約 2,253,140 件
https://w.atwiki.jp/linsivvi/pages/112.html
カジック・シュール(Cazic Thule) 「無貌のもの」カジック・シュールは恐怖の神。トロルやイクサー、リザードマンなどの創造主。 概要 属性: 悪 預言者: Danak Dhorentath(ブッチャーブロック山脈、-306,184,755) 伝統的な信者: スカウト、メイジ 信仰クエスト A Hint of Fear The Sins of Butcherblock Forsaken Somborn Spirits Strife ブレッシング ミラクル
https://w.atwiki.jp/bressingprecure/pages/45.html
1ページ目 2ページ目 聞くと、二人ともこのあたりのこではないみたい。 自分たちからすると、見物するものとかあまりないのに? と思うけれど、見物とかそういうものではない、とか。 変身を解いてから、お互いに改めて自己紹介した後、夜の暗さが染みてくる中を、彼女らを送るために駅へ向かう。 それほど時間をかけずに駅にたどり着いて、まっすぐ切符を手にするようにして、駅の構内へと向かう。 ついたときにはあと数分も待たずに目的の電車が到着してしまいそうだったから。 「出会ったばかりなのに、もうお別れするのはちょっと寂しい」 「ええ。でも、同じプリキュアをやっているんだからいつでも会えるわ」 委空へきるさん、つまりスカイのほうのこからの切り出しに応じる私。 駅の構内は、春の暖かさがそろそろ感じられる、おだやかな気候の風が流れてる。 「そうだね、しけっぽいのは無し無し」 「あの、もしよければ……」 「ん?」 「い、いえ、なんでもありません」 天峠こはねさんが、あいりに何かを訴えようとして、すぐ縮こまって首をすくめてしまう。 「じゃあ、アドレス交換しとこうか」 「え、えっ……」 でも、へきるさんが連絡できる手段にと私に申し出たひとことに、変にうろたえた。 「あれ? なんでこはねが驚くわけ?」 「ちがいます、驚いてなんて」 「アドレスを、交換したいの?」 「っ!?」 そんなへきるさんの問いかけを否定する、こはねさんに申し出るあいりのそれは、完全にカマかけだった。 うっすらとそうかなとは思っていたけれど、こはねさんを見ると聞くにしのびなくてできなかったのに。 「あいりっ!?」 「え、でも、そんな、私は」 「私たちはいつでも大丈夫よ? 今難しくても、こはねさんが交換したいと思ったときでいいから、へきるさんから伺えばいいわ」 だから、すぐにフォローする。 素直になれるはずの心をかたくなにさせたくないから、自分にできることをしたかったから。 「はい……」 「ごめんね、こはねは恥ずかしがりやさんだから」 「いいえ。それ以上に素敵なところがたくさんありそうな人だと思うし」 「そうなのよ。へぇ、はるなさんにもこはねの魅力わかるんだ?」 「ええ。へきるさんもこはねさんも、素敵な人だと思うし」 「あーのー、立ち話もなんだけれど、もうじき電車来るよ」 なんとなく、私たちだけの話になっていてかやの外っぽくなっていたあいりから、時間制限の話が差し込まれた。 「あいりー? そんな無粋なこといわない」 「だって、かやの外に思えたし。アドレス交換するのに、いつのまにかほんわかーなムードになってたし」 「それは、やっぱり少し、名残惜しいからかしら?」 「そうね」 「はい」 みんな思い思いの通じ合わせた心を、いまだに到着しない電車の影がせまるのを、電光掲示板に到着を知らせる表示がされたことで感じ取る。 線路の向こうから向かってくる電車の姿に、もう連絡先を交わす余裕もない。 もう、お別れ。 連絡先も交換できないままでいるのはあれなので。 「へきるさん、手っ取り早く済ませよう。私があいりに教えるから、へきるさんはこはねさんが知りたいときに教えてあげてくれるかしら?」 「そうさせてもらうわ」 と、携帯の赤外線機能をお互いに作動させ、私から送信、へきるさんが受信でセットする。 さっき見えた姿は駅に静かに入り込んできて、ゆっくりと速度を落としながら、ちょうどいい位置で停止した。 電車の車輪付近から噴き出す空気の音と、電車のドアが開く空気の音が間近に聞こえる。 見送りは、そのままとどこおりなく進んで、お互いが手を振って。 そう。その直前までは思っていた。 駅の構内が真っ暗な空間に包まれるまでは。 すんなりとコトが進むと思っていたのだ。 駅を明るく照らしているはずの証明が一気に何かに隠されるようにして薄暗く、さらに暗くなる。 同時に、駅を利用している客がいちど静まり、それからどよめきに変わっていく。 「何?」 「まさかまた?」 真っ先に口火をきったのは私じゃなくてへきるさん。 で、それに応じたのは、こはねさんじゃなくてあいり。 列車の中から、へきるさんとこはねさんがすぐに出てきて、私たちのとなりに並んだ。 同時に、ねっとりとした空気がまとわりつくかのように感じるそれは、間違いなくアツイナーの発する輻射熱の熱気。 まだ春でこれなんだから、真夏とかどうなんだろう。 わからないけれど、この電車そのものがアツイナーにでもなってしまっているのだろうか? 「プロミーズにまかせておくのは」 「少々忍びなかったな。あいつも哀れなやつだ」 と、電車の中から誰か出てくる。 誰かというにはいろいろと面識がありすぎる人だけれど。 しかもその電車、乗客らしい人影が見当たらない。 いつのまにか、私たちは彼らの作り出す空間の中に迷い込んでしまっていたらしい。 「な、なに?」 「もうあいつらの作る空間の中にいるってことか。たぶん、この駅に入ったときからっ!」 問いかけるへきるさんに、あいりが察して返答する。 「でも、それにしては他のお客さんがいません」 「たぶん、そういうふうにあいつらが仕組んだんだと思う。その分心置きなく」 「変身できて、戦えるってことでしょう? ね、はるな」 まわりを見渡して、少し身を縮ませるようにして恐れを手に握るこはねさんに、私とあいりが返答。 同時に、私もあいりも、変身アイテムを取り出した。 「ええ」 「うわぁ、呼吸ぴったり」 「わぁ……」 なんか、へきるさんとこはねさんに驚かれているけど、それについてはもう、ごくごく自然に感じてしまっているから、小気味がいい程度? というべきか。 そんな充実をいつまでも感じてなどいられなくて。 「そんなことはどうでもいいだろう? アツイナーを倒さなければ、この空間は消えない。しかも、そのアツイナーの闇の炎はこの列車の中だ。それを消せばいいだけの話」 声の主、さっき電車から出てきたような何かは、のっぺりとしたボディに、黄色っぽい岩のからだのやつと、赤っぽい岩のからだのやつ。 黄色いほうが確か、フオロス。赤いほうが確か、デイムス。 そのうちのフオロスのほうからの申し出である。 「そう、消せばいいのね。だったらさっさと片付けちゃいましょう」 「まって! へきるさん、これ罠だよ」 「罠?」 「だいたい、弱点を自分からさらけだすって、何かたくらんでる証拠じゃない?」 「そうだとしたって、やらなきゃ先、進まないでしょ!」 「それはそうだけど……」 あいりの静止を振り切らんとばかりに、真っ向からぶつかろうと身構えるへきるさん。 「こはね、準備はいい?」 「は、はい! 大丈夫です!」 それにこはねさんを誘い込みにかかる。 「あいり、これ、たとえ罠でも、やらなきゃだめな相手だと思うんだ。私もへきるさんのいうとおりにしたい」 「はるなまで……はぁ、これだからウールと組めるわけよね」 『本当にお似合いだコト』 「それはいわない」 『余計なお世話ウル』 あいりに呼応してコットンが飛び出してきて、それに反論するようにウールが飛び出してくる。 もちろん私も、あいりの気持ちもわかるけど、へきるさんのいうとおり、ここは突撃しなきゃいけないと思う。 でないと多分、解決しない。 あいりも、仕方なくといった具合に身構えてくれるのだけれど。 ただ、目の前の二人は、わざわざ弱点をさらして私たちを誘導するつもりはなかったらしい。 「おっと。そう簡単に進ませるわけがないだろう? プリキュア」 私たちの気概をつぶしにかかってくる、黄色いフオロス。 「とりあえず、罠というのはその眼鏡のプリキュアのいうとおりだ」 「玉木あいり! キュアミネラル! 名前で呼んでよ失礼しちゃうね」 「おおっと失礼。もっとも、名前で呼ぶ間もなく、おまえら全員、すでに俺たちの罠の中にいるんだがな!」 あいりの反論をあざわらうかのような赤いデイムスのひとこととともに、私たちの周りの空間がきしみはじめ、大きな収縮と拡大がちらばるように展開されはじめた。 「な、なに、これっ!」 「た、立ってられませんっ!」 へきるさんとこはねさんが足をすくませて、じきにへたりこんでしまう。 私たちも、頭がくらくらに揺さぶられて、同じようにへたりこんでしまう。 その、無防備になった私たちに、フオロスとデイムスの二人が、それぞれの身を左右にずらすと、さっき出入り口の開いた電車のドアに、真っ黒い何か空間の穴のようなものが作られていた。 そこが、ものすごい勢いで吸引を始める。 吸引は、周辺のごみというごみとともに、私たち4人のみを思い切り取り込みにかかって。 私は必死であいりとの手を。 へきるさんは必死でこはねさんの手をつかもうとしたけれど、お互い間に合わなくて、私とへきるさん、あいりとこはねさんの順で、黒い穴に吸い込まれてしまう。 「「「「きゃああああああっ!!」」」」 『ウルーー!!』『コトーー!!』 「ふっはははは! 飛んで火にいる夏の虫、いや春の虫か?」 「これでプリキュアも終わりだな、はははははっ!!」 吸引口がそのまま閉じるときに、フオロスとデイムスの笑い声が響いた気がした。 どれくらい、時間たったのかわからないけれど。 私は真っ暗な、中で目を覚ました。 たぶん一時的に気を失っていたんだと思う。 「気がついた、みたいね」 「ここは……さっきのアツイナーの体の中かな?」 「そういえば、あなたたちの戦っている怪物、アツイナーっていうんだ。だからなんか暑いのね」 気がつくことができた気付けの要因が、やっぱりその十度くらい高い気温にあると思う。 春服だと汗ばんできそう。 「相手は闇の炎の親玉みたいなやつなの」 「そうなんだ」 「ごめんね……せっかく友達としていた旅行に、私たちの戦いをまきこんでしまって」 「ううん。まだ私たちも戦いの最中だし? ぜんぜんへーきへーき」 暗闇の向こうにいる人はへきるさんだと思う。 だからそんなつもりで会話していた。 「はるなさんこそ大丈夫? 怪我してない?」 「それは平気よ。へきるさんこそ大丈夫かな?」 「私は頑丈がとりえみたいなものだし。ところで……真っ暗だね」 「ええ。この暗闇の一番奥に、目的のアツイナー本体があると思うんだけど」 「こう真っ暗じゃ何も……ん?」 「どうしたの?」 「はるなさん、気をつけて。何かいる」 お互いの心配もほとんどできないまま、暗闇のその向こうの気配を察したへきるさんにあわせて、私も警戒を始める。 でもこの警戒の中で、聞こえない声があった。 もしなにかアツイナーな空気だったら、絶対に声を出してきそうな妖精が。 「ウール……?」 「え?」 「うそ、ウール? ウール、どこ!?」 「ウールって、さっきのへんてこな毛玉みたいな妖精?」 「へんてこかはともかく、あのこがいないと私、プリキュアに変身できない!」 「アツイ・ナー!!」 といっているそばから、その暗闇の中から、黒い炎のようなかたまりがうっすらとせり出してきたように見える。 それが私とへきるさんのほうに向かって、ものすごい勢いで伸びてきた。 回避する間もなく、私たちはもろにその何かをかぶってしまう。 何かは、猛烈な熱風のよう。私もへきるさんもその風圧で吹き飛ばされてしまった。 体が少し持ち上げられて、受身も取れずに背中から落ちてしまう。 変身していない生身のまま受けてしまったから、私もへきるさんも打ちつけた背中にまともに息ができなくなってる。 「か、は……」 「っ……ぅ」 「アツイナー……」 間違いなくこの暗闇の中にアツイナーが潜んでいる。 でも、ひそんでいるのはわかっていても、どうすることもできない。 私はウールがいないから……でも、私は無理でも、彼女は。へきるさんは。 「っく、はるなさんが変身できないんだったら、私がやるしかないでしょっ!」 「へきる、さん……」 なんとか、ダメージから体を持ち直せたらしいへきるさんのほうから先に立ち上がる。 私は、まだ起き上がれそうにないから、きっと運動能力が高いのかもしれない。無意識にダメージを軽減できたのだと思うし。 へきるさんは、胸に留めているアクセサリーに意識を集中しているよう。 たぶんあれが、彼女の変身アイテムなんだと思う。 アクセサリがまぶしい光を放って、彼女のかけ声とともに全身を包み込むそれが、プリキュアへと姿を変える。 「青空のデュエリスト、キュアスカイ!」 単独での名乗り。 私は、その一部始終を見届けるなり、自分もどうにかしないといけないと、その場に立ち上がる。 「ほう、片方しか変身できないか」 「その声はさっきの……姿現しなさいよ!」 「そう簡単に姿をあらわすわけにはいかんな」 たぶん、声の主は黄色いほう。つまりフオロス。 暗闇から何かを伸ばしてくるアツイナーは、その空間そのものの存在なのかもしれない。 「だったら! 今照らしてあげる!」 スカイが、掌を空に掲げる。 さっき、必殺技を使ったときのポーズだと思う。 その掌に、大空のすがすがしい輝きがあつまってくる。輝きにあわせて、あたり一面がてらされて、その向こう側に真っ黒な炎のような姿のアツイナーが見えた。 「そこね! プリキュア!セルリアンスカイ……サンライト!!」 スカイの掌にあつまった輝きが、暗闇に見えた黒い炎の揺らめきにたいして向けられ、勢いよく放たれた。 まっすぐ伸びる光はあたり一面を照らし出す灯りになってくれるが、すべてを照らすだけの輝きというわけにはいかない。 それでも、その光に照らされたここがどこであるかがうかがえた。 うっすらと浮かび上がった影は、天井と、壁際のシートと、それからつり革。 電車の車内のようだった。 「アツイ・なぁぁぁ!」 「ふんっ!」 アツイナーの声と、フオロスの声が同時に聞こえたような気がする。アツイナーにぶつけられたそれが浄化の輝きの力を増して、対象を消すのか と思われたのだが、そのアツイナーの腕が黒い岩石状になって、セルリアンスカイサンライトを受け止めている。 「ああっ!?」 「なるほど……せぇぇぃ!」 何かを納得したように、フオロスの声が気合を発すると、セルリアンスカイサンライトが岩石の面でそれて、天井方向へいなされてしまう。 天井にその輝きがぶつかって、霧散する。 同時に、あたりは再び暗闇に包まれる。でも、技の輝きの残り香のおかげか、うっすらとあたりの光景が見える気がする。 電車の車内であることくらいは、なんとなくわかるくらいに。 「うそ、セルリアンスカイサンライトが……」 「スカイ! たぶん、ひとりでは無理よ!」 「そんなこといったって、じゃあどうすればいいの?」 「どうすればって……」 思いつかない。思いつかないけれど、ひとりじゃどうしようもない。 ここが電車の車内、つまり単純に電車アツイナーの腹の中であることはわかったけれど、それが状況を解決するために足りる情報ではないことくらい、すぐにわかる。 「考える余地はない……ふっ、分断作戦は成功だな。今日こそ、プリキュアを倒す!」 「アツイナー!」 岩石状に固まった腕が、まっすぐスカイのほうに向かって振り下ろされる。 スカイはすぐに回避行動をとろうとしたけれど、交わしたその腕が伸びる先に、私がいることに気づいてか、スカイは両腕をクロスして受け止める。 でも、受けきれずにその衝撃力に吹き飛ばされて、彼女の体は背中からまっすぐ私に浴びせかかってしまう。 受け止め切れなくて、私はそのまま地面に仰向けにたたきつけられて、スカイはごろごろと床を転がった。 「っぅ……っ」 「ちょ、ばかっ、なんでそこにいるのよっ!」 「そんなこといっても……」 「ああもう、こんなことしている場合じゃないのに、こはねが、こはねが」 そのこはねさんについて。 こはねさんは今、あいりと一緒にいた。 こはねさんもあいりも一時的に無事だったけれど。 まったく同じように、真っ黒な炎のような姿のアツイナーに阻まれて、呼応してこはねさんの変身したキュアクラウドの放ったみずみずしい大気の輝き、エアゾールラインサンライトが、赤い岩石のほう、デイムスの助力のこもったアツイナーに弾き飛ばされてしまっていた。 「そんな……ぁ」 「ありえないよ、アツイナーが防ぎきるなんて」 振り絞った気力を叩き潰されたクラウドと、知識の中にないアツイナーの強靭さに驚愕するあいり。 あいりも、コットンとはぐれて変身できないようだった。 「ありえる? ありえない? 今ありえているじゃないか。ふはははは、分断作戦は成功だ。今こそ、プリキュアを倒す!!」 「アツイナー!」 岩石の拳が、クラウドの背丈の半分ほどもある巨大な質量が彼女の胴に直撃して、思いっきり後ろへ跳ね飛ばされた。 「きゃあああああっ!!」 その声がうっすらと聞こえてくる感じ。 それはすぐ向こうの車両から聞こえているようで、戦っているのはたぶん、クラウドとあいり。 「クラウド!」 「あっちはあっちで、うまくやっているようだな、ん?」 「ふざけないで! よくも、よくもクラウドを……絶対許さない!」 「許さないなら……どうする?」 私はなるべく、スカイを邪魔しないように壁際に避難する。 でも、今目の前にしているのは、アツイナーではなく、ラヴァロックの腹心フオロス。 クラウドががんばっている相手は、ラヴァロックの腹心デイムス。 あいつらは。私の記憶が間違っていないなら。 あいつらは私たちの単独技を軽く防ぎきった。 だから、ひとりの技で倒そうとしても、ひとりの力でどうにかなる気がしない。 「こんのおおお!!」 スカイの気合の声が響いて、彼女がさっき見えたアツイナーのほうへ突撃する。 地面を蹴って、飛び蹴りに入ろうとするけれど、その足は一度、フオロスの岩石に受け止められて、そのまま押し返されると、背後から同様に岩石のような拳がスカイを襲う。 真正面に吹き飛ばされ、地面に顔をこすり付けてしまう。 「ぐぅぅっ」 その上で、巨大な拳状になった岩石が、後ろからスカイの体を持ち上げると、まっすぐ天井付近まで持ち上げて、そのまま叩き潰すように床へ打ち落とした。 それを、二度、三度。 スカイの体を強烈に圧縮するそれに対し、たたきつけた一瞬の隙を狙って抜け出すスカイだったけれど、四つんばいに這い出したスカイの下、つま先状のそれが彼女の下から、あご付近を捉えるように蹴り上げられる。 「きゃああああっ!!」 スカイの体が高く打ちあがったところへ、岩石の拳が彼女を地面へたたきつけた。 「っく……あ……」 まるで、2体の何かと相手しているかのよう。 圧倒的に不利だった。 このままだと、スカイがクラウドと出会う前に、やられてしまう。 「く……なんで、なんでよぉぉ」 体を起こそうとするスカイは、ちゃんと起き上がれそうにない。 ダメージがきつくて、震えが止まらなくて、今、やっと頭を起こしたところ。 そのまま戦い続けさせたら、スカイは…… 「スカイ」 無意識だった。 でもそうせずにはいられなかった。 正面にある黒い炎のほうに体を向けて、スカイとアツイナーの間に割って入って、立ちはだかる。 「え……はるな、さん……な、何してるの! 変身しないままでなんてっ!」 息が、変な音してる気がする。 背中打ち付けすぎたのかもしれない。 足、がくがくで、立ちはだかることができただけでも不思議。 それ以上に、生身であの攻撃を受けたときにどんなことが起きるか、想像するだけで足がすくみそう。 「でもこうせずにいられないの! あなたの、スカイのがんばりに、友達のためにがんばろうとするあなたに何かできることがしたかったの!」 「馬鹿いわないで! そのままじゃあなたが……あなたが!」 「わざわざやられにくるとは、とうとうおかしくなったようだな。プリキュアに変身できないくせに、身投げか?」 「それがどうしたっていうの? 変身できなかったら、おとなしく避難してなきゃいけないの?」 「はるなさん……そうじゃなきゃ、あなたは」 スカイにまで何か指摘されてしまう。 でも、このまま引き下がれない。 「どうなったって、かまわない。私は、せっかくできた友達を守りたい。友達が、大切な友達を助けにいくのを、助けたい。そうして、その向こ うにいる私の大切な友達のあいりを助けにいくの!!」 「ほう、何かと思えば、ただの言い聞かせか。無力なくせにおおぼらを吹いてどうなる。アツイナー、その命知らずをやってしまえ」 「アツイナー!!」 岩石状の拳が振り上げられる。 「……っ!!」 その拳は無常に、私の体をはじきとばそうと振り下ろされた。 「はるなさんっっ!!!」 スカイの悲しい響きの声が、その振り下ろされる拳にぶつけられて。 私の体を完全に捉える勢いで、岩石の質量が迫ってきた。 思わず、目をつぶってしまう。けれど。 岩石は私の体を捉えることができなかった。 一本の、絶対に砕くことのできない志が突き刺さったから。 その拳は、私の直前で止まった。 『はるな、またせたウル!!』 「……え、うー、る?」 『はじきとばされてみんなとはぐれてしまってたけど、シルクが通りかかって協力してくれたウル!』 「しるく……きぬが?」 とたんに騒がしい声とにぎやかな笑いと、無邪気な微笑みが浮かんでくる。 でもそんな私の回想をぶちやぶるかのように、もうひとつのにぎやかさが叫びかけてきた。 「あなた、どこで何やっていたのよ! はるなが、はるながいま」 その声はあきらかに私を呼び捨てして、私を心配してくれた涙声。 『ごめんウル、はるなの居場所を探すのに時間がかかってしまったウル』 「なによ、それ……もうちょっとで、ごめんじゃすまなくなるところだったじゃない……!」 「スカイ、いいの。ウールも、がんばってくれたんだから」 「でも、でも!」 『はるな……』 何かをいいたそうなスカイだけれど、体は今目の前に来た最大の助っ人を目の前に、一切のダメージを吹き飛ばしてしまったかのようだった。 「く……あとすこしのところを! アツイナー、なにをぐずぐずしている、変身する前に……っうお!」 「てやあああっ!」 スカイが、追撃の手をかけようとするアツイナーの顔面に、飛び蹴りを食らわせた。 「はるな、とっとと変身しちゃってよ! こいつは私が抑えこんどくから!」 「ありがとう! ウール、お願い!」 『まかせろウル!』 タッチペン姿のウールが飛び跳ねて、私の右手に落ち着く。 左手に携帯をたずさえて、変身の体制に入った。 スカイに比べると、クラウドのダメージはより厳しかった。 その理由は、あいりが自分の身を確保するために避難した時間の長さと、スカイに比べてのクラウドの肉体能力の差が影響していた。 立ち上がろうにも立ち上がれないクラウド。 いや、それ以上にいえるのは、クラウドが徹底して、あいりを守るために無理をしつづけてきたせい。 「ほう、お前は懸命な判断をしているように見えて、実は懸命ではないようだな? そいつは、仲間じゃないのか?」 「っ……くっ、すか、い……へき、る……」 手をなんとか伸ばそうとしても伸ばせない。 どれほど痛めつけられたかを想像することもはばかられる。 「何を、いって。仲間に決まってるでしょう……」 「その口は、本当にそうはいっていないようだが?」 「ごめんな、さい……スカイ……」 戦いを続けようとするつもりで、クラウドはなんとか床についた手に力を込めようとするけれど、全身がまるで砕かれてしまったかのように動けない。 「馬鹿いわないで……私もどうにかしたいと思ったよ。でも、変身できなくて、どうすればいいかぜんぜん思い浮かばかなかったから……!」 「ほう、結局おまえも自分がかわいいのだな。それは、俺たちと同じ」 「……!?」 「むしろ、シャドウフレイム様の部下になるべきじゃないか? ん?」 そんな彼女を見殺しにしかけているあいりのこと、赤い岩石のデイムスが、ゆさぶりをかけてきた。 今のおまえは、独善じゃないのかと。 「何、勘違いしたこといってるの、あなた!」 「なんだと?」 でも、あいりは毅然とデイムスに面と向かっていた。 「もし見捨てる気ならとっくに逃げてる! 逃げないでこうして、ここにいるのは、彼女のことを、彼女を彼女の一番大切な友達のところに連れて行ってあげたいから! そのために! 私ができることをしようと思ったの!」 「それでみすみす、やられるのを遠目に見ていたのか?」 「もしそう見えたとするなら、あんたの目は相当ふしあなさんだね!」 「だめ……たまき、さん……にげ、てください……っ」 言い争いをするあいりに対する心配から、しだいに体の力が戻りつつあったクラウドが、やっと上体を起こしながらあいりにうながした。 「それに、もし何も思いうかばなくったって、こうして、言い争うだけでクラウドの体力が戻るのを待てるし。それに……時間を稼げて隣でがんばってる、はるなと委空さんがどうにかしてくれたら、それならそれでかまわない!」 「人頼みか。所詮それくらいしかできんわけだろう?」 「そうよ。人頼みしかできない。それくらいしか今、思いつかなかったもの」 「ほう。では……誰も頼れない、頼みにできないとしたら?」 赤い岩石の拳が、あいりを狙って振りあげられる。 「そのときは、委空さんに何言っても許してもらえそうにないな。それに、はるなにあわせる顔がないよ」 「では、何も言えなくなってしまえ!」 「玉木さんっ! やめてっ!」 無常に振り下ろされる、岩石の拳。 「っ!」 「いやあああああっ!!」 体の自由の利かないクラウドの悲痛な叫びと、なにもかもを覚悟したあいり。 その拳に、私のときと同じように、何者も砕くことのできない志が突き刺さる。 コットンのタッチペンが。 岩石の拳は、あいりのすぐ目の前で止まった。 「な、に……?」 『あいり、待たせたコト! 居場所見つけるまで時間かかりすぎたコト』 「え……こっとんっ!?」 「コットン……さん……よかった」 「コットン……もっと早く見つけてよっ」 『馬鹿いうなコト。シルクがいなかったら、おまえたちみんなやられてたコト』 『そういうことっ!』 「ラビン……っ!?」 クラウドには、そのラビンの姿が確認できただけでも相当励まされたらしい。 体に少しずつ、力が戻ってきているようだった。 「な、なんだ、おまえらは!」 『なんだとは、よく聞いてくれたな。俺様の名前はその名も高き、ラビン・アレグロ・エデット様だ!』 「……複数形で聞かれてるのにあんただけ答えるのってどうよ」 『知るか』 『そんな馬鹿言っているより、あいり、変身コト』 「おーけー!」 手早く、携帯の画面を表向きに準備するあいりの手に、コットンのタッチペンが握られていた。 「天高き雲の流れ、キュアウェザー!」 「ちっ、こんなはずでは……」 私は完全に変身を完了させた。 暗闇を、ふたりのプリキュアの2セットがさらにうっすらと照らし出した。 「ウェザー! よかった、変身間に合って」 「ううん……いままでがんばってくれてありがとう、スカイ」 「何いってんのよ。これからそっちにがんばってもらうから、覚悟しときなさいよ」 「ええ。そのつもり」 力強く立ち上がることのできたスカイと、その隣に並んだ私。 その背中を合わせて、攻撃の飛んできた方向に備えた。 「ふん、だが二人になったところで、こちらの優位が五分になったくらいではないか?」 「まさか」 「プリキュアは……そんな足し算じゃないの!」 そう。プリキュアは、人数が増えれば、増えるほど、その強さは指数関数的に強くなる。 っていってたのはあいりだっけか。 あのこはもっとまじめに勉強したらもっと成績よくなるのに。すごくもったいない。 私とスカイが同時に飛び上がる。 そのまま同時に、飛び込んでの蹴りを、暗闇の向こうの岩石と、それをたずさえる黒炎アツイナーに叩き込む。 私の蹴りで逆に大きく吹き飛ばされるアツイナー? か、フオロスの岩石。 同じように、炎の体を大きく吹き飛ばされるアツイナー? か、フオロスの岩石。 「ね、ウェザー」 「何?」 「手、つないでいい?」 「よろこんで」 戻ってきて、背中合わせになった私たちは、お互いの片方の手をつないだ。 お互いのうちに秘めた力が、お互いの間から、爆発的に膨れ上がって、私とスカイのつながりが、そこからものすごく大きな力へと変わって。 自然に伸ばした手は、アツイナー+フオロスのほうに向いていた。 「地より湧く輝きの玉、キュアミネラル!」 あいりは私より手際よく、変身を完了させていた。 「たまきさ……ミネラル……さん」 そのまま、ミネラルはクラウドの体を抱き起こそうとする。 「ほんとに、あなたはがんばりすぎよ」 「そんな、わ、私は夢中でがんばっただけ、です……」 やっと、足に力がもどったくらいで、その足を床に踏みしめて体の状態をじっくり確認するクラウド。 「そのがんばり、わけてもらうね」 ミネラルはそんな彼女の勇気と踏ん張りを、今こうしてプリキュアになれたことで自身のものにしようとしていた。 「おまえがプリキュアに変身できたところでどうなる。その満身創痍のプリキュアとどう戦うつもりだ?」 「何いってるのよ。プリキュアが二人になったってだけで十分すぎる勝ちフラグじゃないの!」 赤い岩石の拳が二つに増えて、ミネラルとクラウドの両方に振り下ろされる。 クラウドを抱きかかえたままの状態、回避することは絶対にできない。 回避できない。 「プリキュア・チタニウムブロック!」 ミネラルは即座に高強度の壁を作り上げて、拳ふたつをその壁で受け止めた。 「ち……っ!」 「はああああ……あああっ!!」 壁が守る容積を膨れさせる勢いで、二つの岩石をはじきとばす。 「っ!」 「きさまぁっ!」 はじきとばした岩石が、壁にあたるような音がしたのを確認して、ミネラルは壁を解除した。 「ミネラル……ありがとう」 「いえいえ。それより、体は大丈夫?」 「なんとか、立ってることはできそうです」 「よかった。ありがとう、それと……何もできなくてごめん」 「おかまいなく、です。それより、わたしこそ、ありがとうございます……」 「何が?」 「スカイに、へきるに会わせてくれるって、約束」 「ああ……あれはちょっと、でまかせなんだ」 「えええ!?」 「うそうそ。だいたい……友達とずっと、離れ離れなんて嫌。だから」 あくまで、あいりの行動は自分からはじまるけれど。 でもそれは独善なんかじゃない。私のときだって、本当に何が正義なのかとか、自分の中でしっかり確立しているみたいな感じ。 それを、自分の中の常識にして、いる人。 「クラウド……ちょっと、手つないでみていい?」 「え、え……でも」 「それが、最善の手だと思うんだけど、だめ?」 「あ……はい」 掌を空にむけてブロックを発動していたミネラルの手が腰付近に下がると、クラウドが差し出した手をそのまま握った。 「このまま、思いっきり……クラウド、いけそう?」 「はい……私、がんばります!」 ふたりの、空いた手にそれぞれの力が集まっていった。 「青空の力……」 「闇の炎を凍えさせうちくだく力……!」 すがすがしい、青空の輝きがスカイの手に。 すべての灼熱を冷え切らせるほどの凍気が私の手に。 「プリキュア・セルリアンスカイ・サンライト!」 「プリキュア・スノー・フローズン!」 お互いの技が、ふたつの倒れた岩石に向けて放たれる。 輝く青空の力と、凍え炎を打ち消す力。 私の力は、目の前の岩石状にそのままぶつかって完全に凍結させる。 そして、さっきあっさりとはじき返されたはずの、スカイのセルリアンスカイサンライトは。 私が凍結させた岩石のために、片面の防御の手を失ったかのようなアツイナーの、ガードの甘いところから直接ヒットする。 私たちの必殺技は、私たちが思ったよりもあっさりと、彼らが思ったよりも確実に決まる。 「しゅ……ぼぉぉん!!」 アツイナーの弱気な声とともに何かが抜けるような音がして、霧散する。 アツイナーの撃破を告げるそれは、私たちだけのためによるものではないらしく。 「プリキュア・アイアンブロー!」 ミネラルの拳が巨大な鉄拳に変わって、1度、2度と敵の岩石の防御を強烈に打ち砕いた。 「くっ!!」 「あつい、なぁぁっ」 デイムス+アツイナーの組み合わせの、岩石の壁に一分の隙といえる隙間が発生する。 「クラウド、今っ!」 「はいっ! プリキュア!エアゾールライン・サンライト!!」 ミネラルが飛びのいた直後に、クラウドの掌から放たれたみずみずしい大気の輝きが隙間の中に飛び込んでいって。 隙間からしみこむように、アツイナーと、たぶんデイムスを捉えた。 「お、おのれぇぇっ!」 「しゅぼぉおんっ!!」 私たちの目の前のアツイナーと同じように、立ち消えるような音を立てるアツイナー。 同時に、デイムスらしき悔恨の叫びが遠のいてく。 私たちの勝利を示すかのように、暗闇でうっすらとしか見えなかった車内の光景がぱあっと光に満ちあふれて目に飛び込んで。 さらに、よどんだ空気が晴れて、元の電車の車内に戻った。 「うん、おっけーだね」 思わず、口にしていた。 「ほんと、チョーいい感じだね」 それは、へきるさんも同じかな。 一時的かもしれないけれど、完全勝利である私たちを、自分でほめずにはいられなかった。 戦いが終わって、平常に戻った駅の構内は、再び人の流れが戻っていた。 さっきの私たちのそれがまるで嘘のように平然と、人々の流れはたゆむことがなかった。 フオロスとデイムスは退却したようである。 電車そのものがアツイナー化して、ふたりの敵幹部はそのアツイナーに自身が制御可能な何かを植えつけていたんだと思う。 ゆえに、フオロスとデイムス両方の撃退を達成したことで、アツイナーも同時に倒せたのだと、あいりは分析していた。 「それにしても、あんたたちが変身できなかったら今頃どうなっていたか……」 「それについては、私からは何も……でも、へきるさんもこはねさんも、助かってよかった」 「はぁ。確かに、はるなさんは悪くないし、解決はしたんだけどさ」 いまいちすっきりしないみたいのへきるさん。 「こうして勝てたんですし、よかったんですよ」 「そんなもんですかね」 「そうよっ! あんたたちこそはるなとあいりに感謝してよね!」 「……って、誰?」 こはねさんになだめられてもやっぱりすっきりしないへきるさんに、けたたましい勢いで突っかかってきてる小柄な少女がひとり。 広いおでこが目立ちすぎるくらいその特徴を示してるわけなんだけど。 「きぬ、感謝するのは私たちのほうよ」 「それはほんのひとにぎりだけのことっ。はるなががんばらなかったら負けてたじゃない、あなたたち」 「ちょ、きぬったら」 布川きぬ、改め、中身はウールとコットンの幼馴染のシルク。 繭玉みたいな妖精である。 「ふうん、やけにはるなさんの肩持つじゃない? そっちの眼鏡ちゃんほうっておいてさ?」 「あいりはどうせ突っ立ってただけでしょ。はるなみたいにぜんぜんがんばらなくって」 「確かに」 「はい……」 「そうなの?」 「ちょ、まって、なんでっ!? そこ私に話がふられてくるタイミング!? だいたい、私だって少しはがんばったよ?」 「少しは、ね」 きぬの厳しい追及に、あいりはほとんどまともに言い返すことができない。 事実が事実であることは間違いないのだから。 でも、そんな責め合いをしているのは、なんだかせっかく戦い終わったのに気持ちのいい感じじゃない。 「きぬ。あなたがウールとコットンを私たちのところに送るためにがんばってくれたのはわかるから。あいりのことは許してあげて」 「えー?」 「許してあげられる?」 「……はーい、はるながそこまでいうなら特別に、許す」 「特別にかよぉ」 あいりの吐き捨てるような突っ込みの言葉に、みんなおかしさを隠せなくなって、自然とみんなの笑い声がその場に響き渡っていた。 そうして、お別れタイム。 携帯には、へきるさんとこはねさんのアドレスと番号が登録済み。それはきぬも含めて5人全員分。 最後まで別れを惜しむ中で電車は発進する。 お互いの再会は約束したけれど、いつになるかわからない。 あのこたちも、わたしたちも、まだ自分の敵と戦い始めたばかりだった。 だから今度はそれぞれの戦いに終止符を打ってからの、うれしい再会であるといいな、と思う。 「おねーちゃんっ♪」 「ねえねえ、おしえておしえてー」 「なんのことー?」 「あのときの声ー」 ただし、私はそれより前に解決しないといけない問題に直面していた。 家に帰ったらすぐ、悟とさちの質問攻めに遭ってしまう。 「え、えっとね……」 それを、なんとか腹話術でごまかすのに、正味20分かかったことをつけくわえておく。 了 1ページ目 2ページ目 目次へ
https://w.atwiki.jp/nightmareheavenf/pages/23.html
■ キャラクターデータ ■ キャラクターネーム:回復ビルド 性別:女 年齢:00 身長:--- BWH:---/--/--- PL:てすてす ■ 能力値 ■ 名称 Lv STR CON TEC LUC INT WIL メインクラス 2 06 06 03 03 08 09 サブクラス 0 02 02 02 01 04 04 職歴クラス -- -- -- -- -- -- 自由割り振り -- 02 -- -- -- -- 合計 8 10 05 04 12 13 ゲインステータス +0 +0 +0 +0 +1 +0 能力B 2 02 02 01 01 04 03 ■ スキル ■ (習得パターン:B) 名称 SL タイミング 分類 部位 射程 対象 代償 武器種 効果 ヴァーチャー ★ 常時 汎用 - なし 自身 なし STR武器 ピュアクラスのディヴァインの場合、聖唱術に分類される魔法のうち【HP】を回復するものとダメージを与えるものの効果に+2を得る。 フェイスマスタリー 2/5 常時 汎用 - なし 自身 なし 不問 本来の魔法習得数に加えて、聖唱術に分類される魔法を(SL×2)個だけ追加で習得する権利を得る。 ホーリーワード 1/1 補助行動 魔法 口 なし 自身 武器:5 魔法具 主行動で聖唱術に分類される攻撃魔法を使用する場合、そのダメージに+5を得る。 ヒーリングプラス 1/3 補助行動 魔法 口 なし 自身 武器:2 魔法具 直後の主行動でHP回復系の魔法を使用する場合、その効果値に+(SL×5)を加える。算出のダイスで『6』の目が出た数×5を更に加える。 レディエンスシールド 1/1 受動行動 汎用 心 なし 自身 武器:6 魔法具 魔法具の素の【魔力】を【受け値】に見立てて擬似的な『受け』を行う。この際、【WIL】を関連能力値として扱う。また、(MSL×2)を【受け値】に加える。加えて、魔属性の攻撃は実ダメージを半減する効果を伴う。 ゲイン・インテリジェンス 1/3 常時 汎用 - なし 自身 なし 不問 【INT】Bが+(SL)扱いになる 性別スキル1個 1/3 常時 汎用 - なし 自身 なし 不問 テキトーに ■ 魔法 ■ 名称 射程 対象 代償 効果 ヒール あり 単体 武器:2 2D6+(MSL×5)のHPを回復する。 ファーストエイド あり 単体 武器:4 2D6+(MSL×5)のHPを回復する。この魔法は開幕行動で使用を宣言し、最速行動で発動する。 アンチドーテ あり 単体 武器:2 [猛毒]BSLを(MSL)ぶん低下させる。 サニティ・マインド あり 単体 武器:2 [恐慌][ヘイト]BSLを(MSL)ぶん低下させる。 イノセンス・マインド あり 単体 武器:2 [催淫][暴走][誘惑]BSLを(MSL)ぶん低下させる。 リリーヴ・ペイン あり 単体 武器:2 [悶絶][麻痺]BSLを(MSL)ぶん低下させる。 ウェポン・ブレッシング あり 単体 武器:4 (MSL×2)だけ対象の攻撃力を上昇させる強化効果を付与する。 アーマー・ブレッシング あり 単体 武器:4 (MSL×2)だけ対象の物理防御力を上昇させる強化効果を付与する。 リカバリー・ブレッシング あり 単体 武器:4 対象にかかっている弱体効果を最大で(MSL/2)個消滅させる。 ディヴァイン・ランス あり 単体 武器:3 2D6+(MSL×5)の聖属性魔法ダメージを与える。 ■ 武器 ■ 名称 重量 武器種 持手 STR TEC 受け 魔力 耐久 価格 特記事項 スペルブック 1 魔法具 両手 1d+1 1d+1 4 - 40 250 さまざまな魔術の理を印として記した書物。触媒として使うとページが消費される。 ■ 防具 ■ 名称 重量 男女双娘 物理防御 魔法防御 耐久 価格 特記事項 ドレスアーマー 3 ×○○○ 14 12 5 700 豪奢な宝飾を随所に散りばめた美麗な鎧。 ■ 戦闘能力 ■ HP 30 VP 10 IV 7 魔法を用いて攻撃する。 ディヴァインランス+武器魔法力+関連能力INT+ヴァーチャー(武器消費:3点) 2d+10+4+4+2=2d+20 +ホーリーワード(武器消費:+5点) +5=2d+25 回復力:ヒール&ファーストエイド 2d+10+8+2=2d+20 +ヒーリングプラス +5=2d+25 防御/魔法防御=14/12 +レディエンスシールド=14+11/12+11=25/23 ■ アイテム ■ (所持金:50G) アイテム名称 タイミング 価格 解説 ■ 諸設定等 ■ テスト用サンプルキャラクターです!
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/8787.html
《フィッシング・ドール》 効果モンスター 星1/水属性/魚族/攻 0/守 0 このカードは相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えることはできない。 このカードを生贄に魚族モンスターを召喚する場合、このカード1枚で 生贄2体分とすることができる。 このカードが魚族モンスター召喚のための生贄となり墓地へ送られた場合、 次の相手のスタンバイフェイズ時に墓地から特殊召喚される。 part19-280 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bressingprecure/pages/47.html
第4話「生徒会は不思議がいっぱい? はるなとわかばのめぐり合い」 様子見とばかりに、同僚のデイムスからの追及をかわすフオロス。ラヴァロックはそうした彼らの動きを咎めずにおいてくれるとのことだが、そのふたりのところにたずねてきた、豊かな肢体の女性。 サンバーンの腹心のプロミーズである。あのババア余計なことを、などとラヴァロックはつぶやくが、3人の大幹部が全員プリキュアの誕生を警戒して手を打つようになっていることを理解もした。 フオロスは、プロミーズのお手並み拝見といこうかと、高みの見物を決め込むことにする。 はるなのクラスのクラス委員は高天神みずきという、はるなより背の高い、ちょっとほっそりとした少女。 生徒会長と比較しても目おとりしない彼女に、これから執行部会であるという話をして誘うはるな。同級生だからそこに敬語とか何かはないけれど、彼女もはるなに対しては全生徒の代表であるという認識からの遠慮が入っている。はるなは彼女の誠実さと生真面目さ、それに学力の成績は自分よりはるかによいことを高く評価していて、おどおどしない、とついいってしまいそうになる。 みずきを伴って執行部会の会場に入るはるな。 1年生から3年生までのクラス委員と、生徒会の執行部員が全員集合して、これから生徒会がどう運営されていくかを説明し、なにをどう進めるかを話していくはるな。 その簡単な会議の終了後、はるなに声をかけてくる下級生。 聞けば、あいりの同じクラスで、名前を仁科わかばというらしい。あいりが、「はるなによろしくね」と言っていたとそのまま伝える。はるなは「連絡ありがとうね」とわかばに伝える。 ほんの少しのすれ違いをしたあと、わかばの口から「あれが、群雲はるな、キュアウェザー……」とつぶやかれる。 執行部員だけで簡単なまとめをする。 一同に会する中、落ち着きのない副会長・外田を少しつっつく、はるなのクラスメイトで同じく副会長の牧村。またそのやりとりをわざと記録しようとする、書記会計の屋良大貴。 そんな悪ふざけの中でも、まとめの会は粛々と進められて短く終了できる。 その中で、わかばはひっそりとプロミーズの動きを察し、プロミーズがプリキュアの居場所を探り出して接触を試みようとするところで、わかばはプロミーズと接触、「ウィズハイト? ウィスプホスはもう手を加えていたってこと? 負けてらんないわ」と意欲を燃やす。「せいぜいがんばって。プリキュアは手ごわいだろうけれど」と忠告交じりに話すウィズハイトと呼ばれた、わかば。 意外と熱血タイプのプロミーズであった。 はるなの帰りを待っていたらしいあいり。 実はIT部が、この後の予算編成会議に向けて、部員確保と企画運営のためにやっきになってがんばっているということで、今そのからみで同じくらいの帰りになっているとのこと。 わかばという子に会ったかと問われたはるなは、出会って、話をしたという。あいりのクラスのクラス委員であり、また幽霊部員ながらあいりの所属するIT部のメンバーであるとのことだ。 ただ、気がついたらいつの間にかいたからうんぬんという話をしかけるあいりの前に、邪魔をするようにプロミーズ登場。 学校の昇降口付近で出会ったプロミーズは、手近な自転車にアツイナーを乗り移らせる。変身を試みるには、人目が非常に気になる二人、なんとか死角を見つけ出すまで粘って、変身する。 自転車アツイナーは、おもむろに二人に突撃をしかける。猛スピードでの突撃に一度はじきとばされる二人だが、「車は急に曲がれない! 自転車だっておんなじ!」というミネラルのひとことから、直前で横に逃れる。 だが、逃れた一方は自転車アツイナーの切り替えしによって、一方はプロミーズの横槍を受けてふきとばされ、背中から壁に激突する。 似たようなことを繰り返すうちに、不毛ではないかと考えたウェザーに対し、「まずプロミーズから行こう!」というミネラル。はたしてそのとおりに二人がかりでプロミーズに挑むと、プロミーズは二人がかりもどうということなくさばいてしまう。そこへ、さっきの自転車アツイナーが突撃を仕掛けてくる。うまくミネラルが自転車アツイナーをプロミーズと垂直になるように体をあわせてから突撃を直前で回避する。 自転車アツイナーの突撃がうまいことプロミーズにヒットし、「作戦どおり!」とウェザーを促すと、まずウェザーのスノーフローズンで凍てつかせて、そこへミネラルのアイアンブローがヒットしてアツイナー撃破、プロミーズもダメージを受けて退散する。 影からその戦いぶりを見守っていたウィズハイトこと、わかば。 この二人は、ミネラルの出現がなければウェザーをつぶすのはそれほど難しくないと分析する。 最強のコンビになれそうだね、私たち、というあいり。何故? と聞くはるなに、そんな気がしただけ、と答え、あまりまともに答えないあいりであった。
https://w.atwiki.jp/bressingprecure/pages/24.html
キャメルとして。 キルト王国の出身。 ウールとコットンの幼馴染、シルクのいとこ。 じつはキルト王国の王位継承権がある。フレプリのタルト並の優先順位だが。 のんびりおっとりでちょっと引っ込み思案。 でも、はるなに負けないくらいの心優しい妖精。 ウィズハイトとなったわかばをキュアエナジーとして認める。 だが、わかばがウィズハイトとなる礎にされてしまう。 ウィズハイトでなくなった後もわかばとともにいる。 ♂妖精の力強さと大きさに対する、♀妖精のなごやかさとおもいやりからの修復力という、プリキュアシステムの根源をなす役割。 そのため、わかばは攻撃技が使えない。 闇キャメル ウィズハイトとしてわかばをしばりつけるための人質。 同時に、わかばをウィズハイトとしてウィスプホスの忠実な部下にするためのよりしろ。 また、そのためにキャメルはシルクと同様に人間体をとった。 キャメルそのものでは人間体にはなれない。 人間体をとる際、わかばの双子の妹このはとして溶け込む。 ただし、普段はわかばの中に隠されており、ウィズハイトとしての本気の戦いのとき以外は分離しない。
https://w.atwiki.jp/bressingprecure/pages/42.html
オリキュアコラボの一覧。 ※それらしいもののストーリータイトルのページを列記しています。 ※出来上がり次第リンクが完成する予定です。 空の上と雲の下(フライアウェイプリキュアとのコラボ)1ページ目 2ページ目 時の狭間の共演者(キュアアリスが飛び込んでくるエピソード) きつねとタヌキの化かしあい?(オイナリさんとの交流エピソード) 笑顔は幸せな宝物(ふたりはプリキュアHappySmileとの交流エピソード) ※コメントはご自由にどうぞ。 てすてす。 -- 名無しさん (2010-04-22 06 27 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bressingprecure/pages/2.html
メニュー トップページ 登場人物 基本設定 各話あらすじ 外部リンク ゲストブック オリキュア・コラボレーション 更新履歴 取得中です。 合計: - 今日: - 昨日: - トップページの合計: -
https://w.atwiki.jp/dimensionzero/pages/1153.html
ウォッシング・マシーン ウォッシング・マシーン ユニット-プロトタイプ 使用コスト:白1無3 移動コスト:白1無1 パワー:6000 スマッシュ:0 クイック このカードが中央ラインのスクエアにある場合、このカードのスマッシュを+1する。 このカードがバトルに勝つ時、かわりにバトルは引き分けになる(この能力はバトルの勝敗判定を変更するだけで、バトル・ダメージの応酬やそれによるユニットの破壊には影響しない)。 ホーンはマザーへの忠誠の証であり、クリスタル・シティの市民権である。だから、プロトタイプはトラッシュ・シティに住んでいる。 プロトタイプの中型ユニット。中央ラインではレモンハートを上回る性能を持つ。 4コスト移動2のユニットの中では高めのパワーを持ち、手札からの迎撃・踏み返し要員としてもそれなりに強い。 後半の能力は、シャドー・ソウル対策になる。 収録セット ファースト・センチュリー エキスパンション 激戦をもたらす者(065/100 アンコモン) イラストレーター Hirokorin
https://w.atwiki.jp/haousaba/pages/13.html
使用変更スキル ヒール Lv20まで・回復力強化 ブレッシング Lv15まで 速度増加 Lv15まで 仕様変更カード # 黄金蟲カード(魔法ダメージ60%軽減) # デビルリングカード(無属性ダメージ30%軽減。その他の属性ダメージ30%増加。) # ヴァンベルクカード (Str+12) 装備 靴 # アイシラカード (Int+12) 装備 靴 # アイスタイタンカード(Vit+12) 装備 靴 # ヴェスパーカード(ボスに対し、魔法ダメージ30%増加)