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ヴェンツェルオイゼビウスフォンロプコヴィッツ(ヴェンツェル・オイゼビウス・フォン・ロプコヴィッツ) 神聖ローマ帝国のプファルツ=ズルツバッハ公の系譜に登場する人物。 ザーガン公。 関連: ズデニェクヴォイチェフポペルフォンロプコヴィッツ (ズデニェク・ヴォイチェフ・ポペル・フォン・ロプコヴィッツ、父) ポリクセナフォンペルンシュテイン (ポリクセナ・フォン・ペルンシュテイン、母) ヨハナミシュコヴァーゼジルニッツ (ヨハナ・ミシュコヴァー・ゼ・ジルニッツ、妻) アウグステゾフィーフォンプファルツズルツバッハ (アウグステ・ゾフィー・フォン・プファルツ=ズルツバッハ、妻) フェルディナントアウグストフォンロプコヴィッツ (フェルディナント・アウグスト・フォン・ロプコヴィッツ、息子) フィリップフェルディナントアーダルベルト (フィリップ・フェルディナント・アーダルベルト、子) マリーヘートヴィヒゾフィー (マリー・ヘートヴィヒ・ゾフィー、子) フランツヴィルヘルムイグナティウス (フランツ・ヴィルヘルム・イグナティウス、子)
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◆ “Do you know why you can never step into the same river twice?(何故、同じ川に2度入れないか知っているか?)” “Yeah, 'cause it's always moving.(ああ、常に流れているからだ)” ――フランシス・フォード・コッポラ『地獄の黙示録』 ◆ 都市が抉れて消し飛ぶ様を、少年は諦観じみた苛立ちと共に見つめていた。 吹っ掛けられた喧嘩だ。恐らく今ので消し炭以下の何かになって消えただろう敵に対する慈悲の心は欠片もないが、腹立たしいのは自分のサーヴァントが何処までも懲りない馬鹿だということ。 「変態野郎が……」 民間人の犠牲だの何だのと眠たいことを言うつもりは、彼にとてない。 この世界は作り物だ。原理は知らないし見当も付かないが、機械じみた理屈で再現された仮想の世界であるのだと脳内に詰め込まれた知識はそう告げている。 であるならば……いや、仮にそうでなかったとしても。 戦いの片隅で積み重なっていく死体の山に頓着する気は少年・カワキにはなかった。 そんな青い逡巡を抱えて生きるには、彼の人生は壮絶すぎた。あまりにも、死と犠牲に溢れすぎていた。 カワキが気にしているのは、無秩序な破壊の戦跡を刻むことによって自分達の情報を一方的に観測される危険の方だ。 どんな強者であろうと死ぬ時は死ぬし、負ける時はある。 さしずめそれは、自分の中で絶対の恐怖であったあの“大筒木”の男が滅び去ったように。 今此処でこうして勝利の悦に浸っている自分達が、明日は敗者として地面に転がっていないとは限らないのだ。 そんな当たり前も弁えることの出来ない自分のサーヴァントに、カワキはほとほと嫌気が差していた。 「おい、テメェ何度言ったら分かるんだ? やるなら程度を弁えろって命じた筈だがな」 「なんだ。降り掛かる火の粉を払ってやった恩人に対して随分な物言いじゃないか、人形」 その男は、見た目だけを論えば決して悪いわけではなかった。 むしろ絶世の美男と言ってもいい。顔立ちの良さもさることながら、一挙一動に伴う危険な色気が何とも言えぬ絶妙な艶を醸し出している。 しかしそれ以外は、カワキに言わせれば“クソの煮凝り”だった。 顔に浮かべる気色悪い笑顔は偏執狂のそれと変わらず、瞳に宿る光は誘蛾灯を思わせる。 そして何より気に入らないのがこの言動だ。自分こそが絶対で、それ以外は単なる背景とでも言うような物言いと思考回路。 否応なしにも、思い出す。 今はもうこの世にいない、無様に死に去った大筒木の顔を。 かつてジゲンと呼ばれていた男のありもしない面影を、カワキは自身のサーヴァント……アーチャーに対し見出してしまっていた。 「オレはやり方の話をしてンだよ……テメェに恩義を感じた覚えは一度もないし、礼儀の話なんざするわけねえだろうが。 テメェの趣味の話は知らねえし興味もねえが、変態の代償行為で足引っ張られちゃ堪んねーんだよ」 「ではこう答えよう。知らないし、知ったことではない。君は蝿や蚊の羽音に耳を傾けて意味を見出すのか?」 「…………」 「とはいえ。代償行為と云う呼称は的を射ているな」 アーチャーの性根を一言で云うならば、“傍迷惑な戦闘狂”。それに尽きる。 如何にもインテリと云うような偏屈そうな人相とは裏腹に、彼の性根は只管に獰猛で狂おしい。 これが狂戦士と呼ばれないのなら、一体誰を指してそのクラスに当て嵌めるのか。カワキは不快感と共にそう思った。 そんなカワキの……マスターの心情など一顧だにせぬまま、アーチャーは自分の顎に手を当ててくつくつと笑った。 「確かにその通りだ。僕がこの地で振り撒く如何なる破壊も、全て本願を果たすまでの代償行為に過ぎない」 ……このサーヴァントの何より質が悪いところは、その振る舞いもそこから生じるリスクも、全て自分で尻が拭けてしまうことにあった。 強いのだ。この男は、知的存在として圧倒的に強い。 カワキは彼にジゲン――大筒木イッシキを重ねて見たが、そのイッシキと比べても遅れを取ることは確実にないと断言出来る。 いや、それどころか上回りすらするだろう。 少なくとも火力の面に搾って云うならば、イッシキですら影を踏むのも難しいとカワキは思っている。 だからこそどんなに文句を付けようと、カワキは結局彼の“力”に身を委ねて勝手を許すしかないのだ。 こと聖杯戦争を勝ち抜こうとする上で、この狂人に勝る役者はそうそう存在しないのだから。 「昔話を一つしてやろう。私は最初、誰でもない存在だった」 「聞いてもいねえのに自分語りか。意外と寂しん坊なのか?」 「沼男(スワンプマン)という思考実験について知っているか」 「……知らねえよ。物知りな自分に酔っ払うんなら、その辺ほっつき歩いて飲み屋でも探してくれ」 カワキは、聖杯を欲している。 いや、そんな生易しいものではない。 自分の命に懸けても、何としてでも聖杯を手にして願いを叶えねばならないのだと自らにそう誓っている。 たとえ誰を殺そうとも。どれだけの命を、死神の俎板の上に送ろうとも。 必ずやこの手に願望器を掴み、望む未来を描き上げねばならないのだと。 「ある男がハイキングに出掛ける。しかし不運にもこの男は、深い泥沼の傍で落雷を受けて死んでしまう。 するとどうだ。なんという偶然か、その時立て続けに落ちたもう一本の雷が沼の底に沈んでいた泥と化学反応を引き起こした」 ――カワキはかつて、ただ死んだように生き続けるだけの空っぽだった。 空洞の人形。親に逆らうことはしても、ではその先どうしたいのかと問われれば答えの一つも返せないような木偶人形。そういう存在であった。 その彼を変えてくれた人がいる。偉大な男だ。よそ者で、危険分子である筈のカワキに対しても分け隔てなく接し、息子のようなものだとそう呼んでくれた。 木の葉の里。その七代目火影、うずまきナルト。 彼の存在はカワキを救ったが、しかし代償として彼は恐ろしい危険に曝され続ける憂き目に遭った。 カワキには、それが許せなかった。 人生で初めて見た光を――それを汚さんとする者達の存在を、そしてそんな屑達に大恩ある七代目が壊されてしまうことも我慢ならなかった。 仮に“黒い羽”がカワキの手に渡らなかったとしても、遠くない将来彼は重大な何かを仕出かしていただろう。 それで七代目が悲しむとしても。決して喜んでなどくれないとしても……構わない。 七代目が生きていて、彼が幸せに暮らせる世界がそこにあるのならそれでいいと、そう断ぜるほどにカワキは彼を愛していた。崇拝していた。 「そうして沼の底から立ち上がったのは、死んだ男と全く同じ遺伝子と記憶を持った新生物。沼男というわけだ」 「暇人が好きそうな話だな。そういう答えのねえ問題に頭を捻るのはよ、モテない野郎のやることだぜ」 「頭を捻りもする。他でもないこの僕自身が、まさにその沼男なのだからな」 カワキは、光に取り憑かれている。 太陽光を肉眼で直視し続ければ網膜が焼け、いつしか消えない障害を被るように。 燦然すぎる出会いとそれがもたらした希望は、空っぽだった少年に大きすぎる熱を与えた。 守られる側ではなく、守る側へ。 自分を拾い上げてくれたあの光を、二度と誰にも傷付けさせないという狂気じみた覚悟。 それこそが、カワキを動かす原動力だった。 そして恐ろしいことに、その為ならば彼は本当に誰だろうが殺せてしまう。 今彼らの視界に広がっている破壊の戦跡は、アーチャーのだけでなくカワキの狂気をも物語っていた。 カワキはアーチャーを嫌っている。有能でさえなければ即座に切り捨てていると言ってもいいくらいに、唾棄している。 「かつて、一人の愚かな男がいた。真理を追い求めるあまりに自分の身体を削ぎ落とし完全性を自ら捨てた、傲慢な男だった」 「人のこと言えた義理かよ」 「男はその無駄の顛末として滅んだが、しかし自身が死んだとしてももう一度返り咲けるように備えを敷いてあった。 ――尤も愚か者の末路とはかくも滑稽なもの。その企ては、失笑を禁じ得ない無様な失敗に終わった。 そうして全てが頓挫した後にただ一つ残った残骸の『沼男』。それこそが、この僕というわけだ」 だがその実――彼らはある一点において皮肉すぎる共通項を有していた。 「絶望したよ。しかしすぐに歓喜に変わった。 この絶望すら、僕が『僕』でないことの証だと。清々しい心地のままに私は、完全になる為に進軍を開始し、そして……」 うっとり、と。そんな表現がこの上なく似合う、怖気立つほど艶やかな顔で男は空を見上げた。 そこにはいない誰かの面影を追うような、そんな眼差しにカワキが眉根を寄せる。 しかしその渋面には驚きも含まれていた。それは紛れもなく偏執と言っていい執着だったが、何処かこの男らしからぬ哀愁をも含んだ眼差しであったからだ。 「――私は、ある死神に出会った」 とある天才の失敗の末に生まれた、無意味無価値なスワンプマン。 それを指摘されれば、明かされた真実は彼の心を生き血滴る絶望となって槍衾に変えたが――それもわずかな間だった。 絶望は歓喜に。アイデンティティの崩壊は新たなる自我の確立へと繋がり、彼は自分がもはや誰でもない、正真正銘オリジナルの存在になれたのだと確信しながら羽ばたいた。 その夢見心地な邁進の中で、彼もまた出会ってしまった。 狂気を持って見上げるべき、眩しい眩しい……一筋の光に。 「恐ろしく強い男だった。血湧き肉躍るとはまさにあのことだ。 私の頭脳と力、その両方を脳が自壊するほど激しく酷使して繰り出した手を悉く笑顔で踏み越え迫ってくる姿、気迫、鬼気! この地で蹴散らした英霊どものいずれも、奴の影すら踏めてはいない。私は今も――あの禍々しい光のみを追い求め続けている」 「気色悪い奴だな、相変わらず……そいつも迷惑だろうぜ、テメェみたいな変態のカマ野郎に好かれちゃよ」 「浅い考えだ。彼にとって好悪とは、即ち強さの有無でしかない。 彼を満足させられるか、させられないか。物差しはそれだけだ。そして私は今度こそ、彼との約束を果たさなければならない。 反故にしてしまった決着を……何に縋ってでも成し遂げる。それでこそ私があの日見た光は、完全無欠の記憶としてこの脳髄に刻まれるのだから」 カワキにとって戦いとは、ただ忌まわしいだけのものでしかなかった。 世の中には戦いに生き甲斐や居場所を見出す者もいるのだと、知識では知っている。 しかし共感などまったく出来ないし、意味を見出せたとしてストレスの発散以外のものではない。 それ以上の何かを持ち込む輩など、どうしようもない変態か畜生崩れの落伍者だろうとそう思っている。 だからこそ、一瞬でも自分がこの狂ったサーヴァントの言葉に共感してしまったことが腹立たしくて仕方がなかった。 内容ではない。光に照らされ、それへの憧憬のみに突き動かされているという点がカワキの心を惹いた。 七代目火影という眩しい太陽に惹かれてしまった者として、アーチャーが陶然と語る好敵手への執着と未練をいつも通りの悪態で切り捨てることはどうしても出来なかったのだ。 「……テメェが聖杯に願うのはそれか。万能の願望器に頼って願うのが戦いなんてご苦労なことだぜ」 「人形には分からんさ。分かられても困る。僕の辿り着いた答えが安っぽく見えてしまうからな」 「テメェが安くなくて何なんだよ……オレにはテメェはただのガキにしか見えねえぜ、アーチャー」 「お互い様だ。僕にも君は、酷く幼い餓鬼に見える」 それでも、彼らの価値観や性質が交わり合うことは決してない。 彼ら二人が見た光はまるで違うし、それを受けて得た熱の向きも正反対だ。 相互理解など絶対に不可能。カワキはアーチャーを理解出来ないし、アーチャーもカワキを理解出来ない。そして互いに、する気もない。云うなれば永遠の平行線だ。それこそが、彼らなのである。 「精々役に立て。私が本願を果たす為の楔(カーマ)として」 「……それを言うなら逆だ。テメェの方こそ、オレの役に立ちやがれ。 使えなくなったらオレはいつだってテメェを切り捨てるぜ。弱え狂犬なんざ百害あって一利なしだ」 「僕を狗と呼ぶか。不遜だね。かつての僕ならば、ただの道具にそうまで思い上がられて黙ってはいなかっただろう」 彼らは、誘蛾灯に引き寄せられてきた羽虫のような存在だ。 闇の中で暮らしてきたから、初めて見た光を決して忘れられない。 どれほど見苦しく足掻いてでも、彼らは光の方へと飛んでいく。 カワキは七代目火影。ただの人形でしかなかった自分に、生きる意味を与えてくれた彼の方へ。 アーチャーは荒れ狂う死神。ようやく“己”になれた自分に、生きる意味を教えてくれた彼の方に。 片や、守る為。片や、殺す為。それぞれの理由で聖杯へと飛んでいく、二匹の羽虫。 しかし彼らは、羽虫と呼ぶにはあまりに強すぎた。 飛び回るだけしか能のない小虫にしては狂おしすぎて、危険すぎた。 人形と沼男。共に道具。そして――それを自ら否定し空に旅立った、願い抱く光の亡霊達。 「……行くぞ、アーチャー。これ以上目立つのは都合が悪い」 「まるで匹夫の野盗だな。その瞳に宿す力が泣くぞ?」 「吠えんじゃねえよ……犬野郎が。次の出番まで大人しくお座りしてやがれ」 ……孤独なよそ者、カワキは力を手に入れた。 彼が呼んだサーヴァントの真名を、『ザエルアポロ・グランツ』――否。 『シエン・グランツ』とそう呼ぶ。 完全であることを唾棄し、強さを余分として切り落とす前のザエルアポロ。 絶対的な強さと極まった頭脳を併せ持っていた第0十刃に限りなく近く、そして決定的に異なる存在である孤独な破面。 ある死神との決着を追い求め、生命の循環ではなく英霊の座へと迷い出た……狂気の化身である。 【クラス】 アーチャー 【真名】 シエン・グランツ@BLEACH Spirits Are Forever With You 【ステータス】 筋力:C 耐久:A+ 敏捷:A 魔力:A++ 幸運:D 宝具:C 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 対魔力:A 一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。 事実上、現代の魔術師の扱う魔術ではダメージを与えることができない。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。 【保有スキル】 沼男(スワンプマン):EX スワンプマン。とある破面の力から復元された、『ザエルアポロ・グランツ』を基にした全くの別人。 存在レベルでの霊基情報の偽装。真名特定及びそれを素にした能力を完全に無効化する。 ただしアーチャーの身体は他のサーヴァントに比べて非常に不確かな霊子の塊となっていて、時間経過と能力使用で少しずつ崩壊していく。 この崩壊は魂喰いや他サーヴァントの霊核を喰らうことで補えるが、それも基本的には進行を遅らせる程度にしかならない。 破面:EX 所謂悪霊・怪異。虚(ホロウ)と呼ばれるそれらが自らの仮面を外し、更に上位の存在となった個体を指す。 持つ霊圧の強さでランクが別れるが、アーチャーはそれに加えてその存在の特異性からEXランクを当てられている。 実際のランクはA+相当。これは破面の中で最上位の一角と言える。 虚閃:A++ 霊力を収束させ、特大の光線を放つ技能。 類似したスキルに『魔力放出』が存在する。 アーチャーの場合、その出力は最大で対城宝具にも匹敵する。 勇猛:A 威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化する。 『ザエルアポロ』が本来持たない種の狂気。性質は獰猛に近い。 戦闘続行:A+ 往生際が悪い。 霊核が破壊された後でも、最大5ターンは戦闘行為を可能とする。 『ザエルアポロ』が切り離した獰猛と、アーチャーがかつて相見えた好敵手への執着がその魂を突き動かし続ける。 【宝具】 『邪淫妃(フォルニカラス)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:1 帰刃(レスレクシオン)。刀剣開放とも呼ぶ。 彼ら破面にとっての斬魄刀とは自身の力を刀の形に封じたものであり、帰刃とはその封印を解き放つことを意味する。 アーチャーの場合背には四枚の羽根が生え、平時では行使不可能な数多の能力が解放される。 相手の精巧なクローンを生み出す、相手の肉体と状態を共有した人形を作るなど出来ることは多岐に渡るが、真骨頂は別にある。 『受胎告知(ガブリエール)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1 相手の体内に自身の卵を産み付け、その霊圧――魔力を吸い尽くした上で体内から蘇り新生を果たす。 それまでに受けたダメージや追加効果をリセットし、生命を循環させる『転生宝具』。 かつて『ザエルアポロ』はこの力を手に入れる為に自分の暴性を切り離し、敢えて自身を弱体化させた。 【人物背景】 十刃――ザエルアポロ・グランツのデータを参照し、反膜の糸から復元されたスワンプマン。 【サーヴァントとしての願い】 更木剣八との再戦。聖杯戦争自体にも楽しみを見出している。 【マスター】 カワキ@BORUTO-ボルト- 【マスターとしての願い】 聖杯による大筒木一族の完全抹消。及びその他、七代目火影と彼の里を脅かすあらゆる存在の排除。 【能力・技能】 数え切れない回数の肉体改造を受けており、作中では“存在そのものが科学忍具”と称された。 並外れて頑健な肉体を持ち、傷の治りも非常に早い。ただし空腹状態では速度が落ちる。 他には細胞の硬度を変更することが出来、変化させた細胞は本来の体積を無視して肥大化、その上でその状態を維持することが可能。 欠点として、能力を使い過ぎると疲労が蓄積する為、適宜休息と栄養補給で充電する必要がある。 ◆楔(カーマ) カワキの左掌に刻まれている印。敵の攻撃の吸収と放出が主な用途。 他の『楔』保有者が近くにいれば共鳴を起こし、時空間を生み出すことがあるが、この世界でも使用可能かは不明。 ◆秘術・少名碑古那/秘術・大黒天 元は大筒木イッシキという存在が所持していた能力。 視認した物質を瞬時に縮小・復元する『少名碑古那』と、縮小して異空間に格納した物体を取り出す『大黒天』という二つの秘術を持つ。 この世界では使用時の消耗が巨大化しており、原作及びイッシキほどおいそれと連発出来る術ではなくなっている。 ◆忍術 七代目火影・うずまきナルトに師事し会得した忍術。影分身の術など。 【人物背景】 愛を知った、かつて空っぽの『乾き』だけしか持っていなかった少年。 その愛情は歪んでおり、自身に光を与えてくれた七代目火影の為であれば命をも差し出す異常な覚悟を秘めている。
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【TOP】【←prev】【GAME GEAR】【next→】 ミッキーマウスの魔法のクリスタル タイトル LAND OF ILLUSION Starring MICKEY MOUSE ミッキーマウスの魔法のクリスタル 機種 ゲームギア 型番 G-3323 ジャンル アクション 発売元 セガ・エンタープライゼス 発売日 1993-3-26 価格 3800円(税別) タイトル ミッキーマウスの魔法のクリスタル ゲームギア+1 機種 ゲームギア 型番 G-3323 ジャンル アクション 発売元 セガ・エンタープライゼス 発売日 1993-6-27 価格 15800円(税別) ミッキーマウス 関連 Console Game FC ミッキーマウス 不思議の国の大冒険 ミッキーマウス III 夢ふうせん MD アイラブ ミッキーマウス 不思議のお城大冒険 ファンタジア ミッキーマウス・マジック アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス ミッキーとミニー マジカルアドベンチャー2 ミッキーマニア SFC ミッキーのマジカルアドベンチャー ミッキーとミニー マジカルアドベンチャー 2 ミッキーの東京ディズニーランド大冒険 MICKEY MANIA ミッキーとドナルド マジカルアドベンチャー 3 SS SEGA AGES アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険 アイラブドナルドダック グルジア王の秘宝 N64 マジカル TETRIS チャレンジ featuring ミッキー ミッキーのレーシングチャレンジ USA PS マジカル TETRIS チャレンジ featuring ミッキー キッズステーション ミッキーとなかまたち かずあそびいろいろ キッズステーション ミッキー ミニーのマジカルキッチン GC ミッキーマウスの不思議な鏡 ミッキー ミニー トリック チェイス Wii Disney EPIC MICKEY ミッキーマウスと魔法の筆 Disney EPIC MICKEY 2 二つの力 WiiU Disney EPIC MICKEY 2 二つの力 Handheld Game GB MICKEY MOUSE MICKEY MOUSE II MICKEY'S CHASE MICKEY MOUSE IV 魔法のラビリンス MICKEY MOUSE V 魔法のステッキ TETRIS アドベンチャー すすめミッキーとなかまたち ミニー フレンズ 夢の国をさがして GG ミッキーマウスのキャッスル・イリュージョン ミッキーマウスの魔法のクリスタル ミッキーマウス 伝説の王国 GBA ミッキーとミニーのマジカルクエスト ミッキーとミニーのマジカルクエスト 2 ミッキーとドナルドのマジカルクエスト 3 ミッキーのポケットリゾート 駿河屋で購入 ゲームギア
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オルフェウスは毒蛇に噛まれて死んだ妻を追って、冥界へ下った。 嘆きの琴と、慟哭の詩で、死神さえも魅了して。 冥王さえも説き伏せて、愛しい片割れと再会を果たしたのだ。 けれど最後の最後に、吟遊詩人は後ろを振り向いてしまう。 冥王との約定に背いた代償は、今度こその永遠の別れ。 ふたりの煌めく思い出は、優しい無明に沈んで消えた。 『――ちゃん』 ああ、声がする。 いつだって、青空の下で声を聞いてた。 もういない人の声。 大切だった、それに気付くのが遅すぎた人の声。 いつかの日、ふたりきりの青の残響。 かつてそこには、確かに青が住んでいた。 今よりずっとささやかで、思わず見落としてしまいそうな幸せがあった。 大切なものは、失って初めて気付くだなんて陳腐な歌詞だと思ってた。 それが真実だと知った時には、もうあの人はどこにもいなくて。 探しても、祈っても、またあの元気な顔を見せてはくれなくて。 失った青が、また別の青に上塗りされたあたたかな日常の中でさえ、その痛みを忘れることはなかった。 後輩ができた。 信頼できる、大人に会えた。 まだまだ大変な日々は続いているけれど、それでも皆で支え合えば怖いものなんてそうそうない。 返せないほどの過去を抱えたまま。 砂だらけの世界で、幸せを分け合う。 恵まれた、とても楽しいスクールライフ。 その中でも気付けば、あの声を聞いている。 過ぎてしまったどこかから、青の残響が響いてくる。 『――ホシノちゃん!』 今でも、青は澄んでいる。 青春のアーカイブは、綴られ続けている。 終わらない青春の中で、守るべき日々の中でも。 それでも、その声は潮騒のように押し寄せて、そして消えていく。 小鳥遊ホシノは、夢の声を聞いていた。 もういない、叶わない、いつかの夢。 今は砂の中に、足跡が残っているだけの過去。 なのに気付けば、つい振り向いてしまう。 なんだかそうしたら、そこに。 あの頃と変わらない顔で笑う、あの人がいるような気がして。 ……気付けば砂の世界を抜けて、死の世界にまで来てしまった。 いつもの帰り道で、たまたま違う道に入ってみたら、思いがけない景色を見たような気分だった。 そこには確かに、夢の刻んだ足跡がある。 だってここは死の、その先に広がる世界だから。 この先に行けばあの人がいるのだと、冥界はそう告げていた。 ――ユメ先輩。 ――ねえ。 語る声に、返事はない。 そしてホシノも、それを求めてはいなかった。 だってすべては、もうとっくに終わってしまったことだから。 今から取り戻せるものなんて何一つないと、分かっているから。 自分は、吟遊詩人などではない。 ただのおっちょこちょいな迷子だ。 たまたま冥界なんてけったいな場所に迷い込んでしまったから、出口を探しているだけ。 冥界の奥にあるものになんて、そこにいる人になんて、興味はない。 そう思わないと、やってはいけないことをしてしまいそうだった。 過去(うしろ)を、振り向いてしまいそうだった。 ――そこに、いるんですか。 小鳥遊ホシノは、オルフェウスだった。 彼女がどんなに否定しようと、その手には未練という名の竪琴が握られていた。 ここは冥界。死者の国。滴る雫は、人に神話をなぞらせる。 だから背を向ける。 逃げるように、自分を保とうとする。 過去は過去で、現在は現在なのだと。 なくしたものは戻らないし、その痛みは自分が永劫に噛み締めていくべきものなのだと。 そう言い聞かせながら、歩いていく。 きっと青くはない、死の躍る物語の果てへ。 夢が笑っている。 過去が囁いている。 どうか後ろを振り向いてと、言うはずもないことを言っている。 脳裏に去来する"現在"の青と。 未練のように波打つ"過去"の青が。 ふたつの青(ブルー)が、交差して。混ざり合って。 未練の竪琴を抱えながら、ホシノは走った。 走って、走って、走って、そして……。 ◆◆ 「……、……うへぇ」 目を覚ます。 自分がうたた寝をしていたらしいことに気付いて、思わずおなじみの変な声が漏れた。 脱力したような響きは、昔からの癖だ。 ふぁあ、とあくびをして伸びをする。身体の筋が引き伸ばされる心地いい感覚に目を細めていると、呆れたような声がした。 「ようやくお目覚めかよ。お前、いくら暇だからって毎日よくそんなに寝られるな」 「うへへ。もうおじさんだからねぇ……気付くとついうとうとしちゃってさ~」 「何がうとうとだ。気の抜けた歌口ずさみながら、窓辺で丸くなり始めたの覚えてんだぞ」 『おひるねに~、ちょうどいい場所はどこかな~……♪』なんて歌いながら、ホシノが昼寝ポジションを確保したのが今から二時間前。 補足しておくと現在の時刻は午後の二時だ。 普通ならホシノのような子どもは学校に通い、授業を受けている時間である。 しかしホシノは、学校へはとんと通っていなかった。 意味がないし、何なら何かあった時に巻き込んでしまいかねないから、というのが理由だ。 ここは冥界で、そこにいる人間も皆"生きてはいない"と知っているものの、やはり自分のせいで犠牲が出るのは寝覚めが悪い。 それに、キヴォトスの生徒であるホシノの頭上にはヘイローと呼ばれる光輪がある。 これは人前では否応なしに目を引くし、同じ葬者が見れば一発で同類とみなされること間違いなしの身体的特徴だ。 そういう意味でも学校に通い、わざわざリスクと犠牲を許容するのは旨みがない。ホシノは、そう考えていた。 「おじさん、アサシンに生活習慣のお小言言われるのはちょっと不服だなあ。 アサシンの方こそ、夜遊びとお酒代をもうちょっと抑えてほしいよおじさんは」 「……うるせえな、いいだろ別に。こっちは久方ぶりの現世なんだぞ。ちょっとは満喫させろ」 「あのねえアサシン。お金は怖いんだよ~……特に借金。これはね、本当に怖いんだよ」 「なんで俺はガキに借金の怖さを説かれてんだ……?」 ホシノがアサシンと呼ぶのは、黒髪の、どことなく覇気というものに欠けた男だった。 だらりと着こなした普段着に、首から下げたやたらと長い赤のマフラー。 酒場の隅で管を巻いているような、あるいは娼館で女に鼻の下を伸ばしていそうな。そういう姿が優に想像できる、そんな男だ。 しかし他でもないこの彼が、小鳥遊ホシノの呼び出したサーヴァント・アサシン。 冥界へ迷い込んでしまった光輪の子が、葬者として共に戦うべく頼りにする凶手である。 既にホシノは彼の戦いを何度か見ていたが――凄まじいの一言だった。 あの時、彼女は改めて実感した。ここはもうキヴォトスではなく、自分の知る世界でもないのだと。 「ところでだけどさ。アサシンの方で、何か収穫はあった~?」 「ああ、まあ一騎新しく捕捉したよ。派手に魂喰いをしてたから分かりやすかったわ」 「そういうのかあ……。うーん、分かってたことだけど物騒な子ばっかりだねえ」 「やるにしてももう少し上手くやれよとは思うが、まあその通りだな。おかしいのは明確にお前みたいな奴の方だ」 アサシンの言葉に、ホシノはまた「……うへへ」と小さく苦笑して肩を竦めた。 そうだ、自覚はある。 聖杯戦争とは優勝を目指すもの。葬者とは己以外の命を間引くもの。 だというのに小鳥遊ホシノは、その定められたレールに乗ることを良しとしていなかった。 「別にさ、おじさんだって分かってないで言ってるわけじゃないんだよ? 優勝者を決めなくても帰れる方法だとか、冥界のどこかに都合のいい抜け道が転がってるかもだとか、そんなこと考えるよりも素直に優勝目指して殺し回ったほうが早いってのは……一応さ、分かってる」 ホシノの目標は生還だ。 だが、できるならば優勝以外の形で生還のすべを探りたいと考えている。 つまり聖杯を手に入れるという正攻法ではなく、抜け道や反則技を駆使しての突破だ。 そういう意味では、"手段を選ばずに生還を狙っている"と表現してもいいかもしれない。 とはいえこれに関しては、明確にアサシンの言うことが正しかった。 ホシノのような人間は間違いなく少数派だ。何故か。決まっている。 砂漠の砂の中に宝石の粒が紛れているのに期待して、世界の端から端までをザルで浚おうとしているようなものだからだ――要するに保証がない、キリがない。 どれだけ努力しても、蓋を開けてみたら全部無駄でした、なんて笑えないオチが待っている可能性すらあるのだ。 「でもね、おじさんって意外とええかっこしいでさ。この歳にもなると、若い子には見栄を張りたくなっちゃうんだよねえ」 「むしろ若気の至りだろ、そりゃ。見栄で人生をベットしてたらあっという間に素寒貧にされちまうぜ」 「うん、だけどさ。……おじさん、意外と後輩に慕われてるんだ。かわいい、とってもいい子たちでね。 あんな子たちがアビドスのために頑張ってくれるんなら、おじさん百人力だなあっていつも感謝してる。 おじさんが帰りたいのはあの子達のところ。みんなの、アビドスなんだ」 ホシノの身なりは幼いが、それでも彼女は世界の醜さを知っている。 どれほど世界が無情で、時に卑劣なのかを知っている。 そんな世界の中で出会えた、かわいい素敵な後輩たち。 それがホシノが帰還を願う日常であり、守るべき青春だった。 「敵を全員殺して帰ったんじゃ、あの子達の青春を汚しちゃう。 おじさん、独りぼっちって好きじゃなくてさ……どうせ帰るんならやっぱり、みんなのところに帰りたいんだ。 大手を振って、まるで何もなかったみたいに"おはよう"が言いたいの。 冥界とか、聖杯戦争とか、そういう話はぜ~んぶおじさんの忘れっぽい頭の中に押し込んじゃってさ。また、みんなで頑張りたいんだよ」 そう言って笑うホシノの顔は、痛みを知っている者の顔だった。 アサシンは今でこそこんなだが、元は軍属の人間だ。 軍には様々な人種が集う。富裕層から貧困層、果てには戸籍のない浮浪者あがりの人間だっている。 それだけいろんな人間がいると、とてもではないが言葉にして語れないような傷を抱えた者だって時々はいる。 アサシンもそういう人間と出くわした覚えはあったし、ホシノは彼らと似たような顔をしていた。 だというのに痛みを胸の奥に押し込めて、こうして笑えるのは素直に大したものだと思う。 皮肉でもなんでもなく、実に立派なものだ。 自分の不幸を世界に転嫁して凶行を働く人間が多い中で、彼女はいつだって誰かのことを想っていた。 いつかの怨敵とは違う、顔の見える"誰か"のことを。 その気持ちを、その覚悟を、アサシンは否定しない。 それはむしろ、彼にとっても好ましく感じられるあり方だった。 けれど。 いや、だからこそ、か。 それを踏まえた上で、男は少女に問うのだ。 「お前さ」 「うん?」 「本当に、それでいいのか?」 「もちろんだよ~。確かに藁にも縋りたい頭痛の種はあるけどさ、ズルをするのは一回懲りてるからね~……」 うへへ、と頭を掻いて笑うホシノに。 アサシンは、小さく息を吐いてから、言った。 「梔子ユメ」 「――――」 時が止まった。 そんな風に感じられる、沈黙だった。 一瞬、確かにホシノの顔から色が消えた。 それを見た上で、やっぱりな、とアサシンは内心もう一度嘆息する。 「……あー。そっか、夢……夢かぁ。 そうだったね、なんだっけ……サーヴァントも、葬者の記憶を見ることがあるんだっけ。 うへへへ……恥ずかしいなあ、そういうことは分かってても言わないのがマナーだよアサシンくん……」 「まあ、俺はなんでもいいけどな。クライアントはお前で、俺は単なる傭兵だ。 お前がそれでいいなら、俺も気にしない。契約にそぐう範囲で仕事をするさ」 ――それは。"その名前"は。 小鳥遊ホシノにとって、過去のものだ。 とうに過ぎ去った過去。今は記憶の中にしかいない人。 優しくて、底抜けに明るくて、馬鹿で、だからこそ見落としてしまった後悔。 「ただ、まあ……俺の仕事にも関わってくることだからな。決めるなら早い内にしてくれ。 その方が俺も楽だし――――お前も、きっと後悔せずに済むだろうさ」 言うだけ言って、アサシンは霊体化してどこかへ行ってしまった。 行き先は道楽か、それとも"仕事"か。 後者であってくれればいいなと思いつつ、ホシノは深く息を吐き出した。 そこで、自分がしばらく呼吸をしていなかったことに気付く。 思わず、くしゃりと顔が歪んで。「はは」と、らしくない笑い声が漏れた。 「デリカシーないなあ。わざわざ言わないでよ、せっかく黙ってたのに……」 ――ホシノちゃん。 元気な声が、頭の中にまた響く。 未練の竪琴が、またそうやって音を奏でている。 葬者などになるつもりはない。 吟遊詩人になんて、なる気はない。 そう決めていたのに、今も竪琴の音が聞こえる。 思わず、後輩たちの名前を呼びたくなった。 初めて出会えた頼れる大人、あの"先生"の名前でもいい。 けれど結局、呼ばなかった。 そうしたって意味なんてないと、分かっていたからだ。 ――ねえ、ユメ先輩。 ――そこに、いるんですか。 そんな問いかけを、噛み殺して項垂れる。 アサシンの言う通りだ。 この感情は、早い内に振り切らなくちゃいけない。 だって、そうでないと。そうじゃなくちゃ…… 「………………馬鹿。勝手なんですよ、あなたは」 このまま、過去(うしろ)を振り向いてしまいそうだから。 ◆◆ ――地獄か、ここは。 ――ああ、似たようなもんだったか。 小鳥遊ホシノのアサシンは、げんなりした顔で屠った英霊の遺骸が消える光景を見下ろしていた。 マスターが近くにいれば念には念をでそっちも屠りたかったが、なかなか上手くはいかないものだ。 ホシノは望まないだろうが、やはり無力化した敵は早々に摘んでおくに限る。 それが後顧の憂いを断つということだからだ。砂粒ひとつでも見落とせば、それがいつか喉笛に噛み付いてくることもある。 彼にとって、聖杯戦争とはまさに地獄であった。 関わり合いになりたくもない英雄やら豪傑やらが練り歩き、日夜殺し合いを続けている人外魔境。 これに比べれば、まだあの新西暦の方がマシであったと断言できる。 幸いにして極晃奏者のままで来れているから心持ちに余裕もあるが、そうでなければどうなっていたか想像もしたくなかった。 彼は、およそ真っ当な英霊とは言えない存在だ。 誉れはなく、武勲はなく、あったとしてもすべて彼自身が穢してしまった。 成し遂げたことと言えば、回り始めた大いなる運命に逆襲し破綻させたくらいのものだ。 その中で巨大な力を手に入れてしまったことがすべての始まりだったとするならば、もう頭を抱える以外にない。 何故、かくもこの世とはやることなすこと裏目に出るものなのか。 平穏に座で寝ていたいというのはそんなにも高望みなのか。 アサシンは――矛を交えた英霊を、傷ひとつ負わないどころか指一本動かすことなく屠る工程を果たしたとは思えない顔で内心そう呟いた。 「吟遊詩人(オルフェウス)……か。皮肉にしても質が悪いな」 彼は、暗殺者の英霊だ。 そして彼は、オルフェウスだった。 オルフェウスは冥界を下り、数多の死神を前に竪琴を奏でた。 されどこの男は、過去(うしろ)を振り向いてしまう。 そう願われたから、それに従って、エウリュディケの顔を見てしまう。 吟遊詩人の座は失われ。 男は、冥府に沈んでいった。 やがて与えられた名は深き闇を統べる者。 死の渦巻く/うごめく世界にて、王として君臨する滅びの奏者。 冥王(ハデス)。 星を滅ぼす者(スフィアレイザー)。 ゼファー・コールレインと呼ばれた冥王は、静かに闇の竪琴をかき鳴らす。 もう面白いとさえ思えなくなった圧勝劇を繰り返し、作業として死者を死に還していく。 この冥界に最も相応しい称号を持つ暗殺者は、暁の名で呼ばれる少女のしもべであった。 かつてオルフェウスと呼ばれた男を、今のオルフェウスが呼んだのだ。 運命の歯車は、もう回り始めている。 配役は、まだ決まっていない。 【CLASS】 アサシン 【真名】 ゼファー・コールレイン@シルヴァリオヴェンデッタ 【ステータス】 筋力E 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運E 宝具EX 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を断つ能力。隠密行動に適している。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 極晃奏者:EX 星辰奏者の極致にして、到達点。 人が生涯の果てに得た悟りの輝き。遥かな高位次元に刻み付けた"勝利"の答え。 アサシンは現界を維持する上で魔力を必要とせず、ある種の特異点的な存在として現界を続けている。 ただしあくまで現界ぶんの魔力が帳消しになるだけなので、宝具使用など戦闘における消費はその限りではない。 逆襲劇:A ヴェンデッタ。 運命の車輪に紛れ込んだ砂粒でありながら、大きな運命の物語を破綻させた存在。 英雄としての霊格が高ければ高いほどアサシンの攻撃が与えるダメージは上昇し、彼に対して行う判定の成功率が減少する。 魔力放出(反粒子):A+ かつては星辰体、今は魔力に対する反粒子を生成して放出する。 宝具に由来するスキルで、アサシンはこれを極めて高度なランクで所有している。 【宝具】 『闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌(Howling Sphere razer)』 ランク:EX 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:100 アサシン、ゼファー・コールレインがその生涯の果てにたどり着いた"極晃星"たる異能。星辰光(アステリズム)。 その能力は反粒子の生成。対象となる物質の性質を直接反転させて、あらゆる力を問答無用で飲み込む"星殺し"。 質量差の衝撃など、直接的に相手の力に起因しない事象に対しても無効化を働かせることが可能。 勝者を貶め、滅ぼし尽くす闇黒(マイナス)の結晶。あらゆる勝者を呪い、邪悪を氾濫させる冥王の星。 元の世界・新西暦では星辰体と呼ばれる特殊な物質のみを対象にしていたが、聖杯戦争ではサーヴァント化にあたり対象が『魔力』に拡大されている。 極めて凶悪な能力だが、流石に宝具そのものを破壊するのは難しい。だけでなく、アサシン自体が極晃奏者という非常に特殊な存在であるのも合わさって、この宝具を運用する際にはかなり凶悪な魔力消費がマスターに襲いかかる。 そのため、平時は彼に近しい存在であるところの冥狼(ケルベロス)程度の出力を出すのが精々。 とはいえそれでも滅奏は極悪非道。冥界下りのオルフェウスはハデスとなり、敵対するすべてに死を馳走する。 【weapon】 ナイフ(星辰光発動体) 【人物背景】 逆襲劇。オルフェウスにして、ハデス。 星を滅ぼす者(スフィアレイザー)。 【サーヴァントとしての願い】 現世を満喫しつつマスターに従う。 気に入らなければ適当なところでサクッと処理してしまうつもりだったが、その心配は今のところなさそうでひと安心。 【マスターへの態度】 変わった奴だな、と思っている。 とはいえ嫌いではない。英雄や異常者が主でなくてホッとしているし、それなりには報いてやるつもりでいる。 【マスター】 小鳥遊ホシノ@ブルーアーカイブ 【マスターとしての願い】 キヴォトスへ帰還する。 なるべく穏便に済ませたいと思っており、帰れる手段があるのなら優勝にこだわるつもりはない。 ……聖杯については考えないようにしている。考えたら、後ろを振り向いてしまいそうだから。 【能力・技能】 兎にも角にも頑強である。 サーヴァント相手ならそうもいかないが、銃弾や多少の衝撃程度は物ともしない。 武器は『Eye of Horus』。セミオート式のショットガン。 【人物背景】 青のすまう街に暮らす少女。 そして、かつて青を失った少女。 【方針】 帰還の手段を幅広く探しつつ、降ってくる火の粉は払う。 場合によっては他のマスターとの協力も視野に入れたい。 【サーヴァントへの態度】 大人に対する警戒感は一抹あるものの、主従関係は良好。 ただ、"やりすぎる"きらいがあることは心配している。 うへ~、おじさん物騒なのはノーセンキューだよぅ。
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会社からマウスで漫画描いたりVIPに書き込んだりねとらじに凸してる人 変態オブ変態 ソフトエロといわれ女性器の断面図を描くヤングの核弾頭 新都にきて日は浅いが知名度は低くない 香辛料こそ少ないが毎回カラーでクオリティは安定しているし話も面白い 職場で漫画を描いているとの噂 風俗情報に精通(初めての射精では無い)しており、そういった類の情報を知りたければ彼に聞けばいいようだ さらに風俗体験ルポ漫画のようなものの連載も始める 眼鏡の耳にあたる部分を尿道に入れてオナるのが日課 会社でオナるが風呂に入らない 再就職が決まったのか最近音沙汰が無い 眼鏡キャラが出てくる漫画には大抵眼鏡スキーがFAを送っている サムネサイズのGIFであるため、眼鏡漫画のほとんどのサムネは眼鏡スキーのFAになっている 通称サムネレイプ 「眼鏡に罪はない。だけど男の眼鏡に価値はない!」 眼鏡を掛けたメスのウンコがありか無しか悩んでいた 最近「治験」にハマっていて、実験台にされているらしい。 作品 作品名 URL フーゾクマスター白沢(仮) http //neetsha.com/inside/main.php?id=7202 Foolend―フレンド― http //onelucky.web.fc2.com/Foolend/index-fool.html ザッツ・セーサク! http //onelucky.web.fc2.com/index-that.html 合作四コマ企画 趣味的以上眼鏡好き集団断 http //neetsha.com/inside/main.php?id=5706 フーゾクマスターの作者って眼鏡スキーでいいの? -- 名無しさん (2009-11-26 12 30 56) 違うよ。全然違うよ -- 名無しさん (2009-12-13 01 06 51) 名前 コメント
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ほぼガー不の全体攻撃をばらまけると考えると強いかも?タダなのでもらっておいて損は無いかと - 名無しさん 2014-04-08 21 48 23 50コスか低コス戦ぐらいしか息できなそうだけどね - 名無しさん 2014-04-11 00 53 12 如何せん火力がな…… - 名無しさん 2014-04-11 20 14 27 綺麗なナンバーだな - 名無しさん 2014-04-08 23 12 01 無課金でメビウスならこれ - 名無しさん 2014-04-09 19 01 53 いきなり主人公を配布してくれるとは嬉しい - 名無しさん 2014-04-10 23 42 15 付与技を何にするか迷う - 名無しさん 2014-04-18 12 07 33 ミリアでも突っ込んどけ - 名無しさん 2014-04-18 13 14 42 ミリアに突っ込むとな?(難聴) - 名無しさん 2014-04-18 21 57 18
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ボルメテウスのレールガン R 火 6 クリーチャー:ゼノパーツ 5000 ■搭乗 ■シンクロニティ40% ■このクリーチャーが攻撃する時,自分の火クリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、相手のパワー8000以下のクリーチャーを1体破壊する。 ■このクリーチャーが自分の他の火のクリーチャーに搭乗されていてシールドをブレイクする時,相手はそのシールドを手札に加えるかわりに持ち主の墓地に置く。 「なんつーゼノパーツである。,まさに元ネタ完全再現,いやそれ以上か・・・。まったく若造の考えることは大胆であるなぁ。」- 快造の精霊キテレツ・ウェズドゥン 作者:かみど 搭乗持ちゼノパーツ,火クリーチャー限定で1000除去が上がった超獣大砲を内蔵,条件次第でボルメテウス化。 いろんな火のクリーチャーを搭乗させて大暴れさせよう!← と言う事でペペロン様,前wikiで言ったようにギミックとヒトリックお借りしますね。 収録:機界編(マシーナ・ワールド) 先生!破壊火力がパワー800に、ヒトリックがヒストリックになってます! ピ「わくわく」 -- ペケ (2011-09-18 20 16 08) Oh・・・今ちょうどビレ姐チームの機体その1作ってましたよ,チーム名何にしますか?← -- かみど (2011-09-18 20 18 33) わーお・・・ありがとうございます。ちなみに俺の命名力は某お嬢以下のなのでやめておきますね -- ペペロン (2011-09-18 20 27 03) 了解しますた← -- かみど (2011-09-18 20 31 22) 名前 コメント
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発生日:2011年12月21日(水) 【現象】マウスのスクロールが音量調整に マウスのホイールをまわしても画面は移動せず、音量調整されてしまう現象が発生。なお、ホイールをクリックするとミュート(ON/OFF)となった。 【発生の経緯】スリープモードから復帰時に・・・ 会社のPCなので、セキュリティ上数分間操作がないとスリープモードに入る。 資料整理などでしばらくPCを使わなかった後、スリープモードから復旧させると現象が発生。そのとき開いていたエクセルの画面、確認で開いたYahoo!いずれもスクロールせず音量調整になってしまった。 【復旧方法】マウスの抜き挿し まず、再起動してみるが効果なし。再起動後も音量調整とミュートだった。 その後「スクロールが音量に」でググってみると、msn相談箱に同じ現象の相談を発見!ベストアンサーのアドバイスから、マウスの抜き挿しを行うと即復旧した。 ※抜き挿しは、同じポート内で抜き挿しし、再挿入後の再起動も無しで復旧。 【原因】不明。(USBマウス怪しい!?) 復旧はしたが、原因についてはどこにも記載が無かった。 個人的な推察の1つとして、USBマウスである事が少々怪しい気もする。再起動では全く変化が無く抜き挿しでは復旧した点は、挿入されるたびに機器認識を行う!?USBである事が関連していそうではあるが、もちろん詳細は不明! 現在は正規のドライバとツールしか入っていないが、以前「X Wheel NT」を入れていたことはある。削除済みなので関係ないと思うが。 【発生環境】WinXPProSP3 マウスが怪しいとは書いたものの、なんとなくOSが「7」だったらこんなことないのでは!?と根拠もなく考えてしまうので、一応環境も記載する。 マシン:EPSON DIRECT製 Endeavor AT971,(Core2Duo,2048MB) OS:Microsoft Windows XP Professional ServicePack3 マウス:サンワサプライ製 MA-LS19S 【いまさらですが】実は2回目 この現象、実は今回で2度目の発生。 前回は、もっと時間かけた気がするけど。今回発生したとき、どうやって解決したか覚えてなかったあたりが悲しい。 なので、今回備忘録として書いてみました♪
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/16257.html
あまでうすのゆううつ【登録タグ GUMI muhmue あ 曲】 作詞:muhmue 作曲:muhmue 編曲:muhmue 唄:GUMI 曲紹介 モーツァルトの様に奔放に生きたい少女の想い。 タイトルにある通り、モーツァルトを若干絡ませてます。でも、いつも通りの女の子系POPですけどね(*ノωノ) そんな感じで聴いてやってください!(・е・)ノ(作者コメ転載) ギターは maya氏 が演奏。イラストは eb氏 が手掛ける。 歌詞 あなたという傘に 守られてたけど 降り注ぐ雨の中 飛び出し世界巡るの 幸せの福音 投げ捨てていいかな? 目の前のベクトルの 果て見たいから 二人で過ごした時間 後悔なんて無いけど 私が求む真理は ここに無いと気づいたの アマデウスみたいに 時代(とき)を駆け抜けたい 奔放に旅してた あのメロディのように 憂鬱な天気も 鉛色の空も まだ見えない明日を 思えば心ときめく 夢を指し示す 羅針盤の針は 700 の行き先を 自由に巡り廻るの 孤独の箱舟 少し寂しいけど あなたがいないことに 慣れてきたかな 愛が永遠の鍵だと 信じたこともあったけど 私が求む奇蹟は 常識の外にあるの アマデウスみたいに 言葉で遊べたら 些細な悩みさえ 小さな希望になる 憂鬱を隠したままの日々は捨てて 顔が火照るような 熱の中音奏でる アマデウスみたいな 一瞬の光でも 密度が高ければ それが望んだ道 憂鬱の協奏曲(コンチェルト) 流れては消えてく 私が歌うのは 空に響くセレナーデ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/770.html
ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは クロス元:ウルトラマンメビウス 最終更新:08/04/30 第1話「突然のはじまり」 第2話「再会は唐突になの」 第3話「決意の変身」 第4話「もう一人の、光の巨人なの」 第5話「暗黒の魔の手」 第6話「決意、そしてお引越しなの」 番外編「ロストロギアなんてレベルじゃねーぞ!!」 第7話「超獣の来襲」Aパート 第7話「超獣の来襲」Bパート 第8話「激闘の始まりなの」 第9話「仮面の男」 第10話「再会は異世界でなの」 第11話「兄弟の思い」 第12話「敗北、そして新たな出会いなの」 第13話「因縁の襲来」 第14話「負けられぬ戦い」 第15話「ウルトラマンの資格」 ~ウルトラマンメビウス×魔法少女リリカルなのは 小ネタ集~ ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE- ~ミッドチルダ編~ クロス元:ツバサ 最終更新:08/05/20 プロローグ 第1話「必然の出会い」 第2話「模擬戦」 第3話「牙狼」 L change the world after story クロス元:L change the world 最終更新:08/06/17 第一話「目覚め」 第二話「ミッドチルダ」 第三話「二人の天才」 第四話前編「初事件・遭遇編」 第四話後編「初事件・解決編」 拍手感想レス :そういえばダイナとなのはってF計画繋がりなんですね :ダンが名台詞「その顔は何だ?! その目は!? その涙は何だ!」という台詞をヴィータに言うんでしょうか?気になります :ウルトラ兄弟&なのは最高!次回作、期待しています。 TOPページへ このページの先頭へ