約 220,287 件
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2132.html
【元ネタ】史実 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】タレス 【性別】男性 【身長・体重】178cm・64kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運B 宝具A++ 【クラス別スキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”の形成が可能。 道具作成:D(EX) 学者だが技術者ではないため、精度を要する実製作は苦手とする。 だが仮定原質(水)を材料に使用した場合、 世界創造の権能と同程度の自由度・精度のもとで、万象の創造を可能にする。 【固有スキル】 占星術:A 星の運行と序列から未来を占う魔術。 天文学と同起源であり、古代世界においてこの二つは不可分の間柄にあったが、 タレスとしては自身を天文学者だったと考えたいようだ。 高速思考:A+ 物事の筋道を順序立てて追う思考の速度。 ようするに思考速度が速い。 帰納・演繹を駆使した法則化によって事物を理解し、 事象に付属するパラメーターの演算から未来予測を可能にする知能を示す。 指南の心得:B 「無知の知」を触発した「汝自身を知れ」の原型の保有。 内省を促すことで、隠れた才能の自覚や画期的なインスピレーションを与える。 【宝具】 『暗闇節(エクリプス・プレディクション)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:10~30 最大捕捉:200人 最古の日食予測の逆転、蝕を再現する暗黒の結界。 結界内では攻撃の命中精度を最低値で固定する。 通常戦闘を妨害する宝具。 『水に始まる万物理論(セオリー・オブ・ヒュドール)』 ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:20~50 最大捕捉:100人 人類の自然認識において、"神話"以降、"自然科学"以前に来る認識段階、 "自然哲学"のはじまりを司る法則宝具。 アルケー論というパラダイムによって自然の擬人化を否定する。 "神代回帰"や"神性"の深度に応じて存在を原質に回帰させ、黄金の鼎に封印してしまう。 合理性による神殺しのほぼ最古例であり、神という解釈の必要性の終わりを告げる人理基点。 この宝具で得られる仮定原質(水)はタレスの世界観の産物のため、彼自身にしか扱えない。 【Weapon】 『黄金の鼎』 ギリシャ七賢人の間を巡った神代の器物。 デルフォイ神殿に送ったはずだが、 神霊の必要性を解消する認識ステージに立ったためにアポロンから送り返された。 【解説】 哲学の祖、ミレトスのタレース。 水を一元論的原質とし、神話的解釈を排除した世界観を思惟したことから、 アリストテレスに自然哲学の祖とされた"最初の哲学者"。 だが彼の興味は哲学だけにあったわけではなく、古代の賢者が常にそうであったように万学に通じた。 プラトンの伝える逸話は彼を「井戸に落ちた占星術師」という寓話のモデルに据えたが、 実際のタレスはエジプトの学問やバビロニアの天文学に学び、 数学、天文学、工学、地理、政治など広い分野に知見を発揮した学術的人物である。 一年の日数と二至の特定、日食の予測、定理の発見、ピラミッドの測量などといった逸話を残し、 "科学の父"、"最初の数学者"と呼ばれている。 伝説でもギリシャ七賢人中最も代表的な人物として扱われる賢者である。 いうまでもないが、七賢人にはタレス以外に、普通言われるような意味での哲学者はいない。 賢人(ソフォイ)の時代から自然学者(ピュシコイ)の時代を切り拓いた大研究者という点で ソクラテス以前の哲学者の中でも別格の立ち位置を持つ。
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/165.html
東北大SF研 長篇部会 『ハローサマー、グッドバイ』 マイクル・コニイ/山岸真 著者紹介 マイクル・コニイ(別表記:マイクル・コーニイ Michel Greatrex Coney) 1932年イギリスのバーミンガム生まれ。2005年没。代表作は『ハローサマー、グッドバイ』、『ブロントメク!』など。 恋愛SFを得意とし、世界中に熱心なファンをもつ作家。日本にはサンリオSF文庫によって紹介された。75年にイギリスで刊行された本作『ハローサマー、グッドバイ』も1980年にサンリオ文庫SFとして翻訳された。サンリオ版では裏表紙のあらすじが間違っており、このあらすじを読んでしまうと最後の大どんでん返しを誤解してしまう可能性がある[1]。また、表紙絵の空の色も間違っている。(空の色は原書も間違っているのでセーフ) 87年にサンリオSF文庫が絶版となってからは入手が困難となり、一時は5000円以上にまで古書価格が高騰していた。発刊から40年近く経った08年に、本作の大ファンだった山岸真による新訳で復刊された。 ちなみにミドルネームの「グレートレックス」は本名。またマイクルと読むのはハヤカワ特有の表記。サンリオで初邦訳された際の表記がコニイだったため、このレジュメもコニイと表記する。 訳者紹介 山岸真(やまぎし まこと) 1962年新潟県長岡市生まれ。主な訳書にイーガン『万物理論』『ディアスポラ』『しあわせの理由』、コニイ『ハローサマー、グッドバイ』『パラークシの記憶』など。主な編書に「80年代SF傑作選 上・下」(小川隆と共編)「20世紀SF 1‐6」(中村融と共編)「90年代SF傑作選 上・下」「SFマガジン700 海外篇」など。 SF翻訳者には珍しい専業翻訳者で、主にグレッグ・イーガンの作品を中心に翻訳している。邦訳されたイーガン作品はほとんどすべて山岸真の手によるものである(直交三部作のみ、中村融との共訳)。またアンソロジストとしても活躍しており、海外SF傑作選の編纂などを手掛けている。 余談だが、私(下村)は山岸さんの高校の後輩にあたる。その縁もあり、今回特別に訳者コメントを2作分いただいているので、そちらも併せて楽しんでいただきたい。 主要登場人物 アリカ-ドローヴ 本作の主人公。ギャルゲの主人公のごとく、出会う女の子を全員惚れさせる恋愛体質。それに加えてかなり中二病気質で自己中心的なものの見方をしているため、ドローヴの一人称視点で語られるこの物語はドローヴの性格にかなり強い影響を受けている。 かつては叔母がいたが、2人で外出した際に遭難し、ドローヴは生き延びたが叔母は凍死した。 パラークシ-ブラウンアイズ 本作のメインヒロイン。かわいい。 パラークシ-リボン パラークシの網元の娘。その生まれのせいか、若干高飛車で生意気な部分がある。 パラークシ-スクウィント リボンの弟。作中で殺害される。 リボンも同様だが、ドローヴに対して敵対的な人物は物語で不遇な傾向がある。 パラークシ-シルヴァージャック パラークシの漁師。作中で謀殺される。この人もリボン同様、不遇。 作中用語解説 グルーム(粘流) 強烈な夏の日差しによって蒸発した、どろどろの濃い海流のこと。一番濃い時期は歩くことも出来る。漁業が盛んなパラークシの街は、このグルームの恩恵で栄えている。 ロリン 知能は高いものの、会話もせず、一貫した行動を示さない謎の二足歩行の生き物。今回の大どんでん返しで最大の役割を担う。 次作『パラークシの記憶』にも引き続き登場する。 ロックス 地球でいう牛や馬などにあたる家畜。ロリンがロックスを使役していることもある。 所感 最高。夏のうだるような暑さ、冬の身を切るような寒さが一冊の中に共存し、互いが互いの印象を引き立てている。最後の数頁でそれまでの物語の印象が一変する大どんでん返しはまさに「SF史上最大の大どんでん返し」というにふさわしい。このどんでん返しを物語の途中で予想できた人はいただろうか。もしいたなら、ぜひ名乗り出ていただいて、その予想の根拠と気付いた箇所を共有していただけるとありがたい。 基本的には抒情的な情景が語られて実に瑞々しいのだが、主人公ドローヴの目を通して語られる一人称小説ということもあり、ブラウンアイズへの過剰なまでの神聖視が散見される。神聖にして不可侵的な存在であるブラウンアイズに対して行った行為は色々と擁護出来ない部分が存在する。表面的にはいい話、いい青春恋愛小説、いいSFミステリなのだが、どこか歯切れの悪い部分が残ってしまう。(大どんでん返し自体はとても好きです) 今回は推理研と合同の部会だったということで、あまりSFを読みなれていない人もいたと思うのだが、どうだっただろうか。SFではあるがそこまで難解な設定はなく、最後のどんでん返しもSF的設定を使いつつ、見事に伏線を回収している。恐らく楽しんでもらえたと思いつつ、続編のSFミステリ『パラークシの記憶』もこれに負けない傑作だということを強調しておく。 SF研の人たちは、初日の『万物理論』と比較してどうだっただろうか。同じSFと言っても全く作風の違う2人の作者の作品であり、また同じ訳者でもこれだけ訳文体が変わることもある。こういう翻訳に関する面白さも知って、翻訳SF全般の面白さに触れてもらえればと思う。 付録 コニイの他作品と、恋愛SFの名作を紹介する。 『パラークシの記憶』(河出文庫、山岸真訳) 本作『ハローサマー、グッドバイ』の続編にあたるSFミステリ。パラークシの人々は代々記憶を遺伝するため、人々は犯罪の記憶が遺伝するのを恐れて犯罪を起こさない。しかし、ある日背中を刺された男の死体が発見される。 作中でかなり時間が経っているので、ドローヴやブラウンアイズなどの主要人物は直接登場しない。SFミステリとして非常に完成度が高く、(北原尚彦さんなど、ミステリ関係者を中心に)『ハローサマー』より高く評価する人もいる。山岸さんのイーガン以外の翻訳は貴重なので、翻訳者ファンとしてはその点でも楽しめる。 『ハローサマー』よりもギャルゲ成分が薄く、主人公の精神年齢も高めなので、本作のドローヴにむかついたひとでも安心して読める。せっかく長篇を一冊読んだのだから、ぜひ『パラークシの記憶』も読んでほしい。推理研のひとには特におすすめ。 『ブロントメク!』(河出文庫、大森望訳) 英国SF協会賞[2]を受賞したコニイの最高傑作のひとつとされる作品。ひとによっては、『ハローサマー、グッドバイ』や『パラークシの記憶』よりも出来がいいと言う意見もある。 『カリスマ』(サンリオSF文庫、那岐大訳、絶版) 恋愛SFを得意とするコニイの腕が光る一作。『ハローサマー』でも感じた人がいるかもしれないが、コニイの描く恋愛は自分に都合のいいものばかりで、読むひとによってはその独善的な恋愛観に嫌悪感を抱く人もいるかもしれない。この『カリスマ』でも味方によっては独善的ともとれる恋愛が展開されるのだが、この作品の特徴は主人公が独善的な恋愛だと自覚しているところ。コニイは独善的な恋愛観を確信犯的に提示していたのだ。 『冬の子供たち』(サンリオSF文庫、関口幸男訳、絶版) アマゾンの古書価格で8000円近くをつけている(9/10現在)。面白いことは面白いらしいのだが、高くて手が出せない。まだ読んでいないので何とも言えない。 「たんぽぽ娘」(ロバート・F・ヤング、伊藤典夫訳、河出文庫) 恋愛SFの金字塔。これもまた長らく絶版で手に入らなかった幻の名作なので、簡単に手に入れられるようになった今こそぜひ読んでほしい作品。短篇集であり、表題作『たんぽぽ娘』も気軽に読める分量になっているので、夏休み明けまでに読むのもよし。 『マイナス・ゼロ』(広瀬正、集英社文庫) 海外SFで熱狂的なファンを持つ恋愛SFが『ハローサマー、グッドバイ』ならば、国内SFで熱狂的なファンを持つ恋愛SFが『マイナス・ゼロ』だ。タイムマシンに乗って着いた先は、29年前の戦前の東京だった。当時の街のにおいまで漂ってきそうな昭和初期の東京で、なんとか現代に戻ろうと奮闘する。「時に憑かれた作家」広瀬正の最高傑作で、星新一や司馬遼太郎など多くの人に愛されるタイムスリップものの不朽の名作。 脚注 [1]誤訳・誤植はサンリオSF文庫の伝統芸。ひどいものでは、巻末の文庫紹介で本来なら「○○ ○○訳」としなければならないものを「○○ ○○誤訳」としているものもある。 [2] その前年に発表された英国内で発表されたSF作品のうち、ファンや書店員、作家などからなる英国SF協会員から最も票を集めた作品に贈られる。米国のヒューゴー賞、日本の星雲賞と同じ形式。主な受賞作としては、クラーク『宇宙のランデヴー』、ディック『暗闇のスキャナー』、プリースト『逆転世界』『双生児』、ミエヴィル『都市と都市』などがある。 下村思游
https://w.atwiki.jp/lightnovelshiryoukan/pages/60.html
SF本の雑誌オールタイムベスト100 http //sf.lovelove.jp/ATB/trial.cgi http //www.webdoku.jp/kanko/page/9784860110970.html 1 万物理論 グレッグ・イーガン 2 ソラリス スタニスワフ・レム 3 マイナス・ゼロ 広瀬正 4 故郷から一〇〇〇〇光年 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 5 虚航船団 筒井康隆 6 虎よ、虎よ! アルフレッド・ベスター 7 ユービック フィリップ・K・ディック 8 〈ハイペリオン〉四部作 ダン・シモンズ 9 十二国記 小野不由美 10 百億の昼と千億の夜 光瀬龍 11 火星年代記 レイ・ブラッドベリ 12 地球の長い午後 ブライアン・W・オールディス 13 時は準宝石の螺旋のように サミュエル・R・ディレイニー 14 〈新しい太陽の書〉五部作 ジーン・ウルフ 15 消滅の光輪 眉村卓 16 虐殺器官 伊藤計劃 17 鼠と竜のゲーム シェイヨルという名の星 コードウェイナー・スミス 18 伝奇集 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 19 ストーカー アルカジイ ボリス・ストルガツキー 20 アラビアの夜の種族 古川日出男 21 レ・コスミコミケ イタロ・カルヴィーノ 22 兇天使 野阿梓 23 時間封鎖 ロバート・チャールズ・ウィルスン 24 ヴァーミリオン・サンズ J・G・バラード 25 エイダ 山田正紀 26 結晶星団 小松左京 27 あなたの人生の物語 テッド・チャン 28 ボッコちゃん 星新一 29 戦闘妖精雪風・改 神林長平 30 産霊山秘録 半村良 31 九百人のお祖母さん R・A・ラファティ 32 スノウ・クラッシュ ニール・スティーヴンスン 33 闇の左手 アーシュラ・K・ル・グィン 34 アド・バード 椎名誠 35 マルドゥック・スクランブル 冲方丁 36 上弦の月を喰べる獅子 夢枕獏 37 犬は勘定に入れません あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 コニー・ウィリス 38 シャングリ・ラ 池上永一 39 闘技場 フレドリック・ブラウン 40 ブルー・シャンペン ジョン・ヴァーリイ 41 〈ナイトウォッチ〉三部作 上遠野浩平 42 銀河ヒッチハイク・ガイド ダグラス・アダムス 43 ニューロマンサー ウィリアム・ギブスン 44 メンタル・フィメール 大原まり子 45 象られた力 飛浩隆 46 リングワールド ラリイ・ニーヴン 47 異星の客 ロバート・A・ハインライン 48 デカルトの密室 瀬名秀明 49 グランド・ミステリー 奥泉光 50 太陽風交点 堀晃 51 〈魔王子〉シリーズ ジャック・ヴァンス 52 一角獣・多角獣 シオドア・スタージョン 53 ふりだしに戻る ジャック・フィニイ 54 タイタンの妖女 カート・ヴォネガット・ジュニア 55 ディファレンス・エンジン ウィリアム・ギブスン ブルース・スターリング 56 Self‐Reference ENGINE 円城塔 57 火星夜想曲 イアン・マクドナルド 58 イシャーの武器店 A・E・ヴァン・ヴォークト 59 パヴァーヌ キース・ロバーツ 60 ソフトウェア ルーディ・ラッカー 61 星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン 62 銀河英雄伝説 田中芳樹 63 エリコ 谷甲州 64 かめくん 北野勇作 65 美亜へ贈る真珠 梶尾真治 66 涼宮ハルヒの憂鬱 谷川流 67 神は沈黙せず 山本弘 68 タイム・パトロール ポール・アンダースン 69 ロードマークス ロジャー・ゼラズニイ 70 エンジン・サマー ジョン・クロウリー 71 タイム・リープ あしたはきのう 高畑京一郎 72 エンダーのゲーム オースン・スコット・カード 73 そばかすのフィギュア 菅浩江 74 レモン月夜の宇宙船 野田昌宏 75 「グリーン・レクイエム」(短篇) 新井素子 76 幻詩狩り 川又千秋 77 川の書 イアン・ワトスン 78 バケツ一杯の空気 フリッツ・ライバー 79 ヴァレンタイン卿の城 ロバート・シルヴァーバーグ 80 〈リバーワールド〉シリーズ フィリップ・ホセ・ファーマー 81 虚空の遺産 エドモンド・ハミルトン 82 カエアンの聖衣 バリントン・J・ベイリー 83 恋のサイケデリック! 鈴木いづみ 84 〈猫の地球儀〉二部作 秋山瑞人 85 時間的無限大 スティーヴン・バクスター 86 ゲイトウエイ フレデリック・ポール 87 老ヴォールの惑星 小川一水 88 海を見る人 小林泰三 89 逆転世界 クリストファー・プリースト 90 〈ブラックロッド〉三部作 古橋秀之 91 太陽の簒奪者 野尻抱介 92 キャッチワールド クリス・ボイス 93 MOUSE 牧野修 94 中継ステーション クリフォード・D・シマック 95 〈レンズマン〉シリーズ E・E・スミス 96 〈火星〉シリーズ エドガー・ライス・バローズ 97 最後にして最初の人類 オラフ・ステープルドン 98 幼年期の終わり アーサー・C・クラーク 99 〈グイン・サーガ〉シリーズ 栗本薫 100 タイム・マシン H・G・ウエルズ
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/150.html
東北大学SF研究会 短編部会 『しあわせの理由』 グレッグ・イーガン あらすじ 「ぼく」は12歳の誕生日を過ぎると四六時中楽しい気分でいるようになった。嘔吐を繰り返し、まっすぐ立てなくなった事から髄芽種が判明。楽しい気分は悪性腫瘍の働きで異常生成されるロイエンケファリンによるものであった。シャントをインストールするなどの治療が行われたが、両親がセカンド・オピニオンで見つけた「腫瘍細胞のとりついた細胞を全て死滅させる」新治療を行い、無事髄芽種は完治する。しかし、今度は楽しみを全く感じられなくなってしまっていた。「ぼく」の見立てによると新治療によってロイエンケファリン受容体までもが死滅させられ、「楽しみ」を受容することが出来なくなってしまったからだと考えた。ついに「楽しみ」に応じて働く脳の部位は死んでしまうのだった。 30歳になったある日、ケープタウン大のドクター、ドゥラーニから「脳内に疑似神経として作用できるポリマーを注入する」技術を紹介され、治験に参加する。その技法は「四千人のニューロン接続を合成的に再現し、そこから各反応に対する接続を選択的に切断し一次的なものに近づけていく」ものであった。施術後、「ぼく」は人々の表情一つにも数多くの意味合いを見て取り、さまざまな芸術作品のひとつひとつにも至上の喜びを得ていた。しかしそれは「幸せを感じる要因が、四千人の合成としての普遍的なものになってしまい、自分特有の、独自の嗜好を持った『人間と呼べるもの』に戻ることができなかった」事を意味していた。「ぼく」は義神経の無効化を要望するがドゥラーニ医師は「プロセッサーを使用して神経接続の有効無効を『自分の意志で』操作する」事を考案し、「ぼく」はそれを試みる。 「ぼく」は社会生活を送れるまでに回復した。初めての社会生活を送りながら、「ぼく」は「幸せそのものを人生の目標としてしまってはいけない」こと、「幸せの意味は「ぼく」の祖先をはじめとした過去の人々が積み重ねてきたもの」を感じ取り、そしてジュリアとの交際、破局を通じて「ぼく」は自分の経験をもとに自分を構成することの意味を理解し、自分自身の嗜好を大きく操作することをやめるのだった。 用語説明 髄芽種 神経細胞とグリア細胞(神経系を構成する神経細胞ではない細胞の総称)に分化する前の未熟な細胞に由来する悪性腫瘍であり、90%が小脳虫部に発生し、他には小脳半球に発生する。 ロイエンケファリン エンドルフィン(脳内モルヒネ)の一種で、δ受容体と呼ばれる部分に作用する「プロエンケファリン」の一種で、麻薬に近い効用をもつ。 多重露出 写真用語で、2~10コマ程を重ねて写しこみ、一枚の画像として記録するもの。アナログでは加算(全ての露光結果をそのまま重ねあわせる)のみが可能であるが、デジタルカメラにおいては加算平均(一回ごとの光量を減らす)、比較合成(明るい部分や暗い部分を選んでそれぞれを合成する)などが行える。 作者紹介 オーストラリアの西オーストラリア州パース出身。幼少よりSFに興味を持つ。西オーストラリア大学で数学の理学学士号を取得し、映画の専門学校へ進学するも退学。病院付きプログラマーなどの職を経て専業作家へ。 代表作に短篇集「祈りの海」、「しあわせの理由」、「プランク・ダイヴ」、長編『順列都市』、『ディアスポラ』、『万物理論』など。現代ハードSFの代表的作家であるといえよう。 覆面作家として知られ、性別人種容貌家族構成などなど多くが不明である。そのためAI説、美少女説、宇宙人説、普通の白人のおっさん説などが囁かれるが定説となるに至っていない。 所感 この作品で印象的なのはやはりラストの悟り(?)である。つまり人類がその「心」を持つにあたり、その半分は自己の人生における経験、半分は人類、自分の祖先が積み上げてきた経験によるものである、ということである。その意味で、自分自身の嗜好の半分を、自分自身の過去の経験に由来する半分が支配するというのは斬新な設定であると同時にその考えをよく反映できていると思う。また、四千人の「心」の重ね合わせが発現して……というくだりは現在の様々な声から最大公約数的な部分が最も膨張し、なおかつそれから除外された部分の声も世界に拡大し続けるという現代的なSNSに通じる部分があって、1997年に発表されたとは思えないような目新しさが(改めて)あったと感じられた。
https://w.atwiki.jp/chipmunk1984/pages/2.html
書名別索引 <数字> 2001年宇宙の旅 2010年宇宙の旅 2061年宇宙の旅 3001年終局への旅 <記号> <あ行> 悪徳学園 アド・バード あなたの人生の物語 アルジャーノンに花束を 火神を盗め アンドリューNDR114 アンドロメダ病原体 異星の人 イリーガル・エイリアン イルカの島 祈りの海 失われた黄金都市 宇宙気流 宇宙の小石 宇宙消失 宇宙戦艦ヤマト 宇宙潜行艇ゼロ 梅田地下オデッセイ エアフレーム-機体- 上 エアフレーム-機体- 下 永遠の1/2 栄光のスペース・アカデミー エデンの戦士 SF西遊記 エスパイ エニグマ 上 エニグマ 下 エリコ 上 エリコ 下 エロス <か行> 顔 FACE 顔のない神々 上 顔のない神々 下 鏡の国のアリス 火星航路SOS 火星縦断 神々自身 神々の埋葬 神狩り 神狩り2 リッパー 神はサイコロを振らない 神の鉄槌 神の目の小さな塵 上 神の目の小さな塵 下 神の目の凱歌 上 神の目の凱歌 下 神への長い道 かめくん 渇きの海 川の深さは 機長からアナウンス 恐怖省 銀河帝国興亡史1 ファウンデーション? 銀河帝国興亡史2 ファウンデーション対帝国? 銀河帝国興亡史3 第二ファウンデーション? 銀河帝国興亡史4 ファウンデーションの彼方へ 上? 銀河帝国興亡史4 ファウンデーションの彼方へ 下? 銀河帝国興亡史5 ファウンデーションと地球 上? 銀河帝国興亡史5 ファウンデーションと地球 下? 銀河帝国興亡史6 ファウンデーションへの序曲 上? 銀河帝国興亡史6 ファウンデーションへの序曲 下? 銀河帝国興亡史7 ファウンデーションの誕生 上? 銀河帝国興亡史7 ファウンデーションの誕生 下? 銀河帝国の崩壊 銀河旅行 銀河旅行 PARTⅡ クライマーズ・ハイ クリスタル・サイレンス 上 クリスタル・サイレンス 下 グリーン・マイル1 二人の少女の死 グリーン・マイル2 死刑囚と鼠 グリーン・マイル3 コーフィの手 グリーン・マイル4 ドラクロアの悲惨な死 グリーン・マイル5 夜の果てへの旅 グリーン・マイル6 闇の彼方へ ゲイトウェイ? ゲイトウェイ2? ゴールデン・フリース 虚空王の秘宝 上 虚空王の秘宝 下 <さ行> サイボーグ・ブルース サマータイムマシンブルース サマー/タイム/トラベラー 1 サマー/タイム/トラベラー 2 サムライ・レンズマン さよならダイノサウルス さよならジュピター 上 さよならジュピター 下 しあわせの理由 時間泥棒 自由軌道 終局のエニグマ 上 終局のエニグマ 下 終戦のローレライⅠ 終戦のローレライⅡ 終戦のローレライⅢ 終戦のローレライⅣ 過ぎ去りし日々の光 上 過ぎ去りし日々の光 下 スタークエイク スタープレックス スフィア-球体- 上 スフィア-球体- 下 七胴落とし ジーリー・クロニクル1 プランク・ゼロ ジーリー・クロニクル2 真空ダイヤグラム 蝉しぐれ 千里眼 造物主の掟 造物主の選択 ソラリスの陽のもとに <た行> タイム・シップ 上 タイム・シップ 下 タイムスケープ 上 タイムスケープ 下 タイムスリップ大戦争 タイムマシンのつくり方 タイムライン 上 タイムライ 下 太陽からの風 太陽風交点 太陽の簒奪者 タウ・ゼロ たそがれ清兵衛 旅のラゴス 魂の駆動体 ターミナル・エクスペリメント 地下鉄に乗って 地球光 超革命的中学生集団 沈黙のフライバイ ツィス 継ぐのは誰か? 冷たい方程式 ディアスポラ T型フォード殺人事件 天使墜落 上 天使墜落 下 Twelve Y.O. トヨタが北米を席捲する時 トリガー 上 トリガー 下 <な行> 夏への扉 ニッサンがルマンを制覇する時 日本沈没 上 日本沈没 下 日本沈没 第二部 <は行> 果てしなき流れの果てに バビロニア・ウェーブ パプリカ 半落ち 反逆者の月 万物理論 秘密 ビッグ・ウォーズⅠ 神鳴る永遠の回帰 ビッグ・ウォーズⅡ 火星戦線異状なし ビッグ・ウォーズⅢ 真白き神々の降臨 ビッグ・ウォーズⅣ 宇宙元年創世記 ビッグ・ウォーズ枝編 神撃つ朱い荒野に 秘太刀馬の骨 復活の日 フラッシュフォワード プリズンホテル 1 夏 フレームシフト プレイ-獲物- 上 プレイ-獲物- 下 プロテウス・オペレーション 上 プロテウス・オペレーション 下 星空の二人 星は、昴 ホンダがレースに復帰する時 <ま行> マイナス・ゼロ マイノリティ・リポート マグニチュード10 マルチプレックス・マン 上 マルチプレックス・マン 下 ミクロの決死圏2-目的地は脳- 上 ミクロの決死圏2-目的地は脳- 下 未来からのホットライン 未来の二つの顔 弥勒戦争 無限アセンブラ 産霊山秘録 燃えるサーキット <や行> 闇の中の系図 闇の中の黄金 闇の中の哄笑 幼年期の終り 幼年期の終り(光文社古典新訳文庫) 黄泉がえり 夜来たる <ら行> ライトジーンの遺産 上 ライトジーンの遺産 下 ランサーがモンテを目指す時 流星ワゴン 竜の卵 量子宇宙干渉機 リングワールド リングワールドふたたび レオーネが荒野を駆ける時 レンズマンシリーズ1 銀河パトロール隊 レンズマンシリーズ2 グレー・レンズマン レンズマンシリーズ3 第二段階レンズマン レンズマンシリーズ4 レンズの子供たち レンズマンシリーズ5 ファースト・レンズマン レンズマンシリーズ6 三惑星連合? レンズマンシリーズ7 渦動破壊者? 老人と宇宙 [ローダン・ハンドブック]] ロシュワールド ロータリーがインディーに吼える時 <わ行> われはロボット
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/437.html
見たり読んだりしたけど、まだ整理できていないSF関連(と、管理人が勝手に判断している)作品を取りあえず放り込み。 基本的に2010年5月(ブログ再開後)以降の分。 小説 宇宙消失 / グレッグ・イーガン <創元SF文庫> 無限の境界(他2編) / ロイス・マクマスター・ビジョルド <創元SF文庫> 星を継ぐもの / ジェイムズ・P・ホーガン <創元SF文庫> 球体-スフィア-(上・下) / マイケル・クライトン <ハヤカワ文庫> 冷たい方程式(他6編) / トム・ゴドウィン他 <ハヤカワSF文庫> アンドロメダ病原体 / マイケル・クライトン <ハヤカワSF文庫> アルジャーノンに花束を / ダニエル・キイス <ダニエル・キイス文庫> 2001年宇宙の旅-決定版- / アーサー・C・クラーク <ハヤカワSF文庫> たったひとつの冴えたやりかた(他2編) / ジェイムズ・ティプトリー・Jr <ハヤカワSF文庫> ディアスポラ / グレッグ・イーガン <ハヤカワSF文庫>10 戦闘妖精・雪風 / 神林長平 <ハヤカワ文庫> 幼年期の終り / アーサー・C・クラーク <ハヤカワSF文庫> 日本沈没(上・下) / 小松左京 <小学館文庫> タイムマシン(他6編) / H・G・ウェルズ <角川文庫> グッドラック 戦闘妖精・雪風 / 神林長平 <ハヤカワ文庫> 日本沈没・第二部(上・下) / 小松左京+谷甲州 <小学館文庫> 時間的無限大 / スティーヴン・バクスター <ハヤカワSF文庫> あなたの人生の物語(他7編) / テッド・チャン <ハヤカワSF文庫> キリンヤガ(他9編) / マイク・レズニック <ハヤカワSF文庫> ホームズと不死の創造者 / ブライアン・ステイブルフォード <ハヤカワSF文庫>20 愛に時間を(全3巻) / ロバート・A・ハインライン <ハヤカワSF文庫> ターミナル・エクスペリメント / ロバート・J・ソウヤー <ハヤカワSF文庫> 七回死んだ男 / 西澤保彦 <講談社文庫> 時をかける少女(他2編) / 筒井康隆 <角川文庫> エンダーのゲーム / オースン・スコット・カード <ハヤカワSF文庫> 死者の代弁者(上・下) / オースン・スコット・カード <ハヤカワSF文庫> 万物理論 / グレッグ・イーガン <創元SF文庫> 宇宙のランデヴー / アーサー・C・クラーク <早川書房海外SFノヴェルズ> 夏への扉 / ロバート・A・ハインライン <ハヤカワSF文庫> 老いたる霊長類の星への賛歌(短中編全7編) / ジェイムズ・ティプトリー・Jr <ハヤカワSF文庫>30 風の十二方位(短中編全17編) / アーシュラ・K・ル・グィン <ハヤカワSF文庫> 首都消失(上・下) / 小松左京 <徳間文庫> 世界の中心で愛を叫んだけもの(短中編全15編) / ハーラン・エリスン <ハヤカワSF文庫> 闇の左手 / アーシュラ・K・ル・グィン <ハヤカワSF文庫> 竜の卵 / ロバート・L・フォワード <ハヤカワSF文庫> われはロボット / アイザック・アシモフ <ハヤカワSF文庫> ノーストリリア / コードウェイナー・スミス <ハヤカワSF文庫> 火星年代記 / レイ・ブラッドベリ <ハヤカワSF文庫> リングワールド / ラリイ・ニーヴン <早川書房海外SFノヴェルズ> ハーモニー / 伊藤計劃 <ハヤカワSFシリーズ Jコレクション>40 太陽風交点(他9編) / 堀晃 <早川書房> マイナス・ゼロ / 広瀬正 <集英社文庫> 蝿の王 / ウィリアム・ゴールディング <新潮文庫> 霊長類南へ / 筒井康隆 <講談社> アンドロイドは電気羊の夢を見るか? / フィリップ・K・ディック <ハヤカワSF文庫> 自由軌道 / ロイス・マクマスター・ビジョルド <創元SF文庫> 地球の長い午後 / ブライアン・W・オールディス <ハヤカワSF文庫> 月は無慈悲な夜の女王 / ロバート・A・ハインライン <ハヤカワSF文庫> ハイペリオン / ダン・シモンズ <ハヤカワSFノヴェルズ> 山椒魚戦争 / カレル・チャペック <創元SF文庫>50 ハイペリオンの没落(→ハイペリオン) <ハヤカワSFノヴェルズ> ハイブリッド・チャイルド / 大原まり子 ソラリスの陽のもとに / スタニスワフ・レム <ハヤカワSF文庫> 終りなき戦い / ジョー・ホールドマン <ハヤカワSF文庫> 太陽からの風(短編全18編) / アーサー・C・クラーク <ハヤカワSF文庫> 小説(シリーズ) グイン・サーガ / 栗本薫 <ハヤカワ文庫JA><辺境篇>1~5 <陰謀編>6~10 (各巻タイトル略) 涼宮ハルヒシリーズ / 谷川流 <角川スニーカー文庫>1~2 ~憂鬱、~溜息 図書館戦争シリーズ / 有川浩 <メディアワークス>1~4(★完結) ~戦争、~内乱、~危機、~革命 映像作品 サマーウォーズ(劇場版アニメ) SPACE BATTLESHIP ヤマト(劇場版実写) ゲーム ◆Age三部作マブラヴ オルタネイティブ(PC) ◆ワイルドアームズシリーズワイルドアームズ(PSP/ゲームアーカイブス) ゲーム(同人作品/同人作品発祥) 幻想少女大戦(PC) ◆ひぐらしのなく頃にひぐらしのなく頃に 出題編(PC)[仮称] ひぐらしのなく頃に解(PC) ひぐらしのなく頃に礼(PC)
https://w.atwiki.jp/wikiwiki2/pages/369.html
ベストSF (No.1) 1990年 アド・バード 椎名誠(県立 9F6FYBシイ 市立)、フィーヴァードリーム マーティン 7FB933マ1,2 1991年 バベルの薫り 野阿(県立 9F 市立)、故郷から10000光年 ティプトリー 1992年 ヴィーナス・シティ 柾 タウ・ゼロ アンダースン 1993年 パブリカ 筒井康隆 アヌビスの門 パワーズ 1994年 『エイダ』 山田正紀(県立 7Fヤマ 市立)、シェイヨルという名の星 スミス 1995年 ソリトンの悪魔 梅原 ハイペリオン2部作 シモンズ 1996年 星界の紋章 森岡 つぎの岩につづく ラファティ 1997年 ライトジーンの遺産 神林 火星夜想曲 マクドナルド 1998年 BRAIN VALLEY 瀬名秀明 タイム・シップ バクスター 1999年 クリスタルサイレンス 藤崎 宇宙消失 イーガン 2000年 『永遠の森』『不見の月』 博物館惑星 菅(県立 9F 市立)、 エンディミオンの覚醒 シモンズ 2001年 かめくん 北野 祈りの海 イーガン 2002年 『太陽の簒奪者』 野尻抱介(県立 7Fノシ 市立)、航路 ウィリス 2003年 マルドゥック・スクランブル ○方 あなたの人生の物語 チャン 2004年 象られた力 飛 万物理論 イーガン 2005年 老ヴォールの惑星 小川 ディアスポラ イーガン 2006年 ラギッド・ガール 廃園の天使II 飛 デス博士の島その他の物語 ウルフ 2007年 虐殺器官 伊藤計劃 双生児 プリースト 2008年 『新世界より』 貴志祐介 時間封鎖 ウィルスン 2009年 ハーモニー 伊藤計劃 ペルディード・ストリート・ステーション ミエヴィル 2010年 華竜の宮 上田 異星人の郷 フリン 2011年 『これはペンです』 円城 県立 7Fエン 市立、プランク・ダイヴ イーガン 2012年 屍者の帝国 伊藤計劃×円城 都市と都市 ミエヴィル 2013年 『皆勤の徒』 酉島 夢幻諸島から プリースト 2014年 オービタル・クラウド 藤井太洋(県立 7Fフシ 市立フジ)、火星の人 ウィアー (Best SF 2014) (国内編) 1 オービタル・クラウド 藤井太洋 県立 7Fフシ 市立フジ 2 深紅の碑文 上田 華竜の宮 の姉妹編 3 みずは無間 六冬 4 My Humanity 長谷 5 ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち 仁木 HISTORIAシリーズ 6 機龍警察 未亡旅団 月村 7 瀬名秀明 8 北の想像力 岡和田編 9 サムライ・ポテト 片瀬 10 NOVA+ バベル 大森編 11 突変 森岡 12 テキスト9 小野寺 13 少女庭国 矢部 14 機巧のイヴ 乾 15 ボラード病 吉村 16 躯体上の翼 結城 17 サンリオSF文庫総解説 17 ルーティーン 篠田節子SF短篇ベスト 18 「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学 20 柴野拓美SF評論集 理性と自走性 黎明より 牧編 (海外編) 1 火星の人 ウィアー 2 白熱光 イーガン 3 レッドスーツ スコルジー 4 霧に橋を架ける ジョンスン 5 旋舞の千年都市 マクドナルド 新世界秩序3部作の一つ 6 SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと ユウ 7 ピース ウルフ 8 2312 太陽系動乱 ロビンスン 9 図書室の魔法 ウォルトン 10 モンド9 トナーニ 11 古代の遺物 クロウリー 12 月の部屋で会いましょう ヴクサヴィッチ 13 オマル 導きの惑星 ジュヌフォール SFシリーズ第1作 14 SFマガジン700 海外編 14 凍りついた空 エウロパ2113 カールソン 16 世界が終わってしまったあとの世界で ハーカウェイ 17 NOS4A2 ノスフェラトゥー ヒル 18 プリティ・モンスターズ リンク 19 全滅領域 ヴァンダミア 20 はい、チーズ ヴォネガット (ランク外の注目作) (国内篇) ファースト・サークル 坂本、オニキス 下水、地球が寂しいその理由 六冬 年刊日本SF傑作選 さよならの儀式 大森編、 環八イレギュラーズ 佐伯、 夢巻、海色の壜 田丸 楽園追放 rewired、夏色の想像力 今岡 天冥の標 小川、星界の断章III 森岡、PSYCHO-PASS ASYLUM 1 吉上 リアクト 法、妖怪探偵・百目1 上田 バベル 福田、地磁気反転 伊代原 ギフテッド 山田、『献灯使』 多和田 県立 7Fタワ 市立913.6タワ、埠頭三角暗闇市場 椎名誠 うたかたエマノン 梶尾、繁栄の昭和 筒井康隆 (海外編) カンパニー・マン ベネット、シャイニング・ガール ビュークス プリムローズ・レーンの男 レナー、『地上最後の刑事』 ウィンタース ゲームウォーズ クライン、混沌ホテル、空襲警報 ウィリス 変種第二号、小さな黒い箱 ディック ガニメデ支配 ネルスン、ヴァリス(新訳版) ディック エンダーのゲーム(新訳版) カード、道を視る少年 カード チューリングの妄想 ソルダン、眠らぬ人 ワグナー教授の発明 ベリャーエフ (科学ノンフィクション)森山 『そして最後にヒトが残った』 『iPS細胞はいつ患者に届くのか』 県立 市立491ツ 大学491.11Ts57 六491ツ 宇宙最大の爆発天体ガンマ線バーストはどこから来るのか、なぜ起こるのか 県立 市立440ム 脳の中の時間旅行 県立 『基準値のからくり』 安全はこうして数字になった 村上道夫ほか ブルーバックス(小) 県立 7FS519.1キ 市立 大学(医)498Ki19 公 データの見えざる手 県立 8F社会科学361.4ヤ 市立361.4ヤ 『サイボーグ昆虫、フェロモンを追う』 『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』 県立 8F444ミ 市立444ミ 大学448Mi73 『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?』 『楽観主義者の未来予測』 テクノロジーの爆発的進化が世界を豊かにする 県立 市立504デ ・DIYドローン:クアッドコプター 300ドル ・iGEM コンテスト。DIYバイオ (SF映画)渡辺 ゼロ・グラビティ ホビット 竜に奪われた王国 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー GODZILLA アンダー・ザ・スキン 種の捕食 オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ わたしは生きていける ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 猿の惑星 新世紀 LEGO ムービー
https://w.atwiki.jp/tohokusf/pages/147.html
このページでは、国内外の主なSF作品に関して、メディアを問わず解説・紹介します このページに載っていない作品にもまだまだ面白い作品があります SFに親しむうえで、何かの助けになれば幸いです 海外篇 海外SF御三家以前 ~古典SFの時代~ ~1930年代 フランケンシュタイン メアリー・シェリー 長編小説 1816 月世界旅行 ジュール・ヴェルヌ 長編小説 1865 海底二万里 ジュール・ヴェルヌ 長編小説 1870 月世界へ行く ジュール・ヴェルヌ 長編小説 1870 タイム・マシン H・G・ウェルズ 長編小説 1896 モロー博士の島 H・G・ウェルズ 長編小説 1896 透明人間 H・G・ウェルズ 長編小説 1897 宇宙戦争 H・G・ウェルズ 長編小説 1898 ラルフ124C41+ ヒューゴー・ガーンズバック 長編小説 1911 メトロポリス フリッツ・ラング 長編映画 1927 海外SF御三家の登場 ~SF黄金時代の到来~ 1940年代~ 1984年 ジョージ・オーウェル 長編小説 1948 われはロボット アイザック・アシモフ 短編集 1950 火星年代記 レイ・ブラッドベリ 長編小説 1950 幼年期の終り アーサー・C・クラーク 長編小説 1951 ファウンデーション アイザック・アシモフ 長編小説 1951 冷たい方程式 トム・ゴドウィン 短編小説 1954 華氏451度 レイ・ブラッドベリ 長編小説 1955 夏への扉 ロバート・A・ハインライン 長編小説 1956 虎よ、虎よ! アルフレッド・ベスター 長編小説 1956 宇宙の戦士 ロバート・A・ハインライン 長編小説 1959 アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 中編小説 1959 ニューウェーブの到来 ~外宇宙から内宇宙へ~ 1960年代~ ソラリス スタニスワフ・レム 長編小説 1961 たんぽぽ娘 ロバート・F・ヤング 短編小説 1961 地球の長い午後 ブライアン・W・オールディス 長編小説 1962 高い城の男 フィリップ・K・ディック 長編小説 1962 火星のタイム・スリップ フィリップ・K・ディック 長編小説 1964 月は無慈悲な夜の女王 ロバート・A・ハインライン 長編小説 1966 アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス 長編小説 1966 2001年宇宙の旅 スタンリー・キューブリック 長編映画 1968 2001年宇宙の旅 アーサー・C・クラーク 長編小説 1968 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック 長編小説 1968 世界の中心で愛を叫んだけもの ハーラン・エリスン 短編小説 1968 愛はさだめ、さだめは死 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 短編小説 1973 流れよわが涙、と警官は言った フィリップ・K・ディック 長編小説 1974 ハローサマー、グッドバイ マイクル・コニイ 長編小説 1975 星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン 長編小説 1977 銀河ヒッチハイク・ガイド ダグラス・アダムス 長編小説 1979 サイバーパンクの衝撃 ~コンピュータとアジアンカオス~ 1980年代~ ブレードランナー リドリー・スコット 長編映画 1982 E.T. スティーヴン・スピルバーグ 長編映画 1982 ニューロマンサー ウィリアム・ギブスン 長編小説 1984 たったひとつの冴えたやりかた ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 中編小説 1985 エンダーのゲーム オースン・スコット・カード 長編小説 1985 ハイペリオン ダン・シモンズ 長編小説 1989 ディファレンス・エンジン ウィリアム・ギブスン 長編小説 1990 ブルース・スターリング 万物理論 グレッグ・イーガン 長編小説 1995 しあわせの理由 グレッグ・イーガン 短編小説 1997 ディアスポラ グレッグ・イーガン 長編小説 1997 あなたの人生の物語 テッド・チャン 中編小説 1998 マトリックス ウォシャウスキー姉妹 長編映画 1999 インセプション クリストファー・ノーラン 長編映画 2010 紙の動物園 ケン・リュウ 短編小説 2011 火星の人 アンディ・ウィアー 長編小説 2011 叛逆航路 アン・レッキー 長編小説 2013 インターステラー クリストファー・ノーラン 長編映画 2014 日本篇 日本SF以前 ~冒険小説・科学小説の時代~ 海底軍艦 押川春浪 長編小説 1900 十八時の音楽浴 海野十三 短編小説 1937 日本SF御三家の登場 ~日本SFの夜明け~ おーい、でてこーい 星新一 ショートショート 1958 第四間氷期 安部公房 長編小説 1959 生活維持省 星新一 ショートショート 1960 処刑 星新一 ショートショート 1960? 復活の日 小松左京 長編小説 1964 果てしなき流れの果に 小松左京 長編小説 1965 マイナス・ゼロ 広瀬正 長編小説 1965 時をかける少女 筒井康隆 短編小説 1966 百億の昼と千億の夜 光瀬龍 長編小説 1966 日本SF黄金時代の到来 ~SFの浸透と拡散~ 日本沈没 小松左京 長編小説 1973 日本以外全部沈没 筒井康隆 短編小説 1973 宇宙戦艦ヤマト 松本零士 TVアニメ 1974 神狩り 山田正紀 長編小説 1974 ゴルディアスの結び目 小松左京 短編小説 1976 機動戦士ガンダム 富野由悠季 TVアニメ 1979 日本SF冬の時代 ~90年代エヴァの時代~ 戦闘妖精・雪風 神林長平 連作短編集 1984 虚航船団 筒井康隆 長編小説 1984 攻殻機動隊 士郎正宗 長編漫画 1989 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL 押井守 劇場アニメ 1995 新世紀エヴァンゲリオン 庵野秀明 TVアニメ 1995 日本SF復興期 ~伊藤計劃の衝撃~ 2000年代 涼宮ハルヒの憂鬱 谷川流 長編小説 2003 老ヴォールの惑星 小川一水 短編小説 2005? 虐殺器官 伊藤計劃 長編小説 2007 Self-Reference ENGINE 円城塔 連作短編集 2007 新世界より 貴志祐介 長編小説 2008 ハーモニー 伊藤計劃 長編小説 2009 あなたのための物語 長谷敏司 長編小説 2009 第二次SF黄金期の到来 ~「2020年より先へと、未来は続いていく。」~ 2010年代 華竜の宮 上田早夕里 長編小説 2010 皆勤の徒 酉島伝法 短編小説 2011 屍者の帝国 伊藤計劃 長編小説 2012 円城塔 皆勤の徒 酉島伝法 連作短編集 2013 君の名は。 新海誠 劇場アニメ 2016 シン・ゴジラ 庵野秀明 長編映画 2016 横浜駅SF 柞刈湯葉 長編小説 2016 最後にして最初のアイドル 草野原々 中編小説 2016
https://w.atwiki.jp/agesennin/pages/12.html
第4回 SF/FT/HR@2ch板大賞 2004 このページは「【☆】第4回 SF/FT/HR@2ch板大賞【☆】」スレッドをまとめたものです。 目次 ●概要 ●最終結果 (有効投票数26)□ 1 □ 国内小説SF/FT/HR作品 □ 2 □ 海外小説SF/FT/HR作品 □ 3 □ 映像作品 □ 4 □ コミック部門 □ 5 □ ゲーム作品 □ 6 □ SF/FT/HR界の出来事(イベント・訃報など) □ 7 □ SF@2ch内の出来事(ベストスレッドなど) □ X □ 新設部門 ●総評など(抜粋) 参考資料《参考1》-「SFが読みたい!」2005年度版国内 海外 《参考2》-SFマガジン読者が選ぶベストSF2004国 内 海 外 《参考3》-第36回星雲賞(第44回日本SF大会 HAMACON2) ●概要 【部門】 国内小説SF/FT/HR作品 海外小説SF/FT/HR作品 映像作品 コミック部門 ゲーム部門 SF/FT/HR界の出来事(イベント・訃報など) SF@2ch内の出来事(ベストスレッドなど) 【対象】 2004年に日本国内で発行、上映、放映されたSF・ファンタジー・ホラー(雑誌はその月号に準じ、1月号から12月号まで)の面白かった作品に投票する。 【投票期間】 2005年1月14日~2月15日まで 【ルール】 (大 網 傘 茸 さんの発言から抜粋編集) 投票は一人一回まで。 部門1~5は投票者一人につき持ち点3点、3作品まで。(配点は明記してください) 1作品にのみ投票した場合―1点~3点(配点の指示が無ければ3点として集計) 2作品に投票した場合―2点対1点、あるいは1点対2点、あるいは1点対1点(配分は投票者が明記する) 3作品に投票した場合―各1点づつ 作品に関するコメントや総評などあると楽しい。(不正防止の意味もあります) 1~7部門以外の必要な項目があれば、勝手に部門を作って投票してください。(ただし次回への継続は1~7部門のみが基本です) マターリ、ぬるーり。 【注意事項】 国内小説SF/FT/HR作品、海外小説SF/FT/HR作品は、長編、中編、短編の区別なく投票出来ます。ただし票割れを防ぐために短編、中編の場合は作品が収録された短編集/アンソロジー名での投票をお願いします。雑誌掲載の場合はそのままでOKです。 シリーズ作品についてシリーズが完結していなくても、単体でも読める内容であれば投票出来ます。その時点で大賞を受賞した場合でも、シリーズ完結後には対象作として再度の投票が可能です。 文庫落ちなどの再販作品への投票も可能ですが、すでに大賞受賞作であった場合は、作品に大幅な加筆修正が無い限りは参考票とします。(再販と明記してもらうと助かります) 雑誌連載終了~単行本化の時期のズレが複数年にわたる場合、その都度投票は可能ですが、雑誌連載終了時で大賞を受賞した場合は、作品に大幅な加筆修正が無い限りは単行本化作品は参考票とします。 投票したい部門がひとつだけの場合でも受け付けます。(他部門は省略の形でかまいません) 票の変更がある場合は、集計人へお知らせ下さい その他の質問などありましたら、集計人へお知らせ下さい。 PAGE TOP↑ ●最終結果 (有効投票数26) □ 1 □ 国内小説SF/FT/HR作品 1位 8点 「象られた力」 飛浩隆 ハヤカワ文庫JA 52 想像力の限界を試されているような高密度の文章に、読んでる間震えっぱなし。とぼけた雰囲気の「呪界のほとり」も割と好き。 57 精緻な細部が全体をつくりあげていくのをまず楽しんで、その圧力が最高潮にきたあたりでゆっくりと傾いていくのを楽しんで、世界のほうにだまされていたと気付くぐにゃりと歪む瞬間、小片となって崩れていく瞬間が好きです。脳の五感を司る部分をゆさぶられているようでくらくらしました。 80 「グラン・ヴァカンス」よりも好きな短篇集です。 92 「デュオ」がとにかく圧倒的なので短編集の方 [参照:飛浩隆 関連スレッド] 2位 7点 「膚の下」&「火星三部作」 神林長平 早川書房 29 エンターテイメントにして思想小説、そして最高のSF。日本SF界が長く待ち望んだ「消滅の光輪」クラスの傑作と思う。内容は一見すると複雑に見えるが、いたってシンプルな物語。人間に似せた能力を持った人造人間がアイデンティティーを求め、戦い、傷つき、苦悩しながら○○○となるお話。(この程度のネタばれで面白さを削ぐとは思わないが、念のため)雑誌掲載版を一気に読んだためか、筆が走っていると感じる部分や青臭さを感じてしまう部分もあるにはあるが、それらをすべて含めた上で素晴らしい作品だった。多くの人に読まれてほしい。 89 火星三部作完結編。これから先この人どうするんだろうか。 92 神林節炸裂 93 気持ち的には1位なんだけどね [参照:神林長平 関連スレッド] 3位 6点 「新・地底旅行」 奥泉光 朝日新聞社 19 語り口がいい。探検旅行に向かない主人公たちのドタバタが笑える。 75 安心して読めるエンターテイメント。 [参照:奥泉光 関連スレッド] 4位 5点 「インナーネットの香保里」 梶尾真治 青い鳥文庫fシリーズ 73 5年後、10年後のSF板(あるかな?)で「初めて読んだSF」にあげられるのを祈って!同作者の「未来の思い出」を読む前にこっちを読んでおくのをおすすめします 93 梶尾真治の信者だから無条件で2pt [参照:梶尾真治 関連スレッド] 5位 4点 「ラギッドガール」 飛浩隆 10 この作品で、完全に魅了されました。一週間位、タコ殴り状態(・з・) 29 こちらも凄い。短編集「象られた力」と迷ったが、長くSFシーンより沈黙していた著者が、これだけ尖った現代SFを書いたというのは、実際には休む事無く小説イメージの破壊再生を繰り返してきたのだという事に他ならないだろう(脳内で)。ホラー小説としても一級品。感性の著者が、それだけで押し切らずに仮想空間の世界へ真っ向から挑戦した意欲作。(注、短編です) [参照:飛浩隆 関連スレッド] 5位 4点 「蹴りたい田中」 田中啓文 ハヤカワ文庫JA 9 アホすぎ 75 このタイトルのみで1点。出たタイミングも良かった。 [参照:田中啓文 関連スレッド] 7位 3点 「ロボット・オペラ」 瀬名秀明・編 光文社 12 でもこれは「あり」なんだろうか?しかも国内で [参照:瀬名秀明 関連スレッド] 7位 3点 「星の牢獄」 谺健二 原書房 18 B級SFに見せかけた本格ミステリだが、最後にアンチミステリ風味になる。ということは、やはりSF? 7位 3点 「All You Need Is Kill」 桜坂洋 集英社スーパーダッシュ文庫 57 おなじみ「時間ループもの」。ループ具合はほぼ2日間隔。ただし戦時中。死ぬことも逃げることも不可な中で、何度となく繰り返される戦いの中で、ひたすら経験値をあげたあとの先達たちとの人間関係。戦場の牝犬と呼ばれる人とのやりとり。最後はただ、苦く、切なく……。余韻も最高でした。 81 All~の神林長平推薦オビはだてではなかった。正直驚いた。 [参照:桜坂洋 関連スレッド] 10位 2点 「綺譚集」 津原泰水 集英社 83 内容装丁ともにジャンルの枠をとっぱらってもぶっちぎりで一位です。一篇一篇ごとに異なる趣向で結晶化された言葉たち。 [参照:津原泰水 関連スレッド] 10位 2点 「復活の地」 小川一水 ハヤカワ文庫JA 52 眩しくなるほどの理想主義。順調に成長してくれているようで嬉しい。地震学者や都知事など印象に残る脇役が多かった。 90 手堅い正統派SFに一票。どんどん上手くなっていると思います。 [参照:小川一水 関連スレッド] 12位 1点 「グアルディア」 仁木稔 ハヤカワJコレクション 9 話いいのに文が寒い。もうちょい書き慣れてほしい。 12位 1点 「熱帯」 佐藤哲也 文藝春秋 40 大人のオモチャ箱(?) [参照:佐藤哲也 関連スレッド] 12位 1点 「薔薇密室」 皆川博子 講談社 40 猫舌男爵も良かったが、やはり真骨頂はこちらではないかと 12位 1点 「都筑道夫恐怖短篇集成」 都筑道夫 ちくま文庫 12位 1点 「日本改暦事情」 冲方丁 ? [参照:冲方丁 関連スレッド] 12位 1点 「猫舌男爵」 皆川博子 講談社 77 弱い人間だけが物語を必要とする。このテーマをまず据えた上で、それにおもねらず、嘲いもせず、ただ物語の生まれる瞬間をつかみとるがごとき「太陽馬」が蒐中の白眉。同作者の「影を買う店」(『凶鳥の黒影』(河出書房新社)所収)も併せて読むと趣き深い。 12位 1点 「ぜったい退屈」 鈴木いづみ 文遊社 77 敵は消す。世界は仲良くなる。病人は消す。世界は健康になる。醜い奴は消す。世界は美しくなる。悲しんでいる奴は消す。世界は―― 12位 1点 「イノセンス After The Long Goodbye」 山田正紀 デュアル文庫 77 映画とは完全に別物。「機械と人間の境界」、「犬」というお題を忠実に守っているのはこっち。チャンドラーとイーガンを混ぜるような暴挙をやっても小説の体裁が崩れないのはすごい。 [参照:山田正紀 関連スレッド] 12位 1点 「ペニス」 津原泰水 双葉文庫(文庫化再販) 83 ハードカバーの文庫落ちですが、これさえも今現在あまり書店に置いてなくて悲しい。傑作なのに。ある「読み」をしようと目を凝らせば凝らすほど、像が二重にぶれていく。異界としての吉祥寺(隣の平行世界には栞と紙魚子がいるかも知れない)。書名がアレで買いにくいという方、こういうときのネット書店ですよ。 [参照:津原泰水 関連スレッド] 12位 1点 「バレエ・メカニック」 津原泰水 ? 83 未刊の長編の一部ですが、中篇としてまとまっているので投票しました。都庁を駆け上がる馬車のシーンにやられました。 [参照:津原泰水 関連スレッド] 12位 1点 「泣き虫弱虫諸葛孔明」 酒見賢一 文藝春秋 89 酒見スレ読んで買ってみた。おまえらありがとう。いまではすっかり信者です。 [参照:酒見賢一 関連スレッド] 12位 1点 「みなごろしの学園―デビル17〈1〉」 豪屋大介 富士見ファンタジア文庫 89 見かけは三文小説、中身は巻を追うごとに上質スペキュレイティブフィクション。おかしいな。普通はこんな小説手に取らないんだが止まらない。大森望に初めて感謝する。 [参照:豪屋大介 関連スレッド] 12位 1点 「地球の裏側」 藤田雅矢 ? 92 旬になってきた 参考 (1) 「異国伝」 佐藤哲也 河出書房新社 [参照:佐藤哲也 関連スレッド] PAGE TOP↑ □ 2 □ 海外小説SF/FT/HR作品 1位 13点 「万物理論」 グレッグ・イーガン 創元SF文庫 11 よんだよ 52 トップを獲りそうな作品は避けたかったけど、海外作で読んだのが極端に少なかったので。文庫2冊分のお値段で5冊分ぐらい読んだ気になったというコストパフォーマンス。 80 大ネタ大爆発ではなく緻密さを楽しむ [参照:グレッグ・イーガン 関連スレッド] 2位 5点 「ケルベロス第五の首」 ジーン・ウルフ 国書刊行会未来の文学 [参照:ジーン・ウルフ 関連スレッド] 2位 5点 「くらやみの速さはどれくらい?」 エリザベス・ムーン 早川書房海外SFノヴェルズ 10 エリザベス・ムーンが無ければ、早川書房を見捨てるところでした。他の出版社は軒並み豊作なだけに残念(・A・) 19 名作。読み終わって30分ぐらい呆然とした。 83(84,85) 既に方々の書評で語りつくされた感もありますが、深読みもまた楽し、というところでしょうか。 4位 4点 「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」 コニー・ウィリス 早川書房 9 かなわない。すまんなプリースト [参照:コニー・ウィリス 関連スレッド] 4位 4点 「ソラリス」 スタニスワフ・レム 国書刊行会スタニスワフ・レム コレクション(新訳) 12 これまた「あり」なんだろうか?今回のが完訳とはいえ早川版がずっと昔から読めるのに 81 ソラリスは出直し飜訳だけど、歳をとって読むと違った味わいが。 [参照:スタニスワフ・レム 関連スレッド] 4位 4点 「願い星、叶い星」 アルフレッド・ベスター 河出書房新社 奇想コレクション 57(58) ベスターははじめて読んだ、印象はとても凝ったショートショート。アイデア自体はありふれたものが多いけれども、とても”熱い”文章と一風変わった味付けが独特でツボにぴったりきました。 92 想コレクションはどれも出来良すぎでしたがやっぱりベスターが一番面白かったので [参照:アルフレッド・ベスター 関連スレッド] 7位 3点 「アジアの岸辺」 トマス・M・デイッシュ 国書刊行会 未来の文学 77 テクストとコンテクストが一体になるとかマスコットによる性欲制御とかどれもひどい悪趣味だ、だからおもしろいからもっとやれ 83(84,85) 実はこれまでリスの檻しか読んだことのない初心者ですが、これで一気にお気に入りの作家になりました。一昨年から短編集2冊が出たスタージョンは技巧は素晴しいものの今ひとつその「甘さ」が好みではなかったのと対照的に、ディッシュはもろツボでした。 [参照:トマス・M・デイッシュ 関連スレッド] 7位 3点 「フェッセンデンの宇宙」 エドモンド・ハミルトン 河出書房新社 奇想コレクション 29(30) 表題作を消防時代にジュヴナイルで読んで衝撃を受けた。古くはなったがこのアイデアを越えるSFアイデアは今後も無いだろう。他の収録作は奇想コレクションのラインナップの中ではやや落ちる。 73 「あーこの話!」って懐かしく思い出すような暖かさです 93 いや、リスト見るまで知らなかったんだけどね。好きだったから。 [参照:エドモンド・ハミルトン 関連スレッド] 9位 2点 「最後のウィネベーゴ」 コニー・ウィリス ? 29(30) エモーショナルな内容のSF。たまにはこのような小説を読んでみるのも良い。人の心とは不思議なものだ、と思う。(まだ「膚の下」に毒されているな。フムン) [参照:コニー・ウィリス 関連スレッド] 9位 2点 「バイティング・ザ・サン」 タニス・リー 産業編集センター 57(58) 人工的でジャンクな世界。とにかく周りにあたりちらしたいエキセントリックな主人公が可愛くてしかたない。享楽的で驕慢で、美しく華やかで、ジャンク用語交じりの訳文も素敵だ。ペカペカの前半を終えて後半に入ると、がぜん印象が変わってきて1冊で2度おいしいというか。装丁も含め、美しい一冊です。 [参照:タニス・リー 関連スレッド] 9位 2点 「コンプリート・ロボット」 アイザック・アシモフ ソニーマガジンズ 68 ずっと昔に読んだ「われはロボット」「ロボットの時代」の作品があり、懐かしかった。 [参照:アイザック・アシモフ 関連スレッド] 9位 2点 「白い果実」 ジェフリイ・フォード 国書刊行会 83(84,85) その魅力の多くが山尾文体に拠るものかも知れないと疑いつつも、異世界に没入できて楽しかったので。(代わりにソラリスを入れるのはあまりに後ろ向きだし(w 9位 2点 「スペシャリストの帽子」 ケリー・リンク ハヤカワ文庫FT 80 話が横に横に進んで行く 14位 1点 「奇術師」 クリストファー・プリースト ハヤカワ文庫FT プラチナファンタジイ 19 読み終わった瞬間は気持ち悪さが残ったが、いろいろ考えるのが楽しかった。 [参照:クリストファー・プリースト 関連スレッド] 14位 1点 「ふたりジャネット」 テリー・ビッスン 河出書房新社 奇想コレクション 14位 1点 「われはロボット [決定版] アシモフのロボット傑作集」 アイザック・アシモフ ハヤカワ文庫SF [参照:アイザック・アシモフ 関連スレッド] 14位 1点 「航路」 コニー・ウィリス ヴィレッジブックス(文庫化再販) 52 ごく普通の文庫化作に入れるのは気が引けるけど読んだのが(ry この人の小説の巧さは異常だと思いますた。 [参照:コニー・ウィリス 関連スレッド] 14位 1点 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 J・K・ローリング 静山社 68 ハリポタは好きなのだが、今回は目立ったどんでん返しはなく、平凡なラストだった。しかし、数々の伏線らしきものがあり、六巻に期待が高まる。 [参照:J・K・ローリング 関連スレッド] 14位 1点 「マインドスター・ライジング」 ピーター・F・ハミルトン 創元SF文庫 73 疾走感がいい。これも訳が読みやすかった 14位 1点 「世界の涯の物語」 ロード・ダンセイニ 河出文庫(新訳) 73 指輪ブームに乗った感じでの再訳出版ですが、いい雰囲気の翻訳です [参照:ロード・ダンセイニ 関連スレッド] 14位 1点 「トランス=アトランティック」 ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ 国書刊行会 文学の冒険シリーズ 77 故郷喪失者の呪詛に満ちた書。ではなく、バカボコバカボコとした笑いにあふれた、すこしだけ苦みのある本。補遺の「日記」は、レム『高い城』(国書刊行会)と併読するのがよいかもしれない。 14位 1点 「黒い春」 ヘンリー・ミラー 水声社 77 しびんに浸したパンと天使をともに描く、下品な神聖が痛いほどに汚く美しい。 14位 1点 《プラチナコレクション》 - 早川書房 [参照:早川書房 関連スレッド] 14位 1点 《奇想コレクション》 - 河出書房 [参照:河出書房 関連スレッド] [参照:奇想コレクション 関連スレッド] 14位 1点 《未来の文学》 - 国書刊行会 [参照:国書刊行会 関連スレッド] PAGE TOP↑ □ 3 □ 映像作品 1位 8点 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」《ロード・オブ・ザ・リング》シリーズ ピーター・ジャクソン監督 15 これしか見てない 29(30) 映像が本当に素晴らしい。「物語とは旅を描いたもの」という持論を持っているが、正に物語の王道。 40 感服です。 [参照:J・R・R・トールキン 関連スレッド] 2位 4点 「Mr.インクレディブル」 ブラッド・バード監督 80 何回でも見たくなる傑作スーパーヒーロー物。 81 安心して楽しめる。インクレディブルは年齢を問わない傑作。 3位 3点 「リディック」 デヴィッド・トゥーヒー監督 19 映像が良かった。 3位 3点 「アイ,ロボット」 アレックス・プロヤス監督 [参照:アイザック・アシモフ 関連スレッド] 3位 3点 「THE MADNESS BATTLE GAREGGA」 INH 77 これこそスチームパンクでディファレンスエンジン(頭が)だとか適当なことを書いてみるランドメーカー 6位 2点 「女子高生チェンソー」 ジョン・ホフマン監督 11 おもしろかったよ 6位 2点 「新ゲッターロボ」 川越淳監督 33 安倍晴明対ゲッターロボという無茶な展開は大好き 6位 2点 「エイリアンVS.プレデター」 ポール・アンダーソン監督 73 デイ・アフタートゥモロー、アイロボットなどのアレと違って、純粋に「楽しむ」ことはできました ストーリーはめちゃくちゃですが前作の引用パロなんかもあるので、まぁ暇つぶしにはいいかとw 81 安心して楽しめる。 6位 2点 「バトルスター ギャラクティカ -サイロンの攻撃-」 マイケル・ライマー監督 91 言うことなし。最高です。結構シリアスなドラマ、カッコいい戦闘、かわいくて凛々しい女の子。 10位 1点 「ハウルの動く城」 宮崎駿監督 10位 1点 「火の鳥」 高橋良輔監督 29(30) こちらもスケールの大きな物語。手塚はやはり偉大だ。今回、抑え気味とも思える演出に逆に好感を持った。 [参照:手塚治虫 関連スレッド] 10位 1点 「マインドゲーム」 湯浅政明監督 11 おもしろかったよ 10位 1点 「光と水のダフネ」 池端隆史監督 40 なんかハマった。設定とかすげえ適当なんだけど、マイアがかわいいから許す。 10位 1点 「スチーム・ボーイ」 大友克洋監督 75 イノセンスは駄目だった。 10位 1点 「ゴジラ FINAL WARS」 北村龍平監督 81 過去の遺産を破壊した「超」アクション映画。革命的。 [参照:ゴジラ シリーズ 関連スレッド] 10位 1点 「スパイダーマン2」 サム・ライミ監督 91 馬鹿にするなです。サム・ライミ偉い。凹みっぱなしのキャシャーンやままごとデビルマンなどは音だけのおならです。みならえです。かっこいいですよ。 PAGE TOP↑ □ 4 □ コミック部門 1位 3点 「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン(正・続)」 アラン・ムーア&ケビン・オニール JIVE AMERICAN COMICSシリーズ 80 続編の可能性はありますが一応ここで完結ですので一つの作品として。最凶のアメコミ・スチームパンク。 1位 3点 「忘却の旋律」 GJK,片倉真二 角川コミックス・エース 92 無駄に鳴り響きたい衝動に駆られる王道少年漫画です 3位 2点 「神州纐纈城―国枝史郎「神州纐纈城」より」 石川賢 講談社コミッククリエイト 33 原作のある部分までは終わっているので投票(反則?)血絞り機最高 4位 1点 「TWO突風!」 藤井良樹,旭凛太郎 少年チャンピオン・コミックス 10 東京不良ファンタジー 4位 1点 「カオシックルーン」 山本賢二 少年チャンピオン・コミックス 10 怪獣バトル 4位 1点 「がんばれ酢めし疑獄」 施川ユウキ 少年チャンピオン・コミックス 10 レ・内宇宙コミケ(・ω・) 4位 1点 「夢幻紳士 幻想篇」 高橋葉介 早川書房 33 夢幻紳士の新作が読めるとは意外だった 絵がずいぶんすっきりしたような気がする 4位 1点 「かすとろ式」 駕籠真太郎 Ohta comics 77(78) 「ロード・オブ・ザ・輪具」が映画化されてよかったです。映画版でも大噴火なのか横綱の帰還なのかと気になって夜も眠れません。「国民の創世」も人体玩具のさらに先へ行こうとするあたりが良好です。今の唐沢なをきのようにギャグが描けない体質に陥らないように祈ってます。 4位 1点 「あびゅうきょ作品集(2) あなたの遺産」 あびゅうきょ バーズコミックススペシャル 77(78) 20年前の“過激な話”が、もはや甘いファンタジーと化していることもおそろしいが、その空気に敏感に反応している現在の著者=影男の自虐的な笑いを重ねてみるとさらに慄然とする。 4位 1点 「王国の鍵」 紫堂恭子 あすかコミックスDX 77(78) 因果応報というのは、主人公視点に都合のよいようにはたらくものではないということ。憎しみは人間の原動力であるということ。そうであるからといって得られるものがいつもあるわけではないということ。そんなことはさておき、アーシャさんはえ 参考 3点 「プラネテス」 幸村誠 モーニングKC 9 完結祝い。さっさと充電すませろ。 [参照:幸村誠 関連スレッド] [参照:アニメ:プラネテス 関連スレッド] PAGE TOP↑ □ 5 □ ゲーム作品 1位 3点 「ヴィクトリア 太陽の沈まない帝国 完全日本語版」 サイバーフロント 9 KOEIちったあ見習え 1位 3点 「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」 スクウェア・エニックス 33 今プレイ中やっぱり面白い 1位 3点 「ことばのパズル もじぴったん」 ナムコ 11 かわいいよ 1位 3点 「MYST IV Revelation(日本語版)」 キッズステーション 5位 2点 「DIGITAL DEVIL SAGA ~アバタール・チューナー~」 アトラス 10 DDSATは、RPG板のスレで飛浩隆やスタニスワフ・レムネタにも反応アリ(・∀・) 5位 2点 「SIMPLE2000シリーズ Vol.50 THE 大美人」 D3PUBLISHER 12 3点はあげられないが馬鹿なゲームだ 5位 2点 「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」 コナミ 8位 1点 「真・女神転生III - NOCTURNE マニアクス」 アトラス 10 ノクタンは2003年発売だけど、追加要素が凄かった。大満足。 PAGE TOP↑ □ 6 □ SF/FT/HR界の出来事(イベント・訃報など) ワイドスクリーンバロック流行のきざし? ワールドコン日本での開催決定 10 SF大会自体、参加したことありませんが(・∀・) でもすげえ。 やのさんがなくなった キャプテン・フューチャー復活 中島らも先生や横山光輝先生、そして矢野徹先生が 忘れた 矢野さん矢野さん矢野さん矢野さん矢野さん矢野さん ローダン300巻おめ ドイツの公営放送局「クリンゴン語」放送配信! 73 まぁ色々あったけど、お祭りらしくバカっぽいニュースをあげておきますw http //klingon.dw-world.de/klingon/index.php 「未来の文学」と「レム・コレ」の刊行開始 矢野徹氏逝去 中島らもの訃報、残念。 90 酔って事故、ってのがある意味らもらしいのかもしれないけど、残念。クラーク翁は無事でよかった 火星探査機の洗車する人とか PAGE TOP↑ □ 7 □ SF@2ch内の出来事(ベストスレッドなど) 「ツンデレ」がSF者の語彙に 駄作スレが一人の荒らしにより崩壊 12 悔しい さらに人が少なくなった気が なし 創作文芸板で長文ネタ出した やはり、人少ない 29(30,31) 「指輪スレ」の人たちが映画終了とともに去っていったのだろうか? 『全SFキャラクター最強議論スレ』よい 全SFキャラクター最強議論スレ ハラハラしたクラークスレ 73 年末の大津波で やっぱ人いねえよ SF大会スレ並立。ワールドコン関係者の方、がんがって ミス板住人と言いつつ男 SF短編スレの急激な伸び 嬉しい楽しい PAGE TOP↑ □ X □ 新設部門 【ほかに気になった作品】 「小説探偵GEDO」 桐生祐狩 77(78,79) 物語へのねじくれた愛。ぞんざいな「次巻につづく(かも)」構成と、げどがちっとも外道ではないことには失望したが、美点も多い。 「風と暁の娘」 五代ゆう 77(78,79) わー、あの手抜きなもとい想像力をはたらかせる余地が多大にあるゲームからこんな破綻してない小説がー。正直AZELそのものよりおもしろいや。 「レッド・ダート・マリファナ」 サザーン 77(78,79) 散漫な寄せ集めだが、「ヒップすぎるぜ」 「テリー・サザーン、オカマの看護士にインタビューする」だけでもおなかいっぱい。 「沈黙主義の女たち」 ベン・マーカス 77(78,79) あとがきにある“著者のもくろみ”が成功してるとはお世辞にも言えない。それでも、固有名詞が一般名詞化され暴走するという無謀な展開は挑戦的でおもしろい。 「エンベディング」 ワトスン 77(78,79) はみだしたものをかじったっていいじゃないか えすえふだもの 「復活の地」 小川一水 77(78,79) 結末がぐだぐだにならないこのひとの作品をはじめて読んだ気がする。そしてなんだかとても物足りない気持ちになるのはなぜ。 【勝手に三バカ部門】 「蹴りたい田中」 田中啓文 早川書房 「大鬼神 平成陰陽師国防指令」 倉阪鬼一郎 祥伝社 「熱帯」 佐藤哲也 文藝春秋社 【また懲りずにSFキット部門】 「1/12SCALE機動歩兵」 wave 92 文句なしですハイ 「ファーンⅡ」 PLAZ 92 ネタニマジレスカコイイ 「光硬化パテ」 タミヤ 92 仕組みは理解できてもやっぱりSFっぽいです PAGE TOP↑ ●総評など(抜粋) 19 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/18 03 52 56 (投票部略) ミステリ読みだったが去年SFデビューした。 インターネットのおかげで次々に面白い本が読めてよかった。 SFに傾きつつある。 26 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/19 20 27 07 映像作品はハットリクン、キューティハニーなど強敵揃いだけど、 デビルマンで決まりかな? 35 :第4回集計人 :05/01/23 02 53 29 SF出版等に対して要望書としての機能 ご存じと思いますが、日本SF界は小さなものです。出版社の経営方針一つで流れが大き く変化する世界です。SFM580月号にて、編集者塩沢快浩氏は担当書籍の評判を見る ために「SF系日記」「はてな」「2ちゃん」は目を通す、と明言されました。これは私 たちに対し、早川書房は「聞く耳」は持っていると言われている事と同じです。 すなわちこの企画は、お遊びとはいえどもSF界への影響力もあながち無い訳では無いな、 と判断出来るのです。それは自分が編集者の立場ならばこのスレッドは、必ずチェックす ると思うからです。 SFMが毎年読者賞を開催するのも、クリエイターをたたえる意味だけでなく市場調査と しての側面が大きいからに他なりません。(善し悪しは別として、読者賞受賞作「さいた まチェンソー少女」、このタイプの小説が今後多く採用される可能性は高い) 36 :第4回集計人 :05/01/23 02 54 34 クリエイターに対しての要望、感謝 読者の情報が欲しいのは編集者だけではなく、作家も同様です。SF作家の情報収集力を なめてはいけません。ネット環境を持つ作家がこのスレッドを読む可能性は非常に高いも のです。賞を続ける限り作家へ伝わる可能性はさらに増えるでしょう。 ちなみに歴代の大賞受賞者の方でも、すでにこの賞をご存じの方もおられました。 そして、なによりも重要な事ですが、受賞についてたいへん喜んでおられました。 無駄な事はやっていないつもりです。ですがこのスレッドは私のものではありませんし、 皆さんが参加しなければ全く意味が無いのです。ではよろしく。 50 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/01/30 01 18 56 新・地底旅行が1位ってのは意外だなあ まあ投票数が少ないのも理由の一つだろうけど 75 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/13 04 35 00 (投票部略) 去年読んだ中で、一番面白かった本は酒見賢一「泣き虫弱虫諸かつ孔明」。 ミステリでは「イニシエーション・ラブ」 エッセイでは「本棚探偵の回想」 SFは、読んだ中では、新刊の外れ年でした。 83 :◆Im7.V6Esx2 :05/02/15 06 55 35 (投票部略) (国内作品部門について) ☆もちろん『象られた力』は素晴らしいし、『金毘羅』の異様な語りも捨てがたいし、 その他にも良作佳作多くてどう選んでも悔いが残りそうです。 つーことで開き直って津原三点攻めでいってみました。 84 :◆Im7.V6Esx2 :05/02/15 09 26 55 (投票部略) (海外作品部門について) 古めの「大物」作品の翻訳が相次いだせいで、新作が割食ってしまった感 がありますね。『奇術師』は面白さの方向性がミステリーなので外しました。 『未来少女アリス』は異様な整合性の高さも元ネタを踏襲していて、優れた パスティーシュでした。『くらやみの速さはどれくらい?』丁寧な描写に 好感。 91 :◆NoNo//WatQ :05/02/15 21 30 35 (投票部略) (映像作品部門について) 今年こそ邦画に点数が入れられると思ったのに。 いろいろ言いたい事はあるんですがまあいいか。 ---投票終了後--- 95 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/16 02 00 56 ここの投票見ても、やっぱり海外はイーガンしか読んでないって人 結構多そうだなと思った。 1位になるのは仕方がないな。 96 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/16 03 19 41 でも過去3回はイーガン選ばれてないし、まぁそれが順当ってことなんだねー 116 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/16 22 05 04 うはwwwwwwwwwゲーム部門、Victoriaが大賞ゲットしとるwwww 「犬は勘定に入れません」四位だったけど面白いから読め! 117 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/16 22 16 42 トビー強いな。 今後もじっくり書き続けてくれ。 118 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/16 22 31 07 イーガンだんとつだな これは読んでみるか 119 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/16 23 12 22 スチームボーイ無惨…… やりようによっちゃあ21世紀最初のスチームパンク大作になったのに 120 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/16 23 19 02 LXGがコミック部門獲ってる…ギャグにしかみえねえw いやLXGは面白いんだけどさ 凶悪な火星人とかモロー博士とかバローズな「火星」が出てきたりで 透明人間とかの主役キャラが全員イカれてて素敵だよ 今年は全然読まなかったから来年は参加したい 122 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/17 00 59 08 くしくも小説部門は国内外とも「SFが読みたい」と1位が同じですな しかし2位以下はオリジナリティ溢れるナインナップで、 独自性は保てたかな、と。 123 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/17 03 12 26 そりゃ投票数が少ないからね。 女子高生チェンソーなんて一人しか投票してないのに上位だし。 124 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/17 04 15 01 昔の板対抗トーナメントでも板プロパーは30人前後の投票だったような。 ロムはもうちょいいるだろうけど、 やりたがりの数はだいたい変わってないってことかw 125 :大網傘茸 :05/02/17 04 33 38 しかし、人数に関係なく立派なラインナップとなってますねえw 今回はライトノベル読みの参加が少ないためか、全体に硬派な感じの結果になりました。 「わき目も振らずにSFはSFの道を行け!」という感じw 「象られた力」(短編集)と「万物理論」の受賞は、前回のテッド・チャンの受賞と併せ て、現在SF界では超高密度のSF作品が求められている事を示しています。(全て「S Fが読みたい」と同結果です) という訳で、小川隆氏あたりで(この人がSFMに紹介してたと思う)、トニー・ダニエ ル「メタプラネタリー」をお願いします。今のタイミングなら話題騒然間違い無し!です。 135 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/17 19 54 09 (一部略) この板SF/FT/HRなのに、SFばかり。 前回大賞の小川一水があまり伸びなかったのが印象的。 久々に出した作家に集中したせい? 136 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/17 20 19 08 自分は海外部門しかわからんので投票パスしました。 ジャンルSFな文庫は毎月ひととおり買って読んでますが、 プラチナは別として「地球間ハイウェイ」「万物理論」「南極大陸」くらいしか 読むべき新作文庫SFはなかったですからね。 「万物理論」が票を集めてしまうのは止むなしといったところかも。 だから余計に投票できねって悪循環が・・・ 137 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/17 21 44 25 出たSF全部読まないと投票できないような気がしちゃうからなあ。 もしかして全部読める数しか出版されてないのか。 138 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/17 23 40 19 やはり大半が文庫で出なかったのが大きいのか。 文庫落ちを待って読むって人、結構多いもんね。 でも文庫で出しても単行本で出しても、売れる部数が あまり違わないなら、単行本で出すのは仕方がないかと。 139 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/18 01 16 48 SF界の抱える歪みの構造までがみえて、興味深い流れ。 んーと、賞の敷居が高い訳ではないけど、素直に「ダーティ・ペア」とかを投票しにくい 状況があるとすれば、問題だと思う。専用スレのある「ARIEL」にも票が無いのも気 になったし。悪い意味で「2ちゃん」らしくないつーか。 さらに、集計人が小うるさい奴という点も問題あるだろうw (安定して投票が見込まれるなら、やりたい人にまかせて身を引くのが良いと考えてます。 集計自体はスキルの無い自分でも出来たので、そう難しいものではないでしょう。先入観 を与える参考作リストはやめて初期の形に戻すという手もあります。ただし対象期間の間 違いが増えるかもしれません=集計人) 142 :◆GacHaPR1Us :05/02/18 01 40 43 139 ゆがみっつーかごくごく単純に 「海外SFしか読まない人」 「国内作品しか読まない人」 「短編ごそごそしか読まない人」 なんかに咥えて、SFのジャンルそのものが 宇宙なのか、文化人類学的なものなのか、ナノなのか、サイババスペースなのかとかという 個々人の興味の分化が激しくなっちまって投票が分かれるしかないということなのだろうと。 S-Fマガジンスレでも指摘したんだが、 思うにSF的ニュースをお題にしてギミックとしての現代性を利用する、なんていう 米SFの現状を追認していくようになるような気がしますはい 143 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/18 07 09 59 142 しかし2年で半減だぞ。 単純に指輪関連人口が減っただけという気もする。 144 :◆GacHaPR1Us :05/02/18 21 30 51 143 指輪の影響か・・・。そりゃありえるね。怖いよなー・・・。 145 :名無しは無慈悲な夜の女王 :05/02/21 06 38 55 結論としては スターウォーズと指輪とハリポタが同じ年に出れば違うってこと? 146 :◆GacHaPR1Us :05/02/21 23 57 57 スッターウォーズはもうオワっとる 147 :大網傘茸 :05/02/22 04 17 52 そいう意味でなくて、「SW」が最初に出てきた時の衝撃を言ってるんでないの? 「ヤマト」ブームと並んで、SFバブル時代の先駆けとなった作品ですからね。インパク トで言えば「指輪」を遙かに超えてました。 はっきり言って、SFバブル期に2ちゃん「SF板」があったなら、今の「ラ版」の勢い でさえも全く及ばないでしょう。(まあ、先の事は全く読めない。ライトノベル界もブー ムであるならば、やがて沈滞へと向かう可能性はある) SF板の「指輪」スレ(初期)は、原作好きの猛者達が、長年の間にため込んでいた濃い 話を話し込む場所として機能してましたね。話尽くして満足して散っちゃった。 映画のお陰で新規のファンも増えるから、今後もスレ自体は続くだろうけど、昔みたいな 独特の熱い雰囲気はもう出ないでしょうね。初期はなんか端から見てても「これが2ちゃ んねる?」って感じの神聖なスレでしたね。 148 :◆GacHaPR1Us :05/02/24 09 22 04 147 太古、2ちゃんねるは聖域であった。 それは「ネットワーカー」という旅人の一つの憩いであり、 情報の『共有』というイコンを相互に持ち寄る台所の正教会であった。 もう昔々のお話です。 149 :◆GacHaPR1Us :05/02/24 09 24 33 思うに時代とともに混迷だけが加速してるんだろう。 情報が我々の許容量をあっという間に凌駕し、 また逆に 我々はわずかな情報をあっという間に消化してしまう。 サイクルはどんどん短くなっています。 150 :◆6odONOyTSk :05/02/24 11 51 59 1、2回目の言いだしっぺ集計人です。 147 ご苦労様でした。 今年はお手伝いはおろか投票も出来ませんでした。すいません。 思えば1,2回目はラッキーな年でしたね。 2年連続で2ちゃんねる全体が揺れた年でもあったですし。 PAGE TOP↑ 参考資料 《参考1》-「SFが読みたい!」2005年度版 国内 1、「象られた力」 飛浩隆 ハヤカワ文庫JA 2、「膚の下」 神林長平 早川書房 3、「復活の地」 小川一水 ハヤカワ文庫JA 4、「新・地底旅行」 奥泉光 朝日新聞社 5、「からくりアンモラル」 森奈津子 ハヤカワJコレクション 6、「熱帯」 佐藤哲也 文藝春秋 7、「蹴りたい田中」 田中啓文 ハヤカワ文庫JA 8、「ロボット・オペラ」 瀬名秀明・編 光文社 9、「{グアルディア」 仁木稔 ハヤカワJコレクション 10、「楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史」 牧野修 ハヤカワJコレクション 11、「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」 夢枕獏 徳間書店 12、「導きの星」 小川一水 ハルキ文庫ヌーヴェルSFシリーズ 12、「綺譚集」 津原泰水 集英社 14、「審判の日」 山本弘 角川書店 15、「小説探偵GEDO」 桐生祐狩 ハヤカワJコレクション 16、「リピート」 乾くるみ 文藝春秋 17、「人面町四丁目」 北野勇作 角川ホラー文庫 18、「エイリアン・ベッドフェロウズ」 小谷真理 松柏社 19、「凹村戦争」 西島大介 ハヤカワJコレクション 20、「アマゾニア」 粕谷知世 中央公論新社 20、「雲雀」 佐藤亜紀 文藝春秋 20、「裸者と裸者」 打海文三 角川書店 海外 1、「万物理論」 グレッグ・イーガン 創元SF文庫 2、「奇術師」 クリストファー・プリースト ハヤカワ文庫FT 3、「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」 コニー・ウィリス 早川書房 4、「ケルベロス第五の首」 ジーン・ウルフ 国書刊行会 5、「ふたりジャネット」 テリー・ビッスン 河出書房新社 6、「SF雑誌の歴史-パルプマガジンの饗宴」 マイク・アシュリー 東京創元社 7、「くらやみの速さはどれくらい?」 エリザベス・ムーン 早川書房 8、「白い果実」 ジェフリイ・フォード 国書刊行会 9、「夜更けのエントロピー」 ダン・シモンズ 河出書房新社 10、「ソラリス」 スタニスワフ・レム 国書刊行会スタニスワフ・レム コレクション 11、「スペシャリストの帽子」 ケリー・リンク ハヤカワ文庫FT 12、「パターン・レコグニション」 ウィリアム・ギブスン 角川書店 13、「不思議のひと触れ」 シオドア・スタージョン 河出書房新社 14、「地球間ハイウェイ」 ロバート・リード ハヤカワ文庫SF 15、「エンベディング」 イアン・ワトスン 国書刊行会 16、「バイティング・ザ・サン」 タニス・リー 産業編集センター 17、「塵クジラの海」 ブルース・スターリング ハヤカワ文庫FT 18、「遺伝子の使命」 ロイス・マクマスター・ビジョルド 創元SF文庫 18、「願い星、叶い星」 アルフレッド・ベスター 河出書房新社 18、「鎮魂歌」 グレアム・ジョイス ハヤカワ文庫FT PAGE TOP↑ 《参考2》-SFマガジン読者が選ぶベストSF2004 国 内 1、「象られた力」 飛浩隆 ハヤカワ文庫JA 2、「復活の地」 小川一水 ハヤカワ文庫JA 3、「熱帯」 佐藤哲也 文藝春秋 3、「膚の下」 神林長平 早川書房 5、「{グアルディア」 仁木稔 ハヤカワJコレクション 6、「蹴りたい田中」 田中啓文 ハヤカワ文庫JA 7、「導きの星」 小川一水 ハルキ文庫ヌーヴェルSFシリーズ 7、「ロボット・オペラ」 瀬名秀明・編 光文社 9、「雲雀」 佐藤亜紀 文藝春秋 10、「新・地底旅行」 奥泉光 朝日新聞社 海 外 1、「万物理論」 グレッグ・イーガン 創元SF文庫 2、「ケルベロス第五の首」 ジーン・ウルフ 国書刊行会 3、「ふたりジャネット」 テリー・ビッスン 河出書房新社 4、「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」 コニー・ウィリス 早川書房 5、「奇術師」 クリストファー・プリースト ハヤカワ文庫FT 6、「白い果実」 ジェフリイ・フォード 国書刊行会 7、「SF雑誌の歴史-パルプマガジンの饗宴」 マイク・アシュリー 東京創元社 8、「不思議のひと触れ」 シオドア・スタージョン 河出書房新社 9、「ゲド戦記外伝」 アーシュラ・K・ル=グウィン 岩波書店 10、「くらやみの速さはどれくらい?」 エリザベス・ムーン 早川書房 PAGE TOP↑ 《参考3》-第36回星雲賞(第44回日本SF大会 HAMACON2) 日本長編部門 「ARIEL」 笹本祐一 朝日ソノラマ (次点) 「復活の地」 小川一水 早川書房 日本短編部門 「象られた力」 飛浩隆 早川書房 (次点) 「食卓にビールを☆伝説のスネークマスター篇」 小林めぐみ 富士見書房 海外長編部門 「万物理論」 グレッグ・イーガン 東京創元社 (次点) 「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」 コニー・ウィリス 早川書房 海外短編部門 「ニュースの時間です」 シオドア・スタージョン 早川書房 (次点) 「アイスドラゴン」 ジョージ・R・R・マーティン 早川書房 メディア部門 「プラネテス」 監督:谷口悟朗 サンライズ (次点) 「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」 監督:ピーター・ジャクソン 配給:ヘラルド=松竹 コミック部門 「ブレーメンII」 川原泉 白泉社 (次点) 「ジョーカー・シリーズ」 道原かつみ 新書館 アート部門 新海誠 (次点) 加藤直之 ノンフィクション部門 前田建設ファンタジー営業部 前田建設工業株式会社 幻冬舎 (次点) トンデモ本?違う、SFだ! 山本弘 洋泉社 自由部門 「おたく:人格=空間=都市ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展-日本館出展」 国際交流基金 (次点) 有名望遠鏡ペーパークラフト 国立天文台 (阪本成一他) 星雲賞特別賞 矢野徹 〔「今年の星雲賞は…2スレ」スレッド 523の情報〕 上記2つのランキングの対象は奥付が2003年11月1日~2004年10月31日の作品 参考3の対象は2004年1月1日~12月31日までに発表された作品 PAGE TOP↑
https://w.atwiki.jp/zgok0079/pages/48.html
この人を見よ 88 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/12/01(金) 16 50 26 この人を見よ/マイクル・ムアコック 中高生のころにムアコックの「剣と魔法」物は散々読み漁ってきたが、 ニューウェイブなムアコックは初体験。 カール・グロガウアーの懊悩に満ちたダメダメな半生は、歳を重ねてから読むとなかなか来るものがある。 Q.タイムマシーンが出来たら行きたい時代は? A.ティベリウス時代のパレスチナ! という即答っぷりと行動力は、和製私小説の四畳半的悩みとは一線を画したメガロマニアっぷりだが。 でも「何か」をひたすら探求する主人公が最後は世界のために身を捧げて死ぬ、という構造は エルリックやコルムと同一でもあるのか。 8点 夢盗人の娘 384 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2007/01/10(水) 13 53 25 マイクル・ムアコック 「夢盗人の娘」 5.5点 今さらナチが悪役って…。そりゃマホメットとか悪役にしたら、 ホメイニに死刑宣告されて地の果てまで追い回されたあげく勤務先の 大学構内で殺されちゃうかもだけど。 しかも一党そろってまんまステロタイプな描かれ方。ヘスの好人物ぶりを 際立たせる意図からだってのはわかるんだけど。 ハヤカワ文庫の旧版は全部読んでるし、今度の新版も読んできて でもやっぱり馴染めないままのエルリック(本作からが新作分です)。 やたら立ち止まって考え事ばかりしてるわりには 最後いつもストームブリンガーがウナリを上げてすべてをブチ壊し、 …じゃなかった解決しちゃうし。悩める虚弱なヒーローって底浅すぎ。 夜明けの剣 385 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2007/01/10(水) 14 27 36 マイケル・ムアコック 「夜明けの剣」 6.5点 ホークムーン ダヴェルクのウェールズ珍道中な今作は 「ランクマーの二剣士」を軽くしたみたいなノリで期待を裏切らない面白さ。 エルリックの後で読むと思わず7点以上付けたくなるぐらい。 訳者の格の違いもあるのでは?とも思うけど(“耳触りが良い”とかって 白百合女子大学文学部教授的にはOKなんだ?)。 難渋なエルリックと軽快なホークムーンで作者がシリーズ書き分けてるんだから 素人には後者がウケるんだろ、とか言われそうだけど、 それってプログレファンが産業ロック馬鹿にしてるようなもんで、ほんとは クラシカル演りたいムアコックが資金稼ぎのためにロックしてるだけっていう…。 ルーンの杖秘録 555 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2006/07/19(水) 14 06 48 マイケル・ムアコック「額の宝石」 7点(↑創元ちゃんは“マイケル”なんだよね) エルリックはどうにもなじめ無いんだけど こっちは設定といい、キャラといい ガジェットやら痛快な戦闘シーンといい全部ツボ。 エルリックが女の子向けなら こっちは男の子向けって感じ。 英国をモデルにした暗黒帝国って自虐でブラックw 556 名前: ◆GacHAPiUUE 投稿日:2006/07/19(水) 23 45 53 ちっ、一足遅れたか。 やはり、自分はファンタジーが好きになれない…。 額の宝石【新版】 【ルーンの杖秘録1】 マイケル・ムアコック / 深町眞理子 訳 http //www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3574 レムとは対極、始まりの物語を描くついでに長編にしたような作品だった。 第一部、ブラス伯爵と宿敵メリアダス伯爵との相克を描く かなり力が入った文章、情景と物語りが彩りよく配分されたパート。個々の登場人物がよく描かれていた。 第二部、ホークムーン登場 ムアコックのヒーロー像は常に「剣を振るう蛮勇戦士」という欠点があるが、 ここではそれよりも主人公ホークムーンの数奇な運命に至る過程と一時的とはいえ 「カマルグの戦い」において宿敵を退ける戦いを描くパート。 後半の戦線の活劇も雄雄しく、まあまあの出来。敵暗黒皇帝が総裁Xなら、メリアダス公爵はベルクカッツェか。 第三部、黒い宝石沈静化まで 大味。どこへ行ってもなにをやっても大味。イッセルダ姫にケツ叩かれてどうしようもなくなって 仕方なく魔法使いマラギギ探しにいくホークムーンはなんか情けない。 ピンチの連続のように見えるが、どのピンチも結局オラダーン頼りなのもやはり情けない。 メリアダス公爵退治はなんだ、ついでだ、ついで。どうもこの辺りの展開はキン肉マンめいてる、 さらなる悪魔超人が出てくるのか、それとも結局なんだかメリアダスさん再登場の予感。なんとも情けない。 こうゆう「ラノベ」な展開は少年時代に読むにはいいんだろうが、大人になると「えー加減にせい」と思えてしまう。 なんか必殺技考えろよな、とも。 7点 Alien Heat 699 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:2005/05/24(火) 06 43 31 マイクルムアコック Alien Heat 時の果てのダンサーシリーズ第1巻 おんんんんもしれえや。ワロータワロータ。 結婚のとことか。トイレのとことか。 最後の裁判のとことか。 主人公天然杉wwwwwテラワロスwwwww 9点 The Final Programme 240 名前:名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日:05/03/08 05 16 46 Michael Moorcock The Final Programme ジェリー・コーネリアス物第1作 「北京交点」などの短編が訳が分らなかったので、 ニューウェーブ丸出しの訳の分からないものではないかと びびりながら読んだが、テンポのよいコミカルな アクション小説で、しかもかなり本格的なSFで驚いた。 多彩でピカレスクでコミカルなキャラクター、 60年代色丸出しの風俗描写をからめながら、 宗教的・物理的終末の近づくヨーロッパを舞台に、 ミス・ブラナーという妖怪のような女が、主人公の コーネリアスを利用しながら、巨大な10進法の コンピュータに人類の全知識をぶち込んで、 神を作るという話。 イーガンの万物理論あたりともネタのかぶる本格的な バカSFで結構面白かった。オチがあまりにもイカレてる。 8点