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ボッシュウ #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 基本マニ:2 最大マニ: コンボ情報 このカードを使ったコンボ このカードになるコンボ 名前 コメント
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ボッシュート ボッシュートとは、ildが退室時に放つ暗黒呪文である。 この呪文は、仏教での「歿醜徒」に由来しており、残虐な行いをした者に対してのみ発動されていた呪文である。 しかし、あまりのむごさと、発動出来る人間の少なさから、現代社会では既に消し去られた存在だった。はずだが、何故かildによって再び日の目を見る事になった。 なぜildがこの現代社会にて「歿醜徒」を蘇らせたのかは分からないが、ildを怒らせてはいけないのは確かである。 え、マジで…? というのはまっぴらの冗談であり、ildがチャット退室時に言う常套句であるのは間違いないが 実質はTBSテレビ系で放送されている「日立 世界ふしぎ発見!」において 不正解者が賭けていたひとし君人形を没収する際司会の草野仁が使う台詞。 そのひとし君人形の様子から転じて(舞台から)下方向に消えていく、落ちる、退場するという意味でも使われる。 ildは上の2つの意味の内、後者の意味で使用しており、決して暗黒呪文ではない。 初見様でも安心してお使いいただけます。
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名前 攻撃力 消費EN 効果 定価 入手場所 初期装備可能金額 ボッシュート 17 5 これを持っているとゲームオーバー時初期金額アップがなくなる ¥6000 闇市(170,180,230,240、封印呪い壺 説明 終盤の闇市や封印呪い壺から入手できる武器。 攻撃力17、消費EN5だが、GAME OVERまたはGAME CLEAR時にこの武器を持っていると初期金額が上昇しなくなる。正確には、特別ボーナスが所持数分だけ-1000ポイントされる効果なので、それ以上稼げば初期金額を上昇させることも可能。 初期金額を貯めるのが一つのやり込み要素であるこのゲームにおいて、この呪い効果は致命的だが、クリア前にこの武器を上書き削除してしまえば呪い効果もなくなる。武器の性能面でのデメリットは全くない。燃費は普通だが、終盤ではどのみち火力不足になるので、忘れないためにも早めに交換してしまっていい。 ボッシュートとは、某クイズ番組で「没収+ダストシュート」から名付けられた言葉で、「没収する・落ちる・退場する」などの意味がある。 相性の良い武器 特になし 関連武器 鉄の金庫、金の金庫ゲーム終了時にボーナスが乗るタイプの武器。
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最終更新日時:2018-08-20 19 52 33 (Mon) プラットフォーム yahoo! - mixi - 追加 - 引退 - PT専用 エリア適性 選手情報 6 7 6 フルネーム ダンテ・ボッシ 3 3 3 肩書き バンビーノ・ジ・オーロ 2 2 2 国籍 イタリア 1 1 1 ポジ FW 1 1 1 年齢(1期) 25歳 区分 モデル パオロ・ロッシ 金 タイプ ストライカー 在籍 スピ テク パワ スタ ラフ 個性 交換 1期目 9 7 8 8 3 8 S 2期目 9 7 8 8 3 8 S 3期目 9 7 8 8 3 8 S 4期目 9 7 8 8 3 8 S 5期目 6期目 7期目 8期目 9期目 10期目 PK FK CK CP 9 3 1 5 知性 感性 個人 組織 - 3 - - 特筆すべきテクニックはないが、ゴール嗅覚がずば抜けて鋭い天性の点取り屋。 「ゴールを誰が決めたか分からないときは、彼だと答えておけばまず間違いない」という格言を生み出すほど。 世界大会では史上最強とうたわれたブラジルを破り優勝、得点王を獲得。所属クラブでも数々の栄誉を獲得している。 プラットフォーム yahoo! - mixi - 追加 - 引退 - イタリアビッグ3スカウト限定選手 エリア適性 選手情報 フルネーム ダンテ・ボッシ 肩書き 国籍 イタリア ポジ FW 年齢(1期) パオロ・ロッシ 区分 モデル IS タイプ 在籍 スピ テク パワ スタ ラフ 個性 交換 1期目 9 7 8 5 2期目 3期目 4期目 5期目 6期目 7期目 8期目 9期目 10期目 PK FK CK CP 知性 感性 個人 組織 ベストイレブンplusスカウト(2014/7/18~28) エリア適性 選手情報 フルネーム ダンテ・ボッシ 肩書き バンビーノ・ジ・オーロ 国籍 イタリア ポジ FW 年齢(1期) 26歳 区分 モデル パオロ・ロッシ PS タイプ 在籍 スピ テク パワ スタ ラフ 個性 交換 1期目 9 7 8 8 2 5 2期目 3期目 4期目 5期目 6期目 PK FK CK CP 9 1 1 5 知性 感性 個人 組織 - 4 0 本日訪問者数: - 昨日訪問者数: - 名前 コメント ↓個性8 -- 名無しさん (2018-08-20 19 52 33) 7期 スピ9テク10パワ7スタ9ラフ3個性交換S -- 名無しさん (2018-08-20 19 51 29)
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やさしいともだち 収録作品:ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター[PS2] 作曲者:崎元仁 概要 イベントで流れるBGM。主人公リュウの相棒である「ボッシュ」との関連したシーンで使用される。 穏やかな曲調であるが、憂いを秘めたような儚げな雰囲気を持った楽曲。 この曲は主に3つのシーンで使用されている。 最初はゲーム冒頭のロッカールームでボッシュが登場するシーン。 このボッシュ、言動は生意気だが腕は確かであり、リュウにとっても頼りになる存在であった。 しかしこの2人の間には大きな壁があった。それは生まれたときに定められる「D値」というパラメーターである。 2人が生きる世界ではD値が高いほど社会的地位も高くなる。そしてボッシュのD値はリュウのD値より遥かに高い。 D値の低いリュウは一生下働きのままだが、ボッシュはどんどん出世して高い地位へ昇ることができる。 そんなボッシュは出世したら自分がリュウの後ろ盾になってやると言う。やっぱりボッシュは「やさしい友だち」なんだ。 次にこの曲が流れるのは離れ離れになったリュウとボッシュが再開したシーンである。 この時ボッシュはリュウをろくな説明もせずにいきなり殺そうとした。というよりも本当に殺しかけた。 ボッシュはリュウに「俺の道を阻むな」と言った。リュウを自分の出世の障害と見なしたのである。 しょせんボッシュにとってリュウは邪魔になれば切り捨てるだけの存在でしかなかった。ちっともやさしくないじゃないか…! + そして… そして時は流れゲーム終盤。 強大な「竜」の力を宿したリュウに対抗するために、ボッシュも「竜」の力を体を宿すことに成功する。 しかしボッシュの宿した「竜」の力が暴走。「竜」はボッシュの体を食い破ろうとする。 リュウ‥暗いよ‥リュウ‥俺が‥‥俺が何かになっていくよ 「竜」による体の浸食。その苦しみはリュウが誰よりもよく知っている。 リュウはボッシュへ静かに歩み寄り、ボッシュの体を貫いた。苦しみから解放されたボッシュの表情はどこか安らかであった…。 そんな苦しむボッシュをリュウが介錯するような場面でこの曲が流れる。この時にやっと「やさしい友だち」という意味が分かるはず。 過去ランキング順位 第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 637位 サウンドトラック ブレス・オブ・ファイアV ドラゴンクォーター オリジナル・サウンドトラック
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堕天使は地獄へ飛ぶ (文庫化時『エンジェル・フライト』へ改題) 題名:堕天使は地獄へ飛ぶ 原題:Angels Flight (1999) 著者:マイクル・コナリー Michael Connelly 訳者:古沢嘉通 発行:扶桑社 2001.9.30 初版 価格:\2095 本書がボッシュ・シリーズであったことにほっとする。ボッシュ・シリーズは二年ぶりだろうか。だからボッシュに関する大抵のことはぼくは忘れている。でもボッシュの本質的なところはあまり忘れていないと思える。だからボッシュとの再会は、ぼくの中で眠っていた彼の世界の再構築に始まる。でもそれにしてはあまりにも重く暗い作業であった。でもそれこそが、この本の中の真実の部分。 ボッシュは闘う。警察官を監査する警官たちと闘う。人種差別主義者たちが巣食う警察という組織の息苦しさと闘う。表面に浮き出て来ないが、正義をかざした仮面の向こうで黒人を殴っている奴らと闘う。密かに銃口を掃除している人殺しと闘う。別の価値観でのみ食いつないでいるマスコミというハイエナと闘う。少女を殺すサイコや変態性欲者やドメスティック・ヴァイオレンスと闘う。アメリカの病弊と闘う。 それらのすべての闘い。闘いの象徴がいつもコナリー世界のボッシュである。世界が重くふたがれているとき、闘う一人の男がいて、殺人現場や血液や死体に残された科学的物証を嗅ぎ回り、何度でも街に繰り出しては、傷つき、傷ついた者を癒したり、癒しを求めてもそれが得られなかったりする。誰にもある日常のようであるが、彼の世界は警察であり犯罪現場であることで成り立っている。 作中の記述によると『わが心臓の痛み』のマッケイレブをボッシュは知っていた。彼の役を映画でクリント・イーストウッドが演じるポスターを眺めて、ボッシュはマッケイレブ本人とイーストウッドはちっとも似ていないと考える。ボッシュをぼくらが如何に描こうと、作者は作者なりの顔をボッシュに与えているのだと思う。 顔はわからないけれど、ボッシュのファイティング・ポーズだけはぼくはわかるような気がする。彼を取り巻く獣たちの非情も、犠牲者たちの悲しみもどことなく分かるような気がする。このシリーズもけっこう熟成してきたのかなと、少しだけぼくは感じている。 (2001.11.11)
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汚名 題名:汚名 上/下 原題:Two Kind Of Truth (2017) 著者:マイクル・コナリー Michael Connelly 訳者:古沢嘉通 発行:講談社文庫 2020.08.12 初版 価格:各¥880 この一作でボッシュは、三つ、いや四つの事件に絡む。そうボッシュ大多忙の巻である。邦題の『汚名』は、ボッシュが巻き込まれる過去の事件での捜査ミス及びこれに関するマスコミ・スキャンダルから取られたものと思われるが、作中では次のように語られている。 <この世には、二種類の真実がある、とボッシュは知っていた(上巻 P202)>絶対の真実と、ペテン師たちによって創作される偽の真実が。 一方で、薬局の父と子が無慈悲に殺害された事件を機に、薬物密売組織に囮として潜入するボッシュの活劇ぶりが描かれる。この部分はAMAZON PRIMEで既にドラマ化されたため、ぼくは視聴しており、設定その他に異なる部分はあるものの、主筋はドラマと原作は同じ展開を見せるので、実のところ小説を後にすることで興が削がれた。原作を映像化したものなら抵抗はあまりないが、映像→原作は、さすがに残念な順番だった。 しかし、本書には、ボッシュへの思い入れをこの一冊で総括してやるんだ、くらいの原作者の熱気が感じられる。それが、定年を過ぎゆくボッシュに対しての、入魂のペン捌きとなって結実しているので、シリーズ屈指の熱い作品となっていることが素晴らしい。 ボッシュは昔牢屋として使われていた黴臭い資料庫から古い事件の調書を引っ張り出しては、自分の天性の仕事勘を働かせ、潜入捜査中に気にかけた薬中の女性を徹底して再生させようと主筋とは別のところでも力を尽くす。 腹違いの従弟ミッキー・ハラーは、今回の大団円を取り持つ法廷シーンで期待に違わぬ活躍ぶりを見せ、その調査員であるシスコはボッシュとの臨時協力体制を請け合う本書のサービスぶりである。 もう一つ、サービス・シーンをご紹介。 <「あんたはカウンターにいるタイプだ。ホッパーのあの絵でひとりですわっているやつみたいに」>とハラーがボッシュに言うシーン。<ボッシュは自分をホッパーの『夜更かしする人々(ナイトホークス)』のなかに描かれたカウンターにいる男のようだといつも思っていた(上巻 P297)> 無論、ボッシュ・シリーズの一作目『ナイトホークス』を想起させるシーンである。作者はボッシュというキャラクターを創り出した当時と、ボッシュともども実績と経験を重ねてきた今とを重ね合わせて、充実した二人のそれぞれの人生を重たく振り返ってみせたのではないだろうか。 (2020.09.8)
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強くなりたかった。 ただ願う事はそれだけで。 立ち止まる事など許されず。 先の無い闇の中でもがき続け。 負けて、死んだ。 負けて全てを失った。 誇りは地に落ち、帰る場所ももはや無い。 誰も敗者を省みず、ただ過去に埋もれていくだけ。 それでも、救いはあった。 しかし、ボッシュ=1/64はその救いも奪われた。 目覚めた魂は止まる事を許容せず、みっともなく悪足掻く。 偽りの冬木市において与えられた役回りもそれ相応。 未来を嘱望されたエリートのボッシュ=1/64は。 未来の無い、何も持たないただのボッシュになった。 そして、聖杯戦争は始まった。 ■ 「ん……始まったのか」 ボッシュ=1/64は一言、そう呟いた。そこに高揚も無ければ、怯えも無い。 ただあるがままその通達を受け止めた。あと七日か、そう思う程度だった。 なんとはなしに、頭上を見上げる。空は、見えない。 ただ、照明が小さく光を灯すだけ。その先は、闇だ。 ボッシュは現在、深山町のアーケード付きの商店街にて身体を休めていた。 シャッターは全て閉じられ、人の通りは無い。立ち並ぶ店はどれも薄汚れていた。 店と店の隙間に身を置いて、ボッシュは片膝を立てて座り込んでいる。 身体の脇に置かれた、釣りで使うようなロッドケースが目をひく。 深夜にこんな所にいるのは、ボッシュに帰るべき場所が無かったから。 ボッシュが与えられた役割はホームレス。金無し家無し親も無し。天涯孤独の身の上だった。 記憶を辿れば色々と紆余曲折あったようではあるが、ボッシュは全く気にしていない。 全ては偽り。紛い物と知っていれば屈辱は感じ無い。 ただ、空虚だった。この世界は未知の刺激に満ちているが、心は全く波打たない。 ここ数日、様々な場所に行った。海に山に森に、行ける範囲はできる限り巡った。 何も感じはしなかった。一切の興味が湧かなかった。 ここは自分の居るべき世界ではないと強く認識しているが為に。 だから、心が干上がった訳では無い。 その虚ろな胸の中に、確かに火は灯っている。暗い闘志が漲っている。 ボッシュの眼はこの世界に来てからずっと、前だけを見据えている。 ボッシュの耳に足音が届いた。 憶測ない不規則な、タイルを叩く足音。そして足音は一つだけ。 周囲に人の気配はそれ以外に無い。 「……丁度いいな」 伸びを一つしてからロッドケースを手に取り、そこから一振りの剣を取り出した。 飾り気の無い、ヒルトだけがついた細身の剣。 獣剣。元の世界からのボッシュの愛剣。手元に残った最後の財産。 他の全てはこの世界で奪ったものだ。奪う事でしか生きる糧は得られない。 しかし、今この時は別だった。奪うという事は同じではあるが。 立ち上がり、剣を腰に下げ、ケースを担いで、通りに出る。 微かな明かりの中で浮かび上がる人影が、こちらにむかって歩いてくる。 よれた背広、おぼつかない千鳥足。他には誰もいない。 ボッシュはこの世界に何も感じていないし、求めてもいない。 しかし心と思考に問題が無くとも、身体がそうであるとは限らない。 この世界には太陽があり月があり、昼があり夜がある。ボッシュの知らない世界だった。 身体に変調を感じていないが、実際に身を動かした時に、思う通りであるとは限らない。 だから、確かめてみる必要があった。これから戦いに臨むのであれば。 標的は生きているほうがいい。よく動くならなおよい。 そして、世界と同じくNPCたちにもボッシュは何の感情も持っていなかった。 ふらついた足取り、男はボッシュに気を向けない。暢気に歌を口ずさむ。 二人の距離は詰まって行き、すれ違う刹那、銀光がひとすじ閃いた。 二人は歩き続ける。ボッシュは同じ歩調を保ち、剣を収めた。 そのまま止まる事無く歩き続ける。振り返る必要は無かった。 手に残る感触が全てだった。ボッシュはポツリと呟いた。 「悪くない」 背後でくずおれる音、そして跳ねるような残響。身体は何の問題も無く仕上がっていた。 獣剣はレイピアに準じた武器で、ボッシュが修めた獣剣技は刺突を主とした剣技である。 しかしボッシュの技量は非凡だった。人体の一部を斬り飛ばす程度わけは無い。 ボッシュは地下世界の六人の統治者の一人、剣聖と称されたヴェクサシオンを父に持つ。 偉大な男の血を継ぎ、幼少よりの過酷な鍛錬、そして死を超えてきたボッシュの剣は一流の域にあった。 (俺に問題はない、それでも……) それでも、ボッシュは人間だった。 獣剣技の奥義を使うことは未だ叶わないが、剣の冴えは人を辞めた時のそれに迫っている。 だがオールドディープと接続した時に手に入れた人外の力は失われていた。 他を圧倒する肉体も、絶対障壁も、膨大な魔力も、魔法も、全てだ。 魔力だけはどういう訳か幾らか体内に残っており、ただの人間だった頃と比べて何倍にも増している。 おおよそ強化手術を受けた時と同程度の魔力量になるが、それだけではどうにもならない。 人を超えた存在の相手は単身では不可能だと、ボッシュは改めて認識した。 同時に自身のサーヴァント、バーサーカーの力が不可欠であるとも。 しかし、ボッシュはバーサーカーの事を何も知らなかった。知る術も持たなかった。 真名も宝具も、何ができるのかも、能力も、そもそも制御が利くのかも分からない。 なにせ、バーサーカーはボッシュに殺意を向けているのだから。 そもそもバーサーカーと顔を合わせたのは今までただの一度だけだった。 (……仕方ないな) なので以前からやろうと思っていた事を実行に移す事にした。 やる事はごく単純、バーサーカーを実体化させるだけ。 意志の疎通が図れない以上は、マスターであるボッシュが色々と試すしかない。 何故その程度今までやってこなかったかと言えば、バーサーカーは目立つからである。 バーサーカーはとにかく目立つ。見た目は異形で咆哮も周囲によく響く。 更に暴走の可能性も考慮に入れていた。ボッシュはバーサーカーを、人ならざる存在を信用していない。 敵の目を考えれば場所を選ぶのは当然であり、そしてボッシュはこの世界を知らなかった。 冬木市を、という意味ではなく、世界そのもの、環境そのものをという意味だ。 事前に知識を与えられているとはいえ、その裏付けはできない。 そもそもボッシュは自分に与えられた知識をあまり信用していない。裁定者が公平であると誰が保障するのか。 だからボッシュは世界を歩いて回った。興味は無くとも、勝つ為に。 しかしたった数日では世界は見渡せず、早々判断は下しにくい。だから今日まで延びてしまった。 魔力消費の問題もあった。バーサーカーが魔力喰いである事は既に把握している。 何時何があるとも知れず、無駄に魔力を消耗しても仕方が無い。 魂喰いをするにも、実体化しての魔力消費や各種デメリットを考えればそう簡単には実行できない。 それとどういう訳か、バーサーカーはボッシュに明確な殺意を向けていた。 霊体化した今は薄れているが、初顔合わせの時、確かにはっきりとした殺気を感じたのである。 その理由はやはりボッシュには分からず、故に近づくなと命令をひとまずは達してある。 令呪の使用も検討したが、令呪は文字通りの生命線。効果もどれだけ持続するかも分からない。 明確な危険と断じれない以上、乱用はできなかった。バーサーカーを信用できない理由の一つだった。 何にしても、無闇に実体化させる理由は全く無かったのである。 それに、ボッシュがバーサーカーを警戒するのは理由がある。 ボッシュが身を滅ぼしたのは、分を越えたオールドディープの、竜の力に取り殺された為である。 そもそもボッシュの没落の発端も化け物が絡んでくる。 人外の力を必要以上に警戒するのは当然で、あまりバーサーカーに頼りたくはないというのがボッシュの本音である。 同じ轍を二度踏むわけにはいかなかった。 そして諸々を考えた上で、ボッシュはマップの端、A-1の海岸を調査地点に選択した。 敵の襲撃などを考慮すれば、なるべく人目につかない方がいい。マップの端ならそうは探索に来ないと予断した。 バーサーカーの暴走を考慮すれば見晴らしのいい一本道はボッシュにとって都合がよいのもある。 それに例えば山地などは身を隠すに丁度いいが、ボッシュは山道に不慣れで何かあった場合に難がある。 更に土地勘が無いボッシュである。山に足を踏み入れれば確実に迷う。実際に迷いかけたのだから間違いは無い。 海岸を選んだのはわかりやすさも理由の一つだった。 人目を考えればなるべく早くに済ませた方がよく、ボッシュは足を速め先を急ぐ。 「問題は無いと思うけど……さて、どうかな」 ボッシュは商店街を抜け、闇を行く。 ■ 「戦いが始まったんだってよ……バーサーカー」 赤い鬣のバーサーカー……ブレードトゥースは正しく大悪党である。 荒廃した世界の中で懸命に生きる人々の命を数知れず奪った悪鬼である。 組織の大幹部として首領に命じられるままに殺戮を繰り返した怪物である。 大陸中を荒らしまわった冷血党のナンバー3、それがブレードトゥースである。 それは覆しようの無い事実であり、稀に見る高額の賞金首として歴史にその名は刻まれた。 この点では、今現在の怪人としての姿は正当な評価であり、真っ当なものであると言えるかも知れない。 「まあ、先は長いんだ……お互い、気楽にいこうぜ」 しかし、それは決して彼が望んで行ったものではない。囚われ、改造され、洗脳されたが為である。 薬によって意識は混濁し、理性を奪われた彼は服従を強いられ望まぬ罪を犯した。 だが、とある事件によって彼は記憶を代償に自由と人間としての姿を取り戻し、賞金稼ぎとして人生をやり直した。 獣人としての顔しか知られていなかった彼は種々様々な依頼を解決し、人々に称えられ、感謝され、たまに集られた。 悪逆非道の賞金首たちを討ち取って、果ては自身を改造した冷血党を壊滅させ、大陸にひとまずの平穏を取り戻した。 しかしこの経緯を知る者は殆どおらず。知っていてもそれは点の集まりだった。 大破壊によりネットワークはほぼ断絶しており、彼という存在の全貌を知る者は殆どいない。 賞金稼ぎと賞金首。彼は二つの顔を持っている。その二つを繋げられる者は、極少数。 もしも呼び出されたクラスが違っていれば、彼は獣ではなく戦車乗りとして現界した事だろう。 「よし……右手を上げてみろ」 しかし不幸なことに彼はバーサーカーとして呼び出され、怪物として顕現した。 Aランクの狂化によって理性は完全に消失し、過去に侵食された彼は絶対の服従を強要される。 それは組織の幹部であり、殺し屋であり、首輪を繋がれた獣と認知されていたがために。 それが彼の宝具『100,000Gの賞金首』だった。バーサーカーは忌まわしき過去に立ち戻る。 冷酷非道の狂った獣の姿と、悪党であり、悪鬼であり、怪物としての精神を押し付けられる。 明日を掴んだ英雄ではなく、過去に囚われた亡霊の姿に彼は成り果てた。 「回って……次は跳んで見ろ……いいぞ」 現在のバーサーカーは実体化していて、眼前にはマスターがいる。 薄笑いを貼り付けた顔も、首をかしげる仕草も、こちらにむける視線も。 全てが癇に障り全身から殺意が吹き出る。 それは洗練されることの無い剥き出しで、狂おしいほどの獣の意思。 バーサーカーの全身には激情が荒れ狂っている。 人々に恐れられる怪物として、残虐無道な精神が今の彼には宿っている。 それは本能というべきもので。 「あーあ……」 バーサーカーは純粋に狂化の恩恵を受け生前より更に強大になっている。 元より理性など無い獣は、ただ引き裂き砕くことしか出来ない。 今ならば目の前の少年一人、寸毫の暇も無く縊り殺せる。 しかし、出来ないのだ。彼には過去という極大の首輪がついている。 自らの意志で主に手を出す事は決してできない。獣であるが故に。 だが獣であるからこそ、主の命を狙い続ける。 理性の無い獣はそれを隠すことはできなかった。 「なかなか……やるじゃないか」 彼は冷血党を抜けた後、制限付きながら自由意志による獣人への変身能力を手に入れた。 その力を有効に利用し、組織は経緯はどうあれ彼の手によって、その私怨と共に完全に粉砕された。 彼は憎んでいたのだ。自分を改造した組織を。組織の首領である科学者を。憎悪していた。 その一部始終は目撃され。故にそれは風評となって彼の歴史の一部となった。 どんな背景があったとしても、ブレードトゥースは冷血党の身内であり、仲間だった。そう見られていた。 仲間殺しのスキルはそういった過去と獣の狂気の現われ。歴史が習合した結果。 彼に近づく者は誰であろうと例外無く引き裂かれる事になる。例え主であろうとも。 「お前にも、願いはあるんだろ……?」 彼とて願いを持って聖杯戦争に参加している。契約も結び、それを遵守せざるをえない。 だが、それらは完全に獣の狂気に侵食された。 油断し、近づいたマスターを抵抗させる間もなく一殺する。それが今の彼の唯一の望み。 目の前のマスターが、では無く自分を縛り付ける全てを獣は等しく嫌悪し、憎悪している。 本来の彼、ドラムカンもしくは――――は過去に決着をつけ、全てに割り切りをつけている。 本来の理性が残っていたならば、余程の事が無い限り態度の差はあるだろうが協力してくれた事だろう。 しかし今の彼はブレードトゥース。仲間殺しで主殺しの狂獣だ。 「もう消えていいよ、バーサーカー……頼むぜ、俺がどんなに憎くてもさ」 バーサーカーはその命令に従い、姿を隠した。 憎悪と憤怒は満身を駆け巡りその発露の時を待つ。 ただ機会を待つ。いつかのように、解放される瞬間を。 今は、まだ。 ■ バーサーカーが消えたのを確認して、ボッシュは剣を収めた。 顔を伝う汗をぬぐって腰を下ろす。俯いて、息をついた。 既に夜は明けて、太陽は顔を出していた。 「ふう……ま、想像通りか」 特に何が起こるでもなく、バーサーカーは姿を消した。実体化させた時間は約三十分。 それで限界という訳ではなかったが、今後を考えて早めに切り上げた。 魔力を絞られ、殺意に当てられ消耗はしたが、それは予想の範囲内。 とりあえず、一応の成果はあった。 「ひとまずは……大丈夫か?」 顔を上げて目の前を、バーサーカーが立っていた付近を見る。 砂浜には幾多のクレーターが生まれ、右手にある防波堤は一部だけだが完膚なきまでに破壊されていた。 ボッシュが命令した結果だった。他にもどの程度の細かい作業ができるかを試してみた。 繊細な作業はその見た目通りに困難であるが、大体はマスターに従う事は確認できた。 その間もバーサーカーはボッシュに殺意を向けていた。が、命令に反する事無く、近づく事無く。 分かっていた事ではあるが、とりあえず命令に忠実であると再確認できた。 近づかず、近づけさせなければ問題ないと、ボッシュは判断した。当然油断は全くできないが。 魔力消費に関しても、予想通りではあった。 ボッシュの魔力は大幅に強化されてはいるが、失った魔力は軽くない。 バーサーカーが全力で活動した場合、ボッシュは動けるかどうか。少なくとも楽観は決してできなかった。 しかし、それはまだいい。事前に予想していた通りである。 今おこなった実体化の最大の目的は、魔力消費以外の悪影響が齎されないか、という所にある。 それも今の所は問題はなさそうではあった。魔力以外に奪われたものは感じられない。 かつて契約したオールドディープ……チェトレは膨大な力を契約者にもたらす。 しかし、その代償として、命を削り、身体を侵食される事になる。 ボッシュは全身を侵され、力を制御しきれず、肉体と精神を喰われ尽くした。 あの時手に入れた力と、今ある力。どうしてもだぶってしまうのだ。 だから念を入れて、慎重に接する。しかし、それでもわからない事が多すぎた。 (わかる……あいつが化け物だってのは……それでも) バーサーカーの力は、肌で感じる殺気や姿形だけを見てもわかる。ボッシュも修羅場を潜った戦士である。 バーサーカーに匹敵、あるいはそれ以上の存在と対峙し、自身もその領域まで登った事もある。 だからこそ、解り、思う事がある。ただの力押しだけでは勝てないと。 ボッシュはバーサーカーの暴威を疑ってはいない。 圧倒的な力の前には、全ては無意味となる。生前にそれは思い知っていた。 しかし、敵もまたバーサーカーと同じく超常の存在であるサーヴァント。 同質の力を持つ者同士のぶつかり合いはより力を制したものが勝つ。それもまた骨身に染みて思い知っている。 断言する事はできないが、単なる力押しだけで勝ち残るのは難しいだろう。そうボッシュは考えている。 つまり、バーサーカーが使い物になるかどうか、今の段階ではさっぱり分からないという事だ。 ただ、チェトレに比べればずっとマシではある、それが分かっただけでも収穫はあった。 (あんな無様は……二度と) カウントダウンは始まったが、現状は全てが闇の中。これからの予定など立てようが無い。 サーヴァントは聖杯戦争の要である。その要の力が詳細不明、では話にならない。 魔力消費の都合上、無策ではその内に過去と同じ結末を辿る事になるだろう事は生々しく想像できるのだ。 「……やるしかないか」 だから、余力のあるうちにバーサーカーがどれだけのものか試す。初戦、それに全てを賭ける腹積もりだった。 これから、どんな相手であれサーヴァント同士の戦闘を発見すれば全力で介入し、バーサーカーの実力を見極める。 その結果次第で、今後の戦略を練ればいい。何を決めるにしろ、全てはそれからだった。 「こんなところで……つまずづいてられるか」 しかし、そのために街を闇雲に歩き回る訳にもいかない。 ただでさえバーサーカーは消耗が大きいのだから無駄な体力は使えない。なので、目標を絞って捜索しなければならない。 だがそう簡単に決められるものでは無く、とりあえず移動しながら考える事にした。 ボッシュは立ち上がって、足元に注意しながら歩き始めた。 「焦る事はない、な」 こんな場所に来た理由の通り、バーサーカーは非常に目立つ、 街中で実体化するだけで、敵はすぐに察知しやってくるだろう。 ただ、できる限りは有利な状況で戦った方が良く、漁夫の利を狙った方が当然いい。 最悪、継戦能力に欠けるボッシュは最終日に全てを賭けるのも手ではある。 (……一度、顔を出してみるか?) 生きていれば縁もできる。ボッシュにも記憶を取り戻す以前の付き合いがあり、顔見知りも多少は存在する。 殆ど当てにはできないが、尋ねてみるのも悪くは無いかもしれない。ボッシュも元は組織人、顔の使い分け程度はできる。 ボッシュは血に餓えた殺人鬼では無い。利用できるものは利用するだけだ。 NPCに一片の価値も認めていないだけで無闇に殺して回る気は決してない。体力の無駄だった。 こういった考え方は、多分に育った環境の影響が強かった。 ボッシュは足を止めて、くつくつと笑い出す。 「くく……この俺が……ボッシュ1/64が…… ローディと馴れ合いか……くくく……」 ボッシュは含み笑う。それは自嘲の笑み。 この世界に興味は無い。しかし、自分の姿はまた別だ。 過去からは考えられない、浮浪者たちにへりくだる自分の姿を想像して。 ただ思う、無様だと。そして、自分の口に出した言葉にはたと気づく。 「1/64……それに、ローディ……」 先ほど口走った言葉を反芻する。 1/64。それがボッシュのD値。優性である証明。 D値とは地下世界での絶対の指標。この高低が人生を左右する。 世界を統べる統治者たちは全て一桁のD値を持つ者で構成される。 D値の低い者は、ボッシュのようなエリートからローディと蔑まれる。 ローディはそれこそ場合によっては簡単に命が奪われる。 D値は誕生から死を迎えるまで変動する事はない。 持つ者と持たざる者は決して逆転する事はないのだ。 だから、もう意味の無いものだった。 劣等者であるローディが、優位者である統治者を打ち破り、そして―――― ボッシュは頭上を見上げた。 「……空、か」 青い空が広がっている。ボッシュの世界の空も青かったと言い伝えられていた。 しかし、それが今もそうであるかは分からない。 大災厄により地上は滅び、ボッシュの先祖は地下に逃れた。 地上への道は封じられ、統治者たちが世界を律した。 それから千年の時を経て、空への道は開かれた。 ローディで、反逆者であり、ボッシュの相棒だったリュウ=1/8192が拓いたのだ。 ボッシュ/チェトレを殺してリュウ/アジーンが空への道を。 だから、あいつが開いた、空を見に行く。 それが、ボッシュの願いだ。 ボッシュは終わった人間で、帰ったところで居場所は無い。 リュウと三度戦った。三度負けて二度死んだ。 空への階段の下で既に決着は着いている。 今、ボッシュが生き足掻くのは蛇足もいいところだった。 しかし。 「俺は、まだ終わってないぜ……リュウ」 ボッシュはまだ、二本の足で立っている。 ならば諦める理由など、どこにも無い。 負けっ放しで終わる、そんな事は、我慢がならない。 だから、ボッシュには聖杯が必要だった。 死んだ人間が、何の代償も無く蘇るなんてボッシュは信じていない。 ボッシュは肉の一片すら残さず死んだ、しかし今ボッシュはこうして戦える肉体を持っている。 そんな奇跡が無償であるとは信じない。聖杯が、勝利こそが必要なのだと直感している。 だから、なんとしても勝たなくてはならない。勝って聖杯を手に入れ、帰還を果たす。 その後の事はどうなるかなんてわからない。 またリュウと再び見えて何を為すのか。 また、剣を交える事になるのか、それとも……。 「何があっても……後悔だけはしないさ」 そもそも、リュウが生きているかも分からない。 リュウも命を削って力を行使した。ボッシュよりもずっと長く。 ボッシュと対峙した段階で、リュウは既に限界を迎えていた。 ボッシュと対決し、そして……殺された後の事はボッシュは知り得ない。 しかし竜が、チェトレがボッシュを媒体に顕現したのは間違いない。 だからリュウが生きている可能性は限りなく低く。 もしチェトレを打倒したとしてもその命は限界を迎え……生きている道理はどこにも無い。 しかし、ボッシュは確信していた。 あいつは生きていると。 そこに理由も根拠も道理も無い。 しかし、ボッシュは確信していた。 だから、ボッシュも不可能を越えて往くのだ。 あいつの居る場所へ。 「待ってろ――必ずそこへ行く」 空に向かって手を伸ばす。 その手は今は何も掴むことはできず、届くことも無く。 それでも、手を伸ばす事を諦めない。絶対に。 【A-1/海岸/1日目 午前】 【ボッシュ=1/64@ブレス オブ ファイア V ドラゴンクォーター】 [状態]精神的疲労 魔力消費(小) [令呪]残り3画 [装備] [道具]獣剣 ロッドケース [金銭状況]奪った分だけ。今は余裕がある。 [思考・状況] 基本行動方針:勝利し、空を見に行く。 1.戦場を探して情報収集。 2.敵を発見次第、バーサーカーを突撃させ実力を見極める。 3.戦闘の結果を見て、今後どうするかを考える。 [備考] NPCを何人か殺害しています。 バーサーカーを警戒しています。 【バーサーカー(ブレードトゥース)@メタルマックス3】 [状態]健康 [装備]無し [道具]無し [思考・状況] 基本行動方針:マスターを殺す。 1.マスターを殺したい。 [備考] どんな命令でも絶対服従。近づかない限り暴走はしません。 マスターに殺意を抱いています。 BACK NEXT 024 マギステル・マギ 投下順 026 夢現ガランドウ 024 マギステル・マギ 時系列順 026 夢現ガランドウ BACK 登場キャラ NEXT 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- ボッシュ=1/64 031 空の騎士 バーサーカー(ブレードトゥース)
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ナイン・ドラゴンズ ASINを正しく入力してください。 (right,4062777894) 題名:ナイン・ドラゴンズ 上/下 原題:Nine Dragons (2009) 作者:マイクル・コナリー Michael Connelly 訳者:古澤嘉通 発行:講談社文庫 2014.3.14 初版 価格:各\850 ヒエロニムス・ボッシュ、通称ハリー・ボッシュの警察小説シリーズは、常にボッシュの内面と行動とを交互に描きつつ、そのたぐいまれなる刑事ボッシュの行動の原理・理由・動機・目的・性格などをおろそかにはせず丹念にいくつもの事件という表現を使いつつ描き続けているシリーズである。 一作一作に外れがない、それぞれに常にツイストの利いた作品でありながら、長いスパンで見るとボッシュという苦難に満ちた道を辿る人生の孤独な魂と、その内に蹲る愛や友情の物語でもあり続けた。 そのボッシュにあるとき娘がいるとわかる。しかもその娘が香港に別れた妻と一緒に生活していることを知ったのは、『暗く聖なる夜』の作中である。その娘が脅迫の種に使われ、ボッシュが公人としての刑事ではなく、私人としての父親というスタンスを優先し、休暇を取ってまで香港の娘を救いにゆく、何ともストレートで手に汗握るサスペンスな作品が、本書である。 最近になって、じっくり事件と向き合い、自分と見つめ合うことの多いボッシュが、すべての音に耳を塞ぎ、目をつぶり、ただただ馬鹿になって娘の居場所を求めて疾走する物語は、むしろこのシリーズではとても珍しい。損得抜きのストレートな娘への愛情がこの小説を通常のボッシュ・シリーズとは異なる次元へ連れゆくために、行動の過激さに面食らうシーンも多いが、それでもこういう事態にボッシュならこう動くだろうなという想像の線上にストーリーが進んでいることも間違いない。 常日頃、ボッシュという人間をいかに作者が丹念に描いてきたかを、こういう切羽詰った時空に動き回るボッシュの活劇の連続を見つめつつ、何となく思い知らされるこれは新たな体験であるとも言える。 本書では『エンジェズ・フライト』の一場面で遭遇する中国店店主の殺人に幕を開けるのだが、他のシリーズ作品とも交錯しながら、ボッシュシリーズは過去作品までを新しい作品世界に接続して、一大コナリー・ワールドとして容赦ないLAの街を、アメリカを、アジアを、世界を描いてゆく。 きめ細かい人物描写がいつも常に無駄に使われず、それぞれのドラマとして次々と発表される作品で展開し、生かされてゆく。本書では重要なキャラクターたちとボッシュとの、邂逅と離別が運命づけられており、シリーズのある種のクライマックスともなりそうだ。アクションの多さとタイムリミット作品であることから、娯楽色が少し強すぎるように思われるが、この転換点を受けての次回以降作品にどのような影が落とされ、どのような光が点されるものなのか、じっくり期待してゆきたいところである。 (2014/06/18)