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Soff Son Soff 必殺技 技 コマンド 解説 ダークスペース(空中可) 236+攻 スタンドがヴァニラを飲み込んで亜空間を展開しながら突進。弱>中>強の順で突進速度と移動距離が長くなる。受身不可。着地硬直は無いに等しいが、突進中だとアドバで反確。 クリームッ! 214+攻 スタンドが跳びかかる。中段。コンボやガー不起き攻めに使う。連携で使った場合は余裕で割り込まれたりGCの的なのでやらないように。 スーパーコンボ 技 コマンド 解説 ド畜生がッ! 236+攻攻 怒りをこめたパンチを当てると、相手をロックして蹴りまくる。ガードされた場合はサッカーキックを放つ。ボタンを長押しすると光転までを遅らせることが出来、最大まで溜めると「プッツン!」と表示されてガード不能になる。ヒット後は相手を吹っ飛ばしてSonになる。ヒット数が多いのでコンボの締めとしてはまあまあの性能。なお、隙が小さく空ガ不可で地対空にも有用だが、発生が遅く光返しの的だったり、近くでガードされた場合は一段目アドバからかなりの余裕を持って、痛い反撃をもらうのでぶっ放しは先端当て以外厳禁。というかこれぶっ放すくらいならデムろう。 マッドネススォロウ 214+攻攻 亜空間に消えた後、攻撃判定を持った無敵状態でいろんな軌道から突進してくる。軌道を覚えるまでもなくすべて回り込みで簡単に回避可能な上、技後に長い隙があるので死に技。弱中は、左から右に楕円を描きながら3回突進した後画面中央の下から出てくる。楕円は回数を重ねるごとに小さくなっていく。中強は、左から右に向かって「を反転させた様な軌道を4回繰り返した後左下から出てくる。弱強は、中央の下から右上に円を描いた後、左上から中央の下に向かって円を描き、その後左から右に楕円を描いて、最後に中央から出てくる。2P時は軌道が反対になる。 Son 必殺技 技 コマンド 解説 ダークスペース 236+攻 亜空間を展開しながら突進。弱>中>強の順で突進速度と移動距離が長くなる。受身不可。Soff時と違い攻とレバーで、任意の方向にもう一回だけ突進が可能。なお、着地硬直は無いに等しいが突進中だとアドバで反確なので、ガードされた場合は後ろに下がって反撃を防ごう。 クリームッ! 214+攻 スタンドが跳びかかる。中段。本体とは違い使えない。 バラ撒いてやる 421+攻 スタンドが亜空間を展開して地面に潜り、弱なら左、中なら中央、強なら右の地面から出てきて急上昇しながら相手を吹っ飛ばす。技後の着地硬直がかなり短いので着地を狙ってくる相手にはサークルローカスで反撃できる。しかし、空中に居る間は無防備なのでしっかり空対空してくる相手にはやらないほうが良い。 吹っ飛ばしてやる 2溜め8+攻 斜め上に飛び上がった後急降下して地面を砕き、地面を砕いた岩で攻撃する。ダークスペースにキャンセル可能。岩にしか攻撃判定が無い。死に技。 スーパーコンボ 技 コマンド 解説 ド畜生がッ! 236+攻攻 技後にSoffになること以外はSoffと同じ。 マッドネススォロウ 214+攻攻 Soffと同じ。 サークルローカス 623+攻攻 下から上に振る素早い手刀がヒットしたら、打ち上げた後ガオンガオンする。発生まで無敵で光返しが不可能なくらい発生が異常に早い。しかも、ガードされても反確が無く、空振っても隙がかなり少なく、近い位置に居て横に長く発生の早い技でないと反撃できなく、更に当てた後は起き攻めまで出来るという超優秀な技。欠点は範囲が狭いことくらいか。
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人は誰も哀れな星 白銀に揺らめく蜃気楼 いずれ消えると知りながら あなたに仕えていたかった… 黄砂で霞んだ 空に月が 不気味に輝く カイロの夜 王者の風格 椅子に腰掛けた 貴方は 優しく 問いかけた 「私のために 命を捨てれるか?」 「この命など いくらでも差し出しましょう…」 貴方に与えられた力 貴方のために使いましょう 行けクリーム 不躾な侵入者を 殺すために 闇に浮かんだ あの姿 “絶対的な存在” あの方が 呼びかける 私の名は ヴァニラ・アイス 「悪には悪の 救世主がいるのだ」 と言った仲間が 散っていった ヌケサクもダービーも 信用ならない 私がこの手で 亜空間へ バラまいてやる… 無駄なことはするな ポルナレフ お前の仲間は 死んだ おまえ自身 我がスタンドで 削り取られる 運命だ 今頃ジョースターどもも 始末されてる頃合だ 命が惜しいか? 犬ッコロ これがあの方の “the world” 貴方に貰った この命 貴方のため 朽ちましょう 失望だけはされたくない 私だけの “master” 日の光が差し込んで 砂と消える 数秒前 闇の中に 声が溶けた 「よくやったな ヴァニラ・アイス…」 原曲【ポルノグラフィティ「ジョバイロ」】 元動画URL【http //www.nicovideo.jp/watch/sm978167】
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「わきゃあっ!コワイですぅ!やめてくださぁい!誰かぁ!誰か助けてくださぁい!」 「そんなこと初耳でぇす。ここは私と村の人のいこいの場、なんですよぅ!」 「それを取り上げるとか、ヒドイんでじゃないですかぁ。」 「あ〜あ、せっかくの武器、台無しにしちゃいましたねぇ?」 「はい、お手本通り、やってみてくださぁい?わかりませんかぁ?」 「敵に近づいて攻撃ボタンを押すんですよぅ。」 「攻撃ボタンはそのボタンですぅ。」 「後、それから、画面右下から3つめのボタン、見えますかぁ。」 「これを押すと力が開放されて、スキルを発動させることができるんですぅ。」 「ほら、やってみてくださぁい♪武器は貸してあげますからぁ。」 「きゃあぁ、強いんですね〜!」 「……なぁんて、私と比べたらまだまだですけどねぇ。」 「ほら、他の人たちもちゃちゃっと倒してくださいね。」 「一昨日来るですぅ。」 「助かったですぅ。」 「さすがにお兄ちゃん仕込みの私の腕でもあの人数は、荷が重かったですぅ。」 「あ、あなた、今の戦いでレベルアップしてますよぅ?気づいてますかぁ?」 「レベルアップすると、メニューのステータス画面からステータスポイントを振ることができるんですよぅ。」 「ほら、やってみてくださぁい。メニューを開いて開いて。」 「できましたかぁ?」 「ものわかりのいい子は好きですよぅ、私。」 「……なぁんて、深い意味なんてないですからねぇ。」 「さてさて、私は狩りを続けるですよぅ。」 「あ、私はヴァニラって言いまぁす。お時間があればガトーヴィレッジに来てくださぁ〜い。」 「私、そこの道具屋にいます。と・り・あ・え・ず〜 助けてくれたお礼、してもいいですよぅ?」 「ガトーヴィレッジはここから東のほうに行った村ですよぅ。ではではでは〜。」 「それにしてもどういうことですかねぇ。ここを王国の持ち物にするとか、ブツブツ……。」 「ふぅ、大漁大漁ですぅ♪さぁて、村に帰りましょうかねぇ。」 「あれ?あなた、さっき私を助けてくれた人ですねぇ。」 「遅かったですねぇ。何してたんですかぁ?もしかして海で泳いでたとか?」 「なぁんて。どうでもいいんですけどねぇ。さて、村に帰りましょうかぁ。」 「あれ?あなたは村に行かないんですかぁ?ほら、ジャンプしてきてくださぁい。」 「もしかして、あなた、ジャンプできないですかぁ。」 「右下のボタンでジャンプ。わかりますかぁ?右下のボタン……見えてます?」 「はい、よくできました。」 「右下のボタンでジャンプですからねぇ。忘れないでくださいねぇ。」 「自分が誰だか忘れたんですかぁ?忘れん坊さんですねぇ。忘れたものは、取りにいかないとですぅ。」 「なぁんてウソウソ。困った時は村長さんに相談ですよぅ。この先のガトーヴィレッジで1番偉い人だそうですよぅ。」 「村長さんの名前はコルネですぅ。ヒゲもさな、むさいジジイなので勘の鈍いあなたでもすぐにわかると思いますよぅ。」 「私からもちゃんとあなたが来るってことを村長さんにお話してからおうちに帰りますねぇ。」 「ガトーヴィレッジ。わかりますかねぇ。」 「あ、あなた、地図持ってますねぇ。わからなければ、その地図を見るといいですよぅ。」 「地図を開くには、右上のレーダーをタップするといいですよぅ。」 「レーダーをタップすると、地図が表示されて、自分のいる場所が赤い三角で示されるですぅ。」 「村の位置も書いてありますから、参考にして村に来てくださいねぇ。」 「閉じるにはもう1度、レーダーをタップすればいいですよぅ。」 「ではでは〜。」
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□ランファ・フランボワーズ/ヴァニラ・H/烏丸ちとせ ◆LovE.6.gGA img243.jpg img104.gif 現在、paint_bbsプラグインはご利用いただけません。
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「ボンドルドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」 火山の噴火。 ヴァニラ・アイスの状態を表すとしたら、その言葉が相応しいだろう。 己の内から湧き上がる怒りのまま、目に付く物を手当たり次第に破壊する。 拳を振るえば壁が吹き飛び、地団太を踏むと床が砕け散る。 それらの破壊行為を中学生程の少女が行っているのは、何とも異様な光景だった。 本来ならば活発で皆に好かれそうな少女の顔は、悪魔も裸足で逃げ出しそうな程に怒りで歪んでいる。 何故こうなったかを説明するには、少し時間を遡らなければならない。 立神あおいという少女のプロフィールを読んだヴァニラは、早速プリキュアとやらの力を試してみる事にした。 伝説のパティシエだの笑顔を届けるスイーツだのの説明文は、ヴァニラからすれば下らないの一言でしかない。 しかし、常人を超えた戦闘力を手に入れられるというのが事実ならばプリキュアに変身する価値は大いにある。 優勝し主の元へ戻る為には、スタンドだけでなく使える物は全て利用し勝ち残る必要があるのだから。 変身するには専用のアイテムを用いるらしく、デイバックの中を確認する。 出て来たのは派手な装飾のコンパクト。 更に変身の際には特別な詠唱まで行わなければならないとのこと。 (本当にこんな物で力を得られるのか…?) どう見ても子供が遊ぶような玩具と、ふざけているとしか思えない詠唱。 何の力も無い小娘の体を寄越した訳では無いだろうと考えていたヴァニラも、流石に少々疑わしく思う。 これで何の成果も得られなければとんだ時間の無駄だが、本当に力を得られるなら大きな収穫だ。 とにもかくにも試してみなくては始まらない。 プロフィールにはご丁寧に唱える言葉まで記載されていた。 それらを覚えると、スイーツパクトを開く。 「キュアアラモード・デコレーション!アイス!」 結んでいたリボンが弾け、ボリュームのある髪の毛が靡いた。 同時にライオンをイメージしたアイスの形の結晶、アニマルスイーツを手に取り、スイーツパクトにはめ込む。 すると手には瞬時に小さなスティックが現れた。 「自由と、情熱を!レッツ・ラ・まぜまぜ!」 パクトの中にある星型のボタンを二つとも押す。 ボウルのような部分から溢れた光を、先ほどのスティックでまぜる。 さながらパティシエがクリームをまぜるかのように。 まぜて出来上がった光はボウルから溢れ出し、軌道を描いてこちらに戻って来る。 少女の体を包んだ光は、一瞬でその姿を変化させた。 アイスクリームを模したバルーン状のスカート。 ファーの付いた青い皮のジャケット。 仕上げとばかりにスティックをで星の形を作り、グローブとブーツを身に着ける。 髪はライオンの鬣のように更にボリュームあるものとなり、ピョコンと耳が飛び出た。 頭部には百獣の王の証である王冠が、小さいながらも金色の輝きを放つ。 「キュアジェラート!できあがり!」 青い尻尾を振るい堂々と宣言する。 精神は違えど、立神あおいが変身する戦士、キュアジェラートの姿がそこにあった。 「……嘘では無かったようだな」 冷静に己の状態を確認するヴァニラ。 もしプリキュアの情報が出鱈目だったら怒りでスイーツパクトを粉微塵にしていたが、それはせずに済んだようだ。 どう考えても戦闘に赴く服装では無いが、これがただの仮装で無い事はヴァニラにも分かる。 プリキュアに変身した途端、体が妙に軽くなった気がずっとしているのだ。 (試してみるか) どうやらヴァニラがいる場所は監獄のようであり、囚人を閉じ込めておく牢が通路の奥まで続いている。 握り拳を作り、傍に会った扉に叩きつける。 囚人の脱走を防ぐための頑丈な扉が、たった一撃で吹き飛んだ。 扉の真ん中には拳の形に凹みができている。 続いて軽く助走を付け走り出すと、あっという間に通路の最奥まで到着した。 ただの少女には不可能な所業。 月並みな喩えだが、これは確かに超人と呼ぶに相応しい身体能力。 「フン、使い物にはなるようだな」 主の手で吸血鬼へと生まれ変わった元の肉体が至上なのは言うまでも無い。 しかしこの肉体の有用性は認めざるを得ない。 ならばプリキュアの力は優勝する為に、存分に使ってやるのみ。 体の元の持ち主が、何の為にプリキュアとして戦っていたかなどヴァニラにはどうでもいい事だった。 奇妙なチャイムが鳴り響いたのはその直後のこと。 ボンドルドと名乗る男が語る追加事項が流れ出す。 重要なのは前半の内容、次の放送後に指定される禁止エリア、それにコンパスと名簿の入手。 後半の内容は恐らく殺し合いを開いた目的に関係する事だろうが、ヴァニラにとって重要なのは一刻も早く帰還することのみ。 主催者達の思惑など知った事では無い。 (ジョースターどもがいれば都合が良いのだがな…) 主に楯突く連中も参加しているのなら、この機会に纏めて始末できる。 特にポルナレフ。あの男だけはこの手で確実に殺さねばならない。 一抹の期待を抱きながら、名簿を手に取る。 他人の体に魂を移し替えるだけでなく、物体の転移も可能なスタンドの持ち主が主催者側にいるらしい。 自分の知らない強力なスタンド使いの存在にほんのちょっぴり気を取られつつ名簿を開き――一直後思考が塗り替えられた。 「なん……だと……!?」 限界まで見開かれた視線の先にあるのは、今この瞬間も彼を支配する三文字。 『DIO』。 唯一にして絶対の、主の名が記されていた。 名簿に載っているということはつまり、DIOもまた殺し合いに参加している事に他ならない。 その事実を認識した瞬間、抑えきれない、抑える気も無い激情にヴァニラは駆られた。 後は冒頭の通りである。 「ふざけるなよタンカスがっ!DIO様をこんなゴミにも劣る児戯に巻き込んだ罪、決して許さんぞ!!」 生き返らせた事には感謝してやっても良いと言ったが、前言撤回。 ボンドルド達はこの世で最も罪深い行為に手を染めた。 DIOが参加者としてこの地にいるのなら、自分と同じ状態になっているのは間違いない。 即ち、飼い犬のような首輪を填められ、本来の肉体を奪われた挙句どこの馬の骨とも分からぬ塵芥の肉体に魂を閉じ込められている。 主が今もどこかでそんな屈辱を味わっているなど、ヴァニラにとっては我が身を引き裂く以上の思いだった。 主催者達が強力なスタンド、若しくはそれに類する何らかの力を手にしている事は認めよう。 だが、たったそれだけでDIOを追い越した気でいるのなら、勘違いも甚だしい。 この世界を支配する者とされる者で二分するならば、前者はDIOただ一人、後者は自分を含めた全てである。 殺し合いをしろと命令するのも、他者へ首輪を填めて駒のように扱って良いのはDIOのみ。 世界の頂点に君臨するたった一人の主にのみ許された権利を、連中はさも自分達のものだと言わんばかりに奪った。 許さない、許して良い訳が無い。 主をコケにした代償、奴らの死を以て支払わせてやると硬く決意した。 「DIO様…」 崇拝する主に思いを馳せる。 肉体が別人と化してもクリームを出せたのと同じく、DIOも体が変わってもスタンドは使えるだろう。 だからといって安心などできるはずが無い。 今のDIOはどんな奴の体になっているのか全く見当もつかない。 プリキュアのように特殊な力を持った人間ならまだしも、骨と皮だけの小汚い浮浪者の体になっている可能性も否定できないのだから。 例えどんな状況だろうと、DIOならば必ず最後に勝利を手にするとヴァニラは自信を持って言える。 しかしだ、他人の体で戦うという特殊な状況下では万一の事が起きないとも限らない。 故に一刻も早くDIOの元へ馳せ参じる必要がある。 ヴァニラが懸念する事はもう一つある。 それは“DIOの体には別の参加者が入っている”、という可能性。 DIOの体に入っている者が殺し合いにおいてどんなスタンスかなどどうだっていい。 主催者に反抗しようが、嬉々として殺し合いに乗っていようが関係ない。 尻を拭き終えたちり紙以下のゴミクズが、我が物顔でDIOの体を操っている。 それだけで主催者同様生かしてはおけない。 しかし如何に中身が別人だとしても、体は紛れも無く主のもの。 怒りに任せて攻撃するなど決してあってはならない。 「ならば立神あおい、貴様の力の出番と言う訳か」 現在変身中のキュアジェラートは、DIOの館の番鳥であったペット・ショップと同じく氷を操る技を持つ。 その力を使い、DIOの体を発見したなら即座に氷漬けにして余計な傷を負わせず身動きを封じる。 後はデイパックの奥底に仕舞いっておく。 「こんなモノまで出て来たんだ。参加者一人を入れるくらい問題無いだろう」 チラリと見る先にあるのは、明らかにデイバックのサイズとは不釣り合いな重火器。 スイーツパクト以外に支給された物品だった。 どんな仕掛けかは不明だがこんな大きさの物が入るならば、人間一人くらい余裕で入るはず。 氷漬けにするというのでもDIOの体に攻撃する事に変わりは無く、こんな方法を取るなどヴァニラ自身許せない。 だが今は他にマシな手段が思い付かない以上、こうするしかない。 DIOの体で好き勝手に暴れるゴミをのさばらせておく方がヴァニラにとっては耐え難いのだから。 DIOとの合流を目指しつつ、道中邪魔な参加者は全て始末する。 殺し合いを止めるなどど生っチョロい戯言を抜かす輩は勿論、 【どんな願いでも叶えられる権利】という甘言に釣られ優勝を目指す、野良犬の糞に集る小蝿の如き連中も生かす価値無し。 但し首輪の解除が可能な人材、こればかりは別だ。 最終的にボンドルド達を殺す為には、奴らが付けた枷を外さなくては意味が無い。 それが可能な参加者を見つけたら慎重に吟味し、殺すかDIOの元へ連れて行くかを決める。 何の役にも立たないカスをDIOの視界に入れるなどそれだけで不敬の極み、真にDIOに会わせるだけの価値があるかどうかの判断は自分に掛かっている。 「そして空条承太郎……貴様がDIO様に辿り着く事は断じて有りはしない。私が確実に殺してやる」 寄生虫のようにDIOにへばりつく忌々しいジョースターの血族。 承太郎も参加しているのならまたとない好機。 他の連中はいないようだが、殺し合いから帰還次第すぐに承太郎の後を追わせてやる。 みんなの笑顔を守る為に戦った伝説のパティシエ。 その力が今、ただ一人に勝利を捧げる為の暴力として、この地に惨劇を引き起こそうとしていた。 【B-1 網走監獄/深夜】 【ヴァニラ・アイス@ジョジョの奇妙な冒険】 [身体]:立神あおい@キラキラ☆プリキュアアラモード [状態]:健康、キュアジェラートに変身中 [装備]:スイーツパクト&変身アニマルスイーツ(ライオンアイス)@キラキラ☆プリキュアアラモード [道具]:基本支給品、回転式機関砲(ガトリングガン)@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- [思考・状況] 基本方針:DIO様以外の参加者を殺す 1:DIO様の元に馳せ参じ指示を仰ぐ 2:参加者は見つけ次第殺す。但し、首輪を解除できる者については保留 3:DIO様の体を発見したらプリキュアの力を使い確保する 4:空条承太郎は確実に仕留める [備考] 死亡後から参戦です。 【回転式機関砲(ガトリングガン)@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-】 甲鉄艦(ストンウォール)、元込式施条砲(アームストロング砲)と並ぶ幕末三大兵器の一つ。 車輪が二つ付いた、武田観柳が愛してやまない兵器。 【網走監獄@ゴールデンカムイ】 北海道の東都、網走に明治23年に建てられた日本最北端の牢獄。 徒刑・流刑、懲役12年以上となった重犯罪者を収監する日本一か国で厳重な監獄と言われている。 23 殺してあげると彼らは言った 投下順に読む 25 もう道は選べない 時系列順に読む クリームの力 ヴァニラ・アイス 51 未知との遭遇
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D屈弱>屈弱>屈弱>6強>タンデム(適当に)>回り込んで弱or屈弱で追い討ち 基本コンボ。屈弱>6強の目押しは頻繁に使うので要練習。 タンデムの後に適当と書いてあるのは6中以外何でも繋がるからである。それを利用したガチャデム(レバーを下に入れて猛連打すること)をすると個人差はあるもののデム>追い討ちのみで3~8割ほど減ったりする。これは大会で禁止されてる訳ではないがあまりの減りっぷりに嫌う人もいるとか。 慣れてきたらデム後に D弱>Son弱>中>強>ド畜生 や 屈弱>屈弱>6強>クリーム>D弱>Son弱>中>強>ド畜生 などに繋げてみよう。デム後を繋ぎにくいと感じる場合は最後に立ち弱中強の1セットを入れると追撃しやすくなるぞ! 低ダ6強>~ ①屈中>屈強>Soff6中>デム(上記参照)>6中>デムヒット>上記参照 ②Soff屈弱>上記参照 低ダからのコンボ。コンボに成功すれば6~9割奪えるぞ! コンボパーツ 屈弱>6中or6強 タンデムに繋げられるので超重要! 6強>クリーム コンボの威力を伸ばすには必須。最速キャンセルでないと繋がらないのでずらし押しや離し入力で。 クリーム>D(屈)弱 ループ用。 弱>屈強 起き攻めに。 D弱>Son(6)弱 これもコンボの威力を伸ばすには必須。目押し猶予は長め。 Son6強>本体6中or6強 これも(ry。本体攻撃はS+攻の同時押しではなくS>攻のずらし押し。
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530: 名無しさん(ザコ) :2016/08/08(月) 17 29 32 ID 4jpxcKyA0 空飛べて範囲回復も可能という非常に便利なユニット。 ただ、回復は一度に2000、範囲回復は気力115必要でちょっと待たされる、攻撃性能は弱め、 あと、回避能力は高めではあるが集中やひらめきがなくて生存性が意外と微妙など いろいろと欠点もあり、短期決戦型マップでは外される可能性が高い。 ヴァニラのSPラインナップはみがわり・献身・補給と支援中心なので、完全にSP要員とする手もなくはない。 また、アニメオリジナルのサポパイノーマッドを出した場合、挑発が1~2回は使えるようにはなるだろうから、 それ目的というものも。 AW展開モードでは機体性能以外に回復も3000に増えるのでかなり便利。範囲回復は後半でも切り札になりうる。 アイテム強化はENまたは運動性。敵の数次第では初期気力増加アイテムをつけて なるべく早いタイミングでリペアウェーヴを使えるように取り計らうのも良い。 あるいはビルドアップパーツでHPを増加させてからの堅牢みがわりというのも。
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アタッカー ブラスター Lv クリスタル CP COST 1 エアロ - 1 物理+3 70 1 ウォータ 70 1 魔法+4 70 1 物理+2 70 1 HP+30 70 1 物理+4 70 1 魔法+5 120 2 魔法+5 75 2 物理+3 75 2 ファイア 75 2 HP+10 75 2 物理+4 75 2 HP+10 130
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『液状と透明 ⑧』 視界が開けた。 星が天を埋め尽くす夜空の下で、そいつはひっそりと立っていた。 決して届かぬ虚空に思いを馳せるように、煌く空を眺めていたそいつは、今しがた校舎屋上に飛び出してきた少年に振り返る。 「あら、ユージン。私とお茶をしに来た──ってわけじゃなさそうね」 そいつ──星火の微笑みを無視し、ユージンはつかつかと歩み寄る。 膝を沈めて跳躍、回転が加えられた態勢から横薙ぎに胴を狙う蹴り。 するりと後退し、難なく避ける星火の顔には、いまだ笑みが浮かんだまま。 「言わなかったかしら? 私は未来が『見える』のよ? 無駄だって分からない?」 やはりユージンは答えない。 答えの代わりというわけか、冷たい視線を真正面から送る。 「怖い目……なにをそんなに苛立っているのかしら」 無言。 「やれやれ……少し、痛い目を見てもらうしかないのかしら? ねえ?」 星火の微笑が微妙な変化をみせる。手頃な獲物を見つけた猫科肉食獣の笑み。 ユージンは思い出す。 かつて自分が、世界を裏から支配する巨大なシステム『統和機構』のエージェントだった頃のことを。 中枢(アクシズ)の指令を受け、数多くの『進化しすぎた人間』たるMPLS、合成人間、そして普通人を殺害してきた。 その頃は、自分がこういう状況に陥ることなど考えもしなかった。 まず自分が統和機構を『裏切る』という発想すら存在しなかった。 世界を回すシステムの、「あったら使うけどなくても別に困らない」歯車の一部──だいたいそんな風に自分を認識していた。 そして今になって思い出す──ユージンの元『同僚』にして元『相棒』の、『最強』の名を冠する男の言葉を。 『お前、考えたことはねーか?』 「なんのことだ?」と問い返すユージンに、そいつは言った。 『世界が裏返ってしまって、全てが自分に牙を向くときのことを、よ──』 ひときわ大きな音を立て、ユージンの細い身体がフェンスに叩きつけられた。 夜風が緩やかに、前のめりに倒れた彼の身体を撫でて通り過ぎてゆく。 その風に乗って、歌うような囁き声。 「ふふ、いいザマね。どんな気分? 単式戦闘タイプの合成人間にしてB9にランクしていたあなたが、 こうして無様にも地面に転がっているってのは」 傷付いた手足を無理に動かし、おぼつかなくも立ち上がる。 「……どうということもない。これは単なる『過程』だ。貴様を足止めし、あの少女の元へ行かせないためのな」 「ふん、あの子を守る王子様ってわけ? でも残念ね。それはまるきりの無駄と言うものよ。 今は私が『遊んで』やってるだけで、実際のところ足止めにもなっていないのだし、 それに……あの子、きっと貴方を怖がっているわ。そんな貴方があの子の役に立てるつもりなの?」 「関係ない。僕は自分の目的のためにこうしているだけだ」 思い出す。 『僕は誰かの役に立ったりするなんて一生ないだろう』 ユージンの投げやりな言葉に、そいつはこう返してきた。 『だがお前はそんなことを言っているが、結局はお前の内部で鳴っている音楽に導かれて、結局はなにかをする羽目になる』 思い返すに、そいつはとても奇妙な男だった。 勝手にこちらを友達扱いし、暑苦しいくらいに馴れ馴れしい『そいつ』──。 彼の視線はどこか遠くを見通していたような気がする。 自分が所属している統和機構のことなどまるで眼中にないような──。 助走を付けて加速し、そのスピードを腕に乗せて星火へ向ける。 (フォルテッシモ……君は僕がいつかこうなることを見通していたのか?) だが……。 満身創痍のユージンの繰り出す拳は、もはや誰の目にも捉えられるほどの速度しか出し得なかった。 それこそ『予知』の力など必要ともせず、星火はそれを受け止めて無造作に足を払う。 つんのめって膝をつくユージン。数瞬後に、肩から床に落ちる。 (音楽なんて……聞こえないさ) 182 名前: シュガーハート&ヴァニラソウル [sage] 投稿日: 2007/11/13(火) 14 56 53 ID BnJqkpgy0 頭上から降り注ぐ楽しげな声。 「不思議ね……なんで貴方はそんなにもムキになっているのかしら。 そろそろ行かなきゃいけないのだけれど……どうして貴方は統和機構を『裏切っ』たの? 裏切り者同士のよしみでこっそり教えてくれないかしら? そしたら命だけは助けてあげてもいいわよ? んん?」 心の中で、なにか風の音が鳴いたような気がした。 その風の細い響きは、次第に大きく膨れ上がっていく。 『ごお……ごおおお……』 聞こえる──。 かつて聞いた『未来』の声が。 天色優こと合成人間ユージンを、数奇な運命の果てに『ここ』まで連れてきた、そのメカニズムの発端が。 ごうごうと鳴る風は、やがてか細い少女の声へと移り変わった。 『もしも……世界をその手にしたいのなら……わたしを殺せば……それが出来る』 ユージンは今こそ思い出す。 自分が統和機構を裏切ったその理由を。 その時のユージンの任務はMPLS──『進化しすぎた人間』を探索して抹殺することだった。 そうした人種を炙り出すために仕掛けた罠は、ビルの屋上に放置した札束入りのバッグ。 その誰も知らないはずの『それ』に辿り着く者こそが、見えないはずのものを見、出来ないはずのことをことをする『MPLS』だと信じて。 そして現れたのは、五人の少年少女。 それが抹殺対象。 だったのだが──。 『あなた、名前は?』 なにを勘違いしたのか、彼らはそこにいたユージンに手を差し伸べた。 きっと、自分たちの『同類』だと思ったのだろう。 しかし、それでも──、 『天色優……です』 誰かに心からの笑顔を向けられるなど、彼にとって初めての体験だった。 床に伏しながらもがくように伸ばされた手が、星火の足首をつかむ。 「なに──」 全身を走る狼狽がユージンにも伝わる。 「は、放しなさい!」 放すはずがなかった。 たとえこの身がばらばらになろうとも──、 「ここまで接近していては貴様の『予知』とやらも用を為すまい!」 残る死力を振り絞り、腕を思い切り振る。 その勢いに流され、宙に舞う星火の身体。 それを追って跳ね起き、腰から抱きとめる。そのまま疾走。 「な、なにを──」 「未来が『見える』んだろう? そうすればいい」 だがもちろん、そんな余裕を与えるつもりはなかった。 屋上を囲むフェンスに開いていた、人ひとり通るのがやっとといった穴に無理やり身体を押し込み、 「ま──」 星火もろとも、ユージンは夏の夜空に躍り出た。 廊下に横たわる、文字通りの死屍累々。その中に立つ黒い影と白い影。 「くそったれ、これで全部ノしたのか?」 「みたいだねー」 朗らかに笑うファイをジト目で睨み、不服そうに唾を吐く黒鋼。 「しかしなんなんだ、こいつらは。どう見ても死んでるくせに動くってのは尋常じゃねえぞ」 「あのお姉さんは『墓守』って言ってたけどー?」 そのとき、廊下の窓の外を『なにか』が上から下へ横切る。 それは人間の輪郭をしているように見えた。 たった一瞬のその影を、驚くべき動体視力で見定めた黒鋼の叫び。 「優!」 珍しく真面目な口調でファイが言う。 「表だね。行こう、黒さま」 校舎脇の花壇に落下した二人のうち、先に立ち上がったのは星火だった。 「く……」 落下の衝撃で損傷したのか、右腕をかばいながらよろよろと校舎の壁に背を預ける。 「なんなの、こいつ……イカれてるわ……」 信じがたいものを見るような、かすかに恐怖の混じった視線で動かないユージンを見下ろす。 「こんなことをしてなんになると言うの……こんな捨て身のやりかたで、未来が『見える』この私に勝てるつもりなの……? 無駄に決まってるじゃない。ちゃあんと私には『見え』たわ。落下の瞬間がね。だから──」 「──『だから受身を取ってダメージを最小限に抑えた』とでも言いたいのか?」 ぴくりとも動かなかったユージンが、おもむろに顔を上げた。 そこに浮かぶのは──どこまでも静かで、どこまでも涼やかな表情。 「いや、実際さすがと言うべきだ……。僕は貴様の身体をクッションにしようとしていたが、 貴様はその『能力』でそれを察知したのだろう。見事に逆手に取られてしまったようだ」 星火とは比べ物にならないボロボロな状態で、それでも、なにか得体の知れない不敵さを漂わせて立つ。 「だが、これではっきりした。貴様は『予知能力者』ではないと」 その言葉に、星火は心底不可解な顔でユージンを見つめる。 本当に、彼がなにを言っているのか理解できていない、という風に。 「もしも貴様が未来のヴィジョンが見える能力を持っていて、しかもそれを比較的自在に発現できるのなら──この状況をどう説明する? 屋上から敵と心中する、なんて危機はなんとしてでも事前に回避すべきことではないのか?」 おぼろげながら理解しつつある──ユージンが言わんとするその意味を。 「おそらく貴様の『能力』は……貴様の危機意識と連動した、認識拡大能力なのだろう。 走馬燈とか衝突事故のスローモーションとかいうアレの強化ヴァージョンさ。 そして、貴様はそれを『能力』発現時の集中による時間感覚の消失に惑わされ、『予め見えていた風景』だと錯覚していたんだ。 実生活でよくあるだろう? 『電話のベルが鳴る直前にそれを察知した』とか『信号機の変わるタイミングが分かる』とかいう類と同レベルの話だ」 「ば、馬鹿な……」 星火のまとう『余裕』の仮面が、いつしか綻んでいた。 「生憎だが、僕は『予知』というものに一家言があってね。貴様の言動はどう見ても『予知』を知る者のそれではないと、最初から思っていた」 「だったら……だったら何だと言うの? それでも私のほうが圧倒的に有利なのは変わらないわ」 押し付けていた壁から背を離し、まだ力の残っている足取りで一歩ずつユージンに接近する。 優雅な動作で掲げられた掌が、びしっ、という硬質な音とともに張り詰める。 「今の貴方じゃ私に攻撃を当てられないでしょう? 貴方の忠告はありがたく拝聴させていただいたわ。自分を知るということは大事よね、確かに」 「どんな気分だ?」 「……え?」 「貴様が得意がっていた『能力』が、自意識過剰も甚だしい勘違いだって分かったときの気持ちさ」 「その毒舌が貴方の最後のプライドなの? ……哀れね」 「プライドじゃないさ……貴様の似非能力を目の当たりにするのは、僕の思い出を土足で踏みにじられるのに等しいからな」 星火の目つきが一変する。余裕も笑みもない、苛立ちと険しさだけに彩られたものへ。 「楽にしてあげるわ。統和機構の『元』殺し屋さん」 闇夜に振り上げられた、人を殺せる硬度を持つ手がユージンに差し向けられたその時、 「天色くん!」 『なにか』が両者の間をさっと横切り、ユージンの身体を突き飛ばした。 虚しく宙を薙ぐ星火の貫手、その闖入者を探す彼女の瞳にはなにも映らない。 ──ありえない。たとえ『予知』の瞳が勘違いだったとしても、今現在起こっていることが見えないということがあるものか。 半ば焦りつつ、目を凝らして探知できるレンジを拡大。 赤外線探査能力が最大限に開放された白黒の世界で──見えた。 しがみつくようにしてユージンの身体を押し倒している、小柄な少女。 星火よりもさらに呆気に取られた声音で、ユージンがつぶやく。 「静・ジョースター……なのか?」