約 1,185,146 件
https://w.atwiki.jp/fs_story/pages/87.html
モノローグ 用意された場所で一晩休んだ後、今の状況を把握するために、クリーム女王のところに行くことにした。 モノローグ だけどその考えは、やっぱりよくなかったようだ。 魔法使い また迷っちゃった……はあ。やっぱり「ハグレル」の契約者ってことなのかな……。 モノローグ しかも周囲はなんの特徴もないスチールジャングルなので、元の場所に戻ることすらできない。私は茫然と立ち尽くし、助けてくれる誰かを待っていた。 カプチーノ あ!魔法使いだ! 魔法使い あなたは昨日の……えっと、カプチーノ? カプチーノ そう!よく覚えてるね! 魔法使い あれ?そちらは―― モノローグ カプチーノの後ろに、見覚えのある妖精がいた。ここに来た時、最初に出会った妖精だ。 ???(*1) ……。 カプチーノ ええ!?エスプレッソも魔法使いのこと知ってるの!? カプチーノ なんで黙ってたの! エスプレッソ 聞かれてない。 カプチーノ ふん。 魔法使い うん……あなたはエスプレッソなのね?こんにちは。 エスプレッソ こんにちは。 カプチーノ 魔法使い、ここで何をしているの? 魔法使い えっと……実はクリーム女王のところに行きたくて……。 カプチーノ え?一緒じゃん! カプチーノ ちょうど謁見にいくところなの。一緒にいこう! 魔法使い 助かった……。 エスプレッソ ……。 モノローグ クリームのいる場所は遠くないが、私がほとんどの道を使えないため、遠回りするしかなかった。 モノローグ でも幸いなことに、カプチーノとエスプレッソは嫌な顔をしないでくれた。そんなわけで、私たちはおしゃべりしながら歩いていた。 魔法使い そうだ、カプチーノは女王になんの用があるの? カプチーノ はあ。 カプチーノ こいつのせいだよ。 魔法使い エスプレッソがどうしたの? カプチーノ 普段からエスプレッソって変わり者だから、「ビッターコーヒー」と関係があるんじゃなんて疑われてさ、あたしまで巻き添えに……。 カプチーノ あたし、小さい頃にちょっとお世話になっただけなのにな。 カプチーノ それで、あたしが女王陛下に危害を加えるかもしれないから、祭りの舞踏会で踊る資格を取り消すって! カプチーノ あたし、舞踏会のために沢山練習してきたのに!もう何もかも台無しだよ! カプチーノ もっと普通にしなよって、いつも言ってるのに!もう! カプチーノ せっかく持ってきたコーヒーもさ、いつも変な機械で濃縮してるし……誰だってそんなの見たらおかしいと思うでしょ! エスプレッソ ……。 カプチーノ もう! カプチーノ 今回は普段持ってるクリームをしっかり女王陛下に見せるんだよ!「ビッターコーヒー」じゃないってちゃんと証明するの! 魔法使い 「ビッターコーヒー」? カプチーノ あ、そうか。魔法使いは知らなかったんだもんね。 カプチーノ 「ビッターコーヒー」はね、最近国内で暗躍している危険分子のことだよ。何を考えているのかわからない、変なやつらが集まってる組織だって。 カプチーノ 魔法使い昨日、会ったでしょ。あの黒ローブを着ている妖精のことだよ。 カプチーノ 黒ローブは、「コーヒーに何も入れたくない」という主張の象徴なんだって。 魔法使い へえ……それで、「ビッターコーヒー」ってどんな組織なの? カプチーノ そうだね……具体的なことは分からないけど、とりあえずは。 カプチーノ クリーム工場を破壊したり、バターを薄めたり、カフェラテをブラックコーヒーにしたり…… カプチーノ この前なんてさ、ある先輩が完璧なカプチーノを作ったのに、結局あいつらがいきなり現れて、こっそりコップに水を入れたりしたの! カプチーノ ミルクとフォームとコーヒーの黄金比を壊すなんて……一体どんな外道がそんなことをするの?ねぇ、魔法使い。 魔法使い あ、う、うん。たしかに怖いね。 カプチーノ うん、魔法使いもわかるでしょ? カプチーノ あいつらはいつも「クリームから妖精たちを救い出す」なんて言ってるけど、訳のわからないことばっかりやっているんだよね。 カプチーノ でも……。 カプチーノ 最近、急にあいつらの動きがおかしくなったの。なんだろう……クリームの破壊にはもう興味がなくて、別のところでこっそりと活動してるらしいよ。 エスプレッソ ……。 魔法使い ? カプチーノ うん、まあ、噂話だけどさ……。 カプチーノ あいつら最近、王国の魔力流に何か仕込んだらしいよ。最近、あちこちで変なことが起きているのも、それのせいだと思う……。 カプチーノ だからみんなピリピリしていると思うの。あたしもさ―― モノローグ その時、突然轟音が響き渡り、カプチーノの言葉を遮った。 モノローグ 大地が揺れ、体がふらつく。 魔法使い うわ!?な、なに!? カプチーノ わ、わかんない!いままでこんなことなかった―― モノローグ カプチーノは空に立ち上る黒い煙に、言葉を詰まらせた。 カプチーノ そんな……あそこは……クリーム工場!?
https://w.atwiki.jp/twinkletimeprecure/pages/152.html
ヤッテラ名鑑 04「コーヒーミルヤッテラレッカー」 体長:4~5メートル 得意技: 厳選された極上の豆バルカン、熱湯噴射 弱点:豆とお湯が切れると手も足も出ない 素材:喫茶店のコーヒーミル 召喚者:ルー 召喚理由:前回の雪辱を晴らすため
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/991.html
冷めたコーヒー 和葉はポロリと涙を一筋こぼした。 目の前には誰もいない椅子と、すっかり冷めたコーヒーの入ったカップが2つ。 ずっと好きだった。いつか自分に自信が持てる時が来たら伝えようと思っていた。 それなのにーーー つい2日前の事、和葉は同じテニス部の部長を務める手塚国光からの連絡を受けた。全国大会が始まる前に、会って話しがしたいと言われたのだ。 3年は引退をしなくてはならない。そのための引き継ぎに関する内容だろうくらいに思い軽く返事をし、約束の場所に約束の10分前に到着した。 何度か部活帰りに部活仲間達と行った事のあるカフェで、店内に入ると一番奥の席に手塚が座っているのを見つけた。 「ごめんなさい、待たせてしまって」 背筋を伸ばして姿勢良く座る手塚に謝罪すると、 「いや、俺が早く着いただけだ。気にする事はない」 と、いつもの少し冷めた口調で返してきた。和葉は向かいの椅子に腰掛け、オーダーを取りに来た店員にブレンドコーヒーを注文すると、手塚に問いかけた。 「それで話しって? 電話じゃ難しい事かしら?」 その質問に手塚はじっと和葉を見つめる。どうしたのか珍しく戸惑っているようにも感じられる。何も言わない手塚に和葉は首をかしげると、バッグの中からノートを取り出した。 「ーーーこれ、テニス部の備品について書き出したんだけど、男女で共同で使うネットやボール、カラーコーンtかは次の部長会議で予算を少し……」 「お待たせしました」 話の途中でコーヒーがきて、和葉は言葉を噤む。 「ごゆっくりどうぞ」 店員が下がると再びノートを広げ、続けようと口を開いた時だった。 「ドイツに行こうと思う」 唐突に言われ、和葉は一瞬言葉の意味を理解出来なかった。が、すぐに思考を回転させ、手塚の目を見る。 「ーーードイツ?」 「全国大会が終わったら行くつもりだ。本格的にプロになるための準備を始める」 「あ……そっか。うん、すごいよ! 卒業前から行くんだね」 どう答えて良いか分からない。しかし心の内は激しく動揺しているのだが、頭がやけに冷静でいつもと口調は変わらないでいた。 「ずっとプロを目指していたものね。頑張って、私、ずっと応援してるから」 そう言って微笑むと、手塚がほんの少し悲しそうに眉を寄せたのが分かった。 「いつ、日本に帰って来るか分からない」 「それじゃあたまに日本の食べ物とか送ってあげるよ。プロになったら食事の管理もちゃんと自分でしないといけないし、世界中あちこち行くからスタミナもつけないとね。あ、でね……」 パラリとノートをめくり、半ば強引に会話を戻す。 「次の部長候補なんだけど、男子は決めた? やっぱりレギュラーの桃か海堂? うちは男子と違って弱いから、一番しっかりしてる子にする予定なんだ。やっぱりテキパキ動けて皆をまとめられる子じゃないとね。で、予算を女子のほうに少し回してもらえるとありがたいんだけど、ストップウォッチもこの間立て続けに壊れたし」 「分かった、竜崎先生に話しておこう」 「ありがとう、助かるわ」 会話を途切れさせると、すぐにでも手塚がドイツへ行ってしまいそうで怖い。行くな。などもちろん言わないし、思わない。いつかこういう時が来ると思ってはいたのだが、いざ本人の口から聞くと寂しい。 「手塚はすごいね。早くから将来のことをしっかり考えて行動しようとしてるんだもん」 「お前はテニスが好きではないのか?」 「好きよ。でも、手塚みたいに上手くないし、プロになりたいなんてとても思わないわ。高等部でもテニス部に入って、大人になっても続けていられたらそれでいい」 「ーーーそうか」 とうとう会話が途切れた。和葉は冷め始めたコーヒーを一口飲んだ。 「俺は、もしかしたらお前が違う言葉を言うのではないかと勝手に思っていた」 「え?」 立ち上がった手塚に合わせるように、視線を動かす。 「全国大会は必ず優勝する」 「あ……うん。応援に行くよ」 「ああ……」 それだけ言うと、手塚はレシートを取って去ってしまった。 しばらく手塚の消えた入り口をぼんやり見つめ、開いていたノートをゆっくりとバッグに仕舞う。 手塚は和葉にどんな言葉を求めていたのだろうか。考えても分からない。 ポロリ…… 涙がこぼれた。 好きだと伝える事も出来ずに、和葉の気持ちは宙に浮いたまま。近くにいてずっと努力し、苦しみ続ける姿を見てきたのに、何ひとつ助ける事は出来なかった。自分ももっと努力しよう。もっとテニスが上手になって、手塚と一緒にいても恥ずかしくないように頑張ろうとしてきたが、和葉がいくら努力を重ねても手塚はどんどん遠く手の届かない場所へと進んでしまう。こんな事では一生かかっても自分に自信を持つ事などできない。 手塚に相応しい女性にはなれないのだと、今日、改めて思い知らされた。 指で濡れた目尻を拭い、和葉は席を立った。 嫌だ。 気付けば和葉は店を飛び出し走り出していた。 このまま手塚と別れてしまうのは嫌だ。手塚が欲しかった言葉が知りたい。自分の思いを知って欲しい。 ひたすら走り、見慣れた後ろ姿を見止めると、スピードをあげた。 「手塚っ!」 手塚は驚いて振り返り、和葉に気付いて足を止める。 無駄の無い動き。たったそれしきの動作にも目を奪われる。和葉は邪念を振り払うように頭を左右に大きく振ると、手塚の目の前で項垂れた。 「ごめんなさい、私、何て言ったらいいか分からなくて……。手塚に悲しい顔をさせて別れたくないし、どう答えるのが手塚にとっての正解か教えて欲しいの。ずっと手塚と肩を並べて歩きたかったけど、私が頑張っても手塚はどんどん先に行ってしまうし、私が努力した程度じゃ全然駄目で……」 今度は心は冷静なのに、頭が動揺している。上手く言葉が出て来ない。 笑う事などない手塚が、ふと表情を緩めた。 「お前は駄目などではない」 その一言に、和葉はみるみる満たされる。 「俺にとっての正解は、自分で考えろ」 「か、考えたけれど分からなかったの」 「それならば分かるまで何度も俺に尋ねるといい。正解が出たらそれと教える」 やっと手塚の目を見る事が出来、和葉はバツが悪そうに言う。 「……一生、正解出来ないかもしれないけど、いいの?」 手塚との関係が断ち切られないのだと気付き、嬉しさがこみ上げてきた。 くるりと背を向けて歩き出した手塚に並んで歩き出す。 「ならば一生かけて正解を探せばいい」 和葉の瞳から、涙は消えていた。 END 2012.04.28 ※あとがき※ 最後までお読み頂き、ありがとうございました。テニプリ手塚部長で、お題は「冷めたコーヒー」でした。 出だしだけ書いてずーーーっと放置プレイしてました。ごめんなさい。本当は別れた所で終わりの予定だったんですけど、不眠で変なテンションだったのでなんか手塚が真田とダブって見える……? この部長’sって似てますよね。中学生とは思えない。おっさんが混ざってるっていうか、テニプリが中学生設定なのが謎です。まあ、12歳の天才少年が日本テニス界を変える! 的なヤ~ツ。なんでしょうけど。新テニプリでは高校生達全員実在のプロでも余裕で負けますよ。化け物です。スーパーサイヤ人です。 ほら、あとがきも変なテンションになってきた。人間寝ないと死ぬんです。テツヤなんて麻雀してればいいんですよ。分からない方ごめんなさい。 お帰りの際は、窓を閉じてくださいv 青春学園トップに戻る
https://w.atwiki.jp/okinawa1994/pages/18.html
マチグヮーのはずれにある糸満食堂の名物メニュー 果てしなく甘~~い。あむゎ~い そのためコーヒーではなくようかんを水に溶かしたものという説が流れた ワカリンらのコールに合わせて光が飲み干すシーンがビデオにおさめられた 糸満食堂は、オバアが一人でやっているような小さなお店
https://w.atwiki.jp/clr1862/pages/11.html
コーヒーと中国 2010年、雲南コーヒー量は4.2万トンに達し、0.4万トンは中国国内消費に3.5万トンは世界各国へ輸出されている。 ヨーロッパ 北アメリカ 日本 韓国ニダ(・∀・) 台湾 80% 10% 4% 4% 2% 最大の取引先 スターバックスとネスカフェ,マックスウェル ○参考文献○ 中国雲南コーヒーのマーケット http //www.cafedeyunnan.com/category/8585561-1.html 中国コーヒーの市場 http //chasechina.jp/cc/article.php?article=6508 歴史 1884年(史料)台湾でコーヒー栽培に成功した 1902年 フランス人宣教師が飲用のためにアラビカ種を植えた 1914年 瑞麗県のジンポー族がコーヒーの試植に成功した。庭園の観賞用目的だったようです 1950年代初頭 潞西や保山エリアに持ち込まれ、政府の後押しもあって急速に広がっていきました 1970年代中期 雲南コーヒーは絶滅の危機に瀕しました 1998年 政府と国連開発計画(UNDP)によってコーヒー栽培が再開され、雲南のコーヒー栽培は多産型の改良品種(カチモール種)を中心に再び賑わってきました 2003年 雲南省は中国でただ一つの優質のコーヒー豆の生産地 中国人の好み(コーヒー)の傾向 戦略コンサルタント、モニター・グループの唐仕徳(タン・シーダー)氏やネスレ中国の開発部責任者は、中国人はコーヒーを飲むには飲むが、漢方薬を思い出させるような苦みの強いコーヒーを好んで味わっているわけではなく、異文化が感じられる“甘い飲み物”を飲んでいるのだと指摘する。 という意味で、甘みのないブラックコーヒーは歓迎されないが、ラテやシェークのようなコーヒー飲料は中国人に好まれる。スターバックスでもストレートコーヒーの販売数は少ない。 巨大の市場を占めるために、中国人の味を合わせて、どんどん快適な店を開きます。その結果によると、いまと過去と違って、米農務省によると、2010年度の中国のコーヒー輸入量は3.45万トンで、2006年度と比較して約1.9倍となりました。中国のコーヒー一杯当たりの平均価格は25元(約300円)程度と言われており、マクドナルドのビッグマックが約11元(約132円)であることを考えると、決して手軽とは言えません。しかし、中国国民の所得水準の向上により、コーヒー市場は若者を中心に拡大傾向にあるのです。 中国のマーケット スターバックスは1999年に北京国際貿易センターに一号店を出店。現在は国内20都市以上で約450を超える店舗を展開している。2015年には、1500店に拡大する計画だ。中華エリア経営トップは「中国コーヒー市場は近い将来スターバックスにとって世界で2番目の市場になる」と話している。 外資系カフェに負けずと、地場系カフェ大手も動き出した。中国政府系コングロマリット・華潤創業の傘下にあるコーヒーチェーン「パシフィック・コーヒー(中国語名:太平洋珈琲)」が国内1000店開設に乗り出している。 華潤創業は2010年6月、香港を中心に事業展開するパシフィック・コーヒーを3億2660万香港ドル(約35億円)で買収。当初は「今後3年間で中国本土に200店開設」を目標に掲げていたが、開店目標を大きく積み増してチェーン店のネットワーク構築を急ぐ構えだ。 イギリスのコスタチェーンは、現在100店舗。ショッピングモールを中心に出店している。台湾の85℃もそれに続く。 外資系や地場系入り乱れての中国のカフェ戦線。最終的に巨大市場を制するのは誰なのか、今から目が離せない。 参考URL: http //www.kankanunnan.com/view.asp?id=506 http //www.goldmansachs.com/japan/gsitm/funds/pdf/yomitoku_46.pdf#search=%27%25E4%25B8%25AD%25E5%259B%25BD%25E3%2581%25A8%25E3%2582%25B3%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2592%25E3%2583%25BC%27 http //www.rakuten.ne.jp/gold/gourmetcoffee/com/info/farm/china1.html
https://w.atwiki.jp/abiotic_factor/pages/529.html
アイテム名 冷たいコーヒーマグ カテゴリ 食べ物と料理 空腹度 - 口渇度 25 疲労度 -20 尿意 10 耐久度 - 重量 0.5 スタック数 4 入手方法 コーヒーマグ レシピ - 分解 空のマグカップ 高濃度のカフェイン飲料。疲労は間違いなく取れるが、それだけだ。 かなりカフェイン効果の影響を受けます。 "誰かが長くほったらかしてしまったみたいだ。" 冷めてしまったコーヒー。コーヒーマグよりは疲労の回復量が少ない。 コーヒーマグ同様、喉の渇きを潤すだけでなく疲労度も回復してくれるが、トイレが近くなりカフェイン効果によって体感温度が高くなってしまう。 飲んだり分解したりすると空のマグカップが手に入る。 入手方法 コーヒーマグを放置して劣化させると、冷たいコーヒーマグに変化する。
https://w.atwiki.jp/gemoso/pages/47.html
コーヒーゼリーの材料である、珈琲豆や寒天が豊富に繁殖している島。 もちろんコーヒ・ゼイリーも頻繁に目撃される。
https://w.atwiki.jp/greatmelon/pages/163.html
孤独のコーヒー(こどく- 生年月日不詳)は、グレートメロン帝国官僚。総務省インフラ課所属。 派閥 廃止 サムネイル 人物像 防災情報提供(Disaster Prevention Information)BOTの開発者。 昔はたまに通話にあがっていたが、最近は忙しいのかあまり見ない。 X https //twitter.com/AMIKU_Developer
https://w.atwiki.jp/puppet-guardian/pages/57.html
画像 完成品 主材料 副材料 備考 雪玉 氷の粉×3 眠り状態を回復 眠り状態の人にぶつけて起こしてあげましょう。自分には使えないので注意。 主材料の氷の粉はVIIの塔で入手可。 画像 完成品 主材料 副材料 備考 コーヒー 茶色の液体×5 眠り状態を予防 聖水のように戦闘前に使っておくと一定時間眠り状態を防ぐことが出来る。 液体の作り方については○○の液体の項を参照のこと。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/556.html
ミルクと青い薔薇(II) 元来、平和民族であるパルミエの民は非力で戦う力を持たない。 いや、非力だからこそ平和民族だと言うべきだろうか。 年長者や特別才能のある者の中には特殊な“力”に目覚める者もいたが、そのほとんどは何ら戦いのためにはならない力だった。 “人化の術”は、そんな力なき力の中でも比較的修得者の多い技だ。 これはその名の通り、我々“人間”を模した姿へと変わる変身能力…。 もっとも姿が変わるだけで戦闘能力が上がるわけではなく、精神集中が切れた瞬間にあっさりと元の姿へ戻ってしまう。 だが小動物と言っていいほどの体長のパルミエの民にとっては人間台の大きさになるだけでも十分なパワーアップと言えるだろう。 しかし、“人化の術”を持つパルミエの民もその力を行使することはめったにない。 理由は単純、“必要ないから”である。 彼らは非力でも誇り高く、強い意志を持った民族だった。 「こりゃミルク! いつまでそんな格好でおるパヤ!」 「だって、この方がはかどるじゃないですか」 復興の進むパルミエ王国の街中。 そう言ってレンガの山を手のひらに乗せて軽々と持ち上げるのは一人、人間の姿になっているミルクだった。 「バカもの! そんな力に頼って楽をして何になると言うのじゃ! 皆で力を合わせて成し遂げるからこそ意義が…」 「はいはい。 そこにいると危ないですよ」 いつも口うるさくて恐いパパイヤ世話役長も、ミルクの足元でキーキー言っているのを見ると可愛らしくさえ思えてくる。 ミルクに踏まれそうになって慌てて逃げ回るパパイヤを見て、ミルクはくすくすと笑みを漏らしていた。 「ミルクっ!」 「あ、そうだ私、水を汲みに行ってきまーす」 「こら、待たんかパヤ!」 聞く耳もなくミルクは駆け出していく。 「まったくミルクは…。 それにしても」 なすすべもなく見送りながらも、パパイヤはその背中を見て、思慮深い様子を見せる。 「いったい、いつの間にあんな力を身につけたのかパヤ…」 ………… パルミエの街から外れた森の湖のほとり。 ミルクが持ってきた水瓶にはいっぱいに水が汲まれ、樹の根元に置かれたままになっている。 そこから少し離れた水際で、ミルクは心地よい笑い声をたてながら踊るようにくるくると回っていた。 それから足を止めて、すっと空に伸ばした右手を見上げる。 「あぁ素敵。 こんなに早く人間になれる力が持てるなんて…」 これならココ様やナッツ様の傍にいても、チビで無力なお世話役じゃない。 お店の手伝いだって、お掃除だって、食事のお世話だって、何だって出来る。 あの5人の“伝説の戦士”たちのように…。 ミルクはしゃがみ込んで湖を覗き込んだ。 ゆれる水面に今の自分の顔が映る。 人間になった自分の顔を見たのはその時が初めてだった。 あどけないながらも凛とした顔立ち。 ウェーブのかかった髪は肩の下で切り揃えられ、前髪は結い上げられてピンクのリボンで結んである。 いつも屈託のない笑顔でミルクに笑いかけていた、“あの娘”の顔が重なって見えた。 「ほらご覧なさい。 やっぱり私の方が美人じゃない」 根拠のない判断基準で、そう得意げに宣言して立ち上がる。 それから今の自分の姿をしげしげと見回してみた。 「人間…か」 着ているのは大きな青い薔薇の模様の入ったワンピース。 それに素足に履いた赤い靴。 かかとから靴を外して、裸足で緑の上に立ってみる。 そして…ワンピースの襟元に手をかけ、肩へと滑らせた。 足元に、ワンピースが音もなく落ちる。 素裸の今のミルクが、そこに立っていた。 元々ほどではないけれど色白できめ細やかな肌。 細身でまだ未成熟な身体つき。 両胸のふくらみも蕾のように小さくはかない。 そのまま水際から湖の中へと足を踏み入れ、身体を水に浸す。 大きく息を吸い込むと、ミルクは頭から水中へと潜った。 澄んだ暖かな水の中を、息の続く限りお魚のように泳いで、水面に浮かび上がる。 「ぷはっ」 それから水面に仰向けに浮かび、ぼんやりと漂っていた。 (空が青い…) 今ココ様たちがいる世界も、この世界も、空の色だけは変わらない。 (あの夢…。 何だったのかな…?) ミルクが急に変身出来るようになったのは、あの時、花から溢れた青い光を浴びたからだという事は何となく分かった。 ミルクが育てた、不思議な青い薔薇の花…。 そしてその時に見た夢。 広大な庭園。 どこまでも続く赤い薔薇。 髪の長い女の人。 あの夢も、この力と何か関係があるのだろうか…? 白昼夢とは思えないほど、夢で見た光景は今でもはっきりと脳裏に思い浮かべることが出来る。 その時、ミルクは気が付いた。 ミルクに微笑みかける女の人の傍らに、一輪だけ違う色の薔薇が咲いていた事を。 まるで奇跡のように咲いた、その薔薇の色は…。 (…青い薔薇!) ミルクが目を見開いた。 その時。 遠くで小さく爆発音が聞こえ、振動が水面を揺らした。 「きゃっ!? …なに?」 森を超えた向こうから、煙が立ちのぼっている。 そこにあるのは…、パルミエの街。 「たいへんっ!」 慌ててミルクは岸まで泳ぎ着くと、脱ぎ捨てた服と靴を拾い上げて煙の立つ方へと走り出した。 ………… パルミエの街は恐慌状態に陥っていた。 街中の数箇所から白煙が上がり、皆は正しくクモの子を散らすように逃げ惑っている。 街に帰り着いたミルクは、そんな様子を呆然と見渡していた。 「いったい、何が起こったの…?」 「ミルクっ!」 呼ばれて足元を見下ろすと、息を切らせたパパイヤ世話役長がいた。 「何をしておるんじゃ。 早く逃げるパヤ!」 「逃げるって、いったい…」 その時、ミルクの額の内側に電流のような予感が走った。 初めて感じるそれが、脅威の来訪を告げるアラームだと本能的に理解する。 「なんか出たわっ!」 気配のする方に目を向ける。 立ち上る煙の向こうから姿を現したのは…奇妙な姿の女の人だった。 奇抜なグリーンのスーツにタイトスカート。 ショートカットの髪に何本も付けた長いエクステンションが、クラゲの足のようにゆらゆらと揺れている。 顔立ちはどちらかと言えば美人な方だったが、残忍な光をたたえた目と冷笑を浮かべた口元がそれを台無しにしていた。 胸元にワンピースを抱えて立つミルクを見て、その女が不審そうな表情を浮かべる。 「ん…? 何だお前は。 人間か? なぜパルミエ王国にいる?」 「あなたこそ、いったい誰なの!?」 「フッ…。 私か…?」 わざとらしい手つきで、顔にかかるエクステンションを払って高らかに答える。 「エターナル・情報収集分析班幹部、“クラケーヌ”」 その名を聞いて、ミルクの顔が驚愕と恐怖でゆがんだ。 「…“エターナル”!」 ミルクと青い薔薇(III)へ続く