約 2,215,645 件
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/1661.html
【作品名】グラディエーター ロード トゥ フリーダム リミックス 【ジャンル】ゲーム 【先鋒】コンモドゥス 【次鋒】フランマ 【中堅】ネメシス 【副将】セクストゥス 【大将】ダナオス 【備考】ゲームをクリアして2周3周して行く毎に敵が強くなっていく 限界まで周を重ねた状態で参戦させている 【共通設定】 【防御力】闘牛や虎を2,3発で殺害する攻撃を数十発くらっても戦闘続行可能 象の突進や後ろ足で立ち上がっての踏みつけ攻撃でも同上の回数耐えられる 又、各々の各部位に装備してる防具は上記の攻撃にも無傷で耐えられる強度 【素早さ】象や達人より足が速い 虎の足元を狙った爪攻撃を回避できる反応 【名前】コンモドゥス 【属性】ローマ皇帝 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】殴りや蹴りの一撃は闘牛の突進や虎の爪攻撃に10回以上は耐える奴を一撃で瀕死にして二撃目で殺せる威力 1m程の二本のいぼ付き棍棒装備、一撃で上記の殴りや蹴りの直撃に2.3発耐える敵を一撃で殺せる威力 【防御力】共通設定並み 頭と左腕と両脚を防具で固めている 【素早さ】共通設定並み 【名前】フランマ 【属性】上級剣闘士 【大きさ】太った成人男性並み 【攻撃力】殴りや蹴りの一撃は闘牛の突進や虎の爪攻撃に10回以上は耐える奴を一撃で瀕死にして二撃目で殺せる威力 1,2m程のハンマー装備、一撃で上記の殴りや蹴りの直撃に2.3発耐える敵を一撃で殺せる威力 【防御力】共通設定並み 頭と右腕と両脚を防具で固めている 盾;1m程の盾、防具より遥かに硬い 【素早さ】共通設定並み 【名前】ネメシス 【属性】上級剣闘士 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力】殴りや蹴りの一撃は闘牛の突進や虎の爪攻撃に10回以上は耐える奴を一撃で瀕死にして二撃目で殺せる威力 2m程の槍装備、一撃で上記の殴りや蹴りの直撃に2.3発耐える敵を一撃で殺せる威力 【防御力】共通設定並み 頭と胸含む胴体と両脚を防具で固めている 盾;50cm程の盾、防具より遥かに硬い 【素早さ】共通設定並み 【名前】セクストゥス 【属性】上級剣闘士 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】殴りや蹴りの一撃は闘牛の突進や虎の爪攻撃に10回以上は耐える奴を一撃で瀕死にして二撃目で殺せる威力 1m程の剣装備、一撃で上記の殴りや蹴りの直撃に2.3発耐える敵を一撃で殺せる威力 【防御力】共通設定並み 頭と胸含む胴体と両脚を防具で固めている 盾;1.5m程の盾、防具より遥かに硬い 【素早さ】共通設定並み 【名前】ダナオス 【属性】最上級剣闘士 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】殴りや蹴りの一撃は闘牛の突進や虎の爪攻撃に10回以上は耐える奴を一撃で瀕死にして二撃目で殺せる威力 1m程の斧を二つ装備、一撃で上記の殴りや蹴りの直撃に2.3発耐える敵を一撃で殺せる威力 【防御力】共通設定並み 頭と両脚を防具で固めている 【素早さ】共通設定並み 修正 vol.97 754
https://w.atwiki.jp/chronicles/pages/13.html
マブラヴ アンリミテッド ザ・デイアフター episode 00 2010年7月30日に発売された『Muv-Luv Alternative Chronicles 01』収録コンテンツ。 登場人物ウィルバート・コリンズ リリア・シェルベリ ダリル・マクマナス メルヴィナ・アードヴァニー ジョージ・オールストン 神宮司 まりも 登場人物 ウィルバート・コリンズ 【CV:なし】 米国海兵隊第318戦術機隊「ブラック・ナイヴス」所属の衛士。階級は少尉。 戦術機母艦「ジョン・F・ケネディ」乗艦前は、ニミッツ級母艦「ジョージ・ワシントン」に乗艦していた事もある。 リリア・シェルベリ 【CV:瀬那】 米国海兵隊第536戦術機隊「ブラディ・ナイトメア」所属の衛士。階級は少尉。 同部隊はバビロン作戦発動時にはフィリピンに展開していた。 半年前までは、英国や欧州連合と共に欧州での揚陸作戦に参加しており、豊富な実戦経験を持つ。 ダリル・マクマナス 【CV:松本ゆかり】 米国海兵隊第318戦術機隊「ブラック・ナイヴス」所属の衛士。階級は中尉。 姐御肌の頼りになる女性で、ウィルバートからはしばしば「ビッグ・マム」と呼ばれる。 メルヴィナ・アードヴァニー 【CV:紅月ぴこ】 国連オーストラリア海軍所属の技術士官。階級は少尉。 乗艦している駆逐艦HMAS「シドニー」は避難中のところを戦術機母艦「ジョン・F・ケネディ」に発見され、現在は多国籍軍を結成している。 ジョージ・オールストン 【CV:ZEN】 米国海軍准将。正規戦術機母艦「ジョン・F・ケネディ」の艦長を務めると共に、現在はジョン・F・ケネディ母艦打撃群司令、およびケネディ海軍駐留拠点司令を兼任している。 神宮司 まりも 【CV:南綾香】 『マブラヴ アンリミテッド』では、国連軍で主人公達を鍛える鬼軍曹として活躍していた。本作では、日本帝国軍に復帰し、少佐に昇進している。
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/15594.html
クインテット・マジシャン(OCG) 融合・効果モンスター 星12/闇属性/魔法使い族/攻4500/守4500 魔法使い族モンスター×5 このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。 (1):魔法使い族モンスター5種類を素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。 相手フィールドのカードを全て破壊する。 (2):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、 リリースできず、融合素材にできず、効果では破壊されない。 マジシャン モンスター破壊 罠破壊 融合モンスター 闇属性 魔法使い族 魔法使い族補助 魔法破壊
https://w.atwiki.jp/nikkegg/pages/168.html
アンリミテッド 極寒地帯を開拓して守る特集運用軍。 道に迷って極寒地帯に来てしまった ニケたちを救助し、アークへと導く 任務を担っている。 所属ニケ アリス アリス:ワンダーランドバニー トーブ ネヴェ ルドミラ ルドミラ:ウィンターオーナー
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/15333.html
追憶のアレクセイ(ついおくのあれくせい) 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク関連種ヴェスペリア ネタ ヴェスペリア 作中説明 No.(XBOX) 315 No.(PS3) 405 Lv 68 種族 人型 HP 480000 TP 3200 物攻 888 物防 920 魔攻 769 魔防 666 敏捷 276 状態異常 - 弱点 - 耐性 - EXP 30000 G 15000 LP 30 備考 BOSS 落とすアイテム 知識の泉 盗めるアイテム レッドベルベーヌ 出現場所 追憶の迷い路 (※基準はNormal 落とすものは最大値) 行動内容 剣による斬りつけで前方の相手を攻撃する。 剣による2連続の斬りつけで前方の相手を攻撃する。 剣による2連続の斬りつけ→斬り上げの連携で前方の相手を攻撃する。 光弾を3連射して前方の相手を攻撃する。 バックステップで距離をとる。 オーバーリミッツ/周囲の相手を吹っ飛ばしてオーバーリミッツ状態になる。 風牙/剣による広範囲のなぎ払いで前方の相手を攻撃する特技。 光竜槍/ビームで前方の相手を攻撃する特技。 破邪地竜陣/剣を地面に突き刺し、相手の足元から竜を出現させて攻撃する奥義。 凍牙衝裂破/剣を振り下ろし、氷海を出現させて前方の相手を攻撃する奥義。 時練爆鐘/炎を纏った薙ぎ払いで前方の相手を攻撃する奥義。ヒット時、一定時間後に爆発する刻印を付ける。 守護氷槍陣/剣を地面に突き刺し、自身のHPを回復しながら氷塊で周囲の相手を攻撃する奥義。 ファイアボール/火属性の魔術攻撃。 ストーンブラスト/地属性の魔術攻撃。 サンダーブレード/火・風属性の魔術攻撃。 グランドダッシャー/地属性の魔術攻撃。 ホーリィレイン/光属性の魔術攻撃。 ヴァイオレントペイン/闇属性の魔術攻撃。 タイダルウェイブ/水属性の魔術攻撃。 閃覇嵐星塵/投げつけた剣を地面に突き刺し衝撃波を起こす秘奥義。オーバーリミッツ時にのみ使用。 総評 追憶の迷い路に出現するボスの1体。アレクセイの強化版。 最深部手前に登場するだけあって能力値はトップクラス。 アレクセイ同様、オーバーリミッツ時の守護氷槍陣連発に注意が必要だが、こちらの火力も大分上がっていると思われるので一気に仕留めたいところ。 ちなみに同じく最深部手前に出現するのはビッグバンで全員のHPを1にしてくる追憶のデュークのため、周回する際は比較して安全なこちらを狙った方が良い。 ▲ 関連リンク 関連種 ヴェスペリア アレクセイ ネタ
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/439.html
【1】 まずは一度、小さく振り子が揺れた。 □ ■ □ 分かり合えると、あの瞬間までは信じていた。 自分達の怒りをようやく理解し、真に対等であると認めたのだと。 愚かにも、本気で信じ込んでしまっていた。 和睦を祝う宴、そこで振る舞われた一升の酒。 それに含まれた毒が、全ての夢を掻き消した。 血反吐を吐きながらも、眼を動かして辺りを巡らせば。 地に伏せる自分を嗤う、憎き怨敵の姿が見えた。 思わず吼えた。お前らに武士道は無いのか、と。 その刀に乗せた誇りは、一体誰の為のものだったのだと。 するとどうだ、奴等は悪辣な笑みをより一層深めて、 『武士道は人に向ける者だ。お前は人じゃあないだろう』 やはり嗤いながら、奴等は腰の刀を抜いた。 ぎらつく刀身を前に、胸に湧き上がるのは、慄く程の熱量だった。 憎悪という名の熱が、この身を焼き尽くさんとしていたのだ。 許すまじ、日ノ本の畜生共。 偽りの誇りを着込み、我が血族を貶めし者共め。 そうまでして利得が欲しいか、そうまでして欲を貪りたいか。 最期まで、血と共に呪詛をまき散らしていた。 刃が総身を貫くその瞬間まで、ひたすらに怒り狂った。 いや、死してなお、恨みが消える事はなかった。 決して、決して許すものか。 例え地獄の業火に焼かれようと、貴様らの血族を根絶やしにしてくれる。 我が"怒り"を思い知れ――――大和、死すべし。 □ ■ □ 振り子が揺れる。振り幅は、段々大きくなっていく。 □ ■ □ 自分達が一体、何をしたというのだろうか。 ただ、町の者達と仲良くやっていただけではないか。 それがどうして、仲間諸共滅ぼされる罪になるというのか。 自分たちはただ、人として生きたかっただけなのだ。 人間らしく、田を耕し、獣を狩り、人と笑って暮らしたいだけなのに。 ただ普通に生きたいという事が、罪だとでも言いたいのか。 『そうだ。■の身で人らしく生きるなど、紛う事なき罪であろうに』 『お前は■だ。民衆を誑かす■め、疾く死ぬがいい』 罪人であると認めよう。極悪人である事も認めていい。 だが、それだけはやめてくれ。自分はあくまで人間なのだ。 お前達と同じ、赤い血が通ったただの人間でしかないのに。 何故だ、どうしてこんな目に遭わなければならない。 一方的に悪と決めつけられ、そして怪物として死ぬ必要がどこにある。 お前達の都合で、どうして人である事を捨てなければならない。 許すまじ、日ノ本の畜生共。 偽りの正義を振りかざし、我が誇りを貶めし者共め。 そうまでして栄誉が欲しいか、そうまでして欲を貪りたいか。 ただただ、心中で恨み節を吐き続けていた。 この胸に秘めた憎しみは、絶対に晴れる事はない。 己が身を化物に変えた者共への怒りだけが、身体中を支配する。 決して、決して許すものか。 例え地獄の業火に焼かれようと、貴様らの血族を根絶やしにしてくれる。 我が"恨み"を思い知れ――――大和、死すべし。 □ ■ □ 振り子が大きく揺れる。まるで猛り狂うかの如く。 □ ■ □ それは何の前触れもなく、町に姿を現した。 武装した彼等は、躊躇いもなく仲間を殺していく。 何の罪もない自分達を、無慈悲に殺傷するのである。 何故だ、ただ彼等に従わなかっただけだというのに。 ただのそれだけで、どうして殺されなければならないのか。 たかがこの程度、死に値する程の罪ではないだろうに。 何の縛りも無く、平穏に暮したかっただけだった。 そっとしておいてくれるだけでよかったではないか。 それなのに、どうしてこんな目に遭わなければならない。 『痛い、痛い』 『苦しい、苦しいよォ』 『誰か、誰か助けてくれ』 聞こえてくるのは、同胞達の苦しみの声。 血を吐きだしながら、彼等は無念を謳い続ける。 悲しかろう、苦しかろう、けれどその声は、誰の耳にも届かない。 許すまじ、日ノ本の畜生共。 偽りのを大義を纏い、我が未来を貶めし者共め。 そうまでして繁栄が欲しいか、そうまでして欲を貪りたいか。 その村にいた誰もが、同じ感想を抱いていた。 絶対にこの恨みを晴らしてやると、あの憎き朝廷の犬共に。 いや、奴等の末代までも、絶望の底に叩き落してやらんと。 決して、決して許すものか。 例え地獄の業火に焼かれようと、貴様らの血族を根絶やしにしてくれる。 我が"嘆き"を思い知れ――――大和、死すべし。 □ ■ □ 憎悪の振り子は揺れ続ける。憎しみの奔流が止まない限り。 □ ■ □ 人間の檻が立ち並ぶ、万博内部の一室。 その真ん中にて、ライダーは一人佇んでいた。 ただ退屈そうに、揺れるペンデュラムを眺めている。 そこに現れたのが、アヴェンジャーであった。 今の彼女は、平時に比べ酷く高揚しているように見える。 無理もない、もうすぐ彼女の悲願が叶おうとしているのだから。 「喜ぶといいライダー、時は来たぞ」 ライダーはすぐに張り付いた笑みを取り付けて、アヴェンジャーと向き合う。 ここで彼女の機嫌を損ねれば、これまでの努力が水泡に帰すからだ。 当初の目的を果たす為にも、下手な真似をする訳にはいかない。 「キャスターはあの絵を完成させる、いよいよ我らの悲願が達成されるのだ」 「それは何より、私も重い腰を上げた甲斐があるというものです」 キャスターが例の絵画を完成させるのが、アヴェンジャーの目論見だった。 理屈は不明だが、それさえあれば彼女は己の目的を達成できるらしい。 尤もそんな事、ライダーにとってはさして重要な話でもない。 彼が強く興味を惹くのは、アヴェンジャーが所有するある道具である。 「ところでその、例の約束なのですが」 ライダーはそれとなく、上機嫌なアヴェンジャーに聞いてみる。 彼は彼女とある契約を結んでおり、それを条件に協力していたのである。 「ああそれか、そうだな、最早我らには無用の長物だ」 そう言ってアヴェンジャーは、懐からある物を取り出した。 薄暗い室内でも淀みなく輝くそれは、杯の形をしていた。 紛れもなくそれは、万物の願望器たる聖杯ではないか。 「おお、それが……ッ!!」 アヴェンジャーは歓喜の声をあげるライダーに、聖杯をぞんざいに放り投げる。 急に目的の物を投げられた彼は、危なっかしい仕草でそれを受け取った。 「それを持って何処へなりとも行くがいい」 アヴェンジャーにとって、ライダーは聖杯と同様不要な存在であった。 今や彼が何をしようが、彼女にはどうでもいい事でしかないのである。 約束も果たした以上、ライダーはもう用済みなのであった。 「いえいえ、流石に此処で逃げるような真似はしませんよ。 行くのだとすれば、それは貴方の所業を見届けてからでしょうね」 「……そうか、好きにするといい」 ここでライダーは、あえてこの場に留まる選択をした。 どうせ逃げるのなら、アヴェンジャーがこの地で何を起こすのかを見てからでもいいだろう。 そんな好奇心が働いたが故に、彼は逃亡の選択肢を捨てたのであった。 それに、これからやって来るであろうカルデアの面々にも興味がある。 特にアメリカ大陸の先住民、その子孫であるジェロニモへの関心は深い。 彼が自分と対面した時、彼は平時の冷静さを保ったままでいられるのか。 それとも、セイバーやバーサーカーの様な、狂える鬼になり果ててしまうのか。 それを知りたくないと言ったら、間違いなく嘘となるだろう。 「ところでそれ、何処で手に入れた?」 アヴェンジャーが指さしたのは、ライダーが手に持ったペンデュラムだった。 彼女の知る限りでは、彼は少し前までこんな物など所有していなかった筈だが。 「ああこれですか、兵士達が殺した女が持っていた物でしてね。 中々綺麗な代物だったので、奴等から頂戴したのですよ」 ライダーの返答に対し、アヴェンジャーはただ「そうか」とのみ答えた。 この特異点とは関わりのない事であり、大して重要な問いでもない。 どうも人が一人死んでいるようだが、所詮それも日本人だろう。 アヴェンジャーにとっては、心底どうでもいい話であった。 □ ■ □ 憎悪とは、振り子と似ている。 一度揺らせば最期、それは延々と揺れ続ける。 描かれる弧は憎悪の強さ、湧き上がる憤怒である。 振り子が大きく揺れる程、描かれる弧(いかり)も大きくなるのだ。 恨みは無限に増幅していく――誰かが、その振り子を止めない限り。 □ ■ □ BACK TOP NEXT 前の話 特異点トップ 次の話
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/446.html
【1】 「ピカソさんね、お母さんを助けてあげるって言ってたの」 皆で食事をしていた部屋にて、少女は立香達に向けてそう言った。 少女は頭を垂れており、その表情を窺う事はできない。 けれど、きっと泣きそうな顔をしているだろうと、立香は推測していた。 「お母さんは生きてるから、僕達が助け出してあげるって。 だから、お守りを貸してあげたの。そしたら、急に壁が壊れて……」 それから少女は、言葉を発せずにしくしくと泣き始めた。 ブーディカが彼女の傍に寄り添い、頭を撫でながら宥めようとする。 少女がこうなるのも無理はない。それくらい、唐突な悲劇だったのだ。 「……大丈夫、ピカソ君もお母さんも、私達が取り返してあげるからね」 そう言ってブーディカは、優し気な表情で少女を励ました。 彼女はローマ帝国を相手取った修羅だが、同時に家庭を持った母親でもある。 泣いている子供の癒し方は、きっと彼女が一番熟知していた。 「主殿、この娘を泣き止ませ次第、すぐに向かいましょう。 "人理焼却式"なる絵画が完成する前に、奴らを討たねばなりません」 「確かにそうだ。そうだけど……」 小声で話しかける牛若丸は、既にいつでも出陣できる心意気にある。 対する立香は、決戦に対しまだ慎重な姿勢であった。 何しろ、下準備らしい下準備を何一つとして行っていないのだ。 万博の構造はおろか、どこに裏口があるかさえ明らかになってないのである。 それを知るであろうピカソは、既に拉致されているのだからどうしようもない。 「……絶対されてるだろうな、待ち伏せ」 立香が何より警戒しているのは、敵の待ち伏せであった。 コロンブスがああ言った以上、敵側はこちらの襲撃を事前に予知している筈だ。 だとすれば、万博は間違いなく警備が厳重になっているだろう。 こちらの戦力はサーヴァント三騎、頼みの令呪は使用不可ときている。 どう見積もっても、こちらの不利は揺るがなかった。 「ご安心を、主殿。敵の待ち伏せは予測済みです。私にいい手がありますので」 「……どんな手なのさ、それ」 「それは後のお楽しみという事で、どうか一つ」 牛若丸は天才だから、きっとその策は上手くいくのだろう。 けれども彼女は、時として自分の安全を顧みない悪癖がある。 それが本当に三騎とも無事で済む策なのか、立香には不安が残った。 「お母さんとピカソさん、本当に助けてくれるの?」 「勿論。だって私達は、君達を助ける為に此処に来たんだから」 一方で、ブーディカは少女にそう言って微笑んでみせた。 こういう時、やはり彼女は頼りになると、立香は実感する。 きっと自分一人では、彼女を泣き止ませる自信などなかっただろう。 「私達が戻ってくるまで、ここに隠れててね。お姉さんとの約束、守れる?」 「……うん、約束する」 そうした後、ブーディカと少女は指切りをした。 元よりそれは、日本から始まった約束を守る為の儀式である。 この地においては、相応しいやり取りと言えるだろう。 「行こうかマスター。こんな世界、一刻も早く壊さないと」 少女の頭を撫でた後、ブーディカは立香に向き合ってそう言った。 彼女の瞳は、既に母親から戦士のそれへと移り変わっている。 「親を亡くした子」を目にした彼女は、いつになく本気であった。 肉親を奪われる痛みは、他でもない彼女が何より理解している。 とそこで、席を外していたジェロニモが戻ってきた。 ライダーと遭遇して以降、彼は独りにしてくれと言ったきりだったのだ。 心配していた立香が駆け寄り、ジェロニモの様子を窺う。 「ジェロニモ、大丈夫?」 「……心配をかけたなマスター、私は問題ない」 そう言ってジェロニモは、小さく笑ってみせた。 本人としては、立香達を心配させまいとしているのだろう。 けれども、それが返って痛ましさを覚えてしまう。 立香の一番の懸念事項が、ジェロニモであった。 もし次に彼がコロンブスと出会った時、彼は敵に対し恨みを爆発させかねない。 本人は大丈夫と嘯いているが、あの様子ではその言葉も鵜呑みにはできない。 万博のセイバーの様に憎しみに狂うジェロニモなど、立香は見たくなどなかった。 (……それでも) 不安材料は多いが、もう時間は残されてはいない。 ピカソが敵の手に落ちた以上、いつ例の絵画を完成されるか分かったものではない。 最早一刻の猶予もないのだ。三人を携えて、万博に乗り込まなければ。 そして、何より。 自分の生まれ故郷を、これ以上血と叫びで穢される訳にはいかない。 この地で怯える全ての命が刈り取られる前に、憎悪の火を掻き消してみせる。 「決着をつけに行こう。こんな地獄、終わらせないと」 【2】 拉致されたピカソは、かつて使っていたアトリエに運び込まれていた。 そこにはご丁寧に、かの絵画――"人理焼却式"も一緒に存在したいる。 敵がピカソに何をさせたいのかは、最早明白であった。 「……この絵を完成させるくらいなら、舌を噛み千切って死んでやるぞ」 ピカソはそう言って、部屋の隅で笑うアヴェンジャーを強く睨み付けた。 今の言葉は本気であり、彼には自分の命を絶つ覚悟があった。 けれども、アヴェンジャーは余裕を崩す気配さえ見せていない。 「嘘だと思ってるな」 「そんな事はねえよ、早く舌を噛み切ってみせろ」 乱暴な口調となっているアヴェンジャーを、再度恨めし気に見つめる。 そちらがそう言うのであれば、お望み通りやってやろうじゃないか。 己の覚悟を見せつけんと、ピカソは大きく口を開けて、 (……噛めない!?いや、そもそも口が動かな……ッ) ピカソの口は、あんぐりと開いたまま固定されていた。 彼がどう力を込めようが、口の形が変わる事は一向にない。 それを見たアヴェンジャーは、笑みをより一層深くした。 「残念だがな、お前は元より自由無き身なんだよ。 糸をお前の身体に通させてもらった、これでお前はこっちの思うが儘だ」 アヴェンジャーが指を鳴らすと、ピカソの口が勝手に閉じる。 刹那、突如として生まれた激痛が、彼の全身を打ちのめした。 のたうち回りたい程の痛みだが、身体の自由が利かないせいでそれすらままならない。 ピカソは今、直立したまま痛覚の刺激に耐えなければならなかった。 「言い忘れてたが、少し痛みが走るようになってる。多少辛いが我慢するこった」 それと同時に、ピアソの身体が勝手に動き出す。 行先は絵の具が用意された机であり、その時点でアヴェンジャーの目論見が理解できた。 この悪辣な童子は、自分に無理やり絵を描かせようとしているのだ。 例えどれだけ劣悪なものでも、描き終えればそれは一つの作品となる。 アヴェンジャーはピカソという道具を使い、遠隔操作で絵画を完成させようとしているのである。 「辛いか?まあ仕方ねえよなァ?お前が逃げなきゃよかっただけの話なんだからよォ」 自身の絶叫をBGMに、ピカソの身体はさながら絡繰の様に動いていく。 痛覚を刺激され、彼自身思うように思想する事が出来なくなっている。 それでもなお、彼の心中には無念と屈辱が燻り続けていた。 結局絵を完成させる道具にされてしまったという無念。 そして、自身の絵画を最悪の形で汚されるという屈辱。 これら二つの感情が、今のピカソを支配していたのであった。 (すまない……僕は……君達の力に……なれそうも……ない……ッ) ピカソの頬に、一筋の涙が流れた。 無念と悔しさが溜まったそれは、無意味に零れ落ちるのであった。 【3】 万博の屋上、街が見渡せる場所にて、バーサーカーは佇んでいた。 仮面に隠されているが故、その表情を窺う事は出来ない。 そんな彼に近づいてきたのは、仲間であるセイバーであった。 「何してるのさ、こんな場所で」 「奴等が来る頃合いだと思ってな。迎え撃つ用意をしている」 それを聞いて、セイバーが怪訝そうな顔を浮かべた。 一体こんな場所で、どんな対策をとるつもりでいるのだろうか。 と考えた所で、彼はこの万博という施設の正体を思い出した。 この巨大な建造物は、元々はバーサーカーの宝具なのである。 彼が一度号令を上げれば、この建物は元の姿を取り戻すのだ。 「別にそんな事する必要なくない?どうせ俺らがブチ殺すんだしさ」 「駄目だ。念には念を入れなきゃならねえ、兵士共も集合させたしな」 今度のセイバーは、少々呆れた顔つきであった。 この巨体に似合わず、バーサーカーは理知的な存在なのである。 圧倒的有利な環境においても油断せず、敵の可能性を虱潰しにしようとする。 良く言えば慎重派、逆に悪く言えば臆病な男なのであった。 「宝具を解放し、全力で奴等を迎え撃つ。あの二人の大和人諸共確実に殺す」 憎しみに狂う一方、手を抜く事を忘れないその姿。 敵であったらどれだけ恐ろしいかと、セイバーは小さく震える。 こんな男が味方にいるのだから、余程の事がない限りこちらの勝利は約束されているだろう。 相手に一発逆転の手でもない限り、自分が剣を抜く事もあるまい。 けれども、もし敵がバーサーカーの逆鱗に触れればどうなるか。 そうすれば最期、普段理知的な彼とて容易く激昂するのは間違いない。 これまで練っていた策を全てかなぐり棄てる、なんて可能性さえあり得る。 とはいえ、激怒した彼を止めれる者など、早々いないのも確かである。 彼を怒らせたら、それこそ敵側に勝ち目は無くなるというものだ。 「そう、じゃあ好きにやれば?」 「言われなくとも、そうするつもりだ」 セイバーは後ろに下がり、バーサーカーの邪魔にならないように備える。 一方のバーサーカーは、彼には見向きもせずに、宝具解放の準備を行う。 途端、周囲に魔力が満ちていき、大男の服がはためき始める。 バーサーカーは拳を天高く振り上げ、そして叫んだ。 「宝具解放ッ!!『天魔御伽・鬼ノ城』ォォォォ――――――ッ!!!!」 同時に、振り上げた腕を床に叩き込む。 刹那、万博が大きく揺れ始め、その姿を変貌させ始めた。 血濡れの舞台に不釣り合いな万博は、瞬く間に消えていき。 代わりに現れたのは、見る者全てを威圧する巨大城であった。 果たしてそれは、史実に存在していた鬼ノ城と大きく異なっていた。 岩造りの堅牢な造りの城は、凶暴な怪物を模している様に見える。 何より目を引くのが、天高く聳え立つ巨大な二本の岩である。 顔の様な城の外見も相まって、それはまさしく鬼の角と言うべきであった。 ここまで言えば、最早バーサーカーが誰なのか明白であろう。 しかし言うまい。その真名を語る時は、まだ訪れていないのだから。 相応しい者がその名を叫ぶその瞬間まで、しばし待つべきだろう。 燃え尽きるのは、果たして大和の火か、はたまた憎悪の火か。 激突の時は、もう数分後にまで近づいている。 BACK TOP NEXT 前の話 特異点トップ 次の話
https://w.atwiki.jp/jhockle/pages/26.html
リミテッド バフォメットスタッフ 5/5,hit+10,dig+5,str+2,int+2.wis+5,cha+5,int依存のイラプ発動 材料 個数 ストロングスタッフ 1 バフォメットスタッフ 1 近代のスクロール 1 リッチの水晶球 1 近代人の知恵 1 アデナ 10,000,000 ジュリー⇒レザーヘルムを作る
https://w.atwiki.jp/gekitotu/pages/60.html
イケメン雹豪が1人で作成 -- (雹豪) 2009-06-08 16 06 36 まーだ閉鎖寸前の激馬をやり続けるのかぃ・・・飽きないねぇーーーw -- (名無しさん) 2009-07-28 22 42 43
https://w.atwiki.jp/sbf-w/pages/23.html
コースター状態でレブリミットに当てること。 難易度 ★★★★★☆☆☆☆☆