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htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 PvPとは双方の同意に基づいて行われるPC同士の戦いのことです。 職業戦、マント戦、ギルド戦争の3種類があります。 PKとは相手の同意を得ずに攻撃・殺す行為です。 PKを行うとペナルティが発生します。 PK、PvPとも共通ですが町中は安全地帯とし攻撃はできません。 htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 交易?に伴なう、商人・ハンターvs盗賊のPvPです。 詳しくは交易?の項目をご覧下さい。 htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 各町のアクセサリ商人より購入できるマントを装備することにより、ペナルティ無しでPvPすることができます。 このマントはレベル10より装備できます。 マントは5種類(青龍・白虎・朱雀・玄武・麒麟)あり、同じマントを装備していると同盟関係となります。(同じマントのプレイヤーには攻撃できません) 倒された場合はそのマントを落とします(価格は各500) htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 ギルド同士で期間/ポイントを設定して戦闘することができます。 詳しくはギルド戦争の項目をご覧下さい。 htmlプラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。 相手の同意を得ずに攻撃、殺す行為です。 詳しくはPKの項目をご覧下さい。
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カダシュマントゥルグ(カダシュマン・トゥルグ) メソポタミア神話に登場するカッシート王。
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登録日:2021/08/31 Tue 23 59 00 更新日:2024/02/03 Sat 14 28 15NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 45歳 ONE PIECE ONE PIECE登場人物項目 おっさん まさに外道 エンターテイナー カナヅチ サディスト ディアマンテ ドレスローザ ドンキホーテファミリー ドンキホーテ海賊団 ヒラヒラの実 七武海最高幹部 初登場がドレスローザ編 北の海 卑劣漢 四次元ポケット 変人 外道 悪魔の実 懸賞金5000万越え 懸賞金過小評価 旗 旗人間 梅津秀行 武装色の覇気 海賊 能力者 英雄 見聞色の覇気 超人系 面倒臭い ディアマンテ これをお前に一任する 待ってくれドフィ おれにはムリだ いや…お前に任せたい よせ 人を天才みたいに いや天才のお前にしかできねェ やめろって…そんな…… ――じゃあやめに…… そこまで言うなら天才と認めるしかない!!! そうさあんな麦わらのカス野郎!!! どうとでもしてやる!!! ディアマンテは漫画『ONE PIECE』の登場人物。 ●目次 【プロフィール】 【概要】 【人物】 【戦闘能力】悪魔の実の能力 技 装備 【劇中での活躍】 【プロフィール】 通称:ディアマンテ 本名:不明 異名:コリーダコロシアムの英雄 年齢:45歳 身長:525cm 懸賞金:元9900万ベリー 所属:ドンキホーテ海賊団・『ディアマンテ軍』最高幹部 所属船:ヌマンシア・フラミンゴ号 悪魔の実:ヒラヒラの実(超人系) 覇気:武装色・見聞色 誕生日:5月29日(コロシアムのフラッグ) 星座:双子座 血液型:S型(現実だとO型) 初登場:単行本70巻・第700話・『奴のペース』 出身地:北の海 好物:赤ワイン CV:梅津秀行 【概要】 ドンキホーテファミリーの「ディアマンテ軍」の最高幹部。 他の最高幹部達であるトレーボル、ヴェルゴ、ピーカとは古くからの仲間であり、他の3人と同じくファミリー創設期からの船員である。 赤を基調としたド派手なファッションとフェイスペイントをしている長身の男性。 コロシアムの管理も行っており、コロシアムの興行にも積極的に出場していることから「コロシアムの英雄」と呼ばれて、当時のドレスローザ市民からはスター扱いされていた。 だがそれ以上に10年前にレベッカの母親で、キュロスの妻であった元ドレスローザ第一王女・スカーレットを殺害した張本人である。 また過去にはトラファルガー・ローの剣術の師として幼少期のローに剣術を叩き込んだ経歴も持つ。 【人物】 笑い方は「ウハハハハ」。 変人・曲者が多めのドンキホーテファミリーでも随一の変人にして七面倒臭い人物。 謙遜と自信過剰が奇妙に入り混じった性格で、上記のやりとりのように只管煽ててから一旦引き下がらないと中々同意・承諾しない変な拘りがある。 またコロシアム興行でもマイクパフォーマンスを駆使して観客を盛り上げるなど、「興行」という趣旨を理解して効果的なパフォーマンスを披露できるエンターテイナーな一面も持つ。 一方で本性は冷酷な卑劣漢であり、嬉々として他者を人質にしたり弱った相手の弱みに付け込んでいたぶることを好むサディストである。 アニメ版における過去の回想では傘下入りを頼み込んできたべラミー海賊団を門前払いするシーンが追加されており、身の程をわきまえずに馴れ馴れしい態度でドフラミンゴに食い下がるべラミーに対して「失せろ、チンピラ共がッ!」と罵倒しながら斬りかかろうとしたが、その一部始終を静観していたドフラミンゴが制止した途端に手を止めていた。(*1) 【戦闘能力】 「英雄」を自称するだけあって剣技にも長け、剣の一振りで王の台地を両断するほど。 武装色・見聞色の覇気も操れる他、武器を旗状にして懐にしまったり、足場を旗状に変えて動きを封じたりできるなど超人系らしく非常に応用の幅が広くトリッキーな技が多い。 能力も合わせて遠・中・近距離すべてに隙が無い戦いぶりを見せる。 ただし生粋の剣士ではなく、勝つためには手段を選ばず卑劣な手段を駆使して戦う悪い意味で海賊らしい卑劣漢でもあり、有事には銃や隠し武器も躊躇いなく使って確実に殺そうとするダーティな戦術も得意。 悪魔の実の能力 超人系悪魔の実「ヒラヒラの実」を食べた「旗(フラッグ)人間」。 どんなに固いものでも、彼が触れたものは旗のように薄っぺらくヒラヒラはためく状態になる。そのまま能力を解除すればその形状で固定可能。 また、ひらめかせていてもディアマンテ以外にとっては元の材質そのままの強度であり、剣を鞭のように振るって攻撃することが可能。彼がまとっているマントも能力でヒラヒラさせた鉄であり、そのまま防具となる。 またヒラヒラしている間は対象の質量自体も薄い紙や布と同レベルになる様子で、様々な武器を布状に丸めて収納できる簡易的な四次元ポケットとしても使える便利な能力。 自分自身もヒラヒラにすることが出来、それによって六式「紙絵」のごとき回避や、自由な飛行は無理だが妖怪一反木綿の如く落下スピードを落とすためのある程度の滞空も可能。 技 ロック 自身の能力でヒラヒラ旗めくようになった物質を固めて固定し、はためかせなくさせる技。 「闘牛グレイブ」の発動に用いた他、アニメではマントに対して行うことでマントを固めて鋼鉄の盾のように扱っている。 闘牛(コリーダ)グレイブ 能力ではためかせた剣を腕に巻き付け、牛の頭部のような形状にしてロックし、そのまま殴るように攻撃する。 陸軍旗(アーミーバンテラ) 地面に触れる事で地面をはためかせて足場を波打たせ、敵の動きを阻害する地形操作技。 ディアマンテ自身も例外ではないが能力の研鑽の結果その場から動かずとも能力を利用した他の技や自前の剣技で充分に対応可能。 蛇の剣(ウィーペラグレイブ) 剣に能力を行使し、ヒラヒラとした薄刃に変化させる。 剣は蛇行するように軌道を逸らすが、見た目に反して硬度は剣のままであり突き刺されば十分な殺傷力を持つ。 概ね薄刃乃太刀と同じ攻撃。 半月(ハンゲツ)グレイブ 能力を行使することなく、半月を描くような構えで放つ地面を抉る純粋かつ強力な剣撃。 構えから発動までの溜め時間がやや長いがその分地面を抉るほどの高威力で斬撃の射程も長く遠距離で発動されれば回避するしか術は無い。 解放(ヒラリリース) 自分の指定した物体に行使していた能力を解除し、本来の形状に戻す。 死の星屑(デス・エンハンブレ) ヒラヒラにしてマントの裏に隠し持っていた花火筒から同様にはためいた状態の無数の棘鉄球を射出。それに対して「解放」を行使し、鉄球の豪雨を降り注がせる。 本人曰く「軍隊をも皆殺しにする星屑」。 一個でも急所に直撃すれば致命傷となりかねず、ディアマンテ自身は巻き込まれないように同じく取り出した鉄の傘でガードする。 装備 マント ディアマンテ愛用の軽やかそうな赤いマント。 マタドールのようにマントを翻して戦うが、実態は自身の能力でヒラヒラになった鋼鉄の鉄板。 それゆえに相手の攻撃を阻む防具としても使えるだけでなく、ヒラヒラした形状を利用して裏側に凶器を仕込める。 拳銃 懐に仕込んだ隠し武器。 「死の星屑」を切り払って前進するキュロスの脚を撃ち抜くことで行動を妨害し、棘鉄球の雨を確実に命中させるため利用した。 【劇中での活躍】 コロシアムではレベッカに、自分こそが母を殺した人物であることを告げて彼女に精神的動揺を与える。 しかし、ルフィの代わりに出場していたサボがリングを破壊したことで場外負けとなり、「メラメラの実」を彼に明け渡してしまう。 「鳥カゴ」発動後はひまわり畑で再びレベッカと、さらに因縁のあるキュロスと交戦する。 片足の!! 兵隊っ!!! ウハハハ成程全てつながった!! お前がスカーレットの夫だったのか!! あの日見苦しく泣き叫んでいたオモチャ ――そしてレベッカの父親…!! こりゃいい…!! おれとお前には 因縁しかねェな!!! キュロス!!! キュロスとの戦いでは卑劣極まりない手段の数々で彼を追い詰めるも、それでも怯まないキュロスを前にたじろんでしまい形勢が逆転。 半月グレイブの長い溜め時間の隙に積もり積もった長年の怒りの一撃「雷の破壊剣(トゥエルノバスタード)」でぶった切られ、更には倒れた場所にあった自身が殺したスカーレットの墓標の杭に後頭部を打ち気絶したことで敗北した。 引き裂かれた夫婦の、最後の共同作業だったのかもしれない。 ドフラミンゴがルフィに敗北した後は、気絶した状態で発見され他の幹部共々海軍に逮捕されインペルダウンに連行された。 ディアマンテ この項目の追記・修正をお前に一任する 待ってくれドフィ おれにはムリだ いや…お前に任せたい よせ 人を天才みたいに いや天才のお前にしかできねェ やめろって…そんな…… ――じゃあやめに…… そこまで言うなら天才と認めるしかない!!! そうさこの天才であるおれ様の項目なんざおれの手で追記・修正してやる!!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] キュロスが強かったのもあるとは思うが、格闘部隊なんてバリバリの戦闘部隊のトップでありながら然程強そうに思えなかったんだよな…計画成就で堕落した海賊集団を表したのか… -- 名無しさん (2021-09-01 00 43 12) 最高幹部の中だと一人だけ麦わら一味とまともに戦ってないので強さの評価が定め辛いっていうのはあるかも。あとキュロスも片足だし。 -- 名無しさん (2021-09-01 08 01 56) ディアマンテの強さはともかくヒラヒラの実のポテンシャルはとんでもないと思う -- 名無しさん (2021-09-01 08 10 17) ↑敵の武器をヒラヒラにして無力化するとか敵そのものを平面に変えて折り畳むとかも鍛えれば出来そうな能力だよね 自分自身もヒラヒラできてたし -- 名無しさん (2021-09-01 08 21 59) ドンキホーテーファミリー最高幹部の項目が最近まで1つも無かったのに驚いた -- 名無しさん (2021-09-01 11 50 56) タグがドン・キホーテファミリーになってるせいで一人だけドンキホーテファミリーのタグから抜けてるね -- 名無しさん (2021-09-01 18 22 24) 最高幹部でありながら77巻後半からの1話1殺の流れで他の幹部同様1話で処理されたのがなぁ… -- 名無しさん (2021-09-01 18 57 08) ピーカに無傷で勝利したゾロが相手だったらやっぱりディアマンテも敵わないだろうか。 -- 名無しさん (2021-09-01 19 41 42) 収納に便利 -- 名無しさん (2021-09-01 22 14 47) 何やかんやで本人並び実のポテンシャルは相当高いよなぁ。出来る範囲が意外と広いというか -- 名無しさん (2021-09-01 22 39 59) 能力のオン・オフで戦う感じはうえきの法則…というか福地翼作品のキャラっぽい戦い方 -- 名無しさん (2022-08-26 08 03 36) 最後にレベッカの母さんの墓に当たってダウンするところは夫婦で倒した感じで好きだった -- 名無しさん (2024-02-03 14 28 15) 名前 コメント
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ちょ→重いですお^^ω 都督マント 大都督マント 大司馬マント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3591.html
……COA世界の、とあるエリア そこに、ひらり……と、突如、真っ赤なマントが出現した まず、姿を見せたのは、そのマントを纏った、真っ赤なシルクハットを被った男 そして、次に、そのマントの中から、黒いスーツにサングラスの男性と、一人の少女が姿を現した 「ここで良いのかね?大門」 「はい、すみません、赤マント」 「いや、構わんよ。友人の頼みだからね」 黒いスーツの男……大門 大樹の言葉に、赤いマントの男…赤マントが、軽く笑う その傍らで、少女…大門 望は、やや警戒するように辺りを見回した 「……とりあえず、この辺りには誰もいないみたいね」 「まぁ、そのようなエリアを選んで転移したからな」 この赤マント、ありとあらゆる場所に転移する能力をもっている そこが異空間であろうとも、容赦なく入り込める 「では、私はこれで。何かあったら、すぐに呼びたまえ。どこであろうと、即座に転移させよう」 「…ありがとうございます」 苦笑する大樹の前で、赤マントはマントを翻して消滅する 取り残された二人、その二人に、声が届く 『大樹、望、聴こえてるか?』 「翼?えぇ、聴こえてるわよ」 『ん、わかった。そっちの姿も、こっちからはちゃんと見えてるぜ』 現実世界に残っている、翼からのボイスチャットだ 恵が契約しているスーパーハカーの能力も借りて、二人の位置を捕捉したらしい 『愛美さんの位置も、すぐわかると思うっつってたぞ』 「そうですか…では、見つかり次第、連作してくださいますか?」 『あぁ』 異空間の中 非現実の世界でありながら、妙に現実感のあるその場所に、得たいのしれない不気味さを感じながら、望は周囲への警戒を怠らない それは、大樹も同じだ 望を護る為、警戒を解く様子はない 「…ご無事ならば、良いのですが」 「えぇ……愛美さんはまぁ、無事だろうけれど。色々と巻き込まれてそうな周囲が、ね」 「………」 …望の言葉を否定できなかったのか、軽く頭と胃を抑えた大樹 何だろう、この、愛美さんたった一人が、「組織」全てが大樹に与える迷惑度を上回るレベルで、胃痛と頭痛の種をばら撒いていそうな錯覚は 色んな意味で、早く愛美と接触しなければ 望は改めて、そう考えるのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - とある組織の構成員の憂鬱
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喫茶ルーモア・隻腕のカシマ 外伝・ある老黒服のお話(中篇) 夕暮れにはまだ早い時間帯 老紳士は何度も背を振り返りながら足早に進む、逃げる 既に応援は呼んである 今の老紳士には、あの都市伝説をひとりで相手にするなど到底叶わない 12月ならば、まだ対処できただろうが 今は無理だ 時間を稼ぐのが仕事と割り切り、人気の無い道を選んで進む、逃げる 「おい、爺さん、こっち」 「!?」 「いいから、こっち」 電柱から声がする ひょいっと電柱の後ろから手が伸びて、おいでおいでと手招きする いぶかしみながらも、電柱と壁の間を覗き込むと 何のことは無い 壁があると思ったそこには、細い通路があった 「ここ、電柱の影に隠れてるけど道があるんだ」 手招きしていた学生が、人懐っこそうな笑みを浮かべている 「なるほど……」 「早く!」 「あ、ああ……」 言われるがままに引き込まれ、道から姿を消す老紳士 追って来ていた赤い影が、標的を見失い立ち止まる 「爺さん、あれは何?」 「……」 好奇心が溢れ出た表情で男子学生 老紳士は悩む、言ってよいものかどうか 「……あれは、都市伝説だ」 「都市伝説?」 「名を赤マントという」 「赤マント……本当にいたんだ……すげぇ……」 学生は、電柱の脇から赤マントを覗き見る 「学生さん、助けてくれたことに感謝はしているのだがのう」 「何?」 「こういう事にはあまり関わらない方が良い」 興味深そうにじっと、赤マントを観察している 「え?何か言った?」 「……学生さん……もし、あちらが正しい者で、こちらが正しくない者だったらどうするね」 「いや、見るからに爺さんの方が困らされている側でしょ?」 「まぁ、そうだがのう……こんな怪しげな黒服もそうはいないじゃろ?」 老紳士は口や顎を覆い隠すほどに生えた、自身の白髭を撫でながら続ける 「例えば、そう……正義は赤と決まっておるじゃろ?」 「いや、決まってないよ」 即答 「そ、そうか……」 とても残念そうに、老紳士はつぶやく 「あれ、爺さんは赤派なの?……でもさ、ヒーローの色は、しん……あ!」 「どうしたね?」 「赤マントが、あっちに行っちゃう」 観察し足りなかったのか、残念そうに学生 見ると、赤マントが追跡を諦めたのか道を引き返そうとしていた 「助かったのかな?」 「いや、振り切ってしまうのも問題だ」 「そうなの?」 「一般人にターゲットが移ってしまっては困るからのう」 「なるほど」 「世話になったのう、お陰で十分に時間を稼げたぞい」 「どういたしまして」 挨拶を交わし、老紳士は道へ出る 「こっちじゃ」 挑発する様に、ふぉっふぉっふぉっと笑いながら手招きする老紳士 気付く赤マント 走り出す三人 「三人?」 「何?」 「……学生さん、関わらない方が良いとさっき言ったぞい」 「あ、さっきそう言ってたの?」 「……そうだったのう……聞こえてなかったのだったのう」 溜息混じりに続ける 「……仕方あるまいのう」 「うん、仕方ないね」 「近くに人気の無い広い場所はあるかの?」 「広い場所……あの公園なら……人は少ないかな」 「では、案内を頼んで良いかの?」 「もちろん」 鬱蒼と生い茂る木々 他の場所よりも薄暗く感じる空間 比較的大きい池に小さな手漕ぎボートがひとつだけぽつんと浮かんでいる 辺りを見回すと、公園に人気は無い 遠くに浮かぶボートに、母子がいるだけだ 「あれだけ遠ければ問題ないだろう」 「そう……で、どうするの?」 「もうすぐ、応援が来る手はずになっておる」 「この場所は、応援の人に判るの?」 「ワシの位置情報は把握されておるからのう、問題ないじゃろ」 「判るんだ……すげぇ」 「少し離れていてくれんかのう」 「わかった、気を付けろよ、爺さん」 対峙する両者 「さあて、どうしたものか」 赤マントは無言で近づく ふいに老紳士の視界が真っ赤に染まる 「!?」 マントが広がり、老紳士を覆いつくす 「うぐぅ」 マントに包まれた赤い塊から、くぐもった呻きが漏れる 猛然と走り寄る赤マント 飛び上がり、蹴りつける 鈍い音が響き、何かが折れたであろうことだけが判る 「ぐ……う……」 マントが、中身を締め上げる 漏れ出る言葉は、弱くなっていく 「爺さん!しっかりしろ!爺さん!」 赤マントの注意が逸れる、一瞬 マントの赤を押し広げる様に、白い布が見え隠れする 白い布は風船の様にふくらみ、マントの拘束を解く 「ふう……助かったわい」 「爺さん!大丈夫か!?」 「ちと、骨が折れたわい」 白い布袋を肩に担ぎ、しゃがむ老紳士 左足は関節とは関係ない部分で、ぐにゃりと曲がっている 「冗談言ってる場合じゃないだろ?どうするんだよ?」 「大丈夫じゃ、もう来ておる」 「?」 黒い風が目の前を横切る マントをひるがえし、黒い風を受け止める赤マント が、受け流しきれずよろめく 黒服がいた 冷めた目で赤マントを見遣る 無言で対峙するのは、僅かの時間 放たれた矢の如く、動き出す黒 風に揺れる旗の如く、揺れる赤 「すげぇ……押してる……」 赤の揺れが止まる 隙 引き絞られた黒の脚が、放たれる 赤の肩と黒の脚 両者の間の空気が圧縮され、一気に爆ぜる 吹き飛ぶ赤マント 池へと鋭角に突き刺さり 水柱を作る 水面が大きく揺れる 「やったかな?」 「いや、倒し切れてはおらんだろうが……」 ふいに学生の顔に緊張が走る 「おい、あれ……母子が乗ってたよな?」 「!?」 水面は未だに大きく揺れ、転覆しているボートが岸へと押されて行く 黒服を見る学生と老紳士 「あんた、あれ……助けてくれるんだよな?」 チラりとボートへと視線を向けるが、必要ないとでも言う様に すぐに視線を元に戻す黒服 「爺さん、何か言ってやれよ……仲間なんだろ?」 「言っても聞かんよ……こやつはそういう風には出来ておらんからのう」 白い布袋から杖を取り出して、立ち上がりながら苦い表情をする この足で泳ぐ事は出来ない そして、池からはまだ赤マントは出て来ていない 水底に潜み、機を窺っているのかもしれない 「行って来る」 「危険じゃぞい」 「……」 「それに、あの子はのう……」 意を決し、走り出す 「また、聞いとらん……全く……若いもんはこれだから」 水面から僅かに手が覗く 小さな手だ バシャバシャと水面を掻き、浮き沈みを繰り返す頭 見ている方も息苦しくなる 出来るだけ近い岸まで走り、飛び込む学生 力尽き沈んで行く子供 (間に合え!) そんな学生の気持ちが届いてきそうだと、老紳士は思った 引き上げられる子供 3、4才ほどの小さな子供だった 気を失ってはいるが、一定のリズムで小さく息をしている 「はぁ……はぁ……どうだ?大丈夫か?」 「お前さんの方が息が荒いくらいだのう」 ふぉっふぉっふぉっと笑いながら応える老紳士 「はぁ……そうか……はぁ……」 「じきに目覚めるじゃろ」 「はぁ……はぁ……あ、この子の親は?」 「おう、さっき自分で這い上がって走って行ったわい」 「走って行った?」 「救急車でも呼びに行ったのじゃろ」 「そっか……なら、安心だな」 老紳士の膝に寝かされた子供を見て、学生は安堵の溜息を漏らす 「一息ついた様だのう」 「ああ、もう大丈夫だ」 「赤マントも退いてくれた様だしのう、もう帰った方が良いじゃろ」 いつの間にか、あの冷めた目の黒服もいなくなっていた 「そうだな、じゃあ後は任せていいんだよな?」 「この子の事は任せてくれて結構だぞい、こういう事の処理は我らの組織の専門とするところだ」 「組織か……判った、頼んだよ」 日は傾き、夕暮れの中 背を向けて歩き出す 「学生さん!ありがとうな!」 学生は振り返らずに、肩越しに手だけを振り返した 老紳士の声に目を覚ましたのか、子供が重そうに瞼を開く ゴロンと横になった子供の視線の先には 去っていく、白いYシャツの学生の背 「お、気付いたかの?」 「ん……おじいさん……だれ?」 「組織の黒服じゃよ」 「くろふく……おかあさんは?どこ?」 「どこかへ " 逃げて " 行ってしまったよ……邪魔をしてしまったかの?」 「……べつに」 子供は、気だるそうに応えるだけだった * 前ページ次ページ連載 - 喫茶ルーモア・隻腕のカシマ
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コート、ジャケット ベスト 鎧 マント イベント コート、ジャケット 名称 主材料 副材料 色 革のコート 革6 - なし/黒2 豹柄毛皮のコート 豹柄の毛皮6 - - 黒の毛皮のコート 黒の毛皮6 - - 茶色の毛皮のコート 茶色の毛皮6 - - ウールのカートル 毛糸3 - 全色 ウールのコート(2種類) 毛糸6 - 全色(×2) ウールのジャケット 毛糸4 - 全色 羽毛のドレスコート 羽毛95 羽根90 なし / 赤4 /青4 金の羽毛のドレスコート 羽毛95 黄金の羽根90 - サーコート(3種類) フェルト6 真珠1 全色(×2) ダウンコート ウールのコート 羽毛10 全色(×2) ベスト 名称 主材料 副材料 色 フェルトのベスト フェルト2 - 全色 ロングベスト 毛糸3 - 全色 ベルト付きベスト 毛糸3 革のベルト 全色 クロコダイルベスト ワニ革4 - - ウールのロングベスト 毛糸3 - 全色 ウールのロングベスト(ベルト付き) 毛糸3 革のベルト 全色 ウールのロングベスト(ひも付き)(2種類) 毛糸3 細長いひげ4 全色 鎧 名称 主材料 副材料 色 ハイレザーアーマー(3種類) レザーアーマー3 - - バジリスクアーマー バジリスクの鱗25 ゾイサイト5 - ボーンアーマー 大きな骨30 - - スティールアーマー(プレート/フリューテッド) 鋼30 - - スティールアーマー(色つき) 鋼30 - 黒5/ 青5/ 黄5+緑5/ 黒5+赤5/ 紫5 ハイスチールアーマー スチールアーマー5 - 黒5/赤5/青5/緑5/紫5 サラマンドラアーマー サラマンダーの鱗15 - - バジリスクアーマー 石化をたまに防ぐ マント 名称 主材料 副材料 色 羽毛のマント 羽毛70 木綿3 なし / 赤2/ 青2/ 黒2 スティールマント 鋼12 木綿3 なし/ 紫/ 緑/ 赤/ 青 グリフォンマント スチールマント 黄金の鉤爪4,銅鉱石20 なし/赤/青/緑/黄/薄香 魔獣のマント スチールマント 魔獣の爪24,大きな骨8 なし/黒/赤/灰/茶/紫 イベント 名称 主材料 副材料 ウィッチローブ 小さなドクロ ぼろぬの6,紫の液体 防寒服(3種類) 白い毛玉35 毛糸6,赤い液体 トップページへ戻る
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目次 お守り シンボル 指輪 宝石 その他 マント ブーツ お守り 名称 説明 バーニングチャーム 火属性の状態変化である炎上状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 バーニングチェック 火属性の状態変化である炎上状態を完全に防止するお守り。 オーディナリーチャーム 水属性の状態変化であるスキル封印状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 オーディナリーチェック 水属性の状態変化であるスキル封印状態を完全に防止するお守り。 パラライチャーム 風属性の状態変化である麻痺状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 パラライチェック 風属性の状態変化である麻痺状態を完全に防止するお守り。 ストーンチャーム 地属性の状態変化である石化状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 ストーンチェック 地属性の状態変化である石化状態を完全に防止するお守り。 コンフューズチャーム 光属性の状態変化であるチャーム状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 コンフューズチェック 光属性の状態変化であるチャーム状態を完全に防止するお守り。 ポイズンチャーム 闇属性の状態変化である毒状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 ポイズンチェック 闇属性の状態変化である毒状態を完全に防止するお守り。 ブラッディチャーム 斬撃属性の状態変化である出血状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 ブラッディチェック 斬撃属性の状態変化である出血状態を完全に防止するお守り。 ブレイクチャーム 打撃属性の状態変化である破壊状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 ブレイクチェック 打撃属性の状態変化である破壊状態を完全に防止するお守り。 コンボチャーム 射撃属性の状態変化である鈍化状態になるのを50%の確率で防止するお守り。 コンボチェック 射撃属性の状態変化である鈍化状態を完全に防止するお守り。 ピヨハン 気絶を50%の確率で防止するヒヨコの指輪。 ピヨノン 気絶を完全に防止するヒヨコのお守り。 ローレル 全ての状態変化を完全に防御してくれる清浄なる植物のお守り。 ヒールバングル 敵を倒すごとにHPを5%回復するバングル。止めの一撃がさらなる一歩へと繋がる腕輪。 メンタルバングル 敵を倒すごとにTPを2%回復するバングル。止めの一撃がさらなる美技へと繋がる腕輪。 ミラクルバングル 敵を倒すごとにHP5%、TP2%回復。群がる敵を屠ることこそが生の活力を生む。 シンボル 名称 説明 ダークシール 被ダメージが2倍だが取得経験値が1.5倍。装備して常に戦闘に参加する必要がある。 デモンズシール 被ダメージが2.5倍だが取得経験値が2倍。装備して常に戦闘に参加する必要がある。 ミスティマーク 詠唱時間を10%短縮する。軽快な術式運用を可能にする。 ミスティシンボル 詠唱時間を20%短縮する。脅威の高速詠唱を実現する。 ナイツシンボル クリティカル率をアップさせる。攻撃の正確性を向上させる剣士の象徴。 フィートマーク 物攻を5%アップする。攻撃力を増幅する紋章。 フィートシンボル 物攻を10%アップする。攻撃力を大幅に上昇させる優れた紋章。 マジックマーク 魔攻を5%アップする。魔攻力を増幅する紋章。 マジックシンボル 魔攻を10%アップする。魔攻力を大幅に上昇させる優れた紋章。 プロテクトマーク 物防を5%アップする。防御力を増幅する紋章。 プロテクトシンボル 物防を10%アップする。防御力を大幅に上昇させる優れた紋章。 レジストマーク 魔防を5%アップする。魔防力を増幅する紋章。 レジストシンボル 魔防を10%アップする。魔防力を大幅に上昇させる優れた紋章。 ホーリィシンボル 一定時間ごとにHPを3%ずつ回復する。戦闘中に身体の負傷を癒す聖なる紋章。 メンタルシンボル 一定時間ごとにTPを1%ずつ回復する。戦闘中に精神力の疲弊を癒す聖なる紋章。 指輪 名称 説明 マイトリング 腕力が10%アップする。装着者の腕力を強める指輪。 ギガースリング 腕力が15%アップする。装着者の腕力を一段と強める上質な指輪。 スタミナリング 体力が10%アップする。装着者の体力を強める指輪。 タフネスリング 体力が15%アップする。装着者の体力を一段と強める上質な指輪。 クイックリング 敏捷が10%アップする。装着者の敏捷さを強める指輪。 アジリティリング 敏捷が15%アップする。装着者の敏捷さを一段と強める上質な指輪。 デクステリティリング 器用が10%アップする。装着者の器用さを強める指輪。 アートリング 器用が15%アップする。装着者の器用さを一段と強める上質な指輪。 インテリリング 知性が10%アップする。装着者の知性を強める指輪。 ウィズダムリング 知性が15%アップする。装着者の知性を一段と強める上質な指輪。 ハートリング 精神が10%アップする。装着者の精神を強める指輪。 ソウルリング 精神が15%アップする。装着者の精神を一段と強める上質な指輪。 レジュームリング 時折、装着者を戦闘不能から救い出す指輪。 エメラルドリング 術・技の消費TPを本来の2/3にする。精神力の消耗を和らげてくれる指輪。 フェアリィリング 術・技の消費TPを本来の1/2にする。精神力の消耗を半減させてくれる指輪。 リスキーリング 消費TPが1になるが被ダメージが2倍。防御を犠牲に精神力の消耗を打ち消す指輪。 宝石 名称 説明 ガーネット 火耐性が50%アップする。火属性の加護をもたらす護石。 アクアマリン 水耐性が50%アップする。水属性の加護をもたらす護石。 オパール 風耐性が50%アップする。風属性の加護をもたらす護石。 ルビー 地耐性が50%アップする。地属性の加護をもたらす護石。 ダイアモンド 光耐性が50%アップする。光属性の加護をもたらす護石。 アメジスト 闇耐性が50%アップする。闇属性の加護をもたらす護石。 エレメンタル 全ての耐性が30%アップする。六属性全ての加護をもたらす護石。 ブラックオニキス 最大HPが30%アップする。装着者の生命力を高める護石。 ムーンストーン 最大TPが20%アップする。装着者の精神力を高める護石。 アレキサンドライト 最大HP12%アップ/最大TP12%アップ人が生きるための活力を増強する護石。 その他 名称 説明 エクシード ACが1アップする。装着者の行動力を増幅する秘石。 ゼクシード ACが2アップする。装着者の行動力をより一層増幅する秘石。 リンクアップ 共鳴術技ゲージがアップしやすくなる。仲間と息を合わせやすくなる秘石。 リンクロング オーバーリミッツの効果時間が長くなる。仲間との結びつきを強めてくれる秘石。 セフィラ 獲得ガルドが1.5倍になる。戦闘による獲得ガルドを増やす女神像。 ブルーセフィラ 獲得ガルドが2.0倍になる。戦闘の獲得ガルドを倍増させる青き女神像。 リバースドール 身代わりの彫像。一度だけ装着者の戦闘不能を回復する人形。 ハイリバースドール 一定確率で戦闘不能時に装備者の身代わりになってくれる彫像。壊れる事はない モノクル 装備したキャラクターが敵を倒した際アイテムドロップの確率を15%アップ ハンターズモノクル 装備したキャラクターが敵を倒した際アイテムドロップの確率を30%アップ 想影の連環 属性不明の精霊の力を宿した謎の装飾品。装着者はある試練を受ける資格を得られる―― マント 名称 説明 マント 物防と魔防がアップする。旅には必須の布製マント。 レザーマント 物防と魔防がアップする。長旅にも耐える革製のマント。 シーブズマント 物防と魔防がアップする。盗賊が好んで使うという黒いマント。 パラディンマント 物防と魔防がアップする。王を守る守護騎士が愛用した華麗なマント。 フレアマント 火耐性30%アップ/防御アップ火霊術式が織り込まれたマント。 アクアマント 水耐性30%アップ/防御アップ水霊術式が織り込まれたマント。 ウィンドマント 風耐性30%アップ/防御アップ風霊術式が織り込まれたマント。 アースマント 地耐性30%アップ/防御アップ地霊術式が織り込まれたマント。 ライトマント 光耐性30%アップ/防御アップ光霊術式が織り込まれたマント。 ダークマント 闇耐性30%アップ/防御アップ闇霊術式が織り込まれたマント。 エレメントマント 全耐性15%アップ/防御アップ六属性全ての術式が織り込まれたマント。 ザ・レッドマント 火、地、光の属性攻撃を吸収するが水、風、闇の属性攻撃の被ダメージが2倍。 ザ・ブルーマント 水、風、闇の属性攻撃を吸収するが火、地、光の属性攻撃の被ダメージが2倍。 ブーツ 名称 説明 ブーツ 敏捷アップ/防御アップごく普通の庶民的な布靴。 レザーブーツ 敏捷アップ/防御アップ長距離の移動に適した革製の靴。 ファインブーツ 敏捷アップ/防御アップ改良された耐久性の高い革靴。 アイアンレギンス 敏捷アップ/防御アップ足元の防護のために作られた鉄製の足甲。 シルバーレギンス 敏捷アップ/防御アップ見た目の美しさにもこだわった銀製の足甲。 ゴールドレギンス 敏捷アップ/防御アップ貴重な金を使用した豪奢な足甲。 レアブーツ 敏捷アップ/防御アップ希少鉱石を贅沢に使用した超軽量の足甲。 ペルシアブーツ 敏捷アップ/防御アップにくきゅうがキュートな猫型ブーツ。
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マントラ マントラフロー
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カリカリカリ。 静かな部屋にペンを走らせる音が響く中、一人の文官の娘が黒い布をちくちくと縫っていた。 ここはレイウォール王国ノルドグラム城内。 フェリタニア・メルトランド連合王国がレイウォールを制圧した直後、王国軍最高軍師ナヴァールはレイウォール王国将軍ドーントレスの協力の下、戦争の事後処理にあたっていた。 ナヴァールが働くその部屋で、文官の娘は何故か裁縫をしている。そしてそれをナヴァールも咎めようとはしていない。 そんな奇妙な状況の中、コンコンと部屋のドアをノックする音が響く。 そして顔を出したのは―― 「ナヴァール、呼びました?」 連合王国女王にして、レイウォール王国第一王位継承者であるピアニィ・ルティナベール・フェリタニアその人であった。 しかし、その声に反応したのはナヴァールではなく文官の娘の方であった。 「あ、陛下。見てください。後ほんの少しで完成なんですよ」 そう言って紺色の布を広げる。 それを見て、ピアニィは歓声を上げる。 「わぁ、すごーい! これならアルも喜びますよ!」 文官が広げてみせた布は上等の絹を紺色に染め上げて作られたマントだった。連合王国第一の騎士アル・イーズデイルが鎧を一新した際に母親であるエルゼリエ・ブルックスに発注した品であった。 だが、その話を聞いた文官の娘が『待った』をかけ、彼女が自作する事にしたのである。 その事を思い返してピアニィが問いかける。 「でも、どうしてリアちゃんが作る事にしたんですか? エルゼリエさんに頼めばすぐだったのに……」 その問いに、ペンを止めたナヴァールも頷く。 「それは私も気になっていた。理由を聞かせてはくれぬか?」 二人から問われた文官の娘リアは、にっこりと笑って理由を話してくれた。 それを聞いた二人は―― 「なるほど、な。そういう考えだったのか」 「リアちゃん、すごいです! それならアルもきっと喜んでくれますっ!」 二人の賛辞を受け、リアは照れくさそうに笑う。 そして、ピアニィに完成間近のマントと針を差し出す。 「最後の一針です。縫っていただけますか?」 微笑んで告げられた台詞にピアニィは頷き、マントを一針縫って返す。 マントを受け取ったリアは、糸の処理を終えてピアニィに再度差し出した。 きょとんとするピアニィに、 「私からではなく、陛下から渡して差し上げてください。きっと、その方が喜んでくださいますから。後……私が自作した理由も、お伝えくだされば幸いです」 そう言って、柔らかく微笑む。 ピアニィは了承し、マントを抱えて部屋を出て行った。 それを見ていたナヴァールは一言。 「……けしかけたな?」 「何の事でしょうか?」 上司の台詞にしれっと返すリア。だが、その口元は笑っている。 「陛下にアルと会う口実を作って差し上げたのだろう? このところ忙しくてあまり顔を合わせる機会もなかっただろうしな」 推測を口にするナヴァールに、リアはとぼけた返事を返す。 「さて? とりあえず私は仕事に……っと、軍師様」 「うん?」 唐突に声をかけられたナヴァールはいぶかしげな表情で彼女を見る。 リアは仕舞いかけていた裁縫道具を再度取り出して、ナヴァールに向けて手を差し出す。 「法衣の裾がほつれているようですので、ついでに縫いますから脱いでくださいね」 リアのその言葉に、ナヴァールは礼を言いながら法衣を渡した。 彼女の手元を眺めながら、ナヴァールは疑問に思っていた事を問う。 「……ところで。何故ここで裁縫をしていたのだ?」 その問いに、リアは苦笑しながら答えた。 「ここだと仕事を押し付けられずに、集中してマントが縫えるからです」 ピアニィは生まれ育った城を自身の騎士を探して歩き回る。 少しでも早く、完成したマントを渡してあげたかったからだ。 アルを見つけたのは中庭の一角。ちょうど休憩時間のようだ。 「アル、やっと見つけました!」 そう言って彼の許に辿り着くと、アルは少々驚いたような顔をする。 「姫さん、なんだよいきなり。何か用か?」 アルの問いかけに、ピアニィは微笑んで、抱えていたものを広げてみせる。 「ついさっき、アルのマントが完成したので持ってきたんです♪」 広げられたマントを見て、アルは感嘆の声を上げる。 「すっげー。本職が作ったみたいにしっかり作ってあるな。あ、表と裏では色が違うのか」 「アル、とりあえず羽織って見せてくださいよ♪」 しげしげとマントを確認するアルに、ピアニィは羽織ってみるようにせっつく。 「あ、ああ。……どうだ?」 マントを羽織り、ピアニィに見せる。だが、ピアニィは無言。 「……姫さん?」 声をかけるも反応はない。 ピアニィはマントを羽織ったアルをじっと見つめて……いや、見惚れていた。紺地に黒の縁取りのされたマントはアルに非常に良く似合っている。 アルは反応のないピアニィの顔を覗きこんでもう一度声をかける。 「おい、姫さん?」 「きゃあっ!……お、驚かさないでくださいよ……っ」 高鳴る胸を押さえながらピアニィが抗議するも、アルはいぶかしげな顔。 「声をかけても気づかないんだもんな。目の前にいるっていうのに」 「あ、ごめんなさい……」 声をかけられて返事をしなかったのは確かに悪かったので謝っておく。 それで機嫌を直したアルに、ピアニィは頬を紅く染めながら小声で囁くように告げる。 「その……マント。すごく似合ってて……。思わず見惚れちゃいました」 その言葉に、アルも思わず赤くなる。 「あ、ああ……ありがとう」 お互いに照れくさくなったのか、微妙に目を逸らしながらの沈黙が続く。 耐え切れなくなってきたのか、先に口を開いたのはアルの方だった。 「しかし……リアの奴、こっちにまでマント持ってきてたのか。確かに期日は今日だったけど、そこまでしなくてもいいのにな」 マントの端をいじりながらのアルの台詞に、 「『どうしても期日に間に合わせたいから』って、さっきまで一生懸命縫ってましたよ」 ピアニィはそう言って苦笑する。そして、リアが上司であるナヴァールに直談判してまでマントを縫い続けていた理由を口にする。 「それに、そのマントには『みんなの願い』がこめられているって言ってました」 「みんなの……願い?」 彼のその言葉にひとつ頷いてから続ける。 「リアちゃんが前に仕えていた家での慣習だったそうですけど、主が戦場に出る場合、その衣服やマントを屋敷のみんなで作るんだそうです。『主が無事に戻ってきますように』という願いをこめて」 「……え……」 アルはその話に困惑する。自分がそんなふうに誰かに思ってもらえる存在だと考えた事などなかったのだ。 ピアニィはそんなアルに微笑みかける。 「そのマント、フェリタニアが建国された時から仕えてくれている人達全員が一針ずつ縫っているんだそうです。後、アキナちゃんやエルザ先生、エルゼリエさんも。だから時間がかかったんだそうです。……愛されてますね、アル」 「………………っ!」 アルは絶句した後に真っ赤になる。彼女達の気持ちが嬉しくて、気恥ずかしくて。 そして、ピアニィは更に続ける。 「……もちろん、あたしも縫わせていただきました。アルに――生きていて欲しいから。あたしの側に戻ってきて欲しいから。そして――ずっと側にいて欲しいから」 「………………姫さん」 真っ赤になりながら自分の想いを告げるピアニィに、自分への好意と信頼を感じて――アルは彼女をそっと抱き締める。 「……ありがとう」 そう言って、アルはずっと主を抱きしめ続けた。 「……そういえば、陛下が最後だったのは何か意味があったのか?」 繕ってもらった法衣を着直しながら、ナヴァールはリアに問う。 「あ、はい。ありますよ?」 リアは微笑みながら返す。 「で……その意味とは?」 そう問われ、彼女は笑いながらこう答えた。 「最後に縫うのはその屋敷の女主人――つまり、奥方のお仕事なんですよ。後、アル様にマントを贈ったのは……あの方は陛下をきちんと護り抜いてくださると信じているからです。だから……陛下じゃなくアル様に贈ったんです。だって、陛下を護り抜いたアル様が帰って来てくださったなら、それは……お2人ともが帰って来てくださったって事なんですから……」