約 1,234,648 件
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/649.html
レミリア10 うpろだ1121 7年ほど勤めいていたホテルを退職した。 退職した理由だが、俺が研修した新人があろうことかパーティーの配膳中、主賓に料理をこぼしてしまった。 あわてて謝罪と処理をし、なんとかその場は納め事なきを得た。 そして後日、もう一度フロア長であった俺と上司とで謝罪にいった。 先方はその時の新人に責任を取らせろ。と行ったが、研修したのは俺であり、配置を考えたのも俺だった。 結果として俺は責任を取って退職する事にした。 長年勤めた職場で未練もある、だが筋は通しておきたかったし、事を円満に収める為には誰かが退職しなければならないような剣幕だったので俺が退職する事にした。 高校を出た後、実家の旅館に嫌気が差し、次男に後を任せて勘当同然で飛び出しサービスの道に進み、今の職場に就職し、とにかくがむしゃらに勤めてきた。 そのかいあって功績は認められ、フロア長にもなった。日々忙しい中でも仕事の時間は実に充実し、これからも更に頑張ろうとしていた所での退職だった。 職場の上司や部下に挨拶を済ませ、荷物をまとめて外に出た。 いつもは従業員用の出入り口から入るのでホテルの外観をあまり見なかったが、改めて眺めてみるとずいぶんと大きく感じた。 見ていると涙腺が緩むのを感じたので、俺は足早に慣れ親しんだ職場を去った。 帰路、長い間張り詰めてきた糸がきれたかのように何もやる気が起きず、かといって家に向う気も起きず、とにかくどこか遠い所へ行きたかった。 何も考えずに電車に乗り、降り、また乗る。 そうこうしているうちに夕方になり、駅の看板を見るとどうやら岩手まで辿りついていた。 岩手といえば幼少の頃、岩手にある叔父の家によく兄弟で遊びに行っていた事を思い出した。 今ではすっかり疎遠になってしまったが、ここまで来たのなら久々に叔父の家に行ってみようと思った。 叔父に話してみれば今のこの気分も少しは晴れるかもしれない。そう考えると足取りも少し軽くなった。 なんとかバス停の名前だけは憶えていたので、そこまでバスに乗って行く事にした。 町外れのバスを降りると、辺りはすっかり暗くなり、空は雲のおかげで月も出ていないが、初秋の心地よい風と虫の声に包まれた。 深呼吸すると都会とは違う清々しい空気が体内に送り込まれ、退職してから初めてすがすがしい気分になった。 そして、幼少の記憶を手繰り寄せるように道を歩んでいった。 ・・・が、見事に道に迷った。 途中で分かれ道を間違えたのだろうか?一時間ほど歩いて何も無いというのは、やはり道を間違えたのかもしれない。 だが、いざとなったら一晩ぐらい野宿しても死にはしないだろう、という確証もあった。 どうせ昼になれば見晴らしは良くなる。 そのまましばらく歩いて行くと、急に足に感触があり、その場で後ろ向きに転んだ。 一瞬何が起こったのか理解できなかったが、少なくとも頭はうたずに済んだ事はわかった。 何か変なものでも踏んだのだろうか・・・。倒れた時に背中を打ったらしく、少々痛みを感じたが、起き上がって足元を見回した。 見回したが、何もそれらしいものは発見できなかった。 辺りは溢れんばかりの月光に照られているので、それらしいものがあればすぐにわかるはずだが・・・。 ・・・そういえば月なんて出ていただろうか。 少なくとも、俺がバスを降りた時には出ていなかった筈だ。だが、今は真っ青な月により、辺りは照らされていた。 気がつけば辺りの様子も先ほどまでとは何かが違う事にも気づいた。 さっきまでは周囲で虫の鳴き声しかしなかったが、今は時折犬だか何か良くわからない動物の鳴き声が聞こえてきて気味が悪い。 明らかにおかしい。 道路はいつのまにかアスファルトですらなくなっていた。 いくら幼少の頃の記憶を辿っても、こんな所は思い出せない。 俺は迷うことなく元来た道を戻ろうとした。 だが、振り返ってみると後ろには森が広がっていた。 いくら暗かったとはいえ、森を歩いていたら流石に気づく。 いつのまにこんな所に迷い込んだんだ。一体ここは何処なんだ? 携帯を開いてみると圏外、俺の頭は完全に混乱状態に陥った。 時刻を見てみると20時を回ったところだった。まだこの時間ならば誰かいるかもしれない。混乱した頭でとにかく助けを求めて叫んだ。 叫びながらも歩き続け5分が立ったところだろうか、後ろから何かの気配を感じて振り返った。 そこには熊・・・だろうか大きさ2メートルほどの4足の獣が目を光らせていた。本能がヤバイ、と告げていた。 間髪置かずに俺は荷物を放り出し、反転して駆け出した。 後ろから獣が追ってくるのが気配でわかった。 いくら走れども背後の気配は一向に消えない。それどころか距離が縮まってくるのを感じる。俺は全速力で走り続けた。 ろくな呼吸もなしに駆け出したので、心臓が悲鳴をあげている。 そもそも俺は何故こんな所にいるんだろうか、あの時新人に責任を取らせれば今もいつもと変わらない日常ではなかっただろうか? そんな考えが頭をよぎりつつも、とにかく俺は逃げ続けた。 駆け出して数分、すでに肺も心臓も限界を迎え、走るスピードも見る見る遅くなっていく。 同時に足がもつれ、前のめりに倒れた。 起き上がろうとするも、目の前には獣が回りこんでいた。 それでも逃げよう、と思い、膝をついたが足が震えてどうも立ち上がれない。 見上げると月夜に照らされた長い爪が振り下ろされようとしているところだった。 おそらく数秒後に来るだろう痛みに向け、俺は反射的に顔を背けた。 バシュッ!という空気を切る音がした後、顔に温かく、生臭い液体がかかったのを感じた。 十秒ほど経っただろうか、まだ痛みは感じない。 何が起こったのか、未だに体を襲わない痛みを不審に思い、俺は恐る恐る目を開けた。 そこには、俺の目の前に立っていた獣が串刺しになり、血を噴出しながら倒れている光景だった。 真紅の槍が突き刺さり、俺を襲おうとした格好のままで絶命していた。 いつのまにか真赤になっていた月が、さっきまで獣だったものを照らしている。 助かったのか、もしそうならば助けてくれた人がいるはずだ。 そう思って槍の柄の方を目で追っていくと必然的に月を見上げる事になった。 そこには月を背負って人影があった。 背丈は少女のものだが、背中には不釣合いな羽。間違いなく異型の存在だった。 だが、月を背負うその姿はとても美しく、貴く、恐ろしかった。 何かこちらに向けて話しかけたのが聞こえたが、その姿を見ての感動と恐怖、先ほどの逃走劇の疲れで俺の意識は途切れた。 目が覚めると、知らない天井だった。 俺は何故こんな所にいるのだろう、と考えていると昨夜の出来事を思い出した。 得体の知れない獣に追われ、その後に何者かに助けられた所で俺の記憶は終わっている。 悪い夢であればいいのだが・・・。とりあえず、今の時間を確認する為に腕時計を見ようとすると、手と腕に昨夜の獣のものであろう赤黒い血の跡がこびりついている。 やはり昨日の出来事は夢ではなかったのだろうか。 それでも信じられなかった俺は、試しに頬をつねってみる。鈍い痛みを感じ、現実であるという事実に引き戻される。 とりあえず現状を把握しようと周囲を確認すると、どうやら建物の一室のようだ。 ぱっと見ただけで調度品は高価な物であるという事がわかり、掃除も行き届いている。 だが、全体的に窓が少なく、配色が赤く、一般的な建築ではない。この館の主の趣向なのだろうか。 念のために携帯を取り出すが、やはり圏外。電池の問題もあるので、俺は電源を切っておく事にした。 それにしてもここは一体どこなのだろうか・・・。 これだけ立派な部屋には電話なりで使用人を呼ぶ手段があるはずだ。 それらしきものがないか確認すると、扉の隣にチャイムが置いてあった。 鳴らすと、独特の高い金属音が扉の外から響いた。 使用人が来るまでの間、窓から外を眺める事にした。 窓からは屋敷の庭と門、その奥には湖が広がっている。屋敷全体が湖に囲まれているのだろうか。 それにしては船着場も橋も無いのにどうやってこの館に入るのか、不思議だった。 考えているうちに、コンコン、とノックする音が聞こえた。 「はい、どうぞ」 答えると「失礼いたします」と、女の声がして、ゆっくりと扉が開いた。 礼儀正しく入ってきたのは、銀色の髪、整った顔立ち、そして奇妙なメイド服を身にまとったメイドとおぼしき女性だった。 10代後半に見えるが、全体から醸し出す雰囲気はもっと大人びている。 「何の御用でしょうか?」 メイドの声で思考をやめ、一番聞きたかった事を口にした。 「一体ここは何処なんですか?」 俺は最初に疑問に思っていることを口にした。 「ここは紅魔館。主のレミリア・スカーレットの館ですわ」 随分と日本語離れしてきた名前が出てきたが、気にせず質問を続ける事にした。 「紅魔館とは?携帯も繋がらないのですが、ここは日本の何処にあたるのでしょうか?」 メイドは少し考え、こう答えた。 「ここは幻想郷、あなたの住んでいた世界とは少し違う世界ですわ」 違う世界とは一体何なのだろうか・・・、どうも話が噛み合っていない気がする。 一先ずこの件はおいて、質問を換えることにした。 「昨夜、獣に襲われていた私を助けてくれたのはあなたですか?」 「いえ、私ではなく主のレミリア様ですわ。ちなみに血まみれだったあなたを運んだのは私」 こんな少女に運ばれるとは・・・、少々恥ずかしかったが、感謝の意を伝えておいた。 「それは有難うございました。あなたの主にも礼を言いたいのですが、あわせて頂けませんか?」 「お嬢様はただ今お休みになっていますので、また起きた時に連絡いたしますわ」 「感謝します。それと、できればお風呂を貸して欲しいのですが」 いい加減この獣の血を洗い流しておきたかった。衛生的にも良くないし、血まみれと言うのは不快だ。 「それでしたら部屋の奥に添えつけのバスルームがありますので、そちらをお使いください」 メイドが指した方向にはバスルームに繋がっていると思われる扉があった。 「それでは、御用がありましたらまたおよび下さい」そう言ってお辞儀をし、メイドは出て行った。 いろいろ腑に落ちない事はあったが、まず風呂に入って落ち着くことにした。 全身についた血を洗い流し、風呂から出た後は添えつけのバスローブを纏ってベッドに寝転んだ。 寝転んでから気づいたが、いつのまにかベッドのシーツも布団も換えられている。 メイドの手際の良さに驚きながらも、思考を巡らせていた。 どうしてこんな所にいるのか、昨夜は一体何があったのか・・・。 だが、いくら考えても結論は出ない。唯一確かなのは、ここは日本ではなく、幻想郷の紅魔館という事だけだった。 物思いに耽っていると、いつのまにか時刻は16時を回っていた。 こんな時間まで休んでいるとは、この家の主はどんな不摂生な生活を送っているのか不思議に思った。 そういえば、着替えはどうしたのものかと気づいた。命の恩人に血まみれの服やバスローブで挨拶など失礼極まりない。 ふと添えつけのタンスの方を見ると、退職する時に持ってきた大き目のカバンが目に入った。 獣にから逃げる時に慌てて放り投げて来たのだが、先ほどのメイドが拾ってくれたのだろうか。 あの中には仕事で使っていた道具と燕尾服が入っているはずだ。奇妙な格好かも知れないが、少なくとも汚れた服よりはマシだろう。 俺はカバンを開け、いつも仕事で着ている服に着替えた。 着替えを済ませ、身嗜みを整えた。鏡にはいつもの仕事着の自分が映っている。 まあ、これなら失礼ではないか・・・。そう思っていると、コンコン、とドアをノックする音が聞こえた。 「お嬢様がお目覚めになりましたので、お客様の準備が整いましたらご案内いたしますわ」とメイドの声が聞こえた。 「はい、すぐ行きます」 俺は答え、扉を開け、初めてこの部屋の外に出た。 出てすぐに気づいたが、廊下も赤かった。そして窓が少ない。やはりこのデザインは館の主の趣向で一貫しているのだろう。 ふとメイドを見ると、少々驚いた表情をして俺を眺めている。流石に血まみれだった男がいきなりこの格好になるのは驚いたのだろう。 数秒後「それでは、ご案内いたしますわ」と、メイドは何事も無かったかのように俺の先導をした。 主の部屋までは長い廊下が続いていた。 途中、格好はメイド風だが羽の生えた人と度々すれ違ったので、あれは何なのかとメイドに聞いてみた。 「うちで働く妖精メイドですわ」と、またしても変な答えが返ってきた。 妖精といえばおとぎ話に出てくるあの妖精だろうか・・・。 それにしても動きが雑なメイド達だった。彼女らが俺の招かれた部屋の掃除等をしていると思うと腑に落ちない。 ここはどうもに理解できないことが多すぎる。 そうこうしているうちに、先ほどから歩くごとに威圧感が増してきているのがわかる。歩くたびに空気がピリピリしている。 どうやら、この威圧感は主の部屋に近づく毎に増してきているようだ。 そして立派な扉の前まで来た。 「ここがレミリア様の部屋ですわ」メイドは威圧感などまるで感じない様子で、扉をノックした。 中から「入りなさい」と少女らしき声が聞こえた。 メイドが扉を開けると、中からは先ほどまで感じていたものとは比べ物にならない程の威圧感が溢れ出して来た。 思わず足が硬直しそうになったが、足元を見て、一歩一歩としっかり踏みしめ、部屋に入った。 ようやく部屋の中ほどまで進むと、後ろで扉の閉まる音が聞こえる。メイドが扉を閉めたのだろう。 足元を見て進んでいくと、高価そうな椅子が行く手を阻んだ。 目線を少しあげると、椅子の先には机があり、机の後ろに威圧感の元凶が鎮座しているのがわかった。 俺は意を決し、それに目を向けた。 そこには、昨夜見た、少女が、真赤な月明かりに、照らされていた。 透き通るような白い肌、ウェーブのかかった青い髪、見られるだけで震え上がるような真紅の瞳、そして背中の不釣合いな羽。 忘れるはずも無い畏怖の存在。俺を襲った獣とは比べ物にならない威圧感があった。 そして月夜を浴びる少女の姿は昨夜にも増し、美しかった。 「こんばんわ、今日も良い月夜ね」 呆然としていると、少女が先に口を開いた。 「は、はい」つい間抜けな返事をしてしまう。 それを聞くと、少女は無邪気に笑って言った。 「ふふっ、別にお前を獲って食おうって訳じゃない。恐れるのはいいけど、それじゃあ会話にならないよ」 俺は昨夜の礼を言うべく、深呼吸をして心臓を落ち着けた。 「さ、昨夜は命を救っていただいただけでなく、安全に寝る場所まで提供して頂きありがとうございました」 と言い、俺は頭を下げた。 「構わないわ、夜の散歩でたまたま私が通りがかっただけだもの。自分の運の良さに感謝しなさい」 こんな所に来た時点で運が良いのかどうかはわからないが、死なずに済んだ自分の悪運に感謝した。 「それよりお前の格好は何?随分と着慣れているみたいだけど。そんな服はあった?咲夜」 少女は俺の着る燕尾服を見て、不思議そうにメイドに尋ねた。 「いえ、私が呼びに言った時にはその格好でした。恐らく、彼のカバンに入っていたものでしょう」 メイドが答えると、少女は面白そうにこちらを眺めた。 「ふーん。そう言えば、まだ名前を聞いていなかったわね。あなたの名前は?」 しまった・・・、感謝のする事に必死でに自己紹介を忘れていた、威圧感にも少し慣れ、ようやく頭が正常に回転してきたのがわかる。 「私は○○と申します。この服装は先日まで働いていた職場のものです」 「私はレミリア・スカーレット。この紅魔館の主をしているわ」 目の前にいる少女がメイドの言っていたレミリア・スカーレットで、この館の支配者だと言う事がわかった。 「そういえば、先日まで働いていたと言ったけど、今は?」 「それは私も興味がありますわ」後ろで聞いていたメイドも口を挟んだ。 俺は仕事を辞めた経緯、そしてこの奇妙な地に迷い込んだ事を簡単に話した。 「またスキマ妖怪の仕業か。それにしても数奇な運命ね」 スキマ妖怪が何のことかはよくわからなかったが、運命、と言う言葉には脳が反応した。 退職し、この辺鄙な所に迷い込み、命を救われ、この館に招かれたのも、運命なのだろうか。 そしてこの少女に出会ったのも運命なのだろうか。 初めて出会って一日やそこらだが、俺はこの少女、いや、レミリア・スカーレットの虜になってしまった。 美しさ、貴さ、そして、恐ろしさの虜に。 「それより、これからはどうするつもり?帰りたいなら、明日にでも咲夜に神社まで送らせるよ」 そう聞かれたが、俺の答えは一つだった。俺はこの方の為に働きたい。 その思いが現実への未練をはるかに凌駕していた。 「もし叶う事なら・・・」 「もし叶う事なら、私をこの館で働かせてください」 ─────────────────────────────────────────────────────────── 月夜の訪問者(うpろだ1239) 「本当に行くのね、○○」 「ああ、長いようで短かったけど、おかげで旅資金が出来たよ、ありがとなレミリア」 「・・見つかると、良いわね。」 「ああ、アテは無いけど、動かないと始まらないしな」 「じゃあ、みんな世話になったな」 「あ、○○・・」 「?どうしたパチュリー」 「これ、持って行って」 「また分厚い本だな」 「長い旅になるかもしれないから、暇つぶし用に貸してあげるわ」 「そうか、あんがとな。じゃあまた返し行かなきゃだな」 「・・ええ、待ってるわ。」 ~月夜の訪問者~ ―5ヶ月後。 「ふぁぁ~あ、眠くなってきたし、そろそろ寝るか・・」 俺はパチュリーに借りた本に栞を挟み、 電気を消そうとしたその時・・ バサッ バサッ バサッ! 「・・・ん、何だ・・?窓からなんかこっち向かって来る・・?」 小さな影がだんだん大きくなったかと思うと、 そのまま窓を突き破ってきた ガシャァァァァーーーン!!! 「んのわああああああああああ!!!」 俺は腰を抜かして間一髪で避けた。(結果的に) 「よっと。つい勢い余っちゃったわ。久しぶりね○○」 窓の事など全く気にもせず、最初に出た台詞はコレである。 紅魔館の主、レミリア・スカーレットだった。 全くこんな時間に一体なんだってんだ、血ならやらんぞ 「お前・・こんな夜中に何しに・・」 「あら、お客様に失礼じゃない、せっかく遊びに来て上げたのに」 窓壊しといて失礼も何もないだろう。 「それはともかくだ、少しは人間の寝る時間というのをだな・・」 「だって昼間だと動きにくいし、まあ実際起きてたから良かったじゃない♪」 「・・いや俺は寝る直前だったわけであって・・ 「あら、結構いい~家じゃない。私には狭いけど。」 …わざとらしいスルーである。 「ま、相変わらずでよかったよ、色んな意味で。」 「どういう意味よ?それ。 それより、お客に出すお茶はまだかしら?」 「・・・・」 もうちょっとお客さんらしく出来ないものかね。 コポポポポ 「紅茶でいいか?」 「任せるわ」 「俺は眠みぃから珈琲にしようっと・・」 「まったく夜が愉しい時なのに・・人間というのは人生損しているわねえ。」 酷い言われようだ。 「あら、なかなか美味しいじゃない、この紅茶」 「ああ、これはアリスに貰ったんだ。なかなか良いだろ?」 「いつだったかご馳走になった時、つい『美味い』と言っちまったんだよ。」 「・・・それであんなに棚が紅茶でギッシリ埋まってるのね。・・何となく読めたわ。」 「ああ、嬉しそう~にドッサリ渡されたよ、帰りに。」 というような全くどうでもいい会話をしているが、 本当にわざわざ遊びに来ただけなのか?このお嬢様は。 何か企んでそうな気がしてならないんだが・・ 「そういえばあなたが紅魔館を離れてどれくらいになるんだっけ」 「そうだな、もう5ヶ月位になるんじゃないかな。 てことは俺が此処(幻想郷)に飛ばされてもう半年以上になるのか・・」 「早いものね。みんな会いたがってたわよ、たまには帰ってきなさいよね~」 「はは、そうだな。紅魔館のみんなは元気か?」 「ええ、変わらず騒がしいわ」 「・・でも、紅魔館に活気が出たのも、あなたがうちで働いてからなのよね。」 「そう、なのか」 「そうよ。まったく、あなたにはホント驚かされるわ。パチェもフランも あなたが来る前までは食事の時間に顔すら出さなかったのに。昔と比べて食卓が賑やかよ。」 「そうか、そりゃよかった」 「あなたが去って二人ともまた元に戻らないか心配だったけど、 ・・・ちゃんとあなたの言いつけ守ってるみたいね。全く、どんな催眠術を使ったのよ」 「まあ・・ちょっと説教(?)したら思ったより二人とも素直だったってだけさ。」 妹様の方は命掛けだったが。マジで。 「そういえば、こんな時間にこんな所に居て咲夜が心配してないのか?」 「そりゃ心配してるでしょうね。」 「・・いやいや普通に落ち着いて飲みながら言うなよ。まさか黙って来たのか?」 「勿論。あなたの所って知ったらみんな騒ぎそうだし」 「なんだそりゃ。」 「さっきも言ったけど皆もあなたに会いたがってるからよ」 「パチェは、あなたに貸した本の感想が聞きたいとか何度かボヤいてたし 美鈴なんて『愚痴を親身になって聞いてくれる唯一の仲間が・・』とか酒を呑む度に口にしてるわね。」 アレを親身になってるように見えてたなら周りの普段の扱いが容易に想像できてしまう。 本の方は・・まだ読み終わってないんだよな。なんせ分厚い上に俺は読むのが遅い。 「咲夜は、時折あなたの心配をしてたわよ。弟のように想ってるかもね」 「まあ、咲夜には一番世話してもらったからな。。俺に仕事のイロハを教えてもらったのも咲夜だし」 「ま、とうてい真似は出来なかったケドネ」 「ふふ、気をつけた方がいいよ~?1度咲夜に心配されるようになると 私みたいに自由に動けなったりするかもよ。気も遣わせちゃうしね」 「はは、それは困るな」 「ま、そんな空気で私だけ出し抜いたなんて知られると、後で何言われるやら分かったもんじゃないわ」 「そっか。みんな元気ならよかった。」 少しの沈黙の後、レミリアは聞く 「で、外の世界に戻る目処はついたの?」 …正直、これを答えるのが辛かったから自分から言わなかった、 でも聞かれてしまったなら本当の事を言うしかない。 「ああ、ついたよ。」 「・・そ、そうなの」 「境界を操る妖怪に会って、そいつに頼めばいつでも、だそうだ。」 「・・そう、あいつ(紫)に接触したのね」 「やっぱり、知ってたか。」 「・・・。」 「全くみんな人が悪いよ、どういう訳かみんな知らない振りしてるような感じだったんだよな。 ま、自分で探すと決意して、旅をしながら幻想郷を知るいいキッカケになったからいいが、 紫に辿り着くまで冥界に行ったり鬼にも会ったり、なんか振り回された感じで色々大変だった」 「あいつは神出鬼没だからね。会おうと思って会えるような奴じゃないのよ」 「・・それで、いつ?」 「ん?」 「いつ、帰るの?」 さっきからレミリアお嬢様のお顔が怖いです。 「まだだよ、パチュリーにもまだ本返してないし」 「でも、返したらその後帰るんでしょ?」 「・・まあ、そりゃ・・。俺は此処の住人じゃないし、いつかは帰らないといけないだろう」 カチャン という、俺の言葉をさえぎる様にカップを少し力強く机に置いてレミリアが言った。 「・・焦らなくてもいいんじゃない?」 眼が怖い。これ怒ってる・・よな。 俺は怒られてるのか。 「・・俺は妖怪たちと違って寿命が短いんだ、俺には時間に余裕がないんだよ。」 「はぁ、全く・・あなたも相変わらずね・・。」 レミリアが急に立ち上がり、俺の隣に来て座った。 「・・私があなたにまだ帰って欲しくないって言ってるの察しなよ・・」 「・・・悪い。レミリアはそう思ってくれて嬉しいが、他の人は・・」 「不器用ね・・ほんと。」 またしばらく沈黙の後、紅茶を飲み干すレミリア。 「ごちそうさま。」 「・・パチェが貸したその本、本当に旅のお供にっていう意味だけと思ってる?」 「どういう事だ?」 「あなたが紫に会ったとき、何故すぐに帰らなかったかを考えれば分かるはずよ。」 「この本をまだ返してないからだが、、それが一体・・ってまさか」 「・・そうよ、あなたにまだ帰って欲しくないからそんな分厚い本をあなたに貸したのよ。」 「ほんと、こんな回りくどい事するのパチェらしいわね・・」 「・・・」 「あと、周りが紫の事知らない振りしてそうみたいな事さっきあなたが言ってたけど、多分それ本当よ」 「何故そう思うんだ?」 「あなた気に入られやすい性格なのよきっと。」 「いやいや答えになっとらんぞ?」 「・・一生悩んでなさい」 「・・まあ、あなたがそう言うなら止めない。あなたの問題だもの。私がどうこう言う事じゃない」 そう、普通の人はこう言う・・でも私は・・」 「・・?」 「ごめん、私は我儘な吸血鬼なの」 突然ぎゅっとしがみ付いて来た。 …なんだこの展開は。 ボソっと何か言ってるみたいだが、よく聞き取れない。 「お願い・・ないで・・」 「・・何?」 「お願い、まだ帰らないで・・」 …つまり我儘なのを開き直ったって事でよろしいのでしょうか。 まったく、カリスマの欠片もないな。 でもこれがレミリア・スカーレットなのだろう。 こういう時のおぜうさまは妹様より子供っぽい。 「いやだからすぐには帰らないってば、『いつか』だよ」 「・・人間の『いつか』は私たちにとっては『明日』と同義なの。 100年なんてあっという間なのよ?私たちにとって」 やれやれ・・ レミリアはさっきから俺にしがみ付いたまま離れない。 「レミリア・・お前そろそろ帰らないと夜が明けちまうぞ?」 「やだ。帰らない。」 ぷくーっと膨れっ面をしながら言った。 まったく、さっきまでの高慢なお嬢様は何処に行ったんやら。 これじゃただの駄々っ子と変わらんぞ。 「・・まいったな」 「分かった分かった、しばらく此処に残るから」 「・・しばらく・・?」 「まだ先だから・・」 「まだ先・・?」 「ああもう、分かった、ずっと居てやるから機嫌直してくれ、な?」 「本当・・?」 「・・ああ、約束する」 もうほんとガキの頃の俺にソックリ。 つか、こんな約束しちまってよかったんだろうか。 現金に笑顔を見せたかと思ったらそのまま寝やがった。 「・・やれやれ。」 レミリアをベッドに移し、布団を掛けてやった。 「ふぁ・・ぁぁ、・・俺が早く眠りにつきたかったのに、 先に寝るたぁ、全くどういうお客さんだよホントに」 …って、ベッド1つしか無いんだった。 ……。 ま、いいか。いいよね?いいよな。俺のベッドだし。 じゃ、ちょっと失礼しますよっと。 …ちょっと狭いかな。仕方ないか、一人用のベッドだし。 しかし、我儘に屈服したとはいえ、こんな約束してしまって良かったのか・・。 それにしても 「すぅ・・すぅ・・」 こいつの寝顔初めて見たな・・。 こいつがこの時間に寝るって滅多に無いんだろうな。 …。 ああいかんいかん。変な気起こす前に俺も寝よう。 窓の外を見ると、大きな月が眩しいくらいに幻想郷を照らしている。 「月、綺麗だな。永遠亭のあいつらも元気してるかな・・」 永遠亭を出る時も、冥界を出る時も、 みんなにまた帰ってくるって約束したんだったっけか・・。 破っちゃ、駄目だよなぁやっぱ・・。 急に光に包まれた。それと同時に聞いたことがある声が聴こえる・・ 『あなたにはまだ色々やるべき事がいっぱい残ってるわ。』 「やるべき事・・?」 『それは自分で考えなさい。』 「・・・・。」 『でも、ヒントをあげるわ。』 「・・なんだ?」 『幻想郷を・・もっと深く知る事・・よ。』 「今のがヒントか?っておい、待てって!」 『ふふ、それじゃあね。』 …… 「くかー、くかー」 「すぅ・・すぅ・・」 そう、これは夢の中の声。 夢って分かる夢ってのも変な気分だな・・。 答えは自分で探す・・か。分かったよ。 様々な場所で妖怪、人間、宇宙人、幽霊、鬼等に出会い、別れ、 そして様々な地に足を入れた俺ではあるが それでもまだ、俺はこの幻想郷のほんの一部しか知らないんだろう。 もっと知るためにも、やるべき事を見つける為にも、 またみんなに会わなきゃ・・な・・。 ―窓の外、 そこから少し離れた木の上。そこには一人の妖怪が居た。 「(・・ふふ、あなたはまだ此処(幻想郷)に必要なの。 私にとっても、そして幻想郷にとっても、ね。)」 「(それにしても夢に出るのはちょっと卑怯だったかしら・・ま、念は押しとかないとね。)」 ズズズズズ・・・ 安堵の笑みを浮かべながら、その妖怪は空間の裂け目からゆっくりと姿を消した。 ~月夜の訪問者~ 完。 ─────────────────────────────────────────────────────────── 新ろだ150 「カリスマ溢れるお嬢様を世に知らしめる!」 「紅魔館の威厳を世に知らしめる!」 昼に生きるもの達は寝静まった丑三つ時。 夜に生きる者の王、レミリア・スカーレットと、自称その下僕である○○の叫びが唐突に、その静寂を破った。 「流石は分かっているじゃない、○○!」 「もちろんです、お嬢様!」 同じような答えに行き着いた二人は親しげに握手を交わす。 レミリアと○○、この二人は非常に気の合う者同士なのである。 そのために○○は、時折彼女のティータイムにお呼ばれをして、紅魔館に足を運んでいるのだ。 ただの人間に、レミリアがここまで気を許すとは、いやはや世の中分からないものである。 「……さて、そうは言っても、どのようにすればいいかしらね」 「任せてください! 俺に考えがあるんです。名付けて、『スカーレットプロジェクト』!」 「……へぇ、私達の輝かしい第一歩に相応しい名前じゃない」 ……ついでにこの二人、破滅的なセンスの持ち主でもある。 主にネーミング的な意味で。 「それで、どのような物なのかしら、その『スカーレットプロジェクト』とやらは」 期待を込めた眼で○○を見つめるレミリア。 「はい、簡単に言ってしまえば、紅魔館改造計画です。この館の全ての格を上げれば、自ずとそこの主であるお嬢様のカリスマは跳ね上がる。そして同時に紅魔館の名前も威厳も上げられるという一挙両得の計画です!」 「素晴らしいわ、○○! 流石は私の見込んだ男」 「光栄に存じます」 「それで、具体的にどのようにするのかしら?」 「はい、まずはお嬢様本人ですが、こちらに関してはなにも問題はありません。 その麗しいお姿と、漂う気品は見るもの全てを虜にしますし、強さに関しては他の追随を許しません」 「ふふん、当然ね」 誇らしげに胸を張るレミリア。 「それからこの館、紅魔館ですが、確かに幻想郷一美しい屋敷と言えますが、お嬢様が住まうには少し役不足です」 「……ふむ」 「夜の王たる貴女が住むからには、そこに在るというだけで、見るものを震え上がらせる恐ろしさと、存在感がなければいけません」 「……成程」 「そこで俺が外の世界の知識を参考に、イメージ図を描いてみたのですが、如何でしょうか?」 ○○が取り出した紙に描かれていた屋敷に目を見開くレミリア。 「これは、……素晴らしいわ○○! まさか貴方にこんな才能もあるなんて」 「お気に召していただけましたか」 「文句なしよ! そうよね、私ともあろうものが、この程度の屋敷で満足していては駄目よね」 「もちろんです! あなたはもっと上に行く御方だ!」 お互いの認識を深め、二人で盛り上がる○○とレミリア。こんな夜中にやかましいことこの上ない。 「……そして、他の住人のことですが、やはりお嬢様の下につくには、少々力不足です。 並み居る強者を従えてこそ、王者の中の王者。 お言葉ですが、皆お嬢様の供としての自覚が足りません」 「それは私もうすうす感じていたわ」 「そこで、単純な手段ではありますが、スペルカードを考えてみました。これらを各々が使いこなせるようになれば、かなりの戦力になること間違いありません!」 「……これはまた、凄まじい物を考えたわね。 これが使えれば、霊夢もスキマも敵ではない。残念ながら、私には勝てそうにないけど」 「この世界でお嬢様に勝てる者など、いるわけがありません」 「しかし、私以外を相手にするのならば十分ね」 「有り難きお言葉」 「早速全員にこのスペルカードを作らせるようにしましょう」 「では、明日からとりかかりましょうか?」 「そうね。さあ、これから忙しくなるわよ。レミリア・スカーレットこそ、幻想郷最強ということを、知らしめてやるわ!」 レミリアと○○は拳を高々と突き上げて、不敵に笑いあった。 美鈴は後ろで聞こえた破砕音に振り向くと、あんぐりと口を開いた。 見えたのは紅魔館の変わり果てた姿。 外観の一部が砕かれたのだろうか、瓦礫が庭にうず高く積まれている。 紅の塗装もあちこちがぼろぼろに剥げ落ち、地の色とまだらになりみすぼらしい。 玄関の扉は、その機能を果たせずに、だらしなく蝶番ひとつでぶら下がっていた。 そしてその扉の目の前には、最近紅魔館に入り浸る人間○○が、満足げに扉を見つめている。 「……ちょ、ちょ、ちょ!? ○○さん!? なにしてるんですか!?」 「紅魔館を、そしてお嬢様の名を幻想郷中に轟かせる記念すべき第一歩だよ」 「はあ!?」 意味を理解できず茫然とする美鈴に、○○は紙切れを渡す。 「丁度良かったよ美鈴。その紙に描かれたスペルカードを今すぐ作ってね。これはお嬢様の命令だから」 「いや、そうでなくて、咲夜さんやお嬢様に怒られますよ!」 「平気平気。これはお嬢様の意思だから」 「訳分かりませんから。……ってちょっと待って、○○さ~ん」 上機嫌で館へと入っていく○○を美鈴は必死に追いかけた。 咲夜は館の惨状に頭を抱えていた。 まるで妹様が暴れまわったかのように、あちこちが破壊されている。 その景観はそう、外の世界にあった、幽霊屋敷その物だ。 何が起こったのか知らないが、このままではお嬢様に叱られてしまう。 何とかしなくてはと思った矢先、紅い砲弾が目の前をかすめ、廊下の角にあった調度品を砕いた。 何事かと振り反るとそこに現れたのは、主であるレミリア。 「……お嬢様!?」 「あら、咲夜。どうしたのそんなに慌てて」 「どうしたもこうしたも、この惨状。一大事です」 「ああ、いいのよいいのよ。これはスカーレットプロジェクトの一環なんだから」 「はあ?」 「だから、スカーレットプロジェクトよ。咲夜にはこのスペルカードを作ってもらうわ。こっちはパチェに渡しといて」 「え、ちょっと、お嬢様。お止めください!」 「○○さ~ん!待って……」 「レミィ、さっきから何の騒ぎ!? 本がめちゃくちゃなん……」 「お姉様! お気に入りのカップが割れちゃったじゃない! どうしてくれ……」 ○○を追いかけて来た美鈴と、この騒ぎの被害を受けたフランとパチュリーが、ロビーに来て絶句する。 「……何コレ?」 「……さあ、私にも分かりかねます」 「わ~い、わたしもまぜて~」 一番最初に立ち直ったフランは、嬉々として破壊活動に加わる 残された三人は目の前の風景に呆然とする他なかった。 「……なんでこんなことになってる訳?」 「……プロジェクトがどうとか。そういえば、パチュリー様にと、お嬢様が」 咲夜が先程レミリアからもらった紙切れをパチュリーにわたす。 「何コレ? ……ええと、『月月火水木金金符、年中むきゅ~。とにかく色んな弾をばらまく』?」 「スペルカードらしいです」 「「「……」」」 果たして、喘息持ちの彼女の体力は考慮されているのだろうか。 「ひょっとしてわたしのもですか? 「なになに『名刺、紅美鈴。紅、美、鈴の形にした米弾をばらまく』?」 「「「……」」」 そこまで彼女の名前は浸透してないのだろうか。 「咲夜も貰ったわけ?」 「はい。『瞬殺、メイドインアサシン』だそうです。時を止めてその間にナイフで相手を一刺し」 「「「……」」」 不可避弾幕禁止というルールがあったはずだが。 「……これらをスペルカードとして作るようにと」 「……で、これはまあ、いいとして、アレはどういうこと?」 無茶な要望に少し苛立ちながらパチュリーが尋ねる。 「……あの、ひょっとしたらこれじゃないですかね?」 美鈴が差し出したのは、館の絵が描かれた紙。 足元に落ちていたらしいそれには、上部にスカーレットプロジェクトと書かれ、描かれた館は妖怪屋敷と呼ばれるような外観。 「……つまり、ここをこんな風にするために、あんな真似をしているのかしら?」 魔導書の一部を駄目にされたパチュリーは、怒り心頭。 いい感じに額に青筋が立っている。 「……ご安心下さい、パチュリー様。いきすぎた主をたしなめるのも、従者の役目」 穏やかな、あまりにも穏やかな声で答える咲夜。 この後の作業を考えれば、あの二人には、言っておかなければならないことがある。 それはもう、たっぷりと、こってりと。 「……妹様、危ないですから降りてきてください」 スペルカードといい、妖怪屋敷(門前で啜り泣く悪霊役)といい、あんまりな扱いを受けた美鈴も、普段とは違う笑顔でフランに呼び掛ける。 暴れ足りなくて不満そうに振り向いたフランは、しかし、三人の殺気に、慌ててロビーに舞い降りる。 「……さて」 美鈴が腰を低く落として構える。 「……二人とも」 パチュリーが、いつも抱えている魔導書を開く。 「……いい加減に」 咲夜が自身の後ろに無数のナイフを展開する。 「「「しなさーーーい!!!」」」 怒りの弾幕一斉掃射。 ただの人間である○○はもちろん、全く気付いて無かったレミリアも、ルナテイック越えのこの弾幕をかわせるわけもなく。 ピピチューン! 「「う~~~~~~!!」」 紅魔館の一部とともに見事なまでに吹っ飛んだ。 紅魔館、原因不明の半壊 昨日未明、霧の湖付近にある屋敷、紅魔館が半壊するという事件が起こった。 住民からの取材協力を得られず、目撃者もいないことから、詳細は不明だが、最近紅魔館に頻繁に出入りしている、とある人間は「これは、お嬢様の輝かしい栄冠の第一歩に過ぎない。幻想郷を紅魔郷と改め、レミリアお嬢様が支配する日は、そう遠くないだろう」と、レミリア・スカーレットの関与を仄めかす発言をしている。 紅霧異変以来、大人しくなったかと思われた紅魔館だが、また何かしら騒ぎを起こすつもりなのだろうか? 少なくとも、博麗の巫女の世話になるようなことは、御免こうむりたいものである。 ーとある日の文々。新聞一面 「なかなか良い受け答えをするじゃない、○○」 新聞を片手にご満悦といった様子で、レミリアは言う。 「ありがとうございます。実はこれも計画の一つでして」 「計画?」 「結果を急いだために失敗した前回を教訓に、新しく計画を打ち出したのです。名付けて『スカーレットストライクバック』」 「ほう……」 果てしなく同レベルの、素晴らしいネーミングに、食い付くレミリア。 「こうして紅魔館の、そしてお嬢様の恐ろしさを世に広めるわけです。事実あのブン屋は、お嬢様を恐れてこんな記事を書いた。 これを他の者が読めば、お嬢様の恐ろしさを思い知ることになる。 そのうちに、すきまや巫女の方から、お嬢様に跪くことになるでしょう」 「……○○、貴方は本当に、なんて冴えているのかしら」 「恐れ入ります」 「人間にしておくのはもったいないわ。わたしの右腕になりなさい」 「……と、いいますと」 「貴方を眷族として、迎え入れてやろうというのよ」 「……お嬢様!」 最高の褒美に歓喜する○○。 「不肖この○○、どこまでも貴女の側でお仕えさせていただきます!」 後に⑨血鬼と呼ばれる夜王の眷族が、幻想郷縁起に掲載される、ほんの少し前の話である。 ───────────────────────────────────────────────────────────
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/657.html
レミリア18
https://w.atwiki.jp/penguingundog/pages/32.html
レミリア・フランソワ。 オルフェウスの令嬢、古き眠りから目覚めたとも噂される幼女。 その在り方は典型的なオルフェウス然としており、普段は住処からあまり出ることはないが、要請があれば助力をする。 ただ、現代の人間の文明にも理解を示しており、ゲームなどは暇つぶしとして喜ぶだろう。 ソシャゲは無(理の無い)課金派。 スタイル ■フェイト オルフェウス:刹那の王座 オルフェウス:刹那の王座 ■ステータス ハイソサエティ:権力 ライフパス 因縁:転生 決意:守護 願望:平穏な日常 アビリティ 理性6/10 感情6/12 生命6/12 外界6/10 一般スキル(2) 射撃1●〇〇〇 交渉1〇●〇〇 運動1〇〇●〇 隠密1〇〇〇● 知覚1●〇〇〇 自我1〇●〇〇 近接1〇〇●〇 技巧1〇〇〇● 治療1●〇〇〇 心理1〇●〇〇 護身1〇〇●〇 魔法2●〇〇● 分野スキル(3) 1〇〇〇●情報:レイブン 1〇●〇〇情報:政治経済 1〇●〇〇情報:神秘 2〇●●〇情報:裏社会 1●〇〇〇情報:歴史 特殊スキル(18) 1〇〇〇〇ゴシックブラッド 1〇〇〇〇物品隠匿 2●〇〇●紅月の刃 2●〇〇●魂血術 2●〇〇●紅月法界 1〇〇〇〇†果てなき執念 武器(4) ケリュケイオン 装具(5) サーキットシールズ ツール モバイルフォン ファッション(2) オーダースーツ サービス(1) 聖痕:レイブン 血族の証 住居(1) マンション 豪邸 そのうち:幽屋+魔術工房、マンションに隠れ家 オルフェウスが人工物からオドを摂取する方法を開発した話の中に軽く登場する人物の一人、イライザ・ヴィクトリカ。 その筋の歴史を学んでいる人の3人に一人くらいは覚えている人物である。 けれど、彼にとっては違った。イライザ・ヴィクトリア。誠実な支配者の中に生まれた暴君。 世界大戦、オルフェウスの黄昏を引き起こし、世界を荒廃させたオルフェウスの令嬢。 そう、悪役令嬢である。 少なくとも、前世の記憶でラストレイクエムでゴシックはそのような歴史をたどった、と彼は記憶しており、 そして、その渦中の人物へと転生してしまった。 そう、悪役令嬢転生モノである。 そして、彼・・・彼女は泣く泣くテンプレ通りに、その終末を回避する為に奔走した。 かつてのイライザ・ヴィクトリアは暴君であったが、暴君を暴君たらしめるあれこれは既に萌芽していたのだ。 それはもう過労死した前世をぬるいと言えるくらい奔走し、オルフェウスは静かに支配者の座から降りることとなった。 転生モノの主人公がうっかり権力に関係してさらなるごたごたに巻き込まれるのを知っていた彼・・・彼女は、裏に回ることを徹底したため、今日への歴史での言及はごく僅かだ。 騒動で多くの力を使った彼女は、しばし眠りにつき…ちょっと寝坊して、起きたらずいぶんと時間がたっていた。 そう、未来転生モノである。(死んでないけど) とはいえ、起きた時代は前世の時代に大分似通っており(何よりゲームが楽しめるのが大きい)、 旧知の助力で新しい名前を得て、今度こそスローライフと行きたい彼女である。
https://w.atwiki.jp/entschlafen/pages/15.html
レミリア 編集 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
https://w.atwiki.jp/nicorpg/pages/435.html
こんなに月も紅いから 本気で殺すわよ レミリア・スカーレット 東方Projectの登場キャラクター。運命を操る程度の能力をもつ。種族は妖怪(吸血鬼)。 二つ名は「永遠に紅い幼き月」「紅い悪魔」「永遠に赤い幼き月」「紅色の世界」等。 外見こそ幼い少女であり、性格もそれ相応のワガママさであるが、すでに500年以上生きている。 少食で失血死するほど人から血が吸えず、その割には大量の血液をこぼして服を真っ赤に染めるため、 「スカーレットデビル(紅い悪魔)」と呼ばれている。 ドラキュラのモデルと言われるツェペシュの末裔を名乗っており、スペルカードにも 彼の名を冠した物があるが、実際に血縁関係であるかは不明。というか血縁じゃないです。 初登場は東方Project6作目(PC版1作目)の東方紅魔郷。 PC版では珍しい「カリスマのあるラスボス」として登場した。 が、後発の作品での言動によりそのカリスマもダダ洩れしているとか。 公式漫画でも春を独り占めするとかアホなことを…ゲフンゲフン 萃夢想・永夜抄では自機キャラクターにもなっている他、東方Project各作品のエンディングで度々顔を出している。 従者の咲夜と2人合わせて元ネタはDIOである。 お子様だからなのかなんなのかネーミングセンスがアレで、 「不夜城レッド」、「全世界ナイトメア」といったアレなネーミングのスペルカードを持っていたりする。 十六夜 咲夜にその名を与えたのもレミリアである。 こちらは数少ない成功例のようであるが、苗字(十六夜)と名前(咲夜)で 「夜」が重複しているあたり、やはりアレな名前である。 吸血鬼なので日光に当たると気化してしまう筈なのだが、 日傘があれば十分なレベルのようで、よく自分で差して昼間も出歩いていたりする。 (ただ、最新作では自ら屋外に出る事はなかった) 鬼でもあるため炒った豆が嫌い(苦手)で、触れると火傷してしまう。でも、納豆は好き。 雨などの流れる水を越えられない、という弱点もあり、紅魔郷EXでは妹のフランが館から逃げ出さない様に、 館の周りにだけ雨を降らされていた(そのおかげでレミリアも帰れなくなった)。 しかしこれらの弱点については、別の弱点を隠すためのものではないかとも考えられている。 ニコニコRPGでは 名前のみの登場。 20話でアリスがDIOについて 「咲夜とレミリアを足して2で割ったような奴」と発言している。 東方キャラ解説(外部リンク) 関連動画 /! / ヽ _ <´ ̄ ̄`ー‐ 、 / l / ∧ <´ > 、l_ ∠ __,∠-―-、―-、rュェ、 _ ヽ __ ..ヘ.__γ´ r升`フ `Y´¨ヽ__ \ . , ィ<´ / / .! イ //〈___ヽ.___/ヽ ヽヘ ', , ィ<´ / / ゝ // // / l | |\l ヽ ノー-、 ! / /  ̄ ̄ ̄ フ ̄` ア / ∧l l ! ハノィrニミ ´ __\ ノ / / / / イ l l |∨\ト、/ /テハヽ`ー‐´/ `ヽト、 / l l ! |ノ | |ヽ/゙テハ 乂ソ/ ノ | ! / \. / | ゝ---‐、|ノ| ト、| ト、 乂ソ , ム//l 弋´__r ´ ヽ) ____ _ ___l /ノ ∨ヽ\ム ´  ̄ソ // // ノ /<、 / 'く´ 冫 / /`ヘ ー' イ /_ハ_イ ̄ ヾ 、`ヽ / \ { | /∨ l`> - イ_.⊥厂 ヽ __ ノ j \ /  ̄ \{ \lヽ/ヽ'∠__ _| |ミヽニ/`!′ ヽ / - ― 二  ̄ _ . . .-. . .ァ ¨ ´ ;ィ< l √`´ `> 、j _Y /. . . _ - ― ― __} / /´ \L`< _`> 、 r ´ /. . . . ´ __ l二 l ヽ / lフ >x ´ 〉 / . . ._. - ´  ̄ \\ / /L _/ ーァ ´/ / / _/ \` ´ /! / / _彡/ / . ィ ´ ノ / /´ ー‐' l / / ____ イ ィ´ / / / Y ,/ r 彡 , , / 〈__ . .<´ / Y / /ノ l r'r' ,-=ニ...イ 〉_ _ / _ - ´ Y r-、/ノ! ! !¨ヽ.___/ / , ィ7、 ̄ ̄ r<´__| /`ー``’ / /`´-、 /ヽ \ _______ /´ _ - ' l / l ヾー=-―- 、_ _ __/ / / / / ノ l ∨ヽ.__ ー  ̄ { } _ / / - ´ _ < ゞ ヽ _ / / ! \ ___/ フ_´ ̄  ̄\' _ ― ´ ∠_ ヾ Y ´ / ! ー 、__ / r― 、 / ! / / `> 、 l j_ / l / / / .} / | イ { / `> 、 ゙=''--、 l \ `ニ { / / l _ - ―´´` rュ <´ ̄ ̄`` { }\ , ' `ヽ / _ \ ! ヽ __/ ノ } ー ´ l ,ヘ. / ̄` . 、 l .,.' ,_ノ ィ< ヽヽミ、 r .、__ / }´ ヘ.__/ _ _/  ̄ V ! \ / / / ー7´ l |`゙ ´  ̄ `ヽ / / /´ ∨ l .\___/ / ヽ / / ノ | / \ \ / ヽ _ } ,' ` - ∠_ ./ / l/ ― 、) l l / .、 ` 、 ' ./ .\___/ / j \ `ー 、 - _ ` .、 ヽ. / / / l `ヽ _ _ ` 、 ‘ , / .{____/ / / ,、 _ _ - -、 / / \ マ _/  ̄ ̄ ` ー― ´ ̄`ヽ ./ \ \ <´ l / ,' \ \_ _ _ _ r ´ ̄ ̄ヽ _ _ _ _ ノ У / . .\ /´ _/イミ<._ / , '  ̄ ̄ .\/ / / /__`! / / ヽ/}/ l l´;;;;;;l| / `ヽ / . イ ヽ) l l;;;;;;;;;l| ! ∧ ./ . イ ヽ l l;;;;;;;ll V ∧ / ./ Y l l;;;;;;;;゙ヽ ∨ ヘイ / | l l;;;;;;;;;;;;l ∨ /´ l ./ l l l\ ;;;;∧ V }_ `¨7 ∨l l;;;;;;;;;;;;;;l | ` r┘ \ヽ;;;;;;;ノ 人 _ _ _ /  ̄ // ヽ >---───--- 、..,, / 何 ,. '"´  ̄ `ヽ. ゝ'"´ `ヽ. i. / ヽ! 、 ヽ.i. も ./ ',ー‐`--、/´ ̄`ヽ、二ヽ、_,.ィ ', 7 問 |ヽ、____,/-‐/´` 、 `ー、 `ヽ、 ヽ.、.| |' / / | '、 ヽ.___,.ヘ、___`''ー---------_」 題 | ハ i | |ヽ. ヽ.`ヽ. /ヽ. ,. -. .| ./ iヽ`ゝ、ハ ハ_,.!イヽ. ', Y___/ / は !ヽ! アi'" ̄`iヽヽ. /'アi' ̄`Tヽ. | !/ / / ハ 〈 !、__ r! V ! 、_ r! 〉ヽ! ', // _,/ !/!ヘ ,ゝ- ' `ー" / ', ヽ. // 無 「´/ / !从" ` ___ "/! i !/ | ハ . i iヽ、 ヽ ̄ ン // _ハ /! | ,!.イ'! ,イ/ '`>.、.,_ ̄_,,..イ イ`' r' `ヽ/〈 _,,..-、 い |,.イ ヽ、 ! !、 ヽ.二/ .| ノ `ヽ. ヽ._,ゝ-‐''" ノ ! i レ'7 Lヽ、∴/!___!ヽ∴!/」, ハ _,,..-r''" / !、 ,イ ゝ、Y/' ハ Y' ', ! ヽ〈___,.ノ、 / / ,ゝ 7 / i ヽ. ! __ゝ、 ヽ、__ノ,/___,,.. -‐'"〈 イ、`'ァ'Y rく / ハ 、 !__,.r'" 7`ヽ. ヽァ-' ヽ., `'<ヘ/ ヽヘ二rへ_「ヽ_r、ン /ヽ. / `'r '" ,. -───-- 、_ ♪ rー-、,.'" `ヽ、. \ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 .r'´ノ\ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ⌒ ,___, ⌒ `! i ハ / }! i ヽ / / ハ ハ/ ! /// ヽ_ ノ /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ れみりあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~うー! うー! と うなりながらとんでくる きゅうけつにくまん。ときどき まりさ を つかまえてとんでいくぞ!あくま だか あんまん だかの いもうとがいるらしい。
https://w.atwiki.jp/entschlafen/pages/63.html
編集 やられレミリア ,,..-‐…―- .., ,, '´ `ヽ、 /"'ー-- , __ .i'lr、_ _ ヽ、__,、r‐=へニ、_,ヘr、ll {.i )) ヽ、__,へ,ソ^l"^.}ノlハメ、ヽ ヽ ヽヽ、 ,,..、「メ--' ハ/ヽ.ノ _ノ .!ハ' ̄_{ L,,く _」」 、 l. >  ̄"''lハ‐,^ ヽ. ソヽソl ヽ、l"" r'" ̄'j 人ハノ.  ̄ノノ .人 ー‐‐'',イ/∨ __/ .{ハ、,ヘハノ>r - <lノーヽ _ノ"''ー- 、 ,.-‐'" r‐‐=ハ,,、 ̄ ハ二ハ、/ ヽ、 ,,..''" i kj i,'///ハ=/ l__ ',-‐-‐--、..,,,_\ / ____{ _.∩ __.! i ∠..、-―-、_/,' ノ _ノ !__ ', __ l ,,. ''" } __! .L、 --、 `'''"_______ノ、 __! __ハ、 _ノ l l,ヘ_,へソ⌒弋_メ'⌒ 、ヽ、 土., l , ' / } \ (_lノ) 人/ ' , ヽ/ ', | / ', その他 殴られレミリア レミリア画像 レミリアにパァンされるフラン やられレミリア ぎゃおー!食べちゃうぞー!
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/2846.html
各キャラ紹介文 レミリア と フラン レミリア その16 ■ 各キャラ紹介文 レミリア と フラン レミリア その16
https://w.atwiki.jp/bakasawagi/pages/13.html
,イ ,ィ / { /, {/ ∧ _. - -─ ―-- 、 //イ\ \ /´ `ヽ、 / // \ \ / _ \ | | |__ / ̄ ̄ ̄\ ̄`ヽ、 >―――-、_ } | | | ∧ \ / 、_ \ >―'―- 、 { { {___,.-\ __ } 、 _,\ 〉 _ >、 | | | _/,.ィ / \__\/ヽ l\_/ _,.イ´ /  ̄ ̄ ̄ / \/' l | -| -{、 |,-从- . .T .{ | \ /、 〈 ̄ ̄´ , ' | {ィ芹、 |ィチ芹 .| . | { ∨__ ヽ \_ /| | |ムヒソ \」 ヒソ| / /| ム | ソ. } | |\ |八 '_ ,| イ / ! |_ノ  ̄ ´  ̄Ⅵ | ` | ` . `_`_ ィ /} / / 八 |/-、从 |- ノ /, /T7´ ̄}' 」__/} /r= < /イ //匸{、」、 匸///,' . . }}マム //、_ノ ` 、r 、 匸{ lイ { . .∧ マム //、_乂 r 、 | ム _ /匸| |/ 7 { ∨/\) | \_∧' 、 ,r、 r,/ }7 / 、/ / | Ⅵ_乂 | ∨ Y-- 、} __「| {∨ // ,ィ ./ イ / | !、_/ /\ | / 〉_{八、 ' ' / { Y{ l _/⌒\j / /_,イ¨∨_ノ∨{ ィ/__乂_,..イ 「¨`ー ' l/ 匸| l_,乂 } \__,ム >--乂_|| / / / r--、\{、 /^| 匸{ o匸ノ . / . { /`==イ | `ヽT / 匸__」_乂__ }'´ ー T 乂_/_/ | ノ Y´ ` // } | / / _/ ̄|/ ̄`¨ヽ、_, /┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 名前 :レミリア・スカーレット 性格 : 真面目 属性:水 Lv : 14 ( 68/360EXP ) 20 40 60 80 100 筋力 : 100 i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i 精神 : 38 i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][]_ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i 俊敏 : 77 i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i 器用 : 76 i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][]_ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i 交渉 : 28 i[][][][][][][][][][]i[][][][]_ _ _ _ _ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i 知能 : 75 i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][][][]i[][][][][][][][ _ _ i_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ i┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃_i_. ____ i ┃〇呪術 B┃ .!. .| ┌ | ┃相手の精神、知能、交渉に-15%させる。┃ /. └┘ ┃┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃..γ⌒ヾ .┃〇呪怨 C┃ {○;○} .┃相手一体に状態異常”呪い”を付加する。┃ `!幵j´ . ┃┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃_ ∩ ┃〇信用C 成功回数(3/3)┃ |/└┐┃相手を信用させ、教養ある相手からゴロツキまである程度信用される。┃ | .ノ ┃このスキルの成功率は70%である。┣━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫┃ │││ ┃〇隠蔽C 成功回数(1/1)┃ ││ ┃姿を隠したり、モノや他人、疚しい事を隠したり隠し場所を探ったり出来る。┃ │ ┃このスキルの成功率は70%である。┗━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 追記 吸血鬼と疑われて英雄2人がかりで殺されてしまったとても可愛い冒険者 女神アクアによってやらない夫の相棒候補の1人として見出され、可愛かったので相棒に選ばれた 英雄全員を打倒、眷属にすることが旅の目的であり、特に不意打ちでレミリアを殺した”炎の神様の英雄”を一番ぶっ殺したいと思っている なお、悪人/吸血鬼であることは事実な模様 世界最高峰の筋力を持ち、その他のフィジカル・知能も天才に迫る強者であり、とても可愛い
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/3563.html
各キャラ紹介文 レミリア と フラン レミリア その17 ■ 各キャラ紹介文 レミリア と フラン レミリア その17
https://w.atwiki.jp/sansruriasarasi/pages/418.html
oレミリアo/イスピン = o射命丸o/ジョシュ 自分で狩れ