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265 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 22 33.77 ID fPHi5iud [2/6] ――どうしてこんなに早く? 日が上り始めたころにヤンデレは起きる。 「朝から彼に色目を使うメス猫が沸きますからね。 これくらい早く起きないと彼に迷惑がかかっちゃうんですよ」 そういいつつ、刃物などで武装をし、外に出かける。 ――辛くはないんですか? 「まぁ、最初の頃はいやでしたよ。 でも彼を奪われるくらいならって考えると苦にならなくなっていったんです」 そういいながら淡々とメス猫狩りを続けている 一般人では到底ありえないだろうと考えてしまう人も ヤンデレはものの数十秒で片付けてしまう。 ――いや、今の人どう見てもただの通行人にしか見えなかったんですが。 「まぁ、初心者にはおすすめできないやり方ですね。 でも私には分かるんです。あいつが彼を奪おうとしてるってことが。」 断言するヤンデレの目に迷いはなかった。 朝のメス猫狩りが終わると、今度は彼のために弁当を作り始めた。 その動作に一切の無駄がなく、かつ愛情を込めることを忘れていない。 「やはり彼のために弁当を作っている時が一番幸せです。 私の弁当を美味しいって言ってくれる時、私は死んでもいいと思えるんです。」 ――今、血とか入れてませんでしたか? 「隠し味です。」 断言するヤンデレの目に疑問はなかった。 266 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 23 07.43 ID fPHi5iud [3/6] 「本当なら…動脈の血を使うのがいいのですが、後始末が大変でして… 腕の血を垂らす程度が限界ですね……」 ヤンデレは悔しそうにつぶやいた。 やがて弁当の作成が終わると、ヤンデレは学校へ向かう。 無論、偶然を装っての一緒に登校というイベントもこなす。 此処から先はリアルタイムのインタビューが難しいので、事前に学校に設置しておいたカメラを使い、 日常を映した後、ヤンデレから詳しく状況を聞くことにした。 ヤンデレは、授業中にも関わらず彼の方を見ており、決して目をそらさない。 「はぁ……いつ見ても彼はかっこいいですね………」 ――授業中先生にあてられましたけど、見事に回答なされていましたね。 「あんなの彼の好物を調べることに比べたら、全然なんてことないです。 というか、先生もどうせ私が回答できること知ってるなら、当てないで欲しいですよね。」 ヤンデレは少し呆れたように笑いながら当時の状況を説明してくれた。 「あ、ここ、ここです。 今彼伸びをしたら消しゴムを落としましたよね? これ、わたしが仕組んだんです(笑)」 ――ほほう、どのようなことをしたのですか? 「いつも彼、この授業の中盤になると伸びをするんですよ。 そこで、先ほど当てられて黒板に出たときに、こっそり消しゴムを落ちやすいところに動かしたんです。」 少し戻って、その現場を確認してみる。 スロー再生でも残像が出るほどの速さだが、確かに移動させている。 こんな芸当は普通の人ではできないというのに、ヤンデレは笑う。 「日々の積み重ねが、こういうことを出来るようにするんですよね。 あ、ほら、彼が消しゴムを落としたら私の足元まで転がってきましたよね? これも計算してました。 …はぁ、彼の手………暖かかった………」 267 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 23 42.84 ID fPHi5iud [4/6] 昼のチャイムがなると、御飯の時間である。 この学校ではどうやら、弁当が主流のようだ。 ヤンデレもまた、弁当を持ったままウロウロとしている。 ――友達と食べるとか、彼を誘うとかしないんですか? 「あぁ、この動きはブラフです。 別に友達なんて彼に比べたらゴミ以下です。 こういう動きをすると、彼は優しいので声をかけてくれるんですよ。 でっでも、そのうち仲良くなったら私から……!」 顔を真赤にしながらヤンデレは、今後の意気込みを語る。 映像の中の彼女は、彼に朝作った弁当を渡している。その顔はまさに恍惚。 それを見る今のヤンデレもまた、恍惚としている。 ――彼、食べちゃいましたね。 「そうですね。食べちゃいましたね……私を。 はぁぁ……もうやめてもいいでしょうか?ちょっとムラムラしてきました。」 もう色々と臨戦態勢になって撮影者の自分を放り出そうとするヤンデレをなだめすかし、 ドキュメンタリーを続行させてもらうことにした。 しかし、次の映像を見たとき、ヤンデレの目が変わった。 ――この女性、誰ですかね? 「あああああああの女!!また彼に手を出してっ!! ああ、あなたいい仕事したわこれであの女に彼を取られる前に排除できる絶対にあの女許さない 彼に手をだそうなんて百年早いのよメス豚あんたなんて犬にくれてやるから覚悟しなさいよ――」 ありと、あらゆる罵詈雑言を画面の向こうにいる女性に向けて放つ。 おりしも体育、それも丁度この女性は着替えの最中であった。 彼がその着替えを見ただけでこの荒れ様、ただごとではない。 268 名前:ヤンデレの朝は早い ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/07/18(月) 01 24 21.05 ID fPHi5iud [5/6] しかしこのままでは話にならないので、ヤンデレをまたも宥めすかし、次の映像を見る。 どうやら下校時間のようである。 ヤンデレはそそっと彼の傍に移動し、吃りながらも彼を帰りに誘っているようだ。 「ここここの時ですね、わ、私すっごい勇気出したんです! そして、それが実ったんですよ! あの時ほどやった!って思ったことはないですね!うん!」 ――彼、優しいですね。 「そうなんですよ!彼優しいんですよ! でもその優しさにすぐつけこむ豚どもが多くて多くてほんと処分に困るっていうか……」 彼の話をするときのヤンデレは、非常に嬉しそうだ。 小一時間彼の話をされた後、ヤンデレは急に部屋に向かって走り出し、 部屋の中にあるテレビとヘッドフォンの電源を急いでいれた。 「はぁ…はぁ……そんなに切ない声出さないでぇ…… 私の名前を呼んでよ……そしたら私、いつでも貴方のところに行くから……」 画面の向こうの彼は、どうやら性欲処理の真っ最中のようだ。 そしてその声を聞きながら、ヤンデレは自分の秘所をいじっている。 「あぁ、お願いそんなティッシュにせーえき出さないで……私の中に出して…お願い…… 私だったら……私だったらそんなティッシュよりも優しく……うぅっ!」 ヤンデレはどうやら自分ひとりの世界に浸ってしまったようだ。 そして撮影者の私もまた、変な気分になってしまったのでこれから風俗へ行かねばならない。 ヤンデレの世界は深い。 この話もまた、ヤンデレの世界の一端でしかないのだ。
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571 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 52 25 ID TdJrX76a ○○月○○日(木) 今日からヤンデレ育成日記なるものをつけていこうと思う。 今回の対象は、どこか一癖あるような依存性の高い女で行こうと思う。 ちょうど仕事先にいい対象がいるためちょうどよかった。 どうやら向こうは俺に好意を持っているようだから落とすのは容易いだろう。 さてまずはどう落とそうか。 ○○月○△日(金) とりあえずベタな落とし文句で責めたらあっけなく落ちた。 少し味気なかったがこれで正式に交際することになった ここからどうやって病ましていこうか・・・・・。 ○○月×□日(土) まずは適当に甘い言葉で幸福に浸らせておくことにした。 向こうはそれはもう幸せそうな顔をしてて、本来の目的を忘れてしまいそうになる。 だがどこでどん底に落としてやろうかというタイミングは考えてある。 では今から引越しの準備をしよう。 (しばらく日記は書かれず) ○●月▲◇日(金) あれから新しい引越し場所での荷物の整理などで日記を怠っていた。 会社には有休で届けているため問題はない。 そしてあの女だがすごい荒れ具合だった。 それはもうかつての家の前に3日も居座ったり、電話の着信履歴はすべてあいつで埋まってしまった。 電話切れたら即かけなおしてくるのが何回もあり一日だけで軽く100回は行ってる感じがした。 まぁ基本はマナーモードの俺にはそこまで苦ではなかったが。 更にはどうやら社長に俺の居場所を聞きに行ってしまったらしく電話まで来た。 一応社長は小さい頃からの知り合いであるため、事前に教えないでくれという無茶なこともやってくれたようだが。 だが危うく、数少ない髪の毛を刈り取られそうになりかけたそうだ・・・・・・・。 しかしこれはいい方向に向かっている気がする。 そろそろ連絡を入れてやるとするか。 572 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 53 46 ID TdJrX76a ○●月▲▼日(土) 連絡を入れたらそれはもう泣きまくられた。 おそらく一時間ぐらいは泣かれたんではなかろうか。 適当に慰めていろいろと話し合った。 住所をしつこく聞かれたがなんとか話を逸らした。 かわりに明日デートする羽目になったが。 そして最近外に変な男がいるのが妙に気になるが・・・・・・。 単語が出ないために明日に思い出すつもりでいる。 じゃあ今日はこの辺りで寝るか。 573 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 54 17 ID TdJrX76a ○●月▲☆日(日) デートと昨日は書いたが訂正させてもらう。 詳しくはデートと言う名の尋問だった。 私のことはもう嫌いなったのかだとか他に女がいるのではないのかとかだらだらと。 そんなことはないよと優しくキスをしてやったらすぐに赤くなりやがった。 その後は何故かラブホに連れて行かれてここ最近ためていたものをすべて吸い取られてしまった。 向こうはゴムを渡そうとしてきたが持参していたものをあえて使った。 絶対に穴ぐらい開けているはずだからな。 それと謎の男の正体はおそらく探偵だろう。 面倒だが知り合いのコネを使ってもらうとするか。 ○●月▲Ж日(月) 仕事中に知り合いに電話をして探偵をどうにかしてもらった。 今日帰ってきたらいなかったから成功したんだろう。 だがこれでまたどでかい屋敷に連れて行かれて飲まされるんだろうな。 どうやらあいつとあいつの親にも懐かれて?しまった感じだし。 まぁともかく仲がいいことには変わりないからいいのだがな。 そしてあの女だが今はすっかり落ち着いている。 昨日たんまりと吸い尽くしたからか? だがすぐにまたどん底に落とすための秘策はある。 もう少ししたら家に従姉が来ることになっているからそれを利用する。 女王気質なのが気に入らないが・・・・・・まぁ別にいいか。 これをうまく使って修羅場にもっていってやる。 (しばらく日記は書かれず) 574 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 55 15 ID TdJrX76a ○◎月ΘΨ日(水) 前の日記から一月近く書いていなかったがな・・・・・存在を忘れていただけだが。 ざっと簡単に説明すると 1、従姉が家に来る 2、街中に二人だけで繰り出す(既に十回近く行った) 3、あの女がそれを見つけて怒り出す(殺気が感じたから) 4、途中で従姉に食べさせてやったりする(途中でグラスが割れた音がしたが) 5、止めとして手をつなぐ(悲鳴が聞こえた気が) 6、我慢できなくなったのかあの女が夜道から襲う 7、しかし逆に鳩尾を殴ってやって返り討ちにする 8、つかの間の休憩(今ここ) あの女を狂わすためにいろいろとやったわけだが従姉がどこか赤く見えるのは気のせいだろうか。 だがそろそろ本格的に来る頃だろうから準備をしておこうと思う。 また例の知り合いに頼んであの女に近づいてもらってあえて監禁部屋を提供する。 あの女の近くにもあいつの関係者がいるからな・・・・・勿論危ないやつだが。 そのため怪しまれずに行くだろうな。 後は向こうが行動を移すまで待機とするか。 今日はこのあたりにしておこう。 575 :ヤンデレ育成日記 [sage] :2010/07/26(月) 20 55 41 ID TdJrX76a ○◎月Θω日(木) 昨日の夜のうちに電話をかけておいたら早速手配をしてくれた。 相変わらず仕事が速いのは良いんだがこんな知り合いを持つのもいろいろ大変なものだ。 そして今家のチャイムを鳴らしまくってるドアホもいるという・・・・・・・。 なぜ住所がわかったかは大体想像つくが・・・・・・あえて書かないでおこう。 そして従姉はさっきから包丁を研いでるのがとても気になるが気のせいだろう。 この修羅場は予想外だったがなんとかなるだろう。 それじゃ従姉に出てもらってくるか。 (しばらく日記は書かれず) ○ 月л (火) ま こん とにな とは思 な った 従 が れた後拉 れ のはいいが脚 断さ るとは わなか い なりスタ ガ で弱らせ まで予想で かった は不覚だ 例 り合い 来 れて助 てくれたが のこ 好 だと 抜 や った 女っぽ は思 たが 当に女 は思わな た いし は きりし くなっ きや った し っ つ お すぎ んだ う さい にこのに きをみたも につた てお とがある ぜった んなを せるこ はしては ないぞ お みた りた なけ な
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552 :ヤンデレ世紀:2011/11/23(水) 22 29 05 ID YknHuimg 昼休みが後少しといいところで中林が帰って来た。 「瀧斗~寂しかったよー」 中林は僕を見つけるなり抱き着いてきた。やめろ!暑苦しいし、なんか息が甘ったるい! 「……しげみ…いい度胸してるじゃん…」 土田さんが中林を駆除しようと戦闘態勢になった。手首足首を慣らしながら、軽い準備体操をしていた。 下手な不良より恐く見えるのは、僕の杞憂のはず。 「中林、離れなよ。今日はさすがに身体がもたないよ。」 「おいおい…俺様が本気を出せば女ひとりなんかに負けるわけないだろ。」 刹那、僕の視界はいつもの教室の風景に戻った。目の前では保澄君と江藤さんが熱い口付けをしている。 ディープキスか…熱々ですなお二人さん。でもね江藤さんはそろそろ保澄君から一回離れたほうが… ……保澄君が酸欠状態で苦しんでるよ。てか、どれだけ長いこと続いてんだよ。 まぁ、心の中でそう思い留めて(もし止めたら僕の命が止まりそうだし)後ろ斜めで起きている喧嘩を止めに入った。 「ご、ごめんなさい!もう逆らわないから!!」 「あらあら、女なんかに負けないんでしょ?早く立ちなさいよ、しげみ…」 前言撤回。土田さんによる一方的なリンチだった。こんな短時間で勝負が着くとは。 僕は土田さんが本当に女の子なのか再度疑問に思った。後は中林………負けるの早くない? このまま放っといたら中林が99%の確率で死ぬと思いすぐに行動にでた。 「土田さん落ち着いて。」 「あっ、佐藤君!待ってて今からゴミ野郎を排除するから。」 「たとえゴミの排除でも土田さんが汚れる姿なんて見たくないよ。」 「お前ら、俺はゴミじゃない!」 ゴミ…もとい中林が何かつっこんでいるが助けてあげてるんだから感謝してなさい。 「……そうだね。私のこの純潔な身体をこんな穢らわしいクズ野郎ごときで汚れちゃうなんて… ごめんなさい佐藤君。私の純潔な身体は初めてを奪ってくれるまで佐藤君のだよ。」 別にあなたの初めてはいりませんが、とにかく中林の生命を長引かせることに成功した。あんパン5個分の働きだね。 「クズって降格したのか?てか、俺結局はゴミかクズ扱い!?」 中林はまだゴミでクズであることに腑に落ちないらしい。 「諦めて認めればいいのに…」 「心の声が漏れてるぞ!このばか野郎!」 553 :ヤンデレ世紀:2011/11/23(水) 22 32 32 ID YknHuimg どうやら、また口に出てしまったようだ。うん、気を付けなきゃ。 予鈴が鳴り、午後の授業開始まで3分を切った。中林もそれに伴いすぐに自分の席に戻った。やっぱりクズ扱いのことは根には持ってないらしい。流石中林。 中林は戻ったがそれでもまだ僕の席から離れない土田さん。先程のこともあり、先生が来ても席から離れようとしないだろう。 やっぱり中林はゴミ野郎だ。 「土田さん、予鈴が鳴ったよ。早く授業の準備しないと。」 「何言ってるの!?佐藤君と私は今この瞬間をもって一心同体になったの!」 なんてはた迷惑なことを。さらに次の授業は最近夫(予定)に泥棒猫が盛って、超ご機嫌斜めである英語担当の緑川先生の授業だ。 なぜヤバイかというと、昨日の英語の授業でたまたま中林が問題を間違えたら… ~~~yesterday~~~ 「えーと、thatはマイクの行動を示す?」 「違います。この場合のthatはマイクの行動ではなく、アカリの…!?」 突然黙ってしまった緑川先生。しかし、10秒経ち次の言葉を続けた。 「……アカリ…生意気なメス猫の行動…?」 「先生?」 「くそっ!、あのメス猫、よりによって太一に盛りやがって……次変な行動したらこの世から消してやる!」 「いや、先生答え教えてよ。」 「うるさい!!お前も私と太一の邪魔をするのか!?」 「え?いやだから早くちゃんとしたこtってギャアアアッ!!?」 「死んでしまえ!私と太一の邪魔者が!!」 ~~~~~~ とまあ、僕たち男子生徒が止めなかったら中林は学校ではなく、どこかの川を渡っていただろう。 しかし本当に大変だった。女子達が先生を煽るは、止めに入った僕たちにも被害がくるわ、それに対して大激怒した土田さんはじめ女子が煽りから先生に攻撃するし。 あんな騒ぎが50分の授業でよく収まったと思う。最終的に先生の悩みを共感したヤンデレ女子達が残りの時間で、緑川先生の夫(被害妄想)に盛る泥棒猫退治をどうするか議論に入り、僕達男子は自習ではなく、花畑に向かった中林を救助にかかった。 勿論、隣のクラスから苦情があったけど、今日になってそれ以降昨日の苦情については追求されなかった。 554 :ヤンデレ世紀:2011/11/23(水) 22 35 51 ID YknHuimg なんとか土田さんを自分の席に戻したところで本鈴がなった。中林はまだ予習に没頭している。 またあんな思いしたくないもんな… 「あ」 やばい、予習忘れてたよ。 焦りに焦って意味もなく周りを確認すると多分予習を忘れたんだろう。男子の何人かが僕同様に動揺してる。 ………別にだじゃれじゃないからね! 「は~い、みんな席に着いてるね。」 扉が開き緑川先生が教室に入ってきた。やばいやばいよ。もし当てられて間違えたら昨日の中林の二の舞になるかもしれないのに! 頭がくらくらし、混乱してるに関わらず先生が口を開口して、 「女子のみんな!今日もアドバイスをよろしく!!!男子は自習でもしてて。」 僕達男子は自習という名の自由を手に入れた。 「俺の…俺の苦労が…」 中林が落胆する。ドンマイ中林。後でお前の予習は写させてもらうから。 自習?中に、たまに危ないNGワードが耳に入ってくるが、聞かなかったことにして、僕達は僕達で男のコミュニケーションの時間になった。その際中林が犠牲になったの話はまた別の時に。 最後の授業も終わり、帰りのHRも今終わった。やっと帰宅だ!テンション上がるね! 「佐藤君!帰ろう。」 うん!逃げれないのも予測済みだよ。 廊下には井上と都塚さんが僕達を待っていた。朝見た時の違和感も消えていて、二人の間にあった見えない壁も消えていた。あれは、気のせいだったのかな。 「ごめん待ったかなって……都塚さんは何で若干赤いの?」 5限目に中林の血を見すぎたせいかな。 「……好きな人を守るための名誉なる証。」 「結局は殺しあいしてたんだろお前は。」 「あはは、玲ちゃんやりますな~見習いたいよ。」 555 :ヤンデレ世紀:2011/11/23(水) 22 37 46 ID YknHuimg 土田さん、そこは誉めちゃ駄目だよ。井上も殺しあいなんて物騒な言葉使っちゃいけないよ。 『……こちら救助隊。重傷の少女を無事に確保しました。命に別状はありませんが、意識がありません。 至急患者をそちらに……』 乙女の闘いと言葉をにごさなきゃ。 「……怒られた。」 都塚さんは説教だけで済んだことに感謝すべきだと思う。医者も患者が増えてさぞや泣き顔になっているだろう。 医者は現代の世では神的存在。お金も昔に比べてがっぽりと稼いでいる。忙しさはその倍以上らしいけど。 僕も一度だけ医者を目指してみようかなと思ったこともあるけど、すぐに辞退しました。はい。 ちなみに本当に意外だが、中林は医者志望だったりする。頭も良いし、毎日怪我をしてるから怪我の容態もそこら辺の医者より全然詳しそうだし。適材適所ってやつかな。 その中林もいつもなら「早く帰るぞ♪」と僕の所に来るはずだけど、珍しいこともあるんだなあ。 クラスを見渡すと中林はどうやら咲橋さんと話していたそうだ。 なんだか二人の顔が赤いな。特に咲橋さんはゆで上がったタコさん並みに真っ赤ッかだ。なんか初々しいな。 和む空間になっているはずなのにどこかから怒りや憎しみ、悲しみなどの負の気配を感じた。僕は自分はニュータイプかと思い少しテンションが上がった。 「てなわけで、今日は咲橋さんも帰宅メンバーに加わったから。」 中林がまだ少しだけ顔を赤に染めながらに僕たちに言った。 「うん、わかったよ。」 「なら、望ちゃんが入ったからしげみは退場ね。」 土田さん、あなたは空気読めないの?てか、目がマジなんだけど。 「いやいや、それh「それは中林君が可哀想だよっ!!」 驚いた。咲橋さんが大きな声で中林を擁護するなんて。 「あ…あははっ、やだな~望ちゃんジョークだよジョーク。ごめんね望ちゃん。……それと中林も。」 土田さんが咲橋さんだけではなく、中林にも謝った。それほどさっきの咲橋さんの発言には力があった。 「あ…ありがとな。」 礼を言う中林。顔の赤い度が上がった。 「しげみも幸せ者じゃん。望ちゃんに好かれるなんて。」 556 :ヤンデレ世紀:2011/11/23(水) 22 39 13 ID YknHuimg 土田さんが僕の傍に寄ってそう語りかけてきた。 僕も土田さんに愛されているのは嬉しいけど、咲橋さんみたいな愛し方をしてほしいなと思いつい口が滑り、 「土田さんも咲橋さんを見習ってみれば?」 「………うん。」 これは驚いた!予想外の返事が返ってきた。これは今後僕はヤンデレ土田さんからデレデレ土田さんを期待していいんか!? それから僕たちは咲橋さんも加わり6人で下校している。 最初はみんなで雑談をしてたけど、いつの間にか僕、土田さん、井上、都塚さんと中林、咲橋さんの2グループになった。 「へえ~中林君は医者志望か。すごいね。」 「おう!まあまだまだ現実離れの夢だけど。」 「なれるよ。中林君なら。」 「マジか!サンキューな。」 「……そしたら私は看護婦にならないと……」 「え?」 「な…何でもない!!!」 リア充死ね!いや、中林死ね!花畑に帰れ! 「佐藤君…なんか顔怖いよ?」 普段からのあんたには言われたくないよ! ………ふっ、落ち着いた落ち着いた… まさか昔一時的に流行ったリア充なんて言葉が出てくるとは。そうか!さっきまでの気持ちがイチャイチャを見て憎悪に燃えるモテない男の気持ちか。 ちくしょー…土田さんもヤンデレ症候群じゃなかったらな… 僕たちは井上と都塚さん別れる所まで着き、中林は咲橋さんから離れて井上に近寄り耳元で何かを伝えた。何を言ったんだろう。わからないから、後で二人のどちらかに聞いてみよう。 中林が要件を伝え終わったところで、僕たちは井上と都塚さんと別れた。 以上井上たちと別れる帰り道までのことでした。 557 :ヤンデレ世紀:2011/11/23(水) 22 40 50 ID YknHuimg ※ 「何か用?都塚さん。」 ここは滅多に誰も来ることのない学校の忘れがちの場所。 「用がないなら呼ばないわ。」 今私の目の前にいるのは私のクラスメイトの一人で、 「なら早く要件言ってよ。早く教室に戻りたいんだけど。」 私の敵。 「うふふ…すぐに終わるわ。」 「てか都塚さんいつもとキャラ違くない?今までキャラ作ってたの?」 こいつはクラスでも目立つ方で容姿も悪くない。 「あなた、明日にはあいつに告白するって本当なの?」 「もうそんなにまわってんだ……うん、そうだけど。」 「なんで?」 「なんで?ってあんたには関係ないし、言わないといけない理由でもあんの?」 馬鹿かこいつ?あいつに関してのことだもん。言わないといけないに決まってる。 「…優しいんだよ、あいつ。いつもあんなに酷いな目に遭っているのにも関わらず、困った時にはいつも助けてくれたの。 弱音だって真剣に聞いてくれるし、中途半端な励ましはしないでしっかり叱ってもくれた。……まああいつは不器用なんだよ。けど私はそんなあいつが好きで好きで仕方ないの。」 ……… 「後、都塚さん知ってる?あいつ普段はおちゃらけたキャラやってるけど、本当はクールなんだよ。」 「…もういいっ!!!」 何でなんでナンデ?なンデ??なんであんたがあいつのこと喋ってんの?なんで楽しそうに話すの?なんで優しくしてもらったの?なんで私はしてもらえないの?なんで………なんでワタシノ、ワタシノジャマスルノ?
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153 :名無しさん@ピンキー:2010/04/16(金) 23 48 24 ID kAKjMUkm ヤンデレ症候群 馬鹿げた名前だが、世界中のどこをまわってもこいつから逃れられることができない質の悪い病だ。 そもそもヤンデレとは、女性が好きな奴のことを愛するあまりに心を病んでしまった状態、またはその状態の女性のこと。 こんな妄想紛いな病気が発生したのは今から20年程前のこと。突如、日本の首都である東京で、数十件の殺人、誘拐事件が起きた。 さらに、殺人を犯した者は全て女性だった。被害者は性別関係なしに殺められているが、それでも女性の方が多い。 そして逮捕して犯人に殺しの動機を述べさせると、“〇〇に近寄る雌豚を排除しただけ”“〇〇に邪魔なゴミを綺麗にしただけ”“〇〇君が私の気持ちに気づかないから”など“想い人のため”にという動機がほとんど…いや全てだった。 次に誘拐の方は男性だけが被害の対象だった。 これらの事件を初め、どんどん日本中で起き、3ヶ月も経たないうちに日本中でそのような事件が多発していくようになった。 それだけでは収まらず世界各地でも発生し、たった1年で世界に広がっていった。そして政府はこのような事件を起こす女性達の病状を『ヤンデレ症候群』と発表した。 そしてヤンデレ症候群が発表された翌週、政府は男性女性を20歳になるまで隔離して教育を行うという案を出したが、10人以上ヤンデレ症候群の女性らに暗殺されすぐに永久保留に。 そのような事が続き、20年後である現在ではヤンデレ症候群に好かれてしまった男性に手助けしない暗黙の了解が出来てしまうのもまた時の流れ。 「全く嫌な世の中に生まれたもんだよ…。」 今朝の新聞の記事を読みながら、僕 佐藤 瀧斗(さとう たきと)は今日も朝から憂鬱である。 「ぉはよぅ。」 「うん、おはよう。」 我が家の大黒柱である僕の父親が寝室から大きな隈を作り、だるそうに朝の挨拶をしてきた。 「随分眠そうだね」 「あ?…ああ、まあな。」 「おはよーたきと☆」 「おはよう。」 続いて我が母が朝から元気いっぱいお肌つるつるでやって来た。 「酷いよ~カズキ~、起きる時はいつも一緒って言ったじゃない。」 もう30後半であるに限らず、20代前半の容姿をする母が甘ったるい声で父に抱きついた。 「香織!?もう起きたのか!?」 「何で? 私が起きたら何かまずい事でもあるの?」 驚愕した父に対して母は感情が込めていない返答をした。 「いやっ、違う!香織があまりにも可愛くキスをしてしまいそうになるぐらい寝顔だったから起こすのをためらったんだ!!」 必死な表情に変わり朝から甘い事を叫ぶ父。僕をお忘れですか? 「ふーん………じゃあキスしてくれた?」 感情を取り戻し拗ねた風に言う母。 あなたは僕がいるのがわからないの? 「いや。」 「じゃあ今して。」 「今って!?瀧斗の目の前でやるのか!?」 「別にいいじゃない。瀧斗だって年頃よ?」 「年頃だからko!?「んんっー!!」 僕の母である佐藤 香織はズバリヤンデレだ。ヤンデレ症候群が一番流行?していた時に僕の父、佐藤和樹に恋をし、ヤンデレ化してしまった。…ちなみに二人が結婚したのは19の時できっかけは母が父に痺れ&媚薬を食事に混入し、既成事実を作ったから。 「もぐもぐ……御馳走様でした。」 朝食を済ませ荷物を持ち、玄関へ。 「行ってきまーす。」 「ぷはっ…はあはあ…カズキのあそこ食べていい?」 「はあ…はあ…お前、夜あんだけしといてまたやるのか?」 さて、学校に向かうか。 以上朝の出来事でした。
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ヤンデレ辞典(男性キャラ) アスハム・ブーム(オーバーマン キングゲイナー)
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「中に、誰もいませんよ……?」 キャラクター形容に使われる言葉。 「病み」と「デレ」の合成語で、 精神的に病んだ状態にありつつ、他のキャラクター(主に主人公)に愛情を表現する様子 好意を持った(デレ状態の)キャラクターが精神的に病んでいくこと 心を病んだヒロインに対する萌え属性 などなど、現在でも定義が定まり切っていない。 恋愛対象に依存しすぎるあまり、 恋敵の物理的な排除、他人に取られるくらいならと恋人を殺害、叶わないなら自殺するなど、異常な行動をとる。 過度なツンデレや、主人公が非常に鈍感・もしくはヘタレである場合など、 気づかない・気付かれないため、ヤンデレになることが多い。 例:圭一が詩音をL5にする。誠が言葉にやったこと。 代表的なキャラクター 桂言葉(かつら ことのは):アダルトゲーム『School days』のキャラクター。 竜宮レナ(りゅうぐう レナ):『ひぐらしのなく頃に』登場人物(*1)。 園崎詩音(そのざき しおん):『ひぐらしのなく頃に』登場人物。 性格変更パッチではやんちゃから変化したもの。 本家の性格は能力補正を示す指標でしかないので、ヤンデレ行動をゲーム中でとるようなことはない。 萌えもん動画では浮気するトレーナーに対して技で制裁する形が多い。 百合姫様:百合姫のパートナー・えながヤンデレ気味。 ダンナの人:クマきちの萌えもんもヤンデレ傾向が強い。だが殺人行為はしない(らしい)(*2)。
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ヤンデレ天国BLACK ジャンル BLCD ブランド HOBiRECORDS ポータルサイト ヤンデレ天国ポータルサイト イラストレーター 駒城ミチヲ シナリオライター 穂波 価格 2,000円+税 第一弾 ヤンデレ天国BLACK~真誠学園男子寮編~ 「おかしい? ああ、そうだよ。俺はあんたを好きになってから、ずっとずっとずっと、狂ってんだ。全部あんたのせいだ」「一緒に居るだけが全てじゃないんだ…。短くとも、間接的でも、どれだけ濃厚な時間を過ごせたか…、これで愛の深さが変わるんですよ…」「――絶対に、優しい言葉なんか投げかけてやるもんか。例えそれが二人を更に傷つけることになると知っていても……」 あらすじ 主人公・姫野弓由は、平穏な寮生活と自由な時間が欲しいと願っている、真誠学園男子寮の東棟寮長。しかし現実は理想とは裏腹に、何かと周りが騒がしい。バレンタインを目前に、後輩でルームメイトの渓は本能の赴くままに行動を始め、兄のように慕っていた管理人の名張雅人も、何やら策略を巡らせて―― キャスト 姫野弓由(CV.赤羽根健治)穂積渓(CV.間島淳司)名張雅人(CV.平川大輔) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 14 ☆4 1 ☆3 2 ☆2 2 ☆1 0 第二弾 ヤンデレ天国BLACK~真誠学園家庭教師編~ 「……この世界に僕と先生だけだったら良いのに。そしたらりっちゃん先生は僕だけを見てくれる筈なんだ……そうだよな?」「……これは嫉妬ではない。嫉妬は狂乱であり、醜怪極めたものだ。私は、彼の為に不必要なものを排除しているだけ……。それだけだ」「恋愛って風邪みたいなもんだろ。知らないうちに感染して、そして、いつの間にか治っている。そんなの、本気で相手するだけ無駄だ。馬鹿らしい」 あらすじ 真誠学園付属大学に通う、樋口りつが大学の教授から斡旋されたバイトは、大好きな作家の息子の家庭教師だった。家庭教師として張り切るりつを、小悪魔系の生徒・瀬名は積極的に、無口で無愛想な父親・由浩は密かに、想いを寄せていく。しかし、恋愛否定論者のりつは、冷めた恋愛観で、二人を傷つけてしまう。そしてバイトも二か月が経過し、一週間後に迫る5月23日は、りつの誕生日。その日が近づくごとに、何やら親子が不審な動きを始めて―― キャスト 樋口りつ(CV.神原大地)中臣瀬名(CV.下野紘)中臣由浩(CV.成田剣) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 5 ☆4 0 ☆3 1 ☆2 1 ☆1 0 第三弾 ヤンデレ天国BLACK~真誠学園芸能彼氏編~ 「――俺が悪、い? だから光はあいつの傍にいっちまった? 違うよな、光は俺の愛の深さを試しているだけなんだよな?」「ねぇ、誰が今の光祥をつくってあげたの? うん、俺だよね。そうだよね、よく分かってるね。……俺が居ないと駄目だろ?」「人を好きになるって、こんなに歯がゆいとは思わなかった。自分の気持ちなのに、どれが真実か分からない」 あらすじ 南寮寮長の深谷光祥は、卒業と同時に、父親が経営している芸能事務所に就職する予定になっている。そして、4月5日にアイドルとしてデビューする秋月叶汰とは、恋人同士。叶汰との仲はそれなりに良好で、光祥は平和に最後の学生生活を送っていた。しかし、事務所が企画したイースターイベントが差し迫る頃、光祥は新しいモデルを紹介される。それは光祥の元カレ、北折誉だった。しかも、誉はまだ光祥と別れてないと言い出して―― キャスト 深谷光祥(CV.逢坂良太)北折誉(CV.樋口智透)秋月叶汰(CV.野島裕史) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 5 ☆4 0 ☆3 1 ☆2 1 ☆1 0 第四弾 ヤンデレ天国BLACK~真誠学園生徒会編~ 「きみが一番僕を分かってくれるんだ。だから嫌だって言っても手離せない、許せない。一緒に居てくれないなら死んじゃうよ……。ねえ、恋人になってずっと傍にいよう?」「俺がいつから好きだったと思う?ずっと、ずっと昔からだよ。だから響が何をしても大体は我慢するけど……でもね、俺以外の傍に行くのは絶対に許さない。……こんな俺でごめんね?」「俺には苦手なモノがある。恋愛小説に辛い食べ物、勉強にムカデに――それと、ハロウィン。もっと、もっと強くなりたい。自分も他人も守れるくらい。何にも誰にも負けないくらい。」 あらすじ 北棟寮長の出水響は、生徒会会計監査としてハロウィンの文化祭に向けて忙しい日々。しかし、それと比例して31日が近付く毎にナーバスになっていく。なぜなら過去、ハロウィンの日に誘拐された事があるからだ。それによって生まれた響の秘密……。従兄弟で生徒会長の東奈敦は心配し、優しく寄り添ってくれるが、不安は消えない。そんなある日、同じよう過去に誘拐されたことのある拓植侑と出会って――…… キャスト 香椎響(CV.村瀬歩)柘植侑(CV.中澤まさとも)東奈敦(CV.興津和幸) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 1 ☆4 0 ☆3 2 ☆2 1 ☆1 2 第五弾 ヤンデレ天国BLACK~真誠学園教育実習生編~ 「由宇……僕らの全て、僕らの世界、僕らだけの、桜――……。きみのためなら死んでもいい。なんだってできるよ……」「静にとってきみは世界であり、全てだけど、僕はきみにとっての世界で、全てでありたいんだ。きみのためなら死んでもいい。なんだってするよ――」「……二人とも、本気で子供の頃にした約束を実行する気なのだろうか。子供の頃に一度だけ会った俺と……?――俺は完璧な形も、美しさもいらない……」 あらすじ 一年留年している主人公・小埜瀬由宇の教室は、学年一おバカと言われる“クラスE”。そのクラスに、付属大学から時季外れの教育実習生がやってくる。実習生で一卵性双生児の結城静と結城深は、由宇だけには他の生徒と違う態度をしてくるが、どうやら二人は由宇のことを知っているらしい。覚えのない由宇は困惑するが、双子は過去に三人でした約束のことを語りだす。それでも思い出せない由宇のために、双子はそれぞれ課外授業を持ちかけてきて―― キャスト 小埜瀬由宇(CV.河西健吾)結城静(CV.須藤翔)結城深(CV.山中真尋) 公式サイト 公式サイト(試聴有) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 0 ☆4 0 ☆3 1 ☆2 1 ☆1 0 番外編 ヤンデレ天国BLACK~真誠学園姫野家編~ (※エイプリル企画としてweb公開) 「弓兄ぃは、俺ら兄弟のものだから。あいつらなんかに渡さない。弓兄ぃの笑顔を、俺らの家に戻さなきゃ!」「ああ……あいつは俺達兄弟が守ってやらないと。俺が……居てやらないと、監視してやらないと、あいつはダメになる……」「あいつらに自由な時間なんて与えない。あいつらは全てを俺に捧げなきゃいけないんだ。俺を満足させる……っははは!それがあいつらの義務だ」 あらすじ それは男子寮編から数日後の話。弓由が着替えを取りに実家へ戻ると、弟の柚希に出会う。なかなか顔を見せない弓由に甘えていると、そこへ兄の朔巳が帰宅してくる……。 キャスト 姫野弓由(CV.赤羽根健治) ※第一弾と共通姫野柚希(CV.松原大典)姫野朔巳(CV.高橋研二) ヤンデレ評価(ヤンデレとしてどうだったかをお教えください) 選択肢 投票数 投票 ☆5 5 ☆4 0 ☆3 1 ☆2 2 ☆1 1 乙女版シリーズのヤンデレ天国は第六弾まで発売中。
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58 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 51 16 ID U4mIxQhT あれから結局4人での登校。 相変わらず土田さんは僕にべったりだった。 胸を押し付けているつもりなのだろうか、僕のアームに自分の胸を当てている。しかし何だろうこの残念な気持ち。無い乳押し付けられても 「嬉しくない。」 「何が?」 おっとあぶない。危うく心の本音が全て出るところだった。あぶないあぶない。 校門をくぐると僕らの教室がある校舎が今日も微妙な雰囲気を漂せながら立っていた。色が抹茶色ってどゆこと? 時間帯的には、一番生徒が登校しているはずなのだが、時代が時代。『ヤンデレ世紀』と呼ばれるこのご時世。 不登校が6分の1を占め、大体の女子(ヤンデレだろうな)は 朝早く登校して愛しのあの人のげた箱、机にロッカーにラブレターや何かを忍び込ませたり、逆にそれらを排除したりと忙しいためこの時間の校門は寂しい状態になってる。 げた箱に到着。あっ!? 「そうだ。」 「どうしたの?佐藤君。」 いけないいけない。今日の出来事……石田君&木根さんカップル欠席を彼らの担任教師の青塔(あおどう)先生に報告しとかなきゃ。 「ごめん、3人共先に行ってて。僕はブルタワにちょっと用事があるから。」 59 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 51 56 ID U4mIxQhT 「佐藤君っ!何言ってるの!?私も行くよ。」 やはりあなたは来ますか………まあいいけど。 「んじゃ、俺らは先行ってるわ。」 「うん。じゃあ。」 「ああ。」 「………」 井上と都塚さんと別れる僕と土田さん。それにしてもどうしたんだろう都塚さん?途中から元気なくなっちゃって。 いつももクールな彼女はあまり僕らの会話トークに混じらず、井上にべったりの都塚さんであるが、今日に限っては井上に抱きつかずに一番後ろで静かに歩いていた。 その時の雰囲気は近寄り難いものだった。 井上も心配そうに時々後ろに視線をやり、チラチラと都塚さんを見ていた。 気分で二人を何故か見送り僕は気付いた。いや、これは感じたの方が正しい。 井上と都塚さんの僅か数センチの隙間に二人を隔離する壁があることを。 そんな二人を見送った後、僕と土田さんは職員室に向かった。 「そうか………わかった。報告ありがとう。」 「いえいえ、それでは失礼しました。」 ブルタワに例の件を報告し、退出する時 「お前も気を付けてな。」 と苦笑しながら言うブルタワに軽く頭を下げた。 ちなみにブルタワは青塔先生のあだ名でーす。 60 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 54 41 ID U4mIxQhT 職員室から出ると、扉の前にいた土田さんが飛びついてきた。 昔だとこの行動は非難の眼差しをくらい、とても恥ずかしい行動であったらしいが、現代じゃ一般的なワンアクションにしか過ぎない。 「さあ、早く遊びに行こ。」 「土田さん。今から教室だよ。」 「えっ!?何でいいじゃん?………それとも教室に気になるメスでもいるわけ?」 土田さんの瞳かり光が消えた。だが、日常茶飯事化しているのでいつもの対処方法で土田さんをなだした。 「僕と土田さんの将来のためにさ…ね?行こう?」 と土田さんに呟き顔を真っ赤にしてしまった土田さん。 ヤンデレは無駄に妄想力が膨大なので、こんな時とかには便利なもんだ。 先ほどの言葉には、『勉強しないと大学行けないよ?』という意味なはずなのだが、土田さんは違う意味で 捉えたらしい。 用事を済まし、教室に向かった。 教室に着き、入ると机が37席並んである。しかし今現在の教室の人数は20人弱。朝のHRまで10分もないのにまだ半数近くが来ていない。 別にインフルエンザなどが流行しているわけではないのだがこの人数の少なさ。ありえなっシング。 61 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 55 16 ID U4mIxQhT 学級閉鎖は僕が生まれてくるときには廃止になってしまったため、仮にクラス一人しかいなくてもしっかり平常授業をするわけだ。ある意味得するよね。勉強的に。 今は37席の机があるが最初は39席だった。何故2席減ったかというと亡くなったから。 一人は男子、もう一人は女子。久保君と安藤さんだ 率直に結論を言うと二人は心中した。久保君は強制的だったが。 久保君とは結構仲の良いほうだったので死んだことを知った時は複雑な気分だった。 暗い過去に浸っていると声をかけられた。 「よお、瀧斗。」 「おお!!中林。…怪我とか大丈夫?」 今朝、いろいろな打撃をくらった中林が教室にいた。 「保健室………はお取り込み中だったから、保健室前のセルフサービスコーナーの湿布をたくさん貼ったから平気だよ。ぶっちゃけ慣れてるし。」 まだどこか痛いんだろうね。引きつった笑顔を無理やりつくり安心させようとする中林。 「中林君、今日も大丈夫?」 後ろから中林を心配する声が聞こえた。 「咲橋///だ・大丈夫大丈夫~」 さっきより元気を取り戻す中林。そしてそれを聴いて安堵するクラスメイトの咲橋 望(さきばし のぞみ)さん。 62 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 56 16 ID U4mIxQhT 「そう?良かった///」「心配ご苦労、咲橋殿。」 「うん!!よきにはからえ?」 「その言葉の意味わかってないだろ咲橋さんよ?」 咲橋殿…いや、さんは唯一、中林のことを『しげみ』と言わない女子だ。そして何よりヤンデレ症候群じゃない数少ない普通の可愛い女性でもある。 しかも中林のことが好きらしい。 前に咲橋さんから土田さんの目を盗んで相談を受けたことがある。勿論、中林のことで好きな人はいるか?とか、タイプは?とか質問で全くヤンデレ成分がなく、相談に乗っている僕も久しぶりに微笑ましい気分になった。 そして中林も最近、咲橋さんのことを気になってきている。 僕に相談してくるのも時間の問題かむね。 それから二人は僕の存在を忘れたかのようにとても楽しそうに話していた。 最近、この二人が一緒にいると、とても二人が幸福なベールに包まれて輝かしく映る。青春の一ページとやつだろう。見ているこっちも幸せな気持ちになる。 男子は勿論、土田さん含め女子全員もこの二人が談笑してる時は、優しい表情に変わる。 土田さんもいつもあんな感じだったらな… 淡い気持ちを持ってしまうほど、この二人はそれだけの力を持っていた。 以上学校での朝の出来事でした。 63 :ヤンデレ世紀 [sage] :2010/07/12(月) 02 57 17 ID U4mIxQhT ~~~~~ どうして?どうしてなの? 何であんな楽しそうなの?嬉しそうなの?幸せそうなの? いつもいつもいつもいつもいつも私はお前のことを見ているのに。愛しているのに。 お前が長髪好きだから髪も伸ばしたのに。 お前がカレーが好きだからカレーをおいしく作れるようにしたのに。 今日だってポニーテールが好きと言ったからポニーテールにしたのに。 お前は何も言ってくれなかった。 何で私しか見ようとしない? 何で他の奴らを見る? 何で私がいなくて和気あいあいとしていられる? 何で私にこんな思いをさせている? わたしがこんなにもアイシテイるノニ?
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323 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/08/08(火) 00 48 50 ID QzuSxDAU 腰に回された手は柔らかく、とても優しい。毎日のように床に這いつくばっているシンデレラには、とても遠いものだった。そうして、目の前で微笑む王子の顔は美しい。すっきり通った鼻筋、きらりと透き通る青い目、ふわりと揺れる金髪。あぁ、なんて素敵な王子さま! ゆらゆらと踊りながらシンデレラは、堪らない幸福に包まれていた。王子さま、ねぇ王子さま、わたしは床を舐めながらあなたをいつも思っていたの。 (わたしだけの王子さま、) (誰よりもあなただけを愛しい) 「ねぇ、王子さま…」 シンデレラの顔がとろりと溶けていくのを、王子は見てしまった。恍惚に濡れた瞳。蜜を煮詰めたような声。紅潮した頬。清楚で純粋そうなシンデレラが、そういう表情をするのは酷く欲情を誘う。背徳の、うつくしさ。 「私のことを、愛していただけますか?」 324 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/08/08(火) 00 51 10 ID QzuSxDAU 「――勿論だよ」 気が付いたら答えていた。ふわりと、シンデレラは笑った。これ以上ないほど溶けて崩れた幸福の中を、シンデレラは泳ぐ。この人の腕の中、今ここで死にたいと思った。あぁでも、まだだめ…。まだ、死んではいけない。 (この人をほんとうに手に入れるまで) 「嬉しい」 控え目に、けれどしっかりシンデレラは王子に抱きついた。王子はそれに応えて、シンデレラをきつく抱き締める。その流れはあまりに滑らかで、ただ、幸せだった。 「私のことだけを」 じんわりと染み込むように、王子の耳元で囁いた。背徳と淫靡を溶かして、欲情を誘う甘い声。ぞくりと王子の背中を走ったのは、間違いなく本物、だ。 「愛してくださるのなら」 ――ゴーン、 鐘の音が響く。12時を告げる、それは魔法の解ける死刑宣告にも似た。 けれどもシンデレラは笑っていた。笑って王子の腕から抜ける。あまりにも美しく自然に笑うので、王子は腕を伸ばすことも忘れてしまった。 「私を見付けて」 (あなたの愛で) 動きを止めてしまった王子を尻目に、シンデレラは駆け出した。その姿が見えなくなってからようやく、王子は我に返る。シンデレラが走っていった階段を見下ろせば、綺麗なガラスの靴だけがひとつ、きらりと光っていた。