約 925,915 件
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/488.html
譲らぬ決意 一面を白く染める霧を懐中電灯の光が丸く切り裂いていく。 ハリー・メイソンは隣を歩くともえの横顔をチラリと眺めると、再び視線を前に戻した。 彼女が着いて来ると聞いた時に感じたのは頼もしさではなく不安だった。恐らくそれは彼女も同じことだろう。民間人が連れ添って行動するより、警察官であるジル達と行動した方が安全なのは言う迄もない。 ただ、自分には我が身の安全を確保するよりも大切な事があった。それは背中の彼女の事であり、愛娘の捜索でもある。 トモエも同じように何か胸に抱くものがあるのだろう、そうでなければ戦闘経験のない一般市民と行動を共にするといった不利益な行動を取るはずはない。生憎とそれが何なのかを伺い知る事は出来ないが。 「どうして…ケビンはあんなことをしたのかしら。」 不意にトモエが口を開いた。本人は気丈に振る舞っているつもりだろうが、彼女がショックを受けているのは誰の目にも明らかだ。 彼女はケビンの死に際して自身に少なからず責任があると考えているようだが、責任があるという点では自分も同じ、あの場にいた全員が責任者だ。 何せ、彼の死をただ見ていることしか出来なかったのだから。 「彼のことかい?」 「ええ…どうして、ケビンは自分が死ぬと分かってるのにあんな無茶をしたのかしら。……勘違いしないでね、ハリー。私は彼の後を追うつもりはないから。」 「それは安心したよ。私の“目”になってくれるんだろう?目を失っては私も困るからね。」 微笑みを返しながらハリーは言った。 彼が何故あのような行動に出たか。彼と親しかった訳ではないし、どのような性格であったかという事さえ知らない。だから彼が命を失った時にも憐れみの情を抱きこそすれ、悲しいとは思わなかった。 ただ、彼の決意は自分のそれと似通っていたのかもしれない。 自分も、トモエも。そしてケビンも。 何故進んで自分の身を危険に晒す? まるで自分の命などいらない、くれてやると言うように。そこまでして守るべきものは? 「…私は彼についてよく知らない。君やジル程長い間一緒にいた訳でもないし、ジムのように友人だった訳でもない。でもね、彼の考えた事が少しだけ解るような気がするんだ。」 「どういう事?」 「私は、人間には譲れないものが一つはあると思うんだ。 私にとってのそれは娘だ。私は娘の為ならなんだってする。自分の命だって惜しくはない。 彼はきっと、譲れないものを守ろうとしただけなんじゃないかな。…慰めにしか聞こえないかも知れないが、彼のお陰で私達はここに生きていられるんだ。」 「譲れないもの…?」 「そうだ。君にもあるはずだよ。そうでなければわざわざ私に着いて来たりしないだろう?」 ハリーに疑問を投げ掛けられたともえは一瞬だけためらい、帯に挿した拳銃のグリップをなぞりながらはっきりと告げた。 「私は、ケビンに守ってもらったから。だから私はケビンの代わりに誰かを守ってあげようと思ったの。 ケビンの代わりに誰かを守ってあげる事が、私の“譲れないもの”よ。」 「感謝する。私も、私の譲れないものを早く見つけてやらないとな。」 「ええ、私も……!? ハリー、あれ!!」 ともえの叫び声にハリーは内心舌打ちしながら振り返った。すぐ前方、15メートル程先にナース服を着たモンスターが歩いている。 (こんなに近くに…霧の所為で気付かなかったか……。) ハリーは内心で舌打ちしながら振り返った。ミヤコを背負っている状態では銃を撃てない。銃の初心者であるトモエの射撃もあまり期待出来ないだろう。 だが、幸いにも相手は自分達に気付いていない。ならばこのままどこかに隠れてやり過ごすのが得策だ。 「よし、トモエ。あいつの視界は見えるか試してくれるか?」 「ええ…やってみる。」 しゃがみながら小声でともえに告げる。 「………ダメ。何か変なもので覆われてるみたい。」 「そうか…仕方ないな。なら」 少しここで隠れていよう、と言おうとしたハリーの声は突然の爆音に掻き消された。 爆音の発生源であろう大型の白バイは先程までそこにいたモンスターを断末魔と共に轢き潰し、呆気にとられるハリーの目の前に停車した。流れるような動作でバイクを降りた運転手は無言のままともえに向けて拳銃を構え、引金を引いた。 鈍く重い音を立ててともえの真後ろで先程とは別のモンスターが倒れる。それを確認した運転手はヘルメットを外し、ハリーに再会の挨拶を行った。 「久しぶりね、ハリー。相変わらず元気そうじゃない。」 「シビル!?シビルか!?」 「緊急事態とはいえ、恐がらせてごめんなさいね。トモエさん。」 互いに自己紹介を終えた後、シビルはともえに非礼を詫びた。 「大丈夫。助けてもらったんだから、文句は言わないわ。」 「そういってもらえるとありがたいわね。…ところでハリー、貴方は何故ここに?」 あの奇怪な名簿に名前があった以上ハリーがもう一度サイレントヒルへ来ているであろう事は容易に予想出来たが、その理由が分からない。 娘を失った忌々しい土地に再び来訪する理由が。 「娘を探しているんだ。さっきも言っただろう。そうだ、この辺りで娘を見かけなかったか?」 「娘さん…?いえ、見かけてないけど……。」 おかしい。 ハリーは数年前に娘を失ったはずだ。それもこのサイレントヒルで。なのにこのハリーは未だに娘を探し続けている。 (このカミカクシの正体はタイムスリップのようなもの、ね…。) キリサキの言っていた言葉が頭をよぎる。もしハリーが自分よりも過去の存在だとすれば、娘の死に気付いていないのも合点がいく。 しかし、この状況をハリーに対してどう説明すれば良いのだろうか。突然現れて娘の死を告げたところで、彼がそれを信じるとは到底思えない。 (そういえば、死んでいない可能性もあるんだっけ…。) アレッサが現在も教団によって生かされているというキリサキの推理。本人は推測に過ぎないと言っていたが、もし当たっていたとしたら………。 とりあえず、今この話をするのは止めておこう。ハリーの為にも、自分の為にも。 バイクに寄りかかりながら思案するシビルの横で、ハリーは美耶子を背負い直した。 「彼女は?娘さんじゃなさそうだけど。」 「この子はもう死んでいるんだ。少しの間一緒にいたから、放っておくのも忍びなくてね。」 「ああ…。それで教会に?」 「いや、それだけじゃない。娘が教会に行くと言っていたのを聞いていた人がいてね。」 「なんですって!?」 有り得ない、と叫びそうになるのを必死で抑える。 …どうやら最悪の形でキリサキの推理は当たってしまったらしい。“自分に”届いた手紙と僅かな情報を頼りに教会を目指したハリー。恐らく彼女はまだ“生かされて”いて――――― (私達を引き合わせようとした、のかしら…。) 「この辺りにシェリルはいなかったんだろう?なら教会の中にいるかも知れない。」 「ハリー、待ちなさい。私も一緒に行くわ。」 既に教会のドアに手を掛けているハリーを押し退け、ドアノブを握る。片手は拳銃を握ったままだ。 (さて……アレッサ、今度は何を伝えたいというの?) 中で待ち受けるのは、アレッサか、『ヘザー』か。あるいはもっと恐ろしいものかも知れないと思いながら、シビルはドアを開けた―――――。 【C-2/教会玄関前/二日目 黎明】 【シビル・ベネット@サイレントヒル】 [状態]:精神疲労(中~大)、肉体疲労(小) [装備]:SIG P226(2/15) [道具]:旅行者用バッグ(武器、食料他不明)、グレネードランチャーHP LV4(炸裂弾5/6)@バイオハザードアンブレラクロニクルズ、白バイ、スタンレー・コールマンの手紙と人形 白バイのサイドボックス(炸裂弾:13、アグラオフォテス弾@オリジナル:23、他不明) [思考・状況] 基本行動方針:要救助者及び行方不明者の捜索 0 アレッサとヘザーには何か関係が? 1 ハリー、ともえと教会内部を探索 2 その後キリサキ、ユカリと合流する 3 前回の原因である病院に行く 4 ハリーに過去のサイレントヒルでの出来事を伝える ※風海達と情報を共有しました。 ※白バイのサイドボックスに道具が入っているようです。 サイドボックスの容量が普通だとは限りません。 ※ハリーが自分と異なる時代から来ていることに気付きました。 ※アレッサが自分とハリーを教会に呼び寄せたと思っています。 【ハリー・メイソン@サイレントヒル】 [状態]:健康 [装備]:ハンドガン(装弾数15/15)、神代美耶子@SIREN [道具]:ハンドガンの弾(20/20)、栄養剤×3、携帯用救急セット×1、 ポケットラジオ、ライト、調理用ナイフ、犬の鍵、 [思考・状況] 基本行動方針:シェリルを探しだす 0 シビル、ともえと教会内部を探索 1 美耶子を安置する 2 学校に向かう 3 機会があれば文章の作成 4 緑髪の女には警戒する 【太田 ともえ@SIREN2】 [状態]:右頬に裂傷(処置済み)、精神的疲労(中)、決意 [装備]:髪飾り@SIRENシリーズ、ケビン専用45オート(7/7)@バイオハザードシリーズ [道具]:ポーチ(45オートの弾(9/14)) [思考・状況] 基本行動方針:夜見島に帰る。 0 ハリー、シビルと教会内部を探索 1 ケビンの代わりにハリーを守る 2 夜見島の人間を探し、事態解決に動く。 3 事態が穢れによるものであるならば、総領としての使命を全うする。 ※闇人の存在に対して、何かしら察知することができるかもしれません ※幻視のコツを掴みました。 back 目次へ next 『澱み』 時系列順・目次 Survivor ――Eye of the Tiger―― Born From A Wish――隙間録・ジェイムス・サンダーランド編 投下順・目次 YOU RE GONNA BE FINE back キャラ追跡表 next 春のかたみ 太田ともえ 最後の詩 春のかたみ ハリー・メイソン 最後の詩 Phantom シビル・ベネット 最後の詩
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/283.html
■支配種(北条悟史)……(5) 054 彷徨える大罪 058 Deadly Belief 099 殺意と善意が交差する時物語は終わる 109 遠い出来事 145 最後の詩 レッドピラミッドシング(どちらの個体も同一個体とは限らない) ■鉈の個体……(4) OP 序章 サイレント・シンドローム 073 罪物語‐ツミモノガタリ‐罰物語‐バツモノガタリ‐ 076 罪と罰――Accusation&Banishment―― 077 Collapse ■槍の個体……(5) 033 雲上海下(うんじょうかいか)前編雲上海下(うんじょうかいか)後編 089 せめて一度くらい、幸せな夢を見させて 108 双子ならば、同じ夢を見るのか 110 隠し件 145 最後の詩 タイラント ■NEMESIS-T型……(6) 018 追跡者 055 ALONE IN THE DARK 061 神隠し逃亡者 096 MachRider HighWaaaaay!! 120 復讐の女神 142 DIE HARD ■T-103型……(3) 112 PITCH BLACKDEAD SPACE 134 The FEAST 1The FEAST 2 140 Let the Right One In ■タナトス……(2) 112 PITCH BLACKDEAD SPACE 134 The FEAST 1The FEAST 2
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/10.html
口を開けてゆらゆらと近づいてくるゾンビに消火器で殴り倒す。 「俺を喰い殺すなんざまだ早いこったな。」 消火器を持つ男ーーフランク・ウェストは言い放った。 ウェラメティック暴動に取材に訪れたが、そこはゾンビの大群だった。カメラ片手にモールに降り立った彼は、ゾンビだけでは無く、この出来事で発狂し、人を殺そうとする者もたくさん見てきた。 しかし彼は気づいている、、、彼が守衛室からダクトを通って出ると、そこは屋上ではなく、服屋の中だった、そして地図で確認すると、店の配置が変わっていたり、少し前には無かった黒い布があちこちに掛かっていた等変化が起きていた。 そう、何故か自分は別の所にいると、ありえない話だが現実は現実さ。 ゾンビを殴り倒すと一発の銃声が聞こえた。 「生存者か?」 聞こえた方向を見てみると、人”らしき”者がいた、上の階には、らしき者が二人いて、一人は金色のパイプを持った配管工らしき者、もう一人は迷彩の軍服を着ていて、手には小銃を持っている、しかし二人はゾンビには見えないが、目から血を流していて、明らかに死んでいる者の顔だった。 二人は明らかに死んでいるように見えたが、二人は何やら話している、しかし会話らしき会話をしていなく、唸り声だ。 ゾンビにそんな知能は無いはずだ。しかしカメラを構え、二人に向かい、シャッターボタンを押した。 すると何かに気づいたのか、二人は近くの店に入った、接触を試みようと思ったが、ここで攻撃されてはまずいと思い、ひとまず、近くの店に入って様子を伺うことにした。 【フランク・ウェスト@デッドライジング】 [状態]健康 [装備]消火器(79/100)@デッドライジング カメラ(17/30) [道具]トランシーバー 予備のフィルム(30/30)メモ帳 基本行動方針 取材 1 二人との接触 2 原因究明 3 守衛室の生存者安否 ※ゾンビには噛まれていません ※免疫力が人より桁違いです ※ここがウェラメティックではないことに気づいています ※メモ帳には、生存者リストが書かれています。ほかの内容は次の書き手さんに委ねます
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/483.html
鬼の霍乱 観光パンフレットには載ってすらいない道を南下し、突き当たった頃。 シビルから聞いていた事だったとは言え――――唐突に訪れたそれには、水明もユカリも驚きを隠せなかった。 時刻は丁度午前一時。 何処からともなく響き出すサイレン。 町中が、蠢き始めた。 血と赤錆。赤と黒をベースとした、不快と不安を刺激する風貌が消えて行き、その代わりに辺りを覆い出したのは白い濃霧。 ゴーストタウンには変わりはないが、視覚的、精神的にはまだ優しい、一般的な様相の町並みが現れる。 ほう。と水明が感嘆の息を吐き出した。それに機敏に振り返ったユカリは、彼の前に掌を突き出した。 何かを言おうと開かれた水明の口が、不可思議そうに止まった。 「余計な都市伝説とかはいらないからね」 一拍を置いて水明は、その少しこけた頬に苦笑を見せた。 「別にお勉強をさせようとしたわけじゃないんだがな。ただ、映像化されたキングの『霧』よりはまだ視界が利くようだと思っただけさ」 「……無駄話には変わんないじゃん」 何処となく気恥ずかしさを覚えたのか、ユカリは顔を赤く染め、水明から顔を逸らす。 一頻り、辺りの建物を照らして様子を確認すると、観光パンフレットに挟んでいた一枚の用紙を取り出した。 「ねえ……これってさ、ルールに書いてあったよね……?」 用紙の上に懐中電灯の光を当てるユカリの目線は、とある一点を見つめていた。 水明は、敢えて見ずとも該当箇所は頭に入れてあった。 「オジサンさ、さっき氷室邸が町の一部として機能してるって言ってたよね……? このルールも……やっぱりおんなじなんじゃないのかな?」 「ふむ。つまりルールも町の一部として機能している、と」 「……うん。だって、今のサイレンって……」 言葉を濁すユカリだったが、言わんとする事は水明にも通じていた。 “ルール2。サイレンで街は裏返る” 裏返る。その意味の解釈次第ではあるが、“ルール2”が今起きた現象を書き表していると見るには何の不自然さも無い。 そして、ルールの一つが――――それも超常現象としか考えられない事象が確かに機能していると言うのならば、他の全てのルールが同様に機能していると考える事にもまた不自然さは無い。 いくら水明の弟、風海純也の側でルールや名簿と現実に食い違いを見つけようとも、ユカリにとってそれは伝聞に過ぎない。 実体験としてルールを実感したユカリが改めて不安を抱いてしまうのは、やむを得ない事だ。 「そうだな。はっきり言ってしまえば、ルールが町の事象に組み込まれていないと断定することは俺には出来ない」 自ら言い出した事だったが、否定の言葉を期待していたユカリは意外そうに水明を振り返った。 ユカリの目に、真剣な眼差しを返し、水明は続ける。 「サイレンの鳴る町。霧の立ち込める町。それからさっきまでの赤錆の世界は全て“都市伝説・サイレントヒル”の噂として語られているものだ。 それらの事象が起きたとしても、それは単にサイレントヒルという町の特色とも言える。 ただ、今の変化がチラシに書かれている“ルール2”と符合しているように見えるのも確かだ。 つまりこの場合の変化は、そもそもの町の事象として起きたものなのか、ルールとして起きたものなのか、可能性としてはどちらとも取れるってことだな」 曖昧に、ユカリは頷いた。 なんとなしに、用紙に目を落として。 「後者にしても、そもそもの町の事象がチラシに書かれただけだという可能性もあるが……。 いずれにせよ、どちらと断定するだけの判断材料は無い。だがな、そんなことはどっちでも良いし、どうでも良いことなんだ」 「……どうでもいいって?」 「さっきも言ったが、殺し合いのルールと町の異界化には直接的な関係は無いと俺は考えている。弟のおかげでな。 ……直接的な関係が無いのなら、ルールを無視したところで怪異の中枢にいる者の気を損ねることも無いだろう? まあ、要するに――――」 水明は一旦言葉を切ると、ユカリに歩み寄り、手を伸ばした。 僅かに構えるユカリだったが、彼の手が目的としたのは、ユカリの持つ用紙とパンフレットだった。 「重要なのは、怪異の原因を突き止めることだ。 根底から外れているルールが町の事象として組み込まれていたところで、俺達のやることは変わらない。 君は友人達を見つけたい。俺は原因となったものを突き止め怪異を終わらせたい。それだけさ。そこに殺し合いのルールが関わってくる余地はない。必要以上に構えなくても良いんだ。 ルールを真に受けて殺し合いに乗るような輩が危険なのは否定しないが、町に跳梁跋扈している魑魅魍魎に比べればまだ話が通じるだろうよ」 言っている間に、水明はパンフレットからもう一枚の用紙を取り出していた。 その用紙は、地図と抱き合わせとなっていたルールの用紙。 それを予め出されていたルールの用紙と合わせ、地図を見ながら右手に取ったペンでパンフレットに書き込みを始める。 「それでも、君がどうしても気になるというなら………………よし、こんなところだな」 そしてパンフレットのみをユカリに返し、一度口元を吊り上げると、水明は二枚のルールの用紙に両手をかけた。 ――――彼の手の中で、紙の破られる音が繰り返し立てられた。 「ちょっ……!? 何してんの!?」 「これでどうだ? 気休めくらいにはなるだろう?」 「気休めって……いいの? ……地図だってあるのに」 「構わないさ。このルールは俺達には不要なものだからな。地図は今、簡易にだがそのパンフレットに書き写した。心配はいらない。……もう一度言うぞ。殺し合いのルールなんて、今はもうどうでも良いことなんだ」 会話の最中に、バラバラに千切られた用紙が、開かれた水明の手からヒラヒラと地面に落ちた。 その様が、ユカリには妙に儚げに見えた。 「なんか……ごめん」 「ほう? 珍しく素直じゃないか。普段からそうなら岸井くんも楽なんだろうがな」 それは、先程水明が似た者同士の親友に言われたものと同じ様な言い回し。 そうとは気付かず口にした水明に、晴れない顔をしていたユカリは、大きなお世話、とそっけない呟きを返して、いたずら小僧の様に笑う彼を睨みつけた。 水明には、例によって意に介した様子は全く無い。 「さてと。恐らくここはネイサン通りと言って良いんだろう。東に向かえばすぐに町と外との境目だ。何があるのか一応確かめて――――」 そこで言葉を止めた水明は、眉間に皺を刻んでいた。 東からの風に乗る、仄かに漂う異臭。明らかに、先程まで二人が嫌という程嗅いできた臭いだった。 ユカリもそれに気付き、水明に声をかけた。 東に目を向けた二人が見るのは――――闇に混ざる真っ白の濃霧だけ。 しかし、その先に何が居るのかは、二人とも容易に想像がついていた。 「……確かめるのは、次の機会にするとしようか。行こう。もたもたしているとまた厄介なことになりそうだ」 「うん……!」 細切れになったルールの用紙が二人の足に踏みつけられ、蹴られた拍子に舞い上がった。 風に乗ったそれは中空で散り散りにばら撒かれ、ささやかな紙吹雪となり、すぐに霧の中に溶け込む様に消えていった――――。 【E-5/ネイサン通り/二日目深夜】 【霧崎水明@流行り神】 [状態]:精神疲労(中)、睡眠不足。頭部を負傷、全身に軽い打撲(いずれも処置済み)。右肩に銃撃による裂傷(小。未処置) [装備]:携帯電話、懐中電灯 [道具]:10連装変則式マグナム(10/10)、ハンドガンの弾(20発)、宇理炎の土偶(?) 紙に書かれたメトラトンの印章、自動車修理の工具 七四式フィルム@零~zero~×10、鬼哭寺の御札@流行り神シリーズ×6、食料等、本物のルールと名簿のチラシ、他不明 [思考・状況] 基本行動方針:純也と人見を探し出し、サイレントヒルの謎を解明する。 1:街の南西へ向かい岸井ミカと式部人見を保護する。 2:アレッサ・ギレスピーと関係した場所、および氷室邸を調査する。 3:そろそろ煙草を補充したい。 4:氷室邸は異界からの脱出口になるかもしれない? ※ユカリには骨董品屋で見つけた本物の名簿は隠してます。 ※胸元から腹にかけて太陽の聖環(青)が書かれています。 【長谷川ユカリ@トワイライトシンドローム】 [状態]:精神疲労(中)、頭部と両腕を負傷、全身に軽い打撲(いずれも処置済み) [装備]:懐中電灯 [道具]:太陽の聖環の印刷された紙@サイレントヒル3 地図を書き込んだサイレントヒルの観光パンフレット、(水明が書き写した)名簿 ショルダーバッグ(パスポート、オカルト雑誌@トワイライトシンドローム、食料等、他不明) [思考・状況] 基本行動方針:チサトとミカを連れて雛城へ帰る 1:ミカを助けに街の南西に向かう。 2:とりあえず水明の指示に従う。 3:チサトを探したい。 4:無事とはいえシビルが心配。 ※Edge of Darkness~今作の時間帯の間に、人見、小暮、風海、ミカと電話で連絡を取った可能性も有り得る事とします。 ※水明が破り捨てたのは、骨董品屋で水明が書き写したルールの用紙と、裏面に地図が描かれているルールの用紙です。 back 目次へ next ワルタハンガ 時系列順・目次 The Others My Dear Sweet Sister 投下順・目次 蒼い朝 back キャラ追跡表 next Edge of Darkness 霧崎水明 Obscure Edge of Darkness 長谷川ユカリ Obscure
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/448.html
太陽の聖環@サイレントヒルシリーズ 神を表す紋章の一つで、教団の象徴として用いられる。 外側の二つの円は慈悲と再誕、内側の三つの円は現在、過去、未来を意味している。 通常は赤で描かれる。黒などの赤以外の色で描く事もあるが、青で描くことはその意味を逆転し、神への呪いとなるので禁じられている。 ※闇人に対しては吐き気と1m範囲内に近づけないという効果を持ちます。 ※神の力で創り出されたクリーチャーに対しては10m範囲内に近付けば衰弱させられるという効果を持ちます。
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/151.html
◆.c1l3rjuuE 話数 タイトル 登場人物 002 邂逅 阿部倉司、ヘザー・モリス、ゾンビ 007 老頭児&Rookie 藤田茂、レオン・S・ケネディ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/147.html
白ワインの瓶 出典:サイレントヒル4 白ワインの入った瓶。 ゲーム内では使い続けていると「割れた白ワインの瓶」と変わり、若干攻撃力が上がる。
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/152.html
◆WYGPiuknm2 話数 タイトル 登場人物 020 少年は見た! 風間望、ロビー 022 見ぃつけた 牧野慶、闇人 026 笑う死神 日野貞夫 041 When? Where? Why? ジェニファー・シンプソン 054 彷徨える大罪 鷹野三四、ガナード 062 堕辰子様に叱られるから 八尾比沙子 068 クローズアップ殺人鬼 エドワード(シザーマン)、バブルヘッドナース、怨霊 073 罪物語‐ツミモノガタリ‐罰物語‐バツモノガタリ‐ 宮田司郎、牧野慶、神代美耶子、ジム・チャップマン、風間望、ハリー・メイソン、園崎詩音、闇人、レッドピラミッドシング 089 せめて一度くらい、幸せな夢を見させて 人形、レッドピラミッドシング、羽入 100 噛み合わない「世界」 レオン・S・ケネディ、鷹野三四 登場回数 二回 牧野慶、風間望、鷹野三四 一回 宮田司郎、八尾比沙子、神代美耶子、日野貞夫、園崎詩音 ハリー・メイソン、レオン・S・ケネディ、ジム・チャップマン ジェニファー・シンプソン、エドワード(シザーマン) 難しいパートを手掛ける書き手さん。伏線の取捨選択と活かし方が光る。 -- 名無しさん (2011-01-22 17 31 36) クリーチャーの不気味さやキャラクターの不安気な心理の描写が巧みな書き手さん。 -- 名無しさん (2011-01-24 00 42 37) エイプリルフールネタの企画はこの御方! -- 名無しさん (2012-04-14 09 56 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/504.html
ゼロの調律 漂う空気に乗せられている、肺の中にこびりつく様な生臭さと鉄臭さ。 壁や床の上をコーティングしている、焼け焦げた肉とも泥々と溶けかかった粘膜とも付かない質感を施した、正体不明の赤黒い汚れ。 静寂だけが支配する筈の空間に時折聞こえてくる、亡者達が獲物を求めてさ迷い歩く足音と呻き声。 思わず鼻を覆いたくなる様な。目を背けたくなる様な。耳を塞ぎたくなる様な。 立ち入る者の心の内を不快と不穏で彩る、その裏返った世界では最早ありふれているとも言えるのに、誰もが決して馴染む事のない光景。 その一部と化しているラクーン大学エントランスホールに、血溜まりの中、うつ伏せに倒れた一人の少女の肉体がポツンと残されていた。 身体にくっついている事が不思議な程、千切れかかっている左腕。 元よりはみ出していた状態で這いずり回ったせいで、余計に床に擦りつけられ引き摺り出されたピンク色の腸。 最後に獲物を掴み取ろうとした為か、爪の剥がれかかっている右腕は前方に伸ばされたまま床の上に落とされており、白く濁りを見せた目の上には二つの小さな風穴が開いていた。 レオン・S・ケネディによって射殺された、ゾンビと化した一人の少女、雛咲深紅の肉体だ。 彼女の肉体は既に死体。その身体には、魂は存在しない。 この町に迷い込み、この町の中で命を落とした、この町に『呼ばれし者』達――――それは、名簿に載っている者、載っていない者を問わず、だが。 『今の』サイレントヒルにおいて彼等の魂、精神は、『澱み』に取り込まれる運びとなっている。 そして、その魂が『澱み』から出て来る事は、日野貞夫の持つ鏡石の異例を除いては有り得ない事。 そう、それには只一人の例外も無い。決して有り得ない事なのだ――――。 ゆらりと、横たわる雛咲深紅の身体に触れる何かがあった。 それは、誰の目にも決して映らない力だった。 いつの間に触れたのかも、何処から近づいたのかも、誰も知る事はない。 緩やかに、静かに、しかし、確かな強さを持って存在する奇妙な力。 何者にも捉えられず、認識もされない。理解出来るのは、その力が生み出した後の結果だけだ。 ――――人々の潜在意識を反映し、具現化する、サイレントヒルの町そのものの性質―――― その力に触れられた雛咲深紅の身体から、一つのエネルギー体が立ち昇る。 それは、雛咲深紅本人の身体に残る魂の残滓から創り上げられたもの。 ともすればそれは、幽霊、と呼ばれる存在に見えるだろう。 厳密に言えばそうではない。雛咲深紅の霊魂は既に『澱み』に囚われているのだから。 言うなればそれは、かつてのサイレントヒルでジェイムス・サンダーランドの精神より生まれたレッドピラミッドシングやバブルヘッドナース、或いはマリアに近しい存在。 町の力が何者かの精神を反映し、生み出したのは、憐れな意識と魂の分身達。 元となる精神が、雛咲深紅や雛咲真冬、氷室霧絵のものなのか。それとも別の誰か――――この町に既に囚われている何者かのものなのか。そこまでを特定出来る者は誰もいないが。 雛咲深紅達が住まう世界での“ありえないもの”とされる存在が、このサイレントヒルの世界でも生み出される理由がそれなのだ。 そしてそれ故に、雛咲深紅達の知る“ありえないもの”とは若干の差異も生じてしまっているのだが。 ジェニファー・シンプソンが心を痛めて、鷹野三四が僅かな好奇心を覗かせて、雛咲深紅の死体の横を通り過ぎた時。 誰にも聞かれる事のない形にならない安堵の呟きが、エントランスホール内に溶け込む様にして消えた。 『深紅』は儚げな笑みを浮かべて、胸を撫で下ろしていた。 死に際の彼女が心配していた事――――ジェニファーの安否を確認出来たから。 ジェニファーを手助けしてくれる協力者も出来た様子だから。 しかし、気がかりが全て無くなった訳ではない。 今の『深紅』の思い残したもの。それはあのホテルでの事だ。 あの不思議な感覚を覚えた一室。 あの部屋で唯一動かす事の出来た日記から読み取れた二人の少女の、一つの想い。 深紅の真冬への想いを膨れ上がらせ、そのまま彼女の脳裏に焼き付いた故にこうして『霊体』となった今も気にかける事の出来るあの想い。 父親への、思慕。 ハリー・メイソンという男性。 その娘と思われる二つの姿を見せた少女。 イメージの中にもあった霧の町。 あのホテルには必ず何かがある筈。 それは、この町との関係も隠されているのかもしれない。 誰かに伝えなくてはならない。 『地縛霊』と化してしまった為、『深紅』は最早ここから動く事は出来ないが。 どうにかして誰かに伝えたい。 あの想いを、伝えなくてはならない。 誰かに。 誰かに――――。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 研究所――――地図上ではそう表記されていた筈の区域内の棟。 広々として殺風景なエントランスホールで四人を出迎えたのは、一人の少女の死体だった。 年の頃は、十五、六だろうか。まだ中高生だと思われる。 左腕は千切れかけ、腸は跳び出している上に、額には銃痕まで残された無残な死に方。 三沢は推察する。彼女もまた、『あっち側』に行ってしまった為に生き残りの誰かに殺されたのだろうと。 ゾンビの様な連中は銃を使わない。また、三沢の知る限りの、ではあるが、銃を扱う化け物共に殺されたのなら彼女も奴等の仲間入りをしている筈。 それが、理由だ。 見い出せた期待を一笑するかの様に現れた惨劇。 ロッキーのテーマを口ずさんでいたジムも気が滅入ってしまったらしく、少女を見るなり歌を止めてしまっていた。 「……ジム。それで、どっちに行けばいいの?」 「あ、ああ。……こっちだよ。ついてきな」 ジルの促しにより、重い空気の漂う場で三人が動き出す。 出来る事をやる。 まだ十代の子供であろうと、死に様が憐れであろうと、死者にかまけてはいられない。それは三沢も正しい選択だと考える。 そういった判断が下せるのは彼女がそれなりに修羅場をくぐり抜けている事の証明だ。 永井頼人とそうは変わらぬ年齢だろうに、やはり国柄というものか。 入り口から左側にあった通路に入ったジムの後を、ジル、須田の二人が続いた。 動かないのは、三沢のみ。 三沢は一人、この場に来た時からジム達には聞こえない声を――――目の前で死んでいる少女の霊体の声を聞いていた。 これは悪夢や幻覚ではない。しかし、化け物の様な敵意や害意は一切感じられない、三沢も初めて見る種類の『あっち側』の存在。 少女が訴えかけている必死の想いを、三沢は確かに感じ取っていた。 “南のホテルへ” “あの部屋の少女” “ハリー・メイソン” “彼の……こども……?” 高ぶっている感情を吐き出す様に、繰り返されている四つの言葉。 そこに何かがあるというのか。ハリー・メイソンとは警察署で出会った男の事なのか。 彼の子供とは、シェリル・メイソンを指しているのだろうか。 疑問は浮かぶが、何だそれはと問い掛けようとも、少女の霊はただ繰り返すのみ。 「南のホテル、か」 確認するでもなく、ぽつりと呟いて。 三沢は身体を返して少女に背を向けた。 少女はいつまでも、ただ言葉を繰り返していた。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ジムが言うには、細い通路の突き当たりにはエレベーターがあり、ウィルスのワクチンを作る為にはそれで三階に行かねばならないらしい。 まずはそのワクチン精製の機械が存在しているかどうかを確認しなければ始まらない、との事だ。 仮に材料が揃おうとも、その機械がなければワクチンは作れないのだから、言わんとする事は恭也にも分かる。 「あれ、ミサワはどうしたんだ?」 それはそれとして最初に生じた問題は、この僅かな移動の中でも三沢がただ一人ついてきていないという事だった。 「え……? あ、俺見てきます」 「おいおい、頼むぜ、まったくさ」 二つの溜息を背中で聞き、恭也は早足で短い一本道を戻る。 エントランスホールに入れば、果たして三沢は未だ少女の死体の前に立ち尽くしていた。 「三沢さん。あの……もう行かないと。みんな待ってますよ」 声をかけるが、反応はない。 恭也の声が聞こえない程に少女の死を悼んでいるのか。しかし、そういう感じにも思えない。 訝しげに首を傾げる恭也が気付いたのは、三沢の視線だ。 三沢は少女の死体の前に立ちながらも、死体そのものを見ている訳ではないのだ。 彼の視線は、虚空の一点を凝視している様に止まっている。 恭也もそちらを見やるが特に目立つものは無い。一体、何を見ているのか。 「三沢さん?」 やはり返事はない。 三沢が何を見ているのか。それを再度意識した瞬間、恭也の視界が若干の乱れを帯びた。 唐突に飛び込んできた映像に、僅かに呻きながらも恭也は――――それを見た。 (な、なんだ、これ……?) 死体となって床に倒れている少女。その上に立つ、色褪せた彼女の姿を。 そして聞いた。 南のホテルへ。あの部屋の少女。ハリー・メイソン。彼の子供。 何度も何度も、ただその四つの言葉だけを繰り返す、彼女の声を。 「っはぁ……」 吐息と共に幻視を解く。 慌てたように少女の死体を確認するが、彼女の姿などは何処にも見えやしない。 しかし死体の位置からしても、今のは、間違いなく三沢の見ていた映像だ。 今のは、幽霊というやつなのだろうか。いや、そうとしか思えないのだが。 率直に言えば奇妙な男だとは恭也も思っていたが、まさかそんなものが見えていようとは――――。 「南のホテル、か」 二度の呼び掛けにも無反応だった三沢が口を開き、ぼそりと呟いたのは、幻視の中の少女が散々繰り返していた単語の一つ。 振り返った三沢が、漸く恭也に目を向けた。 「どうした?」 「いや、どうしたって……今“視えてた”のって……本物の幽霊なんですか?」 「さあな」 それだけを残すと三沢は恭也の横を通り、エレベーターへの通路へと入っていく。 おせえよ、とのジムの悪態が聞こえてきた。二言三言、ジムはそのまま騒がしく喚いている。 恭也もそのまま戻ろうとして――――ふと足を止め、少女の死体を見返した。 他に何も見えないその場所に、儚げに立つ少女の姿が思い出される。 今も少女はあの言葉を繰り返しているのだろうか。 “視える”者にしか映らない姿で。“聴こえる”者にしか届かない声で。 まっすぐと、恭也を見つめて――――。 背筋に寒いものが走り、恭也は小さく身震いをした。 【Dー3/研究所(ラクーン大学)・1階エレベーター前通路付近/二日目黎明】 【三沢 岳明@SIREN2】 [状態]:健康(ただし慢性的な幻覚症状あり) [装備]:89式小銃(30/30)、防弾チョッキ2型(前面のみに防弾プレートを挿入) [道具]:マグナム(6/8)、照準眼鏡装着・64式小銃(8/20)、ライト、64式小銃用弾倉×3、精神高揚剤 グロック17(17/17)、ハンドガンの弾(22/30)、マグナムの弾(8/8) サイドパック(迷彩服2型(前面のみに防弾プレートを挿入)、89式小銃用弾倉×5、89式小銃用銃剣×2) [思考・状況] 基本行動方針:現状の把握。その後、然るべき対処。 0:「南のホテルへ、あの部屋の少女、ハリー・メイソン、彼のこども」か…… 1:民間人を保護しつつ安全を確保 2:どこかで通信設備を確保する ※ジルらと情報交換していますが、どの程度かはお任せします。 【須田 恭也@SIREN】 [状態]:健康 [装備]:9mm機関拳銃(25/25) [道具]:懐中電灯、H&K VP70(18/18)、ハンドガンの弾(140/150)、迷彩色のザック(9mm機関拳銃用弾倉×2) [思考・状況] 基本行動方針:危険、戦闘回避、武器になる物を持てば大胆な行動もする。 0:今の……幽霊? 1:この状況を何とかする 2:自衛官(三沢岳明)の指示に従う ※少女(深紅)の地縛霊の言葉を、三沢への幻視を通して聞きました。 【ジル・バレンタイン@バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ】 [状態]:疲労(中) [装備]:レミントンM870ソードオフVer(残弾6/6)、ハンドライト、R.P.D.のウィンドブレーカー [道具]:キーピック、M92(装弾数9/15)、M92Fカスタム"サムライエッジ2"(装弾数13/15)@バイオハザードシリーズ ナイフ、地図、携帯用救急キット(多少器具の残り有)、ショットガンの弾(1/7)、グリーンハーブ [思考・状況] 基本行動方針:救難者は助けながら脱出。 1:ワクチンを入手する ※闇人がゾンビのように敵かどうか判断し兼ねています。 ※幻視についてある程度把握しました。 【ジム・チャップマン@バイオハザードアウトブレイク】 [状態]:疲労(中) [装備]:89式小銃(30/30)、懐中電灯、コイン [道具]:グリーンハーブ×1、地図(ルールの記述無し) 旅行者用鞄(26年式拳銃(装弾数6/6 予備弾4)、89式小銃用弾倉×3、鉈、薪割り斧、食料 栄養剤×5、レッドハーブ×2、アンプル×1、その他日用品等) [思考・状況] 基本行動方針:デイライトを手に入れ今度こそ脱出 1:ワクチンを入手する 2:死にたくねえ 3:緑髪の女には警戒する ※T-ウィルス感染者です。時間経過でゾンビ化する可能性があります。 ※『呼ばれし者』の魂は『澱み』に囚われる為、浮遊霊化、地縛霊化、怨霊化等の現象で生まれるクリーチャーは魂とは違う存在(岩下明美の例を出すと魔力の塊)とします。 ※この場合の『呼ばれし者』の浮遊霊等は、性質としては零のそれと殆ど変わらないものとします。 それ故、本来の霊への対抗手段である射影機や裂き縄等でも封印は可能です。 ※これに伴い、『呼ばれし者』以外の幽霊(氷室邸から発生した浮遊霊等)は、本来の霊魂の存在である故に魔力の塊では無い事とします。 ※流行り神の『死者の霊魂』化につきましても、こちらの設定を当てはめさせて頂きます。 ※裏世界での研究所の破壊痕が、サイレン後の表世界に影響しているかどうかは後続の方に一任します。 back 目次へ next DIE HARD 時系列順・目次 Obscure Against the Wind 投下順・目次 聲 back キャラ追跡表 next Survivor ――Eye of the Tiger―― 須田恭也 最後の詩 Survivor ――Eye of the Tiger―― 三沢岳明 最後の詩 Survivor ――Eye of the Tiger―― ジル・バレンタイン 最後の詩 Survivor ――Eye of the Tiger―― ジム・チャップマン 最後の詩
https://w.atwiki.jp/deruze/pages/43.html
岩下明美 出典「学校であった怖い話」 年齢/性別:女性/18歳 外見:161cm、すらっとした体型、眼光の鋭い長い黒髪の美少女 制服 下着は締め付けるから嫌いなので着けていないということが 作者インタビューで明らかとなっている。 環境:鳴神学園三年A組、殺人クラブメンバー 性格:ヤンデレ(といっても彼女にはデレる部分は無いのだが)、 常に超然とした態度を保ち、窮地に追い込まれても崩すことはないが、 一般人には理解しがたい妙なところにある逆鱗に触れると 悪鬼の如く変貌を遂げる。 嘘を付くことや約束を破ることに対して強い嫌悪感を抱く。 女性に対して同情的で男性に対して攻撃的。 能力:カッターナイフなどの短めの刃物による攻撃が得意。 カッターナイフ一本で人間の喉を掻き切って見せたり、 生皮を全て剥ぎ取って見せたりと言った離れ業を有する 主人公曰く「殺人クラブの中で一番怖い、こいつだけは逃しちゃいけない」 通常ルートでは呪いによる殺害が多い。 口調:一人称は「私」、二人称は「あなた」。 敵対者にははっきりとした形で厳しい言葉を投げかけてくる。 交友:演劇部の部員、殺人クラブメンバー 備考: 美人だが懐にカッターナイフを忍ばせる近寄りがたい雰囲気を持つ。かなりの現実的思考の持ち主。 怖い話本編では主に男女間の恨み、または呪われた物品(宝石から桜の木まで幅広い)に関する怖い話が目立つ語り手として登場する。 特に物品にまつわる話は下手を打つと噂が現実に侵食してくるタイプの話が多いため、それらをロワ内に活用できるかも・・・ 好きな食べ物はアボカド、セロリ。嫌いな食べ物は肉、魚。 なおアパシー版では移行に伴い語り部達のダークサイドが強化されている。 岩下が強化されたのは 『他人に対する危険性』 である、カッターナイフを常備するようになったうえ 前以上にルールを強いることに執着し、それによって人を巻き込み 破れば即刻処刑するさまは非常に恐ろしい