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ハリー・ベイリー 名前:Halle Bailey 出生:2000年3月27日 - 職業:歌手・女優 出身:アメリカ 概要 姉のクロイ・ベイリーと、デュオ「クロイ&ハリー」として知られる。 出演作品 2010年代 2012年 レット・イット・シャイン*(聖歌隊メンバー) 2013年 オースティン&アリー(本人(#43)) 2020年代 2020年 みんなで歌おう!ディズニーソング パート2 2023年 リトル・マーメイド(アリエル):豊原江理佳
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「うん、味付けはこれくらいでいいか」 「助けてマスター!」 昼食の準備をしていた少年のもとに、相棒の助けを呼ぶ声が聞こえてくる。 「チコリータ!」 声の聞こえてきたほうへ、少年は走る。 小枝や雑草を払いのけて、藪を突っ切ると、澄んだ泉が見えた。 その中央で、チコリータがバチャバチャと音を立てて、なんとか浮き上がろうとしている。 「マスター!」 「なんでいきなり溺れてんだ!?」 そう突っ込みながらも、少年は泉に入っていこうとする。 だが、それを邪魔するかのように、泉が眩しい光を放つ。 少年は、光に目が眩んで、思わず足を止めた。その間に、チコリータは泉の中に沈んでしまった。 「チコリータ!」 今ならまだ間に合うと、泉の中に入ろうとする少年。 そのとき、再び泉に変化が起きる。ぶくぶくと泉の底から、気泡が湧き上がり、それに合わせるように、影が徐々に水面へと上がってくる。 現れたのは、緊急の用事で出かけた泉の女神に、代理を頼まれたルギア。 「おぬしが落としたのは、こちらのベイリーフか、それともこちらのベイリーフ・ルイ・アームストロング少佐?」 ルギアの両脇にベイリーフたちが並ぶ。 ベイリーフの笑みには癒されるが、少佐のポージングはできるだけ直視したくない。 「両方とも違います」 「正直者には、両方差し上げましょう」 「いらん! 特に、少佐はっ。 チコリータを返してくれ」 「私も正直、少佐と一緒にいるのがつらい。これ以上筋肉見たくない。 チコリータ返すし、ベイリーフもつけるから、一緒に連れて行ってくれ」 「押し付ける気か!? 俺だっているかっこんな筋肉だるま! というか同種族三人も連れてどうしろと!?」 「お前が連れていかないと、私はもうしばらく一緒にいるはめになるんだぞ!」 「ずっとじゃないんだから、我慢してろよ!」 しばらく二人の言い合いが続く。 さんざんな言われようだが、少佐は気にすることなく、ポーズを取り続けている。 ステータス画面で性格を見たら、寛容とか大物とか書かれているに違いない。もしかすると、ずぶといかもしれないが。 「とにかく」 ルギアはそう言いながら、チコリータを泉から引っ張り出す。 「渡したからな」 少年にチコリータを押し付けて、ルギアは泉の中に帰っていった。 ベイリーフ二人は、水面に立ったままだ。 「置いてくなー! 持って帰れー!」 水面に怒鳴っても、何の反応もない。ただ水面がゆらゆらと揺れるだけ。 ちゃぽんと音のがした方向を見ると、蛙が出てきたところだった。 「チコリータ、昼ご飯たべよーかぁ」 「そ、そうですね」 チコリータを抱いたまま、少年はベイリーフたちとは目を合わさず歩き出す。 抱かれて後ろが確認できるチコリータは、ついてくるベイリーフたちが見えていた。 「マスター」 「ん? 昼は、スープとサンドイッチだぞ」 「そうじゃなくて」 「それじゃ、次はどこへ向かうか? そうだな……」 「そうでもなくて」 「それじゃ」 「マスター、気づいてるでしょ?」 がさごそと、一人が歩くには多すぎる音がするから、気づかないほうがおかしい。 それでも無視したいのだろう。少年はかたくなに、後ろを見ない。 そのまま、もといた場所に戻ってきた。 準備していた昼食を二人分並べる。 「いただきます」 「い、ただきます」 目の前に座っている、ベイリーフたちをまるでいないかのように少年は振舞う。 チコリータは、いいのかなと思っているが、どうしようもないので昼ご飯を食べることにした。 「少年よ」 少佐が呼びかける。 少年は、もぐもぐとサンドイッチをほおばる。 「少年よ」 再度、呼びかけるが、少年はスープを飲む。 「聞こえてないのだろうか?」 「確実に聞こえてるだろ。ただ頑固なだけ」 「どうすべきか」 「こいつが、現実を認めるしかないだろ? マスター登録もされてるんだし」 なにか噴出す音がした。 そっちを見ると、少年がベイリーフたちを見ていた。 「マスター登録って……まじだ!? なんで!?」 慌てて開いたもえもん図鑑の所有もえもん画面に、ベイリーフたちが追加されているのを見て少年が驚いている。 「あいつは、神と呼ばれるもえもんだからな。それくらいは朝飯前だ」 少佐も肯定するように頷いている。 「んな理不尽な!」 「あははは、諦めろ」 「これから、兄妹ともどもよろしく頼む、主よ」 「お前ら家族かよ!?」 比較的どうでもいいところに突っ込む。本題から目をそらしたいのか。 「即捨てる!」 なぜか、腰に二つ増えてついていたもえもんボールを、森に投げ捨てる。 ぽーんと藪に放り込まれたボールは、誰かが投げ返したように少年の前に落ちてきた。 もう一回違う方向に投げても返ってくる。 「なんでだー!」 「あいつがそうなるように仕込んでた」 「私たちを大事にしてほしいと、願いを込められたのだ」 「願いじゃなくて、呪いだろぉっ!」 そんな少年を妹ベイリーフは笑いながら、見ている。 「おもしろい奴だ、私は気に入った! 兄貴は?」 「私は、良く育てれたチコリータを見たときから、気に入っているが?」 「さすが兄貴。そんなわけで、これからよろしく」 さすがに諦めたのか、少年は地面に両手両膝をつけて落ち込む。 そこに少佐が、止めを刺した。 「我々は、レギュラーメンバーからも外せないので、注意してほしい」 パソコンに放り込んでおくという希望もなくなって、地面に倒れこむしかなくなった少年。 そんな少年をほおって、ベイリーフたちは、チコリータに昼食を出してもらっていた。
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Part51最終集計時点。 ○総合票数1位(ポケモン限定):ジラーチ(356189票) ○総合票数1位 :リラ(1066826票) ○最多優勝回数 :ベイリーフ(6)P8他多数 ○最多入賞回数 :ベイリーフ(34)P8他多数 ○最多票数4桁以上の回数 :ベイリーフ(30)P8他多数 ○最多票数5桁以上の回数 :ホエルコ(2)P19,P30 ブースター(2)P1,P33 ○皆勤賞 :エーフィ ハッサム サーナイト シャワーズ フライゴン ムウマージ マニューラ ミミロップ ラティアス ○準皆勤賞:ゴクリン ○全スレで~票以上獲得最高記録:エーフィ(46票) ○1レスでは最多の票数をもらう:羽入(6037912票)P33-51 ○1スレでは最多の票数をもらう:羽入(6038470票)P33 ●最少票数で優勝 :パチリス(771票)P4 ●最少票数で入賞 :アブソル(277票)P22 ●最多票数で優勝を逃し2位 :ピチュー(64331票)P30 ●最多票数で入賞を逃し7位 :ベイリーフ(2674票)P45 ●皆勤賞キャラ中総合票数最下位:ムウマージ(3860票) ●最多の票数に0をかけられる :ベイリーフ(0X9677票)P14-278 ●最多票数で入賞を無効にされる:羽入(6038470票)P33 □1スレの最多合計票数:6100825票(P33) ■1スレの最少合計票数:9591票(P22)
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チコリータ ◆カード情報 基本情報 HP:60 タイプ:草 弱点:炎×2 抵抗力:水-20 逃げる:1 たねポケモン 《チコリータ》 → 《ベイリーフ》 → 《メガニウム》 / 《メガニウムGr》 ワザ 草 たいあたり 10 草無 はっぱカッター 20 ポケモンデータ No.152 / はっぱポケモン 高さ:0.9 m / 重さ:6.4 kg いい かおりの はっぱは まわりの しつどや おんどを さぐる のうりょくを もっている。 ◆考察 何の効果も持たない。 ただ、ほかのチコリータよりHPが大きいのが優秀。 ◆関連項目 関連カード 《ベイリーフ》 《メガニウム》 《メガニウムGr》 《チコリータM》 収録パック ソウルシルバーコレクション ポケモンセンター カードバトル参加賞・勝利賞 ◆Q A Q: A:
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クロイ・ベイリー 名前:Chloe Bailey 出生:1998年7月1日 - 職業:歌手・女優 出身:アメリカ 概要 妹のハリー・ベイリーと、デュオ「クロイ&ハリー」として知られる。 出演作品 2010年代 2013年 オースティン&アリー(本人(#43)) 2020年代 2020年 みんなで歌おう!ディズニーソング パート2
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名前 ベイリー=モラ 性別 ♀ 年齢 30歳 種族 ドワーフ 職業 鍛冶師(15)/炭坑夫(3) 技能 料理Ⅲ 裁縫Ⅲ 健康体Ⅱ 勤勉Ⅳ 騎乗Ⅱ 商人Ⅱ 交渉Ⅰ 槌術Ⅳ 鍛冶術Ⅳ 鉄心Ⅲ 観察眼Ⅲ 金精会話Ⅰ 修繕Ⅰ 鋼の肉体Ⅲ 地質学Ⅳ 関係者 ゲルニカ(昔馴染) 設定 昔からずっと鎚を振り続け、数年前にようやく一人で武器を作れるようになった鍛冶師。特別な腕前があるわけではないが、少なくとも一人前と言っていいくらいの腕はある。まだ駆け出しの域は出ないが。 また、彼女の工房を訪ねればそこで直接武器を売ることもある。 少し気難しいところがあり、言葉も少しきついことが多い。そのせいか、金精霊の相手も下手。金属を相手にする職業に就いてるのにそれでいいのか。 それでも、最低限の接客くらいはほぼ問題なくできる。ただし、逆にそこが限界。時々それすら失敗する。一部の職人には金精霊を伝ってそんな一面が伝わっているかもしれない。 ゲルニカとは、幼少期からの知り合い。そのためか、気難しい彼女もある程度素直に話す。 ただ、小さなドワーフの彼女とゴリラの獣人の二人が並んだ姿は異様の一言で表せる。小脇にでも抱えてたら誘拐現場に見えるかもしれない。 自分の工房を持てたとき初めに彼に一本大剣を渡したが、それからは彼に対しては修繕以外しなくなった。
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―私の住処は森の中、 木は鬱蒼と茂っているけど木々の間から空が見える。 だけどいつもお空は曇り空、お日様はいつものろまな雲が覆い隠しちゃう。 夜になると雲は眠りにつくのかな、お星様は見えるけど。 でも夜が明けてお日様がやってくると雲も目覚めてまたやってくる。 ―そんな森から、そんな自分の住処から。 ―私は抜け出したかった。 『日の当たらない森』 「退屈……」 曇り空を睨みながらぼやく。 私は太陽を知らない、私たちの集落の長老であるドダイトス爺の話でしかお日様を知らない。 「フシギソウ~、またジュカイン師匠の鍛練さぼったんだって?」 「うるさいなぁジュプトル」 「うるさいじゃないよ、ほかのみんなは進化してるんだよ? 昨日ハヤシガメ君が進化したのはフシギソウだって知ってるんだし― 「ほっといてよ、みんなと違って私はどんなに頑張ったって進化できないんだから」 太陽光の不足。 深いこの森は私たちにとって理想的な住処。 でも私達にとってもっとも大事な「光」がこの森には届かない。 ジュプトルやハヤシガメは太陽光が不足していても大地から力を吸収して進化できる。 でも私やベイリーフは……光を十分に浴びてその「花」を咲かせなきゃいけない。 長老や師匠が疑似的な太陽を作りだしてある程度の光を浴びることはできるけど本物には程遠い。 本物の光の届かないこの森では進化できない、だから「外」にでなきゃいけないんだけど…… 「そのために頑張って修行してきたじゃない、せっかく今までがんばってきたのに」 「うるさいなぁ!知ってるでしょ!?私たちの中で一番頑張ってたベイリーフがどういう目にあったのか!」 「っう……」 私たち4人の中で一番頑張ってたベイリーフは光を浴びるために外に出て行った。 素質もあったし努力していたから1週間もすれば進化して帰ってこれると師匠は言ってた。 ベイリーフも 「なぁに、すぐにメガニウムになってくるよ!その次はみんなだ!」 って言って意気揚揚と出て行ったのに…… 結果は悲惨なものだった。 外界は私たちを仲間と認めるはずはなく、力があっても一人で生き抜くにはあまりに厳しい世界。 加えて"ヒト"がこの森の近くまでやってきていてベイリーフは運悪くヒトに出会ってしまったらしい。 師匠が外にでたときに重傷のベイリーフを発見して2日、ベイリーフは静かに息を引き取った。 「……ベイリーフでもあぁだったんだ。私がどんだけ頑張ったってやっていけるわけないよ」 「そ、そんなことやってみなくちゃ―」 「当事者じゃないから!だからそんなことが言えるんだ!」 「でもベイリーフがいたら同じことを―」 「うるさいうるさいうるさい!もうほっといてって言ったでしょ!」 ジュプトルを突き飛ばして私は走り出した。 がんばれば絶対報われるジュプトル達が悔しくて、 努力しても報われなかったベイリーフと自分を重ね合わせて、 思いは募れば募るほどこの場にいることを是としなかった。 「ね、ねぇフシギソウそっちは外の世界だよ!あぶないって!」 その時もうジュプトルの声は聞こえてなかった。 ――――― ――― ― どれぐらい走ってるのだろう。 長老の話を聞く大樹の広場を抜け、 師匠と鍛練をする樫の林を抜け、 明け方ほんの少しだけ光が射す私たちの秘密の場所を抜け、 気づいたときには回りに木々はなく草原が広がっていた。 「うわぁ…………」 『言葉にできないほど明るく、そして優しい光』 長老の言葉を思い出していた、正にその通りだったから。 空を覆う憎い灰色の塊はひとつもなく、 青いキャンパスに白いわたが浮かぶばかり。 その青いキャンパスもただ青いだけでなく、 とても澄んでいて、その鮮やかさはフシギソウの知らない世界。 そして何よりも眩しく、目を向ければ開いてられないほど明るいのにとても温かく。 今までに感じた事のない温もりをフシギソウは太陽から感じ取っていた。 「これが……太陽……」 自分たちが想像していたものよりもずっと素晴らしいソレにフシギソウは我を忘れていた。 「こんなに気持ちいい……ずっと外にいられたらいいのになぁ」 嬉しさからか自分が"どこ"にいるのかフシギソウは忘れていた。 …………背後から物音がするまでは。 「っ!?」 咄嗟に振り向き臨戦態勢に入る。 そこにいたのはヒト。 自分たちを捕まえ傷つける敵………… そのヒトの回りには何人か見たことのない子がいた。 一人は尻尾に火を宿し紅い瞳でこちらを見つめ。 もう一人は甲羅に閉じこもりヒトの後ろに隠れこちらを窺っている。 「な、何の用だ……」 怖れから手より先に口が開いた。 自分がベイリーフと同じようになるのが怖くて、でも逃げられなくて。 ヒトがこちらに歩み寄る。 1歩、また1歩。 (こ、こういうときはジュカイン師匠はえぇっと……) 頭の中では教えてもらった教訓と恐怖が渦巻いて何一つ明確なものはでてこなかった。 手をフシギソウに向ける 「ヒャッ……」 思わず身体を屈め頭を手で覆い隠していた。 頭にヒトの手がおかれる。 (し、死にたくない、死にたくないよぅみんな……) みんなの顔が頭によぎる、あの時一緒にいればこんなことには…… 「…………い?」 頭の上に置かれた手は、フシギソウの頭を優しく撫でていた。 「……え?」 「日向ぼっこなら一緒にいてもいいかな?あ、キミが嫌なら別にその」 「マスターは押しが弱い、ついてこい!って一言いえばいいじゃないか」 「主は……優しいからそんなこと……いわなぅぅぅ」 傍にいた二人が喋りだす。 二人とも性格は違うみたいだけど僕を傷つけるとかそういうつもりはなさそうで。 「まぁ……うん、結局はそうなんだ、一緒にこない?」 このヒトもすごく優しそうで、 「一緒にいたら……お日様を見られる?」 「……は?太陽はどこでだって見れるだろ?」 「……(コクリ」 「うん、まぁ……そりゃ勿論」 初めて見たお日様と同じぐらい暖かくて。 「じゃあその……明日またここにきてくれる?みんなにお別れをいってくるから」 「わかった、じゃあまた明日この時間にくるよ」 「マスター!そんなこと言わずについてけばいいじゃない」 「別れの場に水を差すのは……無粋なの」 そしてお日様よりもずっと近い存在でした。
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G・W・ベイリー 名前:G. W. Bailey 出生:1944年8月27日 - 職業:俳優・声優 出身:アメリカ 出演作品 1990年代 1992年 恐竜家族*(サージ) 2000年代 2004年 ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!(ラスティ):永井一郎
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パール・ベイリー 名前:Pearl Bailey 出生:1918年3月29日 - 1990年8月17日 職業:女優・歌手 出身:アメリカ 出演作品 1980年代 1981年 きつねと猟犬(ビッグ・ママ):眞理ヨシコ
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「ホントやで! 実験に失敗してポケモンとくっついてもうたんや!」 そこに居たのは何の変哲もない、1匹のピッピだった。 マサキはどうやら不在のようだ……せっかく預かりシステムのお礼を言いにきてやったのに。 「なっ! 助けてくれへん?」 まったく、可愛い声色+大声+関西弁は耳に堪えるな。 「可愛い可愛いピッピちゃん、悪いけどキミのおままごとに付き合ってる暇はないんだよ」 「わいが普通のピッピやないのは分かるやろ!ほら、言葉も話せるんやで!」 「言葉遣いが普通じゃないのは分かるが。 人に慣れた萌えもんなら、人語を話せても何の不思議もないからさぁ」 「あ……そうやったorz」 「マスター、ピッピは図鑑にまだ記録されてないですよ?」 ベイリーフがふと思い出したように入れ知恵をしてきた。ナイスベイリーフ。 そうかピッピか。そういえば俺の図鑑にはまだ載ってなかったな…… モンスターボールまだあったかなぁ、とカバンを漁ってみる。お、あったあった。 不敵な笑みを浮かべつつ、ボールを構えてピッピに向き直る。 「な、なんのつもりや!?ちちちょっとタンマ、もう一度考えなそうや、な!」 そんな戯言に耳も貸さず、俺は構わずボールを投げつけた。 「──痛ッ! 何さらすんや!」 んん?確かに命中したのだがボールが作動しない。 「このピッピ、もしかしてマサキさんの萌えもんなのかな?」 「こんな所に野良ピッピなんておかしいとおもったのよさ」 そういうことは先に考えてから発言してくれベイリーフ。俺の思慮不足にも責任はあるが。 ニャースもおかしいと思ってたなら止めてくれ、ボールが無駄になったじゃないか。 v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v─v ──しばらく待ってみたが、マサキは帰ってこない。ベイリーフが入れてくれたお茶も冷めてしまった。 「せやから、わいがマサキやと何度いっt──」 ニャースもピッピのしっぽで遊ぶのに飽きたようだし、 俺もパソコンでブイズの進化っ娘を拝んでハァハァずいぶん満喫したし、 そろそろ帰るか……ん?どうしたアーボ、そんなにもじもじとして。 「ますたぁー……えと、そのぉ~…」 俺がブイズにハァハァしてたから嫉妬かい?嬉しいなぁハハハ。 「ピッピさんが美味しそうなので……食べちゃってもいいですかぁー?」 唐突なのはいつもの事か。マサキが居ないんだから、ピッピ居なくなっても犯人はバレないだろう。 「別にゲットもできないみたいだし、どうぞどうぞ」 「──────ッ!?」 ピッピは事態を飲み込めず硬直している。うん、黙ってりゃ可愛いんだがなこのピッピも。 口は災いの元とはよく言ったもんだ。 「じゃあーいただきますぅ~♪」 アーボは大きく口を開き、硬直しているピッピににじり寄る。が、 「ずるーい!にゃーも食べたいのよさっ!」 アーボの頭にニャースのドロップキックが炸裂。手加減を知らない子供って怖いよなぁ。 俺はブイズの画像をメモリースティックに移しつつ、ニャース達を横目でチェック。『見えたッ!』 ベイリーフが「半分こにしたらいいんじゃないですか?」と言ってるが二人とも乱闘してて聞いてない。 って、何さらっと怖い事言ってるんだベイリーフ。 そもそもどうやって半分ずつにするつもりなのか小一時間問い詰めたい。 「ハッ、ここここれはホンマにマズイて!はよどっか隠れんとッ」 にゃーにゃーシャーシャーやってるうちに、ピッピが怪しげな機械の中に逃げ込んだ。 虎と狼が争ってる間に、哀れな兎が逃げたぞー。お前ら追わなくていいのかー(棒読み) ──これはチャンスだ。ちょっと悪ふざけの過ぎたピッピにお仕置きしてやろうニヒヒ。 なーんて小悪魔的な事を考えつつ、パソコンから適当にプログラムを起動する。 ふ~むふむ……お、なんだこれ面白そう、分離プログラム?では早速、ぴっぴかちゅー(ポチッ) ウィーン……ガガガガガガ、シューゴゴゴゴゴ…………チーン! 異様な音に、ピッピの奪い合いをしていた二人も動きを止め、怪しい機械を見つめる。 装置の扉が開き、白い煙とともに中から出てきたのは……青年? 「フー助かったわ……あんたら鬼や!鬼畜や!!」 なんだ、本当にマサキだったのか。……これはどう考えてもマズイな。 「偶然もとにもどったからええけど……お礼にやろうと思うてたこの"船のチケット"はやらんからな! あと、自分のボックスも全部凍結したるさかい、覚悟しときや」 困った顔をしている俺に、ベイリーフから援軍が送られる。 「質問1:一体、何の実験をしてたのですか?まちがって融合しちゃうなんて」 「ぅぐ…… そ、それはやな、えー……」 「質問2:どうやらすばらしい実験みたいですね。早速、全世界に公表しちゃっても?」 「ぇ…… ぁ゙……そ、それはカンニンして、な?」 ベイリーフはにっこりと笑い、マサキの手からチケットを掠め取る。 「よかったですねマスター、今日のことは水に流してくれるそうですよ♪」 「ちょ待ち、わいはまだ何も……」 ベイリーフは満面の笑みでマサキの方を振り返り、黙らせる。あれ、笑顔ってこんなに怖いもんだっけかハハハ。 とりあえずベイリーフGJ。これでボックス凍結は免れられた。 「それじゃ、俺ら帰りますね。チケットあざっす」 不満たらたらな顔をしているマサキを尻目に、同じく不満そうなアーボとニャースを引きずって退室。 「ピッピもよかったですけどぉ、マサキさんもぉ~なかなか美味しs──」 「ずるーい!にゃーも、にゃーもっ!」 「……それは自重してくれ、ボックス使えなくなると困るから」 ちゃんとボイスチェッカーに怪しい実験の証拠音声が記録されていることを確認しつつ、俺達は帰路についた。 -fin- @あとがき お読みいただきありがとうございます。 で、今回の内容ですが──コメディ+ブラック風味。 この娘たちは色気より食い気の年頃のようです。私も食い気大好きなのです(マテ なお、単発となっておりますので特に続きません。 違う時間軸で同じキャラを書くことはあるかもしれないですが。 @蛇足 実はコレ、実質の処女作なのです!萌えもんSSに限らず、SS全般として(;´▽`Aアセアセ と、言い訳ぐるしくなってしまいましたが、今後とも生暖かく見守ってあげてください(。。 今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m