約 1,185,189 件
https://w.atwiki.jp/afilia_data/pages/39.html
ステラの煎れたコーヒー コーヒーを煎れたら王国一と名高いステラ・カミール?作のマニュアルに沿って製法されたもの。誰もが愛してやまない、まさに作品と呼ぶに相応しいコーヒー。
https://w.atwiki.jp/toki_resu/pages/525.html
びーかーこーひー【登録タグ くじ レア度SSレア レシピ 不破評価 五十音ひ 伊達評価 作られる個数5 必要体力34 最大レベル☆20 神崎評価 辻評価 追加日20140130 霧島評価 音羽評価 飲み物】 カテゴリ 飲み物 習得条件 『はばたけ! 青春の味くじ2』(2014/1/30~2/6 14 00まで) でレシピ獲得 最大レベル ☆20 必要体力 34 作られる個数 5 レア度 SSレア レシピ追加日 2014/01/30 ※2014/2/7(金)5 00頃まで お出かけでの回復量が『61』になるボーナス効果がつく(作成時の体力は通常通り) ※2014/2/6(木)14 00まで 『はばたけ! 青春の味くじ2』限定レシピ全てに、期間限定チャレンジクエストでボーナス効果 下記の期間限定チャレンジクエストで食べさせた時の客満足度が大幅に優遇されます。 「貝殻家具を家具を手に入れよう1/ふつう」「貝殻家具を家具を手に入れよう2/ふつう」(期間限定 1/30~2/6 14 00) 習得方法 『はばたけ! 青春の味くじ2』(2014/1/30~2/6 14 00まで) でレシピ獲得 → ビーカーコーヒー 習得 料理レベル別 獲得リッチ・イベント 料理レベル 獲得リッチ グルメ値 習得レシピ 発生クエスト 達成クエスト 獲得アイテム ☆0 100 94 - - - - ☆1 110 104 - - - - ☆2 120 113 - - - - ☆3 130 123 - - - - ☆4 140 132 - - - - ☆5 ☆6 ☆7 ☆8 ☆9 ☆10 ☆11 ☆12 ☆13 ☆14 ☆15 ☆16 ☆17 ☆18 ☆19 ☆20 282 キャラ別 花・渦の数 花は正の数、渦は負の数にしてください。 背景色はコメントの文字の色です。(花・渦の区別ではありません。) 料理レベル 霧島 音羽 辻 伊達 不破 神崎 ☆0 ☆1 ☆2 ☆3 ☆4 ☆5 ☆6 ☆7 ☆8 ☆9 ☆10 ☆11 ☆12 ☆13 ☆14 ☆15 ☆16 ☆17 ☆18 ☆19 ☆20 ▲▲ページ top
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/6168.html
登録日:2012/01/05(木) 20 55 53 更新日:2022/11/24 Thu 23 12 01 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 なかなか出てこない アイスクリーム アイスクリーム←ではない シェイク シェーキ ファストフード ホットでもイケる マクドナルド ミルクセー○キ ミルクセーキ ミルク精液 モスバーガー ロッテリア 卵 牛乳 飲み物 ミルクセーキとは、牛乳に卵や砂糖などの甘味料を加えて攪拌させて作る飲料である。 アイスクリームを加えるとアメリカンスタイル、加えなければフレンチスタイルとなる。 本来の名称はミルクセーキであり、シェイクとはファストフード業界での販売に伴って広まった俗称。 一般的にミルクセーキとして市販されている飲料はサラリとした口当たりが多く、シェイクの場合はトロリと濃厚であることが多いため、 厳密にはこの二つは別モノだと主張する意見もある。 現在の日本ではファストフード店で注文するのが一般的だが、こだわりのある喫茶店などでは手作りされ、グラスに注がれたお洒落なシェイクを飲む事が出来る。 冬場は自動販売機で温かいミルクセーキを買えることも。 ハンバーガーのドリンクにはやはりコーラやコーヒーもいいが、気が向いた時、おやつとして飲むシェイクもまた美味しいものである。 またお洒落なバーではバーテンダーさんが、アルコールを飲めない客のためにシェーカーで手作りしてくれたりもする。 こちらも大変美味しい逸品に仕上がっていることが多く、お酒が飲めなくても気軽にお洒落な空気を楽しめるだろう。 なお、材料がほぼ同じなためこれを食パンを浸して焼けばフレンチトーストができる。 ■主な種類 現在、マクドナルドやロッテリア、モスバーガーなどが自店の名を冠したシェイクを独自に販売しており、 季節毎に味を変えて販売するなど主力商品として力を入れている。 上記の店では半分ほど凍らせて売られているものが一般的であり、 夏場はフローズン感覚で楽しんでもよし、溶かしてサラサラになったものを飲んでもよしと、色々な楽しみ方で味わうことができる。 長崎県においては材料は同じだがかき氷をぶち込んでシャーベット状にしたものが主に提供されている。 ◆バニラ 本来のミルクセーキそのものの味。 バニラエッセンスの良い香りがプーンとする、レトロな味わいである。 ◆ストロベリー ストロベリーシロップを入れたシェイク。 果汁は無いが、氷いちごで慣れ親しんだいちごシロップは、日本人ならどこか懐かしい味である。 ◆チョコレート チョコレートを入れたシェイク。 皆の好物の甘味だけあり、人気者。 ◆抹茶 和のテイストの抹茶味。 ミルクと混ざると甘苦~くて美味。 ◆コーヒー コーヒー入りシェイク。苦味ある大人の味わい。 ◆ヨーグルト 追記、修正は、ズズズとストローで音を立てながらお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] タカトシのタカがストロー早飲みのギネス記録を持ってるとかなんとか -- 名無しさん (2013-12-27 14 43 07) これにパンを浸して焼いたらフレンチトーストになる? -- 名無しさん (2014-07-05 22 29 13) 冬は缶入りのミルクセーーエキ飲みたいよな。あの熱くて白濁してドロリとしたミルクセーーエキをたっぷり飲みたいな。よく振るとちょっと飛び出すんだよな、ミルクセーーエキ。ミルクセーーエキ美味しい。もっとちょうだいミルクセーーエキ。ミルクセーーエキ飲ませて。 -- 名無しさん (2014-07-12 23 45 10) ミルクシェーキ味の蒸しパンとかチョコ、クリームケーキがあっていい -- 名無しさん (2015-12-02 06 53 28) マックでシェイクだけ頼むこともあるわ -- 名無しさん (2015-12-02 09 24 50) 長崎だとミルクセーキは飲み物じゃなくて食べ物 -- 名無しさん (2015-12-02 11 38 55) ホットケーキ味のジュースって印象(実際これのホットケーキ味あるけど) -- 名無しさん (2016-10-05 19 06 56) 何十年ぶりにマックシェイクバニラ飲んだけど、クリーミーな味だった。 -- スイーツ最高 (2017-12-24 13 37 33) ロッテリアをどうこう言うつもりはないがキムチ味はホント誰に向けてたんだろう… -- 名無しさん (2019-01-20 18 04 37) マ○クシェイクとミルクセーキが同じものを指していたなんて… -- 名無しさん (2019-01-20 19 10 18) メジャーのようでマイナー? -- 名無しさん (2019-01-20 19 11 28) ミルクセーエキは草しか生えない -- 名無しさん (2019-06-12 23 08 42) え?ミルク性器!? -- 名無しさん (2021-05-11 00 18 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/10932tb/pages/669.html
【種別】 用語 【用語】 ベストフレンドコーヒー 【よみがな】 べすとふれんどこーひー 【使用話】 第30話~ 何かの同意や意見の一致がある場合4人が同時に良太郎に憑依できることがわかったため 良太郎がナオミに発注した特製コーヒー。ナオミのコーヒーは人間には不味いコーヒーなのだが イマジンには美味しいと感じると言う。 これはデンライナーの食堂車に常駐しているイマジン達の数少ない合意できるところ。 しかしこれにも弱点がありリュウタロスが憑依した時で、彼が意地を張ってしまった場合利用が困難になる。 【関連するページ】 クライマックスフォーム ナオミ 用語
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/5875.html
247 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/12/04(日) 09 36 04.61 ID ??? 239-244 乙! テクス「悩みの大半は、コーヒー一杯を飲んでいるうちに解決してしまうものだ」 249 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/12/04(日) 10 21 38.71 ID ??? 247 マリーダ「………」 カリス「どうしました?」 マリーダ「………このコーヒー、変な薬品が入ってるんじゃ」 カリス「まさかw」 テクス「ふ…さすがマリーダ君、良く、気付いたね」 マリーダ「えっ!」 カリス「まさか!」 テクス「ははは、冗談だよ冗談。 だから、銃を向けないでくれないかな? あと、折れる前に腕を放してくれると助かるんだが(汗」
https://w.atwiki.jp/nika/pages/121.html
登場人物 プロローグ 少女の悩み 第一章 突然のお誘い 第二章 らしくない彼女 第三章 説明タイム 第四章 悩ましい二択 第五章 思わぬ大ヒント 第六章 これが私の最適解 エピローグ 新たな悩み 登場人物 リン・カンサグラ: 主人公。女学生。母親が女子寮を営んでいて、そこで住みながら学校に通っている。 友達とカフェに行きたいという願望がある。 エルザ: リンの友人。基本的にテンションが高い。甘味好き一号。考えてることが顔に出やすい性格。 実は隠れ紅茶マニア。 オリゼ: リンの友人。お嬢様っぽい口調で話すが、悪い人ではない、多分。甘味好き二号。とても頭がいい。 自分で焼いたクッキーをリンの寮に持ち込み、コーヒーを飲みながら皆で食べるのが楽しみ。 プロローグ 少女の悩み リン・カンザクラは考える。 すでに日が落ちて暗くなった自室で、明かりを灯すこともなく、彼女は冴え渡る頭脳をぐるぐるとまわし、考えに考えている。 (やはりここは紅茶か……?) コーヒーを飲むか、紅茶を飲むか。 何の変哲もない二択であるが、彼女にとってはそれがただならぬ問題であるらしかった。 彼女の苦悩を理解するには幾ばくかの時間を遡(さかのぼ)らなければならない。 ことの始まりはそう…… 第一章 突然のお誘い 「リンー、今日暇ー?」 甲高い声が、唐突に私にかけられる 嫌な予感を感じ、ゲッソリしてる私に、彼女は容赦なく言葉を続ける 「あのねー、今日、一緒に紅茶飲まない?」 「…はい?」 彼女、エルザは、学年でも一二を争う甘味好きで有名であったが、 彼女がそれ以外のもので人を誘うことなんて珍しく、 それゆえ、私は思わずすっとんきょうな声を上げてしまっていた 私の返答ともいえない反応に、エルザは説明の必要を感じたのか、更に言葉を重ねた。 「甘いものには紅茶が合うでしょー?」 「はぁ…」 エルザは甘党ではあったけれど、わざわざ紅茶を飲もうなどと迂遠な誘い方をする子だっただろうか? などと考えていたせいか、私の返事はひどい生返事になっていた。 「とにかく、私と紅茶を飲みましょう!」 エルザは私の反応にじれたのか、そう言い残してひらりと立ち去ってしまった。 いまいち状況がつかめないまま取り残される形になった私は、まぁ暇は暇だしいいかと思いながら振り返った。 「あら、リン」 そこでハスキーな声で話しかけてきたのはどういう因果か、学年で一二を争う甘味好きなオリゼだった。 私はまたしても嫌な予感を感じて思わず身構えたが、構わず彼女は言葉を続けた。 「今夜私とコーヒーを飲みません?」 「・・・はい?」 第二章 らしくない彼女 「ですから、私とコーヒーを飲みましょうと言っているのです」 聞こえませんでしたか?と言いながら、長く伸ばした髪の端を弄るオリゼ 彼女は確かに、ケーキやクッキーと一緒にコーヒーを飲むのが好きなたちなのだが、 私にコーヒーを飲みましょうと誘ったことは無い 「突然のことでビックリしてしまいまして。貴方からコーヒーを一緒に飲もうなどと誘われたのは初めてですから」 「あら、そうでしたか? てっきり何度も誘ったことがあると思っていましたのに」 そういうオリゼの言葉に、ほんの少しの嘘を感じ取る 彼女は、成績では並のレベルである私が言うのもどうかとは思うが、 とても聡明で、頭のいい女性だ (なのに、忘れていた・・・というのは、どこか彼女らしくない気がする) そう思ったものの、口に出すのはどうかと思い、 引き続き喋ろうとしている彼女の話を、黙って聞くことにする 「これが初めてなら、なおさらお誘いしなければなりませんね。」 そういってにっこりと笑ったオリゼの表情には、どこか裏を感じさせる影があった。 (これは安易に返事をしないほうがいいのかもしれない) 「お誘いはうれしいのですけど、実は先ほど……」 「エルザさんに誘われたんですの?」 私が全てを言い切るまえに、オリゼは言った。 「…え、えぇ」 まるで最初から知っていたかのようなオリゼの発言に、私はまたまた生返事を返すことになった。 オリゼはすこしの間目を伏せると、いたずらがばれた子どものような表情で私にこう言った。 第三章 説明タイム 「あの子も抜け目が無いですわね。まぁ、当然と言えば当然でしょうが」 あの子があちら側に行ってしまったのは、本当に残念ですわ・・・と、独り言をつぶやくエルザ 一方、私の方は全く話の流れが見えない 「あの、オリゼさん?」 「あら、どうしました、リン? そんな他人行儀な呼び方しなくてもいいですのに」 「話が読めないのですが・・・」 そう言われてキョトンとした顔をするオリゼ 「あら、エルザさんから誘われたのではないのですか?」 「えぇ、誘われましたけど・・・ちゃんとした説明はしてくれませんでしたし」 「なるほど・・・あの子も人が悪いですわねぇ」 何か納得した表情のオリゼ 一方の私は、さらに話が見えなくなってきている 「リンは休んでたから知らないのでしょうけど、実は昨日、食堂に新しくカフェが増設されることが決まりまして」 「あら、それは良いことではないですか」 その話が事実なら、私にとっても朗報である 女子寮住まいの私にとって、学校の最寄り駅まで行かないとカフェが無いこの環境は、 充実しているこの学生生活の中で足りないものの一つであった 「そこで、新しいカフェのコンセプトについて、生徒会の方でいろいろ話し合われていたのですが」 状況を整理している私に構うことなく、オリゼは話を続ける 「コーヒーをメインにする派と紅茶をメインにする派で見事に分かれてしまいまして」 「あぁ、それで今朝、皆さん様子がおかしかったのですね」 どうやら、事態は思った以上に大きな話であったようだ 紅茶メインの場合とコーヒーメインの場合では、お菓子のメニューも変わってくるだろうし、 当然ドリンクの品ぞろえも変わって来るだろう 「そこで、生徒会が下した結論が、明日・・・つまり、今日ですわね、から3日間、 コーヒーと紅茶を販売してみて、売り上げが多かった方をメインにしましょう、と」 「なるほど」 つまり、手っ取り早い話、これはこの学校のカフェの未来を決める、生徒による投票のようなものだ そして、エルザは紅茶を、オリゼはコーヒーを推している (・・・思った以上に面倒なことに巻き込まれたのかもしれないですね) 結局、オリゼとも明確な約束をすることなく別れ、私はなんとも中途半端な状態で紅茶派とコーヒー派の間に浮かぶことになってしまった。 偶然通りかかった人に話を聞くと、どうやらこの話(カフェの未来を決める話)はけっこう有名というか、もはや知らない人の方が珍しいような有様の話題のようで、すぐに色々な噂を聞くことができた。 紅茶派とコーヒー派はとくにいがみ合っているというわけではなく、紅茶を飲んでいたと思ったらコーヒーを注文したなんて人もいるとか。 中には緑茶派やココア派などの少数派もいるらしく、どうにか売り上げを伸ばして二大派に食い込もうとしているとか。 エルザさんの好物はさくらもちだから緑茶派のはずとか。 真偽はともかく、つらつらとでてくる噂の数々に、今一番ホットな話題であるらしいことは十分に察することが出来た。 (どちらも飲むにしても、どちらを先にするかは考えないといけないかもしれません…) 少なくとも、下手なことをすると奇妙な噂を立てられかねない状況であるのは間違いなかった。 第四章 悩ましい二択 「ふぅ、レポート終わりっと」 他に誰も居ない自室で、一人つぶやく 結局どうするか決めきれないまま悩んでいたら、あの後の授業で運よくレポート提出の課題が出たので、 それを口実に二人に断りを入れた 「それにしても、どうしましょうか・・・」 やるべきことから解放されると、やはりそのことに考えが巡ってしまう 多分、明日も明後日も、彼女たちは私を誘いに来るのだろう 正直なところ私は、ちゃんと学内にカフェができるのであれば、何がメインであってもかまわない ただ、今の学内の状況を考えると、周りはそうは見てくれそうにない エルザと先に紅茶を飲みに行けば「紅茶派」に、 オリゼと先にコーヒーを飲みに行けば「コーヒー派」に分類されてしまうのだろう 「どうしたものでしょうねぇ・・・」 そして時間は冒頭に戻る。 「・・・でもコーヒーもやっぱり捨てがたい・・・」 (ううん、ちょっと整理してみましょうか・・・) (紅茶・・・甘いものを食べつつも、その甘さを邪魔しない。それに香りを楽しむもよし、喉を潤すもよし。お喋りをしながら優雅なひとときを過ごせるだろう) (コーヒー・・・紅茶とは逆に程よい苦味が甘さを際立たせる。美味しいお菓子をより美味しく。あるいは1人で気分転換したいときにもいいだろう) どちらも欲しいがどちらかは諦めなくてはならない。 無論、仮にコーヒーがメインになったとして紅茶が完全になくなるわけではないだろう。 しかし、メインに選ばれなかった側はおそらくこれからも選ぶことはそうないだろう。 なにより今後エルザとオリゼとの関係に影響を与えるかもしれない。そしてそれに付随する噂も。 「・・・これ、もしかしなくても正解なんてないんじゃ・・・」 「朝よー。いい加減起きなさーい。」 朝。普段は目覚ましと同時に目を覚ます私だが結局悩んでいる内に夜更かししてしまったのだろう。 母に起こされる羽目になってしまった。 「いまいく-」 階段を降りてみれば既に朝食の準備は整っていた。 第五章 思わぬ大ヒント 「紅茶にする? それともコーヒー?」 「・・・えっ?」 突然の母からの問いかけに、私は心底驚いた。 まさかこんなところまでカフェの噂は広がっているのだろうかと思ったのだ。 「なに、なにかあったの?」 母の訝しげな視線に、私は自分の勘違いに気付く。学校のカフェのメインを決めるのに、母が関与してくる道理はなにもなかった。 (ちょっと神経質になってたかも・・・) 「ふぅ・・・」 私が思わず吐いたため息を聞いて、母は何を勘違いしたのかこういった。 「なに、まさか両方飲みたいなんてことないわよね?」 そこにはおもむろにカップを二つ用意する母が居た。 「そっか、その手があった!」 思い立ち、電話をするために、2階の自分の部屋へ走る 先に朝ご飯を食べていた先輩や母がキョトンとした顔をしているが、気にしない 鞄の上に置いてある携帯電話を手に取り、約束を取り付ける 用事を済ませ、再び食堂に戻ったら、呆れたような顔で母が待っていた 「あなた、面倒なことに巻き込まれたのねぇ・・・」 私が電話している間に、食堂に居た先輩からいろいろ聞いたらしい ご飯中に席を立ったことを怒られるかな、と思ったけど、怒ったりはしていないらしい 「で、一晩悩んだ甲斐はあったの?」 「うん、何とかなると思う」 「そう」と相槌をうち、「じゃ、頑張りなさい」という言葉だけ残して、キッチンに向かう母 その背中に小さな声で「ありがと」と返し、私は少し冷めた朝ご飯を食べることにした 第六章 これが私の最適解 いつものように学校に登校しいつものように授業を受ける。 しかし、放課後はいつもと違う時間となった。 「さて、これはどういうことか教えてもらえる?」 「リン。もしかして、そういうこと?」 前者はエルザ、後者はオリゼの言葉である。 どうやらエルザと違いオリゼは大体の状況を察している様子。もしかするとエルザも把握した上での言葉かもしれない。 「どういうこともなにも、私は紅茶もコーヒーも飲む気分だったというだけなのだけど?」 私の言葉にエルザは頬を膨らませ、オリゼは小さく嘆息する。 「どちらも美味しいのだからどちらも楽しむのが筋というものでしょう?」 「でもそれじゃっ・・・むぅー。」 私の言葉に一瞬反論しようとするエルザだったが、エルザの目論見が私には関係ないこと。 「それ以上言うとリンは私と二人でコーヒーを飲むことになるわよ? エルザも往生際の悪いことを言わないで諦めた方がいいのではないかしらね」 「うー、分かってるわよー。」 そして、私自身は結果に全く拘っていないことに思い至ったのだろう、仕方ない、といった様子で納得したようだ。 「それじゃ、二人のお薦めの組み合わせを楽しませて貰おうかしらね?」 私は笑顔で三人でのお茶会の開始を宣言したのだった。 エピローグ 新たな悩み リン・カンザクラは考える。 すでに日が落ちて暗くなった自室で、明かりを灯すこともなく、彼女は冴え渡る頭脳をぐるぐるとまわし、考えに考えている。 (やはりここは紅茶か……?) コーヒーを飲むか、紅茶を飲むか。 何の変哲もない二択であるが、彼女にとってはそれがただならぬ問題であるらしかった。 新しくオープンしたカフェは、結局メインを決めることなく、紅茶もコーヒーも緑茶も、果ては抹茶やそば茶なんかもメニューにならぶことになった。だが、その豊富なメニューを支えるために、経費を増やすことはできなかった。 そこで、カフェは特殊な注文システムを採用することになったのだ。注文は前日に行い、翌日に渡されるシステム。つまりは食券を前日に買うというシステムである。 (カフェに着くまでには決めないと……・) 豊富なメニューは今日も彼女を悩ませるのだった。 <<あとがき>> 久々のリレーSS! 読んでくださった皆さん、楽しんでいただけましたでしょうか? いやしかし、こういうシンプルなテーマの日常系はいいですよなー どんどんネタが湧いて出てきますしー そして、なかなか終わらなくなってしまうのは、もはや自分の物書きの仕様・・・ 予想外の展開や設定に悪戦苦闘しつつ、楽しんで書けたので、満足満足 さぁ、皆もどんどんリレーSSやろうぜっ! by.サイアン 飛び入り初参加のリレーSSでした。 おっかなびっくり、でも楽しく書かせて頂きましたです。 無茶ぶりじゃないですけど、皆で書いてると物語の方向を決定づける部分を書くのは勇気がいりました。どきどき。 作者にして読者、書いてるのに続きもわくわくなリレーSS、皆さんの参加もお待ちしてるのです! 機会があれば、あるいは呼んでもらえれば、リインもまた参加するですよー! by.リインフォースⅡ せっかくクリエイターに仕官したならSSでしょ! と思って無茶振りしたリレーSSだったけど、続きを書いて、みんなで完結させられてうれしかった! プロローグとエピローグを私が担当するという偶然に運命的なものを感じてしまったよ。 どんどんふくらむ設定と予想外の展開に、自分だけでは作れない物語のたのしさを感じたよ! また機会があったら参加するよ!(アッカリーン) by.赤座あかり
https://w.atwiki.jp/sysd/pages/2341.html
タリーズコーヒージャパン 本店:東京都港区赤坂二丁目11番7号 【商号履歴】 タリーズコーヒージャパン株式会社(2008年4月~) フードエックス・グローブ株式会社(2002年8月~2008年4月) タリーズコーヒージャパン株式会社(1998年5月~2002年8月) 【株式上場履歴】 <大証ヘラクレス>2001年7月25日~2004年1月20日(株式会社ACFXと株式交換=金銭交付) 【合併履歴】 2008年4月 日 タリーズコーヒージャパン株式会社 【沿革】 平成10年5月 スペシャルティコーヒーの販売を目的としてタリーズコーヒージャパン株式会社を東京都渋谷区笹塚一丁目48番3号に設立。平成9年8月より銀座店を運営してきた株式会社ロコ・トレーディングより営業を引き継ぐ 平成11年2月 本社を東京都港区高輪三丁目12番8号に移転、同所にトレーニングセンターを開設 平成12年2月 東京都港区高輪三丁目4番1号に事務所を開設 平成12年3月 千葉県成田市に東京都以外で初の店舗となるタリーズコーヒーイオン成田ショッピングセンター店を出店 平成12年4月 東京都中央区にFC1号店となるタリーズコーヒー日本橋三越前店を出店、フランチャイズ事業に進出 平成13年7月 株式を株式会社大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に上場 平成13年10月 TULLY'S COFFEE CORPORATIONから日本国内におけるコーヒー豆の焙煎と卸売の権利を取得 平成14年2月 東京都港区赤坂二丁目11番7号に事務所およびトレーニングセンターを開設 平成14年4月 大阪府大阪市に関西地区第1号店となるタリーズコーヒー梅田第一生命ビル店を出店 平成14年5月 長野県長野市に甲信越地区第1号店となるタリーズコーヒー長野アイビースクウェア店(FC)を出店 平成14年6月 本社を東京都港区赤坂二丁目11号7号に移転 平成14年7月 宮崎県宮崎市に九州地区第1号店となるタリーズコーヒー宮崎橘通り店(FC)を出店 平成14年8月 会社分割により新設会社タリーズコーヒージャパン株式会社にタリーズコーヒー事業にかかる権利義務を譲渡、フードエックス・グローブ株式会社に社名変更し持株会社となる 平成14年10月 石川県金沢市に北陸地区第1号店となるタリーズコーヒー金沢片町店(FC)を、宮城県仙台市に東北地区第1号店となるタリーズコーヒー仙台広瀬通り店を出店 平成14年11月 広島県広島市に中国地区第1号店となるタリーズコーヒー広島本通り店(FC)を出店 平成14年11月 新規事業第1号となる緑茶専門店「クーツグリーンティー」を運営するクーツグリーンティー株式会社を設立 平成14年12月 持株会社体制下での最初の新業態である、スペシャルティグリーンティーショップ(緑茶専門店)クーツグリーンティーを東京都港区神谷町に出店 平成14年12月 神奈川県小田原市にタリーズコーヒー100号店となるタリーズコーヒー小田原ダイナシティー店を出店 平成15年3月 北海道札幌市に北海道第1号店となるタリーズコーヒー札幌ステラプレイス店(FC)を出店
https://w.atwiki.jp/coffeeguild/pages/21.html
1.コーヒーとの出会い 2.カリタ、ナイスカットミルの購入 3.イギリス製スポング(spong)ミルの購入 4.Alpenrost 焙煎機購入 5.Alpenrostの改造依頼 (2003年6月12日) 6.手網焙煎 7.カフェプロ MR-101家庭用焙煎機のモニターテスト(2003年7月) 8.Alpenrost 改造完了 9.直火式焙煎機の製作 10. 焙煎トライ&試行錯誤 (2003年11月~2004年1月) 11. kick師匠との出会い&個人指導 (2004年2月7日~ ) 12.バーナー底に ”お魚焼きグリル炭” 取り付け(2004年2月20日) 13.練習を重ねながらのやや平穏な日々 (2004年2月末~4月末) 14.ドラムの確認&ドラム交換の決意 (2003年5月) 15.ドラムの新作トライ(2004年5月~2004年11月) 16.パスタポット・ドラムの最終タイプ(パスタポット大)製作 17.豆温度測定トライ(2004年12月) 1.コーヒーとの出会い 私のコーヒーとの関わりは… 大学入学で下宿生活の始まりに買ったネスカフェの小瓶がコーヒー初体験です。 親元を離れ初めての一人住まいで、ちょっとだけ大人の気分になりたかったのでしょうかね、 ネスカフェは大人の気分を味わう小道具でした。この時期だったと思いますが、芦田伸介さんの「クリープを入れないコーヒーなんて…」というコマーシャルがありまして、私はコーヒーには砂糖の他にクリープを入れるものだと信じていました。 ながーいサラリーマン時代は、昼休みと午後の休憩で飲んだ紙コップコーヒー。 休日に行くモーニングサービスで、付属で付いてくる作り溜めのコーヒー。 コーヒーを味わいたいと云う訳ではないけれど、何となく飲んでました。 それが、定年を控え気持ちにゆとりが出来たのと同時に、近くの大型スーパーに スターバックスが出店したことで、状況が一変します。もうちょいで定年退職だー、という時期はその先がばら色に思えるんですねー、 やたらと新しい体験をしたがるんです。退職したらあれもやろうこれもやろうと夢を膨らませ始めた時に発見したスターバックスですから、世間の評判や如何に、と早速、興味津々で”本日のコーヒー”と云うのを飲んでみました。 定年を控えた気楽さでしょうか、気持ちにもゆとりがあるので、コーヒーを味わってみようと意識して、砂糖とミルクを入れないで飲んでみました(今思うと普段は砂糖を入れないと飲めないような酷いコーヒーを飲んでたんですね) おっ、美味いじゃん。砂糖なしでも飲めるじゃんか。このコーヒーなら家でも飲んでみたいなー。 私、優しそうな女店員を選んで聞いてみました。 私、「あのー、家で飲みたいのだけど、何がいいだろね?」 店員、「ハウスブレンドが癖がなくて優しい味ですよ。ペーパーで淹れるんですか?」 私、(確か誰かに貰った紙でろ過する器具があったのを思い出して・・)「いや、紙なんだけど・・・」 店員、「えっ、紙ですか?ペーパーじゃないんですか?」 私、「ペーパーって、紙のことだけど、どれのこと?」 店員がこれです、と示してくれたのが、家にある筈のカリタでした。 ハウスブレンド 1/2 ポンド 913円(税込み)でした。(2002年1月) この時挽いてくれた粒度が、後の基準となって、ナイスカットミルでのダイヤル設定を2.5として長くやってましたが、kick師匠から指摘を受けてから4~4.5に改めた経緯があります。 2.カリタ、ナイスカットミルの購入 約半年間はスターバックスのハウスブレンド挽き売りを飲んでいたのです、ご近所のご夫婦が来宅した折に,これを淹れたところ、「淹れる直前に挽いた方がいいよ、ミルを買ったら」と、ナイスカット・ミルの購入を勧められ、ご親切に「ここで売ってるわ」と、店まで案内してくれました。 ナイスカット・ミル 25,000円(税込み)…(2002年8月) 今ならネットで調べてもっと安く買うでしょうが、しょうがないね。 でも、変なものを勧めずにナイスカット・ミルを買えと云ってくれて、ラッキーでした。 3.イギリス製スポング(spong)ミルの購入 ナイスカット・ミルを買って間もなくの頃、再びご近所のご夫婦が来宅しました。 今度は自分が名古屋で買ってきた豆と手引きのスポング・ミルを持参です。 ●ご近所さんが持参したスポング・ミル このミルで豆を挽いた時、ふわ~っとコーヒーの香りが立ち込めたんです。 「おー、この香り、いいなー。もうこれだけで満足だわ」 このミルは粉の受け皿がフルオープンですから、挽いた時の香りが発散するんですね。この時思いました。 コーヒーは飲んで味わうだけじゃなく、豆を挽いた時の香りから楽しめるんだなー、と。 この日から私のスポング・ミル探しが始まります。 スポング・ミルは1856年にロンドンで町工場をやっていたジェームス・オズボーンさんが考案したのですが、性能が当初から優れていたので、その後生産が中止された約30年ほど前まで設変されずオリジナルのまま作られていたそうです。 新品ではもう買えないので、Yahooで検索していたら、アメリカのミル専門のアンティークショップで見付けました。 ●購入したスポング・ミル NO1… (2002年10月) 契約してから分かったのですが、このミルはカウンターやテーブルに取り付けるクランプをカットして手製のボードにボルト締めしてありました。考えてみるとイギリスで出来たものがアメリカへ渡り、アメリカ人がクランプをカットして改造し、それを日本人の私が使うことになった訳で、なんと数奇な運命を辿ったことよ。 この改造のお陰で、このミルは,その後、野点コーヒー用とし大活躍することになりました。クランプ部をカットしてボードに取り付けてあるので、適当な平面へ置いて左手で押さえつけ、右手で挽く事ができます。だからアウウトドアでも室内でも使 えて重宝しています。 購入したスポング・ミル NO2…(2002年10月) 上記のNO1(スポングは小さいタイプのNO1からNO2、NO3と多分NO4まであります)を見つけると同時に、同じくアメリカでこのNO2も発見したので、すぐさま日本人へでも売ってくれるのかと問い合わせをしました。 でも、中々返事が来ません。 しょうがないので上記NO1を契約したところ、直後に日本人にでも売ってやる、と回答が来たではありませんか。ここで断ると、日本人の評判を落としかねかねないなー、と日本を代表しているような気分になりまして・・・これも買っちゃいました。 でも、これはカウンターへクランプしておくと立派なインテリアにもなりまして…買ってよかった。 日本ではスポングのNO2 は珍しいです。 アンティークショップのおじさん(会ったことはないけど、多分おじさんでしょう)は、ハンドルが木製だから年代は1910年代だよ、と云ってましたが・・・・ほんとかなー。でも、このあと日本のYahooオークションで時々見かけました が、全部ベークライト製のハンドルでしたねー。 だから、1910年代というのは、ほんとかも… 4.Alpenrost 焙煎機購入 ミルが揃ったので、スターバックスの豆を挽いて飲んでましたが、ご近所さんが名古屋で買って来た豆をスポング・ミルで挽いた時に感動したあの香りが出ないんですねー。 注湯した時の、あのモコモコとした躍動的な粉の盛り上がりもありません。 この頃には、コーヒーに関する本を買ったり、ネットで調べたりして情報を得ていたので、スターバックスの豆は焙煎後の経過時間が長く、挽いた時の香りも注湯時の粉の膨れもないとことが理解出来まして……それが不満となってきました。 さーてどうしよう。焙煎直後の豆がほしいなー。どうやって手に入れるんだろう。 そうだ、自分で焙煎するかー! 即決です。 焙煎機はどうしよう。何にも分からんから簡単なのを探しま しょう。 ここからネットで家庭焙煎に関する情報を集め始めました。 そんな中、太田コーヒーのHPにアメリカ製アルペンロストという焙煎機の紹介がありました。 記事では「本格的な焙煎機…」とあります。しかもアメリカ製です。アメリカと云えば、西部劇の映画では幌馬車隊がコーヒーを煎って飲んでいる光景出て来ます。カウボーイが原野でコーヒーを沸かして飲んでいる画面もよく出てくるではありませんか。 そうか、アメリカでは西部劇の時代からコーヒーを自家焙煎しるんだなー、家庭用焙煎機ではきっと優れた製品を作っているに違いない!アメリカ製に決めた! 苦労して購入先を探しましたが、結局アメリカのsweetmaria s という会社から個人輸入で買いました。 ●Alpenrost (アルペンロスト 電気式家庭用焙煎機) (2002年11月) メーカー:Swissmar International Corp (アメリカの会社だと思ってたけど、取り説を再確したら、カナダの会社だった) 処理量: 生豆で 1/2 ポンド(225g) 電気容量: 120V 15A 価格: 本体は279ドルだったけど、輸送費などを含めて358ドルになってしまった。 ドラムに生豆を入れて、焙煎度の選択をした後、スタートボタンを押せば、あとはマイコンで管理し焙煎工程、冷却工程を経て、豆は受け皿へ排出されます。 ドラムは歯車の付いた駆動輪に乗せてあります。 120V仕様なので、昇圧器をオークションで買い、100Vを25%昇圧して123V前後で使いました ●アルペンロスト使用結果 慣れるまではコロンビアのみでトライしてました。 200gで…16分1ハゼ それから20分くらいまで延々と弱いハゼが連続し2ハゼが来ます。 120gで…12分30秒で1ハゼ、ハゼが連続して15分くらいで2ハゼ。 ところが、これが安定する訳ではなく、運転が強制停止する20分を経過しても2ハゼが来ないこともあり。美味いときと飲めたもんじゃない味のときがありました。 5.Alpenrostの改造依頼 (2003年6月12日) 安定した焙煎が出来ない状態でも、感動するような味が時々得られまして、それを楽しみにしながら半年程使ってました。ダブル焙煎とか2ハゼが来なかった豆をフライパンで煎ってみたり、焙煎に関するHPを読み漁って色々やりました。 そんな時、フレーバーコーヒーさんのHP にたどり着きまして、店主のnontanさんが家庭用焙煎機を作ったり、改造した例が沢山載っているのを見付けました。 幸いnontanさんちまでは40分で行けますし、安定した味を出す方法がないものか相談してみよう。 これはもう当たって砕けろ、溺れる者、藁をも掴む…早速、メールしました。 「アメリカ製焙煎機を使ってますが、安定した焙煎が出来ません。相談に乗って頂けないでしょうか」 nontanさん 「あー、いいですよ。いつでも機械を持って来てください。私もその焙煎機を見て見たいですから」 交渉はトントン拍子で、やったー!という気分です。nontanさんの気が変わらない内にと、早速伺いまして、改造を前提に機械を預かって貰いました。 この時にnontanさんから飲ませて頂いたモカの美味かったこと。これを味わったことで、何としてもいい焙煎をしたい、と強く決心したのでした。 余談ですが… フレーバーコーヒーさんへ行ったついでに、nontanさん考案の温度計付きポットを購入しました。 これは、とっても重宝しておりまして…ガスコンロで沸かしながら温度計を見ていて、85~87℃くらいになった時、ガスを切りますと予熱で87~90℃になるので、適温の湯を作るのが非常に容易です。(私は1.5時間を掛けて山の湧水を汲んでくるので、カルキ抜きの為の沸騰は不要です…と思ってます) 滴下量を絞るような改造もしてありますから、とっても細く注湯でき、一人出し(1カップ)でも簡単。 6.手網焙煎 nontanさんがAlpenrost の改造を引き受けてくれましたが、nontanさんの本職は焙煎豆屋さん、改造はいつ終わるかは分かりません。 さーて、その間、コーヒーをどうしましょう。生豆はあるし…今更スターバックスの豆は買いたくたいし… 手網で煎ってみるかー。 てんで、1,000円の銀杏煎り器を買いました。 私は焙煎のセンスがないのでしょうか、手網では中々飲める豆が出来ません。 10回やってせいぜい1回位しか美味しいものが出来ません。でも、何度もやっている内にビックリすような美味しい味が出来ることがあります。このビックリする味を味わった時、この味をなんとしても安定して作りたいものだと強く思いました。 7.カフェプロ MR-101家庭用焙煎機のモニターテスト(2003年7月) 時々ですが、手網焙煎で素晴らしい味が作れる事を体験してからは、何としてもいい焙煎機を探したいものだと調べる日々が続きまして、カフェプロ MR-101のモニターチャンスに恵まれました。 この機械もAlpenrost 同様、生豆投入から排出まで全自動です。 ヒーターで熱せられた小皿の上で豆が煎られ、豆温度を測定し設定された焙煎温度カーブに沿ってすべてがマイコン制御されるので、自分で調整できるのは煎り具合だけです。排気のタイミングもプログラムされているようですが、私の推定では、この機械は焙煎のことをよく知らない機械屋さんが開発したんじゃないかと思います。 何故かと云うと、相当な開発費を投入していて、機械的には優れた動きをするのですが、味がイマイチなのです。10回くらいテストしたけれど、どれもAlpenrost のいい時を凌ぐことは出ません。手網の上等よりは遥かに劣る味でした。 モニター機をすぐに返却して終わりです。モニターの感想として、「設計は自己満足ではいけませんよ、開発者は焙煎を体験し苦労してから設計した方がいいですよ」…なんて生意気なことを書きました。 8.Alpenrost 改造完了 (2003年7月27日) フレーバーコーヒーさんへAlpenrost を持ち込んでから1ヶ月以上を経過しましたが、nontanさんからは何の音沙汰もありません。 私は待ち遠しくてしょうがないのですが、じーっと我慢して待っていました… 遂に我慢し切れずに、督促するような文面にはならないよう、 かといって早くして欲しいというニュアンスが伝わるよう、気を遣ったメールを打ちました。 流石にnontanさんも、そろそろかなーと思っていたらしく、「もうちょいだから、一緒にやりましょか」 という返事が来まして・・・早速店へ行ってみました。 殆んど改造は完了してましたが、ほんのちょっとだけ、手伝って完成です。 ●改造内容は、 1)排気量を調節出来るようカバーに穴を開けダンパーを付け た。(蒸らしが出来るはず) 2)豆の煎り具合をチェックできるようテストスプーンを付け た 3)テストスプーンにテンプラ温度計をセットして、ドラム温 度を測定できるようにした ●テストの結果。 相変わらず2ハゼが来たり、来なかったりで、焙煎の出来不出 来があります。 生豆を120g程度で使うと比較的安定した焙煎が出来るようになりました。 この改造で焙煎中の豆の変化とドラムの温度が観察できるようになった事から、機械で焙煎することの面白さを知りました。楽して焙煎し美味しいコーヒーを飲みたいという動機でAlpenrostを買ったのですが、焙煎そのものが面白く感じたのもこの改造の賜物です。 今回の改造のお陰ではっきりしたことは…Alpenrost は火力が足らん! ってーこと。 それは、温度計が付いてドラム温度が測れるようになってはっきりしました。 普通は190℃までしか上らず、最高でも200℃までしか達しません。 どうも、このことが2ハゼが来たり来なかったりの原因じゃないかと……火力不足だなー。 もうちょいで、200℃だってー時に、そこから温度が下がってしまいます。多分サーモスタットが働くのでしょう。20分以上の運転も出来ないようにしてあるし…安全対策は万全なんだけど…気に入らんなー。 どうしよう、なんとかならんもんかなー…いっそのこと、ヒーターON OFF を手動にしてみようかなー。 なんて悩みを持ちながらも、120g程度の少量焙煎で何とか飲める豆が出来ましたから、使っておりました。 9.直火式焙煎機の製作 (2003年11月オリジナル機完成) Alpenrost の火力UPを狙いとした更なる改造案を色々考えていましたが、手網焙煎でのコロンビアのあのダイナミックなハゼの音、味は兎も角あの激しいハゼ音にはしびれたなー、電気じゃダメだ、ガスにせなあかんなー、という気持ちが強まりました。 フレーバーコーヒーさんのHPにあったフィスコが売ってればいいけど、無いもんなー。 手網焙煎の苦労を体験したので、ドラムを手動で回すヤツはしんどいしなー、電動式のカリビアンというのがあって、これを使って改造する手もあるけど、ちょっとチャチやなー。 nontanさんはたこ焼き器のバーナーを使えばいい焙煎機が出来ると云ってたし… 作ってみるかー、でも面倒やなー、しかし、美味しいコーヒーは飲みたいし…葛藤が暫くありまして、よっしゃ!、ガス直火式の焙煎機を作ったろまいか!(…まいか、は名古屋弁) (2003年9月) 何はさておき、焙煎機の構想を決めなくてはなりませんが、先ずはnontanさんが作った焙煎機を参考にして、製作条件を決めました。 ●条件 1.焙煎機はキッチン・カウンター下の戸棚に収納できるサイズとする 2.焙煎作業はウッドデッキ上のサンルームで行い、使わない時はカウンターへ収納する 3.ドラムはAlpenrost の物を転用するこのドラムはアメリカで考案されたラムだからと絶対的な信頼を持っていましたが、後に、kick師匠からのアドバイスで、これが大失敗と分かる 4.ドラムの最適回転数が分からないからコントロラー付き可変速モーターを使う 5.バーナーとドラムの距離も分からないから、これも容易に調整できること 6.ドラムから落下したチャフの回収を容易にする 7.焙煎条件の再現性を確保する(微圧計、ドラムと排気の温度計を付ける) 8.工作機械がなくても加工できるアルミ材とブリキを使い、極力自力で加工する ●設計 元々機械が好きで機械工学を学び、サラリーマンになって最初の10年間は機械図面を書いていたので、図面書きは苦になりません。しかし、小さな機械と雖も設計をするのは、実に30数年振りです。昔を思い出し懐かしく思いなかながらの設計スタートです。 余談ですが、学校で図面を書いたのは、製図版でT型定規と三角定規を使っていた時代です。サラリーマン一年生では、まだT型定規を使い、2年目で憧れのドラフターを使うことが出来ました。今じゃCAD、CAM で簡単に図面が書ける世の中ですが、昔が懐かしいねー。 さて、そんな経験のある私ですが、今は設計道具は全くありません。 で、100円ショップで45度と30度の三角定規を買い、紙は裏が白いパチンコ屋のチラシをセロテープで貼り合わせて使いました。なーに、納期がある訳じゃないから、のんびりやればいいのです。 汚したり、紛失したりして、これだけの図面しか残ってませんが、小さな機械でも構想図と部品図を随分書きました。 反省・・・チラシの裏は鉛筆が乗らなくて書き辛い、紙はケチらず、せめて半紙を使うべし。 ●主要購入部品 1.Panasonic 小型ギャードモーター、可変速・ユニットタイプ MUS825GL(25W)・・・オークション。モーター・・・・・・M81A25GD4L コントローラ・・・DVUS825L のセット 2.同上用ギヤヘッド M8GA20Bモーター(ギヤヘッド)軸でドラムの全重量を(片持ちで)持つので、オーバーハング荷重で余裕のある25Wを選んだ。 3.山岡金属工業製 たこ焼き器 Y-03D 型 バーナー火力・・・1,200Kcal/h 4.バイメタル温度計 5.ワンタッチガスホース 6.ガス用カップラ 7.微圧計 ●製作 1.自分では加工出来ない機械加工部品はサラリーマン時代に付き合いのあった町工場に依頼。 モーターとドラムを接続する為の鉄製部品・・・・・1点 モーターを架台へセットする為の鉄板製部品・・・2点 2.それ以外の部品は材料を購入すれば、卓上ボール盤、バイス、電気ドリルなどを使わせてくれるホームセンターへ通って、根気良く自分で作り、ある程度はそ こで組立まで行った。 オリジナルの焙煎機はこれ 微圧計とコントローラはまだ取り付けてありませんが、この状態でトライしてみたところ、ガスコックによる火力の微調整は難しいものの初回でAlpenrost 程度の焙煎ができました。 これは非常に苦労して作った、バーナーの無段階高さ調整装置。 4.ここまで作った時点で、nontanさんに意見を聞いてみようと、見せに行きました。 すると、nontanさんは随分感心してくれて、フレーバーコーヒーのHPに載せましょうと、シルバーの耐熱塗料でnontanさん自ら塗装をしてくれました。もうけちゃった。 その他焼き方など色々アドバイスを貰って、作り上げたのがこれです。 10. 焙煎トライ&試行錯誤 (2003年11月~2004年1月) nontanさんがこの焙煎機を素晴らしい機械だと褒めてくれたので、これなら美味しいコーヒーが飲めるぞと、自信を持ちました。 でも、しかし…、わたしは、これをどう扱ったらいいかが分かりません。 この機械の欠点は、焙煎経験のない私が設計した所為で、焙煎条件を多様に調整できるようにしたことです。これが私のような素人が扱うことをより難しくしています。 例えば、私はバーナーとドラムの距離をどうすればいいか分からないから、広範囲に調整出来るようにしたのですが… しからば最適な位置はどこか?それをどうやって決めるか?nontanさんは蒸らしが終わって、焼き始め開始でバーナー位置を上げていたなー回転数もそうです。どれくらいの速さで回せばいいのだろう?これは取敢えず、Alpenrost の回転数付近でやってみればいいけど、それが最適なのか? その上、火力(微圧計)、排気ダンパーの調整もせねばなりません。 焙煎経験の豊かな人なら、おそらく経験に基ずく勘で瞬時に条件設定をしてしまうことでしょう、しかし、経験のない私には、どうして良いのかさっぱり分かりません。 実験を効率よく行い最適条件を決める為の学問で実験計画法という手法があります。 どうやるんだったかなー? 30年も40年も前のことです、思い出せる筈がありません。 こりゃ、まあ、おしゃか覚悟で色々実験をやるしかないかー…手掛かりは、僅かな手網焙煎での経験とnontanさんが「この色になったら焼き始めるじゃんね・・・」と渡してくれたコロンビアの薄黄色のサンプル豆だけです。 おっかなびっくりですが、でも、わくわくして・・・・適当にやってみました。 コロンビアの勢いの良い盛大なハゼ音も出ます。2回目のハゼも威勢良く鳴って、Alpenrost でさんざん味わった2ハゼが来ない事のストレスもなくなり、機械としては満足です。 味は・・・・あっ、飲めるじゃん! 少なくともalpenrost 程度の味にはなりました。 焙煎なんて、思ったより簡単じゃんか、よっしゃ、次はもっと美味いヤツを作ろう!…… そう思ったのが、地獄への転落の始まり。先にも云いましたが、この機械はいじくり回す部分がいっぱいあります。 更に美味くなるんじゃないかと、闇雲にいじくりました。 ●いじくらなければならない事項… 格好よく云うと、焙煎機調整項目。 1.ドラム回転数…蒸らしはゆっくり、焼き始めて早くする、なってこともやりました。 2.バーナー位置…蒸らしは遠火、焼きは近火・・いろいろやりました。 3.排気ダンパー…蒸らし全閉、ハゼて全開。ちょっと開けてそのまま…いじったなー。 4.火力(微圧計)…バーナー位置をいじったり、ガス圧をいじったり・・・ややこしいなー。 ●更に機械の改造もやりました。 1.バーナーにチャフが溜まらないよう、バーナーの底板を撤去 2.テストスプーンに組み込まれていたドラム温度測定用のてんぷら温度計を撤去し、熱電対温度計に変更。プローブをドラム内の豆が集まる個所へセットして豆温度を測定3.バーナー高さ調整装置をオリジナル設計型からF型クランプ転用型に変更し操作の容易化なんにも分かっちゃいないのに、いじくり回しますから… ●結果、どんどん不味くなります。焼きムラ、渋味、エグ味 …不味さのオンパレードです。しょうがないから、初回にまずまず飲めた時の条件に戻して暫く我慢してましたが、次第にそれすら、美味かったり、不味かったり・・・安定しません。 こうやったから、こうなったという事が理解出来ないのが、泥沼への加速度をつけたのでしょう。 結局、2004年1月末以降は、Alpenrost でさんざん体験した不安定さが再現され… ストレスが再び溜まってきました。。 11. kick師匠との出会い&個人指導 (2004年2月7日~ ) もう完全に樹海の中をさまよっている状態になっちゃって…ようやく抜け出たかと思ったら、そこは茶の木畑だった、てー感じです。 もう一度nontanさんちへ機械を持ち込んで焼き方を教えて貰おうかなー、でもnontanさんちはプロパンでウチは都市ガスだしなー。何よりもnontanさんは何時も忙しくしてるし…頼るのはネットしかないか。よく似た焙煎機の焙煎事例はないやろか… ありました!豆工房さんのHP の掲示版にありました。 岩手のパプアという方が、手製焙煎機のバーナーについて投稿しているのを発見したのです。 パプアさんの焙煎機のネーミングがふるってまして・・・・ ”It can Roaster” です。 しかも、一斗缶を輪切りにして作った…と書いてあります。私の機械もカバーは一斗缶です。 そうかー、一斗缶→イットカン→イットキャン…洒落てるなー。 しかも、焙煎経験が15年もあると書いてあるじゃないですか!15年ですよ、大ベテランです。 もう、パプアさんに頼るしかない。茶の木畑から抜け出すにはよく似た焙煎機を操っているパプアさんに助けを求めるしかない!そして丁重に教えを乞いました。 (2004年2月7日) このパプアさんがkick師匠だった訳ですが、その後、kick師匠は迷える子羊の手を優しく導いて樹海から助け出してくれるかの如く、熱心に個人指導をしてくれました。 頂いたメールは数十通、頂いたメールを順にまとめれば、立派な焙煎手引書となる程です。 送って頂いた焙煎豆も何種類もありました。その豆と私の豆を比べると…私の豆のなんと出来の悪いこと。Kick師匠の豆からは重厚さが感じられ、味は当然雲泥の差で、見た目の大きな違いは膨らみ方と焼きムラでした。 何よりもびっくりしたのは、苦さの種類の多さです。重厚な苦さ、透明感のある苦さ、それもコーヒーが冷めるに従って、刻々と変化して行き次第に甘さがじわーっと滲み出てきます。 苦いのだけど甘い……おー、コーヒーの味ってーのは、こんなに奥が深いんだなー、と気付かせてくれました。 kick師匠からのメールを何度も何度も読み返して、トライを行い、そして問題が起きるとその都度教えを乞い…これの繰り返しで…私は焙煎の勘所を少しづつ体得して行きました。 しかし、出来の悪い弟子の私は、飲み込みが悪いため教えとは違うことをやってしまったり、師匠には、随分と無駄な時間を浪費させてしまいました。 結局はkick師匠から下記のようなステップ1からステップ3までの具体的な焙煎手法の指示を頂き、その通りにやって、ようやくAlpenrost を凌ぐ味を、ほぼ安定して得ることが出来るようになりました。 焼きムラについてはまだまだと云う状態でしたが、先ずは飲めるものが安定して出来たことで、大満足です。 ◆ステップ1 1.バーナーの位置を従来より3~5cm遠くして、1ハゼまでに10~15分くらい掛かる火力を 見付ける 2.この火力で1ハゼと2ハゼの間隔が3~5分になることを確認する 3.ダンパーは1/4 くらい開く この条件で焙煎中は何もいじらず好みの焙煎度で止める。 この方法で、豆の特徴、焼きやすさ、焼きにくさ、などが分 かってくるはず。 ◆ステップ2 火力の調整をする(適正な火力を見付ける) ステップ1で上手く行かなかった豆を対象にして、火力の調整を行う。 例えば、ハゼが弱いときは火力を強くする。その時に何の為にどうするというイメージを持つこと ◆ステップ3 ダンパーの調整をする(ダンパーの使い方を覚える) ダンパーは、蒸らしを有効にすると言うか、しっかり蒸すために、始めは使い、焼きに入ってからは、火力の調節の補助、或いは、はじきの時間の調節に使い、最後の最後に、煙抜きに使う。 飲み込みの悪い弟子で師匠には本当に迷惑を掛けましたが、私にとっては素晴らしい財産となりました。 さて、これまで何が悪くていい焙煎が出来なかったのか…それは一言で云うと、火力も排気ダンパーも何もかもいじりすぎたと云うことです。訳も分からずにいじりすぎてました。 12.バーナー底に ”お魚焼きグリル炭” 取り付け(2004年2月20日) ステップ1からステップ3までのトライで、不満なく飲める味を得ることが出来、平穏な毎日がたかと思っていましたが、ホームセンターを歩いていたら、”お魚グリル炭”と云うのが、目に入ってしまって……またまた、いじり病を発病しました。 魚を焼く時にこのグリル炭をバーナーの下に敷くと遠赤効果で芯までしっかりこんがり焼けると書いてありまして、おっ!遠赤外線効果!焼き魚が料亭の味に!値段はたったの498円!…… kick師匠の「ダメ、ダメ。そんなより、遠火の強火の練習をしない!」と云う声が聞こえてきますが、もう、いじり病が発症したら、止りません。 豆も芯までこんがり焼けるかな、やってみよっと…早速、バーナーの下へ取り付けてやってみました。 ちなみのグリル炭とは、1100℃の高温で焼成した木炭だそうです。 右のバーナーの下へ左のグリル炭を針金でくくり付けるだけですから、簡単。 で、効果ですが・・・・気のせいか、ひいき目に見て膨らみが少し良くなったかな、という気がしましたが、、多分気のせいでしょう。 しかし、輻射熱は相当にアップしたようで、火力が減りました。 13.練習を重ねながらのやや平穏な日々 (2004年2月末~4月末) kick師匠の指導の成果で、ようやく、自分では飲める程度の焙煎が出来るようになったので、師匠に云われた、適正火力の見極めとダンパーの扱い方の練習を繰り返していましたが、自分の豆がkick師匠の豆に比べると、膨らみが足らないこと、焼き ムラがあることで、常に不満がくすぶっていました。でも、自分では何とか飲める程度の焙煎が出来ていたので、まあまあ満足な平穏な日々を過ごしていました。 ところが、kick師匠から「ドラムの羽根を4ヶ追加して、豆の攪拌をよくしたら、丸型コンロでも焼きムラが全く出ないことを発見した。石原さんの焼きムラも豆の攪拌が悪いことが原因かもしれない。 豆の動きを確認してみてはどう・・・」というメールを頂きま した。 14.ドラムの確認&ドラム交換の決意 (2003年5月) 私のドラムは西部劇の時代から自家焙煎をやっていたアメリカで開発されたヤツだから、と性能に全幅の信頼を寄せていた訳で、ドラムが悪いなどとは少しも考えたことがありません。 でも、kick師匠の言葉があったので、ドラム内の豆の挙動を見てみたところ、豆がモーター側に押し付けられ固まっていることを発見しました。 当たり前です。Alpenrost は焙煎中は正転し、豆の排出時に逆転させて豆を投入口から排出する仕組みになっている訳で、回転方向の正逆で豆の移動する方向が変わるのです。正転時は豆は奥の壁に押し付けられて当然です。 Alpenrost ではドラムの奥の壁にも穴が一面に開いていて、熱風の通りを良くすることで焼きムラを防止していたと思われますが、私はドラムをモーターに取り付けるためのフランジをドラムの壁に付けてしまったので、熱風に通りも悪くしてしまっ たのです。 これがオリジナルのAlpenrost のドラムです。 羽根5枚が斜めに付いていて、ドラムの回転方向によって、豆が右に移動したり、左に移動したりします。この写真で焙煎中は豆は左に寄っていて、排出は回転方向が変わって右に移動し排出されます。 ドラムの奥は開孔面積が多く、熱風が通るようになっていましたが、右のフランジ取り付け、下図のようにしたことで、豆が固まっている部分への熱風の通りを阻害してしまいました。 さて、このようにkick師匠からの指摘でAlpenrost のドラムの使い方に欠点があり、ずーと不満に思っていた焼きムラと膨らみ不良の原因になっていたらしい、と気が付きました。 このドラムでも、kick 師匠がやったように軸方向への豆の移動をよくする羽根の追加が出来ないかと検討しましたが、狭い場所に5枚もの羽根が溶接してあって、羽根追加の余地はありません。 もう、別のドラムを作るしか手がない! ドラムの新作を決心しました。 このドラムでは最大230gまでしか出来なかったし、ついでに500g程度まで能力アップを図りましょう。 15.ドラムの新作トライ(2004年5月~2004年11月) 1.パンチングメタルを購入して自作する案 始めに考えた構造はパンチングメタルを買って、胴体を作り、片端をフランジ、もう一方にジョウゴかサラダボールを付ける案でしたが、ホームセンターのパンチングメタルは500×500しかありません。この寸法ではドラムを一枚板で作る事 は出来ず継ぎ足さなくてはなりません。継ぎ足すのも面白くないと考え、もっと長いパンチングメタルを買おうと業者に問い合わせたら、1000×2000を買い 取り、切断費込みで10,000円弱という見積りです。 2.パスタポット転用案 困っている時は筒状の物が何でもドラムに見えてくるものでして、ホームセンターを物色中に、パスタポットが目に付きました。数千円で買えます。これの中ザルを利用すえれば簡単に作れるなー、と閃きました。これで、パスタポットを利用してドラムを作ろうと決心したのですが、既存の焙煎機にピッタリの寸法のパスタポットが中々 ありません。そこで、オークションで見付け、出品者に中ザルの寸法を問い合わせるという手段で根気よく探しました。大小2種類を入手し、小さい方は200g、大きい方は500g用として、簡単に交換できる構造として計画しました。 (2ヶで3,000円) 中ザルをモーターに取り付ける為に、加工屋さんで作って 貰った部品。 フランジはレーザーカット加工、ボス(モーターへ組み込む部 品)はキー溝加工があるため、ワイヤーカット加工を使ったの でちょっと高くなりました(3部品で15,000円)ボスの キー溝はトルクが掛からないから不要ですが、ちょっと格好を 付けてキーを使いました。 こんな具合に取り付ける積りです 4本のビスでドラムを脱着できるようにして、2ヶのドラムを簡単に交換する積りでした。 でも、結局は大きいドラムで200g~500gの焙煎が出来る事が分かって、小さいドラムは不要となってしまった。 実は、上の段階までは2004年8月に終わっていたのですが、焼きムラが少々あるもののまあまあの味が楽しめていたので、左程慌てるわけでもなく、作業が中断していました。 ところが、11月にkick師匠から、「何をモタモタしているかー!焼きムラの原因はAlpenrostのドラム以外にない。そこを改善すれば立派な豆ができるのに…」と、ゲキを飛ばされ、はっ!と目が覚めました。それからは突貫作業で以下の仕事をやりました。 小さい方のドラムから加工を始め、穴をφ3からφ5へ拡大し、アルミの不等辺アングルで攪拌羽根を付けました。 先端には100均で買ったSUS皿に豆投入口をを開け、クリップで仮止め。 架台にセットしたところ 豆を入れて回してみました。 あちゃー、豆がほんの少しですが、飛び出しました。 豆の飛び出しは攪拌羽根の高さが15mmあるからこれ10mm以下(kick師匠の羽根は10mmだそうです)にすれば防げるかなとも思ったけれど、取敢えずのテストには面倒なので、豆飛び出し防止板を仮設しました。 豆の温度を直接測りたくて、熱電対のプローブを豆が集まる場所へセットしたら、テストスプーンの併設と合わせて、こんな変な形になってしまった。 温度計とテストスプーンの保持金具 ようやく、テスト準備完了です。 ●さーて、200gの豆でのテスト結果ですが… 1)以前は185度付近で1ハゼだったものが、215℃で1ハゼとなった。 これは以前のAlpenrost のドラムでは豆が一ヶ所に固まっていたので、そこへ熱電対のプローブをセットすることで、真の豆温度が測れたけれど、パスタポットのドラムでは豆が分散するため、熱電対プローブが常時豆に触れている事が出来ず、ドラムの雰囲気温度を測定してしまうためでした。 2)ドラム径がφ129からφ190へと大きくなったことから、焙煎機の内壁とドラムとの隙間が減少し、熱風のロスが減り熱効率が良くなるかと期待したけれど、逆に以前より火力アップとなった。 (以前は0.8~1.0Kpaだったが、0.9~1.3Kpaとなった) これはパスタポット・ドラムの長さがバーナーより短くなり、バーナーの火口がドラム長さよりはみ出て無駄に燃えている部分ができた所為だとのkick師匠の見解がありました。 3)焼きムラは大幅に改善され、膨らみも格段に向上しました。 大成功です! こんな素晴らしい効果が出るのなら、もっと早くパスタポット・ドラムを作ればよかった・・と反省ですが、kick師匠のゲキがなければ、まだまだ遅くなっていたことでしょうから、師匠には大感謝です。 16.パスタポット・ドラムの最終タイプ(パスタポット大)製作 (2004年12月2日) オリジナルパスタポット中ザルの穴を拡大します。 (φ3.0→φ5.0) この作業は難しくはないけど、根気が要ります。コツコツとドリルで開けて行くのですが、コーヒーかビールを飲みながら鼻歌でも歌って やらなければ単調でやって られません。(のんびりやって数時間掛かった) ●3代ドラムの揃い踏み 17.豆温度測定トライ(2004年12月) Alpenrost のドラムで豆温度が測定出来ていたので、パスタポット・ドラムでも測定出来ないかとテストしました。これまでは豆温度で判断して焙煎作業をやっていたので、豆温度が測れないと不安、と云うのが測りたい理由です。 まずはテストスプーンに熱電対プローブをセットします。 そのテストスプーンを豆が適度に溜まり滑り落ちていく角度 でドラム内へセットします。 ドラム内の雰囲気温度測定用のバイメタル温度計もセット し、両温度計の比較をします。 結果は1ハゼ温度がドラム温度226℃、豆温度199℃とな り、豆温度はかなり実温度に近いと思われたが、まだ高いので 失敗。 次にプローブにアルミの板を取り付けたものをドラムへセットします。 豆は適度にアルミ板の受け皿に溜まり落下して行き、プローブは常に豆に埋もれています。でも、結果は上の方法と同じように1ハゼの温度から想定すると実際より10℃以上高く表示された。 結局は、豆温度の測定は諦めた。(現在はドラム温度と排気温度で作業しています) つづく
https://w.atwiki.jp/houei/
国立芳霙図書情報館前コーヒーハウスへようこそ wiki版歴史書の有効性について 選択肢 投票 良い (164) 普通 (12) 悪い (47) 必要性が無い (41) 中立 (6) - コーヒーハウスとは? 17世紀イギリスで大流行した‘コーヒーハウス’いろいろな人が集まるコーヒーハウスでは 外国事情や商売の話、そして政治や経済のあり方まで話され、重要な‘社交の場’となった。 コーヒーハウスの約束 究想の箱庭inシムシティ道の参加者及び関係者様なら誰でも編集してくださって結構です。というかしてくださいm(_ _)m 新しくページを作ることも許可いたします。同盟の歴史などをまとめたページを作ったり、小説を公開したり。。。 @wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文
https://w.atwiki.jp/hptrade/pages/63.html
コーヒー生産者を訪ねる旅 2013「コーヒー生産者を訪ねる旅」報告集 2012「コーヒー生産者を訪ねる旅」報告集 2011「コーヒー生産者を訪ねる旅」報告集 2010「コーヒー生産者を訪ねる旅」報告集 2008「東ティモールツアー ──コーヒー生産者を訪ねる旅」報告 2007「PARC 自由学校 東ティモール・エクスポージャーツアー」報告