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メタルマックス2 13-100~102・106~113・158~162 100 メタルマックス2 sage 05/03/08 19 38 49ID 4hyPF00k そんじゃ。 悪の組織「グラップラー」による人間狩りに脅えるマドの町。 グラップラーに対抗するため、マドの住民は腕利きのソルジャーを集めた。 鉄の男アパッチ。隼のフェイ。暴走バギーのガルシア。 そして、不死身の女ソルジャー・マリア。 マリアはその傍らに一人の少年を連れていた。 主人公には両親は無い。幼い頃、 両親ともグラップラーによって殺されてしまったのだ。 自分を拾って育ててくれたマリアは、 主人公にとってもう一人の母親とも言える存在だった。 グラップラーの軍団がマドの町を襲撃する。 しかし、マリア、アパッチ、フェイ、ガルシアの4人にとっては グラップラーの雑兵は問題ではなかった。 しかし、一通り雑兵を追い払った4人の前に、 グラップラー四天王の一人・テッドブロイラーが現れた。 テッドブロイラーの繰り出す凄まじいまでの火炎放射に フェイが、ガルシアが、アパッチが次々に倒れていく中 最後まで主人公をかばっていたマリアもついに力尽き、 主人公もまた業火に飲みこまれた。 101 メタルマックス2 sage 05/03/08 19 42 22ID 4hyPF00k 主人公は目を覚ました。 傍らでイリットという女性が介抱してくれていた。 自分は奇跡的に助かったが、他の4人は助からなかったと聞いた主人公は、 実の両親に続いてマリアの命をも奪ったグラップラーに復讐することを誓った。 イリットの祖父であり、腕利きの戦車修理屋でもあるナイル爺さんが 砂漠を超えた先にあるエルニニョの町に向かったと聞いた主人公は 心配になって後を追った。 エルニニョの町に着いて話を聞いてみたところ、 既にナイル爺さんはマドの町へ戻ったという話だった。 心配して損したと自らもマドの町へ戻る主人公。 ナイル爺さんが危険を冒してまでエルニニョへ行った理由。 それは、ガルシアが乗っていたバギーの修理部品を調達するためだった。 夜なべで修理したバギーを譲り受けた主人公は、それに乗って 「モンスターハンター」として旅立つ決意を固めるのであった。 102 メタルマックス2 sage 05/03/08 19 43 19ID 4hyPF00k 再びやってきたエルニニョの町。グラップラーに支配されたこの町で、 グラップラーに逆らって投獄されたメカニックの噂話を聞いた。 本人に会って話を聞くと、 「グラップラーのやり方が気に食わなかったから、連中の戦車をぶっ壊してやった」 との事。口は悪いが悪人とは思えない彼を助けようと決めた主人公は 町で噂を聞いた牢破りの名人に会いに行くことにした。 その道中。 橋で検問を張っていたグラップラーの雑兵に喧嘩を売り これをバギーの武装で蹴散らすと、 偶然その橋の下をグラップラーの船が通りかかった。 雑兵は川へ飛び込んで逃げ、その船に乗り込んだ。 次の瞬間。 「ひーっ!テッドブロイラー様、お許しをー!!」 叫び声があがったかと思うと、船から死体が放り出された。 それは、変わり果てた姿となったさっきの雑兵であった。 去っていく船の上のテッドブロイラーと、橋の上にいる主人公の視線が交錯する。 牢破りの名人に会い、メカニックが閉じ込められた牢を破ってもらうと、 「もう俺はこの町にはいられねぇ。俺も連れて行ってくれ!」 自分としても、車の修理が出来る人間が共にいれば頼もしい。 メカニックのその頼みを聞き、一緒に行くことになった。 106 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 04 00ID 4hyPF00k んじゃ続き 2人は、アズサという町に立ち寄った。 この町は、グラップラーに対抗するレジスタンスの町。 若い人間をほしがるグラップラーに対して、表向きは老人の町を装い 裏では、若い者たちが奴らに対抗するための軍備を固めていた。 そして、ここはマリアの故郷でもあった。 主人公は幼かったためにあまり覚えてはいないが、 マリアに引き取られた後、しばらくこの町にいたことがあったらしく 自分の顔を知る者が何人もいた。 町の長老がマリアの話をしてくれた。 「昔のマリアは強すぎた。並の男では相手にならなかった。戦いでも、恋愛でも…。 そんなマリアが、ある日、戦場で拾ったといって一人の幼子を連れて戻ってきた。 お前を拾ってからはずいぶん女らしくなった。 最後に女らしいひとときを過ごせたこと、お前に感謝しているはずじゃ…。」 この町の北に、グラップラー四天王のアジトがあると聞いた。 もしかしたらマリアを殺した奴かもしれない… 2人は、迷わずそこへと向かった。 107 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 04 54ID 4hyPF00k グラップルタワーと呼ばれるその建物に到着すると、 突然、上から女性が落ちてきた。 「馬鹿な奴、死んだら馬鹿!!キキーッ!!」 上から四天王の一人、スカンクスの罵声が聞こえた。 ひとまず、その女性を助けるために、 最近マドの町に現れて死者蘇生の研究をしているというDr.ミンチの元へと向かった。 Dr.ミンチによって蘇生したその女ソルジャーは、 兄の仇をとろうとしてグラップルタワーに登ったはいいが スカンクスに返り討ちにあってしまったらしい。 彼女は兄であるフェイの墓参りをした後、マドの町を出て行った。 自分と同じような境遇の彼女。また近いうちに会うような気がした。 108 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 06 28ID 4hyPF00k 再度グラップルタワーに挑む主人公とメカニックの2人。 その頂上にいた四天王の一人・スカンクスを倒すと、 「俺はもう死ぬ、だけどこの事を俺の仲間に知らせてやる、 四天王を敵に回したことを後悔しろ」(うろ覚え) などと言い残してスカンクスは自爆、自らを狼煙とした。 港町デルタ・リオに着いた2人。 はたして、その町の酒場にはさっきの女ソルジャーがいた。 彼女は酒場にいた船乗りを殴り飛ばして酒場を出て行った。 その船乗りは、彼女と賭けをして、負けたら仲間になってやると言ったとか。 で、本当に賭けに負けたから酒のせいにして誤魔化そうとしたらしい。 …正直、殴られて当然だと思った。 彼女は、泳いで海(と呼ばれてはいるが、実際は巨大な湖)を 渡ってやると息巻いていたらしい。 2人は後を追うが、もうその姿はどこにも無い。 その時、港にサメが入り込んできたかと思うと、そのサメが突然爆発四散。 そこから現れたのは、彼女だった。 虫の息の彼女を助けるため、再びDr.ミンチの助けを乞う。 意識を取り戻した彼女は、 「あたし一人ではグラップラーには対抗できそうにない、 あたしを一緒に連れて行ってくれないか」ときた。 戦車に乗っての戦いが専門の主人公と、後方支援タイプのメカニック。 戦車が入れるところならいいが、生身で戦わざるを得ない場面での 戦力不足を痛感していた主人公は、肉弾戦が得意な彼女を歓迎した。 109 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 08 27ID 4hyPF00k さて、再びデルタ・リオ。そこで、エバという老科学者と出会った。 グラップラーのもとで研究をしていた彼女だが、 それに嫌気が差して逃げ出してきたという。 しかし、そこへ四天王の一人・カリョストロが現れ、エバを連れ去ってしまった。 連絡船に乗って、港町イスラ・ポルトに渡った3人は、 そこで「キャプテン・ビイハブ」という人物に出会った。 U-シャークと呼ばれる海の怪物に家族を奪われて復讐の鬼と化した彼は U-シャークを討つことのみを生きがいとしていた。 彼の船に乗り、ビイハブと共にU-シャークと戦い、ついにこれを仕留めた。 「復讐を果たしたわしにとって、もうこのネメシス号は必要でなくなった。 共に戦えば、何も語らずともわかる事がある。 ネメシスとは、ギリシャ神話における復讐の神の名前。 この船を使って、今度はお前たち自身の復讐を果たすがよい!」 そう言い残して、ビイハブは去った。 110 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 25 47ID 4hyPF00k さて、久しぶりにイリットの顔でも見に行こうかとマドの町に戻った主人公。 ポストを見ると、主人公宛の手紙が届いていた。 果たし状 久しぶりだな、ええ、懐かしくて涙が出るぜ! グラップラーの野郎どもめ、死に掛けた俺の身体を勝手に改造しやがってよ てめえを殺せばスカンクスの後釜の四天王に取り立ててくれるらしいのさ! スワンの町で待つ!俺に勝てると思うなら、ここまで来てみやがれ! 無敵の改造人間より 手紙の主に心当たりはまったく無い。 だが、ただ事じゃないと感じた主人公はスワンの町へ向かった。 スワンの町では、主人公は手紙の主ガルシアの家族を 皆殺しにした極悪非道な男だというデマが飛び交っていた。 ガルシアという名には聞き覚えがある。 主人公は男の待つ場所へと向かった。 そこにいたのは、テッドブロイラーに殺されたと思われていたガルシアだった。 今では主人公の愛車となったバギーの、元の主でもある。 町の掟によって、1対1の決闘となった二人の戦い。 1対1の決闘を制したのは主人公だった。 (注:主人公でなければ決闘に臨めない、という訳ではなかったりする) 111 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 28 00ID 4hyPF00k ビイハブから譲り受けたネメシス号に乗り、 ダークカナルと呼ばれる地下水路に入った一行。 そこにカリョストロはいた。虫の息のエバと共に。 「エバはもうすぐ死ぬ。その前にお前たちをあの世へ送ってやろう!」 カリョストロが、愛用の戦車に乗って襲い掛かってきた。 戦車を破壊され、生身となってもなお凄まじい強さを誇るカリョストロを倒した。 しかし、エバはもはや助かる見込みは無かった。 かつてエバがいたという海上研究所デビルアイランドへ舵を向けた3人。 そこには、四天王の一人・ブルフロッグがいた。 一行を罠にはめようとするも、それに掛からなかった3人は ブルフロッグ愛用の戦車を、そしてブルフロッグ自身をも打ち倒した。 (注:罠に掛かってしまうと、生身で戦車と戦う羽目になり危険) この研究所内で見つけた「シンクロナイザー」という機械。 何なのかよくわからないが、とりあえず持っていくことにした。 112 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 48 03ID 4hyPF00k 旅の途中、デスクルスという町に立ち寄った一行。 なんでも、噂では、この町は死ぬほどいい町だと町中の皆が口をそろえて言っていたらしい。 興味があったので、見学してみることにした。 この町に入るためには、エンジェルリングという輪を頭に付けなければいけないらしい。 言われるとおりにして、町に入った一行。 「エンジェルリングがスッゲーお似合いですよ。死ぬまでつけてな!」 その言葉と共に、門を閉じられてしまった。 この町の本当の姿は、刑務所。それも、罪人を入れる刑務所ではなく、 旅人を騙して閉じ込める刑務所というとんでもない場所であった。 外では、四天王をも倒した超一流のハンターとして名が売れていた主人公一行だったが、 看守に喧嘩を売ろうとするとエンジェルリングからの電流で卒倒させられてしまうため ここでは何も出来ずに従うしかなかった。 きわめて理不尽かつ無為、無意味な行為「ドラム缶押し」を 毎日毎日毎日毎日、延々々々々々々々繰り返す。 ある囚人いわく 「俺…もしかしたら、ドラム缶を押すために生まれてきたんじゃないかなって…そう思うんだよ。」 113 メタルマックス2 sage 05/03/08 21 50 43ID 4hyPF00k みんな精神的にも肉体的にもまいっている。 なんとかしてこの刑務所を解放できないかと考えた主人公は、 かつて脱走した者が使った抜け道から下水道に入り、 この刑務所の電力供給装置にたどり着き、電力の供給を止めた。 これでもうエンジェルリングのビリビリも怖くない。 刑務所の所長の下へ一気に詰め寄った一行。 所長は、スカンクスだった。 いや、正確にはスカンクスのクローンだ。 能力もオリジナルのスカンクスに匹敵する…のだが、 ここまでの旅で力をつけた一行にとっては「ちょっとだけ強敵」程度だった。 これを倒したことによって、ついに刑務所の解放は成った。 ふと、庭に出た主人公は、そこにいた元看守の男に話しかけた。 「…誰に命令された訳でもないのに、みんな時々ドラム缶を押しにくるんだ。 どうしてだ?懐かしいのか?」 rァはい 「分からねぇな…俺には。 …押してもいいんだぜ!懐かしいドラム缶をよ!!」 その言葉に、気が付いたら思わずドラム缶を押していた主人公。 教訓:どんな辛い出来事であっても、過ぎ去ってしまえばいい思い出になるものです。 158 メタルマックス2 sage 05/03/10 12 55 17ID UvNTNe6v ある日、バトー博士という人物から、主人公の下へ手紙が届いた。 当方、身寄りの無い寂しいおじいちゃんです。 戦車を作るくらいしか能がありませんが もし、こんなおじいちゃんで良かったら友達になってください! 追伸 出来れば、わしの作った戦車に乗ってくれる若い男の子がいいよね? 戦車を作ってくれる… 主人公はバトー博士という人物に会ってみることにした。 バトー博士に会うや否や、 「友達ならあだ名で呼ばなきゃね!この中から選んでほしいな♪」 ハナクソ ボケナス うすのろ ゴキブリ 張り倒したくなるのをぐっとこらえて、この中からあだ名を選んだ主人公。 戦車を設計し、材料となる鉄屑を集め終わると、戦車は完成した。 バトー博士は、プレゼントとして高価な戦車装備一式を付けてくれた。 博士と別れ、研究所を出た。 …戦車が手に入ったのなら実際に戦ってみたくなるのが人の常。 しかし、バトー博士からもらった武装には 弾薬がまったく装填されていなかったために、ひどい目にあった。 本人には悪気が無いだけに却って厄介だったりする。 159 メタルマックス2 sage 05/03/10 12 57 06ID UvNTNe6v またある日、美人科学者姉妹サニーとルナに出会った主人公一行。 今までにも、いろいろな所で見つけていたICチップを渡すと、 ICチップの組み合わせ方によってさまざまな効果を発揮する 「LOVEマシン」を作成してくれた。 いろいろ試しているうち、ある組み合わせに着目した主人公。 近いうちに必ずこれが役に立つときが来る…そう直感した。 常に酸性の霧に覆われ、酸性雨が降りしきる渓谷・レインバレー。 そんな場所にも人は暮らしているのだ。 レインバレーにある町、メルトタウン。 今までも何度となく遭遇し、その度に主人公たちを挑発しては逃げて行った 賞金首ピチピチブラザーズと決着を付ける時が来た。 勝負は、主人公たちの勝利に終わった。 だが、激戦ゆえ、こちらの装備もかなりボロボロにされてしまった。 まあ、連中の賞金で買い換えればいいか、とハンターオフィスに行った主人公。 「ピチピチブラザーズの賞金は8000Gです!」 主人公が失った装備品は9000G相当だった。 …………赤字かよっ!! 最後の最後まで気に食わない連中だ。 160 メタルマックス2 sage 05/03/10 12 58 45ID UvNTNe6v ついにグラップラーの本拠地、バイアス・シティへと到着した一行。 グラップラーの精鋭兵や多数のセキュリティにより行く手を阻まれながらも 突き進んでいく主人公たちの前に立ちふさがったのは、 忘れもしない。マリアの仇、テッドブロイラーだった。 以前と同じく、怒涛の火炎放射で攻め立てるテッドブロイラー。 しかし、こっちには秘策があった。 LOVEマシン起動!耐熱バリア展開! テッドブロイラーの火炎もバリアの前にかき消されるばかり。 ついに、マリアの命を奪った張本人は崩れ落ちた。 …だが、まだ終わっていない。 「グラップラー」という組織そのものを叩き潰すまでは マリアの仇を討ったことにはならない。 161 メタルマックス2 sage 05/03/10 13 00 38ID UvNTNe6v さらにバイアスシティの奥深くまで突き進む主人公たち。 そこに、グラップラーの支配者はいた。 バイアス=ブラド。 かつて、ブラド・コングロマリットという世界的大企業を経営した人物で、 優秀な科学者でもあり、環境汚染に積極的に取り組む姿勢は 政治家としての成功をも収めた。 しかしある時、不治の病に冒され、彼は変わってしまった。 自らの研究所にずっと閉じこもって何らかの研究をしていた。 そんな矢先、伝説の大破壊が起こり、人間の文明生活は崩壊した。 (注:大破壊の原因はブラドではありません) その後、彼がどうなったのかは誰も知らなかった。 ブラドは、自らの記憶、神経系データのすべてを コンピュータに移植することで「死」から逃れようとしたのだ。 そして、死を恐れた天才のなれの果ては、今、目の前にいる。 「死… 死とは恐ろしいものだ…… わしのあらゆる行い……わしの偉大な才能…… そのすべてが、死によって失われてしまう… 死は、わしからこの世界を奪い取り、 わしという偉大な叡智を消し去ろうとした… お前たちは このバイアス=ブラドに死をもたらそうとするのか!?」 凄まじいまでの抵抗。しかし、こいつを倒さねば終わらない。 自分の旅は…こいつを討つためのものだ。 「死… 消える… 消えていく… すべてが… 世界が… この わしが… 死…に…た…く…な…い… 死にたく なーーいーーいーーいーーいーー」 哀れな天才はついに倒れ、それと共にバイアス・シティは崩壊した。 グラップラーを壊滅させた偉大なるハンターが その後どうなったのかは知られていない。 完 162 メタルマックス2 sage 05/03/10 13 03 48ID UvNTNe6v 補足 メカニック救出、デスクルス、バトー博士、 美人科学者サニーとルナ、ピチピチブラザーズのくだりは 「横道」に分類されるイベントであり、クリアに必須のものではありません また、ここには書かれていない多数の賞金首との戦いが 彼の経歴に花を添えていたことを付け加えておきます
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メタルマックス2 13-100~102・106~113・158~162 100メタルマックス2sage05/03/08 19 38 49ID 4hyPF00k そんじゃ。 悪の組織「グラップラー」による人間狩りに脅えるマドの町。 グラップラーに対抗するため、マドの住民は腕利きのソルジャーを集めた。 鉄の男アパッチ。隼のフェイ。暴走バギーのガルシア。 そして、不死身の女ソルジャー・マリア。 マリアはその傍らに一人の少年を連れていた。 主人公には両親は無い。幼い頃、 両親ともグラップラーによって殺されてしまったのだ。 自分を拾って育ててくれたマリアは、 主人公にとってもう一人の母親とも言える存在だった。 グラップラーの軍団がマドの町を襲撃する。 しかし、マリア、アパッチ、フェイ、ガルシアの4人にとっては グラップラーの雑兵は問題ではなかった。 しかし、一通り雑兵を追い払った4人の前に、 グラップラー四天王の一人・テッドブロイラーが現れた。 テッドブロイラーの繰り出す凄まじいまでの火炎放射に フェイが、ガルシアが、アパッチが次々に倒れていく中 最後まで主人公をかばっていたマリアもついに力尽き、 主人公もまた業火に飲みこまれた。 101メタルマックス2sage05/03/08 19 42 22ID 4hyPF00k 主人公は目を覚ました。 傍らでイリットという女性が介抱してくれていた。 自分は奇跡的に助かったが、他の4人は助からなかったと聞いた主人公は、 実の両親に続いてマリアの命をも奪ったグラップラーに復讐することを誓った。 イリットの祖父であり、腕利きの戦車修理屋でもあるナイル爺さんが 砂漠を超えた先にあるエルニニョの町に向かったと聞いた主人公は 心配になって後を追った。 エルニニョの町に着いて話を聞いてみたところ、 既にナイル爺さんはマドの町へ戻ったという話だった。 心配して損したと自らもマドの町へ戻る主人公。 ナイル爺さんが危険を冒してまでエルニニョへ行った理由。 それは、ガルシアが乗っていたバギーの修理部品を調達するためだった。 夜なべで修理したバギーを譲り受けた主人公は、それに乗って 「モンスターハンター」として旅立つ決意を固めるのであった。 102メタルマックス2sage05/03/08 19 43 19ID 4hyPF00k 再びやってきたエルニニョの町。グラップラーに支配されたこの町で、 グラップラーに逆らって投獄されたメカニックの噂話を聞いた。 本人に会って話を聞くと、 「グラップラーのやり方が気に食わなかったから、連中の戦車をぶっ壊してやった」 との事。口は悪いが悪人とは思えない彼を助けようと決めた主人公は 町で噂を聞いた牢破りの名人に会いに行くことにした。 その道中。 橋で検問を張っていたグラップラーの雑兵に喧嘩を売り これをバギーの武装で蹴散らすと、 偶然その橋の下をグラップラーの船が通りかかった。 雑兵は川へ飛び込んで逃げ、その船に乗り込んだ。 次の瞬間。 「ひーっ!テッドブロイラー様、お許しをー!!」 叫び声があがったかと思うと、船から死体が放り出された。 それは、変わり果てた姿となったさっきの雑兵であった。 去っていく船の上のテッドブロイラーと、橋の上にいる主人公の視線が交錯する。 牢破りの名人に会い、メカニックが閉じ込められた牢を破ってもらうと、 「もう俺はこの町にはいられねぇ。俺も連れて行ってくれ!」 自分としても、車の修理が出来る人間が共にいれば頼もしい。 メカニックのその頼みを聞き、一緒に行くことになった。 106メタルマックス2sage05/03/08 21 04 00ID 4hyPF00k んじゃ続き 2人は、アズサという町に立ち寄った。 この町は、グラップラーに対抗するレジスタンスの町。 若い人間をほしがるグラップラーに対して、表向きは老人の町を装い 裏では、若い者たちが奴らに対抗するための軍備を固めていた。 そして、ここはマリアの故郷でもあった。 主人公は幼かったためにあまり覚えてはいないが、 マリアに引き取られた後、しばらくこの町にいたことがあったらしく 自分の顔を知る者が何人もいた。 町の長老がマリアの話をしてくれた。 「昔のマリアは強すぎた。並の男では相手にならなかった。戦いでも、恋愛でも…。 そんなマリアが、ある日、戦場で拾ったといって一人の幼子を連れて戻ってきた。 お前を拾ってからはずいぶん女らしくなった。 最後に女らしいひとときを過ごせたこと、お前に感謝しているはずじゃ…。」 この町の北に、グラップラー四天王のアジトがあると聞いた。 もしかしたらマリアを殺した奴かもしれない… 2人は、迷わずそこへと向かった。 107メタルマックス2sage05/03/08 21 04 54ID 4hyPF00k グラップルタワーと呼ばれるその建物に到着すると、 突然、上から女性が落ちてきた。 「馬鹿な奴、死んだら馬鹿!!キキーッ!!」 上から四天王の一人、スカンクスの罵声が聞こえた。 ひとまず、その女性を助けるために、 最近マドの町に現れて死者蘇生の研究をしているというDr.ミンチの元へと向かった。 Dr.ミンチによって蘇生したその女ソルジャーは、 兄の仇をとろうとしてグラップルタワーに登ったはいいが スカンクスに返り討ちにあってしまったらしい。 彼女は兄であるフェイの墓参りをした後、マドの町を出て行った。 自分と同じような境遇の彼女。また近いうちに会うような気がした。 108メタルマックス2sage05/03/08 21 06 28ID 4hyPF00k 再度グラップルタワーに挑む主人公とメカニックの2人。 その頂上にいた四天王の一人・スカンクスを倒すと、 「俺はもう死ぬ、だけどこの事を俺の仲間に知らせてやる、 四天王を敵に回したことを後悔しろ」(うろ覚え) などと言い残してスカンクスは自爆、自らを狼煙とした。 港町デルタ・リオに着いた2人。 はたして、その町の酒場にはさっきの女ソルジャーがいた。 彼女は酒場にいた船乗りを殴り飛ばして酒場を出て行った。 その船乗りは、彼女と賭けをして、負けたら仲間になってやると言ったとか。 で、本当に賭けに負けたから酒のせいにして誤魔化そうとしたらしい。 …正直、殴られて当然だと思った。 彼女は、泳いで海(と呼ばれてはいるが、実際は巨大な湖)を 渡ってやると息巻いていたらしい。 2人は後を追うが、もうその姿はどこにも無い。 その時、港にサメが入り込んできたかと思うと、そのサメが突然爆発四散。 そこから現れたのは、彼女だった。 虫の息の彼女を助けるため、再びDr.ミンチの助けを乞う。 意識を取り戻した彼女は、 「あたし一人ではグラップラーには対抗できそうにない、 あたしを一緒に連れて行ってくれないか」ときた。 戦車に乗っての戦いが専門の主人公と、後方支援タイプのメカニック。 戦車が入れるところならいいが、生身で戦わざるを得ない場面での 戦力不足を痛感していた主人公は、肉弾戦が得意な彼女を歓迎した。 109メタルマックス2sage05/03/08 21 08 27ID 4hyPF00k さて、再びデルタ・リオ。そこで、エバという老科学者と出会った。 グラップラーのもとで研究をしていた彼女だが、 それに嫌気が差して逃げ出してきたという。 しかし、そこへ四天王の一人・カリョストロが現れ、エバを連れ去ってしまった。 連絡船に乗って、港町イスラ・ポルトに渡った3人は、 そこで「キャプテン・ビイハブ」という人物に出会った。 U-シャークと呼ばれる海の怪物に家族を奪われて復讐の鬼と化した彼は U-シャークを討つことのみを生きがいとしていた。 彼の船に乗り、ビイハブと共にU-シャークと戦い、ついにこれを仕留めた。 「復讐を果たしたわしにとって、もうこのネメシス号は必要でなくなった。 共に戦えば、何も語らずともわかる事がある。 ネメシスとは、ギリシャ神話における復讐の神の名前。 この船を使って、今度はお前たち自身の復讐を果たすがよい!」 そう言い残して、ビイハブは去った。 110メタルマックス2sage05/03/08 21 25 47ID 4hyPF00k さて、久しぶりにイリットの顔でも見に行こうかとマドの町に戻った主人公。 ポストを見ると、主人公宛の手紙が届いていた。 果たし状 久しぶりだな、ええ、懐かしくて涙が出るぜ! グラップラーの野郎どもめ、死に掛けた俺の身体を勝手に改造しやがってよ てめえを殺せばスカンクスの後釜の四天王に取り立ててくれるらしいのさ! スワンの町で待つ!俺に勝てると思うなら、ここまで来てみやがれ! 無敵の改造人間より 手紙の主に心当たりはまったく無い。 だが、ただ事じゃないと感じた主人公はスワンの町へ向かった。 スワンの町では、主人公は手紙の主ガルシアの家族を 皆殺しにした極悪非道な男だというデマが飛び交っていた。 ガルシアという名には聞き覚えがある。 主人公は男の待つ場所へと向かった。 そこにいたのは、テッドブロイラーに殺されたと思われていたガルシアだった。 今では主人公の愛車となったバギーの、元の主でもある。 町の掟によって、1対1の決闘となった二人の戦い。 1対1の決闘を制したのは主人公だった。 (注:主人公でなければ決闘に臨めない、という訳ではなかったりする) 111メタルマックス2sage05/03/08 21 28 00ID 4hyPF00k ビイハブから譲り受けたネメシス号に乗り、 ダークカナルと呼ばれる地下水路に入った一行。 そこにカリョストロはいた。虫の息のエバと共に。 「エバはもうすぐ死ぬ。その前にお前たちをあの世へ送ってやろう!」 カリョストロが、愛用の戦車に乗って襲い掛かってきた。 戦車を破壊され、生身となってもなお凄まじい強さを誇るカリョストロを倒した。 しかし、エバはもはや助かる見込みは無かった。 かつてエバがいたという海上研究所デビルアイランドへ舵を向けた3人。 そこには、四天王の一人・ブルフロッグがいた。 一行を罠にはめようとするも、それに掛からなかった3人は ブルフロッグ愛用の戦車を、そしてブルフロッグ自身をも打ち倒した。 (注:罠に掛かってしまうと、生身で戦車と戦う羽目になり危険) この研究所内で見つけた「シンクロナイザー」という機械。 何なのかよくわからないが、とりあえず持っていくことにした。 112メタルマックス2sage05/03/08 21 48 03ID 4hyPF00k 旅の途中、デスクルスという町に立ち寄った一行。 なんでも、噂では、この町は死ぬほどいい町だと町中の皆が口をそろえて言っていたらしい。 興味があったので、見学してみることにした。 この町に入るためには、エンジェルリングという輪を頭に付けなければいけないらしい。 言われるとおりにして、町に入った一行。 「エンジェルリングがスッゲーお似合いですよ。死ぬまでつけてな!」 その言葉と共に、門を閉じられてしまった。 この町の本当の姿は、刑務所。それも、罪人を入れる刑務所ではなく、 旅人を騙して閉じ込める刑務所というとんでもない場所であった。 外では、四天王をも倒した超一流のハンターとして名が売れていた主人公一行だったが、 看守に喧嘩を売ろうとするとエンジェルリングからの電流で卒倒させられてしまうため ここでは何も出来ずに従うしかなかった。 きわめて理不尽かつ無為、無意味な行為「ドラム缶押し」を 毎日毎日毎日毎日、延々々々々々々々繰り返す。 ある囚人いわく 「俺…もしかしたら、ドラム缶を押すために生まれてきたんじゃないかなって…そう思うんだよ。」 113メタルマックス2sage05/03/08 21 50 43ID 4hyPF00k みんな精神的にも肉体的にもまいっている。 なんとかしてこの刑務所を解放できないかと考えた主人公は、 かつて脱走した者が使った抜け道から下水道に入り、 この刑務所の電力供給装置にたどり着き、電力の供給を止めた。 これでもうエンジェルリングのビリビリも怖くない。 刑務所の所長の下へ一気に詰め寄った一行。 所長は、スカンクスだった。 いや、正確にはスカンクスのクローンだ。 能力もオリジナルのスカンクスに匹敵する…のだが、 ここまでの旅で力をつけた一行にとっては「ちょっとだけ強敵」程度だった。 これを倒したことによって、ついに刑務所の解放は成った。 ふと、庭に出た主人公は、そこにいた元看守の男に話しかけた。 「…誰に命令された訳でもないのに、みんな時々ドラム缶を押しにくるんだ。 どうしてだ?懐かしいのか?」 rァはい 「分からねぇな…俺には。 …押してもいいんだぜ!懐かしいドラム缶をよ!!」 その言葉に、気が付いたら思わずドラム缶を押していた主人公。 教訓:どんな辛い出来事であっても、過ぎ去ってしまえばいい思い出になるものです。 158メタルマックス2sage05/03/10 12 55 17ID UvNTNe6v ある日、バトー博士という人物から、主人公の下へ手紙が届いた。 当方、身寄りの無い寂しいおじいちゃんです。 戦車を作るくらいしか能がありませんが もし、こんなおじいちゃんで良かったら友達になってください! 追伸 出来れば、わしの作った戦車に乗ってくれる若い男の子がいいよね? 戦車を作ってくれる… 主人公はバトー博士という人物に会ってみることにした。 バトー博士に会うや否や、 「友達ならあだ名で呼ばなきゃね!この中から選んでほしいな♪」 ハナクソ ボケナス うすのろ ゴキブリ 張り倒したくなるのをぐっとこらえて、この中からあだ名を選んだ主人公。 戦車を設計し、材料となる鉄屑を集め終わると、戦車は完成した。 バトー博士は、プレゼントとして高価な戦車装備一式を付けてくれた。 博士と別れ、研究所を出た。 …戦車が手に入ったのなら実際に戦ってみたくなるのが人の常。 しかし、バトー博士からもらった武装には 弾薬がまったく装填されていなかったために、ひどい目にあった。 本人には悪気が無いだけに却って厄介だったりする。 159メタルマックス2sage05/03/10 12 57 06ID UvNTNe6v またある日、美人科学者姉妹サニーとルナに出会った主人公一行。 今までにも、いろいろな所で見つけていたICチップを渡すと、 ICチップの組み合わせ方によってさまざまな効果を発揮する 「LOVEマシン」を作成してくれた。 いろいろ試しているうち、ある組み合わせに着目した主人公。 近いうちに必ずこれが役に立つときが来る…そう直感した。 常に酸性の霧に覆われ、酸性雨が降りしきる渓谷・レインバレー。 そんな場所にも人は暮らしているのだ。 レインバレーにある町、メルトタウン。 今までも何度となく遭遇し、その度に主人公たちを挑発しては逃げて行った 賞金首ピチピチブラザーズと決着を付ける時が来た。 勝負は、主人公たちの勝利に終わった。 だが、激戦ゆえ、こちらの装備もかなりボロボロにされてしまった。 まあ、連中の賞金で買い換えればいいか、とハンターオフィスに行った主人公。 「ピチピチブラザーズの賞金は8000Gです!」 主人公が失った装備品は9000G相当だった。 …………赤字かよっ!! 最後の最後まで気に食わない連中だ。 160メタルマックス2sage05/03/10 12 58 45ID UvNTNe6v ついにグラップラーの本拠地、バイアス・シティへと到着した一行。 グラップラーの精鋭兵や多数のセキュリティにより行く手を阻まれながらも 突き進んでいく主人公たちの前に立ちふさがったのは、 忘れもしない。マリアの仇、テッドブロイラーだった。 以前と同じく、怒涛の火炎放射で攻め立てるテッドブロイラー。 しかし、こっちには秘策があった。 LOVEマシン起動!耐熱バリア展開! テッドブロイラーの火炎もバリアの前にかき消されるばかり。 ついに、マリアの命を奪った張本人は崩れ落ちた。 …だが、まだ終わっていない。 「グラップラー」という組織そのものを叩き潰すまでは マリアの仇を討ったことにはならない。 161メタルマックス2sage05/03/10 13 00 38ID UvNTNe6v さらにバイアスシティの奥深くまで突き進む主人公たち。 そこに、グラップラーの支配者はいた。 バイアス=ブラド。 かつて、ブラド・コングロマリットという世界的大企業を経営した人物で、 優秀な科学者でもあり、環境汚染に積極的に取り組む姿勢は 政治家としての成功をも収めた。 しかしある時、不治の病に冒され、彼は変わってしまった。 自らの研究所にずっと閉じこもって何らかの研究をしていた。 そんな矢先、伝説の大破壊が起こり、人間の文明生活は崩壊した。 (注:大破壊の原因はブラドではありません) その後、彼がどうなったのかは誰も知らなかった。 ブラドは、自らの記憶、神経系データのすべてを コンピュータに移植することで「死」から逃れようとしたのだ。 そして、死を恐れた天才のなれの果ては、今、目の前にいる。 「死… 死とは恐ろしいものだ…… わしのあらゆる行い……わしの偉大な才能…… そのすべてが、死によって失われてしまう… 死は、わしからこの世界を奪い取り、 わしという偉大な叡智を消し去ろうとした… お前たちは このバイアス=ブラドに死をもたらそうとするのか!?」 凄まじいまでの抵抗。しかし、こいつを倒さねば終わらない。 自分の旅は…こいつを討つためのものだ。 「死… 消える… 消えていく… すべてが… 世界が… この わしが… 死…に…た…く…な…い… 死にたく なーーいーーいーーいーーいーー」 哀れな天才はついに倒れ、それと共にバイアス・シティは崩壊した。 グラップラーを壊滅させた偉大なるハンターが その後どうなったのかは知られていない。 完 162メタルマックス2sage05/03/10 13 03 48ID UvNTNe6v 補足 メカニック救出、デスクルス、バトー博士、 美人科学者サニーとルナ、ピチピチブラザーズのくだりは 「横道」に分類されるイベントであり、クリアに必須のものではありません また、ここには書かれていない多数の賞金首との戦いが 彼の経歴に花を添えていたことを付け加えておきます
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ミールマシロ 成績 父遺伝 母父遺伝 ニックス インブリ 父持続 母持続 持続 - S A × なし 不明 不明 SS 引退後総評 根・瞬上がるもスピードと適正2段階ダウンで撃沈、この母から非ニックス・アウトなら父遺伝SSが良かったかも
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コナホールマックネサ(コナホール・マックネサ) コノールの別名。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/2942.html
コノールマックネッサ(コノール・マック・ネッサ) コノールの別名。
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メタルマックスシリーズ メタルマックス メタルマックス2 メタルマックス3 コメント クレアテック企画のRPGシリーズ。本シリーズの流れを汲むメタルサーガ(METAL SAGA)シリーズも部分的に本項目で扱う。 メタルマックス メタルマックス2 <モンスター> クイタラン:ゴールドアリクイ デンチュラ:でんげきネット <グラップラー四天王> 未定:テッドブロイラー ゾロアーク:カリョストロ ガマゲロゲ:ブルフロッグ 未定:スカンクス <賞金首> ガブリアス:スナザメ サイホーン:サイゴン サメハダー:U-シャーク スターミー:ヒトデロン メタルマックス3 <クルマ> コライドン:チョッパー モトトカゲ:モトクロッサ ミライドン:サイファイ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 メタルマックス 登場人物 スリーパー:ドクター・ミンチ フーディン:ヤミクモ博士 グラエナ:ウルフ 色違いリザードン:とうちゃん ミュウツーorサザンドラ:ノア 賞金首 ゴウカザル×4:サルモネラ一家 -- (ユリス) 2013-07-28 15 59 38 犬 ポチエナ キュウコン 2R主人公 ブーバー 3主人公 -- (名無しさん) 2013-07-20 01 12 22 ヤドカリフォートレス:イワパレス -- (名無しさん) 2013-07-09 03 03 07 火ヒヒ:ゴウカザル -- (名無しさん) 2013-07-09 03 01 06 ストームドラゴン:ゼクロム -- (名無しさん) 2013-07-09 02 57 21 俺のイメージだけどメカ男はレントラー、ハン男はヘルガー(ギャロップやウェンディでも可)だな。 -- (名無しさん) 2013-05-12 00 54 42 メタグロス性別無いだろ -- (名無しさん) 2013-04-28 07 21 45 テッド・ブロイラー:ブーバーンorズルズキンスカンクスandコピー:オコリザル 外道販売鬼:デスカーントータル・タートル:アバゴーラ ピチピチブラザーズ:ノクタス&ルンパッパ ダスト原人:ダストダス金輪際ゴースト:カクレオン マダム・マッスル:ゴーリキー ラグナ・ロック:アーケオス -- (名無しさん) 2012-03-07 00 39 51 メタグロス:メカニック ドーブル:アーチスト ゴーリキー:レスラー ルカリオ:ソルジャー リザードン:ハンター ハピナス:ナース ウインディ:犬 -- (tomio) 2011-11-24 17 22 17 ゴーリキー♂:レスラー(男) チャーレム♀:レスラー(女) -- (1000円札) 2011-11-24 17 04 45
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メタルマックス 概要 評価点 世界設定 システム パーティーキャラ 戦車(クルマ) 改造 装備 金銭 オプション インテリア その他 モンスター 賞金首 BGM シナリオ キャラクター 埋蔵アイテム 戦闘 問題点 総評 その後の展開 メタルマックス 【めたるまっくす】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売元 データイースト 開発元 データイースト、クレアテック 発売日 1991年5月24日 定価 7,800円(税抜) 配信 バーチャルコンソール【Wii】2010年4月27日/500Wiiポイント【3DS】2013年1月9日/500円 判定 良作 メタルマックスシリーズ 概要 荒廃した未来の地球を舞台に、戦車に乗って賞金首を狩りながら旅をしていくという一風変わったRPG。 当時は家庭用ゲーム機で火付け役となった『ドラゴンクエスト』シリーズの影響により、「RPG=中世ヨーロッパ風のファンタジー」という図式が定着しきっていた時代だった。それに対する一つのアンチテーゼとなっている。 キャッチコピーは「竜退治はもう飽きた!」 評価点 世界設定 大破壊と呼ばれる謎の災害によって文明が崩壊してから幾年かが経過した近未来が本作の舞台である。 人々は町を築いたり、あるいは廃墟を住処にして平穏な暮らしを取り戻してはいるが、一歩外に出れば暴走機械や怪生物といったモンスターが跋扈する死と隣り合わせの世界が広がっている。 凶悪なモンスターへの対抗手段となる戦車を駆りモンスターを狩る賞金稼ぎのハンター、世界中を旅して物資の取引をするトレーダーといった命知らず達によって、市井の人々の暮らしはかろうじて支えられている。 システム パーティーキャラ 本作ではゲームの進行に伴い、最大3人のパーティーを組める。必須イベントではないので、やろうと思えば1人旅や2人旅も可能。 本作に登場する3人のキャラクタークラスは、以後のシリーズ作品でも常連となっている。 ハンター 本作においては、主人公の少年がこのクラス。 運転レベルと素早さが高く、戦車の火力や防御力を最大限に引き出して速攻で敵を潰すという、本作のゲームシステムに合った能力を持つ。生身でもそれなりの戦闘力を持つが、さすがにソルジャーには敵わない。 名前を空欄のまま決定した場合、名前が「はんた」になる。これが事実上のデフォルト名であるが、裏技に近い。 メカニック 本作においては、幼さの残る少年である。 修理レベルと知力が高く、破損した戦車パーツの修理が可能なクラス。純粋な戦闘能力は生身、戦車共に低いので補助役に適任。 修理特技などの概念は本作にはまだない(「特技」の概念ができた『メタルマックス3』から実装された)が、修理アイテム「しゅうりキット」を使用できるのは本作ではメカニックのみ。これは消費アイテムなのだが、上位アイテムとして無限に使える「メカニックキット」もある。本作の時点では大破は直せない。 名前は、主人公の名前に応じて自動で付けられる。主人公が「はんた」の場合、彼の名は「いじる」。 ソルジャー 本作においてはパーティーの紅一点、年長者の屈強な女性。 戦闘レベルと力が高く、生身での白兵戦を最も得意とするクラス。重装備が可能なため戦車が入れないダンジョン内では頼りになるが、戦車の操縦は不得意。 装備品やレベル上げ次第では、車載兵器並の攻撃力や戦車以上の防御力を持たせることも可能。(詳細は後述するがダメージ計算式の関係で、攻撃を弾く事が出来なかった場合に受けるダメージ自体は流石に戦車よりは大きい。) メカニックの少年同様、名前は主人公の名前に応じて自動で付けられる。主人公が「はんた」の場合、彼女の名は「アンヌ」。 戦車(クルマ) 本作最大の特徴であり生命線。一般的なRPGの場合、人間は生身で戦うか、馬などに騎乗し騎乗ユニットとして扱われるのがせいぜいであったが、メタルマックスでは人間が戦車に乗り込んで戦うことが出来る。 当たり前のことだが戦車は実に強く、戦車と生身が戦った場合、余程相手との差がなければまず戦車側が一方的に勝つ。 本作だと敵味方ともに、戦車(タンク系モンスター)は無条件にダメージが1/5になるという仕様がある。 さらに、味方側の戦車は耐久力が0になってもそれだけでは破壊されない。詳しくは後述。 メタルマックスの世界では戦車を「クルマ」と呼ぶ(*1)。これは戦闘能力を持った車両全てを「戦う車」として扱うことを意味しており、本作では正統派の戦車だけでなく、バギーや救急車も立派な「クルマ」なのである。 入手方法は様々。ダンジョンに隠されていたり、敵から奪い取ったり、大枚をはたいて購入する…など。いずれせよ、簡単には手に入らない(一応序盤は比較的楽に入手できる)という点で共通している。世界を巡って戦車を探すのも魅力の1つ。 シャシーの守備力は後発の戦車ほど高くなりこの優位さは覆せないが、それ以外の装備は制限が一切ないため、守備力と搭載可能な兵器の種類にさえ目を瞑ればどんな戦車でも最後まで何の問題も無く使っていける。 ただし、守備力の高いシャシーは総じて重い。詳細は省くが、ダメージ計算式が概ね「攻撃力-守備力の半分=ダメージ」を基本としたものとなっている都合上、シャシー守備力が高いほど「低い攻撃力の攻撃を受けた際のダメージ」が劇的に減るが、守備力が低くても軽いシャシーを使う方が装甲タイル(後述)が多く貼れるなど有利な面がある。 入手時には好きな名前を付けられる(6文字まで)。 本作ではデフォルト名の自動入力が無い上に、名前は後からは変更不可能なので注意。 人間の装備が武器、体防具、頭防具と分かれているように、戦車にもそれぞれ特性の違うパーツがある。各パーツには重量も設定されている。 主砲 戦車の象徴である主兵装。一撃必殺の威力を持つが弾数は有限。なお特殊砲弾(後述)も使用できる。 副砲 いわゆる機銃系の武装。主砲に比べ攻撃力は劣るがグループ攻撃が可能な例も多く、使い勝手で主砲に勝る。最大の長所は弾数が無限なことにあり、普段は副砲で弾を節約し、強敵に出会ったときのみ主砲で蹴散らすといったプレイが普通となる。このスタンスはシリーズ通して共通。 SE Special Equipment(特殊兵装)の略。対戦車ミサイルや火炎放射器などが該当。概して重量がある上、弾薬代がべらぼうに高く弾数が少ない。その分威力は高く、属性攻撃や範囲攻撃を得意とするが、単純な攻撃力では終盤は主砲に抜かれる。しかし固有の戦闘アニメーションを持つものが多く、ネーミングセンス溢れる武器が多いことからロマンを追い求める層には根強い人気がある。 エンジン 戦車の最大積載量を決定する。燃料の概念は無いので、単純に出力が大きければ大きいほどよい。当然ながら装備させなければ自走不可。 Cユニット コントロールユニット。エンジンが戦車の心臓なら、こちらは頭脳に相当する。メタルマックスの世界では、このパーツのおかげで一人でも戦車の操縦が容易となっている。デリケートな電子部品であり、電撃攻撃などで破損しやすい。こちらも装備させないと自走不可。 シャシー 車体そのもの。ゆえに装備の着脱および売買は不可。戦闘中に大破すると乗員は強制的に外に出される。 なお、リメイク作である『リターンズ』においては「主砲」「副砲」「SE」は武器装着箇所の名称となっており、原則としてそれぞれ「大砲」「機銃」「特殊砲(従来のSEであり特殊砲弾ではない)」を装備するという仕様になった。シャシーによっては「SE」の場所に「機銃」用の穴をあけるということも可能になったための名称変更である。旧作にも「主砲穴にも装備できる副砲」みたいなものはあったが今作では完全に系統ごとに独立している代わりにこの仕様になっている。 また装甲タイル(SP=シールドポイント)という独自のシステムを採用。エンジンの最大出力から全パーツの重量を引いた差分の数値分だけ貼ることができる。人間キャラクターのHPに相当し、戦闘でダメージを負えば減少する。 装甲タイルは実質的に使い捨てであり、町の修理屋で貼ってもらうか、予備のタイルパックを移動中に使用する以外では補充できない。どちらも有料かつ、枚数単位でコストがかかる。 SPが0になっても戦車は使えるが、一定確率でパーツが破損し、破損したパーツが更にダメージを受けると大破する。大破したパーツは使用不能になり、Cユニット/エンジン/シャシーのいずれかが大破すると自走不能となってしまう。こうなると予備のパーツを装備するか、それが出来なければ他の戦車にけん引させて町の修理屋まで引っ張っていくことになる。 大破したパーツでも修理は可能。いくら攻撃を受けてもパーツや戦車がロストすることは無い。 なお、SPと無関係にパーツを壊す攻撃もある(電撃や衝撃波など)。 パーツごとに設定された守備力が高いほど破損しにくくなる。シャシーの守備力は受けるダメージそのものにも影響する。 特殊砲弾は主砲の弾薬とは別にシャシーの弾倉に積むもので、特別な効果を持つものが多い。通常弾代わりに使える「よびだん」、機械系の敵のパーツを破壊して攻撃成功率を下げる「てっこうだん」、会心の一発が出やすい「ホローチャージ」などなど。砲弾屋や自動販売機で購入可能。 装備とは別枠で搭載できる戦車道具もある。こちらは本作では重量のパラメータは無い。(以降のシリーズでは多くの戦車道具に重量が設定されている) 主に所持欄を埋めることになるのは、消耗品の「タイルパック」各種。町で補給してもらう装甲タイルよりも圧倒的に割高ではあるが、移動中ならいつでも使用可能な装甲タイルの回復手段として重宝する。 本作では戦闘中に使用できないので注意。コマンドとしては選択できるが、何も起こらずターンを無駄にしてしまう。なおこの時はタイルパックは消費されない。 他には何度でも使え、一度行った町に移動できる「ドッグシステム」、同じく何度でも使えて人間のHPが回復できる「いりょうキット」等実用性の高い物や、「メタルブレード」等の特殊行動が可能になる逸品、さらには特に効果のない「うさぎちゃん」といった趣味系など様々。 中にはランダムで発生し所持枠を埋める「とりのふん」「ナマリタケ」と言ったバッドアイテムも。自力では捨てることが出来ず、後述の洗車屋で除去する必要がある。 ちなみに、いりょうキットは効果の割に早期から、かなり安価に購入できる。このためこれを入手後は、わざわざクルマから降りて生身の人間が戦車を庇うという奇妙な光景も発生する。戦車の装甲タイルは有料だが、人間のHPはいつでもタダで回復できるのだから……。おまけにこの医療キット、なんと戦闘中にも使えてしまう。移動中と違い乗っている本人のみしか治療できないが、このためだけに三つ買ってもいいくらい。 これらの品物の購入は町にある戦車パーツ、戦車道具屋で行う。 ある町には洗車屋も存在する。ゲーム上の表記はひらがなで「せんしゃや」であり一見ギャグのような要素だが、戦車を洗車することで前述のバッドアイテムの除去や戦車のバッドステータスを元に戻せるという重要な施設である。 戦車搭乗時、戦車の上に乗って「調べる」を行うと戦車を牽引できる。自走不能になった戦車もこれで運搬することが出来る。ただし牽引できる戦車はパーティで1台のみ。 戦車に乗っている状態だと、森・瓦礫・戦車止め(杭)と言った一部の地形に入れなくなる。 改造 貯めたゴールドを使ってクルマを自分好みに強化できる、メタルマックスシリーズの売りの一つ。人間装備は改造できないため、戦車の大きなアドバンテージになっている。 本作ではシャシーの守備力・弾倉上限・穴開け(装備取り付け箇所の追加)、エンジンの強化が可能。強化すると元には戻せない。後の作品ではより改造の幅が広がっている。 シャシーは改造すると重量が増加し、無闇に強化するとSP上限が圧迫される。エンジンを強化して積載量を増やし、余裕を持って改造するようにしたい。 無茶な改造も可能で、穴さえ開ければバギーや救急車にすら主砲を装備させられる。ただし主砲の穴開けは費用がかなりかかるので注意。 クルマのステータス表示画面では、線画のみながら「装備がグラフィックに反映される」という、ファミコンの水準では粋な表現が行われる。 ただ、本作の時点ではクルマの戦闘グラフィックに装備が一切反映されない。その為、一部車両の攻撃モーションがお茶目な事になる場合があるのはご愛嬌。 前述した「主砲を装備可能にした救急車」の場合が最も顕著で、主砲発射時に救急車の車内からいきなり発射炎と砲弾が飛び出すという、地味ながらツッコミ所のある攻撃モーションになってしまう。 装備 本作ではゲームの性質上、アイテムがそれぞれ「人間道具」「人間装備」「戦車パーツ」「戦車道具」の4つに大別されている。それぞれ1人/1台につき8個ずつ持つことが出来る。 人間の場合、フル装備だと装備枠6つが埋まり(武器/頭/体/プロテクター/手/足)、空き枠は装備2個と道具8個となる。 前述の通りダンジョン内には戦車では入れない場所もあるため、そう言った場所は戦車から降りて人間状態で進む必要がある。賞金首の一部も同様に生身で戦わなければならない場合がある。 人間装備は戦闘中でも付け替えができるので、空欄に予備の武器を持って範囲攻撃と単体攻撃を使い分けるか、消耗品であるプロテクターの予備を余分に持つか、あるいは拾って手に入れる装備に期待し空けておくか。プレイヤーによってスタイルも変わってくる。 ちなみにプロテクターは特殊な使い捨て防具である。安価な割に守備力を大幅に向上させるが、高い攻撃力を持った敵の攻撃を受けると一定条件で壊れ、その攻撃のダメージを無効化して「プロテクタくず」になる(必ずしも一発で破損するとは限らず、ある程度は持つ)。壊れる際のダメージ無効化を見越して、強敵戦では防具欄を意図的に「安価な低性能プロテクターで埋める」という高度な戦術もある。 戦車もフル装備の場合、同様にパーツ枠6つが埋まり、空き枠は装備2個と道具8個となる。 戦車用アイテム枠は牽引車にも適用され、なおかつ牽引車は重量制限の対象外なので、牽引車を回収用だけでなくアイテムタンクとしても活用できる。 アイテム類のぶっ飛んだネーミングセンスも本作の特徴の一つ。 武器ひとつとっても、最初のうちは「パチンコ」や「ショットガン」といったありふれたものだが、やがて「ばくれつノコギリ」「リモコンスパナ」「ドラゴンスプレー」といったものが登場。クレアテックとの共同開発ではあるものの、デコゲーらしい独特なネーミングセンスが光る。特に「はらきりソード」に至ってはぶっ飛び過ぎて命名者の正気を疑うほど。 各地で入手できるアイテム「レンズ」を組み合わせて攻撃力や範囲を調節できる「レーザーバズーカ」も存在する。 各地に散らばる使用用途不明のアイテムを組み合わせて強力なアイテムにすると言うシステムは、次回作以降も「LOVEマシーン」や「量子ドール」等、形を変えて採用されている。 金銭 本作は全滅に対するペナルティが一般的な他RPGとは異なる。セーブした場所まで戻されることもなくそのまま主人公が復活して再開する。お金が半額になるということもないし、アイテムも経験値もそのまま。 ただ、戦車だけは全滅した場所に置き去りにされるため回収に苦慮することになる。これが大問題であり、例えばダンジョンの奥深くで全滅してしまうと、当然ながらそこまで戦車を回収しに行く事になる。 回収を容易にするための手段としてレンタルタンクという戦車貸出業者が存在する。装備は固定で積み替えは一切不可。レンタルそのものは無料だが、借りている間は戦闘後の獲得Gから一台につき25%がレンタル料金として徴収される。また、パーツが一つでも破損すると強制的に乗り手を見捨てて帰還してしまう。 このゲームは戦車に頼って戦う場面が大半なので、大切にするべき戦車を粗末に扱うと痛い目に遭う、という事を実感させてくれる。決して軽々しく全滅していいゲームではない。 シリーズが進むと「戦車や仲間の回収が容易な代わり、全滅する時はあっという間」といった別ベクトルのゲームバランスに徐々に移行していく。そのため、「戦車の大切さ」と「全滅の重さ」が際立ったゲームバランスは本作ならではと言える。 仲間も行方不明になるが、何故か全滅した場所ではなく、出会った場所にいる。 詳細は後述するが、リオラドに常駐している人物「Dr.ミンチ」によって蘇生が無料かつ無制限に行える。ただし任意の場所で味方を蘇生させる手段はどこかで手に入るさいせいカプセルのみである。 オプション 自分が今まで倒した敵のカウントが表示される。ただ後述する種別ごとのカウントとなっており、さすがに個々のモンスターの撃破数は参照できない。 ゴールドチャイムという所持金管理システムがある。これはあらかじめ金額を設定しておき、所持金がその金額に達すると効果音で教えてくれるというもの。普通は装備品などの購入額を知らせる目安として使うのだが、プレイヤーによってはパスワードを記憶するメモ帳代わりに使うという変則的な使用方法も。 戦闘中でもラジオのON/OFFでBGM再生を、アニメのON/OFFで武器の攻撃モーション表示を切り替えられる。当時のRPGとしては優秀な設計。 インテリア 各地のインテリアショップで家具を購入し実家に贈ることができる。視覚的に豪華になるだけで実益はなく、ほとんど趣味の領域だが、ハンターとして稼げるようになったことを実感できる。 またジュークボックスやゲーム用の筐体に限り自宅でも遊べる。 今でこそ「攻略とは無関係な見た目を変えるだけのアイテム(家具・衣装など)」といった要素はごく当たり前になったが、当時としては非常に斬新であった。 その他 酒場ではお金を払って酒が飲める。町によって銘柄が違うというこだわりよう。 ちなみに飲酒によるステータス変動などのメリットは無く、本作時点ではまだマスターや客から情報を聞き出すといったことが出来ない(後のシリーズでは情報を聞き出す要素などが追加されている)ので、完全なお遊び要素である。逆にデメリットも「若干の出費がある」という以外は一切ないため、安心して無駄遣いができる。ほろ酔い気分(のつもり)で戦車を転がし狩りに出るのもいい。「何、飲酒運転だ?知った事か、上等だ!がががーっ!」 町や一部のダンジョンには自動販売機が設置されており、買い物も可能。しかもルーレット方式による景品つき。 電源はどこから確保しているのか、商品を誰が補充しているのか、そもそもタイルパックのように巨大なアイテムをどこに収納しているのかなど気になる点はあるが。 町には大破壊前に設置されたてんそうシステムがある所もある。これでなければ行けない場所も存在する。 モンスター 生物系の「バイオニック」、ロボットやメカなど機械系の「サイバネティック」、そして戦車を含む車両や大型兵器の「タンク」に大別される。 本作を語る上で欠かせないのがモンスターデザインを担当した漫画家・山本 貴嗣(やまもと あつじ)氏の存在である。ポリタンクに足が生えた「うろつきポリタン」、全身金属製のカバで口内に火砲を備えた「カバガン」、多脚型爆弾とでも言うべき「カミカゼボム」、火炎放射器を抱えサングラスをかけたサル「サルモネラ一家」、頭脳を改造されたパンツ一枚のマッチョ戦士「マッドマッスル」…など、個性的で奇天烈なモンスターを数多くデザインしメタルマックスの独自性を確立させた。 ファミコン末期の作品だけあって、ドット絵の完成度もかなり高い。 戦闘アニメでは発射エフェクトも凝っており、例えば砲弾やミサイルはグラフィック上でも砲門の部分から発射されるという細かいこだわりが光る。 賞金首 一般的なRPGのボスに相当する敵キャラとは別に、賞金首という強敵が存在する。大半はストーリー上倒す必要がない敵だが、多額の賞金がかけられており、撃破すれば賞金が進呈される。本作の作風を体現する要素である。 賞金首は名前と姿を記したポスターが町などに掲示されており、荒廃した世界の雰囲気作りに一役買っている。さらに賞金首を倒し賞金を受け取ると、ポスターに大きく「済」のハンコが押される。これにより住人の台詞が変化する場合もあり、ちょっとした優越感を味わえる。 前述のオプションで撃破した時のレベルも記録されるため、思い出に浸る以外にも「いかに極端なレベルで倒した記録を残すか」という遊び方もできる。 BGM 作曲は門倉聡が担当。メタリックなイメージの通常戦闘曲「バトル」、ゴキゲンな「勝って!買って!駆って!」、哀愁漂う「流れ者の歌」、ハイテンションでポップな「Dr.ミンチに会いましょう(*2)」など良曲揃いで現在に至るまで人気が高い。 賞金首とのバトル時の「おたずね者との戦い」(*3)は名曲と評価が高く、後発のシリーズ作品でも使用されている。 また撃破時には専用のBGMで戦闘が終わる。 フィールドBGMも、人間時は伸びやかなイメージの「未知の荒野へ(*4)」、しかし戦車に乗るとワイルドな曲調の「戦車でバンバン」に変わるというこだわりも秀逸。 町のBGMが2種類、ダンジョンBGMが3種類もあり、かなりの大盤振る舞い。 酒場などにある「ジュークボックス」でBGMを再生することもできる。 シナリオ 自由度の高いシナリオも魅力。 主人公はクルマ修理屋の息子。ハンターになりたいと願うも、人間地道に生きるのが一番と激怒した「とうちゃん」から勘当されてストーリーが始まる。ハッキリいってそれ以降ほとんど制約はない。 最初の戦車の入手やビックキャノン撃破等の行動範囲が制限される箇所もあるが、そういった部分以外は自由に動き回ることが可能で、前述の賞金首も順番に倒す必要はなく強力な装備を先の街で整えたりして挑むことも可能。 仲間は2人いるが、加入は必須イベントではない。最後まで完全な一人旅を通すことも可能。 リメイク版のリターンズでは各地を行き来できるダンジョンの追加によって更にイベントに関する自由度が上昇した(*5)。 終盤の町「カナベル」で特定のイベントが発生すると、なんと最初の町「リオラド」に道がつながる。一周して故郷に戻ってくるという一風変わったマップデザインである。 あまりにフリーダムなマルチエンディング制。 エンディングを見るための条件は『とうちゃんと会話し「引退」コマンドを選ぶ』。これだけ。 冒険談を携えて父親に報告するという終わり方はある意味妥当ではあるのだが…。しかしこのコマンドはいつでも、それこそゲーム開始直後でも選択可能。良い意味でフリーダムすぎる。 勿論、冒険の内容によってエンディングにも変化がある。ラスボスを撃破していなければ真のエンディングは見られない。 + そして真のエンディングでは…。ネタバレ注意 前述の通り舞台は荒廃した未来であり、そうなる原因を作ったラスボスを倒しても世界はすぐに再生することはない。モンスターを生み出す全ての元凶を破壊したことによって、主人公たちは人知れず世界の救世主になるのだが、本当に「人知れず」である為にその事は誰も知らないという形でシナリオは締めくくられる。今でも「世界の崩壊を食い止める」「ラスボスを倒して世界崩壊の未来を変える」といった結果が目に見える形で示されるシナリオが多くを占めるRPGで、このような静かな終わり方はかなり異色。 ラスボスを倒した上で堂々と引退し、家族の元へ帰った主人公の顛末についてはその目で確かめてほしい。 キャラクター クレアテックとデータイーストの共同開発作ではあるが、本作もデコゲー。つまり、登場人物はいずれも曲者ぞろい。 主人公の父こと「とうちゃん」は勘当したと言いつつも何かと面倒を見てくれる。戦車パーツが壊れていればどれだけ破損していても全てタダで直してくれる。また受け取ってはもらえないがこづかいをあげることもできる。 全滅してしまった場合もとうちゃんが後述のDr.ミンチの所へ運んでくれる。たとえラストダンジョンの深層部で倒れたとしても。彼がとてつもない猛者であることは想像に難くないが、詳細については作中では語られない。 一方「ねえちゃん」はいつでも温かく主人公を迎え、毎回とうちゃんには内緒でタダで泊めてくれる。そんなねえちゃんのタンスからタオルを失敬して、いつでも匂いを堪能することもできる。……こう書くと主人公ってかなりアレだ。 仲間キャラクターが死んだ場合、リオラドに住むマッドサイエンティスト・Dr.ミンチのお世話になる。彼は死体を生き返らせる研究に没頭しており、そのやり口は電気ショックをかけるというかなり乱暴なもの。ちなみにこの電気ショック、いつ成功するかはランダムである(失敗した場合は成功するまで繰り返す)。 死体以外には興味がないらしく、生きているメンバーを選択した場合は「なんだこの死体は! まだ生きとるじゃないか!」という台詞(名言?)を口にする。 真紅の戦車を駆る凄腕ハンター「レッドウルフ」は会う度に気障な台詞を吐いてくれる。序盤では彼に助けられるイベントが発生し、その後も何度か出会うことになる。いつか越えるべきライバルというべきか。 + しかし…(ネタバレ注意) しかしながら、彼はストーリーの途中で悲劇的な結末を迎える。彼の愛車「レッドウルフ」は以降プレイヤーの乗車となるのだが、その生き様は多くのプレイヤーに強い印象を残した。後のシリーズでも赤い戦車レッドウルフは何らかの形で必ず登場しておりシリーズ恒例の戦車となっている。 そして「レッドウルフ」の恋人を助けに行くこれまた印象深いイベント。彼女に貴方がどんな対応をとるのか、そして彼女がどんな運命を辿るのかは、プレイヤーの手に委ねられている。 ちなみに「レッドウルフ」と初遭遇するイベント戦闘で逃走すると重大なバグが発生する。普通のRPGの感覚ではイベント戦闘で逃げるという発想に至らないプレイヤーが多いだろうが、本作では賞金首との戦闘で逃げられるケースが多いので、2周目以降で陥りやすいバグである。 さらにレッドウルフと最後に遭遇するイベントである条件を満たすと、通常レッドウルフが負けるはずの強制戦闘で何とレッドウルフが勝ってしまう。これが起こると重大なバグが発生する為注意されたし。 戦車パーツ屋の主人はなぜか「○○アル」とエセ中国語でしゃべる。何かを売りつけた場合「ちょっと傷んでるアル」と、元の値段の3/4の値段で買い取る。ちなみにその店で買ったばかりの新品を売っても「ちょっと傷んでる」などと言ってくれる。どういうことなの……。 尚、リターンズではさらに酷く?なっており、人間アイテムは買取額3/4なのだが、戦車装備は上記の理由により?1/2買い取りである。足元見やがって… トランクルーム(預かり所に相当)の係員は丁寧な口調なのだが、レンタルタンクの装備を預けようとすると「きかなかったことに してやる あそこの クルマには てをだすなよ わかぞう!」と恐ろしい口調で忠告される。レンタルタンク屋の正体が実は相当に恐ろしい物であることを暗示しており、いまだにその実態についてファンの間で話題となっている。 + ラスボスもまた、衝撃的(?)※ネタバレ注意 ラスボス「ノア」はいわゆる「人間に反旗を翻したコンピューター」であり、それほど目新しい題材ではない。しかし、高い知性に裏打ちされた韻文的な台詞回し、そして地球への執着という人間臭さが個性的であり、他の類似例とは一線を画している。 ノアはラスボスでありながら、状態異常「混乱」に耐性がない。こいつに混乱効果を与える「パニック弾」を撃ち込むと、あろうことか混乱するラスボスを拝むことができる。(固定型コンピューターなのに)「ノアははしりまわっている…」などと表示された挙句(固定型なのに)逃走、あるいは自爆してあっさりラストバトルが終わる事も。こんなアホな末路を迎える可能性があるラスボスなどRPG史上でもこいつ位しかいまい。 「地球の行く末をシミュレートし続けた結果狂ったコンピューター」という設定を考えれば、混乱耐性がない点については納得できないこともないか? でも逃げ出すなよw ただし「パニック弾」は確実に混乱の効果を発揮するわけではない。パニック弾を一発持っていけば楽勝、などとは思わないこと。 埋蔵アイテム 大量のお金やその時点で売られていないアイテム、非売品があちこちに埋められている。更には戦車までもが埋まっている。 埋蔵場所は殆どがノーヒントだが「きんぞくたんちき」等のサーチアイテムがあるために比較的見つけやすく、かつ発掘するのが面白くなっている。 基本的にバランスブレイカーとなりうるものが多い反面、「入手しなくても通常プレイには影響が少ない」というバランスの為に入手する/しないの選択が行いやすい。 戦闘 『ファイナルファンタジーシリーズ』でよく見られるサイドビューを採用した戦闘画面により、味方キャラクターがアニメーションをするなどで臨場感が溢れる。 続編の発売により、徐々に演出が進化していく。 問題点 + 戦車関連 重戦車の冷遇 本作に限らずメタルマックスシリーズは基本的に戦車には穴さえ開いていれば、穴の該当カテゴリのあらゆる兵器を装備できる。例えば100ミリ以上の巨砲だからといって重戦車にしか搭載できないわけではないし、軽戦車に巨砲を積んだからといって下方修正なども無い。更に今作では、全ての戦車の空けられる穴が同じ(主砲、副砲、SE各1)である。 よって、最初に入手できる(と言うより入手しなければ先に進めない)豆タンクの「モスキート」等、序盤に入手できる軽戦車(?)の方が入手が楽で守備力と重量のバランスも良いため、重戦車は駐車場に放置される事が多い。 守備力自体は最終的に重戦車の方がかなり高くなる。守備力を増やすとさらに重量も増えるために装甲タイルを貼れる枚数は減るが、守備力が高いと「低い攻撃力によるダメージ」をカットする能力が劇的に高まる上に、高い攻撃力の攻撃のダメージ自体もかなり減らせる。さらに、タイルが尽きても破損しにくくなるので総合的にはかなり頑丈にはなる。ただしそこまで強化するには、軽戦車とは比較にならないほどの改造費用が必要となる。 強化は一段階ずつしか行えない。本作のインターフェイスの都合上、最大まで強化するのは資金が潤沢でもかなりの手間がかかるのも難点。 メンバー3人に対して戦車は8台も存在する。後半の重戦車を入手出来る時期には、いくつか取り逃していたとしても既に人数分の戦車を所持している可能性が高く、既存の戦車でも改造で守備力を高めていれば当面は防御面に問題は無い。さらに入手法が困難な物もあるので使うのは趣味の領域になる。 特に「パンサー」の性能はファンの間でも語り草。「悲惨な性能」を通り越して「ほぼ雰囲気作りのための存在」といった味付け。 ストーリー上行く必要のまったく無い洞窟の地下に埋まっている上に、入手直後は大砲しか積んでおらず、守備力も微妙で重量も無駄に重い。『2』の「エレファント」(*6)と比べても良いほどの扱いの悪さである。 ただし、「パンサー」は地中に埋もれているのを掘り返して手に入れる戦車であるため、「劣化していて当然」という解釈もできなくはない。また、入手場所のダンジョンをくまなく調べると大砲以外のパーツも発見でき、とりあえず自走可能な状態にすることはできるようになっている。 3台目の戦車となる「バン」の入手のためには白兵戦で後述のマッド・マッスルを倒す必要があり、到達時点では勝つのが難しいため、実質的に「パンサー」が3台目の戦車となる。よって次へのつなぎの戦車としての使い道はあり、その点スペックは上でも入手時期が悪い装甲車よりも実用性がある。 ただし、スペックが優秀で入手が比較的楽な事とイベント上での扱いの良さ等で魅力の多い「Rウルフ」、入手に大金が要るがビックキャノン撃破直後に入手する事も可能な「タイガー」等、実用的な重戦車がまったく無いわけではない。あくまで性能の差が激しいだけでどの戦車でも改造や装備次第で賞金首やラスボスと十分戦える。 また、グラフィック関連は改造で変更できず、本作の時点では色の変更も出来ない。ある意味「全てにおいて万能」と言える戦車や改造は存在しないと言える。 『リターンズ』においては武器用の穴が増えたことで重戦車であればより多くの武器を装備することができ、シャシーによっては機銃二門や特殊砲二門といった連射できる攻撃的な戦車にすることが可能となった。これによりSPが高い軽戦車との差別化が図られている。 また、最軽量の「バン」はなぜか穴の自由度が高く同様に機銃二門や特殊砲二門も可能なうえ、SPも高く乗っていると人間のHPも回復していくという最強と言っても過言ではない性能となっている。救急車なのに…… 戦車のデチューンができず、改造して重くなったシャシーを軽くする方法がない。 一応改造前に「戻せない」と警告はされるが、戦車によっては武装を外したり最強のエンジンを積まないと装甲タイル0(シャシーのみ)でも動けなくなる可能性がある。 シリーズを追うごとにデチューンを含め自由度が増していくのだが、本作時点では前述の通り。 水増し感が漂う戦車装備 攻撃力に差があまりないのに、口径の数値と値段くらいしか違いが無いマイナーチェンジ的なパーツも多い。銃火器や兵器としてはリアルといえばリアルであるが、「ここで買うより我慢して次の町で装備を整えた方が得」ということも多々ある。 またSEは「弾薬費の高さ」「装弾数の少なさ」「主砲に劣る攻撃力」「重量」の関係上、今作では文字通りの「お荷物」になってしまう。 一応ステータス画面や攻撃時のグラフィック等が変わっていたり独特な物もあるのだが、純粋な強さを求めると最終的には価格が手頃で軽量な「205ミリキャノン(主砲)」「20ミリバルカン(副砲)」辺りを装備してSEは穴も開けないと言った改造になる。 SEの弾薬費は、本当に尋常でなく高い。金持ちの雑魚集団へたった一発撃ち込んでも、その収入より弾薬費の方が高くつくくらい。攻撃力こそやや高めで、攻撃範囲も広めのものが多いとはいえ、弾薬費に加え本体も高価・重量も重いといった悪条件にはまるで見合っていない。 ちなみにレンタルタンクは弾薬がフル装填された状態で借りられるので、うまく使えばSEを安価に連発できる。 身も蓋もない使い方だが、他のパーツが破壊されるリスクを分散するためだけに装備するという手もある。 リメイク版である『リターンズ』では、一部の戦車に二門搭載が可能になったことで一躍最強武器系統となった。 その割に、本作最強の副砲「サンダーストーム」がレンタルタンク専用であり正規のプレイでは自分のものとして入手出来ない問題もある。本シリーズのフリーダムなデザインセンスを鑑みると「副砲にロマンを見出すプレイヤー」がいることも想像に難くないため、惜しい点である。 リメイク版である『リターンズ』では埋蔵アイテムとして入手可能になっている。 戦車修理屋の意味が薄い。 各地の修理屋(有料)に頼らずとも、前述の通りとうちゃんが破損/大破箇所をすべてタダで直してくれるため。もっともそのためには毎回最初の街まで戻らなければならないが、ドッグシステムを手に入れればその煩雑さもほぼなくなる。 ただし初心者救済などの意味もあり、後発のシリーズでも必ずスタート地点には無償ですべてを修理してくれるキャラクターが存在する(*7)。 シャシーが大破した場合の修理費用が凄まじい。 序盤で戦車をうっかり壊そうものなら4桁近くのお金を請求されてしまう。こうなると新車を手に入れるまで放置するか、いっそリセットしてしまった方がマシ。 もっとも、父ちゃんの手にかかれば無料で修理は可能。これが問題になるかはプレイヤーのこだわり次第。 + ゲームバランス面 あくまでRPGらしからぬ「戦車で敵を蹴散らす爽快感」を重視しているため、戦車に乗っている状態なら戦闘バランスは甘め。よほど性能の低いパーツでない限り、一つ二つ程度なら町をすっ飛ばして進めても負けないし最悪逃走を繰り返して進んでも問題ない。シャシーが大破すると戦車から降ろされるが、戦車には最大6つのパーツがあり、一度の攻撃で壊れるパーツは最大でも1つなので、余程の事が無い限りシャシーは大破しない。 バランスブレイカーなアイテムもそれに拍車をかけてしまっている。1発10Gで敵の命中と回避(*8)を大幅に減少させ、無効化されない「えんまくだん」、会心の一発(クリティカル)を高確率で発生させる特殊砲弾「ホローチャージ」など。 もっとも、これらのアイテムのおかげで低レベルプレイや賞金首撃破等のやりこみもできるので単純な欠点とは呼べないか。 一方で人間状態での戦闘は、中盤以降かなり厳しくなる。非常に固いタンク系をはじめ、こちらをほぼ即死させる威力の攻撃を放つモンスターなど、戦車搭乗を前提としたバランスのモンスターと生身で戦わなければならない事が多く、結果として戦車搭乗時と比べて大幅に緊張感のある戦闘となる。上手い調整かバランス放棄と見るかは人それぞれか。 回避率を大幅に高める「えんまくはなび」、圧倒的な守備力をもちつつ破損と引き替えにダメージを無効化する効果のある防具「プロテクター」が命綱となるが、持てる数は限られる。また、「プロテクター」がダメージ無効化の効果を出すのはあくまで破損した瞬間のみなので、完全に攻撃を防げるとは限らない。 敵の防御面についても極端で、そもそも終盤の雑魚モンスターは異様な守備力を持つものが多く見られる。「えんまくだん」や「ホローチャージ」を使わないとほとんどダメージすら発生しないケースが多い。 ハンターのレベルが或る程度上がれば通常砲撃でもダメージが通るようにはなる。また、生身でも相当レベルを上げてなおかつ強力な武器を装備すれば終盤の敵に通常攻撃で普通にダメージを通す事もできなくはない。 人間キャラはレベルが上がると最大HPはどんどん上がっていくが、最大HP以外のステータスはあまり上がっていかない。どんなにレベルを上げても、最大HP以外の素のステータスは「攻撃力255守備力255素早さ255」(*9)という、本作の数値バランスの水準では非常に頼りない数値(*10)が上限になっている。装備品は攻撃力と守備力を上げるというRPGとして一般的なものではあるが、最強装備でも大それた数値にはならない点には注意が必要。 高レベルかつ最強装備で全身を固めても、終盤の超高ステータスの敵やプレイヤー側戦車には遠く及ばない。素早さについては終盤の超高ステータスの敵と互角にはなるが、それは「安定して先攻をとれない」ということでもある。ある意味では生々しい数値バランスと言えるだろう。 生身でのダメージ計算に甚大な影響のある「戦闘レベル」の値にもよるが、終盤のモンスターと戦う場合は超高レベルかつ最強装備でも死闘は免れない。最大HPだけは圧倒的な数値には成長するものの1回被弾する度に莫大なHPを持っていかれるし、こちらの攻撃が敵に命中しても車載兵器ほどのダメージは期待できない。また、本作で最強の回復アイテムである「まんたんドリンク」もアイテム名とは裏腹に、高レベルのキャラクターのやたら高いHPをピンチの状態から一回で満タンにできるような回復量ではない。 金銭バランスの悪さ。 戦車が入れない屋内で賞金首と戦う場面もあり、金欠にもかかわらず人間装備まで整える必要が出てくる。この上高価な戦車装備も整える必要があり、やりくりが厳しい。中盤辺りでは物価がどんどん上がるのに新しい賞金首が少ない状態となり、さほどの大金を持っているわけでもないザコを相手に稼ぎで長く時間を取られやすい。 ただし、前述されている通り必ず倒さなければならない賞金首は存在しないのでとりあえず先に進み、強力な装備を手に入れてから戦うのもあり。 厳密にいうと、そこそこの金額を持ったザコは常にいる。ただし場違いに弱いザコも、強いくせに報酬の少ないザコも多く出るため効率よくは稼げない。 終盤に入るといきなりザコからの獲得資金が跳ね上がり、一挙に金が余りだす。賞金首の数や報酬額も増加し、中盤の長い金欠期間が嘘だったかのよう。極端すぎ。 『リターンズ』では追加された「東西線地下鉄跡」というショートカット通路により中盤から一気に終盤に行くことができ、さらに高額の賞金首も追加されているため、うまく使えば後述の「ビッグキャノン戦」以降最後までザコ稼ぎをすることなくクリア可能である。逃走しやすいシステムもこれを後押ししており自由度は高まっている。 序盤の強制ボス「ビックキャノン」の異常な強さ 遭遇する前からマップ画面での激しい砲撃(*11)をかいくぐって敵の懐に潜り込まないとそもそも戦闘できない為に戦闘前に確実にSPは0になり(生身だとミンチ送り)パーツ破損のリスクが高い中で戦う事になる。幸いにして戦闘時には砲撃を使用してこないものの副砲とミサイルの攻撃力も高く2回行動で配置してある2体と同時に戦闘するので1ターンに4回攻撃され、あっという間に「パーツ破損→大破→戦車が使用不能になり脱出→人間が蜂の巣になって死亡」となることも珍しくない。おまけにこのボスと戦う時の状況は賞金首は2体で資金も乏しく、改造屋も強力な装備、特殊砲弾も無く戦車も2種類しか無い(1つは主砲が撃てない)為にゴリ押しも抜け道も通用せず、今作屈指の難所となっている。 一応、対策はありビックキャノンに接近すれば砲撃は止むので戦闘直前に「タイルパック」で応急措置を施して、モスキートに「てっこうだん」を積んでビックキャノンのパーツを破損させて攻撃ミスを誘発させてこちらのパーツ破損までのターン数を引き伸ばしながら攻撃を加えていくと言う方法がある。尤も序盤という事で資金もそれ程無い状況なので財布には大変厳しく(*12)、そもそもこの方法を用いても「勝率が上がる」だけで純粋に運とキャラクターのレベルがモノを言う戦いであるので歯応えだけならラスボスをも上回るとの声も。 この「ビックキャノン」、ラストダンジョンでも接近するまでに砲撃を仕掛けてきて、内部で戦うことができるが、その頃にはこちらが大幅に強化された事もありかつての悪戦苦闘が嘘のように弱い存在となり、むしろラストダンジョンに進む時に装甲タイルを剥がす『鬱陶しい存在』に落ちぶれることを追記しておく。 その後の「関所」的ポイントは「抜け道」が多く存在しており、例えば『近場のイル・ミグラの町で場違いに強力なレンタルタンクが借りられる(船着き場のワルゲリョ戦)』『アイテム「えんまくはなび」を有効活用すれば人間状態でも戦える(ヘルゲートのロボポリス戦)』といった感じである。この事からも、ビックキャノン戦の難易度がいかに高いかがわかるかと(*13)。 賞金首の強さ 良くも悪くも明らかに強さに見合わない賞金を落とす者が多い + 特に印象に残り易い賞金首 マッド・マッスル(5000G) 順当に進めば初めて白兵戦で戦う賞金首だが攻撃力も防御力もかなり高くその時点の装備と適正レベルでは高確率で殴り殺されてミンチ送りになる。 えんまくはなびを使えばある程度有利に戦えるがピンチになるとマッスルカーに入り込んで全回復してくるという後のシリーズの「まんたーんドリンクっ!」を彷彿とさせる行動を何度も行うので結局ゴリ押しで負ける事も多い。 敵から逃げまくっている場合は少なくとも後~終盤レベルの装備を固めなければ勝負にならずかなり手ごわい相手となる。逆に強力な装備と攻撃アイテムさえ手に入れてしまえばザコと化してしまうため、程よい難易度で戦うには調整の必要がある。 尤も今作の色物戦車(兼強戦車)候補のバンも入手出来る関係上実入りは大きい。 ミスターカミカゼ(22000G) こいつが印象に残る理由は、ゲーム内で出現場所の情報が皆無という点である。 実際はごく狭いエリアのみランダムエンカウントで出現する。討伐リストで最後まで埋まらなかったという人も多いのではなかろうか。 運よく遭遇できても、こちらの火力が半端だと倒す前に逃げられてしまうことも多々。 一方、自爆モンスターであるカミカゼボムの色違いということもあり、自爆で自滅することもある。 ダストフランケン(81500G) 白兵戦で挑む賞金首だが戦車タイプの補正がかかっている為にこちらのダメージが激減する上に攻撃力も異常な程高い為に今作最強の賞金首とさえ言われる程。 攻撃力の高さで目立たないが毒ガスや睡眠ガスも地味に痛い攻撃である。 ロンメルゴースト(160000G) 高い攻撃力を持つ賞金首だが、物理攻撃主体の戦車タイプの賞金首なので徹甲弾によるパーツ破壊が効く、その為に総出で徹甲弾を叩きこめばただの的と化す。 また、ロンメルゴーストの出現地点の近くに強力なレンタルタンクを借りられる村があり、ここまで逃げまくって自分の戦車がショボい状態でも最悪レンタルタンクで倒しに行ける。 バッド・バルデス(200000G) 今作最高の賞金額にして最後の白兵戦賞金首にしてこの世で一番強い悪党と呼ばれている …のだが通常攻撃しかしてこない上に攻撃力もダストフランケンより低い、防御面でも補正が無いのでそこまで固く無く最後の賞金首としては拍子抜けする強さである。 「バルデスと戦える=上記のロボポリス戦(白兵戦)を突破しているので戦力がある程度整っている。」、「バルデスがいるダンジョンでは高い経験値を落とす敵がシンボルエンカウントでいるからレベル上げも容易」、「本編中における行動や言動のセコさ」も名前負けの強さの表現を強調してしまっており、「この世で一番強い悪党(自称)」等と呼ばれる事もあった。 一応リメイク等ではある程度強くされて子分の賞金首が加わる等大物感が増しているようにも見えるが「子分の方が男気があるし、戦闘の難易度が高い」、「落とすアイテムがショボい」等今一締まらない。 + システム面 操作性があまり良くない。 全体を通してキーレスポンスが悪く、ボタンを押してもすぐには反応しない。やり込み要素が多いゲームだけに長時間やっていると嫌でも気になる部分。後続作品をやった後だと尚更強く感じるだろう。 またこのために、以下のような一手間二手間かかる箇所がなおさら鬱陶しく感じられてしまう。 ザコ戦における「主砲」コマンドが微妙に邪魔。デフォルトでは主砲にカーソルが合うようになっているが、実際に多用するのは弾数制限のない「副砲」の方なのでコマンド選択に余計な一手間がかかる。 主砲そのものを取り付けなければ、デフォルトのコマンドが「副砲」となりこの問題だけは解決する。しかし最も戦車を多用するだろう主人公(ハンター)の戦車に、主砲を積まない選択肢はほぼ有り得ないだろう。ザコ戦でも主砲や特殊弾薬を撃ちこみたい局面は多々あるし、フィールド上にだって賞金首はうろついている。また主砲の代用にSEを据えたとしても、「問題点・戦車関連」で述べたようにSEは性能面で不遇なため運用し辛い。 生身の方が強いソルジャーを、1ターン目に車から降ろすのもやはり手間がかかる。こちらは「補助」(*14)⇒「のりおり」と二段階の入力をしたうえで、あらためて「攻撃」を選ぶ必要がある。 牽引対象の車両のみを指定して切り離すようなコマンドがないため、切り離すには全員クルマから降りる必要がある。 車両の乗り降りや牽引車に関するコマンドは、シリーズが進むほど洗練されていく。ただ、初作である本作の時点では少々不便。 次回作以降では戦車で降りられないポイントを通ろうとすると自動で降りたり、コンフィグ設定でボタン一つで乗り降りが出来る様に洗練されていった。 プロテクターの仕様が不便。 そもそもプロテクターが壊れる仕様についてのヒントがゲーム中には無い。 購入時には防具の部位が非表示なので、名前だけ見ると体防具と紛らわしい。ちなみに実際のアイテム名は「バリアシール」「ひぼたんのさらし」「ぼうだんチョッキ」など。 一応、守備力に対して値段が極端に安いという特徴がある。装備画面ではアイコンで区別されている。 どういう条件で破損するのかも分かり難い。守備力に対して一定以上のダメージを受けると壊れやすい模様だが、これもゲーム中にヒントは無い。 生身で戦う場合は予備のプロテクターを持ち歩くのが常道だが、ダンジョンなどで新しい装備を見つけた時に、予備が邪魔になってしまう。 プロテクタくずは買い取りを拒否されるため売却不可。本作においては一切の使い道がない、文字通りの「くず」。この状態になったら捨ててしまおう。 総評 FC末期に発売されたこともあり、本作の売上は決して多くはなかった。 しかし自分好みにカスタマイズした戦車に乗って戦えるシステム、非常に高い自由度、独特の世界設定や台詞回しと言った要素はプレイヤーを強く惹きつける力があった。 その後本作はシリーズ化して認知度を上げ、より多くのファンを獲得することになる。 その後の展開 続編の『メタルマックス2』がスーパーファミコンで発売された。舞台は異なるが、本作の世界設定を引き継いで正当進化を果たした作品である。Wiiのバーチャルコンソールでもプレイ可能。 また、2に限らず本作のモンスター続投や一部キャラクターの(繋がりや設定の明言されない)再登場など、ある種のスターシステムのような側面も早速2から始まっている。 スーパーファミコンで本作をリメイクした『メタルマックスリターンズ』が発売された。グラフィック、操作性等が大幅に向上し、アイテムや賞金首等が追加されている。 データイースト倒産後はアスキーが権利を引き継ぎ、ドリームキャスト用ソフトとして『METAL MAX WILD EyES』が発表されていたが、諸般の事情によって開発は中止された。 インタビューによると開発自体も難航していた模様である。 キャラクターやBGMなどの要素は、後のシリーズに活かされているようだ。 その後は版権の事情により、『メタルマックス』のタイトル自体が長らく使用不可能となっていた。 シリーズ復活は絶望視されていた中で、本作のシステムや設定を色濃く受け継いだ『メタルサーガ』シリーズがリリースされた。 なお『メタルサーガ ~鋼の季節~』の特典として本作のサントラCDが付属したことを上で述べたが、この時点ですら『メタルマックス』という名称は使用不可能であったようで「メタルの源流」という表記に留まっている。 2010年頃にはエンターブレインが版権を正式に取得、『3』『2R』『4』と正当な続編・リメイクが作られている。 2013年にエンターブレインが角川グループに吸収され、角川改めKADOKAWAの版権となった。 2022年7月にKADOKAWAからCygamesへと版権が譲渡された。 『メタルマックス4 月光のディーヴァ』の有料DLCにて、本作(もしくはリメイク作『メタルマックスリターンズ』)の主人公が「はんた」名義でゲスト参加を果たしている。 はんたのキャラボイスを担当しているのは、4主人公「ヒナタ」も担当している下野 紘氏。 なお、下野 紘氏はDLC抜きでもランダム発生イベントのボスとして幾度と無くゲスト登場する2 リローデッド男ハンター主人公「ケン」役までも兼任しているため、歴代シリーズ主人公を一人三役で演じるという世にも珍しい状態になっている。 はんた以外にも賞金首も数種類が4への参戦を果たしているが、こちらもほとんどがDLC。DLCでの追加賞金首はストーリーの本筋に関係無い存在に留まる。 本作そのものも、Wiiおよび3DSのバーチャルコンソールで配信されておりプレイ可能。『2』及び『R』もWiiのみだが配信されている。 タイトル画面等におけるコピーライト表記が配信開始時のエンターブレインのものに変更されているが、それ以外は基本的にファミコンでの内容そのまま。 2022年6月29日にバーチャルコンソール版の配信が終了した。
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【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 METAL MAX 2改 タイトル METAL MAX 2改 メタルマックス2改 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-A9TJ ジャンル RPG 発売元 ナウプロダクション 発売日 2003-6-20 価格 4800円(税別) メタルマックス 関連 Console Game FC METAL MAX SFC METAL MAX 2 METAL MAX RETURNS Handheld Game GBA METAL MAX 2改 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
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メタルマックス2改 【めたるまっくすつーかい】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 32MbitROMカートリッジ 発売・開発元 ナウプロダクション 発売日 2003年6月20日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 1人 判定 クソゲー 劣化ゲー ポイント メタルマックス2改悪仕様変更では済まない劣化っぷり大量のバグと不具合埋蔵アイテムがどこかへ行った再現度の低いBGM ソフトごとまるやきにしてくれるわ! がががー! メタルマックスシリーズ 概要 問題点 致命的なバグの数々 問題だらけの追加要素 原作からの劣化 史上稀に見る最低BGM 評価点 総評 その後の展開 余談 概要 隠れた名作としてコアな人気を誇るスーパーファミコン用ソフト『メタルマックス2』に追加要素を加え、ゲームボーイアドバンスに移植した作品。 元がファンの多い名作でありながらも、当時は原作発売元であったデータイーストの経営事情が深刻で続編の発売も絶望的であったこともあり、移植決定の報はファンを喜ばせた。 しかし、追加要素は強力すぎる戦車とコンパチの賞金首を増やしただけ、加えて移植作品としてもレベルが低すぎたため、ファンの怒りを買った。 問題点 致命的なバグの数々 守備力のオーバーフローバグ。 守備力が255を超えた数値になると、数値が振り切れて守備力0扱いになってしまうというもの。 このゲームにおいて守備力255は中盤で達成できる数値であり、それ以上上げられないということは戦略上においても成長の楽しみという点でも少なくないダメージが生じる。 一部の敵の動作で完全にフリーズ。 しかも公式サイトで、「すばやく敵を倒すことでフリーズは回避できます。」などとステキな説明がされる始末。 普通は倒せない敵を倒して強引にイベントを進行させることができる。 エンディングで本来表示されるはずの賞金首が表示されない、エンディングで表示される全滅回数がカウントされていない、など最後までバグが続く。 問題だらけの追加要素 追加戦車が狂ったように強いため、ゲームバランス崩壊。明らかに序盤に使えてよい性能ではない。 加えて追加戦車はレンタルタンクという店からレンタルする種類の戦車。自分だけが入手できる戦車ではない。 追加賞金首「ホーク」「フクマル」は既存ボスのグラや行動パターンのコンパチボスであり、追加する意味が分からない追加要素。 なお、追加賞金首はセーブ1で倒すと、セーブ2では出現しない。 ちなみに、ホークはテッドブロイラーがベース。ステータスも同様で、クリア寸前のパーティーでも普通に全滅する。…のだが、そんなのが序盤の山場・グラップルタワーの西(酒場サースティの北)の森の中にいる。一方フクマルはモンキーセンターから真東に6歩の固定位置に出現。戦車砲の数発も打ち込んでやればあっけなく死ぬ。行動パターン・ステータス・賞金額どれをとっても明らかに出現位置が逆だとしか思えない。 もし逆であったのなら、「グラップルタワーに挑む際に喉から手が出るほど欲しいサースティ&バザースカで買えるアイテムの資金として生身限定(森なので)で戦うそこそこの強さのフクマル」と、「テッドブロイラーは本来戦車で戦えないため、戦車で戦ってみたいという願望をかなえる歯ごたえのある相手として用意されたホーク」、この2体の追加賞金首は良かった点として評価されていたことだろう。 原作からの劣化 「埋蔵アイテム」が90%以上消滅している。希少アイテムがない。 SFCの画面比率を無理やりGBAに合わせたため、常に画面がちらつきキャラクターが縦に押しつぶされたような感じになっている。 圧倒的な強さゆえに語り草となっていたテッドブロイラーの能力が大幅に弱体化。 白兵戦前提故の調整と言えなくもないが、この仕様にはがっかりした人も多い。 …と、これだけでも十分に劣化移植といわざるを得ない作品であるのに、それらを上回るほどのBGMの劣化具合は目を覆いたくなる物がある。 史上稀に見る最低BGM とにかくBGMの再現度が低い。「携帯電話草創期の4和音の着メロより酷い」、「素人が作ったMIDI以下」とまで評される。 『2』の原曲と比べると、各パートごとの音色選択がでたらめだったり、1オクターブ低い、あるいは高いままであったりとハチャメチャ。 全体的に物凄く音が軽く、原曲の持ち味でもあった重厚さが完全に消えている。それどころかこれを採用したスタッフの神経を疑いたくなるような酷い有様。 特にシリーズ最高クラスの名曲である「お尋ね者との闘い」は完全にノイズと化してしまっている。あまりに改悪度合いが酷すぎてもはや曲なのかどうか疑いたくなるようなレベル。 ベースは完全に音を外している。音楽的に言えば、全ての音が完全5度高い状態、原曲よりテンポが遅くなっている。携帯機だからとか、素人が作ったとか、もはやそんなレベルではない。 ラスボス曲「バイアス・ブラド」に至っては最初からベースラインが1オクターブ高い上に音が外れている。さらに曲末端のベースのピッチベンド(音を滑らかに変化させる表現法)が下がったまま元に戻っていないため、2周目以降は更に音が外れたままで演奏が続くという前代未聞のBGMが展開される。 似たような境遇にある『ダライアスR』と比較される事もある。 + 参考動画集 参考その1 http //www.nicovideo.jp/watch/sm9040906 参考その2「お尋ね者との闘い」 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6077249 参考その3「バイアス・ブラド」 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6056203 評価点 強引に挙げるとすれば、追加のレンタルタンクが使える事と賞金首と戦える事。 総評 完全な劣化移植作品。 その商品失格レベルのお粗末さは、まともテストプレイをしないまま発売したのかと邪推させるもの。 原作ファンはもちろん、原作を知らない人がプレイしたとしても、楽しめるとは言えない作品になっている。 数少ない長所は全部原作で面白かった部分であり、移植ならではの独自の評価点というものは皆無。 これからメタルマックス2をプレイする人はSFC版かVC版(もしくはDSリメイク版)を選ぶ事をお勧めする。 その後の展開 後期出荷版では一部バグを修正したバージョンが出されたが、購入時の外見(箱)では修正版かどうかの区別が全くつかない。判別方法はカートリッジの刻印のみ。つまり買わないと判別は不可能。 2011年11月までは携帯機で遊べる唯一の『2』だった。 2010年7月、Wiiのバーチャルコンソールにてオリジナルの『メタルマックス2』が購入できるようになったため、『2改』の存在意義はほとんど消失した。 トドメに2011年12月、ニンテンドーDSにて『メタルマックス2 リローデッド』が発売され、携帯機で遊べるという唯一のポイントさえも奪われたため、『2改』の存在意義は完全に消失した。 その後、Wiiのバーチャルコンソールは2019年1月31日にサービス終了し、メタルマックス2 リローデッドは1万円以上するプレミア価格が付いたため、携帯機で『2』を遊びたいが費用は抑えたいという人向けの需要ができた…かもしれない。(*1) 余談 当時2chの『2改』スレでは埋蔵アイテムに対し「埋蔵位置が変更されているのではないか」という一縷の望みにかけ、住人によるMAP上を1マスずつしらみつぶしに調べるローラー作戦が展開された。 だが、データ解析により埋蔵アイテムが存在しないことが判明。その結果、ゲーム中のセリフ「死にてぇ」が大量に書き込まれ祭り状態に。 FCで出ていたMM1をリメイクした『メタルマックスリターンズ』の移植も半ば決定していたが、権利関係の問題のため立ち消えとなった。 『2改』と『R改』を購入してはがきを送ればサウンドトラックをプレゼントという企画も結果的に立ち消えとなった。 リメイク発表時にナウプロ公式サイトには『2改』『R改』のリメイクに関する掲示板が作られていた。 ゲームシステムやバランス、SFC版では入手不能だったアイテム、新戦車、新賞金首などに関するマニアックで熱い意見・要望が凄まじい勢いで書き込まれ大いに盛り上がっていたのだが、その掲示板は何のアナウンスもなく突如謎の消滅を果たした。 本作はオリジナルスタッフもまったく知らない所で話が動いていたという。
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主設備レベルマックス ・・・・・・・・・・ 2021.07 主設備 MAX TH 14 クラン城 10 イーグル砲 5 ペット小屋 4 武装大工の小屋 4 ユニットレベルマックス ユニット MAX バーバリアン 10 アーチャー 10 ジャイアント 10 upd ゴブリン 8 ウォールブレイカー 10 バルーン 10 upd ウィザード 10 upd ヒーラー 7 ドラゴン 9 upd PEKKA 9 upd ベビドラ 8 ディガー 7 ライトニングドラゴン 5 upd イエティ 3 ドラゴンライダー 3 new ガーゴイル 10 ホグライダー 10 バルキリー 9 ゴーレム 10 ネクロマンサー 5 ラヴァ 6 ボウラー 5 アイスゴーレム 6 ストライカー 3 ヒーローペットレベルマックス ヒーローペット MAX L.A.S.S.I 10 エレクトロオウル 10 ヤク 10 ユニコーン 10 呪文レベルマックス 呪文 MAX ライトニング 9 ヒーリング 8 レイジ 6 ジャンプ 4 フリーズ 7 クローン 7 インビジブル 4 new ポイズン 8 アースクエイク 5 ヘイスト 5 スケルトン 7 コウモリ 5 ヒーローレベルマックス ヒーロー MAX ババキン 80 アチャクイ 80 ウォーデン 55 ロイヤルチャンピオン 30 突破兵器レベルマックス 突破兵器 MAX ウォールバスター 4 突撃艦 4 ロックボマー 4 投下兵舎 4 ウッドランチャー 4