約 3,392,687 件
https://w.atwiki.jp/rocnove/pages/79.html
目覚めるは罪 眠るは罰 殺意を起こすな子供たち。 紅(あか)を起こすな多くの命。 呼んではいけない夜の王を。 言ってはいけない闇の王に。 目覚めてはならない罪人よ。 眠り続けろ咎人よ。 全てを罪を背負い眠れ。 全ての罰を受けて永遠に。 紅(あか)を起こすな子供たち。 殺意を起こすな多くの命。 起きれば全てが夢に消え。 全ては無に戻るから。 全ては最後になるのだから。 1話 めちゃくちゃ怪しい変態集団(違っ)!華麗にデビュー!? リーバードの数体を一度で切り裂く真っ赤に光るビームソードを振るって、 その男は遺跡の最奥に向かっていった。 その服装はお坊さんや僧が着る法衣に近い服で、笠をかぶっている。 後ろの集団も同じ格好だ。 見るからに怪しい集団で、しかも顔が恐いもんで、子供が見たら泣いてしまいそうだ。 集団の先頭の男も、かなり目が逝っているような奴だ。 紅い眼はまるで血のようで、不敵に笑みを浮かべているからかなり恐い。 ばっさばっさとリーバードたちを切り裂いて、なぎ払って、蹴りを入れて、 拳を入れて、叩きのめして、兎に角。原形をも留めないほど破壊したりして。 黒い法衣を着込んだ集団は進んで行った。 先頭の男など、どんどん奥に進むに連れ、不敵な笑みをどんどん濃くしていったり、 歩く速さをどんどん上げていったりする。 恐い。兎に角この男は恐い。 リーバードたちにもし人間と同じ感情をより深く持っていたら、 この男の顔を見ただけで逃げ出すだろう。悪くすれば失神だ。 不気味な笑みを顔を宿す男は、ついに遺跡の最奥に辿り着いた。 その金色の扉は特殊な鍵が無ければ、たとえマザーであろうとも入れないシステムだ。 先頭の男は銀色のIDカードを金色の扉に差し込んだ。 ピーッと機械音が響いたあとに、重い音をたてて扉が開かれた。 その顔には一瞬鬼面が、狂喜が浮かび上がり、そして、大きく目を見開いた。 その部屋の中には、何も無かった。 リーバードも。 ディフェレクターも。 棺も。 男の唯一求めていた者が眠る棺が無かったのである。 「馬鹿な・・・・・」 男の鬼面は怒りとも喪失感ともいえないほど歪み、ぎしりと歯を噛んだ。 同時にまわりに殺意を迸らせた。 灼熱の冷気にも似た殺意が後ろの集団を恐怖させる。 その殺意は辺りの存在を焦がし、焼き尽くす。 そして同時に辺りの存在を凍てつかせた。 殺意がじわじわと広がるなか、男はふっとそれを消した。 哄笑。 狂喜を含んだ哄笑が部屋に満ち溢れた。 「それも良い。それも良い」 狂喜に顔を。心を歪ませる。 「逃がしはしない。逃がすものか。 お前は私のものだ。 何処へ行こうと私の手はお前を捕まえ、そしてお前の四肢を奪う。 自由と言う右腕を千切り、希望と言う左腕を砕き、 安らぎと言う右足を切り裂き、幸せと言う左足を捻じ切ろう。 お前は私のものだ。 誰にも渡さん。たとえお前が望もうとも。 たとえお前の友であり、絶対の宿敵であろうとも」 目に浮かぶは、あのときの光景。 カプセルの中で胎児のように身体を小さくする金髪の青年。 それを守ろうと前に出てくる人間を全て殺し、 その青年が入ったカプセルを砕いた。 その透明な蒼い瞳に映るもの。 恐怖と絶望。 「ゼロ」 舌なめずりとをして、そしてまた哄笑を響かせるこの男。 最悪のイレギュラーとして遥か昔に滅ぼされた存在の遺志を受け継ぐもの。 ビシャスはまさに狂喜、狂気を顔に浮かばせ、 遺跡の中でサディスト的な哄笑を響かせた。 2話 女の尻に敷かれてる場合じゃないぞ! 「だからセラってば!それじゃあロック君がかわいそうだって!」 「何を言う、お前がやっている事よりこっちの方がいくらかマシだ」 「どっちもどっちなんですけど・・・」 今ロックたちがいる場所はヘブンの中枢、ライブラリ。 そこで今、ジジとガガの端末が作製されていた。 メモリーが何とか残っており、復活が可能なのだ。 そのため、ユーナとセラは端末を動けるようにと治し、 ジジとガガの復活を準備していた。 ロックはいまやその復活の為のぱしりである。 先程からマザーたちが言い争っているのは、ロックにお使いに行ってもらうことだ。 しかも、どちらもかなり危険が高い場所だ。 ユーナのお使いはヘブン最下層のジャンク場で、 暴走起こしているリーバードがあちらこちらにいる。 下手すれば地上の何処の遺跡のリーバードよりたちが悪い。 セラのお使いは敵などはいない。ただ、外に出るだけなのである。 しかし、外に出るための服が無い。 もしこのまま外に出れば確実に死ぬ。 どちらも逝きたくない。 行くと死ぬ。 と言うことがよくわかった。 「だめよ~、セラちゃんもユーナちゃんも、少しはロック君の身体の事心配しなきゃ」 口喧嘩をしているセラとユーナの間に、第三者が混ざった。 マチルダ・キャスケット。 ロールの母であり、つい先日までユーナに身体を貸していた人である。 「ロック君は私たちのご飯を作ってくれるし、掃除もしてくれるのよ。 もっと私たちがめんどいことに使わなきゃ~」 マチルダ・キャスケット。案外ひどいこと言う人である。 既にライブラリの隅でいじけるロックの姿が見えた。 3話 マチルダさんの3分クッキングv材料はリーバードv 「ところでユーナちゃん、リーバードって懐かれると可愛いのね」 マチルダの後ろには数匹の赤いホロッコが列を乱さず並んでいる。 ずらっと並んで、マザーに一礼する。 「ああ、リーバードと言う物はシステムを護る警備員のようなものだが、 敵でない者には善意を尽くして働くからな」 ユーナの代わりにセラがそれを答える。 そうなんだ、とマチルダはホロッコの一匹を持ち上げて(良くできるものだ) 笑っていった。 「まるで犬みたいねv」 ほーれっと勢い良く空高く放り投げ、またキャッチする。 「良く投げれるな・・・・」 ロックでもそう簡単に真上に投げられないのに。 「ロック君、知ってる?」 「はい?」 「犬って食べられるのよねv」 「ええ、まぁ、食べられるには食べられますけど」 「それがどうしたの?」 マチルダの言葉に、3人の頭に?マークが浮かぶ。 「赤犬って美味しいのよ」 「へぇ・・・そうなん」 ユーナは言葉を切った。 彼女の言っている意味が分かったからだ。 「リーバードも美味しいかしら?」 ガラスにひびが入る音が響いた。 ロックはすぐさまマチルダの腕からリーバードを引っ手繰り、 数匹のリーバードと共に部屋の隅に寄った。 「冗談よ冗談v」 テヘッと笑う彼女の笑顔が、マザーでさえも恐怖させる。 あなたが言うと、冗談に聞こえません。 4話 部屋の奥には何がある? 「ところでユーナちゃん。さっき上の一番広いお部屋で、小さな扉を見つけたんだけど。」 「えっ?」 ライブラリの上の部屋、超巨大リーバードが門番をしている。 そこでマチルダはお茶を飲んでいたのだが、暇になり。 超巨大リーバードの頭に乗って、遊んでいたのだ。 その中、ちょっと上の方に、扉があるのを見つけ、何の扉なのかユーナたちに聞きに来たのだ。 「扉だと?そんなところに扉があったのか?」 「うん、あんまり使われてないみたいだったわね」 そりゃもう数百年このヘブンには住んでいる人なんていなかったのだ。 使われてたら恐い。 「何の扉か良くわからなかったから、一応聞いてみようと思ったんだけど、 知ってる?」 「私は知らないわ。あの部屋の上のほうに隠し通路があるなんて」 「僕もです。大体記憶が戻ってきているけど、あの部屋に扉があるなんて知りませんでした」 「私もだ・・・。あの部屋に隠し通路があったという事は、マスターからも知らされていない。 それどころか、あの大部屋に通路があるなんて、ヘブンのシステムにはない」 首を振って、3人はマチルダの質問に答えた。 「そうなの?それじゃああの部屋はなんなのかしら?」 マチルダのディグアウター魂に火が灯り、目をキラキラと輝かせた。 「ロック君、今すぐその部屋をディグアウトするのよ!」 「ええっ!?僕がですが?」 「当たり前よ!まさか・・・女の子にディグアウトさせるなんて酷いことしないでしょ?」 ああ、やっぱり彼は尻に敷かれる。 哀れロック。 セラもユーナもロックに任せるようだ。 (僕、なんでこんなに女の人に命令されるんだろう) 5話 なぁんかいやぁなかんじぃ。 その通路はヘブンの通路と一見変わらないが、なんか雰囲気が少し違った。 なにやら奥のほうから何か拒まれているようで、行きたくない。 しかし、オペレータを行っているユーナとマチルダは。 ゴーゴー!と言ってロックを応援。 セラは隠し通路が気になったが、ジジとガガの復活に専念した。 すぐに復活させたら行かせるようだ。 「それにしても・・・この通路はどこに繋がっているんだろう」 リーバードの姿は一切見えない。 一直線に進む通路。 不気味以外何もいえない。 少しは曲がり角があったっていいのに。 奥に進むに連れて、どんどん嫌な気配で、走るスピードが遅くなっていく。 それどころか、どんどん体力がなくなっていくようだ。 「嫌だな・・・・」 気付いたら、マチルダとユーナのナビがない。 通信不能となったのだろう。 戻ろうと思うが、戻ってはいけないと本能が告げた。 どうしても行かなければならない。 行かなければならないのだ。 待っている。 誰が? 待っているのだ。 どうして? 大切な人だ。 誰? 自分を守ってくれた。 誰から? 苦しいのだ。 悲しいのだ。 助けてと叫ぶ。 でも。それでも。 どんなに叫んでも彼を助けてくれる人はいない。 彼は人形であり続ける事を拒んで。 それでも苦しくて。 眠ったのだ。 永遠に。 でも。それも。 「古き神々」によって邪魔されたのだ。 愛する人も。 大切な人も。 全てを壊されて。殺されて。 「ロック様!」 突如後ろから呼ばれ、振り返るとそこにはジジとガガがいた。 「大丈夫ですか!?」 「ガガさんに、ジジさん・・・体が・・・・」 「はい、セラ様とユーナ様のおかげで復活できました」 ジジに支えられ、ロックはふっと安堵をもらした。 「ありがとうございます。助かりました」 「いえ。・・・・ロック様、このまま先に進む事は危険すぎます」 ジジとガガの額には冷汗が浮かんでいる。 この押し潰されそうな気配に、彼らも苦しそうだ。 「うん、でも、あと少しみたいだ」 ロックたちのいる少し先に、扉が見える。あれが最後なのだろう。 ジジとガガは少し首を捻ったが、ロックの後に続いて、入っていった。 6話 でっけぇこいつは一体何なのさっ!!? 「棺っ!?」 ガガの言葉が、その部屋に響いた。 ひし形の棺。 セラとジジが封印されていたひし形より大きく、そして複雑なプログラムで封印されている。 「なぜこんなものがここに?」 そうロックが呟いた途端、ずしんと振動が足に伝わった。 巨大な、巨大なリーバードが立っていた。 良く周囲を見渡してみると、この部屋はライブラリの前の部屋よりかなり広く。 そして、この超巨大リーバードはあのリーバードの2倍はある。 「で、でかいっ・・・」 ジジもガガもこれほど巨大なリーバードは見た事がないようだ。 片足一本で小さな家の2,3軒は軽く踏み潰せる。 突如、棺は球体のエネルギーフィールドに包まれ、巨大リーバード――シールが口に咥えた。 お・ぎ・や・あ・あ・あ・あ まるで生まれたばかりのような赤子の泣き声に近い咆哮を上げ、腕を振るった。 それをギリギリに避ける。 こんなものを一撃だけでも喰らったらばらばらにされてしまう。 「ロック様!」 ガガとジジはすぐさま戦闘形態――金と銀の鳥形リーバードに姿を変える。 ガガの背に乗り、その巨大リーバードの周囲を旋回する。 「このリーバードは一体・・・」 赤い一つ目をぎょろりと動かし、周囲を一瞥するシールは、絶対指令として、 周りにちらつく2体のリーバードの排除にかかった。 また産声のような咆哮は部屋に響き渡った。 7話 俺のバスターが熱く燃える!敵を倒せと轟き叫ぶ!! 腕を振るう。 口がから火炎放射。 足で押し潰す。 様々な攻撃を繰り返し、避けるだけで精一杯のロックたちは、もう体力の限界だ。 バスターで攻撃などはしているが、全くの効果は無い。 唯一効く攻撃はシャイニングレーザーだが、それもあと少しでエネルギーはなくなってしまう。 「くそっ、どうしたら!?」 超巨大リーバードシールは唯一絶対の指令を受け、敵を排除する。 シールの存在理由は二つ。 『棺』を護ること。 そして、ある人物に棺の『鍵』を渡すこと。 たったその二つの理由だけで、シールは存在している。 だから、シールは目の前にいる『適任者』を倒す。 本当に『鍵』を渡すのに相応しいか確かめる為に。 『ロック様、このままでは体力的にこっちがやばいですよ!』 大きく旋回するガガとジジ。 このままではガガとジジの体力が持たない。 「でも、扉は鍵がかかってしまって逃げられない・・・・」 シールが咆哮すると、次の瞬間、赤い目がぎょろりとロックとガガを睨む。 「そうだ!!ガガさん、僕をあいつの目のところまで運んで!!」 『エエッ!?し、しかし・・・』 「早く!このままじゃやられてしまう!!」 『・・・わかりました。しっかり掴まってて下さい!』 ガガは高速でシールの目に一直線で飛ぶ。 シールはそれに気付いて、叩き落とそうとするが、横からジジの攻撃を受けて、一瞬止まる。 その間にロックはシールの頭に張り付き、目に向けてシャイニングレーザーを構えた。 「ごめんね」 直後、シャイニングレーザーの光はシールの目を貫き、巨大な断末魔が部屋に響いた。 8話 このひと、誰? 『一等粛清官ロックマン・トリッガー、及びコードXを確認。 バリアーシールドを解除、及びメインキーを渡した後、特別守護用リーバード・ シールのメモリーは、 秘密文字の為に消去する。 ミルトン管理マザーへの報告は、直接報告されたり』 シールの奥から機械的な声が流れ、がぱりと棺を咥えた口を開けた。 ゆっくりと横に倒れると、まるで眠るかのように、巨大リーバードは機能を停止させた。 ジジとガガは下に降りてくるロックを守るかのように、棺に顔を向けた。 棺は既にシールドされてなく、ふわふわと降下してくる。 ロックも緊張していた。 この棺の中にはどんなものが入っているかわからない。 それに、あの巨大リーバードが厳重に守っていたのだ。 余程大切なものが入っているのだろう。 そう、世界を滅ぼすほどの、大きな力を持った存在が。 光が溢れる。 眩い閃光が迸り、ロックは腕で顔を隠し、ジジとガガは巨大な自分の翼で顔を隠した。 光が消えるとき。 一人の男性が、ロックたちの前に立っていた。 紅いアーマーに、長い金髪。 罪人と呼ばれた古き者は、今ここで眠りから覚めた。 9話 この美しいお人はっ!? 別名 誰やこの別嬪はんっ!?(違っ) 棺の中から現れた赤い人はその場で倒れ、今はガガの腕に抱かれている。 大広間の隅っこに移動させて、その間にロックとジジは部屋の探索を行う。 あまりにも巨大な大広間は、暗がりで奥の方が全く見えないといっても良い。 壁を伝って進めば、いくらか部屋の隅まではいける。 壁を伝って進む、進む、進む、進む、進む、進む、進む、進む、進む・・・・・・何処まで行けば良いんじゃい!? 「何処まで行ったらいいんだ・・・・」 先程の巨大リーバードの戦闘もあるのに、この大広間は既に広間と言えないほど広かった。 遺跡の迷路の方が10倍もマシな方である。 「はぁ~~」 深くため息を吐き出すロックは、頭の中で先程の言葉を引っ掛けていた。 『一等粛清官ロックマン・トリッガー、及びコードXを確認』 「コード・・・・・X?」 聞き覚えの無い言葉だった。 データのおかげで、大体は昔の記憶を取り戻している。 マスター、マザー、ヘブン、粛清官、ロックマンシリーズ。 自分が粛清官の中で、最強を誇っていた事を。 だが、「コードX」と言う単語は、ヘブンでも地上でも知らない言葉だ。 そして何より、棺の事だ。 棺とは主に対処できなくなったイレギュラーをある特定の時期まで長期間封印するシステムなのだ。 色々と使い道があるが、マザー・セラ、そして自分を封印していた棺はマザー・ユーナが所持していた一等粛清官でさえ 破壊不可能のイレギュラーを封印するものだ。 しかし、彼を封印していた棺は、さらに強力で、厳重だった。 何処かで見た事があった。 しかし何処で見たんだ。 「彼は・・・・」 かちっ。 「えっ・・・・・?」 かちっ? ロックの左手はスイッチを押していた。壁にスイッチがあったのだ。 壁の色と同じ黒だったので気付かなかったのだが、スイッチがあった。 押していた。 部屋は突如光に溢れた。 「うわっ!?」 まるで広大な大地に立っているかのようであった。 部屋の隅は・・・・・。全く見えない。 それほどこの空間が広かった。 ジジとガガも、明りを付いた事よりもこの部屋の広さに目を丸くした。 一体どうやってこんな部屋を作ったのか? それ以前、何のためにこの部屋を作ったのか。 『こんにちは、ロックマン・トリッガー』 後ろから突如、女性の声が聞こえ、反射的にバスターを向けてしまった。 立っていたのは、女。 詳しく言うと美人。 もっと詳しく言うと素ッ晴らしい美人。 さらに詳しく言うと二十歳の美しい人――つまり美人――。 銀色の長髪と麗しい顔に雪のように白い肌。 何処をどういえども身体のパーツが完璧と言っても良いお方だった。 服は肌と同じように汚れ一つ無い純白のローブに身を包んでいた。 ロックは、頬を赤らめるよりまず先に。 懐かしさを感じた。 10話 それってちょっと、酷くない? 『銃を向けるのは止めてくれる?もう私はここにいないけど、やっぱりちょっと話しにくいから』 「すっ、すいません!』 ロックは慌ててバスターを降ろす。 そして、ふと頭に過ぎった言葉がある。 「もう、ここにいない?」 「ロック様!?」 「何事です!?」 戦闘形態となったジジと、眠り続けている青年を抱いたガガがやってきた。 見慣れぬ女がいたことで、すぐさま警戒するが、彼女は全く気にしないで微笑みを見せる。 『そんなに警戒しないで、私はトリッガーに頼み事をしたいだけだから』 「僕に・・・・頼みごと?」 『そう、頼みごと』 くすっと笑うと、彼女は静かにガガの上に抱かれている青年を見た。 『ミストレスからの勅令です。トリッガー、あなたは『古き神々』の一体。ビシャス破壊を命じます』 先程までとは違う、威厳に満ちた目でトリッガーを見た。 『と言うのは言いたくないけど、どのみち倒さなくちゃいけないから、御願いするわね。後ゼロの事もお願い。 私もう死んじゃってるから』 「ええっと?あの、古き神々って・・・・それに勅令って・・・・」 『それじゃ、御願いするわね。私はあなたにこのことを伝えたら消去されるようにしてあるの。 それじゃ、頼んだわよv』 ロックの意見は無視され、彼女の姿は消えた。 ただむなしく風(?)が吹き荒び、3人の姿が残された。 それってちょっと、酷くない? 11話 止めろロック!最強最悪変態サディストを!! その部屋は薄暗かった。 広く、豪華な器具が揃っている室内は、真昼に関わらず薄暗かった。カーテンで閉め切っているからだ。 ソファーに深く座って、男は天井を見ていた。 ただぼうっと天井を見ていた。 ピー 電子音が響くと同時、彼の部下からの連絡が入る。 『――――――――』 しかし、彼は無言だった。 『―――――』 部下の言葉は彼の了解を得たと確認し、通信を切る。 この男は無言か、それとも二言三言の否定で通信を終わらす。 数時間ほど経ったか、またも通信が入った。 『―――――――』 定期連絡の通信で、各地の遺跡の様子を報告した。 『―――――――』 通信を切り、またもつまらない時間をすごすつもりだった。 ピー 続けてだった。しかし男は無表情、無反応だった。 『ゼロを発見しました』 光の如く、男は通信機に飛びついた。 「場所は」 『ヘブンに保管されてあったようで、1時間前、地上に降りたようです』 「今何処に」 『ミュラー氏の持つサルファーボトム号内と確認。マザーと従者が二組。一等粛清官1名滞在』 「すぐに向かう。各地で鍵を回収している者の数名を呼び出せ」 『了解』 男は狂喜を浮かべた。 すぐさま黒のロングコートを羽織り、黒の長剣を手に持つ。 男の名はビシャス・シン・アギトと言う。 しかし、その心奥底に宿るのは、遥か闇。 自分から受け入れ、自分自身でそれを制御した。 遥か太古、デコイがレプリロイドと呼ばれる世界に君臨した、至上最強のイレギュラー。 ビシャスの顔は今まさに歓喜と狂喜に満ちていた。
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/626.html
「ロックマン6 史上最大の戦い!! 「ロックマン6 史上最大の戦い!!データ 概要 CM 裏技 他作品との関連 データ 配信元:カプコン2012年12月12日配信(3DS) オリジナル発売元:カプコン1993年11月5日発売 ジャンル:ACT プレイ人数 1 販売価格:500円 使用ブロック数3DS -(-) 紹介ページ3DSVC公式 概要 ロックマンシリーズ第6弾。FCでは最後のロックマンである。 CM 裏技 他作品との関連 VCで配信されているソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン(FC) ロックマン2 Dr.ワイリーの謎(FC) ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?(FC) ロックマン4 新たなる野望!!(FC) ロックマン5 ブルースの罠!?(FC) ロックマンXシリーズロックマンX(SFC) ロックマンX2(SFC) VC配信が期待されるソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン7 宿命の対決!(SFC) ロックマン メガワールド(MD)(1・2・3の移植) ※7と9の間の8はPSかSSの作品なのでカプコンに移植してもらうかオリジナル版を買うしかない。 ロックマンシリーズ(その他)ロックマン&フォルテ(SFC) ワイリー&ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス(FC) ロックマンズサッカー(SFC) ロックマンXシリーズロックマンX3(SFC) その他ロックマンロックマンDASH 鋼の冒険心(N64) 現在入手できる中でお勧めソフトロックマン9 野望の復活!!(wii:wiiware) ロックマン10 宇宙からの脅威!!(wii:wiiware) ロックマンゼクスシリーズ(DS) 流星のロックマンシリーズ(DS) タツノコvsカプコン CROSS GENERATION OF HEROES(wii) TATSUNOKOvsCAPCOM ULTIMATE ALL-STARS(wii)本作のヒロイン(?)にあたる「ロール」がプレイヤーキャラとして登場する。その他には「ロックマンDASH」の主人公ロックも登場。 ロックマンロックマン(PSP) イレギュラーハンターX(PSP)
https://w.atwiki.jp/rocknari2/pages/13.html
ロックマンなりきりスレッドの過去ログをここに置いておきます 太陽板 総合スレッド 現行スレ→【ロックマン】クラウンマンと遊園地!【シリーズ総合】 一代目 ゴリラタンクの秘密の花園 #9829;~ロックマンなりきりスレ~ 二代目 【ロックマン】ヒートマンとバブルマンの実家【シリーズ総合】 三代目 【ロックマン】クリスタルマンの屋台前から【シリーズ総合】 四代目 【ロックマン】スプリングマンの爆走おもちゃ工場!【シリーズ総合】 五代目 【ロックマン】スターマンの宇宙衛星基地【シリーズ総合】 太陽板 DASHスレッド 一代目 ロックマンDASHのスレ。 二代目 ★【ロックマンDASHのスレ】★ 三代目 【ロックマンDASH】3本目【の、スレ】 本家ロックマン(元カットマンスレ) 一代目 Dr,ライト№3 カットマンが質問に答えます
https://w.atwiki.jp/rd3p/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/rd3p/pages/6.html
更新履歴 @wikiのwikiモードでは #recent(数字) と入力することで、wikiのページ更新履歴を表示することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_117_ja.html たとえば、#recent(20)と入力すると以下のように表示されます。 取得中です。
https://w.atwiki.jp/rd3p/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/383.html
ロックマンシリーズリンク ロックマンシリーズ オリジナルシリーズ ロックマンワールドシリーズ アーケード その他 ロックマンXシリーズ ロックマンDASHシリーズ ロックマン エグゼシリーズ ロックマン ゼロ / ロックマン ゼクスシリーズ 流星のロックマンシリーズ 国内未発売 関連作品 シリーズ概要 ロックマンシリーズ オリジナルシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 ナンバリング FC ロックマン シューティング性を持つ骨太アクションがウリの記念すべきシリーズ第1作。ボスの武器を使って攻略するゲーム性と斬新さが評価された。 良 ロックマン2 Dr.ワイリーの謎 ボリュームと遊びやすさがUP。歯応えは健在。後のシリーズの礎を築いた。 良 ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!? 様々な要素を追加・再調整。操作性などが良好で遊びやすくなった。 良 ロックマン4 新たなる野望!! 溜め撃ちの登場により、デフォルト仕様が充実。以降のシリーズのスタンダードに。 良 ロックマン5 ブルースの罠!? 個性豊かなギミックと多数のプレイヤーサポートを搭載したFCロックマンの集大成。 良 ロックマン6 史上最大の戦い!! パワー ジェットロックマンでマップ攻略の幅が広がった。ファミコン最後のロックマン。 良 SFC ロックマン7 宿命の対決! SFC移行、ライバル登場、シリーズは新たな展開へ。 良 PS/SS ロックマン8 メタルヒーローズ 新ハード移行で、演出・システムが大幅に向上した。SS版は追加要素あり。 良 Wii/PS3/360 ロックマン9 野望の復活!! DL専売。まさかのFCグラで帰ってきたロックマン。 良 ロックマン10 宇宙からの脅威!! DL専売。FCグラで再び登場、シリーズ初のイージーモード搭載。 良 PS4/Switch/One/Win ロックマン11 運命の歯車!! シリーズ30周年記念作。久々の最新グラフィックと新システムをひっさげて帰ってきた。 良 移植・リメイク MD ロックマンメガワールド 『1』~『3』のリメイク。新ステージが追加されたが、操作性に違和感あり。 なし PS ロックマン FC版の移植だが、BGMを中心にアレンジもされている。難易度設定やセーブ機能の追加など新ハード向けの調整も多数。だが残念なことに6作全てがバラ売り。 なし ロックマン2 Dr.ワイリーの謎 ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!? ロックマン4 新たなる野望!! ロックマン5 ブルースの罠!? ロックマン6 史上最大の戦い!! PSP ロックマン ロックマン 『1』のリメイク。新ボスも追加。ステージ自作もできボリューム満点だが、ポップな絵に反して高難度。 良 3DS/PS4/Switch/One/Win ロックマン クラシックス コレクション 『1』~『6』の移植。ステージを再構成したチャレンジモード、設定資料等を集めたミュージアムモード搭載。 良 PS4/Switch/One/Win ロックマン クラシックス コレクション2 『7』~『10』の移植。チャレンジモード、ミュージアムモードも引き続き搭載。 良 スピンオフ SFC/GBA ロックマン フォルテ シリーズのスピンオフ。選べる2人の主人公と歯ごたえのある難易度。 良 WS ロックマン フォルテ 未来からの挑戦者 コンロマン! ダンガンマン! エアコンマン! コンパスマン! コムソウマン! クロックメン! その名から、お察し下さい。 シリ不 ロックマンワールドシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 GB ロックマンワールド どこでもロックマン。携帯機デビュー。 良 ロックマンワールド2 ステージは増えたが、なんか違う? なし ロックマンワールド3 良外注再び。ワールドシリーズ髄一の高難易度。 良 ロックマンワールド4 盛り込まれた新要素は本編にも影響を与えた。 良 ロックマンワールド5 ワールドシリーズの集大成にして完全オリジナル作品。 良 アーケード 機種 タイトル 概要 判定 AC ロックマン ザ パワーバトル ボス戦を切り抜いてアーケードにロックマンがやってきた!難易度はロックマンらしからぬ低さだが、その分気軽に楽しめる。CPシステム基板で作られた最後のゲームでもある。 良 ロックマン2 ザ パワーファイターズ 『8』よりデューオが先行参戦、ロックマンの必殺技「ロックアッパー」が初登場。 良 PS2 ロックマン パワーバトルファイターズ AC2作のカップリング移植。 NGP/NGPC/Switch ロックマン バトル ファイターズ ネオポケ唯一のカプコン作品。FCレベルのグラフィックながら面白さはAC譲り。 その他 機種 タイトル 概要 判定 FC ワイリー ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス 2人の博士が主役なボードゲーム。実はロックマンの出番はほとんどない。 なし SFC ロックマンズサッカー Jリーグブームに乗っかってロックマン達のサッカーもキックオフ。量産されたロックが見れるのはたぶんここだけ。 なし PS ロックマン バトル チェイス レースゲーム。知ってる人は知っている名曲「風よ伝えて」の初出作。 PS/SS スーパーアドベンチャーロックマン アニメーショングラフィックをQTEとFPSで進むアドベンチャー式ロックマン。クイックマンが倒せない。 なし ロックマンXシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 ナンバリング SFC/Win ロックマンX さらなる未来を舞台とした、第2のロックマン。ダッシュと壁蹴りでステージを駆け抜ける爽快アクションで新機軸を生み出す。 良 SFC ロックマンX2 新開発チップによる表現が魅力。シリーズ中でも屈指の人気を誇る。後のシリーズの地盤を築いた。 良 SFC/PS/SS/Win ロックマンX3 安定した正統進化を遂げた3作目。意欲的な新要素も多数追加された。細部にいくらか問題点はあるが致命的とは言い難い。BGM等も独特。 良 PS/SS/Win ロックマンX4 W主人公になった『X』シリーズの新境地。ボイスやアニメーションが挿入され、よりドラマチックに。PSハードシリーズの基本は全てここで完成している。 良 PS/Win ロックマンX5 約3年ぶりに帰ってきた新作。予算の影響か演出面が悲惨で、かつ新要素も練り込み不足。シリーズ最終作として作られていた名残か、無印・『X』過去シリーズのオマージュ要素が多い。 なし PS ロックマンX6 苛烈極まりないステージ構成と雑魚敵は正に悪夢(ナイトメア)。全救助者コンプリートは非情な難易度。探索要素とカスタマイズによりやりごたえはあり、難所を突破する達成感を評価する声も。 スルメ PS2 ロックマンX7 責任者も苦言を呈する程の、シリーズで一番の問題作。初にして最後となる3D作品。3Dフィールド追加等の新要素どころか従来のシステムすらも出来が悪くゲーム性がとんでもないことに。 ク PS2/Win ロックマンX8 グラフィックは3Dにしつつも横スクロールに回帰。前作デビューのアクセルも汚名返上の活躍となった。 良 移植・リメイク PSP イレギュラーハンターX 初代『X』がボイス追加やグラフィックのリメイクで超進化。VAVAモードが大きな話題となった。 良 PS4/Switch/One/Win ロックマンX アニバーサリー コレクション コレクションに『X』~『X4』、コレクション2に『X5』~『X8』を収録。ミュージアムモード、Xチャレンジ、かけだしハンターモードなど追加要素も充実している。しかし、操作遅延など見逃せない問題も見られる。 なし ロックマンX アニバーサリー コレクション2 スピンオフ GB ロックマンX サイバーミッション シリーズ初のスピンオフかつ初携帯機作品。 なし GBC ロックマンX2 ソウルイレイザー 任意で操作キャラを切り替えるダブルヒーローシステムが初登場。携帯機ながら遊び応えがあり過去キャラの再登場もあるが、大量のバグが評価を落とした。 なし PS2/GC ロックマンX コマンドミッション 『ブレス オブ ファイア』スタッフが手掛けるRPG。シリーズのシステムを巧みにRPG仕様へアレンジし、外伝作ながら本家に匹敵する良クオリティに。 良 Win/iOS/Android ロックマンX DiVE オフライン Xシリーズを軸としたソーシャルゲームのオフライン版。 ロックマンDASHシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 ナンバリング PS/N64/PSP/Win ロックマンDASH 鋼の冒険心 広大な世界を冒険する新しいロックマンがここに。 良 PS/PSP/Win ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産 2作目もその出来は安定している。続編への期待も大きい。 良 スピンオフ PS トロンにコブン ボーン一家を主人公にしたスピンオフ。『ロックマンDASH2 エピソード1 ロールちゃん危機一髪!』も収録。 なし ロックマン エグゼシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 ナンバリング GBA バトルネットワーク ロックマン エグゼ 世代交代。今度の舞台は近未来&電脳世界。アクション、カードゲーム、RPGの要素を持った独自のシステムで送る新たなロックマン。 良 DS ロックマン エグゼ オペレートシューティングスター 『流星』とのコラボ。追加要素が上手く溶け込んだ良移植。 GBA バトルネットワーク ロックマン エグゼ2 正当進化し、システムの基盤は概ね完成された。 良 バトルネットワーク ロックマン エグゼ3 初期3部作の完結編。革新的な要素を備えると共にそのストーリーが魅力のシリーズ人気No.1。 良 GBA バトルネットワーク ロックマン エグゼ3 BLACK 『エグゼ3』のマイナーチェンジ版。WHFのイベント・コロコロコミックの通販での限定販売だったが後に一般販売に。 GBA ロックマン エグゼ4 トーナメントレッドサン/ブルームーン シリーズ初の2ver.同時発売。通信対戦にも大きくメスが入り、対戦バランスが大きく見直された。システムやグラフィックの一新によって大変革を起こすが、周回制によって評価を大きく損ねた。使ったナビを破滅させかねないダークチップが初登場。 なし ロックマン エグゼ5 チーム オブ ブルース/チーム オブ カーネル シミュレーションバトルを融合した「リベレートミッション」が特徴。好評の他ナビ操作も可能。またしても登場した恐怖…ダークチップと…光と闇が融合したソウルユニゾン・カオスユニゾン。 なし DS ロックマン エグゼ5DS ツインリーダーズ 『エグゼ5』2ver.をカップリング移植。DSを活用した新要素と向上した音質が特徴。 GBA ロックマン エグゼ6 電脳獣グレイガ/電脳獣ファルザー 最終作。DSではなく世話になったGBAで終わらせたいと語ったスタッフによるエグゼの最終章。紆余曲折あったがシリーズとして有終の美を飾った作品。当時は完結を惜しむ声も大きかった。 良 スピンオフ GC ロックマン エグゼ トランスミッション 制作はアリカ。本家を意識した横スクロールアクションで送るエグゼ唯一の据置機。時系列は1作目とエグゼ2の間だが、登場人物などの性格はアニメ準拠。 なし WSC ロックマン エグゼ WS 『エグゼ』初の横スクロールアクションでワンダースワンにて発売。アニメ版を原作にバンダイ指揮のキャラゲーという形式で制作され、カプコンは非関与。 ロックマン エグゼ N1バトル 同日発売され、基本内容も共通している。 GBA ロックマン エグゼ バトルチップGP ロックマン エグゼ4.5 リアルオペレーション 『4』において別売の周辺機器でプレイ可能だった「オペレーションバトル」に特化した作品。ロックマン以外のナビも選択可能。 なし AC ロックマン エグゼ バトルチップスタジアム カップリング・オムニバス PS4/Switch/Win ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション Vol.1 DL専売。GBA版『1』『2』『3』の各バージョンを収録。 ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション Vol.2 DL専売。GBA版『4』『5』『6』の各バージョンを収録。 ロックマン ゼロ / ロックマン ゼクスシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 ロックマン ゼロ GBA ロックマン ゼロ 『X』のさらに未来。壊滅した地球から始まる赤のロックマン。 良 ロックマン ゼロ2 プレイスタイルに応じてゼロは進化する。独自の要素を保ちつつ従来のシリーズに近いシステムへ。 良 ロックマン ゼロ3 屈指の熱いストーリーで描かれるゼロの隠された過去。 良 ロックマン ゼロ4 ロックマンにおける「敵の武器を使う」行為に特化したシリーズ完結作。そして、すべてがゼロになる。 良 ロックマン ゼクス DS ロックマン ゼクス 『Z』からさらに未来、今度のロックマンは探索アクション!? 良 ロックマンゼクス アドベント アクションは普通だが明らかに詰めの甘い部分が目立ちイマイチな出来に。 シリ不 カップリング・オムニバス DS ロックマン ゼロ コレクション 『ゼロ』4作品+新要素を1つのソフトに収録。 良 PS4/Switch/One/Win ロックマン ゼロ ゼクス ダブルヒーローコレクション 『ゼロ』『ゼクス』計6作品を収録したオムニバスソフト。インティ・クリエイツは関与していないが、全体的に丁寧に作られている。 良 流星のロックマンシリーズ 機種 タイトル 概要 判定 DS 流星のロックマン ペガサス/レオ/ドラゴン 『エグゼ』の後継作。少し鬱要素が多いがストーリーが魅力的。前評判は少々厳しいものだったが、完成度は中々のもの。 良 流星のロックマン2 ベルセルク×ダイナソー/ベルセルク×シノビ 新たなシステムを搭載し、戦闘の幅が広がった。しかし異常なエンカウント率が評価を損ねてしまう。 なし 流星のロックマン3 ブラックエース/レッドジョーカー 良好なBGMや『エグゼ』と差別化をはかった対戦システムが好評。ストーリーも最終作にふさわしいものに。 良 国内未発売 機種 タイトル 概要 判定 PS2/GC/Xb Mega Man Anniversary Collection ナンバリング8作品と『パワーバトル』『パワーファイターズ』を収録。 PS2/GC Mega Man X Collection 『X』シリーズ6作品と『バトル チェイス』を収録。 GG MEGA MAN 『4』と『5』がベース。ロックマンシリーズで唯一コンティニュー無し。 劣化 PC Mega Man 海外メーカーにライセンスを提供して製作された非カプコン製メガマン。 Mega Man III 上記の続編。『II』がどこに行ったのかは永遠の謎。 洛克人IQ旋風 台湾で発売された学習ゲーム。 洛克人の黄金帝國 台湾で発売されたシミュレーションゲーム。 洛克人大戰 同じく台湾で発売された戦略シミュレーションゲーム。 上記の他、韓国で携帯電話向けシューティングゲーム『Rockman Go Go!』がリリースされていたが、こちらは本Wiki取扱対象外。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 PS2 鬼武者 無頼伝 エグゼ版ロックマンとゼロが友情出演。 デュエル・マスターズ ~邪封超龍転生~ エグゼ版フォルテが友情出演。コラボイベントも存在する。 GBA 続・ボクらの太陽 ~太陽少年ジャンゴ~ 『エグゼ』『流星』とのクロスオーバーイベントが存在する。 良 新・ボクらの太陽 逆襲のサバタ 良 DS ボクらの太陽 Django Sabata シリ不 AC crossbeats REV. アーケードリズムゲーム。『ロックマン2』よりワイリーステージ1のアレンジ曲が収録。 賛否両論 PS4/One/PS3/360/WiiU/Win Mighty No.9 稲船敬二氏による久しぶりの『ロックマン』最新作! …え? これ『ロックマン』じゃないの?! なし Switch/Win Dragon Marked For Death 『ロックマン ゼロ』シリーズの開発スタッフによるアクションゲーム。 AC/NG/PS2/Xb SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS SNKプレイモア製作による、SNKとカプコンの競演格闘ゲーム。ゼロが「ロックマンゼロ」名義で参戦。 なし Win STREET FIGHTER X MEGAMAN カプコンUSAの25周年記念で無料配布。『ストリートファイター』シリーズのキャラがボスとして登場するロックマン。 執筆禁止 Switch セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online 『ロックマンメガワールド』を収録。 良 Switch ゲームボーイ Nintendo Switch Online ロックマンワールドシリーズ全5作を収録。 良 PS4/One/Switch/Win カプコンアーケード 2ndスタジアム 『ロックマン ザ パワーバトル』『ロックマン2 ザ パワーファイターズ』を購入可能。 Switch/Win NEOGEO POCKET COLOR SELECTION Vol.2 NEOGEO POCKET COLOR SELECTIONシリーズのオムニバス。『ロックマン バトル ファイターズ』を収録。 PS5/XSX/Win DEAD RISING DELUXE REMASTER ロックマンエグゼ、光熱斗、トロン・ボーンのコスチュームがDLCで収録。 ダウンロード版は2024年12月19日以降記事作成可能。 CAPCOMクロスオーバー関連作品シリーズ 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ 『for』以降、ロックマンがファイターとして参戦。 スーパーロボット大戦シリーズ シリーズ30周年記念で『X-Ω』にまさかの参戦。ロックマン、ロール、フォルテ、ブルースと『2』のボス達が出演。 モンスターハンターシリーズ 『4G』『クロス』『ワールド』『ライズ』にロックマン風オトモ装備が登場。 ガンヴォルトシリーズ シリーズに係わりのある稲船敬二氏と『ゼロ』シリーズのインティ・クリエイツによる作品。『ロックマン』と強い繋がりを持つ。 シリーズ概要 ファミコンで発売された初代『ロックマン』を原典とする、カプコンを代表する横スクロールアクションゲームシリーズ。 科学が発達し人間社会にロボットの存在が大きく溶け込むようになった近未来を舞台に、正義の少年ロボットであるロックと世界征服をたくらむ悪の科学者であるDr.ワイリーの因縁の戦いを描く『ロックマン』シリーズ。 そちらよりも未来の時代を舞台に、レプリロイドと呼ばれるロボットたちの反乱に立ち向かうイレギュラーハンター・エックスの戦いを描く『ロックマンX』に大まかに分かれている。 さらに、そこから設定や世界観を継承しつつ独自に発展させて展開する『ロックマン エグゼ』『ロックマン ゼロ』と言った派生シリーズが多く作られている。
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/493.html
ロックマン4 新たなる野望!! ロックマン4 新たなる野望!!データ 概要 CM 裏技 他作品との関連 データ カプコン:2009年02月09日配信(Wii)/2012年10月17日配信(3DS) カプコン:1991年12月06日発売 ジャンル:ACT プレイ人数:1人 コントローラ(Wii):リモコン・GC・クラコン 販売ポイント:500 使用ブロック数Wii 15(-) 3DS -(-) 紹介ページWiiVC公式 3DSVC公式 概要 ロックマンシリーズ第4弾。 チャージショットの登場、弱点武器でのダメージが均一化されるなど、シリーズの基本システムが完成。 また、会話デモが入る場面があり、よりストーリー性が高まった。 新キャラクター「エディ」が登場。 特定の場面でアイテムを運んできてくれる。出現するアイテムはランダム。 今作の敵は新キャラクターのDr.コサック率いるコサック軍団。 新たな敵にロックマンが立ち向かう! ゲーム開始前のデモで、ロックマン誕生の経緯が(ゲーム中で)はじめて明かされた作品でもある。 CM 裏技 他作品との関連 VCで配信されているソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン(FC) ロックマン2 Dr.ワイリーの謎(FC) ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?(FC) ロックマン5 ブルースの罠!?(FC) ロックマンXシリーズロックマンX(SFC) ロックマンX2(SFC) VC配信が期待されるソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン6 史上最大の戦い!!(FC) ロックマン7 宿命の対決!(SFC) ロックマン メガワールド(MD)(1・2・3の移植) ※7と9の間の8はPSかSSの作品なのでカプコンに移植してもらうかオリジナル版を買うしかない。 ロックマンシリーズ(その他)ロックマン&フォルテ(SFC) ワイリー&ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス(FC) ロックマンズサッカー(SFC) ロックマンXシリーズロックマンX3(SFC) その他ロックマンロックマンDASH 鋼の冒険心(N64) 現在入手できる中でお勧めソフトロックマン9 野望の復活!!(wii:wiiware) ロックマン10 宇宙からの脅威!!(wii:wiiware) ロックマンゼクスシリーズ(DS) 流星のロックマンシリーズ(DS) タツノコvsカプコン CROSS GENERATION OF HEROES(wii) TATSUNOKOvsCAPCOM ULTIMATE ALL-STARS(wii)本作のヒロイン(?)にあたる「ロール」がプレイヤーキャラとして登場する。その他には「ロックマンDASH」の主人公ロックも登場。 ロックマンロックマン(PSP) イレギュラーハンターX(PSP)
https://w.atwiki.jp/nintendo_vc/pages/320.html
ロックマン2 Dr.ワイリーの謎 ロックマン2 Dr.ワイリーの謎データ 概要 CM 他作品との関連 データ カプコン:2008年08月26日配信(Wii)/2012年08月08日配信(3DS) カプコン:1988年12月24日発売 ジャンル:ACT プレイ人数:1人 コントローラ:リモコン・GC・クラコン 販売ポイント:500ポイント(Wii/3DS) 使用ブロック数Wii 89(20) 3DS -(-) 公式ページVC公式(Wii) VC公式(3DS) 攻略ページロックマン2 Dr.ワイリーの謎 攻略・解析 紹介ページhttp このソフトが遊ばれた時間・回数(ニンテンドーチャンネル2011年4月27日更新分)全国の合計:128,748時間 199,150回 1人あたりの平均:6時間10分 9.52回 概要 ロックマンシリーズ第2弾。 基本はそのままに、全体的にブラッシュアップされた内容となっている。 難易度はシリーズ中でも高い方として有名。 ただ、前作よりは簡単に感じる部分もある。 シリーズ中でも高い人気を誇っており、有名なボスキャラ募集が開始された記念すべき作品でもある。 やっておいて損はない。 CM 面白さ2倍!究極の痛快アクションゲーム ロックマン2 Dr.ワイリーの謎 他作品との関連 VCで配信されているソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン(FC) ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?(FC) ロックマン4 新たなる野望!!(FC) ロックマン5 ブルースの罠!?(FC) ロックマンXシリーズロックマンX(SFC) ロックマンX2(SFC) VC配信が期待されるソフトロックマンシリーズ(本編)ロックマン6 史上最大の戦い!!(FC) ロックマン7 宿命の対決!(SFC) ロックマン メガワールド(MD)(1・2・3の移植) ※7と9の間の8はPSかSSの作品なのでカプコンに移植してもらうかオリジナル版を買うしかない。 ロックマンシリーズ(その他)ロックマン&フォルテ(SFC) ワイリー&ライトのロックボード ザッツ☆パラダイス(FC) ロックマンズサッカー(SFC) ロックマンXシリーズロックマンX3(SFC) その他ロックマンロックマンDASH 鋼の冒険心(N64) 現在入手できる中でお勧めソフトロックマン9 野望の復活!!(wii:wiiware) ロックマン10 宇宙からの脅威!!(wii:wiiware) ロックマンゼクスシリーズ(DS) 流星のロックマンシリーズ(DS) タツノコvsカプコン CROSS GENERATION OF HEROES(wii) TATSUNOKOvsCAPCOM ULTIMATE ALL-STARS(wii)本作のヒロイン(?)にあたる「ロール」がプレイヤーキャラとして登場する。その他には「ロックマンDASH」の主人公ロックも登場。 ロックマンロックマン(PSP) イレギュラーハンターX(PSP)
https://w.atwiki.jp/rocnove/pages/90.html
1話 ロックがヘヴンから帰ってきてから1年程たったある日、その事件は起きた 「トリッガ-、どこにいるの? トリッガ-」慌てているようなそうでないような 感じでユーナがロックを探していた 「どうしたんですか、ユーナさん」部屋からロックが出てきて答える 「あ、いたいた どうしたもこうしたもないわよ また『古き神々』が目覚めたのよ しかも今回のはなんか変なのよ」 「またですか・・・・・ 今回で何回目だろう・・・・・」ロックが疲れたように言う しかしそう言うのも無理はない。ヘヴンから帰ってきて間もない頃は、2週間に ひとつぐらいのペースで目覚めていた『古き神々』がここ一週間では毎日目覚め、 昨日と一昨日は2ケ所も目覚めた為かなりハードだったのだ。 今日はまだそういった事もなく、 ロック自身「昨日一昨日とあれだけ頑張ったんだから今日ぐらいはないだろう」と思っていた しかし現実は甘くない為こうである 「ん? なんか言った?、トリッガ-」 「いえ、別に何も ところで何が変なんです?」少し慌てた感じでロックは言い直す 「あ、そうそう その事なんだけど、いままでは遺跡が急に独自の活動を始めてたで しょ? 今回も急に活動を始めた事に変わりはないんだけど・・・・・・」 「けど・・・どうしたんです?」 2話 「なんていうかその・・・・向こうから名指しで指名があったのよ。」 「は? 何を言ってるんですかユーナさん。冗談はやめて下さいよ。 それとも僕にその名指しされた人の護衛でもしろと?」 そう言いながら部屋に戻ろうとするロック。しかも少しおこりぎみである。 そこへセラがやってきて、 「『ロックマン・トリッガーことロック・ヴォルナットを連れて来い』 先ほど目覚めたばかりの遺跡からだ」 と真顔で言う。さすがにセラに言われると説得力があるようで、 「ホントですか?」とつい聞き返してしまう。 その反応を見たユーナが少し怒りながら、 「トリッガ-、何よその反応…なんであたしの言う事は信じないでセラちゃんの言う事は 信じるわけ~ ひっど~い」 「いや、そういうわけじゃあ・・・・・・・・」とロックがごまかし(?)の言葉を言うも 「じゃあどういうわけよ~」とユーナがつめよる。 「いや・・その・・」と困っているロックを助けるがごとくセラが 「おぬし達、今はそんな事をしている場合ではないだろう。それよりも何故『古き神々』 がトリッガーの今の名前を知っておるのだ?」 「確かに言われてみればそうね」とユーナ 「そういえばそうですね」とロックも言う 「おぬし達、感心している場合ではないだろう・・・ この『古き神々』はもしかしたら・・・」 「もしかしたら・・・・」ロック、ユーナが声をあわせて言う 「トリッガ-のことを常に監視していたのかもしれぬ。方法はわからぬがな。 突然活動を再開したように見せかけて呼び出したのもおそらく何かわけがあるはずだ …行ってはくれぬか? それにお主の過去の事もわかるやもしれん」とセラ。 「・・・・・・わかりました、行きます」ロックは少し考えてから言った 3話 早速その遺跡に行きディグアウトを開始する。 ヘヴンから帰ってきてからはサポートが二人に増えた。 ロールちゃんとトロンちゃんだ。何故トロンちゃんがサポートをしているのかわからないので、 データに聞いてみたら『ああ、トロンちゃんはねロックを助けるのに 協力した時お金をいっぱい使っちゃったらしくて 少しでも返してもらいたいから一緒に来てるらしいよ (本当の事言ってもいいんだけどロックに言ったらどうなるかわかんないしね。 こんなふうに言っておけばロックは納得するでしょ)←<データの心の声>』 と言っていた。 トロンちゃんは家族のティーゼルやボン、それに40人いるコブン君たちはどうしたのだろう。 いまいちサポートをしている理由がわからないけどそんなことはまあいいや。 でも困った事にこの二人、僕が戦闘中だろうと休んでいる時だろうとなんだろうと 無線をきらずによく口喧嘩をしている。しかも大声で。『船頭多いと船山登る』とは この事だなと実感する。それが嫌で『サポートの順番を決めてくれないかなあ? ディグアウト中に口喧嘩されると困るんだけど・・・・・』と言ったら二人に 『ロックは黙ってて!!』と言われた。何故こういう時の息はピッタリでサポートの時は てんでバラバラなのだろうと思う。だがなんにしろ僕の立場は、ない。 そんな事を思っていた矢先にまた口喧嘩が始まる。 目の前にはリ-バードのシャルクルスやホロッコ、更にはマンムーまで迫ってきている。 念のため持ってきたシャイニングレーザーでさっさと倒すが、その間も口喧嘩が続いている。 怒りたいのだが怒ると矛先がこっちに向くし、なによりもう呆れている。 もう無視するしかないと思った。 そう思いながら進んでいくと横にふと気になる小部屋を見つけた。 部屋の中には宝箱があった 中にはかなり古い書物が入っていた。 4話 「かすれててよく読めないな… えっと……『ロックマンXに関するレポートと考察』? なんだこれ?中には何が書いてあるんだ?……だめだ かすれてて全く読めないや ん~わかるのは人型のロボットの図案が書かれている事ぐらいかなあ。 ロックマンって表紙に書いてあるから オリジナル・ヒト・ユニットの『ロックマンシリーズ』の事かな? セラさんやユーナさんに聞けばわかるかな?とりあえず持って帰ろう」 そしていまだ続いている口喧嘩を聞きながらどんどん進んでいき、 遺跡の最深部と思われる所まで来た。 カトルオックス島のように扉はでかく、まわりの壁は白い そしてお約束(?)といわんばかりに無線は途切れた。 こんな大事な所で口喧嘩が聞こえなくなったのはちょうどいい。 そして僕は扉を開けた。 「なんだ、ここ?今までと違ってまわりが赤い。まさに真紅だ」 そう言いながらロックは部屋の奥にあるカプセルに気がついた。 近寄ろうとするとそのカプセルが開き、 中からオレンジ色のア-マーを着た人型の物体が現れた 顔はいわゆる美形 髪の毛は短く、 まぶしいような金髪でどこかからすきま風でも流れ込んでいるのだろう。 わずかになびいていた。 そしてそれが入っていたカプセルは奥に扉でもあったのか奥へと消えていった。 ロックはそれを見た時、何か言い様のないものを感じた 「あなたですか? 僕、ロック・ヴォルナットをここに呼んだのは」 カプセルから出てきた人型のそれにロックが尋ねた 「…そうだ私だ…ロック・ヴォルナットを呼んだのはこの私だ…… ……そうか…お前がマスターの言っていたトリッガ-か……」 人型のそれが懐かしむように言った 5話 「あなたは誰です?『古き神々』のはずなのに 何故僕の名前を知っているんです?」 ありのままの自分の疑問を聞くロック。 「まだ名乗っていなかったな…私の名はロックマン・ランム…… 太陽神の名を受け継ぎし者だ。勘違いしているようだが 私は『古き神々』ではない…お前と同じマスター達に 作られたオリジナル・ヒト・ユニットだ……」 ランムと名乗るものが答え続ける。 「私はある事情によりマスターからお前の監視を仰せつかったのだ。 だからお前の今の名前を知っているのだ」 「マスターが?何故そんな事を?それにどうやって?」 ロックは困惑しながら聞いた。記憶の中で見たマスターは そんな事をするような人物ではなかったからだ。 「お前がデータを作るまでは小型の監視ロボットを使っていたが、 お前がデータを作ってからはやつに小型のビデオアイを埋め込んだ。 もちろんやつの記憶にその事はない、と言うかこちらで抹消した。 余談だがこの時にデータをかなり改造した」 淡々と話すランム。ロックはこの時 「(だからデータって大気圏突入できるのか・・・・・・)」などとのんきな事を考えていた 「理由はマスターからの伝言で『時が来たらトリッガー君を試して欲しい』と・・・・」 6話 「その『時』とは?」アホな事(?)を考えるのをやめ、ロックはランムに聞く。 「…へヴンの機能が停止してから1年程経ち、当たり前だがお前が生きている事だ… ここはとりあえずへヴンからは独立しているからな。その程度の事はすぐにわかる」 「つまりそれが今だと?」 「その通り、今から試練を与える。死にたくなかったら、 お前の持てる全てでこの試練、見事乗り越えてみせろ!」 静かな口調からまるで別人のように激しい口調へと変わるランム。 まわりの壁の色が一瞬にして赤から青に変わり、 目の前には先ほどとは明らかにプレッシャーの違う人物がいた。 ロックは目を疑った。そこには自分がいたからだ。 いや、自分そっくりの人物がいたと言うべきだろう。 「あなたは…?」全くもって訳がわからないロックが目の前の人物に聞く。 「私は…一等粛正官……ロックマン・トリッガ-………」 自分そっくりの人物が答える。するとどこからかランムの声が聞こえ、 「そいつと戦うのが試練だ…過去の自分を見事乗り越えてみせろ… 私が乗り越えたと判断したら試練は終了だ…言っておくがそれは幻ではないぞ」 それ以後ランムの声は聞こえなくなった。 目の前の自分、トリッガ-がロックに向け異常なスピードで接近し、 バスターを撃ってくる。ロックは避けようとするもア-マーにかすってしまった。 かすったとはいえ威力は凄まじいようでア-マーにヒビが入り、 ロック自身も衝撃を受けた。 7話 「そ、そんな!このア-マーはロールちゃんとトロンちゃんの合作で、 今までのどんなア-マーよりも硬いのに…もうやつの攻撃には当たれない! 全部避けるしかない!いや……全部避けてみせる!」 そう言いながらもロックは内心恐怖していた。 「グランド・ノヴァ!」 そう言いながらトリッガーは斜めの方にバスターを乱射した。 「? どこに撃っているんだ…?!まさか!」 後ろを向くと予想通りバスターが飛んできた。 全てを間一髪で避けるものの、一発だけヘルメットに当たり粉々に砕け散った。 「くっ!ヘルメットまで…だけど今がチャンスだ!シャイングレーザー!!」 ヘルメットの事も気にするが相手が隙を見せたのですかさず シャイングレーザーを打ち込むロック。 「ぐああああああああああああああ!」 見事に当たり吹っ飛ぶトリッガ-。 手応えを感じたロックは撃つのをやめた。 「倒せたか!?」その期待は無惨にも打ち砕かれた。 立ち上がるトリッガーを目の前にして絶望するロック。 最強武器であるシャイングレーザーが効かないのだから ……ロックの目には生気がすでになかった。 トリッガ-がロックめがけてバスターを撃った アーマ-が粉々に砕け、ロック自身も壁まで吹っ飛んだ。 なんとか立ち上がるもののロックにはなす術がなかった。 ロックはあまりの恐怖に『死』を感じた。 過去のディグアウトで恐怖を感じた事はあるが、 『死』を感じる恐怖は初めてだった。 「ここまでか…意外とあっけないものだ」 そう言いながらトリッガーはとどめのバスターを撃った。 「………はっ! 危ない!」 ロックは当たる直前で我に帰り、間一髪直撃は避けたと言っても 右腕に当たり、シャイニングレーザーは使い物にならなくなった。 8話 「そうだ……!たとえ勝ち目がなくてもロールちゃんやトロンちゃん、 バレル博士達が、僕の帰りを待ってくれている人がいるんだ! 僕の帰りを待っている人がいる限り、僕は…負けるわけには… いや、死ぬわけにはいかない!」 ロックがそう言うと周りが元に戻り、目の前にはロックマン・ランムが立っていた。 「? 一体…何が起きたんだ……?」 「今のは私が造り出したヴァーチャル・リアリティだ… 本物ではないが痛みなどは現実と同じように感じるのだ…お前の『絶望』 と言う名の恐怖に打ち勝つ心、しかと見届けた」 「じゃあ僕は試練をクリアしたのか?」 「その通りだ……そして、これを……」 ランムはふところからICチップを出し、ロックに手渡した。 「これは?」 「マスターからお前宛の伝言だ…確かに渡したぞ…10数年か…長かった…… これで私の役目も終わりを告げる……私に見せたその心、決して…忘れるでないぞ… さらばだ」ランムは微笑みながらそう言った。 「ちょっと待って下さい!まだ聞きたい事が…」 ロックの声が聞こえなかったようにランムはドアの奥に去っていった。 ロックがドアを開けようとするもカギが掛かっていたらしく開かなかった。 ドアにバスターを撃っても傷一つつかなかった。ロックは 「シャイニングレーザーなら・・・」 と思ったが先ほどの戦闘で壊れてしまったので諦めざるをえなかった。 「……ク? ロック聞こえる?」 「つながったの!? どきなさいよあんた! あたしが先よ!」 「なによ、トロンこそ!」 またロールとトロンの口喧嘩が始まった。 それを聞いたロックは安心したのか、その場に座りこんだ。 9話 地上に戻ると地下で何があったかセラとユーナに報告していた。 「最深部でロックマン・ランムという人にあい、試練を受けました」 「ロックマン・ランム?誰それ?あたし聞いた事ないわ」 「何を言っているのだユーナ、昔マスターから聞いた事があるだろう。 『オリジナル・ヒト.ユニットには司政官や粛正官タイプの他に 試練官タイプがいる』と。確か試練官には特殊能力を 持った者がなっていたはずだ。確かそやつの特殊能力は 『ヴァーチャル・リアリティ・ホログラフィー(仮想現実と立体映像)』 だったはずだ。おおかた異常に強い過去の自分とでも戦ったのだろう」 「ええ、そうです。何でも『恐怖に打ち勝つ心』があるかの試練だったらしくて…」 「それで見事合格したってわけね~」 「はい。なんか叫んだら周りが元に戻って……」 この言葉はユーナのいたずら心(?)を刺激した。 「さけんだ?なんて?あ、トリッガ-もしかして 『僕には好きな人がいるんだ!』とでも言ったんじゃないの~?」 「そそそ、そんなわけないでしょ!どういう話の流れでそうなるんですか!」 少し(かなり?)慌てるロック。 それもそうだ。違う事を言ったにしても今思えば少し恥ずかしいセリフだ。 知られるのは嫌だろう。 「慌てる所がまた怪しいわねえ~? あ、トリッガ-『僕はユーナさんの事が好きだ-』とでも言ったんじゃないの~? あたしは別にいいわよ?」 「何がいいのだ、ユーナ。確か他にも試練官はいたはずだ。 また来るやもしれん。気をつけるのだぞ。」 「あら、セラちゃんらしくないわね~『気をつけるのだぞ』な~んて」 「うるさい!少し黙っとれ!とにかく、 また『古き神々』が目覚めるまでしっかり休んでおくのだぞ」 「それと……」 「ん? まだ何かあるのか?」 「ランムからマスターの伝言が入っていると言うICチップを貰いました」 そう言いながらランムは貰ったICチップを出した。 「なんだと!? 貸せ! さっそく見るぞ!」 セラはロックの手からICチップをひったくり、データを読みこんだ。 10話 「セラちゃんすごい剣幕で取ったわね~」と小声でユーナ。 「そうですね」ロックもうなずく。そんな事を言っていたら… 「読み込みが終わったぞ!」とセラ。 それはいわゆるビデオレターだった。 3人はモニターに映っているマスターに釘付けになった。 『トリッガ-君、君がこれを見ているという事は僕はもうこの世にはいなく、 そして僕の頼み通りシステムを破壊し、試練に合格したのだろう。 もしかしたら横にセラとユーナもいるのかな? それはそうと君がリセットを掛けた時の為に 僕の『遺伝子コード』がどうなったかを伝えよう。 …君は僕の『遺伝子コード』を貰うとすぐに、 その場で破壊した。僕がお守りとして君に渡し、 “必要がなくなったら処分してくれ”と言ったら君は僕の目の前で破壊した。 笑顔で“もう必要無いですよ”と言ってね。 だから僕の『遺伝子コード』はもうないはずだ。セラは落胆すると思うが 君が選んだ事だ。僕から文句はないよ。それと試練の事だが、 今回のも含めて三つある。残りの二つがいつかは秘密にしておこうと思う。 もちろん試練の内容もだ。ただこれだけはわかって欲しい。 これはただ君を試す為だけではないという事を。 そしてこの伝言の最後に一つ、 残りの試練をクリアすればまた僕の伝言が貰えるはずだ。 まだ聞いてもらいたい事もあるので、頑張って試練を乗り越えてもらいたい。 とりあえず試練官にはトリッガ-君を殺さないようにと言ってあるけど、 試練官ってあまり僕の言う事を聞かないから気をつけてね。 それじゃあ……また』 そのあとはメッセージがないようなので セラが手元のリモコンでモニターのスイッチを消した。 「……………」伝言が終わって、3人はしばらく何も言わなかった。 いや、おそらく何も言えなかったのだろう。 ……しばらくしてセラがその沈黙をやぶった。 11話 「トリッガーよ、『マスターの遺伝子コード』については気にする事はない。 お主が処分してしまったのは残念だが……いたしかたあるまい」 「……」ロックは黙っていた。何を言えばいいかわからなかったからである。 それに気づいたユーナが、 「そうよトリッガ-。気にする事ないわよ」 「…そう、ですよね。僕が言うものなんですけど過ぎてしまった事ですし…」 そう言うもののロックにはあまり元気がなかった。 「でもセラちゃんもずいぶん大人しくなったわね~ 『マスターの遺伝子コード』が無いってわかったら絶対怒ると思ってたのに」 「なんだとユーナ?私は怒らなければならなかったのか?」 ユーナの言葉に対し、あきらかに怒っているセラ。 「冗談よ冗談。セラちゃんそんなにおこんないで~」 そう言いながらユーナはロックに片目でウインクした。 それに気付いたロックは内心ユーナに感謝した。 するとトロンの声がスピーカーから流れてきた。 「ロック! また『古き神々』が目覚めたわ。 疲れているでしょうけど行ってきて!」 「……」3人は一瞬黙った。 「大変だな、トリッガーよ」 「トリッガーかわいそ~」 ロックの沈黙の中セラとユーナが言った。 「……はい。それじゃあまた行ってきます。」 ロックはとてもだるそうに言った。 (当たり前と言えば当たり前だが) 「(なんで僕ってこう女の人のしりに敷かれるんだろう。 それにみんなは本当に僕の帰りを待ってくれているのだろうか。……あっ! そういえば遺跡で手に入れたこの本の事、言うの忘れてた。まあいいか。 そんなに急ぐものじゃないと思うし……)」 そう思いながらロックはディグアウトの準備を始めた。 それが第2の試練とは知らずに… -エピローグ- ランムはカプセルに戻ってからトリッガー、つまりロックの事を考えていた。 「何故私は試練が終わったあとあいつに話し掛けなかったのだ!? やはり自分の事を忘れられていたからか? 何故だ! 何故……!」 ランムはわかるはずのない疑問を考えていた。 ……やがてランムは祈り始めた。トリッガーの無事と幸せとを…。 ヒトとして、機械として、試練官として。 …そして……『かつての友」として…。 ランムは覚める事のない眠りについた。 友に忘れ去られた事の哀しみと、立体映像でない『本物』の友の顔を見れた事の 嬉しさとを噛み締めながら……。 一つ例外があるとすればトリッガーの…『友』の身に何かがあった時だろう。 その時は目覚め、必ずあいつのところに行くだろう。 『試練官』という敵としてではなく、『友』という味方として…。 そうなる事がないようにと願いつつ……。 ………ランムのほほを………つたうものがあった。 -第1章 完-