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壱 弐 参 極 名前 [魔法少女]かまいたち (まほうしょうじょ かまいたち) セリフ 壱 「傷付ける魔法はあまり使いたくないんですよね。」 弐 「加減してもよく切れちゃいますから」 参 「あ、一緒に回復魔法も使えば安心かな?」 極 「鋭さと優しさ、どっちもあったら良いですよね♪」 解説 つむじ風とともに現れ、するどく尖った鎌のような爪で人の足を切り裂くという。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 R 13 1340 1110 1220 弐 1550 1280 1410 参 1780 1480 1620 極 2050 1700 1870 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:連魔攻撃 【風】 4 敵単体の攻防ダウン お邪魔戦術式 発動率 敵HPダウン 【中】 備考:
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〈マガ・シール・スー〉 怪異 コスト6/木星/悪魔/ATK6000/DEF0 怠惰 敵が裏向きの魔法少女を支配している限り、 このカードはX重穢しを得る。 Xは敵プレイヤーが支配している 裏向きの魔法少女と同じ数である。 参戦→ 味方デッキの一番上からカード6枚を墓地に置く。 その後、このターン中に味方墓地に置かれたカード1枚を味方手札に戻す。 これによってコスト6のカードが味方手札に戻っているなら、 このカードをリカバーする。 DRAGON S GATEで登場のコスト6の木星の怪異。 怠惰と敵裏向きの魔法少女の数だけX重穢しを得る能力、参戦時デッキトップ6枚を墓地に置き、ターン中に味方墓地に置かれたカード1枚をサルベージする能力を持つ。 さらにサルベージしたカードがコスト6であれば自身をリカバーできる。 コスト6であるが、フィニッシャーと言えるべき性能を持つカードである。 悪魔であるためサポートも豊富であり、重さに反して扱い易い。 怠惰を持つが、3つ目の能力によって自身をリカバーすることも可能である。 ただし条件があるため、別途リカバーする手段を用意しておくと確実性は増すだろう。 2つ目の能力は、敵裏向きの魔法少女の数分のX重穢しを得る能力。 無属性などを相手にしたときに輝く能力であると言える。 ただし、有属性を相手にした場合には余程のことがない限り、三重穢しが関の山だろう。 三重穢しでも十分ではあるものの、能動的に相手の裏向きの魔法少女を増やしたいところ。 〔アーカム〕を利用すれば敵の裏向きの魔法少女を増やしつつ、オドブーストができるため相性が良い。 3つ目の能力はデッキトップ6枚を墓地に置き、そのターン中に味方墓地に置かれた任意のカード1枚をサルベージする能力。 またサルベージしたカードがコスト6なら自身をリカバーできる。 一気に6枚のカードを墓地に置くことができ、またサルベージ能力につなげることができる。 サルベージするカードは、この能力で墓地に置いたカードでなくとも、条件を満たしていればなんでも良い。 例えば〔輝いてる私を応援して〕を使用してこのカードを出した場合、使用した〔輝いてる私を応援して〕をサルベージできる。 もちろんコスト6ではないため、リカバーはしないもののカードの消費を抑えることができる。 自身をリカバーする場合もコスト6であれば怪異でなくても良い。 例えば〔魔法混合〕や〔我に平伏せ〕もコスト6であるため、それらを再利用しつつこのカードをリカバーできる。 カード情報 フレーバー・イラストレーター 能無しに用はない。 illust tokiwa 関連項目 コスト6のカード 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 取得中です。 収録 DRAGON S GATE BP03S2-031 C
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0 あまりに高度な科学は、魔法と区別が付かない。 では、あまりに高度な魔法は……? 1 「魔法少女、と聞くと、夢と希望に満ちた、華々しい存在だとイメージするかもしれません。実際、私もそんな空想を抱いていた一人でした。魔法少女ってすごい、魔法少女って憧れる――という風に」 だから。 本物の魔法少女になれた時はとても嬉しかったですね――と、学生服風の着衣物を身に纏い、椅子に腰掛けている少女は、口元を緩め、微笑むような顔で言った。 豪奢な木製の机を隔てて、少女の向かいの椅子に座っている少年――『地球撲滅軍』の新設部署、空挺部隊の隊長にして、十四歳の若き英雄、空々空は、会話に出てきた魔法少女というあまりにも非現実的な言葉に対して――驚かなかった。 何もこのノーリアクションは、空々が感情を持たず、驚く感性が無いからということだけが原因ではない。 単に彼は魔法少女という存在に、既に慣れているのだ。 というのも、空々は一度、魔法少女になってすらいる。 正確には魔法少女の魔法のコスチュームを着ただけだけれども、それでも、魔法の力を体験し、使用した事はあるのだ。 (むしろ、驚く所は、あんなフリフリのコスチュームを着ていなくても魔法少女って所かな……) そう考えつつ、ふと、四国で出会った魔法少女達を順に思い出す――が、黒髪シニョンの華奢な馬鹿が脳裏に浮かんだ途端、それを打ち切った。 ともあれ、あんな着る事自体が罰ゲームみたいなドギツい衣装を着なくとも、目の前の少女が着ているような学生服風の衣装(あくまで学生服『風』であり、それに施されたアレンジは多少目立つけれども)で『魔法少女』になれるというのは、空々にとって初耳であった。 いや、たしか、この少女の場合、魔法少女になるにあたって重要なのは、衣装では無いのか? 「魔法少女になったばかりの私は、夢が叶った喜びのままに、しかし得た力を私利私欲で使いはせず、色んな人の役に立つべく活動しました。側溝に落ちた車を戻したり、無くした鍵を探してあげたり、あとは……」 まあ、要するに、彼女はその魔法の力を『困っている人を助ける』ために使ったのだろう。 まさに、漫画やアニメに出てくる、清く正しく優しい魔法少女だ。 四国では魔法の力を自分が生き残るために使い、人を助けるどころか殺しすらした空々にとっては、耳が痛くなる話である――いくら心が無い英雄でも、痛くなる耳ぐらいならある。 「けれど、そんな風に魔法少女の活動を楽しめたのも、ほんの短い間の――あの恐ろしいゲームが開催されるまでの話だったんです」 と。 そう言って、少女は、少し表情を暗くし、僅かに俯いた。 空々のように心に欠陥を負った人でなしではなく、きちんと感情の備わっている人間がその顔を見れば、『なんて悲しい顔をしているんだろう』と、少女への哀れみを禁じ得なかっただろう。 心が無く、それ故に、他人の心を察する能力が決定的に欠けている空々は気付くまい。彼が四国で体験した『四国ゲーム』に負けず劣らぬ程に血と死に満ちたゲームを、目の前の少女がかつて体験していたことになど。 「その催しで沢山の人が死んでいった後で、無事生き残った私の心にあったのは、後悔だけでした。私は何も出来なかった。自分で何も選ばず、どんな決断もしなかったままに、終わってしまった。それを、後悔しました」 だから――と、少女は表情を変えないまま、言葉を続ける。 「決めたんです。次は……選ばなかったことを後悔するんじゃない。後悔する前に自分で選ぶ――と。」 その考えには、空々も同じであった。 何事も、他人に何かをしてもらうのを待っていては遅く、間に合わない。 伝説上では、何かと他人頼りな印象を受けられやすい空々だが、もしも彼が本当に何もかもを他人に任せていた場合、彼の英雄譚はとっくの昔に幕を閉じていたであろう。 結局、自分の事は自分でやり、自分で決める他ないのだ。 「それから私は、懸命に働き、戦いました。あの地獄のようなデス・ゲームを繰り返させないために、そのような事を企む魔法少女を次々に倒していきました。そうしていった末、いつの間にか、私は『魔法少女狩り』という異名で呼ばれるようになっていたんです」 少女の腕は美しくて細く、柔らかそうである。 健康的ではあるものの決して強力そうではないその腕では、悪者どころか少し重めの図鑑一冊すら倒せなさそうな気もするが、しかし、彼女は魔法少女――この世の法(ルール)ではなく、魔の法(ルール)の元にいる存在だ。 ならば、悪者の一人や二人、余裕で倒せるだろう。 「だけど、私が働けば働くほど、世の中が良くなったか――と言えば、そうではありませんでした。この話の最初に、私は『魔法少女、と聞くと、夢と希望に満ちた、華々しい存在だとイメージするかもしれません』と言いましたけど、実際はそんなイメージ通りではなく、魔法少女の社会にも、人間社会と同じくらい生々しい闇だったり、面倒臭い慣習だったりがあったわけです。だって、魔法少女も、元々は普通の人間だったんですから」 それもやはり、空々と同じである。 人類を救う為の若き英雄になり、『地球撲滅軍』に入れられた空々であったが、彼を待ち受けていたのは、絵に描いたようなヒーローストーリーではなく、ただひたすらに汚く、醜い、人間同士の争いであった。 自分の出世の為に、上を引き摺り下ろし、他人を陥れ、弱い者を危険に晒す――そんな組織は何処にだっている。 結局、人類を救う正義の組織であろうと、この世の法則から外れた魔法少女の集まりであろうと、平凡な社会であろうと、其処に居るのが人間であれば、出来る社会構造はそう変わらないのである。 「そんな中で生活していたから、次第に私の心はプレッシャーや責任、遣る瀬無さで擦り切れていたのかもしれませんね。だからこそ、決定的な崩壊を迎えてしまった『あの時』以来、私は魔法少女であるのが嫌になったんでしょう――全てが嫌になったんでしょう」 少女の顔に掛かった影が、言葉を紡ぐ度に段々と暗くなる。 しかし、次の瞬間。 『だけど』――と。 力強い発音でそう言って、少女は俯いていた顔を上げた。 空々の方を見据える少女の表情には、先程までの暗さが微塵も無く、月のような輝きを纏った笑顔があった。 (こういう表情を何処かで見たような……いや、表情というよりも、感情かな?) 目の前に現れた表情――感情に対する既視感を疑問に思う空々。 彼が、それへの決定的な答えを出すのを待たずに、少女は言葉を続けた。 「――だけどその後、私は、プク様のおかげで救われました。彼女の友達の一人になることが出来ました。それまでの悩みなんて気にもせず、プク様に仕え、プク様のお役に立てる事を、生きる目的として定められたんです。それが、どれほど素敵なことだったか、分かりますか?」 2 あぁ、そうか――と、空々は納得した。 目の前の少女が放つ感情への既視感が何だったかを、思い出したからだ。 その感情は、空々の世話係にして空挺部隊副隊長、氷上竝生が時折見せていた、『献身する事への喜び』だった。 もっとも、氷上女史が見せていたこの感情は、目の前の少女ほどに強大ではない、細やかなものだったけれども。 少女のその感情に、空々は押されることもなければ引くこともなく、ただ受け流し、 (成る程。これが『彼女』の魔法なのか) と、今ここには居ない、自分が召喚したサーヴァント――少女が言うところの『プク様』の魔法を分析していた。 その時、それまでうっとりと酔いしれるような表情をしていた少女が、ふと、何かに気付いたような表情を見せ、台詞を中断した。 「そろそろプク様がいらっしゃるようです。こんな短時間で着替えを終わらせなさるとは……プク様は余程、あなたとの会話を楽しみにしているのでしょうね」 背後をちらりと振り返り、そこにあるドアを見て、少女はドアの向こう側の様子が見えているかのように――否、聞こえているかのように、そう呟いた。 その口調は先程までとは違い、恍惚に満ちた物ではなく、何処か不満げで、憎々しげな様子である。 その不満と憎悪は、これからやってくるプク様に対して――ではなく、『プク様』との会話を控えている空々に対して向けられたものであった。 要するに、彼女は空々が羨ましく、妬ましいのである。『プク様』と会話が出来ることは勿論、『プク様』が着替えの時間を短縮するほどに、空々との会話を楽しみにしてくれていることも。 しかし、そう恨んでも羨んでもばかりいられない。 『プク様』の来訪を予見した少女は、空々との会話を唐突に打ち切り、席を立った。 そのまま、ドアの真横まで移動し、使用人が主人を迎えるような、恭しいポーズを取って待機する。 その数秒後、ドアが開き、部屋の外から一人の魔法少女を先頭に、何人もの魔法少女たちがぞろぞろと室内に入って来た。 彼女たちは、まさに魔法のように美しい少女たちであったが、その中でも先頭を飾っていた少女は一際美しかった。 アフタヌーンドレスを更に豪華にしたような着衣物に加え、背中に孔雀の羽のような装飾品を何枚も付けている彼女は、そのまま先程まで学生服風の少女が座っていた椅子の真横に到着。 すると、後ろに控えていた何人もの少女の内、五人がそれぞれ、布やらクッションやらを持ち出し、椅子を飾って行く。 やがて見る見るうちに、五秒と経たず、椅子は女王(クイーン)の玉座さながらの豪華絢爛さを醸し出すようになっていた。 それを見て、豪華アフタヌーンドレスの魔法少女は満足げに頷き、椅子の装飾を担当した魔法少女たちの頭を順番に撫でていった。 頭を撫でられた彼女たちは皆、頰を赤らめ、今にも昇天しそうなほどに気持ち良さげな表情を浮かべていた。 その後、豪華アフタヌーンドレスの魔法少女は、ぴょんっとバックジャンプするような動作で着席。クッションに腰を沈めた。 「改めましてこんにちわ、空々お兄ちゃん。スノーお姉ちゃんとのおしゃべりは楽しめた?」 空々が召喚したサーヴァント――豪華アフタヌーンドレスの魔法少女こと、セイヴァー『プク・プック』は、太陽のように明るい微笑みと共にそう言った。 3 空々空が、聖杯戦争の一参加者として選ばれ、スノーフィールドへと連れてこられたのは、ほんの数時間前のことである。 (聖杯を巡る戦争なんかより、まずは地球との戦争をどうにかしなくちゃいけないんだけどな……) そんなことを考えるも、現実への適応性において右に出る者がいない空々は、聖杯戦争を勝ち抜く――というよりも、生き残るべく、すぐさま白紙のトランプからサーヴァントを召喚したのであった。 かくして、召喚されたのは『誰とでも仲良くなれる』魔法少女、プク・プックだった。 それどころか、彼女に加えて、何十人もの魔法少女たちが一緒に出現した。 プク曰く、『硬い友情で結ばれている友達は、いつでもどこでも――サーヴァントになった後でも、一緒に居るものなんだよ』だとか。 その台詞を聞き、その場に居た他の魔法少女達は、『プク様の戦いに同行出来て、私たちは幸せです』と、滂沱の涙を流していた。 まあ、タネを明かせば、彼女たちは単にプクの宝具で召喚されているだけなのだが、それを知った所で大した変化は生じないだろう。 ともあれ、空々は一騎のサーヴァントだけでない、何十人もの戦力を一気に有するようになったわけである。空挺部隊のおよそ五、六倍近くの人数が居るのではないだろうか? だからと言って、そこで諸手を上げて喜ぶほど、空々は愚かではない。 たしかに戦争において重要視されるのが兵隊の人数であり、空々の(正確にはプク・プックの)有するそれが多くても、上手く使わねば、戦争に勝てる訳がない。 ただの数のごり押しで戦争に勝てるならば、四十七億人の人類は地球との戦争にとっくに勝利を収めていただろう。 というわけで、空々はプクと今後の戦略について、ミーティングを行おうとした――のだが。 「それならちょっと、おしゃべり用のファッションに着替えてくるね。これは召喚される時用のファッションだったから」 召喚された当時の彼女のファッションは白いトーガであった。しかし、それでも十分に豪華極まりない衣装である。 「プクが着替えている間は暇でしょ? だったら、スノーお姉ちゃんとおしゃべりしてみてね。スノーお姉ちゃんは、これまで悪い子たちをたっくさん倒してきたすごい子なんだよ。だから、面白い話をいっぱい聞かせてもらえると思うな」 と言って、プク・プックは学生服風の少女と空々を部屋に残し、屋敷――これは、空々がスノーフィールドに居た当初から、彼の住居として設定されて居た場所だ――の別の部屋へと、魔法少女たちを連れて行ってしまったのだ。 そして、暫く気まずい沈黙が室内に流れた後、学生服風の少女と空々は着席、会話を始め、冒頭に至る、というわけである――。 4 「プクは聖杯が欲しいな」 会話を始めるやいなや、プクはそう言った。 「だって、聖杯に願えば、どんな願いでも叶えられるんでしょ? そんな事、あの『魔法の装置』でも出来なかった筈だよ。だから、プクは聖杯が欲しいな」 「ちなみに聞きたいんですけれど、聖杯を手に入れたら、セイヴァーさんは何を――」 「プクは『セイヴァー』じゃなくって、『プク』って呼んで欲しいな」 「…………」 サーヴァントを真名ではなく、クラス名で呼ぶべきだということを、聖杯戦争のルールを知った時に勘付いていた空々であったが、まさかそれをサーヴァント自らが否定してくるとは思っていなかった。 目の前に居るプクは、名前で呼んでもらえなかったことに、少し哀しげな表情を浮かべて居る。 その瞬間、空々とプクの周りを囲っていた何十人もの魔法少女たちが一斉に、空々へ殺意と敵意を向けた。 ある者は睨み付け、またある者は悲しんでいるプクの姿に悲しみ、またまたある者は『それ以上プク様を悲しませたら殺す』と言わんばかりに腰に下げた剣に手を掛けている。 そんな中でなお、自分の意見を頑固に貫こうとするほど、空々は命知らずではない。 「……聖杯を手に入れたら、プクさんは何を願うんですか?」 と、改めて言い直す。 「ええとね、『世界中のみんなと友達になりたい』って願うかな」 「…………」 世界中のみんなと友達になりたい。 その文面だけ見れば、なんとも微笑ましい、子供が思う様な願いである。 是非叶って欲しいものだ。 だがしかし。 プク・プックが――『誰とでも仲良くなれる』魔法を持ち、友達になった者全員から狂信者の如き信仰を受けている彼女が、その願いを口にした場合、それが含む意味はだいぶ違った物になるだろう。 それは、『世界を支配したい』と言っているのと、ほぼ同じだ。 子供ではなく、悪の魔王が思う様な願いである。 (なんて事を此処で言った所で意味は無いんだろうけどね……) プクの意見への否定を、プクの友達達の前で言えばどうなるか。 まあ、プクを現世に繫ぎ止める楔の役割でもあるマスターの空々をそうあっさりと殺す事はないにしても、半殺し程度にはしてきたっておかしくない。 彼女達にとってみれば、空々は『最悪生きてさえいれいれば、大丈夫なもの』なのだから。 異常なまでの友情から発する、異常なまでの狂信。 けれども、そんな彼女達よりもずっと異常だったのは、空々空そのものであった。 何せ、彼はプクを召喚してから現在に至るまで、一度たりとも、彼女に対して友情を感じていないのだから。 プクの美しく愛らしい姿に、ほんの少しも心が動いていないのだから。 それもその筈、何せ彼には美しいものを美しいと思い、感動する心がないのだ。 友情以前に情がないのである。 人道ならぬ外道を歩み、情ならぬ非情を持って敵を倒す――それが、空々空という、心の死んだ英雄のあり方であった。 そんな彼にも、かつては友人が居たには居たが……その人物との友情は、プク・プックの求めるそれとは異なっていると言えるだろう。 少なくとも、彼女が友達に求める友情は『友達は友達だけど、必要とあればビルの屋上から蹴落とす』なんてものではないはずだ。 というわけで、空々はプク・プックの友達――シンパにならずに済んでいるのである。 (まあ、それは、僕が周りから外れた、どうしようもない人でなしだという証明でもあるんだけどね) 今まで何回も確認し証明して来た事実を再認識し、空々は溜息を吐きたくなった。が、ここでそんな動作をして、あらぬ誤解を受けるわけにもいかないので、自制する。 一方、プクの方もプクの方で、マスターがいつまで経っても自分の『誰とでも仲良くなれる』魔法で友達にならない事に、疑問を抱いていた。 どういう理由か分からないけど、空々ちゃんが友達になってくれない。 その事を悲しく思うプクであったが、しかし、同時に、然程危険視するほどの事でもないとも思っていた。 何せ、空々はその精神に多大なる欠落を持っていて、英雄と呼ばれていても、所詮はただの人間であり、それも十四歳の少年だ。 非力な存在である。 その上、空々とプクはマスターとサーヴァントの関係――謂わば、仲間であり、運命共同体なのだ。 空々が聖杯戦争を生き残りたいと思っている限り、プクに頼らざるを得ないだろう。依らざるを得ないだろう。 つまるところ、空々はプクの『誰とでも仲良くなれる』魔法が効かない異例の存在であるものの、無力な仲間である彼がこちらに危害を与えて来る可能性はゼロであり、危険は全くない、という事なのだ。 尤も、空々は人類の味方の英雄でありながら、味方である人類を倒した回数の方が多いという、仲間殺しの英雄なのだけれども……。 ともかく、 (だけど…………) 空々が無害である事を理解した(つもりになった)後でもなお、プクは思う。 (それでも、いつかは空々お兄ちゃんとも友達になりたいな) そんな優しい願いを胸に秘めつつ、偉大なるプク様は、空々との会話を進めていくのであった。 (終) 【クラス】 セイヴァー 【真名】 プク・プック@魔法少女育成計画シリーズ 【属性】 秩序・善 【ステータス】 筋力A+ 敏捷A+ 耐久A+ 魔力A+ 幸運A− 宝具EX 【クラススキル】 対魔力 A 対英雄 - 対峙した英雄のステータスを下降させるスキル。 一部の例外を除き、セイヴァーと面と向かって対峙した者は、どれほどの英雄豪傑であろうとも彼女との戦闘そのものを放棄し、彼女の友達になる。 つまるところ、ステータス下降がどうのこうの以前に、戦闘にならない。 カリスマ EX 普段はA〜Bランク程度。 しかし、下記の宝具である魔法で完全に魅了した者に対しては、最早神への信仰に等しい規格外のカリスマを発揮する。 【保有スキル】 魅了 EX 下記の宝具で得たスキル。 例え敵対関係にあろうとも、セイヴァーを一目でも見た者は彼女に魅了され、自らの命を以って尽くそうと決意する。 魔法少女 A+ 三賢人の一人の現身であるセイヴァーのこのスキルのランクは著しく高く、肉体の強度は従来の魔法少女のそれ以上となっている。 【宝具】 『誰とでも仲良くなれるよ』 ランク A++ 種別 対人・対軍宝具 レンジ - 最大捕捉 - セイヴァーが所持する固有の魔法。 文字通りどんな相手とも仲良くなれ、セイヴァーと友達になった相手はセイヴァーの役に立つ為に己が身を犠牲にしてでも働こうとする。 魔法の力の強弱によって、友達になる深度は変わる。最大出力で力を発揮すれば、相手は一瞬の内に洗脳され、セイヴァーの配下に落ちるだろう。 ある程度距離を取れば、魔法の力を弱める事が出来る。 また、この魔法はセイヴァーの姿を直接見ずとも、テレビ画面のモニター越しで彼女の映像と音声を見聞きしただけでも効果を発揮する。 『全てはプク様のために』 ランク EX 種別 対人・対軍宝具 レンジ - 最大捕捉 - セイヴァーが生前友達になった者たちを召喚する。 召喚される友達の殆どは高い戦闘能力を有した魔法少女であり、中には歴戦の猛者もいる。 キャスターでもないセイヴァーが召喚術を行使出来るのはおかしな話だが、セイヴァーと魔法少女たちの間に並々ならぬ友情が存在した為、この宝具が生まれる事となった。 身の回りの世話をしてもらうべく数十人の魔法少女を常に召喚しているが、この宝具が最大展開された時、何百人もの友達が召喚される。 【weapon】 なし。強いて言うなら友達との友情だよ。 【サーヴァントとしての願い】 世界中のみんなと友達になる。 いつかは空々ちゃんとも友達になりたいな。 【マスター】 空々空@伝説シリーズ 【能力・技能】 元野球部で現軍人である為、身体能力はそこそこ高い。 感情が無く、心が死んでいるので、精神干渉を受け流す。 【weapon】 ヒーロースーツ『グロテスク』 空々専用のヒーロースーツだ! 着るだけで透明になれるぞ! だが、着るのに手間と時間が掛かったり、透明になれる時間に制限があったりと、短所もある! 必殺技はグロテスクキック! 正義の蹴りで悪を踏み潰せ! 破壊丸 かつて空々と共に居た剣道少女の形見! 持っているだけで敵をオートで斬りまくるぞ! 持ち主を文字通りの殺人マシーンにしてくれるわけだ! ――という、地球撲滅軍の科学の叡智を尽くした武器をかつて持っていたが、人工衛星『悲衛』に乗り込む直前の時期では、いずれの武器も持って居ない。丸腰の徒手空拳である。 【人物背景】 人類の三分の一を絶命させた『大いなる悲鳴』――それを発した地球を打倒すべく『地球撲滅軍』によって英雄に選ばれた少年が空々空である。 感情が死んでいる彼はショッキングな出来事も大抵ならば受け流し、必要とあれば人殺しもアッサリとやってのける。 参戦時期は悲衛伝直前。 【マスターとしての願い】 現在人類と地球の間に起きている戦争をなんとかする。ともかく、まずは生き残る事を目標に。
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深雪雪菜(みゆき せつな) 【性別(男性/女性/両性/無性)】:女 【学年(1年/2年/3年/その他)】:3年 【所持武器】:マジカルパイルバンカー 【攻撃力】:7 【防御力】:2 【体力】:11 【精神力】:6 【FS名】:雪好き 【FS】:4 特殊能力 絶望の吹雪(タンペート・ド・ネージュ) 発動率81% 【 特殊能力内容】: 魔法の力で雪菜の周囲に強力な吹雪を起こす。全てを絶望に包みこむ強力な吹雪だ。 それは一瞬にして周囲の者たちの体温を奪い取り、体力の低いものなら死に至らしめるだろう。 なおこれは呪文を詠唱するのに時間がかかり、さらに高い集中力を必要とするため移動しながら発動することはできない。 また、集中力を発揮した結果移動をする気力が減る。 効果:体力3ダメージ 40 対象:周囲二マス全員 2.9 時間:一瞬 1 制約:移動力1消費 15 制約:移動した後では使用できない 0.8 FS:4 敵味方無差別 40×2.9×1×0.8=92.8 (100-92.8+15)×(1+4×0.1)+20(GK調整)=51.08=51 51+30=81 発動率:81% キャラクター説明 魔法少女好きの兄・深雪雪斗(みゆきゆきと)の影響で、幼いころ雪菜は魔法少女になりたかった。 そして彼女は確かにあの時願ったのだ。 「魔法少女になりたい」と それから数年が経過した現在。中学3年生となった彼女は魅瀧胎中学校の風紀委員長となっていた。 学内では品行方正で学業も優秀な模範的な生徒として有名だった。だから後輩たちにも慕われている。 少なくとも表向きは。 そして彼女はもう魔法少女になりたいとは全く思っていなかった。 だって中学生にもなって魔法少女とか恥ずかしいし。 だから、顔を合わせるたびに魔法少女のコスプレをしろと言ってくる兄がうざくてうざくてたまらなかった。 だが、立派な風紀委員長としてそれを表に出すこととはまずいだろうと思い我慢していた。 そんな彼女だったが突如目の前に現れたノンべえに「君、昔魔法少女になりたいっていってたよね。かなえてあげる」と言われ魔法少女として契約することになる。 正直、全く気がのらなかったのだが、拒否しきれなかったのだ。 ただし、表向きの理由は風紀委員長として凶悪な魔人達を一掃するため魔法少女になったということになっている。 なお事件の真相にもうすうす感づいているが、それを口に出す気は一切ない。 なぜなら自分だけが犠牲者になるのは嫌だから。 外観はショートカットのメガネっ子。魔法少女時は白と水色を基調とした帽子や衣服に身を包む。 武器のマジカルパイルバンカーは彼女の内に秘められていた攻撃性の表れである。 趣味は人目のないところでノンべえの身体で雑巾絞りをしてストレスを発散すること。魔人殲滅も表に出せないストレス発散のための八つ当たりの要素があることは否めない。 雪景色が好き。みていると心が落ち着くから。 兄が勝手に作った彼女のテーマソングが存在する。兄が勝手に流すたびに「兄さん死ねばいいのに…」という感情が心の中に芽生える。 っていうか、事あるごとに自分に魔法少女に変身しろと強要する兄は本当に死ねばいいと思っている。 でも、実は心のどこかで兄のことが好きだという感情もあるらしい。
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魔法少女クルン=エクリプシス ≡V≡ 火/光/闇 12 サイキック・スーパー・クリーチャー:ヒューマノイド/キング・コマンド・ドラゴン/ガイライニン 15000 ■このクリーチャーは相手のタップされていないクリーチャーを攻撃出来る。 ■相手がクリーチャーを召還する時,または呪文を唱える時,支払うコストは4多くなる。 ■自分がクリーチャーを召還する時,または呪文を唱える時,支払うコストは4少なくなる。 ■このクリーチャーがバトルに勝った時,相手は自身の手札かマナゾーンからカードを3枚選び,自分の墓地へ置く。 ■解除 ■T・ブレイカー 太陽と月とが重なる時,最後の希望が覚醒する。 リンク前⇒《紅陽の魔法少女クルン<黄昏の射手>》(上)《蒼月の魔法少女クルン<暁の剣>》(下) 作者:かみど コスト増加で相手がカードを持て余している所でハンデス・ランデスを仕掛ける。 収録:エピソード∞(ムゲン)ビギニング・セイヴァー 名前 コメント
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127 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 03 43 01.40 ID 2HPc1QEF (2/10) ……マジで気が狂いそうだった。 とにかく痛い。 痛すぎる。 激痛なんて日本語は、まさしくこの瞬間のために生み出されたんじゃないかと思えるほどだ。 具体的には、血が滴る傷口に固形物を無理やり突っ込まれて、さらに上下前後左右にえぐられる感じと言えば少しは想像できるだろうか? あまりに酷すぎる痛みの前には人間は無力になると、どこかの小説で読んだが、どうやらそれは正しかったらしい。 この拷問が始まって最初の数分は、痛さのあまり陸揚げされた魚みたく体をのたうたせることもできたが、今ではもう、腕も足も麻痺したかのように力が入らない。 出来ることと言えば、せいぜい歯を食いしばって、眉間が引きつるほどに目を閉じるくらいだ。 もっとも、見方を変えればこの激痛に助けられてるとも言える。 この非現実的な痛さのおかげで、俺はいま、自分の情況を冷静に認知するという、人間として当然の理性の働きから解放されているとさえ言えるのだから……。 「兄さん、誰が目をつぶっていいと言ったんですか? ちゃんと上目遣いに、あたしを見なさいと“命令”してあったでしょう?」 その声と同時に、傷口をえぐっていた固形物の動きが止まり、俺の髪は強引に引っ張り上げられる。 “あたし”という女言葉がまったく似合わない、変声期を経た男の低音ボイス。 それも当然と言うべきか、俺が瞼を開いて最初に視界に飛び込んできたのは、醜く歪んだ嗤いを浮かべる男の顔だった。 もっとも、この男の名誉のために言っておくと、彼はオカマでもゲイでも同性愛者でもない。 何故それが分かるかと言えば、俺はこいつをこれ以上ないほどよく知っているからだ。 いや……もう取り繕っても仕方が無いので、この際ハッキリ言ってしまおう。 眼前にいる男は「俺」――すなわち世間から俺自身と認識されているはずの存在だった。 俺はいまセックスをしている。 もっともそれは、いわゆる恋のときめきとか愛の営みなどといった情感とは完全に無縁な一方的な性行為――つまり、いわゆる強姦というやつだ。 俺はこの男に押さえつけられ、無理やりにチンコを挿入されている。 ……とだけ言えば、完全にホモによるホモレイプにしか聞こえない情況だが、そうではない。 なぜなら、俺の意識はいま女の――妹の肉体に封じ込められているからだ。 そして、妹の体になった俺の処女膜をレイプしているこの男の名は佐藤明――つまり、早い話が「俺」であり、さらに正確に言えばこいつも「俺」そのものではなく、俺と意識を交換した一歳下の妹――佐藤静香なのだ。 「自分の甘酸っぱい“初体験”の相手をちゃんと見なさいよ兄さん。せっかく女の子にしてあげたんだから、こんな一生に一度のイベントでそんなひどい顔されちゃ、殿方に失礼ってもんでしょ?」 そう言いながら妹――の憑依した「俺」――は、そのまま俺――の憑依した「妹」――の唇に、貪るようなディープキスをした。 それが自分自身のものである事を理解しながらも、初めて飲まされる「男」の唾液の気持ち悪さは、吐き気を催させるに充分なものだったが、これ以上こいつを挑発したくない一心で、俺は懸命に我慢し、その汚液を嚥下した。 128 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 03 50 01.15 ID 2HPc1QEF (3/10) 「「「「「「「「「「「「「「「「 俺の妹――静香は確かに“普通”の枠内に収まる女ではなかった。 静香はいわゆる“魔法少女”という存在であったらしく、俺とこいつがいま互いに肉体交換を成立させているのは、もちろん常識的な物理ではなく、静香の非常識な“魔力”とやらのおかげであるらしい。 らしい……というのは、そこら辺の詳細な事情は、こいつの兄である俺も知るところではないからだ。 もちろん俺は、自分の妹が生まれたときからこんな化物じみた超能力を発揮する存在ではなかった事を知っている。 だから、静香がこんなパワーを獲得した過程に関しては、俺は何も知らない。おおかた、どこぞの神か悪魔かフェレットかに貰ったとか、そんなところだろう。 しかし、妹のやつが小学生の頃から玩具めいたステッキを振り回して、近所の爺さん婆さんにお節介を焼いていた事や、クラスメートのトラブルを解決していた事は俺も知ってる。 まあ、こいつがここまでガチの魔法少女だったとは俺も今朝初めて知ったんだが。 もっとも妹が「リリカル~~」さんや「~~マギカ」さんみたく、変身してどっかの誰かとバトルするために魔法少女をやってたんだとしたら、さすがに兄として少しは心配しただろうけど、どうやらそうじゃないらしいという話なので、俺も安心してたんだが。 でも、その、なんだ……そこら辺はどうでもいい。 俺が静香に関して普通じゃないといいたい部分は、そんな“些細”なことではないからだ。 妹が明らかに常軌を逸している最大の点は、俺に向ける異様な情愛だった。 あいつが生まれながらの魔女ではないとさっき言ったが、とはいえ、このブラコン(という言葉で括るには妹の感情はあまりにも攻撃的だったが)に関しても実は、俺はまったく気付いていなかった。 というより、そこまで妹の存在に関心など無かったと言ってもいい。 だから数ヶ月前、こいつから、 「あたし、兄さんが好きなんです」 という、愛の告白めいたカミングアウトを聞かされても、俺としてはどういう顔をしていいかわからず、目をぱちくりさせながら、 「いやいや、何言ってるんだよオマエ、そりゃ人としてダメでしょ?」 と、半笑いで漫才のツッコミめいた拒絶をしてしまい、わんわん号泣されてしまったのだが、しかし当時普通にカノジョさえいた俺からすれば、他にどう答えればよかったのか、今でもわからない。 だからこいつが、その翌日から明らかに俺から距離をとるようになったのも、その方がまあ面倒臭くなくていいかな、とさえ考えていた程なのだ。 そりゃそうだろう。俺にだって気まずさはある。なにしろ俺は、妹をフッてしまった兄なのだから。 事態がおかしくなったのは、その一週間後からだった。 食事の時間にさえリビングに下りてこず、俺を避けていたはずの静香が、その日から全く何事も無かったかのような顔をして俺の前に顔を出すようになった。 それだけではない。 ことさら俺にべたべたとスキンシップを図るようになり、まるで幼児のような無邪気さで俺に甘えるようになった。 俺の登校下校に可能な限り自分も同伴しようとしたり、昼休みに弁当を持って俺の教室に現れたり、夕食時にわざわざ俺のテーブルの隣に座ろうとしたり……等々といった風にだ。 まあ、俺も一度は妹を拒絶してしまった身だ。これ以上こいつの泣き顔を見るのも本意ではなかったし、これでも一応兄貴である以上、人並みに家族愛も兄妹愛も持ち合わせてるつもりだった。 なにより、そんな程度のスキンシップなら、まだ俺としても全然許容範囲だったからだ。 だが……困った事に静香の言動は日増しにエスカレートしていった。 家族として同じ家に住んでいるにもかかわらず、俺の携帯に一日に何十件もメールをよこし、眠れないと言っては夜中に枕を持って俺の部屋に押しかけ、背中を流すといっては俺が入浴中の風呂に乗り込んできたりした。 挙句の果てに、俺のカノジョに嫉妬して暴言やら罵倒やらを吐くようになったとくれば、さすがにもう笑って済ませるわけにもいかない。 129 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 03 51 29.23 ID 2HPc1QEF (4/10) で、言っちまったんだよ。 「もういい加減にしようや」 ってさ。 「これ以上はもうシャレにならんぜ静香。どっちにしろ俺とオマエが結ばれるなんて結末は普通に在り得ないんだから、そろそろ前の俺たちに戻ろうや」 で、挙句がとどめの一言だ。 「ぼちぼち気も済んだろ?」 我ながら酷いことを言ったもんだと思う。 さすがに静香はショックを受けた顔をしてたが、それでも俺は発言を撤回する気にはならなかった。 なぜなら俺は何一つ間違った事は言ってないのだから。 あいつが俺の言葉を聞いて何を思ったかはわからない。 でも、多分泣いたんじゃないかとは思う。 多分……というのは、それから静香は自室に閉じこもったきり出てこなかったからだ。 晩飯も食わず、風呂にも入らず、部屋のドアに鍵をかけて、いくら呼びかけてもアイツは返事一つ寄越さなかったのさ。 それが昨日の夜の出来事だ。 で、今朝目が覚めたら、俺は女に――「妹」になってたってわけだ。 」」」」」」」」」」」」」」 驚いたかと訊かれれば、そらそうだと言うしかないが、それでも実は、前後不覚になるほど動揺を覚えていたというわけでもないんだ。 無論それは俺が鋼鉄の精神力を所有していた――などというわけではない。 たまげた――というより、あきらかに在り得なさ過ぎるシチュエーションに現実感が全く沸かず、なにか悪い夢を見てるような感覚しかなかったからだ。 この身を貫く破瓜の激痛も、むしろ現実感の喪失に一役買ってたと言ってもいいだろう。 だから何が言いたいかといえば、つまり、そんな野郎にパジャマのボタンを引きちぎられてベッドに突き飛ばされたとしても、ここにいたのが普段の俺だったなら当然のように反撃したはずだったってことなのさ。 実際DQNやヤンキーを気取るわけじゃないが、そこまで喧嘩と無縁な学生生活を送っているわけじゃない。十代後半の青少年として当たり前の血の気くらいは持ち合わせているつもりだ。 だがまあ……この体が思ったとおり動かないんだわ全く。 今から考えれば、朝イチの起きぬけってのも原因の一つなのかも知れないが、この妹の体ってのが、さっぱり動かねえ。まるで背骨に鉛でも詰まってるみたいだ。ギニュー隊長のボディチェンジよろしく慣れない体じゃ自由に動けないとか、そういう設定なのかも知れん。 まあ、もともと妹は体育会系の部活もやってないし、スポーツが得意だとも聞いてねえ。 むしろ家でポエムでも書いてるのが似合うようなキャラだと思ってたんだが……よくよく考えれば、俺は静香の事を本当に何も知らなかったんだなと心底思い知らされたよ。 (まあ、普段大人しいやつほどキレれば何するかわからんって言うけどさ) そう思いながら目を開ければ、そこには「俺」に覆いかぶさって懸命に腰を振る男がいる。 まあ、てめえの顔と言ったところで、一日数回鏡越しで見る程度の顔だ。付き合いこそ長いが、クラスメートや部活のチームメイトたちと比べても、さほど馴染みがあるツラというわけじゃない。 そんな見慣れぬ男が、必死にエクスタシーをこらえながら腰を使っているザマは、ある種の滑稽ささえ含んでおり、破瓜の激痛に身を晒しているさなかとはいえ、思わず笑えてくる。 (そういや、アイツとはじめてヤった時も、実際に突っ込んで五分と持たなかったっけな) 一応、カノジョ持ちの俺は、年頃の青少年のサガというか……早い話が童貞じゃない。 まあ、海千山千のおっさんというわけでもないので、何百回も経験があるわけじゃないが、それでも性行為に対する自分の肉体の感度も当然わかってる。つまり早い話が……俺は結構早いし、受けに回ると割と弱い。 だから、この眼前の男が(というか、その「中」にいる静香が)かなりの努力を費やしながら、射精をこらえているという想像が、たまらなく俺の笑いのツボを刺激する。 が、俺のその反応は、静香を必要以上に挑発しちまったらしい。 130 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 03 53 22.74 ID 2HPc1QEF (5/10) 「なによ、その顔……ッッ!!」 その声と同時に頬が張られた。 「何がおかしいのよ!! そんな人を小馬鹿にしたような顔して……兄さん、自分の立場がまだわからないの!?」 いや、わかんねえって。 こんな意味不明なシチュエーションで、冷静に状況判断なんて出来るわけねえだろ。 俺はどこにでもいる当たり前の高校生なんだぜ? 「つーかよ……俺のツラでその口調で喋るなよ……キモさが一周してもう笑うしかないんだよ……」 その瞬間、俺をレイプし続ける「妹」の顔色が変わった。 どうやら俺はこいつをからかい過ぎたらしい。眼の光が怒りから殺意と呼ぶべきものへと変化を遂げる。 「いい加減にしなさいよ……ッッ!!」 その言葉と同時に、正常位で俺に覆いかぶさっていた「妹」の左手が「俺」の首をガッキとつかみ、頚骨も砕けよとばかりに枕に押さえつけて、「俺」の呼吸とおしゃべりを封じてしまう。 いや、こいつの攻撃はそこで終わらない。 さらに残った右手を握り締めると、その拳を俺の鼻っ柱に叩き込んできやがったのだ。 「ふざけないでよッッ!! ふざけるんじゃないわよッッ!! なんで兄さんはいつもいつもそうやってッッ!! あたしの言うことを真剣にッッ!! 真剣に聞いてくれないのッッ!!」 三発目。 四発目。 五発目。 「兄さんがそんなだからッッ!! 兄さんがいつもいつもそんなだからッッ!! あたしはッッ!! あたしはこうするしかッッ!! こうするしかなかったんじゃないのッッ!!」 六発目。 七発目。 八発目。 「こうなったのは兄さんのせいなんだからねッッ!! 兄さんの自業自得なんだからねッッ!! あたしは悪くないんだからねッッ!! 兄さんが!! あたしの告白を笑った兄さんが全部悪いんだからねッッ!!」 ……まあ「中」にいるのが妹であるとはいえ、客観的な絵で言えば、平均的な体力を持つ男子高校生が、一歳年下の女の細首を押さえつけながら、ガチの下段突きを顔面に入れているのだ。 おそらくあと一分その状態のままだったら、俺は多分死んでいただろう。 状況描写が「死んでいただろう」という推測文なのは、俺は結果的に死ななかったからだ。 九発目のパンチを入れたその瞬間、射精をこらえていた「妹」の集中力が途切れたためだろうか……「俺」の膣内にねじ込まれていたペニスが一気に暴発しやがったのだ。 ――どくん!! どくんっ!! どくんっっ!! 「~~~~~~ッッッッ!!!」 眉間に皺を寄せ、歯を食いしばって懸命にエクスタシーをこらえた「妹」は、その後しばし瞑目していたかと思うと、そのまま「俺」の首を絞め続ける左手もろとも脱力し、荒い呼吸に身を震わせながら「俺」の体に覆いかぶさってきた。 重ね合わせるバスト越しに「妹」の心臓の鼓動が、まるで早鐘のように鳴りまくっているのがわかる。 131 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 03 56 01.87 ID 2HPc1QEF (6/10) (よっぽど良かったらしいな) などと冷静に考える余裕が、何故その時の「俺」にあったのか――それはもう、自分でもわからない。 処女膜破れたてのバージンまんこにチンコを突っ込まれて、ピストンされ続ける痛みなどとは全く異質な、直接的な“暴力”によるダメージにさらされ、俺はもう身動き一つ出来ない。 熱いザーメンを中出しされて気持ちよかったかって? それどころじゃねえよ、まったく。 切れた唇や鼻血は当然のこと、歯も何本か折れているだろうし、窒息しかけていた喉や気管も焼け付くように痛む。ぶん殴られた衝撃で脳震盪も起こってたのかもしれない。 が、そのとき俺の頭にあったのは暴力や強姦の痛みではなく(いや、それらの傷も充分痛かったが)たった一つの疑問だった。 ――静香のやつは、俺と肉体を交換した謎パワーを使って、なぜ俺の心を支配しないのか。 ――なぜ静香は、その“魔法”で、俺を自分に惚れさせないのか。 「……そんなことして、何の意味があるのよッッ!!」 その叫びと同時に「俺」の顔面がポッと温かくなり、鼻や唇や口内から痛みがみるみる消えていく。 重い瞼をむりやり開くと、「俺」に手をかざしてピンク色の魔力光を浴びせている「妹」が見える。 これはアレか、ホイミかべホイミか。 「魔法で好きになってもらっても!! 魔法でむりやり好きになってもらっても!! そんなの意味ないじゃないッッ!!」 おいおい、待て待て。 「だからあたしは……だからあたしは、兄さんの心にまでは手を出さないッッ!! 魔法で愛してもらっても、それはあたしにとっても兄さんにとっても――いや、あたしの魔力自体に対しても侮辱でしかないからッッ!! だから断じてそんな事はしないッッ!!」 いや、だからちょっと待てって静香……心には手を出さないとか何かいい台詞っぽく言ってるけど、それでお前が今やってるこの肉体交換の上のレイプって行為が、少しでも正当化できるとでも……。 「でもね……!!」 「妹」の口元がニヤリと歪んだ。 10発近くぶん殴られた顔の傷は、もうほとんど痛みを主張しない。口の中でカラカラ言ってた折れた奥歯もいつのまにか治っていたようだ。どうやら奴のホイミの威力は本物のようだ。 まあ、元をただせばこの顔は「妹」にとっては自分の顔なのだ。明日以降の日常生活に支障が出るような痕をそのままにしておくはずも無いだろう。 だが、こいつがホイミで回復させたのは、あくまで殴打の傷だけだ。 処女をぶち抜かれた内臓を引き裂かれたような激痛に関しては、まったく放置のままだ。 「兄さんにはあくまで、もっともとっと苦しんでもらいます。これからの日常は、今日の処女喪失なんて比較にならないくらい辛くて痛くて恥ずかしい目に遭ってもらいます。その上で兄さんを、あたしに惚れさせてみせます!」 「へ……?」 「兄さんを犯して犯して犯しぬいて、あたしなしでは生きていけない体にしてあげます!!」 妹が兄に告げるにはあまりにも異様な宣言ではあるが、しかし現に俺は、今やこいつに手も足も出ない。おそらく静香がその気になれば、ただの人間に過ぎない兄など、死体さえ残さず消し去る事も造作も無いのだろう。 「…………そっか」 132 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 03 59 11.20 ID 2HPc1QEF (7/10) かすれた声で俺も答える。 ならば、俺にできる事なぞ知れている。 せめて兄としての余裕を気取って苦笑を浮かべながら、気の利いた言葉の一つでも返してやるくらいか。 というより、この状況においてもなお、俺はこの「妹」に一分の恐怖も抱いていなかったのだ。 理由を訊かれれば、やはり静香に対する兄としての信頼があるとしか言いようが無い。 どれほど怒り狂っていようが、やはりこいつが俺に対して、取り返しのつかない真似をするはずが無いという、「家族の絆」とでも呼ぶべき無言の確信があるからだ。現にさっきの撲殺未遂のときも、最後の一線を越える寸前でこいつは俺を解放したじゃないか。 それに何より……俺には、こいつにどんな目に遭わされても仕方の無い理由がある。 俺はこいつを泣かせてしまったのだ。 静香に女性としての魅力を感じていたかと訊かれれば、真顔で俺は首を横に振るしかないだろう。だが、それでも兄として、妹を傷つけた男を許すわけには行かない。たとえそれが「俺自身」だとしてもだ。 だからこそ、安易に許されたいなどと思えるわけが無かったのだ。 「いいぜ……存分にやれよ……それでお前の気が済むならな……」 「妹」の目が、一瞬何かに射抜かれたように動揺する。 だが、さっきの会話で理解したが、こいつは魔法で俺の思考を読める。 俺の本音が静香への贖罪だと瞬時に知った妹は、さらに怒りに口元を歪ませると、 「上等よ……じゃあ思う存分好きにさせてもらうわ……!!」 と呟き、いまだ血まみれまんこに挿入しっぱなしになっているチンコをさらに激しく動かし始める。 (ぐうッッ!!) 再開された激痛に俺は思わず目を閉じ、歯を食いしばる。 いや、それだけではない。 「妹」は、ふたたび掌にピンク色の魔力光を溜め、「俺」の下腹部にそれを押し当てる。 その瞬間だった――。 「ひゃあああああああッッッ!!! なっ、なにこれ……ひぎいいいいいいいいッッ!!!」 下半身から俺の全身に向けて発信されていた激痛が、突如その姿を変えたのだ。 そう、男として知るセックス――射精感の数倍、いや数十倍のエクスタシーが、俺の全身をまるで嵐のように蹂躙し、翻弄したのだ。 生傷を木刀で直接えぐりまわされるような痛覚が、その瞬間に俺自身も未経験の膨大な快感に変換されたのだ。それこそ俺の理性などひとたまりも無かったと言うべきだろう。 「はひっっ!! はあああああああっっっ!!!」 あえぎ声など叫ぶ余裕も無い。「俺」の口から出るのはまさしく悲鳴だった。 もしも今この瞬間、この家の前を通りすがった通行人がいたなら、最悪の場合警察に通報されていたかも知れなかった。俺の声はまさしく理性をなくした者にしか出せない叫びのはずだったからだ。 『どう兄さん? いま兄さんが味わっているのが、いわゆる“女の悦び”というやつよ』 駄々をこねる幼児のように首を振り、息の続く限りわめき散らしてエクスタシーの海で溺れ続ける俺の脳髄に、静香の囁き声がダイレクトに届いてくる。 これもおそらく妹の魔法のなせる業なのだろうが、むろん俺に返事をする余裕などあろうはずがない。 『兄さんが泣いて許しを請うまで痛い目にあわせてやろうと思ってたけど……気が変わったわ。そんな単純な痛みなんかで許してあげない』 そうテレパシー(?)で俺に宣告しながら、「妹」はさらに深くチンコを突き立て、二度目の射精を容赦なく子宮にぶち込む。 133 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 04 01 01.16 ID 2HPc1QEF (8/10) その一撃――というより、まんこ深くに直接ぶち込まれた熱い生ザーメンの感触によって、これまでに倍する快感が俺の意識を襲い、とどめを刺す。 (これがいわゆる“絶頂”ってやつか) (中出しが気持ちいいってのは結構マジなんだな) ……などと考える余裕は、今度こそ無かった。 「~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!」 もはや声すら出せず、口や瞼を閉じる事さえできずに涙やよだれを撒き散らしながら「俺」はエビのようにのけぞり返る。 『発狂寸前になるまで追い込んであげる。痛みの何十倍もの気持ちよさでね!!』 その声とともに、俺は意識を失った……。 「「「「「「「「「「「「「「「「「 口から泡を吹き、マラリヤ患者のように痙攣しながら失神した「兄」……いや、自分の肉体を見下ろしながら、あたしはそこで始めて血まみれのペニスを引き抜いた。 その途端、どろり――という形容詞が意図せず浮かぶほどの様々な液体が、あそこからこぼれ落ちる。その光景……というより、その大量の体液が発する臭気に、さすがの私も顔をしかめざるを得ない。 赤いのは初体験での出血として、白いのは二度の射精で排出された精液や、おそらく本気汁というやつであろうか。そして黄色いのはやはり尿なのだろう。気持ちよすぎると失神と同時に失禁してしまうことは珍しくないとレディースコミックに描いてあった通りだ。 魔法で多少は快感を増幅したとはいえ、ここまで自分の肉体が敏感だったとは、さすがに自分のことながら驚かずにはいられない。 でも……、 (あたしと兄さんの体が、こんなに相性がよかったなんて) そう思うと、あたしの心が何か暖かいもので満たされていく。 「$%&’>?”#」 脱ぎ捨てた服からステッキを取り出し、呪文を唱える。 立ちくらみのように目の前が真っ暗になり、次の瞬間、あたしは尻餅をついていた。 (肉体交換って初めて試してみたけど……結構くらくらするんだ) 目を開けてみてみると、元の姿に戻った兄さんは相変わらずベッドの上で失神したままだし、あたしの股間は、それはもうスゴイ事になってる。 なにより、さっき兄さんを失神させたアクメの余韻が、まだ体の芯に残ってる。意識の入れ替わりでそれも大分リセットされたはずだけど、それでもまだ足元がおぼつかないくらいだ。 (はやくシャワーを浴びよう……) そう思って引き出しから新しいショーツを取り出し、お風呂場に向かう。すでに全裸になってしまっていることだし、むしろ早く熱いお湯を浴びないとこのままじゃ風邪を引いちゃうかも知れない。 134 :魔法少女マジカルしずか [sage] :2012/06/05(火) 04 03 22.38 ID 2HPc1QEF (9/10) 股間から溢れるジュースはまだまだ止まらない。 振り返って見てみると、廊下に点々とこぼれた水滴みたいに光ってるのがわかる。 途端に恥ずかしさが溢れて、あたしはステッキを振って雑巾を出し、急いでそれらを拭き取る。 『!”#$%&’(?』 ステッキに搭載された人格AIのレイジューノ君が、魔法で蒸発させればいいじゃないかと念話で言ってくるけど、あたしは無言で首を振る。 この魔法というパワーはあまりにも便利すぎて、使い慣れすぎると日常にちょっと思わぬ支障が出そうなので、あたしはなるべく使わないようにしてるのだ。 もっとも、兄さん相手にこんな使い方ができるなんて、昨日までは思いつきもしなかったのだけど。 (兄さん……) いかんいかん、兄さんのことなんか思い出したら、とてもじゃないけど終わらない。雑巾がけをしながら水をこぼして回ってるみたいな状況になっちゃう。 あたしは構わず浴室に飛び込んでシャワーの蛇口をひねり、熱いお湯を頭から浴びた。 わかってる。 なんで興奮が収まらないのか。 これからのことを思わずにはいられないからだ。 魔法を使うなら、出来るプレイの選択肢はそれこそ無限だ。 二人とも透明人間になって授業中の教室でだって本番ができるし、審議中の国会や公演中のコンサートホールとか、リビングで夕食中の両親の前でだってできる。 あたしのクリをペニスサイズに巨大化させて兄さんのアナルに挿入することだってできるし……いやいや、兄さんの体を人形サイズに縮めて、一日中あそこにバイブレーター代わりに入れっぱなしにすることだってできる。 それこそ、どんな不可能なプレイだって無茶苦茶なプレイだって思いのままだ。なんといっても、あたしは“魔法少女”なのだから。 でも、魔法を使ってあたしを愛させるっていうのだけはNGだ。 そんなことで簡単に終わらせてなんてあげない。 兄さんが心からあたしを愛するようになるまでは、徹底的にやってやる。 その結果、兄さんがどうなったとしても許してなんかあげない。ストレスで心が壊れたら治せばいいし、自殺したとしてもすぐに生き返らせるだけの話だ。 (そうだ……どうせなら、兄さんをもっともっと追い込んでみよう) (兄さんの友達を全員洗脳しよう、みんなが兄さんに嫌うように) (いや、どうせなら兄さんを女にして、その友達全員にマワさせるっていうのもアリかな) (どっちにしろ兄さんのカノジョには、一番ひどいやり方で兄さんを裏切ってもらわないとね) べとべとだった体はとっくの昔にシャワーで洗い流されていたけど、考え始めたら、もう止まらない。 あたしの興奮は、どうやら当分収まる事は無さそうだ……。
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知る人ぞ知る、某テレビ局で放送が見送られ続けた幻のアニメ作品である。 第一話の概要 ある朝、少女「釣攻 反(つりぜめ そり)」は目を覚ますと母親から突然、「魔法少女になりなさい」と告げられた。 困惑する彼女の目の前に派手めのコスチュームが突き付けられ、これは避けられないと悟った彼女は半ば自虐的に笑いながらそれを受け取り、この世に蔓延る問題を解決する「迎撃魔法少女」となって戦う事になった。 だが、激しい戦いの最中、その意味を見いだせない彼女は強大な敵の前に屈しそうになる。 第一話にしてシナリオ終了の危機が襲う。 しかし、どう見ても何かを狙ったコスチュームを母親が夜なべして編んでくれた事を知り、彼女はその「おふざけ」に付き合う決心をし、「コントルたん」として見事敵を迎撃する事に成功したのだった。 それでも代償は大きく、その姿を、近所では見た事のない少年に目撃されてしまうのであった……。 大きすぎる不安がぬぐいきれない反は翌日の朝に遅刻をしてしまう。パンをくわえて学校に急ぐ反。学校目前の通学路の十字路に差し掛かった瞬間、横から飛び出してきたものに激突してしまった。 直ぐにそれが何であるかは分かった。人間だ! 激怒する反は、文句の一つでも投げつけ、あるいはいっそ迎撃してしまおうかと思い即座にその相手を睨みつけた。 だが、その相手とは例の少年だったのだ! 奇妙な緊迫感の中、反は形だけの謝罪をし、学校に急いだ。まさか昨日の魔法少女だとは思うまい。そしてもう会う事もないだろうと高をくくっていたのだ。 しかし、悲劇は教室で待っていた。 用意された誰のものでもない机、そしてクラスのざわめき。 そう、彼は転入生だったのだ……。 続く。 評価 主人公、釣攻反の年齢や舞台が学校という事もあって、ありがちな子供達の悩みを美少女、「コントルたん」がざっくばらんに迎撃し、解決に導くハートフルな教養番組かと思いきや、現代社会の不条理さや世界規模で拡大する環境問題、消費社会の魔力についても切り込み、右へ左へと捌くというあまりのギャップと作画陣の狂気とも言えるほどの書きこみにより、寧ろ大きなお友達に人気を博している作品である。 そしてそれらの難題を決め台詞である「おふざけは全部まとめてコントルタンよ」とこき下ろす事から制作陣の社会に対するシニカルな姿勢が見え隠れしている。
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女子格闘技の通称。 奈津久 萌が将来を案じている業界である。 男子格闘技に比べ、ジョシカクについてまわる問題は多い。 競技人口の少なさもそのはず、まず女人禁制を掲げる格闘技も少なくない。 また、現在のジョシカクは純粋に格闘技としてのエンターテインメントよりも、 アイドルプロレス的な目的で催行されることが一般的であり、その中途半端さが伸び悩みのもっぱらの種となっている。
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初期配置 1ターン目魔法少女軍団 _1_ _2_ _3_ _4_ _5_ _6_ _7_ A __壁 ボンゴレッソ B 過千あずれ 静川真守 庄多真保 C 八重倉 初香 ファイナル・トライ・セイザー __壁 平凡なモブキャラ 原田 とし代 D 萌木原ネモ E 今村 リョウ __壁 魔人連合 DP0 名前 性別 攻撃 防御 体力 精神 FS 能力名 発動率 備考 今村 リョウ 男 20 2 6 1 4 シンクロアニメーション 98 リーダー 萌木原ネモ 男 2 5 17 4 2 ナボコフ 88 過千あずれ 女 1 1 3 5 20 ティアー・ティアー 100 八重倉 初香 女 0 0 13 4 13 瞬香終闘 100 ファイナル・トライ・セイザー 男 0 0 7 4 19 VSインベーダー 102 魔法少女軍団 DP0 名前 性別 攻撃 防御 体力 精神 FS 能力名 発動率 備考 静川真守 女 1 0 5 4 20 悠久の盾 98 ボンゴレッソ 女 16 2 8 4 0 スタンドアップ・アンド・ファイト 98 庄多真保 女 2 15 7 5 1 魔法少年誕生 99 平凡なモブキャラ 女 9 1 7 6 10 私は貴女、貴女は貴女 95 リーダー 原田 とし代 女 8 9 10 3 0 君正直もう魔女っ子とか言ってられる歳では無いよね 92
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ルナソフトの3作目。 相変わらずおかか氏の絵が綺麗なのでこれだけでも価値はある。 今作は主人公が女ということもあって会話は基本的にフルボイスで進行していく。 戦闘中もアクション毎に幾つかボイスが付いていたり、 壁に激突すると痛がったりなど細かい演出まで作ってあったところにも高評価。 その他に 今作はダメージを受けることによって服が破れるエロ要素があるのだが これがまた中々気合が入ってるのである。 ダメージ毎に段々と服が破けていくのは当然なのだが、 衣装が5パターン存在し、その衣装によっても服の敗れ方などがそれぞれ違う。 そしてその魅せ方がまた上手なのである。 衣装を集めて殴りあっているだけでもエロゲとして十分に楽しめる。 戦闘バランスも同種のゲームと比べると適度に良心的で不理屈さを感じるような運要素は無く、 罠や移動ダメージが無いのもエロを売りの1つとしているキャラクター色の強いゲームでは 弊害になることも多いため、返ってシンプルにまとまっていてよかったと思う。 乱数も戦闘テンポの乱れるダメージ面ではなく収集するアイテムに付加するスキル面など プレイヤーを楽しませる要素として扱えていた点に関してゲームデザインを評価したい。 また単純なターン性ではなくCTBを採用しているのも戦闘テンポの観点から◎ 魔法や攻撃の演出もシンプルで戦闘テンポに対する配慮が感じられた。 逆に改良点を上げるとするなら 戦闘面では 属性攻撃の差別化の意味が殆ど無い(シンプルという意味では取っ付き易くもある) 状態異常のバランスが少々いい加減(救済策として有りだとは思う) 戦闘のコマンド入力が若干不親切(一々マウスでコマンドや敵に座標移動するのが少々手間。キーボードでも操作出来るようにするか、簡易オートがあれば直良かった) システム的な話では アイテム合成が出来ると尚良かった マップ踏破ボーナスはあっても良かったと思う(自己満ではあったが、全く無意味で2週目突入は少々萎えた) 購入や練成を回数ではなく個数でやるべきだった(実績解放のために結局1個ずつやった方が効率的という罠) ぱっと思いつくあたりではこのくらい。 このサークルの後作にあたる蒼穹のクレイドルにある合成やオート戦闘といったシステムが 今作に組み込まれていればこの作品のクオリティは揺るぎないものになっていたと思う。 しかしそれを差し引いてみてもシンプルで良くまとまった良作だったと高評価します。 外れの多いエロゲでこれだけ普通に楽しめただけで自分としては満足です。 こういった作業ゲーは如何にその作業に苦痛を感じさせないようにするかという プレイヤーのストレスケアが大きな課題になってくるわけですが、 ダメージ脱衣やアイテム収集といった要素を盛り込むことで 通常戦闘をただの作業から楽しませる要素として昇華しているというだけで一創作者としても評価出来ます。面白かった あれこれ攻略メモじゃなくてただの感想じゃん。 しょうがないのでこっから適当攻略メモ ステ振りについて 基本はSPD特化で問題無いのでAGI,DEXを中心に振っていけば問題無いでしょう。 HITとAVOは結局どれだけ上げても一定確率でハズレは引くっぽいので正直どっちもどっち。 自分はイメージ的にAGIにとりあえず振ってたけど。 ポイントとしては最序盤はVITにも少しだけ振っておくと探索がよりスムーズに進む。 自動回復付きの武器と防具が1つずつあれば毎ターンに2は回復出来るので 被ダメが抑えられれば薬なしで楽に進める。 Goldは稼ぎやすいので薬がぶ飲み魔法ゲーでも良いですが、 戦闘テンポを高めて往復回数を増やすか 持続性を上げて戦闘回数を増やすかはお好みで。 魔法について 基本的にSPD特化型で育成すると自己補助は恩義が低くなる(ターン毎に効果が薄れるため) そのため補助魔法は敵に対して効果のあるものの方が使い勝手が良い。 特に効果が大きく、使いやすいのはスロームーブやウィークンあたり。 スロームーブで相対的にこちらが早くなれば行動回数は増やせるし、 ウィークンがあれば耐久面に振ら無くても敵の攻撃に耐えられるようになる。 1撃死さえ無ければ行動回数で優位なので、回復しながら殴れば良いだけである。 因みにこういった補助魔法はボス雑魚問わず基本的に100%効き、ある程度重ねがけが効く。 状態異常についてはスリーピングがかなり強力。ボス以外の殆どの敵にほぼ100%な成功率で 自分でダメージを与えなければ1ターンは確実に行動を封じることが出来る。 寝ている間は敵の能力を下げたり等の間接行動を取ることもできるし、 使い魔の攻撃で起きることは無いので、こちらのアドは非常に大きい。 この魔法を使うか否かでゲーム難易度は大分変わってくるだろう。 2層以降は魔法を主体に戦っていきたいのでMP自動回復や消費軽減がついた 防具が1つ以上あるのが望ましい。 これらは例え0.01%でもスキルさえ付いていれば必ず1は回復するので 1つだけでもあれば序盤は非常に強力なスキルになる。 後はアンコモン以上の使い魔に「エーテルリカバリ」という MP回復スキルが付いているとゲーム進行がかなりスムーズになる。 もしアンコモン以上の卵を手に入れたら錬成前に一度セーブして このスキルが付くまで竜殺しさんとエッチな行為をしまくることをオススメする。 スキルについて 前項までに大体説明しちゃった感はあるが、 最序盤はHP自動回復、HP吸収 終盤まで通してMP自動回復、消費軽減はそれぞれ有用である。 それぞれとりあえず1つだけ付いてるだけでもターン数は稼げるのでそれなりに機能する。 というか強化しても大して%が上がらないので1つあれば十分と言えば十分である。 その他に強化を前提として EXP獲得とGOLD獲得上昇がとても強力。 これらは強化をする毎に10%程度上昇し、+10で100%以上の効力を発揮するのでかなりオススメ。 後は基本的な火力強化系>ステアップって感じ。 使う属性を絞ってその系統の火力上昇を付けると結構良い火力が出る。 逆に対して要らないのが耐性系。対策する気があるならアーティファクト交換でもしないとあんま意味ない。 まぁ大体そんな感じ。 ボスはとりあえずスロウムーブとウィークンかけつつ、魔法連打しとけば基本勝てます。 オススメスキルは 攻撃魔法 ヒール スロウムーブ ウィークン あとなんか って感じ。取り巻き居る系ならスリーピングや全体攻撃、 それ以外ならアーマーブレイクとかが無難なところ。 ドライアドに関しては押しきれないステならハイヒーリングかキュアー辺りはあったほうが良い。 アンチマジックで運ゲーしても別にいいけど。 雑魚戦用は 攻撃魔法1※属性A 全体魔法1※属性A 攻撃魔法2~3※属性B 全体魔法2※属性B ヒール スリーピング あたりが結構鉄板だと思う。 属性強化してけば攻撃魔法は1の方がコスパ的に使いやすいし、それで事足りる。 ちな1周めラスボスはLV32、SPD60幾らかくらいで エレスタ、氷指輪による氷特化型で アイスブラスト3 ヒール1 ウィークン3 スロームーブ3 クイックムーブ1 で難なく突破。 敵はディスペルを使ってきますが ウィークンx2を先に打てる状態であれば紙耐久でも多分普通に耐えれる。 MPの自動回復量にもよるが、基本的には使い魔の行動分こっちがアドを取れる。 回復薬系を揃えて挑めばまぁ普通に勝てると思います。