約 1,037 件
https://w.atwiki.jp/dekinaisaigai/pages/101.html
概要 サイコパス陣営 エピデミックの発生を末法の到来であると主張するカルト教団 繁華街エリアのにある寺社を本拠地とし、繫華街全体に勢力を広げようとしている 組織としての規模は大きく、エピデミックの渦中にある樽江市において、外国人暴徒集団と勢力を二分していると思われる 薬物や幽閉を用いた悪質な洗脳により、生存者たちを手当たり次第に信徒として取り込んで、人数を比較的容易に増やすことが出来るのは他勢力にない強みとなっている 信仰心の強い信徒も多く、中には自爆すら厭わない狂信者すらいる。ただし、強引に引き込まれた信徒たちには狂信的になり切れない者もいる エピデミックが起きる前から樽江市に根を張っていた団体であり、表向きは一般的な寺院として活動していた その裏では口コミや人脈で信者を増やし、勢力を拡大。両儀組らヤクザが暴対法で弱体化した間隙を突き、歓楽街や裏社会を実質的に牛耳るほどに巨大化した。芸能界にもその手は及んでいたようで、一ノ瀬志希が勧誘を断って干された芸能人がいたことを語っていた また、孤児を数多く引き取っては教団の手駒として育てることも行っている 信者勧誘に当たって最大の効果を発揮していたのは、教団が提供する美容液であり、これには劇的な老化抑制の効能がある その原料となっていたのが、不老長寿の効果を持ちウイルスの治療薬の原料になるとも目される植物、青い彼岸花であり、聖園家の先代の当主であり、聖園エリカの父にして聖園ミカの祖父に当たる人物と取引関係を結んで、青い彼岸花の提供を受けていた しかし、先代当主が娘であるエリカに敗れて強制的に離れに隠居させられ、新たな当主となったエリカに取引を打ち切られたようで、青い彼岸花を手に入れることが出来なくなっていた 先代当主も青い彼岸花の隠し場所は当然ながら伏せていたため、教団存続が危ぶまれる事態に追い込まれている エピデミックが発生した後は、青い彼岸花を手にすることを最大の目的とし、さらにはウイルスの治療薬も作り出そうとしているようで、ウイルス研究の権威である篠ノ之束を協力者として引き込んでいる しかし束自身は、感染してしまった自身の妹である篠ノ之箒の治療のみを目的としており、青い彼岸花を見つけるのに手こずっている教団には懐疑的な態度を取っている また、石戸霞がかつての記憶を取り戻しかけている様子もあり、内部は決して安定しているとは言い難い状況にある 民宿陣営とは敵対関係 治療薬の開発に協力させるために、菅野史の身柄を狙って別動隊に強引な接触をしたことや、一度拉致された四宮かぐやが民宿陣営に加わったこと、民宿陣営の一員である聖園ミカを青い彼岸花の在処を探すために狙っていることなどが原因となっている 同じく青い彼岸花を狙う外国人暴徒集団とも敵対しており、聖園家の邸宅で鉢合わせた時には激突している 設立の裏側 黎明の集いの経典には、ありふれた創世神話の中に、明らかに感染者のことを指す記述があり、執筆者はウイルスのことを知っていた可能性が高い また、教祖である石戸霞の名は、教祖の座についた女性が名乗るものとして設定されているものであり、今の教祖も本名は別にある 9スレ目/1024からの回想によると、今の石戸霞は元々は四年前の東北のエピデミックに巻き込まれた犠牲市民であり、この際に一切の記憶を失ってしまった そこを政府内部の越智一族に検体として確保され、調査の結果、生まれながらにウイルスへの抗体を持っていたことが判明。利用価値を見出した越智一族の手によって、黎明の集いに売り渡された このことから、設立の裏には越智家が深く関わっていると思われ、聖園家の先代との繋がりもここからきている可能性もある 禊 教団内で行われる儀式のような言い方をされているが、その実態は出家女性信者と出家男性信者との性交である 通常は出家信者は男女で生活を分けられているが、この時のみ接触が許される形となる 美容液によって若さを保った女性信者を使い、男性信者を繋ぎ留めるための手段にしていると思われる 上座 漆原るかが口にしていた言葉。恐らく、教団の中でも立場の高い者たちの集まりか、そうした者たちのみが立ち入ることが出来る場所の名前と思われる 実効支配エリア マップ④繁華街エリア内・歓楽街及び同地にある寺社 中心人物 石戸霞(絶対の教祖であると同時に、役目を果たせなくなれば首を挿げ替えられることもあり得る立場にある) 発足時期 エピデミック発生以前 組織としての歴史はそう長くはなく、9スレ目/3778で明かされたネモが集めた情報によると、設立されたのは平成に入ってからのこと 組織形態 石戸霞を教祖として、出家男性信者、出家女性信者、在家信者をそれぞれ統括する三人の幹部がその下に付いている 幹部以外の信徒の中にも上下関係があり、恐らくは在籍年数や教団への貢献度合いによって上位の信徒として扱われるようになっている 幹部は部長クラス、上位信徒は課長クラスとして立場は幹部より下のようだが、上位信徒の錫華姫が幹部である悠久山安慈にため口で皮肉をぶつける場面があり、教団内での立場がそのまま関係性の上下にはなっていない 教団の裏の事情を知っているのは古参の構成員のみと思われる 信者は二種類に分かれており、自宅で日常生活を営みつつ教団を信仰する在家信者と、俗世を捨てて教団の施設で生活する出家信者がいる エピデミック発生後は、生き残りの在家信者の大半が教団の寺社に避難してそのまま組織に取り込まれたことで、実質的に全員が出家信者と同じ扱いになっている 教祖 石戸霞 教団の頂点に君臨する絶対の存在。教団の活動は石戸霞の意思に従って行われる 正体は四年前のエピデミックの犠牲市民であり、記憶を失っていたことをいいことに、顔も身体も前の石戸霞に近くなるよう手を加えられた 教祖であると同時に、『石戸霞』としての振る舞いが出来なくなれば始末されかねない立場でもある 石戸霞の名は教祖の座に付く女性に引き継がれていくようになっている 以前の石戸霞は『先代』(恐らく間桐臓硯)の娘だったようだが、父である『先代』に孕された娘(恐らく神代小蒔)を出産した後に死亡している 『先代』の死後は名実共に教団のトップであり象徴として祀り上げられる 幹部 雪泉 出家女性信者統括。『先代』の頃から教団にいる最古参の一人 元は孤児だったが、『先代』に拾われ、教団に忠実な手駒として仕立て上げられた 今の石戸霞が役目を果たせなくなれば処分することを口にするなど、教団の暗部に深く関わっている 悠久山安慈 出家男性信者統括。『先代』の頃から教団にいる最古参の一人 前の石戸霞を愛していたようだが、娘を孕ませた『先代』の蛮行や今の石戸霞を新たな教祖とすることを止めることはせず、そのことを錫華姫に皮肉られている 男性信者たちの制御役も担っているようで、前述の女性信者による禊に並んで、彼の暴力が男性信者を束ねる要素となっていると思われる 赤羽くれは 在家信者統括 父親が多額の献金と共に入信したため、特別扱いを受けて幹部の座に付いていた 『先代』 恐らく間桐臓硯。本編開始時点で故人。以前の石戸霞の父 組織内では教祖である石戸霞を補佐する助役として振る舞っていたが、実際には彼が組織の管理運営を取り仕切っており、事実上の教祖として君臨していた 石戸霞が病に倒れた後も教団のトップとして動いていたが、今の石戸霞が教祖の座についた後に急死している 12スレ目/2336での解説を見る限り信徒からの人望は薄く、暗殺された可能性もある 上位信徒 錫華姫 創設メンバーの一人でもある最古参信徒。教団設立の裏事情まで知っているものと思われる 童磨 錫華姫と同じく創設時から教団にいる最古参信徒 柊シノア 入信はそう前ではないようだが、息子である柊蓮司が赤羽くれはを射止めるために熱心な修行を重ねたこともあって立場を上げ、上位信徒扱いとなった 教団に染まり切っており、禊をこなした結果、別々の男性信者の子どもを二人も出産するに至っている 構成員一覧 № 名前 原作 初登場レス 備考 1 石戸霞 咲-Saki-永水女子高校永水女子高校その他 1スレ目/2072 ・安価キャラ 2 錫華姫 スーパーロボット大戦スーパーロボット大戦(人物)無限のフロンティア 9スレ目/514 ・1スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ 3 童磨 鬼滅の刃鬼 12スレ目/2301、2318(言及時) ・8スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ 4 雪泉 閃乱カグラ 4スレ目/2922 ・1スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ 5 悠久山安慈 るろうに剣心 4スレ目/2925 ・モブキャラ 6 神代小蒔 咲-Saki-永水女子高校 4スレ目/2925 ・モブキャラ 7 柊シノア 終わりのセラフ 9スレ目/521(言及時)9スレ目/608(登場時)9スレ目/3812~ ・モブキャラ 8 夜桜 閃乱カグラ 9スレ目/3763 ・8スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ 9 楠舞神夜 スーパーロボット大戦スーパーロボット大戦(人物)無限のフロンティア ・1スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ・サイコパス 10 立花・誾 川上稔作品境界線上のホライゾン 9スレ目/766 ・1スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ 11 神裂火織 とある魔術の禁書目録 9スレ目/514(言及時)9スレ目/1082(登場時) ・1スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ・サイコパス 12 堀裕子 THE IDOLM@STERシンデレラガールズパッション 4スレ目12~ ・モブキャラ 13 ヤマト ONE PIECE 9スレ目/800 ・モブキャラ 14 柊つかさ らき☆すた 9スレ目/1042、1047 ・モブキャラ 15 柊かがみ らき☆すた 12スレ目/1 ・モブキャラ 16 漆原るか Steins;GateSteins;Gateその他 11スレ目/3615~ ・8スレ目安価モブキャラ・死亡 17 辺見和雄 ゴールデンカムイゴールデンカムイその他 ・8スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ・甘粕陣営関係者 18 ゲンスルー HUNTER×HUNTER ・8スレ目安価モブキャラからのモブ昇格キャラ・甘粕陣営関係者 19 蔵女 腐り姫 9スレ目/923(言及時)9スレ目/944、946、947 ・モブキャラ・死亡 20 班目一角 BLEACH護廷十三隊 9スレ目/923(言及時)9スレ目/939、943 ・モブキャラ・死亡 21 大鳳 アズールレーン空母 ・1スレ目安価モブキャラ 22 金剛先生 宝石の国宝石の国その他 11スレ目/3465、3496 ・モブキャラ 23 烈深 戦国妖狐断怪衆 12スレ目/889、893 ・7スレ目安価モブキャラ 24 鑢七実 刀語 12スレ目/926 ・8スレ目安価モブキャラ 25 村田 鬼滅の刃鬼殺隊鬼殺隊その他 12スレ目/2172~ ・青い彼岸花の手がかりを探すため教会エリア内・貴賓館に派遣された信者の一人・死亡 26 雨野狭霧 ゆらぎ荘の幽奈さん 12スレ目/2147 ・青い彼岸花の手がかりを探すため教会エリア内・貴賓館に派遣された信者の一人・感染 27 本城鎌足 るろうに剣心 12スレ目/2147 ・青い彼岸花の手がかりを探すため教会エリア内・貴賓館に派遣された信者の一人・感染 28 近衛木乃香 魔法先生ネギま! 10スレ目/1323 ・8スレ目安価モブキャラ・感染 29 桜咲刹那 魔法先生ネギま! 10スレ目/1327 ・モブキャラ・ショッピングモールで近衛木乃香と共に感染者に襲われていた信徒・感染 30 ソラス 千年戦争アイギス星を詠む者ソラス ・1スレ目安価モブキャラ・感染 31 那須与一 ドリフターズ ・8スレ目安価モブキャラ・汎用モブの可能性あり 32 オンミョウジ/じゅじゅつかん(モブ信徒たち複数) ブレスオブファイアシリーズブレスオブファイアⅣ 4スレ目/2896他 ・法衣風の服を着て布で顔を隠した集団・手に持った鈴を打ち鳴らす動作が特徴・黎明の集いのモブ信徒は全てこのAA 関係者 1 柊蓮司 ナイトウィザード 1スレ目/360(安価投稿時)1スレ目/684(登場時) ・安価キャラ・感染 2 赤羽くれは ナイトウィザード 1スレ目/360(安価投稿時)2スレ目/84(登場時) ・安価キャラ・感染 3 ブロリー DRAGON BALL 1スレ目/360(安価投稿時)2スレ目/84(登場時) ・安価キャラ・ボス感染者 4 間桐臓硯 TYPE-MOON作品Fate01 Fate/stay night間桐慎二・間桐臓硯 9スレ目/3762 ・モブキャラ・本編開始時点で故人・聖園ミカの回想で登場しており、恐らく先代の教団トップと思われる 所持品 他勢力と同じく、信徒の大半は武装している モブ信徒たちは刺股(正確な効果は不明)などを装備した近距離戦担当と、弓を装備した遠距離戦担当に分かれている 関連アイテム 青い彼岸花の薬液 教団が美容液や化粧水という名目でばら撒いている、青い彼岸花を原料とした薬液 強力な老化抑制の効果がある 経典 神が世界を作り、そこから人類が分布したという、ありふれた創世神話を綴った経典 いずれ訪れる世界の終焉の際に、 教団の教えに従った者達だけが新しい世の幕開け、黎明の下に集う事が出来、老いも苦しみもない世界で永遠を過ごせると説いている 感染者を指す記述もあり、終焉をもたらす怪物として記されている 「終焉の呼び笛と共にやって来る悪鬼羅刹は赤い眼の鈍重な怪物」、「悪鬼羅刹、赤い眼をし、鈍重なれど力強く、教えを信じぬ不心得者共を餌に数を増やしていく」といった部分が該当する 信者の証 簡易なアクセサリー。在家信者であることを示すもの 教団本部である寺社への通行証にもなっている 教団の資金源の一つでもあったようで、販売価格は15万円という法外なもの 所有設備 寺社 マップ④繁華街エリア内・歓楽街にある寺社 12スレ目/333、六日目午後の時点で謎の弓使いの手により本殿が放火されたことが明かされている 座敷牢 その名の通り、捕虜や感染者を幽閉しておく座敷牢。正確な場所は不明 捕虜となった夏油傑や、感染した篠ノ之箒、四年前のエピデミックで教団に確保されていたボス感染者、ブロリーといった者たちが入れられている ウイルス関連の研究施設 恐らくは寺社内部にあると思われる研究施設。正確な場所は不明 篠ノ之束に治療薬の研究・開発をさせるために教団が提供していた
https://w.atwiki.jp/akatarusurereview/pages/20.html
タイトル 投稿者 か あ か あ 【処女作】我愛羅憑依生活 守鶴 ガイアのごとく!(ハヤテ×アルシャードガイア) 雨無 【習作】 怪異 オリジナル 短編連作 椎夜 海軍なんて糞喰らえ 特上みかん [ネタ]外史に落ちたと思ったらWEB版だった件 ジョートショ... 【ネタ】怪獣防衛軍(怪獣バスターズ&地球防衛軍クロス) サクラガワ 開拓地 狂乱暴動 書いたことは反省してるが後悔はないよって題名 俺様お前マル... 【ネタ】怪談スクール(Missing 転生) いつまで 【一発ネタ】書いてほしいクロスネタの群【嘘予告集】 ※嘘予告『月光運命―LU...... トロ 【ネタ・習作】怪盗少女のひねくれ日記 H×H オリ主 TS リリック 習作:カイト君の冒険譚 徒然メガネ 【習作】改変 灰色のアイリス (原作既読の人はⅠ-4からでいいと思います) 若年法師 会話習作的何か 【オリジナル/ファンタジー】 トーカ 【習作】カウンターサモン(オリジナル異世界召喚) 黒いハーピィ 【一発ネタ】顔神様が見てる(ゼロ魔転生) テン 【習作】 カオス (MMORPGの物語) 榊 燕 【習作】 カオスゲートオンライン (VRMMO系 TSアリ) 南 カオスで混沌 [三月十七日完結] 榊 燕 【習作】鏡の国から来た使い魔【ゼロの使い魔・オリっぽい主】 FTR 【習作】鏡の中の凛とリン【Fate⇔現実? 相互憑依モノ】 るこあ 書きかけクロス(Fate×デモベ) 流印 【習作・一発ネタ】鍵括弧の手記(オリジナル) 烏口泣鳴 書きたいと思っているもの0831 shadow 【習作】限りなく犬に近いなにか(オリジナル・異世界に犬転生) 富吉 限りなく近き英雄伝(リリなの+Fate? オリ主?) something かぎりなくテストに近い気がしないでもない可能性も無きにしも非ず的な徒然文章...... わんぜろしっくす (習作)架空戦記?~極東戦記~マリアナ攻防1944 金子カズミ 学園エヴァという名の補完 チョー小説素... 学園×カオスヘッド!(Chaos;HEAD再構成+キャラ崩壊) 将軍@現実 【嘘予告?】学園ぎあす【連載?】 17ぎあちゅ 【習作】学園都市での出会い(とある科学の超電磁砲&とある魔術の禁書目録) 花月 【ネタ】学園都市のものは全て高機能。下着まで【という名の現実逃避】 ナイ帝クレー... 【一発ネタ】 学園には妖怪が潜んでいる(学園黙示録×……) 変わり身 【習作】学園黙示録*僕にできること* センター 【習作】『学園黙示録 High School Of The Dead +1』【オリキャラ有】 ドラグノフ 【習作】学園黙示録HOTD 狂人狂想曲(学園黙示録HOTD オリ主) 沢口 悠 【習作】がくえんもくしろく あなざー(オリ主・ちーと) 更新停止のお知らせ 磯狸 【習作】学園黙示録異聞 HIGHSCHOOL ANOTHER DEAD(学園黙示録HOTD 死亡分岐有...... きりり 【習作】学園黙示録―Original Addition―【学園黙示録二次創作】 金野こいん 学園黙示録 クロス転生モノ M800 【一発ネタ】学園黙示録にアレを混ぜてみた(続けない) ときや 【処女作・習作】学園黙示録にオリキャラを介入させてみる【学園黙示録+オリキ...... 海斗 【ネタ 習作】学園黙示録 森田&今村大活躍!【やりたい放題】 大石鼻 【ネタ】郭嘉のハーレム無双(爆笑三国志(とちょっとだけ蒼天航路)×真恋姫無双) ぞーもつ 【ネタ】覚醒しちゃった人の業(ガンダムSEED 改変) 四海仙 (ネタ)郭尭の衝動書き置き場(IS、武装神姫) 郭尭 [妄想習作]革命ってなんですか? 語民奈際 影 ~藤林姉妹編~ (CLANNAD) ラルド 【ネタ・習作】影遊び【オリジナル超能力もの】 くまー 影と魔法と学園モノ! (ネギま×ペルソナ4)【書き直し】 奈々氏 【習作】陰の流れに消えし者(リリカルなのは*シャドウスキル) 栗無損 【ネタ】影の花(機獣新世紀ゾイド ZOIDS if) 鍵人 【習作】影祓い -カゲハライ- 【オリジナル】 椎夜 過去からのホットライン(マブラヴ:ネタ) 真田智也 過去の遺産(うたわれるもの オリ主)習作 ダルオ 【オリジナル】籠の中の鬼と龍 ジン 【ネタ・本編完結】風上に置けなくなったヤツ(現実→ゼロ魔、地雷要素あり) てぃしぃ 【習作】賢そうな雰囲気を出そうとしただけのゼロ魔【現実→転生】 千円 [習作]春日の兄(ネギま・オリ・ほのぼの?):8話をうp 雲雀ヶ丘 [習作] 霞外籠居候記 [霞外籠逗留記二次創作] 芋の人 【ゼロ魔・習作】風の皇子【現代→憑依】 へっど 風の聖痕 紫苑 風の聖痕(オリ主)テスト えせる 仮想戦記風マブラヴ 「皇国の戦塵」 鷹燕 カソウユウギ (オリジナル 15禁? ) ppsh 【ネタ】家族で僕だけがハブられている件について【オリジナル】 ヨヨヨヨ 【習作】 『仮題』 皇子様の憂鬱 (オリジナル+各種ネタ) KYDK 【ネタ】かたちある月 伽藍堂 【習作】型月×喰霊SS プロット的なもの kururu 【習作】型月転生もの 太郎(改) 【習作・ネタ】刀が活躍できそうなファンタジー世界観【短編・オリジナル】 黒いハーピィ 【ネタ】 刀語×るろうに剣心 きりたにのあ 【一発ネタ】刀語キャラをfateに参戦させてみた アニメ完結記念+セイバー編更新 ギギナ 刀牙 uchi 【習作】刀狂いの話 たぬきち 【ネタ】固ゆでの使い魔【続かない】 BLUE 【習作】花鳥風月~精霊の聖戦士たち~ プリキュアシリーズ(S☆S中心)パラレ...... ガレット [ネタ] 閣下と紅いうっかり (fate+女神転生) 白 【ネタ】かっこいいネギは世界を救う G幻想 【一発ネタ】学校のこわいうわさ、アリサさんがきた(とらハ3×リリなの×花子さ...... しんとん 【習作】かってにセイバーマリオネットJ (セイバーマリオネットJ+その他設定クロス) ニラ 【ネタ】かってにネギ魔改造! 虎徹 【短編】勝手にノベライズ「妹の想い」 (初音ミク) キツネそば (ネタ)~勝手に魔改造~(NARUTO・オリ主転生・一部TS・チート・過積載) 鶏頭 葛葉ライドウ 対 死人驛使のサイドストーリー書いてみた(ネタ) 東野 葛葉ライドウ 対 ポケモン軍団 (試作) 蛮族 【練習】角屋ブログ -VRMMOSACTRPG始めました- カルピス 【習作】かなしい祈りの捧げ方(異世界転生・FT) もちきち カナシバリ dRow 【小ネタ】カナメ伝説 (十二国記・魔性の子) 泥沼@企画 カナワナイ おさげ。 【習作】化猫恋物語(オリジナル) 夜雨 【習作】 化猫日和 【ナルト二次】 コンフォート [ネタ]可能性のIS(IS×ガンダムUC) IS×ガンダムUC 【習作】彼女【一発ネタ】 ak 【一発ネタ】~彼女が出来るまで…~【モンハン・擬人化注意】 NN 【ネタ】彼女のための物語(ガンダム種)(短編) Mary Sue 【ネタ】カノン×リリカルなのは(クロスオーバー) マキサ 【習作・ネタ】株式教社リストッサ教(オリ、ネタ、短編集)2話目追加 NorthField 【習作】 カプリス∞いんふぃにてぃ(オリジナル・SF・ロボ・魔法) ttt [習作]壁越しの二人 マンナカ 【習作】火砲少女ザミエル☆つぇんたうあ??リリカルなのは×Dies?irae??Acta?est...... 宿紙上座 神が降り立つ麻帆良の地(テストです簡潔しません) 絶望物書き 【ネタ】神喰らいの神(ゴッドイーター・人型アラガミ憑依物) D・A 【ネタ】神殺転生ロスタイム 幌 【習作】神様 = In QB(かみさまはいんきゅべーたー)【魔法少女まどか☆マギカ】 ZACK 【習作】神様が普通のテンプレに飽きたようです(仮) サボり癖 【習作】神様に転生させられる話 (リリカルなのは) WAS 【習作】神様のいるところ【H×Hと大神】 ビニール 【ネタ】神様はのび太(ドラえもん 現実→大長編→??) ソラ 【短編】かみさまはロボット【作者の夢】 ひげ 【習作】上条さんとフラグを立てよう!【オリ主?】【禁書目録】 www かみちょーとーま 1話 うそぴょん 【ネタ】神とオリ主と狭い世界~The Narrow World~【単発】 Caliz 【単発ネタ】神と呼ばれるものが転生を行うようになったわけ。 書との契約者 【嘘予告】神鳴流を破門された男【SSW】 七星 【習作】神なんて死んでしまえ(現実→TSでエルフ、ファンタジー世界に 無能...... キサラギ職員 【習作】神による異世界トリップを捻くれた形でやってみた【ネタ】 たらこくちび... 神の玩具(転移、転生、多重クロス) 自己分析。 【ネタ】神の暇つぶしによる俺のテンプレチート転生記【のはず】 ぐったり騎士 【習作】 神のみぞ知るセカイ 【再構成?】 テストマン 【ネタ】神はサイコロを……え、俺?(オリジナル) TTT 神は賽を振らない(振らせることは、ある)/二次・転生オリ主 初心者 【一発ネタ】神はダイスを振る(ゼロ魔 転生オリ主) 車道 【ネタ】カミハダレヲオクルベキ?(神様ゲーム 転生) 平穏人 神代の巨人(主人公最「大」物) 名無しぃ 【ネタ】仮名…アスカ!!(オリジナル、ギャグ、メガ中二。やってしまった、す...... NorthField 【習作】鹿目まどかのガンパレード(まどマギ×無名世界観) kokoyasi 【ネタ】ガメラ~あいとゆうきといのちのおとぎばなし~ (マブラヴ×ガメラ) 空の狐 【習作】 仮面の戦士と五色のマスク(仮面ライダー×スーパー戦隊) 紅の王子 習作 仮面ライダーⅢ (魔人探偵脳噛ネウロ×仮面ライダーW×灼眼のシャナ) 名無し 仮面ライダーSPIRITS外伝 魔法少女と改造人間(習作 リリカルなのはクロス) KSDR [習作]仮面ライダーSPIRIT×リリカルなのは ラバダブ 習作 仮面ライダーW&N 【仮題】 仮面ライダーW 性格・設定改変 UTA 【一発ネタ】~仮面ライダーW×リリカルなのはSts~ さいまる 仮面ライダーW 三人目のライダー 【一発ネタ】 明日夢 【ネタ】仮面ライダーアマゾネス【仮面ライダーアマゾン・設定IF/”このネタ”ス...... エヌ 【ネタ】仮面ライダーが倒せない BAK 仮面ライダークロノス(オリジナル仮面ライダー×色々) ゼルガー 【一発ネタ】仮面ライダー語講座 第4627回 「ゴルゴムの仕業か!」 ライダー? 習作「仮面ライダーサガ・もう一つのロザリオ」(キバ×ロザバン) 753 【ネタ】仮面ライダーシノビ-引き篭もり戦記- ピラッキーズ 【ネタ】仮面ライダーシノビ-引き篭もり戦記-(予告編?) ピラッキーズ 【一発ネタ】 仮面ライダー ディケイド (くそみそ風、超短編、BLに非ず) Sorry☆ミヤビ 【超短編】【予告編】【ネタ】仮面ライダー電王VS仮面ライダーW 【修正】 FORCE 【習作】仮面ライダー電光石火【仮題】 ヒラヤマト 【ネタ】仮面ライダーに捧げる鎮魂歌(オールライダー) 繰 習作 仮面ライダーになってしまった男 scottles 仮面ライダーになろうとした男達 青トンボ 【ネタ】仮面ライダー黙示録(平成仮面ライダーSPIRITS 本家クロスあり) アイテム 化物語ss:こよみエンジェル 其の壱 ないあま 【習作】華雄伝【恋姫無双】 徳川びっくりまん 仮(オリジナル異世界迷い込みモノ) 駄犬 習作 仮 Fate×からくりサーカス karakurisennsou 【一発ネタ】ガリアの人形娘【ゼロの使い魔】 鳥巣 千香 【ネタ】ガリアの蒼い星は綺羅星の如く(習作短編・ゼロ魔・オリ主) 痴れ者 【ネタ】ガリアの歴史 (解説) イル=ド=ガリア 【ネタ・習作】仮宿(ホテル)は 河畔(リバーサイド)【1980年代後半のジャン...... よむだけのひと 【習作】『狩人は蛇』(モンスターハンター×MGSPW) メタトロン 【習作】 華琳短編(真・恋姫無双) 修正版 若葉印 カレーの妖精の弟(みなみけオリ主) アカバネ 【習作】彼と彼女になったワケ オリジナル とりす 【ネタ】彼と彼女の航海日誌(スパロボOG 参戦) 彼岸花 【習作】彼と少女の事情 てすよ 【ネタ】彼の王は空気が読めない(Fate/Zero) 無し (習作)彼の二つ名は【青銅】(ゼロの使い魔、ギーシュ憑依) アマツ 【習作・H×H】 彼は地獄の一丁目 ポチョムキン 【習作】彼はヒーローですか? 斉藤さん 【一発短編】彼は浮浪者だ【オリジナル】 村人その5 【ネタ】餓狼少女まどか☆マギカ【習作】 クライベイビー 【ネギま】可哀相な主人公TypeA/B【転生】 しかはね 【ネタ】カンストキャラを放り込んでみた【オリDQ】 ソリトン 【習作】ガンスミスはド平民【テンプレダンジョンモノ】 yu-ri ガンスリンガー仮面ライダーガール ECの電車男 完全なる者の嘲笑 yu 完全にネタなテンプレ(現実→異世界) 超醤油 【ネタ】完全憑依!魔法先生ネギま!!(魔法先生ネギま!) りの 【習作】ガンダールヴにはなれなくて(H×H オリ主転生) 遊戯 【習作・ゼロ魔】ガンダールヴの右手には【オリ主・TS転生】 ななふしぎ (ネタ)ガンダム00 (クロス) 七氏 ガンダム00 For Answer 【習作】 5/7 第二話追加 Zeulyth 【習作】ガンダムOO外伝+α×ガンダムSEEDシリーズ タイトル未定 コーミー富田 ガンダムSEED(オリキャラ憑依 習作) you 【習作】ガンダムSEED?護る誓いと壊れた想い?(オリ主一般兵憑依物) イグル 【習作】ガンダムSEED_DESTINY_(仮)【種死×アストレイ】 リング・オブ... 【習作】ガンダムSEED DESTINY/運命のMSメモリ(種死×仮面ライダーW劇場版) 川蝉 【ネタ】ガンダムSEED小ネタ かーき ガンダムキャラが幻想入り めぐりあい空(うつほ)編 第五章6(習作) ばんび 【習作】ガンダム種、日本が第三勢力として出てくるSS【ネタ】クロス(ガンダ...... GOA 【ネタ・クロス】【テイルズオブデスティニー2】【ガンダム種運命】 arc ガンダム種死・・・を225°くらい曲げてみた kinsinchu 【ネタ】艦長らしくでいこう(ナデシコ 多重クロス 最低系要素) 白百合 【ネタ】 勘なるかな プロローグ(永遠のアセリア二次) ルシィマ 【ネタ】頑張る少女の遊戯王生活(オリ主もの) 白々燈 【ネタ】頑張るなのはさん 紺狐 【習作】頑張る話(ドラクエ3) いぬ 【ネタ】がんばれ! ルイージ(スーパーマリオくん クロスオーバー) 栗坊 【嘘予告】ガンパレードマーチ×Muv-Luv Alternative 角 ガンパレードマーチ外伝 戦車随伴歩兵戦記 イーグル がんばれティアナさん(リリなの再構成) コーミー 【習作】頑張ればできないことなんてない!!!…………のかなぁ(汗 (リリカル...... クルシス 【習作】管理外世界における聖杯戦争(なのは空白期×Fate×とらハ3) U.Y 【完】[ガン種超短編ヨミキリ]~中の人全部トリッパー~ shibamura ギアス十字界 比翼のルルーシュ(ヴァンパイア十字界×コードギアス) KUROKU ギーシュがんばれ。マジがんばれ。(ゼロ魔×皇国の守護者) 胃もたれ 【習作】奇運な男がジェイド・カーティスに憑依しました(18話をUP) まいうー 【ネタ】記憶を失くした俺へ捧ぐ(憑依転生? ドラクエ8)※連載停止 竹宮 機械仕掛けの神を演じよう(現実→エヴァ、憑依) タクト 【ネタ】気がついたらイノベイド【ガンダム00二次・オリ主・TSあり・原作知識あ...... 闇月夜の宴 気が付いたら狼(リリカルなのは・トリップ) 火矢威 【ネタ・習作】気がついたらヒロインだった(TS・オリジナルギャルゲ世界) alken 【ネタ】気が付いたら傭兵将軍 (現実→王賊 ただしネタ及びギャグ満載){取...... カルロ・ゼン 【習作】気がつけば……アンドロイドぉ?(現実→ゼノサーガ) ハムソン 気がつけば憑依してました(コードギアス・憑依) ムケ 【短編】機神飛翔デモンベインのつもり ドリップラー 帰還者たちの日常【ネタ:現実→原作→現実 オリキャラのみ 多重クロス? ガッシ...... ウインド 機工魔女テクニカルなのは【習作】(なのは×機工魔術士) 流印 【習作】 機拳戦記・魔法少女リリカルなのは(タイトル変わりました) 龍星 【習作】【短編】棋士少女高町なのは 神宮 【習作】義肢と女の子 tumitumi 騎士と鍛冶師と聳える巨塔【習作・オリジナル・ファンタジー】 たかのん 【習作】騎士の話【オリジナル】 みーな 【習作】機神像(現実→ナデシコ) サンテラボルゾン 創世紀エヴァンゲリオン・ジェネシス シグナム 【習作】-絆- (CLANNAD) ほのぼの 【習作】軌跡を追いかける少女(東方女オリ主) かくさん 【習作】期せずして最強(オリジナル・異世界ファンタジー・転生主人公最強系←...... やんや 【習作】貴族と剣士と神将器・FE封印の剣・オリ主 ウィング 【ネタ】 貴族な勇者様(ドラクエ3) ささにしき [一発ネタ] 期待されなかった立派な魔法使い 鉛筆 稀代の陰陽師、麻帆良に《オリ主 習作》新章開始 清明 【ネタ】キタキタ踊り正当後継者ネギま! 肩車して(ry 【習作】北郷一刀が三国志に償還されました。(恋姫無双?×三国志) おーかにえーば 北郷一刀の三国志 K’ きたれ!!(オリジナル、召喚モノ) nis 【ネタ】キチガイデレデレズンドコ(ゼロの使い魔・オリ主・最強・蹂躙) 不快不明瞭(de... 【ネタ】鬼畜王じゃないランス【R‐15】 Shinji 【ネタ】 鬼畜シンジ (エヴァ+ランス) こっそり連載 キツネそば 吉吉の奇妙な冒険【ネタ・ジョジョ】 かーねる キックやパンチも良いけどチョップも有りだと思います! ホッパー・チ... 喫茶店(ネギま・ネタ・オリ主バグ・続き未定) kkk 【習作】喫茶店のような一話完結 ガルス 【習作 短編連作】 喫話店 千夜一夜 否定する人 8/19改訂 火焔魔神 【ネタ】奇天烈戦記(多重クロス) 【習作】 ヤスオン 【突発妄想】機動歌姫 偽ラクス様【まさか続く?】 kuboっち 【一発ネタ】機動音楽Gジェネレーション・ビーツ!【AB!×???】 へたれっぽいG 【ネタ】機動新世紀 ISX(IS×ガンダムX) D.O.M.E. 【一発】機動戦士GUNDAM SEED DES……Z(ry【ネタ】 防災用 【N.E.T.A.】機動戦士S.E.E.D. Ⅱ カレーのG 機動戦士ガンダールヴ 00の使い魔【ネタ】 並皿王手 【ネタ・完結】機動戦士ガンダムBlackCat(オリ主)【多重クロス注意】 エルザス 【処女作・習作】機動戦士ガンダムLabyrinth(オリジナルの世界のガンダム) スー 機動戦士ガンダムSEED DESTINY~蘇る黒き翼~(SEED×00 ) ランスカンダル 機動戦士ガンダムSEED REBIRTH 【オリ主転生もの】 レイキャスト 【ネタ】機動戦士ボール(ファーストガンダム・記憶逆行) 【完結】 T.SUGI 機動戦士ボール other [ネタ3次創作・習作] ヒキパニ 機動武闘伝ガンダム00(Gガンオリ主→00 ネタ) トッポ 機動兵器リリカル〝G〟(憑依) 師走 機動魔導士(リリなの オリ主) SWS 【ネタ】義に篤くない関羽 (三国志×恋姫×オリジナル) 偽兄弟 昨日ふと思ったこと ネタ ○ウティ 牙の囁きは甘く【灼眼のシャナ 最強オリ主】 きんかん 希望 (初作品、EVA) sinseikievang... 【とある魔術の禁書目録】希望と絶望と乙女の信念【イギリス女子寮+五和】 デビ 【習作・ネタ】希望の血族【Muv-Luv AL×他作品の設定のみクロス】 あげば@H 基本的に無害(初投稿) dam 気まぐれな道化<リリカルなのは> エビデンス 【習作】君が為(うたわれるもの二次創作) ハウスミカン 君と共に歩む道 (ポケモン オリ主) HDG 【習作】君と僕の妙な関係【短編集】 久保田 【ネタ】君に届け愛の詩(IS×テッカマンブレード) 忘却者 習作 君のため なかたも 【習作】きみのて【SF短編】 ケイ 【習作】奇妙な学園生活 (ネギま×ジョジョ4部) bistro 逆襲のアルビオン mack 【習作】逆月の魔術師(ネギま×Fate オリ主) やみなべ <ネタ>逆転カイジ<逆裁東方カイジなど> 桜井君verKa 逆転トラック トラッキング キャサリンをマリオで妄想してみました。 練習 習作 キャスト?いいえ、ネクストです(ACfa→ファンタシースターポータブルシリーズ) ヘタレイヴン 【ネタ】キャストチェンジ(リリカルなのは←→ディスガイア) 絵画師 【ネタ】逆行最強系神聖ブリタニア帝国皇帝ナナリー(コードギアス) ツチノコ酒 【ネタ】逆行キューピッドクロノ夫妻【リリカルなのは】 電波くん 【一発ネタ】逆行したり女装したりする話 蓬莱柿 逆行補完録 【エヴァss 初作品】 リフレイン・... ギャルゲー的なことが起きないかと期待していた高校時代の日記を発見したので適...... うん 【一発ネタ】ギャルゲ的な主人公の隣は… 幸の村 ギャルゾー(GALZOOアイランド・本編再構成) 洸 【習作】 キャロ日記 【ネタ】 遊歩道 【一発】究極!! 幻想入り【ネタ】 無法マツ 究極生命体観察日記(リリカルなのは オリ主) キリンギリン 【ネタ】究極不幸と呼ばれた局員の記録(リリカルなのはStS後?)【書いてみた】 遺稿 【一発ネタ】究極魔術使いエミヤ・決戦!金ピカ決戦編【元ネタ:Fate+あ~る】 諫早長十郎 きゅうけつき、しんそ、きんぱつようじょ。ふたり。(ネギま!憑依?+TS) ミスト 「習作」 吸血鬼 彷徨い惑う死迷い天秤 (TYPEMOON) アベレージ [習作]吸血鬼セレナ★マギカ(魔法少女まどか☆マギカ×HELLSING)打ち切り ヴォルフズ 【習作】吸血鬼の従者(ネギま×オリ主) ちぶさん 【習作】吸血鬼の真祖と服従させし原典の王(ネギま・オリ主・転生・チート) 白蓉神那 旧版エヴァ 【再構成】【一発ネタ】【壊れ】 ∞ 【一発ネタ】救命少女リリカルなのセイバー(リリなの×ナノセイバー) KYO 虚【ホロウ】になっちゃいました(現実→ブリーチ→?)3話追加 だめ人間 【ネタ・短編】教会騎士、佐倉杏子(まどか★マギカ二次) 賽子青 【一発ネタ】境界線上の――【続かない】 色々爆発 【ネタ】境界線上の全竜殺し(境界線上のホライゾン オリ主) navi 【ネタ】【習作】境界線上の総務 【境界線上のホライゾン】最新第十八話更新 プー 【習作】協会の魔術師【原作:TYPE-MOON 転生オリ主】 三流 【習作】今日から使い魔!?(ゼロ魔×まるマ) ラスク 【習作】今日から本気出す 【学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD 】 CELICA 今日からマ王!? akira 【習作】【短編】狂気の縛りプレイ ~二周目始めました~【オリジナル+α】 解脱不可能 【ネタ】杏子生存if【まどかマギカ】 コルネス 【習作】京介も歩けばフラグに当たる(俺の妹がこんなに可愛いわけがない) はびこ 狂戦士の武芸(SO3×鋼殻のレギオス)習作 康頼 教祖の傷跡<マックのスティグマ>(風の聖痕×マクド○ルド) ポテト(大) 【習作・ネタ】教導官と司書長と星光と(リリカルなのは・なのは×ユーノ×星光) 舞う奥の細道 今日の母は。 習作 オリジナル 一話完結 はぎは 恐怖のチートトリッパー 他 【ネタ短編集】色んなジャンルのSSに挑戦 ark [習作]今日も僕は左手を振る。(多分新ジャンル) ぱん亭 [完結][習作]恭也参戦(リリカルなのは 一部設定とらハ) 春川 【ネタ】清く正しい文々。新聞です(東方) 邪命丸 【単発?】虚構現実(オリジナルVRMMO風味)【プロット無しの出たとこ勝負】 落ち武者 <習作>虚無(ゼロ)と孤高の浮雲(ゼロの使い魔×REBORN) お知らせ追加 雷雲 【ネタ】虚無の大冒険・たちあがれコルベールの使徒!【「ダイの大冒険」風・ゼ...... よむだけのひと 【処女作】 虚無の使い魔 ~呪われし血族~ (ゼロ魔+キメラ) koudai 【習作】虚無のルイズと創造破壊のチトセ(ゼロの使い魔・最強)注意事項追加 ラグエス キョンがMuv-Luvの世界に迷い込んだようです(涼宮ハルヒの憂鬱xマブラヴオルタ) San 【一発ネタ】嫌い嫌い大嫌い!(ゼロの使い魔) 基森 【習作】キリスト教的救済物語【オリジナル】 ゆーき (ネタ)木連男子の生きる道(ナデシコ・TS) 鶏頭 【習作・短編・完結】 銀色と空色と緋色 【ジョジョ×月姫】 寂月 志音 【ネタ】銀河の贈り物(リリカルなのは×ロスト・ユニバース) えすえふ 【習作】銀河の吸血姫(現実→銀河英雄伝説 TS 吸血鬼 オリ主) カズィクル・ベイ 【ネタ・完結】銀河凡人物語~僕は門閥貴族でフレーゲル~(原作:銀河英雄伝説) タナカ 緊急クエスト 帰還せよ! HR マホラ (モンスターハンターシリーズ×ネギま) アルテミア・... 銀さんと11人のウィッチーズ(銀魂×ストライクウィッチーズ)【更新停止】 三振王 【ネタ】金糸篇 (東方Project) (゚∀。) 銀魂喰(銀魂×ソウルイーター) 誠っちゃん 『銀魂 二次創作・オリ主』赤ちゃんは母乳をすごく美味しそうに飲むけど実際ア...... 八郎 【ネタ】銀の戦姫(IS×おとボク2+その他) 平成ウルトラ... 【習作】銀の侍が往く戦国乱世(銀魂×戦国ランス) 黒砂糖 【ネタ・オカルト=科学もの】銀の森物語【宗教関係者非推奨】 イッラとホテプ 【ネタ】金髪とらいあんぐる心(二つのリリカルなのは) 浮遊れい 【習作】金髪のジークフリート????Dies?irae??Acta?est?fabula?二次 宿紙上座 【習作】近未来で学園風 ポンチ 金無垢の少女(リリカルなのはR15) いのり 【習作】銀翼のティマイオス(オリジナル系ロボット物) しゅりんぷ くいしんぼうのおうさま【未完】 芝生 [習作]空条承太郎はリリカルに冒険する(ジョジョ×なのは) 某上院議員 【ネタ】具現化系って最強じゃね?【H×H】 庁 薬漬けなのは【Drag Dog Variety.】ネタ。 墨心 【ネタ】苦節10年、こんな俺にも娘ができました。(異世界) リリック 久瀬の野望 将星録 ユーノ&なのはvs範馬勇次郎編【ネタをネタだと見抜けないと...... ネオアミバ 【習作】クソッたれ人生録(リリカルなのは・オリ主) そぅ 【習作】砕け得ぬ闇の王(魔法少女リリカルなのは世界+オリ主・ちょこっとダー...... D1詐欺師K 【ネタ・習作・短編連作】ぐちり屋in恋姫(萌将伝×銀魂) モトオ 【習作】グラードンVS【ポケモン】 Scene 【ネタ】クラス『魔法少女』(リリカルなのは×Fate/stay night) 鮮烈 【嘘予告】クラス名チャンピオン【ネタ】 七星 グラップラースバル アンドレアス... 【更新停止中】【ネタ】グラップラールイズ(ゼロの使い魔×グラップラー刃牙×α) 萌葱 【ネタ】グラモンテクニック【地雷】 でむぱ クララ一直線(レギオス 再構成) 【ネタ】 [今度こそ完結] 武芸者 【習作】ぐらんど ガーディアンズ 偉大なる守護神 ヒロシキ クランの遊戯王GX (憑依・TS) クラン クリーミーなおじいさんとマヴラブ ※ぶっ壊します 壊れた★ 繰り返される世界 第一話 アルト 【ネタ】クリスマスイブの一幕(オリジナルぽい短編読み切り 淡水エビ 【習作】クリスマス最前線【被害報告】を見てそれとなく書いてみる。(地雷) 笹 【ネタ】 厨級日常記 (オリジナル) 【実験】 ジャッカル 【習作】厨二病達の聖杯戦争 霧邑 【ネタ】厨二病な世界に来てしまった件について【オリジナル】 AAAAA 【習作】くるくるゆめものがたり【一発ネタ】【オリジナル?】 黒色火薬水溶液 【ネタ】来るべき対話はご奉仕するにゃん(ガンダムOO 改変 短い) ELS萌 グルメの虜(トリコ・オリ主)【習作】 ふぃろす 【習作】クレア=アップルシードと不思議の転生(プロローグ前~プロローグ) M.A 【ネタ】グレアムの中の人が奮闘する話(現実→リリなの) ありきた グレアム憑依(仮)(なのは、憑依)(加筆修正) ふとん派 【習作】クレヨンしんちゃん? 嵐を呼ぶ 激闘! オラのヤドカリ大作戦 砂 クレヨン銀さん (銀魂×クレしん) カンタクロス 【嘘予告】呉蘭の有様だよ(真・恋姫無双×多重クロス) 豆 紅蓮の王 ~守護者伝~ (Lov二次短編?) 【脳筋】ギガス 紅蓮の炎を燈す者へ【灼眼のシャナ、オリ主】 蜜 (習作)黒姉(黒神、オリ主オリキャラ) 凪砂 黒いウサギ 黒いウサギ 黒いグレンラガン oyakata 【ネタ】黒い太陽が聖杯戦争に割り込むようです【短編】 (仮面ライダーBLACK ...... BBB 【ネタ】 ~黒い球の部屋~ (GANTZ オリ主) ハチロク 【習作】黒い墓標(オリジナルファンタジー物) カラスの足 グロウ (オリジナル 習作) ジャンゴ [習作とネタ]グローランサー 松一 グローランサー デュアルサーガ(旧題、異世界転生者の平穏)多重クロス(ネタ) 神仁 【習作】クローンは似ている?(現実→リリカルなのは オリ主) ジャミー 黒翳の舞姫 (H×H TSモノ 15禁相当《オリ主×男性キャラの絡み》描写有り)【習作】 Mr.凸凹 黒金の顔 (オリジナル ファンタジー) バールキャベツ 黒神(オリ主 転生経験者 一部他作品クロスあり)前書き 煉 【一発モノの】黒騎士の恋人に花束を【嘘予告】(TO外伝、オリ主) 防災用 黒騎士の使い魔(×Fate/Zero) はるーお クロスオーバー教室 【前書き】 先生 クロスした作品のプロット ヤルダバ クロス とらハ3×リリなの 初書き無題 orgel ≪一発ネタ≫クロスと呼ぶのもおこがましい(美味しんぼ×ミスター味っ子) あまや 【習作】クロスポイント【リリなの ユーノ×フェイト】 細川 【練習】 【オリジナル】クロックダウン 逆さ坂 榊 【一発ネタ・R15?】黒翼の魔女はリリカルな夢を見るか?【リリカルなのは insi...... アイヤール 【ガンダム種】グロテクス系?【草文】 解説 白狐 (習作) 黒と青の守護者 ネギま+オリ主最強系(多重クロス?) ガルマス 【ポケモン・ネタ】クロと少年とゲームボーイ 大豆 黒猫+日本語=幸? 不幸?【オリジナル】 隠者 黒の軌跡 SON 黒の月 ラガマフィン 【習作】クロノトリガーカエルED【移動】 たま 【ネタ】 黒蛇(BLACKLAGOON×ヨルムンガンド) 【一発】 黒条非日 【習作】グロンギ族の道具屋さん【仮面ライダークウガ・転生・オリ主】 糸巻き貝 軍記物(ネギま・オリ主) ベニー 軍人たちの鎮魂歌(現実→オルタ) ビン 【習作】 群像劇っぽいもの(題名未定)【wizardry設定引用】 にる
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13097.html
意外な事に、唯は自分の将来について不安を口にした。 高校に入った時も大学に入った時も、唯の頭には希望しかなかったように私には思えていた。 唯が話し始めると、今度は私が相槌をうつだけになった。 唯は自分の思考を言葉に換える事があまり上手くないけど、三年以上一緒にいる私には大体の意味が理解できた。 高校に入って部活を決める時、唯は「何かしなくちゃ」というある種の強迫観念に駆られていたらしい。 何をしたらいいかわからなくて悩んだ末の軽音部だったけど、結果的にこれ以上ないくらい楽しかったから、それは良かった、というような事を唯は言った。 大学に入ると、高校の時と違って、やるべき事、やりたい事ははっきり見えていた。 私はそういうものを「ドア」としてイメージしていたけど、唯は「宝箱」と表現した。 それを開けると楽しい事が飛び出してくるのも唯はわかっていた。 唯にとって新しい事と楽しい事はイコールで、それは私も同じだった。 唯は、宝箱を開ける順番が判らないと言った。 普通の人にも、例えば私にはドアという形で、宝箱は見えている。 とりあえず目の前にある宝箱を手当たり次第に開けていけば、真っ当な人生を歩めるようにこの世界は出来ている。 真っ当が何なのかはよくわからないけど。 唯の場合、見える宝箱の数が普通の人よりも遥かに多かった。 人生を何回繰り返しても開けきれないくらいに。 宝箱で埋め尽くされた平原は、唯を圧倒した。 正しい順番で開けていかないと、人の言う幸せを得られないと唯は考えた。 唯の悩みはさらにもう少し複雑だった。 「あずにゃんにね、聞いたことがあるんだ。私に彼氏ができたらどう思う?って」 梓はちょっと寂しそうな顔をしてから、「いいと思いますよ」と答えたらしい。 「私って恋愛しちゃだめなのかな?」 「考えすぎだよ。だめなわけないだろ」 「でも、あずにゃんは寂しそうだったよ」 梓が寂しいと思った理由はなんとなくわかる。 私も、前に律が、彼氏が出来たフリをした時は嫌な気持ちになった。 私に一言も相談してくれなかったこと、律が私の知らない世界に属してしまったこと、私達をないがしろにしたこと、全部嫌だった。 寂しさと不安と恐怖の区別もつかなかった。 嘘だとわかった時は、不覚にも安心してしまった。 「澪ちゃんは、私に彼氏ができたらどう思う?」 答えは梓と一緒だ。 ちょっと嫌だけど、でも「いいんじゃないか」と言うしかない。 女の子はみんなそういう風に出来てるのかも。 唯は言った。 「結婚できないかもしれない」 「一生キスもしないまま死んじゃうかもしれない」 「澪ちゃん、私、どうしたらいいんだろう」 私にはまだ憧れでしかなかったけど、唯には高校の部活と同じように「今やるべきこと」としてのしかかっていた。 「別に急ぐ必要はないんじゃないか?」と私が言っても、唯は納得しなかった。 かたっぱしから宝箱を開けるには選択肢が多すぎて、開ける順番を考えないと本当に楽しい事を取り逃すと唯は思っているらしい。 だから、唯はまず女の子の至上命題のひとつである恋愛、もしくはそれに似たものに絞った。 ところが、どの宝箱の中に入っているのか、唯にはわからなかった。 それが唯を余計に焦らせた。 それ以前に、開けること自体を悪徳だと思ってしまった。 唯の話を聞いて、私も怖くなった。 何かしなくちゃいけない。 私は恋愛できるのかな? してもいいのかな? 誰かに怒られたらどうしよう。 「こうでないとダメ」っていうのは私達らしくなかったけど、もう私達の半分は大人で、そういう縛りに従順になりつつあった。 唯は私の手を握って、 「澪ちゃんはこういうこと考えたりしない?私だけ?」 と訊いてきた。 薄暗い部屋で切実な光を放つ唯の瞳には有無を言わせない説得力があった。 考えたことはなかった。 余裕じゃなくて無知なだけだった。 でも唯に言われて、私もその必要性に迫られている事を感じた。 和や憂ちゃんと同じように、私も唯の世話をするのが好きだ。 だから唯を覆う不安を取り除いてあげたくなった。 それに加えて、唯から私に伝染する不安を振り払わないといけないと思った。 暗がりの中で唯は身体を起こして、視線で私にすがってきた。 しばらく無言で見つめあった後、どちらからともなく慰めるような抱擁をした。 唯は、梓やムギ、それに律や和にもよく抱きついていたけど、私が唯とこういうスキンシップをするのはもしかしたらこれが初めてだったかもしれない。 でも私がいつも横で見ていたスキンシップとは違い、この時の唯からは悲痛な感じがした。 身体を離すと、唯はまた私の目を見た。 おでこを突き合わせると、唯の吐息が私の鼻にかかった。 それから私と唯は唇を重ねた。 大袈裟に鳴る心臓も、お決まりの恥ずかしさも、不安から逃げたいという気持ちと唯を助けたいという気持ちには勝てなかった。 後の事を考えられるほど、私も唯も冷静じゃなかった。 恋愛の代理ではなくて、ほとんどやけくそな行為だった。 何度も唇を重ねていると、自分の呼吸が荒くなっていくのがわかった。 最初は深く吸い込むように、それから段々と浅く、速くなっていった。 唯の舌が私の口の中に入ってきた時、もう私は考えるのを止めていた。 舌を吸い合ったり、歯の裏を舐めたり、そうやってお互いが気持ちよくなれる方法を探った。 唯の服の中に手を入れると、唯は一瞬身体を強張らせた後、自分から服を脱ぎ始めた。 私もラグランを脱ぎ捨て、下着を外し、唯と抱き合った。 脚を絡めると、唯の肌の弾力と熱で、自分よりずっと大きな何かに包まれたような安心を得られた。 その安心は、ほとんど快楽だった。 身体中を、あやすように触り、痛め付けるように舐め、自分の身体の新しい使い方を私と唯はひたすら探した。 私はすすり泣くような声を出し、唯は……いつもの明るくて柔らかい声とは違う、鉄琴の低音みたいに耳の奥に心地好く刺さる、少しハスキーな声を囁くように出した。 疲れ果てるまで行為を続けて、私はいつの間にか眠ってしまい、目を覚ましてから冷静になって、そして今こうしてみっともなく洗面所でうずくまっている。 他にやりようはなかったのかな? 不安から逃げて、唯を助けて、それにはああいうやり方しかなかったのかな? 唯を助けるなんていうのは途中から大義名分ですらなくなって、私は自分が気持ちよくなりたい一心で唯の身体を触っていた。 「う、うっ……」 それを思うと私はさらに気分が悪くなり、両手で口を押さえながらトイレにかけこんだ。 便座の蓋を開けてしゃがみこみ、底の溜水を凝視した。 私は咳き込んで、胃液だけを吐いた。 昨日食べたパフェはとっくに消化されちゃってるらしい。 「澪ちゃん?大丈夫?」 唯の声がする。 でも、唯の顔を見れない。 唯は可愛くて優しくて素直で、本当にいい子なのに、私はあんな事をしてしまって……いや、これは罪悪感なんかじゃない。 羞恥心だ。 この期に及んで、私は昨晩私の身体の至るところを触った女の子と顔を突き合わせるのを恥ずかしがっている。 「ごめん……唯……ごめん……」 しゃくりあげながら私が言うと、唯は私の背中を擦った。 「よしよし。澪ちゃん、大丈夫だからね」 「唯……ごめん……」 「はい、ティッシュ」 唯に促されるまま鼻をかみ、口を拭う。 「澪ちゃんは泣き虫だね~」 私は俯き、何も答えなかった。 また涙が流れる。 「うーん、わかんないなぁ」 唯が唸った。 何が……?」 顔を上げて、遠慮がちに唯を見た。 唯はもうちゃんと服を着ていて、頭はボサボサで、でもどこかすっきりした顔をしていた。 「私も澪ちゃんも、悪いことしたわけじゃないよね?」 「……悪いことじゃないの?」 「だってさ、楽しかったんだよ?そりゃあちょっとはおっかなびっくりだったけど」 「でも恥ずかしかったよ……」 「えへへ、私も~」 なんとか笑い返そうとした時、私のお腹が鳴った。 「あ……」 「お腹へったね。何か食べよっか」 そう言って唯は親指の腹で私の涙を拭った。 「澪ちゃん、タイくらい結びなさい」 「タイなんてないだろ……。それに唯、唯のほうこそ寝癖が酷いよ……」 私はようやく笑うことができた。 「コンビニ行く?あ、でも澪ちゃんお腹の調子悪そうだし……」 「大丈夫……。ご飯食べる」 昨晩、唯の開けた宝箱は、私の開けたドアは、正解だったんだろうか? 唯の望んだ宝箱ではなかっただろうけど、でも唯は嬉しそうだから、もうハズレでもいいのかな。 私は財布を忘れた事を思い出して、部屋のドアを開けようとした。 何度かドアノブを捻ったけど、さっき唯が鍵を閉めちゃったから開かなかった。 「澪ちゃ~ん!はやくー!」 唯はもう下まで降りていて、メガホンみたいに両手を口の前にあてて、部屋の前でもたつく私を大声で急かした。 とりあえず、朝食、いや、ランチかな? そのぶんのお金は唯に立て替えてもらおう。 私は足を踏み外さないように、階段を一歩ずつ降りた。 私が自分の家に帰ったのは夕方になってからだった。 許可なしに外泊した事でパパとママは私をこっぴどく叱った。 夜になって、自分の部屋で机に向かい、私は携帯電話を開いた。 元々唯とは連絡をよく取り合っていたから、メール一覧のほとんどは唯か律だ。 その中から適当に唯のメールを開いた。 『そうそう!あのお店カワイイよね!私も気になってたんだ』 何て事のない内容だったけど、このメールを送ってきた唯にはもう会えない気がして悲しくなり、私は机に突っ伏した。 お風呂に入るのも億劫だしこのまま寝ちゃおうかな、と目を閉じながら思っていると、携帯が鳴った。 起き上がって、メールを開く。 唯からだった。 『今日はありがとう。昨日のことはみんなには言わないから大丈夫だよ!』 みんなに隠すってことは、唯もあれがどういう事だったのかちゃんと理解してるんだ。 「悪いことをしたわけじゃない」なんてのは、都合のいい呪文でしかないんだ。 「泣いちゃってごめん。月曜はレポートの提出だからちゃんとやるんだよ。おやすみ」と返信して、私は携帯電話を閉じた。 落ち着かない。 パソコンを立ち上げ、ヘッドフォンを着ける。 ペンを持ってノートを開く。 ペンで机の上をコンコンと叩きながら、ヘッドフォンから流れる曲に耳を澄ませる。 でも、ムギが書いてくれた可愛い曲に合いそうな歌詞はまるで浮かんでこない。 内腿を擦ると、昨日の唯の顔が頭に浮かんだ。 私はそれをかき消そうとして、音楽のボリュームを上げた。 次に唯に会うのは月曜日。 結局私はお風呂に入らないまま寝て、一日を短くした。 『8月5日』 月曜になり、大学の事務室のポストにレポートを提出したあと、私は大学の側にある喫茶店に入った。 まだ前期試験期間中で、私は先週で全日程を終えていたけど、三限目が終わった直後ということもあって店内はほとんどウチの学生で席が埋まっていた。 ムギの家の系列の喫茶店みたいにオシャレじゃない、安かろう早かろうなチェーンの店だから落ち着いて話せる雰囲気じゃない。 普段なら、私もバンドのみんなもここを利用することは滅多にない。 それが好都合で、私はこの店を選んだ。 「すみません曽我部先輩、遅くなりました」 「ううん、私も今来たところだから」 曽我部先輩は立ち上がって上座を私に譲ろうとしたけど、私は遠慮して下座に座った。 先輩からメニューを受け取ると、私は紅茶を注文した。 「それで、相談って?」 「あ、相談ってほどのことでもないんですけど……」 語尾を濁して私が何も言わないでいると、気を利かせて先伸ばしにしようとしてくれたのか、曽我部先輩は天気の話、サークルの話、就活の話を始めた。 少しして、店員が紅茶を運んできた。 私はシュガースティックを一本とレモンポーションを入れて、一口だけ紅茶を飲んだ。 レモンの果汁が混ざりきってなくて、私は先輩の前で顔をしかめるのを我慢しなきゃいけなくなった。 「ケーキも頼む?」 「いえ、大丈夫です。こないだちょっと甘いもの食べ過ぎちゃったので」 「あら、ダイエット?」 「……はい」 「そんなことしなくても、秋山さんかわいいのに」 私は曽我部先輩が苦手だったけど、大学に入って律を介して何度か会う機会があって耐性がついたのか、以前ほど抵抗を感じなくなっていた。 でもこういう風に面と向かってかわいいとか言われるとやっぱり反応に困る。 ていうか二人きりで会うのはこれが初めてだし、緊張する。 「あ、真鍋さんは元気にしてる?私、最近連絡とってなくて」 「あ……はい。和はとっても元気です!」 「とっても、なんだ?」 口元に手を当てて、曽我部先輩はくすくす笑った。 「えっと、和とはこないだご飯一緒に食べて、なんだっけ……唯の面倒よろしくって言われました」 「唯ちゃん、危なっかしいもんね」 「そ、そうなんですよ」 なんだこの会話。 何しに来たんだっけ、私。 しばらく和の話をした後、曽我部先輩がまた切り出した。 「……それで、話は戻るけど、相談ってなに?」 「えっと……」 「もう少し世間話する?私は澪タンと話すの楽しいからいいけど」 「あ、いえ、言います。ちゃんと言います。ていうかその呼び方は……」 「ふふ、ごめんごめん」 私は深呼吸してから、曽我部先輩に訊いた。 「先輩は、私に彼氏ができたらどう思いますか」 曽我部先輩は一瞬驚いたような顔をした。 「えっ?秋山さん、彼氏できたの?」 「あ、いや、ちが、違います!そうじゃなくて……ちょっと訊いてみたかったっていうか……」 曽我部先輩はコーヒーを一口飲み、カップを置くと、両手をテーブルの前に置いて困ったように笑った。 「秋山さん、もしかして私のこと同性愛者だって誤解してない?」 「そ、そういうわけでは……」 「秋山さんに彼氏ができたら……かぁ。そうね、嬉しいわ」 「嬉しい、ですか?」 「大人になったんだなぁ、って。しみじみ、ね」 「はぁ……」 「でもちょっと寂しいかな」 やっぱり。 「ファンクラブの子達は、どうなんでしょうか?」 「正直に言っていいの?」 「はい。お願いします」 「私みたいに嬉しい、って思う人もいれば、失望しちゃう子もいるかもね。ファンをやめちゃったり」 多分そうなんだろう。 唯とあの話をして初めて気づいたけど、私が貰っていた愛情は条件付きのものなんだ。 汚れていない私でいる事が条件なんだ。 もっと言えば、「こうあって欲しい秋山澪」を私が守っているっていう大前提。 それを反古にしたら、しゅるしゅるって消えちゃう愛情。 私が、例えば律に向けていたものも、それに近かったのかもしれない。 「曽我部先輩は、恋愛って汚いと思いますか?」 3
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/1073.html
あっというまに月曜日がやってきた。 時間に間に合わせるために、マコトは6限には出ず、駅前の、待ち合わせ場所 が見渡せる位置にあるCDショップで時間を潰していた。 そこで最近発売された、好きなアーティストのアルバムを見かけて、カネがあ ればなぁ、と思う。 と同時に数日前のユウスケの様子が頭に浮かんで、マコトはどうしようもなく 不安になった。 その不安を払うために試聴コーナーでそのアルバムを聴く。拭いきれない…… 。 ヘッドホンを置いて、店を出た。 近くのコンビニで好きなチューイングガムを買って、噛みつつ、かなり早いが 待ち合わせ場所へ。 意外だった。 ユウスケはすでにそこに居た。彼は車止めに腰かけて、軽くうつむいている。 時間を間違えたかと思って携帯で時間を確認したが、やはり約束した時間まで にはまだ30分もあった。 「早いな」 近づきつつ声をかけると、ユウスケは顔を上げた。 マコトはその顔を見て、病気なのかと思った。 彼の顔色は最後に会った時よりもさらに悪くなっていて、頬の肉も減ったよう に見える。髭は剃られておらず、不潔な印象だ。目の下のクマは濃く大きく、何 かのメイクなのかと思ってしまうほど。 「お前、帰れよ。」 まず、マコトはそう言った。それほど心配になった。 ユウスケは首を振る。 「いやいや、お前ヒデー顔してるからさ、マジで。」 またマコトは言うが、ユウスケは立ち上がった。 「いや……帰るわけにはいかねーから……」 「でもさー……」 言いかけて、マコトはやめる。どうせユウスケのことだ、言っても聞かないだ ろう。だったら、俺がなるべく早く用事を済ませてやればいいか。そう思ったの だった。 「早いけど、行けるか?」 マコトが訊くと、ユウスケは頷いた。 「あの人は時間には無頓着だから……いつ行っても、基本的には大丈夫。」 「あの人?」 ユウスケは答えず、歩き出していた。 そのゲームセンターは街の中心を少し外れた場所に、ドンと聳え立っていた。 広い駐車場を持つ、4階立ての派手に装飾された大きなビルで、大きな看板に は『エリュシオン』と書かれている。 見上げながら駐車場を横切り、二重の自動ドアをくぐって、中に入ると、賑や かな音の洪水がマコトたちを襲った。 ゲームセンターというよりか、パチンコ店に近いのかもしれない、とマコトは 感じた。 端が見渡せないほど大きなフロアには様々なアーケードゲームの筐体がズラリ と並んでいて、ゲームに興じる人々の中には小さな子供の姿も見えた。 入り口近くの案内板を見る。1階はファミリー向けの平和なゲームや、かわい らしい景品のクレーンゲーム、プリクラ等のためのフロアらしい。『1プレイ5 0円から!』の売り文句を見て、すぐそばの商店街で買い物を終えた家族連れや カップル等がやってくるのだろうと、そんなことを思った。 ユウスケに促されて、階段で2階へ上がる。 2階は普通のゲームセンターのような、少し薄暗い、白いお馴染みの筐体や、 音ゲー、暴力的なガンゲーが並ぶフロアだった。なんだかんだ言っても、このフ ロアが一番人が多いようにマコトは感じた。 3階は2階と同じような雰囲気ではあったが、1階のようにクレーンゲームが また増えていた。しかしよく見ると、景品はお菓子の詰め合わせや可愛いキャラ クターのぬいぐるみなどではなく、いわゆるギャルゲーの抱き枕や、中身の分か らないように色紙に包まれた映像ディスクなどの、マニアックなものが多い。あ まり長居はしたくないな。ぼんやり、マコトはそう思う。 そして4階への階段に目をやる。 その前には「関係者以外立ち入り禁止」の看板が立っていた。 マコトはユウスケを見るが、彼はそんな看板はお構い無しに階段を上がってい った。後を追う。 照明は薄暗くなり、小さくなった階下の音楽が、遥か彼方のもののように聞こ えた。 自分の足音がいやに大きくなる。踊り場を曲がって、理由のわからない焦燥と ともに階段を上りきった。 4階は、何もなかった。 階段下の看板から、マコトはてっきり事務室か、倉庫のようなものだと予想し ていたのだが、どちらでもなかった。 だだっ広い空間はろくに掃除もされていないようで、床に埃がたまっている。 しかしその埃についた足跡は一人二人のものではない。人の出入りは結構あるよ うなのに、なぜだろうか。 部屋の真ん中には事務机がひとつあって、そこに誰かが座っている――いや違 う。近づいて、マコトは気づいた。 机に座っていたのはマネキンだった。スーツとカツラを着けたその姿は人間そ っくりで、それが存在している空間の雰囲気も相まって、なんとも不気味な印象 を受ける。 マコトの前を行くユウスケは、臆せずその前に立った。 「スカウト、ユウスケ・コバヤシ。オーナーさんに会いたい。」 マネキンに向かってそう言うユウスケに、マコトは不思議に思ったが、マネキ ンがユウスケの言葉を聞いて頭をもたげるのを見て、少し驚いた。 「了解シマシタ。会員証ノ提示ト合言葉ヲオ願イシマス。」 マネキンからの機械的な音声を受け、ユウスケは財布からカードを取りだし、 マネキンに見せつける。それから、面倒くさそうに言った。 「『我は英雄に非ず。未だ此処に至るに値せず。』」 「声紋合致。本人ト確認――入場ヲ許可シマス。」 「連れが居るんだ。」 ユウスケはマネキンに言った。 すると、マネキンは首をマコトの方に向ける。作り物の目に射抜かれて、マコ トは少し恐ろしくなった。 「身分証明ヲオ願イシマス。」 言われて、少し戸惑いつつカバンから生徒手帳を取り出す。 「これでも?」 ユウスケに訊くと、彼は答えた。 「名前が判れば何でもいいよ。」 マコトはマネキンの前に立つ。マネキンの顔の前に生徒手帳を掲げると、マネ キンの目に仕込まれたカメラのピントが合わされる音がした。 「マコト・アマギ様デヨロシイデスネ?」 「……はい。」 「デハ、ゴ案内イタシマス。」 マネキンは丁寧に頭を下げ、それから言った。 「コノ部屋、私ノ後方ニエレベーターガ御座イマスノデ、ソレニオ乗リクダサイ 。速ヤカニ『タルタロス』ヘオ連レイタシマス。」 「『タルタロス』?」 「俺のバイト先。」 ユウスケが答えた。 「スグニ係リノ者ガオーナーノ元ニオ連レシマス。以降ハソノ指示ニ従ッテクダ サイ。」 「はい……わかりました。」 マネキン相手に敬語を使うことには違和感があったが、マコトは自然とそうな っていた。 生徒手帳をしまって、遠くの壁を見る。たしかにエレベーターの扉が数機分見 えた。 「行こう」 ユウスケはさっさと歩き出していた。マコトもついていく。 エレベーターの前に立って、ボタンを押した。 「ここまで階段で上がる必要無かったんじゃ?」 マコトが訊いた。 「このエレベーターは4階と地下のためだけにあるんだ。途中には止まらない。 」 「地下があるのか?」 「ああ、そこが――」 言いかけたその時、エレベーターの扉が開いた。 2人は中に入る。扉が閉まり、エレベーターは下降を始めた。 唸るような音と振動が2人を包む。 なんだか、扉が閉まる瞬間に見えた、マネキンの後ろ姿が頭に焼き付いて離れ なかった。 下降はしばらく続き、その間、ユウスケはマコトの方を見なかった。 やがて、静かにエレベーターが到着する。……扉が開いた。 扉の先は別世界だった。 エレベーターに乗る前の、あの寂しげな4階の光景とは対照的に、そこは多く の人間で賑わっていた。 床には赤い絨毯が敷かれ、壁には高級そうな絵画、天井には明るく輝くシャン デリアと、一見悪趣味だが、しかしそれらには紛れもなく本物の気品がある。き っと、どれかひとつでも傷をつけたら、一発で破産してしまうにちがいない―― マコトはそう思った。 広いフロアには多くの人間が居たが、その大半がどう考えてもこの空間には場 違いな格好の(それはマコトとユウスケもだが)、普通に街中で見かけるようなガ ラの悪い若者たちであることに、マコトは疑問を感じた。 「なぁ、ユウスケ――」 マコトが言いかけた時、1人のスーツ姿の、爽やかな美形の男が2人に近づい てきた。 「コバヤシ様とアマギ様でございますね?」 彼は微笑みを携えて2人の前に立つ。 ユウスケが肯定した。 すると、彼は深く丁寧なお辞儀をする。 「ようこそいらっしゃいました。早速オーナーの元へご案内いたします。」 彼はそう言ってくるりと背を向け、歩きだす。2人はついていった。 マコトはこの数分で、ユウスケ・コバヤシという人間がわからなくなっていた 。 特殊な方法でしか入れず、ガラの悪い若者たちがたむろする高級な施設。…… ヤバい匂いしかしない、と感じるのは、自分だけだろうか? そして、そこに普段から出入りしている様子のユウスケ……。 もしかして、俺はあいつのことをこれっぽっちも知らなかったんじゃないだろ うか。俺の知らないあいつが、今俺の前に居るんじゃないだろうか。 男について廊下を歩く間、マコトはユウスケの背中を見つつ、そんなことばか りを考えていた。 目の前の背中が不意に止まる。マコトも足を止めた。 横を見ると、長い廊下の壁に、大きな扉がある。横にかかった金属のプレート には「応接室」と刻まれている。 男が2人に代わって扉をノックした。 「オーナー、スカウトのコバヤシ様と、新規のアマギ様をお連れしました。」 「入っていいよ。」 扉の向こうから聞こえてきたその声を、マコトはどこか奇妙に感じた。 「失礼します。」 男が静かに扉を開ける。 マコトたちが中に入ると、やはり静かに扉は閉められた。 「やぁ、はじめまして」 やはり奇妙な声だ。そう思いつつマコトは、上座の前に立つその人間を見た。 まずマコトがその男に対して感じたのは「嫌悪」だった。はっきりとした理由 はわからないが、とにかく、その男を一目見たマコトは、胸がむかつくような嫌 悪感を覚えたのだった。 それは彼の声に原因があったのかもしれないし、もしかしたら外見にあったの かもしれない。彼の声は老人のようにしわがれていたが、口調は若者のようにフ ランクなものだった。そのイメージの不一致が、その男の声を耳障りなものにし ていた。 それに劣らず、男の外見も不快だった。 男は高級そうな趣味の良いスーツを着ていた。問題は男の顔だった。 マコトは正直、初めて男の顔を見た直後、思わず目を背けたくなってしまった 。 男の顔面には大きな手術跡だろうか、縫い目の様な線が何本も走っていて、そ してその縫い目を境に、皮膚の質や性別がバラバラな顔が同居しているのだ。そ のために果たして彼が老人なのか、若者なのか、男性なのか、女性なのか、はっ きりとは判らない。マコトは彼を男性だと思ったが、それもスーツが男性ものだ ったからそう思っただけで、本当は違うのかもしれない。相手に正体をつかませ ようとしないその様はまるでモザイクのようで、その一切の情報が読み取れない 顔が、マコトの目にはこの上なく醜悪なものに映ったのだった。 マコトは言葉を発さず、ただ軽く会釈をした。 そのツギハギ顔の男は微笑んで、2人に椅子に座るよう促す。 2人が席につくと、男も向かい合って座った。 「マコト・アマギくんは……君だね?」 男はマコトを見る。マコトは精一杯不快感を表さないようにつとめた。 「『タルタロス』へようこそ。」 彼は頭を下げ、それから胸に手を当てる。 「僕は『コラージュ』。ここのオーナーだよ。」 本名は?という疑問はマコトは口にこそしなかったが、どこか表情にでも表れ てしまったのか、コラージュに伝わってしまったらしかった。訊かれてもいない のに彼は答える。 「申し訳ないけれど、本名はひみつだよ。ちょっと事情があってね。」 彼は言った。「事情」というものがなんなのか、マコトは少し気になったが、 追及はしないことにした。 「えぇと、コバヤシくんの紹介だね。」 コラージュは用意してあった封筒から書類をひっぱり出し、マコトによこす。 受け取ったときに触れたコラージュの手も、彼の顔面と同じようにツギハギだら けだった。 「何をしてもらうかは聞いてる?」 はっとした。そういえばそうだ。色々と予想は立てていたが、マコトはまだは っきりとした答えをユウスケから聞いてはいなかった。 「いいえ」 「そう。じゃあ、説明するよ。」 コラージュはマコトを見て、また微笑む。 「これからアマギくんには専用の会場で『グラウンド・ゼロ』の、1対1の勝負 をしてもらう。君たちの周りには大勢の観客が居て、彼らは君と君の相手、どち らが勝つかを予想して、賭けをして楽しむ。」 「それって……」 言いかけるが、コラージュは先に答えた。 「そう、ぶっちゃけ『違法賭博』だよ。この『タルタロス』はそういったアング ラな娯楽を提供する場なんだ。あの面倒なセキュリティと、僕が本名を名乗れな い理由は、そこ。」 なるほど、これで色々と納得がいった。 「今なら引き返せるよ?」 コラージュはそう言った。 マコトは正直、ユウスケが違法賭博に関わっていたことが少なからずショック だったが、別に彼を責める気はおこらなかった。 それよりも、マコトは今、自分が今まで関わりのなかった未知の世界の危険な 臭いに、体がうずいていた。 目の前には『闇』が転がっている。それは一体どんな味がするのだろう。それ を自分も味わいたい、そう思っていた。 「……いえ、いいです、続きをお願いします。」 マコトはそう答えた。 ユウスケが横目で自分を見た気がする。 「思いきりいいね。いいことだ、うん。」 コラージュは満足げに頷いた。 「じゃあ、書類を見てくれるかな?」 マコトは書類に視線を落とす。 「報酬について説明するよ。まず基本的に5万円は保証されてるから、『勝負に 負けたから報酬0』ってことは無いから安心して。」 コラージュの説明を書類上で追う。 「まず基本が5万、それにプラスして、『君たちがどれ程観客を楽しませたか』 をこちらが判断して、その分を支払うよ。だから普通にやったらだいたい……6 から7万円ってとこかな。」 そんなに貰えるのか。 「だから重要なのは勝ち負けじゃなく、『どういう風に戦うか』だと思ってくれ た方がいい。プロレスと一緒だよ。遠距離からミサイルばっかり撃ってるような 臆病者には観客はしらけるけれど、そのミサイルを避けきって、必殺の一撃を命 中させるような戦い方なら観客は喜ぶ……そういうこと。」 「なるほど。」 「わかってくれた?」 マコトは頷く。 「じゃあ、このあと早速やってみる?ちょうど枠があるんだ。」 コラージュは腕時計をちらりと見た。 「え、今からですか?」 「うん。なんだったら、練習するかい?開始時間はいつも決めてないから、融通 はいくらでもきくけれど。」 「あぁー……できれば、練習したいです。」 さすがに1年も触れていなかったんだ。勘を取り戻しておきたい。 「そう。じゃあ、ついてきて……と、その前に。」 コラージュは一度立ち上がりかけて、また座った。 「契約書へのサインやらなにやら、しなくちゃね。」 コラージュは笑った。 ユウスケは終始無言だった。
https://w.atwiki.jp/midnightanirowa/pages/85.html
―テイク・オフ― ◆x/rO98BbgY 男は、途方に暮れていた。 戦闘のマニア。 いや、プロとして、ありとあらゆる兵装に通じる知識を持ってしても、目前のソレがなんなのか、まったく判別がつかない。 ソレの色彩や形状は、とある一つの兵器を連想させる物なのだが―― 男は、そんなはずがないと首を振るう。 使い方……というか、何をどうすればいいのかは明白だ。 明らかに体の一部に装着して使うように、その兵装は作られている。 だから、何に使う物なのかは、使ってみれば判るはずだ。 だが、そう思いはしても、それを実行に移すには多少の難がある。 これを『付ける』なら、必然的に今付けている物を『外す』必要があった。 別に外した所で困る物ではなかったが、常識で考えればそれを外す人間などいない。 「まぁいい。男は度胸! 何でも試してみるもんさ!!」 しかし、時として常識から解き放たれた人間も存在する。 この男も、その手の種類の人間だったのかも知れない。 支給された兵装を前に、男は――。 濃紺の空を往く。 魔女の魔力を増幅してくれるストライカーの助けを借りず、モップで飛ぶ空の高度は100メートルほどだ。 それでもこの広大な空は、一人では寂しくなるほどに広かった。 (サーニャ、サーニャ、サーニャ……) エイラ・イルマタル・ユーティライネン少尉の頭の中は、僚機であるサーニャの事で一杯だった。 如何に未来予知の魔法が使えるとはいえ、占いに使うカードもない今、彼女に出来るのは虱潰しに地上を探す事だけだ。 いつも隣を飛ぶ少女の不在。 それがエイラの焦燥を駆り立てる。 サーニャは、心の優しい少女だ。 人間同士で殺し合うなんて、絶対出来ない。 だから早く見つけてやらなければいけないのに、何時間も経過した今も彼女を見つける事が出来ずにいる。 「チクショー。どこにいるんだよ、サーニャーッ!」 今も不安に怯えて、自分の名前を呼んでいるのではないか。 そう思うと、エイラは堪らなかった。 見つける事さえ出来れば、絶対守ってやれるだけの力が自分にはある。 けれど、もしもこのまま見つける事が出来なければ……。 最悪の想像をしてしまい、ぎゅっと胸のあたりを手で握る。 気が狂いそうなほどの不安と焦燥。 自身の死よりも、彼女がいなくなる事の方が何倍も、何倍も恐ろしかった。 何度も彼女の名前を叫び、からからになった喉で、それでもエイラはサーニャの名を呼ぶ。 「ン? あれは……」 その時だった。 エイラが空から見下ろす地上の端に、炎の瞬きが見えた。 戦いで発生した火災にしては、規模が小さいが……火があるということは、そこに人がいるという事だ。 エイラは何キロメートル先かの、その地点までモップを走らせると、ゆっくりと降下していく。 高度30メートルほどまで降下すると、炎で照らされたその場の様子がはっきり見てとれた。 焚火だ。 焚火を囲んで、休んでいる少年と少女がいた。 それは、サーニャではなかったが―― 「ルッキーニ!」 エイラと同じストライクウィッチーズに所属する魔女。フランチェスカ・ルッキーニ少尉だった。 「あ、エイラだー。オーイ!」 砂浜に寝転んでいたルッキーニは、エイラに気が付くと跳ねるように飛び起きて、満面の笑みで両手を振る。 同行する少年に見覚えはないが、恐らくはこの地で知り合ったのだろう。 こちらもまた立ち上がると、空に浮かぶエイラをぽかんと見上げている。 「ルッキーニ、サーニャを見てなイカ!?」 しかし、そんな少年の事など歯牙にもかけず、エイラは開口一番、サーニャの事を尋ねる。 「んーん、見てないよー。それより降りてきなよー。あたし、すっごいごちそう見つけちゃったんだー。ニヒヒ。食べよ食べよ?」 エイラが来るって判ってたら、塩漬けにしないで取っておいてあげたんだけどなーなどと呟きながら、ルッキーニはタッパーの 蓋を開けようとしている。 その無邪気さは、いつも基地で遊んでいる時と何も変わる様子はない。 その無邪気さに――エイラは、強い苛立ちを覚えた。 オマエ、コノ事態ガ、ワカッテネーンジャネーノ? と。 (ワタシハ、モウ、ヒトリコロシタンダゾ) そう、サーニャを守るために。 エイラは既に殺人を犯している。 それなのに、こいつは仲間を探しもせずに、いつものように遊んでいたのだ。 冷静に考えれば、ここはサーニャを見つけたら保護してくれるよう頼んで別れるのが上策なのだろう。 しかし、ルッキーニは天性のトラブルメーカーだ。 放っておいたら、何を仕出かすか判らない所がある。 だから――エイラは、右手に持ったアサルトライフルの銃口を、音もなく下へと向けた。 二人ともエイラが降りてくる事を信じて疑わないのか、もてなしの準備をしており、エイラの挙動には気付いていない。 「ワタシは……サーニャを守りたいんダ」 引き金を絞る意思は、揺るぎのない殺意。 エイラの未来予知の感覚は、既にルッキーニたちの絶対の死を告げている。 しかし、その殺意は永澄少年の頭に立った、一本のアホ毛アンテナに察知されていた。 「危なーい! ルッキーニちゃんっ!!」 「にょわっ!?」 危険察知アビリティ発動。 永澄はルッキーニの褐色の身体に飛びつくように抱きついて、そのまま砂浜へとダイブする。 一瞬遅れて、ルッキーニが居た場所を穿つのはエイラが打ち込んだ一発の弾丸だった。 「バ、バカな。ワタシの予知がハズレたダト!?」 「エ、エイラッ!?」 「何やってんだよ、オマエ。なんで仲間を撃とうとしたんだよっ!?」 驚きの声は三者三様だった。 絶対の自信を持って放った攻撃を、魔女でもないただの男に察知されたエイラは急いでモップの高度を上げる。 得体の知れない相手を前に、アドバンテージを保ちたかったのか、その意識は自分でもよく判らない。 が、下を見ればルッキーニが箒にまたがり、今まさに離陸しようとしていた。 「敵が直上にいるのに、離陸しようだなんて……狙い撃ちにしてくれって言ってるようなもんダゾ!」 ツインテールの少女の足元に、魔力に輝く魔法陣が広がり、重力の戒めから魔女を解き放とうとしている。 だが、浮上に必要な揚力が得られるまでの離陸の際は、敵の攻撃を避ける事も出来ない為、味方の援護を貰うか、敵の攻撃の届かない場所で行うのが原則だ。 ちらりと横目に見た先ほどの少年は、銃器も持っておらず援護射撃をしようとする気配はない。 「その可愛い顔を吹っ飛ばしてヤル!」 今度こそはと狙うスコープに映るルッキーニの表情は、既に戦場の空気を纏っていた。 (そうだ、最初からそうしていれば良かったんダヨ!) ルッキーニの足が地上を離れる。 もはや浮上した体は前進あるのみ。 その隙だらけの瞬間を狙い、エイラのステアーAUGが連続した火花を散らす。 スコープの先には、柘榴のように弾けたルッキーニの頭部が―― 「ナニィッ!?」 なかった。 ルッキーニは、彼女の固有魔法である光熱エネルギーを身に纏う事で、突撃銃が撒き散らした弾丸を蒸発させたのだ。 それを見て、エイラは自分の考え違いに舌を打つ。 幼いとはいえ、彼女もまたエース集団、ストライクウィッチーズの一員なのだ。 決して侮っていい相手ではない。 「チョンワー!」 「当たるカ、そんなン!」 光熱魔法を纏ったまま、急速上昇をかけてきたルッキーニの体当たりをかわす。 エイラは主翼に見立てた足を大きく広げ、風を受けながらロールして旋回に入る。 前方からでは、魔法を展開したルッキーニに攻撃は通らないだろう。 故に、後方を取る必要があった。 ここからは、互いの航空技術の比べ合いだ。 「エイラッ! なんでェ!?」 「ウルサイッ! 問答無用ダ、ルッキーニ!」 エイラと同様に旋回してきたルッキーニと、再び激突する。 互いの尻に噛みつかんばかりの勢いで、二人の航路が絡み合う。 大空はまさにウィッチたちの戦場。 ドッグファイトの邪魔するものは誰もいない。 「とにかく、一旦降りてよ!」 「ダガ、断ル!」 エイラと背後を取り合うように飛ぶルッキーニの手にも、ハンドガンがあった。 高速戦闘を行うストライカーでの戦闘では、サブウェポンくらいにしかならない武器だが、箒同士なら充分な武器だ。 仮に撃ってきたとしても、未来予知の魔法を持つエイラには当たらない。 とはいえ、それでも姿勢を崩す事は出来るのだから牽制でも撃つべきだ。 それくらい判っているはずなのに――ルッキーニは撃たなかった。 「甘いゾ、ルッキーニ!」 「!?」 すれ違いざまの牽制に、一発弾丸を撃ちこむ。 一撃程度ならネウロイの光学兵器をもかわせるほどの反射神経を持つウィッチには、その程度の攻撃は通じないが、それはエイラと ルッキーニの覚悟の差を如実に示す一撃だった。 今更ではあるが、共に空を飛ぶ列機に対して実弾を撃ったのだ。 軍法会議を省略して、現地で処分されても文句は言えない。 避ける為の挙動を取るルッキーニの動きを、未来予測で読み切ったエイラは、ここぞとばかりに大技を仕掛ける。 交差した相手の背後を取る、インメルマンターンだ。 宙返りした頂点でのロールを見事に決め、エイラはルッキーニの背後を取る。 スコープの中心線に、ルッキーニの姿が大写しになった。 「終わりダ、ルッキーニ!」 トリガーを引こうとした瞬間、エイラはトンデモナイ光景を幻視した。 常にエイラの危機を救ってきた未来予知。 しかし、今度ばかりはそれを疑わざるを得なかった。 「バカな……高度50ダゾ!?」 ウィッチ以外は介入出来ないはずの、空の世界。 その世界に、割り込みをかけてきた人間がいたのだ。 「もう……やめろぉぉーーーっ!!」 満潮永澄。 さきほど、エイラの未来予知によって行われた射撃を避けた少年。 その少年が、地上からジャンプして、エイラの前に現れた。 「う、わあああああああ!!」 冗談としか思えない光景を前に、思わずエイラは残弾全てを撃ち尽くす。 しかしアサルトライフルから撃ち出された暴力の塊は、永澄の肉体に届く前に、その溢れだすオーラに触れただけで消滅する。 本来、瀬戸燦の歌うにんぎょエンシェントリリック『英雄の詩』を聞いた時に発現する効果が、なぜか今の永澄には宿っていた。 「仲間同士での殺し合いを見逃したとあっちゃあ……そりゃあ侠の名折れだからっ!」 超人化した永澄が、拳を打ち出す。 反射的に、抜き放ったナイフでエイラはその一撃を受け止めた。 硬度に勝るはずの、鋼鉄が歪む。 ナイフは、その一撃で使い物にならなくなっていた。 「くっ、化け物カッ!?」 そして、その一撃で弾き飛ばされ、運動エネルギーをも失ったエイラが一時的な失速を見せる。 跳躍を見せただけの少年は既に重力に従い、地上へと降りていたが追撃も有りうる。 ここは撤退すべきかと考えた時、エイラは二度、信じられない光景を見た。 「ルッキーニ! 避けろぉーーーー!!」 「はにゃ!?」 上空から、重機関銃による一斉射撃の雨が降る。 エイラの絶叫に反応したルッキーニは、間一髪その攻撃を避けた。 箒で飛ぶウィッチたちを上回る、高高度からの一撃はまさにストライカーによるものだった。 問題は――その一射が、ウィッチの手に寄る物ではなかった事だ。 「ふざ……けるナァー!!」 悉く自分の常識を犯す出来事に、思わずエイラは激昂する。 そう、自分達より更なる上座を占める、本来の魔女たちの領域。 その高高度の世界にいたのは、魔女ではなく、パンツ一丁の男だったのだから。 【一日目 G-2 上空 黎明】 【エイラ・イルマタル・ユーティライネン@ストライクウィッチーズ】 [状態]:健康 疲労(小) [装備]:モップ@現実、アサルトライフルステアーAUG(0/30)@現実、折れ曲がったコンバットナイフ@現実 [道具]:基本支給品×1、ステアーAUGの予備弾倉×3、未確認支給品0~2 [思考] 基本:サーニャのために他の参加者を皆殺しにする 1:サーニャと合流する 2:上空の脅威に対処 【満潮永澄@瀬戸の花嫁】 [状態]:絶好調! 満腹 超人化 [装備]: [道具]:基本支給品、未確認支給品0~3、商店街で手に入れた食料品、謎の魚肉の塩漬け [思考] 基本:燦ちゃんや留奈ちゃん、巡たちを探す 1:あれ、俺どうなってんだ? 2:待っててくれ、燦ちゃん! 【フランチェスカ・ルッキーニ@ストライクウィッチーズ】 [状態]:絶好調! 満腹、疲労(小) [装備]:箒@現実、包丁@現実、FN Five-seveN(20/20)@GUNSLINGER GIRL [道具]:基本支給品、未確認支給品0~2、Five-seveNの予備マガジン×4、商店街で手に入れた道具、謎の魚肉の塩漬け [思考] 基本:シャーリーや芳佳たちを探す 1:今の攻撃は!? 2:エイラどうしたの? 「ガーハッハッハッハッハ!! こりゃあ最高だぜ!!」 坂東は、己に発現した新たなる力に夢中だった。 トランクスの裾を風になびかせ、高度3000の世界から、小便を放つようにMG151/20の20mm弾をバラまく。 一射毎に、建物が紙くずのように千切れて吹き飛ぶ威力に、坂東は酔い痴れた。 青白く光る力に、全身が覆われていた。 50kg以上の加重には耐えきれない筈の義手が、40kgもあるMG151/20を片手で持ち上げて、その反動を受け止めている。 この高度、この速度であれば、当然受けるはずの空気抵抗すらもほとんど存在しない。 まさに反則とも言える支給品の性能。 これなら、ルーシーを討つ事も容易いだろう。 かつて50口径の拳銃を決戦兵器にと考えていた、自身のプランがバカバカしくなるほどの破格の性能。 「ボケがぁ、こんなんがあるなら、最初っから出しやがれ!!」 坂東はもはや地上の芥どもの事など、眼中にはなかった。 頭にあるのは、この超級の破壊力を持って、ルーシーを駆逐する。 その一事である。 とりあえず、破壊の限りを尽くしていればリアクションが返ってくるだろう。 そんな大味の戦略を持って、板東は地上に災厄を撒き散らす災害と化していた。 【一日目 G-2 上空 黎明】 【板東@エルフェンリート】 [状態]:健康 [装備]:MG151/20二挺@ストライクウィッチーズ、Fw190D-6プロトタイプ@ストライクウィッチーズ [道具]:基本支給品×1、ランダム支給品0~1(確認済み) [思考] 基本:全員殺す。 1:人を合法的に撃てるなんて天国じゃねーか。 2:優勝したら、またここに連れてきて貰おう。 3:パンツだけど恥ずかしくないもん 026 邂逅~とまどい~ 投下順に読む 028 フォークト=カンプフ検査法 020 悪魔が目覚める日 時系列順に読む 003 守りたいから私は殺る! エイラ・イルマタル・ユーティライネン 034 黒豹少女-閃光と共に- 009 ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ 板東 007 黄昏 満潮永澄 007 黄昏 フランチェスカ・ルッキーニ
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/1843.html
源太「なぁ、お前ら…… 頼む!丈ちゃんが、何もないって……何もないって言うんだよ……そんなこと、ねぇよな!?」長かった嘘が終ったとき、そこに何も見つけられず十臓との戦いに没頭して行く丈瑠。駆け付けずにはいられない茉子、千明、ことは。そして、侍として身動きできない流ノ介。流ノ介「殿ぉぉ──っっ!!」それぞれの想い、行き着く先には、果たして──? 三途の川に雷鳴が激しく轟き、川の水が荒れている。 薄皮太夫「ざわついているな……」 シタリ「ドウコクの水切れも、そろそろ戻りかけてるんだよ。まぁ、まだ決め手には欠けるがね」 薄皮太夫「このざわつき、それだけでもないらしいが……」 丈瑠ことシンケンレッドと十臓の戦いが、果てしなく続く。 (彦馬『嘘だけでは…… 嘘だけではないはず…… 決して嘘だけではないはず……』) レッド「それでも…… 嘘は嘘だ。俺には、これが……」 茉子、千明、ことはが、丈瑠のもとへと急ぐ。 第四十七幕絆 夜となった志葉亭。 1人となっている流ノ介が拳を握り締め、無人の上座の前でうな垂れている。 流ノ介「結局私は、答えも出せずこのまま……」 声「今行かなければ、後悔の苦しさは今以上のもの」 背後にいた黒子が素顔を晒す。かつて流ノ介とともに舵木折神を捕えた男、小松朔太郎。 流ノ介「あなたは!? あのときの……」 回想。第七幕で舵木折神を捕えた流ノ介。流ノ介「やった!…やりました!」 夜の荒野。 シンケンレッドと十臓の戦いは、夜がふけてもなお続く。 十臓「最高だなぁ…… これこそ、究極の快楽! 剣に生きるものだけが味わえる!」 レッド「剣、のみ……」 激戦の末にレッドの剣撃が、十臓の刀・裏正を弾き飛ばす。 レッド「剣、のみ! であぁぁっ!」 上段から振り下ろしたシンケンマルが、ついに十臓を真っ二つに切裂く。 宙を舞った裏正が、十臓の足元に突き刺さると同時に爆発する。 ことは「あれは!?」 彼方で立ち昇った火柱を見て、茉子、千明、ことはが足を速める。 志葉亭。 流ノ介「まさか、あなたが……」 朔太郎「あんたのおかげでまた戦う気になったんだ。侍たちや殿と一緒にな」 流ノ介「でも、その殿は……!」 朔太郎「あぁ。で、動くに動けないんだろ? あんたらしいな」 流ノ介「侍として守るべきは姫です! これは間違ってない! ただ、ただ私は……!」 朔太郎「『あの殿なら命を預けて一緒に戦える』! あんたが言ったんだ」 (流ノ介『あの殿なら、命を預けて一緒に戦える。そう決めたのは自分です! 親じゃない』) 朔太郎「あんたが命を預けた殿というのは、志葉家当主という器(うつわ)か? それとも中身か!?」 流ノ介「……!」 朔太郎「もちろん姫は守らなければならない、当然だ。が、人は犬じゃない。主(あるじ)は自分で決められる」 朔太郎が再び、頭巾で素顔を隠す。その背後の他の黒子たちが並ぶ。 朔太郎「どうか、侍として悔いのなきよう……」 薫は物陰でその様子を見守っていた。 夜の荒野。 変身を解いた丈瑠が息を切らす。傍らには、人間態に戻った十臓が倒れている。 丈瑠「やった……」 十臓「それこそが、快楽……」 まともに剣撃を受けたはずの十臓が、ニヤリと笑って体を起こす。 丈瑠「まさか!? 手応えはあった……!?」 十臓「なかなか死ねない体でな。手でなくば足、でなくば口…… 剣を持てる限り、この快楽は続く」 周囲に不気味な、赤黒い気が立ち昇る。 十臓「所詮、人の世のことはすべて、命さえも幻…… が、この手応えだけは真実! お前も感じたはず…… 何が、お前の真実か!」 丈瑠「真実!? 俺の……」 赤黒い気が次第に、丈瑠を取り囲んでゆく。 茉子「駄目ぇぇ──っっ!!」 十臓の言葉に取り込まれそうになっていた丈瑠が、茉子の一喝で我に返る。 茉子、千明、ことはが必死に駆けつけるものの、丈瑠たちの周囲は炎の壁で包まれ、近づけない。 茉子「丈瑠ぅ──っ!!」 ことは「そんな話聞いたらあかん!!」 千明「お前には、剣だけじゃないだろ!?」 丈瑠「お前たち…… どうして!?」 十臓「よそ見をするなぁ!! まだ、終わっていない……」 十臓が裏正を抜こうとした瞬間、その足元を、誰かが掴(つか)む。 掴んだのは生前の十臓の200年前の亡き妻で無言で訴えるように、十臓を見上げている。 十臓「……!?」 その正体は十臓の足元を深く刺し貫いた裏正。 かつて外道に堕ちようとする十臓を止めようとした妻が、裏正に宿り、今また十臓を止めようとしている。 十臓「裏正……!?」 剣を抜こうとするも、裏正は地面に深く突き刺さったまま、抜けない。 十臓「ここに来て……! いや、このときを待ってか!? ……裏正ぁぁ──っ!!」 丈瑠「それは、お前の…… 真実なんじゃないのか?」 十臓「いや!! 全て幻だ! この…… 快楽こそぉぉ!」 次の瞬間、十臓の体に縦一文字の刀筋が浮かび上がる。 十臓「お前の、剣…… 骨の、髄まで……! うおおぉぉ──っっ!!」 そう言った十臓の体から大爆発と共に炎を噴き上げる。 丈瑠がその爆炎に取り囲まれて逃げ場がない中で水飛沫(みずしぶき)を伴った剣撃が炎を切り払う。 そこには流ノ介がいた。 丈瑠「……流ノ介!?」 千明「丈瑠! 逃げるぞ!」 茉子「急いで!」 千明たちが炎の中から、丈瑠を救い出す。 背後では十臓が炎に包まれ、断末魔の叫びとともに灰と化してゆく。 十臓「うわああぁぁ──っっ!!」 六門船。 シタリ「死んだよ…… 腑破十臓」 薄皮太夫「そうか…… 200年の欲望、満たされたのかどうか……」 シタリ「さぁね。そういうお前さんは、どうなんだい? せっかくドウコクが直した三味線、ちっとも弾かないじゃないか」 薄皮太夫「あぁ。どうしてだか……」 シタリ「お前さんの三味の音なら、きっとドウコクが回復する決め手になると思うんだがねぇ……」 薄皮太夫「この、音色か……」 薄皮太夫がそう言うと河原の石の隙間からナナシ連中と大ナナシ連中が出てくる。 夜が明けた荒野。 激戦の跡には炎が消え、裏正が地面に突き刺さったまま。 丈瑠たち5人が無言のまま佇んでいる中で丈瑠が立ち上がる。 ことは「……殿様っ!」 ことはが思わずそう呼び、慌てて口をつぐむ。 丈瑠「俺のせいで悪かった。早く帰って……」 ことは「嘘じゃないと思います!」 丈瑠「……」 ことは「ずっと一緒に戦ってきたことも、お屋敷で楽しかったことも全部、ほんまのことやから…… そやから……」 丈瑠「俺が騙してたことも本当だ」 ことは「……」 丈瑠「ただの嘘じゃない。俺を守るために、お前たちが無駄に死ぬかもしれなかったんだ。……そんな嘘の上で何をしたって本当にはならない…… 早く姫のもとへ帰れ」 茉子「丈瑠……」 千明「……ったくぅ!」 千明が我慢できない様子で、丈瑠に殴りかかる。丈瑠が反射的にかわす。 千明「避けんなよ、馬鹿ぁ!!」 千明の再び振るった拳が、丈瑠の顔面に命中する。 丈瑠が地面に転り、ことはが慌てて駆け寄る。茉子が苦笑する。 ことは「千明!?」 千明「今ので、嘘はチャラにしてやる。だからもう言うなよ…… 何にも無いなんて言うなよ! 何も無かったら、俺たちがここに来るわけねぇだろう!?」 流ノ介が静かに、丈瑠の前に立つ。 流ノ介「志葉、丈瑠……」 丈瑠「……」 流ノ介「私が命を預けたのは、あなただ。それをどう使われようと文句は無い! 姫を守れと言うなら守る! ただし!! ……侍として一旦預けた命、責任は取ってもらう!」 流ノ介が、丈瑠の前にひざまずく。 流ノ介「この池波流ノ介! 殿と見込んだのはただ1人! これからもずっと!!」 丈瑠「……!」 千明「俺も…… 同じくってとこ。まだ前に立っててもらわなきゃ、困んだよ……」 千秋が照れくさそうに、顔を背けたまま言う。ことはも笑顔で続く。 ことは「うちも! うちも同じくです! それに、源さんや彦馬さんも!」 流ノ介「黒子の皆さんもだ……!」 茉子が最後に、優しく諭す。 茉子「丈瑠…… 志葉家の当主じゃなくても、丈瑠自身に積み重ってきたものは、ちゃんとあるよ……」 丈瑠「……俺に?」 丈瑠の脳裏に、これまでの仲間たちとの思い出が次々によぎる。 丈瑠「……俺にも?」 茉子「うん……」 茉子が優しく頷く。千明が微かに頷く。 流ノ介は真っすぐに丈瑠を見据える。ことはは笑顔で応える。 4人を前にして、丈瑠の瞳から一筋の涙が零れ落ちる中、一同の姿を見届けたかように、裏正が空中に溶け込んで消滅する。 志葉亭。 高座に座した薫のもとには、家臣である丹波がいてシンケンジャー4人らが無断で丈瑠の元へ行ったことに憤怒する。 丹波「けしからん! 侍どもめ、この期に及んで影のもとへ走るとは。自分たちが一体何をしているのか、わかってはおらんのか! あの大馬鹿者どもが! 姫、これはもはや謀反、謀反でございますぞ!」 丹波が薫にそう言う中、薫が持ってた畳んでいる扇子で丹波の頭を軽く叩く。 薫「馬鹿を申すな。影とはいえ、家臣との絆は結ばれているのだ。私は自分の使命だけに夢中で…… 私が出ることで、彼らを苦しめることにまでは思い至らなかった」 丹波「何をおっしゃいます!? 姫は、血の滲む努力で封印の文字を習得されたのです。ありがたがりこそすれ、苦しむなどと…… これはやはり、力ずくでも連れ戻さねば!」 薫「よせ!」 薫が扇子を投げつけるが、丹波はヒョイとかわす。 丹波「ハハハ! 丹波もまだまだ衰えては、おりませんぞぉ! 誰か、誰か! 至急、侍達を~!」 そこへ現れた黒子が、薫に大きい紙ハリセンを渡すと、身勝手な丹波の頭を叩いて気絶させる。 薫「う~ん、これはいい……」 黒子が一礼し、素顔を微かに見せて微笑む朔太郎。 彦馬と源太が、廊下で頷いている。 源太「お姫様もやるねぇ……」 源太がそう言った後、隙間センサーの反応音が鳴ると同時に港周辺にナナシ連中が現れる。 彦馬「157番、森ノ瀬町です」 薫「侍たちに連絡を。私は先に出る」 出陣しようとする薫の前に、源太が進み出る。 源太「寿司屋でよければ、お供するぜ」 丹波「お前は侍では!…」 目を覚ました丹波がそう言いかけるも間もなく、薫のハリセンで再び叩かれ気絶する。 薫「頼む」 流ノ介は薫から外道衆が現れた連絡を受ける。 流ノ介「外道衆が!? 分かりました、すぐに行きます。森ノ瀬町に外道衆だ。姫はすでに出陣されてる」 一同が丈瑠を見やる。 丈瑠「急げ。俺はフォローに回る」 一同「はい!」「おぅ!」「了解!」 折神がダイカイシンケンオーに合体、薫のシンケンレッドとシンケンゴールドが乗り込む。 レッド「真侍合体!」「ダイカイシンケンオー、天下統一!」 大ナナシ連中が港に現れ、ダイカイシンケンオーが立ち向かう。 ゴールド「おわぁっ! あっちにも!」 レッド「えっ?」 ナナシ連中が港町の人々を襲うが、シンケンジャーたちが駆けつける。 グリーン「源ちゃん、こっちは任せろ!」 ゴールド「あいよ!」 レッド「私たちはここを!」 ゴールド「おう!」 黒子たちが逃げ惑う人々を誘導し避難させる中でナナシ連中に阻まれるものの、駆け付けた丈瑠はナナシ連中を斬り倒して援護する。 丈瑠「急げ!」 丈瑠自身が囮になってナナシ連中を引き付けてる隙に黒子たちが人々を避難させる。 海岸の崖の上では薄皮太夫が海を見つめて佇んでいる。 スス木霊「キャハハ! ベン、ベン、ベン」 薄皮太夫「シ──ッ……」 スス木霊「シィ?」 静かに三味線を構え、弾き始める。波の音が消え、三味線の音色だけが響いてゆく。 薄皮太夫 (わちきは、ずっと目を逸らしていたのだ。何があったか、何をしたか…… そして、わちきが何者なのか……) 薄皮太夫が三味線の音色を奏でる中でその記憶が回想として映る。 (ドウコク『てめぇは外道に堕ちた』) かつて花魁・薄雪として生き、武士の新佐に裏切られ外道に堕ちて薄皮太夫になる場面。 新佐「薄雪、私はお前を……」) (薄雪「黙れぇ──っ!!」) 第四十三幕において十臓がアクマロを斬る場面。 十臓『外道に堕ちるとはそういうことだろ?』) 第四十幕でドウコクが修復した太夫の三味を渡す場面。 (ドウコク『てめぇは外道に堕ちた。他に行く場所はねぇ……』) 薄皮太夫 (ドウコク。お前が最初から言っていた通り、わちきは……) 薄皮太夫は心の中でそう言った後、三味線を弾き終える。 シンケンピンクがナナシ連中と戦う中、薄皮太夫に気付く。 ピンク「薄皮太夫!?」 薄皮太夫「シンケンピンク……!」 ピンク「ここで何を?」 薄皮太夫「外道であれば知れたこと。この世を苦しみ嘆きで満たす」 ピンク「だとしたら…… 私はあなたを斬る!」 薄皮太夫「望むところ。少しは知った者の方がいい……」 ピンク「え……?」 薄皮太夫「ハッ!」 薄皮太夫が剣を抜いて斬りかかり、2人の戦いが始まる。 激しい鍔迫り合いの末、ピンクが大ジャンプから斬りかかる。 ピンク「ハァッ!! ……えっ!?」 薄皮太夫はその剣撃を避けもせず、自ら受けるかのように真っ二つに斬り裂かれる。 ピンク「え!? あなた、まさか……」 薄皮太夫「いつか…… わちきがこの世の価値を手放したと言ったな? ようやく、人であった過去も…… 手放せる……」 同時に切り裂かれた三味線が地面に転がり、玄が弾け、不気味に吹き出す気の中から、新佐の声が響く。 「薄雪…… 薄雪…… 薄雪……」 丈瑠たち「えっ?」「あ……!?」 三途の川が荒れに荒れ、六文船が大きく傾き、どこからかドウコクの呻き声が響く。 シタリ「三途の川がこんなに……!? へっ、へへ…… これならドウコクも!」 ドウコク「うぉぉ──っっ!!」 海から激しい水柱が立ち昇り、ドウコクがついに、この世に姿を現す。 一同「はっ……!?」 ドウコク「ヘッ! 戻ったぜ、太夫……」 (続く) ※ この続きは本家エンディングドットコムをご覧ください。
https://w.atwiki.jp/taigamonogatari/pages/622.html
14 02 (Luie-21-2) ばさばさばさばさ 14 02 (GM_K) ごうごうごう 14 02 (Anne26_1) 出たほうがいいかな 14 02 (GM_K) みててもいいのよ 14 02 (Anne26_1) わーい 14 02 (GM_K) でたいひとはでてもいいのよ 14 02 (GM_K) でーはー 14 03 (GM_K) 外にでると山から吹き下ろしてくる風に足下をすくわれそうになる 14 03 (GM_K) 外は真っ暗だが、厚い雲は灰色で、しばらく目をならせばあるくには不自由はない 14 04 (GM_K) 村人達が村の中心にある家に、あつまっていくのがみえる 14 04 (Luie-21-2) 忍び寄る 14 04 (GM_K) 機敏とかでふってもいい 14 04 *dice_cre join #taigamiteiru 14 05 *Ashre21_ join #taigamiteiru 14 05 (Luie-21-2) 2d6+5 14 05 (dice_cre) Luie-21-2 8(2D6 5 3)+5 = 13 14 05 (GM_K) 足取り軽く君は寄り合いがおこなわれているだろう家の窓にへばりついた 14 06 (GM_K) 中では村人達があつまって話しているようだ 14 06 (Luie-21-2) 聞き耳 14 07 (GM_K) 村人達が口々に騒いでいる、「外からの使い…」「この次期にこの天気は…」 14 08 (GM_K) 上座に座っていた老人が立ち上がると、村人達は静かになる 14 08 (GM_K) 「先ほど上流を見てきた…川には確かに兆しが見える…再びこの時がきてしまったようじゃ」 14 09 (GM_K) 「………贄には、歳からいうてもリスタしかおるまい…かわいそうじゃが」 14 09 (GM_K) 村人達の中から一人が立ち上がる、サントルだ 14 09 (Luie-21-2) では、 14 09 (Luie-21-2) そこでその家のドアを開けても構いませんでしょうか、 14 09 (GM_K) どうぞー 14 10 (GM_K) 君はドア側に回り込んだ 14 10 (GM_K) ドアをあけてもかまわない 14 10 (Luie-21-2) バターン「話は聞かせてもらった!この村はめつb……じゃ無かった、詳しい話をお聞かせいただけるかな?」 14 11 (GM_K) 「あなたは…」 サントルがどこか呆然とした表情で君を見る、 14 11 (GM_K) 村人達は苦渋の表情で、君をみたり、目をそらしたりするが、 14 11 (GM_K) その中でただしっかりと、長老であろう老人が君の目を見据える 14 12 (GM_K) 「…外から来た方か…」 14 12 (Luie-21-2) 「贄、という言葉が、私の聞き間違いでなければ話で出ていたと思うのだが」 14 12 (GM_K) 「この村は呪われておる…はるか昔から…」 14 13 (Luie-21-2) 「ほう、呪い、と?」 14 13 (GM_K) 「…川をみるがよい、旅の人よ」 14 14 (GM_K) 「この川はこの村の命綱…しかし、いつからか川が赤く染まるようになった」 14 14 (GM_K) 「その水を飲んだものは病に倒れ、作物は枯れた」 14 14 (GM_K) 「この川の上流には洞窟がある、そこにおるという主の仕業じゃ」 14 15 (GM_K) 「贄をささげねば、村は滅ぶ…」 14 15 (Luie-21-2) 「要するに」 14 16 (Luie-21-2) 「主がいなければいいんだな?」 14 16 (GM_K) 「………旅の若者よ、そういって昔一人の戦士も洞窟に行った」 14 17 (GM_K) 「だが赤い川が、さらに血で赤くなっただけじゃった」 14 17 (GM_K) 「悪いことは言わぬ、村から去るがよい」 14 17 (Luie-21-2) ニィッと笑う 14 17 (Luie-21-2) 「私は賭博師」 14 17 (Luie-21-2) 「そう言う人種は、分の悪い賭け事ほど、そしてその賭け事に勝った時の配当が大きいほど」 14 18 (Luie-21-2) 「より、やる気が増すと言う物ですよ」 14 18 (GM_K) 「………儀式は執り行う、さもなくば村は滅ぶ」 14 19 (Luie-21-2) 「儀式は何時に?」 14 19 (GM_K) 「………………………………明日の朝一番に」 14 19 (Luie-21-2) 「成程、十分だ」 14 20 (Luie-21-2) 「洞窟の場所を教えていただきたい」 14 21 (GM_K) 今まで呆然と立っていたサントルが君を見る 14 21 (GM_K) 「………しかし、あなた方は…」 14 22 (Luie-21-2) 「ミーアクックに従う、私達の様な物は」 14 22 (Luie-21-2) 「酷く、気紛れな物ですよ、それは善意でも責任感でもない」 14 23 (Luie-21-2) 「私が『まだ失いたくない』、そう思うから動く」 14 23 (Luie-21-2) 「ま、要するに洞窟の場所を聞いた気紛れ物が気紛れに洞窟に入って気紛れに事件を解決しようとしても、全部私の勝手、自己責任、と言う事ですな」 14 24 (GM_K) 「………わかり、ました」 14 24 (GM_K) ではルイエ君は、サントルから洞窟の場所をきくことができます 14 24 (GM_K) 川をひたすら上流に登っていけば、洞窟に着きます 14 26 (Luie-21-2) では、 14 26 (GM_K) うちにもどるといいよいいよ 14 26 (Luie-21-2) ニィッと笑って、ドアを開けて、マントをバサァッ、 14 26 (GM_K) びゅおおおおお(ふきこんでくる風 14 26 (Luie-21-2) 「ではまた、明日、日が明ける前に」 14 27 (GM_K) では表へと参上したまえ! 14 27 (Luie-21-2) 2d6+1 風に飛ばされないか判定 14 27 (dice_cre) Luie-21-2 10(2D6 6 4)+1 = 11 風に飛ばされないか判定 14 27 (Luie-21-2) チッ 14 27 (Luie-21-2) じゃあ華麗に外に出て行って戻ります、 14 27 (Anne26_1) かっこよかった 14 27 (GM_K) 2d6+7 風 14 27 (dice_cre) GM_K 3(2D6 2 1)+7 = 10 風 14 27 (Luie-21-2) チィッ 14 27 (GM_K) 残念残念 14 27 (Tina_22_2) 風強いw 14 27 (Anne26_1) 風w 16 10 (Tina_22_1) そういえばさっきハァルのなのに天秤とかいっちゃった 懺悔しよう 16 11 (Robe26_1) 箱の中にはいるんだね 16 11 (Tina_22_1) 偉大なるハァルよ、許したまえー(はたきもって踊り踊り 16 11 (Lean25_1) 裁き→裁判→天秤 16 11 (Robe26_1) きよったまはらったまにしかみえない…! 16 12 (Lean25_1) そういうアレかと思った 16 12 (Tina_22_1) そういうアレだったんだ 16 12 (Tina_22_1) でも天秤が象徴なのはキューグの方だったなあーと 16 12 (Lean25_1) キューグさまがちらつくけどお父様だし、みたいなw 16 12 (Tina_22_1) ティナさんアバウト 16 13 (Tina_22_1) 神様皆兄弟だからいいか 16 14 (GM_K) ************* 16 14 (Tina_22_1) てくてく 16 14 (Ashre21_3) てくてく 16 14 (GM_K) 右側の部屋… 16 14 (Lean25_1) てくてく 16 14 (Ashre21_3) 「(やっべ俺完全にお邪魔虫だろ居心地悪ッ)」 16 14 (Tina_22_1) へやかい! 16 15 *nick Ashre21_3 → Ashre21_2 16 15 (Lean25_1) へやだった! 16 15 (GM_K) 部屋なのである 16 15 (Lean25_1) のぞきこめばよかったんじゃね? 16 15 (Tina_22_1) いまおもったw 16 15 (Lean25_1) そしてきこえるへやでしたー!の声>表 16 15 (Tina_22_1) 「大きな部屋……ですね」 16 16 (Tina_22_1) \ へやだー! / 16 16 (GM_K) はっはっは 16 16 (GM_K) 部屋の中は広くなっている 16 16 (Lean25_1) 「入り口からでは気づかなかったな」とかフォローしつつ しまったーという表情 16 16 (Ashre21_2) 「だなー。何かあるかね。っと」 16 16 (GM_K) 何本かのふとい杭が地面に突き刺さり 16 16 (GM_K) 半分ほどの杭は真ん中からへし折られている 16 16 (Tina_22_1) 「これは何でしょうか…」杭にふれつつ調べる 16 16 (Lean25_1) へし折られてるとな 16 17 (Lean25_1) 痕跡は新しいですか 16 17 (Ashre21_2) 何か手掛かりになるようなものが 16 17 (Ashre21_2) 転がって無いかね 16 18 (Ashre21_2) 床にー 16 18 (GM_K) 痕跡はすくなくともここ一年ではない 16 18 (Tina_22_1) 「ハァルよ、お導きを…」何か怪しげな気配でもしないか精神判定だー 16 18 (GM_K) 床にへしおられた杭がころがっている 16 18 (GM_K) 判定するとよいよいよい 16 18 (Tina_22_1) 2d6+6 16 18 (dice_cre) Tina_22_1 3(2D6 2 1)+6 = 9 16 18 (Lean25_1) てぃなぁぁ 16 18 (GM_K) ハァル「はいダメー」 16 18 (Lean25_1) 2d6+6 精神 16 18 (dice_cre) Lean25_1 10(2D6 6 4)+6 = 16 精神 16 18 (Tina_22_1) 「(ハァル様、やっぱりチチナはどうかと思うのです……)」邪念 16 19 (Lean25_1) 邪念w 16 19 (GM_K) ハ「ち…ちちあな?ちっちゃな? 16 19 (Ashre21_2) 2d6+1せーしん 16 19 (dice_cre) Ashre21_2 7(2D6 3 4)+ = 1せーしん 16 19 (Tina_22_1) 「(ハァル様、てぃ てぃ あ な です)」 16 19 (Ashre21_2) 8 16 19 (GM_K) レアン君はそそこかしこにころがっている細かい白い石のようなものが 16 19 (Lean25_1) 転がってる杭でもひろって うーむ 16 19 (GM_K) あれこれ骨じゃねっておもった 16 19 (Lean25_1) まじで 16 19 (Tina_22_1) ほね 16 19 (Lean25_1) じゃあ拾ってみる 16 19 (GM_K) あとなんかよくみたら杭にはあかぐろい後とかあった 16 20 (GM_K) あと割れた鎖みたいなものもみっけた 16 20 (GM_K) ついでに古びたネックレスをみつけた 木のビーズをつないだものだ 16 20 (Ashre21_2) ほうほう 16 20 (Tina_22_1) ふむー 16 20 (Lean25_1) 「……生贄の、儀式の場か? っと」渋面 ネックレスは拾うー 16 20 (Lean25_1) ひょい 16 20 (Tina_22_1) 「(T・T・are・na と発音するとよろしいのでは)」そんなあれこれを余所に邪念継続 16 21 (Lean25_1) 2d6+6 ネックレスに精神判定ー 16 21 (dice_cre) Lean25_1 5(2D6 4 1)+6 = 11 ネックレスに精神判定ー 16 21 (Lean25_1) ううむ 16 21 (Tina_22_1) 「……何も気配は感じられませんね。あ、レアン様、そちらは?」 16 21 (GM_K) ただのビーズのくびかざりだ、しかし、名前がきざまれている 16 22 (GM_K) 「カミル」とよめる 16 22 (Lean25_1) 「いや……ここに散らばっているものが、骨のように思えてね…」とかくしかかくしか 16 23 (Tina_22_1) 「リスタのお姉さんの名前はなんといったのでしょうか……」ぽつり 16 23 (Ashre21_2) 「おねーちゃんはいないになっちまった、か」 16 23 (Lean25_1) 「聞いてくればよかったな」 16 23 (Tina_22_1) 「骨」きいて、少しぎょっとして周りを見る 16 23 (Lean25_1) ネックレスは荷物にないないして 16 24 (Lean25_1) 「先ほどの道の先に、何か居るのかもしれない。追いかけるか」 16 24 (GM_K) 合流するならばしてもよい 16 24 (Tina_22_1) 「参りましょう」 16 24 (Ashre21_2) 「いよいよ胸糞悪い感じになってきやがったなぁ。ったく」>骨 16 24 (Tina_22_1) 急ぎ足でてくてく 16 25 (Tina_22_1) 「むなくそって何ですか?」 16 25 (Tina_22_1) きょとんと 16 25 (Ashre21_2) きょとんとされて 16 25 (Ashre21_2) きょとんとして 16 25 (Lean25_1) なにこれかわいい 16 25 (Tina_22_1) きょとんきょとん 16 25 (Ashre21_2) ちょっと楽しそうに笑って 16 25 (Lean25_1) 「……悪い言葉を教えないでいただきたいものだな」顔しかめ 16 26 *nick Anne26_1 → Anne22_1 16 26 *nick Anne22_1 → Anne19_1 16 27 (Tina_22_1) アネさんが傷ついている…! 16 27 (GM_K) 合流してもよいのよ 16 27 (Lean25_1) がりがりと 16 27 (Ashre21_2) 「いや、わーってるって。あんがとティティアナちゃん。割とほぐれたわ」 16 27 (Ashre21_2) 「おっし。いこーぜ。儀式始まっちまう」 16 28 (Tina_22_1) 「はぁ」首をかしげつつ、「どういたしまして、です」ぺこり 16 28 (Tina_22_1) ごーごー 16 28 (Lean25_1) 「……」むむむしつつ 川沿いいくぞー
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/114.html
あくあらいと - 09年11月29日更新 安全鎚 - 09年03月29日更新 ushi - 11年07月20日更新 エアロ - 09年02月24日更新 A4R1 - 10年10月26日更新 Azif730 - 10年01月24日更新 エルス - 11年7月13日更新 オルサ - --年--月--日更新 怨是 - 11年07月22日更新 九玉 - --年--月--日更新 クラリス・アクナ - 09年04月12日更新 Kreiv. - 09年03月01日更新 黒翼蝶 - 09年05月31日更新 KOGOTO - --年--月--日更新 ししゃも - 11年7月23日更新 迅鯨 - 11年4月7日更新 神父 - 10年05月17日更新 suzuki - 10年03月01日更新 赤鴉 - 08年10月29日更新 Cet - 13年12月03日更新 セルバンテス - 09年12月15日更新 捜査官候補生 - --年--月--日更新 叢魔 - --年--月--日更新 コメントフォーム 各自自由に編集してください。各作品へのご感想は下部のコメントフォーム、または掲示板の感想スレにて。 (サイトをお持ちの方はなるべく各サイト掲載作品一覧からリンクを張る形にしてください) あくあらいと - 09年11月29日更新 題名 ジャンル 備考/関連 願いと誓いを継ぐもの 読みきり アリシア、シーア、ララスン・H・カーン 白銀の軌跡 連載 アリシア、他 白銀の花 読みきり アリシア 安全鎚 - 09年03月29日更新 題名 ジャンル 備考/関連 安全鎚の書庫(仮) 連載 3.29更新、キョウコ・アマハラ、クロエ 技師とメードと2~30m 思いつき 08/12/14投稿、クロエキョウコ・アマハラ ushi - 11年07月20日更新 題名 ジャンル 備考/関連 Vの乙女 - Known un Known 連載 ルインベルグ大公国 エアロ - 09年02月24日更新 題名 ジャンル 備考/関連 帝国の騒がしき冬 連載 最終更新 09/02/24、グレゴール・フォン・シュタイエルマルクほか多数 海の撫子 読み切り 凛翠 継ぐ者-あるメードとその 師 について- 短編 メイ・ガウリンほか 鉄の忍者 短編読みきり 春賢ほか 寒い赤い国のメードのお話 読み切り グラーチュ 憤怒の離反 読み切り ナイト・ロウ・バイパー A4R1 - 10年10月26日更新 題名 ジャンル 備考/関連 アラキの旅 不定期連載中 荒木達の旅 Azif730 - 10年01月24日更新 題名 ジャンル 備考/関連 狼たちの戦場 読みきり アーサー、銀河、シスミッド 狼たちの始まり 読みきり アーサー、アルサレア エルス - 11年7月13日更新 題名 ジャンル 備考/関連 Go For Broke 連載 不定期連載/2009/2/1更新、ラウンドスターズ他多数の予定 E-TRUNK 連載 最終更新 10/08/06、戦車乗りと技術屋 You ain t gonna jump no more 連載 エントリヒ空軍、軍事正常化委員会 No rose without a thorn. 連載 完結。シリル、ルルア、エルフィファーレ 動かぬ少女の暇な一日 読み切り ヘル パーティとパーティの合間で 読みきり 3/26挿絵追加 茜 坂井 風朗 消えぬ孤独は木下の雫に 読みきり ルルア タワー 雲の上と下 読みきり 坂井 風朗 茜 空の下 読みきり 坂井 風朗 茜 白く染まった空の下 読みきり 坂井 風朗 茜 シーア 既視感と紫煙と暇潰し 読み切り 坂井 風朗 茜 今日も今日で微妙に終る 読みきり レオンハルト・シュレーゲル ロッサ イェリコ Soft Tear/Bad Day 読みきり ルルア エルフィファーレ 隠れ花を彩らせ 読みきり 店長様との合作ルルア シリル エルフィファーレ 赤髪の悪魔と烈将 読みきり ソイリン クリスティア Chill Panic 読みきり ソイリン クリスティア 休息は都へ 読みきり シャルティ ベルゼリア アースラウグ 上座も下座も無きものに 読みきり シャルティ クラウス・フォン・バルシュミーデ ゲルハルト・シュレーゲル 楽易と花二つ 読みきり 原案店長様ルルア シリル エルフィファーレ 小望月 読みきり 美濃 信濃 薄暮 読みきり 美濃 信濃 巴 凍死するほど暖かい 読みきり ミシェル・ハミルトン 18.44mの帰路 読みきり ジャン・ブラッキン 言えない一言 読みきり ミス・リリー それは誰にも分からない 読みきり ソイリン FUBAR 即書き アルトメリア陸軍の歩兵連隊の方々 オルサ - --年--月--日更新 題名 ジャンル 備考/関連 阿倍野さんの華麗な最期(?) 1Pマンガ 黒百合、阿倍野誠明 怨是 - 11年07月22日更新 題名 ジャンル 備考/関連 Legendism 連載 第一部・完。ジークフリート、ヴォルフ・フォン・シュナイダー他 Legendlogy 連載 第二部・完。関連はリンク先を参照 Legendnize 連載 第三部(07/22更新)関連はリンク先を参照 東西別嬪白書 連載 隆光と数々の別嬪達 エーアリヒの辛口MAIDチェック 連載 エーアリヒとゲスト達と評価対象達 読切:腐討相固敬美 単発 オロヴェ、ミザリー。腐女子ネタ注意 読切:奪操写廃女 単発 皇呀、テオドリクス、あと誰か 安綱の楼蘭虎柄大作戦 単発 安綱、兼定、久国、笑ウまぁくすまん 九玉 - --年--月--日更新 題名 ジャンル 備考/関連 九玉の…無題でいいですか? 漫画 大した事のないもの クラリス・アクナ - 09年04月12日更新 題名 ジャンル 備考/関連 FRONT of MAID supplementary biography 連載 第4話ですん。 掲載開始日09/02/22 Kreiv. - 09年03月01日更新 題名 ジャンル 備考/関連 オレスティア 読み切り? デウス 黒翼蝶 - 09年05月31日更新 題名 ジャンル 備考/関連 黒翼蝶の××× 画像作品 - KOGOTO - --年--月--日更新 題名 ジャンル 備考/関連 メード開発興亡記こぼれ話 牛歩の速度で連載中 アイゼナ、オロヴェ(予定) ししゃも - 11年7月23日更新 - 題名 - ジャンル - - 備考/関連 - M.A.I.D.ORIGIN s - 連載 -第二部更新開始。G成分多めのかもしれない - 黒と白 - 読みきり -黒百合 コメントフォームのアレより便乗 - お味噌汁 - 読みきり -千早、時雨 - 少女は二度、恋をする - 読みきり -アズワド 迅鯨 - 11年4月7日更新 題名 ジャンル 備考/関連 時計仕掛けのフルオレンジメタルジャケット 連載 09/12/29完結 レゲンダとヴォ連の愉快な仲間たち 女将は電動コケシの夢でよがるか? 読み切り 11/09チャットでやらかした もう人間じゃない 読み切り 10/3/15掲載 ベルジージュ 怪奇!四十面相 読み切り 05/05 異心伝子 連載 MAD MAIDEN 連載 11/4/7 神父 - 10年05月17日更新 題名 ジャンル 備考/関連 冥途回廊 連載 最終更新:10/05/17、サバテ、ハインツ・ヘルメスベルガー etc. SirenenGeheul 連載 最終更新:10/02/09、帝都防空飛行隊他 焦熱弾道13.5 読み切り 04/03感想返信、どりす、神楽 鏖戦の月塵 読み切り 投稿:09/12/14、凍月、八恵、以磨川義元 雨月に映して朧げに 読み切り 投稿:10/01/10、凍月 Alice in No Man s Land 読み切り 投稿:10/10/10、在珠、渇朱 援護要請鳥亞 一発ネタ 戦闘妖精雪風 汎用地図 世界地図 最終更新:09/03/28 suzuki - 10年03月01日更新 題名 ジャンル 備考/関連 妖精の空 読みきり ニクス 夜逃げ烏の舞 連載 /ヒカル、森叢千景 ヴィーナスの貝がらは病気持ちだった 読み切り メディシス 黒い大樹‐1940‐ 短編(予定) ブリュンヒルデ、タワー、ルルア めえど単発一枚絵1 一枚絵 (08/11/26)、ガーベラほか めえど単発一枚絵2 一枚絵 (08/12/11)増えてきたので分割、オディエットほか 何かのテンプレ 一枚絵・テンプレ メディシス、フェドトヴナ 阿倍野誠明の死因X 一発ネタ・コラ 阿倍野誠明 赤鴉 - 08年10月29日更新 題名 ジャンル 備考/関連 ねんどろ風メード イラスト:08/10/29 第7弾ハイディ追加 あるメードの肖像画 一枚絵 柊華 Cet - 13年12月03日更新 題名 ジャンル 備考/関連 命だけでは足りない 連載 完結、トリア、ミテア、ホルン、ララスン・H・カーン etc. トリアというエース 連載 完結、トリア、シーア、ホルン、ミテア etc. 窓の令嬢と 連載 完結、ファイルヘン、クナーベ etc. 時は五月 連載 完結、ファイルヘン、クナーベ etc. ノスタルジーについて 連載 完結、トリア etc. ペーパープレーン 連載 完結、シュワルベ etc. 昨日 連載 完結、クナーベ、ヴァン・フォッカー etc. 明日 連載 完結、ファイルヘン、クナーベ、ヴァン・フォッカー etc. 青 連載 完結、ブラウ、トリア etc. ibis 連載 完結、ブラウ、トリア etc. Providence 連載 完結、オービエ etc. 赤い少女と幾つかのメタファー 連載 完結、シーア etc. 涙の通り道 連載 完結、ブラウ etc. FRAGMENTS 連載 完結 ベーエルデー戦争講話 連載 13/12/03更新 空の彼方 読みきり シュワルベ、トリア etc. 別れ 読みきり ※文体を模倣してみた 終わらない夢の中で 読みきり ※黒参照、シュワルベ etc. 残響 読みきり ゴーガ・ツ・ヴァエー etc. Can you see all? 読みきり ※ここではないどこかで、シーア、ララスン・H・カーン etc. 翼色のラプソディ 読みきり アズ etc. girl s time 読みきり ファイルヘン 残念な短さ 1947青 読みきり シュワルベ etc. Thinkers 読みきり ファイルヘン、クナーベ あかつき 読みきり シュワルベ etc. idea 読みきり ジークフリート 太陽になりたかった 読みきり ※ここではないどこかで リナリア 読みきり パピヨン 読みきり 誰が為に 読みきり シュワルベ ラブレターの書き方 読みきり やみよの邂逅 読みきり エフェメラ Zero 読みきり ゴーガ・ツ・ヴァエー、チューリップ、シーア etc. カトレア 読みきり エフェメラ etc. 白昼夢 読みきり ブラウ etc. 蜉蝣抄 読みきり エフェメラ etc. オーニロ 読みきり ブラウ、エフェメラ etc. スナッチャー 読みきり アズ 夢 読みきり 最初の二行はとある作品からの引用 僕は詩情を解せない 読みきり リナリア etc. くらやみを歩けるということ 読みきり オービエ etc. 傘に関するスケッチ 読みきり ファイルヘン、クナーベ 世暦1982年、ベーエルデー戦争に関する政府演説 読みきり That s my pleasure 詩 鎖の夢 詩 鳥の夢 詩 トリア、シーア、ヴィルヘルム・エーレンハイト etc. bluehand 詩 アズ etc. black sheep より 詩 何度数えてもぜろになる詩 詩 放課後胡乱気時間 Maid学園 幻想即興曲 Maid学園 セルバンテス - 09年12月15日更新 題名 ジャンル 備考/関連 楼蘭の武者とクロッセルの兎達 連載 飛騎丸他 空戦メードのあの人 一枚絵 チューリップ マリー店長と奇妙なお客様 漫画 マリー・ウィルソン、アルラーナ他 女主人日記 日記 09/12/15更新、マリー・ウィルソン、ペンドラゴン他 捜査官候補生 - --年--月--日更新 題名 ジャンル 備考/関連 諦めないこと、笑顔でいること 読みきり 風蓮、凛翠、かざま 叢魔 - --年--月--日更新 題名 ジャンル 備考/関連 戯言 読み切り - コメントフォーム 各作品の感想などはこちら。 Legendnize 懐かしい彼がでてるなぁ。 そういえばこの時点で怨さんルートとも言うべきこのシナリオ上でシリルやエルはどー活動しているんだろう。 バレずに諜報してたりするんだろうか。 あと軍事正常化委員会の設定を見直してふと思ったことが一つ。 仮にコア工学なんていう学問分野が構築されて、コアによって生じる現象全てに説明と再現が出来るようになったらそれは”オカルト”なんだろうか、と。そもそもオカルトという定義はどうなるんだろうか。 と 駄文失礼 -- (店長) 2011-04-04 19 44 30 Legendnize>楽しみに待っておりましたよー! 相変わらず怨是殿節が散りばめられていて、良い感じです! ところで、何かこのシリーズ読んでて、どこかで感じた空気だなぁと思ってたら、銀英伝と同じ空気だったんだと、最近思いましたwwww そして、そう、それでいいんです、怨是殿の考えも一つの正解です!好きなようにやっちゃって下さい!ww -- (天竜) 2011-05-06 17 57 08 >肉吐く 混沌としたいかにもアジア的な雰囲気は大好きなんですが、ネタ的にわかる人が少なすぎます…! 途中、マハーラ人だしレイチェルが「チュカラー!」と叫びだすんじゃないかと不安に略。 -- (神父) 2011-06-05 20 42 51 Legendnize>ちょwwwプロミナのドSモード来たwwww これもまた一つの可能性、キャラの能力値割り振りが少し違うだけで全く別な展開になる・・・これがFSWの醍醐味ですよね!怨是殿この先のぷろみーの暴走に期待しております!! そして、銀英伝、恐らく怨是殿ならかなり気に入ると思いますよ~!かなりお勧めです! あ、それと私信ですが、遅ればせながらようやくこちらもぷろみーの過去話の一話をUP出来ましたw -- (天竜) 2011-06-09 23 12 09 赤い少女と幾つかのメタファー>難しい。けど、引き込まれる。シーアと、シーアに瓜二つの少女が出会うシーンはもう、おそるおそる読んでました。あれッスね。エピローグまでいってからもう一週、二週すると意味が解ってくる部分とかもあって、何ともトリップ感のある作品でした。ただ欲を云えば、母親とのやりとりをもうちょい掘り下げて欲しかったです。 -- (怨是) 2011-07-03 12 37 09 シーアはホントに魅力的な少女です。言うなればこの世界FoMのヒロインといっても過言ではないくらい。そして私くらいの年ごろにありがちであろうことに、人文作品的な何かを書こうとした結果あのような作品ができあがりました。母親に関してのやりとりは意図的に省略したりもしたのですが、多分もっと別の意味での掘り下げが必要だったのではないかという思いに駆られております。感想ありがとうございました -- (Cet) 2011-07-03 14 07 04 No rose without a thorn. > 完結お疲れ様でした。シリルのちょっと成長したけどまだまだ青臭い部分が存分に楽しめました。戦場の青春ってこんな感じなのかなって。ルルア視点、エルフィファーレ視点からとか、まだまだ語れる部分はいっぱいあると思いますが、ひとまずめでたしめでたしですよね。うん。 -- (怨是) 2011-07-21 17 23 49 勢いと批判的視点と銃とかで出来てるような作品ですが、感想ありがとうございます。あとでエピローグと後書きと感想返しを挙げますので、きちんとしたのはそっちでやろうと思います。 -- (エルス) 2011-07-22 13 23 26 Vの乙女 - Known un Known > 日常編というには何だか薄ら寒い雰囲気を醸し出してた三話からの、不穏な一話っていうのがいいよね。此処からの動向が非常に気になる。あとユンハンスの台詞回しがどことなく嫌みめいてて、実に俺好みw -- (怨是) 2011-07-22 22 18 21 少し長くなったのでスレッド掲示板の方に投下しました。 http //www3.rocketbbs.com/731/bbs.cgi?id=igyou mode=res no=143 -- (LINE) 2011-07-31 21 19 25 名前 コメント すべてのコメントを見る ログ
https://w.atwiki.jp/sol-bibliomaniax/pages/212.html
とある恋の物語 ファヒマの場合 「逆襄さん!!」 嬉しそうな男の声に振り向いた、学園序列6位【キングオブインサニティ(狂気の王)】経世逆襄(けいせい ぎゃくじょう)は、笑顔のまま走ってくる武器を持った男を見て一瞬思考停止を起こした。 この場合の行動は、 ①とにかく逃げる。 ②迎撃する。 ③先手必勝。先制攻撃。 「FREEEEEEEEEEEEEEEEEEZE!!!!!!!!!!!!!!!」 ④とりあえず近付くのを阻止 幸いにも相手は律儀にぴたりと動きを止めた。驚異的なバランス感覚で足を踏み出した姿勢のまま停止する。 「どうしたんだい? 南王」 「どうかしてるのはお前のほうや! 武器持って走ってくんな!!」 「これは失礼。南王の姿が見えたのでついうっかり」 「お前なぁ……迎撃されても知らんぞ」 「まあ、はじめの一撃くらいなら避けられますよ。きっと」 ゆっくりと足を地面に下ろして、序列62位【ホーンデットアックス(怪奇斧男)】四十物谷宗谷(あいものや そうや)は礼儀正しくお辞儀をした。彼はイーストヤードに本拠地を置く調査事務所の所長である。学園のサウスヤードを仕切る逆襄とは繋がりがなさそうに見えるが、共通の知人を通して顔見知りである。間に7人はさめば間接的に世界中の人と繋がるなどという説もあるが、そうでなくても情報網や道路交通網が発達した現代、世界は確実にせまくなっている。 「で、何の用や?」 「今夜うちの事務所で飲み会するんだよ。契約社員とかアルバイターも含めて。よかったら南王も来ないかと思って。酒代は勿論僕が持つし、たまには男同士でじっくり飲み明かしましょうよ」 なぜか男同士の部分に力を込めて宗谷は言った。逆襄は首をかしげる。宗谷が素でなにかを企んでいるのはいつものことだが、その行動が自分に関わってくる理由が思いつかない。 「そんな野郎ばかりの飲み会の何が面白いんや?」 「事務所の女の子もいるよ…………だいたい無意識のうちに周囲女だらけハーレム状態の男がいう台詞じゃないだろ」 後半は本人に聞こえないように口の中だけで言う。首をかしげる逆襄と目が合うと、宗谷はにこりと笑って見せた。しかし、天然で歪んでいるその性格を知っているものは笑顔を見て逆に警戒する。 「…………ま、今日はライブもあらへんし行くわ」 「ありがとうございます」 「あ、奏たちも誘っていい」「たまには他のリンクの人とも交流を深めてみないかい?」 逆襄の言葉を遮って、宗谷は言った。彼が人の話を聞かないのは本当にいつものことだが、ここまであからさまに話を遮るのは珍しい。逆襄は宗谷をにらんだ。宗谷はにこりと笑った。 「こう……落とし穴とか金だらいとか用意されてる展開じゃ……」 「被害妄想だよ。どっきり作戦とかじゃないから安心して。もしドッキリだったら、僕は斧で自分の首を切り落として差し出すというパフォーマンスにチャレンジするよ」 「そんな死のイベントいらん!!」 学園都市トランキライザー 世界大戦により国家が崩壊し、人々が戦争と貧困と不安に苦しめられる時代に活躍し、現在のような企業が世界を統治するシステムを確立して世界を安定に導いたとされる十二の巨大企業――通称、黄道十二協会の一翼である双子座ライザーインダストリーが次世代を担うための人材を育てるため、旧東京に作った巨大学園である。 他に類を見ない、あらゆる職種であらゆる立場の人材を受け入れるという姿勢は世界的にも評価が高く、大企業の重役の子息や著名人の親族からスラム街の子どもや犯罪者の血縁者まであらゆる才能ある生徒が世界中から学園に集う。 とはいえ、いくら才能ある人物たちといっても所詮は4~5歳からせいぜいは二十代前半の子ども。失敗することもあれば、友達との交流に花を咲かすこともあり、青春を謳歌することも、恋愛をすることも、中には婚約や結婚までしてしまうものもいる。 狂っていても、普通ではなくても、死と隣り合わせでも、天才と鬼才と異才ばかりでも、それは確かに青春のひとコマなのだ。 「……このリンク、こんなにいたんか」 「えーと、全体の六割くらいですね。集まってるのは」 飲み屋を一軒借りきっての飲み会だというのに、集まった人の量で室内はやや狭く感じる。集まっている人も、人種、性別、年齢、ランキングともにまちまちだ。さすがにトップランカーが固まっている上座付近に近付いてくるひとは少ないが、それでも時折勇者が酒のボトルを抱えて挨拶にやってくる。 逆襄はテーブルを見渡した。向かいには宗谷が座り、その隣では四十物谷調査事務所の序列233位【ドリームタイム(神様の夢見る時間)】御神本揺蘭李(みかもと ゆらり)がこっくりこっくりと船を漕いでいる。酒を飲み過ぎたせいではない。彼女はいつもそんな感じだ。 背後では、序列265位【サンクタム(聖域)】正月聖(まさつき ひじり)と序列96位【ナハトイェーガ―(夜の狩人)】朧寺緋葬架(おほろでら ひそか)は平気な顔で30度を超える強い酒を飲みながら、最近東南アジアで起こったテロ事件の話題をしている。つまり逆襄は、完全に四十物谷調査事務所のコアメンバーに包囲された状況だ。 「……ところで、残り二人はどうしたんや?」 逆襄はぐるりと見渡して、四十物谷調査事務所のコアメンバーのうち二人が見当たらないことに気づいた。 「ああ、ジョフはほら、アボリジニでしょう? 彼らはアルコールを分解する酵素が先天的にほとんどないんですわ。だから酒の席がある時はいつも留守を任されてくれるんですのよ。ファヒマのほうは……来てるはずですけれども」 なぜか背後にいた緋葬架が答えた。彼女は何かを探すように視線を巡らす。そして柱の陰に隠れるようにしてこちらをうかがっている序列210位【シャハラザート(物語を紡ぐ姫君)】ファヒマ・エルサムニーを発見して手を振った。 「ファヒマ、貴女もこちらにいらしてくださいな。貴女は逆襄さんとも旧知でいらっしゃるのですし、きっと会話も弾みますわよ」 「会話ねぇ……」 ゆっくりとファヒマは柱から離れた。今日の彼女は繻子のドレスを着ていた。細い身体が細身のドレスのせいで折れそうなほど細く見える。彼女は中東出身のはずだから、100年も前ならこんな服は絶対に着れなかっただろう。 まっすぐな長い髪と華奢な身体という思わず守ってあげたくなる女の子を体現しているファヒマは、静かに口を開いた。形の良い唇が開き、 「こんな空気中を漂う埃なみの男とどう会話をすればいいと?」 猛烈な毒を吐きだした。 「…………」 「あ、喋らなくてよろしいですよ、逆襄。地球の貴重な酸素の無駄です。貴方程度が喋りたいのでしたら、光合成ができるようになってからにしてください。それが無理なら、死んで世界のすべての生態系の構成員に謝罪するべきです。空気を汚してごめんなさいと!」 「…………相変わらずやな。ファヒマ」 【シャハラザート(物語を紡ぐ姫君)】ファヒマ・エルサムニーは四十物谷調査事務所のコアメンバーの一人で、世界的に有名な童話作家でもある。しかしその華奢で可愛らしい外見と、童話作家という優しげな副業に反し、毒舌で有名である。否、毒舌を越えて罵りに近い。「それがいい!!」というコアなファンもいることはいるが、ほとんどの人間は彼女の毒舌を聞いた瞬間、凍りつく。もっともその毒舌は、親しい相手や好意を持つ相手のみに向けられるのでファンや記者がその餌食になることは非常にまれである。 そしてその性質上、南王にひそかな好意を寄せるファヒマは、必然的に南王・逆襄に対しては悪口と罵り言葉しか向けられない。ツンデレここに極まりである。 凍りつく空気に、流石の宗谷もフォローを入れる。 「すみません、南王。ファヒマは久しぶりだから照れているんですよ。ほら、彼女の毒舌は今に始まったことじゃないでしょう?」 「これであの繊細な絵本を書くんだから、世の中不思議ですわ」 ぼそりと緋葬架が余計なことを言う。 校内では忘れられがちだが、ファヒマの本業は調査ではなく絵本作家である。【シャハラザート(物語を紡ぐ姫君)】のエイリアスも、元々はそちらからついた名前だ。 「あらあら、その低俗な脳で私の素晴らしい物語を読めたなんて人類の神秘ですね」 「ファヒマ……」 フォローもツッコミも、ファヒマの毒舌はまとめて粉砕した。慣れている事務所の面は各自聞き流すか無言で天井を仰ぐ。 「ファヒマ、その好きな相手にほど酷いことを言うくせやめたほうがいいよ」 「所長もいちいちうるさいですよ。もう喋らないでください。空気も貴方のつまらない言葉を他人に伝える手伝いをしているほど暇じゃないと思いますわ。貴方ごときに空気を使う権利などありませんよ」 「酷いことを言う」 そう言いながらも宗谷は笑っている。何が周囲で起こってもそれなりに流せるのは、もはや宗谷の特技に近い。その様子を眺めながら、逆襄は苦笑いを浮かべた。 「ファヒマ……ホントに相変わらずなんやな。東でうまくやってるっていうような話をカゴモから聞いとったん」「うまくやってると言うよりは、周囲が順応してんだよ」 麦酒をあおりながら、斜め後方の聖がぼそりと呟いた。ファヒマがむっとした顔をするが、彼はそちらを見ないように明後日の方向を向く。 「……そうか。ファヒマ、お前も子どもとちゃうんやからもっと」「空気以下のゴミ屑に私に意見する権利があると思って?」「……すまん」「南王、そこは謝っちゃいけないところだ」 どんどん冷えていく会話に、宗谷はため息をついた。そしてファヒマの首根っこを掴む。 「ちょっと席はずします」 「お、おお」 「ちょっ、離しなさい! 所長のセクハラ!! 事務所の裏手に積んである段ボール並みの存在で私の首根っこを掴むなんて……引っ張らないでください!!」 宗谷はファヒマを引きずって裏口の方へと消えた。下座の下位ランカーたちがそれを見て慌てて道を譲ったため、裏口に向かって謎の花道が出来る。 「……あれ、大丈夫か?」 「平気ですわよ。いつものことですわ。それより、杯が空ですわよ。何かお飲みになりません?」 今にも後を追いそうな逆襄の気配を察して、すばやく席を移動した緋葬架と聖が酒をつまみを山盛りにする。さらに空気を読んだ下位ランカーが集まってきて逆襄の行く手を塞ぐ。 「さあさあ、飲みましょう」「すみません、鳥の手羽先追加で」「南王、飲み比べしませんか? いい酒があるんですよ」「いや、でもあれ」「いつものお説教ですよぉ。気にしちゃだめですぅ」「そうそう」 逆襄はノリと押しに弱かった。勧められるままに杯に手を伸ばす。 「…………いいのか?」「いいんです」 聖は言いきった。 店の裏手まで賑やかな気配が伝わってくる。それを背に、宗谷はため息をついた。 「ファヒマ……」 「分かってます。すごく分かってます。ごめんなさい」 つい先ほどまでとはうって変わって落ち込んだ様子で、ファヒマは膝を抱えた。裏口の薄汚れたコンクリートの上だということも気にしない。 「……罵倒したいわけじゃないんです。所長も申し訳ないことを言いました」 「いいんだよ。慣れてるから。でもさぁ、君は逆襄さんのことが好きなんだろう? なのにいつも素直になれなくて顔を見ると酷いことを言ってしまう。そういうから、わざわざ飲み会に逆襄さんを連れてきたのに」 「それだから、わざわざ柱の陰に隠れてたんですぅ!!」 めそめそとファヒマは泣きごとを言う。先ほどまで自分は宇宙一偉いと言わんばかりの態度を取っていた人間とは思えない。いつものことだが、好きな相手の前とそうでもない場合の落差に宗谷は感心する。 「何故だ……何でお気に入りの前だと強気になるんだ? 後で後悔するくらいなら素直に」「好きな人には弱みを見せたくないんです!」「むしろ嫌いな相手やどうでもいい相手に弱みを見せちゃだめだと思うよ。というか、君のあれはぜひとも嫌いな人にしないといけない態度だと思う。一般的には。いや、まて……でも一般的じゃないとしたら……」 宗谷は悩み始めた。悩むポイントがずれている。 好きな人に自分をよく見せようとするのは珍しくもない行為だが、好きな人を罵倒する人間は珍しい。いったいどういう精神構造になっているのだろう。しかし罵倒される相手がそれを望んでいるのなら、そういう関係はむしろ理想的なはずだ。答えの出ない問題をずれた脳みそで宗谷は考える。しかしまったく結論が出なかったので、途中であきらめた。 「で、戻って謝れそう? ついでに告白できそう?」 「無理! きっとまた悪口言います。それに告白なんて……自称婚約者やら許嫁やら元パートナーやら超トップランカーやら強烈な女性陣にブロックされて、私なんて近付くことも……」「いや、君なら平気だろう」 半ば以上本気で宗谷は頷いた。あそこまで人の心を挫く悪口は言おうと思って言えるものではない。 「黙りなさい、このハウスダスト!!」 「照れると相手を罵倒する癖、本当にやめようよ」 「私だってやめる努力はしています! 実になってないだけで!」 「それは俗に無駄な努力というんじゃないかな?」 日本語表記できないうめき声を上げて、ファヒマは落ち込んだ。それを見下ろして宗谷は肩をすくめる。 「とりあえず……戻って謝れそう? それとも今日は帰っておくかい?」 「…………返りたくないけど、謝れない」 「選択肢の意味を粉砕するのやめてくれないか?」 宗谷は再びため息をついた。だがその表情はどこか楽しそうだ。 「ま、このままじゃいつまでたっても進歩しないし、これはいい機会だと思って頑張ってみれば?」 「でも……きっと逆襄は私のこと嫌いです」 ファヒマは視線を足元に落とした。薄汚れたコンクリートがうつる。 「大丈夫だよ。もしそうならわざわざ飲み会になんて来てくれないって。それに逆襄さんはどMだから、きっとファヒマのことを許してくれるよ。いや、ゆくゆくはそれが快感になって」「なるか。まったく、席はずしたまま帰らないから見に来れば……お前ら、何をあやしい会話しとんのや」 唐突に割り込んできた声に、二人は跳び上がった。相手が誰だか分かっていても反射的に身構える。 「……逆襄さん、どこから聞いていたんだい?」 「ドMからや」 「……逆」 ファヒマは沈黙した。「謝れ!」と宗谷はジェスチャーで挨拶する。が、 「ふっ、他人の話を立ち聞きするなんて本当にゴミ虫ですね!!」 逆襄は目を点にした。宗谷は明後日の方向を向いて遠い目をする。 「お前なぁ……」「ですから、喋らないでください。カロリーの無駄です。貴方のような人類最下層の生き物を生かすために犠牲になってくださった動植物に申し訳ないと思わないんですの? 本当に貴女は愚かな生き物ですね」「お前、そんなに俺が嫌いか?」「逆襄さん、逆業さん」 見かねて宗谷はファヒマの口を塞いだ。 「逆襄さん……嫌いなら、こんなに絡んできたりしませんから。ねえぐふっ」 ファヒマのヒールの靴が宗谷の足の指を踏みつけた。宗谷は静かになる。 「ファヒマ……」 「こんな愚民の発言を聞いていると貴方も阿呆になりますよ。ああ、もう手遅れでしたわ。すでに生きたまま脳が溶け出していますからね」 「分かった。もう分かった。話しかけて悪かったから、機嫌直せ。また、また今度な」 翌日、ファヒマは逆襄に酷いことを言ってしまったという自己嫌悪とせっかく会えたので早々にお別れになってしまったことへの後悔と落ち込みのあまり出勤してこなかった。 おわり
https://w.atwiki.jp/untworld/pages/26.html
神聖アルビオン帝国 国名英語表記 Holy Albion empire(HAE) 国家体制 立憲君主制 国家元首 皇帝(現在はアルビオン一世陛下) 帝都 ロンディニウム 面積 244,820km² 人口 60,270,708人 人口密度 246人/km² 国旗 1206804932.gif 国歌 All Hail Albion! 標準時 UTC 建国 箱庭歴第5期 政治 行政 規定上は、行政権は皇帝陛下が宰相に委任したものとされている。そのため、どんな法令(憲法を除く)よりも、勅令は強い効力をもつ。 行政組織の長は宰相。現在は初代宰相として、オスマン・アウグスタ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー公爵が着任している。宰相以下行政府の長は宰相によって指名され、神の化身である偉大なる皇帝陛下によって任命される。閣僚は、半数以上は貴族院議員でなくてはならないという規定があり、平民でも閣僚となる資格はあるが、前例はない。 議会 規定上は、立法権は皇帝陛下が帝国議会に委任したものとされている。 帝国議会は、庶民院と貴族院からなる二院制で、両院の権限は対等である。先議の議院で可決、後議の議院で否決となった場合も、先議の議院の三分の二以上の賛成で可決できる。このため、宰相府が貴族院から議案を通すことが常となったため、年間に宰相府が提出する法案の最低でも半分は、庶民院を先議としなくてはならないという規定がある。また、全会一致の賛成で可決しても、皇帝陛下が拒否すれば、即廃案となる。 政党 先日行われた第一回庶民院総選挙では、帝政アルビオン党が第一党となり、第二党として右派アルビオン連合党が続く。少数政党として、国家社会主義アルビオン労働者党、アルビオン社会党、自由アルビオン民主連合、アルビオン共産党がある。国家社会主義アルビオン労働者党は帝政アルビオン党と連立を組む。 帝国議会庶民院 定数400 与党 帝政アルビオン党:215議席 国家社会主義アルビオン労働者党:25議席 与党小計:240議席(占有率60%) 野党 右派アルビオン連合党:123議席 アルビオン社会党:17議席 アルビオン共産党:5議席 自由アルビオン民主連合:15議席 野党小計:160議席 主要政党紹介 与党 帝政アルビオン党(右派) 略称は帝政党。内政においては、世界一の強国を目指すべしと主張し、富国強兵政策を推し進める。 国家社会主義アルビオン労働者党(極右) 略称は国社党。内政においては、国民はあらゆる面で国家に協力べしと主張する。共産党とは非常に仲が悪い。 野党 右派アルビオン連合党(中道右派) 第一回選挙直後に、弱小政党、無所属議員らがアルビオン臣民党に合流し、成立する。一応中道右派に分類されるが、内情はやや左よりの議員から国社党より右ともとれる議員まで様々で、与党や共産党からは「寄せ集め政党」と言われることも少なくない。 アルビオン社会党(中道左派) 高負担高福祉、所謂、北欧式重福祉政策を主張する。対外的には他政党とは一線を画した平和主義政策を主張し、徴兵制の廃止、軍縮、対外戦争の放棄を主張する。 アルビオン共産党(左派) 現在の政治を貴族専制と批判し、貴族院廃止、徴兵制廃止、閣僚へ平民を採用すること、格差是正を掲げる。日本共産党とも接見がある。国社党とは非常に仲が悪い。「騎士制度廃止法案」提出の中心となった。 自由アルビオン民主連合(中道) 略称は自民連。臣民の権利拡大、市場開放を掲げる。閣僚への平民の採用など共産党と共通する政策もあるが、協力することはほとんどなく、基本的に別の路線を歩む。 帝国議会貴族院 定数100議席 神の化身である偉大なる皇帝陛下による勅撰と、貴族間の相互互選。 公侯爵は無条件で終身議員となる。家督相続の際は、相続者が議員としての権利を受け継ぐ。 伯子男爵は、勅撰されたものは終身議員に、勅撰から外れた場合は、相互互選によって、任期七年の有限議員となる。家督相続な際は、終身議員であれば陛下の審査があり、通れば議員の権利を相続し、却下されれば、終身議員が新たに選ばれるか、相互互選で有限議員が選出されるかを陛下が判断される。有限議員であれば、相互互選で空席を埋める有限議員が選ばれる。 尚、終身、有限にかかわらずその権利は対等である。 司法 規定上は、司法権は皇帝陛下が各司法院に委任したものとされている。 帝国の最高司法機関は、帝都ロンディニウムにある最高司法院である。下級裁判所として本国に四か所。各地方の中心都市に高等司法院。231か所に地方司法院、民事司法院がある。 また、特別裁判所として、現役軍人を裁く軍事司法院。皇室に対する犯罪(大逆罪や不敬罪など)を裁く皇室司法院がある。 各裁判所は、神の化身である偉大なる皇帝陛下の名のもとに裁判を行う。 経済 通貨 帝国の通貨単位はエキュー。補助通貨としてポンズ(1エキュー=100ポンズ)が用いられている。流通する貨幣は紙幣が2000エキュー、1000エキュー、500エキューの三種類。補助貨幣として、100エキュー、50エキュー、25エキュー、10エキュー、1エキュー、10ポンズ、1ポンズの七種類の硬貨がある。 レートは、1エキュー=1Nuである 産業 業部省の調べでは、第二次産業の割合が全体として高めだが、第一次、第三次産業の割合が低いことはなく、バランスがとれている。 歴史 一度は統一されたイギリス。しかし、イングランド王朝崩壊とともに再び分裂した。統一をかけた争いがおこなわれる中、イングランド=テゥーダー王朝はその勢力範囲を広げ、ブリテン、北アイルランドを統一し、神聖アルビオン帝国として建国。現在に至る。 尚、旧王朝時代の伝統を払拭し、全く新しい歴史を築くという理由から、建国後、勅令により主な地名は改められた。 領土 欧州北西。ブリテン島とアイルランド島北部を領土とする。南部の白い崖から、「白の国」とも呼ばれる。 本国 ブリテン島及び北アイランド 帝国の本国であるブリテン。島の中央からやや南寄りには皇帝陛下の居城である大アルビオン宮殿があり、そこを中心に帝都ロンディニウムが広がる。中世の貴族制度が今なお残り、大陸の土地は、皇室領と貴族領・庶民領に大別できる。皇室領は所謂国有地。貴族領・庶民領は所謂私有地で、貴族領だからと言って貴族による封建支配があるわけではない。 帝都ロンディニウム 旧称ロンドン。ブリテン島の中南部に位置し、皇帝陛下の居城である大アルビオン宮殿を中心とする城下町。宰相府をはじめとする行政機関。帝国議会議事堂、最高司法院などがある。協定世界時(UTC)の基準となっている旧グリニッジ天文台がある。 行政を担う直轄市長は、宰相が指名する。 サウスゴーダ地方 旧称イングランド。ブリテン島南部に広がる地域で、帝都ロンディニウムの周りにある。皇帝陛下の御先祖であるテゥーダー王家の勢力地域であった。そのため、大部分は皇室領である。 中心都市:シティ・オブ・マチルダ(旧称サウザンプトン) ノースゴート地方 旧称スコットランド。ブリテン島北部にあり、比較的早くからテゥーダ-王家に従った地域。約5分の3は、ツェルプストー公爵家の領地である。 中心都市:オリヴァーズ(旧称エディンバラ) キングダム・オブ・ウェスト地方 旧称ウェールズ。ブリテン島南西部テゥーダ-王家がはじめに従えた地域。大部分が皇室領とオルレアン公爵家の領地。 中心都市:コルバード(旧称カーディフ) ウェルランド地方 アイルランド北部。テゥーダ-王家が最後に従えた地域。大部分は皇室領だが、中央部から東部は皇帝家の譜代貴族の領地がある。 中心都市:シティ・オブ・ギトール(旧称ベルファスト) リュティス島 旧称マン島。アイルランド島とブリテン島の間に浮かぶ島。皇室直轄領に指定されており、直轄領執政官による統治がおこなわれている。帝国宇宙開発の最前線である、リュティス宇宙センターがあり、「帝国内で最も宇宙に近い島」と呼ばれている。 ヴァーミリオン諸島 旧称チャンネル諸島。リュティス島同様皇室直轄領として、直轄領執政官が統治する。 海外領土 本国以外の領土。エリア、テリトリー、プロビンスの三種類に分けられる。 現在、帝国は海外領土を有していない。 エリア 属領。本国から派遣される総督によって統治される。エリアの区分は、3ランク(衛星、途上、矯正)に分けられ、治安やその他内政の状況などで本国が決定する。上のランクほど自治権が拡大される。 現在、帝国はエリアを有していない。 テリトリー 海外の直轄領。本国から派遣される執政官によって統治される。皇室直轄領よりは自治権が大きいが、海外領土の区分の中では最も自治権が狭い。 現在、帝国はテリトリーを有していない。 プロビンス 自治州。本国とエリアの間の区分。民選の知事によって統治され、本国から派遣される監査官によって監視を受ける。衛星エリア以上の自治権を認められ、属領の区分の中では、唯一自治議会の設立が認められる。 現在、帝国はプロビンスを有していない。 身分 帝国における身分制度は、神の化身である偉大なる皇帝陛下を頂点として、皇族、貴族、騎士、平民に分けられる。 皇族 皇帝陛下の一族。帝国で唯一大貴族の上座に座れる存在。 皇帝:シャルル・ジ・アルビオン(アルビオン一世) 第一后妃:マリアンヌ・ヴィ・アルビオン 第二后妃:ニーナ・エル・アルビオン 第三后妃:アリス・リ・アルビオン 第四后妃:ミレイ・ラ・アルビオン 第五后妃:フランドール・ウィ・アルビオン 第一皇子:ウェールズ・ヴィ・アルビオン(皇太子) 第二皇子:グレース・リ・アルビオン 第三皇子:シュナイゼル・エル・アルビオン 第四皇子:クロヴィス・ラ・アルビオン 第五皇子:ルルーシュ・ヴィ・アルビオン 第六皇子:ジェームズ・ウィ・アルビオン 第一皇女:ノーレッジ・エル・アルビオン 第二皇女:コーネリア・リ・アルビオン 第三皇女:ユーフェミア・リ・アルビオン 第四皇女:スカーレッド・ラ・アルビオン 第五皇女:ナナリー・ヴィ・アルビオン 第六皇女:レティ・ウィ・アルビオン 第七皇女:ルーミア・ウィ・アルビオン (第六、第七皇女殿下は双子) 貴族 爵位をもつ者とその一族。公侯伯子男の五爵からなり、領地をもつ。 公侯爵は無条件で貴族院終身議員となり、伯子男爵は、皇帝陛下より勅撰されたものが終身議員となる。勅撰から外れた貴族も相互互選で任期7年の議員を選ぶ。 騎士 本来、騎士とは領主に忠誠を誓い、戦場で馬を駆り戦うものであるが、現在のアルビオンでは一種の勲章のようなものである。騎士位を得たものは終身、騎士年金の給付を受ける。その額は、出身身分や功績により様々である。貴族でも騎士位の授与は可能である。社会、共産、自民連による制度廃止法案が議会で審議されたが、廃案となった。 平民 皇籍、貴族籍、騎士位の何れにも属さない臣民。議会庶民院議員を構成するのも平民である。本国定住者には本国市民権が付与される。これにより、帝国議会への選挙権などを得る。 外交 国際連盟へ加盟している。 世界枢軸条約連合加盟国。 北大西洋条約機構加盟国。 以下の国家と国交を持つ。 中華人民共和国(中阿基本条約) フレデリカ公国(神聖アルビオン帝国とフレデリカ公国との間の基本的友好関係に関する条約) 以下の国家と戦争状態にある ソヴィエト連邦社会主義共和国 ドイツ民主共和国 軍事 徴兵制で、満20歳以上の男子には3年間の兵役義務がある。 統合幕僚総長:ミゼット・ド・クローベル公爵 総兵力100万5000 尚、この数字は大体のもので、詳しいものは国家機密事項。 各軍詳細 陸軍 参謀総長:陸軍元帥レジアス・ド・ゲイズ伯爵 陸軍兵力:30万 海軍国であるためか、「帝国陸軍は量より質で勝るべし」という教訓が古くからある。 陸軍の主力となっているのは、陸戦用人型機動兵器ナイトメアフレーム(部隊名などは機動騎士ともされる)である。ナイトメアは高い機動力を誇り、主に敵陸上部隊の撃破を行い、敵拠点の制圧なども可能。現在前線で活躍するのは、第五世代ナイトメアフレーム「サザーランド」である。主力部隊である機動騎士隊は、ナイトメア中心に、援護を行う機甲隊と砲兵隊で構成される。ナイトメアを始め、陸軍兵器は基本的に国産でまかなわれている。 海軍 参謀総長:海軍元帥カリム・フォン・グラシア侯爵 海軍兵力:40万 帝国は島国である故、必然的に海軍国である。北海、大西洋に艦隊を展開している。海軍艦船も、旧王朝時代に世界の工場と例えられたころより、国内で製造されている。 空軍 参謀総長:空軍元帥クロノ・フォン・ハラウオン伯爵 空軍兵力:10万 空軍は、他国に比べて少々大規模である。これは、航空戦艦を多数所有しているためである。現在の主力はアースラ級航空戦艦、アヴァロン級航空戦艦、ウィリアム級飛行航空母艦である。航空戦艦は、空対地、空対空攻撃のほか、少数だが艦載機も搭載可能である。飛行空母はそれ自体の戦闘機能は極めて低く、基本的に周囲に護衛を伴う。 宇宙軍 参謀総長:ジェイル・フォン・スカリエッティ子爵 宇宙軍兵力:5000 軍隊というよりは宇宙開発を行う機関である。「宇宙空間に浮かぶ人工衛星は国防上重要なもの」という概念のもと設立された。一応軍であるため、所属するものは他の三軍と同じ階級を有するが、参謀総長自身も根っからの研究者であるせいもある。そのためか、「軍事基地」ではなく「宇宙開発研究所」にしか見えない。 現在派遣中の地域、部隊一覧 オランダ南西部テロ掃討部隊 総司令官:アンドレアス・シュヴァリエ・ド・ダールトン陸軍大佐 派遣先:オランダ南西部 目的:オランダ南西部地域におけるテロ組織の掃討と、治安回復。 派遣部隊:陸軍より、第八憲兵隊、第十三、第十四機動騎士中隊、第三十七、三十九歩兵中隊。 海軍より、北海第二艦隊 空軍より、北海方面第一航空艦隊 戦況:終戦に伴いオランダでの治安維持活動のみに専念。治安はさらに向上中 旧アメリカ合衆国北東部治安維持軍 総司令官:陸軍中将ギルバート・フォン・ヴァインベルグ伯爵 派遣先:旧アメリカ合衆国北東部地域(ニューイングランド諸州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルバニア州、デラウエア州、メリーランド州相当地域)及びバージニア州、ウェストバージニア州、ケンタッキー州、インディアナ州、オハイオ州、ミシガン州 目的:旧アメリカ合衆国北東部におけるマフィア、武装市民の取り締まりと治安維持、同地域における民主主義、資本主義の維持。 派遣部隊:陸軍より、第七、第九憲兵隊、第一、第三機動騎士大隊、第三十歩兵師団、第四十三歩兵大隊 海軍より、大西洋第四、第六艦隊 空軍より、大西洋方面第三、第四航空艦隊 戦況:北東部地域において治安維持活動を展開。治安は回復傾向にある。また、周辺地域からの要望を受け、部隊は南進、西進し、それに対応するため、本国より追加部隊が派遣さた。なた、NATOや周辺諸国とも協力の上、アメリカ中央臨時政府の樹立を目指す。