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ミズシ(みずし) カッパの別名。 石川県での呼称。
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【名前】ミズシロ火澄 【出典】スパイラル~推理の絆~ 【種族】人間 【性別】男 【口調】一人称: 二人称・三人称: 【性格】 【能力】 【備考】 以下、新漫画バトルロワイアルにおけるネタバレを含む 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 ミズシロ火澄の本ロワにおける動向 初登場話 死亡話 --- 登場話数 スタンス 現在状況
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ミズシネマをお気に入りに追加 情報1課 <ミズシネマ> #bf 外部リンク課 <ミズシネマ> ウィキペディア(Wikipedia) - ミズシネマ Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <ミズシネマ> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <ミズシネマ> #blogsearch2 成分解析課 <ミズシネマ> ミズシネマの69%は知識で出来ています。ミズシネマの22%は記憶で出来ています。ミズシネマの8%は株で出来ています。ミズシネマの1%は不思議で出来ています。 報道課 <ミズシネマ> gnewプラグインエラー「ミズシネマ」は見つからないか、接続エラーです。 情報3課 <ミズシネマ> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ ミズシネマ このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ミズシネマをお気に入りに追加 ミズシネマのリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット ミズシネマのキャッシュ 使い方 サイト名 URL ミズシネマの報道 gnewプラグインエラー「ミズシネマ」は見つからないか、接続エラーです。 ミズシネマとは ミズシネマの69%は知識で出来ています。ミズシネマの22%は記憶で出来ています。ミズシネマの8%は株で出来ています。ミズシネマの1%は不思議で出来ています。 ミズシネマ@ウィキペディア ミズシネマ 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ ミズシネマ このページについて このページはミズシネマのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるミズシネマに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ヨシミズショウニン(吉水上人) ホウネンの別名。
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メンバーさんのHNとカード及びアバター 影狼 るべどけるべるすさん 玲王さん とうふさん うるふさん なくりさん Kayaさん デミさん ポッキーさん むにおさん クラッチさん Sueさん ハチローさん hideさん レッドさん リンジーさん なりすけさん けんすろーさん 前向きさん ばろんさん ざりがにさん ミズシさん うぇすぽんさん ジャム爺さん しなりお屋さん ベルツさん 淳子さん メダさん リョウさん ルシオさん タケさん ロンさん アッシュさん 最終更新日時 2009年07月27日 (月) 03時50分01秒
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ミス~ 【ミア~】【ミカ~】【ミサ~】【ミタ~】【ミナ~】【ミハ~】【ミマ~】【ミヤ~】【ミラ~】【ミワ~】 【ミサ~】【ミシ~】【ミス~】【ミセ~】【ミソ~】 ミズヴィトニル ミスウニシキン ミズカミ ミズガルズ ミズガルズオルム ミズギタリ ミスキトアハウ ミスキトモミミタケヒコ ミズクイドリ ミズクメ ミズクン ミズゴイジゾウ ミズコイユウレイ ミズコジゾウ ミスコルブリンディ ミズササラヒコ ミズササラヒメ ミズシ ミスターアーサー ミスターサンドマン ミスタードッブ ミズチ ミステール ミステリアスタートル ミステリークラウド ミステリーゴート ミスト ミスト(2) ミストカーフ ミストレスヴェヌス ミストレスフェアリー ミズナシ ミスニ ミズノウ ミズノエ ミズノエウラシマコ ミズノエノウラシマコ ミズノエノウラシマノコ ミズノオテイ ミズノオノミカド ミズノカミ ミズノタダモト ミズノト ミズノホマワカノミコ ミズハノイラツメ ミズハノメ ミズハメ ミスパル ミズハワケ ミズヒキイナリ ミスペレテ ミズホノイオヨリヒメ ミズホノイホヨリヒメ ミズホノマワカノミコ ミズマキ ミズマノキミ ミズミノスクネ ミスメ ミスメー ミスラ ミスラアフラー ミスラン ミスランディア ミスリーナー ミスレルラス ミズワカス ミズワケ
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河童たちは各地にその分布が見られる。 カッパ 岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、新潟県、長野県、静岡県 カワランベ 長野県、静岡県、愛知県 カワコゾウ 長野県、静岡県 ガタロ 大阪府、和歌山県、奈良県 カワコ 島根県、鳥取県 ガッパ 福岡県、熊本県、大分県 ガッコ 福岡県 ガワッパ 佐賀県、長崎県 ガラッパ 熊本県、鹿児島県 ドチ 岐阜県、愛知県 ヘヂゴロ 鹿児島県 ゴンゴ 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 カワソ 新潟県 カワエロ 岐阜県 エンコウ 広島県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県 シバテン 高知県 セコ 大分県、宮崎県 スイコ 長崎県、青森県 フンゴロボウシ 和歌山県 ホグラ 熊本県 ヒョウズボ 福岡県、熊本県、大分県、宮崎県 ヒョウスベ 福岡県、熊本県、大分県、宮崎県 メドチ 北海道、青森県 メトチ 青森県 ミズシ 石川県、滋賀県 ミズシン 新潟県、鹿児島県 ミズチ 鹿児島県 ケンムン 鹿児島県 ミンツチ 北海道ではミンツチカムイと呼ばれる。これは「みずち」(水霊)という言葉に由来している。 キジムナー 沖縄に広く語られるキジムナーは木の精の妖怪(マジムン)だが、性質は河童たちにも非常に近い。 キジムナーたちは鍋のフタ、タコ、オナラなどが嫌いだと言われている。タコと喧嘩をして負け、脚で振り回された事がタコを嫌っている原因だとされる。 入場口
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戦闘用の攻略メモです。攻略サイトがないようなので書いておきます。 言霊全集 空…ウツミ、イナヅマ、ウツロイ、サクイカヅチ 風…チカゼ、ハヤテ、シナトベ、ナルイカヅチ 火…ホタル、シラヌイ、カグツチ、ホノイカヅチ 水…ミズシ、ヒサメ、ミズハメ、ワクイカヅチ 埴…ハニフミ、ナイフル、ハニヤス、ツチイカヅチ 諱 ミカボシ=アマエノミチ ニシキ=シムミチ トミヒコ=イソラミチ サタ=イヅナミチ ナムチ=ハルナミチ 合せ言霊=アメノウキハシ 対神=フルへ 対アマテル=マホロハ モリの能力 ▽〜ノイン 敵の動きを2ターンの間、止める。 ▽ハライタマイ 守護手の体力を少し使って、神鳴手の体力を回復する。 ▽タミメ 強制的にアルマを閉じる。(敵の体力が多いと失敗する事もある) 属性の順番 埴←空←風←火←水 アイテムの属性 天蝿斫剣:空属性のアイテム 天羽羽矢:火属性のアイテム 潮満玉・潮乾玉:水属性のアイテム 天児:地(埴)属性のアイテム 天真名井:風属性のアイテム -- (名無しさん) 2010-09-26 18 08 18
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あれは何だと、男は問う。 工場からたなびく排気で汚れた、夜の豪雨を受けながら、男は胸中で繰り返す。 ざあざあと響く雨音も、服と身にまとわりつく不快感も、彼の疑問をかき消すには、それですらも不足だった。 男はマスターの一人だった。 神話のサーヴァントを与えられ、聖杯という奇跡の器を、奪い合う争いに乗った参加者だった。 悪くないステータスではあったものの、飛び抜けてもいない手駒に対して、彼が最初に取ったのは、魂喰いという手段だった。 人の魂を取り込ませ、サーヴァントの魔力とすることにより、発揮できる力を増幅させる。 少数ではさしたる効果は得られずとも、繰り返し魂を食わせ続ければ、やがては大きな力に変わるはずだ。 そう考えた男とサーヴァントは、慎重に、足跡を残さないように、昭和の町の人々を、少しずつ犠牲にしていった。 しかし彼は不運にも、その存在に出会ってしまった。 運悪く手はずを誤って、雑な仕事に甘んじた日に、たまたま他のマスターに、存在を気取られてしまったのだ。 マスターの顔を見てはいない。されどその者が引き連れているであろう、サーヴァントならばそこにいる。 少し高いビルの上で、雲の向こうの朧月を背負い、冷たい目でこちらを見下ろしている。 あれは一体何だというのだ。 魂喰いで強化されたはずの、自身のサーヴァントであっても、あれの前ではゴミ屑だ。 奴は先制攻撃に出たこちらの手駒を、顔色一つ変えることなく、滅多打ちにしてのけたのだ。 これは勝てないと判断し、諸共に撤退することを選んでも、こうして追いつかれてしまっている。 行き止まりという五文字が、頭の中に何度も浮かび、これ以上は逃げられないのだと、生きることを諦めかけてる。 あれは何だ。 あのサーヴァントは何者だ。 駄目だ、いけない。考えてはいけない。 あの月を背負うサーヴァントの、その名を思い出してはいけない。 どこからともなく聞こえてきた、敵マスターの攻撃命令――それと同時に発せられた、あの真名のことを考えてはいけない。 思えばあそこからおかしくなった。 もともと纏っていた刺すような殺気が、奴の名前を耳にした瞬間、何倍にも膨れ上がったように感じた。 その名の重みと言うべきだろうか。その言霊に押し潰されて、己のサーヴァントですらも、満足に戦えなくなったのだ。 ああ駄目だ、深読みするんじゃない。これ以上考えてはいけない。 奴の名前を思い出すほど、生が一歩ずつ遠のいていく。 奴の名前を思い返すほど、死が足に纏わりついてくる。 あれは死だ。死の化身だ。 恐怖によって身を縛り、十三階段へと引きずっていく、鎌持つ死神そのものだ。 何とかしなければ。でなければ死ぬ。 痛みと恐怖に震えながら、前衛に立っているサーヴァントと、諸共にあの世へ突き落とされる。 あの男が。 あの存在が。 己の首に縄をかけ、存在しない十四段目を、踏み外させようとするあの名前が―― 「――殺ったれ、■■■■■■」 モノクロは死の色。 月は死の星。 熱持つ太陽の対極に座し、冷たく光る天の月は、亡者を招く死出の門。 額に三日月を輝かせ、朧を背負いし白き者、天より降りてその命を断つ。 「……わぁあああああああっ!」 ◆ 悲しみを招くもの全てを、悪と断じるというのなら。 秩序を乱し恐怖をもたらす、彼の生き様と在り方は、なるほど確かに悪なのだろう。 ミズシロ火澄は、己が呼び寄せたサーヴァントを、そのような存在だと解釈していた。 (アヴェンジャー、か) 我ながら呆れるほどの悪運だと、火澄は内心で自虐する。 曰く、通常サーヴァントというのは、合計7種類の中から、自動的に割り当てられるものなのだそうだ。 しかしながら、火澄には、その前提が通用しなかった。 彼の目の前に現れたのは、騎士でも暗殺者でも魔術師でもない、復讐者などという肩書きの持ち主だった。 世に仇なす者、秩序を乱す者。 何かしらの不平を世界に叫び、己の有り様を認められないと、叫び抗い続けた者。 旧人類を駆逐するため、この世に降誕した悪魔の血筋には、ある意味でお似合いかもしれない。 「因果なもんやな」 「気に入らなかったか?」 独りごちる火澄へ、アヴェンジャーが問う。 用意された彼の自室で、静かに佇むサーヴァントは、全身白ずくめの少年だった。 細身の体躯だが、体にフィットしたスーツの下からは、くっきりと筋肉のラインが浮かび上がっている。 黒い前髪の下から覗くのは、海のように深く、そして、氷の怜悧さを宿した瞳だった。 「ま、それは死ぬ前のあんたが、何を考えとったかにもよるわな」 軽く笑みを浮かべながら、火澄が椅子に背を預ける。 身を反らしたミズシロ火澄の笑顔は、悪魔のそれとは思えないほど、屈託のない穏やかなものだ。 「結局何がしたかったん? 息を吹き返しかけた荒れ野の世界で、もう一度死を蒸し返したあんたは」 火澄は彼を知っていた。 アヴェンジャーの在り方を、ある程度その口かた伝えられてきた。 そしてそれ以上に細かな部分を、夢の中で見せられてきた。 魔力パスによる記憶混線――ミズシロ火澄が見てきたものは、恐るべき死神の記憶だ。 元いた時代において、彼は、死と恐怖の象徴だった。 高度に技術が発展し、意思を持ったロボット達が、群れなし王国を築いた世界。 ナノハザードがもたらした崩壊を、癒やしをもたらす女神の力で、何とか立て直した世界。 しかし、そこにアヴェンジャーは現れた。 抵抗するロボット達を殺し尽くし、女神の前に歩み寄り、恐るべき呪いをかけて立ち去ったのだ。 皆が死を忘れたら、自分は再び現れて、皆を殺しにかかる――と。 「……全て、知ったんだな」 「全部は知らへんて。せやったらこないなこと、わざわざ聞かんでもええやんか」 「………」 未だ謎に満ちたビジョンには、まだ隠された真実が眠っている。 なればこそ火澄が知りたいのは、そういう秘された部分なのだと。 そう言われたアヴェンジャーは、しばし沈黙すると、ややあってベッドの上に腰掛けた。 長い話になるかもしれない。そんな言葉にならない声が、彼の視線から聞こえた気がした。 「命は、ただ与えられただけでは、生きていくことはできないらしい」 ややあって、アヴェンジャーは口を開く。 低く、しかしよく通ることで、自身の道筋を物語る。 幸福に生きられるはずだった世界に、再び恐怖をもたらした、忌むべき死神の神話を。 「世界は救われたと、君はそう言ったな」 「事実、良くはなったはずやろ? 理不尽に命を脅かす病は、さっぱりと消え去ったんやから」 「全て消え去ったわけではないんだ。たとえ良くなったとしても、それは最善には、程遠かった」 アヴェンジャーは真実を語る。 火澄の知り得なかった事実を語る。 滅びた世界を救うために、荒野に降り立った女神は、心に病を抱えていた。 一度その身に死を味わい、死に恐怖した彼女の行いは、結局はそこから逃避するために、死を消していただけに過ぎなかったのだ。 救済など建前に過ぎない。なればこそ、死が恐怖を揺り起こすのなら、彼女は平気で切り捨てる。 救いきれない末期の命を、かつての己を思わせる命を、彼女は容赦なく見放した。 無差別に死が蔓延る世紀末は、理想など取り戻したはずもなく、女神の機嫌が生死を分かつ、暗黒郷へと変わっただけだったのだ。 「求めたのは死そのものやなく、死から目を逸らさへんっちゅうことか」 「彼女は……彼女の国の人々は、皆ただ生きているだけだった。死者を哀れむ心も、こう生き抜きたいという心も、どこにもありはしなかったんだ」 そういう意味では、己は確かに、死という概念そのものを、彼らに求めたのかもしれない。 死というタイムリミットがなければ、ロボット達は漫然と、変わらぬ怠惰の中に囚われ続ける。 死という恐怖を理解しなければ、その恐怖に苛まれる者に、同情も慈しみも抱かなくなる。 なればこそアヴェンジャーは、死神として、彼らを脅かさなければならなかった。 生と死が不可分であるならば、絶対の生たる女神の影には、絶対の死が必要だったのだ。 それは彼らよりも遥か昔に、絶対の存在となった者――決して死ぬことを許されない、不死の牢獄に囚われた、アヴェンジャーにしか為せないことだった。 「見捨てられた者の無念を晴らす……か」 故に、彼は復讐者なのだ。 冷たい光を放ちながらも、悪意や害意は感じられない、この静かな男には、似つかわしくないと思っていた。 しかし、社会から弾かれた者の、痛みと悲しみを一身に背負い、義憤と共に立ち上がった彼は、紛れもなく復讐の執行者だったのだ。 火澄はそのように理解した。 「君にとって、この答えが、満足に値するものなのかは、僕には分からないけれど」 サーヴァントはそう締めくくる。 彼が自らをそう語っても、これこそがミズシロ火澄の求めた、アヴェンジャーの真実だ。 人々の幸福を叶えるために、反逆者の汚名を自ら被って、彼は死神と成り果てたのだ。 自らが尊いと思ったもの、こう在りたいと願ったものを、永遠にその外側から、傍観し続ける罪を背負ったのだ。 「……神は与え、神は奪う」 ややあって、火澄はぽつりと呟く。 一瞬口を噤んだうちに、胸に浮かんできた言葉を、そのまま声にして口に出す。 「アヴェンジャーは知っとるか?」 「いや。本当を言うと、神がどういうものなのかも、僕は詳しくは知らない」 「せやろな」 ロボットは神の存在を知らない。 人から教えられることがなければ、教えようという考えを持たなければ、彼らは宗教を理解しない。 偏見かもしれないが、そうであるなら、救いを忘れた荒野の世界で、彼が聖書など学ぶはずもなかった。 「ちゃっちい喩え話やと、飴と鞭なんて言い方もあってな。 人が良き人たらんとするには、褒めて与えるだけやのうて、叱って罰する必要もあるっちゅうこっちゃ」 神の存在は二律背反。 時には善行の見返りを与える、豊穣の権化となることもある。 しかし時には、悪行を裁く、祟り神となることもある。 善人が報われるだけの世界なら、たとえ善行を怠っても、あるいは悪行に走ったとしても、その実損失を受けることはない。 なればこそ、何も奪われないのなら、何をしても構わないはずだと、無軌道に悪を為す者も現れるのだ。 「あんたは世を乱したかもしれん。せやけどそれは、あってはならない、歪で狂った世の中や。 それを憂い、正そうとした心は……多分、間違ってはおらんかったと思う」 我欲にまみれた悪意だけで、彼が戦ったわけではないのなら。 誰もがそうあるべきと理解して、然るべきはずの在り方に、世を戻そうとしたのなら。 彼の復讐は、不正ではあっても、悪行と呼ぶべきではないはずだ。 彼は死神であり祟り神であっても、悪魔と呼ぶべきではないはずなのだ。 であるなら、そんなアヴェンジャーとなら、肩を並べて戦える。 自分はその答えに満足した――それが火澄の答えだった。 「……それでも君は、抗うんだな」 そして今度は、アヴェンジャーが、マスターに問いかける側だった。 死をもたらす祟り神の存在を、必要なものだと認めながらも、自らは死を認めないのかと。 そう問われたミズシロ火澄は、静かに微笑んでいた顔つきを、一瞬、ぴくりと引きつらせた。 「君はいずれ、多くを巻き込み、滅びを迎える命だと言った。 その運命を覆すため、犠牲を強いるのが聖杯戦争……それを理解しながらも、君は、抗い戦うんだな」 意志を問うているのだ、この男は。 中途半端な殺戮には、自分は決して加担しない。 他者の願いと命とを、その手で踏みにじるというのなら、相応の覚悟を見せてみろ。 この、誰よりも命を尊んだ、心優しい死神は、それ故にミズシロ火澄の殺意に、誠意と決意を求めているのだ。 遂に一人のマスターの命を、その意志その命によって葬らせた、目の前の殺人者に対して。 「……神が命を奪ったんは、神だけが法の時代だったからや。人の裁き以上の死が、今の世の中に要ると思うか?」 この文明社会で生きたお前に、分からないはずもないだろう。 表情を引き締めたミズシロ火澄は、アヴェンジャーに問いかける。 「俺はな、アヴェンジャー。何も俺一人だけが、助かりたいと思てるわけやない。 俺の運命が覆るなら、それがその運命に巻き込まれた、大勢の死なんでもええ命も、諸共に救われることを知っとる」 ミズシロ火澄は本物の悪魔だ。 旧人類を駆逐して、より優れた能力を授かった、ブレード・チルドレンだけが繁栄を築く。 そうした筋書きを達成するため、魔王によって産み落とされた、滅びと支配の導き手だった。 そしてその存在は同時に、人の敵を討ち滅ぼす神が、最後のとどめの引き金とすべく、盤上に仕立てあげた駒でもある。 野望に巻き込まれた悪魔の子供が、真っ当に人として生きていく。 死によって終局を招く火澄の、その死をなかったことにするには、彼らを巻き込む運命そのものを、全て破壊するしかないのだ。 「一度は手を伸ばそうとしても、その手は届かへんと言われ、諦めるしかなかった未来や。それをまた諦めきれるほど、俺は人間できてへん」 世界を救うには時間がない。 真っ当な手段で道を拓くには、火澄の授かった命には、あまりにも問題が多すぎた。 それでも手を伸ばせば、その先には、一時の間に全てをなしうる、常理を超えた奇跡がある。 サタニスト達に崇められながら、それでも人でしかない火澄には、成し遂げられない偉業ですらも、達成できる力がある。 であれば、犠牲を求める器だからといって、そこに手を伸ばさないというのは、かえってブレード・チルドレンへの裏切りになるはずだ。 それは自分と同じ人として生まれた、あの根暗な神の弟とやらよりも、縋るに足るものであることは間違いない。 一度は目指したその道を、再び歩むことに対して、ミズシロ火澄に迷いはなかった。 それを諦めるしかないことに、葛藤と絶望を感じていたのなら、なおさらそうせずにはいられなかった。 「死の神よ。断罪者『キャシャーン』よ。お前は死の運命を乱す俺を、罪人として罰するか?」 故に、火澄はサーヴァントに問う。 自分は間違っているかと。 己の決意は、お前の眼鏡に、かなうものであってくれているかと。 キャシャーン――復讐者の肩書きの奥に隠れた、彼の真名を口にして。 彼は己の使い魔にでなく、死神として生きた英霊の、その生き様に答えを求めた。 「……間違っていないと言ったのは、君だ」 それがキャシャーンの答えだった。 過ちであり、罪であっても、それを背負うと心に決めた、アヴェンジャーの在り方を、悪意ではないと認めたのは火澄だ。 なればこそ、認められたキャシャーンに、彼を拒絶することなど、できるはずもなかったのだ。 「サンキューな」 少し緩んだ顔をして、ふうっと息をつきながら。 胸を撫で下ろしたといった様子で、火澄は感謝の言葉を述べた。 正直、本気で殺されるかもしれないと、心のどこかでは思っていたのだ。 悪魔級に往生際が悪い、ミズシロ火澄の豪運と言えど、本物の奇跡を前にしては、通用するとは限らない。 それほどまでに、キャシャーンという男は、強く、恐ろしい男だった。 だとしても、彼の素顔を知った意味では、不思議と彼に対する恐怖も、薄れていったようには感じた。 「……死の実感が欲しくても、決して理解を許されへん牢獄か」 だからこそ、見えてきたことがある。 この不死身の超人を前にして、認めてはならないと思いながらも、湧き上がってしまう感情がある。 「それでもやっぱ、妬いてまうな」 死に脅かされることのない、完成された純白の命。 それは狂った遺伝子の内に、自滅のプログラムを仕組まれた火澄が、望んでやまなかったものだ。 世界を救えるというのなら、それでようやく等価になると、それほどに呪った宿命だった。 だからこそ。 口では二の次のように言いながらも、どうしても思ってしまう。 同じように生きられたなら、どれほどよかったことだろうと。 刻一刻と迫り来る、全く長くない寿命に怯えず、生きていくことができたなら、どれほど素晴らしいことだろうと。 それがキャシャーンの在り方を、心底から侮辱する考えだと知りながらも、火澄は、思わずにはいられなかった。 張り詰めた緊張を解いて、きょとんとした顔をする英霊に対し、火澄は苦笑混じりに言った。 【クラス】アヴェンジャー 【真名】キャシャーン 【出典】キャシャーン Sins 【性別】男性型ロボット 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】 筋力:A 耐久:C+ 敏捷:A 魔力:E 幸運:E 宝具:B 【クラススキル】 復讐者:C あらゆる調停者(ルーラー)の天敵であり、痛みこそがその怒りの薪となる。 被攻撃時に魔力を増加させる。 忘却補正:- 正ある英雄に対して与える“効果的な打撃”のダメージを加算する……のだが、キャシャーンはこのスキルを有していない。 その名が消えることはあり得ない。死を司る神の名が、世界から忘れられた時、秩序を失った死は、再び世界を脅かすだろう。 自己回復:EX この世から怒りと恨みが潰える事がない限り、憤怒と怨念の体現である復讐者の存在価値が埋もれる事はない。 自動的にダメージが回復される。後述した宝具により、そのランクは規格外の領域まで跳ね上がっている。 【保有スキル】 戦闘続行:A+ 基本的に死ねない。他のサーヴァントなら瀕死の傷でも、戦闘を可能とする。 不死殺し:B 死と再生を司る、太陽を堕としたことに基づく逸話。 アンデッドや不死者などに対して、与えるダメージがアップする。 直感:C 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。 敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。 【宝具】 『月という名の太陽を殺した男(カース・オブ・ルナ)』 ランク:C 種別:対人宝具(自身) レンジ:- 最大補足:- 女神を殺した罪の証。 永劫に死ぬこともない代わりに、真に生きるということも実感できない生の牢獄。 どれほどの傷を負ったとしても、それに比例した苦痛を伴い、瞬時に再生する自己修復能力である。 キャシャーン自身の意志でも、マスターが令呪を使ったとしても、オンオフを切り替えることはできない。 このサーヴァントを殺すには、亜空間にでも追放するか、分子レベルまで完全消滅させるかしかない。 仮に前者を行ったとしても、マスターに令呪がある限りは、 強制転移によって帰還させることができるため、基本的には後者以外の攻撃は意味をなさない。 ただし肉体の再生には、当然マスターの魔力消費が伴う。 復讐者スキルによる回復も、度が過ぎれば追いつかなるなるので、過信は禁物。 規格外の再生能力を誇るが、科学技術に由来する宝具であるため、神秘性はさほど高くない。 『最悪の存在(テラー・オブ・デス)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~40 最大補足:100人 自らが背負った血の罪科。 世界の恐れと憎しみを背負った、最悪の死神の称号。 このサーヴァントの真名は、彼が生きた世界において、極めて特殊な意味を持つ。 「キャシャーン」の名はそれを聞く者に、死の恐怖を想起させ、身と心を縛り萎縮させる。 キャシャーンと相対し、その真名を聞いた相手は、恐怖により大きく精神を揺さぶられる。 その上、一度刻まれた恐怖心は、容易く拭い去れるものではない。 戦闘終了後も、その恐怖はトラウマとなって残留し、再び顔を合わせることがあれば、即座に効力が蘇る。 この宝具の効果を抹消するには、Aランク級の解呪の魔術を使うか、あるいはマスターを倒しキャシャーンを脱落させるしかない。 同ランク以上の精神耐性系スキルがあれば、効果を軽減させることは可能。 また、死神としてのキャシャーンの逸話が具現化したものであるため、彼の人となりを理解したものに対しては、効果が激減する。 【weapon】 腰部にはブースターが搭載されており、瞬間的な加速が可能。 【人物背景】 月という名の太陽を殺し、世界を滅びへと導いた男。 取り返しのつかない罪を贖うため、尊い命を守るために、死神の忌み名を背負った男。 選ばれなかった弱者を救いながらも、選ばれた強者の秩序を破壊したために、反英霊の十字架を科せられた男である。 再び昇った太陽は、世界に蔓延した死を消し去るため、再生の力を振るい始めた。 しかし死への恐怖を芽生えさせた彼女は、次第に癒やす相手を選り好みし、死へと大きく近づいた者を、遠ざけ切り捨てるようになった。 怒れる男は悲しみを胸に、選ばれなかった命を背負い、再び太陽の王国に現れる。 襲い来る敵を皆殺しにし、玉座へとたどり着いた男は、再び太陽に呪いをかける。 いたずらに命を奪うことは許さない。人々が再び死を忘れ、傲慢に振る舞うようになれば、何度でもこの地へ舞い戻り、同じ死と滅びをもたらす――と。 本質的には、限りある命の儚さと、命を全うしようとする姿勢の尊さを知った、優しく思いやりのある人物である。 その優しさ故に、彼は命を脅かす者、粗末に扱うことを許さず、冷酷な死神にもなり得るのである。 死ねない呪いをかけられた彼が、いついかなるタイミングで死んだのかは不明だが、 満足に死ぬことが出来ない彼にとって、限りあるが故の「生の実感」は、何よりも羨むべきものであったという。 【聖杯にかける願い】 ??? 【運用】 自らの真名が知れ渡ることが、有利になることに近づくという、極めて特異なサーヴァント。 高い戦闘能力に、恐怖による相手の萎縮が重なれば、極めて戦闘を有利に運ぶことができるだろう。 ただし、過度な再生能力の乱用は、即座にマスターの首を締め、魔力切れへ一直線に転がり落ちることへと繋がる。 徒手空拳以外の攻撃手段を一切持たず、戦術自体はかなり限られてくることにも注意したい。 【マスター】 ミズシロ火澄@スパイラル~推理の絆~ 【マスターとしての願い】 神と悪魔の運命に打ち勝つ 【weapon】 なし 【能力・技能】 天才 万能の天才。あらゆる分野において、並外れた才能を有している。 スポーツをやれば全国クラスの猛者とも渡り合い、学問を修めれば高校生にして、専門家も舌を巻く論文を披露するほど。 その出自から、遺伝子工学分野に強い関心を持っており、13歳で一度大学に進学し、研究を行っている。 悪魔の豪運 呪いじみた悪運の強さ。 決められた役割を演じきるまでの間、火澄は基本的に死ぬことができなかった。 何者に襲われても幸運が彼を救い、自ら命を絶とうとしても運命が彼の邪魔をする。 ……ただし、運で全てを切り抜けられるのは、あくまでも人の世の話。 人を超えた力を持たない火澄にとって、超人同士の戦いは、運だけでどうこうできるものではないだろう。 クローン人間 火澄はミズシロ・ヤイバの本当の弟ではない。 彼の体は、ヤイバの遺伝子情報から生み出されたクローン人間である。 ……しかし、不完全な技術で生まれた体には、致命的な欠陥が存在する。 本聖杯戦争で表層化することはないが、彼の体は成人する以前に、劣化による死を迎えると言われている。 【人物背景】 かつて政財界を陰日向に操り、世界を己が血脈で満たそうとした「悪魔」ミズシロ・ヤイバ。 彼の歳の離れた弟として、世界に姿を現したのが火澄であり、同時にヤイバの志を引き継ぐため、彼の血と才を受け継いだクローンでもある。 しかし火澄は、現行人類の世界を滅ぼすことを良しとせず、ヤイバの構築したプログラムを破壊する術を探していた。 だがその過程で、自らの寿命による限界を知った彼は、絶望し逃避の道を選ぶようになる。 先に生まれたオリジナルと、自身との能力差を見せつけられず、健全に育てられたため、性格は至って朗らか。 しかしその仮面の下では、抗えない死の運命に対する恐怖と、それを分かち合えない孤独に震え続けていた。 そんな火澄を殺すために、火澄と同じ条件で生を受けた、「神」の弟・鳴海歩に対して、火澄は使命を捨て共に生きていくことを望むのだが…… 今回は、彼との決定的な決別を招く、ある少年の殺害よりも、早い時点から参戦している。 【把握媒体】 アヴェンジャー(キャシャーン): テレビシリーズ全24話。 レンタルDVD、およびバンダイチャンネルでの視聴が可能。 ミズシロ火澄: 漫画単行本全15巻。 11巻の最終ページで初登場するため、全巻の読破がほぼ必須となる。