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https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/7088.html
今日 - 合計 - 熱闘サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 16時28分54秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
https://w.atwiki.jp/mtgwiki/pages/142.html
A定食 要するに「定番中の定番」「お約束」の展開。 マジック界に置いては、主に1ターン目に暗黒の儀式/Dark Ritualから惑乱の死霊/Hypnotic Specterをプレイすることを指す。 お約束として、剣を鍬に/Swords to Plowsharesで農場送りにされたり稲妻/Lightning Boltで打ち落とされるのである。→マーフィーの法則 ブロッカーに火葬/Incinerate→巨大化/Giant Growthで相打ち、というのもステロイド版A定食と言える。 判っていても防ぎようの無い定石を、全部ひっくるめて広義でこう呼ぶこともある。 参考 用語集
https://w.atwiki.jp/ulilith-face/pages/46.html
コマンド一覧表(4) 表の中の「パラメータの種類」はCommandParamTypeキーに、 「内容」はCommandParamキーに対応しています。 パラメータが「―」になっているコマンドはパラメータの設定は不要です。 複数のパラメータが必要なコマンドに関しては 『〔~~~~〕, 〔~~~~〕,〔~~~~〕』 といったように〔 〕で囲んだ部分で1つずつ区切っています。 ※コマンドの機能・内容について詳しくは フェイスコマンド定義書内の各コマンドの項目を参照してください。 このページで挙げているコマンドについては パラメータの設定方法や機能の内容が複雑なものがほとんどなので 定義書内の各コマンドの項目をよく読んだ上で設定してください。 フェイスアイテムの表示状態を変更するコマンド コマンド名 パラメータ 機能 種類 内容 HideItem String アイテム/コンテナのフィールド名【※】 パラメータに指定したフィールド名のアイテムを非表示にする ShowItem String アイテム/コンテナのフィールド名【※】 パラメータに指定したフィールド名のアイテムを表示する(非表示状態を解除する) SwitchShowItem String アイテムのフィールド名 このコマンドを設定したアイテムを非表示にして、その代わりにパラメータに指定したフィールド名のアイテムを表示する(非表示状態を解除する) ※アイテム1つを表示・非表示にする場合はそのフィールド名1つを、 複数のアイテムを表示・非表示にする場合は 対象のアイテムのフィールド名を全て書き込んだ 「Containerカテゴリのアイテムのフィールド名」1つを指定します。 ○なお、HideItem・ShowItem以外のコマンドでも、 Containerカテゴリのアイテムを利用して 複数のアイテムに対してまとめて実行できるものもあります。 (表の中で、パラメータの「内容」の部分に『アイテム/コンテナのフィールド名』と表記されているコマンドです) HideItemコマンドに関してはこのwiki内の以下のページでも説明しています。 アイテムの非表示状態について サブウィンドウ(サブフェイス)を操作するコマンド コマンド名 パラメータ 機能 種類 内容 CreateSubFace String 〔サブウィンドウ名〕, 〔フェイス定義ファイルの ファイル名〕, 〔X座標〕, 〔Y座標〕 メインウィンドウの左上位置から数えて〔X座標〕・〔Y座標〕の位置に指定したサブウィンドウを表示 DeleteSubFace String サブウィンドウ名 指定したサブウィンドウを閉じる ToggleSubFace String 〔サブウィンドウ名〕, 〔フェイス定義ファイルの ファイル名〕, 〔X座標〕, 〔Y座標〕 メインウィンドウの左上位置から数えて〔X座標〕・〔Y座標〕の位置に指定したサブウィンドウが無ければ表示、表示されていれば閉じる HideSubFace String サブウィンドウ名 指定したサブウィンドウを非表示状態にするウィンドウを閉じたわけではなく、サブウィンドウ上のアイテム全てを非表示にするのと同じような状態になる ShowSubFace String サブウィンドウ名 指定したサブウィンドウの非表示状態を解除する サブウィンドウ(サブフェイス)の設定方法に関してはこのwiki内の以下のページでも説明しています。 サブウィンドウの設定方法 アイテム/コンテナの設定を変更するコマンド コマンド名 パラメータ 機能 種類 内容 ModifyItem String Parametersカテゴリのフィールド名【※】 任意のアイテムの設定を変更する ModifyPlayList String Parametersカテゴリのフィールド名【※】 プレイリストの設定を変更する ※設定を変更する対象のアイテムのフィールド名(変更点が共通している場合のみ複数指定可。 ModifyPlayListの場合は省略できます)と、変更後の設定を全て書き込んだ 『Parametersカテゴリのフィールド名』をパラメータに指定してください。 (変更したい点がそれぞれ異なる)複数のアイテムの変更を対象にしていて、 指定したいParametersカテゴリのフィールド名が複数ある場合は そのフィールド名を全て列記したContainerカテゴリのフィールド名を指定してください。 ModifyItem・ModifyPlayListコマンドに関してはこのwiki内の以下のページでも説明しています。 アイテムの設定変更について コマンド名 パラメータ 機能 種類 内容 ModifyItemContainer String 〔置き換える先コンテナ名〕, 〔置き換え元コンテナ名〕 アイテムコンテナの内容を、指定した別のアイテムコンテナの内容で置き換える ModifyCommandContainer String 〔置き換える先コンテナ名〕, 〔置き換え元コンテナ名〕 コマンドコンテナの内容を、指定した別のコマンドコンテナの内容で置き換える フェイスを再読み込みするコマンド コマンド名 パラメータ 機能 種類 内容 ReloadFace 現在のフェイスを再読み込みするフェイスの状態が保存されている場合、TrueかFalseで保存した状態を有効にするかどうかを選択できる Bool True フェイスの状態保存の設定で再読み込みする False フェイスの状態保存を無視して、iniファイル内の初期設定で再読み込みする アイテムをドラッグ移動するコマンド コマンド名 パラメータ 機能 種類 内容 DragItem String アイテム/コンテナのフィールド名 フェイスアイテムのドラッグを開始するこのコマンドを設定したアイテムをドラッグすると、パラメータに指定したアイテム/コンテナを移動することができる コマンド名 パラメータ 機能 種類 内容 DragItemInCustomClipArea String 〔アイテム/コンテナのフィールド名〕, 〔クリップ領域の左上座標(X)〕, 〔クリップ領域の左上座標(Y)〕, 〔クリップ領域の幅〕, 〔クリップ領域の高さ〕, DragItemコマンドとほとんど同じ機能。DragItemとの違いは、パラメータで指定した「クリップ領域」の範囲内でアイテム/コンテナを移動する点
https://w.atwiki.jp/gensounoutage/pages/521.html
「季節外れのバタフライストーム」」 呪力:5 レベル:リグル リグル リグル 攻撃:5 迎撃:1 命中:6 種類:拡散 誘導弾 [戦闘フェイズ/攻撃時]呪力3 自分の『リグル』のレベルが4の場合、フェイズ終了時までこのスペルは「攻撃+X」「迎撃+X」「命中+X」を得る。 (Xは自分の場の『昆虫』を持つスペルの総数に等しい) (フェイズにつき一回まで使用可能)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/36367.html
からいす【登録タグ か アサイチ 曲 神威がくぽ】 作詞:アサイチ 作曲:アサイチ 編曲:アサイチ 唄:神威がくぽ 曲紹介 それは誰かが座ってくれるのをずっと待っています。――いずれ待ち疲れて朽ちる時まで。(投稿者コメントより転載) 歌詞 (piaproより転載) 虚ろに揺らめく閉じた白と黒の世界と灰の欠片 用意された物は正しい姿を成して これが世界全て満たすと正義の様に突きつけた それは泰然と立ち並んだ乱れない形 落ち着けば鼓膜触れるノイズ 震えてる心の奥に響く 右、左で回れ右 順番は名前か背の丈か 色、形も不可無く揃えられて 間違い探しの様で 前、後ろで自問自答 聞き飽きた言い訳本心か 誰も彼も声無く立ち続ける いずれ待ち疲れて朽ちるまで 用意できた物は醜い色に染まり 誤魔化しようのない真をナイフの様に突きつけた 傷が乾いてて錆びついてて治せない形 痛みに紛れ掻き消えてくノイズ 木霊だけ心の奥に沁みる 右、左で回れ右 順番は素質か才能か 色、形も大きく歪んでいて 粘土細工の様で 上も下も四面楚歌 言い慣れた皮肉は本心か 一つ二つ抱えて包んでいく いつか無駄な事と気付くまで …だってアレもそうだし、コレだってそう。 価値は何処にある? 選べないのは分かっていたさ。 だけど座りたくない 気付けば必死に空気椅子 あの子も一緒に空気椅子 「しんどい」呟き空気椅子 …めげちゃ駄目ですか 右、左で回れ右 一瞬で過ぎ去る斜め横 前、後ろも目を開け振り返れば 五目並べの様で 上も下も四面楚歌――って? 幻、現の区別なく 燃え尽きた形は灰の中 残った椅子に掛けて眺めてみようか いずれ見える鮮やかな世界を コメント 絵も曲も素敵 -- 名無しさん (2017-06-17 10 24 15) 名前 コメント
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目次 概要 データ リザルト リンク 概要 外見 + 旧立ち絵 現在 在りし日の姿 ◆作成:春一番! https //picrew.me/ja/image_maker/57820 プロフィール 名前 イルセマリー・Y・クライスラー カナ イルセマリー・ヤマダ・クライスラー 性別 女 年齢 23歳 誕生日 2000年5月4日(牡牛座) 身長 152cm 体重 39kg 血液型 AB型 職業 ヴァイオリニスト 所属 関東フィルハーモニー交響楽団 好きなもの 寿司、海産物、ザッハトルテ 嫌いなもの くさや オーストリア出身の若きプロヴァイオリニスト。 オーストリアの一流大学を卒業後に来日し、梅ヶ枝市で一人暮らしを始めた。 名門である「関東フィルハーモニー交響楽団」の楽団員として活動する傍ら、 休日にはヴァイオリン教室を開いている。 真面目で礼儀正しく、少し内向的な性格。 基本的に常識を重んじ、物腰も穏やか。 怒ることは滅多になく、誰に対しても「~様」と様付けで呼ぶ。 人が良く世間知らずな面があり、他人の発言は概ねそのまま受け入れ、信じてしまう。 感情が動くと人の手を取って握る癖があり、少女時代から数多の男を無意識に勘違いさせてきた。 また子供時代にあまり友達と遊べなかったことから「友達」のハードルが低く、 少し話しただけで友達認定をしてしまう。 唯一音楽に対するこだわりは強く、音楽を馬鹿にするような発言を耳にすると少し機嫌が悪くなる。 オーストリア人と日本人のハーフであり、父がオーストリア人、母が日本人。 両親ともに世界的なコンクールで最優秀賞をいくつも取得している凄腕かつ第一線級のヴァイオリニスト。 ミドルネームのYは「山田」のYで、戸籍上の名字は「山田クライスラー」。 オーストリア時代からの愛称はイルセ。 フルネームは長く、かつ日本人からは覚えられにくいため、 面倒なときは「山田イルセ」と名乗るし、芸名としてもこちらを使っている。 実家であるクライスラー家は古くから優秀なヴァイオリニストを輩出してきた名家で、 経済的にも相当裕福。イルセ自身も学問・音楽共に英才教育を受けてきた。 本人的には両親を始めとする音楽界に並み居る怪物たちに敵うほどではないとして、 自らの実力にはあまり自信を持っていない様子。 とはいえ一般的には十分すぎるほどの超絶技巧の持ち主であり、 実際に若年ながらいくつものコンクールで優秀な成績を収めている。 特にビブラートとスタッカートのキレの良さには業界でも定評があり、 一日の大半を練習に費やす努力家としても知られている。 得意曲はパガニーニの『24の奇想曲』、好きな曲はクライスラーの『美しきロスマリン』。 (なおイルセの実家クライスラー家は作曲家クライスラーとは関係ない。) その他『きらきらぼし』や『アルプス一万尺』などの童謡も好む。 演奏の他、ジャンルを問わず自分で作曲することもある。 作った曲は自分のコンサートで披露する他、録画してネットに上げていたりもする。 編集は拙い(ほとんど撮って出し)ながらもイルセ自身の美貌もあって動画は好評で、 さりげなくチャンネル登録者数は1万人を越えている。 + ... ストーカーの温床その1。 母国語はドイツ語だが、家庭内で使用していたため日本語も普通に話せる。 加えて日本に来る際に文化や風習についての勉強をしており、下手な日本人よりも日本のことについて詳しい。 ただしスラングや現代的な流行に関してはあまり聡くない。 背はそれほど高くないが金髪碧眼の美女で、 「ハーフの美人ヴァイオリニスト」としてしばしば取材を受けている。 若くしてストラディバリウスを保有していることも話題性に拍車をかけており、 町中で声をかけられることもたまにある。 スタイル自体は普通で、バストは大きくも小さくもない。 食べても太らない体質であり、肉付き自体はあまりよくない。 線が細く、目の前で相対すると華奢な印象を受ける。 2023年の7月中旬頃、とある事件に巻き込まれて右足の膝から下を欠損。 以来、しばらくは車椅子で生活をしていた。 9月以降は義足の着用を始め、現在ではもっぱら杖をついて移動を行っている。 リハビリにより杖なしでも歩ける程度にはなっているのだが、ヴァイオリニストという職業柄、 転倒時に手をついて負傷すると困る……ということで、お守り代わりに使用している様子。 欠損部の断面は皮が引きつってしまっており、時折痛みが走る。 「不慮の事故により片足を失った」という触れ込みにより、マスコミの露出頻度は増加。 結果としてソロコンサートを開いたりCDを出したりと「悲運のヴァイオリニスト」として密かな人気を博している。 だがイルセ本人としてはそのような取り上げられ方は本意ではなく、少々精神的に疲れている様子。 所属する「関東フィルハーモニー交響楽団」では、所属歴1年未満にして第一ヴァイオリンの首席奏者を務めている。 来日当初こそ年若いイルセの実力を疑問視する声は大きかったが、 普段からの真面目な立ち振る舞いと本場仕込みの別格の実力により、「黙らせる」形で現在の地位を勝ち取った。 今では頼れる首席奏者兼みんなの妹or娘のような立ち位置で、楽団員たちから慕われつつもかわいがられている。 休日に開くヴァイオリン教室では自費で数本のヴァイオリンを用意し、 年齢を問わずヴァイオリンの普及にいそしんでいる。 教室では、難しい曲よりも童謡や子供向けアニメの主題歌など親しみのある曲をよく披露。 「音楽を楽しめるように」とお茶やお菓子も一緒に用意するなど細やかに気配りしており、 優しい先生として生徒たちからの評判は上々。 + ... ストーカーの温床その2。 愛器はクライスラー家に代々伝わるストラディバリウス「ヴェルトラウム」であり、 貸与ではなく個人所有の一品。 少々劣化が進んでおり、市場価値は5億ほどと推定されている。 両親から子供の頃に与えられたもので、ケースに入れて常に肌身離さず背負っている。 イルセは相棒やお守りのように大切にしており、こまめかつ丁寧に手入れをしていた。 + ▼愛器との別れ ▼愛器との別れ 2023年8月に起きたとある村での水害で水没し、楽器としては使用不能に。 乾燥させ部屋に飾ってはいるものの、以来1000万円ほどの別のヴァイオリンを使用するようになった。 自分の足を失った時以上に嘆き悲しみ、両親に報告したイルセ。 だが両親は優しく彼女のことを許し、新たなヴァイオリンを用意しようとした。 しかしイルセはすべて自分の責任であるからとそれを断り、自費でヴァイオリンを用意。 活動頻度を増やし、ヴァイオリン代を返済すべく忙しい日々を送っている。 短期間に自らの足と愛機を失ったショックは非常に大きかったが、 それでも失われなかったものとして自らのヴァイオリンの腕前への執着心が飛躍的に増した。 「いつ何が失われるかわからない。ならば、残ったものを大切にしなくては」――。 そう考えるようになったイルセはこれまで以上にヴァイオリンの練習時間を増やしており、 結果として若干停滞気味だった演奏技術は向上。 業界からも「喪失をきっかけに殻を破った」と一目置かれている。 一般人に比べると相当ひ弱で貧弱であり、体調も崩しやすい。 体調を整えるための薬やサプリメントを常備しており、毎食後には一般人が引くくらいの量を飲んでいる。 子供の頃から病弱であり、しばしば入退院を繰り返していた。 特に呼吸器系が弱く、現在でも埃の多い場所に行くと咳き込んでしまう。 医者から長くは生きられないと宣告されていたため、両親からは多くの愛情を受けて育った。 特に3歳から7歳頃までは病状が重く、ほとんどの時間を病院で過ごしていた。 両親が床に伏せったイルセのためにと弾いてくれた童謡が大好きで、 辛い闘病生活の中でも演奏を聴いている間は終始笑顔でいた。 次第にイルセは自分でもヴァイオリンを弾いてみたいと頼むようになり、 ベッドに座った状態ながら、父母から少しずつヴァイオリンを教わっていった。 幸いにして、イルセは才能に恵まれていた。 加えて世界トップクラスの演奏を聴いて育ったことにより聴覚やリズム感が養われており、自然と絶対音感も有していた。 本人の熱心な努力と両親の優しい指導により、イルセはめきめきとヴァイオリンの腕を伸ばしていく。 イルセは次第に「病床の小さなヴァイオリニスト」として一部界隈で有名になっていったが、 同時に病状も少しずつ悪化していった。 やがて起き上がることすらできなくなったイルセを前に、両親は仕事を休み世界中を奔走。 母親の出身地である日本において天才外科医と名高い『ドクターJ』の噂を聞き、連絡を取ることに成功する。 紆余曲折はあったもののなんとかアポイントメントを取り付け、無事手術にも成功。 かくして退院を果たしたイルセは、輝かしい未来を祈って両親から ストラディバリウス『ヴェルトラウム』を贈られ、プロのヴァイオリニストとしての第一歩を歩み始めたのだった。 音楽以外の趣味は料理で、作るのも食べるのも大好き。 特に海産物が好きで、一番好きな食べ物は寿司。 差し入れがあると笑顔で食べるため、楽団員からの寿司の差し入れ頻度は高い。 その他甘いケーキなども好きで、特にザッハトルテは大好物。 ちなみに塩辛などクセのある食べ物もパクパク食べられる。 病弱なわりによく食べるが、いくら食べても太らない……というより胃腸が弱く太れない。 後でおなかが痛くなっても美味しいものはいっぱい食べたい……らしい。 嫌いな食べ物はくさや。 日本に慣れたころにチャレンジし、ひどい目にあった。 臭すぎて泣いたのは後にも先にも一度きりであるという。 見た目と大人しめな性格、そして世間知らずゆえの無警戒ぶりから 頻繁にストーカー被害に遭っており、そのたびに警察や探偵に相談している。 後をつけられたり、ゴミを漁られたりは日常茶飯事。 下着を盗まれたり、盗聴器やカメラを仕掛けられたり、クローゼットやベッド、床下にストーカーが潜んでいたことすらもある。 さまざまな探偵に相談したが、特に石蕗 虎太郎は(イルセ的に)親身に解決にあたってくれたことから信頼度は高い。 だが石蕗の失踪と廃業に伴い、現在は同じ梅ヶ枝市にある氷見探偵社に相談を持ちかけている。 ストーカーに遭うのはもちろんイヤだが、若干対応に慣れつつある自分には辟易しているとかいないとか……。 呼称表 対象 呼び方 関係性 石蕗 虎太郎 石蕗さま とても頼りになる探偵様で命の恩人。ぜひまたお会いして直接お礼を…… 春夏秋冬 四季 四季さま 薬の相談に乗ってくれるお友達。自分にはない積極性がキラキラして見えます 西園寺 アンネ アンネさま コンサートをきっかけに知り合ったお友達。美しく明るい音色を奏でるお方ですね 氷見 六花 氷見さま 石蕗さまの後任の探偵様。しっかりしたお方ですがその……まだちょっと怖いです 不知火 蒼炎 不知火さま 氷見さまの探偵社の小さな助手さん。懐いてくれていてとてもかわいらしいです データ ステータス ◆現在 STR CON POW DEX APP SIZ INT EDU H P M P SAN アイデア 幸運 知識 db 5 1 11 7 18 7 16 17 4 11 55 80 55 85 -1d6 ◆右足欠損以前 + ... STR CON POW DEX APP SIZ INT EDU H P M P SAN アイデア 幸運 知識 db 5 3 11 15 18 9 16 17 6 11 55 80 55 85 -1d4 技能 種別 技能名 技能値(初期) 技能値(現在) 技術 応急手当 52 52 製作 作曲 70 70 製作 料理 60 60 感覚 目星 60 60 感覚 聞き耳 80 80 交渉 信用 70 70 知識 精神分析 70 70 知識 図書館 25 35 知識 クトゥルフ神話 0 1 芸術 演奏(ヴァイオリン) 80 91 言語 日本語 70 75 所持品 名称 所持数 説明 トートバッグ 1 オシャレなブランドもの。 スマートフォン 1 最新のiphone。 財布 1 革製のブランドものの長財布。 筆記用具 1 シャーペン、3色ボールペン、赤のサインペン。 楽譜ファイル 1 楽譜を入れているファイル。 ハンカチ 1 ブランドもののかわいらしいハンカチ。肩当てにも使う。 ティッシュ ウェットティッシュ 1 日本製のポケットティッシュ 除菌ウェットティッシュ。 ヴァイオリン 1 失われたストラディバリウスの代わり、1000万くらい。防水撥水防弾耐火除湿ケースに入れ、常に背負っている。 ポーチ 1 常備薬や簡単な化粧品、リップクリームや飴など。パンパン。 モバイルバッテリー 1 容量10000mAh。 爪切り 1 小さめの爪切り。 ポケットミラー 1 身だしなみチェック用。 腕時計 1 小さな腕時計。ブランドもの。 薬 サプリメント 1 体調を整えるためのもの。普通の人がドン引くくらいの量を一度に飲む。 杖 1 折り畳みできる杖。お花の柄でかわいい。ストラップつき。 義足 1 下腿義足。パッと見普通の脚のように見えるタイプ。取り外し可能。 想いの楽譜 1 一枚だけの古びた楽譜。自らの心の内から沸き上がった曲が記されている。題名は『Fernweh』。 リザルト ◆【23/12/12:村ホラーRTA】 + クリックで展開 技能成長 演奏(ヴァイオリン)+2 SAN値 55→33→35 幸運 55→48→55 後遺症 概要 右足の膝から下を欠損 詳細 永続的にCON-2、DEX-8(半減)、SIZ-2 不定の狂気 期間 7月中旬から3ヶ月 種類 強迫観念に取りつかれた行動 詳細 口元を布などで覆いたくなる 出目 ファンブル 1 スペシャル 1 クリティカル 1 + ▼イルセの喪失、その1 ▼イルセの喪失、その1 石蕗 虎太郎と共に迷い着いた■■■■村において、クァチル・ウタウスと遭遇。 本来であれば余裕で逃げ切れるDEXを持っていたものの、神のイタズラにより致命的失敗。 (幸運を切り)かろうじてロストを免れた代償として、右足の膝から下がものすごくあっさりともげた。 その結果、ただでさえ貧弱だったイルセはCON1、HP4という目も当てられない虚弱体質に。 石蕗に背負われなんとか村からの脱出は果たしたものの自分の足を失ったという喪失感は大きく、 病院の屋上でヴァイオリンを演奏した後、ぽろぽろと涙を流す。 加えて内心慕いつつあった石蕗も失踪して連絡が取れなくなってしまい、更なる喪失を味わうこととなる。 ……だが、イルセの喪失はこれだけでは終わらなかった。 ◆【23/12/13:怪骸村】 + クリックで展開 技能成長 演奏(ヴァイオリン)+4日本語+5 SAN値 35→41→34→38 出目 ファンブル 1 スペシャル 3 クリティカル 2 + ▼イルセの喪失、その2 ▼イルセの喪失、その2 春夏秋冬 四季、西園寺 アンネと共に、気晴らしのドライブに出かける。 ……が、急な土砂降りもあり一行は遭難。急遽「かいがい村」に避難することとなる。 ドライブ、急に迷う、避難先が村……と内心トラウマを抉られ続け、心中まったく穏やかではなかった。 それでも振舞われた海鮮をちょっと引かれるほどモリモリ食べたり、 春夏秋冬 四季にアレな目で見られながらお風呂に一緒に入ったりと、 ほんのわずかながらも村での暮らしはエンジョイした模様。 だが平穏な時間が続くはずもなく、村は急な水害に見舞われる。 片足のないイルセは難儀しつつも、なんとか洪水をしのぎ一命をとりとめた。 ……そう、イルセ「は」。 周囲からさんざんツッコまれつつ常に背負っていたストラディバリウスはケース内が浸水。 楽器としての生命に終止符を打つこととなり、イルセは子供の頃からの愛器までも喪失することとなった。 このセッション後、イルセは断髪。 多くの喪失をバネに、ヴァイオリニストとして生きる覚悟をより一層強めた。 イルセの行く末は、果たして―― ◆【24/4/4:あなただけの音色を】 + クリックで展開 技能成長 なし SAN値 38→36→40 幸運 55→50→55 取得AF 想いの楽譜 一枚だけの古びた楽譜。自らの心の内から沸き上がった曲が記されている。題名は『Fernweh』。 + ▼イルセの得たもの ▼イルセの得たもの 目が覚めると見知らぬコンサートホールにいたイルセ。 戸惑いながらも、彼女は目の前にあった楽器を手に取り、曲を奏でる。 心の内から奏でられたのは、自らの足の喪失への悲しみとそれを乗り越えようとする希望の旋律。 無論、足を失ったのは辛い経験ではあったが、それにより自身の音楽への想いを再確認することができた。 加えて、義足ながら自分はまだ歩いていける。自分の人生はまだまだこれからだ。 その曲には、イルセのそんな心の内が、スタッカートの軽妙な楽曲として表れていた。 ホールにいた記憶は夢としておぼろげにしか覚えていないが、彼女の奏でた曲は楽譜として確かに残っていた。 彼女はこの曲を『Fernweh』(遠くに行きたいという気持ち)と名付け、自らの代表曲として奏で続けるのだった。 ◆【24/4/13:サルナスに謳う】 + クリックで展開 技能成長 図書館+10演奏(ヴァイオリン)+5クトゥルフ神話+1 SAN値 40→66→72 + ▼サルナスに謳うヴァイオリン ▼サルナスに謳うヴァイオリン 依頼によりバー『サルナス』を訪れた山田。 バーを訪れた客のリクエストを聞き、自らの想いを音に乗せ、奏でる。 さまざまな人の残した想いに触れ、未練を晴らしたことで彼女の演奏技法はまた一段と洗練されるに至った。 リンク キャラシート https //chara.revinx.net/coc_view/295866 リプレイ ◆【23/12/12:村ホラーRTA】 ◆【23/12/13:怪骸村】
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トップページ 世界観 基本設定 よくある質問 最終更新日:2012-05-10 Q.コカトライスが脱走する危険はある?公式 メモ Q.コカトライスが脱走する危険はある? 公式 質問 食堂のメニュー用に飼育されているコカトライスですが、 脱走する危険性はないのでしょうか? また、万が一 脱走した場合、生徒が対処して捕獲することは可能でしょうか? 回答 脱走する危険性っていうのはあるだろうね。 管理がどうなってるかは俺も知らないけど、戸締り管理のシステムに不具合があったりとか脱走防止の魔法式の効力が切れてしまったとか、いろいろ考えられる。 ただ、コカトライス自体もそれなりに危険だから見つけたとしても手出しはお勧めしない。 見つけたらエンツォあたりに言えばどうにかしてくれると思う。 もっとも、石化覚悟で腕試しがしたいって言うなら別だけど。 初出:[そうだ、ノガレに聞こう。02] 2009-03-31 15 45 08 post by レイ・ノガレ 記事No.182763 メモ 校史編纂委員会>そうだ、ノガレに聞こう。02(ゲームにログインが必要) ↑上へ戻る 表示ページの登録タグ:よくある質問 小ネタ
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スランドライス Slandrais 出典 Inner Sea Gods 318ページ 壁の中の観察者/The Watcher in the Walls 詳細 属性 中立にして悪 神殿 ダイモン・ハービンジャー 関心のある範囲 淫行、惚れ薬、強迫観念 領域 闇、悪、知識、魔術 副領域 ダイモン、損失、色欲、思考 * 〔外典の侍祭〕の信仰特徴が必要である。 好む武器 ショートボウ 聖印 ピンク色のポーションの煙 神聖な動物 ゴート 神聖な色 茶、ピンク 恭順 Obedience 生前知っていた人物の墓の上または死体のそばで眠る。(魅惑)効果に対するセーヴィング・スローに+4の不浄ボーナスを得る。 恩恵ーダイモン・ハービンジャー Boons - Daemon Harbingers 出典 Book of the Damned 112ページ アバドンのユニークなダイモンたちは、その方法と虚栄心にカスタマイズされた多くの称号を持つ。これらのダイモン・ハービンジャーは有力な助言者としてダイモンの間で絶大な影響力を享受し、アバドン内外で自らのカルトを育成するために働く。 ダイモン・ハービンジャーは中立にして悪の半神であり、CR21からCR25までの力を持つ。彼らが与える恩恵は四騎士自身が与える恩恵よりも複雑ではなく、1日2回使用可能な擬似呪文能力として発現する。 1:アンナチュラル・ラスト 2:スクライング 3:呪文高速化インヴィジビリティ
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真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変 【しんさむらいすぴりっつ はおうまるじごくへん】 ジャンル 対戦格闘アクション 対応機種 アーケード(MVS) 販売・開発元 SNK 稼動開始日 1994年10月28日 発売日 【NG】1994年12月2日【NGCD】1994年12月15日 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) レーティング CERO B(12才以上対象) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2008年7月23日/926ポイントアーケードアーカイブス【PS4/One】2017年9月21日/823円【Switch】2018年2月1日/823円(税8%込) 判定 なし ポイント より万人向けに進化したサムスピ第2弾大技「武器破壊技」等の新要素が多数追加あまり役に立たないシステムも追加対戦ツールとしての評価は前作には及ばず サムライスピリッツシリーズ 概要 ストーリー 特徴・システム 評価点 問題点 総評 CS機移植 余談 今は昔のものがたり 我が道 極めんとする男あり 血生臭い 生きざまに 凶事まとうは 偶然ではなかった 概要 彗星の如くゲーセンに登場し、瞬く間に絶大な人気を獲得した異色の剣劇格闘ゲーム『サムライスピリッツ』(以下「前作」)の続編。通称「真サム」。 前作から1年余りでの新作となったが、グラフィックの全面的な描き直し、新キャラの追加に加え、新システムも多数盛り込まれており、非常に力の入った一作になっている。 この作品でサムスピ人気は最高潮に達し、前作を超える大ヒットを記録。『餓狼伝説スペシャル』や『龍虎の拳2』などとともにSNK・ネオジオの黄金時代を築いた。 一方で蛇足感が強い新要素や対戦バランスの悪化により、対戦格闘としての完成度自体は前作にやや劣ると評されることが多い。 ストーリー 暗黒神アンブロジァを復活させんと、世界に災厄を引き起こした天草四郎時貞は1人の剣士に滅ぼされ、その存在は史実に記されることはなかった。復活した天草に深く関わった人間の1人、覇王丸はある晩、突然の闇討ちをうける。たやすく首を取られる覇王丸ではなく、逆にその男を捕らえたのだが…。男はあきらかに何者かに、それも暗黒の力に操られていた。そして、覇王丸に向かってこう言った。「貴様の魂はいずれ奪ってやる…。あんぶろじぁ…復活。」魔性の者が自分の命を狙っている。天草と同じ暗黒の影を感じとった覇王丸は、剣技の師を訪れた。覇王丸の話を聞いて師はいつになく険しい表情で覇王丸を見据えた。「あやつには近付くでない。お前はたしかに強ぅなった。しかし、手をだすでないぞ。よいな。」たしかに師は何かを知っている様子であったが、何も語らなかったし、覇王丸も聞こうとはしなかった。その夜、久しぶりに師と酒を酌み交わした覇王丸は夜明けを待たずして旅にでた。口元に不敵な笑みを浮かべて。 特徴・システム キャラは前作の12人からタムタムが削除され、新キャラ4人が追加されて15人となった。詳しくはこちらを参照。 ボタン配置は前作と同じく弱斬り・中斬り・弱蹴り・中蹴りの4ボタン。弱中同時押しで強斬り・強蹴りが出る「擬似6ボタン制」が採用されている。 システムも基本的に前作を踏襲しているが、以下の追加が行われた。 武器破壊技 本作の目玉要素。前作には無かった超必殺技に相当する大技。怒りゲージがMAXの時のみ使用可能で、基本的には怒り時間内なら何度でも出せる(*1)。 文字通り、ヒットさせるとダメージとともに相手の武器を破壊する(*2)。なお、ヒット時点で怒りゲージは空になる。壊れた武器は一定時間が経過すると黒子が修復して画面内に投げ入れてくれ、落ちた武器の近くでボタンを押すと拾うことができる。 特殊動作 上段避け:レバーを素早く真下に2回入れると出る「伏せ」の動作。 下段避け:BC同時押し、もしくは相手の下段攻撃にタイミング良く下段ガードを合わせると出る小ジャンプ動作。 前転:レバーを素早く前斜め下に2回入れると出る回避動作。ダッシュ(踏み込み)中に出すことも可能。 後転:レバーを素早く後斜め下に2回入れると出る回避動作。 退き込みダッシュ:レバーを素早く←←→と入力すると、一瞬バックステップ(退き込み)すると見せかけて前方にダッシュ(踏み込み)するフェイント動作が出る。 挑発:相手と間合が離れた状態でAC同時押し、またはBD同時押しで挑発アクションを行う(各キャラ2種類ずつ存在)。 『龍虎の拳』のような特別な効果は無く、純粋な演出。 受け返し 地上で相手が出した斬り攻撃が当たる直前にガードを入力すると画面全体が一瞬光って攻撃を弾き返し、約1秒間相手を行動不能状態にさせる。 技あり いわゆるカウンターヒットシステム。相手が技を出している最中にこちらの攻撃をヒットさせると、ダメージがアップする(アップ率は技によって異なる)。中にはカウンターで食らうほうが通常時よりもダメージが少なくなるという特殊な技もあり王虎やアースクエイクなどパワー系のキャラの攻撃に多い。 隠し技 秘奥義:覇王丸、ナコルル、ガルフォード、服部半蔵の4キャラのみが使用できる隠し大技。 いつでも何度でも出すことができるが(覇王丸以外は武器無しでも出せる)、いずれの技もコマンドが非常に複雑。 ぬいぐるみ:発動すると自キャラが2頭身のぬいぐるみに変身する。コマンドはキャラごとに異なるが、こちらもかなり複雑。 当時プライズ商品として展開していた本作キャラのぬいぐるみとのタイアップ企画である。 + その他、前作からの変更点など 怒りゲージがMAXになるとキャラが怒りポーズを取るようになった。このポーズ中は完全無敵で、ダッシュや投げ、必殺技などでキャンセル可能。 ゲージが溜まったあと、自動的にすぐ出るわけではなく、レバーをニュートラルに戻した時点で初めて怒りポーズが出る。 これを利用して任意のタイミングで怒りポーズを取ることにより攻撃をスカし、ダッシュなどから反撃に転じる小技もある。 「必殺技モーション中の相手」「自分または相手の起き上がり」に投げ技を決めることが可能になった。また、ダッシュからの投げもレバーを前に入れっぱなしでOKになり、かなり出しやすくなっている。 鍔迫り合いは多少ボタン連打数が勝敗に影響するようになり、左右の位置関係が入れ替わるなど決着のパターンも増えた。 一方で、不評だった「ラウンド開始直後にランダムで発生する鍔迫り合い」は削除された。 前作では気絶状態から一部の技や連続技を喰らって再び気絶してしまう現象が存在したが、本作では「気絶から気絶」は発生しなくなった。 素手状態で出せる「真剣白刃取り」が、「41236」とレバー入力のみのコマンドで狙って出せるようになった。 相手に投げられなかったアースクェイクは「対アースクェイク(兼黒子)用投げ技」で投げられるようになった。しかもたいていの通常投げと比較しても、威力が若干高い。半蔵、ガルフォードのコマンド投げも普通に喰らうように。 …と思いきや、後述するバグでしゃがみ状態だと殆どのキャラに投げられなくなるという前作を思い起こす事態が発生してしまった。 飛脚はお金(得点アイテム)を投げなくなった。 また、試合状況によりアイテム内容が判断される要素が追加された。例として「画面端で待ち戦法を行っている」とかなりの確率で飛脚が出現し、待っている側に爆弾を二つ落とすことが多い(と同時に相手キャラに肉を落とすことも多い)。 1/128の確率で飛脚の代わりに『餓狼伝説』シリーズのキャラ、キム・カッファンが鳳凰脚のポーズで通り過ぎる(アイテムは落とさない)。 ラウンド終了時にレバーを上下左右いずれかに入れておくと、勝利ポーズを選ぶことができるように。 ボーナスステージの「演舞」が廃止された。また勝利時の得点は命中率+残体力のみが加算されるようになった。 今作より柳生十兵衛の声優が小林清志氏に変更となった。氏はOPのナレーションなども担当し、その後のシリーズやCMでのナレーションも含め、『サムライスピリッツ』のナレーションといえば小林氏と言えるほどの印象を残した。 細かい所だと「ダッシュ中は常時ガードを受け付けるようになった」ため、初代は「歩くゲーム」、真は「走るゲーム」とトッププレイヤーが解説している。 + 本作のラウンドボーナス及び命中率の計算式について ラウンドボーナスは前作では勝利ラウンドごとに加算されていたが、本作では2本取って勝利した時のみに加算されるようになった。 命中率の計算式は「(出した技の数÷命中した技の数)×100」であり、負けラウンドも命中率の勘定に入っている。前作では通常投げは命中率の勘定に入らなかったが(*3)、本作では通常投げも命中率の勘定に入るようになった。 例外は半蔵・ガルフォードのコマンド投げや分身技で、これらは出しただけで命中率が下がってしまう。これらの技は「出した技=1、命中した技=0」と計算されてしまうためである(*4)。 ズィーガーの「ファイヤー・ストゥーム」等BC同時押しで出す技を連発して勝利すると、実際に命中させていないのにやけに命中率が高くなっている現象があるが、実はこれには理由がある。 BC(またはAC、BD、AD、ABCDなど)同時押しで必殺技を出すと、なぜか命中した時は「出した技=0、命中した技=1」と計算されるためである。空振りしたりガードされた場合は「出した技=0、命中した技=0」と計算されるため、命中率は下がらない。 なので、必殺技をこの同時押しを使って出せば(例 強弧月斬は「6123+ABCD」(*5))、同時押し必殺技を当てた回数分は通常技を空振りしても命中率は100%と計算されるのである。 前述のコマンド投げや分身も、この同時押しを使えば「出した技=0、命中した技=0」となるため、ラウンドのどこかで1回でも技を命中させておけば「分身→コマンド投げ」のパターンでも命中率100%で勝利することが可能。スコアラー向けのテクニックといえる。 評価点 遊び心とこだわりの詰まった演出 格闘ゲームの「華」とも言える超必殺技に当たる「武器破壊技」の追加をはじめ、あっと驚くような隠し技や隠しキャラ、他作品からのカメオ出演など、大胆かつ遊び心のある演出が至るところに仕込まれており、プレイヤーを楽しませようとする製作チームの心意気がよく現れている。 特に、CPU戦にて特定の条件を満たすと、いつも審判として背景をうろうろしている黒子が乱入してきて勝負を挑んでくる(しかも技がSNK作品のパロディだらけな上に恐ろしく強い)という粋な仕掛けは語り草となっている。また、あまり知られていないが、通常の対戦中に1/128の確率で黒子が爆発する。 作中の時代劇感を盛り上げるステージ演出、細部までこだわった勝利演出など、前作譲りの芸の細かさにも磨きがかかっている。 グラフィックも全面的に刷新されており、前作の作風はそのままに、より生き生きとしたキャラの動きが表現されている(特に衣装が変わったナコルル、武器が青竜刀から石柱に変わった王虎などは一見して前作との違いが分かる)。新キャラ4名はもちろん、既存のキャラも単に描き直されただけではなく、新しい必殺技や新しい動作も多数追加されている。 ただでさえサムスピは武器を持っている状態と素手の状態とで動きが異なるため、必要なドット絵の枚数が多く手間がかかるのだが、決して長くなかった製作期間の中でこれだけのものを仕上げたのは賞賛に値する。まさに職人魂。 総じて、演出面に関しては発売前に高まりに高まった期待を裏切らない出来であった。 インパクト抜群の新キャラ勢 特に人気が出たのが牙神幻十郎で、キャラ選択から各種動作まで「どりあーッ!」「ずりゃあーッ!」「でゃりゃあーッ!」ととにかく叫びまくる名ヒールだった事もあり爆発的な知名度を誇った。前作で爆発したナコルル人気もさらなる絶頂に達しており(*6)、さらに主人公・覇王丸の存在感も大とあって、サムスピのキャラ人気はもはや留まるところを知らぬ勢いであった。 幻十郎の他にもゲーメストにて発売前の段階で伝説的なネタを作った「シゲル」ことズィーガー、スタッフが未来に生きていたとしか思えない世界観ぶち壊しキャラ・チャムチャム、女性キャラでありながら威厳と貫禄たっぷりのラスボス・羅将神ミヅキと、現在まで語り継がれる個性的な新キャラが揃っており、ゲームセンターを賑わせた。唯一ニコチン爺さんは名前のインパクトの割に地味だったが…。 + 新キャラについての余談 牙神 幻十郎 覇王丸と同門であり古華院の花諷院和狆に師事していた侍。和狆に破門された後は殺し屋をやりつつ覇王丸の命を狙う。 彼の特徴は何と言っても異様なまでに叫ぶ。キャラ選択で選べば「どりあーッ!」バックステップをしたら「どりあーッ!」と叫び、小足でも「どりあーッ!」とやたらと叫ぶ。それ抜きにしても「ひとつ! ふたつ! みっつ! 猪鹿蝶!」「身の程知らずが!!」「阿呆が!」「それだけか!」「もう殺ス!!」「一つ! 二つ! 三つ! 四つ! 五つ! 五光!!」「散れィ!」「ぅやるなぁ」「貴様などに屈するとはァ~!!」と異様なまでに良くしゃべる。その反省か後の作品(『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』を除いて)では少し喋る量が減っている。 また彼のプロフィールには特技として「男女問わずの千人切り」と言うものがあるが、態々「男女問わずの」と書いているのは「下半身的な意味で」と言う事である(*7)。もっとも時代劇のダークヒーローとしては十分ありえる設定なので(*8)、問題なく人気キャラとなった。 更に公式設定も「平和だと思う時」の問の答えが「ご禁制の薬を飲んでいる時」(今で言う麻薬・覚醒剤の類)、刀の名前が梅鶯毒(ばいおうどく=性病)など、仮に子供に聞かれたら答えるのに苦しむネタばかりなのもダーティーさに拍車を掛けている。 なおこの梅鶯毒には「気に入らない相手をすぐに叩っ斬れるよう抜き身のまま持ち歩いており、鞘(さや)がない」という闇の深すぎる設定も存在する。 まず自分が怪我しそう。 ナインハルト・ズィーガー 「千の破壊者(タオゼント・シュトゥルムウイント)」の二つ名を持つプロシア帝国の騎士。「紅き獅子聖騎士団」の団長。王の命をうけ、ヨーロッパを襲った異変の調査に向かう。 騎士道精神に溢れた高潔な武人なのだが、本人は上半身裸の屈強なハゲ、得物は火を噴く巨大手甲という男汁迸るデザインでカルト的な人気を博した。幻十郎と並んでよく叫ぶキャラ(*9)であり、「ヴァー!」という雄叫びも人気となった。負けボイスが「うぅラァァブリィィー!」と聞こえる等、空耳ネタも豊富である(*10)。 戦いに身を置きながらも義と愛を重んじる人物であり、通常の勝ち台詞は「帰りたまえ。君にも祖国はあるだろう?」というどこかのアメリカ軍人のような穏やかなもの。が、本作では勝ち台詞のパターンが各人3つ(通常、同キャラ、特定の技で倒した場合の殺害勝利)しかなく、ズィーガーは殺害勝利の条件を満たすことが難しいため(*11)、敵地へ乗り込んで勝った場合でもだいたいこの台詞を吐く。 敵の足を刈るスライディング「ティーガー・コップ」、打ち上げアッパー「ファルケ・ナーゲル」、空中の相手に飛び付いて極めるバックブリーカー「エレファント・グリード」(*12)と繋ぐシリーズ初のコンボ必殺技を持つ。グリードまで決まれば大ダメージを与えられるが、コップとナーゲルはガードされると死ねる技、グリードは外すと死ねる技、ついでに言えばコップは立ちガードされるスライディングであり、使用者の男臭さとラブリーさが詰まったコンボとなっている。 本作が稼働する前のゲーメストで行われたシルエットでのキャラ予想企画で、編集者が予想したキャラが「魚を背負ったオッサン」という斜め上の路線のものだった(*13)。このキャラはズィーガーのスペル(Sieger)を無理矢理あてがった読み方である「シゲル」と名付けられ、彼と珍サムライスピリッツと書かれた偽造テレカを読者プレゼントと言う企画を立てられる等ネタにされた。これらに関しての情報をまとめたサイトがこちら。 またこの企画からゲーメストや後継紙アルカディアでは格ゲーのシルエット企画が来たら斜め上のキャラを予想すると言う事がある種のお約束となった。 チャムチャム タムタムの妹。こっそり持ち出したタンジルストーンを盗まれ、それを取り戻すために相棒の猿パクパクと共にこっそり旅に出る。 ネコ耳尻尾(ちなみにアクセサリーである)でブーメラン使いでボクっ娘と、いわゆる「萌え」系統であり時代を先取りしすぎた。当時は人気が無かったが現在は一定の評価を得ている。 人気が無かった理由の一つに、前作でマニアックな人気を誇ったタムタムが彼女のおかげで唯一リストラされてしまったことがある。 + と見せかけて…(ネタバレ) 実は本作のパクパクはタムタムが変身したものであることがエンディングで判明する。 一部の必殺技が前作での彼のものに似ているのもそのせい…!? また、前作が当時のプレイヤーには非常に硬派なゲームと認識されており、彼女の存在は場違い感が強かったことも人気が出なかった理由の一つ。雑誌「ゲームラボ」では、「ネコミミは好きだがサムスピに出してくれなんて頼んでない」と書かれてしまった。 しかし彼女は後年に対戦型ゲームブック『クイーンズゲイト』に参戦し、そのコンピューター版である『クイーンズゲイト スパイラルカオス』にも登場を果たしている…もっとも、これは「チャムチャム好き」を公言してはばからないイラストレイター・BLADE氏(*14)の働きかけによるもので、クイーンズゲイト版チャムチャムもBLADE画である。 2007年には彼女を主役にしたパチスロ機「サムライスピリッツ外伝 チャムチャム」が出ている。 彼女は当時売れっ子だった女優・千葉麗子氏を声優に起用している。ちなみにお供の猿のパクパクの声優は彼女のマネージャーである。(*15) 千葉氏はチャムチャム以外にもアニメ『サムライスピリッツ~破天降魔の章~』のナコルルや『THE KING OF FIGHTERS EX NEO BLOOD』で葉花萌の声優を務めたのだが…。演技についてはボイスを聞いてもらった上で、各自の判断にお任せする。 花諷院 和狆 覇王丸や牙神幻十郎のお師匠であり、枯華院の坊主。かつては名うての退魔師として活躍していたが、羅将神ミヅキに敗れたことで一線から退く。 見た目こそ普通だが読み方は「かふういん にこちん」と読み更に深読みすると「カフェイン ニコチン」という薬物スレスレの名前で枯華院は「コカイン」と読み完全に麻薬を元ネタにしている。 元々は製作総指揮者がタバコの箱を弄っていた所で名前の「にこちん」を閃いた所から繋がるように寺の名前や名字も決まったという話が残っている。 また、名前が決定するのが遅かったためか、開発中の画面では「JIJI(ジジイ)」などと表記されていた。 因みに海外版の彼の公式英字表記は「Nicotine Caffeine」と言い逃れ出来ない直球ど真ん中で上に書いた深読みのそれになっている。 羅将神ミヅキ 破壊神「アンブロジア」に心酔し、復活させるために暗躍する本作のラスボス。玉串を携えた巫女の姿をしているが、それは自身を祓いにきた退魔師「美州姫」(みずき)の肉体を乗っ取ったもので、実態は、幾度も肉体を乗り換えながら千年近くを生きている魔人。 現代の職業に例えると敏腕秘書らしい。 ちなみにこの美州姫は、シャルロット以上のグラマラスボディの持ち主で美人だったりする(*16)。 華奢ながら強烈な威圧を醸し出す容姿、多重録音による禍々しいボイスなど、ラスボスたる貫禄は充分。 体格そのものは華奢で顔も小さいのだが、体を正面に開いた立ち姿、袖や袴の膨らんだ巫女装束のデザインによって、画面上のサイズはズィーガー並に大きい。また、装束で分かりづらいが、他キャラよりかなり四肢、特に腕が長い(*17)。 ガルフォード、ナコルルに次ぐ供連れキャラでもあり、犬のような魔獣を連れている。魔獣にはミズキの「祟れッ!」の一声で正体を現し攻撃するという演出がある(*18)。 アンブロジア復活を悲願とする忠実な僕であり、今でもサムスピシリーズの黒幕扱いとなっている。 彼女の生い立ちは生まれから今まで、救いようがないくらいどん底。まるでこの時代の悪意全てを受けたような凄まじいものである。 黒子 前作から審判や死体運び等で登場していたが、前述の通り特定条件を満たすかランダムで隠しキャラクターとして乱入してくる。名前には何故かモザイクがかかっており、アナウンスも「おや?」としか呼ばれない。 ニュートラルポーズが『餓狼伝説』のタン・フー・ルー、挑発が不知火舞と『龍虎の拳』のリョウ・サカザキ、使用する技もタンの「烈千脚」「撃放」に加え、「虎煌拳」「覇王翔吼拳」「メガスマッシュ」「ブリッツボール」といった飛び道具を撃ってくるなど、SNK作品のパロディ技を駆使してくる。 武器破壊技は「龍虎乱舞」及び「鳳凰脚」のパロディ技の「黒子乱舞」で、さらにもう1つ「黒子大乱舞」も存在し、こちらは技の途中に疲れて休憩してしまう演出が盛り込まれている(結局乱舞は決められるが)。 家庭用では隠しコマンドで対戦のみ使用可能。 和狆とは旧知の仲で、かつて共にミヅキと戦っていた。でもあれだけ強いのになんで負けたんだよ 遊びやすさの向上 キャラ個々人の個性が非常に強く、良く言えばやり込み甲斐があるものの、悪く言えばややアクが強くマニアックな向きのあった前作。しかし本作では全体的に強斬りの性能が良くなっており、ほぼどのキャラを使っても「強斬り一発でバッサリ!」というサムスピ特有の爽快感を手軽に味わえるようになっている。 ゲームの特徴上、前作同様「待ち」が強い傾向にはあるのだが、本作ではダッシュ投げが決まりやすくなったり、回避や間合い調整の細かい動作が可能になったりと、攻める側にも強みが増えた。 このため前作のようなじりじりとした間合の測り合いになるような局面はやや起こりにくくなり、対戦の中で動きが出やすくなっている。もちろん、やや攻めに近づいたとは言え、サムスピ独特の熱い読み合いは健在。 あえて初代サムスピを「ストイック」と言うならば、本作はより派手さ・とっつきやすさを増した「万人向け」と言える。 SNK新世界楽曲雑技団によるBGM 前作で和風テイストを前面に押し出しつつ、環境音を多用することで高い評価を受けたBGMは、より聴きやすく正常進化。和ロックの真骨頂たるガルフォードの「黒鮪」・黒子の「お調子六句」、直球の和風ナンバーである覇王丸の「男道」・狂死郎の「曲玉」、メロディが美しいナコルルの「自然の宴 春」、荘厳なクラシック調のシャルロットの「続 舶来女」・ミヅキの「邪神」、エンディングに相応しい愉快なナンバー「祭り極める」と、バラエティ豊かで粒揃いの楽曲がズラリ。 アレンジ版サウンドトラックの出来も文句無しであり、現在購入を考えるのであれば断然こちらがお勧め。また、フルオーケストラで豪華にアレンジされたシンフォニックサウンドトラックス版の「男道」も一聴の価値アリである。 問題点 対戦バランスの悪化。特に橘右京が強すぎる。 まず、新必殺技である「残像踏み込み斬り」の性能が異常に高い。これは「攻撃判定を持った残像を飛ばし、その後を本体が追いかける」という残像の概念を根底から覆す技で、以下のような特徴を持つ。 発生は早く威力は中~強斬り並。しかも残像は飛び道具を消す上、残像部分はやられ判定が無く攻撃判定だけを持つ。弱・中・強のいずれもヒットさせればダウンを奪う。 後隙の大きさは本体が残像に追いつくまでの時間で決まるため、近距離で出せばガードされて隙は皆無…どころか有利フレームを取ることが可能。 ダウン中の相手に対して近距離で弱の残像踏込み斬りを出すと相手の背後に回ることができ、これを利用すれば見えない表裏の択一攻撃をかけることができる。後述のつばめ返しと小足からの連続技を混ぜれば表裏+上下の4択であり、さらにどの択でも当たればダウン、再び右京様の独擅場となる。 右京本体の機動力の低さを補う技でもあり、残像踏み込み斬りをメインに戦っていれば肉は勝手に回収できてるといった感じで肉の回収合戦と爆弾の回避も容易にしている。右京にボロボロにされているところに投下された肉を我慢できずにダッシュして残像踏み込み斬りを出合い頭に食らう… 中は2回削ることが出来るためガード硬直時間が長く、遠距離から出しても反撃を受けることは殆どない。 それを抜きにしても、通常技のリーチの長さ、最強の対空と言われる屈み中・強蹴りと逃げジャンプ強斬りを併せ持ち、ジャンプ直後に出すと見てからガードするのは不可能なレベルの中段と化す上、バックジャンプ ダッシュから出しても強力な飛び道具として機能する「つばめ返し」や、その裏の下段択となる「小足 ⇒ 中斬り ⇒ 残像踏み込み斬り」の痛い連続技まで完備してしまっている。 つばめ返しがゲーム中屈指の飛び道具連射性能を誇る。ガードされても着地時にガード方向にレバーを入れれば硬直を消す事ができるので昇りつばめ返し等で反撃が可能。カムイリムセ等飛び道具を跳ね返す技でも右京本体に跳ね返せない。 つばめ返しは、強いと評されるCPUとの対戦でも非常に有効で画面端で時間切れまで露骨に連発しているだけで「つばめがえし!つばめが(略)時間切れ、橘右京お見事!」と勝ててしまう。時間切れ勝ちになりやすいのはつばめ自体の威力は低いためで、それが右京のプレイ時間の長さと右京との対戦を敬遠される悪い流れに繋がった。 難点はジャンプが若干遅いこと、気絶耐久値自体は並だがカウンター倍率が高めの上、気絶値回復が遅いのでピヨリやすいという事。地味に前転キャンセルが素手時のみ 前転にガード不能タイミングがあるというハンデを持っていたりするが、大抵の対戦ではそこを突くまでに負ける。挙句、右京は怒り時の攻撃力上昇率が全キャラ中一番で、爆発力まで高かったりする(怒り時間そのものは短め)。 一応、チャムチャムに対しては不利と言われ、やり込みや知識により他のキャラでも勝てる可能性は残っている。それでも現在での最強候補には揺るぎないが。 前作で猛威を振るったシャルロットは調整の結果、立ち蹴りや弱・中斬り、ジャンプ強斬りに前作ほどのキレがなくなっているのだが、代わって身に着けた飛び道具「トライスラッシュ」と立ち強斬りのすさまじい対空性能、相変わらず攻撃判定が強いままのジャンプ中斬り、しゃがみ強斬りの出の速さとリーチを兼ね備えたカウンター能力と、総合的には結局全然弱体化しておらず、前作のサルロット戦法も相変わらず可能。 それでも上述した右京相手だと、バックジャンプつばめ返しを繰り返されるだけで苦しい(*19)。また気絶しやすく、投げの威力が全キャラ中最弱で待ちを崩す手段が少ない、前後転に全身無敵がないので牽制抜けが難しいという弱点も持つ。 新キャラでは、投げとしゃがみ中蹴り連打とスライディングのワンパターン戦法がウザ強いチャムチャムが目立つ。さらに投げやスライディングで転ばせた後は「パクパク・ガブル」でごっそり体力を削ることが出来る。 反面、前述の技以外は使えない技ばかりというバランスの悪いキャラでもあるため、スライディングや投げが通用しない相手にはとことん弱いという特徴も持ち合わせている。 ズィーガーにはスライディングをガードされると「しゃがみ中蹴り ⇒ ティーガー・コップ+α」という強力な連続技で反撃され、削り技の「ヴルカーン・エクスプロイズン」に対しても有効な反撃手段がないため大きく不利がついてしまっている。 またアースクェイクに対しても地上ではリーチ負けしてる上しゃがまれると投げを決められず、飛び込みも落とされやすくこちらも不利である。 他、トリッキーな動きと後述するバグでしゃがみ待ちが強い不知火幻庵、長いリーチと鉄壁の守りを持つ千両狂死郎が強いといわれる。 逆に『サムスピ』のヒロインであるナコルルは超弱体化。 すべての技の判定が弱体化・必殺技の隙は増加、ジャンプは遅い、連続技もリーチも無い、秘奥義を持っているが性能面では頼りにならない…と悲惨。また防御力も相変わらず低く、事故死も怖い。強みと言えば対空技のジャンプ強斬りぐらいしかない。 特に幻十郎が相手だと「アンヌムツベ」(というよりも「ムツベ」と名のつく必殺技全て)を1回でもガードされたら死ぬ(*20)。 雑誌『ゲーメスト』でも本誌・増刊ともダイヤグラムで常に最下位とされてしまった。特に幻庵や狂死郎に対しては2 8などという絶望的な数字が付けられてしまっている。 2014年に「鷹捕まり」を利用した前後上下の高火力4択という武器が発掘されて「死ぬ時はあっさり死ぬけど、殺せる時はあっさり殺せる」という聖帝枠へと進化。 主人公である覇王丸も弱い。ゲーメストダイヤグラムではナコルルに次いで下から二番目の順位が定位置という主人公らしからぬ評価に。中間距離での差し合いが思ったよりも弱く、使える技が少ない。かろうじてリーチの長い立ち中斬りが若干使えるが、それだけでは押されてしまいがち。相手に最大限に警戒される強斬り(斬鉄閃)はうかつに出せない。特に右京に対しては、飛び込みをすべてしゃがみ中蹴りで返されてしまったりする。 しかし、なんだかんだいって怖い斬鉄閃、投げの威力が実は平均より高い(さらにしゃがんだ幻庵やアースクェイクも投げられる)、新必殺技の「烈震斬」の隙が少な目で削り能力が高い…など光る面もあり、キャラとして扱いやすいこともあり使用率は決して低くない。プレイヤー次第では上位を喰える可能性は十分秘めている。 2000年台に見つかった前転キャンセル行動やバグ臭い仕様を利用したテクニックの恩恵を一番受けているキャラで、ダッシュ前転キャンセル投げから強制下段避け誘発しゃがみ中蹴り→斬鉄閃まで確定するキャラがいる。 ライバルキャラとして登場した幻十郎はというと、中間距離ではしゃがみ中斬りが発生が速く相手の弱斬りと勝負できるほどだが、リーチがやや短く空振りの隙が大きすぎるというリスクも抱えている。必殺技の「三連殺」も表裏二択を狙えるが、追加入力がシビアでミスるとカウンターで大ダメージを喰らってしまう。さらに必殺技の「桐覇 光翼刃」は一見対空に使えそうだが無敵時間は無い上判定も弱く、コマンドの優先順位のせいで三連殺を出そうとして暴発することが多いという死に技となっており(*21)、総合的には中堅~下位クラスに甘んじている。 しかし、やはり覇王丸同様立ち強斬り・ジャンプ強斬りは相手にとって脅威であり、ナコルルの件で前述した「しゃがみ強斬り→遠立ち強斬り」(*22)というお手軽かつ高威力の連続技が右京・シャルロット・狂死郎・幻庵・チャムチャムといった強キャラにことごとく決まるため、一発逆転要素の強い上位喰いとなっている。また武器破壊技の「五光斬」も対空・連続技だけでなく、ガードさせて通常4f有利、画面端ですら1f不利で確反無しという高性能っぷりで「五光斬から五光斬orダッシュ投げor三連殺表裏の4択」という攻めの起点に使えるなど使い勝手が良く、幻十郎は怒りやすいため回転率も良い。 微妙な新システム群 技あり(カウンター)が怖すぎる。 本作から導入されたカウンターシステム(*23)だが、ただでさえ「一撃が重い」ゲームな上にダメージの増加倍率が高く、さらにカウンター条件が「技の全フレーム」であり、技を出し終わった後の硬直中に反撃を食らってもカウンターが成立してしまう。「ちょっとしたミスや読み負けで簡単に致命傷を食らってしまう」ケースがままあり、全体的に対戦が大味になってしまった。実はカウンター倍率は技ごとに設定されており、ズィーガーのようにほぼ全ての通常技のカウンター倍率が0.75-0.85(=カウンターを貰うと逆にダメージが減る)というキャラも居たりする。このゲーム自体にはキャラ毎の体力防御力の概念が無く、他のゲームにおける「デカキャラ=硬い」のような物は、このカウンター倍率補正で調整されている。 せっかくの必殺技や武器破壊技・秘奥義も、元々の隙の大きさに加えてとにかくカウンターが怖いので、使いどころが非常に難しくなってしまっている。特に武器破壊技は「怒りMAX時のみ」という条件があるために尚更狙える状況が少ない(*24)。 いろいろ追加された特殊動作もイマイチ使いにくい。 下段避けは一部の技をガードしていると勝手に出てしまった挙句、結局ダメージを食らってしまうという事態になり、せっかくの仕様が仇となってしまっている。とはいえこのゲームは持続のある攻撃が少なく、しゃがみ大斬りを避けられればリターンが大きい。 上段避け(伏せ)も「強斬りを避けてカウンターで一閃!」を狙うためのものと思われるが、意外とタイミングがシビアで狙いにくい。しかも狂死郎など一部キャラが持つ、下の方まで判定のある強斬りに対しては伏せてもモロに食らってしまったり…。実用的な使い方は一部の飛び道具を避けたり、覇王丸の斬鉄閃を避けるぐらい。「相手の行動を限定させる」ために使うのなら悪くはないが、それが通じるレベルで駆け引きできるのは、余程このゲームをやりこんでいる人達だけである。 前転・後転には無敵時間があるので緊急回避として使えなくもないが、コマンドのせいで微妙に出しにくく、結局使わなくてもどうとでもなる程度…と思われていたが、特殊テクニックが見つかり「相手の牽制を無敵で避けつつ硬直をキャンセルして大斬り」や「前転で攻撃を抜けつつダッシュで接近して投げ」が可能になり、上級者の対戦ではほぼ必須技になっている。 退き込みダッシュの意味不明さについてはもはや言葉もない。一応ガルフォードにとってはダッシュ大斬りの起点になったり、足の速いキャラは、相手の大斬りを避けて走り込み投げるといった使い方はできるのだが…。 ぬいぐるみ化は、出掛かりに投げにのみ無敵時間があり、煙幕効果もあるので意外と使えるが、どう見ても世界観ぶち壊しである。 受け返しは一見『ストリートファイターIII』のブロッキングや『餓狼 MARK OF THE WOLVES』のジャストディフェンスのような画期的な反撃システムのように思われるが、成立タイミングがシビアすぎるせいで狙って成功させるのは完全に不可能なレベルなので結局のところ運任せ。むしろ出ると出した方がびっくりして反撃をし損ねてしまうとかよくある話。 さらに相手の起き上がりや空中くらいの着地等、無敵状態からガードができるようになる状況に「完全に斬り攻撃を重ねてしまう」と、「攻撃が当たる瞬間にガードした」と判定されて自動的に受け返しが成立してしまう(*25)。 バグによる一部キャラの優遇 幻庵とアースクェイクの2人は、しゃがみ状態だと殆どのキャラに投げられなくなってしまう。 この2人はしゃがみ状態の横幅(キャラ同士が近づける限界)がやられ判定(攻撃技と重なると喰らう範囲)よりも広いため、リーチの短い投げでは接触しても射程外になることが原因。 アースクェイクを投げられないのはガルフォード(リーチの長いストライクヘッズなら可)、王虎、狂死郎、幻庵、アースクェイク、十兵衛、幻十郎、チャムチャムの8人。幻庵はこの8人にナコルル、右京が加わり10人となる。 そのため体力リードされた幻庵にしゃがんで待たれると、ナコルルは完全に詰んでしまうというのが定説だった(*26)(*27)。 アースクェイクの場合は前作で投げそのものが無効という設定だったので、投げに頼らない戦術がすでに定着していた。またしゃがんでも図体がでかいため、昇りジャンプ攻撃の「見えない中段」を当てられるキャラが多く、一応は詰まない。 ガルフォードの「マシンガンドッグ」「メガストライクドッグ」を王虎、狂死郎、幻庵、アースクェイク、幻十郎、黒子の6人に決めると、犬が噛み付いている間にダッシュ強斬りで追撃可能。特に武器破壊技であるメガストライクドッグは、噛み付いている時間が長いため2回ダッシュ強斬りが入る。 ただガルフォードのこれはそもそも犬技がまともに当たるものではなく、ダッシュ強斬りもバグ風の挙動で安定して出ないため、キャラ限定連続技として割り切れるレベルではある。 高難度かつ単調なCPU戦 SNK格闘のCPUといえば超反応で有名だが、本作のCPUも同様で、シリーズ作品中でも屈指の凶悪さを誇る。2人目ぐらいまでは棒立ちのため、強斬りを適当に振っているだけでぶった斬れる木偶のような味気なさだが、その後は一転、「投げ狙いのダッシュで詰め寄りつつ小技をガード、大技を避け動作で回避、こちらが固まると投げる」という極悪なアルゴリズムで攻めてくる。 対人戦の立ち回りは基本的に通用せず、アルゴリズムの隙を突いた作業プレイ、または投げ封じの小足連打を敵がガードミスで喰らってくれることを祈るという一方的な防戦を強いられるため、あまり評判は良くない。CPUは、下段に届かない技を前転で避けて接近→投げるという味なマネも得意で、牽制技すら迂闊に振れない。 最後に待つ羅将神ミヅキは超反応の極み。さらにワープ技、こちらを豚に変身させたりレバー上下を入れ替えたりする無力化技、相打ちで十二分に元が取れる発生保証付き飛び道具など、ラスボスらしい壊れ技を多数持つ。ついでに怒り関連の性能も全キャラ最高レベルで、とにかくキレやすく冷めにくい。 なおPS版『剣客指南パック』ではプレイヤーも使用できるが、ジャンプが遅い・立ち強斬りが弾かないため反撃されやすい・体力を削れる技が一つしか無い・連続技のパターンが少ないなどプレイヤーキャラとしては微妙な性能。『KOF 96』のゲーニッツ同様、CPUは超反応故の強さだということが解る一例であった。 ちなみに隠しキャラの黒子は、離れて対峙していると飛び道具を撃つため、本作では珍しく飛び込みを綺麗に決めさせてくれるキャラ。超反応で強いことには変わりないが。 CPU和独は前転にキャンセルをかけて投げるというプレイヤー側には不可能と思われる行動を頻繁に仕掛けてくる。CPU牙神など一部のキャラはジャンプ攻撃に対し完全無敵になれる特殊なガード方法を使ってくる、これをされると牙神をすり抜けて地面に着地したと同時に投げられてしまう。どちらも何度でも使ってくるので連発されるとCPU戦の興が冷める事甚だしい。なお特殊なガードのほうはyoutubeでも上級プレイヤーが使いこなしている。 CPUが対応できない戦法や技があり、キャラによってはクリアだけなら比較的安定させることができた。以下はその例。 アースクェイクのしゃがみ強斬り。なぜかCPUはこの技を棒立ちで喰らう。ラスボスのミヅキすらこれだけで勝ててしまえた(*28)。また前述のバグのおかげでしゃがんでいれば大半のキャラには投げられないというのも一役買っている。 ヒットさせると相手を強制的に気絶させる花諷院和狆の「縛鎖丈撃」と不知火幻庵の「爪つまみ」。対戦ではレバガチャですぐに回復されてしまうが、CPUは回復しないため、この技を一度でもヒットさせればあとは強斬りキャンセルから出すことでハメることが可能。 服部半蔵・ガルフォードは分身で相手の方に出現し、その直後にコマンド投げを決めるというパターンが有効。 ミヅキにはシャルロットのしゃがみ強斬りや、ズィーガーの「ファイヤー・ストゥーム(通称デコピン)」も割と当たる。但し確定はしないのでこれだけで勝つのは難しいが。 総評 初代『サムスピ』の爆発的な人気を受け、発売前から高い期待を寄せられていた中、満を持して登場した本作。 丁寧な作り込み、良い意味ではっちゃけた演出、魅力的な新キャラなどはその期待に十分応えるものであり、見事にシリーズ最大のヒット作となった。 一方でシステム面や対戦バランス面での粗が少々目立ち、前作よりも大味なゲーム内容になってしまったため、対戦格闘ゲームとしての出来はやや落ちるという評価が妥当かもしれない。 裏を返せば初代サムスピが奇跡的な作品だったということでもあり、お手軽にサムスピの醍醐味を味わえる本作はより取っつき易く、より万人が楽しめる一作になったと言えるだろう。 本作の成功で人気絶頂期を迎えたサムスピは続編として『サムライスピリッツ 斬紅郎無双剣』、RPGの外伝『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』などを繰り出し、さらなる展開を図っていくのだが…。 CS機移植 本作発売当初はSNKがMVS/NGゲームの他機種への移植を取りやめることを発表したこともあって移植作は少なかった。 同時期の『THE KING OF FIGHTERS 94』も同様の憂き目に会っている。 セガとクロスライセンスを結んでSSに参入したのは、この発表から1年程度後のことである。PSへの参入はもっと遅かった。 そのため時期的なタイミングもあり、上記2作は人気作であるにもかかわらず長らく他の移植作が登場しなかった。 NG版 1994年12月2日にSNKより発売。NGはMVSの完全互換機なので、当然ながら移植度は完璧である。対戦でのみ黒子が使える。 NGCD版 1994年12月15日にSNKより発売。BGMがアレンジ音源になっているが、相変わらずロードが長い(*29)。 対戦でのみ黒子が使える。 キャラクター選択画面で表示されるキャラがアニメーションせず静止画に変更されている、一部のボイスが削除変更されているなど本体発売年のゲームでありながら先行した『THE KING OF FIGHTERS 94』同様、早くもスペックの影響を受け劣化が見受けられる移植となっている。 Win版 初版は1996年11月14日にゲームバンクより、XP対応廉価版は2004年2月19日にメディアカイトより発売。 NGCD版ベースの移植。所々でディスクアクセスが入る為テンポが悪い。 PS版 1998年3月26日にSNKより発売。2007年5月31日にはゲームアーカイブスでも配信されている。 『サムライスピリッツ 剣客指南パック』に前作『サムライスピリッツ』とのカップリング移植。 対戦でのみ黒子に加えてミヅキも使えるが、同キャラ戦や黒子VSミヅキは不可。 PS2 / Wii版『サムライスピリッツ六番勝負』 2008年7月24日にSNKプレイモアより発売。2D『サムスピ』シリーズを網羅した『六番勝負』に収録されている(*30)。 対戦でのみ黒子が使える。また、言語設定が削除されている。 Wii版 2008年7月23日にD4エンタープライズよりバーチャルコンソールとして配信。要900WP。ネットワーク対戦は不可。 360版 2008年9月10日にSNKプレイモアよりXbox LIVE ARCADEとして配信。要1,200MSP。ネットワーク対戦に対応しているが内容の割に高い。ガロスペは400MSPで買えるのに。 iOS/Android版 2013年6月27日にSNKプレイモアより配信。Bluetoothを使ったマルチプレイヤーモードを搭載している。 余談 覇王丸の秘奥義「天覇封神斬」はその異常なコマンドの難しさ(341236421+BC)もさることながら、アニメ『サムライスピリッツ~破天降魔の章~』でそのコマンドが先行紹介される企画があった。しかしその場面があまりにも速すぎ、録画してスロー再生でもしないと公開されていることにすら気付かないようなモノであった…。 なお、このアニメは初代をベースにしてるため登場キャラも13人全員出ているのかと思いきや、なんと橘右京だけ本編に出ていない。一応EDには声なしだがならず者に襲われてる町人を助ける展開で登場している。もし放送時間が長ければ本編でも使われてた可能性もあっただけに残念でならない。 またSMAPの香取慎吾氏が覇王丸の声を当てていたが、その演技力は上述した天覇封神斬が「てんぱふうじんざん!」と呼ばれている事からお察し下さい…。それに目を瞑るとしても、あまりにもいろいろ酷い出来のアニメであったため、ファンの間では黒歴史とされている。 ちなみに、このアニメのエンディングテーマ曲であったGWINKO(ギンコ)氏の歌う「“大好き”という嘘をついた」はややひねくれた愛情を歌った曲で評価が高い。強いて問題点を挙げるなら、和風っぽくも無ければ、サムスピのイメージにもあまり合わないこの曲を何故アニメ制作陣はサムスピのアニメに使ったのかという一点だけである。 武器破壊技は「名刀とか言って何本あるんだよ」(*31)「壊れた武器が直ぐに修復されるなんておかしい」(*32)(*33)とのツッコミを受けて本作のみの採用となり、次回作の『斬紅無双剣』からは「武器飛ばし必殺技」に変更された。 後に『サムライスピリッツ天下一剣客伝』の「真」スピリッツで復活することになる。 十分すぎるほどのヒット作となった本作だが、ネオジオROMはそれ以上の前人気を当て込んで作り過ぎたようで、新品が長年ワゴンの住人となっており定価の9割引き以下の3ケタ価格も珍しくなかった。そもそもネオジオ本体が(当時としては)高額だったので…。 初代からの続投キャラである王虎は、なぜか得物を青竜刀から石柱に持ち替え、さらに人格まで様変わりしてしまった。 初代では、荒々しくも威厳に溢れた「豪傑」と呼ぶに相応しいキャラだったが、スタッフにどういう意図があったのか、本作では粗暴で口汚い失礼漢と成り果てている。 ボイスも頭の悪そうな演技で当てられており、バカっぽい掛け声とともに石柱を振り回す必殺技「気功大撲殺」でプレイヤーの小足にカウンターを取るCPUに濃い殺意を抱いたプレイヤーも少なからずいたとか。 また王虎には「怒髪柱撃」という、自ら石柱に頭を打ち付けてダメージを負う代わりに怒りゲージを自分でMAXにするという無茶苦茶な必殺技も存在している。 この技は(弱めだが)攻撃判定も持っているため屈辱的な対空技としても使用可能で、更にこの技でトドメを刺すと殺害勝利扱いになるため「阿呆がボケがばかがカスがあ!!死んでしまええ!!」という貴重かつ屈辱的な殺害勝利メッセージを見ることも出来る(*34)。 ネオジオ版のテレビCMでは当時アイドルだった千葉麗子氏がナコルルに、地井武男氏が柳生十兵衛に扮しての剣劇が放送され話題を呼んだ。 いやそこは覇王丸だろ普通!、そもそも千葉氏はナコルルじゃなくてチャムチャムだろ! (*35)という突っ込みはさておき、両氏の力演もあって真サムの魅力を上手く伝えているCMである。またこの両氏はほぼ同時期発売のネオジオCDのCMにも出演しており、この流れでの採用であったとも取れる。 本作のROM容量は202Mビットと200Mビットを超えたことから、これまでSNKがネオジオのキャッチコピーとして展開してきた「100メガショック」はこのCMから使われなくなった。 初代のラスボスである天草四郎時貞は、本作ではデモ画面でのみ登場する。 善の心を持って復活し、ミヅキの手に落ちかけたプレイヤーを助けるといった活躍を見せるが、最終的にはミヅキによって消滅させられてしまう。 本作はアーケードにおけるシリーズの中でも最も未来の時系列であるため、これが作中世界における天草の最期となってしまった。 本作の海外版タイトルは『SAMURAI SHODOWN 2』とナンバリングタイトルになっている。本作以降、MVS/ネオジオで出た作品と『~天下一剣客伝』までがこれに該当している。 ちなみに、『~天下一剣客伝』の海外版は『SAMURAI SHODOWN VI』のタイトルでリリースされている。 数々の珍誤植でも有名だったゲーメストだが、「サムライスポット」だのと間違えられたサムスピの中で本作も例外ではなく「直サムライスピリッツ」と誤植されてしまった。 もはや原型を留めない「天草システム」に比べれば、「真」と「直」は形が似てなくもないのでまだ納得できる(?) NEOGEO20周年特別企画としてゲーメストの有名誤植がTシャツ化されたのだが、案の定この「直サム」も含まれている。
https://w.atwiki.jp/garougarou/pages/665.html
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