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ミルクティーにパン、フルーツサラダ、オムレツ。ありきたりなホテルの朝食だったが、ソラは一切手を付けていない。 フォークで付け合せのクレソンを玩んでいるだけで、何一つ口に運ぼうとしていない。 客はまばらなホテルの食堂で、ソラは料理の皿を前にして、うつむき加減で座っていた。 ここのところ彼女はずっと食欲が無い。原因ははっきりしている。ジェスに浴びせかけられた言葉が、まだ胸につかえのように残っているのだ。 「君がやったことは何一つ良い結果にはつながらなかったし、結末に変化を及ぼしてもいない。そろそろそれに気付いてもいい頃なんじゃないのか? 」 親友の死の衝撃から立ち直っていない少女が受け止めるには重過ぎる言葉だった。自分のやったことは全て無駄だった。シノを追いかけて西ユーラシアに来たことも、セシルを説得しようとしたことも、シンとアスランを引き合わせたことも。 「私、いったい何をやっているんだろう」 巻き添えの形でシンに誘拐され、レジスタンスたちとしばしの時を過ごし、帰国してからは奇跡の少女と報道され、それが縁でラクス=クラインやカガリ=ユラ=アスハと親交を持つまでに至った。普通ならばあり得ない経験をしたことは確かだ。しかし、その経験に酔って、自分が特別な存在でもあるかのように錯覚していたのではないか。 ソラは無力感に打ちのめされていた。さりとて、このままオーブに帰る気にもならない。帰国すれば、嫌でもシノの死と向かい合わなければならなくなる。学校の関係者、孤児院のシスターたち、ハナをはじめとした級友たちにも彼女の最期を説明しなければならないだろう。 半ば逃避的な意識も手伝って、ソラはまだ西ユーラシアにとどまったままだった。いつまでもこうしていられるわけでないのは分かっているのだが。 そんな彼女の葛藤を知ってか知らずか、ジェスがやって来てテーブルに腰を下ろす。片手に抱えていた新聞を放り出す。「おはよう」とも「調子はどうだ」とも言わず、ソラと目を合わせないままで。 ジェスがソラに対する態度をあからさまに変えてから、もう数週間が過ぎている。ソラのすがるような視線にも一切ジェスは動じることもなく、冷淡な扱いを崩さない。 この日も、例外ではなかった。 「飯を食ったらすぐに東ユーラシア、コーカサス州の州都のガルナハンに行く」 ガルナハンと聞いて、ソラの身体がこわばった。その地名はソラにとって決して忘れることのできないものだ。かつてそこで、彼女はユーラシアで得た友人を失ったのだから。 ちょうど今回、シノの命が目の前で奪われたのと同様に。 「ガルナハン、ですか? 」 答えを返してくれるものだろうかと、恐る恐る聞くソラ。素っ気無い態度は変わらなかったが、ジェスはとりあえず彼女の質問には答えた。 「もう報道がされているように、ローゼンクロイツが主導した地熱プラント奪取計画が成功したからな。その後で、レジスタンス連合軍は州都ガルナハンを拠点として占領した。 でもガルナハンの州兵は抵抗するどころか、レジスタンスに恐れをなして逃亡してしまったんだ。結局レジスタンスが侵攻したときも、無血開城に等しい状況だったらしい。 それで本社と連絡を取って、取材の許可をもらった。今日の夕方にはガルナハンに行けるだろう」 言葉の合間合間に食べ物を手に取り、すばやく口に運ぶ。話しながら食事を済ませてしまう。マナーも何もあったものではない。カイトが見たらさぞかし肩をすくめることだろう。 「君が来る必要はないが、一緒に来るつもりならあと30分で支度を済ませろ。午前中の飛行機で出発する」 最後にコーヒーを一気に飲み干し、それだけ言い残すと、ジェスは席を立った。さっさと自分の部屋に戻り、旅支度を済ませるつもりなのだろう。 残された格好になったソラは、ジェスの言葉を噛み締めていた。 「君が来る必要はない」 その通りだ。ソラがガルナハンに行く必要はない。行っても何かができるわけでもない。ジェスのように取材をするのではないのだから。しかし、なぜかその言葉を素直には受け取れなかった。 (そうだ、私が行っても何の意味もない。でも、でも…) でも、何なのか。ソラにもその答えは分からない。ターニャとシノの死が気持ちを後押ししたのは確かだが、それだけが理由ではない。説明のできない衝動に駆られ、ソラは決心した。 その前に、朝食を片付けなければならない。食欲が無いからと言って食べないままでは、途中でダウンしてしまうだろう。 パンは固く、ミルクティーも既に温くなっている。フルーツサラダも味が薄い。 それでも、強引に流し込むように、ソラは目の前の食事を片付けて行くのだった。
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いちごミルク 基礎アタック値LV100の数字 基礎クリティカル値LV100の数字 シカケ枠 固有シカケ 1レベルアップの成長 いちごミルクLV90 668 1787 4 ビンゴ②I列あっぷビンゴ魚②だめーじ極大 【神撃】いちごミルク 13861881 36555140 4 アタック5クリティカル15づつ 【神智】いちごミルク 693990 18272718 5 海水だめーじ特大 アタック3クリティカル9づつ 【神技】いちごミルク 693792 18272124 6 アタッ1クリティカル3づつ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 情報提供やいちごミルクについての雑談。
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2008.05.16 23 12 ミカヅキX 角砂糖は悩んでいた。 私はこのままでいいのかしら? 四角四面で、その実甘く、純白のきりっとした角は案外崩れやすい。 こんなに矛盾だらけの私だから、最近は敬遠されるのかしら? ひげは懊悩していた。 男性原理の象徴で、権威の象徴で、さらに言えば紳士のたしなみだったのに。 今や手抜きの無精ひげのほうが好まれているこの現実。 いくら身支度を整えてみたところで、物笑いの種にしかならないのだろうか。 盲目的は沈思黙考した。 自分なぞ、所詮口語体にはなれない身分。 好事家の蔵書の中でひっそりと陽の目を見るのを待つばかり。 いわんや会話として発声されうるなど夢のまた夢。 あな口惜しや。 そんな三者三様が出会い、物語が生まれた。 角砂糖は、ひげの、艶やかな黒さと懊悩する様にセクシャルな興奮を覚え、慌ててティーカップに飛び込んだ。 ひげは、盲目的の抱える哲学的な命題に感心し、自らを剃り落として仏門に入信した。 盲目的は、角砂糖の抱える矛盾に翻弄され、もはや自分では妄信的との差異が不明瞭になってしまった。 だから、誰もここに書かれた二十数話の物語を見ることは叶わなかった。 それでも、ここに物語は生まれ、記録され、読み継がれていく。 角砂糖入りの甘いミルクティーを片手に。 のびはじめたあごひげの手触りを確かめながら。 ただ盲目的にキーボードを叩いて。 そんな三者三様の在り方に感謝して。 ミカヅキX 個人的な「最終話」です。たくさん書いて、面白かったです。惜しむらくは、トーマ物語がレスになっていなかったことですね。まあ試験版なんで、いいか。推敲したら、収まりよく編集しなおそう。05/16 23 24 野良(--) おつかれさまでした。 いやぁ、今回は豊作だったなぁ。 この調子で次の回もいけるかな。05/16 23 58 水上 える ひげにセクシャルな興奮。きっとここがミカヅキさんの本音に違いない。 いい終わり方しましたね( ̄∀ ̄05/17 23 56
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M-Tea*3_12-日本人の自然観/天文と俳句 寺田寅彦 2010.10.16 第三巻 第一二号 日本人の自然観 寺田寅彦 緒言 日本の自然 日本人の日常生活 日本人の精神生活 結語 天文と俳句 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 【週刊ミルクティー*第三巻 第一二号】 (http //www.dlmarket.jp/product_info.php/products_id/95258) ※ クリックするとダウンロードサイトにジャンプします。 (564KB) 定価:200円 p.205 / *99 出版 付録:別冊ミルクティー*Wikipedia(43項目)p.356 ※ DRM などというやぼったいものは使っておりません。 飛び出せ! 週刊ミルクティー* 日本人の自然観 もしも自然というものが、地球上どこでも同じ相貌(そうぼう)をあらわしているものとしたら、日本の自然も外国の自然も同じであるはずであって、したがって上記のごとき問題の内容吟味は不必要であるが、しかし実際には、自然の相貌がいたるところむしろ驚くべき多様多彩の変化を示していて、ひと口に自然と言ってしまうにはあまりに複雑な変化を見せているのである。こういう意味からすると、同じように、「日本の自然」という言葉ですらも、じつはあまりに漠然としすぎた言葉である。(略) こう考えてくると、今度はまた「日本人」という言葉の内容が、かなり空疎な散漫なものに思われてくる。九州人と東北人とくらべると各個人の個性を超越するとしても、その上にそれぞれの地方的特性の支配が歴然と認められる。それで九州人の自然観や、東北人の自然観といったようなものもそれぞれ立派に存立しうるわけである。(略) われわれは通例、便宜上、自然と人間とを対立させ、両方別々の存在のように考える。これが現代の科学的方法の長所であると同時に短所である。この両者は、じつは合わして一つの有機体を構成しているのであって、究極的には独立に切り離して考えることのできないものである。(略) 日本人の先祖がどこに生まれ、どこから渡ってきたかは別問題として、有史以来二千有余年、この土地に土着してしまった日本人が、たとえいかなる遺伝的記憶をもっているとしても、その上層を大部分掩蔽(えんぺい)するだけの経験の収穫をこの日本の環境から受け取り、それにできるだけしっくり適応するように努力し、また少なくも、部分的にはそれに成効してきたものであることには疑いがないであろうと思われる。 3_12.rm (朗読:RealMedia 形式 428KB、3'28'') 寺田寅彦 てらだ とらひこ 1878-1935(明治11.11.28-昭和10.12.31) 物理学者・随筆家。東京生れ。高知県人。東大教授。地球物理学を専攻。夏目漱石の門下、筆名は吉村冬彦。随筆・俳句に巧みで、藪柑子と号した。著「冬彦集」「藪柑子集」など。 ◇参照:Wikipedia 寺田寅彦、『広辞苑 第六版』(岩波書店)。 底本 日本人の自然観 底本:「寺田寅彦随筆集 第五巻」岩波文庫、岩波書店 1948(昭和23)年11月20日第1刷発行 1963(昭和38)年6月16日第20刷改版発行 1997(平成9)年9月5日第65刷発行 http //www.aozora.gr.jp/cards/000042/card2510.html NDC 分類:121(東洋思想/日本思想) http //yozora.kazumi386.org/1/2/ndc121.html 天文と俳句 底本:「科學と文學」角川書店 1948(昭和23)年12月25日初版発行 1949(昭和24)年9月20日3版発行 http //www.aozora.gr.jp/cards/000042/card1691.html NDC 分類:451(地球科学.地学/気象学) http //yozora.kazumi386.org/4/5/ndc451.html NDC 分類:911(日本文学/詩歌) http //yozora.kazumi386.org/9/1/ndc911.html 難字、求めよ 島環 壊家 日表 信州の地名? 灰砂 ワイスハイト 相地の学 地口(じぐち)やパン 順風耳(じゅんぷうじ) 中井(なかい)博士 著「東亜植物」。 東洋思潮 雑誌。 気象学(メテオロジー) メテオロス 徳圃 『句解大成』 正岡子規の著。 秋風来 落下縞(ファルストライフェン) むしとりホイホイ 日本人の自然観 ところである、 → ところである。 【。か】 生み出した、 → 生み出した。 【。か】 状況である、 → 状況である。 【。か】 ゲーム → ゲノム 【ノ、か?】 天文と俳句 おかげて → おかげで 【で、か?】 以上、5件。 スリーパーズ日記 年週期、週期的……の「週」は「周」におきかえた(五か所)。 サイの化石……国内でサイの化石が見つかったことがあるのか、未確認。 現場から七〇mの側溝に、凶器のナイフ見つかる。事件から一週間。見つけたのは住民。いまのところ警察批判の声はない。(2010.10.12) 『宗像教授異考録』(ビッグコミック、小学館)。前々号を購入しておきながら前号を見逃す。よりにもよって今号、連載最終回。珍しく購入したせいだろうか(泣)。 龍馬の風景。 洋式灯台もGPSもない当時、操船では目立つ山・岬・離島の位置・見える角度から自分の現在位置をわりだして目的地へ運行していた。とくに曇りがちな日本近海では太陽や星の位置を確認できないことが多い。長崎の雲仙、北九州の英彦山のような目につく山は、船をあやつる民たちにとって早くから信仰の対象となりやすかった。山目(やまめ)を立てる。海を知るほど、高い山への信仰が厚くなる。とりわけ残雪の白く目立つ山は、夜間でも格好の目じるしとなっただろう。 神奈川県の三浦海岸には、当然ながら雲仙も五島列島も見えない。高杉晋作も見たであろう下関の対岸や行きかう船舶も見えない。 十六日(土)晴れ。空気が冷たい。県立博物館にて市民考古学講座、金子昭彦「東北地方の縄文時代」。奥羽線沿いの田んぼは半分ぐらいが稲刈りずみ。街路にさくらんぼのような赤い実。よく見るとアバタ顔。 2010.10.17:公開 2010.10.18:更新 心配ご無用、横髪やぶりな女たち。 耳垂《ミミタリ》鼻垂《ハナタリ》。PoorBook G3'99 転載・移植・印刷は自由です。 カウンタ: - 雲仙を実際に見たことがないので、長崎湾沖から見えるのか・どう見えるのか・どう信仰されているかも未確認。標高1359m、長崎市街から直線距離で40kmくらいか。ほぼ真東。 -- しだ (2010-10-18 06 52 13) 山目(やまめ)を立てる。もしくは、山を立てるともいう。四、五年ほど前だったか、戸川安章氏(歴史家)の文章中で言葉を知る。波乗りをしていた当時、その意味を実感。大型古墳は、沖合いから見てこの山目を立てられることが造築目的のひとつだったのではないかという説もある。 -- しだ (2010-10-18 06 52 36) 学校の保健室にひきこもるということはなかったけれども、保健室のかわりに図書室にひきこもっていたような気がするし、それは今も変わらないような気がする。日中に図書館で常連の顔を見ると、このひとたちもなんだなあと思う。図書館にひきこもれるひとはまだいい。目に悪いデジタル校正を続けているのは、リストカットのような自傷行為と同源で、自殺願望が強いせいだろうと想う。足音、ページをめくる音、舌打ちの音、つぶやき、真後ろを歩く人、タバコ臭、アルコール臭、刺すような視線、疑いのまなざし……こまかいことが異常に気になって仕方なく、発狂をこらえるのに甘いものを口にする日が続く。図書館にも行けなくなったら、おそらくそのときは自宅ひきこもり。 -- しだ (2010-10-18 08 08 25) 欧米に遅れをとるのは、そんなに不思議なことじゃない。256文字程度で表現できるアルファベット圏と、ざっと5万字ある漢字圏では、要求される解像度も記憶量も処理速度も桁数はかんたんに2つ3つ異なる。いまだにユニファイ問題ぐらいでさわいでいるようじゃあ、供給側がしらけて後回しにするのも無理ない。グーテンベルクが2006年で19000点、青空文庫が2010年で9500点。保護期間が20年延長されたグーテンベルクのほうが青空文庫よりも収録件数はずっと多い。 -- しだ (2010-10-19 08 10 31) 今日現在、グーテンベルクのトップページには「Download over 33,000 free ebooks to read on your PC」という一文がある。(http //www.gutenberg.org/wiki/Main_Page) -- しだ (2010-10-22 03 35 26) 名前 コメント
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冬のミルク専用ページです。 日記などかくかもです。 日記一覧 日記一覧(冬のミルク) キャラクター キャラクター紹介(冬のミルク)
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ミルクティーにパン、フルーツサラダ、オムレツ。ありきたりなホテルの朝食だったが、ソラは一切手を付けていない。 フォークで付け合せのクレソンを玩んでいるだけで、何一つ口に運ぼうとしていない。 客はまばらなホテルの食堂で、ソラは料理の皿を前にして、うつむき加減で座っていた。 ここのところ彼女はずっと食欲が無い。原因ははっきりしている。ジェスに浴びせかけられた言葉が、まだ胸につかえのように残っているのだ。 「君がやったことは何一つ良い結果にはつながらなかったし、結末に変化を及ぼしてもいない。そろそろそれに気付いてもいい頃なんじゃないのか? 」 親友の死の衝撃から立ち直っていない少女が受け止めるには重過ぎる言葉だった。自分のやったことは全て無駄だった。シノを追いかけて西ユーラシアに来たことも、セシルを説得しようとしたことも、シンとアスランを引き合わせたことも。 「私、いったい何をやっているんだろう」 巻き添えの形でシンに誘拐され、レジスタンスたちとしばしの時を過ごし、帰国してからは奇跡の少女と報道され、それが縁でラクス=クラインやカガリ=ユラ=アスハと親交を持つまでに至った。普通ならばあり得ない経験をしたことは確かだ。しかし、その経験に酔って、自分が特別な存在でもあるかのように錯覚していたのではないか。 ソラは無力感に打ちのめされていた。さりとて、このままオーブに帰る気にもならない。帰国すれば、嫌でもシノの死と向かい合わなければならなくなる。学校の関係者、孤児院のシスターたち、ハナをはじめとした級友たちにも彼女の最期を説明しなければならないだろう。 半ば逃避的な意識も手伝って、ソラはまだ西ユーラシアにとどまったままだった。いつまでもこうしていられるわけでないのは分かっているのだが。 そんな彼女の葛藤を知ってか知らずか、ジェスがやって来てテーブルに腰を下ろす。片手に抱えていた新聞を放り出す。「おはよう」とも「調子はどうだ」とも言わず、ソラと目を合わせないままで。 ジェスがソラに対する態度をあからさまに変えてから、もう数週間が過ぎている。ソラのすがるような視線にも一切ジェスは動じることもなく、冷淡な扱いを崩さない。 この日も、例外ではなかった。 「飯を食ったらすぐに東ユーラシア、コーカサス州の州都のガルナハンに行く」 ガルナハンと聞いて、ソラの身体がこわばった。その地名はソラにとって決して忘れることのできないものだ。かつてそこで、彼女はユーラシアで得た友人を失ったのだから。 ちょうど今回、シノの命が目の前で奪われたのと同様に。 「ガルナハン、ですか? 」 答えを返してくれるものだろうかと、恐る恐る聞くソラ。素っ気無い態度は変わらなかったが、ジェスはとりあえず彼女の質問には答えた。 「もう報道がされているように、ローゼンクロイツが主導した地熱プラント奪取計画が成功したからな。その後で、レジスタンス連合軍は州都ガルナハンを拠点として占領した。 でもガルナハンの州兵は抵抗するどころか、レジスタンスに恐れをなして逃亡してしまったんだ。結局レジスタンスが侵攻したときも、無血開城に等しい状況だったらしい。 それで本社と連絡を取って、取材の許可をもらった。今日の夕方にはガルナハンに行けるだろう」 言葉の合間合間に食べ物を手に取り、すばやく口に運ぶ。話しながら食事を済ませてしまう。マナーも何もあったものではない。カイトが見たらさぞかし肩をすくめることだろう。 「君が来る必要はないが、一緒に来るつもりならあと30分で支度を済ませろ。午前中の飛行機で出発する」 最後にコーヒーを一気に飲み干し、それだけ言い残すと、ジェスは席を立った。さっさと自分の部屋に戻り、旅支度を済ませるつもりなのだろう。 残された格好になったソラは、ジェスの言葉を噛み締めていた。 「君が来る必要はない」 その通りだ。ソラがガルナハンに行く必要はない。行っても何かができるわけでもない。ジェスのように取材をするのではないのだから。しかし、なぜかその言葉を素直には受け取れなかった。 (そうだ、私が行っても何の意味もない。でも、でも…) でも、何なのか。ソラにもその答えは分からない。ターニャとシノの死が気持ちを後押ししたのは確かだが、それだけが理由ではない。説明のできない衝動に駆られ、ソラは決心した。 その前に、朝食を片付けなければならない。食欲が無いからと言って食べないままでは、途中でダウンしてしまうだろう。 パンは固く、ミルクティーも既に温くなっている。フルーツサラダも味が薄い。 それでも、強引に流し込むように、ソラは目の前の食事を片付けて行くのだった。
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(scene 1 こなたのクラス) こなた「ねえねえ、つかさ。それ何?最近良く持ってるけど」 つかさ「ああ、これ?スタバのボトル♪」 こなた「?」 かがみ「マイボトルってやつよ。持ち歩ける自分専用のマグカップみたいなもん」 こなた「マグカップ・・・って形じゃないよね?口の広い花瓶みたい・・・」 つかさ「うん、上で閉められるの。で飲むときはこういう風に・・・ほら、パカッ、って。 で、スタバに持って行って、これに入れてもらうと20円引きになるの♪」 みゆき「でも、つかささん、そんなにコーヒー飲まないですよね?」 つかさ「なんか可愛くって、つい買っちゃった♪で、毎日洗ってお茶とかジュースとか入れてきてるの♪」 かがみ「そーそー、結局スタバで使ったのって最初の1回だけw」 こなた「へー・・・そういえばみゆきさんも・・・」 みゆき「ええ♪私の場合は使ったペットボトル洗ってお茶を入れますね・・・こんな感じに♪」 かがみ「だから、カバー外すと緑茶のボトルにハーブティーとか焙じ茶とか入ってたりすんのかw」 みゆき「ボトルと中身を、って気にしたのは最初だけでしたね。今は普通に水のボトルに 緑茶入れたりしていますw」 こなた「それって、やっぱりエコってやつ?」 みゆき「最初はコンビニエンスストアとかに飲みたいお茶が無い、からでしたが、 その内持ち歩くのに慣れてきて・・・まあついでにエコ、って感じですね」 つかさ「ゆきちゃん、それすごくよくわかる~♪私も可愛くて持ってる感じ。 ホント、ついでにエコ、だよね♪」 かがみ「まあつかさにしては続いてる方ね、珍しくw」 つかさ「・・・そ、そんなに珍しいかな・・・?」 こなた「アタシには無理っぽいかな?コンビ二のジュース、おまけのフィギュア目的で買っちゃうww」 つかさ「お姉ちゃんもこなちゃんも一緒にやってみようよ!」 かがみ「また、あんたはすぐそうやって・・・でも出来る範囲ならあたしもやってみようかな? ついでにエコってヤツ」 こなた「うーん・・・アタシの性格だと・・・」 みゆき「そんなに難しく考えないでやってみませんか?」 こなた「みゆきさんまで・・・うーん・・・」 (scene 2 下校途中) こなた「みんな、今日はどこでお茶する?」 みゆき「つかささんのボトルもありますしスターバックスに行きましょうか?」 つかさ「ゆきちゃん、いいよ気を遣わなくて・・・今日はコーヒーって感じじゃないし・・・」 かがみ「じゃあマックにする?」 こなた「賛成!アタシ漫画とDVD買って今月ピンチ・・・100円で色々あるし!」 みゆき「ええ、お任せします」 つかさ「実はちょうど三角チョコパイ食べたかったんだ♪」 かがみ「そのボトルって、ホント一回きりになりそうね、スタバで使うのってww」 つかさ「そ、そ、そんなことないよ、その内行くよ!」 (scene 3 マック店内・レジ) つかさ「・・・ケイタイクーポンの・・・飲み物はオレンジジュースのSお願いします、 で、ボトルあるんで・・・えーと・・・これに入れてください」 かがみ「ちょ、ちょっと、つかさ・・・」 こなた「スタバのボトルでしょ?大丈夫なの?」 つかさ「大丈夫ですよね?・・・じゃ、これで・・・ほら♪」 みゆき「つかささん・・・いつもこうしてるんですか?」 つかさ「ううん、最近だよ。最初は店員さんがね、私が持ってるの見つけて ”それに入れますか?”って言ってくれたの!自分では考えもしなかった・・・」 こなた「へー、ずいぶん親切な店員さんだね」 つかさ「で、ああ大丈夫なんだ、って・・・。でね?これに入れてもらうと店員さんが 中身の量のわかんないみたい、カップの時より少し多く入れて貰えるの♪」 こなた「ちょ・・・」 かがみ「あのさ、つかさ・・・店員さんの目の前でそうゆーこと・・・」 つかさ「あ・・・すみません・・・普通でいいです・・・」 (scene 4 マック店内・席) かがみ「でも、つかさが店員さんとかと積極的にコミュニケーションとってる、って何か新鮮。いいことだ」 つかさ「そっかな・・・今日は皆いたから・・・一人だとやっぱまだ恥ずかしいし・・・」 こなた「今日初めてつかさのことカッコイイ!って思った!」 つかさ「えー?こなちゃんまで・・・」 みゆき「自然に出来るようになれれば、もっと素敵ですよ?」 つかさ「かっこいい、とか、素敵、って言われたこと無いから・・・へへ・・・ちょっと照れる・・・」 かがみ「よーし!あたしも買うか、マイボトル。つかさ、一緒にやろう!」 つかさ「ホント?お姉ちゃん、ありがとう!」 みゆき「そうですね・・・私も買いましょう。ペットボトルもマイボトルも変わりませんし」 かがみ「入れる中身気にしなくていいしね♪」 こなた「かがみとみゆきさんまで・・・じゃああたしも!明日皆でスタバ行こう!」 つかさ「すごーい!みんなありがとう!」 (scene 5 こなたクラス) つかさ「ゆきちゃん、今日は何入れてきたの?」 みゆき「私は、アイスティーに庭に植えてるミントを少し入れてみました」 こなた「へー、みゆきさんらしいね。”ザ・お金持ち”って感じ」 みゆき「そんな・・・泉さんは何を?」 こなた「アタシは前に買った500mlペットのジュース詰めて入れてきた」 つかさ「こなちゃん・・・それって・・・」 こなた「フィギュア、コンプしたからまだ一杯家にあるんだww 皆で買ったのにアタシだけ持ってないって変じゃん?」 かがみ「でも、こなた?それじゃ、あんまエコになってないよww」 みゆき「まあ泉さんらしいと言えばらしいですよね。かがみさんとつかささんは何を入れてきたんですか」 かがみ「え?ああ・・・あたし達は麦茶よ。冷蔵庫にあったやつ・・・」 こなた「ってことは、お弁当も今日はかがみが当番?」 かがみ「そうよ・・・どうせ、アタシはそうゆうの苦手よ」 こなた「つかさの時はミルクティーとかカプチーノとか凝ってるよね」 つかさ「おねえちゃん、大丈夫だよ?私、今日はすっきりしたの飲みたかったの」 かがみ「そうよ、それにあれだとお菓子食べたくなっちゃうから・・・ あ、嫌とかそういう意味じゃないわよ?つかさのミルクティー美味しいし・・・ たまには麦茶でもいっか、ってね?」 つかさ「えへへ、ありがとう♪私もお姉ちゃんの麦茶大好きだよ?」 こなた「あのさ・・・それって多分かがみが作ったんじゃ無いんじゃない・・・?」 つかさ「あ・・・作ってるのお母さんだった・・・ごめん・・・」 かがみ「・・・いいのよ、つかさ・・・」 (scene 6 下校途中・公園) かがみ「何か最近さ、財布に余裕あるのよね」 こなた「かがみん宝くじでも当たったの?」 かがみ「そーゆーコトじゃなくてさ、ほら学校来る前とかにコンビニとかで 飲み物買わなくなったじゃない?」 こなた「あたしも確かに・・・コンビ二に前ほど行かなくなったな。でもその分買う漫画の数増えたけどww かがみんもその内に、そのお金がお菓子になり体に蓄積・・・」 かがみ「うるさいっ!」 つかさ「でも皆でマイボトルだから、天気がいい日は今日みたいに公園でお茶してるよね?」 みゆき「そうですね・・・外で飲むお茶も気持ち良いですね」 こなた「でもその内しなくなるよ、きっと」 かがみ「こなた~?少しでも一緒に続けようよ?外のお茶結構楽しいし、ね?」 こなた「いやいや、かがみん?ここは埼玉・・・」 かがみ「?」 こなた「日本で一番暑いってこと忘れてる?」 かがみ「あ・・・」 こなた「朝入れてきた冷た~いミルクティーが体温以上に温まり・・・」 つかさ「それはちょっと・・・」 こなた「それを、あの日差し、摂氏40度の中で飲むなんて耐えられる?ねえ耐えられるぅ~?」 かがみ「・・・想像したら気持ち悪くなってきた・・・」 みゆき「確かに夏はちょっと・・・」 つかさ「・・・私も無理かも・・・せっかく持ってきても温くなっちゃうと・・・ね」 こなた「つかさは大丈夫!もし温くなってもさ、マック行って氷だけ入れてもらえば良いじゃん? ほら、前みたいに店員さんに頼んでww」 つかさ「えー!?何も買わないのに・・・出来ないよぉ・・・」 こなた「へーきへーき!ほらほら、カッコイイ女の子目指して♪」 かがみ「・・・それはカッコよくないだろ・・・」 みゆき「・・・単に図々しい、とも言いますね・・・」 おしまい
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フルクテスカ ローマの田園の女神。
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ミルク砲とは、BtBつけてから低い地形での発火ができる開幕テンプレである。 派生 類似
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[苺ミルク URL]] 名前 コメント