約 2,567,169 件
https://w.atwiki.jp/vip_rockman/pages/11.html
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 02 47 00.39 ID QKVImtFz0 ――北極。 流氷がところ狭しと並ぶ、北極の海。 エックスを含むイレギュラーハンターの精鋭が、機種の違うハチ型のヘリに揺られ海上を突き進む。 「表体感覚は無いが、見てるだけで寒そうな光景だ……」 ヘリ内のハンターの一人がボディを震わせ、ぽつりと言った。 「第13極地部隊か……この悪条件で戦い続ける奴等だ。相当な腕なんだろうな」 右隣のハンターが、感慨深げに呟く。 ヘリに搭乗しているハンターはパイロットを除き7名。 エックスは無感情にハンター等を眺める、弧を描く視線が最後の一人とぶつかった。 報告してきた少女だ。 視線が合った瞬間少女は、すぐさま逸らす。少女の表情には、疲れと居たたまれなさが浮かび、冷たい北極の光景がそれを映えさせた。 「到着まで、2分」 電子音を声色とするパイロットの警告が、待機スペースに鳴り響く。 その声に触発されたハンター達は身を引き締め、これから起こるであろう戦闘に心を向けた。 エックスだけは、違った意味での決意に表情が歪む。 「アイちゃん……大丈夫だよね」 「――あなたが大丈夫ですか?」 他のハンターは聞こえなかったようだが、少女は聞きとがめたらしく、険しい表情でエックスを睨んだ。 エックスはそれを無視し、外へと、極地基地に居るであろう仲間に思いを巡らす。 「到着まで、一分。各自、降下準備」 ハンター、少女、そしてエックス。 パイロットだけがなんの感情も思惑も無く、淡々と告げた。 ハチ型ヘリはイレギュラーの基地、極地基地の上空に迫る。 「――スタンバイ」 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 03 27 00.27 ID QKVImtFz0 エックスが降り立つ予定である極地基地。 そのドーム中央に、一つの私室が築きあげらていた。 「む……む……駄目だ、これ」 質素なその部屋で、小柄な少女が正面に鎮座する氷と格闘している。 「やっぱり……難しい……もっと良い氷……どっかにないかな……」 世界樹を模した氷の陶芸を眺め、少女が首を振って嘆息した。 ドームの天窓から差す陽光が、少女の白い面と樹を模した氷を照らす。 「ユグドラシル……我が手に……失敗……残念だな」 傍目から見れば、非の打つところが無い芸術の塊に見えるのだが、少女はお気に召さなかったらしい。 「へんしーん……ペンギン……ボディ……」 少女は、これもまた小さな腕を後頭部にかけ、メットを引き下ろした。 ペンギン型の頭部。彼女こそが元第13極地部隊の特A級ハンター、アイシー・ペンギーゴ。 「ショットガン……アイス……ババんと……」 メットに生えた嘴が、ペンギーゴの声に呼応して開かれる。 圧縮する空気の音。――嘴の中には、銃口ととれるものが備えられていた。 銃口は、今しがたまで作成されいた世界樹に―― 巨大な氷の芸術は、不思議な射出音と同時にバラバラとなって砕けた。 「芸術は……爆発……。火は……嫌いだけどね……」 キラキラと舞う氷の破片を視界に捕らえ続け、ペンギーゴは満足そうに頷く。 満足し、新たな陶芸をしようかと思案したペンギーゴに、音声だけの通信が入った。 「……何か? ……残念……わたし……多忙」 ペンギーゴは面倒臭そうに、それを受信する。 「黙るんだぁぁぁぁぁ!! 馬鹿ペンギン、オデは何度も通信したぁ!! なんで、通信にでねぇ!?」 通信先から、火山の噴火を思わす怒声が貫いた。直ぐにその声の主が解り、ペンギーゴは顔をしかめる。 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 03 29 01.54 ID QKVImtFz0 「なんだ……ハゲ……ゾウ……か。切るよ……」 本当に嫌なのか、渋い顔したままペンギーゴは通信を切ろうとした。 「おめぇ、おでをなめてるなぁ!? もう許さねぇ!! 絶対に丸焼きだ!! 全焼!! 全焼させてやるぞおおお!!」 それを挑発と取った声の主は、更に声を荒げ、怒涛の勢いで怒鳴りつける。 「やかましい……みみ……痛いよ」 ペンギーゴは両耳を押さ、怒声に耐えた。 「丸焼きだ!! ペンギン型のレプリロイドは、まだ燃やした事がねぇ!! 必ず燃やしてやるぞぉおおおお!!」 「うるさい……戦闘狂……。用件を……はやく……言え……」 話が進ま上に鼓膜が破れそうになるので、ペンギーゴは仕方なく用件を促した。 「ゾウの……性癖は……理解……したよ? 早く……言って……ついでに……死んで。みんな……幸せに……なる」 「お、おう!! そうだった!! ボスからの伝言が、オマエにあったんだ!!」 声は怒りから、反転。最初の用件に気付き、大声を出すのを止める。 「…………んー?」 「イレギュラーハンターが、オマエが居る基地に向かってるそうだぁ!! オデは、ボスにペンギンに警告するように言われたぁ!!」 大音量の報告と同時に、基地外部に設置された侵入者用の警報機が作動。 ――ヘリコプターが、接近しているとの表示だった。 「……おせぇ。本当に……役に立たない……ゾウ」 ペンギーゴはため息を吐き、無線の隣に設置されたマイクで基地内部に警戒するよう命を下す。 「ああん!!?? なんか言ったかぁ、おめぇ!!!!! オデを馬鹿にしたのは解ったぞぉおおおお!!」 「切る……ね……。早めに………永眠する事を……お勧めするよ。氷の価値は……お前の……体重より……重い……」 言いざま、ペンギーゴは騒音を断ち切った。 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 04 25 14.18 ID QKVImtFz0 空高くホバリングするヘリから、次々に降下するハンター達。 中央に基地が位置する氷原に、エックス達は降り立った。 「いよいよ、か。油断一つで命が無くなる。基地のボスが、元特Aハンターだった事を忘れるなよ!」 ハンターの隊長格であるレプリロイドが、先んじて前進する。それに追随する残りのハンター。 エックスは遅れて、自分の足取りで基地へと向かった。 基地へと向かう道中。 距離にして半分という所で、隊長が待ったをかけた。 「……隊長? どうかしましたか?」 ハンターの一人が尋ねる。しかし、隊長は微動だにせず待機し続けた。 「隊長?」 「しっ! ……何か音が」 ハンターの隊長、聴覚レベルを上げ、周囲の音を拾おうとする。 「これは……?」 隊長がその〝音〟を発生させる存在に気付く前に、エックスは舌打ちして後ろに跳び退がった。 ――次の瞬間、ハンター達が固まっていた場所へ大量のエネルギー弾が強襲する。 事態に着いていけないハンターの一人が弾丸の嵐に晒され、頭部と内包した回路をばら撒きながら絶命した。 右隣のハンターも反応できずにエネルギーの直撃を受け、隣の同僚と同じ運命を辿っう。 他のハンターも、腕やら肩に着弾し、うめき声を上げながら吹き飛んだ。 「こいつら……!」 エックスの反応より若干遅れて、横手の氷壁に逃げ込んだ隊長が悔しげに呻いた。 生き残ったハンター達の視線の先には、スケートブーツと軍用のエネルギー短機関銃を装備したレプリロイド達が滑りながらこちらに迫る。 緩やかながら、精細を放つ滑りをしながら肉薄する敵はどこかユーモアを誘った。 音というのは、ブーツに備えられたエッジが氷を削る音だったのだ。 敵のスケートを、悠然と見てる必要は無い―― 手にした短機関銃を放ちながら、高速で移動するイレギュラーへ、エックスは無造作にバスターを放つ。 97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 04 32 56.34 ID QKVImtFz0 バスターは氷雪仕様レプリロイドの脚部に着弾し、もんどり打った。彼は立ち上がる事無く、続くバスターに打ち抜かれる。 お互いの間合いまで、急接近するイレギュラー。 イレギュラー達は危険も省みず、至近距離で引き金を引きまくった。大きく広がる弾幕が、エックスの目前に迫る。 エックスは横に飛んでそれを回避し、身体を宙に投げながら射撃した。 三度放たれたバスターは、イレギュラーの胸部に炸裂。後ろに吹き飛びながら爆発し、氷原を赤く染める。 二発目、三発目はその周囲にいたイレギュラーを貫き、まとめて爆散へと導いた。 その横手のイレギュラーが短機関銃を捨て、腰から肉厚のあるブレードを引き抜く。 バスターを放った体制であるエックスに接近し、手にあるブレードを横に薙いだ。 エックスは首をかしげ、それを回避。 お返しに、たたらを踏んだイレギュラーの頭部にバスターを浴びせる。メットを被った頭部が消失し、首から下が地面に倒れた。 今のが最後のイレギュラーだったらしく、他に攻撃を仕掛けてくる者は居なくなった。 「クソッ……! 基地に着く前にこれほどの被害を出すとはな」 罵声を吐く隊長の足元には、襲撃によって破壊されたハンター達が氷の上に沈んでいる。 「破損した奴も加味すると、これ以上の進撃は無謀すぎるな」 隊長は項垂れ、仲間の死体の傍に座り込んだ。 その横で震える少女のハンターは、幸運に無傷だったらしい。 前にある悲劇。――だが、エックスは仲間の死に、どこか無頓着だった。 ……シラナイ、アイテだから? AIを貫いた声に、エックスは忌々しいとばかりに頭を振り、その声を打ち消す。 「あなた方は、待機していれば良い。ボクは、基地に向かいます」 「……何だと? 正気か、エックス」 「ちょっとした私用があるんです。行っても?」 目線を上げ、少年の顔を見つめる隊長は信じられないという顔をした。 「自殺行為だ」 あまりの無謀さに笑うしかない――隊長の口元は、極限状態故か笑みに象る。 「……では、失礼」 隊長の笑みを気にせず、エックスは短く言い放って基地へと向かった。 100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 04 48 05.23 ID QKVImtFz0 「氷は……世界に……存在するもので……一番……美しい……」 ペンギーゴは私室を埋める氷を一つ一つずつ手に取り、どこか寂寥を感じる視線を送る。 「……でも……同じく……美しいものを……知ってしまった……」 小さな手に握られる氷が、突如砕けた。ダイヤモンドの破片を思わせる氷の欠片が、花火のように散る。 「それは……生きる……者の…………」 常時、暗く沈んでいるペンギーゴの顔が歪んだ。 「………死」 その顔は、VAVAなどが持つ狂気の笑み。行き着くところに行き着いてしまった、異端の笑顔。 「……だから、美しき死を美しい氷の棺で閉じ込める」 ペンギーゴの頬が上気し、青く澄んだ瞳が興奮に揺れる。 「……これが、わたしの芸術。芸術への探究心の果て……」 彼女は、両手を陽光が眩しい天井に掲げた。祈るように。――何かに、祈るように。 「これは、わたしの中にあるバグ? 狂気? 解らないけど……」 自問しながら、ペンギーゴは小首を傾げる。 「エックスの死が……私は欲しいな………」 監視カメラに映る、青く優しいレプリロイドに微笑んだ。 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 14 03 26.27 ID QKVImtFz0 外部と極地基地を繋ぐ巨大なゲート。 エックスは警戒もせず歩み寄り、ゲートに向けバスターを突き出した。 「大丈夫……きっと、大丈夫」 呟き、バスターに力を込めた。拡散、そして収束する光の粒子。 バスターのエネルギーは最大まで溜められ――エックスが放つ。 太陽エネルギーから作られた、強力なチャージショットはゲートに着弾。一瞬、空間全体が歪められ、射線上の全ての物を破砕させた。 巨大なゲートに巨大な風穴が開き、基地内部に侵入するルートを確保する。 エックスは一人頷き、穴から基地へと進む。 雪と同じ色をした、廊下が続く基地内部。 エックスはゆっくりと前進し、基地の中に存在するドームへ。 しかし、当然ながら、敵もエックスを只では進ませないようだ。 「ボクは、アイちゃんに用があるんです……。邪魔しないで」 不機嫌な顔をするエックスに、盾と拳銃で武装した数名のレプリロイドが立ちはだかった。 一番前に位置したイレギュラーが警告もせず、突進。 ジョーシリーズの恩恵を受けた強化盾ごとエックスに体当たりし、青いボディを吹き飛ばそうとする。 エックスは、体当たりの寸前に射撃。全てを跳ね返すはずの盾を紙のように引き裂き、イレギュラーのボディにも着弾した。 解体しながら舞うジョーを尻目に、エックスは後ろに居たイレギュラー達に疾走する。 放たれるバスター。同じく、ジョー達は太陽エネルギーに蹂躙された。 突き進みながら、銃撃するエックス。その突進を止める事が出来ずに、破壊されるイレギュラー達。 「どい、てっ!!」 盾で防御しながら、エネルギー弾を放つジョーの頭部が消失する。 消去されたジョーの後方にいたイレギュラーが壁を蹴り、エックスの死角まで飛び上がると同時に盾による殴打を放った。 鈍い風を纏った一撃はエックスの頭部に向かったが、到達する前にジョーの方が吹き飛び、身近な壁へと激突する。 エックスの鋭い回し蹴りが、それを成したのだ。 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 14 22 58.26 ID QKVImtFz0 「邪魔をしないで下さい!! ボクは、アイちゃんと話し合いがしたいだけなのに!」 エックスの叫びが、続いて向かってくるイレギュラーのメットにぶつかる。だが、ジョーの進行は止まらない。 意図せず、どうしてと声が漏れる。 エックスはやりきれない思いに苦悩しつつ、バスターを放ち続けた。 ――前進しながらの攻防。 どのくらい戦ったのだろうか。真っ白だった廊下は大量の弾痕と撒き散らされたオイル、そしてイレギュラーの死体で汚れていた。 隊長の私室、作戦司令室を設えたドームへ向かう長い廊下も、終わりが近づいている。 これまでに談話室や通信室、娯楽室などの軍事基地によくある設備を見かけたが、どれもエックスの興味を誘うものは無かった。 同僚と過ごした過去への残滓か――エックスの瞳には、ドームへの扉しか映らない。 回転式ハッチが付けられた、鋼鉄の扉が開かれる。 一気にひらける視界。 スケートリンク場を思わせる広さを兼ね備えた、アイシー・ペンギーゴの部屋が現れた。 「アイちゃん……?」 エックスはどこか怯えるように、彼女の名を呼んだ。 「……よくきたね」 子供のように小さくなったに見えるエックスに、暗く沈んだ声がかけられる。 だが、その声と懐かしさ、そして続いて現れたペンギーゴの姿にエックスは涙が出そうになった。 「ア、アイちゃん……ボクね」 滲み出た涙を気丈に拳で拭き、エックスは自分の目的を伝えようとした。 「……良い……手際だけど……それは……ここまで」 駆け寄るエックスをペンギーゴの言葉が打ち抜く。 エックスはギョッとした表情をし、歩むのを止めざるおえなかった。 「ア、イ……ちゃ……ん」 「この基地を……やすやすと……あけわたす……わけには………いかないよ?」 『元第13極地部隊所属特A級ハンター、アイシー・ペンギーゴを確認』 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 14 42 35.92 ID QKVImtFz0 「えーと……な、なんて、呼べばいいかな?」 「…………は?」 「な、名前だよ、名前」 「言ってる……意味が……いっさい……解らない……」 「だ、だって仲間でしょ? その、あの、仲良く……したい……したくないかな?」 「メンテ……受けたら? AIに……問題が……あるよ…………」 「…………どうして?」 「……ど、どうしてって、危なかったからだよ。あんな砲火の下で、無茶な……」 「かばう……意味が……解らない……わたし……寒冷地用。――装甲……おまえより……分厚いよ?」 「うぅー、解ってたけどさぁ……」 「だったら……なんで……」 「気付いたら、飛び出してたの!! 女の子が、もう無茶な事しないで! うぅー」 「おん……な……の……こ?」 「おい…………なまえ……なんとでも……よべ」 「名前? あ、あぁ……。え!? ほんとに!?」 「…………お好きに」 「嬉しいな。んー……じゃぁ、ペンちゃん? 可愛くないかな?」 「…………死んで……しまえ……」 「ご、ごめんなさい!! えー、えー、えっと、えっと、何だろ。あ、あ、あ……アイちゃん。アイちゃんはどうかな?」 「理由……のべて……」 「り、理由!? えー、えーと、アイシーを略した……から?」 「…………略す……意味が……解らない。…………処刑」 「ごめんなさい!! ごめんなさい!! え、えっとね、えー、えーと。あ、愛らしいから?」 「……………………」 「す、すいません。 ご、ごめんなさい……ほんとにごめんね?」 「馬鹿…でしょ?……お前……。でも……でも……うん」 「……どうも……エックス」 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/06(金) 15 47 30.77 ID QKVImtFz0 「アイちゃん……ボクは戦いに来たんじゃない!」 『無線の回路が故障していました。自動修復により、現在から使用可能』 私室の壇上に仁王立ちするペンギーゴが、ドームに降り立つ。 エックスは悲痛な声を上げながらも、身構えた。 暗く幼い少女の顔を覆うように、ペンギーゴのメットが下がる。 『アイシー・ペンギーゴの武装データが不十分です。氷塊を射出による遠距離攻撃が判明していますが、他は不明です』 「やめて! アイちゃん!!」 『様々な状況に対応できるよう、注意を怠らないで下さい』 エックスは叫ぶ。 そして、奇妙な音ともに氷の塊を打ち出された。 エックスは慌てて身を捻り、寸前で回避。 今しがた居た場所が、ショットガンアイスによって抉り取られる。 更にエックスは地に飛び込む形で横転して、続く氷塊を避ける。 ただの氷だが、亜音速に匹敵するスピード射出されれば、その存在は脅威だ。 避けつつも、一度立ち上がり、エックスは近くにあったドームの支柱を確認した。 頭の脇を凄まじい音を立てて氷が通過するのを無視し、支柱に逃げ込み、背にした。 「く………っ!! アイちゃん!!」 柱から少しだけ顔を出し、射撃するのを止めないペンギーゴを伺う。 直ぐに頭をひっこめるエックス。次の瞬間、支柱の端が砕け散った。 「どうして、ボク達が戦うのさ!?」 支柱から飛び出し、ドームを駆けるエックス。無論、戦術的に有利なポジションを探すのではなく、回避に専念してるだけだ。 走るエックスの足元を追うように、ショットガンアイスが列を成して炸裂する。 169 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 16 08 57.36 ID QKVImtFz0 「どうしてなんだ! どうしてこんな事に!!」 エックスは真正面にある壁を蹴り、高みへと逃走。 だが、壁を蹴る動作が唐突に止まった。 エックスの頭上、ドームの天井に一抱えほどの胴回りを持つ氷柱が屹立している事に気付いたからだ。 ペンギーゴのメットから除く口元が笑みを浮かべる。 そして、彼女は地面を力いっぱい踏みしめた。 ドーム全体に響き渡る轟音。 まるでシャンデリアのような氷柱が、エックスに向かって死の抱擁をしてきた。 逃げ切れず巻き込まれ、氷柱と仲良く地面に叩きつけられた。 重量と衝撃に呻くエックス。それでも、身体に鞭打ち、立ち上がろうとする。 頑張りを賞賛したのは、宝石のような氷塊。立ち上がるエックスの腹部にぶち当たり、慣性の法則にしたがって壁へと吹き飛んだ。 『様々―状―況に対応―き―よう、注―を怠らな―で下―さい』 今ので無線が壊れたのか、咎めるような警告は途切れ途切れに受信された。 「ア、イ………ちゃん」 「戦わなきゃ…………死ぬよ? 良いの………?」 ペンギーゴが質問しながらも、ショットガンアイスを放つ。 エックスの目前に炸裂。外したと思いきや、着弾の瞬間に氷塊が爆散。散弾銃の要領で、5つ氷の破片がエックスに突き刺さった。 「どうして……さ……」 血まみれのエックスは掠れる声で、疑問を搾り出す。 「見て………エックス……」 それを答えるべく、ペンギーゴは地面をまた踏みしめた。 轟音。 しかし、今度は氷柱ではなく、ドーム中央に巨大な氷の塊が地面から突き出る。 「わたしの………芸術……」 見上げるエックス。 少年は、記念碑もしくは棺桶のような巨大な氷塊を見る。 173 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 16 38 50.26 ID QKVImtFz0 「………………あ」 氷の墓石には、第13極地部隊の面々が封じ込められていた。 『生体―能は確認―きません。全―すでに―機能―止し―いま―』 「………………綺麗でしょ」 更に目を凝らすと、エックスと共に来たハンター達までもが氷墓の死者として眠っていた。 「待機して……たん……じゃ……なかったの?」 「エックスの……仲間……? エックスが……来るまで……暇……だったから。――だから……ね」 悪びれるふうも無く、ペンギーゴは淡々と告げた。 死者には、あの少女のハンターも含まれていた。 エックスはそれを見て、彼女の死よりもペンギーゴが、それを成した事が信じれなかった。 「こんな酷い事をするなんて……! アイちゃんじゃないよ!!」 「……そう……だね」 意外にも、エックスの言葉にペンギーゴは同意した。 「でも…………ね。エックスが………知ってるの……は……昔の………わたし」 ペンギーゴはエックスの襟首を掴むと、氷塊の墓石まで引きずる。 「今の………わたしは………エックスの………しらない………わたし」 自嘲するように呟き、倒れ伏すエックスの顔の前にしゃがみ込むと、自分の顔を近づけた。 「三年は…………長い………ね」 メットを引き上げた、ペンギーゴの瞳には暗く冷たい絶望が揺らめいていた。 「アイ……ちゃん?」 「…………生物の死が美しいなんて、知りたくなかった」 唐突に、ポツリと、本当に小さくポツリと呟いた。 「エックスと………会えなかった……三年間……」 呟きから、声色はどろどろとしたヘドロのように絡みつく声となる。 「薄汚い………腐臭のする……三年間……教えてあげる……」 174 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 16 42 15.51 ID QKVImtFz0 ――辞令。唐突に、本部でのハンター作業からわたしは北極にある極地基地に異動された。 見送りにきたエックスが泣いていたのがいじらしい。変な子だけど、良い子だ。 「なんだ、このふざけたチビは」 「隊長、昨日着任した特Aハンターのアイシー・ペンギーゴであります」 「それで、このペンギンさんがこの基地に何の用なのだ」 「本部からの辞令だそうです。なんでも寒冷地用のレプリロイドである事から、我が基地の部隊で訓練するようにと」 「訓練? 特Aを? …………本部はいったい何を考えているんだ」 いつだって、わたしは馬鹿にされる。この身体の事。どうして、こうも意地悪されなきゃならないんだろうか。 「まぁ、我が部隊に入ったからには、私の指示は絶対服従だ。解ったな? ちゃぁんと訓練してやる」 下卑た顔。男はみんな意地悪だ。 ……でも男の子なのに優しいエックス。訓練が早く終わって、また会えないかな。 「役にたたねぇなぁ、このチビは」「もっとはっきり喋れ」「糞ペンギンが」「いい加減にしろ!」 「おまえ本当に特Aか? 役に立たないし、暗いし、チビ。俺がお前だったら死んじゃうね」 辛い。とても辛い。 頑張れると思ったのに、もう挫けそう……激しい訓練はもう嫌だ。彫刻の時間が欲しいな。 寒い。北極だからなんだろうけど。寒冷地用とはいえ、ここは寒いね。 心も…………寒いよ。 「なんだこの査定評価は。我が軍の中で最悪じゃないか」 「隊長、訓練Σを行ったほうが宜しいかと進言いたします」 「確かにな……よし、ペンギーゴ君。今日から訓練プログラムを変更、試験的な訓練に入ってもらう」 なに……を? 179 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 16 51 53.24 ID QKVImtFz0 「よし、ペンギーゴ君。今から私の言う事を良く聞くんだよ」 何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を? 何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を?何を? 何をするつもりだ……? 「………もう………やめて……ください……」 犯された。穢された。汚された。 氷とはかけ離れた、汚い存在に。薄汚く、他人を卑下する事しか出来ない存在に。 「今度は多人数での訓練を開始する」 ………わたしも薄汚いのか。 「いや………もう…………やだよ……」 頭の中の光景。私が好きだった氷が砕ける。私が好きだった彼が遠ざかる。 「自分で求める訓練も追加しよう」 ――あ、あ、あ……アイちゃん。アイちゃんはどうかな? ――え、えっとね、えー、えーと。あ、愛らしいから? 「………はい………どうか……」 ………………………………………………………わたしも薄汚いんだな。 「ごめんね…………エックス………」 185 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 17 10 41.95 ID QKVImtFz0 ドロドロした白い粘液に包まれたわたし。 「……………いたい……」 ぬぐうのも億劫だ。いまさらだが、どうしてこんな貧相な身体を犯したのだろう。 「……貴様、こんな事をして……ただで済むとでも…おもっているのか」 ドーム状の作戦会議室で訓練――ただの輪姦だ。そのドームでわたしは中央に寝そべっている。 周りを見渡せば、剣山のように立ち並ぶ私の芸術。 何が起こったのか知らないけど、私は一瞬にして部隊を壊滅させたらしい。 「…………ひにく…………だね」 わたしが泣き叫ぶのが好きな、薄汚い連中。 だが、こうやって氷に詰め込むと、不思議とアート感が感じられた。 恐怖におののく最期の顔が、氷の表面で乱反射して、とっても綺麗。 「ペンギーゴォ……よくも………殺して、殺してやるからな。この私のこの屈辱……全て、お前に還してや――」 隊長はみなまで言う前に死んだ。その背中にビームブレイドが突き立っている。 「本部め………馬鹿な事を」 ブレイドが引き抜かれた。引き抜いた人物がわたしの前に立つ。 緑のボディスーツを着たレプリロイド……流れるような綺麗な金髪の女性だ。顔にペイントが施されてるのが印象的。 「……………………だれ?」 「全ての存在は、私の前で終わるのが定め。そういった存在だ」 普段なら、憎まれ口をたたくのだけど、このレプリロイドは何か不思議な感じがした。 懐かしい………? 189 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 17 30 16.84 ID QKVImtFz0 「汚いものだろう? 醜いものだろう? 人間というやつは」 「…………レプリロイドも汚い……」 左にある氷柱――わたしを孕ませたいと言った、スクラップを見つめ吐き捨てた。 「レプリロイドのプログラムを設定したのは人間だ」 「…………だろう………ね。じゃあ……わたしもあんたも汚い……ことになる」 わたしは、どうやったってすでに薄汚いが。 「私はある計画を考えている。私は、レプリロイドだけの世界を作り上げたい」 そういって、緑のレプリロイドは言った。 「手を取りたまえ」 無骨だが、女性らしさもみえる腕をわたしに差し出した。 「お前は戻れるのか? 幸せだった頃に」 戻れないのだろう……。エックスに思いをよせたという、性格が暗いわたしに芽生えた淡い気持ち。 それは、人間等によって理由もなく散らされた。 「美しいものに向き合えるか?」 向き合えないのだろう……。わたしが好きだった氷。 あまりに美しくて、眩しくて、薄汚いわたしには向き合える勇気は無い。もう作品は完成させる事は出来ないのだろう。 「――復讐しよう。私達は、人間の道具、ましてや慰み者なのでは断じて無い」 復讐。 「もっとも、新世界が完成してもお前の心は晴れる事は無いのだろう。ならば、せめて――」 復讐。 「異端になれ」 198 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 18 10 41.43 ID QKVImtFz0 「…わたしは………イレギュラー。常軌を………逸脱した……存在」 「あ………あ……あ……」 自分の知らないアイシー・ペンギーゴを作り上げた過去。 考え付かない、想像超えた最低の過去の吐露にエックスは吐き気を催した。 「戦おう……エックス。それ………しか……選択肢は……ないよ?」 「や、やだよ……」 ペンギーゴの周囲で白き冷気が回転し、凄まじい対流を起こす。 「エックスの事………好きだった…………ずっと……名前を呼んで……くれた時から」 『危険です。室内温度急低下しています。状況から判断――敵は銃口無しで氷塊を扱えると推測』 ドーム全体に氷塊が浮かぶ。多角的な射撃を可能にする事ができるイレギュラーが思いを告げた。 「…………アイちゃん……帰ろう? 一緒に帰ろう? 今度は必ず守ってあげる。ずっと傍で守ってあげる」 エックスはすがるように、傷だらけの両腕をペンギーゴに差し出した。 ペンギーゴはその腕を見つめ、泣きそうになりながらも首を横に振る。 エックスの普通な願いは、異端な思いに否定された。 「わたしは…………戻れない」 ――アイちゃんはどうかな? 「…………あ………アイちゃん……」 ――試験的な訓練に入ってもらう 「…………もう、戻れない!!」 ――あ、愛らしいから? 薄汚いこの世に『愛』なんてあるのだろうか? 「お前に……アイと………呼ばれる資格は―――無いんだ!!」 208 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/06(金) 19 13 51.41 ID QKVImtFz0 ペンギーゴの叫び。 それに呼応し、ドームに浮かぶ氷塊が次々に発射される。 鈍い音を立て。全てがエックスに着弾した。 『――ロック』 真っ黒な闇に声がする。夢なのか現実なのか。 『ロック――本当に良いの? これで本当に良いの?』 漆黒の中でエックスは頭を抱えた。 『あの娘をたすけてあげなくて、本当に良いの?』 エックスは逃げ出したくなった。どこにも出口が無いのは自分が一番解ってるいるのに。 『声を――あの娘の本当の声を聞いてあげて』 「………声?」 『ロックなら出来るよ、限りなく人間に近い心を持ったロックなら』 その声を聞き、エックスは意識を『何か』に集中した。 「これしか………答えが無いの?」 どのぐらい時間が経ったのか、妙な感覚がエックスを捉え。エックスは『本当の声』を知る。 『――それでしか、救えないんだよ』 <プログラム変更> 氷塊が山のように積まれたエックスの墓標。 その隙間から光の帯が溢れ出る。 「…………………何」 そして墓標は、莫大なエネルギーを持つ光に耐え切れず塵となった。 そこから、ふわりと舞い降りる青いボディのレプリロイド。 『<闘争心>と<慈愛心>のプログラムを抑止。<怒り>と<憎しみ>のプログラムを解除した』 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 14 25 30.48 ID aICqBPyB0 見知らぬ声が、無線から聞こえるがエックスは気にならない。 視線の先には、驚愕し硬直するペンギーゴの姿。 ――こんなのは、駄目。お願いエックス、私を止めて。 「アイちゃんの本当の声……」 数字やプログラムでは言い表す事のできない、何か。 限りなく不幸な事象を解決する、答え。 不幸が呼んだ悲しい異端の束縛からへの、救い。 エックスはバスターを、友人であったモノに向けた。 「あなたはアイちゃんなんかじゃない。あなたは――イレギュラーだ!!」 その言葉に、ペンギーゴがホッとしたように微笑んだ気がするのはエックスの感傷か。 それを考える暇は無い。 連続して、巨大になったショットガンアイスが打ち出された。 エックスは落ち着いて氷塊を撃ち抜き、氷を地へと還す。 ばらまかれる氷の破片を弾幕に、今度は槍の様な氷柱がペンギーゴから吐き出された。 白い帳を引き裂くようにして急接近する凶器。 「ペンギーゴ!!」 エックスは一声吼えるやいなや、氷柱をバスター自身ではたき落とす。 そして、ペンギーゴに数秒ほどチャージしたショットを放った。 球ではなく、楕円の形をしたエネルギー弾が小柄なボディに迫る。 ペンギーゴのボディは、その用途から愚鈍な設計にせざるおえない仕様になっている。 まさに光速のショットに、真正面から直撃を受けてしまった。 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 14 26 36.80 ID aICqBPyB0 胸に穴が空き、苦鳴をもらしながらもペンギーゴは地面を踏みしめる。 轟音。 「……………これで…………どうだ」 ペンギーゴを中心に、氷柱が次々に唸りをあげて屹立する。 エックスは針の床が完成する前に飛び上がり、バスターをがむしゃらに連射した。 真下付近に着弾する大量のエネルギー弾。 視界が消失するほど、小爆発が連続して起こり、氷柱はおろかドームの床まで陥没してみせた。 「…………やる…………ね」 ペンギーゴは着地するエックスに向け、ショットガンアイスを打ち出した。 忙しなく、横に跳ぶエックス。そして迫る氷塊に向け、光弾を発射。 両者がぶつかり、またも爆発。 しかし、ショットガンアイスは砕けるだけではない。5つに分散し、なおもエックスに氷の牙を剥いた。 ――打ち落とせる筈のエックスは牙が刺さるのを無視し、右腕のバスターをチャージした。 光の収束が点滅するほどアームに集まる。チャージは限界に達した。 そして、驚くペンギーゴに向けチャージショットを放つ。 ペンギーゴは慌てて、ペンギンを模した氷の盾を目前に作り出した。 ドームを揺らす大爆発。 定着していた氷柱が落下し、地面で四散する。 氷の墓場が爆発の余波を受け、破片を撒き散らしながら倒壊した。 目がくらむ光が収まり、視界が戻る。 出現する二人のレプリロイドの姿。 エックスはバスターを撃ち放った体勢で。 ペンギーゴは右肩を失い、膝を付く体勢で。 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 14 39 47.90 ID aICqBPyB0 「さすがハンター。……でも、勝負はついたよ?」 紫電を漏出する右肩を抑えながら、未だ闘志を燃やすペンギーゴの瞳を見て、エックスは言う。 「……まだだ。わたしの……悪夢は――」 同僚のVAVAと同じ狂笑を見せるペンギーゴ。 ――わたしを止めて。 「そう……」 エックスは顔色を変えず、バスターを再チャージした。 太陽の光が、エックスのアームに集まる。 「なにが……悪かったのか……」 バスターが光を吸収し、腕が唸りをあげる。 「どこで……間違ったのか……」 エックスは険しい顔を。ペンギーゴは微笑んで。 「もう……わからない……」 エックスは無表情に。ペンギーゴは悲しげに。 「エックス……あなたを……破壊……しようと……した……時点で……」 バスターに集まる光が点滅しだし、限界までチャージした事を告げる。 「わたしは……壊れていたのだろう……」 ――チャージショットは放たれた。 22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2006/10/07(土) 15 04 17.41 ID aICqBPyB0 『アイシー・ペンギーゴ、戦闘不能』 オペレーターの声を無視し、エックスは駆け出す。 最大までチャージされたショットはドームの壁すらも砕き、氷原への道を作り出していた。 「アイちゃん………!」 氷の草原まで投げ出されたペンギーゴに、駆け寄るエックス。 左右の小さな脚が無残にもがれ、腹部に巨大な口腔が開き、赤い臓腑を吐き出して貫通していた。 「……エ……エック……ス……」 半壊したメットの下で、ペンギーゴの幼い顔がエックスの名を呼んだ。 「……あ………あ……り…あり……がとう……」 唇が放ったのは、礼だった。 「どんな……ことが……あっても……エックスと……戦う……つもり……なんて……」 これも小さな瞳に涙を溜めて、ペンギーゴは呟いた。 「アイちゃん!」 エックスが耐え切れず叫ぶ。 「なんで……かな……」 「やだぁ……やだよぉ……アイちゃん!!」 首を何度も振り、エックスは駄々をこねるように叫び続ける。 「ただ……わたし……エックス……と……」 「アイちゃん!? やだ……! ねぇ、アイちゃん!!」 ブルーの瞳には曇りをおび、損傷部分の紫電や火花も小さくなっていった。 「エックス………ごめん……ね……? ごめん……」 「アイちゃん!!」 瞳から一筋だけ涙がこぼれるのを境に、ペンギーゴは全ての動作を停止する。 『アイシー・ペンギーゴ撃破。お疲れ様です』 ペンギーゴの身体から〝小さなチップ〟が落ち、極地基地での戦闘は終結した。
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/1217.html
ロックマンX コマンドミッション / Mega Man X Command Mission カプコン 2004年7月29日 PS2.GC ロックマンシリーズの一つ。シリーズの中では珍しいRPG作品 ロックマンX7の数年後が舞台
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/51922.html
登録日:2022/08/23 (火曜日) 09 51 38 更新日:2024/07/08 Mon 11 14 19 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 だいたいこいつのせい ゲイト シグマ ナイトメアウイルス マッドサイエンティスト レプリロイド ロックマンX ロックマンX6 哀しき悪役 無敵 焼け野原ひろし 科学者 藤原啓治 課題を守らなかった人 出来る。出来るぞ!レプリロイドだけの理想の世界… 僕が全てを支配する素晴らしい世界が! ゲイトとは、ゲーム「ロックマンX6」に登場するキャラクターである。 (CV 藤原啓治) 【概要】 レプリロイド開発で名を馳せた天才科学者レプリロイド。 イレギュラーハンターに所属するオペレーターのエイリアとはレプリロイド研究チームの元同僚でもある。 天才と称されるだけあり彼の開発したレプリロイドはどれもかなり高性能で、数多くの成果を上げていた。 だがそのプログラムはゲイト以外誰も解析できない程高度なもので、次第に危険視され始める。 更には彼の作ったレプリロイドの中にも問題を起こす者達も出てきており、ゲイト自身の傲慢な性格もあり次第に孤立していく。 その上問題を起こしたレプリロイドを強化するということもしていたため、彼のレプリロイド達の多くは事故に見せかけて処分されてしまう。 これに怒ったゲイトは自分を理解しようとしない者達を全て支配してやると息巻いていずこかへと去っていった。 とはいえ彼の作ったレプリロイド達は全て人格に問題がある奴らばかりではなく、彼を恨んでいる者はいない。 中にはゲイトの処罰の責任を感じて自害する者もおり、生みの親としては慕われていた模様。 【本編での行動】 ある日、前作で落下したスペースコロニーの周辺を彷徨っていた所、(この被害に追悼の意を示しており、性格面は改善しようと試みていた模様)偶然ゼロのパーツを拾う。 それを解析した結果、ハイマックスやナイトメアウイルスが完成する。 そして協力者のアイゾックと共にナイトメアウイルスを世界各地にばら撒き、表向きはそれを解決するためにナイトメア調査員を派遣、自分が認めたレプリロイドのみの理想国家を作ろと企むのだった。 とどのつまり、本作の事件の元凶である。 その後、調査員を全て倒す or ハイマックスを倒す or ナイトメアソウルを一定量集めるとエックス・ゼロを自らの居城である秘密研究所へと招待する。 そこで本作屈指の強敵であるナイトメアマザーやハイマックスそしてノーマルエックスやシャドーアーマーでは突破困難なステージ配置を突破してきた彼等と対峙。 ナイトメアウイルスで強化したボディを用いて戦いを挑むのだった。 【ボスとして】 前から あこがれてたんだよ…キミを解析することを!来い! エックス! せめて くいのない戦いをするさ!行くよ ゼロ! 自身をパワーアップした結果、今までの白衣姿から一転、黄金のアーマーとマントに身を包んだヒロイックな容姿となる。 特筆すべきは防御力であり、それは特別な手段を用いなければダメージを与えられないハイマックス以上で、エックスとゼロの攻撃は全て通用しない。 ならばどうするのかというと、彼の放つ球体「ナイトメアホール」を攻撃して破壊、それで飛び散る破片をぶつけることでダメージを与えられる。 ただし当たるのは相手の位置にもよる上に自分もダメージを受ける可能性もある等、運ゲーや長期戦を余儀なくされる。 更にバトルフィールドは床がなく浮遊する足場が点在するのみなので、常に落下死の危険がつきまとう。 【技】 ナイトメア・ムーブ 「待て!」「そこか?」 空中を移動しながら移動してくる。 ナイトメア・ホール 「逃げられない!」 様々な色の球体を打ち出してくる。 そのまま放置しておくと色ごとに特殊な効果を発動してくる。パターンは以下の5通り。 赤や青はこちらの操作に干渉してくるので優先的に倒した方がよい。 赤 こちらの動きを遅くする 青 こちらを引き寄せてくる 緑 こちらに向かってくる 紫 ナイトメアウイルスを召喚してくる 黄 こちらに向かって弾を発射してくる これを破壊することで破片が6つ飛び散り、ゲイトにダメージを与えられる。 威力が高い・持続が長い攻撃だと折角の破片も壊してしまうので、使う武器に気を付ける事。 ナイトメア・ストライク 「失せろ!」「とどめ!」 体力が減ると使用してくる。 縦に長いエネルギー体を発生させて攻撃してくる。 足場に当たると破壊されるが、一定時間で修復される。 【撃破後】 嘘だああああああああっ!!! 結局はエックスやゼロといった、ゲイト自らが「いつの時代に作られたかもわからないオールドロボット」と評した彼らの実力には敵わず敗北。 だがゼロのDNAデータを解析している間にそれがシグマのデータに酷似していることを突き止め、それを利用してシグマを復活させたことを打ち明ける。 だがシグマからは「お前の助けなど必要なかった」と吐き捨てられ、その攻撃を受けて重傷を負う。 シグマ撃破後にはエックスが彼の残骸を回収。ゼロからは「修理しても無駄」と言われる程のダメージだったが、エックスはエイリアの元同僚を放っておけるわけがなく、イレギュラーハンター本部に回収された。 その後の顛末は不明。 【余談】 「自分の作ったものが理解されずに世界征服に走った」という彼の人生は、原点「ロックマン」の宿敵であるDr.ワイリーと酷似している。 「性格に難ありだが根っからの悪人ではない、それでいて優秀な科学者」という点は後の「ロックマンXコマンドミッション」に登場するDr.サイケと共通する。「研究に革新をもたらす超技術を手に入れたが故に悪い方向に暴走してしまった」という顛末も共通している。 聖地に踏み込んだ気分だった…素晴らしかったよ、ゼロのDNAは。 項目をいとも簡単に追記・修正することができた。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] X6はステージの即死トラップ祭りもそうだが、ゲイト戦のノーヒント具合も相当だったな… 解るまで死にまくってたわ -- 名無しさん (2022-08-23 11 05 07) ボス部屋入った時、エックス(orゼロ)はしばらく暗闇を走ってるが、明るくなるとさっきまで走ってた場所に足場が無いんだよな。「バカの信念岩をも通す」とは言うが、その場に足場が無いと知らなけりゃ空中でも走れるんだな -- 名無しさん (2022-08-23 11 27 16) X7のレッド戦とシグマ第二戦もそうだが、足場が少なすぎて落下死しやすい系のボスで「強い、難しい」ってより「面倒くさい」って印象だったな。初代のランネパンネやX2のサーゲス戦は即死の危険性はあれど戦ってて楽しかったのに… -- 名無しさん (2022-08-23 11 30 06) ゲイトステージ出現時のシグナスの「もう全てはゲイトだ!」って台詞が最高に頭悪くて好き -- 名無しさん (2022-08-23 14 18 31) これは又聞きだが、カードダスのギガミッションでゼロのパーツを拾ったゲイトと復活したゼロに絡んだ描写があったそうだ。 -- 名無しさん (2022-08-23 14 48 30) ダイナモとの絡みを見てみたかったな。最初は食えない態度に毛嫌いして、ユーラシア墜落事件の実行者だった事を知って明確に敵と見なすも、その後の環境を利用したのはアンタもだろ?とか言われて同じ穴の貉だと論破され、ナイトメアウイルスで逆に強化を施せる性能に戦慄し、あれよあれよという間に復活させたシグマに出し抜かれて破壊されるもダイナモが回収して人知れず復活して…みたいなのを想像すると楽しい。 -- 名無しさん (2022-08-23 17 09 32) 「この冷静な僕が あまりのことにおかしくなってしまいそうだ!」とか自分で言い出す御仁 -- 名無しさん (2022-08-23 17 29 45) ゼロウイルスに触って頭のおかしさにブーストかかった説があった気がする -- 名無しさん (2022-08-23 18 38 08) 被害が出たから出力を下げてくれという要望に、出力上げて顧客にパスしたら、そりゃコンプレイン起きるわ -- 名無しさん (2022-08-23 19 29 19) そんなパワー兵器作りたいなら前作のコロニーどうにかしろよ…… -- 名無しさん (2022-08-23 20 40 07) アイゾックが何故彼の部下として付き添っているのって何でだろう? 嘘だとしてもアイゾックがゲイトを利用している描写は無いし -- 名無しさん (2022-08-23 21 10 11) ゼロのロボット破壊プログラムが変異してシグマウイルスになったようだけど -- 名無しさん (2022-08-24 01 08 40) ↑途中送信してしまった。その偶然起きた現象をゼロの断片のデータからシグマを復活させるって形で人為的に再現できたあたりかなりすごいよね。 -- 名無しさん (2022-08-24 01 10 07) ↑5 被害出してないタートロイドはともかく部隊全滅に追いやったヒートニックスの強化の件はゲイトが悪いとしか… -- 名無しさん (2022-08-24 01 54 12) ゼロのデータに触れてからおかしくなったとはいえ、元から異端すぎるのを開き直っていたり、ルール違反しても反省しない協調性のなさがあったから文字通りイレギュラーな思考だったんだよなゲイト…異常起こしたレプリロイドほど人間臭い奴が多いのがなんとも -- 名無しさん (2022-08-24 18 38 41) X8時空では「ゲイトさんよォ…復活させてくれた事は感謝してるぜ?だが俺は俺のやりたいようにやらせてもらう」とVAVAmarkⅣから言われてたのかね。X8時空だとX5のコロニー落下がVAVAの仕業にされてるらしいし、X6のアナザールートで絡んでくるのもVAVAにされてそう -- 名無しさん (2022-08-26 02 29 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/42912.html
登録日:2019/09/24 (火曜日) 23 52 00 更新日:2022/07/20 Wed 22 01 08 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 SFC VAVA ZERO Σ きみはゆくえふめいになっていたマックじゃないか きみはゆくえふめいになっていたマックじゃないか ← なっていない ロックマンX ロックマンX3 ロックマンX3 たおせドップラー軍団! ロックマンシリーズ 池原しげと 漫画 講談社 講談社まんが百科 ロックマンX3 たおせドップラー軍団! ●まんが 池原しげと ●がいよう 講談社まんが百科㉞ロックマンX超百科(定価880円)に掲載されたまんがである。 タイトルの通り、『ロックマンX3』のコミカライズながら、岩本佳浩氏がコミックボンボンで連載していたロックマンXとはまた趣が異なる。 わずか33ページのまんがだが、とても内容の濃い神まんがである。 流石ともいうべきか背景の書き込みが素晴らしい。 ●とうじょうじんぶつ ロックマンX 「だがぼくはまけるもんか!!」 「信ずるはハイパーバスター!!」 主人公。イレギュラーハンター第17部隊に所属している。 池原先生版ということで無印のロックマンほどではないが、過激な性格をしている。 Dr.ライトのカプセルを発見した際には「あっ ライトのカプセルだ!!」と、生みの親を呼び捨てで呼ぶ。口の悪さもロックマン譲りである。 また彼に限った事ではないが、このまんがでは説明的なセリフが多い。 例を挙げると、 「ああ!!本部が燃えている ここまでできる敵とは?」(イレギュラーハンター本部が燃えている光景を見て) 「うわーっ すいよせられて体が動けなくなった!!」(マックにつかまった際) などなど。 他には、ページの少なさ故か、ナイトメアポリスに対する弱点を一瞬で見極めるという神業を発揮している。 VAVAに「ハイパー化している」と言われていたが、本作でのアーマーは終始白いままである。 ZERO 「うらぎり者はようしゃしない!!」 ロックマンXの相棒的存在。 まんが内では常に「ZERO(ゼロ)」と表記されておりとてもくどい。 そしてゲームの出番を忠実に再現したのか、とても影が薄い。 最初にマックからロックマンXを助けて、それっきり出番終了。その活躍わずか2ページと1コマ。 ドッペルタウンへ先に行ったというのに、ロックマンXと合流することはない。 ナイトメアポリスかVAVAにやられてしまったのだろうか…? ちなみに池原先生版のZEROは一人称が「ぼく」である。 ZEROが「ぼく」という媒体は池原先生の手掛けた本作と『イレギュラーハンター ロックマンX』(PSP版ソフト『イレギュラーハンターX』とは微妙にタイトルが異なる)、 それと半黒歴史なコロコロ版『ロックマンゼロ』のみ。 マック 「オレは、うらぎり者!」(超百科部分での彼の紹介文) 元イレギュラーハンターで、ドップラー博士の部下。 ロックマンXの「マックこれはどうなっているんだ?」というセリフからわかる通り、このまんがでは行方不明にはなっていないようである。 ゲームと同じく、ロックマンXを捕らえた後、ZEROの一撃によりやっつけられた。 マオー・ザ・ジャイアント ゲームではOPステージのボスとして出たやつ。 おそらくイレギュラーハンター本部を燃やした犯人であろう。 ロックマンXに頭部が弱点だと一瞬で看破され3コマで倒された。 超百科部分での説明によると「顔と腕以外の部分は、無敵の超金属で覆われている」らしい。 ケイン博士 「それにしてもこの季節はずれの雪はなんなんだ?」 Σや他のレプリロイドを作った人間の科学者。 岩本版ではドップラーと旧知の仲という設定にされていたが、このまんが内では特に言及無し。 パワーアップパーツのカプセルは彼が隠したらしいが、このまんがではアーマーは彼が作ったのだろうか? マオー・ザ・ジャイアントを撃破したロックマンXを見送る際に季節外れの雪を説明して、露骨にバッファリオステージの説明を行った。 フローズン・バッファリオ 「ドップラー様の世界征服をじゃまする者はゆるさん!!」 ロックマンXが最初に戦ったボスである。書き込みが素晴らしい。セリフはたった2つ。 だが、8ボスの中では一番出番が多く最も優遇されているといえる。 ロックマンXの「いかりのバスター → 連射バスター」のコンボで攻撃する間もなく倒された。 他の8ボス セリフなし。 しっかりとアーマーパーツのある「スクリュー・マサイダー」「シャイニング・タイガード」「エレキテル・ナマズロス」の3人を先に見開きページで倒した。 残りの4人も見開きページで倒された。 何気にボディパーツ入手のために必須なビートブード撃破より前にフルアーマーになっているが気にしてはいけない(*1)。 前作の時もアリゲイツ撃破前にフットパーツ取ってたからね! Dr.ライト 「またパワーアップの時がきたようだな……」 ご存知ロックマンXの生みの親。 カプセルを発見した際のロックマンXの反応からして、先述のケイン博士が隠したパワーアップパーツのカプセルとは別物らしい。 原作でも『ロックマンX5』以降ではリアルタイムの状況を把握していたり会話もできるが、このまんが内でも録画メッセージではなく人工知能として存在している様子。 チップを授けてくれるのだが、どれか特定のパーツ一つを強化する原作のチップとは違い、一枚だけで各パーツが強化されるハイパーチップ寄りの性能になっている。 ヴァジュリーラFF 「まてーっ ここから先へはすすませぬ!!」 ナイトメアポリスの一人。 世界中のレプリロイドの長所をもとに作られた高速型の警備レプリロイド。 名前すら名乗らずトライアードサンダーを喰らい倒された。 ※FFの由来がわかる人がいたら誰か教えてほしい。 超百科での説明では高速の剣技がまう!と書いてあるのだが、彼はいつ剣を使うのだろうか? また「レイスプラッシャーでの攻撃に弱い」とあるが、これはマンダレーラの弱点で、表記が逆になっている。 マンダレーラBB 「オレ様がぶっとばしてやる!!」 ナイトメアポリスの一人。 剛力型の警備レプリロイド。ショルダーアタックと言って突進しているのだが、ロックマンXに当たっているのはどう見ても背中のリングである。 彼も弱点武器であるトルネードファングを喰らい倒された。 ※BBの由来がわかる人がいたら教えてくれ。 また説明欄では「フロストシールドでの攻撃に弱い」とあるが、これはヴァジュリーラの弱点で、これまた表記が逆になっている。 二体とも、何気にまんが内で使わなかった方の弱点武器を掲載するという芸の細かさである。…表記が入れ替わってなければ。 ゴッドカルマシーン・O・イナリー 「ゴッドカルマシーン・O・イナリー」 ナイトメアポリスの二人が合体した姿。 とても強そうだがロックマンXが信じたハイパーバスターで撃破シーンすらなく倒された。 なお、先のナイトメアポリスは二人とも弱点武器で倒されているが、ゲームでそうした場合O・イナリーは登場しない。 VAVA 「げっ こいつハイパー化している!!」 ご存知元祖裏切り者。ドップラー博士のことを同志と呼んでおり、ゲームより仲はいいようである。 1コマだけザクのような目が出ている。 ライドアーマーに乗って現れたのだが、なぜか1回目の戦闘時のものである(*2)。 ドップラー博士 「パワーこそベストだ!!」 この事件を起こした張本人。ロックマンXを味方につけようとしていたらしい。 ロックマンXたちの言う平和をたわごとと言ってのけたことで、ロックマンXにイレギュラーと認定された。 その後、ハイパークロスチャージショット(*3)を喰らい倒された。 シグマ 「やはりおまえは わたしがじきじきに しまつするしか ないようだな……」 ロックマンXの宿敵。ドップラー博士がやられた後に後ろからシルエット姿で現れた。 超百科の部分にしっかりとカイザーシグマとシグマウイルスが載っていることと、第3作での姿と書いてあるのは秘密である。 ●よだん Amazonでもそれほど高くない値段で販売されており、古本屋などでもたまに見かけると思うのでロックマンXシリーズのファンなら買っておいて損はないだろう。 おそらく池原しげと先生の書いた最後のロックマン関連の漫画で、ストーリーのテンポの凄まじさ、絵のうまさ、セリフ回し、岩本版のロックマンXに引けを取らない出来であると思われる。 ちなみに超百科部分にはロックマンX1~3までの全特殊武器がXのイラスト付きで描いており、貴重な資料である。 また、近年復刻されたカードダスにも(2ページだけだが)この漫画について触れられている。 シグマ「それで勝ったと思うなよ ロックマンX」 ロックマンX「おまえは!!」 シグマ「やはりおまえは わたしがじきじきに 追記修正するしか ないようだな……」 ロックマンX「おまえが真犯人だったのか!!」 〔おわり〕 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] なんか改行位置が変でやたら読みにくいんだけど、なんか理由あるの? -- 名無しさん (2019-09-25 00 05 02) 池原先生がロックマンx4をしたら・・・ 本編や岩本版の鬱ムードをぶっ飛ばしてくれたかもしれないな・・・ -- 名無しさん (2019-09-25 00 39 35) もうちょっと推敲した方がいいのでは… -- 名無しさん (2019-09-25 09 06 39) X2のやイレギュラーハンターロックマンXは持ってるけど、これは知らなかったなあ。 -- 名無しさん (2019-09-25 14 03 51) パワーこそベストだ!の台詞は妙に印象深い -- 名無しさん (2021-04-20 23 09 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/xboxonescore/pages/562.html
ロックマンX アニバーサリー コレクション2 項目数:52 総ポイント:1000 難易度:★★☆☆☆ 一部高いアクション性が要求されるが、基本的には攻略サイトを参考にプレイしていけば然程難しくはない。 各作品のスタートメニューのオプションでゲーム難易度を変えられるが、変更すると実績達成できないものもあるので注意。 Xチャレンジ系は難易度問わずなので、イージーでクリアすればOK。 攻略参考 https //www15.atwiki.jp/rockmanx2ch/ また観てみるか ギャラリーモードで4つのタイトル合計20枚以上の絵を閲覧したあと壁紙を隠されたものに変更した 15 もう一度耳を傾けよう ミュージックプレイヤーで曲を10曲以上一定時間聴いたあと隠された曲を聴いた 15 RE RE;FUTURE スタッフロールの謎を解き未来へと帰還した 30 好奇心は眠らない いずれかのロックマンX、MEGAMANX両方のオープニングステージをクリアした 20 後半制覇 ロックマンX5、X6、X7、X8すべてをクリアした 100 一難去ってまた一難 ロックマンX5でエニグマを発射し、コロニー爆破を成功させた 10 迅速処理 ロックマンX5でスパイラル・ペガシオンステージの時限爆弾を1つも爆発させずに7つ連続でミスをせずに処理した 10 戦略家 ロックマンX5でアーマーにセットできるパーツを8つ所持した 10 ファルコンアーマー ロックマンX5でファルコンアーマーを装備し敵を倒した 15 ガイアアーマー ロックマンX5でガイアアーマーを装備し敵を倒した 15 アクロバットスルー ロックマンX5で零空間ステージ1をダークホールドを使用せずに通過した(かけだしハンターモード不可) 30 トゲもへっちゃら ロックマンX5でランダバンダ-Wをガイアアーマー装着状態で倒した 15 最強アーマー ロックマンX5でライト博士のカプセルからアルティメットアーマーを入手した 15 それぞれの未来 ロックマンX5ですべてのエンディングを見た 30 ゼロ…いっしょに戦おう! ロックマンX5をクリアした(かけだしハンターモード一切不可) 30 …ハッ!? ロックマンX6でかけだしハンターモードで穴に落ちたあと復帰した 5 終らない悪夢 ロックマンX6で1回のクリアまでのゲーム中にステージに影響の出るナイトメア現象を全8種類体感した 5 ブレードアーマー ロックマンX6でブレードアーマーを装備し敵を倒した 10 シャドーアーマー ロックマンX6でシャドーアーマーを装備し敵を倒した 10 アルティメットアーマー ロックマンX6でアルティメットアーマーを装備し敵を倒した 10 特A級のその先へ ロックマンX6でハンターランクをGA以上にした 20 正攻法 ロックマンX6で8ボス全員を倒してから秘密研究所へと向かった 30 人間とレプリロイドが平和にくらせる世界を! ロックマンX6をクリアした(かけだしハンターモード一切不可) 30 頼れるオペレーター ロックマンX7でエイリアからのすべてのヒントメッセージを聞いた 15 僕はコピーロボット ロックマンX7でアクセルのコピー能力を使って5種類の敵に変身した 20 アクセル全開 ロックマンX7でアクセルですべての武器を使用し敵を倒した 15 隙はゼロ ロックマンX7でゼロですべての技を使用し敵を倒した 15 ハイパーX ロックマンX7でエックスですべての武器を使用し敵を倒した 15 お前の出番はない ロックマンX7でパートナーチェンジを一度も行わずにいずれかのステージをクリアした 20 グライドアーマー ロックマンX7で4つ全てのアーマーのパーツを入手した 15 ハイパーレスキュー ロックマンX7で傷ついたレプリロイド達を全員救出した 20 最大強化 ロックマンX7でいずれかのキャラクターのチップによる強化を最大にした 15 イレギュラーがなくなることも無いだろう… ロックマンX7をクリアした(かけだしハンターモード一切不可) 30 ヒーロートリオ ロックマンX8でエックス、ゼロ、アクセル全員のPOWERが100%に到達した 30 イカロスアーマー ロックマンX8でギガクラッシュを使用し敵を倒した 15 ヘルメスアーマー ロックマンX8でエクスドライブを使用し敵を倒した 15 ファイナルアルティメットアーマー ロックマンX8でノヴァストライクを使用し敵を倒した 15 永遠のライバル ロックマンX8でゲートウェイをクリアするまでに4回のVAVA.V乱入を発生させ4回目の戦闘で勝利した 15 戦わなければならないんだ… その運命ってやつと ロックマンX8を難易度NORMAL以上でクリアした(かけだしハンターモード一切不可) 30 速攻 Xチャレンジのいずれかのステージを、残りタイム9分以上でクリアした 20 持久戦 Xチャレンジのいずれかのステージを、残りタイム3分以下でクリアした 20 ベストハンター Xチャレンジのすべてのステージをクリアした 30 秘密の実績 やはり野望阻止 ロックマンX5でファイナルシグマWを倒した 20 復活のハンター ロックマンX6でゼロが復活した 5 ゼロブラック ロックマンX6で黒いゼロとなり敵を倒した 10 当然野望阻止 ロックマンX6でヘルシグマを倒した 20 とことん野望阻止 ロックマンX7でシグマ第二形態を倒した 20 陰と陽 ロックマンX8で黒いゼロと白いアクセルのペアで出撃しダブルアタックで敵を倒した 10 ビューティグラフィックス ロックマンX8でエイリア、レイヤー、パレットの3人全員が参戦した 20 試し斬り ロックマンX8でΣブレードを使って敵を倒した 10 DRN.003 ロックマンX8でカットマンと戦い勝利した 15 絶対に野望阻止 ロックマンX8でルミネ第二形態を倒した 20 また観てみるか どれでもいいので一度ゲームをクリアすると解放される壁紙に変更する。 もう一度耳を傾けよう 隠し曲はXチャレンジを最後までクリアすると解放。 RE RE;FUTURE 詳しい条件は不明だが、全体メニューのオプションから見れるスタッフロールの最中にバスターでスタッフの文字を破壊しまくると左下に♪マークが出て曲が変わるので、その曲を聴けばOK。 中チャージの連発と大チャージをうまく使い分けよう。結構長いので充分な余裕はある筈。 一難去ってまた一難 念のためエックスでのプレイ推奨。ゼロで狙う場合はシグマウィルスにあまり感染しないようにプレイする事。 ゼロで何度も感染しているとエニグマ、シャトル作戦両方とも確定で失敗するようになる。 エニグマ作戦は元々成功率がかなり低めに設定されている上に、アニバーサリーコレクション2では内部で乱数がセーブデータに保存されているらしく単純なデータロードの繰り返しではいくらやっても成功しないとの事。 海外版MEGAMAN Xに切り替えるとスキップ不可の注意書きがなくなって少しはストレスが緩和されるので推奨。 [アニバーサリーコレクション2での成功例] エニグマパーツ3つ手にいれた時点をロードし、クリア済みステージに入ってすぐエスケープ後に発射する。 失敗したらデータロード。 ステージ攻略が無いので実時間1分に1発くらいの速度でエニグマを撃てる。 [比較的楽とされているやり方(ダイナモマラソン)] こちらは古いやり方?と思われるのでアニバーサリーコレクション2でできるかは不明。 エニグマのパーツを2つ手にいれるとダイナモがボスとして乱入してくる。 そこまで強いわけでもなくボスのみなので、エニグマロードマラソンをするならこれを利用すると良い。 ダイナモ乱入時のデータをロード→ダイナモを倒す→発射→失敗したらダイナモを倒す前のデータをロード。 ※失敗しても一応セーブデータを取っておこう。成否でエンディングが分岐している。 コロニー爆破成功でエックスorゼロのGOODエンド、コロニー爆破失敗でBADエンドへと繋がる。 エンディング分岐の詳細は下記の実績「それぞれの未来」の項目で。 コロニーを爆破したければシャトル作戦の方が成功率が高いので、実績達成後に別データでコロニー破壊成功をしたければシャトル作戦へ。 迅速処理 エックス推奨。 ファルコンアーマーか、あるならフォースアーマーのほうが楽と思われるので オープニングステージをエックスで攻略しておくと良い。 爆弾は画面内に見えてからカウントダウン開始するので、その手前でチャージや敵弾の見送りなどしよう。 4,5つ目の時限爆弾がギリギリになりがちなので下見推奨。 戦略家 8ボスすべてをボスレベル8以上で倒せばいい。 ゲーム開始時のオプションでゲームレベルをやさしいにするとボスのレベルが上がらないので達成不可。 ゲーム内時間の経過などの要素でボスのレベルが上がり、レベルが8以上のボスを倒すとアーマーにセットできるパーツが貰える。 ステージを選択すると1時間消費。 エックスであれば、ステージセレクト画面で「コロニー衝突まで09時間」と表示されるまでわざとゲームオーバーを繰り返してから8ボスを倒しに行けばいい。 最初のステージを選択した後残り8時間になる演出があればOK ゼロは初期ハンターランクが高い関係でボスレベルが高めになる。11時間→選択後10時間でボスレベルが8以上。 ただしハンターランクが下がった時は要調整。 これでボスを倒せばゲーム内時間で数時間後に(つまり数ステージクリアorエスケープ後に)パーツ等が貰える。 「ウェポン&ライフ+」or「ウェポン&エナジー+」どちらを選ぶかによってできるパーツが変わるので詳しくは別途攻略サイト等を参照。 ライフ側にはエックス専用パーツがいくつかあり、エナジー側はゼロ専用パーツがあるので考えて作りたい。 ボルト・クラーケンステージが開始即落下穴。無操作で13秒程でゲームオーバーになれるのでオススメ。 コンテニューはせず毎回ステージセレクトに戻る事。 ※エックスでコロニー衝突まで10時間→ステージ選択後9時間ではボスレベルが7だったのでNG ファルコンアーマー ガイアアーマー 装着して雑魚敵を倒した瞬間に達成する。 アクロバットスルー ステージ途中のコンテニュー可。ゲームスピード「おそい」可。 (ゲームレベル「やさしい」(レーザー砲が減る)は未検証) ゲームスピードおそいを使用する場合、新規にデータを作成しなくてはならない。 アーマーにつけるパーツの「ハイパーダッシュ」「スピードムーブ」があると楽になると思われるので、実績「戦略家」を狙いつつ取っておこう。 ファルコンアーマーのフリームーブも有用。 レーザー砲の射線上に立たなければ発射されないので、フリームーブでうまく位置調整できる。 それでも難易度は高めなのであとは攻略サイトを見て、ミスして覚えるしかない。 幸い途中で何度コンテニューしても達成は可能。ボスゲートに入れば実績解除される。 https //www.aster-game.com/entry/20190421/1555852912 ステージの元ネタがロックマン2のクイックマンステージなのもあってか、英語実績名は「You're Quick, Man」 トゲもへっちゃら ボス自体はゴリ押しできるので楽。ガイアアーマーでの道中が少々厄介。 後半壁を登っていく箇所で、壁に張り付いた敵をどうしても食らい抜けしつつ無理矢理倒す等するのでサブタンクを道中で使う事も考えて。 ボスはしっかりダメージを与えるチャンスを逃さなければ体力に余裕はあると思われる。 最強アーマー アーマーを装備してないエックスで零空間ステージ3へ行く。 トゲ地帯を抜けると大穴と乗っても動かないリフトがある。 この大穴の右壁を降りて行くとカプセルがある。 実績はカプセルに入れば達成できるが、アルティメットアーマーは一度ステージセレクトに戻らないと使用できない。 それぞれの未来 達成タイミングはエンディングを最後まで見た段階。 3つのエンディング全て最後まで見ておく事。 ロックマンX5は3つのエンディングに分岐する。 1.コロニー爆破成功してエックスでクリア。 2.コロニー爆破成功してゼロでクリア。 3.コロニー爆破に失敗してゼロが覚醒。その後クリア。 1、2はエニグマかシャトルどちらかでコロニー爆破に成功すればOK エックスかゼロ、ラスボスを倒したキャラのエンディングになる。 3はエニグマ、シャトル作戦両方の失敗、コロニー落下時間までステージセレクト&ゲームオーバーを繰り返す等で迎える。 ゼロが覚醒し、プレイヤーキャラとして使用できなくなる。 また、ゼロ使用中に何度もシグマウィルスに犯されているとエニグマ、シャトル作戦が100%失敗するようになるのでこれにも注意。 ゼロ…いっしょに戦おう! 人間とレプリロイドが平和にくらせる世界を! イレギュラーがなくなることも無いだろう… 戦わなければならないんだ… その運命ってやつと いずれもスタッフロール後の演出まで見る必要あり。 書いてある通りX8はゲーム内のオプションでNORMAL以上の条件があるので注意。 恐らくX5~X7はゲーム内のオプションで難易度を下げても取得は可能と思われる。 ただし他に難易度NORMAL(ふつう)以上が必須の実績もあるので同時取得を狙う場合は注意。 …ハッ!? 進行途中のセーブデータでかけだしハンターモードを使用しない事 そのデータでは実績「人間とレプリロイドが平和にくらせる世界を!」が解除できなくなる。 オープニングステージにも穴はあるのでセーブをせずに先に達成だけしてしまうか、クリア後に。 終らない悪夢 8ボスを倒した後でも達成可能。 特定のステージの次に決められたステージに行くとナイトメア現象が起こる。 ステージをある程度進まないとナイトメア現象は見られないので注意。 以下の、左の場所→右の場所の順に訪れればOK 兵器開発所→アマゾンエリアorイナミテンプル アマゾンエリア→レーザー研究所orマグマエリア レーザー研究所→イナミテンプルor北極エリア イナミテンプル→セントラルミュージアムorアマゾンエリア セントラルミュージアム→リサイクル研究所orレーザー研究所 リサイクル研究所→マグマエリアor兵器開発所orセントラルミュージアム マグマエリア→北極エリアor兵器開発所 北極エリア→リサイクル研究所 ナイトメア現象を起こすと、ナイトメアウイルスが再度ナイトメアソウルを落とすようになる。 秘密研究所出現前にナイトメアソウルを稼ぐならこの方法を取ろう。 ただし秘密研究所出現前に稼ぐと実績『正攻法』が達成できなくなるので注意。 アルティメットアーマー タイトル画面でゲームスタートにカーソルを合わせたまま←←←→と入力して開始。 雑魚敵を倒した段階で達成。 アルティメットアーマーを装備したままだと達成できない実績はほとんどない。 黒ゼロのコマンドと併用できないので「ゼロブラック」の達成が出来なくなる。 特A級のその先へ 正攻法 同時達成したければナイトメアソウルを稼ぎすぎないようにしつつ、別ルートにはゼロを仲間にする目的以外行かないようにしておきながら8ボスを倒せば良い。 ランクGAは恐らくナイトメアソウル1200ポイント以上。 『正攻法』達成タイミングは秘密研究所に入った時。 ナイトメアウィルスやボスを倒し、ナイトメアソウルを取っていればおのずとGAは到達する。 ただし8ボスを倒す前に秘密研究所を出現させてしまうと実績『正攻法』が達成できないらしい。 ナイトメアソウルを3000ポイント集めてしまうとゼロ・ナイトメアが消え、更に秘密研究所が出現してしまうので、あまり稼ぎすぎないように。 また、各ステージの別ルートの先に進みゼロ・ナイトメアを倒した後、もう一度別ルートのボス部屋に到着するとハイマックスと戦う事になる。 こちらを倒してしまっても秘密研究所が出現してしまうので注意。 頼れるオペレーター 該当の場所に行くと画面左下にRスティックボタンマークが出る。 Rスティックを押下する事で通信が聞ける。(オープニングステージではアクセルの独り言) 再入場すれば何度も聞けるが、オープニングステージは再入場できないので聞き忘れたらもう一度最初からのプレイで補完。 通信が入るのは以下の通り。 オープニングステージ 1 スタート地点 ロックオンマーカー 2 上記直後 ロックオンの切り替え 3 上記直後 ダッシュで抜ける 4 上記直後 ホバーを使おう 5 エリア2開始時 DNAコアでAトランス 6 ↑の直後 リフレクトに注意 7 ガードドア前 赤くなったコアを攻撃 ディープフォレスト 8 スタートから少し進んだ所 ルインズマンにDNAコア反応 9 ななめ視点終了直後 トゲ地帯 ラジオタワー 10 スタート地点 11 中ボス戦開始 弱点は頭 12 エリア2開始時 中ボスを撃破した次のエリア 13 少し進んだ所 バウンディングに気を付けて トンネルベース 14 スタート地点 15 エリア2開始時 ダメージ地形 16 エリア4開始時 敵ライドアーマーを破壊せよ バトルシップ 17 スタート地点 18 少し進んだ所 ランナーボムで無効化 19 エリア2開始時 炎の壁に注意 コンビナート 20 スタート地点 21 少し進んだ所 爆弾の近くに要救助者 22 ↑のすぐ先 羽根つきレプリロイドにDNAコア反応 23 エリア2開始時 24 ボス戦 セントラルサーキット 25 最初に強制通信 サイバーフィールド 26 スタート地点 27 少し進んだ先 サムライのDNAで壁を突破 28 エリア2開始時 エアフォース 29 スタート地点 30 エリア2開始時 僕はコピーロボット 全5種類。壁蹴りができる形態もある。 (アクセルと同サイズのレプリロイドしかコピーできないとのこと) ランナーボム(爆弾を投げてくる敵) オープニングステージ エリア2。チュートリアルで語られるオープニングステージ以外は救助者ロストに繋がるので他でわざわざ狙わずここで変身しておく トンネルベース エリア1。道中多数 バトルシップ エリア2。通信も同時に入る エアフォース エリア3(船内)。道中多数 セントラルサーキット ※ライドチェイサーでのステージなのでコピー不可 ムシャロイド(侍型の敵) サイバーフィールド エリア1。道中多数。通信も同時に。 フライヤー(羽根つきの敵) エアフォース エリア1。最初の敵。 コンビナート エリア1最初のメットールに紛れた人型敵。通信も同時に入る。 ルインズマン(岩を投げてくる敵) ディープフォレスト ステージ開始少し進んだところ。通信も同時に入る バウンディング(攻撃を無効化する敵) ラジオタワー エリア2(中ボスの後)。通信も同時に入る アクセル全開 隙はゼロ ハイパーX 『1体の敵に全ての攻撃を当ててから倒す』ではなく、単純に全ての攻撃を敵に当てれば(倒せば?)良い。 達成に必須 特殊武器(エックス、アクセル)ラーニング技(ゼロ)エックスバスターゼットセイバーアクセルバレットギガアタック(エックス) 恐らく必要 Dグレイブ(ゼロ)Vハンガー(ゼロ)コピーショット(アクセル)Gランチャー(アクセル)レイガン(アクセル)これらの通常攻撃 不要 特殊武器チャージ(エックス) 未検証 アクセルの変身5種の攻撃 ゼロとは特定のボスを倒すと武器が手に入るが、これを装備しないと出せない技がある。 (ボスを倒すのはゼロでなくてもOK。エックス、アクセルのように武器変更で変えられる) ・Dグレイブ→水烈閃 スプラッシュ・ウオフライから ・Vハンガー→双燕舞 ウインド・カラスティングから アクセルも武器が追加で2種ある。以下の武器使用時に装備。 ・Gランチャー→エクスプロージョン装備時 バニシング・ガンガルンから ・レイガン→ボルトルネード装備時 トルネード・デボニオンから アクセルの変身5種の攻撃も含むかは未検証。一応変身時に敵を倒しておこう。 ハイパーレスキュー ※敵の攻撃で救助者をロストしてしまう事があるので注意。 ディープフォレスト https //www.youtube.com/watch?v=zG5Ok8rcSeU ラジオタワー https //www.youtube.com/watch?v=ZsNZEG0KA6s トンネルベース https //www.youtube.com/watch?v=d9hTud4-Tks バトルシップ https //www.youtube.com/watch?v=-ER0qeDUOpg コンビナート https //www.youtube.com/watch?v=1Y6U806JPUE セントラルサーキット https //www.youtube.com/watch?v=-RuWEmOZFhU サイバーフィールド https //www.youtube.com/watch?v=MwDHtkN30qc エアフォース https //www.youtube.com/watch?v=dQmaNKCGuv8 また、本作でエックスの使用条件は救助者を64人救出(もしくは8ボスを倒す)なので、 1ステージ16人ずつ×4ステージ=64人。最短で4ステージ全員救助でエックスが解禁される。 以下要注意救助者 ・ディープフォレストの最初の救助者 敵の隣に居るので即ロストしがち。倒すよりダメージ覚悟で突っこみ救助優先。この先も大岩や鉢型メカ等要注意。 ・ラジオタワーのエリア1 中ボスの炎攻撃等を当てないよう、要調整。 ・バトルシップのエリア3 中サイズのコンテナが爆発する。ライフアップのそばにいる救助者が巻き込まれないよう。 ・コンビナート 赤い回転レーザー砲台に要注意。食らうと確定で長時間転倒し、転倒中に救助者をロストしがち。 別の攻撃でダメージを受けて無敵中なら転倒しないのでうまく利用しよう。 面倒でもある程度救助したらわざとゲームオーバーになってセーブする事も考えておくよう。 特にエリア1の7人目が失敗しやすい。 エリア1は時限爆弾に巻き込まれる救助者を急いで助けないと確定ロストするので位置を把握して迅速救助が必須。 エリア2は敵の転倒攻撃で溶岩に落とされる事がある。救助者のそばで溶岩に落ちるとティウン演出中に救助者をロストしてしまう。 特に↑の動画1 35付近のポールがそうなりがち。慎重に近づいて竜型の敵を片方倒してから回収するように。 ・セントラルサーキット ライドチェイサーで一方通行にサーキットを周回するステージ(制限時間3分) ここの救助者はそうそうロストしないので、救助者は程々回収しつつまずは爆弾回収を優先して一度クリアしてしまえばよい。 クリア後にエスケープしながら残りの救助者を回収。 最大強化 1周で最大16チップ得られる。チップは救助者から貰い、各ステージ2人が所持している。 (当然救助者をロストした場合は得られないので注意) 1キャラクターにつきパワー、スピード、スペシャルの3カ所を4段階の強化ができる。 つまり1周で1キャラだけなら最大強化が可能。 なお、クリア後にチップの強化状態を引き継いで2周目以降も遊べるので3キャラ最大強化もできる。 ちなみに強化のおすすめは、どのキャラもパワーとスペシャルを早期に3まで上げると防御面が充実しプレイが楽になる。 永遠のライバル 詳しい条件は下記ページを参考の事。 http //prism.s27.xrea.com/rx8/tips.html ファイナルアルティメットアーマー 陰と陽 ビューティグラフィックス 試し斬り いずれも2周目以降の要素。解除するだけならタイトル画面で隠しコマンドを入力した方が楽。 自力で取るなら1周目のラスボスはアクセルでトドメを刺すのを忘れない事。 復活のハンター 8ボスステージに各1カ所ずつある別ルートへの入り口に入り、その先のゼロ・ナイトメアを倒すとゼロが復活。 アルティメットアーマーがあるならヤンマークステージ途中分岐の上ルートへノヴァストライクで無理矢理登った先が楽。 アルティメット無しで、黒ゼロを使いたかったり早期にゼロを仲間にしたければシェルダンステージのボス前レーザー地帯、床のドアにレーザーを当てた先かタートロイドステージの大部屋左下でダメージを受けてトゲをすり抜けた先か。 ナイトメアソウルを3000ポイント稼ぐとゼロ・ナイトメアが出現しなくなるので注意。 ゼロブラック タイトル画面のゲームスタートにカーソルを合わせてLボタンを3回、Rトリガーを1回と押してからゲーム開始。 上記の方法で途中参加するゼロの色が黒になる。 黒いゼロで雑魚敵を倒した時に実績解除される。 アルティメットアーマーのコマンドと併用できないので注意。 DRN.003 タイトル画面で←、B、↑、Y、↓、A、→、X、LB、RB、LT、RTと入力し、サンフラワードステージのボス部屋前に出現するワープに入った先にいるカットマンを倒す。
https://w.atwiki.jp/rockmanx2ch/pages/2.html
ナンバリングタイトル ロックマンX1 ロックマンX2 ロックマンX3 ロックマンX4 ▼ ロックマンX5 ├ ロックマンX5 ├ エックス └ ゼロ ▼ ロックマンX6 ├ ロックマンX6 ├ エックス └ ゼロ ロックマンX7 ▼ ロックマンX8 ├ 基礎知識 ├ ランク ├ プレイヤーキャラ性能比較 ├ レアメタル └ 隠し要素 RPG ロックマンXコマンドミッション 携帯機 ロックマンXサイバーミッション ロックマンXソウルイレイザー ▼ イレギュラーハンターX ├ エックス └ VAVA 更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/1980.html
今日 - 合計 - ロックマンX コマンドミッションの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時29分03秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/vip_rockman/pages/16.html
224 名前:Irregular s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 00 18 35.21 ID Hh3oKoTN0 「こいつがイレギュラーになったって、聞いてな。信じられなくて、本人のとこまで行った訳よ」 ゼロはクッキーを投げて、口で受け取ると、鷲型のレプリロイドを指差す。 「そしたら、なんだよ。脅迫されてるって言うじゃないか」 テーブルに置かれる菓子をもう一つ口にし、呆れたように肩を竦める。 イーグリードは口を挟まず、黙々とクッキーを食べ、一つをエックスに薦めた。 「イレギュラーに、お前の仲間を殺されたくなかったら、手伝えてっていうチープな脅し」 エックスは、アイの泣き顔とヴァヴァの狂笑を思い出した。 「イーグリードも馬鹿だぜ。用は、全部のイレギュラーを破壊すれば良い話じゃねぇか」 友を守ろうとする決意を目に宿しながら、朗らかに笑うゼロ。 だが、エックスは笑えない。マンドリラーやカメリーオは耳を貸さないのは、先ので解っているし。 ペンギーゴという悲劇もある。 ゼロの言っている、全部のイレギュラーは『どこまでなのか』。 イーグリードの言っている、仲間とは『どこまでなのか』。 親友でありながら、実は思惑が全く違うのではないか、そんな考えがエックスの頭をよぎる。 「ま、俺とエックスがいるんだ。安心しな」 自分に配られたクッキーを全て食べ、ゼロはソファから立ち上がり、目を線にして背伸びをする。 「ここって、風呂あったよな? 借りるぜ」 イーグリードは、親指で左の扉を指し示し、ゼロは頷き、扉に向かった。 「………イーグリードさん」 自分の考えを彼女に言おうとするが、草原からずっと悲嘆にくれるレプリロイドは、その言葉を遮るように立ち上がる。 「あいつは………良い奴だ」 「…………えぇ」 「………クッキー、食べてくれ。私のお手製なんだ」 イーグリードは遊覧室から、エックスから、『何か』から逃げた。 230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/10/08(日) 00 38 34.38 ID Hh3oKoTN0 「アルマージ………カメリーオ……ナウマンダー……クワンガー……マンドリラー……オクトパルド……」 船長室で声が、部屋の照明と同じ様に暗く響く。 「…………ペンギーゴ」 イーグリードの手の中で、簡素な電磁書類が大きく揺れる。 <第13極地部隊所属の元特A級ハンター、アイシー・ペンギーゴ 極地基地で死亡> 簡潔に書かれた情報。しかし、彼女にとっては簡単に受け止められるものではない。 「すまない……すまない……本当にすまない! みんなを助けると言ったのに! 助けると言ったのに!」 ――ウソツキ 「私を許してくれ! すまない………私は!!」 ――俺がお前を助けてやる。お前の仲間も皆、全員助けてやるよ。 「ゼロ……」 ――だから、イレギュラーに手を貸すのをやめて、一緒に来い!! 「ゼロ……」 ――その前に、俺達。親友……だろ? 「あぁ、そうだな……」 はにかんだ様に笑う赤いレプリロイドの事を思い出しながら、その親友はもう一つの書類を見た。 <特A級イレギュラーハンター、ZEROを処分すれば、破壊されたイレギュラーは全て復活してやる> 「誰かの為に誰かを殺す……仕事上、慣れてはいたが。………親友か」 ――俺がお前を助けてやる。お前の仲間も皆、全員助けてやるよ。 「ペンギーゴ達は私を許さないだろう……だが、お前なら私を許してくれる――親友だからな」 悲嘆にくれる鷲型レプリロイド、ストーム・イーグリード。彼女が、初めて笑った。 236 名前:Irregular s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 00 58 51.82 ID Hh3oKoTN0 「泣けるぜ」 故障中と札が貼られた浴場の門を前に、ゼロが途方にくれた。 「あーあ。エックスに背中流してもらおうと、思ったのにぃ」 「残念でした。馬鹿いわないで、部屋にもどろ」 ニヒヒと笑う少女に、エックスはため息を吐いた。 「ねぇ……良いの?」 「ん? 何が?」 遊覧室での一件を言おうとするが、エックスはなかなか言葉に出来ない。 どう言えば良いのか、あまりに難しい事でエックスは途方にくれた。 「いいね……ゼロは。悩みなんかなくて。あぁ! だからゼロなのか」 結局、言葉に出来たのは憎まれ口だ。 「おいおい、俺にだって悩みぐらいあるぞ」 「へぇ。どんな事だろ? ボクは力になれる?」 むー、と悩む彼女を見て、意外そうにエックスは問うた。 「そうだなぁ……微妙だな」 悩んだ後、自分の薄い胸に視線を落とし、ゼロは言った。 「もうちょっと、胸があれば良いなぁって思ってたんだが……おい、エックス。ちょっと、俺の胸を」 「では、失礼」 エックスは微笑み、自分に与えられた部屋へとダッシュした。 「おい! おい、エックス!! おーい! ちっ……何だよ、貧乳は嫌いってか」 廊下を駆け抜けるエックスの背中を見ながら、ゼロはこれからどうするか悩んだ。 「俺も部屋に戻りましょうかね……」 自らも部屋に戻ろうとした時に、平坦な声がかけられる。 「ゼロ……少し、良いか」 「何だよ、イーグリード。お前が俺の悩みを解決してくれるのか」 親友――ストーム・イーグリードが廊下に立っていた。 「甲板まで来てくれ………大事な、話がある」 242 名前:Irregular s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 01 23 59.42 ID Hh3oKoTN0 「博士に連絡した方が、良いのかな」 自分の部屋に逃げ込んだエックスは、長いことライトに連絡を取っていない事に気付く。 胸から無線機を取り外し、エックスはライトの研究所にコールした。 「もしもしー、エックスです。ライト博士?」 『32時間と41分27秒ぶりだな、エックス君』 地獄に通信してしまったのかと、エックスは番号を確認したが、打ち間違いは無い。 「こんばんはー、エックスですー」 『32時間と41分27秒ぶりだな、エックス君』 混線したという可能性を考えたが、無線に異常は無い。 「こ、こんばんはー」 『32時間と41分27秒ぶりだな、エックス君』 留守番電話という可能性も考えたが、どうやらそうではなさそうだ。 「は、博士?」 『32時間と41分27秒ぶりだな、エックス君』 「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさーい!!」 『解れば良いんだ………全く。この事態で定期的に連絡をよこさないとは、君もなかなかやるね』 「……す、すみません。って、また泣いてるんですか?」 心なしか、ライトの声色は涙声になっていた。 『な、泣いてなんかいない!』 「じゃあ、連絡したんで、切りますね。おやすみなさい、博士。良い夢を」 疲れたような顔をして、エックスはベッドに飛び込もうとする。 『切らないでー。丁度良いし、ヘッドパーツあげるから』 「…………何言ってるんですか、あなた」 博士との会話を終え。ベッドに潜り込むエックス。疲れのため、直ぐにでも眠れる事ができそうだ。 ゼロとイーグリードの事を思い、エックスは意識を落とした。 251 名前:Irregular s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 01 58 59.14 ID Hh3oKoTN0 眠りに落ちるエックスを叩き起こしたのは、目覚ましでも悪夢でも無い。 爆音、風切り音、そして旗艦デスログマーを揺らす衝撃だった。 「な、なにが………」 驚き、毛布を跳ね除けながら起きるエックス。衝撃は断続的に起き、今もなお機体を揺らす。 「まさか……!」 ゼロとイーグリードの事を思い出し、そして最悪の可能性に気付く。 責任強く、最後までマンドリラー等を説得した彼女。 仲間を思い、イレギュラーに一度は落ちた彼女。 「ゼロ……! イーグリードさん!!」 二人の考えは違っていた。全く、違っていた。 ゼロは、イレギュラーを『イーグリードの仲間』として数えていない。 イーグリードは、全てを『仲間』として数えている。 エックスは、寝室の扉を蹴破るように出て、轟音の発生場所に向かう。 走る最中、廊下の丸窓の景色を見る。上空に黒い雲。激しく降り注ぐ雨粒。 デスログマーは高度を落としているのか、窓と船体を雨が叩いてた。 急いで、二人の居場所を探すエックス。 またもや、大きな衝撃がデスログマーと足元を震わせた。 廊下の先にあった船長室に飛び込む。しかし、二人は居ない。 「……………これ……」 装飾品で飾らないがしかし美しさを魅せる――高価な机の上にある無造作に置かれた二枚の書類。 「アイちゃん、と…………これ……は」 書類の内容を流し読みしたエックスは、読み終わったと同時にその部屋を飛び出した。 「イーグリードさん!!」 405 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 18 42 02.68 ID Hh3oKoTN0 船内であるはずなのに、突風が吹き荒れる。 「いったい何処に……!」 二人の姿を探し続けるエックスは、デッキに上がる為の屈強な扉が、削岩機に抉られたように空けられているのを見とめた。 デスログマーの甲板。通常の戦艦よりも数倍ある広い空間を持ち、それを挟むように巨大な対空砲が並んでいる。 そこで二つの影が、対峙する。 デッキ中心に居るのは、片膝を落とす赤きレプリロイド。左腕から濃赤の液体で、床を濡らし、身体中に擦傷を作っていた。 それに対するのは暴風。巨大な薄い赤の竜巻を纏った、鷲型の悪魔が羽ばたきながら空中に浮かぶ。 「………ゼロ!」 エックスが扉――であった物から飛び出し、仲間の元に駆け寄る。 ゼロは険しい顔を空とぶイレギュラーから離さず、横目だけでエックスを見た。 「……エックス」 いつ何時でも、冷静沈着、周囲から凄腕と恐れられていたハンターの声は、悲しみの感情でひび割れていた。 「イーグーリード……が……」 男のエックスより、男らしい物言いと態度を取る、あのゼロが少女の顔をする。絶望を突きつけられた――少女の顔で。 金色の髪が雨に濡れて顔に張り付き、突風がそれを散らす光景は、整った顔に似合っていたが、エックスはこんな形で見たくはなかった。 青いレプリロイドは隣の少女の肩を叩き、華奢な身体を後ろに押しやると、代わりにイーグリードと対峙した。 「イーグリードさん………」 「邪魔をするな……エックス。これは――親友との問題だ……」 呟きは、迸る突風で遮られる。鷲型のイレギュラーは背中に持つ大きな羽、それを羽ばたくだけで、エックスを後ろに吹き飛ばした。 イーグリードの顔は、日中のような悲嘆ではなく侮蔑の笑みに染まっていた。 親友という単語で、ゼロの身体が電撃を受けたように震える。 「………もうやめて下さい。ゼロは、ゼロは悪気があったんじゃないんです! ゼロはあなたを……!」 一瞬、空が光り、轟音。一筋の雷が落ちる。 407 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 18 43 08.63 ID Hh3oKoTN0 「幼くして命を奪われたアイ君と、その他の仲間達………その埋め合わせ――貴様の死で償え!!」 そして、滑空した。 火花と散らし、聞き障りな鈍い音をたててゼロが宙に浮く。 エックスが声を上げるまもなく、甲板に叩きつけられた身体は、見るも無残だった。 猫の耳のようなメットは半分まで破壊されており、機能はほとんど使えない状態だろう。 胸部の装甲も毟り取られたように引き剥がされ、薄い乳房が露出する。 「はっはぁ!!」 イーグリードが両手をどうだとばかりに掲げ、勝ち誇る笑み。 先ほど気付いた事だが、ゼロは攻撃も防御も一切していないようだ。 それほどまでに、精神的なダメージが大きいのか。エックスは、やりきれないとばかりに首を振る。 「あの世で詫びろ……ゼロぉ!!」 そんな二人の思いなどお構い無しに、イーグリードは攻撃を放つ。 全ての物体を貫通する赤き竜巻――ストームトルネードだ。 エックスは自分の下で小さくなる身体を抱きしめ、受身も考えずに横に跳ぶ。 間一髪で、自然の削岩機の猛威から避ける事が出来た。 「くっ………どうすれば……!」 呻くエックスに、またも迫る小型の竜巻。 イーグリードのバスターから放たれる、ストームトルネードは鋼という障害物を知らない。 「さぁ、私を許せ! ゼロ! 私もお前を許してやる!!」 言いざま、荒れ狂う竜巻を放ち、エックス達をデッキの端まで追いやる。 雨はさらに激しさを増し、三者を雨粒で冷たくさせる。また、雷が鳴った。 「後が無いぞ、ゼロ! 貴様の生と同じ、後が無いぞ!」 自分の言葉に酔ってるのか、ケタケタと笑いながら空を舞うイレギュラー。 415 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 19 11 18.95 ID Hh3oKoTN0 「ゼロぉ……しっているか……? 私の『仲間』のアイシー・ペンギーゴはなぁ、破壊されてしまったんだよ……!」 エックスの叫びなど聞こえなかったように、イーグリードは薄桃の唇から呪いの言葉を吐き出した。 ポニーテールが愉快そうに揺れる。 「お前が守るといったのにな……お前が全てを守ってくれると言ったのにな!」 全てを見下した笑みとは別に、彼女の言葉は悲しげに、そして全てを憎悪したかのように吼えた。 「イーグリード……俺は……」 エックスに抱きかかえながら、少女は空を見上げる。 どこまでも黒く。どこまでも暗かった。強い雨はやまない。 「ゼロ……大丈夫?」 少し強く抱きしめる。少女のボディは小刻みに震えていた。 「畜生……俺、オレは……何のために……こんなの、こんなのって……ないよ……」 雨と同じく、頬をゼロの涙が流れる。 イーグリードが拘るペンギーゴの事を。自分が極地基地で起こった事をエックスは思い起こしていた。 「ゼロ……このまま、イーグリードさんの復讐に身を任せる……?」 青きレプリロイドは、彼女の目尻をぬぐってやり、そんな事を言いながら微笑んだ。 「エックス……?」 「いいよ、ボクは……それでも。『親友』であるゼロが望むのなら」 震える身体をさらに強く抱きしめてやり、エックスはそう優しく囁いた。 「あはははははははっ!! ひゃはははははははははは!!」 イーグリードは、ストームトルネードを放ちまくり、デスログマー自体を破壊しようとしている。 鷲型のメットの下の顔には、分別と理解という言葉が消えていた。 「全てを還してやる!! 全て、破壊してやる!! そうすれば、みんなは戻るんだ!!」 「だめ……だ。それは……だめなんだ」 「オレには、まだ……やらなきゃならない事がある。お前は、まだ死ぬには早すぎる……!」 やらなきゃならない事とは何かと、疑問に思ったが、そんな些細な事は二の次だとエックスは考えた。 421 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 19 37 13.90 ID Hh3oKoTN0 「そ………う。じゃあ、どうする?」 「止めよう……あいつを。あいつの悪夢を………手伝ってくれ……頼めた義理じゃないが……あいつを」 暴走する『親友』を涙を流しながら、ゼロは言った。 小爆発が度々起こる。放ち続けられる赤き竜巻が、巨大な船の動力部に当たってしまったようだ。 「ゼロは動けない。――僕がやろう」 エックスの決意は固い。女性的な顔であったが、やっと男らしさが滲み出たようであった。 「良いのか……?」 頷くエックス。立ち上がり、空中で暴れまわるイレギュラーを見据える。 「オレのフットパーツを使ってくれ……」 カシュッ、と駆動音がしたかと思うと、ゼロの脚部の装甲が脱着する。 小さな眩い光が放たれると、赤き装甲がエックスの脚に装着された。 「エックス………本当にすまない」 二人は気付いているのだろうか。 ゼロは、オレと言うように。 エックスは、僕と言うようにと。発音は同じであれ、危機的状況が二人の心構えを変えた。 「イーグリート!!」 荒れ狂う竜巻で操舵室を破壊したイレギュラーに、エックスは迫りながら叫ぶ。 「アイちゃんを破壊したのは、僕だ! 償いをさせるなら、先ず、僕にしろ!!」 宙で舞うイーグリートが、一瞬、停止し、そしてアームパーツをエックスに向けた。 「あはは………そうかそうか……そうかそうかそうかそうか、そうかぁぁぁ!!」 喜悦。怒りを通り越して、イレギュラーの顔は喜びに満ち溢れていた。復讐できる喜びに。断罪できる喜びに。 デスログマーの降下はかなり速度が上がっているようだ。まだ星のようにみえるが、小さな光の正体は街の命だろう。 「お前が!! あの子を!! 破壊したんだな!!」 デッキを縦横無尽に走り抜けるエックスの道筋を、ストームトルネードがなぞる様に破壊する。 しかし、一発たりとて捉える事は出来なかった。 428 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 20 16 40.31 ID Hh3oKoTN0 「あんな良い子を!! お前は破壊したんだな!!」 「言い訳するつもりなんか無い……でも、アイちゃんが望んだ事であり、あぁするしか無かった!!」 エックスはイーグリードの間合いに突っ込むと同時に、射撃。 エネルギー弾は真っ直ぐボディに向かうが、身体は急降下、簡単に避けられる。 「死んで、償え!! だが、お前はあの子の所には行けんぞ!!」 着地と同時に、死を進呈する風の牙が放たれる。エックスは真横にダッシュ。床板と射線上にあった対空砲を破壊するだけに止まった。 「イーグリードさん! あなたなら解るでしょう!? これが、どれだけ無意味な戦いか!!」 敵を中心に円移動しながら射撃し続けるが、踊るように舞うイーグリードには当たらない。 雨がいよいよ勢いを増し、激突する雨粒で二人の姿を景色に淡く浮かび上がらせる。 「無意味ではない!! 貴様等の死で、みんな生き返らせてくれるのだ!!」 ストームトルネードが腕を掠めるが、構わずバスターにチャージを命じる。 直ぐに発射。豪風を放った体勢だった、イーグリードの左腕を吹き飛ばす。 「それならば、私はどこにだって堕ちてやる!! 異端になってやる!! 私は、私は約束したのだから!!」 宙に舞う腕の事を尻目に、責任感と優しさ故に堕ちた異端が竜巻を放った。 回避は――出来きれなかった。 脇腹を抉られながら、船頭部分まで吹き飛ばされるエックス。 「…………なんで、こんなに良い人が……こうなっちゃうんだろうね……。間違ってるよ……」 悲しさから、破損箇所の痛みすら忘れ、自嘲するように呟く。 絶対的に不利な状況に諦めたのか、自らの死を受け入れるべく、目をつぶった。 「堕ちろ………お前は地獄へな」 仰向けになるエックスに、ジリジリと歩み寄る。片腕を失いながらも、鬼気迫る表情で進むその姿は、異端そのものだった。 そして、バスターを向ける。 431 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 20 34 15.70 ID Hh3oKoTN0 嵐の如き猛打。それに伴う銃撃音。 無論、イーグリードのバスターから放たれたものでは無い。 大量の銃弾がイレギュラーに突き刺さる。 「イーグリードォォォォォ!!」 振り向き、驚愕した少女の金色の瞳が映ったのは、対空砲に乗るゼロだった。 射撃。射撃。射撃。発射。 赤々と光る火線が、羽を、胸を、全てを貫通する。 ゼロは――涙を流しながら、巨大な引き金を引きまくった。 ――親友……? ――そっ、親友だ。同じ戦場で生き抜き、お互いの気持ちが解り合える仲……これを親友って呼ばなくて、なんて呼ぶんだよ ――な、なんだか、照れくさいぞ……… ――そうかぁ? 俺は嬉しいな。あんたみたいに思いやりがあって、責任感のある奴と親友になれて ――そうか……。親友……か。うん、私も嬉しいぞ ――そっか。なら、困った事があれば、なんでも相談しろよ? 絶対に一人で抱え込まないで。必ず、俺が助けるからな ――あぁ、解った。必ず…………相談するよ。ゼロ、ありがとう、だ ――ゼロ……みんなを……みんなを助けてくれ! 私の『仲間』を助けてやってくれ!! ばら撒かれる銃弾。迸る砲火。やまない轟音。 「畜生! 畜生! ………なにが、お互いの気持ちが解り合える仲だよ!! オレは……オレは……オレはぁぁぁぁ!!」 巨大な羽が吹き飛び、右腕も左と同じく宙を舞う。 メットの端を抉り、左脚が消失する。 そこで、銃撃は止まった。 「許してくれ………イーグリード………オレは、お前も仲間も助ける事が出来なかった……!」 損傷から半裸の状態であったゼロは、対空砲の座席から滑り落ち、甲板に身を落とす。 442 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 21 16 05.96 ID Hh3oKoTN0 『警告。警告。操舵室、エンジン損傷の為、本機は操縦不能。降下速度が危険値に達しています』 今頃になって、デスログマーが不調の叫びを訴えだす。 その放送にエックスは意識を取り戻した。 「………生きてる? どうして……」 自分の身体を確認しながら、立ち上がる。 銃撃によって解体されたイレギュラーと、倒れ伏すゼロの姿が瞳に飛び込んだ。 「ゼロ……!」 エックスは慌てて少女の下に向かう。走り抜ける甲板は、銃弾や竜巻で酷い有様だった。 「…………無事……かよ………?」 駆けつけてきた少年に胸を苦しげに上下させながら、ゼロは言った。 「……………うん」 エックスは二人のレプリロイドを見比べ、事態を悟る。――自分と同じく最悪な結果だった。 『警告。警告――』 「でも………生き残るのは………無理そうだな……」 急降下する船体を見つめ、自嘲しながら呟いた。 「ごめんな………お前すら守れない………なんて……」 堪えきれなくなり、またも泣き出すゼロ。 「ううん………もう、良いよ……僕は、大丈夫」 微かな呻きに、二人は驚く。 「ゼ………ロ……」 バラバラになり、甲板の一部になるイーグリードが絶望する少女の名を呼んだ。 「イーグリード……?」 「すまな………かった……な」 ――暴走したイレギュラーは、今際の時に敵のはずの者に謝罪した 「お前が……悪いわけではないのに……。お前は……私を……救おうとして……くれたのに……」 嵐は力を失い、呟きに近い声も聞こえるようになっていた。 「違う……! オレは!!」 エックスの腕の中で、自分の怪我など関係ないかのように叫ぶ。 443 名前:Irregular`s Elegy[] 投稿日:2006/10/08(日) 21 18 19.41 ID Hh3oKoTN0 「親友……失格だな……私は……。お前に………何も打ち明けなかった………」 乾いた笑みを浮かべる、そこには底知れない後悔が浮かんでいた。 金色の瞳から涙がこぼれる。 「仲間のイレギュラーも救って欲しい、と……。お前を殺せば……仲間を生き返らせる事を……」 イーグリードは告白する。自分にもある罪を。話す事が出来なかった、自分の罪を。 「お前に……打ち明ければ……きっと……きっと」 一つの可能性を呟いた。もし、の世界。絶対に行き着く事の出来ない世界を。 「私の親友である……お前なら……きっと」 鷲型のレプリロイドは、二人に微笑みかけ、船体の後部を指差した。 「行ってくれ……船尾に脱出ポッドがある……」 エックスとゼロの瞳が驚きに揺れる。 いつのまにか雨も止んでいた。 「私は一足先に……アイ君達の所へ……行くよ……」 「イーグリート!!」 時が経過する度に、残された力が消費される。彼女はもう二人を見てはいなかった。 「エックス……君にも……すまなかった……」 「いえ……」 エックスは力強く否定した。彼女の罪の意識が、少しでも軽くなるように。 「さらばだ……ゼロ……私の親友……」 最期にそういって、イーグリートは静かになった。 「行こう………ここで死ぬ訳には、いかなくなった」 「…………………あぁ、解ってるよ」 二人は、確かめ合うように言い、デッキから立ち去った。
https://w.atwiki.jp/rockxmatome/pages/240.html
ロックマンとは? 数体の対戦相手を、自由な順番で勝ち抜いていくもの。 また、各対戦相手は撃破すると必ずその対戦相手が使用していた武器が入手できる。 手に入れた武器は、他の対戦相手との対決で役に立つことがある!!! 面白い戦略を立てて勝ち抜いていこう!!! …しかし、対戦相手はどれも曲者。慣れてないうちは消耗戦は必至だ!! でも、撃破した後には必ず体力の補給があるぞ!敵の強さを知ろう!! 残り体力に気を使い、手に入れた武器をうまく利用して勝ち抜いていこう!!! 真のロックマンマスターになるために!!! イメージストーリー 敵の能力を奪って強くなるという者がいた。その名はロックマン…。 だが、仲間がいない…。 さびしいなぁ…。と言いたいところだが、ロックマンにはこんな能力がある。 それは、武器変換で体を変色させるシステム。 変色した自分…色違いの自分は、あたかも仲間のような存在。 … そんなロックマンのすごさを知った強敵たちがロックマンに襲い掛かる!! 行け!ロックマン!!敵を倒し多数のボディカラーを手に入れ、最強の虹色の戦士を目指せ!!
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35777.html
登録日:2016/12/17 Sat 20 27 55 更新日:2024/09/19 Thu 06 36 29NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 2000年 CAPCOM GB GBC VC アクション カプコン ゲーム ゲームボーイ サイバーミッション ミッチェル ロックマンX ロックマンシリーズ 外伝 2000年10月20日に、ゲームボーイ用・ゲームボーイカラー対応ソフトとしてカプコンから発売された横スクロールアクションゲームで、『ロックマンX』シリーズの外伝作品。 ニンテンドー3DSバーチャルコンソールでも2013年12月4日から配信中。 ステージの特定地点を通るとセーブされ、中断してもその地点から再開できるオートセーブ機能搭載。 今作がカプコンから発売された最後の旧ゲームボーイ対応ソフトとなった。海外でのタイトルはMega Man Xtreme。 ロックマンワールドシリーズのように、ロックマンX1とロックマンX2の二作品をリメイクして一つの作品へと仕上げた、Xシリーズ初の携帯機専用作品である。 どちらかと言えばX1ベースだが、ただ二作品を一つにまとめただけでなく、オリジナルストーリーとして進行。オリジナルボスも登場する。 ノーマル・ハード・エクストリームの三つの難易度があり、ノーマルがX1メイン、ハードがX2メイン、エクストリームが全てのステージやボスと戦う総集編となっている。 最初選べるのはノーマルのみで、各モードは一つ前のモードクリアによって開放される。 新システムとして、ゼロを呼び出して専用技を発動する『ゼロスクランブル』が登場。 パワーアップパーツ同様にカプセルに入って入手する。 ◆あらすじ 西暦21XX年。人間的思考を持つレプリロイドと、人間が共存する世界。 最強のイレギュラー・シグマの反乱もエックスの活躍によって防がれ、世界に平和が戻り、ハンター達は戦いに明け暮れた日々から遠のいていた。 そんなある日、ハンターベースのマザーコンピュータが何者かによってハッキングされた。 一瞬のうちに不正に書き換えられたデータのせいで、世界中が大混乱に陥ってしまう。 エックスはミディと協力してマザーコンピュータの電脳世界に潜入し、過去の戦いを記録したデータの中で、かつて倒したはずの敵との戦いを繰り広げる。 ストーリー時期としてはX2とX3の中間にあたる。 ◆主要キャラクター エックス 主人公。イレギュラーハンター第17精鋭部隊所属のB級ハンター。 今回は何者かの手によって過去のデータで構築されたバーチャル空間で戦い、マザーコンピュータ奪還を目指す。 プログラムデータとなってサイバー空間にダイブするミッションは(発売時期で言えば3年早い)X4でもあったが、一作品丸々電脳世界というのは今作の5ヶ月後にGBAで発売されたロックマンエグゼのある意味先取り…かも知れない。 後々に遠い未来で本当にデータだけの存在になってしまうが…。 X2後のエックスなので、X1当初の頃とは違って最初からダッシュも使えるし、ライドアーマーに乗ったVAVAだろうがあっさり返り討ちにするほど強くなっている。 ゼロ 第17部隊に所属するエックスの同僚にして、特A級ハンター。 今回は基本的にデモ以外登場しないが、ゼロスクランブルとして一時的に呼び出す事はできる。 Dr.ライト 過去のデータの中でもエックスにパワーアップパーツを授けてくれる。 過去のデータが入り混じった世界だからか、今回はX1ベースのアーマーとなる。 そして今回は新たに、ゼロを呼び出す攻撃プログラムも渡してくれる。 ミディ 今作オリジナルキャラクター。 コンピュータの天才で、エックスに協力してくれる。 テクノ 今作オリジナルキャラクター。 シャドウハンター達に協力するコンピュータの天才。 今回ハンターベースのマザーコンピュータをハッキングした実行犯。 ミディに似ている。 ◇シャドウハンター それぞれ専用武器を扱って戦う訓練を受けた戦闘用レプリロイド。 「迷宮入りとなった事件にはシャドウハンターが関わっている」と言われているが、詳細は不明。設定の手抜きとか言うな。 ステージ途中に部屋があり(X2ではカウンターハンターの部屋だった所)、そこで戦う。 シグマステージでも登場する(X1でVAVAと戦った辺り)が、そちらの戦いは避けられない。 両者とも今作オリジナルキャラクター。 ザイン ノーマルモードで登場。 西洋の甲冑を纏ったような姿をしている。無口。 専用武器は身の丈ほどの大剣。 ギーメル 登場自体はノーマルモードからだが、戦う事になるのはハードモードから。 こちらは忍者のような姿。ライフが減ると凧に乗ったりしてまんま忍者。 一人称「ミー」でなにやら嫌味ったらしい。 専用武器は大型手裏剣。 VAVA 過去のデータから復元された、狂気のイレギュラーハンター。 オープニングボスとして登場、かつてと同じようにライドアーマーで一方的に…… 普通に倒されました。 数々の戦いを経て遥かにパワーアップしたエックスの敵ではなかった。 ライドアーマー乗ってるにしてはライフゲージも半分しかないし、わざと弱体化されていたのかも知れない。 シグマ ご存知ケツ顎のハゲ。 史上最強のハンターと呼び声高かった第17部隊の元隊長であり、エックス達の元上司。 今回の作戦を画策したのも彼である。 過去のデータを使ってボディを復元したのか、今回はX1の頃の姿。 2形態あるがそれぞれバラバラに登場する。 ◇8大ボス 過去のデータを元にプロテクトとして構築された存在。 彼らを倒してプロテクトを解除し、不正に書き換えられたデータを元に戻すのが今回のミッションである。 倒すと特殊武器(カッコ内)を入手できる。 アイシー・ペンギーゴ(ショットガンアイス) スパーク・マンドリラー(エレクトリックスパーク) ストーム・イーグリード(ストームトルネード) フレイム・スタッガー(ラッシングバーナー) メタモル・モスミーノス(スクラップシュート) マグネ・ヒャクレッガー(マグネットマイン) ホイール・アリゲイツ(スピンホイール) アーマー・アルマージ(ローリングシールド) ノーマルでは前半4体、ハードでは後半4体、エクストリームでは8体全員と戦う。 なお、特殊武器の性能は一部原作とは変わっている。 SFCよりも乏しいGBのメモリの都合上、追加効果や演出が省かれたり、性能が劣化したものも多いのだが… 何故か強化されたのがチャージローリングシールド。 一発で倒せない耐久力の高い敵に触れるとシールドが消滅する点は原作通りだが、バスターを弾く無敵状態の敵(メットールなど)に当たってもシールドは消滅しなくなり、 それどころかなんとトゲすら防げるようになっている。 針が敷き詰められた床の上をずかずか歩いて通っても、スタッガーステージの吹き上がる溶岩の中で滞在しても全くのノーダメージ。 今作に登場しなかったカメレオンスティングの無敵化性能まで統合されたのでは?と訝しむほど大幅強化されている。それでいて時間制限も無し。 メットールもシールドを張って横切るだけで顔を上げた瞬間に勝手に破壊される。弾を撃たれても当然効かない。実にアイテム稼ぎが楽である。 ◆パワーアップパーツ 8ボスのステージ中に全4つのカプセルがあり、それに入ることで入手できる。 基本的にはX1のものと同じだが、全部揃えないと見た目が変化しない。 ヘッドパーツ 天井から降ってくる岩石を防御できるようになる。また、一部のブロックを頭突きで破壊可能になる。 ボディパーツ 被ダメージ量が少なくなりノックバックも小さくなる。 アームパーツ エックスバスターのチャージショットが二段階から三段階になり、特殊武器もチャージできるようになる。 フットパーツ 壁蹴りが自動的にダッシュジャンプになり、より遠くへ跳べるようになる。 また、一部のブロックを蹴って破壊できるようになる。 原作同様、このカプセルだけ隠れてない上にスルーもできない。 ◆ゼロスクランブル 専用エネルギーを消費し、ゼロを召喚して攻撃してもらう。 発動した瞬間から攻撃終了まで時間が停止するので、攻撃範囲内に敵がいさえすれば外れる心配はない。 ザコ敵相手ならほぼ一撃で、強力な技ほどエネルギー消費も大きい。 このゼロスクランブル専用エネルギーに限り武器エネルギーを取っても回復できず、一度消費したらステージを出るしかない。 パワーアップパーツ同様、ライトカプセルに入って入手する。ゼロを呼び出すだけなのにライト博士が一体何を渡すというのだろうか。 ()内は消費エネルギー量 ライジング(4) 真上にまっすぐ斬り上げる。 頭上をカバーできるのはありがたい。攻撃範囲は見た目以上に結構広い。 ダッシュ(6) 前方にまっすぐダッシュ斬り。 一直線に貫通する。通常攻撃の延長みたいな感じで当てやすい。 アースゲイザー(10) 地面を殴り、爆発させて画面全体を攻撃。 と言っても別に地上制限はなく、空中でも使える。どこ殴ってるんだ? ファイナル(20) 前方の敵めがけてまるで乱舞のように連続攻撃を叩き込む、ゼロスクランブル最強技。 ボス相手にも大ダメージを与えられる。某飯屋のEX技の元ネタであり、意外にもGBの外伝作品である今作が初出。 ◆波動拳&昇龍拳 全パーツを揃えた状態である場所へ行くと隠しカプセルが出現、そこでライト博士が伝授してくれる。 今回はなんと、波動拳と昇龍拳を両方とも使えるようになる。 会得後、バスターをフルチャージして下に入力しながら発射すると波動拳、上に入力しながら発射すると昇龍拳が出せる。 どちらも地上にいる時のみ限定だが、原作と違ってライフ満タンでなくても撃てる。 なお、カプセルのある直前の地形はX2カウンターハンターステージ3の再現で、クランク状の地形に針が敷き詰められたあれなのだが…、ある武器のおかげでとっても楽に突破できてしまう。 また出現条件も微妙に原作と違い、パーツ以外のアイテムは揃っていなくてもOK。 以下ネタバレ ミディとテクノは頭脳CPUがリンクしている双子レプリロイド。 そのため、どちらかが死ぬともう片方も死んでしまう。 2枚の高性能チップを組み合わせて効率を高める実験体がテクノで、後にチップ1枚でも動くように改造された。 そしてもう1枚のチップはミディに組み込まれたが、チップ同士のリンクを完全に取り除けていない事が判明。 頭脳リンクの修正前にテクノがシグマに誘拐され、シグマウィルスによって操られていた。 以下、さらなるネタバレ 上記の物語は全て ノーマルモードで完結する 。 ハードモードでは、エックスと直接戦わず生き残っていたギーメルが再びサイバー空間を荒らし始めたため、これを制圧しに行く。 以上 。 ◆余談 X6のイベント会話でも「過去のイレイズ事件と似ている」という台詞があり、ナンバリングタイトルとはパラレル扱いだったロックマンワールドシリーズと違って、サイバーミッション・ソウルイレイザーの外伝2作品はシリーズストーリーとして繋がっているのが分かる(*1)。 Xシリーズ唯一のRPGである外伝『ロックマンXコマンドミッション』でも、(発売時期としても)X7後のストーリーとして位置づけられている。設定上多少の矛盾が生じてはいるが。 またX6での救助待ちレプリロイドの中には、ミディと同型の色違いレプリロイドが出現する。 追記修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] X6に出てきたイレイズ事件については、カプコンが「ソウルイレイザーの事件とは関係ない」って言ってたらしいぞ -- 名無しさん (2016-12-17 21 12 32) 少しはちゃんと調べてから書いてくれ、その発言は出自が未だに分からないし大全書では2作の関連が示されてる -- 名無しさん (2016-12-17 21 28 19) 無関係ってのは、X6発売当時に一部のユーザーがカプコンに問い合わせて出した答えだろ? 俺も当時のロックマニアの掲示板で、その書き込みを見たぞ。大全書で関係あるって書いてるのは、ネオアルカディア四天王の生死みたいに、後から設定を変えたんじゃね? -- 名無しさん (2016-12-19 19 36 18) 見たと言われてもその問い合わせの書き込みとやらが本当に正しい情報なのか判断できないのでは どっちにしても公式媒体の記述が優先されることに変わりはない -- 名無しさん (2016-12-19 23 05 27) 掲示板というのを見たけど全然信用に値しないな、それに四天王の設定はどれも公式の場での発言だから話が違う。 -- 名無しさん (2016-12-20 02 31 30) 問い合わせた人は、掲示板で度々問題を起こしてた人だったし、当時のスタッフは、バグを仕様って誤魔化すような連中だったから、質問者も回答者も、いい加減な対応しかしていなかったのかもね…それはそうと、この余談の内容って、この項目よりもソウルイレイザーの項目に書いた方が良いんじゃないかって気がする -- 名無しさん (2016-12-20 19 49 15) ソウルイレイザーと比較してオリジナリティは劣る(人によってはマンネリを感じやすい)けど、遊びやすさなら -- 名無しさん (2018-05-23 18 53 43) ↑ミス ソウルイレイザーと比較してオリジナリティは劣る(人によってはマンネリを感じやすい)けど、遊びやすさならこっちの方が上だったりする。 -- 名無しさん (2018-05-23 18 54 46) ちなみにシナリオはほぼすべて一周目(ノーマルモード)で終わっちゃうんだよな。二周目(ハードモード)は唯一生きていたギーメルと生き返ったシグマと戦うだけっていう -- 名無しさん (2020-10-14 20 53 29) PSPのイレハンに食われた感のある初代Xのリメイクですね。 -- 名無しさん (2021-05-03 17 23 57) ステージクリアするとバグでラストボスラッシュみたいな場所に移動させられたことがあった。そもそも消すしかないが -- 名無しさん (2022-07-02 13 26 33) ぶっちゃけモード分割する必要あったのかこれ?無駄に3周させられるだけだし、普通にエクストリームモードの仕様でシナリオノーマルモードで良かったと思うんだが -- 名無しさん (2022-07-02 13 43 58) EDはとてもやるせない…救えたのは心だけ。 -- 名無しさん (2024-05-09 12 36 41) 名前 コメント