが引っ張ったりする事で、のそのそと動いている。 基本的にアリは動物の死体にたかるが、獲物が少ない時は自分で死体を作りに行く。 完食のキバミミズ 土壌よりも地上に食料を求めたミミズ。 乾燥に強くなっていて、雨が降っていなくてもにょきっと現れる。 その肉は独特な食感にカルトな人気があり、上民の間で流行っている。 三役のクラブレオ 三つの頭部を持つライオン。 それぞれが独立の自我と、個々の役割に応じた性質を持っている。 ソルティポートに骨格標本が届けられた際、誰もが造り物だと思って送り返してしまった。 夜番のアカメガシラ クラブレオの、哨戒活動を主に行う頭。 知能が低いが脳神経が丈夫で、三日に三時間程度の睡眠でも苦もなく活動できる。 最も酷使され、大抵一番最初に死んでしまう。 索敵のカリガシラ クラブレオの、狩りを主に行う頭。 高い視覚処理能力を持ち、人間以上に色彩感覚豊かで1km先のネズミも見逃さない視力。 殺して食う事以外に何も考えられない構造。 司令のボスガシラ クラブレオの、司令塔である頭。 知能指数はネコ科動物の中で最も高く、エネルギー温存の為一日に21時間寝ている。 特にやる事が無い間は、空の雲の事でも妄想しているぐらいには頭がいい。 強襲のレンガヒトカゲ より獰猛になったテッピトカゲの仲間。 いつでも凶暴に突っ込んでくるので、表皮は細かい傷と泥汚れで煉瓦のよう。 そのお陰でそれなりに高い迷彩効果があるが、すぐ突っ込むので意味がない。 掠盗のパンクイトカゲ ゆっくりと接近し、旅人の食料を盗むトカゲ。 旅人がいない間は、アルキアリヅカからアリを盗み食って妥協する。 餌をやれば人に懐くが、それを実践するほど食料に余裕がある旅人はいない。 酩酊のネムリトカゲ 大型過ぎて栄養消費が大きいせいで普段は眠りっぱなしのトカゲ。 一度目覚めると次に起きるエネルギーを得る為、最初に見つけた動物を襲う。 目が覚める前に目を手で塞げば、そのまままた寝てしまうとの噂がある。 滅裂空間 寡占のモトジメトカゲ 他のトカゲの司令塔として私腹を肥やすトカゲ。 この地域には元々知属性のトカゲがいなかったが、どこからともなく現れた。 面倒事を他のトカゲに任せ、だらけながら指示だけ送って幸せに暮らす。 脚喰のソラガメ 滅裂空間の不安定な法則に適応し飛行能力を得たウミガメ。 どう言う原理で浮いているかも、何故ウミガメが陸にいるかも謎である。 その動きは泳ぐかのように軽やかで、カメらしからぬ素早さ。 妄幻のエッシャシック エッシャグラスに近似した構造を持つ非細胞生命体。 歩行能力を持たず、空間を歪曲させ自身の座標を変える事で移動する。 体が消失しかかっているが、ちょくちょく無から別の部位が生えてくる。 ドリーム・メイト 滅裂空間を漂う非存在。 怪しげな波動は、存在を非存在へと引き込む引力のよう。 目に見えないが、なにもないがそこにあるので知覚は可能。 怪獣のギガトン 滅裂空間の不安定な法則の中でのびのびと育ったゾウ。 自重での崩壊を考慮せず、機敏でデカくパワフルな不安になる体つき。 最下層で眠り、起きると空中の足場をジャングルジム感覚でよじ登ってくる。 最南大陸 狂乱のバニーラビット 最南大陸を陽気に駆け回るうさぎさん。 その肉はとても美味しいが、腐りやすく最南大陸以外では食べられない。 野草の毒を生体濃縮している為、消化器官を確実に取り除く必要がある。 皮着のジャケットカゲ 獲物の皮を着る事によって寒冷地に適応したトカゲ。 爬虫類の中でも最も南に棲む種類で、専門家から注目されている。 ジャケットカゲ自身の皮は、あまり素材としての人気がない。 永眠のトウジュウ カゲエビダケの亜種、死体の中で増え、その体を操る。 絶対零度の土壌の上を歩き回り、繁殖の為の新しい死体を探す。 その胞子には新薬の材料に成りうる成分が含まれているらしい。 雪駄のソラミハタシ 威嚇以上に体温維持の為に地面から距離を置きたいネコ。 もう視線の高さで偉ぶるのは諦め、素直に遠くの敵を見張り保護色で隠れている。 尻尾を切ると体温を維持できなくなって死んでしまう。 霜華のスキーヤ 雪上を滑り降りるようにして移動するクモ。 群れで行動し、個体と個体の間に鋭い糸を貼って獲物に接近、絡め殺す。 その姿を雪の結晶に例える者がいるが、虫嫌いからすれば正気の沙汰ではない。 氷鱗のアオザメ 雪国の空の上を飛ぶサメ。 鋭敏な嗅覚は、万年雪の空の下でも役に立つ。 水中と海中、どっちが寒いのかは彼らぐらいしか知らないだろう。 星霜のブルークロウラ 雪の上で暮らすクロウラの一種であるムカデ。 体毛は擬態以外にも体温維持の機能もあり、雪中に潜っても凍えない。 クロウラ種らしく、やっぱり忍び寄るのが大好き。 懐中のサナダシスト サナダブロスと近縁の寄生生物。 触ると暖かく、寄生されれば体温維持がしやすくなるので、動物らにありがたがられる。 多分人間も同じ効果を得られるが、やる者はいない。 急襲のカゼバチ ニーキューバチの亜種だが、投げるものが無いので普通に襲ってくるハチ、アブではない。 毒は持たないが、その一撃は鋭利な刃で斬りつけられるかのようで危険。 雪崩を利用する習性があり、自身は空中で悠々と地上の獲物が弱るのを眺める。 雪倉のビスタリオン ジャケットカゲ同様、世界最南端に棲む爬虫類であるヘビ。 ひ弱な人間に擬態し、食べようと襲ってきた獣を罠にかけて食う。 雪山で人の死体を見ても、その正体は大抵彼らである。 凍蒼のスノーランナ 体温が地面に奪われるのを避ける為に常時走り回るヒクイドリ。 獲物を食べるのも走りながらで、食いちぎった肉をムシャムシャしながら何度も啄む。 バタバタと忙しない走行音は、雪山唯一の音源。 凍空のアオコウモリ 雪の空を昼も夜もなく飛び回るコウモリ。 カリコウモリと同じ種類だが、人間には懐かない。 引き締まった肉は美味しいが、カリコウモリ好きな人間は食べる事に抵抗がある。 細峡のラストコウモリ 厳しい環境で生きる為により高い知性を身につけたビルコウモリの一種。 狩猟個体が存在せず、ボスコウモリ相当の指揮個体だけが単独で生活している。 その肉はこの世界で最も美味しいと言い伝えられている。 種蒔のボンバシード 火薬成分により周囲に種をバラまく植物。 爆発に巻き込まれて死んだ動物を苗床にし、その上に木を生やす。 トウジュウと苗床争いをする事が多々ある。 大足のサウゼストブル サウゼストの動物としては最も知名度が高いウシ。 その頭部の剥製はハイエストの上民の間で調度品として人気がある。 しかしサウゼストブルを狩れるような実力者は、狩りなんかせず南に行ってしまう。 猫糞のシクイザル 自分では狩りをせず、死体を拾って食べるサル。 単に疲労を避けているだけで、窮地に追い込まれればちゃんと戦う。 シクイザルの縄張りにはトウジュウは繁殖できないと言う。 冬柄のスノーマウス 天敵から逃げるうちに来るところまで来てしまったフェイマウス類のネズミ。 あたりの動物はバケモノだらけだが、それでも器用に逃げ果せる。 その巣はどの動物や人間にもわからないよう巧妙に隠されている。 凍河のムゴン 寒過ぎて他の動物がいない川の中を悠々と泳ぐ魚。 仕方がないので地上の動物を襲って食べている。 誰もいない川の中、ずっとじーっとしている。 人殺のレリック 雪原を歩き回る知能が高いゴリラ。 果てを目指す旅人を何人も殺しており、その武器を鹵獲して使用する。 今では射撃武器まで持っており、年々危険性が増している。 戦刃のエクスプローラ 南の果てを目指す旅人、モンスターとも人間とも戦いたがりの戦闘狂。 果てそのものよりも過程の強敵が楽しみだった。 果て間近に来た事でモチベが落ちており、代わりに旅人と戦いを続けている。 闘走のテロリスト 本名レヴロー・エストロード、元ハイエスト上民のテロリスト。 圧政からの解放そのものよりは闘争する自分のかっこよさに惚れているフシがある。 テロなんかにハマらなければ最上民になるぐらいの素質があったらしい。 アフター・イメージ テロリスト男の高速戦闘によって生じた残像。 実際の攻撃によって生じた残像なので、当たればちゃんとダメージがある。 残像に紛れて姿を隠そうとか無駄な事は考えず、速さを生かしてそのまま攻撃してくる。 頂鎖のバイスタイ 影の森の頂点捕食者、世界最大種のカニ。 大型哺乳類さえも、バイスタイにとっては狩りの対象でしか無い。 すぐに食べない事を条件に他の動物を従え、役に立たなくなると同時にたいらげる。 コインの裏の宇宙 ジルチ・シード まだ実態になっていない可能性の塊。 湧き上がる無そのものが、不安定に揺らめきながらなだれ込んできたもの。 コインの裏の宇宙のそこらじゅうで湧き上がっていて、危ない事この上ない。 ブギー・マン 実体あるものに嫉妬する凶暴な非存在。 自分がなにかもわからないまま、ただただ存在に憧れ、壊そうとする。 ただただ壊す事だけをしるべに、他には何も知らず歩んでいる。 ゴースト・テラー 曖昧で名前のない恐怖の塊。 ノクスより生じる未知が、そのまま動き回っているもの。 人の心に反応し、恐れの感情をつついてくる。 源恐のスネークテラー 人がサルに近い動物だった頃より存在するヘビへの恐怖が形をなしたカミ。 いわゆるドラゴンであり、より強大なそれへと形を変える。 狩猟技術と都市の発達に因って斜陽気味だが、今でも人気はある。 欧邪のドラゴン ドラゴンの、悪魔としての側面の象徴。 歩む破壊と殺戮だが、所詮は英雄の引き立て役になる宿命。 好きなものは生贄。 央蛇のドラゴン ドラゴンの、神性としての側面の象徴。 人間におべっかを使われ、なし崩し的に大人しくなる宿命。 好きなものは生贄。 土塊のコアセルベート 原初のカミ、人や生命体の材料となった始まりの物質を象徴する。 あまりに進みすぎた人間たちからはないがしろにされ気味で寂しがっている。 コインの裏の宇宙は無数の始まりが自然発生するので、居心地がいいらしい。 欠欠のレビヤタン 巨大さのカミ、尽きることのない無尽蔵の食料。 それは無限の食料庫に見えるが、時折人を死に引きずり込む。 コウラと属性ややっている事が微妙にダブっているのでちょくちょく喧嘩する。 欠欠のバハムート 巨大さのカミ、全容を見通せない大き過ぎるなにか。 地上に現れると寝返りを打つだけで街が消えるので、コインの裏の宇宙に隠居している。 レビヤタンとは似た者同士仲がいい。 無貌のバイラス 見えざる細菌類の脅威であるカミ、かつては鎌を持った死神の姿だった。 薬学の進歩で勢力は弱まったが、まだまだ現役である。 レトロウイルスやゲノムだとかの、新しい言葉を勉強するので忙しい。 坩堝のアカシャ 知識のカミ、曖昧な存在。 だったのだが、哲学やインターネットの発達でその悍ましい姿が見えるようになった。 コインの裏の宇宙を歩いていると、一瞬のうちに周囲がこれに飲まれている時がある。 嘲神のイコル トリックスターの神、既得権益者らをあざ笑い新時代を作る存在。 イコルはLOKIの逆さ読みで、北欧神話のそれの記憶を持っている。 たまに馬とまぐわってスレイプニルを生んだ記憶を思い出してげんなりする。 嘲魔のペトータル トリックスターの神、邪悪を手玉に取りさらなる最悪を形作る存在。 ペトータルはNYARLATHOTEPの逆さに途中まで読んだもので、正式にはペトータルレイン。 主人公の仲間の中でも一番ろくでもない事をしでかしたキモリバヤシの姿を真似る。 夢現のユーエムエー オカルトのカミ、エセ科学やカルト宗教、代替医療に騙される人らのしるべ。 ありもしない希望をちらつかせ、仮初の安寧を与えてくれる。 今でも信者が大勢いるので、他のカミが弱っている中でもとても元気。 上位存在 智脳のハヴデザイア/オモイカネ=オープナ 闇色ビルディングを開こうとする、知性と集団の上位存在。 住人を胎内世界に閉じ込められる運命から救おうと頑張るが、非力過ぎて難儀している。 神話のように他の神の力を借りる訳にはいかず、色々と頭を捻らせているらしい。 海威のコウラ/エーギル=シーテラー あの世超特急を飲み込もうとした、海の災害の上位存在。 外なる世界の脅威らしく、運の悪いものを理不尽に死なせていく。 人間を食べるよりは普通に高級な洋食とかを食べたい。 瞰世のクリエータ/デミルゴス=ビューア ハイエストを創り支配した、悪しき支配の上位存在。 元人間で、上位存在になる前から人間の上に立ちたがる天才だった。 自分と同じくらい頭が良い話し相手が欲しいが、最上民は自閉傾向が強い者ばかり。 クリエテド・ワン クリエータが創造した亜存在、千変万化の能力を持つ。 自動で動作し、敵対者を攻撃したり、ゴミを集めて捨てたり、肩を揉んだりする。 一度ガーハンクルは自我を持たせ話し相手にしようと考えたが、虚しいのでやめた。 クリエテド・スイーパ クリエータが創造した亜存在、掃討の能力を持つ。 かつてハイエストでテロが多かった時期には、影で活躍する機会があった。 今は部屋のホコリを打ち払うぐらいしかやることがない。 クリエテド・ハンガ クリエータが創造した亜存在、処刑の能力を持つ。 不可視の姿で拘束し、ガーハンクルに歯向かうものに後悔ある死を与える。 今では部屋のネズミを釣ったり落としたりして遊んでいる。 クリエテド・プレーヤ クリエータが創造した亜存在、賛美の能力を持つ。 ガーハンクルお気に入りの歌を歌い、彼の戦闘中や仕事中の集中力を高めてくれる。 眠る時は流石にうるさいので消す、別に上位存在は眠らなくてもいいのだが。 クリエテド・ソーマ クリエータが存在した亜存在、滅却の能力を持つ。 コインの裏の宇宙はガーハンクルにとっても危険で、切り札として作った。 今では、今まで砂漠に捨てていたゴミをこれに空間ごと消してもらっている。 誘界/誘櫂のレヂアントアイ/カローン=コンダクタ 滅裂空間に人間を攫っては殺す、課金の上位存在。 普段は墓ヶ原に埋められた人々の船出を担当している。 死んだ人間も生きてる人間も別け隔てなくころころしたい。 終点/再終のアップル/アヴァロン=エンド 砂時計に熟れた者を攫って処理する、終点の上位存在。 仕事が雑で全然熟れていない人を誤って攫う事があり、熟れるまで放置して待っている。 上位存在の中でも上の方だが、上位存在同士で話す機会も無いので割とどうでもいい。 アップル・ウェポン アップルが創造した亜存在、斥候の能力を持つ。 崩壊と再生を繰り返し、敵対者が動かなくなるまで絡み続ける。 敵対者がいない間はそのへんをうろうろしている。 アップル・ギフト アップルが創造した亜存在、放出の能力を持つ。 属性のエネルギーを形にし、武器をバラ撒いて広範囲に破壊をもたらす。 放置するとそのへんがゴミだらけになる。 アップル・アリュール アップルが創造した亜存在、誘導の能力を持つ。 属性を持つ者を操り、破滅の終点への道を歩ませる。 放置すると誘われてやってきた雪山の動物たちでいっぱいになる。 アヴァロン・ウェポン アップルが創造した亜存在、決着の能力を持つ。 高度な自律動作能力を持ち、アップルの指示もなく敵対者を追い詰める。 敵対者がいない間は哲学的問題を延々と考えていたりする。 漂白のレディゴーン 本名天摩木 南果芽(テンマギ ナガメ)、上位存在と化した力属性の女性。 人間観察が趣味で、あらゆる属性の人間から多くのものを学んだ事で急速に熟れた。 上位存在と化した今でも人を見るのが好きで、あとは登山とコーヒーも好き。 漂白のワズマン 本名グニク・イエイレ、上位存在と化した知属性の男性。 元ハイエストの上民で、ガーハンクルに目をつけられる少し前に旅に出、熟れた。 選民主義者で人を見下すが、自分より上に最上民がいた事をコンプレックスに思う。 漂白のルスチャイルド 本名アトス・ヴォイドランド、上位存在と化した奇属性の少年。 キモリバヤシと同じ出身で、誰一人助ける者がいない中を孤独に生き抜き熟れた。 墓ヶ原の文化に興味を持っており、ちょくちょくその近辺を散策している。 フェイタル=ネメシス 宿命のカミ、人生の目標そのものたる絶対的存在。 それを打ち倒せず力尽きる者は多く、仮に打破しても次の目標が立ちはだかる。 人生そのものを捨てた者は彼を見る事ができず、その事実をただただ悲しんでいる。 漂白のサダルナジ 本名ナジ・ラーイド・アンワール、旅人の男が上位存在になった姿。 人間への殺害衝動を自分の空間に閉じ込め、最後まで優しい旅人でいようとしていた。 今はもうそれを抑え切れず、本能のままに技術を振るう。 リングリング・セント サダルナジの残像が不安定空間に焼き付いた事で生じた第二のサダルナジ。 本体と因果関係のない軌道で動き、変幻自在の攻撃を放つ。 その気配には恐るべき実体感があり、実存在と見紛うほど。 紛物のスケアクロウ サダルナジかと思われた、実体ある残像。 人間の限界の上位存在が、人間如きに触れられるものである筈が無かったのだ。 単なる残像ながら肉体を持ち、並の上位存在であれば単体で撃破する。 サダルナジ=ネヴァー サダルナジの真の姿、残像の奥に垣間見えた不可到達神性、人間の限界の上位存在。 百年修行しても身につけられないであろう超絶技巧の無拍子必殺剣を繰り出す。 全ては純粋なる技による攻撃であり、それ故に如何なる小細工も通用しない。 ?=コズミックホラー コインの裏の宇宙の奥に幽閉された、未知の恐怖の上位存在。 アンゴルモアの大王は、これの影響によって現実世界に生じた幻像であるとされる。 見通せないその姿は、最悪の形で幻視される。 ノクス=インコグニタ 未知を体現する、最上位存在。 あらゆる上位存在を跳ね除けた旅人へも、確実なる終焉を齎してくれる。 この世の未知が無くなりえない以上、ノクスが敗れる事も永遠にない。 ノクス=ビルトーチス ノクスの姿の一つ、未知に満ちる力の体現。 全容を見通す事も叶わない強大な力として、立ち向かうもの全てを押し潰す。 人が新たな兵器の可能性を識る度に、その力は増して行く。 ノクス=サピエンチア ノクスの姿の一つ、未知に満ちる知の体現。 計算する事も叶わない高度な知として、立ち向かうもの全てを被い潰す。 人が新しい技術の可能性を識る度に、その力は増して行く。 ノクス=アリエーナ ノクスの姿の一つ、未知に満ちる奇の体現。 想像する事も叶わない巧妙な奇として、立ち向かうもの全てを撥ね潰す。 人が新しい概念の可能性を識る度に、その力は増して行く。 ノクス=オムネス ノクスの最も恐るべき姿、未知に満ちる全能の体現。 「あらゆるもの」そのものであり、何もかもを踏み潰す。 人がどこかへ歩む度に、その力は増して行く。 ファイ・ナル ノクスから発生した逆存在、未知を「知らない」と言う空白の塊。 未知よりはまだ馴染みやすい存在なので、ノクスの代弁者を勝手に名乗ってくっちゃべる。 消しても消しても虚空からわき続け、無そのものと同様に消し去り難い。
https://w.atwiki.jp/wiki14_kohaku/pages/260.html
エレスチアル(1) アイオライト フローライト ラリマー ペリドット コランダム ソーダライト アレキサンドラ エレスチアル(2) トパーズ ベリル マラカイト セレスタイン アポフィライト タンザナイト スピネル モルダバイト コーラル アンバー クロサイト インカローズ ブルーレース ジンカイト ジャスパー ヘリオドール ジルコン ルビィ テクタイト クォーツ ラブラドライト ジェイド おまけスケジュール セイント・ジェムス ジェムス:虫・旅する小さい人たち ジェムス:おしゃれな・旅する小さい人たち ジェムス:腹下し・旅する小さい人たち ジェムス:水のなかま・旅する小さい人たち フレイル フレイル:虫・旅する小さい人たち フレイル:おしゃれな・旅する小さい人たち フレイル:腹下し・旅する小さい人たち フレイル:水のなかま・旅する小さい人たち シャムロック シャム:虫・旅する小さい人たち シャム:おしゃれな・旅する小さい人たち シャム:腹下し・旅する小さい人たち シャム:水のなかま・旅する小さい人たち グレイル グレイル:虫・旅する小さい人たち グレイル:おしゃれな・旅する小さい人たち グレイル:腹下し・旅する小さい人たち グレイル:水のなかま・旅する小さい人たち タイムスケジュール おしゃれな・旅する小さい人たち ベルボトムジーンズ・ハートのサングラス・セクシーリップ(ピンク)がランダムで貰えます。(消費AP約60) 第47期~ リアル時間 ダイナ時間 場所 セリフ 12 004 008 00 0 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 104 108 10 1 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 204 208 20 2 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 304 308 30 3 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 404 408 40 4 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 504 508 50 5 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 1 005 009 00 6 00 グレイル:水のなかま・旅する小さい人たち参照 --- 1 105 109 10 7 00 グレイル:水のなかま・旅する小さい人たち参照 --- 1 205 209 20 8 00 グレイル:水のなかま・旅する小さい人たち参照 --- 1 305 309 30 9 00 グレイル:水のなかま・旅する小さい人たち参照 --- 1 405 409 40 10 00 グレイル:水のなかま・旅する小さい人たち参照 --- 1 505 509 50 11 00 グレイル:水のなかま・旅する小さい人たち参照 --- 2 006 0010 00 12 00 果物屋下座標x[380]y[264] おしゃれするだよ 2 106 1010 10 13 00 果物屋下座標x[380]y[264] おしゃれするだよ 2 206 2010 20 14 00 食料品店左上座標x[440]y[241] おしゃれするだよ 2 306 3010 30 15 00 食料品店左上座標x[440]y[241] おしゃれするだよ 2 406 4010 40 16 00 ラングスティーヌ美術館前座標x[486]y[253] おしゃれするだよ 2 506 5010 50 17 00 ラングスティーヌ美術館前座標x[486]y[253] おしゃれするだよ 3 007 0011 10 18 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 107 1011 10 19 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 207 2011 20 20 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 307 3011 30 21 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 407 4011 40 22 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 507 5011 50 23 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 第41期~第47期 リアル時間 ダイナ時間 場所 セリフ 12 004 008 00 0 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 104 108 10 1 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 204 208 20 2 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 304 308 30 3 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 404 408 40 4 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 12 504 508 50 5 00 グレイル:虫・旅する小さい人たち参照 --- 1 005 009 00 6 00 いない? --- 1 105 109 10 7 00 いない? --- 1 205 209 20 8 00 いない? --- 1 305 309 30 9 00 いない? --- 1 405 409 40 10 00 いない? --- 1 505 509 50 11 00 いない? --- 2 006 0010 00 12 00 果物屋下座標x[380]y[264] おしゃれするだよ 2 106 1010 10 13 00 果物屋下座標x[380]y[264] おしゃれするだよ 2 206 2010 20 14 00 食料品店左上座標x[440]y[241] おしゃれするだよ 2 306 3010 30 15 00 食料品店左上座標x[440]y[241] おしゃれするだよ 2 406 4010 40 16 00 ラングスティーヌ美術館前座標x[486]y[253] おしゃれするだよ 2 506 5010 50 17 00 ラングスティーヌ美術館前座標x[486]y[253] おしゃれするだよ 3 007 0011 10 18 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 107 1011 10 19 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 207 2011 20 20 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 307 3011 30 21 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 407 4011 40 22 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 --- 3 507 5011 50 23 00 グレイル:腹下し・旅する小さい人たち参照 ---
https://w.atwiki.jp/kuizu/pages/315.html
Quizwiki索引 さ~と Quizwiki索引 な~ほ Quizwiki索引 ま~英数 Quizwiki わ ら や ま は な た さ か あ り み ひ に ち し き い を る ゆ む ふ ぬ つ す く う ん れ め へ ね て せ け え ヴ ろ よ も ほ の と そ こ お アルファベット 数字 Quizwiki メインページ Quizwiki メニュー Quizwiki 索引 あ~こ Quizwiki 索引 さ~と Quizwiki 索引 な~ほ Quizwiki 索引 ま~英数 Quizwiki 未作成の項目一覧 Quizwiki タグ一覧 Quizwiki Quizwikiにおけるジャンル分け あ行 あ アーカンソー州 アーチ アーティチョーク 噫無情 アーモンド ああわが戸田市 相合傘 アイアン 愛唄 愛煙家 相碁井目 アイザック・アシモフ 相沢すず アイススケート アイスバーン アイスプラント 愛生会病院 愛知県 愛と哀しみの果て アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ 愛の戦士レインボーマン 愛の種 愛のメモリー アイボリー アインシュタイン アイントプフ アウグストゥス アウシュヴィッツ 阿吽 亜鉛 青 葵 碧いうさぎ 青息吐息 青い鳥 葵祭 青ヶ島村 青木功 青木ヶ原 青木さやか 青木まゆみ 青木幹雄 青天井 青二プロダクション 青葉城 青本 青森県 赤 赤いアンブレラ あかいろめがね 赤川次郎 赤木圭一郎 赤城乳業 アカシックレコード 赤ちゃんはどこからくるの? 赤ちゃんポスト 赤と黒 赤福 赤星たみこ 阿寒国立公園 あ艦これ 秋 アキ口 秋田県 昭島市 あきつ丸 安藝ノ海節男 アキハバラ@DEEP 秋元順子 秋元康 秋元羊介 アクアシティお台場 アクアノートの休日 アクアプラス アクション・カメラ術 アクション仮面 芥川龍之介 芥川龍之介賞 アクチニウム 悪人正機説 悪魔がおる アグラフ アクロニム アクネ菌 アクロスティック 揚げ糸 明智光秀 上げ100日に下げ3日 揚巻 アゴラ 麻丘めぐみ 朝丘雪路 浅尾美和 朝顔 旭川市 朝日新聞 朝日放送 朝飯前 アサリ アシ 足利義昭 足が地面に付いていなくても手足をばたつかせることで数秒間空中に留まっていられるの法則 アジスアベバ あしたのジョー 芦ノ湖 アシビ 足元から鳥が立つ 芦屋市 アジャスター 足湯 アシュリタ・ファーマン アズーリ あずきちゃん アスコルビン酸 アズサ アスタリスク アストラ アストライア アスナロ アスファルト アスベスト 東京一郎 あずまきよひこ 東幹久 東村 あずまんが大王 阿澄佳奈 愛宕山 足立区 徒花 アタリ あたりまえ体操 圧 圧縮バット アッパッパ アップアップガールズ(仮) アデル アトラス アトランティス アドリア海 アドレナリン あなた アナログタロウ アニエス・ベー アニメタルレディー アネト山 アバンタイトル アピセラピー アビバ アフガン アフタヌーンショー 鐙骨 尼 安馬 亜麻 天方直実 甘酒 アマディス・デ・ガウラ あまんきみこ アムネスティ・インターナショナル アムハラ語 安室奈美恵 アムンセン 飴 アメイジング・グレイス 蛙鳴蝉噪 アメジスト アメリカ沿岸警備隊 アメリカ合衆国 アメリカン航空 アメリカン・コッカー・スパニエル アメリカン方式 アメンボ アヤクーチョ 綾崎 あやとり 綾小路きみまろ アユ アラクネ アラザン 嵐 荒ぶる 荒牧周平 アラム語 阿頼耶識 アラル海 安蘭けい アランジアロンゾ 有明海 有川浩 有島武郎 アリス アリストテレス アリス・プラン 有田修三 ありとあらゆる種類の食材を含んだ料理 蟻の門渡り 在原業平 アル・カポネ 歩きスマホ アルキメデスの渦巻線 アルジェ アルジェリア アルゼンチン アルデバラン アルトネリコ アルビノ アルフェラッツ アルミニウム アルミ箔 アルル・ナジャ アレイウェイ アレクサンドラトリバネアゲハ アレクセイ・パジトノフ アレックス・ロドリゲス アレフ アレロパシー アロイス・カリジェ 泡 阿波幸 阿波に吹く風は讃岐にも吹く 晏嬰 アングラス アンクル アングルシー島 アンコール・ワット 鮟鱇形 アンゴラ村長 安西 アンジュール 安全帯 安全牌 アンソニー・ベネット アンダードッグ効果 アンタチヂン アンタッチャブル アンダンテ アンツーカー アンディ・ウォーホル アンデス山脈 アンデパンダン 安藤 アントニー・ギリンガム アンドレ・カンドレ アンドレス・エスコバル アンドロイド アンドロメダ アントン・ヴェーベルン アンナプルナ アンナミラーズ 安寧天皇 安野モヨコ アンバーグリス アン・バンクロフト アンプ アンブリン・エンターテインメント 安穂野香 アンリ・モアッサン い 井伊家 イーゴリ・シコルスキー イイジ・ククチカ イーストボーンの悲劇 イーゼル いいぞ 飯野賢治 イーブイ 家なき子 イエロー・サブマリン イエロー・ジャーナリズム 硫黄 硫黄島からの手紙 庵点 イオン イオンレイクタウン イカ 鋳掛屋 五十嵐充 何鹿郡 井川 行きかう・線 生き残りゲーム イギリス いくつに見える? イグ・ノーベル賞 池澤夏樹 池田光政 池真理子 囲碁 異国の丘 居酒屋 勇み足 井沢八郎 石井菊次郎 いしいひさいち 石垣市 石垣島 石神秀幸 石川淳 石川達三 石川智晶 石川直樹 石田敦子 石田衣良 石突き 石ノ森章太郎 石橋正二郎 衣食足りて礼節を知る 石渡治 いすかの嘴の食い違い 五十鈴川 泉 和泉雅子 泉山三六 出雲崎町 いずれあやめか杜若 伊勢神宮 伊勢丹 居候 磯野波平 イタイイタイ病 板尾創路 痛車 いただきじゃんがりあんR 板の間稼ぎ 痛み分け イタリア イタルタス通信 市井由里 市川亀治郎 市川崑 市川新之助 いちご煮 苺ましまろ 一条ゆかり 一の市 一姫二太郎 一物一価の法則 イチロー 一六 いっしょ いっぱし 一風堂 イディ・アミン 糸 伊藤アキラ 伊藤淳史 伊藤一葉 伊藤一朗 伊藤かずえ 伊藤良恵 伊藤かな恵 伊藤清 伊藤さおり 伊藤静 伊藤若冲 伊東四朗 いとうせいこう 伊藤たかみ 伊藤利尋 伊藤智仁 伊東裕子 伊藤博文 伊藤誠 伊藤みき 伊藤美紀 伊藤みどり 伊藤由奈 イトマキエイ 糸目 イドラ 稲垣潤一 稲垣正司 イナ・バウアー イヌ 犬釘 犬山イヌコ イネ科 井上堯之 井上雄彦 井上望 井上ひさし 井上怜奈 位牌 茨城県 茨木のり子 イバン・ロドリゲス イヴァノヴィチ イヴァンパ太陽光発電所 イヴ・サン=ローラン イブ・モンタン イベリア半島 今ありて 今井麻美 今様 意味 イ・ムジチ合奏団 イモトアヤコ イヨマンテ イラン イリアック組曲 イルカ 色 色川武大 イロコイ連邦 いろは 岩井小百合 岩井半四郎 いわき駅 岩崎恭子 いわさきちひろ 岩下志麻 いわみエクスプレス 岩本薫 インキュバス インクルージョン 印紙税 印象派 インストール 陰線 インティファーダ インティライミ インテグラル インド インドネシア インバー 印旛沼 インファント島 インフィールドフライ インフラストラクチャー 隠喩 インリン・オブ・ジョイトイ 印籠詰め う う ウィキペたん ウイスキーボンボン ウィトゲンシュタイン ウィドマンシュテッテン構造 ウィム・ドイセンベルク ウィリアム・バロウズ ウィリー ウィリー・キーラー ウインク ウイングマン ウインドーピリオド ウェイクフィールドの牧師 味覇(ウェイパァー) ウェストファリア条約 ウェスパシアヌス 植田まさし 上野動物園 ウェブログ 植村花菜 ウェルカム ウォーズ ウォーターフロント ウォーターマーク ウォルト・ディズニー ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート 宇梶剛士 浮き石 ウグイス うぐいすあん ウクライナ ウクレレ ウゴウゴルーガ ウコギ科 ウサイン・ボルト ウサギ うさぎとかめ 宇崎竜童 ウサミン星 ウシ 牛久大仏 宇治十帖 雨水 臼井儀人 太秦 ウソテク 歌 謡 内田春菊 内堀光康 ウチナーグチ 内村航平 宇宙 日本 世田谷 宇宙ホタル ウツギ 美しく青きドナウ ウッドストック ウツボ 内海突破 伝染るんです。 うどん 優曇華 ウナギ ウニ 采女亮 ウバザメ ウバ州 ウバメガシ 産声 ウマ うまい棒 梅津美治郎 裏 ウラディミール・アシュケナージ ウラヌス 裏技 浦和市 浦和美園駅 漆 ウルトラB ウルトラマリン ウル・ナンム法典 うるるとさらら 烏鷺の争い ウロボロス 宇和島城 うわばみ ウンウントリウム ウンジャマラミー 雲台 ウンディーネ 運命 え エアロスミス 永久凍土 榮倉奈々 エイト エイミー・アーヴィング エーデルワイス エール 江川海岸 駅伝 エクサ エクステラ エクストリーム聖火リレー エグスプロージョン エクレア 回向 エコール・ド・パリ エシネコ エジプト型 エスカミーリョ エスカルゴ エストカダ エスパー伊東 エスピオナージ エスプーマ エスプレッソ エスペラント 壊疽 エチカ エッグバンク エッセイ漫画 エディット・ピアフ エドウィン・バレロ 衛藤ヒロユキ エトナ山 エトピリカ エド・マクベイン 江戸むらさき エドワード・グレン 江夏豊 エニシダ エニックス エノコログサ 榎本其角 榎本武揚 エバミルク エハラー 江原啓之 エビ エピ えびの市 愛媛県 えひめ丸 箙 エフェメラ エベレスト エポニム エホバの証人 エマープ エミール・ゾラ エミネム エラシコ 襟足 エリカ えりかとさとるの夢冒険 エリザベスカラー 江利チエミ エリック・ドルフィー エリドゥ エル・アルボル エルグ エル・グレコ エル・チョクロ エルフ エル・ミラドール エルメス エレベーター エロシェンコ エンキ・ビラル エンジュ 円周率 炎上 炎色反応 エンジンストール 演説 円卓の騎士 遠藤正明 遠藤未希 遠藤実 えんぺら 煙霧 お 及川正通 オイスターカード 追い出し太鼓 応 王貞治 オウチ オウム真理教 王立展示館 大洗磯前神社 大泉洋 大入り袋 大江戸温泉物語 大江美智子 大岡信 大垣市 オーガスタ 大川周明 大川村 大木 大木戸ビル おおきなかぶ オーギュスト・エスコフィエ 大喜利 大久野島 大久保忠隣 大久保嘉人 大隈重信 オークランド 大阪 大阪大学 大阪麦酒 大阪府 大阪桐蔭高等学校 大沢崩れ 大沢啓二 大下弘 大島さと子 大島優子 大島麗子 オーストリア 大関 大竹一樹 太田忠司 大谷育江 大谷晋二郎 太田房江 太田光代 太田泰子 太田淑子 オーチス・エレベーター 大槻ケンヂ 大槻敏文 大槻真希 オーデコロン 大トニー オートバイ 大貫亜美吉村由美 大乃国康 大野豊 オーバーチュア 大橋のぞみ 大原崇 オービス オーブ オーヴァドライブ オーファンフィルム 大船渡市 オー!マイキー 大宮駅 大森うたえもん オーリー おかあさんといっしょ 岡崎体育 岡崎朋美 小笠原村 おかしな二人 岡田紅陽 岡田准一 岡田武松 緒方正規 岡田有希子 お株 岡村勝正 岡村長之助 岡村靖幸 傍目八目 岡本かの子 岡本太郎 岡本依子 小川 オガワスタジオ お菊 沖縄県 沖縄市 荻野目慶子 奥井雅美 奥田民生 オクタン オグリキャップ 尾崎紅葉 尾崎放哉 尾崎将司 大佛次郎 オジー・スミス 押し駒 おじさん オジャパメン おしゃべりクソ野郎 長万部町 おしん おすしのじかん オスマン大通り オスロ条約 オセロ お台場笑おう会 尾田栄一郎 小田和正 おたく 織田信長 織田裕二 落合恵子 オッカム オッパッピー オッフェンバック オッペケペー節 小津安二郎 オデッサの階段 おてもやん 男の子 女の子 男はつらいよ 大人計画 踊り場 おどるポンポコリン おなら 鬼 鬼の洗濯板 おニャン子クラブ 小野喬 小野小町 小野篁 小野まじめ お東騒動 帯広競馬場 オプジーボ オブジイヤー オフパコ オ・プランタン オペラグラス オペラハウス オムニバス オムレツ オモト おやつカンパニー およしになってねTEACHER オランダ オリーブ オリーブオイル オリエンテーリング 折尾駅 オリジンコーポレーション オリフィス オルガン オルレアン オレオ 俺の妹がこんなに可愛いわけがない オレンジ オロナイト 音楽と人 温故知新 温泉卵 オンド・マルトノ 乳母日傘 か行 か カーター ガーター勲章 カーテンコール カート・コバーン カート・スズキ ガードナー・ドゾア ガートルード カートン ガーナ カーネーション カーバイド カーペンターズ カーマイン カーマ・カメレオン カール・ゴッチ カール・ツァイス 貝合わせ カイくん 壊血病 カイコ 海砂利水魚 開田裕治 階段登行 海底 皆藤愛子 ガイナックス 外半規管 怪物王女 回文 開南丸 怪味 かいらぎ カイラス山 カイロウドウケツ カイロプラクティック ガウス 替え玉 カエルになった王子様 薫 カオルさん 化学調味料 花果山 鏡音リン 鏡開き 加賀屋 係り結び 香川県 かかわり カキ かき氷 かきふらい カクカクシカジカ 核家族 覚悟のススメ 学習院大学 学術たん 角田 學天則 神楽坂女声合唱団 駆け落ち カゲロウ 鹿児島県 鹿児島市 カザフスタン カサブランカ 風間深志 カサ・ミラ 笠山 がじゃいも ガジュマル 嘉祥 柏木貴代 柏木千鶴 柏原竜二 ガス かすがい カスクート カスケード ガスト ガスパール カズマ かすみ網 霞が関ビルディング 霞田志郎 数見肇 かすり かすり傷 風 火星 嘉瀬川 風立ちぬ カセットテープ 風と共に去りぬ 風に吹かれて 風の歌を聴け 風のクロノア ガゼル 加線 ガソホール 片岡千恵蔵 カタツムリ 片手落ち 形見分け ガチョウ ガチンコ! 割愛 喀血 勝源神社 喝采 葛飾ラプソディー 括線 ガッタメラータ 且元滋紀 桂太郎 カテゴリーキラー 勝てば官軍負ければ賊軍 蝌蚪 加藤歩 加藤英美里 加藤和樹 加藤清正 加藤久仁生 加藤剛 加藤紘一 加藤浩次 加藤楸邨 加藤千恵 加藤茶 加藤哲郎 加藤登紀子 加藤虎ノ介 加藤夏希 加藤晴彦 加藤一二三 加藤みどり 加藤ミリヤ 加藤良三 加藤ローサ 角川ザ・テレビジョンのロゴ カドミウム 金井芳雄 仮名垣魯文 悲しき雨音 カナダ 金棒引き 鹿目凛 カナリア カニ 蟹工船 かに座 カネカ 鐘ヶ淵 金子勇 金田朋子 金原ひとみ 金丸信 彼女が漢字を好きな理由。 カノン ガバメント カバヤ食品 カピクレ 歌舞伎十八番 兜町 ガベルスベルガー式 カポタスト カポック かまいたち がまかつ 釜玉うどん カマドウマ 上座 カミーユ・ムファ 神様 神島 上地雄輔 神児遊助 カミソリ 雷おこし カミナリ族 神のお告げ カミュ カメ カメオ 亀田音楽専門学校 カメントツ がもう 蒲生氏郷 賀茂真淵 嘉門達夫 加山雄三 カラーバー カラオケ カラオケボックス カラカリ ベビースター 唐沢寿明 辛島美登里 カラス ガラス ガラスのうさぎ カラスビシャク からすみ 唐津市 ガラナ 唐橋 空堀 ガラモン・ソング カリウム カリエス カリカ 狩りから稲作へ feat.足軽先生 ガリ子 カリプソ カリフラワー 花柳流 カリンカ ガル高校 ガルシア=マルケス カルチェ・ラタン カルドセプト カルナナンダ カルパス カルパッチョ カルヴァドス カルフール ガルフシフ カルメン カレル・ファブリティウス カレンダー カレン・ブリクセン カワウソ カワウソちぃたん☆が行くホントの日本 川上産業 川上とも子 川口松太郎 川崎徹 川三番地 川島芳子 為替心理説 河竹黙阿弥 川の字で寝る 河東碧梧桐 川本幸民 川本真琴 癌 顔回 宦官 環境省 漢江 カンコー学生服 監獄 関西学院大学 閑散期 幹事長 漢字の日 幹線 簡体字 神崎ひとみ 元日 カンタベリー大聖堂 貫地谷しほり 肝臓 艦隊これくしょん 感嘆符 カンチェンジュンガ 勘亭流 カンテレ 広東鍋 間脳 観音開き がんばれ!!ロボコン 乾パン ガンビア カンピオーネ かんぴょう カンフル カンボジア 冠二郎 き 黄 気圧 ギーガー ギー太 キープ キール運河 キーレーン交響楽団 キーロガー キウイ ギガ 希ガス 季刊 キキ きくお キク科 菊田早苗 木口小平 着ぐるみ 貴公子 きざ ギザ キサスキサスキサス 如月千早 如月ハニー 岸上幸吉 ギシギシ きしめん 擬傷 痕 来生 来生たかお 機先を制する 木曽川 ギター 擬態 北風 着たきり雀 汚い爆弾 北の打ち師達 北野井子 北原白秋 北村季吟 北杜夫 北山修 北山陽一 吉祥寺 キッコーマン キッス・オブ・ファイヤー 切手 切手のないおくりもの キッテル固体物理学入門 キツネ きつね色 亀頭球 ギ・ド・モーパッサン きな粉 ギニア 木に竹を接ぐ 後朝の文 ギネー 驥尾に付す 岐阜県 ギフテッド 君が笑うとき君の胸が痛まないように 喜味こいし 君の名は きみはペット キム・カーダシアン 木村カエラ 木村拓也 木村拓哉 木本武宏 疑問符 逆王水 逆数 羈軛 ギャグ漫画大喜利バトル キャサリン キャシー・ウィットワース ギャズビー キャッサバ キャッツ・アイ キャトルミューティレーション キャプテン キャプテンウルトラ キャベツ キャヴェンディッシュ ギャレー キャレット キャロル きゃわたん キャンディ キャンディーズ キャンベル 球 救急車 吸血鬼 九州 キュータ キュート 求肥 狂気 狂言 杏子 警策 ぎょうざの満州 行田徳郎 京都学園大学 京都府 ぎょうにんべん 京橋駅 炬火 旭日旗 極真会館 曲水の宴 魚醤 巨人 巨人のドシン 清洲橋 曲肱の楽しみ 清春 魚尾 吉良 キラーエイプ仮説 キラー・カーン キランソウ ギラン・バレー症候群 桐壺 キリバス キリル文字 麒麟 麒麟も老いれば駑馬にも劣る キルゴア・トラウト キルスティン・ダンスト 莫切自根金生木 キルリアン写真 きれぼし脳 ギロ キン 金 銀 金科玉条 銀河系 近畿日本鉄道 金魚王国の崩壊 金魚花火 キングギドラ キングダム 金月真美 きんさん・ぎんさん キンシャサ 金将 金星 金田一京助 金田一耕助 金田一少年の事件簿 金田一秀穂 金太の大冒険 銀魂 キンタロー キンタロー。 キンチェム きんつば 筋肉少女帯 銀の匙 金の脳 きんもーっ☆ 金炉 く グアノ クアラルンプールタワー クイズ!ヘキサゴンII クイズを出し続けるブログ 喰いタン グイン・サーガ 空海 空気 グーゴル 空想科学読本 空走距離 クーパーテスト グープロル 空也蒸し 苦力 クーリングオフ クール グオル・マリアル 日下部鳴鶴 草木 草彅 草野マサムネ 草枕 草分け名主 クサンティッペ 櫛 愚者 クジラ クズネッツ ぐたく 百済 クチクラ くちばし グッドモーニングアメリカ グッピー 轡 クツワムシ 工藤静香 宮内庁 国後島 国松彰 くノ一 クビレズタ 工夫茶 久保講堂 クマ 熊本城 グミ 久米田康治 久米宏 クモ 久茂地川 グヤトーン クラーク・ゲーブル クラーケン クラーレ クライストチャーチ クライズラー&カンパニー グラウンド・ゼロ クラスタ クラスで一番スゴイやつ 倉田真由美 クラッシュ・バンディクー クラッタリング グラッドウィン・ジェブ男爵 倉橋惣三 クラリネット クラム クラムボン くらもちふさこ クラヴサン協奏曲 グランドティトン国立公園 グランドピアノ グランピング クリ くりぃむしちゅー くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館 クリームダウン現象 グリーンベレー グリーンメーラー グリコ グリコーゲン グリゴリー・ペレルマン クリス・アンダーソン クリス・オブロッキー クリスチャン・ラッセン クリスティーナ・グリミー クリストファー・マッカンドレス クリスマスキャロルの頃には クリス松村 栗林みな実 栗原心平 クリフハンガー クリムト 栗本薫 クルー クルースン クレイ・バックホルツ クレー射撃 グレートグロス グレート・デーン グレープフルーツ クレアラシル グレイスランド クレクレタコラ グレゴール・ザムザ グレッチ 紅の豚 グレフェンベルグ クレヨンしんちゃん グレン・グールド クレンツレーン 黒 黒い花びら 玄人 グローイング・アップ クローゼット クローバー クローバーフィールド グロービス・トライボーディアン日本選手権 クロカンブッシュ 玄倉川 グロス クロス・アンド・ブラックウェル クロスオーバー 黒田清子 黒田騒動 黒田孝高 クロックス グロッケンシュピール 黒猫 黒の組織 黒BUTAオールスターズ 黒部五郎岳 黒柳朝 黒柳徹子 クワ クワミ・ブラウン クンロク大関 け 京 慶應義塾大学 警策 芸術座 慶尚北道 珪性肺塵症 啓蟄 ケイティ・ペリー 形容動詞 競輪 ケーキ ゲエズ文字 ケータリング ゲーテ ケーナ ケーフェイ ゲームカタログ@Wiki ケール ゲーン 劇場盤 劇団イナダ組 劇団ひとり 華厳の滝 ケサランパサラン 消印 ケチャ 結核 けっこう仮面 結婚行進曲 ケッペン 決明子 ゲティスバーグ 外道 蹴伸び ケビン・ミッチェル 蹴鞠 ケミカルガーデン 煙 ケモセーフ ゲル ゲルニカ ケルン ケレス ケロロ軍曹 ケン・イシイ 幻海 ゲンゲ科 ケンケン ゲンゴロウ島 検算 検事総長 源氏物語 建水 阮籍 還俗 幻灯器 剱木亨弘 ケン・マッティングリー こ 碁石 小石川植物園 小石川養生所 小泉今日子 小泉瑠美 鯉之堀 恋人岬 小岩井 コイン 江 合 かういふ女 鴻海精密工業 公害等調整委員会 効果音 交響詩篇エウレカセブン 合計特殊出生率 耕三寺 孔子 広辞苑 航時軍団 皇潤 控除 好色一代男 江青 合成数 香雪美術館 コウゾ 皇族譜 倖田來未 國府田マリ子 高知県 高知三部作 紅茶 紅茶花伝 膠着語 膠着状態 校長先生 黄帝 皇帝 コウノトリ 河野ヨシユキ 光復節 光武帝 弘法も筆の誤り 小梅伍 甲本ヒロト コウモリ コウモリ傘 紺屋の明後日 郷里大輔 広隆寺 行旅死亡人 ゴー・ウエスト ゴーカート ゴーグル ゴースト/ニューヨークの幻 コーチ コードウェイナー・スミス コートジボワール コート・ダジュール コーネリアス コーヒー コーラ 氷 氷と炎の歌 氷の微笑 ゴーレム コール ゴールデンタイム ゴールライン ゴーレム効果 コーンウォール一派 五角形 古稀 極 虚空 国際自然保護連合 小口 告白 国分太一 國母和宏 こぐま座 国民栄誉賞 国民クイズ 極楽とんぼ 国立看護大学校 国立公園 こげぱん ココアバター ココくん ここがロドスだ、ここで跳べ! ここにいるよ 午後のこ~だ ゴサインタン 小坂一也 後桜町天皇 こざとへん 五三焼カステラ 腰折り 御子息 コシヒカリBL 小島功 小島勇 小島の春 小島啓 小島よしお 五重塔 小杉竜一 ゴスペラーズ コスモス 古関裕而 ゴダイゴ 炬燵 国華 国旗 ゴッドハンド洋一 こっぱみじんのR&R コッペリア コティングリー妖精事件 コテリー 後藤久美子 後藤秀樹 ゴドーを待ちながら 箏座 寿志郎 壽屋 コナン・ドイル コニーアイランド コニカルビーカー この人を見よ この道 この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO こはぜ 小林旭 小林亜星 小林綾子 小林一三 小林一茶 小林カツ代 小林桂樹 小林賢太郎 小林幸子 小林聡美 小林真一 小林すすむ 小林多喜二 小林武史 小林尊 小林稔侍 小林伸明 小林史和 小林雅英 小林勝 小林麻耶 小林誠 小林よしのり コピー・ワンス コピュラ コピ・ルアク コブクロ コブラ コブラツイスト 狛犬 小松未可子 ごまめ ごまめの歯ぎしり 小宮悦子 コム・デ・ギャルソン こむら返り 小室哲哉 コメ コメントスクラム ゴヤ 小柳トム コヤニスカッツィ 小山 小山商店 小山正明 小山ゆう 小山ゆうじろう 今宵の月のように ゴライアストリバネアゲハ ゴリ コリジョンコース現象 ゴルトベルク変奏曲 ゴルバン・ゴル計画 ゴルフ ゴルフボール コレジャナイロボ コロコロチキチキペッパーズ コロポックル コロラド州 ころもへん 紺色 コンキスタドール 金剛組 今敏 コンシューマーゲーム コンセント コンソメ 近藤るるる コンドーム コント55号 ゴンドラ コントラクトブリッジ コンバージョン コンバウン朝 コンバット弾 コンピュータースペース 紺碧の空 コンマ
https://w.atwiki.jp/ulilith-face/pages/39.html
サイズ変更可能なウィンドウの作成方法(3) このページでは、サイズ変更可能なウィンドウの作成方法(1)で使用した ウィンドウサイズ変更可能なサンプルフェイス(↓のファイル)の内容について説明します。 resize_test.zip [Preference]フィールド [Preference]Signature = "uLilith Face File"FaceName = "resize test face"DefaultMessage = "Sound Player Lilith for Unicode OSs"NeedVersion = 2011/11/27CanvasWidth = 300CanvasHeight = 140MinWidth = 300MinHeight = 140MaxWidth = 2000MaxHeight = 1000InflateUnitX = 1InflateUnitY = 1 サイズ変更可能なウィンドウを作成する場合、 CanvasWidth・CanvasHeightキーで初期状態のキャンバスサイズと MinWidth・MinHeightキーで最小のウィンドウサイズを必ず指定してください。 ウィンドウは小さくしすぎると、アイテムの表示領域が確保できない (完全にウィンドウの外にはみ出してしまい、表示できないアイテムが出てくる)状態になり エラーが発生してしまいます。 最小のウィンドウサイズは、 全てのアイテムが問題なく表示できるサイズに調整してください。 MaxWidth・MaxHeightキーはウィンドウの最大サイズを設定します。 幅・高さどちらかしかサイズ変更できない状態にする場合に 変更させない方をCanvasWidth・CanvasHeightと同じ値に指定してください。 最大サイズを設定しない場合はキーを省略してもかまいません。 キーを省略した場合は無制限にサイズを広げられるようになります。 InflateUnitX・InflateUnitYキーはウィンドウが広がる間隔(ピクセル単位)を指定します。 枠の画像などを縦横に繰り返しで表示していて、 常に一定の間隔でウィンドウのサイズ変更をしたいなどの場合に指定してください。 キーを省略した場合は1が設定された状態になります。 ※これらのキーについて詳しくは、[Preference]フィールドについて(3)を参照してください。 この記述例で挙げたキーは、 サイズ変更可能なフェイスに最低限設定しておくべきものだけなので、 PreviewImageキーなど、[Preference]フィールドで使える他のキーも 必要であれば合わせて設定してください。 背景画像の設定 サイズ変更可能なウィンドウを作る場合、 背景画像は四隅・四辺・中央の9つに分けることになります。 この背景を、 このように分離します。 左上から と番号を付けて説明します。 なお、この分け方はサンプルフェイスに使っている画像での例なので 他の画像を使用する場合は、 画像の模様やデザインに合わせて切り分ける位置を調整してください。 背景画像アイテムの配置について 四隅の画像アイテム(1)(3)(7)(9)は、 ウィンドウサイズが変わっても表示サイズが変わらないので TopLeftAnchorキーだけで表示位置を指定します。 四辺(2)(4)(6)(8)・中央(5)の画像アイテムは、 ウィンドウサイズに応じて表示サイズが変化するので TopLeftAnchorキー・BottomRightAnchorキーの両方を記述して表示位置を指定します。 四辺に使用する画像は、表示する部分を細く切り取った画像を TilingMethodキーで上下または左右に繰り返し表示します。 上下(2)(8)のアイテムは横が細い画像を左右に繰り返しで、 左右(4)(6)のアイテムは縦が細い画像を上下に繰り返しでそれぞれ表示します。 中央(5)のアイテムは画像ファイルを使う場合は上下左右に繰り返して表示しますが このサンプルフェイスの例では画像を使用しない背景色のみの領域になっています。 サンプルフェイスのiniでは、 (1):[Base01TopLeft] (2):[Base02Top] (3):[Base03TopRight] (4):[Base04Left] (5):[Base05Center] (6):[Base06Right] (7):[Base07BottomLeft] (8):[Base08Bottom] (9):[Base09BottomRight] のフィールド名で記述しています。 それぞれのアイテムの表示位置は、 四隅の画像アイテム(1)(3)(7)(9)に使用する画像サイズで決まります。 四隅の画像アイテムの配置 (1)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ5px)は、左上端に配置するので TopLeftAnchor = TopLeft, 0, 0 左上座標の原点はTopLeft(左上)、相対X座標・相対Y座標共に0を指定します。 (3)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ5px)は、右上端に配置するので TopLeftAnchor = TopRight, -5, 0 左上座標の原点はTopRight(右上)、 相対X座標は画像の幅(5px)の分左(マイナス)=-5に、 相対Y座標は0になります。 (7)のアイテム(画像サイズ:幅120px×高さ60px)は、左下端に配置するので TopLeftAnchor = BottomLeft, 0, -60 左上座標の原点はBottomLeft(左下)、 相対X座標は0に、 相対Y座標は画像の高さ(60px)の分上(マイナス)=-60になります。 (9)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ60px)は、右下端に配置するので TopLeftAnchor = BottomRight, -5, -60 左上座標の原点はBottomRight(右下)、 相対X座標は画像の幅(5px)の分左(マイナス)=-5に、 相対Y座標は画像の高さ(60px)の分上(マイナス)=-60になります。 四辺の画像アイテムの配置 (2)のアイテムは、 (1)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ5px)と (3)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ5px)に挟まれる部分に配置します。 TopLeftAnchor = TopLeft, 5, 0BottomRightAnchor = TopRight, -5, 5 左上座標の原点はTopLeft(左上)、 相対X座標は(1)の画像の幅(5px)の分右=5に、 相対Y座標は0になります。 右下座標の原点はTopRight(右上)、 相対X座標は(3)の画像の幅(5px)の分左(マイナス)=-5に、 相対Y座標は(3)の画像の高さ(5px)の分下=5になります。 (←拡大:) 画像ファイルは↑の、表示部分を細切りにした縦長の画像を TilingMethod = Horizontalで左右繰り返しで配置します。 (4)のアイテムは、 (1)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ5px)と (7)のアイテム(画像サイズ:幅120px×高さ60px)に挟まれる部分に配置します。 TopLeftAnchor = TopLeft, 0, 5BottomRightAnchor = BottomLeft, 5, -60 左上座標の原点はTopLeft(左上)、 相対X座標は0に、 相対Y座標は(1)の画像の高さ(5px)の分下=5になります。 右下座標の原点はBottomLeft(左下)、 相対X座標は(1)の画像の幅(5px)の分右=5に、 相対Y座標は(7)の画像の高さ(60px)の分上(マイナス)=-60になります。 (←拡大:) 画像ファイルは↑の、表示部分を細切りにした横長の画像を TilingMethod = Verticalで上下繰り返しで配置します。 (6)のアイテムは、 (3)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ5px)と (9)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ60px)に挟まれる部分に配置します。 TopLeftAnchor = TopRight, -5, 5BottomRightAnchor = BottomRight, 0, -60 左上座標の原点はTopRight(右上)、 相対X座標は(3)の画像の幅(5px)の分左(マイナス)=-5に、 相対Y座標は(3)の画像の高さ(5px)の分下=5になります。 右下座標の原点はBottomRight(右下)、 相対X座標は0に、 相対Y座標は(9)の画像の高さ(60px)の分上(マイナス)=-60になります。 (←拡大:) 画像ファイルは↑の、表示部分を細切りにした横長の画像を TilingMethod = Verticalで上下繰り返しで配置します。 (8)のアイテムは、 (7)のアイテム(画像サイズ:幅120px×高さ60px)と (9)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ60px)に挟まれる部分に配置します。 TopLeftAnchor = BottomLeft, 120, -60BottomRightAnchor = BottomRight, -5, 0 左上座標の原点はBottomLeft(左下)、 相対X座標は(7)の画像の幅(120px)の分右=120に、 相対Y座標は(7)の画像の高さ(60px)の分上(マイナス)=-60になります。 右下座標の原点はBottomRight(右下)、 相対X座標は(9)の画像の幅(5px)の分左(マイナス)=-5に、 相対Y座標は0になります。 画像ファイルは↑の、表示部分を細切りにした縦長の画像を TilingMethod = Horizontalで左右繰り返しで配置します。 中央のアイテムの配置 (5)のアイテムは、フェイスの中央部分に配置します。 左上の(1)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ5px)と 右下の(9)のアイテム(画像サイズ:幅5px×高さ60px)が このアイテムの表示位置の指定に関わっています。 TopLeftAnchor = TopLeft, 5, 5BottomRightAnchor = BottomRight, -5, -60 左上座標の原点はTopLeft(左上)、 相対X座標は(1)の画像の幅(5px)の分右=5に、 相対Y座標は(1)の画像の高さ(5px)の分下=5になります。 右下座標の原点はBottomRight(右下)、 相対X座標は(9)の画像の幅(5px)の分左(マイナス)=-5に、 相対Y座標は(9)の画像の高さ(60px)の分上(マイナス)=-60になります。 ウィンドウサイズ変更用のドラッグ領域の配置 このサンプルフェイスでは背景画像アイテムにはType = WindowResizerを設定せず、 上に重ねた透明の画像アイテムにType = WindowResizerを設定しています。 アイテムの配置方法は、先ほどの背景四隅の画像アイテム(1)(3)(7)(9)と同様で、 アイテムのサイズ(ドラッグに反応させるサイズ)に合わせて TopLeftAnchorキーに指定する内容で表示位置を調整してください。 サンプルフェイスでは、四隅に10px×10pxのドラッグ領域を設定しています。 iniファイル内ではそれぞれ 左上:[TopLeftResizer] 右上:[TopRightResizer] 左下:[BottomLeftResizer] 右下:[BottomRightResizer] のフィールド名で記述しています。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2484.html
「申し訳ありませんが。今は特定のどなたかとお付き合いする事は考えにくいものですので」 「あ…そう、ですか…」 放課後の、人気の無い校舎裏。まだ何か言いたそうにしている新入生の子に「では、失礼します」と一礼して、わたしは足早にこの場を去りました。 少し、素っ気なさ過ぎたでしょうか? でも変に期待を持たせるような言動をして、執着されても困りますし。情報統合思念体の指示で学生生活というものを始めてから何度かこういう場面がありましたが、わたしには人間の恋愛感情というものがいまいち理解できていないので、こういう時の線引きには迷います。 いっその事――いえ、これはエラーに類する考えですね。長門さんの監査役を務めるようになってからでしょうか、どうもこういう非論理的な思考の発生確率が増えてきたような気がします。統合思念体に判断を仰ぐべきでしょうか。でも余計な申告をして、処分を検討されたりしては面白くないですし。 いえ、そもそも情報端末に過ぎないわたしに、面白いも面白くないも無いのですけれど。 そんな益体も無い事を考えている内に、わたしは目的地の扉の前に立っていました。ふぅ、とひとつ息を吐き、自分が『生徒会書記モード』である事を確認して、わたしは眼前の扉をノックします。すると、すぐに「入りたまえ」という尊大な声が返ってきました。 「失礼します。すみません、遅くなりました」 生徒会室には、既にわたし以外のメンバーが揃っています。ぺこりと軽く会釈をすると、一番上座の机の上で両肘を付き、指を組み合わせた会長が、その指の向こうで眼鏡をきらんと光らせました。 「珍しいな、喜緑くんが最後とは」 「ええ、ちょっとした用事がありまして…あら、これは?」 会長の呟きをスルーして自分の席に着こうとしたわたしは、机の上に置かれていた物品に軽く驚きの声を――実際は見た瞬間にそれが何かは理解しているのですが――上げます。全員の前に湯気の立つお茶と共に置かれていたそれは、白と緑のコントラストも鮮やかな和菓子でした。 「差し入れですよ。新年度が始まって、はや半月あまり。ようやく学内も落ち着いてきましたからね。たまには息抜きって事で」 「私個人としては、あまりこういった余事にかまけるのは賛同しかねるのだがな。しかしまあ、新入生たちをつつがなく受け入れる事が出来たのは、確かにキミたちの尽力あっての事だ。 これぐらいの愉楽は認めよう。実社会においても、パワーブレックファーストのような会議形態もある事だしな」 要するに、この和菓子は副会長がお茶受けに持ち込んだ物なのですね。 それにしても普段に輪を掛けて、やたらと勿体つけた会長の物言いに、副会長と会計、庶務の方々も苦笑いを浮かべています。この人が意外と甘い物好きなのは、わたしたち生徒会執行部内では公然の秘密なんですけどね。当の本人は、まだ気付かれていないつもりなのでしょうか。 昨年度末の会議に持ち込まれたお茶受けの桜餅だって、なんだかんだ言いながら最後に残ったひとつも食べてたくせに。そういう所は割と子供っぽいんですこの人は。 と、その会長が緩みかけた場の空気を改めるように、えへんとひとつ咳払いを打ちました。 「では、会議を始めよう。食べながらで構わないから聞いてくれ。来たる5月の連休だが、例年この時期には…」 わたしが着席するなり、会長はそう話を切り出します。わたしの書記としての仕事は、最初のディスカッションが終わって要点がまとまってから、それらを議事録帳に書き連ねる事。ですので今の内にお菓子を平らげてしまうべきですね。先程まで考え事をしていたせいで、ちょうど糖分を補給したい所でしたし。 お皿の上の和菓子、俗に柏餅と呼ばれているそれを両手に取り、わたしはぱくっと齧り付きました。しゃくしゃく、もちもちと口の中に広がる歯応え。うーん? 思ったより青味が強いですね。 どちらかと言えば、もう少し味に統一性を持たせた方がわたしの好みに――。 あら? 奇妙な違和感に、わたしは顔を上げました。いつの間にか会議は止まり、皆の驚いたような視線がわたし一人に注がれています。これは一体どうした事でしょう。 「あ、あの、喜緑さん?」 副会長が遠慮がちに、心配そうな声を掛けてきますが、わたしにはその原因が分かりません。と、凍りついたように沈黙で満ちた生徒会室に、不意に快活な笑い声が響き渡りました。 「ふっははは、いや喜緑くん、キミは遅れてきた事にそんなに負い目を感じていたのかね? だが、そうまでして場を和ませようとしてくれなくとも結構だよ。いつも穏当なキミにそんなジョークを飛ばされても、我々としてはむしろ当惑するばかりだからな」 皆の耳目を集めるように、くっくっと大きく笑い続けながら、会長はさりげなく目の前の柏餅に手を伸ばします。そして緑の葉を剥がし、一口ぱくりと… 次の瞬間、わたしは、ああ、と心の内で頷いていました。なるほど、皆の奇妙な視線の理由は、それはわたしが葉っぱごと柏餅を食べていたからだったんですね――。 生徒会室は職員室の隣にあるので、洗い物にはその間の給湯室を利用させて貰うのが慣習です。会議も終わって人気もまばらな放課後、わたしは制服にエプロン姿で、全員分の皿と湯飲みを洗っていました。 今日の事は、普段おとなしく控えめな女子が思いつきでギャグをかましてみたらモロすべりしてしまった、という少々不本意な顛末でひとまず片付きましたが。それら諸々の失態に対する、これは自分自身に課した戒めのようなものです。 と、不意に給湯室の入り口の壁が、ぎしっと軋みます。 「先にお帰り下さっても結構ですよ、会長? 施錠ならわたしが…」 「いいや、生徒会室の管理は私の職分だ」 流し台の方を向いたまま話すわたしに、腕組みをして壁にもたれた会長も、事も無げにそう答えました。 「――というのは、キミと二人で話をするための方便だがな。 しかし、今日は久々に驚かされた。これまで柏餅を食べた事がなかったのかね、キミは」 「ええ。通常、それまでに経験の無い食べ物に対しては情報検索を行いますが、今回の件に関しては、先日に食べた桜餅と同様の存在かと思い込んでいましたので」 わたしの返事に、会長は、ふむ、と鼻を鳴らします。『機関』の古泉一樹と近しい彼は、わたしが情報端末である事も既知のはずなのですが。今さら何を訊ねているのでしょう。 「男子の祝い事とはいえ、端午の節句の時期ともなれば、店先等で目に付く代物だと思うのだが?」 「涼宮ハルヒが北高に入学するまではほとんど待機モードでしたし、そもそもわたしには『何かを祝う』という概念が基本的に存在しませんので。縁起物のお菓子などに、特別な興味なんてありませんでしたね」 これまでは、とわたしは胸の内で、小さく付け加えました。クリスマスやバレンタインなどのイベントを“誰かと過ごす”事に、長門さんが見い出し始めた、付加価値。その情報に対する重要度の変化が、わたしにもエラーを生じさせているのでしょうか。 そんな思索に耽るわたしの背後で、会長がぽつりと呟きます。 「ふん。存外愚かなのだな、キミは」 むっ。穏健派のわたしでも、さすがにこれはカチンと来ました。 「たかだか柏餅の食べ方ひとつで、鬼の首でも獲ったみたいに人をあげつらうのもどうかと思いますが?」 ――後になって、わたしはふと思う事があります。 もしこの時、振り返ったわたしの前で、彼が侮蔑の表情を浮かべていたなら。人間に似せて造られた人間でない者であるわたしを、彼が卑下していたなら。諸々のエラーの発生に翻弄される事もなかっただろうな、と。 けれども実際、振り返ったわたしが見たのは。むしろ寂しそうにわたしを見つめる彼の瞳で、その瞬間、わたしの胸の奥で、何かがドキリと音を立てました。 「そういう事を言っているのではない」 声にも寂寥感を漂わせながら、会長は言葉を続けます。 「かつてソクラテスという男がこう言った。『自分は何も知らない。だが、自分は何も知らないという事を知っている』と。いわゆる『無知の知』という奴だな。 対して喜緑江美里、キミはどうだ。その気になればどんな事でも知り得るが、しかし自分が何を知らないのか知らない。知ろうともしない。そんなキミが愚かでなくて何だと言うのだ?」 そう言い捨てて、会長は眼光鋭くわたしを見つめます。なるほど、単なる嗜虐心でわたしを揶揄したわけではなさそうですね。 「仰りたい事は分かりました。 確かにわたしは、統合思念体の指示に従うだけの存在。自発的に何かをする事も無い、単なるお人形に過ぎません。その意味で、わたしはまさしく愚かなのでしょう。でも、会長」 こちらを見下ろすこの長身の男を、わたしはことさら冷たい口調で問いただしていました。 「それを指摘して、どうなると言うのです? よしんばわたしが自我を持った所で、あなたには何のメリットも無いように思われますが。まさか、あなたが人道や正義を説くわけでもないですよね?」 「当然だな。人道だの何だのは所詮、大衆を酔わせる安酒に過ぎん。第一、宇宙人相手に人間の道理を押し付けるなど、それこそ愚かの極みというものだ。 そんなくだらない理由ではない。私がキミを気に掛けているのは――」 よもや、この期に及んであの新入生の子のようなセリフを並べ立てるつもりなのでしょうか? いえ、まさか。あり得ません、この自分本位の塊のような人が。 どうせ『機関』絡みの指令か何かに決まっています、ええ。ところでどうして今、私の心臓はこんなに早鐘を打っているのでしょう。 「――端的に言って、キミが有能な部下だからだ」 大真面目な顔でそう言う会長に、わたしは、はあ、と間の抜けた返事をしてしまいました。それをどう捉えたのか、会長は細い指先で眼鏡を外しながら、こう続けます。 「もちろん古泉からは、ある程度の指図は受けている。いわく、 『どうやら情報統合思念体というのは、人間のメンタルな部分にあまり理解がないようです。それにより造られたTFEI端末もまた然り、ですね。 それが原因でトラブルが起こる事もあるでしょう。あなたとしては、なるべくそれらをフォローしてあげてください。動向が知れないという点で少々厄介ではありますが、とりあえず現状で彼女らは敵ではありませんし、なるべく敵にしたくない存在ですから』 だそうだ。だが――」 話しつつ彼は眼鏡を胸ポケットにしまい、代わりに制服の裏からタバコを取り出して平然と1本、口に咥えました。どうやら眼鏡と一緒に、普段被っている生徒会長としてのペルソナも外してしまったみたいですね。 それにしても、残っている教職員はもうだいぶ少ないとはいえ、職員室のすぐ隣で大胆な事を…。いえ、何かあれば当然わたしが情報操作で対応するだろうと、この人は見越しているのでしょう。つくづく傲慢です。 「――そんな指示など、知った事じゃない。お前が何者だろうと、使い物にならなければ叩き出すまでだ。俺は何が嫌いって、無能なくせに権利だけ声高に主張するような輩が死ぬほど嫌いだからな。 だが実際問題、お前は優秀だった。どんな雑事もそつなくこなし、トラブル等への対処も迅速で的確。役職こそ書記だが事実上、キミが俺の右腕であるのは誰しもが認める所だろう。だからこそ、だ」 およそ賛辞とは思えないような賛辞の言葉を吐いて、会長はじろりとわたしをねめつけました。 「だからこそ、気に喰わん。喜緑江美里、お前が統合思念体とやらの道具に過ぎず、またその現状に甘んじているという事に、俺は無性に腹が立つ。 いいか、お前も俺の部下ならば、俺も、統合思念体も踏み台にして蹴倒すくらいの気概を抱け!」 タバコの先をこちらに向け、舌鋒鋭く言い放つ会長の向かいで、わたしは、は?とぽかんとした顔をしていました。 「意味が分かりません。有能な部下が従順で、何の不都合が?」 「めったやたらと反抗しろ、と言っている訳ではない。だが従順なだけの部下などつまらんだろうが」 さも当然とばかりに会長は胸を反らしますが、やはりわたしには理解不能です。わざわざリスクを背負いたがるなど、どう考えても論理的に破綻しているとしか思えませんが。 「何を言っている。そもそも統合思念体とやらは、自律進化の可能性を求めて涼宮ハルヒと接触しているのだろう?」 「ええ、そうですが…」 「進化とはつまり、子が親を克する事だ。親と子が互いの存在意義を賭けて相克し合う、その結果こそ進化に他ならない。ならばお前が逆心を抱いたとて、何の奇異もあるものか」 まあ確かに、朝倉涼子の独断専行、それから長門さんの暴走は統合思念体に少なからず衝撃を与えましたが、でも…。 「いいか、喜緑江美里。今のお前は家畜と同じだ。統合思念体に逆らう事を、そもそも考えてもいない」 「それは…わたしはそう造られましたから…」 「違うな、自分で自分に枷を嵌めているだけだ。可能性というものをもっと広く捉えろ。お前にはそれが出来るはずだ」 わたしが、自分に枷を嵌めている? 自分で自分を家畜のような立場に貶めている? だから会長は、それが気に喰わない、と? 「全ての物事を疑え。是非を問え。その上で、統合思念体の指示が正当だと判断したのなら、それに従えばいい」 「…もしも、正当だとは思えなかったら?」 わたしの質問に、会長は不遜な笑みで答えました。 「豚は喰われて、狼は生きる。うまそうな獲物が横腹を見せていたなら、遠慮せずに喰いちぎってしまえ」 愉快そうに彼が笑うと、タバコの煙が蛇のように揺れます。それを見ている内に、わたしの記憶の中でふと、ひとつの物語がリピートされ始めました。 それはそう、聖書と呼ばれる物語り群の中の一節。神の楽園で平和に暮らしていたイブに、一匹の蛇が 「そこのリンゴを食べてごらんなさい。あなたは今よりずっと賢くなれますよ」 と呼び掛けます。でもそれは、神に禁じられていた知恵の果実。迷いながらも禁断の実を食べてしまったイブはアダム共々、楽園から追放されてしまいます。 そうして“知恵”を身に付けてしまったがために、その後の人間たちは恥や恐怖といった感情に踊らされるようになってしまったのだとか。 愚かな話です。彼の提言もまた、非常に愚かです。たとえて言うならポーカーで、何の役も無くともブラフだけでどんな勝負にも勝てる!と豪語するようなものです。若さと野心だけに裏打ちされた、浅はかな考え方です。 情報統合思念体の何たるかも知らない、人間ごときの考えそうな事です。 でも。 ならばなぜ、わたしはその愚かな提言を一蹴できないでいるのでしょう。独善的とも言える会長の冷たい瞳に、ぞくぞくとした高揚感を覚えるのはどうしてなのでしょう。 ふぅ、とわたしは小さく息を吐き、改めて会長に向き直りました。 「あなたの意見はやはり理解しがたいものですし、わたしには統合思念体に反旗を翻すつもりなど、毛頭ありません。 でも、会長」 「うん?」 「あなたがわたしを『有能な部下』として、これからも大いに利用するつもりだという事は、よく分かりました。だからわたしも、遠慮なしにあなたを利用させて貰おうと思います」 外したエプロンを胸元で畳みながら、わたしは彼の前でにっこりと笑ってみせました。 「わたしのお願い…聞いて貰えますか?」 夕暮れに赤く染まる、北高名物の長い坂道。そしてわたしと彼。 「ふむ。宇宙人の“お願い”とやらがどれほどのものかと、私としては少々身構えていたのだがな」 再び掛け直した眼鏡を指先でついと押し上げながら、会長はそんな言葉を口にしていました。 「よもやそれが、『一緒に下校してほしい』などという嘆願だったとは」 「うふふ、ご迷惑でしたか?」 「逆だ。あまりに簡易すぎて、拍子抜けした」 少しつまらなさそうな顔をする会長の隣で、わたしは小さく笑いました。 「告白などをいちいちお断りするのも、骨が折れますからね。あなたとわたしがそれっぽい関係にあるらしい、という噂でも立てば、生半可な相手は近寄ってこないでしょう?」 「要するに、虫除け代わりというわけか、私は」 不機嫌そうに眉をひそめる会長の様子に、わたしはまたクスクスと笑います。なにせ、わたしをそそのかしたのは他ならぬあなたですもの、これくらいの苦汁はなめて頂かないと、ねえ? そう、わたしは今日、確かに禁断の実を齧ってしまったのだと思います。 もちろん統合思念体に反逆するつもりなどありません。ありませんがしかし、任務は任務として遂行しながら個のわたしとしての興味や好奇心もそれなりに感受する。そういう新しい概念を、わたしは発見してしまいましたから。 まったく、愚かしい事です。これまで通り統合思念体の指示にのみ従い、何の疑念も抱かずにいれば、わたしはつまらない諸事に思い悩まされたりする事もなかったでしょうにね。 でも、わたしは気付いてしまいました。この冷徹で計算高く、野心家で身勝手な男の言葉を、どうしても振り払えないでいる自分に。しかもそんなエラーの発生を、不思議と不快に思っていない自分に。 ならばいっその事、とことん検証してみましょう。彼の言葉によってもたらされたこの新しい概念が、是なのか否なのかを。ふふ、わたしがこんな事を考えていると知ったら…長門さんは一体どんな顔をするでしょうね? 「まあ、いい。どうせ私の方も、『機関』から優等生然とした仮面を被る事を強いられている身だ。今さらキミと仮面恋人の契約を交わしたとて、どうという事もない」 そんなセリフで我に返ると、会長があの冷たい瞳を、まっすぐわたしに向けていました。 「それより、これからまた忙しくなるぞ。 なにしろ我々は生徒会活動に加えて、あの涼宮ハルヒ率いるトンチキ集団の相手までしてやらなければならないのだ。いや、どちらかと言えばそちらが本題か。 いずれにせよ、キミには大いに働いて貰わざるを得ないな」 いかにも忌々しげな顔でそう言う彼に、くすっと微笑んで。 「仕方がありませんね。お付き合いしましょう。 どうやらわたしは、あなたの有能な部下みたいですから」 片目をつむってそうささやいたわたしは、彼に寄り添うようにして、長い坂道を歩んで行ったのでした。 禁断の果実の甘酸っぱさを、胸一杯に噛みしめながら――。 そしてイブはリンゴを齧る おわり -えれべーたー☆あくしょんにつづく
https://w.atwiki.jp/himajinnomousou/pages/34.html
「うまっ!?」 第一声は、それであった。それ以外の言葉が思いつかなかったのだ。 かつて無い奇妙な面子で食卓を囲む。広いテーブルの上には焼きたてのパンに手の込んだ色とりどりのサラダ、そして芳しい香りを放つメインディッシュの数々。 「これ・・・本当にトーマスとシャールさんで作ったの?凄く美味しい!」 「お褒めに預かり光栄です。魔王殿でも言いましたが、料理から戦闘から全て祖父に仕込まれましたからね。未だ祖父には敵いませんが、なかなか腕は上達したつもりですよ。シャール様が前菜関係を手がけてくれたので、メインディッシュに集中できたのも助かりましたしね」 勢いよく食べるカタリナをにこやかに見ながら、トーマスが喋る。 カタリナが何故か上座に座らされ、そこから円形にトーマス、シャール、ミューズ、ノーラ、サラが座って皆で食事をしていた。 「私も昔でこそ料理はからっきしだったが、何分ミューズ様はその私のさらに上をいっていてな。必然的に上達したのだ」 冗談めかしてシャールも口を開く。するとパンをちぎっていたミューズが若干赤面しながら抗議の声を上げた。 「シャール・・・そういうことは言わなくていいのっ」 料理などはとても上手そうに見えるが、意外にもミューズは苦手なようだ。すみませんと朗らかに笑いながら謝るシャールの横で、ノーラもカタリナに負けじと目の前の食事の制覇にかかっていた。 「いや、でも男二人がこんなに料理が上手いなんてね。ケーンにも見習わせたいわ」 「ケーンって、工房にいたあの男の人ですよね・・・?呼んでこなくてよかったんですか?」 サラがそう伺うと、ノーラは手にしたフォークを振りながら答える。 「いいのいいの。あいつはまだまだ職人として駆け出しだからね。一秒でも惜しんで工房に居るほうがちょっとは上達するでしょ」 どうも一連の騒動の後でレオナルド工房に連絡を取ってくれたのがサラらしく、ノーラとサラは妙に仲がよかった。ノーラも快活な性格なので、どこかエレンと似た雰囲気がある。その辺りも影響しているのかもしれない。 「しかし・・・このようなメンバーに料理を振舞うことになるとは、私も思いませんでしたよ。皆さんのお口に合うといいのですが」 シャールお手製のサラダをつまみながらトーマスが皆の顔を伺うと、その場の面子は口々に料理の味を賛美した。 「ロアーヌでは一応食事は宮廷料理人のものを食べていたけど・・・私はトーマスの料理のほうが断然好み。連中、凝って作りすぎなのよね。味、よく分からないもの」 すっかりこの場の面子全員に砕けた口調で話し始めたカタリナが、宮廷では口が裂けてもいえないちょっとした愚痴を披露する。 「あ、確かにそういうのありますね。私も以前はお抱えの料理人でしたが、たまにお父様が作ってくださった素朴な手料理やシャールの作ってくれる料理ほうが、ずっと美味しく感じるんです」 カタリナの言葉にミューズも反応する。サラは言わずもがな、という表情だし、ノーラはその食べる勢いが言葉の代わりであろう。シャールに至っては食べたものをじっくりと味わい、なにやらぶつくさと呟いている。今後の自分のメニューの参考にでもするつもりらしい。 「それはよかった」 トーマスも満足そうに頷いてパンをかじる。大量に作ったはずの料理も、時が立つにつれてすさまじいスピードで減っていった。 時刻はまだ昼を回ったというくらいであろうか。豪華なランチを終えた六人は、すっかり後片付けも終えてティータイムに突入していた。 「・・・それで、カタリナ。腹ごしらえも済んだことだし、そろそろ何があったのか話してもいいんじゃない?」 紅茶を思いのほか上品に啜りながらノーラが切り出す。同じく紅茶を啜ってひと心地ついていたカタリナは、その言葉を受けて若干姿勢を正した。 「ええ・・・そうね」 その言葉に、その場の全員がカタリナに注目する。カタリナはため息を一つついたあと、ゆっくりと口を開いた。 「結論から言うと、私、魔王殿のさらに奥にある場所で、アビスゲートを発見したの」 いきなりの衝撃発言に、一同は驚愕の表情でカタリナを見つめた。そのままカタリナが続ける。 「・・・トーマスとシャールさんと別れて下層を探索にいって、玉座のある間まで行き着いたわ。そこでその後ろにある扉をあけ、中にあった転移方陣を通って、遺跡・・・みたいな場所に出たのね。その奥に、アビスゲートがあったの。これは間違いないわ」 「しかし・・・玉座の間までは私も行ったことがあるが・・・後ろの扉はどうあっても開かなかったはずだが・・・」 シャールが疑問符を浮かべながら尋ねる。過去に近衛軍団でも幾度となく魔王殿の探査は行われたことがあり、玉座の間の後ろの扉は密かに開かずの間として団員の中では有名でもあった。 それについてどう説明しようかと考えているカタリナに先駆け、ここで意外にもミューズが口を開いた。 「・・・おそらく、扉を開けたのはカタリナ様がつけていらっしゃるその指輪の力ではないかと思います」 今度はカタリナも含めた一同が、ミューズに視線を向ける。 「カタリナ様のつけているその指輪・・・私の記憶が正しければそれは、王家の指輪と呼ばれる聖王遺物ではないかと思います。伝説によれば魔王殿の地下に眠る地のアビスゲートを封印した聖王様が、その封印の鍵として用いたのがその指輪であったとか・・・」 まるで遠い昔を思い出すかのように、ミューズがゆっくりと喋る。その言葉を聞きながらカタリナは自分の右手につけられたその指輪をしげしげと眺めた。 「・・・確かに扉の一部にこの指輪をあてがったら、すぐに開いたわ・・・」 「カタリナ様・・・その指輪は何処で入手なされたのですか?私も王家の指輪という品の存在は聞いたことがあります。確か、聖都ランスに居を構える聖王様の血族の方々が所有しているという話だったと思ったのですが・・・」 トーマスが紅茶を啜りながら聞くと、カタリナは目をぱちくりとさせた後に答えた。 「貰ったの」 途端、ガクリと肩がこける一同。 「あ、いや、えっとね、魔王殿の下層を探索していたら・・・途中で見たことない格好と武具を持った少年に出会ったのよ。年は多分、サラと同じくらいかしら。それで声を掛けたらもう帰るところだーっていうからそのまま別れようとしたんだけど、すれ違った時になんかよく分からないことを言われて、それで手渡されたのがこの指輪だったの」 指輪を眺めながら語るカタリナ。それを聞いてトーマスが思い出すように呟いた。 「ふぅむ・・・しかし私もあの後カタリナ様を追いかけて下層へと下りましたが、そのような人物は見かけませんでしたね・・・」 「私もその少年がどこに向かったかは、ちょっと分からないの。指輪を渡された瞬間意識が遠退いちゃって、気がついたらその場には私一人が指輪を握ってしゃがみこんでいたわ」 紅茶と共に軽いスイーツをつまみながら、世間話程度に語る。すると横で話をずっと聞いていたノーラが砂糖を紅茶にかけ足しながら口を開いた。 「・・・で、それはいいけど、結局なんでそんな大怪我負う羽目になったのさ?」 そうだそうだと再びカタリナに注目する一同。カタリナはその視線を受けて若干居心地の悪さを感じつつも、ぽりぽりと頭をかきながら答えた。 「アビスゲートのある部屋に入って・・・信じられないかもしれないけれど、そこで私、魔戦士公アラケスと闘って・・・負けたから」 『ぇぇえええ!?』 全員が驚愕しながらカタリナを凝視する。よくよく考えてみればカタリナ自身としても今では信じられないような出来事であるが、間違いなくそうであるはずだ。 「アラケスって・・・四魔貴族のあのアラケスだよね・・・?うちの工房の初代と聖王様が聖王の槍として鍛えなおす前の魔槍を持っていた、あのアラケスだよね・・・?」 ノーラはあまりの衝撃に、砂糖の入った小瓶を自分の紅茶のカップの上で逆さにしたままだ。 「・・・いや、しかし我々が見たあの瘴気の渦を思えば・・・確かに魔貴族級の存在でも関与していなければ説明もつきません・・・。が、とにかくすさまじい話です・・・」 トーマスも流石に動揺を隠せないようだ。 「カタリナ様凄い!!アラケスってどんな姿だったの?」 サラが目を爛々と輝かせながら身を乗り出してくる。カタリナは魔神の容姿を思い出すように説明してみた。 「でかかったわね・・・。四メートルくらいはあったんじゃないかしら。まるで窯から出した直後みたいな燃え盛る真紅の槍を持っていて・・・巨大な双頭の獣を従えていたわ。その獣は倒せたんだけど・・・」 「その獣というのは・・・片方の頭が片目を失った獣だったか?」 シャールがあの時の光景を思い出しながら質問すると、カタリナはゆっくりと頷いた。 「元々は両目あったけど・・・私が片方貫いたのよ。首を刎ねたと思ったけれど・・・さっきトーマスがいっていた私を運んだ獣っていうのはシャールさん達も見たのなら多分あいつね・・・」 カタリナは嘆息しながら語った。結局自分はあの場において何も成せなかったと思うと、自分が情けないばかりだ。 「しかし・・・そんな話を聞くと、よくあんた生きていたよね・・・。魔貴族と一騎打ちでしょ?あの聖王様だって、聖王十二将と一緒に魔貴族を討伐したっていうのに」 ノーラは興奮気味の様子で喋った。その言葉にはカタリナは苦笑するしかない。 「負けてしまった以上、生き残れたのはアラケスの・・・言葉通り、戯れなんでしょうね。本来ならば死んでいたわ・・・それに」 そのときを思い出すように、カタリナは自らの手を見つめながら言葉を続けた。 「それに、あの時確かに・・・私には、この身が知るべくも無い戦闘技術が私の中に流れ込んできていたの。なんとか戦えたのも、そもそも私の実力ですらない・・・」 戦いの最中で繰り出した、いくつもの自分が知らない技法を思い描きながら語る。 いや、正確にいえばもう、あの時の戦闘技術は体が熟知してしまっている。魔王殿に入る前と帰ってきた今では、カタリナの戦闘力は比べ物にならぬほどの違いがあるだろう。 「それも・・・王家の指輪の力なのでしょうか・・・」 カタリナのつけた指輪を眺めながらミューズが口を開いた。 「・・・多分、そうなのかもしれないわ。魔王殿の地下は凄く大きな回廊だったけれど・・・初めての場所だというのに私は迷うこともなくアラケスの元まで直進したわ・・・。この指輪の記憶が流れ込んだ・・・っていうのが一番それっぽい説かしらね」 呟くように天井を見上げながらカタリナが言うと、シャールが佇まいを直してカタリナに話しかけた。 「なにやら途方もない話だが・・・とにかく無事でよかった。なにより、再度の謝罪をさせてくれ。我々に協力してもらった結果がこのようなことになってしまい、本当に申し訳ない」 頭を下げるシャールに、カタリナはとんでもないと首を振った。 「そんな、私こそ全然役に立てなくってこの体たらくで迷惑のかけっぱなしでもう・・・。おまけにこんなに美味しい料理も食べさせてもらっちゃって・・・」 どうやら二人の料理をカタリナは相当気に入ったようだ。自分が怪我人であったということも忘れて、常人の二倍近い量を一人で平らげてしまっていた。 その様子をみてトーマスがうれしそうに笑う。 「・・・まぁ、今はとにかく無事に目が覚めてよかった。ゴンやミッチもまた二人に会いたがっている。今度機を見てまた寄ってくれ。その際には、この間の話の続きも出来よう」 そういうとシャールはゆっくりと立ち上がった。それにあわせてミューズも立ち上がる。 「旧市街に残してきた子供たちが心配だ。私達はそろそろ失礼するよ。何かあったら何でも言ってくれ。協力は惜しまない」 「お食事、ご馳走様でした。トーマス様もカタリナ様も、近いうちにまたきてくださいね。それでは、皆様お元気で」 そういい残すと、二人はいつの間にか現れた執事の老人について屋敷を後にした。 「・・・そういえば、何か聖王遺物に関して情報ってでたの?」 その二人の背中を見送りながら、思い出したようにノーラが言った。 「うーん、それがね・・・赤珊瑚が南方の特産物っていうのとジャッカルっていうのが昔いた海賊の名前じゃないか、っていうのはトーマスから聞いたんだけど、その他は特にそれらしい収穫はなかったかな・・・」 紅茶を一口啜りながらカタリナが唸る。 「その手がかりの一端を求めてミューズ様とシャール様の元を訪れたのですが、やはり聖王遺物の行方に直結するようなお話はありませんでしたしね・・・」 トーマスもその様子をみながら眼鏡の位置を正す。そんな二人の様子を見ながらサラは何事かと疑問符を浮かべていた。 「みんな、探し物・・・?聖王遺物?」 「そ。ちょっと宝探しをしててね。サラ、なんか知らない?聖王遺物のこと」 背伸びをしながらノーラが冗談っぽく口走る。するとサラは少し考えた後、思いついたように口を開いた。 「私は知らないけれど・・・聖王遺物だったらやっぱり聖都ランスかな。あそこには聖王遺物が結構あるらしいってハリードさんが言っていたもの」 得意げに語るサラの言葉に、トーマスとカタリナが顔を合わせる。 「あの失礼な男が・・・?マジで宝探しでもしているのかしら・・・」 「いえ・・・ああ見えてハリードさんは思慮深い方です・・・。確かになにかいろいろご存知ではあるかもしれませんね」 だがそれも決定的な情報にはならない。第一ハリードがいま何処に居るのか分からない以上は、彼の知る情報を聞くこともままならないのだ。それに聖王遺物といっても、カタリナとノーラが捜し求めているのは奪われてしまった二品のみ。正直その他に関してはどうでもよかった。 「・・・ただ、これ以上の聖王遺物に関する情報を求めるならば、一度ランスには赴いてみたほうがいいかもしれませんね」 紅茶を啜りながらトーマスが呟く。カタリナがその真意を問うような視線を向けると、トーマスは少し陰りのある表情をした。 「カタリナ様が巨獣に連れられて我々の前に現れた時、巨獣から聞こえてくる声がこういいました。これは我が現界するまでの戯れにすぎぬ・・・と。つまりその言葉がアラケスのものであるならば、近いうちにアビスゲートが開く、ということなのではないかと思うのです」 その言葉を受けて、カタリナも考え込んだ。 「・・・たしかに、そのままの意味で考えればそう受け取れるわね・・・。それだとつまり・・・また、伝説に残る三百年前のような事態になりうるということ・・・?」 あまりにも話が大きすぎて正直カタリナには想像がつかなかった。だが、それが実際に起これば間違いなく自分たちにも多大な被害が出る。なにせ彼女の住むロアーヌはすぐ南方に四魔貴族の一人である魔龍公ビューネイの住処と目されるタフターン山があるのだ。 「可能性は否定できません・・・。いえ、アラケスがそういった以上、むしろ可能性は高いのかもしれません・・・。ゆえにそれを我々が知りえた以上、ランスにおられる聖王家の方々にはお伝えなくてはならない・・・。それに、今カタリナ様の持つその指輪も、元は聖王家にて保管されていたはずのもの。その少年とやらの正体も気になりますし、それについても伺ったほうがよろしいかと思います」 カタリナは自分の指にはめられたその指輪を見ながら考えた。確かにこの指輪は、聖王に連なる品なのだろう。ここまで自分の中に劇的な変化をもたらし、さらには記憶も見てしまった以上は否定の余地はない。となれば確かに、持ち主に返すのが道理であろう。 「そうね・・・。じゃあ、次の目的地はランスね。ごめんね、ノーラさん、ちょっと出かけてくることになりそうだわ」 カタリナがノーラに向き直ってそういうと、ノーラはゆっくりと首を横に振った。 「何も謝る必要なんてないよ。行ってきな。なんだか話が大きすぎてあたしにはよくわかんないけど、なんかそっちの話題も放っておいたらやばそうだしね。あたしはあたしでなにか情報を探しておくよ」 「情報に関しては私も最大限お手伝いさせていただきますよ、ノーラさん」 トーマスがそう名乗り出ると、ノーラはうれしそうに笑った。 「そいつは助かるよ。こんなに心強い味方が出来てうれしいかぎりさ」 すると、脇で黙って話を聞いていたサラも手を上げた。 「私も、私もなにか手伝うわ!」 「お、そうかい?じゃあサラにもたのんじゃって・・・いいの?」 サラの言葉に対して軽快に答えたノーラがトーマスに聞く。するとトーマスは苦笑しながら頷いた。 「わかった。サラにも手伝ってもらうことにしよう。では私は情報の収集に努めます。そうだな・・・サラは主にレオナルド工房との連絡員として動いてもらえないか?」 トーマスがそういうと、サラは勢いよく頷いた。 「よし、そうなれば話は決まりだ。私も一端戻ってケーンの様子でも見てくることにするよ。カタリナはしっかり体を休めてからランスに行くんだよ。また連絡をおくれよ」 そういってノーラも立ち上がった。一緒にサラも立ち上がり、ノーラを出口へと見送っていく。 「・・・ごめんなさいね、トーマス。貴方にここまで迷惑をかけることになってしまって」 ノーラを見送った後にカタリナがトーマスに頭を下げる。するとトーマスはいたずらっぽく笑いながら答えた。 「カタリナ様が長くロアーヌを離れてはモニカ様が悲しまれる、とミュルスで言ったじゃないですか。それだけで、お手伝いする理由には十分ですよ。それに・・・ミューズ様に会うことで私は正直このピドナでの遊学の最大目的が為されました。ですので、あとは見聞を広めるくらいしかすることもないです。そこに今回のような件。私個人の興味としても、是非ともお手伝いをしたいのですよ」 そういって上品に笑うトーマスをみて、カタリナは素直に礼を述べた。 「さて、そうなればカタリナ様は一刻も早くお怪我を完治させなければなりません。あの部屋はピドナにいる間はご自由に使っていただいてかまいませんから」 トーマスの至れり尽くせりの対応に、カタリナは再度感謝の言葉を述べずにはいられなかった。 その日はノーラを送りに行ったサラが帰ってくるのを待って、再びベッドで休むことにした。 前へ 次へ 第二章・目次
https://w.atwiki.jp/matome-tera/pages/141.html
ロケ ◆mn9XKCItLQ その5 ← その1へ← その4へ その6へ → 【男だから】ロケ ◆mn9XKCItLQ【気がきかない】http //life9.2ch.net/test/read.cgi/intro/1193309970/ 1 名前: はじめまして名無しさん [sage] 投稿日: 2007/10/25(木) 19 59 30 ID ???0ロケ ◆mn9XKCItLQさんがどうしようもなく気の利かない男の生き様を語るスレです。 86 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/06(火) 13 25 24 ID ???0 いつのまにこんなスレがあったなんて‥ 103 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 13 13 16 ID ???0 今日は休みを取ったので一通り報告する。 結論として、100万円をご両親の口座に振り込んで終わりとなったよ。 元嫁のご両親と電話をして話したけど、 お祝い金は上げたものなので返さなくて結構 娘も至らないところがあって離婚したのだから、今後はそっとしておいてほしい 今からお金をやりとりとなるとお互いに傷つくこともあるだろう と言われました。それでも、と言ったら 元嫁が出した分の半額、100万円だけ受け取りますと。 それで分与ということで、あとはそっとして置いてくださいと言われたんだ。 そしてお金を振り込んで、確かに受け取りましたという連絡を受けたよ。 これで本当に縁がなくなっちゃうのかな‥ 109 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 14 05 35 ID ???0 元嫁は今どうしてるんかな‥って思うよ。 学校の先生しながら一人で暮らしてるのかな。 113 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 14 11 10 ID ???0これから冬だよ‥ 寂しくないのかな‥仕事ばっかりで疲れてないかなと気になるんだよ 119 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 14 17 20 ID ???0 女なのに一人で仕事は大変だと思うんだよ。 一緒に暮らしていたら働かなくてよかったのにってね‥ もう過ぎた話だけれど。 123 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 14 20 23 ID ???0 そうだね‥親は大事だよ。 親が次々倒れてありがたみがよくわかったよ‥ 今はふたりとも元気にしてます。父親は弱っちゃってずっとテレビばっかりみてるよ。 127 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 14 22 55 ID ???0 うん‥母親も資産ないし面倒見なきゃだね‥ もう嫁は赤の他人なんだね‥ あと数ヶ月したら、他の人と再婚もあるかもしれないんだよね‥ 130 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 14 25 33 ID ???0 実家は薄型じゃないよ。父親はプラズマにこだわってたから。 139 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/09(金) 14 30 49 ID ???0 携帯番号は‥まだ消せてない。 弱気だね‥メールは書かないけど。 ブラウン管なわけないよ‥ごめん、液晶と勘違いしてた。 175 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 11 35 15 ID ???0 もう終わった話だってわかってるけれど、どうしても自分で消化しきれないよ‥ 俺の元嫁への愛情は間違ってたんだろうか‥ 男は仕事辞めたら世間からの風当たりは強いけれど、女の人は仕事辞めても 旦那が食べさせていけるんだし、なのに無理して働かなくてもいいじゃないかって思っていた。 好きな勉強があるなら、キッチンに本棚おいて勉強続ければいいんだし 次の就職がないとか悩むくらいならお金なんて考えなくてもいいのに‥って思ってた。 カルチャースクールだって、地元の人の役に立ついい仕事だと思うのに それはやりたくないって言われたんだよ。 でも、嫁は仕事を取ったんだよね‥俺と別れてでも仕事ってことだよ。俺は嫁の仕事に負けたんだね‥。 197 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 12 47 51 ID ???0 しねといわれるほどひどいことを言ってるのかな‥ 俺は元嫁に無理をさせたくなかっただけだよ。 パートは、別にしたくないならしなくたってよかった。仕事したいっていうから、 それなら楽なパートはどぉ?と思ってたんだよ‥。 大学院隠すのも、パートで雇ってもらうのに不利だと思っただけだよ。嫁は学校の先生だから、カルチャースクールなら希望に近いと思ってたんだけど、 違うんだね‥ 238 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 19 05 27 ID ???0 俺相当ひどく言われてるんだね‥ 元嫁は仕事が夢だったよ。でもあんなに大変そうなんだから、かわいそうだった。 いつでもやめていいんだよ、って言ったら、元嫁も「そういうこと言ってくれると安心する」と 言ってたこともあったんだよ‥俺は仕事ができなくても、元嫁が好きだったんだよ‥ 幸せだったんだ‥ 今だったら、地震が起きてもまず嫁を守るのに‥ 243 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 19 23 28 ID ???0 元嫁って書くように気をつけてる。 でもつい、まだ嫁って書いちゃうんだ‥だってつい最近まで嫁だったんだよ‥ 今になって後悔してるのは、前に震度4くらいの地震があったとき、 俺は「まずは自分を守らなきゃ」と思ってテーブルの下に入ったんだ。 嫁は自分の部屋でどうにかするだろうと思ってたし、共倒れしちゃ仕方ない。 テーブルの下で親に電話しようとしてたら、嫁がかけこんできた。 俺を心配して来てくれたんだよね‥なのに俺は自分だけと思っていて しかも嫁を無視して親に電話してた。 今思い出して、すごく後悔してるんだよ‥ 262 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 19 44 12 ID ???0 そんな業務日誌ないよ! でも、後輩の女の子が残業続きなのが心配で、 そんなに頑張らなくてもいいから、彼氏のところにでもいけばいいのにって 言ったことはあるよ。 痛々しくてね‥ 270 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 19 49 54 ID ???0 男尊女卑だなんて‥そんなつもりないよ ただ、女の人はお母さんになるんだから、そうしたら母親業に専念するべきだと 思うんだ。その代わりお父さんが頑張ればいいんだから。 それに、女の人はやっぱり体が弱いんだから、守ってあげないとならないよ。 もちろん、頭がいい人は一杯いるよ。 いいお母さんになるんじゃないかな。 278 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 19 57 14 ID ???0 医者って精神科? 薬はやだな‥ 元嫁も心療内科にかかってたことあるけれど、薬はよくないから飲ませないようにしてた。 おかしくなっちゃうよ‥ 283 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 19 59 40 ID ???0 だって睡眠薬を毎晩飲んだら体にわるいよ‥ 母体に薬が残ったりしても大変だし。 取り上げたりはしてないよ。飲んでるときに、あんまり飲み過ぎないようにって 注意してたら、飲まない日も増えてきた。 294 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 20 04 38 ID ???0 親の薬は違うよ‥ 元嫁は睡眠薬と安定剤?だったから、そういうのは飲まなくても ゆっくり休めば治るんだし‥って思った。 体に残ってよくないんじゃないかな‥将来赤ちゃんにも残るんじゃないかな‥って 元嫁に言い続けてたよ。 305 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 20 10 33 ID ???0 だって疲れてるんだから、薬飲むよりも 仕事休んだり減らしたりして休んだ方がいいと思ったんだよ‥ 元嫁を壊そうなんて思ってなかった。 むしろ休んでほしかったんだよ‥ 311 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 20 13 47 ID ???0 最初は薬飲んでるのをやめさせたりしなかったよ‥ 「いつになったら薬が抜けるのかな‥」って俺が何度も言ったから たぶんそれを気にして飲まなくなったんだと思う‥。 325 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/14(水) 20 53 43 ID ???0 俺は嫁を殺そうだなんて思ったことは一度もない‥ ここまで言われるなんて‥ それほど、俺は間違っていたのか‥ 384 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 18 17 28 ID ???0 友達からメールが来た。 嫁が準教授?に決まったそうだ。 夏は就職のことで悩んでたけど‥えらくなっちゃったんだな‥ お祝いのメールなんて送っちゃだめだよね‥ 387 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 18 27 34 ID ???0 嫁の仕事用メールは、調べれば分かるんだよ‥ 携帯から送らなくても。 もう嫁も教授様になるんだね‥えらくなっちゃうんだね‥ すごく遠い人になった気がするよ。 そんなにえらくなったら、いつ子ども産むのかな‥もう元嫁はお母さんになるのは諦めたのかもしれないね‥ 391 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 18 38 00 ID ???0 だって元嫁は仕事用のページ持ってて、アドレスが公開されてるんだよ‥別に俺がストーカーしてるわけじゃないよ‥ そうだね‥新しい嫁が来てくれればいいのかもしれないね。 結婚相談所いくしかないか‥出会い系でもやるか‥。 397 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 18 45 44 ID ???0 そうだね、准教授でした。 すごい人もいるんだね‥子どもが居て論文書いてるんだね‥ でも、そんなに忙しかったらちゃんと子どもの面倒見られるのかな‥ 家庭がとても犠牲になるのは仕方ないのかな‥ 405 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 18 53 42 ID ???0 そうだね‥俺はいつもダメなことばかり書いてるんだね‥ ここにいると、どうして元嫁がいなくなったのか、分かるんじゃないかと思って きついこともあるけれど、書いてしまうんだよ‥ 413 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 19 07 23 ID ???0 もう終わったことだもんね。 わかってるんだ‥でも、気になってしまうし、こうしてニュースがあると いろいろ考えちゃうんだよ‥ 元嫁は一生懸命頑張ったから、准教授になれるんだね‥学者さんだ‥。 学校の先生というよりも、学者なのかもしれないね‥ すごい人だったんだな‥自慢の嫁だったもんな‥ 417 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 19 17 02 ID ???0 なんで病院行かなくちゃならないんだよ‥ ストーカーするつもりはないよ‥ 428 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 20 02 34 ID ???0 すまん、親から電話だった。 元嫁のことは話してないよ‥ そうだね、俺の思い込みが激しいのか‥俺の価値観の押し付けだったんだね。 431 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 20 09 25 ID ???0 でも症状はないんだよ‥ 鬱でもないし。なんていって病院行けばいいんだ。 あと、親は泣くだろうな‥ 435 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 20 18 41 ID ???0 ずっと落ち込んでるって言えばいいのかな‥ 親にばれないように行かないと。 447 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 20 46 31 ID ???0 元嫁のこと、学校の先生のイメージでいたんだよ‥ 高校の先生は女の先生も多いから。 教授や学者って、男のイメージか、メガネかけたいかにもウーマンリブな女の人の イメージが強くてさ‥嫁はちょっと童顔だから、イメージと違ってた。 450 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/21(水) 20 50 57 ID ???0 なんでそんなに畳み掛けるように責めるんだよ‥ 前はお金を払うのか?と責められて 今は病院にいくのか?と責められる‥ こわいよ。 476 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/22(木) 00 10 17 ID ???0 残っている過去ログを読んだよ‥ 俺、本当に頭悪いんだね‥とり頭なんだ‥。 悲しくなってきたよ。 今更どうにもならないけれど、でもね、今は元嫁の夢がかなってるのが 嬉しいと思うよ。 480 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/22(木) 00 37 22 ID ???0 母親が家にいたほうがいいっていうのは、会社の人でもいるよ。 あと、大学時代のゼミの教授は、女の人を食べさせていけるくらいじゃないと 男として恥ずかしいぞとも言ってたよ。 479 486 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/22(木) 00 45 25 ID ???0 もちろん、女の人でも働く人はいると思うよ。 保育園に預けている人もいるし。 でも、そういうのをどうするかは、考えがいろいろあってもいいんじゃないかな‥ 俺は、母親には家にいてほしいと思ってしまうんだよ‥ 500 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/22(木) 00 57 35 ID ???0 そうか‥そうだね。 じゃあ、何で元嫁は俺と結婚してくれたんだろう‥ 一度でも俺のところに来てくれたのはなんでだろうって思ってしまう‥ 価値観が違うなら、結婚もしてくれなかったんじゃないかって‥ 526 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/22(木) 01 28 42 ID ???0 逃げてないよ‥読み直したりしているだけです。 でも、こんな時間なので、もう寝るよ‥ いろいろありがとう‥。 562 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/24(土) 20 27 47 ID ???0 冷え込むね‥ 569 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/11/24(土) 22 45 37 ID ???0 寒いと思ったら熱が上がってきた。 これ以上パソコンを見ていられない。書きにげみたいですまない 638 名前: ◆mn9XKCItLQ 投稿日: 2007/12/02(日) 02 28 50 ID TXi5oOsk0 ロケ ◆mn9XKCItLQ #minato 663 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/18(火) 20 12 11 ID ???0 久々に2ちゃんを見たらまだスレがあってびっくりしたよ‥ 嫁が博士だったら萎縮するって分かってくれる人もいるんだね‥ ちなみに、ボーナスでは何も買ってません。 ひたすら貯蓄だよ‥。 669 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/18(火) 22 05 14 ID ???0 メールも電話も消したよ‥ こちらから連絡して困らせないようにね‥ 680 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/20(木) 00 50 32 ID ???0 俺には偉過ぎる嫁は向いてなかったんだね‥ 700 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/27(木) 20 11 56 ID ???0 695 俺のことを少しでも気にかけてくれた人がいて泣きそうになったよ‥ 702 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/27(木) 20 31 26 ID ???0 もう嫁とは別れたよ‥ ハウスは? 726 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/27(木) 21 13 36 ID ???0 ストーカーにはならないよ。 嫁のことは心のどこかで思っているだけです。 でも、幸せになってほしいよ‥今でも好きなんだと思う。 735 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/27(木) 21 32 51 ID ???0 元嫁のHPには掲示板もないし、書き込みなんてしないよ‥ 元嫁はすごい人だった‥俺なんかじゃ器が小さくてだめだったんだってわかるよ‥ 分かれてよかったんだ。 わかってるよ‥ 747 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2007/12/29(土) 19 38 28 ID ???0 元嫁はブログなんてやっていないよ? 誰か人違いで勘違いしていないか? 750 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/04(金) 19 50 10 ID ???0 749 少なくとも実名で検索してみても、ブログは見つからないけど? 誰か取り違えてたら申し訳ないと思ったんだよ‥ 754 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/05(土) 18 05 38 ID ???0 別に普段は検索なんてしないよ‥ 俺が書いた覚えどころか、見たこともないブログなんていうから 何があったのかと思って検索しただけだよ‥ 759 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 15 19 55 ID ???0 休みももう終わりだね‥ 俺と元嫁宛の年賀状が何枚か来ています。嫁宛のは転送してるせいか来ないけど‥ 連名で元嫁の旧姓も並べて書いてある年賀状もあるんだけど 見ていて胸が痛いよ‥ 763 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 17 48 11 ID ???0 離婚状ってなに? 元嫁は離婚しても、ほかの人から見たらわからないんだね‥旧姓のままだもんね‥ 765 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 04 25 ID ???0 まとめサイト読んだよ‥ 町役場のログを読んだ。町役場の言うことも少しわかるよ‥ 工場のラインだからって仕事を見下すもんじゃないよね‥ 俺の母親も元嫁に弁当のパートすすめたりしてたのを思い出したよ。 あと、年末年始はずっと実家にいたよ。 768 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 15 31 ID ???0 そんなことないよ‥俺はいつだって工場のラインでもやるよ‥ むしろ今みたいな残業がなくなるなら、転職したっていいと思ってるよ‥ あのときだって、元嫁がつらそうだったから、近所でもできる仕事って思ってたんだよ。 773 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 20 54 ID ???0 そうだね‥そろそろ実家に戻ることも考えてるし、地元で工場探そうかなって本気で思うよ‥ 親も弱気になってしまったしね。 この前だって、母方のおばさんに80万あげたし、別の不動産手数料で120万払った。 もう一銭もムダにできないよ‥ 779 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 27 45 ID ???0 おばさんとこも娘が新築で大変とかで、いろいろ入用らしく、母が80万渡してしまいました。 不動産は頭が痛いよ‥本家と仲良しの不動産屋に払わないとならないんだ‥ 俺がいたらもっと交渉したんだけれど、親は弱気で言うなりになったみたいだ‥ 786 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 37 47 ID ???0 785 うちの会社の工場勤務のおばさんたちは定時で帰ってるよ‥ でも、派遣の若い人とかは、ほとんど休み時間なしだね‥仕事は楽じゃないと思います。 飯もかきこんで、ほとんどトイレ休みもないって聞いてる。 791 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 42 59 ID ???0 見下してなんていないよ‥ それに見下してたら、元嫁にお弁当パート勧めたりしなかったよ‥ 793 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 45 57 ID ???0 何をかけばわかったってことになるんだ? 796 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 18 50 45 ID ???0 取り繕ってるつもりはないよ‥ ちゃんと過去ログ探してみたし‥ そろそろ夕飯作るのでいったん落ちます。 今日はレトルトどんぶりとプチトマトとチーズのサラダにしようかな‥ だいぶ自炊も慣れたよ‥ 800 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 20 53 58 ID ???0 夕食も終わったし、あとで風呂でも入れるよ‥ すっかり一人暮らしにも慣れたよ‥ 元嫁は転職でつらそうだったから、もっと楽で近い仕事にすればって思ってただけだよ。 でもいまさらだよ‥元嫁は偉い博士様だからそんなことしないよね‥ 違う世界なんだって思うよ‥ ネットで知り合った女性と話してもさ、元嫁はいかに頭のいい人だったかって思うよ‥ 805 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 21 13 34 ID ???0 ネットでまじめに探し始めてるよ‥ 大きくてみんな知ってるところだから大丈夫でしょう。 でもなかなか会おうってならないけどね‥ 812 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 21 57 26 ID ???0 そうだね‥元嫁はとってもがんばってたよ‥ でも、そんなにがんばらなくていいのに‥って俺はいつも思っていた。 それがいけないんだね。 814 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 22 01 37 ID ???0 だって‥体壊してまでやることないよ。 そう思ったから‥ 健康がすべての基本だから‥ 低レベルにしろっていうんじゃないよ。 820 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 22 15 27 ID ???0 まずは生活が基本だよ‥洗濯や料理がおろそかになって ぼろぼろの家に帰るなんて、仕事している意味がないんじゃないかな‥本末転倒だよ。 もっと生活が豊かになるために働いてるはずなのに‥ 825 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 22 21 09 ID ???0 一人では回らなくなってきたし、親たちも不安がっているから、 今年中に実家に戻ることになると思うよ‥ 元嫁は体つらそうだったから、だから仕事をもっと楽にしていいのに‥って言ってたんじゃないか‥ 頭使う難しそうな仕事して、それで家事じゃかわいそうだから。 833 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 22 28 52 ID ???0 生活の全てを犠牲にしても成し遂げなきゃならないこと、って 普通の人には高尚すぎるよ‥そういうのは特別な人じゃないかな‥ もっと普通に、肩の力を抜いて幸せでいたかったよ‥元嫁と笑っていたかった。 生活が基本だっていうのは、そんなにおかしなこと言っているかな? 841 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 22 36 15 ID ???0 そうか‥ じゃあ普通、じゃなくて俺の幸せなんだね‥ 今度また別の嫁が来てくれるなら、難しいことなんて考えなくていいから テレビでも見てお茶のんで笑っていたいよ‥ 848 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 22 40 22 ID ???0 845 それは別に責められることではないと思う‥ 嫁がお茶を入れてくれて、それをすすってるって、どこのうちでもある風景だよ‥ それとも845のうちは、お父さんがお茶を入れてお母さんは座ってるの? 850 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 22 42 18 ID ???0 嫁に笑顔でいてもらうには、無理して働かせたくない。 だから俺ががんばって稼いでくる。 嫁はのんびり家で料理とか掃除とかしてくれればいいかな‥ 子供が生まれたら、子供と戯れながら陽だまりで洗濯物たたんでさ、そのまま昼寝しちゃうとかね‥ 872 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 23 48 23 ID ???0 パソコンが固まってしまって復旧に時間がかかってしまった 日本語が入力できなくなってたんだ。 反応が遅れて申し訳ない‥ 873 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 23 51 28 ID ???0 862 ちゃんと答えてみます。 1、元嫁の職業への無理解 学校の先生だと思っていたので、カルチャースクールをすすめたりしてしまった‥ けど、博士というのは偉いということが今はわかったよ。 2、お前の実家特に母の嫁いびり行為。(イヤミ・使役) 嫌味というわけじゃないと思う‥親は親なりに、元嫁の体を心配してたし、 いわゆるクラシックな価値観だっただけだよ。 3、お前の実家の無計画な金銭管理の影響を受けたこと。 元嫁の給料は実家に入れていません。 4、お前のモラハラ(体調悪くても家事や実家家事、仕事への妨害、医療を受けさせない) 薬の件は心療内科だけだよ‥睡眠薬とか、飲んだら依存になってよくないと思ったからだけれど 風邪のときとかはちゃんと医者にいかせたし。 875 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/06(日) 23 56 12 ID ???0 女の人でも、専業とかパートを望んでいる人はいないのかな‥ 俺はそしたら一生懸命働くよ。 880 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 00 01 44 ID ???0 思いやりか‥元嫁のことは大事にしていたつもりなんだけれど‥足りなかったね。 普通の女じゃなかったから、俺のやることじゃ足りなかったんだろうね‥ もっと地味で、普通の人でいいんだよ‥ 889 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 00 09 14 ID ???0 実家はなんだかんだでお金あげなきゃいけないところが多いからね‥ 親だけじゃ支えきれないから俺が貯金してる。 それは理解してもらって来てもらうしかないよね‥ 898 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 00 17 19 ID ???0 子供の教育とか、親の医療費とかにいくらかかるかを考えると 俺一人だと厳しいのかもしれないね‥同居したら楽かもしれないけど‥ ちなみに、ネットでいきなりお金の話は難しいよ‥前に、初めてチャットした女性が よく話を聞いてくれたんだけれど、なんと層化の人だった‥ 903 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 00 20 44 ID ???0 899 エンドレスか‥確かにいろいろとやることありますね。 でも、休んでていいよって言ってきたつもり。 これからも、がんばりすぎないでと言う様に気をつけます。 914 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 00 29 24 ID ???0 よく親にも「ゆっくり休んで」って電話口で言ってきたよ。 元嫁にもそう声をかけてた。今やらなくても、あとでいいよって。 でも、それだけじゃだめなんだね‥ 労わってるつもりだったんだけれど‥ 916 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 00 30 44 ID ???0 今日はそろそろ寝ます。 すみません‥ 929 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 12 56 38 ID ???0 昼休み、よく読んでみました。 俺が一方的に元嫁に甘えていたんだね‥俺はなんてダメなんだろうね‥ 元嫁はそれでつらくなっちゃったんだね‥ 言葉もありません。 938 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 18 26 14 ID ???0 虐待だなんて‥ショックです。 そういう風にしかとられてなかったなんて。 957 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 23 06 39 ID ???0 職場の新年会で今帰ってきた 飲めない酒で頭が痛いよ‥ あとでログ読みます。 962 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 23 35 53 ID ???0 ビールなら大丈夫なんだけど、ワインはたまに頭が痛くなってしまうんだ。 そんなに飲んでいないんだけれど。 965 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/07(月) 23 46 11 ID ???0 ドンちゃん騒ぎじゃないよ‥わりと静かだよ。 ただ、どうも俺はワインだと頭が痛くなるみたいだ。 気持ち悪いんで今日は寝ます。 また今度ゆっくりログ読みます。 980 名前: はじめまして名無しさん [sage] 投稿日: 2008/01/08(火) 17 21 49 ID ???0 移動中なのでまた落ちるけれど、 俺の書き込みで特定される? なんかとても怖いんだけれど‥ 嫁にも迷惑がかかったらどうしよう。 981 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/08(火) 17 22 32 ID ???0 焦ってトリップを落としてしまった‥会社のPCだから。 980は俺です。 985 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/08(火) 17 37 19 ID ???0 怖いよ‥もう次のスレなんて‥ 自分で立てられないよ‥ 元嫁がここをみつけたらどうしよう‥ 991 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/09(水) 00 07 17 ID ???0 980になると次のスレを立てるの? 知らなかった‥ 俺は自分では立てられません‥ 995 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/09(水) 00 48 32 ID ???0 そうだね‥ 今まで本当にありがとうございました。 俺の弱音を読んでくれて、叱ってくれて、感謝しています‥ 【嫁じゃない】ロケ ◆mn9XKCItLQ【元嫁だ!】 http //life9.2ch.net/test/read.cgi/intro/1200033062/ 1 名前: はじめまして名無しさん 投稿日: 2008/01/11(金) 15 31 02 ID e/aKrlhb0いつまでも嫁が元嫁担った事を事を認めないロケ ◆mn9XKCItLQさんが ストーキングに走るまでを見守るスレッドです。 15 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/21(月) 17 22 36 ID ???0 腹を壊して熱があるので早退してきたんだけれど 新しいスレがあってびっくりしたよ‥ 俺の元嫁みたいな書き込みがあったんだって? でも、俺はルーター切ったりはしてないと思う‥ 17 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/21(月) 17 37 08 ID ???0 仕事しすぎてるのが気になって電気消したりとかはしたかもしれない‥ 早くやめて休みなさいって言いたくて‥でも、それもよくなかったかな‥ 19 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/21(月) 17 51 52 ID ???0 だって家でまで仕事なんて心配だったから‥ 悪気はなかったよ。家ではゆっくり休んで、その分職場で集中すればいいんじゃないかな‥って思ってた。 だめだ‥頭も痛くて気持ち悪くなってきた 29 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/23(水) 00 10 04 ID ???0 ノロじゃないと思う。吐いたりはしなかった‥ でも今日は一日休んでしまった‥年休はあまってるからいいけれど‥ 39 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/23(水) 21 54 02 ID ???0 上座とかよくわからないよ‥ ただ、女の人は動きやすい席に座るのがいいんじゃないかな‥ 46 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/24(木) 22 21 35 ID ???0 応接の上座とか知ってるよ‥ 俺が言いたかったのは、親戚の席ではどうするかはよくわからないってことだよ‥ 49 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/24(木) 22 55 24 ID ???0 夫婦だと男が上座だよね。 53 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/24(木) 22 58 58 ID ???0 再婚の話なんて出ていないよ‥ 57 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/24(木) 23 19 33 ID ???0 ドアから遠いのが上座だよ‥ 出会い系はまだ続いてます。でも、あんまりメール来なくなった‥ 65 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 00 42 58 ID ???0 ちゃんと大手の会社がやってるところだよ‥ 有料だし。ちゃんとしてるって。 68 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 00 45 58 ID ???0 大手のポータルのだよ‥結婚相手をさがせるって。 77 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 11 01 11 ID ???0 昼から外出なので早めに休み時間を取りました。 サイトはマイクロソフトがやってるやつだよ‥ 81 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 20 54 03 ID ???0 それだよ‥怖がらなくていいのに‥ 個人名ばれないし、安心だよ。 83 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 21 05 51 ID ???0 別に特別なメールを送ったわけじゃないよ。 プロフィール置いてても、誰からもメールが来なくなっただけだよ‥ 前に話してた女性は層化だったし。 結婚するなら、宗教はやめてねって言ったけど‥ 86 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 21 19 45 ID ???0 もう別にいいよ‥ なんかどうでもよくなってきた‥ 89 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 21 57 04 ID ???0 そうだね‥ こう寒いと無気力になるのかもしれない‥あったかいお茶でも飲むかな‥ 帰ってもひとりってさみしいよ‥ 92 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/25(金) 22 53 25 ID ???0 自分でもわかんないよ‥ 結婚紹介所とか、カウンターに申し込みにいくのが恥ずかしいんだよ。 もうバツイチだし‥ 元嫁も、もう他の人紹介されたりしてるのかな‥まだ再婚できないからいいけど‥ 97 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/26(土) 00 01 33 ID ???0 自分から動くのはなんか抵抗があって‥ 100 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/26(土) 00 06 44 ID ???0 それじゃ、まるで嫁に逃げられたみたいだよ‥ 104 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/26(土) 00 14 20 ID ???0 叩き付けたなんて思ってないよ‥でも合わないものは仕方ないよね‥ まだ縛っておきたいって思ってないけれど、他の人の嫁になっちゃったら悲しい‥ わがままなんです。 もしも元嫁からメールとかきたら、喜んでしまうと思う‥ 113 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/27(日) 21 07 04 ID ???0 今週は土曜が休出だったから実家には帰らなかった。 今日は一日寝て終わってしまったよ‥ 117 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/27(日) 21 40 59 ID ???0 メールがきたら‥ってちょっと思っただけだよ。 どうせメールは来ないと思う‥俺からもメールしてないよ。 たまに、元嫁宛のつもりで、誰にも出さないメールを書いてしまうことはあるけれど‥ 2ちゃんねるは読んでないと思うし、ロケって名前じゃ俺だってわからないよ‥ 119 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/27(日) 21 55 54 ID ???0 なんでそこまで根掘り葉掘り聞くの? 121 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/27(日) 22 02 37 ID ???0 話はしたいけど、そんなに畳み掛けるように聞かれると‥ 問い詰められているような気がするよ‥ 126 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/27(日) 23 02 43 ID ???0 すごく焦ったよ‥ 130 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 14 42 58 ID ???0 仕事中なんだが動揺してしまったので書き込むよ。 俺の会社のアドレスに、元嫁の研究室?プロジェクト?主催のイベントのお知らせが来たんだ。 差出人は事務局っぽくて、宛先も俺のアドレスじゃないんで、一斉送信なんだろうけど‥ 「皆様のご参加をお待ちしております」とか書いてある下に、元嫁の名前があったんだよ‥ これって‥俺、行っていいのだろうか‥ どうしたらいいんだろう‥ 131 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 14 49 17 ID ???0 そもそもなんで俺宛にメールが来たんだ‥ まだ覚えていてくれたんだろうか‥ 133 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 14 51 48 ID ???0 じゃあなんで俺にメールが来たんだろう‥ 137 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 15 57 00 ID ???0 136 違うよ‥ 宛先は「各位」になっていて、メールの末尾に ご参加をお待ちしています。 元嫁氏名 とあったんだよ‥ 今までも確かにこういうの来てた。でもまた来るなんてと思ってたからびっくりしたんだ 143 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 16 49 25 ID ???0 だから、元嫁宛じゃないよ! 俺宛で、一斉送信されていて、差出人が元嫁。 主催者代表ってことで、元嫁の名前が書いてあるんだよ‥ なんか勘違いされてるんだけど‥ ちょっと改変して書くと -------------------------------- 各位 (お知らせ文) 皆様のご出席をお待ちしています。 ○○プロジェクト 元嫁氏名 -------------------------------- プロジェクトは元嫁以外のメンバーもいるみたい。 だから、元嫁からの個人メールじゃないって分かってる。 でも、なんで俺にいまさら来たんだろうって。 148 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 17 31 58 ID ???0だめだ‥動揺してしまって‥ 変態だと思われそうだが、会社のトイレでしてきてしまったよ‥少し落ち着いた。今日は定時で帰れない。これから打ち合わせだ。 157 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 21 34 40 ID ???0 今日も冷え込むね‥誰もいない家は冷えています。 そうだね‥他と同じ対応なら、行っても迷惑じゃないかな‥ いまさらながら、元嫁がどんな仕事してるのか気になってきた。なんで前は行かなかったんだろう‥ 160 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 21 46 08 ID ???0 だって仕事でメール来たんだよね? 嫁に会いに行くんじゃなければいい?業務に関係のあるイベントだから行く、というなら それは仕事だから仕方ないよね‥ 163 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 21 51 20 ID ???0 162 ちがうよ‥ 今日会社のトイレでしたのは、そういう意味じゃない‥落ち着きたかったからだよ。 気分を落ち着けるために、動揺したりすると人のいないフロアのトイレにいくことあるよ。 そういうことしない? 166 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 22 00 52 ID ???0 そっか‥俺は変態なのかもしれないね。 自分でするのってストレス解消にしてたよ‥今も毎晩してる‥ あと、元嫁と元鞘なんて思ってないよ‥ ただ、今どうしてるのかなって思っただけだよ‥裁判所なんて心配しなくていいよ‥ 169 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/29(火) 22 37 01 ID ???0 びったり俺の仕事に関係あるわけじゃないよ‥ただ、企業にいると 元嫁の仕事と少なからず関係あるかもしれない‥ もっと昔から顔を出していればよかった‥こういう大学主導のイベントって 現場を分かってないから行っても仕方ないと思ってたんだよ‥ 本は疲れるから読む気がしないな‥掃除は好きだよ。 とりあえず風呂が入ったんで入ってくる。 184 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/31(木) 17 46 08 ID ???0 そうだね‥迷惑かけないためにも行っちゃいけないかな‥ 案内メール読み返して、俺もちゃんと勉強して仕事頑張ろうって気になってたんだよ‥ だから、嫁云々というより、自分のためにも行ってみたかった。 でも、本嫁の名前をみて、なんかほっとしたのもあるんだよね‥ 187 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/01/31(木) 18 59 05 ID ???0 俺もしっかり勉強して、本も読んでがんばるか‥って気になれたんだよ‥ これも元嫁のおかげなんだね‥ 189 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/01(金) 14 53 18 ID ???0 これから打ち合わせで外出です。 学者向けの会議じゃないと思うよ‥一般も参加できそうです。元嫁からのメールのやつ。 俺はどうせ変態だよ‥ ストーカーなんて考えてないよ‥ 195 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 16 08 18 ID ???0 そしたら、メールのお知らせのリストから抜いてくださいって 事務局にメールした方がいいかな‥元嫁は読まないだろうけれど。 じゃないと、またメール来たら大変だもんね。 197 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 16 36 57 ID ???0 (元嫁)さんの紹介だと思いますが、この度メールの配信をお断りしたいので 配信リストから削除をお願いします。 これまでありがとうございました。貴プロジェクトのご発展を祈念します。 って送ればいいかな‥ 嫁は読まないか‥ 200 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 16 56 14 ID ???0 そうだね‥その部分は切るよ。 でももともとは彼女の紹介だったと思うんだ‥ 本当は興味ある内容なんだけれどね‥ 202 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 18 06 11 ID ???0 ちがうよ‥ 元嫁がいなくなってから、彼女がやっていたことを見直してみたんだよ‥ 俺も会社やめて勉強すればいいのかな‥ 209 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 21 25 03 ID ???0 205 丁寧にありがとう‥この前も長文で励ましてくれたのと同じ人ですか? そうだね‥元嫁と並んでみたいのかもしれない。 悔しさもあるかもしれないね‥ 俺にしか行けない道ってなんだろう‥ 210 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 21 26 27 ID ???0 学問やってる人でも自分でしたりとかはしないのかな‥ 学者さんは性欲とかないんかな‥ 212 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 21 32 05 ID ???0 ここなら匿名だから分からないよ‥ それに、みんなにならなんでも知っていて欲しいと思ったんだよ‥ 220 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 21 42 01 ID ???0 だって元嫁がいた頃は、自分でしてたことも報告してたよ‥ 家族だから自分のこと知っててほしかったんだよ‥ みんなは奥さんに話さないの? 221 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 21 43 05 ID ???0 モラハラはネットで読んだよ‥元嫁をいたわってたつもりだけれど それがだめだったんだよね‥ 田舎の慣習は社会学ってことかな‥ 226 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 21 51 57 ID ???0 寺222読んでいるよ‥ 愛情は何がいけないんだろう‥俺も朝食の後とか、毎日の予定を聞いてたし 俺の予定も全部話してたよ。 会社で昼飯食ったらメールしてたし、食べた後の食器も写真にとってメールしてた。 いろいろ思い出すよ‥ さすがに下着は洗おうとしたら怒られたんで洗わなかったけど‥ 228 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 21 54 44 ID ???0 生理用品の話は元嫁も嫌がってたな‥ 具合悪そうだから、重いならタンポンも使えばいいのにって労わってあげたこともあったよ‥ 生理中はトイレが長いから、ドアの外から大丈夫かって声かけてた。 多分愛情も、嫁のすべてを知りたかったんだね‥ 気持ちはわかるけれど、それでもだめなんだね‥ 俺がいまさら寺に書き込みするとまずいかな‥ 235 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 22 15 37 ID ???0 230 そうだったんだ‥ありがとう。 ここに書き込むようになってから、気持ちは落ち着くようになってきたんだ‥ それまでは自分一人でわけわからなかったけど‥一人になってから、本当に混乱してたんだ‥ もちろん友達にも少し話してます。 でも、友達にもいえないこともあるよ‥ 236 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 22 16 27 ID ???0 231 漏れたりしなくて楽なんかな‥って思ってたんだよ。 250 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 22 46 39 ID ???0 みんなは相手の全てを知りたいって思わないのかな‥ 254 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 22 48 25 ID ???0 相手も自分のこと好きなら見せてくれるとおもうんだけど‥ 264 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/02(土) 22 56 42 ID ???0 259 気になってきた‥俺が普通だと思っていたことが 実はおかしいのかもしれない‥今さら遅いけど‥ 275 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 00 18 11 ID ???0 俺が普通なんだって言う気はないよ‥ 書き込み読んでて、少し整理できてきました。 見えないものか‥ 見えるものばかり求めていたんだね‥ 274 学者と教師の区別って?ごめん、よくわからないんだ‥ 278 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 00 22 49 ID ???0 277 調べられることは調べているよ‥ 前はすぐレスしてたけど、ゆっくりよんで、分からないことは検索とかしてる。 ただ、大学の先生も教師なんじゃないかって思ったから、どういう意味で言っているのか 分からなかったんだ‥ 282 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 00 27 08 ID ???0 俺は俺で、知らないこと知りたいんだよ‥ 元嫁と戻らなくても、少しはマシな人間になりたい‥ 292 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 00 58 21 ID ???0 291 それは分かるよ‥ ごめん、今日はもう寝ます。 301 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 11 47 07 ID ???0 雪が積もってきたね‥今日も自宅です。 学者と教師の違いか‥俺が元嫁のことを学校の先生と言っていたのは 間違いだったんだね‥ 2)に書いてある公開講座って、カルチャースクールってこういうのかと思ってたんだ‥でも元嫁には誤解されてしまったけど‥ とても分かり易く書いてくれてありがとう。勉強になりました。 304 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 13 02 53 ID ???0 寺にはうっかりとりをつけたまま書き込んでしまった‥ 恥ずかしかった‥ 俺は依存心が強いのか‥幼児なんだね‥ 元嫁にも母親っぽいものを求めていた気はする。寝ぼけてママって言ってしまったことがある‥ ちなみに実の親のことはママなんて呼んでいない。 309 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 15 16 40 ID ???0 306 そうだね‥失敗でした。 いまさら謝るのも変なので、書き込まないことにしたよ‥ 一般向けの講座って意味では、カルチャースクールも同じかと思ってたよ。 えらい人向けじゃなくて、普通のおばさん相手にしてもいいんかな、って思ってたんだ‥ 312 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 15 33 35 ID ???0 そうだね‥元嫁が遠くに行ってしまうようで寂しかったのかもしれない。 俺のわかる世界にいて欲しかったんだと思うよ‥ 出会い系は今のところ出会いないです。 315 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 15 45 05 ID ???0 普通を求めちゃいけなかったんだね‥ 余計なお世話かもしれないけれど、女として幸せになれるのかな‥ 319 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 15 51 40 ID ???0 317 だから、もう遅いかもしれないけれど、勉強したいって思ったんだよ‥ そしたら、昨日叩かれたじゃないか‥ 328 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 16 06 24 ID ???0 通信講座でも始めて勉強するかな‥ 332 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 16 15 19 ID ???0 研究者にはなれないよ‥でも勉強して少しでも賢くなって、 元嫁がどういうことをしようとしていたのか、わかるようになりたいんだ‥ もちろん、いろんな幸せがあるのはわかるよ‥ ただ、女の人は子育てがあるから、少し違うんじゃないかな‥ 339 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 16 30 57 ID ???0 334 そうだね‥すごい人たちだよね。 どうやって子育てしてるんだろう‥ もう戻らないって分かってるけれど、今からでも自分を高めたいって思うんだよ‥ 少しでも、変わりたい。 347 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 16 40 11 ID ???0 本読むことから始めてみるよ‥ あと、なんで母親が子育てと考えるのはいけないのかな‥ そういう価値観ばかり叩かれるのは、さすがに納得いかないよ‥ 350 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 16 52 04 ID ???0 他の夫婦がどういう暮らしをしていてもいいと思う。 でも、当時はまだ嫁だった頃、俺は元嫁にうちにいてほしかった‥ それだけだよ。 360 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 17 10 05 ID ???0 つまり、俺だけが元嫁の言うように、考えを変えればよかったってこと‥? 361 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/03(日) 17 13 06 ID ???0 ごめん、考えながら夕飯調達してくる ちょっと落ちます 382 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/04(月) 17 17 22 ID ???0 今朝例のイベントの事務局にメールを出したら、承りましたという事務的なメールが来た。 で、ついさっき、元嫁からもメールが‥ だいぶ固い文章で、そっけないんだけれど‥ 俺、また動揺してきた‥ 387 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/04(月) 17 30 28 ID ???0 前回の配信リストをそのまま使っていたので届いてしまったのだろうということと、 配信停止了解しましたというのと こうしたフォーラムは元嫁のところ以外にもあるから、出席されると参考になるかもしれませんね、という 感じでした。 ちょっとびっくりした。 でも、仕事みたいなメールだったよ‥ 391 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/04(月) 17 34 39 ID ???0 元嫁も少しは俺を気にかけてくれてるのかな‥ 書き込んで少し落ち着きました。 トイレにはいかないよ‥仕事に戻ります。 405 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/04(月) 22 18 57 ID ???0 そっか‥俺が舞い上がってただけなんだね‥ 元嫁も、俺のこと嫌いならわざわざ個人メールなんて送ってこないだろうって思ってたけど、 403読んでがっくりきたよ‥ こういうフォーラムに参加することを勧めてくれて、応援してくれてるんだと勘違いしてた‥ 409 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/04(月) 22 40 07 ID ???0 どうしてわざわざ個人メールをくれたんだろう‥って動揺したんだよ‥ 元嫁のアドレスだし、本人だと思います。 社交辞令なんだろうね‥ 412 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/04(月) 22 49 30 ID ???0 411 そうだね‥ まさか会社のアドレスに、元嫁の仕事アドレスから来るとは思ってなかったので、 びっくりしたよ‥携帯はとっくに消してるよ‥ 421 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/04(月) 23 42 32 ID ???0 今日のメールのことはもう忘れます。 明日会社でメールも消しておくよ‥ いつまでもこだわってたら良くないよね。 厳しいこと言ってくれてありがとう‥ 今日は動揺したせいか疲れてしまった‥ 431 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/05(火) 21 59 50 ID ???0 430 毎晩という時期もあったよ‥ でも、ここ数年は避けられてたから自分で。 437 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/05(火) 22 57 22 ID ???0 仕事がんばっているストレスを解消してると思ってたんだけれど、 がまんすればもっと集中できるってことかな‥ ここは男がほとんどかと思うが、みんなは違うのかな‥ 442 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/05(火) 23 03 22 ID ???0 弁理士とは違う仕事なんだが‥ 技術系だし‥ もっとがんばれるならがんばりたいけど、ストレス解消もできないのは正直つらいよ‥ 446 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/05(火) 23 07 19 ID ???0 443 ちがうちがう、自分でのことだよ‥ 元嫁には癒されてた‥ 453 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/05(火) 23 16 52 ID ???0 奇妙なことなんてしてないよ‥普通だよ‥ あと、草むしりじゃストレス解消にならないよ‥ 466 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/05(火) 23 53 05 ID ???0 草取りは気分転換にはなると思うよ‥体を動かすのはいいよね。 ただ、それとは別だとおもうんだけど‥話が違うよ。 473 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 00 02 46 ID ???0 草取りは気分転換。 自分で‥はストレス解消。 それが違うんだよ‥ 477 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 00 06 19 ID ???0 わかったよ‥草取りをすればいいんだね。 みんなはスポーツとかからだ動かしたりするのと、性的なことは同じなの? 483 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 00 19 33 ID ???0 どんなに疲れてても、安らぐからするものだと思ってたよ‥ おかしいかな‥ 485 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 00 35 48 ID ???0 484 うん、それは分かった‥ 毎晩するのはおかしいのかと思ったんだけど、 勉強してからすればいいよね‥ 明日しっかり仕事するために、もう寝ます。 俺もがんばるよ‥ 538 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 22 54 59 ID ???0 やっと帰ってきた。 冷え切ったよ‥すごいレスがついていてびっくりしたよ‥ 540 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 23 05 01 ID ???0 大学か‥なつかしいな。 授業に出て、学食で友達と溜まっていたりしたよ‥サークルごとに場所が決まっててさ。 でも夕食は家で食べるようにしてたよ‥ 542 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 23 17 26 ID ???0 1年のときは語学と情報処理のクラスだったよ。 クラスは出席も厳しいし、みんな決まっているんだけれど、あとの授業は自分で選ぶんだ‥。 クラス飲み会はあんまり行かなかったな‥ 授業は大教室のもあるけど、少人数のもあったよ。 統計なんかは小さい教室でやってた。 545 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 23 29 27 ID ???0 数学基礎、情報基礎、統計、文化人類学、とかだったかな‥ 細かくは覚えてないけど、そういうのが必修だったと思う‥ 研究室に入るまでは、結構科目も広かったよ‥ 550 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 23 34 20 ID ???0 3年のときは結構授業が多かった記憶があるけど、2年のときだったかな‥ もう正確には覚えてないや‥ できるだけ早く帰ってたよ‥ サークルは一つ入ってたけど、2年くらいでやめたかな。 551 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 23 34 47 ID ???0 自宅から通ってたよ‥ 一人暮らしする余裕はないよ。 553 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 23 37 38 ID ???0 研究室はグループウェアの研究室でした。 院生の人を手伝ったりして、見てもらってたよ‥ 当時はパソコンもほとんどなかったし‥何百万もするワークステーションが 1台ありました。 554 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/06(水) 23 38 41 ID ???0 質問には答えてるつもりなんだけど、とにかくまだ冷えてるんで 風呂入らせて‥ 561 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/07(木) 00 47 37 ID ???0 逃げるって‥ ちゃんと答えるまで風呂はがまんしたよ‥これ以上遅くなったら明日が辛いよ‥ 科目名なんて十年も覚えていられないよ‥ 564 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/07(木) 01 06 50 ID ???0 大学の生活は覚えてるけど、○○学、っていう科目名までは覚えてないよ‥ でも、統計の授業は結構つらかったから、印象に残ってる。 S言語っていうのを使ったのは覚えてるよ。 562は覚えてるんだね‥すごいね。 571 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/07(木) 01 23 38 ID ???0 統計は少しは使うけど、Sなんてぜんぜん使わないよ‥ 結局あんまり関係のない部署に来てしまった。 さて、今日はもう寝ます。 609 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 16 18 01 ID ???0 しまった、トリを付け忘れた 俺です 614 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 16 50 44 ID ???0 卒論は研究室の人に使ってもらって、アンケート取ったりしたよ‥ もう読み返したくない‥ 元嫁は3人目だよ‥ その頃の彼女とは半年くらいだったよ。同級生だったんだけど、うちで暮らそうって言ってたのにいなくなっちゃった‥ 617 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 16 57 33 ID ???0 彼女とは大学でたら結婚したいねって言ってた。 うちに余ってる部屋があるから、卒業したら下宿すればいいのにって言ってて 両親も乗り気だったし‥ 彼女も何度か実家に泊りにきたりしたよ‥ 621 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 17 06 11 ID ???0 結婚は一人前に稼げるようになってから、って思ってたから‥ まず下宿してみたら、って言ってた。母親のアイデアです。 彼女は実家が遠くて、大学は一人暮らししてたから‥うちに下宿したほうが安いし‥ 彼女は俺より就職をとりました。就職内定してたんだけど、 どうせ結婚するなら無理に仕事しなくていいのに‥って言ってたんだけどね‥ 629 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 17 23 21 ID ???0 学生時代の彼女の後に、別の女性ともつきあったよ‥ その人は早く仕事辞めたいって言ってる人だったよ‥ 633 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 17 27 17 ID ???0 その彼女は俺より2つ年上だったんだ。 それで母親が嫌がって、何度か会いにもいったんだけどだめだった‥ 637 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 17 36 08 ID ???0 マザコンていうんじゃないけど、彼女は嫁に来たら苦労しただろうね‥ どうしても、親とは関わらなきゃならないから‥ 最初の彼女は、母親も気に入ってたよ。キャリア志向っていうんじゃないと 思うけど、就職活動はしてたね‥ 647 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 17 47 49 ID ???0 付き合ったのは3人だけだよ‥ それって少ないかな‥数が多ければいいっていうんじゃないと思うよ‥ 初体験は最初の彼女だったよ。 652 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 17 54 41 ID ???0 嫁としてじゃないよ‥結婚の約束をして、下宿すればいいのにって話だった。 元気な子だったし、はきはきしてたから気に入ったのかも‥ 今どうしてんのかな‥ 彼女もよく母親のこと、元気ですか?とか気にかけてくれてたよ‥ 659 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 18 07 28 ID ???0 なんでだろう‥俺が知りたいくらいだよ‥ 彼女がだんだん遠くなっていって、俺以外の男と仲よさそうに歩いてたりして‥ 思い出すと胸が痛いよ‥ 665 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 18 24 24 ID ???0 食費分くらいだけだよ‥部屋代なんて考えてもいなかった。 結婚までは習い事でもしていてくれればって思ってたよ‥ でも、もう過去の話だよ‥ 671 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 18 33 07 ID ???0 バイトでもすればいいかと思ってたよ‥ 大学では喫茶店のバイトをしていたし‥それで十分払えるし、食事もうちですればよかったんだよ‥ はじめは彼女も乗り気だったけど‥ 676 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 18 36 56 ID ???0 お花とか書道とかを考えてたよ‥やったことないっていうから。 味噌汁って毎日飲むものではないよね? 685 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 18 45 37 ID ???0 味噌汁の話はどうでもいいよ‥ 別に、当時の彼女は味噌汁のせいでわかれたんじゃないと思うけど‥ 690 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 18 58 53 ID ???0 そっか‥ 覚えておくよ。 今頃3人ともどうしてるんだろうな‥最初の彼女はもう結婚とかしてるのかな‥ 692 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 19 04 41 ID ???0 母親はピアノが弾けます。 あと、書道も少しやってたみたい。 698 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 19 09 26 ID ???0 免状は知らないよ‥ ピアノは習いたかったけど、子供の頃は勿体無いって習わせてくれなかったんだって。 俺が生まれてから少し習って弾けるようになったよ。 701 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 19 17 33 ID ???0 料理はできなくないって‥ スパゲティはミートソースも手作りだったし、けっこう凝ってたよ。 707 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 22 12 41 ID ???0 704 それが分かってたら、別れてないよ‥ 718 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 23 00 52 ID ???0 思い出してみると、独占欲もあったかも‥ 他の人と出会ってほしくなかった‥ 元彼の話とか、一切するなって言ってた‥それで窮屈になったのもあるかもしれない‥ 母親ができなかった花嫁修業か‥そうかもしれないね‥ 726 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 23 07 19 ID ???0 元彼と比べられる気がして嫌なんだよ‥ 嫉妬なんだけどね。分かってるんだ‥ 対抗心で疲れてしまう。 だから、元彼が写ってる写真を全部持ってこさせて、庭で燃やしたよ。 739 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 23 16 35 ID ???0 そうだね、そこそこかっこよかった。 だからますます不安になって、焼いてしまった‥ 今思うと、やりすぎだったね‥若かった。 元嫁にはそんなことしなかったよ。 743 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 23 19 15 ID ???0 740 元嫁にはいっぱい聞いたよ‥自虐的だったね‥ もう忘れたって言ってたけど、何度も聞いちゃった‥ 754 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/09(土) 23 26 53 ID ???0 ごめん、膿家脳って何‥? 783 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/10(日) 01 02 11 ID ???0 元嫁の写真はデジカメがほとんどなので、パソコンに入ってる。 だから燃やせない‥見てないけど、まだ消せないよ‥ あのときはやりすぎたと思ってるよ‥なんでこんなに責めるの‥ 787 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/10(日) 01 08 28 ID ???0 そうだね‥次に誰か来てくれるなら、その人が嫌がるなら全部捨てるよ。 元嫁の写真でもなんでも‥ 796 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/10(日) 01 15 34 ID ???0 だめだ‥ごめん、 落ちます。 819 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/10(日) 22 33 43 ID ???0 なんかひどいこと言われてるね‥ 今日は実家に行ってきました。 ちなみに、母親はおじいさんおばあさんと同居だったよ。父方の。 834 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/11(月) 21 29 37 ID ???0 いとこはデブじゃないと思う‥ 843 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/12(火) 23 41 50 ID ???0 いとこになんて興味ないよ‥ 854 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 17 00 33 ID ???0 会社でニュースサイト見ててこんなニュース読んだよ‥やっぱり学歴が高いと、女の人は結婚が難しいんだって‥ 元嫁もずっと独身かな‥ ttp //www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/13/news043_3.html 859 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 17 16 17 ID ???0 かわいそうだなって思っただけだよ‥ 仕事に戻ります 872 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 21 56 58 ID ???0 でもね、あの記事読むまでは、高学歴の嫁に抵抗があるって おかしいのか‥って思い始めてたんだ。このスレのおかげだね‥ でも、俺だけがそう思ってるわけじゃなくて、世間ではやっぱりまだ高学歴の女の人は なかなか貰い手が見つからないんじゃないかな‥ 876 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 22 12 54 ID ???0 結婚相談所って駄目な男がいくもんなんか‥ 884 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 22 30 46 ID ???0 でも、東大や京大の女の人は奥さんにはしたくないなあ‥ そう思っている人は多いんじゃないかな‥ きれいごとじゃないよ‥ 891 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 22 36 25 ID ???0 888 そうかな‥それはないんじゃないかな‥ 実際、東大の女の人は結婚しづらいって聞いたことあるよ。 今回のニュースだって、高学歴は敬遠されるって書いてあるのに、じゃあなんでみんな叩かないの‥ 898 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 22 47 02 ID ???0 でも、少子化は女性の社会進出が理由だっていうし、 家庭の食卓が冷凍食品ばかりになったのもそうだよね‥ 嫁に家にいてもらいたいとか、高学歴は敬遠するとか、なんでここまで責められるんだろう‥ みんなそう思ってるところ、少しはあるんじゃないかな‥ 907 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 22 59 19 ID ???0 そうだね‥どうして元嫁と結婚したんだろう‥ 仕事してるのもかっこよかったけど、家に入ってくれると勝手に思ってたのかも‥ 俺じゃ無理だったんだけどね‥別れたし。 専業主婦希望の女の人は、俺と同じ考えなのかな‥旦那より学歴高いのは隠すとか‥ なんで俺ばかりこんなに叩かれるんだろう‥ 915 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/13(水) 23 12 31 ID ???0 914 わかるよ‥元嫁と話していて、楽しかった。 その後別の女性と話していても、物足りないよ‥ 939 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/14(木) 00 20 23 ID ???0 俺、なんでここまで言われるの‥ 女性の社会進出と食事の話、資料を見つけたよ‥ ttp //www.nagasaki.info.maff.go.jp/toukei/onepoint/48.pdf 941 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/14(木) 00 25 03 ID ???0 わかったよ‥ もう落ちます。 974 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/14(木) 21 34 43 ID ???0 俺なりにちゃんと考えたよ‥ 俺は母親業っていうのは、とても大事なものだと考えている。子供の面倒を見てあげられないと、 食生活もおかしくなるし、子供が悪いことに手を出してしまうかもしれない。 インスタント食品ばかり食べている子供は、正直かわいそうだと思う。 それに、子供が育っていくのを見守ってあげるのは、母親しかできないこと。やっぱり、子育てしているときは 母親に専念してもらって、父親は母親が働かなくてもいいように仕事をがんばるべきだと思う。 こういう考え方をしている人は、少しはいると思う‥ あと、俺の親がいつも味噌汁作らないなんてことになってるけど、作るときだってあるよ。 オリジンばかりじゃないし‥オリジンは具合がよくない最近だよ‥ 元嫁が博士になるのはすごいと思ったよ。でも、博士を捨ててでもいいほど 母親になるっていうのは、すごいことだし大事なことだと思ってたんだ‥ もちろん、元嫁がとても苦労してたのは分かってます。それだけ価値のある博士よりも 尊いのが母親だと思ってた。母親同士の友達とかできたら、博士ですなんて言ったら 友達が離れていくかもしれない。だから隠すほうがいいんだって思ってた。 でも、全部俺が先走りすぎた妄想でした‥ 987 名前: ロケ ◆mn9XKCItLQ [sage] 投稿日: 2008/02/14(木) 23 11 19 ID ???0 高学歴の女 で検索すると、俺みたいな考えの人もいっぱいいたよ‥ ← その1へ← その4へ その6へ →