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…此処は南地区アルトセイムから離れた地方、街並みは炎と煙に包まれ 至る所に瓦礫やガジェットの残骸が犇めき、管理局員の必死な救護活動が行われている上空では カノンの猛攻により体力を削られ、肩を寄せ合うように対峙するオットーとディードの姿があった。 リリカルプロファイル 第三十二話 次元戦 二人の目先にはカノンが勝利を確信している為か高笑いを浮かべていた。 戦況は二人の劣勢、カノンは広域攻撃型と謳ってはいるが、 その高い魔力は攻・防にも起用しており、万能型と言っても過言ではない程の実力を持っていた。 「さてと…そろそろ終わりにするかぁ!!」 そう言ってカノンは左手を向けるとディードが飛び出し、オットーは右手を向けてレイストームで援護 だがカノンはそのままプロテクションを広げ、ディードのツインブレイズを受け止めつつ更にレイストームを辺りに四散させる。 そしてサンダーストームをディードに向けて撃ち抜き、更にオットーまでを巻き込みその身を貫く。 二人は絶叫を上げている中でオットーはレイストームを応用したバリアを発動、 カノンの攻撃に耐え抜こうとしていたが、カノンは更に追い討ちとばかりにエクスプロージョン撃ち放ち バリアは一瞬にして砕け散り周囲は二人を中心に炎と雷に覆われ、下に広がる街並みに到達する程であった。 そして攻撃が止むと中央では二人が必死な形相で睨み付けている中で、 カノンは止めとばかりに手を向け、二人は覚悟を決めたかのように互いを庇い合う。 しかし次の瞬間、カノンの右側から赤い光が現れカノンを吹き飛ばし道路へと激突させる、 そしてカノンが佇んでいた場所には赤い光の正体、ヴィータが姿を現していた。 ヴィータは局員達の要請を受け此処へ急行したところ、 エインフェリアを発見、すぐさまラテーケンハンマーを打ち込んだのだ。 しかしナンバーズまで居たのは予想外であり、ヴィータはナンバーズを睨みつけていると 道路から激しい爆発音と共に魔力を感知、目線を向けると雄叫びを上げるかのようにカノンが魔力を放出していた。 「なんだぁ!!人の楽しみを邪魔しやがって!!!」 「チッ!全然効いてねぇみてぇだな」 ヴィータは一つ舌打ちを鳴らし睨みつけていると、カノンは左手を向けて アースグレイブを唱え地上から大量の岩の刃が襲いかかる。 ヴィータはフェアーテを用いて次々に交わしていく中、 オットーとディードは先程のダメージが未だ抜けきっていないせいか、動きが鈍く オットーの右肩に岩の刃が掠り血が流れ、ディードはツインブレイズにて迎撃を行うも 対処しきれず、幾つか攻撃を受ける状態が続いていた。 その姿を目の当たりにしたヴィータは、二人の下へ移動すると 巨大なパンツァーシルトを張り、岩の刃を次々に防いでいった。 「何故…助ける?」 「知らねぇよ!体が勝手に反応しちまったんだ!!」 助ける理由なんて無かった、相手はあのナンバーズである、 だが二人の必死な行動を見てついつい体が動いてしまった、 ヴィータはそう答え頬を掻き始めると、カノンが上空へと上がりヴィータと対峙する。 「貴様…そんな人形を庇うとはな!!」 「んだと?テメェだって似たようなもんだろうが!」 「ほう?それを言うなら貴様とて主に作られた“道具”であろう!」 カノンの言葉にナンバーズは無表情ながら拳が震える程握りしめていると ヴィータもまた目を蒼くして激怒の表情を浮かべる。 奴、カノンは自分の事を道具だと罵った、嘗てのヴォルケンリッターであれば聞き流す、若しくは肯定すら出来る言葉であるが、 今の彼等ははやてを護る守護者にして家族である、それははやて自身が望んだ繋がり、 それを三賢人の“道具”とも言えるエインフェリアに言われる、しかも蔑むかのように… カノンが放った言葉はヴィータの神経を逆撫でるには十分であり、 グラーフアイゼンでカノンを指し睨みつける。 「テメェはぜってぇバラす!!」 「お前一人で何が出来る!」 未だ余裕の顔を浮かべているカノン、するとヴィータの両隣にオットーとディードが寄り始め ヴィータは警戒すると二人はカノンを見つめ構え始める。 「お前ら…何のつもりだ!」 「助けてくれた恩は返す……」 小さく囁くかのようにディードは言葉を口にすると、同じく小さく頷くオットー。 その姿に少し戸惑うも軽く笑みを浮かべ、カノンと対峙するヴィータであった。 一方次元海ではクロノ率いるクラウディアチームがドラゴンオーブ目指して航海していた。 すると前方から多数のアインヘリアルが姿を現す、どうやら護衛はエインフェリアだけでは無いようである。 クラウディアは砲撃による迎撃を行うも対象が小さい為、思うように迎撃をする事が出来なかった。 其処でクロノは足場を作るように指示、そして結界・フィールドを応用した足場を作り上げると クロノを先頭にロウファ、ジェイクリーナス、那々美が表に出て相手をする事となった。 戦況はクロノの優勢、次々にアインヘリアルが落とされていき順調に航海していく中で オペレーターである夢瑠から連絡が入る、それは前方から強力な魔力が二つ現れたというものである。 それは十中八九エインフェリアであると考えたクロノは警戒を促していると 二つの内の一つから巨大な魔法が放たれた事を確認、すぐさまクラウディアはバリアを張り巡らせ対処 暫くすると巨大な魔法がクラウディア全体を飲み込み、周りに纏わりついていたアインヘリアルが次々に爆発 クラウディアはなんとか攻撃を防ぎきると、目の前には杖を向けたイージスと杖を持ち見つめるミトスの姿があった。 「ほぅ…あの攻撃を防ぐとはな」 「どうやら一筋縄では行かぬようだ」 ミトラは顎に手を当て答える中、クラウディアは引き続き目的の対象である二体へと進路を向け クロノは作戦を練り上げながら二体を睨みつけていた、 するとクロノの存在に気が付いたイージスが見下ろす感じて見つめ話しかけてくる。 「ほぅ?かつての“上司”も来ていたとは……」 自分の手でかつての上司を葬る、それはそれで一興であると笑みを浮かべながら述べ その態度にロウファが前に出て反論しようとしたところ クロノに肩を掴まれ小さく頭を横に振ると、今度は不敵な笑みを浮かべ述べる。 「ふっ…そうだな、ならばかつての“上司”として…馬鹿な“部下”の後始末をしないとな!!」 そして…不本意ではあったがエインフェリアを率いていた自分との決着を付ける、 そう決意ある瞳で睨みつけ答えていると、“部下”であるロウファ達が 自分達も一緒にケジメを付ける、自分達はクロノ提督の“部下”であると話し “部下”達の計らいに嬉しく感じ、一人では無い事を再確認したクロノは 改めてエインフェリアと対峙し決着を付ける覚悟を決めた。 先ずクロノが先手とばかりにスティンガーレイを撃ち抜く、 その数は50を上回っており四方を埋め尽くすかのように迫るが ミトラとイージスはバリアを張って此を防ごうとした、だがクロノは更に追撃し その数を増やすと二体は四方に飛び回りスティンガーレイを回避していく、 すると今度はジェイクがレストレインフレイムと呼ばれる魔力矢を撃ち放ちクロノの魔力弾に接触すると 連鎖的に爆発、流石の二体もこの猛攻に耐えきれず、飛び出すかのようにクロノ達に接近する。 「今だ!夢瑠!!」 「了解で~す!」 そう言って夢瑠はボタンを押すとクラウディアの周囲に結界が張られ エインフェリアを結界内に閉じこめる事に成功した。 「これでもう逃げ場所はないぞ!」 「…それは此方の台詞だ、我々を閉じこめた事その身で後悔するがいい!!」 ロウファの言葉にミトラが答え不敵な笑みを浮かべると、第二幕が開始される。 先ずはクロノとジェイクが先手を打ち二体に向けて魔力弾を撃ち込む 次に那々美からストライクパワーとアクセラレイターの ツインブーストを受けたロウファがミトラに向かい接近戦を仕掛けるが ミトラはバリアを張り攻撃を防ぐ、するとロウファの持つデバイス、ドラグーン・タイラントから 二発薬莢が排出されると、先端の刃が魔力に覆われ始め強化させると力強く振り下ろし ミトラのバリアを打ち砕く、だがミトラは杖を向けて直射砲を撃ち抜きロウファを吹き飛ばした。 一方でイージスもまたロウファに追い討ちを仕掛けようとしたところ、 魔力矢が襲いかかり出鼻を挫かれイージスは見下ろすと、 其処にはボーガン型のデバイスを向けていたジェイクの姿があった。 「貴様の相手はこの俺だ!」 「おのれ人の分際で!なめるな!!」 イージスは簡単にジェイクの挑発に乗り、杖を向けて魔力弾を発射 その数は20を上回り更には誘導性も含まれている為か、吸い込まれるかのようにジェイクに襲いかかる。 イージスの攻撃が迫る中、ジェイクはカートリッジを一発消費させて、ディジーズニードルと呼ばれる魔力矢を複数撃ち出し迎撃すると 那々美がブーストアップ、バレットパワーをジェイクにかけ、それにより威力を高めたレストレインフレイムを撃ち放つ。 するとイージスはバリアを張り対処しようとしたが、レストレインフレイムがバリアに触れた瞬間、大爆発を起こす。 それを目撃したミトラはイージスの援護に向かおうとしたところ、復活したロウファに足止めを食らう。 一方でクロノはイージスを先に仕留めるとばかりにスティンガースナイプを撃ち出すが イージスはバリアを張りつつクラウディアに目標を定め、ジェイクごと消し去ろうと強力な魔力砲を撃ち抜く、 しかし那々美のオーバルプロテクションによってクラウディア全体を包み込みイージスの魔力砲を四散化させた。 するとオペレーターである夢瑠から驚きの一報がクロノ達の耳に届く。 それは先程、ドラゴンオーブの砲撃により、ミッドチルダ南地区アルトセイム地方が消滅したという知らせである。 つまりこれはドラゴンオーブの攻撃を五発受けた事になり崩壊まで残り二発となった事を意味する。 事態は急を要する、此処でいつまでも足止めを食らっている訳には行かない、 早急にエインフェリア達を殲滅しなければならない、其処でクロノは念話を使って作戦を提案、 メンバーはそれぞれ頷くとクロノの指示の下攻撃を開始する。 先ずはロウファがミトラを足止め、その中でクロノはイージスの牽制に務めていた。 一方でジェイクは那々美からブーストを再度掛けて貰うとカートリッジを三発消費 デバイスをイージスに向けて構え足下にはミッド式の魔法陣が広がっていた。 それを確認したクロノはイージスがジェイクを気付かないように此方に注意を逸らしながら誘導 そして絶好のタイミングを見計らってジェイクは攻撃を仕掛けた。 「これが!俺の最高の技だ!」 次の瞬間、デバイスから高速の矢が放たれイージスに当たる度に爆発、 更にその爆発により舞い上がりながら、尚ジェイクは撃ち抜いていく。 そして止めとばかりに最後の矢に全魔力を乗せて狙いを定める。 「奥義!ギルティブレイク!!」 撃ち抜かれた最後の矢は吸い込まれるかのようにイージスに迫り見事に頭を打ち抜くと 先程以上の大爆発を起こし、イージスは頭部を失い力無く落ちていき爆発したのであった。 「おのれ!貴様よくもイージスを!!」 仲間をやられ怒りに満ちた表情を浮かべる中でジェイクは続けて魔力矢を発射、 しかしミトラはバリアにて攻撃を受け止めていると、 ロウファが那々美の下に駆け寄りブーストアップ、フィールドインベルドとストライクパワーを指示、 那々美はロウファにツインブーストを掛けるとすぐさまミトラに迫りカートリッジを三発消費する。 「この一撃ですべてを断つ!!」 ロウファは持っていた槍型デバイスでミトラに攻撃、ブーストの効果もあってか簡単にバリアを砕くと、 引っかけるように引きずり見回し最後は強力な魔力の竜巻を起こす。 「奥義!ジャストストリーム!!」 ロウファが起こした竜巻はミトラの身を切り刻みながら上っていき結界を破壊、 更に立ち上り次元海に放り出されるのであった。 しかしミトラは未だ起動しており、持っていた杖をクラウディアに向け構えると 足下に巨大な魔法陣を広げ詠唱を始める、それを目撃したクロノもまた足下に魔法陣を広げ詠唱を始める。 「虚空を伝う言霊が呼び覚ませしは…海流の支配者の無慈悲なる顎門!!」 「悠久なる凍土…凍てつく棺のうちにて永遠の眠りを与えよ!凍てつけ!!」 互いに強力な広域攻撃魔法の準備が整うと躊躇う事無く撃ち抜く。 「ダイダルウェイブ!!!」 「エターナルコフィン!!」 そしてミトラが放ったダイダルウェイブは水流が竜を象り襲いかかる中で クロノのエターナルコフィンは周囲を白銀に染め上げ吹雪くとダイダルウェイブと激突 激突した場所ではエターナルコフィンがダイダルウェイブを凍らせ、 ダイダルウェイブがエターナルコフィンを押し返すという状況であった。 戦局は五分と五分に見える状況であるが、徐々にではあるが確実にクロノが押し始めていた。 そしてみるみるうちにダイダルウェイブが凍り付きミトラの目前で一気に勢いを増し、 巻き込むようにして凍結、ミトラはダイダルウェイブごと氷のオブジェと化した。 「…砕け散れ!!」 クロノは一言呟きスティンガーレイで氷のオブジェを破壊する、 そして感傷に浸る暇もなく夢瑠にエインフェリアの撃破を伝え 夢瑠は本局に打診する中でクロノ達は何事も無かったかのようにクラウディアへと戻るのであった。 時間は遡りクロノ達がエインフェリア撃破する前アルトセイムが消滅した頃、 その一報を本局から伝えられたはやては、流石に焦りの色を見せていた。 そして目前にはエインフェリアの一体、リリアが不敵な笑みを浮かべて対峙している。 今現在はやては、リリアと戦闘を行っており、戦況は互いに実力を探るかのような状況であった。 しかしドラゴンオーブの第五射により地表の振動は更に増し、海も荒れ果て、空は曇天と化し、 これ以上の状況の悪化は防がなければならない、先ずは目先の問題から片づけよう。 そう判断したはやてはシュベルトクロイツをリリアに向け宣言する。 「…んじゃまぁ、時間も無いちゅう事でサクサクと終わらせたるわ!」 そう言うなり体から大量の魔力が溢れ出し、シュベルトクロイツを剣に変えると 両足にフェアーテを纏い背中のスレイプニールを羽ばたかせ一気に加速 瞬時にリリアの背中を捕らえると一気に振り下ろし、背中をバッサリと斬りつける。 余りにもの一瞬な為か驚きの表情と共に振り返ると既にはやての姿は無く、 寧ろ後ろをとられており、剣からハンマーに切り替えたシュベルトクロイツが容赦無くリリアの右こめかみに直撃する。 そして吹き飛ばされるリリアであったが、弓型デバイスをはやてに向けエイミングウィスプと呼ばれる聖属性の誘導弾を撃ち出す、 しかしはやてはプロテクションとパンツァーシルトを合わせた二重魔法障壁を発動、エイミングウィスプを防ぎきった。 「くぅ!話と違うじゃないか!!」 「残念やったな、もう今までの私とは違うんよ」 吹っ切れ真の夜天の王となったはやての実力は、既にエインフェリアでは相手にならない程までに至っていた。 故に不敵な笑みでリリアを見上げる中、シュベルトクロイツをハンマーから剣に戻し 刀身を炎で纏うと飛竜一閃を撃ち払い、リリアに攻撃するとリリアはバリアを張り攻撃を受け止める。 するとはやては更に魔力を込め威力を高めるとリリアのバリアは砕け、リリアは腹部に大きな風穴を空ける。 更にリリアの目の前に移動するとシュベルトクロイツを杖に変え左から右に振り払い 続いて右から左下へと振り下ろし、下から上へ振り上げ、リリアを高々と吹き飛ばし そのまま杖を向けると魔法陣を広げ詠唱、投射面にはミッド式の魔法陣の姿もあった。 「此で仕舞いや、かませ犬」 そしてはやてはフレーズヴェルグを撃ち出し、リリアはまるで蒸発するかのように消滅した。 はやての圧倒的な強さに地上の局員が唖然としている中、それに気が付いたはやては急かすように窘め 局員達は急くように行動を開始、それを確認したはやては小さく頷くと ユニゾンしているリインが魔力を感知したとの知らせが入り はやては早速その方面に目を向けると、其処には決して忘れる事が出来ない人物の姿があった。 「アイツは…レザード!!」 どうやらレザードの行き先はヴァルハラの様で、 まさか三賢人と手を組むのではないのか不安を感じたはやては 現場を他の局員に任せ、気付かれないようこっそりと後を追うのであった。 場所は変わり廃ビルの中では手を組んだティアナとウェンディがリディアと対峙をしていた。 その中でティアナはウェンディに作戦と指示を与える、 だが当のウェンディはふてくされた顔をする、どうやら仕切られるのが不満なようである、 だがティアナは全く気にかけない様子を表していると、リディアがスターダストと呼ばれる四発の強力な衝撃波を発射、 二人は左右に飛び回避、剥き出しの柱を背にすると、 ウェンディが柱から飛び出しエリアルショットを撃ち抜き牽制、 しかしリディアはフレークフラップと呼ばれる魔力の散弾で迎撃 更に攻撃を加えウェンディに迫る中、ウェンディはライティングボードを盾にして攻撃を防ぐ。 ウェンディがリディアの相手にしている頃、ティアナはリディアの後ろに回り込もうと移動していた。 だがそれに気が付いたリディアが振り向き、フレイムシュートと呼ばれる炎の矢を撃ち抜くが ティアナは飛びかかるかのように柱に逃げ込み、フレイムシュートが撃ち抜かれた場所は大きく穴を空けていた。 そしてリディアはティアナが隠れた柱に狙いを定めフレイムシュートを撃ち抜くと 覚悟を決めたかのようにティアナが飛び出し、後方では撃ち抜かれた柱が砕ける中、 手にはダガーモードに切り替えたクロスミラージュが握られており、リディアに迫る。 しかしリディアは冷静に対応、弓をティアナに向けて魔力矢を撃ち抜き直撃する、 …だが、ティアナは陽炎のように消え去ると、幻影のすぐ脇からオプティックハイドを解除し 手にはダガーモードを握った低姿勢のティアナが下から上に突き刺すように襲いかかった。 流石のリディアも此には驚きの表情を隠せないでいたが、ティアナの攻撃が直撃する刹那 弓を盾にして間一髪ティアナのダガーを防ぎ、更にティアナの鳩尾辺りを右足で蹴り飛ばす。 その衝撃はティアナが直撃した床にひびが入る程に強く、ティアナはその場にて痛みと苦しみに動けないでいると リディアは冷静さを取り戻し、弓を向け先程と同様フレイムシュートを撃ち出そうとした、 だが次の瞬間、ティアナの後方からウェンディが対消滅バリアを張ったライティングボードに乗ってリディアに迫り リディアは咄嗟に左に回避、脇腹を掠める程度に終えるとウェンディに切り替えて矢を放つ。 しかしウェンディはライティングボードの面の部分をリディアに向けて攻撃を防御、 更に滑り込むように進みティアナに近づくと手を差し出す。 「ティアナ!早く乗るッス!!」 するとティアナは差し出された手を握りウェンディの背中にしがみつくと、 ウェンディはライティングボードを走らせ、更にフローターマインをばらまき廃ビルを脱出 そのまま高々と上空に上がり廃ビルを見下ろした瞬間、廃ビルが爆発した。 「……器物破損ね」 「今はそんな事言ってる場合じゃ無いッスよ!!」 あくまでも冷静なティアナに対しウェンディはつっこんでいると、破壊された廃ビルの中からリディアが姿を現し見上げていた。 そして弓をこちらに向けるとカートリッジを二発消費、バスターシュートと呼ばれる完全威力重視の魔力矢を撃ち放つ。 バスターシュートは見る見るうちにウェンディに迫り、ライティングボードに直撃、 その衝撃に体を揺さぶられている中でリディアは大量のエイミングウィスプを撃ち放つ。 「ウェンディ!避けて!!」 「合点承知ッス!!」 そう言ってライティングボードを縦横無尽に走らせ、アクロバティックにエイミングウィスプを回避していく それを見たリディアは更にエイミングウィスプを追加、 するとウェンディは急降下して廃ビルの間を縫うように進むが、 未だ多くのエイミングウィスプが追いかけてくる状況であった。 「くぅ!振り切れないッス!!」 「ウェンディ、そのままの速度を維持して」 そう言うとティアナは後ろを向きクロスミラージュを構えると魔力弾を撃ち放ち、 追ってくるエイミングウィスプを次々に撃ち落としていく、そして全てを撃墜させたティアナは前を向き ウェンディは横目で見ながらもティアナを賞賛していると、狭い廃ビルの出口に差し当たる場所に、リディアが待ち構えていた。 どうやら今までの攻撃は此処に誘導させるものであったようだ。 既に出口を塞がれ逃げ場のない状況の中、ティアナはウェンディに対消滅バリアを前方に集め更に加速するように指示 ウェンディは早速前方にまるで両刃のような対消滅バリアを張り更に加速、 そしてウェンディの後ろではティアナがカートリッジを二発消費してクロスミラージュを構えていた。 そしてリディアからスターダストやフレークフラップなどが撃ち放たれる中 ティアナはバリアブルシュートやクロスファイアなどで迎撃、次々に相殺させながら接近すると リディアはシールドを張りライティングボードの先端の刃がバリアと接触する、 だが完全に受け止める事は出来ず弾き飛ばされたが、体勢を崩したまま反撃 バスターシュートを撃ち抜き、二人に迫ってくる。 「どっどうするんッスか!?」 「任せて!」 慌てるウェンディに対し力強く答えるとエクストラモードを起動、 ティアナの黒いリボンが白く十字の部分は緑に染まり、バリアジャケットもまた同じく緑色に染まり始め、 クロスミラージュは白く輝き、更に周囲には光り輝く粒子を纏っていた。 そして立ち上がりバスターシュートと対峙するとクロスミラージュを平行に構え 白く輝く粒子エーテルが集まり出し強力な直射砲、サンダーソードを撃ち出しバスターシュートを相殺 更にはリディアの下へと迫りリディアは右へと回避、難を逃れた。 「チッ!外したか…」 「…つうかティアナ、その姿はなんなんッスか?!」 急激に魔力が高まり姿も変わったティアナに質問を投げ掛けるが ティアナは「パワーアップよ」と一言だけ答えリディアに目を向けると、 リディアもまたティアナの変貌に驚いた表情を浮かべていた。 しかしすぐに冷静さを取り戻し弓を向けるとティアナは次の作戦を指示、 ティアナはリディア目掛けてライティングボードから飛び降りると リディアが迎撃とばかりにフレークフラップを撃ち出す、 だがティアナはクリティカルフレアと呼ばれるエーテルの散弾を撃ち出し相殺 強烈な光が二人の間を分かち、リディアは目を凝らす中で ウェンディは前方に対消滅バリア製の刃を張ったライティングボードを振り下ろす しかし難なく避けられ寧ろ攻撃を仕掛けられそうになるが、 ティアナが援護に入りリディアの出鼻を挫くと、ウェンディはエリアルキャノンを撃ち抜きリディアを吹き飛ばす。 しかしリディアはゆっくりと起きあがりティアナに攻撃を仕掛けてくると ウェンディが盾となり攻撃を防御、ティアナはエーテル製のクロスファイアを撃ち抜くが、エイミングウィスプにて撃破される。 正面では此方の攻撃は撃墜されてしまう、つまり不意な攻撃でないと倒すことが出来ない… そうティアナが呟きながら考えているとウェンディから一つの提案を持ちかけられる。 「そんな!それじゃあアンタが!!」 「大丈夫ッス!なんせ私は戦闘機人何ッスから!!」 そう言って胸を張るウェンディ、ティアナは暫く考えその提案に乗ると早速作戦を実行する。 「頼むッスよ!ティアナ!!」 「…ティアでいいわ」 親しい人物からはそう呼ばれているとウェンディに目を合わさずに ティアナは答えると、ウェンディは喜びに満ちた表情で返事をし、 二人はライティングボードに乗りリディアの頭上を旋回、 その中でリディアは幾つかの攻撃を仕掛けていくとライティングボードが急降下 真っ直ぐリディアに迫り先端には刃が作られており、ウェンディ・ティアナの順に並び身を屈めていた。 だがリディアは臆することなく攻撃を仕掛け続けライティングボードはリディアに接触するか否かの瀬戸際の場所を通り抜け リディアは過ぎ去ったライティングボードに仕掛けようとしたところ、 後方に乗っていたティアナがリディアを通り過ぎるタイミングを見計らって飛び降りていたらしく、 右手に持っていたダガーモードのクロスミラージュでリディアを斬りつける。 ティアナの攻撃によりリディアは左上から右下にかけて大きな切り傷を付けられたが リディアは報復とばかりにティアナに向けてバスターシュートを撃ち抜く そしてバスターシュートがティアナに触れた瞬間、ウェンディへと姿が変わり驚く表情を浮かべるリディア。 「ヘッ…私達の作戦勝ちッス!!」 そう言って勝利を確信した表情を浮かべながら地面へと落下していくウェンディ そしてリディアの後方からライティングボードに乗りウェンディの姿を解除したティアナが、 右手にダガーモードのクロスミラージュを握り締めリディアへと接近 リディアはとっさに魔力矢を放つがティアナの右こめかみ左頬と肩をかすめる程度に終わり 寧ろライティングボードの刃が腹部に突き刺さり更にティアナの渾身の一撃がリディアを首を捕らえ跳ねた。 ティアナの幻術によりお互いの姿を変えウェンディに ダガーモードのクロスミラージュを一本渡す事で成立した作戦は成功したのであった。 その後…ティアナはウェンディの下へ駆け寄り様態を調べ医療チームに連絡 暫くしてマリーと共に医療チームが到着し、ディエチとウェンディを搬送する。 その中、タンカーに運ばれているウェンディがティアナの名を呼びティアナはウェンディに駆け寄った。 「私達…敵同士だったッスけど……親友ッスよね?」 「…………えぇ」 ティアナは小さく頷き答えると、安心したのかゆっくりと目を閉じ運ばれるウェンディ そして搬送を見届けたティアナはスバルの身を案じ、その場から立ち去るのであった…… 前へ 目次へ 次へ
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VfLヴォルフスブルクVfL Wolfsburgスタジアム:フォルクスワーゲン・アレーナ監督:ディーター ヘキング ユニフォーム 選手リスト Pos No 選手名 国籍 備考 GK 1 ディエゴ ベナーリオ スイス *スイス代表から登録【Cap】 CB 25 ナウド ブラジル ※WE2011・ブレーメン CB 5 ティム クローゼ スイス *スイス代表から登録 RSB 15 クリスティアン トレーシュ ドイツ ※WE2012・ドイツ代表 LSB 34 リカルド ロドリゲス スイス *スイス代表から登録 DMF 6 スロボダン メドイェヴィッチ セルビア DMF 22 ルイス グスタヴォ ブラジル *ブラジル代表から登録 RMF 8 ヴィエイリーニャ ポルトガル ※WE2012(パッケージ版)・PAOK LMF 9 イヴァン ペリシッチ クロアチア *クロアチア代表から登録「パサニッチ」 OMF 14 ケヴィン デ ブライネ ♦ ベルギー *ベルギー代表から登録 CF 11 イビツァ・オリッチ クロアチア *クロアチア代表から登録「オレンベ」 GK 20 マックス グリュン ドイツ GK 21 パトリック ドレヴェス ドイツ CB 3 フェリペ ロペス ブラジル ※WE2012(パッケージ版)・ナシオナル CB 31 ロビン クノヘ ドイツ RSB 2 パトリック オクス ドイツ LSB 4 マルセル シェーファー ドイツ ※WE2011・隠し選手「シュタイラー」 DMF 19 ジュニオール マランダ ♦ ベルギー CMF 29 ヤン ポラク チェコ ※WE2012・チェコ代表 LMF 7 ダニエル カリジウリ ドイツ OMF 27 マキシミリアン アーノルド ドイツ CF 12 バス ドスト オランダ ※WE2012・ヘーレンフェーン CF 30 シュテファン クチュケ ドイツ ※過去登場作品 ♦冬移籍での加入 13-14冬移籍 IN Pos 選手名 国籍 移籍元 DMF ジュニオール マランダ ベルギー ズルテ ワレヘム OMF ケヴィン デ ブライネ ベルギー チェルシー OUT Pos 選手名 国籍 移籍先 OMF ジエゴ ブラジル アトレティコ マドリー OMF ク ジャチョル 韓国 マインツ05 13-14開幕時 Pos No 選手名 国籍 備考 GK 1 ディエゴ ベナーリオ スイス *スイス代表から登録【Cap】 CB 25 ナウド ブラジル ※WE2011・ブレーメン CB 5 ティム クローゼ スイス *スイス代表から登録 RSB 15 クリスティアン トレーシュ ドイツ ※WE2012・ドイツ代表 LSB 34 リカルド ロドリゲス スイス *スイス代表から登録 CMF 18 ク ジャチョル 韓国 *韓国代表から登録「ク ハクチュン」 DMF 22 ルイス グスタヴォ ブラジル *ブラジル代表から登録 RMF 8 ヴィエイリーニャ ポルトガル ※WE2012(パッケージ版)・PAOK LMF 9 イヴァン ペリシッチ クロアチア *クロアチア代表から登録「パサニッチ」 OMF 10 ジエゴ ブラジル ※WE2012・アトレティコ マドリー CF 11 イビツァ・オリッチ クロアチア *クロアチア代表から登録「オレンベ」 GK 20 マックス グリュン ドイツ GK 21 パトリック ドレヴェス ドイツ CB 3 フェリペ ロペス ブラジル ※WE2012(パッケージ版)・ナシオナル CB 31 ロビン クノヘ ドイツ RSB 2 パトリック オクス ドイツ LSB 4 マルセル シェーファー ドイツ ※WE2011・隠し選手「シュタイラー」 DMF 6 スロボダン メドイェヴィッチ セルビア CMF 29 ヤン ポラク チェコ ※WE2012・チェコ代表 LMF 7 ダニエル カリジウリ ドイツ OMF 27 マキシミリアン アーノルド ドイツ CF 12 バス ドスト オランダ ※WE2012・ヘーレンフェーン CF 30 シュテファン クチュケ ドイツ ※過去登場作品 新情報や修正の指摘などはこちらからコメントしてください。 名前 コメント
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[[トップ /]] 副官 副官スキル 副官スキル 副官スキル [#q8ec1428] 各副官の習得スキル [#p57b51c6] スキルの覚え方 [#fb38f5a3] 担当 [#cover] 副官スキルの一覧 [#oe94b9bd] 補助スキルの一覧 [#o3e66256] 言語スキルの一覧 [#p0705de1] 不明事項・要検証事項 [#q9e91f4f] 海域回航にかかる時間と移動可能距離は船の性能と副官の航海長特性に依存する。 「奇襲」「偵察」「交信」は連続使用不可。使用不可期間は他の見張り系副官スキルも使えない。 航海日数10日(副官経験値が加算されない状況ではカウントされない)経過後、再使用可能になる。 各副官の習得スキル 冒険職副官 交易職副官 海事職副官 スキルの覚え方 副官のレベルと特性の条件がそろうと覚える。 副官が覚えていく補助スキル・副官スキル(+言語スキル)はあらかじめ決まっている。 覚えたスキルが有効となる為には、効果が有効となる担当に任命されている必要がある。 ただし各特性の値とランクが「?」と隠されているうちは、もし条件を満たしていてもスキルを覚えません。 特性値はレベルがある程度あがると公開されます。詳細は副官概要を見てください。 以下の条件のいずれかを満たすと、「?」の状態で習得予定スキルが出現します。但し、特性値が未公開の状態は0と同じ扱いになります。 必要特性値条件を満たす レベル条件(冒険/交易/戦闘)を全て満たす 上記以外で、必要特性値条件とレベル条件がともに目標値の80%以上 習得予定スキルの出現するタイミングで特性値を予想するのは不可能と思われます。 担当 補助スキルは、プレイヤーの持っているスキルのランクに+1の効果。 副官スキルは、副官だけの特有スキル。 言語スキルは、どこの担当でも有効(※ただしラテン・ケルト・ヘブライ・古代エジプト語を除く)。 補助スキル+言語スキル+副官スキル=合計15スキル 担当 補助スキル 副官スキル 獲得経験 航海長 操帆 救助 測量 地理学生存 補給 酒宴 口説き航行技術 サルベージ 海域回航 防風 防波 迂回 冒険x2 見張り 視認 探索 生態調査 採集調達 釣り 行軍 開錠機雷発見 操舵回避 見張り 投てき術 交信 偵察 奇襲 冒険x1戦闘x1 主計長 会計 貴金属取引 香辛料取引織物取引 香料取引 宝石取引美術品取引 工芸品取引 調理縫製 鋳造 工芸 保管錬金術 管理技術 生産補助 生産委任 交易x2 倉庫番 食料品取引 調味料取引酒類取引 嗜好品取引医薬品取引 繊維取引染料取引 鉱石取引 家畜取引武具取引 火器取引工業品取引 雑貨取引身体言語 運用 考古学宗教学 生物学 美術 財宝鑑定言語学 清掃 防火 積荷整理 猫飼育ラテン語 ケルト語 ヘブライ語 古代エジプト語※上記の言語は倉庫番の担当でのみ有効です。 交易x1冒険x1 兵長 剣術 防御 突撃 砲術弾道学 水平射撃 速射貫通 銃撃 戦術応用剣術 狙撃術 兵器技術 弾防御 弾強化 拘束妨害 積荷強奪 戦闘x2 船医 修理 統率 応急処置外科医術 収奪 漕船 造船機雷敷設 警戒 社交 消火 栄養学 予防 安眠 説得仲裁 娯楽 一喝 戦闘x1交易x1 副官スキルの一覧 副官スキルは、副官だけの特有スキル。 有効担当 副官スキル 効果 習得副官 航海長 海域回航 出航所で「回航してログアウト」を実行できる。回航すると、ログアウト中に目的街へ自動的に移動する。出発街と目的街の海域回航スキルが必要。 フィンセント(北海・北大西洋)アイザック(北海)ポール(北海)コーネリア(北海)エドガー(北海)エマ(北海)ダンカン(北海)ハワード(北海)フィリップ(北海・北大西洋・アフリカ西岸)マルセリーノ(北大西洋)アルフォンソ(北大西洋)ローレンシオ(北大西洋)オズバルド(北大西洋・カリブ海)ヘルマン(北海・北大西洋)フェデリコ(北大西洋・西地中海・東地中海・カリブ海)エスメラルダ(北大西洋・アフリカ西岸)ルイス(北大西洋・アフリカ西岸・南大西洋・アフリカ東岸)ウリエル(北大西洋)ヴァレリー(西地中海)ヴィクトル(西地中海)フェルナンド(北大西洋・西地中海・東地中海)フィオーレ(西地中海・東地中海)ダヴィデ(東地中海)ラシード(東地中海)ピエール(東地中海)ハサン(東地中海)ニコラ(東地中海)ジャファル(東地中海)イクバール(東地中海)ダーギル(アフリカ西岸)フィルマン(アフリカ東岸、紅海)カーラ(インド洋)ランスロット(インド洋、紅海)カレン(インド洋、東南アジア) 防風 突風を未然に防止することがある。 フィンセントアルフォンソアイザックハンスオラツィオジョセフエルナンホルフィーナウルフガングナターシャヴィンセントリサクラウディア 防波 高波・横波を未然に防止することがある。 カルディナピエトロシルビアエルダジューリオミッシェルルチアーノリカルドイゴールホルフィーナニーナ 迂回 藻を未然に防止することがある。 ソニアライツェンカレンイヴァンユルバンフランシーヌリカルドホルフィーナ 見張り 交信 その国のNPCへ「交信」コマンドを実行できる。「交信」に成功するとその国との友好度が上がり、失敗すると友好度が下がる。(↑下がらなくなりました。公式オンラインマニュアル参照)試行の機会は10航海日に一度程度。 マルセリーノ(イスパニア・ポルトガル)アルフォンソ(イスパニア)ローレンシオ(イスパニア・ヴェネツィア・フランス)エルナン(イスパニア)ヴィクトル(イスパニア)エスメラルダ(ポルトガル)ナザリオ(ポルトガル)カルディナ(ポルトガル・ネーデルランド)ジョルジェ(ポルトガル)ダヴィデ(ヴェネツィア)ピエトロ(ヴェネツィア)オラツィオ(ヴェネツィア・オスマントルコ)ジューリオ(ヴェネツィア)イゴール(ヴェネツィア)エルダ(ヴェネツィア・オスマントルコ)フィルマン(フランス)ヴァレリー(フランス)シャルロット(フランス・オスマントルコ)ライツェン(ネーデルランド)コーネリア(ネーデルランド)シルビア(ネーデルランド)ポール(イングランド)エマ(イングランド)ダンカン(イングランド・イスパニア)ウルフガング(イングランド)ハワード(イングランド)ダーギル(オスマントルコ)ラシード(オスマントルコ)ハサン(オスマントルコ)カーラ(オスマントルコ)ジャファル(オスマントルコ)アーイシャ(オスマントルコ) 偵察 他プレイヤーのスキルまたは装備品、積荷の情報がわかる。 フェルナンドポールラシードフィオーレダンカンハンスヴァレリーエルダジョセフミッシェルリカルドイクバール 奇襲 無国籍のNPCに対して「奇襲」コマンドを実行できる。実行すると洋上戦となり、相手の一隻が混乱する。レアアイテムを収奪しやすくなる。 フィリップラシードヴァレリールチアーノリカルドイクバールランスロットウルフガングナターシャトゥファンニーナヴィンセント 主計長 生産補助 生産に必要な行動力が減る。鋳造補助:行動力5→4 フィンセント(調理)ヘルマン(調理)ドゥアルテ(調理)シルビア(調理)ハサン(調理)エドガー(縫製)ハンス(縫製)フランシーヌ(縫製)ジェローム(縫製)アイザック(鋳造)ピエトロ(鋳造)ヴァレリー(鋳造)ジューリオ(鋳造)イゴール(鋳造)ハワード(鋳造)ヴィクトル(鋳造)ナザリオ(鋳造)オズバルド(鋳造)ヴィンセント(鋳造)マルセリーノ(保管)ソニア(保管)フィリップ(保管)カルディナ(保管)リカルド(保管)ジークフリート(保管)ポール(工芸)ピエール(工芸)ウリエル(工芸)カーラ(工芸)ベルンハルト(工芸)ニコラ(工芸) 生産委任 航海中、指示したものを自動で生産する。 シルビア(調理)エルダ(調理)クラウディア(調理)ローレンシオ(縫製)シャルロット(縫製)ハンス(縫製)ピエトロ(鋳造)ジューリオ(鋳造)フェルナンド(保管)カレン(保管)カルディナ(保管)ウリエル(工芸)ベルンハルト(工芸)ユルバン(鋳造・工芸) 倉庫番 清掃 不衛生を未然に防止することがある。 フィンセントヘルマンイヴァンフィオーレジョセフカーラフランシーヌエスメラルダナターシャ 防火 火災を未然に防止することがある。 フィリップシャルロットハンスシルビアオラツィオエルダフランシーヌニコラミッシェルエルナンランスロットジークフリートジェロームハワードナザリオアネット 積荷整理 荷崩れを未然に防止することがある。 フェルナンドドゥアルテエマハンスピエトロユルバンイクバールイゴールヴィクトルウルフガングヴィンセント 猫飼育 ネズミを未然に防止することがある。 ソニアフェデリコカルディナジョセフジャファルニーナ ラテン語 ヨーロッパの学者が使う。 マルセリーノポールダヴィデフィオーレローレンシオエドガー ケルト語 ブリテン島の古文書に使われる。 アイザックライツェンエドガー ヘブライ語 シナイ半島周辺の古文書に使われる。 アイザックピエール 古代エジプト語 エジプトの古文書に使われる。 アイザックピエール 兵長 通常弾防御 通常弾による砲撃のダメージを減少させる。 アルフォンソアイザックジョセフカーラジャファルナターシャリサローレンシオ 二連弾防御 二連弾による砲撃のダメージを減少させる。 ジューリオエルナンイクバールランスロットジークフリート ぶどう弾防御 ぶどう弾による砲撃のダメージを減少させる。 鎖弾防御 鎖弾による砲撃のダメージを減少させる。 ダンカンルチアーノイゴールジークフリート 火炎弾防御 火炎弾による砲撃のダメージを減少させる。 マルセリーノヘルマンルイスカルディナシルビアオラツィオエルナンナザリオ 煙幕弾防御 煙幕弾による砲撃のダメージを減少させる。 フェデリコベルンハルトホルフィーナオズバルドエスメラルダ 通常弾強化 通常弾による砲撃の威力を増加させる。 二連弾強化 二連弾による砲撃の威力を増加させる。 ぶどう弾強化 クリティカルでなくても敵の行動力を減らす場合がある。 ダーギルルチアーノジェロームコーネリア 鎖弾強化 鎖弾による砲撃の威力を増加させる。 ポールハサンジューリオヴィクトルジェロームハワードカレン 火炎弾強化 火災被害の確率を上げる。また火災を発生させた場合に敵の水を消耗させる場合がある。 フィルマンエドガークラウディアハワードジェロームナザリオニーナ 煙幕弾強化 煙幕被害の確率を上げる。また煙幕を発生させた場合に敵の食料を消耗させる場合がある。 ハンスピエトロピエールヴァレリーニコラ 拘束 白兵戦に突入した際、数ターン撤退不可とする。コーヴァスが必要。 ミッシェルリカルドウルフガングトゥファンアネットジョルジェヴィンセント 妨害 白兵戦時に敵の使用したアイテムの効果を無効にすることがある。 ライツェンシャルロットユルバンエルダエルナンゴドフリー 積荷強奪 白兵戦時に敵の積荷を強奪することがある。対人戦闘では効果がない。 オズバルドイクバールコーネリアラシードニーナフランシーヌジョルジェ 船医 栄養学 壊血病、栄養不足を未然に防止することがある。 マルセリーノアルフォンソダーギルフェルナンドピエールカルディナシルビアホルフィーナクラウディア 予防 疫病を未然に防止することがある。 フィンセントダーギルカレンエドガードゥアルテピエトロウリエルホルフィーナジークフリートリサ 安眠 不眠を未然に防止することがある。 ポールヘルマンエマハンスオラツィオジークフリート 説得 反乱を未然に防止することがある。 エマジョセフカーラルチアーノエルナンジェロームアネット 仲裁 ケンカを未然に防止することがある。 ライツェンラシードフィオーレユルバンジューリオミッシェルエルナン 娯楽 欲求不満を未然に防止することがある。 マルセリーノダヴィデコーネリアユルバンフランシーヌアネット 一喝 精神不安を未然に防止することがある。 アイザックヴァレリーニコラミッシェルルチアーノイクバールランスロットウルフガングジェロームハワードナターシャ 補助スキルの一覧 補助スキルは、プレイヤーの持っているスキルのランクに+1の効果。 有効担当 補助スキル 習得副官 航海長 操帆 フェルナンド、ヘルマン、ルイス、フェデリコ、カレン、シャルロット、イゴール 測量 フィンセント、ヘルマン、アルフォンソ、カレン、リサ 生存 ドゥアルテ、ホルフィーナ 補給 ドゥアルテ、アルフォンソ、ジェローム、ジークフリート、マウリシオ 救助 マルセリーノ、ジャファル、マウリシオ、リサ 酒宴 ユルバン、ベルンハルト、ジョルジェ、アネット 口説き クロード、オラツィオ、ヴィンセント 地理学 フィンセント、ヘルマン、フィリップ、ルイス、フェデリコ、エドガー、ピエール、ドゥアルテ、アルフォンソ、カレン、リサ 航行技術 アルフォンソ、イヴァン、ゴドフリー サルベージ リサ、アーイシャ 見張り 釣り マルセリーノ、フェルナンド、ルイス、フェデリコ、ドゥアルテ、ソニア、クラウディア、アネット 行軍 アイザック、ダーギル、ライツェン、ソニア、イヴァン 調達 フィンセント、ソニア、イヴァン、カレン、クラウディア、リサ 探索 アイザック、ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、フィルマン、コーネリア、ラシード、エドガー、ピエール、クロード、リサ 視認 マルセリーノ、フィンセント、ダヴィデ、ポール、ヘルマン、フィルマン、ルイス、フェデリコ、ドゥアルテ、アルフォンソ、カレン、リサ 開錠 アイザック、ダヴィデ、ライツェン、フィルマン、コーネリア、ラシード 採集 マルセリーノ、フェルナンド、フィリップ、ソニア、イヴァン、シルビア、ベルンハルト、ジューリオ、フランシーヌ、ニコラ、ヴィンセント 生態調査 ダーギル、フィリップ、ドゥアルテ、ソニア、イヴァン、ホルフィーナ 操舵 ヘルマン、ミッシェル、エルナン、リカルド、イクバール、イゴール、ランスロット、ジェローム、ジークフリート、ゴドフリー、ニーナ、ヴィンセント、ジョルジェ 回避 ハンス、ウリエル、ジャファル、イゴール、ランスロット、オズバルド、ハワード、ナターシャ 見張り アイザック、フィンセント、カレン、ユルバン、ゴドフリー、チェスター 投てき術 ドゥアルテ、ソニア 機雷発見 ヴァレリー、ヴィクトル、ニーナ 主計長 会計 エマ、ダンカン、カルディナ、ハンス、シャルロット、ピエトロ、ウリエル、ハサン、オラツィオ、ユルバン、カーラ、ジョセフ、ヴァレリー、エスメラルダ、アネット 保管 フェルナンド、ルイス、フェデリコ、ダンカン、カルディナ、シルビア、クラウディア、ミッシェル、ゴドフリー、ジョルジェ、マウリシオ 縫製 エマ、ハンス、オラツィオ、フランシーヌ、リサ 調理 フィンセント、ダーギル、カルディナ、シルビア、ハサン、クラウディア 鋳造 ダンカン、ピエトロ、ユルバン、ヴァレリー、ジューリオ、イゴール、ヴィクトル、ウルフガング、トゥファン 工芸 ウリエル、シルビア、ユルバン、カーラ、ベルンハルト、ニコラ、ホルフィーナ、アネット 錬金術 ニコラ 織物取引 ハンス、シャルロット、ハサン、オラツィオ、フランシーヌ、ジャファル、イクバール 貴金属取引 エマ、ルチアーノ、エルナン 香料取引 エルダ、ジョセフ、リカルド、アネット 香辛料取引 アルフォンソ、フィルマン、エルダ、ジョセフ、ランスロット 工芸品取引 ダヴィデ、ライツェン、オラツィオ、カーラ、ベルンハルト、ナターシャ 美術品取引 フィオーレ、ラシード、オラツィオ、フランシーヌ、ニーナ 宝石取引 コーネリア、ライツェン、エマ、ダンカン、カーラ、ベルンハルト 管理技術 ベルンハルト、クラウディア、アネット 倉庫番 運用 ルイス、フェデリコ、アルフォンソ、エマ、カルディナ、シルビア、ハサン、ユルバン 考古学 マルセリーノ、アイザック、ダヴィデ、ローレンシオ、フィオーレ、ライツェン、フィルマン、エドガー、ピエール 宗教学 ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、ライツェン、フィルマン、エドガー、ピエール、カレン 、クロード、ニコラ 生物学 ダーギル、フェルナンド、フィリップ、エドガー、ピエール、ドゥアルテ、ソニア、イヴァン 財宝鑑定 ダヴィデ、ライツェン、フィルマン、コーネリア、ラシード、エドガー、カーラ、ベルンハルト 美術 アイザック、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、ライツェン、コーネリア、ラシード、ピエール、オラツィオ 言語学 クロード 繊維取引 ハンス、シャルロット、ハサン、フランシーヌ 染料取引 ヘルマン、シャルロット、オラツィオ、エルダ、ジョセフ、フランシーヌ 食料品取引 カルディナ、シルビア、ハサン、クラウディア、アネット 家畜取引 ダーギル、カルディナ、フランシーヌ、クラウディア 調味料取引 ウリエル、シルビア、ハサン、エルダ、ジョセフ、クラウディア 雑貨取引 ハサン 医薬品取引 ウリエル、エルダ、ジョセフ、ニコラ、ホルフィーナ、チェスター 鉱石取引 ピエトロ、カーラ、ニコラ、ジークフリート 工業品取引 ピエトロ、ユルバン、カーラ、ヴァレリー、ニコラ 酒類取引 エマ、ウリエル、ベルンハルト、クラウディア、ミッシェル、ホルフィーナ、アネット 嗜好品取引 エマ、ウリエル、アネット 武具取引 ダンカン、ピエトロ、ヴァレリー、ジューリオ、ルチアーノ、トゥファン、ジョルジェ 火器取引 ダンカン、ヴァレリー、ジューリオ、リカルド、ヴィクトル、ジェローム、オズバルド、ナザリオ 身体言語 コーネリア、ラシード 兵長 砲術 イヴァン、エルナン、ジャファル、リカルド、エスメラルダ、イクバール、イゴール、ランスロット、ジェローム、ジークフリート、オズバルド、ハワード、ナターシャ、ニーナ、ジョルジェ 水平射撃 ルチアーノ、ジャファル、ジェローム、ハワード、ニーナ、チェスター 速射 ジェローム 弾道学 フェルナンド、エルナン、エスメラルダ、ランスロット、ジークフリート、ハワード 貫通 ランスロット、ジークフリート 剣術 ダーギル、ダヴィデ、フィリップ、コーネリア、ラシード、ドゥアルテ、ソニア、ルチアーノ、ミッシェル、リカルド、エスメラルダ、イクバール、ウルフガング、オズバルド、ナターシャ、トゥファン、ヴィンセント、ジョルジェ 防御 フィオーレ、フィリップ、ウリエル、ジャファル、ウルフガング、トゥファン、ゴドフリー 突撃 ルチアーノ、ミッシェル、イクバール、ウルフガング、オズバルド、トゥファン、ニーナ、ヴィンセント 銃撃 フィリップ、ルチアーノ、ミッシェル、エスメラルダ、ヴィクトル、ウルフガング、オズバルド、ナターシャ、トゥファン、ナザリオ、ジョルジェ 戦術 エマ、エルナン、エスメラルダ、イゴール、ヴィクトル、ウルフガング、ハワード、ナターシャ、トゥファン、ナザリオ、ヴィンセント 狙撃術 ジューリオ、ナターシャ 応用剣術 ゴドフリー、トゥファン、ヴィンセント 兵器技術 ナターシャ、ナザリオ 船医 社交 ポール、ローレンシオ、フィオーレ、ソニア、クロード、シャルロット、エルダ、ジョセフ、フランシーヌ、ランスロット 警戒 ダンカン、シャルロット、ピエトロ、ハサン、ジャファル、ジョルジェ 修理 ヘルマン、ベルンハルト、ルチアーノ、ジャファル、エスメラルダ、イゴール、ヴィクトル、ジェローム、ジークフリート、オズバルド、ハワード、ナターシャ、ナザリオ、ニーナ、マウリシオ、リサ、チェスター 造船 ヴァレリー、イゴール、ヴィクトル、ナザリオ、チェスター 統率 ポール、フィオーレ、フェデリコ、エルナン、エスメラルダ、イゴール、ヴィクトル、ナザリオ 収奪 フィリップ、ラシード、ミッシェル、リカルド、イクバール、ウルフガング、オズバルド、トゥファン、ニーナ、コーネリア 漕船 リカルド、イクバール、オズバルド 機雷敷設 ヴィクトル、ナザリオ、ゴドフリー、ジョルジェ、チェスター 応急処置 コーネリア、ドゥアルテ、ウリエル、ジャファル、ホルフィーナ、ウルフガング、トゥファン、ヴィンセント、マウリシオ、チェスター 外科医術 フィンセント、ルイス、ミッシェル、リカルド、、ホルフィーナ、ニーナ、チェスター 消火 マウリシオ 言語スキルの一覧 言語スキルは、どこの担当でも有効(※ただしラテン・ケルト・ヘブライ・古代エジプト語を除く)。 有効担当 言語スキル 習得副官 - 英語 フェルナンド、ポール、ライツェン、イヴァン、エマ、ダンカン、ランスロット、ウルフガング、ハワード、ゴドフリー、チェスター オランダ語 アイザック、フィンセント、ライツェン、フィリップ、コーネリア、エドガー、カレン、ハンス、シルビア、ベルンハルト、ヴィンセント、リサ ドイツ語 エマ、ハンス、ハワード ノルド語 エドガー ポルトガル語 ヘルマン、ルイス、ドゥアルテ、カルディナ、ウリエル、ジョセフ、リカルド、エスメラルダ、ナザリオ、ジョルジェ スペイン語 マルセリーノ、ローレンシオ、ヘルマン、フェデリコ、ソニア、アルフォンソ、ダンカン、ベルンハルト、エルナン、ホルフィーナ、ヴィクトル、オズバルド、マウリシオ、ニーナ フランス語 フィルマン、フェデリコ、ピエール、シャルロット、ユルバン、ヴァレリー、ルチアーノ、ミッシェル、ジェローム、ナターシャ、アネット、フランシーヌ イタリア語 フェルナンド、ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、クロード、シャルロット、ピエトロ、オラツィオ、エルダ、ジューリオ、クラウディア、ルチアーノ、イゴール、ホルフィーナ、ジークフリート スラブ諸語 ダーギル、エドガー ギリシャ語 ダヴィデ、ピエール、ハサン、リサ アラビア語 ダーギル、エルダ、ジャファル、エスメラルダ、トゥファン、アネット 西アフリカ諸語 ルイス、ソニア トルコ語 ダーギル、ダヴィデ、ラシード、シャルロット、ハサン、カーラ、ジャファル、イクバール、トゥファン スワヒリ語 フィルマン、ルイス、チェスター ペルシャ語 フィルマン、ピエール インド諸語 ドゥアルテ、カーラ、ジョセフ、ランスロット マヤ諸語 ソニア、ゴドフリー マラユ・タガログ語 カレン、クラウディア 倉庫番 ラテン語 マルセリーノ、ダヴィデ、ポール、ローレンシオ、フィオーレ、エドガー、クロード、ニコラ ケルト語 アイザック、ライツェン、エドガー、リサ ヘブライ語 アイザック、ルイス、クロード、ピエール 古代エジプト語 アイザック、ダーギル、ピエール、クロード 不明事項・要検証事項 海域回航中にモバイルでの回航を試みた場合や別キャラでログインした場合の動作。 ↑回航中には、別キャラでログインする事は出来ないようです。 奇襲の艦隊メンバーへの効果の有無。 各種副官スキルの成功率は、関連する特性値の高低に依存する? 交信や偵察の成功率と見張り特性値の関連(スキル所持の方、検証求む)。 ※他効果等(5/2追記) |友好度合いにより国の交易品買取価格と個数の変化。ネーデル人で警戒→不信の場合 ボルドーにて酒ワイン買取数47-52?に変化。 |交信ミスした場合、旗つきに襲われる可能性。確率は半分以下。(敵対、険悪、警戒時にて確認済み) |ポイント確認方法:酒場にて船乗り等と飲んだ場合、数値として教えてくれます。(険悪〜敵対の状況にて確認済み) ※(5/20追記) |航海日数が経過すると、徐々に「平常」へ近づきます。 (GM確認済み) ※ (5/23追記) |警戒から下がらない?一度警戒になればずっとそのまま?(時間が経てば平常に戻る) |敵対→険悪 は航海日数100日未満で戻る。 ※ (6/25投稿) |見張り特性値=成功率、ではない。見張り100になってから15回目ほどで1回失敗した。90台の時も一割以上失敗していた。 ※ (7/21投稿) |見張り特性値=成功率が成立するのは見張り80(うろ覚え)くらいまで。 |見張り100で成功率は90%くらいです。(試行回数600↑) |盟友になってからも、しつこくやりまくっていると200日程度の航海では下がりません。 |(戦闘は一切していません) ※ (8/28投稿) |自国との友好度を平常よりも良くすることはできないようです。 |連続で20回近く交信しましたが、平常より良くなりませんでした。 ※ (8/30投稿) |自国を盟友にまで上げることは可能です。 |(7/21投稿は私が書いたものですが自国を上げていました) |但しメリットが自国旗NPCを狩れる、くらいしかないので上げてもほぼ無意味…。 2008.12.09 クライアントパッチ内容 (Ver.3.018 → 3.019への変更) ●国家との関係が「平常」以上の場合、友好度が下がりにくくなるように変更
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キザ系住人の部屋データ 五十音順 アンソニー アントニオ カルロス キザノホマレ クマロス【未作成】 グラハム クロベエ【未作成】 ケイン サントス ジミー ジュペッティ ジュリー ジュン ジョッキー スナイル【未作成】 タックン チーズ【未作成】 ディビッド トムソン トンファン【未作成】 ネルソン フランク ベアード ヘンリー ボブ【未作成】 ボルト マスカラス【未作成】 やさお【未作成】 ライオネル リカルド ロッキー【未作成】
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翌日、小鳥遊がバイトに出ると、なのは、佐藤、ぽぷらがフロアで待ち受けていた。 「皆さん、お、おはようございます」 「おう」 「小鳥遊さん」 なのはが真摯な瞳で小鳥遊を見上げる。奥では、小鳥遊が変な動きをしたら即座に反応できるよう、恭也と美由希がナイフとフォークを構えていた。 「フェイトちゃんは、どうしてジュエルシードを集めているんですか?」 「……ごめん。言えないんだ」 「それはわかってます。でも、小鳥遊さんが協力するってことは、それだけの理由があるんですよね?」 小鳥遊が理由を言えないのは、フェイトに義理立てているからではなく、本当に知らないからだ。どう答えようか考えあぐねていると、来客を告げるベルが鳴った。 「あ、俺、行ってきます!」 小鳥遊は逃げるように速足で入口へと向かう。 「いらっしゃいませ。ワグナリアへようこ……」 「おはよう、宗太」 客は小鳥遊の姉の梢だった。長身の美人だが、まだ日も高いのにお酒の匂いを漂わせ、全体的にだらしない雰囲気がする。職業は護身術の講師。宗太が護身術を扱えるのも、梢の影響だ。 「ここには来るなって言っただろ。梢姉さん」 「宗太が冷たーい。私、お客なのに」 「そうだよ。お客は丁重に持てなさいとね」 梢の背後から現れたのは、人間形態のアルフだった。耳と尻尾を隠して、Tシャツにジーパンというラフな格好をしている。 「ア、アルフさん!?」 「あれ、宗太、アルフちゃんと知り合いなの?」 「梢姉さんこそ、どうしてアルフさんと?」 「いやー。店の前にいるのを話しかけたら意気投合しちゃって。ねー、アルフちゃん」 「おお、小鳥遊、あんたいいお姉さんがいて幸せだねぇ」 梢とアルフは肩を組んで笑いあう。 入口にずっと陣取っているわけにはいかないので、小鳥遊は二人を客席に案内する。騒いでも被害が少ないよう、なるべく端の席に座らせる。 「とりあえず、ビール! じゃんじゃん持ってきて!」 「昼間っから飲むな!」 「おや。お客の言うことが聞けないのかい?」 「くっ!」 梢一人なら、家族特権で強気に出れるが――ほとんど効果はないが――アルフがいるのでそれもできない。これでは完全に嫌な客だ。 さっさと酔いつぶして寝かせた方が静かになると判断し、小鳥遊はビールを取りに戻った。その途中で、念話をアルフに送る。 (どういうつもりですか?) (鈍いねぇ。あんたが不用意なことを喋らないように、監視だよ) (俺、何も知りませんよ?) (そんなことないさ) 小鳥遊の知っているフェイトとアルフの能力をばらされるだけでも、いずれ戦う時に不利になる。 フェイトは小鳥遊を疑っていないようだが、アルフは違う。いざとなれば、付き合いの長い、なのは、ぽぷら側と結託する危険性があると考えていた。 (どんな些細でも、あんたがフェイトの不利になるようなことを言ったら、その時はガブッといかせてもらうよ) アルフが低い声音で恫喝する。 (もう少し信用して下さい。俺は約束を破ったりしません) (そういう台詞は、証を立ててから言うもんさ) 小鳥遊は梢のテーブルに大ジョッキに入れたビールを二つ置いた。 「よーし。それじゃあ、今日は飲もう、アルフちゃん!」 「いいねぇ。今日はパーッとやろう、梢ちゃん!」 「ただ飲んで騒ぎたいだけじゃないですよね?」 すでに宴会モードに入っている二人を見ながら、小鳥遊は静かに溜息をついた。 店の一角を占拠し、アルフと梢がどんちゃん騒ぎをしている。従業員は梢で慣れているのか、とりわけ大きな反応をしていない。小鳥遊は頭痛を堪えていたが。 「ねえ、恭ちゃん」 「どうした?」 「このお店って、カップル多くない?」 やたら嬉しそうに美由希が耳打ちしてくる。古今東西、女性は色恋の話が好きだ。 「そうか?」 恭也に思い当たる節はまったくない。 「ほら、見てよ」 今オーダーは入っていないので、厨房で佐藤がぼんやりとしている。その視線が自然と八千代を追っている。言われてみれば、佐藤は八千代には優しい。 「それから、ほら」 伊波がフロアの片隅を指差す。 仕事をする小鳥遊を、物陰から伊波が荒い息で見つめている。 「ね? 熱い視線でしょ?」 小鳥遊はミニコンを治す為、伊波は男性恐怖症を治す為、なるべく一緒にいるよう杏子に指示されている。 最初は犬猿の仲だったのだが、殴る伊波に小鳥遊が我慢強く付き合い続けた。やがて伊波家の問題を小鳥遊が解決し、それがきっかけとなって伊波は小鳥遊に惚れてしまった。 「きゃあああああああ!」 後ろを振り返った小鳥遊に、伊波が殴りかかっていく。小鳥遊が店の奥へと飛んでいく。どんな鍛え方をしたらあんな腕力がつくのか、恭也は教えて欲しいくらいだった。 小鳥遊の技量なら防御くらいできそうなものだが、どういうわけか常に無抵抗で殴られている。 「きっと今のは照れ隠しだね。伊波さん、可愛い」 「俺には獲物を前に舌なめずりしている猛獣にしか見えん」 殴られる恐れがないせいか、美由希の伊波の評価はやけに甘いようだった。 「そう言えば伊波さんって、私を見るたびに、悲しそうな顔するんだよね。何か悪いことしたかな?」 美由希が首を傾げる。まさか美由紀の胸を見るたびに、スレンダーな伊波が敗北感に打ちひしがれているとは夢にも思っていなかった。 「あー。腹減ったなぁ」 杏子がフラフラと恭也たちの背後を通り過ぎる。初日に宣言した通り、杏子はこれまでほとんど仕事をしていない。 「八千代ー。パフェ」 「はい、杏子さん。ただいまお作りします」 八千代が慣れた様子でパフェを杏子に差し出す。ちなみに今日これで五杯目だ。他にもせんべいなど、ひっきりなしに食べている。どれだけ巨大な胃袋なのだろうか。 パフェを食べる杏子を、八千代はうっとりと眺めている。 「あの二人、十年来の付き合いなんだって。ラブラブだね」 「……女同士だぞ?」 「だから?」 美由希はこともなげに言う。 「あ、でも、そうなると、佐藤さんと三角関係か。うわ―。恋愛小説みたい」 美由希まで赤い顔で喜んでいる。 「仲がいいと言えば……」 これ以上踏み込んではいけない気がして、恭也は厨房に目を向ける。 「彼らも仲がいい……な!?」 厨房の中で、相馬が山田をおぶっていた。いや、おぶっているのではなく、山田が無理やりしがみついているようだ。 「山田を、山田を甘やかしてください! 甘え界のホープ、や、ま、だ!」 「山田さん。仕事ができないんだけど」 相馬は迷惑そうにしているが、山田はまったく気にせず同じ台詞を連呼している。 「恭ちゃん。あれは恋愛じゃないよ」 「……そのようだな」 直球過ぎるが、妹が兄に甘えるような感じだ。もちろん美由紀となのはがあんな甘え方をしたことはない。 「で、誰から聞いたんだ?」 美由希は恋愛に聡い方ではないので、情報源がいるはずだ。 「ばれちゃったか。山田さんだよ。八千代さんと白藤店長って仲がいいねって言ったら、この店の恋愛模様を全部教えてくれた」 佐藤にばれたらお仕置きを受けるだろうが、自業自得だろう。 ふと美由希が悪戯っぽい笑みを浮かべる。 「ねえ、私となのはに彼氏が出来たらどうする?」 「お前はともかく、なのはは早すぎるだろう」 「そんなことわからないよ。女の子は早熟なんだから」 「確かに大人びているが、さすがに恋人となるとな」 恭也は時々、なのはが小学三年生だと忘れそうになる。なのはだけではなく、友人のアリサとすずかも年齢以上にしっかりしているので、尚更だ。いくら子供っぽいとはいえ、高校生のぽぷらとなのはが対等の関係を築いているのがその証拠だろう。 「なのはちゃーん!」 「ぽぷらちゃん、どうしたの?」 ぽぷらがなのはに泣きつく。 「さっきのお客さんがね、『君、中学生?』だって!」 「ぽぷらちゃん、高校生なのに失礼しちゃうね」 よしよしとぽぷらを慰めるなのは。確実に間違っている光景だ。 しかし、どんなに大人びていても、なのはには親しい男友達がいないので、恋人のいる状態が想像しにくい。 「あ、それなら、ユーノ君は? ユーノ君を人間の男の子だと考えてみたら?」 「蛙じゃなくて、フェレットの王子様か。ファンタジーだな」 恭也は苦笑しながらも、もしユーノが人間だったらと考えてみた。 きっと金髪の可愛い男の子だろう。何故かパーカーに半ズボン姿まで詳細に想像できた。 なのはとユーノが二人で手をつないで歩いている光景を思い浮かべてみる。 (うん。なかなかお似合いだな) なんだか楽しくなってきて、恭也はさらにユーノを人間に置き換えてみる。 二人で一緒に食事をし、お風呂に入り、同じ部屋で寝る。この前、ユーノがなのはの頬を舐めていたが、あれはつまりキスということか。 「…………美由希、ここ任せていいか?」 「どこ行くの?」 「ちょっとあのフェレットを三枚に下ろしてくる」 恭也の両手にはいつの間にか、二刀の小太刀が握られていた。 「ねえ、どこから刀を出したの? さっきまで持ってなかったよね!?」 「じゃあ、すぐ戻る」 「待って! 今のはただの空想だから! ユーノ君はただのフェレットだから!」 「放せ、美由希! 男には殺らなきゃいけない時があるんだ!」 「それ、前に私の使った台詞!」 血気にはやる恭也を美由希が押しとどめる。その姿を、客たちが諦めたように眺めていた。すでに二人とも、ワグナリアの変人リストに名を連ねていることに、当人たちだけ気づいていなかった。 その頃、音尾の家では、ユーノが得体の知れない悪寒に襲われていた。 時空管理局所属、L級次元巡航船アースラ。 艦長室の赤い敷物の上で、リンディは静かに緑茶を湯呑に注いでいた。緑茶の中に大量の角砂糖を投入し、おいしそうに飲む。 『どうもー』 そんなリンディの横に通信画面が開いた。ただし、画像は真っ黒で何も映っていない。聞こえてくる声も音質が悪く、会話に支障はないが、相手の年齢どころか性別さえも判別できそうにない。怪しさ満点の通信だった。 「あら、久しぶりね。元気にしてた?」 しかし、リンディはにこやかに通信画面に話しかける。 『ええ、それはもう。実は今日はお願いがありまして』 「あなたがお願い? 珍しいわね」 リンディは姿勢を正した。ただ事ではなさそうだ。 『地元の知人が厄介事に巻き込まれてしまって、解決して欲しいんです。ロストロギア絡みと言えば、興味がおありでしょう?』 「ええ。もちろん。詳しく聞かせて欲しいわ」 『名称はジュエルシード。数は全部で二十一個。使い方次第では、次元震どころか、次元断層すら引き起こす危険な物です。これを二人の魔導師が奪い合っています』 次元震と聞いて、リンディの顔が険しくなる。下手をすれば、幾つもの次元世界が滅びかねない。 「他に情報は?」 『奪い合いをしている魔導師の写真は後で送ります。でも、俺が教えられるのはその程度ですね』 「どうして?」 『巻き込まれた知人が二派に分かれてしまって、どちらかに肩入れするわけにはいかないんですよ。こちらに来れば、すぐにわかると思いますので、それじゃあ、よろしくお願いします』 通信画面が消えると同時に、艦長室の扉が開く。入ってきたのは、黒いロングコートを着た少年だった。リンディの息子、クロノだ。 「母さ……艦長、今、謎の通信が。一体誰からですか?」 「そうね。一言でいえば情報屋さんかしら」 「情報屋? 魔導師ですか?」 「いいえ。次元移動したこともない一般市民よ」 「それがどうして僕らのことを知ってるんです?」 「さあ、どうしてかしらね。それより任務です。アースラはこれより第97管理外世界『地球』北海道へと向かいます」 アースラは進路を北海道へと向けた。 ワグナリアで、相馬は一人携帯電話をロッカーにしまう。やたらとごつい、まるでトランシーバーのような携帯電話だった。 山田が休憩室に入ってくる。まだ休憩時間ではないはずなので、さぼりだろう。 「おや、相馬さん。どなたに電話を?」 「うん。昔の知り合いにね」 「えっ? 相馬さんにお友達がいたんですか? かわいそうまさんのはずなのに?」 「勝手に可哀想にしないでもらえる? さてと仕事に戻ろうかな」 相馬は笑みを顔に張り付けたまま厨房に戻っていった。 その日の夕方からジュエルシード集めが始まった。 森の中で、怪鳥が羽ばたく。 「ぽぷら、右だ!」 「必殺ぽぷらビーム!」 敵の飛ぶ先を佐藤が予測し、ビームが怪鳥を貫く。 怪鳥が鳥とジュエルシードに分離する。 「ジュエルシード封印っと。やったね、佐藤さん」 ぽぷらはジュエルシードを拾い上げる。 ぽぷらが使える魔法は、飛行と直射型ビーム、念話だけだ。防御はバリアジャケットのみという貧弱さだが、そこはスピードと佐藤が敵の行動を予知することでカバーしてくれていた。 今日はほとんど縮んでいない。初戦では常に最大出力のビームを撃ってしまったので、あっという間に縮んでしまったが、最近では威力の調整もできるようになり、戦闘持続時間も延びていた。 「これで今日の仕事は終わりだな、ぽぷら」 「佐藤さんって、普段は種島って呼ぶのに、変身してる時だけぽぷらって呼ぶね。どうして?」 ぽぷらが不思議そうに佐藤の顔を覗き込む。 「当り前だ。変身してる時は、魔法少女が名字で、ぽぷらが名前なんだから。なのはと被るから名字では呼べん」 「そうなの!?」 「そうだ。つまり、変身したなのはを英語名風に表記すると、なのは・リリカル・魔法少女になる」 「リリカルってミドルネームだったんだ」 「略すと、なのは・R・魔法少女だな」 「佐藤さん。リリカルの頭文字はLだよ」 「……略すと、なのは・L・魔法少女だな」 「何事もなかったかのようにやり直した!」 「さっさと戻るぞ」 佐藤は少し赤い顔をしていた。 住宅街の片隅で、まだ発動していないジュエルシードを前に、なのはとフェイトは向かい合っていた。 なのはは唾を飲み込む。休戦条約はかわしているが、前は同じ状況で、問答無用で戦闘になった。どうしても身構えてしまう。 フェイトがバルディッシュを左手に、ゆっくりと近づいてくる。 (左手?) フェイトの利き手は右だったはずだが。 フェイトが無造作に右拳を突き出し、 「じゃんけん」 「へっ?」 「ぽん」 反射的に、なのははグーを出した。フェイトはチョキだ。 「……私の負け」 フェイトは意気消沈して去ろうとする。 「待って!」 約束を守ってくれたことが嬉しくて、なのはは思わずフェイトを呼び止めていた。 「何?」 「もし良かったら、私たち、友達になれないかな?」 なのはは自然とそんな言葉を紡いでいた。 「……さよなら」 しかし、フェイトは最後まで聞かずに飛んで行ってしまう。 夜も深まり、フェイトは集合場所に帰ってきた。 アルフも小鳥遊もまだ戻っていない。 「あの子は……どうして」 なのはの顔を思い出す。敵である自分と友達になりたいと言う少女。どうしてそこまで他人の為に必死になれるのか、フェイトには理解できない。 「ただいま」 「フェイト~。こいつ、何とかしておくれよぉ」 小鳥遊と一緒に帰ってくるなり、気味悪そうにアルフがフェイトの後ろに隠れる。アルフには魔法の知識のない小鳥遊についてもらっていたのだ。 「どうしてですか? 可愛いじゃないですか」 小鳥遊は両手に目玉のついた綿飴のような物体を抱えていた。暴走したジュエルシードだ。魔法で小さくされて、小鳥遊に頬ずりされている。 ジュエルシードは悲鳴を上げて嫌がっていた。 小鳥遊の攻撃魔法は縮小のみで、ジュエルシードの封印はできない。 「ジュエルシード封印」 「ああ、酷い!」 フェイトがいきなりジュエルシードを回収する。フェイトも少しだけかわいいと思ったのは内緒だ。 「アルフ、小鳥遊さんはどうだった?」 「う~ん。とにかく偏ってるねぇ」 アルフが困ったように頭を描いた。 防御は鉄壁だが、縮小魔法は射程距離が短く、飛行速度も遅い。相手がスピードで勝っていた場合、追いつく術がない。 今夜の戦いでも、逃走しようとするジュエルシードに置いて行かれそうになり、アルフがバインドで足止めしてどうにか捕獲できたくらいだ。 高速戦闘を得意とするフェイトとは真逆の能力だ。小鳥遊の当面の課題は、スピードアップと補助魔法の習得になるだろう。 「フェイトの方はどうだったんだい?」 「ごめんね。私はじゃんけんに負けちゃった」 「フェイト~。そんな約束守らなくても……」 「いいんだよ。私も母さんの為に早く集めたいし」 「母さん?」 小鳥遊の疑問に、フェイトとアルフは顔を見合わせる。 「ちょうどいいかも」 「フェイト、まさか」 「うん。小鳥遊さん、明日、時間ありますか?」 「朝ならバイト入ってないけど」 「よかった。じゃあ、明日、母さんに会ってもらえますか? 小鳥遊さんと協力するように言ったのって、母さんなんです」 「わかった。フェイトちゃんのお母さんか。きっと優しい人なんだろうね」 フェイトの頭を撫でながら承諾する。小鳥遊の言葉に、アルフは複雑な面持ちをしていた。 「それじゃあ、アルフ帰ろうか」 「先に行ってておくれ。あたしは少しやることが」 「? わかった。じゃあ、先に帰るね」 フェイトは一足先に隠れ家に帰っていった。 二人きりになり、アルフは小鳥遊に指を突きつける。 「単刀直入に訊くよ? フェイトのことをどう思ってるんだい?」 アルフにはどうしても不安なことがある。もし小鳥遊がフェイトに邪な感情を抱いているようなら、ここで倒しておかないといけない。 「どうって?」 「どうもこうもない。あんた、フェイトと恋人になりたいなんて考えてんじゃないだろうね?」 「まさか。むしろ父親になりたいです」 「はっ!?」 返答は、アルフの想定のはるか斜め上だった。 「ええと……つまり……付き合うつもりはないってことだね?」 どうにかそこだけ理解する。 「だから、そう言ってるじゃないですか」 「……なら、いいのかな?」 釈然としないものはあるが、アルフは無理やり自分を納得させた。 「その言葉、忘れるんじゃないよ!」 捨て台詞を残し、アルフもフェイトを追って夜空に消える。 小鳥遊にとって、ちっちゃいものはすべて愛すべき対象である。子供だろうと、小動物だろうと、虫だろうと、ミジンコであろうとそれは変わらない。 「さすがにミジンコと付き合えるわけないでじゃないですか」 もし最後の言葉を聞かれていたら、小鳥遊は今頃土の下に埋められていただろう。 目次へ 次へ
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アニマカルド サークル:セブンスヘブンMAXION × Reliance Tone Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 インフィニティア 流歌 桃梨 TERRA 東方怪綺談 メイプルワイズ [04 41] 02 Phoenix-RED 流歌 コツキミヤ ゴム 東方紅魔郷 紅楼 [04 20] 03 魂 流歌 桃梨 父 東方怪綺談 プラスチックマインド [03 35] 04 Carillon-un 流歌 - - オリジナル - [02 33] 05 courage 流歌 MAKI 七誌 東方妖々夢 さくらさくら [04 50] 06 春は香へど君何処 流歌 コツキミヤ IKAchan 東方封魔録 博麗神社境内 [04 42] 07 Memoir 流歌 コツキミヤ Cherose 東方風神録 妖怪の山 [04 18] 08 Carillon-due 流歌 - - オリジナル - [02 02] 09 涙の海 流歌 やまざきさやか 流歌 東方星蓮船 春の湊に [05 05] 10 Phantom-Liberation-encore- 流歌 MAKI 流歌父 東方妖々夢 幽霊楽団 [05 32] 詳細 男性ヴォーカルのみのコンピレーションアルバム。 博麗神社例大祭7(2010/3/14)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,200円(税込) レビュー 名前 コメント
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ハーレクイン作品リスト 前ページ澤木香奈 R-2358 『熱い復讐』 【小説】 著者:ルーシー・ゴードン 翻訳者:澤木香奈 2009/02/05発売エリーズは夫の葬儀のさなか、くずおれそうになるのをこらえていた。夫はエリーズを脅迫までして結婚へ持ち込んだものの、散財と浮気を繰り返したあげくに亡くなった。ローマに彼が購入したアパートメントを売却しなければ、明日からの生活にも困窮するだろう。途方に暮れるエリーズに、意外な人物が助けを申し出た。夫の雇い主で大企業の経営者ヴィンチェンテだ。危険な光を放つ彼の瞳に魅せられたように、エリーズはローマへ一緒に行くことを承諾してしまう。 I-1944 『終わらない恋』 【小説】 著者:ルーシー・ゴードン 翻訳者:澤木香奈 2008/06/06発売イギリスでテレビ番組を制作しているデラは、新たに取りかかる世界の史跡探訪シリーズの案内役として、イタリアの若き考古学者カルロに目をつけた。業績はあるし、とびきりの笑顔がいかにもテレビ向きだ。デラはさっそくポンペイで遺跡調査をしている彼に会いに行く。そして、発掘現場で偶然でくわしたカルロと互いに一目惚れした。もっとも、七歳年下の彼がいつか離れていくのはわかりきっている。デラはつかの間の恋愛ごっこを楽しむつもりだった。ところが、カルロのほうは真剣そのものだったのだ。やがてデラの軽い気持ちを知ったとき、彼は……。 R-2325 『悲しい初恋』 【小説】 著者:キャシー・ウィリアムズ? 翻訳者:澤木香奈 2008/09/18発売シャーロットはトスカーナのワイナリーで働いていたとき、リカルドと知り合い、初めての恋に落ちた。すべてを捧げ、二人の甘い将来を夢見ていた。リカルドの実家を訪ねて、彼が名家の御曹子であり、一夏の情事を楽しんでいただけだと知るまでは。あのときのリカルドの冷たさを思い出すと今でも胸がうずく。それから八年。不動産会社で働くシャーロットは、物件を見たいという客に会いに行く。「これは驚いた」待っていたのは、忘れもしないリカルドだった! 平然とした彼の声を聞き、シャーロットは気を失った。 I-1753 『かりそめの花嫁』 ミニシリーズ:魅惑の兄弟 【小説】 著者:ルーシー・ゴードン 翻訳者:澤木香奈【コミック】 浜口奈津子? 2009/07/09発売イギリスの、とある町。シングルマザーのローラは、公園にいる美しい男性に目を奪われた。イタリアから来たというその男性ジーノは、娘のニッキの特別な外見に怯む様子もなく、すぐに打ち解けられる温かさと優しさを秘めていた。そして、ニッキの提案でローラの家に下宿することになったジーノの温かい明るさが、ローラの心を包み込むように照らし始め…。 I-1900 『恋の訪れ』 【小説】 著者:ジェシカ・スティール? 翻訳者:澤木香奈 2007/09/14発売【コミック】 伊藤かこ? 2008/02/15発売シングルマザーの姉の愛娘が父親を知りたがっているのがわかり、レインは胸が痛んだ。なんとかして姪の願いを叶えたい。彼女はさっそく姪の父親探しを開始した。やがて、姉の昔の恋人で資産家のジャックを突き止める。新聞の社交欄をにぎわす、かなりのプレイボーイだ。電話をしても手紙を書いても反応なし。思いあまって待ち伏せし、面と向かって問いただしたが、身に覚えはないとにべもなく突っぱねられてしまう。今までさんざん浮き名を流してきたくせに! 姪にそっくりな彼の目を見て、レインはますます確信を深めた。 R-2385 『傷心のモナコ』 【小説】 著者:シャンテル・ショー? 翻訳者:澤木香奈 2009/05/14発売シングルマザーのフレイアは事故にあい、病院で治療を受けていた。祖母に世話を頼んだものの、幼い娘のことが気がかりだった。看護師から娘が面会に来ていると聞いて安堵したフレイアだったが、娘を抱いて病室に入ってきた男性を見て、凍りつく。ザック・デヴェレルがどうしてここに? ザックはプレイボーイとしてその名を馳せる大富豪の実業家だ。娘の父親ではあるけれど、私たちの関係はとっくに終わっている。妊娠を告げたとたんに、彼は私を捨てたのだから。彼を憎んでるんでしょう? なのになぜ、胸がときめくの? そして恐ろしいことに、ザックの目にも情熱が宿っていた! I-1830 『花嫁のあやまち』 【小説】 著者:ジェシカ・スティール? 翻訳者:澤木香奈 2006/06/23発売大会社のロビーでコリーは後悔していた。父が急死したあと継母に全財産を持っていかれ、自活しなければならなくなった。だからといって経験もないのに秘書の面接を受けるなんて、無謀なことをしてしまったわ。すごすごと帰りかけたコリーに、社長がダークブルーの瞳をきらりと光らせ、呼びかけた。「実は、きみにもっとふさわしい仕事があるんだ」よかった! コリーは期待に胸が躍った。こんな私にできるのは、いったいどんな仕事? I-1845 『夕闇にくちづけ』 【小説】 著者:ルーシー・ゴードン 翻訳者:澤木香奈 2006/09/15発売小学校の臨時教員をしているイーヴィーには気にかかる生徒がいた。その生徒を家まで送ったイーヴィーは立派だが殺風景な住まいを見て、胸を痛める。ここには家庭のぬくもりなどかけらもない。案の定父親のジャスティンは傲慢な男性で、彼女を冷たくあしらった。だが、イーヴィーは彼の瞳に宿る暗い影を見て取った。妻を亡くして息子と二人で暮らす彼には、何か事情がありそうだ。この父子にぬくもりを教えたいなんて、私の思い上がりだろうか。 前ページ澤木香奈 ▲このページのTOPへ ご愛読感謝祭 ハーレクイン大感謝祭 ハーレクインの部屋 小説特集
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魔道戦屍リリカル・グレイヴ 第十四,五話 幕間 「音界の覇者と金の閃光」 小さな頃から“音”がただ好きだった……それだけだ。 だというのに、いつの間にか殺しの技を身に付けて夜の世界に生きていた。 人を楽しませる筈の音色は目標の脳髄を揺さぶり死に至らしめる魔音と成り果て、賞賛の拍手の代わりに阿鼻叫喚と鮮血が返ってくるようになった。 挙句の果てにはとんでもない化け物に目を付けられ、殺しの手札にされてしまう始末。 ナイブズそしてレガート、今思い出してもゾッとする。 だが不幸は一度じゃ終わらない。 一度死に、やっと馬鹿げた死のゲームから解放されたかと思えば、今度は無理矢理生き返らせられて魔法世界の住人にクーデターの道具として使われる。 イカレ野郎に足元をすくわれるのはご免だというのに…… まったくどうして俺はこうも運がない? 幸運の女神はよほど俺が嫌いらしい。 『いぎぃっ! ああぁぁぁぁあああぁっ!! っつあぁぁあああっ!!!』 そのうえコレだ。 俺の良すぎる耳は聞きたくもない女の絶叫を嫌でも拾い上げて脳髄に情報を送る。 まったく、いつまでああしているんだ? さらって早々、レジアスはあのメガネをかけていた戦闘機人にもう数時間も拷問を続けていた。 どんなに澄んだ良い声も単調な絶叫だけを発していては不快でしかない、正直頭が痛くなる。 俺が金切り声に頭痛を感じていると、俺と同じくこの世界に来たGUNG-HOのロクデナシが現れた。 「お前か……そういえば聞いたか? チャペルが連絡を絶ったそうだ、おそらく潰えたのだろう。E・G・マインに続き奴もいなくなった、これで残るGUNG-HOは俺とお前だけだな」 俺はふとチャペルの事を話題に出した。だがこいつは何も言わず沈黙を守ったまま。 特に興味は無し……か殺人(キリング)マニアめ。恐らく自分の行う殺しにしか興味がないのだろう。 まったくとんだご同輩だ、俺は一つ溜息を吐いてその場を後にした。今はただ、静かな場所で酒でも飲みたい気分だった。 ウイスキーの瓶とグラスを持って立ち去る。 そろそろ本気で“あの話”に乗る算段をした方が良いらしい、俺はふとそんな事を考えた。 “ここ”は随分と広い、とても大昔に作られた戦艦とは思えないものだ。 その広大な内部構造の内、俺はできるだけ静かな方へ、心地良い音がある方へと足を進める。 そうして歩いて辿り着いたのは、捉えた捕虜を拘置する為の区画だった。 閉ざされたドアの向こうには、あるいは数人に、あるいは一人に部屋が割り当てられている。 最低限の食事はオーグマンやあの中将の部下が与えていた。 ここには大して見張りなどいない、何故ならいても意味が無いからだ。 魔法を阻害するらしい装置AMF、それが展開されている上に魔法を使うための道具であるデバイスとやらも現地で没収済み。 捕虜には抵抗したくても抵抗する術などありはしなかった。 捕虜になった連中の事を思い出しながらそこを眺めて歩いていると、ふと一つのドアの前で足が止まる。 金属製のドアの向こうから、ひどく耳に響く心地良い音色が俺の心を捉えた。 それは声だ、耳から伝わり脳を甘く焦がすような喘ぎ声。 確かここのドアロックには俺に与えられたカードキーの権限でも解除が可能なはずだ。俺は僅かな逡巡の後にドアロックにキーをかざした。 無論、心地良い音に対する興味も大きかったが、それ以上に“あの話”を実行に移す際の下見も兼ねていた。 ドアがスライドして開けば、中には簡易ベッドの上で身をよじる女が一人。確かティーダとかいう奴が捕らえた女だ。 恐らく酷い衝撃で気を失い、今まで眠っていたのだろう。 長く艶やかな金髪、黒い制服に覆われた起伏に富んだ男心をくすぐる肢体、そして麗しいと言うべき美貌。これは美女と言う他ないだろう。 まあ、俺から言わせればまだ少し子供臭さが抜けないが。 「んぅぅ……あれ? ここは……」 少し艶めいた声で喘ぎながら女は目を覚ました。 目覚めたばかりで思考が覚醒しきらないのか、しきりに目をこすって辺りを見回す。 俺は近くにあった椅子に手を伸ばし、座りながら声をかけた。 「ようやくお目覚めか? 眠り姫」 俺の声に反応して女は即座に振り返り鋭い視線を浴びせかけた。良い反応だ、単に艶めかしい美女という訳ではないらしい。 俺はそれよりもその瞳の美しさに少し驚いた、こんな綺麗な紅色の眼は初めて見る。 濃い警戒を込めた瞳で俺を見つめながら周囲を見渡した女は、自分の置かれた状況を理解したらしく目から僅かに覇気をなくした。 「そうか、私は倒されて……捕まったんですね……」 「ああ、らしいな」 「あなた方は何者ですか? あの時地上本部を襲撃したのはあなた達なんですか?」 起きたばかりだというのに女はよく喋った。だが正直言葉の内容よりもその澄んだ声質の方が俺の心を揺さぶる。 やはり俺は根っからの音好きらしい。しかし言葉の内容もしっかりと理解したので軽く返事をしてやった。 「さてな、俺も首魁はレジアスとかいう軍人である事しか知らない」 「レジアス中将が!? まさか……そんな事が……」 俺の言葉に女は面白いくらい動揺した、あのイカレた中将とやらはここでは随分有名人らしい。 だが俺はそれよりもさっきから気になっていた事を教えてやる。 「ああ、それよりも」 「はい」 「スカート、めくれてるぞ?」 「へ?」 女のスカートは寝相の悪さのせいか、ひどく乱れてくしゃくしゃにめくれ上がり、その下に隠された下着を曝け出していた。 ちなみに下着は、その豊満な肢体に良く似合う扇情的な黒のレースだった。 うむ、実に良いセンスだ。 「ひゃっ!」 可愛らしい声を上げて彼女は大慌てでスカートを正す。 容姿はスタイルは完成された女であるが、どうも雰囲気というか内面部分が抜けているらしい。 俺は久しぶりに愉快な感情を覚えて口元に苦笑を浮かべた。 だがそれがどうも含みを込めたいやらしいものに映ったのか、彼女は俺にまるで痴漢でも見るような目を向ける。 「ま、まさかあなた……私に変な事しに来たんですか……」 その紅く美しい瞳に怯えが混じり、艶めかしい肢体が震え始め、心臓の鼓動が早まっていく。 その様は嗜虐的性嗜好の人間が見れば思わず唾を飲むような淫蕩さがあった。どうもこの女はひどく人の嗜虐心をくすぐる体質のようだ。 それに武器を奪われた無力な女に悪の手先がする事なんて、容易く想像できるだろう。 だが無理矢理女をどうこうするのは趣味じゃない、俺はひとまず誤解を解くことにする。 「さて、変な事とはなにかな?」 「そ、それは……その……エ、エッチな事とか……」 自分で言って真っ赤になっていたら世話無いな。 心音や声の調子からすると初見からの予想通り処女なんだろう。 しかし“この世界の男は見る目が無いのか?”と疑問に思う、これだけの上玉を手付かずで残しておくのはもはや失礼の領域だ。 「残念ながら俺は君の言う“エッチな事”には興味がないんでね、まあ女日照りなのは確かだが、無理矢理というのは俺の趣味じゃない」 「……ほ、本当ですか?」 「今ここで俺が嘘を付くメリットはないだろう?」 俺はそう言うと手にしたグラスとウイスキーの瓶を目の前にかざす。 やや薄暗い独房の光に照らされたグラスが反射し、ウイスキーの美しい琥珀色が妖しく輝く。 「俺はこいつを飲(や)りに来ただけだ」 俺のこの言葉に、女は首を傾げて不思議そうな顔をする。 その仕草がまた随分幼さを漂わせて妙な愛らしさを覚えた、どうも彼女は天然の男殺しらしい。 「……意味が分かりませんが……ここでお酒を飲む理由がどこにあるんですか?」 その質問に俺はグラスに注いだ酒を飲みながら答える、やはりこの声を聞きながらだと普段の何倍も美味い。 舌の上に広がるアルコールに幾らでも芳醇さが増す気がした。 「理由は3つある、一つはここの連中に一緒に酒を楽しめるような奴がいない事。もう一つはお前の声だ」 「声?」 「ああ、実に良い声だ、きっと歌手になれば大成するぞ? これは賭けても良い」 「じょ、冗談はやめてください……」 お世辞半分の言葉でも恥じらいを見せる、なんとも純だな。 思わず“いつか悪い男にコロリと騙されるんじゃないか?”と少しだけらしくもない心配してしまう。 だが半分は本当だ、この声質ならば最低限の事を教えれば確実にモノになる。 おまけに容姿にも華もあるので申し分ない。 そんな感慨に耽っていると、その澄んだ声がまた俺に投げかけられた。 「それで3番目の理由ってなんですか?」 「ああ、それなんだが……まあ一杯やりながら話そうじゃないか」 そう言うと俺は空になった自分のグラスにまた酒を注いで手渡した。 少しばかりの警戒を込めた目で俺をジッと見つめると、女はそれを受け取る。 「じゃあまずは自己紹介といこうか、俺はミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク。バレイとでも呼んでくれ」 「フェイト……フェイト・T・ハラオウンです」 軽く自己紹介をした俺は事の本題に入った。話すのは無論“あの話”に関する事。 これはいわばカード(手札)の補充だ、いつでも切れる有効な札があるに越した事はない。 もし状況がどちらに転んでも上手く立ち回れるように手を打っておく。 俺は美酒と美声に酔いながら、頭の中に描いた算段をもう一度胸中で反芻した。 続く。 前へ 目次へ 次へ
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初期フォーメーション: 作戦: 攻守レベル: キッカー: GK武田 博行 CB大久保 裕樹 CB宮本 亨 RSB赤井 秀行 LSB入江 利和 CMF小野寺 達也 CMF米山 篤志 RMF岡田 佑樹 CMF廣瀬 浩二 CFリカルド ロボ CF崔 根植 GK飯田 健巳 DMF余 孝珍 DMF鴨志田 誉 OMF佐藤 悠介 STレオナルド CF林 祐征 CF船山 貴之 10-10シーズン移籍 IN OUT レオナルド→ギラヴァンツ北九州(ローン)