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No.0180 ギガント・シーホース ユニット:クラーケン 召喚コスト:青1無4 移動コスト:青1無1 パワー:5500 スマッシュ:1 レア度:コモン 特殊能力 (自軍の手札を1枚選び、破棄する) このユニットを、敵軍ユニットのあるエリアにフリーズ状態で置く。
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<< part19-106 >> ドリーム・ホース 夢魔を駆る死霊 《ドリーム・ホース》 効果モンスター 星2/闇属性/アンデット族/攻 500/守 400 このカードが攻撃する場合、ダメージステップ終了時まで このカードは相手の魔法・罠・ 効果モンスターの効果の 対象にならない。 part19-106 コメント 名前 コメント 《夢魔を駆る死霊》 効果モンスター 星5/闇属性/アンデット族/攻 800/守 600 「魂を削る死霊」+「ドリーム・ホース」 このカードは戦闘によっては破壊されない。 魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、 このカードを破壊する。 このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、相手はランダムに 手札を1枚捨てる。また、このカードが攻撃する場合、ダメージステップ終了時 までこのカードは 相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない。 part19-106 コメント 名前 コメント << part19-106 >>
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第四章 湖の秘密 人魚の像 監視カメラを調べる。 コネクトを使用する。 湖を調べる。 水質検査キットを使用する。 ボートハウスの湖を調べる。 水質検査キットを使用する。 廃屋前の橋の湖を調べる。水質検査キットを使用する。 上のうち2箇所の水質調べるとメッセージ5入手。 リチャードのコテージ ドアを開ける。 ☆君のカバンかい? 最初の選択肢で小さいのと答えると小さいカバンを持ってくる。 小さなカバンを調べる。 浴室のドアを調べる。 最初の選択肢で小さいのを選んでいると、 ダンが再びカバンを持ってくる。 カバンを調べる。 ダンに話しかける。 あんなところ?のキーワード ボブ?のキーワード 建設中止?のキーワード 浴室のドアを調べる。 まさかギター?のキーワード 夢みたいなこと?のキーワード パパの夢?のキーワード 科学者になりたい?のキーワード 建設中止のコテージ 温室前 ☆何をしてたんだい? 建設中止のコテージ 地面の排水口を調べる。 ピックケースが取れない。 近くにある古いホースを入手。 蛇口にホースを着ける。 リチャードのコテージ・寝室 引き出しを開けガムテープを入手。 ガムテープと古いホースを組み合わせる。 建設中止のコテージ 蛇口にホースを着ける。 ピックケース入手。 レストラン 店はつぶれる?のキーワード 思い出作り?のキーワード いとこのジャネット?のキーワード ☆聞かせてくれないか? 音楽の趣味?のキーワード みんな忙しそう?のキーワード ☆食べていくかい? サーモン・ライスバーガー?のキーワード 特別なメダル?のキーワード 壁の写真を調べる。 ある人?のキーワード メニューのヒント?のキーワード 誰かを待っていた?のキーワード サーモン・ライスバーガー入手。 リチャードのコテージ・寝室 サーモン・ライスバーガーを渡す。 本を片付ける。 リビング 玄関のドアを開ける。 冷たい声?のキーワード ライアンのコテージ
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8-1 8-2 8-3 8-4 8-5 8-1 第一戦 報酬 資金x1,400 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 シューター 120 単体 1 3 0 2 3 アーチャー2 80 単体 1 3 2 2 3 ヴァンパイア 90 ライン(電) 1 5 0 2 3 ランサー2 60 単体 1 2 2 2 配置 後 ■ ■ シューター ■ ■ シューター 中 ■ ヴァンパイア ■ アーチャー2 ■ ヴァンパイア ■ アーチャー2 前 ■ ランサー2 ■ ■ ランサー2 ■ 8-2 第一戦 報酬 資金x1,400強化フレーム 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ゴブリンロード 105 ライン(突) 1 2 0 2 3 イントルーダー2 70 単体 2 1 2 2 3 レギオン 90 単体 1 2 0 2 3 ランサー2 60 単体 1 2 2 2 配置 後 ■ レギオン ■ ■ ■ レギオン 中 ■ ランサー2 ■ ゴブリンロード ■ ゴブリンロード ■ ランサー2 前 ■ イントルーダー2 ■ ■ ■ イントルーダー2 8-3 第一戦 報酬 資金x1,400 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ウォリアー 105 単体 1 2 0 2 3 イントルーダー2 70 単体 2 1 2 2 3 ファントム 120 ライン(支) 1 3 0 1 3 アーチャー2 80 単体 1 3 2 2 配置 後 ■ ■ ■ ■ 中 ■ ファントム ■ アーチャー2 ■ アーチャー2 ■ ファントム 前 ■ イントルーダー2 ■ ウォリアー ■ ウォリアー ■ イントルーダー2 8-4 第一戦 報酬 資金x1,400ムラクモブースト設計図 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ホブゴブリン2 105 単体 2 2 0 2 3 ホースフライ2 120 単体 2 3 0 2 3 ホーネット2 90 単体 2 2 0 2 配置 後 ■ ホースフライ2 ■ ■ ■ ホースフライ2 中 ■ ■ ホースフライ2 ■ ホースフライ2 ■ 前 ■ ホブゴブリン2 ■ ホーネット2 ■ ホーネット2 ■ ホブゴブリン2 8-5 第一戦 報酬 資金x1,400 敵部隊情報 世代 名称 HP 攻撃タイプ 攻撃回数 射程 ガード回数 数量 備考 3 ゴブリンロード 105 ライン(突) 1 2 0 2 2 アラクネ 1200 クロス 1 5 1 1 3 ファントム 120 ライン(支) 1 3 0 2 3 ヴァンパイア 90 ライン(電) 1 5 0 2 配置 後 ■ ヴァンパイア ■ アラクネ ■ ヴァンパイア 中 ■ ■ 前 ■ ゴブリンロード ■ ファントム ■ ファントム ■ ゴブリンロード 名前 コメント
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最終更新日:2024.2.25 ●ワーサイ扱いのポンプヘッドに米式専用が新発売 2023.9.24 ◆【仏式/米式】R250 クイックリリースポンプヘッド「L035H8」(エアボーンZT-A15改) 2020.5.3 (URL変更のみ) [修正12.20] 2019.5.19 ●ヒラメ縦横を実際に使っている店、●ヒラメ縦型の信頼性 2018.6.10 ●横カムセット、●縦カムセット 3.11 ●【仏式/米式】airbone「クイックリリースバルブヘッド」ZT-A15 3.4 配置等を変更、対応バルブ種類【米/仏/英】を記入、他、一部追加や微修正 2.25 ポンプページから移動 ※価格は変動するので参考程度 ●空気入れ(フロアポンプ)は別ページ https //w.atwiki.jp/longmemo2/pages/46.html ▼ポンプヘッドに付けるアダプター━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (エアーコンプレッサー向けは省略) 「子供車や小径車やディスクホイールなど、そのままでは使いにくいときに使う延長用口金」 ★【米式】「ネジ式のL型アダプター金具」約600円 (狭い場所や短い軸でも空気入れを可能に) ▼販売店 www.yodobashi.com/?word=エクステンション+エアバルブ ◆キタコ「エクステンション エアーバルブ」 ◆ステンレス製 www.kitaco.co.jp/data/product/link/wheel_accessory/air_valve.html www.kitaco.co.jp/goods_detail/35564 角度 品番コード JANコード 90° 803-0500000 4990852803002 www.amazon.co.jp/dp/B004JLXIBY 75° 803-0500010 4990852103973 60° 803-0500020 4990852103980 ◆KIJIMA「エアーバルブ エクステンション2 90°」◆ステンレス製 shop.tk-kijima.co.jp/item/IEG0003N03284.html ◆KIJIMA「エアーバルブ エクステンション2 60°」◆ステンレス製 shop.tk-kijima.co.jp/item/IEG0003N03285.html ◆デイトナ「エアーバルブエクステンション 90°」▲スチール製 www.daytona.co.jp/products/single-91106-parts www.daytona.co.jp/products/single-91106-loveletter ◆デイトナ「エアーバルブエクステンション 60°」▲スチール製 www.daytona.co.jp/products/single-91108-parts www.daytona.co.jp/products/single-91108-loveletter ★★使い方★★ www.youtube.com/watch?v=Svmi0CCJIVI 自転車用空気入れ(たぶんサーファスFP-200)と組み合わせて 実際に使用しているので非常に参考になる動画。 ネジ止めで固定するので、ポンプヘッド固定時にバルブ軸を掴んでおく必要がない。 デメリットは一旦このエクステンションを取り付けてから ポンプヘッドを固定する一手間がどうしても増えること。 空気充填時の抵抗感も少しは増えると思われるが仕方ない。 しかし、付け外しがスムーズになるので「バルブ軸の根本を傷めにくい」というメリットがある。 ※商品裏の説明には「常時装着」と書いてあっても、実際には取り付けたままにするのは避けること。 固着はないとしても、ネジ部分にガタが出ることを考慮すると定期的に緩み確認する必要があり、 直射日光やアスファルトからの熱で若干でも早期劣化しかねない恐れがあるため。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●米式用の同等品(機能差があるとは思えないので特に選ぶ理由なし) 【米式】1540円(税込) ●米式バルブ90度変換アダプター www.ikd21.co.jp/ikd/items/i579.html 【米式】2530円(税込) ●「TOPEAK(トピーク)プレッシャー ライト 米式バルブ用アダプター」 topeak.jp/products/pressure-rite-schrader-valve-adapter/ 【米式】2930円(税込) ●「TOPEAK(トピーク) プレッシャー ライト ショック アダプター」 topeak.jp/products/pressure-rite-shock-adapter/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ▼仏式用 【仏式】990円(税込)●TNI バルブアダプター (代理店:トライスポーツ) www.trisports.jp/?q=catalog/node/6339 www.ysroad.net/shopnews/detail.php?bid=59203 【仏式】1980円(税込)●レザイン SLIP CHUCK for FLOOR PUMPS (代理店:ダイアテック) catalog.diatechproducts.com/shop/g/g57-4286500001/ 【仏式】2420円(税込) ●「TOPEAK(トピーク)プレッシャー ライト 仏式バルブ用アダプター」 topeak.jp/products/pressure-rite-presta-valve-adapter/ 【仏式】2530円(税込)●BBB AIRPIPE BFP-94(046956) www.riteway-jp.com/pa/shop/10190/ 【仏式】4840円(税込) ●シリカ DISC ADAPTER ポンプヘッド nichinao.jp/archives/category/silca/6317 ■ポンプヘッド━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ポンプの口金レバーが扱いにくいときは「ポンプヘッド」交換 (基本的に空気圧測定が可能な米式か仏式での使用が前提) ★基本的に「ヒラメの縦カム」が耐久性込みで一番優れているのではないだろうか (横のほうが人気でも、使い方?構造上?折れるという話も聞く) ──────────────────────────── ▼取り替える場合のポンプのホース「外径」と「内径」の互換性 item.rakuten.co.jp/auc-fleet/pmpsmlezyne-abs2/ 【交換用ポンプヘッド!】LEZYNE レザイン ABS-2 ハイプレッシャー用 ■ご注意:レザインはホース外径が8mm弱とやや細めです。 ホースはブランドごとにロットで変わることが多々あります。 ホースを固定するための付属の赤いロックリングは内径が9mm程度のため、 10mm外径ホースの場合うまく入らない場合があります。 ホースを削るか、ホームセンター等で販売されているガスホース固定具等で締め付けることで装着ができます。 ヒラメのような差し込んで留める場合に必要なデータとしてはホース「内径」だが、 試行例を見ると大抵は2段階目の太い部分まで入れば、あとはホースバンドで締めている。 ──────────────────────────── ●【仏式/米式?】「シリカ HIRO SIDE LOCKING PRESTA CHUCK」 9570円(税込)→11638円(税込) 値段的に使ってみたいと思わず、無駄に高いだけに見える。 nichinao.jp/archives/category/silca/6317 www.amazon.co.jp/dp/B07BF64DV8 ※ポンプへの取り付けは別売りTHREAD ON SCHRADER CHUCKが必要 www.worldcycle.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000024977 「取り付け方法」 www.youtube.com/watch?v=LorkuihLzmg 米式でも使えるらしいが実際に米式に接続していないのでよく分からない。 ●【仏式専用】KCNC「フレンチコネクター」8800円(税込) (代理店:ライトウェイ) www.riteway-jp.com/pa/kcnc/product/フレンチコネクター-french-connector/ ●【補修用】ラバーパッキンなど www.riteway-jp.com/pa/kcnc/product-category/ポンプ/ www.riteway-jp.com/pa/kcnc/product-category/ポンプ付属部品/ 「レビュー」 d.hatena.ne.jp/kokekome/20111211/1323615948 flickstep.net/2015/02/21/12440/ 仏式専用のため米式化した一般車等では使えないので注意が必要。 旧商品名:ポンプコネクター www.riteway-jp.com/pa/kcnc/046990.html ★【仏式/米式/英式/競輪用】「ヒラメ(縦カム・横カム)」(メーカー:クワハラ) 【付属しているのは仏式】だがアダプターの交換で【米式/英式/競輪用も可】 www.kuwahara-bike.com/hirame-top www.kuwahara-bike.com/pump-head-yoko www.kuwahara-bike.com/pump-head-tate www.kuwahara-bike.com/hirame-pump-head-yoko ◆横 5940 → 7150円(税込) or ◆縦 4950 → 6050円(税込) + ●ホースバンド(Hose Band)594円(税込) www.kuwahara-bike.com/hose-band www.kuwahara-bike.com/hirame-hose-band + ■バルブ口変換用アダプター[パッキン付] [仏/英/競輪]825円,[米式]1045円(税込) www.kuwahara-bike.com/valve-adapter www.kuwahara-bike.com/hirame-pump-head-adapter ※米式で使う場合は米式用アダプターの購入もお忘れなく。 ●【補修用】バルブ用パッキン 165円(税込) www.kuwahara-bike.com/hirame-pump-head-adapter-rubber 補修パーツも充実していて買った後も安心できる。 「競輪バルブ」にも対応できるように組み替えることも可能なので、 余程のことがなければ販売終了にはならないであろう商品。 手作り品のため一度品切れを起こすと納期が相当先になる。 定価で在庫がある場合は即買い推奨。 ●ヒラメ縦横を実際に使っている店 star.ap.teacup.com/flatout/2340.html 店の「本気度を知る参考になる」と言ってもいいかもしれない。 個人店/量販店問わず、時短のためにコンプレッサーを使う店も少なくない印象だが、 「いかにも安物ポンプ」や「ボロボロのポンプ」を当たり前のように使っている店は 「自転車への整備もその程度」として判断できる。 ●ヒラメ「横」 バルブからハブまでの余裕が少ない小径ホイールの自転車にも使うのであれば有利。 なかなかの値段だが、使いやすさは多方面から絶賛。 (但し、横は折れるケースもあるようだ) automoon1975.blog.fc2.com/blog-entry-531.html ●ヒラメ「縦」 バルブからハブまでの余裕がある540(24WO)以上の ノーマル形状のリムしか使わないのであれば有利。 横に比べ使用数が少ないのもあるかもしれないが、折れたという話はなさそうだ。 ★ヒラメ縦型の信頼性 toyoframe.com/archives/47808 ヒラメ ポンプヘッドは今から35年前タテ型からはじまり、 その後トラックバイクなどのディスクホイール普及と共に、 それに使えるポンプヘッドと言うことでヨコ型が生まれました。 先に登場したタテ型は一般的なスポークホイール向けに考えられたポンプヘッドなんです。 どちらかと言うとヨコ型がディスクホイールにも使える派生系です。 実際タテ型をスポークホイールに使うとそのスムーズさに感動します。 ヨコ型をスポークホイールに使うときは 常にポンプヘッドの向きとレバー位置とスポーク位置を気にしないとバルブが閉めれません。 (バルブに差し込んだがスポーク位置が悪くてレバーが閉めれないなんてことが度々起こります、、、) タテ型はレバー開閉も片手でスイスイ。バルブの締め付け具合も空気の入り方も ヨコ型となんら変わりなく、バルブを緩める時はスポークを気にせずパパっと作業完了。 私はその利便性にヨコ型からタテ型に乗り換えました! スポークホイールしか持っていない方には本当にオススメです! また全く不具合無く長く使用し続けられているのもポイントです。 クワハラさんに聞いたところ「 タテ型はシンプルな構造なので非常に耐久性が高く、 15年以上通常使用での破損事例が無い 」とのことです。 ■扱いショップ:(予約やメーカー在庫等の状況次第で消える場合あり) www.worldcycle.co.jp/shopbrand/3461/ ●横カムセット 約7300円 www.amazon.co.jp/dp/B07GJ9NC4K/ 予備シーリングゴム・予備パッキン(仏)・ホースバンド付き www.worldcycle.co.jp/shopdetail/000000014344/ 5423円税込 ●縦カムセット 約4100円 www.amazon.co.jp/dp/B07GJK4CS8/ 予備シーリングゴム・予備パッキン(仏)・ホースバンド付き www.worldcycle.co.jp/shopdetail/000000014343/ 4213円税込 ●ヒラメ横(単品) www.amazon.co.jp/dp/B003EIIXSG/ www.cb-asahi.co.jp/item/01/00/item31513100001.html www.worldcycle.co.jp/shopdetail/000000040740/ ●ヒラメ縦(単品) www.amazon.co.jp/dp/B003EIIXSQ/ www.cb-asahi.co.jp/item/05/00/item31513100005.html www.worldcycle.co.jp/shopdetail/000000040739/ ●【仏式/米式】「GORIX (ゴリックス)ポンプヘッド 横型」約3000円+送料 www.gottsuprice.jp/?pid=156314681 www.amazon.co.jp/dp/B01N66DBHF/ キャップを外して中のスペーサーを入れ替えることで仏式・米式に両対応。 www.gottsuprice.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000023051 「紹介記事」 www.cyclesports.jp/depot/detail/52213 「レビュー」 www.amazon.co.jp/dp/B00B55HU02/ 外観はヒラメ横カムにそっくりだが中身は違うようだ。 中のメカニズムは金属を使用してなくゴムだけで、中を再セットして、 締め具の完全な締まり具合点を見つけるのに時間が掛かる。 ヒラメ金口の場合は金属部材と組み合わせバルブのくわえ込み方が秀悦で、 ゴリックスはこの点では今一歩、きちんと使えるように調整点を探すのに時間が掛かる。 使い勝手も然ることながら、 補修品販売がないようなので使い捨て前提になることを考慮すれば果たして安いのかどうか・・・。 www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3RE3CTL2NQKFP/ 素直にヒラメを買った方が幸せになれそうです。 ◆「加工や調整が必要」という長文レビュー。 結局は、米式用アダプターの追加費用を考慮しても ヒラメ横型でなければならない必然性がないのであれば 「ヒラメ縦型であれば約1500円ほどのUPでしかない」ので 長期的に使うことを考えれば、諸々の調整が必要な物を買う意味がない。 ◆【仏式/米式】R250 クイックリリースポンプヘッド「L035H8」(エアボーンZT-A15改)2420円(税込) www.worldcycle.co.jp/shopdetail/000000069445/ エアボーンZT-A15の新型改良モデル。 ほぼ仏式専用と割り切って開発することで、使いやすさが大幅に向上。 仏式バルブなら、真鍮製のネジ式バルブ、チューブラーなどのねじなしバルブ、 TPUチューブの樹脂バルブすべてに対応します。 最大200psi/14barまで空気を入れられます。 仏式バルブがリムから14mm以上出ていること。 ←これ重要です。 取付方法 1:ホースの外径に合わせて、キャップを選ぶ。グレーは外径10mm、ブラックは外径8.5mm 2:ホースにキャップを通してから、本体をホースに差し込む。 3:キャップを締める。 対応する空気入れのホースのサイズ: グレーのキャップ:ホースの外径10mm/ホースの内径4mm ブラックのキャップ:ホースの外径8.5mm/ホースの内径3.5~4mm トピーク、レザイン、サーファスは確認済みです。 それ以外はホースの外径と内径を実測してご判断ください。 パナレーサーの空気入れは全て非対応です。 使用方法 1:バルブの尖端(バルブコア)を反時計回りに緩めます。 チューブレスレディタイヤでシーラントを入れている場合は、バルブの位置を横向き、 もしくは下向きにしてください。エアを抜くときにシーラントが吹きこぼれる可能性があります。 2:仏式バルブの尖端を数秒押して、空気の通り道を確保する。 3:スリーブの後ろのボタンを押すとロックが解除する。 4:仏式バルブにまっすぐ押し込むと、小さく「カチッ」と音がして、ロックする。 その時スリーブの後ろのボタンが1mmほど押し出される。 5:好みの空気圧まで、空気入れをポンピング。 6:ポンピングが終わったら、スリーブの後ろの黒いボタンを押すと、 仏式バルブからスリーブが外れます。強く引っ張る必要はありません。 それがこの商品のポイントです。 7:スリーブを外すと、米式バルブに使用可能です。 意図せずここが緩むと、仏式バルブで使用する時にエア漏れするので、ご注意ください。 対応バルブ:仏式、米式 (先端の筒を反時計側に回して外すと、米式対応) 重量:41g PATENT:CREATEAIRTOOLS.COM GB 2551965:US 10,166,825 B2 CN 3408511:Germany Patent Pendi TW 1795942:European Patent Pending ◆米式へ使用可能 www.createairtools.com/product-item/auto-airchuck-for-bike ★ヘッドを外し『ネジを締めこんで固定』だが、動画で見た方が分かりやすい。 www.youtube.com/watch?v=H5kaqAzqNno 「米式への固定が苦手」という人向けにヒラメより割安なので導入ハードルは低い。 但しETRTO 254(14HE)以下のような小径では差し込むスペースがなさそうなので延長アダプターは必須だろうか。 ●ワーサイ扱いのポンプヘッドに米式専用が新発売 www.worldcycle.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000072479 「CREATE ポンプヘッド 米式専用 シルバー R250」(R25-R-L031HD) 2970円(税込) 203(12インチHE)のような小径ホイールにも使いやすいが 補修パーツはなさそうなので、やはり高くてもヒラメの縦型を薦める。 米式バルブ専用。 最大200psi/14barまで空気を入れられます。 360度回転するので、狭い場所でも使いやすい。 pacific CyclesのCarryME(キャリミ、キャリーミー)の後輪にも使用可能です。 取付方法 1:空気入れのホースの外径に合わせて、キャップを選ぶ。 グレーは外径10mm、ブラックは外径8.5mm 2:ホースにキャップを通してから、本体をホースに差し込む。 3:キャップを締める。 対応する空気入れのホースのサイズ: グレーのキャップ:ホースの外径10mm/ホースの内径4mm ブラックのキャップ:ホースの外径8.5mm/ホースの内径3.5~4mm トピーク、レザイン、サーファス、GIYO、エヴァディオ、キャノンデール、スペシャライズド、 シュワルベは確認済みです(一部例外がある可能性はあります)。 それ以外はホースの外径と内径を実測してご判断ください。 ●【仏式/米式】airbone「クイックリリースバルブヘッド」ZT-A15 約2000円 トライスポーツ扱い www.trisports.jp/?q=catalog/node/8696 2種類のキャップが付属しているのでほとんどのフロアポンプのホースに対応 付属キャップ: 黒(ホース 外径φ8.5x内径φ3.5~4mm用) グレー(ホース 外径φ10x内径φ3.5~4mm用) 元々ホースに付いているキャップを付属のキャップに取り換えるだけの簡単取り付け 仏式バルブと米式バルブの切り替えには青色のスリーブを下側に引いて回すだけ。 P Presta valve 仏式バルブ S schrader valve 米式バルブ (クイックポンプヘッドの商品名でも同じ) blog.worldcycle.co.jp/20170606/26165/ ●birzman(CBあさひ扱い)「Push Twist Valve Head」約1800円 birzman.jp/acc-push-twist-valve-head.html ※詳細一切不明だが、恐らく各対応モデル以外には使用不可。 ────────────────────────────────────── ────────────────────────────────────── ▲以下トピーク・パナレーサー・SKS・全て樹脂製 比較用で並べてはみたものの、 補修ではなくアップグレード目的でわざわざ交換してまで使う意味は低い。 ●【仏式/米式】TOPEAK(トピーク)スマートヘッド アップグレード キット 3960円(税込)(代理店:マルイ) www.topeak.jp/pump/ypp01300.html ●【仏式/米式】TOPEAK(トピーク)ツインヘッド アップグレード キット 3630円(税込)(代理店:マルイ) www.topeak.jp/pump/ypp02500.html ●【仏式/米式/英式】●SKS「マルチバルブヘッド」など 約2300円~ (代理店:PRインターナショナル) www.g-style.ne.jp/item.php?brand_id=18 item_category_id=81 ●【仏式/米式】パナレーサー「ワンタッチポンプ米仏口金 BFP-EZAF」参考:1220円(税込) panaracer.com/wp/wp-content/uploads/2021/02/0170206補修パーツ.pdf www.yodobashi.com/p/pd/100000001003087562/ ●パナレーサーのワンタッチポンプヘッド「BFP-EZAF」が付くポンプホースは限られる www.cyclecube.com/?p=21218 (パナレーサーでも取り付け不可のものがあるので付くかどうかは確認するのが賢明) www.cyclecube.com/?p=21218 ●BETO「EZ head」が採用された元祖のポンプ?(2016年8月) www.amazon.co.jp/dp/B010FNY6OC www.matosvelo.fr/index.php?post/2015/03/06/test-de-la-pompe-beto-ez-head ●【仏式/米式】SERFAS(サーファス) スマートヘッド (代理店:ライトウェイ) www.riteway-jp.com/pa/serfas/product/スマートヘッド-smart-head/ FP-200SE ロングストローク 補修パーツ 他 www.riteway-jp.com/pa/serfas/product-category/ポンブ補修品パーツ/ ────────────────────────────────────── ────────────────────────────────────── [廃盤]★シマノ SHIMANO R20RYPU058X [フロアポンプ スナップロックヘッド] 1080円(税込) シマノで同系統のポンプヘッドのものが出ているのでそれには使えるはず。 (フロアポンプ チーム用) www.yodobashi.com/0/pd/100000001002951426/ cycle.shimano.co.jp/content/sic-bike/ja/home/accesory/pro-pdf.html www.avelotokyo.com/2016/08/pro-r20rypu058x.html [廃盤]●【米式/仏式】「Taggio Pro (タッギオ・プロ)」約5000円(2016年) 試作販売段階「Rapido Pro」gigazine.net/news/20150324-rapido-pro/ cyclestyle.net/article/2015/02/24/19838.html ↓ 「扱っているかもしれない店」(2018年2月現在でも販売しているかどうか不明) shop.nobikenolife.com/?pid=99219103 altbikes.jugem.jp/?eid=1087 「レビューなど」 plaza.rakuten.co.jp/teresuke/diary/201602210000/ blog.worldcycle.co.jp/20160114/19584/ ワーサイでは取扱い終了。 他の通販サイトでも殆ど扱っているところを見かけないあたり 樹脂ゆえに耐久性等で期待外れだった可能性もあるのだろうか。 [廃盤]●「birzman SNAP IT APOGEE VALVE ADAPTER」 (代理店はアキコーポレーションだった) ※各対応モデル以外には使用不可。 エアリリース機能付き、仏・米式バルブ対応 「L型」3900円+税 www.akiworld.co.jp/birzman/item-pump-snap-it-apogee-adapter-l.html フロアポンプAPOGEE 2、3、4、MTBに標準装備されるヘッドの補修用パーツ。 「STRAIGHT(ストレート)」3700円+税 SNAP IT APOGEE VALVE ADAPTER www.akiworld.co.jp/birzman/item-pump-snap-it-apogee-adapter-st.html フロアポンプAPOGEE 5、MTB 2に標準装備されるヘッドの補修用パーツ。 ▲弱点 blog.worldcycle.co.jp/20151009/18042/ (携帯ポンプながら「SNAP IT」については共通のシステムと思われる) このバーズマンの「SNAP-ITバルブ」には弱点というか注意点があります。 ねじ山の切っていないバルブや、ねじ山のない延長バルブでは使えません。 バルブにしっかりと固定できず、空気が全然入りません。 補修品等で考えると似たような製品でいえば、 「取り付け互換性があるかどうかは確認が必要になるが」 「パナレーサー BFP-EZAF」のほうが値段的にもマシかもしれない。
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消防用途の設備・装置 通常用いられる消防用設備等屋内・外消火栓設備 スプリンクラー設備 動力消防ポンプ設備 自動火災報知設備 消防機関へ通報する火災報知設備 非常警報設備 避難器具 誘導灯及び誘導標識 連結送水管 非常コンセント設備 消火栓 屋内消火栓の分類1号消火栓開閉弁・ノズルに対し操作が分割 2名に因り操作 (いそうさせい)易操作性1号消火栓容易が操作 1名に因り操作 2号消火栓ノズルにて開閉弁を操作 1名に因り操作 屋内消火栓の性能・特性1号消火栓警戒区域半径 25[m]以内 放水圧力 0.17[Mpa]以上・0.70[Mpa]以下 放水量 130[l/min] ホース収納 櫛(くし)型 複数消火栓の同時使用における所要性能0.25[MPa]以上の下限圧力 100[l/min]以上の放水量 2号消火栓警戒区域半径 15[m]以内 放水圧力 0.25[Mpa]以上・0.70[Mpa]以下 放水量 60[l/min] ホース収納 ドラム型 易操作性1号消火栓の操作遷移開閉弁を開放追従動作ポンプが始動 表示灯が点滅 ベルが鳴動 ノズルを持ちホースを伸張 ノズルコックを保持し放水 屋内消火栓の付設部位における所要性能送水量 設置数に対し150[l/min]を確保 備蓄水源量 20[min]間の放水量に因り換算V[m3] 総所要水量 20[min] 送水時間 k[qty] 係数階毎における屋内消火栓設置数の最大値 上限は2 Vn[m3/qty] 単位消火栓毎の所要水量1号消火栓 2.6[m3/qty] 2号消火栓 1.2[m3/qty] 算出式 パッケージ型消火設備 種類・主要部位構造・設置制約パッケージ型消火設備I型耐火構造6F以下 3000[m2] 他構造3F以下 2000[m2] パッケージ型消火設備II型耐火構造4F以下 1500[m2] 他構造2F以下 1000[m2] 共通の設置禁止要素地階 無窓階 火災時の顕著な煙の充満に対する懸念部位 消火剤流路における制約ホースリール以降の構成に対し移動式不活性ガス消火設備に同一 ホースにおける制約I型 25[m]以上 II型 20[m]以上 ノズルにおける制約開閉弁 開閉方向表示の付加 放出状態の切換棒状放射 霧状放射 付設構造における制約消火薬剤貯蔵容器直近に設置赤色の灯火 パッケージ消火設備である旨の標識 配置における制約階層毎の各部位から単一のホース接続口間の距離I型 20[m]以内 II型 15[m]以内 温度・環境温度40[℃]以下 変化が小幅 環境下記に対し影響が軽度な場所直射日光 雨水 防護対象物の表面積上限における制約I型 850[m2]以内 II型 500[m2]以内 消火薬剤・型別充填量 +... 消火薬剤 型別充填量 I型 I型 第1種浸潤剤等入水 200[l]以上 60[l]以上 第2種浸潤剤等入水 120[l]以上 第3種浸潤剤等入水 80[l]以上 強化液 200[l]以上 第1種機械泡 200[l]以上 第2種機械泡 120[l]以上 総合操作盤 表示機能表示分類CRT表示 グラフィック表示 液晶表示 視認における制約明確 容易 表示における制約規定シンボルの利用 消防・防災用途の設備表示設置状況 全防火対象物の監視 火災・災害状況の表示表示図面平面図 断面図 表示単位警戒区域 放射区域 防護区画 表示方法逐次表示 被害拡大状況の表示 水平・垂直方向 防火区画別 警報機能
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最新版は 連絡/市場調査結果/2010-05-21 調査内容 シャフトホルダー、落下防止リング(各内径15mm)の取り扱い、取り寄せは可能か。 銅箔に変わる、ステンレス箔(厚さ0.1mm)の購入。 ステッピングモーターの軸となるダボ(D型、太さ6mm、長さ12mm以上)の購入。 スリップリング周り、縦パイプに最初に付ける(電気を通さないための)ホース(内径15mm、外径19mm) スリップリング周り、縦パイプに二番目に付ける(導線の溝を作れるような)ホース(内径20or22mm、厚さは任意) 結果 シャフトホルダー、落下防止リングは取り扱い、取り寄せ両方不可。ハンズは一般消費者を対象にしているためだそうです。 ステンレス箔はハンダ付け不可能なので難しいかと。ハンダ付け可能な真鍮箔は置いてある。厚さ0.1mm×縦365×横600で1900円。 条件に合うダボは見当たらず。六角形ダボは振動に弱いとのこと。3Psとして直径6mm、長さ35mmの円形ダボがあるなら、削ってD型にした方が良いのでは。 ホースは両方見当たらず。 課題 シャフトホルダー、落下防止リングは工業用なので、工事現場で働くような人が行くような専門店に行った方が良いと勧められた。 ホースもコーナンプロなら様々なサイズがあるかもしれない。 参考資料:金属素材の特徴(画像荒くてごめんなさい。下の添付ファイルから見た方が少しは見やすいです) ハンズ三宮店調査、ご苦労様です。 -- ルウ (2010-05-13 16 03 30) ご苦労様です. コーナン PRO, 原付で行ってみます. なければ通販ですね. -- haruto (2010-05-13 20 23 16) 名前 コメント
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1 タルブ村の初夏 麦畑を黄金色に彩る麦穂は、その頭につけた実の重みによって大きくしな垂れ、風に揺れて波模様を作り出す。土のメイジの手によって調整された土壌は今年も豊かな実りを人々に齎しているようで、畦道を行く農夫の表情はどれも明るいものだ。刈り入れには少し早いが、このままなら今年も豊作になるだろうと、農業に関わらない人間にも見て取れた。 日を追うごとに強くなる日差しの下、都市部から寄り合い馬車がいくつも田舎町へ向かう姿が確認できる。一足早く夏期休暇を手にした出稼ぎの人々が、麦の収穫のために一斉に帰省を始めているのだ。 普段は閑散とした様相のタルブ村も、この時期には人が溢れ、雑踏が埋め尽くすようになる。 朝の早い時間に到着する馬車から降りる人影は疎らでも、日中の馬車の中身は過剰に詰め込まれて溢れかえることだろう。そんな、村の入り口での光景は、これから三週間ほど続くことになる。 最終的には、村の人口は夏の間だけ三倍から四倍にまで膨れ上がるだろう。刈り入れが完了して、その取引が終わるまで、人々は大地の恵みを讃えて祭り騒ぎを起こすのだ。 その光景こそ、ハルケギニアに夏が訪れた証であった。 テーブルの上に積まれた手紙の山を崩して、青年が一通の手紙を開き、その内容に苦々しく表情を変える。 あまり面白い内容ではなかったらしい。読み進めるたび、眉間に走る皺が深くなっている。 文章の折を見て視線を逸らし、何か考えたかと思うと、また手紙に目を向ける。そんなことを何度か続けた後、青年は読んでいた手紙を閉じて深く息を吐いた。 「これで、やっと半分か……」 うんざりしたような声で呟くと、手紙の山の横に置かれた木杯を手の取って、中のエール酒を飲み干す。トリステインではワインが飲まれることが多いが、値段はどうしても麦を発酵させたエールよりも高くなる。そんなわけで、民間や貧乏軍人などには、ワインよりもエール酒が好まれる傾向にあった。 「苦い」 とはいえ、特に貧乏だった経験も無い青年カステルモールは、その味に馴染めずに顔を顰めてしまう。 カステルモールの最終経歴は、ガリア王国東薔薇花壇騎士の団長だ。騎士団の団長を勤めるような人間がそうそう貧乏であるはずも無く、エール酒とは新人時代を除けば接点は無かった。 だが、仕事を干された今、無為な出費は避けなければならない。仕える主は居ても、収入は無いのだから。 「はぁ、貧しいというのはこんなにも辛いことなのか……」 「溜め息を吐きたいのはこっちの方だよ」 カステルモールの居る“緑の苔”亭の女店主が、店の奥から頭を手で押さえてトボトボと歩いてきた。なぜかちょっと涙目である。 「なんだ、娘さんと喧嘩でもしたのか?」 ほんの三十分ほど前か。エール酒を注文したのとほぼ同時に店の羽扉を開けて現れた黒髪の少女の姿を思い出して、カステルモールは不思議そうに店主の顔を見る。 妙に情けない顔をしていた。 「叱られた」 「……なぜ?」 「ちょっと事情があってね……、暫く音信不通にしてたのが悪かったみたい。あと、この店の現状かなあ」 そう言って、店主は店の中を見回す。 積もった埃に油汚れ、苔、カビ、虫などなど。およそ飲食店とは思えないものが目立っている。店の端っこでは、針金のような足を持った生き物がゴキブリを捕食しているシーンがダイナミックに放送されているのだから、酷いというレベルではない。 最近、店の中を掃除しろと客から忠告されてばかりなのだが、虫嫌いは克服できず、結局そのままになっている。完全放置だ。 「なるほど、これは……、うん、確かに危険だな」 今頃気が付いたかのように、カステルモールは店の中を注意深く観察し始めた。 軍の兵舎の中には似たような状況の部屋がいくつもあったので、あまり気にしていなかったのだ。というか、この程度で気にしていたら血と汗と泥水に塗れる軍人なんて務まらない。戦場で死体に群がる虫の大群を目にしていれば、“緑の苔”亭の虫占拠率なんて許容範囲である。 しかし、当然ながらそんな人間なんて少数であるため、店の中にはカステルモール以外の客は一人も居なかった。 「虫だけなんとかするから、掃除は自分でやれって言われた」 「やれば良いじゃないか」 店の店主なのだから自分でやるのは当然だろう、と思うのだが、彼女はそうは思わなかったようだ。 ぐったりと上体をカウンターテーブルの上に乗せると、面倒臭そうに口を開く。 「あんた、代わってくれない?」 いきなりの代役発言。叱られたばかりだとうのに、なんというダメ人間か。 なんでこんな人物が店なんて開いているのか、カステルモールは不思議で仕方が無かった。 「断る」 「バイト代は出すよ」 「うっ……!?」 思わず、カステルモールは財布の入ったポケットを押さえた。 蓄えはそれなりにあるからすぐに困窮するということはないだろうが、油断をすれば一年を待たずに食事も出来なくなるだろう。団長時代は高給取りで蓄えも多い方だったが、今は国が負担してくれた風竜の食費を自費で賄わなければならない。人間の十倍以上食べる風竜を養うのは、簡単ではないのだ。 だが、こんなダメ人間の下で働くことは、元騎士団長のプライドが許さなかった。 過去に囚われ、転職を失敗する人間にありがちなパターンである。しかし、それを指摘する人間はここには居ないし、こんなところに転職しても、恐らくは人生を棒に振るだけだろう。 「ぬううぅぅ……」 「掃除するだけだよ?今日一日、ちょっと頑張るだけでいいからさ」 顔を寄せ、口元をカステルモールの耳元に近づける。 暖かい吐息に混じった甘い誘惑が、カステルモールの心を揺さぶっていた。 「奮発するし、それなりにサービスもするからさ……、ね?」 娘にも遺伝している大きな胸を前面に押し出し、挑発する。襟元から覗く張りのある脂肪の塊は、服に押されて柔らかく変形していた。年を経てなお失われていない美貌は、男を惑わすのに十分な威力を誇っているようだ。 だが、対するカステルモールも、若くして騎士団長となっただけあり、その手の誘いは無数に経験している。 女を利用した誘惑は、むしろカステルモールの気持ちを醒めさせていた。 「いや、やはり私は……」 「ママ!なにやってるの!!」 断ろうとするカステルモールを遮って、若い女性の声が店主の背後で上がった。 「うぇ、ジェシカ!?」 「なにが、うぇ、よ。お客さんで遊んでないで、ちゃんと掃除してよね!虫は燻して何とかしてあげたから、後はママのお仕事よ!」 「い、燻してって、それで全部追い払えたわけじゃ……」 「ちょっとくらいは我慢する!ほら、行った行った!」 母の肩を掴んで店の奥へと押し出したジェシカは、恨めしげに自分を見る未だ若々しい母の両手に雑巾の入ったバケツと箒を掴ませ、強引に戦場へと送り出した。 「ジェシカの意地悪」 「バカ言ってないで、仕事しなさい!まったく……」 両腕を大きな胸の下で組んで、ジェシカは疲れたように肩を落とす。 「昔はあんなじゃなかったのに……」 記憶にある母の姿は、気は強くとも優しく、柔らかい雰囲気の真面目な人だった。だというのに、久しぶりに再会してみれば面倒臭がりで我が侭でぐうたらな、ダメ人間まっしぐらに変わっていたのである。数年ぶりの感動の再会も、いろんな意味で台無しだ。 視線の先には、店の奥にある厨房で床に溜まった埃を箒で掃きながら、時折顔を出す虫に悲鳴を上げる姿がある。キャアキャア言いながら箒で虫を潰しているところは昔の母の面影が見えるが、ぐったりと体を曲げて溜め息を吐く姿は記憶のものとは一致しなかった。 たった数年の歳月が、連続する思い出の中に失われた空白を作っていることを自覚させられる。 胸に去来する寂しい感情に、ジェシカはむず痒い気持ちを湧き立たせていた。 「もう……、世話の焼ける母親なんだから」 やはり一人では難しいだろうと、ジェシカは袖をまくって歩き出す。 「ママ、あたしも手つだ……」 「……ぇぇぇええぇぇええぇえん!ひ、ひっく……、ふえええぇぇえぇえええぇぇぇえん」 唐突に、店の外から子供の泣き声が聞こえてきた。 徐々に近づいてくる泣き声にジェシカとカステルモールの視線が、戸口へと向けられる。 子供の泣き声など、特に珍しいものではない。タルブの村にだって子供はたくさん居るのだから、一日に数回は泣き声を聞くこともある。 だから、気を向けたのは泣き声そのものではない。その泣き声に重なって、奇妙な笑い声が聞こえていたのだ。 はっきりと“緑の苔”亭に向かって近づく泣き声と笑い声が店の前で立ち止まり、玄関口の羽扉に夏の日差しを遮る影を作り出した。 「お兄ちゃんのばかああああぁぁぁぁぁっ!!」 「ヒーッヒッヒッヒッヒ!いや、悪かった、悪かったから、耳元で騒ぐなって。な?まあそう気にしなくても良いじゃねえか。誰しも通る道だ。恥ずかしいことはねえよ……、ぶっ、ヒッヒヒヒ、ウヒャッヒャヒャヒャヒャ!」 胸に抱き上げられた白い布の塊から伸びる小さな手が、腹に手を当てて笑うホル・ホースの頬を殴りつける。それを気に留める様子も無く、ホル・ホースは店内を見回してジェシカとカステルモールの姿を見つけると、よっ、と手を上げた。 「邪魔するぜ」 「邪魔するなら帰りな」 鋭い声が、店の奥から飛び出す。 虫相手にちょっと涙目になっている店主が、箒を片手にホル・ホースを睨んでいた。 「ツケを払うなら入れてやる。払わないなら金が用意出来るまで来るな!」 「ちょ、ちょっと、ママ!?」 閑古鳥の無く店に来てくれた客に対して追い出すような発言に、ジェシカは戸惑う。 だが、相手はそれを気にした様子も無く、勝手に店の中に入り込んでカステルモールの座る席の隣に腰を下ろした。 「ケチ臭い事言うなよ。オレとお前の仲じゃねへブッ!?」 「なによ、その親密そうな発言は!浮気なんて許さないわよ!」 膝の上に乗せられた白い塊、もとい、エルザの拳がホル・ホースの顎先を打ち抜いた。 ホル・ホースの言葉はそういう意味でのものではないことくらい、エルザにだって分かっている。だが、自分以外の女とホル・ホースが親密そうにするのは、なんだか許せないのだ。 微妙な女心である。 「とりあえず、ママは掃除をお願い。お客さんの相手は、あたしがするから」 「で、でも、アレは食い逃げと同じよ?ツケなんて、絶対払う気無いんだから……」 「いいから、ここはあたしにまかせて、ママは虫と戦ってなさい」 「あっ、待って!まだ心の準備が……」 肩を押して、ジェシカは母を厨房に放り込む。程無くしてまた悲鳴が上がり始めるが、それも今更だろうと、聞こえない振りをした。 「唐突に賑やかになった気がするけど、とりあえずいらっしゃい。あんた、確かあたしの店に来た便利屋さんでしょ?久しぶりだね」 商売柄、人の顔を覚えるのは得意だったが、母が生きていることを伝えに来てくれたという事実や特徴的な外見から、ホル・ホースとエルザの姿は、特に記憶に強く残っていた。 自分もハルケギニアでは少し特殊な顔立ちをしていることもあって、向こうも覚えているだろうと、曖昧な期待から声をかけたのだが、ホル・ホースたちの反応は期待したものとちょっと違っていた。 「ん?ああっ、オカマの娘か!?」 「ぴっちりタイツの、くねくねした変態親父のことね!」 「そっちを思い出すんじゃない!!」 確かに印象に残るのは父の姿だろうが、せめて普通に覚えていて欲しかった。 艶のある黒髪、母譲りの整った顔と大きな胸、そして、商売で覚えた色気を含んだ瞳。男なら一度会ったら忘れられないだろうと自負するそんな魅力は、鍛え上げられた筋肉と変態的性質に敗北したらしい。 女としてのプライドが深く傷ついて痛む胸を押さえて、ジェシカは視線をエルザに向ける。 「心の底からイヤだけど、事実だから認めるわ。でも、それは今は置いといて、そっちのエルザちゃん、だっけ。なんで泣いてるの?っていうか、泣いてたの?」 先ほどは大声で泣いていたが、今はすっかり鳴りを潜めている。それでも、目は充血しているし、目元は何度も擦ったせいか赤く腫れ上がっていた。まだ、はっきりと涙の跡が残っているところを見ると、泣いていたことは嘘でもなんでもない、正真正銘の事実のはずだった。 「あー、そうそう、忘れてた。悪いが、お湯と体を拭く布を貸してくれねえか?ちょーっと人様には言えないレディの屈辱の後始末を……、っくっくっく、ヒ、ヒヒヒヒ、イヒッ!イヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!」 「笑うなあああぁぁぁぁぁああぁぁあっ!!」 テーブルを叩いて笑うホル・ホースの頬をエルザの両手が掴み引っ張る。顔を真っ赤にしているところを見ると、人に聞かれたくない、酷く恥ずかしいことなのだろう。ここに来て泣き止んだのも、聞かれたくなかったからかも知れない。 隣の騒がしさうんざりしつつ手紙を再び読み始めるカステルモールを横目に、ジェシカはこめかみを指先でポリポリと掻くと、わかった、と一言残してお湯と適当な布を探しに店の奥へと消えていった。 「んへ、ほまへはなひふぉみへんだ?」 「きちんと言葉を喋れ。何を言っているのかわからん」 両頬を掴むエルザの手を引き剥がして、ホル・ホースは改めてカステルモールに尋ねる。 「なに見てんだ、って聞いたんだ」 顔を赤くして叩いてくるエルザの相手を適当にしつつ、視線をテーブルの上に山となっている手紙に向ける。 「見れば分かるだろう」 「んなもん当たり前だ。オレが聞いてるのは内容だよ、内容」 手紙があるのだから、見ているものは手紙に決まっている。そんなことを一々確認するなというカステルモールの邪魔臭そうなものを見る視線を受け流して、ホル・ホースはエルザの頭をぺしぺしと叩きながらカステルモールの手元を覗き込んだ。 むー!と声を上げるエルザに、そんな存外な扱いでいいのかと疑問に思いつつ、カステルモールは手紙の裏をホル・ホースに向けて文面を隠す。 「プライベートなものだ。気にするほどのものでもない」 なら見せてもいいじゃねえか、と屁理屈を捏ねるホル・ホースに、あくまでも内容を見せまいとするカステルモール。 そんな行動に、ホル・ホースはヒヒと笑って問いかけた。 「ガリアの動向でも探ってんのか?」 カステルモールの表情が凍りつく。 「……なぜ、分かった」 誰にも話してはいないし、中身を見られたことも無いはずだった。 指摘された通り、積まれた手紙はガリアに居るオルレアン派の仲間が送ってくれた、ガリアの内情を記したものだ。 外部に出たカステルモールを情報の集結点に見立て、ジョゼフ側とオルレアン派側の両方の全体像を把握する。カステルモールは、そういう役割を担っていた。 「分からない方がどうかしてるぜ。国家反逆罪で国外追放食らったやつが、その原因の傍にいるんだ。そりゃつまり、まだ諦めてねえってことだろうが。違うか?」 当然のことのように言うホル・ホースに、カステルモールは、なるほど、と呟いて手紙の山を適当に崩した。 暗号によって通常の手紙と見分けのつかないそれらも、自分という目印が在っては偽装の意味がないようだ。 言われるまで、そんな簡単なことにも気付かなかったことを少し苦々しく思いながら、新しい情報交換の方法を考えなければならないと頭を抱える。 手紙以外となると、どんな方法があるのだろうか。そんなことを考えながら、積み上がった手紙の山に視線を向けていると、ふと、その中に埋もれた一通の手紙に違和感を感じた。 差出人の部分が、なぜか潰れて見えない事に気付いたのだ。 「ま、オレが分かるくらいだから、あのジョゼフのオッサンが理解してねえはずはねえだろうなあ。もしかしたら、あのオッサンが手紙の一通くらい、遊びで混ぜてるかも知れねえぜ?」 本人はそんなつもりはないのだろうが、もしかすれば、核心を突いているのかも知れない。 まさか、とは思いつつも、嫌な予感がカステルモールの胸を埋め尽くす。実際、差出人の潰れた手紙を手に取ると、胸の中の嫌な感覚が大きく広がった気がした。 「バカな、いや、そんなはずは……」 封蝋の接着部をナイフで削ぎ、封を開ける。 一枚だけ入っていた紙。それに目を通した瞬間、カステルモールはこの世の全てに裏切られた気分になった。 「ぬああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁっ!!?」 「ひゃああっ!」 「うおぅっ!?なんだ!どうした!?」 突然叫びだしたカステルモールに、エルザとホル・ホースの肩がびくりと震える。店の奥ではそれに触発されたかのように悲鳴が轟き、バケツらしきものをひっくり返す音が響いた。 「バカな……、なんという……」 「おいおいおいおいおい、なにをそんなに興奮……、はっはーん?」 混乱した様子のカステルモールを見て、ホル・ホースは何かに気が付いたかのようにニヤリと口元を歪めた。 「故郷に置いてきた女に振られでもしたブホッ!?」 「貴様と一緒にするな、馬鹿者!!」 邪推するホル・ホースの顔面に、カステルモールは手紙ごと掌底を食らわせた。 零れ落ちる鼻血。吸い付く腹ペコ吸血鬼。 顔に張り付いた紙を剥がし、ぺろぺろと舌を伸ばしてくる幼女の頭を押さえたホル・ホースは、鼻先を押さえてカステルモールの胸倉を掴み上げた。 「テメエ、喧嘩売ってんのか?」 「……いいから、それを見てみろ」 カステルモールの指が、鼻血で汚れている放り出された手紙に向けられる。 深い皺と血の汚れでほとんど読めなくなっているが、それでもいくつかの単語は何とか抜き出せそうだった。 渋々といった感じで紙を手に取ったホル・ホースは、そこに並ぶ短い文を解読し始めた。 「えーっと、なんだ……?退屈。日々。オレ?が居ないと。つまらない。夜中。一人。相手が居ない。慰め……?おいおいおいおい、なんだか官能的な文章だな、オイ!」 抜き出した単語だけを並べて本来の文章を推測すると、『あなたが居なければ毎日が退屈でつまらない、夜の相手も居らず自ら慰めています』なんて内容になってしまう。そして、それを額面通りに受け取ったホル・ホースは、鼻の下を伸ばしてへらへらと笑い始めた。 エルザの頬が、ぷくりと膨れた。 「なんで今頃お兄ちゃんに手紙なんて届くのよ!ガリアに居たときは、そりゃあ、変なの絡まれてたけどさ。誰よ、そのしつこい女!」 「いやぁ、モテる男は辛いねえ。しかし、何でお前の手紙にオレ宛ての……、オレ宛て?」 本来なら有り得ないことに、ホル・ホースの表情が固まる。 カステルモールが、嘲笑うかのように目を細めた。 「ガリアの無能王からだ」 「んがっ!?」 手紙の最後に綴られたジョゼフの署名を見て、ホル・ホースの顔色が青く染まった。 仄かにエロティックな文章を、若作りの髭親父がハァハァ言いながら書いている光景を想像してしまったのである。 「うがああああっ!あのオッサン、なに考えてんだ!?ゲイか!同性愛者か!命狙ったオレを雇ったのは、ケツを狙ってたからか!?畜生、嵌められた!いや、ハメられそうなところをギリギリで逃げてこれたと考えれば、ある意味ラッキーか?ああクソッ!あの野郎、いつか必ずぶん殴ってやる!」 震える体を温めようと、身近な熱源であるエルザを抱き締めたホル・ホースは、ガリアのある方向に向かって怒声を上げる。ついでに手紙で鼻血を拭き取り、店の端に置かれた屑篭に放り投げた。 手紙に書かれていた本来の文章は、チェスの相手が居なくて退屈だという程度の話で、同性愛だとかはまったく関係無い。恐らくは、本当に退屈凌ぎに書いた手紙なのだろう。だが、それを分かっていて、カステルモールは誤解をそのままにしておくことを選んだ。 まさか、あのジョゼフも手紙が鼻血できちんと読めなくなっているとは思うまい。 いつの間にか同性愛者のレッテルが張られ、自分の命を狙う暗殺者のケツを狙う変態だと陰口を叩かれれば、あの飄々とした態度もいくらか崩れそうである。 意趣返しとしては悪くないだろう。 とはいえ、オルレアン派の行動がほぼ筒抜けであることを思い知らされたカステルモールとしては、あまりのんびりもしていられない。手元にある手紙の内容は、ほぼジョゼフに知られていると考えて間違いないだろう。だが、かといって、ガリアに居る仲間に知らせれば混乱が起きてしまうだろうし、仲間内に裏切り者が居ないかなんて疑心暗鬼にもなる。 どうにもこうにも厄介な状況になったとカステルモールが頭を抱えたところで、ジェシカが肩を軽く叩きながら現れた。 「ホル・ホースさん、お湯の用意が出来たよ。厨房の隣にある水場にお湯と一緒に布も置いといたから、好きに使って」 「恩に着るぜ。オレたちが使ってる小屋じゃ、湯どころか水も使えねえからな。それに、あちこち穴だらけで、エルザも肌を出せねえから困ってたんだ。ほれ、エルザ。せっかく用意してくれたんだ。行って来い」 「むぅ……」 どことなく不貞腐れた顔でホル・ホースの膝の上から降りたエルザは、そのままジェシカの案内を受けて厨房の奥へと消えていく。 二人の後姿を見送ったホル・ホースは、やっと一息ついたと言うように大きく息を吐いた。 「そういえば、飯も飲み物も注文してねえな。というか、注文取る素振りすらねえじゃねえかよ。店も汚ねえままだし。相変わらず、客商売する気ねえな」 脱いだ帽子でパタパタと胸元に風を送りながら、ホル・ホースは店内を見回して呆れたように口を開く。 その言葉を聞いて、手紙の件を保留にしたカステルモールが、溜め息混じりに反応した。 「ツケで飲食しているからだろう。仮にもシャルロット様が友人と認めた者なのだから、もう少ししっかりして欲しいものだな」 つい先程まで、店主にアルバイトを頼まれて心動かされた人物とは思えない意見である。だが、店が汚いことや客商売をする気がない、という点については同意しているようで、あまり細かく口を挟む気は無いようだった。 「仕方ねえだろうが。つい昨日まで、オレは風邪で寝込んでたんだぜ?食い扶持を稼ぎたいとは思ってるが、なんだか調子が悪くてよ。まあ、メシ食いに出歩いてたのは事実だが」 椅子の背にもたれかかって、体をフラフラさせながら言うホル・ホースに、カステルモールは、ふむ、と息を漏らした。 「風邪か……。今は良いのか?」 心配している、というよりは、近況を聞くような態度でカステルモールが尋ねると、曖昧な相槌を打って右手を軽く握り込んだ 「風邪は治ったみたいなんだが……、スタンド、って言ってもわからねえか。まあ、テメエらの魔法みたいなもんだ。そいつが、何故か上手く使えなくなってるんだよなあ。理由はさっぱり分からねえが、本来のパワーが出ねえんだよ」 ハルケギニアの誰にも視認することの出来ないスタンドの像が今、ホル・ホースの右手の中に収まっている。だが、そこにあるはずの重厚な金属の質感と不思議な輝きが、今は完全に失われていた。 輪郭は曖昧で、その姿形も薄く陰が差している。エンペラーの使用者であるホル・ホースですら、存在感をはっきりと感じ取れなかった。 その説明に、カステルモールは顎に手を当てて、心当たりを語った。 「病に倒れたものが起こす、魔力切れの症状に似ているな。魔法に用いる精神力が、無意識の内に肉体を支えるために消費され、見た目だけが健康そうに見える。そんな状態だ」 無理をする人間が極稀にそんな症状を起こすと、カステルモールは部下が同じ状態になった話を交えて説明をする。 ホル・ホースは、その話に納得いかない様子で口をへの字に曲げた。 「じゃあ、オレの風邪はまだ治ってねえってのか?冗談じゃねえ。オレは生まれてこの方、風邪を二日以上拗らせた事はねえ男だぞ」 特に自慢するほどのことでもなかった。馬鹿は風邪をひかないというのが迷信だと証明されたくらいだろう。 段々相手にすることに馬鹿馬鹿しさを感じてきたカステルモールは、深い溜め息を一つ吐くと、テーブルに積んだ手紙の山を片付け始めた。 カステルモールが会話を放棄したことに気がついたホル・ホースも、帽子を顔に乗せて眠りに入る準備を始める。 唐突に会話が終了し、店の中に沈黙が訪れた。 だが、その沈黙を破る絶叫が二つ、唐突に“緑の苔”亭に響き渡った。 ばたばたと慌しく足音を響かせて巨乳母子が店の奥から現れ、ホル・ホースに掴み掛かる勢いで詰め寄る。 「ち、ちょ、ちょっとホル・ホースさん!エルザちゃんになんて格好させてんの!?あれってホル・ホースさんのシャツよね?良い生地を使ってるし、肌の色が浮かないように二枚重ねてるみたいだけど、アレしか着てないってどういうこと!?」 「無銭飲食の次は、恥辱プレイか!この変質者!ああもうっ、あたしの店から出てけ!!」 唾を飛ばしながら喚き立てる二人の反応が大体予想出来ていたのか、ホル・ホースは至って冷静に、今朝数年ぶりの再会を果たしたというのに見事に息を合わせる母子を宥める。 「どう、どう、どう」 宥め方が馬と一緒だった。 それでも一応落ち着いたのか、母子の片方、より肌の若々しい方がゆっくりと質問した。 「すぅ、はぁ、すぅぅ……、はぁぁぁ……。よし、落ち着いた。んじゃまず、あんな格好をしている経緯から聞こうかしら」 体を洗うために、いつも体を覆っている大きな布を取り払ったときに気付いたのだろう。 ジェシカの脳裏に、体くらい一人で洗えるからと、体を覆う布を取り払おうとするジェシカたちに必死の抵抗を見せるエルザの姿が浮かんだ。 ベッドのシーツと思われる大きな布の下には、上等な綿で織られた二枚の大きなシャツを重ねて着込んだ、幼い少女の姿があった。袖は手首近くまで覆い、長過ぎる裾が足の間で結ばれて尻尾の様な形になっている。男性の中でも体格の良い方に数えられるホル・ホースのシャツは、肉体年齢五歳前後のエルザの体を覆うには十分過ぎるようだ。 エルザに自身のシャツを着せた張本人であるホル・ホースは、着替えさせていた時に見たエルザの格好を思い出しつつ、詰め寄る親子を前にヒヒと笑った。 「そんな大したことじゃねえ。説明するのも面倒臭えほどの、簡単な話なんだよ」 そう言って、ホル・ホースはジェシカたちを手招きして耳を近づけるように指示する。 「お兄ちゃん!!絶対に、ぜぇっっっっっっったいに、言っちゃダメだからね!言ったらお兄ちゃんでも殺す!」 こちらの状況が分かるのか、水の跳ねる音を重ねてエルザの声が届く。ホル・ホースすら殺すという意気込みから察するに、どうしても聞かれたくない内容なのだろう。 コレは聞くべきではないか、と迷いを見せるジェシカたち。だが、人の言うことを聞かない人間の代表格ともいえるホル・ホースは、わかってるから安心して体を洗ってろ、などとエルザに向けて声を送ると、ヒヒヒとまた笑って、離れてしまったジェシカたちの耳をもう一度引き寄せた。 いいのかな?と思いつつ、人の隠し事には興味津々な女性陣。カステルモールは女性の秘密を隠れて聞くようなことは騎士としてのプライドに関わると、耳を塞いだ。 耳元で囁かれる、エルザの秘密。 なぜ、体を洗うのか。なぜ、ホル・ホースのシャツを着ているのか。その真実に、わ、と表情が変わったかと思うと、へぇ、と言葉にならない声を発して溜め息を吐く。 冷たい視線がホル・ホースの頬に突き刺さった。 「なんだ、おねしょか」 店主の声が、抑揚もなく響いた。 「おねしょくらい、あの年の子供なら誰でもするでしょ。隠すほどの事じゃないじゃないか」 淡々とした、本当になんでもないことのように言うジェシカに、ホル・ホースはガックリと肩を落とす。望んだ反応が返って来なかったことに落胆したらしい。 考えてみれば当然である。 ジェシカも、その母親も、エルザの正体が実は吸血鬼で、三十年以上も生きている、なんてことはまったく知らないのだ。見た目のままなら五歳児か六歳児であるエルザは、当然のことながら、ベッドのシーツに世界地図を描いてしまっても可笑しくない年代ともいえる。本人の気持ちはどうあれ。 面白いネタだと思っていたものが否定されたことで興が冷めたのか、ホル・ホースは拍子抜けだと言わんばかりの退屈そうな表情を浮かべてテーブルの上に倒れこんだ。 「クソッ、失敗かよ。一人で盛り上がってたオレが馬鹿みたいじゃねえか」 「実際、馬鹿なんだよ。大方、オネショしたことを突付いて泣かせてたんだろ?アンタも、ガキの頃にはそれで親を困らせたんだから、笑うんじゃないよ」 今でこそ妻を止めた“緑の苔”亭の店主だが、ジェシカの母親であることに違いは無い。幼いジェシカを育てているときには、数え切れないほど下の処理もしたのだろう。娘との数年ぶりの再会も相まってか、懐かしい記憶を掘り起こして思わず目が遠くなっていた。その隣で自分の過去を掘り返されやしないかと、内心肝を冷やしている娘のことに気付くことなく。 「あーつまんねえ!なんか面白いことはねえのかよ!!」 今日一日エルザをからかって遊ぶつもりだったのか、せっかくの玩具が不良品だと知ってしまったホル・ホースは、早速退屈だと叫びだした。 実のところ、“緑の苔”亭での反応が面白ければ、村中を回ってエルザのおねしょ事件を言い触らす予定だった。顔を真っ赤にするエルザを、思う存分からかうのだ。 まさに羞恥プレイである。 そんな未来を未然に防いでくれたことを、エルザはジェシカたちに感謝するべきだろう。 他人に知られたことに変わりは無いが。 「暇なのは知ったことじゃないけどね、まだ聞いてないことがあるよ。あの子の服装がシャツだけってのは、どういうことなんだい」 水だけを入れたコップをホル・ホースの前に置き、女店主が眉間に皺を寄せて尋ねる。 味のついた飲み物を出さないのは、遠まわしに帰れという意思表示であった。 そんな細かい意志にまで気の回らないホル・ホースは、出された水を一気に飲み干すと、懐から小さな皮袋を取り出してテーブルの上に放り出す。 じゃら、と金の音がした。 「……なんだい、これ。4ドニエしか入ってないじゃないか」 袋の中身を手の平に乗せた店主が、たった四枚の銅貨を見て首を傾げた。 ドニエ銅貨四枚の価値は、リンゴ一個分にも満たない。その辺に落ちている団栗か松ぼっくりに珍しい形があれば、そのくらいで売れるかもしれない、という程度だ。 そのままの銅の塊程度の価値しかないそれを前に、ホル・ホースは羽扉の隙間から見える店の外の風景に目を向け、黄昏ムードで呟いた。 「それがオレの全財産だ」 「ええええっ!これだけ!?」 驚愕の事実に、ジェシカと店主の驚く声が店内に響き渡った。 子供の小遣い以下の所持金に、ジェシカたちの目が丸くなる。 「エルザの服は一張羅なんだよ。以前着ていた白いのは、アルビオンで着替えた時にウェストウッドの村に置いてきちまったし、そこで借りた古着は寝小便で汚れたから洗濯中だ。水仕事なんてしたことなさそうなやつに任せちまったから、乾くのは何時になるかわからねえし。つまり、着替えがねえんだよ」 そう言って、ホル・ホースはどうしようもないと言うかのように、手をひらひらと振った。 「ハ、クシュン!」 タルブ村の端っこで、元王子様が水の入ったタライを前にくしゃみをした。 「……誰か、僕の噂でもしてるのかな?」 鼻を啜りつつも、ジャブジャブとタライの中に張った水の中で白い布を揉み洗う。 傍らには洗濯物を積んだ籠が一つ。本来なら川の流水で洗うのが良いのだろうが、色んな事情で身を隠さなければならない立場であるために、わざわざボロ小屋の前まで水を運び、人目に隠れて洗濯をしているのであった。 「しかし、不思議な気分だ。皇太子という立場を煩わしく思っていたこともあるけど、こうして人に扱き使われる立場になってみると、それを押し付ける人間に妙な苛立ちを感じるね。平民達は皆、こんな気持ちを抱えて生きているのだろうか」 僕なら耐えられそうに無い。なんて思いながら、水の中から上質の綿で織られたエルザの下着を持ち上げて汚れが取れたかどうかを確かめる。 何度洗っても汚れが落ちない赤い染みのようなものは、恐らくは血痕なのだろう。石鹸も何も使わずに落とすのは、慣れた者でも難しいと、何処かで聞いたことを思い出す。 洗濯一つとっても大変な仕事なのだな、と改めて亡国の王子は感心していた。 「反対の立場に立ってみると、王族が恨まれるのも仕方ない気がしてきたよ。そう考えてみれば、誰かが僕の噂をしていても不思議じゃないかな」 くしゃみの原因となった噂は、きっと悪い噂なんだろうな、と当たりを付けて、ウェールズは白い布地をじろじろと眺め見た。 やはり、染みは落ちそうにない。 どれだけ洗い続ければいいのかと、少し疲れを感じ始めていた、そんな時、最近聞き慣れた声が少しずつ近づいてくることに気がついた。 つばの広い帽子を被った、緑を基調とした服のハーフエルフ。ティファニアだ。 なぜか、謝らなければ謝らなければ、と連呼していることに、どうかしたのかと顔を向けたウェールズは、ほぼ同時にこちらに気付いたらしいティファニアと視線を合わせて、出来るだけ穏やかに笑った。 だが、延々と染みを抜くために手を動かしていたせいか、息が少し乱れている。 これでは上手く笑えていないだろうな。と思いつつ、ティファニアの様子を見てみると、びくり、とティファニアの肩が揺れた。 日焼けなどまるで知らない白い肌が顔が赤く染まり、擦れた声が喉から漏れ、ゆっくりと上げられた手が、軽く握られて指が突き出される。 ウェールズは、ティファニアの人差し指が自分に向けられている様子から、何か不備でもあるのだろうかと視線を自分の周囲に戻すと、すぐにそれが目に入った。 今し方洗っていたエルザの下着を、両手に握って顔を近づけている。それだけではない。少し乱れた息は、どこか興奮しているようにも見えるのだ。 傍目に見れば、完全に変質者であった。 「いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 「ま、待ってくれ!これは誤解だああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 村に向かって駆け出すティファニアを、ウェールズは誤解を解くために追いかける。 だが、手にはエルザの下着が握られたままだった。 ハルケギニアに住む平民の多くはドロワーズやズロースを使用しているため、貴族のものと同じエルザの下着を一見しただけでは、それをすぐに下着と認識することは出来ないかもしれない。 だが、今は初夏。麦の収穫時期である。 収穫された麦は当然出荷されるのだが、ハルケギニアには運送会社なんてものは存在していない。となると、麦は専門の商会のある町へ運ばれるか、買い付けに来る行商人の手に渡るのである。 つまり、この時期は行商人が多く村に訪れるのだ。 行商人の中には衣服も扱う人間も少なからず存在しており、更にその中には貴族の下着にお目にかかったことのある人間も居るわけで。 「へ、変質者だー!変質者が女性用の下着を握って、女の子を追い掛け回しているぞー!!」 一見しただけで下着と分かってしまう人が居たりするのである。 「ち、違う!これは違うんだ!!誤解なんだあああぁぁぁぁぁぁっ!!」 誤解だったものが、誤解で済まなくなりそうだった。 俄かに騒がしくなる村の様子に、このままでは変質者のレッテルが張られたままになるだろうと判断したウェールズは、転進して身を隠すことを決断する。 ほとぼりが冷めた頃、ティファニアに誤解を解いてもらおう。そうだ、そうしよう。 それしか、アルビオンの元王子に残された選択肢は存在しない。 ニューカッスルでの篭城状態よりも名誉的な意味で危機的な状況に立たされる中、なんだかとっても切なくなったウェールズは、熱くなった目元に手を当てる。 泣いてなどいない!僕は、こんなことで泣きはしないぞ!! 王家の血を引く者としての、最後のプライドであった。
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「!」 茂みを掻き分ける音を聞いた明は、咄嗟にドラゴンころしに両手を添え、警戒心を露にする。 「...俺はいつでも準備はいいぜ、旦那」 その傍らで、ホル・ホースはまどかを背負ったまま、片手に『皇帝』のスタンドを発現させる。 シン...とあたりは静寂に包まれる。 均衡するこの状況に、明とホル・ホースは、相手もまた警戒しているのであろうことを察した。 「...俺たちはこのゲームには乗っていない。そちらも戦う気がなければ構えを解いてくれ」 明の呼びかけから数秒、静寂が訪れたかと思えば、再び茂みをかきわける音がした。 ほどなくして現れたのは、こげ茶色の肉体を惜しみなくさらした青年を背負う、厳つい顔をしたおじさんというなんとも『濃い』二人だった。 「......」 「......」 睨みあう明とおじさん。 その眼の鋭さと漂わせる雰囲気から、二人は互いに確信する。 この男、ただものではないと。 「......」 「......」 続くにらみ合い。張り詰める空気。 先に動いたのは明だった。 「よかったのかい、旦那」 「ああ。危険人物ならば、赤い首輪の参加者を背負って動くこともないだろう。同じ赤首輪ならなおさらな」 明がドラゴンころしを手放したのを見て、おじさんは小田○正を思わせる綺麗な笑みを浮かべた。 ☆ 「そうか、あんたたちも病院に向かうのか」 「おじさんのツレが矢に刺されちゃってね」 明とおじさんこと、葛城蓮は、病院へ向かう道すがら、歩きながらの情報交換にシャレ込んでいた。 明はおじさんが野獣先輩を背負っていることから、おじさんは見るからに無力そうな少女を背負っているホルホースのことから、互いに敵意がないと判断。 そこからは特にいがみ合いも無く、驚くほどスムーズに情報交換を進めていた。 「ホル・ホースくんだったか。わざわざ女の子を背負っている辺り、きみは優しいんだな」 「女には敬意を払うべしってのが俺のモットーなんでね。そういうあんたも大概だと思うぜ」 「おじさんは殺しが好きなわけじゃないからね」 友好的に話しかけてくるおじさんのお陰か、赤首輪の参加者がいる状況にも関わらず、一行は和やかな雰囲気で歩みを進めていた。 尤も、ホル・ホースは穏やかな笑顔の下に、己の生存手段を確保したという黒い歓喜を隠しているのだが。 (ツイてるぜ、まさかこんな最高のチャンスに巡りあえるとはよぉ~!!) ホル・ホースのこの殺し合いにおける目的はあくまでも生存。 主催の言うとおりに最後まで他者を全て殺しまわることでなければ、雅とかいう吸血鬼を殺すことでもない。 そして、この殺し合いでは、赤首輪の参加者を一人殺せばそれで晴れて自由となるというのだから、いまのこの状況はこれ以上とない好機だろう。 目下、彼が狙うターゲットは、おじさんの背で眠る野獣先輩だ。 いまここで、二人の達人を掻い潜りエンペラーで射殺するのはリスクが高い。 ならば、野獣先輩と二人きりになった時に撃てばいい。 そのタイミングも、いま一同が目指している病院であれば掴みやすい。 適当なベッドで寝かせ、『俺が看病するから二人は見張りを頼む』とか言っておけばいい。 己の命惜しさに憎しみも無い相手を殺す。そんなものは殺し屋として日常茶飯事だ。 ここまで同行した明やまどかへの情もほとんどない。せいぜい、頑張って生き残るんだぜと心の中で激励をかけるかもという程度だ。 ホル・ホースは、確かに己にツキがまわってきたことを実感していた。 そう。彼はガラにもなく浮かれていたのだ。 だから、彼は気づけなかったのかもしれない。 目前にまで迫った病院。その一室から、彼らを見据えるひとつの視線があったことに。 ☆ 病院にたどり着いた明たちは、目に付いた病室を片っ端から捜索していた。、 治療をするにも、他の参加者がいないことを確認してからの方がいいという考えからだ。 そんな折のこと。 ガタン。 ある一室から、椅子を動かすような音が聞こえた。 明とおじさんは互いの得物に手をかけ、警戒心を高める。 彼らから放たれる威圧感は、素人がまともに受ければ身がすくむほどの迫力を醸し出していた。 それが伝わったのか、音の鳴った部屋からは、それ以降なんの音も鳴らなくなった。 互いに沈黙して数分。このままでは拉致があかないと判断した明が口を開いた。 「俺たちは殺し合いに乗るつもりはない。ただ、仲間の治療をするためにここに寄っただけだ」 「なにか証拠はあるのかよ」 明への返答はすぐに返ってきた。 「腕に怪我をした男が一人、こん睡状態の女の子と男が一人ずつだ。完全な治療はできなくても応急処置くらいはしてやりたいと思っている」 「ハッ、そのこん睡状態の奴らが死体かもしれねえだろ」 声の感じからしてまだ若い少年だと明たちは判断する。 「...あんたが警戒心が高いのはわかった。なら、せめてどこかの部屋のベッドだけでも貸してくれないか」 「イヤだね。ここは俺たちが...あ?まあそうだけどよ...ッわかッたよ。おい、お前らからこっちに来るなら話くらいは聞いてやるよ」 随分と上から目線なガキだと思いつつ、何事か相談するかのような口ぶりから、複数人があの部屋に留まっているのだろうかと推測する。 明とおじさんは目配せしつつ、慎重に距離を詰めていく。 扉の閉められた部屋に踏み込むなどどんな罠が待ち受けているかわかったものじゃない。 歴戦の戦士である明とホル・ホース、数多のAVに出演してきたおじさんもそのことを解っているが故に、口に出さずとも自然と足並みを揃えることができた。 扉に手をかける明が振り返り、おじさんとホル・ホースに目配せし、三人でコクリと頷き合うと、おじさんは刀に手をかけ、ホルホースは銃を構える。 そして、明はドキドキと高鳴る鼓動を堪え、扉を開いた。 「よお。わざわざこんなところまでご苦労さんなこッた」 先ほどの返答の主と思える少年が、大げさに両手を挙げヘラヘラと笑みを浮かべ明たちを迎え入れた。 一足先に部屋に足を踏み入れた明は、目線だけを動かし部屋の人間を確認する。 おろおろと戸惑いを見せる着物の美少女が一人。 こちらを心配げな眼で見つめる少女が一人。 その少女の肩を抱き寄せ、へらへらと笑う少年を不快気に見る少年が一人。 そして、こちらに背を向けたまま窓の外を見つめる学ランの巨漢が一人。 何れもまどかの知り合いにも当てはまらない者たちだ。 次いで、部屋になにか仕掛けがないかを確認しようとしたその時だ。 「どうしたんだい、ホル・ホースくん」 「い、いや、チョイと忘れ物しちまってよ。ちょっくら行ってくるぜ」 ホル・ホースは青ざめ、まどかをそっと床におろし、額に脂汗を滲ませながら、おじさんに断りをいれ、早々に場から離れようと捲くし立てる。 どうしたのかと問おうとする明に、しかし他の声が被せられる。 「そうか。ソイツは災難だったな。だがこんな得体の知れねえ場所でたかだか忘れ物の為に一人で行動するなんざてめーらしくねえじゃねえか...なあ、ホル・ホース」 その声に、ホル・ホースの身体がビクリと跳ね、その場に縫い付けられたかのように静止した。 「ホル・ホース、あんたの知り合いなのか?」 「い、いや、その...」 今回ばかりはさしものホル・ホースも冷や汗が止まらなかった。 なぜこのタイミングで、この施設に、よりにもよって空条承太郎がいるのか。 数分前までの浮かれていた自分にエンペラーをぶち込んで成り代わりたいとさえ思えるほどの不運だ。 どうにか誤魔化せないかと必死に模索するが... 「大した仲じゃあねえさ。俺の仲間がソイツに撃たれたってだけの関係だ」 ふんだんに敵意を塗りたくられた言葉に、ホル・ホースは思わずグッと言葉を詰まらせる。 やはりというべきか、承太郎は自分を相当に警戒し敵視している。 そしてそれを知られるということは... 「...それは本当なのか」 当然、味方だと思っていた奴からは懐疑の眼で見られてしまうわけだ。 カチャリ、と鍔鳴りの音がした。ホル・ホースの背後でおじさんが刀を構えた音だ。 ホル・ホースは己の置かれた状況を顧みる。 恐らく、ここにいた面子は承太郎から自分の情報を聞いているだろう。 そして、こちらの手の内にあった明からは疑われ、おじさんは既に臨戦態勢に入っている。 残るはおじさんの背で眠る男と眠るまどか。 当然、かかわりのない男は除外し、残るはまどか一人だ。 だが、彼女一人が味方になってくれたところでどうする?いや、そもそも、彼女も彼女で承太郎の仲間を撃ったと聞かされればこちらから離れてしまうだろう。 (ヤベエぜチクショー!!この状況、日本じゃ四面楚歌っつったか?どう切り抜けりゃあいいんだよぉ~~!!) ダラダラと冷や汗を流し言葉を詰まらせるホル・ホース。 必死にベストな回答を模索するも、時間は有限だ。誰も彼もが律儀に待ってくれるわけではない。 「答えられないってことは、そういうことなんだな?お前、おじさんに嘘ついたのか」 背中越しにも伝わるおじさんの殺気がホル・ホースの背中を射抜く。 それにつられ、ホル・ホースは咄嗟に口を開いてしまった。 「た、たしかに俺は承太郎の仲間のアヴドゥルを撃ったぜ。だが、あいつは生きてたし後遺症もなくピンピンしてたんだぜ!?いまだって承太郎がここに連れてこられなけりゃあ一緒に旅をしてるくらいだ!」 「撃ったのは本当なんだな」 「う、ぐ...」 明からの追求により、ますますホル・ホースの立場は無くなっていく。 これで味方はいなくなった。もしもこの立場に置かれたのが元相棒のJ・ガイルのような奴なら本性を現して戦うなり逃げるなりするだろう。 だが、ホル・ホースは常に№2の男。誰かと組んでこそ力を発揮するとかけば聞こえはいいが、言い方を変えれば一人でできることなどたかがしれている。 絶体絶命のこの状況においても、リアリストである彼には、やぶれかぶれの特攻に踏み切ることはできなかった。 だが、そんな臆病に思えるほどの慎重さが、生への道を示すこともある。 「―――だ、だめっ!!」 甲高い声が響き渡った。 いつの間にか眼を覚ましていたまどかは、寝起きで覚束ない足取りで立ち上がろうとし、力が入りきらず転んでしまう。 何故、ホル・ホースが追い立てられるように孤立しているのか。何故、見知らぬ人たちが皆ホルホースに敵意を向けているのか。 彼女は事の顛末をなにも理解していない。 ただ、自分を助けてくれた彼がこのままでは危ないこと。それだけは辛うじて理解できた。 どうにか立ち上がったまどかは、ホル・ホースを庇うかのように、両手を左右に広げ彼の前に立った。 「やめて...ホル・ホースさんを虐めないで...!」 普段は優柔不断な彼女がこうも積極的に動けたのは、放送で呼ばれた巴マミと志筑仁美の存在が大きい。 大切な存在である彼女達の死は、まどかから喪失の恐怖を刻み込んだ。 その恐怖は、止める言葉を捜すよりも先に行動を選択した。 「......」 無言で見下ろしてくる承太郎の視線にまどかの足が震えあがる。 恐い。承太郎から向けられるのが殺意や怒りではないのはわかるにせよ、ただでさえ激しい身長差や彼生来の目の鋭さのせいもあり、必要以上の威圧感を覚えてしまう。 けれど、ここで折れればホル・ホースが危ないかもしれない。 まどかはくだけそうになる腰をどうにか奮いあがらせ、承太郎の視線に正面から向き合った。 「...すまないが、俺もまどかと同意見だ」 明が振り返り、まどかの隣にずいっと並び立つ。 「あんたの仲間が撃たれたというのは事実だろうし、それに怒ることを咎めることはできない。 だが、この男は曲がりなりにも俺やまどかを身体を張って助けてくれた。そんな男を見捨てるような真似はできない」 明は目を瞑り、頭を下げる。 「どういうつもりだ」 「この人数の女子供を守っているあたり、恐らくあんたも殺し合いには賛同していないのだろう。 だが、ホル・ホースを殺すつもりなら、俺はあんたや葛城と戦わなければならなくなる。俺はあんたたちとは戦いたくはない。だから頼む。この殺し合いの場だけでもホル・ホースを見逃してくれないか」 「......」 承太郎の返答はなく、おじさんも現在の状況を見極める為に静観に徹し、沈黙の時間が訪れる。 その間も、まどかと明はホル・ホースの前から動こうとしない。 そんな彼らの姿を見て、ホル・ホースは感極まり震えていた。 (や...やった!ようやく信頼という種が芽吹いてくれたぜぇ~~ッ!!) 彼のソレは感動とは程遠い保身というエゴ丸出しのものであったが。 (やっぱりもつべきものは女だぜ。ここで手を出しゃ男が廃るってもんだろ、承太郎ォ) もしも最初に出会ったのが明だけなら彼も承太郎側についただろう。 だが、不慮の事態とはいえ、自分が傷ついても無力な少女を助けようとしていたホル・ホースの姿は、明にとってはそれだけでも好評価に繋がった。 だから、ホル・ホースを見捨てることが出来ない。だから、戦ってでも止めようとしてくれる。 面倒ごとは優秀なコマに押し付け自分は安全にふんぞり返る。まさしく傍若無人な『皇帝』のカードに相応しい振る舞いだろう。 ホル・ホースはそんな歓喜の入り混じった黒い考えを表に出さず、ただ戸惑うように、冷や汗すらかきつつ状況を見守っていた。 「...名前は何だ」 沈黙の中、口を開いたのは承太郎だった。 「...宮本明」 「明、俺も無駄な争いをするつもりはねえ。お前がホル・ホースの味方をしようが、俺に敵対しないならそれでいい」 「それは、ホル・ホースを殺すつもりもないと捉えていいのか」 「好きにとりな」 「恩に着るよ」 明が微笑みを浮かべ、ホル・ホースを警戒する承太郎が構わないなら、とおじさんも構えを解く。 その背後、ホル・ホースは内心でガッツポーズを決めていた。 (や、やりぃ!これで当面の危機は脱したぜ。あとはこの息苦しい場所からさっさとトンズラしちまえばこっちのもんよ) 「あの、ホル・ホースさん...なにがあったんですか?」 「...ま、ちょいと複雑な事情ってもんがあったのさァ」 状況説明を求めてきたまどかをあしらい、どう逃げ出そうかと算段を立てようとしたときだ。 「だが」 そう区切った承太郎に、ホル・ホースは思わず「えっ」と聞き返しかける。 「そいつにはそれなりのケジメって奴をつけさせてもらうぜ。...なに、そんな堅苦しいことじゃねえ。少しばかり聞きたいことがあるだけだ」 ☆ カチッ。カチッ。 時計の針が刻む音が耳に染みる。 いま、室内にいるのは承太郎とホル・ホースの二人だけ。 机を挟み椅子に座らされるホル・ホースと、その側に立ち見下ろす承太郎。 まるで取り調べのような状況に、ホル・ホースの内心は穏やかであるはずがなかった。 (あ、明のヤロォ~、話をするだけならってあっさりと引き下がりやがって~~!!) 先ほどまではホル・ホースを庇っていた明とまどかだが、二人で話をしたいという承太郎の要望をあっさりと受理し、これまた要望どおり、他の者達と共に部屋を離れてしまった。 承太郎の仲間を撃っていたというディスアドバンテージがあり、承太郎と争いたいわけでもない二人からすれば当然なのだろうが、残された本人からしたらたまったものではない。 (だからってコイツと二人きりにして俺が無事な保障はねえだろうが!) 無論、承太郎にとっては、ここで二人との約束を無視してホルホースを殺すことは容易い。 いまこの状況ならば、ホル・ホースを殺した後は窓からでも逃げ出せば明やおじさんと戦うようなこともない。 が、それは承太郎が万全であると前提した上でだ。 目だった傷こそはないにせよ、彼にしては珍しく湿布や絆創膏を身体の至る箇所に貼っており、衣類もそこそこに汚れ傷ついている。 誰と戦ったのかはしらないが、さしもの彼一人では手に余ると判断したのだろう。 彼からしても、明とおじさんは仲間に引き入れ戦力として手においておきたいはずだ。 ならばこそ、彼らとの約束を自ら破るような真似はしない。 (って考えもあるが、絶対とは言い切れねえ...心臓に悪すぎるぜ、この距離感はよぉ) 「ホル・ホース」 ついに発せられた承太郎の言葉に、ビクリと身体が震え上がる。 「いまオメーに聞きたいことはひとつだけだ。たったひとつ答えればそれで終わりだ」 たったひとつだけに答えればいい。そんな言葉を救いとは受け取れない。 なぜならそのひとつはもう察しがついているし、その答え如何にしても自分がタダではすまないと解り切っているからだ。 「DIOのスタンド能力はなんだ」 やっぱりだ。ホル・ホースの冷や汗が再びドッと湧き出した。 スタンド使いは己の能力を知られることを嫌う。 当然だ。いくら強力な能力をもっていようともタネが知られればいくらでも対策をうつことができる。 そして、DIOは一層、その能力の秘匿を重視し、限られた認めた者にしか能力を明かしておらず、口封じのためならば、エンヤ婆のような筋金入りの忠臣ですら平然と殺すほどだ。 それを、よりにもよって空条承太郎に話したと知られれば、間違いなくDIOに殺されることだろう。 (だが、俺はそもそもあいつの能力を知らねえ。知らねえが、それで承太郎が納得するとも思えねえ!) 当然、金の繋がりでしかない自分が知るはずも無く、もしうっかりDIOの能力を知ってしまえば間違いなく殺される。 だが、ここで知らないと突き通しそれで承太郎が納得するはずもない。かといって、適当な嘘でごまかせる相手でもない。 そして、いつまでも考える時間をくれる相手でもない。 「...なるほど。見上げた忠誠心だな、ホル・ホース」 「ち、ちげえ!俺は知らねえ!本当にDIOの能力なんざ知らねえんだ!!」 結局、本当のことを話すほかないのだ。 「考えてもみろよ。あのエンヤ婆でさえ口封じの為に殺すような奴だぜ、俺みたいな金で雇われた殺し屋に教えるはずもねえ」 「......」 「仮にジョセフ・ジョースターのハーミット・パープルに頭を覗かれてもヒントもなんにもでやしねえ。本当だ!」 一気に捲くし立てたホルホースの口が止まり、静寂が訪れる。 その静寂が、ホルホースにはとても重苦しくて仕方がない。 イヤに己の心臓の鼓動が響く。 裁判所に立つ被告人とはこんな気分なのかと思わざるをえなかった。 「...だろうな。オメーの言うことは尤もだ」 静寂を破り、承太郎の口から出た言葉は、ホル・ホースの顔を驚愕と歓喜に染め上げ 「奴は慎重な男だ。奴の『時間を止める能力』を知られようものなら、オメーのような忠誠心の低い男はタダじゃあすまねえだろうな」 「そ、そうだぜ承太郎!俺がDIOの能力を知った日にゃ...ぁ...」 一瞬で硬直させた。 まるでがら空きの顎にプロボクサーのアッパーを受けた気分だった。 いま、こいつはなんと? 「て、テメー承太郎、いま...なんて...」 「...奴の能力は」 「言うんじゃねえええええええ!!テメー、なんてことしやがるんだ!!!」 コレまででも散々冷や汗をかいてきたというのに、まだ吹き出る余裕があったのか。 滝のように流れる汗は、まるで失禁したかのように衣類を湿らせていく。 (ふ、ふざけんじゃねえ!いま、俺は確かにDIOの能力を知っちまった!奴にバレたら俺は間違いなく殺される!!) 先ほどまで"もし知っていたら"という仮定も思い浮かべていたため、余計に息は乱れ鼓動は更に波打ってしまう。 もし、DIOと遭遇したとき、自分は今まで通り『何も知らないままの服従者』でいられるのか。 それとも『無知を演じる道化』を気取られないようにビクビクと怯え続けなければならないのか。 (い、いや、それ以上に...) 「オメー...なんで奴の能力を知って、まだ無事でいやがる」 「...ソイツはテメーで考えな」 自分がDIOに体験させられた摩訶不思議な出来事も、時間を止められるなら辻褄が合う。 つまり、承太郎は確信を持って時間を止められる能力だと断言したのだ。 承太郎がDIOの能力を知っておきながら五体満足な理由はなんだ―――ホルホースは考える。 ①DIOの能力を知っている者から教わった。 単純に考えるならこうだろう。 金で雇われた者は勿論、比較的忠誠心の強いエジプト九栄神の連中でも何人がDIOの能力を知っているのやら。 その九栄神も既にほとんどを承太郎たちに倒されている上に、能力を知られたという報告はあがっていない。 なら誰に教わったというのか...皆目検討がつかない。 ②承太郎はDIOの能力を知った段階でこの殺し合いに連れてこられた。 ハッキリ言ってこの可能性はないだろう。 自分は確かにボインゴと組んで承太郎一行を追跡していたが、連中はDIOの館に近づいてはいたものの、確証は得ていないという段階だった。 そんな折に、気がつけばこの殺し合いのセレモニーに連れて来られていたのだから、連中がその段階でDIOの能力を知っていたとは考えにくい。 (い、いや、待てよ。確かに俺は気がついたときに巻き込まれていたが...果たして本当にその認識であっているか?本当は数日間程度は眠らされていたんじゃあねえか?) もしも自分が数日間眠らされており、時間の感覚が狂わされていたとしたら。 その数日間のうちに承太郎たちがDIOの手がかりを掴み、何らかの拍子で能力を知ったのかもしれない。 となれば、この可能性が最も高い。 ③ (まさか...まさかとは思うがよ...) ありえない。しかし、広がりだした仮定はもう止まらない。 ホル・ホースの脳内は、第三の理由を既に作り上げていた。 ③承太郎一行がDIOに勝利した あのDIOを、しかも時を止めるなどというトンデモ能力を持った怪物を、ジョースター一行が倒せるなどと到底思えない。 第一、DIOも名簿に載っている以上、奴の生存はほぼ確実だ。 だが、もしも、万が一、なにかの奇跡が起こり、奴に勝利寸前まで持ち込んでいたとしたら。 確たる勝算があるからこそ、承太郎は、なおも絶望せずにDIOに立ち向かおうとしているのなら。 (お...俺は...どう動くべきだ!?DIOにつくか...承太郎につくか...) DIOにつけば、暗殺をしくじらない限りは金は手に入る。...その代わり、奴に恐怖で支配され続けることになる。 承太郎につけば、明のような奴がいる限りは奴は手出しできず、殺し合いから抜け出しあとはトンズラこけば二度と会うこともないだろう。 支配か、自由か。 ホル・ホースの天秤が傾き始める。 ☆ 明は入り口で見張りを、おじさんは棟内の警備に出ていた。 医務室にはベッドで眠る野獣先輩と、それを看る春花、相場、朧、まどかの四人、それに写真と会話する西の計6人が集っていた。 さて。看病をしようとしている四人だが、いきなりある問題に躓いていた。 「クゥーン...(子犬)」 「えっと...お尻の中に矢が入ったんだっけ...」 「...俺たちのすることはないんじゃないか?」 そう。特に外傷も見当たらない野獣先輩をどう看病すればいいのかという問題である。 野獣先輩の身体は至って健康的。しかも、苦しむどころかご満悦な表情を浮かべながら暢気に寝息を立てている。 尻から入った矢があるというが、外科医でもない彼らに矢を取り出すことなどできず。 現状、彼らに出来ることは特にないのだ。 「へー、幽霊ね。腹とかは減るの?」 『いや、そういった生理現象は無いのう。特に寿命などもないし、案外楽じゃぞ』 一方の西は、野獣先輩の看病などはそっちのけで、写真の親父、吉良吉鷹との会話に夢中になっていた。 ガンツのこともあり、死者が蘇るという事実事態は誰よりも早く受け止められたが、実際に死んでいる者と話すのはこれが初めてである。 そんな未知との遭遇が、彼の興味を煽ったのだ。 (世界の全てを知り尽くしてると思ってたが...俺の知らないことがどんどん湧いてきやがる) やはりこの会場は面白い。 たった数時間でスタンド能力に幽霊に異能力を消す目なんて超常現象にお目にかかれたのだから。 (それに明の話じゃあ、あのホスト侍とはまた違う吸血鬼なんてのもいるらしいからな...ヤベェ、らしくなくわくわくしてきやがッたぜ) 彼ら超能力者は自分達人間と身体の構造は違うのか。 死に瀕した時、どんな悲鳴を挙げるのか。 幽霊を物理的に殺したらどうなるのか。 (っ、ヤベ、勃ちそう) そんな一種の期待への恍惚に、西の下半身が微かに反応する。 (今回ばかりは気をつけねえェとな。空条承太郎だけじゃねえ、宮本明と葛城相手に下手にボロを出すのは悪手だ) 彼の属している東京のガンツチームは底なしのお人よしばかりだから遠慮なしに振舞えたが、あの三人は違う。 承太郎も明も、無力な者を見捨てられないお人よしな面こそあるものの、それ以上に敵に対しての冷酷さを持ち合わせている。 近い人物でいえば玄野計だが、実力は彼の比ではない。あのメンバーの中で最も近接戦に優れる風大左衛門でようやく彼らの領域だろう。 そして、葛城蓮。彼も赤首輪の参加者であることから、承太郎たちとほぼ同等の実力者であると伺える。 更に、彼からは承太郎たちとも自分とも違う、未だ体験したことのない異様ななにかを感じ取っていた。 それがなにかはわからないが、少なくともただの剣の達人ではないことは確かだ。 (俺や玄野ばりの冷静さに筋肉ダルマ並の戦闘力...敵にまわせば面倒だが、手綱を握れればカタストロフィに向けての戦力になる) 毀れそうになる笑みを掌で隠しつつ、ちら、と朧たちに目を向ける。 承太郎たちを制御するには彼らのようなお人よしの弱者が必要だろう。 でなければ、あの三人はそれぞれ赤首輪の参加者を狩って脱出して終わりになってしまう。 (しかしそうなるとあいつは邪魔だな) 「あの...」 おずおずと話しかけてきたまどかに、西はジロリと目を向けた。 その視線の鋭さに恐れを抱きつつも、まどかは意を決して口を開いた。 「わたしも写真のお爺さんと話をしてもいいですか?」 「あ?なんで?」 「き...聞きたいことがあるんです」 「...チッ」 西は舌打ちと共に写真をまどかに渡した。 『お嬢ちゃん、ワシに聞きたいこととはなんじゃ?』 「...お爺さんは、死んだ人と会話をすることはできるんですか?」 『ムッ?』 「マミさんと仁美ちゃん...わたしの友達が、放送で呼ばれたんです。もしもお爺さんが死んだ人たちと会話ができるなら、二人と会わせて欲しいんです」 まどかは、二人が死んでしまったことは理解はしているものの、まだ納得はできていなかった。 だから、たとえ更なる苦しみが待っていても、確かめられるなら確かめたいと思った。 いや、それ以上に、彼女達の声が聞きたかったのだ。 話す内容なんてまだ決めていないけれど、当たり障りのないことでもなんでもいい。 ただ、彼女達の声を聞きたかったのだ。 『あ~...すまんがそれは無理じゃ。ワシはたまたま現世に留まれただけで、他者の魂に干渉できるわけじゃないんじゃ』 「...そうですか...」 『力になれなくてすまんの』 「いえ...ありがとうございました」 二人に会えないことで意気消沈するまどか。 そんな彼女を見かねて、朧が両肩にそっと毛布をかけた。 「朧さん...?」 「無理はなさらずともよいのですよ」 朧の打算無き微笑みと与えられた温もりに、曇りかかっていたまどかの心が少しだけ晴れる。 お茶を淹れてきますね、と朧は離れる。 少し遅れて、まどかは立ち上がり朧のあとに続く。 「まどか殿?」 「わたしも手伝います」 まどかは決して吹っ切れたわけではない。 未だに悲しみを引きずっているし、ふとした拍子ですぐに沈んでしまう。 しかし、だからといって座り込んだままでなにか変わるかといえばそうでもない。 なにかしら動かなかればやっていられない。そんな想いだった。 そんな彼女の姿を見て、朧は微笑む。 いつもは伊賀の者たちに世話を焼かれ、大切に守られ、苦労をかけばかりだ。 けれど、いまはこうして自分よりも小さな子を引き連れている。 伊賀の者たちから見た自分はこんな風なのか。妹でもいたらこんな感じなのだろうか。 (私がしっかりせねば) 承太郎たちを除けば、おそらく自分が最年長だろう。 普段は守られてばかりだが、今回は自分が守らなければならない。 朧は、より一層張り切ろうと気を引き締めた。 「...強いね、鹿目さんは」 「そうだな」 春花と相場は、それぞれの感情を込めた眼差しでまどかを見つめる。 春花は、大切な者を失った悲しみの共感者として。 相場は、まるで興味がないかのような冷ややかな目で。 (ああいうタイプは野崎には毒だな。変な影響を受けなきゃいいけど) 相場から見て、鹿目まどかといいう少女は自己犠牲心の強い少女だ。 傷心中なら大人しくしていればいいものの、ああして自分がお荷物になるまいと、心配をかけまいと外面だけを取り繕っている。 燃え盛る炎の中、春花の父が己の身を顧みず祥子を庇い続けたのには感銘を受けたが、まどかは別だ。 肉親や恋人のような関係が深い者ならまだしも、会って数十分の人間相手に自分を蔑ろにしてまでの献身は、尊敬を通り越して薄気味悪い。 それだけならば勝手にやっていればいいと放っておくだけだが、問題はここにいまの春花がいることだ。 彼女は、真宮たち殺害の件の負い目から、自分の命を軽視している節がある。朧を庇った際の耳の怪我がいい例だ。 そんな彼女がまどかと関わり、万が一にも自己犠牲に酔いしれるようなことがあれば目も当てられない。 彼女が愛を注ぐのは万人ではなく、この相場晄だけで充分だ。 それを防ぐには、まどかを殺してしまえばいいのだが、それで自分が下手人だと判明すれば春花の立場も怪しくなるかもしれないし、 まどかがいなくなったところで、第二、第三と別の者が現れるかもしれない。 ならばこそ優先されるのは、一刻も早い春花の脱出である。 そしてその方法は、いま手中に収めている。 「スゥー....ハァー...」 野獣先輩と呼ばれるこの赤首輪の男の殺害による脱出だ。 彼が、尻に不思議な矢が入ったという信じ難い理由で目を覚まさないでいるのは非常に好都合だ。 誰にも見られず、且つ目立つ外傷でなければ、尻に入った不思議な矢がなんらかの効果をもたらしたということで処理できる。 その為の道具は、ある。 相場の右手に握られている粒錠の毒薬。 彼がボウガン以外に支給された道具である。 (飲ませないと効果がないから、特に使い道はないと思ってたけど運が良かった) 本当にこれで死ぬかはわからないが、わざわざ殺し合いの場で支給するというのだから、本物で間違いないだろう。 (ただ殺すだけじゃ意味がない。真宮の放送を信じるなら、こいつの側に春花がいないと駄目だ) 彼の殺人計画はこうだ。 まずは眠る野獣にこっそりと毒薬を飲ませる。 苦しみ始めたところで春花を呼び、野獣に呼びかけさせる。 承太郎、ホル・ホース、おじさん、明は別の場所にいるため異変に気づいたところで駆けつけるのには時間がかかる。 残る三人だが、西はまず警戒して近寄らないだろう。 そして、朧とまどか。 この二人は春花を手伝うために駆け寄ってくるだろうが、その前に水を持ってきてほしいだの、タオルを用意してくれだのと自分が指示を出してやればいい。 写真の親父は参加者でもなければ所詮は写真なので脱出の権利はどう足掻いても手に入らないだろう。 時間を稼ぎ、その間に野獣が死ねば、計画は成功だ。 春花を含む皆はショックを受けるだろうが、『彼の死を無駄にしてはいけない』とでも言えば、否が応でも一番近くにいた春花を脱出させることになるはずだ。 (承太郎とホル・ホースがいつ戻ってくるかわからない...やるならいまだ) 春花がまどか達を見ているこの隙しかチャンスはないだろう。 相場は、そっと野獣に寄り添い、彼の口元に掌がかざされ 「お二方、お茶が入りm」 同時に、朧が己の脚に躓き、倒れた上体と共に盆と湯のみが宙を舞った。 そして、熱湯は―――野獣の脚にぶちまけられた。 「ヌゥン!ヘッ!ヘッ!ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!」 あまりの熱さに野獣は目を見開き、我慢もできず限界まで開口し、絶叫と共に床から天井へと所狭しと跳びまわった。 その騒音のごとき声量に、皆は各々の思考すら停止させられ、ただ己の耳をふさぐことしかできなかった。 「フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!...ハァ」 ひとしきり叫び終えスッキリした野獣は、涅槃の如き表情を浮かべ、数秒沈黙。 「ふざけんな!!人が気持ちよく寝てたのに頭にキますよ!!」 そして、鬼のような形相で咆えた。 「ドッキリにしてもやりすぎだってはっきりわかんだね。犯人は早く名乗り出てホラホラホラホラ」 寝起きだというのにペラペラと捲くし立てる野獣に圧され、一同は呆然としてしまう。 「なんだよドッキリ仕掛けといて怒られるの初めてかよ。責任(ケツ)もたれたことしかねえのかよ誰かによ」 バ ァ ン!!(大破) ドアを蹴飛ばし部屋に転がり込むのは、騒ぎを聞きつけやってきたのはおじさんと明だった。 「なに騒いでんだオイオラァ!!」 「!...あんたの仕業っすか。女子供にあんな危ないドッキリ仕掛けさせといて自分は高みの見物とはACceedの器もたかがしれますね」 「アァ!?」 野獣の冷ややかな視線と言葉に、おじさんのこめかみに青筋が走る。 彼の殺気を感じ取った明は、慌てておじさんを羽交い絞めにして動きを止めた。 「ウ゛ゥ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!ウ゛ゥ゛ゥ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!」 「落ち着け葛城!」 火花を散らしあう野獣と葛城に、自然と場の空気も張り詰めたものとなる。 今は明が押さえ込んでいるが、もし拘束が解ければどうなるかわかったものではない。 そんな重圧の中、朧が震える手を掲げた。 「お...お茶を零したのは...私でございます」 「は?(威圧)」 「自分の足に躓き...どうか...お許しを...」 「ふぁっ!?」 目に涙を溜めながら土下座をする朧に、野獣は思わず面を食らいかけよった。 「泣かないでくれよな~頼むよ~」 野獣は肩膝をつき己の目線を相手に合わせたうえで、慰めるように熟練の手つきで朧の頭を撫でる。 「ちょっとビックリしたけど大したことはないからホラホラホラホラ」 野獣は立ち上がり朧の頭から手を離し、両手を頭の後ろで組み腰を左右に振り始めた。 自分は健在であるという、彼なりのアピールだった。 「人間は失敗してなんぼだし、このくらいのミスならまあ多少はね?」 息もつかせぬ程の早さで繰出される慰めの言葉に朧の涙も引き、それを確認した野獣も王者の風格を漂わせる微笑を浮かべ頷いた。 「...落ち着いたか、葛城」 「フゥー、フゥー...もういい歳だからね、おじさんも」 ひとしきり吼えて気が紛れたおじさんは、引き止めてくれた明に軽く頭を下げ、小田○正のような笑顔を見せた。 「な、なにがあったってんだ?」 騒ぎを聞きつけやってきたホル・ホースと承太郎。 前者はただ困惑し、後者は一筋縄ではいかなさそうなこの面子に小さくため息をついた。 「...やれやれだぜ」 ☆ (間違いない...この男、空条承太郎じゃ) 吉鷹は、写真の中からチラチラと様子をうかがい、ゴクリと唾を飲み込んだ。 西丈一郎達と会話をしている最中、承太郎の名前は出ていたが、それが本物かどうかは己の目で確かめるまでは判断できずにいた。 そしてその目で見てわかった。この男は確かに空条承太郎だと。 だが、それにしては若い。己の知る承太郎も三十歳近くにしては若々しい顔立ちではあるが、それにしても若いのだ。 その上で、この男は己の知る空条承太郎と同一人物であるという、奇妙な感覚に陥っていた。 (何より奇妙なのは、ここの連中が誰一人として吉影の名に反応を示さなかったことじゃ) もしも、承太郎が、この会場の誰もを傷つかせることなく殺し合いを破壊しようという聖人染みたことをのたまうならばわかる。 が、ホル・ホースへの対応を見る限り、とてもそうとは思えない。 敵対している者には容赦はしない。そんな純粋なスタンド使いらしい思考の持ち主だ。 ならば、吉影については多少なりとも言及してしかるべきだが、なにも話した様子はない。 なにか企んでいるのか?それとも主催に記憶でも消されているのか。あるいはなにかもっと別の...? (空条承太郎...敵に回せば恐ろしいことこの上ないが、味方につければこれほど頼もしい存在もいない...どうにか吉影の力になるよう誘導できんものか) 全ては愛する息子のために。 父親は独り静かな戦いへと臨む。 【H-3/一日目/早朝/病院】 【野獣先輩@真夏の夜の淫夢派生シリーズ】 [状態] 背中の皮膚に少し炎症、疲労(大)、身体の中に矢@ジョジョの奇妙な冒険が入っている。気絶 [装備] 吉良吉廣の写真@ジョジョの奇妙な冒険、 [道具] 基本支給品×1、不明支給品×0~1 [思考・状況] 基本行動方針 気の向く(性欲を満たす)ままに動く 1 状況を把握する 2 吉良と左衛門犯したい...犯したくない? [備考] ※毒物をぶち込まれると即死性ではないかぎり消化・排出することができる。排出場所は勿論シリ。 ※殺し合いを認識しました。 ※吉良(川尻の顔)と左衛門の顔をそれぞれKMR、遠野に似てると思い込んでいます。 ※吉鷹の持っていた矢@ジョジョの奇妙な冒険が野獣先輩の尻の中へ吸収されました。異変があるかはヨクワカンナイケドネ 【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢派生シリーズ】 [状態]興奮、頬にダメージ(小) 疲労(小) [装備]日本刀詰め合わせ@彼岸島 [道具]基本的支給品、鞭と竹刀とその他SMセット(現地調達品)、吉良吉廣の写真@ジョジョの奇妙な冒険。 [思考] 基本:可愛い男の子の悶絶する顔が見たい。殺しはしないよ。おじさんは殺人鬼じゃないから。 0:情報交換をする。 1:殺し合いが進んでいるようなので、なるべく主催を倒すために行動する。 2:また会ったらラ・ピュセルを調教する。 元の世界で平野店長やタクヤさん(KBTIT)と共に調教したい。 3:あのウニ頭の少年(上条)も可愛い顔をしているので調教する。 4:気合を入れ直すためにひでを見つけたらひでを虐待する。 [備考] ※参戦時期はひでを虐待し終わって以降 ※ラ・ピュセルを女装した少年だと思っています 【吉良吉鷹の写真@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]健康 [思考] 基本:息子(吉良吉影)の有利になるように動く。 0:情報交換をする。 1:眼前の承太郎が自分の知る承太郎かどうかを確かめる。もしも吉影の力になるのなら...? 【宮本明@彼岸島】 [状態]:雅への殺意、右頬に傷。 [装備]:ドラゴンころし@ベルセルク [道具]: 不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針: 雅を殺す。 0:情報交換をする。 1:吸血鬼を根絶やしにする。 2:ホル・ホース及びまどかとしばらく同行する(雅との戦いに巻き込むつもりはない) 3:邪魔をする者には容赦はしない。 4:隊長...まさかな ※参戦時期は47日間13巻付近です。 ※シェンホアと情報交換をしました。 【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:疲労(大)、精神的疲労(大)、失禁 [装備]: 女吸血鬼の服@現地調達品、破れかけた見滝原中学の制服 [道具]: 不明支給品0~1、小黒妙子の写真@ミスミソウ [思考・行動] 基本方針: みんなと会いたい。 0:情報交換をする。 1:ほむらとの合流。さやか、杏子が生きているのを確かめたい。 2:明とホル・ホースと同行する。 3:あの子(ロシーヌ)の雰囲気、どこかで...? 4:マミさん...仁美ちゃん...そんな... ※参戦時期はTVアニメ本編11話でほむらから時間遡航のことを聞いた後です。 ※吸血鬼感染はしませんでした。 ※シェンホアと情報交換をしました。 【ホル・ホース@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:疲労 (大)、精神的疲労(絶大)、失禁、額に軽傷、スズメバチの毒液による腫れ [装備]:吸血鬼の服@現地調達品、いつもの服、ポッチャマ...のヌイグルミ@真夏の夜の淫夢派生シリーズ、 [道具]:不明支給品0~1、大きめの葉っぱ×5 [思考・行動] 基本方針: 脱出でも優勝でもいいのでどうにかして生き残る。できれば女は殺したくない。 0:嬢交換をする。 1:しばらく明を『相棒』とする。 2:DIOには絶対に会いたくない。 3:まどかを保護することによっていまの自分が無害であることをアピールする(承太郎対策)。 4:そういやこいつら、スタンドが見えているのか 5:DIOと承太郎...いざという時にはどっちにつきゃあいいんだ!? ※参戦時期はDIOの暗殺失敗後です。 ※赤い首輪以外にも危険な奴はいると認識を改めました。 ※吸血鬼感染はしませんでした。 ※シェンホアと情報交換をしました。 ※DIOの能力を知りました。 【西丈一郎@GANTZ】 [状態]:健康 [装備]:ポンの兄の拳銃@彼岸島 [道具]:不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:赤首輪の参加者を狙い景品を稼ぐ。装備が充実したら赤首輪の参加者を殺すなり優勝なりして脱出する。邪魔する者には容赦しない。 0:嬢交換をする。 1:相場は利用できるだけ利用したいが、戦力にあてができれば捨てる。 2:いまは準備を整える。 3:岡が死んだので使えそうな手ごまを探したい。現状の有力候補は承太郎、明、葛城(虐待おじさん)。 ※参戦時期は大阪篇終了後。 ※承太郎、春花、朧と情報交換をしました。 【相場晄@ミスミソウ】 [状態]:右肩にダメージ、承太郎への嫉妬と春花がなびく可能性への不安 [装備]:真宮愛用のボウガン@ミスミソウ ボウガンの矢×1 [道具]:基本支給品一式、不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針: 春花と共に赤い首輪の参加者を殺し生還する。もしも赤い首輪の参加者が全滅すれば共に生還する方法を探し、それでもダメなら春花を優勝させて彼女を救ったのは自分であることを思い出に残させる。 0:情報交換をする。 1:春花を守れるのは自分だけであり他にはなにもいらないことを証明する。そのために、祥子を見つけたら春花にバレないように始末しておきたい。 2:赤い首輪の参加者には要警戒且つ殺して春花の居場所を聞き出したい。 3:俺と春花が生き残る上で邪魔な参加者は殺す。 4:青い髪の女(美樹さやか)には要注意。悪評を流して追い詰めることも考える。 5:カメラがあれば欲しい。 6:西はなにかこの殺し合いについて関与しているのか? 7:空条承太郎と鹿目まどかは始末したい。最低でも、春花とは切り離したい。 ※参戦時期は18話付近です。 ※承太郎、春花、朧と情報交換をしました。 【朧@バジリスク~甲賀忍法帳~】 [状態]:腹部にダメージ(中)、疲労(中~大) [装備]:リアカー(現地調達品) [道具]: 不明支給品1~2 [思考・行動] 基本方針:弦之介様と会いたい 0:情報交換をする。 1:脱出の協力者を探す。 2:陽炎には要注意。天膳にも心は許さない。 3:天膳が呼ばれたが...正直信じられない。 ※参戦時期は原作三巻、霞刑部死亡付近。 ※春花、承太郎と情報を交換しました。 ※天膳はまた蘇るのだろうと思っています。 ※西、相場と情報交換をしました。 【野崎春花@ミスミソウ】 [状態]:右頬に切り傷・右耳損傷・出血(中)、頭部から消毒の匂い [装備]:ベヘリット@ベルセルク [道具]:不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:祥子を救い、佐山流美を殺す。その後に自分も死ぬ。 0:情報交換をする。 1:祥子、相葉の安全を確保する。 2:小黒さんは保留。 ※参戦時期は原作14話で相場と口付けを交わした後。 ※朧の眼が破幻の瞳であることを知りました。 ※朧、承太郎と情報を交換しました。 ※西、相場と情報交換をしました。 【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:疲労(大)、全身にダメージ、出血(止血処置済み)、帽子から消毒の匂い [装備]: [道具]: 不明支給品1~2 [思考・行動] 基本方針:殺し合いを破壊する。主催者の言いなりにならない。 0:情報交換をする。 1:ある程度休憩をとったら行動を開始する。 2:DIO・先程の化け物(ゾッド)には要警戒。 3:相場には警戒。西にも要注意。 4:ホル・ホースは監視する。 ※参戦時期は三部終了後。 ※朧の眼が破幻の瞳であることを知りました。 ※春花、朧と情報を交換しました。 ※西、相場と情報交換をしました。 時系列順で読む Back 未知との遭遇 Next アルピニスタ 投下順で読む Back 未知との遭遇 Next アルピニスタ Sign 朧 野崎春花 空条承太郎 西丈一郎 相場晄 涙 宮本明 鹿目まどか ホル・ホース 療養提案おじさん 虐待おじさん 野獣先輩
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