約 2,565,495 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1319.html
登録日:2010/07/29(木) 10 55 03 更新日:2024/08/15 Thu 20 45 23 所要時間:約 31 分で読めます ▽タグ一覧 HR/HM それがどうした アーライ! エルガイム エレキギター キーボード ギター ゴッドリンク ドラム ハードロック バンド ヘビメタ ヘビメタと呼ばれる事を嫌う人もいる ヘヴィメタル ベース メタラー メタル ロック 所要時間30分以上の項目 音楽 音楽ジャンル ヘヴィメタル(Heavy Metal)は、 (1) 音楽のジャンルの1つ。ロックのサブジャンル。 通称は「ヘビメタ(ヘヴィメタ)」「メタル」「HM」。 ただし、ヘビメタは略称として好ましくないとも言われるので注意。以下メタルで統一。 「ヘビメタ」の経緯などについては上記の項目を参照。 メタルに加えてハードコア・パンクやポストグランジなどの歪みの強いロックを総称して「ヘヴィロック」と呼ぶこともある。 (2) ポケモンのとくせいの一つ。 自身の重さを2倍にする効果を持つ。 対となる「ライトメタル」というとくせいもあり、こちらは自身の重さを半分にする。 詳細はこちらの項目を参照。 (3) 『重戦機エルガイム』に登場する巨大ロボットの総称。 こちらの正式な表記は「ヘビーメタル」。 (4) TCG『デュエル・マスターズ』のカード《龍神ヘヴィ》、《龍神メタル》、《破壊神デス》のリンク形態の通称。 まとめて「ヘヴィ・デス・メタル」と呼ばれ、(1)およびサブジャンルの「デスメタル」が由来となっている 詳細はこちらの項目を参照。 当頁では(1)について解説する。 ▷ 目次 概要◆ジャンル名の由来 ◆各パートごとの特徴及び音楽性■ギター ■ベース ■ドラム ■ボーカル ■キーボード(シンセサイザー) ■その他 ◆全体的な特徴(ネタ、偏見を含みます) ◆日本での扱い ◆派生ジャンル正統派メタル NWOBHM NWOTHM LAメタル/グラムメタル/ヘアメタル 北欧メタル ジャーマンメタル ジャパニーズメタル パワーメタル/メロディックスピードメタル/メロディックパワーメタル プログレッシブメタル ネオクラシカルメタル エクストリーム・メタル スラッシュメタル デスメタル グラインドコア ゴアグラインド ブラックメタル ペイガン/ヴァイキング/フォークメタル ドゥームメタル ゴシックメタル シンフォニックメタル グルーヴメタル オルタナティブメタル/ニューメタル ラップメタル インダストリアルメタル メタルコア/デスコア Djent(ジェント) ポストメタル アバンギャルドメタル モダンメタル/モダン・メロディック・メタル 歌謡メタル ガールズメタル/嬢メタル ヴィジュアル系(V系、ビジュアル系) カワイイメタル/アイドルメタル/カワイイコア 和メタル(和ロック) その他(特定のバンドを指す物やネタなど)○妖怪メタル ○津軽メタル ○アカペラ・メタル ○キュアメタル ○沈メタル ○森メタル ◆他ジャンルとの関係ロック/ハードロック プログレッシブ・ロック パンク/ハードコア・パンク グランジ/ポストグランジ ヒップホップ 電子音楽/クラブミュージック/EDM レゲエ ファンク アンビエント ポップス ハイパーポップ J-POP/歌謡曲 演歌 J-Rock/ラウドロック ジャズ/フュージョン クラシック音楽/現代音楽 吹奏楽 アニソン/ゲーソン/劇伴/ゲームミュージック 関連項目◆項目があるバンド■海外 ■日本 ◆項目があるミュージシャン■実在の人物(海外) ■実在の人物(日本) ■架空の人物 ◆ヘヴィメタルを題材・モチーフにした作品 ◆その他 ◆余談 概要 ハードロックから派生した音楽であり、メタル自体も激しく細分化しているため定義やハードロックとの境界線は非常に曖昧。 かつてはアメリカのバンドは特にハードロック寄りな傾向があると言われていた。 双方の頭文字を取ってHR/HMと呼ぶことも。 1970年にデビューしたイギリスのロックバンド「BLACK SABBATH」の影響が極めて強いが、 デビュー当時の彼らの音楽は重くおどろおどろしいブルースロックと言った感じであり、 ジャンル・音楽用語として確立されたのはNWOBHM勢や「JUDAS PRIEST」がメジャーシーンに踊り出た80年代初頭。 また、リッチー・ブラックモアが在籍したイギリスのロックバンド「DEEP PURPLE」と「RAINBOW」、 「70年代最大のバンド」と評されるイギリスのロックバンド「Led Zeppelin」の影響も大きいとされる。 「BLACK SABBATH」「DEEP PURPLE」「Led Zeppelin」の3バンドをメタルの始祖とする意見は根強い。 その他、「BEATLES」の『Helter Skelter』やThe Kinksの『You Really Got Me』だとする意見もある。 ◆ジャンル名の由来 『ヘヴィメタル』というジャンル名の由来には諸説あり、未だ統一の認識は存在していない(*1)。 一応、音楽史上初めてヘヴィメタルバンドとして売り出されたのは「Blue Oyster Cult」であるのだが、それ以前から特定の音楽性を指して「ヘヴィメタル」と呼ぶ風潮はあったため、彼らがオリジネーターという訳ではない。 音楽史において初めて「ヘヴィメタル」という単語が使われたのは、映画史に燦然と輝く名作「イージー⭐︎ライダー」の挿入歌として大ヒットを飛ばした「Steppenwolf」の「Born To Be Wild(邦題 ワイルドで行こう)」の歌詞が初出。 その他にも 「Led Zepplin」の音楽性の比喩表現として用いられたのが最初説(led=鉛=重金属から) Jimi Hedrixに対する比喩表現が最初説 Alice Cooper「俺が大男に抱き上げられてる写真が雑誌に載った時、その男に吹き出しがつけられてて、そこに『HEAVY METAL』って載ってたのが最初」説 と言った具合に、当時の関係者から後の時代の研究者までみんな言うことがバラバラのため、これといった定説は無い。 実際の所、「音楽業界やファンの間でふわっと使われていた比喩表現が、何となく人口に膾炙し、いつの間にやらジャンル名として定着していた」くらいの面白くも何ともない理由が1番真実に近いのかも知れない。 ◆各パートごとの特徴及び音楽性 ■ギター メタルの花形で、時にボーカル以上に目立つ者もいる。 エレキギターを始めたきっかけが「ヘヴィメタル」という人も少なくないのではないだろうか。 基本的にはエレクトリックギターが用いられ、硬質感を重視した重低音を作り、ディストーションをかける事がほとんど。 多くの場合、パワーコードを主体とした力強いリフを主体とする。 リフやバッキングの手数のみならず、速弾きやタッピングを駆使した高速のソロなども重視される為、相応の演奏技術が求められる。 一方で、単調にピロピロしてるだけのギタリストはバンドのマンネリ化の原因になる。 エース・フレーリーのように、上手とは言えなくとも個性的であれば高評価を得る場合も。 「重厚感」や「陰鬱さ」などを表現しやすくするためか、通常よりも低音で構成される変則的な調律を用いることがある。 これには、全部の弦を通常と同じ音程間隔で下げた「ダウンチューニング」と((半音下げ、一音下げ、一音半下げ、二音下げ、二音半下げ……と続く。 ただし一音半以上は、デスメタルなどの一部のジャンルがほとんどで、あまり使われない。))、一部の弦だけを下げた「ドロップチューニング」の2種が存在する。 ギタリストが2人いる、所謂ツインギターのバンドも非常に多い。 担当が明確にリズムギターとリードギターに分かれていたり、2人が同じリフを同時に弾いて重厚感の増幅させたり、2人が交互にソロを弾いたりと多種多様。 また、ギターが特に目立つジャンルでもあるため、いわゆるギターヒーローも多く、各ギターメーカーからはメタル向けのギターが多数販売されている。 全体的には高出力のハムバッカー搭載モデルが多く、クリアな音とエフェクター乗りの良さからEMGの愛用者も多い。 特に「Ibanez」「B.C Rich」「Jackson」「Dean」などは、メタル系ギタリスト御用達のメーカーとしての立場を確立している。 ヘヴィメタルが重低音を重視し始め、テクニカル志向も進んできた90年代以降は、いわゆる変形ギターや7弦以上の多弦ギターの使用者も多い。 メタルギターの歴史はギターの技術革新とともに歩んできた歴史であり、 多弦ギターにフロイドローズにケーラーといったトレモロユニット、エフェクター(ワーミーペダル)の活躍など、ギター史の陰にメタル有りと言っても過言ではない。 ■ベース 基本的にはエレクトリックベースが用いられる。 メタルの性質上、ギターのリフやバスドラムとのユニゾンに徹し、中音域の密度を上げて重厚感の増幅に努めていることが多い。 ギターと同様、通常よりも低音で構成される変則的な調律を用いていることもある。 一部のベーシストはPVやライブDVDにも写らないほど冷遇されているが、 「BLACK SABBATH」に「KISS」「IRON MAIDEN」「Metallica」や「Motorhead」に初期の「X JAPAN(当時は「X」)」「Korn」と、 少なからずベーシストが目立つバンドもいる。 その場合はベースでリードを取るってくらい目立つ。中には強めのアタック音が特徴的なベーシストもいたりする。 ギターほど目立たないとはよく言われるが、それでもベースレスのバンドが非常に少ない(*2)のも事実であり、いわば縁の下の力持ちな存在。 それゆえメタルベーシスト向けのベースギターの販売もかなりあるが、やはり変形ベースも多い。 テクニカル志向が強くなっていってからは5弦6弦どころか、7弦8弦10弦以上のモデル使用者まで現れ、 ほとんど洗濯板のようなベースを使う者まで現れた。 多弦ベースが増えてからは、張力を稼ぐためにロングスケールを超えるエクストラロングスケールのベースも登場するなど、 ジャズと共にエレキベースの発展に寄与してきた何気に凄い功績持ちなのだ。 ■ドラム 手数足数が多く、特にツーバス(ダブル・ベース・ドラム)またはツインペダルの使用率が高い。 重低音を重視した巨大なドラムセットを力強く叩き付けるので、メタルドラマーには強靭な肉体とスタミナが要される。 メタルは筋肉と顔で叩くものです。 ■ボーカル 一概にこうとは言えないが、いくつかのパターンに分けると大抵のバンドは当てはまる。 声量やハイトーンを重視した歌唱(ハードロック、正統派メタルなど) シャウト がなり声、ダミ声 デスボイス(*3)(エクストリームメタルなど) オペラや声楽風の歌唱(シンフォニックメタルなど) ラップ(ニューメタルなど) [[津軽弁]] ロック史に残る名ボーカリストも多くいるが、いずれにしても喉に負担がかかりやすく、全盛期の声が出なくなるミュージシャンも少なくない。 あと何故かハイトーンボーカリストにはハゲが多い。「髪を犠牲にハイトーンの才能を得た」とか「ヘッドボイスが毛根に悪い」など色々言われるが真相は闇の中である。 デスボイスを扱うサブジャンルでは、通常の歌唱方法を「クリーン(ボイス)」と呼ぶ。 ■キーボード(シンセサイザー) 上記の楽器程ではないが、キーボーディストが在籍するバンドも多い。 殆ど味付け程度のものもあれば、全体をリードするかのように目立つ場合もある。 特に北欧メタルやメロスピでは顕著にキーボードが前へ出る物も多い。 フォークメタルやシンフォニックメタルなどでは、生の楽器を使用せずにシンセサイザーで代用する事もある。 メタル黎明期の暴走キーボード代表はジョン・ロード。 楽器の特性上、機械や譜面に強いミュージシャンも多く、DAWでのデモ製作やマニピュレーターなどを担っている場合もしばしば。 ソルフェージュやオーケストレーションの素養があると重宝される。 ピアノ経験者のキーボーディストこそ多いが、ピアノをメインに演奏するピアニストが在籍するバンドは非常に少ない。 ■その他 ヴァイオリンなどもよく使用される他、ニューメタルではDJやサンプラー、フォークメタルでは民族楽器など、サブジャンルによっては様々な楽器が用いられる。 ジャズなどと違い、管楽器やパーカッションの正式メンバーがいるバンドは少ないものの、セッションメンバーとして採用されることは珍しくない。 また、シンフォニックメタルでは生のフルオーケストラを使った大編成な楽曲も存在する。 ただし、高額な予算やオーケストラを収容するスペースが必要なため、ライブでは同期音源で対応する場合もある。 ◆全体的な特徴(ネタ、偏見を含みます) 「ダサい」「クサい」「イタい」は褒め言葉。 糞は尊称。 爆音の演奏。 ほとんどのミュージシャンが長身のマッチョか不健康な痩せすぎ(主にお薬のせい)という両極端で、タトゥーなども好まれるため迫力が凄い。 髪型はロングヘアーかスキンヘッド。 一見してメタルと分かる特徴的なファッション。だけど一見したくらいじゃ誰かわからないくらいみんな同じファッション。ただし、近年は長髪や派手な格好をしないミュージシャンも多い。 高いテクニックを持つ楽器陣。ただしここでいうテクニックとは「どれくらいピロピロドコドコできるか」である。 歌詞のテーマはジャンルによって様々だが、社会批判、反骨精神、悪魔崇拝、性行為、性的倒錯、戦争、SF、ファンタジーなどが多い(*4)。平和や反戦などを祈った真面目な物もある他、ラブソングやクリスマスソングなどもある。ぶっちゃけ英語圏の人でも聞き取れないので割とどうでもいい。 ギターソロが長い。 メンバーの入れ替わりが激しい。というのも、ほとんどのメタルバンドが人格の破綻したリードギタリストやボーカルの独裁政権下にあるからである。また、そうした人物が逆に解雇される(メンバーが見切りをつける)ケースやアルコール依存症や不祥事で解雇されるメンバーもある。 腕を上げ、頭振り、髪乱し、息切らす。 特に昔のミュージシャンに顕著だが、飲酒率・喫煙率が高い。依存症を始めとする病に苦しむ者もいる。中にはドラッグに手を染めて逮捕されたり、社会的制裁を受ける人もおり、これらの依存を断ち切った(断ち切ろうと努力する)人もまた多い。勿論、酒も煙草もドラッグもやらない人もいる。 実は菜食家や動物愛護を掲げる人が多い。 人格的に破綻してる人も多い。 一般的な正統派メタルであれば難解さとは無縁なので、「うっせぇ」を越えれば案外聴きやすい。 女性メンバーは稀有……だったが、近年は女性メタルミュージシャンやガールズバンドも当たり前になっている。 音自体が特徴的なので他ジャンルの要素を取り入れやすい。 どうしようもなくジャケットがダサい。メタラーにはそれらを店頭で堂々と買えるほどの強い精神力が求められる。アマゾンで買うような軟弱者はマノウォーに殺される。 作風が大幅に変わって物議を醸す(それが売りのバンドもいる)。メタルを捨て、ブルース、フュージョン、AOR、オルタナティブロック、ポストロックバンドなどに転身して物議を醸すことも(クオリティが高ければ受け入れられることもある)。 奇妙な邦題 中古市場での値崩れが少ない(マイナーなバンドに顕著)。 ◆日本での扱い 学校でも教育される程に市民権を得ている海外とは違い、日本での人気はやや低い(*5)。 日本だと(メジャーな)マスメディアがあまり取り上げない事や、「野蛮な音楽」「うるさい音楽」という偏見が未だ強い影響もある。 存在は知っていても聴いた事がない、保護者や学校から禁止されていたという人もいるだろう。 ただ、近年の教科書では、「BLACK SABBATH」や「JUDAS PRIEST」が紹介されるなど、日本の音楽教育でも扱われるようになってきた。 とはいえ、国内にも有力なメタルバンドは多数存在しており、国民的な知名度を持つ「X JAPAN」や「聖飢魔II」もヘヴィメタルをルーツに持つバンドである。 また、メタルに影響を受けたヴィジュアル系バンドや「BABYMETAL(*6)」が一定の人気を得ており、メタラー以外からも注目を集めている。 コミックバンドの印象が強い「SEX MACHINEGUNS(*7)」や、 ヴィジュアル系バンドも、中性的な印象とは裏腹にデスメタル顔負けの過激なサウンドを展開するバンドは多い。 こういったアーティストは、生粋のメタラーからは賛否両論だったりするが、メタルの遺伝子が日本の音楽シーンにも受け継がれている証左と言える。 固定ファンがいるので有名バンドの来日時は東京ドームや武道館を埋めてしまうことも。 また、海外程の規模ではないが、「LOUD PARK」や「KNOTFEST JAPAN」などのメタル中心のフェスが行われたり、 ロック全般を扱う(*8)「Download Festival(Download Japan)」にもメタルバンドが多く参加している。 ある意味宗教的である。 ヘヴィメタルの話題を中心に扱う「BURRN!」や「ヘドバン」といった雑誌も販売されている。 現代では、アニメやゲームの主題歌やBGMにメタルが採用されるケースも増えてきている。 これはメタル氷河期以降にハードロック/メタル出身のミュージシャンがアニメ・ゲーム業界に流れてきた影響が大きい。 日本のサブカルチャーにおいては、BASTARD!!-暗黒の破壊神-やその影響下のGUILTY GEARなど、 メタルそのものを楽しむより、創作においてそのエッセンスを部分的に取り入れるという形で受け入れられている。 一方で、「IN FLAMES」や「ARCH ENEMY」「Symphony X」「Yngwie Malmsteen」など、 母国や米国よりも先に日本で人気を得る所謂「ビッグインジャパン」のミュージシャンも多い(*9)。 一方それらの音楽はアメリカではさっぱり売れず、アメリカ市場を狙ってキャッチー路線に転向すると日本人から賛否両論を巻き起こす。 いずれにしても、 日本では、叙情的な旋律を含んだ正統派メタル、メロディックスピードメタル・メロディックパワーメタル、メロディックデスメタル、 オーケストラを取り入れたシンフォニックメタル、ヒップホップやエレクトロニカの影響を受けたニューメタル、 ハードコアとメタルが融合したメタルコア/デスコアの人気が高め。 ◆派生ジャンル + 長いので折り畳み 正統派メタル 何をもって≪正統派≫とするかは意見が分かれるが、概ね80年代初頭のNWOBHM的要素の強いオーセンティックなスタイルのバンドが分類される。 歌詞はバンドによって様々だが、悪魔、オカルト、戦争などが多い。 いわば最小公倍数的なジャンルなので間口が広く、メタル入門にも適しており、他のサブジャンルから聴き始めた人でもハマる可能性がある。 ハードロックとの境が曖昧なため、まとめて『HR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)』とされがち。 80年代中期以降のジャンル細分化や、90年代以降のヘヴィメタルブームの終焉以降も定期的に新たなアイコンが現れるので、なんやかんやで需要はある模様。 NWOBHM New Wave Of British Heavy Metalの略。 80年代初頭にイギリスから世界に羽ばたいていったヘヴィメタルブームの立役者達を指して呼んだサブジャンル。 詳細は項目を参照。 NWOTHM New Wave Of Traditional Heavy Metalの略。 2000年代後期以降にデビューした正統派メタルバンド群を指すジャンル。 NWOBHM時代から活動するアーティストの再結成・新バンドでは無く、若い世代なのにNWOBHM的な音楽性のバンドを指す。 案の定というか何というか、当時を知るメタラーからは歓迎されたが、若いファンを獲得できたかと言うと微妙。 LAメタル/グラムメタル/ヘアメタル 全て同一のジャンルを指すが、呼び名が3つもある。 NWOBHMから始まるヘヴィメタルブームに触発されたアメリカのバンドが、アメリカンロックの明快さと欧州からやってきたヘヴィメタルを融合させる形で生まれたジャンルで、底抜けに明るいパーティーロックや甘々バラードが多い。 歌詞の内容も、やれ女がどうとか喧嘩がどうとかパーティーイェーイ★みたいなモノが多いのは言うまでもない。 派手な衣装と濃いメイクを施すバンドが多いことから、70年代初頭に一世を風靡した「グラムロック」からもじって『グラムメタル』と呼ぶのがワールドスタンダード。 もしくはヘアスプレーでふわふわに膨らませた髪型を揶揄して『ヘアメタル』。 日本限定の呼び方だが、主要バンドがロサンゼルスに多かったため、『LAメタル』と呼ぶ風潮がある。 北欧メタル 名前のまんま北欧産のメタルバンドを指すが、現在は単に「北欧メタル」と言う場合、 『北欧産の正統派ないしパワーメタル』を指すことが一般的であり、 人によってはメロディックデスメタルやシンフォニックメタルなども含める場合がある。 ちなみに北欧はブラックメタルなどのエクストリームメタルも盛んである。 他の欧州メタルと比べても『哀愁』というワードがピタリとハマるバンドが多く、 「Final Countdown」で有名な「Europe」も、1st,2ndまでは哀愁溢れるメロディが印象的なバンドだった。 ジャーマンメタル 名前の(以下略) 元々『ロック不毛の地』とまで呼ばれたドイツだったが、ベテランハードロックバンドScorpionsの世界的成功以後、さまざまなバンドがデビューしていった。 他地域に比べ野郎臭くて勇壮なメロディに定評のあるバンドが多く、ジャーマンメタルの代表選手である「Helloween」などは、後のメロスピ/メロパワの祖となった。 ジャパニーズメタル 名(以下略) 和製ヘヴィメタルとも呼ばれる。 日本にもメタルバンド、またHR/HMアーティストから影響を受けたバンドは数多く存在する。 その代表格である「LOUDNESS」は高い演奏技術と作曲能力を兼ね備え、海外でのライブを幾度となくこなしビルボードにアルバムを送り込んだ。 海外で高評価を得るバンドやマニアから評価されるバンドこそ多くいるが、国民的な知名度を持つバンドは少ないのが現状。 こうした事情もあり、インディーズでの活動や最初から海外活動を視野に入れているバンドがほとんど。 詳細は項目を参照。 このようにヘヴィメタル(特に日本)には地域ごとにジャンルを分ける文化があるため、 『北欧産ジャーマンメタルバンドによるLAメタルライクなアメリカンロックナンバー』 というような表現が飛び出す可能性がある。トゲアリトゲナシトゲトゲかな? これでピンと来るようになったら貴方も立派なメタラーです。 パワーメタル/メロディックスピードメタル/メロディックパワーメタル メロスピ及びメロパワは日本特有の呼称で、テンポが速い曲をメロスピ、ミドルテンポでパワフルな曲をメロパワとして区別する。 世界的には単に『パワーメタル』と呼ぶのが一般的。 正統派メタルを更にパワフルかつメロディアスにしたジャンルであり、 キャッチーなメロディ、ツーバス(またはツインペダル)を活用した高速なテンポ、長くて速いギターソロ、突き上げるようなハイトーンボーカル(*10)が主な特徴。 更に歌詞、アートワーク、アー写に至るまで厨二っぷり全開なバンドも非常に多く、ファンタジー、SF、ミリタリーを題材にした歌詞がよく歌われる。 激しさとメロディの良さを両立できる為か、アニメやゲームなどの音楽に採用されるケースも多く見られる。 その厨二臭さから「クサメタル」とも呼ばれ、「クサい」「ダサい」とネタにされる事もある。 だが、これらは褒め言葉なので問題ない(勿論ネタが通じる人の間で使うこと)。 それこそ中二病真っ盛りの頃にハマってしまったら……。 なんだかんだ言っても、メロディが重視される日本では人気・知名度共に高く、メタル入門にも適したジャンルでもある。 メタルに興味を持った人は、まずはパワーメタルから聴いてみると良いだろう。 詳細は項目を参照。 プログレッシブメタル ヘヴィメタルのルーツの一つ「プログレッシブ・ロック」のメタル版。 元々正統派のバンド達の中にもプログレ要素の強いバンドは多かったが、それを前面に押し出して来たバンド群。 基になったプログレ同様、変拍子などを取り入れた複雑な曲展開、長い演奏時間、高い技巧を要する楽曲やコンセプチュアルなアルバム等、 素人お断りな要素だらけだが、意外と欧米での人気は高かったりする。 また、ジャズやフュージョンの要素を取り入れるバンドも多い。 日本では「Dream Theater」の人気が非常に高いが、海外では「Tool」「Mastdon」「Gojira」といった、 時代の空気を飲み込みつつ革新的な音楽性を持ったバンドが定期的に現れては人気を博している。 「25/28拍子………普通だな!」と思い始めたら貴方も立派なプログレおじさん。 ネオクラシカルメタル (●3●)<ハッハー! ヘヴィメタルの根源的ルーツ、クラシック音楽を大々的に取り入れたジャンルだ。 一晩かかってもミスを指摘しきれないようなヘタクソどもとは違って、この俺様のような天才が超高速かつ流麗に引き倒すのが流儀さ。 え?オーケストラを導入したらネオクラなのかって?お前は俺の怒りを解き放った……!! それは『シンフォニックメタル』であってネオクラシカルじゃない! まぁバッハ以降初めて作曲らしい作曲をしたのは俺様だけだから、俺様はオーケストラを呼んだりもしたけどね。Yngwie or Highway!! 似通った部分も多いから前述のメロスピ何かと一緒くたにされたりするな。 俺様以外みんなカスなのに、違いが分からないなんて、まるでセンスが無いね。 ちなみに俺様は貴族で、正確には伯爵だ。 ???「それがどうした」 こうかはばつぐんだ!! エクストリーム・メタル 1980年代以降に現れた、より先鋭化・過激化したメタルを指す言葉。 スラッシュメタルやドゥームメタル、その影響下にあるサブジャンルを指す物という認識で概ね問題ない。 「スラッシュメタル、デスメタル、ブラックメタルと……」なんて書くと長くなる場合に使われる。 スラッシュメタル 『ヘヴィメタルとハードコア・パンクの私生児』とも言われる攻撃的なサブジャンル。 後に世界一のメタルバンドとなる「Metallica」が開祖とされ、 ハードコアパンク由来のシンプルで疾走感のあるドラムビート上に、ザクザクと切り刻むようなギターリフが乗るのが特徴。 「X Japan」もその音楽性(特に初期)はスラッシュメタルとメロスピの中庸といった形だった。 歌詞もやっぱりハードコア・パンクの影響が強く、戦争や政治批判を歌った曲が多い。 ???「ビール!ビール!あっそーれ!二日酔い!!」 …………無論、そうで無いのもいる。 当時大流行していたグラムメタルのチャラさやケバケバしさを真っ向から否定し、 過激で硬派なシーンを築いたが、90年代に入りグラムともども仲良く爆死。 その過激な音楽性と精神性は後続のジャンルに引き継がれていく。 一方で、現在でも新進気鋭のスラッシュメタルバンドや「Metallica」のように未だ精力的に活動するバンドも多い。 詳細は項目を参照。 デスメタル 元々はスラッシュメタルの中でも特に過激でダークな音楽性のバンド群を指して使われていたが、 次第に独立ジャンル化、90年代以降再びアンダーグラウンドに戻ったヘヴィメタル界隈を席巻したジャンル。 全般的にスラッシュメタルより過激なリフ、高速なテンポ、豪快なブラストビート、デスボイス、極端なダウンチューニングを主な特徴とする。 一般的なメタルよりも緊張感や恐怖感を演出するためにテンションコードや不協和音を活用することも多い。 (全てのバンドに当てはまる訳ではないが)過激な歌詞やグロテスクなバンドロゴやアートワークも特徴の一つである。 90年代前半頃には既に細分化を始め、 ■黎明期から続くオーソドックスなスタイルを貫く『オールドスクール・デスメタル』 ■メロディアスなフレーズを取り入れた『メロディックデスメタル』(*11) ■デスメタルとスラッシュメタルがもう一度接近した『デスラッシュ(デス/スラッシュメタル)』 ■デスメタルの特徴を何倍にも増幅したクソほど過激な『ブルータルデスメタル』 ■複雑な曲展開と超絶技巧を特徴とした『プログレッシブデスメタル』 ■プログレデスの「複雑さ」と「超絶技巧」を抽出してから濃ぉ〜く煮出して、ブルデスの超過激な音楽性をガバガバ注いで生まれた、アホみたいに複雑でクソ馬鹿過激な楽曲を超超超絶技巧でブチ転がす世界一IQの低い超人オリンピック『テクニカルデスメタル』 ■不協和音を最大限に活用する『ディソナントデスメタル』 ■デスメタルにクラシックやオーケストラをの要素を取り入れてスケールをデカくした『シンフォニックデスメタル』 ■デスメタルとドゥームメタルが融合した『デス・ドゥーム』 ■ブラックメタルと融合した『ブラッケンドデスメタル』} ■デスメタルがロックンロールに回帰、融合した『デス・エン・ロール』 ■デスメタルとメタルコアが融合した『デスコア』 ■高い奇襲性と全クリーチャー最高クラスの39000という破格のパワーを持つ『ヘヴィ・デス・メタル』 などなど、今も元気に分裂中である。 詳細は項目を参照。 グラインドコア You suffer.But why?※この間僅か1秒 一応はハードコアパンクから発展したジャンルだが、メタルのサブジャンルとして扱われる事も多い。 ハードコアパンクを極限かつ極端に先鋭化させ、重厚ながらもシンプルなリフと直線的で爆速のブラストビート、一曲数秒の曲さえ当たり前の最速かつ最短のジャンル。 歌詞はやはり政治色思想色が強いが、何せ速い・短い・デスボイスと三拍子揃ってるため、聞き取るのは困難を極める。 後述のゴアグラインドとも共通するが、爆速のプレイが要求されるため演奏者(特にドラマー)にかかる負担が大きく、割り切って打ち込み(ドラムマシン)を使っているバンドも多い。 そういうバンドはハードコアテクノに片足突っ込んでいたりするため、そちら方面からリスナーもいたり、メタルからハードコアテクノに興味を持ったリスナーもいる。 他にもフリージャズ/アヴァンギャルドジャズやノイズミュージックからの影響を受けたバンドや、その手のジャンルで活躍するアーティストをゲストに迎えている作品もある。 ゴアグラインド ロック史上最低最悪悪趣味お下劣吐き気を催す邪悪な種付けメス堕ちオークおじさん。 元はグラインドコアとデスメタルの亜流といった位置付けだったが、次第にシーンが拡大して独立ジャンルに。 爆速のプレイが要求されるため演奏者にかかる負担が大きいのは変わらずで、割り切って雑な演奏をしていたり打ち込み(ドラムマシン)を使っているバンドも存在する。 DAWが安価な現在では、バンドの形式を取らずに、ソロプロジェクトないしユニットとして活動するアーティストもちらほらいる。 最大の特徴として、とにかく人を不快にさせる方向に全力を注いでるとしか思えないような楽曲、アートワークが多く、 ■お風呂場で録音したような極悪音質 ■支離滅裂な演奏と歌唱 ■一切聴き取れなければ、歌詞カードを見たことを後悔するようなグロテスクで悪趣味な歌詞 ■死体、臓物、虫、乳房、吐瀉物、排泄物、性器、リョナ、奇形、性的倒錯、SM、奇病etc、見ただけでトラウマ必至の猟奇ジャケット ■ポルノビデオやら排泄音やらアニメや映画の音声などをサンプリングした音声 などなど……正気の沙汰とは思えない魑魅魍魎が跋扈するトンデモジャンルである。 「ゴアグラインド」と検索するとグロ画像が多数出てくるため要注意。検索は自己責任で。 一方で、この手のアングラジャンル特有のアットホームな距離感の近さもあってか、バンドもファンも和気藹々としながらバカ騒ぎしてる感が強く、ライブ映像やPVは謎のほのぼの感を醸し出してるものも多い。 ■性行為や性的倒錯を題材にした『ポルノゴア(グラインド)』 ■排泄物やスカトロジーを題材とした『スカトロゴア(グラインド)』 ■病気などを題材とした『パソロジカルゴア(グラインド)』 ■シンセサイザーや打ち込みを取り入れた『エレクトロ/サイバーゴア(グラインド)』 ■スラッシュメタルなどの要素を取り入れた『ゴアメタル』 ■ブルータルデスメタルの要素を取り入れた『ブルータルゴア(グラインド)』 ■稚拙なクオリティ故に愛される『ポンコツグラインド』 などの派生ジャンルがあるが、アートワークやサンプリング音声の違いな物も多々ある。 詳細は項目を参照。 ぱらこっち★ ブラックメタル スウェーデンの「Bathory」やスイスの「Celtic Frost」、ブラジルの「Sepultura」「Sarcofago」など、ラフでダーティー、そして悪魔崇拝をモチーフにしたスラッシュメタルバンドの影響から産まれた、ヘヴィメタル史上最凶最悪のサブジャンル。 音楽性としてはジャリジャリとした音色で奏でられる(*1)トレモロリフや激しいブラストビート、獣の断末魔のようなハイトーンのデスボイス等が挙げられる。 バンドによっては荒涼した雰囲気であったり荘厳であったりするが、反対に(一部のサブジャンルを除いて)明るい曲は全く無く、徹頭徹尾暗黒の音楽を奏でている。 しかし最大の特徴は徹底した《反キリスト主義》にあり、それは先輩達が描いた「フィクションとしての悪魔」「風刺としての悪魔」などでは無く、明確に「キリストの敵対者としての悪魔」である。とにかく歌詞からアートワークから何から何までアンチクライストで、衣装やステージに悪魔や逆十字架を描く。ステージ上から豚の血をばら撒く。現実社会での暴行、強盗、殺人、教会への放火に爆破テロ未遂などなど、キリスト教を根幹とする欧州社会の秩序と常識を片っ端からぶち壊しにいく姿勢で、当然の如く本場ノルウェーでは社会問題化した。 最終的に当事者同士で殺人事件が起こり、犯罪行為に関わった人物も逮捕され、騒動は鎮静化している。 Mayhemの項目も参照。 現在では、商業的に成功したバンドも現れ、全てのミュージシャンやリスナーが本気の反キリスト主義者、過激な思想を持っている訳ではない。 なんせ王族をも虜にするブラックメタルバンドが出て来るくらいである。 ただし、思想を伴わないバンドをブラックメタル扱いしないリスナーや、自らブラックメタルではないと公言するバンドもいる。 ブラックメタル黎明期から活動する「Burzum」などの影響もあるのか、他のメタルに比べてソロプロジェクトで活動するアーティストが多いのも特徴である。 その過激な音楽性やイメージからデスメタルと混同される事も多いが、ブラックメタルはデスメタルを否定する形(またはスラッシュメタルへ回帰する形)で生まれたとされる。 一方で、デスメタルと融合した『ブラッケンドデスメタル』と呼ばれるジャンルも存在し、少なからず影響を与え合う関係でもある。 こちらもデスメタル同様サブジャンルが多いが、何気にデスメタル以上にサブジャンルが多い。 ■メロディアスなフレーズを取り入れた『メロディックブラックメタル』 ■ブラックメタルの特徴を何倍にも増幅した『ブルータルブラックメタル』 ■ブラックメタルにクラシックやオーケストラをの要素を取り入れてスケールをデカくした『シンフォニックブラックメタル』 ■ごく初期の頃の劣悪な音質とアングラ感を保ち続ける『プリミティブブラックメタル』 ■「鬱系」「自殺系」とも言われる絶望と悲しみをテーマにした精神崩壊末期ジャンル『デプレッシブブラックメタル』 ■本来否定していたはずのデスメタルと融合した『ブラッケンドデスメタル』 ■戦争をテーマにした『ウォーベスチャルブラックメタル』 ■ポストロック的な浮遊感を内包した『ポストブラック/アトモスフェリックブラックメタル』 ■シューゲイザーmeetsブラックメタルな『ブラックゲイズ』 ■ネオナチ思想に染まりきったスーパー極右メタルの『ナショナル・ソーシャリスト・ブラックメタル(NSBM)』 ■ブラックメタルでキリストを賛美する(!?)ジーザスクライストな『アンブラックメタル/クリスチャンブラックメタル』 ■ハードコアパンクと融合した『ブラッケンド(ハードコア)』 ■ブラックメタルの要素をデスコアに取り入れた『ブラッケンドデスコア』 などなど、今日も元気に増殖中。 ペイガン/ヴァイキング/フォークメタル ある日北欧のブラックメタラー達は気づいてしまった。 「俺らサタンだのルシファーだの言ってるけど、それって《キリスト教の悪魔》でしか無いから、実質キリスト教じゃね?」 そんな自己矛盾に気づいてしまった彼らが行き着いた答えは 「そうだ!キリスト教が伝来する前は、北欧神話の神々を信仰する多神教徒だったじゃん!キリスト教徒やめてオーディン信仰します。」 と言う訳で、アンチクライスト路線は維持しつつ土着信仰(特に北欧神話)の神々を賛美する楽曲が特徴の『ペイガンメタル』 デスメタルをベースに、自身のルーツであるヴァイキングをモチーフにした『ヴァイキングメタル』 民族音楽をそのままメタル化したような『フォークメタル』のそれぞれが生まれる事となる。 ヨーロッパで盛んなジャンルであるため、アイリッシュ/ケルト音楽の要素を取り入れた物がイメージされがちだが、世界には多様な民族楽器/伝統音楽を取り入れたバンドが存在している。 隣接ジャンルのため何かと混同されがちだが、一応 ■ペイガンメタル……ブラックメタルがベースで民族音楽要素はほとんど無し。 ■ヴァイキングメタル……どちらかと言えばデスメタル寄りで民族音楽要素はそこそこ。 ■フォークメタル……ブラック/デス要素は希薄な民族音楽要素+メタル。 といった違いはある。 あと派生ジャンルに、大海原を行く海賊をイメージした『パイレーツメタル』というのもある。Ahoy!! ドゥームメタル ヘヴィメタル界最重最遅を誇るスローなジャンル。 ヘヴィメタルの始祖とされる「Black Sabbath」直系のスロー〜ミッドテンポでおどろおどろしい雰囲気の楽曲が多く、ハードロックやサイケデリックロックの影響も強い。 メタル界でも大きくブームになった事が無いため、みんな忘れがちだが、ジャンルとしてはスラッシュメタルに継いで古い。 現在も新たなバンドが現れたり、関連ジャンルの有名バンドがアルバムを出したりと、根強い人気はあるようだ。 歴史の長さもありサブジャンルや隣接するジャンルも豊富。 ■「Black Sabbath」の音楽性を引き継いだ基本形といえる『トラディショナル・ドゥーム(正統派ドゥーム)』 ■クラシックやオペラの要素を取り入れて荘厳な雰囲気を演出した『エピック・ドゥーム』 ■デスメタルとの混合ジャンルである『デス・ドゥーム』 ■極限まで遅さと暗さを追求した『フューネラル・ドゥーム』 ■ブラックメタルとの混合ジャンルである『ブラッケンド・ドゥーム』 ■持続音(ドローン)を活用して音圧を極限まで追求した『ドローン・ドゥーム(ドローンメタル)』 ■オルタナやガレージ寄りの『ストーナーロック(ストーナーメタル)』 ■ハードコア・パンクなどの影響を受けスローで激重な『スラッジ・ドゥーム(スラッジコア/スラッジメタル)』 などが挙げられる。 詳細は項目を参照。 ゴシックメタル デスドゥームバンドが荒涼した雰囲気を演出するようになって生まれたジャンル。 日本と欧米で「ゴシック」と言うワードに対する認識がかなり違うので、よく『シンフォニックメタル』と混同される。 詳細は項目を参照。 シンフォニックメタル オーケストラやコーラスを導入したり、シンセサイザーでそれを再現したりするジャンル。 クラシック音楽の本場欧州で根強い人気があり、オランダの「Within Temptation」のように国民的バンドとなった例も存在する。 ジャンル名こそシンフォニックであるが、必ずしも「シンフォニー(交響曲)」の形態をとる必要は無く、 クラシック音楽から影響を受けて、オーケストラの楽器を使うメタルといった趣が強い。 クラシック音楽のみならず映画音楽やジャズ(ビッグバンド)、近年ではアニメ・ゲームの音楽などから影響を受けたバンドも現れている。 他ジャンルに比べ女性ボーカルと相性が良く著名バンドの多くが女性ボーカリストを擁する。 また、声楽やオペラ出身のボーカリストもおり、逆に声楽方面に転身したボーカリストもいる。 パワーメタル、デスメタル、ブラックメタル、メタルコア、デスコア等と融合したジャンルも多数登場している。 みんな大好き「Rhapsody(of Fire)」のようなパワーメタルとの折衷バンドは『シンフォニックパワーメタル』と呼ばれる。 パワーメタル同様にアニメ音楽やゲーム音楽でも人気が高いジャンル。 グルーヴメタル 90年代に「PANTERA」などが作り上げたジャンル。 どっしり低い重心でうねるようなリズムが特徴で、スラッシュメタル、ハードコアパンク、サザンロック等からの影響が強い。 一時は若手からベテランバンドに至るまで様々なバンドがグルーヴ路線を取り入れたが、まともに売れたバンドは少なく、 ジャンル丸ごとオルタナ/ニューメタルに呑まれたため、純粋なグルーヴメタルバンドは殆ど存在しない。 ジャンル名というよりほとんど比喩表現の範疇。 オルタナティブメタル/ニューメタル 既存のメタルから逸脱した音楽性が特徴のジャンルだが、とにかく定義が曖昧な上に内包する要素が多過ぎるため実質的には「1990年代以降に現れた既存のメタルとは違うアレとかソレ」くらいのガバガバ定義で出来ている。 日本ではいわゆる『ミクスチャーロック』に分類されるバンドも多く、一定の年齢以上の世代には『モダンヘヴィネス』や『ラウドロック』という名前の方がお馴染みかも知れない。 ちなみに『モダンヘヴィネス』『ラウドロック』は日本でしか使用されない用語である(*12)。 電子音楽・ヒップホップ・ファンクなどの要素を取り込んだり、ギターソロを廃したり、 メロディよりもグルーヴ重視だったりとさまざまなバンドが十把一絡げで同一ジャンル扱いされているので、ベテランメタラーでも上手く説明出来ない。 流行時期の近いインダストリアルメタル、メタルコア、ポストグランジなども含まれる場合があり、少なからず影響を与え合う関係となっている。 全盛期は1990年代後半から2000年代前半であり、雨後の筍のように様々なバンドが現れた。 後にブームが収束するが、2010年を過ぎたあたりから「ニュー・メタル・リバイバル」というムーブメントが起こっている。 有名なバンドに「Korn」「Slipknot」「Deftones」「System of a Down」「Rage Against the Machine」「Linkin Park」などがあり、どんなジャンルかは聴いてみる方が手っ取り早いだろう。 メタラー以外からも知名度が高い「マキシマム ザ ホルモン」もこのジャンルの要素が色濃く、「Slipknot」等と共にフェスに出演している。 関連ジャンルとして ■ファンクの要素を取り入れた『ファンクメタル』 ■ラップを重視した『ラップメタル』 ■メタルコアと融合した『ニューメタルコア』 ■ポストハードコアと融合した『ニューコア』 などがある。 ラップメタル ラップのライム(韻を踏むこと)を取り入れたメタル。手っ取り早く言えばミクスチャー・ロックのメタル版。 ラップに重きが置かれ、ヒップホップやファンクの要素が取り入れたバンド又は楽曲を指す。 特徴が被るため、オルタナティブメタル/ニューメタルとして紹介される事も多い。 ハードコア/メタルコア要素が強いものは「ラップコア」と呼ばれる。 インダストリアルメタル インダストリアル・ミュージックとメタルが融合し、シンセサイザー、各種電子楽器、サンプリングを用いて冷たく無機質な雰囲気を演出するジャンル。 それ故キーボードやDJの在籍率が高く、ドラムレスでドラムは打ち込みのバンドもチラホラ。 アメリカやドイツといった工業大国のイメージが強い国で盛んであり、 前者は90年代に「Rob Zombie」や「Marilyn Manson」が大流行、後者は「Rammstein」を筆頭に一大シーンを築いた。 流行時期や特徴が似るオルタナティブメタルやニューメタルと関連付けられることもある。 アメリカでは「Linkin Park」や「(Hed)PE」のようにインダストリアル要素の強いオルタナティブ/ニューメタルも多い。 メタルコア/デスコア ヘヴィメタルとハードコアパンクが再び接近して産まれたジャンル。 メロディックデスメタルの抒情性とハードコア由来のビートダウン(ブレイクダウン)を特徴とし、00年代以降のメタルシーンを席巻した。 メタルコアのルーツとなるバンドは70年後半、現代のメタルコアに直接繋がるバンドは90年代後半に登場している。 そもそもはアメリカツアーに来た欧州のメロデスバンドらが、本場アメリカのハードコアシーンから影響を受けてその要素を取り入れた所から始まり、ハードコア界隈もメタル由来の叙情性を取り入れたことで誕生した経緯がある。 そんな経緯からパンク側のニュースクールハードコアやポストハードコアとは互いに影響を与え合うような関係で両者の交流も盛ん。 それ故ファン層がかなり被っており、どちらともとれるバンドも多い。 また、この手のジャンルの宿命で00年代にデビューした新世代バンドが片っ端からメタルコア扱いされ、殆どハードコア要素が無いのにメタルコア扱いされたバンドもいたために収拾がつかなくなっている。 流行した時期の近いオルタナティブメタル/ニューメタルとの関連も深く、一緒くたにされていることもしばしば。 デスコアはデスメタル要素のあるハードコア/メタルコア(または逆)のこと。これもうわかんねえな。 メタルコアに比べて、デスボイス(スクリーム・ガテラル)の比重が強く、より重々しいビートダウン(ブレイクダウン)を行うバンドが多い。 また、トレモロリフなどのブラックメタルの要素を取り入れるバンドも存在する 有名なバンドに「Bring Me the Horizon(初期)」「Suicide Silence」「Whitechapel」等がある。 未だ新世代のメタルという印象を持たれがちだが、既に数十年の歴史があるジャンル故に派生ジャンルも生まれている。 ■複雑なリズムや不協和音リフを取り入れた『マスコア/カオティック・ハードコア』 ■クラブミュージック/EDMを取り入れた『エレクトロニコア(ピコリーモ)』 ■プログレッシブメタルの要素を取り入れた『プログレッシブメタルコア』 ■ニューメタルの要素を取り入れた『ニューメタルコア』 ■ニューメタルの要素を取り入れつつもポップさも追及した『ニューコア』 ■ラップをフィーチャーした『ラップコア』 ■ブラックメタルの要素をデスコアに取り入れた『ブラッケンドデスコア』 などが挙げられる。 Djent(ジェント) プログレッシブデス/スラッシュメタルバンド「Meshuggah」が生み出した異形のメタル。 メタルコア/デスコアにDjentの要素を取り入れたバンドも多く、「Born of Osiris」や「Veil of Maya」なんかがその典型。 独特なサウンドのリフとポリリズムを多用した複雑怪奇なリズムパターンが1番の特徴で、多弦ギターやヘッドレスギターの使用率が高い。 ただでさえテクニカルデスメタルが冗談みたいな速弾きと人外クラスの超高速ブラストビートで跳ね上げていた技術レベルを《リズム》という点から更に革新させた。 また、メタル特有の歪みや高速なビートを抑え、ジャズ・フュージョン・ポップスなどの要素を取り入れた、お洒落なスタイルのバンドも存在する。 しかしながら革新的スタイル故に個性を出すのが難しいのか(*13)、それともやっぱり難し過ぎるのか、 このジャンルの有力バンドは数えるほどしかおらず、一大旋風を巻き起こした割にブームの終息は早かった。 ちなみにジャンル名のDjentとは、「Meshuggah」のギタリストが、 自分達の曲のリフを口で説明した際に口にした「Djent,Djent(じぇん、じぇん)」という擬音から来ている。 本人的には不本意だったらしく、後年のインタビューで「クソダサいジャンル名になっちゃってゴメンよぉ……」と嘆いていた。 ポストメタル シューゲイザーやポストロックの要素を持つメタル。「メタルゲイズ」「エクスペリメンタル・メタル」等と呼ばれる事も。 ブラックメタルの要素が強い物は「ブラックゲイズ」に分類される。 バンドによって多様な音楽性を包括する為、一言で表す事は難しい。 アバンギャルドメタル アバンギャルド(前衛的)な要素を取り入れたメタル。 エクストリーム・メタルとの関連が深く、デスメタルやブラックメタルがベースになっているバンドが多い。 ぶっちゃけ定義は曖昧であり、プログレッシブメタルやポストメタルと混同される事もしばしば(*14)。 現代音楽、実験音楽、電子音楽、フリージャズ、アヴァンギャルドジャズ、ノイズミュージックなどとも関連が強く、 おおよそメタルとは思えない奇怪な曲調の物もあるが、メタルシーンに絶大な影響を与えるバンドも少なからずいる。 ドゥームメタルの項で紹介したドローンメタルもアヴァンギャルドメタルに含まれることもある。 モダンメタル/モダン・メロディック・メタル 正統派メタルではないが、メタルコアやエクストリーム・メタルとも言えない、新世代のメタル。 オルタナティブメタル・ニューメタル・ポストメタルと言葉は似るが、よりメロディ重視でオーセンティックなスタイルのバンドに対して使われる。 メタルコアの項で触れた「殆どハードコア要素が無いのにメタルコア扱いされたバンド」を指す際にピッタリだろう。 主に 音作り(サウンドメイク)にエクストリームメタルやハードコア・パンクの影響があるが、極端なダウンチューニングやデスボイス、ブラストビートな。 正統派メタルでは少ない、EDMやヒップホップの要素を取り入れる(打ち込みやラップの導入など)。 ボーカルやギターによるメロディを重視する。 ハードコア由来のビートダウン(ブレイクダウン)を用いない。 等の特徴がある。 とはいえ、上述したジャンルとの境界線は曖昧であり、ジャンル名というより比喩表現に近い。 モダンメタルバンドがメタルコアとしか言えない楽曲を演奏するケースや、 逆にNWOTHM、パワーメタル、シンフォニックメタル、グルーヴメタル、ニューメタル、メロディックデスメタル、メタルコアバンドなどの数あるスタイルの一つというケースもしばしば。 歌謡メタル 歌謡曲のような親しみやすいメロディ持ったメタルで、主にジャパニーズメタルバンドに対して使用される。 「聖飢魔II」のようなメタラー以外からも絶大な人気を誇るバンドも現れ、お茶の間にメタルを浸透させる事に貢献した。 ガールズメタル/嬢メタル キャバ嬢のようなルックスと正統派なメタルサウンドでデビューした「Aldious」を祖とする、 女性で構成されたメタルバンド群を指して用いられるジャンル名(Voのみ女性の場合でも用いられる場合もある)。 単に「ガールズバンド」や「ガールズメタル」と呼ばれる事もあり、こちらは「SHOW-YA」がガールズバンドの先駆けとして知られる。。 国内最大手のヘヴィメタル雑誌BURRN!のプッシュもあり、続々と新バンドがデビュー。国内だけとはいえシーンと呼べるだけの規模へと成長した。 元々欧米に比べ女性メタラーが多いと言われていた日本ならではの現象ではあるが、「若い女性ばかりのバンド」という事で良くも悪くもアイドル的な人気が出てしまいがちで、メタルバンドというより《地下アイドル》化してるのでは無いかという批判も時々上がってくる。 音楽性よりもルックス重視でバンドのおっかけをする中年男性を揶揄した「嬢メタルおじさん」といったワードが生まれるなど、その立ち位置はかなり微妙な所。 とはいえ、普通のメタルバンドと遜色がないバンドが多いのもまた事実であり、決して侮ってはいけない界隈である。 逆にアイドル業界の方からマジガチの演奏陣を引き連れた「BABYMETAL」がデビューしているが、 楽曲の好悪はともかくあまりルックス面で槍玉に挙げられる事は少ない。 「ドル売りするメタルバンド」と「メタルを歌うアイドル」という印象の差なのか、 それとも海外での成功や超大物ミュージシャンとの交流など実績面での評価からなのかは不明。 ヴィジュアル系(V系、ビジュアル系) オリジネーター達が本来はHR/HMバンドだった事もあって、今現在もメタル要素が強いバンドが多い。 事実上メタルから分岐していったジャンルではあるものの、通常のメタルとはまた違った様式美の世界であり、その癖のある曲調や歌唱、 そしてやはり《ヴィジュアル系》(*15)という印象のせいもあってか「見た目重視の軟弱野郎」的な目でメタラーからは嫉妬の目で見られがち。 とは言え、嬢メタル同様に普通のメタルバンドと遜色がないバンドが多いのもまた事実であり、 「DIR EN GREY」のように海外フェスで世界的な人気と評価を得たバンドが現れるなど、決して侮ってはいけない界隈である。 カワイイメタル/アイドルメタル/カワイイコア ヘヴィメタルとJ-POP(特にアイドルソング)が融合したジャンル。 「BABYMETAL」の成功によって新たなに提唱されるようになり、メタルで踊るダンスユニットを含む事もある。 日本のカルチャーをベースにしているが、海外からも「Poppy」などのアーティストが登場している。 その特徴やイメージから女性がフィーチャーされやすく、嬢メタルとも関連付けられる事があるが、 嬢メタルは、J-POPの要素が皆無なメタルをやっているバンドもある カワイイメタルでは、女装パフォーマーとしても知られるレディビアードのような男性ボーカルや「BABYMETAL」のように演奏陣は男性のグループもいる カワイイメタルは自身で作詞作曲演奏を行わないアーティストも含まれる といった違いがあり、同義語ではない。 新世代のジャンル故に従来のファン層と違う層にも訴求力があり、決して侮ってはいけない界隈である。 しかし、旧来のメタラーからは嬢メタルやV系以上に賛否が分かれ、フェスの参加が発表されただけで物議を醸す事もしばしば。 和メタル(和ロック) 和楽器、日本特有の音階、和風な歌詞やアートワークを取り入れたハードロック又はメタル。フォークメタルのサブジャンルとする意見もある。 「六三四Musashi」「和楽器バンド」、海外の「Whispered」「Yomi」のように和楽器を取り入れたバンドや、 和楽器を取り入れるだけでなく、「陰陽座」「人間椅子」「聖飢魔Ⅱ」「BABYMETAL」のように日本特有の音階やモチーフを取り入れた楽曲を演奏するバンドもある。 アニメやゲームのBGMでもよく流れるため、アニヲタ的には、そちらの印象が強い人もいるだろう。 詳細は項目で。 その他(特定のバンドを指す物やネタなど) ○妖怪メタル 「陰陽座」を指す。 鬼太郎のバンドでもないし妖怪ウォッチのメダルでもない ○津軽メタル 「人間椅子」を指す。 ○アカペラ・メタル ドイツにはドラム以外全員(6人中5人)ボーカルの「VAN CANTO」というバンドが存在する。 彼らは、一般的なバンドがギターやベースで弾くフレーズを、なんと声で表現するのだ。 他にもアカペラでメタルを歌うバンドが存在するが、ほぼ「VAN CANTO」を指す物といって差し支えない。 ○キュアメタル ヘヴィメタル畑出身の高梨康治氏が担当したプリキュアシリーズの劇伴の愛称。 女児アニメの劇伴とは思えない、熱いハードロック/ヘヴィメタル調の劇伴は驚きをもって迎え受けられた。 そして複数のシリーズを経て、煌びやかなシンセサイザーとコーラスを取り入れた作風を完成させる事となる。 後継の作曲家にも何度かアレンジされている他、別作品の楽曲にもキュアメタルと呼べる楽曲が存在する。 ○沈メタル 艦これに登場する深海棲艦をイメージした戦闘曲の愛称。 愛称は、2014年夏に開催された「AL/MI作戦」で実装された楽曲「シズメシズメ」に由来する。 深海棲艦を彷彿とさせる歌声が印象的な楽曲群であり、その悲壮感を感じさせる曲調や歌詞から人気が高い。 また、これら以外にもハードロック調の楽曲が多い作品でもある。 ライブイベントにX JAPANのToshlが出演し、カバー曲として歌ったことも話題となった。 ○森メタル フィンランドのバンド「Korpiklaani」を指すことが多い。 代表曲「Wooden Pints(邦題:酒場で格闘ドンジャラホイ)」は、一度見たら忘れられないPVや「セルフでパイズリ良い感じ♪」の空耳などで色々と有名。 ◆他ジャンルとの関係 + 長いので折り畳み ロック/ハードロック 直接の先輩であり、最も大きな影響源。 特にハードロックとはファン層も被っており(特にNWOBHMや正統派メタル)、「HR/HM」としてCDショップなどで同じ棚に並べられている。 そもそも『ヘヴィメタル』という単語自体、ハードロックバンドの音楽性を表した比喩表現から来ていると言われている。 初期のメタルや後の正統派メタルにはハードロック要素が強いバンドが多く、「Rainbowはどっちに含めるべきか」などは多くのメタラーの頭を悩ませてきた。細けえことはいいんだよ!の精神で行こう。 一応、「ブルース要素があったらハードロック、無かったらメタル」という分け方も出来るが、それでも分けきれない関係。 プログレッシブ・ロック 直接の先輩2。音楽性を丸っと受け継いだハードロックと違い、 「長尺」「高い技巧」「クラシックからの影響」「コンセプチュアル」「幻想」など諸要素を受け継いだという形。 プログレからの影響が全くないバンドもいるが、技巧派のバンドは多かれ少なかれ影響を受けている。 パンク/ハードコア・パンク ハードロック・プログレッシブの両パイセンをぶちのめし大旋風を巻き起こした経緯から、 往年のメタラーからいい顔をされなかったりするが、前述の通り様々な場面で影響を与え合い、時に半目し時に手を取り合う微妙な関係。 【仲の悪い兄弟】にも例えられる隅に置けない間柄なのだ。 激しいロックということで、メタルと十把一絡げにされがちだが、成立の経緯や対立していた過去から混同を嫌う者もいる。 一方で、グラミー賞のメタル・パフォーマンス部門にハードコアバンドがノミネートされている(*16)など、メタルとハードコア・パンクとの境が曖昧になりつつある。 メタルコア/デスコア/ポストハードコアが流行ってからは、ハードコア・パンクの聴衆も流入してきたが、 メタルフェスではコア系が冷遇されがちだったり、逆にメタルフェスなのにコア系ばかりでメタラーから賛否を巻き起こすなんてことも。 グランジ/ポストグランジ 80年代に隆盛を極めたヘヴィメタルに対し、90年代開始早々冷や水を浴びせてアンダーグラウンドに蹴落としたハードロックとハードコアパンクの落とし子。 とは言えグランジのルーツの半分はメタルと同じという事もあり、一部のバンドはハードロックの亜流といった音楽性である。 実際、「Megadeth」「Slayer」「Anthrax」ら大物スラッシュメタルバンドが一堂に会した伝説のライブツアー「Crush Of The Titans Tour」にはブレイク直前の「Alice In Chains」が参加していたあたり、やはりハードロックの仲間とされていたようである。 一方で、ドゥームメタルの隣接ジャンルである「ストーナーロック」勢は元々パンクやガレージロックの影響が強かった事もあり、両者の交流は盛んだった。 また、90年代以降に流行したオルタナティブメタル/ニューメタルバンドもグランジからの影響を受けたバンドが存在する。 そして時代が進んでグランジをよりメジャーに、かつスタジアムロック化させた『ポストグランジ』が誕生すると、その境は更に曖昧になってしまい、ぶっちゃけ後追い世代からすれば「90年代型ハードロック」と言っても過言ではない音楽性になってしまう。 現在でもグランジはパンク/オルタナ文脈で語られるジャンルではあるが、実は遠くて近い親戚ジャンルだったりする。 「Foo Fighters」はグラミー賞のメタル部門に入賞していたりする。 ヒップホップ 80年代終わり頃から90年代前半に黄金期を迎え、そのエッセンスを吸収したオルタナティブメタル/ニューメタルがアメリカ市場を席巻した。 ヒップホップサイドでも「Slayer」をサンプリングしたり、「Anthrax」と共にラップメタルの祖となった「Public Enemy」や、 メタル要素を取り入れた「Cypress Hill」など、特に90年代当時は交流が盛んであった。 その後は交流が減っていたが、メタルコア/デスコアにおいてもヒップホップの要素を取り入れたバンドが増えており、 ニューメタルコアという新たなジャンルが産まれている。 また、近年は、ヒップホップの派生ジャンルであるトラップにメタルの要素を加えたトラップメタルというジャンルが脚光を浴びている。 「Scarlxrd」「Ghostemane」「Bone Crew」「Ho99o9」「FEVER 333」が有名か。 また、ポスト・マローンのようにメタル好きのラッパーも存在しており、メタルの帝王と称されるオジー・オズボーンとコラボも果たした。 電子音楽/クラブミュージック/EDM こちらも古くからオルタナティブメタル/ニューメタルなどがそのエッセンスを吸収している他、 インダストリアルメタル、メタルコア、ニューコア、モダンメタルなどにも強い影響を与えている。 特にメタルコアに電子音楽を取り入れた物は、エレクトロニコア(ピコリーモ)と呼ばれ、 EDMのノリとメタルコアの激しさを兼ね備えた楽曲はキッズ受けが非常に良い。 その他、DJとメタルバンドとコラボないしフィーチャーした楽曲や、メタルをサンプリング/リミックスしたクラブミュージックも多い。 また、激しい音圧で高速のリズムが特徴のハードコアテクノとも関連が深いのは、グラインドコアの項でも説明した通り。 OZIGIRIのように『デジタル・グラインドコア』を標榜し、ハードコアテクノとグラインドコアシーンの両シーンで知られるアーティストも登場している。 レゲエ パンクと共にニューウェーブの一翼を担ったジャンル。 ドイツを代表するHR/HMバンド「Scorpions」がレゲエ曲を出すなどしたが、 後はオルタナティブメタル時代にレゲエ要素のある曲をリリースしたバンドがいた程度。 「Skindred」というバンドがメタルにダンスホールレゲエの要素を取り入れた『ラガメタル』というジャンルを名乗っているが、 現在のところ大きなシーン(フォロワー)を形成するまでは至っていない。 ファンク リズムを重視したブラックミュージックの一種。 ファンクとロックを融合させた「Red Hot Chili Peppers」や「Rage Against The Machine」などが世界的に人気を博した。 アンビエント イギリスの作曲家ブライアン・イーノが産み出したジャンル。 その派生ジャンルであるダーク・アンビエントは、ブラックメタルやドゥームメタルと関連が深い。 ソロプロジェクトとしてアンビエントの作品を発表し、メタルとはまた違った世界観を表現を表現するミュージシャンも多い。 ポップス 80年代は厚い断絶の壁が立ちはだかっていたが、次第に壁は崩れメタル要素のある楽曲も増えていった。 また、レディー・ガガなどメタル好きのポップスターも現れるなど、往時に比べその壁は薄くなっている。 ハイパーポップ 2010年代後半から話題になり始めた新興のジャンル。 ポップス、ヒップホップ、クラブミュージックをベースに様々なジャンルを取り入れており、メタルの要素を取り入れるアーティストも存在する。 また2023年に「Bring Me The Horizon」がハイパーポップを取り入れた「LosT」という曲を発表している。 J-POP/歌謡曲 こちらもかつては厚い断絶の壁が立ちはだかっていたが、次第に壁は崩れメタル要素のある楽曲も増えていった。 メタルフェスにも頻繫に出演している「BABYMETAL」はその典型と言えるだろう。 演歌 メタルとは縁も所縁もないジャンルに思えるが、Megadethのギタリストなどで有名なマーティ・フリードマン(日本でもタレントとして活動)は演歌に影響を受けている。 マーティ・フリードマンは、石川さゆりの「天城越え」や八代亜紀の「雨の慕情」のカバー(メタルアレンジ)も行っており、歌手本人との共演も果たしている。 J-Rock/ラウドロック J-Rockとして語られるバンドの中にも、メタルの要素が強いバンドが見られる。 特にラウドロックバンドは実質メタルバンドといえるバンドも少なくなく、「マキシマム ザ ホルモン」や「coldrain」のようにメタルフェスにも出演するバンドが多い。 ジャズ/フュージョン メタルとは対極にあるジャンルに思われがちだが、デスメタルで多用されるブラストビートはジャズドラマーの影響があるとされる。 その他、テンションコードやスウィングを用いたり、サックスやピアノなどの楽器をフィーチャーした楽曲はジャズの影響を受けた物が多く、 プログレッシブメタルやDjentなどもフュージョンの影響を色濃く受けたバンドやアーティストが存在する。 「Cynic」「Diablo Swing Orchestra」「Conflux」のように、ジャズ/フュージョンとメタルの融合を図ったメタルバンドも存在している他、 ジャズ側からの接近としては、サックス奏者のJohn Zornがグラインドコアを取り入れたバンド(Naked Cityなど)を結成しており、 ジャズピアニストの西山瞳がメタルの名曲をジャズカバーしたアルバムをリリースしている(*17)例がある。 また、2022年にはサックス奏者のKenny Gも息子と共にアヴァンギャルドメタルバンド「Imperial Triumphant」のアルバムに参加している(*18)。 クラシック音楽/現代音楽 これまたメタルとは対極にあるジャンルに思われがちだが、実はクラシック音楽からの影響は極めて強い。 特にリッチーやイングヴェイのようにクラシックの影響を受けたミュージシャンや、 彼らの影響下にあるパワーメタル、ネオクラシカルメタル、シンフォニックメタルにおいて顕著。 また、多数のバンドがオーケストラとの共演を果たしている。 アヴァンギャルドメタルなどでは現代音楽の影響が見受けられる。 メタル本流の音楽様式的源流を辿ると、なんとモーツァルトに行き着くと言うのはよく言われる話である。 いわく、『半音階の連続的変化をメロディーに据える』と言う様式。 例えばギターソロ部分の速度を少し落としてピアノで弾くと、あら不思議クラシックに早変わりするのだ。 逆に、『熊蜂の飛行』をギターで速弾きすると典型的なメタルっぽいフレーズに聴こえる。 クラシック側からの接近としては、Haralabos [Harry] Stafylakisのようにクラシック音楽とメタルの融合を図った作曲家や プロチューバ奏者のEvan Zegielがプログレッシブメタルを演奏している例もある。 また、メタルも一般化してきた現在では、幼少の頃より高度な音楽教育を受けていたり、音楽大学出身のメタルミュージシャンも珍しくなくなった。 特にオーケストラを使用するシンフォニックメタルでは、クラシック音楽やオーケストレーションの知識を持つミュージシャンは重宝される。 変わった例になると、チェロ奏者4人で結成されたメタルバンドもあるぐらいだ(ただし、ドラムなどのサポートメンバーがいる)。 余談ではあるが、フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの曾孫であるLauri Porra(*19)や、ラハティ交響楽団などで指揮者を務めたOsmo Vänskäの息子であるOlli Vänskäなど、クラシック音楽の世界で著名な人物の親族もいる。 吹奏楽 こちらも縁がないジャンルに思えるが、「Brass Against」(*20)や「Pastors of Muppets」(*21)など、メタルのカバーを行うブラスバンドが存在する。 一般的な吹奏楽のレパートリーとしてメタルの楽曲が取り上げられることは少ないが、海外を中心にカバーされている例は少数ながら存在する。 日本でも、(ハードロック寄りではあるが)「DEEP PURPLE」の楽曲は吹奏楽用の編曲が存在している(*22)。 また、静岡県立浜松商業高等学校吹奏楽部の『第60回定期演奏会』にて、かつて「Megadeth」に所属し日本でもギタリスト/タレントとして著名なマーティ・フリードマンがゲスト出演している。 アニソン/ゲーソン/劇伴/ゲームミュージック 前述した通り、80年代のメタルブームにバンドを組んでいたミュージシャンが音楽で飯を食うためにスタジオミュージシャンや作曲家に転身およびプロデューサーやディレクターにもHR/HMを通った世代が増えた影響で、90年代以降のアニソン/ゲーソンにはHR/HM調の曲が増えていった。 メタルっぽい曲で無くとも、よくよく聴けばHR/HM的なハイゲインギターのバッキングが聴こえてきたりやたら熱いギターソロが入ったりと、その影響は大きい。 著名な所だと数々のアニソンを歌ってきた影山ヒロノブや、アニソンのメタルカバーシリーズ「アニメタル」で活躍したさかもとえいぞうは元々HR/HMバンド出身である事は有名。 そして彼らが中核メンバーとなった「JAM Project」のメタルっぷりは周知の通りである。 劇伴やゲームミュージックにおいても、メタル出身ないしメタルの影響を受けた作曲家は増えつつある。 熱い曲調で知られる日本ファルコム、 「Black Sabbath」等HR/HMの名曲を使用した「ロックンロールレーシング」、 サンダーフォースで有名な九十九百太郎 ギルティギアシリーズでHR/HMを取り入れた石渡太輔、 FF10でデスボイス入りのラウドロックを披露した植松伸夫(*23)、 DOOMでメタル調のBGMを提供したRobert Prince、 知る人ぞ知る様式美メタルバンドHellen出身で、ナルト疾風伝やプリキュア(キュアメタル)の劇伴で知られる高梨康治、 有名パワーメタルバンドStratovariusのベーシストとして活動し、映画音楽にも携わっているLauri Porra、 艦これで「沈メタル」の愛称で呼ばれるBGMを作曲した大越香里、 など、メタルの遺伝子は確実に受け継がれている。 その甲斐(?)あってかオタクにはメタラーが多く、「Dragon Guardian」のようにオタクっぽい世界観のメタルバンドが活動したり、 アニソンやゲームミュージックのメタルカバーを演奏するような同人メタルサークルが多数活動したり(*24)、 「GRANRODEO」や「妖精帝國」のようなメタル要素の強い声優/アニソンアーティストがデビューしたりと、その関係性はかなり濃い。 また、シンフォニックメタルバンドの中には、ハンス・ジマーなどの影響を公言しているバンドもおり、 劇伴(特に映画音楽)からメタルシーンへの影響も少なからずある。 近年でもアイドルマスター シンデレラガールズの星輝子がX Japanの名曲「紅」をカバーしたり、 BanG Dream!内ユニット「Roselia」が人気を博す。 これらに影響を受けた若い世代の作曲家/ミュージシャンも登場しており、まだまだオタクとメタラーの関係性は続きそうだ。 関連項目 + 長いので折り畳み ※ハードロック、ヴィジュアル系、ラウドロックなど近接ジャンルを含みます。 ◆項目があるバンド ■海外 BLACK SABBATH DEEP PURPLE LED ZEPPELIN JUDAS PRIEST QUEEN Aerosmith KISS IRON MAIDEN VAN HALEN WHITESNAKE Motley Crue BON JOVI METALLICA Slayer Megadeth Anthrax EXTREME GUNS N ROSES MR.BIG MAYHEM PANTERA Trivium RAGE AGAINST THE MACHINE RAMMSTEIN Stone Sour SLIPKNOT Crush 40 LINKIN PARK LORDI HELLOWEEN AVENGED SEVENFOLD DIO Mudvayne Bullet For My Valentine PRAYING MANTIS ■日本 LOUDNESS 聖飢魔II 筋肉少女帯 X JAPAN DEAD END B z 人間椅子 cali≠gari マキシマム ザ ホルモン ナイトメア Sound Horizon Janne Da Arc 妖精帝國 LIGHTNING the GazettE GRANRODEO Fear, and Loathing in Las Vegas(バンド) Roselia ◆項目があるミュージシャン ■実在の人物(海外) ゲイリー・ムーア(ギター、ボーカル) リッチー・ブラックモア(ギター) ロブ・ハルフォード(ボーカル) ティム・リッパー・オーウェンズ(ボーカル) ロニー・ジェイムス・ディオ(ボーカル) ブレイズ・ベイリー](ボーカル) イングヴェイ・マルムスティーン(ギター) カイ・ハンセン(ギター、ボーカル) ■実在の人物(日本) デーモン閣下(ボーカル) 坂本英三(ボーカル) 小野正利(ボーカル) YOSHIKI(ドラム、ピアノなど) PATA(ギター) HIDE(ギター) TAIJI(ベース) Revo(ギターなど) ■架空の人物 山中さわ子(ボーカル、ギター):けいおん! ヨハネ・クラウザー二世(ボーカル、ギター):デトロイト・メタル・シティ Roselia(バンド) BanG Dream! ◆ヘヴィメタルを題材・モチーフにした作品 重金属彼女 SPREE☆KILLER BASTARD!!-暗黒の破壊神- ◆その他 タグキーワード「ヘヴィメタル」を含むページ一覧 タグキーワード「HR/HM」を含むページ一覧 ◆余談 上記の通り最近はすっかり細分化が進んでしまったが、その分従来のスタイルにとらわれないバンドも現れるようになり、これはこれで良い状況なのかも知れない。 更に、津軽三味線にしてもそうだが、クラシックの他にも色々な民族音楽と親和性が高いようで、アイリッシュ楽器を取り入れるバンドも欧州には数多い。 アニヲタでも濃いメタラーは意外と見かけたりする。 ここへ追記修正しに来てる人とか。 Screamin' TSUIKI,SHUSEI!! \m/ ちなみに\m/とは人差し指と小指だけを立てた“メロイックサイン”と呼ばれ、悪魔を呼び寄せると同時に祓う意味があるとか。 身長1hydeでメタル界の北島三郎ロニー・ジェイムス・ディオが布教したが、彼は2010年5月16日に胃癌で死去してしまった。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] やっぱりStryperはメタルっぽくないよな…ファンだけど -- 名有り (2013-11-03 12 32 36) タグに間違ったのがあるぞーーーーーー! -- 名無しさん (2014-09-05 17 24 21) 主に人間椅子にしか当てはまらない特徴がちらほらと……w -- 名無しさん (2014-09-05 22 37 48) 津軽弁っておいw -- 名無しさん (2014-12-16 20 22 05) なんでヘビメタって蔑称になるのかぐぐってもよくわからん -- 名無しさん (2015-10-11 19 35 35) ロック共々、黎明期の名曲をいざ聴いてみると思ってたほど激しくない・ 速くもないで拍子抜けしたりする。 -- 名無しさん (2016-02-11 14 51 26) やっぱメタルはこうでなくっちゃ(記事読みながら爆笑) -- 名無しさん (2018-03-10 10 26 54) ギルティギアシリーズのBGMのジャンルはこれだっけ? -- 名無しさん (2018-05-20 21 37 54) ↑ YES。さらに言えばGGのデザインラインに影響を与えた「BASTARD!!」がヘヴィメタルのファンタジー化だからある意味当然の流れではある。 -- 名無しさん (2021-03-10 11 49 24) メタラーはツンデレ 人差し指と小指だけを立てた“メロイックサイン”と呼ばれ、悪魔を呼び寄せると同時に祓う -- 名無しさん (2021-03-24 13 42 26) ここ最近頻繁に追記してくれる人、追記はありがたいけど何度も細かい編集すると履歴が流れるのである程度まとめて編集してほしい。故意の履歴流しと判断されて規制の要因の一つになったケースも過去にあるので… -- 名無しさん (2021-03-25 12 17 42) ポケモンのとくせいのヘヴィメタルの項目だと思ってたw -- 汚花のフラウィ (2021-03-30 06 58 00) 何故「ヘビメタ」は好ましくない略称なの?教えて。 -- 名無しさん (2021-12-09 02 07 20) しれっとヘヴィメタルの欄にヘヴィ・デス・メタルおるやん -- 名無しさん (2022-01-08 19 21 36) かなり、久しぶりに来たらめちゃくちゃ充実している -- ななしさん (2023-10-22 18 06 17) ↑3 80年代後半くらいの頃、日本でもヘヴィメタルは徐々に認知されるようになってきたけど、それと同時に「けったいな格好で奇妙な叫び声をあげる奴ら」という偏見も広まって存在自体がギャグみたいに扱われることも多かったんだそうだ。当時、「ヘビメタ」という略称で呼ばれるのは、決まってそういうネタ的な見方をされてる時ばかりだったので、その時の屈辱が忘れられないファンが沢山いるらしい(アニヲタに例えたら、「何でもかんでも『萌え~』で片付けられる」みたいなイヤさかな?)。 -- 名無しさん (2024-02-06 18 29 08) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kisa-tama/pages/23.html
メニュー一覧へ戻る けだかき夢の道LV62 残された大地の道LV62 呪われし光のアジトLV63※場所コンプ けだかき運命の遺跡LV66 けだかき悪霊のアジトLV67 ざわめく闇の墓場LV68 ゆらめく闇の遺跡LV68 けだかき影の墓場LV68 放たれし大地の道LV69(木更津とむとむ) 放たれし星々の世界LV72※場所コンプ 怒れる魂の遺跡LV72 呪われし闇の遺跡LV75 呪われし魔神の遺跡LV79 [seed ] 1759-I [地図名] けだかき夢の道LV62 [ 場所 ] 41 [発見者] タマキ [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B13F ブラッドナイト [ 内容 ] B10F はぐれメタルオンリーフロア有り [ 備考 ] シウマイはぐメタⅡの発見者違い。 [seed ] 42F5-J [地図名] 残された大地の道LV62 [ 場所 ] 73 [発見者] キサラヅ,マリア [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B13F アトラス [ 内容 ] B9F はぐれメタルオンリーフロア有り [seed ] 00C7-J [地図名] 呪われし光のアジトLV63 [ 場所 ] 46/19 ※場所コンプ [発見者] タマキ/キサラヅ [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B14F アトラス [ 内容 ] B10F はぐれメタルオンリーフロア有り [seed ] 4F03-J [地図名] けだかき運命の遺跡LV66 [ 場所 ] 05 [発見者] キサラヅ [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B14F アトラス [ 内容 ] B10F はぐれメタルオンリーフロア有り [ 備考 ] セント横はぐメタの発見者違い。 [seed ] 0223-J [地図名] けだかき悪霊のアジトLV67 [ 場所 ] 8B [発見者] タマキ2 [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B14F レパルド [ 内容 ] B10F はぐれメタルオンリーフロア有り [seed ] 1250-G [地図名] ざわめく闇の墓場LV68 [ 場所 ] 7A [発見者] タマキ [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B15F アトラス [ 内容 ] B14F はぐれメタルオンリーフロア有り [seed ] 4083-G [地図名] ゆらめく闇の遺跡LV68 [ 場所 ] 14 [発見者] タマキ [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B15F アウルート [ 内容 ] B14F はぐれメタルオンリーフロア有り [seed ] 4091-J [地図名] けだかき影の墓場LV68 [ 場所 ] 71 [発見者] タマキ2 [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B16F イボイノス [ 内容 ] B11F はぐれメタルオンリーフロア有り [seed ] 0AA0-J [地図名] 放たれし大地の道LV69(木更津とむとむ) [ 場所 ] 06 [発見者] タマキ2 [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B14F アウルート [ 内容 ] B7F はぐれメタルオンリーフロアまで最浅 ※すれちがいwiki厳選地図&最優良地図。 [ 備考 ] とむとむの発見者違い ※取得動画有り [種地図] ね大26(最浅はぐメタクエスト16720枚目) [seed ] 7856-J [地図名] 放たれし星々の世界LV72 [ 場所 ] 8F/62/79 ※場所コンプ [発見者] タマキ/タマキ2/マリア [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B15F レパルド [ 内容 ] B9F はぐれメタルオンリーフロア有り [ 備考 ] はぐピカの発見者・場所違い。 [seed ] 5C54-J [地図名] 怒れる魂の遺跡LV72 [ 場所 ] 4A [発見者] マリア [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B14F レパルド [ 内容 ] B12F はぐれメタルオンリーフロア有り [ 備考 ] とむとむⅡの発見者違い。 [seed ] 0B78-J [地図名] 呪われし闇の遺跡LV75 [ 場所 ] 3E [発見者] キサラヅ [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B17F アトラス [ 内容 ] B12F はぐれメタルオンリーフロア有り [seed ] 35BB-J [地図名] 呪われし魔神の遺跡LV79 [ 場所 ] 0D [発見者] タマキ2 [ 地形 ] 遺跡 [ ボス ] B16F レパルド [ 内容 ] B11F はぐれメタルオンリーフロア有り
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20906.html
登録日:2011/02/19(土) 01 44 48 更新日:2022/05/14 Sat 08 54 44NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 BS11 メタル メタル侍 公式が病気 時代劇 東映の本気 メタル侍とは、BS11で放送されていた時代劇のこと。監督は兼涼介。全13話。 主人公の侍が、平和を乱す悪人を懲らしめるという非常に王道のストーリーなのだが、この時代劇のおかしいところは 主人公がメタラーであることである。 …まあ意味がわからないと思うので、人物紹介を兼ねて説明していこう。 登場人物 松平出洲之進(ですのしん) (演 Gary Jay Coffman) 江戸に住んでいる浪人。通称「でっさん」。食事処「おたふく」の娘、おみつが好きでいつもたむろしているが相手にされていない。 こんな外見。そう、メタラーな外国人なのだ。しかしそのことは全く意識されておらず、地味なやつ扱い。 日本語が話せないので英和辞典を持ち歩いている。 そんな冴えない男だが、おみつがさらわれると片言で「ユールーサーネーエ…!」と、立ち上がる。 敵に囲まれた時は、「チッ、シカタネェ…」と言ってメタル侍に変身するのだ! そして自慢のメタルサウンドで敵をバッタバッタと倒していく。 さらに悪の親玉に対して英語で説教をし始め(字幕がつきます)、メタル技48手で懲らしめるのである。 そう、この時代劇はメタルな侍が活躍する痛快時代劇なのである。 平八 (演 国木田かっぱ) でっさんの友達で、岡っ引き。チャキチャキの江戸っ子で、でっさんとおみつの恋を応援している。 しかし途中ででっさんのことが好きになったり、幽霊に惚れたりと、恋多き男。 おみつ (演 三津谷葉子) 食事処おたふくで働く巨乳の町娘。といってもほとんど仕事はサボりがち。わがままで自分勝手な性格。 奉行にさらわれた時メタル侍に助けられて、惚れてしまう。しかしその正体には気づいていない。 南町奉行 (演 高橋弘志) おみつを誘拐して、メタル侍に懲らしめられる。それでも毎回誘拐する。 廻船問屋越後屋 (演 木下通博) 通称越後屋。奉行の命令で、毎回悪事を働く。その都度 「町方がなにか嗅ぎつけた折には何卒…(「金のお菓子」を差し出す)」 「ふむ…」 「しかしまさか、天下の南町奉行様が、○○に関わっているとは思いもよらないでしょうな…」 「そんなワシをうまいこと利用する、越後屋、お主も悪よのう…」 「いえいえお奉行様には敵いません…」 といったやり取りがある。 悪役は全話この二人である。 竜二 (演 堀田貴裕) 男前の職人。おみつと付き合うが、正体は越後屋に雇われた誘拐犯。口封じとして消されるが、なぜか生きてる。 メタルゴッド (?) 謎の老人 ふざけた印象を抱くかもしれないが、東映京都太秦撮影所で制作されている。 追記ィ・修正、シナイヤツハー、オテン、ト、サマガユルシ、テモ、コノオレサマガー、ユルシャシ、ネエ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ワロタww -- 名無しさん (2014-12-27 11 08 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/6war/pages/1452.html
正式名称 / 統治体制 ジークライ国 / 王政 エンブレム 特徴 レイトン、ビバスク大陸西に位置する。 周囲の小国を統合する形で巨大化していき、大陸における五大国家の一角となる。 近代化が進むと同時に食糧問題が勃発する中、最大の軍事力をもって次々と自国有利の条約を結ぼうとするパラスティア国に対して、他の3国と連合して戦争状態となる。 しかし、大戦の最中スレイヴギアの暴走によって、自国のみならずビバスク大陸そのものが100年にわたる無統治状態としてしまう。 スレイヴギアウィルス事件解決後、廃墟の中から有志によって再建され、世界を100年前の水準に戻すべく周辺国と協力して復興作業に準じている。 歴史 4885年 周辺国を統合して建国される。 9538年 世界を荒廃させる戦争「第四次世界大戦」が勃発。ビバスク大陸では、周辺諸国に圧力をかけていたパラスティア国に対して、ジークライ国、プレスロード国、ティヤマ国、ナルミア国が連合国として対抗する。 9546年 パラスティア国でスレイヴギアが完成する。 9547年 スレイヴギアが実戦に投入される。 9555年 2月、スレイヴギアウィルス事件が勃発する。 9561年 10月、大陸にある大都市はほぼすべてが暴走したスレイヴギアによって焼き尽くされ、国としては機能を失う無統治時代となる。 9688年 汚染スレイヴギアを無力化するウィルスにより、ほぼすべての汚染機が機能を停止。 9704年 パラスティア国の協力により正式に復興宣言。 9753年 パラスティア連邦国家として統一国の中の自治区となる。 この国を舞台とした物語 Slave Gear
https://w.atwiki.jp/theurgy/pages/477.html
022人機 機体サイズ 13.5m 武装 ・砲各種・近接兵装各種・誘導兵器各種・その他兵装各種 機体概要 CD社への侵攻時の技仙の主力機。025人機の前身とも言える機体であり、025人機と性能はさほど変わらない。むしろ一部のスペックは025人機を上回る程である。 しかしながら工業製品としては設計が洗練されていない部分が多く、本機の発展形として開発されたのが025人機である。 出現当時は最高クラスの性能を誇ったが、拡張性の乏しさや設計の繊細さや複雑さ、025人機への機種変更もあって輸出されることもなく退役。現在の稼働機は殆どなく、少数が訓練用機体に使われている。その他の一部はモスボール保管されているが、大多数はスクラップとして廃棄された。 派生型 X022(原型機。初期不良に悩まされたため、実戦には投入されていない。)X022A(設計を見直した改良型。性能が改善され生産型の基本となった。) X022C(設計を見直し、指揮官型に必要とされるであろう要素を追加した試作型指揮官機。) 022(X022Aを基にした前量産型。)022A(022の陸軍仕様の改修型。頭部センサーユニットや肘関節部の装甲形状に違いがある。AはArmyから。) 022C(022Aの指揮官仕様。データリンクなどの通信機能が特に強化されている。CはCommanderから。) 022R(擱座したテウルギアの回収を目的とした機体。しかし、回収部隊に回せる程のテウルゴスを確保できなかった為、レメゲトン搭載スペースに電算機を追加し、実質的にマゲイアとして運用された。RはRecoveryから。)
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3200.html
メタルスラッグ 概要 ストーリー 特徴・評価点 問題点 総評 余談 参考プレイ動画 家庭用移植 その後の展開 メタルスラッグ 【めたるすらっぐ】 ジャンル アクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 アーケード(MVS)ネオジオ、ネオジオCDセガサターンWindows Vista~10 販売元 SNK 開発元 ナスカ 稼動開始日 1996年4月19日 発売日 【NG】1996年5月24日【NGCD】1996年7月5日【SS】1997年4月4日【Win】2015年6月26日 プレイ人数 1~2人(同時プレイ) レーティング CERO B(12才以上対象) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2008年4月22日/926Wiiポイントネオジオステーション(2016年7月27日 配信終了)【PS3/PSP】2010年12月22日【PS3】857円(税別)【PSP】667円(税別)アーケードアーカイブス【PS4】2016年11月24日/823円(税8%込)【One】2017年3月2日/823円(税8%込)【Switch】2017年3月30日/823円(税8%込) 判定 良作 ポイント 格闘ゲーム全盛期の中で生まれた2Dアクション芸術的なドット絵による多彩な演出純粋な戦争物で雰囲気もシリアス寄り続編と比べ難易度は低めだが操作性にやや癖あり メタルスラッグシリーズ 概要 軍事クーデターを企てたモーデン元帥を打ち破り、奪われた万能戦車メタルスラッグを取り戻すため、正規軍特殊部隊のマルコとターマが戦うアクションシューティング。 ストーリー 20XX年。ドナルド・モーデン元帥は軍事クーデターによる覇権掌握を実行に移した。彼が数年間の準備をかけた電光石火の侵攻により、計画発令からわずか170時間で世界の主要都市は陥落。モーデン軍の統制下におかれた。モーデン軍の攻撃から生き延びた正規軍のメンバーはレジスタンスとなり、壊滅状態となった兵力の立て直しを行いつつも反撃の機会を伺っていた。だがある日、正規軍の秘密工場の情報を入手したモーデン軍の部隊が秘密工場への奇襲攻撃を開始。秘密工場は無残にも破壊され、更に完成目前だったモーデン軍への反撃の切り札となる新型万能戦車「SV-001/I メタルスラッグ」が奪われてしまう。事態を重く見た正規軍は特殊工作部隊「ペルグリン・ファルコンズ(通称PF隊)」の隊員マルコとターマの2人に指令を下す。「少人数の部隊でモーデン軍の各拠点をピンポイントで攻撃。これを破壊せよ。」「奪われたメタルスラッグは機密保持の為に奪還。奪還が困難の場合は破壊もやむなしとする。」いま、たった二人の元帥討伐作戦が始まろうとしていた…。 特徴・評価点 グラフィック ネオジオスペックの限界に迫る超絶ドット絵芸。 通常武器のハンドガンと比べても見た目威力ともに派手な特殊武器や、敵から奪った戦車による破壊の快感が素晴らしい。 キャラの見た目こそ2~3頭身であるが、人体損壊描写が激しい。 血しぶきや黒焦げはともかく、至近距離で砲撃されて消し飛んだり、岩で潰れたり、盛大に血反吐を吐いたり、バラバラになったり、溶かされたりする。心臓の弱い人は少し気をつけたほうが良さそうである。 初代の特徴としてステージ上に配置された破壊可能ギミックの多さが挙げられる。こちらが銃撃すれば敵キャラと共に背景の家屋、外灯、崖等といったオブジェが派手に破壊されていき、爽快感は抜群。 無論、破壊された時の挙動も作り込まれており、中には戦車を支えている崖の一部を破壊する事で戦車を落として一撃で倒せるといった事もできる。 緻密なグラフィックで描かれる戦争の世界観 本作は純粋な戦争物として描かれており、基本的にはシリアスな雰囲気で展開される。上記の死亡アニメだけでなく、威圧感のあるボス兵器やボス前で一目散に逃げる動物達といった細かな演出の数々、峡谷での戦車戦や市街地戦、海上からの上陸といったシチュエーションのステージ構成とその完成度は極めて高い。 一方で3面中盤で現れる便器に座ってる兵士、2人組で目の前で相方を倒されても平然と飯を炊き続ける炊事兵、特定の場面の背景をよく見るとUFOが飛んでる等決して雰囲気が重くなりすぎないような小ネタが挟まれている。 本作のエンディングはクリア時のプレイヤー数で内容が変わるマルチエンディング式。一人プレイ時は戦いが終わった地で戦争の虚しさを訴えかけるような哀愁を漂う内容。一方、二人プレイ時は背景こそ一人プレイ時と同じながら状況やBGMが一転して明るい雰囲気になり、更に歌詞が表示されてカラオケ風味になると一人プレイ時とはまるで正反対の内容となる。 特定の条件でクリアするとエンディングがカラオケ風になる演出はスタッフが過去に製作した『アンダーカバーコップス』で見られた要素であり、それのオマージュといえるだろう。 完成度の高いアクションシューティング 良好な操作性 上撃ち、下撃ち、移動射撃も自由自在であり、8方向レバー+ショット、ジャンプ、グレネード投擲の3ボタン。弾数制限があるが非常に頼もしい特殊武器と、それが切れてしまうと非常に頼りないハンドガン。接近して攻撃ボタンを押すと威力の高いナイフアタックという操作性は初代から既に完成されている。 本作のみ、ジャンプボタンを一瞬だけ叩くことで通常のジャンプよりも飛距離が短くなる「小ジャンプ」が存在する。 各アクションは軽快でスピード感を損ねることがなく、アニメーションの細かさもあって、動かしているだけでも楽しい。 やり応えのあるレベルデザイン 基本的にどの攻撃を受けても一撃で死ぬ上に、エクステンドがなく、初期出荷設定だと3機しかない。一発死+この仕様により凡ミスが命取りとなるため、一定の緊張感がある。ただしミスになるのは「攻撃を喰らった時」であり、単に重なっただけではミスにならない。この事に気がつくと「ミスを恐れてちょっとずつ進む」よりも「大胆に走っていく」方が逆に安全になる地帯もある。 一方で強力な武器や乗り物(本シリーズではスラッグと呼ばれている)といった攻略の助けとなるものも多く、それらによって敵をなぎ倒す快感も味わえる。 メタルスラッグは装甲に覆われているため、本作では敵の攻撃にも2発まで耐えられる。一撃死じゃなくなるというだけでもかなりの安心感と頼もしさがあり、ただ難しいだけのゲームではなく、展開にメリハリを持たせている。 乗り物から降りる時の回転ジャンプには長めの無敵時間があり、これで敵の攻撃を避ける、通称「鬼避け」というテクニックがある(*1)。これは乗り物の価値を高めているだけでなく、回転ジャンプのアクションが比較的派手で、大道芸的な面白さもある。 生身だと手榴弾を画面中に2個までしか投げられないが、メタルスラッグに乗った状況でレバーを下方向に入れると、手榴弾を投げられる。この登場中手榴弾は画面中2発の制限が解除されいっぺんに大量に当てることが可能。手榴弾を多く持っていると冗談のようにボスをあっさり撃破できる。この仕様は後のシリーズでも同様。 シリーズ初代となる本作の難易度は後継作に比べれば低め。 初見では無理そうな場面でも、パターンを覚えれば安定して突破できる。一部の場面やボスの攻撃パターンで若干のランダム要素はあるものの、プレイヤーの反射神経を極端に要求される状況はほぼないため、やり込むほどに上達が実感しやすく、熱中度が高い。但し、シールド兵など一部の敵は速い弾を放ったり、回避が難しい飛び込みナイフ攻撃を行う「ビースツ兵」(*2)が画面の左右から大量に現れる場面の存在もあり、一概に難易度が低いと言える訳ではない。 探して集める楽しさ 各ステージのあちこちではプレイヤーの助けとなる捕虜がいたり、様々な得点アイテムが入手できる。容易に見つかるものもあれば、特定の条件でのみ出現するものもあり、試行錯誤してそれらを集める収集要素的な面白さがある。 各ステージクリア時には捕虜の救出数と、救出した捕虜の名前が表示される。また捕虜の救出数に応じてスコアにボーナス点が入る。 得点アイテムには金貨や食べ物など様々なバリエーションがある。 本作では得点アイテムはスコアに影響するだけで攻略上は何の役にも立たないが、アイテムを入手した時の効果音が小気味良く、アイテムをかき集めること自体も楽しい。 問題点 操作性について 前述の小ジャンプの存在、上入力の受付が独特でヘヴィマシンガンの斜め撃ちがしづらい、メタルスラッグの移動に若干慣性が働くといった具合で細かい仕様の部分において他のシリーズ作と比べてやや癖が強いものになってる。 本作から入った場合は特に問題はないが、続編作からシリーズに入った後に本作をプレイすると違和感を感じやすい。 特に注意しないといけないのはしゃがみナイフ攻撃。2種類の攻撃モーションの内の1つが本作では攻撃判定発生前に大きな隙を晒すため、無闇に使うと窮地に陥ってしまうことも。 メタスラアタックについて 乗り物に乗っている時Aボタン(通常攻撃)とBボタン(ジャンプ)を同時押しすると乗り物を突撃させて敵に大ダメージを与える「メタスラアタック」が発動する。 乗り物を失うことになるため基本的にボスへのトドメの一撃のみにしか使われないが、ボタンの都合上ジャンプして通常攻撃する時に暴発しやすい。特に連付きボタンが用意してある店で、A連を押しながらBを押してしまうと暴発一直線。 ダメージもボスを満タンから瀕死に追い込ませるほど大きいわけではないため、暴発時のデメリットは非常に大きい。 続編では乗り物にのりつつジャンプして攻撃とするシーンが増えたためこの問題が更に目立つように。この問題はメタスラアタック発動ボタンがDボタンになる「4」まで続いた。 ちなみに本作に限った話ではないがゲームの特性上、メタスラアタックは封印した方が何かと有利である。生身では1発でアウトとなる仕様から防御面でも心強い上、ボス戦では乗り物に乗った状態で撃破すれば乗り物ボーナスとして得点も入る。 厳密にはボス撃破時に乗車の有無に関係なくメタルスラッグが存在していれば乗り物ボーナスが入る。この仕様は本作のみで続編以降は乗り物に乗った状態でボスを撃破しないとボーナスが得られなくなっている。 強化銃について 強化銃は画面に出現すると取得するまで消えない。 問題となるのはミッション4の終盤。道を塞ぐトーチカを破壊して進むが、このトーチカを破壊すると強化銃が出現する。 乗り物に乗っている間はジャンプ力が低下し、出現した強化銃を避けることができなくなる。 そのため、ボス戦に自分の好きな強化銃と乗り物の両方を持ち込むことができない。 続編では出現してから一定時間経つと消滅するようになったため、使いたくない強化銃を取らされることは少なくなった。 無限稼ぎについて ミッション5でのある敵を画面に少しだけ映した状態では撃破できなくなるが、打ち込み点は入るという状況になる。 条件は比較的簡単な上に、テクニック(*3)とも絡んでいるため発生しやすい。スコアアタックでは稼ぎが作業になってしまい、通常攻略ではこのことに気づかないと進めなくなるためどちらにしろ問題となる。 総評 既に業界は格闘ゲーム一色、当のネオジオさえもその影響を大きく受けたラインナップと化していた中で、これだけの良質なアクションゲームが生まれたのは奇跡的だったと言えよう。 基幹部分は『魂斗羅』などといった前例があり、それを継承したと言えばそれまでではあるが、きちんと戦車などといった爽快感をパワーアップさせる要素を取り入れる事で、単なる模倣に終わらせない意気込みが伝わってくる。 そしてゲームのみならず、職人芸と称されるグラフィックやサウンドも本作を良作へとのし上げる事となった。 余談 本作を開発したナスカはアイレムの系統を継いだ会社であり、『ジオストーム』で敵が上げる「ヴオッ!」などの悲鳴がメタスラシリーズに流用されていたり、本作の制作チームがアイレムに所属していた頃に制作した『海底大戦争』と上記『ジオストーム』が本作の背景の書き込みとSEが非常に似通っている。 また”RUN GUN”(走って撃つ)タイプのアクションシューティングという非常に似通ったジャンルの為、「ガンフォース」及び、続編的存在の「ジオストーム」に本作との関連を指摘する声もあるのだが...。 しかし、『メタルスラッグ』は当初、”戦車を自機としたアクションシューティング”として開発された経緯があり、実際にそのプロトタイプバージョンでもロケテストが行われ、当時のアーケードゲーム雑誌にも紹介されている。その為、実際には制作スタッフは共通しながらも先述の2作品とは路線変更後に結果的に似通った内容になっただけに過ぎない。むしろ後述の『海底大戦争』の延長上の作品だったと言える。 ちなみにプロトタイプバージョンでは操作性が全く異なっており、レバー上でジャンプ、ABCDボタンで各右上左下の撃ち分け(2つのボタン同時押しで斜め撃ち)、オプションとして兵士を砲塔の上や戦車の後ろに引き連れる事も出来た。 また、ストーリーもかなり異なっており、プロトタイプ版はクーデターに成功したモーデン部隊に反旗を翻したレジスタンス達の戦いという設定になっていた。主人公も当然マルコ&ターマではなく、元正規軍の兵器開発員だったフィル・ジーン(1P)とその恋人であるミチコ・ナカジマ(2P)という設定で、メタルスラッグもモーデン部隊に奪われておらず、レジスタンスの最終兵器という位置付けとなっている。 なお、プロトタイプバージョン時代の設定の一部はサターン版やプレイステーション版のデータベース内で見る事が出来る。 後に開発元のナスカは本作の開発後にSNKに吸収合併され、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズと並んで現在に至るまでSNK(プレイモア)の屋台骨を支え続けた長寿シリーズとなった(*4)。 参考プレイ動画 + クリックで展開 家庭用移植 家庭用ネオジオ アーケード基板(MVS)の完全互換機で内容も同等。なおネオジオ版はバーチャルコンソールなど様々な配信等でプレイすることが可能。 ネオジオCD ロードがネックとなっているが『メタルスラッグ2』同様に格ゲーよりはマシ。また新たにコンバットスクールが追加されている。後述のSS版とPS版移植はこれをベースにしている。 プレイステーション 本編ではステージ中にロードが発生しテンポが悪い。また、アニメパターンが削除されていることも欠点。その一方でCD版の要素を中心に様々な要素が追加されており、例えばコンバットスクールに登場するソフィア教官に声優・富永みーな氏のボイスが追加されたり、2Pプレイ時のEDが同じく富永氏によるヴォーカル版になっているなど、単なる移植とは思えない要素が詰まった一作となっている。 PS版のみ、本作のストーリーを別の視点から見たアナザーストーリーモードが追加されておりシリーズお馴染みの相川留美(本作ではルミ・アイカワ名義)軍曹が初登場している。 セガサターン 拡張RAM必須のソフトだけあって本編はアーケードをほぼ忠実に移植しており(*5)、移植度はPS版を凌ぐ。また、ネオジオCD版ベースのPS版同様、コンバットスクールはボイス有り。 コンバットスクールのサバイバルアタックにバグがあり満点が取れない。(*6) Windows(steam) 海外版のアーケードの移植。PS版などにあった追加要素はない。 またこの他にもオムニバスソフト『メタルスラッグ コンプリート』でも本作をプレイすることが可能。 ちなみにGBA末期に初代~3までそれぞれ単体で移植される予定があった。 その後の展開 1998年に続編の『メタルスラッグ2』が展開された。 やや癖のあった操作感が改善された正統続編であり、ここからストーリーはオカルト、ゲーム内描写はコミカルを織り交ぜた物へとシリーズの方向が定まって行くこととなった。 そして2009年発売の『XX』を最後にメインシリーズの展開は終わってしまったが… 2023年、数々の元スタッフが手掛ける精神的続編『Black Finger JET』が鋭意製作中であると発表された。
https://w.atwiki.jp/mgsch/pages/7.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/kyouguti/pages/5.html
https://w.atwiki.jp/degi-mon/pages/153.html
【名前】 メタルティラノモンX 【読み方】 めたるてぃらのもんX 【世代】 完全体 【種族】 サイボーグ型 【タイプ】 ウイルス 【必殺技】 ギガデストロイヤーⅡヌークリアレーザーⅡ 【所属】 メタルエンパイアX-REVOLUTIONデジモン 【詳細】 メタルティラノモンがX抗体を取り込んだ事でX-REVOLUTION(ゼヴォリューション)した姿。 改造されたデジモンの中で誰もが「超高性能」と認めるメタルグレイモンに比べると荒々しさが目立つが、地上での破壊活動に適した最高のパフォーマンスを誇る。 元来のティラノモンの耐久性はクラックチームによる過度の改造に耐え、獰猛性は凄まじい攻撃力に変換され、それらの改造内容が完全に引き出されている。 強化された爪はメタルグレイモンXの「トライデントアームVER.9.9」には及ばない。 しかし、「VER.7.0」と同等の制御プログラムがデジコアにセットされている(これは格闘戦には必要以上の仕様)。 必殺技 ギガデストロイヤーⅡ 右腕から有機体系ミサイルを発射する。 ヌークリアレーザーⅡ 有り余るエネルギーを左腕からエネルギー弾として発射する。
https://w.atwiki.jp/fullmeta/pages/13.html
『フルメタル・パニック!(アニメ)』は、富士見ファンタジア文庫から刊行されている賀東招二の同名ライトノベルをアニメ化した第一作目。 アニメーション制作はGONZO。