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フォルクスワーゲン ヴェント 型式(エンジン形式) 92年6月~ E-1HABS(ABS) E-1H2E(2E) 93年1月~ E-1HAAA(AAA) 95年1月~ E-1HADZ(ADZ) E-1HADY(ADY) 96年9月~ E-1HAGG(AGG)
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♪土井尻 明子 (Doijiri Akiko) ソプラノ 国立音楽大学声楽科卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部修了。イタリアに留学後、昭和音楽大学大学院を首席で修了。大学院在学中に昭和音楽大学主催のオペラ「夢遊病の娘」の主役に抜擢されオペラデビュー。その後も同大学のオペラに携わり2005年にも「夢遊病の娘」の主役を歌っている。その他、宗教曲ヘンデル「メサイヤ」、モーツァルト「戴冠式ミサ」、フォーレ「レクイエム」や各種コンサートに多数出演。第11回オペラ歌唱コンクール「新しい声2005」アジア予選ではファイナルまで残り、審査員の推薦でグスタフ・クーン指揮の記念コンサートに出演。「イタリア・シエナ キジャーナ音楽院マスタークラス講習会 ライナ・カバイヴァンスカ教授公開レッスン」修了証書を取得。 現在、藤原歌劇団の活動の傍ら、EDYY-TONE(エディートーン)の代表として、各種コンサートの企画に携わるなどクラシック音楽の普及活動に努めている。ESPミュージカルアカデミー講師。’08年からは豊島区内の老人施設での慰問活動を行っている。 昨年、現在放送中のNHK教育テレビ「今日からマ王!」の挿入歌を歌った。 ●過去の演奏歴はこちら →music.geocities.jp/lavitacantabile/ensoureki.html ●視聴 「風の子守歌」作曲:吉川洋一郎 歌:土井尻明子 →www.jvcmusic.co.jp/mserve//Discography/A010090/VTCL-60149.html ♪吉田 郁恵 (Yosida Ikue) メゾ・ソプラノ 岩手県盛岡市出身。昭和音楽大学短期大学部卒業、昭和音楽芸術学院研究科修了。佐々木まり子、細川久美子の各氏に師事。同大学卒業演奏会出演、第68回読売新聞社主催新人演奏会出演、これまでにベートーヴェン「交響曲第九番」、モーツァルト「戴冠式ミサ」に出演。同大学メサイや公演には01年から04年の4年連続でソリストとして出演。07年夏には藤原歌劇団本公演ソロデビュー。オペラでは「ファルスタッフ」クイックリー夫人役、「アンドレアシェニエ」マデロン役、「リゴレット」ジョヴァンナ役、「ピーア・デ・トロメイ」ロドリ―ゴ役、「カルメル会修道女の対話」アン修道女役、帝国ホテルでの「ジ・インペリアルオペラ」で「フィガロの結婚」マルチェッリーナ役に出演するなど、コンサートに多数出演。現在、藤原歌劇団所属。 ♪松尾 兼一 (Matuo Kenichi) ドラム 洗足学園音楽大学打楽器科中退。ロック、ジャズからクラシックまでジャンルを問わず様々なアーティストのサポートやレコーディングに参加。また作曲、アレンジなどコンポーザーとしても活躍中。横浜コンテンポラリー音楽院ドラム科講師。 ♪古垣 未来 (Furugaki Maki) ピアノ 玉川大学芸術学科作曲専攻卒業。作曲を土居克行氏、ピアノを武正子氏、辛島むつみ氏に師事。現在作曲・編曲者、鍵盤奏者として、アーティストのライブサポート、レコーディングを中心に活躍中。「クリスタルジョイントコンサート(オペラシティ、サントリーホール)」や、ジャズの祭典として知られる「横浜ジャズ・プロムナード」に出演。クラシックからジャズまでジャンルを問わず、広範な音楽活動を展開。 玉川大学芸術学科非常勤講師。 ♪山口 和之 (Yamaguchi Kazuyuki) ベース 18歳の時に THE BOOM との共演でプロとしてキャリアをスタート。その後、早見優・喜納昌吉・穴井夕子・TOMMY・為末照正 などのバックバンドを経て2001年 『シャガデリックス』でデビュー。現在は映画・TV・CM などでベースを弾く傍ら、MIKAI ・TOKMA 等のレコーディング、ライブをサポートする。
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《「修羅」の勝利 鬼丸・ベートーベン》 SR 火 (11) クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ゼニス/エイリアン 11000+ ■このクリーチャーを召喚によってバトルゾーンに出した時、相手と3回ガチンコジャッジをする。このようにして自分が勝った数だけ、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。 ■パワーアタッカー+4000 ■T・ブレイカー ■エターナル・Ω 作者:ファガン 評価 名前 コメント
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ノーヴェル 魔法化学が発展している大都市。かつて勇者が産まれたのもこの地である。 天界軍と戦うための要の指令地でもあり、そのために最新技術が集中している。 伝説の勇者が使用していたとされる防具など、天界から得た技術の研究なども行われている。
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【作品名】風の谷のナウシカ 【ジャンル】映画 【名前】ナウシカwithメーヴェ 【属性】16歳の少女と小型の航空機 【大きさ】少女並み。メーヴェはグライダー並み。上に乗る。 【攻撃力】杖で殴って、軍人を一撃で撲殺できる力。金属製の鎖を簡単に切れるセラミック刀を装備。 メーヴェにはライフルが収納されている。 光球:メーヴェから真下に投下する、数十メートルの巨大な蟲が目を回して10秒弱ぐらい動けなくなる閃光弾。 【防御力】達人並み。数m飛び降りたりしても平気。防毒マスクをつけている。 メーヴェはグライダー並みか。 【素早さ】剣で武装した軍人5~6人の中に飛び込んで、無傷で全員撲殺できる。 移動は小型の航空機並み。飛び回れば機銃がまったく当たらないぐらい。 【長所】動物や蟲と心を通わせることができる 【短所】メーヴェに乗った状態で武器が使えるか不明 【戦法】光球→降りてライフルで撃つ 15スレ目 668 :格無しさん:2008/06/06(金) 23 45 44 667 マスクつけてるからガス系の汚染に強いかもしれないって書いたら? 670 :格無しさん:2008/06/07(土) 06 49 49 668 腐海の胞子を吸わない為のマスクだから、ガスには効果があるかどうか。 705 :格無しさん:2008/06/09(月) 16 10 49 ナウシカ考察 △アヴェンジャー 宝具分け ○○○海老三~コロッケボーイ 戦法勝ち ×男 目潰しからの立ち直りも速いだろう 負け ○○ホーマー、七原秋也 戦法勝ち △グワンジ 撃っても死なない 分け ×ブリンクス 一時停止は防げず負け ○高町恭也 戦法勝ち △山瀬くん 見えず分け △ビッグホーン 威力不足分け ×ジェイソン 撃たれたぐらいでは動きを止めず斬殺負け ×キャプテンスクウェア スーパーノバ負け ブリンクス>グワンジ=ナウシカwithメーヴェ (恐竜の壁) 高町恭也>七原秋也
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小規模な宗教歌 聖歌:古代・中世から続く宗教歌、東方教会(正教会・東方諸教会)の奉神礼に用いられる歌や、カトリック教会・聖公会等の典礼歌(多くはラテン語)『グレゴリオ聖歌』 グノー:『アヴェ・マリア』 ヴェルディ:『聖歌四篇』 讃美歌:教会の会衆によって賛美される、世の民衆への証し的な性格を持つもの、特にプロテスタントを中心として西方教会で用いられる宗教歌を指す。 コラール:もともとルター派教会にて全会衆によって歌われるための賛美歌 典礼(ミサ)に関連するもの ミサ曲:ミサ通常文などの祈祷文に曲を付けた多楽章の声楽曲(多くはラテン語)パレストリーナ『教皇マルチェルスのミサ曲』 バッハ:『ミサ曲 ロ短調』(BWV.232) モーツァルト:『ミサ曲 ハ短調』(K.427) ベートーヴェン:『ミサ・ソレムニス』(op.123) レクイエム:ミサ固有文などの祈祷文に曲を付けた多楽章の声楽曲(多くはラテン語)モーツァルト:『レクイエム ニ短調』(K.626) ベルリオーズ:『死者のための大ミサ曲 ト短調』(op.5) ヴェルディ:『レクイエム』 ブラームス:『ドイツ・レクイエム』(op.45) フォーレ:『レクイエム ニ短調』(op.48) ポリフォニー宗教歌 モテット:中世末期からルネサンス音楽にかけて成立・発達した、ミサ曲以外のポリフォニーによる宗教曲。パレストリーナ『泉の水を求める鹿のように』 ペルゴレージ:『スターバト・マーテル』 モーツァルト:『アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調』(K.618) ブルックナー:『テ・デウム』 プーランク:『黒い聖母像への連祷』 オラトリオ:多くの場合宗教的な物語に曲を付けた芝居のない宗教的オペラの様な作品。様々な言語の物があり、稀に世俗的な物語のこともある。ヘンデル:オラトリオ『メサイア』(HWV.56)(「ハレルヤ・コーラス」など) ヘンデル:オラトリオ『ユダス・マカベウス』(HWV.63)(「見よ、勇者は帰る」など) バッハ:『クリスマス・オラトリオ』(BWV.248) ハイドン:オラトリオ『四季』(Hob.XXI-3) ハイドン:オラトリオ『天地創造』(Hob.XXI-2) メンデルスゾーン:オラトリオ『エリヤ』(op.70) 受難曲:キリストの受難物語に曲を付けたもの(多くはドイツ語)。バッハ『マタイ受難曲』(BWV.244) バッハ『ヨハネ受難曲』(BWV.245) アルヴォ・ペルト『ヨハネ受難曲』 カンタータ:多楽章の声楽曲で、歌詞は宗教的な教会カンタータと、世俗的な世俗カンタータがある(ドイツ語が多い)バッハ:教会カンタータ『目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ』(BWV.140) バッハ:教会カンタータ『心と口と行いと生活』(BWV147)(「主よ人の望みの喜びよ」など) バッハ:世俗カンタータ『楽しき狩こそわが悦び』(BWV.208)(「羊は安らかに草を食み」など) カール・オルフ:世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』(「おお運命の女神よ」など) その他の宗教的クラシック 器楽曲バッハ:『チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調』(BWV.1052):カンタータに旋律を転用 ハイドン:管弦楽曲『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』 オーケストラ曲リスト:『死の舞踏』:カトリック教会の聖歌「怒りの日」の旋律を転用 オラトリオ形式マーラー:『交響曲第8番変ホ長調』より第1楽章「来たれ、創造主たる聖霊よ」
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スヴェン 「アナと雪の女王」 スキル 横ライン状にツムを消すよ! スキル範囲 SS→3L スキル発動数 15→10 初期スコア 80 属性 プレミアムツム アナと雪の女王 消去系 茶色のツム ツノのあるツム 男の子ツム 横ライン消去スキル 口が見えるツム まゆ毛のあるツム? イニシャルがS 名前
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イーハトーヴォ物語 part65-306~316,324~336,338 (309,315,316,335は誤記訂正の書き込み。訂正反映済) 306 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 14 56 21.64 ID E/N1O2A30 ・プロローグ 『宛のない旅を続けていた私が降りたのは、イートハーヴォという駅だった』 童謡から出てきたような名前を持つこの街が気になり、しばらく散策する事にした、旅人である 私 。 降りた駅にいた人から、「羅須地人(らすちじん)協会の宮沢賢治」の話を聞く。 「イーハトーヴォの誇り」とも評価される賢治に、会ってみようと思った。 早速、羅須地人協会に行き、賢治の事を先生と仰ぐ青年・ファゼーロに挨拶すると、 彼は「先生は出かけております」と教えてくれた。 協会内にいた別の人から「賢治先生が大切にしていた7冊の手帳が無くなった」という事を知り、 何故かその人の代わりに7冊の手帳を探すように頼まれる。 私 が了承すると、何でも知っていると評判のほらぐま先生の所へ行くように指示された。 街の皆に慕われている宮沢賢治に興味を持った 私 は、イーハトーヴォを旅しながら手帳を探すことを決める。 307 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 14 57 51.00 ID E/N1O2A30 ・第一章 貝の火 ファゼーロにほらぐま先生が住む『貝の火の森』の場所を訊き、早速街の東にあるその森に踏み入れた。 森の中を歩くと小さな洞窟を見つける。中は質素な椅子と机が置かれており、その机の上に花瓶が一つ置かれていた。 途中で摘んできた鈴蘭を花瓶に生けてみると、鈴蘭が鈴に似た音を辺りに鳴り響かせる。 その音を聴き、鈴蘭が好きなほらぐま先生が姿を表した。 ほらぐま先生に手帳の事を訪ねると、「人の手帳の事など私は知らぬよ」と答えられる。 ウサギやリス達なら知っているであろうが、 私 が動物とは話ができないと伝えると、 ほらぐま先生は「諦めなさい」と突っぱねる。 それでも諦めない 私 に、今度は「みやげを持って出直してこい」と追い払う。 手ぶらでは教えてくれないようだ。 街に戻ってほらぐま先生へのみやげを探していると、それを聞いた詩人を目指す男から、 ほらぐま先生に渡してほしいと、一冊の詩集を渡してくる。 再び森へ行きほらぐま先生に詩集を渡すと、彼はそれを気に入ったらしく、『貝の火』と呼ばれる珠の事を教えてくれた。 その珠があれば動物と話せる筈だと、それを納めている祠の鍵を渡してくれる。 ほらぐま先生は貝の火の番人で、『その珠を持つ者は動物の大将』といわれ、尊敬されていたと語る。 しかし最近は持ち手にふさわしい者が現れない為、しばらく 私 に預ける事にしたようだ。 鍵で開けた祠の中には、一匹のキツネがいた。 私 と目が合ったキツネは、そそくさと外へと出て行ってしまう。 私 は祠内にあった宝箱を開けてみると、炎を閉じこめた水晶の珠を見つける。 どうやら、これが貝の火らしい。 貝の火を手にいれてほらぐま先生の所へ戻ると、彼は珠の封印を解く。 そして 私 に先生は、以前の貝の火の持ち主であった、ウサギのホモイの事を語り始める。 308 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 15 03 08.96 ID E/N1O2A30 = = = = = = 優しく勇気のあるウサギであったホモイはある日、河で溺れていたヒバリの子を助けた。 それを聞いたヒバリの王は、ホモイが貝の火を持つにふさわしい者と思い、その珠を譲ったという。 ホモイは動物の大将という地位を手に入れたのだ。 その地位を心地よく感じるようになったホモイに、キツネは何かのおこぼれを狙って近づいてきた。 ホモイをおだてて調子づかせたキツネは、ついに正体を表して次々に悪さをするようになる。 キツネのいいなりとなってしまったホモイは、キツネが鳥達を捕まえた時にも怖くて何も言えなかった。 その鳥達の中にあのヒバリ達がいて、ホモイに助けを求めていたのに… この一件からホモイの勇気は失われ、呼応する様に珠に小さな曇りができた。 その曇りに気付いたホモイの父は、ホモイにこの原因を訊いて彼を叱る。 そしてホモイの父は我が子であるホモイを連れ、キツネを追い払って鳥達を助けた。 しかし貝の火の輝きは、すでに失われていた。全ては遅かったのだと理解したホモイは泣いた。 突如、珠は砕けて一部の破片が目に入り、それが元でホモイは失明してしまう。 = = = = = = 今の貝の火は後々になってほらぐま先生が発見した物であり、再びホモイのような過ちが繰り返さぬよう、 珠を祠に置き、キツネに罰として見張りを命じたのだと昔話を締めくくる。 ほらぐま先生の家から出て動物達に話しかけると、確かに 私 は動物の言葉がわかるようになっていたが、 肝心となる賢治の手帳の行方について知っている動物はいなかった。 その代わり、リスが『ホモイの石碑に貝の火をかざすと、何かが起きますよ」と言うので、祠の近くにある石碑へ行く。 そしてリスの助言に従って珠をかざすと、幽霊となったホモイが出現したではないか。 自分がこのような姿になったのは、自分の驕りだとホモイは語り、 私 に気をつけるよう忠告する。 そして宮沢賢治の手帳はイーハトーヴォ中に散らばっているのだと教えてくれた。 「あなたが心正しい者であれば、自然と手帳はあなたの下へ集まってくるでしょう」と言い残し、ホモイの姿は消える。 私 は貝の火を持って、とりあえずイーハトーヴォ市に戻る事にした。 310 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 16 12 08.26 ID E/N1O2A30 ・第二章 カイロ団長 イーハトーヴォ市内に一件だけ存在するホテルの一室で目覚めた 私 。 ホテルの近くにいた人が「ファゼーロがあなたを探していた」と言うので、ファゼーロの所へ。 ファゼーロは 私 に、賢治から「しばらく帰ってこれない」という手紙が来たと話す。 私 に手帳捜索を依頼した人から、今度はアリの女王に会うよう言われた。 どうやら女王は手帳を持っているらしい。早速、教えられた場所『アリの花畑』へ向かう。 花畑の地下でウイスキーを製造しているアリ達の女王は、賢治の手帳は持っていないと 私 に答える。 「そういえばカイロ団長が、花畑で不思議な手帳を拾ったと言ってました」 トノサマガエルのカイロ団長は、アリ達が製造した酒を買ってくれるお得意さんで、 イーハトーヴォ市街に彼の店があると教えてくれる。 ちょうど本日が開店日であったカイロ団長の店に訪れると、彼はアマガエル相手のぼったくりバーを経営していた。 アマガエル達が大金を持ってない事を既に知っており、借金をカタにしてこき使うつもりだと団長自ら話す。 人間相手には商売をしないというカイロ団長に追い払われた 私 は、彼の事を調べる為に市役所へ行き、 所員のレオーノキューストの情報からカイロ団長がキノコアレルギーだと突き止める。 そして市内の農学校に生えていたサルノコシカケの情報を仕入れ採取。それを持って再びカイロ団長に会いに行く。 大きなサルノコシカケを突きつけられた団長は悲鳴を上げる。見てるだけでもじんましんができる程の酷いアレルギーのようだ。 私 はキノコで彼を脅し、店にアマガエル達を解放するよう要求する。カイロ団長はしぶしぶ了承する。 ついでに手帳の事を尋ねると、「この手帳を拾ってからというもの、ロクな事がない」とぼやきながら手帳を渡してくる。 それは宮沢賢治の7冊の手帳の一冊、『クジャク印手帳』だった。 カイロ団長の店はその後、ひょんな事から評判を落としてつぶれてしまう。 私 はカイロ団長が心を入れ替えて、カクテル作りの修行に出たという噂を耳にする。 311 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 16 13 24.49 ID E/N1O2A30 ・第三章 虔十(けんじゅう)公園林 ある日、猫の事務所から呼び出された 私 は、すぐに事務所に向かう。 私 が手帳を探している噂を知った煤だらけの猫・かまネコは、「虔十という少年が手帳を持っている」との情報を教えてくれる。 ついでに少年が住む村の場所も聞き、すぐにその村へ赴く。 虔十の家を訪ねるが、少年は家にはいなかった。 家族や近所の人に少年の事を訊くと、『空き地で泣いている』との答えが返ってくる。 近所の子供からも「変な奴」や「泣き虫」と言われている虔十に話しかけても、確かに泣いてばかりで話が進まない。 何があったのか住民に尋ねまわると、どうやら親にねだって買ってもらった虔十の杉苗が、何者かに盗まれたらしい。 大切にしていた苗を盗まれ泣き続ける虔十と、彼を心配する家族に同情した 私 は、杉苗探しを手伝うと決めた。 目撃情報を求めて村人に尋ねまわると、虔十が杉苗を植えた傍にある畑の持ち主・ヘイジが、 事あるごとに虔十をいじめていたと知る。 さらにとある老婆から「夜中にヘイジが、滅多に入らない自分の畑を掘り返していた」との情報を得る。 ヘイジが怪しい。しかし隣人であるヘイジに、変な疑いを持ちたくないと虔十の家族。 唯一の目撃情報の内容では、ヘイジが苗を盗んだという決定打に欠けていた。 しかし 私 はついに、ヘイジが苗を畑の中に隠したという目撃情報を捜し当てた。 虔十が飼っていいる犬が、ヘイジが苗を埋めていた瞬間を見ていたのだ。 犬の案内でヘイジの畑に向かい、不自然に盛り上がった場所を掘ってみると、枯れてしまった杉苗を見つける。 それを持って 私 は、ヘイジの所へ行き杉苗を突きつけた。 彼は叫び声をあげ家から飛び出して行ってしまい、その後行方不明となる。 土中に埋められていたせいで杉苗が枯れていた事を知り、虔十の家族は落胆。 だが、樫の木に住む不思議な力を持つフクロウなら、この苗を復活させてくれるかもしれないと教えてくれる。 人間の大人を嫌うというフクロウに話しかけると、フクロウは 私 が動物と話せる事に驚く。 フクロウの気が変わらぬうちに、枯れた虔十の杉苗を見せ事情を話すと、フクロウは虔十の為に知恵を貸してくれるという。 その方法を虔十にだけ教えると言うので、少年をフクロウの所へ連れて行き、 私 は静かにその場から立ち去った。 それから7日後。 再び村を訪れると、そこにはまだ小さいながらも成長する杉達と、それを見て笑顔をこぼす虔十の姿があった。 少年は 私 にお礼の言葉を述べ、賢治の手帳『ゲリエフ手帳』を渡してくれる。 その後、杉達は小さいながらもまっすぐに育ち、やがて憩いの場として皆に愛された。 杉の並木は持ち主の名前から、『虔十公園林』と名づけられたという。 312 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 16 16 59.30 ID E/N1O2A30 ・第四章 土神とキツネ 春から夏に変わる時期であるにも関わらず、ここ数日の間に急に涼しくなったイーハトーヴォ市。 私 が例によって猫の事務所に訪れると、かまネコが7冊の手帳に関する新たな情報を入手していた。 ある森に住むキツネが、どうやら賢治の手帳を所有しているらしい。今度はキツネが住む森『土神の森』を目指して歩き出す。 土神の森には、土神と人の言葉を話す樺の木とキツネが住んでいる。 キツネを見つけ、彼に賢治の行方を尋ねるが知らないと答えられる。いろいろと聞きたい事があったが、キツネは「おっと時間だ」と言って 森の奥へと行ってしまう。 キツネの後を追って行くと、彼はカモガヤの生えた場所でウロウロしていた。こちらから話しかけても、考え事をしているらしく無視される。 次に土神に会おうと彼の住む祠に入るが、無断で入った事を咎められ、いきなり殴られて 私 は気絶。 気が付くと夜になった森の中にいた。 夜の森を歩いていると、樺の木とキツネが星について話し合っている所だった。 その話し合いに 私 は参加し、博学なキツネの話に耳を傾ける。『多くの本と研究室を所有する自宅に住む』と自称しているだけあって、 彼は興味を持たせる話し方が非常に上手であった。 「ドイツ人に注文したという望遠鏡が届いたら、皆で星を見ましょう」とキツネは約束する。 樺の木の話から察するに、キツネは他にも色々な物を所有しているらしい。 そして「こんな時間だ」と切り上げて、キツネは帰宅する。 キツネの家に向かい彼に話しかけるが、もう遅い時間だからと言われ、明日会う事にする。 再び樺の木の所へ行くと、今度は土神が木の傍にいた。 土神は、黒い土から育つのに植物が緑色な事、種がないのに生えてくるキノコの事等、 全てが分からないことばかりだと樺の木に話す。 そして 私 に気付くと「不届き者」とこちらに敵意を向けると、樺の木が「この人は悪い人ではありません」と庇ってくれた。 「キツネさんに訊いてみて下さい。この人が悪いかどうか…」 その樺の木の言葉に、土神は「キツネだと? あのうそつきか!」と怒り出す。 キツネは動物の分際で、本当の事を何も言わない卑怯で臆病な奴だと罵った後、土神は祠へ帰っていった。 土神を怒らせてしまった事に、樺の木は嘆く。 「土神さんは、怒ると怖いのです」 土神の祠へ入って彼に話しかける。ようやく 私 を悪い人間ではないと理解してくれた土神は、 いつの間にか樺の木に何とも言えない感情を寄せるようになっていると打ち明けた。 「この気持ちは何なのだろう?」 彼の自問自答に答えず、 私 は夜も更けた事もあり街へと戻る。 313 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 16 43 37.23 ID E/N1O2A30 翌日。 私 は、元気を無くした土神を励まそうと思い立ち、市役所で土神の好物を尋ねる。 彼がお供え物の饅頭が好きである事を知り、たまたま饅頭を作りすぎた人から一つ分けてもらい、土神の森へと歩を進めた。 土神に饅頭を渡すと、彼は「久しぶりの饅頭だ」と喜ぶ。気分が良くなったらしく、土神は樺の木に会いに行くと言って出かける。 気になった 私 が樺の木の所へ様子を見に行くと、キツネと樺の木が話し合っていた瞬間を土神が目撃していた所であった。 土神が見ている事を知らない二人は、会話も弾み楽しそうだ。樺の木は、キツネから本を借りる約束をする。 そしてキツネは 私 の姿に気付くと、「後で渡したい物があります」と家に帰る。 目の前の光景を見て茫然自失となっていた土神も、静かに祠へと帰っていく。 土神が心配になった 私 が行くと、彼は美学を理解できない自分に腹を立て博学なキツネに嫉妬していた。 「こうなったら、キツネを殺すしかない!」 獣の如きうなり声を上げ、嫉妬に駆られた神は走り出す。 私 は急いでその後を追う。 樺の木から『土神がキツネを追いかけていった』と聞き、キツネの家へ向かう。 しかし手遅れであった。家の前では、家主であるキツネがすでに息絶えていた。 土神を探してキツネの家の中へ入ると、そこは『多くの本と研究室』は存在しない、土壁でできた簡素な内装だった。 キツネが話した己の事は全て嘘であり、キツネが死んだ事で、彼の見せていた幻が消え去ったのだ。 土神はこの真実を知り、自分のように哀れな存在であるキツネの事や自分の犯した過ちを嘆く。 私 は唯一の家具であるテーブルの上に、カモガヤで隠すように置かれた『ノート印の手帳』を発見した。 樺の木の前を通ると、キツネから借りた本がカモガヤの穂になった為、彼女はキツネの安否を 私 に尋ねる。 『自分の見栄えを良くしようとついた嘘により、まさか土神に殺されるとはキツネは思わなかったのだろう。 何もキツネだけではない。そして嘘をつく者はいつも、自分の嘘に苦しむものだ』と 私 は思い、森を後にした。 314 :イーハトーヴォ物語:2013/04/26(金) 16 45 25.23 ID E/N1O2A30 ・第五章 グスコーブドリの伝記 すでに夏だというのに、夏とは思えない寒さが続くようになったある日の事。 羅須地人協会のファゼーロ宛に、久方ぶりの賢治の手紙が届いていた。 私 は彼から、『賢治が火山局のグスコーブドリに会いに行く』のだと聞き、その火山局のある村へ行く。 村の住民が『火山局に詩人の客がきている』と話しているの聞き、早速局内に入ろうとするが、 部外者だとして守衛に止められてしまう。 どうやって局内に入ろうか悩んでいると、住民の世間話から農学校の先生・クーボー博士が局員と知り合いだとわかる。 早速イーハトーヴォ農学校へ赴きクーボー博士に事情を説明すると、すぐに紹介状を書いて 私 に渡してくれた。 火山局へ戻り守衛に紹介状を見せ、ようやく局内へ入る事ができた。 しかし賢治はすでに協会へ戻った後だと知る。 急いで協会に戻ると、またもや賢治は出かけた後で会えなかった。 しかし今度は 私 宛の賢治の手紙を受け取る。 読むと手紙には『手帳が7冊揃ったら、羅須地人協会へ来てほしい』と書かれていた。 そして最後に、「グスコーブドリの力になってあげてください」の言葉で締めくくられている。 若くして局長を務めるグスコーブドリは、この気温だと15年前のように食糧不足で多数の死者と孤児が出ると説明する。 彼は農学校のクーボー博士と話し合い、「空気中の炭酸ガスを増やせば気温が上がる」事は分かっているのだと確認。 しかし問題は、その方法が思いつかないのだと言う。 グスコーブドリは『火山を人工的に爆発させ、炭酸ガスを発生させる』と提案する。 しかしクーボー博士も一度はその案を考えたが、一人が火口に残らなければならないとして、この案を却下していた。 火砕流に巻き込まれれば生きて帰れないこの方法、火山局の局員であるグスコーブドリが名乗りを上げる。 それは、15年前の飢饉で親に死なれ苦労した彼とその妹・ネリがした苦しみを、誰にもさせたくないとの思いからだった。 クーボー博士はそれを聞き、その案を採用。安全になる方法を考えると言う。 私 はグスコーブドリの助手として火山のある島へ同行する事になった。 出発の日。ネリに見送られ、火山のある島へと行く予定の船に乗り込む。 火口へ向かいそこへ爆弾を仕掛けるが、やはり誰かが残る必要があった。 話し合いの末、グスコーブドリが残る事になり、 私 達は一度島から離れ火山局のある村へと帰る。 爆発の煙が上がったら、彼を迎えに行く手筈になっていた。 船に兄の姿が見当たらないネリは、クーボー博士に兄はどこに居るのか訊く。そして火山に残った事を知り動揺する。 そんなネリに博士は、「心配しなくてもいいぞ」と答える。実は爆薬の量を少な目にしていたと明かす。 火山の爆発は起きず失敗するかもしれないが、グスコーブドリの命に代えられないとの判断だった。 皆が火山を見つめ、爆破予定時間となる。 火山は轟音を上げ、クーボー博士の予想以上の爆発を起こした。 「私らが島を離れた後で、爆薬を増やしたのか!?」 泣き崩れるネリ。あの爆発ではとても助からないとクーボー博士。 噴火で生じたガスが、イーハトーヴォを覆う。 グスコーブドリは自らの命と引き替えに、人々を救ったのだ。 数日後。ホテルに泊まる 私 の所へ、ネリがやってきた。 兄の遺品を整理中に見つけた賢治の手帳を差し上げると言い、 私 は彼女から『御大典(おんたいてん)記念手帳』を受け取る。 あの爆発以来、気温は日毎に上昇し、平穏な日々が取り戻された。 その年の秋、市は例年以上の豊作に恵まれたという。 324 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 13 46 35.31 ID LPJFqaEB0 ・第六章 オツベルと象 夏が過ぎ、イーハトーヴォ市に秋の気配が感じられるようになった頃。 猫の事務所から、手帳収集が趣味だというイーハトーヴォ一番の富豪・オツベルの話を聞く。 賢治の手帳を持っているのかもしれないと思い、西の森の中にあるオツベル邸へと訪れる。 使用人をこき使い金儲けをするオツベル邸で、森に住む一匹の白い象が使用人の働く様子を観察していた。 話しかけると「皆が働くのを見るのは楽しいな」と白象は答える。 どうやら白象は働く様子を見るのが楽しいらしい。 屋敷に入りオツベルと話をすると、彼から一方的に「市役所にいる人に、何か金儲けの話はないか訊いてこい」と命令される。 市役所へ行きレオーノキューストに一応は尋ねてみるが、当然うまい話は転がってはいなかった。 オツベルの所へ戻ると、彼はすでに別の儲け話を見つけていた。あの白象を言いくるめて、彼の仕事を手伝わせたという。 「楽しそうに働く象を見て、これは使える! と思ったね」 人の何倍もの力を持つ象を見て、大量の荷物を運ばせて金を稼ぐつもりらしい。 「ところで君に、頼みがある」 彼は 私 に、『ブリキの時計を探してこい』と命じてくる。 そのしつこさに折れた 私 は、イーハトーヴォ市に戻り市役所に相談してみた。 すると心を入れ替え店を再開したカイロ団長が所持しているとの情報を教えてくれる。 早速カイロ団長の店に行き交渉する。気味が悪いぐらいに改心した団長は「ガラクタでよければ」と譲ってくれた。 オツベルに時計を渡すと、彼は『時計に100Kgの鎖を取り付け、象へプレゼントする』と言う。 象を逃がさない為の拘束具にするつもりなのだ。 「これで象はずっと俺のものだ」 そして今度は『象が履けるような大きな靴を探してこい』と命じてくる。こちらに拒否権はなかった。 さすがにそこまでの大きな靴の所在は市役所でもわからないが、手先の器用なファゼーロなら作れるかもしれないと話す。 ファゼーロに頼み込む。翌日、彼は張子の赤い大きな靴を完成させて 私 にくれたので、靴をオツベルに渡す。 彼は『靴に分銅(重り)を付け、それを象に履かせる』のだと高笑いをした。 325 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 13 48 26.00 ID LPJFqaEB0 幾日か過ぎたある夜、象の様子が気になった 私 はこっそりとオツベル邸の小屋へ忍び込む。 あの明るい性格の白象は衰弱し、「苦しいです、もうさよならです」と泣きながら呟いていた。 白象は最初こそオツベルの思惑を知らず、働くことを楽しんではいた。 しかし、プレゼントと称された拘束具を身につけさせられ、段々と食料は減らされ過酷な労働を強いられた。 さすがの象でも、この過酷な労働に精神的にも肉体的にも限界が来ていたのだ。 「西の森に、仲間がいます。どうか、仲間にこの事を伝えてください」 「助けて」と白象に助けを求められた 私 は、西の森の奥へと進み、そこにいた象達に子細を伝える。 私 の話を聞いた象達は衝撃を受け、白象救出の為にオツベル邸へ轟音を上げて突撃していく。 急いでその後を追う 私 だったが、辿り着いた頃にはすでに立派だった邸宅は瓦礫と化していた。 何とか逃げ延びた使用人の話から、オツベルは瓦礫の下に埋まったらしいとわかる。 恐らくオツベルは生きていないだろう。 リーダー格の黒い象に促されて瓦礫の中を調べると、散らばった手帳やノートに紛れて、賢治の手帳『兄妹像手帳』を発見する。 象達は森へ帰り、その後、二度と人間の前に現れる事は無かった。 326 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 13 50 46.68 ID LPJFqaEB0 ・第七章 セロ弾きのゴーシュ 季節は秋になり、名物行事である『音楽祭』の日が近づいてきたイーハトーヴォ市。 音楽祭の常連である金星楽団のメンバーの一人、セロ担当者のゴーシュが賢治の手帳を所有している情報を耳にする。 近頃のセロ演奏の評判がよくないゴーシュに会おうと、 私 は、彼が住む村はずれの水車小屋に行ってみた。 水車小屋にゴーシュの姿は無く、猫が留守番を務めていた。 猫に話を聞くと、以前のゴーシュは動物達と演奏の練習をしていたが、仲間のカッコウが喉の病気になって以来、 他の動物達が練習に参加しなくなったという。 それをきっかけにゴーシュはセロ演奏の練習を怠るようになり、その腕前は落ちてしまったらしい。 「カッコウさえ元気になればなあ」 カッコウを元気にさせようと考え、 私 は一度街へ戻り、喉を治す薬を探す。 猫の事務所に相談した所、オキナグサから喉に効く薬を作り出せると教えてくれた。 村の川岸にオキナグサが生えていた事を思い出し、それを採取する。 そして薬草を探している老人にオキナグサを渡すと、老人はすぐに薬を作り、お礼として一つをくれた。 早速カッコウに薬をあげると、それを飲んだカッコウの喉はたちどころに回復し、 私 にお礼を述べる。 カッコウが治った事をゴーシュに伝えようと楽団の所へ向かうが、その日の楽団の活動は終了し、帰った後だった。 水車小屋に行くと、ゴーシュはカッコウ達と共に練習を再開していた。 327 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 13 52 53.89 ID LPJFqaEB0 そして街の施設を貸し切って行われる、年に一度の音楽祭の当日。 今年の優勝者となったのは、その優勝が危ぶまれていた金星楽団だった。 「セロのゴーシュはすごかった」との評価を聞いた 私 が会場に入ると、丁度アンコールとしてゴーシュがソロ演奏を始める。 生半可な技術では演奏できないセロの独奏曲を、練習のかいあってゴーシュは見事に弾ききる。 皆がゴーシュのセロ奏者としての腕前を認めた瞬間であった。 音楽祭の翌日。祭りの後に訪れる物寂しさに包まれたイーハトーヴォ市内を散策すると、 市民の世間話から、ゴーシュの行方が分からなくなっている事を知る らすちじん教会に挨拶をしに行くとファゼーロが、先ほどゴーシュがここに来たと話す。 『水車小屋まで来てほしい』というゴーシュの伝言を聞いた 私 が水車小屋へ行くと、ゴーシュの姿はなかった。 留守番をしていた猫が「ゴーシュ先生から、手紙を預かってます」と手紙を渡してきた。 ゴーシュからの手紙を読むと、彼が旅に出る事、そしてこの水車小屋を 私 に譲るという事が書かれていた。 残されていた箱の中をのぞき込むと、たくさんのガラクタの中に混ざった、賢治の手帳である『布製手帳』を発見する。 セロを相棒に旅に出たゴーシュの行先は、誰も知らない。 328 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 13 58 54.90 ID LPJFqaEB0 ・第八章 雪渡り 街が冬の彩りに変わりつつあるとある日。 市から離れた山の中にある村はすでに雪が降り、その景色が美しいと勧められて、 私 は雪渡りの村へ観光に行った。 ファゼーロが言うには以前、雪渡り村に賢治と共に訪れた事があると知ったからだ。 銀世界となっている村で、キツネと仲良しだという兄妹・シロウとカン子に会う。 大人は『キツネは人を騙す』と嫌っている。現に、昼間からキツネに化かされて、馬糞を饅頭だと思い食べている男がいた。 しかし兄妹がいうには、キツネ村にいるキツネ達は嘘をつかず、子供には友好的らしい。 賢治に関する手がかりは見つからなかったので、イーハトーヴォ市へと帰る。 翌朝、目を覚ました 私 は、猫の事務所に向かう事にした。 音楽祭の日から数日間、かま猫が病気で無断欠席をしてしまったが、その間に誰かが彼に関するでたらめの噂を流した為、 事務所の猫達がかま猫をいじめていた事が気がかりだったのだ。 猫の事務所に入ると、件のかま猫は涙を流して泣き続けていた。周りの猫達は押し黙り、彼を無視し続けている。 これからの事務所はどうなるのか。 私 には何もしてやれず、事務所を後にした。 たまたま訪れた市役所で、ある噂を聞いた 私 は再び村へと訪れようと決める。 今度の目的は観光ではなく、雪渡りの村のどこかにあるというキツネ村への道を見つける為だ。 329 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 14 02 40.18 ID LPJFqaEB0 村人に訊いて回ると、噂で聞いたキツネ村への道は、キツネのコンザブローに気に入られた子供だけが通れるのだと判明する。 コンザブローを見つけ交渉するが、やはり 私 が大人である事を理由に断られてしまう。 諦めて帰ろうとする途中で、雪の下に仕掛けられていた罠に掛かっている一匹の子ギツネを見つけた。 前日にキツネに化かされたあの男が、キツネへの仕返しとしてここに罠を仕掛けていたのだ。 子ギツネが罠にかかってしまった事を 私 の話から知り、シロウとカン子が助けに向かう。 実はシロウ、罠の外し方を知っていたのだ。 助けられた子ギツネは3人にお礼を言うと、「キツネ村で待ってます」と走り去った。 その話を知ったコンザブローは、仲間を助けてくれた礼として、キツネ村で催される幻燈会に兄妹と 私 を特別に招待してくれるようだ。 翌日の夕方、コンザブローに案内されキツネ村へと足を踏み入れる。 私 は、先に村へ来ていたシロウとカン子とキツネ村で合流し、キツネ達と一緒に幻燈会を楽しんだ。 会の最後にキツネ達は 私 に、この村特製だという饅頭を差し出す。 勇気を出してその饅頭を食べてみると、それはとてもうまい本物の饅頭だった。 コンザブローは、キツネ達に嫌疑を持たずに接してくれる人間と会えた事に喜びを感じたようだ。 『これからの子ギツネ達は嘘をつかず、人間が持つキツネの悪評を払拭させていくだろう』と希望を述べる。 コンサブローは「人間のものは人間へお返ししましょう」と言い、 私 へ誰かが忘れていった手帳を渡す。 それは探していた賢治の最後の手帳、『雨ニモマケズ手帳』だった。 白い雪を踏みしめ帰路へ着く 私 は、人間と動物が仲良く暮らせる日が来る事を願う。 330 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 14 17 06.62 ID LPJFqaEB0 ・最終章 銀河鉄道の夜 イーハトーヴォ市の厳しい冬を前に、一部の住民は冬の間だけ暖かい場所へ移動する為、街は少し寂しくなる。 カイロ団長は冬眠する為に店を休業。猫の事務所は、いじめにより職場がギクシャクしている事を知った上層部からの命令により解散。 冷たい風が吹き始める中、7冊の賢治の手帳を携え 私 が羅須地人協会へ訪れると、賢治から 私 宛の手紙が届いたとファゼーロが言う。 手紙には、「以下の場所へお越しください」と地図が同封されていた。 賢治に合え、そして直接この7冊の手帳を渡せる。そう思った 私 はそこへ行こうと決めた。 ただ、場所を記された地図を見た人の言葉が気がかりだ。 「こんなところにゃ、街も村もないはずだがなあ」 地図に記されていた場所は森の中で、確かに石のオブジェ以外は何も見あたらない。 オブジェを調べてみると、このオブジェの説明が書かれていた。 それは後生車と呼ばれ、石の車輪を回しながら祈れば願いが叶うらしい。 しかしその後生車には、肝心な車輪が備わっていない。 辺りを探しても車輪だけでなく賢治の姿も見当たらない為、後生車の事を調べようと一度街へ引き返す。 後生車に関する情報を探していると、以前に知り合いとなったクーボー博士から、銀河鉄道の話を教えてくれた。 銀河鉄道は片道通行の乗り物で、それに乗って旅した人が帰ってきた記録が残っていないという。 そして『幻想第三次』(この世界の事)からは乗り込めない事。 なぜなら銀河鉄道は、別の世界である『幻想第四次』の銀河を駆け巡っているからだ。 『幻想第四次』にいる者は、幻想第三次で死んだ者。 博士が調べた古い文献によれば、生きている者が『幻想第四次』に行く為には、どこかにある後生車の車輪を回せば行けるらしい。 後生車に関する謎が解けたが、車輪が無ければ意味がない。クーボー博士はさすがに車輪の在処までは知らなかった。 331 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 14 19 43.55 ID LPJFqaEB0 手先の器用なファゼーロなら、後生車の車輪を作成できるのでは? そう考えた 私 はファゼーロに石の車輪の作成を依頼してみる。 しかしファゼーロが石等の彫刻は苦手だと分かり、新たに車輪を作る案を諦めた。 後生車に関する民話を調べれば、何か手がかりが見つかるかもしれない。 市役所に赴き、民話を知ってる人物がいないかレオーノキューストに訊いてみると、 詩人になった男(第1章参考)なら民話に詳しいとの答えが返ってくる。 早速男の家に行き後生車の話を聞くが、実は地図の場所にある後生車の車輪をこの男が持って行っていた事が判明。 事情を話し、その車輪を譲ってもらう。 後生車の所へ戻って車輪を取り付け、『幻想第四次』への道が開けるよう念じながら車輪を回す。 気が付くと、 私 は銀河の中にあるような、見知らぬ暗い街の中に立っていた。 目の前にあったホテルに入ると、一階の部屋で何故かゴーシュがセロを演奏していた。 ゴーシュ曰く、 私 は賢治よりも先にここに来てしまったらしい。 どうしてゴーシュがここにいるか不明のまま、とりあえず時間を潰す為に街の中を探索する事にする。 ウサギのホモイ。富豪だったオツベル。土神の森にいたキツネ。若き火山局長のグスコーブドリ。 私 と別れた後に、流行病で亡くなっていた虔十とヘイジ…。 故人となった人々と再会してながら街を廻りホテルへ戻ると、ゴーシュからホテルの二階に上がるよう促される。 「賢治さんが上の部屋で君を待ってるよ」 二階の一室に、 私 が探していた人物・宮沢賢治が佇んでいた。 賢治に7冊の手帳を渡すと、彼は手帳を集めた 私 の苦労をねぎらう。 私 がこの不思議な場所の事を尋ねると彼は、ここは 私 が知らない世界の間にあるのだと説明する。 そして彼を含めて、ここにいる人達は銀河鉄道に乗り、自分の行くべき所へ向かう人達だという。 「それでは行きましょう」 332 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 14 28 40.14 ID LPJFqaEB0 賢治に連れられて、銀河鉄道の駅へと向かう。 改札口に着くと、賢治は7冊の手帳を駅員に見せて進む。 どうやらあの7冊の手帳が切符替わりのようだ。 駅員に切符を見せるよう求めらた 私 は、慌てて自分の懐の中を探す。 すると、いつの間にか不思議な形をした切符が、 私 の懐から出てきた。その切符を見せて先へと進む。 暗闇の中に浮かぶ青い火を頼りに歩いていくと、その先には翡翠色をしたSL機関車・銀河鉄道の汽車が停止していた。 賢治はこの汽車に乗り、ある人物に会いに行くつもりらしい。 「最後に、訊ねておきたい事があります」 彼は 私 に3つの質問をなげかける。 「貴方には、会いたくても、会えない人がいますか?」 「貴方には、未知なる世界を旅したいという気持ちがおありですか?」 そして最後に。 「もし貴方がよろしければ、これから銀河鉄道に乗って、一緒に旅をしませんか?」 333 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 14 36 22.78 ID LPJFqaEB0 (宮澤賢治からの最後の申し出に対して、何と答えたかで2種類のエンディングのどちらかになります) <最後の申し出に対して「いいえ」と答える:宮澤賢治を見送る> この汽車に乗れば、二度と戻ってこれないかもしれない。 彼の申し出を断った 私 は、ここで彼と別れる事にした。 賢治は寂しそうだったが、手帳を集めてくれた 私 に再びお礼を述べ、そして汽車へと乗り込む。 見送る 私 をホームに残して汽車は走り出し、銀河の中を目指して車体が宙を浮き、やがて汽笛の音だけを残して見えなくなった。 <最後の申し出に対して「はい」と答える:宮澤賢治と共に銀河鉄道の旅に出る> 私 が申し出を快く受けると、「さあ、行きましょう」と彼と一緒に汽車へ乗り込む。 汽車の中には、すでに故人達が乗車していた。 別の所へ行ける事に喜びを感じる者。知らない行き先に戸惑う者。 『水筒もスケッチブックも忘れた』と話す少年達。 ヘイジの姿が見えない。彼はあの街を気に入った為この汽車に乗らないとの話を、別の乗客から聞く。 ホモイが言うには、賢治が持つ手帳と 私 が持つ特別な切符は、『幻想第四次』の好きな場所へ行けるらしい。 「銀河鉄道の果てに、何があるのか…。一緒に旅をして、確かめてみましょう」と賢治は言う。 皆を乗せた銀河鉄道の汽車は汽笛を上げ、星の瞬く夜空へと走り出す。 私 が窓の外を眺めると、銀河がゆっくりと近づいてくるのが見えた。 334 :イーハトーヴォ物語:2013/04/29(月) 14 40 18.13 ID LPJFqaEB0 文章が所々おかしな部分もありますが、以上でイーハトーヴォ物語は終了です。 お付き合いのほど、有難う御座います。 336 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/30(火) 11 57 25.24 ID +vszCYQA0 乙でしたー オツベルに虐待されてたぞうさんは仲間に助けられて逃げ出せたの? それともやっぱりさよならです? もしくはそのへんは詳しい描写なし? 338 :ゲーム好き名無しさん:2013/04/30(火) 20 29 48.37 ID eh50eVPT0 336 言われて書き忘れてたのに気が付きました。 白い象は無事救出されてます。
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ランツェナーヴェとは、400年近く前に建国された、ユルゲンシュミット国外にある国である。 概要国民王族 現地の民 気候 歴史建国 王位継承問題とアダルジーザの離宮問題点 アダルジーザの離宮の始まり アダルジーザの離宮の閉鎖 <参考>グルトリスハイトの知識継承 貿易と交流貿易品ランツェナーヴェからの輸入品 ランツェナーヴェへの輸出品 ランツェナーヴェの使者 ゲオルギーネとの個別の親交 15年春のユルゲンシュミットへの侵攻背景銀製品の開発と王族の権威失墜 13年夏~14年冬の主な出来事 侵攻 侵攻の失敗とその後 コメント 概要 国民 魔力を持つ王族と、魔力を持たない現地の民で構成されている。 王族と現地の民では魔力量の差が大きいため子供が生まれず、交配が全く進んでいない。 王族 魔力を持つ。ユルゲンシュミットで言う貴族にあたる。 元々魔力量の多い初代王とその側近同士の狭い範囲で交配を続けている家系であり、ユルゲンシュミット貴族の平均よりも魔力量が多いと考えられる。 ユルゲンシュミットの貴族とは違い魔力を増やさなければ生きていけない環境のため、効率の良い魔力圧縮方法が隠されることもなく、全員で切磋琢磨している(*1)。 王族としての立場を示す為、全属性の魔石のついた指輪をしている。 現地の民 魔力を持たない。ユルゲンシュミットで言う平民にあたる。 褐色肌で顔立ちも違い、人口の大半を占める。 気候 ユルゲンシュミット内で温暖と見られるアーレンスバッハの領地において、 ランツェナーヴェの衣装では過ごしにくいらしい(より暑いと思われる)。 歴史 建国 もともとランツェナーヴェは魔力のない者達が何とか生活している痩せた土地であった。 四百年近く前、ユルゲンシュミットにはグルトリスハイトをシュタープに写し取ったツェント候補が三人いた。 当時のツェント・オイサヴァールは、三人の中からハイルアインドを後継に選び、トルキューンハイトを選ばなかった。 それを不服としたトルキューンハイトが妻・子・側近達と共に、魔術具や魔石を抱え、アーレンスバッハの国境門を勝手に開けて出奔、(*2)転移陣を通ってランツェナーヴェと呼ばれるその土地に辿り着いた。 そこでグルトリスハイトを使って礎の魔術を作成し、エントヴィッケルンで自分達が住むための街を作り上げた。 何もない所から現れた船や一瞬でできた白い街を見た現地の民達からトルキューンハイトは神の国からやってきた者と崇められ、初代王となる。(*3) 建国時期についてはランツェナーヴェ建国時期問題を参照。 神話の時代に初代ツェント・エアヴェルミーン・神々の協力で作り上げたユルゲンシュミットとトルキューンハイトが作った当時のランツェナーヴェでは、国の規模に大きな差がある可能性がある。その為、作中で彼がエントヴィッケルンで作った物はフェルディナンドのセリフ以外でも「街」と表現されている。 王位継承問題とアダルジーザの離宮 問題点 供給の間に登録すれば魔力供給だけはできるが、礎の魔術を継承するにはシュタープで直接染める必要がある。 しかし、シュタープはユルゲンシュミットの貴族としてメダル登録されている者しか取得できない。 その為、当時のトルキューンハイトの息子を含むシュタープを持たない子の世代に礎の魔術を継承させる事ができない。 シュタープを持った継承者がいないままでは、いずれ礎の魔術もろともエントヴィッケルンで作った街が崩壊する事となってしまう。 15年春にキアッフレード(ジェルヴァージオの義父・先代王)もシュタープを失ったが、この状態でも礎の間から魔力供給をすることで、少しずつ土地の魔力が薄くなりつつも50年程度なら建物を維持出来るとのこと(ただし魔石目当てで王族が狩られたりするとその分崩壊は早まる)(*4)。 アダルジーザの離宮の始まり 上記の問題点を認識したトルキューンハイトは、ユルゲンシュミットに一度戻って当時のツェントと交渉する。 結果、以下の約束を取り交わす事となった。 ランツェナーヴェ王基準で(*5)数代に一度、ランツェナーヴェの姫をユルゲンシュミットに献上する その姫から生まれた子の内、最も魔力量に優れた男子を、一代に一人限り洗礼式で貴族としてメダル登録し、シュタープを得られるようにする その子がシュタープを得て成人した後に、ランツェナーヴェに戻す 戻した子のメダルは、洗礼式時の傍系王族登録から外国へ出た者として場所を移し、シュタープを維持できるよう中央神殿で管理保管する(*6) ランツェナーヴェは戻された男子を次期王とし、礎の魔術を継承させる この約束は、そもそも国を出奔したトルキューンハイトが一方的に持ちかけた交渉から成った物であり、 当時のツェントがランツェナーヴェの存続は許しながらも、力を付けるのを警戒した事で、様々な歪な条件が付けられたものとなっている。 王族の住居がある中央の土地に姫は住まわせない。貴族院内の離宮に入れる事とする 戻す子供は一代に一人限りとする (トルキューンハイトが男を戻すと選択したので)女子は傍系王族としてメダル登録し、ユルゲンシュミットに取り込む 次期王として選ばれた男子の教育は離宮内で行い、貴族院には通わせない。傍系王族として登録する事で、万が一にも地下書庫の最奥には入らせない 選ばれなかった男子は洗礼式前に離宮内で秘密裏に処理、魔石としてランツェナーヴェに返す(*7) この中で最初に献上された姫がアダルジーザであり、ランツェナーヴェの姫達が代々住まう離宮はその名にちなみ「アダルジーザの離宮」と呼ばれる事となった。 また、姫達から生まれた子供達は「アダルジーザの実」と呼ばれていた。 アダルジーザの離宮・アダルジーザの実の詳細についてはアダルジーザの離宮を参照。 アダルジーザの離宮の閉鎖 四百年近くランツェナーヴェの王族を存続させたこのシステムだが、ユルゲンシュミットで政変が起こった事により終わりを告げた。 02~04年頃、政変に勝った第五王子の陣営が行った粛清によりアダルジーザの女達は処刑され、離宮が閉鎖される。 トラオクヴァールは「ランツェナーヴェから送られてくる哀れな身の上の姫君が離宮にいた」という事は認識しているが、 ランツェナーヴェの崩壊を招く事やその歴史背景などまで知っていたかどうかは不明。(*8) 04年頃にいくつかの魔石がランツェナーヴェに送られて以降、ユルゲンシュミットとランツェナーヴェの交流は貿易関係だけとなった。(*9) <参考>グルトリスハイトの知識継承 建国時の時代背景より、トルキューンハイトが持っていた「グルトリスハイト」は、少なくとも第四期より後の物である。 (ユルゲンシュミットの王族が地下書庫の最奥のマニュアル本グルトリスハイトを独占し、狙われる危険性を避ける為に住居を貴族院から移した後) 「メスティオノーラの像に一定量祈りを捧げてシュタープに形を写し取ったグルトリスハイトの器」に「地下書庫の最奥のマニュアル本の内容を写した物」 ユルゲンシュミットの全属性の王族が領地の礎の魔術を設置したり、領界を引き直したり、国境門を使用していた物と同等(*10) 以降の「次期王」は傍系王族なので地下書庫の最奥には入れず、代々シュタープだけを得ていたと考えられる。 レオンツィオが最低でも「シュタープに写し取る」ことを知っていた事から、トルキューンハイトが「器」を得た方法や場所(=第四期の知識)はある程度ランツェナーヴェの王族に伝わっているかと思われたが(*11)、その後のジェルヴァージオの作中の動向などを見るに、具体的な取得手順については失伝し(*12)、口伝で極一部の情報が伝わっていたと推測できる。 そもそも一代に一人しかシュタープを持たないランツェナーヴェの王族にとっては、シュタープさえあれば継承できる礎の魔術をグルトリスハイトで新設したり破棄したりする意味は薄く、内容の知識を得たいと思う理由もあまり無かったと思われる(グルトリスハイトはあくまでもユルゲンシュミット内でツェント業務を行い、シュタープを持ったアウブ達を従わせるために必要な物である)。 代々の次期王達も、上級司書3人が滞在している冬~春に図書館に通うことができていれば、傍系王族でも地下書庫までは入る資格がある為、「器」+「メスティオノーラの英知」に至る可能性はあった。しかし、貴族院に通わない代々の次期王達が、地下書庫に行き、正しい知識を得て、祠巡りをする可能性は非常に低く(*13)、春~秋に通っていたジェルヴァージオも、ラオブルートの手引きで初めて実現した模様である。 貿易と交流 ランツェナーヴェはユルゲンシュミットにとって唯一交易のある外国である。 貿易関連の恩恵に預かっているのは、直接交流を持つアーレンスバッハ領のみである。 貿易品 ランツェナーヴェからの輸入品 砂糖、香辛料 など どちらも気候の問題でユルゲンシュミットでは温室以外では育たない品種となっており、貴重である。 ランツェナーヴェへの輸出品 魔石 など アダルジーザ関連の魔石以外にも貿易品としてやり取りしている(*14) ランツェナーヴェの使者 毎年春の領主会議後~夏頃に船でアーレンスバッハの国境門を通ってアーレンスバッハを訪れ、秋の終わりまで滞在して商談を行っている。 使者は12人程度で、その内の半分は顔立ちや肌色の違う現地の民である(14年夏)。 訪問中はアーレンスバッハ城の敷地内にあるランツェナーヴェの館に滞在している。 領地の強みを輸入品に頼っているアーレンスバッハは、春の小規模な歓迎の宴の後、夏の盛りに全ギーベを集めて宴を開催するなどして、歓待している。 ただ、近年では使者の態度が大きくなっており、腹に据えかねた一部の文官の有志が砂糖や香辛料の研究に乗り出している。 ゲオルギーネとの個別の親交 08~09年春頃にアーレンスバッハの第一夫人となったゲオルギーネと、個別に親交を深めていた模様。 09年秋頃にゲオルギーネがグラオザムに送ったトルークや即死毒は両者共に使用しており、 13年冬のエーレンフェストの粛清時などにグラオザムが銀の布も使用している。 トルークに関しては、ランツェナーヴェがシュラートラウムの花の原産国かと推測される。 15年春のユルゲンシュミットへの侵攻 背景 銀製品の開発と王族の権威失墜 魔力の力で君臨し、建国当初は神のように崇められていた王族だったが、最も魔術行使に最適な道具であるシュタープは王一人だけしか持てず、 ユルゲンシュミットとは違い神に祈りが届かない(加護を得られない)らしくユルゲンシュミット程の力は行使できなかった。(*15) そして、時が流れるうちに魔力を通さない特殊な銀製品が開発されるなどして、権力を失っていく。 王族の支配構造に不満を持った者達による開発かは不明だが、魔力を持つ者を押さえつけるような物や、即死毒などが独自に開発されて出回るようになる。 魔力が絶対的な力では無くなる事で、人口が多い現地の民と王族とのパワーバランスが崩れ始めたものと思われる。 銀の船のような銀製品と魔石の組み合わせでの開発もされ、現地の者は魔力保有者を開発に必要な魔石と見なすようになり、(*16) 近年では、王族も魔力というエネルギーを生み出す為の道具のような扱いになってしまった。(*17) 同時に、王族は魔力の多い子を成し、白の建物を維持することだけを求められる存在でもある。 建国当初から端を発する国の在り方そのものの歪みに対しても、次期王ジェルヴァージオは不満を抱いていた。 そこへ、ディートリンデからレオンツィオへユルゲンシュミットではグルトリスハイトが失伝しているとの情報がもたらされる。 機に乗じるために王族達は動き始め、結果的に、目的の違いにより意見が二分された。 派 閥 目 的 レオンツィオ派 シュタープを得て、ランツェナーヴェの王・王族として再び強大な権力で君臨したい ジェルヴァージオ派 ランツェナーヴェを脱し、ユルゲンシュミットに安住の地を求めたい どちらの派閥もユルゲンシュミットへ行く必要がある事は同じであり、ツェント不在のユルゲンシュミットは恰好の獲物であった。(*18) 更に、現地の民たちも多くの魔石を欲しており、大規模な侵攻へと繋がっていく。 13年夏~14年冬の主な出来事 時 期 出 来 事 13年夏 ランツェナーヴェの使者がアウブ・アーレンスバッハに姫の受け入れを打診、来春の領主会議での奏上を約束 13年秋の終わり フェルディナンドがアーレンスバッハへ移動、その直前にアウブ・アーレンスバッハ死去 14年春 領主会議にてトラオクヴァールが姫の受け入れを却下、ゲオルギーネはこれを受け入れる 14年夏 レオンツィオがアーレンスバッハに初来訪、姫の受け入れが却下された事とグルトリスハイトの失伝を伝えられ、ディートリンデにトルークを使用 アウブ・アーレンスバッハの葬儀にて、ラオブルートが中央騎士団にトルークを使用し騒ぎが起きるディートリンデが必要以上に騒ぎ、問題処理の為に会合を重ねたラオブルートとレオンツィオが親交を得る ラオブルートがレオンツィオらにランツェナーヴェの館から貴族院のアダルジーザの離宮に繋がる転移陣の存在を教え、離宮への手引きを約束 14年秋 アルステーデがアーレンスバッハの礎を染め終わり、転移の為のブローチの作成が始まるランツェナーヴェの王族達をアーレンスバッハの貴族として登録する 14年秋の終わり 別れの宴があり、ランツェナーヴェの使者が帰国 14年冬の終わり レオンツィオ・ジェルヴァージオらが侵攻の為にアーレンスバッハの港へ入港、侵攻準備 侵攻 15年春の洗礼式の当日、ディートリンデによるフェルディナンドの死亡報告を合図にユルゲンシュミットへ侵攻を開始するが、失敗。 翌日明け方にローゼマイン(実際はフェルディナンド)によって国境門が閉ざされる。 詳細は下記参照 陣 営 推 移 礎取りディッター エーレンフェストとアーレンスバッハの礎争奪戦 ユルゲンシュミットの攻防 貴族院防衛戦 侵攻の失敗とその後 魔力を持たないランツェナーヴェ兵達は、アーレンスバッハ領内や海上の戦いで殺されるか、放置され海で溺死か、捕縛され処刑という末路を辿ったと思われる。 魔力を持つレオンツィオ・ジェルヴァージオ・その他のランツェナーヴェの王族達は、 外患誘致のアーレンスバッハ貴族達や中央貴族達と共に貴族院で捕縛され、シュタープを奪われ、記憶を覗かれ、 ユルゲンシュミットの魔力供給の為の下働きとして各領地に配分される事となった。 また、15年春時点のランツェナーヴェの王であるキアッフレードのメダルも罪人達と同時に処分された。 現国王・次期王共にシュタープを失ったランツェナーヴェは、これ以降の礎の魔術の継承は不可能となり、 供給の間の登録の魔石を今後新たに作り出す事ができなくなるなど、次代以降の国の存続は難しいと思われる。 ユルゲンシュミット側も、戦後処理の中でエグランティーヌとアナスタージウスの護衛騎士の半数がジェルヴァージオに殺された上、(*19) 銀製品や即死毒の危険性も鑑みて、戦後補償の為の使節団を送る事はせず、そのまま一切の国交を絶つ事にしたと思われる。 神々にもランツェナーヴェの危険性(ランツェナーヴェの道具はエアヴェルミーンに対しても危険である)が知れ渡ったので、新しく国境門を繋ごうとしてもランツェナーヴェに繋がることだけはない(*20)。 コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 砂糖や香辛料の苗木をアーレンスバッハの文官が研究してたとのことだけど、そんな重要な苗木をアーレンスバッハに渡したってことはランツェナーベにも金や魔力に目のくらんだ売国奴がいたって事かな? (2021-02-09 06 47 06) 「どうせ育たない、温室内での限定栽培ならたいしたことない」と甘く見てたかも。魔力で品種改良ができるなんて思いもしないだろうし。そして胡椒とか山椒の実のように「種自体」の香辛料なら祝福で無理矢理発芽させることも可能かも。 (2021-02-09 09 16 35) ランツェナーヴェの砂糖や香辛料がどんな植物かはわからないけど、気候が変わるとすぐにダメになるので、少数は鉢植えごと輸出しているとか。加工品では持ち込みやすい反面高価になりすぎるとか。どうせ加工方法はわからないだろうと観賞用として持ち込んだとか。色々あるよね。 (2021-02-09 14 47 13) 白い砂漠を魔力で満たすと種すらないのに植物が生えて来る土地だし、「塩の実」が生る植物すらある世界だから、「砂糖を撒いて魔力を流したらサトウキビや甜菜が生えて来た」ぐらいありえそう。 (2021-02-09 17 55 09) 貴重な魔石とかの交換で融通利かせるくらいはできると思うけどね。 (2021-02-09 18 21 05) ユルゲンはどうせ攻め込む予定の地。戦闘力とは無縁なもの(砂糖植物)と引き換えに大量の金銭や魔石が手に入るのなら、ランツェにとっても軍備や兵器開発に充てられるから万々歳なのでは。 (2021-02-10 16 40 15) そもそも他国は魔石を何に使ってるんだろうね?ランツェはトルキューンハイトが持ち込んだ魔術具の維持とかになりそうだけど。 (2021-02-11 11 42 29) 魔石を動力源にした科学製品とかあるんじゃねえの?確か事変の時に来た潜水艦もそんな感じだったような気がする (2021-02-12 16 09 28) 種苗をこっそり持ち運ぶ輩はどこにでもいるわけで。スーパーで普通に売られている野菜や果物も、明治期の留学生が勝手に持ちかえったものは多いし、逆に日本から持ち出した事件もある。ま、今後のアレキサンドリアは大英図書館&キュー植物園が天然ゴムでやったみたいに組織的に外国の農作物集めそうな気がするが。大英図書館って歴史的には他国に対する産業スパイの根城で、アレキサンドリアの図書館って建物は大英図書館がモデルなんだよな。つまり作者が役割も同等という設定をしている可能性がある。……そういえばロゼマはゴム欲しがっていたな……。 (2021-02-11 08 56 20) 捕縛王族は子孫を陰謀でもうっかりでも残せないように処置しないと、アダルジーザの実の身分が形を変えて復活しかねないのでは?と、ぼんやり思ったんだがどうなんだろう (2021-05-11 02 20 16) シュタープ破棄させ魔力供給用の罪人として扱うんだから子種残すのは無理では?共謀を阻止する為にも罪人は個別収監だろうし、同じ牢に入れるのは下働きくらいだと思われ。またランツェ王族ならそれなりの魔力量だと思うし、それに釣り合う身分の女性をわざわざ罪人と交配させるとは思えない。男女逆なら花捧げにされそうだけど、ランツェの事情的に魔石産める女をわざわざ国外へ出したりしなさそうだし、国家侵略へ女性を同行させるのも不自然だから主犯はほぼ男だろうね。 (2021-05-11 07 11 13) 騎士に女が居る文化のユルゲンシュミットからの移民の子孫なのだし、身体強化はシュタープ無しでも鍛えることが出来るかもと考えると、魔力が高ければ筋肉量が少ない女性でもアンゲリカのような人物がランツェナーベからの人員に居ないとは断言出来ない気がする。 (2021-05-12 15 55 10) 目的達成できた場合ランツェに残ってたらジェルの足引っ張るだけだしジェル派は最初からユルゲンに来ているのではなかろうか。そもそも木主の言ってるのは実の境遇の子が生まれる懸念だろうからユルゲンの女犯罪者(例:アルステーデやディートリンデ)とでも強制的に作らせればいいだけでランツェ女は必須じゃないし、それ以前に感情無視できれば実を作ったらいけない理由も特にない気がするが (2021-05-12 19 51 01) 歴史と現状について原作5-7SSで踏み込んで書かれましたね。もう「原作読もう」でいいかも (2021-12-10 04 15 05) ランツェでも一夫多妻が許されるのか (2021-12-11 21 09 25) 許されるっていうか、そうせざるをえないというか、種馬状態かなと思う (2021-12-13 13 59 39) ジェルは時期王ではなく現王らしい (2021-12-13 22 54 01) web版ではジェルのメダル廃棄済みなのに、現王のメダルが王族との話し合いでもちこまれてるから、書籍だと変わるのかな? (2021-12-14 14 52 56) 槍鍋で誰が現在礎染めてる王かなんて、槍鍋から情報が来なければわからないってことじゃないのか。現王も次期王も前王もシュタープ持ちでユルゲンにメダルがあるのは違いなく、ジェルたちが帰ってこなければ老人でも前王が再登板するしかなくなるわけで。 (2021-12-14 15 05 27) 「前王の実の息子」vs「ジェルの実の息子」とかでランツェナーヴェでも政変勃発するわなあ。歴代の王に直接の血縁がない弊害だ。勝っても魔力供給要員と種馬であることには変化なし…… (2021-12-14 16 39 46) レティーツィアが美味しそうに舐めてたのが金平糖だとすれば、フェルディナンドが噛み砕いたのは確かに勿体ないと感じるな (2022-01-13 02 34 57) 金平糖じゃなくてキャンディですが。 (2022-01-13 05 54 52) 解毒薬が芯に仕込める点は、構造が金平糖っぽいね。角がなくて透明なので金平糖の作り方とは違うだろうけど。砂糖の固まり菓子がメジャーなアーレンで「豪華で美味しい」のならば、果汁風味的なのかも。側近がどうやって毒じゃない確認をするのか謎だけど。 (2022-01-13 08 47 29) 側仕え「全部ペロペロして安全を確認したのでヨシ!」 実際にはランダムで一粒選んで毒が入ってなければOKくらいの緩さだと思うが (2022-01-13 12 32 51) 形骸化してる感じはあるな 実際に毒が入ってたら相手もただではすまないわけだし (2022-01-13 17 41 56) 槍鍋の束の間の延命の前提条件は、1·シュタープ持ちの前王やその前の王が生きていて礎を染め変えることが出来る。2·礎への魔力の供給に若くて魔力の多い人にす。くらいかな?数十年は持つかも知れないけれども確実に白の建物は消滅する。 (2022-03-02 07 00 54) 1のシュタープ持ちがいなかったら変更は不可だから現在の礎の供給者だけになるからもっと早く詰む。王の条件がシュタープ持ちで礎の供給者の変更が出来る人なのにおそらく今 (2022-03-02 07 05 43) 途中でした おそらく今シュタープを持ってる槍鍋の王族はジェルが40代だから最大でも2人で最悪は0 (2022-03-02 07 08 33) 建国段階でどう足掻いても詰んでいるように見える槍鍋だけど、さすがに最初からアダルジーザを作るつもりで出国したのではないと思いたい。トルキューンハイト一人ならノリと勢いかもしれないけど、妻子側近もいるんだし。トルキューンハイトが想像を絶する馬鹿だったとしても、誰か止めるだろうし。だとしたら、もともとのトルキューンハイト一行構想だと、槍鍋をどうするつもりだったんだろうか?実はただの一時の遊行で腰を落ち着けるつもりのなかった槍鍋に愛着や価値を見つけて、予定変更して根付こうとしたとか? (2023-01-20 22 05 32) 一族を引き連れて行った以上、ユルゲンと決別して新しい国を作るつもりだったのだろうが、魔力がない地で魔力が必要な城を建ててしまったのが最大の問題。結局、それまでの魔力頼みの便利な生活が捨てられなかったせいだと思うが。 (2023-01-20 22 17 51) 白の建物がないと、魔力持ちはエーヴィリーベに見つかって魔力を奪われて死ぬそうです。(ふぁんぶっく7) (2023-01-20 23 42 04) ふぁんぶ読んだとき、白の建物崩壊→エーヴィリーベに見つかってぷちっ、エンドかなと思ったんだけど、銀の建物で魔石とるために飼育されるエンドもあり得るのかな。そして、自由を求めて外に出るとぶちっ (2023-01-21 08 56 52) エーヴィリーベに見つかると…というのは神々視点の事情に思って、メス書に記載がないかも? ともあれ、ささやかな白の建物で満足してればよかったのに、でっかい城を作っちゃうのはねえ。 (2023-01-21 10 15 38) 大きさって関係ある? 大きくても小さくても結末一緒じゃ……? (2023-01-21 12 07 29) 小さい方が維持魔力が少なくて済むだろう。結末は変わらないにしても、それを先延ばしにできるんじゃね? (2023-01-21 12 14 00) ガブリエーレ、D子側近と同じでイエスマン、馬鹿、無能しかいなかったんじゃない? (2023-01-20 23 16 01) 名捧げによる命令もあり得るな。 (2023-01-20 23 55 47) 政変後の大規模粛清が前例の無いことだったとは考えにくいので、負け組幹部に成り下がった一族は命を守る手段として槍鍋を建国したのだと思うよ。 (2023-01-21 08 05 03) 別荘地みたいな感じで作ったら、原住民から崇められたので王様として居着いちゃった、とか?多少わがままなことをしても、ツェント(親兄弟)が自分たちを無体な扱いをしないという考えもあったのかもしれません。 (2023-01-21 13 26 18) 1.ユルゲン外での建国による各問題は (2023-01-21 13 28 49) 認識していたけど、最終的に王族身分だから何だかんだで国内にいた時と同じ待遇(シュタープ取得や教育etc..)を得られると考えて、やったもん勝ちと思って槍鍋建国した。 (2023-01-21 13 30 47) 2.ユルゲン外で建国するつもりで準備したけど、白の建物の外だと生きれないことを知らず予定外に礎の魔術を使う必要があり、なし崩し的に本編状態になってしまった。 (2023-01-21 13 33 27) 3.政治闘争敗北からの粛清から逃れて生存第一で、それ以外のことは度外視だった。後になって残った各種解決不能な問題の皺寄せで本編状態になった。これら1、2、3のどれかか、複合ケースなのかな (2023-01-21 13 36 06) ただエーヴィリーベについてはトルキューンハイトがグリ典持ってる以上は知ってたと思うから、2はなくて1か3じゃないかと思うな (2023-01-21 13 48 34) トルキューンハイトのグルトリスハイトは地下書庫で写したマニュアル本だから2を知らないことも充分あり得ると思うよ。国外にでる時の諸問題なんてマニュアルに必要ないもの (2023-03-03 13 46 22) 新刊(5-XI)で、銀色の武器による攻撃をユルゲン魔力持ちだけでなく、神(メスティオノーラ)にも止められないことがさらっと示されて衝撃的だったんだが、これってランツェナーヴェがユルゲンシュミットの結界を破って侵攻できる可能性が示唆されてる? (2023-05-13 01 17 48) 国境門を使わずに結界にたどり着ければ可能かも。 (2023-05-13 02 06 50) ユルゲンと他国は空間的に完全に繋がってない別世界なので、転移できないと絶対にたどり着けないんだよ。 (2023-05-13 20 14 01) 国境門の先はすべて別世界だっけ?別世界もある、じゃなかった? (2023-05-14 01 10 24) 同じ惑星の別の地域かもしれないし、別の世界の同じ惑星かもしれない。視認できず直接往来できない時点でそういう問いは無意味 (2023-05-14 16 32 27) 同じのも別次元のもあるって回答されたのは「他国同士(ランツェナーヴェとボースガイツなどユルゲン以外同士)」ね。ランツェナーヴェとボースガイツは確定で「別次元でたどり着けない」って回答されてるし、ユルゲンは「桃源郷のようなもの」って言われてもいる。ユルゲンはエーヴィリーベの力で「白で覆われた世界」にエア爺によって作られたので、他には白の砂しかないんじゃないかと思う。 (2023-05-14 19 53 17) 情報提供ありがとうございます。 (2023-05-15 00 15 56) 611話「転移陣までたどり着いたところで自力で転移するだけの魔力がなかったり、許可証の魔石を持たぬ者は転移できぬ。銀色の衣装で弾かれるか、国境の向こうの白の大地に突っ込むかのどちらかだ」→つまり国境門はどこでもドアだから銀色の布を被って通ろうとしてもどこでもドアの枠を通り抜けてランツェから1歩先のランツェに進むだけなのでは。魔力がないとランツェからユルゲンに移動できない (2023-05-13 07 21 55) 銀色の武器と即死毒を持った魔力持ちor非魔力持ちの残党が暴れるというところまでは想像してたけど(そういう虹もたくさんあるし)、「暴れる」の内容が想像してたよりいろいろあり得るのかな、と思った。ユルゲンの内側から穴を空けるのもできる? (2023-05-13 08 10 38) 「ユルゲンの内側から穴を開ける」という定義は不明だが、国境沿いに穴を開けたとしても白い砂に到達するだけだろう。海の部分で穴を開ければ魔力を持った海水が流れ出て、テロ行為としては成功かもしれないが。 (2023-05-13 12 53 52) 銀布を持ってるラオブルートが祭壇の透明結界を通り抜けられなかったので、最高神とかなら銀武器も問題なく防げると思う。守り特化のはずなシュツェーリアの盾もエーヴィリーベの剣に対しては無力だし、神々の間でも得手不得手があるということだろう。 (2023-05-13 10 22 48) 代々ランツェ生まれの魔力持ちの家系って魔力量はともかく属性の質著しく落ちてそうだよね。ユルゲンという土地にやたらとボーナスかかっているだけかもしれないが (2023-09-14 12 43 29) 王族とその側近が渡っていたのなら、おそらく魔力も属性も優秀な人がそろっていたわけで、王族が召し上げ降嫁させていたのなら、生来の属性は中級貴族や下級貴族がほぼいないだろうから上かも。 (2023-09-14 12 55 16) 領主候補生であるボニ爺の孫世代のコルネリウスが4属性まで落ちていることを考えるに親から引き継ぐ生まれながらの属性ってかなりガチャじゃない?ランツェは加護の儀式で属性の強化ができないだろうしユルゲンで養育された王の血を取り入れないと属性薄まりそうだよね。だからこそブリーディング技術が発達したのかもしれないが。 (2023-09-14 14 28 07) 質は落ちても近親婚で血の薄まり自体は逆に少ないとするなら維持率はユルゲン以上な気もする (2023-09-14 15 01 49) 推定6属性×6属性の両親から生まれたディートリンデが5属性、ジルフロ(6属性×属性数不明)の子供が5〜6属性なことを考えるに子世代はそこそこの確率で属性に欠けが出る印象。命属性がユルゲンでもレアっぽくておそらくランツェ建国当時の全属性が王だけだったとするとランツェ国内で生まれながらの全属性ってかなり難しそう。アダ離宮産の全属性とかブリーディングに加えて中央の国境門の影響(命)受けてるんじゃねーのって思うわ (2023-09-14 22 29 42)
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クーヴェル スコットランドに伝わる英雄譚オシアン作品集に登場する人物。 誤って恋人を射殺した。 関連: ゲルヴィーン (ゲル・ヴィーン、恋人)