約 1,792,196 件
https://w.atwiki.jp/upinid555minnanowiki/pages/53.html
板餓鬼恵介 ◆u/.zzDEeUs
https://w.atwiki.jp/gods/pages/102725.html
ヴェルフイッセイ(2)(ヴェルフ1世) バイエルン公の一。 関連: アルベルトアッツォニセイデステ (アルベルト・アッツォ2世・デステ、父) クニグンデフォンアルトドルフ (クニグンデ・フォン・アルトドルフ、母) エテリンデフォンノルトハイム (エテリンデ・フォン・ノルトハイム、妻) ユーディトフォンフランデルン (ユーディト・フォン・フランデルン、妻) ヴェルフニセイ (ヴェルフ2世、息子) ハインリヒキュウセイ (ハインリヒ9世、息子) クニグンデ(12) (子) 別名: ヴェルフヨンセイ (ヴェルフ4世)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7561.html
前ページ次ページナイトメイジ Gホーネットを退けたルイズ達は通路のさらに奥へと足を進める。 途中には落とし穴を主力としたいくつものトラップ ──底に剣山がある落とし穴とか、底で火が燃えている落とし穴とか、底でGスネークが口を開けて待ち構えている落とし穴とか── が仕掛けられていたものの、それらは全てギーシュの尽力により探知され、ルイズ達は怪我を負うこともなかった。 彼がどんなすばらしい貢献を果たしたかはここでは割愛させていただく。とにかく大変活躍していたのは確かだ。 この通路も見かけ自体はなんの変わりもない普通の通路だった。 だからルイズ達はそれまでと同じように進んでいたし、ギーシュの注意も足下にばかり向いていた。もっとも、その注意が役に立っていたかどうかは別だが。 何がきっかけだったのか。 たぶん、この一角に踏み込んだのがきっかけだったのだろう。 突然、前の通路が轟音とともに落ちてきた壁で塞がれた。 音の余韻は後ろからも響いていた。 嫌な予想はよく当たる。既に後ろの通路も壁で閉じられていた。 その途端、通路の壁に、床に、天井に無数の光が走る。 光のあるもは円を描き、あるものは直線に走り、またあるものは無数の文字を書き出し、やがて通路を埋め尽くす魔方陣となる。 そんな中でルイズが左右からキュルケの首に走る緑の風を見つけたのは全くの偶然だった。 偶然ではあったが、ルイズにはそれが危険なものであることを予感した。 ただ、それをキュルケに伝える術をルイズは持たなかった。 緑の風は声よりも速く走り、キュルケの腕を引っ張ろうと差し出した手も間に合いはしない。 そして緑の風は交差し、その後で鮮やかに赤いが吹き上げられた。 「フレイム!」 跳ねた自分の使い魔に突き飛ばされたキュルケが床にへたり込み、その足下にキュルケの代わりに緑の風の交差に晒されたフレイムが半ばまで切られた体を床に落とした。 再び吹いた緑の風がルイズ達の間を駆け抜け、戦闘を歩いていたギーシュの腋をも吹き抜け、その向こうの床に転がる。 ただし、それは緑の風が自信の力で吹いたのではない。 風と一塊になって飛んだ誰かに突き飛ばされていたのだ。 立ち上がった彼に緑の風が吹きつける。 無論、風のように見えたのであって、風そのものではない。 あまりにも早い振りのために視認すら難しいそれは、二丁の鎌だ。 鎌はあるときは横薙ぎに、あるときは頭上より振り下ろされ、またあるときには跳ね返るように戻り無謀にも戦いを挑んだ獲物の命を奪おうとする。 その動きはまさに達人。否、人ならざる技という他はない。 ではあるが鎌を振るう敵の姿を見れば、なるほどこの敵ならば人外の技を操るのも当然という気にもなる。 眼前に立ちはだかるのは、針のように細い体ながら、見上げるほどの岩山よりもなお圧倒的な威圧感を持つ壁。 まるで無数の瞳で見つめるような冷たい視線を持つ敵。 それこそG(ジャイアント)マンティスである。 「フレイムをこんなふうに!やってくれたわね」 キュルケの杖が弧を描き、紅を引いた唇からルーンが紡がれる。 彼女の二つ名は「微熱」ではあるが一度火がつけば心は猛火よりもなお熱く燃えさかる。 それを体現する魔法を持つ彼女は自分の使い魔を切り裂いた報いをGマンティスに与えようと杖を振り下ろした。 が、火花一つ起きない。 杖を二度、三度振るがでるのは空を切る音だけだ。 「どうしたのよ」 「魔法がでないのよ」 そんな馬鹿な。 ルイズも魔法を使おうとする。普段なら失敗の証として爆発が起こるはずだ。 だが、なにも起きない。爆発どころかなにも起きないのだ。 「なんで?」 「ここじゃ無駄ね」 ベルが天井を見上げ、そこに描かれた魔法陣の意味を読み取る。 「封魔陣よ。ここじゃどんな魔法も使えないわ。しかも、コンシールで隠されてたみたいね。まいったわね」 もっとも、ベルはまったくまいった様子はない。 「そうですな……まいりましたな」 それに対しコルベールの焦りがはっきりと目に見える。 「魔法を使えない我々では、あれに勝てそうにありませんぞ」 メイジの力とはすなわち魔法の力である。 それを封じてしまうこの罠はまさにメイジ殺しのための罠と言える。 「なら、彼に任せてみてもいいじゃない」 ベルはその目を単独でGマンティスに立ち向かう「彼」に向けた。 『生きているかい?』 『死んじゃいねえけどな』 『だけど浅い傷ではないだろう』 『少しくらい千切れてもかまわないんだが……うごけねえ。マヌケすぎたな』 『いや、主人を守った君は既に自分の仕事を果たした。次は僕の番さ』 宿敵、好敵手あるいはライバルと呼ばれるものがある。 だが、誰しもそのような相手に出会えるわけではない。 もし、あなたがそのような者に出会えたならばそれは幸なことなのだろう。 なぜか。 宿敵と出会うことで大きく成長し、 好敵手と戦うことでまた大きく成長し、 ライバルに勝利することでさらに大きく成長するからだ。 ここに男がいる。 彼は今、まさに、この地の底に作られた通路で宿敵と出会った。 故に彼は成長した。 彼は好敵手との戦いを決意する。 彼はまた一つ成長を遂げた。 そして彼はライバルに打ち勝つことを望む。 さらなる高みに登らんとして。 四肢に力を込めるジャンアントモールのヴェルダンデにとって、ここで出会ったGマンティスはそのような相手だったのである。 頭でざくりと音を立てたGマンティスの鎌が毛皮をごっそり削った。 毛皮を赤に染めながらもヴェルダンデは首を振って、鎌を振り払う。 すぐさま二つめの鎌が迫る。 ヴェルダンデは前肢の爪でそれを受け止めた。 ジャイアントモールの爪は地面を掘削し、時には岩盤をもくりぬくような頑強な代物だ。 いかに鋭いGマンティスの鎌といえど受け止めるのに不都合などない。 そしてヴェウダンではもう一方の前肢を突き出す。Gマンティスの腹に当たれば殻を貫けるだろう。 だが、羽を広げたGマンティスが少し下がるだけでそれは届かない。ジャイアントモールの前肢はそこまで長くはないのだ。 距離を取ったGマンティスが再び鎌を振り上げる。 ヴェルダンデは後脚で地面を蹴り、距離を取った。 自分の爪も当たらないが、Gマンティスの鎌も届かない。少し時間を稼ぐなら十分な距離だ。 その時間を使い、ヴェルダンデは使い魔となって取得した知性で考える。 これではジリ貧だ。自分の攻撃は避けられ、敵の鎌で切り裂かれていく。 このままでは出血を強いられていずれ倒れてしまう。 主人を含めた魔法を使えないメイジ達ではこのGマンティスに勝ち目はない。 友のフレイムは動けない。シエスタという人間の女が手当をしているようだが、いくらトカゲでも決着がつく前に回復するとは思えないし、当然魔法での回復も望めない。 ベルという人間の使い魔もだめだ。これは当てにしてはならない種類の存在だ。 この場を切り抜けるにはヴェルダンデ自身が力を尽くすしかないのだ。 勝ち目はないわけではない。 岩を砕く前肢の爪の一撃をくれてやれば確実に倒せる。 そのためにはGマンティスの鎌のついた前肢とジャイアントモールの力はあるが短い前肢の差をどのような方法を使ってでも埋める必要があった。 Gマンティスがふるわせる。 これからそちらに行くと言いたげだ。 ヴェルダンデはもう一度下がることも考えた。が、それはできない。下がればGマンティスの鎌は主人達に届くようになるからだ。 もはや不退転。ヴェルダンデは後脚で床を蹴り、宙に跳ぶ。 砲弾とも見まごう速度のまま、つきだした爪は、しかしあのときと同じ。Gマンティスがわずかに下がるだけで空を切る。 Gマンティスがにやりと笑った。殻でおおわれて変化はのないはずなのに、確かにそう見えたのだ。 なぜか。役割を果たすことなく地面に落ちたヴェルダンデの体はその鎌を振るうに絶好の位置に落ちたからだ。 そして既に振り上げられていた二丁の鎌は地面に這いつくばるヴェルダンデに振り下ろされ、その身を切り刻む──前に、Gマンティスの体は吹き飛び、前方の通路をふさぐ壁に叩きつけられる。 Gマンティが体を起こそうとしたとき、ヴェウダンデの爪が目前に突きつけられていた。 『まさか、あそこで後ろ足の蹴りが来るとはな』 『ジャイアントモールは地中を馬と並ぶ速度で掘り進むことができる。そのための脚が強くないわけないだろ』 『それで最大の武器であるはずの前脚を軸にして体を反転させた蹴りか。してやられたな』 『他に方法が思いつかなかったからね』 『そうか……俺を倒した男の名を聞きたい』 『ギーシュ・ド・グラモンの使い魔。ジャイアントモールのヴェルダンデ』 『そうか。殺すがいい』 『そうはいかないさ』 『なに?』 『フレイムを切り裂いて、主人を殺そうとした君は殺してしまいたいさ。だけど、聞かないといけないことがある。壁を開ける方法を教えて欲しい。こんなところに僕の主人を閉じ込めたままにしておけないからね』 Gマンティスの鎌が背中の壁をついた。 すると、壁の一部に魔法陣が浮かび上がると、前後の壁が石のかけらを落としながらせり上がる。 塞がれていた通路が姿を現した。 それにヴェルダンデが目を奪われた一瞬、今度はGマンティスが大きく跳び退り、距離を開けた。 細い背にある翼は広げられたまま上下に羽ばたき、その体を浮遊させる。 『気が変わった。ヴェルダンデよ。その顔、名前。確かに覚えた。いずれ再び会おうぞ』 『なにをする気だ?』 『簡単なことよ。再び貴様と戦いたくなった。勝ちたくなったそれだけよ。さらばだ』 緑の風のようにGマンティスが通路を吹き抜ける。 タバサが反射的にルーンを唱えたが、封魔陣の上では魔法は使えるはずもなく、闇の中にGマンティスが消えていくのを見送るだけだった。 『いいだろう。だが、勝つのは次もこの僕だ!』 前ページ次ページナイトメイジ
https://w.atwiki.jp/gundamwar/pages/3462.html
RX-107 TR-4[ダンディライアン]コア・モジュール 果てなき運命 UNIT U-117 黒 2-2-2 C プリベント(3) (自動A):このカードは、「サポート」を持つ自軍ユニットと同じ部隊にいる場合、±0/+1/±0を得る。 宇宙 地球 [2][1][2] TR-4[ダンディライアン](MS形態)の換装元となるTRユニット。プリベント(3)を持つ点も換装元として優秀。微妙にパンプアップもできるが、換装前提でなければ使えない感が大きい。
https://w.atwiki.jp/holyland4/pages/76.html
ヴァッファローヴェル ステータス ス キ ル プロフィール 攻撃 20 1 戦いの年季 名前の読み ヴァッファローヴェル 防御 0 2 後援者 性別 女性 体力 0 3 不死身の戦士 衣装 球団のユニフォーム 精神 6 胸のサイズ 貧乳 反応 0 格闘スタイル 野球殺法 FS 9 FS名 ケモノ 武器 バット 必殺技 『猛牛ナイアガラ』(消費MP:12) 効 果 : 強攻撃×2回 (ガード不可、最速攻撃) 制 約 :なし 説 明 :ウォリックス伝統の双頭打ち。この技を受けて立ち上がったランナーはいない。 キャラクター説明 日本プロ野球球団「ウォリックス・ヴァッファローズ」のマスコットキャラクター。 雌牛っぽいフォルムをしているが非常にあざとい。ツバメが苦手。 擬人化された牛の着ぐるみの中に女が入っている。 エピソード 【マスコット・オールスターゲーム】 「――あ、あの、監督。私に世界格闘大会に出場しろって、一体どういうことですか……?」 日本プロ野球球団「ウォリックス・ヴァッファローズ」の本拠地、狂セラドームの地下深くに建てられた、極秘練習場の会議室にて、ヴァッファローヴェルはウォリックスの現監督林脇浩二と向かい合っていた。 球界を裏から牛耳る機密組織「大正義黄道十二球団」の幹部をも務める林脇は、彼女の直属の上司に当たり、ヴェルはこれまで彼の指示に従って、いかがわしい写真集の撮影や危険なバイクショーなど様々な任務をこなしてきた。 しかし、今回彼女に課せられたのはこれまでの任務とは一線を画すものであった。 「聞いての通りだ。ウチは他の球団に比べて資金難で人気もない。だから、今回の世界格闘大会人気に乗っかってなんとか巻き返してやろうってこと」 林脇は憮然とした顔で答える。 「お前が優勝すりゃあウォリックスの人気筆頭は間違いなしだ。野球ってのも所詮は興行だからな」 「いや、そういうことじゃなくて……わたしには無理です!」 「格闘なんかできないし……第一、大正義黄道十二球団会則十一条に『マスコットヲ野球以外ノスポーツニ出演サセルコトヲ禁ズ』ってあるじゃないですか。そんなことがばれたらミスターに怒られちゃいますよっ!」 ヴェルは猛然と反論する。こんな危険な任務は絶対に受けるわけにはいかない。 「いやそれがな、今回に限っては球界からのお咎めは一切無しなんだわ」 「HARAの提案でな、『十二球団の全マスコットたちを戦わせて、勝ち残ったマスコット一体のみが世界格闘大会に出場できる』ってことになったのさ」 「えっ……?」 ヴェルは自分の耳を疑った。 十二球団のマスコットを戦わせる? 林脇がまたタチの悪い冗談を言っているのだろうか。 「これはもう決定事項だ。もうすぐNPBからの正式発表があるから、しっかり準備しておけよ」 いつも冗談を言う時笑っていた林脇の目は、今回、いつになく真剣だった。 「そ、そんな、わたしは嫌です! 他のマスコットたちと潰しあいをしろだなんて……」 「他のヤツらは結構乗り気だったみたいだぞ。合法的に他球団のマスコットを潰せる、ってな」 「……」 そこまで言われれば、もうヴェルは黙るしかない。 「お前なら絶対勝てるって。ウォリックスも総力をあげてお前をバックアップするから心配すんな。ガッツだガッツ」 適当な励まし文句を並べた林脇は、じゃあな、と言ってそのまま会議室から出て行ってしまった。 ● ● ● 「――うぅっ、ぐすっ」 一人取り残されたヴェルは必死で涙をこらえていた。 「(嫌だよ。わたし、みんなと戦いたくない)」 ヴェルは自然とこれまでマスコットたちと過ごしてきた日々を想いかえしていた。 ――バイクパフォーマンスのやり方を教えてくれたマークソ。 ――一緒に写真撮影してくれたハリィホーク。 ――襲い掛かってきたファンを捨て身タックルで取り押さえてくれたスアィリー。 彼らと盛り上げてきた球場の思い出は、どれもこれも懐かしいものだった。 「(わたしたち、もうあの頃には戻れないのかなぁ……)」 零れ落ちそうになった涙を抑え、とりあえず顔でも洗おうかと立ち上がったその時、 ――ドォォン!! なにか爆竹のようなものが破裂するような、耳障りな轟音が鳴り響いた。 続いて、「Lv2緊急事態発生、レベル2キンキュウジタイハッセイ。侵入者、アリ。クリカエス。侵入者、アリ。職員並ビニ研究者ハ直チニ退避シテ下サイ」という危険を知らせるアナウンスが流れる。 先日のウォリックスの惨敗に腹を立てたファンが暴動でも起こしたのだろうか。 さきほどの轟音は気になるが、緊急レベル2程度なら別に心配は要らない。すぐに特殊部隊に鎮圧されるだろう。 そうは言うものの真っ赤に腫れたまぶたを誰かに見られるのが嫌だったヴェルは、もうしばらく会議室に留まっておくことにした。 ● ● ● ――十分後、部屋の外はすっかり静かになっていた。 「もう大丈夫だよね」 ヴェルはゆっくり扉を開けると、会議室外の様子をうかがう。 ――部屋から一歩外に出ると、そこは地獄だった。 ありとあらゆる設備がなぎ倒され、抉り取られ、廊下にはあちこちから血を流した職員たちがピクリとも動かずホームベースの形に折り重なって倒れこんでいる。 まさに死屍累々たるありさまであった。 「えっ、これ……は……?」 状況を理解できず、ヴェルは思考停止に陥る。 ――と、倒れている職員の山の中から、微かに呻き声が聞こえてきた。 ヴェルはとっさに駆け寄り、「大丈夫ですかっ」と言いながら生存者を死体の山から引っ張り出す。 すると、それはつい先ほどヴェルに残酷な任務を課し、去っていったはずの林脇監督その人であった。 「うぐっ……、ゲホッ、ゲホッ」 相当苦しいのだろうか。林脇は何度も咳き込み、筋肉質な体を小刻みに痙攣させる。 「監督、大丈夫ですか!? 何があったんですか!?」 林脇の体を抱え起こしたヴェルは矢継ぎ早に質問を飛ばす。 「げほっ、早く……にげ……ろ。ヤツが……来……る」 「監督! 何があったの!? 監督! ”ヤツ”って誰なの!?」 ヴェルは必死で林脇の体を揺する。 「”ヤツ”……だ。……正式発表があった直後に……この狂セラドームに襲撃をかけてきやがった……。くそっ……」 「監督……!」 「俺としたことが油断した……。げほっ……お前には……どうしても優勝して欲しくて……あんな言い方しちまったが……逆効果だったみたいだな……すまんかった」 そこまで言うと林脇は意識を失った。 力こぶが膨れ上がった逞しい腕がだらりと垂れ下がる。 「監督っ、監督っ……!」 「おやおや、かわいい声がするから誰かいるのかと思ったら、案の定ヴェルちゃんじゃねぇかァ。こいつはご無沙汰だぜ」 兎にも角にも林脇を介抱しようとしたヴェルの耳に、やたらとダンディな男の声が飛び込んできた。 「それじゃあ早速、死合っちゃおうかねェ。今回は初球ストレートで決めてやるよ」 突然の殺害宣言に続き、時速150キロの野球ボールが廊下の奥からヴェルの脳天めがけて飛来する。 「……っ!」 彼女はとっさの判断で体を沈めてそれをかわし、体勢を立て直した。 林脇監督の安否は気になるが、見たところ命に別状はなさそうだ。 とりあえず彼の言っていた「ヤツ」――おそらくはあの声の主だろうが――を倒すことが先決だろう。 「誰ですか! 姿をあらわしなさい!」 「クククク、言われなくても出てきますよ、っと」 ヴェルの声に答えて緩慢な動きで廊下の角から姿をあらわしたのは――、 つぶらな瞳に薄ら笑いを浮かべた口。マスコットには不釣合いな細身の体。 ――中日ドラゴムズの公式マスコット、”荒ぶる有袋類”ドァラだった。 ● ● ● 「ドァラさん……!」 予想外の登板にヴェルは動揺を隠せない。 「ククク、悪く思うなよ、ヴェルちゃん。世界大会に出場するのは我らが中日ドラゴムズのパオロムなんだからなァ」 「しっかしたまげたぜ。狂セラドームのセキュリティの脆弱さは。ウチのナヤゴドームに比べると障子紙だな、障子紙。」 「ま、つーわけで、ドラゴムズの発展のために、ウォリックスのゴミどもと一緒に死球(し)んでくれや」 血塗れのバットを素振りしながら、ドァラが近づいてくる。 「くっ……このっ!」 ヴェルは怒りに任せて一気呵成に間合いを詰めると、その細身の体へボディーブローを三発打ち込む。 ――だが、相手も中日のマスコットキャラだ。全て見切られ、受け流されてしまう。 「おっと危ねェ。スピードも体力も無いヴェルちゃんだが、そのバカ力だけは侮れねぇからなァ」 軽やかなステップでヴェルの猛追をいなしたドァラは、手にしたバットを横薙ぎに振る。 「ぐ……ふっ」 がら空きの横腹にバットをモロに受けたヴェルは、わき腹を押さえてうずくまった。 「”打たせて、殺る”! ドラゴムズ伝統の『強龍打線』を甘く見ると怪我するぜェ」 ドァラは残酷な笑みを浮かべ、バットを振りかぶった。 「これでまずは白星ゲットォ!! 次は日ハムのモヒカン熊野郎でも潰しますかねェ!」 自分の頭めがけて振り下ろされるバットが、ヴェルの目にスローモーションで映る。 「(……ああ、このままわたし、死んじゃうのかなぁ)」 「(……そんなの……嫌だよ。みんなともっと野球がしたかった……なぁ)」 ――その刹那、奇妙な現象が起こった。 ヴェルの体を包んでいた着ぐるみが奇妙に歪んだのだ。 着ぐるみがせり出し、引き込まれ、渦巻く。 それは、中に封じ込められた「なにか」が外皮を突き破って外へ逃れ出ようとするようにも見えた。 「……ウゥウゥウウウゥウゥウゥゥゥウ」 重機の駆動音とも虫の羽音ともつかない、全身の神経を逆なでするような重低音がヴェルの全身から漏れ出す。 その異様な雰囲気に、ドァラは止めを刺すのを止め、距離をとる。 マスコット歴十九年の勘が、彼に危険を知らせたのだった。 「……なんだありゃあ。一体何が……まさか!」 ヴェルの状態について、ドァラには、一つだけ思い当たる節があった。 そして、口元を吊り上げたおなじみの笑顔のまま、その「忌まわしき名」を吐き捨てるように呟く。 「……ヤロウ、”戦犯(クリミナル)”か……!」 ● ● ● ――突然だが、我々が死んだ後、魂が行き着く場所には、四つの世界があるとされている。 一つは、生前善きことを成したものが神の元で平穏を得る「天国」。 一つは、生前悪しきことをしたものが罪を贖うために堕とされる「地獄」。 一つは、そのどちらでもない者が処罰を待つ「煉獄」。 そして――、生前野球を愛し、野球に殉したもののみが辿り着くとされる、「球獄」。 四千年前、バビロニア人たちが記したとされる幻の経典、「球約聖書」によると、かつてその球獄には、「ボートー」という魔神がおり、その世界を余すところなく破壊し、蹂躙し、非道の限りを尽くしていたという。 しかし、ある日、その魔神は聖なる野球の神「ミスター」によって捕らえられ、滅されることとなる。 ボートーの悪逆非道もここまでかと野球の民が胸を撫で下ろした時、恐ろしい呻き声が地の底より響き、こう告げたという。 「おろかな野球の民どもめ、我は滅びぬ。我は貴様らの心に巣食う。何人たりとも逃れることはできぬ。貴様らが過ちを犯したとき、我は再び目覚めるであろう」、と。 それ以来、戦犯の復活を恐れた野球の民たちは、代々「マスコット」と呼ばれる人身御供をたて、ボートーの「毒」をその身に受けさせることで、戦犯が野球民の心へ入りこもうとするのを防いでいたのだった。 ――これは所詮伝承に過ぎないが、多少なりとも真実が含まれている、というのは事実のようである。 なぜなら、「ボートー」によって毒を受け続けたとされるマスコットは、時たま「戦犯(クリミナル)」とも言うべきトランス状態に入ることがあるからだ。 近年の研究によって、「肉体、精神が著しく消耗する」、「憎しみで心が満たされる」などの条件を満たすことによって、この状態に覚醒することが多い、ということが分かっている。 また、戦犯状態に陥ると、激しい身体能力の上昇、加えて残虐性の増長、倫理観の欠如などの特徴が見られるようになるという。 そして、この状態に至ったマスコットは非常に少なく、今世紀では、巨人ヂャイアンツの「ジャビード」、阪神ダイガースの「トラッキィ」の二名のみがこの力を使いこなし、マスコットたちの頂点に君臨している。 ――そして、今、この場にもう一人、人ならぬ神の力を得たものが目覚めんとしていた。 ● ● ● 「……くそっ、なんだってんだ、あのバケモンは!」 足を引きずり、よろめきながらも、笑顔のままのドァラが毒づいた。 無理もない。なぜなら、もはや彼の目の前にいるのは、先ほどまでのなよっちい弱小マスコット、「ヴァッファローヴェル」ではないのだから。 「あれ? あれれ? ドァラさん早く野球しましょーよ、やきゅー! さぁさぁ、打ってください。ジャンジャンバリバリノックしてくださいよー」 空ろな目は完全に光を失い、二本の角は異常なまでに伸長し、そして全身にはまだらのどす黒い染み。残虐性の増長、倫理観の欠如。 完全に戦犯状態であった。 「打たないんですかー? だったら、えーと、『バッター代わりましてー222番、ヴァッファローヴェルの打席でーす』っ。打っちゃうぞー打っちゃうぞー」 「そーれっ」 ――バギッ 「うぐっ……はっ…………くそっ!」 ヴェルが手にした金属バットは、寸分違わずドァラの肩の骨を砕き、ついでに彼の選手生命もを砕く。 彼女の打撃力、反応速度、選球眼はもはや全盛期のゴジラマッツイに匹敵するまでになっていた。 「て、てめぇ……俺を倒してもそれで終わりじゃねぇぞ。――ヤルクト”畜生ペンギン”つば八郎、ヴェイスターズ”熱星”ホッシーゾー、カァプ”笛吹き”スアィリー。俺より強い奴らはいくらでもいる……」 「ふーん、あっそ」 だが、「戦犯」のヴェルは全く意に介さない。 「な、中でもっ――、ヂャイアンツ”因幡の帝国”ジャビード、ダイガース”六甲颪”のトラッキィ。この二人には絶対に勝てねぇ……。てめぇのマスコット人生は結局詰みなんだよっ……!」 ――そして、それが、ドァラの最期の言葉となった。 先ほど自分が、彼女にしようとしたのと同じように、頭を中身ごと潰され、それで終りだった。 ● ● ● ――ここは、いったいどこだろう。 気づくとわたしは全身血塗れで座り込んでいた。 目の前には頭が潰れたドァラさんの亡骸。 視線を横に向けると、死体の山。 さっきの出来事が夢じゃなかったんだと思い知らされ、また涙がこみ上げてくる。 わたしの中の「戦犯」は、一時的に収まったようだけど、またいつかあんな風になってしまうのかと思うと怖い。 体の震えはまだ止まらないし、脇腹の痛みは悶えるほどだ。 でも――、でも、わたしは立ち上がらなくてはならない。 わたしを護ってくれた全てのヒトにために。 わたしを脅かそうとする全てのモノのために。 外からパトカーのサイレンが聞こえてきた。 どうやらここまでの騒ぎを聞きつけて、ようやく警察が駆けつけてきたようだった。 ――ここにいてはいけない、という思いが胸に湧き上がってくる。 ここにいる限り、他のマスコットたちは次々とあらわれ、そして、わたしの大切なものを全て破壊しようとするだろう。 昼寝でもしているかのように穏やかな表情で目を閉じている林脇監督の手をしっかりと握り締めた後、 わたしは数本のバットとミットグローブを抱え、狂セラドームを人知れず抜け出した。 ドームの出口から見上げた月は、わたしの中の全てを見透かすように皓々と煌いていた。
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/3693.html
【作品名】黒と黒と黒の祭壇~蟲毒~ 【ジャンル】謎解きエロゲー 【名前】グルーヴェル 【属性】人類最強の将軍 反逆者 神殺し 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】『劔』 唯一神の奇跡の総和たる剣。 逆に言えばこの剣がなければ神といえども大したことはできないとされる。 使いこなせればこの宇宙において全能と呼べる存在となる。 概念的かつこの世そのものの原理である「神」を切り殺した。 【防御力】 素の防御は達人並みと思われるが、『劔』を所持している際は 世界を消し飛ばせる神でも手も足も出なかった。 単一宇宙常時全能防御と言ってよいと思われる。 【素早さ】 時間無視行動達人超越級。 ただの剣しか持っていない時でも 「時の流れに縛られない」存在である天使を無数に相手取り、皆殺しにできる。 それに加え、『劔』を所持している。 【特殊能力】千里眼により夢の中で過去を見ることができる。 【長所】素で人類最強。単一宇宙規模で全能。 【短所】本人は神になる気が全くない。 【備考】劔を所持した状態で参戦 【参考テンプレ】 【名前】神 【大きさ】この世そのものであるため単一宇宙並み 【攻撃力】思考発動による世界破壊 【防御力】自身の世界破壊をうけても平気。また概念存在 【素早さ】時の流れに縛られないため時間無視 【特殊能力】全能と言われていて、世界を初めとするあらゆる全てを創った。 old 【作品名】黒と黒と黒の祭壇~蟲毒~ 【ジャンル】エロゲー 【名前】グルーヴェル 【属性】人類最強の将軍 反逆者 神殺し 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】『劔』 唯一神の奇跡の総和たる剣。 逆に言えばこの剣がなければ神といえども大したことはできないとされる。 使いこなせればこの宇宙において全能と呼べる存在となる。 概念的かつこの世そのものの原理である「神」を切り殺した。 『劔』を持たない本人の強さは歴戦の騎士をたやすく圧倒し、 人間など足もとにも及ばないほどの天使の軍勢を皆殺しにできるほど。 【防御力】 素の防御は達人並みと思われるが、『劔』を所持している際は 世界を消し飛ばせる神でも手も足も出なかった。 単一宇宙常時全能防御と言ってよいと思われる。 【素早さ】 時間無視行動達人超越級。 ただの剣しか持っていない時でも 「時の流れに縛られない」存在である天使を無数に相手取り、皆殺しにできる。 それに加え、『劔』を所持している。 【特殊能力】千里眼により夢の中で過去を見ることができる。 【長所】素で人類最強。単一宇宙規模で全能。 【短所】本人は神になる気が全くない。 vol.106 217 : 格無しさん[sage] 投稿日:2014/11/04(火) 01 34 13.62 ID dxHVinzC.net [3/4回] 215 一応聞いておきたいんだけど時の流れに縛られないってルーズって意味じゃなくて時間無視という意味なの?文脈的に 262 : 格無しさん[sage] 投稿日:2014/11/04(火) 17 14 29.22 ID YR40/1VZ.net [4/5回] 全能総当りについて昨日までにWikiに載っているテンプレが修正されたキャラは あらかた考察し終わったのであとはDとスレイとグルーヴェルかな グルーヴェルは 217の質問への回答待ち、 スレイは多分各レスに散らばっている修正をコピペするだけでまとめられると思うから 気が向いたらそれらをまとめてWikiに載せるとして DだけどWikiを修正してある分を見た上で気になる部分が 無限の大きさの決め方についてはちょっと分からないので飛ばすけど 無数について却下された「およそ無数と呼べる」と推測じゃなくて 通った理由である「人間が無数にいる」って事を載せなきゃいけないし 精神の世界の段で「+2α」が行方不明になっていたり 「2000億α×無限^3」の「無限^3」は「○次多元」のようなものなので 2とか3を掛けた程度では無限は増えないとかあるから修正が必要 あとは頻繁にWiki編集するのは避けたいし確認のためWikiを編集する前にスレに投下してほしいかな 259 考察乙 銃の腕前が普通の常人拳銃持ちって未だにムルソーだけなのか おれは銃の腕前が普通の常人だけどレーザー銃だし 588 : 格無しさん[sage] 投稿日:2014/11/10(月) 10 05 40.03 ID FRVyv/uW.net [1/1回] グルーヴェルへの質問の回答は無く Dの修正は時間がかかるらしい( 494)ので 全能総当りは 384と 461のものでWikiに反映しておく 482 考察乙です 581 そのvol.101のレスはたしか全く議論されないまま今に至るのでどうともなっていない vol.81 369 :格無しさん:2013/01/07(月) 12 59 42.88 ID c3GGBxQL 当真大河 参考の神は設定全能+全能らしき描写なのでこのスレでは任意全能にならない。 自由な世界改変設定や自由な願望実現設定が必要 神様シリーズ 時間無視の根拠の大本であろうメルクリウスは設定全能+世界改変なのでこのスレでは常時全能にならない。 時間無視かゼロ秒行動の根拠が必要 リリィ 87らしいので現象数式の改変が自由である根拠が必要 グルーヴェル 神が詳細不明なので設定全能の時間無視にしかならない 詳細の提示が必要 上記4つとは別に 芳乃零二の状態固定防御は上限無しにできる類では無いと思うのだがどうだろうか 以上5つの議論、情報提示をお願いします 51スレ目 777 :格無しさん[sage] 投稿日:2011/08/07(日) 23 58 59.49 ID BJZ5BNv4 [3/3] 618-619の簡易テンプレ参考に全能以外の能力があまり無いやつだけでも考察してみようか 武公とEvenstarは設定全能なので除外 アリシアと那由他は全能無いと普通の女の子で年齢的にアリシア負ける、エル・カンターレはやたらでかいから二人の上、それ以上の時間無視相手は勝てない グルーヴェルはエル・カンターレには分けるが檜山夕姫には大きさ負け、イスカンダールはエル・カンターレ以上には分け連打、那由他には殴り勝てるだろう まどかはどうせ分けか負けしかできないから一番下 とりあえず全能の壁下はこれでいいかな? 檜山夕姫>グルーヴェル=エル・カンターレ>イスカンダール>那由他>アリシア=Y=アーミティッジ>鹿目まどか 11スレ目 107 :格無しさん:2008/02/20(水) 22 31 36 グルーヴェル考察 普通に単一宇宙全能だからここ武公=Evenstarとイコール
https://w.atwiki.jp/visufuri/pages/354.html
337 名前:Nana[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 20 10 32 ID EpOUA5nyO アリスのヴェルヴェットのサビは拳突き上げるより手扇子のが合ってると思うんだが… みんな拳? 341 名前:Nana[sage] 投稿日:2007/01/03(水) 00 59 01 ID EMb+p8k7O 337 最初にやった時から将が拳やってるからなんとなく拳の方がいいとオモ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1657.html
「おや、君達どこかにでかけるのかい?」 広場にやってきたギーシュが、シルフィードに乗ろうとする育郎達を見つけた。 「この娘の家に遊びに行くのよ」 竜の背にのるキュルケが、タバサを指差して答える。 「それなら明日にすればいいいいじゃないか?虚無の曜日なんだし」 その言葉にニヤリと笑うキュルケ。 「それがね…タバサの家に泊まって、次の日はヴァリエールの家に行くのよ!」 「…確か君たちの実家は、宿敵同士じゃなかったっけ?」 「だから……… い い ん じ ゃ な い の !」 「なにがいいのよ…あんたどんな神経してるの?」 シルフィードの傍らに立つルイズが、信じられないと言う目をキュルケに向ける。 「あら、いくらラ・ヴァリエール家でも、客をいきなりとって食べるような真似は しないでしょう?」 「当たり前じゃない。例え相手がツェルプストーでも…って誰が客なのよ!?」 「 わ た し 」 毎度のやりとりを始める二人に、肩をすくめるギーシュ。 「そういえば彼女は?姿が見えないけど、なにかあったのかい?」 育郎がいつもギーシュの隣にいるはずの、モンモランシーが居ない事に気付く。 「ああ、僕の使い魔が見当たらなくてね。手分けして探してるんだ」 「君の使い魔?」 「そう、僕の可愛いヴェルダンデ!そういえばイクローに紹介した事はなかったね? 今すぐに君に見せたいのはやまやまなんだが…そうだ!君たちも一緒に」 「時間がない」 ギーシュの言葉をタバサがさえぎる。 「泊りなんだから別にいいじゃないか…そんなに急ぐものでも」 「私の家はラグドリアン湖の近く」 ラグドリアン湖はガリアと国境を跨って広がっている。対して、ヴァリエール領は ゲルマニアとの国境にあり、ラグドリアン湖との距離は結構なものである。 おかげで、虚無の曜日に日帰りで用を済ます、というわけにはいかず、タバサの家に 泊る事になったのだ。 「…でもちょっとくらいなら」 「なにやってるのよギーシュ!最近使い魔が自分をかまってくれないって泣いてたから、 こうやって一緒に探してあげたっていうのに、私だけに探させるつもり!?」 広場で話し込むギーシュを見つけ、モンモランシーは顔を真っ赤にさせて詰め寄る。 「す、すまないモンモランシー。たまたま彼らを見つけたから、つい……… あ、そうだ愛しいモンモランシー!ヴェルダンデは見つかったかい?」 「いなかったわよ… これだけ探して見つからないんだから、どこかに潜ってるんじゃないの? だったら食事の時間まで待って、その時にでも」 「フッ、僕もそう考えたんだけど…食べたらすぐその場で潜っちゃうんだ…」 がっくりと肩を落とすギーシュ。 「なにか好物でも置いて、よって来るのを待てば?」 見かねて育郎がアイデアを出す。 ちなみこの時タバサは、『そんな奴ほっとけ』と目で訴えていたのだが、残念な事に 気付いてもらえなかった。 「うーん…好物か。ミミズは勝手に食べてるし…」 「そういやおめーの使い魔って何なんだ?ミミズとか、潜るとか…カエル?」 「それは私の使い魔よ」 デルフの言葉に、モンモランシーが腰に下げた袋からカエルを取り出し、手にのせる。 「カエルを持ち歩いてるのか!?」 「あたり前じゃない、私の使い魔なんだし」 「なにか変かいイクロー?」 「い、いや別に…ルイズはカエルが嫌いだから…」 実際のところは、女の子がカエルを持ち歩く事に驚いたのだが、それを説明するのは いろいろと面倒なのでそう答える。 ちなみにこの時タバサは竜から降り、育郎をツンツンつついて、出発をせかして いるのだが、軽いカルチャーショックを味わった育郎には気付いてもらえなかった。 「じゃ、二人のケンカが終る前に戻した方がいわね。ホラ、ロビン」 騒ぐルイズを横目に、袋の口を開いて使い魔に中に入るようにうながす。 「そもそも潜るのは水の中じゃなくて地面だよ。 なんてったって、僕の使い魔はジャイアントモールだからね!」 「モール…モグラかい?」 「相棒ジャイアントモール見た事あるか?始めて見たら笑っちまう程のでかさだぜ」 「そう!僕のヴェルダンデは、見た人間が思わず微笑んでしまう愛らしさなんだ!」 「それは一度見てみたいな…」 「ああ、君が帰ってくるまでにヴェルダンデともう一度仲を深めておくよ!」 「…その必要はないみたいよ」 「へ?」 モンモランシーが指差した先の地面がモコモコと盛り上がり、茶色の大きな生き物が 地面を突き破ってあらわれた。 「おお、ヴェルダンデ…ってあれ?」 膝をついてヴェルダンデを抱きしめようとするギーシュだったが、ヴェルダンデは その横をすり抜けて、モグモグと鼻をひくつかせながら育郎にすりよった。 「っと、よしよし…この大きさはすごいな。モグモグって鳴いてるし」 「だろ?でもこいつが愛らしいたぁ…この坊主もある意味てーしたもんだ」 「そうかな?結構可愛いじゃないか」 「マジか相棒!?だってでっかいモグラだぜ?」 「ヴェルダンデ!何故僕じゃなくイクローに!?」 三者三様のリアクションをとるなか、ヴェルダンデは変わらず、モグモグいいながら 育郎に自分の鼻をこすりつけている。 ちなみにこの時タバサは、育郎の服を引っ張って『とっとと行こう』とアピールして いるのだが、ヴェルダンデが盛大にじゃれ付いているため、育郎は気づかなかった。 「ひょっとして…この子の好きなものでも持ってるんじゃないの?」 「…ミミズをかい?」 モンモランシーの言葉に、ギーシュが怪訝な顔をする。 「そうじゃなくて、宝石とか貴重な鉱石とか…貴方の使い魔は、そういう物が好きで 自分の為に探してくれるって、この前自慢してたじゃない」 「そんなのイクローがもってるわけ…もってないよね?」 二人の視線が育郎に向けられる。 「あ、ああ…そんな、宝石なんて高価なもの」 もってます 先日モット伯との一件で、育郎は宝石を手に入れている。 もしそんな物を持っていると知られたら、当然何処から手に入れたかを聞かれる だろう。しかしモット伯との事を話すわけには行かない。自分だけならまだしも、 ルイズやシエスタにまで迷惑をかける事になりかねないからだ。 だからといって『拾った』等と言うには、あまりに高価な代物である。 「ああ、そりゃ多分俺だ」 どうしたものかと困っている育郎に、デルフが助け舟をだした。 「君が?とてもそうには見えないけど」 「あ、でも確かに背中の剣に手を伸ばしてるわよ」 幸運というべきか、育郎はミス・ロングビルからもらった宝石を、小さな袋に入れ、 デルフの鞘に目立たないようにくくり付けていたのだ。なにせ育郎は使い魔の身、 ルイズの部屋に住んではいるが、自分用の家具など持たない身である。 そんなものをしまう場所など存在しないのだ。 「おめーらみたいな若造にはわかんなくても、こいつにゃ俺の凄さが分かるんだよ。 よかったな坊主、良い使い魔をもててよ!」 「うーん、ひょっとして微妙な錆び具合が珍しいのかな?」 「おめーな…」 ぐりぐり 「…どうしたんだい、タバサ?」 「早く出発を」 「ああ、ごめんごめん…怒ったかい?」 「全然」 「…本当に?」 「本当に」 「………」 頭に杖を押し付ける時に込めていた力を考えると、とてもそうは思えなかったが、 むし返すのもどうかと思い、黙っている育郎であった。
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/685.html
【名前】ヴェルガー 【年齢】不明(精神年齢20代後半?) 【性別】雄 【職業】妖狼 【性格】冷静、忠実 【身体的特徴】白い毛皮の巨躯の狼。強靭な肉体 【服装】全裸(服を着るという概念が無い) 【趣味】特に無し 【特技】牙と爪を使った攻撃、高速移動 【経歴】RPG風世界出身。はっきり言って謎だがかなり長い時間をセイファートと共に過ごしてきたようだ 【備考】セイファートの側近。戦闘能力も高く人望も厚い。 悩みはセイファートからしばしば性交渉を要求される事
https://w.atwiki.jp/monozukiclub/pages/230.html
ヴェルフェ矢板 ヴェルフェ矢板 Vertfee Yaita 愛称:ヴェルフェ 公式サイト:公式ホームページ 所属リーグ:↑2024年~関東サッカーリーグ1部(5部相当) 法人名:(NPO)たかはら那須スポーツクラブ 代表者:大森崇由 創立年:1978年/前身:矢板サッカークラブ→ヴェルフェたかはら那須 活動区域/ホームタウン:栃木県/矢板市 クラブカラー:グリーン ホームスタジアム:緑新スタジアムYAITA(矢板運動公園陸上競技場)(*5,000人) 練習グラウンド:リアンビレッジ矢板(とちぎフットボールセンター) アカデミー(育成):ヴェルフェ矢板U-12 クラブマスコット: ユニフォームサプライヤー:PENALTY 監督:箕輪圭祐 動画チャンネル:ヴェルフェ矢板【公式】 ※ヴェルフェ矢板のホーム戦を中継。アーカイブ配信あり。 公式SNS Tweets by vertfee