約 1,037 件
https://w.atwiki.jp/yukimi0/pages/241.html
「しかし、脆いもんだね。少しは州兵も抵抗してくると身構えたのが馬鹿みたいだぜ」 頬の絆創膏の下が痒いのか、しきりにそこを引っかく少尉が、スレイプニールのデッキの手すりにもたれかかりながら呟いた。 襟元や袖口からのぞいた包帯が痛々しい。ジュール隊との激戦の名残である。あの戦闘で少尉のシグナスは修理不可能な損害を受けてしまった。 「さすがにこれは、直せない」とサイが匙を投げてしまってはもはや打つ手は無い。哀れ廃棄処分となった次第である。 大尉と中尉とシホの搭乗機も事情は似たり寄ったりである。機体の損傷や武器のダメージは甚大で、まともな戦闘は期待できない状態だった。 そのためパイロットたちで話し合い、シグナスから使えそうな部品をありったけ取りだし、それを全てシンのダストガンダムの補修に回すことになった。動けないMSが複数あるよりは、まともに動くMSが1機だけでも確保できたほうがまだマシ、との判断からである。 またもやシンに負担を押し付けることになるため、特にセンセイや中尉やコニールは、忸怩たる気持ちを抑えられないのが正直なところであったのだが。 シンの疲労が蓄積しつつあることも、先の戦闘でさらにそれが増大したことも、シンの精神状況がまた下降しつつあることも、誰もが承知していた。 だがメカニックのサイからして、スレイプニールの修理にかなり手をとられてしまっており、とてもMSの修理に専念できる状態ではなかった。シゲトのみならず、大尉たちも手伝って、何とかダストガンダムの修理だけは終わらせることができた始末なのだ。シンに配慮する余裕はない。 そしてリヴァイブはようやく動くようになったスレイプニールで、レジスタンス軍と合流し州都ガルナハンを目指したのではあるが…… 「東ユーラシア軍のやる気の無さは今に始まったことじゃないわ。統一連合軍が撤退した今、踏み止まるだけの戦意を持つような部隊はいないでしょう」 センセイが冷静に指摘する。 そう、ガルナハンはほぼ無血開城に等しい状態でレジスタンス連合軍の手に落ちたのである。 強者になびき、弱者をいたぶる最低の軍、とレジスタンスから揶揄されることしばしの東ユーラシア軍であるが、その揶揄にたがわず、レジスタンスの侵攻を前にして、彼らは本来守るべき民衆をいとも簡単に見捨てて敗走してしまったのだ。 スレイプニールを含め、戦闘に備えて緊張状態にあったレジスタンス軍は、およそ抵抗らしい抵抗も受けないままガルナハン侵攻を今まさに果たさんとしていた。 「ところで、シンの奴はどうしている? 」 大尉が聞いた。まずそうに煙草をくわえている。いつもと異なる銘柄だ。愛飲している銘柄は、スレイプニールの被弾時に灰と化してしまった。占拠した地熱プラントの倉庫からまずはともあれと煙草を1カートンせしめてきたのだが、いつもだったら「こんな代物は煙草じゃない」と馬鹿にしている銘柄だったのだ。 「これを機会に禁煙されたらいかがですか?」とせっかく中尉が忠言したものの、まずくても無いよりはマシと、我慢して吸っているのがヘビースモーカーたる所以だろう。 「兄貴、またコクピットに閉じこもったままだよ。全然出て来ようとしない」 シゲトが溜息をつきながら言った。大尉の顔がますます渋くなる。煙草とは別の苦い味がその口に広がる。 シンの感情の波が激しいのはいつものことだ。特にここ最近の彼はちょっとしたつまずきで精神的な均衡を欠いてしまう傾向がある。それを理解したうえで、何とかシンをフォローするよう尽力してきたつもりだが……ジュール隊との戦いでもシンの負担を軽減するどころか、皆そろって生き残ることだけに精一杯の体たらくだった。 「まったく、どうにも上手く行かないな。畜生め」 大尉が思い切り宙に煙を吐いた。もはや冬が過ぎ去り、春がそこまで来ている空気の中に、紫煙が溶けてゆく。 しかしシンの問題は煙のように、自然に消え去るのを待つという訳にはいかなかった。 シンがいるのは暗闇の中、星々の輝きの失せた虚空、シンはぽっかりとそこに浮かんでいた。シンは独りだった。 不意に闇の向こうに浮かんだものがある。それは、懐かしい顔だった。 妹のマユがいた。父と母がいた。ヨウラン、ヴィーノ、タリア艦長、アーサー副長、ハイネ、ステラ……そしてルナマリア。 なぜか、誰もが悲しい顔をしていた。涙を流しそうな顔でこちらを見ている。 どうしてそんなに悲しい顔をしているのか。シンは問いかけたかったが声が出ない。叫ぼうとしても喉が震えない。彼らの元に駆け寄りたいが、足どころか指一本動かない。 これは夢だとわかっている。全てを失ったあの日から、もう何度も見た悪夢だ。皆の悲しそうな顔も、動かない身体も、幾度と無く経てきたものだ。 でも、この夢を見ることに慣れることはできそうもない。 ダストガンダムのコクピットの中で、しばしの休息にまどろむシンの額に汗が浮かんでいた。 あと数時間もすればガルナハンに到着する。道中さしたるトラブルも無く、先行しているレジスタンスの部隊からも異状は報告されていない。スレイプニールの艦橋にもやや弛緩した空気が流れていた。 「モスクワに帰還したら、敵前逃亡で銃殺刑じゃないの? あいつら大丈夫なのかしら」 嘆息してみせるコニールである。敵ながら、ガルナハン州都の中流兵たちの末路を案じてしまう余裕さえ今のレジスタンスにはあった。 「素直にモスクワに帰るわけでもないでしょう。田舎に戻るかどこかに雲隠れするか。今の東ユーラシア政府に、逃亡兵を追う余裕はありませんしね」 ロマが肩をすくめる。こちらも、思いのほか容易にガルナハン制圧が果たせそうなこと、シンにこれ以上の負担を押し付けずに済んだ安堵感にひたっている。 もっとも安堵の原因はそれだけではない。ラドルがそれを指摘した。 「それにしても、ローゼンクロイツもよく我々に指揮を任せてくれましたね。こういったところは、自分たちの存在感を示すために先頭を切るものとばかり思っていましたが…」 ローゼンクロイツの指揮官二人、ミハエルとニコライはこの場にいない。 事後処理や今後のための準備活動だとして、代理のものを残して、一端本拠地に戻ってしまったのである。 確かに統一連合の遠征軍が撤退した現在、二人が陣頭に立って指を取る必要も無いのは確かだ。しかし、落ち目だったローゼンクロイツ復活のアピールとしてこれ以上ふさわしい場所もない、ガルナハン占領にミハエルもニコライも姿が無いというのは、どうにも違和感が残る。 だが、半ば指揮を任された格好のロマにとって、やりやすいのも事実であった。ガルナハン侵攻後については、色々と思うところもあったのだが、さりとてローゼンクロイツの歴々を無視して事を進めるわけにもいなかいジレンマがあったのだが、それに悩まずに済むのは単純にありがたい。 とりあえず大勝利につい浮き足立ちそうになるレジスタンス軍ではあったが、ロマはガルナハンの住人たちにいらぬ不安を与えないよう、暴力行為などゆめゆめ行わないように各組織のリーダーを通じて全軍に通達しつつ、州都の占領を今まさに果たさんとしていたのであった。 彼らの背後で何が起こりつつあるのか予想せず……予想できるはずもなしに。 しばしの砂嵐の後に、モニターに薄暗い情景が映し出される。 無機質なコンクリートの壁。粗末なパイプ椅子に、後ろ手に拘束された軍服姿の男性が座っている。軽い擦り傷などは見受けられるが、どうやらさしたる怪我は負っていない様子だ。 ただし目の下には隈ができており、憔悴しているであろうことは容易に見て取れる。そんな彼の肩を、フレームの外から伸びた手が小突く。 それに促されるように、男性が口を開いた。ゆっくりと、台本を一語一語確かめながら読むかのようにに発言する。 「私、東ユーラシア軍准将、ダニエル=ハスキルは、現在ローゼンクロイツの捕虜となっている。 私は、彼らから東ユーラシア政府にメッセージを伝えるよう依頼された。その内容をここに伝える。 ローゼンクロイツは、悪逆非道な統一連合を我らが母国であるユーラシアより駆逐するために活動し続けている。このたび、ゴランボイの地熱プラントに派遣された統一連合遠征軍を排除させたことにより、我々の強固な意志と実力は、東ユーラシア政府も十分に理解したことと思う」 モニターを見つめる面々は渋い顔をしながら映像を見守っていた。大多数はスーツ姿で、数名は軍服を着ていた。東ユーラシア政府の首脳たちである。彼らの口から舌打ちや溜息はしきりに聞こえたが、視線を逸らす者はいない。 数時間前に届けられたローゼンクロイツからのメッセージ。それは東ユーラシア政府に重大な決断を迫るものだった。 「そこでローゼンクロイツは東ユーラシア政府に申し出る。 我々と共闘し、東はもとより西を含めた全ユーラシアより完全に統一連合を排除して、完全なる解放と独立を果たそうではないか。もしも共闘に同意してもらえるのであれば、我々は現在占拠中の地熱プラントを東ユーラシア政府の管轄に返還する用意がある。 貴殿らの賢明なる判断を期待する。以上がローゼンクロイツ指導者のミハエル=ペッテンコーファーが東ユーラシア政府に送るメッセージである」 「彼奴ら、何様のつもりだ!」 「一度の勝利で調子に乗りおって。傲岸不遜にもほどがある。何が全ユーラシアの完全なる解放と独立だ!」 「飲めもしない要求を突きつけやがって、テロリスト風情が!」 映像が終了し、灯りの戻った室内は、一気に威勢の良い罵倒に満たされた。しかしながら、言葉の勢いとは裏腹に、具体的な方策を述べる人間は一人もいない。 もともと、東ユーラシア政府単独の力ではレジスタンスたちを排除することも、地熱プラントを守りきることもできるはずがなかったのだ。だからこそ統一連合軍の協力を仰ぐ姿勢を見せた上で、獅子身中の虫としてハスキルを送り込んだのである。統一連合とレジスタンスの共倒れを狙って。 モスクワや各地の兵力は温存したまま、地熱プラントの防衛には最小限度の兵しか派遣しなかった。協力は最小限にとどめ、ハスキルには巧妙にサボタージュと作戦の妨害を行わせ、長期戦により統一連合とレジスタンスがともに疲弊したところで一気に兵力を投入。漁夫の利を得る。これが彼らのシナリオだった。 「疫病神」はその役割を果たした。いや、予想以上にやりすぎた。ユーラシア全土のエネルギーの生命線を握る地熱プラントを、レジスタンスが強奪してしまったのである。 まさか統一連合軍がこうも大敗北を喫してしまうとは。そしてレジスタンスがここまで勢力を伸ばし、善戦するとは。東ユーラシア政府も思いもしていなかった。結局、今までも手を焼いていた相手が、切り札を手にして、さらに始末に終えない存在になってしまうこととなった。 それが何を招いたか。レジスタンスの勢いに対して、東ユーラシアの残存兵力だけでは逆に返り討ちに遭うのではないかと誰もがしり込みしてしまったのだ。 ガルナハンの州兵はローゼンクロイツ率いる軍勢の侵攻に恐れをなして、命令を無視して逃亡してしまった。それだけでなく、各地に配備された部隊からも脱走兵が続出する有様だ。命令無視の敵前逃亡は当然ながら軍隊では銃殺刑ものであるが…… 「統一連合軍すら退けた相手に誰が好んで向かっていきますか? 兵士たちの士気は下がる一方です。もはや現場の秩序が保てません!」 各部隊の隊長たちの悲鳴が続出する。いやまだ悲鳴を挙げるだけマシだろう。部下に率先して模範を示すべく、さっさと逃亡を決め込む上官すら多かったのだ。 ここまでわが軍は弱体化していたのかと、今更ながらに政府首脳や軍幹部たちは絶望感に満たされていた。いやとっくに気付いていてしかるべきであったのだろう。軍のみならず、東ユーラシアという国全体が威厳を失い、死に体となっている。それを直視できなかった、彼らの心の目が曇っていたとしか言いようが無い有様であった。 「……」 上座に座り、腕を組んでいる初老の男性。決断を迫られている東ユーラシア政府首相は無言のままだ。彼にはまだ迷いがあった。 いや事がここに至っては、すでに選択肢などあろうはずがない。彼がすべきなのは、決断するという行為だけだった。しかしその責任を負いたくない気持ちが、彼を逡巡させている。 小さくうなり声を上げ、必死に思考をめぐらせながら、何とか他の手段が無いものかと迷い続ける首相。ローゼンクロイツに対する罵詈雑言を飽きもせずに繰り返す部下たちを苦々しい表情で見る。こいつらは文句を言っていればいい。自分はその先を考えなければならないのだ。少しは建設的な意見の一つでも言ったらどうだ、自分と責任を分かち合ってみろと怒鳴りたいのを必死にこらえる。 不毛な議論にすらなっていない、単なる悪口の渦の中、孤独に首相は決断を迫られていた。
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1221.html
○○の視界には件の寄り合い所が姿を現し、徐々にその姿は大きくなっていた。○○は笑っていた、その寄り合い所に近づくほどに。 今から自分が行をうとしている事を考えると、どうしても気分が高鳴るのを抑えきれなかった。 今○○の心中にあるのは復讐心だけだった。それのみが○○を突き動かしていた。その後の事など、何も考えていなかった。 何も考えていないからこそ、○○の行動には一切の迷いが無かった。 「うおおああああああ!!」 寄り合い所の鍵は○○の来訪が確実な為、当然開いていた。しかし、○○は扉に果ても触れず、その扉を蹴り壊して、土足のまま中へと入った。 「来てやったぞぉ!」 そのまま○○は、走るには狭い屋内を全力で駆けた。目的地は勿論、二人がいると言う大広間だ。 板張りの廊下を土足で踏み荒らす○○の足音は、間違いなく大広間にも届いているだろう。 それでよかった。今○○は自分の存在をとにかく主張したかった。自分がお前達の元に迫っていると言う事実を、あらん限りに表現したかったのだ。 駆ける○○に映し出される顔は、笑っていた。 楔から解き放たれた事による嬉しさ。そして自分達を縛っていた者に対する復讐心を晴らせる好機がやってきたから。 走りながら○○の脳裏には、かつて偽りの記憶を基に演じさせられていた頃の情景がありありと思い出される。 その中で一際○○の心に留まる映像は、聖白蓮の笑顔であった。 それらを今すぐに、この手で、全て過去へと葬り去る事が出来る。 そう出来る、すぐ傍にまで。○○はたどり着けた。 怒りよりも嬉しさの方がはるかに勝っていた。駆ける○○からは自然と大きな笑い声まで生まれていた。 そしてついに、○○はたどり着いた。 件の大広間の目の前に、自分を奈落の底へと叩き落した元凶である二人がいるこの場所に。 無論、手で開けるなどと言う丁寧な真似はしなかった。 先ほどの玄関の時と同じく、蹴り破った。 大広間の入り口に出入り口に使われているふすまは、きらびやかな装飾が施され。中に気の骨組みもある。重くて、丈夫で、豪華なつくりだった。 それを○○は、たった一発で、滅茶苦茶に蹴り破った。 破片は大広間の端にこそ届かなかったが、それでも遠い物は三分の一ぐらいの所まで飛んでいった。 滅茶苦茶に壊れるふすまを、その男はまともに見れなかった。自分もこのふすまと同じようにされると思い。 荒々しい足音が聞こえてきた頃から。その男は目をぎゅっと瞑り、奥歯を噛み締めて恐怖に耐えていた。 ふすまが蹴破られる音が聞こえた折に、確認の為にほんの少しだけ瞼を開けたが。粉々になった木片を見てすぐに恐怖からまた閉じてしまった。 もくもくと、木片などが混じった埃っぽい空気が○○の周りに立ち込める。 「来てやったぞ!お前達!!」 高らかに叫ぶ○○。自分を嵌めた、彼と目する男は大広間の端の、随分な上座の方でガタガタと震えていた。 それは良かった。それ自体は、○○の気分を少しは晴らす物だったが・・・ だが、もう1人の元凶、聖白蓮は。もう一段上の席で、いつもと変わらぬ平穏な表情を見せていた。 ○○の暴走など、馬の耳に念仏でも唱えるかのように。○○の姿を見受けても、まるで動じていない様子だった。 「おはよう、○○」 それ所か、聖は○○の記憶の中にあるような。あの柔和な笑顔で朝の挨拶を口にできる程だった。 却って、その笑顔が怖かった。 その笑顔が、憤怒と歓喜が湧き上がる○○の心を一瞬冷やした。 「な、何がおはようだ!!お前は、分かっているのか!?俺が記憶を取り戻した事を!!」 一瞬感じた恐怖感を誤魔化そうと。○○は声を荒げ、聖を睨みつける。 だがそれでも、いつもと変わらぬ声色。いつもと変わらぬ物腰。いつもと変わらぬ愛おしそうな目付きで。 聖は○○の事を見つめ続けていた。 それが、一瞬感じた恐怖を増殖させる。負けたくないと言う意地から、○○は聖の目を見つめ続けるが、それが益々増殖の速度を速める。 「○○・・・・・・私はね、何処まで行っても、私だけは絶対に。未来永劫貴方の味方よ」 ○○の名前を口にした一瞬だけ、聖は悲しそうな顔をした。しかしすぐに、いつもの愛しさを絡みつかせるような表情に戻った。 そこに恐怖という感情は微塵も存在し無かった。この期に及んでも、聖の心はまだ○○に寄り添っていた。 感じた恐怖は増殖を続け。怒りと歓喜に震える○○の心を侵食していった。 「ふざけるなぁ!!」 そうは叫ぶが、○○は自分でも分かっていた。明らかに狼狽の色が濃くなっていると。 ○○は聖の1つしたの席で座るあの男と同じような恐怖と、今自分が感じているような狼狽を、命蓮寺の面々が見せたような取り乱し方を。 ○○は聖白蓮に期待していた。 なのに、聖には恐怖の感情は生まれず。反対に自分が狼狽を否定できずにいて、自分の方が取り乱しそうだった。 「狂人が・・・!」 それ以上の言葉は出せなかった。声が震えそうで。 そのまま膠着状態が続いた。 本来流れた時間はそれほど長くは無いはずだったが。聖白蓮の顔を見ていると。体感する時間が平時の何十倍にも膨らむような錯覚を覚える。 聖白蓮の表情は相変わらず、○○を愛おしそうに見ていた。 その不気味さに、吐き気すら感じた。少しでも距離を離したく、後ずさりがしたかった。後ずさり所か、このまま逃げ出したかった。 もう○○の心に会った歓喜は恐怖に食らい尽くされてしまった。憤怒の感情も恐怖の感情で覆い尽くされようとしていた。 ○○と聖の間に挟まれるその男は。言葉を発する事もできず、それ以前に目を開ける事もできず。 小さく震えるだけだった。 「聖白蓮!お前が・・・お前がこいつに俺を捕まえろと命令したんじゃないのか!!」 ○○は声の震えを必死で抑えながら、彼と目する男に指をさした。 ようやく○○が進めた状況は遂にその男にも矛先が向いた。それを感じた瞬間その男はビクンと体を跳ね上がらせた。 「まぁ!○○、まだ私の事を名前で呼んでくれるのね!」 ただ1人、聖白蓮だけが喜色満面の顔つきと弾む声でいた。 「何でまだそんな声が出せるんだお前は!!」 必死に隠していた狼狽と恐怖の色も、最早隠し通す事ができなくなりつつあった。 それ程に、聖白蓮が内にはらんでいる感情だけは場の空気と余りにも合わない物だった。 その合わない何かを感じた者達が感じるのは。違和感ではなく、恐怖だった。 異常事態に頭のネジが外れたと言うよりは。本当に本心から聖白蓮は喜んでいるようにしか見えなかったから。 「だって、私の幸せはね○○。○○がいることが絶対条件なのだから」 そして二人が感じたように。聖白蓮の喜びに満ちた感情は。間違いなく本心からの物だった。 聖白蓮は○○が何をしようが。○○から何をされようが。○○と共に入れることを最上の喜びだと感じていた。 「お前は・・・・・・お前は・・・うあああああ!!!」 冷静さを失った○○は、足元に転がる先ほど蹴り破ったふすまの木片の中から適当に近くに転がっている物を掴み取り。聖白蓮に向って投げつけた。 だが。 遂に取り乱してしまった○○の姿を、声で察知したその男は。 「・・・!聖様危ない!!」 その投げつけられた木片を。○○が自分を嵌めた彼と目する男は身を挺して防いでしまった。 「あら・・・・・・むしろ余計な真似だったわ、今のは」 腕を押さえる男を見ながら。聖の表情と声は一気に冷めた物となった。 聖からすれば、今投げつけられた木片など避けるのも、素手で掴み取のも。どちらも容易い物だった。 それ所か、直撃を受けても死ぬことはないし、傷も法力の力ですぐに治してしまえる力があったし。 なにより、血を流しながらでも聖にはまだ笑いながら、いつもの表情で愛おしい○○を見つめ続ける自信があった。 男の方は腕に木片の直撃を受け、畳には血の飛沫が。足元にはポタポタと赤い点々が出来上がっていた。 「も、申し訳ありません」 痛みと出血の量を気にしながらも。男はまず聖に謝罪をした。 「俺を無視するなぁ!!」 ほんの一瞬だけだが、蚊帳の外へと置かれた○○。そして、聖白蓮に当てるはずだった木片を防がれた。 その二つが○○の癪に障った。 特に、木片を防がれた事は○○にとっては最もイラつかせる出来事だった。 ○○の目測では確かに、投げつけた木片は聖白蓮に向っていた。 あの軌道ならば。まず間違いなく、体のどこかに当たっていたはず。そんな軌道を描いていたのに。 それは、急に立ちはだかったあの男であろう者に。邪魔をされた。 最終的には、○○は聖白蓮と自分を嵌めた彼。 この両方を叩き伏せるつもりでは合ったが。○○からすれば、あの時自分を奈落底へと追い落としたこいつ等には。 もう自分がやる何事も。やろうとする全ての事を邪魔されたくなかったのだ。 「お前は何でこんな化物を庇うんだ!!」 ○○の疑問に、その男は答えを出したわけではないが。○○には聞こえない程度の小さな声で何かを呟いた。 聖は相変わらずその男を冷たい目で見ていたが。○○には聞こえなかったその呟きは聖には聞こえたらしく。 冷たい目は一気に怒りの表情へと変わった。 「今何を言ったあ!!」 無視された事、邪魔をされた事。そして呟きの内容は聞こえなくても分かる、今の呟きが自分をそしる内容であった事。 ○○はその男との距離を一気に詰め胸倉を掴む。 「言え!!お前今俺に向かって何を言った!?」 胸倉を掴まれたその男は何も言わず。目を固く瞑り、歯を食いしばっていた。 間近で見る、○○が彼と目する。自分を嵌めた、彼と目する男の顔付きは。 想像以上に若かった。 その若い顔を見て。何故だか、○○は背筋に悪寒が走った。 「うあああああ!!!」 その悪寒を振り払うかのように大きな叫び声を上げて、彼であろう男を殴り飛ばした。 殴り飛ばしたいほどに憎い相手であるのは間違いなかった。 そして○○は力いっぱい殴り飛ばした。しかし、爽快感は感じられなかった。 殴り飛ばした後でも、悪寒は消えず。記憶の中にある彼の顔と。今目の前に転がる彼であろう男の顔の間には、何故だか大きな違和感があった。 最後の最後で。○○の中で組みあがっていた歯車は、違和感と共に滑らかに回らなくなってしまった。 説明の付かない違和感。既視感とは明らかに違う色と形をした何かが。○○の中に入り込んでいた。 「お前!アイツなのだよな・・・!?」 目の前に転がっている彼であろう男は、呻きながらまた立ち上がるが。○○からの質問には答えようとしない。 「何か言え!お前はアイツなのだろう!!アイツ以外の誰なんだって言うんだ!?」 そしてまた○○は胸倉を掴んだ。それでも、彼であろう男は頑として口を開かない。 「○○・・・そんな奴放っておいたら?本当に用があるのは私でしょう・・・・・・ねぇ○○・・・・・・」 「うるさい黙れ!!」 聖は、この場面で始めて焦りを見せた。○○が、今胸倉を掴むこの男との接近を、明らかに嫌がった。 どんなに罵倒しようが、どんなに悪態を付こうが。○○に対しては絶対に優しく微笑み続けていた聖が、である。 何かを感じずにはいられない。聖も、今胸倉を掴んでいるこの男も。何かを隠しているようだった。 そしてその何かに近づいた○○を、必死になって。これ以上近づかないように、そして引き離そうとしている。 ○○はそう思った。 「孫から手を離さんかああぁぁ!!」 急に降って沸いた答えの見えない謎。その謎に対する思考は、後ろから放たれた老人特有のしゃがれた声により、少し脇にそれる事となった。 聖はそのしゃがれた声の主を確認するや「はぁー」と大きなため息をついた。 そして「もう一本の楔・・・・・・気づくわね」悲しそうな声で呟いた。
https://w.atwiki.jp/pikatyuunozinsei/pages/43.html
891 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2006/12/25(月) 00 59 24 ID ??? ディグダの穴を抜け、ハナダの北にあるというポケモンコレクターの庭を目指す。 途中、ニビシティでは人間の家の玄関や街の木々にキラキラ光る飾り付けがされていた。 そうか…確か今日はクリスマスとかいう日だったな。 「うわぁ、綺麗ね~!」「すごいですね!」「きらきら~。」ミミロップ達がはしゃぐ。 「…騒ぐな、人間共に見つかるぞ。」「あ、そうだった。ごめ~ん。」 「それにしても人が多いですね。」 こんな日のせいか夜だというのに街には人間が出歩いている。 「いつもより街が明るいわね。」 闇に紛れようにもあの光る装飾のせいで難しい。 「どうするの~?」 「むう…。」どうしたものか……。 「ねぇ、ピカチュウ。」 策を考え黙っているとミミロップが話し掛けてきた。 「何かいい案でも浮かんだか?」 「ええと、その…今日は街を通るのは難しそうだし、それに折角のクリスマスだし…」 ミミロップはもじもじしている。 「…何だ。」 「ふ、ふたり…い、いや、みんなでパーティーでもどうかなーって。」 ………。 「却ッ…」 「あ、それいいですねー。」「たのしそう~!」 ………。 「ねぇ、みんなもああ言ってるし…どうかな?」 やれやれ…。 「わかったわかった。好きにしろ。」「やった~!」 「じゃあ、仮拠点に戻ってやりましょうか。」「ムウマージ、あのキラキラしたのちょっととってくる~!」 …まあ、たまにはいいか。 メリークリスマス 892 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2006/12/25(月) 18 55 16 ID zEpMIDjJ 保守 893 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2006/12/25(月) 20 09 40 ID YgOqpR+O 「クリスマスケーキです~」 「もぐもぐ」「まいう~」 「ピカチュウ、はい、あ~ん」 「馬鹿…自分で食える///」 「またまたー」 「あ、そういえばみんな、これクリスマスプレゼント」 ミミロップは皆にプレゼントを用意していたようだ。 「はい、ロゼリアにはこれ」 「…これは?」 「それはとても珍しい光の石。お守りに持っておいて」「ありがとうございますー」 「…で、ピカチュウには…」 「…チュッ」 「ば、ばかばかばかばかばか…何をするっ!?」 「私からの最高のクリスマスプレゼント」 「お~!」 「ひゅうひゅう~」「まさにクリスマスの夜ですね~」 「ま、まったく…/// お前ら、盛り上がるのはいいが程々にしろよ。 明日は朝一番に出発するからな」 クリスマスの夜は更けていった 894 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/25(月) 20 11 08 ID ??? 895 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/25(月) 20 12 27 ID ??? 893 GJ(*´Д`) 896 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/25(月) 21 13 59 ID ??? 超GJ!! メリークリスマス 897 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/25(月) 21 42 01 ID ??? くう~、さっきは油断した!まったく…なぜ突然あ、ああああんな…を…。 「えへへ~…。」 そういえばミミロップの顔が赤い。ん…?少し酒の匂いが…。 「あはは~、お酒って美味しいれすね~。」 「ほわわわ~ん。」 ロゼリアとムウマージがシャンパンの瓶を持ってくるくる回っている。 あ れ か ! まったく…ミミロップめ、酔いに任せて…あ、あんなことを…。 ええい、さっさと忘れるとしよう! 「ロゼリア!それの中身を俺にもよこせ!」 「ピカチュウさんも飲みますかぁ~?あはは!」 …………………… 「ふぅ…。」 飲んでも忘れられない…。 ミミロップは酔い潰れたのか寝ている。ムウマージはロゼリアとまだ騒いでいるようだ。 「あれ~?ピカチュウさん顔真っ赤ですよぉ~?ど~したんでぇすか?あはははは!」 酔っ払ったロゼリアがからんでくる。 「…ちっ、何でもない、少し飲み過ぎただけだ。少し夜風にあたってくる。」 あ~!俺は今どうかしている!頭を覚まさなければ! 898 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/25(月) 21 43 28 ID ??? ディグダの穴の外に出る。ひんやりした風が頬を撫でた。 「ふ…。」 酔いは大分覚めたな。 …焼けたトキワの森を見る。 ……………。 物思いにふけっていると後ろから肩をポン、と叩かれた。 「…大丈夫?」 後ろを振り替えるとミミロップが立っていた。 「お前か…。」 「隣、いい?」 「す、好きにしろ。」 …。 「さ、さささ先程の無礼はす、すぐに忘れてやる。お前も自分のやったことを忘れるがいい!」 「…?何の事?」 どうやら覚えていないようだ。ほっ…。 「な、ならばいい…。」 899 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/25(月) 21 45 06 ID ??? 「残念だったね、森…。」 ………。 「別に…一番長くいた所、と言うだけだ。未練は無い。」 「本当にそう思ってる?」 「…ああ。」 「…ふぅん。」 …………。 「…明日は早い。先に戻れ。俺はもう少し風にあたる。」 「…無理、しないでね。」 「大丈夫だといっているだろう。」 「うん…。」 ミミロップはディグダの穴に戻っていった。 …………………。 900 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2006/12/26(火) 00 29 33 ID ??? ほしゅしゅ 901 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/26(火) 15 47 01 ID ??? 保守 902 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2006/12/26(火) 17 30 05 ID ??? ほっしゅ!ほっしゅ! 903 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2006/12/26(火) 22 16 17 ID dSqaO6+O 今1から読んだ… 皆ありがとう… よいお年を!!GJ 904 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2006/12/27(水) 12 29 51 ID ??? ぉぅぃぇっ!ほっしゅ! 905 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/28(木) 01 03 57 ID ??? クリスマス最高だぜ!GJ 906 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/28(木) 20 44 43 ID ??? 保守 次スレってどうする?? 907 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/28(木) 21 58 28 ID ??? ほしゅほしゅしゅしゅしゅすyyすhjすんhそ 908 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/29(金) 07 52 47 ID ??? 906 神作者が降臨しない限りスレが進まないだろうから 980あたりでよくない? 909 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/29(金) 11 10 05 ID ??? 908 それもそうだな 神よこい 910 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2006/12/29(金) 11 18 36 ID ??? 保守ageヒャハ! 911 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/30(土) 01 53 53 ID ??? 保守 912 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/30(土) 07 25 35 ID ??? ほっしゅほしゅ!!! 913 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2006/12/30(土) 11 05 16 ID ??? 保守ですぜ! 914 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/30(土) 12 49 38 ID ??? お祭り騒ぎはおさまり、皆は酔って寝ている。 穴に戻ってきたピカチュウは手に石を持っていた。 キラリと光るその石をミミロップの側に置いた。 「・・・。」 ピカチュウは自然と顔を赤らめていった。 ピカチュウは横になった。 そしてこれからの事、シンオウのドンカラス達のこと。そして・・。 いろいろな事を考え、眠りについた。 そして朝。 915 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2006/12/30(土) 21 29 04 ID ??? GJ! 916 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2006/12/30(土) 23 32 01 ID ??? おつ!! 917 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/01(月) 00 17 23 ID ??? 「あけましておめでとうごぜぇます。」 「宴会の様子はまた後で書くって言ってたお!」 918 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/01(月) 00 43 27 ID ??? 皆あけおめ!! 917 期待してます 919 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/01(月) 03 39 47 ID ??? あけおめ保守 920 名前: 【吉】 【368円】 [sage] 投稿日: 2007/01/01(月) 22 20 03 ID ??? 保守ります 921 名前: ぐっさん 投稿日: 2007/01/02(火) 00 04 53 ID CPpXax9p 早くつづきよみたい 922 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 00 44 44 ID ??? ゲンガーの人生<小ネタ・進化>第1章(最終章)「因縁の対決 VSザングース【序章】」 さて、前回は森の洋館にビリリダマを放り込もうとして失敗したゲンガーだが、 その後修行を繰り返してとうとう正月となった。しかし正月といっても暇である。 皆さんの世界では塾やら部活やらもこの日では休みだし、勿論普通の奴は 修行とかなどする気が起きない。彼もその一人である。さて、今回はそのゲンガー様のお話。 平成19年1月1日 某時刻 ロストタワー 「ケッケケ、今日は正月だぜ。今度はどうやって突撃するか…いい案あるか?」 「正面突撃はどうでしょうか?オヤビン」「お前は10万ボルトを食らいたいのか?ゲンガーさまどうします?」 んー…と、ゲンガーが考えて2分後。ゲンガーが口を開きだした。 「あいつらの事だからきっとパーティでもしてるぜ…その隙を狙って忍び込みビリリダマを!」 「流石、ゲンガーさま!」 「ビリリダマといえばあの時言いたい事があったんですが…。」「…なんだ?」 「あの時、皆でビリリダマを仕掛けにいきましたがあの時は確か12月24日でクリスマスの1日前ですよ。」 「…ウゲゲッ!しまった…どーしてそれを教えてくれなかったんだ!」 「ケケッケ、子供みたいな間違え…オヤブンは馬鹿にも程があるぜ!えっ!う゛っ。すみませんでした。」 どうやらゲンガーにつねられたようだ。可愛そうなゴーストである。 「あまりにも張り切ってたもんで…言いにくかったんです。お前もそうだろ!」 「…知らなかった。オヤビンがそんな事を間違えるなんて…」「…」 場は沈黙した。――さてゲンガーの作戦を簡単におさらいをしよう。 森の洋館に突撃し隙を狙ってビリリダマを入れてドカンという子供でも思いつく作戦である。 こんな役に使われるビリリダマは可愛そうである。彼はモンスターボールに間違えられるらしいが 大きさまるっきり違う。本当に可愛そうである。さて今回の話の本題は、 可愛そうな奴と可愛そうな奴が激突する話である。 923 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/02(火) 01 11 09 ID ??? ぼっ゙じゅ゙! 924 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 01 21 00 ID ??? 平成19年1月1日 某時刻 森の洋館 「ゴースト共…、準備はいいかー?」「「「アイアイサー!」」」 「じゃあいくぜー!」「……」 ドアには鍵がかかっていたようだ。 「ケケケ…そうきたか。俺には(ゴースト)考えがあるぜ!俺に任せな、オヤブン!」 「あっけろ!あっけろ!さっさとあっけあっけろー!」「なるほど…騒音攻撃か。お前も中々やるぜ!お前等もやるぞ!」 ゲンガー達が騒音攻撃をしようと思った時、ヤツが出てきた。そう…ヤツである! 「さっきから五月蝿い。何様でござるか?…あの時の…!」 「テメーは……誰だったけ。」「そんな…ひどいでござる…。」 ザングースはゲンガーからも忘れられたようだ。可愛そうである。 「待て…今思い出すぜ…。」「まってください、オヤビン!」「ん…?」 「この前、オヤビン【あん?思い出せねえなら大した事じゃねえだろ。そのまま忘れとけ!】 とかいってたじゃないですか。多分大した奴じゃないっすよ!」 ゴーストにまで言われたようだ。そんなこんなで10分後、ゲンガーは思い出したようだ。 というわけでタイマン勝負の因縁の対決をする事になった。 「ケケッケ、素早さはおれさまの方が早い。また眠らせてやるぜ!」 ゲンガーが催眠術をかけようとしたその時、目の前にザングースが爪を向けた。 「残念だがそうはいかないでござる。」「そ…そのスカーフは!」 そう、こだわりスカーフである。あの時ジバコイルが落としていったのか。 「シャドークロー!」「ウゲゲッ!」 終わったか…そう思ったザングースだが簡単にやられる程ゲンガーは弱くは無い! 「ケッケケ!残念だったな…。」 「な…なぜ立ち上がれるでござるか?!」 なぜゲンガーは立ち上がれたか?後半へ続く。 925 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 04 50 20 ID ??? 時は少し遡り十二月三十一日、シンオウのハクタイの館にて…。 洋館の食堂にドンカラス他、ハクタイの館に住むポケモン達が集まっていた。 ポケモン達はなにやら忙しそうに、料理を運んだり食堂を飾り付けたりしている。 ドンカラスは食堂のテーブルの上に乗り、その指揮をとっているようだ。 「もう少しで今年も終わりですぜ!さっさと準備しやがれってんだ!!」 「イエッサー!」 「いい匂いがするお~…。」 「そこ!つまみ食いすんじゃねえ!」 こっそり料理をつまみ食いしようとしていたビッパの額をドンカラスが嘴でガツンと突く。 「お゙っ!い、痛いお!少しくらいいいと思うお…ケチだお…。」 「少しくらい我慢しなせぇ。あ~!おい、ゴルバット!その飾りはもう少し上だ!上!」 「わ、わかったキィ。(…まったく、注文が多いオッサンだっキィ。)」 ケチをつけられたゴルバットはぶつぶつ文句を呟きながら飾りなおす。 「…おい、聞こえてやすぜ。あっしはまだ若いってんだ!」 ドンカラスは羽を拳のように器用に握り、ゴルバットの頭をゴツンと叩いた。 「あ痛っ!じ、地獄耳だっキィ…。」 何だかんだで準備は進む。 926 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 04 51 21 ID ??? そんなこんなで準備をしていると、洋館の入り口の扉をドガッと乱暴に蹴り開ける音がした。 「ああ?なんでえ!?」 ドンカラスが様子を見に行くと、そこにはマニューラと三人のニューラの姿があった。 「ヒャハハハハ!勝手に来てやったぞ糞カラス!」 「オレたちも誘えっつーの!」「あたしらに黙ってこっそりやろうとしても無駄よ。」「カーラースくーんあーそーぼ!ギャハハ!」 「ちっ、またてめえらか糞ネコ供!クリスマスの時といい、どっから祭りの匂いを嗅ぎつけて来やがるんでえ!?」 悪態をつくドンカラスを無視しマニューラ達は勝手に上がり込みはじめる。 「それじゃ、お邪魔するぜ!ヒャハ!」 「上がらせてもらうっつーの!」「それにしても相変わらずボロい館ね…。」「やーい!お前んち、おっばーけやーしきー!ギャハハ!」 「おいっ!誰も上がっていいとは……ちっ、準備の手伝いくらいはしやがれよ糞ネコぉ!」 「へーへー。」 927 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 11 45 25 ID ??? ネ申スレ保守(´・ω・`) 928 名前: 名無し 投稿日: 2007/01/02(火) 15 33 40 ID CPpXax9p うおーーーー楽しい物語だぜしかも姉がマンガ書いてやがる!!=ファン 929 名前: 名無しさん、君に決めた! 投稿日: 2007/01/02(火) 16 39 55 ID hDaT4GrK ポケモン初めたんだけど努力値ってあるじゃん、あれってレベル1のポケモン が努力値ため方なんだけど、どうすればいいですか?未熟なのでおしえてください 930 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 17 39 43 ID ??? 人 (__) \(__)/ ウンコー! ( ・∀・ )  ̄ ̄ ̄ 931 名前: 名無し 投稿日: 2007/01/02(火) 17 58 03 ID 6zcAj+dU 930さん。ウ○コじゃなくてせめてかがみもちにしろよ!! 932 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 18 03 14 ID ??? ドウモ~~~ッ!!フッジッ/^o^\サーン♪フッジッサーン~~~ッ☆☆/^o^\ 私は37歳のフッジッサーンしてるのぉ~~~っ♪/#^o^#\ うーんとー、私メル友がすっごくすっごく欲しくってー、/^o^\フッジッサーン 探してたら/^o^\フッジッサーン/^o^\フッジッサーン!☆彡/^o^\☆彡/^o^\☆彡/^o^\☆彡 素敵Σ/^o^\フッジッサーン!な掲示板♪を発見!!!!/^o^\""" フッジッサーン え?くれないのぉ~?/^o^\そんなのフッジッサーン♪/^o^\フッジッサーン や~~、フッジッサ━━━/^o^\━━━ン なってくれなかったら、/^o^\ 勝フッジッサ-ン! /^o^\フッジッサーン ☆○/^o^\oフッジッサーン ぱ~んち、☆/^o^(○=/^o^\o バコ~ン!!♪/#^o^#\フッジッサーン /^o^\=◯)^o^\ /^o^\フッジッサーン ゛o/^o^ \oo/ ^o^\)o″フッジッ!! サーン!! 素敵/^o^\フッジッサーンな掲示板♪フッジッサ━━━/^o^\━━━ン を発見!!!!/ ^o^\//""" パチパチパチ /^o^\きゃ~~/^o^\フッジッサーンやられた~~/o^o^\o ドテッフッジッサーン フッジッサ━━/^o^\━━ン! /^o^\←フッジッサーン。。。。・゜゜・o/^o^\o・゜゜・。フッジッサーン /^o^\ フッジッサアアアン! Σ/^o^\フッジッサーン 933 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 18 05 02 ID ??? 黙ってスルー 934 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 18 30 10 ID ??? 930さん。名○しじゃなくてせめてsageにしろよ!! 935 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/02(火) 23 18 25 ID ??? 神スレほしゅ 誰か漫画化してくれないかなぁ(ボソ あ、いや、なんでもない。言ってみただけなんだ。 936 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/03(水) 00 55 36 ID ??? 保守 937 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/03(水) 08 29 57 ID ??? 保っ守 938 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/03(水) 14 53 36 ID ??? 保守 939 名前: L 投稿日: 2007/01/04(木) 00 13 06 ID 7ldLmwdU 935 同意 だが、誰が書き誰が出版する? 940 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/04(木) 04 43 53 ID ??? 誰か~ 絵が得意な方、ぜひ描いてください 941 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/04(木) 21 22 39 ID ??? 保守 942 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/04(木) 21 57 09 ID ??? ピカ「アッ イク イクーーー」 943 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/04(木) 23 39 32 ID ??? 保守 小説、絵のどちらか神が降臨するといいな 944 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 03 47 20 ID ??? ところかわりカントーのディグダの穴。 ピカチュウ達は目的地のポケモンコレクターの家に行く旅の支度をしていた。 「折角、もうすぐ新年だってのに私達は旅に出るのね~…。」 ミミロップは袋に道具を詰めながらぶつくさ文句を言っている。 「うるさい。ついこの間、クリスマスのパーティーなどと言い、騒いだばかりだろう。」「ちぇっ。」 「こんばんは。みなさんお揃いかしら?」 そんな所にミロカロスが突然たずねて来た。 「!ミロカロス…。」「な、何しに来たのよ~?」 「ふふ、シンオウの洋館でドンカラス達が楽しそうな年越しパーティーをやろうとしていましたの。そこにあなた達もお連れしようと思いまして。」 「え~?ドンたちずるい~。」「でもどうやって行く気ですか?ここからでは遠いし絶対間に合いませんよ~?」 「それは、ひ・み・つですわ。」「何よ~!それ!」「(空間の力を使うつもりか…?)」 ピカチュウはイライラしながら言う。 「…おい、勝手に話を進めるんじゃない。まだ行くとは言っていないだろう。ただでさえ予定が狂わされているんだ、これ以上余計な時間を…」 「まあまあ、いいではありませんか。折角のイベント、楽しまなきゃ損ですわよ? さて、移動の方法を見られるわけにはいきません。少しの間、あなた達には眠っていてもらいますわね。」 ミロカロスの目が怪しく光る。 「おい、待っ…。」 …ピカチュウ達は眠ってしまった。 945 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 03 48 51 ID ??? もどり、ハクタイの館。 パーティーの準備はもう済んでいるようだ。 「さて、後は年が明けるのを待つだけでえ。クァカカ!」 「「「かんぱ~い!」」」 ポケモン達が楽しそうに騒ぐ中、エンペルトが不安そうに、上座にどかっと座り酒を上機嫌そうに飲んでいるドンカラスに近づいていき小声で訪ねた。 「(うわ、酒臭いポチャ…。)ドン、大丈夫ポ…ごほん…か?ボス達がカントーで頑張っているのにこんなことしてて…。」 ドンカラスは上機嫌なまま答える。 「大丈夫だってんだ。こんなめでてぇ日だ、ボス達も楽しくパーティーをやってることでしょうぜ!」 「(あのせっかちで真面目なボスがそんなことやるとは思えないポチャ…。)もうどうなっても知らないポチ…よ。ボクは止めたからな。」 「大丈夫、大丈~夫!ボスも今ごろは酒によって、その勢いでミミロップの姐さんとあんなことやこんなことを…クァカカ…」 バチチィッ!バリバリィッ!突然、ドンカラスに電撃が放たれる! 「あぎゃぎゃぎゃぎゃっ!…だ、誰でぇ!」 「…き・さ・ま・らぁっ…!」 「げ、げげぇーーーっ!?ボ、ボボ、ボボボスッ!?!!?!」 946 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 03 50 06 ID ??? 「誰が酒に酔ってミミロップと…だとぉ…!?それに何だ!?この洋館の浮かれきった状態は…!?」 ピカチュウは怒り、電気を纏いバチバチと音をたてている。 「ク、クァハ…クァハハ…いや…そのあっしは…。え~… 「「「ご、ごめんなさい!すいませんでした~!!申し訳ない…。」」」 激怒するピカチュウにドンカラス達は土下座して謝る。 「(だからボクは止めたんだポチャ…。)」 ――――― ピカチュウは大きなため息をつく。 「はぁ…もういい。呆れて何も言えん。今回は許してやろう。」 土下座していたドンカラス達が一斉に頭を上げた。 「い、いや本当にすいやせんでした。ささっ、こちらへどうぞ!」 ドンカラスは今まで自分が座っていた上座の椅子を羽でささっと払い、ピカチュウを案内する。 「情けないポチャ…。」 947 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 03 52 14 ID ??? 「さ、さあ、姐さん達もこちらへ!」 ドンカラスは今まで座っていたポケモンをどかし、ピカチュウの座る上座に近い席を譲らせる。 「あ、ごめんね~。」「それじゃ遠慮無く…。」「ぼわ~ん。」 食堂はシーンとしている。ドンカラスが恐る恐るピカチュウに訪ねた。 「あ~、それで、その…宴会の続きは…。」 ピカチュウはやれやれといった感じで答える。 「…好きにしろ。」 「「「イヤッホォォウ!」」」 ピカチュウがそう言うと、またポケモン達は楽しく騒ぎはじめた。 「やれやれ…。」 948 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 03 54 41 ID ??? 駄目だもう眠い…続きはまた明日…。 949 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 18 16 39 ID ??? 神キター!! 超GJ! 950 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 20 10 43 ID ??? GJ!! これからも宜しくな。 俺文才無いしww 951 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/05(金) 21 33 19 ID ??? 保守 952 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/05(金) 23 22 22 ID ??? 保守 953 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/06(土) 00 52 42 ID ??? 保守 954 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/06(土) 15 45 10 ID ??? 保守 955 名前: 場所間違えた [sage] 投稿日: 2007/01/06(土) 22 31 12 ID ??? ゲンガーの人生<小ネタ・進化>第1章(最終章)「因縁の対決 VSザングース【後編】」 さて、何故ゲンガーは生きていたのか。こういう時には必ず解説キャラ、三沢っちが現れる。 「ケケケ、オヤブンの気合のタスキだぜ。」「流石オヤビン!」 「っく…ピンチでござる。」 「ちょちょいと眠らせてもらうぜ!ケッケッケッケ。」 ゲンガーの催眠術でザングースは眠ってしまった。 「ピカチュウの技を決めさせてやるぜ…10万ボルト!」 「ぐはあ!うが…はっぐぅ…!」 ザングースはゲンガーの10まんボルトで起きた。 得意な技じゃないためか致命傷までにはならなかった。 「これ以上ダメージを受けるのは危険だ。これで決めさせてもらうぞ!ブレイククロー!」 「ケッケケ、そんな技くらわねぇーな。シャドーボール!ってあれ?」 「っくそー!シャドークロー!」「乱れひっかき!」「したでなめてやる!」 ………私たちはついつい大事なことを忘れてしまう。ここにもまた1つ 「お雑煮が1つ余ってるお。多分作りすぎた体お。勿体無いから僕が食うお!」 ここにもまた1つ 「ぷぅ・・・テレビの中でネズミ共を待ってるのに来ないなんてネズミ共臆病者だなー。」 956 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/06(土) 23 06 49 ID ??? おぉ!!GJ! 957 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/06(土) 23 56 55 ID ??? 保守 958 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/07(日) 01 06 36 ID ??? 時々書きに来てもいいですか? 959 名前: L [ガッ] 投稿日: 2007/01/07(日) 01 18 50 ID ??? 958歓迎 960 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/07(日) 10 19 26 ID ??? 960 大歓迎!!! 961 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/07(日) 10 21 50 ID ??? 960→ 958 誤爆った… ピカチュウに殴られてくるわ... 962 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/07(日) 13 21 15 ID ??? 宴会も終わり翌日の朝になった。そろそろ帰るか。 「ミロカロス、元の場所に戻してくれ。」 そういえば俺たちはハナダシティのポケモンコレクターの家にいくんだったな。面倒だからミロカロスに運んでもらおう。 「――分かりましたわ。」 俺たちは森の洋館からポケモンコレクターの家についた。ちなみにあいつらは疲れて眠っている。 ミロカロスはいつのまにかどこかへ消えてしまった。…ディグダの知り合いはどんな奴だろうか。 そう思っていた頃、その家から声が聞こえてきた。 「コレを押せば元通りの体に戻れるんや…ポチっとな。」 「しまった!このスイッチは戻るときの場合外からしか押せないんや!どないしよう!」 963 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/07(日) 20 41 02 ID ??? 962じゃないけど… ――人間? ディグダの知り合いは人間なのだろうか。 人間に見つかるのは避けたい、それにこいつらも寝ている。 焦ることはない。俺は大都市ハナダシティの視察に行くことにした。 久しぶりに有名なキンタマブリッジでも見てみるか。 見に行く途中人間の声が聞こえてきた。 「何やってるんだ!そんなんだからカスミに勝てないんだぞ!!」 見てみるとトレーナーがポケモンを叱っている。しかも何とピカチュウではないか。 自分のためにポケモンを使い怒る人間、まさに俺のトレーナーと一緒だ。 一気に殺意が高まるのを覚えた。電気を溜める。 964 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/07(日) 20 41 43 ID ??? ――次の瞬間そのピカチュウから強い電撃がほとばしった。あれは、10万ボルト。 「よくやったなピカチュウ!やった!やったね!」 そのトレーナーはピカチュウを強く抱きしめていた。 そのピカチュウは、――とてもうれしそうだった。 「ご褒美のミックスオレが…ない。ちょっと取りに行くから待っててピカチュウ!」 そのトレーナーは自分の家に帰っていった。俺はそのピカチュウに話しかけてみた。 「おい、なぜ人間にあれだけ言われて我慢している。」 「彼は、とてもいいトレーナーだよ。僕たちのことをいつも気遣ってくれる。 そんな彼に答えてあげたいんだ。」 「正直に言え、人間は好きか。」 「僕は、彼がとても好きだ。」 そのピカチュウはまっすぐな目をして俺にそう言い放った。 「あ、来た。」 ――俺はトレーナーに見つからないようにその場を離れた。 俺も、そんな人間に出会えば考えが変わったのだろうか。 黒ピカの正体が分からないのでピカチュウの人間に対する見方を書いて見ますた。 却下でも良いです。 965 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/08(月) 01 26 23 ID ??? GJ 966 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/08(月) 01 26 47 ID ??? GJ! 保守 新着レス 2007/01/12(金) 22 19 967 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/08(月) 18 42 19 ID ??? 保守 968 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/09(火) 01 03 59 ID ??? 保守 969 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/09(火) 01 21 00 ID ??? おちんチ~~~~んッ! 970 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/09(火) 07 34 02 ID ??? 保守 971 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/09(火) 19 50 16 ID ??? 保守 972 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/09(火) 23 16 42 ID ??? 保守 973 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/10(水) 00 12 50 ID ??? 保守 最近一日三回保守する癖がついたww 974 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/10(水) 12 30 25 ID ??? 保守 975 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/10(水) 14 38 18 ID ??? 「オレ達が怖いもの一つだけ、一体何だ!?」「「「こわ~い、こわ~い、ピカチュウさま~!」」」 「そーだ!じゃああそこでふんぞり返ってる奴は何だ!?」「「「神気取りのお馬さん!ギャハハハハ!」」」 「ヒャハハ!そのとーり!何も恐れることはねえ!あの神気取り野郎を地面に叩き伏せて、背中にピカチュウの旗をおっ立ててやれ!」「「「イヤッハー!!」」」 このかけあい、すごすぎ 976 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/10(水) 18 43 51 ID ??? 975 アルセウス戦か? 977 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/10(水) 22 11 44 ID ??? ほっしゅ 978 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/11(木) 11 47 57 ID ??? 保守 979 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 11 49 17 ID ??? と( ._.)つ保守 980 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 13 32 02 ID ??? ∧ ∧ /■\__/■\ ___ ● ̄ 「● \_ 0 / | ▼ |<ピカチュウ ● ∧ ● \ ∀ / | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | | ____ |∑ ∑ |_/ | | ▲▲ / ̄ ̄ ̄ \ / ̄ ̄ VV ̄ ̄VV 981 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 13 47 31 ID ??? 保守 982 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 18 07 21 ID ??? 保守 983 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 18 44 49 ID ??? 次スレマダー? 984 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 20 27 04 ID ??? 俺はあの黒いピカチュウが言ったことを思い出した。 「…お前にこき使われる手下の気持ちを考えたことはあるか?」 先ほどの人間とピカチュウを考えてみれば、確かにそんな気もしなくはない。 しかし、俺は自分でも戦った。ドンカラス、マニューラ、そしてアルセウス。 …俺は、何を考えているんだ。こいつらは確かに手下だが人間とポケモンのような関係など… 「おはようピカチュウ。」 「おはようございます」。 「おはよう~」 「…」 「どうしたの?」「どうしたんですか?」「ムウマージ、しんぱい~」 「なんでもない、行くぞ。」 こいつらは俺のことを心配してくれる。それに、俺は絶対こいつらを裏切らない。 「ディグタの知り合いはなぜか人間の可能性がある。注意していくぞ。」 「何かあったら私がピカチュウを守るんだからっ!」 ディグダに教えてもらった家を覗いてみると、怪しげな装置に入った見たこともないポケモンがいた。 そして、そのポケモンは人間の言葉をしゃべっている。 「…あかん、もう出られへん」 ちょっとぐだぐだ感が否めないかな… 985 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/11(木) 20 46 02 ID ??? 984 GJ!! 983 次スレは 990がたてるらしい 986 名前: 名無しさん、君に決めた! [age] 投稿日: 2007/01/12(金) 00 34 10 ID ??? ぐっぐっじょぶ(^ω^) 987 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 08 04 35 ID ??? イ呆守 988 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 08 06 29 ID ??? 保守 989 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 08 41 38 ID ??? 保守 990 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 10 01 57 ID ??? 前スレ http //game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1163338618/ この内容で誰か次スレ立ててくれ…。俺じゃ無理だった。 何か付け加えてくれると嬉しかったり。 991 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 12 20 38 ID ??? 議論スレで決まったテンプレ案ドゾー 全世界のポケモンの支配を企むピカチュウを主人公とした小説を書くスレ。 ※本編自体は既にシンオウ編で完結しています。続編のカントー編等はパラレルワールドという扱いになっています。 ※怖いお兄さんに絡まれないように、続きを書く前に前スレ・議論スレ・保管サイトをしっかり読み、 流れとキャラの性格と口調をしっかり掴んでおきましょう。 ※シンオウ編は必見 ※小ネタ歓迎!絵も歓迎! ※荒らしはスルーが基本。神が降臨するまでまたーり行きましょう 前スレ ピカチュウの人生 小説リレー・進化 http //game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1163338618/l50 関連スレ ピカチュウの人生議論スレ http //game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1165628880/ まとめwiki http //www21.atwiki.jp/pikatyuunozinsei/ 保管サイト http //park.geocities.jp/pokepoke0830/newpage6.html 992 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 13 21 23 ID ??? 俺も無理だった・・・ 誰かお願い 993 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 17 32 20 ID ??? ?2BP(1531) 俺行こうか 994 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 18 00 08 ID ??? 995 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 18 00 26 ID ??? ガンガレ 996 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 18 01 56 ID ??? 保守 997 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 18 03 02 ID ??? 保守 998 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 18 04 09 ID ??? 保守 999 名前: 名無しさん、君に決めた! [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 18 05 27 ID ??? 保守 1000 名前: 75%の人 ◆q6AVR3NnIA [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 18 06 33 ID ??? 1000GET 1001 名前: 1001 投稿日: Over 1000 Thread ここは…… れきだいの ポケモン いたの もとで…… かつやく した スレッド たちを えいえんに きろく して たたえる 1001 である! ポケモン いたでは ここに きろく される よろこびを でんどういり と よんで いる! このスレッドは はげしい かきこみの すえ 1000レス たっせいと なった! ここに スレッドの なまえと レス たちを きろく しよう! ただいま かこログに きろくして います レポートを かきおわるまで でんげんを きらないで ください
https://w.atwiki.jp/83452/pages/13269.html
•生徒会室 いつもとなんら変わらぬ通常業務の最中の出来事。 私は昼休み中に纏めておきたい書類があったので生徒会室に篭り作業を進めていた。 午前中の休み時間を全て通常業務に充てたので今日中には終わらせることができそうだ。 和「ふぅ、少し休憩を挟もうかしら。」 私はパイプ椅子に凭れロの字型に設置された長テーブルを眺める。 見慣れた風景だ。 もう暫くすれば生徒会選挙が始まり、生徒会メンバーも一新される。 私は任期の満了まで淡々と業務をこなすだけだ。 和「なんだか物足りないわね…」 前任の曽我部恵先輩が遺した澪ちゃんFCの会員カードを取り出す。 和「私は…」 私は今の自分に不満なのだろうか。 生徒会長は全校生徒の模範で無ければならない。 そう自分に言い聞かせてきたが、どうにも物足りないのである。 サー… 雨の音が聞こえる。 昨日の午後から突然曇りだし明け方から今にかけて雨は降り続いていた。 和「ネガティブなのは雨のせいね。」 私は気を取り直し作業を再開しようとしたが、生徒会室の扉が開かれたのでそちらに視線を向ける。 副会長「失礼します。」 和「あら、なにか用?」 副会長「昨日の事件の件で報告が有ります。」 昨日の六限目の最中に校門前にパトカーが止まった件についての話だろう。 一時クラス内は騒然となり、今日の午前中もその話題で持ちきりだった。 先生に訊いても誰も口を割らないので今現在も様々な憶測が飛び交っている。 和「ぜひ聞きたいわね」 副会長「隣のクラスで集団暴行があったようです。私のクラスまで怒号が聞こえて来ました。」 たしか副会長のクラスは2年2組だ。 和「隣のクラスってどちらかしら」 副会長「1組です」 2年1組と言うと、憂のクラスね。 憂は幸い入院中なので特に気に留めなかった。 和「そう、また仕事が増えそうね」 副会長「そうですね、2年1組の生徒に訊いても先生から口止めをされているようで情報は得られませんでした。報告は以上です。」 和「有難う、放課後会議を行うから生徒会室にメンバーを集めてくれる?」 副会長「わかりました。失礼します。」 副会長が生徒会室を出ると入れ替わりで生徒会の顧問教諭が入って来た。 顧問「真鍋君いるかね?」 和「はい」 私は立ち上がりながら答えた。 顧問「あぁ、座ったまま聞いてくれ。今日の会議の議題についてだ。」 予算の分配、クラブの昇格、キャンペーンのポスター作り。 どれもありきたりな議題だ。 和「わかりました。」 私は議題をホワイトボードに書き取り短く返事を返した。 •同時刻2年1組 梓「唯先輩、また来たんですか。」 唯「あずにゃんが寂しそうだから来てあげたよー」 2年1組には重々しい空気が漂っていた。 無理もない、休み時間の度に唯先輩がこのクラスに来るのだから。 いつも騒いでいるグループが揃って停学中なのも大きな要因だ。 私と唯先輩の声と雨音が教室に響く。 梓「寂しくなんかありません。自分のクラスに帰って下さい。」 唯「そりゃ昼休み終わったら帰るよ。」 唯先輩は私と二人で作ったお弁当を食べながら答える。 正直、唯先輩を見てると昨日の情事が頭に浮かんで食事に集中できない。 まぁ、抱き付いて来ないだけマシか。 唯先輩も自重しているのだろう。 梓「純からも何か言ってよ!」 純「憂が退院したと思えばいいじゃん。」 ダメだ。純では役に立たない。 梓「じゃあ、昼休み終わったらもう来ないで下さいね。絶対ですよ。」 唯「えぇー、あずにゃんも私に会いたいくせにー」 ピクッ 唯先輩の不用意な発言に体が反応する。 梓「だから、私達が付き合ってる事を匂わす発言はやめて下さいってば。」 唯「誰もそんなの気にしてないよ。」 私が耳打ちしても唯先輩は大きな声で返して来る。 本当に隠すつもりがあるのだろうか。 とにかく、これ以上一緒にいるといつ墓穴を掘るかわからない。 梓「いいから帰って下さい!」 唯「わぁかったよー、明日からちょっと我慢するよ。」 私が強めの口調で言うと唯先輩は口を3の字にして了承してくれた。 純はニヤニヤしている。 すごく気持ちが悪い。 一番心配なのは部活中だ。 まだ気は抜けない。 •放課後、生徒会室 私が生徒会室の扉を開けると既に副会長、書記、会計の三人が待機していた。 私は急いで荷物を置き上座に腰掛ける。 和「遅れてごめんね、それじゃ会議を始めるわね。」 会議と言っても形式だけだ。 特に時間はかからないだろう。 和「ホワイトボードに書いてある通り、議題は漫画愛好会の昇格、部費の再分配、キャンペーンポスターの依頼ね。」 和「主に明日の放課後の部長会議での案件よ。質問が有ったら今のうちにしておいてね。」 副会長「はい、ポスターの依頼とはどのような?」 和「昨日の集団暴行を受けて今朝職員会議が開かれた結果、イジメ撲滅週間を設定する事になったらしいわ。」 副会長「『イジメ撲滅』ですか、『暴力反対』ならわかりますが。」 和「暴行の背景にイジメがあったんでしょうね。」 和「依頼するのは漫画愛好会改め漫画研究部と、美術部、それと一応文芸部にもお願いするわ。」 副会長「わかりました。依頼は私がやっておきます。」 和「お願いね。次に明日の昼休みに行う委員長会議についてだけど…」 和「特に無いわね。選挙管理委員会の設立について少し話をして終わると思うわ。」 和「なにか質問は有る?」 書記「ありません。」 会計「無いです。」 和「では、本日の生徒会会議を終わります。各自職務に戻って下さい。」 副会長「お疲れ様でした。」 それぞれ自分の仕事を始める生徒会メンバー。 皆優秀な後輩だ。 私が居なくても生徒会は成り立つかもしれない。 和「ちょっと席を外すわ。」 明日の部長会議、どうせ律は忘れてるだろうから教えてあげないと。 •軽音楽部部室 軽音部の部室の前まで着いたものの、やはり演奏の音は聞こえて来ない。 遠慮無く扉を開ける。 和「律、いるかしら。」 唯「あ、和ちゃーん。」 律「どしたー?」 澪「またやらかしたのか、律。」 和「明日の放課後、部長会議だから忘れないでね。」 律「お…おう!忘れる訳ないだろー!あはは。」 澪「忘れてただろ!」 紬「和ちゃんもお茶いかが?」 和「有難う、頂くわ。」 唯「和ちゃんがお茶してくなんて珍しいねぇ。」 和「生徒会室にいると気を遣うからね。」 梓「いつもお疲れ様です。」 和「有難う、そういえば昨日の事件、梓ちゃんは巻き込まれなかった?」 梓「え…えぇ、私は休んでたので…」 ん? なにやら空気が変わった。 訊いてはいけない事だったか… でも私は敢えて訊く。 和「皆何か知ってるの?」 澪「いや、その…な?」 律「なんつーか…な?」 紬「あれよね、ちょっと…あれね?」 唯「その被害者が私なんだよー」 和「え…?」 •同時刻、軽音楽部部室 あぁ、唯先輩… 言ってしまいましたか。 皆さん、私に気を遣ってくれてたのに… その後も唯先輩は事件の経緯を包み隠さず話した。 終いには自分で話した内容に憤慨し泣きだしてしまった。 昨夜の余裕たっぷりな唯先輩は幻だったのだろうか。 和「なんで教えてくれなかったのよ!」 そりゃあ、ずっと私の教室にいましたからね。 和「じゃあ、憂が入院してるのもイジメの所為なの?!」 その通りです… 和「…許せないわ。」 和先輩が本気を出したら、恐らく大変な事になる。 私が止めなくては… 梓「あの、もう済んだ事ですから…」 和「梓ちゃんが許しても憂は許さないわ。そして私も許さない…!」 あの和先輩が冷静さを失っている。 たしかに私なんかイジメられたとは言えない、呼び出されてCを殴って逃げただけだ。 皆さんに相談するしかない。 和「唯!泣いてないでちょっと来なさい!」 唯「え…ふぇ?」 和先輩は唯先輩を引き摺って何処かへ行ってしまった。 残されたメンバーは厳しい顔をしている。 梓「あの、皆さん…」 律「こりゃ、ヤバいぞ。」 梓「え…」 澪「唯は停学になった連中を退学させようとしてるんだ。」 梓「ええっ?」 紬「和ちゃんが止めてくれると思ってたんだけど…」 梓「退学…ですか。」 あの唯先輩が? 今日一日そんな素振り見せなかったのに… 律「昨日梓の担任と話をして、今後はしっかり梓と憂ちゃんを守るって約束してもらったんだ。」 澪「だから、唯がやり過ぎないように釘を刺そうと思ったんだが、言い出せなかった…」 梓「昨日、そんな事があったんですか…」 紬「昨日の唯ちゃんのあんな表情、初めて見たわ、唯ちゃんは憂ちゃんが大好きだから…」 憂…たしかに憂が受けた痛みは計り知れない。 今日の朝、憂の机を見たが新品の机に交換されていた。 私の机はそのままだったのに。 憂が私達から距離を取りたがってるのはなんとなく察してたが、まさかイジメを受けてたなんて… 梓「停学になった人達も憂をイジメてたんですか?」 澪「それは憂ちゃんに訊かないとわからない。でも憂ちゃんに変装した唯を集団で傷付けようとしたんだ。既にイジメよりもよっぽど酷い事をしている。」 梓「ですよね…」 律「憂ちゃんの所…行ってみるか?」 今唯先輩の所へ行っても無駄だろう。 和先輩も冷静さを欠いてる。 先ず憂に話を聞いてから唯先輩の説得に取り掛からないと。 梓「行きましょう。」 私達は一応唯先輩にメールをして桜ヶ丘総合病院へ向かった。 •同時刻、3年2組 誰も居なくなった教室で唯と話をした。 和「…」 私は言葉を失ってしまった。 傷害事件の手助けをしたのに停学二週間… 二学年の生徒が著しく減るのを恐れて首謀者三名のみを退学にしたのだろう。 他にも憂が受けていたイジメを聞いたが、どれも悪質なものばかり。 和「…協力するわ。相応の制裁を与えましょう。」 唯「そうだね、イジメの分もしっかり罰を与えなきゃ。」 静かな教室で雨の音が哀愁の調べを奏でていた。 停学者が復学するまでに準備を整えねば。 •桜ヶ丘総合病院 澪「梓、私達は待合室にいるから先に行ってくれ。私達が居たら憂ちゃんも話しにくいだろう。」 正直、憂とは最近話してなかったから気まずい。 しかも昨日から唯先輩と付き合ってるんだ… そうだ、私友達の姉の恋人なんだ。 梓「わかりました。」 でも、私には憂を守る義務がある。 今度は私が憂を助けないと! •503号室 503号室のプレートを見ると憂の名前があった。 ちょっと緊張してきた。 この扉の向こうに憂がいるんだ。 ふぅ、一度深呼吸をして音を立てないようにスライドドアを開ける。 そっと首を差し込み病室の左手前のベットを見るがカーテンがしまっていた。 はぁ、また緊張してきた。 梓「う、憂ー、いるー?」 声が上擦ってしまった。 聞こえなかったかな。 梓「…憂、私だけど」 憂「え?梓ちゃん?!」 勢い良く開けられたカーテンの先にはパジャマを着た憂が居た。 憂のその姿を見て本当に入院してるんだ、と実感した。 梓「お見舞いに来れなくてごめんね。」 憂「ううん、気にしないで。」 梓「…」 憂「…」 お互い黙ってしまった。 まぁ、そうなるだろう。 憂「と、とりあえずカーテン閉めて。」 梓「あ、うん…」 カーテンを閉めた事により更に気まずくなってしまった… どう口火を切ろうか思案していると、憂から話しかけてきた。 憂「梓ちゃん、最近学校で…なにか無かった?」 梓「えっと、色々あったよ。」 憂「そっか…ごめんね。」 梓「ううん、謝るのは私の方だよ。気付かなくてごめんね。」 憂「純ちゃんは大丈夫?今日は何かあった?」 梓「え?うん、今日は大丈夫だよ。」 もしかして昨日の唯先輩の活躍を知らないのかな。 学校から連絡が行ってると思ってたんだけど。 梓「学校から何か連絡来てない?」 憂「来てないよ?」 私の家には連絡来たのに。 担任は入院してる事を知ってる筈だし… まさか病人である憂に刺激の強い話を聞かさないよう病院が差し止めてるのかな。 梓「そっか、実は先輩達も来てるんだ。ちょっと呼んで来るね。」 病院の心遣いなら私の独断で昨日の事を話すのは良くないよね。 憂「えっ、お姉ちゃんも来てるの!?」 梓「あ、いや、唯先輩は来てないんだけど…」 憂「ねぇ、何か隠してる?」 梓「いや、とりあえず先輩達呼んでくるね。ちょっとあれ、直ぐ戻るからっ!」 憂「ちょっと梓ちゃんっ!」 私は逃げ出した。 2
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1666.html
痩せぎすの男の先導で船の狭い通路を進んでいく六人。この中で身を屈めず歩いていけるのはルイズとタバサくらい。 やがて連れて行かれた場所は、後甲板の後ろに設けられた、船長室らしき立派な個室だった。 開けられた扉の向こうには豪奢なディナーテーブルがあり、そこを囲むように居並ぶ柄の悪い空賊達と、上座に一人どんと居座る頭がルイズ達を待ち構えていた。 汗や油に塗れた小汚い格好だが、その手の中では大きな水晶があしらわれた杖を弄んでいることからも、どうやらメイジだということを全員に知らしめていた。 六人は六人とも、それぞれの意思で沈黙を守っている。 これから愉快なコメディの幕が開くのを待っているようなワクワクとした笑みを見せているのはジョセフとキュルケ。 我関せずとなおも本から目を離さないのはタバサ。 飄然と立っているだけのワルド。 荒々しい空賊達の睨みに気圧され怯えながらも、それでも貴族のプライドに縋って精一杯の憎憎しい目つきで空賊を睨み返すギーシュ。 そしてルイズは、小さな身体を凛と立たせ、きっと頭を睨みつけていた。 今までに見たことのない六者六様の反応を見せるルイズ達を眺めていた頭は、ニヤリと愉快げに笑った。 「トリステインの貴族はプライドばかり高いが、お前達は極め付けだな。名乗ってみせな」 「大使としての扱いを要求するわ」 頭のセリフを何の躊躇いもなく無視してみせるルイズ。 「たかが空賊がトリステイン王国の大使に口を利いて貰えるだけでも身に余る光栄だわ」 頭もまたルイズの暴言を何の躊躇いもなく無視してみせた。 「王党派だと言ったな」 「同じことを何度言わせる気かしら」 「何しに行くんだよ。あいつらは明日にでも抹殺されちまうぜ」 「それがどうしたのよ。あんた達に言っても仕方ないでしょ」 大勢の空賊達の前で怯えも見せずしらっと挑発を続けるルイズに、頭は楽しげに語りかけた。 「貴族派についたらどうだい。今のあそこならメイジとなりゃ高い金で雇ってくれるだろうさ」 「笑わせるわね。トリステインの大使に王座泥棒の片棒を担げだなんて。まるで韻竜にネズミの死骸を薦める様な所業だわ」 立て板に水とばかりに辛らつな言葉の刃を投げかけるたびに、空賊達の目の鋭さがより磨がれていくのをギーシュは否応なしに感じ取っていた。 横目で恨めしげにルイズを見るが、その横ではジョセフがそんなルイズを満足げに……そう、可愛い孫を見守る祖父そのものの目で暖かく見守っているのを見て、ギーシュは何もかもを諦めた。 あんな甘い祖父が横にいる孫が張り切らないはずが無いからだ。 「もう一度言う。貴族派に付く気はないかね」 最後通牒とも言える頭の言葉に、ルイズは胸を張って答えた。 「ネズミの死骸はそれに相応しい者が食らうべきだわ。私が食べるものではないのよ」 これ以上はない完全な拒絶の後、不意に拍手が沈黙の室内に鳴り響いた。 拍手の主はジョセフであった。 「よく言った! そこまで言えるとは大したモンじゃッ!」 と、再びわしゃわしゃとピンクの髪を撫でた後、ニヤリと笑って頭を見た。 「そちらさんも意地が悪い。こんなどこからどう見ても頭の固いトリステイン貴族の雛形に、そんな甘い言葉なんぞ百も千も用いたところで効果が無いのは先刻承知だろうに」 「ほう? そう言うお前は何だ。……貴族ではないな」 興味深げに、だが威圧を込めた視線でジョセフを射すくめる頭。人を射すくめるのに慣れた眼差しだったが、ジョセフもまたそのような眼差しを受けることに慣れた男だった。 「使い魔じゃよ」 「……使い魔?」 「お前さんに生意気な口を叩いてるこのルイズのな」 頭だけでなく、周りの空賊達もが一斉に笑った。 「ははははは、御老人よ。生まれてこの方こんな愉快な冗談は聞いたことが無い! まさかトリステインの貴族相手からこんな冗談を聞けるとは夢にも思わなかった!」 ジョセフもニカリと笑って見せると、当然のように言葉を返した。 「王党派も大変じゃな、空賊の真似事までせにゃならんほど追い詰められてる! 使い魔の老人、王党派の空賊! この部屋は冗談の詰め合わせと言ったところかなッ!」 その言葉に、再び爆笑が巻き起こる船長室。 まだ事情が飲み込めていないのはルイズとギーシュくらいのものだった。 頭はばんばんとテーブルを叩くほど盛大に笑ってから、やれやれと首を振りながら背凭れに凭れ掛かった。 「――参ったな、これでも随分と空賊稼業には慣れていたつもりだったんだが。どこにボロがあったのかな」 「ボロも何も。あんなに硫黄に目の色変えてたくせに、ルイズのルビーやわしらの身ぐるみには一切興味を示さん空賊などおるわけがない」 ジョセフはそう言いながら、くつくつと喉の奥で笑った。 「硫黄が欲しいのは貴族派に売るためじゃない、自分達で使いたいから。そしてちょっとした小金に興味を示せないほど明日の命をも知れん連中が、今のハルケギニアにはそんなに多くいるというワケじゃあないわなッ!」 ふんふんと頷きながら聞く頭からは、先程までの粗暴な雰囲気が嘘のように消えていた。 大きな混乱に巻き込まれたルイズが頭から周囲の空賊達に視線を移せば、彼らの誰もがこれまでの空賊めいた柄の悪さが消えているのが判ったほど、彼らの態度は変貌していた。 「で、こんな航海に必要な穀物や酒に火薬を満載した船倉にわしらを入れた、というのもそうじゃ。そちらはわしらを人質としてではなく、賓客として扱う心積もりをしとったというコトじゃ。 なのにこんな愉快な三文芝居をしたのは、わしらがあんたらに怯えて貴族派だと言い出さんかどうか見て試そうとした。おおよそそんなところじゃあないかなッ?」 ジョセフの謎解きに、頭は乱暴な笑みではなく、明朗で清々しい微笑を見せた。 「ははは、御老人! 貴方のその目と耳は一体この船の何処に付いていたと言うんだ? 是非この私にだけそっと教えてもらいたいものだ! そこまで理解されているのなら、最早下手な演劇に興じることも無いだろう。 失礼した、貴族に名乗らせるならこちらから名乗るのが礼儀と言うものだね」 周りに控えた空賊達は笑みを収め、一斉に直立する。頭はカツラと眼帯を外し、無造作にテーブルに投げ捨ててから、おもむろに付け髭を外して見せた。 すると百戦錬磨の空賊の頭は、あっと言う間に凛々しい金髪の青年に姿を変えた。 「私はアルビオン王立空軍大将にして本国艦隊司令長官、同時に本艦イーグル号の艦長……と、様々な肩書きを持ってはいるが、今では飾りくらいにしかなりはしない。それでは僕の最大の飾りを披露することにしよう」 若者はテーブルの上で優雅に手を組むと、六人に向かって誇り高く名乗りを上げた。 「空賊船船長とは仮の姿。アルビオン王国皇太子ウェールズ・テューダーだ」 ルイズは小さな口をあんぐりと開けて皇太子を見た。ワルドはほうと興味深げに皇太子を見た。キュルケはあらいい男、と皇太子を見た。タバサは本から視線を離さない。ジョセフは皇太子が直々に空賊か、と少々驚いた。そこまではさしものジョセフにも予想外だった。 そしてギーシュは、あ、あ、あ、と、言葉にならない声を断続的に発しながら、油の切れた出来の悪いからくり人形のように首を軋ませてジョセフを見た。 ジョセフは横目でギーシュを見ると、少しの哀れみと盛大な呆れを混ぜこぜた表情を帽子の下から見せ付けた。 「ギーシュよ、オイシイ話があったらすぐ飛び付くのはやめとけ。ひとまず疑ってかかるくらいはしてもバチは当たらんぞ」 「よ、四百……四百エキュー……」 ジョセフとキュルケへの負け分、合わせて四百エキューを一瞬で失う破目になったギーシュが、大勢の目の前にも拘わらずがっくりと膝を付いてしまったのは仕方のない事だった。 何事か、と訝しげにギーシュを見やる皇太子にジョセフが賭けの事を説明すると、またもウェールズは高らかに笑った。 「全く! 君達の腹の据わり具合といったら! 最近のトリステイン貴族は随分と有望株が揃っているようだね! では改めてアルビオン王国へようこそ、大使殿。御用の向きは如何なるものかな」 悠然と言葉を紡ぐウェールズに対してトリステインの大使は、呆然と立ち尽くしていた。 「こちらが説明するようなことはおおよそそこの御老人が説明してくれたからね。せっかくの私の楽しい種明かしのセリフを取られてしまったのが何とも痛快とも言える。 我が国でさえ王党派など圧倒的な少数派だというのに、よもや外国に我々の味方がいるだなどと夢物語を容易く信じられる状況ではなかったのでね。君達を試すような真似をしてしまって申し訳ない」 ウェールズが楽しげに言葉を続けても、ルイズはなおも意識が現実に戻りきっていなかった。 目当ての人物とこんな場所で出会ってしまうなどということに、心の準備も何も出来るはずがないからだ。 懸命に事態を理解しようとするルイズを取り成す様にジョセフが自分達の自己紹介をすれば、ウェールズは満足げに頷いてルイズ達を眺めた。 「せめて君達の様な立派な貴族が我が国にいれば、このような惨めな今日を迎えることも無かっただろうに!」 その言葉にやっとルイズが我に返ってアンリエッタの手紙を取り出そうとしたが、はたとそこで気が付いた。 キュルケとタバサは勝手に自分達の行く先に着いて来てるだけで、正式に任務に参加している訳ではないのだ。 かと言って「あんた達部外者だから席外せ」と言うのも不躾ではないか、と考えてしまい、どうすればいいのかとルイズは戸惑った。 だがキュルケは、そんなルイズを見て薄い苦笑を浮かべながらふぅと溜息をついた。 「こういう時は、堂々と『あんた達は王女殿下から任務を受けてない部外者だから席を外しなさい』と言うものよ。トリステインの大使を務めるならそれくらいのことはちゃんと言いなさい?」 「わ、判ってるわよそんな事! 今言おうとしてたわ!」 追い出す対象から諭されて、恥ずかしさとか怒りとかそんな感情で顔を赤らめたルイズだが、こほん、と咳払いしてキュルケとタバサを見た。 「貴方達は今回の任務とは関係が無いから、一旦席を外してもらうわ」 「はいはい。じゃあタバサ、行きましょう」と、まだ本を読んでいるタバサの手を引いて、自分達を連れてきた痩せぎすの男に目をやった。 「大使の友人ということで、船倉以外の部屋で待機させてもらえるのかしら」 「承知しております。ではこちらへ」 先程までの態度が嘘のような恭しさで、男は二人を連れて部屋を辞した。 二人が出て行ったのを見届けてから手紙を取り出したが、しかし手紙を手にしたまま、まだ訝しげにウェールズを見た。 「あ、あの……失礼ですが、本当に皇太子殿下なのですか?」 ジョセフでさえ、頭が皇太子だとは見抜けなかったほどの堂々たる空賊っぷりを見せていた青年が、「私は皇太子だ」と言い出してもはいそうですかと言えないのは正直な心境だった。 ウェールズは悪戯っぽく笑うと、満足げに頷いた。 「空賊全体としてはボロが出てはいたが、僕個人の扮装はどうやら君達のお気に召したようだ! 少々遊びが過ぎたようだが、僕はウェールズだ。証拠をお見せするとしよう……ヴァリエール嬢、左手のルビーをこちらに向けてくれたまえ」 と、ウェールズは立ち上がりながら左手に嵌めていたルビーの指輪を外すと、それをルイズの手に嵌められた水のルビーに近づける。 すると二つのルビーが共鳴し、虹色の光を周囲に振り撒いた。 「この指輪はアルビオン王家の風のルビー。君が嵌めているのはアンリエッタが嵌めていた水のルビーだろう? 水と風は虹を作る……王家の間にかかる虹の架け橋さ」 愛おしげに虹を見つめるウェールズに、ルイズは失礼を詫びて手紙を差し出した。 真剣に手紙を読み耽っていたウェールズだったが、しばらく手紙を読み進めていくうちに微かな憂いを眼差しに含ませていた。 しかしそれは本当に微かな変化でしかなかった。 「姫は結婚するのか……そうか。私の可愛い従妹は」 ワルドが無言で頭を下げて、ウェールズの言葉を肯定した。やがて最後の一行まで読み終わると、大切に手紙を畳んでから微笑んで顔を上げた。 「了解した。姫はあの手紙を返して欲しいとのことだが、残念なことに姫の手紙はこの船に乗せていない。空賊船にあの可愛らしい姫の手紙を連れてくるわけにも行くまい。 君達には面倒をかけるが、ニューカッスルの城まで足労を願うとしよう」 To Be Contined →
https://w.atwiki.jp/nihonjindakedo/pages/72.html
314 名前:名無しさんの主張[sage] 投稿日:2012/06/22(金) 21 14 02.20 ID ??? http //g-thai.or.tv/as-1.html タイは昔からイサーンと呼ばれる東北部を除き食料が豊富で裕福な国です。 それ故争いが少なくおっとりとした国民性です。 仏教の教えをかたくなに守りお互いに援助し合うことで日々の生活を支えてきました。 タイの小乗仏教は現世の行いが来世につながるというもので、タンブン(徳)を積めば 来世は幸せになれるという教えです。そのためお寺に寄進すること、人のために尽くすことを美徳としています。 その為怒りを表すことは恥ずかしい事とされる為,微笑みを絶やさず優しく接します。 というわけで、タイ人は一見幼稚に見えても、 「仏教の教えをかたくなに守りお互いに援助し合う」ことを続けてきたわけで、 仏教の教えを曲解・悪用、あとは無視して、ひたすら叩き合い潰し合いを 続けてきた日本人とは全然違うのだろうな。 283 名前:名無しさんの主張[sage] 投稿日:2012/06/22(金) 08 26 32.36 ID ??? 277 本願ぼこり [編集] http //ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E4%BA%BA%E6%AD%A3%E6%A9%9F 悪人正機の意味を誤解して「悪人が救われるというなら、積極的に悪事を為そう」という行動に出る者が現れた。 これを「本願ぼこり」と言う。親鸞はこの事態を憂慮して「くすりあればとて毒をこのむべからず」と戒めている。 いかにも標準らしい発想だなw 優しそうな大人を見ると、悪事を許してくれるというなら、 どこまでも積極的に悪事を為そうと考えるクソ餓鬼みたいな価値観 日本人は自分が非難される許容範囲ギリギリの線まで積極的に悪事を為す 846 名無しさんの主張 2012/05/21(月) 13 28 39.20 ID ??? 日本の坊主は本当に最低だな。 日本の坊主は戒律は守らないし、妻帯しているやつが多いし、税金を取られないことをいいことに贅沢な生活をしているやつが多い。 葬式のときも金をふんだくっていくしな。 キレて怒鳴り散らすやつも多い。本当に修行しているのか? お前なんかに偉そうにふんぞりかえって説教する資格はないんだよ。 戒律をきちんと守って、生涯独身で通して、質素な生活をしてから説教しやがれ。 719 :名無しさんの主張:2012/06/25(月) 03 09 44.02 ID ??? 「汚い」といえば、鈴木正三という江戸時代の禅僧が素晴らしいな。 http //ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E6%AD%A3%E4%B8%89 島原の乱後に天草の代官となった弟の重成の要請で天草へ布教し、曹洞宗に限らず諸寺院を復興し、 『破切支丹』を執筆して切支丹(カソリック・キリスト教)の教義を理論的に批判した。 日本仏教史においては、江戸時代には宗門改などのいわゆる檀家制度によって 「葬式仏教」へと堕落して思想・理論的には衰退したとされているなかで、 正三の『破切支丹』は優れた仏教思想書として高く評価されている。 らしいが、この人の主張する仏教思想は、人間は「痰と涙と尿と糞便の袋」 の汚いものでしかないから全くの無価値であり、決して調子に乗ってはならないというもの。 おまえら庶民に価値などないから我侭言わず働け、働かないと仏になれない 「職分仏行説」を理解しろと、ひたすら人格否定する説教をしていたという。 こういうのが、日本を代表する偉大な禅僧で、優れた仏教思想などと評価されているのが日本。 730 :名無しさんの主張:2012/06/25(月) 05 34 20.43 ID ??? 痰と涙と尿と糞便の袋 これもザ・ジャパニーズだなww 722 :名無しさんの主張:2012/06/25(月) 03 34 30.58 ID ??? 薩摩藩なんかキリシタンどころか、浄土真宗信仰までが弾圧されていた。 191 :名無しさんの主張:2012/11/05(月) 04 51 10.31 ID ??? 基本的人権の否定、個人の尊厳の冒涜、自我の放棄、人間性への裏切り、悪を憤る精神の欠如、道徳的無感覚 その通りすぎてワロタw ↓ http //www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4101231311 67 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 5つ星のうち 5.0 日本の仏教について知る 2003/7/18 By 松浦淳 形式 単行本 欧米の修道院などでの修行と日本のそれとは決定的な違いがある。日本の寺での修行、特に禅宗、 そして永平寺での実際の修行をこの本で知ると、そこに遍在する『暴力』というものの存在に驚かされる。 横尾忠則が永平寺での修行をしたとき、僧侶の言葉の暴力に驚かされているが、今も変わらず殴る蹴るの暴力は茶飯事で、 そもそも修行の始めから殴られることに文句も言えない。こうして『全く文句を言わない個』となって、初めて修行が許されるのである。 寺の修行を日本の組織に置き換えると、日本を理解できる。 官庁や会社では露骨な暴力こそないが、組織に文句を言わない人間しか内に留まることを許されない。 249 :名無しさんの主張:2012/11/06(火) 02 23 35.51 ID ??? ★★★★★ 暴力は絶対にいけない ├2008/12/12 ├参考になった(28人中20人) └レインマン 古参の雲水の意味もない暴力には驚いた。戸塚ヨットスクールは非とされ、永平寺は 是とされるのだろうか。としたら、宗教の危なさを感じた。 人間の感情がむき出しにされてしまうことが、高遠な寺でなされていることは悲しいことだ。 道元は、暴力を肯定してはいないだろう。 筆者は、このことも暗に伝えたかったのではないでしょうか。 251 :名無しさんの主張:2012/11/06(火) 02 24 50.09 ID ??? ★☆☆☆☆ びっくりな内容です・・ ├2008/12/26 ├参考になった(45人中29人) └たこたろう この本に肯定的な意見が多いので少数派になってしまいますが、私はガッカリしました。 暴力的発言&暴力が多くて、「これが仏教なのか!?」と衝撃を受けてしまいました。 お釈迦様は怒りを最も悪いこととして、怒りや暴力をいかなる理由でも正当化していなかったと思います。この本にあるような怒鳴り声や暴力が本当に必要なのか疑問でした。 “禅問答”なんて言葉がありますが、この本の様子では“問答無用”です。 永平寺さんが、本当にこういう暴力行為を“修行”という名目で行っているのか、本当はお寺に聞いてみたいです。忍耐は人間にとって大事だけど、他人から蹴り飛ばされたりする理不尽な行為、私ならNOと言いたいです。 252 :名無しさんの主張:2012/11/06(火) 03 00 07.01 ID ??? 曹洞宗は道元が開いた日本の禅宗の代表的宗派で・・・ と学校で習ったけど、これがとんでもカルトみたいだ。 大本山の永平寺が、栄養失調になり、食べ物を求めて坊主同士が殴り合う世界。 長谷寺は殺人を認める誓約文を書かせる。 192のブラック企業研修も曹洞宗。 人間は「痰と涙と尿と糞便の袋」だと江戸時代に説教してた坊主も曹洞宗。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/5591/1337402416/857 伝統宗教だからカルトではないだろうと甘く見てると罠にはまるのが日本だ。 まあ日本の伝統自体がカルトみたいなもんだからな。 こんな宗派がホームページで「人権・平和・環境」を 布教教化の根本としていますなんて言ってるのが日本らしい。 「人権否定・暴力・修羅場」を根本としていますと正直に言えばいいのに。 256 :名無しさんの主張:2012/11/06(火) 03 42 12.08 ID ??? 日本の仏教はなぜホームレスを支援しないのだ アメリカの大都市では教会が中心になってボランティアを集めホームレス支援 (炊き出し、衣類を集めて配る、など)を行うことがよくあります。 東京や大阪のお寺がホームレス支援をしているという話はあるかもしれませんが聞いたことがありません。 なぜなのか考えてみました。 ①仏教にはキリスト教と違い、物質的に恵まれている人がいない人を助けるという慈善精神がない。 ②日本の僧侶はたとえば法事に行けば医師や弁護士に匹敵する1時間5万円の収入があり年収も数千万あり、 プライドが高く無給でかわいそうな人の援助をすることなど考えられない。 ③中には意識が高く活動したい僧侶もいるが組織の中にヒエラルキーがあり何か新しいことを始めるのは困難だ。 現在のような時期だからこそ、日本のお寺がその組織力、財力を使って恵まれない人の 援助を始めたら人々は本当の意味で彼らを尊敬するのにと思います。 http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1324898178 ベストアンサーに選ばれた回答 onarano_daibutsuさん 貴方の実に素晴らしいこの質問に感激を覚えます! 私は30年も海外に居住していますが、たしかに日本の仏教界は 明治以降の世襲制と戦後の宗教法人法とによって、完全に世俗化しています。 馬鹿息子でもお寺を堂々と世襲し、坊主丸儲けでせっせと蓄財に励む姿からは、 もはや日本の仏教界は堕落の一途を辿っている事は事実です。 257 :名無しさんの主張:2012/11/06(火) 03 43 02.25 ID ??? 現在の日本の仏教界はどの宗派も、宗派内の権力闘争に明け暮れるばかりで、 僧侶は地位と名誉とお金と女を求めて、恥も外聞もない有様です。 日本ではお寺はホームレスなど関心外です。 ましてや慈善事業や海外の恵まれない人への寄付など論外です。 坊主はお布施は当たり前のような顔をして貰うくせに、 寄付などの慈善事業にはびた一文関心がありません。 アメリカではホームレスや貧しい人たちを救援する活動の中心は地元のキリスト教会です。 また世界のキリスト教団体は先を争って海外への普及活動と慈善事業を行っています。 日本国内で宗教法人法によって税金をまともに払っていない仏教界は、 自分の利益にもならない慈善事業には本当に冷たいです。 世襲制と宗教法人とによって坊主丸儲けで慈善の精神を失った日本仏教界は、 もはや宗教団体を名乗るだけの値打ちもありません。 この事実に気づいた貴方は実に立派です。 265 : 名無しさんの主張[age] : 投稿日:2012/11/06 09 29 15 ID ??? 世界的な仏教徒の基準から言えば、妻帯している時点で僧侶とは見なされないからな。 朝鮮半島では日本統治時代に僧侶の妻帯を認めたけど、独立してからやっぱり批判されて宗派が分裂したし。 ろくな影響を与えていないな。 266 : 名無しさんの主張[age] : 投稿日:2012/11/06 09 36 22 ID ??? 意味もない暴言や暴力で「厳しく」するくせに、肉は食うわ、酒は飲むわ、妻帯するわ、税金が掛からないのをいいことに贅沢三昧するわ。 そういう点では本当に甘いのが日本の仏教界。 もう根本からずれているとしか言いようがない。 831 :名無しさんの主張:2012/11/17(土) 15 08 37.00 ID ??? 日本仏教は堕落している http //0dt.org/001064.html マジで日本仏教の腐敗っぷりは酷い。仏教は本来 戒律宗教なのに日本では戒律がなくなっているから 国際的には日本仏教は仏教として認められてないという話もあるね。 日本で牧師でも何でもない外人が牧師の格好をして結婚式の宣誓をするバイトをしているように、 日本の僧侶も葬式の時だけ念仏唱えて遺族から金を貰うビジネスをしているだけ。 日本仏教は本当の仏教ではない。平均年収が1000万円以上ある日本の坊主はただのペテン師です。 彼らは世襲だから仏教を信じているかどうかも疑わしい。公式には日本仏教では霊魂の存在を 認めていないにも関わらず死者を「成仏させるため」と称して葬儀や戒名で金をとっている。 日本人に「宗教は重要ではない」と考える人の割合が多いのは日本仏教や神道が何の役にも立っていない証拠だ。 人間は善にも悪にもなりうる存在。その人間を悪い方向に行かない様に善導するのが宗教の役割。 日本人は生前に悪行三昧していても葬式で坊主に金払って念仏唱えてもらえば天国に行けると信じている。 まさにクソジャップヒトモドキである(`・ω・´) 日本仏教や神道の様に戒律がない宗教は人々の行いを良くする事はなく、それゆえに宗教としての存在価値はない。 邪教でありむしろ害悪なのだから日本仏教は解体した方が良い。 「まともな宗教」はどれも禁欲を説いているが世界に冠たるHENTAI民族日本人は僧侶ですら禁欲できないので 教義が歪められてしまう。日本人にはまともな宗教が作れないのでは? 世界三大宗教、仏教も創始者はコーカソイドだ。 コーカソイドは言語性IQが高いので質の高い教義、宗教を作り上げる事ができたのでしょう。 明文化された教義が何もない神道は言語性IQを全く必要としない宗教であり、いかにも日本的である。 日本人は仏教徒を自称する者が多いが仏教の教義を知っている者は殆どいない。 日本人には言語性IQを必要とする「まともな宗教」を理解する事ができないのではないか・・・。 833 :名無しさんの主張:2012/11/17(土) 15 24 14.19 ID ??? 拝金主義は日本仏教の教義なんだろw 地獄の沙汰も金次第/阿弥陀の光も銭次第/阿弥陀も銭で光る/金が言わせる旦那/ 金が言わせる追従/金が物を言う/金さえあれば行く先で旦那/金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる/ 金の光は阿弥陀ほど/金の光は七光/金は威光の元/金は仏ほど光る/先立つ物は金/ 地獄極楽金次第/地獄極楽の道も銭/銭ある時は石仏も頭を返す/銭ある時は鬼をも使う/ 銭ある者は生き、銭なき者は死す/銭あれば木仏も面を和らぐ/銭あれば木仏も面を返す/ 銭は阿弥陀ほど光る/千金は死せず百金は刑せられず/成るも成らぬも金次第/ 人間万事金の世の中/仏の沙汰も銭/仏の光より金の光/冥土の道も金次第 834 :名無しさんの主張:2012/11/17(土) 15 56 27.31 ID ??? 833 銭洗い弁天も追加で! 840 :名無しさんの主張:2012/11/17(土) 17 15 25.62 ID ??? 墓参りをおそまつにするとご先祖が腹をたてて子孫に罰を与える とかが宗教的なしつけとなっているぐらいだからな。 いくら、情動性、特に恐怖感情の波に巻き込まれやすい脳生理的な日本人 だからといっても、子供扱いにもほどがある。 先祖を悪の化身にし、恐怖感を利用して慣例や儀式の維持をさせるという稚拙な レベルでは化けの皮がはがれるのは火を見るよりあきらか。 脅かされた子供がそうじゃないことを知って、安心して好き勝手な方向に走り出した。 それでも、葬式事で騒ぐと怒られるから静かにしているだけ。 葬式仏教でわけのわからない呪文を横並びにとなえたところで、演技力がついても 宗教性、ましてた愛の宗教性は見につくわけがない。 愛の行き先の主流が、金と性欲的挙動となるわけだ。 1089 :トミー ◆jdW1WNy602:2012/11/13(火) 16 59 36 ID ??? 1088 その疑問についてこのサイトが参考になった。 市川さんの意見 日本を良くするために http //sky.geocities.jp/ichikawaiken/index.html 私が感じたのは、こういった日本人の特異な行動の多くが日本をよくする方向には働かず、 むしろ悪化させているのではないか、ということです。これはいったいどこから来たのだろうか、 それを知りたくて周囲の出来事を観察しはじめました。また、西欧の考え方の根底にあるキリスト教を知ろうとして、 プロテスタントの教会にも長年通いました。この結果、日本人の行動の根底には大乗仏教の思想があるらしいと気が付き、 仏教系の私立大学で仏教学を学び最終的に修士号を取得しました。 仏教を学んだ結果、大乗仏教が現代の日本人の行動を決定的に支配しているという結論に達しました。 それと同時に、日本人の行動には仏教以外の考え方から来るものもあるということも分かってきました。 日本人が良く働くのは、独特の一族制度(家の制度)があるためです。日本人が一族と考えているものは、 血縁関係によって成り立っているものではありません。共に働く仲間を自分の一族だ、と感じるのです。 各人は一族のメンバー としての地位を維持するために自分に与えられた役目を果たそうと努力するのですが、 この感覚は私が実社会で日々経験したことです。 日本の企業や官庁などの組織が「家族経営」であることは、皆さんも実感していると思います。 大乗仏教が日本人に与えている影響は、良いものよりも悪いもののほうが大きいと私は考えています。 しかし、奈良時代に大乗仏教が本格的に導入されてから1300年が経過しており、その影響力はいまだに非常に大きいです。 特に日本の学校教育は、無意識に大乗仏教の考え方を子供たちに教えています。 先生方も、自分たちの発想が大乗仏教から来ているということに気がついていません。 では、日本を良くするためにはどうしたら良いのでしょうか。 宗教というものを正確に理解しなければなりません。 人間が社会生活をする上で「なすべきこと」「してはならないこと」は宗教の考え方からきています。 ところが日本人は、宗教が実社会に大きな影響を与えていることに気づかず、ただうさんくさいものと考えてします。 大乗仏教を理解できれば、今の日本で起きている現象の原因が理解できます。 キリスト教を理解できれば、今の日本の公式の考え方(自由、平等、基本的人権)がどこから来て、 日本ではどう変形しているのか、が分かってきます。 これらはプロテスタント(カトリックに対抗して新しく出来たキリスト教)を基礎にしているのですが、 日本人はキリスト教が分からないので、自由・平等・基本的人権の本来の意味を理解できていません。 そのために大乗仏教の考え方で解釈してしまっているのです。 宗教的な考え方がいかに現実社会に大きな影響を与えているか、を 日本人が悟るための啓蒙活動を起こすことが大切だ、と私は考えています。 時間のかかるやり方ではありますが、このプロセスを省略して制度だけをいじっても、 日本人の考え方が変わらないので中途半端なものになるだけです。 日本人の行動を支配している考え方 http //sky.geocities.jp/ichikawaiken/koudousihai.html 大乗仏教 仏教はおよそ2400年前のインドで生まれ、今ではいろいろな宗派に分かれています。 現在の日本仏教は大乗仏教ですが、これはおシャカ様が亡くなってから数百年後に発生した新興宗教で、 おシャカ様が説いた教えから大きく変形して、まったく逆のことを説いている部分もあります。 インドでは仏教は13世紀にほとんど消滅してしまいました。東南アジア諸国では小乗仏教が盛んですが、 これは大乗仏教とは 大きく異なっています。 世界の主要国の中で、国民の大多数が大乗仏教を信奉している国は日本だけです。 日本人は、他の国の人にはない特異な行動をとることが良くありますが、 その多くが大乗仏教の考え方から来ているからです。 大乗仏教にも良い面はあるのですが、全体として考えると日本人に決してよい影響を与えていません。 日本で起きている社会現象 http //sky.geocities.jp/ichikawaiken/genshou.html 日本で起きている社会現象を説明します。これらは、主として大乗仏教の方便説から来るものです。 啓蒙思想の時代 http //sky.geocities.jp/ichikawaiken/keimou.html 1090 :脱日本人:2012/11/13(火) 20 00 14 ID ??? 1089 かなり勉強になるねそのサイト、 特に大乗仏教の日本社会へ与えている影響と 独立後のアメリカに対する分析はとても参考になった。 どんな思想や制度も無理に全部取り入れて繋ぎあわせようとして その矛盾が飽和状態に達している所にまた新しい思想や制度が入ってきて… という悪循環でここまで歪んだ国になってしまったのかもな。 その人が言ってる通り、一度色々な思想を整理しなおして 新しい啓蒙思想を作り出していかなくてはいけないのかもしれないけど、 今の日本人はごちゃ混ぜ思想の矛盾と方便に疲れ切って 「もう何も信じたくない」とふさぎ込んでいる状態だろうから難しいだろうな。 1091 :脱日本人:2012/11/13(火) 22 35 58 ID ??? 大乗仏教って修行しなくても救われますよってことでしょう?大雑把にいってしまえば。 博愛という観点で別にそれはわるくないけど 人を殺しておきながらナミアブダブツと唱えているだけで助かると思っちゃう人間ばかりになってしまったのが今の日本ですかねぇ。 1092 :脱日本人:2012/11/13(火) 23 30 55 ID ??? やはり日本的な意味で「ぬるい」んだと思うよ。 キリスト教も博愛思想はあるし多くの人間を救済しようと活動してる人は多いだろうけど やはり死後に裁かれて天国に行けない人は出てきてしまうわけで。 戦国時代に来た宣教師も「あなた達が来る前に死んだ家族や先祖はどうなりますか」と聞かれて 正直に「残念ながら天国にはいけません」と答えたという話を聞いたことがある。 最近はセカンドチャンスとかいう考えもあるらしいけど。 真如の「みんなそれなりに正しい」というのも一見相対主義で博愛的に見えるが これが他人との差異を許さない認めない狭量な民族性の原因になってるわけで。 人間社会の実情に合わない綺麗事で現実を歪ませてしまっている点が日本の左翼そのままだな。 それでいながら戦前の日本軍にも大きな影響を与えているのが面白い、ついでに昨今のネトウヨにも。 1093 :脱日本人:2012/11/14(水) 00 16 12 ID ??? 真如の「みんなそれなりに正しい」というのも一見相対主義で博愛的に見えるが これが他人との差異を許さない認めない狭量な民族性の原因になってるわけで ここが解せん。 みんなそれなりに正しい→おまえも正しいし俺も正しい、じゃあお互い違いを認め合おう、認められなくても不可侵でいよう。避けて通れない対立があるならそれはそのとき議論しよう。 なんでこうならないのか。 1317 :トミー ◆jdW1WNy602:2012/11/29(木) 21 28 53 ID ??? 523 名前:名無しさんの主張[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 16 08 37.87 ID ??? 521 日本の仏教は、神道の祖霊崇拝の変形バージョンだろう。 基本的に日本人は思想哲学などの抽象的思考が大の苦手だから、 外来の宗教を理解する能力もなかったのだと思う。 577 名前:名無しさんの主張[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 18 34 30.08 ID ??? 523 基本的な認識がすべてとは言わないけど 間違ってると思うのでちょっと。 まず、日本の仏教が今日堕落傾向にある事は否定できないと思う。 その堕落のスタート地点を正しく捉えることが大事。 おれもいろんな事を疑って正しい仏教をどこが継いでいるかを 調べてきたけれども、 日本の仏教は中国朝鮮経由のいわゆる大乗仏教プラス真言宗の密教 (真言教) 基本的に大乗の流れだと考えていい。 大乗は自分が悟るだけではなく同時に衆生がみんなで救われていく 方法論が大切と考えた、インドで起こった一派。 それに対して南伝仏教と言うのは一時小乗とも言われたが、 差別的な表現なので今日では上座部と改められている。 上座部はたいたいのところ釈尊の教えに忠実に自分が悟る事を 中心としている。 けれどもそもそもが仏教の経典は釈迦の著述ではなく、 後からまとめられたもの。 極論を言う人には大乗系は仏教ではない、と言う人すらいる。 けれども、平安期の空海最澄、鎌倉仏教の祖師の思想を見れば、 日本人としての最大のパフォーマンスを達成しており、 大乗が仏教でないと言うのは現実を捉えてない極論だと思う。 では、どこで日本の仏教が歪んだかと言えば、ひとつは親鸞が 妻帯の流れをつくてしまい、どこの時点で一気にそれが拡大してること、 江戸時代で幕府が檀家制度などによって仏教の自由を奪って 儀式化の流れにつながってしまったこと。 民衆をよく救済してレベルが高った人としては江戸時代の白隠も いるので一概に江戸時代の僧が駄目とも言えない。 江戸からの伝統的な世襲や檀家制度を引き継ぎ、社会が物質的に 豊かになって明治以降堕落傾向も強まったのではないか。 いまでも真摯に修行につとめるレベルの高い僧侶もいるが、 普通に考えるとかなり少数派と言えそうである。 124 :名無しさんの主張:2013/03/09(土) 03 49 03.10 ID ??? http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1226278057 お坊さんでも肉食していいんですか? 先日、お昼にファミレスで食事をしていたとき、会合か何かの帰りかと思われるお坊さんの集団が入ってきました。 坊主頭の人もいれば、普通に黒髪がふさふさ生えてる人もいました。 袈裟の上に金の刺繍?みたいなのをつけている人もいました。年齢は、全員60歳以上ぐらいでした。 で、私の席の近くに座ったのですが、 聞こえてきたのが、「○○ステーキ、500グラム」とか「ハンバーグ定食」とか、そんなのばっかりで、あとビールもジョッキで! と注文していました。 聞こえてきたのは、今度車を買い換えるが、アウディの○○←何かよく分からないけど車種名。はどうか?とか、 この前パチンコで○万すったとか・・で、そういえば、あの檀家はケチだから、○万しか包まない! でも、高校生の娘いい体してるな!ギャハハ!!とか・・耳を疑いたくなるような会話の内容でした。 めちゃくちゃ大声で話す物だから、聞きたくなくても筒抜けで、近くに座っていたおばさんたちも怪訝そうに見ていました。 まぁ、お坊さんも人間ですから、たまにはハメを外したい時もあるかもしれませんが・・ 質問としては、 お坊さんでも、肉OKなんでしょうか? あと、最近は、こういう坊さん増えてるんですか? という事です。 (最初は、お寺とかじゃなくて、民間の新興宗教団体の人間かと思いましたが、近所の寺の住職もいたので、違うと分かりました。) sansyoku_gosekiさん 私の働いていた神社の神主さんは普通に肉食べるし、巫女に手を出そうとさえしますよ… さらに、お坊さんや神主さんの集まりの宴会ではフツーにコンパニオンよんで酒飲んでたばこ吸って肉魚食べてます。 ただ、菜食主義を貫き法事などでだされた食事にも一切手を出さない方も中にはいらっしゃいます。貴重ですよね・・・ snc2h3iさん 京都にいってみてくださいよ。 お金もってるもんだから、夜はキャバクラいって酒飲んでますよ(〇 _ ) 宗派によるかもしれないけど肉だって普通に食べてますよー。
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/256.html
「ハイホー! ハイホー!」 歯車横丁に陽気な歌声が近づいてくる。 「やばいっ!奴らが来たぞ!」 「おお、セダル・ヌダよ…」 若者はそそくさと物陰に身を隠し、年老いた住人たちも祈るようにつぶやく。 彼らはいつも陽気な掛け声と一緒にやってくる。腰元の長さまで長く伸びた、しかし手入れされていない白髭。菌糸を紡いだ褐色の服。先端に毛玉の飾りがついたコーン型の帽子。 まるで童話の絵本の中から抜け出して来たような、余人が想像するドワーフそのものの風体たちである。 陽気で素朴な外見に反して、彼らの姿を見た者たちの目に好意らしい行為はなく、警戒と猜疑の念が浮かんでいる。 あるいは彼らが皆その肩に担いでいる、黒錆色の物騒なスレッジハンマーのせいかもしれない。 付け加えるなら、彼らの格好は帝政クルスベルグを打ち倒した革命軍のオマージュである。 昨今クルスベルグに流入するようになった「向こう側」の品々。 もっとも危険な麻薬から、部品単位で分解されて持ち込まれる銃器。 この世ならぬ科学の力によって作られた電子機器に、さらには若者に悪影響を及ぼしかねない奇妙で写実的な絵物語の数々。 クルスベルグにはそれらを厳しく取り締まる者たちがいた。 街を練り歩く正義の鉄槌。あるいは権力の犬。 近年になって議会の命を受けたこの新たな役人たちは、ここミドンベルグの街でもよく見られる奇妙かつ恐ろしい光景の一つとなった。 分厚いゴーグルをしたノームの若者が、ドワーフ風集合住宅の一室ではんだごてを手に机の上で基盤に熱中している。 岩壁を掘削して金属と石の支柱で整えられたアパートの外観は灰色一色で、狭い横丁に橋渡しされた洗濯物や、路上の野良猫に鼠たち、錆びかけた味のある金物屋などの看板をもってしてもなお、殺風景な印象が拭えない。 そんなささやかな住居の中で、スコーチはトランジスタを使った初級の電子工作に没頭していた。 あっちの世界の旅行者に頼んで取り寄せてもらったキットはほとんどが完成し、今はもう自前のジャンクパーツを使った模造品の製作に至った段階だ。 棚の上にはグリフォン曲乗り全国大会三位のトロフィーが燦然と輝いている。 ノームに生まれたからには誰でも細かい作業には喜びを見出すものだが、異世界から持ち込まれたこういった品々は、まさにスコーチにとっては宝の山、麻薬にも等しい最上の娯楽なのであった。 額の汗を拭い、はんだごてのバッテリーを確認する。最後の仕上げ作業に取り掛かろうとしたその時、下の階からただならぬ悲鳴とモノが壊れる音が聞こえてくる。 滅多にない地震のようだったが、違った。 「なんだ?騒がしいな。っておい待てよ!まさか……!!」 一体何が起こっているのか。大体理解できたときには冷や汗が背中に伝った! 「おいおいおいおい冗談だろ!!この部屋は借りたばかりだってのに、また奴等がやってきたのか!?」 苛立ちと恐怖の混じった声を上げて、とにかく散らばっているモノをどこかに隠そうと小さな体で部屋中を駆け回る。じっさい、部屋の中は禁制品だらけだった。地球製のラジカセに8ミリの映写機。 それらをいつでも使えるようにバッテリーに、自作の発電機まで用意してある。 こんなブツはまっとうな市場には大っぴらには出回っていないし、ましてや軍の裏ルートを使って手に入れたなどとは口が裂けても言えない。 なんだって休暇中にまた!国民の休日は、みんなが笑って過ごせるようにあるんじゃないのか?! スコーチは胸中で毒づき、なんとか冷静さを自分の保とうと頬をぱんぱんと叩いた。 いや、まだ自分のささやかな秘密がばれたとは限るまい。 きっと下の階の間抜けが見つかるようなことをやらかしたんだ。 いやしかし、軍靴の足音はまさに階段を登って自分の部屋に近づいているように思える。 およそ下界の出来事には無関心な創造神であるセダル・ヌダに、真面目にお祈りしなかった罰だろうか? 「ハイホー!ハイホー!」 スコーチの願いむなしく、奴らの声と足音はどんどんこちらに近づき、やがてドアの前でぴたりと止まった。 「ハイホー!ハイホー!」 金属製のドアがついにひしゃげて、蝶番から外れる音が最後の悲鳴となった次の瞬間、ハンマーを振り上げたドワーフたちが家の中に雪崩れ込んでくる! 「ドアを壊すな!!人違いだ!俺は何も持ってねえー!!」 「ハイホー!ハイホー!」 まず高々と振り上げられたハンマーが、隠しそこねた電子部品の箱を叩き潰す。 「やめろー!やめろー!それはただの資料だ!軍の命令で保管してるだけだー!」 それからシートのかけられていた発電機と、ベッドの下に押し込まれていたバッテリーが引きずり出されて、まさにドワーフの匠が剣を鍛える手並みでハンマーに打たれる。 まるで何かを生み出す作業のようだが、これは創造ではなく破壊だ。 「ああああ…!畜生!バッテリーが!!せっかく組み上げたのに!」 「ハイホー!ハイホー!」 見る影もなく破壊された機械に続いて、今度は本棚から手荒に地球製の本が引きずり出されて、一まとめにズダ袋の中に放り込まれていく。 「おい、本はいいだろ!!?ただの紙とインクだ!!それもダメだって鍛冶神が言ってるのか!?言ってねえだろ!議会の権力濫用だー!」 「ハイホー!ハイホー!!」 部屋の捜索はさらに念入りに行われる。床にはハンマーでひびが入り、疑われるあらゆる隠しスペースを逃さないようにハンマーがあちこちに落ちる。 石造りの狭い部屋に金属音が響き渡り、スコーチは両耳を押さえて泣き叫んだ。 「なぁ、お願いだ!十分だろもう…!見逃してくれよう、俺は誰にも横流しなんかしちゃいねーし、個人で楽しむだけなんだってばよう!」 「ハイホー!ハイホー!」 泣き叫ぶスコーチの声も役人たちには届かず、さらに組みたて済みの機械が次々と棚から発見され、順繰りに儀式的な動作で壊されていく。 「やめろっ!セキガイセントーシカメラだけはやめてくれーっ!」 「ハイホー!ハイホー!」 役人たちは返事すらしない。ただ黙々と、家の中のものを打ち壊していく。 無慈悲な鉄槌が振り下ろされ、地球から持ち込まれた「禁制品」の数々は粉々になっていく。 やがて箪笥や石の机も含めて、ぶっ壊すものがなくなると、スレッジハンマーの一団は来たときと同じように一列になって帰っていく。 すっかり質素になった部屋の中には、ばかにならない金額の罰金を期日までに支払う旨が大書きされた一枚の紙だけが残されたのだった。 「ちっくしょう!いつもこうだ!奴等どっからか嗅ぎ付けてきやがる!畜生おお!!!」 「やあスコーチ、お前んとこもやられたか。」 下の階で暮らしていた年配のノームが、渋面を浮かべて風通しの良くなった玄関から覗き込んでいた。 「…俺んとこにも先月捜査が入ってな。」 「最悪だ!なんで!俺の!コレクションが!!一つ残らず!!!まるで狂ったオートマタだ!あいつらには心ってもんがないのか!!」 今頃になって、頚動脈から溢れ出す血のようにスコーチの胸には怒りがどくどくと沸いてきている。 小さな拳を握り締めて、近くにあるものは何でもドつき倒したい気分だった。 年配の隣人はどつかれないように一歩二歩下がりながら、 「このところ、ますます規制が厳しくなってな。俺んとこはもう8回目だぜ。毎回毎回嫌になる。でもよう、議会はもっと厳しくするつもりだって言ってるんだよ。アッチの文化やら何やかんやは規制しねえと、若い者に悪影響が及ぶんだとよ…。」 「ざっけんな!俺たちゃ餓鬼じゃねえ!!何を好きになろうと、爺どもに指図される謂われはないはずなんだ!!クソッ、クソッ!闇ルートまで使って手に入れたのに!もう国を出るしかないのか!?くそっ!!やめてやる、軍人なんかやめてバックパッカーにでもなってやる!パスポートが降りなくったって逃げてやる!」 狂ったように自分のモヒカンをかきむしるスコーチ。 泣き崩れるノームの若者に、年配の男は、まあ禁制品の輸入ウォッカでも飲もうやとやさしく手を差し伸べるのだった。 +++++++++++++++ 秘密の会議室とは名ばかりの、とある廃墟と化した酒場のホール。 ランプに照らされるばかりの薄暗いテーブルの上座、軍帽を目深に被ったテュールマン中尉は腰を下ろして、本日もまた新しく党に入った若者たちの顔をじろじろと見つめていた。 「…ようこそ王冠党へ。この国の行く末を憂う者たちよ。」 ドワーフらしく重々しく言ってみたものの、この場末のロッジに集まった若者の中で、本当に優秀な人材は数えるほどしかいない。 ほとんどは工場から叩き出されて路頭に迷った若者たちで、彼らの経歴をちょっとばかり強引な手で真っ白にした後、一般には知られざる部隊に配属する。それがこの男の仕事だった。 「議会のジジイどもったら最悪だ!!全てが禁止され、全てが奪われた!」 「ああ、俺んとこも研究所ごと取り壊されたよ。ちょっとタイタンの鎧の破片を見っけただけなのに。」 「あいつら、ドワーフにならってノームもみんな同じ服を着る法案を通そうとしているらしいよ!」 「まるでみんなが灰色だ!灰色の街だ!灰色の人生だ!」 若者たちの不平不満に怨嗟の声、今にも破裂しそうな感情。 飲み物として供された砂糖入りのビールがこれに拍車をかけているのはまず生理学的に間違いないが、高齢のドワーフたちにはない激情のパワーは有効利用すべきとテュールマンは考えていた。 「君たちには、まず特別施設で訓練を受けてもらう。表向きは民間のツアーだが、そこで兵士としての基礎を学ぶ。大体は徴兵訓練と同じだが、一日中無意味にハンマーを振り回すような無意味な訓練とはおさらばだと思ってくれ。むしろもっと…、そうだ、先進的な戦術を学んでもらいたいと思っている。」 聞き入る若者たちに、テュールマンはつとめて怜悧な声で説明する。 「それから君たちは遠征軍に配属されるだろう。行き先がラ・ムールの神に忘れられた砂漠か、それともスラヴィアの死者の海域か、はたまた誰も知らない土地かはわからないがね。我々は宝探しをしている。創造主が我々にもたらした遺産。それらを正しく取り戻す権利が、帝国の末裔にはあるのだ。遺産の力は国を変える。国が代われば社会も変わる。我々の手で、ドワーフとノーム…地の子らにふさわしい黄金の街を取り戻そうではないか。」 たったそれだけの説明なのに、ドワーフやノームの若者の中には、興奮に息を呑んで声を上げるものもいた。 いつものように反応は上々。テュールマンは右手を上げる。血の通わない銀色の義手だ。 薄暗い中、それはまるで革命のシンボルのようにギラギラと明かりを反射する。 「まっ、堅苦しい挨拶はここまでにしよう。年功序列というのは、ここではなしだ。本日は無礼講、どうか楽しんでいってくれたまえ!」 まるで娼婦のような格好をした給仕の女たちが、若者の口にはなかなか入らない高級なエールを運んでくると、歓声に満ちた宴が始まった。 「せいぜい楽しむのだな、楽しいのは酔いつぶれるまでだ。目が覚めたら地獄が待っているぞ。」 椅子を立ち、若者たちにくるりと背を向けた軍人は給仕の一人にささやく。 「輸送コンテナの用意は抜かりないか?明日の正午までに、彼らを安全に届けねばならんからな。わが党は増員が必要だ。もっと兵士を…もっと戦力を…」 この世界は陰謀に満ちている。 今はまだゆっくりとした渦だが、荒れ狂う嵐となる日を待ち望んでいる。 この日生まれた嵐がどちらに向かうのか、それは創造主にも計り知れないことであった。 宗教や思想弾圧を彷彿させる徹底ぶりに戦々恐々しました。しかしどれだけ仕打ちを受けようともまた創造に挑む熱意が国を変えていくのかもしれません。でもそういう熱意をあらぬ目的に利用しようとする者達もいるようで? -- (名無しさん) 2013-05-31 17 42 00 技術立国だけど異世界だしって思うとそりゃないよって感じる過剰な弾圧取り締まりもありそうと思っちゃう不思議 -- (名無しさん) 2014-04-23 04 20 13 陽気な外観と無機質な破壊がシュールで思考も行動もまたシュール。技術や国の体制がどう進むかの分岐点みたいな感じ -- (名無しさん) 2017-03-15 17 01 36 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/warband/pages/152.html
Suvarnabhumi Mahayuth Mount Blade WBのMOD「Suvarnabhumi Mahayuth」のページです。 あらすじと紹介 ゲーム紹介 DownloadSuvarnabhumi Mahayuth 1.16 (2015,Apr) 日本語化プロジェクト データ類 勢力紹介 その他小派閥の紹介文 コンパニオン紹介 コメント あらすじと紹介 ―16世紀、我等の愛する黄金郷は一隻のポルトガル船により急変した。 彼らは唯一神とキリストの名においてイスラム教国家マラッカ王国を滅ぼした。 ジョホール国王アラウッディン・リアヤト・シャア2世は復讐を誓い、旗を揚げる。 北では異国より新たな力を得た16歳のタウングーの王、黒い舌のタビンシュエーティーが近隣諸国を虎視眈々と狙う。 もはや剣の時代は終わりを告げ、混乱を抱えるラーンナーのチラプラパー女王は国を守ることができるのか。 最有力国家アユタヤの戦士王はいまだその危機を察知していない・・・。 遥か東では明から独立した龍の国、ベトナムが双龍となり互いを喰らい合う。 彼らはその行為が自国を傷つける結果しかもたらさない事を知らない。 黄金の国、スワンナプームは動乱の時代を迎える。 果たしてサトウキビ畑の子、バインナウンは夢を見る事ができるのか― ゲーム紹介 欧米諸国の侵攻、武器の革新、内紛と激動の時代を迎えた東南アジアが舞台です。 物語は1543年1月23日から始まります。ちなみにこの年は日本の鉄砲伝来と同じ年です(ゲームと特に関係はありませんが・・・)。 ゲームバランスは普通(cave、perisno、Pop、AOK比較)、強敵は特に無し。 特徴は銃兵、騎兵入り乱れた戦闘。 銃が圧倒的に強い訳ではなく、騎兵の突撃を受け接近戦になるとすぐ負けます。 一方、騎兵は他のModに比べ速度が速いが防御面は弱い、いかに攻撃を受けずに突撃できるかによります。 結果、軍の指揮によって戦況が大きく左右されます。 内政も通常に比べ充実しているので手を出してみて下さい。 蛮族ヒーローあり、捕虜にして勧誘すると仲間になります。 東南アジアは日本人も多く入植しているので、倭寇や武士など日本人勢力も見られます。日本人RPが捗りますね。 1.16になり象兵が追加されました。←New!! Download Suvarnabhumi Mahayuth 1.16 (2015,Apr) Suvarnabhumi Mahayuth 1.16 Stand-alone download PC Steam版 日本語化プロジェクト Mount Blade日本語化Wiki Suvarnabhumi Mahayuth(リンク切れにつきCO) Suvarnabhumi Mahayuth v1.16A 日本語化ファイル データ類 射撃武器 Q&A 勢力紹介 東南アジア地方の国12ヶ国が登場 まさに動乱の時代だった16世紀の各国の状態、歴史を紹介。 RPに役立てて下さい。 ○Kingdom of Ayutthaya アユタヤ王朝。首都はアユタヤ。 東南アジア最大の勢力中国とインド、ヨーロッパ方面を結ぶ貿易を行い、莫大な富を蓄えた。 日本や琉球王朝とも貿易をしており、徳川幕府誕生後に職を求めた浪人が多く入植した。 津田又左右衛門筆頭の日本人傭兵隊、山田長政はシャムの王女と結婚領地も与えられた。 近年西のタウングー王朝と覇権闘争を繰り広げており、欧米諸国からは隙を窺われている。 ○Kingdom of Toungoo タウングー王朝(ビルマ王朝)。首都はタウングー。ビルマ人による王朝、モン族、シャン族と交流がある。 14世紀、小さな村に過ぎなかったタウングーは前身のパガン王朝が衰退する事で台頭した王朝。 1551年、バインナウンは即位した後、近隣諸国に対し全面戦争を仕掛ける。 1548年、第一次緬泰戦争、アユタヤ王朝に侵攻。 1558年、ラーンナー王国に侵攻、属国とする。 1563年、第二次緬泰戦争、アユタヤ王朝に侵攻、難攻不落と言われたアユタヤを陥落、属国とする。 しかし、1581年のバインナウン死後、タウングー王朝の勢力は衰え混乱する。 その混乱のさなか、1594年にアユタヤー王朝に侵攻される。 ている。 ○Kingdom of Lanna ラーンナー王朝。首都はチェンマイ。 マンラーイ朝出身の人物により代々統治され、スコータイ王朝やアユタヤ王朝とは別の覇権を築き上げた。 歴史だと1558年以降ビルマの覇権下に入る。 特徴として弱小国家のため弱い。騎兵も銃兵も弱い。半裸。 ただし弓兵に爆弾矢持ちが混ざっており、弓騎兵だけはどちらの矢を持っていても強力なため要注意。 ○Kingdom of Lan Xang ラーンサーン王朝。首都はルアンパバーン。 ラオ族古来の政治制度と上座部仏教を統合した王権思想により統治されていた。 ちなみにラーンサーン王国とは「百万頭の象の王国」という意味である。 16世紀後半、タウングー王朝(ビルマ)の侵攻を受け最終的に占領された。 弓騎兵を抜いた代わりにそれ以外を若干底上げしたラーンナー王朝といった兵科構成で、派生先が多いが全体的に質が悪い。 ○Kingdom of Longvek ロンヴェク(ロヴェク)王朝。カンボジア王朝暗黒時代の王朝。首都はロンヴェク。 アユタヤ王朝の南東にある小国。 1593年フィリピンのスペイン人総督に保護国になる依頼をしたが兵士が到着する前年にシャムに占領された。 1597年にスペイン兵は、国王の息子を王位に付けたが、二年後にマレー系の傭兵に殺害された。 今回の残念国家枠。 ちなみに1607年頃、呂宋助左衛門はロンヴェク朝と通商を開始した。(太閤立志伝5の主人公) ○Kingdom of Manipur マニプル王朝。首都はインパール。現在はインドのマニプル州。 インドの東、タウングー王朝の北西にある小国。 タウングー王朝(ビルマ)から度々侵入を受けており、ベンガルのイギリス植民地勢力に助けを求めた。 イギリス軍はビルマ軍を撃退したが、マニプル王国のアッサム地方を植民地とした。 その後1891年にマニプル王朝はイギリスの裏切りに会い滅亡する。 第二次世界大戦では連合国の反抗拠点となり、「インパール作戦」の舞台となる。 兵科は近接歩兵偏重・飛び道具は投擲のみという脳筋っぷりが特徴。 恐ろしいことにステータスまで脳筋(中ランク以上の兵科の知力・魅力がほぼ0)になっている。 ○Confederation of Shan States アヴァ王朝。首都はアヴァ。雅称はパーリ語で「宝石の都」を意味するラタナープラである。 14世紀半ばから16世紀半ばにかけて存在したシャン族の国家。現在はミャンマー北部(上ビルマ)。 王室の力が弱く、領内の統治は地方行政を中心とした。地方役人には領民が治めた税を納入せず着服する者もいた。 16世紀は激動の時代で1527年にソーロン率いる城市モーニンによってアヴァは陥落。 しかしすぐにソーロンは部下に殺され、息子のトハンブワも部下に裏切られて殺害される。 内紛に次ぐ内紛により国力は衰え、1555年にタウングー王朝(ビルマ)の攻撃によりアヴァは陥落し王朝は滅亡した。 兵科は歩兵偏重型。ただし脳筋のマニプル王国程突き抜けていなく、質は悪いが近接騎兵・弓兵・象兵と一通りの兵科が揃っている。 ○Johor Sultanate ジョホール王国。首都はジョホール。マレーシア半島南東部を拠点とするイスラム教国家。 1511年、前身であったマラッカ王国はポルトガルによって占領された。 1528年、反ポルトガルを掲げたスルタンのアラウッディン・リアヤト・シャア2世により建国された。 何度もポルトガル勢力によって破壊行為を受けたが奮闘、最終的に17世紀初頭オランダと同盟を結びポルトガルからマラッカを奪還する。 特徴としてポルトガルと対抗するため銃を持つ兵科が多い。 ○Portuguese Colony ポルトガル領。首都はマラッカ。 1511年、ポルトガルのインド総督アフォンソ・デ・アルブケルケがイスラム教国家のマラッカ王国を征服。(大航海時代4に登場) マラッカを海洋拠点として要塞化、住民のキリスト教への改宗を行う。 1641年、ジョホール王国の援助を借りたオランダ東インド会社によって占領される。 ちなみにイエズス会のフランシスコ・ザビエルはここから東アジア布教に出発していた。 特徴として銃兵が多く、歩兵はフルアーマーに長槍装備など、騎兵に圧倒的な力を持つ。 ○Kingdom of Mrauk-U アラカン王朝(ミャウー王朝)。首都はミャウー。釈迦族の子孫、ラカイン族の国で仏教国家。 1433年、アラカン王朝の首都としてミャウーに遷都、300年に渡る繁栄を誇る。 16世紀頃に最盛期を迎え、王宮の周辺には仏教寺院が並ぶ。 徳川幕府時に流れた浪人の勢力があり、17世紀訪れたポルトガル人宣教師セバスチャン・マンリケによると、 日本人武士集団がアラカン国王の親衛隊として仕えたとの記述がある。(首領の名は「レオン・ドノ」) 兵科は手持ち砲兵を軸にしているが、砲兵以外の質が劣悪。 ○Le Dynasty 黎朝(後黎朝)。拠点はタインホア。ベトナムの王朝(絶賛内紛中!)。 1428年、中国明王朝に支配されていたベトナム王朝が独立、首都をハノイとする。 しかし暗君による政治が続き、莫登庸によるクーデターを許し、一度滅亡する。 1532年、黎朝の旧臣であった阮淦が反莫運動を開始、明朝に正統なベトナム王朝である事を承認させる。 1592年、莫朝の君主である莫茂洽を殺害、ハノイを奪還する。黎朝の再興(後期黎朝)が実現した。 特徴として騎兵が中心、中国文化がよく見られる。 ○Mac Dynasty 莫朝。首都はトンキン(東京)。ベトナムの北部を支配した王朝。 1527年、黎朝の権臣の莫登庸がクーデターを起こし帝位を簒奪し建国。 暗君の続いた黎朝と比べ内政に優れ、田制や兵制、貨幣鋳造、法令を整備、租税賦役を軽減して急成長を図る。 しかし阮淦の反莫運動、後黎朝の誕生により苦戦。1592年ハノイは陥落、莫朝は事実上滅亡した。 莫朝の残党はその後高平(カオバン)に逃れ、明とそれに続く清の保護のもとに1677年まで地方政権として存続している。 兵科は前衛の長柄兵まで弓を装備している程の飛び道具に特化した構成。 その他小派閥の紹介文 開発中 コンパニオン紹介 ・Bunma,_Iron_Flesh Bunma ・Xu-Liang,_Merchant XuLiang ・Tipsuda,_Healer Tipsuda ・Paula,_Explosive Paula ・Phu,_Archer Phu ・Sema,_Warrior Sema ・Davi,_Raider Davi ・Lurkhin,_Huntress Lurkhin ・WinHmu,_Tactician WinHmu ・Domingos_De_Seixas,_Sharpshooter Domingos_De_Seixas ・Parnwad,_Follower Parnwad ・Rasiya,_Therapist Rasiya ・Gendo,_Arbalist Gendo ・Yamada,_Trainer Yamada ・Shopperkimpy,_Engineer Shopperkimpy ・Buatong,_Thrower Buatong コメント 何やら面白そうなMOD・・・火薬は正義だぜ! -- (名無しさん) 2015-06-18 02 07 59 史実的な観点からしても、それは否定の余地はありませんな。ですが、、、 鉄と血に優る浪漫はありますまい。 -- (名無しさん) 2015-06-19 12 19 23 現在日本語化作業できる人が絶滅状態なので、Wiki作った人が 日本語化も進めていかないと誰もできないと思いますよ。 ってかせめて既存の訳部分とのマージくらいはやってくれないと・・・ -- (名無しさん) 2015-06-21 04 01 02 今序盤のおいはぎ先生のご指南を受けてる最中だけど現段階でも凄いと感じる 比較的軽いのにグラはいいし音楽もいい -- (名無しさん) 2015-06-26 10 41 02 日本語化の作業所もない限りは日本語化はないだろうね -- (名無しさん) 2015-06-28 20 35 57 やっつけだけど、日本語化の作業場を作りました。 -- (名無しさん) 2015-07-04 00 00 54 ヤマダとゲンゾーはさすがに笑ってしまった -- (名無しさん) 2017-04-16 11 08 26 日本語化してやってみた(うpろだにあります)。翻訳した方に感謝 暫定翻訳で要所要所原文だが、Nativeと似たようなクエストだから問題ないかも ポルトガル海賊が鬼強いが、装備は高く売れるので資金工面は緩い 雰囲気も良くて面白いmod -- (名無しさん) 2020-05-29 07 48 32 連弩は通常のボルトを突っ込むと低威力過ぎてどうしようもないんだが、 ある弾薬を無理やり突っ込むと敵兵がバタバタと死んでいく明らかに時代がおかしい恐るべき殺戮兵器と化すな… ついでに戦闘開始時の初期装填のおかげで、総弾数が実質的に9発も増えるのも非常に嬉しい -- (名無しさん) 2020-08-22 17 07 35 30人も居ない傭兵の集団が100人超えのこっちの部隊に単独で突っ込んでくるのは仕様なのかな 通行料払うの嫌だから毎回戦ってるけどちょっとめんどくさい -- (名無しさん) 2020-10-23 15 32 55 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/princess-ss/pages/151.html
「……マイク、この酒を飲み干したらどうなると思う」 「……今度は樽ごと持ってこられるんじゃないか?」 「ああ……、私もそう思う」 「…………飲まなきゃいいじゃないか」 「……お前が杯を置いたらな」 「ばっ。……できると思うか?」 2人は揃って深々とため息を吐くと、お互いをちらりと見やり一気に自らの杯を仰ぎ飲んだ。 軍の問題児として、戦後復興の名の下に僻地へと追いやられたモニカとマイクの2人は、 その働きから徐々に地元住民に受け入れられていた。 一目で余所者とわかる肌や髪、服装も、日に焼け、現地の装束を身につけることで緩和した。 一番大きかったのは、モニカが積極的に行った『御用聞き』であろう。 現地の若い男性を簡単な通訳とし、村長(むらおさ)から子どもまで、 あらゆる年代の男女に不便なところや欲しいものを聞いていった。 もちろん全てができた訳ではない。何しろたった2人で遠征してきて、定期的な補給も間遠になりがち。 しかし、その姿勢は確実に実を結んだ。 尻を叩かれながら――むしろ蹴られながら――手伝っていたマイクも、 地元の女性たちの人気が得、かつ酒の強さで男たちからも認められるようになると、 積極的に働きはじめるようになった。 というわけで。 月を信仰するこの村の祭りに招かれた2人は、今宵新月に主賓として上座に座っていた。 普段はタブーの酒も、新月で神が眠っている間は無礼講。飲み放題である。 酒に滅法強いため、誰一人つぶれない。しかも、飲み干すとすぐさま酒を注がれる。 そして、注がれた酒を一向に飲まないのは相手に失礼だときている。 東洋のそば文化もびっくりのハイペースである。 酒に強いモニカとマイクも、さすがに酔いが回り始めている。 新しい酒樽が運ばれ、つやつやの頬に素晴らしい笑顔の女性が豪快に蓋を叩き割った。 「……後でまた飲む気はないみたいだな」 「ああ。これからあれを飲み干すようだ」 武者震いするモニカとマイクはそれでも、意外にもそのすぐ後に酒宴から解放された。 しかも1日の休み付きである。 全て理解することはできなかったが、どうやら今回は彼らの歓迎の意もあったらしい。 伝えてくれた青年に感謝と精一杯の笑顔で応えると、2人はふらふらと仮住まいに戻った。 「……体だけでも拭く」 万年床に倒れ込んだ後、だらだらと起き上がったのはモニカであった。 簡易洗面所で汲み置きの水にタオルを数枚浸し、上半身裸になる。 脇や首筋など中心に簡単に拭っていく。 ふらつきながら新しい下着を手に取ったところで後ろから衝撃がきた。 「うわぁああ」 「おっとっと、とぉ」 バランスを崩してへたり込むと、ますます背中のマイクはモニカに体重をかけていった。 「あ、危ないだろぅ!」 「いーや、モニカ。お前こそ今襲撃があったら一発で死んでたぞー」 呂律が回らないなりにしっかりしているモニカとは対照的に、マイクの口調はいつもより少し幼い。 いや、幼さを装っているだけの気がするが。 最初もこれにやられたのだ、と苦々しく思うも、相手は自重の全てを預けてきている。動けない。 「っつ、うわ、お前どこ触って……、んぁ、やめろっ」 「馬鹿ヤロー。目の前に至福の乳があったら揉む、これが常識」 やけにきっぱり宣言すると、マイクは両脇から強引にモニカの乳房を攻め始めた。 屈んで下を向いても失わない張りと、手に余る量感を楽しむように。 音にすればほよほよと震えそうなそれには、中心で小さくも固く主張するものがある。 手のひらの中心でころころと転がしながら全体をも揉み込む様にすると、 モニカは背筋を震わすような甘い呻きをあげた。 「……ぁ、ああっ、……ふ、ぅんんんっ」 逃れようと動いていた手はいつの間にか崩れ落ちそうな自分を支える為になっていて、 今ではそれすらも出来ずに辛うじて頭を地面に着けないようにしているだけだ。 比例して持ち上げられた尻に高ぶりを食い込ませると、更に潰れ落ちた。 「あー……。ははっ、かなり酒が回ってんなぁ」 その様子に無性に愛しさを感じてしまい、マイクは小さく苦笑を漏らした。 首筋を甘噛みしべろりと舐め上げると、くぅんと鼻にかかった声が聞こえた。 くたくたのモニカを抱え込んで胡座をかいた己の上に載せる。 しなだれかかってくる体重に緩む口元をそのままにして、ゆっくりと背中を撫でてやった。 すべすべとした肌触りを楽しんでいると、モニカも腕を回してインナー一枚のマイクの背を撫で回し始めた。 腰の辺りを何回か探るとごそごそと裾から手を差し込み、素肌に触れたところでモニカはほっとため息を吐いた。 「――ふーん。そんなに脱いでほしいのか?」 さすがに睨みの一つは投げられるだろうと思ったのに、素直に頷かれてマイクは目を白黒させた。 「寂しい」 「は、はぁっ?」 「せっかくならちゃんとくっつきたい。……わ、私だけか?」 「…………………………」 「…………なんか言え、このバカ」 混乱の極地にいるマイクをじっと見つめるモニカの頬が僅かに赤い。 酒の力がいつもより彼女を素直にさせているものの、それでも恥ずかしいようだ。 その顔をじっと見つめたあと、マイクは大きく長く息を吐いた。 反射的にその身を離そうとしたモニカを、背を撫でていた手に力を込めてなだめ、もう片方で頭を支えて深く唇を合わせた。 しかしすぐに余裕はなくなり、技巧も何もない勢いだけのキスになる。 モニカも懸命にそれに応えようと積極的に舌と唇を動かす。 お互いの顔がべとべとになり、向きを変える度につながる銀糸は粘度を増していった。 いつの間にかインナーは胸まで捲れ上がっていて、気づいてそのまま脱ぎ捨てた。 ずれた顔を追いかけて腰が上がったのをいいことに、モニカのズボンを脱がしてしまう。 悲鳴を無視して最後の一枚に手をかけようとしたところで、本気の抵抗が来たので身を離した。 性差があるとはいえ、一定量の訓練とテストをくぐり抜けてきた軍人だ。一歩間違えれば大怪我になる。 「なんだよ。場所が不満か? それとももうびしょびしょで恥ずかしいっつうなら、気に――」 「違うっ! 黙れ変態!」 「…………」 その変態に気持ち良くされているのはどこの誰だと問い詰めたいが、 とりあえず目の前で揺れる双丘をすくうように揉みあげ、その先端を口に含んでモニカの反応を伺ってみる。 「んっ……、あ、あのな。まだ上しか綺麗にしてないから、だからもうちょっと後で……っつひゃああっ!」 ごちゃごちゃとうるさいままでは進むものも進まなくなる。 なにやら抗議する口を塞ぐ意味で、マイクは手を伸ばして水に沈むタオルを掴む。 色気もへったくれもない灰色の綿のショーツを勢いよく引きずり下ろすと、 片手でいい加減に絞ったタオルで強引にモニカの股間を拭った。 本格的にあがった悲鳴をそのままに身を屈めて繁みに顔を埋めると、 自分で言っておきながらその濡れ具合に一瞬舌が止まった。 また揶揄したくなるのをぐっと堪え舌をねじ込む。 柔らかくきつい締め付けに腰の強ばりがうずいた。 「や…っ、もうやめ、あっ、あ、やぁああっ!」 もはや酒に酔っているのかこの空気に酔っているのかわからない。 そのまま全体を吸い込むように愛撫し、肉芽を舌先でちろちろと嬲る。 触覚だけにも関わらず、ぷっくりと腫れ上がった様子がわかる。 「んんっ……、そこは、っ、だめ、て……」 「……ああ。ここは噛むのがいいんだっけな」 「ぇ、あっ、あぁっ――――――」 声にならない悲鳴が、モニカが絶頂に達したことを示した。 最後にひと啜りすると、マイクはひとつ息を吐いて上体を起こした。 「んぅっ……、はぁ、ああ……っ」 弛緩し体を震わせるモニカのそばににじりよりその頬をべろんと舐める。 「っ、ひゃうぅ……」 「――赤くなりすぎ」 片膝の裏を掴んで脚の間に腰をねじ込む。取り出しておいた屹立は十分すぎる硬さと角度で、 手で調整しながらマイクはゆっくりと中に押し込んだ。 「は――っ、ふっ、んんん――――…」 「ほれ、こっちに腕回しな」 「…ん。――んんっ」 ふにゃふにゃとマイクの首に手を回したモニカをしっかり抱き、そのまま座位の形に持っていく。 もう一度深く中を穿つと、耐えられないようにマイクに抱きついたモニカは、 膣内の存在に声を漏らしながらもそれでもさらに密着をはかる。 「……背中痛くないか?」 「ああ…、だいじょうぶ」 念のため背中に軽く触れる。傷はついてないようだった。 「ふぁ……っ」 しばらく互いに相手の体温に身を委ねていたのだが、 ふと身じろいだ拍子に互いの胸の突起が触れ合った。 マイクがそのままゆらゆらと軽く揺すって刺激を与え、頃合いをみて動きを止めると、 モニカは不満そうに顔をしかめ、すぐにそんな自分に気づいて顔を赤らめた。 マイクがにやにやと見つめながら催促するようにもう一度体を揺らす。 「うぅ……っ、このっ、変態っ……ん!」 一度得た快感を恐る恐る再現すれば、あっという間に籠絡されてしまう。 一生懸命体を揺らすモニカのことなどお構いなしに マイクが下から持ち上げたりはみ出た部分を撫でさすったりと好き勝手に楽しむ。 このはみ出た乳房のつるつるとしてハリのある感じがマイクは一番好きなのだが、 しかし、下半身から伝わる直接的な刺激にはやはり勝てない。 モニカの太腿から腰をなで上げ膝を立てさせる。肩に手をついたモニカが顔を赤くした。 「マ、マイク……?」 「そのまま、気持ちいいように動いて」 「動くって、そんな……」 戸惑うモニカは可愛い。 いつもは怒鳴ったり呆れたり、肩に力を入れて任務遂行を至上にしているのに、 この時だけは、頬を淡く染めてマイクの腕の中に収まってしまうのだ。 「ほら、腰を動かして」 「ううぅ……」 一度二度、前後に軽く腰を揺すった後、モニカはゆっくりと上下に動き始めた。 もう一段階踏んでから、と思っていた動きをされてマイクも下から突き上げたくなるが、 このまま乱れていくモニカも見てみたい。 苦渋の決断だった。 「はんっ、ふ、う……、んあ、はぁ…、あ、ああっ」 すぐに腰砕けになるかと思いきや、モニカは徐々にコツを掴みリズミカルに動き始めた。 目線を下にやると、てらてらと光りながら出入りする自分自身が見える。 気づいたモニカがその視線を辿りその光景を見た瞬間、悲鳴を上げてマイクに抱きついた。 「ば、かぁ……」 気持ちいいくせに。 抱きついてきたモニカの胸に埋もれそうになりながら心の中で呟くに留める。 きゅん、と膣内が締まったのはモニカにもわかっているはずだ。 ただ、マイク自身もまた、一層力がこもったのもモニカにはわかっているだろうが。 「あ、あ、ああっ……、ひゃあんっ、や、だ、めぇ……、もぉ、んんっ」 そろそろ主導権を取り戻そうと、マイクもモニカの動きに合わせて腰を動かし始める。 タイミングを合わせたりわざとずらしたり。 そのたびに悩ましげに漏れる吐息は熱さを増し、絶頂が近いのか狭く柔らかい肉壁が、 我慢できないとざわざわうごめく。 「もっと」 「ぇ、え……?」 「ほら。言えよ」 酒のせいだろう。今日はマイク自身いつもより感覚が鈍く、まだ達することはできそうになかった。 「言わないならこのまま……」 「ひっ!」 がっちりと両手でモニカの腰を掴み強引に動きを止める。 自身は思わせぶりに軽く揺するのみ。 「だめっ……」 「んー?」 何回も息を吸い込み、戸惑いながら耳元で小さく小さく囁かれた言葉にニヤリと笑みが零れた。 「やっ、すごっ、……っき、い……」 もう一度モニカを仰向けに寝かせ、相手を気持ち良くさせるために動く。 マイクに全てを委ね、ひたすら己の快楽を貪る姿は見ていてなんとも言えずいい気分である。 処女を抱くのはもちろん、ひとりの女を抱き続けるのも自分には無理だと思っていたのに なぜか続いているのは、この姿があるからかもしれないと頭のどこか冷静な部分で考える。 どこか達観したように淡々と受け入れたり、自分の魅力を最大限に生かして誘惑したりすることなく、 いつでも精一杯マイクを受け止めようとする。 自分好みに教え込むのはもちろんだが、このごろは最中になると甘えてくるようになってきた。 事後に少し照れて乱暴な口調になるのもまたいい。 「……イっていいぞ」 「んっ、ふぅ……っん、イっちゃうぅ……っ!」 「……っ、くぅ――――」 全身が大きく震えてモニカの中が搾り取るように絡みついた。 流されないように堪え、モニカの全身が弛緩してからもマイクはしっかり抱え直し、 その場でしばし余韻を味わっていた。 そのあと場所を簡易ベッドに移し、マイクもようやく欲望を解放した。 モニカは2度達していた。 一人で寝るのに精一杯なスペースに二人並ぶことは叶わず、事が終わったあとは ベッドを背に、巻きつけた毛布に二人くるまる。 「――そんな心配しなくても、訓練でもうとっくにボロボロだって」 マイクに俯せるようにもたれかかったモニカは声に笑みを滲ませた。 「いやー……、そういう訳じゃないけど」 口ではそう言いつつ労るように背中を撫でる手は止まらない。 でも、とモニカは呟いて小さくふふふとはにかんだ。 「……なに考えてんだか」 と、間髪入れずに鼻で笑いつつマイクも腕に込める力を増やす。 しこたま酒を煽ったあとではあるが、お互いかなり正気が残った上での出来事だった。 明日からもまた任務の日々。 酒は明日に残さなくても、この日の感情はたぶんこの先また顔を覗かせ、 思わぬ甘いひと時をもたらしてくれるに違いない。 了
https://w.atwiki.jp/darakuhime/pages/55.html
前ページNameless Archives/2ちゃんねる・エロパロ板/タイトル記録ミス 題 裏・クロウガルトの魔法戦士 作者 -- Lunatic Invader -- ゴア 取得元 タイトル記録ミス,http //www2.bbspink.com/eroparo/kako/1060/10603/1060398502 取得日 2005年09月27日 タグ Author ゴア mc ファンタジー 悪堕ち 洗脳 肉体操作 概要&あらすじ 魔法戦士アリシアは、魔法使いクレストとの戦いに破れ、家畜奴隷へと調教される。その10/10 ページ 1-2-3-4-5-6-7-8-9-10 ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。 裏・クロウガルトの魔法戦士第10話(最終回) (18) 「この野郎・・・!」 廊下で遭遇した護衛の戦士は全部で6人だった。 全員がチェインメイルを身に着けていた。手入れの悪いロングソードを振り回 して、1人の侵入者に襲いかかった。 剣を構えて迎え撃つ侵入者は、金髪をなびかせた、美貌の女戦士。 いや、家畜牝奴隷戦士だった。 牝奴隷戦士は革の鞘と鞘帯、手首までの革手甲、そしてロングブーツを身につ けていた。そして、それ以外は鎧どころか一切の衣服を身にまとってはいなかっ た。その代わり、家畜奴隷の身分を示す装飾品で全身を飾っていた。 彼女の乳首と、小陰唇にはピアッシングが施されていた。小さな宝石の付いた プラチナのピアスは複雑な細工が施された高級品で、庶民の一財産に相当するほ どの値打ちものだった。奴隷の証しの首輪は裏にフェルトを貼った金属製で溶接 されており、道具無しでは外せない様になっていた。 首輪にも宝石がはめ込まれ、簡単な装飾とともに「クレストの家畜奴隷アリシ ア」という文字が彫りこまれていた。 家畜牝奴隷戦士アリシアは、銀色に輝くロングソードを手にしていた。魔法剣 ヴァルキュリアだ。耳にはピアス型の対呪文用の護符もつけていた。 かっての冒険者、魔法戦士アリシアの、変わり果てた姿だった。 ぎいん! 孤を描く白刃が弾け、火花を散らす。 アリシアは魔法の剣を、相変わらず目にも止まらぬ早さで振るっていた。 1人の戦士の剣を弾き、返す刀で別の1人の首をを切り飛ばす。 素早く踏み込んでもう一人の戦士を袈裟がけに切り捨てた。 戦士はチェインメイルごと文字どおり両断されて絶命した。 あまりにも素早い動きに怯んだ隙を逃さず、さらに先刻剣を弾いた戦士を切り 伏せた。 その動きにつれて美しい金色の長髪が舞う。 同時に豊かな乳房がはずみ、先端のピアスが踊った。松明の明りを反射してき らり、と光る。耳元でも、股間でも、アリシアの動きにつれてピアスがきらきら と輝いた。 かっての優美さに加えて、今や淫蕩さが加わったアリシアの剣技は、美しく、 妖しく、危険な剣の舞だった。10合と打ち合わずに、6人すべてを切り伏せて しまっていた。 「ふぅ・・・」 血の臭いが充満する廊下で、アリシアは甘やかなため息をついた。手にした、 血に染まった魔法剣を見やる口元が釣り上がる。 「ちょっと、だけ・・・」 そう呟くと、アリシアは廊下に背を預けてもたれかかり、内股を開いた。そう して、手にしたヴァルキュリアの柄頭を股間にあてがい、すでにしこっているク リトリスに押し付けて、くいくい、と腰を動かして刺激を与えた。 「あふ・・・んんん」 アリシアは、今では、一日に1回は必ず剣の柄を自分の性器に差し込む様になっ ていた。 今のアリシアには戦士としてのプライドはおろか、人間としての誇りさえかけ らも無くなっていた。家畜牝奴隷戦士となったアリシアはクレストの命令なら子 供でも平気で殺した。そうして罪を犯すほど、アリシアの身体は昂ぶり、剣を振 るいながら股間を濡らすことさえあった。それほどに堕ちていながら、アリシア の剣技も魔法の腕も人間だっころに劣らない腕前のままだった。 まさに完璧な調教の成果が、今の牝奴隷魔法戦士アリシアだった。 「あふっ、うふぅ・・・んん・・・良い・・・」 目の前に累々と横たわる屍の前で、アリシアは淫らに腰を振って剣オナニーを 楽しんだ。自分のしている事の異常さや、こんなことをしている時に敵に発見さ れたらと思うと、罪の意識とスリル、自虐の快感に頭の芯が痺れ、あっという間 に軽い絶頂がやって来た。 「あはぁっ!んんふぅ・・・・んふ・・・ん・・・良かったぁ・・・・ あはは・・・私ったら、本当に最低・・・・」 絶頂の余韻に体を震わせながら、牝奴隷らしく自分を辱める独り言を呟くアリ シアだった。 「んん、ふう・・・行かなくちゃ」 そうして、柄頭についた愛液を舐め取りながら一人呟くと、アリシアはその 場を立ち去った。 軽く頭を振って絶頂の余韻を振り払うと、その歩き方は既に油断の無い戦士 のものに戻っていた。 魔法使いクレストの手によって完全な家畜奴隷へと調教されたアリシアは、そ の後クレストの所有物となり、性奴隷兼護衛戦士としてクレストに仕える事にな った。 魔法戦士としての能力を残したアリシアや、それが一介の調教師のものとなる ことを危険視する声も上がったが結局はクレストの思惑通りになった。人身組織 には共有という制度はなく、コボルドの慰み物になった家畜をあまり積極的に欲 しがる事は貴族のプライドに関わる行為だったからだ。 そうして数ヶ月が過ぎ、今アリシアはクレストと共に、ミリアムを買った貴族 の館を襲撃していた。襲撃には山中のアジトで一緒だった魔法使いの2人も手下 と共に参加していた。 アリシアは貴族の本館の片翼を制圧する任務を与えられていた。建物や財産に は傷を付けず、一人も生かして残すな、という命令に従って、アリシアは館の中 を駆け巡り、使用人も護衛の戦士も出会うものはすべて斬り殺していった。当然、 家畜奴隷は財産に含まれるため、殺さず部屋でおとなしくしている様に命令を与 えた。この館の家畜奴隷は判断力をほぼ失わせる調教を施されたものがほとんど だったため、抵抗するものも無くアリシアの任務は完璧に終了した。点検を終え たアリシアは報告のため中央の大広間に向かった。 アリシアが大広間に着くと、ちょうど戦闘が終わったところだった。 上座のテーブルには、主人の貴族が剣を突き立てられ、座ったまま絶命してい た。 その回りには護衛の戦士の死体が数体転がっていた。 そして、麻痺させられて倒れている冒険者数人のパーティーの姿もあった。 「これで『冒険者と密通した挙げ句に仲間割れを起こした貴族』の一丁上がりか。 我々調教師が発見して処理。裏切り者の財産は発見者でかつ事態を処理した我々 3名で分配・・・か」 魔法使いの一人がつまらなそうに言った。 「言っとくけど、手を貸すのはこれっきりよ」 女魔法使いがクレストに向かってそう言った。 「ちゃんと証言してやる。これで貸し借り無しだからな」 男の方も念を押した。 「分かってる」 クレストは、二人に向かっててを振ると、アリシアに歩み寄った。 「終わったか」 「はい、ご主人様」 アリシアはクレストの前に土下座すると、サンダルにキスをしてから、任務を 終えた報告をした。 クレストは肯くとアリシアに新たな命令を与えた。 それは、麻痺して横たわる冒険者達を、一人を除いて斬り殺し、残った一人に 肉人形の首輪をはめる様に、というものだった。 「はい、ご主人様」 アリシアはそう答えて立ち上がり、命令に従った。 アリシアが館の戦士の剣で冒険者達を一人ずつ斬り殺していると、ミリアムが 大広間にやって来た。ミリアムは嬉しそうにクレストの前に跪いて、任務を果た した報告をした。ミリアムはこの貴族の家畜奴隷として仕えながら、偽の証拠書 類の偽造と館の隠し財産の調査をするために、クレストによって送り込まれてい たのだ。 「密通の証拠書類はこれです。ちゃんと、前のご主人様本人のサインです。 それからこれが隠し金庫のカギ、これが隠し部屋のカギ。見取り図と目録はこ れです」 カギと書類をクレストに渡すと、ミリアムは主人に甘える犬のように クレストの足に抱きついた。 「嬉しい!これで今日からまたご主人様のおしっこが飲めるんですよね、ね」 「分かってる。後で飲ませてやるから待ってなさい」 そう言ってクレストはミリアムを下がらせ、二人の魔法使いの方に歩み寄った。 「お前、腕がいいのは認めるがな、 ああいう家畜を作ってるとそのうち寝首をかかれるぞ」 首を振ってミリアムとアリシアを示し、忠告する男にクレストは答えなかった。 ちょうどその時、館のもう片翼を制圧した戦士達が大広間に入って来た。 アリシアは男の冒険者を殺し終えると、麻痺して横たわる僧侶の法衣を着た少 女の横に膝を突いた。15、6才だろうか。茶色の髪をした、純情そうな顔立ち をしていた。麻痺した顔はこわばった表情をしていたが、アリシアの姿を映す瞳 は恐怖と、憎悪と、軽蔑をないまぜにした内心を現わしていた。 「ふふ、大丈夫。何も恐い事なんて無いの。 家畜奴隷ってね、とっても良いものよ。あなたにも、すぐに分かるわ」 そう言って、アリシアは神に仕える少女に、肉人形の首輪をはめた。 (19) クレストと、魔法使いの二人は、貴族の財産を点検し、分配するために大広間 を離れた。 ミリアムは、クレストに褒美の小便をご馳走してもらった後、肉人形と化した 神官少女と2人で、男魔法使いの部下の褒美として身体を提供していた。 場所を玄関ロビーに移して、2人は床に四つん這いに這い、前後から犯されて いる。 そしてアリシアも、同じ場所で褒美を与えられていた。 数ヶ月ぶりに、女魔法使いが下僕として使っているコボルドと交わって見せる 事を許されたのだ。 アリシアは、コボルド3匹を全裸に剥くと、自らも全裸になり、並べて立たせ た3匹のペニスを順番にしゃぶり立てていた。 部下の戦士や魔法使い達は、玄関ロビーに点検の終わった財宝や家畜奴隷を運 んで来て並べては、アリシアがコボルドと絡む淫らなショーを眺めながらミリア ムか神官少女を犯し、精を放ったらまた仕事に戻る、ということを許されていた。 男達は目を丸くしてアリシアの痴態を眺めていた。それは見世物を眺める目つ きであり、アリシアの事を自分の欲望の対象として見る目ではなかった。アリシ アもまた、コボルドのペニスを堪能して絶頂したら男達に奉仕する様命じられて はいたが、コボルドの精液を浴びた女を抱くものはいないと思われた。 「あぁぁ・・・いぃ・・・」 コボルドに跨って腰を沈め、アリシアは切なげに吐息を漏らした。 身体を駆け巡る快感に、震えながら浸る。すぐにもっと刺激が欲しくなり、自 分からゆっくりと腰を動かし始めた。 2匹のコボルドのペニスを同時に手でしごきながら、あさましく身体をくねら せる。 「あふっ、んんっ、あふぅ・・・」 嬉しげな息が漏れる。顔がほころぶ。 神官少女を後ろから貫いている男が、 あきれたような表情を浮かべいてた。 (あは、そうよ、もっと見て、あきれて、笑って・・・) 蔑む視線が心地好い。家畜奴隷であることの幸せを感じる一瞬だ。 顔に精液を浴びせられているミリアムと目が合う。 2人で、お互いを祝福する微笑みを投げあった。 偉大な主人に仕え、魂まで支配されて屈伏する事の至福感。それを味合わせて くれる支配者にめぐり合った事。こうして慰み物や見世物になることの快美感。 それらを、今の幸せを目線で確認しあったのだ。 (良かったね) (うん、良かったね) そうして二人の目線は、犯されるもう一人の少女へと向けられる。 肉の人形と化して男の欲望を受け入れている少女の心の中には、今どんな嵐が 吹いているのか。 身体から与えられる快感と、信仰や正義感から来る屈辱と罪の意識が混じり合 って溶けず、それぞれが心を傷つけていく。今あの少女は自我の危機を迎えてい るだろう。 だが、必ずやがては自分達と同じものへと堕ちていく。 人では無い生き物に。 家畜奴隷に。 それは、 とても、とても素晴らしい事。 (良かったね) (すぐ、なれるよ) (良かったね。騙されて、負けて、這いつくばって、慰み物にされて) (卑しい生き物として生きていくの) (良かったね) (良かったね・・・・・) どぷっ コボルドのペニスが爆ぜ、精液がアリシアの子宮を満たしていく。 「あ・・・ふぁぁぁぁぁぁーっ!」 犯される少女に心からの祝福を送りながら、アリシアは絶頂した。 ------------------------------------ 裏・クロウガルトの魔法戦士 終り -- Lunatic Invader -- ゴア 前ページNameless Archives/2ちゃんねる・エロパロ板/タイトル記録ミス Counter today - ,yesterday - ,summary - . Page created 2007-10-14,last updated 2008-02-06 19 15 11 (Wed),and copyright by 堕落姫乃眸.