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「…やっぱり電話をかけましょう」 黎明の刻、時田刻はそう決意した。 電話先に人がいるとは限らないし、必ずしもこちらが期待するような人格者ではないかもしれない。 それでも一人でこの休憩所に籠るのは限界であった。 というのも、時田刻は本来は快活な少女である。 この坑道に籠るということ自体が性に合ってなかったのだ。 誰もこの坑道付近の休憩所を訪れないというのも災いした。 ようするに暇になりすぎて籠ることに耐えられなかったのである。 だが流石に誰かと合流する勇気もなかった。 ―せっかくだから私はそれなりに近くてそれなりに遠い研究所に電話してみるわ そう考え、彼女は電話をかけた。 プルルプルルと呼び出し音がなるが、出る様子はない。 研究所には誰もいないのかなと思い次の場所にかけようかと思ったとき、ガチャという音が聞こえた。 ―つながった! 「あ、もしもし」 だが電話相手から返事がない。 もう一度呼びかけようとした時、不意に耳が冷気を感じた。 「ひゃ、冷たっ」 思わず受話器から耳を離し、眺める。 するとどんな現象か、受話器から液体のようなものが垂れていた。 「ひ!?」 わけのわからない怪現象に思わず受話器を手放す。 受話器からはなおも液体があふれ出ており、そろそろこの休憩所の床全体に広がりそうだ。 ―な、なんかやばいわ!逃げましょう! とっさにそう考えた時田刻は休憩所から離れる。 外は危険かもしれないが、得体のしれない液体があふれた部屋よりかは安全だろうと判断したのだ。 だがそこでさらなる不運が彼女を襲った。 休憩所を出た瞬間に彼女は地面に組み伏せられたのだ。 「うあっ、なっなに!?」 時田はすぐさま立ち上がろうとしたが、後ろから抑え込まれて立ち上がれない。 なるべく首を後ろに反らしながら、横目で自分を押さえている相手を見ようとしてみた。 そこには黒い和服で全身を包んだ男がいた。 顔はいかにも不健康そうな顔つきで、見る者を不幸にさせるように感じた。 うつぶせでは相手の左半身しかよく見えない。だがやけに衣装が土に汚れているなと思った。 ―もしかして初期配置坑道だったのかしら!? それならここに平然といるのも、土に汚れているのも納得だ。 開始してからずっと迷い続けて、ようやく人に出会えたので辛抱たまらず押し倒したのだろう。 これなら現実的じゃないかなとみじろぎしながら考えているとその男と目があった。 男は言った。 「許してほしい、こうでもしないと僕は理性的でいられないんだ」 「…そりゃ迷い続けていれば人のぬくもり知らなきゃ、落ち着かないわよね?」 などと応えていたらチャキンという音がした。 見えてないが、男がなにやら刃物を取り出した音らしい。 「え、わ、私を殺すの?」 「許してくれ…」 ―嘘でしょ?!混乱してるせいで…頭がおかしくなってるこの人! 「ちょ、ちょっと落ち着いて!話せばわかります!」 「これでようやく落ち着ける…」 「落ち着いてないから、落ち着いてって言ってるんでしょおおおお!」 思わず時田は暴れだす。だが相手は成人した男性。 所詮ただの女子高生である時田には為すすべもなかった。 男ももう何も言う気がないのか、手にした凶器を振り下ろす。 「い、いやああああ!こんな所で死にたくなあああああい!」 その時。 男は何かが衝突する音を聞いた。 そして時田は、その瞬間を目にしていた。 男がふっ飛ぶその瞬間を。 おそらく男にも何が起こったか解らなかっただろう。 目には驚愕の色が色濃く表れている。 だがどうすることもできずに、男は見事壁面に叩きつけられた。 「え、嘘、死にました?」 壁に叩きつけられてのびている男を見て、時田は思わずつぶやく。 男はかなりの勢いで叩きつけられたように見えたが息はしているようだ。 ほっとした時田は男を吹っ飛ばしたと思われる人を見てみる。 そこには金髪で凄い美人の女性がいた。 こういうのを美女と呼ぶのだろうと時田は思った。 だが次第に時田の顔は強張っていった。 それは目の前の女性の身体が溶けかかっているからである。 いや正確にはもともとが液体のようなもので、それがかろうじて人の身体を象っているだけなのだろう。 どのようであれ少なくとも人間ではないのは確かだ。 そして彼女の身体を見て、さっきの男のざまを思い出す。 あの時、男のふっとぶ瞬間、何か液体のような腕が伸びてきて男を弾き飛ばしのが見えたのだ。 そして平然と立つ彼女の腕を見る。そこにはわずかにだが血が残留していた。 ―この人がやったんだ 命を助けられたのだから、礼を言わなきゃならないとは思った。 だがとてもそんな勇気はなかった。目の前の相手は人ではない。 身体は液体で人間をはるかに超える力を持っている。 そんな化け物がはたして自分も手にかけないと言えるだろうか。 そう考えると時田は目の前の人物をただ震えて眺めることしかできなかった。 「…」 女性は時田をひとしきり眺めた後、その場に腰を下ろした。 そしてゆっくりと時田の顔をなでる。 「ひっ」「怖がらないで、土を拭っているだけだから」 思わず悲鳴を上げてしまったが、言われてみれば確かにその冷たい手で拭っているだけである。 身体が液体なためか、手から直接土を吸い取っているようだ。 その割に彼女の身体に土が混じらないのは不思議パワーのおかげか何かなのだろうか。 「あ、ありがとうございます…でもなんで?」 「顔が汚れたままなのは気分が悪いでしょう?怖がってもいるみたいだから少し気分を楽にさせてあげようと思って」 どこかずれているように感じたが、その態度から自分を本当に心配して行っている行為なのだと感じた。 なんだか人間じゃないからと怖がっていた自分が馬鹿に見えて恥ずかしかった。 「わ、私こそ命を助けてもらったのに、すみません…もう大丈夫です」 照れながら時田がそう言うと、女性は時田に向かってこう告げた。 「むしろ先に助けてもらったのはこちらなのだからお互い様よ」「え?」 女性はセスペェリアと名乗った。彼女は気が付けばこの島の研究所にいたらしい。 そして研究所ともなれば、首輪に関する情報があるのではないかとその場所にあったコンピュータを片っ端から探っていたようだ。 その時、彼女は二人の男女と出会ったらしい。 「男性の名は剣正一、女性の名はミリア・ランファルト…あの二人に出会ったときは救われたと思った」 実際セスペェリアがコンピュータを弄って情報を探ろうとしたのも、そんなことでもしないと不安で仕方なかったからだそうだ。 だからこそ、その二人と出会った時思わずほっと溜息が出たという。 だがそんなセスペェリアの気持ちを彼らは裏切った。 そうその時のセスペェリアの姿は先ほどのスライム体だったのだ。 それでもいきなり攻撃を仕掛けるような真似はしなかったという。彼女が研究所のデータを探っていたからだ だがいざ肝心の首輪の情報が研究所にないと知った時、彼らはセスペェリアが故意に削除したのではないかと疑った。 そして彼女を殺すことにした。 無論彼女も反論した。だが化け物の言葉に貸す耳なし。その二人はセスペェリアに向けて攻撃を開始したのだという。 それでも彼女は反撃をすることはなかった。二人程度の攻撃までならなんとか捌けていたのだという。 そう運が悪いことに研究所に来訪者が現れたのだ。 ミルという幼女に空谷葵という少女。彼女らは剣を知り合いなのだという。 そして剣は彼女らにとっては信頼できるヒーローでもあった。 「そんなヒーローが化け物に向かって攻撃しているのだから…彼女らが私に攻撃を加えても仕方がないよね」 こうしてセスペェリアは4対1を強いられることになってしまった。 なんとか抵抗した彼女だったが、多勢に無勢、ついに研究所の通信室まで追い込まれてしまった。 万事休すかと思ったその時、電話がなったのだ。 「私はとっさに支給品を使った」 そうして彼女が私に見せてくれているのが、この電気信号変換装置である。 これは電話と電話がつながっている状態なら電話した、あるいはされた場所に移動することができるというものだそうだ。 ただし移動中に電話が切れると、転送が中断され元居た場所に戻されるらしい。 つまりこの時セスペェリアは全てを賭けたのだ。 「あの場から逃げれたのも、この場にきちんとたどり着けたのも、貴女が電話をしてくれ切らないでいてくれたおかげだよ」 本当にありがとう。そう言ってセスペェリアは時田に頭を下げた。 研究所でそんなことがあったなんて露知らずに電話をかけた時田であったが、礼を言われて顔を赤くした。 「いや、それこそお互い様です!私も命助けられちゃったことですし」 「でも怖がらせちゃった…そういうのはトラウマになっちゃうんでしょ?」 勿論、液体人間だなんてもの滅多に見れるわけではない。中にはトラウマになる人もいるだろう。 だが彼女は必死で自分を助けようとして相手を止めようとした結果、力を入れ過ぎて吹っ飛ばしてしまったのだ。 彼女を責めるのは酷というモノだろう。むしろあんな怪しい男に気づかず、まんまと押し倒されてしまった自分が悪い。 「…それでこの後、どうしましょうか…」 「この場にいるのは危険だね。向こうも電話の着信履歴からどこから電話が来たのか把握するだろうし」 なにせ電話がつながったら、その場から受話器に吸い込まれていくのだ。発信先の方へ移動したと考えるのも当然だろう。 故に早急にこの場から離脱しなければならない。 「…じゃあこの男の人も一緒に連れて行きましょう」 「え?でもこの人は貴女を殺そうとしてたよ?いいの?」 「そうなんですけど…彼、かなり混乱してたみたいですから」 それは時田がそう思っただけなのだが、せっかく出会えた人を殺そうとする彼の心境を考えるとかわいそうに思えたのだ。 その証拠に彼が時田を殺そうとした時の表情は、見えづらかったがどこか哀しそうに見えた。 「だから…その…」 「…貴女は優しいね、いいよ、ちょうど休憩所に荷台があるし、それに乗せて連れていこ」 「あ、ありがとうございます!」 そうして彼女らは名も知らぬ加害者も一緒に連れて行った。 ★ ★ ★ ここで時間を巻き戻そう。 場所は研究所。二階建てのその建物を眺めている人物がいた。 鍛え抜かれた肉体。眉の間にある三日月傷。それを隠すようにソフト帽に手をかける男。 一見近寄りがたい雰囲気ではあるが、反面その瞳はどこまでも澄み切っていた。 男の名は剣正一。ジャパン・ガーディアン・オブ・イレブンに所属するヒーローの一人である。 表ではしがない貧乏探偵と名乗っているが、事件が起これば夜の騎士、ナハト・リッターとして悪人を追い詰める。 知名度もシルバースレイヤーに次いで高いほど名の知れたヒーローなのである。 そんな彼が研究所を前にして立ちつくしているのは原因があった。 「……なんでお前はそんなに震えているんだ」 そう言って彼が帽子を外すと、彼の頭の上には一匹のシマリスがいた。 名はチャメゴン。彼の従兄である剣神龍次郎のペットである。 龍次郎は悪の組織ブレイカーズの大首領で、ヒーローである正一からすればチャメゴンは敵のペットということになる。 だがペットに罪はないし、たとえ罪があったとしても殺す気にはならない。 それにチャメゴン自体は頭が良くて長生きしているだけのシマリスである。 正一に反抗したとしても、せいぜい噛みつくくらいが精一杯であろう。 チャメゴンもそれが解っているから、不満ながらも正一の帽子に入っていたのだ。 そんな彼が研究所に近づいた瞬間、ぶるぶると震えだした。 まるでこの研究所には何かあると言いたげに。 ―それでも入らないわけにはいかないだろう 正一はそう思っていた。無論研究所には首輪の情報があるかもしれないという考えもある。 だがそれよりも入りたいと強く感じさせたのは、この研究所にブレイカーズのマークが印されていたからである。 ―龍次郎はここに研究施設があることを知ってるのか…いや知らないだろうな 知っていたなら、龍次郎は参加者ではなく主催者として参加していたはずだ。 つまりこの研究所はブレイカーズを騙る者によって建てられたか、あるいは龍次郎に反旗を翻したブレイカーズの構成員の仕業と見るべきだろう。 ―反旗を翻した…そんな心当たりのある人物なんて一人しか思い当たらないけどな 彼が思い浮かべたのは、藤堂兇次郎というマッドサイエンティストである。 何度か彼と接触したことがあったが、そのときの態度からは龍次郎に対する忠誠心のようなものを感じることはできなかった。 もしワールドオーダーが実験の場を提供すると言われたら、喜んで彼は自らの雇い主を売ることだろう。 ―こうなると首輪も兇次郎が作成したって線もないわけじゃないか…? しかし騙る者によって建てられたという考えも捨てられない。首輪に対する考えを兇次郎が作成したという方向へ誘導されてる可能性があるからだ。 ―やはり研究所を調べるまでは保留だな 結論としてはやはり研究所に入る必要があるということだ。 故に入ろうと研究所の前までやってきた。 ―あの子は研究所の扉の前で何をしているのだろう… そんな研究所の前では、一人の少女が自動扉の前を往復していた。 文字通り、自動扉の前に行ったり来たりしているのである。 なにやら楽しげに行ったり来たりしているが、何がそんなに楽しいのだろう。 「あー、ちょっといいか?」 「すごい!この扉!勝手に開くなんてすご……!?」 瞬間、なぜかビンタされた。解せぬ。 ★ ★ ★ 「す、すみませんでした」 「いや、こっちもいきなり声をかけてすまなかった」 ひと悶着あった後、互いに自己紹介をした。 彼女はミリア・ランファルトと言い、今年もう15になる少女だ。 兄もこの殺し合いに連れてこられているらしく、なんとか合流したいと思っているらしい。 ―兄妹関係の人たちをこんなモノに巻き込むなんて…ワールドオーダー、思った以上にゲスらしい 「あの、その表情は怖いです…」「え、あ、ごめん」 どうやら怒りのあまり、表情が強張ってしまったようだ。 ミリアを怖がらせてしまったので、正一は謝罪する。 「…ツルギさんもワールドオーダーさんは許せませんか?」 「…当たり前だ、あいつはこのまま野放しにはしておけない」 「…そうですよね、このままじゃいけませんよね」 「…?」 何故だかわからないが、正一はミリアは何やら怒りを覚えることに憂いているように感じた。 何やら空気が重くなってしまったので、別の話題を振ってみる。 「そういえば、なんで扉の前を行ったり来たりしてたんだ?」 「あ、そ、それは、…自動ドアなんて見たことなかったので…その、つい」 「???」 「こ、この話はいいですから!中に入りましょう!」 そう言ってミリアは先に研究所に入ってしまった。 後を追って、正一も中に入る。 「…これがブレイカーズの研究所か」 中に入った正一はそう呟く。 一階には受付カウンターがあり、中央には階段とドラゴモストロを模した銅像がある。 その他のスペースは見てみないとわからないが、おそらく資料の保管庫や倉庫だろう。 受付に電話が設置されてないことを考えると別の場所に通信室のようなものもあるのかもしれない。 階段は上だけのではなく、下にも続いており、どうやら地下にも階層があるらしいと解る。 ―となると研究スペースは地下か? おそらく地下に実験ルームを設置しており、そこのデータを二階に保存しているのだろう。 その証拠に各フロアを塞げるように、防護シャッターが備え付けてある。 おそらく地下も急場の際にはシェルター化するのだろう。そう考えると地下にデータがあるとは考えにくい。 データの捜索をするべきなら二階を重点的に調べるべきか。正一はそう考えていた。 ふとミリアのことを忘れて思考に没頭していたのに気づき、あわてて様子を見る。 そこにはじっと銅像を眺めるミリアの姿があった。 その瞳に映る色はなにやら哀しそうに見えた。 「…?ミリアちゃん?」 「…え、ああ、すみません、つい先走ってしまって」 「いや、いいんだ、とりあえず二階に行ってみようかと思うけどいいかい?」 「はい、二階ですね!」 そう言って彼女は二階へ上がっていく。 先ほどの銅像を見つめる目つきはなんだったのか問いかけてみたかった。 だがあまり踏み込み過ぎるのも失礼だろうと思い正一は踏みとどまった。 ふとそういえば震えていたチャメゴンはどうしただろうかと思った。 頭に触れると何時の間にやら抜け出したのか、チャメゴンの気配はなかった。 「え?あれ?チャメゴン!?」 思わず声を上げる。龍次郎ほどチャメゴンを愛しているわけではないが、ここは殺し合いの場だ。 流石にチャメゴン一匹だけで行動させるのは危険だと思い、探しに行こうとした。 「きゃあああああああああ!!」 「!?どうした!」 だが今度は二階でミリアの悲鳴が上がった。 ―ごめん、後で探すからしばらく一匹で頑張ってくれ! チャメゴンには申し訳ないと思ったが、一般人の救助を優先し、ミリアの元へ向かう。 二階のどこから悲鳴が上がったのかは、すぐにわかった。 ミリアは二階の部屋に入らず、廊下の前で立ち尽くしたままだったからである。 ミリアはその部屋を青ざめた表情で眺めている。 「一体何が…」 正一も続いてその部屋を見る。 「 な」 思わず息を漏らす。 そこは巨大なモニタールームであった。 所狭しと100台近いパソコンが並べられており、まさにデータを閲覧するにはうってつけの部屋に見える。 だが二人が驚いたのは、そこではない。 その部屋には先客がいたのだ。 その人物は椅子にただ座っているだけだった。 髪は金髪で体格からすると女性のように見える。 女性はただ椅子に座って何かを考えるしぐさをしていた。 その背中から触手が伸びているという点を除けば、全くもって普通であった。 触手は忙しそうにパソコンを操作していた。いや操作しているように見える。 実際には電源を点けて、触手をケーブルに差し込んでいるだけだ。 良く見てみれば触手の形状はケーブルの差込口に入るように変形している。 ―データを片っ端からダウンロードしているのか…? このような存在をなんというのだろう。 少なくとも人間ではない。だが怪人かと言うとそんな風にも見えない。 悪党商会にもこんなに奇怪な形態をとった人材などいなかったと思う。 ありえるとしたら地球外から訪れた第三者。 「…う、宇宙人か?」 正一は知識の中からそれを無理やり絞り出す。 彼が気づけたのは、JGOEにたまにそう言った情報が流されることがあるからだ。 だがその報告をほとんどの同僚はデマだと考えていた。 正一も一応目は通していたものの、本当に実在するとは思っていなかった。 「…データ回収完了…さてこれからどうするべきかな…」 データをあらかた調べ終えたのか、女性はそう言葉を漏らした。 そしてこちらの方を向き、二人を眺めてしばらく静止した。 どうやら作業に集中していて気づいてなかったらしい。 「…そこで何をしている?」 彼女はそう問いかけてきた。 正一が宇宙人に応える。 「あんたこそ、こんな所でなにを回収してたんだ?」 「質問したのはこっちなんだが、まぁいい…首輪に関係するデータをあらかた回収して回ったのだよ」 やはりここに首輪のデータがあったようだ。 ならここで首輪の解析をすれば首輪を外すことが― 「残念ながらそれは不可能だ」「…どういう意味だ?」 「何故なら私はお前の敵だからだよ、剣正一」 「…なぜ俺の名前を?」 敵と言う言葉も気になるが真っ先に浮かんだ疑問を先に聞いた。 だがある程度の推測はできている。ここはブレイカーズの研究所だ。俺のデータだって― 「確かに載っていたが、それはあくまで変身後のデータだけだ。ここの首領は従弟思いらしいな」 「…さっきからまるで俺の考えを先読みしてるかのようだな…まさか」 「その通りだよ剣正一。私は人の思考が読むことができる。…流石だな、探偵をやっているだけあって思考速度が速い」 何に対して流石と言ったのか、剣正一にはわからない。 だがさっき浮かんだ考えの中には最悪のパターンがあった。もしその通りなら― 「逃げるぞ!」「え!?」 とっさにミリアの手を引いて、この場から離れる。 ミリアはわけがわからないような顔をしているが、説明している暇はない。 もし考え通りなら― 「流石にヒーロー、その勘は大切にするといい…この場から逃げ切れたらの話だがな」 その時、反応できたのはヒーロー経験で鍛えられたある種の勘とその鍛え抜かれた肉体のおかげとしか言いようがない。 実際抱きかかえたミリアも「え?」となにが起こったのか把握できていない。 当たり前だ。相手はノーモーションで攻撃を仕掛けてきたのだ。 先ほどまで自分たちがいた場所の床下から触手が生えてくるなんて想像できるわけがない。 「…な、なんで?」 「あいつは首輪のデータを回収したって言ってた。この研究所にはそれ以外のデータもあるって言ってた」 「そ、それが?その中から首輪のデータを回収するのは普通じゃ」 「じゃあ」 「そんな膨大なデータの中から首輪のデータだけをピンポイントで回収できるのは何故だ?と言いたいのだろう?」 正一の言葉の続きを語りながら、宇宙人はゆっくりと歩を進める。 背中からは触手が蠢き、その両の手も獲物を刈り取らんと様々な凶器に変形している。 「考え通りだよヒーロー、私は主催者が送り込んだもう一人のジョーカーだ」 そうして宇宙人は二人に向かって、襲い掛かってきた。 ★ ★ ★ ミルファミリーの面々は研究所を目指していた。 理由は正一と同じくこの研究所に首輪に関する情報があるのではないかと思ったからだ。 「でも実際首輪の情報なんて残ってるのか?」 葵は懐疑的であった。 こんな場所にそれみよがしと設置されている研究所にデータなんてあるわけないと考えているのだ。 「いや、もし藤堂兇次郎が協力者なら間違いなくデータが残っている」 「その根拠は?」 「長年の付き合いから導き出された直感だな!」 葵はため息を漏らすが、ミルは真面目な表情で続ける。 「実際データは残してあると思う、あいつは自分が実験できれば良い奴だからな。 そういうデータの管理には疎いのだ。あいつの助手もそういう管理には疎い戦闘用アンドロイドだったしな」 「…それなりにデータが残ってると思われる根拠はあるんだ」 「うむ…故にもしデータが無いとすれば、この会場に招かれた第三者の仕業だろうな」 「…もう一人のあいつか、そういや忘れてたな」 この会場には急場で書き換えられたもう一人のワールドオーダーがいた。 そいつなら確かに首輪のデータを削除するという行動にも移りそうだ。 奴らの目的はこの殺し合いを迅速に進めることで、脱出の鍵となる首輪の情報は是が非でも隠匿したいはずだ。 「いや、むしろミルはそれとは別に協力者がいると考える」 「…あれの他にも協力者が?」 その可能性は考えてなかったので、葵は思わず尋ね返す。 「…簡単に言えばあからさますぎるのだ。あれじゃあ皆に警戒してくれと言っているようなモノ。 ジョーカーとして機能しているとは言い難い。むしろあれは周囲の警戒を引きつけさせるためだけに書き換えられたのではないかとミルは思う」 「つまり本命は別にすでに動いているっていうの?」 この場にはジョーカーが二人いるかもしれないと知って、半ば表情が強張る葵。 そんな彼女らに一匹の獣が近づいて行った。 ★ ★ ★ ジョーカー。 無論剣もあのワールドオーダーがもう一人の自分を送っただけで満足するとは思ってはいなかった。 だが、彼は人間の可能性が見たいと言っていたはずだ。それが何故宇宙人をジョーカーとして送っているんだ? 「余計なことを考えている暇はあるのか?」 宇宙人はそう言いながら攻撃してくる。こうした思考も読み取られているのか。 正一は向かってきた触手をなんとかそれを避けながら一階へ降りる。余計なことは後回しにする。今とにかく逃げなくては。 本当ならアレを野放しにするのは得策ではない。だが特製のスーツを着ていない正一は鍛えただけの一般人と大差ない。 それに今はミリアがいる。彼女を危険に巻き込むことはできなかった。 そうして一階へ降りた時、彼は違和感に気づく。 ―な、なんで防護シャッターが下りてるんだ!? ここは仮にも研究所。万が一のために防護シャッターくらいは備え付けてある。 正一も実際その目で確認している。だが先ほどは降りていなかったはずだ。それが何故― 「先ほどお前たちの姿を確認した時に起動させてもらった」 宇宙人がそう言ってきた。手にはいつの間にかリモコンのようなものがある。 そうこいつは自分たちよりも早くに研究所に入っていたのだ。 ならばこの施設の機能のすべてを頭に入れてないだなんて、どうして考えられたのか。 「まぁ焦りを覚えても仕方がないさ、お前はただの人間で、私は宇宙人なんだ、焦りを覚えない方がおかしい」 「…俺はただの人間じゃない」 「ナハト・リッターだろ?だが鎧がなければお前は鍛えただけの人間だ」 そう言って彼女は触手を再度伸ばしてきた。前方には触手、後門にはシャッター。 万事休すか。思わず正一は目を瞑った。 「ElCriC!」 ふと横から声が聞こえた。 目を開いてみると、触手は自分たちを避けるようにシャッターを貫いていた。 「え?」「黙っていてすみません、ツルギさん」 そうして先ほどまで抱き上げていた少女を見つめる。 少女はいつの間にか手に杖を持っていた。その杖は先端からわずかながら光を発している。 よく見れば、それは自分のバッグに入っていた杖である。 魔法を習得していれば有用なようだったが、自分には使い道がなかったので入れっぱなしだった物だ。 「ほう、それが魔法とやらか」 宇宙人がそう呟く。 正一も実際に目の当たりにしたのはこれが初めてだ。そしてそれを使える人物と出会うのも。 剣は思わずミリアに尋ねる。 「ミリアちゃん、これは」 「すみません、でも今は説明してる場合じゃないですよね」 そう言って、ミリアはさらに呪文を唱える準備をする。 「ほう、魔法と言うのは一度に別の魔法を使うことはできないと聞いたが」 「…詳しいんですね、確かにその通りです、でもそれは詠唱が終わればの話、詠唱が続いている間は前の魔法は発動したままなんです」 なるほどと納得した様子を見せながら、宇宙人は静観を決め込んだ。 触手は円状に広がった盾の周りをうろついている。 「…これから逆転の秘策でもあるのか?」「いいえ、残念ですけど逃げるのが精一杯です」 正一はそう尋ねたが、ミリアは申し訳なさそうに笑う。 逆転の秘策はなくても、この場から逃げ出せるのならそれだけでも上出来だ。 「今から行う魔法は帰還魔法です、私たちをはじまりの場所に転移させます」 「なるほど、つまり一旦離れ離れになるわけだ」 「ええ…すみません、この場所からも遠ざけることになってしまいます」 それ自体は別に構わない。だが何故だろうか。正一にはミリアが嘘をついているように見えた。 宇宙人の方の態度からもそれを窺える。攻撃が通用しない盾を広げているのにもかかわらず、奴は触手を展開したままだ。 そして先ほどのやりとりから考えると―。 「正解だ、剣正一。その娘は自分を犠牲にしてお前を助けようとしているのだよ」 宇宙人の返答に剣は答えない。ただミリアに確認する。 「…本当にそうなのか、ミリアちゃん」 「…仕方がないんです、私この場の皆さんの役に立てませんから」 ミリアは悲しそうにそう告げる。 「…そんなことはない、君がいなければ俺はここで死んでいた」 「もともとこんなことに巻き込まれたのも私のせいです…それに私はツルギさんのように頭もよくありません」 「いやそんなこと言ったら俺だってスーツがなければ戦いには参加できないし」 「…でもこの場で求められるものは賢者です」 彼女はそう言った。 「…どうして?」 「首輪が解除されればみんな、この殺し合いがいかに無益なのかわかってくれます。 でも私の魔法ではこの首輪を解除することはできません。 ですから私のように魔法を使う事しか能がない人よりも、ツルギさんのように考えを巡らせることの出来る人の方が生き残った方がいいんです」 「…そうかもしれないな」 実際そうかもしれない。 いくら戦いが強いものだけが生き残っても最終的に首輪を解除できなければ反旗を翻すことはできない。 それで困らないのは、すでに乗ってしまったものか、目の前にいるジョーカーくらいだ。 「だけどだからといって犠牲になるのは早計だ」 「でも、この盾もいつまでも展開できるわけじゃありません、このままじゃ」 「いや秘策ならもう浮かんだよ」 宇宙人が驚いた表情を浮かべた。 当然だろう。その浮かびあげた秘策は完全に他人任せだからだ。 思わず彼女は口を開いた。 「…正気か?シマリスに一縷の望みを託すなど」 「本気さ、あいつはただのシマリスじゃないからな」 おそらくチャメゴンはこの宇宙人がこの建物にいることを悟っていて震えたのだろう。 そしてこのままでは死ぬと思い逃げ出した。ここまでは間違いない。 だがあれはあんなナリでもブレイカーズの大首領のペットだ。やられっぱなしなんて認められるわけがない。 「だが、それはお前がそう思っているだけだろう?実際はそんな殊勝な奴じゃないかもしれないぞ」 「それこそ可能性の話さ、あいつが龍次郎のペットなら必ず戻ってくる」 ―そしてその時こそが俺たちがお前を追い詰める時だ そんな思考を読み取り宇宙人は思わず失笑する。 「こんなものに付き合って命を無駄にするつもりなのか?」 そしてミリアにそう問いかける。 ミリアもはたして正一の秘策をどこまで信じていいものかと困惑していた。 そして正一の表情を見る。彼は目を閉じていた。いや正確には何かが来るのを待っていた。 「…わかりました、待ちます。でももしもの時は魔法を使います」 「勿論、そうなったら仕方ないな」 本気で意志を固めたらしい。これだから人間は理解できない。 彼女がそう考えた時、それは来た。 突然防護シャッターごしに強風が研究所の二階に吹き荒れた。 「!!?」 気を緩めすぎていたのだろう。突然の強風に宇宙人は耐えきれず後方に吹き飛ぶ。 防御魔法で周りを覆ってなかったら、正一たちも吹き飛んでいただろう。 「と、とりあえず撃ったけど、これでいいのか?」 「さぁ?ミルはそこらへんはテキトーだからな」 「…ちょっと不安になったがまぁ大丈夫だろ」 そう言って青いマフラーを靡かせた少女と小さい幼女が二階にやってくる。 幼女の手にはなにやら鳥の頭の形をした特徴的な銃が。 そして少女の肩には一匹のシマリス―チャメゴン―が乗っていた。 チャメゴンは正一を見ると、感謝しろとでも言いたげに踏ん反りがえっていた。 正一は苦笑しながら、宇宙人に勝ち誇った。 「賭けは俺の勝ちだな」 「まさか本当に救援にくるとは思わなかったな…」 宇宙人はそう呟く。廊下の奥まで吹き飛ばされたが、負傷してはいない。 まだ戦うことはできる。 「…四人か…さすがにこの数を相手取るのはめんどうだな」 とはいえ風で吹き飛ばされた際は身体中がバラバラに散らばっていた。相手がその隙をついてくることはなかったが、次もそうとは限らない。 マフラーの少女が「…新種の吸血鬼?」などと呟いているのを、尻目に見ながら宇宙人は床に手を当てた。 「…何をする気だ?」 「お前たちを殺してやってもいいんだが、この場ではあまり消耗をしたくない」 ―故にこの場はお前たちに勝ちを譲ってやる。 そう言って彼女は姿を消した。 正確には床に穴をあけてその下に降りた。 思わずその穴まで向かう。 そこには宇宙人の姿はなく、繋がりっぱなしの電話が転がっていただけであった。 「…逃げられたか」 あれほど危険な人物を野放しにしてしまったのは痛手であった。 だがとりあえず今は誰の命も失うことなく、戦いを終わらせたことを素直に喜ぶことにした。 【C-10 研究所二階/黎明】 【剣正一】 [状態]:健康、疲労 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、ランダムアイテム0~1 [思考・行動] 基本方針 ナハト・リッターとして行動する 1 とりあえず疲れたな… 2 この場に集まった人たちと自己紹介を踏まえた状況確認をしたい 3 チャメゴンには助けられたな… ※宇宙人がジョーカーにいると知りました。 ※研究所がブレイカーズの研究所だと知りました。 ※藤堂兇次郎がワールドオーダーと協力していると予想しています 【ミリア・ランファルト】 [状態]:健康、疲労 [装備]:オデットの杖 [道具]:基本支給品一式、ランダムアイテム0~3 [思考・行動] 基本方針 この殺し合いの無意味さを説く 1 賭けが成立してよかったです… 2 この場に集まった人たちはどのような人たちなのでしょう 3 兄さんと合流したい ※宇宙人がジョーカーにいると知りました 【ミル】 [状態]:健康 [装備]:悪党商会メンバーバッチ(1番) [道具]:基本支給品一式、フォーゲル・ゲヴェーア、悪党商会メンバーバッチ(4/6)ランダムアイテム0~2 [思考・行動] 基本方針 ミルファミリーで主催者の野望を打ち砕く! 1 亦紅とルピナスを探す!葵の人探しにも手伝ってやるぞ♪ 2 首輪を解除したいぞ。亦紅、早くいつもみたいに必要な道具を持ってきてほしいのだー 3 ミルファミリーの仲間をいっぱい集めるのだ、この人たちも仲間に入れるぞ ※ラビットインフルの情報を知りました ※藤堂兇次郎がワールドオーダーと協力していると予想しています 【空谷葵】 [状態]:健康、肩にチャメゴンを乗せている [装備]:悪党商会メンバーバッチ(2番) [道具]:基本支給品一式、トマトジュース(5/5)、ランダムアイテム0~1、チャメゴン [思考・行動] 基本方針 ミルファミリーで主催者の野望を打ち砕く! 1 ミルはあたしが守る! 2 亦紅、ルピナス、リクさん、白兎、佐野さんを探す 3 ミルファミリーの仲間を集める ※ルピナス、亦紅、藤堂兇次郎の情報を知りました ※ミルを頭の良い幼女だと認識しています。元男は冗談だと思っています。ただし藤堂兇次郎についての情報は全面的に信用しています ★ ★ ★ 宇宙人―セスペェリア―は考える。 受話器から出た先では、なにやら殺人が起こりそうであった。 このまま眺めるのも一興だったが、自分がジョーカーだと剣たちに知られてしまったので、仕方なく男を叩きのめした。 そして助けた少女に事情を偽って説明する。 こうすることで自分は少女には、姿かたちのせいで誤解されている哀れな化け物に見えたことだろう。 剣たちが自分をジョーカーだ、マーダーだと訴えたところでそんなに早く人の考えを変えさせることはできない。 そしてその隙に乗じて殺す。現状ではこれが理想の形に思える。 ―まぁやばくなったら切り捨てればいいだけか 滑車に乗せた男を気にかけている時田を見ながら、セスペェリアはそう思った。 ―時田は優しいな、自分を殺そうとした男を混乱してたからだという理由で許してやるとは しかし残念ながら、その男は混乱してたから時田を殺そうとしたのではない。 男―京極竹人―は一種の我慢弱い人間だ。ひとたび殺人衝動を引き起こしてしまうと誰かを殺すまで治めることができない。 故に京極は時田を見つけた時、こう思ったはずだ。 ―この娘を殺せば、理性的な人間に戻れる。 実際そのような台詞をセスペェリアは受話器から這い出る際に聞いていた。 だからこそこの男を生かしたのだ。殺し合いの円滑な進行こそがジョーカーの役割。 マーダーを減らすような真似はしたくなかった。 ―とはいえ、目が覚めたら殺人衝動も収まっていたなんてこともあるかもしれないが。 だがそれはそれでいいかと彼女は思う。 むしろその方が悲惨かもしれない。仲が良くなった少女を果たして京極はどのような心境で殺すのか。 近い未来訪れるやもしれない未来図を想像して、セスペェリアは密かに笑みを浮かべた。 彼女が何故ジョーカーになったのか、あるいはなれたのか、その答えを明かすのはまた今度にしよう。 【E-7 鉱山内部 休憩所付近/ 黎明】 【セスペェリア】 [状態]:健康、疲労(ふり) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、電気信号変換装置、ランダムアイテム0~2 [思考・行動] 基本方針 ジョーカーとして振る舞う 1 とりあえずしばらくは時田らと行動するか 2 ついでに剣たちの悪評をばら撒こう 3 京極が起きた時が非常に楽しみだ ※この殺し合いの二人目のジョーカーです ※何故ジョーカーとなったあるいはなれたのかは、後続にお任せします 【時田刻】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、地下通路マップ、ランダムアイテム0~2 [思考・行動] 基本思考:生き残るために試行錯誤する 1 とりあえずセスペェリアさんは信頼できそう 2 この男の人も運んであげよう 3 次に…次に何が起きるの…? 【京極竹人】 [状態]:負傷、気絶 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式、アイスピック、ランダムアイテム0~2 [思考・行動] 基本思考:??? 1 ??? ※次起きた時、殺人衝動が収まっているかどうかは後続にお任せします 支給品説明 【チャメゴン】 秘密結社ブレイカーズ大首領・剣神龍次郎の飼っているオスのシマリス。 龍次郎が大首領になった際に、先代大首領であった龍次郎の叔父から就任祝いとしてプレゼントされたのが出会い。遺伝子操作が施されており、そこらのシマリスより長生きで頭も良い。 一般人の知り合いの少ない龍次郎にとって唯一とも言える親友と呼べる存在。 ちなみに名前の由来は、特撮コメディドラマ「快獣ブースカ」に登場する同名の快獣から。 【オデットの杖】 魔女オデットが扱う杖。これを魔法を扱う者が持てば通常よりも効果の良い魔法を扱うことができる。 【電気信号変換装置】 電話がつながった状態で使用すれば、その場所へ受話器を通じて移動することができる装置。 ただし移動途中で電話が切れると、元居た場所に戻されてしまう。 使用後2時間経たないと再使用できない。 【アイスピック】 氷を割るための道具。ロワでは刺殺専用。 029.工房の魔女 投下順で読む 031.Eyes Glazing Over 028.今、此処に目覚めた深紅の影を称えよう 時系列順で読む メビウスの先には? 時田刻 百鬼夜行――通り悪魔 GAME START セスペェリア GAME START 京極竹人 GAME START 剣正一 暁の騎士 GAME START ミリア・ランファルト チーム名は…ミルファミリー! 空谷葵 ミル
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ゲーム内イベント・キャンペーン履歴謹賀新年! ホロンの 新春すごろく (2019/01/14 09 00迄)イベントの遊び方ゲーム内の遊び方表記 イベント報酬マスの報酬(スタート順) 福袋の中身 (ランダムで下記のいずれかが獲得できます) 初心者さん応援プレゼントキャンペーン (2019/01/10 09 00迄)イベント内容追加配布内容(2018/12/06追加) 年末年始ログインキャンペーン (2019/01/07 08 59迄)概要ゲーム内表記 報酬内容 ゴールド タッピーチャンネル「年末年始スペシャル」 (2019/01/07 01 00迄)イベント内容 Lena's メリークリスマス! Holiday event (2018/12/27 09 00迄)イベント概要 プレゼントボックス報酬 累計報酬 ランク報酬キャンディードロップ数 イベントに関する注意事項 イベント経過 冬の訪れ ビンゴイベント ビンゴ!ビンゴ! (2018/12/08 09 00迄)イベント内容 ビンゴポイント獲得方法 ビンゴシート イベントの注意事項 [メインストーリー2オープン] ルピナスグランプリ進出記念 ★4[LupinuS]Stage ver.スカウトイベント (2018/11/28 09 00迄)イベント詳細 イベントタイムテーブル イベント経過 ユニット「フェアリーオブスター」ウェイン加入記念! We❤ウェインファンクラブ (2018/11/17 08 59迄)イベントルール 報酬一覧イベントポイント報酬 (累積) ボーナスプレゼント (累積プレイ回数) 獲得ポイント数 注意事項 祝!20万ダウンロード突破!20万ダウンロード記念プレゼント (2018/11/09 09 00迄) 20万ダウンロード記念イベント(タッピーチャンネルとゴールドチャンネルが同時開催) (2018/11/04 23 00迄) ジョーカー・エリスのパンプキンマシンイベント(ハロウィンイベント) (2018/11/01 09 00迄)1.パンプキンマシンで遊ぼう!<パンプキンコイン獲得方法> パンプキンマシン 当選アイテムリスト 2.累積報酬をもらおう! ◆注意事項 ゴーストバトルオープン記念イベント!!エリーとジェシーのライバルマッチ! (2018/10/24 09 00迄)報酬内容チームの勝利のために! <チーム対抗戦> ゴーストバトルでバトルエナジーを集めよう! <プレイボーナス(毎日)> バトルエナジーを貯めてプレゼントを獲得しよう! <プレイボーナス(累積)> 祝!10万ダウンロード突破!10万ダウンロード記念プレゼント (2018/10/12 23 59迄) 10万ダウンロード記念ログインキャンペーン (2018/09/27 08 59迄)イベントの注意事項 スタートダッシュパッケージの購入制限を緩和 新パッケージ登場 (2018/11/01 09 00迄) 秋の夜長にTAPSONIC TOP! お月見イベント (2018/10/09 09 00迄)イベントルール 報酬一覧イベントポイント報酬 (累積) ボーナスプレゼント 獲得ポイント数 スター★デビュー ファンクラブプロジェクト (2018/10/03 09 00迄)ファンポイントをアイテムと交換 累積交換ボーナス 注意事項 スタースカウトイベント スイ TOP X DJMAX (2018/10/01 09 00迄) 日本配信 ★ 記念イベント アポロのスター育成キャンプ (2018/09/27 09 00迄 日本時間)デイリーミッション - 毎日交換できる トップスターへの道 -条件達成でゲット! イベントに関する注意事項 ゲーム外キャンペーン履歴Twitterアイコン+ヘッダープレゼント企画&RTキャンペーン! ( 2018/12/19 - 2019/01/07 10 00 ) #私の推しスター_タップトップ ( 2018/11/30 - 2018/12/中旬 ) Twitterフォロー&リツイートキャンペーン ( 2018/08/24 - 2018/09/12 ) 事前登録でプレゼント ( 2018/08/24 - ) ゲーム内イベント・キャンペーン履歴 謹賀新年! ホロンの 新春すごろく (2019/01/14 09 00迄) 公式Blogでの開催告知 +公式告知 サイコロ※サイコロは1日10回まで振ることができます。(毎日午前9 00にリセットされます)福袋 公式告知公式告知 公式告知
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獣族の中級ユニット 蜘蛛の巣を飛ばし、複数の敵ユニットにダメージを与え、減速させる 能力・ステータス 使用人口 2 種別 地上/機械 コスト 1000 技術費用 500 HP 120 攻撃 25 射程 25 防御 4 移動速度 10.00 HP回復 2/秒 攻撃対象 地上 特効 なし アップグレード レベル コスト 効果 Lv1 1 攻撃時に敵3体にダメージを与える Lv2 2 攻撃時に追加で敵を1秒スタンさせる Lv3 3 攻撃時に敵4体にダメージを与える 同系列ユニット ウェブスピナー アラクネー 兵種スキル 毒網 クールダウン 4.00秒 射程 21 ウェブスピナーが毒糸を吐き、周囲2体のユニットにそれぞれ25ダメージを与え、減速させる 攻略 自身使用時 -少数だと、威力が低い -突撃能力の無い防御ユニットに有効 敵使用時 -蜘蛛は対空不可 解説 対人類で強いユニット 敵を連続スタンで足止めしつつ敵を倒すユニット マークスタイガーやエレファントヴァンガードと相性がよい ウェブスピナーは量産しやすいので、犠牲枠にして終盤空ユニットに切り替えるのもよい 使用する場合は少なくともLv2、出来ればLv3にまで上げておきたい ストーリー 昆虫、甲殻類、蜘蛛類等の節足動物は、脱皮でしか体を大きくする事が出来ない外骨格構造、開管式血液循環系、及び大体を制御する事が出来ない単純な神経系を有している。長い間、人類の生物学者はこれらの生物が大型動物相に脅威を与える程の力はないと信じていた。 しかし、「戦争獣」の製造プロセスに記載された方法で、人類は確かにマンモスのような大型蜘蛛型生物を製造したことがあった。体重は普通の蜘蛛の800万倍の新種は製造者自身も戦慄させられました。おそらく彼らはこれらの昆虫に自己意識が発生すると反乱を起こすだろうと思っていたに違いない。1mgの脳が数キロまで増加し、ニューロンが100万~数千億まで成長すると、その精密な脳を前に、思考制御するチップはまるで粗末な物になる。 アップデート履歴 ver1.0.0 実装 コメント 愚痴や日記など生産性のないコメントは控えるようにしてください。 ↓アーカイブに重複内容が無いか確認し、考えてから書き込みをしましょう。 アーカイブ1? コメントの際、モラルを尊重した行動をお願いします。 最新の10件を表示しています。 既存コメントに関連したコメントをする場合は、既存コメント文頭の○をクリックし選択した状態でコメントすればツリー化できます。 名前
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アピナ伊那店 住所 長野県伊那市西町5093 最寄り駅 ■車でお越しのお客さま 伊那IC(中央自動車道)から4km。 インターを降りて東へ2.5km、御園交差点を右折し、伊那市駅方面に1.5km南下します。 道路沿いの左側となります。 ■電車でお越しのお客さま 伊那市駅(JR飯田線)下車、県道146号を南西方向(バスターミナル方向)に約1キロメートル。 伊那バス様の手前の交差点を左折、踏切を渡った先です。 営業時間 10:00 ~ 24:00 最終確認日 2021/03/30 設置機種 エレベーターアクション デスパレード ヤングヒーローオブアイランド ロストランドアドベンチャー DARK ESCAPE 3D その他(メンテ等) エレデス 1クレ100円。1P照準ほぼ正確で状態良好。 YoI 1クレ100円。 LA 1クレ100円。 濁S 1クレ200円。
https://w.atwiki.jp/mhf_louise/pages/47.html
今週の【 優先依頼 】 日付 序 中 極 天 11/27(火) ヴォルガノス グラビモス ショウグンギザミ デュラガウア 11/28(水) オオナズチ クシャルダオラ ディアブロス テオ・テスカトル 11/29(木) ディアブロス【亜種】 ティガレックス エスピナス ドラギュロス 11/30(金) キリン ディアブロス【亜種】 アカムトルム クシャルダオラ【錆】 12/01(土) フルフル【亜種】 アカムトルム ティガレックス オルガロン 12/02(日) ゲリョス ノノ・オルガロン バサルモス キリン 12/03(月) ドドブランゴ エスピナス ラージャン グレンゼブル 12/04(火) ショウグンギザミ テオ・テスカトル ヒプノック クシャルダオラ +来週以降 来週以降 12/05(水) リオレイア【亜種】 ヒプノック【繁殖期】 フルフル デュラガウア 12/06(木) デュラガウア フルフル【亜種】 ババコンガ テオ・テスカトル 12/07(金) イャンクック【亜種】 ドラギュロス イャンクック ドラギュロス 12/08(土) バサルモス ラージャン ヴォルガノス クシャルダオラ【錆】 12/09(日) ババコンガ リオレイア【亜種】 グラビモス オルガロン 12/10(月) ヒプノック イャンクック【亜種】 ショウグンギザミ キリン 12/11(火) リオレウス【亜種】 エスピナス【亜種】 ディアブロス グレンゼブル 12/12(水) ヴォルガノス カム・オルガロン エスピナス クシャルダオラ 12/13(木) オオナズチ グラビモス アカムトルム デュラガウア 12/14(金) ディアブロス【亜種】 クシャルダオラ ティガレックス テオ・テスカトル 12/15(土) キリン ティガレックス バサルモス ドラギュロス 12/16(日) フルフル【亜種】 ディアブロス【亜種】 ラージャン クシャルダオラ【錆】 12/17(月) ゲリョス アカムトルム ヒプノック オルガロン 12/18(火) ドドブランゴ ノノ・オルガロン フルフル キリン 12/19(水) ショウグンギザミ エスピナス ババコンガ グレンゼブル 12/20(木) リオレイア【亜種】 テオ・テスカトル イャンクック クシャルダオラ 12/21(金) デュラガウア ヒプノック【繁殖期】 ヴォルガノス デュラガウア 12/22(土) イャンクック【亜種】 フルフル【亜種】 グラビモス テオ・テスカトル 12/23(日) バサルモス ドラギュロス ショウグンギザミ ドラギュロス 12/24(月) ババコンガ ラージャン ディアブロス クシャルダオラ【錆】 12/25(火) ヒプノック リオレイア【亜種】 エスピナス オルガロン 12/26(水) リオレウス【亜種】 イャンクック【亜種】 アカムトルム キリン 12/27(木) ヴォルガノス エスピナス【亜種】 ティガレックス グレンゼブル 12/28(金) オオナズチ カム・オルガロン バサルモス クシャルダオラ 12/29(土) ディアブロス【亜種】 グラビモス ラージャン デュラガウア 12/30(日) キリン クシャルダオラ ヒプノック テオ・テスカトル 12/31(月) 01/01(火) +ローテーション ローテーション No 序 中 極 天 1 フルフル【亜種】 テオ・テスカトル ヴォルガノス クシャルダオラ 2 ゲリョス ヒプノック【繁殖期】 グラビモス デュラガウア 3 ドドブランゴ フルフル【亜種】 ショウグンギザミ テオ・テスカトル 4 ショウグンギザミ ドラギュロス ディアブロス ドラギュロス 5 リオレイア【亜種】 ラージャン エスピナス クシャルダオラ【錆】 6 デュラガウア リオレイア【亜種】 アカムトルム オルガロン 7 イャンクック【亜種】 イャンクック【亜種】 ティガレックス キリン 8 バサルモス エスピナス【亜種】 バサルモス グレンゼブル 9 ババコンガ カム・オルガロン ラージャン 10 ヒプノック グラビモス ヒプノック 11 リオレウス【亜種】 クシャルダオラ フルフル 12 ヴォルガノス ティガレックス ババコンガ 13 オオナズチ ディアブロス【亜種】 イャンクック 14 ディアブロス【亜種】 アカムトルム 15 キリン ノノ・オルガロン 16 エスピナス +未ローテーション 未ローテーション No 序 中 極 天 1 リオレイア リオレイア リオレイア オオナズチ 2 リオレウス リオレウス リオレウス パリアプリア 3 ダイミョウザザミ ダイミョウザザミ ダイミョウザザミ オディバトラス 4 ガノトトス ガノトトス ガノトトス ベルキュロス 5 フルフル フルフル イャンガルルガ ゴゴモア 6 モノブロス パリアプリア ゲリョス 7 グラビモス バサルモス ドドブランゴ 8 イャンクック ヒプノック ドスファンゴ 9 テオ・テスカトル キリン ドスランポス 10 クシャルダオラ ヴォルガノス イャンクック【奇種】 11 クシャルダオラ【錆】 イャンガルルガ ヒプノック【奇種】 12 グレンゼブル イャンクック リオレイア【奇種】 13 ゴゴモア オオナズチ リオレウス【奇種】 14 ドスファンゴ クシャルダオラ【錆】 ディアブロス【奇種】 15 ドスランポス ババコンガ フルフル【奇種】 16 ディアブロス ドドブランゴ エスピナス【奇種】 17 ゲリョス 18 リオレウス【亜種】 19 ショウグンギザミ 20 デュラガウア 21 グレンゼブル 22 ベルキュロス 23 ゴゴモア 24 ドスファンゴ 25 ドスランポス 26 ディアブロス
https://w.atwiki.jp/hiros/pages/22.html
第五回HIRO s杯 主催:作戦参謀M・シルド 開催期間:2008年7月18日~8月18日 優勝者 sura 参加人数:28人 特記事項 初の多リーグ(4リーグ)制の導入。 決勝ステージを従来のトーナメントからリーグ戦に変更。 考察期間の新設等、運用ルールの見直しがなされる。 ★決勝リーグ★ 決勝リーグ リョウ Sura しほ ワトソン 成績 総合順位 リョウ(A) \ × ○ ○ 2勝1敗 準優勝 Sura(B) ○ \ ○ ○ 3勝0敗 総合優勝 しほ(C) × × \ × 0勝3敗 4位 ワトソン(D) × × ○ \ 1勝2敗 3位 ★ 優勝者決勝戦バトルログ ★↑をクリックしてご覧になれます。別ウィンドウで開きます。 注)ログが文字化けする場合は、ブラウザの「表示→エンコード」から調整してください。 ★ 本戦リーグ表 ★ Aリーグ対戦表 Aリーグ TEPPE 基亮 リョウ ノンキ ダウングレード 騎士 ルーク 成績 順位 TEPPE \ × × ○ × ○ ○ 3勝3敗 4位 基亮 ○ \ × × × ○ × 2勝4敗 5位 リョウ ○ ○ \ × ○ ○ ○ 5勝1敗 1位 ノンキ × ○ ○ \ × × × 2勝4敗 5位 ダウングレード ○ ○ × ○ \ ○ × 4勝2敗 2位 執念の騎士 × × × ○ × \ × 1勝5敗 7位 ルーク × ○ × ○ ○ ○ \ 4勝2敗 2位 Bリーグ対戦表 Bリーグ Sura 化石 ぎる 鬼鮫 鴎 唯利 ガスト 成績 順位 Sura \ ○ ○ - ○ ○ ○ 5勝0敗 1位 化石 × \ × - ○ ○ ○ 3勝2敗 3位 ぎる × ○ \ - ○ ○ ○ 4勝1敗 2位 鬼鮫 - - - \ - - - --- 棄権 鴎 × × × - \ ○ ○ 2勝3敗 4位 唯利 × × × - × \ × 0勝5敗 6位 ガスト × × × - × ○ \ 1勝4敗 5位 Cリーグ対戦表 Cリーグ アムジスト おみや レッド JINK クオリティ しほ 魔影 成績 順位 アムジスト \ ○ × × × 1勝3敗 おみや × \ - - - × × 0勝3敗 辞退 レッド×3 - \ × 0勝1敗 JINK ○ - \ × ○ 2勝1敗 クオリティ_70 - \ × 0勝1敗 しほ ○ ○ ○ ○ ○ \ ○ 6勝0敗 1位 魔影 ○ ○ × × \ 2勝2敗 Dリーグ対戦表 Dリーグ サマヨッタ ワトソン ベーコン 破天 たなとし ナンコツ クレイ 成績 順位 サマヨッタ \ × × ○ ○ ○ ○ 4勝2敗 2位 ワトソン ○ \ ○ × ○ ○ ○ 5勝1敗 1位 ベーコン ○ × \ × ○ × ○ 3勝3敗 4位 ハーテンノール × ○ ○ \ ○ × × 3勝3敗 4位 たなとし × × × × \ × × 0勝6敗 7位 ナンコツ × × ○ ○ ○ \ ○ 4勝2敗 2位 クレイ × × × ○ ○ × \ 2勝4敗 6位 ★ 参加者のエントリーポケモン ★ Aリーグ Aリーグ TEPPE 基亮 リョウ ノンキ ダウングレード 騎士 ルーク ヘラクロス ゲンガー バンギラス カブトプス カバルドン ガブリアス カバルドン ギャラドス ムクホーク ミロカロス スターミー ハッサム サーナイト ガブリアス ラグラージ メタグロス グライオン ラムパルド ミロカロス メタグロス ゴルダック ドータクン フシギバナ ヒードラン ムクホーク ユレイドル ミロカロス ユレイドル アグノム ヒードラン ドータクン グライオン グライオン エムリット グライオン ゲンガー クレセリア ジーランス ベトベトン エアームド サンダース マタドガス クレセリア ライコウ マンムー グレイシア ゲンガー グレイシア ノクタス ヒードラン ドーブル ガブリアス ナッシー ハピナス キュウコン ツボツボ ハピナス グライオン ダグトリオ バンギラス ラティアス トゲキッス ピクシー Bリーグ Bリーグ Sura 化石 ぎる 鬼鮫 鴎 唯利 ガスト ギャラドス ゴウカザル グレイシア エテボース ゼニガメ ロコン キノガッサ サンダー クレセリア ムクホーク サニーゴ フシギバナ メタグロス ドータクン ゴウカザル フシギバナ ドーブル スターミー クレセリア カイリュー スターミー ゴウカザル ナックラー ライチュウ ユキノオー キングドラ ダグトリオ ポリゴン2 パールル カイリュウ カイリキー ハピナス ノコッチ メガヤンマ パッチール カイリキー スターミー アグノム ハッサム クレセリア メタモン カイロス ハピナス ヤドラン バンギラス メタグロス ヤミラミ ゴローニャ トゲキッス マンムー ユキノオー トリトドン ラブカス ピクシー Cリーグ Cリーグ アムジスト おみや レッド クオリティ JINK しほ 魔影 クレセリア トゲキッス レジギガス ユクシー ユキノオー ヘラクロス ウィンディ カバルドン ゴウカザル グライオン キノガッサ メタグロス ギャラドス キングドラ ドーブル ガブリアス エルレイド ゴウカザル フリーザー アグノム クロバット マンムー ルンパッパ プテラ バンギラス アグノム ゴウカザル ドククラゲ ブラッキー ロトム ブーバーン ユキノオー ドータクン マンムー マンムー レジロック ドータクン ラプラス レジスチル マンムー バンギラス ユキノオー ガブリアス ユキノオー ユキノオー ラグラージ ギャラドス ドータクン ラグラージ ノクタス ハピナス チャーレム グライオン エテボース ハピナス ラプラス ヨノワール スターミー メタモン ギャラドス ゲンガー グライオン ロトム Dリーグ Dリーグ サマヨッタ ワトソン ベーコン 破天 たなとし ナンコツ クレイ ガブリアス ヘラクロス ヒードラン バンギラス サンドパン ジュカイン ギャラドス ゴウカザル グライオン ギャラドス エアームド サンダース サンドパン エアームド バンギラス ドータクン ヘラクロス ガブリアス ゲンガー マニューラ ハピナス メタグロス ハピナス ゲンガー グライオン ミロカロス バンギラス バンギラス アグノム ギャラドス トリトドン ハピナス ルカリオ エアームド ラティアス クレセリア アグノム ハピナス ラティオス メタグロス ギャラドス ラティオス グライオン トゲキッス グライオン メタグロス カビゴン トリトドン ゴウカザル ハピナス エレキブル ユキノオー ニドキング カイリキー ランターン ガブリアス ドータクン ガブリアス マンムー ラグラージ ヘラクロス クロバット ヒードラン Gリーグ(大会不参加の調整試合相手です) Gリーグ Boost star HIDE RZ-12 ゴウカザル バシャーモ グライオン ブースター ジバコイル ユキノオー グライオン ユキメノコ ユキメノコ ドククラゲ フォレトス ドータクン マンムー ロトム トドゼルガ カイロス ドンファン ヒードラン ゲンガー トゲキッス ランターン ヤドラン スカタンク ヘラクロス ギャラドス ブニャット ドククラゲ 勝 1敗 勝 敗 勝 敗
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【000 ~ 100】 No タイトル 登場人物 場所 時間帯 作者 000 いつか革命される物語 ワールドオーダー ? ? ◆H3bky6/SCY 001 Dumme Marionette りんご飴 B-10 廃村 深夜 ◆C3lJLXyreU 002 SILVER&RABBIT 氷山リク雪野白兎 I-6 道路 深夜 ◆dARkGNwv8g 003 Dragon Ash ミロ・ゴドゴラスⅤ世水芭ユキ A-6 草原 深夜 ◆EpYl4g9bvg 004 二人のクロウ 鴉クロウ B-4 多目的ホールC-5 病院 深夜 ◆FmM.xV.PvA 005 縁起 白雲彩華ペットボトル暗黒騎士 F-10 廃棄処理場 深夜 ◆lylJLXDS.6 006 Dirty Deeds Done Dirt Cheap 茜ヶ久保一スケアクロウ麻生時音 H-9 学校 深夜 ◆EpYl4g9bvg 007 史上最強の弟子ケンショウ 新田拳正斎藤輝幸 E-3 草原 深夜 ◆H3bky6/SCY 008 世間話 一ノ瀬空夜音ノ宮・亜理子月白氷 A-8 草原 深夜 ◆t2zsw06mcI 009 探し人は誰ですか カウレス・ランファルト上杉愛 F-6 山道 深夜 ◆Y8r6fKIiFI 010 アンシーズ~刀侠戦姫贖罪録~ 亦紅サイパス・キルラ遠山春奈 G-3 森H-3 森 深夜 ◆C3lJLXyreU 011 Hello,Monster ヴァイザー詩仁恵莉オデット榊将吾佐藤道明 J-8 市街地J-9 ホテル 深夜 ◆tcUmrFuW/A 012 好奇心は猫を殺すか 四条薫覆面男アザレア H-6 電波塔近く・南 深夜 ◆H3bky6/SCY 013 魔王の選択 ディウス D-3 灯台付近上空 深夜 ◆FmM.xV.PvA 014 Amantes amentes 佐野蓮クリス E-5 草原 深夜 ◆C3lJLXyreU 015 メタ・フィクション 森茂主催者 I-4・西洋貴族館I-4・草原 黎明 ◆Y8r6fKIiFI 016 メビウスの先には? 時田刻 E-7 鉱山内部 休憩所 深夜 ◆opzAAxFjbs 017 一二三九十九の場合 一二三九十九夏目若菜 D-7 ボート小屋 深夜 ◆H3bky6/SCY 018 悪の女幹部 馴木沙奈大神官ミュートス近藤・ジョーイ・恵理子 D-6 草原D-4 草原 黎明 ◆t2zsw06mcI 019 俺がお前でお前が俺で 裏松双葉天高星 I-9 市街地 深夜 ◆H3bky6/SCY 020 人選ミス アサシンイヴァン・デ・ベルナルディ F-7 山荘 深夜 ◆FmM.xV.PvA 021 『嘘喰い』 初山実花子 C-5 病院 深夜 ◆rFUBSDyviU 022 戸惑うドラゴモストロ 剣神龍次郎 I-8・ビル街 深夜 ◆Y8r6fKIiFI 023 俺の知ってるバトルロワイアルと違う 船坂弘長松洋平ガルバイン B-7 草原 深夜 ◆H3bky6/SCY 024 チーム名は…ミルファミリー! ミル空谷葵 D-9 草原 深夜 ◆C3lJLXyreU 025 殺し屋二人とどうしようもない悪党(戦闘員) 鵜院千斗バラッドピーター・セヴェール J-8 警察署 深夜 ◆FmM.xV.PvA 026 邪神降臨 ロバート・キャンベルリヴェイラ E―2 草原F―1 洞窟の外 深夜 ◆rFUBSDyviU 027 You should be SARTRE than that ルピナス白雲彩華ペットボトル F-10 廃棄処理場付近 深夜 ◆t2zsw06mcI 028 今、此処に目覚めた深紅の影を称えよう 白雲彩華ペットボトル尾関夏実 F-10 廃棄処理場付近 黎明 ◆C3lJLXyreU 029 工房の魔女 吉村宮子三条谷錬次郎 E-8 工房内 深夜 ◆H3bky6/SCY 030 エイリアン セスペェリア剣正一京極竹人ミリア・ランファルト時田刻空谷葵ミル C-10 研究所二階E-7 鉱山内部 休憩所付近 黎明 ◆FmM.xV.PvA 031 Eyes Glazing Over 尾関夏実初瀬ちどり案山子 E-10 地下実験場F-10 草原 黎明 ◆HI3AkvaUlU 032 遊宴の幕開いた 火輪珠美 G-4 廃墟遊園地 深夜 ◆C3lJLXyreU 033 笑う悪党 田外勇二近藤・ジョーイ・恵理子 Eー4 草原 深夜 ◆rFUBSDyviU 034 探偵がリレーを/矛盾る 初山実花子ピーリィ・ポール C-5 病院付近 深夜 ◆t2zsw06mcI 035 俺、美少女になります! 尾関裕司鵜院千斗バラッドピーター・セヴェール I-8 市街地 黎明 ◆C3lJLXyreU 036 Circus Night 新田拳正斎藤輝幸サイパス・キルラ F-4 森 黎明 ◆H3bky6/SCY 037 Terminators サイクロップスSP-N1半田主水りんご飴 Bー9 草原Cー10 草原 黎明 ◆opzAAxFjbs 038 魔王と悪党 ディウス近藤・ジョーイ・恵理子 D-4 草原D-5 草原 黎明 ◆Y8r6fKIiFI 039 アザレア、友達できたってよ 氷山リク雪野白兎アザレア覆面男 h-6 電波塔前 黎明 ◆rFUBSDyviU 040 魔女特製惚れ薬を飲んだ俺の青春がハーレム化して大変なことになっている件について。 吉村宮子三条谷錬次郎 E-8 草原 黎明 ◆dARkGNwv8g 041 罪と罰 ピーリィ・ポール鴉 C-5 病院 黎明~早朝 ◆H3bky6/SCY 042 転交生 茜ヶ久保一オデット裏松双葉天高星尾関裕司鵜院千斗バラッドピーター・セヴェール J-10 港付近J-10 港付近の廃倉庫I-9 街中I-9 商店街・ショッピングモール 早朝 ◆dARkGNwv8g 043 ひとりが辛いからふたつの手をつないだ ミロ・ゴドゴラスⅤ世水芭ユキクロウ船坂弘 B-5 草原B-6 草原 黎明 ◆C3lJLXyreU 044 Yes-No ディウス初山実花子 C-7 街外れ 早朝 ◆dARkGNwv8g 045 ヒッキーな彼はロリ悪女(♂) 佐藤道明榊将吾 J-8 市街地 黎明 ◆C3lJLXyreU 046 Hitman s Reboot バラッドピーター・セヴェール H-10 市街地 早朝(放送直前) ◆VofC1oqIWI 047 長松洋平は回想する/音ノ宮・有理子は殺さない 長松洋平音ノ宮・亜理子ミロ・ゴドゴラスⅤ世水芭ユキ B-5 草原B-4 草原 早朝 ◆Y8r6fKIiFI 048 戯れ 鴉 C-5 病院前の道路 早朝 ◆dARkGNwv8g 049 昏睡放置!空気と化した最強 亦紅遠山春奈火輪珠美 H-4 森 深夜 ◆rFUBSDyviU 050 最後に君臨する覇者 イヴァン・デ・ベルナルディ剣神龍次郎 F-7 山荘C-5 病院地下二階・霊安室 深夜 ◆dARkGNwv8g 051 Hyde and Seek 尾関裕司裏松双葉スケアクロウ I-9 商店街・ショッピングモールI-9 商店街 早朝(放送直前) ◆VofC1oqIWI 052 第五十二話 恐怖!怪人覆面男の正体!! 氷山リク雪野白兎アザレア覆面男 H-6 電波塔前G-6 上空 早朝 ◆H3bky6/SCY 053 MI・XY 天高星鵜院千斗 I-8 街中 早朝 ◆t2zsw06mcI 054 我はこの一刀に賭ける剣術家 亦紅遠山春奈火輪珠美森茂 I-4 西洋貴族館I-4 草原 早朝 ◆C3lJLXyreU 055 スポーツ支配計画 一二三九十九夏目若菜剣神龍次郎 F-7 山荘周辺 黎明 ◆H3bky6/SCY 056 暁の騎士 剣正一ミリア・ランファルト空谷葵ミルサイクロップスSP-N1 C-9 草原C-10 研究所 早朝 ◆dARkGNwv8g 057 vsジョーカー 亦紅遠山春奈火輪珠美主催者 I-4 泉周辺 早朝(放送直前) ◆H3bky6/SCY 058 正義と悪党と――(Justice Act) ロバート・キャンベル水芭ユキミロ・ゴドゴラスⅤ世 C-4 草原C-4 探偵事務所付近 早朝(放送直前) ◆dARkGNwv8g 059 友のために/国のために 船坂弘クロウ B-6 草原 黎明 ◆rFUBSDyviU 060 金色の眠りから覚めない 佐藤道明榊将吾 J-8 市街地 早朝 ◆t2zsw06mcI 061 邪神、歓ぶ リヴェイラ田外勇二 E-3 上空E-3 草原 早朝 ◆Y8r6fKIiFI 062 勇者の世界 上杉愛カウレス・ランファルトアサシン G-5 森G-4 森 黎明 ◆rFUBSDyviU 063 混沌ロボ!野獣と化したダルビッシュ サイクロップスSP-N1剣正一半田主水 C-9 草原 早朝(放送直前) ◆H3bky6/SCY 064 百鬼夜行――通り悪魔百鬼夜行――うつろ舟百鬼夜行――逢魔時 京極竹人時田刻セスペェリア E-7 鉱山内部 休憩所 早朝 ◆dARkGNwv8g 065 ああ、それにしても腹が減る…… 馴木沙奈大神官ミュートス E-6 草原の北端 早朝 ◆Y8r6fKIiFI 066 内緒話 ワールドオーダー月白氷一ノ瀬空夜 ??? ?? ◆H3bky6/SCY 067 第一放送 -世界の終り- ワールドオーダー一ノ瀬空夜 ??? ?? ◆H3bky6/SCY 068 彼にとっての罰 鴉イヴァン・デ・ベルナルディ C-5 病院前の道路E-5 地下実験場 朝 ◆FmM.xV.PvA 069 Child s Play クリス馴木沙奈大神官ミュートス D-5 市街地C-6 市街地 朝 ◆H3bky6/SCY 070 ハーヴェスト 佐藤道明榊将吾鵜院千斗 J-8 市街地・ダイナー 朝 ◆dARkGNwv8g 071 空の会遇 リヴェイラアザレア覆面男 I-8 上空H-7 上空 朝 ◆H3bky6/SCY 072 勇者システム カウレス・ランファルト田外勇二 F-5 山道E-4 草原 朝 ◆H3bky6/SCY 073 憧れ 三条谷錬次郎 D-10 草原 朝 ◆uoBAVUNs42 074 ヒーローと案山子 スケアクロウ尾関夏実尾関裕司 H-8 公園 朝 ◆H3bky6/SCY 075 戦士の心得 新田拳正斎藤輝幸 F-5 道上 朝 ◆uoBAVUNs42 076 殺し屋の殺し屋による殺し屋のための組織 サイパス・キルラアサシン G-5 神社付近 朝 ◆H3bky6/SCY 077 前回のあらすじ 長松洋平 B-4 草原 朝 ◆H3bky6/SCY 078 ミルファミリー壊滅!魔王襲来 ディウスミルミリア・ランファルト空谷葵りんご飴 C-10 研究所内二階C-10 研究所屋上C-9 森D-9 草原 朝 ◆FmM.xV.PvA 079 終わらない物語 亦紅遠山春奈火輪珠美 I-4 泉周辺 朝 ◆C3lJLXyreU 080 氷柱割 新田拳正水芭ユキ D-5 草原 午前 ◆H3bky6/SCY 081 Night Lights サイパス・キルラ近藤・ジョーイ・恵理子 H-5 草原(森の近辺) 朝 ◆VofC1oqIWI 082 魔法使いの祈り ミリア・ランファルト空谷葵ミルりんご飴ディウス剣神龍次郎三条谷錬次郎 D-9 草原C-10 研究所跡前B-10 廃村 午前 ◆H3bky6/SCY 083 死がふたりを分かつまで 田外勇二上杉愛 F-4 草原 朝 ◆H3bky6/SCY 084 それが大事 一二三九十九夏目若菜斎藤輝幸 F-6 草原 朝 ◆H3bky6/SCY 085 護ろうと思った子は、オトコの娘でした クリスカウレス・ランファルトミロ・ゴドゴラスⅤ世 F-5 草原E-5 草原 朝 ◆C3lJLXyreU 086 Red Fraction 尾関裕司尾関夏実スケアクロウバラッドピーター・セヴェールアザレア覆面男 H-8 公園 朝 ◆VofC1oqIWI 087 悪童死すべし 馴木沙奈船坂弘 B-6 住宅街 午前 ◆H3bky6/SCY 088 目指せMVP 氷山リク雪野白兎 H-6 電波塔操作室 朝 ◆H3bky6/SCY 089 偶然な予定通り 時田刻セスペェリア京極竹人 E-7 鉱山内部E-7 鉱山外部 朝 ◆H3bky6/SCY 090 太陽のKomachi Angel 近藤・ジョーイ・恵理子サイパス・キルラ H-5 草原(森の近辺)H-5 森 午前 ◆H3bky6/SCY 091 補記 音ノ宮・亜理子 C-4 剣正一探偵事務所 朝 ◆Y8r6fKIiFI 092 Fallen 空谷葵 F-8 草原 午前 ◆VofC1oqIWI 093 戦場のヴァルキュリア バラッドピーター・セヴェールアザレア覆面男尾関祐司オデットリヴェイラ I-8 上空I-8 市街地H-8 市街地跡 午前 ◆H3bky6/SCY 094 Outsourcing 主催者森茂 G-4 森 午前 ◆H3bky6/SCY 095 男同士、廃墟、殺し合い。何も起きないはずがなく… りんご飴三条谷錬次郎 B-10 廃村 午前 ◆rFUBSDyviU 096 黄昏時に会いましょう 氷山リク雪野白兎近藤・ジョーイ・恵理子 H-5 草原(森の近辺) 午前 ◆H3bky6/SCY 097 案山子が僕らに遺したもの 鴉 D-9 草原 午前 ◆rFUBSDyviU 098 friend ピーター・セヴェール佐藤道明鵜院千斗アザレア覆面男 I-8 市街地J-8 市街地 午前 ◆H3bky6/SCY 099 roots 新田拳正水芭ユキ C-4 剣正一探偵事務所前 昼 ◆H3bky6/SCY 100 CROWS/WORST 鴉りんご飴京極竹人 C-9 廃校 昼 ◆VofC1oqIWI →【101 ~ 200】
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部隊編成 プロセルピナ動乱 プロモーション 冬の神 冬の人 冬の宝珠
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裏道場の動画 ウルピナ オルロワージュ
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最近この人の考えが、やっと判る様になってきた。 完全主義にも見える突き詰めた凝り性、他の追随を許さない超一級の料理。 それに加えて無類の煙草好き、というよりももはや体の一部。(たまに尻尾のように煙が動く) 今まで10年もの間それだけの普通の人だと思っていたせいで、 私は何を考えているか判らない、と評するしかできなかった。 ――― 「俺は次の地方へ向けて旅をするからここのチャンピオンにはなれません。」 と、置手紙を残し宿舎から旅立った黄色いアレのトレーナー。 旅立ってしまっては仕方がないと、 運営サイドは私達に次期チャンピオン出現までの代理を依頼、私達も受諾した。 今回は運営からの依頼という事で前金代わりの報酬がある、 というのも興味の一旦で、マスターも珍しくそれを目当てに受けたらしい。 で、郵送でログハウスに届いたそれは……。 「……ボールだ。」 何の変哲もないボール、そう、モンスターボール。 「何か入ってるみたいよ。」 手に取り眺めていた私は中身がいる事に気がついた。 「……どれ。」 私からボールを受け取るとボタンを押し中身を解放してみせた。 「……あぁー……。」 ……マスターが言葉に詰まるのはよく判るわ。 「初めまして新しいご主人様。」 礼儀正しく深々とお辞儀をし、こちらへ挨拶したのは1人のハピナス。 「とりあえず、どういういきさつな訳?」 久しぶりに見たマスターの三白眼(実は困った顔)を他所に話を促す。 「運営サイドのご意向で前金を用意、その前金代わりが私というわけです。」 普通のハピナスと違い、紺色と純白をベースにしたメイドのような服装をした彼女は、 それがさも当然で自身の職務であると、鉄壁の忠誠心を持った雰囲気。 「……何が出来る?」 何とか立ち直ったマスターはハピナスに聞いた。 「主に家事全般とキュウコンさんのバトル補助という形になっています。」 ……私のバトル補助って回復かしら? 「……炊事も、か?」 すぅっと目が細められ挑発するように問いかけるマスター、実に珍しい事である。 「当然炊事も私の職務の範疇に当たります。」 ……あ~あ、知らないわよぉ~。 「……その言葉、しかと受け取った。」 「はい?」 夕食前の静かな一時はマスターとハピナスの料理対決と相成った。 ……ハピナス本人はまったく理解できてないようだけど。 ――― 二人が調理を始めて早30分。 マスターは早々と飾りつけまでも仕上げ、後はハピナスを待つ段階にあった。 「……冷めても平気なものを用意した。」 要するに焦らないでいいという事。 ハピナスも味付けを済ませ調理の最終工程に入っているのだが……。 「私よりも早く……!」 どうやらマスターと同じくかなり料理には自信があったようで、 家事全般を担当する為に来たハピナスとしては、先に完成されて大分焦っている様子。 ……さすがにあの言葉だけで理解出来るほど、ハピナスも悟っていない。 「冷めても平気ってのは焦らないでいいって事よ~。」 一応伝えてはおくけどあの様子じゃ聞いてないわね。 ――― マスターが完成させてからほどなくして。 「でき……ました!」 私の前に置かれた料理は奇しくも、マスターが作ったものと同じもの。 それは……。 『(……)冷やし中華です。(だ。)』 同時に言ったそれは確かに冷めても、というか名前の通り冷やした状態がベストである。 「で、何で私の前に並べるのかしら。」 『キュウコンさん(……狐)しか居ないからです。(だ。)』 声を揃えていう事もないでしょ、とは口に出さず。 「……いただきます。」 素直に食べる事にする。 「まずはハピナスからにするわ。」 ……食べなれたマスターのからと言うのも芸がないと思うからよ。 「…………。」 一口、二口と味わいながら口に運ぶ。 「美味しいわ、スープの隠し味に豆板醤を使って味を引き締めたのもいい感じね。」 「はふぅ……。」 酷評を示されると思って緊張していたのだろう、弛緩したように息をつく。 次にマスター。 「……これは。」 15分というインターバルを経過してなお、舌に語りかける力強さ。 同じ隠し味、さらには盛り付けた具材もまた同じ、にも関わらず、 先に同様のものを口にしていたのすら忘れさせるほどの存在感を伴う。 「ハピナス、どうぞ。」 「……はい。」 言葉で示すより実際に口にした方が早いと私は判断したのだ。 「美味しい……私のより何倍も……」 元々美しい白さであった顔をさらに蒼白にし圧巻されたハピナス。 「……料理は俺がする、いいか?」 いつの間にやら紫煙を立ち昇らせ、静かに問う。 もはやその言葉に逆らえる者はここには居なかった。 ――― 「そこで寝てると危ないですよ。」 掃除機をかけるハピナスにやんわりと退かされるマスター。 「……なんだか所帯じみたわねぇ……。」 私は自分で入れたお茶の不味さに辟易しながら呟く。 「……家事が楽でいい。」 お茶請けにとでも言うのか、油揚げを数枚差し出す。 「いいけどねぇ、私は元々バトル要因だし。」 鬼火を指先に灯し軽く炙る。 ……今回判ったのは、何かって? この人が無類の負けず嫌いだった事よ。 あの黄色いのに負けた後もどうやら写真とかで特訓してるみたいだしね。 ……最近ハピナスにデレる事があって気に入らないわね。 密かに嫉妬の炎を燃やすキュウコン。 その炎が本当に出ていて壁を軽く焦がしたりするのはまた別の話。 ――― 後書き なんか段々所帯じみた話になりつつあるのは何故だろう……。CAPRI