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【巡音ルカ】 限りなくピンク色に近いブルース (オリジナル) 曲名:限りなくピンク色に近いブルース 作詞:サ骨 作曲:サ骨 編曲:サ骨 唄:巡音ルカ 歌詞: 限りなくピンク色に近い夜明けのブルース 今日も気怠くあくびなんかする かわらず青く広がる窓の外の空 太陽が孤独にまぶしく光る 僕らは胸を痛め流れ星の夢を見て 愛して愛されて生きていくのかなんて 行き交う人も Wonderin why get it up, baby ? 抜ける風に身を委ねてる Can t you see ? 重たい頭上げて前を蹴っていこう 寝癖そのままの髪の毛ぐしゃぐしゃにして歌うブルース 限りなくピンク色に近い夜明けのブルース ビルの谷間で涼風を聞く 胸に抱えためいっぱいのヒマワリの束 愛と情熱と歌に変わる 昼間の白い月を見上げ大きく深呼吸 こうして毎日生まれ変わるのなんて 都会の雑多も Here we go Hey hop up, baby ! 眠れない街の隅でツバ吐き Let me see ? 歩幅広げじゃあ歩いていこう ボタン掛け違え寝ぼけまなこのまま歌うラプソディ 僕らは胸を痛め流れ星の夢を見て いちょうの並木をこんな季節に歩く 行き交う人も Wonderin why get it up, baby ? 抜ける風に身を委ねてる Can t you see ? 重たい頭上げて前を蹴っていこう 寝癖そのままの髪の毛ぐしゃぐしゃにして 都会の雑多も Here we go Hey hop up, baby ! 眠れない街の隅でツバ吐き Let me see ? 歩幅広げじゃあ歩いていこう ボタン掛け違え寝ぼけまなこのまま歌うこの歌
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概要 ボスのセーフハウスにジョルノ達がやってきた。 「私に近づくものは始末せねばならない・・・」 問題ファイルはページ最下段にあります 製作者コメント アイテムは確実に倒せるように用意してあるので 運とやり方次第では1つぐらい余るかも 追記:最初の部屋にはDIOの罠が仕掛けてあります。 それを使えばポルナレフ等も倒せますが できればミスタを倒すだけに使ってください。 もっと良い構成があったらコメントで教えてください。 ヒント ↓下記反転↓ GEの草はウィルスで根絶やしにされないようにしましょう 答え合わせ ↓下記反転↓ スタート直後左に一歩動いてミスタを倒す 元の位置に戻ってホルス神でエアロスミスを凍結 まっすぐ降りて2つ下の部屋に行き、アイテム2つ回収 振り向いてホルス神でエアロスミスを凍結 2つ右へまっすぐ歩いてアイテム2つ回収 部屋2つ分左へ移動してホルス神でエアロスミスを凍結 エアロスミスの目の前まで移動ホルス神の罠を設置 下1左1の部屋へ行く。エアロスミス罠で凍結 岩にホルマジオのビンを投げる ジョルノをエコーズact2で真左に飛ばす 右に1部屋うごいてエアロスミスにホルマジオのビン 1つ右の部屋でアイテム回収 左1下1の部屋でザ・ハンドを装備 上側の壁と右側の壁を一つずつ削る 部屋の中央でゴールドエクスペリエンス発動 右隣の部屋へ植物を4、5個運ぶ さらに右隣の部屋でホルマジオを押し、岩を出す 中央で上向きにホルス神。フーゴを凍結 ザ・ハンド発動で凍ったフーゴとDISCを引き寄せる 右の部屋に入り植物で入口をふさぐ フーゴがウィルスを発動、3回植物に当たって反射で死亡 残ったの植物を左1上1の部屋へ移動しておく (縦一列に置くと後で便利) フーゴと一緒に来たジョナサンのDISCを使う 水上を歩いて右に空いている一つめの部屋へ 2つ床がある内下に立って上方向にエボニー発動 人形に破裂するDISCを投げる カウントが1になったところでエコーズact2で上向きに飛ばす 人形、トリッシュを巻き込んで爆発 ディアボロ上へ移動突き当りの壁をザ・ハンドで削る 先の部屋でタワーオブグレーを回収、装備 部屋を出て左へ移動。落とし穴だらけの部屋につく 部屋の上側の壁を削り、ポルナレフを誘導 そのまま下に移動、植物を並べた部屋に入る ポルナレフにンドゥールのDISCを投げる 植物をポルナレフの近くに移していく 3,4回植物が倒されると反射でポルナレフ退治成功 ポルナレフがいた部屋でアヌビスのDISCを回収、装備 ジョルノがいた部屋へ移動、中央に立つ 左に向いてホルマジオのビンを投げる ビンは敵3体を飲み込んでナイルへ 水路を渡って階段へ 評価 選択肢 投票 ☆☆☆☆☆ (1) ☆☆☆☆ (0) ☆☆☆ (0) ☆☆ (0) ☆ (0) タグ パズル系 ピンク色 一発ネタ系 感想 名前 コメント ディアボロが花より先にウイルス感染して死んじゃうんだぜ。5回に4回はそうなるんだぜ。 -- 名無しさん (2008-02-13 13 38 11) それだと運任せなので、やはりここはボスらしく確実にできないとw -- 作者 (2007-12-30 18 28 14) ザハンドは罠も削れるからタワーオブグレーが不必要 -- 名無しさん (2007-11-07 15 02 51) フーゴの存在すら気づかずにクリアできた俺は異端 -- 名無しさん (2007-10-11 20 11 54)
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かがみ達が去った後、放置されたみゆきの亡骸を最初に発見したのはピンク色の和服を着た男だった。 「この子は……そんな……」 その唾で汚された顔を見て、その落語家は怒りに打ち震えた。 また救ってやることが出来なかった。自分と同じ、影の薄いピンク色の少女を。 カオスロワ4が終結して5が始まるまでのほんのわずかな安息の時期に、彼ら二人は久しぶりに再会していた。 「私は、はやり今回も漫画ロワと同じように序盤であっさりと死んでしまいました……」 肩を落とす少女に、落語家は勤めて明るく言う。 「まだいいですよ。私なんかは、殺されたわけでもないのにいつの間にかフェードアウトしてしまいましたからね。楽さんはそれなりに目立ってたのに……」 「はあ……やはり影が薄いという立場は辛いものですね」 少女には落語家の慰めもあまり効果はないようだった。 彼のように、いくら影が薄いとはいえ世間に立派な落語家だと認められている人物はまだいい。 しかし、自分は『らき☆すた』の登場人物という点を除けばただの女子高生。 こなたとかがみとつかさはそれぞれファンも多く、グッズも多数展開しているというのに自分は今度発売の「目覚まし時計」でもまた一人ハブられた(本当)。 そんな引け目が、みゆきの心を曇らせていたのだ。 そんな少女に、落語家はなおも力強く言う。 「大丈夫ですよ。私達には私達の役目があるのです。笑点も私がいるからこそ楽さんや木久さんが輝く。 らき☆すただって、あなたのようなサブキャラがあってこそみさおさんやみなみさんたち人気キャラが輝くんです」 「好楽さん……」 みゆきはその言葉にはっとしたように顔を上げる。後発のみさおやみなみよりも格下にされたことはとりあえずスルーする。 「しかし、もしまたこんな殺し合いが起きたら……その時は、私達二人は必ず最後まで生き残ってやりましょう。 私は必ずあなたを守りましょう。 「でも……」 みゆきは諦めが混じった声で言う。 「あなたは、次にあったときにはもう私の名前も覚えていては頂けないでしょう?」 好楽は答える。 「―――忘れません」 (必ず、守ってやると言ったのに……) 落語家の男は、目の前で物言わぬ生首となった少女を見て涙を流した。 絶対に許さない。こんなことをした人間は、絶対に断罪してやる。 「らき☆すたのピンクさん、名前は忘れましたけど、あなたの無念は私が晴らします」 そういうと、決意を込めて自身の『宝具』を展開した。 すでに聖杯戦争は終結しているが、彼は未だに『アサシン』としての気配遮断の能力と、さらに完全に自分の気配を消す宝具 『ピンクの結界』だけは所持し続けていた。 なぜ聖杯戦争が終わってもサーヴァントとしての能力を持ち続けたのか。 それは、彼がもともと最上級クラスの影の薄さを所有していたからに他ならない。 「これなら絶対に他人には見つからない。私は、絶対に―――」 「あの……」 落語家は驚愕して振り向いた。まさか、この状態の自分に声をかけられる人間などいるはずがない。 しかし、振り向いた落語家はさらに驚愕を味わうことになる。 「すみません、ここで私の友人を見なかったかお聞きしたくて……あれ……あの、もしかして、どこかでお会いしませんでしたか?」 【一日目・午後12時/夢の国】 【笑点のピンク@笑点】 [状態]気配遮断S展開中(基本的に他人からは姿が見えません) [装備]ピンクの結界 [道具]支給品一式 [思考] 1、平行世界のみゆきを見て驚愕している 2、みゆきの仇をとってあげたい ※みゆきの名前は忘れています。 【らき☆すたのピンク@らき☆すた(DS・ドラマCD版)】 [状態]健康 [装備]不明 [道具]不明 [思考] 1、この人、どこかで見たような…… 2、こなたとつかさ(DS・ドラマCD版)を探して保護する ※平行世界の自分と一部記憶を共有してるっぽい ※笑点のピンクの姿が見えたのは同じ空気キャラとしての凄みです
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AHB/038 R ピンク色の傘 あなる/超平和バスターズ 女性 パートナー 幼いあなる/超平和バスターズ 女性 レベル 3 攻撃力 3500 防御力 6000 【次はさ〜、お花とか探そうよ〜!】《ロマンス》 【サプライズ】【自】[相手のターンのアタック終了ステップに、相手のベンチに同じ名前と称号を持つカードが2枚以上いる時]→ あなたのリタイヤがすべて《ロマンス》なら、あなたは相手のリングのカードを1枚まで選び、相手の控え室に置く。このカードをあなたのエネルギー置場に置く。 作品 『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』 備考 このカードをパートナーにしているカード 取得中です。 関連項目 取得中です。
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(拝啓ピンク色になった貴女へ) 更新日:2020/03/25 Wed 22 23 26 タグ一覧 オウマがトキ リリムムとよその子ss 天使と悪魔は同じ空を見上げられるか 「リーリー!」 「わっ」 後ろから声をかけてきたのは、友達のプラムちゃんだった。 「へへ、ウェルカムだよ、ようこそオウマがトキへ!」 「あはは、ありがとう」 ここは喫茶店オウマがトキ、お菓子と本のお店だ。 「さてと、何頼む?」 プラムちゃんがメニュー表を見せてくれた。 「うーん、オレンジジュースとショートケーキで!」 「了解~♪」 プラムちゃんは笑顔で手を振り、店の奥に消えていった。 「あれ、リリちゃん?」 「その声は…やっぱり!初先輩」 振り返ると初先輩がいた。初先輩っていうのは、私の学校の先輩。白のメッシュのある茶髪に、黄色の瞳をしたクールな少女だ。黒の革ジャンがよく似合っている。 「リリちゃんもここの常連なの?」 「ううん。今日初めて来たの。友達のプラムちゃんに誘われて」 「そうなんだね」 初先輩の言葉に私は頷き、今来たのかと聞こうと思った。 まぁ出来なかったけど。 「あ!初君!」 プラムちゃんの黄色い声。 初君? 私は訝しげに初先輩を見ると、先輩は苦笑しながらウィンクした。 「もう行っちゃうの?」 プラムちゃんが名残惜し気な様子で言う。 「うん、ごちそうさま。今日もおいしかったってパティシエさんに伝えてくれる?」 「え、あ、うん」 プラムちゃんはなぜか少し複雑そうな顔をした。 「はああああああ!ほんと初君かっこいいなぁ!」 プラムちゃんの言葉に、私は苦笑した。 先輩が女の子だってこと、プラムちゃんはしらないみたい。 プラムちゃんの悲しむ顔は見たくないので、黙っておくことにした。 「リリ」 なんだかいつもより真剣な顔のプラムちゃん。 「初君と仲良くするにはどうすればいいかな?」 「うーん、例えば初先輩の事をもっと知るとか?」 「あー!なるほど!じゃあリリ」 満面の笑みを浮かべたプラムちゃんが、私の肩に手を置いた。 「初君の事教えてね、同じ学校の後輩なんでしょ?」 数十分後、ケーキとジュースを食べ終えた私は、オウマがトキの近くにある公園にやってきていた。 「ごめん待った?」 「ううん全然!」 すぐにプラムちゃんはやってきた。いわく、おなかが痛いから休むって言えばメローナお姉ちゃんなら休ませてくれるし、フロートお姉ちゃんも他の子に気を取られればこっそり抜け出すのは簡単なこと…らしい。 「で、で、初君の好きな物とか好きなタイプとか、知ってること全部教えて!」 目を輝かせながら聞いてくるプラムちゃんに、私は困ってしまった。 初先輩の情報って女の子ってことも含まれるんじゃ…私はさっきの自分の発言に後悔した。 「えっと、何から話そう…」 私は必死に考えて閃いた。 「う、初先輩の声で聞きたくない?」 「え?何が?」 私は覚声機……アイムールを取り出しながら答える。 「私の能力。女児符号とはまた違った物なんだけど『相手の一番聞きたがっている人の声』を真似できるんだ」 「すご!」 「えへへ、それでね、プラムちゃんが本気で初先輩の声が聞きたいって思えば……」 「初君の声になるの?!リリの声が?!」 「プラムちゃんが強く望めばね」 私はウィンクしてアイムールを構えた。 「目を閉じて、一番聞きたい声の人を思い浮かべて」 私の声にプラムちゃんは従い、ピンクの瞳を閉じて祈るように手を組んだ。 私は深呼吸し、プラムちゃんの姿を見つめながら符号を発動させる。 まだ覚声機は使わない。 発動したのは加速符号リードオブルクス。 相手が何を願い、何を欲するかが分かる符号だ。 これを使って、プラムちゃんの心の願いを探る。 初先輩の何が知りたいか、初先輩の声で何を言って欲しいのか、詳しく探るのだ。 人間、人外とわず、心のある生命体の脳の中は真っ暗で、関心ある物事に対してだけ明るく輝く。 創作が好きなら創作に関する事に、空腹なら食事に関する事に、お金が必要なら仕事に関する事に、関心事によって脳は光に満たされ、生命は活動を開始するのだ。 『相手と仲良くなりたいなら、まずその人の考えていることを知りなさい。能力を使って、相手を上手く楽しませれるようになりなさい』 私はミミに——―幼馴染の黄泉河命に、そう言い聞かされていた。 プラムちゃんの心の中に入り込むと、直ぐに初先輩について知りたいことが分かった。 私はいつものように、直ぐに切り離そうとした。 あまり深くまで潜りすぎると、深刻なプライベート侵害になる。 ミミは構わないって言ってたけど、弱みを探ってるみたいで、あんまり好きじゃなかった。 でも、今回は違った。 何かが私を呼び止めたのだ。プラムちゃんの何かが。 待って!いかないで! そう言っている気がした。 私は戸惑ったが、もう少し深く潜ってみることにした。 (あなたはだぁれ?) 心の中で呟くと、驚くことに返答があった。 ———私は……――― 暗い心の中で、プラムちゃんによく似た……でも全然違う女の子が見えた気がした。 ———やだ…お家に帰して…怖い——— 女の子は一瞬で消え去り、私の目の前には深い闇が広がる。 (待って!あなたは!) 「リリ~?遅くない?」 私の中で声が響く。現実のプラムちゃんが痺れを聞いてきたんだ。 どうしよう。さっきの女の子の事も気になるし、プラムちゃんにも返事がしたい。 ———さき……早生!——— プラムちゃんとも、さっきの女の子とも違う声がした。嬉しそうな、誇らしげな男の人の声だ。 ———お前の名前は今日から早生だ!——— 一瞬、赤ん坊を抱きかかえた若い男性の姿が見えた気がした。 続いて、女の人と幼い少女の声が聞こえる。 ———早生、この子のお散歩、ひとりで行ける?——— ———うん。任せてよ!だから安心してお仕事行ってきて!——— ———ありがとう。早生——— 唐突に、病院の風景が映った。 ———ありがとう早生ちゃん——— 黒髪の女の子と早生ちゃんが、病院のベッドの上に腰かけていた。 ———これくらいどうってこと無いよ!……それより美嶺——— 早生ちゃんが声を潜める。 もう一人の女の子…美嶺ちゃんの顔は逆光で見えない。 早生ちゃんは辛そうに言った。 ーーー檸檬もいなくなったのーーー ーーー檸檬ちゃんが?ーーー 美嶺の声が驚きと悲しみに包まれた。 ーー!うん、ついでに太郎も……——— ———そんな……——— ———私、怖くて……もしかしたら次は美嶺じゃないかって!——— ーーーそんなことないよ、私は身体が弱いし、最近学校にもいけてないし……早生ちゃんのほうが心配よ……でも、もしかしたらお猿さんが……私の友達がなんとかしてくれるかもーーー そこで目映い光が起こり、映像は途切れてしまった。正体不明の謎の現象に、頭がクラクラして、目を閉じる。 目が覚めると加速符号が解かれていて、プラムちゃんが驚いて目を丸くしている。 「早生」 気が付くと、私は覚声機で話していた。 「早生、早く朝ごはん食べちゃいなさい」 「え」 プラムちゃんの困惑する声が聞こえた。 「あと、食べたあとはお皿片付けなさい。たまにはブルーベルにも餌さ上げて」 「なに…その声」 私はプラムちゃんの表情にぎょっとした。 「この声、この声って…」 あの明るいプラムちゃんが…泣いていた。 「ぷ、プラムちゃん?」 「声、これ、これあ、あ、あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!!」 突然叫びだしたプラムちゃん、私は覚声機を持ったまま怯えた。 プラムちゃんはどうしてしまったのだろう?苦しそうだ。何か私に出きることは…… プラムちゃんは頭を抱え、身体をぶるぶる震わせて一頻り叫ぶと、眠るように気絶してしまった。 『おいおいお嬢ちゃん』 「え、あ、マ……マロロン」 驚いた。いつの間にかマロロンが座って私の事を見ていた。 睨まれている気がする。 『なんかあったみたいだな?』 「うん、プラムちゃんが……」 『それは見れば分かるぜ、まあここは俺に任せときな!あんたはその子の側にいてやってくれ!』 そう言うと、マロロンは全速力で走っていた。 暫くすると、アイベリーさんとマーマレードさんを連れたマロロンが戻ってきた。 『早く運んでくれよ!』 マロロンは伝わらないと分かっていてもそう言う。 まるでマロロンが何を言ったか分かるかのようにマーマレードさんとアイベリーさんは頷き合っていた。 『全くやれやれだぜ』 マロロンはオウマがトキのベッドに寝かされた主人を見守り、ほっと一安心しながら呟くと、私のほうに向き直った。 『ありがとな』 「え?」 私は間抜けな声をあげてしまった。怒られると思ったから。 『あいつに……親の声をまた聞かせてくれて』 「えっと……」 『詳しく知りたいか?』 マロロンの瞳を見て、私は首を降った。 『ううん、知らなくていい。知らないほうがいい事もあるって、教わったから』 マロロンはしばし黙ったのち、一言だけ私に聞いた。 『これからも……あいつの友達でいてくれるか?』 私は答えた。 「もちろん!ずっとずっと友達よ」 マロロンは嬉しそうに笑った気がした。 『そうか、ありがとう』
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ピンク色の誓い・らきロワ編 ◆G/G2J7hV9Y 大事な誓いが、あった気がするのです。 笑点でも影の薄い、名前も覚えて頂けない私ですが、それでも大事な誓いがあった気がするのです。 いつ、どこで出会ったのでしたっけ。 仕事で移動してた時でしたっけ。それとも、銀座でおしぼり配りのバイトしてた時でしたっけ? 曖昧な記憶の彼方に浮かぶのは、1人の女子高生の姿。 大きな眼鏡に、いまどき珍しい、綺麗なストレートの長い髪でしてねぇ…… ああ、髪の色は淡いピンクでした。金髪やら茶髪やらに染めてる子と違って、さほど目立ちもしない色です。 『日本人としてはさして珍しくもない髪色』ですな。それこそ、集団にでも紛れればすぐに埋もれてしまうような。 ……あれ? いま私、何か妙なことを言ったような……はて? ともあれ、なんとなく気が合った、のでしょうね。 どちらもたまたま桃色だった、ということもありました。周囲の引き立て役、という共通項もありました。 ファンでもないのに女子高生の友達、なんて私の歳を考えればちょっと誤解を招きそうで怖いのですが。 それでも、私たちは確かに、友達でした。 どうでもいいようなことを、2人で語りあった気がします。 愚痴にしかならないことを、2人で零しあった気がします。 同病相哀れむという言葉そのままに、2人で慰めあった気がします。 そして、何か大事なことを、そこで誓った気がします。 まあ私も、何度も死んだりフェードアウトしたりしましたからねぇ。 おまけに聖杯戦争だサーヴァントだと、色々ありましたからねぇ。 って、何でしたっけ? 「成敗戦争」? 「鯖の味噌煮」? はて? ま、色々あり過ぎましたから、記憶が混乱しているのかもしれません。我ながらいい加減なものです。 ほら、こうして彼女の名前すら出てこないのですからね。 だけど、「忘れません」。 約束は忘れても、名前は忘れても――あの子の事は、忘れません。 出来れば、影薄く幸薄い「あの子」にこそ、私の落語で笑顔を分けてあげたかったんですけどねェ……。 ☆ ☆ ☆ 『影が薄いというのも悩み物で御座います。 私事では御座いますが、私なんぞは名前も忘れられ、名簿にまで『笑点のピンク』などと書かれる始末。 山田君よりも認知度が低いとなると、これはちと焦りすら覚えてしまいますなァ。 とはいえ一方では、影の濃い方は濃い方なりに、それぞれ悩んでらっしゃるご様子……』 たった1人の独演会は、空が白み始めてもなお続けられていた。 途中何度か休憩を挟みつつも、既に数時間が経過しようとしていた。 しかし疲労の色を笑顔で隠し、ペットボトルの水で軽く口を潤すと、また滑らかに言葉を紡いでいく。 『と、いうわけで……今回のお題です。 『影が濃けりゃァいいってモンじゃないよ』とのお言葉に、『どういうことだい?』と合いの手を入れますので、 キャラが濃すぎて困ってらっしゃる方になりきって、その理由を説明してあげて下さい。では参ります』 観客のいない、寒々しくも広々とした公園。 高座に見立てた広場の端、草むらにちょこんと正座をした落語家は、拡声器越しに朗々たる声を響かせる。 『影が濃けりゃァいいってモンじゃないよ』 『どういうことだい?』 『出るロワ出るロワ、何故だか誤解されまくり。大抵ロクな目に合いやしねェ』 1人2役、身振りを変え声色も変え、まるでそこに2人いるかのような、芸の冴え。 そして「そりゃ自業自得だよ!」との横からのツッコミさえ聞こえてきそうな、絶妙な間合いの『沈黙』。 どっと沸いた会場が収まるのを待って……いや、ちょうど収まるくらいの時間を待って、彼は次のネタに移る。 『影が濃けりゃァいいってモンじゃないよ』 『どういうことだい?』 『はいはいヤンデレヤンデレ。恋敵の名を言ってマーダーさせときゃキャラ再現だろ、ってそりゃないよ』 訓練された一流の落語家は、笑いの神様の電波を受信する。 その場に合わせた最適なネタが、彼の口を借りて飛び出してくるのだ。 ネタが降りてきたその瞬間に、しかし自分でも全てを理解できるわけではない。 理屈ではなく直感で、ネタの良し悪しを判断する。意味が分からないままに、笑えるかどうかだけを判定する。 そういった直観力があればこそ、笑点での長期レギュラー、などという偉業も勤まるのだ…… そりゃ、ちょいとばかり周囲に座ってらっしゃる方々が目立ちすぎですけどね。ええ。 『影が濃けりゃァいいってモンじゃないよ』 『どういうことだい?』 『悪魔悪魔って、しつこいよ。私のキャラってそれだけなのかな、少し頭、冷やそうか…… ッ?!』 と、オチを言い切った所で、ふと落語家の言葉が止まる。 微かに鼻に届くのは、血の匂い。 どこからともなく肌を刺してくる視線には、たっぷりの殺意が含まれていて。 この気配、この空気。間違いない。 いさじを逃がした時に抱いた懸念、好戦的な者に襲われるという懸念が、現実のものになりつつあるのだ。 しかし言葉が止まったのも一瞬のこと。彼はそれでも飄々とした態度を崩すことなく、先を続ける。 『影が濃けりゃァいいってモンじゃないよ』 『どういうことだい?』 『影が濃いを通り越して、真・驚きの黒さ。ニコニコ笑顔も真っ黒です』 瞬間、殺気がその質を変える。その色を変える。 あらら、どうやら地雷を踏んでしまったようですねぇ、とばかりに、ピンクはおどけて頭をはたいてみせる。 ここは自然公園、広場を前にしているとはいえ、隠れる場所はいくらでもある。 それでなくても、笑点のピンクには戦う能力などありはしないのだ。 この気迫で襲いかかられれば、まず助かりはしまい。 しかし一体、今のネタのどこが「この人」の気に障ってしまったのでしょうかね? 首を捻りながらも、それでも彼は、彼にできるたった1つのことを続けようとして、 『影が濃けりゃァいいってモンじゃないよ』 『どういうこと、だ……ッ!?』 お題に対する合いの手を入れた所で、その声が唐突に途切れた。 拡声器が、彼の手から飛ぶ。 いや、拡声器を握っていた右手首ごと、宙に舞う。 足元の影の中から、疾風のように飛び出した、漆黒の影。 刃渡りの短いアーミーナイフで、正確に手首「だけ」を切り飛ばしながら、その乱入者は叫んでいた。 まるで笑点のピンクの言葉の後を継ぐように、悲痛にも聞こえる叫びを上げていた。 「高町なのはの顔にウルトラマンレオの身体、赤木しげるの声。無理に影濃くするにも程があるだろjk!」 ☆ ☆ ☆ 最初は、怒りだった。 書き手としてのイメージを好き放題言い立ててくれた挙句、「こんな姿」にしてくれた「書き手」への怒り。 その怒りが彼・『熱血王子』にマーダーの道を歩ませた。 自分をこんな姿にした書き手の手首、切り落としてやらねば気が済まない。 しかしどの書き手が書いたのか分からない。ならば、全ての書き手の手首を切り落とすまで、と。 印象的な彼の作品から創造られた必殺技、《破棄すべき全ての手(リスト・ブレイカー)》を決めるまで、と。 だが、そうやって殺し合いに乗り、戦いを繰り返すうち、いつしか1つの言葉が彼を呪縛するようになる。 サラマンダー。 かつてFFDQロワにて名を馳せた、「本気でやっているのに誰も殺せないマーダー」。 その影が目の前にちらつきだし、彼は、苛立ちと焦りを覚えるようになった。 自らの力不足を恥じた彼は、そして修行によって新たな技を身につけようとした。 《破棄すべき全ての手(リスト・ブレイカー)》の上位版の大技、《破棄すべき全ての首(ネック・ブレイカー)》。 手首をただ斬り落とすだけの技から、手首・足首・乳首・首の7箇所同時斬撃への大幅な進化。 しかし、その新たなる技を持って向き合った敵が、相性としては最悪の敵・『影の繋ぎ師』。 圧倒的な硬さ、圧倒的な再生力、圧倒的な隙のなさ。 押される一方の展開の中、たまたま確保できた女性書き手・『お姉さま』を人質に逃げるのが精一杯だった。 そしてその逃げた先で、人質だったはずのお姉さまとも、戦いになり。 死力を尽くした果てに……敗北した。 心が折れるには、十分過ぎる敗北だった。 心が折れるには、十分過ぎる愛情を向けられた。 そして、まさに彼がマーダーの道を諦め、対主催に転向しようと思った、まさにその時。 闇が、彼の背後から手を伸ばしてきた。 柊つかさの姿をした、ニコロワ書き手のジョーカー・『愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました』。 『愛媛』と通称される彼女の能力は、『真・驚きの黒さ』。『ありとあらゆるものを真っ黒に染める程度の能力』。 主催者側から派遣された『愛媛』は、そして、崩れかけた熱血王子の心も身体も、黒一色に染め上げた。 殺し合いのゲームを円滑に進めるために、数少なくなっていたマーダーとして、染め直した。 傷ついた身体も支給品で癒され、影に潜る能力も与えられ……ただ、潰れた両目だけは元に戻らずに。 そして、ぽっかり開いた眼窩の片方に、守れず、救えず、自ら殺してしまった『お姉さま』の眼球を入れられて。 刷り込まれたのは、絶対的な恐怖。 誰にも許して貰えない事に対する、圧倒的な恐怖。 そしてまるで、どこかの殺し合いでつかさに支配されたゴマモンのように。 ただひたすらに、謝罪の言葉を口にし続けた。 謝りながら、光溢れる者たちを襲い、殺していった。 ごめんなさい――その謝罪は、しかし一体、誰に対するものだったのか。 ごめんなさい――その謝罪は、恐怖と黒さを植えつけてくれた『愛媛』に対するものだったろうか。 ごめんなさい――その謝罪は、右眼窩に入っていた眼球の主・『お姉さま』に対するものだったろうか。 ごめんなさい――その謝罪は、自らが襲い傷つけてしまった人々に対するものだったろうか。 ごめんなさい――その謝罪は、あるいは裏切りかけたマーダーたちに対するものだったろうか。 ごめんなさい――その謝罪は、あるいはひょっとしたら、初期の、自分自身の、怒りに対する――! ☆ ☆ ☆ 笑いは、全てを相対化する。 笑いは、権威あるモノを引き摺り下ろしてしまう。 笑いは、深刻な状況を改めて見つめなおす余裕を与えてくれる。 中世の闇の中、圧倒的な権力を振るう貴族や司祭らを、堂々と真正面からネタにしてみせた道化師たち。 近代の文明化のうねりの中、権力者たちの弾圧にペン1本で立ち向かった、風刺作家たち。 遥かな古代より、「笑い」は弱者が強者に立ち向かう、数少ない武器だったのだ。 笑い、というちっぽけな光程度では、真に黒き闇を白く染め直すことなど出来ない。 それでも光に照らされれば、凹凸くらいは見えるようになる。 見失っていた自分の輪郭くらいは、分かるようになる。 「ふ、ふ、ふ……。まさか、自分で認めてしまうとは……な」 絶対的な恐怖の対象であった『愛媛』も、笑いの対象になりうるのだ、と認識し直して。 根源的な怒りの原因であった『自らの容姿』も、自分自身の口で笑い飛ばす。 狂気に支配され無為に彷徨い続けていた熱血王子は、笑点のピンクの落語を聴き、正気を取り戻していた。 殺意と黒さをそのままに、ただ『愛媛』の影に怯えるだけの状態を、脱していた。 彼は目の前でうめく落語家を見下ろす。 手首の切断。常人にとっては、十分に死に至る傷だ。 脈を触れる手首の動脈は、人間が外傷によって失血死しうる急所の1つ。 残された手で傷口を押さえる程度では、どうにもなりはしない。 悠然と落語家のことを見下ろして(いや、眼球は欠落しているのだが)、熱血王子は小さくつぶやく。 「あえて言おう……『ごめんなさい』ではなく、『ありがとう』と。 俺は容易には許されない存在だし、許されるために何でもする覚悟は変わらないが…… それでも、久しぶりに自分を見直せた。久しぶりに、自分の言葉を口にできた」 「ああ……どうやら元気になられたようですねぇ。そいつァ良かった。本当に良かった」 激痛に脂汗を浮かべながらも、驚くべきことに落語家は、熱血王子に笑顔を向けてきた。 よく見ればその左手は、ただ斬られた傷口を押さえているだけではない。 右手の断端、そこに何やら葉っぱのようなモノを押し当てている。 回復効果のある支給品・薬草。慌てて取り出したせいか、周囲に同じような葉っぱが散らばっている。 もちろんその程度では、斬れた腕を繋ぎ直すことなど出来はしないが。 少なくとも、失血を止める程度の効果はあるようだった。 だがしかし、ここで出血多量を免れたとしても、彼が相変わらず死に瀕していることに変わりはない。 走って逃げようにも、正座を続けていた足は痺れきり、ロクに立ち上がることすら出来ぬ状態。 熱血王子が再びその刃を振るえば、今度こそ成す術もなく死に至るだろう。 だから、この止血は生き残るためのものではない。 笑点のピンクが、死から逃れるためのものではない。 死んでも伝えたいと思ったことを、語るだけの時間を作るものだ。 思いもかけず、彼の落語は「殺し合いに乗っている者」にまで届いた。 なら、もう少し言っておきたいことがある。 ありふれた殺し合い否定の説得ではなく、それよりも増して、言っておきたいことがある。 「どうやら貴方は、私を殺すおつもりでいらっしゃるご様子。 そして残念なことに、私には抵抗する手段も御座いません。 いまさらみっともなく命乞いするのも何ですし、この度もこの辺が頃合かとも思います。 ですが、いくつか私の言葉を聴いては頂けないでしょうか。 いやなに、お時間は取らせません。 何せ私、ほらこの通り。血は止まっても、今すぐにでも倒れてしまいそうな有様ですから」 「…………」 しばしの沈黙。 その沈黙を肯定と受け取って、笑点のピンクは言葉を続ける。 自分を殺そうとしている者に向け、最後の遺言を語り始める。 「まず1つ。貴方が何をしてしまったのか、私にはとんと分かりませんが…… 許されたいのなら、むしろお笑いなさい。 辛気臭い顔をしてちゃァ、幸せの方から逃げていってしまいます。 笑う門には福来る、とも言います。 多少無理してでも、笑ってなさい。泣いて怯えてちゃァいけませんよ」 落語家の浮かべた、邪気のない笑み。つられるように、熱血王子の口元も不器用に釣り上がる。 眼窩は虚ろに落ち窪んだままだし、これはむしろ怖い表情と言ってもいいかもしれない。 それでもその様子に満足したように頷くと、笑点のピンクは次の話を切り出す。 「2つ目。そうですな、私を殺した後にでも、この着物を持っていかれると宜しい」 「……着物を?」 「左様。先のお言葉を聞くに、どうやら貴方はそのお姿のことで困ってらっしゃるご様子。 しかしいまさら姿形をどうこう出来やしませんから、せめてこの、ピンクの着物を羽織られてはどうかと。 目立たぬ私をかろうじて目立たせてくれた、この着物。 きっと視線はピンクに釘付けになり、あなたの異貌もさほど意識されなくなるでしょう」 かつて笑点では、ピンクの着物を着た落語家は出演が短命に終わると言われ、事実そうなっていた。 その「呪われたピンクの着物」の呪詛をひっくり返したのが、三遊亭好楽……いや『笑点のピンク』である。 20年にも及ぶ、長期の出演。もはや彼にとってはこの色はラッキーカラーだ。 同じように見えざる呪いに苦しんでいる熱血王子の助けになれば、と、笑点のピンクは愛着ある着物を託す。 「3つ目……これは私自身のことではないのですが、柊つか、ら、ラララ~♪」 「……??」 「いや失礼。私としたことが、もうネタ切れですか。いやはや締まらぬものですねぇ」 いさじに言われた「柊つかさを励ましてやってくれ」という願いを託そうとして、すんでの所で思いとどまる。 いくら今は話が通じているとはいえ、相手は殺し合いに乗っている者。 誰かを見逃してやってくれ、と頼んでも、かえって逆効果になる可能性が高い。 いさじ自身の頑張りを期待して、笑点のピンクは自らの無力を無言で詫びる。 「さて、では、もう言い残したことも御座いません。やるならひと思いにやって下さいよ。 ほんとこの手も、痛くて痛くて。こんな弱音、笑点で吐いたら山田君に全部持ってかれちゃいそうですけど」 「分かっている……。敬意をもって、お前を殺す……そしてサラマンダーの影からも脱してやる……!」 笑点のピンクの言葉に、熱血王子は身構える。 本来なら、一般人に過ぎぬ笑点のピンク相手に、技など使うまでもない。 それでも彼は、己の消耗も省みず、最大限の敬意をもって、その技を放った。 専用宝具もない状態で、ただ純粋に自らの技として、その攻撃を放った。 「全力全壊……御免ッ! 《破棄すべき全ての首(ネック・ブレイカー)》!」 一閃7斬。 笑点のピンクの、首が飛ぶ。 左手首が飛ぶ。右足首が飛ぶ。左足首が飛ぶ。 あえて乳首の斬撃を外したのは、彼の死後に譲られるピンクの着物を守るためか。 クルクルと首だけで宙を舞いながら、笑点のピンクは、そして最期にふと思った。 ああ……「あちら側」には、もう「彼女」は来てる頃合ですかねェ……。 今度こそ、忘れず、に…………! 【笑点のピンク@カオスロワ 死亡】 ☆ ☆ ☆ 夜が、明けようとしていた。 もうすぐ日が昇る。 闇に溶け込む黒き身体の利を活かせる時間は終わり、これからは光に生きる者たちの時間。 これから厳しくなるであろう戦いを前に、しかし、熱血王子は怯まない。 「どうやら書き手ロワの連中もいるようだな……俺が取り逃がした連中も、いるかどうか……」 冷静さを取り戻したことで、名簿の確認もできた。地図も把握した。 書き手ロワよりの参戦者に、「自分の容姿をこのように描いた書き手」がいればよし。その手を斬りおとす。 もし、いなければ……その時は、優勝者の権利で……! 「ごめんなさい、だな。 だが俺は、こうでもしなきゃ自分を許せないんでな……!」 笑点のピンクの願い通り、ややぎこちなさの残る笑顔を浮かべ。 黒一色の身体に、そこだけ鮮やかなピンクの着物を羽織り。 彼は優勝を目指すべく、大股で歩き出した。 誰かに許されるためではなく――自分自身を、許すために。 【D-4/自然公園/1日目 早朝】 【熱血王子@書き手2nd】 [状態]:黒化、両目損失(感覚に影響なし)、歪んだ笑み、変身中 [装備]:朝倉涼子のアーミーナイフ@書き手2nd、ピンクの着物@笑点のピンク [持物]:デイパック、基本支給品一式、薬草×8@ニコロワ、ランダム支給品0~2 [方針/行動] 基本方針:自分を自分で許せるようになるために、笑って殺して優勝する。 1:黒く染まってない奴を優先して笑いながら殺す 2:白に寝返りそうな奴も笑いながら殺す。 3:かつて戦った書き手ロワ出身者(下の※参照)は、特に確実に殺す。 ※書き手ロワ2nd、247話「熱血対熱血~正義の系譜~」熱血怪人との戦いの直前から参加 ※愛媛への恐怖を一部克服しました。黒さとマーダー路線はそのままです。 ※書き手ロワ2ndで(この参戦時期で)遭遇したことがあり、かつこのロワに参戦しているのは、以下の2名。 クールなロリスキー@書き手2(外見:柊かがみ)と、忘却のウッカリデス@書き手2 です。 ただしどちらも名前は知らず、また、ウッカリデスは当時仮面を被っていたので顔も知りません。 【ピンクの着物@笑点のピンク】 『笑点のピンク@カオスロワ』の着ていた着物。 名前は忘れられてもその着物の色は印象に残るくらい、目立つ代物である。 ※首と両手首・足首を切り落とされ、着物を剥ぎ取られた笑点のピンクの死体の傍に、 拡声器@ロワ全般、座布団@現実、共通支給品一式、笑点のピンクの首輪、が落ちています。 065:彼 ら の 行 方 投下順 067:彼女のフラグ取捨選択 065:彼 ら の 行 方 時系列順 068:涼宮ハルヒの雌伏 027:救いを求めるその相手 熱血王子 095:No Chance in Hell 023:『笑☆点』 笑点のピンク
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158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 00 53 11.88 ID ECEqWJCCO [1/4] 京介「桐乃、危ないだろ。危うく指を切るところだったぜ」 桐乃「ごめん、京介」 京介「ほら見てろよ。こうするんだ」 みごとな包丁さばきにうっとりのきりりん 桐乃「京介、ステキ…」 京介「何言ってんだよ。続けるぞ」 桐乃「うん、あ・な・た」 キッチンを包み込むピンク色のイチャイチャオーラ 子どもたち「いや、イチャイチャっぷりはもうお腹いっぱいだけど、ごはんはマダー???」 161 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/25(月) 01 06 37.90 ID YqH5xgiC0 [2/5] 158 むしろ 京介「桐乃、危ないだろ。危うく指を切るところだったぜ」 桐乃「ごめん、京介」 京介「ほら見てろよ。こうするんだ」 みごとな包丁さばきにうっとりのきりりん 桐乃「京介、ステキ…」 京介「何言ってんだよ。続けるぞ」 桐乃「うん、あ・な・た」 キッチンを包み込むピンク色のイチャイチャオーラ 子どもたち「お父さん、お母さん、カレーできたけど、サラダはまだ?」 -------------
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(拝啓ピンク色になった貴女へ) 更新日:2021/11/15 Mon 15 46 30 タグ一覧 「リーリー!」 「わっ」 後ろから声をかけてきたのは、友達のプラムちゃんだった。 「へへ、ウェルカムだよ、ようこそオウマがトキへ!」 「あはは、ありがとう」 ここは喫茶店オウマがトキ、お菓子と本のお店だ。 「さてと、何頼む?」 プラムちゃんがメニュー表を見せてくれた。 「うーん、オレンジジュースとショートケーキで!」 「了解~♪」 プラムちゃんは笑顔で手を振り、店の奥に消えていった。 「あれ、リリちゃん?」 「その声は…やっぱり!初先輩」 振り返ると初先輩がいた。初先輩っていうのは、私の学校の先輩。白のメッシュのある茶髪に、黄色の瞳をしたクールな少女だ。黒の革ジャンがよく似合っている。 「リリちゃんもここの常連なの?」 「ううん。今日初めて来たの。友達のプラムちゃんに誘われて」 「そうなんだね」 初先輩の言葉に私は頷き、今来たのかと聞こうと思った。 まぁ出来なかったけど。 「あ!初君!」 プラムちゃんの黄色い声。 初君? 私は訝しげに初先輩を見ると、先輩は苦笑しながらウィンクした。 「もう行っちゃうの?」 プラムちゃんが名残惜し気な様子で言う。 「うん、ごちそうさま。今日もおいしかったってパティシエさんに伝えてくれる?」 「え、あ、うん」 プラムちゃんはなぜか少し複雑そうな顔をした。 「はああああああ!ほんと初君かっこいいなぁ!」 プラムちゃんの言葉に、私は苦笑した。 先輩が女の子だってこと、プラムちゃんはしらないみたい。 プラムちゃんの悲しむ顔は見たくないので、黙っておくことにした。 「リリ」 なんだかいつもより真剣な顔のプラムちゃん。 「初君と仲良くするにはどうすればいいかな?」 「うーん、例えば初先輩の事をもっと知るとか?」 「あー!なるほど!じゃあリリ」 満面の笑みを浮かべたプラムちゃんが、私の肩に手を置いた。 「初君の事教えてね、同じ学校の後輩なんでしょ?」 数十分後、ケーキとジュースを食べ終えた私は、オウマがトキの近くにある公園にやってきていた。 「ごめん待った?」 「ううん全然!」 すぐにプラムちゃんはやってきた。いわく、おなかが痛いから休むって言えばメローナお姉ちゃんなら休ませてくれるし、フロートお姉ちゃんも他の子に気を取られればこっそり抜け出すのは簡単なこと…らしい。 「で、で、初君の好きな物とか好きなタイプとか、知ってること全部教えて!」 目を輝かせながら聞いてくるプラムちゃんに、私は困ってしまった。 初先輩の情報って女の子ってことも含まれるんじゃ…私はさっきの自分の発言に後悔した。 「えっと、何から話そう…」 私は必死に考えて閃いた。 「う、初先輩の声で聞きたくない?」 「え?何が?」 私は覚声機……アイムールを取り出しながら答える。 「私の能力。女児符号とはまた違った物なんだけど『相手の一番聞きたがっている人の声』を真似できるんだ」 「すご!」 「えへへ、それでね、プラムちゃんが本気で初先輩の声が聞きたいって思えば……」 「初君の声になるの?!リリの声が?!」 「プラムちゃんが強く望めばね」 私はウィンクしてアイムールを構えた。 「目を閉じて、一番聞きたい声の人を思い浮かべて」 私の声にプラムちゃんは従い、ピンクの瞳を閉じて祈るように手を組んだ。 私は深呼吸し、プラムちゃんの姿を見つめながら符号を発動させる。 まだ覚声機は使わない。 発動したのは加速符号リードオブルクス。 相手が何を願い、何を欲するかが分かる符号だ。 これを使って、プラムちゃんの心の願いを探る。 初先輩の何が知りたいか、初先輩の声で何を言って欲しいのか、詳しく探るのだ。 人間、人外とわず、心のある生命体の脳の中は真っ暗で、関心ある物事に対してだけ明るく輝く。 創作が好きなら創作に関する事に、空腹なら食事に関する事に、お金が必要なら仕事に関する事に、関心事によって脳は光に満たされ、生命は活動を開始するのだ。 『相手と仲良くなりたいなら、まずその人の考えていることを知りなさい。能力を使って、相手を上手く楽しませれるようになりなさい』 私はミミに——―幼馴染の黄泉河命に、そう言い聞かされていた。 プラムちゃんの心の中に入り込むと、直ぐに初先輩について知りたいことが分かった。 私はいつものように、直ぐに切り離そうとした。 あまり深くまで潜りすぎると、深刻なプライベート侵害になる。 ミミは構わないって言ってたけど、弱みを探ってるみたいで、あんまり好きじゃなかった。 でも、今回は違った。 何かが私を呼び止めたのだ。プラムちゃんの何かが。 待って!いかないで! そう言っている気がした。 私は戸惑ったが、もう少し深く潜ってみることにした。 (あなたはだぁれ?) 心の中で呟くと、驚くことに返答があった。 ———私は……――― 暗い心の中で、プラムちゃんによく似た……でも全然違う女の子が見えた気がした。 ———やだ…お家に帰して…怖い——— 女の子は一瞬で消え去り、私の目の前には深い闇が広がる。 (待って!あなたは!) 「リリ~?遅くない?」 私の中で声が響く。現実のプラムちゃんが痺れを聞いてきたんだ。 どうしよう。さっきの女の子の事も気になるし、プラムちゃんにも返事がしたい。 ———さき……早生!——— プラムちゃんとも、さっきの女の子とも違う声がした。嬉しそうな、誇らしげな男の人の声だ。 ———お前の名前は今日から早生だ!——— 一瞬、赤ん坊を抱きかかえた若い男性の姿が見えた気がした。 続いて、女の人と幼い少女の声が聞こえる。 ———早生、この子のお散歩、ひとりで行ける?——— ———うん。任せてよ!だから安心してお仕事行ってきて!——— ———ありがとう。早生——— 唐突に、病院の風景が映った。 ———ありがとう早生ちゃん——— 黒髪の女の子と早生ちゃんが、病院のベッドの上に腰かけていた。 ———これくらいどうってこと無いよ!……それより美嶺——— 早生ちゃんが声を潜める。 もう一人の女の子…美嶺ちゃんの顔は逆光で見えない。 早生ちゃんは辛そうに言った。 ーーー檸檬もいなくなったのーーー ーーー檸檬ちゃんが?ーーー 美嶺の声が驚きと悲しみに包まれた。 ーー!うん、ついでに太郎も……——— ———そんな……——— ———私、怖くて……もしかしたら次は美嶺じゃないかって!——— ーーーそんなことないよ、私は身体が弱いし、最近学校にもいけてないし……早生ちゃんのほうが心配よ……でも、もしかしたらお猿さんが……私の友達がなんとかしてくれるかもーーー そこで目映い光が起こり、映像は途切れてしまった。正体不明の謎の現象に、頭がクラクラして、目を閉じる。 目が覚めると加速符号が解かれていて、プラムちゃんが驚いて目を丸くしている。 「早生」 気が付くと、私は覚声機で話していた。 「早生、早く朝ごはん食べちゃいなさい」 「え」 プラムちゃんの困惑する声が聞こえた。 「あと、食べたあとはお皿片付けなさい。たまにはブルーベルにも餌さ上げて」 「なに…その声」 私はプラムちゃんの表情にぎょっとした。 「この声、この声って…」 あの明るいプラムちゃんが…泣いていた。 「ぷ、プラムちゃん?」 「声、これ、これあ、あ、あぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!!」 突然叫びだしたプラムちゃん、私は覚声機を持ったまま怯えた。 プラムちゃんはどうしてしまったのだろう?苦しそうだ。何か私に出きることは…… プラムちゃんは頭を抱え、身体をぶるぶる震わせて一頻り叫ぶと、眠るように気絶してしまった。 『おいおいお嬢ちゃん』 「え、あ、マ……マロロン」 驚いた。いつの間にかマロロンが座って私の事を見ていた。 睨まれている気がする。 『なんかあったみたいだな?』 「うん、プラムちゃんが……」 『それは見れば分かるぜ、まあここは俺に任せときな!あんたはその子の側にいてやってくれ!』 そう言うと、マロロンは全速力で走っていた。 暫くすると、アイベリーさんとマーマレードさんを連れたマロロンが戻ってきた。 『早く運んでくれよ!』 マロロンは伝わらないと分かっていてもそう言う。 まるでマロロンが何を言ったか分かるかのようにマーマレードさんとアイベリーさんは頷き合っていた。 『全くやれやれだぜ』 マロロンはオウマがトキのベッドに寝かされた主人を見守り、ほっと一安心しながら呟くと、私のほうに向き直った。 『ありがとな』 「え?」 私は間抜けな声をあげてしまった。怒られると思ったから。 『あいつに……親の声をまた聞かせてくれて』 「えっと……」 『詳しく知りたいか?』 マロロンの瞳を見て、私は首を降った。 『ううん、知らなくていい。知らないほうがいい事もあるって、教わったから』 マロロンはしばし黙ったのち、一言だけ私に聞いた。 『これからも……あいつの友達でいてくれるか?』 私は答えた。 「もちろん!ずっとずっと友達よ」 マロロンは嬉しそうに笑った気がした。 『そうか、ありがとう』
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秋葉原南側。セイバー・ライターとイーターが戦闘をしている場所からはそうは離れていない路上。 「うーん、やっぱり探すとなるとなかなか見つからないものね」 やや疲れたような様子で呟く峰岸あやの。ここまでずっとスクール水着姿だったせいで体中蚊に刺されまくっている。 「ま、気持ちはわかるが……あんま焦るな。俺の考えでは、近いうちに誰か重要人物と遭遇するはずだ」 他方、涼しげな顔で◆ZZlReeJbgc氏が答える。彼はあやのに関する記憶は全く覚えていないが、その他のことは覚えていた。 つまり、何の問題も無いということである。 「なんでそんなことがわかるの?」 つかさのその問いには勘とかなんとか曖昧に答えたが、実際のところはかなり強い確信があるのだ。 『書き手』の視点で考えれば、これだけの集団がいればややご都合主義的にでも誰かに遭遇させようとするのが常道というものだろう。 というより、そうでなければ自分達は『書き手』に放置されたことになる。 ヘタしたら最終回までこのまま、女子高生たちの真っ赤なお尻だけを見て過ごす羽目になるだろう。 と、その時こなたが◆ZZlReeJbgc氏の側に寄ってきて袖を引いた。 「ねえ、さっきつかさには『ただの勘』とか言ってたけど、本当はどうなのかな、◆ZzlReeJbgcさん?」 真っ赤なお尻を痛そうに摩りながら、小声で尋ねる。 「どういう意味だい?」 「最初に会ってからっていうもの、なんか◆ZzlReeJbgcさんからは独特の雰囲気を感じるんだよね。そうだねえ、例えて言えば、 『まるで他の世界から来たみたい』かな?」 「漫画やアニメの見すぎじゃねえのか?」 「あながち的を外してるとも思わないんだよね。 まず、まるで◆ZzlReeJbgcさんが私達と会ったときすでに私達のことを知っていたように見えること。 そして、あまりにも◆ZzlReeJbgcさんの予想は的確に当たり過ぎる気がする。 そして今さっきも。なんで私が漫画やアニメが好きだってことを知ってたのかな?」 からかうような視線で見上げながら、彼の素性を探ろうとするこなた。 ◆ZZlReeJbgc氏がそれに答えようと足を止めた、その時―― 「ああもう、全然サーヴァントが見つからなくてイライラするわ!! ちょっと、誰でもいいからこっちへ来てお尻を出しなさい!!」 あやのが竹刀を振り上げて、目立たせる同盟のメンバーたちに向かって言った。 「そ、そんな、何もして無いのにお尻を叩かれるなんて……」 泣きそうな声で呟くゆたか。だが、あやのは臆さず 「私が目立つため。あなた達のお尻を叩く理由なんかそれで十分よ」 「あやのさん、では私のお尻を!!」 そう言って、どこか嬉しそうな表情であやのの前に四つんばいになったのはスバルである。 あやのは早速スバルのお尻を竹刀で叩き始めるが、さっき叩かれたばかりのお尻は十発も叩くとすぐに限界に達してしまった。 アスファルトの上に這い蹲るスバルを見て 「っち、軟弱ねえ」 と舌打ちするあやの。 「よーし、じゃあ次は……そこのピンク眼鏡、あなたの番よ」 「ええっ!! わ、私ですか!?」 名指しされて戸惑うみゆきだったが、 「あなたみたいなスタイルのいい人のほうが叩いてて面白いわ。それに、みさちゃんやこなたちゃんみたいないつも叩かれてそうな人より、 品行方正な優等生のあなたをお仕置きしたほうが目立てそうじゃない? だから早くこっちに来て」 あやのは縋るような目で周囲を見渡すが、みんな下を向いて自分のお尻を手で隠すばかり。 仕方ないと覚悟を決めて、あやのの前に歩み出る。 「そう、そうよ。地面に手をついて、お尻を突き出しなさい」 言われるがままに屈辱的な姿勢をとらされ、そしてすぐに襲ってくるであろう激痛を予想しながら目を閉じて歯を食いしばり――― 「寿限無寿限無五劫の擦り切れ!!」 その時、どこからともなく光の玉が飛んできてあやのの振りかざした竹刀にぶつかった。 竹刀は音を立てて折れる。 「な……何よ!! 誰なの!!」 ヒステリックに叫ぶあやのの前に、一人のピンクの着物姿の男が現れる。 「さっきのは私の宝具、『言霊』ですよ、お嬢さん」 その男の姿を見て、◆ZZlReeJbgc氏は思わず息を呑む。 (しょ、笑点のピンク!! アサシンのサーヴァントか!?) そしてこなたたちも、 「えーと、誰だったっけ?」 「どこかで見たような気はするんだけど……」 などと話していた。 通常ならは最高峰の空気化能力を持つ笑点のピンクを視認することは常人にはもちろんサーヴァントでも難しいが、この場には彼よりさらに影の薄いあやのがいたため、 相対的に存在感がアップしているのだ。 ピンクはあやのには目もくれず、地面の上に跪くみゆきの手を取って立ち上がらせた。 「年頃の娘さんが、そんな格好をするもんじゃあないですよ。それも、あなたのような綺麗な方が」 「あの……なぜ私を助けて……」 「あなたは知らないでしょうが、私は以前あなたに助けられたことがあるんですよ。他の世界でね。 そして私はあなたを助けられなかった。だから今、この世界でもう一度あなたを守ります。 例えあなたに忘れ去られても」 戸惑ったような顔をするみゆきを下がらせると、アサシンのサーヴァントはあやのに向き直る。 「さて、お友達に見るに耐えない暴力を振るうような方は、少し痛い目に遭ってもらいましょうか?」 「なによ、やれるもんならやってみなさいよ!!」 (やれやれ、どうしてもと言うから許可してやったが、サーヴァント以外の……それも、あんな子供と戦闘するなんてな) アサシンのマスター、空気王はその様子を見て嘆息していた。 気絶したアサシンを民家に運び込んで休ませていたら、いきなり「あの子が危ない!!」などと叫んで起きて、家から飛び出していってしまったのだ。 しかしサーヴァントと普通の女子高生などまともな戦闘になるわけもない。 実際スクール水着にツインテールその他という非常に奇怪な姿をした少女は、あっという間にアサシンの膝の上に乗せられて水着の上から尻を叩かれていた。 (しかし、これでしばらく様子を見るという計画が狂ってしまった……さて、どうする?) まだ彼は自分達の置かれた状況を正しく認識していない。 彼のサーヴァントはあやのの尻を叩きながらも、ちゃんとこの近辺にサーヴァントがいること、それも一体や二体では無いことに気付いている。 ちなみに、呆気に取られてこの光景を見ているこなたたちは誰も空気王の存在に気付いていないが、何、気にすることは無い。 【一日目・午前7時30分/日本・秋葉原】 【峰岸あやの@らき☆すた】 【状態】スクール水着+ツインテール+のぼり+オウム+電飾 【装備】竹刀@バンブレ 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 基本:自分が目立つため、聖杯戦争に介入する 1:お尻が痛いよう…… 2:気に入らない奴は尻叩きの刑 3:殺し合い?知らないわそんなの ※6期までのあやのとは別人です 【峰岸あやのを目立たせる同盟@らき☆すた、リリカルなのはシリーズ】 【状態】健康 全員尻丸出し 【装備】色々 【道具】支給品一式×人数分 【思考】 1:あやのを目立たせる 2:殺し合い?どうでもいいや ※内訳は今のところこなた・つかさ・みゆき・ゆたか・みなみ・スバル・他一名です ※つかさはDS・ドラマCD版のつかさとは別人です 【◆ZZlReeJbgc@書き手】 【状態】呆然 【装備】なし 【道具】ノートPC 【思考】 1:この子だれだっけ?まあ誰でもいいや 2:こなたたちと行動を共にする 【笑点のピンク@現実】 (クラス・アサシン) 【状態】気絶、頭部にダメージ 【装備】無し 【道具】支給品一式、不明支給品 【宝具】落語家の言霊 【思考】 基本:カオスロワ、聖杯戦争で活躍して空気脱却 1:あやのの尻を叩く 2:みゆきを守る ※元々の影の薄さとアサシンの技能が合わさって、大抵のものは存在を感じることができないようです。 【空気王@テイルズオブデスティニー】 (マスター) 【状態】健康 【装備】不明 【道具】支給品一式、不明支給品 【思考】 1:笑点のピンクを従えカオスロワ、聖杯戦争で活躍して空気脱却 2:しばらく戦わずに情報を集める。 3:何、気にすることはない