約 55,158 件
https://w.atwiki.jp/solailo/pages/21.html
右と左の等価交換 複式簿記という記録方法の特徴は常に取引を2つの面から捉えること。 何かを売ったり買ったりするすべての取引は等しい価値を持つもの同士の等価交換だといえる。 500円の文庫を買うとう取引はその本に買う人が500円と等しい価値がある(500円ならほしいかなー)と考えて 「500円の現金」と「商品(文庫本)」とを交換した、という取引だ。 複式簿記では常に等しい価値をもつモノやカネの交換だ、というふうに記録する。 取引されるモノやカネはかならず「資産」、「負債」、「資本」、「費用」、「収益」のどれかに分類される。 決算の際にすべての取引は貸借対照表 (資産=負債+資本+(利益))と損益計算書 (費用+利益=収益) という形でまとめられその結果は必ず左右が一致する 。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (図2) Allaboutフリーランスから図を借りました。 経理wiki
https://w.atwiki.jp/overmass/pages/112.html
固有名称 忠孝一致 基本名称 デミウルゴス レアリティ ★5 タイプ 力 ロール アタッカー 種族 悪魔種 攻撃タイプ 物理 ※MAX~LV150 スキルLV100・親密度最大時 ※Fin ★5覚醒スキル解放ボーナス補正込み ステータス LV100 MAX LV110 LV120 LV130 LV140 LV150 Fin HP 6,665 7,165 7,489 7,692 7,864 8,020 8,165 11,165 攻撃力 6,844 8,512 9,577 10,243 10,810 11,323 11,798 17,798 防御力 2,541 3,199 3,446 3,601 3,733 3,852 3,962 5,162 素早さ 357 407 430 445 457 469 479 479 ★5覚醒後・スキル解放ボーナス補正 LV120 LV140 タイプ 火炎剛斬撃 HP+450 防御力+420 アタッカー 肉体/火属性強化(中) 攻撃力+900 HP+2,100 エンハンサー 炎・一閃 防御力+360 攻撃力+2,100 アタッカー 神算鬼謀 HP+450 攻撃力+2,100 アタッカー 火属性UP 攻撃力+900 防御力+420 アタッカー 合計 HP +3,000 攻撃力 +6,000 防御力 +1,200 素早さ +0 スキル 火炎剛斬撃 () 奥義ゲージ+24~36 MP3 敵単体に1回の物理攻撃(火)奥義ゲージが溜まりやすい 肉体/火属性強化(中) () 奥義ゲージ+12~18 MP2 自身に3ターン、火エレメント強化+50%自身に3ターン、物理攻撃力+50% 炎・一閃 () 奥義ゲージ+6~9 MP4 敵全体に1回の物理攻撃(火)敵全体に一定確率で火傷状態・2ターン、火傷-15%・2ターン、火エレメント耐性-20 神算鬼謀 パッシブ 物理攻撃力+15%物理スキルダメージ+25% 火属性UP パッシブ 火エレメント強化+25% ★5覚醒後・スキル効果 スキル LV 効果 火炎剛斬撃 LV100 敵単体に1回の物理攻撃(火)奥義ゲージが溜まりやすい LV120 敵単体に1回の物理攻撃(火)奥義ゲージが溜まりやすい LV140 敵単体に1回の物理攻撃(火)奥義ゲージが溜まりやすい 肉体/火属性強化(中) LV100 自身に3ターン、火エレメント強化+50%自身に3ターン、物理攻撃力+50% LV120 LV140 自身に3ターン、火エレメント強化+70%自身に3ターン、物理攻撃力+62.5% 炎・一閃 LV100 敵全体に1回の物理攻撃(火)・2ターン、火傷-15%・2ターン、火エレメント耐性-20 LV120 敵全体に1回の物理攻撃(火)・2ターン、火傷-15%・2ターン、火エレメント耐性-20 LV140 敵全体に1回の物理攻撃(火)・2ターン、火傷-20%・2ターン、火エレメント耐性-20 神算鬼謀 LV100 物理攻撃力+15%物理スキルダメージ+25% LV120 物理攻撃力+18%物理スキルダメージ+30% LV140 物理攻撃力+22.5%物理スキルダメージ+37.5% 火属性UP LV100 火エレメント強化+25% LV120 火エレメント強化+30% LV140 火エレメント強化+37.5% 奥義 炎・殺斬 () Lv1 敵全体に1回の物理攻撃(火)自身に3ターン、火エレメント強化+30%敵全体に一定確率で火傷状態・2ターン、火傷-15%・2ターン、火エレメント耐性-20 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 敵全体に1回の物理攻撃(火)自身に3ターン、火エレメント強化+45%敵全体に一定確率で火傷状態・2ターン、火傷-15%・2ターン、火エレメント耐性-20 ★5覚醒後 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 敵全体に1回の物理攻撃(火)自身に3ターン、火エレメント強化+75%敵全体に一定確率で火傷状態・2ターン、火傷-20%・2ターン、火エレメント耐性-20 備考 2023年3月28日上方修正 炎・一閃 火力上昇火傷の付与率上昇 炎・殺斬 火力上昇 評価 良い点 攻撃力が高い。 火エレメントに弱い相手に強い。 全体攻撃で火傷を狙える。 「肉体/火属性強化(中)」の強化率が高い。 悪い点 HPと防御力がやや低い。 「炎・一閃」による火傷の確率が低い。 命中補正が無い。 覚醒後の評価 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4585.html
涼宮ハルヒ挙国一致内閣 国務大臣(敬称略) 内閣総理大臣 涼宮ハルヒ 内閣官房長官 古泉一樹 総務大臣 国木田 法務大臣 新川(内閣法制局長官兼務) 外務大臣兼沖縄及び北方対策担当大臣 喜緑江美里 財務大臣兼金融担当大臣 佐々木(内閣総理大臣臨時代理予定者第一位) 文部科学大臣 周防九曜 厚生労働大臣 朝比奈みくる 農林水産大臣 会長 経済産業大臣 鶴屋 国土交通大臣 藤原 環境大臣 谷口 防衛大臣 長門有希 国家公安委員会委員長 森園生 国務大臣以外の主な役職(敬称略) 内閣官房副長官(政務) 橘京子 内閣情報官兼内閣危機管理監兼内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当) 朝倉涼子 内閣広報官 妹 内閣広報室企画官 吉村美代子 内閣総理大臣秘書官(政務担当) 俺 ああ、なんというか、呉越同舟という言葉がぴったりな状況に陥ってしまった経緯については省略しよう。 まあ、要するに未曾有の国難ということで、対立していたSOS党と佐々木党が連立して挙国一致内閣を作ったということだ。 じゃあ、とりあえず、上から順番に説明しようか。 ハルヒが総理大臣なのは、当然だわな。何でも一番が好きなハルヒが二番以下の地位に甘んじるわけもない。SOS党は衆参両議院で第一党だから、その党首が総理大臣に選ばれるのは、普通に考えても当然だしな。 古泉は、どこまでいっても、ハルヒのフォロー役というわけだ。実質、この内閣を取り仕切っているのは、こいつということになる。ご苦労なことだ。 国木田は、総務大臣の役目を飄々とこなしている。昔からできるやつだったし、任せておいて問題はなかろう。 新川さんは、年齢構成が若すぎるこの内閣においては、御意見番的な存在だ。 喜緑さんは、あの薄い微笑で対外交渉をこなし、諸外国からはタフなネゴシエーターとして認識されている。 佐々木のところの括弧書きは、俗にいう「副総理」というやつだ。この国難の中で、財政金融をつかさどるのはかなりの激務だが、よくやってくれている。 九曜に文部科学大臣を任せるのは、日本の将来を担う子供たちのためを思うとおおいに不安なのだが……。教育行政が滞りなく遂行されることを祈るばかりだ。 朝比奈さんは、まさに適役だと思うね。ただ存在しているだけで、国民の福利厚生に絶大なる効果がありそうだ。 会長さん(俺はいまだに彼の本名を知らん。みんな会長って呼ぶしな)は、生徒会長時代に培った実務能力で、農林水産大臣の職務を難なくこなしている。 財界の重鎮である鶴屋さんは、まさに適材適所といったところ。あの明るい振る舞いで、日本の景気も明るくしてくれそうだ。 藤原とは個人的にはそりが合わんが、この国難の中ではそんなこともいってられん。嫌味なやつだが、仕事は真面目にこなす。ただ、協調性が足りないのが問題だわな。国土交通省は防災担当機関でもあるから、いざというときは他省庁との連携が重要なんだがなぁ。 なんで谷口が大臣なんぞになれたのか。まあ、ハルヒの気まぐれなんだろうが。環境行政が停滞しないことを祈る。 長門が防衛大臣を担う限り、日本の国防は安泰だ。ひたすらに頼もしい。ただ、仕事をさっさとすませて、国会図書館によく出没するという噂が絶えない。 森さんは、警察組織のトップ。彼女がにらみをきかせれば、日本の治安は安泰だぜ。一方で、「機関」を通じて裏社会も仕切っているという黒い噂が聞こえてきたりも……。 橘京子は、古泉と一緒に内閣を取り仕切っている。SOS党と佐々木党の呉越同舟状態をうまく切り盛りしていくためには、この二人の連携は非常に重要だ。だから、佐々木を異常なまでに持ち上げて、ハルヒの機嫌を損ねるのはやめてほしいのだが。 朝倉涼子は、内閣官房の中では、古泉、橘に次ぐ相当な実力者である。情報・危機管理・安全保障を一手に握ってるからな。本人は防衛大臣をやりたがってたんだが、暴走して他国に戦争でも吹っかけられたら困るので、裏方に収まった経緯がある。 最近朝比奈さんにそっくりになってきた俺の妹は、内閣広報官。これが意外に天職だったらしく、毎日楽しそうに仕事をしている。 ミヨキチは、妹の補佐役といったところだ。妹と仲良くやっているようで、大変結構なことである。 で、俺はハルヒの秘書官というわけだ。ハルヒに振り回される雑用係というポジションは、どこにいっても変わらないものらしい。まったく、やれやれだ。 首相官邸。 「佐々木さんが、涼宮さんに使われる立場なんてありえないのです。佐々木さんこそが首相にふさわしいのです」 「また蒸し返すんですか、あなたは」 橘京子と古泉一樹が、また口論している。 ここ最近、すっかりお馴染みになってしまった光景で、もはや口をはさもうとする者はいなかった。 「第二党が何をいったって、しょせんは負け惜しみですよ」 「今度の選挙では、必ず勝って見せるのです」 橘京子は、ほおを膨らませて不満顔だ。 「せいぜい、頑張ってください。それよりも、例の件、佐々木党内の取りまとめはしてくれたんでしょうね?」 「もちろんです」 国家公安委員会・警察庁。 森園生は、極秘とスタンプが押された報告書を読んでいた。日本国内を跳梁跋扈する国外の諜報員を「非合法に処理」した記録である。昔はスパイ天国などといわれた日本国であるが、森園生が陣頭指揮をとって対策を進めた結果、状況はだいぶ改善されつつあった。 もう一枚の紙を取り上げる。こちらは何もスタンプは押されてないが、極秘文書には違いなかった。なぜなら、それは「機関」の文書だから。 TFEIの動向。天蓋領域の端末には変化は見られないが、情報統合思念体の端末は増員され、政府組織の中に潜入していた。いつでも政府を乗っ取れる体制でありながら、彼女たちは何もしようとしない。観測任務を第一とする態度は不変である。 現在、政府を乗っ取っている立場である「機関」と橘京子の組織としては、TFEIたちのそのような態度は不気味ですらあった。 政府の国防・外交・危機管理を押さえているTFEIトップスリー、長門有希、喜緑江美里、朝倉涼子ですら、人間レベルでなしうる以上のことをしようとはしていない。そして、そのレベルですら完璧人間に近いのだから、文句のつけようもないのだ。 森園生は、二つの文書を丸めて灰皿に置くとライターで火をつけた。情報流出を防ぐ最も手っ取り早い方法だ。 「宇宙人たちは不干渉ということね。なら、未来人たちはどうかしら……?」 そのつぶやきを耳にした者は、誰もいなかった。 厚生労働省。 真面目に書類仕事をこなしている朝比奈みくるのもとに、藤原がやってきた。 彼は、入ってきた途端に盗聴防止装置を稼動させると、口を開いた。 「あんたは、このまま状況を座視してるつもりか?」 「当然でしょ。介入は許可されてないわ。藤原くんだって同じじゃないかしら?」 「何百万人もの人間が犠牲になるんだぞ。それを黙って見てるつもりか?」 朝比奈みくるは、簡易シミュレーターを取り出し稼動させた。 無数の曲線と数式と記号で構成された光の三次元樹形図が空中に展開される。 「実際、それを阻止しようと思えば、介入しなければならない時点は1249箇所。二人だけじゃ、手に負えないわよ。あからさまな規定事項破壊行為だし、介入が全部終わる前に私たちが始末されちゃうわ」 朝比奈みくるは、簡易シミュレーターをポケットにしまった。 光の樹形図が消え去る。 「あるべき未来を守るためには仕方ないわよ」 「そんな未来なんぞ糞食らえだ」 「藤原くんだって分かってるはずでしょ。私たちはこの悪しき世界を守るために存在する悪党だってことは」 「……」 藤原の顔が渋面を形作る。 「それが嫌なら、未来に帰って組織を抜けることね」 国立国会図書館。 読書にいそしんでいた長門有希のもとに、喜緑江美里と朝倉涼子がやってきた。二人とも半ステルスモード。図書館という空間に同化している長門有希はともかく、二人はこのような場所では目立ちすぎるからだ。 長門有希も、半ステルスモードに移行した。 「大規模な情報操作をしない限り、戦争は不可避。その旨は、既に報告済みである」 「私も同じです」 「私も同じよ。三人とも意見が一致するなんて、つまんないわね」 「情報統合思念体からの指令は、観測の継続。積極的な干渉の禁止、つまりは、不干渉原則の維持である」 「穏健派はしぶしぶ同意したみたいですけどね。戦況が悪化した場合に、涼宮ハルヒの力が暴走して危険を招くことを懸念しているようです」 「その方が情報爆発を観測できていいじゃないの」 朝倉涼子はあっけらかんとそう発言した。 「主流派は、今のところ急進派と同意見。ただし、情報統合思念体に危険が及ぶことになれば、穏健派とともに阻止することになるだろう。むしろ、気になるのは天蓋領域の動向」 「周防九曜は、相変わらずのようです。あちらも、不干渉という点ではこちらと変わらないのではありませんか。むしろ、未来人の方が干渉してくる可能性は高いと思いますけど」 「戦争の発生自体は、彼女たちにとっても規定事項であると思われる。そうでなければ、そろそろ動きがないとおかしい」 経済産業省。 鶴屋大臣は、いろんな方面に電話をかけまくっていた。 「……戦争ともなれば鉄鋼の増産は不可欠だからねっ。……生産ライン増強の補助金? いやぁ、お国の財政が厳しくてねぇ。……あっ、そんなこと言っちゃっていいのかなぁ? あのことをバラしちゃうよっ。……うん、理解してくれて助かるにょろ。じゃあ」 電話を置き、次の話し相手の電話番号を確認する。 「ええっと、次は、○○商事だったかな?」 鶴屋大臣の脅迫電話は、その日一日中続いていたという。 首相官邸。 「ああもう! 今日もくだらない仕事ばっかりだったわね!」 「仕方ないだろ。一国の首相ともなれば避けられない仕事はいくらでもあるさ」 俺は、文句たれるハルヒをなだめる役目だ。この役目は昔から俺のもので、いまだに免れることができてなく、おそらく将来もずっと続くだろうと思われた。 なんたって、俺は、栄えあるSOS党党首殿の夫だからな。今さら免れることは不可能だろうし、その気もない。 「ねぇ、キョン」 ハルヒは俺の背中に手を回して抱きついてきた。 「なんだ?」 「あたし、そろそろ子供ほしい」 「いきなり何言い出すんだ、おまえは」 「いや?」 ハルヒの表情は真剣そのものだった。 「あのなぁ、ハル……」 俺が言いかけた瞬間に、背後から声が降ってきた。 「涼宮内閣腐敗の現場、そんなところだね」 振り向くと、そこには佐々木がいた。 「腐敗といってもこの程度でね。申し訳ない。でも、部屋に入ってくるときはノックぐらいはしてくれよ」 「したよ。ただし、お二人とも自分たちの世界に没頭するあまり、ノックの音を認識することを脳が拒否していたようだけどね」 俺たちは二人して顔を赤くするしかなかった。 「何の用だ?」 「酷い言い方だね。僕は、ここ一週間ほとんど寝ないで、この『戦時財政計画』をまとめていたというのに。ねぎらいの言葉ぐらいほしいところだ」 佐々木は、右手に握っていた分厚い書類を、近くのテーブルの上に無造作に置いた。 「すまん。それはご苦労だったな」 「ありがとう。君にそう言ってもらえると、僕の苦労も報われるというものだ」 何を大げさなと思っていると、背後に寒気を感じて振り向いた。 ハルヒが、剣呑な視線で佐々木をにらんでいる。 「涼宮さん。そんな目でにらまないでよ。別にあなたの夫をとろうなんて思っちゃいないわ。私だって、その辺はわきまえているつもり。キョンは誰にだって優しい人、涼宮さんだって分かってるでしょ?」 「分かってるわよ!」 ハルヒは不機嫌な顔のままだ。 「涼宮さん。お互い、この内閣が続く間だけでも仲良くやりましょう」 ハルヒはしぶしぶ頷いた。 「なあ、佐々木」 「なんだい?」 「この内閣が終わったら、おまえたちはまた野党に戻るのか?」 「当然だよ。キョンだって分かってるはずだ。涼宮さんには、常に張り合える敵役が必要なんだ。今は外敵がいるからいいけど、それがなくなったら、張り合いがなくなる。ならば、その役目は僕が果たそう」 「でも……」 「僕自身も、そういう役回りを結構楽しんでるのでね。おかげで、涼宮さんと出会えてからの人生はとても充実している。では、馬に蹴られないうちに退散するとしよう」 佐々木は去りかけて、再びこちらを向いた。 「キョン。君が愛妻家なのは結構なことだが、自重してくれたまえよ。この未曾有の国難の時期に、首相閣下が産休では、国民に示しがつかない」 俺たちが何かをいう暇すら与えず、佐々木は足早に去っていった。 終わり
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4282.html
涼宮ハルヒ挙国一致内閣 国務大臣(敬称略) 内閣総理大臣 涼宮ハルヒ 内閣官房長官 古泉一樹 総務大臣 国木田 法務大臣 新川(内閣法制局長官兼務) 外務大臣兼沖縄及び北方対策担当大臣 喜緑江美里 財務大臣兼金融担当大臣 佐々木(内閣総理大臣臨時代理予定者第一位) 文部科学大臣 周防九曜 厚生労働大臣 朝比奈みくる 農林水産大臣 会長 経済産業大臣 鶴屋 国土交通大臣 藤原 環境大臣 谷口 防衛大臣 長門有希 国家公安委員会委員長 森園生 国務大臣以外の主な役職(敬称略) 内閣官房副長官(政務) 橘京子 内閣情報官兼内閣危機管理監兼内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当) 朝倉涼子 内閣広報官 妹 内閣広報室企画官 吉村美代子 内閣総理大臣秘書官(政務担当) 俺 ああ、なんというか、呉越同舟という言葉がぴったりな状況に陥ってしまった経緯については省略しよう。 まあ、要するに未曾有の国難ということで、対立していたSOS党と佐々木党が連立して挙国一致内閣を作ったということだ。 じゃあ、とりあえず、上から順番に説明しようか。 ハルヒが総理大臣なのは、当然だわな。何でも一番が好きなハルヒが二番以下の地位に甘んじるわけもない。SOS党は衆参両議院で第一党だから、その党首が総理大臣に選ばれるのは、普通に考えても当然だしな。 古泉は、どこまでいっても、ハルヒのフォロー役というわけだ。実質、この内閣を取り仕切っているのは、こいつということになる。ご苦労なことだ。 国木田は、総務大臣の役目を飄々とこなしている。昔からできるやつだったし、任せておいて問題はなかろう。 新川さんは、年齢構成が若すぎるこの内閣においては、御意見番的な存在だ。 喜緑さんは、あの薄い微笑で対外交渉をこなし、諸外国からはタフなネゴシエーターとして認識されている。 佐々木のところの括弧書きは、俗にいう「副総理」というやつだ。この国難の中で、財政金融をつかさどるのはかなりの激務だが、よくやってくれている。 九曜に文部科学大臣を任せるのは、日本の将来を担う子供たちのためを思うとおおいに不安なのだが……。教育行政が滞りなく遂行されることを祈るばかりだ。 朝比奈さんは、まさに適役だと思うね。ただ存在しているだけで、国民の福利厚生に絶大なる効果がありそうだ。 会長さん(俺はいまだに彼の本名を知らん。みんな会長って呼ぶしな)は、生徒会長時代に培った実務能力で、農林水産大臣の職務を難なくこなしている。 財界の重鎮である鶴屋さんは、まさに適材適所といったところ。あの明るい振る舞いで、日本の景気も明るくしてくれそうだ。 藤原とは個人的にはそりが合わんが、この国難の中ではそんなこともいってられん。嫌味なやつだが、仕事は真面目にこなす。ただ、協調性が足りないのが問題だわな。国土交通省は防災担当機関でもあるから、いざというときは他省庁との連携が重要なんだがなぁ。 なんで谷口が大臣なんぞになれたのか。まあ、ハルヒの気まぐれなんだろうが。環境行政が停滞しないことを祈る。 長門が防衛大臣を担う限り、日本の国防は安泰だ。ひたすらに頼もしい。ただ、仕事をさっさとすませて、国会図書館によく出没するという噂が絶えない。 森さんは、警察組織のトップ。彼女がにらみをきかせれば、日本の治安は安泰だぜ。一方で、「機関」を通じて裏社会も仕切っているという黒い噂が聞こえてきたりも……。 橘京子は、古泉と一緒に内閣を取り仕切っている。SOS党と佐々木党の呉越同舟状態をうまく切り盛りしていくためには、この二人の連携は非常に重要だ。だから、佐々木を異常なまでに持ち上げて、ハルヒの機嫌を損ねるのはやめてほしいのだが。 朝倉涼子は、内閣官房の中では、古泉、橘に次ぐ相当な実力者である。情報・危機管理・安全保障を一手に握ってるからな。本人は防衛大臣をやりたがってたんだが、暴走して他国に戦争でも吹っかけられたら困るので、裏方に収まった経緯がある。 最近朝比奈さんにそっくりになってきた俺の妹は、内閣広報官。これが意外に天職だったらしく、毎日楽しそうに仕事をしている。 ミヨキチは、妹の補佐役といったところだ。妹と仲良くやっているようで、大変結構なことである。 で、俺はハルヒの秘書官というわけだ。ハルヒに振り回される雑用係というポジションは、どこにいっても変わらないものらしい。まったく、やれやれだ。 首相官邸。 「佐々木さんが、涼宮さんに使われる立場なんてありえないのです。佐々木さんこそが首相にふさわしいのです」 「また蒸し返すんですか、あなたは」 橘京子と古泉一樹が、また口論している。 ここ最近、すっかりお馴染みになってしまった光景で、もはや口をはさもうとする者はいなかった。 「第二党が何をいったって、しょせんは負け惜しみですよ」 「今度の選挙では、必ず勝って見せるのです」 橘京子は、ほおを膨らませて不満顔だ。 「せいぜい、頑張ってください。それよりも、例の件、佐々木党内の取りまとめはしてくれたんでしょうね?」 「もちろんです」 国家公安委員会・警察庁。 森園生は、極秘とスタンプが押された報告書を読んでいた。日本国内を跳梁跋扈する国外の諜報員を「非合法に処理」した記録である。昔はスパイ天国などといわれた日本国であるが、森園生が陣頭指揮をとって対策を進めた結果、状況はだいぶ改善されつつあった。 もう一枚の紙を取り上げる。こちらは何もスタンプは押されてないが、極秘文書には違いなかった。なぜなら、それは「機関」の文書だから。 TFEIの動向。天蓋領域の端末には変化は見られないが、情報統合思念体の端末は増員され、政府組織の中に潜入していた。いつでも政府を乗っ取れる体制でありながら、彼女たちは何もしようとしない。観測任務を第一とする態度は不変である。 現在、政府を乗っ取っている立場である「機関」と橘京子の組織としては、TFEIたちのそのような態度は不気味ですらあった。 政府の国防・外交・危機管理を押さえているTFEIトップスリー、長門有希、喜緑江美里、朝倉涼子ですら、人間レベルでなしうる以上のことをしようとはしていない。そして、そのレベルですら完璧人間に近いのだから、文句のつけようもないのだ。 森園生は、二つの文書を丸めて灰皿に置くとライターで火をつけた。情報流出を防ぐ最も手っ取り早い方法だ。 「宇宙人たちは不干渉ということね。なら、未来人たちはどうかしら……?」 そのつぶやきを耳にした者は、誰もいなかった。 厚生労働省。 真面目に書類仕事をこなしている朝比奈みくるのもとに、藤原がやってきた。 彼は、入ってきた途端に盗聴防止装置を稼動させると、口を開いた。 「あんたは、このまま状況を座視してるつもりか?」 「当然でしょ。介入は許可されてないわ。藤原くんだって同じじゃないかしら?」 「何百万人もの人間が犠牲になるんだぞ。それを黙って見てるつもりか?」 朝比奈みくるは、簡易シミュレーターを取り出し稼動させた。 無数の曲線と数式と記号で構成された光の三次元樹形図が空中に展開される。 「実際、それを阻止しようと思えば、介入しなければならない時点は1249箇所。二人だけじゃ、手に負えないわよ。あからさまな規定事項破壊行為だし、介入が全部終わる前に私たちが始末されちゃうわ」 朝比奈みくるは、簡易シミュレーターをポケットにしまった。 光の樹形図が消え去る。 「あるべき未来を守るためには仕方ないわよ」 「そんな未来なんぞ糞食らえだ」 「藤原くんだって分かってるはずでしょ。私たちはこの悪しき世界を守るために存在する悪党だってことは」 「……」 藤原の顔が渋面を形作る。 「それが嫌なら、未来に帰って組織を抜けることね」 国立国会図書館。 読書にいそしんでいた長門有希のもとに、喜緑江美里と朝倉涼子がやってきた。二人とも半ステルスモード。図書館という空間に同化している長門有希はともかく、二人はこのような場所では目立ちすぎるからだ。 長門有希も、半ステルスモードに移行した。 「大規模な情報操作をしない限り、戦争は不可避。その旨は、既に報告済みである」 「私も同じです」 「私も同じよ。三人とも意見が一致するなんて、つまんないわね」 「情報統合思念体からの指令は、観測の継続。積極的な干渉の禁止、つまりは、不干渉原則の維持である」 「穏健派はしぶしぶ同意したみたいですけどね。戦況が悪化した場合に、涼宮ハルヒの力が暴走して危険を招くことを懸念しているようです」 「その方が情報爆発を観測できていいじゃないの」 朝倉涼子はあっけらかんとそう発言した。 「主流派は、今のところ急進派と同意見。ただし、情報統合思念体に危険が及ぶことになれば、穏健派とともに阻止することになるだろう。むしろ、気になるのは天蓋領域の動向」 「周防九曜は、相変わらずのようです。あちらも、不干渉という点ではこちらと変わらないのではありませんか。むしろ、未来人の方が干渉してくる可能性は高いと思いますけど」 「戦争の発生自体は、彼女たちにとっても規定事項であると思われる。そうでなければ、そろそろ動きがないとおかしい」 経済産業省。 鶴屋大臣は、いろんな方面に電話をかけまくっていた。 「……戦争ともなれば鉄鋼の増産は不可欠だからねっ。……生産ライン増強の補助金? いやぁ、お国の財政が厳しくてねぇ。……あっ、そんなこと言っちゃっていいのかなぁ? あのことをバラしちゃうよっ。……うん、理解してくれて助かるにょろ。じゃあ」 電話を置き、次の話し相手の電話番号を確認する。 「ええっと、次は、○○商事だったかな?」 鶴屋大臣の脅迫電話は、その日一日中続いていたという。 首相官邸。 「ああもう! 今日もくだらない仕事ばっかりだったわね!」 「仕方ないだろ。一国の首相ともなれば避けられない仕事はいくらでもあるさ」 俺は、文句たれるハルヒをなだめる役目だ。この役目は昔から俺のもので、いまだに免れることができてなく、おそらく将来もずっと続くだろうと思われた。 なんたって、俺は、栄えあるSOS党党首殿の夫だからな。今さら免れることは不可能だろうし、その気もない。 「ねぇ、キョン」 ハルヒは俺の背中に手を回して抱きついてきた。 「なんだ?」 「あたし、そろそろ子供ほしい」 「いきなり何言い出すんだ、おまえは」 「いや?」 ハルヒの表情は真剣そのものだった。 「あのなぁ、ハル……」 俺が言いかけた瞬間に、背後から声が降ってきた。 「涼宮内閣腐敗の現場、そんなところだね」 振り向くと、そこには佐々木がいた。 「腐敗といってもこの程度でね。申し訳ない。でも、部屋に入ってくるときはノックぐらいはしてくれよ」 「したよ。ただし、お二人とも自分たちの世界に没頭するあまり、ノックの音を認識することを脳が拒否していたようだけどね」 俺たちは二人して顔を赤くするしかなかった。 「何の用だ?」 「酷い言い方だね。僕は、ここ一週間ほとんど寝ないで、この『戦時財政計画』をまとめていたというのに。ねぎらいの言葉ぐらいほしいところだ」 佐々木は、右手に握っていた分厚い書類を、近くのテーブルの上に無造作に置いた。 「すまん。それはご苦労だったな」 「ありがとう。君にそう言ってもらえると、僕の苦労も報われるというものだ」 何を大げさなと思っていると、背後に寒気を感じて振り向いた。 ハルヒが、剣呑な視線で佐々木をにらんでいる。 「涼宮さん。そんな目でにらまないでよ。別にあなたの夫をとろうなんて思っちゃいないわ。私だって、その辺はわきまえているつもり。キョンは誰にだって優しい人、涼宮さんだって分かってるでしょ?」 「分かってるわよ!」 ハルヒは不機嫌な顔のままだ。 「涼宮さん。お互い、この内閣が続く間だけでも仲良くやりましょう」 ハルヒはしぶしぶ頷いた。 「なあ、佐々木」 「なんだい?」 「この内閣が終わったら、おまえたちはまた野党に戻るのか?」 「当然だよ。キョンだって分かってるはずだ。涼宮さんには、常に張り合える敵役が必要なんだ。今は外敵がいるからいいけど、それがなくなったら、張り合いがなくなる。ならば、その役目は僕が果たそう」 「でも……」 「僕自身も、そういう役回りを結構楽しんでるのでね。おかげで、涼宮さんと出会えてからの人生はとても充実している。では、馬に蹴られないうちに退散するとしよう」 佐々木は去りかけて、再びこちらを向いた。 「キョン。君が愛妻家なのは結構なことだが、自重してくれたまえよ。この未曾有の国難の時期に、首相閣下が産休では、国民に示しがつかない」 俺たちが何かをいう暇すら与えず、佐々木は足早に去っていった。 終わり
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/602.html
第496話:利害の一致だけですが 作:◆CDh8kojB1Q 「――次の放送の時に何人の名を呼ぶ事になるか、実に楽しみだ。 その調子で励んでくれたまえ」 「……24人も死んだのか」 頭に響いた放送の残滓が消える間もなく、ヒースロゥが呟いたのを朱巳は聞いた。 ヒースロゥの知人であるEDなる人物の名が呼ばれる事はなかった。 それでもこの騎士は、このゲームに参加している“罪なき者”に訪れた理不尽な死を 恨まずにはいられないようだった。 「しかも本当に統和機構の『最強』が撃破されてるなんて……予想外もいいとこじゃない。 あの男も霧間凪も退場するが早過ぎよ」 誰にともなく呟いて朱巳は正面を見た。 ここは神社社務所のとある部屋――応接室だ。 彼女の視線の先、テーブルを挟んで向かい合ったソファの上には眉をひそめたバンダナの少女が 座っていて、その背後には赤毛の男と三つ編みおさげの少年が突っ立っていた。 眼前の彼らに対して朱巳はなかなか上手くやれているはずだ。 相手に着かず離れずの距離を取って対話し、不利な事柄は何一つ明かしてはいない。 もともと手札は相手の方が多いのだから、まともに情報交換していてはこちらが不利になるだけだ。 故に、少ない手札をいかに用いてどれだけ相手から情報を引き出せるか、それのみが重要となる。 しかも、相手が握っているのは「刻印の解除式」という複雑な代物で、 ゲームから脱出したい者にとって必要不可欠な情報だ。 ここで得た情報は、第三者との交渉において役立つだろうと朱巳は確信していた。 そんな彼女にとって、剣士らしきバンダナの少女とその背後に立つ赤毛の男が主な交渉相手だが、 どうやら場数を踏んでいるらしく簡単に朱巳の掌の上で踊ってくれほどのバカではないようだ。 やはり『鍵をかける』のは奥の手として取っておくのが良いだろう。 むしろ念入りに隠す事で、奥の手としてすごいものが隠されているように錯覚させて、 詐術こそが真の切り札だとバレにくくさせた方が朱巳とって好都合だ。 交渉を任せてくれたヒースロゥといえば朱巳の隣に座して相手の回答を吟味し、 ときたま再質問する程度だった。 (それでも足を鉄パイプに掛けてるのよね……) 彼が取っているのは、パイプをいつでも足先で任意の場所へ蹴り上げられる体勢だ。 眼前の三人との出会いがあまり友好的でなかった事をヒースロゥは未だに気にしているのだろうか。 その用心は相手にとって威圧以外の何でもないが、対話に支障が出るほどでもない。 (――むしろあたしがもっと警戒すべきね。赤毛の奇妙な技が直撃したら致命傷は確実……ったく、面倒ね) 男が使った謎の攻撃は、朱巳の眼前で石を跡形もなく粉砕――もしくは解体した。 これに対して朱巳は、赤毛の手から放たれる超音波か何かが 対象を振動崩壊させるのだろうと推測を立てている。 詳細は不明だが、攻防一体にして不可視な時点で危険極まりない。 ひょっとして魔法士と名乗ったこの男、実はMPLSなのかもしれない。 だとしたら統和機構と何らかの関わりを持っているのだろうか? もしも統和機構の一員ならば、始末屋などに従事している強力なMPLSか、 一撃必殺の技を持つ暗殺タイプの合成人間かのどちらかだろう。 小耳に挟んだ事すらない相手だが、統和機構はあまりに巨大すぎて 朱巳ですら規模の把握は全く不可能であり、組織のどこかに『最強』級の怪物がいても可笑しくはない。 「本当に異世界の住人で、統和機構に全く関係無い人物でした」という可能性が最も高いのだが、 とにかく正体不明の実力者に対して隙を見せるのは危険すぎ――。 「あああああああああ!!」 唐突に部屋内の沈黙と朱巳の思考を破ったのは、天を仰いだ白衣の少年だった。 「そんなっ! そんなバカな……しずくといーちゃんが死んだだと!?」 「ひょっとして、あんたのお仲間?」 絶叫する少年に向かってすかさず朱巳は問いを投げかけた。 もし、相手の精神に綻びができれば――そこに朱巳のつけいる隙がある。 詐術の必要も無いまま、舌先だけで相手を誘導できるかもしれない。 しかし――、 「あー、いや、ちょっとばかし理由があってコイツはその二人にご執心なんだ。 むしろしずくってやつと繋がりがあるのは――」 「しずくはあたしの知り合いだよ。そんなにベタベタした付き合いじゃなかったけど……いい子だった」 ヘイズと名乗った男の言葉を遮ったのは目を伏せた少女――火乃香。 小鳥は空を飛べたのかな、と呟きながら天井を見上げた彼女に 立っている男二人が気の毒そうな視線を投げかけたのを朱巳は見た。 ゲームの中で初めて出合った他人に対してこういう風に同情できるという事は、 彼らはそれだけ互いに馴染んだ存在なのだろう。 放送前から朱巳が保留していた疑問――彼らの信頼は演技か否か――はここで氷解した。 (間を引き裂くのは難しいわね。ま、今はコイツらとは特に敵対してないし 利害の一致でも協力してくれるんなら簡単に潰れない連中こそ必要とすべきね……) チームワークができる連中と手を組んでおけば、終盤、参加者が減った時に何かと頼れるかもしれない。 それに、バラバラな個が集った集団と違っていて、彼らには芯……のようなある種の結束感がある。 これは集団を形成した参加者の多くが危惧する、『裏切り』という深刻な事態を 容易に回避できるという利点につながる。 結束力のある集団とのパイプ――これ利用しない手は無い。 あの『最強』を退けるほどの連中ならば、そのうち役に立つ時が来るだろう。 「で、あんた達、他に知ってて名前呼ばれたやつはいるの? あたしは霧間凪とフォルテッシモだったんだけど」 問いに最も早く応じたのは白衣の少年――コミクロンだった。 「幸か不幸か誰一人として俺の知人は参加してない。 まあ、この大天才たる俺以外にチャイルドマン教室からの参加者が来ていたなら、 深刻な環境破壊にして凶悪な人的被害が発生していたであろう確率はざっと見積もっても98%を超えてる。 キリランシェロやハーティアを含めてこの数値なんだから恐れ入るな……!」 「……質問から脱線しまくりな上にふんぞり返ってるバカはどうでもいいとして、 オレの方には一人だけ知人がいた――」 胸を張ったコミクロンに続いて、その横にいるヘイズがやれやれ、と言った風情で口を開く。 交渉が始まる前からどことなくやる気の無さそうな態度を貫いているが、 飛び道具を有するこの男こそ、朱巳にとっては厄介なのだ。 不審な動きを見せようものなら、指先一つで命を奪ってみせるだろう。 「――012番 天樹錬……即死だったみてえだ。朝一番に放送で名前を呼ばれたぜ」 「おいヴァーミリオン! なんでお前は知性溢れる俺の合理的思考に基づく画期的な――」 「うるせえ! お前こそ話の腰を折って砕いて脱線させるんじゃねえ!」 「合理的だと言ってるだろ! 多少の紆余曲折を得つつも正しき終点に帰結すべく――」 「お黙り」 「「…………」」 火乃香の一喝とともに一瞬だけ放たれた殺気が応接室を氷点下の世界に変えた。 瞬間――、 「!」 今まで沈黙を保っていたヒースロゥが動きを見せた。 もっともその動きを捉えたと言っても、朱巳には彼が僅かに姿勢を下げたようにしか見えないのだが、 恐ろしく腕の立つこの騎士は、殺気を感知した刹那の瞬間に三挙動くらいはしているのだろう。 どうやらヒースロゥには、朱巳には分からない“異常な気配”から殺気まで含めてそれらを感知し、 それに対応できる才能があるらしい。 一流戦士の感性とでも言うのだろうか。 そのヒースロゥが攻撃体勢に入ると同時に、それまでいがみ合っていた魔術士を名乗る二人は 完全に氷結し、同時に沈黙。 コミクロンは頭を抱えて一歩後退し、傍らで踏みとどまっているヘイズの顔も青く染まっている。 朱巳には窺い知れないが、暗黙の掟――片結びと頭髪青染めの危機――が子分二人を 蝕んでいるからだった。 沈黙から数瞬後、その起点である少女は僅かに舌を出して微笑した――きっと謝罪だろう。 それに対して朱巳は唇の端を吊り上げ、ささやかな返答を返す。 そのまま視線を横に流すと、ヒースロゥはすでに警戒を解除していた。 場の空気を確認した朱巳が先程の返答の続きを促すと火乃香は頷き、 「……じゃあ、正しき終点に帰結するようにあたしがまとめると、 コミクロンに知人はいなくて、ヘイズの知り合いは死んだ。 あたしにはしずく以外に二人の顔見知りがいて、現在生存中。但し、乗ってるかどうかは不明。 で、仲間だったシャーネ・ラフォレットはフォルテッシモに殺された……ここまで分かった?」 まるで、こっちは包み隠さず話すからそっちも同様にしろ、と言っているかのような確認の仕方だった。 まあ、実際にそういう意図が含まれているのだろうと朱巳は推測する。 無問題だ。もともと朱巳は隠し通すほど重要な情報を持っていない。 (あんた達が勝手に手札を見せてくれるなら、それこそ御の字なのよねぇ……) 「――続けていいわよ」 「オーケイ、続ける。 放送から察するに遊園地でフォルテッシモは死亡。で、そいつを倒したと思われるマージョリー・ドーって女も あたし達とぶつかった後にどこかで死亡。後ろに立ってる二人が危険視してるギギナってやつは生存中。 最後に、面識は無いけどあたし達はとある事情からクレア・スタンフィールドって男を捜してる。こんな感じ」 「ふーん。なんか喧嘩売られまくりじゃない……まあいいわ、こっちの番ね。 あたし達の方はこのヒースロゥがEDって男を捜してる以外に言うべき事は……屍のやつくらいね」 放送前にあの刑事について少し、彼らに話しておいた。 EDを探すおまけ程度に見つけてくれれば十分だ。 「屍……放送前も聞いたけど、あんまり縁起の良い名前じゃないね」 「無愛想だけど、なかなかイカした外見をしてる自称刑事の大男よ。 犯罪者は取り締まる~、とか何とか言いながらブラついてるんじゃないかしら? あと、医者とせんべい屋はゲームに乗る事は無いはずだ、って呟いてたわよ」 そうと聞くなりコミクロンはへイズに顔を向け、対してヘイズは手を広げて僅かに肩をすくめて見せた。 朱巳が予測していたとおり「全然・さっぱり」のジェスチャーだ。 「107番、108番らしいわよ」 「せつらに……メフィストってやつか?」 「――そうね。遠くからでも一目で分かるほどの美男だとか」 そこまで喋ってから、ふと朱巳は考えた。 先程の様にヒースロゥは交渉相手に対して無駄に警戒心を抱いている。 戦場では当然かもしれないが、このゲームでは絶対に他集団との協力が必要だ。 このまま集団内でギスギスされると正直、やりにくい。 そのヒースロゥが義理堅い性格をしている事は放送前に確認済みだ。 ここでヒースロゥと彼らの中を取り持っておけば、いつか協同戦線を張る場合に不協和音が 生じなくなるのではないか。 「そう、見た目……ヒースロゥ、この際あんたが捜してるEDって男の事を教えてあげたほうがいいんじゃない?」 「――そうだな。いくらあいつが調停士とはいえ、ここは口先で生き残れるほど甘い場所ではないようだ。 約半数の参加者が脱落しているという事実――俺達が捜すだけでは再会は困難だな……」 そして窒息しそうな沈黙の後、僅かにしぶった感があるが、 捜して欲しい人物がいる――、とヒースロゥは切り出した。 「名をエドワース・シーズワークス・マークウィッスルと言って、妙に似合った仮面を付けている。 背は高めだが痩せていて、闘争にまつわる要素は皆無。比較的に穏やかで丁寧な口調の男だ」 「調停士……って言ってたけど、その人は交渉人か何かを?」 「そんなところだ。詳しくは『戦地調停士』と言って、弁舌と謀略で停戦を取りまとめる。 説得と交渉のプロだ」 「そいつだけか?」 コミクロンの質問にたいしてヒースロゥは朱巳に視線を向けてきた。 彼の言いたい事は分かる。エンブリオだ。 朱巳は伏せておきたかったのだが、今のヒースロゥのしぐさから相手が何かを察するのは明白だ。 こちらを信頼させるためなら仕方がない、と割り切るしかない。 エンブリオの事をばらせば相手は朱巳が全ての手札を見せたと思うだろう。 そして、彼女の切り札を見落とす事になる。 「まだ、あるのよね。エンブリオって呼称されてるエジプト十字が」 これが最後の手札だとばかりに朱巳は喋る。 「あの『最強』――フォルテシモが持ってた十字架で、とんでもない価値を秘めてるはずよ」 「へえ、どんな?」 「やすやすと喋ると思う? 手に入れられたら、教えてあげるわよ」 「どういう形だ? エジプトなんて俺は知らんぞ」 「あたしも知らないね」 「……オレは知ってるぜ。2188年3月、アフリカの各シティの同調暴走で大陸と一緒に 消し飛んだはずだ。エジプトのシティはカイロ……だったか? 今は万年雪に埋もれてる」 「な、アフリカが消し飛んだって……どういう意味よ!」 朱巳の驚嘆をよそにヘイズは淡々と語る。 「そのまんまだ。大戦終期にそれが起こって人類は焦り……もういいだろ。話を戻せ」 「……まあ、いいわ。こんな形よ」 スラスラと紙に書かれたエジプト十字架を見てヒースロゥが補足した。 「あの男が探してみろ、と言っていたのだから支給品として配給されていると考えるべきだな。 先程言われたとうりに、重要な器物と見て間違いは無い」 ヒースロゥの説明を聞くと三人は少し押し黙った後に、捜索には協力すると答え、 「但し、こっちにも捜して欲しい人物がいるんだ――」 と、切り出してきた。火乃香がしゃべり、それと同時に男二人がメモを渡してくる。 『オレ達が捜して欲しい人物、ってのは特定の個人じゃあねぇんだ。ある条件を満たすやつ―― “刻印”について何か知っているやつ、解除しようとしているやつの事だ』 『悔しい事に、ヴァーミリオンと大天才たる俺の頭脳をもってしても手に余る。正直、ピースが足りん。 パズルのピースが増えれば、そこから解読可能な箇所が増えるかも知れないけどな』 「……交換条件って事ね。構わないわよ」 「じゃあ、あたしも教えとく。 023番 パイフウ、 黒くて長い髪に物憂げな眼に通常時は気だるそうな動作をしてる女性。かなり美人で背も高い。 025番 ブルー・ブレイカー、 蒼い装甲の――ロボットって、言って通じる? 最初に集められた場所でも 思いっきり集団から浮いてたし、たぶん一目で分かる」 「――カタギな名前じゃないわね。その人達の事、さっき『乗ってるかどうか不明』って言ってたけど 強さのほどはどーなのよ?」 驚嘆を押し殺して朱巳は返す。 ロボットなんて未来的存在が参加している? 冗談ではない。もしも二頭身のネコ型だったら―― リアルでそんな物がうろついているなら、発見した瞬間に朱巳は吹き出してしまうだろう。 考えるうちに本当に笑いそうになったのでひとまず妄想を頭からたたき出し、気付かれないように深呼吸。 思考が回復したので冷静に分析してみる。 ヒースロゥや朱巳の武器は致命打に欠ける。もしロボットなんぞが敵にまわったらかなりまずい。 殺し合いに参加するほどのロボットだ。朱巳の世界のメーカー製品よりずっと高性能だろう。 質問に対して火乃香は間を空けずに返答してきた。ただ一言『強い』と。 ロボットなどとは元々仲間だったのだろうか? 朱巳の思考は推測の域を出ない。 「はっきり言って両者ともに万能だね。武器さえあればどんな距離にも手が届くし、近接戦も一流。 殺すと決めたら引かないから、真正面からぶつかるのはお勧めできないよ」 淡々と述べる火乃香の後ろで、『ロボット! 機械! 歯車様!』と目を輝かせている白衣の少年に 視線を流しつつ朱巳は一枚のメモを差し出した。 男二人への返答だ。 『“刻印”云々の事は承諾するけど、あたしたちが他の相手に深く突っ込まれた場合はどうするのよ? あたしたちは相手に質問されても返答できない』 さらに、 「かなりの実力者って事ね。じゃあ二つ目、その人達って組むような性格? あたしの独断で、単体で動いてる人物は危険って判断してるんだけど」 火乃香に再質問した。 眼前ではメモを受け取ったヘイズが、脳内世界に突入していたらしいコミクロンの白衣を引っ張り、 二、三の問答の後に幾枚かのメモを取り出した。 それを朱巳の方に差し出して机に並べ、指で突付く。 「これを持ってけ。思考実験の産物だから参考程度にしかならねえが……分かる奴には分かる」 「言っとくが俺達も太っ腹じゃないから全部のメモは渡さんぞ。それはコピーで、量産できるから渡すんだ」 「原文は金庫の中って訳?」 「ああ、それも世界で一番安全だ」 「随分と自信家じゃない。そういう奴に限って足元すくわれて馬鹿を見るって、知ってる?」 「ふっふっふ、心配ご無用。この大天才には愚問過ぎるな。安全性は抜群だ! なにしろ――」 不適に笑うコミクロンはそのまま人先指を高々と掲げ、 「なにしろ全情報はこの大天才の頭に刻まれているのだからな!」 そのまま頭に指先を当てる。 本人は格好良いつもりだろうが、お下げを垂らして額に指を当てながら満足げに笑う姿は 朱巳から見て馬鹿そのものだ。 有頂天であろうコミクロンは朱巳とヒースロゥの視線を受けて更に続ける。 「強引には引き出せんし、書き換えも容易! これ以上安全な――がっ! 痛いぞヴァーミリオン!!」 「うるせえ! おもいっきり相手に誘導されてるじゃねぇか!」 「むう、この大天才の数少ない弱点を突かれたか……。だが勘違いするなヴァーミリオン。 これは饒舌なだけであって決して誘導尋問に引っかかったわけでは無いと 激しく主張したいだけだが火乃香の視線が突き刺さるのでお前に一歩譲っておこう」 途中で主張が百八十度転換したコミクロンだが、“刻印”の情報が脳内にあるとは一言も漏らしていない。 盗聴されても、『火乃香の知人の情報などが頭に詰まっている』としか理解されないだろう。 朱巳が想定したほどの馬鹿では無いようだ。それでも見事に誘導に引っかかったわけだが。 「さっきの質問はそのメモに書いてあるけど、一応口から言っとくよ。 利害が一致するなら集団に加わるかもしれない。ただBBは効率的・合理的な判断から。 もう一人は気分屋だから趣味の面が強いね。男嫌いだし」 渡されたメモには当然、そんな事は書かれていない。 あるのは複雑な式――そして紙の端に『刻印解除構成式05』と書かれているので、 刻印解除の構成式の五番なのだろうと朱巳は推測した。 構成式とは何か。何が五番なのかは朱巳には分からない。 メモは01~05の連番なので、続けて読解すれば分かる奴は分かる。但し、続きはコミクロンが保持しているので 五枚だけでは刻印の解除は不可能。 ならば当然、読解できる者は続きを求めてコミクロンに会いに行かなければならず、 必然的にコミクロン等と協力体制を取らざるをえない。 朱巳が持っていても同様で、単体での刻印の完全解除は不可能だ。 重要な交渉材料にはなるが、切り札にはならない微妙な資料。要するに協力者を集めるためのエサだ。 (あたしにこれをばら撒いて来いって事ね……良い度胸じゃない) コミクロン等は協力者を募って構成式を完成させる事を望んでいる。 だが、見ず知らずの朱巳に協力を求めるくらいに焦っている。参加者の半数が死亡しているならば当然だろう。 (ふん、どうせなら有効利用させてもらうわよ。メモで渡したって事はいくらでも複写して良いって事でしょうし) 今の朱巳に出来る事はこのメモでより多くの情報を釣り上げる事と、彼等に協力するふりをして 刻印解除のおこぼれを掠め取る事くらいだ。 【H-1/神社・社務所の応接室前/1日目・18:15】 『嘘つき姫とその護衛』 【九連内朱巳】 [状態]:健康 [装備]:サバイバルナイフ [道具]:デイパック(支給品一式・パン4食分・水1300ml)、パーティーゲーム一式、缶詰3つ、針、糸 [思考]:パーティーゲームのはったりネタを考える。いざという時のためにナイフを隠す。 エンブリオ、EDの捜索。ゲームからの脱出。戦慄舞闘団との交渉。 [備考]:パーティーゲーム一式→トランプ、10面ダイス×2、20面ダイス×2、ドンジャラ他 【ヒースロゥ・クリストフ】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:デイパック(支給品一式・パン5食分・水1500ml) [思考]:朱巳について行く。相手を警戒しながら戦慄舞闘団との交渉。 エンブリオ、EDの捜索。朱巳を守る。マーダーを討つ。 [備考]:朱巳の支給品が何なのか知りません。 [チーム備考]:鋏が朱巳の足元に、鉄パイプがヒースロゥの近くに転がっています。 『戦慄舞闘団』 【ヴァーミリオン・CD・ヘイズ】 [状態]:やや貧血。 [装備]: [道具]:有機コード、デイパック(支給品一式・パン6食分・水1100ml) [思考]:放送後に移動。刻印解除のための情報or知識人探し。 [備考]:刻印の性能に気付いています。 【火乃香】 [状態]:やや貧血。 [装備]: [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水1400ml) [思考]:放送後に移動。刻印解除のための情報or知識人探し。 【コミクロン】 [状態]:右腕が動かない。能力制限の事でへこみ気味。 [装備]:未完成の刻印解除構成式(頭の中)、刻印解除構成式のメモ数枚 [道具]:デイパック(支給品一式・パン6食分・水1000ml) [思考]:放送後に移動。刻印解除のための情報or知識人探し。 [備考]:かなりの血で染まった白衣を着ています。へこんでいるが表に出さない。 [チーム備考]:火乃香がアンテナになって『物語』を発症しました。 行動予定:嘘つき姫とその護衛との交渉。 騎士剣・陰とエドゲイン君が足元に転がっています。 朱巳の支給品は鋏だと聞かされています。 朱巳たちが森で回収できた道具は鉄パイプだけだと聞かされています。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第495話 第496話 第497話 第492話 時系列順 第490話 第494話 ヘイズ 第497話 第494話 火乃香 第497話 第494話 九連内朱巳 第497話 第494話 ヒース 第497話 第494話 コミクロン 第497話
https://w.atwiki.jp/yukue/pages/147.html
ある性格一致Vはかく語りき 私たちは所詮、データです。 電気信号の集まりなんです。 ご主人によって、「作られる」存在なんです。 そう思って「生きて」きたけれども、 少なくとも、片手に収まってしまう程小さなロム(=世界)の中で、 確かに私たちは「生きて」いるんだなと、 戦い、傷つき、流れる赤い流れを見る度に、 照れ屋で素直だったが故にうち棄てられた 数えきれない同胞たちの墓標を見る度に、そう思う。 作 2代目スレ 591
https://w.atwiki.jp/kotozora/pages/47.html
予(よ)が御伽話(おとぎばな)しの言文一致 巌谷小波 以上は所謂普通の小説に對する時である、が其後子供(こども)に向つてのものを書くのに矢張り此言文一致が宜いと云ふことを知つて、さうして此文躰を用ひるやうになりましてからは、少しく用意及び自分の考も變つて來たのであります。 是より前私は大いなる失敗をして居る、それはどう云ふ事であるかと云ふと、一方に於て斯う云ふ作物を言文一致で書いて居りながら、一番初めて私が子供の爲に書いたものはどう云ふ文躰を用ひたかと云ふと、却つて言文一致を用ひずに、昔流行つた即ち馬琴(ばきん)口調の文躰を以て書いたのである、其當時大に批評家に撃たれました、然る後に眼が覺めた次第でありますが、其時は私は斯う考へて居った、言文一致と云ふものは寧ろ分りにくい、それよりは却つて口調の宜い七五調であるとか、或は七七でも宜い、詰り口調の宜い文章を作つた方が子供には覺え易からう、目にも入り易からう斯う考へた、其爲に殊更に子供に讀ませるものに限つて他の文躰で作つたことは、今日考へて見ると頗る愚の至りであつた、併ながら其當時はさうでない、輿論も亦言文一致を迎へず、書いて居る者も言文一致と云ふものは中々是はむづかしいものである、餘程ひねくれたものであるから、どうも子供には分り悪くからう、斯う考へた、前に申したやうな山田君の擬人法擬物法、或は私の拵へました元祿文學を加味したやうなものならば分り惡いに違ない、是であつたならば言文一致ぐらゐ愚なものはない、それが分りましたから私は成るべく今度は分り易いやうに書かうと思つた、それで一番初めに私は桃太郎を書いて見た、是は即ち言文一致の分り易いと云ふ方法から書いた、所がそれすらも今日讀んで見ると一向分り宜(よ)くない、此桃太郎は後に少しく直しました桃太郎でありますけれども、それでも斯う云ふ事がある、 「すると或日のことで、桃太郎は父に向ひ「さて阿父(おとつ)さん不圖(ふと)した御縁で親子となり、長の年月の御養育、御恩は草刈る山よりも高く又洗濯の川よりも深く、何と御禮の申様もござりません」と改まつて申しますと、爺は却て迷惑頗「是はしたり苟(かりそめ)にも親子となれば」云々、 とある、是は矢張り子供の言ふ言葉でない、まだ私の頭には阿だか芝居であるとか小説であるとか云ふ事が入り込んで居つて、ついさう書きたかつた、それで此時は私は大得意の積りで、草苅(くさか)る山よりも高く、洗濯(せんたく)の川よりも深くと言つたのであるが、子供は之を見て少しも面白く思はなかつたらうと思ふ、是は私の失敗の一つである、一番分り易く書くべき桃太郎をさう云ふ風に書いて仕舞った、それから更に筆を付けて追々あとの者を書直す譯になつたのであります。即ちどうかして子供に直ぐに分るやうにしやう、子供に讀ませるものは讀んで聽かせさへすれば直ぐに子供に分るやうにしやうと考へた、それには子供の言葉を研究する必要があると斯う思ひましたから、先づ手近に居る自分の姪(めい)であるとか甥(をゐ)であるとか云ふ者を集めて來て、書きながら私が讀む、分(わか)るか、分(わか)りました、分つたか、分つた、と云ふやうな返辭を聞きながら書いて居つた、 所がそれでも時々困ることが出來た、言文一致と云ふ即ち口語で書くと云ふと、唯さへ日本語は言葉が缺乏して居る、不足して居る上に口語で書くと更に缺乏する又子供の口語となつて來ると殆ど言葉が無い、自分が書かうと思つた意思を現はすことの出來ないことがある、其時分に斯う云ふ事がある、例へば書きながら行く中に「やがて」と云ふ言葉が出て來た、さうすると伯父さん「やがて」とは何だと來る、「やがて」は「やがて」だ、「やがて」では分らぬ、之を解釋して見ると「直(す)ぐに」とか「直(じ)きに」とか云へば宜いかも知れぬが、「直ぐに」でも「直きに」でもいかぬ、矢張り「やがて」でなければいかぬ、それで何しろ「やがて」だと思つて居れば宜い、或は「兎に角」と云ふ言葉が出て來る、是も重寳な言葉である、日本語の中では「成程」と「兎に角」が宜い、「成程は分らぬときの言葉なり」と云ふ川柳(せんりゅう)がありますが、成程其通り、此位暖眛な言葉はない、併ながら塲合に依つては瞹眛な言葉を殘して置くのが必要である、何しろ兎に角覺えて居ると云ふより仕方がない、それから「其儘(そのまま)」と云ふ言葉も子供の中では言はない、けれども書いて居る中には「其儘」が必要である、こんな様な事が屡々打付(ぶツつ)かつて來るそこで私は考へて見て、どうも是は困る、困るけれども此言文一致で書く、口語で書くとは云ひながら、矢張り文章である以上は、何もさう言葉の通り直寫にならなくとも宜い、其間に口調も必要であり響きも必要であるから、さうどうも子供の言葉に服從するやうなことはないと已むを得ず悟った、そこで成るたけ分るやうにと思つて書いたものがありますから,それを一つ讀んで見ませう、例へば私はイソツプ物語の眞似をして書いたものがある、是は私が子供に向って話をする通り書いた積りなのです、其中を一つ讀んで見ませう、是は「經師屋(きようじや)と風の神」と云ふ話で 「ある経師屋の亭主が、頻りに仕事をして居ましたが、どうも暑くつて/\耐(たま)りませんから方々の障紙を明け放して、是なら宜(よ)いだらうと思つても、生憎風がちつともありませんから、少しも凉しくなりません」 是は分る積りです「頻りに」と云ふ言葉は事に依ると分らぬかも知れぬ。 そこで亭主にプツ/\怒つて「ほんとに何と云ふ暑い日なんだー、風ツたらちつともありやしねえ、ほんとに風の神の腰拔奴(め)、何かして居やがるんだなア」と大きな聲をして悪口を云ひますと、急に戸外(をもて)が暗くなつて、變に空が曇つて來ましたから、是わ妙だと思って居ますと、やがて誰だか大きな聲で「さア經師屋ー、風の神の腰が立つたぞ」と、云うが早いか、仕事塲の眞中え、大きな旋風(つむじかぜ)が舞込んでアレヨ/\と云う中に、これから張らうと思う紙をみんなチリ/\バラ/\にして、遙の空え巻き揚げてしまいましたから、經師屋わもうぼんやりしてしまつて「アゝア是ぢア矢張(やっぱ)り風の無い方が宜(よ)い」 と斯う云ふ話です、是は隨分直寫であつて「ありやアしねえ」とか「何をして居やがるんだ」と云ふやうな事を思ひきつて使つた積りです、是ならば大抵分るだらうと思つた。 そこで今度は餘り分らせやうと思ふと、所謂修辭(レトリック)と云ふものを其間に使ふことが出來なくなつて、遂には無味乾燥になる、私は地理を言文一致で書いた、所が此位無味乾燥なものはない、それを讀んで見ると 「其次は伯嘗國で此處には大山(たいせん)と云ふ中國一の高い山がありますこの中國とは山陰山陽の兩道を云ふのです、又|船上山(ふながみやま)と云ふ山は昔時(むかし)醍醐天皇が隠岐の國から御還りの時名和長年と云ふ忠臣が御迎ひに出た所です。 市街には米子と云ふ所があります、それからずつと突き出した小さな半島の先には境と云ふ港がありまして、其處から隱岐へ渡れるやうになつて居ります」 私は知りませぬが、行つたやうな顔をして斯う書いて置きました、どうも「あります」とか「です」とか「居ります」とか云ふ事がむやみと續いて面白くない、所が歴史の方になつて來ると、事柄だけに幾らか樂(らく)であります、是は日本の歴史を書いたのであります。 「一体蒙古と云ふとまづ現今(いま)の支那のことで、日本に比べて見ますと十層倍も大きな國です、ですからこの日本が小さな國なのを馬鹿にして、屬國(てした)にしやうと思ひまして、そこで度々手紙を寄越して、種々(いろ/\)に説き付けましたが、時宗は日蓮上人と云ふ名高い坊さんと相談しまして、なか/\其手に乘りません」 この「其手に乘りません」と云ふ言葉も困つたが、外に言ひやうが爲(ママ)かつた、 「すると蒙古の方では威喝(おどかし)に兵隊を出して來て對島や壱岐を攻め初め、そして罪も無い日本人を酷(ひど)い目に遭はせましたから、時宗は尚更怒つて、其返報に蒙古の使者(つかひ)を片端から斬って仕舞ひました、すると蒙古でも大層怒つてとう/\十万人と云ふ大軍を繰り出し、何十艘と云ふ軍艦でもって九州から攻め込んで參りました」 是もどうも一向力も何も無い、有躰にズラ/\言つて居るので、譯は分るか知らぬが少しも面白くない、此時に私は「軍艦」と云ふ言葉をチョット考へた、日本風で言へば「いくさ舩」と言はなければならぬ、又昔風の言葉で言ふと、或は兵船であるかも知れぬが、今の子供は寧ろ軍艦の方が分る、「いくさ船」などと廻りくどく言ふよりは軍艦と云つた方が強さうに聞える。私共が子供の時分に使つた言葉も、既に今は無くなつて居るのがありまして、今の小學生徒は進んで居つて高慢なことを言ふから、是では分りにくからうと云ふ斟酌は寧ろ要らぬことと此頃氣付きました、例へば昔私共の子供の時分に、獨樂當(こまあて)をしても一番えらくなると天下(てんか)樣だと威張つた、頼朝が天下を取つた、秀吉が天下を取つたと云ふが、此天下と云ふ言葉が今の子供には分らなくなつた天下とは天の下だ、それでは世界中ではないかと云ふやうなことで、世界と云ふことは能く知つて居る、天皇陛下のことも天子様などと云ふよりは天皇陛下の方が分つて居る、天皇陛下萬歳まで分つて居る、字は知らないかも知れぬが、斯う云ふ漢語のむつかしい事まで分つて居る、勝鬨(かちどき)と云ふよりは凱旋(がいせん)と云ふ方が分つて居る、さう云ふ事がありますから子供の言葉をやさしくしやうと思つて居ると、存外やさしくなくて鐵道と云ひ、世界と云ひ、天皇陛下萬歳と云つた方が分るのであります。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/44770.html
まんじょういっちのぱらどくす【登録タグ Mumei VOCALOID v flower ま 曲】 作詞:Mumei 作曲:Mumei 編曲:Mumei 唄:flower 曲紹介 遮音性の大人を蹴り飛ばしました Illustration - めり Movie - かえてる 歌詞 (pixiv FANBOXより転載) 配役の都合で 言葉の重さにバイアスが掛かるなら 脇役の思想は ハナから淘汰されるだけのゴミでした ハイハイそうですか 僕馬鹿なのでよく分かりかねますが ロックンローラーは その辺りまでちゃんと考えてますか? 振り切れよ人生 馬鹿なフリして 生きていれば大体楽で それが幸福で正解なんて ふざけんなどうでも良いわ 抑えた鼓動が抑えきれなくて 騙せない程に疼くなら 書き鳴らせ喜怒哀楽感情の全てを 配役の都合で その全ての罪さえもすり替わるなら 僕達の思想は 食い潰されてからはただのゴミでした 全くそうですが 僕馬鹿なのでそれはどうでもよくて 眼前に並んだ 遮音性の大人を蹴り飛ばしました くたばれよ賢者 馬鹿なままで良い その価値が分かるままが良い ありふれた愛に心を揺らして 歌ってられたら良いんだ 幸せが何かの解答権を 誰に委ねるつもりもない 撃ち抜け音を遮る運命の全てを ふざけろよ人生 まともなままで一生を貪れるものか くたばるその日は 刻一刻と擦り寄ってくんだぜ 毎秒 誰かの答えに救いを求めて その生の意味を委ねるな その価値はただ僕だけが決める 振り抜けよ人生 一拍さえも鳴らし損ねてたまるものか 撃ち鳴らす脈動 BPMは高鳴っちまえば良いんだ 騙してばかりの心が叫んだ 本心をニ度と裏切るか 撃ち鳴らせ 紆余曲折人生の全てを コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/2ch-tanteidan/pages/102.html
http //megalodon.jp/2010-0409-2130-24/www.asahi.com/national/update/0409/SEB201004090022.html asahi_com(朝日新聞社):福岡競艇場の両腕、能古島で発見の女性遺体のものと確認 - 社会 2010年4月9日20時55分 福岡市中央区の福岡競艇場の海中で人の両腕が見つかった事件で、福岡県警は9日、この両腕が、先月15日に博多湾の能古島で切断された遺体の一部が見つかった同市博多区の会社員諸賀礼子さん(32)のものと確認した、と発表した。 自宅から採取した指紋が、今回の腕の指紋と一致したという。 http //megalodon.jp/2010-0409-2255-13/www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00175205.html FNNニュース 福岡競艇場で発見の両腕、3月に能古島で遺体で見つかった諸賀礼子さんのものと判明 警察が身元の確認を急いでいたところ、遺体の指紋から、9日夜、3月に能古島で腰の部分が発見された福岡市の会社員・諸賀礼子さんの遺体の一部であることが確認された。 (04/09 21 09 テレビ西日本) http //megalodon.jp/2010-0409-2142-32/www3.nhk.or.jp/news/html/20100409/t10013751821000.html 福岡 両腕は会社員女性と確認 NHKニュース 4月9日 21時30分 警察が詳しく調べた結果、指紋から、先月15日に博多湾の能古島の海岸で胴体の一部が見つかった、福岡市博多区の会社員、諸賀礼子(32)さんと確認されました。 http //megalodon.jp/2010-0409-2320-57/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/164278 能古島女性遺体 両腕、福岡競艇場に 県警、指紋などで確認 - 西日本新聞 4月9日 21 31 福岡県警は、指紋などから、同市西区の能古島で3月に遺体の一部が見つかった会社員諸賀礼子さん(32)と確認した発表した。 =2010/04/09 西日本新聞= http //megalodon.jp/2010-0409-2148-31/mainichi.jp/select/jiken/news/20100410k0000m040082000c.html 切断両腕:諸賀さんと断定 福岡県警 - 毎日jp(毎日新聞) 福岡県警は指紋照合の結果、遺体の一部が見つかっていた同市博多区堅粕(かたかす)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の腕と断定した。 毎日新聞 2010年4月9日 21時40分 http //megalodon.jp/2010-0410-0838-54/hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100409-OHT1T00166.htm 競艇場で発見の両腕は諸賀礼子さんと断定:社会:スポーツ報知 県警は指紋を調べた結果、3月に同じ博多湾内の同市西区・能古島で遺体の一部が見つかった会社員諸賀礼子さん(32)=同市博多区=と特定した。 県警によると、両腕の指紋が諸賀さんの自宅に残されていたものと一致した。 (2010年4月9日21時42分 スポーツ報知) http //www.sanspo.com/shakai/news/100409/sha1004092144026-n1.htm 切断遺体女性の両腕発見 福岡競艇場の海で - 社会 - SANSPO_COM 4.9 21 43 県警は指紋を調べた結果、3月に同じ博多湾内の同市西区・能古島で遺体の一部が見つかった会社員諸賀礼子さん(32)=同市博多区=と特定した。 県警によると、両腕の指紋が諸賀さんの自宅に残されていたものと一致した。 http //www.jiji.com/jc/c?g=soc_30 k=2010040900986 時事ドットコム:両腕遺体は女性会社員=競艇場に流れ着く?-福岡県警 捜査本部によると、両腕とも肩の部分から鋭利な刃物で切断されたとみられ、死後1~2カ月が経過していた。 傷みがひどく死因は不明だが、指紋から諸賀さんと判明した。 (2010/04/09-21 49) http //megalodon.jp/2010-0409-2248-14/www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5013733921.html NHK福岡のニュース 4月09日 警察が詳しく調べた結果、指紋から先月15日に博多湾の能古島の海岸で胴体の一部が見つかった福岡市博多区の会社員、諸賀礼子さん(32)と確認されました。 http //www.47news.jp/CN/201004/CN2010040901000823.html 両腕は諸賀さんと特定 福岡県警、指紋が一致 - 47NEWS 福岡県警は9日、指紋を調べた結果、3月に同市西区・能古島で遺体の一部が見つかった会社員諸賀礼子さん(32)=同市博多区=の両腕と特定した。 県警によると、両腕の指紋が諸賀さんの自宅に残されていたものと一致した。 4/09 22 10 【共同通信】 http //megalodon.jp/2010-0409-2239-22/news24.jp/articles/2010/04/09/07157078.html 競艇場で発見の両腕、切断遺体の女性と判明 日テレNEWS24 4月9日 22 17 警察が指紋を調べたところ、会社員・諸賀礼子さん(当時32)のものと一致した。 http //megalodon.jp/2010-0410-0139-34/www.asahi.com/national/update/0409/SEB201004090022.html asahi_com(朝日新聞社):福岡競艇場の両腕、能古島で発見の女性遺体のものと確認 - 社会 4月9日22時48分 県警によると、見つかった腕の指紋と、自宅から採取した指紋を照合したところ、一致したという。 http //megalodon.jp/2010-0410-0200-22/mainichi.jp/select/jiken/news/20100410k0000m040082000c.html 切断両腕:諸賀さんと断定 福岡県警 - 毎日jp(毎日新聞) 福岡県警の指紋照合の結果、遺体の一部が見つかっていた同市博多区堅粕(かたかす)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の腕と分かった。 毎日新聞 2010年4月9日 21時40分(最終更新 4月9日 23時29分) http //megalodon.jp/2010-0410-0256-58/news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4400371.html 「競艇場の両腕、女性会社員と判明」 News i - TBSの動画ニュースサイト 指紋からこの遺体は先月15日、西区の能古島で胴体の一部が発見された会社員、諸賀礼子さん(32)であることが判明しました。 (09日22 34) http //www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100409047.html 競艇場内の海で…切断遺体女性の両腕発見 ― スポニチ Sponichi Annex ニュース 県警は指紋を調べた結果、3月に同じ博多湾内の同市西区・能古島で遺体の一部が見つかった会社員諸賀礼子さん(32)=同市博多区=と特定した。 県警によると、両腕の指紋が諸賀さんの自宅に残されていたものと一致した。 4月09日 http //megalodon.jp/2010-0410-0151-17/www.nishinippon.co.jp/nnp/item/164278 諸賀さんの両腕発見 福岡競艇場の海中から 能古島女性遺体 - 西日本新聞 4月10日 00 30 福岡県警は、指紋などから、同市西区の能古島で3月に遺体の一部が見つかった会社員諸賀礼子さん(32)と確認した。 =2010/04/10付 西日本新聞朝刊= http //megalodon.jp/2010-0410-2234-10/www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0008.html ニュース|KBC九州朝日放送 4/10 01 40 諸賀さんの指紋と遺体の指紋が一致し、諸賀さんと断定しました。 http //megalodon.jp/2010-0412-1538-06/mainichi.jp/seibu/news/20100410sog00m040001000c.html 福岡・両腕発見:指紋で諸賀さんと断定 能古島の遺体と同一 犯人、鋭利な刃物使用か - 毎日jp(毎日新聞) 4月10日2時14分 福岡県警の指紋照合の結果、遺体の一部が見つかっていた同市博多区(堅粕)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の腕と分かった。 4月10日 http //www.sponichi.co.jp/society/news/2010/04/10/01.html 競艇場に両腕…切断遺体のOLのものと特定(社会) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース 福岡県警は、3月に博多湾内の能古島(同市西区)の海岸で胴体部分が見つかった会社員諸賀(もろが)礼子さん(32)=同市博多区=の両腕と確認。 肩から切断されており、指紋鑑定で特定した。 福岡県警が調べた結果、自宅に残された諸賀さんの指紋と一致した。 [ 2010年04月10日 ] http //megalodon.jp/2010-0412-1522-33/mainichi.jp/seibu/shakai/news/20100410ddp041040029000c.html 福岡・能古島の女性遺体:両腕発見、能古島被害者と断定 鋭利な刃物使用か - 毎日jp(毎日新聞) 4月10日6時0分 ◇指紋一致 福岡県警の指紋照合の結果、遺体の一部が同市西区の能古島で見つかっていた同市博多区堅粕(かたかす)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の腕と分かった。 毎日新聞 2010年4月10日 西部朝刊 http //megalodon.jp/2010-0410-0840-50/mainichi.jp/select/jiken/news/20100410ddm041040095000c.html 福岡・能古島の女性遺体:競艇場の両腕は諸賀さんと断定--県警 - 毎日jp(毎日新聞) 4月10日6時0分 福岡県警の指紋照合の結果、遺体の一部が見つかっていた同市博多区堅粕(かたかす)、会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)の腕と分かった。 毎日新聞 2010年4月10日 東京朝刊 http //megalodon.jp/2010-0410-0834-12/hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100410-OHT1T00024.htm 福岡競艇場に両腕漂着!諸賀さんの遺体の一部と確認:社会:スポーツ報知 福岡県警では、指紋から、腕は3月6日に行方不明になっていた会社員・諸賀礼子さん(32)=同市博多区=の遺体のものと確認。 県警は指紋を調べ、この日発見された腕も諸賀さんのものと確認した。 (2010年4月10日06時02分 スポーツ報知) http //sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100410/crm1004100654002-n1.htm 競艇場の両腕は諸賀さん 福岡・能古島の切断遺体 - MSN産経ニュース 4.10 06 53 福岡県警は指紋から、3月に同じ博多湾内の同市西区・能古(のこの)島で遺体の一部が見つかった会社員、諸賀(もろが)礼子さん(32)=同市博多区=の両腕と確認した。 http //megalodon.jp/2010-0410-1858-57/www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/soci_news17.html?now=20100410184534 ANN NEWS 競艇場で発見の両腕 指紋一致で諸賀さんと判明 04/10(07 30) 諸賀さんの自宅で取った指紋と遺体の指紋が一致し、諸賀さんのものと断定しました。 http //megalodon.jp/2010-0410-1836-56/kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100410-OYS1T00216.htm 発見の両腕、能古島遺体の女性会社員と確認 週間ニュース 九州発 YOMIURI ONLINE(読売新聞) 福岡県警は同日夜、同市西区の能古島で3月に遺体の一部が見つかった同市博多区の会社員諸賀礼子さん(32)の腕であると発表した。 採取した指紋が諸賀さんの自宅アパートに残されていた指紋と一致した。 (2010年4月10日 読売新聞) http //megalodon.jp/2010-0410-1839-02/www3.nhk.or.jp/news/html/20100410/t10013755851000.html 福岡 袋を鑑定し手がかり捜査 NHKニュース 4月10日 9時8分 指紋から先月15日に博多湾の能古島の海岸で遺体の一部が見つかった福岡市博多区の会社員、諸賀礼子さん(32)と確認されました。 http //megalodon.jp/2010-0410-1855-33/www.nhk.or.jp/lnews/fukuoka/5013737072.html 女性の両腕 袋を詳しく鑑定 - NHK福岡のニュース 4月10日 12時18分 指紋から、先月15日に博多湾の能古島の海岸で胴体の一部が見つかった、福岡市博多区の会社員、諸賀礼子さん(32)と確認されました。 http //megalodon.jp/2010-0410-1850-43/www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0001.html ニュース|KBC九州朝日放送 【福岡】諸賀さんの両腕発見者語る 4/10 18 41 きのう発見された両腕は指紋から先15日に能古島で胴体部分が見つかった諸賀礼子さんのものと断定されました。 http //megalodon.jp/2010-0412-1912-10/www.tvq.co.jp/news/news.php?did=5445 福岡競艇場周辺で遺体捜索再開|TVQ - 株式会社TVQ九州放送 (2010年4月12日 17 21) 指紋を調べた結果、能古島で、切断された腰の部分が見つかった諸賀さんと判明。 http //megalodon.jp/2010-0412-2037-24/www.kbc.co.jp/top/news/lbi/kbc_0002.html ニュース|KBC九州朝日放送 【福岡】両腕の発見現場付近で捜索 4/12 19 24 競艇場では9日、両腕が発見され、指紋から諸賀礼子さん(当時32歳)と確認されました。
https://w.atwiki.jp/asuka-ch/pages/399.html
前ページアスカch大会/2014年 概要 ルール 参加者 結果 リンク 概要 アスカch一致団結大会 http //ux.getuploader.com/asukach_01/download/178/%E4%B8%80%E8%87%B4%E5%9B%A3%E7%B5%90%E5%A4%A7%E4%BC%9A.txt 開会式は11日の18:00、閉会式は13日の21:30より行います。 期間内であれば配信時間は自由です。中断もありです。 企画 シロネ 日時 2014年10月11日(土)19時から2014年10月13日(月)21時まで ダンジョン 一致団結 チャット会場 アスカch Ustream IRC #asuka-ch 階層報告先 アスカch結果報告所 ルール 期間内に最も深い階層まで降りた方が優勝です。1周目を打開したら2周目の最高階層も加える。2周目も打開したら3周目の最高階層も加えるという形で以降は繰り返していきます。 最高記録を閉会式までに階層報告所へ報告してください。期間内であれば何度でも報告し直し可能です。 店主焼きバグは禁止、壺バグは使用可です。 参加者 (16名 敬称略) シロネ alkali 凡 楽 エポル やっほーさん やっくん ねじ しいな にろく まめ テクト Bear カテ もっかん ざらめ 結果 順位 プレイヤー 階層 1 シロネ 178 2 やっほーさん 151 3 にろく 145 4 テクト 116 5 やっくん 105 6 もっかん 100 7 まめ 80 8 しいな 79 9 alkali 74 10 エポル 57 11 カテ 56 12 楽 32 13 ねじ 28 14 凡 23 15 Bear 16 16 ざらめ 12 リンク アスカch 風来ch アスカチェッカー画像うpロダ 階層報告所 AsukaPlayers じゃわてぃーの多窓 Ustream/Jusin同時視聴ページ 獄卒ch獄卒チェッカー