約 504,152 件
https://w.atwiki.jp/gtav_2nd/pages/115.html
見つかった男 (Friends Reunited) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (friends-reunited.jpg) 概要 マイケル・タウンリーらしき男の情報を得たトレバーはかつての友を見つけ出すべくロスサントスを目指す。 しかしその前に後顧の憂いのないよう再びバイカーの拠点を訪れる…。 ミッション攻略 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Friends Reunited.jpg) バイカー達の拠点を潰すべく、トレーラーワゴンに粘着爆弾をしかけ爆破していく。 外周をぐるっと時計回りで赤のルートを進んで番号のところで粘着爆弾を投げる。 1のポイントで爆弾をしかけます。2のトレーラーの側にいる二人組のバイカーはしばらくしたら去るので待つ。去ったら2と3のポイントから爆弾を仕掛ける。 4のポイントから爆弾をしかけたら金網をこえて金網の外側を歩くことで近くの敵にみつからない。 5のポイントあたりにいる敵は後ろを通れば見つからない。 全部粘着爆弾をしかけたら入り口付近にあるブロックに隠れて爆破。逃げてきた敵を仕留めていく。 終わり次第ロスサントスを目指します。ウェイドのいとこのアパート(正確にはウェイドのいとこの彼女のアパート)に付けば完了。これからここがトレバーの拠点となる。 ゴールドメダル取得条件 ヘッドショットヘッドショットで敵を5人殺せ 爆破後トレバーが隠れていると走って逃げるので、特殊スキルを使いながら堂々と倒していく。爆破後は敵がまとめて襲ってくるので一度に相手取るのはやや危険。そこで爆破前に敵の数を減らしておく。このミッションでは雷雨のためか気づかれ難く、発見されても素早く倒せば問題ない。ある程度接近しないと敵が出現しないようなので、スナイパーライフルでチクチク仕留めるより接近してHSを決めたほうがよい。無論、使う武器にはサプレッサーを装着しておくこと。ただし、この方法を取ると下記の謎のプレゼントは達成できなくなる。 謎のプレゼント誰にも気づかれないようにトレーラーハウスを破壊しろ これは上記のように攻略していけば問題ないはず。 かすり傷ライフとアーマーへのダメージを最小限に抑えてクリアしろ 爆破が上手く行けば数人しか残っていないのでほとんどダメージをうけない。 理想の贈り物同時に全てのトレーラーハウスを破壊しろ これも上記のように攻略していけば問題ないはず。 余談 一部のメンバーが「ビリーならこんなことは…」という話をしている。ビリーとは前作GTA4 TLADにてオルダニーでロストの総長をしていたビリー・グレイ。途中刑務所送りになるが仲間を売ろうとしていたため、ジョニーKに殺された。 ロスサントスに向かう道のりの途中、ウェイドとの会話でトレバーの過去が語られる。 これはトレ…ト…トリシャ(トレバー)ってガキの話だ。 一言で言えば変なヤツだった。カナダで一番頭が良く、タフで異端なガキだ。 そのガキにはあらゆる才能とカリスマ性とズル賢さが備わってた。 だが、その使い方を知らなかったのさ。 ホッケーをしばらくやっていたが、コーチが偶然スティックをそいつのケツにブチ込んじまった(ホモのコーチに掘られた)。 だが幸いなことに彼は飛行機の操縦が上手かった。だから空軍に志願した。 もしかしたら核を落とせるかもと思っていた程に、彼は空軍パイロットとして順調だった。 忌々しい心理鑑定の魔女に止められて(精神面で異常ありとみなされ除隊)どん底に落ちるまではな。 どん底まで落ちたあと橋の下で出会ったのは、腹が大きく胸も大きい、口達者でデブなトロール。 そいつの名前はマイケ…ミシェル(マイケル)。 ミシェルは橋の下で見境なく人を襲ったり、街で銃をブッ放し、強盗もした。 そして彼はミシェルに誘われて強盗を始めた。勿論トリシャにも才能があった。 しかしミシェルは、ストリップクラブで別のトロール(アマンダ)に出会い、少しずつ変わっていった。 そのトロールに惚れ込んで、自分の胸より大きい胸を贈ったり、金をつぎ込んだりした。 そして二人のトロール(トレイシーとジミー)が産まれ、ワルの大トロールだった彼は落ち着いてしまった。 俺はブラッドという新しい仲間と出会い、奴とも縁を切って上手くいくかと思った矢先、全てが台無しになった(プロローグ終盤)。 だが奴は新しい豪邸と家族と一緒に生き長らえていた。 …告げ口もせず俺たちを置き去りにしたお前を、俺は許さねえ。てめえん家の軒先にクソを垂れてやる! ~トリシャとミシェルの出会い~ このミッション以降、フロイドの家がトレバーの隠れ家になる。フロイドの寝室にはクマのぬいぐるみ「ミスター・ラズベリージャム」が置いてあり、遊ぶ事ができる。セリフは50通り程用意されている。フロイドが寝ている場合は遊べない。代わりにフロイドの寝言が楽しめる。フロイドの家が拠点になる期間はあまり長くないので、セリフを聞きたければ今のうちに聞いておくといいだろう。 ブリッターへの書き込み ○@Porcupinepete CB無線で流れてたけど、スタブシティが爆弾を仕掛けられて、空高く吹っ飛ばされたらしい。こういう事があるから、うちのトレーラーハウスは車輪を付けたままにしてる。(一般人男性) ○@steelhorsefan77 ロストのバイカーたちに、いったい何が起きているんだ?アラモ海で、「また」彼らが殺されたって聞いた。 ビリー・グレイとかの頃とは、全然違う集団になっちまったみたいだ。(一般人男性) ○@stubfino ボッコボコにしてやるよ。ギャングってのはマジ渋いんだぜベイベー。(スタブシティギャング) 動画
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/9081.html
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第十四話 戦い終わって、はじまりへ 金属生命体 アルギュロス 登場! 『聖マルコー号』を先頭にして、大艦隊が粛々とロマリアの空を進んでいる。 艦隊の名はガリア両用艦隊。いや、今は元とつけるべきだろう。そのマストの頂上に高らかに翻るのは、ガリア王国旗ではなく ロマリア連合の旗。両用艦隊は、その全艦、一将、一兵にいたるまでガリア王ジョゼフへの忠誠を捨て去り、ロマリア教皇 ヴィットーリオ・セレヴァレにひざを屈して頭を垂れていた。 「尊き神の子、ガリアの臣民たちよ。私はすべてを見ていました。苦しい戦いだったでしょう。神に杖を向けるなどと、望まぬ暴挙に 心が痛んだことでしょう。しかし安心してください。神は常に正しき者の味方です。脅迫され、仕方なく撃たざるを得なかった 子羊たちを罪に問おうなどとはもってのほか! 真に断罪すべきはあなたがたを騙して堕落させようとした、ガリア王ジョゼフ一世に あります。私はここに宣言しましょう。この艦隊に所属する、貴族から平民いっさいに、いかなる罰も与えることはないということを! さあゆきましょう真の信仰を取り戻すために。ロマリアはあなたがたを心より歓迎するでしょう」 すべての将兵が熱狂して、聖マルコー号からガリア艦隊を一望するひとりの男を称えていた。 男の名こそ、誰あろうヴィットーリオ・セレヴァレ。ハルケギニアに浸透するブリミル教の総本山ロマリアの、その頂点に 君臨する教皇である。二十代前半という、若さに溢れた容姿はそれを感じさせぬほどの威厳と風格を備えて神々しくもあり、 人間ではなく神像がそこにあるかのような錯覚すら人々に与える美青年が彼であった。 ヴィットーリオの演説に、ガリア両用艦隊の全艦から吼えるような歓声が響き渡り、熱狂する声が轟いた。 「教皇陛下万歳! ロマリア万歳!」 恐らく両用艦隊が誕生しての歴史上、これほどまで貴族と平民のクルーの気持ちが合わさったことはなかっただろう。 それをたやすく成し遂げたヴィットーリオの力は凡人のものではない。彼は、ヨルムンガントとサラマンドラの消滅に動揺し、 浮き足立っていた両用艦隊の前に聖マルコー号で姿を現し、その雄弁なる言葉であっというまにガリア艦隊将兵の心を 掌握してしまったのだ。 「神と始祖の前にありて、我々は平等です。しかし、今や信仰なき者が国をすべ、神の子らを苦しめています。このような 理不尽が許されてなるものでしょうか? いいえ、人にはそれぞれ神より与えられた崇高な使命があります。そして、 あなた方には戦う力があります。その力で、信仰なき王に服従するか、それとも真の神の使途としてふるまうか。 皆さんはもうお気づきでしょう」 ヴィットーリオの言葉に、ガリア軍の将兵たちは涙まで流している。彼らは誰もが、ロマリアへ無断で入り込み、 言われるがままに破壊を繰り返したという罪悪感に捕らわれていたが、そこへ飛び込んできたヴィットーリオの言葉は まさに福音であった。 もはや、ガリアからどんな命令が届いても両用艦隊を反意させることは不可能であろう。ハルケギニアにおいて、 ブリミル教の教皇の権威というものはそれほど強かった。どんな優れた艦隊でも、操っているのは人間だということである。 両用艦隊は完全に掌握され、聖マルコー号に従者のようにつき従ってゆっくりと飛んでいた。 そして、苦闘の末にシェフィールドの操るヨルムンガントとサラマンドラを倒した才人やルイズたちは、水精霊騎士隊や 銃士隊とともに聖マルコー号に収容されていた。 「あなたがたが、あのガリアの悪魔のような人形とドラゴンを倒してくださったのですね。おかげで、ロマリアは救われました。 ロマリアの市民すべてを代表してお礼を申し上げます。あなたがたは、まるで始祖が遣わしてくれた天子のようですね」 「そ、そんな、ぼくら、いや私どもはなにもたいしたことは! きょ、教皇陛下におきましてこそ、侵攻してきたガリア軍を お許しになる寛大さ。我ら一同、感服いたしましたっ!」 代表者としてヴィットーリオと対面することになったギーシュは、冷や汗ダラダラしどろもどろになりながら、どうにか話していた。 小国トリステインの一貴族の子弟が、いきなりハルケギニアで一番偉いというべき人物と対面させられているのだから パニックになるのも無理はないといえる。 しかし、いくら水精霊騎士隊の隊長とはいえ、これはギーシュには荷が重過ぎる仕事なのは、後ろで不安そうに見守っている ギムリやレイナールたちのひきつった表情を見てもわかる。なぜこうなったかといえば、ミシェル以下銃士隊には重軽傷者が多く、 船の医務室で手当てを受けている。また、メンバーの中ではもっとも格式の高いヴァリエール家出身のルイズも、虚無魔法の 使いすぎで気力が尽きて眠り込んでおり、繰上げでギーシュがこのとんでもない大役をおおせつかることになったのである。 ルクシャナは、ミシェルの容態がまだ安定しないので、責任を最後までとるとつきっきりになっている。 ヴィットーリオと対面しているのは、水精霊騎士隊と才人とティファニアである。なんと聖マルコー号には南へ先に避難させていた モンモランシーとティファニアも同乗していた。呆れた手回しのよさだが、その理由はすぐにわかった。この少人数が聖マルコー号内の、 聖堂のような間でヴィットーリオに拝謁しているのだが、才人はヴィットーリオよりも、その隣で不敵な笑みを浮かべている少年に 目がいっていた。 「ジュリオ……てめえ、なんでここにいやがる。てめえ、ほんとうにいったい何者なんだ?」 「ふふ、サイトくん、そう剣呑な眼差しを向けないでくれよ。心配しなくても、僕が君たちの味方だということは、これまでの 数々の協力で明らかだろう? そう警戒せずに、友達として見てくれよ」 それで納得できるか! と、才人は場もわきまえずに怒鳴って周りを青ざめさせた。教皇陛下の前での態度としては 正気のさたではないが、意外にもおとがめはなく、ヴィットーリオが代わって説明した。 「サイトくんでしたね。いろいろと不信を与えてしまったことは、私からお詫びいたします。実は彼、ジュリオは私が教皇に なる以前からの古い友人でしてね。宗教庁の人間とは別に、私のために働いてくれているのです。本当のことを申しますと、 私はあなたがたがロマリアに入ってきたときから知っておりました」 「なんですって!?」 さすがにそれは聞き捨てならなかった。ここには東方号が墜落してからずっと、公にはなにも出さずにやってきたというのに、 どうして存在を知られていたというのだ? すると、今度はジュリオがいたずらっぽく笑って答えた。 「難しいことじゃないさ。僕らロマリア宗教庁は、ハルケギニア中の聖職者とつながっている。その中でも特に、ロマリアの 国境沿いでは、異端者やロマリアに害をなす者の入出国を、一般人に紛れて監視しているんだ。そのうちのひとりが、 トリステインで有数な大貴族のヴァリエール家の令嬢が通っていくのを見つけて報告してくれたんだよ」 「ルイズが?」 「そうさ。強いて言えばギーシュくん、君もグラモン元帥の息子だろう? そういうわけで、トリステインに問い合わせてみたら、 君たちだけが帰国していないことが判明してね。出迎えるべきであったのだけど、なにやらただならぬ雰囲気だったもので、 失礼かと思ったけれど、僕がしばらく様子を見ることにしたというわけなのさ」 全員が、ロマリアの情報収集能力に驚いていた。まさか、とっくの昔に気づかれていたどころか、ルイズやギーシュの顔まで 出回っているとは想像をはるかに超えていた。 呆然とするギーシュたち。才人も、あまりの答えに愕然として二の句が次げない状態だ。 すると、ヴィットーリオは申し訳なさそうに軽く会釈して、穏やかな声で言った。 「もう一度失礼をお詫びします。ジュリオはこのとおり、少々人を食ったところがある悪い癖がありましてね。悪気はなくとも 不必要に他人に警戒させてしまうことがあるのです。ジュリオ、あなたも謝りなさい」 「はい、すまなかったねサイトくん。でも、僕らとしても黙ってロマリアに入ってきた君たちの真意をはかりかねていたんだ。 なるほど、空を覆った黒雲の原因を調査しに来ていたとは意外だったよ。僕たちもそれについては調査をしているんだよ。 これからは、協力してハルケギニアに太陽を蘇らせるようがんばろうじゃないか」 ジュリオはそうして握手を求めてきたが、才人はすぐには応じなかった。 確かに一応の説明にはなっている。しかしまだ、地下墓地に眠っていた地球の兵器群、ハルケギニアの人間ならば 使い方などわかるはずもないあれらのところへ、迷わず自分たちを連れて行ったことが腑に落ちない。自分でも言っている とおりに人を食った態度で煙にまこうとしているが、こいつにはまだどうしても危険な匂いを感じてならない。 いや、それを言うならば教皇ヴィットーリオも才人は気に食わなかった。ロマリアの街があれだけの惨状になっているのに、 お偉いさんであるこいつはなにをしているのだ? 才人には政治や経済に関する知識などはないけれども、いままで 見てきたハルケギニアの国で、トリステインはもちろん、アルビオンやガリアも天国とはほど遠いものの人々はそれぞれの 生活を前向きにがんばっていたが、この国にあるのは絶望と虚栄心だけではないか。 そうして、才人が握手をためらっていると、秘書官らしい人がやってきてヴィットーリオに耳打ちし、彼は皆に告げた。 「すみません皆さん、時間が来てしまいました。これから私はガリアの艦隊を巡って、将兵の方々を慰問しなくてはなりません。 ジュリオも、まだお話があるでしょうが私の護衛についていただかなくてはなりませんので、申し訳ありませんが、続きは またの機会にということにいたしましょう。さ、ジュリオ」 「はい、陛下」 「よろしい。では、失礼させていただきますが、今回の一番の功労者の皆さんを邪険にしてしまうのは、本当に心苦しく思います。 おわびに、略式ですが皆さんに祝福を授けてあげましょう。それで許してくださいませ」 ヴットーリオの真摯な姿勢に、ギーシュや水精霊騎士隊の少年たちは「そんな、もったいないことです!」と、慌てて叫んだ。 教皇の祝福といえば、敬虔なブリミル教徒にとっては喉から手が出るほどほしいもので、末代までの誇りとなるばかりか、 祝福を得られた者は神に認められたとして、神と始祖のためなら命すら惜しまぬ勇猛な戦士となるほど価値のあることなのである。 略式の場合は儀式的なものはなく、ただヴィットーリオが短く祝福の言葉をかけるだけであるが、それでも教皇直々にと いうことが大変な名誉になることは変わりない。 「ギーシュ・ド・グラモン、あなたに始祖の加護がありますように」 「あ、ありがとうごさいますすすす!」 ひとりひとりにこう短く語りかけるだけだが、ギーシュたちは完全に恐縮しきっており滑稽としか言いようがなかった。 一方で、ブリミル教徒ではない才人は冷めたもので、義務的に礼と会釈をしたのみだった。これをロマリアの神官などが 見たとしたら、額に青筋を立てて怒り出すところだが、ヴィットーリオは穏やかな表情のままだった。 そして、たいした数もいない水精霊騎士隊の祝福はあっというまに終わり、才人はそれを退屈そうに横目で眺めていたが、 最後にティファニアの番になったところで才人の眉が動いた。 「ティファニア・ウェストウッド、あなたにも始祖の加護があらんことを」 「は、はい。あ、ありがとう、ございます」 ティファニアの声が震えていた。最初は、緊張によるものかと思ったが、冷静さを保っていた才人はすぐに脅えによるものだと気づいた。 ”テファ……?” どうしたんだろう。人間に化けるルクシャナの魔法は完璧だったはず。なのに、彼女の震えは尋常ではない。 才人はいぶかしんだが、さすがにこの場でティファニアに問いかけることはできない。不信に思いながらも静観していると、 やがて全員の祝福を終えたヴィットーリオはジュリオを連れて足早に去っていった。 室内には、感動のあまり呆けた様子のギーシュたちと、憮然とした才人に、ティファニアが残っている。 「なんか、人間ばなれした人だったな」 才人は、白昼夢でも見ていたかのような気持ちで率直な感想を口にした。とにかく、今まで出会ってきたどんな人間とも 異なる種類の人であった。まるで、この場にいるけど、実体ではないような……奇妙なようだが、よくできた人間の仮面を かぶっているような、そんな違和感を最後までぬぐえなかった。 こんな気分ははじめてだ。才人はそう考えていたが、ふと思い出してティファニアに話しかけようと思った。ところがそこへ、 我に返ったギーシュたちが一気に突っ込んできたのだ。 「おいサイト! 教皇陛下に対してなんだね今の態度は? 陛下がご寛大なお方だったからよかったが、あんな無礼をしたら その場で聖堂騎士隊に処刑されててもおかしくないんだよ」 彼らはさっきとは違う剣幕で怒っていた。価値観がまったく違うからある程度しょうがないとはいえ、こちらの常識から してみたらとんでもないことを才人はしでかしていたのだ。彼らとしては、教皇陛下のご機嫌が損ねられたらと、戦々恐々と 才人を見ていたに違いない。 ひとしきりの叱責が続き、やがて才人も自分の態度が皆に心配をかけていたのは納得すると、謝罪した。 「悪い、みんな。次からは気をつける」 「わかってくれればいいさ。思えばぼくらも君にハルケギニアの常識が欠けているのを忘れていた。君はこの場に出さないほうが よかったようだ」 異なる文化風習の人間が合わさるとき、無知や無理解からいざこざが起こるのはよくあることだ。今回はどうやら、 無事にすんだらしい。 「ところでギーシュ、おれたちはこれからどうするんだ?」 「うーん、教皇陛下はしばらく戻られないだろうし、到着するのは明日になるはずだ。しばらくはやることがないから、各自自由行動で いいだろう。聖マルコー号の船内は自由に使っていいそうだし、食事をとるなり休むなり好きにしてくれたまえ」 ギーシュがそう言うと同時に、複数のあくびの声が響いた。どうやら、魔法で治療を受けたとはいえ戦いの疲れがどっと来たらしい。 全員が揃って生還できたことが信じられないような死闘だったのだ。勝利の女神のささやきも、睡魔の歌にかき消されてしかるべきだろう。 ともかく、まだ話は山のようにあるが、今はとりあえず一晩の眠りがほしいところだ。 各人がとろんとしてきた眼をこすりながら出て行くと、才人もティファニアをともなって部屋を出た。 「大丈夫かテファ? 顔色が悪いようだけど、なにか、気にかかることがあるなら話を聞くぜ」 「サイトさん……お話したいことがあるんです。ただ、ここじゃちょっと」 「わかった。けど、その前に寄りたいところがあるんだ。少しだけ待ってくれ」 才人はティファニアを連れて聖マルコー号の医務室を訪れた。そこでは、負傷した仲間たちが寝かされてすやすやと寝息を 立てており、付き添いで椅子に座ったまま居眠りしている銃士隊員の姿もあった。 ルイズも、その奥のベッドに寝かされており、静かに死んだように眠っていた。 「皆さんも、ルイズさんも、疲れたんですね」 「ああ、特にこいつは今回一番がんばってくれたからな。おれには過ぎたやつだよ、ほんとにさ」 メーサー車の操縦のサポートから虚無の魔法の連続使用と、ルイズががんばってくれなくては自分だけの力ではどうにもならなかったと 才人はしみじみ思った。ルイズがいなければ、今の自分はない。この小さな体に、何度命を救われてきたことか。 起こしちゃいけないと、才人はそっとルイズのベッドを離れた。そして最後に訪れたベッドで彼を待っていたのは。 「来たか、サイト」 「起きてたんですか、ミシェルさん」 才人は、あえて自分のこの世界での戸籍上の姉のことを名前で呼んだ。それが、どういう意図で口から出たものなのかは 才人本人にも実はよくわかっていないが、彼の心情が単純でないという証明でだけはあったろう。 「姉さん」ではなく、さん付けでも名前で呼ばれることがミシェルにもどういう心境を与えたのか。ベッドに横たわったままで、 彼女は口元に薄い笑みを浮かべると、穏やかな声色で言った。 「それは気づくさ。あんな無用心でへたくそな足音を立ててくるやつはお前しかいない」 「どうですか? 体の具合のほうは」 「落ち着いたよ。まだ、大丈夫とはいえないが、それなりに鍛えてるからな。それに、彼女ががんばってくれた」 ミシェルの傍らで、治癒をかけ続けていたルクシャナは疲れ果てて寝こけていた。精神力を使い切り、こころなしか 細身の体がさらにやせてほおがこけているようにも見える。彼女も、いや今回は誰もが死力を尽くさなくては生き残れない 戦いだった。 しかし、才人の心には安堵よりも罪悪感が強い。それを見抜いたのか、ミシェルは少々声色をきつくした。 「こら、今回一番の功労者がそんな沈んだ顔をしていてどうする? 我々は勝ったんだ。もっと誇らしくしろ」 「いえ、そもそもおれがウジウジしていたから、みんなが危ないときに」 「バカ! 過ぎたことをいつまでも悔いていてどうする。そうやって後悔し続ければ、時間を戻せるわけでもないだろう。 経緯はどうあれ、お前が来てくれたおかげでわたしたちは助かった。今回、お前は間違いなく英雄だよ」 「はい……」 才人はうなづいたが、やはりまだ納得しきれていなかった。あの夜のことはミシェルには話せない。先の戦いでは、 その迷いを怒りで無理矢理抑えて戦ったが、終わった後で得られたのは、どうしようもない虚しさだけだった。 戦う意味が取り戻せないまま戦っても、心は空虚で満たされない。いや、戦ってなにかで心を満たそうという、血を 欲するような嗜好を持ってはいないつもりだが、なにもなしに無償で戦い続けられるほど、聖人じみた慈善精神も 才人は持っていなかった。 これが、戦闘の高揚感や金銭を目当てに戦う人間ならば悩まなくてすんだだろう。けれども、才人の戦ってきた目的は 利益や私欲のためではない。まして名誉なんかを望んだことは一度もない。ならばなにを求めてきたのかと問われると、 それを才人も答えることができなくて苦悩していた。 すると、ミシェルは呆れたように息をついて才人に言った。 「どうやら、まだ吹っ切れないようだな。困ったやつだ。前に、わたしにはさんざん説教しておいて自分のこととなるとこれか?」 「面目次第もないよ」 恥ずかしさと情けなさで才人は死にたくすらなった。長々と、こんなことに時間をとってみんなに迷惑をかけ、いらだたせている 自分がほんとうにバカに思えてしまう。けれども、ミシェルは才人を怒りはしなかった。 「まあいい。人から出してもらった模範解答で納得できるような悩みばかりじゃないことは、わたしも知っているさ。それに お前は、自分で納得のいく答えを出したいんだろう? なんなら、叱り付けてやろうかと思ったが、やめておくよ」 「ほんとすみません。おれ、自分で言うのもなんですけど、バカですから」 「ふっ、なにを今さら。でも、お前は自分をそう言えるだけたいした奴だよ。本当のバカとは、自分を利口だと思ってるバカのことさ。 昔のわたしはまさにそうだったろう? 自分の考えが唯一無二の正解だと信じて、みんなに大変な迷惑をかけてしまった」 ミシェルは苦笑いしながら思い出を辿る。 「だけど、そんな大バカのわたしを、サイト、お前は助けてくれた。そのことは、わたしは一時たりとも忘れたことはない。 だからサイト、お前は自信を持て。なにに迷っているか知らないけれど、お前はひとりの人間を確かに救った男だ。誰にでも できるようなことじゃない。お前は英雄だ。少なくとも、わたしにとっては永遠にな」 「ミシェルさん……ありがとう」 才人の目には、いつのまにか涙が浮かんでいた。 「バカ、礼を言わなきゃいけないのはわたしのほうだ。お前のおかげで、今のわたしには家族がいる、仲間がいる、 生きる目的も楽しみもある。そしてなにより、惚れたお前がいる。人を愛することを知れて、わたしはとても幸せなんだ」 そのミシェルの言葉を聞いて、才人よりむしろ隣にいたティファニアのほうが赤面した。 「わっ! ミ、ミシェルさん、そんなはっきり、あ、愛してるだなんて」 「ん? はは、聞かれてたな。それはもちろん、わたしだって面と向かって言うのは恥ずかしいさ。でも、思いは言葉に しなきゃ伝わらないって、部下たちが言うんでな。ティファニア、お前もいつか心から愛せる人ができたときに、きっと わかるようになるさ。もっとも、楽な道ではないけれどもな、サイト」 「えっと、ごめんなさい。おれ、まだそっちのほうの気持ちにも、整理がついてなくて……」 青ざめたり赤面したり、この日の才人の顔色は信号機のようだった。けれど、ミシェルはそんな才人のことなど 百も承知とばかりに軽く笑う。 「情けないやつめ。人が恥ずかしいのを我慢して告白しておいてそれだ。とはいえ、横恋慕するわたしも悪いんだが、 もう自分の気持ちにうそはつきたくないんでな。サイト、何度でも言うが、わたしはお前を愛してる。サイトが望むなら、 わたしの持っているすべてをくれてやる。それに、今のわたしには夢がある」 「夢?」 「ああ、サイト、この戦いが終わったら、わたしはお前の生まれた国に行ってみたい。お前みたいな奴が育った国へ行って、 見て、聞いて、学んで、もっと広く大きくものを守れる人間になりたい。今のわたしの力なんてないも同然だ。私は強くなる。 サイト、お前には夢はないのか?」 それを聞いて、才人ははっとした。 ”夢? そうだ、おれの夢は” 思い出した。それに気がついたとき、今まで死んでいた才人の目にわずかながら光が戻った。 おれにも夢があった。おれが戦ってきたのは、夢をかなえるためでもあったはずだ。 そして、才人の表情の変化を敏感に感じ取ったミシェルは、安心したように才人に微笑んだ。 「なにかに気づいたようだな。さて、長話になってしまったな。怪我人はもう少し寝るとするよ。サイト、そい寝してくれるか?」 「いいっ!?」 「ははっ、冗談だよ。お前に、そんな度胸があるわけないもんな。ささ、根性なしは出てけ出てけ、私は寝る」 「あはは、はーい」 ここでギーシュとかだったら躊躇なく「喜んで!」とか言ってベッドに飛び込んでくるだろうが、残念ながら日本育ちの 才人はそこまで強引にはできなかった。いや、シチュエーションさえ許せば健康な青少年らしくしていたかもしれないが、 さすがに怪我人を押し倒す気にはなれなかったのだろう。 才人はティファニアを連れて立ち去ろうとした。いいかげん、恥ずかしさが限度にきている上に、ルクシャナに起きられて 事の顛末を皆にしゃべられたらやっかいなことになる。特にルイズになに言われるかわかったものじゃない。 ドアを開けてティファニアを先に出し、自分も続いてくぐる。だが、扉を閉めようとしたときに、ミシェルの自分に当てた 声が届いてきた。 「サイト……ありがとう」 才人は一瞬扉を閉める手を止めて、音を立てないように静かに閉めた。 聖マルコー号の船内は、手すきの船員はすべて教皇陛下の仕事で甲板に上がっているのか意外に静かで、ふたりは コツコツと足音を響かせて歩いていく。 「ふふ、なんだかサイトさん、少し楽しそう」 「そうか? どっちかっていうと、恥ずかしいとこを見られて顔から火が出そうなんだがな」 とはいうものの、才人の表情が和らいでいるのをティファニアはしっかりと見ていた。 ミシェルと話す前はしかめっ面だったのが、いまではどこか幸せそうにほおが緩んでいる。それがどうしてなのか、 多分、ミシェルが才人の忘れかけていた、戦う理由のはじまりを思い出すヒントを与えてくれたからだろう。 キリエルに言われた、多くの人々を救うことが正しいのかどうかの答えはまだ見つけられていない。だが、自分の 中には正義感や使命感より先に、どうして戦い始めたのか、どうして戦ってこれたのか、戦い続ける中でいつの間にか 忘れていたこと、勇気の原動力となっていたものがあった。 それが、夢。才人には、かなえたい大きな夢があった。 ”おれは小さい頃からウルトラマンにあこがれていた。ウルトラマンみたいに強く、かっこよくなりたいとずっと願ってた。 そうだよ、おれはウルトラマンになるためにこれまでがんばってきたんだ。みんなを守れる、本物のヒーローになるために。 そのために戦ってきた。GUYSに入るために勉強もしてきた。それがおれの原点であり、変わらぬ目標だったはずだ” そのことを思い出し、はじまりの気持ちに立ち返ったとき、心を覆っていた暗雲の一角から光が見えていた。 考えてみれば、いつからこんな小難しいことを考えるようになったんだろうか。最初のころの自分は、もっと単純に、 悪く言えば考えないで戦っていたはずだ。ただ、それが正しいことであると信じて。ウルトラマンなら、そうしてみんなを 助けてくれるはずだと信じて。 そして、ただ思い出すだけではなく、ミシェルの語った夢と共感することが勇気を与えてくれた。自分はひとりじゃない。 同じ目標を持っている仲間がいるということが、孤独だった才人の心になによりの希望を与えてくれたのだ。 「結局、おれみたいなバカがひとりで考えても無駄だってことか」 「はい?」 「いや、なんでもない。けど、考え事の半分は片付いたから心配しないでくれ」 やっぱり、悩みを胸の奥にしまい続けていてもろくなことはないということなのかと才人は思った。原点に帰るという 簡単なことなのに、それをひとりでは思い至らなかった。人はひとりでは生きていけない。だったら、おれもミシェルさんの 夢の手助けをしたいなと才人は思った。 地球に、日本に彼女を招待する。いつかそれを叶えてあげたい。宇宙はこんなに広いんだということを、ルイズのときのように 見せてあげたい。なんだ、自分にも新しい夢ができたじゃないか。 心には、もうひとつの迷いがまだ残っている。救えない人間を救おうとするのは正しいのか、その答えはまだ出ていないが 最後にミシェルのくれたありがとうの一言が、すべてとはいかないが心に絡み付いていたツタを切り払ってくれた。 「まったく、見舞いに行ったらいつのまにか自分がはげまされてるんだから、かなわないなあ」 「ミシェルさんって、いい人ですね」 ティファニアが微笑みながら言うと、才人も笑ってうなづいた。 「だろう、強いし優しいし、なにより胸はでかいし美人だしな」 「サイトさんは、ミシェルさんをお嫁さんにするつもりなんですか?」 「ぶっ! テ、テファ、せっかく人がオチつけてごまかそうとしてるのに、そんなにストレートに言われると困るなあ」 才人は、聞かれたくないなあと思っていたことをズバリと問われてまいってしまった。 弱りながら頭をかき、どう答えたものかと考える。おおまかなことはさっきまでにしゃべっていたとおりなのだが、 実際に将来結婚するかとなると難しい。 ルイズが好きなのは変わらない。しかし別にミシェルにひかれる心があるのも確かだ。 まったく我ながら情けなくも憎らしい。優柔不断な女の敵とそしられても文句は言えない。 だが、いつかは必ず決めなくてはいけない問題だ。そのことを思い、才人はこう答えた。 「おれも、いつまでもガキのままじゃいられないからな。誰も傷つけずに、みんなまとめて幸せにするなんて都合のいい ハッピーエンドを考えちゃいないさ。ルイズに消し炭にされるなり、ミシェルさんに首刈られるなり覚悟するさ。けれど、 もう少し時間がほしいんだ」 「そうですね。お父さんがしっかりしないと、生まれてくる赤ちゃんがかわいそうですもんね」 「ぶっ! テ、テファ、い、意外とキツいこと言うんだね」 「えっ? 結婚したら赤ちゃんを産むことになるんですから、ちゃんと準備してから結婚するのは当たり前じゃないんですか?」 きょとんとした表情で見つめてくるティファニアに、才人はやっぱり女性はあなどれないなと思った。浮世離れした 育ちをしてきたとはいえ、さすがはロングビルが育ての親をしてきただけはある。結婚後に対してシビアというか 現実的な考え方を持っている。 対して自分はどうか? 言われてみれば結婚後のことなどろくに考えていない。どう生活を立てていくとか一切ビジョンなし。 これでは、嫌な言葉だが結婚が人生の墓場となってしまう。ガキのままじゃいられないと言いつつ、立派過ぎるほどガキだった。 「うーん、おれの子供かあ……」 才人は想像してみた。ミシェルとの間に子ができたら、きっと利発でたくましい子で、ミシェルは厳しくも暖かく育てるだろう。 ルイズとの間に子ができたら、頭がよくて運動神経がよくて……だめだ、ルイズが子育てしている姿が想像できない。 いや、よく考えてみたら自分も子守りしたりおしめ代えたりしなきゃいけないのだ。 人生設計……こりゃあ、怪獣と戦うより難しいなと才人は思った。ただのサラリーマンだった父と、専業主婦の母は 実はとてもすごかったのだ。アホな息子でごめんなさいと、才人は心の中で両親に深々と頭を下げるのであった。 さて、どうも話がかなり未来のことにまで脱線していたようだ。 頭を抱えていた才人は、とりあえず将来の苦労のことは置いておいて、ティファニアを連れて自分に割り当てられた 個室に入った。 ここは、来賓の貴族用の個室になっていて、外に声が聞かれる心配はない。本来はルイズ用の部屋だが、 ルイズが医務室で眠ったままの今なら誰も来ることはないはずだ。 「よし、と。鍵も閉めたし、人の気配もねえよな。待たせてすまなかったなテファ、話ってのはなんだい?」 「実は、あの、教皇陛下のことなんですけど……」 ぼそぼそと、周りを気にしながら話すティファニアに、才人もやはりと思った。 もう一度、盗聴されてないか部屋を見渡す。魔法の使えない才人はディテクトマジックなど使えないが、本能的に 安全を確保しようという気が働くのは、才人自身もあの教皇に愉快ならざるものを感じていたからだ。 「テファ、大丈夫だ。あの教皇は、おれもいけすかないと思ってるんだ。まずいことだったら、絶対に誰にも言わないって 約束する。テファがそんな顔してたら、みんなすぐに気がつくぜ。誰かと話せば少しは楽になるって、さっき俺のを 見てたろ?」 才人はつとめて優しくティファニアに語りかけた。もしもここに外敵が現れたら、身を挺してでも守る覚悟だ。 ともかく、証拠を並べる以前に本能的にヴィットーリオとジュリオは気に入らない。言いがかりだとしても、危険な 感じのする人間にティファニアが脅えているのだから放っておくわけにはいかない。 すると、才人の真剣な態度を受け取ったのか、ティファニアは声を潜めながらも話し出した。 「実はわたし……小さい頃に一度、あの人に会ったことがあるんです」 「会ったことがって、教皇ヴィットーリオとか?」 「はい、でもただ会っただけじゃないんです。サイトさん、わたしの母のことをご存知ですよね?」 「テファのお母さん? 確か、サハラから来たエルフだったよね」 才人は記憶を辿って答えた。もうけっこう前のことになるが、ティファニアの母親のことについてはタルブで話を聞いたことがある。 目的はさだかでないが、アルビオンに向かって旅をしており、立ち寄ったタルブでのシエスタやルイズの母、それからこの世界に 迷い込んでしまった元GUYSの佐々木隊員をめぐる怪獣ギマイラとの戦い。そして、その果てに現れたウルトラマンダイナの 活躍など、思い浮かべるだけでも胸が熱くなる。 「はい、母の名前はシャジャル。ですがサハラの言葉の名前なので、旅の間は偽名としてティリーと名乗っていました。 三十年前にサハラからやってきて、いろいろな冒険をしたそうです。特にタルブ村であったことは、サイトさんたちもお聞きに なったとおりです」 「ああ、思い出した。それで、タルブ村での戦いの後で、アスカ・シンとアルビオンに旅立ったんだっけか。おれの知ってるのはそこまでだよ」 「話は、そのすぐ後……母がアスカさんとアルビオンに渡ってのことです。わたしが生まれるよりずっと前のこと、お母さんから 聞いたウルトラマンダイナの最後の戦いのことを、まずは聞いてください」 ティファニアは目を伏せ、とつとつと語り始めた。 時をさかのぼること三十年。まだ将来起こる世界の破滅など、誰も夢にも思わない時代。 しかし、一見平和に見えるこの時代においても、人々の知らないところで戦いが繰り広げられていた。 タルブ村の戦いで、宇宙からやってきた怪獣ギマイラを退けたアスカ・シンことウルトラマンダイナ。彼はあてのない旅の 途中で、ティファニアの母ティリーをアルビオンまで送り届けようとしていたが、アルビオン大陸に渡って少しした旅の中で 突如として恐るべき敵と相対しようとしていた。 「ア、アスカさん」 「へっ、心配するな。お前は、俺が必ず守ってやるからよ」 誰もいない深い森の中で、若いエルフの娘を防衛チーム・スーパーGUTSの制服を着た青年がかばっている。 その前に現れるのは、空から降り注いだ全長五十メートルを超えるのでは思えるような銀色の四本の柱。 やがて四本の柱は液体のように形を崩すと一体に固まり、銀色と金色の混ざった表皮を持ち、オレンジ色に輝く単眼を 持った異様な巨人の姿へと変わった。 「こいつは……なんだあ?」 唖然とする青年、アスカの見上げる前で、異形の巨人は二人を見下ろし、まるでこれから踏み潰す蟻を値踏みする 子供のようにいやらしく口元を歪めて笑ってみせた。 金属生命体アルギュロス。その悪意を隠そうともしない見下げた姿勢に、アスカはエルフの少女をかばいつつ告げた。 「ティリー、下がってろ。こいつは、俺がぶっ倒す」 「アスカさん。そんな、無茶です逃げましょう!」 「心配すんなっての。ところで、ここはアルビオンのどこあたりになるんだっけか?」 「えっ? 確か、サウスゴータ地方のウェストウッドというところのはず、ですが」 唐突にアスカに振られた問いに、エルフの少女ティリーが怪訝な顔を向ける。だがアスカは明るく笑うと、ぐっと親指を立てて言った。 「そうか、じゃあ目的のとこへはあと少しだな。もしも、俺になにかあっても、お前は迷わず進み続けろよ」 「えっ……アスカ、さん?」 困惑するティリーの前で、アスカはためらわずアルギュロスへ向かって歩を進めた。 そして立ち止まり、強い眼差しでアルギュロスを見上げると、その手に握った光のアイテム・リーフラッシャーを高く掲げて叫んだ。 「ダイナーッ!」 光がほとばしり、アルギュロスと対峙して銀色の力強い巨人が立ち上がる。 光の戦士ウルトラマンダイナ。アルビオン大陸を舞台として、その知られざる戦いが今語られようとしている。 続く 前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔
https://w.atwiki.jp/heroeswiki/pages/62.html
imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 キャンディス・ウィルマー / ミシェル / ベティ (Candice Wilmer / Michelle / Betty) 演 - ミッシー・ペレグリム (Missy Peregrym) / レイチェル・キムシー (Rachel Kimsey) 能力 - イリュージョン 初登場 - シーズン1 #17 本当の家族 『組織』の人間。 シーズン1 トンプソンの部下として、ベネットの監視を行う。 シーズン2 新しい姿になり、「ミシェル」と名乗る。 『組織』の命令で重傷を負ったサイラーの世話をしていたが、殺されてしまう。 グラフィックノベル 本名は「ベティ」。 学校で虐められていたが、能力に目覚め、いじめっこや周囲の人間に復讐する。 そして、姿と名前を変え、新しい人生を始める。 イリュージョン (Illusion) 幻覚を見せる事が出来る。 人を別人に見せる小規模なものから、ホテルの廊下を迷路にするような大規模な幻覚まで造ることが出来る。 間接的にも見せる事が出来るので、ビデオなどの電子機器を介しても幻覚のまま写るため、幻覚を見極めることはほぼ不可能。 透明人間、クローン能力も併せ持つ かなり自由にコントロールしているようで、劇中に登場する彼女自身の姿も幻覚であり、本当の姿ではない。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
https://w.atwiki.jp/gekkangaia/pages/44.html
ふひきーの発狂・奇行まとめ 元動画に飛べます part6 10 38 無人のコーチンビル 「何の意味があるんだよ!もう一度言うぞ、何の意味があるんだよ」 part9 冒頭 コントーローラーをカチカチカチカチと無駄な連打 part10 16 00 あまりの作りのザルぶりに怒る 「何度でも言うわ ザルザルザルザル…ガイアセイバーはザルだ!」 part14 7 40 動き回るモブキャラに邪魔をされキレる 「邪魔だよ。じゃ…邪魔だっつーの!」 17 15 無人のサンライズホテル 「Fuck you」 17 45 淫語をつぶやく女の子 「ばかぁ!」 part26 マダム・ミッシェルの占い結果 「だからぁあうぼぇぇ・・・・・・ぁっばぁ!」 ミシェルの言葉でアーサーを訪れるもアーサーには会えず 「ミッシェルゥゥゥ!ミィシェェルゥゥゥ!ミシェルゥゥゥ!ミシェルゥゥ!」「ウゥ!フゥゥゥ!」「ふうぅぅぅぅぅぅ!」 part40 技量回復時の謎の擬音 「どべろべろべろべろ」 part41 冒頭でまた発狂 「うおおおおおおおおおおおおおおおぁ」 part45 03 00エンカウントで奇声 27;00「フー!フー!フー!」 35 55勝利の雄叫び「ふーーーーーーーーーーっ」
https://w.atwiki.jp/aeither/pages/29.html
プロフィール 名前 リシェル(リシェル・ユーディア) 性別 女 種族 人間 年齢 18歳 身長 166cm 容姿 背中の半ばほどの長さの癖の無い白金色の髪を編み紐で後ろで束ねる。時には結い上げていたり。切れ長の青灰色の瞳。陽に曝された跡が窺えるものの、全体的に色素は薄め。普段はハイネックのインナーに寒色系かつ飾り気の無いゆったりとしたチュニックを合わせている事が多い。厚手のパンツにしっかりした作りの革のブーツ。外套として、茶褐色のフード付のクロークを羽織る事も。肌が晒される服装を殆どしないためにわかりにくいが、しなやかな肢体は女性的な豊かさを湛えたもの。 備考 王国の元下級騎士である父親に手解きを受け、名を上げ、騎士としての栄達の道を開くために冒険者を志す。功名心のためではなく、それが自らに与えられた責務だと考えている。高度な神聖魔法である誓約の聖印を数年掛けてその身に刻まれた事によって、本来以上に身体能力を高められている。といっても、当人は熱心な教会の信徒というわけではない。なお、聖印の効果は誓約を破った時点で消失する。神聖魔法に関しては目下修練中。物腰は丁寧だが、やや感情が揺れやすく愚直な一面も。 スキル 基礎戦闘技術 回避修練Lv1 『シールドパリィ』:王国の騎士団の流れを汲む盾技術。回避値に+0.5(最終合計値から端数切捨て) 回避修練Lv2 『センチネルガード』:実戦を経て習熟しつつある、王国の騎士団の流れを汲む盾技術。回避値に更に+0.5(最終合計値から端数切り捨て) 職業系統技術 守護 『シバルリー』:戦場にて騎士達が磨いたという、互いを護り合うための技術の一端。1戦闘中に2回使用可能。味方ターン時の行動を消費しない「かばう」 挑発 『アトラクト』:ポジショニング、言動。何らかの行為をもって敵からの注意を自らに引き付ける。1戦闘中に2回使用可能。自分のターゲッティング判定に+1。 装備 武器 小型武器Lv1 『スチールソーン』:90センチほどの薄く細い刃を持つ軽量化されたロングソード。その名の通りに、斬撃のみではなく刺突にも優れる。攻撃値1d4。 Lv2 Lv3から解放。 Lv3 Lv5から解放。 盾 大盾Lv1 『インハイテッドクレスト』:横幅40センチ、盾幅70センチほどの黒鉄のナイトシールド。白十字の意匠が施された表面には、無数の小さな傷や凹みがあり、使い込まれたものである事を窺わせる。被ダメージ-1、HP+2。 Lv2 Lv3から解放。 Lv3 Lv5から解放。 防具 軽鎧Lv1 『ライトサーコート』:聖別された銀糸を編み込んだ暗青色の裾の長いサーコート。加えて、状況に応じて白鉄のガントレットとグリーヴを装備する。HP+6。 Lv2 Lv3から解放。 Lv3 Lv5から解放。 ステータス レベル 2 ステータス 体力 5 敏捷 3 知力 2 能力値 耐久 22被ダメージ-1 攻撃 1d4+5 魔力 3 魔導 2 命中 3 回避 2
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/9990.html
シェルピィ 名前:- デビュー:『ディズニー ツイステッドワンダーランド』(2020年) 概要 ツイステッドワンダーランドの魔法士養成学校「ロイヤルソードアカデミー」の2年生。 ネージュ・リュバンシェの親友の好奇心旺盛な七人のドワーフの一人で、ねぼすけに似ている。会話中に眠ってしまう。 メインストーリー EPISODE5 美貌の圧制者 全国魔法士養成学校総合文化祭が始まり、ドワーフたち(スニック、ドミニク、グラン、シェルピィ、ホップ、ティミー、トービー)はVDC(ボーカル&ダンスチャンピオンシップ)に出場するためにやってくる。彼らはネージュ・リュバンシェとともに「みんなでヤッホー!」という楽曲を披露し、その愛らしいパフォーマンスで優勝する。 登場エピソード EPISODE5 美貌の圧制者5-59 注目ネクスト! 5-60 旋律ピースフル! 5-70 激励リアクション! 5-71 投票ジャッジメント! 5-72 発表チャンピオン! 声 長谷美希(2021年~)
https://w.atwiki.jp/ffh2jpn/pages/128.html
戦いは熾烈を極めましたが、バンノールの男たちは真実を示しました。トリノは後詰めの部隊から召集を受け、負傷者の手当てに必要になるかもしれないと、残り物や湿布薬などをかき集めました。悲しいかな、彼らが示した遺体は、彼や彼が信奉する神の手には負えないものでした。 「トリノ…。」アエシルは話し始めました。「我々はそれを炉端で見つけたのだ。すまない、友よ。」その護衛は握った手を開いて、秩序の侍者の家紋が刻まれた、小さな腕輪を見せました。トリノはそれを握り締め、彼を押しのけて、炉端に向かって膝を落としました。融けた雪に混じるオークや人々の血が下半身を濡らし、彼はそこにあった小さなしゃれこうべを手の中に掻き抱きました。 「私のジェシュア…。」と彼は呟きました。一縷の希望でも、縋ることはできました。そして今、灰と化した娘を目にしたことで、その希望は断たれたのでした。 「少なくともこのオークどもは、これ以上を道連れにすることはない。」とアエシルが言い、軍刀を拭って荒れ果てた野営地を見渡しました。「とはいえ、引き返せばすぐにでもこことは別の野営地が見つかりそうだな。」 「副官殿!」と、赤ん坊を抱きかかえた一人の戦士が近付いてきました。「こいつはまだ生きてます!」 アエシルはオークの子供の足を掴んで高く掲げ、それを良く観察しました。子供を包んでいた布が踏み荒らされた地面の上に落ちました。「雌だな。醜く呪われた種族ではあるが、確かに雌だ。トリノ、こいつを受け取れ。殺すんだ。少しは気も紛れるだろう。」 トリノは友人から子供を受け取ると、まるで自分の娘であるかのように、それを腕に抱きしめました。「この子が私の娘を殺したわけではない。この子が死んだところで、裁きが為されるわけではないのだ。」 「そいつは堕落と荒廃の象徴だぞ。お前がそいつを殺せば、別の誰かの子供を、そいつから産まれてくる獣どもから救い出すことになるんだ。」 「アエシル、この子はまだ赤ん坊だ!」 「いいさ、ならここに置き去りにして、北風と狼に処分を任せるとしよう。それともまさか、お前が自分で育てるつもりじゃないだろうな?」 聖職者は既に自分の外套にその子供を包んでいました。「そうするとも、アエシル。そしてこの子がいかに文明に慣れてゆくかを、この目で確かめるのだ。法と善良な心を教えてやることができれば、我々の果てしない戦を終えることもできよう。」 「トリノ聴罪司祭! さあさあ入った入った。奥方のことは聞いたよ。心からお悔やみ申し上げる。」 トリノは手で髪を梳いて、溜め息を吐きました。「ああ。私たちは共に冬の終わりを確かめるまで永らえることを夢見てきたのだが…。彼女は今頃、緑の牧草地を眺めていることだろう…私よりも一足先に。」トリノはその術使いに暖炉の傍にある椅子まで案内させ、そして彼らはしばらく無言で座っていました。「研究のほうはどうだね、ファルサルス?」 「ついに良い報せだ。トーロレリアルとサバシエル様ご自身から、公式に認可するとのお達しがあった。我々が発見したマナの研究を続けることができそうだ。それが戦に役立ち、この地の法と平和に貢献する限りはな。」 「うむ、それでその、ひとつ頼みがあるのだが。私の…あのオークの子供のことなんだが――」 「ああ、あの子がどうかしたか?」 「私は楽観的に過ぎたのかもしれん。あの子は欲張りでわがままに育った。どうにかよちよち歩きができるまでになり、私たちの会話を覚え、あれを指しては『いや』これを指しては『いや』と言う。まるであの子自身の混沌とした気性が表に現れているかのようだ。妻に先立たれ、仕事と両立させながら育てることが難しくなっているのだ。だが、あの子を追いやらねばならないような事態は避けたい。」 「ジェシュア…先の子が亡くなったのは何歳のときだったかな?」 「あの子がさらわれたのは、ちょうど乳離れした頃だった。何が言いたいのだ?」 「たぶん、お前は単に、そのオークの子供を上手く扱うだけの経験がないのだ。子供というものは――」 「違う。私の愛しいジェシュアは、あの子供のような振る舞いはしなかった!」 「わかったわかった、それで、頼みたいことというのは何だ?」 「お前が見つけ出したという呪文の噂を耳に入れてな。それは人の心に触れ、忠誠を課すことができるという。私の子供に、その呪文を施して欲しいのだ。」 ファルサルスは溜め息を吐きました。「それは本当に研究中の代物でしかないことを、あらかじめ断っておくぞ。だがお前を思い留まらせようなどという愚は冒すまい。髪の毛の一束か、他に何かその子の一部分があれば、ここで今すぐにでも執り行おう。」 トリノは小さな牙を取り出し、それを差し出しました。「あの子はちょうど歯が抜けたところだ。」 術使いはそれを受け取り、隣の部屋へと移りました。そこは、秘薬を収める棚と、石の床から削り出された完全に円形の火炉の他には、家具がなにもない殺風景な部屋でした。彼は何種類かの触媒を選び出し、そこに牙を加えて燃やし始めました。そしてそれを火にくべると、呪文を唱えました。ときには標準語で、ときには古代語で。最後にはこう結びました。「Qualum en noctum et solum nivum sheelba!」 トリノは儀式の終わりを計りかねながら、それを戸口から見つめていました。そしてファルサルスが振り向きました。「完了だ。この呪文は、最後の単語を唱えるたびにその子の中で力を増すだろう。」 「シェルバ。」 「そうだ。それはその子の母国語に由来する言葉だ。見捨てられし者。『夜にありても昼にありても、見捨てられることなかれ。』とな。」 「礼を言う、我が友よ。トルゥ・エリルの中枢で野生のオークを育てたとなれば、私の身がどうなるものか、考えただけでぞっとするよ。」 熱狂的な祝賀が文明世界のいたるところで行われ、それはトルゥ・エリルにある司祭長の家も例外ではありませんでした。「この日を見ることが敵わなかった者たちのために、」と、トリノは最上級の葡萄酒で友に向けて乾杯をしました。窓は大きく開け放たれ、ついに、冬の冷たい風ではなく、春のうららかな風が吹き込んでいました。その都市守備隊長は一気に酒を呷りました。 「もっとだ! この年代物は飲み尽くしてしまったほうがいいぞ、トリノよ。次の収穫で、もっと上物の葡萄酒が出来上がるに違いないんだからな。」 「ああ、まったくだ。」トリノはアエシルの求めに応えるべく、席を立ちました。 「座れ座れ、雑用を任せられるオークがいるってのに、お前さんが立つこともなかろう?」 「いや、それは…。」トリノは座りました。「シェルバ、私の友人のために、もっと葡萄酒を持ってきてもらえないか。」 「わかったわ、お父様。」彼女が去ると、トリノは自分の酒杯を飲み干し、それを空っぽとなった器の山に積みました。 「お前さん、あれになんと呼ばせてるんだ?『お父様!』」と、アエシルは吐き捨てるように言いました。「お前はあれの父親なんかじゃない。分かってるだろう、あれの父親は、おそらく間違いなく私自身の手にかかっている。もう12、13年前になるか?」 「アエシル! お願いだ、今は幸せな時間なんだ。」ファルサルスは、彼のローブの正面に葡萄酒をぶちまけてそれを遮りました。 「お前はあれにキラディアの衣装を着せているんじゃないのか? シェルバ・ジェシュア・ストーンロウとでも呼んでいるのか? 言わせてもらうが、悪趣味が過ぎるぞ。」 「違う…あの子は…あの子は私の娘ではない、アエシル、分かっているとも。あの子と共にいることは、私にとって慰めなのだ、わかるだろう? 外で蛮行を働くよりずっといいではないか。」彼はそう言いながら、友の視線から目を背けました。 「あれがきちんと葡萄酒を持ってくることができるなら、そうだろうとも。」アエシルは立ち上がり、台所に向かって足をもつれさせました。「おおい! 私は喉が渇いたぞ!」トリノはファルサルスの後に続きました。彼らは葡萄酒が台所の調理台の上に置かれ、勝手口が開いていることに気付きました。直ちに捜索を行いましたが、少女は見つかりませんでした。 「あの子はどこだ?」とトリノが問いました。 「おそらく…私たちの話を聞いていたのだろう、トリノ。」とファルサルスが言いました。「多分お前の言葉を聞いて、行方をくらましたのだ…。」 「あの子がいなくなることなんてありえない! あの子は私のすべてだというのに!」トリノは魔術師に向き直りました。「ファルサルス、私は教えてもらった言葉を毎日唱えた。だからあの子はそれを自分の名前だと思い込んだのだ! お前の忠誠の呪文はどうなったのだ?」 「私の、何だって? お前は何を…あのときの? あれは十年も前のことだぞ! 私はほんの術使いに過ぎなかったし、まだ研究中の呪文だと言ってあったではないか!」 「つまり、呪文の効果が切れてしまったというのか?」 「いいや、最初から呪文の効果などなかったのだ。私はあのとき秘薬の調合を誤ったのだ。てっきりそのことは伝えてあったものだと…。」 「効果はあったとも! あの日からあの子は決して私の傍を離れなかった! 私が出会った中でも、最高に正直で忠実な娘になったのだ。」 アエシルは友人の瞳の中に苦悶の色を認め、ほんの束の間、彼が生涯をかけて戦ってきた種族に対する嫌悪を乗り越えました。「トリノ、わからないのか? 彼女が忠実だったのは、呪文のせいなんかじゃない! 彼女は成長したんだ、お前の娘へと! それは、あの子の中にいつも反抗の兆しを窺っていたお前が、常に一緒にいるよう努め始めたからじゃないか。」 聴罪司祭は白髪が混じり始めた頭を抱えて、膝から崩れ落ちました。「おお神よ、私がいったい何をしたというのですか?」 彼女は村落から逃げ出し、文明が纏わせた装飾を引き千切りました。言葉は彼女から消え失せ、咆哮を上げて鬱蒼とした密林の中を駆け抜けました。そのオークに捕まったとき、彼女はほとんど衣服を身に付けていませんでした。 「いただき! おい、お前は人間じゃないな、」と巨漢のオークが言いました。 「違う、私は違う、私は?」シェルバは身をよじって彼を振りほどきました。「私は人間じゃない、そしてあいつはお父様なんかじゃない。あいつらなんて私には何の意味もない。燃やしてやる、全部燃やしてやる!」彼女は一言ごとに、目の前にいるオークの胸板を叩きました。息を切らせて、ついには彼の足元にへたり込みました。彼は彼女を持ち上げました。 「俺は残り火一族のランタインだ。お前は?」 「シェルバよ。」 「来るがいい、シェルバ。お前の里に連れて行ってやろう。」
https://w.atwiki.jp/fertcg/pages/437.html
RP-031 プロモ トムスとミシェラン アーマーナイト Lv.10 歩兵系 直接攻撃 装備Lv:槍B 気力10 攻撃3 反撃1 剣+2 アカネイア王国 イラスト/アガハリ 【二人は重歩】 移動時気力チップ2枚消費。 【二人で足枷】(気力1) 敵侵攻フェイズ時、隣接する敵ユニット1体行動不可。 装備:鋼の槍 紋章能力 【守】(手札2) 武器ダメージ-2 【二人は重歩】は【重歩】とは別能力である。 【二人で足枷】は【足枷】とは別能力である。 ただしアーマーナイトなのでアーマー系【特攻】は受けてしまう。
https://w.atwiki.jp/gamebeat04/pages/227.html
スカウト名 対応選手 エンカリ ミシェルP.ビエラアンリデサイーピエールジダンジュリアスデュジャルダン
https://w.atwiki.jp/fairy-waterfall/pages/173.html
686 :最期のデート(おまけその2) [↓] :2013/12/01(日) 21 16 41.35 ピンク板らしく猥談にしたかったのですが、無理でしたorz ミシェルのお見舞いに来てるシェリル。 シ「はい、ノート」 ミ「最近、アルトとどうなの?」 シ「どうって…忙しくて学校にあまり来ないわよ」 ミ「で、学校以外でも会ってるんでしょ?」 シ「まあ、たまにご飯作りにうちに来てくれたりするくらいよ」 ミ「それだけ?シェリルと部屋に二人きりで何にもないなんて、あいつ、大丈夫かな…」 (あれ、アルトは同棲してるって言ってなかったっけ…?) シ「こほん」(赤面) ミ「なんだ、やっぱ、やる事やってんだ? いくら奥手とは言っても限界があるよね、病気なのかと心配しちゃったよ」 ミ「念願の彼に愛されてよかったじゃないか。幸せ?」 シ「私が、手近で、っていうか、戦中に私しか廻りにいなかっただけよ」 ミ「ほうほう、戦中に支え合って、愛を育んだって訳だね。いい話だ」 シ「腐れ縁が腐っちゃっただけ」 ミ「シェリル、俺から言うのもナンだけど、アルトは善い男だよ」 シ「そう、アルトは人が良すぎるのよね」 ミ「女の子たちから告白されても、ちゃんと全部断ってた。 知ってると思うけど、結構、選り好み激しい上にワガママだよ。 アルトが君の傍にいるのは、アルトがいたいからだと思うよ」 シ「ミシェル…じゃあ、病気でもうすぐ死ぬかもしれなかった、私が縋ったら、断れる?」 ミ「…確かに、俺にはそれは難しいかも。君は魅力的だからね。 でも、アルトは、病気の事が分かる前から、君の事…」 シ「そうね、私たち、喧嘩ばっかりしてた。アルトが誰を見てたかなんて私だって知ってるわ。 アルトを病気だった私のところに向かわせてくれたのは、あなた達よね? アイツが自分で実家に来るわけないもの。 アルトには申し訳なかったけど、私はあなた達に感謝してる」 ミ「シェリル…君は何か勘違いしてない?」 シ「抱くから、愛してる訳じゃない事くらい、私だって分かってるわ。 近くにいたらアイツ私の体が手放せないのよ。 ああ見えてやっぱり男なのよ」 ミ「そうなんだ。体目当てだと思ってる?」 シ「面倒も随分見てくれるし、アルトはバカ優しいから可哀相な私を放っておけないのよ。 寝るのはおせっかいのついでね」 ミ「君に愛が伝わらないような抱き方じゃ、アルトもまだまだだね。 まあ、割と器用なヤツだけど、情熱が空廻って下手そうだもんね〜」 シ「愛する女を抱いた事もないくせに良く言うわよ」 ミ「厳しいなぁ。 じゃあ、僕も厳しい事言わせてもらうけど、アルトにちゃんと君の気持ち言ったの? ちゃんと通じてる?」 シ「言う前に玉砕しちゃってるわよ」 ミ「それが勘違いなんじゃないの? 少なくとも僕の記憶にある限りは、君たち相思相愛だったよ。 だから僕たちが手を貸さずにはいられなかったんだよ」 シ「!!ば、バカな事言わないでっ。ミシェルの方が勘違いよ! あ、アルトがクランと話してるのを聞いちゃったんだもの」(半泣き) ミ(焦り)「分かった。とりあえず、早まっちゃダメだよ?今日はアルトは帰ってくるの?」 シ「…会いたくない」 ミ「そっか、来るんだね。今からでも君の魅力でメロメロすればいいじゃないか。君らしくもない。 ほら、帰っておめかししなよ。ノートありがとう」 ミ「って、シェリルが言ってたんだけど」 ク「なにーー!乙女の純情をもてあそぶなんて、早乙女アルト許さーん!」 ミ「落ちついて。クランがアルトと何を話したのか教えてよ。実はアルトに他に本命がいるの?」 ク「ああ、それか。全く心当たりがない」 ミ(ズコーー)「何か思い出せよ~」 ク「お前がいない間、フロンティアは大変だったんだ。 アルトがシェリルを慈しんでいるのを見てると、私もフロンティアを守らねばと思ったもんだ。 アルトに愛されているからこそ、フロンティアを守るシェリルの歌声には愛に満ちているものだと…。 それなのに、シェリルを裏切るとは…!ぐぬぬぬ。ゆるさーん!」 ミ「落ちつけよ、クラン。お前が頼りなんだ」 ク「しかしアルトは、夜中抜け出してシェリルに会いにいくほど…そうか、実はシェリルのところじゃなかったの、か…! シェリルを心配している振りをして、この私を騙しよって…!」 ミ「アルトはそう言う男じゃないよ、クラン」 ク「そ、そうだな。すまん。シェリルの事があるから、私たちも、アルトが抜け出すのを手伝っていたんだ。 お前が抜け出すのとは違う! 最期の時間を二人で過ごす事くらい許されてよかろう! 病床に臥すシェリルへのアルトの献身は、私の胸を打ったぞ。 ミシェル、お前も見習え」 ミ「こうして通って来てくれるクランの献身が、俺の心を撃ち抜いてるよ、クラン」 ク「ちょ、調子のいい事をいいよって/// そ、そうだ。その時は無理してでもシェリルの部屋に入り浸っていたから、最近会えなくてシェリルが寂しがってるんじゃないか? グレイスの件もあって今、シェリルの心も立場も不安定だと思うのだ」 ミ「だけど、それだけじゃ、他に本命がいる事にはならないでしょ? シェリルは、クランとアルトの会話を聞いたって言ってたんだ。 シェリルの事だから、どうせランカちゃんの事だろ。 何か心当たりはない?」 ク「あいつ等が結ばれる前に、ランカは先にバジュラ星に向かっていなかったからなあ。 それでシェリルは病気なのに歌う事になったのだ。 アルトは愛するものを守るため、…ランカを殺す決意までしていたのだ」 ミ(あまちゃんだったあのアルトが、そこまで軍人してたなんて…) ミ「う~~ん。手がかりなしか」 ク「すまない…」 ミ「クランは悪くないよ。あいつ等自身が解決しないといけない事に、俺たちが首突っ込み過ぎてるのかもしれない」 ク「しかし、シェリルは、大事な友だ!出来る事はしてやりたい!!」 ミ「クランのそういう情に厚いところが、好きだよ」 ク「ななななな、からかうな、ミシェル!」 ク(俺に出来る事はこれくらいか…) 『To alto From M.B. シェリルが見舞いに来てくれた。元気なさそうだったぞ。 ちゃんと捕まえとけ』