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キャラクター名 星空 雲母(ほしぞら きらら) 能力値 数値 消費CP プレイヤー名 makoto 体力 8 -10 疲労 9 種族・性別 ランダリアン・女 敏捷力 10 0 知覚 14 身長 145cm 知力 17 60 ストレス 14 体重 35Kg 生命力 10 0 HP 10 年齢 15歳 CP小計 50 基本致傷力 振り 1D6-2 基本移動力 6+1(水衣) 突き 1D6-2 荷重レベル 0(無荷) キック 1D6-2 行動順 5+1 受動防御 2 防護点 5+3(錬気+1水衣)+4(対呪文) 受け(杖/2回) 11+2(対血)+1(水衣) 止め 石壁26+12(満月水衣) よけ 6+1(水衣) その他 夜の衣ダメ減4/5(水衣) 有利な特徴 消費CP ヴァンパイア・ハンター基本セット(特殊な背景/ヴァンパイアハンター20CP、特権階級/ヴァンパイアハンター5CP、我慢強さ10CP、怖いもの知らず5L10CP、戦闘即応15CP、使命/ヴァンパイアハンター-10CP、秘密/存在そのもの-15CP、ネットワーク/クルースニク15CP) 50 ランダリアン基本セット(体力-1 -10CP、知力+2 20CP、マナの祝福20CP、魔法の素質3L35CP、意志の強さ1L4CP、特殊な背景/古代人の末裔10CP、魔術流派:魔女術5CP、執念/ヴァンパイアは必ず倒す-15CP、義務感/魔術師(ヴァンパイアと黒魔術師以外)-10CP、特異な容貌/普通ではない髪の色-5CP、悪魔恐怖症/重度-10CP、才能がない(空手/柔道/レスリング/ボクシング/相撲)-5CP、ランダリアンの名誉重視-15CP、妄想/自分は古代人の末裔-5CP、格闘流派の取得不可-10CP、〈魔法理論〉8CP、〈神秘学〉2CP、〈錬金術〉8CP、【第七感】0.5CP、【第八感】0.5CP) 18 容貌/魅力的 5 魔法の素質+2L 20 意志の強さ+1L 4 魔術流派/空想魔術 0 魔術流派/付与魔術 5 魔術流派/精霊魔術 5 魔術流派/魔法杖術 5 CP小計 112 不利な特徴 獲得CP 癖 獲得CP 平和愛好/無垢な相手は害せない -10 親に心配をかけない -1 好奇心3L -15 猫好き -1 義務感/仲間 -5 辛党 -1 未成年3L -6 満月の夜に散歩する -1 性格傾向/夢みがち -2 アニメ好き(とくに魔女っ子) -1 性格傾向/にぶい -2 CP小計 -45 技能 消費CP レベル 〈魔法理論〉 0 17+9 ランダリアン(8CP)、学業+2、魔法の素質+5、マナの祝福+1、上質の庵+2 〈神秘学〉 0 17+2 ランダリアン(2CP)、学業+2 〈錬金術〉 0 17+7 ランダリアン(8CP)、魔法の素質+5、学業+2 〈ランニング〉 0.5 8 〈杖〉 2 9 〈武具屋/杖〉 0.5 15 〈禅弓道〉 0.5 14+2 意志の強さ+2 〈錬気〉 0.5 14+4 呼吸法+2、意志の強さ+2 〈呼吸法〉 0.5 14+2 意志の強さ+2 〈学業〉 6 20 〈神学/ネオペイガニズム〉 0.5 14+2 学業+2 〈天文学〉 0.5 14+2 学業+2 〈生態学〉 0.5 14+2 学業+2 〈経済学〉 0.5 14+2 学業+2 〈心理学〉 0.5 14+2 学業+2 〈動植物知識〉 0.5 14+2 学業+2 〈調査〉 0.5 15+2 学業+2 〈サブカルチャー/アニメ〉 0.5 16+2 学業+2 〈演技〉 0.5 15 〈外交〉 0.5 14 〈家事〉 0.5 15 〈商人〉 0.5 15 〈接客〉 0.5 15 〈尾行〉 0.5 15 〈探索〉 0.5 16 〈生存/都市〉 0.5 15 〈地域知識/秋葉原〉 0.5 16 〈言語/日本語〉 0 17 生来 〈言語/ムー語〉 0 17 生来 技能CP小計 19 呪文 消費CP レベル 《鉱物探知》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《土変化》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《土を石》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《土作成》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《石弾》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《石変化》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《石壁》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《空気浄化》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒秒 《発火》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《水探知》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《水浄化》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《水作成》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《霜》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《水変化》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《氷球》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《氷剣》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《肉体液化》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《冷凍》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《氷結武器》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《精霊召喚/水霊》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《精霊支配/水霊》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《精霊作成/水霊》 1 20 魔女+精霊判+2、消費-8、集中-6秒 《時計》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《測定》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《視覚強化》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《光》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《持続光》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《閃光》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《色彩変化》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《闇》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《闇操作》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《暗視》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《ぼやけ》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《透明》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《幻影》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《天体観測》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《昼夜逆転》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《月齢変更》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《月齢操作》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《月光》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《流星》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《隕石》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《流星雨》 1 20 魔女判+2、消費-4、集中-4秒 《変身/猫》 1 19 魔女判+2、消費-2、集中-2秒 《念動》 1 20 《浮遊》 1 20 《飛行》 1 20 《高速飛行》 1 19 《体力贈与》 1 20 《体力回復》 1 20 《盾》 1 20 《魔法の盾》 1 20 呪文CP小計 52 格闘動作 消費CP レベル 【自然共感】 1 22 対象呪文の判+2、消費-2、集中-2秒、追加ダメ+3。精霊、植物、動物に対する反応+5 【天体共感】 0.5 22 対象呪文の消費-2、集中-2秒、与ダメ+4 【おまじない】 0.5 22 【夜の衣】 1 22 夜間全呪文L+1。呪文抵抗判+3。受実ダメ-4。呪文発動判定、射撃・噴射呪文の命中判定、呪文のダメ+5 【夜天召喚】 1 20 疲労1点。範囲半径22m 【月光召喚】 1 20 疲労2点。範囲半径22m 【満月の祝福】 1 22 対象に《祝福》、与ダメ+2。命中判定、フェイントの目標値、呪文発動、移動力+2 【魔女薬】 1 22 11個作成。持続7日。消費E6点まで。副作用生命ペナ-3。副作用を2つから選べる 【魔法のほうき】 0.5 22 【魔法陣描画】 0.5 22 【光の軌跡】 0.5 20 5ヘクス移動可 【夢魔法】 1 22 選択呪文11個まで。選択呪文の判+4、消費-7、集中-2秒、距離ペナ無視、与ダメ+5 【魔法創造】 1 22 【魔法召喚】 1 17 【元素錬成】 1 23 精霊作成消費1/2、四霊系と人工精霊呪文消費E-4、維持ペナ-4、集中-2秒、与ダメ+2 【精霊共感:水】 1 18 水霊呪文に以下のうちどれかの効果。1(疲労3消費、対象4体)2(疲労3消費、範囲から4体除去)3(疲労1消費。維持ペナ-3、距離ペナ-3、発動+4) 【精霊との親和性:水】 1 18 水霊呪文を同時準備3(2つ/-1,3つ/-6)。射撃呪文2つ発射 【精霊の手】 1 23 消費段階ごとダメ+2、狙いペナ二倍。相手の能防-3 【元素蒸着:水】 1 24 維持に疲労1/ターン。維持ペナ+3。攻撃すべて水属性。知力と生命力+4。刺し切りのダメボなし、叩き実ダメ半減。相手の能防-4。水ダメ半減。地ダメ防御効果失い受動と防護点無効、追加ダメ+2D6。 【天の衣】 0.5 23 元素蒸着の姿を任意に変える 【他心通】 1 23 魔法の杖の命中+4、与ダメ+4、受け+4。魔法の杖受け二回 【神足通】 1 18 移動距離+3m。ブロック無効。組み付き、体当たりに判定ペナ18 【天眼通】 1 18 1/ターン(1h)。自分または22m内の一人の判定+3。戦闘中疲労1 【天耳通】 1 23 1/2h。疲労5消費。情報を得る技能の代用 【魔法工房】 1 20+2 商人+2 【工房改造】 1 22 【隠密訓練】 0.5 13 【呪文耐性】 0.5 22 判定+2(意志の強さ)、対ヴァンプ+判定4 【魔法保持】 1 22 【ウェポンマイスター/杖】 0.5 11 【食いしばり】 0.5 20 【第七感】 0 20 ランダリアン(0.5CP) 【第八感】 0 20 ランダリアン(0.5CP) 【魔力弾】 0 22 【魔法保持】 1 23 呪文維持ペナ-3。マナ密以上必要 【多重詠唱】 1 18 同時準備3(2つ/-1,3つ/-6)。呪文1つ準備ごとに疲労1点。マナ密以上必要 格闘動作CP小計 27 武器・攻撃 判定値 ダメージ 長さ 価格 重さ 箒(クォータースタッフ) 291000 2Kg 偽装:箒。特殊素材:羊の骨(覚醒)。神聖。魔法の杖。受け重さ1/2。対ヴァンパイア能動防御+2、呪文抵抗+4、フェイント対抗+4 【魔力弾】 22 叩き/4D6(3D6-1+5) 1~22 疲労0。近接攻撃あつかい。受け止め+4 【魔力弾】満月 24 叩き/4D6+2(3D6-1+5+2) 1~22 同上 【魔力弾】満月+水衣 28 叩き/5D6+2(4D6-1+5+2) 1~26 同上 《石弾》 26 叩き/8D6+2+追加3(3D6+3+4+5+2+6) 正+2/半40/最80 呪文L20+判6。消費0。準備0秒。【夢魔法】。相手への能動-3 《石弾》満月 33 叩き/10D6+2+追加3(3D6+3+4+5+2+6+5+2) 同上 呪文L21+判13。他同上 《石弾》満月+水衣 39 叩き/12D6+追加4(3D6+3+5+6+9+6+3) 同上 呪文L25+判15。相手への能動-8。他同上 《氷球》 26 叩き/7D6+3+追加3(3D6+4+5+2+6) 正+2/半40/最80 呪文L20+判6。消費0。準備0秒。【夢魔法】。相手への能動-3 《氷球》満月 33 叩き/9D6+3+追加3(3D6+4+5+2+6+5+2) 同上 呪文L21+判13。他同上 《氷球》満月+水衣 39 叩き/11D6+1+追加4(3D6+5+6+9+6+3) 同上 呪文L25+判15。相手への能動-8。他同上 《氷剣》 26 刺し/7D6+追加3(3D6-3+4+5+2+6) 正+3/半30/最60 呪文L20+判6。消費0。準備0秒。【夢魔法】 《氷剣》満月 33 刺し/9D6+追加3(3D6-3+4+5+2+6+5+2) 同上 呪文L21+判13。他同上 《氷剣》満月+水衣 39 刺し/10D6+1+追加4(3D6-3+5+6+9+6+3) 同上 呪文L25+判15。相手への能動-8。他同上 《隕石》 26 叩き/5D6+2+追加3(3D6+2-2+4+5) 通常 呪文L20。消費0。準備0秒。よけ。命中頭。【夢魔法】。相手の能防-3 《隕石》満月 34 叩き/7D6+2+追加3(4D6-1-2+4+5+5+2) 通常 呪文L21。他同上 《隕石》満月+水衣 40 叩き/9D6+3+追加4(5D6-1-2+5+6+3+6) 通常 呪文L25。相手の能防-8。他同上 《流星雨》 26 叩き/7D6+追加3(3D6+2+3+4+5) 範囲 呪文L20。消費5*範囲-13・同。準備0秒。【夢魔法】1Dで3以下で対象。よけ、受け不可。命中部位ランダム。相手の能防-3 《流星雨》満月 34 叩き/9D6+追加3(4D6-1+3+4+5+5+2) 範囲 呪文L21。他同上 《流星雨》満月+水衣 40 叩き/11D6+1追加4(5D6-1+3+5+6+3+6) 範囲 呪文L25。消費5*範囲-13・同。相手の能防-8。他同上 防具 受動防御 防護点 価格 重さ エクソシストローブ 2 2 210000 2Kg 偽装:学生服。対呪文防護点6/軽減2。集中維持+3、呪文発動+1、呪文抵抗+2、 錬気 (3) 計 2 2(5) 【夜の衣】ダメージ軽減4/5(水衣) その他 価格 重さ ハンターフォン 200000 0.5Kg 〈コンピューター操作〉〈コンピュータープログラミング〉〈コンピューターハッキング〉〈電子機器〉判定+1 練魔の庵/上質 1200000 呪文判定+1 練魔の庵/簡易 60000 【魔法陣描画】用 隠し金庫 300000 0.5Kgまでの物をしまえる。主に杖用 生還のタリスマン 180000 勇気のタリスマン 60000 幸運のタリスマン 180000 破魔のタリスマン*3 60000*3 癒しのタリスマン 60000 矢除のタリスマン*3 60000*3 残り所持金/重量合計 2054000円 2.5Kg 基本移動力 5+1(+1水衣1) 荷重 2.5Kg/無荷(0) 移動力 6+1(水衣) 受け(杖/2回) 11+2(対血)+1(水衣) 止め 石壁26+12(満月水衣) よけ 6+1(水衣) 戦闘即応+1、対ヴァンプ+2 CP総計 215CP 未使用CP 0CP 行動順 5+1+1(水衣) 戦闘即応+1 設定/コメント 「こんにちは、私、星空雲母! ヴァンパイアは魔法でどっかーんしちゃうよ!」 秋葉原の高校に通う元気いっぱいで明るい見習い魔女。明るいピンク色の髪がチャームポイント。趣味は月夜の散歩と猫グッズあつめ。 小さいころに夢見た魔女っ子にはなれなかったけれど、それでも魔法で守れるものがあると信じてヴァンパイアと戦う。 アニメ好きな少女は、ある日前世の記憶に目覚める。クルーニスクに保護された彼女は、アニメのように人助けをする魔法使いを夢見て訓練に励んだ。 だが現実は非情で、適性があったのは人助けではなく化物退治の方だったのだ。がっかりしたがそれでも前向きにがんばってる。 現在親の元を離れ、一人暮らしをしながら学校に通っている。家族を安心させ巻き込まないために。大学は行こうと考えているが将来はまだ未定のまま。 生活費関連 財産普通(維持10万/月 収入2D6+2万)・【魔力工房】(生活費-40%)・〈家事〉(生活費-3万)・〈商人〉(収入+2D6万)・〈経済学〉(収入+2D6+2万) 合計(生活費 3万/月、収入6D6+4万) 病気関連 〈生態学〉+2・〈呼吸法〉+2・〈家事〉+1 合計(生命力10+5) 反応修正 容貌魅力的(+1)・〈接客〉(+1)・特異な容貌(-1)・未成年(ふさわしくない-3)・妄想/自分は古代人の末裔(発覚-1)・格闘流派の取得不可(格闘流派-2)・【自然共感】(精霊、植物、動物に対して+5) 合計修正(常時+1、状況で変動) 恐怖判定修正 怖いもの知らず5L(+5)・戦闘即応(+2)・意志の強さ2L(+2)・ヴァンパイアに対する覚悟(+3) 合計修正(自動失敗出目14、知力17+9(12)) 【夢魔法】選択呪文(演出) 《石弾》石像の拳・《石壁》石垣・《氷球》雪像の張り手・《氷剣》氷の鋏・《精霊作成》水の人形・《隕石》星の弓矢・《流星雨》星の雲・《盾》魔女のマント・《魔法の盾》・亀の甲羅・《飛行》妖精の羽・《高速飛行》天使の翼 【魔法召喚】選択呪文 ※回復役が多いなら変更する 《癒しの歌》/範囲/持続1秒/消費2・同/範囲内の生物の生命力と疲労を1秒につき1点回復。楽器の演奏か歌うことが必要。 日常ルーティン 寝る前。《天体観測》《暗視》のあと《流星》をつかう。 魔女薬/11個まで 《盾+3》希望者の数、《体力贈与/6点》あまった数 攻撃魔法のダメージ補正 常時:天体共感+4、夢魔法+5、自然共感+追加3 満月の加護:満月の祝福+2、夜の衣+5 満月の加護+水衣:天体共感+5、夢魔法+6、自然共感+追加4、満月の祝福+3、夜の衣+6 射撃呪文精霊の手:2(水衣3)*大きくした段階数 第七感発動時 HP0(与えるダメージ+5、受けるダメージ軽減-5、気絶判定+10) 第八感発動時(死亡判定+10) HP-10(能力値+5) HP-15(能力値+6) HP-20(能力値+7) HP-25(能力値+8) HP-30(能力値+9) HP-35(能力値+10) HP-40(能力値+11) HP-45(能力値+12) HP-50(死亡)
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系列 スキル名 概要 種類 習得条件 Fighter Bat Storm1 対象ターゲット周りにコウモリの群れを召喚して広域物理ダメージを与える。 Physical Attack 30lv以上 Fighter Bat Storm2 BatStorm1の上位段階スキル。 Physical Attack 100lv以上 Fighter Bloody Shout1 血の契約を通じて自分のHPを一定時間上昇させる。 Self Buff 50lv以上 Fighter Bloody Shout2 Bloody Shout1の上位段階スキル。 Self Buff 80lv以上 Fighter Lethal Claw この強力な技術はその名どおり残酷で破壊力が凄まじい。速いスピードで周りにいる敵に鋭いツメを振り回す。力と敏捷性が上がるほど破壊力は格段に増す。 Physical Attack セト以上 Fighter Chain of Demon 相手を束縛して移動や攻撃が不可能な状態にします。 Physical Attack マアト以上、STRとDEXの純粋合計値が500以上 Fighter Bat Breakerl Claw 悪魔の翼を武器に分身が多数の敵を鋭く攻撃します。 Physical Attack オシリス以上、STRとDEXの純粋合計値が580以上 Enchant Curse Of Blood1 スキルを使用するキャラクターの周りに血の呪いをかけて敵に魔法ダメージを与える。さらに、一時的に麻痺させる。 Magical Attack 80lv以上 Enchant Curse Of Blood2 Curse Of Bloodの上位段階スキル。 Magical Attack 80lv以上 Enchant Bloody Wings 対象ターゲットを復活させる。 Magical Attack 80lv以上 Enchant Venom Circle 自分を中心に7×7の範囲攻撃。 Magical Attack セト以上 Enchant Bloody Skull 5×5の範囲攻撃。見た目は複数回ヒットだが実際は1回ヒット Magical Attack マアト以上、純粋INT500以上 Enchant Shady Douple 単体攻撃 Magical Attack オシリス以上、純粋INT580以上 共通 Blood Drain2 5×5タイル内にいる体力が30%以下のすべての敵から吸血する。 Innate 40lv以上 ※ カースオブブラッドのアイコンイメージが実際のものと違います。 リーサルクロー リーサルクロー ヴェノムサークル ヴェノムサークル カースオブブラッド1 カースオブブラッド1
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ダークイレギュラーズ - ヴァンパイア グレード〈2〉 ノーマルユニット (インターセプト) パワー 9000 / シールド 5000 / クリティカル 1 自【GB1】:[あなたのドロップゾーンからノーマルユニットを1枚選び、山札の上に置く] このユニットが(R)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札をシャッフルし、SC(3)。 フレーバー:何分長命ですから。語り継ぐのは天職ですよ。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 使ってみたいと思う 0 (0%) 2 弱いと思う 0 (0%) 3 強いと思う 0 (0%) 4 面白いと思う 0 (0%) その他 投票総数 0 コメント
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ボス攻略 ボス攻略ボス1 ボス2 ボス1 攻略情報1 攻略情報2 ボス2 攻略情報1 攻略情報2
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seisakutyuu
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キャラクター名 能力値 数値 消費CP プレイヤー名 体力 10 種族・性別 敏捷力 10 身長 知力 10 体重 生命力 10 年齢 CP小計 基本致傷力 振り 1D 基本移動力 突き 1D-2 荷重レベル キック 1D-2 行動順 受動防御 防護点 受け() なし 止め なし よけ 5 その他 なし 有利な特徴 消費CP ヴァンパイア・ハンター基本セット +50CP CP小計 CP 不利な特徴 獲得CP 癖 獲得CP ―1CP ―1CP ―1CP ―1CP ―1CP CP小計 CP 技能 消費CP レベル CP小計 CP 呪文 消費CP レベル CP小計 CP 格闘動作 消費CP レベル CP小計 CP 魔術動作 消費CP レベル CP小計 CP 武器・攻撃 判定値 ダメージ 長さ 価格 重さ 防具 受動防御 防護点 効果 価格 重さ その他所持品・装備品 効果 価格 重さ 重さ合計 所持金 250万円 CP総計 205CP 設定/コメント
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ヴリコラカスの古きもの Vrykolakas Ancient Vrykolakas ancients are the sinister overlords of their kind, stealing blood, breath, and life to feed their immortal hunger. “知識の想起”――アンデッド(〈宗教〉) DC 33 一般的な知識 DC 31 専門知識 DC 28 ヴリコラカスの古きもの Vrykolakas Ancient クリーチャー13 アンコモン NE 中型 アンデッド ヴァンパイア 出典 Bestiary 2 277ページ 知覚+23;暗視 言語 共通語 技能 〈威圧〉+27、〈運動〉+29、〈隠密〉+26、〈軽業〉+24、〈宗教〉+19、〈生存〉+23、〈ペテン〉+27 【筋】+8、【敏】+5、【耐】+4、【知】±0、【判】+4、【魅】+8 Children of the Night/Children of the Night (信仰、心術、精神) The presence of a vrykolakas ancient inspires savage creatures to crawl forth to do its bidding, including rat swarms, wargs, werewolves , and similar creatures. The vrykolakas ancient can give telepathic orders to these creatures within 100フィート、but they can't communicate back. Swift Tracker/Swift Tracker The vrykolakas moves at full Speed while Tracking . AC 34;頑健+23、反応+24、意志+21 HP 250(負のエネルギーによる回復);完全耐性 即死効果、病気、paralyze、[毒]、睡眠 Pestilential Aura/Pestilential Aura (オーラ、信仰、死霊術) 5フィート、DC 33. Creatures beginning their turn in the area while the vrykolakas is in its true form are exposed to bubonic plague . Vrykolakas Vulnerabilities/Vrykolakas Vulnerabilities Vrykolakas all have the following vulnerabilities. Burial Site Bound A vrykolakas is bound to the place of its death or interment. It must return to this location once per week and bury itself in the earth for 24 hours, during which time it is paralyzed and can be beheaded. If it is unable to return to this site, it is reduced to 0 Hit Points and attempts to use Feral Corruption; if this host animal can't return to the burial site before the possession effect ends, the vrykolakas is destroyed and the animal host returns to normal. Vulnerable to Decapitation A vrykolakas that is beheaded can't use its Feral Possession, and a beheaded corpse cannot rise as a vrykolakas. Feral Possession [free-action] (呪い、信仰、無力化、精神、死霊術、憑依トリガー The vrykolakas is reduced to 0 Hit Points, and an animalis within 100フィート) 効果 Unlike most other undead, a vrykolakas isn't destroyed when it reaches 0 HP. Instead, it attempts to cast its spirit into an animal within 100フィート、which must attempt a Will save (DC 33). On a failure, the animal is possessed. This has the effects of the possessionspell, but it lasts a number of days equal to the vrykolakas's level. This possession can't be counteracted with magic (though remove curse works against it normally). If the animal succeeds at its save, the vrykolakas can attempt to possess a different animal within 100フィート. If at any point an animal critically succeeds at its save or no animal is within 100フィート、the vrykolakas fails to possess anything and is destroyed. A vrykolakas possessing an animal seeks out its burial site (see Burial Site Bound) immediately、burying itself there. While the vrykolakas is in this state of recovery、its animal host is paralyzed 、and beheading it destroys the vrykolakas and kills its host. Removing the curse destroys the vrykolakas and returns the animal to normal. After 1d4 days、if the vrykolakas hasn't been destroyed、the animal dies and the vrykolakas rises in a new body that's identical to its previous one、formed from the animal's remains. 移動速度 40フィート、登攀20フィート 近接 [one-action] 牙 +27[+22/+17]、ダメージ 3d10+17[刺突]、加えてDrink Blood 近接 [one-action] 爪 +27[+23/+19](機敏)、ダメージ 3d6+17[斬撃] 信仰生得呪文 DC 33;7レベル ヴァンピリック・タッチ(×3);3レベル フィアー(×3) 変身 [one-action] (精神集中、信仰、完全変身、変成術) A vrykolakas ancient can transform into a form resembling the body it had in life, with the effects of humanoid form but with unlimited duration. It loses its fangs and claw Strikes but gains a +2 circumstance bonus to Deception checks to Impersonate in this form. Create Spawn/Create Spawn (信仰、余暇、死霊術) If a creature dies after being reduced to 0 HP by Drink Blood, a vrykolakas ancient can turn this creature into a vrykolakas spawn by donating some of its own blood to the creature and burying it in earth for 3 nights. Such vrykolakas spawn are generally friendly to the vrykolakas that created them, but they are not under its control and typically wander off on their own rampage within 1d6 days of their creation. Dominate Animal/Dominate Animal [one-action] (信仰、心術、無力化、精神) DC 33, The vrykolakas can cast dominate at will as a divine innate spell that affects only animals. A creature that succeeds is immune to that vrykolakas's Dominate Animal for 24 hours. Destroying the vrykolakas ends the effect, but reducing it to 0 HP does not. A dominated animal takes a –4 circumstance penalty to saving throws against the vrykolakas's Feral Possession. Drink Blood/Drink Blood [one-action] (信仰、死霊術) 必要条件 The vrykolakas' last action was a successful fangs Strike; 効果 The vrykolakas sinks its fangs into that creature to drink its blood. This requires an Athleticscheck against the creature's Fortitude DC. On a success, the creature becomes drained 2 , and the vrykolakas regains 25 HP, gaining any excess HP as temporary Hit Points. Drinking Blood from a creature that's already drained doesn't restore any HP to the vampire, but it increases the creature's drained condition value by 1. A vrykolakas can also consume blood that's been emptied into a vessel for sustenance, but it gains no HP from doing so. The target creature's drained condition value decreases by 1 per week. A blood transfusion, which requires a successful DC 20 Medicine check and sufficient blood or a blood donor, reduces the drained value by 1 after 10 minutes. かきむしり [one-action] claw Sanguine Mauling/Sanguine Mauling [one-action] 必要条件 The vrykolakas ancient's last action was to Drink Blood; 効果 The vrykolakas ancient makes two claw Strikes. Both count toward its multiple attack penalty, but the penalty increases only after it makes both attacks. If it hits with both claws, the target takes 1d6 persistent bleed damage . Steal Breath/Steal Breath [two-actions] (操作) 必要条件 The vrykolakas ancient is adjacent to an unconscious creature; 効果 The vrykolakas ancient steals the creature's breath. The unconscious creature begins suffocating, can't be awakened for 1 round, and must attempt a DC 33 Fortitude save. If a creature is targeted with this ability in consecutive rounds, the save DC decreases by 2 each round after the first. 大成功 The target immediately awakens and is then temporarily immune to Steal Breath for 24 hours. 成功 The target is unaffected. 失敗 The target takes 1d10 damage. 大失敗 The target is reduced to 0 HP and becomes dying 1 .
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「あの子を陽のあたる道に連れ戻すのが、わたしの誓いです」 キャラクター名 「クルースニク有明支部長」井上アリス 能力値 数値 消費CP プレイヤー名 NPC 体力 9 -10CP 種族・性別 人間・女 敏捷力 10 +0CP 身長 160cm 知力 16 +80CP 体重 50kg 生命力 10 +0CP 年齢 18歳 CP小計 +70CP 有利な特徴 消費CP ヴァンパイアハンター基本セット +50CP 容貌:最高 +25CP 満月の素質Lv5 +39CP マナの祝福 +20CP 無感動 +15CP 魔術流派:結界魔術 +0CP 魔術流派:錬成魔術 +5CP 魔術流派:探索占術 +5CP 魔術流派:宝石魔術 +5CP CP小計 164CP 不利な特徴 獲得CP 癖 獲得CP 義務感/部下 -5CP 機械は分解したがる -1CP 悪夢 -5CP 機械的な口調で喋る -1CP 誠実 -10CP 感情を顔に出さない -1CP 狭量/白人 -5CP 基本的に敬語 -1CP 誓い/双子の弟を救う -15CP 食事に関心がない -1CP CP小計 ー45CP 技能 消費CP レベル 魔法理論 28CP 30Lv 空手 4CP 12Lv 外交 12CP 20Lv 管理 10CP 20Lv 嘘発見 12CP 20Lv 神秘学 8CP 20Lv 錬金術 2CP 20Lv 医学 2CP 15Lv 裏社会 1CP 15Lv 禅弓道 10CP 20Lv 言いくるめ 1CP 15Lv 演技 1CP 15Lv 読唇術 1CP 15Lv 演技 1CP 15Lv オリエンテーリング 1CP 15Lv コンピューター・プログラミング 1CP 15Lv コンピューター・ハッキング 1CP 15Lv 尋問 1CP 15Lv 兵士/TL8 1CP 15Lv 指揮 1CP 15Lv 調査 1CP 16Lv 戦術 2CP 15Lv 心理学 1CP 15Lv 犯罪学 1CP 15Lv 錬気 1CP 20Lv 哲学 1CP 15Lv 情報分析 12CP 20Lv 診断 2CP 15Lv コンピューター操作 0.5CP 15Lv 気功治療 0.5CP 15Lv 呼吸法 0.5CP 12Lv 地域知識/有明 0.5CP 15Lv 英語 0.5CP 14Lv 中国語 0.5CP 14Lv アラビア語 0.5CP 14Lv アトランティス語 0.5CP 13Lv 地質学/TL8 0.5CP 14Lv 宝石屋/TL8 0.5CP 14Lv 学業 0.5CP 15Lv 準備/封呪の宝石 4CP 14Lv 日本語(母語) 0CP 20Lv レムリア語(母語) 0CP 20Lv CP小計 132.5CP 呪文 消費CP レベル 幻影 1CP 18Lv 生命力賦与 1CP 18Lv 体力賦与 1CP 18Lv 体力回復 1CP 18Lv 小治癒 1CP 18Lv |発火|1CP|18Lv 火炎 1CP 18Lv 火炎変化 1CP 18Lv 消火 1CP 18Lv 加熱 1CP 18Lv 火球 1CP 18Lv 爆裂火球 1CP 18Lv 幻炎 1CP 18Lv 人体発火 1CP 18Lv 聖火 1CP 18Lv 聖火球 1CP 18Lv 連続火球 1CP 18Lv 鉱物探知 1CP 18Lv 土変化 1CP 18Lv 石変化 1CP 18Lv 地中視覚 1CP 18Lv 地中歩行 1CP 18Lv 地震 1CP 18Lv 地槍 1CP 18Lv 土を石 1CP 18Lv 土作成 1CP 18Lv 石弾 1CP 18Lv 岩石弾 1CP 18Lv 埋葬 1CP 18Lv 水探知 1CP 18Lv 水浄化 1CP 18Lv 空気浄化 1CP 18Lv 空気作成 1CP 18Lv 妖気感知 1CP 18Lv 生命感知 1CP 18Lv 敵感知 1CP 18Lv 感情感知 1CP 18Lv 嘘発見 1CP 18Lv 読心 1CP 18Lv 自白 1CP 18Lv 精神探査 2CP 18Lv 思考転送 1CP 18Lv 弱点看破 1CP 18Lv 弱体化 1CP 18Lv 見せかけ 1CP 18Lv 応急修理 1CP 18Lv 修理 1CP 18Lv 切れ味 1CP 18Lv 韋駄天 1CP 18Lv 倍速 1CP 17Lv 念動 1CP 18Lv 瞬間移動 2CP 18Lv 他者移動 2CP 18Lv 瞬間回避 1CP 18Lv 光 1CP 18Lv 持続光 1CP 18Lv 閃光 1CP 18Lv 闇 1CP 18Lv ぼやけ 1CP 18Lv 暗視 1CP 18Lv 透明 1CP 18Lv 透明看破 1CP 18Lv 視力強化 1CP 18Lv 聴力強化 1CP 18Lv 注意力強化 1CP 17Lv 見切り 1CP 18Lv 方向探知 1CP 18Lv 追跡 1CP 18Lv 道案内 1CP 18Lv 歴史 1CP 18Lv 古代史 1CP 18Lv 魔法の目 1CP 18Lv 透明な目 1CP 18Lv 透明壁 1CP 18Lv 作音 1CP 18Lv 発声 1CP 18Lv 雷 1CP 18Lv 拡声 1CP 18Lv 音噴射 1CP 18Lv 遠耳 1CP 18Lv 超音波視覚 1CP 18Lv 魔法の耳 1CP 18Lv 透明な耳 1CP 18Lv 怪力 1CP 18Lv 活力 1CP 18Lv 危険感知 1CP 18Lv 見張り 1CP 18Lv 矢よけ 1CP 18Lv 矢返し 1CP 18Lv 避難所 1CP 18Lv 物質障壁 1CP 18Lv 完全障壁 1CP 18Lv 魔法の矢 1CP 18Lv 魔法障壁 1CP 18Lv 呪文防御 1CP 18Lv 遅発 1CP 18Lv 連動 1CP 18Lv 瞬間防御 1CP 18Lv マナの領域 1CP 18Lv CP小計 105CP 格闘動作 消費CP レベル 食いしばり 2CP 20 第七感 2CP 20 第八感 2CP 20 魔術動作 消費CP レベル 魔術適正:結界魔術 6CP 35 領域展開 1CP 30 領域規定 1CP 21 治癒領域 4CP 30 高速領域 4CP 30 防衛領域 4CP 30 攻性領域 4CP 30 領域適応 6CP 24 魔法連動領域 18CP 30 領域最適化 1CP 30 領域可視化:煉獄 0.5CP 30 呪文合成 1CP 21 負担軽減 6CP 30 射撃呪文制御 4CP 30 攻性詠唱 6CP 30 高速詠唱 6CP 30 並列呪文防御 1CP 24 攻性詠唱 6CP 30 宝石魔術 1CP 25 暴呪の宝石 1CP 27 宝石使い 6CP 30 宝石精錬 6CP 30 探索範囲拡大 6CP 30 個別探索強化 6CP 30 探索精度強化 6CP 30 千里眼 1CP 21 占術の御業 1CP 113.5 呪文耐性 0.5CP 30 瞑想 0.5CP 30 精密構築 1CP 30 魔法保持 1CP 30 自己領域 1CP 30 CP小計 117.5CP 基本致傷力 振り 1D 突き 1D-2 キック 1D-2 武器・攻撃 判定値 ダメージ 長さ 価格 重さ アメジストのクオータースタッフ(真価発揮・クオータースタッフ) 4 1D+1(叩き) 1~2 2.5kg 《聖火球》+《連続火球》+《石弾》+《岩石弾》 40 29D(叩き)/連射8 2.5kg 《魔法の矢》+《埋葬》+《人体発火》+発動判定6+命中判定6 1D+1(叩き) 1~2 2.5kg 防具 受動防御 防護点 価格 重さ ハンターズ・スカウトスーツ(《防御》+1《強化》+2) 3 4 2kg ハンターズ・ブラスナックル ハンターズ・グリーヴ アメジストのネックレス(真価発揮) 一通りの霊薬を所持している その他 価格 重さ 生還のタリスマン 幸運のタリスマン 矢除のタリスマン×3 破魔のタリスマン×3 勇気のタリスマン×3 癒しのタリスマン×3 技巧のタリスマン×3 隠れ身のタリスマン×5 人払いのタリスマン×5 操魔のタリスマン×5 普通の錬金術施設 最高の庵 残り所持金 不明 基本移動力 5 荷重 無荷(-0) 移動力 5(+2) 受け(空手) 8 止め なし よけ 5+1 CP総計 550CP ★キャラクター設定 クルースニク有明支部の支部長です。「無感情」であることと優れた魔法の才能を買われ、若干18歳にして有明支部の支部長に任命されました。基本的に日々の業務を淡々と処理しながら東京湾を監視しています。 彼女には双子の弟がいます。孤児であった双子は、その秀でた才能を見込まれてクルースニクにスカウトされ、厳しい訓練を受けることになります。クルースニクの訓練施設では、人種差別が横行しています。そのように偏った思想を矯正するのも訓練の一つなのですが、中には深いトラウマを刻まれてしまうものもいます。 井上アリスとその弟、井上レイジの姉弟もその標的になりました。まだ十代前半だった姉弟は、白人男性の訓練生に捕らえられ、性的な暴行を受けたのです。 その結果、二人の姉弟は心を深く閉ざし、本来正常に機能するはずの人としての情動を止めてしまいました。――クルースニクはそれを彼女らの長所と捉え、適切な配置をしたのですが、井上アリスは弟が「汚れ仕事」に配置されたことに納得をしていません。必ず日の当たる道へと引き戻し、その悪名を払拭するために組織の中で成り上がることを切望しています。 ★依頼者として 東京湾に潜む「吠え猛けるもの」や「外なるもの」に動きがあった場合、彼女から他支部に応援要請が入ることになります。 聖別超空中機動要塞「ビッグサイト」を機動するのは本当に最後の手段です。それはつまり世界にヴァンパイアと超常的な戦闘能力を持つハンターたちの存在を露わにするものだからです。そしてその最後の手段を使用してなお、「外なるもの」に対しては対抗できるか不明瞭なのです。彼らについては未だ不明なことが多く、時に次元さえも歪めるとまで言われています。そもそも「勇気のタリスマン」を用いてなお、彼らと対峙して正気を保っていられる保証はどこにもないのです。 ですから、少しでも予兆を感じたのなら彼女は全支部に調査要請をかけます。その要請が秋葉原支部に回ってくることもあるでしょう。 ――その場合、ヴァンパイアそのものではなく人間が作り出したヴァンパイアを崇める「教団」との戦いになります! 例え魔法が扱えなくても、数を揃えて彼らが向けてくる現代兵器の銃口は、ある意味でヴァンパイアよりも恐るべき脅威となるでしょう! ★事件の引き金として 彼女は双子の弟である「井上レイジ」を「特殊処理班」という日陰の道から救い出したいと考えています。そのため彼女は意外にも権力志向が強いところがあります。クルースニクの上層部に行けば、ハンター一人の人事程度ならどうにかなると思っているからです。 そしてそこまで権力に固執するのは、まるで心のない人形のように見えても、自分の弟が心優しい青年であることを正しく理解しているからです。ですが、弟の方は必ずしもそれを望んでいません。任務に日々苦悩し続ける自分を差し置いて出世街道を歩む双子の姉を強く憎んでいるのです。 その強い権力志向から冷静なはずの彼女がミスを犯す可能性はゼロではありませんし、弟と衝突したところをヴァンパイアに付け込まれるという事態は十分にあり得るでしょう。 ★戦闘に参加させる場合 基本的には支援を中心に立ち回ります。【治癒領域】で毎ターンヒットポイントと疲労点を1ずつ回復、【高速領域】で移動力を3増加、【防衛領域】でダメージを6軽減、「能動防御」「フェイントへの対抗」「あらゆる生命力判定」「呪文抵抗」に+3のボーナス、【攻性領域】で味方が発生させる致傷力を+6増加、能動防御や呪文抵抗に-3のペナルティを与える効果を付与し、さらに《倍速》《矢返し》《ぼやけ》《怪力》を支援として味方全体の行使し続けます。さすがにこの援護は彼女への負担も大きく、彼女は毎ターン3点疲労していきます。このため実際の戦闘では【瞑想】による疲労点回復を続けることになるでしょう。 しかし一度攻撃に回れば、彼女の攻撃能力では尋常ではありません。29D、8連射、反動2、命中値35の攻撃を打ち込むのです! 29Dと言えば、期待値だけで100近くに達するので、大抵のハンターには流れ弾が一発当たるだけで自動死亡域まで到達するでしょう……。もちろんヴァンパイアもこれを受けてはただでは済まないでしょうが。 さらに【領域最適化】を使用すればダメージは31Dに膨れ上がります。さすがの彼女も誤射を恐れてこの攻撃手段を滅多なことでは使いません……。 いずれにしても、援護をさせても攻撃をさせても強力極まりない魔術師ですので、よほどのことがない限りは戦場に彼女を登場させるべきではないでしょう。 ★「井上アリス」に接触を取る GMが許可すれば「井上アリス」に協力を求めることが可能です。 条件:〈管理〉Lv15/〈外交〉Lv15/〈電子機器/種別〉もしくは〈技師/種別〉もしくは〈機械工/種別〉Lv12 条件を満たさない状態で「井上アリス」に援助を求める場合は、「全員」の獲得経験点が1点下がります。 受けられる主な支援の内容は以下の通りです。 ・習得している各種情報呪文の行使。 ・有明近辺についての各種情報提供 ・東京湾に潜んでいる「何か」についての情報提供。 ★情報屋としての「井上アリス」 「井上アリス」に情報屋としての能力はありません。
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■アクトトレーラー ―――――――――――――――――――― ヴラド・コロニー 実在するそのゴエルロには 1つの都市伝説が存在した。 「吸血鬼が妖怪軍団を従えて 国を作って支配をしている」と。 メディアから見りゃ三流で 電脳世界じゃ化石のジョーク。 世間じゃ真っ赤な嘘っぱち 手垢のついたオカルト話。 そんな三流オカルトに、マジでぶつかる奴らがいた。 N◎VAから離れゴエルロへ 命をかけた突撃取材。 馬鹿げたDAKの番組は、大きくなって渦になり やがて世界を巻き込んで、朝のこないゴエルロに 大きな希望の火を灯す。 トーキョーN◎VA The Detonation 「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」 誰かが体を張らなけりゃ、運命の扉は開かない。 ―――――――――――――――――――― ●推奨スタイル ①トーキー:フリーランス・N◎VAスポのトーキー ②カブキ:フリーランス・所属は自由 ③バサラ:聖母殿のエージェント ④アヤカシ:サロン・ドルファンの執行者 推奨スタイル:トーキー コネ:九条政次 推奨スート:感情(友人、腐れ縁) 君はN◎VAで働くトーキーだ。今のN◎VAの仕事は君にとって退屈だった。ストリートの抗争、企業買収、汚職事件。どれもこれもありがちで、視聴者からは食傷を感じられた。そんな時、友人の九条から仕事の打診があった。「大陸横断! 吸血鬼は実在するのか? 東欧の秘境ゴエルロ突撃取材!」胡散臭いタイトルの企画だが、君は妙にその内容に惹かれた。 PS:吸血鬼を取材する 推奨スタイル:カブキ コネ:『トーキー』 推奨スート:感情(友人、腐れ縁) 売れないカブキ。それが今の君だ。鳴かず飛ばずの現状を打破できず1人悶々と過ごす日々。このままじゃまずい。カブキをやっているからには一度くらいとびっきりの「伝説」を打ち立てたい。そんな中、ニヤニヤ笑いのN◎VAスポ編集長と『トーキー』が君の元に現れた。嫌な予感と少しのチャンス。君はその2つを感じ取った。 PS:突撃リポートを完遂する 推奨スタイル:バサラ コネ:ソフィア・クリスティー 推奨スート:理性(上司) 君は聖母殿のエージェントだ。上司にあたるソフィア・クリスティーが重要な任務があるという。N◎VAへの切符と現地案内のナビゲーターの肩書きを持ってのヴラド・コロニーへの潜入指令。あの魔窟に対し、起死回生の強力な一手が存在すると、彼女は言った。 PS:ヴラド・コロニーを攻略する 推奨スタイル:アヤカシ コネ:アルドラ・ドルファン アルドラに呼び出された君はヴラド・コロニーへの破壊工作を命じられた。彼女曰く以前狩り場を荒らされた意趣返しだという。しかし魔王組織も手を焼き、聖母殿すら退けているかの地にどうやって効果的な一撃を加えれば良いのだろうか? 疑問に思う君にIDが渡される。それは君の人としての身分証だった。 PS:ヴラド・コロニーに報復をする ●必要な防御系神業 ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡することを防ぐため、キャスト全員で4個以上の防御系神業が必要である。また、それ以外の不慮の事故でキャストが死亡する事態を防ぐため、予備の防御系神業を用意しておくことを推奨する。 また、《暴露》《天変地異》にはシナリオ上で想定された使途が存在する。 ●推奨レギュレーション 達成値:特に制限は定めないが、敵ゲストが単独で出す最大達成値は26~28程度である。 経験点:キャストを新規作成する場合、もしくは消費経験点が100点に満たないキャストを持ち込みで使用する場合、合計で100点までのドレスアップを認める。このうち20点までの経験点は取っておいてアクト中に使用しても良い。 ●その他必要事項 このセッションでは事前にルーラーからの依頼としてセッションのミドルフェイズに行うミッションに関するアイディアを参加PLより募ります。卓希望の際はその旨ご了承の上でお願いします。 ●重要ゲスト ▼九条政次 今回トーキーと一緒に突撃取材をするN◎VAスポの編集長。義体に入り取材に同行する。 ▼伯爵 悪いアヤカシ。今回の倒す目標。愉快な仲間も一緒です。 ■RLからの一言 有名な映画のタイトルを冠したのにも関わらず、やることは電波少年とか水曜どうでしょうとかのノリのシナリオです。 キャストたちには七転八倒しながらブラドコロニーを目指してもらいます。 徹頭徹尾ギャグシナリオの想定で、シリアスやりたい方にはオススメしませんw ゲストも公式改変が著しいです、アルドラとかジャージ着てます。 あと上にも書きましたがGMからのお願いでミドル中に使う企画のネタをPLさんにお願いします。 肝心な所をPLさんに委ねる未完成な所があるシナリオですがそこも含めて笑っていただけると幸いです。 以上、よろしくお願いいたしますー お祭りみたいな今回のオフ会。どうぞ賑やかにやっていきましょう!
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第171話 黒衣のヴァンパイア(前編) 1484年(1944年)8月8日 午前1時 ジャスオ領エルネイル 夏真っ盛りの8月の夜は、暑さで動く事すら面倒と思える昼間と比べて、意外なほど涼しかった。 特に、エルネイル海岸は海辺の近くという事もあり、海からよく涼しい風が吹き込んでくる。 「ふぅ。やっぱり、夜は涼しいもんだな。」 第1海兵航空団所属のレーダー部隊の隊員であるウィリー・キーピス伍長は、休憩がてらにレーダー室の 隣にある休憩室の窓辺から身を乗り出して、涼しい夜風に当たっていた。 彼は5分前に同僚と交代したばかりである。 海辺の近くに作られた急造飛行場であるから、こうして涼んでいると、耳にザザーという波の音が聞こえてくる。 キーピス伍長はレーダー員の1人であり、任務中はほぼ休み無しでPPIスコープと睨めっこする。 そのため、交代が迫る頃には、目が疲れてしまう。目が疲れると、体までもがだるくなってくる。 レーダー員は楽な仕事と思われがちだが、意外とハードであり、レーダー員になりたての新米兵はほぼ全員が 「前線部隊に入れば良かった」と言うほどだ。 だが、レーダー員となって1年にもなるキーピス伍長にとって、この仕事の後の気だるさはもう慣れた物である。 「仕事の後に、こうして夜風に当たっていると、自然と疲れが癒されていくみたいだ。」 キーピス伍長は静かな声で呟く。 波の音に混じって、遠くから航空機の物と思しき爆音が聞こえてきた。 「コルセア隊か・・・・こんな時間まで、ご苦労さん。」 彼は、音の聞こえる方向に向かって、持っていたコーヒーカップを掲げた。 エルネイル沿岸飛行場。最近になって、パーキンソン飛行場と呼ばれたこの急造飛行場には、アメリカ陸軍の航空隊や海兵隊航空隊、 カレアント軍戦闘機隊が駐留している。 飛行場は、8日の時点で1500メートル級の滑走路が2つ完成し、1番最初に完成した南側の飛行場は第1海兵航空団と陸軍航空隊。 2番目に完成した飛行場にはカレアント軍戦闘機隊と陸軍航空隊が駐屯し、上陸部隊の支援に当たっている。 この急造飛行場の設営には、シービーズと呼ばれるアメリカ海軍工兵大隊と陸軍工兵隊が中心になって行い、今は700メートル東側に B-29の駐屯も考慮した3000メートル級の滑走路が建設中である。 この急造滑走路群は、今の所シホールアンル側の航空部隊に襲われてはいないが、いつ敵がこの滑走路群を目標に定めても対処できるように、 昼夜分かたず厳重な警戒が敷かれている。 特に夜間は、迎撃に上がれる戦闘機が少ない事から昼間以上に警戒が強く、基地上空には絶えず夜間戦闘機が飛行している。 夜のパーキンソン飛行場を守るのは、8月1日に配備されてきた、VMF-412所属の36機のコルセアである。 このコルセアは右主翼にスペリー製のAIレーダーを装備しており、パーキンソン飛行場の夜の守りには必要不可欠な機体である。 この36機の夜間戦闘機は、4機ずつ1個小隊が3時間交代で上空に上がり、2機1組で飛行場の上空を旋回している。 VMF-412が配属されてから丸1週間が経ったが、今の所、キーピスらを始めとするレーダー員が騒ぎ出すような事態は発生していない。 「しかし・・・・いつもは暴れ放題なシホットにしては、最近はちと大人しいな。はっきり言って拍子抜けだぜ。」 キーピス伍長は、どこか物足りなさそうな口調で呟いた。 彼の言う通り、シホールアンル側はここ最近、目立った航空作戦を行っていない。 爆撃機が行けば盛大に歓迎はしてくるのだが、シホールアンル側が逆に、攻撃ワイバーンで反撃を仕掛けてくる事は全くない。 シホールアンル軍は、8月に入ってから、受け身に徹しているように感じられる。 「7月後半で受けた損失が大きすぎたのかな?海軍さんや陸軍さんは上陸開始から飽く事無く大編隊を飛ばしまくっていたから、 きっとそうに違いない。」 キーピスは、勝手にそう思い込んでしまった。 しかし、彼はこの直後に、自分の考えが間違いであった事に気付くのだった。 キーピスの変わりに配置に付いたエド・ロックベルト伍長は、PPIスコープの表面を布で拭いていた。 「キーピスの野郎、ここで欠伸をしまくりやがったな。きたねえ唾が付きまくってまともにレーダーが見れんぜ、くそったれ。」 ロックベルト伍長は悪態を付きながらも、布で汚れた表面(さほど汚れてはいない)を噴き続けた。 10秒ほど表面を満遍なく撫でると、付いていた唾は全て拭きとられた。 「よし、これで見栄えが良くなった。」 ロックベルト伍長はにんまりと笑ってから、監視を続けた。 そのまま10分ほど眺め続け、今日も暇な1日になりそうだなと呟いた時、不意にレーダーが光点を捉えた。 レーダーには、6つの光点が移っている。そのうち、中心部を取り囲むようにして移っている4つは夜間戦闘機である。 残りの2つは、60マイルほど離れた北側から現れた。 「お・・・・・こいつは驚いた。」 「どうした?」 隣に座っているレーダー班班長のビード・ミルス中尉が声を掛けて来た。 「班長、これを見てください!」 ロックベルト伍長は、PPIスコープに浮かんだ光点を指さす。 「方位30度、北東の方角から接近しつつある飛行物体を探知しました。飛行物体の数は5・・・いや、6。まだ増えている。」 「距離は60マイル、速度は250マイルか。飛行高度は約3000メートル。数はまだ増え続けているな。間違いない、 シホット共の夜間空襲だ。」 ミルス中尉は断言した。 この時間帯で周囲を飛行しているのは、上を飛んでいる4機の夜間戦闘機だけだ。 それ以外の飛行物体は、味方にはない。 あるとすれば、それは敵が差し向けた刺客に間違いない。 「コルセア隊に通報だ!俺が直接指示する。マイクを貸せ。それから航空管制官を呼んで来い。」 ロックベルト伍長は彼に無線機のマイクを渡したあと、航空管制官を呼びに行った。 ミルス中尉は空いた椅子に座って、レーダーの光点を睨みつける。 「こちらリモンビア。ビューティーガイリーダーへ、聞こえるか?」 「こちらビューティーガイリーダー。どうした、お客さんか?」 無線機の向こうから、陽気な声が響いて来た。 リモンビアは航空基地の呼び出し符牒であり、ビューティーガイは今、上空を旋回している4機のコルセアの呼び出し符牒である。 「ああ。北東の方角、方位30度方向からシホットのワイバーンが現れた。数は今・・・・12騎だ。距離はここから60マイルを切った。」 「12騎だって?俺達は4機しかいねえぜ。」 「別のチームも叩き起こして合流させる。とにかく、君達は先にそいつらの相手をしてやってくれ。」 「了解。ところで、野郎はどうした?」 「今、うちの若いのが呼び出しに行っている。あ、今来た。代わるぞ。」 ミルス中尉はそう言ってから、後ろから近づく足音に顔を振り向かせた。 「やっと主役の登場かい。友達が待ってるぜ。」 彼は、歩いてきた航空管制官のウィリス・ハイト中尉にマイクを渡した。 「いやはや、俺が休んでいる間にすまんね。相手は誰だい?」 「ビューティーガイだ。」 「畜生、あいつらか。またぞろ金返せとか言われそうだ。」 ハイト中尉はあからさまに顔をしかめながら、ミルス中尉と交代した。 「こちらは管制官のハイト中尉だ。」 「よう、借金野郎!よろしく頼むぜ。」 「今日はやけに機嫌が良いようだな。」 「ああ、良いに決まっているだろう!何せ久しぶりの実戦何だからな!で、シホット共はどれぐらいの高度で飛んでいる?」 「高度は約3000メートルだ。今の内に高度を稼げば、奴さんの上までいけるぞ。」 「ようし、分かった!あと、別のチームはどうなった?」 「今から指示を出すよ。他のチームが現場に到着するまでは君達が頼りだ。しっかりと引っ掻きまわしてやれ。」 「OK!シホット共にブローニングをたんまりと食らわしてやるよ!」 ビューティーガイリーダーは上機嫌な口調でそう言ってから会話を終えた。 ハイト中尉は矢継ぎ早に別のチームにも指示を下す。 5分後には、12機のコルセアがエンジンを唸らせ、そそくさと発進していった。 それから10分後。 「こちらビューティーガイ。シホットのワイバーンをレーダーで捉えた。これより交戦する!」 「了解。既に応援も向かっている。無理するな。」 ハイト中尉は冷静な声音でビューティーガイリーダーに注意を促した。 PPIスコープでは今しも、4機のコルセアがワイバーンに近付きつつある。 その後方には、4機ずつの編隊が3つほど映っている。 いずれも、敵ワイバーンの迎撃のために緊急発進したF4U-N2である。 「ひとまず、これで敵の奇襲は防げそうだな。」 ハイト中尉は安堵したように言う。 「いや、まだ気は抜けないぜ。」 対して、ミルス中尉は首を横に振った。 「連中はまだ別のワイバーンを用意しているかもしれん。夜間戦闘機隊があの12騎を追い払っても、そのすぐ後に第2波が 迫っている可能性もある。」 「無論、気は抜いていない。そのために、スクランブルチーム以外の連中も急いで叩き起こさせた。」 ハイトはそう言いながら、滑走路の方に向けて顎をしゃくった。 先ほどの12機は、仮眠室で眠っていた待機要員であり、呼び出しが掛れば5分以内に愛機へ飛び乗れるように指示されている。 この他にも、宿舎に眠っていた別の隊員(非番か、既に哨戒任務を終えた隊員達である)にも緊急招集を掛け、一部は誘導路上で愛機のエンジンを吹かしていた。 「敵さんが第2波を用意しているのなら、こっちだって後詰めを用意している。明日には、陸軍さんの増援が来る。新入りさん にもやりやすい環境を作らにゃならんから、連中の思うようにはさせんさ。」 ハイトはニヤリと不敵な笑みを浮かべた。 その刹那、爆発音が響き、彼の笑みはしばし凍りついた。 「・・・・・・!?」 すぐに我に返ったハイトは、レーダー室を飛び出し、窓辺から爆発のあった方角に視線を向けた。 「あ、あれは・・・・!」 ハイトは驚愕の表情を浮かべていた。 北側の飛行場からオレンジ色の光が揺らめいている。そこに閃光が走る。 少し間を置いて、ドーンという爆発音が轟いた。閃光はすぐに消え、代わりに炎の揺らめきが見え始める。 爆発はこの2回に留まらず、3回、4回と繰り返された。 「なんてこった、北飛行場が爆撃されてるぞ!」 ミルスは思わず仰天してしまった。 「こりゃ一本取られたぞ!」 ハイトは唸るような声で言う。 「レーダーが捉えた敵影は囮だったんだ!本隊は、レーダーの映りにくい低高度を飛んでいたんだ。」 「くそったれめ・・・・・」 ミルスはやり場のない怒りに顔を赤くする。 そこでふと、彼はある事に気付いた。 「おい、北飛行場が襲われているとなると、シホット共はこの南飛行場も目標に定めているんじゃねえのか?」 「目標にされているとなると・・・・・待機している夜間戦闘機隊が危ない!」 ハイトは咄嗟にレーダー室に飛び込み、無線機で待機中のコルセア隊指揮官を呼び出した。 「こちらは航空管制官のハイトです!少佐、すぐに機から降りてください!」 「降りろだと?馬鹿を言うな!!」 コルセア隊の指揮官は声を荒げた。 「シホット共が味方の基地を爆撃しとるんだぞ!俺達も出て行って連中を全部叩き落とす!」 「少佐!この飛行場にもワイバーンが向かっている可能性があります!滑走中に攻撃を受けたら、いかなコルセアと いえど確実にやられます!」 ハイトも自然に、大声で相手に喚き散らす形になってしまった。 それにコルセア隊指揮官から返事が響いた時、洋上で対空砲火の発砲炎が煌めいた。 その位置は、南飛行場と目と鼻の先であった。 「洋上の艦艇より報告!敵ワイバーンと思しき機影を発見!敵ワイバーンは飛行場に向かっている模様!」 伝令がレーダー室に飛び込み、報告を言い終えた直後、南飛行場の滑走路に爆弾炸裂の閃光が灯った。 8月9日 午前10時 エルネイル沖西方50マイル地点 その日の天気は、気持ち良くなるような快晴であり、洋上遠くを見渡す事が出来た。 「左前方洋上に味方の艦隊。」 愛機であるP-61ブラックウィドウの操縦桿を握っていたエヴレイ・ゼルレイト准将は、機銃手、レーダー手に味方艦隊の存在を知らせる。 しばらく飛行を続けると、その味方艦隊の陣容が分かって来た。 味方艦隊は、輪形陣を敷いている。 輪形陣の真ん中には、板切れを浮かべたような艦が複数おり、その周囲を多数の護衛艦が取り巻き、上空には護衛機が旋回している。 「第3艦隊所属の高速機動部隊だろう。輪形陣の真ん中に居る空母が明らかに大きい。」 「太平洋艦隊の主力ですね。」 機銃手の女性搭乗員が彼に相槌を打ってくる。 「ああ。あいつらのお陰で、地上部隊はかなり前進しているそうだ。」 「機動部隊の連中に頼っていた分、これからは自分らが頑張らなきゃいかんですね。」 今度はレーダー手が彼に話し掛けてきた。 「そうだな。前進基地が出来れば、後は俺達の出番だ。航空基地が出来るまで援護してくれた連中に恥を見せぬ 戦いをしなくちゃならんな。」 彼はそう意気込んだ。 エヴレイ・ゼルレイト准将は、今度、エルネイルに配属される事になった第212夜間戦闘航空団の指揮官である。 第212夜間戦闘航空団は、夜間戦闘機であるP-61Bブラックウィドウを装備した第910並びに、911夜間戦闘航空群と、 夜間戦闘も行えるように改装されたA-26インベーダーを装備した第961夜間爆撃航空群で編成されている。 各航空群は、それぞれが36機ずつで編成されており、航空団全体では総数は108機にも上る大所帯である。 第212夜間戦闘航空団は第6航空軍に所属しており、8月5日に段階的にエルネイルに派遣される事が決まり、その第1段階として、 第910戦闘航空群が8月6日に派遣される事が決まった。 だが、この日はエルネイル地方周辺の天候が悪化しているため、910FG(戦闘航空群)は予定を変更し、天候が回復する8月9日に エルネイルへ向かう事になった。 彼ら第212夜間戦闘航空団は、北大陸から脱出してきたレスタン人で編成されており、P-61やA-26のパイロットは、殆どが レスタン王国のワイバーン隊に所属していた。 ゼルレイト准将もその1人で、彼は対シホールアンル戦役初期から王立近衛飛竜騎士団の副指揮官として戦ってきた。 彼らは、1942年11月から訓練を開始した。 最初は、初めて乗る飛行機に戸惑いを見せていたが、次第に飛行機の特性を呑み込んでいった。 彼らの愛機であるP-61ブラックウィドウは、今年の4月から段階的に部隊へ配備され、4月末までには全ての航空群が機体を受領出来た。 P-61は、ワイバーンと比べると機動性は落ちる物の、双発機にしては運動性能は抜群であり、海軍のF6FやF4U、陸軍のP-51や P-61と模擬空戦を行い、いずれも良好な成績を収めている。 これは、新開発の装備を取り入れたお陰であり、それ以前のP-61なら、単発機と互角にやり合う事は叶わなかったであろう。 訓練は5月から7月中旬までアメリカ本土で行われ、8月1日にホウロナ諸島に移送された後も、212航空団は猛訓練を続けた。 彼らは115空挺旅団の将兵達と同様に、自らの祖国レスタンの解放という目的を持っている。 そのため、彼らの技量はみるみる内に上がり、今ではすっかり1人前に仕上がっていた。 そこに、やっと巡って来た出番。 第212航空団の将兵は、祖国解放への第一歩を踏み出せると意気込み、士気を向上させた。 だが、機上の彼らの表情はいまいち冴えなかった。 「司令。そういえば、エルネイル基地が爆撃を受けたようですね。」 レーダー手が幾分沈みがちな口調で聞いてくる。 「ああ。俺達の受け入れ先となる飛行場の被害は軽かったらしい。だが、別の飛行場が手酷くやられようだ。詳しい情報は知らんが、 シホールアンルの連中は、いよいよ本気で、エルネイル飛行場を潰しに掛ったらしい。」 「奴ら、今夜も来ますかね。」 「来る。」 ゼルレイトはきっぱりと言い放つ。 「エルネイル基地は弱っている。奴らは、相手が弱っていると見れば、容赦なく襲い掛かってくる。俺達の祖国にやったように、 あいつらはエルネイル飛行場を徹底的に叩くだろうよ。」 「だけど、そうはならないかもしれませんな。」 レーダー手は断言する。 「何と言っても、俺達ブラックヴァンピーズが参陣するんですからね。」 「ハハハハハ!その通りだ!」 ゼルレイトは愉快げに大笑いする。 「今夜は新しい翼を得たレスタン飛竜騎士団とシホールアンル自慢の空中騎士隊の再戦、という事になるな。 連中に、進化したレスタン軍飛竜騎士団の実力を見せつけようじゃないか。」 彼の言葉に、2人の搭乗員は無言で、だが、自信に満ちた表情を浮かべてから、ゆっくりと頷いた。 午前10時30分 パーキンソン飛行場 南飛行場では、損傷した滑走路の復旧作業が依然として続いていた。 滑走路に空いた穴は、ブルドーザーやパワーショベルといった土木機械で埋められていくが、如何せん、穴の数が多い。 「あと20分ほどで終わりそうだな。」 昨夜、レーダー員を務めていたロックベルト伍長は、休憩室でタバコを吹かしながら、復旧作業を見守っていた。 「シホット共は、この飛行場に10発以上も爆弾をぶち込みやがった。」 同じく、隣でタバコを吸っていたミルス中尉が忌々しげに言う。 「うち、2発はよりにもよって、パワーショベルやブルドーザーが集まっていた場所に落ちた。そのお陰で、使える土木機械が めっきり減って、いつもは短時間で終わる作業がこんなにも長引いた。」 「駐機していた機体も何機かやられましたね。特に、夜間戦闘機隊に損害が出たのが痛かった。」 パーキンソン飛行場は、昨夜の空襲で滑走路に多数の爆弾を叩きこまれた挙句、ワイバーンの地上掃射によって駐機していた ドーントレス6機とアベンジャー3機、それにVMF-412所属のコルセア5機を撃破された。 それに加え、一部の外れ弾が土木機械集積所に命中し、何台ものブルドーザーやパワーショベルが破損してしまった。 この結果、パーキンソン飛行場は半日以上は使用不能に陥った。 だが、この飛行場の被害は、北飛行場と比べればまだマシな方である。 2人が雑談を交わしている間に、上空に陸軍機の編隊が現れた。 「中尉、来ましたぜ。」 「あれが陸軍の夜間戦闘機隊か。」 2人は、未完成の爆撃機用滑走路に着陸しようとする双発機に視線を向ける。 爆撃機用滑走路は幸運にも被弾を免れたため、今日来援予定だった陸軍機の受け入れは何とか果たせる事が出来た。 「まっ黒ですな。」 「うちのコルセアもあれほど黒くは無いな。」 彼らは、双発機の塗装に注目する。 VMF-412のコルセアは夜間戦闘機仕様のため、通常のコルセアよりは濃いブルーの色が塗装されている。 だが、この双発機は、機首と国籍マークを除いた全ての部位が真っ黒に塗られていた。 「そういえば、あの双発機隊のパイロットは、全員がレスタン人であると、自分は聞いた事があります。」 「レスタン人。あのエルフに似たヴァンパイア達か?」 「ええ、そうです。」 「ほほう。」 ミルス中尉は僅かに頬を緩ませる。 「連中の機体は新開発の夜間戦闘機だ。コルセアのような後付け設定ではなく、その目的のために一から作られている。 陸さん期待の最新鋭機を駆るのは、復讐心に燃える亡国のパイロット達・・・か。」 ミルスは側にあった灰皿にタバコを押し付け、火を揉み消した。 「今度、シホット共が襲い掛かってきたら、あいつらはここぞとばかりに立ち向かうだろう。俺達は期せずして、 心強い味方を得る事になったな。」 「心強い味方・・・・・確かに。」 ロックベルト伍長は納得する。 そんな2人の呟きに応えるかのように、双発機は2基の大馬力エンジンを唸らせつつ、爆撃機用滑走路に次々と着陸していった。 待機していた地上勤務員の誘導を受けながら、ゼルレイトは愛機を駐機場にまで進ませた。 「よし、到着だ。」 彼はそう言ってから、機体のブレーキをかけ、その後にエンジンのスイッチを切る。 轟々と唸っていた2基の2250馬力エンジンが徐々に静かになり、大直径の4枚のプロペラは次第に回転数を落とし、やがては止まった。 操縦手と後ろのレーダー手はキャノピーを開けて、そこから這い上がり、機体の側面に用意されたハシゴを伝って下りる。 機銃手は下の扉を開けて、機体の下面に降りて出てきた。 「ふう、やはり、この時期はどこにいても暑いな。」 ゼルレイトは呟きながら、飛行帽を取り外した。飛行帽の中からエルフ特有の長い耳が現れる。 彼の顔立ちは端整であり、一見してどこにでも居そうな30代後半の男に見える。 だが、顔の左頬には痛々しい切り傷の跡が残っている他、数々の実戦を潜り抜けたせいもあって、戦士特有の精悍さが滲んでいた。 ゼルレイト機の右側に別のP-61が停止する。キャノピーが開かれた後、パイロットが飛び降りて来た。 「うわ!」 地上でハシゴを持って来た海兵隊員が、いきなり飛び降りて来たパイロットを見て驚きの声を上げる。 「あ、驚かせてごめんね~。」 パイロットは明るい声で海兵隊員に謝罪しつつ、飛行帽を取る。 その際に、長い耳がピンと伸びた。 飛行眼鏡と飛行帽が取られると、そこには銀髪のヴァンパイアが居た。 身長は意外に高く、顔つきは整っていて、髪はポニーテール状に束ねられている。 肌はやや褐色で、体つきは飛行服に隠れている物の、体型が良く出ている。 「うわ・・・・すげえ美人だ。」 海兵隊員は再び驚いてしまった。 「褒めてくれるの?姉さん嬉しいわ~。」 そのレスタン人パイロットは、海兵隊員がまだ20代前半である事を見抜いて、わざと色気のある声音で言う。 笑う際に尖った犬歯が見えるが、それがかえって可愛らしさを醸し出している。 「おいおい、男を誘惑するのはやめろ。」 調子に乗ろうとするそのパイロットを、歩み寄って来たゼルレイトが呆れた口調で制止する。 「あ、怒られちゃった。すまないね坊や。若い人を見ると、つい。」 「何が若い人を見るとだ。30後半にもなる大人がよく」 「年の事は言わない約束よ!!」 ゼルレイトの口が、神速の早さで繰り出された彼女の掌に塞がれる。 「ちょ、群司令!准将閣下が死んじゃいます!」 いつの間にか両手で口を押さえていた彼女は、はっとなって手を離す。 「あ、あたし!またやっちゃった!」 「ゲホ!こいつめ、本気で口を塞いで来たぞ。」 ゼルレイトは咳込みながら、彼女を引いた目つきで見つめた。 「シエニウ。いくら肉親だからとはいえ、少しは手加減ってもんを知らんのか?」 「あ・・・・まぁ、これは事故よ事故。」 彼女・・・・第910夜間戦闘航空群司令、シエニウ・ゼルレイト中佐は妙に明るい口調で彼に応えた。 「あー、まーたやってるんですかぁ?」 騒ぎを聞きつけた他のパイロット達が集まって来た。 「いつもお熱いなぁ。」 「たった1人の肉親だからね。じゃれ合いも自然と熱くなるものよ。」 「ほほう。この調子で、夜はガバーッと。」 「それはちとまずくない?」 「そんな乱暴な事はないでしょう!もっと優しげにやるのが普通よ?」 何故か、自分勝手にがやがや騒ぎ始めたレスタン人パイロット達を前にして、海兵隊員達は誰もが、 「おい、こいつら本当に頼りになるのか?」 と、ため息交じりに呟いた。 雑談が5分ほど続いた後、一行の駐機場に1台のジープが猛スピードでやって来た。 「おい、航空団司令だぞ!」 それまで、ややだらけた顔を浮かべていた海兵隊員が一様に表情を引き締める。 「どうやら、じゃれ合いもここまでのようだな。」 ジープの接近を察知したエヴレイは、雑談を交わす部下達に振り返る。 「雑談休止!お偉いさんが来るぞ!」 彼の一言で、話し声がぱっと止み、自然に縦列を作って直立不動の体勢が整えられる。 駐機している機体の前に、100人以上が2列に並んだ。 その手際良さに、頼りなさそうに見ていた海兵隊達は唖然とした。 ジープが停止し、助手席から第1海兵航空団の指揮官が降りて来た。 海兵隊員が即座に姿勢を正す。 「気を付け!航空団司令に敬礼!」 エヴレイの号令の下、レスタン人パイロット達は姿勢を正し、見事な動作で敬礼を行う。 第1海兵航空団の司令も答礼を返した。 「私は第1海兵航空団司令を務める、リチャード・ベニング少将だ。指揮官は君か?」 「はっ。エヴレイ・ゼルレイト准将であります。こちらは、この度配置された第910夜間戦闘航空群指揮官を務めます、 シエニウ・ゼルレイト中佐です。」 「私がシエニウ・ゼルレイト中佐です。よろしくお願いします。」 「こちらこそよろしく。君達の来援には感謝するよ。」 ベニング少将は微笑みながら、2人の手を力強く握った。 「本来なら、陸軍航空隊の指揮官が君達を出迎える筈だったが、生憎、本人は昨夜の空襲で病院送りになってしまった。 そのため、今は臨時に陸・海兵隊航空部隊統合司令官となった私が出迎えをする事になった。」 「そうなのですか。」 エヴレイは沈んだ声で答える。 「容体のほうは如何でしょうか?良ければ、今日中にも面会を行いたいのですが。」 「幸いにも両足骨折だけで、意識はしっかりしている。ただ、幕僚連中が殆ど死傷したから精神的に強いショックを受けている。」 「それほど、昨夜の空襲は酷かったのですか?」 「うむ。シホールアンルの連中は、特に北飛行場を重点的に叩いたからな。一応、面会はなるべく控えてほしいと医者からは 言われているが・・・・どうするかね?」 「行きます。」 エヴレイは即答する。 「指揮官は私の恩人でもありますから。」 「そうか・・・・・フェラガンの奴は、君達の実戦投入を何よりも楽しみにしていたからな。君達が面会するのならば、 それはそれで良い薬になる。」 ベニング少将はうんうんと頷いた。 「話は変わるが。この後、司令部の方に来てもらえないかね?少しばかり話があるのだが。」 「もしや・・・・シホールアンル軍がらみの事ですね?」 「当たりだ。これから作戦会議があるのだが、君達にも是非参加してもらいたい。」 「良いでしょう。」 エヴレイは快諾した。 「では、この後司令部で話し合いを行おう。」 ベニング少将はそう言った後、910FGの閲兵を行い、その後司令部に戻って行った。 「シエニウ。各飛行隊の指揮官を集めてくれ。」 「OK。1分以内に集めるわ。」 彼の指示を受け取った彼女は、部下達の群れに入り込み、見つけた飛行隊長達に話し掛けて行った。 午前11時20分 第1海兵航空団の司令部には、第212航空団司令であるエヴレイと群司令のシエニウ、そして3個飛行隊の隊長達が集まっていた。 海兵隊側からもVMF-412の各指揮官が集まり、誰もがベニング少将に視線を向けていた。 「まず、昨日の空襲についてだが・・・・」 ベニング少将は、壁に掛けてある地図を指示棒で指しながら説明していく。 「シホールアンル軍は大陸側と、海側の二手に別れて飛行場に向かって来た。この2隊のうち、大陸側からやって来たワイバーン隊は 夜間戦闘機隊を引き付けるための囮であった可能性がある。このワイバーン隊に夜間戦闘機隊が対応している間、洋上を低く飛んで 来た別のワイバーン隊が飛行場に突入し、爆弾を滑走路などに落として来た。この結果、北飛行場と南飛行場は敵の爆撃に見舞われ、 特に北飛行場は相当の損害を被ってしまった。」 未明に行われた空襲で、北飛行場は20発以上の爆弾を叩きこまれ、駐機していたカレアント軍所属のP-39と陸軍航空隊の戦闘機、 並びに軽爆40機以上が地上撃破され、滑走路にも満遍なく爆弾を叩きこまれている。 爆撃は飛行機や滑走路のみならず、司令部を始めとする地上施設にも行われ、少なからぬ死傷者が出た。 この結果、北飛行場は最低でも丸1日は使用不能になってしまった。 基地の防空隊は激しく応戦し、ワイバーン20騎の撃墜を報じているが、視界の悪い夜間に起きた戦闘であるため、この数字は丸々 信用する事は出来ず、話半分と考えた方が良い。 本当に20騎ほど撃墜したとしても、飛行場が使用不能にされたとあっては気休め程度にしかならない。 「今回の夜間戦闘で、我が敗北した原因は3つある。1つは、レーダー上に映った敵影を爆撃役のワイバーンも混ざっている 戦爆連合編隊と誤認した事。レーダーでは敵が爆撃役か、空戦役かを見分けるのは難しい。敵はレーダーの存在を知っている というから、今回はこの特性を逆に利用して来たのだろう。2つ目は、洋上の艦船が少なかった事。当時、洋上にはPTボートが 3隻と護衛駆逐艦2隻しかおらず、しかも、敵が超低空を飛んで来た事で発見が致命的に遅れた。そのため、敵ワイバーンは 直前まで発見されずに飛行場に近付く事が出来た。」 ベニング少将は一旦言葉を切ってから、話を続ける。 「最後の3つ目は、投入した戦闘機が少なかった事だ。」 彼は、VMF-412の指揮官をちらりと見ながら言う。 「当時、VMF-412は16機しか飛ばさなかった。残りは地上で待機状態にあった。敵は最初、12騎ほどで飛行場に 向かっていたが、実際は60騎以上ものワイバーンがこの作戦に参加していた。我々は、敵編隊の規模と、戦術を見誤った末に、 敵の攻撃を許してしまった。」 ベニングはしばし、顔を俯かせる。 昨夜の戦闘で、VMF-412は3機を撃墜された代わりに、7騎のワイバーンを撃墜し、5騎に傷を負わせるなど、果敢な 戦いぶりを見せたが、ホームベースである飛行場は被弾し、地上で待機していた5機のコルセアを含む14機を地上撃破された。 ベニングは自らの采配ミスが、このような結果を生んだと言っても過言ではないと、内心で思っていた。 「シホールアンル側は、必ず、この弱体化した飛行場に追い討ちを掛けて来るだろう。」 ベニングはふぅっと息を吐いてから、俯かせていた顔を再び上げる。 「そこでだ。今夜は、VMF-412と910FGで共同作戦を行いたい。」 「共同作戦ですか?」 シエニウがすかさず聞き返す。 「そうだ。本来、VMF-412は夜間作戦を専門に行えるように編成されているが、昨夜の戦闘で稼働機が減っている。 これでは、敵が昨夜のように全力で来られたら防ぎようが無い。」 「そこで、我々にも防空戦闘に参加してもらいたい、という事ですね?」 「私は海兵隊側の人間であるから、陸軍側である貴官達には要請しか出来ん。参加するか否かは、君達次第だ。」 「なるほど。」 エヴレイは納得したように深く頷く。 「少将。考えるまでもありません。」 彼は闘志のこもった視線をベニングに向ける。 「我々は、シホールアンルと戦うため。そして、祖国を解放するために北大陸へやって来たんです。そのために、私達は アメリカ軍に志願し、厳しい訓練に耐えて来たのです。正直申しまして、我々の方から戦闘に参加させてくださいと お願いしようと思っていました。」 「では・・・・参加してくれるのかね?」 「勿論です。」 エヴレイは即答する。 「シホールアンルの連中に、夜の住人に相応しいのはどちらであるか、しかと思い知らせてやりましょう。」