約 2,183,980 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3645.html
前ページ次ページゼロの魔獣 「もうやめてよ!! ギーシュ! こんなの一方的じゃない!!」 ルイズの悲痛な叫びが広場に響く。確かに眼前の光景は一方的なものだった。 ギーシュの呼び出した、7体のゴーレム━青銅のワルキューレを前に、真理阿は近づく事さえ叶わない。 ただひたすらに避け、逃げ惑い、攻撃をかろうじて剣で受け止めるだけである。 「そうはいかないよルイズ! グラモン家の名誉にかけて 当事者であるマリアが音を上げるまでは 攻撃の手を緩めるわけにはいかない」 そう言いながら、しかし、ギーシュはある違和感を感じていた。 平民相手にわざわざ魔法を見せたのは、別にメイジのプライドなどといった大層なものでは無い。 下手に剣を使って、女性に傷つけるのを恐れたのだ。 7体のワルキューレなら安全に相手を捕らえ、屈服させる事が出きる・・・ハズだった。 しかし、対手である真理阿は動きこそ素人そのものだが、 どういうわけか、たまたまワルキューレのいないスペースへと逃れていく・・・。 (まったく、実戦というのは難しいものだ) 目の前で起こっている現象を、ギーシュは自身の手加減のためと解釈した。 一方、真理阿は真理阿で、今後の対応を考えあぐねていた。 彼女の一族には、人の心を読んだり、未来を予知したりといった不思議な力がある。 真理阿自身の言葉で言えば『カンが鋭い』のだ。 かつてはその力をゆえにつけ狙われた事もある真理阿だったが、今の彼女は非力な少女ではない。 人形が何体いようと、繰り手であるギーシュの気配を読めば、回避は容易であった。 しかし、問題はそこから先である。 決着は、いかにして着けるべきだろうか? ただ負けてやるのは論外だ、かかっているのは主と友の名誉なのだ。 だが、負けないにしても遺恨が残らない形に持ち込みたかった。 (引き分け・・・) ワルキューレから逃げ惑ううちに、たまたまギーシュの懐に潜りこみ・・・相打ち。 それがベストなシナリオと考えたが、相手は7体である。機会は容易に回ってこない。 (甘いんだよ お前は 気にいらねえ奴は全部ブッ潰してしまえばいい) 不意に胸に沸いてきた凶暴な野性を、真理阿は心の中で打ち消した。 そんな真理阿の思考が届かないルイズは、最早気が気では無かった。 全てはロクに魔法も使えない自分が、決闘などと出しゃばった真似をしたからである。 心優しい真理阿は、その身代わりになろうとしたのだ。 何とか止めねばならない。 (私に・・・私に魔法が仕えたら ・・・魔法・・・?) そう、ルイズ自身はロクに魔法は使えない。だが失敗のとき、必ず爆発が巻き起こった。 あれをワルキューレにぶつけてやればいい。 決闘を邪魔されたギーシュは怒るだろうが、その時はその時だ。 謝るなり、改めて決闘を申し込むなりどうとでもできる。 (待ってて真理阿 今助けるわ) ルイズは杖を握りしめ、小声で詠唱を唱えた。 友を思い焦る余り、ルイズは大切な事を忘れていた。 魔法を使う練習は積んでいても、当てる練習はしていなかった、という事だ。 真理阿の方も、目の前の相手に集中する余り、ルイズの思考を汲み取れなかった。 戦場でのミスは甚大な被害を伴った・・・。 ルイズの魔法は、ワルキューレの前方ではなく、その後方で爆裂した。 1体のワルキューレがスクラップと化しながら飛び跳ね・・・ 真理阿の腹部に、深々と突き刺さった・・・。 「何!? 一体なにが起こったの!?」 パニックに陥る群集を尻目に、キュルケが叫ぶ。 広場の中央で突然爆発が起こり、青銅の破片が飛んできた。 だが、問題はその先だ。 フレイムが! 比類なき力を持つ炎の化身が怯えている!? 立ち込める爆煙の中に、何がいるというのか。 「タバサ!」 キュルケは、とっさに風の障壁で破片を防いでくれた友人の名を呼ぶ。 「獣臭」 青い瞳の少女は、いつに無く険しい表情で煙の先を見つめていた・・・。 黒煙の中、ギーシュは眼前の光景を呆然と見つめていた。 爆風はワルキューレの背後で起こったため、ギーシュ自身にダメージは無い。 だが、千切れ飛んだ戦乙女の上半身、その凶器と化した頭部は、確かに真理阿の脇腹を貫いたかに見えた。 その半身が、何故か真理阿の足元に転がっている。首から上を除いて・・・だ。 それは砕け散ったというよりも、何者かに食い破られたかのような痕跡だった。 真理阿はと言えば、服こそ破れているものの、腹部には傷跡ひとつない。 「危ねえじゃねえか、真理阿。俺じゃなきゃ死んでたぜ。」 真理阿の声がする。 だが、ギーシュの直感が告げている こ い つ は 真 理 阿 じ ゃ な い ! ! ギーシュは本能に身を任せ、急ぎ6体のワルキューレを集結させる。 「クズ鉄人形 文字通り 喰いでは無さそうだが・・・」 真理阿が指を鳴らす 「寝起きのウォーミングアップにゃあちょうど言いか!!」 風を巻いて、一匹の魔獣が走り出した―。 「うおおおおおおおっ!?」 ギーシュは絶叫した。目の前のコイツは、まさに魔獣そのものである。 最初の突撃で、たちまち3体のワルキューレが吹き飛ばされた。 遠目には、ただ、ワルキューレが力任せにブン殴られただけに見えた。 だが・・・最初にやられた一体は、鎧をカギ爪のような何かで引き裂かれていた。 別の一体は、巨大な牙で咬み砕かれたかのようだった。 そして最後の一体は、ハンマーで叩き潰されたかのように大きくひしゃげていた。 「くそ! クソッ! くそォッ! いけええェェェェッ! ワルキュゥゥゥレェェェッ!!」 このままでは自分が肉隗と化す。 ギーシュは勇気を振起し、全ワルキューレに命令を下す。 上から一体、下から二体の同時攻撃 魔法が使えない生物では、捌きようの無い攻撃である・・・がッ! 「腹くくるのが遅えんだよおぉッ!!」 凄まじい速度で真理阿が踏み込み、突き出した両手で人形の頭部を握り潰す。 「三匹目ェ!!」 二つの頭部を抱えたまま飛び上がり、上体にひねりを加え、突き下ろされた槍をくぐる。 そのまま喉元に噛み付き、一気に首を引きちぎった・・・。 「ひっ・・・」 ギーシュは思わず腰を抜かす。 蛇に睨まれた蛙の心境を、はからずも彼は理解した。 ペッ、と首を吐き捨てながら、真理阿がうそぶく 「悪いな ここん所負け戦続きでな 俺ァどうにもムシャクシャしてんだ それによ・・・」 言いながら、右手に持った首をギーシュに向けて振りかぶる 「俺は テメェみたいな偉そうなヤツが、大ッ嫌ぇなんだよおおおぉおおおぉぉっ!!」 ギーシュはとっさに目を閉じる。 ――が、 青銅の塊はあらぬ方向にスッポ抜け、真理阿はもんどりうって倒れこんだ。 見ると、右手甲のルーン文字━契約の証が、不思議な輝きを発している。 「チッ・・・ 真理阿のヤツめ・・・コイツが首輪代わりってかぁ・・・」 魔獣が呟く。 「わかってんだよ・・・今のオレには お前に逆らう力すら残ってねぇ・・・」 黒煙が払われると、ギャラリーの視線は広場の中央に集まった。 真理阿が地面に突っ伏している。 ワルキューレは、どれも無残な鉄隗と化している。 一方のギーシュは、情けない格好でへたり込んでいる。 ルイズは自分がしでかした事の大きさに耐えられず、腰を抜かしたまま立ち上がれないでいた。 と、ムクリと真理阿が起き上がり、何事も無かったかのように体のススを払いだした。 水を打ったような静けさの中、真理阿はいつもの柔らかい笑顔で言った。 「この勝負、私の負けです。主の魔法に助けられましたから。」 前ページ次ページゼロの魔獣
https://w.atwiki.jp/pndr/pages/57.html
8/1(本名:ホヅミ) 年齢 29歳 性別 男 身長 186cm 異能について 【惜別】~100kgまでの物質を跡形もなく、抹消する能力、ただし生命の宿るものは対象外。 主に死体や、武器等、証拠隠滅等に使用する場合が多い。能力発動時には、パチンと指を鳴らす。 逆に言えば、鳴らさなければ、能力は発動できない。炎、水、氷等、目視できる物質であれば 抹消できるが、空気、風のような現象は対象外となる。一日の合計重量が100kgであり。 それを超えてしまうと、24時間は能力が発動できない。 補足・備考 腰まで届く長い黒髪、茶色い瞳、端正な顔立ち、どこか気品漂う青年。 スレンダーな長身で、紺色のジャケットに白いフリルやスカーフをつけたシャツを着ている。 ボトムは紺であったり、白であったりと気分によって変えるが、基本的に紺と白のツートーン。 レダ事件直後、ふらりとワルキューレへやってきた為、経歴不明。 性格は飄々としており、とても気分屋。仕事をよくサボっては喫煙所でタバコを吸っている。 普段の行動とは考えられないほど頭脳明晰で、頭のキレがよく、 三枚舌の口八丁で相手を誘導尋問にかけたり、危機回避したりと、多才である。 また、女癖がとことん悪く、夜は大体、女性を口説いては床を共にしている。 戦闘時は主に二丁拳銃を使う。戦闘向きというよりかは、異能的に補佐的な役回りが多い。 口調は悪く、一人称は『俺』、二人称は男性の場合『お前、てめぇ、あんた、クソガキ』、女性の場合は『~お嬢さん』三人称は『あいつ、あいつら』 ホヅミが男性、女性問わず呼び捨てにする場合は彼が本気で発言する場合のみ。 サンプル:『あー、はいはい』、『ざけんじゃねぇよ』『~じゃねぇか?』、『~だっつったろ』 キャラクター年表 10年前、2月 ワルキューレに配属 パンドラ内関係性一覧 トロイメラル・ケルル ワルキューレの戦闘班 シルヴィス・ディリバース ワルキューレの戦闘班 ヴェルヴェット=アストゥーラ ワルキューレの戦闘班、直属の部下 ウォルター・メルカトライズ ワルキューレの研究班 随時追加致します。 登場作品 随時追加致します。 しらたまきなこ(white_mochi) 残されし者達のラストダンス しらたまきなこ自作小説 パンドラ企画のパラレルとなりますので 世界観、ストーリーが若干外れています(主人公00、難波、8/1、シャーロット・キャロルテア、白井雪白) 蠕動 シギさん作、8/1が出ています。 具ーつぶさー ZENさん作、00、8/1が出ています。 強弁の僕 空論戦争 紫檀さん作、8/1が出ています。 みなさん、ありがとうございます! このページを編集
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/676.html
ギーシュvs億康 ギーシュ「たった今、起こった事を話そう。 僕は平民と決闘をしていた。ルイズの平民がゴーレムのような物を出して、僕が出していたワルキューレ一体を消し飛ばした。 なので僕は本気になってワルキューレをありったけ出して対抗した。 7対1にも関わらずワルキューレ達の旗色が悪かったんで、僕は支援する為に石礫を放った。 その平民はなぜか届いていないはずの石礫に当り気絶した。 気付いた時にはいつの間にか僕が勝っていたんだ。 何を言っているか解らない?直接戦って勝った僕もさ・・・ 僕はコイツの能力に得体の知れ無い恐怖と、使いこなせなければどんな力も意味が無い事を感じた。」
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/244.html
絶対に起こらないはずの鳴き声が広場に響いた 「キョオオ―――z______ン!!!」 「何ぃ!?!」 慌てて振り向くとそこには不敵な顔でこちらを見るペットショップの姿が。 よく見ると何処にも傷らしい傷は無い、ワルキューレに痛く殴られ、ギーシュの魔法が直撃したはずなのに無傷である。 どうやって防いだのか?疑問だらけのギーシュの目にキラリと光る物が映った。 「それは氷か!?それでワルキューレと僕の攻撃を防いだのか!?」 疑問に対する解を見つけたギーシュ。だが、彼はそれでも信じられなかった。 (あの一瞬で!ワルキューレの拳や『石礫』が当たる寸前に!攻撃を防げるだけの氷を張ったと言うのか!?) 荒唐無稽すぎる事実に脳の処理が追い着かず。一時的に錯乱。 遠目からでもはっきり分かる程うろたえているギーシュに、ペットショップは何も言わない――――いや。 ギーシュは見た!そして更に狂気の渦に引き込まれる事となった。 (わ、笑ってる!?) ギーシュの目にはペットショップの嘴が歪んで、笑みの形を作ったように見えた 獲物をどれだけ残酷にいたぶる事だけを考えてるかのような禍禍しい笑み。 今のペットショップに比べれば、どんな魔獣を見ても可愛いと思えるだろう。 「ワルキューレェェェェ!!!!」 完全に余裕が無くなったギーシュは全てのワルキューレに槍や剣などの武器を持たせて突撃させる。 ギーシュ自身は杖を掲げて石礫を放つ準備を整える。 「来るなら来い!!!」 恐怖を静め勇気を鼓舞するために叫ぶギーシュ。痩せても枯れても武門で知られるグラモン家の一員だけはある。 ワルキューレの集団がペットショップに殺到する様を、ギーシュは血走った目で見つめていた。 私は青銅の騎士の行動を注意深く観察するべく地面に立ったまま動かなかった。まあ、腹が空いてたから動きたくないのもあったが そして理解した。あの男はマスターの盾となる下僕の基準を満たしている事を。 攻撃力・・・・・合格レベル。急造とは言えども、私の氷の盾を素手で砕くとは中々だ。 防御力・・・・・これも合格。間接部は脆いだろうが、手加減したと言えどもまともにぶち当たっても少々凹んだだけなのには驚いた。 問題は素早さ・・・・・あまりにも遅すぎる。しかし、これは数を増やせば解消できる問題だろう。 一番重要な所だが、命を持たぬ人形故に、術者の命令には絶対服従する点。 それに、あの男自身もある程度の戦闘能力を持っているのが良い。 「来るなら来い!!!」 下僕となるべき男が何かを言っている。 あの青銅の女騎士全てが私に向かって突撃してくる、どうやら本気になったようだな 私もマスターの事が心配だ、蹴りをつけて早く帰らないと。 ―――――終わらせるとしようか 「キョオオ―――z______!!!」 私は一鳴きすると、手近な一体の人形に向かって突進した。 「キョオオ―――z______!!!」 ゴガッ! ペットショップが動いたと同時に、一体のワルキューレが空中に飛んだ。 観客の生徒達の目には不可解な現象として映っただろう、が。 極限まで集中しているギーシュの目には真実が映った! (体当たりでワルキューレを跳ね上げた!?そんなバカな!) 子供にも劣るような図体をしながら!体当たりだけで!青銅で構成された人間大の人形を上空にカチ上げる!常識を超越した行動。 だが、それは圧倒的な暴虐への序章に過ぎない、ペットショップの周りに突如冷気が集まり―――――氷の弾丸が発射された! それは朝、ルイズの部屋の前でキュルケとタバサにやった事を彷彿させる。だが、量と速度と強度が桁違いすぎる! 氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱、氷柱!!!! マシンガンの掃射を超える勢いで発射されるそれは、もはや番鳥の猛攻と言うべき恐るべき行為!! ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッッッッッッ!!!!!!!! 空中に吹っ飛ばされて、回避も防御も間々ならないワルキューレは全弾をまともにくらう! 一瞬で青銅の女騎士が部品となり!破片となり!塵となる! 「!?」 絶句するギーシュ、あまりに非常識な出来事に頭が真っ白!一時的に心神喪失状態になる。 だがそれは致命的な隙! 「グガガガガガガ!!」 鳴き声を聞いて我を取り戻した時には遅かった。 目の前には何時の間にか至近距離まで接近していたペットショップの姿! 「うわぁっ!!!」 慌てて杖を振ろうとするギーシュ!だが!それよりも先にペットショップは! 足を!ギーシュの! 目の中に…………突っ込んだ! ----
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1647.html
土下座しているシエスタを発見、即座に突撃する。 「シエスタ、シエスタ。何を這い蹲っているんだ」 空気を読まず露伴はシエスタをひっぱり起こす。 「え……あ、ロハンさん……あの、えっと……」 シエスタがロハンと誰かを見比べているが、ロハンは意に介さずに静をシエスタに渡した。 「すまないが赤ん坊を洗ってやってくれないだろうか」 訳がわからないままにシエスタは静を受け取る。 タオルケットの中からの異臭に、全てを察する。 「急ぎで頼むよ、朝に洗った服もそろそろ乾いているだろうからね」 「ちょっと君! 急に割り込んできてなんだ! 彼女はぼくと話しているんだ」 後ろから駆けられた声に、露伴は始めてそれに気付いて振り返る。 が、興味が無さそうにシエスタに向き直る。 そんな露伴の態度に、少年。ギーシュ・ド・グラモンは激昂した。 「どうやら君は貴族に対する礼儀を知らないようだね!」 「尊敬するに値するかどうかはぼく自身が決めさせてもらうよ。少なくとも君は該当しないな。尊敬するに値しない人物に向ける礼儀はあいにく持ち合わせていないんだ」 露伴の言葉に、ギーシュの顔が一瞬にして紅潮する。 「貴様ッ! 突然出てきてなんという言いぐさだ」 「あいにく状況が判らないんでね。シエスタに土下座させた正当な理由があるならともかく」 露伴の言葉に、ギーシュは鼻を鳴らす。 「彼が軽率に香水を拾ってしまったのだよ。そのため二人の女性を傷つけてしまった。その罰を与えていたのだ。わかったらどきたまえ。君には関係ない」 「本当なのか?」 露伴がシエスタに訊くが、シエスタは何も言わずにうなだれるだけ。 「さぁ、わかったのならどくんだ!」 『ヘブンズ・ドアァーーーーー』 露伴がそう叫んだ途端、ギーシュの体が崩れ落ちる。 「読んだ方が早いな、さてさて……」 ギーシュ・ド・グラモン。四男。女好き。薔薇。香水。二股。モンモランシー。ケティ。誤魔化す。 メイド。なすりつけ。ヴェルダンデ。ドット。土。ワルキューレ。青銅。錬金。決闘。 なんだこいつは、二股してたのがばれてその責任をシエスタになすりつけているだけじゃないか。 典型的なクズ男か、しかも女性のためにと言いながらシエスタを貶めている。何が薔薇だ。 使えそうにないな。 こんな奴を主人公にしても人気が出るはずもない………が……ちょっと気になることがある。 ケティは一年生でモンモランシーが同学年の女子か。二股の相手がケティらしいが、付き合ったのは馬で遠乗りした事以外には書いていない。 それ以外はモンモランシー一色。 さすがに露伴は眉を怪訝そうに顰める。 典型的な噛ませ犬タイプだ、主人公としては軽薄すぎて扱えないが、愛すべき脇役としては使えるかもしれない。 元の世界にもいた、玉美や間田のようなタイプとして活かせるだろう。 把握した、まぁ予想通りギーシュの言いがかりだ。 ………そう言えば決闘とあったな。面白い………古式伝統のある決闘、中世ヨーロッパ辺りでは当たり前にあった風習だったか。 ぜひ体験してみよう。そうだな………ギーシュを適当に挑発してみようか。 この記憶から判断するに、挑発されたら答えずにはいられない、典型的なクソガキだからな。 ルイズのように貴族の対面にこだわるタイプだろう。 それに、錬金とワルキューレ、それに青銅を実際に見てみたい。 見てみよう。 露伴にお願いされて、シエスタはその腕に静を抱いていた。 漂ってくる異臭に顔をしかめることなく、ただ呆然と、ふらふらと。 「………と………ちょっと………」 「はっ、はいぃっ!?」 突然呼びかけられてシエスタは心臓が飛び上がるような気持ちだった。 目の前には、キュルケがいた。 「み、ミス・ツェルプストー。も、申し訳ありません、考え事をしていたもので………」 貴族を無視なんてしたら打ち首どころじゃないところだが、それよりキュルケには重要なことがあったのでさらっと流した。 「ルイズ知らない?」 「は……ミス・ヴァリエールですか? 存じ上げませんが」 「ふぅん………そう、じゃぁ見落としたのね」 そう言ってキュルケは立ち去ろうとしたが、何か思うところがあったのかピタリと足を止めた。 「ところであんた、その手何?」 「えっ?」 何って、静のことだろうか。 シエスタが視線を下に降ろすと、その腕の中には何もない。 「!!!!!!?????」 シエスタの目が驚愕に見開かれる。 そう、キュルケはシエスタが何かを抱いているような腕の形をしていたから不思議に思ったのだ。 しかしすぐに興味が無くなったようでその場を後にした。熱しやすく冷めやすい性格である。 そして一人残されたシエスタはその腕の中の重みをそっと確かめる。 『いる』 見えないけれど。確かにその腕の中にいる。 「きゃ………は………ぶ……あ……だー」 「メイジ………こんな赤ちゃんが………?」 「諸君! 決闘だ!」 露伴の思惑通り、適当に煽ったら激昂してギーシュは決闘を仕掛けてきた。 場所はヴェストリの広場、娯楽が少ないのだろう、人だかりが出来ている。 さて、青銅のゴーレム、ワルキューレとやらを見せてもらおうか。露伴は心の中でほくそ笑む。 「………何がおかしいんだね?平民君」 どうやら顔に出ていたらしい、ギーシュが不快そうに眉を顰めて言った。 「ふん……自己主張が激しいと思っただけさ」 コレも挑発、所詮相手は子供、この程度の挑発に楽に乗ってくる。 「ぼくの二つ名は青銅。よって青銅のワルキューレがお相手する。メイジを相手に無礼を働いたんだ、異存はないね」 「ああ」と言おうとしたところでルイズの邪魔が入った。 「待ってギーシュ!」 思わぬ邪魔に、露伴の方が眉を顰めた。 「おやコレはコレは。ゼロのルイズじゃないか。君の使い魔をお借りしているよ」 「お願い、謝るから決闘なんてやめてちょうだい!」 「あやまる? 君の使い魔がこうなるようにし向けたんだよ? 最も、君が謝っても彼は謝る様子はないみたいだけどね」 ギーシュの言葉にルイズは振り返り露伴を睨む。 「ロハン。ギーシュに謝って。メイジに平民が勝てるはず無いわ。怪我で済めば良い方なんだから」 「怪我か……それは辛いな、特に利き腕が使えなくなるのは非常に痛い」 露伴の言葉にルイズはパあっと表情を明るくした。 「そ、そうよ、痛いし不便なのよ。だからね、ほら頭を下げて………」 「だ が 断 る」 露伴の明確な拒否の言葉に一同は凍り付く。 「この岸辺露伴の好きなことの一つは。自分で強いと思っている奴に『NO』と断ってやることだ!」 そう言って露伴はルイズの方を軽く、トン。とつついた。 「だからルイズ、余計なことをしないでくれ、ぼくのためにも君は邪魔だ」 ぼくのためにも、と言われてしまってはルイズはもはやどうすることも出来ない。 自分が口を挟むことが露伴の邪魔になるなら、露伴に『協力』することが出来ない。 ふらふらと三歩後じさって、その場にペタリと座り込んだ。 「何……言ってんのよ………平民が………メイジに……勝てるわけが………」 もはや露伴はルイズから視線を外し、ギーシュと相対していた。 「遺言は済んだかい」 「面白いジョークだな」 相変わらずわかりやすい。この程度の挑発で真っ赤になるとは程度がしれる。 ギーシュは薔薇の造花で出来た杖を振り、落ちた花弁から青銅のゴーレムを作り上げる。 フォルムは女性形、鎧を纏った細身の戦乙女。 「最後のチャンスをやろう。両膝を付いて頭を地面にこすりつけるようにして謝るんだ。「薄汚い平民が高貴なるメイジに刃向かってごめんなさい」と。そうすれば勘弁してやらんことも……」 「うるせーな~~~~~~、やってみろ!」 つくづく変わらぬ露伴の態度に、とうとうギーシュはワルキューレを突撃させた。 厨房でお湯をもらって、水場のタライに注ぐ。 そして水と程よく混ぜて人肌ほどの温度に調整する。 赤ちゃんはシエスタの腕の中で嬉しそうに笑っている。 ぺちぺちとシエスタの頬を触ったり、みみたぶをつまんだり頬をすり寄せたりしている。 しかしそんな風に静の世話をしているシエスタは、何処か上の空だった。 気になるのは露伴のこと。自分の不注意でによる貴族からの怒りを全て持って行ってしまった。 ヴェストリの広場ではもう決闘は始まってしまっているだろう。 「あぁ………っ」 どうかご無事で。と願うばかり。 どうか露伴が死ぬ前に、メイジの気が晴れますように。 殴りかかってきたワルキューレの拳を露伴は避けもせずに頬で受ける。 がつん、と重厚な音が広場に響く。 避ける様子もなかった露伴に、ギーシュは得体の知れないモノを感じ、一旦ワルキューレを引かせた。 「……なぜ避けない」 「なぜ下げる………まったく………」 ギーシュの言葉にさらりと応え、露伴は上着のポケットからメモ帳とボールペンを取りだした。 そしてほんの十秒足らずで、そのメモ帳にワルキューレをドシュドシュとスケッチする。 「フォルムはスタンドに近いか……しかしずいぶん軽いな。仗助のCダイヤモンドの方が強い。破壊力はCランクと言ったところか………」 メモに「能力者:ギーシュ」「能力名:ワルキューレ」その他攻撃力やスピードなどの数値がサラサラと書き込んで、またポケットの中に仕舞い込んだ。 「なんの………つもりだい」 「ん? あぁ職業柄こう言うモノは自分の体で体感しないと気が住まない質でね。良い体験をさせてもらった」 さて、と言って露伴はギーシュに向かって無造作に歩み寄った。 「確認も済んだし。そろそろ終わりとしようか」 「くっ」 近づいてくる露伴に、ギーシュは己の最大の数、七体のワルキューレを召喚した。 露伴は頭の中のメモに「ワルキューレは七体まで」と書き込んだ。 学院長室で、遠目の鏡で広場の光景を見ていた二人はどうしたモノか考えあぐねいていた。 「……勝ちましたね」 「勝ってしまったのう……」 「素手でしたね」 「素手じゃったのう」 「ガンダールヴかどうかわかりませんね」 「…………」 露伴はゆっくりとした動作でギーシュに近づき、ギーシュは召喚したワルキューレを突撃させる。 そしてワルキューレの拳が届こうかとしたその瞬間、ソレは何もないところで蹴躓いたようにくるんと回転して吹っ飛んだのだ。 ギーシュも誰も何が起こったのかわからない、突然ワルキューレが空中で回転したようにしか見えなかった。 「どうした。もう終わりか? メイジとはその程度なのか、だとしたら期待はずれも良いところだな」 ふん、と鼻を鳴らされては応えざるを得ない。 残りのワルキューレをまったく同時に攻めさせる。 しかし次のワルキューレは頭を吹き飛ばされ。その頭がギーシュの頭横20サントの位置をかっ飛んでいった。 ぞわっと鳥肌が立ったギーシュにお構いなしで。ワルキューレがポンポンと吹っ飛んでいる。 「………リアリティのある物を書くためには想像力だけじゃダメなのさ。少なからず自分で体験する必要がある」 そう、漫画家としてデビューしている岸辺露伴は、リアリティを追求するため、いろいろな武術を齧っていたのだ。 もちろん本職は漫画家であることは変わりなく。真面目に武術に取り組んでいる人からみれば笑われてしまう程度だが。 それでも、愚直に突っ込んでくるワルキューレを倒すには十分なモノだった。 全てのワルキューレが破壊され、露伴はいまギーシュの正面1mの位置に立っている。 そしてその右手をゆっくり伸ばした。 「ひっ」 みたこともない方法でワルキューレを飛ばす露伴に、ギーシュがおびえを抱くのも仕方ないだろう。 しかし露伴はギーシュに手を下すことなく、その手から薔薇の造花の杖を抜き取って、そっと匂いを嗅ぐ仕草をした。 「どうだい、まだやるか?」 杖を奪われては、メイジはもはや為す術がない。 ギーシュは悔しそうに唇を噛みながら、小さく「まいった」と宣言した。
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/5453.html
デカルチャー!!ミクスチャー!!!!! デカルチャー!!ミクスチャー!!!!! 発売日 2022年4月6日 レーベル フライングドッグ デイリー最高順位 1位(2022年4月6日) 週間最高順位 1位(2022年4月12日) 月間最高順位 1位(2022年4月) 年間最高順位 2位(2022年) 初動売上 84329 累計売上 107391 アニソンオリコン1位獲得作品(3冠) 週間1位(V2) 月間1位 上半期1位 収録内容 曲名 アーティスト タイアップ 視聴 1 僕らの戦場 シェリル・ノーム(May n)&ランカ・リー(中島愛) マクロス キャラソン 2 ライオン ワルキューレ 3 いけないボーダーライン シェリル・ノーム(May n)&ランカ・リー(中島愛) 4 ノーザンクロス ワルキューレ 5 GIRAFFE BLUES シェリル・ノーム(May n) 6 放課後オーバーフロウ ワルキューレ 7 不確定性☆COSMIC MOVEMENT ランカ・リー(中島愛) 8 ユニバーサル・バニー ワルキューレ 9 破滅の純情 シェリル・ノーム(May n)&ランカ・リー(中島愛) 10 サヨナラノツバサ ~ the end of triangle ワルキューレ 11 愛・おぼえていますか シェリル・ノーム(May n)&ランカ・リー(中島愛) ランキング 週 月日 順位 変動 週/月間枚数 累計枚数 1 4/12 1 新 84329 84329 2 4/19 1 → 8015 92344 3 4/26 2 ↓ 3538 95882 4 5/3 8 2550 98432 2022年4月 1 新 98432 98432 5 5/10 1 ↑ 1739 100171 6 5/17 4 ↓ 1103 101274 7 5/24 6 ↓ 893 102167 8 5/31 11 745 102912 2022年5月 5 ↓ 4480 102912 9 6/7 5 ↑ 633 103545 10 6/14 5 → 492 104037 11 6/21 8 ↓ 451 104488 12 6/28 10 ↓ 487 104975 13 7/5 ↓ 323 105298 2022年6月 14 ↓ 2386 105298 14 7/12 11 ↑ 285 105583 15 7/19 11 → 256 105839 16 7/26 ↓ 200 106039 17 8/2 182 106513 2022年7月 ↓ 1074 106513 18 8/9 ↑ 164 106677 19 8/16 ↓ 151 106828 20 8/23 ↑ 164 106992 21 9/13 14 ↓ 124 107242 22 10/4 149 107391
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/2598.html
【名前】ロアナ=メイユール 【性別】女 【所属】魔術サイド 【能力】ベルセルクの魔術 【能力説明】 『獣皮の狂戦士』 自身を強化する魔術。元々はオーディンの力を授けられるというワルキューレとの共通点から、 ワルキューレの体質を人工的に獲得する為の寄り道として開発された術式だったが、失敗。 使用中は伝承通り忘我状態となり、動くものだけを認識し攻撃するマシーンとなってしまう。 ただし、その代わり使用中はちょっと洒落にならないくらい強く素早く堅くなる。 なお、現在も術式は絶賛改良中。 『外部操縦霊装』 同士討ちを回避する為、ルーンを刻んだ木札を身体に張り付けることで自分の意思を確保し、 『攻撃対象を指定する』程度ではあるものの術式発動中に行動の調整が可能となる。 本人曰く『無理やり暴れようとするモンスターマシンの照準を標的に合わせるだけ』とのこと。 (未踏召喚の被召物(マテリアル)の操作みたいな感じ) もちろんこれを破壊されれば術式を停止させるまで同士討ちパラダイスが巻き起こる。 【概要】 ベル=クローセル率いるとある北欧系魔術結社に所属している女魔術師。研究者を自称している。 ダルデレ。何事にも興味なさそうにしているが研究とスイーツを前にすると眼を爛々とさせる。 『肉体に手を加えずインスタントにワルキューレの力を獲得する方法』を研究しているが、 研究してどうこうではなく、ただ自分がやりたいからやっているので野心はない。 とはいえ不完全とはいえ研究内容がヤバいため、小さな小競り合いの火種になることが多い。 しかもそういった手合いに嬉々として『実地調査』を行おうとする為さらに性質が悪い。 魔法名は『defectum004(その過ちは誇り高く)』。なお、『獣皮の狂戦士』は彼女のオリジナルではないらしい。 【特徴】 獣皮のファーを纏った20代前半くらいの金髪碧眼女性。無表情で不愛想。 長身だが貧乳。術式使用時は平時が嘘のように口角を吊り上げ生き生きとした表情を浮かべる。 【台詞】女口調。理屈っぽい。自分のことでも他人事っぽい語り口 「術式改良してたらイヌ耳発現術式が出来たっぽいけど、 こういうのが案外ワルキューレへの近道かもしれないし誰かに試してみようかしら」 「……いや、露出に毛ほども整合性がないし、ファッション性もなんの捻りもない露出だし、 これはもう露出に特別な価値を見出している性癖と見て間違いないんじゃないかしら……?」 「……あちゃー、これは多分私の研究に目を付けた人ね。まーせっかくだし実地調査を……」 【SS使用条件】特になし
https://w.atwiki.jp/nico2game/pages/214.html
ワ ワルキューレの伝説 ヲ ン ワルキューレの伝説
https://w.atwiki.jp/nico2game/pages/215.html
ワ ワルキューレの伝説 ヲ ン ワルキューレの伝説
https://w.atwiki.jp/kaguya_2013/pages/11.html
以下表の時刻になると煌くキューブがタウン中央の祭壇に現れ、約3分後に幻神が召喚されます。 時間 日 月 火 水 木 金 土 01 00 応龍 ヒュドラ ガルダ ミノタウロス カエサル 12 00 ギルガメッシュ 玉藻御前 アポロン シヴァ ヘラクレス ワルキューレ ガブリエル 15 00 応龍 ヒュドラ ガルダ ミノタウロス カエサル 17 00 ギルガメッシュ 玉藻御前 アポロン シヴァ ヘラクレス ワルキューレ ガブリエル 20 00 応龍 ヒュドラ ガルダ ミノタウロス カエサル 22 00 ギルガメッシュ 玉藻御前 アポロン シヴァ ヘラクレス ワルキューレ ガブリエル ドロップリスト 各種鍵各種鍵の欠片各種エンブレム未鑑定のレジェンドネックレス未鑑定のレジェンドリング未鑑定のレジェンドマント幻神のEXPクリスタル(大)完璧なラピス幻想チケット10★幻想チケット50★蒼翼のマジシャンシリーズ(男女)のヘッドおよびコスチューム